○2% さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:7)
- ところどころ古めかしい感じで、何といいましょうか……宮沢賢治調? まあ、全体的には違うのですけれど。行間が広くて画面が真っ白なので、「なるほど、雪だ(笑)」と感心しました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- 二人乗りで出勤するのは、さすがにマズいのでは……《先生達》が見てるのに(笑)
- 013 その朝 (採点:8)
- 淡々と進む語りが魅力的です。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:9)
- 祐一くんがラブリー! それから、「ずずずっ」など、場面転換をビジュアル付きでイメージさせるような擬音の使い方が効果的だと思いました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 私的にこういうしょんぼりしたオチは好きなのですが、ギャグとして笑わせるには弱いような気がします。文章には特に気になるところもなく、とてもスムーズに読めました。えーと、それから……無気力な若者ってキミもだろ>祐一くん
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- 読みながら「ああ、誰か祐一くんを救ってくれぇ」などと悶えてしまいました。良質のダークですね。ただ、(この字数に全員分のストーリーを入れるとなると仕方がないのかもしれませんが、)説明口調気味の語り口が気になります。
- 034 アーティスト (採点:10)
- クリティカルヒット。美汐と絵の組み合わせは良いですね。祐一との掛け合いにも安直さがなく、絶妙です。あえて重箱の隅を突かせていただくと……美汐と栞の交友関係を知らない祐一が、美汐との会話で栞の名前を出すのは少し不自然なのではないでしょうか(あ、もしかして独り言でしたか?)。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 堅めの三人称は魅力的ですが、台詞がないぶん、文章の細かいところが気になりました。視点がはっきりしていないせいか、特に冒頭の風景描写が空回りしているような気がします。
- 039 『Wait』 (採点:7)
- 序盤の、ひとり中庭に待つ栞の様子が好印象でした。ただ、全体的に言葉の使い方が直接的すぎるような気がします。中盤の舞の台詞が特にそうですが、地の文の方でも(主観的な好みの問題ですけれど)「自殺」とか「恐れる」などの代わりに柔らかい言い回しを使って欲しかったなあ、と。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- タイトルには少し意表を突かれました。でも、オチはこれで良いのでしょうか……
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- 冒頭の回想シーンがとても綺麗だと思いました。祐一くんがピンクの猫足チェック傘で商店街を闊歩する外伝に期待します(笑)
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- このおはなしは、普通に面白いような……。久瀬の相手は誰でも良いのに、あえて「女性向」とした意志に乾杯です。
- 049 Transmigration (採点:7)
- 祐一の両親のことにも少しは言及して欲しかったなあ、と。まあ、秋子さんさえいれば万事OKという気もしますけれど。
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- 『了承』は、このおはなしの雰囲気にそぐわないような……
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 高得点をつけておきながらこんなことをいうのも何ですが、うるうる上目遣いとか、祐一のキザな台詞とかには食傷気味です。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:8)
- 英文やら古文やら漢文やらを挿入したおはなしはよく見掛けますけれど、書きっ放しは珍しいですね。とまれ、微妙に悲壮感の漂う美汐と祐一の描写が、どことなく前衛的で印象に残りました。
- 068 あったかいもの (採点:9)
- 珍しいカップリングなので目を引きました。終わりの方の「肉まんと同じ?」など、真琴がキュート、の一言です。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- ありきたりのネタとオチなのが辛いところです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:8)
- ピノキオのおはなしを生かしきれていないような気がします。
- 076 流星群 (採点:8)
- 北川の青さが良い感じです。まあ、香里がちょっと情けなさすぎるような気がしなくもありませんが。
- 078 blessing (採点:8)
- 思考が先走っていて妙に達観気味の香里が、何やら可愛いですね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- ああ、あの鈴にはこんな物語が……
- 086 人生にifはない (採点:4)
- 屈折してますね……北川くん。将来が心配です(苦笑)
- 089 雪原の軌跡 (採点:8)
- 終わり方に一ひねり欲しかったところですが、全編を通して独特の緊迫感があり、おはなしに引き込まれました。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- ところどころ、少し台詞が硬いような気もしましたけれど……面白いおはなしですね。《ねーさん》のファンになりました。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 若いですねえ、香里さんも祐一くんも。こういうおはなしは、作者さんにとっても生モノなのではないでしょうか。それはともかく……名雪と北川はどこに?
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:4)
- はじめの一文で、微妙に萎えました(具体的には「太陽の日差し」「まったり」あたりで)。全体的に見ると……何のおはなしなのでしょう、おやつ? 幸せそうな雰囲気は結構ですが、おはなしの核が曖昧なので少し物足りなさを感じてしまいます。
- 119 『Nurse call』 (採点:9)
- 本筋から逸れますが、カテゴリ表記を「オリキャラ 栞 香里」の順番にしておいた方が無難かと。
- 120 息抜き (採点:6)
- あー、懐かしいですねぇ……100分の1クイズ。確か、やり方が3通りくらいあるんですよね。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- ぐちゃぐちゃの不幸モノなのに、なんだか爽やかで軽やか……。ラストも「ああ、こういうことだったのか」と得心が行く締め方で、うまいなあ、と。
- 126 多角関係 (採点:7)
- SP氏と一円玉のくだりなど、小ネタが好きです。ただ、長めのギャグものは、よほどインパクトのあるネタが続かないとどうしても飽きてしまいます。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 読みにくいのが難点でした。誤字脱字、語句の誤用/重複、係り受けの交差などに気を付けた方が良いかもしれません。香里の『ねぇ、私と結婚して』が妙に印象深かったので加点を。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:9)
- 視点が二転三転するので読み辛かったのですが、剣をテーマにしたおはなしが新鮮でした。「稲穂」や「縁側」のせいか、はたまた「火曜サスペンス」のせいか、ゲーム本編よりもかなり日本情緒あふれる雰囲気になっているような気がします。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- どこかで見たようなノリではありましたが、十分に楽しませていただきました。作者さんの、ゲームに対する造詣の深さがうかがえます。加えて、文章は非常に読みやすく、構成も丁寧だと感じました。
それにしても、懐かしいですねぇ……天使と悪魔の問題。これを知った当時小学生だった私は、「こんな複雑な質問に答えるなんて、悪魔はなんて頭が良いんだろう」などと感心したものでしたが。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:9)
- 私の想像力不足のせいだと思いますが、香里や秋子の気遣いが少し唐突に感じられました。なので、序盤に祐一の意気消沈ぶりをもっと詳述して欲しかったなあ、と。
それはともかく、このおはなしの祐一は好感度が出色でした。エピソードそれぞれの構成なども、良い仕事だと思います。端役のはずの、たい焼き屋のオヤジにまで存在感がありました(個人的に、これが一番のポイントです)。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- ジャムは安直すぎる気がしますが、体育祭モノ特有の心地よい緊迫感が漂う、楽しいおはなしだと思いました。「3年B組」は強そうですよね、確かに。
それから……「オリエンテーション」→「レクリエーション」でしょうか? 勘違いだったらごめんなさい。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- ともすればダークになってしまいそうなネタが、うまくシリアスの範疇にまとめられているなあ、と。文章のスタイルが私の好みで読みやすかったというのも、暗さが軽減された一因かもしれませんけれど。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:9)
- 『今日は――』ってことは、明日からはやっぱり久瀬が奢るんでしょうか……名雪は悪女ですね(勘違い)。それにひきかえ、久瀬は良い奴です、素晴らしい、生徒会長の鑑ですね。それはともかく……えーと、純粋に楽しめました。久瀬と久瀬SSに対する認識を改めました。
○Amber さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- 結構好きですこういうの。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 最後の二行、それは何か違うような気がします。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- 句点がないのがちょっとマズイですね……。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:9)
- 真の短編って感じですね。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:4)
- 鼻血が(爆)。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- 最後はもっと展開して欲しかった。
- 019 雨 (採点:6)
- あゆが難しい単語使うとちょっと違和感ありますね。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- 仏頂面、ですよねw
- 021 かしこ (採点:7)
- 巧い。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 文章よし、展開よしなんですが、ネタが弱かったように思います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:8)
- 香里……w
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 服のボタン!!w
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:4)
- “続く”はどうかと。内容がかなり良かっただけに残念です。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 佐祐理さんは何しに? ってのは俺の読解力不足でしょうか……?
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 巧い。
- 041 涙 (採点:10)
- 参りました。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:5)
- すごく独創的。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- なんか方言でアトラク=○クア思い出しますw
しかし……AI○RPGの印象が強い俺には、少女のような斉藤がイメージできん……。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 真琴……北川……。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 台詞のやり取りが巧い。
- 060 奇跡の果てに (採点:4)
- 文章は巧い。が、話がどうも好きになれず。
- 066 夢の中でも (採点:10)
- 話が巧い。描写が巧い。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:6)
- 尻切れトンボのような気が。
- 076 流星群 (採点:9)
- いいなあ。まだ書き込める気がしますが、かなりいいですね。
- 092 デエトの日 (採点:9)
- いやはや……悶々とするSSですことw
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- すげぇ。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:9)
- 爆笑。
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- いいですね、こういう原作の補完形式は。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- 感感俺俺w
- 124 No More Dying Then (採点:9)
- 感服。巧過ぎる。-1は誤字の分だけです。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 弟子入りしたいくらいです。
- 126 多角関係 (採点:9)
- ストーリーにやや無理があるように思えますが、それ以上に笑いましたw
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- 面白いしよくできてると思います。
○Doll さん
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- 1つのネタを引っ張りすぎたのはどうかと思いました。パパイヤ鈴木さんってすごく歌うまいんですよ(関係ない)。
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- 強く感情と触感に訴えられたお話でした。共感多々。とくにほっぺたのあたり。通りすがった餅肌の人にふと手を伸ばしたりしてるのって、私だけじゃないですよね、ね?
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- ハートわしづかみされました。でも夢オチは……。物語は取り返しのつかないほうに展開させると面白いと言いますよ。
- 127 魔物の住む学校 (採点:2)
- 描写に現実味がない、物語に強弱がない、登場人物が多すぎて制御しきれていない、つねに同じテンポで話が進むためにみせどころが伝わってこない、物語全体の結末への動機づけが薄い、などが気になりました。酷評してすみません。でも、私には作者の方が発展途上の渦中にいるように思えるのです。本気で書き続ければかなりうまくなると思いますので、是非ともがんばってほしいです。上手になったあかつきにも、人を楽しませることを忘れないで。
- 138 たんぽぽのように (採点:2)
- 文章はとても読みやすいのですが、単調さと内容の薄さがひどく目立ちます。書きたいものを絞って、もっと凝縮するべきだと思います。
○KATUO さん
- 043 結婚前夜の二人 (採点:10)
- こういう香里、ホント好きっス。
- 073 守りたい約束 (採点:10)
- 今まで読んできたジャムネタの話の中では、これが一番好きかもしれない……。それだけよかったです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:10)
- 祐一×香里にはどうにも抵抗のある自分なんですけど、これはなぜだか素直に読む事ができました。ふたりが本当に幸せそうな感じがしててよかったです。
- 126 多角関係 (採点:9)
- いや、マジで爆笑させていただきました。各ヒロインの行動がおもしろすぎ。
○Liar さん
- 001 丘の生き物 (採点:7)
- 間の取り方、詩的な表現技法とその美しさ、と申し分無い作品だとは思います。が、これはそもそもSSでしょうか?細かいことかもしれませんが、SSと詩は全く違うものだと思います。
でも作品自体の完成度の高さや上記の理由によってこの点数が妥当と感じました。
- 008 また明日 (採点:7)
- 二人の日常のほのぼの感(?)がとても良いです。
個人的に好きな題材と会話の内容なので楽しめました。
ただ、誤字脱字があったのでその分減点です。
- 026 カナブン (採点:5)
- 恐らく相当の葛藤を乗り越えて一つの結論に達したのだろう祐一は個人的にすごく好きです。
ただ、この作品は短編ではなく、長編のプロローグの様に思いました。
これを短編として見た場合、ラストをもう少し変えるともっと良くなるように思います。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- 話のテンポが独特で、詩の一節か劇のワンシーンのように思いました。
その為か非常に読みやすく綺麗にまとまっていて、作者の方の力量を感じました。
難を言えば一般的にはあまり使わない漢字があった事でしょうか?「ささやく」とか「まとう」とか。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:7)
- 上手いです。
展開自体はありきたりではありますが、それだけに変に冗長にもならずに簡潔にまとめていることに作者の方の力量を感じさせます。
良い意味で読み手の期待を裏切らない作品だと思います。
- 064 恋する乙女というものは (採点:5)
- 途中までは楽しかったのですが……。
オチ(祐一)がいまいちだったので。
オチさえ決まれば満点に近い点数なのですが。惜しいです。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:5)
- 話の筋は良いと思います。個人的には好きな作品です。
ただ、技術的な問題点が幾つかあります。
途中の表現や細かい部分ですが、丁寧に見直せば更に良い作品になると思います。
- 069 マリッジブルー (採点:4)
- 展開や話の筋はよいのですが……。
『。」』は明らかに間違っています。
小説やその他全ての物を書く上で基本の部分なので注意。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 二次創作の、しかも短編に泣きそうになったのは初めてです。
作品自体非常に完成度の高い物ですが、それ以上に私は本編では何気なく読み飛ばしていたあのシーンを上手く使ったアイデアに脱帽です。
- 093 philosophy (採点:6)
- ギャグシーンや話の展開などは好きなのですが、全員の行動をみて思わずつっこみを入れてしまいました。
ただでさえ依存度の強い名雪にあれは逆効果では?と。
作品自体は良くまとまっていて問題らしきものはないと思います。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- 最初見たとき「F」じゃなくて「K」じゃないかと思っていましたが、「Frog」の頭文字なんですね。
気付きませんでした(^^;)
閑話休題。
内容については申し分なく、独特の雰囲気に背筋がひやりとさせられました。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:6)
- 作品全体にあるほのぼのした空気が良いですね。
文法や文字の誤りなどもなく、丁寧な作りの作品です。
ただ、話のヤマがなく、少々だらけてしまいました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 全く隙がない、悔しくなるような作品。
−1点はただの嫉妬です(^^;)
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- 全体的に書き方が間違っています。
ネタの一つ一つはかなり面白かっただけに残念です。
「小説の書き方」などの本を読んで勉強すればもっと良いSSが書けると思います。
- 120 息抜き (採点:8)
- 今回のコンペで一番題名が内容を表している作品だと思います。
文章も読みやすく、内容も良いです。
ただ、私には祐一の問題が未だにわかりません(^^;)
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 全体に流れるほのぼのとした雰囲気が良いですね。
作品自体丁寧に作られていて非常に読みやすいです。
個人的には続きが読んでみたいです。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- いいですね。こういうバッドエンドの話でこれだけ良くできている作品は少ないと思います。
人物の心情や葛藤を丁寧に描写した一級品だと思います。上手い。
- 126 多角関係 (採点:8)
- 完全なぶっ壊れギャグ。女SPさん最高です。美汐哀れです。
誤字が少々ありましたがそんなことお構いなしのヒロインたちが素敵です。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- 笑わせて貰いました。
特に、天使と悪魔の門番への質問のシーンでは爆笑しました。
この妙なテンポがツボにはまりました。文句なしに満点。
- 137 体育祭血風録 (採点:5)
- 笑わせて貰いました。
作品自体も、読みやすさや作りの上手さやその他全てに関して一級品です。
ただ、佐祐理さんの名前を間違っていました。その分で−3点です。
- 138 たんぽぽのように (採点:8)
- 上手いです。
祐一、香里、栞全ての人物の行動に違和感がなくて驚きました。
ほのぼのでありながら冗長にならないというのはすごいと思います。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 「桜の木の下には、死体が埋まっている」だったかな?
ともかく、非常に良くまとまっていて、綺麗な作品だと思います。
おかしい所が全くなく、文句の付けようがありません。
○Lv2 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- うーん、ノリだけという感じですね…
ギャグとしてはいまいちです。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:7)
- 短いですが、雰囲気がなかなかいいですね。
極短編=つまらないという僕の先入観を覆してくれました。
こういうSSはほとんど読んだことがないので、斬新でした。
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- 少しあっさりしすぎていると思います。
話に今一つ盛り上がりが足りないと思いました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- ただ自転車で登校するだけの話で、内容はかなり薄いですが、
間に合うか遅刻するか時間ギリギリの中を突っ走る緊迫感が上手く醸し出されていたので
なるほど、納得しました。
- 008 また明日 (採点:5)
- 話の雰囲気はなかなか良かったと思います。
しかし、最後の部分がどういう状況だったのかちょっとよく解りませんでした。
そういうわけで、差し引き0で5点です。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- ほのぼの全開の雰囲気がグッドです。
心が和みますね。
- 015 遅刻 (採点:7)
- 実に名雪らしさがよく出てグッドだと思います。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 基本的にいじめ役の祐一が雷に怯えているというのは新鮮でした。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- ちょっと展開が突飛すぎるような気がします。
もう少しじっくりと話を盛り上げていった方が良かったと思います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 暑い、ただそれだけの題材にしてはなかなか上手く書けていると思います。
何よりも「暑いんだーっ!」って感じが伝わってくるのが良いです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- 話は悪くないですが、名前のつけ方がやや強引かと思いました。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- 途中のギャグと思わしき部分が良くわかりませんでした。
アフロってどういうことでしょう?
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- ほのぼの感はありましたが、話の繋がり方がやや強引で無理があると思います。
作品内の時系列も不明瞭で、わかりにくいのが残念です。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:2)
- 話が一体どのように展開したのか、状況がまるで掴めませんでした。
結局の所、何が言いたかったのでしょう?
説明があまりに少なく、展開が支離滅裂で意味不明でした。
読者に展開を想像させる系統の作品なのかも知れませんが、それにしても説明が少なすぎるかと。
- 048 もみちゅーどく (採点:4)
- 序盤は面白かったのですが、終盤はネタを強引に繰り出しすぎたようで、
平凡になってしまっていたのが残念です。
- 051 待つ女 (採点:4)
- 前半の半シリアスな雰囲気と、後半の雰囲気が今一つ合っていないような気がします。
シリアスか、ギャグのどちらかに絞った方が良かったと思います。
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- 唐突に話が始まっているので、状況がよく解りませんでした。
前振りの説明が必要だと思います。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- 物語の雰囲気は良いと思いますが、全体的にありがちなネタで新鮮さはありませんでした。
可もなく不可もなく、普通です。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:6)
- ネタとしてはものすごくありがちで新鮮味は全くありませんでしたが、
無難に上手く纏められていたので、全体としては悪くなかったと思います。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- うーん、難解な話ですね…
ピノキオを真琴と絡めるというのは中々面白いですが、
結局何が言いたいのか、良くわかりませんでした。
やや説明不足の部分があると思います。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- 状況描写が生き生きとしていて、その状況が目に浮かぶようです。
とても爽やかな文章でした。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:8)
- 栞と巴御前という一見関係のないものが上手く繋げられているのが斬新で、
死と別離というものが実に上手に描かれていると思います。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- 何と言っても最後の部分のオチが最悪だと思います。
ギャグになっていない上、そこまで積み上げてきた雰囲気が完全に粉砕され、
白けの中で話が終わってしまいます。
そこまでは結構良かっただけに、何とも残念です。
- 098 希望を抱いて (採点:8)
- 話としては、なかなか面白かったです。
しかし、前半がギャグ調と終盤のシリアス一直線な雰囲気がうまく噛み合わず、
最後の部分が浮いているような気がします。
むしろ祐一が奇跡の力で復活するとか、幽霊となって出てくるとか、一つの体を共有するとかなど、
多少ご都合主義でもギャグ路線で最後まで突っ走った方が良かったと思います。
そういう訳で、−1して8点とさせて頂きます。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:3)
- 北川の妄想を主軸に据えて話を展開させるというのは中々面白かったのですが、
幾らなんでも同じネタを何度も何度も使いすぎで、後半はまたこのネタか、と完全に飽きました。
同じギャグを繰り返し使うなら、そのまま繰り返すのではなく、捻りを加える必要があると思います。
オチも平凡で、それまでの話を受け止めるだけの力がありません。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- 全くもって意味不明なんですが…
途中のネタと思われる部分も全く理解できませんでした。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- ほのぼのとした雰囲気は出ていますが、兎角話が薄いです。
無理に全員登場させる必然性もなく、天野の日本の心ネタの部分が少しギャグとして成立する他は、
特に見所、盛り上がり所もなく、だたひたすらにだらだらと長い話が続いているので、
読んでいて退屈します。
もっとキャラを絞り、主題も明確にすれば良かったと思います。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:2)
- うーん、ただただ勢いだけといった感じですね。
特に魅力ある部分もなく、ギャグネタも極めてありがちで面白みも新鮮さもない話が
だらだらと続いているだけで、退屈です。
話の展開もどちらかというと行き当たりばったりでまとまっているとは言い難く、
読み手を引き寄せる所がまるでありません。
もっと話にメリハリが必要だと思います。
- 126 多角関係 (採点:9)
- これは…かなり爆笑しました、面白すぎです。
全体的にテンポの良い展開と、オチもしっかりと決まっていていい感じでした。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 全体としては悪くないのですが、やや話のテンポが悪い為、
長い話を読んでいるうちに疲れてきます。
中盤の扉クイズは特も、話の上で重要なわけでないので、しつこく感じます。
クイズ自体もパタリロでも全く同じ様な話があり、
比較的メジャーなクイズで、特に新鮮味はありませんでしたし。
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- キャラクターの感じがうまく引き出され、話も途中までは面白かったのですが、
最後のオチがあまりに平凡で、ここまで盛り上げてきた雰囲気が一気に崩れてしまいました。
かなり面白かっただけに、それが残念でなりません。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:2)
- 北川の正体が例の人形だという発想は確かに斬新で、面白いです。
しかし、ただそれだけです。
話は全体的に脈絡がなく、ギャグ部分はただ勢いで突っ走っているだけ、
シリアス部分は全く深みがなく、本編の出来の良くないレプリカという感じです。
正直、最初のネタで最後まで迷走しているだけという印象です。
発想が面白かっただけに、残念です。
○Manuke さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- これはあんまりかと…。
単語を連ねれば詩になるというものではありません。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- 小ネタ一発のみではありますが、単純に面白いと感じました。
(『ニヤイヤ』は誤字? ここまで短いのに校正不足というのは問題です)
Kanonと関連があるかどうか微妙ではありますが、この長さでは致し方ないでしょうね。
- 003 Last regret (採点:7)
- 短いですが、悪くないですね。あゆの心情がうまく表現できていると思います。
ちょっと"Kanon"の一文を挿入された意図が分かりませんでしたが。
(オープニングを意識されているのかな?)
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- 改行を効果として使うのはいただけません。スクロールが面倒なだけです。
お話としては悪くないのですが、最後の段落は余計に感じられました。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 残念ながら、SSとしての体を成していないと感じられました。
(『忘れない』で済ませて終わりですか?)
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- いや、それは『逃避』じゃないかと…。
ストーリーとして成り立っていないような気がします。
また、極端な改行で間を表現するのもいただけません。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- オチていませんが…。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
・読点の挿入位置が一部おかしい
- 008 また明日 (採点:7)
- もうちょっと長さがあってもいいと思いますが、お話としてはうまく纏まっていると思います。
若干、読点の使い方に違和感を感じる部分がありました。
(変だ、というほどではないのですが…)
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 安直で、かつ内容がありません。
ダークさを全く表現できていないように感じます(ただ不快なだけ)。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- 確かにほのぼのはしてますが…。
キャラクタの特徴が全く出ていないと思います。(特に美汐)
名前のと若干の台詞だけすげ替えれば、大抵のキャラクタに置き換え可能に思われてなりません。
(呼び方と反応から、栞の方がしっくりくるほど)
また、Kanon本編とも関連性が見いだせません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞の言動が全くもって『らしくない』のですが、これは意図されたことですか?
(例えば、『最初からやり直した結果、異なる性格の舞に成長した』という解釈とか…。私はそうは考えませんけど)
だとしたら、それを明示的に示せていないのは失敗です。また、原作の卒業式における舞の行動を見るに、さほど性格が異なるようには思えませんし。
そうではなく、単にキャラクタを捉えることができていないのだとすると…。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- うーん…。あまりKanonである必然性は感じられません。
- 013 その朝 (採点:9)
- 短くても、とても良いお話になっていますね。
美汐というキャラクタに対する掘り下げが上手く描けていると思います。
『その朝』を美汐から見た物語が、本編へと違和感なく繋がります。
- 014 青い春 (採点:4)
- キャラクタ(特に名雪)の言動が表面的で、今ひとつ深みに欠けます。
(その割に、『イチゴパフェ』という基本的な間違いも…)
雰囲気は悪くありませんが、Kanonである必然性もあまり感じられませんでした。
- 015 遅刻 (採点:4)
- 全体としては悪くないと思います。
ただ、祐一の言動には違和感が…。(家を出る理由がよく分かりません)
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- まあ、ほのぼの感は出ているのですが…。
どうにも脈絡が感じられません。
- 017 『とも』 (採点:2)
- とりたててほのぼのしているとは感じられませんでした。
中身も薄く、今ひとつ意味不明です。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 雰囲気はいいのですが、舞踏会に出られない理由付けが弱いと思います。
(祐一の両親も、これでは登場させた意味がないし)
三点リーダ(…)の多用も、ちょっと気になりました。
- 019 雨 (採点:3)
- あゆらしさ/祐一らしさが表現できていないように思われます。
(もちろん、口癖ということではなく)
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 「仏教面って何?」と思ってぐぐってみたら、多少ヒットがありました(^^;)
『ぶっきょうめん』と、あとは誤字のようでしたが…。
話がかなり安直で、特に何も感じ取ることができませんでした。
あと、文章に間違いが多いのも問題です。
(余談ですが、小型の鳥は風がなくても飛べるはず)
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
- 021 かしこ (採点:6)
- 各キャラクタの後日談が、ほのぼの感を醸し出していると思います。
ただ、若干キャラクタ描写がステレオタイプ気味だと感じました。
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- ほのぼのしていますが、お話としては何もなさ過ぎるのが難点です。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 本編のシーンをなぞっただけのように見えるのですが…。
しかも、原作より良くなっているとは思えません。
- 024 月 影 (採点:6)
- 悪くはないんですが、今ひとつ訴えかけるものがないような気がします。
うさぎとかぐや姫の暗喩も、しっくり来ません。
(うさぎは月の方にいたんですか?)
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- アプローチとしては面白い思います。読後感も爽やかです。
久瀬の行動は、ある意味嫉妬から出ていたという見方は悪くないですね。
(タイトルはちょっと頂けない感じ…)
ただ、佐祐理さんは本編で、「どんな方なのかは知らない」「話したことはない」と述べていますので、この矛盾点は多少気になります。(一弥のことからの逃避により、忘れている?)
また、久瀬の人称が『私』から『俺』に変化するのも若干違和感がありました。(本編では『僕』)
さらに、祐一の『倉田さんの弟』という台詞も気になります。
- 026 カナブン (採点:4)
- 過去との決別、ということでしょうけど、正直なところあまり読後感は良くないです。
祐一が妙に言い訳がましい感じがしました。
また、極端な改行で間を表現するのもいただけません。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 面白いのですが、オチが弱いのは残念。
今年は本当に暑かったですよね。<それ、感想と違う
百花屋へ行けば…ってのは禁句?
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:3)
- 短いせいか、今ひとつ話が構築し切れていません。
オチも弱い感じがします。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:5)
- 醜悪ですが、可能性としてはありうる状況ですね。
ダークストーリーとしての要素をうまく表現できていると思います。
(同じ病室というのは、短い尺ゆえの妥協のように感じられますが…)
ただ、やはり嗜好の観点から低評価になってしまいます。この点はご容赦を。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 雰囲気は悪くないのですが、浴衣のエピソードが今ひとつ活かされてないような印象を受けました。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 原作と状況を違える意図が分かりません。
※書式で気になった点
・台詞の二重括弧(意図的?)
・台詞部分で改行をしない書き方の多用(使い過ぎ)
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- ほんわかしてて、いい感じです。
実際にいたら蹴っ飛ばしたくなりそうな予感…(^^;)
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- いや、こうまであからさまに途中で終わるのはどうかと…。
ちょっとお約束すぎるようですが、内容としてはそれなりに楽しめそうではあります。
が、いずれにせよこれでは到底評価できません。
- 034 アーティスト (採点:8)
- いいですね。
美汐はどちらかというと意固地なキャラクタとして描かれがちですが、絵という小道具を使って、強くあろうとする美汐をうまく表現できていると思います。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 確かに、あり得る分岐かもしれません。
最後の一文も効いています。
ただ、一部の表現(例えば『狼の遠吠え』のあたり)に対して違和感を感じました。
日本にオオカミはいない(とされている)わけですから、『ここまで』は変じゃないかな。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- お話が成り立たなくなってしまいますが、最初から大検の話を持ち出せば良かったのでは?
あゆの言動が幼過ぎるように思えますし、祐一たちがあゆを幼児のように扱うのにも違和感を感じました。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 終盤とそれ以前が乖離しています。(とゆーか、夢オチに近い?)
序盤も明らかに雰囲気が違いますが、これは狙ったのでしょうか?
視点も変わるし、全体的に統一感のなさが否めません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 逃げ続けてしまった結果の香里の葛藤が良く描写できていると感じられました。
ただ、タイトルの『花』はこの場合花火と考えていいんでしょうか? だとすれば、花火そのものの描写を省いてしまったのは残念に思います。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 『過去』に囚われている舞と、ただ『今』のみを生きる栞の対比が面白いですね。
唐突に昔語りを始めてしまう舞にはちょっと違和感を感じましたが…。(長さからすると仕方がありませんが、もうすこし段階を踏んだ方がいいような気はします)
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:9)
- 雰囲気がいいですね。
話としてはプロローグのみという感じですが、この先どんな出来事が待っているのか、想像をめぐらせたくなります。
- 041 涙 (採点:5)
- 雰囲気としては面白いと思いますが、キャラクタには違和感が…。
佐祐理さんは確かに内罰的ではありますが、打算的とは言いがたいと感じます。(理想化しすぎなのかもしれませんが)
また、自分の言動によって他者を傷つける可能性を極端に恐れているようですので、この状況では決して告白などしないように思われます。
途中の親子も、何となく中途半端な印象が否めませんでした。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:5)
- 面白い形態ではありますが、文体/内容/キャラクタ、いずれもKanonとは微妙にズレているような感じを受けます。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- シリアスな展開とコミカルな締めで、奇麗に纏まっていると思います。
一部、読点が少なく読みづらい箇所がありました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 何にも起こらないんですが、こういう話は好きです。
(ちょっと妙な感嘆詞に頼り過ぎている感はありますが…)
ほのぼの感を巧く演出できていると思います。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 多少違和感のある文章が見られるものの、雰囲気はいいと思います。
ラストはもう少し余韻が欲しいような気はしますが。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- ん〜。まあ、こういうのもアリかもしれませんね。
久瀬というキャラクタは、原作では友情を演出するための端役でしかないと考えていますので、むやみに美化したSSなどには違和感を感じます。大抵、本編と矛盾してますし。
そこを『偽悪的行動』と捉えるというのは、興味深いです。
(単に誤解を受けやすいだけというおつもりだったら失礼)
…でも、久瀬って佐祐理さんの表現によると『口の端に指を突っ込んで、それをびにょーんと伸ばし』たような顔なんですけど…それでもいいですか?(^^;)
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- う〜ん、全体的に安易です。登場人物の言動も底が浅く、今ひとつ思いやりに欠けていると感じてしまいました。
また、言葉の選択を間違えている箇所もいくつか…。
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- そこそこ楽しめました。オチもきっちりついてます。
ただ、あゆのリュックに付いている羽は「プラスチックのような、冷たい感触」(本編の祐一談)なので、むしったりはできないような気もしますが。
- 049 Transmigration (採点:2)
- あくまで個人的な感想になってしまいますが…。
私にとっては『嫌悪感』を催すお話でした。
(そういう意図はないと思われますが)
あと、極端な改行で間を表すのも感心できません。
- 050 あなたと共に (採点:8)
- 美汐がうまく描けていると感じました。
ただ、祐一の方には若干の違和感が…。
お話も奇麗に纏まっていると思います。
- 051 待つ女 (採点:2)
- 『強烈な笑顔』って表現はちょっと…。
(もしかして、笑うところなんでしょうか? だとしたら、評価+1(^^;))
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- 全体的には、悪くないお話だと思います。
ただ、部分的には違和感を覚える箇所もいくつか…。
(最後の秋子さんの『決め台詞』は変です)
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- ほのぼの感は出ていますが、今ひとつエピソードに切れが感じられませんでした。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:4)
- なんというか、捉らえ所のないお話という感じがします。
ただ、全体的にネタの安易さは否めません。
- 055 手紙 (採点:1)
- 申し訳ないんですが、冷静に評価することができません。
ただ栞を殺して、『未来へ向かって足を踏み出す』で終わりですか?
確かにKanonは奇跡の安売りと揶揄される物語かもしれません。『あざとい』と言われるのも仕方のないことでしょう。
が、この結末の方が良いのだと思ってらっしゃるんですか? 本当に?
- 056 大輪の花 (採点:3)
- お話としての起伏が今ひとつ感じられませんでした。
また、「■」や「▲」のような記号が文中に現れるとかなりの違和感を感じますので、避けたほうがよろしいかと。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 面白いアプローチではありますが、どうも妙に感じるところが多数…。
公衆電話を使うのなら、栞も小銭くらいは持っているでしょう。なければコンビニで両替してもらえばいいわけですし。(テレカのみの電話機?)
いきなり知らない人(女性ですよね?)から未使用テレホンカードをもらっても、普通は困惑するはずです。
- 058 夕凪 (採点:8)
- 舞との逢瀬が幻想的に描けていますね。
ただ、時間的に本編のどのあたりに位置するのか、よくわかりませんでした。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:3)
- 最後の部分で一人称と三人称が混ざっています。
(そもそも地の文に三人称らしからぬ表現が多数)
ストーリーの骨格であるはずの祐一の真琴に対する想いが不明瞭で、何をおっしゃりたいのかが伝わってきませんでした。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- あまり香里らしさ/祐一らしさが感じられませんでした。
話としても、特に起伏があるとも思えませんし。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:1)
- お話として成り立っていません。
喫茶店の存在も、『魔法の水』の意味も不明です。
美汐が逃避するような表現も前半にはなく、唐突過ぎて説明不足だと感じました。
また、挿入される漢文(?)は仏典からの引用でしょうか? 何が言いたいのか分かりません。
結末はあまりにも尻切れトンボで、どう反応して良いものやら…。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 話の雰囲気は悪くないのですが、誤字や文章のまずさが問題です。
また、読点を打つ位置がおかしい部分もかなり多く、読みづらくなっています。
さらに、脈絡もなく改行を挿入するのは止めたほうがいいかと…。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- ほんわかしていて、いいですね。
でも、料理のたびに食器を熱湯消毒するんですか?
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- 残念ながら、面白く感じられませんでした。
登場人物の言動もどこかしら妙です。(ギャグが、ということではなく)
- 065 振り返る想い (採点:4)
- 話そのものは悪くないんですが…。
前半で、三人称から一人称に明示的に切り替わる箇所は、表現としてアリでしょう。ですが、その他の部分で一人称と三人称が入り乱れているのは、明らかに変です。
また、言葉のおかしい部分や重複表現(いわゆるRR)も散見されました。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 066 夢の中でも (採点:7)
- う〜ん。病気持ちの人間にとって、「37度8分」はそれほど高熱とは言えないような気も…。
(まあ、人によるんでしょうけど)
お話自体は、うまく纏まっていると思います。
ただ、極端な改行で間を表現するのは、あまり良い印象を持てません。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- 祐一と美汐の過ごすひとときが、少し切なくて良い感じですね。
結びの言葉も上手いです。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 尻切れトンボ的ではありますが、ここからどういう物語が始まるのか、続きが気になりますね。
- 069 マリッジブルー (採点:4)
- あまり面白くは感じられませんでした。最初からネタの底が見えてしまうというか…。
また、極端な改行で間を表現するのは問題です(読みづらいだけ)。間は文章で表すべきかと。
(そもそも、どっちかというと『マタニティブルー』のような気もしますし)
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 不快感が先行して、楽しいとは感じられませんでした。
オチも存在しないし。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- なんだか全然面白くないんですが…。
喋るたびに「あははーっ」と笑う佐祐理さんは、陽気さを通り越して、ただの馬鹿にしか思えませんでした。
(しかも、電話の向こうの誰か分からない相手にまで…)
また、佐祐理さんが走り屋だったとして、それだけでは面白いとは言えませんし。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:10)
- こういうお話はとても好きです。
コメディタッチの部分とシリアスな部分が、お互いを引き立てていると感じられました。
栞は自分の弱いところを他者へ見せようとしない部分がありますが、その理由、そして葛藤がうまく表現できていますね。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 回想という形で語られる物語の雰囲気は悪くないですね。
ただちょっと、ジャムのくだりは取ってつけたような感じになってしまっているような…。
あと、秋子さんのご両親(祐一の祖父母)がいらっしゃらない理由が明白になっていませんね。(長さから考えると無理かもしれませんが)
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:8)
- 話の流れ、結びの部分の雰囲気はかなり良いと思います。
ただ、一部の表現におかしなところがあるのが若干気になりました。
- 075 記念日 (採点:2)
- 脈絡がありません。
記憶喪失という設定を活かしているとは思えませんし、ジャムオチなのも安易です。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 076 流星群 (採点:5)
- 変わるものと変わらないもの、というテーマでは纏まっているとは思いますが、あまりKanonとの関連は感じられませんでした。
また、終盤の婚約云々のあたりは唐突すぎ、浮いているように見えます。
- 077 まだまだ続く道 (採点:6)
- 悪いお話ではないんですが、年齢が上がっていることもあってか、原作とのギャップを感じます。
(雪人君の言動は子供らしくないし)
また、最後の段落は余計に思われました。
さらに、極端な改行で間を表現するのは感心できません。
- 078 blessing (採点:5)
- それまでの内省に対して、結末で語られる部分がやや安直に思えます。
また、母方の祖父はともかく、父方の祖父の葬儀は位置づけが良くわかりませんでした。
内容も、果たしてKanonと関連があると言えるのかどうか…。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:4)
- どうも全体的に無理矢理さが感じられるお話でした。
補完型SSでは本編であまり語られないエピソードを膨らませて話作りをするわけですけれども、少々強引過ぎて原作から浮いてしまっている感があります。
また、大切にしていたはずの花を、名雪が無造作に摘んでしまうのも気になりました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 鈴の由来が、切なくも優しいお話に纏まっていると思います。
ただ、タイトルにはちょっと違和感がありました。
(あくまで主観なんですが、『鈴』と『唄う』という言葉の取り合わせがしっくり来ないので)
- 081 向日葵 (採点:5)
- お話は纏まっていると思います。
が、本物のひまわりの花は太陽を追いかけたりはしないので、暗喩としては問題かな。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 082 いつか、またあの海に (採点:9)
- ほのぼの感がうまく表現できていると思います。
キャラクタもごく自然に『らしさ』が出ていますね。
最後の部分は、もう少し余韻があるほうが良かったかも…。
- 083 偽りの伝承 (採点:2)
- えっと、「嘘を嘘と見抜ける人でないと難しい」ってことでよろしいでしょうか?(^^;)
語られる『伝承』が浮いていて、意味が伝わってきませんでした。
(年取った『少年』は『老人』であるわけで、その後も『少年』と呼称するのは違和感が…)
『伝承』の中の妖狐が人の姿だったのかどうかは語られていないため分かりませんが、別れると決心した理由が不明確ですし、死んでしまったのでなければ災厄をもたらす妖狐を止めれば良かったような気がしますが。(これが『嘘』?)
また、祐一は祐一で、「自分が別れるのが嫌なのだから、少年もそうに違いない」などと独り善がりな思考で結論に至っているのも考えものです。
結末も唐突で、尻切れトンボぎみと感じました。
- 085 開花 想葬 (採点:3)
- 内容は決して悪くないと思います。
が、それ以外の点で問題が多すぎですね。
まず、文章がかなりくどく、しかも用法が間違っている部分が多数。
『である/だ』調の中に、意味もなく突然『です/ます』調が混ざるのも問題です。
さらに、特に段落が分かれているとも見えないのに、突然一人称が三人称に移るのは変です。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
一部だけないのは明らかに校正不足。
・文頭の字下げが一貫しない
字下げするのが理想だが、中途半端なのは字下げしないよりも悪い。
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
・改行位置が変
意味のある位置で改行したいのだろうが、読みづらいだけ。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- う〜ん、最後の部分が余計という感はありますが…。
全体的には、面白い形での本編補完(ですよね?)だと思います。
この後の香里の『切羽詰まった』言動とは、若干距離があるようにも感じますけど。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:3)
- 木曾義仲を栞になぞらえるのはちょっと無理があるような…。
また、『予定どうり』ではなく『予定どおり(通り)』です。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- これは、何なのでしょう?
栞のドラマに対する執着も、香里の態度/意図も、まるで意味不明です。
『一年近く前になる出来事』とやらは何の関係が…?
どうしてこんなところで話が終わるのかも理解できません。
(あなたご自身には『理由』なんて不要なのかもしれませんけれど…)
- 089 雪原の軌跡 (採点:4)
- これは、決着のつけ方を間違えたのではないかと感じてしまいました。
薄ら寒くなるような香里の狂態を見せてくれる前半と違い、結末はひどくありきたりです。
改心したと見せかけて、実は…って感じにすれば、読後一週間ぐらい鬱になるほどの強烈なダークストーリーになり得たのではないかと。(いや、ダークは苦手なんですが(^^;))
あと、極端な改行で間を表現するのは感心できません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- お話から伝わってくるものが感じられませんでした。
シチュエーションもありきたりで、オリジナリティがないように思われます。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:3)
- う〜ん、この手の話はちょっと…。
それと、あゆはずっと醒めない夢の中にいること、そしてそれが何年も続いていることを自覚していたはずです。ここを変えてしまうのは問題だと感じました。
(だからこそ、あゆの物語が一層引き立つわけですから)
- 092 デエトの日 (採点:8)
- テンポが良くて、面白いと思います。
反面、「祐一がそんな勝手なことをするかな?」とも…。
- 093 philosophy (採点:4)
- 『名雪の祐一に対する依存』というテーマ及びタイトルから考えると、やや羊頭狗肉的な感が否めませんでした。(本当にこれで解消されます?)
- 094 恥ずかしい一日 (採点:3)
- まあ、特に感想はありません。
- 095 すべてがFになった日 (採点:5)
- (『すべてがFになる』は読んだことがないため、関連があるのかどうかも分かりません。単独のSSとして評価させていただきます…って、FはFrogというだけ?)
はっきり言って、大変面白く読ませていただきました。意味があるのかないのか分からない不条理さは、かなり好みです。
が、ご承知の上でしょうけど、この話がKanonSSである必然性はほとんどありません。
私はこの点を重視しますので、低評価とさせていただきました。
- 096 Pure Heart (採点:2)
- 原作の名雪シナリオと異なる展開にした理由が不明です。
祐一が状況に流される軽薄な人間になっているように見えます。
また、エピソードのひとつひとつに、オリジナリティが感じられません。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:3)
- …なんと言うか、展開に理不尽さを感じてしまいます。
まあ、こういった結末もありなのかもしれませんけど。
(ごめんなさい。あまり客観的に評価することができません)
それから、『特性バニラアイス』ってのは普通『特製バニラアイス』とするのでは?
また、『北海道直輸入』というのはギャグですか? それとも『北海道直送』の間違い?
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- あの、句読点ってご存じですか?(読点は多少使っているようですが…)
物語として成立しているとは言えませんし、矛盾が多すぎます。
(ご両親は栞が助かったことを知らなかったんですか? 心臓を移植したのに)
そもそも、チェンジ物としての舞台設定が活かされているとは思えません。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
・読点が不足していて読みづらい
- 099 Anniversary Days (採点:7)
- ほのぼのした感じが表現できていると思います。
ただ、会話のテンポが悪いと感じる箇所も若干ありました。
- 100 今度までには (採点:7)
- 美汐と真琴が魅力的に描けていると思います。
ただ、若干祐一の言動/言葉づかいには違和感を感じました。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- ほのぼの感が表現できていると思います。
しかし、切り株の発芽は七年越しということになりますが、これはアリなのかな?
さすがに枯死していそうな気はするんですが…。
(それとも、これもひとつの奇跡?)
- 102 踊り子に癒しを (採点:4)
- 話に締まりがなく、全体的に冗長な感じは否めません。
キャラクタも別にKanonの登場人物である必然性を感じませんし。(しかも、『らしく』ない)
取り立てて感銘を受けることもありませんでした。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- 私には面白く感じられませんでした。
しかも、Kanonとの関連性が見いだせませんし。
- 104 これから…… (採点:7)
- 特にどこが悪いというわけではないのですが…。
エピソードとしてのインパクトの弱さは否めません、
あまりにも手堅過ぎるストーリー展開であるがゆえ、でしょうか。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- 面白い着眼点のプレストーリーですね。
各キャラクタが魅力的に描けていると思います。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- ちょっと本編と齟齬があるような気もしますが、良くまとまっていると思います。
『名雪の思い』が魅力的に描けていますね。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 美汐の内面がうまく描写できていると思います。
ただ、改行で間を表すのはあまり感心できません。
(『天外魔境』ではなく『奇想天外』では?)
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 残念ですが、面白く感じられませんでした。
不条理ギャグでも最低限の説明はすべきかと。でないと、ただの電波系文章になってしまいます。
ギャグ自体にも新鮮味がなく、オチも弱いですね。
また、そもそも文章がおかしい部分が多々あり。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:3)
- キャラクタ名は確かにKanonのものですし、口調もそうです。
でも、これは本当にKanonの物語ですか? その必然性が本当にありますか?
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- 全体の印象は悪くないです。
ただ、『借りたビデオのタイトルで昔のことを思い出した』だけのように思えるんで、訴えてくるものは感じられませんでした。
(香里は魅力的に描けてますけど)
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 可能性としてはあり得る物語だと思います。また、香里の葛藤もよく描けていると感じました。
(若干、安易さを感じる部分もなきにしはあらずですが)
ただ、嗜好の関係上、どうしても評価が低くなってしまうのはご容赦を…。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:2)
- ところどころ面白く感じる部分はあるんですが、全体的にはネタが安易です。
また、登場人物を増やし過ぎて、台詞が行き渡っていません。(真琴なんか特に)
佐祐理さんと舞が制服姿というのも意味不明な設定です。(DNML化でも考えているんでしょうか?)
さらに、匿名で競作をおこなうSSこんぺで、『作者』を出すのは興醒めだと感じました。
(この場合、祐一に語らせただけでも十分に伝わるはず)
- 113 Flying (採点:6)
- 文章表現等はかなり高レベルだと思います。
が、『事故に遭う』というプロットは、本編の二番煎じかつ安易、という印象が否めません。
また、大切なものを失うかもしれないときに名雪が取った行動も原作の相似形で、名雪の魅力を損なっているように感じられました。(成長してないのか、と)
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:10)
- 素直に楽しく読めました。ほんわかした後味もいいですね。
超先生ネタには苦笑しましたが(^^;)
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- 名雪の事故そのものが、『奇跡』の演出のために用意された感が否めません。
(それを言うなら原作だってそうかもしれませんが、秋子さんの事故との対比から考えると特に)
あと、冒頭のシーンが中盤で繰り返される部分では、その前後で台詞に一貫性が無いように感じられます。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 少し切ないお話ですね。
一部、誤字や文章のおかしい部分があり、気になりました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:5)
- これはある意味、SSとしては反則のような気がします。
お話自体はよくできていますし、含蓄もそれなりにある。
ただ、その『良さ』はKanonのSSであることと繋がっていないと感じられました。
(回想という形で語られはしますが、その部分を切り離しても本質は損なわれないと思われます)
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- 残念ながら、あまり面白く感じられませんでした。
あまりにもお約束的なシチュエーションの列挙、かつ意外性のなさが問題です。
キャラクタもスレテオタイプ過ぎて魅力がありません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 119 『Nurse call』 (採点:9)
- 物語としてはよく纏まっていると思います。
ただ、氷室先生の物語を通じて語られるものが、今ひとつ伝わってきませんでした。
もっとも、氷室先生その他のキャラクタの想いは魅力的に描けていますね。
(閉じこもった殻や葛藤も含めて)
どっちかというとチョイ役ですが、栞と香里もいい味を出していると思います。
- 120 息抜き (採点:7)
- ごめんなさい。答えが分かりませんでした。
(『時間』と関係があることだとは思いますが…)
SSとしては、美坂チームのほのぼの感と、名雪の心情がうまく描けていると思います。
余談になりますが、個人的に『パンダ』は答えを知っても納得行かない感じ…。『アイアイ』ってのは駄目ですか?
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:4)
- う〜ん、佐祐理さんの葛藤がさらっと流されてしまったような…。
佐祐理さんの台詞に硬過ぎる部分が見受けられました。あと、ラ抜き言葉は似合わないと思います。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- 雰囲気はいいと思います。
ただ、若干テンポが良くないと感じました。台詞が冗長気味のような…。
また、会話文主体のせいで、意味が掴みづらい箇所がありました。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- 一応佐祐理さん/舞シナリオルートということなのでしょうけど、二人の出番が少ないですね。
『実は誕生日』ネタが安易に使われていると感じられました。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- ちょっと大仰な気もしますが、普通の姉妹になるための通過儀礼が良く描けていると思います。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- やるせない結末ではありますが、こういう形もあるのかもしれません。
ただ私としては、祐一がここまで流されるキャラクタだとは思えないという感はあるのですが。
- 126 多角関係 (採点:1)
- ちっとも面白く感じられませんでした。
ギャグとは言え、あまりにもキャラクタの描写が表面的過ぎます。
ネタも不快に感じるものが多いように思われました。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- 舞ルート以外での、舞のその後ということなのでしょうが、ちょっと不可解過ぎます。
祐一が舞を認めただけで終わってしまうというのも…。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 言葉の選び方がおかしい部分が非常に多いのは問題なのですが…。
内容/雰囲気/リズムの良さで高評価です。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 素直じゃない美汐と、とぼけた感じと祐一の取り合わせがいいですね。
前半の場面転換(『祐一が大学から帰ってくると…』のくだり)がちょっと唐突で、一瞬話の繋がりが分からなくなりました。
時間が経過しているという説明があると良かったかも。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 全体的には悪くないのですが、内容や文章表現に違和感を感じる部分がありました。
舞の母親の死、という部分が物語中でほとんど無意味になっているような気がします。
- 131 鎖 (採点:1)
- 残念ですが、お話が成り立っているとは思えません。
祐一/名雪はまるで無意味なキャラクタに成り下がっていますし、記憶を徐々に失っていくということの理由付けも意味不明です。(どっかの神様の呪いですか?)
北川君の過去は取ってつけたような安易さを感じます。
何より、北川君の語る言葉が薄っぺらで、伝わってくるものがありません。
言葉の選び方も、明らかに間違っているものが多数あります。
※書式で気になった点
・点々の間違い
三点リーダ(…)x2が正しい使い方だが、中黒(・・・)も一応許容範囲。
読点(、、、)を使うのは容認しかねる。
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
全部ではなく一部だけというのは、明らかに校正不足。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:2)
- 残念ながら、ちっとも面白く感じられませんでした。
不条理系のギャグとはいえ、説明不足かつ端折り過ぎです。また、ギャグ自体もどこかで見たようなものばかりですし。
オチが弱いのも難点ですね。
さらに、登場人物の言動の『壊し方』が不愉快に感じられました。
- 133 無名の石 (採点:7)
- 印象は悪くないのですが、終盤にもう少し盛り上がりが欲しかったと思います。
また、結末部分は若干尻切れトンボのような感を受けました。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- 祐一に対する周囲の温かい励ましがいいですね。キャラクタも良く掴んでいると思います。
ただ、最後の引用はちょっと興醒めでした。
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- 全体としては悪くないのですが、部分的には違和感を感じました。
(登場人物の言動に対して)
また、真琴シナリオがベースとなっているとすると、名雪と美汐は会っているはず…。
(パラレル?)
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- う〜ん、なんだか話が安っぽく感じられて、楽しめませんでした。
祐一はここまでウジウジと悩む性格にも思えませんし…。
北川君や香里の言動も友人らしさに欠けるようで、読後感は良くありませんでした。
- 137 体育祭血風録 (採点:5)
- そこそこ楽しめましたが、全体的に安易な展開という感じは否めませんでした。
また、極端な改行で間を表現するのは感心できません。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 雰囲気はいいですね。
ただ、一応物語中で語られはするものの、前半における香里の影の薄さは気になりました。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の読点(「あいうえお、」)
間/余韻を表現する場合、「あいうえお……」とした方がいいのでは。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 切ないお話ですね。
祐一が舞を選ばなかったとき、彼女は桜になってずっと祐一を待ち続けるのでしょうか。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:4)
- 試みとしては面白いと思うのですが、やはり無理があるような気がします。
本編との矛盾を解消し切れていませんし、久瀬がいい奴すぎて逆に魅力を失っています。
また、名雪とのからみは描写が薄く、祐一に振られたから久瀬に乗り替えたような軽薄さを感じざるを得ません。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:8)
- 面白い展開ではありますが、視点がころころ変わるのは若干違和感が…。
文章表現等に難はあるものの、お話としては気に入りました。
○Mars さん
- 026 カナブン (採点:4)
- カナブン?
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:2)
- タイトルで展開までよめてしまうのはどうかと。
擬音の使いすぎでかえって状況が伝わりにくくなっていませんか?
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:4)
- 最後のくだりは必要でした?
○Naoya さん
- 021 かしこ (採点:8)
- ラストはちょーっとだけ蛇足だったような気もしますが、美汐がみんなの近況を語るという形式が面白かったです。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- まいりました。見た瞬間にかなわないなー、と。
ほとんど満点なのですが、最初の背理法がどこにかかっているのかがわからなかったのが残念でした。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:9)
- 上手い、と素直に思いました。
変な表現ですけど、強がりだとしても、あそこで祐一を突き放せる名雪の強さがなんだか嬉しいです。
そしてラストのセンテンスは強烈でした。
- 122 “らくえん。” (採点:10)
- 面白くて、軽快で、綺麗にまとまっていて。
コメディとはかくあるべし。
ただただ、楽しませていただきました。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 悪くないとは思うのですが、ちょーっと語らせ過ぎかなーと思いました。
内容はともかく、言葉自体はもうちょっと軽くしてもよかったのではないでしょうか。
好みの問題ではありますが、真ん中はともかく、ラストはストレートに言わせすぎかなと僕は思いました。
○Piro-Suke さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- ……ううむ、これは……妖狐達の考えている事そのものと解釈しましたが……確かに妖狐達の思考はこんな感じでシンプルかも知れませんが、これでは直訳すぎるんじゃないかなと感じました。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 矛盾がある様な気がします。「ゴシックロリータ」と書いたのは恐らく祐一なんでしょうが、祐一が紙に何か書いた段階ではまだ、教師はゴシック建築にまつわる話を初めていませんよね? そこで「ゴシック」の言葉が出てきてしまうと、祐一が教師の次の話を予知した事になってしまいます。その後何回かやりとりがあって、それでつられて書いたと言うなら判るんですけど……
- 003 Last regret (採点:3)
- 本編とは噛み合わないと思います(あゆ以外のシナリオで、奇跡を起こすシーンのモノローグかな? とも考えましたが)。TVアニメの番宣広告台本みたい。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- 天使が弾けちゃうのはどうかなあ……多分作者さんは、天使は弾けて雪になっても消える訳では無く、また空から現れるとか考えているのだろうけど……そこの描写が無いため、あゆ(と思われる天使)がただ哀しみの中で、その想いと共に散華してしまった様に感じました。
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 煙草で減点です(笑)作中で二人の年齢は明記されていませんが、吸い殻を山にする男二人と言うのは相当イメージ悪いです。煙草を小道具に使う事を否定はしませんが、吸い過ぎ。
内容はかなり重いですが、こう言うの結構好きです。名雪&香里版も見てみたいですね。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 現実逃避じゃないですか。途中読んでる時はいろいろ考えてたけど、オチで全て忘れました。
馬鹿な祐一も、外道な祐一も別にありだと思うけど、ヘタレな祐一だけは見たくない。不快。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- もう少しイベントが欲しいかも……何か困難な障害(例えば、強烈な向かい風とか)を乗り越えて、やったーセーフだー! と盛り上がっておいて「いんや、遅刻」とオチをつける等ですね。
- 008 また明日 (採点:6)
- 栞を襲う不安感がリアルで、色々と考えさせられます。その分、エピローグのしぶと〜くなった栞が微笑ましくて良いですね(笑)
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- ラスト付近の名雪の言動は危険じゃないですか?……最終的には祐一だけで、あゆの事が吹っ飛んでしまっているあたりに、名雪の独占欲の暴走が見て取れる様な気がします。狙ってるなら凄いけど。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- むか〜しのTVドラマを彷彿とさせる、狙ってやったのならかなり良いです! かぐや姫とか聞こえてきそう(笑)
- 015 遅刻 (採点:5)
- 基本的な展開、結末はほのぼのしてて名雪らしくて凄く良いんですが……句読点が一切存在しないのには理由があるんですか?
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 面白いっ! ただ、これはほのぼのではなくコメディだと思います(特にラスト)
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- ごめんなさい。『仏教面』で凹みました……美汐の顔だけが大仏になってるところ、想像して……
- 026 カナブン (採点:7)
- 理想的なスタイルを持つショートだと思います。ただ、ラスト近くの空白が多すぎる気がします。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- 連載化してほしい作品です。まだまだ続きそう。
- 030 この街の夏 (採点:9)
- かなり好きです。子供の頃と現在のエピソードが巧く絡み合っていて、すんなりと祐一に感情移入できました。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- あゆって、こんなにお子様ですかね? 祐一達の行動は優しさから来ているのだとは思うけど、すこしあゆを見下した感があり、気になりました。
- 038 弱虫が見た花 (採点:10)
- 凄い。この完成度はちょっと……他の追随を許さないかも知れない。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 故事ですか?
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 初々しくて微笑ましいカップルになりそうです。まさに『あったかい』お話。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:4)
- う〜ん。パワー不足と云うか、タイトルとジャンル表記から想像出来る範囲を超えていないと云うか……もっと滅茶苦茶でも良いと思います。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- タイトルが……まあ、直接の関係は無いけど。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- え? ここで終わり? ……なんか、停電でTVが突然消えたみたいな気分……
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- タイトルから、最初はミステリかとも思いましたが……FはfrogのFですか(笑)
完全にツボです。突拍子もないスタートから不思議な世界を駆け抜けて、お? ちょっと良いハナシ? と思わせた後に、またぐるぐる回って落ちていく。
何回読んでも飽きない、ジェットコースター・ストーリー。この結末は平穏への帰還か、更なる悪夢への転落か?
○RED さん
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- 過去に戻ったのは別にいいとして、なぜ一度死んだことにしたんでしょうか。
あゆのキャラクターからすると、最初の時点で栞が助かると選択を選ぶ気がします。
まあ、最後を抜かして「意識の戻った」栞の夢ってことにもできますが。
- 039 『Wait』 (採点:3)
- 良い作品ではあるけど、少し物足りない気がします。
- 056 大輪の花 (採点:2)
- 視点が変わってもいないのに一人称と三人称、又は一人称が混ざっています。
秋子さんが真琴を呼ぶときは「真琴」です。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:3)
- うーん……これってKanonのSSなんでしょうか?
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- 些細なことではありますが、男性・女性ではなく祐一・美汐(天野)で良いのでは?
硬い感じがしますし、他に登場するキャラもいないことですから。
- 100 今度までには (採点:7)
- 少し粗いと感じましたが、かなり好みの作品。
真琴が少し出過ぎのような気もします。
- 119 『Nurse call』 (採点:1)
- オリジナル色が強すぎる。
- 122 “らくえん。” (採点:4)
- 最後の鉢植云々となければもう少し評価は上でした。
その場合、この話自体が現とも幻とも受け取れますから。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:7)
- 二つに分けたとしら前半5点、後半6点。
○REV さん
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 16OVSHYzAxM
○RHUSE さん
- 003 Last regret (採点:9)
- 凄く切ないですけど、心に響くような感じです。
○Ryo-T さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- 優しい感じのする詩でした。
SSって言うと、どうしても小説風の書き方しか思いつかないんですが、その分でも意表をついた作品だと思います。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- すみません。わからない上に、会話もありきたりで面白みを感じませんでした。
長々と続くよりは好感持てますけど、でもあれはあんまりじゃないかと・・・。
- 003 Last regret (採点:2)
- なんかそのまんまという印象しか残りませんでした。
何か他に少しでも+αを加えることも大事だと思います。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- すごく優しいお話でした。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- ちょっと北川の口調に違和感が・・・。
あと、なんか内容がなかったです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 正直に言わせてもらうと内容がなく、何が伝えたいのかわからなかった。
最後の言葉にしても、唐突であまり重みがない。
その重みを伝えるための前置きをしっかり描く事が今後の課題だと思う。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- インパクトは凄かったです。
けど、その後のことも読みたかった。
北川や香里がどう反応するかとか、落ち込んだ名雪がどう立ち直るかとか・・・。
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- 舞の喋りに違和感が・・・。
最初は『まい』の方かと思いました。
- 014 青い春 (採点:4)
- 北川の独白っていうか薄いなあという印象が強かったです。
もうちょっと盛り上げてもよかったんじゃないかって思います。
- 015 遅刻 (採点:2)
- どこかで見た事があるネタでした。
- 017 『とも』 (採点:6)
- ほのぼのしてて良い感じでした。
- 021 かしこ (採点:8)
- こんなSSいいな〜って思えてしまうそんな話でした。
- 024 月 影 (採点:5)
- 綺麗な文章だなって思いました。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- 佐祐理に伝えるシーンが欲しかった。
- 026 カナブン (採点:5)
- 祐一の強さとか悲しみとかが凄く印象的でした。
「ちりん……」とその間がより寂しさを演出していて凄いと思いました。
ただ、最後まで題名の意味がわからなかったなぁ・・・。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- なんか好き。
特に『もちろん涼しくならなかった。』って部分が・・・。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:4)
- こんな可能性もあったんだなって思うと怖くなりました。
淡々とした文章が余計に悲しさとかを伝えていたような・・・。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- ・・・読みにくい。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- 優しい雰囲気が良かったです。
ただ、個人的にはパパイヤネタは少しどうかと・・・。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- 面白かったです。ただオチが少し弱かったような・・・。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- オチが安易だった気がします。
- 041 涙 (採点:5)
- 舞が支えるっていう状況がいいなって思いました。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:4)
- たまに読んでいてもわからない表現とかがありました。
特に『視線。相沢祐一。微苦笑。眠っとけ。』ってどんな描写を表してるんですか?
- 046 『安らげる場所』 (採点:4)
- 気に入る気に入らない以前に斎藤の話し方が意外だった。
- 048 もみちゅーどく (採点:1)
- ネタもオチも面白いとは感じませんでした。
ギャグだからと安易にネタを考えないで、ギャグだからこそ余計にネタを練りこむ事が大切だと思います。
- 051 待つ女 (採点:5)
- 幸せそうな真琴と待ちつづける事を決心した美汐の強さが心地良かった。
- 055 手紙 (採点:6)
- 手紙の内容に思わずホロリときました。
- 056 大輪の花 (採点:3)
- せめて第×回ぐらいは適当に作ってもよかったんじゃないかな・・・。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:7)
- こんなSS好きです。普通の視点から見たKanonはちょっと新鮮でした。
- 058 夕凪 (採点:5)
- 描写が綺麗でした。
感情を書くのも上手かったです。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 名雪が何を弾いていたのか凄く気になりました。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- 栞の事に関してはごもっとも!!って感じですけど、何でそこで祐一と香里が付き合うんですか?
理由とか関連性とかがまったくないような気がするんですけど・・・。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- 漢文を出す意味はあるのか?
- 062 丘の上での昔話 (採点:7)
- 純粋に面白いなって思いました。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- いい話ですし、面白いんですけど、ただ盛り上がりがものすごく欠けたなって印象が強かったです。
ただ始めのノリや最後の締めなんかは凄く好きなんで、中盤の辺りは勿体無かったです。
次回作は凄く期待してます。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- とりあえず、プロポーズの言葉にやられました。
選択肢って・・・(笑
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 嗚呼、美しきかな姉妹愛・・・?
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:2)
- 車とバイクは好きですけど、あまり関係のないところでそれが出ているような気がしました。
車好きにもあまり面白くないし、知らない人なら尚更・・・。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- これこそ原作の中でやって欲しかった話ですよね・・・。
- 073 守りたい約束 (採点:9)
- 謎ジャムの正体・・・。
意外な話でした。
凄く面白かったです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- 真琴をピノキオに当てはめるあたりが上手いなあ…と。
- 075 記念日 (採点:4)
- 可もなく、不可もなくって印象でした。
- 077 まだまだ続く道 (採点:7)
- 良い話ですね・・・。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:5)
- こんな話は好きですね。
- 086 人生にifはない (採点:5)
- 作りすぎのような・・・。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- 非常に面白い作品でした。
僕も古文は寝るための時間だったんで、余計に・・・(笑
平家物語にこんな話があるなんて知りませんでした。
あまり結びつかないジャンルを結びつけたので結構新鮮でした。
- 088 don't need no reason why (採点:8)
- シリアスのようなコメディのような雰囲気がよかったです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- 見事なあゆシナリオの補完ですね。
勉強になりました。
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- 世にも奇妙な物語的な展開が非常に面白かった。
ジャンルを見なかった事もあって、はじめはただのギャグかと思いきや、色々考えさせる事が多くその点でも素晴らしい作品だと思う。
ただ、最後が夢オチというベタさがちょっともったいなかったかも・・・。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:5)
- 面白い作品でした。ただ何故、このような行動に出たのかという理由がわからなかったのでそれだけが惜しかったかも・・・。
- 099 Anniversary Days (採点:8)
- こうゆう話好きです。
- 101 Little Seedling (採点:6)
- 何だか優しい文章でしたね。
そんな雰囲気が好きです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- ネタが妄想ネタとよくある上、ただの北川イジメとしか印象が持てなかったです。
たくさんの人が読むこうゆう場であるからこそ、このように特定のキャラを虐めるネタはどうかと思います。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- ギャグという割には、あまり笑えないギャグが多かったです。
人のことは言えませんが、ジャムネタを使うのはどうかと思います。
- 115 温もりの中で―― (採点:2)
- 唐突すぎたなぁ・・・。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:9)
- 文章上手すぎ・・・。
しかも、内容も面白い。
インパクトのなさで1点引かせてもらいましたけど、それ以外は完璧でした。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- じじい祐一が凄く魅力的でした。
子供っぽくて何処か達観した姿が素敵でした。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- ありきたりのネタを文化祭にのせてるだけのように思いました。
正直、盛り上がりにも欠けてるし、ギャグとしてのオチもない気がします。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- 面白かったです。
これぞSideStoryって感じがしましたね。
ただオリキャラの名前の読みがわからなかった。
もっと簡単な、親しみやすい名前でもよかったと思いますが・・・。
- 120 息抜き (採点:2)
- すみません。未だにどうやったらパンダをアルファベット2字で表せるのかわかりません(汗
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 良かったです。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- リアルで面白いんですけど、何だか中編に出そうとしていて間に合わなかったから途中で切って短編にしたって印象がありました。
そんな訳で本当なら8点以上つけようと思っていたこの作品ですが、5点です。
こんぺ終了後にもう一度、その後の話を書いて頂けるようお願いします。
- 126 多角関係 (採点:7)
- 馬鹿っぽい雰囲気が大好きです。
とりあえず、SPのお姉さんに一票w
- 127 魔物の住む学校 (採点:2)
- 北川の話し方に違和感ありすぎ。
てゆーか、何故『サン』を片仮名にする必要があるのか。
普通に『水瀬さん』で良いと思いますが。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- 頑張っている香里とそれを支える北川の関係が見えてきて、すごく面白かったです。
大人の渋さみたいなものもそこはかとなく伝わってきました。
- 131 鎖 (採点:7)
- 設定を作りすぎてたような・・・。けど、面白かった。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 世界観や設定が今までになく、面白かった。
というより、短編でファンタジーをするという事自体に度肝抜かれた。
一つダメな所をいうなら、少し読みにくかったと思う。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- 少しずつ元気になっていく様が上手く描けていたと思う。
とにかく読んでて面白かった。
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- おじさんとの会話が好きでした。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- こんな話は大好きです。
舞がすごく切ないですが、描写は上手く描けていたと思います。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:10)
- 久瀬の心が見事に表されていて、非常に面白かったです。
名雪と久瀬ってまともに話ができるのかと疑った僕が愚かでした。すみません(汗
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:9)
- 面白かったです。
○S-スケルトン さん
- 009 もし、もしも…… (採点:6)
- 悲しいお話です・・・でも意外なシチュエーションですね。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- 祐一さんずるいです!が良かったです。みっしーが可愛い。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- 祐一は怖がりだったのか・・・(笑)
- 022 いつもの二人 (採点:8)
- 秋子さんは一体何を祐一に渡したんでしょう?(笑)
- 025 風と共に去りぬ (採点:8)
- 久瀬も悪い奴じゃなかったんですねぇ・・・
- 026 カナブン (採点:6)
- 結局タイトルのカナブンはどんな意味があったのだろう?話は良かったです。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- こう、だらだらと汗をかきそうなSSですね。良かったです。
- 041 涙 (採点:8)
- いいお話でした。でも、佐祐理さんをふった奴は極悪人です(笑)文句と言わずにボコボコにしちゃいましょう♪
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 前半で香里は祐一に振られたとばかり思ってたら後半読んでヤラレタ!って感じでした。ラストも良かったです。
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- 中毒は恐ろしいです。もう笑いっぱなし(爆)特に秋子さんがイイ!あの後どうなったんだ?
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 中国語が何と無く意味はわかるけど、意味をつけてくれると良かったかな。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 整然と着席する、物言わぬ40匹のカエル。で大爆笑!面白かったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- 北川・・・不憫だなぁ(笑)
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- ん〜まったり。面白かったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- コメントしづらいですが・・・不思議な世界で凄く良かったです。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 全体的に面白かったですが、ラストにやられました。まさか秋子さんまで来るとは・・・
- 131 鎖 (採点:8)
- 凄く良かったです。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- 美少女は正義側である。う〜ん自然の摂理? ともかく笑いました、面白かったです。
○SHOCK.S さん
- 013 その朝 (採点:7)
- 淡々としたつづり方がとても適切な作品だと思います。機械的と自動的がステキです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- 悪くはありませんけど・・・唐突すぎる気が。祐一の怖がる理由とかあってもよかったと。
- 025 風と共に去りぬ (採点:5)
- 可もなく不可もない感じです。ただ、なんだか膨らみきってない印象を受けました。文章自体は綺麗で読みやすいと思います。
- 026 カナブン (採点:6)
- この文章量でこの幕引きだと、物足りなくはありますね・・・。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- 最初と最後の地の部分が少々気になります。いまいちそぐわない感じで、違和感があります。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- うーーーん・・・情景描写が足りなすぎます。容量的に余裕があるんですがらもっと書き込むべきだったと思います。
- 050 あなたと共に (採点:7)
- ナイスです。ただ、引きが弱いと思いました。あと、会話文の改行が多すぎて読みづらいです。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:8)
- ほんわかします。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- こういう唐突な展開も、真琴ならありかな、って気がします。・・・確かにイイコ。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:4)
- 箱根・・・いやいや。一貫させるなら、名雪達とのやりとりはなくてよかったと思うのですが。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:9)
- 内容とタイトルが一発で一致したのは、この作品が初めてです。
- 120 息抜き (採点:7)
- 終わり方が、いいです。
○SNOW さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- ゴスロリ服は好きなので辛目で<服だけ?
冗談はさておき。ゴシックと来たときにゴスロリを思い浮かべてしまい、唐突さで笑えなかったのでこの点数です。
……ゴスロリ、だめですか?
- 015 遅刻 (採点:1)
- 一人暮らしができるだけのお金を名雪に(イチゴサンデーとしてとはいえ)与えている祐一はすごいですね。単に見通しが甘いだけかな(笑)
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- キャラクターの名前を間違えている時点で論外です。
- 039 『Wait』 (採点:3)
- キャラクターの名前を間違えている時点で論外です。
- 119 『Nurse call』 (採点:1)
- これってKanonのSSですか?
Kanonキャラの魅力を引き出すわけでもないオリキャラが書きたければ素直にオリジナルで勝負しましょう。もっとも、オリジナルとしても出来は疑問ですが。
- 120 息抜き (採点:6)
- タイトルどおり息抜きになりました。解答が示されてからもパンダに数分悩んだので、わたしの負け(笑)
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 人ひとりが死ぬということがどんなに大きなことか、納得のいく変化で描かれているところに好感を持てました。物語を構成する冷たい場面が好みでした。
短編部門の私的ベストです。
- 126 多角関係 (採点:8)
- こういうシチュエーションで名雪まで佐祐理に協力するっていうのはギャグでもどうかなあ、あるのかなあ、と思っていたらオチで納得しました。そして笑いました。佐祐理さん、哀れすぎ(笑)
- 127 魔物の住む学校 (採点:1)
- キャラクターの名前を間違えている時点で論外です。
○Taka さん
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- 失礼だと思うけど、「で、どしたの?」としか言えない。
書きたい物がなんだったのか、ちょっとも見えてこない。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 途中までは普通。
でも、最後が悪い。
あなたの中でも審判は決まってないんじゃないですか?
あなたなりの審判を感じさせてください。
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- してやられた、といった感じ。
石橋というキャラを選んだのが正解だった。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- 無難に繋げていった、といったところだろうか。
ヤマに当たる部分はどこか分からなかった。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- キャラに対する思い入れを感じる。
祐一と香里の二人を描いたのは、この長さではちょっとムリがあったか。
しかし、短さ故の切れの良さが効いていい感じ。
○Tanzo さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- 狐達が病院で止まったような表現に見えてしまったので「栞シナリオ?」と思ってしまった。
- 003 Last regret (採点:5)
- 最後の文で、あゆの女の子な気持ちがよく表現されていると思う。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- あゆなら消える瞬間にもこんなことを考えていそう。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 二人とも同じ境遇なところが、この文章の印象を悪くしていると思う。負は正があってこそ輝くものだと思います。
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- ほのラブとしてもシリアスとしても中途半端に思える。作中での祐一の結論は、賛否の分かれるところだと思う。
- 008 また明日 (採点:5)
- 前半の台詞をオチに生かすという構成。読者の意表をつこうという構成もそれなりにグッド。
- 009 もし、もしも…… (採点:5)
- 内容としては救いがないが、このネタならこの構成の方が良く見えると思う。あとは名雪の気持ちの表現を何とかして欲しかったところです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- 表札のことを語るときを食事時にする必要はなかったと思う。”わが道を行く”タイプの祐一なら納得できないこともない。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 作中の舞は事件後に少し明るくなった舞だと思うが、私には舞らしくないように思えた。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 単調ではあるが、舞台がちょっと意表をつかれる。甘々な作品は好きですね。オチも含めてテンポが良かった。
- 013 その朝 (採点:4)
- 思い出の残滓がややしつこいように感じるが、ここでは虫の知らせととるべきか。
- 014 青い春 (採点:4)
- 北川が失恋するのはよくある話(失礼)。全員の進路がバラバラな終わり方は少々感慨深いものがあった。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- オールキャラ物は好きです。「絶対内緒なんだからね」がかわいいなぁ。作中終わりの部分の北川&香里と美汐&真琴の部分が後味をよくしていると思う。
- 017 『とも』 (採点:6)
- 美坂チームのそれぞれがとても”らしい”作品だと思う。
- 019 雨 (採点:7)
- どうにかしたくてもどうしようもない感情を上手に表現していると思います。「甘えたいよぅ」は心に響きました。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- 美汐の告白SSとしては、言葉が綺麗な部類に入ると思う。美汐には儚いイメージの台詞がとても似合うと思います。
- 021 かしこ (採点:8)
- オールキャラ物のほのぼのタイプは見ていて安心できるので大好きです。この作品は、各人の日常がとても楽しいことを上手に書いた良作だと思います。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- つくづく、秋子さんって無敵キャラだなあと感心します。甘々シチュもちょうどいい感じです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:5)
- 人が何かに迷った時の「進みたいのに進めない気持ち」が良く表現されていると思う。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- オチの用意の仕方がひどく好みです。ただ、読む人によっての評価の差は大きいのではないでしょうか。
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 斎藤の台詞をなまらせたのは、ちょっと意味がないように思えた。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- 前半と後半のバランスが良く、どちらも好みに合っていた。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:4)
- カギカッコの使い方が面白いが、それ以上にミスが多すぎる。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:5)
- 真琴の扱いが他では見られないようなもので、しかもそれをメインの文章に上手く載せていると思う。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:4)
- 少しだけ「終わっていない」感じを受けた。雰囲気が面白いだけに残念。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 改行位置に違和感を感じた。それが読みにくさにつながってしまった。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- 題名ほど「ドッキリ」にはなっていないような気がする。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 全文総じていい雰囲気でした。美汐も祐一も非常に「らしく」描かれていると思います。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- なぜか読んでいると違和感を感じた。話の調子が統一されていないのかもしれない。でも、栞の気持ちはすごく伝わってきた。
- 073 守りたい約束 (採点:4)
- 回想と現在の混じり方がちょっと読みにくかった。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- よくある真琴END後の美汐SSであるが、なぜか心に残る。情景描写が丁寧だからだと思う。全文通して不思議な雰囲気がある感じがした。
- 075 記念日 (採点:4)
- 秋子さんと謎ジャムに頼りすぎている。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- 秋子さんと名雪の父の話しあたりは上手ではあるが普通である。しかし、そこに真琴を絡ませてしかも蛇足に終わっていないあたりが上手い。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:6)
- そのまま本編に組み込めそうな解釈が良い。
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- シリアスパート(特に後半)がやけに浮いて見える。後から付け足したような感じ。ギャグにもシリアスにも中途半端だと思う。
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- 「神経組織」と「脳内電流」が面白かった。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:4)
- 内容はすっきりしていて良かったが、誤字が目立った。推敲をきちんとしていないように見えてしまう。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- 心のよりどころであった剣を返した気持ちはどんなだったか、と考えると心打たれる。
○Time さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 文面から、何となく状況はつかめたものの、結局何が言いたいのか分からなかった。
キツイ言葉になるので申し訳ないですが、一言で言うと面白くなかったです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- このSSは、ほのぼのなんですね…。 ギャグなのでは?
浪漫は認めたいが、このSSを読んで思ったことは、「だからどうした?」でした。
- 003 Last regret (採点:2)
- 矛盾。
タイトルから"Kanon"の間のあゆと、"Kanon"以降のあゆ。
いやマテ…、時間軸が"Kanon"以降が先だとすれば、別に問題ないのか?
いやいや、そうすれば文自体がおかしくないか?
頭痛…。
よく分かんないですね。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- 文がおかしい、歩いているのは祐一と名雪の二人だけなのに、三人歩いているように解釈される。
多分、ほとんどの方がそう思われたはず…。
『二人の男の子と女の子』を『二人の、男の子と女の子』にするか、『男の子と女の子の二人』にするのがよろしいかと。
まあ、自分も特別文が上手いわけではないので、あんまり参考にはなりませんが…。
内容は、良くも悪くもなくいと思います。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 言いたいことは分かるような気がするけど、読みずらいし分かりにくい。
人称と、メインキャラ(この場合、祐一が北川どちらか)を統一すれば今よりは良くなると思う。
内容はちょっと物足りないが、ストーリー自体は悪くないと思うし、興味をそそる設定。
中篇、長編向きで、短編にするには惜しい。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 受験を簡単に諦めすぎた祐一に、あまり良い印象がもてなかった。
そして、人それぞれ感じることは違うだろうけど、自分としては、あゆの笑顔のために、祐一にも頑張って欲しかった。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- ほのぼのですね〜、でもギャグは完全にほのぼのに食われてますね。
ギャグ要素なんかあったか? って聞きたいくらいです。
終始ほのぼの、良くも悪くもなしって感じですかね。
- 008 また明日 (採点:6)
- う〜ん、ほのぼのしてて、いい感じ。 短い文章の中に、内容がきちんと収めてあって良かったです。
ただ、脱字があったのが残念。 最後に一言。
「お二人とも、お幸せに♪」
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- ダークって嫌いじゃないけど、このSSは、内容が薄くて評価が難しい。
いい所を見つけろっていうのは、酷というもの。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- ほのぼのとして、良い感じです。
かまぼこ板か、なるほどなるほど、今時木彫りとはなかなか風流な。
でも、元はかまぼこ板なんですよね(笑)
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- う〜ん、内容は悪くないと思います。
ただ、舞に違和感を感じたような…。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:1)
- 何か読みにくかった。
- 013 その朝 (採点:2)
- 序盤は、美汐の描写が上手くかかれていたけど、最後の方がいまいち分からなかった。
- 014 青い春 (採点:4)
- 青いね…、なんか切ないね。 作者にしてやられたって感じ。
でも、悲しいぞよ、北川。 男なら奪い取れ! そんなしょうもない復讐を企てるな。 これが本音。
いや…でも、すっぱり負けを認めた北川のことは、きちんと評価してやるべきか…。
- 015 遅刻 (採点:2)
- 話が唐突すぎるような気がした。
たかだか遅刻をするかどうかの賭けで、いきなり一人暮らしをするなんていうのはどうかと思うので。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- タイトルから予想してた内容より、結構面白い内容だった。
特に、祐一の予想外の設定がかなり印象深い、原作では考えられないが、実際は一人で…、なんてのもありかもしれない。
そして、「うわ、般若」の部分はかなり好きです、思わず笑いましたね。
ただ、視点の切り替えが多くて分かりづらい部分もあったので残念。
おまけは無かった方が内容はスッキリしたかもしれません。
でも、そのおまけが個人的には結構気に入ってたりします(香里×北川肯定派なんで)
- 017 『とも』 (採点:3)
- ほのぼのですね〜。
えっと、それだけかな。
内容は悪くないとおもいます。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:4)
- ラストシーンは、幻想的な雰囲気が漂ってきました…。 良かったです。
- 019 雨 (採点:3)
- ほのぼのっていうよりかは、シリアスっぽい。
内容は、ちょっと分かりにくかった。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 面白かったです。
未来を青空に例えたんでしょうね。
風(大切なひと)を見つけた祐一は、翼(心)を取り戻し、青空(未来)へと飛び立つ。
- 021 かしこ (採点:4)
- 手紙形式…、なかなか良く出来てるとおもいます。
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- ラブラブだぁ〜。
そして、秋子さんも用意がいい! 秋子さんらしいといえば秋子さんらしいが(笑)
内容自体は悪くないけど、擬音語を使いすぎ。
始まりから、『ちゅん、ちゅんちゅん……』はどうかとおもう。
分からないでもないけどね。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- よくある栞のラストシーンですね。
悪くはない。 だけど特に面白いと思う部分もなかったです。
- 024 月 影 (採点:2)
- う〜ん、分かりづらかった。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- 久瀬…、ちょっと見直した。
久瀬の笑顔、見たい気がするな(爆)
- 026 カナブン (採点:9)
- 良い。 最後まで、祐一の相手をあいつで通したのも良かった。
けど、タイトルの『カナブン』の意味が分かんなかった(汗;
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- 終始、暑さで参っているダル〜イ感じが伝わってきたが、こっちも読んでてだるくなった。
倦怠感がすごい…。 う〜ん悪くはないんだけどなぁ。
それに、水道が壊れてお湯しか出ないなんて、何かおかしいと思う。
もちろん、暑さで多少は水温も上がってるだろうけど。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- 落ちがなんか良いかも。 結構面白かった。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- 詳しいことはあんま知らないけど、精神病患者が複数人、同じ病室で治療を受けるようなことはありえない気が…、しかも特別病棟だし。
そしてこれは、賛否両論ありそうな作品ですね、嫌いか好きかはっきりしてそうな作品。
ちなみに自分は好きなほうですが、このSSの祐一はちょっと許せそうにない…。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 夏のエピソードか、いいね〜、面白かったです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 読みにくかった。 脱字もありました。 内容もあんまり面白いとは思えなかったです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:4)
- 「ジャンボパパイヤ鈴木パフェ」がつぼに入って、おもわず笑ってしまった。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- 天野と栞の関係が全く見えてこなかった。
ところどろこにある意味深な言葉は、続きへの伏線?
第一回でも、結構云々言われましたが、こういうコンペで続き物はどうかと思います。
『続く?』
これは、作者の方が続きの構想、または続きの話が実際にあったから書いたんですよね?
もし、この話に続きがなく、ここで話は終わりなら、意味もなく『続く?』なんて書かなかったと思います。
今回に限っては、中篇部門もあったわけですし、時間が足りなかったんですかね…。
これは、読者任せな話に思われても仕方ないですね。
簡単に突っ込む問題点を挙げれば、最後の方で読み取れるのは、栞END後の話なので、祐一と天野、栞と天野、それぞれの関係を明らかにした方が良かったと思います。
例えば、栞と天野は同じクラスだったので、学校へ通うようになって知り合った。
そして、栞を通じて、祐一は天野と知り合った、といったようにです。
もちろん、これは作中には出てないので、作者がどう考えているか分かりません…。
- 034 アーティスト (採点:10)
- 上手いですね…。
途中で出てくる栞との関係もきちんと書かれているし、天野が変わった様子が綺麗に表現できていたと思います。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- 会話なしに、よくぞここまで…。
悪くはないとおもいますが、あまり面白みを感じなかった気がします。
そうですね、話の内容が終始平行線で、盛り上がりもなく、盛り下がりもなく、面白いと思わせる部分がなかったですね。
ただ、初めに書きましたが、悪くはないと思います。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:3)
- ニセ入試の考えは良かったけど、その前にあゆを説得できなかったのか? という疑問は残る。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- まあ、こういう話もありだとおもいます。
突っ込み始めたら、終わりそうな気がしないし(汗;
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 一人称と三人称の違い…、挙げれば数えきれないほどのメリット、デメリットが見つかります。
そして、個人的に一人称の一番のメリットは、キャラクターの心が直に伝わることだと思っています。
簡単にいうと、感情移入しやすいということ。
この作品は、一人称のメリット部分を上手に活かし、香里の心情が上手く伝わってくる作品でした。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 栞と舞を掛け合わせるとは、なかなか…、良かったです。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- 設定が面白いですね。
ただ気になったのは、一度卒業した人が、もう一度転入できるんですかね?
一年のとき自主退学して、次の年にまた入学したっていうのは身近にあった話ですが…。
まあ、難しく突っ込みを入れなければ、ラブコメしてたし、十分面白かったです。
- 041 涙 (採点:6)
- 失恋話っていうのもなかなか良いです。 親友っていいですね…。
もしかしたら、自分も失恋をしたことがあったから、そういう風に感じたんでしょうか。
もし、失恋をしたことがない人(いるんだろうか?)が読んだら、この作品、一体どんな風に映るんでしょうね…。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:4)
- コメントしずらいな…、よく分かんなかったような、分かったような?
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- シリアスから急転直下。 酒の力は強し! こういう落ちは結構好きです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 栞が可愛いですね。 栞のごろごろ転がる姿…、良いねぇ。
読んでいるこちら側にまで、ほのぼのした雰囲気が伝わってきました。
- 045 水の愛撫 (採点:4)
- タイトルが渋いですね…。 内容は、香里の言いたいことがいまいち伝わってこなかった。
具体的に言うと、ラストの一行。 香里は何故そう思ったのかが全文から読み取れませんでした。
でも、全体的に見たら悪くはないと思ったので中間点つけました。
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- 女性向けらしいので、点もつけずにパスしようと思いましたが、とりあえず読みました。
かなりのチャレンジャーですね。
読者層は、かなりの確立で男性だと思われる中、こういう作品で乗り込んでくるとは…。
自分は遠慮なく点をつけましたが、この作品がどこまで順位を上げてくるのか、結構気になるところでもあります。
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- あゆの登場が不自然に思え、何故今頃? という感じがしました。
まあ、突っ込み始めたら切りもないし、これはこれでいいのかもしれませんね。
- 048 もみちゅーどく (採点:10)
- 面白すぎ!! 滅茶苦茶笑かせてもらいました。 感触にこだわったのも良かったですね。
ほっぺ、羽?、尻尾?! そして最後に…(笑) 落ちはありがちそうな内容なのに笑いました。
個人的に一番のお気に入りは、羽でしたね(もみぶちのところ)
後、祐一の表現と喋りが良かったです。
中途半端にギャグを入れるのではなく、始まりから終わりまでギャグで通す…、う〜んギャグの王道!!
- 049 Transmigration (採点:2)
- …ストレートに言えば、あんまり面白くなかったかな。
自分が言える立場じゃないですけど、もう少しプロットをしっかりと考えるべきですね。
いきなり二年後っていうのは、まあいいとしても、その二年の間に何があったのかを、「ああ…いい話だった」みたいな、納得できる話にして欲しかったです。
このSSの内容と終わり方では、『祐一は学校はどうしたの?』『一体どこで生活してたの?』『生活するのに必要なお金はどうやって工面してたの?』と、納得できない部分がままありました。
仮に、無理やり二年間を想像したとしても、学校は辞めた、お金は親の仕送りとバイトで稼いだ、とあまりにも無茶な話になってしまうとおもいます。
大体、休学届なんて見苦しい、スパッと退学届を提出するべきですね。
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 可もなく、不可もなく。
- 051 待つ女 (採点:3)
- ねらって、読点を使っていないんでしょうか?
読めないことはないけど、苦しかった。
あと、真琴のあまりの変わりように、何時頃の話なのか分かり辛かった。
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- 状況がいまいち把握できなかったような…。
文章的にも、ちょっと読みづらいところがありましたね。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:5)
- 結構面白かったです。
個人的には、祐一と名雪が一緒にジュースを飲むシーンが欲しかったですね(笑
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- 舞が可愛いくて良かったです。
ただ、後一度だけでも見直しをして欲しかったかな。
狙っているのかどうか分からないですが、かっこがちゃんと閉じてなかったりしていた部分がありました。
- 055 手紙 (採点:5)
- とりあえず…、一点ほど気になったことを…。
栞の手紙ですが、祐一のことを「あなた」と書いたのか…、祐一」に統一した方がよかったような気がしました。
とまあ、こんなことを書きはしましたが、全体的に見れば、結構良い話だったと思います。
- 056 大輪の花 (採点:3)
- 話は悪くないけど、点はこんな感じ。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:8)
- こういう話はかなり好きですね。
いつもと違う視点で、kanonキャラを見る…、結構おつなものです。
- 058 夕凪 (採点:3)
- 良く分かんなかったです。
何か、『読みたい』っていう魅力があんまりなかったので、最後の方は流し読みしました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 面白かったです。
これは、真琴以外のキャラクターEND(この話では、多分あゆ)後の話ですよね?
結構上手くまとまっていたんじゃないかと思います。
- 060 奇跡の果てに (採点:9)
- 予想外の出だしで、どんどん読まされました。
祐一と香里がラブラブ(死)してる描写もばっちりで、祐一が香里を突き放すシーンも面白かったです。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- とりあえずこの位の点で…。
- 062 丘の上での昔話 (採点:8)
- 良かったです。 美汐の昔話に、少し胸が締め付けられました。
そして、消えた日を12月24日にしたことには、思わず感心すらしてしまいました。
『ほしいものをもらえる日に、一番ほしいものをもらえなかった』
かなり印象に残った文でした。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:7)
- ほのぼのだけど、最後はホロリと涙…、う〜ん秋子さんが良い♪
名雪や、祐一、真琴も、上手い具合に自分の役割を果たしていたと思います。
ラストの秋子さんにしてやられた、って感じでした。
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- 途中までは、含み笑いで我慢できたけど、最後に吹きましたね(笑)
三河屋…、個人的にはかなりつぼにはまりました。
- 065 振り返る想い (採点:4)
- 悪くはない話だとは思いましたが、点としてはこんな感じ。
- 066 夢の中でも (採点:5)
- 話の筋はきちんと通っていたし、それなりにおもしろかったが、滅茶苦茶おもしろというほどもでもなかったです。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:4)
- なんか難しいところですね…。
感性で点をつけるとこんな感じ。
一言で言えばあまり好まない話。
ただ、話自体は悪くないと思いました。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 北川×真琴…、珍しい組み合わせですね。
でもこういう話は結構好きだったりします。
真琴も、何か可愛かったですしね。
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- 美汐の行動がリアルです(爆)
ドラマにでもありそうな話、現実にもありそうな話、だけど面白かったです。
やはり男なら、「黙って俺について来い」、これですかね(笑
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:6)
- 一人で突っ走ってる感じ。 落ちも弱い。
でも個人的に、落ち以外はかなり好きな部類の話でした。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:3)
- ただ走るだけの話、峠の勝負をもう少しでいいから盛り上げて欲しかった。
佐祐理をぶっちぎりに速くしたいのは分かるけど、話を盛り上げるには好敵手が必要だとおもいます。
とまあ、そんなことを書きましたが、これってギャグだったんですね。
それじゃ仕方ないか(汗;
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:3)
- いろいろ突っ込みどこがあるんです…、栞の手術って局部麻酔ですか?
手術直後の人間が、あんなに元気とは思えないですね。
医者の言葉にしても、「手術で疲れたんでしょう」…、そんな一言で済ませていいのか?と思いました。
取材をしてまで書けとはいえませんが、最小限必要なことは調べておくべきですね。
- 073 守りたい約束 (採点:6)
- 秋子さんの過去のお話…、良かったです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- ピノキオに例えるとは…、なかなか考えさせられる話でした。
ピノキオが幸せであったことを願います…。
- 075 記念日 (採点:2)
- ジャムネタ…、しかも魔法ですか?! ………。
- 076 流星群 (採点:8)
- 北川×香里は肯定派、どちらかといえば好きなほうだし面白かったです。
内容は、10年に一度を上手く使ってますね。
金にくらんだ香里はちょっと嫌だったけど、東京での暮らしでそう変わってしまったと、納得できる理由でした。
- 077 まだまだ続く道 (採点:6)
- 良かったです。
- 078 blessing (採点:5)
- う〜ん、少し内容が難しかった気がしますね。
じっくり読むにはいいけど、楽しんで読むには向いてないかも…。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:5)
- 面白いといえば面白い。
新しい試みは評価します。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 再び鳴った鈴の音=『ようこそ、新しい家族』、この部分で点数が一気に上昇しました。
それまでは、秋子の昔の話もよく出来ていたものの、普通の5、6点位にしようと思ってましたから。
他の作品にも言えることですが、普通(5点前後)と高得点(8点前後)の違いは、一つでも、読み手に何かを感じさせるものが、あるのと、ないのとの違いだと思います。
全体的に話がよく出来ていても、読者が何も感じなければ、それは普通の作品になってしますから。
- 081 向日葵 (採点:3)
- 読みづらかったですね。 内容は可もなく不可もなく。
- 082 いつか、またあの海に (採点:3)
- 海に行こうという話自体は悪くなかったけど、最後にシリアスを入れることはなかったとおもいます。
- 083 偽りの伝承 (採点:6)
- 面白かったです。 いい具合に伝承が使われてますね。
- 085 開花 想葬 (採点:2)
- 最後まできちんと読みたい、そう思わせる魅力が感じられなかった。
ですので、途中から流し読みしました。
ただ、流し読みしたのはこの作品に限ったことではありません。
読むのが苦痛なものは、他にも何点かありましので…。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- 北川かっこいいですね。 まさに題名通りの内容でした。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- 古文…分からないんです。
でも、これを見てたら、何か読みたくなってくるような気がしました。
ラスト四行が良かったですね。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- 中途半端な終わり方に思えたのは自分だけでしょうか…。
- 089 雪原の軌跡 (採点:4)
- 香里と舞を掛け合わせたのは面白かったです。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- 面白かったです。 北川×香里は結構好きなんで納得の内容でした。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:2)
- う〜ん、点数としてはこんなもんだろうか…。
- 092 デエトの日 (採点:8)
- 香里が可愛い、祐一もいい味だしてましたしね。
- 093 philosophy (採点:7)
- シリアスだけど笑ってしまった。 現実的な祐一も何か良かったです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- 確かに恥ずかしい話でした。 風呂場は響くんですよね(爆
- 095 すべてがFになった日 (採点:5)
- 世にも奇妙な物語っぽい作りですね。
結構面白かったですが、個人的にはラストの夢オチはいらなかったです。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- 結局さおりは誰だったのか…、個人的には栞ではなかったと思いたいところです。
- 098 希望を抱いて (採点:4)
- 読み終わってないですが、まず一言、手首を切っただけで、すぐに心臓って止まるものなんでしょうか。
しかも、心臓が止まったからといって『死』と断言するのはどうかとおもいます。
この場合、医者は栞の心臓移植に使うという選択よりも、祐一の心肺蘇生をするという選択の方が正しいかと…。
と、突っ込んでみましたが、これってギャグがメインな話みたいですね。
でもギャグといえど、最低限のつじつまは合わせてほしかったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- 北川の妄想ぶりがGoodでしたね。
- 119 『Nurse call』 (採点:9)
- ドクターからの視点というのが面白かったですね。
- 120 息抜き (採点:6)
- 本当に息抜きみたいな内容でした。
○V さん
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 唐突過ぎて、よくわかりません。
- 019 雨 (採点:9)
- 雰囲気が、好きです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:4)
- 設定が、安易。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:9)
- かわいい・・・
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 美汐がかわいい(笑)
- 100 今度までには (採点:10)
- 美汐がいい…。
- 124 No More Dying Then (採点:6)
- 内容は好きですが、地の文が読みにくい…
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- 真琴の記憶やあゆのおもかげや最後の行動など、よくわからない点はありましたが、全体を通しての雰囲気が好きです。きちんといろいろなつじつまを合わせた、中篇くらいで読んでみたかったと思いました。
○Xardion さん
- 001 丘の生き物 (採点:9)
- 己の感覚にしたがって採点させていただきました。
心に残ったものがある、ただそれだけを伝えたいです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- すみません。落ちの『ゴシックロリータ』の意味が分かりませんでした。(後に検索で調べましたが)
というわけで、この点数とさせていただきます。
- 003 Last regret (採点:7)
- 何か感じるものがありました。ただ、それだけを。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- ええと、内容が薄すぎるような。これをオチとするなら、様々な障害を乗り越えて到着。一見間に合ったかのように見せかけて……というように構成したほうが良いかと思います。
- 008 また明日 (採点:3)
- 題材は凄くいいと思います。ですが、やはり短いな、と。ちょっとさらっとしすぎな感じがしました。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- うーん、ダークと称するなら祐一が自殺に至るまでの心境を書いて欲しかったかな、と思います。残されたものの悲哀や憤りなどもあわせて。
- 014 青い春 (採点:5)
- 序盤の読唇術がちょっとうるさかったかな、と思います。
完全にバラバラになる、という設定をもう少し生かせたら良かったのでは、と思いました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:2)
- すみません、書式、文章、ともに読みづらかったです。
あと、佐『祐』理ですよね。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- いい雰囲気だと思います。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 雰囲気は出ていると思います。しかし、これでは原作の要約とあまり大差ないような気がします。作者の言いたかったことはなんだろう、と思ってしまいました。
- 024 月 影 (採点:3)
- すみません。竹取物語の比喩部分、私にはよく分かりませんでした。ゆえにこの点数とさせていただきます。
- 025 風と共に去りぬ (採点:7)
- ワンシーンとしては、結構好きです。特に情景を想像すると絵になりますね。
ゴミ箱から外れた缶を捨てなおすところが久瀬っぽいなぁと思いました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- ギャグとして、落ちが足りないような気がしました。暑くてだれている様子は伝わってきたのですが。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- ええと、まず落ちが弱いような気がします。
この展開なら、ボロボロになるまで苦労して任務を果たした栞が帰ってきたら……とするとかはどうでしょうか。
祐一……極悪ですよね。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- ええと、とりあえず私には読みづらい外観でした。
『』を台詞に使っているのは置いといても、文の切れ目で改行がほとんどないのが原因でしょうか。
『まこ、とさ・・・』『わたり、痛い、舌かんじゃった』の部分、名雪と祐一がどんな名前をそれぞれ思いついたのかがえらく気になるところです。
あと、このエピソードから原作に繋げるのは少々無理があるかな? と思いました。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- うーん、話の流れが唐突で、しかもいきなり終わったという印象を受けました。そのうえ『続く?』で思いっきりがっくりきてしまいました。
- 034 アーティスト (採点:6)
- 最後の美汐の心使いは良かったです。変化していることが分かる描写でした。
- 035 月の向こうに (採点:9)
- 読んでいて、背筋がぞくり、としました。この描写力、見習いたいものです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:2)
- ええと、奇跡によって時が戻ってさらに回復、でいいのですよね。
命が題材になっている割に軽い内容で、さらに栞の葛藤その他の描写も少ないので、栞が身勝手に見えてしまいました。
- 038 弱虫が見た花 (採点:6)
- 香里の苦悩、弱さが良く出ていると思います。最後に立ち直らせずに終わっているのがよかったです。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 祐一を待つ栞と、舞を絡めるとは……私には実に斬新に感じられました。面白かったです。ただ、舞の言葉が重すぎて栞が少し影が薄いような気もしました。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- 独特の文章がいい味出しているかな、と思いました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- すばらしくほのぼのしていました。等身大の栞の1日、という感じで凄く気に入りました。
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- 会話部分、私が原作からイメージした香里との落差に驚きました。半年間で少女らしくなったなあ、と。ふっきれたということですよね、きっと。
しかし、栞はクトゥルーの創造者……すばらしいです。
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- あゆ関連で祐一の行動がやけに身勝手に見えてしまいました。いくらかの葛藤が書いてあれば良かったな、と思いました。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 笑いました。栞のアナグラム……
- 049 Transmigration (採点:4)
- 悪くないと思いましたが、香里が出てこない方がより雰囲気が出たのではないでしょうかね。
- 050 あなたと共に (採点:7)
- うーん、終わり方が少し……
祐一の弱さがしっかりと書かれていたのが印象深いです。基本は相互扶助ですよね。やっぱり。
- 051 待つ女 (採点:4)
- 題材はいいと思います。しかし、美汐の心情をもっと描写して欲しかったな、と思います。
- 055 手紙 (採点:8)
- 栞の手紙の最後、そしてその後の展開が凄く良かったです。登場人物が精神的に弱かったところから、強さを手に入れる、という展開は非常に好きなので。また、二人が依存しあわないで、それぞれの道を歩んでいく、という展開も良かったです。
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- ええと、ところどころに読みづらい箇所がありました。
- 065 振り返る想い (採点:2)
- ええと、幾度か読み返したのですが、話がよく把握できませんでした。舞の自刃後ですよね。
一人称と三人称が脈略なく切り替わっているのはまだいいのですが、あゆとちびまいが出ているところで『私』という言葉が、舞を指しているのかちびまいを指しているのか分からなくなりました。
と言うわけで、この点数とさせていただきます。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 恋らしきものを覚え始めた真琴が凄く良く、いじらしく書かれていると思います。作品全体もほのぼのしていていいですね。
できればもう少し先を見てみたかったような気もしますが。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- ええと、正直良く分からん話だったなぁ、と。登場人物の性格がぶっ飛んでいるのはいいとして、祐一と栞の間柄とか、香里の心境とかが、さっぱり見えてこなかったです。
- 075 記念日 (採点:4)
- 舞が気を失った直後の会話はいったい?
整形ミスなのかは分かりませんが、ここではて? と思ってしまいました。
記憶をなくした人間による友情の再確認、という題材はいいと思いました。ただじゃむは安易かな、と思いますけど。
- 076 流星群 (採点:9)
- うーん、すばらしくドラマチックですね。栞の『ドラマみたいで〜』が聞こえてきそうなくらいに。
過ぎ去った時間は戻らないが、そこから再出発することはできる……この二人に幸あらんことを。
- 077 まだまだ続く道 (採点:3)
- ええと、テレビの修理のパートはなくても良かったのでは……香里を一人引き離すためのエピソードだとしても。
あと、文章のレイアウトがちょっと私には読みづらかったですね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 秋子夫の遺品の鈴。それにまつわる悲しい物語、堪能しました。
しかし原作どおりなら、秋子さんにはさらなる別れがやってくるんでしょうね、真琴との。
最後には幸せになっているといいな、と思いました。
- 081 向日葵 (採点:3)
- すみません、内容は悪くないと思ったのですが、私には少し読みづらい外観でした。特に後半は。
台詞の前の名前は無い方が読みやすいかと思います。登場人物少ないからまず混乱することもないでしょうし。
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- じつにほのぼのしていますね。惜しむらくは、あゆが泣いたシーンがちょっと平坦だったかな、と。もう一つアクセントがあれば、と思いました。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- 北川がちょっと決め過ぎかな、と思いました。彼の欠点がもう少し際立っていればさらに魅力的になったことと思いますが、どうでしょう。
エピソードは良いものだと思います。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- うーん、そうきましたか。確かにこれはジャンルに記載できませんね。やられました。
栞、香里がえらく身勝手に見えるのと、最後オチきれてないような気がしましたので、この点数ということで。
- 089 雪原の軌跡 (採点:9)
- いや、凄いです。こんな展開は予想だにしませんでした。強すぎる力を持ったことの弊害。勝手に周りが期待してきて、しかもそれを裏切ることしか出来ない……。つらいでしょうね、本当に。
このような切り口の物語を見るとは思いませんでした。お見事、としか言いようがありません。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- 香里のリアクションが良いですね。特に前半。素直になりきれない香里と、どこか憎めない北川の姿が目に浮かぶようでした。
香里の台詞での一人称が『あたし』から『わたし』に切り替わっているのが少し気になったですが。
- 093 philosophy (採点:3)
- 雰囲気は良く出ていると思います。しかし、どうしても祐一の採った解決方法に納得がいきませんので、この点数とさせていただきます。すみません。
依存していることまで分かっていながら、こう行動されますと……
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- 甘々な雰囲気は伝わってきました。しかし、ただそれだけではなんとも。すみません。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- むう、なんと言うか、奇妙でそれでいて味がある話と思いました。
その中にも、教育実習に行ったことのある身として考えさせられるものもあり、非常に良い話だと思います。
- 096 Pure Heart (採点:6)
- 良い感じの二人でした。ただ、ネタが謎ジャム、あゆの食い逃げ、イチゴサンデー、とちょっと定番過ぎたのが少し残念です。
二人の行く末に幸あれ!
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- 数年後、変わってしまった心の物語……雰囲気は淡々としていて良かったと思います。私的にはもう少しだけ哀愁があれば良かったかな、と思います。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- 文章が非常に読みづらかったです。『、と。』をうまく使っていただけるとありがたいのですが。
あと、ギャグ調とはいえ強引で、最後とのつりあいが取れていないかな、と思いました。
- 100 今度までには (採点:9)
- 美汐と祐一の微細な感情が実に良く伝わってきました。
美汐の「世界で一番嫌い。だから」のくだりは凄く気に入りましたね。
こういう、言葉がストレートでないやりとりは好きです。
- 101 Little Seedling (採点:6)
- ほのぼのしているなかの、かすかなスパイスがいいな、と思います。
切られたあの木から息吹いている芽は、あゆの『希望』ともいえるものだと思いますゆえ、もう少し多めに描写して欲しかったかな、と思いました。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:2)
- うーん、途中の妄想部分で最後に落とされるパターンと読めてしまいましたので。あと、持ち上げ方が足りないかな、と。
このパターンだと、普段落とされることの少ない祐一を持ってきた方がインパクトが強いかな、と思うのですが、いかがでしょうか。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:10)
- 不覚にもじんわりときてしまいました。
少女秋子と少年の心の移り変わりが見事でした。
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- うう、名雪の思いが痛いほど伝わってきました。目覚ましへのつなげ方も見事です。
果報者ですね、祐一は。
- 107 満月は白い輝き (採点:10)
- 真琴が帰ってきたことに対する美汐の思い……嫉妬、喜び……それらの書かれ方が良かったです。特に美汐の激昂時の台詞『破局を迎えたときのあなたを見たかったから、私は真琴のそばにいたんです』が。
妖弧の帰還には二つの願いがいる、という設定も良かったです。ハッピーエンド好きな私には。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:10)
- 名雪の心情が痛いくらいに伝わってきました。特に序盤の電話部分が非常に良かったです。
で、ほのラブというよりは、シリアスのような気もしますが。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:8)
- 途中の栞との想いでの箇所がいいなぁ、と思いました。
- 113 Flying (採点:8)
- 名雪の『走るのが好き』というネタを私が使っているので、よけいにずっしりと心に響きました。
ただ、ベンチで待った後の病室で、名雪が立ち直るまでにもう一クッションあったほうが私的にはいいかな、と思います。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:9)
- 銀河鉄道ですか。死者である栞との優しい別れ。優しく、綺麗なものに感じられました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 少女の視点から見た老祐一……見事でした。とある合唱曲を思い出し、じん、ときました。
- 119 『Nurse call』 (採点:8)
- KanonSS、とはいいづらいものかもしれませんが、私はこのようなものも含んで考えています。
好きですね、こういうのは。
- 120 息抜き (採点:8)
- 単なるお気楽クイズかと思いきや、名雪と香里の話があって意表を付かれ、さらにオチも見事だったと思います。
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- ほのぼのしてますねぇ、本当に。それでいて最後に余韻があるという。
- 123 想い、あなたに (採点:5)
- うーん、ちょっと祐一が優柔不断というか、移り気というか、そのように感じてしまいました。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 栞生存からの香里の苦悩、実に香里らしいな、と思いました。
苦悩は凄く良く書けていたと思うのですが、祐一と会話後、開き直るまでにもう1クッション欲しかったかな、と思います。
- 127 魔物の住む学校 (採点:7)
- 魔物に追いつめられていく様は実に見事かと思います。
最後は少々唐突かな、とは思いましたが。あと、佐『祐』理さんの間違いがありましたね。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- 家事は大変ですよねぇ、本当に。男同士の会話というのは好きですね。ヒロイン同士の変な嫉妬心とか絡みませんし。
ただ、文章が少々回りくどいかな、と思いました。長い文は2本に分けた方が読みやすいのではないか、と思います。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:9)
- 淡々とした現代の舞と、過去のちびまいの落差が良いな、と思いました。
ちびまいと刀鍛冶のお祖父さんとのやりとりが深く印象に残っています。残念ながら私は刀に関する知識は少ないですが。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- ただ、楽しませていただきました。ネタが多分にマニアックのような気がしますが。
最初から最後まで、バランス良く笑い、そして文章も見事なものだと思いました。
- 133 無名の石 (採点:8)
- 瀕死の猫視点……心に響くものがある話でした。ただ、最後の祐一との会話部分で余韻が削られてしまったのが残念です。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- あゆを失ったという喪失感、取り残されたものの悲哀、それが伝わってきました。
ただ、私には最後の言葉は余計なものに感じられました。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- それぞれの思惑が交錯するさまがよかったです。久瀬や北川の見せ方も。
ただ、ジャムが少々安易かな、と感じました。最後のクラスメイトの反応は面白かったです。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- 佐祐理との日常が崩れ、再び戻ること、そして最後の選択。美しくも悲しい話だと思いました。
ただ、桜になろう、と思い立つところが、その直前と若干不連続のような気がしました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- 少々唐突かな、と思いました。しかし、話と雰囲気は良かったと思います。
○YOU さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 調べるまでゴシックロリータが理解できなかった。それを良く知る人、意見が合う人、が読めばうけるのかもしれないが…。これはギャグなのでは?
- 003 Last regret (採点:10)
- あゆの気持ちがつたわってくるような作品でした。最後の部分があゆの性格を表しているし、現実味が増している。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- 生きることは楽なことではないか。どんなつらいことがあってもそれが生だ、受け入れろってことかな。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 終わり方が唐突な感じがしますし、内容はわかるんですが、全体的に言葉が足りないような気がします。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- 高校のときの朝の勝負が懐かしい。時間は秒単位で見てましたし、ショートカットや、上履きを履く時間の節約やら、荷物の軽量化(昇降口・自転車に荷物を放置)やらいろいろやりました。祐一ならバイク通学もあっさり特例で通りそうです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- 二人の仲の良さ、かまぼこ板の話にほのぼのしたものを感じたが、短いせいか読後にひっかかりを覚えた
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞の性格・口調が気になります。そのへんの理由が書いてあったほうがよかった。終わりかたはいいと思った。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:8)
- 読んだところ状況は………えーっと………あはは〜〜。
- 013 その朝 (採点:6)
- 真琴が帰ってきた日だと思いますが、書き方に新鮮な感じがした。
- 014 青い春 (採点:3)
- 読心術ってのはどうかと。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:9)
- この短さで全員出して、一人一人の特徴をしっかり表現していることはすごいと思う。しかし「般若」ですか。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:4)
- なんか短くまとまっているように思える。そのせいか物足りない気がする。
- 019 雨 (採点:5)
- 祐一君のベットの上!?本当に仲の良い二人ですね。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- なんか美汐が祐一を口説いている・美汐が祐一を立ち直らせようとしている。珍しいパターンだ。地の文の「はじめまして」だの「さようなら」などがあるところが理解できなかった。
- 025 風と共に去りぬ (採点:5)
- すでに久瀬は自分の言っていることを達成できているのではないでしょうか。
- 026 カナブン (採点:5)
- 美汐も祐一と同じように妖狐の思い出に決着をつけて進んでいくんでしょうね。読んでて題名の意味が分からなかったんですがどんな意味があるんでしょう?
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- 私の家はクーラーがつかないのですがしっかり夏を乗り切ってます、たしか五年以上は。北海道とか軽井沢とか言わずに関東のごく普通の地方都市在住ですが。なのでまあ気持ちは分かります。夜の睡眠を短くして昼寝をするのはいいです、ただし寝る前と起きた時に大量の水分摂取は必須ですが。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- 香里の性格が珍しかった。舞が思いっきり謎になってるし。題名のようにオールエンドがあったら問題だってことかな。
- 030 この街の夏 (採点:5)
- 名雪の思い出が美化されていましたが、いい思い出ってのはそんなものなんでしょうかね。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:5)
- 狐真琴関係の話は祐一一人の話が多いと思いますが名雪が絡んでくると面白くなりますね。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- 名雪が奢るシーンてのも珍しい。いつも名雪達が祐一にたかるものばっかり見ているもので。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- ダークというからどれほどのものかと思いましたがおとなしいほうですよね。とはいえジャンルをダーク以外に分類はできないでしょう。文章が上手だと感じました。
- 037 あの日をもう一度 (採点:5)
- 最後の展開は予想してなかった。文章が少し足りないのか、感情の表現が足りないような気がする部分がある。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 閃光のように輝いて生きるって言葉を思い浮かべました。たしかダイの大冒険のホップのセリフ。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 舞は祐一の事をわかっていてそれで忘れられている事を悲しんでいるって事ですよね。それは置いといて、今だけを見る考え方は刹那的って言われますが、その時その時の最良の行動をすることは悪いことじゃないと思います。その結果として悪い方向にいくかもしれないリスクはありますけど。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 内容も良いと思ったが、終わり方は特にいいと思った。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- あれ、なんか前半と後半がまるで違うような気が(笑)。容量も残っていることだし、翌日の様子も少し入れたほうがよかったんじゃないかな
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- ほのぼのとしてますね。特別な時間じゃなくて、ごく普通の一日のKANONらしさがでているように思えます
- 045 水の愛撫 (採点:2)
- 香里の気持ち、美坂姉妹のほほえましい感じは出ていたが、最初の噴水の話と後のつながりがいまいち読み取れない。香里の口調がおかしく感じられた。
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- 真琴のしっぽっていったい?あのあといったいどうなったんでしょう。
- 051 待つ女 (採点:9)
- やられた、だまされた。ほのぼの?ほのギャグかな。いろいろ知ってるだけにやられました。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:5)
- 名雪の言うことにも祐一の言うことにも賛成ですが、どちらかといえば名雪のほうがよく分かります。過去をふりかえることは悪いことじゃないと思いますから。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- 舞の感情豊かでかわいらしいのが伝わってきた。(二人にしかわからないんだろうけど)
- 058 夕凪 (採点:4)
- テーマがいまいち分からないがなにか感じられるものはあった。
- 060 奇跡の果てに (採点:6)
- こういう関係は私の理想のカップル像です。こんな関係を作れたらなあ。しかし最初の誤診ってなんですか、題名とその前の会話にだまされましたよ。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- 名雪と秋子の仲がとてもよく感じられた。会話中にぼやきや愚痴がぽつぽつでることが新生水瀬家としての4人の親密さを表現してる。
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- 水瀬家の食卓にはいつも肉まんがあるのか?いつもの秋子さんではなく人間らしい秋子さんだった。
- 065 振り返る想い (採点:5)
- 舞エンドではあゆは全く出てこないんですけど、その補完ということですよね。色々解釈があるエンドですがこれも一つの終わり方ですね。祐一はどこに行こうとしていたんだろう?
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:5)
- KANONとは美汐の設定が違うような気がしますがそれは置いといて。美汐が行かなくなった理由はなんだろう?気持ちが落ち着いたから、前向きな気持ちで待てるようになったから?
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 珍しいカップリングですね。とてもかわいらしい真琴の様子がうまく表現されていましたし、北川にはなんか違和感を感じたけど多分他のSSのせいでしょうね。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:8)
- なかなかぶっとんだ内容でした。祐一がギャグキャラというのも珍しいですし、北川はさらに哀れですけど。あの目覚ましはなんなんでしょう?
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- のりのいい作品で祐一のように車の事が良く分からない私も気にせず読みきれた。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- 最初はどこがシリアスなんだと思っていましたが、なるほどシリアスだな。手術なんてしたことはありませんが普通のケガですらアレですから、その何倍もでしょうね…。
- 073 守りたい約束 (採点:3)
- 秋子さんの告白はとても支えになったんだと思う。わざとだろうけど名雪と似てますね。結末までおなじにならなければいいけど。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- 最期の部分、嫌いだったってことは嫌いじゃなくなったって事だと思うがなんでだろう。ここだけ未来からこの時をふりかえっているのかな。ピノキオですが私は幸せだったんだと思います。半端な気持ちでは夢は叶わなかっただろうし、人間になったことが困難のはじまりだったとしても後悔はしなかっただろう。
- 076 流星群 (採点:9)
- 何もいわずに集まれる四人がうらやましかった。私はこんな親友を作れたのかな。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- 名雪のけなげな心に胸を打たれたようなそんな気分です。
- 080 鈴が唄う日 (採点:4)
- 鈴といったら…と思っていたらやはり最後は真琴に行きつきましたか。鳴るようになったのはささやかな奇蹟でしょう。
- 081 向日葵 (採点:5)
- 自分に腹立たしくなって物を自分に見立てるってやりますよね、やりませんか?「」の前についている名前はついてなくてもいいと思います、二人ですし。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- あゆの純真さがはっきりとしていますね。しかしこういう作品を読んでいるとあゆと祐一が同じ年とは思えません。兄弟のような感じです。
- 083 偽りの伝承 (採点:6)
- 思いもよらぬテーマでした。きっかけは妖狐の伝説にあるひっかかりだと思いますが。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- 美汐の過去を過去として進むことを決めた時の思考、感情に明るいものを感じた、がなんか不自然な感じがした。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:5)
- 古文を題材にするとは、私は読むことは好きでしたが古文にかんしてはフィーリングとか言ってましたね。
- 089 雪原の軌跡 (採点:10)
- 人名が出てきませんが十分に分かるし、このほうがいいと思ったのは自分でも意外でした。当然あったはずの話ですが、内容が内容ですし重いですね。何か感じられるいい作品だと思います。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:5)
- 幻想的なシーンというのでしょうか?文章の書き方が上手いと感じました。
- 092 デエトの日 (採点:8)
- なかなか派手な展開でした。よく祐一がもどってきたなとか、栞はいなかったのかっていう疑問は残りましたが十分に面白かった。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- 感動的でドラマみたいな話ですよね。さおり(栞)との出会いは偶然だったのかな。こういうのを運命というのかもしれない。
- 099 Anniversary Days (採点:7)
- ガラス細工は最高のプレゼントだと思います。他のてんは祐一らしさが出てますね。
- 100 今度までには (採点:5)
- あそこで真琴が登場してこそKANONですね。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- 北川の妄想とウェイトレスのオーダーをひたすら間違えることの関係が見つからないし、最後の展開も前からつながっていない。読み終わったあと消化不良をおこしたような感じがする。
- 106 あなたのために出来ること (採点:5)
- あの目覚ましはプレゼントだったのか。自分の声を吹き込んで使うというのは変だと思っていたが納得。
- 107 満月は白い輝き (採点:6)
- 2話読んでるような気がした。通学祝いのパーティから先はいらないように思える。再会シーンは多分祐一の影響だろう。
- 108 家出(強制) (採点:5)
- 祐一と北川のコントですね。いろんな小ネタが出没していましたが。これはやっぱり秋子さんなりのおしおきだったんですね、ちょっとシャレになってませんが。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- キャラの特徴に不自然なところがなく、最後までどんどん読めた。天野に勝つ祐一は初めて見た。パーフェクト…北川は?
- 113 Flying (採点:3)
- 名雪と祐一の絆の強さが読み取れた。翼やFlyingの用語を多く使っているのにそのことについての内容が少ないように思えた。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:6)
- 爆笑するようなギャグでは無いのですが読んでて楽しかったです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:10)
- 名作の雰囲気を壊さずにうまく書かれていると思う。北川のとぼけたコメントも面白かった。終わり方もうまくまとまっていた。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- 意外な設定だった。あんなふうに老いられるなら幸せだろう。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- いろんなイベントをいれてあったが、オールメンバーのせいで一人一人がほとんど顔見せぐらいだった。もっと長くしておいたほうがよかった。
- 120 息抜き (採点:7)
- ただのクイズ合戦かと思ったらひとひねりありましたね。香里のクイズに対する名雪の言葉は良い言葉です。他のクイズに対するヒントの出し方も上手いと思います
- 124 No More Dying Then (採点:6)
- 美坂姉妹の仲のよさ、親密さが痛いほど伝わってきた。
- 126 多角関係 (採点:9)
- あの作戦は全て実行済だったのですね、しかも成功。最後の一文には同意。
- 127 魔物の住む学校 (採点:7)
- かなり謎な話だったがホラー系としてかなり面白かった。魔物ということだから舞とまものとの戦いに巻き込まれる話かと思ったらこういう展開でくるとは。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- よく聞くようになった主夫ってこんな感じなのかな。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:5)
- 作品にこめられた思い、その役目を果たしたってことで生涯最高の名刀だったんだろう。舞もその気持ちが分かるから約束を果たしたんだろうし。
- 131 鎖 (採点:7)
- すっごく重い話ですね。記憶をうしなってから半年で結婚まで行きましたか、記憶を失うという困難を乗り越えたためでしょうね。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- 名雪のクイズは分からなかったが、結構裏技があるものだな。ところでこの夢はなんのためにあったんだ?
- 133 無名の石 (採点:5)
- ペットのお話はよくあるが、猫視点の話は珍しい。あれ、そういえば猫アレルギーは?
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- 祐一の失恋物語といったところですね。周りの暖かい様子、祐一の落ち込みようが暗示というほどではないが密かに表現してあったのがいいと思います。話の流れから考えてあゆの目覚め、再会シーンが無かったのは良かった。最後の一文は気になりますが。
- 135 夏に始まる物語 (採点:5)
- 美汐と名雪のやりとり、学校での名雪と祐一との緊張感の感じられる会話が印象に残りました。冬にはあゆも再び現れ、美汐も祐一に対し思うところがあるようです。きっと修羅場な物語になるのでしょう。
- 138 たんぽぽのように (採点:5)
- 三人のやりとりは面白かった。こういうのは栞の夢だったんでしょう。生まれてきた理由は無いのかもしれないけど生きている理由は探していきたい。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- 意外過ぎる設定ですね。読んでていまいち分からないところ(名雪が北川に父親を感じたところ・舞が魔物を感じたところなど)が何箇所かあったので後日解説してくれるとありがたいです。
○Yaun さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 嫌いじゃないけどこういうネタ・・・。もうちょっと浪漫について語ってほしい。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- オチがいいですねw
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- 名雪がどうなったのかが知りたいです。
○akito さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- まず、非常に読みづらかったです^^;
そして、SSとして、当てはまらないのかと思いました。
考えさせられるSSというのは素晴らしい作品だと思います。
ただ、読み手に考えさせるだけに見えてしまいましたので、点数が低くなっています。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:8)
- んー、見事にやられましたw
ほのぼのってことでしたので、油断してましたので^^;
ほのぼので、漢の浪漫、というタイトルからこのオチとはw
ちょっと浪漫の部分がなかったので、そこを減点にしました。
- 003 Last regret (採点:8)
- もう一人のあゆの一人称は、やはり、いつみてもいいものですね。
非常にやさしさが伝わってきました。
>もし、
ただ、ここの部分が個人的に違和感があったので少し減点になりました。
”もう一人のあゆ”の一人称っぽくないようにとれましたので。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:9)
- 素晴らしいですね。
こんな絵本があったら、、、と思ったりしています。
ただ、非常に上手いとは思うんですけど、
こういったジャンルを読んだことがないので、正当な評価がわからないので、
個人的で申し訳ないのですが、1点だけ引かせていたただきます。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- いまいち、よくわからなかった部分が多かった気がします。
なぜ、二人が待っているのか・・・誰を待っているのか、
なぜ、二人の目の前の灰皿は吸殻で溢れそうなのか。
そのあたりを減点とさせていただきました。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 一年近くたった頃からの話ですね。
祐一が受験勉強をしている間、なぜ、あゆが暇そうなのかが
非常に違和感を感じてしまいました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- ほのぼのですねぇ^^
いい感じなんですけど、
自転車でリミット8分から遅刻というのはおかしいと思うので、
その部分を減点させていただきました。
- 008 また明日 (採点:8)
- やっぱり、栞でしょうw(栞属性)
というのは別としといて、栞のセリフがどれも、
栞っぽかったです^^
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- すいません、なにを言おうとしているのか、
なぜ、名雪は普通のままでいられるのか、全然わからないことが多かったです。
>「馬鹿だよ、祐一は。みんなを悲しませて。本当に馬鹿だよ、絶対許してあげないんだから……
>イチゴサンデー山ほど積まれても絶対……絶対……」
このセリフを言わせるために祐一が自殺という設定にしただけのように見えました。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- 祐一が言っていたセリフの一つ、
>「ああ。・・・でもって更に、腹も減って来たぞ。さあ美汐、晩飯の続きだ。」
この祐一の照れ隠しがいい感じで、個人的に好きな部分です^^
ただ、真琴に関してが一切語られていないのですね。
なのに、二人が平和そのものということで序盤が入りずらかった気がしました。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- シリアスとのことで原作を元に考えたいのですが、
舞が1ヶ月ちょっとの間に、ずいぶん喋るようになっていること、
佐祐理さんが一緒に住むことを知っていて舞が知らないということに
違和感が大きくあったので減点させていただきました。
ただ、舞は一緒に住むことを知っていて、だとすれば点数が変わってしまいますが、
そう見えなかったので・・・そうだったとしたら、ホントにすいません。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 裸の名雪を目の前にして寝る・・・漢として許せるものではないです(爆
まぁ、18禁書くわけにもいかないんですよね^^;
でも、もうちょっとイチャついてほしかったです。
- 013 その朝 (採点:5)
- 非常に珍しい部分、真琴の状態を丘にいる”妖狐”が知らせる、ということですが、
やはりシリアスとなる場合、原作と比べて見ているので、
時間が合わないことに違和感を感じました。その後、名雪に会わせた時間は休憩時間でしたので。
- 014 青い春 (採点:10)
- 驚きました。なにしろ北川でしたので^^;
北川視点でのこのテーマ、非常に素晴らしかったです。
個々のセリフ、描写などもすごく伝わってきました^^
復讐も北川らしく、やさしさとツラさを濁すための『たらふく食い』が
気に入りました^^
- 015 遅刻 (採点:3)
- 濁点などがしっかりと付いていない部分が、なんか違和感ありますけど、
まぁ、内容に関してではないので、置いておきます^^;
まず、これは、ほのぼのに属さない気がします。
そして、祐一のやり方、遅刻を無くすという理由のみで
名雪に『いなくなる』ようなことを言うのは、言ってはいけない嘘の気がします。
祐一が言うことではない気がしました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 祐一が雷が嫌いとはw
みんな怖がっていてかわいいのですが
香里が潤というのが残念なので^^;
- 017 『とも』 (採点:5)
- あまりなじめなかったです。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 話の時期がいつなのか、よくわからなかったです。
>私は友達に『体調が悪くなったから帰る』と言い、
の部分では1年後と受け取れますが、
>「謝らないで下さい。祐一さんと行けないのは残念ですけど、今回は諦めます。また来年の舞踏会に一緒>に参加すればいいですし」
この部分では、原作通りの時期になっていますので・・・
あとは、栞が友達と一緒に来たにも関わらず帰ってしまったのが残念でした。
『日々』をもっとも大切に生きていると思っていますので。
(個人的には1年後として見ましたので)
- 019 雨 (採点:9)
- う〜ん、、、これは、ドコで起きた出来事なんだろう。
やっぱり水瀬家ですよねw
秋子さんがなにげに聞いてしまっていると予想して、+1点w
話がよくまとまっているのですが、あくまで個人的な部分で、
地の文のあゆは、もう一人のあゆだと思っているので、
その部分で2点引かせていただきました。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- シリアスなので、原作を元に書かせてもらいます。
祐一が天野の前で弱さをこれほど出してしまっていることに違和感を感じました。
天野とは結ばれたとしても、思っている人は別のままで、
弱さを支えあうため、天野でいう所の
>「私は・・・それで、こんなふうになってしまいましたが・・・
>相沢さんは、どうかつよくあってくださいね」
の『つよく』あるために結ばれると思っていますので・・・
- 021 かしこ (採点:9)
- う〜ん、、、
いろいろ深いですねぇ^^
美汐が絵本・・・確かに、一番しっくりきますね。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- ほのらぶなんで、どれくらい溶けたかw
での点数ですので^^;
- 023 純白の審判 (採点:3)
- 個人的にシリアスには辛めになってしまうというのもありますが、
ほぼ、原作そのままで、特に書かれたい部分も
>最後の審判が下された………
だけに見受けました。
>「私は祐一さんと出会って、幸せでした」
>「俺だって」
> 必死に感情を抑える。
> 男から泣くわけにはいかないだろう。
> 栞が笑っているのなら、俺もそうする。
>「俺だって幸せだったさ」
ここの部分も、なぜ、祐一まで過去形でいうのかが・・・
あと、『審判』となっているので、たったの1週間ではなく、
バッドエンドのように、クラス替えの状況の方が『審判』とする場合、
しっくりくる気がしました。
- 024 月 影 (採点:9)
- 非常に、読んでいて考えさせられました。
ただ、私の解釈が間違っている気がしてなりません^^;
なぜ、『竹取物語』なのか?
この部分の解釈によってかなり内容が違って見える気がします。
個人的には、子供時代の出来事などが主に浮かんできました。
その部分がはっきりわからない(作者様のイメージが、読んでいてわからなかった)
という、身勝手な理由で1点だけ引かせてもらいます^^;
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 確かにシリアスです。シリアスなんだけど、なんで久瀬なんだろ^^;
非常に評価が難しいですね^^;;;
でも、細かい所もしっかりしていますよね。
久瀬が2年生であるとかw、以外と気付いてない人少ないですよね(多分)
全体的にまとまっていると思います・・・・が、なにせ久瀬ということで、
やはりなじめませんでした^^;
すいません。
- 026 カナブン (採点:7)
- 現実的に考えると、確かにこうなる可能性もあるのでしょうね。
結婚などについては、Key様のKanon掲示板で、最近、意見が出ていました。
その相手は名雪、天野、の二人でした。
そして、私は、そのどちらも認められない者だったので、評価が低くなってしまいます。
非常によく出来ていると思うのですが、シリアスは原作を元に評価点をつけていますので・・・
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 壊れていない名雪とのギャグとなると、
こんな感じになってしまうんでしょうね^^;
この二人のみで笑えるものがあるか、が微妙なので、
中途半端な評価点になります、ご了承を^^;;;
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 栞がんばれ;;
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- なぜ、全員がこうなってしまっているのでしょう?
特に、天野に関しては納得が全然いきません。
元のストーリーを考えずに全員が死ぬ(又は壊れる)
内容でしたら、Kanonを元に書くのはふさわしくない気がします。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 名雪のTシャツと浴衣を想像出来たことに感謝w
ただ、もうちょっと、『いたずら』がほしかったです^^;
勝手な欲望ですけどねw
○bal さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:6)
- 表現は上手いと思うけど本文にあたるものがほしかった・・・。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- つかめない・・・
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- 深みがないかな?
- 014 青い春 (採点:10)
- 何気にこういうの大好き。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:8)
- よく出来てると思う。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- 中盤までよかったけどオチが・・・
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:8)
- ありがちだけどよく出来てる
- 035 月の向こうに (採点:7)
- 結構いいと思う
- 048 もみちゅーどく (採点:2)
- なんていうか単純で・・・
- 064 恋する乙女というものは (採点:3)
- なんかなぁ・・・
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:3)
- なんていうか・・・悪ノリしすぎ?
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- 私の知能にはむずかしゅうございました。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:10)
- こーゆーギャグはいいね。
- 108 家出(強制) (採点:5)
- 後半が読みにくかった・・・
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:3)
- う〜ん・・・。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- 読む気しねー
- 123 想い、あなたに (採点:10)
- すごくよく出来てると思う
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- 最後の終わり方がいい。
- 126 多角関係 (採点:9)
- 凄くいいけどあと1歩で更になんか・・・。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:5)
- かおりんりん(意味不明
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:1)
- なんか読みにくい・・・
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:4)
- 微妙なところです・・・。
○kei さん
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:6)
- えっ、続く?って(笑)
○kenie さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 拙いすぎる。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 意味不明
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- 話自体は悪くないが短すぎる。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- 最後がいまひとつ。
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- 台本じゃないっつーの
- 022 いつもの二人 (採点:2)
- あゆ?
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- Good !! \kv
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 落ちがいまいち。
○korori さん
- 001 丘の生き物 (採点:6)
- 面白い表現だと思った。頭の中で映像が流れるようだった。
- 003 Last regret (採点:7)
- 感動しました。短い文章なのに内容がしっかりしていてよかったです。
- 014 青い春 (採点:7)
- 話に引き込まれました。話の展開のさせかたが良かったです。できれば、名雪の心情も読みたかったな〜
- 023 純白の審判 (採点:8)
- 泣きそうになりました。感動しました。ラストもいい感じでした。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:8)
- 続きがあってほしい。そして、そこで何らかの決着があるといいな〜
- 037 あの日をもう一度 (採点:7)
- やっぱりハッピーエンドはいいですね。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- 香里さんナイスです。香里サイコ−でした。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- 一瞬シリアスかと思っていしまいましたが、次の瞬間笑ってしまいました。なるほど、奇跡は必要ないですね。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:7)
- ラストの秋子さんが良かった。写真の裏に書いたメッセージもいい感じ〜
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 良かったです。香里の最後のセリフに震えました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 面白かったです。とても、読みやすい文章でした。まったく長いと感じることもなく、すらすらと読むことができました。
- 126 多角関係 (採点:10)
- 大爆笑です。佐祐理がいい感じでブッ飛んでましたね。それから、SPが良かったです。
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- さすが邪夢ですね〜。ラストがあんなコトになるとは思いませんでした。
○mdk さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- 雰囲気は悪くないと思うんですが、いまいちよく分からなかったです(^^;
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- すみませんが、オチの意味が分かりませんでした…。
- 003 Last regret (採点:7)
- 短いながら、結構良かったと思います。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- 何気に結構悲しい話のような…。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- なんだか話がまとまっていない気がしました…。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 途中まではよかったんですが、唐突に終わってしまったような気がします…。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- やたらと説明調の文が多かったのが気になりました…。それと、なんで最後だけ三人称になってるんでしょう?
- 008 また明日 (採点:7)
- 彼ららしさが感じられて良かったです。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- 失礼ですが、正直「なんだこれ」と思いました…。話の内容の割に文章が淡々としすぎている気がします。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- その後の幸せな生活が浮かんでくるようです(^^
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- なんだか舞が微妙に子供化してるような…。意識してそうしたんでしょうか?
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- なんというか……とろけそうです(?)
- 013 その朝 (採点:8)
- 思わず唸ってしまいました。面白いと思います。
- 014 青い春 (採点:5)
- 話はそんなに悪くないとは思うんですが…。なんで「だおー」なんでしょう?
- 015 遅刻 (採点:4)
- 淡々としすぎている気がします…。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- なんだか独特のノリですね。でも楽しく読めました(^^
- 017 『とも』 (採点:6)
- 良かったんですが、ちょっと物足りなかった気もします(^^;
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- 話の雰囲気は悪くないのですが、少し物足りない気もしました…。
- 019 雨 (採点:7)
- なんだか優しい感じがして良かったです。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- 決して悪くはなかったですが、「?」と思う点もいくつか……。
- 021 かしこ (採点:7)
- いかにも美汐らしい手紙で、良かったです(^^
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- 悪くはないんですが、ただほのぼのしてるだけって感じが…。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 結構上手いとは思いますが、もうちょっとオリジナルの部分が欲しい気がしました。
- 024 月 影 (採点:6)
- 文章は上手なんですが、抽象的すぎていまいちよく分からなかったです。……私の読解力が低いだけかもしれませんが(汗
- 025 風と共に去りぬ (採点:5)
- なんだか随分格好よくなってる……少しキメすぎな気がします(^^;
- 026 カナブン (採点:8)
- タイトルの由来が分かりませんでした(^^; ……でも良かったです。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 面白かったんですが、ところどころおかしいところがあったような…。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- まあまあ面白かったんですが……ちょっと中途半端なような気が(^^;
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:5)
- やりきれないですね……。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 浴衣のエピソードがいいですね……彼等らしくて。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- 読み辛いです……。それと、少し原作を無視しすぎでは?(^^;
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- 良かったです。タイトルから受ける印象と実際読んでみての印象が全然違いましたが(^^;
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:3)
- 祐一と美汐が放送委員(?)ってのは面白いと思ったんですが、肝心の部分が無いのが残念です…。
- 034 アーティスト (採点:8)
- 美汐の変化の様子がとてもよかったです。
- 035 月の向こうに (採点:7)
- ドキドキさせられました。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- いくらあゆでも祐一達が試験官やってるものに騙されるとは思えないんですが…(^^;
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- 話の進み方が淡々としすぎている気がしました…。
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 良かったんですが、ちょっと物足りなかった気もします…。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 舞が栞に…というのは良かったんですが、少し展開が強引な気もしました。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- テンポ良く読めて、面白かったです。
- 041 涙 (採点:6)
- 話は結構良かったのですが、文章が少し読みづらく感じました…。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:5)
- そういう話だってのは分かってるんですが、なんだか釈然としません…。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:5)
- オチに持っていくまでは結構良かったんですが、ラストがイマイチでした…。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- ひたすらほのぼのしてるだけですねぇ…。でも結構面白かったです。
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- 決して悪くないと思うんですが、少し物足りない感じがしました…。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- 久瀬の話しかたが丁寧すぎるのに違和感がありますが……こんな斉藤は初めて見ました(^^; 女性向けって……(汗
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- なんだか読み辛かったです…。
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- なんとも言い難いですが……(^^; ノリはそう悪くなかったと思います。
- 049 Transmigration (採点:4)
- なんかどこかで見たような展開なのがどうにも気になります…。
- 050 あなたと共に (採点:7)
- 美汐の母性がよく感じられました。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 雰囲気は良かったです。ところで宅配ピザって家じゃなくても届けてもらえるんですか?
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- 秋子さんとあゆの母親についての設定は面白いと思うんですが、それがあまり活かされていない気がしました…。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:7)
- 全体を通しての雰囲気が良かったです。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:5)
- いまいち話がまとまっていない気がします…。
- 055 手紙 (採点:5)
- どこか釈然としない気分が残るのですが…。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- なんだかイマイチだったような……。どこが、と言われると答えづらいんですが(汗
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 誰なのか考えながら読んでたら……誰でもなかったんですね(^^; まあでも悪くはなかったです。
- 058 夕凪 (採点:6)
- 話の雰囲気は良いんですが、失礼ながらそれだけという感じも…。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:8)
- しんみりとさせられました…。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 香里がとても可愛くなってますね(^^
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- なんだかすっきりしない終わり方ですね(^^; まあ好みの問題かもしれませんが……。
- 062 丘の上での昔話 (採点:6)
- 悪くはないのですが、盛り上がりに欠ける気がしました。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- 会話文ばかりで、ちょっと読み辛かったです。初っ端の誤字はいくらなんでも致命的では……(^^;
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- テンポが良くて面白かったです。オチが少しイマイチだった気もしますが……。
- 065 振り返る想い (採点:5)
- なんというか、あゆを出したことがあまり活きていないような気がしました…。
- 066 夢の中でも (採点:7)
- 深刻さは全然違いますが、私も似たようなことがあったので妙に共感しました…。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- いい雰囲気の話でした。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 珍しい組み合わせですね。 結構面白かったです。
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- 全体を通しての雰囲気がとても良かったです。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:3)
- ノリについていけませんでした……(^^;
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:6)
- 車は全然詳しくないので、よく分からない言葉が多かったです(汗
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- 面白いんですが……ほとんど同じ風味の作品が前回のこんぺにもあったような(^^;
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 雰囲気がいいですね。ただ微妙に違和感も感じました。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- ピノキオに例えたのは良かったんですが、なんだか分かり辛かったです。……まあ、自分の読解力が低いだけかもしれませんが(^^;
- 075 記念日 (採点:4)
- なんだか状況把握がしづらかったです…。
- 076 流星群 (採点:6)
- こう言っては失礼ですが、なんだかどこぞの安っぽいドラマのような印象を受けました…。
- 077 まだまだ続く道 (採点:5)
- 淡々と話が進んでいってしまい、感情移入し辛かったです…。
- 078 blessing (採点:7)
- なんだか文章が重いですね…。話は良かったです。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- いいエピソードだと思いました(^^ 今の祐一の言葉はちょっと調子良すぎな気もしますが、名雪ならそれでも許してくれそうですしね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 「あれから十年」の部分だけ原作と矛盾してしまいますが、それ以外はとても上手いですね…。
- 081 向日葵 (採点:6)
- 悪くはないんですけど、目新しさがあまりないような…。
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- ほのぼのしててよかったですが、不自然な表現がちょっと多かった気がします(^^;
- 083 偽りの伝承 (採点:6)
- そういう考えもありますね…。なるほどと思いました。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- 話はそんなに悪くないと思うんですが、少し読みづらかったです…。
- 086 人生にifはない (採点:9)
- 北川の書き方が上手いですね〜。違和感もなくすんなり読めました。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- 話は結構よかったと思います。誤字が少し多いのが気になりました…。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- どうも香里の考えが分かり辛いです。それとやたら中途半端に終わってしまっているような……。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- 話としては面白いと思いましたが、ちょっと読みづらかったです…。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- いい雰囲気で、良かったです(^^
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:10)
- 上手いです…。
- 092 デエトの日 (採点:6)
- なんだか香里が可愛いです……。
- 093 philosophy (採点:9)
- 面白いです。名雪の表現が上手いですね……。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:8)
- 甘すぎです(^^;……まあ、面白かったんですけど。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- すっごい異色な話ですね(^^; でも面白かったです。
- 096 Pure Heart (採点:4)
- 駆け足であっという間に通り過ぎてしまったような感じです…。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:6)
- なんだか切ないですね……。誤字が多いのが気にかかりました。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- なんというか……台詞から感情がまるで感じられませんでした。
- 099 Anniversary Days (採点:5)
- 話はまあまあよかったと思いますが、誤字が多かったのが気になりました。
- 100 今度までには (採点:8)
- 美汐も真琴も可愛く書かれていて良かったです(^^
- 101 Little Seedling (採点:7)
- 雰囲気が良かったです(^^
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 文章は上手なんですが、いまいち話にまとまりがない気がしました…。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- オチがイマイチでしたが、すっとぼけたウェイトレスは面白かったです。
- 104 これから…… (採点:8)
- いい雰囲気の話でした。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- そういう設定できましたか。面白かったです。……なんだか姉の喋り方が途中で変わってるような。気のせいですかね?(^^;
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 名雪の健気な様子がよく表れていて良かったです。
- 107 満月は白い輝き (採点:10)
- 奇想天外、じゃないんですね(何)。それはともかく、上手いです。とても面白かったです。
- 108 家出(強制) (採点:3)
- ノリについていけませんでした……(^^;
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- …なんか祐一が情けないですねぇ(^^;
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:10)
- 良かったです。香里がとても上手に書かれてますね…。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:6)
- 香里の告白がやけに唐突に感じられました…。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- まさにほのぼのしてるだけのようですが、悪くなかったです。
- 113 Flying (採点:9)
- 話も良かったですが、何より表現が上手い、とまず思いました。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:10)
- 話のテンポが良く、とても面白かったです。
- 115 温もりの中で―― (採点:5)
- 完全に私見で申し訳ないですが、祐一は恋人が危篤に陥ったぐらいで自殺を図るほど弱くないと思うので、そこにどうしても違和感を感じてしまいます…。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:8)
- 銀河鉄道ってよく知らないんですが、原作もこんな感じの話なんでしょうか? まあ何にしても面白かったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- いい話だとは思うんですが……あまりKanonである意味がないような(^^;
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- ラストで祐一達まで逃げる理由がよく分からないのですが…。他にもいくつか腑に落ちない点がありました。
- 119 『Nurse call』 (採点:10)
- 凄い、と思いました…。
- 120 息抜き (採点:8)
- テンポよく読めました。面白かったです。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 佐祐理の心情がよく出ていて良かったです。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 面白かったです。テンポよく読めました。
- 123 想い、あなたに (採点:9)
- 面白かったです。第二ラウンド以降も見てみたいですね(^^
- 124 No More Dying Then (採点:9)
- 香里の心情表現が上手いです…。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- 文章が上手ですね。こういう話を読むと落ち込みます…。
- 126 多角関係 (採点:6)
- なかなか面白かったんですが、オチがいまいちだったかも……。
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- 危機的状況の描写にドキドキさせられました。でもストーリーがよく掴めなかったです(汗
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- 北川が主夫……案外似合ってるかもしれませんね(笑)。誤字の多さがちょっと気になりました
- 129 いつもそばにいる (採点:5)
- う〜ん、なんだか分かり辛いところが多かったです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:9)
- いい話ですね…。とても面白かったです。
- 131 鎖 (採点:3)
- 展開がやや突飛なことに加えてどんどん進んでいってしまい、感情移入できませんでした…。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 面白いといえば面白かったんですが、若干ダラダラと続いているような印象を受けました…。
- 133 無名の石 (採点:5)
- 話はそんなに悪くないですが、Kanonである意味があまり感じられませんでした…。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- 話は良かったんですが、ギャグの部分が妙に浮いてしまっているように感じました…。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- 後半が少し駆け足だった気もしますが、面白かったです。その後の展開も読んでみたいと思いました。
- 136 君を想う気持ち (採点:4)
- いくら名雪でもこれは少し無理があるのでは…(^^:
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- ノリは良かったです。佐祐理の台詞はいくらなんでもストレートすぎでは…(^^;
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- とてもいい雰囲気で、面白かったです。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 上手いです。涙腺が少し緩みました…。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- 珍しい組み合わせですね。面白かったんですが、ちょっと展開が性急すぎる気がしたのが残念……。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:4)
- 北川の設定については結構面白いと思うんですが、失礼ながらそれを上手に書ききれていない気がします…。
○mightywings さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- センタリング一辺倒では芸が無い。この手の詩であれば、逆にKanonを読まない人でも
感動させるくらいの意気込みで構成するべき。元ネタに絡んだ単語を羅列させたような
感があり、書き手の個性が伝わって来ない。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- ノリ一発。
- 003 Last regret (採点:7)
- 短いながら読み返す程深みが増す作品。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- 行間開けすぎ。内容は薄い。<天使さん>は不自然。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- 言葉が陳腐。また、台詞まわしからは、一体どちらがどんな結論を出したのか不明。書き手が勝手に
盛り上がって答えを押し付けたように感じる。登場人物が語らなければ物語は味が無い。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 引っ張った割りにはオチが軽すぎ。地の文も描写が解説しすぎ。物語にすらなっていない。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 起承転結、起伏なし。感情表現も乏しい。訴えもない。
- 008 また明日 (採点:9)
- 巧い。キャラの台詞まわしも軽快。オチもわかりやすく、かつ掴みがある。
我見だが、栞の杞憂は、まあ無用のものであるが、対する祐一の科白も、やもすると
刹那主義に捉えられがち。人生楽しいのは生きているこの瞬間。でも明日がもっと
楽しくあるため、今日の労苦を背負うのも大切では。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 後味悪すぎでは?ダーク路線とはいえ、尻切れトンボでは読者に何も訴えられない。
読み手の事を考えれば、全体の構成や言葉の使い回しもまた変わると思う。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- ほのぼの。それだけ。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 舞の一人称にしては、地の文、会話文、ともにくだけ過ぎでは。ぶっきらぼうな
印象のある彼女がかなり饒舌で、感受性も豊かに状景を描写しているのは、実際
かなりの違和感がある。大声で他人を呼ぶシーンも然り。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- ほのぼの系は、よほどの殺し文句が無い限り月並みの印象しか感じられない。
- 013 その朝 (採点:7)
- 文章が引き締まり、テンポ良く進んでいる所為か、<きつね色>という単語が
必要以上に作為的に感じられた。勿体無い。幕切れも、あと少しインパクトが
欲しかった。
- 014 青い春 (採点:3)
- 香里と祐一がくっつく経緯がまるで書かれていないし、対する北川の心情も舌足らずすぎる。
- 015 遅刻 (採点:4)
- それは愛故に、と暗に匂わせて片付けているのはどうか。毎朝起きる為の、名雪の努力を少しでも
表現していれば、もう少し物語が盛り上がったのでは。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 設定が不明。栞ルートの一年後で良いのか何なのか。それと判る文章が欲しかった。
結びの一行はパンチに欠けている。それと蛇足で、クロスカッティングの順番も一箇所違う。
(栞が眠った後、再び栞一人称になっている個所)
- 019 雨 (採点:10)
- 雨音や川のせせらぎといった水の流れる音には癒しの効果があると云われる。
あゆを包み、その胸中を潤す雨は、読み手の心をも同時に癒してくれる、そんな
気持ちにさせられた。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 締め方が勿体無い。好みで言えば、真夜中を過ぎた、あるいは翌朝くらいの時点で二人が
公園でどのような状態でいるのかを三人称で綴ってみる、といった締めが良かった。
- 024 月 影 (採点:8)
- 旋律はどこまでも緩やかに。時に安らぎを、時に悲しみを奏でながら、思いを募らせ歌は夜に
染み渡る。この作品もまた<初めて聴く音楽>。読み手の数だけ新しい歌が生まれる。
- 026 カナブン (採点:3)
- 内容への感想。幸せであることに目を背けてはいけない。それが過去との決別になろうとも。
文体への感想。空白行開けすぎ。最初エラーかと思った。風景の描写が皆無で季節も不明。
反して会話は長すぎ。演出には人物の仕草や景観描写も重要である。それと、タイトルと
本作の結合性が不明。何故に<カナブン>なのか。読解力不足で失礼ではあるが。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:4)
- 物悲しく、うら寂しく、救われない真夏のふたり、、、。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:3)
- 起承転結、起伏が無い。始まりも終わりも唐突すぎ。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- 狐の名前がいきなり真琴のフルネームなのがちと苦しすぎる。自分達で名づけたのであれば
7年後の再会時に名前で気づくはず。それと二人が狐と過ごした時間の描写が乏しい。拾って
来たと思えばもう居なくなっている。この辺りの描写を増やしてほしい。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:3)
- なし崩しに放送委員もどきの二人。栞を交えての放送シーン、といった場面を
スリリングかつコミカルに表すのが腕の見せ所であり、それが無いので結果
盛り上がりに欠けている。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 情景描写の綿密さは素晴らしい。スピード感があり、それでいて静寂が作品全体を霧のように
包んでいる。しかし、<物語>として本作は完結していない。舞の行き着く先が、絶望なのか
希望なのか。剣を保つのか捨てるのか。匂わせる事もしていないので、そこを描いてほしい。
- 037 あの日をもう一度 (採点:2)
- 書き方がバラバラ。主体がすぐ変わるが、空白行の開け方に法則性が無いようなので
変化についていけない。内容も、栞ファンが栞の都合が良いようにアフター物を書いた、
程度にしか感じられない。味気なさが残る。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 惜しい。当初から香里の悩む原因は明確だったが、それでも、栞という個を限定して感情を
露呈する部分が最終部にしかないのが惜しい。この最終部でもう一山築いていれば更に深みが
増したと思う。それと、生きていくだけで罪が償える、と考えるのは愚か。自虐と倦怠に縛られた
生は死と等価であろう。自身の価値を尊び、かつ他人に幸せをもたらすことこそ生きる意義。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 微妙な作品。本編中の見えざる1ページを、舞と栞のクロスオーバーの形で構成したが、
栞の設定が本編と若干違うのでは?姉、香里は妹の存在をこの時点で抹消していた
筈で、気遣いがあったとは思えないし、そこに感謝の念は生まれようもない。また、街中で
あゆと激突した翌日の設定なのであれば、いきなり<今だけを見て歩いてゆこう>と気持ちを
切り替えるのも急すぎる気がする。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- 自分の都合で果たして再入学できるのか?金銭に物を言わせた、とかこじ付けでもいいから
(常識的には少しも良くないが)裏を設定してほしい。あと、舞が常識的な道を歩んでいるのに
佐祐理が非常識な方向に走るのは何か食い違いを感じる。道は違ったとしても心は同じ方向で
いてほしい、と個人的には願っているので、どうせやるなら二人とも来てしまった、くらいに
ハジケてほしかった。
- 041 涙 (採点:8)
- 親子が二人を遠めに見つめる場面からラストまで、何か作品をこざっぱりまとめようとする
淡白さが感じられた。夕暮れ時の情景や舞の精一杯の優しさ、佐祐理の慟哭など、前半部がとても
印象強かった故に残念だった。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 文は軽快で、だが加速感というよりも浮遊感が強い。物語というより<詩>的要素がにじんでいる。
拍子の無い自由な歌。そんな印象を受けた。
内容では、そもそも眠るのが怖い、と言いながら人前で居眠りするのは、どこか矛盾していないか。
栞への自責、後悔、贖罪とか、その辺りが絡んでくると思ったが欠片も出てこない。はたして
主人公は本当に香里なのか?彼女のアイデンティティーが文章中から巧く見出せなかった。
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- 姉妹の行動パターンはよく書けているが、ただそれだけ。心情深くを表現してほしい。
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- キャラ萌えだけのSSでコンペに挑むのは無謀。
- 048 もみちゅーどく (採点:3)
- 、何と言うか、<おばかちゃんSS>か、、、。手羽先リュックには腰砕けしたが。
- 051 待つ女 (採点:4)
- 天野の策士ぶりに笑えた。文は今一つ盛り上がりに欠けるが。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:7)
- 感動させよう、と目論むと、かえって台詞まわしが鼻についてしまうものなので、ラスト数行も
ライトタッチで締めても面白かったと思う。
あと改行しすぎ。前半、会話文連続しすぎ。目覚しネタが中盤以降生かされていないが、目覚しは
本編ではキーアイテムなので、サンデーの布石にする程度であれば違う内容で脅迫しても
良かったのでは。このネタで引っ張るかと思わされた。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:1)
- 場所と会話だけで勝手に盛り上がる話は、コンペでは勝ち目は薄い。好きとか嫌いとか、
のべつ幕なしに締めにもってくるのは、やはり感心しない。
- 055 手紙 (採点:2)
- 文体がおかしい。青年、女性、という主語を用いているのに、会話中で平気で固有名詞が
登場する。意図が読めない。内容は安いメロドラマ、人物しゃべりすぎ。もっと仕草や
風景を描くべき。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- あゆが主体なのかどうか判別しづらい文体。花火があゆの心情をさほど左右していない気もする。
伏字を用いると文の品位が下がるので、地名とはいえ別の表現を模索してほしい。
- 058 夕凪 (採点:10)
- Kanon未プレイの人でも唸らされそうな傑作。本作が祐一と舞の思い出であるのは明白だが、
うさぎの耳、まものといった本編独特のキーワードは巧みに伏せられている。
幼少の、というより大人になりかけている少年の頃、という感じに仕上げているあたりが
流石。状景描写の緻密さにも故に違和感を感じない。元ネタを踏襲しつつも、見事に筆者独自の
世界を描き出している。Kanon布教へのバイブル的一作となろう。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:8)
- 読後に思わずソフトを引っ張り出し、オープニングを眺めてしまった。名曲。
前半部、夜のハーレムは、実は削っても差し支えないのでは。キャラは良く描けて
いるのだが、後の展開に関わるほどの重要なイベントではない気もしたので。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- 水を飲むまでの伏線が長く、しかも伝えるものもあまり含まれていない。
中盤の話は、オリジナルとはいえ如何なものか。というか相手の何処に
惹かれているのかくらい言及してほしい。漢文読解不能。コンペ参加作品として
批評を受け入れる以上は、極力万人に伝わる文体を用いるべきでは。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- オチの台詞まわしは良い。他はまだまだ。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- 作品は割とライトに進むので読み流していたが、幕切れの秋子自室シーンのくだりは
思わず感動。悪い意味で大人になった、という台詞の破壊力は壮絶だった。
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- ものすごいボケツッコミの嵐。嫌いではないが爆笑まではいかなかったので。
- 065 振り返る想い (採点:7)
- <、、、ただいま>の台詞は至って舞らしい。あゆの使い方も悲壮感がなくて良い。
しかし、あゆを見知らぬ少女として設定しているのに、<祐一が待っている>と
告げられた際にも、舞が少しも懸念しないのは不自然。この辺の書き方と、もう一つ
ラスト数行の台詞をもう少し工夫しては。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:6)
- 二人の辿る道は所詮堂堂巡り、なのに何故か希望を感じてみたい気もする。
- 069 マリッジブルー (採点:6)
- 幕開けの展開が殺伐として寒い。かなり引いた。あと空白行開けすぎで読みづらい。
天野と関係を結んだ、祐一の真意がどうも不鮮明。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- 作者がキャラにのめり過ぎ。会話文ばかりでドタバタが疲れる。一人称なのだから
もう少し栞の目からの場景描写や、心情の片鱗などを盛込むべきでは。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 謎ジャムの設定がいい感じ。しかし作品としては、書き出しの人称があやふやで少し不満あり。
また、ジャムの壜を見て過去を思い出すシュチュエーションはいいとして、導入にもう少し
長さを持たせたほうが良かったのでは。いきなり回想モード突入になっているような、、、。
回想はやや長すぎ語りすぎか。また前後の現実モードで、もっと名雪達を想う言動を描いたほうが
母親としての彼女の一面が出せ、キャラに深みが増したと思う。
- 075 記念日 (採点:4)
- ジャムに起因し、ジャムで終結する、秋子の無作為遠距離マッチポンプな話。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 作品の淡々とした調子は、それでいて芯に力を秘め、秋子の特性を巧く表せている。
ただ、亡き夫が何故に鈴というアイテムを選んで贈ったのかが説明がなく、そこがマイナス。
その鈴がもつ特別な意味や所以があったら、と思った。それと表題は独自のもので。
- 083 偽りの伝承 (採点:8)
- 真実は常に、それを見出さんとする者の胸中にこそ存在する。
- 086 人生にifはない (採点:1)
- 世の中結果が大事とはいえ、そこに至る経過も、その人物全体を評価する際には重要視されるもの。
学力査定の手段、とテストを割りきる北川の言動は、所詮自己中心的な子供の論理からに過ぎない。
固定観念が夥しいのに間違えたなら正せばいい、等と口にする。自分の出来ることをやり尽くせ、と
叫ぶなら解る回答くらい全記入してほしいものだ。自由と我侭とを履き違えていて、魅力に
欠けることこの上なし。己の振る舞いに全力を尽くさない人間に、他人の幸せを願う資格はない。
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- 祐一がクロスしていないこの展開で、<まい>がいきなり魔物にとって変わって出てくるのは
どうも不自然だし、それを何の躊躇いもなく受け入れる舞の態度も、やはり展開上不自然では。
シリアスを貫くなら、己が命と引き換えに真実に辿りつく、位の幕切れでも良かったのでは。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:3)
- 天使が少し解説しすぎ。三人称の地の文も同様。それと、二人が周囲から認識されていない、と
いう表現が作品中に乱発している。無駄な改行も多い。結論、全体的に文がくどい。
- 092 デエトの日 (採点:3)
- まずタイトルの内容と本文がさして合致していない。序盤でデートはキャンセルと判明した途端
その後一切触れられない。結局香里のドタバタを描いているだけで、何の主張もない。
伝えたい事、感じてほしい事をしっかりテーマとして表現してほしい。
- 093 philosophy (採点:7)
- <view>の表記は不要、そんな単語を使わないでも読み手に分かるような文章を創作すべき。
祐一ばかり悩んでいるような文章なので、もっと名雪の心情を深く書き出してほしい。
タイトルが弱い。全体何が哲学なのか。人を信じることに関してさほど深く述べては
いないようだが。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 作品そのものは満点。書き方がこなれていて読みやすいし、何よりオチのブラックさが最高。
難を挙げると、石橋、北川、美坂等、Kanon登場人物名詞をまったく別の人物名詞に
挿げ替えても、観賞に支障が無い。<けろぴー>が<ケロヨン>と呼ばれようが筋は通る。
つまりは、この世にKanonが存在しようがしまいが当作品は書ける訳で、純然な
<KanonSS>とは言いがたい。
それと、タイトルのパクリは印象悪い。親は我が子の名を真剣に考えるべきでは。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:9)
- 難癖つけるようだが、<特性バニラ>は特製、<あんなに美味しいならまた着たいです>は
来たいです、<君のいうとうり同じではないのかも>は、とおり、が文脈上正しいはず。
誤字以外は満点。時は思いを変え、季節の風が新たなその思いを優しくそよがす。読後の
爽快感は正に風が吹き抜けたかのよう。シンプルな言葉で綴られた文章は、核心をついて
くるが故に胸中深く染み渡る。タイトルコールされるラストシーンには切に感動した。
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- 書きたい内容を勢いで羅列した、そんな感じ。展開がどこでも急で、ギャグにも
シリアスにもなりきれていない。
- 099 Anniversary Days (採点:3)
- 序文の語り、これが秋子に向けられているのは良く分かったのだが、この語りの内容では
祐一が秋子を溺愛しているかのよう。本文のテイストと語りのテイストが離れすぎで
ちぐはぐしている。また、秋子の人称を入れたのは不自然、祐一の一人称に固定して書き切る
べきだった。それと<午前零時を>の一節、DCTからの拝借であるのと、既にこの節自体がオチの
ネタを早々にバラしているのとで、かなり印象悪い。自身の言葉で語るべし。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- 作品全体の清清しい雰囲気は良し。あゆが明日への決意を固めるエンドシーンもいい。
あえて言及すると、ピクニック先の森林と<学校>との類似点が具体性に欠ける。同じ
雰囲気を醸し出すそれが、一体何であったのかは、あゆと祐一にしか判らないので、読み手
にもそれが理解できる手ががりを残してほしかった。
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- 最終段落が絶妙。明快に謎明かしを施し、更にタイトルがリフレインされる、この手際が憎い。
目覚しくらい実家から持ってくるのでは、というのは余談だが。
- 107 満月は白い輝き (採点:10)
- 真琴帰還ネタの部類では、天野にも<あの人>が帰ってくる、というパターンはあまり世間では
見受けられないようだが、本作は見事それを書き切っている。中間部の天野が胸中を吐露するくだりは
生々しく、それ故の魂の彩りに心動かされる。本編のオープニングをクロスフェードさせた幕切れも
良い出来映え。技術も感性も良質の一作。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 悪乗りSS。やまなし、おちなし、いみなし。だらだらしすぎ。キャラの誰一人として
本来の持ち味を出し切れていない。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:10)
- 夏の風景と名雪がよくマッチしている。生活感の溢れる各シーンは、それを見つめる名雪の
確かな成長が伺える。友情と愛情の選択は何時の時代も難しいが、彼女はけして己が道を
踏み外さない。その<つよがり>に、更なる<輪を掛け>て。あとはラストの台詞、これが
決定打だった。至って名雪らしい。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:6)
- 文の運びとか、スムーズで良いのだが、ラストいきなりラブラブな展開は如何なものか。
香里の心情は文中に表されていて一目瞭然なのだが、果たして祐一は香里を好きでいいのだろうか。
香里に惹かれる要因がまったく示されていないのに、このエンディングでは納得がいかない。
香里と付合う事を、栞に認めて欲しかった、と祐一の心情を設定するのも本作の内容では
かなり無理がある。うまく話を丸めようとはしてないか。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- オチの無い、キャラ暴走の作品は競争の場には出すべきではない。酷評人間の的になるだけ。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:4)
- ガンガンいこうぜ、って言われても、、、。
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- アウトラインは本編と同様で、事故の被害者が秋子から名雪に変わっただけ。序盤の青年の
演説も、どうもあってもなくても差し支えないような気が、、、。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 表現力は高い。状景も心情描写もよく伝わる。あとはストーリーを独自の世界で構築
できるかどうかだろう。銀河鉄道のアイデアも、その用い方も巧いのだが、借り物が
放つ色彩が強いので、個人の技量を評価しづらくさせている。
- 119 『Nurse call』 (採点:9)
- 作品はとても素晴らしい。タイトルの所以が明かされるラストシーンは見事。
しかしこのSS、栞でなければ作品が成し得なかった、というものではない。
Kanonでなく他のゲームでも、病弱な少女がいればそれで問題なく書けるはず。
つまり、純粋な<KanonSS>ではない。
- 123 想い、あなたに (採点:1)
- 煩悩SS。勝手気ままにキャラにしゃべらせているだけ。
- 124 No More Dying Then (採点:9)
- 死は存在しない、等と言い切って欲しくない。どうせなら、死を恐れない、
失うことに怯えないと言って欲しかった。
それ以外はヒット。ここまでシスコンな香里も珍しいが、これはこれで味があるのでは。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 苦い。徹して苦いこの味は香里の、そして祐一の感じた苦さそのものであろう。
怒り、諦め、悔しさ、やるせなさ、様々な負の感情がこの作品には渦巻いている。
心の奥底まで徹底的に<救いの無さ>が表現されている。傑作。
- 126 多角関係 (採点:6)
- 台詞まわしは割と面白い。ギャグ話だとキャラ設定が書き手の好みに偏るが、それは
黙認。ただ詰め込みすぎかも。もっと人数を減らしてテンポをアップさせた方が
書き手の持ち味を更に出せたのでは。祐一が好色一代男なオチは、正直受けが悪かった。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- 何故舞が黒い魔物になってしまったのか皆目見当つかず。祐一との、踊り場での対面シーンから
一気に白けが。強引有耶無耶なオチに愕然とした。このシーンまでは読み進む楽しさが
あったのだが、どうに勿体無い。
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- 真琴の帰還がさほど重要なものに感じられない。作品全体がドライな感じなので、せめて
この部分だけでも丁寧に語っても良かったのでは。それと、時間経過が少し判りづらい。
場面転換も同様で、段落間の空白をやや広めにとって貰うとまた違ったのでは。
比翼の鳥のカップ、渋いチョイスだがこのセンスは良い。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- 人称が安定していない。序文はあまり引き込みの役目を果たしてはいないような、、、。
老人が舞を遠ざけるくだりが唐突すぎ。場面でもっと仕草や会話を増やして心情を
伝えたほうが良いのでは。刀を製作する理由も、罪滅ぼしでは今一つぐっと来ない。
語彙は多く文は整っているのだが展開が甘い。
- 131 鎖 (採点:4)
- 北川の孤独の理由が本作のキモとなっているが、全体のつくりから見てこれは違和感がある。
タイトルは作品中最も書き手が読み手に意識付けさせるべきキーワードであり、そのタイトルが
意味するところは<連なる記憶や思い出>であるのは作中で明白である。
にもかかわらず、後半新たな事実が出現し、戸惑いを押さえきれないままに、北川の、自身の
家族への追悼で物語は幕切れする。
果たして本作で訴えたかったのは何だったのか。的を絞りきれないのがマイナスだった。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- シュール、の一言に尽きる。夢だから何でもアリ、の設定でもこれだけ不条理でかつ読みやすい
本作には、他にはそうない質がある。終盤の<正直者と嘘吐きの選択>ネタは古典パズルでは有名
なので、これであまり引っ張ってほしくなかった。最後のページ云々の下りはあまり良くない。
書き手は作品にとって、ある意味全てを見通した神であるので、作品世界に没頭していた我々に
現実を押し付ける神の声はやや疎ましく聞こえる。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:4)
- あゆの事を思い偲ぶそぶりを随所みせるものの、祐一の思考は脇道に逸れがちで一貫性に欠ける。
何気ない日常を盛込むのはもはや常套手段なのだから、だらだら書いては独自性を失うだけだろう。
眠る、という行為が作品中でさして重要な役割を果たしてないようだが、タイトルに掲げた訳は
あるのだろうか。また最後の引用文は蛇足。そもそも本文と文体を揃えるべきで、結構浮いている。
地の文は状景描写が良くできていた。
- 135 夏に始まる物語 (採点:10)
- 夏に出店する鯛焼き屋、彼がそこにいるための納得できる理由が欲しかったが、そこを差し引いても
本作は最優秀の出来映えと評価したい。あゆネタにシフトすると思いきや実は名雪ストーリー、
美汐の使い方もよく出来ている。彼女はあくまで脇役だが、その個性は十二分に発揮している。
自分を頼って欲しいと告げる名雪の思いの、決意の深さには胸を打つものがあった。
これから始まる物語が待ち遠しい、この気持ちを抱かせるのもまた優れた点。我々の創造性を
掘り起こし、読み手の数だけ新たな物語を生み出させるからだ。
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- 可もなく不可もなく。祐一の後半のいじけっぷりがすこしキャラが違うような気もするが、、、。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 大別すれば<ジャムネタ>の部類に入る本作は、当事者達は切迫しているにも拘わらず
何かコミカルな雰囲気が全体に漂っているのが小粋だ。作者が作品にのめり込み過ぎず、
全体を俯瞰して冷静に構成しているからであろう。オチのつかみがもう少し強ければ
良かったのだが。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 余りにも有名な梶井櫻ネタと、舞ストーリーのブレンド。展開はなかなかと思うが疑問もあり。
ラストバトルが繰り広げられる、本作の<春>は、いったい何時の春なのか?
舞卒業時の春だとすると、佐祐理と同じ大学は受験したものの、そこに通いもせずいきなり彼女の
留学となりずいぶん話に無理がある。ではその一年後の春だとすると、祐一名雪は3月卒業だから、
本作のような日常は過ごしていないはず。真実は如何に。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 久瀬が、特に台詞がキザすぎて、何故か恥ずかしくなる。実は良いヤツという設定は好きだが。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:5)
- 前半のスラップスティックぶりが、気持ちしつこすぎか。
後半のネタはまあまあ。
○musu さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- ごめん、ゴシック建築って出たところでオチ読めた。Kanon関係ないし。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 間空けすぎ。内容も意外とありきたり。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- なんちゅーか、独り善がり?
とりあえず、なんで北川と栞なんやろーね。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- それだけでいいんかい。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- 句点欲しいな。「・・・」を中途半端に使いすぎ。他にも文法ミスがいくつか。
内容、普通。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- んー。ただ事柄を並べてるだけで、肝心の部分もそうだから、読者に伝わりにくい。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- とりあえず、台詞行の終わりの句点は要りません。
かまぼこ板になぞらえたのはちょっとよかったかな。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- 趣旨が一貫してないような。とりあえず、饒舌な舞ってどうだろう。
- 014 青い春 (採点:6)
- 卒業ってのは、何故か感傷的になるよなあ。
題材が良かったかな。
- 015 遅刻 (採点:4)
- どうかなあ。
とりあえず読みにくい。句読点と台詞行をもうちょい工夫して欲しいところ。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- 佐祐理さんの字を間違えただけでも減点ものだけど。おまけは余計。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 「……」に頼りすぎなのが残念。
- 025 風と共に去りぬ (採点:1)
- だから無理があるってば。
原作じゃあ久瀬と佐祐理さんは面識ないし。
- 026 カナブン (採点:7)
- 行あけたとこは、やりすぎかも。
- 035 月の向こうに (採点:1)
- いきなり展開読めたし。
舞には魔物の気配がわかるはずなんだけどなあ。真琴のときは平然としてたし。
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- なんか、まったく同じネタをどこかで読んだ気がする。
- 073 守りたい約束 (採点:1)
- なんちゅーか、ご苦労様。
- 076 流星群 (採点:1)
- Kanonと全く関係ないうえに、オリジナリティの欠片もないってのも。
- 085 開花 想葬 (採点:4)
- 読みにくいっす。句読点適当だし。
- 086 人生にifはない (採点:2)
- やっぱり矛盾してるねえ。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- まともな文章だったらまともな点数あげられたんだけど。
せめて句読点を普通に使えてるようになってから投稿して欲しかった。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- ギャグの基本って感じで、一応ちゃんと落ちてたけど。
でも誤字はいただけない。
- 115 温もりの中で―― (採点:4)
- 文章支離滅裂……。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- おお、意欲作。ちょっと余計なとこがあったかも。
- 127 魔物の住む学校 (採点:2)
- 佐緒里って誰やねん。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:1)
- 文章だらだらしすぎで支離滅裂。誤字脱字のオンパレード。
10年一緒にいて苗字で呼び合ってるのもあれだけど、そもそもそれ以前に、なんで北川と香里がくっついたのか。
- 131 鎖 (採点:1)
- とりあえず、文章が支離滅裂だと思いませんか? 普通に読んで。
話の流れに関しては言わずもがな。
○naka さん
- 013 その朝 (採点:6)
- この短さで…中々。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 第1回で僕が出したのと形式的には似てる作品です…。
創作性が殆ど無い、という理由で1点とさせていただきます。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:1)
- なんか…ラジオと似てる
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- 最後以外、笑えないのが残念。多くの人が使っているネタですしね。
- 039 『Wait』 (採点:4)
- 舞と栞を関連付ける、という方向性はいいと思う。
ただ、発展性に欠けるのでは。
- 050 あなたと共に (採点:1)
- ベタすぎ。心理描写もイマイチ。
- 060 奇跡の果てに (採点:2)
- 誤字の確認を。
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- 水夏から…ですね。
「愛するものが死んだ時には、自殺しなけあなりません」
「愛するものが死んだ時には、それより他に、方法がない」
挿入の仕方は悪くないです。
- 068 あったかいもの (採点:6)
- 北川と真琴の話は始めて。結構きれいにまとまってると思います。
○naoki さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 悪くはないですけど……。
これ、SS(セカンド・ストーリー)ではなくて、SP(セカンド・ポエム)ではないかと。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- おじいさん先生の台詞が面白いです。
オチは、いまひとつ。
- 003 Last regret (採点:3)
- ストーリーじゃなくて、ポエムですね。
なかなかいいんじゃないかと、思います。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 詩、ですね。
別にこんなに行間を空けなくても、と思わなくもないです。
なかなかいい。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 祐一がふたりいる……。どっちが誰の台詞やら、さっぱりわかりません。
というか、どっちでもいいです。
最後に出てくる二人は、名雪と香里かな?
言いたいことはわかりますけど、面白くないです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 祐一が往人になっています。キャラクターが、ですね。
まあ、いいですけど。
結末がなんて投げやりな……。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- 祐一がかなり羨ましいです。オチもなかなか面白い。
もっと魅せてくれたら、もっと良かった。
短すぎってことです。
- 008 また明日 (採点:4)
- この内容では、短すぎるように思います。
テーマを本編で言ってはつまらなすぎるので、感じさせましょう。
好きな内容だったんで、ちょっと残念。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- ダークというのは、ただ暗い事件を起こせばいいってものではないです。
祐一が自殺する動機は、まあ、いいとしても、文章に説得力がありません。
もっと言葉を重ねることが大事です。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- 表札ぐらい買えよ、と思ってしまいました(汗
そこまで貧乏でもあるまいし。
変に漢字を使いすぎです。平仮名が与える印象をもっと考えたほうがいいでしょう。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞にすこし引っかかりを覚えてしまいました。
変化の経過がないときついかな。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- なぜイチゴサンデーを要求する……。
本編の名雪はそこまでじゃなかったと思うんですが。
そこをのぞけば、なかなか良かったです。
- 013 その朝 (採点:5)
- 可もなく、不可もなく、といったところでしょうか。
動物の鳴き声のシーンが良かったです。
- 014 青い春 (採点:3)
- 話の流れから、北川の思い人を名雪だと思って読んでしまいました。
全体的に書ききれていないように思います。
唯一まともに書かれているのは祐一と香里の間の想いだけのようです。
名雪も中途半端。肝心の北川君にいたってはどうしようもないです。
- 015 遅刻 (採点:3)
- 話の展開・内容は面白い。というか面白くなる可能性は秘めているように思います。
七日分を書いても充分収まったのではないでしょうか。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- おまけがいらない。お話のすべてを台無しにしている、と言ってもいいくらい。
途中がとても面白かったのに、蛇足でしたね。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 名雪のあの「だおー」って寝ぼけているときだけなんですけどね。
もっと書いた方がいいでしょう、まだ充分余裕はあるわけですし。
なんか最後がとってつけた感じがします。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:4)
- 題名からして内容は簡単に予測できるので、あとはその最後で魅せないと。
全体的に描写不足です。
- 019 雨 (採点:1)
- テーマとなっているものを直接文章で書くと、つまらないのです。
口癖って本人は気がつかずに使うもので、知覚するものではないですね。
こういうなんでもない話は好きですが、描写不足。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:1)
- 仏教面× 仏頂面○
短くても読み応えがあるときもありますし、長くても読み応えがないときもあります。
これは後者ですか。……決して長いほうではないですけど。
こういうシーンは好きなんですが、描写不足。
- 021 かしこ (採点:10)
- タイトルがすこし不満ですが、他は文句なし。
堪能させていただきました。
- 022 いつもの二人 (採点:1)
- いたちん様が書式で変なずれがないように、
とわざわざ用意してくださったフォームを使っていませんね?
推敲をしていない、というのは論外です。
シーンを描く作品は好きですが、描写不足、無駄な言葉が多すぎです。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- ゲーム本編の劣化コピーでしかないです。
つまらない。
- 024 月 影 (採点:4)
- 発想というか繋がり、目の付け所がなかなか面白いです。
名雪の月に対する想いが書ききれていないので、もったいないです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:1)
- 映画とは関係があるのかどうか……。
まあ、同名の映画を見たことがないのでなんともいえませんが。
展開が安易過ぎます。つまらない。
- 026 カナブン (採点:4)
- 行間が邪魔でした。
冒頭と結末を楽してますね。
その中間はなかなか良いんですけど。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- 水道壊れたらお湯も水も出ません。
っていうか、お湯しか出ない状況とはいかに?
それと冒頭は蛇足。これを読んだ瞬間に1をつけようかと思いましたが。
終わりよければすべてよし、ということで。
どこがおかしいのかさっぱりわからないのに、不覚にも笑ってしまいました。
面白いです。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 全体としては面白いです。壊れかな?
こーゆーの好きですね。
ただ個々で冷める部分があるのがもったいないです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- つまらない。
人を殺せばダークになるというわけでも、狂わせれば、苦しめればいいというものでもない。
別の意味で鬱になります。
ネットで公開されているすばらしいダークSSの劣化コピーでしかない。
- 030 この街の夏 (採点:5)
- 花火見たことありますか?
と問わずにはいられないほど、花火の描写をどうにかしてほしい。
他はなかなか良いんですけど。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 発想は面白いですが。本編と何の関係もないですね。
Kanonで真琴の名前の由来は、祐一が真琴に向けて話していたお姉さんの名前、
と明確に説明されています。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:4)
- ジャンボパパイヤ鈴木パフェには笑いました。
悪いところは特にないですけど……。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 続いてどうする。完結作品を書くのが前提でしょう……。
しかも結局何が言いたいのかよくわかりません。
- 034 アーティスト (採点:3)
- 最後の「この夏の〜」はいらないでしょうね。
作品背景のいい加減さがよくわかる。
もっと吟味しないと駄目でしょう。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- 突き放して書く、というのはなかなか良いかと。
ですが描写不足がすべての仇となっています。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- 悪くはないですが……。
秋子さんが晴れない顔をしていたのは無意味に終わっていますね。
せっかくの伏線なのに。
そして結末がとってつけたような感じがします。
- 037 あの日をもう一度 (採点:2)
- パラレルワールド、ですね。その矛盾は放置ですか。
普通にお盆の話だけにすれば面白かったかもしれないのに。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 香里が抱いた葛藤。
それをもっと深く描いて欲しかったです。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 全体からすれば悪くないです。
でも、描写不足。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 面白かったです。
なかなか綺麗にまとめているかな、と。
- 041 涙 (採点:5)
- 可もなく、不可もなく、というところですが。
冗長、というか、なんというか。短編にしては無駄な部分が多いような。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- 夢独特の不思議な浮遊感。香里の感情。
どちらもよくかけていて、堪能させていただきました。
欲を言えば結末をもう少しどうにかして欲しいです。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 最後にいらないものがついているなぁ。
爆笑させていただきました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- 面白いですし、なかなかよく書けていると思います。
雨の効果がいまひとつ。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 香里の人格がさすがにこれは変わりすぎかと。
それをのぞけばよくかけていると思います。
- 046 『安らげる場所』 (採点:4)
- これ、斉藤君が男であった必要はどこにあるんですか?
全体として悪くはないですが。
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- 内容としてはよくある補完ですか。
最後の部分がとってつけた、というか、安易、というか……。
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- とっても面白かったです。オチがちょっと弱めですけど。
- 049 Transmigration (採点:2)
- 展開が納得いかない。
「だから何?」と聞きたくなります。
途中まではまあまあ書けているようなので1はつけませんが。
- 050 あなたと共に (採点:4)
- 結び付けたいだけのようにしか見えません。
途中まではなかなか良かったですけど、あざとすぎます。
- 051 待つ女 (採点:2)
- 微妙。
最後の「それは早く帰りたい、そう思わせる強烈な笑顔だった」の意味がわかりません。
話の流れに何一つ合致しないように思います。
- 052 果たされる約束 (採点:2)
- 何に対して「了承」なのか……。
最後もちゃんとあゆ視点でまとめたほうが無難。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:2)
- 冒頭半分がいりませんね。
あってもいいですけど、わざわざ名雪が祐一を脅迫するシーンを入れる必要性はないです。
何気ない日常、というのは好きですが、もう少し書き方があってもいいように思います。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:1)
- 出尽くしたねたをフル動員しても面白くないものは面白くないのです。
- 055 手紙 (採点:1)
- 盗作?
ちがうかもしれませんけど、非常によく似た作品を読んだことがあります。
こういうシチュエーションには個人的に非常に弱いので、
心動かされている自分がいるのが悲しい。特に栞は好きなキャラですし。
でも、つまらないものはつまらないのです。
- 056 大輪の花 (採点:1)
- 読み直して、どこかおかしい、と思いませんでしたか?
- 057 お便りは初雪の日に (採点:1)
- この「私」誰ですか?
それはまだいいにしても、冒頭の手紙の締めくくりは無意味。
Kanonのキャラを第三者から書くのは、趣向としては面白いですが、
ただ書けばいいものではないのです。
それと「バック」ではなくて「バッグ」ですね。
- 058 夕凪 (採点:1)
- 自分の文章に酔っていますねぇ。
『……忘れさせてあげる』
なにをですか? 意味不明。
明らかに、無駄な言葉が多く、必要な言葉が欠如しています。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:2)
- 真琴を書く必要性がいったいこの作品のどこにあるのでしょうか?
真琴を書くのが目的だったとして、あゆを書く必要性はどこにあるのでしょうか?
よく考え直してみてください。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 微笑ましいです。栞の奇跡云々は笑わせていただきました。
最後がとってつけた感じがするのがもったいない。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- 漢文のつもりでしょうが、文法が滅茶苦茶な上、何が言いたいのかもさっぱりわからない。
魔法の水を出したのはなかなか面白いのに。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 文章が変なところできれていて読みにくいなぁ。
時間のバックボーンをただ説明されても実感はわかないものです。
あとテーマは感じさせることが大事です。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- 好きです、これ。
言葉の端々をも少し練ってほしかったですね。
- 064 恋する乙女というものは (採点:1)
- 個人的には、笑えませんでした。
- 065 振り返る想い (採点:4)
- 悪くはないですが、新しさはどこにもない。
イメージだけを書いても仕方ないです。
- 066 夢の中でも (採点:5)
- 最後は、わざわざ離さなくても……。
なにか間がとりたいのなら、文章を書くほうがよほどいいと思います。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:4)
- ちょっと不親切な作品。
どこでどう時間が経過しているのかがわかりにくい。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 真琴が可愛いく描かれていると思います。
もう少し、なにか背中がくすぐったくなるようなものがあったほうがいいな、と。
- 069 マリッジブルー (採点:3)
- 悪くはないですが……。ナレーションが逆効果。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- 話の展開についていけない……。
一箇所だけ笑えたので、一点だけプラス。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- マニアックな知識を披露されてもついていけません。
スピード感もないし、ただ暴れているだけ……。
つまらない。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:1)
- これをシリアスだといわれても……。
ジャンルの違いは大目に見たとしても、ちっとも面白くない。
- 073 守りたい約束 (採点:5)
- 無理にジャムを出さなくても。
秋子=謎ジャムの図式が頭からこびりついてはなれない気持ちはわかりますが。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:2)
- ひとりよがりというか、なんというか……。
発想は良いですが発展がどうしようもなく悪い。
- 075 記念日 (採点:1)
- 食傷気味のねたには、どんな悪食の犬でも食べられないんです。
- 076 流星群 (採点:4)
- 必要な描写が大幅に抜けています。
別にこれなら十年後をいきなり書いてしまったほうが良い。
高校時代を書く必要性はない。感じさせる必要性はありますが。
- 077 まだまだ続く道 (採点:1)
- こういうお話には弱いので、どうしてもなきそうになってしまうのですが。
それと作品の出来とは無関係。
まずは本を読むことからはじめてください。
- 078 blessing (採点:5)
- 起承転結でいう、「転」「結」の部分。
もっと工夫が欲しい。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- 花言葉は切実な愛情、でしたっけ。
なかなか良いとは思いますが、もう一工夫、欲しい。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 題名がすこしアレなので、減点しておきます。
とてもよかった。
- 081 向日葵 (採点:2)
- これはストーリーじゃなくて、ポエムですね
これだけ盛大なものも久しぶりですが。
ひまわりに終始すれば面白かったかもしれません。
- 082 いつか、またあの海に (採点:4)
- あらすじを読まされている感じがする。短編にあれこれ詰め込むのは無理です。
カットする勇気も必要。
大事なシーンで言葉足らずです。
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- すこしぞっとしました。
結末がこれだと能天気すぎる。もっと抉って欲しい。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 悪くはないけど、天野の心情変化のきっかけが弱いので、唐突な感じを受けます。
- 086 人生にifはない (採点:8)
- 何か物足りないと思ったら、描写が不足気味なんですね。
なかなか良かったです。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:1)
- 今昔物語と全然関係ないし。
枕草子、平家物語、両方とも現代語訳が大幅に間違っています。
枕草子は祐一の学力レベルを指しているのかと思い、意図的なのかと思いましたが、
平家物語も何気にちがっているので、そうではないのでしょう。
両作品を、そして今昔物語を読んだことありますか?
出来ないんだったら訳なんて書かないでください。読んでいるこっちが情けなくなります。
せめて訳本を参考するなり、辞書で調べるなりはすること。
義仲と巴を祐一と栞に当てはめたのは評価できなくもないですが、それ以前の問題。
一応作品に出ている部分の正しい訳(直訳ですが)を載せます。
ほとんどの方はお分かりでしょうし、知識のひけらかしみたいで嫌ですけど、我慢出来ないので。
枕草子
かわいらしいもの。瓜にかじりついている幼い子供の顔。
雀の子がちゅんちゅん鳴いて飛び跳ねている様子。
平家物語 注:()内は補足。前後の文脈をよく知らないので解釈が微妙ですが。
わたしは遂に(死ぬ)、(お前は)女なのだからどこにでも行け。
わたしは討ち死にしようと思っているのだ。
もし人手にかからず、自害もしないならば、義仲は最後の戦いに女を連れていたのだそうだ(と思われることだろう)、そのように言われることをしてはならない。
- 088 don't need no reason why (採点:2)
- 釈然としない。
だからどうした? と訊きたい。
- 089 雪原の軌跡 (採点:5)
- 発想はなかなか良かった。最初何がなんだかわかりませんでしたけど。
最後がしかし安直。もういちど考え直して欲しい。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- 微笑ましいですね。羨ましいとも言いますか。
理由付けの部分は説明ではなく、感じさせて欲しい。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:6)
- あゆひとりが待っていただけではあるまいに……。
それでもまあ、なかなか上手にまとめているかと。
- 092 デエトの日 (採点:4)
- 面白いといえば、面白いですけど。
物足りない。
- 093 philosophy (採点:4)
- タイトルにセンスがない。
しかもなんというか物語の主軸がない。
それなりに楽しめますけどね……。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:3)
- えっちな雰囲気なのは良いんですが。
工夫が足りない。
- 095 すべてがFになった日 (採点:2)
- いくつか安易に終わらせてしまっている部分があるのがもったいないです。
しかし、これはホラーなのか、何なのか……。
結末がよくわかりません。
でも、もうひとつ問題があります。これはKanonSSとはいえない。
話としてはよく出来ているので、1はつけませんが。
- 096 Pure Heart (採点:1)
- ありふれたつまらないねたを集めてもつまらないものはつまらないのです。
しかも、本題と何の関係もないし。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:6)
- 中途半端、というイメージがつきまといます。
あそこまで栞とはちがう、と強調しておきながら、
結末が実は……となるのは、どうかと思います。
もう少し書き方、まとめ方があるはず。
話のきっかけや展開はなかなか良いとは思います。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- すこしは下調べをしたらどうなんですか。
できないのなら、知らないことは書かないこと。
ご都合主義にもほどがあるし。
言葉の使い方も安易過ぎ。
- 099 Anniversary Days (採点:5)
- タイトルが微妙に重ね言葉なのは、まあ置いといて。
「forever with you」もどこかで聞いたことがあるような気がするのも、とりあえず置いといて。
なかなか良かったです。
あとは個々の部分の工夫次第でしょう。
- 100 今度までには (採点:8)
- なかなか鮮やか。
もう少しスマートに書いたほうが良いとは思います。
一概に無駄とは言いきれませんが、必要不可欠とも言いきれない言葉が端々にあります。
- 101 Little Seedling (採点:2)
- 話の種は良いと思う。あとは良い肥料と水を与えるだけです。
描写の不足と、つまらないねたはつかわないように気をつけて、
なにが必要でなにが棄てるべきかを判断する目を養うこと。
- 102 踊り子に癒しを (採点:3)
- これ、Kanonの二次創作である必要性がどこにあるんですか?
しかもキャラの配役も別に誰でも良いし。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:3)
- ええっと……、よくわかりません。
笑えませんでした。
- 104 これから…… (採点:3)
- 破綻してはいないし、悪くはないですが。
短絡的なお話だな、と。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:6)
- 物語としては充分に面白い。
でも、これはあらすじでしかない。
長編(こんぺに出したいなら中編)にしたほうがよかったでしょうね。
それか、きちんと短編の体裁でまとめるか。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- いいなあ。
欲を言えば、もっといろいろと情景描写を入れて欲しい。
横道にすこし入ってみるのも良いかもしれません。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- 最後、すこしは自分の頭で考えてください。
それさえなければ良作でしたのに。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- ついていけません。しかも笑えないとくる……。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:4)
- 推敲してください。
いくらなんでも誤字・文章のねじれが多すぎる。
題名が意味不明。結末が安易。
他は充分満点をあげてもいいくらいだったので、残念。
名雪と秋子の電話のシーンはよかった。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- なかなか良いです。
もっと裏、というか背景が見えたら感情移入できたかな。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:2)
- うーん? 面白くない。
簡単すぎる。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- ほのぼのは一番好きなジャンルですが。
延々とつまらないものを並べられても困ります。
ほのぼのですから、なにかテーマを持たせる必要はないです。
ですが、それだけに人を心地よくさせるような雰囲気作りが大事なのです。
- 113 Flying (採点:1)
- つまらない。
Kanonの劣化コピーですらない。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:2)
- ギャグじゃなかったら問答無用で1にするところでした。
一応笑える箇所はあったので……。
ギャグにするなら、もうそれ一辺倒でやって欲しい。
- 115 温もりの中で―― (採点:1)
- Kanonの劣化コピーをしてもつまらない。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:5)
- 雰囲気はいいですし、なかなか巧くまとまっているとは思いますが。
全体的に物足りない感じがします。細かな描写の不足でしょうね、おそらく。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:6)
- なかなか良い。
しかし、年を取ったから=「じゃ」言葉はないでしょう……。
あと「○ ● ○ ● ○」はルール違反だったような?
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:2)
- 楽しさは伝わってきますが、使い古されたねたを振り回されても……。
- 119 『Nurse call』 (採点:1)
- オリキャラを使うのは別にかまわない。
また話自体も、Kanon本編の劣化コピーですが、まあ悪くない。
でも、ここに出すべき作品ではない。
- 120 息抜き (採点:9)
- キャラの使い方が巧い。ヒントの出し方とか、よく考えられているなあ、と思います。
そして何よりも面白い。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:5)
- 定石はすごく好きです。
しかし、相当書き込まないと陳腐で終わってしまう可能性が高い。
この作品などはその典型かな。
無駄な部分が多い。そして肝心な部分が抜けがち。
結末などは特にそうです。会話よりももっと書かなければならないことがあるはず。
まとめ方、展開はこのままでも良いと思う。
独白もあまり良いとは思わない。これは人によりますけど……。
- 122 “らくえん。” (採点:4)
- 短編であれこれ詰め込むとあらすじでしかなくなってきます。
わき道にそれ続けている暇はないのです。
- 123 想い、あなたに (採点:4)
- どうしていらないものをつけたがるのか……。
最後で百年の恋もいっぺんに冷めました。
- 124 No More Dying Then (採点:5)
- テーマそのものを語らせるのも手のひとつではありますが、
やはり描写によって感じさせて欲しい。
そのほうがより直接に伝わることも多いですから。
- 125 幻冬歌 (採点:6)
- 微妙……。
いいところをついてはいるが、甘い。
もっと深く深く抉っていって欲しい。
- 126 多角関係 (採点:8)
- オチが冷めるなぁ。
そこまでは爆笑だったのに、もったいない。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- 緊迫感がいまひとつ。
あと、舞がどうして地縛霊となっているのか……。
死んでるんですか? 中途半端な印象を受けます。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:5)
- 宙ぶらりんなお話、というのが第一印象。
北川のほうだけでなく、祐一のほうも惜しみなく出したほうがもっと面白い作品になったはず。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- すごくいいとは思うのですけれど。
冒頭、結末で、もっときれいにあわせて欲しい。
言葉の端々をもう少し選んで欲しい。
- 131 鎖 (採点:1)
- つまらない。
とりあえず、本を読むことからはじめてください。
文章を書く段階じゃない。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:4)
- これって、最終的に祐一は快復する前に死ぬんじゃぁ……。
というか、解説が偉そう……。解けなかったけど。
でも二回目は反則な気も……。
笑えなかったけれど、なかなか凝っているなぁ、とは思いました。
- 133 無名の石 (採点:3)
- なんとも言いようがないです……。
もっと何を書きたいのかをまとめてください。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:4)
- 話の展開とか、要素はいいんですけど……。
その中身、というか料理の仕方がどうしようもない。
工夫が足りない。
- 135 夏に始まる物語 (採点:4)
- こういっては何ですが、天野を出す必要がどこにあるのか……。
栞や舞のことまで出すのなら、天野では役不足。
思い出すまでの話の運びが安易です。
- 136 君を想う気持ち (採点:3)
- 祐一がなかなかに可愛いのは、まあいいとして。
個人的にはあまり面白くなかったです。
- 137 体育祭血風録 (採点:5)
- 結局謎ジャムはどうなったのかと。ベタだけど、まあいいかな。
なかなか楽しかったです。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 最後が不満です、もうすこし考えてみてはいかが?
面白かったです。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- 欲を言うなら、最後まで舞の視点一本で行って欲しかった。
桜の側から祐一たちを描写して欲しかった。
とはいえ、これほど切ない物語は久しぶりです。
とてもよかった。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:5)
- 短編で描ききるのは無理でしょうね。
まあ、それでも挑戦するからには巧くして欲しいですが。
前半半分はカットできます。
発想はなかなか面白い。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:9)
- 笑いあり、感動あり、で面白かったです。
もっと細かい気配りをして欲しいかな。
○ooba さん
- 008 また明日 (採点:4)
- 盛り上がりが感じられませんでした。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- 祐一が美汐を選んだ理由が納得行かない。(めしがうまいからって…)
祐一と美汐はそういう普通の恋愛で結ばれないと思うので
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 祐一がずいぶん弱きだな〜
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- いまいちついていけませんでした
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- ちょっとわかりずらい… おれがあほなだけ?
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- 動物さんのバックプリント… 萌え…
- 050 あなたと共に (採点:6)
- ちょっともりあがりにかけたかな〜
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 基本設定の無茶加減も、ある意味内容にあっていて読んでいておもしろかった。
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- ぱんちがよわい
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- ついていけませんでした…
- 085 開花 想葬 (採点:4)
- 個人的にあわない… ごめんなさい
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- 今一よく分からなかった…
- 092 デエトの日 (採点:8)
- ゆういちがうらやましいな〜
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- こういうネタは個人的に嫌いなので… オチも…
- 100 今度までには (採点:3)
- 美汐はともかく真琴と祐一がなんかイメージが違うかな〜
- 107 満月は白い輝き (採点:3)
- 内容が趣味に合わないです ごめんなさい
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:3)
- 微妙…
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 短編の割に読み応えがありました。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 分かりづらい内容だったけど 雰囲気は伝わってきました
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- いいお話♪
○sein さん
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 「嵐を呼ぶ」というタイトルらしく、もっと嵐を起こしてほしかったような気がします。
もうすこし4人と佐祐理さんの絡みがほしかったような気がします。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:6)
- あゆが歌うシーンの所。
実際に曲に合わせながら読んでいたのですが、曲のペースに合わせたくらいの文章量だと
よかったかもしれないです。
そこでその風景が思い描けるようなものになれば、ぐっと点数は上がったと思うけど。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- 最後の舞のシーンはなくてもよかったんじゃないかなぁ……。
蛇足になっているような気がする。
でも、面白かったですよ。
- 076 流星群 (採点:6)
- もう少し話の掘り下げが欲しかったような気がする。
容量等の問題で難しいのかもしれないが、もう一押しがあったほうがよかったかも。
それがあればもう少し点数がよかったかも。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 心にグッとくる作品でした。
歳を取った祐一は、きっとこんな感じなのでしょうか?
あの出来事が思い出となって、そして……。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- 容量の問題があったかどうか分かりませんが、もう少し話を掘り下げられればいい話になったと
思います。あと、kanonキャラ(この場合だと香里と栞)をもう少し話に加えた方がよかった
ような気がします。それでもよかったと思うので、高めの点になっていますが。
- 120 息抜き (採点:7)
- うーん、パンダ……まともに考え込んでしまった(笑)。
そういうことか……。
それ以外は分かったのですが。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- もう少し先が読みたかったな……って思いました。
話としては結構好きな感じだったので。
○sffffz さん
- 021 かしこ (採点:8)
- 絵本の内容が、知りたいです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:9)
- その後の展開を知ってるといささか残酷な気もしますが……
それでも、Great!
- 102 踊り子に癒しを (採点:6)
- 惜しくも、最後が弱いというか、尻切れトンボというか。
- 120 息抜き (採点:6)
- クイズ以外の部分が弱かった気がします。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 祐一、お前はこんなに大人だったか……
俺の中の愛は「北斗の拳」で止まってます(笑)
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- きっついなあ……きついけど、上手いから点数下げられないですよ……
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- ちょっと、読みづらい点がいくつか。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 不思議な話、です。
- 131 鎖 (採点:4)
- 急、です……
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:5)
- 最後、弱くないですか? ある程度難しいパラドックス問題が、最初の方のファンシーなノリとミスマッチな気も。
- 133 無名の石 (採点:7)
- ん〜……病気の猫……? 老衰……?
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- 最初のやり取りでちょっと笑いましたけど。
- 135 夏に始まる物語 (採点:10)
- デフォルトに近い設定、テンポのよい文章。Good!
- 136 君を想う気持ち (採点:7)
- 前半テンポよかったんですけどねー。後半で少しだれ気味だった感が。
○snowrabbit さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- ゴメンナサイ…ゴシックロリータの意味がわからなかったです…
- 003 Last regret (採点:7)
- 健気ですね…あゆ…
- 005 『忘れないから』 (採点:9)
- 生きるって難しいですよね。自分の記憶をうまくコントロールできたらいいんですけど…読んでてしんみりしてしまいました。
- 008 また明日 (採点:3)
- 途中までは良かったんですけど…祐一の買ってきたものっていったいなんだったんですか?
- 009 もし、もしも…… (採点:4)
- 自分的にダーク系は好きなので結構読んでいるのですが、これはダークと言うよりシリアスでは?話も祐一が死んだというだけで話の主題がさっぱりわかりませんでした。
- 011 約束がくれた時間 (採点:8)
- シリアスな感じがすごく出てて良かったです。ただ、舞の口調が変わりすぎ(?)な感じがしました。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:8)
- ほのぼの名雪&祐一は自分的には大好きなのでこういうSSはすぐ読んでしまいますね(笑)祐一はもうちょっと優しさがあるのでは?会話だけを読むとちょっとつらい気がしました。
- 017 『とも』 (採点:6)
- こういう友達ってほんとにイイッすねー。友情バンザイッス!
- 024 月 影 (採点:6)
- 竹取物語の話をこんなふうに考えた事ってなかったので新鮮な発見をしましたね。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- なんか面白くないなーと思ってみていましたが…なぜか最後の一行を見て笑ってしまいました。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:9)
- 祐一の罪っていったい何なんでしょうか?そもそも祐一は本当に罪の意識を背負う必要があったのでしょうか?考え始めると謎は尽きません…心が痛いです。
- 077 まだまだ続く道 (採点:10)
- 読みながら半分泣いてしまいました。名雪ってやっぱり強い女の子だと思うんですよね。本編では秋子さんの事故で絶望していましたが、こういうほうが名雪は魅力的に見えるような気がします。
- 135 夏に始まる物語 (採点:9)
- 名雪は好きな人に対して一歩引いてみる事が多いけれど、それが名雪の魅力なんだろうなあ。個人的には名雪には幸せになって欲しいのに、こういう名雪もいいですねえ。
○sukusuku さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- チャレンジの意欲は買う。でも残念だが、私が詩に暗いせいか、私にはこの詩からピンとくるものが無かった。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- ネタ帖のネタをほんとにそのまま文にしただけという感じ。
- 003 Last regret (採点:2)
- 短編という縛りがあるとは言え、ゲームのおけるラスト直前のあゆの心情、ただそれだけを描かれても「うん、そうだね」としか言いようが無い。ゲームで最後にヒロインの想いについて我々が心を動かされたのは、それまでの細かいキャラ造形や情景、エピソードなどについての描写の積み重ねがあったからではないか?いくらKanonについて予備知識がある者が読むとはいえ、SSにおいてもまた然りだろう。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- メルヘンというジャンル分けがなされているが、正直初心者が書いたよくあるKanonSSという感じで、とりたててメルヘンという感じがしなかった。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- ほんの少しでもいいから、あゆや栞がどういう子達で祐一たちが彼女たちのどういうところに惹かれたのか、という描写がほしかった。短編という縛りがあるのはわかるが、祐一とあゆ、北川と栞のエピソードが無く、祐一・北川のキャラ描写も足りないため、感情移入も難しく感じた。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- とりたててどうと言うことの無く、あえて言うなら短編という縛りがあるのに改行による空白が多すぎるな、とだけ思われた作品だったが、ラストの「もう合格しなくてもいい……あゆのこの笑顔が守れさえすれば……」で爆笑したのでプラス二点。祐一……それじゃだめだろ(笑。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 名雪との自転車通学という発想はなかなか新鮮だ。だが、二人乗りは先生に止められるだろ〜、という細かい突っ込みもあるが、祐一の一人称で描かれているのに一人称による描写が徹底されてないように感じられ、また祐一の心情の描写の量が物足りないため、祐一の焦りや疲れがいまいちつかみにくく感じられた。名雪が物語中でうまく絡めず単なる自転車の重りにしか感じられないのも、もったいないと思った。
- 008 また明日 (採点:4)
- う〜ん、作中のキャラクターから受ける印象はいいのだけれど、描写の量が少なすぎるのが惜しい。会話文頼みになるのではなく、会話の間に、栞の表情や風景や季節の描写を挿入していけばもっと良くなったと思う。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- ダーク、というより単なるバッドEDの説明という感じだ。あゆの悲劇的境遇、祐一の絶望、名雪の悲しみ、のどれ一つにも立入った描写が無く、表層的になぞっているだけでは感情移入どころか、読後に鬱な気分にもなりようがない。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- 祐一×美汐の連載SSの最終話だけを読んだ、と言うのが素直な感想だ。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- 舞の一人称で描かれる風景や光景、心情の描写はなかなかいい感じ。だが、その量が少なすぎる。改行による空白を無くし(読みやすさを慮ったのだろうが)もっと会話以外の描写を増やしてほしかった。そうすればもっと良くなる、と思った。また、この作品では会話文の頭につくキャラ名があることで、読者が佐祐理さんが舞の名前を呼ぶまで「誰の話なんだろう?」と想像する楽しみを奪っているし、キャラ名が無くても誰の会話かは十分わかるので、むしろ邪魔に感じられたのが惜しかった。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 名雪の可愛さ、二人のラブラブさ加減はうまく描写されてると思う。しかし、まったりし過ぎて盛り上がりがないというか、萌えに特化しすぎているというか……胸焼けがする(w。
- 013 その朝 (採点:7)
- キャラクターと情景の描写はよくできていた。だが、短編の縛りのせいか後半駆け足になり、ラストの盛り上がりが中途半端になっている印象を受けたのが非常に惜しく感じられる。
- 014 青い春 (採点:3)
- 名雪のキャラを描き出すのに会話文で「だお〜」を繰り返すのはあまりにも安直過ぎる。名雪も北川と同じように別れと喪失の予感におびえる余り、奇矯な振る舞いに出ていた、と読み取れなくも無いが多用しすぎだ。また、失恋する北川の心情の描写が薄いため、切なさがいまいち感じられない。
- 015 遅刻 (採点:1)
- この作品の祐一からは意地悪さだけが伝わってきて、『愛』(笑)が感じられないのが悪印象。キャラ描写が足りないため、他のキャラクターからも人間味が感じられない。ただ、台詞をしゃべるだけのマペット、と言う感じ。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- 一人称と三人称が混在するのは、描写の力点がぶれるので控えたほうがいい。だが、各キャラクターの描写の楽しさはなかなかのもの、と思う。もうちょっと地の文の描写を厚くするとさらに良くなるのでは?
- 017 『とも』 (採点:4)
- まったりSSとして可もなく不可もなく。周りの風景や光景の描写といったものがほとんど無いので、もうちょっと入れた方が、作品に入り込みやすくなるのでは?、と思った
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- ほのぼの、まったり。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- ラストのどんでん返し(?)に笑った。よくできていると思う。
- 049 Transmigration (採点:1)
- 祐一×香里の連載SSの最終話、というのが素直な感想だ。香里が祐一についていく理由と様子が、栞をごたごたがあった上で失った直後の人間のものとしては、正直首をひねらざるを得ない。それなのにそう決心するまでの心境が描写されてないので、読者置いてけぼり、と言う感が否めない。
- 060 奇跡の果てに (採点:1)
- すっごいご都合主義!……はまあいいとして、栞の病気が誤診だったからって、香里が栞にしてしまった残酷な仕打ちが消えてしまうわけじゃない。なのに、この脳天気さは何?、と突っ込むの野暮ですか?
- 086 人生にifはない (採点:4)
- 北川と先生のやりとりが青臭くてペッペッペッ。矛盾もあるし。だが、高校生ってこんなふうに皮肉気で視野が狭く偉そうな考えを持つものだよなあ、とも思う。そうなると、この作品の北川はいかにも普通の高校生だなあ、とリアルに人間臭く感じられてきたりして(w。
- 088 don't need no reason why (採点:10)
- やられました。姉に甘いだけではない栞、不器用な香里。姉妹の順が逆になったかのよう。そして意外なオチ。良かったです。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- きれいにまとまってます。ちょっときれい過ぎるかな……?
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:9)
- 切なさが良く出ていていい感じ。でも誤字があったのは残念。テンポや勢いで読ませる部分があるコメディやギャグものと違って、シリアス系はじっくりと話に入り込んでいくため、誤字・脱字があると醒めてしまうと思う。こういう切ない話では特にそうではないだろうか。
- 120 息抜き (採点:8)
- 「なぞなぞ」を楽しませてもらいました。まさに『息抜き』のタイトルにふさわしい作品でした。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 美坂香里というキャラがおかれた状況と、そしてなによりも彼女という人間の「弱さ」、「どうしようもなさ」がシビアに描かれている、と思った。私にとって香里はKanonのキャラの中でも一、二を争うほど好きなキャラだ。しかし、いわゆる「萌えキャラ」としてではなく、リアルに香里というキャラを考えるとこの作品のようになるだろう、と思っていたのでとても納得できる内容だった。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:10)
- わはは。こういうの大好き。『できる女』美坂香里がプライベートでは実は……、と言うギャップがとぼけた感じで実に楽しく描かれている。北川も飄々としているようで締める所は締めていていい感じ。誤字が見受けられるなど細かい粗もあるが、そんな事どうでも良くなるほど楽しかったので10点。
○syun さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 詩としては悪くないんだけど、もうちょっと主題を明確に……
あまりに、離れていてKanonらしさが皆無……
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 完全に読者置いてけぼり
- 003 Last regret (採点:4)
- 悪くはないし、結構余計なものがなくてよかったんだけど、もう少し盛り上がりを……
なんか盛り上がる前に終わって肩透かしを食らった感じ。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- もうひとつ何かほしい
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- 肩透かし…
そんな感じでした。
もっと話を膨らませて欲しかったです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- えっ?終わり?
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- 悪くはなかったんだけど、あまりにお粗末な展開が目に付きました。
- 008 また明日 (採点:3)
- もったいない……
そんな気がしました。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- もうちょっとね……
あっさりしすぎ
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- 美汐だからだろうか……
雰囲気がばっちりと合ってました。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞がぜんぜん舞じゃありません。
変化はあるとは思いますが、あまりにも違和感が……
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- 趣旨は何?
ほのぼの感は感じるけど、それだけ
- 013 その朝 (採点:7)
- せっかくなんだから、終始セリフなしで進めて欲しかった。
他がよかっただけに非常に惜しい。
- 014 青い春 (採点:1)
- 話に魅力を感じない。
特に名雪のだおーの使いすぎが一気にテンションを下げた。
- 015 遅刻 (採点:6)
- もったいない……
もうちょっと、細かくやればもっといいものになったと思う。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:3)
- う〜ん……読みにくかったです。
文体ではなく、内容が……
後、”さゆうり”と打つと佐祐理って変換しやすくなりますよ。
佐由理になってたので
- 017 『とも』 (採点:4)
- 少しあっさりしすぎだと思いました。
もっと深く話を進めていけば面白い作品になったと思う。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- もう少し、ストーリーにオリジナリティが欲しかった。
ほとんど、ONEの七瀬シナリオ
- 021 かしこ (採点:10)
- 御見事!
こんな短いのに、こんなに綺麗な話……
いいですよ〜
- 024 月 影 (採点:2)
- う〜ん……結局何?という感じでした
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- もうひとつ何かほしい……
せっかくのいい話なのに、勿体ないです……
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:8)
- 不覚にも笑ってしまった……
何の意味もないなんでもないギャグ作品
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- すいません、ギャグとしての面白みがあまり感じませんでした。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- なんか消化不良……
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- のほほ〜んと……のほほ〜んと
- 034 アーティスト (採点:9)
- 短くて、でも言いたいことははっきりと伝わる。
余計なものが一切無い、まさに短編SS!
- 035 月の向こうに (採点:10)
- セリフ、効果音なしの作風は好きです。
どこか月姫チックな感もありますが、正直な話……
おもしろかった。
- 038 弱虫が見た花 (採点:6)
- シリアスなのだから、もう少し話を広げてハッピーにしてほしかったです。
このままだと、軽めのダークになりかねますから
- 043 結婚前夜の二人 (採点:5)
- あんなにいい話なのに、なぜ最後になって”だぉ”を使うのか……
これだけが非常に悔やまれる。
後は少し名雪が長森口調なのが気になりました。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- 万人受けはしないでしょうな……
悪くはないですよ
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- なんつう……
いや、好きですよ、こういうノリ
- 057 お便りは初雪の日に (採点:5)
- 話としては面白いんですが
読みにくかった。
独白に近い展開なのだからもう少し積極的に改行を使って読みやすくして欲しかったです。
まだ、そんなに長くなかったからよかったものの、これ以上長いと読む気がなくなる恐れもありますよ。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- えっ?この話で真琴?
雰囲気的に少しあわなかった気が……
面白かったんですけどね
- 066 夢の中でも (採点:7)
- 内容はとてもよかったです。
香里のシコンぶり、栞の一途な努力が見えてきました。
ただ、なぜ読点で改行するのかが不思議でした。
後、最後の”夢の中でも”」だけ残ってるのが少し間抜けに見えました。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 北川君の暖かさが……
いや、いいですよ〜
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 意味がまったくわかりません。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:8)
- イッテル佐祐理さんが素敵でした。
- 076 流星群 (採点:4)
- 悪くはない、悪くはないんだけど…
香里の空白の十年をもう少し丁寧に書いてほしかった。
- 081 向日葵 (採点:1)
- 見づらかった……この一言に限る。
話としては四季を織り交ぜて書かれているのだけど、いったい何時の頃なのか?
雰囲気がよかっただけに非常にもったいない。
後、俺は気にしないけど、こういう場では「」の最後に。はつけないほうがいいらしい。
俺はこの作者、一目見て、断定できたので言う。
「前回(第一回)の反省が何一つなされていない」
- 086 人生にifはない (採点:8)
- あのシーンにああいう裏が…
そんなこと感じ思わずにやりとしてしまいました。
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- 話としては悪くないんだけど、イマイチ香里と北川のキャラがつかめていない気がしました。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:6)
- 一番、評価に迷いました。
観点、展開は非常に面白かったのですが。
何か違和感を残したまま終わってるんですよね。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 目の付け所は面白かったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- 最初は中々面白かったんだけど、途中で飽きてきました。
- 104 これから…… (採点:6)
- 最後が……締めが甘かった……
- 108 家出(強制) (採点:3)
- いい加減、ジャムネタは飽きてきます
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:9)
- いいなぁ……こういうちゃんと成長した名雪って中々ないから
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:1)
- あまりにもお決まりな展開、お決まりな話。
もう少しひねりが欲しかった。
お互いが好きになるのもあまりにも唐突
- 113 Flying (採点:7)
- いいんです。
すごくいい話なんですけど、何かしっくり来ないんです。
多分、怪我による名雪の情景描写です。
本当にそういう事態に陥ったに人間にしてはリアリティが無いんですよ。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:4)
- ほのぼのではないでしょうか?
この話……
ちょっと中途半端な気がしました。
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- 何かありきたりな話に見えてしまったのが非常に惜しいところだと思います。
話としてはよかったんですけど……
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 中盤の展開の速さが気になりましたが、それ以外はよかったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- 難しい……
非常に深い話でした。
また、曖昧なその後もぐーです。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:7)
- テーマがはっきりしない割には楽しめました。
あまり考えずに読む作品ですね。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- 非常に外観的な栞シナリオ。
深く、Kanonキャラを絡ませなかったことにより、結構違和感なく読めました。
個人的には9点あげたいのですが、ここに出すにはちょっと場違いに近いと感じて-2点させてもらいました。
- 120 息抜き (採点:9)
- 本当に何気ない日常と息抜き。
この四人のやり取り、僕は大好きですよ。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:9)
- 綺麗です。
まず読んでこの言葉が浮かんできました。
佐祐理の葛藤、優しさ、そして奥底の暗い部分が見えてきました。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- すごく雰囲気が暖かかったです。
特に美汐がいい味出してました。
- 123 想い、あなたに (採点:10)
- まだまだ、恋する乙女の戦いは続きますね(笑)
すごく良かったです。
変に暗くならなかったのが、かなり好印象でした。
- 124 No More Dying Then (採点:4)
- 微妙……
すいません、これしか出てきませんでした。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- とことん不幸路線ですね。
こういう話嫌いじゃないんですが、視点の切り替えがあまりにも多くて、最初戸惑いました。
- 126 多角関係 (採点:7)
- 祐一に非道さが笑えました。
本来は5点ですけど
「不治子ちゃん」の芸術点をプラスさせていただきました。
- 127 魔物の住む学校 (採点:7)
- 良かったです。
名雪ED後の舞の話という面白い設定に魅力を感じました。
本当は八点なんだけど、誤字があったので-1です。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:10)
- ありそうで中々なかったシチュエーション。
これに関しては付き合ってる理由はいらないと思う。
香里、北川の可愛さ、凛々しさが出ててよかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- こういうのもいいなぁと
祐一がえらく、大人に見えました。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 良かったです。
舞の別れと出発が綺麗に伝わってきました
- 131 鎖 (採点:5)
- 話としては好きなんですが
「なぜ、栞が逝く前まで冷静だった祐一が気絶したのか?」
「なぜ、北川の家族の話を使ったのか」
この二点の違和感が頭から離れませんでした。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- エンドレスですか……
- 133 無名の石 (採点:7)
- 一言で言えばAIRのそらと観鈴の立場逆転SS。
もう少し、判りやすければ面白いなと思いました。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- 祐一にちょっと感情移入しにくかったけど
話としては面白かったです
- 135 夏に始まる物語 (採点:4)
- 三人称?一人称?どちらかもう少しはっきりしてほしかった。
後は文章の硬さも感じました。
- 136 君を想う気持ち (採点:4)
- もうちょっと話に工夫を……
展開があまりに読めすぎて、面白みにかけました
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- おもしろかったですよ。
途中、首をかしげるところもありましたが
- 138 たんぽぽのように (採点:5)
- なんか、香里のパートが薄い気がしました。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 完璧なIFの世界ですね。
ただ、面白かったんですけど、佐祐理パート(?)があまりにもあっさりしすぎてもったいないなって気がしました。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- 久瀬はよかった……
けど、ラストのほうで名雪というキャラに少し違和感がありました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- 展開的には非常に魅力があり面白い。
途中・・・が・・・・になるのが気になったが、ギャグからシリアスになる展開がそれなりに自然だったです。
ただ、視点転換のわかり辛さとストーリーにもう少し内容を……
少し唐突過ぎた間がありました。
○takasi さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- 私が理解できていないところがありましたがこういう詩みたいなのもいいですね。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- 落ちが分かりにくかったです。(ゴシックロリータってどういう意味なんでしょうか?)
- 003 Last regret (採点:10)
- 短いのに何か心にくるいい作品でした。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:10)
- とてもメルヘンチックないい作品でした。
祐一の幸せを空から見守るあゆがとってもよかったです。
- 005 『忘れないから』 (採点:7)
- 忘れないと誓い合う祐一と北川がとてもいいです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:5)
- 何かに理由(わけ)を見つけることは大切ですね。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- なぜか手に汗握ってしまいました…
レースの実況みたいで面白かったです。
- 008 また明日 (採点:8)
- 先を考えることも大切だけれども「今」を生きることも大切だということを
教えてくれるいいお話ですね。
- 009 もし、もしも…… (採点:5)
- 祐一は悲しみや絶望にに押しつぶされてしまったのでしょうか?
そういう祐一の心情も個人的には書いてほしかったですね。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- 祐一×美汐のほのぼのして雰囲気がとてもよかったです。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 物思いにふけっている舞がよかったです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:9)
- 祐一と名雪のやりとりを思い浮かべると頬が緩んでしまいます。
最後のこういう締めは個人的に好きです。
- 013 その朝 (採点:8)
- 「本編の美汐はこういう気持ちだったんだ」と思える作品でした。
- 014 青い春 (採点:7)
- 北川に「今はつらいかもしれないけれどいつかいい思い出として思い出せるさ」といいたくなる作品でした。
- 015 遅刻 (採点:10)
- 名雪の祐一と離れたくないという気持ちがひしひしと伝わってくるようないい作品でした。
「恋する乙女は強いんです」となんかあまり関係ないフレーズを思い出してしまいました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:10)
- 最初の雰囲気がおまけの北川×香里のやり取りによって吹っ飛んで思いっきり笑ってしまいました。
- 017 『とも』 (採点:5)
- 祐一が遅れてきた理由…気になりますね。
- 019 雨 (採点:10)
- 凄くいい作品でした。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:10)
- 悲しみに囚われている祐一を助けてあげたいという美汐の気持ちがこちらにも伝わってくるようでよかったです。
- 021 かしこ (採点:8)
- 美汐の視点から見たほかのキャラの様子を書いた作品はとても珍しかったです。
さらにそれを「手紙」という手段を用いているのは驚きでした。
- 022 いつもの二人 (採点:8)
- 最初の祐一におはようのキスをしたあとに恥ずかしがるあゆが初々しくてよかったです。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 「残り少ない時間を精一杯生きたのだから奇跡が起きてほしい」と思う作品でした。
- 024 月 影 (採点:10)
- 最初の祐一の夢の無い言葉が少し嫌でした。が、その後の祐一の言葉によりその考えを撤回しました。
最後に名雪と祐一が再度気持ちを確認できたのはとてもよかったです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:7)
- 久瀬にこんな弱い面があったんだなと思うと久瀬は考えがあり本編のようなことをしていたんだなと思える作品でした。
- 026 カナブン (採点:10)
- 別れを告げるのはとてもつらいことだけど先に進むのに必要なものなんだな、と考えさせられるいい作品でした。
個人的に結婚相手は名雪を希望。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- 涼む手段がことごとく消えていく様子がとてもよかったです。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 名雪を始末しようとする栞を見てみたかったです。
あと最後のオチ(?)も良かったです。
個人的に連載してほしいですね。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:6)
- 自殺などに逃げていない祐一はある意味強いなと思いました。
- 030 この街の夏 (採点:10)
- 作品全体の風景が目に浮かぶようでよかったです。特に夕立で雨宿りする風景が(笑)
過去の祐一が名雪を慰めるための台詞は照れ隠しでもあったんですね。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 名雪と祐一が子狐の名前をを付けるシーンはとても微笑ましかったです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- いつもと同じようで少し違う、そんな百花屋でのやり取りがとても良かったです。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:7)
- 祐一、美汐、栞の三角関係みたいなのが良かったです。
これは是非連載して頂きたいですね。
- 034 アーティスト (採点:8)
- 「美汐」と「絵」意外な組み合わせでしたが、全然違和感なかったです。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 最初のシーンは神秘的でよかったです。
しかし、もうすこし重くても良かったのではないのでしょうか?
こういう一切台詞の無いの作品に仕上げる技術は凄いと思います。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:8)
- 好きな人たちと一緒に学校に通いたいと思うあゆの気持ちに
心の中で謝りながら騙す祐一と名雪が印象的でした。
最後のシーンは「大検がんばれ」と応援したくなりました。
- 037 あの日をもう一度 (採点:9)
- 最初はまたつらい別れがあってそれで終わるのかなと思ったのですが、
最後のどんでん返し(?)が良かったです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:6)
- 人の死と花火とをかけて考える香里に賛成できるところがありますね。
- 039 『Wait』 (採点:7)
- 舞の『来ると信じなければ〜』という部分はただ単に舞が逃げているだけなのではないか?
という印象を受けました。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- まだ留年という理由なら良かったのですがこういうご都合主義はあまり好きになれないですね。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:10)
- しみじみとして終わるのかな?と思ったのですが終わり方が予想を裏切ってくれました。
とっても良かったです。
私も名雪と同じ勘違いをしてしまった一人です。
香里と名雪に幸あらんことを…(笑)
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 祐一と栞を見守る香里をすごくいい姉だな、と思いました
- 046 『安らげる場所』 (採点:9)
- 私にはそういう気は無いですが作品の内容自体はすごく好きです。
斉藤の方言は結構面白かったですよ。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- あゆと真琴を挑発(?)する名雪が良かったです。
- 049 Transmigration (採点:3)
- 祐一の心情は理解できるところがありました。
しかし、最後の部分は祐一は香里を栞の代わりにしているような感じがしました。
- 050 あなたと共に (採点:8)
- 無理をしている祐一を優しく包み込んでいくような美汐の雰囲気がよかったです。
- 051 待つ女 (採点:8)
- 題名に二つの意味があったなんて…
シリアスな雰囲気と最後の明るい雰囲気の融合がとてもよかったです。
- 052 果たされる約束 (採点:9)
- あゆにはこれから幸せになってほしい。そう思う作品でした。
最後の秋子さんのモノローグが良かったです。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:10)
- 今ある日常は、過去のいろいろな出来事の積み重ね何だなと再認識させてくれる作品でした。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- 祐一の行動に対する舞の反応がとても面白かったです。
- 055 手紙 (採点:9)
- 栞の想いが伝わってくるようでとてもよかったです。
- 056 大輪の花 (採点:9)
- ここからあゆは幸せになっていくんだな、と思わせる作品でした
- 059 水瀬家の縁側で (採点:10)
- 全体のほのぼのした雰囲気がとてもよかったです。
勝手ながらここに思い出される真琴は祐一がそのまま去ってしまった状態だと思うと少し寂しい気持ちになりました。
関係ないですが名雪がパジャマ姿でギターを弾くシチュエーションは某魔法少女のエンディングテーマの風景を思い出してしまいます。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- 本編のクールなイメージからかけ離れている香里がとても新鮮でした。
- 062 丘の上での昔話 (採点:7)
- 最初にあるとおり確かに時期はずれでしたが、クリスマス・イブ当日に読んで余韻に浸りたい作品ですね。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:9)
- 読んでいて一生懸命秋子さんのために色々なことをする祐一たちに好感が持てましたが、
秋子さんが鋭すぎでしたね。
- 064 恋する乙女というものは (採点:10)
- 絶食はダイエットに悪いはずなのに美しくなっているなんてすごい!! の一言ですね。
最後のネタはまったく予想してなかったのでしばらく固まってしまいました。
- 066 夢の中でも (採点:8)
- 栞のまだ残っている死への恐怖を癒そうとする祐一が良かったです。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:8)
- 美汐の感情の変化が急過ぎるかなと思いましたが、それ以外は満足できる作品でした。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 北川×真琴の組み合わせは意外でしたが少女漫画の典型みたいで良かったです。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 最初の美汐の手紙(?)の部分で告白かな? と思ったんですが、
私の思っていた告白と違っていたのと、それがたった二行でそれが終わってしまったという二重の驚きがありました。
祐一のプロポーズ三択(笑)は今までの雰囲気をちょっと壊しているかなというところはありましたがこういうものも有かな?
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:7)
- 栞の壊れ具合がとっても良かったです。
さらに本編の祐一×名雪の目覚まし時計ネタってこういう使い方も出来るんだって感心しました。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:8)
- 車の知識が無い私には良く分からないところがありましたが、
車に乗って性格が変わっている佐祐理さんとてもよかったです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:7)
- 迷惑をかけたくない。その一身で痛みに耐える栞とっても強いなと思いました。
- 073 守りたい約束 (採点:8)
- 秋子さんの秋子さんたる所以だな、と思わせてくれる作品でした。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- 幸せだったのかそうでないのか本人にしか分からない難しい問題ですね。
- 075 記念日 (採点:6)
- ジャムネタですか…でも記憶喪失になってしまうほどのジャムって一体…
- 076 流星群 (採点:7)
- 北川の香里に対する優しさが伝わってくるようなそんな作品ですね。
- 077 まだまだ続く道 (採点:10)
- 秋子さんの遺言の部分で死の間際でもなんて強く、なんて凄い人なんだと思いました。
油断していると涙が出てしまいそうないい作品でした。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:10)
- 本編の名雪のたった一言(だったと思います)からこんな奥の深い作品が出来るなんて凄いですね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 鈴にこめられている想いが小さな奇跡を起こしさらに大きな奇跡のきっかけ起こすのだろう。
そう思わせてくれる作品でした。
- 081 向日葵 (採点:7)
- 栞の声で香里が罪悪感から開放されていく様子が良かったです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:8)
- 自転車で行くことによる達成感…よく分かります。
- 085 開花 想葬 (採点:8)
- 美汐の明るくなっていく様子にとても好感をもてました。
- 086 人生にifはない (採点:9)
- 香里を言い負かす北川とっても良かったです。
個人的には北川の言うことには全体を通して共感できるところもあります。
- 089 雪原の軌跡 (採点:8)
- ありえたかもしれない、そう思ってしまう作品でした。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- もしあゆ編のプロローグがあるとしたらこういう風なのもいいかな。
- 092 デエトの日 (採点:8)
- 祐一と香里の電話でのやりとりは面白かったです。
- 093 philosophy (採点:10)
- 名雪の祐一依存は七年前のことから考えると仕方ないかもしれませんね。
しかし、これにより名雪が少しでも依存が和らげばいいな、と思う作品でした。
名雪の「祐一……結婚したい」という台詞は不意打ちだったので吹き出しそうになりました。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:10)
- 自爆してしまう名雪がとても可愛かったです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- 現在の教育の問題を突いているようでよかったです。
- 096 Pure Heart (採点:10)
- 名雪の思いが届いてよかったと思える作品でした。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- これもひとつの「別れ」の形かな…。
何か心に残る作品でした。
- 098 希望を抱いて (採点:8)
- 「グラスハート」以来こういうネタが増えてきたような気がします。
ちょっと無理なところもありましたが、とてもよかったです。
最後に栞の夫は誰なんでしょうか。
- 099 Anniversary Days (採点:10)
- 読んでいるこちらも心温まるいい作品でした。
祐一の演出も最高でした!!
行商人のおじさんもいい味出していました。
- 100 今度までには (採点:8)
- こういうのも嫌いではないですが、シリアスな雰囲気を最後まで持って行ってほしかったです。
- 102 踊り子に癒しを (採点:6)
- 二人の不安な様子(いろいろな意味の)が良く出ていたと思います。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:9)
- 妄想北川とてもよかったです。
ありきたりのような気もしますが、個人的にこういうオチは大好きです。
- 104 これから…… (採点:9)
- 悲しみは完全に癒えることはないと思いますが、
この二人なら乗り越えていけると思える作品でした。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:10)
- 秋子さんの過去を垣間見るようないい作品でした。
秋子さんの夫が妖狐だった… こういうのもいいですね。
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- 本編に出てくるアイテムを深く掘り下げて物語に仕立て上げていく作者の技能はとても凄いです。
- 107 満月は白い輝き (採点:9)
- 最後のKnonのオープニング風味はとてもこの話とマッチしていました。
- 108 家出(強制) (採点:8)
- 秋子さんに逆らうなんてなんて恐ろしいことを……。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:10)
- 祐一と美汐の日本文化対決とても楽しく読ませていただきました。
全体的な雰囲気もすごく良かったです。
- 113 Flying (採点:10)
- 名雪の心を救いたいという祐一の気持ちがとても伝わってくる作品でした。
名雪の足を翼として表現する手法は良かったです。
個人的にはこういう表現の仕方は好きです。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- 最初のほうは少しひどいのではと思いましたが、美汐の凍りついた心が溶け出すような感じがとてもよかったです。
- 115 温もりの中で―― (採点:10)
- 奇跡については青年のいうことには一理あると思いますが日常の積み重ね(何気ない行動)によって起こるものだとも思います。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 祐一と少女の語らいがとっても良かったです。
なぜ、ひとは年をとるのか?という答えには感動できるました。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:7)
- 北川の扱いようが最高でした。
祐一の心の叫びがなんとなく聞こえてくるような作品でした。
- 119 『Nurse call』 (採点:8)
- 内容は素晴らしいです。
こういう内容では仕方ないと思いますがオリキャラが目立ちすぎているような気がします。
さらにこういう内容ならKanonでなくてもという気もします。
批判ばかりで申し訳ございません。
- 120 息抜き (採点:10)
- とても楽しませていただきました。
名雪のちょっとシリアス風味なところも良かったです
香里の問題の答えは分かったのですが確信がもてませんでした。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 無邪気な真琴の行動がとっても良かったです。
- 123 想い、あなたに (採点:8)
- 個人的には名雪がんばれと応援したくなる作品でした。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 香里は聡明な為、深く考えて過ぎてしまったのでしょうね。
答えは案外単純なところにある。そういうことを語りかけてくれるような作品でした。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- 人の死を誰かのせいにしなければ自分が狂ってしまうという考え方からすれば、
香里の母親の香里に対する責め方はある意味では当然のことかもしれません。
ただ単に不幸になるものははあまり好きではありませんが、自業自得で不幸になってしまうというのは結構好きです。
- 126 多角関係 (採点:7)
- 祐一に手を出されていない佐祐理、憐れ…
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- 香里の為に尽くそうとする北川は、凄い! の一言です。
そういえば祐一の奥さんって誰なんだろう…
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 舞が持っている西洋剣にはこんな話があったんだとすごく納得できる作品でした。
- 131 鎖 (採点:9)
- 辛い過去は誰にでもあると思います。
それをどうやって乗り越えていくのか?
この作品はそれの答えのひとつを示しているような気がします。
出会いというのはとても大切である。そう思わせてくれる作品でもありました。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- 色々な漫画やゲームのネタを理不尽な力(ムーンストーン)で進んでいく様子はとても笑えました。
最後の三択は祐一からするとあまり笑えませんね(特に謎ジャムが…)
- 133 無名の石 (採点:6)
- コンペの中では珍しい視点の作品でしたが、何か物足りなかったです。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- さりげないけれども周りの人たちが祐一に気を使ってくれる描写はとてもよかったです。
本編もこのように気を使ってくれたのかな? そう思わせてくれる作品でした。
- 135 夏に始まる物語 (採点:9)
- 美汐のキャスティングはとても良かったです。
美汐のおかげで名雪が支えになる決心がついた思ったからです。
- 137 体育祭血風録 (採点:10)
- 笑わないところがないほど面白かったです。
- 138 たんぽぽのように (採点:8)
- 香里に残っていたほんの少しのわだかまりを解きほぐしてくれるような祐一の台詞が印象に残りました。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- 舞は人の気持ちが良く分かる優しい人だと思います。
だからこそ、佐祐理に「行かないで」の一言がいえなかったのかもしれないと思いました。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:10)
- 個人的には名雪が祐一以外とくっつくものはとても嫌いですが、これは例外です。
久瀬の改心する(?)様子がとてもよかったです。
ただ、久瀬が内心思っていることには賛成できました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:8)
- 北川の意外な役どころがとてもよかったです。
何か最後のほうは某ゲームのような気がしましたが…
○unnya さん
- 008 また明日 (採点:7)
- 「今を大切に…」というより「いまさえよければ…」というメッセージに読めてしまって少し残念です。あと、オチが少し弱いような…。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- ちょっとテンポが悪いように思えました。あと、やっぱり「かまぼこ板」が表札になるというのは少し弱いのでは…、です。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:8)
- タイトルがいいですよね。「あ、読んでみよう」と言う気になりました。
前段の夢の部分が少し弱いかなぁと。特に、名雪の台詞で「〜だぁ」は少し抵抗がありました。
- 013 その朝 (採点:4)
- う…。テンポが…。少し説明的すぎて感情移入して行けなかったです。もう少し無駄な部分を省いた方が良かったのではないかと思います。
- 015 遅刻 (採点:8)
- にやり、とさせてもらいました。もう少し意外性があれば…、で9点です。ごめんなさいね。一回くらい遅刻してもおもしろかったのですが。名雪らしさは良く出ていて◎です♪
- 020 心の翼 思いの風 (採点:8)
- 『初めまして』と『さようなら』という、たぶんこのSSで一番大切な部分の描写がいまいち良くわからなかったです。でも美汐ならこんな台詞をいいそうな気がして共感できました。あと「仏頂面」ですね。
- 021 かしこ (採点:9)
- テンポよく、一気に読ませていただきました。それぞれのメンバーの様子が頭に浮かぶようですばらしい「ほのぼのSS」でした。でも、オチはちょっと弱いかな…。
- 023 純白の審判 (採点:7)
- 何かストーリーの流れと最後の一文にギャップがあって「?」と言う感じになりました。ストーリー全体の流れはふたりの幸せだった日々の回想になっているのに、最後の一文が「時計の針が0時を指すと共に栞の死」を指しているように見えて、酷く、暗い結末の暗示なのかと思ったわけです。
- 024 月 影 (採点:9)
- すごく幸せな気分にさせてくれるSSに巡り会えてよかったです。
- 026 カナブン (採点:5)
- ちょっと台詞に説明的なものが多かったなぁ…と思いました。ストーリーは悪くなかったです。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- どこかで読んだようなストーリーなのがすこし残念です。美坂一家が軽井沢で静養というのはなんか合ってるな、と思いました。あと、「壊れてお湯しかでない」はさすがに不自然かと。「暑さで水もぬるくて全然冷たくない」くらいが自然ではないかと思います。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:9)
- 「全年齢版じゃない」はある意味伏線なんですね? 栞の味も出ていたし、おもしろかったです。
- 030 この街の夏 (採点:8)
- 題材はいままで色々な所で取り上げられていますが、その中でもいい出来だと思います。最初の方の名雪のしゃべり方はちょっとちがうような…(どっちかというと「あゆ」っぽい)と思いました。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:9)
- テンポ良く、一気に読み切ることができました。短編ではやはりテンポは重要だと思います。ストーリーもよかったです。ただ、僕の中では祐一のしゃべり方はちょっとちがうぞ…と。こんなことで引いてしまってごめんなさい。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:7)
- なにか、CM直前の状態で終わってしまったようで少し消化不良でした。短編だから続かないわけですよね。話はとてもおもしろかったので是非続きを読ませていただきたいです。
- 034 アーティスト (採点:9)
- 美汐にはこうあってほしい、と思えました。大変心地よくで読ませていただきました。ありがとうございます。でも、オチは別に「街中で久々に出会って」で十分だった気がするので…。ごめんなさいね。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 救いのないお話が少し苦手なので、点数が8なのはそのためです。ごめんなさいっ。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:10)
- 僕が読みたいな〜と思っていたSSと出会えて幸せです。佐祐理さんが「わたし」を使えるようになるSSってたくさんあるんですが、どれも何か不自然なんですよね。ここでは自然な感じが出ていたのが◎です。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:4)
- タイトルは読み手を引きつけていい感じです。が、読んでいる人間がどこが夢でどこが現実の描写かわからないと言うのは少し…。あと、香里のしゃべり方としては少し違うような…。きついこと書いてしまってごめんなさいね。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- 話に意外性があってとてもおもしろかったです。設定に無理なところもないし。10にしようかずいぶん悩んだんですが…。ごめんなさいね。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- ほのぼのなので、こんな感じかな、と思うんですが、ちょっと淡泊かなと思いました。二人の会話はすごく「らしくて」好きなんですが。
- 050 あなたと共に (採点:4)
- うーん、名雪シナリオを美汐に当てはめるというのは、どちらも好きな僕にはちょっと耐えられません。というわけでこんな点だけどごめんなさいね。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:9)
- 最後の段落が特にいいですよね。コンペなので差を付けないといけないから仕方なく9にしますけど、とても楽しく読ませていただきました。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- 特に意表をついた点はなかったですが、構成がきちんとしているのですっと読み切ることができました。「私」がどういう人なのかをあれこれ考えてみたり、読み応えのあるSSでした。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- ストーリーは良かったんですけど、漢文がさっぱり意味わからないです。なので、少し消化不良になってしまいました。
- 062 丘の上での昔話 (採点:8)
- まだ季節はずれですけどロマンチックな話でかつ読みやすくて良かったです。ただ、少し説明的すぎるような…(とくに「クリスマス・イブの説明」のくだり)。会話だけで構成しても十分内容が伝わるお話だったと思いますよ。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:8)
- 結構感想書くのが難しいSSでした。気に入っていることは確かなんですが。寝ころんでいるところがどういう所なのか、という描写が少しわかりづらいのが残念なところです。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- うわぁ、すごくいいです。はまりました。最高としか言いようないです。こんなSSが読めて幸せ。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- うまく言えないんですが…。うまくできているなと思いました。ただ、ピノキオの話ってあまり覚えてないんです。だからわからない部分ができてしまって、その部分が消化不良になってしまいました。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- ちょっとテンポが良くないような気がします。少し説明的すぎる、というかたぶん修飾語が多すぎて文章がもっさりしてしまっているのではないかなと思います。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 最後が夢オチでなければまちがいなく10だったんですけど。少しタイトル負けしているかも。偉そう言ってご免なさい。
- 100 今度までには (採点:10)
- ジャンルがシリアスになってますが、どっちかというと「さわやか」というSSですね。読後感がとてもいい感じです。ありがとうございました。
- 107 満月は白い輝き (採点:6)
- うーん、クライマックス直前まではいい感じだったのですが…。せっかくのクライマックスが、どうも主語がはっきりしない分、わかりにくくなっちゃいました。あと一番大切な部分はやっぱり使い回しではない方がいいと思います。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:9)
- 美汐との日本人の心論争、たのしませてもらいました。おもわずニヤリとかしてみたり。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- うーん、あんまりギャグにせずほのぼのあたりでまとめておいた方がいい話だったかもしれません。
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- いいお話なんですが、前半の展開がいいだけに、後半が原作の焼き直しなのはちょっともったいないです。あと、いちばん最初のシーンに戻ってくる繰り返しの部分がありましたが、前の文と段落をあけるか、いいまわしを変えるかしてアクセントをつけておいた方がよかったかと思います。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 最初はちょっと「最後までよめるかな?」と思ったのですが、途中からは文句無しの出来でした。こういうSSが読めると幸せです。
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- とても楽しく読ませていただきました。ただ、電話の会話が少しわかりにくかったのだけがちょっと残念。スカートをまくりあげられて真っ赤になっている美汐が萌えです♪
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 文章の歯切れがいいのでテンポも良かったです。僕の読解能力の不足が原因かもしれませんが、一つ一つの行動の裏にある、作者の方のこめた意味が読み切れなかったのが少し残念なところでした。
- 135 夏に始まる物語 (採点:8)
- このお話からすると名雪endは通過していないようですが、なんか名雪が、昔の苦しみを引きずりながら、祐一も支えてあげないといけないのか、という気がしてちょっとかわいそうかな?と、思いました。
- 136 君を想う気持ち (採点:7)
- うーん、さすがに現実離れしすぎている気が…。毎日違う人と…というのはやめておいた方がよかったのかもしれません。
- 138 たんぽぽのように (採点:8)
- …、点数というのは難しいですよね。本当にいいお話だったんですけど、少し意外性がなかったのでこの点数にしました。でも、三人の心情が良く出ていてとてもあたたかい気持ちになりました。ありがとうございます。
○vo2max さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- 僕にはメルヘンに対する適性がないのか、ずっと違和感がありました。
- 009 もし、もしも…… (採点:4)
- あまり情景が頭に思い浮かばなかったので、ダークでも普通に読めてしまいました。
- 015 遅刻 (採点:5)
- ちょっと読みづらく、展開も速いかなと思いましたけれど、こういう雰囲気の話は好きです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- 短い話の中にいろいろなエピソードを詰め込んだおかげで、一つ一つの話が薄く感じられました。
- 017 『とも』 (採点:5)
- 北川と名雪の会話が新鮮な印象を持ちました。
- 021 かしこ (採点:7)
- 描かれているキャラクターが自分の中で思っている人物像と一致しているので、情景が思い浮かべやすく、ほのぼのとした雰囲気がよく感じ取られました。丁寧な口調の美汐の一人称もそれを引き立たせていると思います。
- 023 純白の審判 (採点:5)
- 話としてはよく見るような話でしたが、文章が読みやすかったので、好印象を持ちました。
- 026 カナブン (採点:4)
- 何か全体的にちぐはぐで、言いたいことがよくわかりませんでした。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 水瀬家のエアコンが全部壊れたという出だしが好きです。そこからの二人の会話のテンポもよく気持ちよく読めました。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:5)
- 文が説明的であんまりダークっていう感じがしませんでした。ダーク物は文章にのめりこんでいかないと面白くないので、短編でやるのは無理かもしれないですね。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:5)
- 文章自体は面白かったのですが、よくわからないところがたくさんありました。
- 039 『Wait』 (採点:4)
- この時点での舞と栞というのは新鮮に感じられました。
でも、舞が昔のことを話し出すところが唐突に感じられ、
もう少し前ふりがあってもよかったのではないかと。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 出だしがすごくよかった。その後も佐祐理さんとの掛け合いも面白かったです。
でも、香里が人と深く付き合わないと言っているところや、舞のその後の話とかが少し蛇足に感じられました。長編の第一話としてならこれでいいと思いますが、短編では尻切れトンボに感じられます。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- 途中からよくわからなくなりました。胡蝶の夢って言う感じでしたけれども。
ただ、途中のなぜ香里が、祐一に名前を呼び捨てにさせているのかという理由が面白かったです。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:5)
- はじめはありがちかなと思っていたんですけれど途中から急展開。その後もそんなに新鮮というわけでもないですけれど、前半と後半の話のテンポの切り替えがうまくいっていると思います。
- 120 息抜き (採点:6)
- 久しくなぞなぞなんかを見ていなかったので、なぞなぞは面白かったのです。でも、SSの評価とはまた別のような気がしますね。
○yuxsan さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:8)
- ちょっと切なく、ほんわり暖かいストーリーでした
○440 さん
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- 話としてのまとまりはまあ良かったと思います。
が、オチが少しありきたりかな…
でも、そのありきたりなオチに少し笑えた自分が居ましたのでこの点にさせてもらいます。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- 祐一も雷苦手だったんですね。
布団に潜って震えるその姿がはっきりと頭の中に浮かびました。
栞に見られた香里と北川はその後どうなったのでしょうね。
- 026 カナブン (採点:6)
- うぁっ…相手が誰なのか気になる…
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 所々に散りばめられているギャグは笑いを誘って良かったと思います。
しかし、最後が何か不完全な終わり方な気が…
もう後2〜3行欲しかったかな?
後日談的な話が。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 正にオールエンド後って感じですね。
敵が身近にいたのには参りましたが…
どっちかと言うとこれは中編向きでは?
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 11,00…脱字ですね、これ。
その直後の文読んで???状態でした。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:8)
- ジャンボパパイヤ鈴木パフェ…笑えました。
そして想像…バケツの様な入れ物にクリーム塗れのパパイヤ鈴木が手に色とりどりのフルーツを………嫌ですね、これ。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:7)
- ………続き、気になるじゃないですか。
勿論、書くんですよね、続き。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 正に、後の展開もSSに出来そうな勢いですね。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- オチそれっすか?
笑っちゃいましたよ。
で、喰われた名雪は翌日どうなったのでしょうね?
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- ………(^^;
最後にホ●ネタ…
結構笑えました。
- 051 待つ女 (採点:7)
- なにげに北川が惨いことに…
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- いいですね、こういう話。
好きですよ、含み笑いしながら読ませていただきました。
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- 大切な話…一言ですか。
あっさりしすぎ…(^^;
でも、そういうの嫌いじゃないけどね。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:4)
- う〜ん…
さっき読んだSSのが凄すぎていまいちな感じが…
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- 題名見た時から展開が詠めてしまいました。
話は悪くなかったのですが…
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- うわっ!シリアスな展開ぶち壊しだよ、最後。
思わず笑ってしまいました。
よくあるネタなのにね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- とてもいい話でした。
秋子さんの過去をこんな風に纏めあげるとは流石です。
- 098 希望を抱いて (採点:10)
- 笑いの中にあるシリアス(逆?)…
始めは笑い、そして最後に感動しました。
とても良かったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- 要するに、百花屋じゃなく、白花屋に来ていたから香里は現れず怒ったってことかなぁ?
- 108 家出(強制) (採点:8)
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 『ガンガンいこうぜ』…いいですね、これ。
まぁ、点はこんなとこで。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- 話的にはまあまあ面白かったです。
でも、ギャグとしてはもう一歩って感じしました。
- 120 息抜き (採点:9)
- いろいろ考えさせられた話です。
『その人』以外は読んで直ぐ解ったけどね…
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 思わずニヤリとする場面がありました。
こういう日常的な話って読んでると愉しいです。
- 126 多角関係 (採点:10)
- さいこーです!
最初から最後まで全部笑わせていただきました。
文句のひとつもありません。
- 127 魔物の住む学校 (採点:9)
- 読んでてドキドキしてきました。
この後どうなるんだろう…そんな事を考えながら…
- 131 鎖 (採点:10)
- 読んでいて、心がジーンとしてきました。
最も近い者の死、そして新たな幸せ。
私はあんまりシリアス系とかは読むの好きではないけど、この作品はかなり気に入りました。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- あはは〜って感じ?
きちんと話はまとまり、良い感じで読めました。
でも、少し笑いが弱かったかな?
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- やっぱり、このオチでしたね。
結局全員食べる…って。
中々楽しめました。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:9)
- 久瀬、かっこよすぎだよ。
舞シナリオを選んだ時の名雪の心情が結構現れていて良かったです。
只、名雪の過去にはあまり触れられていなかったのだけが心残りですね。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:10)
- 北川、カッコ良すぎ…
ギャグと思って読めば、見事なシリアスで感服しました。
○BLAKKCAT さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- すみません
こういった詩はちょっと…
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- ……
逝ってよし
- 003 Last regret (採点:2)
- オリジナル色が薄い〜
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- ぱすいち
- 005 『忘れないから』 (採点:7)
- 状況がちとわかりにくかったか
ちょっと男二人のキャラが微妙
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- …それはどうかと思うが?
っぽくないし
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- あるある
下手に自転車通学にするとそれを見越して寝ちゃうからなぁ
懐かしい…
- 008 また明日 (採点:10)
- これだけの文章にうまく凝縮してるなぁ
短くまとめるのって難しくないか?
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 部屋の中で首をつるな
なんか食い違いかな
あまり面白くもないし
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:10)
- ああ、いいなぁと
心から言えますね
ある意味理想だなぁ
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 舞が舞っぽくないなぁ
あといくつかつっこみたいとこが…
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:8)
- はずくて顔が赤くなるですよ
うぅ精神衛生上よくない…
- 013 その朝 (採点:5)
- できすぎかなぁ…
- 014 青い春 (採点:6)
- ああ、なるほど
- 015 遅刻 (採点:8)
- すごくありそう(笑)
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:10)
- いい感じにギャグがちりばめられてて面白かったです
テンポよく笑えてある意味お手本になるかな
- 017 『とも』 (採点:7)
- ああ、平和だ(若干死者一名の気もするが)
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:4)
- あんまり…
- 019 雨 (採点:6)
- 静かで温かい雰囲気が伝わってきます
よいねぇ
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 出だしでいきなりな誤字はかなり萎えます
仏教面はないだろう…
- 021 かしこ (採点:10)
- こういうの好きなんです
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- ごちそうさまです
ちょっとシモありましたけど
- 023 純白の審判 (採点:7)
- あのシーンですか
審判という言葉が微妙ですが悪くはないと思ったので
- 024 月 影 (採点:3)
- わたしの読み取り能力の問題ですがあまりに朧すぎて
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- ヤバッ!
久瀬かっこよすぎッ!
…もしやラヴ?
- 026 カナブン (採点:7)
- 非常に評価に迷いました
悪くはないのですが押しが弱いのかあるいは?
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- テンポがいいです
その姿があっさり想像できました
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- びみょッスね…
なんつか…その…
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- 訴えるものが弱いせいかあまり印象に残らないです
こういったダークは嫌いじゃないんですが…
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 二人の夏の思い出かぁ
よいねぇ
祐一と名雪の会話が普段と微妙に逆っぽかったり
祐一が覚えてるよ!(奇跡か?)
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 1100円…
それに真琴の名前…
ツッコミどこ多すぎ
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- いいなぁ
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:7)
- 面白かったですホント
ところで続いてくれるんですか?この話(笑)
- 034 アーティスト (採点:8)
- ああ、いいなぁと素直に思えました
変わらないでいてくれる人と変わっていてくれた人ですか
気障だけどいいなぁ
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 予想できる結末…ですが…
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- オチが読めた…さすがに
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- ちと微妙
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 題材と彼女の心情があっててよかったと思います
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 飾り付けが微妙
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- ラブコメは難しいです
最後の張り合いまで入れてほしかった気がします
- 041 涙 (採点:6)
- 出だしはよかったんですが後半どうも…
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:3)
- 飾りすぎ
好みじゃない
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- うはははははははは
シリアスかと思ったらそうきたか!
合掌(笑)
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- あ〜いいなぁ
姉妹特有の仲のよさが…
ほのぼの〜
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- こんな香里もかわいくてよいです
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- だめだ…女性向…手ごわすぎる…
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- 登場人物が奇跡を覚えているという書き方はどうかと思うんですが
その辺気になったのと盛り上がりに欠けたので
- 048 もみちゅーどく (採点:1)
- …………
スマソ……逝ってくる……
- 049 Transmigration (採点:2)
- ちょっとできすぎかなぁと
- 050 あなたと共に (採点:6)
- う〜ん
ちょっと難しいかな
なぜかしっくりこないけど題材も話も面白い…
- 051 待つ女 (採点:6)
- 面白いけど、誤字がめだつかな
げんなり
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- なんかイマイチかな
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:5)
- きれいにまとまってるんだが…
きっちりまとまりすぎかな〜
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- ……
読んでるこっちが赤面してきた…
一人身にはちときついですぞ…
- 055 手紙 (採点:4)
- 盛り上げ方が少し滑ってるかなぁ…
- 056 大輪の花 (採点:6)
- 時期的にちょっと遅かったかな〜と
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- こういった第3者視点のSSって好きなんですよね〜
- 058 夕凪 (採点:8)
- 好きなんだが、好きなんだが…
- 059 水瀬家の縁側で (採点:5)
- ちょっとせつない真琴との思い出ですか
その願いが届く日はくるのでしょうか…
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 可愛い香里さん…よいけど…すごいなぁ
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:3)
- つなぎがはっきりとしないのと切れ間がテンポ悪いかなと
最後もどことなくしまらない
- 062 丘の上での昔話 (採点:9)
- 美汐と祐一のキャラクターがそれぞれでていてよろしいかと
すごく優しい印象が残りました
- 063 ドッキリなbirthday (採点:10)
- くはぁ!
ベタだけどよいっ!
- 064 恋する乙女というものは (採点:8)
- ……だって面白かったんですもの
- 065 振り返る想い (採点:7)
- 舞のラストはこんな感じだったんですね
- 066 夢の中でも (採点:7)
- ほのぼの〜
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:5)
- 傷をなめあうことしかできなくても今は一人じゃない…デスカ?
- 068 あったかいもの (採点:6)
- 異色〜
こういうのもいいかもしれない〜
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- ツボ。
もはや語るものなどなく。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- なし
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:2)
- ねたがなぁ
知らないからなぁ…
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- ちょっと中途半端かなぁ
- 073 守りたい約束 (採点:3)
- ちょっとありふれすぎてて評価は低めです
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- こういう書き方は苦手なので
申し訳ないが
- 075 記念日 (採点:2)
- あんまりかなぁ
キレがないし
- 076 流星群 (採点:3)
- 荒削りかな
- 077 まだまだ続く道 (採点:4)
- よい題材ではあるんだが…普通すぎるかと
- 078 blessing (採点:6)
- やはりこの二人はこれからも一緒にいてほしいですね
ほわ〜
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:6)
- なんていうか一途な想いという言葉が似合うなぁとか思ったり
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 涙腺が緩々です
涙が…
- 081 向日葵 (採点:6)
- いつか止まっていた時計が再び動き出すように
もう一度胸をはって歩いていけるように
- 082 いつか、またあの海に (採点:3)
- ほのぼの…
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- 想いの強さと命の長さはどちらが勝るのか
別れのつらさよりも絆を信じ続けることができるか
そういったことを考えさせられますね
- 085 開花 想葬 (採点:7)
- 新たなる一歩を踏み出した彼女に幸おおからんことを
- 086 人生にifはない (採点:5)
- 北川がかっこいい…よい。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:9)
- 生きているから生きて愛するから意味がある、のかな…
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- ぬぅぅぅぅ…
何というか…何?
- 089 雪原の軌跡 (採点:5)
- 強さではない脆さですね
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- いいお話だけど季節が微妙に合わないからなぁ
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:3)
- ちょっと不自然…
- 092 デエトの日 (採点:7)
- 香里さんかわいくてグッド!
ノリがよくてあっさり楽しめます
- 093 philosophy (採点:9)
- これは無条件降伏かにゃ〜
まさに絵に描いたようなハッピーエンドですから
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- あはははは〜
なんというか秋子さんの掌の上ですが…
本当に名雪SSなのか?(笑)
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- 怖いって
生徒全員がけろぴーは夢に見そう…
- 096 Pure Heart (採点:6)
- 甘口…でも変わらぬ二人というのは嫌いじゃない
ただやはり入れる必要ないギャグとか気になったかな
- 097 ありがとう、さようなら (採点:4)
- 生まれ変わりがあるとしたら、に近いか…
苦手だなぁ
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- ギャグとシリアスが中途半端でテンポがよくないか、と
終わり方も後付っぽいなぁ
- 099 Anniversary Days (採点:7)
- きれいですね〜
こういった変わらない家族の絆は大切にしていきたいものです
- 100 今度までには (採点:10)
- ヤバイ…ツボった…
みっし〜ラ〜ヴ!とか叫びそうになった…
- 101 Little Seedling (採点:3)
- なぜだろう…
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- こういうのも嫌いじゃないですね
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:2)
- 竹。
- 104 これから…… (採点:5)
- 了承
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- うぅ…名雪パパはおきつね様ですか
これはこれで…よい…
- 106 あなたのために出来ること (採点:5)
- 乙女の悩みは漢にはかりしれんのですよ
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 今日はどうやら涙腺がゆるいようなので
やはり最後はハッピーエンドを望むものですから
- 108 家出(強制) (採点:4)
- ノリが少々
ギャグは難しいなぁ…
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- くっ…無条件高得点…
つよがる女とダメ男の会話だ〜…
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:5)
- なんでもない一日の終わりのおそらく何度も繰り返されたひとコマ
やさしく静かな時間がよいです
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 新しい春を迎える二人に祝福を
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:5)
- ああ、なんかふるきよき昭和ホームドラマを見ているようだ…
- 113 Flying (採点:8)
- 奇跡が起こる確率は50%
でもひとの想う力はそして想いをかなえるための努力は
きっと奇跡を起こしてくれる
そんなことを思いますね
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:5)
- ミシータさんつよすぎ(笑)
栞のこわれっぷりとともにだいぶ笑わせていただきました
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- 微妙…
なぜかひどく読後感が読んだことのあるSSと変わらない
申し訳ないが3点
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 実にきれいな話だと
彼らはその深い悲しみをきっと乗り越えていける強さ(ある意味若さかな)を持っていると思います
最近同じ始まりでも壊れる話が多いので特に印象的です
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 無条件によいものはよい
そういえるSSだと思います
きれいに、飾ることなく、きれいに
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:6)
- 学園祭は「無事ではすまないもの」の代名詞ですな
ドタバタもよいですがいかんせん展開が予想しやすいかなぁ
- 119 『Nurse call』 (採点:10)
- ほかは何もいいません
よい作品です
それだけです
- 120 息抜き (採点:4)
- 一昔前の初等数学の問題集のようだ…
題材はいいと思います
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 佐祐理さんのせつなさが伝わってきます
特別な一人に自分ではなれないせつなさとでもいいましょうか…
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- ちいさなしあわせってたいせつだよね?
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- いいなぁ、バトルっていうかタッグマッチか(笑)
女の戦いっていうのもなかなか…<バカ
- 124 No More Dying Then (採点:5)
- こんなもんですみません
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- ありません…評価が答えです
- 126 多角関係 (採点:7)
- わははははは!!
- 127 魔物の住む学校 (採点:3)
- あまりにも脈絡が突飛すぎ
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- はい。北川君主夫説大好きです
いや、いいもんですね…実に
- 129 いつもそばにいる (採点:4)
- ごめんなさい
時間間隔がわからなくなって…
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 一本の剣からここまで書けるのはすごいです
- 131 鎖 (採点:5)
- 北側の漢っぷりが…
記憶に関してこんなもんかなぁと思ったけれども
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:5)
- 鬼だ…(笑)
- 133 無名の石 (採点:8)
- ねこさん、いいです
こういったのは見習いたいですね〜
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:5)
- かみ合ってないなぁ、というのが感想ですか
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- 健気な名雪は好きです、が…
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- 微妙…
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- ノリがよくて素直に楽しめました
- 138 たんぽぽのように (採点:4)
- 及第点…
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:2)
- どうかなぁ
きれいではあるんだが…
- 140 君の瞳は風の中に (採点:5)
- 久瀬さんちょっと物分りよすぎな気も
でも良し
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:4)
- 嫌いじゃない…かなり嫌いじゃない…
○CABINMAILD さん
- 001 丘の生き物 (採点:8)
- すごい、すごい、一単語を読むたびに情景が浮かんでくるような気がしました。
ただこれは、KANONを知らないとどうしようもないと思いましたし、
KANONを知っていても誰の物語か分からなかったのが
自分的に不可解な点でした。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 所々にある誤字がどうしても気になりましたし、
書いた人には悪いけれどオチがいまいち良く分からなかったです。
- 003 Last regret (採点:6)
- 見事にあゆの思いが伝わって来ました。
しかし、本編を再構築しただけという感じもしました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:7)
- あゆの優しく哀しい性格が良く伝わるお話だと思いました。
- 005 『忘れないから』 (採点:7)
- タイトルの意味が分かった時に初めて、このお話を理解でき、少し感動しました。
ただ短いので物足りなさも感じました。
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- あゆと祐一の会話部分や全体の流れはとてもテンポ良く読めました。
だからこそ終わりが唐突に感じまして物足りなかったです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- 最後の石橋のセリフに思いもかけず笑ってしまいました。
- 008 また明日 (採点:7)
- 栞と祐一の会話がとても軽妙で楽しめました。
しかし現在から未来に場面が移る時の行間がもう少し空いていたら、
そこで感じたちょっとした混乱を意識しないで読めたかなと思いました。
- 009 もし、もしも…… (採点:5)
- 救いのないお話で、読んだ後ちょっとブルーです。
ちょっと気になったのは、秋子さんがわざわざ病院に行く必要があったのかと言う事なんです。
名雪にあゆの事を説明するだけなら電話確認で十分なように思ったんですが。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- こちらからも「お幸せに」と祝いたくなるほどの二人でした。
それに読んでいて思ったんですが、全体に内容と相まって『大人』な印象を受けました。
- 011 約束がくれた時間 (採点:6)
- 舞が少し成長している様な感じがとても良かったです。
でも登場人物が少ないので、セリフの前に名前を付ける必要はなかったのではないでしょうか。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- 最初の夢の所で感じた違和感なんですが、
膝に乗ると言う行為は相手が大人のときにする事が多いので、名雪が父親にしてもらっていると思ってしまいました。
でもまあその後の二人の会話はとてもラブラブでこっちが恥ずかしい位でした。
- 013 その朝 (採点:7)
- 丁寧な描写の中に美汐の悲しい思いがよく伝わってきました。
ただ丁寧すぎて文章が進むにつれて読み難くなってきました。
- 014 青い春 (採点:8)
- 別れの哀しさはもちろんですがが、その中にある爽やかさや嫉妬心や笑顔がとてもよく書かれたお話で感動しました。
- 015 遅刻 (採点:7)
- 賭けで一人暮らしをするかどうか決める祐一に、少しいい加減さを感じました。
それにしても名雪の現金さに最後少し笑いました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- 内容はとってもほのぼので良かったですし、
会話文もテンポ良く読めましたんですが、
その会話文の一つ一つが中途半端な感じがしまして物足りなかったです。
- 017 『とも』 (採点:7)
- 名雪と北川の掛け合いがとても面白かったですが、
最後の香里が出てくる所が少し唐突で分かり難かったです。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 王道という感じで安心して読めましたが、
それだけに先が見えてしまったので読み足りない感じがしました。
- 019 雨 (採点:5)
- 序文の雨が踊っているような感じの文章がとてもしんみりとしました。
しかしそれこそ雨に流されているように、直ぐに読み終わってしまったので物足りなかったです。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- 誤字が最初の会話文にあると、その後に読み続けるのがちょっときついです。
内容は良いと思いましたけど美汐の心の動きが分かり難く行動が唐突に感じました。
- 021 かしこ (採点:8)
- 丁寧な、とても美汐らしい文章の書き方だと思いました。
皆と自分の事をとても分かり易く書いてあって良かったんです。
しかし、おそらく絵本だと思いまけど、あの原稿のタイトルがこの作品の何処に繋がるのかが分からなかったのが少し残念でした。
- 022 いつもの二人 (採点:5)
- ほぼ会話文だけですんなりと読む事が出来ましたが、
一部意味が通じなかった所がありましたのでそこが残念です。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 栞シナリオのクライマックス部分を詳しく書けていると思いましたが、
ただそれだけのお話のように感じました。
- 024 月 影 (採点:4)
- うさぎと竹取物語のたとえが良く分からなかったので
この物語自体が私にとって難解だったが、
シリアスというよりほのぼのとした感じでした。
- 025 風と共に去りぬ (採点:7)
- 久瀬がとても格好よかったし、
彼の一人称が最初に「私」で、途中の独白から「俺」に変わっているのも
彼の内面を良く表していましたが、
祐一も「俺」なのでごっちゃになって少し混乱しました。
- 026 カナブン (採点:5)
- 内容はとてもしっとりと爽やかで良かったんですが、
タイトルの意味が最後まで分からなかったのが残念です。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- 山場もオチもないお話でしたが、
夏の暑さだけは伝わってきました。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- ギャグ物に意味を求めても始まりませんし、
所々にあるギャグがとても面白かったので良かったです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:5)
- ダーク物は救いがなくてナンボだと思うので、この結末は良いと思いました。
しかしわざわざ全員不幸にしなくてもいいかなとも思いました。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 素直ではない祐一がとても良かったですし、
天然の裏側に隠された悲しみを持つ名雪がまた良かったです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- 内容は、こういうストーリーも有ったんじゃないかと思ったほどでしたが、
いかんせん『』の使い方、誤字の多さ、文と文が詰りすぎなどで
小説で慣れている身には読み難く、
場面が浮かびにくかったです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- 「そんな普通の〜」の文章が繰り返されるので、
実は普通ではなかったのかと思ってしまったが、
最後までほのぼので良かった。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- 内容は、ほのぼのあり、ギャグあり、ほのラブありと面白そうなのに
こんな結末ではコンペの短編に出さずに、
中篇もしくは自分のHPで連載するようにすればいいのになあと思いました。
後、タイトルも内容と関係ないように思いました。
- 034 アーティスト (採点:7)
- 明るく成長した美汐が見れて良かった。
良かったんですが、一年半でここまで成長するものでしょうか?
だとしたらとてつもない強さをその内に持っている美汐だと思いました。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 本編のあのシーンに祐一が居ないとここまで悲惨になるものですか。
ちょっとブルーです。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:7)
- 前向きのあゆに好感をもてますが、
現実を見てもらおうとするアイデアを出して実行した香里の方が
自分的には「影のMVP」とゆう感じでもっと良かったです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- 栞を死なせたくないという気持ちは伝わりましたが、
栞がなにげなく祐一と香里の会話に入っている所で
二人がもっと驚いてくれると良かったと思いました。
それに誤字も勘弁してほしかったです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 「しっかりしろ!」と言いたくなる香里で、
読んでいて気が重くなるお話でした。
それに誤字があったのでもっと気が萎えてきました。
- 039 『Wait』 (採点:8)
- 栞と舞、ゲームシステム上二律違犯の関係にある二人がその分岐点で出会うようなこのお話は
どちらの覚悟も伝わってきてシリアスですが面白かったです。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- 会話部分が面白かったのですが、佐祐理さんの立場が不安定なのが最後まで気になりました。
某小説のあるお話に設定が似ているような気もしました。
- 041 涙 (採点:6)
- 舞の素直さと佐祐理さんの弱さがとても良かった。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- 題名が良かったですが、内容はいまいち理解しにくかったです。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- この二人も面白かったですが、冷静なマスターのほうも結構良い感じです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- 栞と香里の掛け合いが面白くて、しかもほのぼの感が良く伝わってきました。
- 045 水の愛撫 (採点:5)
- 内容は良いと思うのですが、文と文が詰りすぎて少し読みにくかったです。
- 046 『安らげる場所』 (採点:4)
- まあこれはこれで良いのではないでしょうか、
私の趣味ではないですが。
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- あっと言う間に終わってしまってちょっと物足りなさを感じました。
- 048 もみちゅーどく (採点:4)
- 冷静に壊れている祐一君がなんか好きです。
- 049 Transmigration (採点:3)
- 香里と祐一がくっつく理由がかなり弱いような気がしました。
- 050 あなたと共に (採点:4)
- 結局美汐は祐一の事が好きなのかなあ?と言う疑問が残りました。
- 051 待つ女 (採点:4)
- ほのぼのだったのは良いのですが、何の話なのかが良く分からなかった。
それに北川が出てきた意味が良く分からなかった。
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- あゆのお母さんの話がもう少しあると良かったなあ。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:4)
- とても読みやすくて良いのですが内容が薄いような感じがしました。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:5)
- 舞がとてもイイ感じでしたが、それだけでした。
- 055 手紙 (採点:5)
- ああびっくりした、何がって最初読んだとき香里と祐一がくっついちゃったのかと勘違いしてました。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- 花火のシーンは良かったのですが、あゆが一人になった所が読みにくかった。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 栞とこの人の会話部分は良かったのですが、
全体に文章がつまり気味で読みにくかったのが残念です。
- 058 夕凪 (採点:3)
- 詩の様な感じがして雰囲気は良いのですが、
いかんせん読みにくさのほうが先にたちました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:6)
- 少し寂しい祐一を元気付けようとしている名雪とあゆが良かったです。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- 香里がとても可愛いのは良いのですが・・・、
私の好みではなかったです。
- 066 夢の中でも (採点:6)
- 栞と香里の会話部分は面白かったが、栞と祐一の会話部分がいまいちでした。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 乙女な真琴と、大人な北川、共に良い感じでした。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- なるほど〜、こういうことなら秋子さんの料理の腕と「ジャム」の関係についての説明がつくなあ、
と思いました。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:5)
- ピノキオのお話を軸に祐一と美汐の気持ちが良く書かれていたと思いましたが、
ちょっと詰め込んで居るような印象を受けました。
- 077 まだまだ続く道 (採点:8)
- 面白かったのですが、全体的に重い感じを受けました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 感動しました。
- 086 人生にifはない (採点:8)
- 北川が格好よすぎます、でも「やりたい事」は何も言わずじまいでしたねそれがちょっと残念です。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- 前半の栞との会話部分が良かっただけに、香里の行動の意味不明さが残念でした。
- 093 philosophy (採点:7)
- しあわせ〜
- 098 希望を抱いて (採点:4)
- 話は面白かったです、
がしかし、「。」がなかったから読みにくかったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:2)
- 妄想と現実の区別がしにくくて読みにくかった。
オチがいまいち。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- ええっと、何処で笑えばいいんでしょうか?
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:7)
- こういう名雪もいいなあ。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- かっこいいおじいさんですなあ、こんな爺さんに私もなりたいです。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- 最初から最後までテンポよく読めました。
- 123 想い、あなたに (採点:8)
- 名雪も舞も佐祐理さんもそれぞれに良いのですが、
やはりアジテーターというかフィクサーというかそんな感じの秋子さんが一番気に入りました。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 栞と香里のお互いに嫉妬しあっているさまが、仲の良い姉妹と言う感じで良かったです。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- 栞という要を失って壊れていく家族の絆や、友情が良く書かれていたと思います。
それに、オリキャラの下級生の女の子や香里のお母さんが自分的にはお気に入りです。
- 126 多角関係 (採点:7)
- 主役の佐祐理さんよりその周りの面々の方(特に美汐)が面白かったです。
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- これではあまりにも舞が報われなさ過ぎる様な気がしました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:4)
- 香里がとっても可愛いし、しっかりしている北川も面白かったんですが、
所々にある誤字や、」の付け忘れなどがあって読んでいる時にどうしても気になりました。
- 129 いつもそばにいる (採点:4)
- 会話部分や場面場面は面白かったのですが、
結局どういうお話かが分からなかったです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- おじいさん萌!と言いたいくらいに気に入りました。
- 131 鎖 (採点:4)
- お話の内容は良いと思いますが、どのシーンをとっても感情の昂ぶりが伝わってこなかった。
すなわち文章が淡々と書かれているように見えました。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:5)
- 祐一と佐祐理さんの掛け合いが面白かった、
祐一と香里とのやり取りが面白かった、
あの2択は最初から考えるのを放棄してました、
でもオチが少し弱かったように感じました。
- 133 無名の石 (採点:6)
- ねこさん可哀想〜、でも名雪のネコアレルギーはどうしたんでしょうか?
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:8)
- 北川がかっこよいお話は大好きなのですが、
これはちょっと寂しい終わり方なので読んだ後にせつなかったです。
○Gara さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- とことんまでセンテンスを切り詰めた作風は面白かったです。
ただ、当然の弊害として、状況がかなり判り辛いですね。
妖狐が「五頭」であると理解できるのに時間がかかりました。
「二頭」や、「三頭」などの「数える途中」の描写は切り詰める方にまわした方が良かったのでは?
あと、「少女の願い」が誰の事なのか、そして、「誰の奇跡」が叶ったのか、が、判らないのが少し残念でした。
普通に考えると「あゆの願い」で「真琴の復活」というふうに受け止められますけど、本編では真琴シナリオにはあゆの願いは関係していない筈。それに、あゆシナリオに入らない限り、冬の時点ですでにあゆは他界している筈(ここは解釈次第ですが)。
「春に病院にいて」「真琴の復活を願い」「妖狐が命をかけて協力してくれる人物」となると、正直誰だか判りません。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 文章がおかしい箇所が幾つかあります。
>おじいさん先生が空海の仏教思想を話しているが、机には生徒たちが毒ガステロでもくらったかのように伏せている。
「〜だが」「〜であった」がうまく呼応していません。この場合「話しているが」は、「生徒たちは聴いていなかった」という状況にかかる訳ですから、後半は「生徒たちは毒ガステロでもくらったかのように机に伏せ、それを全く聴いてはいなかった」とでもするべきではないかと。
>ニヤイヤしながら
等の単純な間違いが残っているのも残念です。今回2番目に短い作品な訳ですし、もう少し読み返すべきかと。
内容的には今一つ判りませんでした。ゴシックロリータが『漢の浪漫』かどうかもピンときませんし、「きもちわりーだけ」かどうかも良く判りません。
ちょっと読む人の趣味を限定し過ぎのように感じました。
- 003 Last regret (採点:5)
- 本編の補完SSとしては良作かと思います。
ただ、「ボクの、願いは…」の後で「あの男の子の"大切なひと"がボクだったら…」はちょっと不自然ですね。
願いの時点で「男の子の大切な人」は決定してしまっている訳ですから、「ボクだったら」というifが入る余地は無い筈。書きたいシーンだったのは判るし、いいシーンなので、もう少し構成を工夫してこのifが成立する展開が描けていれば最高だったのですが。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 中原中也の「一つのメルヘン」を引用と言うか本歌取りするのはいいんですけど、文体のイメージがそこだけ浮いてしまいましたね。
>仲良く歩く、かつて親友だった二人の男の子と女の子
の部分が表現的に判りにくいです。「二人」が「かつて親友だった」にかかるのは後の文から推察可能ですが、ここだけだと「男の子」の方にかかるように読めます。つまり、「男の子二人と女の子」と読める訳です。この場合、むしろ「二人」は省略した方が意味が通りやすいかと。あと、「誰が誰の親友だったか」も理解しにくいです。「今は親友ではない同士の二人」が歩いているようにも読めてしまいます。
「そこには、かつて天使の親友だった、男の子と女の子が、二人で歩いているのでありました」と、した方が良かったかも。
内容的にはあゆの「本当に最後のお願い」が好きです。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 祐一とあゆはともかく、北川と栞のカップリングはもう少し設定の説明が欲しいところですね。
恐らくは「中庭のあの子」の所に北川君が向かった場合の世界なんでしょうけど、簡単な回想程度でもいいのでそこに触れて欲しかったです。
祐一と北川のそれぞれ別であるべき描写がごっちゃになっています。
「もし、俺が」が2行続く箇所では、最初両方とも祐一の考えている事のように読めます。
自分を「俺」と呼ぶ人物が2人いる訳ですから、心の台詞は別々に描写するべきだったかと。
「自分を見つづけていた従兄妹が、クラスメートが」の箇所も、「自分」が2人いて、「クラスメート」の方は香里である、と言う事は読み返さないと判りません。
内容面ですが……これはあくまで個人的意見ですけど、こういう引きずり方をされてしまうのなら、自分なら忘れて欲しいですね。「いいから今の恋人を大事にしてっ!」と成仏しきれずに叫んでしまいそうです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- ……これ、典型的な「やらない理由を人のせいにする最低男」の思考だと思うんですが……
男なら「その笑顔」の為に頑張る決意しましょうよ……
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 文末の句点(。)が略されているのは何故?
今回は無くてもなんとか読めますけど、これで例えば体言止めを多用してしまうと、どこで文章が切れているのかが非常に判りにくくなります。
括弧の中の文末の句点は略すのが慣習ですけど、地の文では略さない方がいいです。
ラスト2行だけ突然三人称になるのも理由が判りません。この部分だけ客観的に書きたかった、と言うのなら、数行空けるなりして直前までの祐一の一人称と分けるべきかと。
内容的には特に内容が無いですね。なんの展開も無いSSにする位なら、自転車で風を切って走る爽快感の描写あたりをもっと描き込んで、雰囲気を読ませるSS、にした方が良かったのでは?
- 008 また明日 (採点:7)
- 「明日より今」なのだから「また明日」と言うのをやめよう。だから、同じ家に帰ろう。……強烈に強引な三段論法ですね(笑
栞の「一旦死を受け入れた人間だからこその、実感を伴った不安」があっさり払拭されるのはちょっと拍子抜けでしたが、ほのぼのした雰囲気には似合った展開でした。
>「今から、楽しで…」
は、わざとでしょうか? 直後で「上手く言葉が出ない」と言っているのですから本当に言い間違えている描写なのかもしれませんけど、正直、「超肝心な台詞を噛んだ」と言う印象が強いです。
話としては好きです。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- 全体に文章の歯切れが悪くて読み辛い印象です。
説明っぽい長台詞が多くて、地の文での描写が浅いので、名雪の悲壮な筈の感情が伝わりません。
台詞を幾つかに区切って、合間に状況描写と感情描写が入っていれば、もう少し緊迫感や臨場感が出るのではないかと。
台詞だけで続けられると「間」というものが欠けてしまいます。
冒頭も、
「〜起きるの遅すぎだよ」で一旦切って、名雪がドアを開ける描写。祐一に気が付く名雪の描写。祐一の状況の描写(「ぶらぶらと揺れるつま先」等のぼかしたもの)。状況が飲み込めない名雪の感情描写。と続けた後で、「……えっ」と、驚く声が入る、
という展開の方が良いかと思います。
内容面では祐一の自殺の動機が短絡的過ぎて、あまりにも祐一らしくない点が気になりました。
本編ではヒロインが死んでも自殺は選ばない祐一なのですから、(栞シナリオバッドエンド、あゆが実は生きている事が判るまでのあゆシナリオ等)このSSで死なせてしまうなら、納得いくだけの別の理由が必要かと。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- ほのぼのしたシーンが描きたいのは判りますけど、設定の説明位は描写が欲しいですね。
結局「何故入籍を急いだのか」に関して全く説明が無いので、この2人にとっての「結婚」がどういうものであるのかがさっぱり判りません。
その為「新生活」がどういうものなのかも判らず、主題である筈の「かまぼこ板」が暗示する「これからの生活」も見えてきません。
作者さんの頭の中では理由付けも設定も出来ているのでしょうけど、読者には伝わりません。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 舞の口調が違うので最初戸惑いました。
ラスト近くでようやくこの世界が「舞シナリオ後」であることが判るので、「ああ、『まい』が戻って来た『舞』だったのか」と納得はいきましたが、もう少し最初で匂わせるくらいの描写は欲しかったです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:4)
- ひたすらほのぼのはしてますね。
ただ、SS、としてはストーリーが無いのが残念です。
何故裸で抱き合って寝ているのか。名雪がこの時間に起きた理由は何か。祐一が「寝るのを忘れた」のは何故か。幾らでも「ストーリー」になる設定が転がっているのに、それが全く触れられないでスルーされていくのは、「突っ込まれないボケ」を見ているようでストレスが溜まりました。
- 013 その朝 (採点:6)
- 本編の補完SSなので仕方が無いのでしょうけど、状況説明がぼかされっぱなしなのは少々欲求不満になりますね。
美汐の生活の描写が丁寧で、美汐自身への興味が湧く展開なだけに、本編での会話と重なった所でEND、では、このSS単体として見たときに尻切れとんぼな感じで残念です。
個人的にはこの続きを書ききって欲しいですね。
- 014 青い春 (採点:4)
- 読心術、という設定が当然の事のように出てきましたけど、ここまでの「エスパーレベル」の読心術を何の説明も無しで出されると戸惑いますね。
寝惚けていない名雪が「だおー」を連発するのも違和感があります。
まあ、この辺りは「このSS世界ではそうだ」で済む事なんですけど、少し説明不足に感じました。
祐一と香里がくっつく展開も唐突で、「栞の件はどうなったの?」とか、「香里が自分から腕にしがみ付くなんて、何がこの2人に?」とか、そういった「裏」の部分が気になってしまいました。
内容的には好きです。ただ、もう少し設定を掘り下げて欲しかったですね。
- 015 遅刻 (採点:3)
- 結構肝心な設定である、「遅刻したら祐一がいなくなる。それはいやだから起きる」の部分に重大なミスがありますね。
名雪が賭けたのは
「1週間全部遅刻だった場合祐一は出て行く」
な訳ですから、最初の日に遅刻をしなかった時点でこの条件はクリアしてしまいます。
これでは残りの6回は、「イチゴサンデーの為」に頑張っただけ、になってしまい、
>「祐一がいなくなっちゃうのはいやだから」
の台詞が白々しくなってしまいます。
あと、1週間分=イチゴサンデー7つ、と単純に計算されてしまっていますが、「明日から1週間」の中には「日曜日」も含まれるのですから、イチゴサンデーは「6つ」ではないかと。7つ、とするのなら、
「名雪は日曜日の部活も含め、7日間全て遅刻をしなかった」
等の描写が必要かと。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:3)
- 改行をブラウザ任せにしないで自力で改行を入れる、という書き方は、今回は許可されているのでそれ自体は問題ではないです。
ただ、だったら、そこで改行したら読みにくくなる部分、での改行はしない方がよかったかも。
>〜いともあっさり掻き消され
>た。
のような一文字だけが次の行にいくものや、
>〜竦み上がっ
>てしまうような〜
のような促音が文末にくる書き方は、文を読みにくくします。
内容面は可愛い話で好きなんですが、あそこまでして隠そうとしている祐一君の努力を、あっさり、しかも、笑いながら、ばらしてしまう秋子さん、というのはキャラ的にイメージが合いませんでした。
- 017 『とも』 (採点:3)
- 状況設定の説明不足が多いですね。
冒頭、祐一に15分待たされている事と、そこに至る経緯、は説明されていますが、では、実際北川と名雪は「どこで」待たされているのか、が描写されません。そのため、「待たされる苦痛」が全く伝わりません。
4分の3程過ぎた所でようやく「祐一が下駄箱から(多分下駄箱のあるロビーから)」出てくる所が描写されるので、そこでやっと「外」で待たされていた事が判ります。それなら、「待たされて寒がっている北川」を描写してくれれば、北川の憤りも読者に納得できるものになったと思います。
この話のメインの事件である「祐一の遅刻」も、祐一が「何処に、何をしに行ったのか」が全く説明されていない上、「人に捕まって遅れた」件も説明がありません。これでは祐一はただの非常識な信頼の置けない人物、になってしまいます。
また、1行目で
>寒いながらも友と過ごしたそんな冬の朝のこと――――――――
と書かれているのに、どう考えてもこの話は放課後です。この場合「冬の日のこと」とするべきだったのでは?
内容的には特に何も起こらない話、ですね。
北川と名雪のほのぼのとした会話、が書きたかったのでしょうけど、そこだけ、を書く事に専念してしまって、他の状況設定が曖昧なままだったような印象を受けました。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- 雰囲気が良いですね。
ただ、「雪の公園で踊る2人」を描写したいが為に、無理をしている印象があるのが残念です。
祐一が「外に出てこれるか?」と誘い出しているのに、いざ出てくると「お前家を出てきて大丈夫だったのか?」と矛盾した発言をしたり、「俺たちの一番の場所だ」と公園に誘っているのに、何の為に公園に連れ出したのかは説明が無いままだったり、と、随分行き当たりばったりになっています。
この場合、祐一の方から「俺達の舞踏会を始めよう」とでも栞を誘ってくれる展開だった方が良かったと思います。
- 019 雨 (採点:8)
- 繊細なムードですね。
気だるげで、センチメンタルなあゆの内心の動きの描写がきれいです。
危うさも感じさせられますけど、祐一の「あゆの全てを受けとめる」という主旨の発言により、その危うさが救われるのが印象的です。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 「仏教面」。
意味が判らなかったので検索してみましたが、「仏教(の)面(での〜)」しかヒットせず、混乱しました。
3回目位でやっと「仏頂面」だと判りました。漢字が判らない場合は辞書サイトや検索サイト等で確認を。
それと、「飛び立つ時に風の助けが必要な鳥」は確かにいますが、「風がないと鳥は飛べない」という事実は無い筈です。もしもそうなら、風がやんだ途端に空から鳥たちが落ちてきてしまいます。
恐らく「羽ばたく事と前に進む事によって起こる空気の対流」の事を「風」と表現したのでしょうが、それだと「鳥が自力で起こしている風」の話になってしまい、このSSでの例えと矛盾します。
思いついた描写をそのまま書いて、確認を怠っている印象が強いです。人に読ませる為の文章ですから、最低限の確認と見直しを。
- 021 かしこ (採点:4)
- 手紙、という限定された表現範囲では、ある程度の説明的描写は割愛せざるをえないのでしょうけど、それにしても状況設定が判りにくすぎます。
まず、このSSではかなり重要な筈の、「このSS世界での祐一と美汐の関係」が判りません。個別に手紙を出せば済む筈の「みなさんの近況」を、わざわざ美汐に聞くという事は、おそらく恋人関係ではないかと思われますが、確信に至るまでには行きません。
「真琴と川澄先輩との因縁」も良く判りません。多分舞ルートで起こる「シーツを被った真琴が舞に切りかかられる」イベントの件ではないかと思われますが、はっきりはしません。
秋子さんの創作料理に美汐が参加する事を何故名雪があれ程止めるのか、も良く判りません。謎ジャム絡みの理由かな、とは思いましたが確信は持てません。
ラストを印象的に締めている筈の「創作絵本のタイトル」も、何を暗示しているのか判りません。
どの件も、作者さんの頭の中には理由があるのだとは思いますが、説明の無い設定は読み取る事は困難です。
いっそのこと、手紙本文と美汐の回想を交互に織り込んで、手紙で説明できない個所は回想で説明する、という構成の方が良かったかも。
- 022 いつもの二人 (採点:5)
- 徹底的にらぶですね。
らぶらぶである以外にはこれといったストーリーは無いんですけど、それだけに伝えたいテーマは直撃で伝わりました。
あゆが水瀬家に居候するパターンは結構見ますけど、名雪が同居している状況でらぶらぶを展開されるとどうしても自室でこっそり泣いている名雪が想像されてしまって幾らか冷めますね。このSSでは「夕べの件」で名雪が嫉妬する場面が存在するので余計に辛い想像をしてしまいました。
- 023 純白の審判 (採点:3)
- このSS単独で見る限り決して悪くは無いんですけど、本作を念頭に置いてしまうと、単なる焼き直しに見えてしまいますね。本作と基本的に同じ展開、同じラスト。そして、本作では存在する「この先」が無い点、を考えますと、「本作のダイジェスト」でしかないように感じます。
- 024 月 影 (採点:7)
- 綺麗で繊細なイメージが強烈に展開する作品ですね。
具体的にそれぞれの文章が何を表しているのかははっきり書かれていないので、読み方次第で印象がかなり変わります。
幾らでも深読みできるので、逆にあまり深く読まずに素直に感じるまま読むのが一番かもしれませんね。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- うーん……一言で言って、惜しい、ですね……
久瀬の行動の理由の解釈の1つとしては決して悪くは無いです。ただ、それをすべて台詞で語らせてしまうとあまりにも説明的過ぎます。正直、久瀬の勝手な思い込み、のようにも読めてしまいます。
久瀬の一人称が「私」から「俺」に変わるシーンは重要な箇所ですから、祐一の受け取った印象等をもう少し書き込んでも良かったかと思います。
- 026 カナブン (採点:4)
- 淡々と語りで進行している分、誤変換や表現のミスで突っ掛かるとリズムが狂いますね。別のスタイルなら読み飛ばせたかもしれないんですが……
祐一の台詞の直後なのに、
> 美汐は半ば呆れ顔で言う。
と続いている場面。
>「ムッ、余計なお世話ですよ」
> 美汐は少しムッとした表情で言うと、ものみの丘を跡にした。
と、「ムッ」を口に出してしまっている上に、地の文で繰り返している場面。
> そう言うと、祐一も、ものみの丘を跡にした。
と、誤変換をしている文章(「後」にした)。
どれも、そこで前後を読み返してしまうので、テンポが悪くなります。
連続改行などで、読み手のリズムをコントロールしようとしている作品ですから、こういった点は丁寧にバグ取りをするべきだったかと。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- ひたすらうだるように暑い様子が良く伝わりました。あまり伝わって欲しくなくなる位に(笑
蝉が「泣き喚いて」いるのは「熱い」の件同様わざとですか?
「お湯しか出ない水道の壊れ方」が良く判りませんでした。お風呂の水道のお湯って、普通温水器で沸かすからお湯なんですよね?水の方だけ水道管が詰まったとしても、温水器を切ればなんとでもなりそうに思うんですが。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- 思いつきだけで書いている印象が強いですね。
栞は他の全ヒロイン(+佐祐理)をターゲットにしているのに、実際話に登場するのは舞と佐祐理だけ。これなら、冒頭のハーレムシーンは単に舞と佐祐理だけにしておいた方がまとまりがいいです。
香里が、栞のちょっとしたツッコミに自殺をしようとするような過剰自己嫌悪キャラに設定されているのに、栞の嫉妬を知っていながら祐一とくっつくのは無理があります。
舞の後髪の件も意味不明です。ギャグだから意味なんて無くてOK、という考えかもしれませんが、ここは無茶な理屈でいいから通しておいた方が笑えます。まいと同化した後なので超能力がある、とかの程度でいいので。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:2)
- 全員バッドエンドにすれば祐一は最大に不幸だろう、という考えなんでしょうけど、正直ポイントがぼやけていてダークさは薄いです。
真琴と結婚式を挙げているのなら、真琴エンドは少なくともグッドエンドな訳で、美汐の反応が本作と違う理屈が通っていません。
香里が壊れたからといって、祐一が壊した訳では無いので、北川が祐一と絶縁するのは無理があります。香里を助けられなかったのは北川も同じなのですから、一緒に苦しむのが妥当な反応の筈。
秋子さんの死も、名雪がそれで壊れた件も、別に祐一が原因ではありません。
あえて遠因が祐一にあるとしたら、木から落ちたあゆの件と、まものを信じてもらえなかった舞の件、の2つ位ですが、これも、直接祐一が責任を負うべき話ではありません。当然舞の死で壊れた佐祐理の件も祐一のせいではありません。
要するに、この話で祐一が見せる痛恨の後悔は、この設定で祐一がするべき反応ではない訳です。プレイヤー視点でなら、祐一の選択肢の結果ヒロインに不幸が起こる事は周知の事なので、「祐一が反省するべき」と感じるでしょうけど、祐一視点で考えると、周りが次々と不幸になっていった、というだけで、自分を責める理由はありません。
こういった理由で、祐一の苦しみぶりが、嘘っぽいものになってしまっています。祐一をここまで苦しませたいのなら、不幸になるヒロインを1人に絞り、その直接的原因を祐一に負わせた方が余程説得力があります。責任の無い多数の不幸より、間違い無く自分のせいである1つの不幸の方が、人が苦しむ理由としては納得がいくと思います。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 冒頭、「僕」と自分を呼んでいるのは誰だろう?と首を捻りました。後から祐一だと判りましたが、祐一の子供の頃の一人称は「俺」の筈。と、思ったらこのSSの中でも回想で「俺」と呼んでいるので、混乱しました。ミスかな、と思っていたら、最後に繰り返されるモノローグでも「僕」のまま。何か意味を含めた表現なのかもしれませんが、少なくとも私は混乱しただけでした。
内容的には可愛い話で好きです。子供祐一の無理矢理な慰め方がなんとも味がありました。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- あまりにも文章の書き方が読み辛いです。
台詞と地の文を分けずに連続させるのは全体が詰まってしまいます。
>祐一は泥まみれの笑顔でニコニコしていたが名雪は全身泥まみれだった。
両方とも「泥まみれ」なので、「〜していたが」で繋ぐのはおかしいです。
>『2人は財布の中身をみていた』
ここだけ地の文なのに括弧で括られています。
>11,00円ちょうどね
後の計算からすると11000円、の筈です。
>『まこ、とさ・・・』『わたり、痛い、舌かんじゃった』
無理があります。何を言おうとしたのかも判りませんし、「子狐」が「まことさわたり」を気に入る理由も不明確です。
>ゆういちがまた引っ越すのだ。
祐一は「引越し」てこの街に来た訳では無い筈です。長期休みを利用して遊びに来ているだけです。
とにかく細かいミスが目立ちます。真琴シナリオとも矛盾しますし、もう少し時間をかけて構成するべきではないかと。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- ほのぼのと仲の良い2人を描写しているのは判りますけど、ストーリーは無いですね。
冒頭とラストに挿入された「僕らは向かいます」が祐一と名雪のカップルとは合っていなくて浮いています。
「今日も俺達は向かう。〜」と、祐一口調にするか、「今日も彼らは向かいます。〜」と別視点にするかすれば良かったのではないかと。
祐一がコーヒーを飲めなくなる理由が納得し辛いです。飲もうとするとアフロの塊に見えてきて飲めない、という描写を入れてから、
>「あれ祐一、コーヒー飲まないの?」
>「飲めるかっ」
の展開に行ったほうが良かったかと。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- ……ラストが「………続く?」で終わっている「こんぺ用単発作品」って……
美汐にとっての祐一。栞にとっての祐一と美汐。祐一にとっての美汐及び栞。これらの人間模様が何も説明されていないので、展開がどれも唐突で行き当たりばったりです。
栞が「責任を取ってください」と迫るほど積極的ならば、「お邪魔ですね」と出て行く展開は無理があります。「前回の放送」があった以上、栞には扉を開ける前から中に誰がいるのか判っている筈です。防音ガラスで遮られた放送室なのですから、ドアも防音の筈で、外に貼りついても中の音は聞こえません。深く考えないで展開を決めている感じですね。
- 034 アーティスト (採点:5)
- 数年後の世界を描くSSとしては良い作品だと思います。
ただ、美汐のスケッチブック、及び、絵を描く理由、が栞とほぼ被るのが残念ですね。これでは、美汐の代わりに栞が登場しても、大差無いストーリーになってしまいます。
また、真琴END後の世界で栞が何故生きているのか、が設定されていないので、美汐と栞の交流が今1つ納得行きません。
- 035 月の向こうに (採点:8)
- ダークのお手本の様な作品ですね。
状況設定は非常にシンプルなんですが、絶望の闇の色は漆黒のレベルまで濃いです。
感情描写を一切無くし、丁寧に目に見える光景のみを描写していく手法が、余計に悲痛な感情を想像させられました。
気になったのは、舞の剣はバナナも切れないくらいなまくらである筈、という事ですね。まあ、それを言い出せば気配で魔物かどうか判る(シーツを被った真琴等)筈の舞が何故気がつかなかったのか、等の野暮な突っ込みにも繋がりますんで、このSSでの設定、という事で素直に解釈しておきます。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- あゆの学力の問題は結構SSになっていますんで、いろんなパターンを見ましたが、偽の試験で納得させる、というアイデアは面白かったです。ただ、そのアイデアを描くだけのSSになっていたのは残念ですね。折角の設定ですから、そこからなにか展開が欲しかったです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- うーん……引き伸ばしましたけど、結局は本作通りの展開するSS、なんですね……
お盆に栞が平然と帰って来ている、というシーンは面白かったんですが、その場面だけ考えて、後の展開は適当にこじつけたような印象です。
デートのシーン。栞の一人称から始まって、会話が終わると何故か祐一の一人称。そしてまた会話を挟んで栞の一人称、というのは視点が混乱して読みづらいです。
あゆが何故冬の時点では願い事を使わずに栞を死なせたのか。そして何故お盆になってから願いを叶えたのか。ここの説明が全く無いのはちょっと片手落ちかと。
書きたいシーンに合わせて設定をこじつける事自体は構いませんが、設定に筋が通らないSSは問題です。書きたいシーンがちゃんと成立するだけの、練り込んだ設定を考えるべきかと。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 香里の葛藤が納得行く形で描かれていて好感が持てました。
栞の死後の香里が書かれたSSでは大抵香里が精神的に病んでいる設定ですが、この香里は単純に壊れて済ますのではなく、自覚をしながらも足踏みを続ける、等身大の人間的感情を見せてくれて、感情移入できました。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 本来決して同時には現れない舞と栞を、「待ち人」というキーワードで結びつけたのは良い展開だと思います。ただ、舞が「男の子に会う事ができた」と、祐一の事に気が付いている設定はやめた方が良かったかも。これでは、舞の感情やその後の展開が気になってしまい、栞の印象がぼやけます。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- 祐一と佐祐理が告白し合っているという設定が、ほとんどラスト近くなってからようやく出てくるという展開はどうかと。別に隠すべき設定でも無いですし、佐祐理が登場した時点で「現在は俺の恋人である佐祐理さん」等の説明を入れた方が良かったのでは?
- 041 涙 (採点:9)
- 綺麗なストーリーです。
同じ相手に同時に失恋した親友同士、という結構複雑な筈の心理が、素直に納得できる形で伝わってくるというのは、心理描写の巧さによるものでしょうね。
佐祐理シナリオで気になっていた「舞を幸せに『してあげる』」という佐祐理の行動規範の問題が、自然な形で解決していく様が気持ち良く読めました。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 暗示とムードだけでここまで世界を創るのは凄いですね。
香里自身にも具体的な形では認識されていない想いが、所々でこつこつと暗示され、ラストの台詞への衝撃へと繋がる構成は綺麗でした。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:2)
- シリアス系ほのぼの、から、壊れギャグへの転換……な訳ですが……
うーん……このオチに持っていくのならもっと前半を盛り上げて、感動的な展開にしていないと、「落差」というものに欠けますね。
正直落差無しで落とすには、オチそのものは浅いです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- 状況描写が淡々と続いていくだけで大きな出来事は何も起こらない話なんですが、まったりとした空気に引き込まれて楽しめました。
栞が現在何処に通う何年生なのか、がちょっと判りにくかったですね。
>「仮にも大学生の彼女〜」
の時点では「栞が」大学生なのかと思いました。
その後の描写で、「本当なら受験生」で、「後輩に溶け込む」ということは高2か、と推察は出来ますけど、この場合消去法で推察しなければならない描写の必要は無かったのでは?素直に「1年遅れなのでまだ高2」と説明を入れた方が良かったかと。
ヒロインの中で真琴だけがあっさりと無視されてますね。他のヒロインが無事なんですから恐らく無事で水瀬家にいるんだと思いますが、なら「一番有利」なのは真琴では?下手したらあのまま成長しない可能性さえありますし。
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- 水の流れ続ける風景、ですね。
何か、芸術系の映画を見たような、綺麗なイメージが残りました。
- 046 『安らげる場所』 (採点:2)
- えーと、某所で性別は公表してますんで、「向けられた側」として感想を。
……女性向けですか?これ……?
うーん……正直言って、「そそられる」ものが来なかったですね。
久瀬にしろ、斉藤にしろ、素直すぎて「倒錯の香り」がしないです。素直なボーイズラブも結構ありますけど、2次創作でやるのはキャラが違ってしまうので意味無いんじゃないかな。
個人的には久瀬は嫌味なキャラのままにしておいて、それでも久瀬を慕う斉藤、戸惑いながら惹かれる久瀬、の方が良かったです。で、斉藤の告白に思わず赤くなって「なにを言い出すんだね、君は……」とか。
この作品だと、「ラブコメの、女の子キャラを『男』と言い換えただけ」になっていて、「男同士」である必然性がありません。実際、例えば「久瀬のクラスメイトの女子」と斉藤君を置き換えても成立します。というかその方がいいです。
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- 「そのせいか」も何も、「全身の筋肉が弱る」のは、昏睡していたのなら当たり前です。「足げに通っていた」祐一が知らないのは無理があります。
栞は「祐一とあゆの会話」を見て自殺を思い留まった訳ですし、その後もあゆに会ってますので、夢の中に現れた「女の子」があゆだと気が付かないのは無理があります。
祐一が「支える決意表明をした」事と、栞が歩ける様になった事、が関連しているかどうかの描写がありません。人形の奇跡も使い果たしている筈ですし、「何故歩けなかったか、何故歩ける様になったか」の部分が掘り下げ不足です。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- うーん……この手の話、好きか、と聞かれると実は嫌いなんですが……妄想叩きつけられてる感じで……それでも笑ってしまった訳ですから作者さんの勝ちですね(笑
- 049 Transmigration (採点:3)
- ちょっと展開が強引で説得力に欠けますね。
祐一が出て行くのは「この街とつながりの無い場所に行く為」な訳ですから、「この街の(特に栞の)」思い出と密接に関わっている香里の同行を「栞に近い人間が一緒に居てくれるのは嬉しい」と受け入れるのは不自然です。これを了承してしまうと、別の街で過ごしても「自分を見つめ直す目的」は果たせない筈です。
香里が「身内で蒔いた種」だからと、宛の無い旅路に同行するのは無茶です。この場合「自分が祐一を好きだから」という理由でないと無理がありますし、祐一も納得できないと思います。そこから考えていくと、秋子さんが「香里には話して、名雪には伏せた」理由が判らなくなります。祐一自身が好きで、栞とは関係なく自分が祐一を支えたい、と考える筈の名雪を、何故仲間はずれにしなければならなかったのでしょう?
書きたい展開を書くだけで、理由付けが伴っていない印象を受けました。
- 050 あなたと共に (採点:5)
- 話は悪くないです。むしろかなり好きです。
ただ、この祐一の逃避の仕方は、個人的にイメージに合いませんでした。
Kanonと関係無い話だったら間違い無く感動したんでしょうけど、Kanonの祐一がこの一連の発言をする光景には違和感がありました。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 意味ありげに佇んでた美汐の待っていたのはピザですか……肩透かしネタとは思いませんでした。
「ただでさえうまくいかないで払わされている」ということは、普段の注文でも、ピザ屋さんが遅れるような小意地の悪い真似をしていたんですね。図太いというより性格悪いです(笑
ちなみに「宅配ピザ」は『宅』配以外の固定連絡のできない場所への配達の際は、「制限時間過ぎたら割り引き」等のペナルティを適用しない筈です。また、宅配可能地域マップに、人家の無いものみの丘は入っていないでしょうから、そもそも配達を断られると思います。
- 052 果たされる約束 (採点:8)
- 昏睡から覚めたあゆが、夢の中での事を覚えていない、という設定での居候話なんですね。
あゆが思い出してしまうと、このSSでの設定が崩れるから仕方ないんでしょうけど、「あゆあゆ」と呼ばれ、更にからかわれて、それでも「ゆういち=祐一」に気が付かないのは不自然ですね。
秋子さんが、「名雪の父」と「あゆの母」の両方を「あの人」と呼ぶのは混乱します。この場合、あゆ母の方は親友らしく、名前で呼ぶべきだったかと。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:7)
- 紛れも無くほのぼのですね。
各キャラがそれぞれ「らしい」ので、違和感無く後日談として読めました。
贅沢を言えば、ストーリー的な盛り上がりも欲しかった気はしますね。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- 馬鹿ップルみたい、と言うか、馬鹿ップルでしょう。
徹底的に甘える舞と、徹頭徹尾甘やかす祐一がどちらも可愛いです。
舞の子供的な部分がちょっと強調され過ぎな気もしますが、このSSなら「あり」です。
- 055 手紙 (採点:6)
- 良い話なんですけど、この手紙に書かれている内容って、祐一と香里にとってそこまで思いも寄らない事だったんでしょうかね?最後の一文以外は元々推察できていて然り、だと思うんですが。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- はぐれてから祐一が声をかけるまでが、多く見積もっても5分程度なのは、あゆの「1人は嫌だ」の思いを描写するには足らなかったですね。
秋子さんが真琴を「真琴ちゃん」と呼ぶのは何故でしょう?あゆに揃えた、とも考えられますけど、むしろこの場合、あゆの方を呼び捨てにして揃えた方が、「娘扱い」が強調されてよかった様に感じました。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 「私」の視点で描写される栞の姿が、街で見掛けた可愛い少女、という感じで面白い視点でした。
細かく描写される割に「私」がどういう人物なのかはほとんど判らないので、栞との交流がどういった形のものだったのかが判りませんね。わざとぼかしたんでしょうけど、そのため本来は本筋でない筈の「私」の事ばかり気になって、今一つKanonSS的に読めませんでした。
- 058 夕凪 (採点:8)
- 積み重ねられた描写が見事に風景を描いてますね。
本編の祐一と舞の関係とは微妙に違いますけど、これはこれで好きです。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:4)
- この場は確かにほのぼのしてるんですけど、暗示されている裏側の現実がやたら悲しいですね。
歌のシーンは歌詞を並べるよりは「その歌声がどう聞こえるのか」を描写して欲しかったです。
- 060 奇跡の果てに (採点:6)
- 栞の病気、という大前提をひっくり返したのは驚きでしたけど、このSSではその事自体にあまり大きな意味は無いですね。香里を明るくさせる為に施した設定なんでしょうけど、お蔭で「香里らしい恋愛」からは遠ざかった気がします。正直、作者さんの「こういう香里が見たい」という願望ばかりが感じられて、「香里をヒロインに据える必然性」が感じられませんでした。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:3)
- 状況が判りにくいですね。
美汐が何を忘れて、現実はどういった状況なのか、が掴みにくいです。
最初は「あの子」が帰ってきて、代わりに真琴が消えたままだった世界に変化したのかと思いました。
「一人残された現実」を忘れたいからといって、何故祐一を忘れるのかが不明確です。「真琴が消えた」事を忘れる為に、真琴に関連した全てを忘れた、という事でしょうか?
「あの子が消えた事」を忘れたから、「あの子と過ごす幻想を見る」と言うのも少々無理があります。「真琴はいない、だから、あの子も存在しない」という結論も強引です。普通に考えれば「あの子だけ戻って来た」と美汐が解釈する方が自然です。
作者さんの設定の通りに読み取らせるには描写が曖昧な気がしますね。謎めかしたムードを大事にしたのも判りますが、設定を理解するのに必要な状況説明は入れるべきだったのではないかと。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- 美汐が16歳のクリスマス・イブ、ということは、高校1年の冬、ですよね?そうすると、このSSの世界では、美汐は妖狐との別れを経験してから1月経たないうちに真琴の件に絡んだ事になります。さすがにちょっと近過ぎませんか?本作の様に「過ぎてしまった過去の記憶」という態度で語るには、まだ生々し過ぎる記憶だと思うのですが。
また、ラストで「去年は失った恋人を思いながら一人さびしく過ごしていた」と語っていますが、このSSでの「去年」は、祐一の冗談を真に受けて、怒り狂って過ごしていた筈です。
今1つ、年表レベルでの設定がきちんとできあがっていない印象を受けました。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:6)
- 最初の「現在、9月23日夜」に「いよいよ明日」と言っているのはミスですか?深夜0時を過ぎていた、とか考えてみたんですが、その時間まで名雪が起きていたら計画の失敗は目に見えていますし。かなり大事な箇所ですし、これがミスならちょっと不注意でしたね。
それと、9/23が「セーターには早い」のは中央地帯の感覚ではないかと。Kanonの舞台は冬には最高気温が氷点下になる北の街なのですから、9月の半ばを過ぎた頃なら余程の防寒用セーターで無い限りはそれ程暑くも無く着る事が可能だと思います。ちなみに北海道旭川の9月の平均最低気温は約10度です。
話自体は可愛い話でかなり好きです。できればもう少し祐一達には頑張ってもらって、パーティらしい料理を作って欲しかったですね。祐一は「何もできない」とは言え、生麺を焼きそばにする程度の料理はできる訳ですから、レシピさえしっかりしていればもっと豪華な料理も可能だったと思うのですが。
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- 3日の絶食とラジオ体操で、「絶叫する程増えた体重」が減るのなら、世の中にこれ程大量のダイエットの方法は必要ありませんって……。「ギャグだから」「奇跡だから」で済まされてはスタイル維持に努める世の女性達の労苦が浮かばれません。なにより、「絶食系ダイエット」で肌がツルツルになるのは絶対無理です。
オチの「祐一の三河屋」は意味不明ですね。3人があれ程怒る程の酷い冗談とも思えませんが。お腹空いて気が立っていたんでしょうか?
- 065 振り返る想い (採点:7)
- 舞シナリオの奇跡への解釈のSS、ですね。
綺麗な描写でかなり好きなんですけど、舞の奇跡にはあゆって関っていない筈では?
あゆを関らせた事によるオリジナルな解釈、なのかもしれませんが、だったら、このSSでのあゆを、もう少し詳しく説明して欲しかったですね。
- 066 夢の中でも (採点:9)
- 栞の「死に対する絶対的な恐怖」。無い筈が無いこの感情ですけど、あまり2次創作では見掛けないテーマでした。想像で書くには難しいジャンルですし、「ストーリー」にまとめにくいのも確かですからね。
このSSではその難しい筈のテーマが、すんなりと理解出来るストーリーになっていて、とても感心させられました。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- 真琴が帰ってこない解釈の世界での祐一と美汐の関係は、SS毎に様々ですけど、この作品での「お互い別の想い人を想って、共に過ごす」という微妙な関係は新鮮でした。
この世界での未来が見えないので、この先、が気になりますね。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 真琴と北川、という組み合わせは結構意外でした。
初々しい恋愛以前ぶりが、なんとも可愛らしい話でした。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- 話としては、単純、と言ってしまえる程シンプルですね。多分、「下手ではない程度」の描写で同じストーリーを書かれたら陳腐で読めない話になった事でしょう。それがこれ程楽しんで読めるのは、語り口と展開のテンポの勝利でしょうね。とても楽しめました。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:4)
- 栞が好きなのは香里であって、祐一は寂しかったから摘んだだけ。……ギャグにしても凄まじい設定ですね。
栞の強烈なキャラで押す展開ですけど、その分、状況が良く判らない箇所もありますね。「バニラン祭り」なんかは、絵的にどんなイベントなのかが見えず、今1つノれませんでした。
ところで、「バニラ」と書かれているのは「バニラ味のアイス」の事ですか?料理にまで使う所を見ると「バニラ」そのものの方を指すのかもしれませんが、ちょっとはっきりしませんでした。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- 多分、車が好きな人には笑える話なんでしょうけど、特に興味の無い人間には一番話が盛り上がっている箇所が一番意味不明、という笑い様が無い話になってしまっています。不特定多数を対象にしたこんぺ企画なのですから、どうしてもこの話が書きたかったなら、祐一を解説役に据える、等の工夫をして、知らなくってもポイントは掴める作品にまで昇華するべきだったかと。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- 最初は「どこがシリアスなんだろう?」と首をひねりました。姉妹のぼけと突っ込みがこのままコメディとして続くかと思っていたら、栞の発作をきっかけに、ここまでのぼけの意味を引っくり返されて、意外な展開に驚かされました。
ところで冒頭の手術後のシーン。今手術室から出て来たばかりの患者が、目を醒ましていてはいけません。後の描写からすると胸の手術らしいですし、どう考えても全身麻酔の筈です。
- 073 守りたい約束 (採点:9)
- 本作補完系のSSですが、そういったカテゴリー分けが意味を持たなくなる位の、1つの独立した世界を持った作品でした。
名雪のお父さんと秋子さんのSSは結構読んでいたんですが、祐一と名雪の関係によく似たこの2人の関係、と言うのは意外でした。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- ムードとリズムがとても綺麗ですね。
内心と行動がずれている部分の描写に、精神的圧迫感を感じさせられました。
真琴を「人魚姫」に例えたSSはよく見ましたが、「ピノキオ」になぞらえたこの展開は意表を突かれました。
保健室でちらっと触れられる「いつの日かの情事」がちょっと気になりましたね。冒頭の会話の後、祐一と美汐の間に情事があった、という事なんでしょうけど、この話ではその設定は枷になるのではないかと。ラストに共に生きる決意をする訳ですし、身体を重ねた事のある2人、という立場で展開させる必要は無かったのでは?
- 075 記念日 (採点:1)
- 文章が「どういう意味で受け取られるか」をもう少し考えた方がいいかと。「違う意味に読める文章」が散見しています。文章的に前後が繋がらない箇所も多いです。
>頭の中は霧がかかったように思考を邪魔している。
主語が「頭の中」なので、「頭の中が思考を邪魔している」という意味になります。
>どれくらいの時間が経過して、私は目を覚ました。
「どれくらいの時間が経過したのだろう。私は目を覚ました」と、分けるべきです。
>外見的に私と同じくらい、2人は恋人のようだった。
私、と、祐一、を描写した直後なので、「2人」が「私と祐一」を指すように読めます。この場合「佐祐理と同じ位」とした方がいいです。また、記憶喪失の舞は、自分の外見上の年齢を把握できていない筈ですから、祐一が「私と同じ位」かどうかは判らない筈です。
>祐一と佐祐理(2人がそう呼び合っていた)後ろから引止めに来る
「が、私を」を入れるべきです。
文章レベルの指摘はきりが無いので次に内容面を。
記憶喪失の人間を、一家庭の主婦である秋子さんに「治してもらおう」と考えるのは無理があります。これが壊れ系のギャグならば、「秋子さんはなんでも出来る謎の人」というキャラ設定にすれば可能な展開ですが、ジャンルをほのぼのとしている以上、無茶な展開でしかありません。
秋子さんが金属バットを持ってくる展開。これも壊れギャグ用の展開ですね。しかも、「冗談です」の一言すらなく、次の展開へと流すのではギャグとしても中途半端です。
そして、「魔法のかかった食べものが原因」という展開。最早、ほのぼの系では有り得ません。結局原因は謎ジャムだった訳ですが、だったら「秋子さんが、忘却の魔法をかけたジャムを、3人の家に送った」という事になり、秋子さんが原因に気がつかない展開がとても不自然になります。
ラスト。ドレスを着ていると言う事は、出掛ける先は「舞踏会」だと思われますが、舞踏会の日は「3人の出会いの日」ではありません。また、舞踏会にはちゃんと着替えの部屋が用意されている筈ですから、自宅からドレスを着て出掛ける展開は不自然です。
とにかく、「深く考えないで書いた」と思われる展開が多いです。全体の構成を練ってから書くべきかと。
- 076 流星群 (採点:3)
- 1つの小説として読めば何の問題もありませんし、むしろよく出来たストーリーだと思います。
ただ、KanonのSS、としては、香里のキャラクターが別物になってしまっていて、今1つ納得が行きませんでした。
「淋しいからお金を使って紛らわせる」「貢いでくれる男と付き合う」「お金の為に結婚を選ぶ」この一連の行動が、香里のキャラと合っていないので、違和感があります。
香里の、実は結構精神的に弱い部分、だけを強調したような感じですね。その弱さを自分に許さない部分が香里のキャラクターの真骨頂だと思うので、そこを完全に欠いたこのSSでの香里像には「香里らしさ」を感じられませんでした。
ちなみに、途中まで読んだ時点では私は先の展開をこう考えていました。
香里は成金社長の実態を知っていて、あえて婚約する事で証拠を掴み、脱税などを内部告発する事で会社を潰した。そこまでして成金社長を追い落とした理由とは? 全ては10年振りのものみの丘で、語られる……
SSとしてどうかは判りませんが、少なくともこの方が私のイメージする香里に近いです。
- 077 まだまだ続く道 (採点:5)
- Kanonである必然性がほとんど無いですね。ここまでオリジナルな設定で進めるのなら、いっそ、オリジナルキャラの雪人君を掘り下げて、「Kanon世界で成長する少年」の話にしてしまった方が良かったかもしれません。
雪人君の秋子さんへの「さよなら」のおやすみ。ここで「うん。おやすみ、お母さん。」は痛恨のミスだと思います。ここまで意味のある台詞で呼び名を間違えるのは辛いです。
- 078 blessing (採点:8)
- 香里の、理屈っぽい思考と、理屈とは別に展開する感情の対比が面白かったです。
如何にも香里が考えそうな、シニカルな宗教論と葬儀の存在意義論、面白かったんですが、少々理屈っぽ過ぎなのと長過ぎなのが気になりました。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- かなり好きな話なんですけど、ここまで盛り上げてくれたんなら、祐一の記憶の下に眠る気持ち、を昇華させる所まで読みたかったですね。先が気になると言うよりは、解決しない伏線が残ってしまった感じで、欲求不満が残りました。まあ、おそらくそれを狙った構成なんでしょうけどね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- 名雪のお父さんの亡くなる時の話、はかなりの数を読んだと思います。そして、間違い無くこの作品がその中のベスト1です。秋子さんが財布につけていた鈴。あの小さなアイテムから、これだけのストーリーを生み出してくれた作者さんに感謝します。
- 081 向日葵 (採点:3)
- 書きたい内容は判るんですが、「判る」だけで「伝わる」ものが欠けている感じです。
長々と回想シーンが続き、現実に戻ったと思ったらいきなり香里が向日葵を怒鳴りつける展開。感情の爆発が後に控えているのなら、回想の時点で鬱積していく感情をもう少し描写して欲しかったですね。
「だっれ、あたしは〜」や、「前、ドラマのヒロインの癖だ。」等の入力ミスが残っている点も、推敲不足を感じさせられます。
あと、これは野暮な突っ込みだとは思うんですが、「向日葵の花が太陽を追って向きを変える」というのは俗説で、実際は花は「太陽の差す方向」に向かって咲いた後、向きは変えません。つぼみの頃なら葉や茎と同様に「影になっている側が良く伸びる」現象の為に向きを変えますけどね。但しこの現象は別に向日葵に限らず多くの花で見られる事です。花には光合成する能力は無いので、向日葵にすれば別に花がどちらを向こうと関係は無い訳です。
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- 可愛い話です。
ごみを集めた後、ごみ袋はどうしたんでしょうね? ラストの描写からすると、持って帰っている訳ではなさそうですし、海に置いてきてしまったのでは意味無いですし。公共のごみ箱が近くにあったんでしょうか?
- 083 偽りの伝承 (採点:5)
- 意味ありげなんですが、結局大した結論の無いまま終わる話でしたね。
伝承の伝える忠告は、素直に考えると「妖狐はあまり歳をとらないから、人が先に死ぬんだぞ」という内容に読めますけど、祐一と真琴の関係において悩むべきポイントはそこでは無い様に思うので、左程意味は無いのではないかと。少なくとも「少年と狐」は結婚はしなかった筈です。
台詞が続いているのに括弧を分けると、台詞の続きなのか会話なのかをいちいち判断しなくてはならなくなります。読みにくくなる表現法なので避けた方が良いかと。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 「ありえない…ありえません……〜」以降の何行かが、突然美汐の語り口調になっているのが違和感ありました。
美汐が前向きになるきっかけが、「幻聴かもしれない声」だけというのは説得力に欠けますね。この作品の肝な訳ですし、もう少し理由をはっきりさせて欲しかったです。
- 086 人生にifはない (採点:5)
- この話は、北川の人生観と論理に共感できるかどうか、で印象がかなり変わりますね。私は個人的な理由で同意しかねたので、反発を覚えてしまって素直にストーリーを楽しめませんでした。この北川が自分の前にいたら、何時間かかけて彼の論理に反論してしまうでしょうね。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:8)
- 古典文学の恋愛絵巻は、綺麗なドラマ的解釈の他に、史実的な現代倫理とは異なる解釈も存在してます。私は個人的にそちらの印象が強くて、このSSの栞の様には巴御前と義仲のストーリーを恋愛物語とは解釈できませんでした。当時の武家社会での男と女の関係を考えると、栞の解釈は綺麗事に過ぎるかと。
そういった「史実への解釈」を考えないで読めば、「ストーリーの中の恋愛劇」と「自分達の恋愛」を重ねて反芻する栞と祐一の感情は伝わりやすく、楽しめました。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- 栞にしろ香里にしろ、随分我が侭な話ですね……
結局香里が栞の楽しみな時間を邪魔しようとしたのは、単に1人で行くのが怖かったからだけな訳ですね。しかも、実際連れていってしまえば、肝心な本題ができなくなるであろうことは考えていないようですし。
栞は栞で、姉自身の心配、ではなく、自分の病気の件の心配、で学校へ向かっていますし……このSSでの2人って実は表面上の仲良しで実態は自己愛なんじゃないか、って感じさえ受けました。
- 089 雪原の軌跡 (採点:8)
- 舞と香里。この「普段本音を見せない」2人が、お互いに自分の後悔を吐露しあう光景が、痛々しいのにとても綺麗でした。
舞の治癒の力を、最後の望みと香里が頼る、というのは考えた事のない展開で意表を突かれました。
このSSでは、舞の力が分離して魔物になったのは、「自分の力に気づき、その力を憎んだ」からなんですね。だったら祐一は過去に絡んでいないのかな、と思ったら、後で「あの約束の場所とも、離れなければ」と、祐一との約束の件に触れられていて、少し混乱しました。
舞が、香里の言葉をきっかけに、「力」を受け入れる展開は感動的でした。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- 栞との和解の時と、栞の死を乗り越える時に、香里を支えたのが北川である、という前提での、香里と北川の交際開始のSSですね。この設定にしては冒頭の辺り香里が北川に冷たいですね。もうちょっと北川の積極的アタックに対してくだけていても良さそうな気がしますけど。
香里が、「お互いを名前で呼ぶ」事を提案するシーンがかなり重要なシーンになってますけど、だったら登校したシーンで祐一を「ついでに祐一君も、おはよう」と名前で呼んでしまっているのはまずかったですね。
ストーリー的には告白を受け入れる香里の感情が素直に納得できて、良作のラブストーリーだと思います。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- 最初、あゆが、渡されなかった筈のカチューシャを付けている理由、の解釈としては、「神様」を持ってくるのは強引で安易だと感じました。ですが、オリキャラとして登場した天使が、あの天使人形だった、という展開で、「なるほど」と納得しました。「あゆの願い事」が「祐一にできる範囲」を超えた願いを叶える理由としても、この展開は納得がいきました。
難点としては「あゆに実体がある理由」が説明つかない点、ですね。神様を持ち出してしまったのですから、「祐一君に会える身体」を貰う展開だってアリだったと思うんですが。
- 092 デエトの日 (採点:3)
- ほのぼのはしているんですけど、出来事がそれぞれ独立してしまっていて、流れ、というものが無いですね。本当の日常はそんなものだ、と言ってしまえばそれまでなんですが、それでは1本のSSとしてまとめる意味がありません。
香里が「何言ってるの、貧乳のくせに」と返すシーン。ちょっとこの台詞が出るには不自然な会話の流れです。「気にしていた」事は知らなかった訳ですから、「効き目のある罵り」として使った訳でも無い筈ですし、「胸」の話題になる必然性がありません。
「シャワーも無理」なのは何故でしょう? 確かに生理の時は入浴は控えた方がいいですけど、汗をシャワーで流す事はそれ程問題は無い筈です。少なくとも「鈍痛が襲ってくる」レベルならまだシャワー位使えます。「激痛が止まらなくて、出血がだらだら流れる」レベル、まで行っているなら判るんですけどね。このレベルだとのた打ち回る事すらできずにうずくまりますからシャワーどころかトイレにすら立てません。
香里が気絶した時、祐一はすでに部屋から出て行っていたのですから、香里の服を祐一が着せるのは無理があります。この展開が成立するには、後で祐一が部屋に戻ってこなければなりませんが、そこで香里が裸で気絶していた事に気がついたのなら、栞や母親を呼ぶのが自然な展開かと。
- 093 philosophy (採点:4)
- 名雪エンド後で進行していて、名雪視点になった途端に「名雪シナリオでは居なくなっているヒロイン」が全員集合する展開は唐突過ぎます。全ヒロイン無事世界で進行させるなら、もっと前半でそれを説明しておかないと、読み手置いてけ堀のストーリー展開になってしまいます。
話の展開自体は好きなんですが、祐一が結婚式をする決意をする理由が「名雪のしたいことをさせてやるため」、というのはちょっと淋しい理由ですね。折角なら祐一にも「名雪と結婚したいから」という動機が欲しかったです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- ほのぼのでらぶらぶでいちゃいちゃですね……
徹頭徹尾ひたすら読んでる方が恥ずかしい程のいちゃつきぶりです。可愛い話なんですけど、時々可愛さを通り越して腹が立ちそうになりました(笑
これだけいちゃついていればラスト辺りが肉体関係ネタになるのもいっそ自然な流れですね。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 「世にも奇妙な」的世界ですね。Kanonである必然性は皆無ですけど、意外なジャンルが混ざっていた感じで面白かったです。この展開ならタイトルは「すべてがKになった日」の方が良いのでは? フロッグ、の「F」なんでしょうけど、この話の場合単純に「蛙」ではなくあくまで「けろぴー」な訳ですし。別に某ミステリーのタイトルになぞらえる必要は無かったと思うのですが。
- 096 Pure Heart (採点:4)
- 悪くは無いです。むしろ良いとさえ思います。ただ、この展開は、「名雪シナリオに入る前にいきなり名雪エンドになるSS」としか言い様が無いと思います。
正直、名雪シナリオさえ念頭に無ければ、良いラブストーリーだと思いますけど、Kanonクリア済みの読者を対象にしている以上、名雪シナリオと比べられるのは避けられません。名雪シナリオを超えるストーリーにならない限りは、低く評価されてしまう展開ではないかと。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:5)
- 結局栞だった訳ですよね? その事実を隠したのは「すでに祐一が『栞の恋人の祐一』ではないから」、という展開、ですよね?
うーん……正直言って、無茶な話だと思います。そういう動機があったからといって、予期しない出会いの次の瞬間から、「さおり」になれてしまうものですか? しかも、かなり辛い気持ちで演じなければならない筈なのに、あれ程楽しげに……。まあ、確かに「悲しいのに笑っている」事には熟練しているとは思うんですけどね……
成立するのは難しい設定だと思いますが、話自体は好きでした。もう少し、栞の気持ちに納得が行く展開があればもっと良かったんですけどね。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- 人格転移系のギャグSSにするか、死によって別つ恋人達のシリアスSSにするか、どっちかに決めて書いた方が良かったと思います。この展開だと、重い設定がギャグを打ち消し、ギャグだった展開がシリアスムードを打ち消し、結局相殺し合ってしまってどちらも中途半端になります。
祐一が死を選ぶシーン。医者が居る前で、「手首を切って失血死」は無理があります。手首ではどんなに深く切っても即死はできませんから、医療倫理から言って死ぬ前に止血されてしまいます。仮に心停止できたとしても蘇生措置が行われればタイミングからいってまず助かります。どうしても死にたければ首を切るべきです。
「2月1日」が「命日」であるのと、「あの時の子供」が存在し得るのは、「オリジナル版Kanon」だけです。全年齢版以降では「2月1日からは普通の女の子である事をやめて、死を待つ事にする」だけで、当日に死ぬ訳ではありません。正確に言うとオリジナル版でも2月1日当日にあのまま死んでいる訳では無いそうですが。なんにせよ、オリジナル版プレイヤーにしか通じないネタは避けた方が良いかと。
- 099 Anniversary Days (採点:9)
- ストーリーとしては単純な話だと思います。でもそれを補って余りある、と言うより、単純さなんて完全に払拭する程に、雰囲気がいいです。
心から祝いたいという祐一達の心情と、心からのお祝いに感動する秋子さんの心情が、とても良く伝わりました。
水瀬家以外のパーティ参列者の影が薄いのがすこし残念ですね。
- 100 今度までには (採点:9)
- 美汐と祐一の恋愛開始SSには「痛み」が伴っている物が結構多いですが、この作品で表現されている「痛み」は「共通した過去の痛み」と言うよりは「人を好きになる事そのものの痛み」なので、感情移入がし易く、実感として体感ができました。
外を激しい雨の音に埋め尽くされた中での、近づいていく距離への緊張感が、とても良く伝わって、美汐の感情を追体験できました。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- ほのぼのとしていて未来への希望も暗示されていて素敵なストーリーです。
大きな出来事がある訳ではないので、ムードとキャラクターの心情を読む作品ですね。
弱冠残念だったのは真琴の事がちらりと触れられている点でしょうか。あゆエンド後の世界なのですから真琴は家出少女と思われたまま消えてしまっている世界な訳で、その運命をつい思ってしまってほのぼのしている祐一達が薄情な人間に見えてしまいます。そのイメージを引きずってしまったせいで、ラストの「あゆの部屋」という本来なんでも無い筈の単語に、「真琴の部屋……『そのままに』するのやめちゃったんだ……」と、淋しい思いを感じてしまいました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- 話としては実は最高に好きなタイプなんですが、今回のこんぺに置いては「Kanonである必然性」に全く欠ける、という点で、採点を抑えざるを得ませんでした。
まず、「香里が浪人し、祐一が現役合格している」という、Kanonのキャラクター設定からすると「らしくない」展開に対して全く説明がない点。香里がこのSSの様に「数学が得意では無く、背理法すら失念しがちな学力」だという設定は、明らかに「ずっと学年主席」だという本作での設定に反しています。仮に他の教科が満点だとしても、この数学力では「ずっと主席」は不可能です。
それから、「祐一と香里の関係が、本作とは全く異なる」という点。本作通りなら、「自然に付き合いだし、続いている」関係にはなり得ません。
それに伴って、「栞の設定が全く異なる」という点。本来、栞が生きているという事は祐一と栞が付き合っていた世界の筈ですが、「只の妹」として話題にのぼるという事は、このSSの栞は祐一と恋人ではなく、恐らく知人ですらなく、なによりも病気では無い筈です。
以上の点を考えると、このSSは「Kanon本作と違う世界、違うキャラクター、違う展開」によって構成されている事になり、「キャラクターの名前以外は全くKanonとは関係無いSS」という事になってしまいます。
この作品を、KanonSSとしてでは無く、オリジナルの恋愛ストーリーとして読んでいたのなら、多分絶賛していたと思います。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:3)
- うーん……この系のギャグとしてはちょっとテンポが悪いですね。
読者に突っ込ませる「北川の妄想」と、北川が突っ込む「ウエイトレスのボケ」が交互に繰り返される展開は、面白いとは思うんですが、結果的にはどちらのテンポもお互いに邪魔される状況になってしまっています。
妄想は「現在進行形で妄想されている」訳ですから、妄想の中身では語尾は進行形(〜になる、〜する)に統一した方がいいと思います。完了形(〜だった、〜した)が混ざるのは不自然です。
オチの「実は別の店だった」はちょっと無理がありますね。「百花屋の隣に白花屋がある」なんていう、「間違えて当然」の条件があるのなら、「北川が来ない」と思った時点で香里は隣を確認する方が自然です。香里がその事実を知っていたのは、ラストに白花屋に現れる点から言って間違いない訳ですし。何より、この条件で、百花屋に行った事が無い北川に対して待ち合わせ場所を百花屋に指定している以上、香里には電話の時点で「隣と間違えない様に」と念を押す責任がある事になり、ラストでの香里の怒りが「自分の説明不足を棚上げした勝手な怒り」になってしまいます。
- 104 これから…… (採点:8)
- 秋子さんが亡くなってしまった世界でのアフターストーリーですね。
現在の状況までが丁寧に描写されているので、設定不明のストレスを感じる事無く、素直にこのSSの世界に浸る事ができました。祐一の決意表明を聞く名雪の感情が容易に想像できて、感動的です。
秋子さんの最後の言葉を祐一が聞いている、という事は、「家族ですら面会を許されない」「意識不明のまま」の本作とは設定が異なる筈ですが、その点に説明が無かった点が少し気になりました。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 名雪の父親の設定は色々見ましたけど、妖狐だった、という解釈は意外でした。
アイデアは良かったんですけど、あまりにも真琴と同じ設定にし過ぎましたね。出会うのが商店街で、最初の台詞が「許さない」で、記憶喪失で、同居して、考えの足りない悪戯を繰り返す。違う個体である筈の「少年」と真琴がここまで酷似してしまうと、「人になった妖狐は全て同じ行動をとる」事になってしまい、「真琴の個性」であった筈の真琴の行動、言動が、全く薄いものになってしまいます。ひいては「美汐の妖狐」も同様だったことになり、語られなかった美汐の過去までが薄くなります。
できれば「少年」にはもっと違う形の出会いと感情を用意して欲しかったですね。
ところで名雪の誕生日は12/23ですので、受精したのは280日遡ると3月後半辺りになります。「少年」と会ったのが「真冬」なのは無理があるかと。
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- 名雪の目覚し時計が、祐一の為に録音された、祐一の為の目覚ましだった、というのは意外な解釈でした。名雪の想いが込められた祐一へのメッセージ。本作でのなんでもない朝の場面が、全て名雪の気持ちを表すシーンに変換されて、本作に新たに感動を追加してくれる作品でした。
ちょっと気になったのは本作では香里は1/8(金)の時に名雪に「火曜日に映画を見た」と言われている点でしょうか。つまり1/5(火)(祐一の来る前日)に会っている訳で、このSSのように「祐一の来る2日前に商店街で会う」という設定を追加する必要は無かったのではないかと。映画を見に行った時に「まだプレゼントが決まっていない」という会話をする方が本作に沿った展開になります。
- 107 満月は白い輝き (採点:8)
- 真琴が帰ってきたと解釈した時の問題点。ならば何故美汐の妖狐は帰ってこなかったか。この真琴シナリオの重大な疑問点を見事に解決してくれた作品でした。
感動したし楽しんだので蛇足は承知なのですが、気になった点を。
「自分を聖人君主だなどと思ったことは〜」。『聖人君子』が正しいです。重要な台詞なので一度調べる程度の手間はかけるべきかと。
2階に駆け上がる祐一と真琴を家族が見守るシーン。秋子さんと名雪が描写されたあとに、「面白そうに鯛焼きをかじるもの」と、至極あっさりと「あゆ」が存在しています。真琴エンド後の世界に何故あゆが居るのか、を全く説明しないでこの描写を入れるのは無理があります。しかも、このシーン以外には「あゆ」らしき描写は全くありません。無理に別解釈すれば、この「鯛焼きをかじるもの」は「ぴろ」である、とも考えられますが、猫がたい焼きをかじっているという方が余程無理があります。
美汐の妖狐が帰るシーン。名雪と祐一の再会シーンと重ねたのは何故でしょう? 確かにKanonらしい再会シーンにはなりますが、「美汐らしさ」はほとんど無くなってしまいます。「再会にはコーヒーの方がいい」などと、「しらき」君は一体誰に言われてきたのでしょう? そういった台詞を言いそうな人物は酔いつぶれている筈ですし、事前に話をしていた筈もありません。ここは、オープニングのパロディなどでは無く、このSSでこそ読める、オリジナルな感動の再会シーンを是非書いて欲しかったです。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- あくまで個人の好みの問題なんですが、私はこの手の「ギャグだから話に筋が通っている必要は無い」というタイプのギャグは苦手です。一発ネタならまだしも、ストーリーにまとめられてしまっては、思い付きと行き当たりばったりの連続、にしか見えません。ギャグでも、1本のストーリーにするなら、細部の辻褄合わせは必要だと思います。
この作品の場合、最低でも「秋子さんが何故祐一を追い出したか」と、「何故自ら引き戻したのか」の2点位は、強引でもいから理屈を通しておいて欲しかったですね。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:1)
- Kanonである必然性が全く無い話ですね。
祐一と香里が付き合っていて、名雪が身を引いて街を出る。この時点で相当キャラが違う訳ですが、香里と喧嘩した祐一が名雪を抱き締めて「もう一度……お前と」なんて事を言い出すに至っては、「こんな奴が祐一の筈は無い」と確信してしまう程の別人です。こんな自分勝手な男、個人的に祐一と認めたくありません。
Kanonのifストーリーと言うにも無理がある全く別物の話ですね。キャラの名前を変えてしまえば、元がKanonだったと気がつく人は誰も居ないと思います。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 香里が祐一の働きかけで栞と和解した世界。だけど、栞は助からなかった世界。本作では姉妹の和解が成立した時点でハッピーエンドが確定し、栞は助かる筈なので、それを考えてしまうと悲しい設定ですね。
設定変更ついでにどうやら「祐一と栞が付き合っていた」という設定も無くなっているようですね。妹の恋人、恋人の姉、という立場で栞の事を話しているようには見えませんから。
このSSでのこの設定を呑み込むのに少々時間を取られました。このSSでの2人の距離を察するのには重要な情報ですから、冒頭辺りで説明があった方が良かったかも。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:4)
- 栞の死後2年が経っている、という状況設定なのですから、その2年の間の香里と祐一の距離感が掴めないと、2人が両想いとなるラストが唐突なものになってしまいます。同じ大学に進学した、とか、なにかと顔を合わせていた、とか、2人の距離が近づくエピソードの1つ2つは挟まないと、「葬儀の時の一件だけで好きになった」という、少々無茶な恋愛の形になります。
ラストがラブストーリーで締まるのなら、もっと前半の内から伏線を張るべきでしたね。正直「 ―――淡い想いと激しい罪悪感。」の一文を読むまでは、香里が恋愛感情を持っているなんてこと全く考えませんでした。「名雪と北川も来る」という展開でしたから、てっきり久々の美坂チーム集結でほのぼのと締まるのかと思ったら、その2人は登場せずに、いきなり告白シーンになるのでは、「ラスト近くで伏線も無しにくっつく主役2人」という、無理な最終回を迎える連続ドラマのようで、折角のラブストーリーが興醒めしてしまいます。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- 「何故か」全員助かっているヒロイン達が「偶然」合流して「全員制服」。ほのぼのわいわいさせるために強烈に強引に展開していますね。
北川を友人の輪から外してしまっているのは、祐一&ヒロインズの構成にするためなんでしょうけど、そんな理由で「留年」という設定を負わされるのでは北川の扱いが無意味に悪いです。たまたま今日は北川には会わなかった、でいいのでは?
散々掛け合いを重ねて、オチ、結論等は一切無く終わるという、典型的な「ストーリー無し」の作品ですね。掛け合い部分はそれなりに面白かったんですけど、無理矢理全員分描写を重ねるので、人数が揃ってからはテンポが悪く、折角の掛け合いが活かされていません。
自分のサイトで作品の1つとして発表するなら何も問題はありませんが、これ1本を独立した作品としてこんぺに出品するには向かないSSではないかと。
「作為的」という一文に凝縮された「御都合主義だけどいいじゃん!」というスタンスがいっそ清々しかったです。
- 113 Flying (採点:6)
- うーん……決して悪くは無いんですけど、秋子さんの一件を乗り越えた後の祐一と名雪、という状況設定では、「前よりは辛くないエピソード」という印象が拭いきれませんね。いっそ、「秋子さんの事故」は無かった世界で展開した方が、「名雪の事故」が重くなったかも。
ところで、「悪くすると切断」ということは、神経は確実に切れている訳で、50%というのはほぼ間違い無く「神経が繋がるかどうか」の筈。どうリハビリに励んだとしても、退院の時点で「駅まで息が切れる程走り続ける事ができる」程に回復している訳はありません。この場合「退院の日」では無く、「通院の終わる日」でなければ無理があります。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- あの状態で美汐と知り合った真琴は果たして帰って来た時に美汐を覚えているものなのか?
結構良く聞く疑問ですけど、それを逆手に取ったギャグ的展開は秀逸です。
それだけでは美汐苛めの一発ネタで終わる所ですが、無茶なキャラに設定された栞が混ざる事で、ドタバタとしたテンポの良いコメディになりましたね。
栞のスケッチブックメッセージの『あなたの感じている感情は精神的疾患の一種です。鎮める方法は――』の部分が良く判りませんでしたが、何か元ネタのあるメッセージなんでしょうか? 意味が掴みにくいですし、ここはストレートに『発情を満足させてあげれば戻ります』とでもした方が良かったのではないかと。
- 115 温もりの中で―― (採点:4)
- 秋子さんと名雪を入れ替えて、名雪エンドをもう一度繰り返しただけ、という印象が強いですね。
祐一が、「充分に助かる可能性がある」と聞いていながら自殺を図る、というのはキャラが違いすぎます。祐一がそんなに「愛する者の死」に弱かったら、祐一は全てのシナリオのハッピーエンドで、エピローグを迎える前に自殺してしまいます。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 銀河鉄道は元々死出の旅立ちの象徴だそうですから、こういった幻想的な死者と生者の再会と別れを創る舞台設定としては良く合っていました。
香里と祐一の立ち直り方が結構簡単な描写だったので、どこまでの悲しみがどの様に癒されたのかが見えにくいのが少し残念でした。それと、香里が北川を頼る理由も希薄ですね。あのタイミングでプリントを届けに来た相手である、という以外に、特に北川を頼る理由が明示されていないので、「斉藤が来ていたら斉藤を頼ったんだろうか?」という疑惑さえ感じてしまいました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- 祐一らしい老人像、というのはかなり難しいテーマですね。正直、想いで話にヒロイン達が出てこなかったら、「祐一が老いた姿である」という見方はできないと思います。祐一ならこんな歳のとりかたをするかも、とは感じましたけど、やはり、「祐一という名のオリジナルキャラ」という印象が強かったです。
「祐一である」という設定をあまり考えずに、不思議な老人と少女との年齢を越えた交流、として読んだ方が感動できたかもしれません。
文章は超絶に綺麗で素敵でした。Kanonである事や、こんぺ参加作品である事を考えないで読めば、間違い無く傑作だと思います。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- ALLエンド系のギャグでは北川をスケープゴートにするべし、という決まりでもあるんでしょうか?被害者が必要な展開になったら北川がでてくる、という展開は正直食傷気味です。各ヒロインが、お約束を繰り返して口々に掛け合いを続ける、というALLエンドギャグ共通の展開なので、展開的には盛り上がりがありませんが、個々の掛け合い自体は好きでした。ただ、如何にお約束とはいえ、舞が剣を持ち歩いている設定は無茶ですね。文化祭に持ってくる必然性はありませんし、芸を披露する展開も強引です。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- オリジナル部分の出来が良いのも問題なんですね……危篤を乗りきったというドラマチックな筈の栞の存在が、すっかりと脇役に引っ込んでしまいました。KanonSSとして4点。オリジナル小説として10点。間をとって7点、とさせていただきます。本来Kanonのこんぺなんで4点のままが妥当なんでしょうけど、オリジナル部分が強烈に好きだったので。
- 120 息抜き (採点:2)
- ……なんかのパズルの本で、問題の出し方がストーリー仕立てになっている、って構成の本がありました。メインは勿論問題のほうで、ストーリー(最終的には恋愛成就話)の方はとってつけたようなおまけだったんですけど、この作品て、それ、ですね……
解答のページが存在しない以上、答えは「暗示」では無く「明示」されるべきだったかと。解けなかった読者にはストレスしか残りません。私の場合、「パンダと神田が何故アルファベット2文字なのか」がかなりの間判らなくて「判っててわいわいやっている祐一達」の様子が楽しめませんでした。「PANDA」と「KANDA」とをテキストで書いて暫く眺めていてようやく判りましたけど、これって最初にピンときた香里はともかく、名雪と北川が書いてみることもせずに頭の中だけで解答に気が付く展開は無理があるのでは?「真ん中が『AND』になっている事」は、音読している限りは気が付かない筈です。香里が答える時の机を叩く「トントン」も、何回か読み返すまで意味が判りませんでした。
これが「クイズを楽しむ企画」では無く「SSを楽しみ、採点する企画」である以上、クイズの方を大事にして答えを可能な限りぼかしたこの展開は、本末転倒だと思います。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:8)
- 一歩間違うと修羅場になる状況設定ですけど、それぞれのキャラクターの個性が場の緊張を支えていますね。
ただ、佐祐理さんが「祐一に好意をもっている人が多い」という状況を認識してしまっている設定だと、先々は混沌必至な気がしますが。このSSでは3人しか出て来ませんし、「他の人」の好意の設定は無い方が良かったかも。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 美汐のキャラが徹底的にマイペースですね。
日常から大きくはみ出さないでほのぼのした雰囲気が続く展開が心地良かったです。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- 祐一争奪戦SSですね。
この系としては陰惨さも無いですしほのぼのしていていいんですけど、名雪が積極的になる展開はちょっと強引な印象でしたね。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 素敵な話です。
「愛する事とは」のテーマに関する会話が少々大仰で、講義でも聴いている気分になってしまいました。「複雑に考えすぎているだけ」という結論自体は最初から提示されていましたんで、香里が納得する展開に少し説得力が欠けたのが残念です。
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- 不幸系としてはまさしく絶望的に不幸ですね。
最後まで欠片も救いの無い展開はいっそ清々しいです。
バッドエンドとはこうあるべき、という位の負に満ちたSSでした。
- 126 多角関係 (採点:4)
- 壊れ系から、ハーレムSSへと転換しましたね……。
ギャグ自体は面白かったんですが、「実際この設定で何故祐一が佐祐理にだけ手を出さなかったのか」が不明なので、全体が矛盾している印象です。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- パニックアクション物としては楽しめました。
ただ、あれが舞、っていうのは流石にちょっと……
結局訳が判らないままで終わってしまいますし、解決無しの問題編だけ読まされたような印象です。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:4)
- 誤変換が少々多いですね。
内容面ですが、このSS、KanonSSになるんですかね?
数年後、という設定なので、キャラクター達の立場や表立った性格も変化していますし、場面設定は完全にオリジナルです。本作を踏襲した展開も特にはありませんし、キャラ名を変えてしまえば全くのオリジナルではないかと。
香里の性格が可愛くなっているので楽しんで読めました。
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- 雰囲気良し。
何かが起こりそうな暗示だけでなにも展開しない話ですが、その暗示が読んでいて心地良かったです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 舞の剣に纏わる物語ですね。刀鍛冶のおじいさんのキャラクターがいい味です。
難点は「まもの」が別れた後の筈の舞が、力を使える事でしょうか。全体の雰囲気が良いので左程気にはなりませんでしたが。
- 131 鎖 (採点:2)
- シリアスな話を書きたかったのは判るんですが、前提となる設定が無理あります。
一旦回復した筈の栞が何故死ぬ事になったのかは説明無しで済まされてますし、何故祐一と香里が「記憶の連鎖的喪失」なんていう特殊な精神障害を同時に起こしたのかも説明なしです。
「あまりにショックだったから」、「同じ人物の死で引き起こされたから」、と考えても、進行まで同時に進む記憶障害が2件並列するのには理由が不足です。
香里が北川を好きだった、という設定が唐突過ぎます。完全に記憶が無くなったから、後は思い出していける、というのも無茶です。何より、またしても「2人同時に」記憶が少しずつ戻る、という特殊な状況が「奇跡的に」で済まされては、最早「何でもあり」な感じで感動が全く起こりません。
北川の過去の設定に至っては、ラストでいきなり一気に説明されてしまっていて、全体から浮いてしまっています。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:3)
- 部分部分は面白かったんですが、全体での統一感の無さと意味不明ぶりが激し過ぎました。
夢の中である、という前提なのですから、ある程度の不条理はギャグの内だとは思うのですが、読んでいて疲れる位の「やり過ぎ」が目立ちました。
途中の、「軍師」「オリバ」「限定ジャンケン」というのが判りませんでした。前後から考えて何か別の作品からのネタかと思われますが、自分のサイトでならともかく「こんぺ」という場で「知らない人は置いてけ堀」なネタはどうかと。
門番の謎かけはあまりにもしつこいです。ストーリーとは大して関係も無く、ギャグとしても今1つに感じるので、繰り返す必要を感じません。本で読んだ問題をそのまま使っているだけ、という感じで、世界設定自体にあっていません。
ラストの選択肢に「無事助かる」が無い以上、舞の目的は「寿命を質に、牛丼を奢らせる」事にあった事になり、祐一の回復自体は現実任せ、という事になります。ギャグだとしても無意味過ぎます。
- 133 無名の石 (採点:5)
- ひとつのお話としては良く出来ていると思います。
ただ、KanaonSSとして読むと、難点がちらほらとありますね。
秋子さんが、理由をはっきり言わずに、「飼えない」と断じてしまう点。キャラが違います。
名雪のねこアレルギーが、1回突然出るだけで、ほとんど発症しない点。この時に発症した、という事かもしれませんが、理由が曖昧です。
名雪の「無類のねこ好き」が無い点。このエピソードで好きになった、とするには、この話は悲しい別れすぎます。少なくとも「ねこーねこー」な名雪が生まれるエピソードではないです。
秋子さんの口調が違う点。「なっちゃうよ?」、「さよならするんだよ」等、明らかに名雪口調が混ざってます。
名雪が「秋子さんのお仕事」について宿題を書けてしまっている点。高校2年生に至るまで、名雪は秋子さんの仕事を知らないままの筈です。
オリジナルな過去の出来事を、ねこの視点から書く、という、只でさえKanonっぽくない話なのですから、設定くらいは本作に揃えて欲しかったです。正直、キャラの名前さえ変えてしまえば、全くのオリジナル小説ではないかと。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:7)
- あゆシナリオの衝撃の大どんでん返しの直前まで、ですね。補完SSとして良作と思います。
美坂チームや秋子さんの、優しい心遣いが素敵なエピソードでした。
……個人的には「三大欲求の一つ」のエピソードはどうかと思いましたが……男の子なんですから仕方ないことなのかもしれませんけど、あそこだけあゆへの思いの雰囲気が壊れそうで……。あと、全年齢版や家庭用ゲーム機版でKanonをプレイした人には意味不明のシーンですし。
最後の格言は蛇足だったように思います。モニカ・ボールドウィンという作家さんを知らないので、今ひとつ心に響きません。最後に持ってくる以上、「全体の締め」になる訳ですから、他人の言葉の引用よりは、このSSでの締めが欲しかったですね。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- 真琴シナリオの、真琴は帰ってきていない解釈の世界での話なんですよね? それにしては真琴への思いに関して祐一も名雪も全く触れようとしないのが残念です。むしろ消えてしまったあゆへの思いの方ばかりが強調されているので、折角出て来た美汐の立場がありません。
シリアスなムード、名雪の葛藤等、楽しめる部分も大きいだけに、このSS全体の指向が何処を差しているのか判らない点が気になりました。
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- 朝の寝言は、そういう意味ではないだろうな、という事がその場で見当がついてしまうので、これだけの長さの話のラストまで引っ張るのは無理がありますね。
「不倫」という言葉は普通、「結婚している人が別の相手と肉体関係を持つ事」を指しますから、この場合使い方が間違っています。この場合は「浮気」と言うべきですね。
事情を知っている香里が「北川君の言ってる事は本当よ」という誤解を助長するに決まっている発言をするのは不自然です。この場合第一声で「北川君の誤解」と説明しようとするのが普通ですし、誤解したまま立ち去る2人を追い掛けてでも説明をしないのも無理があります。なにより、北川がこんな悪趣味な告げ口をするのはキャラが違いすぎます。本来の彼のキャラなら、「友人相沢の為にも水瀬に一言注意をしてやろう」と考えるのでは、と思います。
結局の所、「祐一が名雪の浮気を信じ込み、後で誤解だと判る」という話に持っていく為に、強引な展開をさせすぎているのが問題かと。
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- 軽快な文章でテンポ良く楽しめました。
惜しいのは、折角ヒロイン全員無事世界を設定したのに、リレー走者以外のキャストは殆どその存在を無視されてしまった事でしょうか。もともと話に絡んでなかった、あゆ、真琴、はまだ仕方ないですが、ジャムの件に直接絡んだ筈の佐祐理、舞、までが、その場にいるのに一切の描写なし、というのは残念です。
あと、やはり、「ジャムが怖いから」という動機は安易ですね。
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- 大きな事件は何もない話なんですが、状況描写の巧みさのせいか、全く飽きずに最後まで読めました。
栞シナリオの後日談としては傑作のひとつだと思います。
たんぽぽの例えと、「栞が何の為に生まれてきたかの意味」の間に、弱冠の強引な結びつけが感じられたのが唯一の残念な点でした。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- シリアス、と言うかダーク寄りな話ですね。
名雪シナリオ世界での舞の終焉、な訳ですが、祐一が絡んで来なければ確かに舞は「敵ですら実は実在しない、ずっとひとり」で戦っていた訳で、それに気がついたときの淋しさは想像するに余る程です。自刃を選ぶ展開も判らなくはないんですが……正直悲しすぎる話になりましたね。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:9)
- 舞シナリオの別解釈としてはかなりの良作です。
久瀬が名雪に惹かれた理由、が、「瞳の輝き」だけなのが惜しいですね。
ここで「それは名雪に惚れてしまうよなー」と納得できるエピソードがあれば、ラストの展開がもっと印象的になった事と思います。
実際、「瞳の輝き」だけなら、途中で舞も同じ瞳を久瀬に見せている訳で、久瀬が祐一を殴ろうとする動機にはちょっと弱いです。
ラストがこの展開になるのなら、久瀬と名雪、のエピソードがもうひとつふたつ欲しい所ですね。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:4)
- うーん……この設定を説明しきるには短すぎましたね……
名雪のお父さんだった。真琴を帰ってこさせた。栞を救った。魔物と舞のお母さんの匂いがする。一弥君に似ていて匂いも同じ。そして、あゆは知っていた。これらの設定がどれも説明が浅くて納得が行きません。それぞれに納得行くエピソードを創るべきでしたね。台詞だけで「〜のような気がする」だけでは、それが事実である説明には到底足りません。
香里と北川の気持ちを示すエピソードも欲しい所ですし、この倍位の長さで構成も工夫をこらして書かれていれば、もう少し説得力のあるストーリーになったかと。
○SHIKOH さん
- 003 Last regret (採点:8)
- 切なくて良い話です。
- 008 また明日 (採点:7)
- ほのぼのしててハートウォーミングな話ですね。
栞らしさが出てて良い感じです。
- 015 遅刻 (採点:8)
- ラブラブですねぇ。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- 最後の北川と香里が・・・・・・。
祐一の雷が怖いって設定はらしくなくて面白いですね。
- 017 『とも』 (採点:7)
- 何故遅れたのか、その辺の理由もしっかり書いて欲しかったです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:8)
- 久瀬君が良い人なのは構わないんですが、過去の行いを完全に後悔してるのがどうも。
やっぱりあの時を否定せずに生きて欲しかったんですが。
でも纏まってて良い話だと思いました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- なんとなく微笑ましい2人。姉妹って良いなって感じる作品でした。
○Shida さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:7)
- 短いながらも、読んでほのぼのとした気分になれるストーリーでした。
少ない言葉でこういった雰囲気を作り出せるのは、うまいと思います。
- 021 かしこ (採点:8)
- 美汐の近況を手紙で語る、という形式がいい味を出していると思います。
各キャラクターの描写もきっちりされていますが、個人的には舞を見て怯える真琴、というのが笑えました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 祐一と名雪の無気力なやりとりが面白かったです。
暑さネタだけで、ここまで引っ張れるのは上手いと思いました。
- 035 月の向こうに (採点:7)
- 淡々とした描写で残酷な現実をうまく見せていると思います。
ポイントは最後の一文ですが、嘲笑する月のイメージがこの物語の締めとしてふさわしいと思いました。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 勢いで最後まで読ませる力があると感じました。それこそ、細かい設定なんてどうでもよくなるような。
あんまりラブコメという感じはしませんでしたが、読んでいて気持ちがよかったです。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- 句点を多用する文体で描かれた香里の心情を読んでいると、何となく穏やかな気分になれました。
夢と現実の部分を上手く繋げているのは、見事だと思いました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:10)
- なにげない日常がきれいに描かれていると思いました。
生き生きとしたキャラクターを自然に描けているのも、いい感じです。
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- 穏やかな時間を感じさせる話だと思いました。
最後の一文に香里の心情が込められていると感じました。
季節と時間の移り変わりをふと感じることで、栞が幸せであることを実感する…そんなふうに読み取りました。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 笑わせていただきました。
だんだんと強烈な内容になっていく揉みに、このオチは見事です。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:7)
- ちょっとした一期一会がきれいに描かれていると思いました。
文章もしっかりとしていて、よくまとまっているように感じられました。
KanonのSSというには少し弱いかもしれませんが、こういう話は読後の清涼感があるので好きです。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- 甘える香里が非常に良いです。こうなると、香里と祐一が付き合うようになった経緯が気になるところです。
80文字前後で改行しているので、見栄えが良いです。
できるだけ区切りのいい部分で区切っているのも、気を配っていると思いました。
- 076 流星群 (採点:7)
- ストーリーがきれいにまとまっていると思いました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 小さな鈴から喚起される物語、いいですね。
これぞ二次創作、という感じがしました。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- 栞の死後、立ち直った香里がうまく描けていると思いました。北川とのやりとりもごく自然な流れでした。
くっつく相手が祐一だと、栞との関係でどろどろした感じになることが多いのですが、
相手が北川だとそういうこともなく、爽やかでいい感じでした。
- 092 デエトの日 (採点:7)
- 香里と祐一のやりとりが面白かったです。こういうテンポのいい、言葉の応酬は好きです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- 突飛な導入から始まって、思わず引き込まれるストーリーでした。
オチも味が効いていてよかったです。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:9)
- 想いが変わってしまったことを悟って、追いかけることができない祐一、という別れのシーンが印象に残りました。
過去との決別、そして前に進んでいく、という感じがよかったです。
誤字が多少目立つのが残念でした。
- 100 今度までには (採点:8)
- 文章を短く区切ったり、台詞のあとに文章を続けたりすることで、独特のテンポと雰囲気を作っていると思いました。
何というか、読ませるスピードをきっちり制御している、と言いましょうか。
その手法で以て美汐の心情がうまく描かれていて、とても良かったです。
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- 読んでいて、情景のひとつひとつが鮮明に浮かび上がってくる感じがしました。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- 名雪の「つよがり」がよく表現されていると思いました。
それにしても喧嘩したくらいで名雪にすがる祐一が、ヘタレな気もしました。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- 月夜の道行き途中での会話、という状況とその雰囲気が気に入りました。
しんみりとした気分に浸れるお話だと思います。
細やかで自然な文章が、そういった雰囲気を醸し出しているのでしょうね。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- リズムのある文章に引き込まれました。
老人のキャラクターがよくできていると思いました。祐一が年を取ったらまさにああいう感じになるだろうな、と思わずにはいられませんでした。
「古時計」というイメージがぴったりです。
- 120 息抜き (採点:8)
- 読んでみて、タイトル通りの気分になりました。
他の作品と違う毛色が新鮮で、読んで楽しめる内容だったと思います。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 非常に楽しめました。
この三人を題材にしたストーリーは好きですが、この作品は特にやりとりが上手いと感じました。
- 124 No More Dying Then (採点:9)
- 真剣であるが故に、ささやかなことでも悩んでしまう香里がよく描かれていると思いました。
人を愛するということは理屈で割り切れるものではなくて、好きということを素直に表現するのが何よりなのだな、と考えさせられました。
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- 不幸ものは読んで痛いと思えるのが良い作品だと、私は思います。そういう見方からすれば、この作品はとても良いです。
心理描写を少なめにして、淡々と物語っていく流れが、強く印象に残りました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 軽快なテンポが最初から最後まで持続していて、読みやすかったです。
地の文と会話文のバランスがよく取れていると感じました。
家事があまりできない香里、というのもなさそうでいて、意外にはまっていると思いました。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- 楽しく読ませていただきました。
最初から最後まで一定以上の勢いが保たれているのは見事だと思います。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:9)
- 久瀬というキャラは悪役というイメージが強いけど、書き方ひとつで格好良くなるのが、面白いところだと思います。
実際、原作中での彼の行動も、冷静に考えれば至極当然のことですし。
真面目で頑固な生徒会長がうまく描けていて、とてもいい感じです。終わりもきれいに落としてあると思いました。
○Vis さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 北川の趣味、しかと聞き届けました。何もしませんが(^^;
うーん、どう読めば良いのか迷ってしまいます。悪いタイミングで祐一の趣味にケチをつけた北川を笑えば良いのか、それとも他に何かあるのか。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 最後に出てきた祐一の思いを書くだけならば、最後の段落だけで良いではないですか。
前の3つの段落が生きていないのが点数の理由です。
最初の『何かが自分の中で空回りしている』というのが伏線だと思うのですが、繋がりがありません。
あと、受験勉強の気分転換に出かけて、合格がどうでも良くなったらダメじゃないですかー、と祐一くんに言いたいです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- えーと。
ここで終わるのは惜しいと思います。もう少し話を膨らませて欲しいです。
- 008 また明日 (採点:8)
- ごめんなさい。
友達がおめでたなので、何だか心にヒットしてしまいましたが。私情で点をつけちゃいましたが、ヒットしちゃったものはしちゃったので……。
巧くお話が纏まっていると思います。最後のシーンまでの飛び具合はちょっと気になりましたが、三人の生活を楽しみたいという栞のフォローがいい味でした。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- えーと。これは名雪の後悔を書きたかったのか、それとも祐一の酷さを書きたかったのか。
読み手が悪いのかもしれませんが、いまいち良く判りません。
状況は判るんですが、じゃあ名雪はどうするのか、秋子はどうするのか、ただ悲しみに浸ってるだけで見えて来ないのもちょっと辛いです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- 何気ないほんわかラブ。
素敵です。良いお話です。ラストの美汐さんが好きです。
- 014 青い春 (採点:5)
- 多数突っ込まれると思いますが、同じ事をひとつだけ。
「最期まで騒がしいのね」
という台詞に驚きました。『最期』は死に際という意味です。
- 030 この街の夏 (採点:10)
- らぶです。らぶ。
いいなあ。らぶ。
頭わるくてごめんなさい。
- 034 アーティスト (採点:8)
- 前向きな祐一くんと美汐さんの姿勢に感じ入りました。
文章を書きなれていらっしゃるようで、読んでいて話がすっと頭に入り込みました。
- 060 奇跡の果てに (採点:9)
- 最初の栞のオチも素敵でしたが、最後から2行目も素敵です。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- ……祐一くん、素敵です。
言葉になりません。
とにかく、理屈抜きで満点です。
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- なんと言いますか。泣けました。
それでいて、明るいモノを含んだ終わり方。
良かったです。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- 気だるげな雰囲気は良いですが……。目に付いた点を上げますね。
・改行しているところとしていないところの差が判らない
少し読みにくかったです。
・そもそも一体香里は何故栞の同行を求めたのか
栞の視点に立っている読者にそれが中盤辺りまで伝わらないのは良いのですが、最後まで謎のままでした。判りやすいフォローが欲しかったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:2)
- ……ごめんなさい。
北川君の扱いが可哀想すぎて、展開も良く判らなくて、感情移入もろくに出来ませんでした。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- ズキンと痛いけれど、良い話でした。
ラストがちょっと長く感じられて、余韻が薄れてしまったのが残念です。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:9)
- 『ガンガンいこうぜ』が良かったです。
ラストが尻切れトンボっぽく感じます。それさえなければ満点を付けてたでしょう……。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:8)
- じわーっと来ました。綺麗な関係です。素敵です。
佐祐理の感情は受け流された形ですが、祐一が言っているのも家族愛なんでしょうか。
- 122 “らくえん。” (採点:10)
- 天真爛漫で可愛らしい真琴に、オバサン臭くても女の子しい美汐さん。
電話のシーンが印象的です。心温まる優しいお話でした。
- 124 No More Dying Then (採点:10)
- 凄いです。読んでて感激しました。
香里の葛藤や2人の関係をちゃんと纏めて、なおかつ感動できました。敬服します。
- 138 たんぽぽのように (採点:10)
- ここまで綺麗に3人を描けるなんて、凄いです。ほんと、一行感想ですが、引き入られました。
○maxwells さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- これをプロローグとして、SS本編につなげる。
そういう構成にした方が『メッセージ』は強くなるのかな。
内容は良いけど、押しが弱い、という感もアリ。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 何かの一部、と言われれば、それは納得。
発展の目はあるけど、やっぱり内容薄いかな。
- 003 Last regret (採点:1)
- 嫌いじゃない、というのは、裏を返せば“ありがち”なんだと思う。
何か、なんでも、些細でいいからきっかけが欲しい。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:7)
- こういった短いのは、好き。よく創られてる。
自分は何かしら書くと、ダラダラしちゃうから。
短作の中では秀逸の作ではないかと思います。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- こちらも、“経緯”があったらいいかな。
思い起こす事になったきっかけが。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- ほのぼのは、好き。
でも、惰性になりがち。
要『意外性』。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 一言で言うと、微妙。二言でも、かなり微妙。
『耳を澄ませば(?)』でしたっけ、EDで自転車漕ぐの。
彷彿とさせる所がありました。
- 008 また明日 (採点:3)
- 在り来り、でも良い物は好いのかも。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 一人称の方が冴えるのではないかと。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- 秀。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- 普通、その一言で片づけられてしまいそう。
良いのだけれど、他の多くの中に埋もれてしまうのではないでしょうか?
インパクトがあれば、きっと。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- 落ち、弱し。
そこをいじれば良い物として纏ると思う
- 013 その朝 (採点:6)
- 淡々と情景描写を続ける。
その中に気持ちが表れて来るようにするには、
もう少し、目線と言うフィルターを通すべき。
原作では、美汐が先に待っていたような気もするけど、
この内容ならそのパターンでも問題無しと思う。
でも、話全体は好き。
- 014 青い春 (採点:4)
- 最期に一行、北川の決意みたいな物があればいいのではないか、と。
- 015 遅刻 (採点:3)
- 話を盛り上げるのなら、
祐一に『全ては遅刻しない』に賭けさせて、
最期の前の晩にまで追い込まれてから、
『家を出る』と言わせれば良いと思う。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- 最期、もう少し何とかなりません?
急ぎで書いたのが伝わって来る。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 最期の節、もし自分なら‥‥‥、
『相沢の奢りなのだからそれは一層だ。しかし‥‥‥、』
みたいな文が入るかなぁ。その方が、強調されるっぽい。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:4)
- 上手く纏ってる、俺には無理。
- 019 雨 (採点:3)
- 空気が良い、でもお座成り
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- とっても良い作品。
前回の上位作の作風にとっても似てる。
良い物から栄養を吸収するのは良い事です。
- 021 かしこ (採点:8)
- えぇ、ただ長いだけじゃない。
短く纏めるスタイルは、とても綺麗です。
- 022 いつもの二人 (採点:1)
- 立派に公開出来る品質なのは確かだけど、ありがち。
『他と比べる』となるというこの場では、
“ここがイイ!”っていう際立った所がないと。
- 023 純白の審判 (採点:3)
- ぱっとする何かが欲しい、足りてない。
この話、今の自分が連載してる奴と似てるけど、
ただ単に、自分の子は可愛いってだけかなぁ?
- 024 月 影 (採点:5)
- 季節モノです、秋は書き難い、そう思います。
でも上手く纏められていてました。
シリアスと言うよりほのぼのか、という気がした。
‥‥‥名雪派、というのは無視で採点しないと。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- 多分、kanon慣れしていない方が書かれたのでしょう。
だからこそできる、自由な書き方を感じました。
‥‥‥もしそうでないのなら、提出する前の見直しを忘れずに。
- 026 カナブン (採点:4)
- 全開上位の影響をもろに受けて、でしょうか。
いえ、そのものかもしれません。
ある程度予想の範疇ですが、今回は二匹目のドジョウがそこいらに沢山います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- 体験談+かのらじ、でしょうか?
‥‥‥リアル、リアルすぎ。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- またしても二匹目のドジョウ狙い。
そのつもりが無くても、雰囲気そう思われがちなのは事実。
前に目標が見えている限り、突っ走るのは難しい事でないです。
がんばりましょう。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- 嫌な物見ちまった、そう思わせる事はダークのダークたる所以。
そこまで読者を持って行くのは、やはり力あってのものではないでしょうか。
ひとついうとすれば、『精神病院』と直接書く事への疑問くらい。
他に、効果を狙えたのでは?
- 030 この街の夏 (採点:8)
- フェアに点けようと思ってるんだけどなぁ。
それについてイマイチ、自信がありません。
好きなんだから仕方ないのでしょか?
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 受入れに食い物はあるけれど‥‥‥。
因みに、動物病院はもっと半端無いです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- ほのぼの、ですよね。
誰が何と言おうと間違いなくこれは、ほのぼの。
だけど、なんだかなぁ。
ちょっと物足りなかった。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:5)
- うん、続く。
まるで、間に合わなかったみたいです。
- 034 アーティスト (採点:5)
- 作者様も絵を書く方なのでしょうか?
そんな感じです。(どんな感じやっちゅ話やね)
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 続いたら、良いのにね。
きっと、見続けるのは、ハッピーエンドを望んでるから。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- あ、さいですか。
- 037 あの日をもう一度 (採点:6)
- あっさり薄口。
栞が何故夏をさまよっていたのか、その辺りのつながりが見当たらない。
けどまぁ、それはそれで。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- すっきり、しすぎ。
- 039 『Wait』 (採点:8)
- あ、すげー、ゲームに忠実。
舞か、栞か。プレイヤーの最初の分岐点。
なんだか、悲しいな、選ばれなかった彼女たちのお話は。
短くても、伝わってくるSSでしたっ!
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- これがラブコメなのかどうかも、まあ別の話。
もっと長くしてもいいかなって感じ。
- 041 涙 (採点:6)
- 好きだから、好きだと言ったんだ。
後の事じゃない、今すぐ好きだと伝えたかったんだ。
正直どうなるかは考えられなかった、口が先に動いてしまったのだから。
‥‥‥そんな事をぬけぬけという大馬鹿野郎は、実在するようです。
舞の気持が、印象的だった。ダブったんだと思う。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 北川出すと、ややこしく(ワンパターン?)になりますからね〜。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- 個人的には、アリ(何が?)。
私とは違う作風を、羨ましく思っちゃったり。
- 044 ふゆのひかなた (採点:4)
- きらいじゃない、けど、魅力がない。
細かい設定気になる所数点。
- 045 水の愛撫 (採点:5)
- 丁寧な印象を受けました。
柔かなイメージを受けました。
品がある、って言うのかな?
どうにも自分に真似出来ない事で羨ましい限りです。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- 方言って、あったかいな。
いわゆる都市部で育った私はそう思います。
久瀬だってやりきれないのでしょう、
飯を分け合うような仲間が欲しくて、
屋上で居たのはそんな為かもしれません。
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- うをっ、ありがちぃ。独自性が不足。
- 048 もみちゅーどく (採点:10)
- めでたくないなぁ。
真面目にコメントする気を奪わないで下さい、マジで。
- 049 Transmigration (採点:3)
- 彼と彼女は、何を得たの?
‥‥‥それは、彼と彼女が知る事さ。
どうなんでしょう?『問答』が紙っぺら1枚というのは。
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 始まってすぐ、またコレ?と思ってしまいました。
多いんですよ、実際。いい意味で突飛な部分が無いと、勝てません。
- 051 待つ女 (採点:6)
- こんな感じなのはよくあるけど、真琴らしさがしっかり息衝いてるのは素晴らしいです。
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- そうですか。それで?
残念ながら、そう、問いたい
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:9)
- モードの転換の仕方がとてもよかった。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:1)
- 泣かせりゃ良いって物でもないだろう。次回待ち。
- 055 手紙 (採点:2)
- 全て一行開けると、ダレます。
際立たせる所や詰り過ぎる所でのみの使用をお薦め。
内容も、そこそこ。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- 上っ面だけで、肉が無いと思う。
はぐれてしまったあゆの感情をもっと膨らませてみたらどうでしょう?
- 057 お便りは初雪の日に (採点:8)
- 何かを通じての主人公の変化、ホント、基本に忠実だこと。
書き慣れてらっしゃる印象が強すぎて、逆に高みを求められがちでは?
- 058 夕凪 (採点:6)
- 読ませるのではなく、読まれるべき硬派なSS。
んん〜、守備範囲(趣味ともいう?)外の採点は難しい。
ボクに読み取り能力が無い所為で最後の『木の葉』が特定できず、作品自体が曖昧な物に。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:4)
- 微妙、微妙すぎ。採点しずらい類の作品。
何故かといえば、可もなく不可も無いから。
個性的な所が欲しいかなぁ?
- 060 奇跡の果てに (採点:6)
- それも依存です、はい。
にしてもあまあまですな、あまあま。
最期にもっとインパクトのあるパンチがあると、なおよし。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 欠点が、う〜ん、コメント出来ない。
唯一悔やまれるのが、タイトルくらいで。
他には見当たりません。
- 062 丘の上での昔話 (採点:6)
- まとめ方がお上手。ください。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- 良いッス、嫌いだなんて滅相も無い。
これのSSとしての出来は、良いんですよ?
でも、『予想外の何か』が欲しい。
読む人をわっと驚かすような仕掛けが。
- 064 恋する乙女というものは (採点:5)
- あ〜、毒が足りないのかなぁ?
- 065 振り返る想い (採点:5)
- 振り返ったらいつもの人が居る。
そういうの、っていうか、そうあれる自分って、好いんじゃないかな?
そんな風に思います。タイトル好きっす。
- 066 夢の中でも (採点:4)
- もっと肉厚でもいい気がする。他に比べるとちょっと、という感じ。
今回のコンペはレベル高いです。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- ‥‥‥何処に、逃げようか?
美汐の心は、落ち着く所を見つけられないのでしょうか?
- 068 あったかいもの (採点:5)
- とっても斬新!真琴が人らしさを学ぶ過程?
う〜ん、もっと伸ばして、広げられるような気がする。
- 069 マリッジブルー (採点:4)
- タイトルを変えれば、評価一転!
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:4)
- 栞−病弱ST=毒(のみ)ですね〜っ。
タイトルから連想させる香里→栞というイメージを巧みに利用していると言えます。
でも、肝心の無いようで余り笑いが乏しかった。ワンパターンが敗因。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- 面白かったけど、独自性という所で相殺。
何処にそっくりなのが、というのは仕方ないけど。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- 他のより、栞がらしい。そんな所が良い。それだけなんだけど、そんなもんだと思う。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 内容はそれ程でもない(失礼)けど、胸に来た感じがする、そんな話。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- 言葉が悪いようですが、よい意味でコンペ向きに作り上げられた作品と思います。
- 075 記念日 (採点:4)
- え、何?
- 076 流星群 (採点:9)
- 傍に居てあげる事が、タイセツ。
でも、他にしてあげられる事は?
北川は、悔やんだんだろうな、最初の流星群の晩。
帰り着ける所、残っていて良かったなんて、そうも思う。
- 077 まだまだ続く道 (採点:7)
- 雪人は、大人だと思いました。
七歳で、そんなものなのかな。うーん。
産れたのと同じ数だけ、人は死んでいくのでしょうか。
知り合い親しくなった人の数だけ、失うのです。
知り合う事は、乗り越える事なんでしょうね。
- 078 blessing (採点:6)
- たまにはそんな日も、善いんじゃないだろ〜か?
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:8)
- 心の投影の仕方が、とてもお上手です。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- 親にとっての子供、何なんでしょうね?
私も丁度、そんな事を“考えて”おった所です。
- 081 向日葵 (採点:3)
- 無理に、良い話に仕立てようとしている気がする。
人はそれぞれ、得意な所が在るから。
ちょっとつながりが弱いと感じた。
この私の、141本の感想のように、終了!
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- 悪い筈はないけれど、好くなくも無い。微妙、かな。
作者の、『伝えたい事』が解からなかった。
- 083 偽りの伝承 (採点:9)
- 明確な意思=メッセジを持った話は大好きです。
何がホントか、嘘かどうか。
“情報”の上で踏まえるべき事に繋がるのでしょうか。
- 085 開花 想葬 (採点:4)
- 気持の整理は、出来たかな?
- 086 人生にifはない (採点:8)
- アンエンターテインメント的な、読ませる作品。
メッセージはいいけれど、他に埋もれてしまいがち。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- ゴメン、話はいいんだけどね、名瀬かこれ以上つける気が起きないんだ。
- 088 don't need no reason why (採点:2)
- 逆に、これだけ引っ張って、それ?
そんな感じ。
ああ、かのらじの話ですよ?
これもですけど。
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- 終わり方が、とてもよかった。
纏めに入る所からの流れが整っていて。
それから、彼女たち皆が幸せになれたら、好いですね。
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- 終わりかたが、どうかと思う。
タイトルも、微妙だ。
改善の余地アリ。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:6)
- ちょーありがちっす。
でもあんまりありがちすぎて、いっぱんのSS作家さんは手を出せなかったテーマだったり。
下手な人がこれに踏み切って玉砕してるのはたまに見るけど、
これはこれの、完成系であるこの様に目に映りました。
あえて言うなら、一ひねり欲しかった。そこが減点対象だけど、後はハナマル。
- 092 デエトの日 (採点:4)
- 最期だけ、キッツイのを一撃くれるなら。
そうすればもっと良い物になるそう。
途中まではとても良かったですけど。
- 093 philosophy (採点:7)
- こんなのも、アリかな。
そう、思った。
でも、もう一つ。
言葉だけでは足りなくて、不安になる。
形にならないものを、信じるのは難しい。
‥‥‥この二人は、超えられた?
そこが、点数の理由。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:9)
- あ〜、御近所聞こえんで?
‥‥‥じゃなくて。
ネタ的にありがち。
けど好き、そんな感じ。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- 目覚めた所で、まだ間がありました。
私のようなえげつない読者は、それを見て期待します。
平時に戻ってその後、どう突き落とすのだろうか、と。
ラストが弱かった他は、満点級。
- 096 Pure Heart (採点:3)
- 御免なさいゴメンナサイ、名雪好きな所為で公平に採点出来てないです。
だって、むっちゃ好っきやねん!
内容どころか採点まであまあまっす。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:6)
- これは、辛いな。
新しいコトを始めるのは、辛い。
- 098 希望を抱いて (採点:5)
- 設定とか締めはいいんだけど、細かい所がまだ荒い。それくらいか。
- 099 Anniversary Days (採点:3)
- 多いなぁ、秋子さん誕生日ネタ。
そりゃ、基本ですよね?
- 100 今度までには (採点:8)
- 読み返しても、面白い。そう、面白いのだ。
しかし、何故だろう。
私は一線を踏み越える事が出来なかったのだ。
- 101 Little Seedling (採点:9)
- ほのぼので高得点の道は、険しいです。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- ボクハサンスウガデキナイ。
駄目じゃん、俺。
そんな事はどうでもいいとして、
惰性に身を任せてツラツラツーって印象を受けた。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:2)
- 美味しい具材は、美味しく調理しましょう。
それ次第で、ご馳走を料理する事は出来るから。
- 104 これから…… (採点:9)
- こういうのは大好き、とっても良い話。
全開なら、満点をつけられたであろう作品。
名雪の描写が、少し単調だったというくらいでしょうか。
話としての纏まり、出来にはケチの付けようがありません。
もっともっと、上手になって楽しませて下さい。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:6)
- 如何とも言い難い、というのが唯一言えるどうしようもないコメント。
一つ付け加えるなら、前回ならば“確実”に上位を狙えたのでしょうか。
- 106 あなたのために出来ること (採点:10)
- あ、良い!
名雪らぶで、とても公正に採点できる常態ではありません、以上。
- 107 満月は白い輝き (採点:10)
- ええなぁ、こう言う、分量以上の内容がある話。
ダラダラ〜、じゃ無いんですよ、濃口です。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 何が言いたいかわからない、俺といっしょだぁ(共感)。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- 読みながら思い出した、とあるサイトの、とあるSS。
決して癖のある文章じゃないんです。
けどそれとわかる、『らしさ』を持っているのは素晴らしいと思いますです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 乗り越えても、道はそこで終わらない。
終わらないなら、また歩き続けよう。
香里は乗り越えて、でもそこで終わりじゃないんだな、って。
とてもよく描かれていて、そう感じた(本編とは直接関係の無い所ですが)。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:8)
- このテーマは今回、多いです。
でも、秀逸。正味な話、他よりも遥かに。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:2)
- 酷評は明日への一歩、そう思っていただきたい。
他と比較する便宜上、こうせざるおえない。
嫌いじゃないんです。
でも、甘口カレーはダルいです。
- 113 Flying (採点:10)
- 転んで挫いても、手に手を取って支え合える。
そんな関係が、よ〜く現われているかと。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:5)
- 最後の終わり方は、意図しての物なのでしょうか?
- 115 温もりの中で―― (採点:5)
- 前三分の二は、とてもとてもお手本のような、引き込まれるお話でした。
でも、‥‥‥正直な話、後半部はつまらないと言わざるをえない。
ラストはいいんだけど、その間が、どうもです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:6)
- 良い話なんだけど、物足りない気がする。なんでだろ?
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- 老人は、見送られて、迎えられた?きっと、一番長生きだろうから。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- 何を書きたいのか、そこからです。
- 119 『Nurse call』 (採点:10)
- 手塚治虫氏の漫画を思わせるような、素晴らしい作品です。
- 120 息抜き (採点:7)
- 寝顔と10/0は、即答。
あの人は、朧げに。俺もスタートに還したい。
でも、アルファベット二文字?
あぅ。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:6)
- 佐祐理さんも、一人の女の子。
お嬢様や、舞の親友であったりする以前に。
だから悩み模するし、完全無欠で等有り得ない。
途中まで読んで、そんな事を再度思い出した。
でも、最後がそれに絡んでなくて、主題は別って事?
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- こういうの好き。それだけ、でも十分だと思う。下穿きの事じゃありませんよ?
- 123 想い、あなたに (採点:5)
- 8/8が生かせていない感じ。日付けを指定している意味が無いような。
他に、何と言って書く事無し。
ありふれた日々を描いた、ありふれたSS。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 深くて、深くて。
もっと長く、短めの中編で読みたい。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- あ、細かい。
香里の一人称が『あたし』で、栞BadEDの少女(声が秋子さん!)。
ほんとにKanonを好きな人の作品って感じがひしひし。
名雪と香里、彼女たちとは他と違って、選ばなくても付き合いが続くんですよね。
‥‥‥重いなぁ。
- 126 多角関係 (採点:9)
- 自分にこの手の物はかけましぇん。
だから素直に高得点。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- 悪い意味で取れば、ここは嫌が応にも比較される場。
どうしても減点しなければ、他との比較にならない。
御坐なりと言うか何というか、どうも抜きんでる物がたりません。
良いんですけど、ここでは光る何かが無いと。
歌が美味い人皆がトップシンガーに成れる筈がありませんから。
それから、名前のミスも減点対象、見直しましょう、佐祐理さん。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:10)
- 困ります、こんなもの書かれては。
今回は秀作揃い、この作品もその一角を。
……採点に困ります、どうしましょう。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 長々と感想を連ねる気を無くさせる力、貫禄でしょうか?
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 老人子供の交流。
そう纏めてしまえばよくあるタイプの話ですが、そうとは思わせない所が強みかと思います。
何処かで読んだ事ある、というのは斬新さにかけて少し残念。
- 131 鎖 (採点:9)
- あ〜、よくできてるなぁ、すごい。
いろんなのの設定が見え隠れする気がしないでもないけど、
これは良いなぁ、入賞確実なんだろうなぁ。
↑為にならない感想でゴメンナサイ
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 設定が生かしきれないで、各々が消化不良ぎみ。
ギャグというよりも、ファンタジー系か?
- 133 無名の石 (採点:7)
- タイトルが良くないようを現していると思う。
‥‥‥読み始める前に内容まで読めちゃったけど。
後天的なアレルギーの有無は兎も角、
ネコに名前をつけてあげないのはなぁ、らしくない。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:4)
- 四つのタイヤキが二つになって、
夢枕?と思わせつつも事は終着。
少し予想外なのは、悔しい物です。
- 135 夏に始まる物語 (採点:10)
- この後、彼はどうするんだろう。
考え出したらきりがなくて、‥‥‥寝むれない。
まったくもって、迷惑な限りです。
遠回しですけど、称賛してるんですよ?
- 136 君を想う気持ち (採点:9)
- “名雪派”としましては、こういう良質SSが沢山上位に送り込まれるのは嬉しい限りです、はい。
- 137 体育祭血風録 (採点:5)
- あずまんが、ですか?
それは兎も角、良く作り込まれてます。
あ、落ちが見えるの、早かったかも。
- 138 たんぽぽのように (採点:5)
- 並。意外性が不測。でも、話の流れが良いと思う。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 『季節を抱きしめて』、あれは“まゆ”でしたか。
これと似たような、そんなのがあったなぁ。
校内で死体が挙って知らない筈無いだろ、
等という野暮なツッコミを寄せ付けない、良いお話でした。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 美汐、久瀬。
本編からの制約の少なく自由に扱える彼ら。
‥‥‥今回も上位独占でしょうか?
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:10)
- コメントは、更に良くする為の物だと思う。
だからこれといって、ありません。
数十本見て、最初の10。
○あー さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 483文字で370行以上!!
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- ゴシックロリータって知らなかったさ。その知識をありがとう。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- 喫煙は二十歳から。そのあたり忘れないで。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- うむ。しかしだ、落ちたら笑顔もくそもないぞきっと。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- んん。遅刻したか、大事件だ……もしかしてこれまで一度も遅刻した事ない人?
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- イメージ的に祐一、ノーフォローで吊りっぱなし。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- 恐ろしく貧乏臭いのはまぁ、なんとなく悪くないかも。最後の一文は個人的には好みじゃないです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:2)
- 朝までいちゃいちゃしました。
タイトルより短く要約してみました。
- 013 その朝 (採点:2)
- シチュエーショナルなエスパーが二人。アメコミチックに真相を把握。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:2)
- できれば読者も躍らせてくださいよー。気持ち的になんだか壁の花。
- 021 かしこ (採点:8)
- 手紙のなかに他人の会話をそのまま挿入する、ということに関する是非はあるかとおもいますが、全体に綺麗だと思います。
安定した文章は読んでいて心地よかったです。
- 026 カナブン (採点:2)
- ……だめだ、投了。
どうしてカナブン?
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- ヤナ光景ですな。「……」の使いすぎという印象が強いですが、要所が締められていて読みやすくはありました。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:2)
- これが、ですか。わかりました。残念ながら私は幸せではない模様。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- ……続くの? 始まってもいないように思えるけど。
- 034 アーティスト (採点:6)
- 文章は安定してますし、小気味いいかんじです。ただ、前半にあるべき部分を全部ぶった切って最後だけでは、最後の一文の効果も半減ですね。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- ワンシーン限定作への評価は軒並み低いですが、これも例外ではないです。
構成的に剣を振り上げ振りおろす、そして立ちすくむ、これだけです。描写からの衝撃も少なく、だからどうした、で以上。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 文章はそれなりに安定していると思いますが、考察のいちいちが全て納得できない。
思考の筋道が立っているように見えないのは、私の読みが足りないせいなのでしょうか。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:2)
- これまた、始まる前に終わってるし。それはまた別の話ったって、ではこの話はなんの話なんでしょう。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 何やら不思議な雰囲気がありますね。細かな着眼が面白いとおもいました。ラストの締め方は、もう少し違った形のほうが好みではあるのですが、そのあたりは好き好きでしょうか。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- あははは。素直に、あれって思いました。それまでは感情描写強すぎるなぁとか思ってたのですが、一杯やられましたねー。ラストのだお連呼はうーむ、一つ二つ減らしたいなァ。
よーやく小品らしいものを読んだ気になりました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- 雨の一日。二人のやり取りが微笑ましくはあったのですが、ラストの着地点を見失っていて、全体での纏まりは欠いている感じ。
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- いいですね。人のことは言えないですが、まだちょっと気障に走り過ぎる所はあるようですが、全体に綺麗な感じです。
ただ全体にややピントがぼやけている感じもあります。
最後のは冬を越えることができた現状に対する感謝や安堵ということなのかなぁ? 読後がちょっともやもやし過ぎているような。
- 046 『安らげる場所』 (採点:6)
- うーん。九州出身なんで、方言は楽しいなぁ。なお、女性じゃないばあいどうすればよかとですか。
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- 我々の拠って立つ大地を構成する一般的な造岩鉱物のひとつに輝石があるわけですが……だからどうした。
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- てっきり樅の木だとばかり。揉むとは。
- 051 待つ女 (採点:4)
- 最後の一文の意味がとりづらい、というか、意図したものと違うのでは。
祐一と真琴がすっ飛んで自宅に帰りそうだが、それでいいのだろうかー。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:2)
- 落ちものゲーム的に言えばゲームオーバー間近。奇跡の連鎖で復活?
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- ゲームキャラクターを外から眺める形は作者の心意気的に評価します。ただ、結局一人称の女性が何ものなのかというと何者でもないとか、秋なのか冬なのかよく解らない描写とか。とどのつまり何がいいたかったのかなァと。
- 058 夕凪 (採点:5)
- うーん。評価できるところは沢山あると思います。キャラクター名の一切を出さず進行させるあたりにも心意気を感じます。
ただ散文詩的で、話の筋道はしばしば無視されている感じですし、物語としての評価は難しいところです。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- なんだかなー。いろんなものがごった煮ですが、どうにも匙加減を間違っているような。ジャム的。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- はなからおわりまで語られっぱなし。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- んーー。最後の部分がモノローグによらなければピリッとしたんでしょうけど。
淡々と進んではい終わり、という山無しのおはなしでした。
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- 恋する乙女に対する幻想つーか普通の認識かもしれないけど、そんなものを壊してくれてありがとう。
- 066 夢の中でも (採点:2)
- えーあーまー。なんとゆーか、もーちょっと腹に力いれてつよくいきてくださいー。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:4)
- 狙いはいいような気もするんですが、いかんせん技術がついていっていません。
ネタばらしを後半に持って来るだけで相当印象は違ったのでしょうが。
- 073 守りたい約束 (採点:4)
- 全てをこの形で語ってしまおうという試みは、やはり大きく無理があったと思います。相手がいるわけでもない、話を進行させる理由があるわけでもない一人語りで、さすがにこれだけの分量はどうかと。
- 076 流星群 (採点:7)
- 悪くないと思います。ちょいと香里が弱過ぎる嫌いもあるのですが。
- 078 blessing (採点:6)
- ラストは蛇足に見えました。展開が平坦なのもやや惜しい。
全体に文章は安定していて読みやすかったです。
- 080 鈴が唄う日 (採点:6)
- うーん。いろんなパーツを集めて自分なりに解釈しようという姿勢はひどく共感できるし、悪くないと思うのですが、まだちょっと技術的なものが足りないように思います。
秋子の夫と狐との関連付けはお世辞にも成功してるとはいいにくく、別の話として切り分けたほうが良かったように思います。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- んー。扱うテーマは面白いと思います。着眼だけでも評価すべき点は大きいと。ですが、技術がついて行っていません。重ねるべき描写が足りないし、為されるべき説明も不足しています。盛り上がるシーン以外の部分をきっちり埋めてくれれば、良作ともなるのですが。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- なんとゆーか、王道を走っているのでしょうか。それほど厭味を感じなかったのはいいと思います。格好つけ過ぎというのもあんまりなくて。ただ、ちょっと締まりのない甘さという感じです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- アイデアと雰囲気の作り方はいいと思いました。ただ、ラストが余計に長い感があります。それと、不要な説明が多い。
全体に悪くなかっただけに、少し惜しいかなといった程度ですが。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- いやー、こーゆーの好き、というしかないです。一般受けはどう考えてもしないこの作品を投げてきた心意気には拍手です。不条理の中にも条理を見つけようとする石橋の奮闘は個人的に見所満載といえなくもないのですが、皆がカエル化する部分における工夫が一つ面白みに欠いた感がありました。皆がカエルになればそれが人類だというのを、するりとさり気なく示してくれればもうひと拍手だったのですが。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:6)
- 仕掛けはあるし、それなりに考えさせる所もあるのですが。どうにも全体に緊張感がないような。だらだらと進行していて締まりがない感じです。惜しい。
- 100 今度までには (採点:6)
- うーん。評価すべき点はたくさんあるのですが……全体に原色だけで描かれた絵のような、毒々しさを感じます。
作風に染まり切れなかった場合、どうにもアレルギーが出るタイプに感じました。
- 101 Little Seedling (採点:6)
- 前半悪くないんですが、中盤以降台詞とモノローグの繰り返しでだれてしまっています。事故がもとで切られた木を扱うのは面白いと思うのですが、うまく生かし切れていない印象です。
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- 個人的に嫌いじゃない作品です。用意された状況、情景描写の丁寧さ、控えめな甘さ、そのあたりがお気に入りです。すんなりとした作風は他と一線を画している印象でした。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- 店を間違えた。ただそれだけのネタをここまで牽引する強引な力技は大したものだと思います。ウェイトレスになにかしら仕掛けがあるのかと期待したのですが、それはなかったですね。
- 104 これから…… (採点:2)
- 人死にに対する反応は様々ですが。あんまりバランスを欠いた感覚で切り取られても少々いがいがした気持ちになるんですが。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- アイデアものは好きですし、ジャム、秋子の夫のいないわけ、辺りを整合する物語にまとめている所は評価できると思います。ただ、20kの範囲に収めるには難しいテーマですね。中篇のほうでもってきて欲しい内容でした。必然、急がざるをえない展開でじっくりいきたい所も割愛されている様子。少々そのあたり残念です。
- 106 あなたのために出来ること (採点:6)
- プレゼントの内容を、割合最後近くまで読もうと思わなかったことに少し悔しい思いをしました。うまいこと誘導されて目を反らされてた気配です。モノローグが多過ぎで、すこし落ちつきが足りないような気がしますが、これはこれという人も多いでしょう。
- 107 満月は白い輝き (採点:6)
- 基礎とするテーマは面白いのですが。モノローグと内面描写ばかりに頼って説明が不足、その結果全体に漠然とした捉え所のないものになっています。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 色々とうまいとおもうのですが……ラスト辺りの展開が、今一つ納得性に欠くような気がします。また、いい大学生の男女が、いっしょのベッドに寝ると言うのはどうですか。幾らなんでも名雪さん、大きくなさすぎでは。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:8)
- オープニングあたりで、アレルギーでそうだなーと思ったのですが。読み進めていくうちに、安定した文章と展開に安心させられました。ストレートな展開ですが、違和感なく自然で、押さえるべきところはしっかり押さえられた良作だと思います。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:5)
- 好みってあるよな、と痛感する作品です。タイトルから文体から、私にはひたすらアレルギーです。書いている方は好きなんでしょうね。
- 120 息抜き (採点:6)
- P&A、にいたるまでは苦労したんですが、うーん、内容を面白がったかと言うと微妙。ただ、こういう作品は個人的に好みの部類です。
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- うーん。前9の方だろうか。たぶん。きっと。えー。
大量の会話で雰囲気を作り、挿入される解説的なモノローグで全体を引っ張る手法は効果を上げていると思うのですが、20Kをフルに使ってこれだけと言うのは、作者さんの力量的にはもーちょっと多くを望みたい所です。
- 123 想い、あなたに (採点:2)
- この改行ラッシュ、色々効果があるのは解ってるんですが、個人的には好きじゃないです。
内容ですが、個人的には好きじゃないです。
- 124 No More Dying Then (採点:2)
- なんとゆーか、なかなか難解な筈の愛だの幸せだのと言った概念を簡単に振回してくれます。その風がぶんぶん来ると、どうにも縮こまってしまうのですが。
- 125 幻冬歌 (採点:4)
- まぁ、初手の設定からかなり厳しいものを感じます。あと、祐一と香里の双方から展開されて、今一つどう読んでいいのか混乱させられます。香里からに統一したほうがよかったようにおもいます。
- 126 多角関係 (採点:4)
- シナリオやキャラ自体への悪意的な解釈は大好きですが。ええ。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- いいおはなしです。ありそうな範囲でキャラクターをいじっている所も好きです。もう少し惚気てもらってもいかな? とらしからず思ったくらいでした。
- 129 いつもそばにいる (採点:4)
- 理解できない。すみません、私には話のつながりが見えません。
どうして真琴が戻ってきたのか。どうして天野があの街を出て行ってからだったのか。
これへの解答は為されているのでしょうか。留まらず逃げてしまった事に対する後悔があるような記述は見えたとして、それから理由につなげられません。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- こういう設定はいいかな。ラストシーンがちょっと面白みに欠きましたが、こういうのは嫌いじゃないです。
- 133 無名の石 (採点:6)
- んー。なんかいろいろコメントしにくいものを感じたりしますが。ラストの一文、もったいないですね。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:9)
- ……ここまで読み進めた甲斐があったというところです。20Kのなかでよくここまでと感心しました。脱帽です。一押し。
- 135 夏に始まる物語 (採点:4)
- んー。ちょっと展開の計算ができていないような印象です。美汐の登場にもあまり必然性を感じませんでした。
- 137 体育祭血風録 (採点:6)
- こーゆーの好きです。キャラクタだけ持ってきて、本筋とは全く関係ないなにかをやらかす、とゆーのは何気に個人的好みなのです。
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- 穏やかな流れで、のほほんと読めたのですが。最後のあたり、ちょっと余韻としては残らない感じでもったいないかもしれません。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:4)
- なるほど。この設定で書き進めて見るのは面白いと思います。ただまぁ、20Kでこの内容をフォローするのはいかにも辛いですねぇ。
○あおき哲夫 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 単語を書くのは誰でも出来る。行間を読めというのにも無理がある。電話帳で一番最初に載せられる会社名のようないかがわしさしか感じられない。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- まあ、想像しにくいが。
- 003 Last regret (採点:1)
- 願いが「KANON」なのか。たぶん他の方も指摘すると思われるが、あなたは意味がわかって使ったのか? タイトルの意味もご存じか?
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- メルヘンとは「現実には満たされない願望」「純粋で美しい」「詩的空想」「夢のあるお話」のようなイメージを重ねられることが多い。しかし、残酷な話や、残酷な場面、皮肉の利いたもの、なども多く、単に「子供のための優しいお話」というだけのものではない。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 未成年が煙草を吸うのはどうか。悪いことを悪いと認識していないのではないか。格好いいというだけでそのような描写をしたのなら、恥ずべき。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 徹頭徹尾、意味不明。あなたは小説というものを読んだことがお有りか?
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- 意味無し、落ち無しの典型。自転車の爽快感でも描写出来たのなら誉めてもやれるが、この程度では無理。出直せ。
- 008 また明日 (採点:1)
- やれやれ最近の若者は刹那的すぎて困る。刹那的ってご存じ?
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 最悪。これこそキャラを殺すに際してもっともしてはならないタイプのお話。その見本という意味では読んでみてもいい。作者殿、あなたは二度とSSを書かない方がいい。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- 貧乏ここに極まれり。何もここまでしなくともとか思う。甲斐性のなさは天下一品。
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- 台詞の前に名前があるだけで萎え。戯曲を書きたいのだったらここでなくとも良かろう。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:1)
- やおいではある。寝て寝て寝てただけ。タイトルよりも短く要約可能だ。
- 013 その朝 (採点:1)
- きつね色の朝日とは? ともかく何を書きたかったんですか? プロットとか立てました? 多々言葉を並べただけじゃないの?
- 014 青い春 (採点:1)
- 切ないねえ。で、香里が祐一とひっついた理由は? 栞はどうした? ワンシーンものは原作の延長ならまだ許せるのに。
- 015 遅刻 (採点:1)
- 金銭感覚おかしくないか? それともそれだけ名雪がイチゴサンデーを食べるとでも? ギャグならともかくほのぼのでこれでは萎え。お金の数え方と稼ぎ方、使い方まで勉強し直せ。いつまでもおこずかいもらってるんじゃない。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- まとめろ。でなければひとつに絞れ。状況説明もくそもない。ごろごろ鳴ってるうちはまだ遠い。
- 017 『とも』 (採点:1)
- で、何が言いたいのだ。北川に何を語らせたいのだ。話は考えてから書け。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:1)
- 作者の頭が踊っている。甘々な言葉を並べれば萌えるとでも思っているのか? 読者はバカではないよ。少なくとも作者よりは。
- 019 雨 (採点:1)
- あゆの心境を雨に例えようとしたのだろうが、例える以前の問題。寂しい寂しいといって終わり。何の解決にもなっていない。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:1)
- 勝手に飛んでいって貰って申し訳ないが、仏教面で萎え。そうか、ふたりして帰依でもしたのか。
- 021 かしこ (採点:8)
- 手紙の書き方としては問題があるが、SSであるから良しだろう。美汐ならこういう書き方をするだろうと納得させられる。良いかも。
- 022 いつもの二人 (採点:1)
- 悪いこといわないからお子様はかえんなさい。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- ええと、何が書きたかったの? 原作の焼き直しを見せられてだからどうしたという気分。独自の解釈でもあるのかと思えば、まんまだし。起承転結の前に、オリジナリティというものが欲しい。
- 024 月 影 (採点:1)
- 月見団子とはどういうものなのか、ご存じか? 団子だけでは甘くもくそもないのだぞ。 それはさておいても話の流れが不自然に過ぎる。こんな口説き方したら女は引く。童貞か、あんた。
- 025 風と共に去りぬ (採点:1)
- 久瀬がだしにされている。彼には彼なりの矜持というものがあったはずなのに、それを語らずして、ただ謝らせるなど論外と言うほかない。他人に説教するのがそんなに楽しいですか。自分が説教されると聞かないんでしょうね、あなたは。自分の都合のいいようにしか物事を捕らえられないのは、独善と呼びます。
- 026 カナブン (採点:2)
- カナブンよりセミのほうがしっくり来ますね。でも途中で飽きました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- 面白くはあった。だが祐一、イメージで言えば倒れっぱなしに思えるw あと展開というものが何一つない。ただ暑い暑いと繰り返して終わりだ。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:1)
- ギャグに徹するなら徹するで何らかのオチを付けてください。全然落ちてないです、これ。書くのが面倒になったんですか?
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- これもまた悪いダークの見本。力量がないのに一番難しいものに手は出さない方がいい。皆が崩壊する理由に説得力がない。落ちに捻りもない。ただ鬱な文章を並べただけでは無理がありすぎ。
- 030 この街の夏 (採点:5)
- 祐一が少々幼く感じたが……こんなもんなのかな。あと浴衣より…ってのはちと無理がありすぎる気もします。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 小学校の作文の授業から受け直して下さい。書きたいことは伝わりますが、暴走しているだけです。筆致を押さえて、丁寧に書くことです。ここはお祭りの場ではないのです。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 書き始めたのなら、書き終えてください。物語を書く上で当たり前のことです。書き終わらなかったのなら出さないでください。読む時間の無駄です。
- 034 アーティスト (採点:9)
- 良作。それなりに説得力もある。ただ風景描写が少ないと感じた。噴水もわかるし公園もわかるが、それだけでは深みが足りない。そこだけが心残り。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 日本にオオカミはいない…のだが、ここは日本でないと開き直るのだろうか。月姫を模したのだろうがイマイチ流れが悪い。面白くなかったわけではないのだが。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- 残酷な差別を、ほのぼのとしているように見せかけている問題作。こんなお話、イマドキの小学生でも呆れるだろう。WEB上での文章作法すら聞く耳を持たないところに、深刻さがある。人の話を聞かないなら、自分の話もするな、見せるな、書くんじゃない。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 論外。駄作。無駄。一から出直してくること。こっちもそろそろ語彙が尽きてきた。お手軽に感動出来るあなたが素敵。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 書き方や描写も悪くない。香里の心の動きをよく見ている。こうであろうというのが納得出来る。他の作者は見習うべき。ただ、真夜中では花火は終わっているのでは。
- 039 『Wait』 (採点:1)
- 刹那だね。なんで舞が栞にそんなことを言うのか、その理由が語られることなく終わっている。無口な舞がそんなに喋るだろうか。カップリングで妙味を出したかったのだろうが、話の方向を間違えている。もっと構想を練るべき。書くのはその後。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- このテンポの良さは貴重。こういうのは覚えられるものではない。センスがよいのだろう。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- 笑えた。オチをこう持ってくるとは。惜しむらくは最後の「だお〜」が多すぎる。最初のひとつだけならよかったのに。
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- 素晴らしい。これほどまでに情を写した作品はそうはない。自然で無理のないお話。キャラクターの描き方。すべてが上質。まいった。
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- やおい、と表したのは間違いではないが、この程度ではまだヌルイだろう。ボーイズラブにするならもっと徹底的にするべき。寝ている時にキスのひとつでもさせないのは期待はずれもいいところだ。
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- どうにも安直さが拭えないのだが…。あなた、ちゃんと原作をプレイしました? SSばかり読んで自分の中でなにやら都合の良いようにねじ曲げていない? キャラの行動も言葉もなにもかもが薄っぺらい。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- ギャグとしては及第点か。一つ一つにオチをつけているのは良い。後もう一押しあれば。
- 049 Transmigration (採点:1)
- 有り触れすぎたパターンを、よくもこの場に出したものだと感心します。語り尽くされたテーマ、楽しいですか?
- 050 あなたと共に (採点:2)
- 唐突。なにもかもが唐突。終わり方も唐突。たぶん書いたのも唐突に思い立ったのだろう。
- 051 待つ女 (採点:1)
- 萌え、というものを勘違いしていませんか。甘いお話を書けば萌えて貰えるというのは幻想です。ただ気持ち悪いだけ。あとはちゃんと推敲してください。
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- 「あゆあゆ」は現実に祐一が呼んでいた名前。それを意地悪と考えるか? なんで同じ呼び方をするんだろう、とか考えるんじゃないか? どうにもおかしい点ばかり。最後が秋子の人称になるのも不自然。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:1)
- はあ、一コマですね。んでもってそれだけ。もだえるほどイチャイチャするわけでもなく。かといって山も谷もない、と。バカップルはともかく、何も面白くない。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:1)
- 稚拙、幼稚、顔を洗って出直してきなさい。
- 055 手紙 (採点:4)
- どうにも描写が不足している感じです。言葉の使い方は悪くない気もしますが……
- 056 大輪の花 (採点:2)
- あゆが迷子になって見つかって終わり。これでどうしろと。
- 058 夕凪 (採点:6)
- …どういう基準で改行してるのさ。文章は悪くないだけに残念。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:2)
- どうにも感想書きにくいなこれ。ギターって、あのSSの影響ですか? と聞いてみる。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- 内容の不味さを技術でカバーしようとして、さらに失敗したように見える。というか、プロットの立て方が甘い。栞は祐一とそう簡単に別れないと思うが。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- 美汐がこんなに手が早いとは…。イメージがやや崩れた感じ。文章の質は悪くない。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- 地の文なのか、台詞なのか、とても判りづらい。妙な改行は混乱を招くだけだ。最初に注釈を付けるのも良くない。季節は表現すればいいだけのこと、季節はずれとかそんなことに誰も頓着はしない。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:1)
- 9/23の明日なら、9/24。すでに誕生日は過ぎている。この時点で萎え。……二行目とは最短だ。もうちっと考えて書こうよ。
- 064 恋する乙女というものは (採点:1)
- こうも馬鹿話ばかりだと書くことが同じになってくるから困るな。あなたは一体誰のSSに感銘を受けてこんなものを書いたのか。悪循環きわまりないな。
- 065 振り返る想い (採点:3)
- 情熱が空回りしているのを見るのはとてもつらい。自分もそんな時期があった。冷静にな。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:4)
- 本人がみっともないと言ってる顔をみっともないと表現しなくても良いだろう。「別れ際に笑った天野の顔は、少しだけみっともなかった」これを「別れ際に笑った天野の顔を、俺は初めて可愛いと思った」とかで締めててくれれば良かったのに。
- 068 あったかいもの (採点:3)
- 真琴の一人称って難しいですよね。私もまだ書いたことはないです。ということで試みは誉めますが、上手くいってるかは微妙。なんとも。
- 069 マリッジブルー (採点:3)
- まあなんと言いますか、ここまで都合の良い祐一は初めてですな。美汐の親に叩き殺されても文句は言えますまい。こういう話を題材に選んだ時点でダメ。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 帰れ。二度と来るな。何かを書くということを軽く見てはいないか。ギャグとはなにか考えてこい。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- 一往復もさせられ……。「も」なのか。たった一往復で。こういうのは数を暈かすことだ。何事も書いてしまえばいいということはない。匂わせるだけの記述の方法も学ぶべき。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:1)
- 何が書きたかったんですか。シリアス? ギャグ? ホントに面白いと思って出したんですか?
- 073 守りたい約束 (採点:3)
- いきなり懐古するのは不自然ですね。前後にそれを促すお話があったなら、もっと違ったでしょうが。直球なお話はこういう場では退屈に見えます。悪くないだけにもう一つひねって欲しい。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:3)
- 題名見たときには期待したんですけどね……。
- 075 記念日 (採点:1)
- オチにジャムを使うのは、夢オチと同様の効果をもたらす。ただ、それだけ。
- 076 流星群 (採点:1)
- 十年は飛びすぎ。香里ダシにされっぱなし。そんなにしてまで北川にくっつけたいか。俺が迎えに行くまで…とでも言わせてみれば良かったのに。その方がなんぼかマシ。
- 077 まだまだ続く道 (採点:1)
- 台詞の前に名前を付けるのはやめれ。はっきり言ってウザイ。内容もないよう…。ああ自分で言っててツマラン。
- 078 blessing (採点:9)
- 良作。特に悪い点も見当たらない。他の作者さんは見習いなさい。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:1)
- 三点リーダー、使いすぎ。折角のお話が美しく読めない。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- なかなか良かった。とはいえ、今ひとつインパクトに欠けるか。夫とのエピソードをもう一つ入れておけば良かったかもしれない。余韻は悪くないが、改行に頼りすぎ。
- 081 向日葵 (採点:1)
- どういう書式ですか。何を考えているんだか。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- 人を担いで自転車を押す…かなり厳しくないですか(笑 少なくとも私には無理。その辺説得力を欠くので減点。
- 083 偽りの伝承 (採点:1)
- 小学校で国語の授業を受け直してきてください。句読点というものをあなたはご存じでしょうか。基本がなっていないということは「読めない」ということです。日本人の間で共通する、お約束ぐらいは守りましょう。子供じゃあないんだから。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- 句点、読点を忘れずに。奇妙な書式ですね。改行で切ることをせず、きちんと一文にまとめてください。冒頭の部分などあまりに情けない。これでは綺麗な言葉を並べただけといわれても仕方ないですね。しかも一人称なのか三人称なのかサッパリです。とにかくも勿体なさ過ぎ。期待出来る気もしますので、一般的な書式だけは心得てください。その上で崩すというのなら文句は言いませんが。
- 086 人生にifはない (採点:1)
- 話の筋になにやら無理が生じていますね。北川に説教させたかったんでしょうが、香里にしてみれば話を逸らされただけです。才能を惜しむというのは、凡百の人間には許し難いことです。出来るのにしないというのは、生きたいのに生きられない栞をも冒涜しています。何でも出来る優秀な北川像を作りたかったのでしょうが、ただ鼻についただけで終わり。ただ、それだけ。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:3)
- 題材を古文に持ってくるのは良くあるパターンだが、内容は映画でもドラマでも詩でも何を使っても変わらない。もっと想像力を広げるべきだろう。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- だから何なんでしょう。なにが書きたかったんですか? 妙な改行は入るし。一見普通のSSに見えるけれども内容はスカスカ。誰が、何を、どうした。起承転結の起で終わってるお話なんぞ読むだけ無駄。全部書き終えてから出品しろ。
- 089 雪原の軌跡 (採点:1)
- だしにされた香里が可哀想すぎます。深みのない物語は表層に寒々しさしか見えません。あなたがこの話を語るには経験不足が過ぎているようです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- いいんじゃないでしょうか。補完型としては問題ないです。こういう作品を考えつかないんですかねー他の作者さんは。
- 092 デエトの日 (採点:3)
- むやみやたらな擬音は止めた方がいい。全部をとは言わないが、ほとんどを文章で表現すべき。楽をしてはいけない。期待出来るだけに向上心を持って欲しい。
- 093 philosophy (採点:6)
- 視点は統一して勧めた方がより良く思える。特に短編では尺が短いのでどっちつかずになりやすい。書くのが楽なのはわかるがそれでは勿体ない。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- 秋子が出来合いの惣菜を買いに行かせるだろうか。その時点で萎え。文章は悪くないのに考えが足りない。精進せよ。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 文章も構成もアイデアも悪くないが、これはオマージュのようにも見える。浅学の身で申し訳ないが誰かの文章を真似ているようにも見えるのだが。間違っていたなら謝罪します。
- 096 Pure Heart (採点:2)
- 無理に補完させようというのが間違い。無謀。話を組み立てる力をまずつけてくれ。いっそほのぼののままなら、まだ良かったのに。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- なんで留学なんですかー! ここが最大にして唯一の欠点。勿体ない、勿体なさすぎる…。栞の生死はともかく、それをぼかすための手法としての香里の留学は強引すぎる。あと栞と別れてからどの程度、時間が経ているのかわかりにくい。一年もしくは二年程度なのだろうが、それぐらいなら祐一は待つだろう。これが十年とかいうのならばまた違ったお話に見えただろう。祐一の結婚が決まったときとか。……ともかく惜しい作品。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- どっちつかずだなあ。いっそ全編ギャグにしてくれたなら、あんまり文句もなかったんだが。なんで最後だけこんなオチにするのかな。どういう話にするのか明確にわかってた? 行き当たりばったりじゃない?
- 099 Anniversary Days (採点:4)
- オヤジに対する祐一の言葉使いが気になる…。最近は年長者を尊ばない若者が増えている世相を現しているということかな。社会に出てから苦労するぞ。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- 今回は香里を主人公とした作品に良作が多い気がする。これもそのうちのひとつ。惜しむらくは妙な改行が入ること。それで−1点。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- ウェイトレスについてのオチはないの? ただ店を間違えただけ? なんてこった。よくもこんなに長く書けるものだ。だらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだら。とこれぐらいには冗長。
- 104 これから…… (採点:2)
- すでに死をまで見通すのは些か早すぎでは? 最後の一文はもう少し考えるべきですね。これじゃあ、余韻も何もないでしょう。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 「明子を驚かせてやろう」という姉の台詞にかなりの違和感が…。あと少年と秋子はどの程度の年齢なのだろうか。その辺りが不明ではちと分かり辛い。
- 106 あなたのために出来ること (採点:5)
- なるほど、悪くない。冒頭を読んだときはまたか、と思ったものだがその後が良かった。こういう風に自然な解釈を見せられると捨てたものではないと思えてくる。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- これ、無理に名前をつけなくても良かったんじゃないですか。オープニングに准えたなら、書かなくても言っただろうな、ということは想像できますから。勿体無い。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:1)
- 冒頭のままの書き方であれば良かったのに。後半に行くに従って描写が激減している。気合い抜けしたのか力が抜けたのか。こういうのは駄目だってボツに出来る勇気が欲しいですね。しかも内容ですが、大学生にもなって同じベッドで寝れば何かあるのが普通ですよ。特に嫌いな相手でなければ。私だって同様の状況だと手を出したことはあります。あまりに子供じみていて情けない。BOYSBE的なお話は中学、高校なら許せるんです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- もう一つ盛り上がりが欲しい。ビデオを見るところまで引っ張って、内容とシンクロさせられたら良かったかも。それと台詞にもう一ひねり欲しい。直球は悪くないが、変化球の使い方を覚えると表現の幅が増す。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:4)
- 無駄に文章を浪費している。書きたいことを簡潔に纏められないものか。不要なところが多すぎる。文章にも緩急が必要。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- 登場人物を多くしすぎて収拾を付けられなくなったように見える。ほとんど同じことの繰り返しだけ。ストーリーも何もない。書きたいことを書くだけでなくセーブすることも学ぼう。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:6)
- オチで栞がまた肉まんに薬を仕込んだかと思ってたんですが……。しかし、ギャグじゃなかったんですかね。
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- ストーリーの構成、流し方、力の入れ所、エンディングの終わり方。諸々がまだまだ稚拙。祐一の行動にも疑問が残る。なんで先に電話しに行くかな。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 無理矢理っぽいなぁ。なんで香里は北川に惚れたの。惚れるまでを書いたなら誉めたのに。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:1)
- 老人を描くには、ちと作者の経験が足らないようです。老人と触れ合ったことがありますか? 同じ屋根の下に住んでますか? あまりに都合良すぎです。しかもタイトルのセンスがない。今回のコンペで一番読みたくないと思ったタイトル。見ただけでこいつは語りを入れてると思った。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- ギャグというのは難しい。簡単に書けると思われているのがもっと悲しい。バカが馬鹿話を書くのは楽しいのだろうな。読む方はかなり嫌なのだが。
- 119 『Nurse call』 (採点:2)
- 読み手にどういう印象を与えたかったのでしょうか。KANONキャラをだしにしたオリキャラのお話なんぞ、だれも読みたくなかったと思いますよ。ひとりで感動しておいて下さい。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:1)
- WEB上での文章作法を心得た上で、このような書き方をしているのでしょうか。初心者だからという言い訳の前に、他人がどのような書き方をしているか研究してください。前回のコンペでも散々指摘されていますよ。
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- これぞ、ほのぼのですね。いや萌えなのかも…。どちらにせよいい味出してます。いい仕事してますねってか。
- 123 想い、あなたに (採点:1)
- オチに欠けるなあ。安易にギャグを書いていない? シリアス書くよりずっと難しいと私は思うのだけれどな。
- 124 No More Dying Then (採点:4)
- …姉妹愛。多いですな。しかしえらく饒舌な祐一もあったものだ。言葉でしか伝わらないことは確かにある。しかし言葉が多すぎれば一言ごとに価値は下がる。…そういうお話。
- 125 幻冬歌 (採点:2)
- 視点の統一を。一人称と三人称を混ぜるのは危険きわまりない。どの辺りに感情移入させたいのか。まずはどちらかの人称で書ききれるだけの力量を見せて。
- 126 多角関係 (採点:2)
- 発想は悪くない。問題は描写能力だろう。テンポが悪い。
- 127 魔物の住む学校 (採点:9)
- 良作。そつのない構成はよい。惜しむらくは状況描写がやや薄い点か。でもテンポを損なうことがあれば問題になるのでこの辺りが適当かもしれない。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- これぞ萌え。香里の魅力を余すことなく伝えられている。こういう北川なら拒否反応は少ないのではないか。ただ、PSは余計だ。ついでに誤字も。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 隙のない文章ではありますが、天野の頑なさが些か強すぎるか。祐一の想いが何れに向いているか判断しがたい。あと真琴が戻った理由が曖昧すぎる。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:1)
- ぱくりだ。そうとしか思えない。オマージュと言いたいのかもしれないが所詮二番煎じ。二匹目のドジョウはいないし、そもそも力量が足りない。
- 131 鎖 (採点:1)
- 壊れた顔ってなんです? 目やら鼻やらが取れちゃったりしたんでしょうか。それに「、、、」ですが、こんな使い方誰に習ったんです? 時々見かけるんですが、特に甘ちゃんな作者に多く見られるんですよ。内容がなく詰まらない小説に多い。この作品も例に漏れません。一から出直してください。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- 素直に笑えた。こういう作品はいい。徹頭徹尾、意味不明なのもギャグである。他の作者は見習って欲しい。
- 133 無名の石 (採点:5)
- アイデアはいい。ただ猫アレルギーとはちと関連付けにくいか。心因的なと考えればありえないとは言えないのだが。あと横線は失敗ですね。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- 格言を使いたいがために無理に考えた感がなくもないのですが…。凡百の出品作の中では及第点かと。
- 135 夏に始まる物語 (採点:5)
- なぜにプロローグ? 祐一が思い出したらあゆが戻ってくるとでも? それとも真琴が? にしては伏線すらないし…。どうにも穴だらけ。
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- 最後のまとまりが惜しい。もひとつ風波立てていたなら…。構成にもう少し尽力して欲しい。誤解とすれ違いは恋愛話の最高のアクセントなのだから。
- 137 体育祭血風録 (採点:4)
- 嫌いなお話じゃないですが、改行しすぎ。無意味に開けてるとしか思えない。
- 138 たんぽぽのように (採点:5)
- もう一ひねり欲しいなあ。起承転結の起承で終わってる感じ。ワンエピソードにするにしても読ませ続ける力が不足している。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 無理に佐祐理を留学させる必要はなかったような…。ちと安直過ぎかも。文自体は悪くないが回想の使い方が微妙。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- 久瀬と名雪のカップリングは面白いが、名雪の心情描写にやや首をかしげる。悪くはないのだが…
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:1)
- web上での文書作法を心得た上で、このような書き方をしているのですか? 初心者だというのは言い訳ですよ。前回コンペで散々指摘された点を承知していないとは言わせませんが。
○あつやん さん
- 001 丘の生き物 (採点:6)
- SSというよりは詩であり、言葉少ない話でしたが、情景はきちんと伝わってきます。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- すみません。一体何が言いたいのか全く判りませんでした。
- 003 Last regret (採点:8)
- 短いながらも、情景がハッキリと伝わってきます。特に最後の4行は、ぐっと来るものがありました。良かったです。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:8)
- 切なく、そして優しい気持ちにさせていただきました。ただひとつ、蛇足な意見かもしれませんが、「祐一君」等の個人名称を出さないほうが、よりメルヘンらしくなるのではと感じます。
- 005 『忘れないから』 (採点:7)
- 響くものが凝縮されていたと思います。特に後半部分が良いと思います。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- 全体的にくどい文章だと感じました。似たような音の語尾を使いすぎだと思います。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- 何気ない日常風景……いいですねぇ。楽しく読ませていただきました。
- 008 また明日 (採点:6)
- お約束な展開は好きです。ですが、エピローグへの入りが言葉足らずだったと思います。もうワンクッション入れていただきたかった。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- 生活感が巧く出せていると思います。きっとこの二人の暮らしはこんな感じになりそうですね。途中にあったアパートの説明2行は必要ないのでは、と感じましたが。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 話の流れが途切れ途切れになっている印象を受けました。文章がこなれきってないように思います。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- 名雪らしさが良く書けていたと思います。ですが、流れに起伏が少なかったせいか読後の印象が薄かったです。
- 013 その朝 (採点:3)
- 少し読み辛かったです。説明的になりすぎていたと思います。
- 014 青い春 (採点:7)
- 北川君の心の内がしっかり描けていると思います。負けたことを悟る瞬間は切ないですね。
- 015 遅刻 (採点:5)
- 後日談の部分は蛇足のような気がします。とはいえ、この方が名雪らしいかも。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- 誤字が結構気になりました。言い回しや全体の流れ等も含め、もう少し推敲された方が良いと思います。
- 017 『とも』 (採点:7)
- どこかテンポのずれた会話が、この二人らしいです。光景が目に浮かぶようです。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:1)
- あらすじを切り貼りした文章のように感じました。また、三点リーダーを多用し過ぎで読み辛いです。全体的に消化不良だと思います。
- 019 雨 (採点:10)
- 読んでいて引き込まれました。雨をうまく使って、祐一とあゆが互いに抱く純粋な気持ちを際立たせていると感じます。素敵です、作品全体に流れる空気に魅了されっぱなしでした。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 設定としては良いと思うのですが、説明的過ぎたのではないでしょうか。
- 021 かしこ (採点:5)
- 美汐らしい手紙だったと思います。ただ一文一文が長く、少々読みづらかったです。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- ラブというよりむしろ、ほのぼのといった印象を受けました。とはいえ、文章全体の温かな雰囲気は良かったです。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 本編の流れに依存し過ぎであると思います。そればかりが目に付いてしまいました。
- 024 月 影 (採点:9)
- とても幻想的でした。表現がすごく綺麗で良かったです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- 話の掘り下げが不足していると思います。良い切り口から攻めていると感じるのに上辺だけで話が終わってしまっている……もったいないです。
- 026 カナブン (採点:3)
- 祐一のセリフがあまりにも説明的過ぎであると感じます。後半に行くにつれ、冒頭で作り上げた風景を壊してしまっているように思いました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- 小ネタを盛り込みすぎた分、文章の起伏が無かったように感じます。それぞれのオチも弱かったですし。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:6)
- 我が道を行く栞……笑わせていただきました。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 祐一と名雪を素直に表現されてますね。全体的な雰囲気も良かったです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 話の持っていき方や構成がやや強引だったと思います。ですがそれ以前に、見た目が何かのレポートのように感じてしまいました。全体を通してセリフと文章を一緒にしてしまうことは、やはり良いとは言えません。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- ジャンボパパイヤ鈴木パフェ……参りました。ほのぼのSSのはずなのに、しばらく笑いが収まりませんでした。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- すみません。「続く」で完全に興醒めしてしまいました。誰の何を言いたかったのかも伝わってきませんでした。
- 034 アーティスト (採点:6)
- 取り留めの無い会話が作り上げる素朴な雰囲気がいいなぁと思いました。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- 御都合主義のみで押し切ってしまっていたように感じられます。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 明らかに描写不足であると思います。もう少し話を掘り下げていただきたかったです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:10)
- 香里の心理描写が非常に巧かったと思います。気が付いたら話の中にのめり込んでいました。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 舞の心情面に対してやや引っ掛かりを覚えましたが、全体的に巧くまとまっていると思います。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- お約束な展開は好きです。でも、ストーリーとしては無難にまとまりすぎていたように思います。
- 041 涙 (採点:6)
- 「泣いてもいい」 このセリフが心に残りました。切ないけれど、とても温かく感じます。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:4)
- 文章の言い回しがやや気になります。香里にしては軽すぎるのではないかという印象を持ちました。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- やられた! っていう感じです。まさかこんなオチだったとは。香里のいきなりの壊れっぷりに爆笑させていただきました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- なごみます。縁側の日溜りにいるような、ほんわかした印象を受けました。SS内の天気は雨なのに(笑)
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- 散り嵌められた詩的な表現にドキリとさせられる部分は多かったですが、それ以上に「愛してくれてありがとう」この言葉がすごく心に響きました。秀逸な作品のひとつであると思います。最高でした!
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- 場面転換が強引ではないかと感じました。話が一節ごとに独立してしまっているように思えます。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- いろんな意味でアツい話だなぁ、と思います。オチには笑いと一緒にトリハダ立ちましたが(笑)
- 049 Transmigration (採点:5)
- 祐一の行動が「逃げる」ためではなく「進む」ためのものであるという点をもっと強調してほしかったです。そのあたりで矛盾を感じてしまい、物語に入り込めませんでした。
- 050 あなたと共に (採点:5)
- 情景を描ききれており、テンポも良かったです。しかし、殻に篭りそうになるくらい心を沈ませた人間は、こんなにすぐ気持ちの切り替えが行えるでしょうか? その点がかなり不自然に感じました。
- 051 待つ女 (採点:9)
- 自然な会話だけで、ありありと美汐の成長振りを描いてしまわれたこと、素晴らしかったです。ただ、そんな出来だったからこそ、僅かな誤字が気になってしまいました。
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- 温かい作品でした。最後のパラグラフで特にそれを感じます。改行に気を使っていただきたい部分がちらほらありましたが、良かったです。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:5)
- 全体としては良かったのですが、メインの部分にいくまでの展開を引っ張りすぎでは? そのあたりに、多少くどさを感じました。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:1)
- 内容が薄いと感じます。最後まで惰性で流れているように思えました。
- 055 手紙 (採点:4)
- 文章としては手紙を中心としてよくまとまったものであったと思います。ですが内容としては、その手紙以外の部分がおざなりだったように感じられました。
- 056 大輪の花 (採点:2)
- 内容が薄いと感じます。できれば、あゆの過去のエピソードは流すことなく膨らませてほしかったです。そしてもうひとつ、心の声が口に出るという御都合主義な設定は、こうした話ではあまり使うべきではないでしょう。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:4)
- 淡々と話が終わってしまったせいか、読後の印象はかなり薄いものでした。
- 058 夕凪 (採点:5)
- 時間がゆっくりと流れている感覚を味わいました。ただ、今ひとつ物語に入り込めなかったのは、端的な状況説明文が多用されていたせいかな? と思います。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:6)
- キャラそれぞれのらしさがきちんと出ていたと思います。ただ、歌の部分は不自然さを感じます。
- 060 奇跡の果てに (採点:4)
- いきなり落とすとは思ってもみなかったです。しかし、後の部分はエピローグ以外の印象があまり残りませんでした。落としたパワーを生かしきれてなかったように思います。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:1)
- 話が見えませんでした。どういうことを言いたかったのでしょうか? そして、あえて漢文を入れた狙いは何だったのでしょうか? 個人的には、読み手を置き去りにしている感がぬぐえません。
- 062 丘の上での昔話 (採点:1)
- 雰囲気自体は良いと思います。ですが、改行の仕方や句読点の打ち方、文章構成など、もっと推敲の必要があるでしょう。随分読みにくさを感じました。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:2)
- 場面転換が唐突だ思います。しかもそれが細かく何度もあるので、話に付いて行けなかった感じです。
- 064 恋する乙女というものは (採点:1)
- 勢いに加え、きちんとした展開があってこそ、笑いを起こさせる落差が作り出せるものと思います。流れが無く、ただ強引に押し切ろうとするだけでは、決して多くの人には笑ってもらえないのではないでしょうか?
- 065 振り返る想い (採点:2)
- 文章が稚拙な印象を受けました。描写に意味を持たせることへの意識が過ぎて、空回っているように感じられます。
- 066 夢の中でも (採点:3)
- エピローグは幸せそうで良いです。ただ、そこに至るまでの過程、またエピローグに関しても、説明のみで固めすぎているのではないでしょうか? 夢の部分、やきもちの部分など、描写できる所は多々あったと思います。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- 表現が素朴である分、ストレートに雰囲気や二人の感情が伝わってきました。良作であると思います。
- 068 あったかいもの (採点:6)
- あまり見たことのない組み合わせだったので、新鮮な気持ちで読ませていただきました。どこか柔らかな雰囲気が良かったです。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 文中で言われているように結末は予想通りでした。ですが、巧みな文章と読み手を引き込むパワーが、そんな点を気にさせませんでした。素晴らしかったです。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 展開を作らず強引な勢いだけで押し切ろうとするのは、やはり無理があると思います。また、話が尻切れトンボな印象も拭えません。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- マニアックなネタに終始し過ぎた感があります。佐祐理さんの豹変振りがその陰に隠れて目立っていないように思いますよ。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- 落す所は落し、魅せる所は魅せる、非常にメリハリの利いた作品でした。手術直後にあそこまで喋れるか? というのが疑問ではありますが。
- 073 守りたい約束 (採点:8)
- 秋子さんの持っている優しさが伝わってきます。また、読後の余韻がいい感じでした。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:10)
- 安易な回答に走らず、心というものを見事に表現されていたと思います。幸せを感じるだけでなく、悩み苦しむからこそ、心とは尊いものなのかもしれません。
- 075 記念日 (採点:3)
- あまりにも淡々としていました。そのためか、金属バット等のベタな展開が随分鼻に付きました。
- 076 流星群 (採点:3)
- 短い状況説明を何度も入れてあるので、全体的にくどさを感じます。
- 077 まだまだ続く道 (採点:1)
- ストーリーが駆け足で終わってしまったように感じ、今ひとつ話に入り込めませんでした。いたるところで多量に使われていた三点リーダーのために引いてしまった部分もあります。
- 078 blessing (採点:9)
- 互いの気持ちを巧みに描写されていたと思います。「どれだけ相手のことを思おうと、生きているときに何かをしてあげていなくては、意味がない」、あたりまえのことながら考えさせられる言葉でした。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:2)
- 話が取って付けたもののように感じられました。同じ人間が間髪をいれずに何度もセリフを言っているということが要因だったかもしれません。全体的にもっと描写がほしかったです。
- 080 鈴が唄う日 (採点:5)
- 最初、時間軸が判らず混乱しました。鈴が再び鳴るシーンは、個人的にすごく好きです。
- 081 向日葵 (採点:1)
- 展開が唐突であると感じます。今ひとつ雰囲気や情景がわかりませんでした。あと、セリフ前に名前をつける方法は好きになれません。特にこの文章の場合は登場人物が2人ですし、必要性など皆無です。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- この二人らしい光景でした。ほんわかとした感じが良いです。
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- 良くまとまった作品であると思います。ただ、気になったのは、美汐の語りだけで終わっている伝承の部分です。個人的な意見ですが、テーマにもなっていることですし、もう少しここを膨らませたものが見たかったです。
- 085 開花 想葬 (採点:10)
- 読み切って、思わずため息が出ました。素晴らしかったです。文章が巧いとか以上に美汐を、天野美汐という「人間」をありありと見せ付けてもらったと感じます。
- 086 人生にifはない (採点:8)
- ここまで男らしく語る北川君のSSにであったのは、実は初めてです。北川=ギャグキャラとしてしまっていた固定観念が随分と揺さぶられました。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:10)
- 読んでいて引き込まれました。ありふれた感想ですが、素敵な物語でした。
- 088 don't need no reason why (採点:8)
- 展開もこなれていましたし、良い話です。でも、最後の締めが個人的には気に入りませんでした。何でここまで盛り上げてきて……という思いです。
- 089 雪原の軌跡 (採点:2)
- 状況が良く飲み込めなかった部分があります。力業な展開のような気がして、少々読みづらかったです。
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- 前半部分が状況説明に終始し過ぎている感があります。メインであろうプレゼント交換の部分もやや印象が薄かったです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:1)
- 話がストレートすぎて、あまりにも味気ないと感じました。あゆの心の内をもっとしっかりと描いてほしかったです。
- 092 デエトの日 (採点:4)
- ちと物足りない感じだったのですが、祐一の最後のセリフは破壊力抜群でした。たしかに自然な流れでそんな言葉を言いそうですよね、彼は。
- 093 philosophy (採点:8)
- 掲げたテーマに対するひとつの答えと言えるでしょう。自らの心を決めた後の祐一は、やはりかっこ良いです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:3)
- 雰囲気的には良いと思いますが、ネタの傾向としてはありがちですね。それと、やっぱり心が口に出る設定は好きになれません。使わなくとも良さそうな展開だったと思いますが……
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- う〜ん、シュールです。心温まるちょっといい話……かと思ったのですが、何気に笑わせていただきました。
- 096 Pure Heart (採点:7)
- 綺麗に話がまとまっていたと思います。所々に盛り込まれていた小ネタも良いです。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- とりあえず、話がよく見えて来ませんでした。ですがそれ以前の問題として「おねいちゃん」はやめてください。あえて使った表現とは思えないので少々きつく言わせていただきますが、例えどんなものを書いたとしても、こんなレベルの誤記があったら全てがぶち壊しです。
- 099 Anniversary Days (採点:8)
- なかなか心憎い、優しく温かな演出でした。場面変更・視点変更の唐突さを補って余りあるものだったと思います。個人的には最初と最後に入れられていた詩が気に入ってます。
- 100 今度までには (採点:9)
- お互いの微妙な想いを、本当に丁寧に描かれていたと思います。そこに真琴が相俟って、雰囲気も非常に良かったです。
- 101 Little Seedling (採点:8)
- あゆの真っ直ぐさ、そして祐一の純粋な部分とややひねた部分をきちんと描かれていると思います。甘めの話ですが、個人的には好きです。ただ、心の声が口に出る設定はいただけないです。一回目の方はさほど気になりませんでしたが、二回目の方は雰囲気を壊していたように感じました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- 話がすごく繊細で綺麗でした。自然と情景が目に浮かんできます。張り詰めていたものをふっと緩めた後の香里に、すっかり魅了されました。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- 北川だけでなく、ウェイトレスさんもいい味出してますね。ネタとしては良いです。ただ、妄想と現実の繰り返しが何度もあって、ちょっとくどい印象です。
- 104 これから…… (採点:5)
- 二人の気持ちはきちんと描けていると思いますが、展開が淡々としているので、読後の印象が薄いです。今ひとつ入り込めませんでした。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- 設定が新鮮でした。奇抜ではありましたが、違和感無く読ませていただきました。うまくまとまっていたと思います。
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- あの目覚ましを渡した理由が、本当にこうだったのかもしれないと感じました。温かかったです。名雪の性格を良く捉えてられていると思います。
- 107 満月は白い輝き (採点:8)
- 状況設定としてはありがちですが、二人の心情はとても丁寧に描かれていたと思います。ただ、最後の部分が少し軽く感じました。
- 108 家出(強制) (採点:4)
- 話がちょっと尻すぼみだったという印象があります。とはいえ、祐一と北川の壊れた掛け合いには笑いました。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- ほのラブと言うには少し痛い印象がありますが、よくまとまっている作品だと思います。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:10)
- 心情描写や物語の演出がとても素敵でした。タイトルのセンスも良いと思います。素晴らしかった。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 言い回しはやや硬く感じますが、心情描写が決して不自然になることなく、緻密に、丁寧に描かれていたと思います。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- 雰囲気的には好きですが、御都合的な形で強引に全員を出そうとして、話がおざなりになっているように感じられます。煎餅vs漬物のように面白いエピソードは幾つかあったので、むしろ人数を絞って、そちらを膨らませてほしかったです。
- 113 Flying (採点:3)
- ストーリーとしては良いけれど、心情面が淡白だったという印象です。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- オチをほのぼのと纏められていた分、肩透かしを食らったような印象でしたが、しっかりと笑わせていただきました。「ガンガンいこうぜ」は個人的にツボでした。
- 115 温もりの中で―― (採点:2)
- 全体として説明的だったことに加え、文章の体裁の面からも、非常に読みづらかったです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:8)
- どこか物悲しい印象を受けましたが、同時に、明けない夜などは無いということも、改めて感じさせられました。良作だと思います。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 極めてオリジナルに近い作品だったと思いますが、雰囲気、構成共に秀逸でした。本当に儚くて優しい物語でした。素晴らしかったです。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- それぞれのネタが、ちょっとお約束に走りすぎた感があります。もうひと工夫ほしい所です
- 119 『Nurse call』 (採点:3)
- とりあえず、状況説明が主で、登場した人たちの内面が良く判らないという印象です。
- 120 息抜き (採点:4)
- クイズはそれぞれ面白かったですが、話としては惰性で流れていたように感じます。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:9)
- 佐祐理さんの深いところにある想いを見れたように感じます。展開も非常に巧みでした。良作であると思います。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- 何気ない日々の一幕を、の〜んびりと堪能させていただきました。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- ほのぼのとした雰囲気が良かったです。ただ、文章の流れから考えると、オチの部分は蛇足に感じたのですが。
- 124 No More Dying Then (採点:9)
- 素直になることが必要と香里が確信した後(4節以後)の姉妹の会話にはドキリとさせられました。こういった話は純粋に好きです。美坂姉妹好きという自分の主観もありますが……
あ〜っ、やっぱり良かったです!
- 126 多角関係 (採点:6)
- それぞれが気持ちの良い壊れっぷりを見せていたと思います。一部、キャラの扱いが鼻についた部分はありましたが、笑わせていただきました。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- 校舎を逃げ回るシーンまでは文章もこなれており、良いと思います。しかし、謎解きと言うか、魔物が舞ということが判ってより後が、あまりにも言葉足らずと感じました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:2)
- 状況説明がつらつらと長く、辟易しました。とりあえず、読むのに疲れたという印象です。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- いきなり時間とか場所が飛んだりして、あれ? と感じた部分はちらほらありましたが、キャラクターを良く捉えて描いておられると思います。今後二人は比翼連理の関係となるのかどうか……考えが飛躍してますが、ともかく、この続きが見てみたい気がします。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- 視点が誰かという点でちょっと戸惑った部分がありましたが、丁寧かつストレートに二人の心内を表現されていると思います。良作でした。
- 131 鎖 (採点:1)
- 展開が安易です。読者置き去りで駆け足に話を進めているように思えます。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- 徹底したシュールさと御都合主義、ここまでやってもらうと気持ちが良いです。しっかり楽しませていただきました。ちなみに、門番の問題は解けませんでした(涙)
- 133 無名の石 (採点:6)
- 話の雰囲気、そして猫視点という着想は良いです。しかし冒頭の振りから考えると、猫視点への移行は、話としてやや不自然だったように思います。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:5)
- 場面設定としては良かったですが、話の盛り上がる所で、その流れが脱線していたという印象です。
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- 尻すぼみな印象です。祐一パート、名雪パート共に、巧みな描写で盛り上げてきていたのに、ラストが唐突な感じがして残念でした。
- 136 君を想う気持ち (採点:1)
- 気持ちの面で不自然さを感じました。あっさり纏まる状況とは思えないし、この二人なら、事の発端となった状況すら起こり得ないように思います。
- 137 体育祭血風録 (採点:6)
- 得点を見たときにある程度の展開が予想できたことが残念でしたが、話のテンポが良く、楽しませていただきました。クロスカウンターには大ウケでした。
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- 代わり映えしない日常風景ですが、読んでいくうちに引き込まれていました。甘めですが、こんな空気をもつ話は好きです。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:9)
- 珍しい組み合わせで、読んでいて新鮮でした。只の悪役にされがちな久瀬君を、しっかり掘り下げて描いてあったと思います。純粋にかっこ良いなぁと感じました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:5)
- 狙いとしては良いと思うのですが、どこか話が判りづらかったです。
○あのじ さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 正直、何とコメントしたらよいのやら……
とりあえず、話が見えてこないです。
こういうの手法は話の一部としてはありなのかもしれませんが、全編それで通されるのはちょっと……
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 一発ネタは外したら終わりだと思います。
そして、私には外れでした。終わり。
- 003 Last regret (採点:6)
- 綺麗に纏まっているとは思います。が、それ以上のものがどうにも……
下手に話に手を加えると、雰囲気が台無しになってしまいそうですし……
話が完全に本編に沿ってしまっている以上、ここらが私がこの作品に付けられる点数の限界かな?
今度は別の話も読んでみたいです。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 雰囲気作りにはとても成功していると思います。
ただ……その代償か、話があまりに単調すぎるかと。
もっと工夫があれば評価も変わってくると思います。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- う〜ん、悪くはないんですけど……
どうにも話に締まりがなく、ダラダラ感だけが前面に押し出されてしまっているような……
いわゆる起承転結のうちの起と結しかないからだと思われます。
過去のエピソードを入れるとかして、話にアクセントをつければもっといい作品に仕上がったと思います。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- ……いきなり人生を投げ出さないで下さい。それでいいのか祐一っ!
せめて、『何故』そう思ったのかを書きましょう。全てはそこからです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 自転車を2台買いましょう。二人乗りよりも絶対にスピードが出ます。
……と言ってしまっては身も蓋もないのでしょうけど、二人乗りで全力疾走なんて絶対に無理ですよー。
そこがギャグだ(ギャグだから、ではない)と言い切るなら話は別ですが、
それならそれで書き方も変わってくるかと……
ちなみに、その点を除いて全く笑えませんでした。
- 008 また明日 (採点:8)
- 短いですが、よく纏まっていると思います。
祐一の駄目パパぶりが目に浮かんできていい感じです。
ただ、会話文が主体になりすぎている気が。
地の文にもう一工夫あればさらなる高得点も夢ではないと思います。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 7年前、名雪は全部知っての上で告白したんだと思うのだけれど……まぁ、それは置いといて。
正直、読後に『だからどうした』以上の感想が沸いてきません。
死ぬな……とは言いませんが、いくらなんでも祐一あっさり死にすぎ。
読者に死んでも仕方がないと思わせるだけの然るべき描写があるのならともかく、
話を聞いただけでいきなり死なれても……何の感慨も沸きません。
話の練り込みが全然足らないと思います。もっと精進しましょう。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- 話は悪くないと思うのですが、どうにも美汐に『らしさ』が感じられませんでした。
もっとキャラを特徴付けるエピソードを挿入すべきだったかと。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 技術力不足。もっと表現に工夫をしましょう。
話としても纏まりに欠けます。何を主張したいのかもっとはっきりさせるべき。
後、特に舞の台詞に『らしさ』が感じられません。
名前付きの括弧が、物書きとしての成長を阻害しているように思われます。
より一層の努力を!
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:2)
- 何と言うか、酷い言い方をすると頭の悪い文章というか……
ごめんなさい。私は好きになれません、こういう文章。
- 013 その朝 (採点:3)
- 話がどうにも淡々とし過ぎてしまい、起伏に欠けているかな、と。
もっと盛り上げるべき場所で盛り上げ、締めるべき場所で締めましょう。
エピソードをもっと有効活用できるといいかも。
最後にすれ違ったのは名雪……ですかね?
そうだとしたら少し絡ませた方が面白かったと思います。
描写はそれなりに丁寧だと思いますが、もっと工夫が必要かと。
- 014 青い春 (採点:2)
- 行動原理が完全に抜け落ちています。よって、結論に重みがありません。
『何故』このキャラクターがこういう行動を取るかを突き詰めれば、結果も変わってくるかと。
特にチョップのエピソード。正直蛇足です。
- 015 遅刻 (採点:3)
- ネタもオチも安易、言ってしまえば凡作。
キャラクターの動きは『らしさ』に欠け、地の文も凡庸。
もう少し工夫及び捻りが必要かと。
後、日本語は正しく使いましょう。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:3)
- 全体的に描写不足です。表現にもっと工夫を。
話の展開は悪くはないのですが、出来る事ならもう一捻り欲しかったです。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 悪くはないが決して良くはない。普通。
北川の主張にもう一工夫あれば……
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- 全体的に話が単調かな、と。もっと盛り上がるべき場所で盛り上げる必要があると思います。
踊るシーンはこの話一番の見せ場になると思うのですが……こういう終わり方をしてしまうのは残念です。
描写も不足がちです。もっと話を書き込めれば印象も変わってくると思います。
- 019 雨 (採点:9)
- とても綺麗に纏まったお話。あゆの可愛さがとても巧く表現されていると思います。
強いて苦言を呈すなら、ストーリーが無難すぎたかな、と。
もう一捻りあれば文句なしの満点だったのですが……
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 文体が少しこなれてないかな、と。
数をこなす事が必要と思われます。書くことも、読むことも。
正しく綺麗な日本語を使いこなせるようになれば、作品の質は格段に上がると思います。
筋は悪くないと思いますので、より一層の努力を。
- 021 かしこ (採点:4)
- 近況報告ばかりで、話としての盛り上がりに欠けていると思います。
もっと強く印象に残るエピソードが必要かと。
話自体は悪くないと思うので、より一層の努力を!
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- あゆが可愛く書けていると思います。でも、それだけ。
ここまで内容がないと私は高い評価を下せません。
後、会話文が多すぎます。地の文をもっと織り込む努力を。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 綺麗に纏まっていると思います。でも、それだけ。
結末を書かないのは安易な結末を書いたのと大差ないと思います。
次は、もっと独創性を持った結末ある話を読みたいです。
- 024 月 影 (採点:5)
- 最初内容が理解できなくて、何度か読み返してしまいました。
というか、今でも完璧に理解出来たかどうか自信がないのですが……
かぐや姫の心境を尋ねて以降の展開に説明不足の感が否めません。
もう少し説明的な文章になっても悪くはないと思うので(そうでなく説明できるのが一番なのですが)、
きちんとした解説が欲しかったです。
話自体は悪くないと思いました。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- う〜ん、話としては悪くないと思いますけど……正直、それ以上の感想は持てないかな、と。
久瀬の懺悔はいいとして、それで終わりというのも……話として中身が薄い気がします。
懺悔をするにもただ語るんじゃなくて、
幼き日のエピソードとかが挟めれば、受ける印象も変わってくると思います。
- 026 カナブン (採点:8)
- タイトルと本文の関連性が謎なのですが……まぁ、それは置いといて。
短いながらもよく纏まった良作だと思います。
問題があるとすれば……少し会話文で話を進め過ぎかな、と。
もっと地の文を巧く使えれば、文章の質も向上すると思います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:2)
- ヤマなし、オチなし、イミなし。もう少し設定及び文章に工夫を。
ただでさえキャラクターがダラダラとしているのに、話の展開までダラダラしてしまっては目も当てられません。
もっとメリハリのきいた話にすれば評価も変わってくると思います。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:1)
- こういう場にだす以上、話として完結させるべきなのでは?
自ら『十週打切』をやってどうするんですか……
そして、生き残るのは一人どころか全員だし……
シナリオの構成からやり直すべきかと。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:2)
- ただ単にバッドエンドを書いただけ、以上には私には思えませんでした。
救い……はないならないで構いませんが、
主張とか考察とか、そういうものなしに淡々と話を語られても……
正直、面白くなかったです。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- とても雰囲気作りに成功している作品。
これといった欠点もなく、上手に仕上がっていると思います。
ただ、悪くはないのですが……読後に強く心に残る何かがないのも確か。
エピソードにもう一捻り欲しいところです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- とりあえず、きちんとした日本語を使えるようになるのが先決かと。
話の内容も……本編の設定を無視した上で、何が主張したいのかよく分からないです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- 何と言うか……微妙なセンスの作品ですね。
……まぁ、話の展開はもう少し工夫が欲しいところですね。
もっと話に盛り上がりあれば、受ける印象も変わってくるかと思います。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 続く? って……まだまだ容量にも余裕があるのですから、話として完結させましょうよ。
自ら『十週打切』をやらなくても……
逆に言うと、この話には十週打ち切り程度の価値しかない事になってしまいますよ?
設定にも色々と無理がありますし、タイトルと本編の関連性も不明ですし……
私には、この話は評価できません。
- 034 アーティスト (採点:5)
- 気障なのは言わないお約束です。それがSSというものです。
むしろ、もっと気障でも全然問題ないかと。
一番盛り上げるべきシーン(のはず)なのですから、もう少し工夫が欲しいところです。
- 035 月の向こうに (採点:3)
- 状況描写はただ並べればいいというものではありません。使い方にもっと工夫を。
このままでは只の冗長な文章です。
後、何を主張したいのかよく分からなかったです。
もっと力をつけてからもう一度挑戦すれば別の結果が見えてくるかもしれません。頑張れ。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- 冷徹な現実を突きつけるというのはご都合主義よりはましかもしれませんが、話の面白みに欠けるような。
話の展開にもっと工夫が欲しいところです。
後は……描写にももう少し気を使ったほうがいいかと。話の単調さに拍車をかけています。
余談ですが、あゆの大検合格と祐一の大学卒業、どっちが早いんだろう……
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 原作の栞エンドよりさらに安易な結末というのは救いようがないかと。
文章としてのレベルも低いです。一人称が意味もなく入れ替わるのはどうかと思いますし、
地の文が欠片もないのは興醒めです。
いい文章をもっと沢山読みましょう。
- 038 弱虫が見た花 (採点:3)
- 話がちょっと薄くなてしまってるかな?
答えなんて一生見つからないのでは、と私には思えてしまう程香里にダメダメさを感じてしまうのですが。
香里を立ち直らせるよう書くにしろ、ダメダメに書くにしろ、
もっと違った展開があったのでは? と思います。
少なくとも今のままでは、どっちつかずな感が強すぎかと。
- 039 『Wait』 (採点:4)
- なんだか、舞があまりに後ろ向き過ぎて……う〜ん……
それに、話の都合上とはいえ、舞が積極的に話し掛けるかというと……
舞の書き方次第で話の印象も変わってくると思います。もっと工夫を。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- 何というか……起承転結の起で終わってしまった作品。
話自体は悪くないと思いますし、続きが気になるといえば気になりますけど……
ここまでの話であれば、この点数という事で。続き次第では分かりませんが……
- 041 涙 (採点:9)
- キャラクターを、すごく巧く生かせて書けていると思います。特に舞。
途中に出てきた親子は……微妙かな。悪くはないと思うんですか。
話の出来は素晴らしいと思います。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:5)
- 句点が多すぎたり、話の起伏が少なかったり……
ミステリアスな雰囲気作りに一役買っているといえばそうかもしれませんが、
話のリズムや盛り上がりに欠けるというマイナス要素も感じさせてしまいます。
もっと別の方法で表現出来ていれば。惜しい。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:2)
- ……せめて、好きになった理由を書きましょう。
というか、香里、だれでもいいの?
別の人が付けたらもっといい点数なのかもしれないけど、私にはこの話が理解できないのでこの点数です。
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- 栞がとてもかわいく書けていると思います。
話に起伏がないのは……仕様なんでしょうけど、少し物足りなく感じてしまったり。
- 045 水の愛撫 (採点:3)
- 序盤のエピソードが終盤に何も生かされていないのは疑問。
伏線としてもっと有効活用するような話に仕上げて欲しかったです。
最後の結論はつまり何が言いたいのか読み取れなかったです。
私の読解力のなさが原因なのかもしれませんが、そんな私には高得点は付けられませんでした。
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- なぜか歩くことができないという伏線が、全然処理されていないような……
基本的に『何故』が抜けている話は重みに欠けるのですが、
この作品はそれを地で行っていると思います。
もう少し、設定を練りこんだ方がいいかと。
- 048 もみちゅーどく (採点:1)
- ……正直、下品なだけで面白くなかったです。
何が主張したいのかもよく分からなかったですし。
……ちなみに、実際には羽リュックに羽毛が生えていない事、知ってます?
- 049 Transmigration (採点:6)
- 香里の行動原理が栞のせいというのは理由としてはちょっと希薄かな?
香里が素直じゃないだけという私の見解が正しければこの点数。違っていれば−1。
話として悪くはないとおもいましたが、何を成したのか書かれてない以上、
結局逃げただけじゃんという気が……
エピローグも若干力不足。
書かれなかった二年間次第ではもう少し高得点もありえたかと。
- 050 あなたと共に (採点:7)
- 話として、とてもよく纏まっていると思います。
ただ、表現にもう少し多彩さが欲しかったかな、と。
後、導入を少しあっさりとさせすぎかな、と感じました。
その辺りにもう一工夫あればよりよい作品に仕上がったのではないかと。
- 051 待つ女 (採点:4)
- オチとして使うならともかく、ピザが話の前面に出すぎてしまっているような気が……
ピザより大事にされていない美汐の待ち人は、絶対に帰ってこないんじゃないかと思えてならないです。
そしてそのピザも、設定的に無理があるような……
30分で配達不可能な地域は、そもそも配達可能区域にならないでしょ、普通……
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- 全体的に話の起伏があまりに少ないと感じました。
『山場』と言うべき、話を最も盛り上げたい個所はどこなのでしょう?
全然伝わってこず、話が低調に感じられました。
後、ずっとあゆの一人称で進めてきて、最後に秋子さんで締めるというのも流石に……
盛り上げるべきところはもっと盛り上げ、締めるべきところはきちんと締めましょう。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- 名雪が可愛く書けているとは思います。ただ、それ以外が今一つかな、と。
話は悪くはありませんが、もう一工夫欲しいところ。
描写にももう少し気を遣った方がいいかと。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:3)
- 話のノリは悪くないのですが、展開にもう一工夫欲しいかな、と。
話にもっと起伏をつけるべきだと思います。
盛り上げるところはもっと盛り上げ、締めるべきところはきちんと締めましょう。
後は……舞のかわいさをもっと上手く表現できないものかと。
私には只の泣き虫で我侭な女の子に見えてしまいます。
- 055 手紙 (採点:4)
- 悪くはないが決していいとはいえない、言ってしまえば凡作。
話としてはよくある展開だけに、何か独自の工夫が欲しかったです。
- 056 大輪の花 (採点:3)
- 全体的に話の盛り上がりに欠けると思いました。
特に最後の山場、あゆの孤独感がもっと強く表現できればその後の展開にも重みが出るのでは?
キャラをもっと有効に動かせば面白い話になると思います。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:5)
- 話は綺麗に纏まっています。表現力も素晴らしいとは言えませんが、決して低くはないと思います。
後は、もっとストーリーを練りこめれば……
全体的に話の起伏が少ないです。盛り上げるところは盛り上げ、締めるべきところは締めましょう。
後、折角のかのんSSこんぺなのだから、Kanonであることをもっと有意義に使った方がいいかと。
読んでいて、栞でなくてはならない理由が感じられませんでした。
- 058 夕凪 (採点:5)
- 正直、コメントに困る作品。
非常に綺麗な言葉で綴られた、質の高い作品だと思います。
ただ、作者の主張が見えてこないのです。
強く印象に残るシーンもなく、ただ綺麗なだけの作品になってしまったのではないかと。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:4)
- ちょっと疑問。この話の季節っていつなのでしょう?
話からゴールデンウィーク前だと分かるのですが、
スイカとか、夜は涼しいとか、どうにも夏っぽい印象を受けるのですが……
後は……話の軸と思われる真琴と、その他のエピソードがいまいち噛み合っていないような……
話は悪くないと思うのですが……設定をもっときちんと練るべきかと。
- 060 奇跡の果てに (採点:4)
- 設定をもっとしっかりすべし。
何故香里が祐一と付き合っているのか説明をもっとしっかりするべきだと思うし、
栞が引いた理由が全く書かれていないのは流石に問題かと。
香里が『らしくない』のは仕様なんだろうけど……
また、地の文が説明口調になりすぎなのも減点要素。もっと描写にも気を使うべき。
明るく楽しい話には仕上がっていると思います。より一層の努力を!
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- 狂気を表現するには圧倒的に描写不足かと。
漢文の使用は……話のイメージに合ってないんじゃないかと個人的には思ったり。
後、特に前半、行動を表す地の文が多すぎです。話が淡白になってしまいます。
より一層の努力を!
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- 話としては悪くないのですが……どうにも話の起伏に欠けるかと。
盛り上げるべきところではもっと盛り上げ、締めるべきところはきちんと締めましょう。
表現ももう少し工夫した方がいいかと。描写一つで話の見栄えも結構変わってくるものです。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- オチは悪くないですが、それ以外がイマイチかな、と。
いい意味でも、悪い意味でも、特筆すべき点がないです。
表現の多様化やエピソードの練り込み等、全体的な文章力のアップが望まれます。
後、人称の管理に注意。
- 064 恋する乙女というものは (採点:4)
- どこまでが冗談で、どこまでが本気なのか判断に困った作品。
突っ込み所は多数あるのですが、そのうち幾つかはギャグとして書いているように思えなかったので……
本当はもう少し点数が高くてもいいのかもしれなせんが、そう読ませてしまったのが失敗という事で。
その分を差し引いてもギャグ満載の、それなりに楽しい話には仕上がっていると思います。
- 065 振り返る想い (採点:6)
- 話として、よく纏まっていると思います。
ただ、むしろ纏まりすぎてしまったかな、と。
本編に沿ったストーリー故仕方ないといえば仕方ないのですが、話がやや単調だなと感じました。
舞の目覚めた後はよく出来ていると思うので、問題はむしろその前。
折角出したあゆをもっと有効活用できれば、もっといい話になると思います。
- 066 夢の中でも (採点:5)
- 話としては悪くないのですが……う〜ん……
どうにも話の全体を通して情緒に欠けるかな、と。
表現にもっと工夫があれば印象も変わってくると思います。
後は……展開にもう少し捻りが欲しかったですかね。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- よく纏まった話、高い文章力、文句なしの秀作です。
後は、もっと心に残るもう1エピソードがあれば……
- 068 あったかいもの (採点:4)
- 話としては悪くはないんですけど……ちょっと単純過ぎるかな、と。
お互いを好きになった理由が『肉まんくれたから』『物を大切にするから』というのも……
もう少し工夫が欲しいところです。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 軽妙な語り口でとてもリズムよく纏められている、非常に出来のいい話だと思います。
なんだかもー私のツボにはまってしまったせいか、
『水じゃなくてコーヒーなんですか? 実際にやられたらタダじゃすまないんですけど』とか
『香里はどれほど真剣に二つ目を選んだのか』とか
本来突っ込むべき場所でさえ好印象に感じられてしまいました。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- 何と言うか、ラヴり〜というよりは、むしろデン……
……私にはちょっとついていけなかったです。
後、終わり方はもうちょっと何とかならないですか?
あまりに唐突で尻切れトンボなんですけど……
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:2)
- とりあえず、何故佐祐理が祐一を誘ったのかよく分からないです。
肝心のレースシーンも、行動と擬音だけでは盛り上がりません。もっと細かい描写を!
もう少し、話を練り込む必要があると思われます。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- ノリのよさは秀逸。
ですが、長さの割に少々ギャグを多く混ぜ過ぎたかな、と。
肝心の部分で、どうにも気持ちが付いて行く事が出来なかったです。
文章の出来自体はギャグ部の方がよかったですし、あるいはギャグ一辺倒で行った方がよかったかも……
後は……病院・病気について設定をいいかげんにし過ぎ。
手術直後は普通麻酔が効いているはずですし、発作を起こす人に歩行訓練なんかさせません。
というか、そもそも栞に歩行訓練は必要ないんじゃ……
- 073 守りたい約束 (採点:4)
- 秋子さんの夫というキャラクターが書ききれていないかな、と。
本来キーとなるべきイベントである死があっさりと流れてしまったのはそのためかと。
もう少し話に起伏をつけ、強く印象に残るエピソードを追加できれば、
そこのシーンが持つ重みも変わってくると思います。
そして、そのシーン自体も描写不足。より一層の努力を。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- テーマは悪くないと思うのですが、結論――少なくとも結論に到る理由が書かれていないのは問題かと。
表現力の高さや終盤までの展開はいい感じだと思います。
後は、二人の将来が傷の舐め合いにならないことを祈るのみ……
- 075 記念日 (採点:4)
- 話の展開がやや安易かな、と。
とりあえずジャムのせいにしてしまうのは楽ではあるのでしょうが、お約束過ぎです。
発端はともかく解決方法にはもっと工夫が欲しかったです。
- 076 流星群 (採点:3)
- 北川はともかく、香里の書き込みが全然足らないのではないかと。
ヒロインに魅力が感じられないようでは、恋愛物失格ですよ。
後は……いくら短編とはいえ、展開が大雑把すぎる気が。
- 077 まだまだ続く道 (採点:3)
- 秋子さんが出てくるシーンはともかく、それ以外がちょっとだれてしまってるかな、と。
折角オリキャラを出しているのですから、もっと有効に使った方が話の見せ方も変わってくるかと。
全体的に描写が不足しているかと。もっと魅せる文章を書くよう工夫しましょう。
- 078 blessing (採点:6)
- 話としてはよく纏まっていると思います、が……内容の割に文章がちょっとくどかったかな、と。
説明的な文章が多すぎます。もう少し趣のある描写も欲しかったです。
特に最後のの会話。書き方次第でもっと盛り上がりのある展開になったと思います。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:5)
- 話の展開や練り込みは及第点といったところでしょうか。
決して悪くはないのですが、もう一工夫あればさらによいものに仕上がったと思います。
表現力はもう一息といったところでしょうか。描写にもっと力を入れることをお勧めします。
後は……キャラクターをもっと巧く動かせれば。
- 080 鈴が唄う日 (採点:6)
- う〜ん、ネタとしては悪くないですが、話が少し単調になってしまったような……
もう少し、山場を絞って話を盛り上げる工夫をしたほうがいいと思います。
- 081 向日葵 (採点:3)
- 一人称だからといって、情景描写をはしょっていいとは思いません。
情景描写によって物事を語らせる工夫を。
日本語というものについてもう少し研究したほうがいいかもしれません。結構奥が深いですよ。
話の展開としては終盤の盛り上げがとても上手くいっていると思います。
ただ、全体的に練り込みが不足しているかな、と。
特に前半、もっと印象に残るエピソードを。
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- 序盤から中盤にかけての話の出来はすごくいいと思います。
それと比較すると、最後はちょっと力不足ですかね……
まぁ、話を締めるというのは非常に難しい事だと思うので、仕方がないといえば仕方がないのですが……
- 083 偽りの伝承 (採点:5)
- 話としては基本的に悪くはないと思うんですけど……
話の要である伝承関連の設定にやや無理があるかな、と。
もう少し話が練り込めればよりよい作品に仕上がったと思います。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 多様な表現は評価すべきなのでしょうが、ちょっと冗長すぎです。
もう少しすっきりさせた方が話の流れを阻害しないと思います。
句読点の使い方を工夫するだけでも結構変わってくるのでは?
もう少し低くする予定でしたが、最後の一文がツボに嵌ったのでこの点数にしました。
もう一皮剥ける事に期待しています。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- 香里登場以降はともかく、前半はちょっと……
まぁ、これは個人の考え方の差なのでしょうから否定はしませんが、私には肯定できません。
後半部はいい出来だと思います。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:5)
- 義仲の考察等、見るべきところはあるのですが、話としては普通の域を出ないかな、と。
文章の表現力も今一つ。描写等にもう少し気を使ったほうがいいと思います。
後、終盤の誤字脱字は折角の雰囲気を崩してしまったかな? 要注意。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- 終盤、話の展開がいくらなんでも唐突過ぎます。
もっと伏線を張っておけばあるいは納得できたかもしれませんが……
それにしても、最後の締め方はもっと工夫が必要かと。
- 089 雪原の軌跡 (採点:9)
- 意外な組み合わせではありますが、話を読んで納得。確かにありだと思いました。
欲を言えば展開にもう一捻り欲しかったかな? とも思わなくもないですが、
基礎となる構成は非常によく出来ていると思います。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- 話としては悪くないんですけど……もう一押しに欠けるかな?
告白のシーンをもっと盛り上げる事が出来れば、話全体から受ける印象も変わってきたかと思います。
序〜中盤の軽妙な台詞回しはいい感じだと思うのですが、
終盤はもっと言葉に重みが持たせた方がいいかなぁ、と。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:4)
- う〜ん、悪くはないと思うんですけど、どうにもイマイチ感が拭えません。
天使のキャラクターがもう少し立っていれば話も変わってくるかな? という気はします。
全体的に書き込み不足かと。いい線はいっていると思うので、より一層の努力を。
- 092 デエトの日 (採点:2)
- 話の展開がどうにも単調です。もっと盛り上げるところは盛り上げ、締めるべきところは締めましょう。
読んでいてどこが一番主張したい山場なのか分からなかったですし、
結末も印象の薄さが拭えません。
表現ももっと多彩にすべきでしょう。情景描写が少なくて話が淡白になってしまっています。
直接語らずに情景描写によって語らせることによって、話に趣きが出ますよ。もっと工夫を。
- 093 philosophy (採点:4)
- 折角名雪視点をだすのだから、名雪の苦悩を書いてほしかったかな?
結論も微妙です。これでは名雪の依存体質を強めてしまうだけのような……
それでいいというなら別にいいのですが……
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 甘々ですね〜。楽しく読ましていただきました。
オチは少々力不足かな?
後、名雪ならこの程度では『恥ずかしい』というよりは『日常』に分類されそうな気がしてならないのは、
私が毒されているからかなぁ……
多様な表現や薀蓄から文章力の高さは窺えました。
最後に、水瀬家は惣菜なんて買わないと思います……
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 奇抜な発想ではありますが、巧く纏まっていると思います。
本来は減点要素である夢オチも、ここまでやったのだから仕方がないと思えます。
KanonのSSかと言われると微妙ですが、大変楽しく読ませてもらいました。
- 096 Pure Heart (採点:3)
- Kanon本編から奇跡を切除しただけの、えらく普通の話。
単に本編よりボリューム不足になっただけという気がしてなりません。
もっと話に工夫をこらすべきかと。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- さおりは栞ではないと強調しておきながらこの終わりかたはいかがなものかと……
出来自体はかなりいい線いっていると思います。
あとは……名前の由来について小一時間(以下略)。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- せめて句読点くらいきちんと使えるようになりましょう。非常に読み辛かったです。
- 099 Anniversary Days (採点:5)
- もう少し展開に捻りが欲しいと思わなくはないですが、基本的に話は悪くないと思います。
ただ……ちょっと気障すぎるかなとも思える台詞に対して、地の文がちょっと力不足かな、と。
もっと表現に工夫があれば、より情緒のある話になったと思います。
- 100 今度までには (採点:10)
- ぐぁ、美汐と真琴かぁいすぎ……
話の質も文句なし。もう、何も言うことはありますまい。
ごちそうさまでした。
- 101 Little Seedling (採点:5)
- 話としては悪くないのですが、どうにも文章がこなれていない印象を受けました。
もう少し表現を工夫した方がよろしいかと。
後は……最後の締め方がちょっと力不足かなぁ、と。
もう少し情緒ある締め方をすれば、全体的な印象も変わってくると思います。
- 102 踊り子に癒しを (採点:6)
- 高い文章力には脱帽、話の構成もしっかりしていると思います。
ただ……キャラがあまりに『らしさ』に欠けるかと。
一次創作としては申し分ないのですが、あくまで今回はかのんSSであることを考えると……
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:7)
- オチも含めて、ここまでお約束に徹する事が出来れば、それはそれで面白いと思います。
妄想シーンはもう少し工夫が欲しかったかな?
- 104 これから…… (採点:4)
- 情景描写が全くと言っていいほどないのが興醒めでした。
『どうした』や心理描写を時には情景描写で語る方が趣きがあっていいと思います。
このままでは表現が淡白すぎるかな、と。
エピソードもやや練り込みが足らないかと。
もっと強く印象に残るシーンを書くことが高得点への道だと思います。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:4)
- 設定にちょっと無理が多いかな、と。
秋子の夫が妖狐というのは(無理はあるが)目を瞑るにしても、
秋子に悪戯をする理由の描写がないのは看過できません。
Kanon本編で真琴の行動に理由がある以上、こちらにも然るべき理由が必要なのではないかと。
表現ももう一工夫欲しいです。
あと、助詞の使い方に注意。同じ助詞を連続して使わないように。
- 106 あなたのために出来ること (採点:5)
- 設定にちょっと無理があるかな、と思いつつも、そこに目を瞑ればいい話だと思います。
ただ、終盤の盛り上げがちょっと足らなかったかな、と。
もっと巧く名雪を動かせれば……
- 107 満月は白い輝き (採点:3)
- 何故二人の再会を祐一と名雪に被らせる必要があったのか、私には理解できません。
独創性の放棄としか思えなかったので、高い点数はつけられないかな、と。
折角の最後の山場、もっと魅せて欲しかったです。
全体的な描写や話の展開にももう一工夫欲しいです。
中盤の祐一と美汐の会話は悪くないだけに残念です。
- 108 家出(強制) (採点:3)
- ギャグは人を笑わせてナンボだと思うのですが、ノリは悪くないと思いつつも笑うには至りませんでした。
お約束も結構ですが、もっと捻りも必要なのでは?
後は……いくらギャグとはいえ、もう少し表現に気を使った方がいいかと。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- 名雪の不器用さが、とても上手く書かれていると思います。
やや話の盛り上がりに欠けると思いましたが……それは仕様なのかな?
どちらにせよ、エピソードにもう一捻り欲しいとは思いました。
雨降って〜のくだりに誤りが見受けられるのはご愛嬌?
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- すごく綺麗に纏まった、いいお話だと思います。
もう一押しに欠けたので満点は付けられませんでしたが、文句なしの良作だと思います。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:9)
- 話の構成、表現力、共に文句なしの秀作です。
ただ、もう少し展開に捻りが欲しかったかと……
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:2)
- この長さでオールキャストはやはり無理があるかなぁ、と。
一人一人が薄くなっちゃいますし、話が説明に終始してしまいますから。
ある程度切り捨てるのは覚悟して、もっと話とキャラを絞った方がいいと思います。
- 113 Flying (採点:8)
- 一貫したテーマで最後まで書き切ったのはお見事です。
話を安易な奇跡で締めなかったのにも好感が持てます。
名雪の絶望と救済がもう少し書き切れれば話にさらなる深みが出ると思います。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:3)
- テンポは悪くないのですが、笑わせるまでには到らなかったかな、と。
全体的に、もっとメリハリをつけた方がいいと思います。
シリアスな部分はもっと徹底的にシリアスにした方がギャグの部分を際立たせることができるでしょう。
後、使いたい気持ちは分かるのですが、RRはいかがなものかと……
美汐に向けて使っているのに、主語(あなた)が真琴を指していますし……
- 115 温もりの中で―― (採点:5)
- 奇跡の考察等は……悪くは……ない、が……
描写をはしょりすぎ。特に、祐一が死のうと考える場面は必須のはず。
医者もらしくなさすぎ。もう少し台詞に気を使うべきかと。
将来性は高いと思うのでこの点数。数をこなせばきっといい作品が書けると信じています。
……長年やっていてこれならもう少し自分の作品を見つめ直す必要があるかと。
あと、誤字脱字(と思われる個所)が多いのも気になりました。次回から要注意。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:6)
- 正直、コメントが難しい作品。
銀河鉄道という目の付け所は悪くないと思いますが、それを生かしきれているかというと……
銀河鉄道という存在に負けないくらいの、もっとインパクトの強いシーンが欲しいところです。
特に最後、もう少し別の終わり方が出来なかったのでしょうか。残念。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- これが噂のKanon老年齢版ですか? ……いや、まぁ、冗談は置いといて。
思い出に還る物語……これもまたKanonと言えるのかな?
高い文章力、安定した話の構成にはレベルの高さを感じさせられます。
ただ、『若い頃の話』はもう少し巧い書きようがあったかと。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:2)
- オールキャストにすると、どうしても人数が多い分中身が薄くなってしまう訳で、
そしてそれは、切れ味がもっとも重要なギャグにおいては致命的な訳で……
もっと、キャラと話を絞るべきだと思います。
- 119 『Nurse call』 (採点:6)
- こういうKanonでない作品は評価が難しいのですが……
文章の質は悪くないと思います。
オリキャラ二人をもっと書き込めていればもう少し高得点が付けれたかな?
山場はエピソード自体は悪くないと思うですが、
一日に二人手術するのかなぁという無粋な突っ込みが先に来てしまって……
二日連続手術でよかったのではないかと思ってしまうのです。
途中を少し変える必要がありますけどね。
- 120 息抜き (採点:5)
- う〜ん、SSでリドルというのはある意味斬新で面白いとは思うんだけど……
これはKanonじゃないし、読み物として面白いかと言われると少々疑問。
『その人』の考察にもっと斬新さがあれば……
後、表現にももう一工夫欲しいところです。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:6)
- 三者三様のやさしさというものが、上手く表現されていると思います。
ただ、何だか佐祐理さんが祐一の優しさに騙されているような……
……それでいいんでしょうね。Kanonだし。
雰囲気優先のためか、話がやや単調になっている感があります。
もっと盛り上がりとか、捻りとかを加えればよりよい作品に仕上がったと思います。
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- 話としては悪くないと思います。
美汐にやややり過ぎの感はありますが、キャラの『らしさ』がすごく出ていると感じました。
ただ、最後の締め方はどうかなぁ、と。
全体的に描写不足ですかね。もっと工夫すれば、よりよい作品に仕上がるのではないかと。
- 123 想い、あなたに (採点:5)
- 名雪が上手く書けているのに対して、舞と佐祐理はイマイチかなぁ、と。
話の展開も悪くはないのですが、若干物足りなさを感じます。出来れば、もう一捻り欲しかったです。
- 124 No More Dying Then (採点:10)
- これも一つの愛のカタチ、ですね……
文句無しの秀作です。
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- 文句なしの良作ではあります、が……
きつい事を言わせてもらうと、バッドエンドなんて(ある意味)誰でも書けます。
読後に悲しい気持ち以上のものが残らなかったのは残念です。
ご都合主義の話を書けなんて言いません。
ただ、誰もが納得できる幸せなお話は書けないものなのかな、と……
- 126 多角関係 (採点:8)
- ギャグをある意味通り越してシュールというか何というか……
ネタが強烈すぎて、逆に笑えませんでした。
でも面白かったです。
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- 設定的にちょっと苦しいかな……と思いつつも、悪くない出来の話だと思います。
ただ、舞だと気付いてから解決までがあっさりしすぎなような。あそこはもっと書き込むべきシーンかと。
ちなみに、口は噤(つぐ)むものです。紡いじゃったら痛そうです。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:4)
- 全体的に話の起伏に欠けます。盛り上げるべきところは盛り上げて、締めるべきところは締めましょう。
特に、結末は唐突過ぎだと感じました。
また、地の文にもっと工夫を。説明口調が過ぎます。
後、誤字脱字の多さも気になりました。書き終えた後の推敲はきちんとしましたか?
- 129 いつもそばにいる (採点:6)
- 話としては悪くないんですけど……微妙にひっかかるところが多かったり。
設定を煮詰めきれてない……というのは私の気にしすぎかもしれませんが、
少なくとも若干の説明不足は感じます。
後、描写にも出来ればもう一工夫欲しいところです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:5)
- 文章自体はよく書けていると思うのですが、設定的に幾つか無理があるような気が……
締め方にももう少し工夫が欲しいところです。
- 131 鎖 (採点:2)
- 話の展開に、あまりに無茶がありすぎるかな、と。
記憶喪失の内容や速度にご都合主義感が強すぎますし、
栞の死を幾ら説明されても受け入れないのに、墓を見た瞬間記憶が戻るというのもどうにも……
後、全体的に描写が足らないと思います。
特に、北川のオリジナルエピソード。
妹を思う気持ちが今一伝わって来ず、結果として随分と薄っぺらい内容になってしまった感があります。
二人のエピソードを一つ挟むだけでも結構変わってくると思います。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 少し淡々としてしまっている感はありますが、ギャグとしてはそこそこ高いレベルだと思います。
個人的には、淡々とさせるならもっとシュールな方が面白いと思うのですが……
ちなみに、途中の問題はとても有名だと思うのですが……私の周辺だけでなのかな?
- 133 無名の石 (採点:4)
- 名雪の猫アレルギーはどこへ行ってしまったのやら……これでは、ただの猫好きです。
そういう意味で、キャラに『らしさ』があまりにも欠けているかな、と。
そして、栞並にあっさりと死んでいく猫。なまじ回復させない方がよかったのでは、と思ってしまいます。
最後もあっさりと終わりすぎな気がします。もう少し印象に残るエピソードに出来れば……
話そのものは悪くないと思います。より一層の努力を。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:9)
- 読んでいてどうにも最後の一押しに欠けたので満点は付けられませんでしたが、
話の展開、表現力、ともに高いレベルにあるいい作品だと思います。
さらなる高みを目指して、これからも多くの作品を書き続けて下さい。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- 何故か栞が生きているっぽい辺り、設定に疑問を感じなくはないですが、
全体的に話としてはよく出来ていると思います。
問題があるとすれば……ちょっと学校のシーンが短いかな、と。
一番の見せ場なので、他を削ってでもここに重点を置くべきだったと思います。
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- 何というか……普通のラブコメですね。
悪くはないんですが……展開にもう少し工夫が欲しかったかな、と。
- 137 体育祭血風録 (採点:3)
- 点数を公開してしまった時点でオチが読めてしまったのはどうにも……
作戦が重要と言いつつも実際に何も有効活用されていないのもちょっと……
くにおくんじゃあるまいし、レースで乱闘というのも引いてしまいました。
話のノリ自体は悪くないのですが、展開にもっと工夫をするべきでしょう。
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- 祐一の考察部分はいい出来だと思いました。
ただ、それ以外の場所がやや力不足かな、と。
話の展開にしろ、描写にしろ、もう一工夫欲しいところです。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- 綺麗で、そしてよく纏まった話だと思います。
10点でも問題ないと思ったのですが、どうにも何かが引っかかってしまってこの点数。
キャラに若干『らしさ』が足らないかなぁ、とか、『挑戦』というより『挑発』だよなぁ、とか、
細かい事の積み重ねだと思うのですが……
本当にいい作品だと思います。
でも、真っ当な批判も出来ないくせに私には10点がつけられませんでした。ごめんなさい。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- よく纏まっていて、話としては悪くないと思います。
もっと強く心に残るエピソードが追加できれば……
表現にももう一工夫欲しいところです。
さらなる高みを目指して頑張って下さい。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- キャラを出し過ぎて、全体的な印象が薄くなってしまった感があります。
これが短編である以上、もっと書くことを絞るべきだったのではないかと。
この話では、北川と香里の関係でしょうか。
どつき漫才しかやっていないのに突然好きとか言われても、違和感しか残りません。
この二人をもっと書き込めていれば、終盤の盛り上がり方も変わってくると思います。
後、人形を残すことが奇跡ですか……うーん……
○ありきん さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- ちゃんと読むとこの話は駄目ですね。反面、何も考えずにサーっと読めば言いたい事が流れるように頭にイメージできるので、面白いかどうかは別として悪くは無かったです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- すまん笑えなかった。それにほのぼのと言うよりも一発ギャグでは?
- 003 Last regret (採点:1)
- 最初の「夢 夢を見ていた」の時点でお約束かと思ったら結局最後までお約束でした。あと「ずっと夢で〜〜」とか何度も同じ言葉を繰り返し使うのは難しい技法だと思います。これくらいの話で使うには無理があるでしょう。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- なんと言っていいのか分りません。メルヘン過ぎるのが原因か?
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 北川が栞と付き合っていたと説明も無いので途中まで彼の言動が分りませんでした。それと最後の方は男二人のセリフがどっちがしゃべっているのかも分りませんでした。内容は、大の男二人がいつまでもネチネチと他人とこういう話をするな! っと思わず私情を挟んでしまった……
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- この祐一は終ってます。人間として間違っているでしょう。もう一度母親の胎内からやり直すべし!
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- 校門の描写があったとしても予鈴くらいは鳴らさないと遅刻かどうかは分りにくく、総合的な内容は通常のSSの1シーンにも満たないかと思います。おっ! っと思う所が無いのは致命的です。
- 008 また明日 (採点:2)
- マイナス思考のヒロインを歯の浮くようなセリフで励ます祐一はお約束なんで良い印象はありません。まあ最後に子供が生まれて幸せという事で+1
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- どんな馬鹿でもこんな簡単に首吊りませんて……
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- 面白いかと言う程でも無いですが悪くは無い。しかし、悪魔で普通の話。ただ、かまぼこ板に目を付けた意外性は良かったと思います。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 面白いと言う話ではないですが悪く無かったです。舞の性格もよくSSで使われるインスタントな物ではないですし、ただセリフの前に名前はつける必要は無いかと思います。それに舞以外の人物は佐祐里さんしか出ていないのだから文章だけで誰がしゃべったのか簡単に表現できるはずです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:2)
- ふ〜〜……熱い熱い……って感想になってないですね。内容だけなら普通とも悪いとも言えない内容、精進されたし。ただ、イチゴサンデーを奢れと言う名雪はちょっと……まあ軽口程度で本当に奢れと言うのでは無いので、それ程引っかかりませんが。
- 013 その朝 (採点:5)
- カメラが追うような感じで美汐を捕らえてますね。そこからの視点で美汐の心境などもよく捕らえてると思いました。特に目新しい物はありませんが減点になるような悪い印象は受けませんでした。
- 014 青い春 (採点:3)
- 『卒業式』と言う単語が出てからは、面白いかどうかは別として悪く無かったです。後半は名雪の言動も普通ですし前半のやり取りも納得がいきます。ただサトラレネタは不味かったですね。
- 015 遅刻 (採点:1)
- 祐一が一人暮らしするという事は両親が許さなかったために水瀬家に来たはず。それなのに祐一の考えだけで一人暮らし出来るはずはありません。更に突っ込むなら最低でも日曜は学校は休みの筈、イチゴサンデーを奢らされるのは六つと言う事になります。それ以上にすぐにイチゴサンデーを持ち出す名雪にはあまり良い感情は抱けませんでした(ギャグならそんなヤボな事は言いませんが)。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- 最後の方の祐一の部屋の状況がちゃんと書かれていないので、秋子「姉さん――祐一さんのお母さんもね、一緒だったの」の意味が分りませんでした。部屋の中では雷にビビリ布団に包まる祐一しかいなかった筈。どうしてここで姉さんなのか意味が分りませんでした。最後の三行も意味不明。真琴が正座している理由とか、「正座はもういいですから」と言っているのが誰なのかも分かりません。最後に一人称で話が進んでいる筈なのに突然三人称になっている所とかあって、今回のコンペにおいて屈指の意味の通じにくいSSでしょう。
- 017 『とも』 (採点:1)
- 友達と一緒なら全員が帰ると言わない限り15分では帰らないと思いますよ? それに祐一が遅れた原因も書いたほうが良いと思います。それなりに待たしたんだから、それなりの理由が無いと納得出来ません。それ以上にこの話の主役である北川の性格が偽善的だったので良い印象は受けませんでした。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- 突っ込みどころが一つ。「大事な人との約束があるからな、待たせるわけにはいかないんだよ」とか祐一は言っているけど、それだったら両親とメシ食わないでさっさと帰れと言いたい。メシ食わなければ舞踏会に間に合っていたんじゃないかと思います。彼のセリフはスジが通っていないように感じました。しかし、話は悪く無かったです。
- 019 雨 (採点:5)
- 話も纏っていて悪く無かったです。ただ面白いかと言われると頭を捻ってしまう出来です。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 小説の最後にこういうので締めくくれば面白いんですが、これだけでは面白いとはいえません。中篇・後編の最後の最後をだけを読んだ感じでイマイチでした。
- 021 かしこ (採点:7)
- 真琴の舞への反応もいい味出してるし、短いながらも面白かったです。アラ探しするような所もありませんでした。ただやはり短いので充実感はあまり無いのが残念。
- 022 いつもの二人 (採点:2)
- ほのラブと言う所なんでしょうね。確かにほのラブと言う点ではほのラブしてましたが、物語性は薄く読んだ充実感はありませんでした。もっと何か書いて欲しいです。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 栞シナリオ最後のシーンを書いただけに見え捻りも何も感じませんでした。それに話の内容がワンパです。文章云々以前に内容を方を見直した方が良いかと。
- 024 月 影 (採点:1)
- 月見で話を進めるのは悪く無いですが、縁側の描写はしっかりして下さい。想像しずらかったです。ちなみに言うと水瀬家は住宅地にあるので周りの家が邪魔で月見の雰囲気はでないかと……二階だと屋根は邪魔にならないだろうけどそれだと縁側じゃないので結局、月見の雰囲気はでません。この辺を上手い事しないと後の話に響きます。
- 025 風と共に去りぬ (採点:2)
- 久瀬の性格が珍しいのでここの所は珍しいので良いと思いますが、他全てにおいて煮えきらず中途半端な気がしました。内容をもっと濃くしたほうが良いと思います(話は結構熱いのでその部分は損なわないようにした方が良いと思いますが)。
- 026 カナブン (採点:1)
- それとも……〜〜なんなのかよく分りません。祐一が真琴を吹っ切って他の誰かとくっつくと言うのは分りましたが、それ以外は意味不明です。それと、最後の方はわざとあのように描写したのでしょうが、見ているほうとしては(人にもよるかもしれないが)、あまり良い印象はうけませんでした。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:1)
- 話の雰囲気は悪くはなかったんですが、これのジャンルをギャグと呼ぶには無理があるかと。ギャグだと一点。ほのぼのだったら5点と言ったところでしょうか。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:6)
- 結構面白かったです。ただ無敵舞&佐祐里ネタに走ったのは安直だったかと、それと話が短くて読み応えも少ないのでイマイチです。次に書かれるならもっと読み応えのある話を。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 話の内容もありきたりでダークと言うほどダークではありませんでした。色物好きの私としては精神病院の所から壊れ系のブラックジョークにした物が見たかった……
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 夏で浴衣? その上ラブで雨で濡れた? 熱い熱い……と別に悪意があるわけではありません。ただなんとなく突っ込まずにはおれなかったと言うか……で、話は短いながらも中々良く出来た作品だと思います。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- 悪く無かったです。独特の括弧の使い方は成功だったかと、これが普通の括弧だったら少し雰囲気が悪くなっていたと思います。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:1)
- 話が短すぎな気がしました。これがそれなりに内容の濃いSSの最後のシーンなら説得力を持たせられたかもしれませんが、これだけだとなんとも言えません。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- ………続く? があって面白ければ点数は未知数でもしかしたら10点行ったかもしれません。ですが、これから面白くなると言う期待させる所で終ってしまったのは良くありません。それと結構目に付く脱字があったのもX
- 034 アーティスト (採点:8)
- 短いながらも良い作品だと思いました。誉めておきながら揚げ足を取るような感じで恐縮ですが、祐一と美汐は商店街で会ったはず。普通商店街のような所で肖像画はまず描かないでしょう。場所を移動したなり、移動せず商店街で描くとしてもこの辺のフォローを少し入れてほしかったです。
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 詩みたいな文章ですね。ですがそれに徹しすぎたために返って内容が薄っぺらい物になってしまったと思います。悲惨な内容ですがダークと呼ぶにはちと弱いかと思います。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- いくらあゆでもこんなに常識外れじゃないでしょう。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 描写自体は悪く内容もあまり濃くない。良いと思われる所が無かったので色々と精進を。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 色々経験して人間成長するというが、一人の時に大して考えない奴はろくな人間にならない。今まで逃げていた香里も少しは前向きになったみたいなので、そう言う人間にはならないでしょう。少し暗いけど救いのあるSSだと思いました。
- 039 『Wait』 (採点:2)
- 舞は結構他人には淡々とした性格だった筈なので中庭に来て栞と話すような事はないはず。それにこの時点で舞が祐一と知り合っているのもおかしい。更に言うと昔の男の子が祐一だと分ったのは舞シナリオの本当に最後。此処まで来たら祐一は栞とはくっつかないでしょう…………と言うと話にならないですね。矛盾点が多いですがそれを抜かせば、話自体は悪くはなかったです。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- 名雪の強制移動のシーンは結構面白かったです。その後の、香里VS佐祐里が見てみたいですね。
- 041 涙 (採点:4)
- 舞文句を言いに良く→勿論祐一に→修羅場? 見てみたい気も……
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:3)
- カルロス・カスタネダに聞けば一発で教えてくれるのでは? 私としてはテーマが分らないのが夢のようでした。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:4)
- 名雪、香里とお幸せに……って駄目じゃん。私も名雪と同じく騙されました。いがいとスッキリした話ですよね……?
- 044 ふゆのひかなた (採点:5)
- 落ちてないような気もしますが中々楽しいほのぼのでした。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 短いながらも中々出来ていると思いました。確かに題名通り水に関係した話ですが、祐一が出てきた辺りで雨のシーンの描写をもっとして欲しいと思いました。そのためか水っぽさが少し感じたり無かったです。
- 046 『安らげる場所』 (採点:2)
- 彼等二人の今後が心配でなりません。男受けはしないSSですね。
- 047 奇跡への願い (採点:1)
- よくある内容。山の部分が茶番ぽくって勘弁してほしかったです。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 意外な事に面白かった! こういうキワドイねたをコンペでやるあなたの性根の悪さに敬意を称えます(良い意味で)。
- 049 Transmigration (採点:2)
- 祐一がなさけなく、偽善的な言葉を吐くキャラ達は見ていて良い気はしませんでした。最後の方の話は少しだけ良かった。
- 050 あなたと共に (採点:1)
- お約束で偽善的な話でした。こいつ等何を言ってるんだと言った感じでまったく感情移入できませんでした。
- 051 待つ女 (採点:8)
- 哀れ北川。今後、彼のバイトでの立場が気になります(笑)。真琴の「あなた」発言など新鮮で短いながらも楽しめました。いやぁ素直な真琴はいいですねぇ。
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- あゆの一人称で物語が進むのは悪く無かったんですが、もう少し濃い内容にしてほしかったです。最後の秋子さんの独白は必要ないような。あゆの一人称に徹したほうが良かったと私的には思います。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:2)
- 内容は普通のほのぼのですが、冗談とは言えばらすぞと脅迫してイチゴサンデーを要求する名雪は見ていて良い気はしませんでした。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:4)
- 普通のほのぼの良くも悪くもなく。コメントと言う面では非情にしずらいですね。
- 055 手紙 (採点:1)
- 冒頭で自分も墓参りに来たとタイミングよく表れる香里。普通偶然で墓地で遭遇は狙って無いと出来ないでしょう。ヤラセ疑惑で違和感あり。その後のビンタも胡散臭いです。最後のシメは悪くないと思いますが、最後まで祐一と香里の胡散臭さは消せませんでした。
- 056 大輪の花 (採点:1)
- まず初めに誰がいるのか書かれていないので、花火大会に誰がきているのか分りませんでした。誰がいるかの描写はしっかりしましょう。突然名前が出ても戸惑います。その上サトラレ祐一が出たので途中からまともに読む気がしなくなりました。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 話が意外な所をついていますしオリキャラも悪くないです。結構面白かったです。
- 058 夕凪 (採点:4)
- 文章は綺麗だと思いますが話のテーマはもっとこった方がよいと思いました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:2)
- ほのぼのとして中途半端な気がしました。あゆか真琴どっちかに絞らなかったのが原因かと思います。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- 栞死亡SSかと思ったらそうじゃなかったんですね。お二人さんお幸せにと。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:3)
- 暴虐の水のネタは悪くないと思います。話は一応落ちてますが中途半端な気もします。それと、わけの分らない漢字の羅列は止めた方が良いと思います。読めない人の方が多いでしょう。かく言う私も読めなかった。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- コメントしずらいです。内容がベタでどう誉めたり貶したりして良いのかわかりません。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- 悪魔で普通のほのぼのなのでコメントしずらいです。
- 064 恋する乙女というものは (採点:8)
- 秋子、名雪、真琴のやり取りは純粋に楽しませてもらいました。特に秋子さんは少しヤバイですね(笑)。
- 065 振り返る想い (採点:1)
- 内容が薄くこれだけじゃなんとも言えません。
- 066 夢の中でも (採点:3)
- 栞が過去の夢で涙を流すという発想はよかったと思います。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:1)
- 話がお約束なうえ何の捻りも無いと感じました。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- もっとじっくり読みたいところですね。容量にはまだ余裕があるみたいですしこの辺はどうにかして欲しかったです。珍しいカップリングと真琴の心理描写が書かれているので楽しめましたが、ちょっと描写不足で――北川X真琴と謳っておいて北川の人間像がしっかりしていない所とか――北川にあまり人間味を感じられなかったのは残念。
- 069 マリッジブルー (採点:4)
- つまらないわけでは無いですが面白いかと言われると頭を捻ります。もっと何か欲しい所ですね。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:4)
- うわぁ、凄い勢いですね。でも最後落ちてないような気がしないでも無いですが……まあ、これはある意味落ちているな。ギャグの内容は悪くないのですが、描写は最悪です。そのため描写を気にしないように途中から読むように心がけましたが、せめて誰が登場したかは描写しましょう。サブキャラとして登場した北川、祐一、名雪なんて誰が登場したのかまったく分りませんでした。勢いを殺さないためかどうかは知りませんがそれぐらいはしっかりして下さい。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:3)
- こういう壊れは意外と好きなのですが、車やバイクの車種などが全然分らない私としては数十%は楽しさが落ちたと思います。普通はそれをある程度描写でカバーするのですが、描写不足に感じました。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- 話は悪くないです。ただもう少し栞の闘病生活を書いてくれた方がもっと感情移入できたでしょう。最後の二行は無くても良いと思いました。
- 073 守りたい約束 (採点:5)
- コメント考えるのが難しい出来と言った所でしょうか、可も無く不可も無くといった感じです。悪くは無かったんですが飛びぬけて光るような物はなかったです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:1)
- 話のテーマをある程度ピノキオに重ねようとしたのでしょうが、あんまり意味は無く失敗だったと思います。
- 075 記念日 (採点:2)
- 記憶喪失を安易な謎ジャムで片づけたのには感心しません。物語性が一気に下がりました。点数も急降下。
- 076 流星群 (採点:4)
- 話自体はイマイチですが、北川が初めから最後まで馬鹿な野郎だと思う反面、既に大人になっている彼が10年も同じ人間を好きでいつづけて、傷心で帰ってきた香里を受け入れる包容力には脱帽します。
- 077 まだまだ続く道 (採点:4)
- 香里と北川が出てきた意味がよく分かりません。電気屋の修理で留守番は物語に関るような事ではないし、その後の祐一との電話でのやり取りもあまり意味は感じられませんでした。これならこの二人は出さないで他の部分をもっとしっかり書いたほうが良いと思いました。内容は悪くは無かったです。
- 078 blessing (採点:10)
- 香里が哲学してますね。理論的に辻褄を合わせるのが哲学ですが話の最後はそうじゃないですね。もっとも哲学なんて物は理屈を合わせる物なので、人間のように理屈だけで生きていない生物には最終的には哲学ではどうにもなりませんね。せめて最後までは彼女達に幸有らん事を。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:4)
- 話のテーマ自体は悪く無いですが、水瀬家の庭が話の場になっていますよね。ですからこの場の描写をしっかりして下さい。イメージしずらかったです。
- 080 鈴が唄う日 (採点:6)
- 良かったです。ただインパクトと言う面においては弱いですね。まあ、これは人の感性それぞれなので必ずしもそうとは言えませんが。ですが出来は良かったです。
- 081 向日葵 (採点:5)
- ワンパな気もしますが意外とスッキリしていて悪く無かったです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:8)
- 山を越えた後、すぐに海についてしまったのは残念。遠くの方に海が見えるという二人のやり取りと描写が見てみたいと思いました。話自体はスッキリしてると思いました。
- 083 偽りの伝承 (採点:9)
- 伝承を考えると何をきっかけにしてそれが生まれたか色々と疑問が沸いてきますね。理由なんて一つでは無いかもしれないし、この話のような理由があったり。山や湖なんかを信仰の対象にするためにあえて、でっち上げの話を作るか……まあ何はともあれ、伝承の話は興味を引きつけられ私は物語りに引き込まれていきました。ただ描写が少し足りなかったのが残念でした。もう少し回りの風景とか描写してくれるとイメージしやすかったんですが。
- 085 開花 想葬 (採点:8)
- ねちっこい陰湿な話かと思ったら後半、美汐が過去をふっきった辺りからは清々しくて良かったです。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- こういうタイプの北川SSは珍しいですね。自分としては北川の性格がよく書かれていると思ったんで、お約束の自虐香里を絡めないでオリジナルの話にした方が面白くなると思いました。
- 088 don't need no reason why (採点:7)
- せっかく面白かったのに途中で終ったみたいで……容量足りなかったんですか? どちらにしろこれで終わりは無いでしょう。落ちてないよ落ちて……
- 089 雪原の軌跡 (採点:10)
- 登場人物、彼女と少女の慟哭がよく伝わってきました。この手の話によくある偽善的な所も感じられなかったし、読み終わると不思議とスッキリしました。
- 090 贈る言葉 (採点:9)
- 香里の慟哭のシーンはお約束っぽくて引いてしまいましたがそれ以外は良かったです。終わり方もスッキリしてますしね。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:1)
- テーマ自体が悪い気がします。その性か先がバレバレで素直に楽しめませんでした。
- 092 デエトの日 (採点:5)
- 良くも悪くもほのぼのの出来でした。
- 093 philosophy (採点:1)
- これは依存症の名雪を祐一がそのまま受け入れたと言う事ですか? 後半KANONの登場人物全員出す必要はないと思いました。邪魔臭かったです。少人数にしてこの場の内容を濃くしたほうが良いと感じました。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:4)
- 題名通りの話ですね。そう言う面では悪く無かったです。ただサトラレ祐一は余計でした。
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- これは面白かった。言う事無しです。だけだと寂しいので……石橋の性格、思想、何を思っているか、どう内面が変わって行くかがよく書かれていると思いました。完成された作品で流れるように物語が進んで違和感などもありませんでした。凄いシリアスだ……?。
- 096 Pure Heart (採点:1)
- 話がお約束すぎるためか良いと思える所がありませんでした。その上、人の金でイチゴサンデーを遠慮なくたのむ名雪や、サトラレ祐一は見ていて良い気はしません。もっと色々考えて話を作りましょう。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:10)
- ゲーム(ファンタジー)の世界に現実問題を持ち出すと痛い話になりますね。それはともかくとして面白かったです。
- 098 希望を抱いて (採点:5)
- 冒頭の徹底した茶番のシーンはある意味爽快でした。ここまで徹底してやられると色物好きの私としては返ってうけます。その後のギャグシーンはまあまあ、最後のシリアスは吉か凶か判断がつかない所。
- 099 Anniversary Days (採点:2)
- 水瀬家の人意外は祐一の友達なり何なりであって秋子さんの友達では無いのでは? 普通そんな人たちは誕生会に呼ばないと思うのですが……物語の役にもたたないし無理やり出しただけといった感じです。その辺が最後まで違和感として拭えませんでした。必要最小限の人数で内容を濃くしたほうが良いと思います。
- 100 今度までには (採点:2)
- 真琴END後で真琴が戻ってきたのに天野の気移りする祐一はどうなってるの? と思いました。なんのフォローも無いので見ていてあまり良い気はしませんでした。
- 101 Little Seedling (採点:3)
- 理由はどうあれ木が切られたのはあゆの性なので、あゆの性じゃないと盲目的に庇う偽善的な祐一は見ていて良い気はしませんでした。その上、サトラレネタも使うのでかなり気分が悪くなりました。あゆが話をしたりするシーンは良かったので、祐一出さないであゆ一人で話を進めた方が良かったんじゃないのかと思いました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 初めいきなり√とか出てきたからどうしようかと思いました。でも数学問題じゃなくて良かった〜(笑)。強引に考えれば話が初っ端に出た背理法に見えなくも無いですね。描写は凄く普通の事もそれ以上に見せていて素晴らしいです。ただその性でキザっぽく見える祐一が最後まで頭に引っかかり素直に楽しめなかったのは残念。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- 現実と妄想の部分の空欄が少なかったので速読だとこんがらがります。空欄をもう少し空けるか三点リーダで区切るかして下さい。ウェイトレスとのやり取りはドリフのようにしつこいので、ツボにはまったときとそうでないときで印象が違いますね。朝読んだときはつまらなかったんですが今は面白かったです。ただ香里が出てからはお約束なシメになってしまったんで-1
- 104 これから…… (採点:4)
- 祐一の気持ちはよく伝わってきましたが内容がストレートすぎて予測していた物と同じになってしまいました。もっと変化球を入れたほうが面白くなると思います。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:10)
- 学生の秋子さんの性格などに違和感がある物のそれを補って余りあるほど、メインの3人は魅力的に書かれていました。子供を作ってしまう攻め秋子は強引極まりないですが話が良かったのでそれを補ってあまりあるものかと。
- 106 あなたのために出来ること (採点:3)
- プレゼントは缶コーヒーかと思ってたんですが時計でしたか、安易なネタを使わなかったのは良かったと思います。どちらにしろもう少し何かほしかったです。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- お約束な感もしますが、最後は良かったですね。KANON本編の冒頭のシーンぽいのはある意味意表を突かれました。中々面白いです。でも名前を名乗らしたのは失敗だったのではとの気もしました(聞き慣れない名前だから違和感があるため)。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 題名から期待してたんですが全然笑えませんでした。話のメインである祐一と北川のやり取りが面白く無い上に、【悲惨北川】【謎ジャム】【眠り名雪】ネタはお約束過ぎて笑いは取るのは相当上手く書かないと不可能でしょう。そうではない場合は返って白けてしまいます。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- この祐一はロクデナシですね。駄目男の見本です。それはおいておいて話の始まりから終わりまでジワリとした夏っぽい感じでなのですが物語の主旨とはまったく関係が無いためせっかく良い描写があまり生かされないような気がしました(それを言うなら春でも秋でも冬でもそうだけど)。ここまで夏で海な描写をするのですからもう少し夏にしか出来ない事を書いてほしかったです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:2)
- 文章は綺麗なんですが話が結構お約束だったため感情移入度がイマイチ。別に栞関係引っ張り出してこない祐一X香里でも良かったんじゃないのかと思いました。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:3)
- 栞シナリオの後の話なら祐一は間違いなく栞とキスはしていたのでファーストキスと言う事は無い筈。まあこの話がそう言う設定の話なら私の言った事は揚げ足取りなだけなので気にしないで下さい。話はお約束の香里自虐SSなためこの手のSSを読み尽くした感のある私は特に何も感じませんでした。話の持って行き方は悪くないのですが残念ながらネタが悪かったと思います。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- 目新しい物は無くキャラの反応も話のネタも全ての内容がお約束すぎた。思ったよりつまらなくは無かったです。こういう話はある意味、王道かもしれませんね。
- 113 Flying (採点:2)
- 怪我の状態がよくある危篤ではなく両足なので、ちょっと変わった話になるのかと思ったんですが、祐一が歯の浮くようなセリフで慰めると言う。結局はお約束な内容になってしまったのが残念。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:2)
- 終り方が普通に真面目だったんであんまりギャグのような気はしませんでした。栞が壊れて真琴が発情以外は普通だったのでジャンル付けとしても中途半端な気がします(ギャグとしては押しも引きも弱い)。ギャグにする必要はなかったのでは?
- 115 温もりの中で―― (採点:1)
- バイトもしてない高校生ましてや居候の身である祐一の小遣いでは、イチゴサンデー数個で全部飛んで行くでしょう。その祐一にちょっと気分を害しただけで3個も奢らした名雪は、車に撥ねられて当然……なわけ無いけど、すぐにイチゴサンデー奢らす名雪は見ていて良い気はしませんでした。それに簡単に手首を切る祐一もなさけないし茶番ぽかったです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:10)
- 私は北川X香里SSは腐るほど読み尽くしていますが、その私でも少し珍しいタイプの北X香だと思いました。話も面白かったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:2)
- イマイチ。テーマは悪くないかもしれないけど話が面白くありませんでした。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- 笑いが出る前に面白くありませんでした。展開、ネタ共に既に出尽くした気がします。これでうけを狙うのは無理があるでしょう。
- 119 『Nurse call』 (採点:10)
- 普段ならオリキャラと言うだけで飛ばしてしまうのですが、コンペにぶつけたのは正解だったかと普段オリキャラ物は読まない人の目にもコンペと言う事で触れますしね。私もそれなりにオリキャラには抵抗がありましたが、この話はとても面白かったです。
- 120 息抜き (採点:10)
- ムカツク終り方だ…怒! って程でもないな……いやぁ、話に引き込まれ熱中して読んでしまいました。とても面白かったです。分った人、何人ぐらいいるんでしょうね? 答え何ですか?
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 暖かい感じが出てると思いました。だいたいこういうセリフを吐くキャラが出るSSは偽善的なのが多いのですが、不思議な事にそれほどでも無かったです。それと、この3人なら上手くやっていけるだろうと思いました。
- 122 “らくえん。” (採点:1)
- 全体的に退屈でした。登場人物がじゃれあうだけで山場と呼べる所が無い(あったのかもしれないが印象が薄い。秋祭りが山場になるのかと思った)のは物語としてのインパクトが薄すぎる気がします。
- 123 想い、あなたに (採点:5)
- 結構面白かったです。最後はちょっと予想外で中々いい味出てました。ただ名雪登場のときは誰だか分からなかったんでせめて名雪が登場したとの描写がほしかったです。話が進んで祐一が名雪と言った時までは誰だか分らないので(ゲーム中、祐一と言うのは、名雪と真琴と舞だけだから口調からして名雪だとは分ったけど、それでも)
- 124 No More Dying Then (採点:5)
- 最後は悪く無かったんですがそこまでがあんまり良いとは思いませんでした。祐一が愛について語っているけど彼の性格からあそこまで言うか? と思いました。少しくらいなら別にいいけど、かなりしつこく語られているので偽祐一っぽかったです。壊れ系の話だったら気にならなかったんですが……でも香里と栞の内面が良く書かれているのは賛美します。
- 125 幻冬歌 (採点:2)
- 一応不幸ですが悪魔でもKANON的な不幸の枠を出ないため出来はイマイチだと(香里の母へ呼びかけるシーンはよかったと思うけど)。最後終り方が話のテーマと全く関係ないのもX
- 126 多角関係 (採点:10)
- 理屈ぬきで楽しませてもらいました。しかし祐一がハーレム状態とは……
- 127 魔物の住む学校 (採点:7)
- 結構面白かったんですが舞がどうなったのか気になりますね。これは作品の主旨から外れる事になるかもしれないので聞くのはヤボかもしれませんが、私としてはその辺がどうもスッキリしないような気がしました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- 一応ギャグと謳っていたけどギャグとは違うと思いました。これはギャグSSには分類されないんじゃないかと? でも面白かったです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:10)
- オリジナルの要素が強い作品ですね。話も良く出来ていますし面白かったです。
- 131 鎖 (採点:10)
- 話が強引で初っ端の栞が死ぬシーンは茶番ぽくて、その後も強引に記憶喪失、北川が香里に思い出してくれと訴えかけるところで強引に記憶復活。まるで二流TVドラマを見ている感じでした。しかし後半かなりブチキレて危険な事を独白する北川の話は、コンペでありながらここまでやるか!? と思ってしまう程でした(これは良い意味で)。他の部分はイマイチですがこの部分だけで10点差し上げます。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- 結局名雪のなぞなぞは分りませんんでした。でもシュールで面白かったです。
- 133 無名の石 (採点:6)
- 突っ込ましてもらうと、猫の具合が悪い前兆はあったのでペットを飼っている者なら具合が悪い事に気づくと思います。特に犬や猫はふとした事で簡単に死んでしまうので飼主は結構神経質になるはずなのですが。子供の名雪はともかく秋子さんは気づいていておかしくないのでは? 話自体は良かったんですが違和感がありました。ここの所の辻褄を合わしてくれればもっと上の点をつけていたでしょう。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:1)
- 話がつまらなく、延々と感傷にひたり続けるなさけない祐一を見せられたと感じただけなので、よい印象はうけませんでした。
- 135 夏に始まる物語 (採点:1)
- あゆを中心に話が進むかと思ったら真琴END後の話だし、おせっかいな美汐や煮え切らない名雪。なぜか突然7年前の事を思い出す祐一と、かなり無茶苦茶で読んでいるのが苦痛でした。
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- お約束すぎてイマイチ。
- 137 体育祭血風録 (採点:4)
- 結構面白かったんですが安易なジャムネタを使ったのがちょっと……
- 138 たんぽぽのように (採点:10)
- 読み終わった充実感もあって良いですね。ほのぼの短編としては文句なしです。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 話も面白かったですし、読んだあとの充実感が良いし文句なしです。ただ、切腹舞はどうやって桜の下に埋まったのか? と突っ込みたい所ですが……これは突っ込みどころではないですね。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- 良かったです。しかし、久瀬と名雪のかけひきが少なかったのは良くないと思います。最後の名雪が久瀬を止めようとする所なんですが、久瀬と名雪がそれなりに親密でない限り、名雪が久瀬の言おうとしている意図を読み取るのは難しいでしょう。初っ端の生徒会室での目覚ましのやりとりだけでは、最後のあの展開は強引だと思いました。せめてもう一度くらいは物語の内容を濃くするためこの二人のかけひきが欲しかったです。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:2)
- シリアスギャグらしいですけど、ギャグシーンが致命的です。笑いのカケラも出ませんでした。シリアス一辺倒で行った方が良いと思います。それと栞とかが突然表れるので誰だ? と思ってしまい前に戻って読み直さないとならなかったので登場の描写はしっかりしましょう(狙ったんでしょうけど意味無し)。後半、祐一とかが感情のままに突っ走るのは茶番ぽくって良い印象は受けませんでした。展開も分ってしまいますし、北川天使人形説は悪くないと思いますが、もう少し捻った方が良いかと思います。
○いち読者 さん
- 001 丘の生き物 (採点:6)
- 詩ですよね、これは。
趣向は面白いですが、内容が直接的な印象を受けました。それと、何となく「青空」を連想してしまいました。作者が意識したのかどうかは分かりませんけどね。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- 自転車通学はいいけど、二人乗りは道路交通法違反では?
ギャグとしては笑いが足りず、コメディとしても起伏がなく、ほのぼのとしては…やや雰囲気がずれてる(名雪だけがマイペースですが)と言う感じでした。
- 008 また明日 (採点:6)
- 確かにほのぼのでした。
未来に対する不安と言うのは栞ならではだなと思えるのですが、深く掘り下げずにさらっと流しているので、どこか物足りない、けれどその方が安心できる、そんな感じの作品でした。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 申し訳ありませんが、この作品で何を書きたいのか、私には分かりませんでした。
自殺する祐一の動機が、あゆの死亡を知ったからであるのは、ひとまずいいとして。
死んでいる祐一を目の前にしている割に、名雪や秋子さんに動揺が見られません。本当に悲しんでいるのか? と首を傾げたくなるくらいに、薄っぺらいです。祐一の死と言う事実を前にして、名雪があんなにあっさりとしてるはずがありません。秋子さんがあんなに冷静でいるはずもありません。この作品における、秋子さんも名雪も非常に冷たい人だなと思いました。必要な部分を書かずに、ただ作者が書きたい部分だけを簡単に書いてると言う印象を受けました。最悪です。
- 017 『とも』 (採点:5)
- 美坂チームの一員としての立場を実感する北川、と言うところでしょうかね。
視点は面白いと思いました。ただ、祐一が何で遅れたのか、祐一も平気だったデザートとはどんなものだったのかという部分もちゃんと書いてくれると、物語の厚みが出てくると思います。
悪くはないのですが、これだけではちょっと物足りない感じですね。
ところで、冒頭の一行がどうもその後の展開とつながらないのですが、これはどのような意図で書かれたのでしょうか。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 真琴への別れと言う感じですね、これは。
まず、「仏教面」と言うのは「仏頂面」の間違いでしょうか。祐一が間違えたのかは分かりませんが。
物語の方は美汐が祐一を励ますと言うよりは、悪く言ってしまえば美汐が祐一を誘惑してるような感じですね。真琴に対する想いがどれほどのものか、それを承知で祐一に自分のことをアピールする美汐の姿には、私は共感できませんでした。
これも美汐の姿としてはあり得るのでしょうが、祐一が非常にあっさりとそれに乗ってしまうのもやや納得がいきません。それだけ疲れ果てていたと言うのはあるかも知れませんが、この作品における祐一からはそうした一面があまり感じられなかったです。
- 022 いつもの二人 (採点:5)
- 幸せそうなあゆと祐一の日常のひとこまと言う感じですね。
それはいいのですが、あゆと同棲と言うか押し掛け女房みたいなことになってるのは、もはや暗黙の了解事項なんでしょうか。
理屈ぬきであゆのほんわかした日常を楽しんでくれと言われれば、それだけの話なんですが。
ところで、あゆはコーヒーなんて飲めましたっけ? それとも書かれていないだけで、あれは「ミルクと砂糖たっぷり」のコーヒーなんでしょうか? だとしたら、そういう細かいことはきちっと書いた方がよかったと思いますよ。ただ「コーヒー」とだけ書かれると、あゆは苦手そうなイメージがあるので。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- 久瀬の懺悔物語…と言ってはいけないのでしょうか。
彼が何を思ってあのような行動に出ていたか。これはこれで、いい話には違いないと思います。でも、これだけでは、物語としては足りなすぎると思うのです。この後で、佐祐理さんと祐一の場面なり、あるいは久瀬の場面なりがあった方が、しっかりと物語がまとまると思うのですが。
しかし、三月初めで「春」と言う感覚になる雪国ってのは、よく考えてみればおかしなものですね。本編がそうなっているので準じただけなんでしょうけど、こうして改めて場面として書かれてみると、違和感がありますね。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- これは、バカップルの風景ですか。
物語としては目立った起伏もないのですが、いやいや、確かに幸せそうです。ツッコミどころはありません。ごちそうさまでした。
- 037 あの日をもう一度 (採点:2)
- これってコメディですか? と言うか、栞が見ていた夢の話と言う感じですかね。
まず、全体的に作りが雑と言う印象を受けます。行間をあけてることも、祐一視点から栞視点に変わったり、栞の視点による描写の仕方も統一されてないようですし。
それに、葬式の日以来ほとんど毎日栞のお墓に行っている、とありますが、お墓に納めるの(納骨)は四十九日のときだと思うので、それまではお墓に行っても意味はないと思いますよ。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- むしろ香里を挑発してるだけのような気がしますが、佐祐理さん。
いきなりぶっ飛んだ出来事で始まり、物語もテンポよく進みよくまとまっていると思いますが、オチがもう少し何か欲しかった気がします。香里と張り合うだけ、じゃあオチとして弱いです。それと、口癖やキャラのクセなんかが強調されすぎてるようで、やや興ざめしてしまったのもありました。狙いを付けるのはいいのですが、あまりに出しすぎては笑えないギャグと同じです。
- 041 涙 (採点:5)
- 郷愁漂う秋の砂浜での一幕と言う感じですね。
やや表現と言うか言い回しにくどさを感じてしまい、印象的な風景と言うほどには書き切れてないように思いました。
名雪を選んで、この二人を振ったと言う状況に至るまでの流れはどんなものなのか。舞シナリオに展開する流れではないとしたら、二人が祐一のことをどんな風に見ていたかが、ちょっと引っ掛かります。こうしたシチュエーションもないとは言いませんが、それをちゃんと裏付けるだけの何かも欲しいと思います。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 面白かったです。
あゆの羽むしりにしても、真琴のしっぽにしても、栞のお尻にしても、そのはちゃめちゃぶりと祐一の語りが合っていて、テンポよく読み進められました。もう祐一、ひたすらバカでいいですね。
でも、タイトルはもう少しひねって欲しかったです。
- 049 Transmigration (採点:3)
- Transmigration…転生、ですか。
まず読んでみて感じたのは、栞を失った祐一の深刻さが単なるカッコつけにしか見えなかったと言うことです。
作中では詳しく書かれてませんけど、ひと月もの間に祐一が何をして、どれほど悩み、どうしてこの結論に至ったのかという、物語のバックボーンとなる部分が希薄に感じられたためだと思うのですが。
さらに、祐一同様に香里がどうやって立ち直り、どうやって祐一とともに生きると言う道を選んだのかも、詳しく触れられていないので、こちらにも共感できませんでした。
- 050 あなたと共に (採点:7)
- 強くあろうとしながらも逃避していた祐一と、その姿に気づき固い決意で祐一を訪ねる美汐。あー、いいですね。
余計な部分が一切なく、それでいて、祐一の追い込まれた気持ちとか美汐の悲壮な決意とか、きちんと伝わってくるようです。
ものみの丘と言う場所によるものと、事情を知る二人と言う状況のなせる技ですね。こんな感じの美汐、私は好きですよ。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 誤字にはあまりうるさいことを言わないつもりだったけど、登場人物のミスにはさすがに苦笑いです。
物語は大きなひねりもなくストレートに展開していきますが、この三人のやり取りや作品全体の雰囲気と合っているようですね。
文章表現もそれほど凝っているわけではなく、洗練されているものではないのですが、そうしたある種の野暮ったさも「祐一の言葉」であると言う感じがしてて、いいと思いました。
美汐も必要以上におばさんくさくなってないし、真琴も祐一もそれぞれがきちんと書かれているように思います。
ただ、宅配ピザでそう言う場所に届けてくれるのは、アリなんでしょうかね?
タイトルから想像された「シリアス傾向かな?」と言う予想に反して、綺麗にほのぼのとした流れにまとまっていると思います。
- 056 大輪の花 (採点:2)
- 花火大会に迷子はつきものとは言うものの。
まず、地名は適当でもいいので、■川や▲川など記号ですませるのはやめて欲しいです。これが出る時点でかなり評価下がります。
それから、祐一のサトラレもどきの会話の部分だけが祐一の一人称になっていて、他の部分はみな三人称で書かれてますよね。安易にギャグとして使っている、と言う印象を受けます。
(あゆの部分も一人称になっていたりしますが、もう少しうまい方法を考えてください)
さらに指摘すると、最初の方で「水瀬家の面々」と言ってるのですが、あゆがそこに含まれているような部分がなく、花火が上がり始めたところでいきなりあゆが登場しているので、私は「あれ? 何であゆがここにいるんだ?」と首を傾げてしまいました。
全体的に作りが荒く、アイディアも練り込み不足と言う感じです。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- 策士と言うべきか、あるいは恋する乙女の一念凄まじきなりと言うべきか、香里最高です。
栞の病気の解決方法も面白いアプローチで、これなら香里も祐一も暗くなる理由がありませんですね。
ただ一つ気になったのは、この物語のベースとなるのは、栞シナリオではないですよね?
もし栞シナリオの流れを踏まえるとしたら香里とくっつくだけの理由が見いだせませんし、香里とくっつく以上は、他の誰ともくっついていないニュートラルな状態の祐一ですよね?
まあ、そこまで気にして読む作品ではなくて、ひたすら香里の可愛らしさを楽しむのがいいのかも知れませんが。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:4)
- 漢文の意味が分からないので、作品をきちんと読めていると言う自信はありませんが。
まず、美汐が全編に渡って、くどいくらいに丁寧な口調になってるところがやや気になりました。確かに物腰が丁寧と言うのはあるのですけど、それにしても必要以上に…と言う感じがしました。
前半の展開と、後半、特にラストの部分とで、大きく趣が異なるようですが、これらの場面のつながりが今ひとつうまくいってないような気がします。
何気なく入ったお店での出来事が何も書かれてないので、
”あれからお店の方と意気投合して、お喋りに夢中になりましたが…。”
と書かれても、美汐がそんなに積極的に会話をするような状況だったのかなと感じてしまいます。美汐が自分から話しかけるとは思えないので、お店の女性が話しかけてきたのでしょうが…。
それと、終わり方がやや唐突な気がして、読み進めてみて、「ん?」と首を傾げてしまったです。
- 073 守りたい約束 (採点:2)
- 秋子さんのジャムと早起きと、過去ですか。
モノローグ形式で語る過去って、どうなんでしょうね。私はこの作品においては、あまり成功していないと思ったのですけど。
確かに単なる秋子さんの回想だと言えばそうなんですけど、そこで綴られた内容が必要以上に湿っぽく、またそんな状態で一人で郷愁に浸る秋子さんと言うのも、私は想像しにくいのですよ。
この作品における過去語りは、結局「読者に対して語っている」わけで、いまの名雪と祐一を目の前にして語るものでもないので、余計に自己陶酔してる感じがしてしまうのですね。正直な話、私はこの作品の秋子さん、好きじゃありません。
- 076 流星群 (採点:4)
- 香里と北川の微妙な関係、いや本当に微妙な関係なんですね。
流星群を見てる中、本音を言えずにいい人で終わろうとする北川の行動がなかなか気持ちいいのですが、その後の香里の方がどうにもダメ女になってるような気がします。終始、北川は「いいヤツ」でいるのに対して、香里の変貌ぶりには(お約束とは言え)やや呆れるくらいですね。
残念なのは、流星群と言う素材が、「十年周期」と言う形で時間の流れを出すだけに使われているところでしょうか。それにしても、新聞の一面で言われるようなものは、獅子座流星群かペルセウス座流星群くらいでしょうか?
どちらも九月上旬ではないので違うとは思いますが、実際に九月上旬に見られる有名な流星群があったとしたら、それの名前くらいは出した方がよかったのではないでしょうか。
- 077 まだまだ続く道 (採点:1)
- 大切な人が死んだ後にも、生きてる者の生活は続く、と言うところですか。
少々厳しいことを書きますが、作者の意図とそれを実現するために必要な技量とに、大きな差があるのではないかと思います。
はっきり言いますが、最低です。文章の書き方も、物語の組立方も、物語のベースとなる設定についても、何もかも、作者の独りよがりでしかない駄作としか思えません。最低点数が1点なので、1点をつけておきますが、心情的にはマイナス10くらいつけたいところです。
いきなり何の前触れもなく、いきなり秋子さんが終末医療の世話になっている状態で、その上で危篤と言う知らせが来て、香里と北川が登場して、名雪と祐一の子供も登場させて、お涙ちょうだいのお別れシーンを書いて、さあ俺たちにはまだ未来があるさなんて終わり方……あまりにも陳腐です。技巧的にもお粗末としか言えません。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:6)
- 奇跡が動き出す、そのいきさつですね。
冒頭の部分が綺麗に七五調になっていたようなので、書き方(読み方と言うか、読むリズムかな?)にこだわってるものがあるように見受けられました。実際に作中では行間あけを使ったり、ラストの方もまた韻を踏んだような流れになってるようですが、少しやりすぎと言う感じもします。
物語の展開は悪くないと思うのですが、ベンチで待つのをやめて鯛焼きを買いに行くと言う行動に移る部分だけが、どうしても自然さに欠ける気がします。鯛焼きが最初の動機ではなくて、天使に言われたこと(捜し物があるといことを何となく覚えてると思うので)が動機であったなら、本当に自然な流れになったと思います。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 石橋先生の悩める姿ですか。
いきなり不条理な世界になって、そこに馴染みつつ微妙な違和感に気づき、やがて本当のことをしり、落ちへとつながる。この流れ、星新一的なショートショートのスタイルに近いと思ったのですが、そう言うのは意識されてたのでしょうか?
流れとしては王道ながら、けろぴーと言う素材を使うところなど、着眼点が面白かったです。
- 096 Pure Heart (採点:6)
- 名雪の想い、ですか。
これって本編とどう関わってるのか、今ひとつ掴めなかったのですが、名雪とかあゆとかのシナリオとはそんなに関係ない作者の方の独自の流れなんでしょうかね。
コメディとしては上手にまとまっていると思うのですが、あゆの登場だけは前述の通りにちょっと気になりました。名雪の想いを表す小道具としてだけの登場なら、あゆは出さない方がよかったのではないでしょうか。
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- 月夜の出来事かぁ、いいですね。
香里の描き方が本当に自然で、彼女らしさがよく感じられました。何というか、余計な理屈ぬきで、香里と祐一のさりげなさや、二人の想いがよく出てるいい作品でした。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:2)
- 北川はこういう役回りなんでしょうかね、やっぱり。
まず、同じパターンを繰り返すのはギャグとしては定番なのですが、ウエイトレスの行動にやや無理があると思います。北川の妄想の始まりと中断がウエイトレスの役回りなのは分かりますが、何度も同じものをもってきたりするあたりで、読者の予想を裏切ることがなく何とも面白みに欠けました。オチについても、同じような店が並ぶこと自体無理があるような気がするなど、設定の練り込みが全然足りないのではないかと思いました。ギャグだから楽しめれば設定はどうでもいいと言う一面は否定しませんが、それでもきちっとオチをつけるには、ギャグなりの設定をちゃんと作るべきではないでしょうか。
- 107 満月は白い輝き (採点:4)
- なるほど、美汐の相手の狐の話ですか。
さて、意識的にやっていることとは思うのですが、「彼」「彼女」と言う代名詞の多用が、私にはちょっと気になりました。特に冒頭部分では、最初にそこにいたのが男なのか女なのかも分からない(記述もなければそれを匂わす表現もない)のに、七行目でいきなり「彼女は」と出てきますよね。その前に「少女」なり「女の子」なりのひ表現が出ていれば、「彼女」と言う代名詞もすんなり受け止められたのでしょうけど。
美汐が狐と再会する場面では、本編冒頭部分そのままぞってるのはもちろん狙ってやっていることと思いますが、いささか狙いすぎと言う感じもします。
このような場面に何かをそのまま持ってくるのではなくて、作者自身の言葉で語って欲しいものです。
あと、これは作者のミスなのかどうか分かりませんが、「聖人君主」ではなくて「聖人君子」です。
- 113 Flying (採点:4)
- 名雪とそれを支える祐一の姿、ですか。
まず気になったのは、文章。地の文がどうにもぶつ切りと言うか、すとんと切り落としたような表現が続いてしまい、(読者である自分が)何だか突き放された感じがしました。情景描写も心理描写も簡潔に書いているとも言えますが、その分気持ちを動かされないようです。
名雪の事故の必然性はともかくとして、香里の性格からすると、もっと名雪の事故に対する責任などを感じてる描写があってもよかったのではないでしょうか。
それと、祐一だけが支えになれると言うのには、これだけではやや言葉足らずになっていると思います。何故秋子さんではダメなのか。何故香里ではダメなのか。それらを省いてしまっては、単なる御都合主義と言うだけの気がします。祐一と名雪、二人の結びつきを強調したいと言う狙いはあったのでしょうが、それだけでは語れない部分もあるのではないでしょうか。
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- 奇跡は神様が起こすものじゃなくて、人の想いとか願いとかによる…と言うのはいいんですが。
事故の状況がよく分からないので、名雪の容態がどれくらいのものかがはっきりせず、作中の祐一ほどの緊張感が伝わって来ませんでした。
事故なんだからそりゃ突然予期しない場所で起こるものではありますが、何となく「奇跡」について講釈をした後での事故だったので、あまりにもわざとらしすぎるような気がしました。
意識が戻らない段階なのにICUじゃなくて一般病室に移動するあたり、名雪の容態はそんなに重体ではなかったのでしょうけど、あまりにも見え見えな展開で、面白みがなかったです。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:4)
- 佐祐理さん視点による三人の生活の一幕ですね。
で、読み終えてみて、あまり残るものがない、そんな感じです。
佐祐理さんが自分と祐一、舞と祐一、舞と自分の関係に疑問と言うか迷いを抱くのは流れとしては悪くないのですが、そんなことは三人で生活をすると決めた時点ですでに分かっていることではないかなと思うのです。だから、この作品における佐祐理さんと舞、それと祐一の関係が何となく宙ぶらりんになっているような気がしました。
それと、倒れて休んでいる患者を、そんな時間に自宅に帰らせますかね? 医者だって「安静にするように」と言ってるのに、一晩くらいはそのまま病院で過ごすものじゃあないですか?
- 126 多角関係 (採点:7)
- 冒頭読んだら、シリアスかと思ったですよ。
ギャグでしたね。それぞれのキャラのネタを使った展開も悪くなかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:6)
- 美汐にとって祐一が必要なのか、またはその逆なのか。なかなか面白い関係ですね。
物語はさらっと流していて、よくまとまっていると思うのですが、場面転換が唐突で前後を上手につないでいるようには感じられませんでした。
テンポとしては悪くないのですが、情景描写がやや不足と言う気がします。書くところではきちんと書いた方が物語の安定感が出ると思います。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- 舞の剣に秘められた想いですか。
祖父が刀鍛冶と言う設定はいいのですが、孫にホンモノの刀を渡すと言う発想にはついていけませんでした。もちろん刃はつぶしてあるし、魔物に対抗するためという舞の事情もそれとなく理解した上での行動なのでしょうが、私にはこじつけが過ぎるように感じられました。
死ぬ前に一度だけ、自分のそれまでのすべてを打ち込める刀を一振り残して置きたかったのか。それとも、本当に孫の行く末を案じていたのか。私にはこの老人の真意が読めません。
- 131 鎖 (採点:3)
- 珍しい北川視点によるシリアスですね。
さて、この作品。北川が「一人にしないでくれ」と、そう言う環境に対する怯えが随所でよく出てくるのは、それなりの理由があるのだろうと期待はさせてくれました。ですが、正直言って、肩すかしでした。
祐一と香里が記憶を失い、またそれを取り戻す部分については、何というか非常にあっさりとしてしまって、痛切なほどの二人の想いがあまり感じられなかったです。特に記憶を戻すところではフラッシュバックとか起きなかったのか、などと素人考えにとらわれてしまうのですが。
北川の過去については、北川自身に淡々と語らせるよりも、もっと違ったアプローチで表現した方がよかったのではないかと思います。
いつもお気楽なヤツと言うイメージがあるだけに、この作品における北川は、いい意味での北川らしさが感じられなかったです。
- 137 体育祭血風録 (採点:3)
- なんとも凄惨な運動会ですね。
ジャンルはコメディと言うことですが、定番アイテムであるジャムを持ってきたのはやや安易と言う気がしますね。オチもちょっとインパクトに欠けるようですし。
文章については、三人称で書かれているのに、いきなり祐一視点での表現になったりしている部分があるなど、全体的に雑と言う印象を受けました。ノリを重視して書いたのかも知れませんが、ネタの弱さのせいもあってか、あまり素直に楽しめませんでした。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- ふーん、そう言う隠し球できましたか、と言う感じですね。
最初は何だか北川がヤラレ役のドタバタコメディかと思ったら、何故かヒロインそれぞれに絡んでくると思ったら、こんな展開になるとは思ってなかったです。いい意味で裏切られた感じですよ。
ただ、それぞれのヒロインによる視点になったとき。いきなり切り替わっている印象があって、やや戸惑いを感じました。それぞれ自分の人称が違う上に、流れからも推測できるのですが、ちょっと読みにくさがありました。
○えあっど さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- 詩的な表現で、少し分かりづらかったです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- 内容が薄いです。
オチも弱かったと思います。
- 003 Last regret (採点:3)
- 途中で出てきた『Kanon』という単語。
意味が分かりませんでした。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:6)
- あゆバッド後の内容だと思います。
あゆの心情が上手く出ていたと思います、
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- どういう場面なのか理解できませんでした
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- ほのぼのとした感じが良かったです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- 祐一と名雪の日常が上手く表現されていました。
- 008 また明日 (採点:6)
- 栞が未来に対する不安の内容で、よかったと思います。
最後の内容もヨカッタです。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- あゆが死んで祐一が首を吊るとは思えません
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- 良かったです。
かまぼこ板がどうなるのか予想も出来ませんでした
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 祐一が10年前に来てくれた、と解釈してよろしいんでしょうか?
ただ佐祐理さんが「私」と表現したのが…
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- 一人称の「私」が気になりました。
- 013 その朝 (採点:3)
- 内容は良かったと思います。
ただ、説明的な文章が少し・・・
- 014 青い春 (採点:6)
- 最初の方は少しアレでしたが、ラストは良かったです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- 最後の香里が意味があったのだろうか?
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 栞の感情が良かったです。
- 019 雨 (採点:6)
- 綺麗な文章でした。
詩的な表現が上手くマッチしていたと思います。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:7)
- タイトルに脱帽いたします
- 021 かしこ (採点:6)
- それぞれのその後が良かったと思います
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- 途中で秋子さんがナニカ、を出してくるのは必要ないかと…
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 最後のあたりがイマイチ…
- 025 風と共に去りぬ (採点:5)
- こういう久瀬を見たのは初めてかもしれない。
- 026 カナブン (採点:4)
- 最後の「それとも…」が気になりますね。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:8)
- 笑いました。最初と最後で…
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:3)
- 面白かったんですが、舞が意味不明でした
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- なかなかのダークです。
内容はありふれている感じですが、良かったと思います
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 子供の頃の祐一が格好よかったですね
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- 会話文が二重括弧っていのが見難かったです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:2)
- なんか微妙にパフェの名前が後で変わってるんですが・・・
ワザとなんでしょうか?
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:3)
- 放送の内容が知りたいですね。
- 034 アーティスト (採点:2)
- ほのぼのとしていたんですが…
場面がどういう状態なのか分かりませんでした。
- 035 月の向こうに (採点:1)
- すいません、理解出来ませんでした。
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- 最初は意味不明でしたが・・・
ラストは上手く纏まったと思います。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 舞が現れるのは予想外でした。
なかなか面白かったです。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- 佐祐理さんが転入してくるのはよくあるお話ですね。
内容も薄く感じました
- 041 涙 (採点:6)
- 途中の母と子の会話文が良かったです。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:4)
- ただのほのラブかと思いきや、シリアス。
いやー奥が深い。
ただ、少し理解が難しかった。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:3)
- 途中までいい雰囲気だったのに、最後で壊れました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- ほのぼのとした感じが良かったです。
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- 綺麗な文章でした。
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 久瀬×斎藤はなかなか珍しい組み合わせですね。
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- 内容の前にまず文章を…
「北側の家に」になっている箇所がありました。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 面白かったです。
もみ中毒の祐一に栄光あれ
- 049 Transmigration (採点:2)
- 香里が一緒に行くという説明が少し強引な感じします。
もう少し説明が欲しかったですね。
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 天野がいい味出してます
- 051 待つ女 (採点:2)
- 祐一がいい味出してました。
それと、こんなところにピザの宅配なんてしてくれるんでしょうか?
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- 舞台背景がイマイチ理解出来ませんでした。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:1)
- 香里の一人称「私」が気になりました。
- 055 手紙 (採点:1)
- 香里の一人称「私」が気になりました。
- 056 大輪の花 (採点:1)
- 思ったことを口に出すというのは癖ではないかと…
- 057 お便りは初雪の日に (採点:4)
- 「私」と「栞」の会話が良かったですね。
- 058 夕凪 (採点:1)
- すいません、理解出来ませんでした。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:1)
- 真琴SSと予想できませんでした。
突然、真琴に話が展開して…
名雪の「私」が少し…
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 栞の誤診がイカシます
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:7)
- まったく読めない展開でした。
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- 「男性」「女性」という表現が少し気になりました。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:9)
- とてもよかったと思います。
感動です。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- 最初は良かったんですが、オチがどうも…
- 066 夢の中でも (採点:6)
- 良かったと思います。
ただ、ラストが少し…
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:3)
- 少し分かりませんでした。
- 068 あったかいもの (採点:1)
- 肉まんで釣られたんでしょうか(笑)
恋愛感情云々が説明不足だと思います。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 最初は祐一が不誠実で冷たいヤツだと思いました。
だがしかし!
なんという男らしさ。
祐一に惚れました。なのでプロポーズの言葉は3番で…<え?
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- すいません。理解出来ませんでした。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:2)
- 普通に考えて、病院の個室に鍵はないと思います。
- 073 守りたい約束 (採点:8)
- 良かった。そう思います。
ジャム話で、夫モノは多いですが、こういった形式は初めてでした。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- 最後の締め方が上手いと思います。
- 075 記念日 (採点:4)
- 最後に確認のために「イエスなら?」と聞いてましたが…
記憶を失っていた時でも使っていたのでは?
- 076 流星群 (採点:1)
- なんだかイマイチ理解出来ませんでした。
- 077 まだまだ続く道 (採点:4)
- 良かったと思います。
- 078 blessing (採点:6)
- 栞と香里の心情がよく分かります。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:5)
- 日常の中の一コマ。
何気ない風景が良かったです。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 秋子さんがなぜ賑やかだと嬉しいのか?
真琴がなぜ鈴を喜ぶのか?
そういった内容が一連としての出来事であった。
とても素晴らしいと思います。
- 081 向日葵 (採点:5)
- 香里と栞の昔が良かったです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:8)
- 内容は普通でしたが、環境にやさしい祐一に惚れ。
- 083 偽りの伝承 (採点:6)
- 上手く纏められたと思います。
- 085 開花 想葬 (採点:7)
- 最初は美汐っぽくないな〜と思いました。
でも、最後まで読むと、これも美汐だな、という感じで・・・
- 086 人生にifはない (採点:1)
- 北川が少しアレでした。はい。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- 平家物語を用いたところが良かったですね。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- オチが意味不明です。
- 089 雪原の軌跡 (採点:5)
- 香里と舞という一風変わった組み合わせが良かった。
ただ、少し香里が傲慢でした。
- 090 贈る言葉 (採点:1)
- 個人的に合いません。すいません。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- あゆがなぜ天使の人形を探すか?
その理由が良かったですね。
- 092 デエトの日 (採点:6)
- 香里と祐一のやりとりが面白かったです。
- 093 philosophy (採点:5)
- 香里がいい味出してました。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- 秋子さんがいい味だしてます、大味です<?
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- タイトルから某小説を思い描く。
内容としては哲学を感じさせました。
こういったSSもたまに読むと楽しいですね。
- 096 Pure Heart (採点:6)
- 会話のテンポがよく、思わず笑いました。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:6)
- さおりが端役だと思ったら、実はヒロインでビックリ。
良かったと思います。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- カッターで手首切った瞬間死んだ祐一。
彼は異常に血が少なかったんでしょうか?
多分、手首が切れ落ちても、そんなすぐに死なないと思います。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- ガラス職人のアンちゃんに惚れました。
- 101 Little Seedling (採点:3)
- 最後の日記で「ボク」が「僕」なのは惜しい。
流石に最後だと目立ち易い。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- 香里の一人称の「私」が気になりました。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- ウェイトレスがイカしてます。
- 104 これから…… (採点:6)
- 可もなく不可もなく、です。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:3)
- 少し強引過ぎる気が・・・
- 106 あなたのために出来ること (採点:6)
- 名雪の目覚まし理由が少し強引な気がしました。
- 107 満月は白い輝き (採点:1)
- 強引過ぎる気がします。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- ギャグのくせに笑うところがない。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- いいお話です。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 香里の苦悩が上手く描けている気がします。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:8)
- 天野にハマりました。
- 113 Flying (採点:5)
- 少し説明不足な気がします。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:5)
- 栞がいい味出してます。
- 115 温もりの中で―― (採点:4)
- 最後の方が展開が急すぎる気がします。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:1)
- 香里の気持ちが不可解です。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- なかなか変わった感じのSSです。
老祐一に惚れる。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:4)
- 面白かったけど…
- 120 息抜き (採点:4)
- 個人的には香里の問題が一番簡単でした。
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- 美汐がいい味出してます。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- 佐祐理さんと舞が良かったですね。
- 124 No More Dying Then (採点:3)
- 香里の一人称「私」が気になります。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- いや、なんと言うか、アレでした。
- 126 多角関係 (採点:9)
- 不治子ちゃん…イカスぜ。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:1)
- 香里の一人称「私」が気になりました。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- いいお話です。
- 131 鎖 (採点:1)
- 北川があまりにも身勝手。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 無常理ですが、楽しめました。
- 133 無名の石 (採点:7)
- いいお話でした。
秋子さんの職業がきになります。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:4)
- 後半がギャグ調になったのが少し…
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- 少し祐一が情けなかった。
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- 香里恐ぇー。
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- ほのぼのとした雰囲気が良かった。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:5)
- 久瀬×名雪は珍しい。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:1)
- すいません、理解出来ませんでした。
○えふ♪みひゃえる さん
- 076 流星群 (採点:9)
- 予想を良い意味で裏切ってくれました♪
半リアルなSSと言ったらいいのでしょうか?
キャラクター達の性格をよく捕らえていると思いました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- 話の結びつけが非常に良かったと思います。
また、秋子さんの人柄・心情が特に上手く表現されていると思いました。
真琴ストーリーに話の広がりをもつという意味でも感心しました。
ありがとうございました。
○おーふな さん
- 001 丘の生き物 (採点:7)
- いやー、チャレンジャーですねー。
こういう形式は嫌われがちですが、そこにあえて踏み込んだ勇気を讃えたいと思います。
ところどころ、言葉の選択が最良でなかった箇所があったように思います。ちょっと残念。
好感度3点、面白さ1点、完成度2点、心意気に+1点で合計7点。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:6)
- ほのぼのというより、一発ギャグですな。
短くないと活きないネタですから、この書き方は正解だと思いますが……。
もう一つ、スピード感に欠けた気がします。描写のバランスが悪いのかなあ。
好感度3点、面白さ2点、完成度1点、合計6点。
- 003 Last regret (採点:4)
- うわ、微妙……。全ては、最後の「"Kanon"」の解釈にかかってますな。
うーん、気持ちはわからなくもないけど、やはりこれは失敗ではないかと……。
趣向に引きずられて、ベストな表現を逃がしてしまったんじゃないでしょうか。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- もったいない……いい味出てるのに、短すぎます。もっと引っ張らないと、薄味すぎて物足りない感じ。
一つ聞きたいんですが、これ、祐一の相手役に名雪を持ってきてますよね。
あえて、誰だかわからないように書いてみようかな、とか、ちらっと考えませんでしたか?
読者の想像に委ねてみるとか……やっぱ、やらない方が無難かなあ。これでいいのかも。
好感度3点、面白さ1点、完成度1点、合計5点。
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 短すぎ! このテーマだったら、もっとじっくり書き込んだ方が絶対いいです。
せっかく、ちょっと珍しい角度から描かれてるのに、もったいない。
人物や展開はこのままで、描写を積み重ねていくだけで、ずいぶん変わってくると思うんですが。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- うわあ……なんつーか、薄い……。
あゆが描きたかったんですよね? だったらもっと筆を費やして欲しかったなあ。
祐一のもやもやを、もっとしつこく書き込みましょうよ。
で、さらに、それを吹きとばすくらい魅力的に、あゆの笑顔を描く。そういうのが読みたかったです。
好感度2点、面白さ1点、完成度0点、合計3点。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- うーん……自転車こいでる間にも、もう少し笑いが欲しい感じですね。
それより、このオチのためには、その前に、間に合ったと思わせなきゃならないんですが……。
そこが少し弱すぎませんか。
祐一と名雪にもっと安心させて、その上で突き落とす方がいいと思います。
好感度1点、面白さ0点、完成度1点、合計2点。
- 008 また明日 (採点:4)
- うわー、感想殺し。つーか、マジ書きにくいです。
淡彩画というか、パステル調というか……早い話が、薄味すぎるように思います、はい。
こういう題材の時は、凝りすぎるくらい凝りまくった文章で書くとか、した方が良かったのでは?
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- あー、目のつけどころがいいですねー。
……でも、それ以外にあんまし誉めるとこないかも……(申し訳ない)
何か一つ、かまぼこ板や表札というものに対して前フリがあった方が、効果的だったように思います。
好感度2点、面白さ2点、完成度1点、合計5点。
- 011 約束がくれた時間 (採点:7)
- おおお、意外というかなんというか、大声で人を呼ぶ舞って初めて見た気がする。
それはさておき、小ネタですが丁寧に書かれていて好きです。
でも、この長さでタイトルを途中に持ってくるのは、いくらなんでも大げさだと思ったり。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- あー……
申し訳ない。感想不能。なんか背中がこそばゆいです。実にらぶらぶですな。
だめだ、うまく書けねえ……。本当にごめんなさい。これ、苦手です……。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 014 青い春 (採点:5)
- うーん、北川がふられる前に、もう少しタメが欲しかったような気が。
地味めの小品として、雰囲気は悪くないんですけどねー。
なんだか、さらさらっと流されちゃった感じ。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 015 遅刻 (採点:3)
- これは感想と言うより質問なんですが……
文章の最後に「。」を打たないのは、どういう効果を狙ってるんですか?
個人的な印象としては「へたっぴ感」を醸し出してるだけのような気がします。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- こういう総出演型SSは好きですが、少し舌足らずな感じがします。
書きたいシーンがいっぱいありすぎて、あわてて次から次へと駆け足で巡回してる感じ。
もう少しゆっくり行きましょうよ。
あと、佐祐理さんの名前が間違ってるのは大きな減点です。
好感度3点、面白さ2点、完成度0点、合計5点。
- 017 『とも』 (採点:5)
- えっと……これは、「相沢のいいところは……」のくだりがキーポイントだと思います。
ここをもっと引き立たせるような構成にした方がよかったんじゃないでしょうか。
そうすると、終わり近くの北川の述懐が活きてくるんじゃないかと。
あと、表現が少々舌足らずに感じる点がありました。もう少し描写を濃くした方がよいのでは?
好感度2点、面白さ2点、完成度1点、合計5点。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- あああもったいない! ネタは悪くないのに、なぜもっと引っ張らないんですか。これじゃあらすじです。
各シーンの書き込み密度を上げるだけで、かなりいい物になると思うんですがこれ。
あと、祐一が栞の所に戻るかどうかは、ギリギリまで伏せたらどうでしょう。ベタベタな演出ですが。
好感度3点、面白さ2点、完成度1点、悔しさ+1点、合計7点。
- 019 雨 (採点:6)
- 感想書きにくいらぶらぶ物ですが……ムードはいいです。(ちょっと、モノローグに頼りすぎかな?)
ストーリーが動かないのがつらいとこですが、この長さなら許容範囲でしょう。
すっごく細かいツッコミで申し訳ないですが……
始めの方の「虚ろな瞳」てのは、あゆ視点から外れてますね。ここだけ三人称視点になってます。
好感度3点、面白さ1点、完成度2点、合計6点。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 「仏教面」は「仏頂面」の間違い? それともギャグ? ギャグだとしたら外してますが……。
あと、この重い重いテーマを消化するには、やっぱ短すぎます。
こうあっさり転んじまうと、祐一が軽く見えてしまって悲しいですから。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 021 かしこ (採点:7)
- 他の人と違う物を書こうとする姿勢は大好きです。中身も練られてますし。
ただ、エピソードの羅列という感じが強くて、盛り上がりに欠けるのが気になります。
何か一つ芯になるエピソードを作ってそれを軸にするとか、
いくつかのエピソードが実は裏側で繋がってるのがラストでわかるとか、何かもう一つ欲しかったです。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 022 いつもの二人 (採点:4)
- おそらくこの種のSSというのは、モチーフがどうだとか展開がどうだとか以前に、いかにべたべたで甘々でらぶらぶか、というのが値打ちなんだと思います。
そういう意味で、ちゃんと私はいま背中がこそばゆくなってますから、これはこれでまあ有りかと。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- うーん、申し訳ない。これ、何が書きたかったのかわかりませんでした。
補完ぽいんだけど、それにしても新しい切り口が見つけられなくて。
好感度1点、面白さ0点、完成度1点、合計2点。
- 024 月 影 (採点:6)
- うわ、なんかもったいないような。もう少し説明してくださいよー。
雰囲気はすごくいいのに、勘所がはっきりつかめなくて、もどかしいです。
「ここが書きたかったんだ! ここを読んでくれ!」ってのが見えにくくて。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 短いです。もっと書き込みましょうよ、いいネタなのにもったいない。
せっかく久瀬にスポットライト当てても、ただ出てきて一人語りして退場するだけじゃかわいそうです。
構成から考え直した方が、もっともっといい作品になると思うんですけど……。
好感度3点、面白さ1点、完成度2点、合計6点。
- 026 カナブン (採点:3)
- タイトルの意味がわかりませんー。もうちょっとヒントくださいー。
テーマの割に短すぎ、という印象は拭えませんね。もう少し書き込まないと説得力出にくいと思います。
あと、祐一のセリフに妙に違和感を感じたんですが……これは私だけかもしれないな。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:8)
- ギャグっつーか、よくできたコメディですな。無理無理な点も含めて、かなり好みです。
あーでも、もう少し暑さの描写がしつこくても良かったかな。
なんだか「オチてねーよ」という感想がたくさんつきそうな予感がしますが、私はこのオチ好きです。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:9)
- 面白い面白い。実際には一組だけとしか戦わないのが残念なくらい。
もっときっちり全キャラ分書いて、中編部門狙った方が良かったんじゃないですか?
個人的に、対名雪戦が見てみたかったなあ、と。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- ああ、何というか、短編らしい短編ですな。好印象。
ただちょっと、それ以上に突き抜けるものが感じられないきらいはありますが。
こんぺでは不利でしょうけど、でも好きですよ。こういう手堅い作品。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- うわあ……なんだか、あらすじにセリフつけたみたいなSSですね……。
なぜ「」を『』と書くんですか? なぜ『』の後、改行をしないんですか?
病院で払う金額に0が一個抜けてるし。
文章自体は悪くないのに、あまりにも読みにくすぎませんか。もったいないです。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:9)
- はっきり言ってストーリーも何もありませんが、そんなことは構いません。
私はこれが大好きです。ちょっと背中がむずがゆいけど。
短編ほのぼのSSの見本みたいなもんですな。ポエミィな感じもなかなか結構。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、こっぱずかしさに+1点、合計9点。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 申し訳ないですが、論外。のっけから「かもしれないだろう」で脱力させられて……。
その後も不必要な描写、意味不明な表現、不統一な文字遣い、独り合点で読者置いてきぼりな展開。
最後の「続く?」まで来たら、腹が立ちましたよ。ギャグだとしても外しすぎです。
どこか一箇所くらいは誉めたいのに、誉めるとこが無い……。
好感度0点、面白さ0点、完成度0点、0点をつけるわけにいかないのでとりあえず1点。
- 034 アーティスト (採点:5)
- 雰囲気はすごくいいんですけどね……。話の流れがえらく平坦だなー、と。
この作品自体が、さらさらっと描かれたスケッチという感じで、強い印象を持ちにくいです。
その辺がちょっと、いや、だいぶ残念かなー、と。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:8)
- これがシリアスかどうかは置くとして、実に素直ないい話です。好きだなあ、これ。
できれば、もうちょい盛り上がりが欲しかった気はしますが。
も少し細かいところを書き込んでいくだけで、だいぶ違ったんじゃないかと思いますが、いかが?
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、なんとなく+1点、合計8点。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- あゆの力で栞が元気になるSSってのは、今まで何百本と書かれてるわけです。(たぶん)
で、お盆で差別化、という目のつけどころはいいと思います。問題は、文章力と構成力でしょう。
文章は今ひとつ練れていないし、あゆの登場シーンはもっとあっさりの方が効果的じゃないでしょうか。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 038 弱虫が見た花 (採点:5)
- うーん……小品として、いい感じなのは確かなんですが……。
採点勝負の場では非常に不利じゃないですか? この地味さは。
なんというか、突出したところが見当たらなくて。
どっか一箇所、セールスポイントが欲しかった気がします。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 039 『Wait』 (採点:4)
- 困った。舞の言動に、らしさが感じられないんだけど……こういうのは個人差があるからなあ。
舞と栞という取り合わせは、いいアイデアだと思います。「光と闇」なんて、いい切り口ですしね。
が、それに説得力持たせようと思ったら、ボリューム的に短編じゃ無理でしょう。
一幕物じゃなくて、きっちり構成を組み立てて中編にした方が正解だったと思います。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- うわ、マズイですよ、これ。この展開で、しかも最後の2行がこれとは……。
おかげで、このSSは「短編」じゃなくて「連載の第1話」に見えちまいます。
こんぺの短編部門向けとしては、失敗じゃないですか? 確かにいいフレーズで、私も好きですけど。
中身が面白いだけに、すごくもったいない気が。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 041 涙 (採点:5)
- ああ、なんかいいな、これ。かなり好きです。
視点が佐祐理さんだったり舞だったり、ブレるとこが少し気になりますけど。
通りすがりの親子とか、いいとこいっぱいあるんですけどねー。詰めがちょっと甘いような……。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- 気に障ったらすみません。はっきり言って好みの文体じゃないんですが、このムードはいいですね。
(どうも、英語混じりってのは苦手だ……)話にも似合ってるから、認めなきゃいかんのだよなー。
ちなみに「Bed inn」ってのはわざとですか? 微妙に意味が通じなくもないんですが。
好感度1点、面白さ3点、完成度2点、合計6点。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- なるほど。こりゃあジャンルが書いてないわけだ。お見事!
……と言いたいとこですが、正直、惜しいな、と。
逆転後の落差を、もうちょい大きくして欲しかったな、と思います。少しタメが足りなかったかも。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- ああ、いいですね、このしっとりさ加減。
日常のワンシーンを抜粋しただけなのに、確かな手応えというか、充実感があります。
キャラクターも活きてるし、情景描写も過不足ありません。
こういうの読むと、上手けりゃストーリーなんて無くてもいいんだなあ、と思っちゃいますね。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- ううむ、潔いまでの雰囲気勝負ですな。
ストーリーなんて女々しい物はいらん! と言われたような気が。
で、この雰囲気は好きです。香里ってやっぱムード先行型キャラなんだなあ。よく似合うもの。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- ああっ、まるであらすじ……。ちょっと展開を急ぎすぎじゃないですか?
もっと場面場面をじっくり書き込んだ方がいいと思います。
あと、せっかく歩けなくしたんですから、クライマックスはやっぱ、初めて歩くシーンでしょ。
ベタな展開ですが、使わないのはもったいないです。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 048 もみちゅーどく (採点:3)
- ごめん。ダメだわ、わたしゃ、これ。思わず途中から流し読みしちまった……。
ていうか、確信犯ですね?
これを受けつけない人がいるだろうことは覚悟の上で、どれくらいイケるか試してませんか?
好感度0点、面白さ1点、完成度2点、合計3点。
- 049 Transmigration (採点:3)
- うーん……いや……ストーリーより何より先に……。
なんかセリフが説明っぽすぎるような気がするのは私だけですか? 私だけならいいんですが……。
なんだかすごく気になる……。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 050 あなたと共に (採点:5)
- えーと……ちょっと急展開すぎませんか。ていうか、一撃で仕留めるなよ天野。
一撃でころっと逝っちまうと、祐一が軽く見えてきて、ものすごく気になるんですけど。
ここは、粘る祐一に、二の矢、三の矢が欲しかったなあ、と。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 051 待つ女 (採点:6)
- ぐわあ……「食べ物に春というものがあるが」って、もしかしてこれ「旬」じゃないですか?
だとすると、一番いいとこで致命的な誤字なんですけど……。
若干、文章に読みにくさも感じますし、けっこう面白い切り口で攻めてるだけに残念です。
好感度3点、面白さ2点、完成度1点、合計6点。
- 052 果たされる約束 (採点:6)
- うわっ、惜しいー! せっかくいい題材がー!
これ、短編でやっちゃうの、もったいなくないですか? ていうか、もっと長くしましょうよ。
構成はほぼこのままで、あゆ視点の部分を、もうちょいじっくり書き込んだりとか。
エンディングにもう一工夫というか、演出加えてもいいかも。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- うーん、感想書きにくいです。
可も無く不可も無いっていうか、長所も短所も、突出した部分が見あたりません。
裏を返せば手堅くまとめてあるわけで、良作ですけど……こんぺでは不利かも。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:8)
- あー、らぶらぶですねー。かわいいかわいい。
さて、祐一のモノローグから、同じ行の中でセリフに変換して、終わりにだけカギカッコつける、という手法を二回ほど使ってますね。
面白い手法だと思いますが、舞のセリフで一箇所カギカッコ閉じ忘れがあるので、全部ミスに見えてしまって残念です。
……それとも、舞の方も演出ですか? 効果が上がってるとは思えませんが……。
好感度3点、面白さ3点、完成度2点、合計8点。
- 055 手紙 (採点:3)
- ……なんというか、ストーリー展開が素直すぎませんかこれ。
読みながら予想する次の展開が、全部当たりで、自分が予知能力者になった気がします。
ほのぼの+素直はさほど傷になりませんが、シリアス+素直は、文章に凝らないとキツイと思いますよ。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- うーん。ネタが小粒ですね。
小粒なネタを、それでも無理して書きたい場合は、構成や文章に凝らないと厳しいと思います。
そう考えるとこれは、ちょっと正攻法すぎますね。なにかプラスアルファが欲しいです……。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:5)
- うーん……第三者の目から描いてみたくなる気持ちはわかるんですけどね。
それが単なる趣向に終わってしまってる気がします。必然性が感じられないっていうか……。
こういう、こんぺで嫌われやすい手法によって何を狙ったのか、ちょっと訊いてみたいなあ。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 058 夕凪 (採点:4)
- うわあ、問題作。
雰囲気はいいけど、さすがにこれは説明不足じゃないかと。
ていうか、勇気ありますね……。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:6)
- 不在によってキャラクターを描き出すというのは、けっこう高等テクニックですが……。
今ひとつ活かしきれていないかも。うまくやれば「真琴のいない真琴SS」ができたんですけどね。
あと、歌に頼ってる印象が拭えないのが、ちとツライ感じがします。残念。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- えっと……なぜ、行頭を一字空けたり空けなかったり不統一なんでしょうか?
それが気になって、中身に没入できませんでした。
栞が誤診だった、というのは面白いですが、もっと引っ張った方がいいと思います。
私はうっかりスルーしそうになりました。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:7)
- この展開はいかがなものか? と思いながら読んでたんですが……。
最後まで読んだら、これはこれでいい気がしました。こういう落としどころも有りですね。
ただ、誤字や誤用がちらほら見えたのが少し気になりました。
天野らしさを文体で出そうという意図はわかりますし、いいと思うんですが、ちょっと残念です。
好感度2点、面白さ3点、完成度2点、合計7点。
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- 始め方はいい雰囲気なんですが、終わり方がそれに伴ってない気がします。話に動きが無いからかな?
考えてみれば、美汐の過去話という題材からしても、地味な展開になるのは避けられないところ。
どこかに、それをカバーする何かを仕掛けて欲しかったと思います。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:3)
- えーと「名雪特性レシピ」は「特製」の間違いだと思います。てなことはさておき。
んー、今ひとつ盛り上がりませんねー。キャラクターははしゃいでるのに、ストーリーは淡々と進む。
クライマックス前のタメが少ないのが原因でしょうか? 描写の密度も薄めですし……。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- こ、これは……なんてアンバランスな……。
ストーリーだけ抜き出せばあまり面白くないのに(失礼)、文章は妙にぶっ飛んでて、描写がやけに舌足らずで状況が把握しにくいのに、キャラクターはきちんと立っている。
好き嫌いハッキリ分かれそうですねえ。
好感度3点、面白さ3点、完成度0点、三人の壊れ具合に+1点で、合計7点。
- 065 振り返る想い (採点:3)
- うわあ視点がぐちゃぐちゃだあ。舞視点かと思ったら急にカメラ引いちゃうし。
なんか、すごく読みにくかったです。そこ直すだけで、ずいぶん違うと思うんですけどねえ。
好感度1点、面白さ1点、完成度1点、合計3点。
- 066 夢の中でも (採点:5)
- 何というか、これ、最初から最後まで栞は寝っぱなしですね。
シーンは変わっても一度も起き上がらないあたり、ちょっと面白い趣向ですが……わざと? 偶然?
好感度1点、面白さ2点、完成度2点、合計5点。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:4)
- うーん、感想書きにくい作品ですね。
どっか飛び出たところでもあれば足がかりになるんですが、こう可もなく不可もないと……。
平凡な話を平凡に書いた、という印象しか残りませんでした。申し訳ない。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- はー、北川と真琴ですか……考えたこともなかったな。でもこれを読むと、悪くないカップルかも。
実にオーソドックスなラブストーリーで、書き方も正攻法。
まるっきり少女マンガなんですが、真琴視点だとそれが自然でいいですね。
好感度2点、面白さ2点、完成度3点、合計7点。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- えーと、題名と中身が、合ってるようでチグハグな感じですね。
この深刻なテーマで、なにも少女マンガじみた誤解劇やらせなくても……という気はしますが。
いや、もしかするとそこが味なのかな? まあ、少なくともこの文章は好きですね、私。
好感度3点、面白さ1点、完成度3点、合計7点。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:5)
- すごいですね、これは……。まともな情景描写が1行もない……。
おかげで、状況を把握しにくい場面が多々ありますが、まあこれも個性と言えないことはないでしょう。
それより気になるのは、一人称代名詞の乱れだったりします。どうにかなりませんか?
時々、祐一も香里も「私」なんて言うもんだから、わかりにくいのなんのって……。
好感度1点、面白さ2点、完成度1点、ところどころ光るから+1点、合計5点。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:4)
- うーん……峠道にそんな大パワー車って……逆に扱いにくいんじゃ……。
それはさておき、SSとしては、全体のバランスが崩れてるような気がします。
登校や教室の描写をカットして、走りの部分をもっとみっちり書き込んだ方が良かったのでは?
せっかくの山場なのに、さらっと流しちゃもったいないです。
好感度2点、面白さ1点、完成度1点、合計4点。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- 祐一を出さないという潔さに惚れました。好きです、これ。
ていうか、よく考えてみると栞の話って、祐一抜きでもなんとかなるんだよな。アニメ版みたいに。
終盤の鍵を握る(文字通り!)主治医の登場に、唐突感が拭えないのはちょっと減点かも。
前半でもう少し印象づけておいた方が良かったと思うんですが、いかがですか。
好感度3点、面白さ3点、完成度2点、合計8点。
- 073 守りたい約束 (採点:6)
- 語りオンリーで長丁場を持たせるのは、大変なテクニックが必要です。
が……申し訳ない。途中で飽きました。どうしても流れが単調になりがちなんですよね。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- 申し訳ない。ピノキオというキーワードがどうもピンと来ませんでした。
で、そこがピンと来ないと、この作品ってどうにも評価できなくなっちゃうんですよね……。
本当に申し訳ない。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 075 記念日 (採点:5)
- まあ、舞の一人称で盛り上げろったって無理ですから、盛り上がりの無いのは置いとくとしても……。
前半の構成の乱れはいくらなんでもやりすぎかと。どこからどこまでが回想シーンなのかわかりません。
もうちょい整理して欲しかった……。舞の心情はよく描けてるんですけどねえ。
好感度2点、面白さ2点、完成度1点、合計5点。
- 076 流星群 (採点:7)
- えーと……せっかくドラマチックなのに、なんかもったいないなあ……。
なんか、さらーっと流されちゃった感じ。流していいタイプの話じゃなさそうなんだけど。
再会の前に、もうちょいタメがあったら、もっと良くなったと思うんですが。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 077 まだまだ続く道 (採点:4)
- こうして「死」をメインに据えると、それに対する作者の思想がさらけ出されてしまいますが……。
「死にました。悲しいです。でも頑張ります」で終わってしまってる感じ。
残念ながら、読者に感銘を与えられるほどの深みが見られなかったように思います。
キツイ書き方で申し訳ないんですが。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 078 blessing (採点:8)
- ああ、好きです、この文体。ときどき、単語の選択にベストでないものがあるような気はしますけど。
テーマに関しては正直あんまり感心しませんでしたが(申し訳ない)この文体だけで充分いい気分。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、さらに+1点、合計8点。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:4)
- うーん、これって……書きたいことはわかるんですが……。
モチーフを変えてはいるものの、名雪の心の動きを取り出すと、原作と同じ形になってますよね?
構成や文章にもさほど個性が感じられませんし、これでは、私はあまり高く評価できません……。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- あー、こういう結びつけ方は初めて見ました。綺麗だなあ……。
正直、途中までは、今ひとつかな? と思ってたんですが、最後にやられましたね。
しかしこれだと……この後に来る真琴エンドって、秋子さんにとってとんでもなく厳しい展開では。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 081 向日葵 (採点:6)
- これは言いがかりに近いかもしれませんが……。
「真夏」と「風」の取り合わせに、妙な違和感を持ってしまいました。真夏はベタ凪が似合うような。
まあそれはともかく、素直な展開を、香里の「らしい」言動がよく引き立てていると思います。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 082 いつか、またあの海に (採点:5)
- えーと……何というか、可も無く不可も無く、特徴も薄く……ああこれ、他の作品でも言ったな……。
描写の分量が少ないわけではないのに、あゆの心の動きが今ひとつ唐突に感じられました。
たぶん、祐一を触媒にしてあゆを描きたいんだと思いますが(違ったらごめん)
どこを詳しく描写して、どこを省略するか、というバランスが少し崩れてる気がします。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 083 偽りの伝承 (採点:6)
- ミステリマニアとしては、偽りの伝承の裏側に、意外な真相を期待しちゃったりするわけですが……。
そんなことはありませんでした。もちろんそれが普通なんで、不満はありません。
伝承というものに対する考察は文句無しに面白いです。ただ、もう少し整理できたような気がしませんか?
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- あー……これ感想書きにくい……私のと類似テーマだ……ごめん、パスさせてください。
ほんと申し訳ない。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- あー……私の苦手なタイプの作品だ……。
テーマは面白いし、ちょっと毛色の変わった北川も魅力的なんですけどね。
どうしてセリフやモノローグで全部解説しちゃうんでしょうか……。
なんか底が浅く見えちゃって、もったいない感じがします。
好感度2点、面白さ2点、完成度3点、合計7点。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- なんで平家物語なのに今昔物語なんですか、という無粋かつ同案多数なツッコミはさておいて。
祐一&栞と義仲&巴って、あんまりイメージかぶらない感じがするんですが……。
いや、言いたいことはわかりますけど。キャラの違和感を拭い去るのがちょっと大変でした。
しかし、今回のこんぺで最も個性的なストーリーの一つであることは間違いないです。うまい!
好感度2点、面白さ3点、完成度2点、合計7点。
- 088 don't need no reason why (採点:2)
- うわ、申し訳ない……私これサッパリわかんないや。
栞の行動も、香里の行動も、私にとっては意味不明。っていうか、なぜこんな些細なことでケンカに?
説明があるようでないようで、読み返してもなんだかよくわからん……。私の読み方が悪いのか?
好感度1点、面白さ0点、完成度1点、合計2点。
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- ああそうか、こういうつながりもあり得たんですねー。感心。
思いっきりシリアスで、中盤までの迫力はものすごいです。が……
そこから香里の独白に持っていくというのは、どうでしょうか? 少し気が抜けた感じがします。
何か他に、もっと違う道があったような気がしてなりません。勝手な感想ですが。
好感度2点、面白さ3点、完成度2点、合計7点。
- 090 贈る言葉 (採点:5)
- 素直だなあ……いや、素直すぎます。
題材が素直なのに、展開まで素直にしたら、盛り上がりも何も無くなっちゃうじゃありませんか。
主演の二人は実に良く描けてるのに……なんかもったいないなあ。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:9)
- いいなあ、これ。大好きです。
これ、最初から最後まで、あゆの一人称で書いてみようなんて思ったことはありませんか?
三人称で書くと、読者に対して親切すぎるような気がするんですよねー。
説明がくどいとまでは言いませんが。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 092 デエトの日 (採点:5)
- こういう展開をどうやって思いついたのか知りたいです。女性なら思いついても不思議じゃないけど。
それにしても、祐一の動きがちと不自然に感じられたのは私だけですか?
香里に服着せてるとこを栞に見られたりしたら、修羅場じゃ済まんでしょ。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 093 philosophy (採点:9)
- ああ、何というか、実に素直なラブストーリー……。本当に微笑ましいです。
材料の質でなく、職人の腕で名品に磨き上げた、って感じですね。
ていうか、これだけ各要素が高水準にまとまってると、逆に感想書きにくいかも。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- 題名に偽りなし、ですね。まさにその通りの直球勝負。
ギャグ色が強めですが、そうじゃなかったら読めなかったでしょうね。正しい処置だと思います。
こういうのは終わらせ方が難しいんで、どうするかなと思って読んでたんですが……。
うーん、もう一工夫欲しかった気がします。具体的には思いつきませんが。(申し訳ない)
好感度1点、面白さ2点、完成度2点、合計5点。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- うわあ、チャレンジャーですねー。一見とっぴですが、出来映えはお見事。
私はこういうの大好きですけど、一般性あるのかな? あったらいいなあ。
この作品が上位進出できるこんぺでありますように。
好感度3点、面白さ3点、完成度2点、挑戦者魂に+1点、合計9点。
- 096 Pure Heart (採点:5)
- うーん、素直なラブストーリーなんですが……素直すぎるというか……。
もうちょいヒネリを加えないと、つらいと思います。どっかで読んだような気がしちゃって。
雰囲気は悪くないんだけどなあ……。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- ああ、この着眼点は素晴らしいですね……。ちょっと感動。
だけど何だろう、なにか一味足らない気がしてなりません。話も文章もいいのになあ。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- ……今回の全作品中で1・2を争う読みにくさですね、これ。しかもネタは某小説によく似てるし……。
なぜ句点を打たないんです? 詩のつもりですか? 読者を閉め出してるようにしか見えないんですが。
ギャグも見事に空回りしてて、最後まで読むのはつらかったです。
好感度0点、面白さ0点、完成度0点、入れたくないけど+1点で、合計1点。
- 099 Anniversary Days (採点:4)
- お話として「いい話」なんですが……それを「いいSS/小説」にし損なった、って感じがします。
惜しいなあ。盛り上げ方が足らないのかなあ。でなきゃ、ちょっと正攻法で行き過ぎたのかも。
途中の視点交代は、乱れもなくまとめて上手かったんですけどね。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 100 今度までには (採点:9)
- 祐一&天野物ってのは、真琴の使い方がキモなんだなあ……と、しみじみ感じました。
実に上手く使ってると思います。真琴が間に挟まることによって、二人が一層引き立ってる感じ。
あんまり突っ込むとこありませんね。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 101 Little Seedling (採点:9)
- そっか、その手があったか!
あの木にスポットを当てて、あゆと対比させたアイデアに感心しました。
他の場所で思い出させて、実際に行かせるという展開も実に上手い。お手本にしたいくらいです。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- えーと……ものすごく出来がいいです。出来がいいんですが……。
これ、固有名詞を取り替えても、そのまま通用しますよね。というか、祐一と香里を起用した理由が見えません。
「かのんSSこんぺ」としては減点対象だと思います。もっと高得点が狙えたはずなのになあ。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、断腸の思いで−1点、合計8点。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:10)
- 爆笑させていただきました。
これだけ延々引っ張ってこのオチかよ! というとこまで含めて大好きです。
妄想のディテール、エスカレートのさせ方、共に文句ありません。ホントに上手い。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、文句無しに+1点、合計10点。
- 104 これから…… (採点:5)
- 題材的には、ヒネリも何もない、ごくごく基本的でシンプルなテーマです。
これを読ませるには、構成に気をつかうとか、文章に凝るとか、何かしないとツライです。
書き方まで素直なせいで、141本の中に埋没してしまったように思います。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:6)
- ぐわあああ! いったい何てことしてくれたんですかっ! せっかくのいい題材を!
>> ちょうど、祐一と真琴のやりとりと同様である。
これは、このテーマを選んだら、絶対に書いちゃいけない一節でしょう。
これを書かずに、読者に「ああ、祐一と真琴のやりとりと同じだな」と思わせるのが小説じゃないですか。
好感度3点、面白さ3点、完成度0点、合計6点。
- 106 あなたのために出来ること (採点:10)
- やられた。ていうか、負けた。同じ路線で、出来映えが桁違い……。
裏側モノはいろいろありますが、原作との整合性といい、キャラの立ち具合といい、ピカイチです。
何を買ったのか? の引っ張り加減も絶妙ですし、原作のセリフも実に上手く使ってます。
目覚まし渡して安心しちゃって、翌日から寝坊続き……てな風に、原作に繋がるんですね。納得。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、堂々の横綱相撲で+1点、合計10点。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- ああ……これもなんかもったいない気が……。
私の趣味としては、彼の名前は書く必要がなかったと思います……というか、はっきり言って邪魔です。
せめてそれぐらいは、読者の想像する余地を残しておいてください。
再会シーンの鮮やかさを見るにつけ、残念で残念で。
好感度2点、面白さ3点、完成度2点、合計7点。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- うーん……テンション高すぎ……というか、空回りしてませんか、これ。
最後まで読み通すのがつらかったです。いや、後半は斜め読みでした。すまん!
もうちょい、流れというものを考えないと読みにくくて仕方ないです。
好感度0点、面白さ1点、完成度1点、合計2点。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 言いたくないですが……この手の真面目なSSで、誤字は致命傷だと思います。
二箇所ほど、「誤る」がありました。たぶん「謝る」の誤りではないかと。
内容的にはいい感じなんですけどね……誤字で冷めちゃって入り込めませんでした。申し訳ない。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:4)
- 申し訳ない。なんだか、入り込めませんでした。やっぱり、素直すぎるのかなあ……。
素直なネタを素直に書くのは、悪いことじゃありませんが、これだけ数あるとハッキリ言って飽きます。
何か際だった特徴があればまた話は別なんですが……私にはそれは見つけられませんでした。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- 素直なプロットを素直に書いてますね。ストーリー的には意外性も面白味もありません。
そうなると読みどころは、細部の突き詰め方ということになってくるんですが……。
文章は上手いんですけど、話の退屈さをカバーするまでに至らなかったのは残念です。
冷たい言い方で申し訳ない。
好感度1点、面白さ1点、完成度3点、合計5点。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:4)
- すいません、どうしても気になって仕方なかったんですが……なぜみんな制服姿なんですか?
……てのはともかく、確かにほのぼのなんですけど、それ以外何も無い感じ……。
長さの割に、読みごたえが薄かったような気がします。
ネタに一本芯を通すか、または思い切って縮めるか、どっちかした方がよかったのでは。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 113 Flying (採点:6)
- えーと。なんでこんなにいいテーマを、こんなに無造作に書いちゃうんでしょう。もったいなさすぎます。
前半は傑作なんですけど、中盤、祐一がベンチに行くあたりから音を立てて崩れてる感じ。
特に、後半のダイジェスト感は問題でしょう。もっと書き込まないと、復活に説得力が出ないのでは。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 天野視点のギャグ物ってのは結構オイシイ、というのを再認識しました。
それにしても、ギャグ物での栞の立ち位置って、たいがいこの辺ですね……。
ちなみに一番気に入ったのは「遠き山に日は落ちて」でした。小ネタ中の小ネタで申し訳ない。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
- 115 温もりの中で―― (採点:4)
- 申し訳ない。私にはこれ、何が書きたかったのかわかりませんでした。
とことん落ち込んだ祐一が書きたかったのかなあ。でもジャンル分けは名雪になってるしなあ。
なんか焦点がボケてる気がします。私の読み方が悪いのかなあ。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:8)
- ああ、メルヘンというかファンタジーというか。雰囲気いいですね。
その、雰囲気のいい大きな理由が、借りてきたイメージにある、というあたりが若干問題ですが……。
でも、それは言いっこなしですね。すごく、好きになれる作品です。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:5)
- 珍しく、祐一オンリーな作品ですね。
せっかくだから、会話の中にもヒロインたちを出さずに勝負してみよう、とか思いませんでした?
まあ、やらない方が無難なのは事実ですが……。
ちなみに、テーマ的には私はこれ、あまりピンと来ませんでした。雰囲気はいいんだけど。
好感度1点、面白さ2点、完成度2点、合計5点。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:2)
- なんつーか……別に「ギャグ」=「テンション高い」なんて公式は成り立たないはずなんですけど……。
どうしてこんなに空回りしちゃうんでしょうか。読んでてしんどかったです。
もう少し押さえて書かないと、読みづらすぎますよ、これ……。
ごめん、これしか書けない……。
好感度0点、面白さ1点、完成度1点、合計2点。
- 119 『Nurse call』 (採点:8)
- このこんぺにこういう作品を出してくる根性を、支持します。
……正直、あまり好きなタイプの話ではないですが。でもしっかり書けてますもんね。
若干、会話に頼りすぎな印象を受ける点は気になりますが、それも些細なことです。秀作。
好感度2点、面白さ3点、完成度3点、合計8点。
- 120 息抜き (採点:5)
- うーん、チャレンジャーですなー。
好き嫌いがハッキリ出るというか、こんぺではあまり好かれないタイプの話じゃないでしょうか。
KanonのSSという色合いが薄いのは、大きな弱点だと思います。いい味出てるんですけどねえ。
好感度1点、面白さ2点、完成度2点、合計5点。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:5)
- うーん……悪くはないんですけど……なんか一味足らないような印象が拭えません。
今ひとつ新しさが感じられないとか、セリフとモノローグに頼りすぎな気がするとか……。
かと言って、じゃあどうすると訊かれると対策が思いつかないんですが。申し訳ない。
好感度2点、面白さ1点、完成度2点、合計5点。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- ほのんびりラブとはよく言ったもので、そのままズバリですな。堪能させていただきました。
もうちょい情景描写を増やした方が読者には親切かなーとも思いますが……これでいいのかもしれません。
少なくとも私は、この作品が大好きです。小道具の使い方が上手いですね。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- あー……悪くはないんだけど今ひとつパンチが足りないというか、なんか終わった感じがしないというか。
最後に付けたワンシーンのせいで、連載の第1話化しちゃってるのは、問題では。
減点するとこは無いんですが……加点するとこもあまり見当たらないかも。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 124 No More Dying Then (採点:6)
- なるほど……。話としてはいい話なんですが、少し喋りすぎというか、喋らせすぎというか。
セリフに頼りきってる感じなのが気になります。
もっとも、これだけ抽象的な題材だと、ちょっと他の手も思いつきませんが。
でも、そこがどうにかできれば更に良くなったんじゃないかと思えてなりません。
好感度1点、面白さ2点、完成度3点、合計6点。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- うーん……文学ですねえ。重く、ずしっと決まった剛速球って感じ。
テーマの掘り下げも深いし、展開も上手い、文章も押さえたいい文章です。
出来映えから言ったら文句無しに10点つけていいはずなんですが……申し訳ない。
どうしてもこれ、好きになれないんです。1点マイナスさせてください。
好感度2点、面白さ3点、完成度3点、充実感に+1点、合計9点。
- 126 多角関係 (採点:5)
- つまんないわけじゃないんですが、少々長い印象を受けるのは私だけでしょうか。
短編のキレの良さが感じられなくて、長編のダイジェストになっちゃってる気が。
ところどころいいギャグがあるんで、構成の甘さがもったいないなあ、と。
好感度1点、面白さ2点、完成度2点、合計5点。
- 127 魔物の住む学校 (採点:7)
- なるほど、いい着眼点ですが……最後もう一押し欲しかったと思うのは私だけでしょうか。
もう少し祐一たちをいたぶってから、舞だとわかった方がよかったんじゃないかなー、と。
ま、ないものねだりですが。
明るい発端から一気にシリアスに持ってく展開は上手いですし、文章もいいですね。
好感度2点、面白さ3点、完成度2点、合計7点。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:4)
- 誤字が多すぎます。いくらなんでもこりゃないでしょ。せっかくのいい題材がだいなし。
構成が平坦とか、描写じゃなくて説明になってるとか、そんな欠点もこの誤字に比べりゃ些細なことです。
ホントもったいなさ過ぎ。いい点つけたかったんだけどな……。
好感度3点、面白さ1点、完成度0点、合計4点。
- 129 いつもそばにいる (採点:6)
- 申し訳ない。私にはこれ、どこが読みどころなのかよくわかりません……。
ストレートでなく変化球だな、とは思うんですが。うーん、まあ、雰囲気いいからいいのかなあ。
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- ああなるほど、こういう着眼点もありですね。……とは思うんですけど……。
お爺さん視点のパートは、本当に必要でしたか?
具体的に書かなくても、他に何か手があったような気がしてなりません。
あと、一箇所だけ三人称記述になってるとこがありますね。惜しい!
好感度2点、面白さ2点、完成度2点、合計6点。
- 131 鎖 (採点:5)
- ああっ、なんだかダイジェスト感の漂う仕上がりですね……テーマは面白いのに。
この際、中編にして、二人が記憶を得ていく過程も書き込んだ方が良かったように思います。
もうちょい腰を据えて描写の厚みを増したら、すごい傑作になった気がするんですが。
好感度2点、面白さ2点、完成度1点、合計5点。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- こういうのを読むと、やはりギャグは冷静さが命だと思いますね。
意味無く大騒ぎしたりすることもなく、淡々と話を進めながら、でも笑えるフレーズのオンパレード。
長めですが、それが充実感に繋がってて素直に敬服しました。
寿命削ってるのは祐一じゃなくて、作者本人なんじゃないでしょうか。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、輝く芸人魂に+1点で、合計10点。
- 133 無名の石 (採点:7)
- いい話ですし、猫視点もうまく書けてますし、何よりムードの良さが長所ですね。
幼い名雪もいい感じですし。こういうのは私には書けないなあ……。
好感度2点、面白さ2点、完成度3点、合計7点。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- ああ、なんか好きです、これ。どこがどうと言いにくいんですが。
あちこち小技も効いてますしね。たい焼き屋の使い方なんざ、実に気が利いてます。
難を言えば、時間経過が少しわかりにくいですかね。そこだけちょいと気になりました。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 135 夏に始まる物語 (採点:8)
- 正直、あんまり好みの作風じゃないんですけど、文句無く上手いですね……。
原作ネタの再構成だけでここまで書けるってのは、まさに手練れの技、という感じがします。
名雪物に天野を絡めるってのは新鮮でした。
好感度2点、面白さ3点、完成度3点、合計8点。
- 136 君を想う気持ち (採点:4)
- うわー、少女マンガ……というのが第一印象。
古風で素直なストーリーですから、それをいかにして読ませるかという工夫が必要だと思うんですが……
あんまり見当たりませんね、工夫。正攻法で正面突破も潔いですが、ちょっとつらかったかも。
好感度1点、面白さ1点、完成度2点、合計4点。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 面白いです。うまく緊迫感を持続させてますし、展開もお約束ですが悪くありません。
惜しいのは、ときどき地の文が描写というよりも説明に近く感じられることで……
おかげで長編のダイジェスト版という印象が漂ってしまってます。
もうちょっと分量が欲しくはありませんでしたか?
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 栞と香里を題材にすると、ついどうしても「生きることの意味」みたいなことを書きたくなります。
これは、自分が納得するように書くのは簡単なんですが、他人を納得させようとすると難しい。
試みとしては理解できますが、いい物を書こうとするのはほとんど不可能じゃないか、なんて思ったり。
でも、これはかなり上手く書かれてると思います。
好感度2点、面白さ2点、完成度3点、合計7点。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- うーん、上手いなあ。すごいですね、これ。ひたすら感心。
こういう風に展開させて、なおかつバッドエンド感が薄いってのは、たいしたもんです。
構成もメリハリついてますし、描写にも過不足無いですし。
ただ、何か一味足らないような気がするんです。それが何かわからなくて申し訳ないですが……。
好感度3点、面白さ3点、完成度3点、合計9点。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- うーん。
いえ、久瀬を描きたかったのはわかります。わかりますが……。
格好良く描きすぎて、かえって格好悪くなってませんか? 早い話が、ヒイキの引き倒しな感じ。
展開も文章も上手いのに、なんだか、すごくもったいない気がしてなりません。
好感度3点、面白さ2点、完成度3点、合計8点。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- ああ、こういうアプローチか……なるほど……。こんな手がありましたか。
着眼点は面白いですし、原作と対照的な、夏祭りという舞台設定もいい味出てますが……。
やっぱこれ、短編でやるのは無理ですよ。もっとじっくり書き込む題材だと思います。
ちょっともったいないなあ……。
好感度3点、面白さ2点、完成度2点、合計7点。
○おれないんあー さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- こういうの苦手・・・よくわからない・・・ごめんなさい・・・
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 割とありがちな話だったような
- 003 Last regret (採点:3)
- 焼きまわしのような内容のような・・・私がこれの趣旨を誤解してるのかなあ。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:10)
- 大好きですこういうの。
短編なのにこれだけのが書けるのはすごいです。
うーん。鳥肌が立ちました
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 話自体や、文調とかは好きなんですが・・・、どうも勇祐一君以外とヒロインがくっ付くノは苦手で
- 006 『その笑顔で』 (採点:6)
- うう。短編ゆえか、文章量が少なすぎてなぜ最後に祐一君がこの結論に至ったか分からないです
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- おもしろかったです。短い中にもスピード感みたいの感じました。
でも、自転車通学が許可されるのはともかく、どうしてふたりのりが黙認されるのかしら
- 008 また明日 (採点:7)
- けっこー好きです。はっぴーえんどですねえ
ただこう栞ちゃんが急に暗くなるあたりの感情の推移がよくわかんなかったです。
何で栞ちゃんが近い将来のことを気にするのか・・理由はゲームやってる人なら推理できますが
でもその辺も書いてほしいなあ、なんて思いました
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- 救われない話はだめです。苦手です。
このゲームはこう、ヒロインがけっこー絶望的な状況に立っていて、それが救われる過程が感動するんじゃないのかなあ
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- いいですねーほのぼのー
こだわるところにほれたのに表札がかまぼこ板じゃこだわってないジャン・・とか思うけどそれは的外れな感想か
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:9)
- いいですねーらぶらぶー。
カノンのSSは祐一君の一人称が多いのでこういうのはとても新鮮な気分です
- 015 遅刻 (採点:7)
- 読みやすいしグットですー。
名雪ちゃんが遅刻しなかったら一人暮らしするのは突拍子もないと思いますが。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 名雪ちゃんの一人称のあたりが好きです。
こう、一人称のぐるぐる回るやつはうまく表現できれば面白いですよね。失敗しちゃうとわっけわかんなくなっちゃうけど。
これは成功だと思います
- 017 『とも』 (採点:8)
- いいですねー、ほのぼのー。
短いお話ですがなんか読み応えありました
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- 好きです。いいですねー
相沢君のご両親の台詞はもちょっとおもしろいことはなかったかな
- 019 雨 (採点:9)
- いいですねーほのぼのー。
私もあゆちゃんに甘えられてみたいでスー
- 021 かしこ (採点:8)
- 雰囲気とか大好きなのですが・・・最後の追伸の意味が分からなくて・・・。
このゲームはこう、だれかを幸せにするとほかの人の分がなくなるみたいなところがありますが、
皆さんお元気のようで。すばらしいですね
私はフツーです。かしこ
- 022 いつもの二人 (採点:8)
- のんびり、ゆっくり、ラブラブでー。あゆに限らず、かのんSSの良作てかんじですねー
べつに中途半端に名雪さんに嫉妬させなくてもよかったのでは。
終始最初からの調子でいってもよかったかと〜
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 目新しさを感じないのです。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:10)
- 栞ちゃんたら結構くろうしてるんですね〜
最後は適当にくっついて終わりだと思ってたら、まさかこの人とか。
同居してる栞ちゃんにきづかれずに仲が進展したのはやっぱり影の薄さゆえでしょうか
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 祐一君また忘れてるのか。
スケベなガキかなーとか思ってたら、彼独特の思いやりゆえのせりふだったのですね
- 031 『あの日の・・・』 (採点:7)
- いくらなんでもサワタリマコトの名前をつけるところは強引なんじゃないかな
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:9)
- おもしろかったー。栞ちゃん最高ー!
こう、ヒロインが相沢君以外の人とくっ付くのは私は苦手なのですが、ここまで壊れてくれるともうどうでもいいやってかんじですね。あははー
最後まで調子がかわらなかったら、まんてんでしたけど
○きこ〜もと☆ゆに さん
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- それなりにギャグで、ラブラブで良かったです。
ただ終わり方が単調で勿体無かった感じです。
もうちょっと何かあれば、もう2〜3点は…(^^;
- 009 もし、もしも…… (採点:4)
- 出だしから重い…(苦笑)。
ダーク自体は話し上、必然的なら素直に受けとめる方で特に嫌いという訳でもなかったのですが、
どうにも素直に受けとめられませんでした m(_ _)m
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- 甘々でなかなか良かったと思います(^^;
タイトルから「かまぼこ板」って何やねん?とか思いましたが、読んでみて納得です。
かまぼこ板の謎に行きつくまでの話しの運びにちょっと違和感を感じましたが、
全体を通してみると良かったと思います。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 舞が舞らしくなかったのがちょっと…。特に前半を中心に舞の口調が…。
話しも中途半端に終わってしまってて残念でした。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 祐一と名雪のほのらぶSSって大好きです♪
なんか、ホント、ほのぼのらぶらぶ〜って感じだったのですが、
特に何も無く終わってしまって何か物足りない感じでした。
日常生活シリーズか何かの一部みたいな位置付けなら良かったと思います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- 素直に面白かったです。淡々と進んでいく展開も良かったですね。
「水瀬家のエアコンが、全部壊れた」の出だしで笑い、
「薄手のTシャツにジーンズ地の短パン」の名雪に萌え、
最後までノリも良く楽しめました。
ただお湯しか出ない水道って……(苦笑)
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 短すぎて勿体無い感じです。長編で各キャラ毎に色々な展開があるともっと面白かったと思います。
でも短編部門での応募作品だししょうがないですよね。ただ、短いので展開が早過ぎて…。
ノリは良かったと思いますし、悪になりきれてない栞も可愛かったです。
あとは、誤字脱字っぽいミスがちょっと気になりました、少しですけどね(^^;
- 123 想い、あなたに (採点:9)
- 素敵すぎです(^^;
佐祐理&舞と同居しつつも、名雪を恋愛対象として組み込むとは…。
秋子さんも良い味出してると思います。「こっちも二人よ」には笑っちゃいました。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- 本編では絡み合わない人間関係を違った見方で絡めあっていて新鮮でした。
特に名雪と美汐がこんな形で絡み合うのは珍しいですし。
話しも名雪の祐一への思いを、美汐やあゆを使って違った形で表現させていて
良かったと思います。
- 136 君を想う気持ち (採点:6)
- 結構複雑な心境…。
祐一の名雪に対する気持ち、名雪の祐一に対する気持ち、そして、名雪の優しさ。
全て納得は行くのですが、やっぱり可愛そうだからって告白してきた人と
1日デートしちゃうのってちょっと…。話しやアイデアは面白いと面白かったですよ♪
○くらむぼん さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 単語を並べることで読者の脳内に断続的なイメージを喚起して、語りのない紙芝居的な作品を目指したのだろう。 でも、自分はこれをSSと認めることにためらいを感じる。ごめん。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:6)
- わははははははははははは。アイデア勝負の一発勝負。好きですこういうの。ちなみに私は祐一と同意見です。浪漫だよなぁ。
- 003 Last regret (採点:6)
- 奇跡を起こすまでの、あゆの内面を追った言葉、でしょうか。ポエジックに流して語る方法がある意味成功した例かもしれない。ラストの締め方が上手いなと思った。個人的には小説的なSSが好きなのですが、こういうのもアリかなと思った。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- うーん、メルヘンなSSってはじめて読んだので採点に困りましたが……(^^;) とりあえず品のいい童話を読んでいるような印象のある作品でした。ちょっと気になったのが言葉遣いで、「雨」が「ぽかぽか」というのはなんだか不自然でした。ありきたりのようですが「あたたかい」でよかったと思います。あと、優しい言葉遣いをしている中に突然「さればこそ」という旧語表現が出てくるのも気になりました。
- 005 『忘れないから』 (採点:6)
- 読む人の素直さで評価が変わりそうな話だと思った。素直に受け止める人なら素直に感動できるだろうけれど、私のようにひねくれた人間には少々説教くさい感じがした。 あと「――――――」の多用は文章をスカスカに見えさせる。 話としてのまとまりはとても良いと思う。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- あまりに唐突な物語。祐一が三年生なのはわかったが、それ以外の前後関係と世界観がなく、どう捕らえてよいのか迷う。このあゆは「奇跡前」なのか「奇跡後」なのか。そして文中の祐一の質問「あゆはこんなところでなにをしているんだ?」にも答えが与えられていない。 唐突に始まり、唐突に終わっている。あゆと祐一の幸せで相変わらずなその後を描きたい、という気持ちは伝わった。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- もっと盛り上がりがほしかったなあ。名雪が「お尻が痛いよ〜」と言ってる辺りはちょっと萌えました。そっち方面で話を進めたら……「君を後ろから…」にタイトルが変わってしまうか(^^;)
- 008 また明日 (採点:7)
- 前半の話は、失礼ながらありきたりな展開のように思えたのですが、中盤以降のもって行き方がさりげないのに新しくて面白かった。落としどころも決まっている。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- ダークならダークなりの深みが欲しい。死はドラマチックだが、背後がなければ安直なドラマにしかならない。 せっかく主人公を殺したのだから、その死を最大限に利用してもらいたかった。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- あーこういうほのぼのSSもアリだなーと思った。南こうせつの神田川(明るいバージョン)という感じか。 多分に作者の願望が混ざっているような気がするが、読んでいていい気分になったので無問題。しかし美汐、なんて貧乏が似合う女なんだ…
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 卒業式を控えた舞の心の動きを軽やかな言葉で捕らえた作品。伝わってくるものはあるのだけれど、残念ながら描写が内向きで読者に易しくない。あと、舞ってこんなしゃべり方をするキャラだっけ?
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 夢の中に出てきた「名雪を膝の上で遊ばせている」男性は誰? 本文を読む限り祐一だと思うけれど……ちょっと説明が欲しかった。もしかしてそれは今は亡き父との想い出がベースになっていて、その父性的イメージにもっとも身近で恋人でもある祐一を無意識下で当てはめて見た夢なのかとも思ったが、それはあまりに穿ちすぎか。もっといちゃいちゃ話に特化しても良かったかも。
- 013 その朝 (採点:7)
- 句点改行の功罪。接続語を極力廃して、短く強い言葉でシーンと思いを繋いでいくことで、話に簡明さと透明感をもたらしている。一方、やや素っ気ない感じもする。でも、これは成功例といえるだろう。ちょっとしたことに浮き出る美汐の心の揺れが、上手く描写されていたと思う。ラストがやや唐突かな、とか。
- 014 青い春 (採点:6)
- さわやかな作品で好感が持てた。前半のドタバタシーンをもっとコミカルにしたなら、「卒業」というキーワードとそれにまつわる以下の物語に重みが付いたように思う。あと、タイトルで読み手を逃がしている気がする。
- 015 遅刻 (採点:5)
- 会話主体のSSで、楽に読めるのは良いのだけれど、反面それが軽さに繋がっているような気がして残念。セリフ回しも説明的で、もうすこし自然さが欲しかった。というか、会話のキャッチボールがあまりにも素直だった。私的な視点からするとカノン本編の会話の魅力は、キャッチボールのつもりで会話のボールを投げたら場外ホームランを打たれてしまった…というような微妙にずれたやりとりにあると思う。話の筋自体はほのぼのの手本のようで良いと思った。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:8)
- ストレート、かつ教科書通りのような展開で意外性には乏しいものの、やはり基本は廃れないからこそ基本。キャラも生き生きとしていましたし、短編の呼吸で文章が書かれていました。ありがちなようで、以外と見かけないお話作りでした。 終わり方が東野圭吾風で、自分は好き。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- タイトルと内容が一致していたのが良い。 意味だけでなく雰囲気も。 ちょっとした言い回しに、時折センスの良さを感じる。 しかし、筆者が自分の内部風景(描こうとしているイメージ)の中に引きこもったまま書いている感じがして、まっすぐに共感しかねる部分があった。 あと、会話文の一発目から誤字しているのは痛い。仏頂面、なのではなかろうか。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 本編のリプレイ的色合いが強く感じられてひっかかった。とはいえ、筆力が足りなければリプレイもおぼつかないだろう。次回あるならば独創性に富んだ物語を期待したい。これだけまとめられる力があれば、いいものが書けると思う。タイトルはちょっと凝りすぎの感。
- 024 月 影 (採点:6)
- 前半とてもいい雰囲気だったけれど、後半の展開がよくわからなかった。セリフ回しが抽象的すぎる気がした。この傾向はまぁ本編も同じだから、Kanonの伝統と言えるのかも知れないけれど。 モノローグだけで物語を構成するのは諸刃の剣。
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 久瀬の思いに光を当てた好作。ちょっと前の世代に流行った青春学園ドラマ風で、ストレートながらも伝わってくるものがある。内容的には言うことはないのだけれど、ややセリフ回しがクサい感じがする。それと、情景描写がアニメシナリオのト書きのようだと思った。いくつかあったが例を上げるなら「〜久瀬は、降りしきる桜の花びらをバックに振り返り」 のくだり。これでは背景指定であって、久瀬の思いや存在そのものを包み込みこんでいる情景の描写ではないように思う。とはいえ、読んでいる内に懐かしささえ感じる爽やかな一編でした。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- ギャグというよりもドタバタ? タイトルからして、バトロワみたく邪魔者全員血祭りにあげる話かとおもっていました。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:6)
- 思い切って全滅させましたねぇ…。 ダークな話は自分苦手なんですが、全員綺麗に壊してあるのがまだ救われました。話の組み立て方や表現力はかなりあると思うので、次回あれば楽しい話を是非…(涙)
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- まず、どのような環境で作成された文章なのか気になった。会話文と地の文がごちゃまぜになっており非常に読みづらい。『』ではなく「」を使用し、段落を分けるだけでずいぶんと変わるはずだ。せっかくの幼い名雪と祐一の微笑ましい昔話なのだが、読みづらさが先に立ってちゃんと読み込めなかった。話の内容については特に言うことはないが、欲を言うなら、萌えでもギャグでも泣きでもいいから、なにか一つ光るものが欲しかった。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- 祐一がパパイヤ鈴木を飲み干して名雪への愛を証明する話? ほのぼの始まって、ほのぼのと終わった。もう一つ話にアクセントが欲しかった気もするけど、こういう短編も悪くない、てか好きです。
- 034 アーティスト (採点:7)
- 絵を描く美汐の話。天野画伯と描くと実在の人物と間違えてしまいそうですが……。ラストがやや抽象的だったのがすこし残念でしたが、面白かったです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- とりあえず、行間を詰めて欲しかった。 前半のお盆の話は、結局栞の夢だったという扱いなのだろうか? もっとわかりやすく描いて欲しい。 話が飛んでいるような感があった。
- 038 弱虫が見た花 (採点:9)
- これは上手い。栞と和解できずに死に別れてしまった香里の内面を、しっかりと、真正面から描いている。単なる暗めの話で終わらず、将来に希望を繋いで締めているのも好感。タイトルは、作品を読むと納得するのだけれど、知らずにタイトルだけ観ると「クサい話」なのかと思ってしまった。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 栞は待つ女なんですよね。祐一を待っている。死を待っている。そして、奇跡を待っている。Wait、というタイトルとテーマはとても良いと思いました。舞との会話は面白かったけれど、ややわかりにくかった。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- ラブコメ としてあったわりにはおとなしい展開の話だったなぁというのが正直な感想。文章はまずくない。佐祐理さんが転入してくる、という設定はショッキングだったものの、その後の展開がおとなしすぎて先が読めてしまい、全体としてインパクトが薄くなった。留年しないで三年生をもういっかいやることが出きるのかどうかも不明だけれど、まぁこの際リアリティを云々言う方が野暮なのでしょうか……。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- 話の起承転結が良くできていました。ほのぼのと始まりシリアスに盛り上がりギャグで終わる。……合掌。
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- いい話だ……。なにより文章力が確か。構成がいい。会話が面白くテンポがいい。水と雨を軸にして物語と回想が動いていて、テーマに一貫性がある。緩急の付け方と文章の呼吸が見事で、短編の書き方を知っている人だと思う。ありがとう。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- …冒頭の注意書きは実に親切でした、ありがとう。斉藤の言葉は個人的には久留米弁ぽいなとか思いました。 しっかしKanonでボーイズラブ的展開ちゅうのは、自分はじめて見ました。この手の小説を読んだこと無いので評価のしようがないのですが、なんか「イケナイモノ」を読んでいるようで楽しかったので7点。
- 047 奇跡への願い (採点:5)
- Kanonにおいて奇跡というのはどんな役割を果たしている力なのでしょう。KanonSSを概観するに、ずいぶんとその単語は恣意的に使われている気がします。この作品でも同様です。奇跡ってのは、そんな都合の良いものじゃないだろう、とか思ってしまう訳です。そんなわけで、ラストの二人のセリフは、ひねくれた私の耳にはどうしても偽善的、もしくは自己欺瞞のように聞こえてなりません。展開と結末を焦ったのかな……そんな風に思いました。それ以外の栞の描写は可愛くてよかったです。
- 050 あなたと共に (採点:7)
- 真琴を喪失した祐一と、あえて現実を直視させる美汐の話。ラストへ向かう一貫した意志が感じられて、読みやすかった。シリアス風味のしんみり話というべきか、結構好きなタイプの話ではある。 欲を言えば、描写が二人の内面ばかりに向いていた。言葉を交わす二人をとりまく、ものみの丘の緑や空の広さ、青さ、風の様子や木立の影…そういったものに描写の目を向けるなら、もっと物語世界が豊かに膨らんだのではないかと思う。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 演歌なタイトルですなー。真琴がむちゃ可愛かった。ピザ屋の時間超過のお詫び文句がやたらリアルでしたが、実体験に基づいていたりするのでしょうか? 「――――――――」の多用が気になりました。自分にも身に覚えがありますが、使ってる本人が思うほど、読者にはその使用意図は伝わりません。あと、ラスト「食べ物に春というものがあるが」は、「春」ではなく「旬」ですよね?
- 055 手紙 (採点:5)
- なんというか、なにもかも全てが惜しい。テーマも展開も王道路線なんですが。 地の文が読みづらかった。長いセリフは複数に分けるとか、文章を1行ごとに行間開けずにもっとまとめるとか。 あとビンタのシーンは祐一のセリフと直後に擬音を入れた方がスピードがでてリアル感があると思う。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:7)
- 外の視点からみた栞と祐一の話で、こういうチャレンジは楽しい。文章も整理されていて読みやすく、会話もこなれていた。 しかし、オリキャラの色に染まるのを避けるためかもしれないが、語り部である人物自身に関する情報がとかく少なく、女性か男性かすら判然としないのは、読んでいてやや居心地が悪かった。あまりに隠しているので、最後に凄いどんでん返しがあるのかと身構えてしまった。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:6)
- 夏の夜と追憶。きもちのいい作品だった。 あゆの話かと思っていたら、真琴の話で終わったのがすこし「え?」という感じだった。 歌う名雪とあゆの姿は、絵で見たいと思った。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 面白かった! 栞の設定がまず秀逸で、その周辺の描写がまた良くできていた。あの香里が甘えん坊になっている所はかなりの想像力を必要としたが、可愛かったので良し。 佳作。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 挿入されている漢文はどういう意味なのでしょうか。雰囲気を出す小道具?話の内容と中国的なものとの接点が見いだせなかった。 この話のキモは水と記憶の話ですから、むしろ前半の祐一との話ははしょって、それだけをもっと長く書いたほうが良かったかもしれない。 「辛い過去を忘れさせてくれる水」という設定は、星新一氏のショートショート的な楽しさがあったので、それをもっと活かすことが出来たらよかったと思う。
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- クリスマスが近づいたら読み返したい。 気になった点が二つ。一つは話中に出てきた詩集の言葉。んな過激なことをそそのかす本が実在するとはちと信じられなかったのだけれど、元ネタありなのでしょうか?もし元ネタがあるならその著者名か本のタイトルを添えて置くだけでリアリティが得られたと思う。 二つ目は、会話中でさんざん互いの名前を呼び合っているのに、地の文では最後まで「男性」「女性」にしてあるのが気になってしょうがなかった。なにかこだわりがあるのだろうかと思ったが、とりあえず私にはこだわるべき理由は理解できなかった。 雰囲気は◎
- 063 ドッキリなbirthday (採点:7)
- 誕生日SSでポイントになるのは、誕生日を迎えるキャラへの思いをいかに上手に表現するかと、祝われた方の感動の描写、そしてプレゼントの選択だと思うのですが、この作品はその三つがきちんと抑えられていてとてもよかったです。 中盤ちょっと話のリズムが間延びしてしまった感じがしたので、どんなふうに話を終わらせるかに注目していたのですが、いい終わり方をしてましたね。
- 066 夢の中でも (採点:7)
- 素直に感動できるいい話でした。展開にも無理はありませんでしたし、キャラらしさもちゃんと出てました。 ラスト、タイトルとの関係を明確にする目的だったのか「決め」るためなのかはわかりませんが、最後の一言を大きく開けてセンタリングして書く必要は無かったように思います。この一言を目立たせて重みを持たせようと思うならば、「そして…」で一度切って、一言なにか挟んで「…夢の中でも」とすることも出来たと思います。あまりにも不自然に行が空いているので、私はなにか隠れたメッセージがあるのかと思って空白をドラッグしてしまいました(^^;) でも、本当にいい話でした。
- 069 マリッジブルー (採点:6)
- えーと、いいお話でした。ここから話を広げていったら「美汐の憂鬱」と題打ってKanonキャラに似た子供達が生まれてくる…というパクリ長編も作れるなーとか読んでて思いました。ひとつ気になったのはタイトルです。マリッジブルーというのは婚約して結婚式までのあいだに感じる憂鬱感のことを指すと思うので、この話の内容とは少し違う気がします。妊娠してから感じる女性の不安感・憂鬱感はマタニティブルーだと思います。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:4)
- 勢いは凄いと思った。 ここまで勢いで貫かれると、開き直られているようで感想のしようがない。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- ギャグとあったが、ギャグならもっと突き抜けて欲しかった。中途半端に素なキャラクターは笑いを引っ込めさせる。あと、エンジン音の描写が擬音に頼りすぎている。エンジン音を恐ろしげに描写する、その方法でも笑いを取れたと思う。 逝きますよー、には笑った。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- ギャグなんだかシリアスなんだか。 ギャグの色が濃かったし面白かったから、ここはもう全部ギャグで突っ走ってもよかったかも。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- 人でないものがヒトの心を得て、そして去る。その様子を見ていた人は苦悩する。『本当に幸せだったのか』と……このテーマは、東鳩のマルチ二次創作ではほとんど全てに登場しますが、真琴でやるのはあまり見ない気がします。 天野と祐一の出す答えがちょっと読めてしまったのが残念。でも面白かった。
- 076 流星群 (採点:5)
- もの凄く残念。前半の話はかなり好きだったのに、後半が余りにも展開が唐突すぎてちょっと引いてしまった。
- 078 blessing (採点:7)
- 分かたれた自我という扱いにくいテーマを、うまく消化している。香里はいかにもこんなことを考えそう。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- タイトルからしてタクティクスパロかと思いきや……いいお話でした。とりたてて斬新な描写も奇抜な表現も難解な言葉を使用もしていないのに、はっきりと読者の胸に感動を落としていく、これはなかなかできることではありません。 地味に見えて、これは確かな実力に裏打ちされた佳作。
- 081 向日葵 (採点:4)
- 香里の回想と再出発の話。それ自体はいいのですが、文章作成上の悪癖が目についてすんなりと読めませんでした。 まず、会話文の頭に発言者の名前を書かかれると読みにくいです。会話の内容で誰の言葉かはわかりますし、わからないようであればそれは書き方が悪いのです。御作の場合、とりたてて名前を書かなければ誰の言葉かわからなくなるようなセリフの書き方はされていませんでした。もっと自信をもちましょう。 それと、インデントとセンターラインの使いすぎ、つまり……と――ですが、これの多用は文章をスカスカに見せます。 必要最低限に使うから効果があるものと思います。
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- 真琴と生きていくと決めた祐一の決意の話。興味深く読みました。ラストのあたりがやや固い感じがしました。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- 採点に困った。 これはギャグなのかシリアスなのか。 最後の一行で男の名前が明かされて、どんでん返し風の終わりかたをしているが、意外性が無いし、どんでん返しにする意味もわからない。 長い話の出だしのような話だと思った。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- 栞死後の香里を描いた話というのは、これまでそのほとんどが暗めの話だった感があるけれど、これは香里がその死を乗り越え強く生きている姿を描いており、新鮮に感じられた。展開や心情の移り変わりに無理がなく、また香里と北川の新しい関係がとても丁寧かつキャラへの愛情をもって描かれていたので、最後の一行まで気持ちよく読めた。 一つ引っかかったのは、北川が10時に時間を指定したとき「下準備に時間がかかる」と言ってますが、その下準備とはバイトのことだったのでしょうか?
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- 物語が始まる前の物語。既存のピースを新しい配列で並べ替えたらどんな模様ができるかを試したような作品だと思いました。発想が面白く、無理がなかった。
- 092 デエトの日 (採点:5)
- 香里が裸みられたくらいで気絶するタマには思えんのですが(むしろボコボコにしそう)、話の大筋としては面白かった。 展開がやや急すぎるのと、キャラクターのアクションが過激すぎる(貧乳発言とか)ように感じたのが残念。あと香里の行動に一貫性がない。結局、栞に謝ってないしね。
- 093 philosophy (採点:9)
- 王道、とでも言いたい短編SSの妙味。キャラクターがとても生き生きと描かれていて、会話のテンポもコミカルさも申し分ない。 タイトルとの関係がよくわからなかったのが残念。あと、視点切り替えを「祐一view」と書き添えるのは不要だったと思う。 もっと自分の文章力と読者の読解力を信じましょう。しかし、楽しく、面白く、愛すべき物語。感謝。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- ギリギリだなー! もう一歩で御法度の18禁。 しかしここまで名雪と祐一がストレートにラブラブしてるSSも久しぶりに読みました。こういうのも、ある意味爽やかでいいなあ。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- 生徒がすべてカエルになるという不条理SS 夢オチ以外にオチのつけようがないという気もするが、そのまま不条理を突き抜けて狂気の世界に行くのもありかなとか思った。 割と好きなタイプの話で、7.5と言ったところだろうか。マイナーなキャラクタに光を当てたことに敬意を表す。
- 098 希望を抱いて (採点:4)
- ……書いたときに覚醒剤でも使用されていたのでしょうか。とてもシュールなお話で、なんともコメントに困りました。一つの話にあらゆるジャンルの要素を詰め込んだら何も無くなってしまった、という印象。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- ほのぼのしました。しかしオーダーメイドのガラスカメオなんて学生に手が出る値段じゃ……まあおっさんの侠気ってやつですか。
- 100 今度までには (採点:8)
- 二人の会話の呼吸が見事だった。 真琴の使い方、動かし方も効いていて、話の雰囲気が偏るのをいいタイミングで避けており、バランスがとれていた。 センスがよくなければこういうバランスの取り方は出来ないだろう。 好作。
- 101 Little Seedling (採点:6)
- あゆのその後の話で、ほのぼのと楽しく読むことが出来た。適度にいちゃついているのも良。ピクニックで行った森と「学校」の森をオーバーラップさせるところもスムーズだったと思う。あの木がまた芽吹いたというエピソードも「再生」の象徴として使われていて良かった。 欲を言えば、会話も含め文章が少し単調な気がした。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- 文句の付けようがありません。こんなにもさりげなく、かっこよく、うつくしく、大学生になった祐一と香里の不器用な恋愛を描いた作品ははじめて読みました。インパクトのある出だしから味のある中盤、そしてひたすら綺麗なラストまで、一行たりとも無駄がない。タイトルとの絡みも素晴らしい。まぁ、Kanonキャラでなくても成立しそうな話ではありましたが……。 自分もジョージ・ウィンストンのあの曲大好きなので、それも嬉しかった。
- 104 これから…… (採点:7)
- 秋子さん死亡設定の話は何度読んでもショックを受ける。キャラの生死は軽々しく扱われるべきテーマではないと思っているからなのだが、この話はきちんとその悲しみの深さと失ったものの大きさを受け止めて描かれていたので、良かった。 ラスト、帰る名雪と祐一の描写から突然「この約束は…」とあるけれど、そのセリフの前にもう一度その「約束」を読者に思い出させてからのほうがわかりやすかったように思う。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 妖狐の話……というより、まんま真琴シナリオの秋子編という感じを受けたけれど、それなりのアレンジがくわえられていて、単なるコピーでは無かったことは評価したい。とはいえ、やはり真琴シナリオの線に沿わせることに固執している向きがあり、それが幾つかの齟齬を生み出している。たとえば、なぜ少年が秋子に「許さない」と言ったのかの説明が結局されていない。妊娠と出産のタイムスケジュールに無理があるような気もする。
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- 悩める名雪のいじらしさが非常に上手く描けていた。一部本編で描かれたシーンが出てくるが、それが単なるリプレイではなく本編とは違う裏側の視点で描かれていたので「なるほど」と思わされ、楽しかった。タイトルも、ストレートながらも「看板」として充分な魅力を持っていてバランスが取れていた。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 良い話でした〜。丘での祐一と美汐の会話あたりがすばらしい出来でした。ラストで行間を伸ばしたのは、私的には逆効果でした。 きゅっと締まった終わり方にして欲しかった。
- 108 家出(強制) (採点:3)
- ごめん、ちょっと読むのキツかったです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 祐一も香里嬢の手にかかるとずいぶんと優男になってしまうのですな。 面白かったです。 ちょっとした描写に気が利いていました。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- なかなか笑えました。栞のスケブメッセージが良いですね。ラストも良い。これはこれで完成された作品だと思います。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- キャラらしさは出ていると思う。けどギャグとして今一歩突き抜けて欲しかった。あとジャムネタはそろそろマンネリかと思う。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- むー、Kanonで医療ドラマをやるとは思い切った事をしましたねぇ。この手の話は嫌いではない、というかむしろ好きなジャンルなのですが、オリキャラメインの話だったのがなんともかんとも残念です。栞と香里がつけたしみたいな位置づけになってしまっていて。それを除けば、硬質な手触りの文章といい雰囲気作りと言いセリフ回しと言い、充分に佳作なのですが。
- 120 息抜き (採点:7)
- 高校時代の空き時間を思い出しました。ただのクイズネタの話かと思っていたら、名雪の思いをうまくからめてきちんとKanonSSに仕立ててあり納得反省。こういうオチをつけるのは、短編でしかなしえない技ですね。 ちなみに私はパンダのクイズの答えがいまだにわかりません(笑
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- さゆりんかわいいじゃないですか! 緩急もあり、上手な話運びでした。それにしてもやはり舞のバイト先は吉●屋でしょうか。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- キャラクターが不幸になる作品は好きではないのだけれど、これは骨組みと文章が良くできていて唸らされた。 オリキャラが出てきた時にはおいおいと思ったが、この存在が実に効いていて、読み終わった今では不可欠のものと思える。名前を出さなかったのも正解であれば、それを逆手に取ったこのラストも上手い。
満点をつけなかったのは、不幸ネタであることにやはり抵抗があるからで、もし次回があるならこの筆力で違う方向性の話を書いて欲しいと思う。
- 126 多角関係 (採点:5)
- うーーーん… 佐祐理さんでドタバタコメディって、なんか違和感あるなぁ(^^;) 全員キャラが変わってる気がします。ディフォルメではなく、別人のようで。
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- 今回のコンペの出品では少数派のアクションSS。面白かったがやや急いだ感があった。もう少し長い話で、舞のエピソードを最初からもっとたくさん入れて作ったら、より面白い作品になるように思った。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- 文章力は確かなものがあると感じた。刀や鍛冶の描写などはよく調査されたことだろう。しかし、物語そのものに幾つかの無理があるような気がしてならない。舞の祖父と鍛冶場のおじいちゃんが同一人物であるかのような印象を受けるが、それだと「ずいぶん前に死んだとされる祖父…」という舞の言葉はおかしい。しかし別人であったとすると、手紙の差出し主が正体不明になる。 あと刀の柄に彫り込んだという文句が気障すぎて、老人のイメージに合っていない。 最後のモノローグも、舞の言葉とは思えないほど子供っぽい。 違和感はディティールから生まれる。細部にこだわって欲しかった。
- 131 鎖 (採点:4)
- うーん、途中までは狂気ものとして楽しめたんだけどなぁ…… 北川の裏設定が突然出てきたのは無理がありすぎる気がしました。こういうデカい設定を持ち込むのは長編でないと難しいのではないでしょうか。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:7)
- あゆ喪失後の、祐一が立ち直るまでの話。丁寧に重ねられたエピソードと隣人達の優しさが、読んでいて気持ちのいい展開になっていた。 これはこれで完成した話だと思うが、もうひとつインパクトが欲しかった。無い物ねだりかもしれないけれど。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 面白かった。ありがちな展開の話ではあるけれど、キャスティングが面白かったし、小さく挿入されたエピソードも効いていた。これだけ短いバイト数の中で、制限しなければどこまでも膨らんでいきそうなこの話を、これだけ綺麗にまとめるのは大変なことです。
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- ほのぼのして、しんみりして、すこし考えさせられて、そして明るい気持ちで終わる。とても好きな話です。雰囲気がとても良かった。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 梶井基次郎が「桜の樹の下には」で、桜の樹の下には屍体が埋まっている!と叫んだのが昭和の初めのことだから、この手の怪談も同程度の歴史を持っていると思うと実に味わいです。 とはいえ怪談の内容と梶井の作品の内容はかなり相違していますが。 文章力はたいしたもので、ストレス無くそして楽しく読めました。 不幸系の話ですが、やや舞の心情に感情移入しにくかったのが残念。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 久瀬が名雪に……意外な展開ながらも上手く話が紡がれていて面白く読めました。本編の裏側で起こった物語として作ってあったのも良いですね。それにしても、青春だなぁ…
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:6)
- あゆを北川に置き換えたらどうなるか、という感じの話だった。こういう実験的な話は評価したい。しかし、この話における北川の消え方は、あゆというよりむしろ折原浩平的であったと思う。
○ごりらいも さん
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- GOODです。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:10)
- ・・・・・・・すごい。
巴御前と栞 木曾殿と祐一を重ね併せるなんて・・・・・。
しかも、平家物語、木曾の最後、のあの部分には、そんな物語が隠されていたなんて・・・・・。
・・・・・あらゆる意味で感心しました。
でも・・・・・・・と、言う事は、栞が首を素手でもぎ取る巴御前に・・・・・。
- 088 don't need no reason why (採点:10)
- オチ さいこうです♪
- 098 希望を抱いて (採点:9)
- 感動しました。
- 138 たんぽぽのように (採点:10)
- 私語ですいません。
このSS、とってもいいSSだと思います。
特に(萌え)部門で・・・・。
○さわむ さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- 単語を連ねて情景を表わすという効果は面白いけど
(意味は違うかもしれないけど、ラブ&ポップでもやってた。)
妖狐、だと、ちょっと鼻につく感じ。
狐だけでも良かったかも、と思いました。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- 一発ネタとしては割と奇麗に纏まっているように思います。
いやしかし、ゴスロリはあれはあれで正義だ!(笑)
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- 童話調というのも、ちよっと面白いかも。
う〜ん、ゲームの導入部とかで、絵付きでやってみるのもいいかもしれないなぁ。と思いました。
最後の一行が余計かも。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- もうちょっとスピード感が欲しかったかな?
猛スピードの自転車で学校まで、という描くというネタは面白いと思います、と言うか、今度、何かで使いたいぐらい。
何かしらの感情を乗せると、面白くなったと思う。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:8)
- あ、なんかいい感じ。
こういうの、凄く好きです。
パパイヤ鈴木が分からない〜。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 言わずもがなの、その後の展開が非常に気に掛かります。
のぼせる寸前まで頑張るって何をーーー? 笑
プリンスとゆーミュージシャンの曲に『一緒にお風呂はいろう〜』と歌ってるのがありますが
(及川光博にもあったが 笑)、一緒にお風呂ってやっぱロマンですよね☆
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:7)
- オーソドックスな一人立ちものと言う感じで、なかなかいいと思いますが、
あともう一歩、何か違ったネタとか突っ込んだ描写とか欲しかったと思います。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- この話しを読んでて、美潮って、和服が似合いそうだなぁ、と思いました。
最近、こういう系統の女の子が好きって言うのもあるけど、落ち付いた雰囲気でギャグをしてくれるのが、変なノリを生み出していて面白かったです。
- 120 息抜き (採点:6)
- うきーーーーーー!!!
パンダと100分の1が解けないーーーーー!!!! (笑)
こんなんじゃイージスの盾に護衛を依頼出来ないよ!!!(謎)
一日後↓
やった!! 漸く解けました!!
全体的に雰囲気が出てて面白いんですが
『あの人』のところの名雪のシリアスな台詞が、ちょっと説明口調なのが残念でした。
- 122 “らくえん。” (採点:10)
- 『秋も美味しいね』『冬も美味しいよね』
この台詞のやりとりにセンスを感じます!
ちょっと地の文が少なめなのが分かりづらいかも。
でも10点!
- 126 多角関係 (採点:6)
- そういうオチで来たかー。(笑)
佐祐理さんの叫び声が面白かった。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:10)
- これ、面白いです。(笑)
KANONで何書いてんだーー!! みたいなネタを
妙に地に足が付いている描写が持ち上げていて堪りません。
あとコメディタッチの距離感もいい。
僕みたいに『遂に三十路突入!でも結婚もしてない!』な人は
きっと、ダークな溜息と一緒に読んでいる事でしょう。(笑)
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 途中の展開で、もうちょっと抑えて欲しい所もあったけど
凄く、いい感じです。
この話しで長いの読みたいですね。
- 131 鎖 (採点:3)
- もっと長いもので、ゆっくり目に進めて欲しかったです。
プロットそのままっぽい所が目立つかな?
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 天使と悪魔の問題、解けなかった。(笑)
- 133 無名の石 (採点:7)
- ちょっとせつない系でいい感じ。
ラストの二文がいいです。
- 135 夏に始まる物語 (採点:5)
- ちょっとプロットっぽいかな?
短編よりも中編でやった方が良かったかも。
- 136 君を想う気持ち (採点:3)
- 名雪だとありそう〜。
最後の辺りをもっといちゃいちゃさせてみた方が良かったかも。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 「ああ。アイツだったら奇跡の一つや二つぐらいは簡単に起こしそうな気がする」
まず、これでウケました。(笑)
明るい? 久瀬が好印象。
- 138 たんぽぽのように (採点:8)
- ちょっと引いたぐらいの描写の仕方が心地いい作品だと思います。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:4)
- ちょっとノリが時代がかっている気がするんですけど、まぁ、でも、確かに
久瀬ってこういう人でしたねぇ。笑
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- ネタそのものよりも、夏祭りの情景の方が面白かったです。
寧ろ夏祭りでまとめちゃった方が。個人的には好きだなぁ。
○しぐるど さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 敢えて難しい、情報量が少ない形式で勝負した意味が見えない。自分の実力を見誤ったのか。
上手くいけば綺麗だろうから、試みとしては面白いと思うのだけど。
恐らくは語彙の足りなさに拠るのだが、単語に対する拘りが足りない。
喚起するイメージ、字面、語呂(リズム)を究極まで追求して。でなければ普通に小説形式のが良い。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 誤解されたくないので、一応。この得点はジャンルのせいではありません。
- 021 かしこ (採点:6)
- 全体的に丁寧に書かれていて好印象を受けました。
ほのぼのとした雰囲気がいい感じだし、文体にも美汐らしさが感じられる。
もったいないのがラスト。手紙とリンクしている、というだけに過ぎなくてあれでは絵本の中身が想像し辛い。
きっと祐一に対するラブレター的な内容だろうと私は読んだんですけど。弱い。
例えば、絵本の中身を少し書きこんでみるとか。机の上に祐一の写真が飾ってあるとか。
美汐の心理をもっとアピールしてみると良いかも。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:2)
- まず文章力がないのは基本的な問題として、ダークとしてヌルい。
ヒロインたちの壊れた描写が足りなく、怖さが伝わってこない。
精神病院のシーンはもっと字数をかけて綿密に。微に入り細に入り。
祐一の追い詰め方も甘い。
助けるつもりが傲慢だったどころではなく、祐一さえいなければ少なくともあゆ、真琴、舞、佐祐理は助かっていたはず。
「俺さえいなければ……」ぐらいには追い詰めて欲しい。
贖罪を一生続ける、などというのはダークの主人公としては前向き過ぎ。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- 素直で子悪魔な香里が実に可愛いです。萌え。
情景が少し分かりづらいのはマイナス。どういうシーンかを理解するのに苦労するため、醒めてしまいます。
意図的にやっているんでしょうが、体言止めを多用し過ぎなのも問題。リズムが悪くなっている。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- タイトルからして期待していたんですが大当たり。
メチャクチャほのぼのしていてリリカルで可愛らしくてラブです。いーなー、こういうの。
栞も香里も非常に「らしさ」が描かれていますし。ひそかに表現にも気が使われてますし。
読むことで幸せな気分に浸れるSSというのは貴重です。
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- 文章が情景を描写して、情景が心理を上手く表現している。
余韻に浸れるラストも見事。もう少しだけ、引っ張っても良かった気もするけれど。
「パラッパラッパー」はちょっと興醒め。なにかもっと違う単語を使うなどして雰囲気を守って欲しかった。
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- 女性向だから気に召さない、という理由ではなしに。きっと私が女性だったとしても同じ評価。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:4)
- 文章も文体も柔らかくて(ちょっとしつこい気もしますが)好みなんですが……。
栞が出てきてますが、別にこれが栞でなくても成立してしまう。
世界観もKanonのそれでなくてはならない理由がない。
もしこれが固有名詞を一部変えてオリジナル小説として投稿されてたとしたら7点はつけていただけにもったいない。
- 058 夕凪 (採点:10)
- はまる人には堪らないのだろうなぁ、という文章。そして見事にはまりました。
こういうのを読むと、文章には力があるのだと再認識させられます。完全に惹き込まれました。
凄かった、としか出ない自分の語彙の貧困さが恨めしく思えるくらい、凄かったです。個人的には今回の最優秀作。
- 078 blessing (採点:7)
- 構成のミスがもったいない。力を入れるべき個所を間違えているように思えた。
この話のメインは香里の栞に対する心理描写と姉妹の対話のはず。そこが分量的にも物足りない。
あとはラストの締め方も。拡散系のラストだが、それならもっと余韻を感じさせて欲しかった。或いは逆に収束、なんらかの結末の提示を。
「そこに行く振りをして置いて行っちゃおう」という発想、表現には感心したのに。惜しい。
- 100 今度までには (採点:8)
- 視点の切り替えが妙にスムーズ。見習いたいです。
根は似たもの同士な美汐と祐一、間に挟まる天真爛漫な真琴の配置も見事。いいトリオです、この三人。
惜しむらくはシリアスシーンへの移行が若干唐突に感じられたことと、文章のリズムが少し悪いことでしょうか。
もうちょっと言い回しに気を使って、省略できる部分を省略してみるといいかも。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- 計算され尽くした構成が導いたラストシーンの爽やかさ。あれだけで9点以上が確定しました。
描写が丁寧で情景が目に浮かびます。残念ながら『Longing/Love』は未聴なので聞こえては来なかったんですけど。
ロマンチシズムの脇を固めるリアリティーも堅固。香里らしさ、浪人生らしさがしっかり感じられます。
もっとも、香里が浪人したというそもそもの設定には少々違和感。ここのところは少し補足しておいて欲しかったです。
誤字脱字が多いのも本当にもったいない。
とはいえお見事。そのうち『Longing/Love』をBGMにして再読したいと思います。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- 正統派美汐ギャグものとでも言うんでしょうか。
美汐も栞もいい感じにらしさを残しつつ壊れていて、ああ、もうステキ。
ラストでなんとなくいい話っぽく思えてしまううさんくささもナイスです。
- 125 幻冬歌 (採点:6)
- 淡々とした距離感とリズム感は良かったが、ストーリー的にはありきたり。香里がホテルに誘うところなどは陳腐の極み。
ラストもイマイチ。最後の祐一のパラグラフと香里のそれを入れ替えたほうがまだ良かったか。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- 個人的ベストヒットは猿に勝るとも劣らない知力を誇る祐一。こうした斜めの笑いは好きです。
語り口も流暢で読みやすく好印象。
惜しむらくは文章がかっちりし過ぎていて、盛り上がって欲しいところで勢いが足りないことか。ある意味、単調。
あとクイズのシーンが全体量に対して若干長すぎる気が。あれだけの前フリが必要だということは理解できるので、いっそ他のシーンを書き足して中編にして、バランスを取った方が良かったのでは。
以下は蛇足。
このクイズ、頭の体操かなにかで見たことあるような。
弁当の緑ギザギザは「バラン(葉欄)」と言うらしいです。
- 133 無名の石 (採点:5)
- 文章力はあるのにもったいない、というのが第一印象。
回想シーンはねこ視点よりも名雪視点の方が味が出たと思う。
ストーリー自体はありきたりなのも少々マイナス。
それからラスト。余韻が感じられれば+1点だった。
○じぇいち さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- ちょっと見ただけでは,KanonのSSなの? と疑問に思います.
妖狐が何故5頭なのかもわからないし.
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- ギャグの落ちがあまり一般的ではないかな,と思います.
別にKanonでやる必要も無いし.
祐一の「漢の浪漫」がこれってのも,違和感をおぼえます.
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 文章中の説明が必要のない部分で多すぎのように感じます。
逆にもうちょっと欲しいところで少ないような気もします。
そのために全体のテンポが悪くなっているようです。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- 祐一が死ぬだけで他には何もない、という感じがします。
名雪の心情がもう少し表現されると面白くなるのかと思いますが。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- 舞がちょっと違和感あります。っていうか、舞に思えないです。
卒業式の舞を見る限り、ここまで饒舌にはならないですよね。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- 祐一と名雪のほのぼのとした描写が素敵です。
- 014 青い春 (採点:4)
- これって祐一と香里はつきあっているんですかね?
付き合ってないのなら名雪の台詞がおかしいですよね。
でも、ずっと美坂をみてきた北川が今まで気づかなかったのは
いくらなんでもおかしいと思いますが、いかがでしょうか。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- 新たなる祐一の姿として、これは面白かったです。
ただ、幕間とおまけは余計だった用に思います。
- 021 かしこ (採点:2)
- 追伸の意味がさっぱりわかりません。ただの「女の子」なら想像つきますが、
「小さな女の子」には、どういう意味があるんでしょうか。この文を読んで
祐一が困る理由はわかりません。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:2)
- 夏の日の様子がただ続くだけのお話になってしまってます。
盛り上がるとこがどこもないのではちょっと。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:5)
- お話は小さいころの3人の様子がほのぼのと書かれていていい感じです。
でも、会話分のところは改行がないと読みにくいです。
故意にこの形式にしたのかもしれませんが。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- おごらされるイメージの強い祐一が、名雪におごってもらうのが新鮮でした。
あと、名雪のお願いを聞く祐一君に男気を感じます。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 話の途中で終わってるみたいではちょっと.
こんぺ短編部門,なんですから最後の一文はどうかと思います.
続きをちゃんと書いて,中編部門で投稿すべきだったのではないでしょうか.
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- いや、もうなんて言っていいか……。
脱帽です。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- 現在,自動二輪の二人乗りは免許取得後1年たたなければ駄目ですよ.
ちなみに,普通自動二輪免許を取得してから1年経ってれば
大型自動二輪でも二人乗りは可能です.
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- 終盤,爆笑させていただきました.
・・・・・・ジャンルにシリアスって書いてあったのに・・・・・・.
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- 前半のノリから後半のシリアスへのギャップが違和感を感じました.
この話で香里が北川をメリケンサックでなぐる必要性は無いと思いますが,いかがでしょうか.
○すかい さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- SSと詩は別物だと思っていますので。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- もし祐一が自殺したら名雪の落ちこみようはこんなもんじゃないような気がします。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- せりふの前に名前をつけると読みにくいです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- その後の栞の運命やいかに!
…結果次第では栞も雷が嫌いになってしまいそうですが。
- 022 いつもの二人 (採点:8)
- 最後にもう一回名雪の出番があると文句無しだったんですけどこれはこれでいい雰囲気で好きです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- 本編の補完に見えるのですがそれにしては矛盾が多い気がします。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:8)
- ぜひ続きを。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:3)
- 自分が車に詳しかったらもっと楽しめたと思いますけど興味がないもので。
- 077 まだまだ続く道 (採点:3)
- せりふの前に名前があると読みにくいです。
- 081 向日葵 (採点:3)
- 話の内容は好きなんですけど台詞の前にキャラ名がつくのは読むのに邪魔でいただけないです。
- 137 体育祭血風録 (採点:6)
- 「久瀬の悪巧み」が後半に繋がっていないのが残念でした。
○たけとう さん
- 001 丘の生き物 (採点:7)
- 散文調である事の利点をまだ十分に生かしきれていないと考えます。
散文調では直接訴えたい事が表に出にくいだけにリズミカルかつ印象的な言葉使いが必要でしょう。
個人的な事ですが、このような文体を使用される場合句読点は使用しない方がいいと考えます。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 一発ネタモノですから、誤字はきちんと修正した方が良いと考えます。
また、ゴスロリというものを分かっている人以外は分かりづらいでしょう。
北川のより偏った性癖を表に出した方がよいかもしれません。
- 003 Last regret (採点:9)
- あゆの心情がある程度うまく表現出来ていると考えます。
ゲームでの雪のシーンを思わせてくれる言葉使いは非常に優れていると思います。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- 非常にさっぱりとまとめられており好感がもてます。
ただし、ネット上で見るssという条件下での話となります。
背景が白いので、これ以上の評価がつけにくいです。
文章が絵本のようなのでこれにあった絵があればよいと考えます。
- 005 『忘れないから』 (採点:7)
- 非常に面白い設定です。内容的にも申し分無いと考えます。
しかし、1人称の視点が少し分かりづらいような気がします。
特に段落ごとに視点となる人物が変わるのでもう少し分かりやすい地の文を心がけたほうがいいと考えます。
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- 端的に評価すると完全なる描写不足でしょう。
あゆエンドである事を暗示する文もなく、あゆの微笑みに関しては悲しい顔からの対比があるものの「微笑んだ」その一言だけで描写を終了しています。
祐一があゆの笑顔を守ろうと決意する部分ももう少し掘り下げたほうがよいと考えます。
この2点がこのssの見せ場となる部分だと考えられるのでそこでの描写不足は非常に残念です。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- ネタとしては面白いと思いますが、最後の祐一と名雪が崩れ落ちるところをもう少し書き込んでほしいと考えます。
少しオチが弱いです。
- 008 また明日 (採点:8)
- 栞の心情の変化が上手に描かれていると感じられました。
最後の祐一の行動と栞との兼ね合いも非常に面白かったです。
- 009 もし、もしも…… (採点:6)
- 名雪の祐一に対する想いが祐一の死に面しての悲しみと交じり合って上手に表現されていると感じられます。
ただし、祐一の性格からして何かしらの遺書は書くと思います。
何事にも素直でないにしても感謝するという事を忘れなかったキャラであると記憶しておりますので。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:9)
- なんでもないかまぼこ板が二人にとって非常に大切な「表札」と変化していく事で二人の状況の変化をあらわしている所が表現的に面白いです。
美汐の意外なかわいさもところどころに散りばめられ、非常に魅力あるssに仕上がってると考えます。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 暑さの中でのけだるい感じが文全体から出ているように感じられました。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- 各キャラの後日設定がやや乱暴な気がします。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 佐祐理が自分の心境を語るシーンが良く出来てると感じました。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- 文全体にあふれるサワヤカな雰囲気がいい味出していると感じました。
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- 最後の落ちはインパクトがありますが、それまでが少し弱いと感じました。
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- 三河屋襲撃がいいインパクトを出していると感じました。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- さらっとひどく、さらっとえげつなく。
佐祐理さんの本領、ここにあり。という感じでした。
最後の舞も面白かったです。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- 古典をからませて良い感じに仕上げられていると感じました。
- 088 don't need no reason why (採点:6)
- 香里が栞を学校について行くようお願いする理由が恋心なのは少し厳しい感じがしました。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- 舞よりも香里の台詞が良い味をだしてると感じました
- 090 贈る言葉 (採点:5)
- 場面ごとのキャラの心情がややちぐはぐな感じがしました。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- オリキャラの語り口がこのSSを魅力あるものとしていると感じました。
- 092 デエトの日 (採点:6)
- 香里の気絶する状況をもう少し印象的に出来たらと感じました。
- 093 philosophy (採点:6)
- 最後の部分で余計な描写が目立ってしまったのが気になりました。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- 名雪が自爆するところ以外はもう少し表現を回りくどくしたほうが良いかもしれません。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 何か違った事を暗喩しているような小説であると感じられました。
- 096 Pure Heart (採点:5)
- それぞれのシーンのインパクトが非常に弱い気がします。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:6)
- 良く似た人と比較していくパターンはここぞといった違いを表し、衝撃を受けるところが見せ場だと思います。そのあたりの描写をしっかりしたら良いと考えます。
- 098 希望を抱いて (採点:4)
- 話の流れが一貫しておらず、祐一から栞への人格のシフトがうまく行ってい無い感がありました。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- ちょっとプレゼントに現実味が無い感がしました。
- 100 今度までには (採点:6)
- 美汐のうごめく感情が良く描かれていますが、場面設定がやや平坦であると感じました。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- あゆの素直さを前面に出したのがうまく利したSSであると感じました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 香里の複雑な心境が良く表されていると感じました。
浪人した人間からは例え入るのが楽な大学でも現役で行った人間がうらやましくなるものです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- 北川がいい感じに逝っていますが、まだまだ逝ききっていないような感じがしました。
- 104 これから…… (採点:9)
- 名雪と祐一の関係が良く描かれてると感じました。
祐一の苦悩をゆっくりと和らげて行く過程の描写が上手だと考えます。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- 構成が非常にうまく出来ていると感じました。
真琴シナリオの伏線も絡めてあり、よくまとめられており好感が持てました。
- 106 あなたのために出来ること (採点:6)
- 浮かれる名雪と沈む名雪の対比を香里をはさんでもう少しメリハリを持って表現した方が良いと考えます。
- 107 満月は白い輝き (採点:6)
- 美汐の感情の推移が前半はうまい事描かれていますが後半ではややボケてしまっているように感じました。
少し文章に贅肉があると考えます。
- 108 家出(強制) (採点:6)
- 食べ物が無くてマッチで飢えをしのぐ北川と祐一の図は想像するとかなりシュールだと考えます。
ただ、延々と口上を垂れる北川と突っ込む祐一の構図の部分でやや勢いが無くなってしまった感がありました。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 場面設定がやや雑な気がしました。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 文章の持つ雰囲気的にはかなりいい味を出していると感じましたが、場面と場面を繋ぐところで少し間延びしている感がありました。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 香里の感情が非常に良く描かれており、面白いものだと感じました。
ただ、途中から北川と名雪が置いてけぼりなのが気になりました。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:5)
- 各キャラともいい味を出していますが、細かいところでの詰めが足らないと感じました。
文章の持つ雰囲気が良いだけに残念です。
- 113 Flying (採点:6)
- 名雪の想いが良く描かれていますが、終盤で若干文に贅肉があったような感じがしました。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:6)
- 栞が良い感じにぶっ飛んでいますが、インパクトに欠けるのが難点だと感じました。
- 115 温もりの中で―― (採点:5)
- 元気な名雪と意識不明な名雪を使って祐一の躁鬱を比較させる手腕には感嘆しますが、やや文章の構成に贅肉が多い気がしました。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:5)
- 銀河鉄道の扱いをもう少し考えたほうが言いと感じました。
銀河鉄道に乗っているところが一番の見せ所でしょうが、それを生かしきれてないと考えます。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- 想い出というモノの本質をもう少し抉り出せればより良かったと感じました。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- 一つ一つのネタに切れが無いと感じました。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- 氷室と香川の掛け合いが非常に面白いと感じました。
特に氷室の心理描写は上手であったと考えます。
- 120 息抜き (採点:6)
- 少し話の流れがスパゲッティ化していて分かりづらいと感じました。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 佐祐理の悩みが非常に良く描写されていて、良いものであると感じました。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- キャラクターの特徴が良く引き出せていると感じました。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 名雪が祐一に想いを語っているところがなかなか面白かったです。
舞と佐祐理のコンビネーションも面白いと考えます。
- 124 No More Dying Then (採点:6)
- 香里の心情は十分に描かれていますが、それ以外の部分での文章がやや平坦な気がしました。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- 香里と祐一にそれぞれ喪失感が漂っている様な描写は非常に上手であると感じました。
- 126 多角関係 (採点:5)
- 落ちがなんとなく弱い気がします。
もう少し祐一の妖しい魅力を描いたら良かったかと考えます。
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- 舞が一番おいしいところを持っていくのがなかなか面白いです。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- 北川のノロケがいい味出していると感じます。
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- 祐一と美汐の駆け引きが上手に描かれると感じました。
祐一の二の舞になるような美汐をやんわり諭す祐一の図は絵になると考えます。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 舞の剣をここまで掘り下げた作品はなかなか見ませんでした。
剣を作ったおじいさんの話は良いですが、何か物足りなさに包まれます。
- 131 鎖 (採点:7)
- 記憶を無くす事により自己防衛する香里、祐一の描写がなかなか良いです。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:5)
- ギャグとしては一つ一つのネタに切れが無いように感じられました。
ひとつの物語としては超越的なアイテムの存在でやや破綻している気がします。
天使と悪魔の謎かけの部分は面白かったので残念です。
- 133 無名の石 (採点:6)
- 視点からの描写もしっかりしており、
名雪の猫好きの描写がしっかりしていてよいと感じました。
しかし、いまいち味に欠けると考えます。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- 祐一のあゆに対する想いを描くなら少し贅肉が多いような感じを受けました。
もう少しすっきりさせたほうがいいと考えます。
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- 祐一の記憶の欠落の仕方が何か腑に落ちません。
祐一の今ある状態が非常にアンバランスであると考えます。
- 136 君を想う気持ち (採点:6)
- ややストレートすぎるのでこの評価をつけさせて頂きました。
名雪を好きな祐一の苦悩。名雪であろうからなしえたボケ。両者の和解とこれからの誓い。
直球なのは嫌いではありませんが何か物足りなさが募ります。
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- 佐祐理さんの全てを決める一言がこのssのキーポイントであると感じました。
やはりギャグでの最強の兵器は水瀬秋子女史のアレなのでしょう。
各キャラの必死さに笑わせて頂きました。ただ、少し描写が足らないと感じました。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 「生きてきた意味」この問いへの祐一のアプローチが面白いと感じました。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- 人は須く弱いものであるという事が身にしみるようなssであると感じました。
後半の名雪と祐一のほのぼのとしたやり取りが前半のダークな部分と最後の桜とともに居る舞の魂を引き立てているように感じられ、面白いと感じました。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 舞の事情を知る前の久瀬、知った後の久瀬の心情。
一途に祐一の事を思っていた名雪の瞳、恋に破れてからの名雪の瞳。
変化前と変化後が上手に比較対比され、うまく描かれていると感じられました。
特に久瀬の変化から名雪の変化を恋愛の変化へと持っていった事は面白いと考えました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- 奇跡を起こす存在を北川と結びつけたのは非常に面白い設定であると感じました。
ゲーム中ではその存在は「あゆ」と思えるような描写でしたが、人形を掘り当てた北川にその本質を担わせる事で人形との一体感を引き出すあたりはさすがでした。
全員の奇跡の真ん中に北川という存在がいる。そのような連帯感の元にヒロイン達は強く生きていくと言うような雰囲気が描かれており非常に好ましいです。
唯一の難点ですが、地の文の人称が結構分かりづらい事です。
段落ごとに1人称の人物を変えており、各キャラの心情を語らせていますが、比較的早い段階で視点が変わるので流れが途切れ途切れになる感じを受けてしまいました。
○ちいーゆ さん
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞萌えだからこそ……許せないこともある。
話の途中まで、状況(舞エンド後)がよくわからなかった。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- 視点変更は、頻繁にやると誰の視点なのかわからなくなるので、注意して使ったほうがよいです。
最初は祐一の一人称、次に名雪の一人称ときて、その後に三人称……とバラバラなので、登場人物が誰なのかわからないと混乱してしまいます。真琴パートからかなりわかりづらくなりました。
いっそのこと、三人称で統一か、祐一パート以外はあゆ視点に統一するとか。
後、なくてもいい場面が二つ。佐祐理&舞パートと香里&北川パートですね。後者は小さな笑いを取れるからまだいいですけど、前者は全くの不要だと思いました。しかも、その不要と思われるパートで名前を間違えているのはかなりのマイナスです。
話自体は盛りあがりはないけど、ほのぼの(?)としてて良いと思ったんですけどね。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 完全にタイトル負けしてます。タイトル見て期待してたんですけど(苦笑)
本編をただなぞっただけの作品にしか思えません。ただなぞって、ちょっとだけ装飾を加えた……そんな印象です。
それもまたSSと言えますが、やるからには読者にもっと強い衝撃を与えるものを考えるべきでしょう。これでは、ただ本編の焼き直しです。しかも、そんなに面白くもないし目新しくもない。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- ダーク……なんですか、これは?
深く掘り下げるでもなく祐一は中途半端に壊れているだけで、こちらにぐぐっと迫るものが何もありませんでした。
そもそも、この話では祐一はどういうルートを辿ったんでしょう? 真琴と結婚式を挙げた、秋子さんは事故に遭った、佐祐理さんの過去の話を聞いた、あゆと栞が死んだことも知っている……滅茶苦茶です。全キャラを出すならば、それを納得させるだけの理由が必要。そして、無理に全キャラを出すよりも、一人に絞って書いた方がこういう作品はいいと思います。「短編」でやるにはちょっと大きすぎるジャンルではないでしょうか?(中には素晴らしい作品書く方もいるでしょうが)
そしてただ人が死ぬだけが、ただ狂ってしまうことがダークだなんて思わない方がいいです。というよりも、私はこれを「ダーク」とジャンル分けしたくないですね。物語性もないのにキャラが死んだり壊れてる様を見せつけられるのは、「嫌物」としか言えないです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 文章・構成ともにめちゃくちゃです。
セリフの部分で改行しないのは何らかの演出でしょうか? 一箇所くらいなら目を瞑りますが、全部がそうなので多分違うのでしょう。見辛いことこの上ないです。しかも、明らかに地の文であるところに『』、効果音のところに「」と妙な間違いや変な演出がありました。
せめて一度見直すぐらいはしましょう。間違いにも(全部とはいいませんが)気づくはずですし、読み辛いというのもわかるはずです(「これが読み易いんだ」と思ってるのなら仕方ないですけど)。
加えて致命的なミス。「沢渡真琴」は祐一の当時憧れの人の名前だったはず。キツネの呼び方を考える……というのは悪くないと思いますが、だからといって原作の設定を無視するのはまずいでしょう。
ミスを作品の面白さでカバーできる、というほどのものではなかったので、これでは読者は納得しません。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:4)
- そう来ましたか(笑) でも、予想の範囲内だったので、衝撃は少なかったですね。
面白いことは面白いんですが、舞台設定には少し疑問。八年も更に二人は思い続けたのか、というのが引っ掛かりますね……。
「結婚前夜ではなく、高校卒業後に久しぶりに会った」というのでも通用する気がします。これは好みの問題ですけど。
あと、最後の「熱く燃え上がりましょうね」というのが「今夜はとことん飲むぞ、オラァ」という意味にもとれちゃいます。まあ、これは私が酒飲みだからでしょうが(爆)
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- ああ、なんというか……綺麗な感じです。タイトルから内容から、全てが。
大きな山がないけど、それでも読める作品でした。そういう作品って、スゴイと思いますね。
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- あゆの羽リュックはプラスチックだった気が……多分、わかっててやったんでしょうけど。
笑いが段々加速していったのがよかったです。栞の時なんか……もう、いい意味でバカですね(笑)
- 051 待つ女 (採点:2)
- 美汐たんは鬼ですか(苦笑)
……ピザの宅配の「制限時間」って、今は危険だからとやめになったと思うんですけど。私の近所だけかもしれませんが。
そもそも、丘に宅配に来るピザ屋もないと思いますが……。
それと、読点ぐらいつけましょう。ありすぎるのも読みづらいですが、ないともっと読みづらいです。
- 058 夕凪 (採点:10)
- 美しい。こんな雰囲気の作品が好きなのでプラス三点。
一回目ではよくわからなかったので、読み返さなければならないのでマイナス一点。
……今回はバラバラの順で作品を読んでますが、マイナス面を入れても躊躇いなく満点をつけられたのは、これが最初です。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:2)
- 真琴が唐突なのか、あゆが余計だったのか、中途半端な印象。私としては後者の意見。
起伏が少ない話において読者に「中途半端」と思わせてしまってはマズイと思う。
- 065 振り返る想い (採点:2)
- 途中くらいまでは、本編補完型の良い意味でも悪い意味でも『普通の』SSだと思ってたんですが……。
あゆ登場で一気に冷めました。
舞萌えとしては、絶対に受け入れられない展開。他の人は知りませんけど、少なくとも私はそういうのダメです。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 美汐なら、喚き散らしてコーヒーぶちまけることぐらいやりそうだ(笑)
なんとなくそんなイメージでも納得できちゃいました。
美汐と付き合うSSで、ここまで「天野美汐」のイメージを崩さずに読ませたのには感心します。大概は「……誰?」ってくらい不自然に可愛らしくなってるので。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- コメディとシリアスの混ぜ具合は、私にとって丁度いいくらいでした。
でも、シリアス部分だけでも勝負できる内容だとは思うんですけどね。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- こんぺ中の「秋子さんと旦那さんの話」の中では、湿っぽくもなくよかったです。
適度に淡々としてて、さっぱりとした後味。
欲を言えば、もう一山あった方が……そうすれば、もっと面白かったのに。直截に言えば、もっと点数を上げたのに(笑)
- 077 まだまだ続く道 (採点:6)
- この話で「だおー」はなしでしょう……。無理矢理口癖っぽいのを混ぜると、逆効果です。
あと、メインキャラ六人で「」の前にわざわざ名前を入れる必要はないです。無理矢理セリフも改行が入れられていて、かなり見苦しかったですよ。
話の内容自体はよかったのに、上記の二点はかなりマイナス。
- 093 philosophy (採点:5)
- 「依存〜」辺りの話は面白かったと思うんですが、最後で台無しになっていると思う。名雪エンド後にも関わらず、脈絡なく全キャラ登場……はまぁ我慢できますけど。
中盤のテーマが面白かったのに、あの終わり方では無駄に捨ててるようなもの。これだったら最初から中盤のシリアス風味を無くしてしまったほうがよかったと思います。
私としては、「依存〜」の話を徹底的に突き詰めていって欲しかったです。
あと、タイトルと内容が何度考えても噛み合ってないです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:5)
- 私の知るSSの中では、かなりの異色作。意外で面白かった。
それだけに、ラスト近くをもうちょっと頑張って欲しかった。夢オチぐらいしか落とす方法がなかったとは思うけど、もう少し捻りが欲しかったかな。
個人的には、浅川先生がヒット。
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- 最初、あまりにくさくてつまらないシリアスかな、と思いきや、中盤でいきなりギャグに。
ギャグパートは、なんとなくマンガっぽくて好きでした。ちょっとありきたりな感じもしましたけど
そして、最後に再びシリアスに……一気に冷めました。すいません。ネタ自体も格別感じるものがなかったので
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- ラスト付近までは流れからして「北川イジメか……」と思ってたので印象はよくなかったです。
が、オチで爆笑。このパターンは予測してなかったぁ(笑)
- 120 息抜き (採点:8)
- 惜しい……香里の問題だけがなかなか解けなかった(笑)
途中でクイズの答えが出ていて、解けた人と解けない人がいっぺんに書かれていたので少し混乱したけど、内容自体は楽しめたのでよかったです
オチもピッタリだったと思います
○ちるみる さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:8)
- これほど短いのに、感動させられました。
メルヘンという言葉がぴったりの素敵な作品だと思います。
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 祐一と北川の葛藤を、もう少し掘り下げて欲しかったです。
少し話の展開が早すぎた感じがするので…。
- 009 もし、もしも…… (採点:6)
- 祐一だけじゃなく、あゆのことも思って泣いている名雪の優しさが伝わってきました。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- かまぼこ板を表札とは…さすが祐一ですね(笑)
ラストの美汐が、かなり可愛かったです。
- 011 約束がくれた時間 (採点:6)
- 好きです、こういうの。 舞の気持ちが良く表れていると思います。
- 014 青い春 (採点:10)
- 感動しました。 これは本当にせつないですね〜。
卒業…、作品を通じて自分達の過去を思い出させてくれました。
ラストも良かったです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- おもしろかった! もう、その一言ですっ!
- 019 雨 (採点:7)
- 文章全体があゆの気持ちを表してるみたいで、素敵ですね。
- 021 かしこ (採点:7)
- 良い話ですね〜。 この続きが読みたくなりました。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- あゆが可愛すぎです〜(笑)
- 023 純白の審判 (採点:4)
- もう少し話を加えて欲しかったです。
なんだか一場面の切り抜きみたいで、少し残念でした。
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 久瀬の気持ちが上手く書けていると思います。
- 026 カナブン (採点:8)
- 感動させられました〜。
ラストを見て、きっと祐一は娘が生まれたら『真琴』って名付けるんだろうなぁ…って思いました。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:4)
- ここまでの状況になれば、ただでさえ心の弱い祐一が真っ先に壊れていると思うのですが…。
- 034 アーティスト (採点:7)
- ラストシーンがすごく良かったです。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- 安易に受からせないところは良かったですが、もう少し話に伸びが欲しかったです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:7)
- 栞の気持ちが良く伝わりましたー。
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 香里の心の中の葛藤が、よく表れていると思います。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 舞と栞のやりとりは良いアイデアだと思います。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- 前半の名雪に爆笑しましたっ。
- 041 涙 (採点:8)
- 文章のノリが良く、表現も素敵だと思いました。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 香里がとっても素敵でしたー。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- 久瀬君を思う斎藤君の優しさが伝わってきました。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 栞ちゃんが可愛いかったです(笑)
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:10)
- 栞ちゃん、泣けますね〜(T−T)
これからの彼女の未来が幸せなものでありますように……。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- ギャグでありながら、心温まるストーリーだと思います。
○てーとく さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 詩、ですね……。こういうのが好きな人も居るんでしょうけど……僕には理解不能でした。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- 一発ネタとしては、いささか押しが弱いように思います。
- 003 Last regret (採点:7)
- 短い中にもあったかい雰囲気の詰まった、良い作品だと思います。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- あゆの健気さは良いのですが…ヒロインは名雪に限定する必要性はあったのか?少々疑問でした。
- 005 『忘れないから』 (採点:8)
- 忘れたくても、忘れるわけにはいかないこと。そういった大切な記憶って、ありますよね?
- 006 『その笑顔で』 (採点:6)
- ほのぼのしてて良いとは思いますが……こんなに簡単に受験あきらめちゃっていいの?祐一君。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 勢いだけはありますが、ちょっと良く分からない作品。あと、句読点はちゃんと打って欲しいです。
- 008 また明日 (採点:7)
- あらら、とうとうデキちゃいましたか(笑)
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- 話の趣旨がよく分かりませんでした。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- かまぼこ板の意外な利用法。ほのぼのしてて良いですね。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- ……舞じゃない。
- 014 青い春 (採点:7)
- いい作品だとは思いますが、冒頭のモンゴリアンチョップは不要だったかも。
- 015 遅刻 (採点:1)
- 非常に読みにくく、展開がよく分かりませんでした。地の文も使って説明して欲しいです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:9)
- 祐一君の意外な弱点。ちょっと年齢制限風味の展開。笑えました。
- 017 『とも』 (採点:7)
- 美坂チームの仲の良さが伝わってきますね。良いです。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:4)
- ちょっと展開が強引な気がします。
- 019 雨 (採点:10)
- 優しい雨は、降り注ぐ。そんなフレーズをふと思い出しました。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 良いとは思いますが、ちょっと読みにくかったです。読点を増やすといいと思います。
- 021 かしこ (採点:10)
- とても綺麗な、良い意味で『短編らしい』傑作だと思います。
- 022 いつもの二人 (採点:7)
- こういったほのぼの感は良いです。ただ、あゆのキャラがちょっと違う気が……
○にぱりん さん
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- いつもながらの良い作品をありがとうございました☆
- 077 まだまだ続く道 (採点:10)
- 良い作品を読ませて頂いてありがとう御座いました。
個人的に短編部門では一番の作品です。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- 良い作品を読ませて頂いてありがとう御座いました。
個人的には3本の指の中に入る位の作品でした。
○はね〜〜 さん
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 何と言うのか……ラストでどうして祐一がそう考えたのか、その理由がまるで理解できません。あゆの笑顔を見ていたいから、っていうのを理由にして、祐一は目前にある辛さから逃げてるだけのように見えて……。これをラブと呼ぶのは酷です、いくら何でも。話も短すぎますし。1点に感想をつける気はなかったんですが、これはちょっと言いたかったので……。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- 風を感じられるような、綺麗なお話でした。自転車に乗って学校に向かう、というのにもう1本、何か読み手をひきつける何かが欲しかったですね。
- 008 また明日 (採点:7)
- 栞らしさが良く出てたと思います。ラブラブですね〜。読んでて暖かくなりました。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- タイトルと、かまぼこ板=表札、という考えはかなり面白かったです。しかし、なぜ祐一が美汐を選んだのか、真琴はどうしたのか、どうして大急ぎで結婚する事になったのか、など、説明不足の感は否めません。あとは、改行が少し変だったので読み辛さを感じました。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- ああっ、甘々ですね〜。終り方もきれいでかわいくて、かなりいいです。いつの日か、名雪がまともに起きれる日が来る事を祈って。
- 014 青い春 (採点:3)
- 名雪が「だおー」と言っていなければ、点数は倍以上だったと思います。名雪は、寝てるとき以外には「だおー」とは言いません。ギャグ話ならまだしも、シリアスでこれをやられると……。話としてもまとまっていますし、綺麗ですし……。すいません、きついようですが名雪をもっとしっかり理解してから再挑戦してください。そうすれば絶対にもっとうまくなるはずです。
- 015 遅刻 (採点:5)
- 祐一のために、出来ない事を頑張る名雪の気持ちが現われてて、いい感じです。しかし、地の文の不足と文末に【。】をつけないせいでかなり読み辛く感じました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- 内容はかなり面白かったんです。お願いですから、読みやすくする為の改行や文章作法はしっかり守ってください。そのせいでかなり読みづらかったです。あと、○佐祐理 ×佐由理 です。キャラの名前はしっかり把握しましょう。
- 017 『とも』 (採点:7)
- ……連発されているわけではないですから、別にそれほど気になったわけではありませんが……。名雪は起きてるときには「だおー」とは言いません。これで1点引きました。ずるっ、とこける名雪、かなり想像してみてもかわいいと思います。友達っていいですね〜。
- 019 雨 (採点:9)
- 最初読んだ時には、流し読みをしてしまったんですが……。申し訳ないです。あゆって、そして祐一ってこんな感じですよね〜。ああっ、最高ですっ!「馬鹿あゆ」「うぐぅ! 本当に痛かったんだからね!」もう最高です、何もいう事はありません。文章作法のミスで(改行忘れ)1点引きましたが、面白かったです!それと地の文の描写、うまいですね〜。こんなかわいいあゆあゆを書くSS作家さんが今後、一人でも増えてくれると嬉しいです〜。
なぜか「ばいばい、またね」で、全然違う人を思い出したのは内緒ですが(笑)
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:10)
- わはははっ! もう大爆笑です。『暑いよ〜、とけるよ〜』っていう名雪のうめきが聞こえてくるようでした(笑)個人的に、最後の香里の葉書がツボでしたね〜。もちろん全然涼しくならなかった……当たり前です、しかし、何て悪いタイミングで来るかな(笑)文句無く10点です。最高でした〜。
ん、痕? とか、銀色? とか、知っている人ならにやりとするお遊びも最高ですっ!!
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:6)
- えっと……壊れた佐祐理さん、名雪、香里のインパクトが凄く強かったです。何ていうのか、特に幼児退行した香里、とか(汗)祐一が一人で抱え込みすぎ、とか文頭あけがされてないとか色々あるものの……インパクトの勝利ですね。この作品、無茶苦茶印象に残りました。
- 034 アーティスト (採点:9)
- うまい……美汐が凄く上手く描写されてあります。栞ではなくて、美汐が絵を描くというのに最初はびっくりしましたが、とんでもない。何より絵から、彼女の心の変化を描く手法に脱帽です。最後の祐一の似顔絵が笑っているというのを見て、読んでて感動しました〜。
本当は10点……と言いたい所ですが、地の分行頭の一文字開けがされていないので1点だけ引きました。でも、内容は文句無く10点です!
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:7)
- あゆに、一言。まさに「がんばれ! あゆ!」ですね。ニセ入試、というのは最初読んだ時はぎょっとしましたが、これはこれで仕方が無いのでしょう。しかし、あゆが大学に行くのは何年後……?(笑)
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:9)
- こんなんありかーっ! という感じですが(笑)でも、楽しく、ちょっとというか、かなり先のお話が気になる話です。幻の佐祐理さんルートっ、て感じがして。自分の事は「わたし」と呼べるようになっているけれど、祐一のことはさんづけ、ってのが中々意味深で嬉しい作品でした〜。
しかし、名雪が見ていた夢はなんだったのでしょう(笑)
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- あぁ……お願いです。もう何度書いたかわかりませんが……名雪は起きてるときには【だおー】は言いません! 最後の【だぉ】で、がくーっときました。でも、前半がシリアスのような感じで、これは……と思ってるとき、香里が「栞」の事を言っているのは笑いましたよ〜。後は、タイトルにもう一ひねり欲しいですね。そして地の文をもう少し増やすといい感じです。
全部出来ていれば10点になってもおかしくないと思った内容だけに、惜しいという感じがしました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:10)
- 栞ちゃん、はっちゃけてます(笑)栞は「えぅ」はあんまり使うわけではありませんが、でもそれはあくまで祐一との会話であって、姉の前ならもっと子供っぽいかな〜と考えたら、もう何の違和感もなくなりました(笑)
くまさんぷりんと、とかツボに入ること入ること。かくして……普通に10点です。締めもタイトルも私はこういう感じ大好きです〜。栞の部屋に入る時にちょっと遠慮した感じの香里、祐一の趣味に関して、本気で真剣に考える栞。萌えでした〜!
- 048 もみちゅーどく (採点:10)
- ギャグですね〜♪ ここまで徹底して頂くと、もう勢いで読めます。しおりのアナグラムはおしり……き、気がつかなかった(笑)あゆ、一番悲惨かも……。そして、祐一君だめすぎ。「デジカメはどこへいった」に大笑いです。オチも効いてて、シリアスを読んでて疲れた頭を柔らかくして頂きました〜。
そしてタイトル……ひらがなにしてるのが、凄くうまいと思いました。10点です!
- 050 あなたと共に (採点:5)
- すいません、自分自身のわがままで点を付けます。読ませるお話になっていたと思います。それに心理描写も丁寧だと思います。台詞が長いので、台詞を少し区切って2つにわけた上で間に地の文をいれればよくなると思いますが、それでも、それだけでここまで点が低くなったりは普通しません。
真琴がもう帰ってこない、という事を祐一が受け入れる、という話は私嫌いなんです。祐一がそう思ってしまったら、真琴が帰ってくる可能性ゼロになる気がしてしまって……どうしてもそれが許せなく感じてしまうんです。
採点、というより本当に感想という感じです。どうかお気になさらないよう。
- 051 待つ女 (採点:8)
- 私が読みたい真琴のアフターそのままですね〜。3人が話す感じ、凄く暖かくていいです〜。真琴は一番大事な人として。そして、美汐は一番大事な友達として。会話のテンポもよく、ピザ配達の下りなどいい感じでインパクトも効いていました。
いいたい事は2つだけです。文頭の一文字開けを徹底して欲しいのと、真琴が自分の事をいうのは「あたし」ではなく「真琴」だという事です。この2つが守れてれば、絶対に10点でした。
- 052 果たされる約束 (採点:6)
- 内容はいいんですよ〜。あゆと祐一の掛け合い、でもそれだけじゃない何か。ただ……3つの間違いはいただけません。
名雪は ×私 ○わたし 真琴の口癖は ×あうー ○あぅー
そして、あゆが大好きな私として一番気になった事……「うぐう」はありえません。正しくは「うぐぅ」です。細かいことかもしれませんが、注意して下さい。特にあゆを中心に描くなら、うぐぅはちゃんとやって欲しい所です。でも、お話は良かったですよ〜。
- 065 振り返る想い (採点:5)
- 文章作法が色々と守れていないのが惜しいです。文頭の一文字開けを徹底する事と、カギカッコの後ろに。をつけるのはやめるだけでかなり読みやすくなるはずです。お話としてですが、どうして舞があんなに無口なのか、そして最後の祐一のやりとり。これだけで私は読んでて面白く感じました。惜しむらくは、舞と(恐らく)まいとあゆの3人がいる所で、誰が語っているのかよくわからないです。「いつ、どこで、だれが、どうしているのか」それを作者ではなく、読み手が正確に把握できるかに注意を払っていただきたいと思いました。
もっとも、舞が話の舞台だとぼかしも必要かもしれませんが……。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- 美汐の気持ち、祐一の気持ち。あ〜、すいません。じんときてしまって、ちょっとまともに感想が書けません(汗)私が思い描いていた、真琴が消えた後の二人の関係ってこんな感じの話がいいなぁ、というまさに理想の話です。
一点だけ引いた理由、タイトルです。もうちょっと……もうちょっとこの話に合うタイトルがあったのではないでしょうか。「逃避行」とは違う気がしました。でも、内容は文句なしです!
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- 「お姉ちゃんのお気に入りのスカートやぶっちゃったの、私なんだ……」この一文を読んだ時、まさか話の展開がこんな風になるなんて、考えもしませんでした。腹を抱えてげらげら笑っていたせいで……その後の展開がぐっときました。何ていうか、ぽけぽけなボケしおりん、打って変わってシリアスへ。
やられました、ええ。完璧に。
- 078 blessing (採点:10)
- 香里と栞の間の距離、それを埋める為の香里の葛藤。テーマとしては、凄い難しいテーマなのに、それをここまで見事に仕上げてるのは、素晴らしいの一言です。学校と駅前の分かれ道がうまく比喩になっている事、喫茶店での香里の考え、そして生と死に関する香里の考え方。
私には、香里をここまで描くのはとてもできません。全てがしっかりとしていました。恐らくかなり名のある方なのでしょう。重厚な、それでいて読み応えのある、素晴らしい話でした。点数を引くところは存在しません。文句なく10点です。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:8)
- この話、中盤までは完璧です。最初読んだ時は、迷わず10点を入れました。
カノン本編から続く話、そして「ゆきのした」という花にこめられた思いとタイトルの完璧なマッチ具合。そして、台詞の一言一言の重さと名雪らしさ、祐一らしさ。話の締め。
完璧だと思いました。けど、致命的な欠点が一つ。中盤を境に、名雪の台詞が連続して、間に何の地の文も挟まずに続いている事です。これは、ゲームでは何の問題もないのですが、小説だとかなりの違和感があります。そこさえ! そこさえちゃんとしていたら!! 惜しいなんて物じゃありません。そこさえしっかりしていたら、多分私はこの作品を、一番に推したでしょうに……。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 最初に読んだ時に、「何だ、鈴がうたう日のパロディ?」などと思った私の考えは、読み始めてすぐに崩れました。とんでもない。秋子さんを題材にしてぐいぐいと読ませる話、凄いと思いましたよ。秋子さんがつけていた財布の鈴からこれだけの話を派生させた事、素直に面白いと思いました。
唯一気になったのは、文章間の空けがちょっと多かった事ですか。でも、そんなのは些細な事だと思えるくらいに、一気に読めました。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- この話、いいたい事は一つだけです。「いくら栞がドラマ好きだからって、香里が真剣な表情で話をしようとしてる時にこんな態度取りますか?」という事です。私の答えはNOでした。なので、それ以降、いくら読んでも話の本筋が共感できないため、ただ読み流すだけになってしまいました。人によって評価はわかれると思いますが、私の場合はこの点数です。
○はまのじ さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- すいませんがサッパリわかりません。
単語を並べることによってなんらかの効果を得ようとしたのでしょうが、少なくともわたしには伝わりませんでした。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:6)
- SSとしてはどうかと思いますが、不覚にも笑ってしまったので。
うんうん。確かにあれは漢の浪漫だ(笑)。
- 003 Last regret (採点:4)
- あー、何と言ってよいものやら。人の幸せよりまず自分のを願いなさいと言いたいですが。
関係ないけど、ガキの時分に、
> ただ、涙を拭ってあげたかった。
とかの高尚(?)な思考ってのは出来るものなんですかね。少なくともわたしにはそんな経験はないですし、出来たとも思えないのですが。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- あー、うん。たしかにめるへんですね。としか書きようがないです。
とりあえず起承転結があればもっと評価しやすいのですが。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- 意図してのものでしょうが、説明が足りなさすぎのような気が。
“生きる事の味”とか言われてもねぇという感じです。
あと「――」と「……」を使うのなら、もう少し厳密に。長さが統一されてませんし、セリフ中の使い分けも適当に見えます。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- ええと、受験生のかたの現実逃避ですか?
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- えーと、うん、それで?
まぁ話の内容は横へ置くとして、「自転車の二人乗りで全力疾走」そのうえ「今にも閉まろうとしている門(鉄製)をすり抜けていく」というのは正直な話メチャクチャ危ないと思うのですが。このまま続けていたら「名雪アボーン→秋子「もう笑えません…」→未亡人ルートただし隠しコマンドで調教有り」っすか!みたいな。
- 008 また明日 (採点:5)
- 余韻もへったくれもない終わり方ですな。
テーマはいいと思う。ただ、短すぎです。進行をセリフの応酬にまかせるのではなく、もっと情景を書き込むなりなんなりして欲しいです。あと上で“余韻もへったくれも……”と書きましたが、SSで多く使われている手法としては、最後の一行(一言)の前に空行を入れるというものがあります。「余白」は上手く使うと効果的なので、今後はそういったことに注意して他のSSを読んでみると良いかも知れません。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- カテゴリが美汐でタイトルが「かまぼこ板の誓い」ときたら美汐の乳を想像したのは私だけですかそうですか。
ジャンル名に違わずほのぼのした感じでいいですね。もうすこし背景について書かれてあった方がわたし的には好みですが。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- このSSで何が言いたかったのだろうか。わたしには伝わらなかったです。
文中“ちょっと”という単語が、四回/五行の割合で出てくる箇所がありましたが、同じ言葉を何度も繰り返して使うのはあまり見栄えがよいとは言えません。同様にセリフ・地の文共に出てくる語尾を伸ばす書き方もどうかと思います。
- 013 その朝 (採点:2)
- なにがなんだか。
関係ないけど「こんがりきつね色」って本当に狐の色なんですかね。
- 015 遅刻 (採点:3)
- けっきょく名雪はこういう嫌な役回り(キャラ)なのかなーと、思ったり。
祐一に言いたい。この娘は天然のフリして狡猾に搾取しようとしてますよ!と。
技巧的なツッコミとしては、話の流れとして祐一が家を出るてのが唐突すぎ。それと展開を会話文だけで行うのはどうかと。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- おまけはいらねぇかな、と。
> 「うわ、般若」
の一言が優秀。花マルをあげたい気分です。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 何でもない日常。いいですね。
ただ、やはり約束の時間に遅れるというのは祐一のキャラクタ的にちょっとどうかなぁと(これは本文中で名雪も指摘していますが)。あとオチが弱いというか、いきなり場面が変わって祐一の首が絞まっていても、はぁ?という感じです。香里を持ってくるならくるで、もうすこし伏線を張るなどの前処理をしてほしかったです。
- 019 雨 (採点:6)
- 「雨」だから憂鬱なん?
悪くないですが、あゆの「甘えたいよぅ……」以下のシチュに特化されすぎていて、お話としてはどうかというレベル。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- ……仏教面?
おそらく仏頂面の間違いだとはおもいますが。あと美汐の言動が電波ちっくです。
- 021 かしこ (採点:6)
- みっしーは好きなので+1。だけども「手紙」という形を採っているにも関わらず、他キャラのセリフが通常SSと同じように表現されていることに違和感を感じたので(実際のところ手紙の作法としてはそういうのもアリなのかもしれませんが)けっきょくのところ±0。
話の内容はまぁフツー。ただし名雪と真琴の態度がよくわからないです。
- 022 いつもの二人 (採点:2)
- 話のアクセントに秋子さんや名雪を出そうとしたのでしょうが、そこだけ浮いた感じがします。
それと、ジャンルが「あゆ ラブ」では仕方ないのかもしれませんが、読んでも「だから?」という感想しかありません。ただベタベタと甘いだけの話を書きたかったんじゃないですか?と、そんな感じです。“ラブ”という言葉を免罪符にするのはけっこうですが、何の発展性もない、子どもの夢(あるいは妄想)のような話はちょっと好みじゃないです。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 判断に苦しむ作品。話としてはまとまっているような気はしますが(ああでも文の書き方に統一性がない)、読んだ後「だから?」という感じだったので。
私はたとえ短編であってもオチを付けるほしいと思う人間なのです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- イイ感じに頭の悪い発言をする祐一と電波入ってそうな自己完結人間久瀬に敬礼。
てか、祐一の佐祐理さんへの二人称の間違いは致命的。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- 雪国ってそんなに暑くなるのですか、というかエアコンと水道がいっぺんに壊れるというのもどうかと。
とまあ根本の部分ではて?と思うところがあるのですが、文章としては良いと思います。特にラストが、ありきたりながらよくまとめられていると思います。
ただこのSSは、Kanon二次著作以外の作品して考えていたネタを流用したように感じたのですが、そのへんどうなんでしょう。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:3)
- 香里スキーのわたしにとっては喜ばしいオチなのですが(え?)、栞がアレです、バカにしか見えません。
邪魔だから始末しないといけないでも警察に捕まるのはイヤだから石入り雪玉でガツンと懲らしめてあれ倒れてますよしかも耳から血が悪気はなかったんですあんなことで死ぬなんて普通思わないじゃないですか?イヤです刑務所にはいきたくないです謝りますから謝りますからやめてくださいごめんなさいごめんなさい……、なんてコトを思ったり思わなかったり。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- いちごあめはありますよ?(それとも近畿ローカルなのか!?)
というか祐一は小学生のクセに薄着の方が良いなんて……。まあ浴衣の良さは大きくなってからでないと分からないということですか(え?)。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 読みにくいです。話の内容もハァ?という感じです。
セリフは「」でくくり、またその前後には改行を入れましょう(後者は“原則として”という但し書きが付きますが)。まずは基本的な文章の作法を身につけてください。その他にも三点リーダとか数カ所“。」”となっていて統一されていないとか看護婦も五千円足す前に保護者呼べよとか突っ込みどころは満載なのですが。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- 個人的にはパパイア鈴木あたりのノリでギャグSSを書いて欲しかったり。
最初と最後の五行がわりと好き。ただ、文中で「しあわせだった」と過去形で書かれているのがすごく気になりました。過去形ってことは、ラストあたりでいきなり核戦争で死んだりするんだろうかとか思ったり(いえさすがに核戦争とかは思いませんでしたが、ラスト三行あたりで交通事故により死亡!とか書かれたらどうしようとかは思ってました。結果的にマッタリとした話だったのでよかったですが)。
あと泣き落としは正直鬱陶しいので、そのぶんはマイナスです。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- え? これで終わりデスか? いや、「続く?」って。それはちょっとあんまりでは?
べつに「完結させること」という投稿規定はないのですが、こうもあからさまに「時間なくて途中で切りました」とされると、ちょっと……。あとタイトルもよく分かりません(というか「続く?」と併せて穿った見方をすると、「タイトルは当初書く予定だったネタを現していたのだけど、内容は間に合いませんでしたでもタイトル変えるのは面倒です」となって嫌さが倍に)。作者には作者の言い分があるでしょうし、皆が皆わたしと同じように感じるとは思いませんが。
- 034 アーティスト (採点:5)
- まったりと良作。
ただ、もっと周囲の状況を書き込んでくれると良かったと思います。あっさりしようと意図したのかもしれませんが、書き込まれているのが商店街であることと、夕日が沈みそうだけではあまりにも寂しいです。
- 035 月の向こうに (採点:3)
- 舞が魔物とまちがって佐祐理さんを殺しましたかそうですか。それで?
文章が読みにくいです。
難しい漢字や言い回しを使うのはいいのですが、それによって読者に読みづらいという感情を与えうるということ、さらには最後まで読んでもらえないかもしれないというリスクを負うことを念頭に置くべきだと思います。あと“物体”という単語が連続して現れているところがあるので、そういうコトにも気を使ったほうが良いです。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- 冒頭のあゆの自己中さというか無謀さがなんとも言えず。あんなふうに物事がうまくいかないからと言って、パニック起こして泣き出すような状態で高校に入ったとしても虐められてBAD ENDだと思いますがどうか。あぁ、あとニセ入試にも萎え。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- は? お盆に生き返って……え?
ご都合主義もここまで来るとかえって神々しいというかお盆に神様は関係ないです。突っ込みどころが間違っているような気がしますが。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- ああ……すごく良いのに、上手いのに、二ヶ所だけ文章のリズムが崩れてて……。
心は塩をかけられた青菜のようにしおしおです。もったいない。問題の箇所は、
> それは『死』という単語。
と、ラストの一行の
> 真夜中に思いを馳せた。
です。他の人はどう判断するかは知りませんが、わたしはこの二ヶ所がどうも周囲から浮いているような気がしてダメでした。
- 039 『Wait』 (採点:2)
- 舞の行動がさっぱりです。話の内容もさっぱりです。ていうか本当に舞ですか、無とかじゃないですよね?
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 短いながらも良いお話。
最初は「うぁ、佐祐理さんが転入?またトンデモな設定やね」と斜に構えていたのですが、読んでいくうちに印象が変わりました。あっさりとした文体と、微妙に香里がいい味なのが好印象。良かったです。ただ、やはり卒業した学校に再転入という“トンデモ”な設定が前提となっているので、その点がどうも受け付けないので少しマイナス。
あ、あと名雪の「わたし、とんじゃうっ!」とその下2行には笑わせてもらいました。
- 041 涙 (採点:8)
- うまいなぁ、と。セリフに「……」が多用されていたり、最後の方に「はぇ?」「ふぇ?」が続けて出たりしてるのが目に付いたけど、全体としては気にならないレベル。ただ、もう少し長くてもバチは当たらないと思いますが。
「小一時間」という言葉に反応してしまったのは私だけ、だったらどうしよう。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:3)
- あー、途中までは「感想には“このあと香里が祐一に告白して姉妹丼ですか(;´Д`)ハァハァ”とか書こうかにゃー」とか思っていたのに! 待っていたのは名雪と香里のキャットファイトですか!いやむしろ裏を読んで香里・栞の姉妹ファイトですか!? それもまた良しですが!
……でもSSとしてはどうかと思う。とりあえずセリフだけで話を進めるのはいただけません。
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- 悪くないです。むしろ好きかも。
こういう日常描写ものはヘタをすると行数稼ぎにしか見えないのですが、このSSからはそういう感じは受けませんでした。むしろ文章うまいなぁ、と感心してしまいました。ただ、個人的にはもっと起承転結のはっきりしたものが好みなので、この点数です。
それと、
> 聞くのはなんだか、いけないことのような気がした。
の部分がなんかの伏線っぽく感じるのですが、ひょっとしてこの続きに香里のシリアス話とかを考えてたりしません? あるなら読んでみたいです。
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- 何が言いたいのかよく分からないけど、わりと好きなお話。
あと、
> 「ああん、濡れちゃう」
最高です。Good job!
- 047 奇跡への願い (採点:1)
- 夏目さん数枚、ってそれは絶対にボッタクリだよっ。騙されてるよ祐一!
というわけで、北川は友人からピンハネするすごい悪人ということが判明しました。メデタシメデタシ。
- 048 もみちゅーどく (採点:10)
- スバラシぃ!これでこそ短編!これでこそギャグ! このバカさかげんがたまりません。
あゆの一人称がボクじゃなくて僕になっていたので、一瞬こいつ誰だよ?と思ったことも遠く霞むほどステキです。
……欲を言えば乳も揉んで欲しかったですが!主に香里タンのを(え?)
- 049 Transmigration (採点:2)
- この祐一君なら猿岩石のマネをして大陸横断とかしそうですね。もしくは自分探し。
- 050 あなたと共に (採点:8)
- 最後の一行はもうちょっと違う書き方にして欲しかったかも。
その一行だけが浮いているように感じます。それ以外はとても良好。もっと長いのも読みたいですが、なんとなく中・長編には向いてない文体かもな、とも思ったり。
- 051 待つ女 (採点:6)
- ピザって本当に30分以上経ったらタダになるんですかね?
内容については特に言うことはないです。強いて言えば、何の脈絡もなく出汁にされる北川LOVEといったところか。
あとは「……」や「――」を使うと楽なのは分かりますが、頼らないようにするべきかと。
- 052 果たされる約束 (採点:6)
- あゆと祐一が手を繋いで駆けていくシーン、何の説明もなく屋外へ移動していますね。
ま、そのことは別にして読むと良い話。まぁ最後の秋子さんの独白シーンはちょっと唐突というか、まとめ方が強引ではないかなと。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- さぁはたして名雪はどんな大学に入るのかむしろ入れるのか。
そして口止め料にイチゴサンデーな名雪に萎え。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:2)
- 舞のことが好きなんですぅ、ということは伝わってきますが。
それだけしか伝わってこないというのはどうか。どうせならそれのみに特化して、ヘタにギャグとかを入れない方が良いと思いますが。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- 可もなく不可もなく。あ、不可はちょっとあるかも。
アナウンスをわざわざ書いたのはいいのですが、地の文が少ないところにいきなり挿入されるので(そして括弧が『』だったり「」だったりバラバラなので)そこだけが印象に残って悪影響を与えています。それと真琴がただ飯を食っていただけのような気がしますね。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:7)
- 悪くないです。
栞らしいというかなんというか。
一部読点の付けすぎかなぁ、と思う箇所もありましたが全体的に文章もキレイです。ただ個人的にオリキャラを好きではないので、そのぶんはマイナスしておきます。
- 058 夕凪 (採点:4)
- かなり読みにくいです。
読みにくいので、ただでさえ何のことかよく分からない内容がさらに難解になっています。
ひとつひとつの文章が短いうえ漢字の割合が多いことと、文の終わりかたが「〜た」ばかりなので読みづらく、頭の中に文章の意味が入ってきません。あえて難しい表現を選んでいるのでしょうが、不特定多数の人に読まれることを考えると、あまりいい方法とは言えないと思います。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- まったりと。ひたすたまったりと良作。
内容について特にわたしが言えることはないですが、敢えて言わせてもらうと会話文に頼りすぎかなぁと。ただ、もう少し地の文での表現を強化すると、より良くなるかもしれません(単にわたしの好みを言っているだけなのですが)。
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 確信犯のクセして天然ぶって泣き落としするのはどうかと。そしてそれに逆らえないのもどうかと。
わたしの頭の中の香里は同じ言うことをきかせるのでももっと論理的に追いつめる方法を選ぶはずでありこんな頭の中がラリルレロなのはかおりんじゃないやい!とか言い出すと物凄い勢いでバ鍵ッ子に見られるんだろうな、とかなんとか思ってみたり。
……すいません。投票〆切まで時間がないので感想がかなり適当です。とりあえず言いたいのは医療ミスかよ!ということですが(まあNHKがドラマの放送する順番を間違えたりすることもあるので、こういうこともあり得ないとは言えませんが)。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:3)
- あやしい薬でラリパッパ。そのうえ見た目小学生の男の子にわいせつ行為!
えーと、本来ならばシリアスな話なんでしょうが、文中のわけの分からない漢字とアウターゾーンばりのなげやりストーリーのおかげで、感想一行目のような印象しかありません。
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- ええと、中途半端な場所で改行しているのは仕様ですか? こういうのを気にする人はあまりいないのかもしれませんが、わたしは読むときにリズムが崩れるので改行する文字数は一定にしてくれたほうが嬉しいです。
内容のほうですが、いきなり丘の上から始まり、そして最後まで場面が変わらないので、動きが感じられません。丘に登る様子や、そもそも丘へ行くことになった経緯などを書いておくともう少しちがった印象を受けたと思います。あとこれは好みの問題ですが、地の文で「男性」「女性」と使うのはこのSSには合わないような気がします。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:6)
- 「私がデザインした服」って……。その財源はどこなんだろう、ってセーターですか。
いい話だと思います。思いますが、ところどころに突っ込みどころというか詰めの甘い部分があります。例えば秋子さんの
> 「あら、ポラロイドカメラだったのね」
の一言はちょっとどうかと。ポラロイドカメラって、普通のカメラとは明らかに違うと思うのですが。
あと場面転換が唐突すぎです。祐一と真琴の会話のすぐ下の行に、名雪と秋子さんの会話があったりするので紛らわしいです。
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- 得に問題点もなく素直に面白いです。ギャグとしては王道かと。
ただ、お腹を抱えて笑うという類のものとはベクトルが違うので、ギャグSSといえば切れ味の鋭い(=息が苦しくなるくらい笑う)のを連想する私にはちょっと物足りなかったです。
しかし最初に書いたように問題点はとくにないので、このままマッタリとしたギャグを書いていってほしいです。
追記
ギャグではなくコメディでしたか。それなら納得です。
- 065 振り返る想い (採点:4)
- やりたいことは分からなくないけども、といった感じ。
独りよがり?自己完結?どう言っていいかわかりませんが、とりあえずそんな感じがします。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:10)
- いい仕事してますね。
後ろ向きなんだけどちゃんと前に向かって進んでいるというか。文章もキレイですし、目立って悪いというところが見つかりません(そして目立たない悪いところも見つけられません)。
- 069 マリッジブルー (採点:6)
- 避妊しないのは良くないと思います。
↑だけで感想を終わらせようと思ったけども、アレなので取りやめ。真面目に書くと、まあこの二人ならこうなるんかなぁといったところ。若いね。ただ現実問題として、生活能力のない祐一がこんな大それたコトをして良いのか? という疑問が。
高校生の妊娠なんて重い要素を扱う以上は、堕ろすにしても産むにしてもそれなりの葛藤があるはずであり、このSSのように「子供出来ました→結婚しましょう」とやられると拍子抜けです。それとも祐一も美汐も「愛があれば全てうまくいく」などと盲信するタイプ……あーKanonのキャラはそんな感じか。とりあえず五年後離婚するに1000ペリカの方向で。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- あ〜、お姉ちゃんのことがだいちゅきですかぁ〜、良かったでちゅねぇ〜(バグ・ナク(インドの暗器)装着済みの手で力いっぱい頭を撫でてやりながら)。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:6)
- 佐祐理さん、お嬢なんだから電話口でいきなり「『あははー、水瀬さんのお宅ですか?』」はないでしょう、とツッコミたい。
とりあえず佐祐理さんがただのアーパーにしか見えません。ノリが私に合っていたのか、スラスラ読めることは読めたのですが、ただ走ってただけじゃん!という冷静な感想を吹き飛ばすほどのインパクトは無かったです。
ここまで来たら、佐祐理さんには改造バットマンカーに乗ってもらうしかないでしょう。
- 073 守りたい約束 (採点:5)
- 可もなく不可もなく。
SSの形式上仕方のないことかもしれませんが、話がダラダラと続いて退屈。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:5)
- 途中までは良かったのですが。
なんかラストで拍子抜け。なんというか「告白!」という重大なシーンなんだから、もう少し場を盛り上げる描写とかセリフを入れて欲しかった。
- 075 記念日 (採点:3)
- あ、うん。そうですか。
> それで現在に至るわけである。
と言われてもさっぱりわからないので、余計なギミックは使わずに時間軸に沿った書き方をするべきだと思います。少なくとも分かりにくいよりは万倍マシです。
ていうかジャムネタはもういいというか。自分のホームページで公開するぶんには構わないのですが、このような不特定多数の人間が投稿する場合は「似たようなオチやネタが出るのではないか」「そうすれば必然的に飽きられ、低い点数になるのではないか」といった予想が立つと思うのですが。
- 077 まだまだ続く道 (採点:5)
- さすがに十年も経つと名雪も成長するようで。
名雪がへタレなSSがなぜか多いなか、大人な名雪というのはなかなかに好印象。ただ、話の進め方が早すぎます。倍程度の文量は欲しいところ。
あと文章を整えようとしての行為だと思うのですが、全角スペースの使い方がマズイです。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:6)
- 七年間も想い続けるって、一種の呪いだよなとか思ったり。
七年以上も昔でしかも花のこと言われてもなぁ、という感じ。
というか、わたしは木から落ちたり落ちられたりした経験はないにもかかわらず、七年前どころか中学校の記憶すらあやふやだし、小学校以下の記憶なんてほとんどないのですが、一般的にそんな昔の記憶って残っているものなんでしょうかね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 特に悪い点も見あたらず良作。
ただ、個人的に
> 想い出を想い出と呼べる日は、もう来ていた。
で「想い出」が二回続けて現れるのはどうかと。
- 081 向日葵 (採点:5)
- 嫌いではないですが、押しが欠けているかな、と。
一本だけ日陰を向いたヒマワリや栞の姿など、言ってみれば“幻”を見たということなのですから、その辺の雰囲気作りに労力を費やすともっとよくなったかも。
あとどうでもいいことですが、雪国育ちの年頃の女の子はストール標準装備なのでしょうか?
- 082 いつか、またあの海に (採点:8)
- キレイにまとまったいいお話。
でも、こんなのでもあゆは18歳なんだよな……(ゲーム中ではなくこのSSで)。夜が怖いとかしりめつれつとか泣き疲れたりとか。社会の闇に捕らわれて、泡風呂とかで働かされたりしないか心配です(そしてそんなことを考えるわたしの頭も心配です)。
> そこをあゆの足すれすれでトラックやら自動車が通るのだ。
という文章の意味が理解できず、最初は凧にでもくくりつけられているのかと思ってました。そら確かに風にもなるか、という感じで。
- 083 偽りの伝承 (採点:3)
- 伝承の内容やその説明のとってつけたような胡散臭さがちょっと、ね。
けっきょく何が言いたかったのかよくわかりませんでしたし。天野の家が何で伝承を伝えてるのかとか。
- 085 開花 想葬 (採点:3)
- 句読点の付け方、および改行の法則が意味不明です。
あと途中から文体がまるっきり変わっていることとか三点リーダの長さがバラバラなこととか。こうも文章作法的にデタラメなSSを読むと、内容よりも先にそういうことが気になるわけで。
つーか書き終えた後一回でも読み直しましたか?
- 089 雪原の軌跡 (採点:5)
- 香里と舞のキャットファイト(?)部分がよく書けていたかと。あとは微妙。
ただ、香里がラスト悟ったように教訓というか説教というか、「プーが駅前で色紙に書いて売っている戯言と紙一重っぽいコト」を語り始めるのはちょっと萎え。さらにオチまでそういうのでさらに萎え。
まぁ、そういうのも悪くないですが。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- 個人的に北川×香里ものは好きではないのですが。
普通に面白かったと思います(普通と言うよりベタと言うべきかもしれませんが)。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:5)
- 悪くないです。
悪くないですが、いきなり現れて「私は天使です神様がアナタの願い事をかなえてくれます」と言い出す金髪の男の言うことを信用する、というのは人としてどうかと。
あと作品全体に漂う説明臭さがちょっと気になります。
- 092 デエトの日 (採点:4)
- 話が一貫してないです。
いくつか手持ちのネタを無理につなぎ合わせたか、それとも香里のハダカを祐一が目撃!もしくは意識のない香里に服を着せるぜドキドキだぜ!というネタだけを考えて、後はその場その場で書き殴っていった印象を受けます。
- 093 philosophy (採点:4)
- それで、名 雪 は へ タ レ の ま ま で す か?
個人的に「一方的な依存」というのは反吐が出るほど嫌いなので。これで祐一もへタレで共依存関係だとか、名雪が成長する、あるいは成長しようとする、とかならまだ良かったのですが。
というかこの作者さんにはギャグを書いて欲しいです。正直この点数は全て笑いの部分に充てたようなものなので。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- うぅむ祐一に告白した女性とはいったい誰のことなのかのぅ……。と主題とは違うところにこだわってみたり。
あーでも同じ顔同じ体型でびよびよした髪の姉がいてバニラが好きで……って完全に栞ですやん。さおりとか言われて信じてるんじゃねぇよ祐一とかなんとか。あといきなり「変わった」とか言われても付いていけないかなぁと。それと誤字がけっこう目に付きました。
と悪いところばかり書いていますが、全体を通してみた場合それでも好きなんですよね、この話。なんでかなぁ、自分でもよく分かりません。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- 読みづらい以前の問題です。
冒頭の「ピーポーピーポーピーポーピーポー」で脱力し、なんか知らんが愛の力で拒絶反応を乗り越えるとか言い出すあたりで読む気が限りなく0に近づいて、「彼の死を無駄にするんじゃない」でもうダメでした。こういう“17歳の凶行”的な、短絡かつ方向もおかしい行動されると非常に萎えます。他のSSの感想で「この祐一なら自分探しの旅とかしそう」とか書きましたが、こっちのは「剣道も空手もソメイヨシノもサッカーですら俺の国が起源〜」とか言ってるアイゴー国家並です。
あ、最後にひとつ。今となってはどうでも良いことですが、“。”はちゃんと付けた方が良いですよ。
- 100 今度までには (採点:9)
- こういう「下心アリ」の祐一の方が好感を持てますね、生っぽくて。
真琴の存在が完全に噛ませ犬なのが気になります。といってもそれ自体はけっこうなのですが、このSSでは「噛ませ犬であること」しか真琴の存在理由がないように感じられました。まあそれも「美汐萌え〜」という感情に隠れてしまいますが、真琴にももう少しスポットライトを当ててもいいんじゃないかなぁと思ったり。
- 101 Little Seedling (採点:6)
- 前向きでいいなぁ、と。話の流れは良いです。
ただ個人的な感情なのですが、「祐一が思っていたことを知らずに口に出す→突っ込まれる→もしかして口でてたか?→ぐぁいいかげんこの癖は直さないとな」という流れは正直もう食傷ぎみというかどうでもいいというかとにかくウザイのでそのぶんマイナスです。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- 背理法を忘れている香里タン萌え〜。
それはともかく、ごちそうさまでした。大変面白かったです。
ただ、こういうコトを気にしたらいけないのは分かっているのですが、部屋着のままバイクにまたがって30分というのはけっこう厳しいのでは……とか要らないツッコミを入れてみたり。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:3)
- いくらギャグとは言え、なんの理由もなくウェイトレスがこういう行動をとるのはちょっとどうかと。
読んでいて、いつになったら祐一のイタズラでした!というオチが付くのかと(北川の妄想を読み飛ばしながら)思っていました。同じコトの繰り返しが明らかに逆効果になっています。
北川が報われないのはいつものこととして(え?)、これではいったい何が書きたかったのかちょっと分かりません。いっそのこと和風ハンバーグを注文してくれたら良かったのですが。
- 104 これから…… (採点:5)
- 名雪がへタレなのか祐一が甘やかしすぎなのかそれともこういうのが普通なのか。
話の評価は点数を見てもらうとして、ひとつ気になったことを。個人的には“1人”や“1粒”など、アラビア数字ではなく漢数字を使ったほうが見栄えが良いかと思います。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- さて問題です。少年が弱っていく間、秋子の両親はいったい何をしていたのでしょうか?
少年が妖狐であったからよかったものの、本物の人間が同じ症状になっていて、それでも秋子さんが同じことをしていたら(そして死んでしまったら)、犯罪になるのではないかなぁと。そんな気がするのですが。
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- なるほど。あの目覚ましは名雪のプレゼントだったのか。と、思わず納得してしまうような、そんな感じ。
でも冷静に考えてみると、声入り目覚まし時計を、7年ぶりの再開の場面で手渡されたりしたらまず引きますが。
- 107 満月は白い輝き (採点:8)
- よかったです。
ただ例によって「困ったときの秋子さん頼み」かよ、というのとラストが祐一と名雪の焼き直しというのがちょっと萎え。でも
> 「破局を迎えたときのあなたを見たかったから、私は真琴のそばにいたんです」
の辺りはすごく上手いなと思います。
- 108 家出(強制) (採点:4)
- ジャムと北川をあわせればギャグになりますかそうですか。いいかげん「ジャムもの」は王道という言葉で片づけるべきではない程度にマンネリ化している気がします(安易に話の構成ができるという点で、SS初心者が手を付けるにはいいのかもしれませんが)。
ところどころ文章に切れ味の鋭い箇所があるので、作者のギャグセンス(少なくともその方向性)は悪くないと思うので、これからに期待します。がんばってください。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:10)
- 文章がキレイで読みやすいです。特に香里の内面描写が優れており、随分気合い入ってるなぁと感心しました。わたしが香里スキーだということは関係なく(いえ、少しはあると思いますが)満点です。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:9)
- あれ、名雪と北川は? いっしょに来たのでは(笑)
香里と祐一の良い感じな様子に、物陰から出られずにいる2人の姿が目に浮かぶようです。
それはともかく、キレイにまとまっていると思います。タイトルの付け方もうまいです。
ただあえて難癖を付けるとすると、ラストの“貴方の笑顔が告げる春:Fin”が“個人を特定できる書き方をしない”という規定に反しそうな気がします。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- しかし何でみんな制服なんだろう。
このSSに対する評価は、以下の一文に集約されているような気がします。
> 何となく作為的な気もするが、気にしたら駄目なんだろうな。
気にしたら、負け。
面白いとは思うのですが、短編でALLものというのは、一人々々の文章量がどうしても少なくなるし、配分にも気を付けないと割を食うキャラ(このSSでは真琴や舞)が出てくるので注意するべきかと。
- 113 Flying (採点:3)
- えぇと、シリアスの皮をかぶったギャグものですか?
性懲りもなく引きこもろうとする名雪はまあ良いとして、翼云々の言葉遊びに超絶萎え。
あとセリフが芝居臭い、というか現実離れしすぎ。どこの不思議の国の人ですか。ていうか医療関係の設定が胡散臭すぎ。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:9)
- 感感俺俺で吹き出しました(モニタに唾がかからなくて良かった)。
面白くはあったのですが、しかし超先生ネタで十点というのもどうかと思うので九点です。
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- 勧誘の人(?)の出てくる意味がわかりません。というかいったい何が書きたかったのか?
宗教の人の垂れる奇跡講釈かイチゴサンデー三杯か事故かリストカットか目覚まし時計か。どこが焦点なのかわからない、全体的にぼやけた印象があります。
それはそうと、SSで名雪や栞は「奢られることが当然」とか考えてる風に書かれることが多いですが、そういうのって可愛いんですか? 可愛いと思って書いてるんですか? わたしは読んでいて素でムカつくんですけど。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- 最初はすごく読みにくかったですが、それを越えるとイイ感じに。
特に、
> 「――雪、つもってるよ」
の一言はよかった。
ただ、“作者を特定できる書き方をしない”という規定に反してそうな感じですね。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:7)
- 面白くないわけではないのですが、ギャグとは言えども短編でALLものは難しいなと思います。どうしても一人一人の描写が少なくなるので、もうすこしキャラを絞った方が良かったかもしれません。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- 栞は脳の病気なんですか?
えーと、わたしには入院経験はあっても医者ではないので詳しいことはわかりませんが、それでも病院や手術の様子が嘘っぽいなぁと感じずにはいられませんでした。栞の病気の種類はまあいいとして、紅茶ごときでどうにかなる分電器や、床にまいた水が直接その下にある機械に降りかかるという構造は、正直あり得ないと思います。
- 120 息抜き (採点:5)
- うーん。せっかく、息抜きのだらーっとした雰囲気が良いなと思ったのに、『その人』についての名雪の独白シーン(?)がテンポを狂わせていて残念。
しっかし神田でアルファベット二文字はちょっと反則じゃないか?
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 地味にマッタリとした良作。日常の一こまを切り取った作品に対してオチを求めるのはどうかと思うが、欲を言えばもう少し起伏をつけて欲しかったかも。
- 122 “らくえん。” (採点:10)
- >「ごきげんよう」
>「失敬な」
この二言だけでもう大満足。
と、わけのわからない感想はいいとして、とても面白かったです。空行の使い方も上手ですし、電話越しの会話は「あぁ電話で会話してるんだな」と分かるように書かれています(括弧の使い分けではなく、会話内容が実際に会って話する場合とで書き分けられている。ような気がする)。それに真琴と美汐のやりとりも楽しかったです(あ、いや「こっとんパンツ」にやられたとかそんなんじゃありませんヨ?)。
- 123 想い、あなたに (採点:4)
- 行間が空いていることと、そもそもの情景描写が少ないことが合わさって、物凄く薄い印象を受けます。またそのあおりを受けてか、セリフもなんだか硬くなって残念な感じに。あと、秋子さんを黒幕(?)に使うのは、なんというか王道を通り越してベタというかむしろマンネリズムなので、個人的には好きじゃないです。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 良かったです。
愛だのなんだのと、あぁ青春ですなというか俺もそういう悩みを持ちてぇよ、と思ったり思わなかったり。
しかし読みにくいです。一行の文字数が多い(これはブラウザの横幅を変えればいいことですが)ことと、文中に漢字の割合が多いことがその原因と思われます。あと、「」でくくられたセリフの中でも改行を入れるようにするとより読みやすくなるかと。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 栞と同じコトされる香里……(*´Д`)
と、お茶を濁すには重い話。なんというか救いのない話ですね。栞以外はみんな生きているのに。さすがジャンルに「不幸」と書くだけのことはあります。個人的にはラストの香里が泣いているシーンと、祐一が振られる(?)ところが印象的、というか破壊力抜群というかとにかくスギャアアンと来た感じです。わけわかりませんね。
文章もキレイだし話の構成力もあるので、正直中編部門での作品を読みたかったです。
- 126 多角関係 (採点:9)
- > 「それに、大学生にもなってそんなおっきいリボン恥ずかしげもなくつけてる佐祐理さんなら大丈夫だよねっ」
このあゆ最高。
あと「小学生」に反応したのって口調からすると美汐とあゆ? どっちかというと真琴とあゆのような気がするのですが。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- 微妙。
ちょっと読みにくいです。地の文そのものが硬いですし、読点の付け方が悪い(と言い切れる程にわたしは国語の訓練を受けているわけではないのですが)ので文章の流れが阻害されています。もう少しリズム良く読めるようにと考えて書くと良いかもしれません。それと手紙ではないのですから「P.S.」の表記はどうかと。
あと内容には関係ないのですが、読んでいて思ったのは作者の方は理工学系の人なのかなということ。技術書とかテキストにはこういう“、”でやたらと文を区切っているのがわりと多いので。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- あぁもう頬を手のひらで覆い隠して落ち着きなく体を揺らす美汐萌え。(感想を「〜萌え。」で締めくくるようになるとある意味末期だと思いますが)
話は良かったです。一人暮らしの女性の部屋に臆面なく泊まる祐一とか最高です(誉め言葉です)。
あとこれは好みの問題かもしれませんが、セリフの最後に「?」を付けすぎのような気がします。文脈からそれとわかる箇所には付けないほうが読みやすいかと。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- 悪くないです。
が、どこか伏線を消化し切れていない感じが(手紙の文字を佐祐理さんが「どこかで見た」と評する理由とか)。
- 131 鎖 (採点:4)
- 話が唐突すぎ、な感じがします。記憶の消失やオリキャラ(しかも死んでいる)は、共に短編で扱えるテーマではないような気も。あと細かいようですが、「記憶の一部だけ消える」というのは起こり得ないんでしたっけ? 専門家ではないのでよく知りませんが、たとえ特定の記憶を失ったとしても、周囲の記憶を改竄して精神の平衡を保つ、くらいのことはしそうですが。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- まさかKanonSSで“あの”地上最自由の名を目にすることになるとは思いませんでした。まぁオリバのことはいいとして、全体に漂う不条理さがかなりツボです。
ところでアユアユビッチ・ツキミヤスキーの料理っていったいどんなのでしょう。
腐り落ちる≒ゾンビ=バ○オハザード≒カ○コンorア○ブレラの回し者!?
- 133 無名の石 (採点:6)
- ええと、この猫と“すぐにお別れになる”のは、名雪がアレルギ体質だから、ということですよね? それともすぐに死んでしまうことが分かっていたのか。それが話の伏線になるのかな、と気になって集中できませんでした。
話の出来自体は良くも悪くも普通といった感じ。起伏が少ないのでマッタリと読むには良いかもしれません。
- 136 君を想う気持ち (採点:3)
- 似非熱血青春物語<恋愛編>。ただしバカばっか。
名雪を書く場合は天然ボケと偽善者の境界線は常に意識しておかないと、物凄い勢いで嫌なヤツになってしまうと思うのですがどうか。この名雪ならラストのキスシーンで、祐一から見えない位置で「ニヤソ」と笑っているに違いありません。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 恐怖政治を敷く香里に萌え。
勝負の過程と結果(オチ)は面白かったけれども、そのきっかけが“ジャム”というのはいささか使い古されているような気がします。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 地味に良作。香里の存在感がねぇなと思っていたらそういう理由があったんですか。ヘタをすると3人で飯食って話して帰って終わり、となりかねないところをうまくまとめてると思います。
ただ、個人的には最後の4行はいらないかな、と。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:3)
- なんかダラダラと長いなぁと。
というか舞が電波を受信して割腹(?)自殺しましたという印象しか残らないです。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- なんでまたギャグとシリアスをいっしょにしようと思ったのか。
ギャグ―シリアスの間に断絶感があり、読みづらい。また、ギャグ部分では「とりあえず北川殴っとけばいいだろう」という感じがしたし(それ以前にギャグとしては薄い)、シリアスはシリアスで何とも言えない雰囲気が。舞の剣はそれの最たるものだけど、「祭」という多数の人間がいるところで目立つ行動をとることに対するリスク――例えば奇異の視線――などが描かれているとよかったかも。
タイトルまでの二十数行(北川金魚)までは切れ味が良くて好きなんですが。
○ひごあきら さん
- 068 あったかいもの (採点:8)
- ベタベタの少女漫画な展開が良いです。
『恋はいつだって唐突だ』って、こういう話なんでしょうね。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- 私の頭に浮かぶ北×香は、こんな関係でしたので、楽しく読ませてもらいました。
ただ誤字が多かったのと、読むづらかったのとで-1。
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- ありがちなお話だと思いましたが、笑わせてもらいました。
ただ残念だったのは、最後の乱闘シーンが今一つだった事。
ここをもう一工夫して欲しかったです。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:4)
- 全体的に散漫。
同じやるなら、久瀬と名雪の話に絞り、KANON本編にかかるシーンを大幅に削る方がベターじゃないでしょうか。
○ひゅう さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:10)
- 幸せなお話大好きです・・・
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:10)
- ほのぼの感が良いですね!
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:10)
- なぜか名雪が、一番印象に残りました。
- 035 月の向こうに (採点:9)
- 雰囲気がでてますね
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- ・・・・・。
○まーきー さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- うーん、メルヒェンだなぁ(笑) 非常に評価のしづらいSSですね、これ。実際に童話としてありそうなくらいに文章に雰囲気があって、個人的には好きなんですけど……うーん……やっぱり、本編から童話的要素を抽出しただけで、どこにもオリジナリティが見られないので、厳しめの点数を付けさせていただきますね。ただし、繰り返しになりますが、個人的にはこの叙述は嫌いじゃないです。
- 013 その朝 (採点:6)
- 丹念に、精緻によく描かれていると思います。細かな揺らぎについても──やや振幅の幅が大きすぎたきらいはありますが──何気ない朝の風景の中に上手く溶け込ませることが出来ているように感じました。ただやはり、物語として何も発展するものではなかったことが惜しまれます。落ち着いた文章は悪くないのですが、物語そのものにいささか落ち着きすぎてしまった感があるのは、勿体無い気がします。もう少し膨らませて多面的な描き方をして欲しかったな、と個人的には思いました。
- 014 青い春 (採点:6)
- 卒業式、という1シーンを描いた作品。香里と祐一が仲良くなった過程は気になりますが、雰囲気はよく出ていたと思います。かわいそうですが、北川君の一人称という形式も効果的でした。ただSSとしては、「これで終わり?」という印象を持ちました。もっとイベントがあって然るべきかな、と。あと文法的なことは言いたくないのですが、「?。」はあまり一般的ではないと思います。
- 019 雨 (採点:5)
- 子供から大人への階段をゆっくりと上っているあゆの姿は、見ていて微笑ましいですね。こういう些細なことに悩んじゃうからあゆなんですよねえ。欲を言えば、もっと物語に広がりを持たせてほしかったのですけど。あと、情景描写にはまだ不安定なところがありましたが、物語の緩急にはセンスが感じられました。もっと鍛えて統制がとれるようになれば、かなり良くなるのではないか、なんて思いました。
- 021 かしこ (採点:7)
- 美汐らしい文面から、彼女が楽しんで手紙を綴っている姿が想像出来て良かったです。他の女の子たちの近況も、納得できる範囲で穏やか、かつ突飛で、面白かったですし。読み手にしてみると、美汐の言葉を借りて「彼女たちのその後」という物語を読んでいるような気分になりました。追伸のエピソードと原稿のタイトルも美汐らしくて微笑ましかったです。暖かなお話を、ありがとうございました。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- 話に何か起伏があるわけじゃないんですけど、ラブラブな日常の雰囲気がきちんと描かれていたので、読んでて結構幸せでした(*^o^*) でも、やっぱりちょっと物足りなかったかな、と思います。読んでいてストレスを感じなかったために、かえってそう思えてしまったのかもしれませんけど(^^;)
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 真夏の一風景、ということで、何気ないほのぼの感を楽しませていただきました。ただ、オチがないのがちょっと寂しかったです。冒頭がギャグとして良い切り出しだったために、なおのことラストに期待させられたのですが……それが裏切られた気分になってしまいました。これは一読者としての要望です。もう一ひねりください、お願いします(^^;)
- 030 この街の夏 (採点:7)
- なんというか、こう、くうぅ〜〜っと叫びたくなるようなラブですね。いや、かなりシリアス色もあるんですけど(^^) 誤字や文法的におかしな部分はありましたが、浴衣にまつわるエピソードには「巧いなあ」と素直に思いました。お互いの気遣いから生まれた小さなすれ違いについて、大人になって全てを知った時でもあえて触れず、ただ笑い合う二人。うん、良い話でした。
- 038 弱虫が見た花 (採点:6)
- 落ち着いたテキストと、丁寧な心理描写。論理的な思考展開。それらを兼ね備えていながら、読みやすさを失っていない。これだけの力がある作家さんであるならば……出来れば、もう少し話を展開させてほしかったです。ここで終わってしまっては勿体無い。続きが読みたかった。感想は、ただそれに尽きます。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 栞と舞という組み合わせは面白いですね。しかも舞の立場にまた興味を惹かれます。ただその舞の描き方については、ややあっさりしすぎている気がしました。栞だけでなく、彼女に対してももう少しフォローをいれて欲しかった、というのが正直なところです。それ以外については、テキストも落ち着いていて物語に合っているし、総じて好みとする内容でした。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 結局なんだったんだこの話は、とか言いたいことがないわけじゃないけどさゆりん萌えっ(爆) あーもう、笑かせていただいちゃったので、細かな点はうっちゃります。好きなものは好きだからしょうがない。うう、萌えー(笑) なんか、Kanonというより「秋桜の空に」を彷彿とさせますね。ご存知でなかったらすみません。小気味良いジョークの連発が、とことん楽しかったです。「残りの5%は寝ていた」──やけに時間差のあるギャグですねえ(笑)
- 041 涙 (採点:7)
- 表現に手間をかけているのは伝わってきたし、実際一つ一つのセンテンスは凝っていて上手でした。佐祐理と舞のそれぞれの思考=論理展開も筋道立っていて、深く同調出来るものでした。しかしいささか大仰過ぎたために、それらの素晴らしいまでの長所が、やや陰に隠れてしまった。そんな印象があります。なので、同じ内容をもう少し柔らかい言葉で描ければずっと良くなるのではないか、と思いました。……などと言いつつも、最後の佐祐理と舞のやり取りはとっても気に入ってるんですけど(^^;) 舞も佐祐理もいじらしいくらいに前向きで、可愛いです。ああ、なんだか祐一が許せなくなりますねえ(笑)
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- やられました。テキストの小刻みなリズムには当初引っかかったのですが、それは気のせい。慣れてくるともう病みつきでした。しかもよく考えられてるし。ていうか素直に上手いです。上手すぎ。あ、なんか感想まで影響受けて小刻みに(笑) 展開もかなりナイスです。ラストの引きまで。ああもう香里が可愛いったらないっす。萌えた。そして凄い。凄すぎる。上手すぎる。もう絶賛します。脱帽でした。英文はさすがにやりすぎかもしれませんが(笑)
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- わはは、なるほどこう来ますか(笑) 馬鹿だけど、とことん馬鹿だから好きですこういうの。名雪の勘違いを最後まで気付かない香里も○。シリアスからギャグへの転換がすっごくスムーズで、見習いたいなどと思ってしまいました(^^;)
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- ……鳥肌が立ちました。凄え。何気ない話、それゆえに難しいバランス取り。目立たない点だけれども、気付いてみればその平衡感覚は超絶的なのものです。ひとつひとつ挙げていっても仕方ないくらいに、全てが素晴らしかったです。10点をつけていないのは、ただ単に最高点を9で設定しているからに過ぎません。最後の引きまで、脱帽でした。有難うございました。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- わっはっは。と、笑かせていただきました。いやあ、馬鹿ですねぇ、もみちゅーどく。もみちゅーどくって何? いやそんなことは置いておいて。オチに至るまでお約束の連続ですが、それで飽きさせないテンポが良いです。「殺気×6」などはつい吹き出しそうになってしまいました。微妙にドキドキさせる展開も○。初っぱな揉んでいるのが名雪の胸でなかったことだけが、ちょっと残念でしたけど(爆)
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- ほのぼのした名雪の口調にはほっとさせられるものがありますね。彼女らしさがよく出ているお話と思います。非常に素直に書かれたSSなので、少し懐かしい気持ちに浸ることが出来ましたし。ただそれは、裏を返せばありきたりだと言うことです。どこかで読んだような会話、どこかで目にしたようなコンテキスト。出来れば独自性がもっと欲しかった、とそんな風に思います。
- 058 夕凪 (採点:8)
- 「僕」の心情と時間の流れを巧みに織り込んだ情景描写は見事です。読み始めて数行で、脳裏に「僕ら」の遊ぶ光景が鮮烈に蘇り、その時点で既に、この作品を読めて良かったなと思いました。そしてその印象は最後まで裏切られませんでした。一見散逸しかかっているようなテーマは、実は「夕凪」というたった二文字の言葉が収斂させているんですね。その単語のセンスに脱帽です。結晶化されたタイトルも良いし、最後にもう一度持ってくる構成も王道ながら効果的でした。ただ、最終行は現在形でなく過去形のほうが、個人的には余韻が深まって良いような気がしました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 総じて良いお話でした。祐一を囲む暖かい環境が丁寧に描かれていたので、彼にすっとシンクロすることが出来ましたし。時折ふっと真琴についての思索に沈むところも良い感じです。幸せだからこそ馳せることの出来る思い。それが背理的に持つうら寂しさが、暖かな雰囲気と同時によく表現されていたと思います。なお、途中歌が挿入されるところで、少し読みづらさを覚えました。そこでリズムが乱れたのが、残念といえば残念なところでした。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- 恋する乙女というものは──まったくもって困った存在ですねえ(笑) もうちょっと地の文が多いほうが良いとは思いますけど、読み易い文章だったので最後まで楽に読むことが出来ました。気軽に楽しむほのぼのギャグ、というところでしょうか。ただ、ギャグはちょっと滑り気味だったところも(^^;)
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:8)
- 静かに、琴線を爪弾かれた。そんな印象です。じわりと読ませていただきました。逃避行でありながらどこか前向きに思えるのは、ひとえに美汐のスタンスによるところなのでしょうね。照れながら、はにかみながら、自身の結論を祐一に語り強くあって欲しいと願う彼女。魅力的です。鈴という小道具の使い方も良かったし、あっさりとした奇跡の所在の描き方も良い。独特のリズムを持つテキストも段々と味が出てくるようになります。特に、最後で美汐が「みっともない顔」を見せるところは、素直に上手いな、と思いました。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 緩急、上手ですね〜。と、いいようにコントロールされてしまった単純な読者がここにいます(笑) 冷静になって考えてみると、典型的な「できちゃった騒動」だし、オチだって予想範囲内だというのに。なのに、なんかえらく面白かったです。これはやはり、文章の上手さ、とりわけ緩急のつけ方ゆえでしょうか。あと、美汐さんが可愛いことも大きかったかな。うん、面白かったです。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:6)
- い、勢いに呑まれてしまった……。ランダムボタンを使っていたので、ページ開いた途端、いきなり栞のとんでもないモノローグが画面一杯に広がって……なんというか、かなりびびりました(^^;) とはいえ、さすがにこれは台詞に頼りすぎだと思います。何が起こっているのか台詞だけで判断するには難しい個所がいくつかあったので、最低限の描写は入れてほしいところでした。いやホント勢いは買うんですけど(^^;)
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- うーん、ノリは悪くないのですけど、ちょっと佐祐理さんの「あははーっ」が多すぎたかな、と。それと、最初でオチにある程度予想がついてしまうので、どんでん返しとまではいかなくても、何か捻りを加えた方が良かったと思います。でも、いいなぁSPEED12(^^;)
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- 場面展開がぶつ切りすぎるところが少し気になったのですが、いつしか読み入ってしまったのだから仕方ありません。結構ドキドキしたりするシーンもあって、全体的に楽しませていただきました。コメディとシリアスを交互に挿入する方式は、難しいだけあって威力もありますね。ただ、最初の方のコメディのノリにはついていけない部分がありました。ノリを重視するがゆえに、栞と香里の会話があまり彼女たちらしくなくなっていた感じがします。
- 078 blessing (採点:7)
- 面白かったです。とても、面白かった。香里の思索は、かつて自分も似たようなことを考えた経験があったせいか、物凄いリアリティと共に胸中に染み入りました。乖離する自分と同一化する自分。その狭間にいた彼女がたどり着いた結論が「根拠なんてなくてもいい。それだけでこの世界を生きていけるから」というものであったことを、素直に嬉しいと思いました。ただ、やはりこのお話は20Kでは短すぎたのかもしれません。というのも、思索パートが全体に占める比率が高すぎたためだと思うのですが、香里と栞の会話が書き込み不足であるように感じてしまったのです。香里が心中を語り始める個所。それと、栞が涙を流す個所。この二箇所に唐突な印象がありました。それだけが、やや惜しかったな、と思いました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 最後、狐が近寄ってくるシーンは、読んでいて嬉しくて仕方がなかったです。途中まで、このお話にどう決着をつけるのかがわからなくて人様のSSながら心配していたのですが、ここでぽんと膝を打ちました。なるほど、こう仮託しますか、と。これが真琴シナリオに深みを与えるエピソードとなっている点が、やはり素晴らしいです。叙情的なテキストも雰囲気作りに一役買っているし、とにかく読めて良かった、という思いが一番にあります。最後まで、じっくりと堪能させていただきました。
- 082 いつか、またあの海に (採点:5)
- 夏の日に、自転車で海岸沿いを走る二人。陽光が海面で反射し、潮の匂いが風に運ばれて鼻腔をくすぐってくる。そんな情景は、やっぱり読んでいて気持ちの良いものですね。祐一とあゆというカップリングも、素直であり、かつ、ベストである気がします。このお話を書いている時、作者さんの中には確たるイメージが出来上がっていたのでしょうね。読み進めているうちに自然に脳裏に情景が浮かんできたのは、作者さんのそうしたイメージを、自分が共有することが出来たからかな、なんて思います。ただ──文章には、まだまだ荒さが目立ちます。誤字脱字、あと日本語そのものの使い方がおかしい箇所がいくつか見られました。あと、素直なのも良いのですが、ちょっと素直過ぎて物語が短調だったかな、と。
- 083 偽りの伝承 (採点:5)
- ちょっと展開が平坦すぎたかもしれません。そのために、読後の印象が薄くなってしまいました。内容は理解したのですが、心に残るものがない、というか。個人的には、伝承というものにスポットをあてつつもそれだけを起点とせずに、もっと登場人物たちを掘り込んだ話が展開されると良かったのかも、なんて思いました。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- うーん、物語を楽しむ前に、文章の持つ空気に弾かれてしまったような印象です。描写力はあると思うのですが、テキストが不安定すぎたために最初から最後まで混乱しっぱなしとなってしまったんです。綺麗な文の合間に唐突にくだけた地の文が入り込んで来たり、人称が不自然に変わったり……。その辺りの違和感に引きずられてしまった結果、美汐の心境に思いを馳せる余裕が生まれませんでした。少しのコントロールで凄く、物凄く良くなる話だと思うし、文章的センスはあると思ったのですが、今回はいま一歩……といった感じです。裏を返せば、次回作は凄く良いものになるんじゃないか、という予感を抱いてしまってるってことですけど(^^;)
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- ネタの据えどころは好きです。ただ引用するだけでなく、最後の段落でしっかりと繋がりを持たせているところも好感が持てます。彼らは共に、互いを愛するために生きていた──なんて、浪漫を感じちゃいますよね(*^o^*) しかし、お話が義仲の話題に終始していたために、全体の印象が平坦なものになってしまっている点は、どうにも勿体無く思えてしまいます。このお話から、もっと別のエピソードに発展させることが出来ていれば、格段に面白くなったんじゃないかな、と思いました。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- しみじみと読み入ってしまいました。冒頭の「雪降る街の〜」の段落がきちんとリズムを持っていて、口に出してみたのが僕の敗因かもしれませんね。いや、勝負じゃないですけど(笑) 天使の人形が姿を持ってあゆに示唆するというアイデアも良いです。なんとなく、あゆが出てくる童話、という感覚で懐かしい気持ちになったりしてました。ただ、物語が人形の願いの話に終始してしまったのがやや残念でした。プレストーリーの位置付けだからエピソードを挟みにくいでしょうけど、もう少し膨らませてほしかったな、というのが素直なところです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 肝心のシーンが省略されていて哀しうぐう。……恥知らずな感想でごめんなさい(爆) ほのぼのした所謂「普通の日常」が丁寧に描かれていて、読んでて楽しかったです。やっぱりラブコメはこっぱずかしいくらいのがいいですねぇ〜。お約束続きではあったのですが、そのぶん安心して最後まで楽しませていただきました。でも出来ればやっぱり肝心のシーンが(略) あと、秋子さんの手紙の文言「乳繰り合う」もナイスでしたー(笑)
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- いや、面白かったです。不条理石橋ギャグ。ていうかこのお話、タイトルが一番最初に決まりませんでした?(笑) 文章は非常に落ち着いていて丁寧でしたが、それがまた石橋の性格設定と合っていた気がします。正気の彼がだんだんと追い詰められ、壊れていく過程(と書くとダークみたいですけど)が巧く描かれていてついついのめりこんでしまいました。不条理なりに終盤で理由を一つ添えた点も、かなり好感が持てました。巧いな、と。楽しかったな、と。そう素直に思うことの出来る良作です。
- 100 今度までには (採点:9)
- あー、面白かったー(^^) 美汐が可愛くて、真琴がおしゃまで、祐一が中途半端にキザで(笑)楽しかったです。流れるような文章と合わせて、最後までストレスなく読みきることが出来ましたし。というか文章上手くて羨ましいっす。ところどころで小さな洒落を利かせてるところも良し。ああラブコメだなと、そう思ってただ頬が緩むような、そんな幸せに浸ることが出来ました。やっぱり美汐たん萌えー(笑)
- 101 Little Seedling (採点:5)
- ほのぼのとした優しさが溢れていて、素直に読むことが出来ました。ただ、最後までありきたりな展開で終わってしまったのが残念です。小さな芽生えについて、もう一つ捻りを加えて深みを増すことが出来れば、このお話はかなり良くなるのではないか、と思いました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- うぐう、文章上手で羨ましいです。こんな風に書けるようになりたいです(^^;) と、私的なやっかみは置いておいて──面白かったです。お話の筋そのものはありふれたものではあるのですが、センスに溢れた端々の描写と読み易さが、この作品を良質のSSに仕立て上げていると思います。なんたって香里が等身大で可愛いですし。「彼の暖かさは確かにそこにあって、私は安心する。」──なんて下りなんか、くうーって感じです(笑) あとは、そうですね……冒頭の背理法に絡めた展開があれば、もっと良かったかな、なんて個人的には思いました。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- なるほど、プレゼントはあの時計かぁ、と妙に納得してしまいました。再会時に二時間遅れた理由とか、きちんと本編に合うように描かれていて、非常に好感が持てました。なんたって名雪が可愛いですし*(^o^)* 難点は、名雪の言動に時々らしからぬものが混ざっていたことでしょうか。なんか、Kanonの他のキャラが混じっているような。とはいえ、総じて楽しませていただいたことは間違いありませんけどね(^^;)
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 途中までは、本当に凄く良かったです。冒頭から密度の濃い文章に引きずり込まれるように読み進めることが出来たし、心理描写も会話の駆け引きも好みとするところでした。美汐と真琴が仲直りするシーンもとても上手に描けていたと思いますし、淡い感動すら覚えました。しかし、問題は最後です。……どうして、祐一と名雪の再会のシーンをなぞる必要があったのでしょうか? 脇役としてしか出ていない名雪を、あの場で読者に想起させる意味は、何かあったのでしょうか? それまでの流れが良かっただけに、この点にどうにも引っかかりを覚えてしまったのです。そこが、勿体無かったな、と。あと、最後は少年の名前を出さないほうが良かったような気が個人的にはしました。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- 香里がキスするシーンは、心情描写・情景描写ともに凄く良かったです。というかここだけ見違えたように上手です。逆に言うとそれまでは、どこかこなれない、淡々とした話が進んでいた(夜話の雰囲気を重視したのでしょうが)だけ、という印象でした。冒頭のシーンなどはもう少し文量を削って、他の箇所に充てた方が物語に深みが増したのではないでしょうか。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- 丁寧に登場人物の心情を追っていこうとする姿勢には好感が持てました。「ああ、香里と栞が好きな人が書いたんだな」、と読み手に思わせることは、必ずしも簡単ではありません。その点については、このお話は成功していると思います。ただ──香里が祐一にキスするくだりは唐突すぎたように思います。これは、それまで香里の祐一に対する感情について殆ど触れていなかったことが原因だと思います。また、場面転換の説明が不充分だったため、混乱する箇所がありました(具体的には過去への回想のところです)
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:5)
- うーむ、ちょっとだらだら進行しすぎではないかな、と。このまったりとしたペースに慣れることが出来れば全然印象が違ってくるのでしょうが、残念ながら僕はそこまで辿り着きませんでした。文書のテンポは良いし、各キャラの特徴が出てるだけに、少し勿体無い気がします。などと言いつつ、ジャムを見た時の皆の反応はそれぞれ面白かったんですけどね、リストカットはやばいけど(^^;) あと、カレーヨーグルトの味が気になります(笑)
- 113 Flying (採点:6)
- うーん、丁寧に書かれているんですけど……何と言うか、Kanon本編のクライマックスだけを見させられた気分でした。で、なんでそう感じたのかな、と考えてみようと思いました。考えました。序盤にいきなり名雪が事故に遭うという設定に馴染めなかったからそう感じたのかな、とも思ったんですけど、それも違いました。で、結論ですが、どうやら文章が大仰に過ぎるように思えたことが原因みたいです。たとえば鳥の比喩ですが、ちょっと直裁的すぎかな、と(変な日本語ですね/汗)。ただ「これはシリアスなんだー!」と講演者に力説されても、観客はそれだけでは話にノれませんよね。SSも同じ事で、もう少しオブラートに包んだ物語展開をしてくれる方が、スマートだし、個人的にも好みです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:9)
- あー、面白かったー。車窓に映る赤い流れ星、それを背景にしての姉妹の別れ。本当の別れ。それは切なくて、でも不思議なくらいに清清しい。銀河鉄道という題材が、物語にそんな鮮やかさを与えています。情景が目に浮かぶようでした。また、最後まできちんとお話を完結させている点も良かったです。北川君が目覚めてからの展開は読んでいて嬉しくてしかたなかったです。どうも、有難うございました。
- 119 『Nurse call』 (採点:6)
- よく練り込まれた作品でした。伏線の張り方と人物配置がよく考えられていたため、感心させられながら読んでいました。またテキストについては、最初は固さにやや抵抗を感じたのですが(無理にシリアス色を強めようとされていたのでしょうか?)、だんだんとこなれていった印象があります。そのため途中からは引きこまれるようにして最後まで読み進めることが出来ました。ただ、場面切り替えにいささか違和感があったのが、残念と言えば残念なところです。20K制限では難しいところだとは思いますけど(^^;)
- 120 息抜き (採点:7)
- くそう、最後になるまで『その人』が何なのかわからなかったー(^^;) なんか、タイトルが全てを物語ってますね。まさに息抜き。コンペでたくさんのSSを読んでる人にとっても(笑) でもちゃんと名雪のエピソードに繋げる辺りは凄く好感が持てました。各キャラの気付く順番とかもよく考えられているし。うん、面白かったです。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 三人の他愛無くも微笑ましいやり取りが、次々と脳裏に浮かんできて、読んでいるこちらも心地良い空気に存分に浸ることが出来ました。まさに、楽園だと思います。いや、「らくえん。」なのかな。平仮名の柔らかさを含めたタイトルが、このお話の雰囲気にとても合っていると思います。特に何が起きているわけでもないけど、ただ三人のやり取りを見ているだけで嬉しくなってしまう。いつまででも読み続けたいと思ってしまう。これは、そんな素敵なお話だと思います。優しい時間をありがとうございました。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 最後、まさかそう来るとは思わなかったーーーっ(笑) 誕生日ネタだということはすぐに見当が付いたので、途中までは結構冷めた目で見てしまっていたのですがー。だんだんと「これ、舞・佐祐理シナリオ? それとも名雪シナリオ?」と悩むようになって、終いには「はっきりしてくれー」と歯がゆく思ってたのですが──最後で大逆転。だまされちまったんじゃあしょうがねえ、ってことで評価が跳ね上がりました。しかし、「恋する乙女達」に秋子さんも入っているのでしょうか?(笑)
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 読みやすいテキストをベースに、順を追って丁寧に展開される物語。あらすじは平凡ながら、稠密な描写がそれを補ってあまりあるものに仕上げてますね。屋上での香里と祐一の会話はストレートすぎたし、高校生らしくないとも思いましたが、その他は総じて良かったです。細かな内面描写とそれに伴うキャラクタの所作が的確で、頭に彼女たちの姿を思い浮かべて楽しみながら読むことが出来ました。何より、わかりあえないところがある、というところまでわかりあった姉妹の関係が温かくて素敵です。うん、面白かったです。
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- 一つ一つ着実に、背中から追いつめられていく香里。その遥か後方で、祐一はとっくに置き去りにされてしまっている。おそらくは自分でも気付かないうちに。その両者の立ち位置の相違からくるすれ違いが、怖いくらいのテンションで描かれていて、知らず読み入ってしまいました。有り得ない展開ではないだけに、緊迫感もひとしおです。香里は祐一に比べ、鋭すぎるんでしょうね。まるで全身の薄皮を剥いだあとみたいに。その一方で、鈍い祐一は道化を演じるしかなくなっている。ラスト、火のような激情をさらけ出す香里と、放り出されるような寂寥感に陥った祐一とのコントラストは、見事でした。
- 126 多角関係 (採点:8)
- とことんお馬鹿な勢いに、最後までやられっぱなしでした。好きです、こういうノリ(笑) さゆりさんの叫び方も笑ったし、困ったことに「不治子ちゃん」がモロにツボに入ってしまいました。なぜでしょう、ツボに入ってしまったことがどこか情けなくもあるのですが(笑) あーでも、ホント笑いましたねえ。「ひとづまああ(略)」のところは、つい「あ」の数を数えてしまいましたし。作者さん、ここ数えました?(笑)
- 127 魔物の住む学校 (採点:8)
- テンポいいですねー、羨ましい。小気味よいテキストがぐいぐい引っ張ってくれたおかげで、猛スピードで最後まで読みきることが出来ました。長さがまるで気にならない。うん、面白かったです。場面場面に見せ場もあるし、4人が高校生らしさを失わないところでそれぞれに格好良いし(これを表現するのって凄く難しいと思うんですよ)、素直に楽しかったです。これで舞についてもう少しフォローが強かったら、個人的にはもっと良かったかな、なんて思いました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- お話自体はかなり好きです。読後の印象を思い返せば、素直に、「面白かった」でした。北川君と香里の思考の流れが論理的にきちんと追いかけられていたせいか、最後のP.S.のエピソードがとても微笑ましく思えましたし。ただ、誤字脱字があまりに多く、また、日本語としておかしな点もあまりにも多かったために、評価はどうしても下がらざるを得ませんでした。もったいない。それが一番の感想です。あと、タイトル前の段落がいささか冗長に過ぎた感じがしました。
- 129 いつもそばにいる (採点:6)
- 非常に丁寧に書かれていて好感が持てました。美汐と祐一のやりとり、細かな仕草に彼ららしさがよく出ていて、物語に素直に入り込むことが出来ました。しかし、気になるところもあります。それは、ひとつ。テーマを婉曲に語り過ぎではないか、という点です。突然出てきたあゆの名前に顕著なのですが、物語の軸が時折左右にぶれるせいで、読んでいて混乱してしまいました。僕が言うのもなんですが(汗)、もう少しわかりやすく明快な展開を心がけてみるのも良いのではないでしょうか。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- ちゃんちゃんちゃらららちゃんちゃんちゃん〜♪ おあとが宜しいようでー(笑) いやもう、何がどうとかいちいち言うのも馬鹿らしいくらいお馬鹿な話ですが(注:褒めてます)、とにかく面白かったですーっ(^^) 三国志からなにからネタが全部わかってしまう自分にショックを受けつつも。3問目が解けなかった自分にショックを受けつつも。「多分解けた人はいないだろう」という文を読んで、「あ、これそんなに難しい問題なんだ、じゃあ自分が解けなくても不思議はないんだ」とほっとしつつも(^^;) しっかしこれ、とことん人を食ったSSですねえ(注:褒めてますその2) 読み易いしギャグも笑えたし、文句なし、なSSでした。……続きを望むのもナンですしね(笑)
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:5)
- ちょっと話の筋が散漫すぎたかな、という印象です。シリアスとギャグ(ないしほのぼの)の起伏があるのは良いんですけど、文量のバランスがいま一つだったせいか、転換時に違和感を覚えてしまいました。そしてそれが、「今どんな話が進んでいるのかわからない」状態に僕を導いてしまったようです。最後のモニカ女史の言葉で作者さんが言いたいことというのがおぼろげにわかったのですが、その全体像を掴むには再読が必要となりました。物語の流れをもう少し意識して、舵取りが上手く出来れば、このお話はぐっと良くなる、とそんな風に思いました。……厳しいことばかり書いてしまったようですが、叙述はとても丁寧で好感が持てるものでした。シリアスパートの情景の書き込み方も良かったと思います。
- 135 夏に始まる物語 (採点:8)
- ラストの2文は好きです。もう凄く好き。文章も安定しているし、祐一サイドと名雪サイドの雰囲気の差別化も上手い。キャラの配置もよく考えられていて、ぐいぐいと引っ張られるように読み進めることが出来ました。主軸となるテーマに向かって突き進んでいく展開は読んでいて爽快ですらありました。ただ、気になった点もあります。それは、やはりこの内容にこの文量は少なすぎたのではないか、ということです。前半から中盤にかけてじっくりと固めた厚い土壌が、祐一が森へ向かうくだりから急に薄っぺらくなってしまった感があります。つまりは、急ぎすぎてしまったかな、と。その点が唯一、惜しまれました。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 全体に、良い感じです。最後の段落も、ちょっとそれまでの流れとは合っていないような感はありましたが、物語の締めとしては悪くなかったです。というか好きです、こういうセンスとセンテンス。何でもない日常の描き方もいいし、祐一と香里のやり取りもいい。何より、「栞を中心に回っている」三人の関係がものすごく素敵でした。読んでいて、ふわふわした気分に浸ることが出来たのが嬉しかったです。ただ、あえて苦言を呈すならば、特に前半において説明がくどかったかな、と。一つ一つの事象に対する理由付けはもちろん必要ですが、それを全て書く必要はなかったかな、と思います。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:5)
- 発想が面白くて楽しめました。冒頭から少しずつ空気を引き絞っていくような話運びもとても好みです。特にあゆが登場するタイミングが良かったですね。ここで北川君に秘められた謎についてピンときて、なるほど、と膝を打ちました。あとは会話に頼りすぎず、もう少し地の文を多くすると、お話に説得力が増して更に良くなるんじゃないかなと思いました。
○まちゃる さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 病院ってことは、栞かあゆ?でも妖狐は真琴だし……。
ダメだ、正直、意味が分からないです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- うーん……一言で言うと微妙、です。
ギャグって笑えないと対応に困るからなぁ…。
- 003 Last regret (採点:5)
- 願っても良いんです。
なんか読み終えてそう言っちゃいそうな気持ちになりました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- このSSで伝えたいことは分かるんですが、少々物足りない気もしました。
……贅沢?
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- なんというか、『北川が栞シナリオに入って両思いになったけど栞が……』っていう、本編からしてアナザーな設定を使っている分、北川の方はもう少し肉詰めが欲しかったと思います。
正直祐一はともかく北川の辛さとその思いがどうにも薄味にしか伝わってきません。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- うぬ、あゆが可愛い。でも致命的に文章全体のバランスが変な気が…
- 008 また明日 (採点:7)
- うぅん、ほんわか。
好きだなぁ、こゆの。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- 救いが無い……のはいいにしても、文章全体、特に終わり方が淡泊すぎると思います。
ダークならダークでもっと悲愴的な感じが欲しかったです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- みっしー可愛いぃー。
別に美汐じゃなくても話が成り立つのが惜しいですが。
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- い、いくらなんでもこれは舞じゃない気が(汗)
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- 名雪が可愛えーのぅ。
こういう「ザ・ほのぼの」って感じの作品は好きです。
- 013 その朝 (採点:5)
- えと、真琴が帰って、きた……のかな?
ラストちょっとよく分かりません。俺の理解力が足りないだけかもしれませんが。
それ以外はいい感じです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 最初の祐一見て正直「情けねー」と思いましたが、読んでいくとこんな祐一もいいかもと思ってしまいました。
この簡潔さでALLキャラがちゃんと出ていい感じなアクセントを加えてるのもステキです。
- 017 『とも』 (採点:6)
- うーん、なんというか、爽やか。
なんかわざとらしいほどに北川を情けなく見せようとしたり格好良く見せようとするSSが業界に多くなって来た中で、こういう『等身大』な北川君に素直に好感を覚えます。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- メルヘンー。
最後がちょっと…な気もしたけど、いいなぁ。
- 019 雨 (採点:9)
- だああぁぁぁぁぁ。
あゆが可愛いいいいいぃぃぃぃぃーーーーー。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 好きですけど全体的に駆け足すぎる気もします。
中篇で見てみたかったな……。
- 021 かしこ (採点:7)
- 何げに異色ですね。
個人的には好きです。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- えぇ?どうなったのさ栞!?(汗)
- 024 月 影 (採点:7)
- 文章はとても素敵だと思います。
自分に理解力が無いせいなのか、結局何が言いたいのかよく分からなかったのが気にかかりますけど。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- もうちょっと長かったらもっと良くなっただろうなぁ……。
中途半端な状態なのがちょっと、と思います。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- ストレートな感じです。
なんかラスト辺り祐一ナヨナヨしてる気もするけど。
「うん。いいよ。」……こんなキャラだったかお前?
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- 真琴の名前の由来は祐一の初恋の人のはずですが……(汗)
嫌いじゃないんですけど。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:9)
- これぞまさにほのラブ!
見てるこっちがほにゃ〜となってしまうくらいのこのノリがすごくいいです。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:4)
- 長編の差し掛かりならいいんですけど、これ一つを短編で評価するのって難しいような(汗)
っていうか、正直続き読みたい(笑)
- 034 アーティスト (採点:6)
- 爽やかー。いいなぁ。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- ああもぅ、可愛いなぁ佐祐理さん。
ちょっと無理ありすぎだけど気にしなーい!
- 041 涙 (採点:10)
- 文句なしです。
佐祐理さんの傷、舞の優しさ。
それを表現できる文章力がもぅ本当にすごいと思います。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 個人的には北×香派ではあるんですが、この香里、可愛くて仕方ないです。
軽快な文章も印象的で、こんな乙女チックな展開をこんなに簡単に読ませられるんだなぁと唸ってしまいました。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:4)
- あー。
名雪さん、ご愁傷様…(汗)
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- ザ・ほのぼの。
こゆの大好きです。
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- なんか今回は香里がらみで良作(俺判断)が多いなぁ。
香里の一人称で別に誰かとラブラブしてるわけじゃないのに(祐一とイチャついてるけど)これだけ香里が可愛く見えてしまうのは驚嘆です、ホント。
確かに祐一はいい思いしすぎ(笑)
香里は祐一を君呼ばわりしないだろうとも思いましたが、まぁ些細なことです。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 心が和みます。
……北川、とばっちりだけど(苦笑)
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- おおぅ、そんな設定が……!
設定勝ちです。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:8)
- 『・・・それは、幸せな日常のひとコマ。』
そうなんですよね。
やっぱりほのぼのの原点ってそこにあると思います、ホント。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:8)
- ああもぅ、むず痒い!!(苦笑)
- 058 夕凪 (採点:8)
- 詩的ですねぇ。
でも、多分舞&祐一の話だと思うんですが……会ったの、冬じゃなかったでしたっけ?
記憶違いならごめんなさい。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:4)
- 正直誰がメインなのか良く分からなかったです……。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- 「別れ際に笑った天野の顔は、少しだけみっともなかった。」
……この言葉に負けました。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- もぅなんというか、祐一って凄いなぁ、みたいな(笑)
最高でした。ただただ感服。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- 結構思い場面でサラッとでてくるギャグがお気に入りです。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- なんか珍しいクールな北川君ですね。
ちょっと青臭すぎるきもするけど……嫌いではないです。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:10)
- すげー……。
文章的にちょっと読みにくいですけど伝えたいことがビシバシ伝わってきます。
- 088 don't need no reason why (採点:6)
- あぁ、良かったのに……終わり方がすごく中途半端なのがホント惜しいです。
- 100 今度までには (採点:10)
- みっしー最高みっしー最上。
切なげで微笑ましい文面が大好きです
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- この設定、大好きです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:8)
- かなり良かった、と思います。
銀河鉄道を使ったところはファンタジックだったし、ちょっとかたい感じのする文章もピッタリでした。
最後の7行のがちょっと蛇足感否めなくて残念です。
最後にほのぼのを入れてハッピーエンドを強調したかったというのは分かるんですが……。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 凄かったです。思わず呑まれてしまいました。
しかし、これは果たしてKanonSSなんでしょうか……(冷汗)
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- 一般の観点と完全に男女逆(笑)
まぁ、それもこの二人らしいと思います。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- ギャハハハハ(笑)
邪道と思いながらも信じられない発想と文章に思わず10点。
素晴らしくはないけど凄いSS。
ただ断言してもいい。このSS書いたのは、頭の良いバカだ。間違いなく。
○やまた さん
- 122 “らくえん。” (採点:10)
- 言葉を多く費やすことだけが表現を広げるものではないのだと、思い知らされる。
『会話』は、こんなにも世界を広げてくれるものなのだと、改めて認めさせられる。
凄い、とためいきをついてしまいました。そして「はぁ」と、にやけてしまいました。
この作品が好きです。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:10)
- いや、素敵でした。香里と北川のおかしな、でもしっくりとくる関係に、祐一と北川の気の置けない友人関係。両方ともに素敵でした。
それと祐一と北川の会話だけという状況にも関わらず、二人が楽しそうに喋っている情景、それに回想としての香里の姿が簡単に浮かんでくる文章には感服しました。読めて良かったと心から思える作品でした。感謝。
ただ、惜しむらくは誤字が幾つか目立ったこと。それだけが残念でした。
○やまね さん
- 003 Last regret (採点:6)
- 最後の一行に心を打たれました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- 雰囲気は悪くないと思う。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- 全体に書き込みが薄すぎる。
名雪の悲しみはもっと重く書いたほうが伝わりやすい。
秋子さんの説明台詞もいらない。口調もおかしい。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞ってこんなに饒舌だったっけ?
- 024 月 影 (採点:5)
- 最後の雰囲気は好き。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- これは素直に短編連作にしたほうがよかったと思う。
あゆ、まこと、なゆきとのバトルを見てみたい。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- 放送室である必然的な理由が感じられない。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 本編で語られなかったシーンを詳細に描いた良作だと思います。
最後のヒキがかっこいい。
- 039 『Wait』 (採点:2)
- ちゃんと本編読んでる?
- 044 ふゆのひかなた (採点:5)
- いい雰囲気!
- 046 『安らげる場所』 (採点:6)
- 着想がいいと思います。
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- 面白い!文書のリズムもいい!
- 063 ドッキリなbirthday (採点:6)
- ありきたりのテーマだけど、うまいと思います。
登場人物を、祐一+真琴、名雪+秋子、その後全員集合となってて
きれいにまとまっていると思いました。
祐一、真琴の漫才も面白いですね。
- 075 記念日 (採点:1)
- 今更ジャムは勘弁してください。
- 082 いつか、またあの海に (採点:2)
- 7年前を思い出すシーンが唐突。
- 092 デエトの日 (採点:2)
- その程度で気絶しないで・・・・・・。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- よかった。
○ゆーえむ さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- まさかトップの作品がこういった作品だとは思いませんでした。個人的には好きな雰囲気なのですが、この手の単語の積み重ねは、ある程度の『溜め』がないと「ただ単語を連ねているだけ」という感じがしてしまいます。設定も少しわかりにくいと言うか……あゆの願いに反応して妖孤たちが奇跡を起こしていた、ということなのでしょうか?
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- ゴスロリ、私はわりと好きなんですけど……気持ち悪いですか、あれ? それはともかく、こんな一発ネタは結構好きです。が、誤字があるのはいただけません。それと高校の授業では哲学は普通やらないのでは。
- 003 Last regret (採点:1)
- 私見ですがタイトルの上部分はセンターをかけた方がいいかと。あゆの奇跡を起こす直前の心情……なのでしょうか? あと、センターがけしてある"Kanon"の意図がちょっとわからなかったです。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- メルヘンと銘打っている以上はきちんとメルヘンで完結させるべきです。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 栞シナリオを進めたのが北川、というライン上にある話ですよね。『栞が死んで辛かったのは、香里だって一緒なのに』とあるように、栞を失った香里がなぜ北川に手を差し伸べることが出来たのか、そのあたりが説明されていないと物足りない気がします。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- なんか祐一が刹那的なんですけど……「あゆの笑顔を見ているほうが楽しいから勉強しなくていいや」って感じがして。女の子一人を守っていくのって多分凄く大変ですよ、少なくとも「合格しなくてもいい」なんていう姿勢の祐一には無理なのでは?
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- 雪ののほほんぶりと、自転車のスピード感にギャップがあってなかなかいい感じです。が、文末の「。」がないのはやはり気になります。
- 008 また明日 (採点:6)
- 確かに栞ってこういう不安を持ってそうですね、いい着眼点だと思います。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 水瀬家の祐一の部屋で首を吊るのは至難の業だと思いますが……掴みは十分ですが、内容がありません。あゆが死んだから祐一も死ぬ、では自殺の理由がカケラも説明されてません。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- ほのぼのしていていい感じです。ですが、この話はカノンである必要性がない気が……どこかに原作を思わせるくだりが欲しかったところです。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- セリフの前にキャラ名を書くのと、文末の「。」がないのが気になりました。卒業式を間近に控えたある一日だとは思うのですが、背景もやや説明不十分。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- むう、名雪が可愛い……萌えました。
- 014 青い春 (採点:3)
- なんで祐一と香里は恋人同士なんでしょうか? 栞も出てこないし……姉の卒業式に栞が来ないわけはないですよね。そのあたり説明不足だったかな、と。
- 015 遅刻 (採点:1)
- 祐一が出て行きたいと思う理由が不明瞭。だいたいイチゴサンデーの値段では一人暮らしなんて到底無理、そもそも祐一が一人暮らし出来るくらいなら最初から水瀬家には行かなかったでしょう。文末に「。」がないのもいただけません。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:3)
- 『佐由理』、誰ですか? 登場人物の名前を間違えるのは最低のミスです。話はわりと好きでしたが、このミスは大きいです。
- 017 『とも』 (採点:4)
- うーん、結局祐一はなんで遅れたんでしょう? まあそれを説明しなくてもチームの結束は揺るがない、というのが話の肝だとは思うのですが。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- もう少し話に溜めが欲しかったです。ちょっと淡々と進みすぎている気がしました。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 『仏教面』、わざと間違えたのでしょうか? 言うまでもないと思いますが正しくは『仏頂面』。冒頭でこのミスは読む気を失わせます。
- 021 かしこ (採点:7)
- ……凄く好きです、この話。しかし北川が出ないのがいただけませんな。
- 022 いつもの二人 (採点:5)
- いくら秋子さんでも名雪の前で明るい家族計画は渡さないでしょう……(苦笑)
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 完全にカノン本編の焼き直し。評価対象外。まさか今になって誕生日の訪れと同時に栞がどうこうなると思っているわけではありませんよね?
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- 「知っている、倉田さんの弟だろう」でがっくり。これ、祐一のせりふですよね。久瀬の言動もちぐはぐな気がします。
- 026 カナブン (採点:4)
- 冒頭の空白にびっくり。しかしある意味ダークですよね、この話……でも確かに美汐の言うとおり、過去と決別することもひとつの強さだと思います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 確かに名雪は暑さに弱そう。とけてる姿が簡単にイメージできました。なんか二人のだらーっとした空気が好きです。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:1)
- なぜ名雪を最初に狙わなかったのだろうか。同居の上に、プロポーションも申し分ない、真っ先に排除対象になりそうなものだが。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 状況があまりに不明瞭。なんで祐一は全員救えるなんて思ったんでしょうか? そもそも救いが必要であることがわかるまでにそれなりの過程があるはずなのですが……
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 祐一って夏に舞台の街を訪れたことありましたっけ? ……まあ、本編で明記されてなくても従妹の家に夏休みに遊びに行くくらいは当たり前か。とりあえずずぶ濡れの二人に萌えたので。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- ちょっと読み難いレイアウトだと思います。地の分で『祐一』と『ゆういち』、『こぎつね』『こギツネ』と話者が変わっていないにもかかわらず、呼び方が変わっていたのに違和感を覚えました。ところで真琴の名前は祐一がこっそり打ち明けた、当時の祐一があこがれていた人からついたんじゃ……
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 続くって……作者さん、なに考えてるんですか? 冗談交じりの「続く」なら納得できますが、こんぺという舞台上本当に完結していない話は評価対象外です。
- 035 月の向こうに (採点:3)
- どういう状況なのでしょうか、これ。アリクイのぬいぐるみを持っていたということは舞の誕生日? 舞なら佐祐理さんと魔物の気配くらいは見分けられると思うのですが……
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- ちょっと栞が帰ってきたことに対して二人の反応が薄すぎるような気がします。
- 039 『Wait』 (採点:4)
- 珍しい組み合わせですね。でも舞って初対面の栞にこうべらべら自分のことをしゃべるキャラじゃないような気が。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- 祐一と佐祐理さんが相思相愛になった経緯が説明されていないのでどうにも話に入りにくかったです。ところで、転入ってそんな簡単に出来るものなのでしょうかね?
- 041 涙 (採点:6)
- ふられたヒロインの心情って、結構斬新ですね。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- ……いや、多くは語るまい。なんか名雪を部屋に連れ込むまではいいけど、一人でベッドに倒れこんで眠ってしまうというイメージが。
- 044 ふゆのひかなた (採点:8)
- タイトルがすべてを物語っていますね、いい話だったと思います。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- うむむむむむ、なんと言うか、コメントしにくい話ですねぇ。ただこれを斉藤と言ってしまうのはちょっとどうかな……と思います。斉藤自体名雪が名前を口にするだけですからどんなキャラでもおかしくはないのですが。
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- 栞、いつ歩けるようになったんでしょうか? 最後ですっと退院してしまったのを見ると、夢であゆに会う前の部分は不要な気が。
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- 細かいことを言うようですがあゆの羽根は確かプラスチックかなにかで出来ていて、ブチブチといった風には抜けないのでは。真琴に尻尾が生えてる理由とか……まあギャグにあんまり細かいツッコミも野暮だとは思いますが。不覚にも最後で笑ってしまいました。
- 049 Transmigration (採点:1)
- 個人的に栞を殺しているのも、生まれた子供に栞と名付けるのも気に食いません。香里が祐一についていく理由も希薄。
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- 秋子さんが約束したのはあゆの母親ですか? 確か二人は親友だという描写がシナリオライターの同人誌にあるそうですが。
- 068 あったかいもの (採点:5)
- なかなかいい話なんですが、ちょっと真琴と北川のキャラが違うような……個人的な違和感をぬぐえなかったので。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- この手の壊れ系は……やはり引きます。最後の最後で良い話に持っていこうとしているのも「なんだかなぁ」って感じですし。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- 冒頭の電話でいきなり「あははー」から始まる佐祐理さんのセリフにげんなり。口癖は言わせればいいというものではないとあれほどあちこちで言われているのに……カッコ内の文末に「。」がついているのも気になります。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- 冒頭のネタ、どこかで見たことがあるような……それより雪だるまに頭を乗せた秘密が気になったりならなかったり。
- 076 流星群 (採点:4)
- 香里は脆い一面もあるのでこんな可能性もあるかな、と。ところで、栞はどうなってしまったのでしょうか?
- 077 まだまだ続く道 (採点:7)
- 秋子さんという一種無敵の人物の死に際を書くのはとても冒険だったと思います。そして、このお話の秋子さんの死に際はとても『秋子さんらしい』ものであったと思いました。個人的には北川と香里がくっついているのが嬉しかったり。でも、栞が死んでるっぽいのは減点ポイント。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- こんなエピソードがあってもいいですね。でも流石に小学生の祐一にはさん付けしないと思います。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- どうも完結してないように思えるんですが……姉の必死のお願いよりもドラマを優先したがる栞にもやや違和感。せっかく北川と香里がくっついているのに、惜しいです。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- 子供が祐一の生まれ変わりだとして、それで栞はどうするつもりなんですか? 実の息子と恋愛します? 心臓移植も……ちょっと。
- 099 Anniversary Days (採点:4)
- バースデイの綴りはbirthdayですね。ラストで間違われるとかなりがくっときます。読後感台無しで。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- 白花屋と百花屋とはまたベタな……平手打ちに「」をつけるのが違和感を感じました。個人的にこういう痛い妄想系のネタ(妄想しているのが誰であれ)は嫌いなんで。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- ギャグにしても少々やりすぎではないでしょうか。ギャグというよりむしろ壊れの域に達している気がします。結局のところ秋子さんがなんで祐一を家出させたのかもわかりませんし。文末に「。」がないのもマイナス。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:3)
- 設定が不明瞭すぎます。なぜ名雪は一人暮らしをしているのか、祐一と香里はつきあっているようだが栞はどうなっているのか、その辺りがきっちり説明されていないと話に入れません。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- 意味なく北川を迫害するのはやめてください。北川がカンニングをして留年したというのはこの話の中でなにか意味を持つのでしょうか? わざわざ全員が制服である必要もない気がしますし……男十人でやけ食いするような大きさのケーキってのもよくわかりません。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- 良い感じの年寄りになりましたね、祐一。ちょっと状況が不明瞭ですが、少女と老祐一の会話を楽しませてもらいました。
- 119 『Nurse call』 (採点:6)
- うーん、良い話なんですけどカノンの色がかなり薄いですね、氷室が中心になってしまっていて。オリキャラを書くならもっと深く書かないと話に入りづらいです。中編向けの話だったのではないでしょうか。
- 120 息抜き (採点:8)
- まさに息抜き、ですね。それぞれの問題がそれぞれらしくて面白かったと思います。ううん、まだ北川の問題が解けない(笑)。……5回目くらいでようやく解けました(笑)。なるほど、ちゃんとヒントを用意してますね。作者さん、偉い&巧い!
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- 私のお気に入りの某SS作家さんのような気がします。外れだったら恥ずかしいので書きませんけど。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 第2ラウンドが見たいです(爆)。『海にやってきた祐一&舞&佐祐理、しかしそこにはどこから情報を聞きつけたのか、水瀬親子の姿が! 最大の伏兵は白ビキニの秋子さん……!?』みたいなノリのヤツが。
- 126 多角関係 (採点:6)
- 笑わせた者勝ち、とでも言いましょうか。笑ってしまった私の負けです。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- 良い雰囲気の話なのですが……いかんせん誤字の多さが気になります。もう少しきっちり推敲してください。中身が私好みだった分より強くそう思いました。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- まさか舞の剣からここまでの話を展開するとは……お見事です。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 歌○十夜を連想してしまったのは私だけでしょうか。素直に面白かったです。
- 137 体育祭血風録 (採点:6)
- ううん、久瀬すら含めた全員がのんびりと会話しているのはいいですね。欲を言えば非三年生のキャラたちにももっと活躍して欲しかったです。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:6)
- なかなか面白い着眼点だと思いますが、どうしても納得出来ない点がひとつ。名雪の「北川くんって、ずっと昔はわたしのお父さんだったんじゃないのかな」というのはどういうことでしょうか? 天使人形だとしたら名雪の誕生とは無関係のような気が。
○ろーらん さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- ごめんなさい〜、理解できませんでした・・・。
全然わからないとゆうわけでもないんですけど、さすがに手抜きじゃないですかぁ?(^^;
なぜ妖狐が五頭なのかさっぱり伝わってないですぅ。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 一発ネタなのにネタが理解できないと1点以外をつけようがないですぅ。
わかる人にはそこそこウケそうだなぁ、という雰囲気は感じるんですけど(^^;
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- なんとゆうか、書き手の世界に入っていけなかったです・・・。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- 朝の登校に自転車を使ってみただけでは、あまり新鮮な感じがしなかったです。
学校が2人乗りの自転車通学を許可するとはとても思えないのですが(交通違反ですし)、
許可が出たとしても2人乗りするよりは走ったほうがよほど楽なような気がしますぅ。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- ネタとして弱いかなぁと思いましたけど、とりわけ不自然な点もなく楽しめました♪
- 021 かしこ (採点:7)
- ラスト1行がちょっと「?」でしたけど、読んでみたくなりますね。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 終わり方が中途半端+Kanon本編を書き直しているだけな感じがするですぅ。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 読まなければよかったなぁ・・・としか(汗
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 名雪と一緒になってこっそり飼う、というのは悪くはなかったんですけど、
キツネの名前はちょっと無理矢理っぽかったですぅ。
とゆうか、本編とは異なるこの展開においては「さわたりまこと」という
名前自体には意味はがないのでは・・・?
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- なぜ「放送室」?、と突っ込む隙を与えないノリの良さはうまいなぁ、と思うんですけど、
中途半端な終わり方で「………続く?」と言われてしまうと困りますぅ(^^;
- 034 アーティスト (採点:9)
- 美坂さんも大変お上手なんですか〜、微妙な感じですね〜(笑)
- 035 月の向こうに (採点:1)
- ダークもの苦手です、加えて佐祐理さん好きなんです・・・とゆうわけでごめんなさい。
途中で展開がまるわかりな感じですが、「魔物と佐祐理さんの区別もつかんのかい!」
と悲しい思いをしながら読み進めてたのですよ〜、しくしく(TT)
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:8)
- 最初に読んだときは3点をつけてたんですけど、自分の評価をざっと眺めてみて
「がんばれ!あゆ!」とゆうタイトルが3点のところにあると、なんともいえない
罪悪感に苛まれてしまう・・・とゆうわけで+5点なのです(ヲ
タイトルだけなら今回の短編部門の中では一番のお気に入りなのですぅ♪
こんぺでの評価とは別に、私が普段気軽に読みたいな〜っていうのは、
こういう感じのSSだったりします。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 佐祐理さんの1人称に違和感がなかったのが佐祐理さんファンとしてはポイント大きいですぅ♪
最後が上手くまとまってなかったように思いますけど、それは言い換えれば続きが読みたいなーってことで(笑)
- 041 涙 (採点:9)
- 佐祐理さん単独告白後じゃなくて、二人で告白後の「佐祐理を悲しませる奴は許さない!」が良かったですぅ♪
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- ストーリーの良し悪し(気に入る気に入らない)以前に、あまりにキャラが別人すぎるですぅ。
斉藤は自由に設定する余地がありますし、久瀬も自由度の高いキャラだとは思いますけど、
久瀬は(名前はなくても(笑))そこそこセリフはあるんですし、口調が全く違うと同じ
キャラとは思えないです・・・。
- 048 もみちゅーどく (採点:1)
- 最初のほうは楽しめたのですが、これだけの文量を「もみ」1つのネタが続くと、引き伸ばしすぎって思っちゃうです。
最後の嫌(^^;なオチではなくて、前半ぷにぷにっとしているうちに、ぷにっとしたオチ(?)で終わってほしかったですぅ。
- 051 待つ女 (採点:9)
- ピザ屋さんは別に北川じゃなくても(無名の人でも)よかったかなー、とも思いましたけど、美汐の狸ぶりが良かったですぅ♪
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:1)
- 魔法の水が出てくる理由とゆうか流れがなくて、突然出てくるのが不自然かなぁと思いました。 あと、漢字が連なっている行は読み飛ばしました(ヲ 高校時代は漢文は得意科目でしたけど・・・その程度の知識では読めそうな気がしなかったですので(^^;
・・・ふと気付いたんですけど、全ての行が改行なしで1行に収まってますね〜。 何行もぎっちり詰まっているよりは読みやすいんですけど、せっかく行頭のインデントをするのなら、ある程度段落毎にまとめたほうが良かったかも、って思いました。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- 大切な話、終了。、の時点でこのSSは期待出来そうだな〜、って思いましたけど、実際かなりよかったです。 美汐の思いこみがちょっと不自然かな、とも思いましたけど、無理があるってほどには感じませんでしたし(^^;
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:8)
- キーとなっている花を知らなかったので−1点ですぅ(^^;
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- なんだか分けがわからないままに面白かったです(笑)
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- 真琴シナリオを秋子さん版にしただけかな〜、と、あまり期待をせずに読みはじめて・・・ジャムネタも微妙に強引な気がしましたけど、全体としては気に入ったほうですぅ。
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- 目覚ましがプレゼントっていう設定が、何の違和感もなく受け入れられるようになってるのが、うまいな〜って思いました♪
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 部分的に笑えるところはあったですけど、こんぺに出す作品としては全く流れのない壊れモノとゆうのは辛いかなぁ・・・と思ったですぅ。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- うまくまとまっていて個人的にかなり上位なんですけど・・・微妙にかのんSSっぽくないかなぁ、と。
- 120 息抜き (採点:7)
- 逆さにして小数点をつけて「O、Ol」かと思ったんですけど、その手がありましたね〜。
哺乳類のほうは最初に○×が浮かんで、それ以外は思いつきませんでした・・・頭堅いなぁ(^^;
とゆう感じで楽しめたですぅ♪
- 123 想い、あなたに (採点:9)
- 伏字はあまり好きじゃないんですけどバルサンは好きかも(笑) 意外性は少なかったですけど、こういう雰囲気のSSは好きです〜♪
- 124 No More Dying Then (採点:9)
- とりあえず3桁は丸暗記してます(ヲ 祐一の語りが本編の祐一を超えてるのに違和感を感じましたけど・・・内容はよかったですぅ♪
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- 中途半端なPSは個人的にマイナス要素だったかも・・・そこまでが十分上手かっただけに(^^;
- 136 君を想う気持ち (採点:9)
- 祐一の落ち込み方を素直に笑えて楽しかったですぅ〜♪
- 137 体育祭血風録 (採点:9)
- オチが微妙にパワー不足かなぁとも思いましたけど、私はこういうお話が一番好みなので十分楽しめました♪ 前回のこんぺ上位の栞SSと雰囲気が似てるですね〜。
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- 『解なし』が祐一らしくて笑えました〜。 学生に戻れることがあれば使ってみたい技ですね(笑)
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- 「いいおはなし」なつもりだとは思うんですけど、雰囲気が外してる感じがしたですぅ。
とゆうか、ちょっと展開に無理があるのかも・・・(^^;;;
○わっしも さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 詩的な表現をすることによって行間を読みとってもらいたいのでしょうが、余りにも薄っぺらです。単語そのものの意味・イメージに頼り過ぎで、全く「情景」描写になってません。妖孤が五頭なのはなにか含みたいんですか? ならば読み手に努力を全て負わせるんじゃなくて、貴方自身も努力しましょう
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- まあ、一発ギャグなんでしょう。可もなく不可もなく。
- 003 Last regret (採点:4)
- もっと深く、作者さんの考えも絡めて書いてくれたほうがいいなあ。この作品と同じことはKanon本編からみんな想像すると思うので、ここからどう書くか、かと。「ボクの幸せ」を諦める過程や、祐一の幸せを願うあゆの心情を深く。そして、そのときにあゆは幸せなのか否か、どうしてそうなのか。あゆや作者や読者が納得できるのかを考えて書いてもらえれば。文章の雰囲気自体は好きですよ。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- 改行に意味はあるのでしょうか? 視覚的効果がなければ成り立たないのであれば、文章として問題あり。SSとしては許容されるでしょうが、いいもの書きたいのであればそれだけに頼らないように。内容もKanon本編から突っ込んだところが何もないので……爆発四散したあゆの粉雪が、どのように二人を、そして町の人々を幸せにしたのかの描写が欲しいところです。ほんのちょっとしたものでいいですから
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- この内容を書きたいのなら、短絡的に結論を書いて終わりにするのではなく、その結論に持っていくまでの過程を描くようにしてください。誰もが考えること、感じることをそのまま書きだせば共感が得られるなら、極端にいえば小学生の作文でもいいわけです。読んでる人達が応援したくなる・励ましたくなる・そりゃあんまりだろうと作者を殴りたくなる、そういった悩み・苦しみを描写しなければ、キャラクターが薄っぺらです。Kanon本編の共通認識におんぶにだっこされることに甘えずに、がんばられてください。
おそらく作者さんの表現したいこと、そして北川と祐一の公園での対談という場面を選択したこと。そこは私好みなので、ちょっと辛口に書いてしまいました。……向上心のある方だと思うので。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- この内容を、たったこれだけの文量で済まそうというのに無理があります。まずはじっくりゆっくり、何故貴方がこういった作品を書きたかったのか、自己分析してみてください。きっと色々書きたいことがあふれ出てくるはずです。それを順序だてて、読者を意識して、説明しようとしてください。伝えたいことが多すぎるなら、一つ一つ切り離して伝えやすい話を考えてみてください。「SSを書く」という行為自体に焦らずに、ご自分の考えを整理していけばよいと思います。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:2)
- Kanonキャラには萌えてないんで……萌えてる人はこれで喜ぶかもしれないが、私には無理で、語尾の伸びやひらがなの比率が多いのはキャラの特徴と雰囲気作りのためだろうから気にならないが、似たような台詞が繰り返され場面が動かないのは私とは勘弁して欲しく、しかしそれが萌えている人にはいいものかも知れず……萌えを除いた点数をつけておきます。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- ……多すぎます。「……」が多すぎます。あと、描写がやっぱり足んない……。ストーリー自体は(悪く言ってしまうと)平凡なので……。それを補うためには描写をしっかりやって……心理描写もやって……読者の共感を得るようにしなけりゃならないんじゃないかな……。それと……栞の文が「ですます」調で読者に語りかける形なので……逆に祐一の文は読者を徹底無視したものにしたら……面白かった、かも……。
- 021 かしこ (採点:6)
- こういう話は好きです。しかしどうせなら手紙の中にキャラの台詞をそのまま書かせるのではなく、その台詞を美汐の言葉に直して、あくまで手紙として表現してもらいたかったです。まあどちらがいいかは考え方によるんで、単なる意見なんですが。最後のタイトルは、これで締めるのなら手紙本文の中に、このタイトルを暗示させる何かを織り込んでいた方が良かったと思います。例えば名雪はゴールをすると必ず両手を広げて抱きついてくるとか、真琴は漫画の面白さを表現する時に大きく両手を広げる癖があるとか、佐祐理はいつも舞の両手がいっぱいになるほど食べ物をプレゼントしているとか……あんまりやりすぎると逆効果かもしれませんが。
変にひねくれてなくて、素直でいいSSだな、と思いました。
- 022 いつもの二人 (採点:2)
- すんません。私は萌えがわからない人なんです。そんでもって、主観的に点数をつける人なんです。でもって、台詞ばかりで続く話もダメなんです……。いったいどんなことに幸せを感じ、何が日常として大事なのか。そこらへんを表現するのは難しいんですが、やってもらわないと私はちっとも感情移入できません。少なくとも努力して頂かなければ。作者と感性が同じでなければダメなSSは、感性が違えばそれまで。そういうリスクを常に背負って当然だと思ってます。
ただはじめの方にあった言葉と音・擬音だけで進む形式。あれを最後まで続けてたら、それでメリハリをつけれてたら、感性が違っていても楽しめたかもしれません。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- わざと句読点を少なくしているのでしょうか? 舞の台詞や物語の雰囲気から察すると故意のようなんですが、明らかな打ち間違いや漏れがあるので、判別しづらいです。それによって余計な単語が多くてくどく感じる表現をどう評するかも、ちょっと変わってくるんですが……本心をいうと、私は好きなんですがね。内容は本編の状況に舞を割り込ませて、ただ描写しただけの気がします。色々とわざとしてるんでしょうけど、私はこの作品から何かを深く考えようという気にはなりませんでした。
推敲不足だとすると、もっと推敲しましょう。4点。故意なら内容の薄さで6点。間をとって5点で。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- 内容自体は好きですよ、雰囲気も。「転」と「結」を含めて。しかしそのほとんどが会話文で進むというのは、私の好みに合いませんでした。テンポを求めるためにわざとこうしているんでしょうし、このような書き方があるのもわかりますが、逆に言うと地の文をしっかり書きつつテンポを保つ方法もあるはずです。読んでて結構気に入ってしまった作品なので、できればもっと好きになりたいな、なんて思ったり。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:4)
- 現在を積み重ねているものというのは、やはり誰でも考えるテーマだと。でもって残念なことに、短絡的に終わっています。答えそのものは安直でもいいのですが、読者の共通認識としてあるテーマならば誰もが納得するもの、として書いているなら不完全です。主役らに考えを述べさせてそこで終わりじゃなくて、アンチテーゼを出したり、出さないのなら言葉以上に主役らの体験を描写するべきじゃないでしょうか。また日常の大切さに意味を持たせるためのものだとしても、言葉だけでは単なる思いつきのようで、薄く感じます。描写が足りないです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- 書きたいことがあるのはいいことです。ですが、プロットに問題があります。まず冒頭。はっきりいって引きました。伝えたい事はわかりますが、読者を引きこむ一番大事なところで言いたいことだけいってフォローなし。そんな印象を受けました。後に続く本編はそこまでひどい出来ではないのに、あの部分とあわせるとかなり損しています。また題名、冒頭、締め。メインで使われている割には作品内でのピノキオへの考えの言及もおざなりです。おそらく真琴をピノキオになぞらえようとするアイデアだけが先行しすぎて、それを活かすところまで考えがいってないのでしょう。祐一の美汐への拒絶と、ピノキオ嫌い。真琴が幸せだったか否かだけででまとめてしまうのは勿体無いです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:4)
- 口癖だらけの台詞が、私にはちょっと耐えられませんでした。それに伴う話の流れも私には……。ですが地文の雰囲気自体は嫌いじゃありません。その地文と台詞との繋がり方、リズムも。むしろ好みの部類です。ほんとですよ。
- 092 デエトの日 (採点:3)
- この長さの文章を書けるんですし、文章そのものにはそれほど問題はないんですが、お話として見ると「ヤマナシ」「オチナシ」「イミナシ」です。文章や内容から伺える設定もちぐはぐに感じますし、この物語の主役であり、そして物語の中心となる香里の心情の描写もちぐはぐ。細かいことは言いませんが、貴方にとって香里がどんな人間なのか、そのイメージを強く思い描いてから書きましょう。作者として言い訳ならいくらでもできるでしょうが、読者である私にはそう感じられました。それと、「……」三点リーダー使いすぎです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- いやすごい! 面白い! 文章力も高く、皮肉もきいていて、なにより読んでいて飽きない! 正直言うと基本の展開とオチは最初に私が考えていたとおりで、しかもオチに関しては「夢オチだけは勘弁」と思っていたのですが……それでも唸らざるえません! 私がこの作品の欠点をあげるとしたら、何故KanonのSSにしなければならないか、ということだけでしょう。まあ、そりゃKanonSSコンペだからなんですが。各生徒の説明を前半で行える中篇・長編でしたら、オリジナルでも何ら問題ない作品だと思います。
とにかく文句なし! じゅってんです!!
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 「許さない」の言葉の説明がない、よね。また秋子さんが少年を愛する過程はこれでよいとしても、その後の少年が消えるまでがあっさりし過ぎだと感じました。隠し味判明の場面も。通常のならばクライマックスになる場面ですよね? 狙ってやっているのかもしれませんが、これでもか、というぐらいに描写を細かくして、その辛さ悲しさを読み手に伝えるように書いて欲しかったです。内容自体は嫌いじゃないので、余計に。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- いい作品だと思います。ただ私は主観で評点してるので……。すいません、Kanon本編や人物の噛み砕き方が私の考えと違うんです。いやほんと、ただそれだけ、考えかたの違いだけなんです。しかしその割にすんなりと無理なく読めたので、かなりの作品だと思います。
- 113 Flying (採点:4)
- 300ページある推理小説ではじめの20ページを読んだ後に270ページに飛んだような、そのくり返しのような、そんな気がしました。キャラクターだけでなく、作者である貴方自身も悩んで書いてください。何かしらのテーマ(?)があるならなおさら、ね。
- 120 息抜き (採点:5)
- クイズの答えを思いつかせるところはそれなりに上手いと思うが、これだけの文量に比べ内容が足りない。この作品のテーマは「時間」なのか、ただ単に意味のないおしゃべりなのか、中途半端になってしまっている。テーマが時間ならば、誰もが考えて思いつくところで止めずに、時間が世界そのものならばそれが祐一達とどう係わるのか、名雪の後悔や悟り・香里の共感はそれにどうつながるのか。そこをじっくりと深く書くべきでしょう。
個人的なことを書くと、人の心情に対する理解として「○○は強いね(わね・ですね・な)」でくくって、思考停止させるのは止めて欲しいですね。どう強いのかを読者に納得させずに(その努力をせずに)、有耶無耶のうちにまとめるために使われている節があるからなあ。
- 129 いつもそばにいる (採点:6)
- 文章のレベルはそれなりに高いと思います。ですが、確かに意味は通るがニュアンスで違和感が残る、そんな表現が多々見られました。例をあげるなら『天野は文句を垂れながらもコーヒーを淹れた』とか。それと話が平坦です。狙って書いているかもしれませんが、美汐が泣いたり祐一が「十年前の後悔」を口にする場面など、その気になればいくらでも見せ場を作れると思うのですが。話の組み立てがうまくいけば、もっといい作品ができると思います。
えらそうに、しかもきつい事を書いてしまいましたが、文章力がある方だと思うので……それと話の雰囲気は好きです。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:5)
- 文章が平坦過ぎます。台詞だけが続く文章は嫌いですが……台詞のあとに1行(もしくは2行)地文。そのあとまた台詞(もしくは心の声)。そしてまた1行地文。そのくり返しが多すぎます。また場面の転換が早すぎます。ストーリーを進めるためには仕方がないかもしれませんが、必要な場面ならばそれは単なるつなぎではないはずです。ひとつの場面につき読者をひとつ唸らせる。そんな感じで書いた方がいいんじゃないでしょうか。平坦に感じた理由はおそらくそれが原因だと思います。さらに、前時代的な久世の喋り方が……まあわざとでしょうからこれはいいか。
物語としては破綻はないと思うので、無理して短編にせずにもっとじっくり書きこんだ方がよかったんではないかと思いました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:8)
- まず文章そのものについては色んな方から指摘があることでしょう。ですがそうした技術的なことは数多く本を読み、文章を読んでいくうちにすぐ追いつけると思います。だからモウマンタイ。それほど大きな違和感は感じませんでしたし、SS読む際での私的許容範囲でした。
基本的に私はオールキャラが出て、しかもお約束な言葉・行動によって話が進んでいくSSは嫌いです。ですがこの作品はそれが「お話」として必要不可欠と感じます。北川と香里、祐一の関係の描写はまだ弱く、演出も不充分だと思いますが、北川に関するこのアイデアを活かすための話作りに感心しました。色々な欠点以上に魅力と将来性を感じるので、8点進呈します。 ……って、わたしゃいったい何様でしょうな。
○アキオ さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- オチが弱い。読み終える前に分かりました。
○アクア さん
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- ラストの展開が意味不明
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- あまりにも意味不明な展開、センスの欠片もないギャグ、
棒読みで読んで下さいといわんばかりセリフの書き方。
その他、すべてにおいてレベルが低い。
精進して下さい
○ウェハ さん
- 019 雨 (採点:8)
- アンニュイな雰囲気が好きです。少女漫画のヒロイン・ヒーローみたいなあゆと祐一君がGOOD。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:8)
- ほわんと、こころにあったかい物が残る作品でした。
- 021 かしこ (採点:8)
- 物語の根底に流れる、幸せが好きです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:7)
- すなおさとかっこよさのバランスがいいです
- 030 この街の夏 (採点:7)
- ゆういちのすぺしゃるはーとふるえっち〜。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:8)
- タイトルで損したかも。あゆがあゆらしくて好き。ほかのみんなも、それぞれキャラクターが立っていていいかんじです。
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- タイトルで損してるかも。タイトルほどしゃちほこばってはいない、やさしい物語。(物理的距離の)急接近の祐一と香里のやりとり、香里のモノローグがとても自然で、いい物語だと思います。
- 046 『安らげる場所』 (採点:8)
- 斎藤君のかわいらしさと、久瀬君の(なぜか、そんな印象をうけたのですが)超絶美形っぷりが素敵です。二人のハーモニーが絶妙なので、違和感なく楽しめました。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- にくまん北川・・・報われることを祈ってます。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 秋子さんの体温のような、物語。秋の夜長にピッタリです。
- 077 まだまだ続く道 (採点:7)
- ♪はるか長い道のりを歩きはじめたきーみに、しあーわせ、あれー。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:10)
- 名雪さんのセリフが、ちょっと長かったです。名雪さんでなく、筆者さんが勢いに乗ってしまった感じがちょっとしました。隠喩がすごく巧みで、それでいて読みやすい作品でした。
- 080 鈴が唄う日 (採点:6)
- タイトルをどこかで聞いた気がしますが、それはさておき。物語の流れが好きです。ただ、シチュエーションだけが売り物のようにも、読んでいて思いました。
- 081 向日葵 (採点:7)
- 物語を通じて、ずっと響くような静かさが、好きです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- 伝えようとする情景、描きたい風景はとてもあざやかに表現されていると思います。学校の作文、まるであゆが夏休みの宿題に書いたような文章が、微笑ましくて読んでいてうれしくなってしまいました。
- 083 偽りの伝承 (採点:9)
- タイトルで損する典型かもしれません。とりあげた題材、物語の雰囲気、どれもすばらしいのに、どうしてもタイトルを見ると最初に斜に構えてしまいます。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- どうにも北川君の論理がさっぱわからんちんでおまけに非常に矛盾しているように感じるのですが、それでもちゃんと美坂さんには通じているので万事おっけい、て感じでしょうか。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- 高尚な(とおもわれる)素材をわかりやすく読みとき、物語に絡ませる手法は秀逸だと思います。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:6)
- あゆと天使。それだけで気に入ってしまいました。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- ギャグでシュールでちょっとオカルトちっく。安部公房のような世界観の異色作。(というか、もしかするとそのまま?)惜しむらくはKanonの二次創作である必然性がまるでないこと。けろぴーが40並んでいたらたしかに壮観ではありますが。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- ちいさなもの、あたらしいものは、いつだって美しい。その美しさを、そのまま文章にしたような、そんなさわやかさを感じました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- タイトルいまいちです〜。導入部もクライマックスもすばらしいの一言なのに、タイトルだけがしっくりこないです。残念。
- 104 これから…… (採点:9)
- あたりまえの幸せ、あたりまえの不幸。それをつなぎ止める勇気。それを乗り越える勇気。小さな勇気が欲しい、という誰かの言葉を思い出しました。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- 切なくて、静かで、そして美しい物語でした。
- 120 息抜き (採点:10)
- 楽しい、それでいてちゃんとツボもおさえてる、至れり尽くせりの物語でした。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- 幸せな物語で、読んでいて気分が良かったです。
○ウンパス さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- これはある意味冒険という作品だと思います。ですがボリュームが足りない気がします。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- うーん、一発ネタとしてはちょっとオチが弱い気がしますね。
・・・それでも祐一は何故このような答えを書いたのでしょうか?
「ゴシックロリータ」って・・・(^^;
- 005 『忘れないから』 (採点:9)
- シンプルでうまくまとまっていると思います。
でも北川は栞シナリオに入っていたんですね(^^;
タバコを吸っているという事は、二人は大学生。
おそらくあの事件より一年以上は経っている事になりますね。
あの出来事を忘れる事無く、新たな恋人と過ごしていってほしいものです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- タイトルが普通ですね。もう少しヒネリが欲しいです。
チャイムが鳴っていないのに石橋が来ているのは・・・、何か意図的な陰謀が見えます(^^;
しかし自転車の二人乗りは危険ですよ。せめてヘルメット位は着けたほうがいいです。
名雪にも自転車を買ってあげるのが一番ですが・・・。
- 009 もし、もしも…… (採点:4)
- ダークとありますが、これ位の内容ならダークと言えないと思います。少し弱いですね。
それにしてもあゆが亡くなって自殺してしまう祐一・・・、よっぽどあゆが好きだったんでしょうね。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- 非常に会話が多くて、描写部分が少ないですね。それでも改行が多いので読みやすいです。
名雪視点で書いたのは正解だと思います。途中で祐一視点に変えていたら、読みにくいですから。
- 014 青い春 (採点:10)
- 相沢に負けた北川の悔しさが滲み出ているようです。
最後の名雪の台詞がいい味出しています。
- 015 遅刻 (採点:9)
- 名雪の健気な努力がよく伝わってきます。
もしかしてあの目覚ましをこっそり使っているとか・・・(^^;
- 017 『とも』 (採点:9)
- 北川の相沢に対する評価がよく出ています。
先に帰った美坂が場所を知っているのなら、二人とも連れて行けばいいのに・・・。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 締めの台詞が少し弱いですね。
あと両親が「実家に」呼び出したと書いたほうがいいと思います。
場所について詳しく書かれていなかったので・・・。
- 024 月 影 (採点:10)
- かぐや姫の心境について聞かれた時に、泣いた名雪の表現が上手いですね。
最後の締めもよくまとまっています。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- うーん、名雪と祐一のやり取りがいいですね。
最後のオチも効いています。特に追伸の部分が(^^;
・・・ところで図書館には行かないのでしょうか?
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:8)
- こういうエンドもありですかね・・・。
苦しみながら道化になっている相沢の苦労が窺えます。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 途中までシリアスで来ていたのに、いきなりギャグはキツイと正直思いました。
最後までシリアスで仕上げたほうが、まとまりがあっていいです。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- パパイヤ鈴木パフェには笑えました。本当はシリアスな話ですが、この爆弾は結構効きましたね。
全体的に見て、文章のまとまりがよく非常に読みやすいと思います。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 途中までシリアスで、最後にギャグで締めるとは・・・酒の勢いとは恐ろしいものです(^^;
勘違いした名雪に、妹を取られて自棄になる香里、なかなか上手い表現です。
ただ勘違いに気づくまでの引っ張りが少し強引のように思いました。
引っ張りを少し緩めたら、もっと読みやすくなるでしょう。
酔った香里と襲われる名雪、その後どうなったか非常に気になるところです。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:10)
- 大変よくできた作品です。雪を題材とした作品の中では素晴らしいと思います。
思い出と雪と、積もっていくという繋がりがいいですね。
それと終盤のオチも効いています。
- 065 振り返る想い (採点:7)
- よくある話だと思います。特に舞とあゆの会話は非常に多く見てきました。
ですが内容は悪くないと思います。特に最後の祐一と舞のやりとりは面白いです。
あと描写もリアル感があっていいですね。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 真琴らしい真情の描写がうまく引き出されていると思います。
相手が北川というのも斬新ですね。
相沢と北川の会話のやりとりも面白いです。
ただ誤字があったのが気がかりでした。
誤「・・・最後だっため新たに・・・」→正「・・・最後だったため新たに・・・」
- 076 流星群 (採点:9)
- この話、どこかで見たような気がしました。確か「美味○んぼ」だったような・・・。
それはさておき、大体オチは見えていましたがそれでもこの作品は花丸です。
結局北川は告白できずに、東京へと旅立ってしまった香里は都会の喧騒に飲み込まれていったんですね。
さすがに十年も経つと人が変わってしまうのでしょう。
十年の歳月を流星群というテーマで進めたのはよかったです。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:6)
- 行間隔が狭くて、少し読み辛いです。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- 誤字脱字が二箇所もあったのが気がかりでした。
内容は相沢が香里に呼ばれる直前のシーンですね。
こういう隠れたやりとりがあってもおかしくないと思います。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- シルバーのイヤリングより、指輪の方がインパクトがあると思います。
それでも給料三か月分と付け加えたところに、何かの意図を感じました。
- 093 philosophy (採点:8)
- 非常に良くできています。後半で全キャラ登場させたのはいいと思います。
できれば他のキャラが、名雪の姿に憧れる描写が欲しかったです。
ただ最後の文章で誤字脱字があるのが残念です。
せっかくきれいにまとまっていたのに・・・。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 中途半端な内容ですね。
完全にシリアスにするか、ギャグにするか一本化したほうがいいと思います。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 全然kanonと関係ない話のような気がします。
でも教師の立場として書かれた作品は非常に珍しいと思います。
これならオリジナルでも通用すると思うのですが・・・。
- 096 Pure Heart (採点:7)
- いつもの日常といった感じが出ています。
ですがあゆを出す必要があったかどうかは疑問です。
せめて名前だけにして欲しかった・・・、実際に登場させる必要はないと思います。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:9)
- もしかしたら海外で入院していた栞が、
遠い日本まで来て名前を変えてさよならを言いに来たのかもしれませんね。
内容は結構シリアスにまとまっていると思います。
何よりも登場人物を二人に限定したのは大正解だと思います。
ところで特性アイスって意図的なものなのでしょうか?特製だと思うのですが・・・。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:4)
- 何なんだ、これは?・・・というのが最初の感想でした。
妄想ネタは読み辛いです・・・、が最後のオチは結構効いています。
- 104 これから…… (採点:6)
- いくら名雪が悲しむといっても、
秋子さんが亡くなってから一年近くも墓参りに行かないのはおかしいと思います。
せめて祐一、一人だけでも行っていた方がよかったのではないでしょうか?
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- 正直言って読み辛かったです。所々で行間隔を開けた方が読みやすくなるでしょう。
名雪の贈り物があの目覚ましとは・・・、これはしてやられました(^^;
- 108 家出(強制) (採点:4)
- 良くわからないというのが正直なところです。
ただカテゴリの所に北川・秋子とありますが、完全に祐一・北川のギャグ漫才ではないでしょうか?
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- 恋人を失った名雪の表現手段としては素晴らしいと思います。
ただタイトルの意味が良くわからないのですが・・・、もしかしたら僕がバカなだけかも知れません(^^;
- 113 Flying (採点:8)
- 内容は良くまとまっています。が、それに対してタイトルが貧弱な気がしました。
そのまま『折れた翼』の方がいいですね。
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- 中盤が文字だらけで読みづらいです。行間隔を空けた方がいいでしょう。
結局最初の青年は何の存在だったのか、後半では詳しく語られていません。
少し物寂しく感じました。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- SFっぽくていい感じです。中盤の描写が生き生きと描かれています。
・・ただ最後の部分がよくわかりません。
相沢や北川ならともかく、何故水瀬と美坂が掃除をサボっているのか?
その辺の描写も付け加えて欲しいです。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:8)
- 文化祭とはいえ、食べ物ばかりですね・・・。
でも何故牛丼が出てこない?
『先人の言葉改造版』よりも『先人の言葉改訂版』の方がインパクトあると思います。
- 120 息抜き (採点:7)
- 問題の解説文も入れてくれるとありがたかったのですが・・・。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 誤字脱字が自分で発見したものだけでも三ヶ所ありました。
あまり細かい部分は突っ込みたくないのですが、何度か文章を読み直した方がいいと思います。
- 133 無名の石 (採点:7)
- 「スパシーボ中村」と考える祐一のネームセンスに脱帽です。
- 135 夏に始まる物語 (採点:9)
- 最初のたい焼き屋の親父と祐一の会話がいいですね。
中盤の天野と名雪の会話もいいです。
- 136 君を想う気持ち (採点:7)
- ちょっと強引な話のような気がしますね。
- 137 体育祭血風録 (採点:10)
- きれいにまとめて、最後で落とす。それがこの作品の特徴ですね。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 最初と最後で久瀬の性格が、全然違いますね。
それだけの心情変化が見事に描かれています。
・・・ただ状況の変化が激しいような気がします。
もう少し緩めた方が読みやすいですね。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- 最後の別れのシーンが少し弱いですね。
もう少し多めに取って書いて欲しいです。
○キィル さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- 詩は嫌いではないですが、SSこんぺということで少し低めです
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:2)
- テンポが良いけど、オチがいまいち。もっとオチが強ければ良かったと思います
- 034 アーティスト (採点:8)
- キャラの把握が上手くできているな、と思いました
○キヒ さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- なかなかおもしろい。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 落ちはついたけど、それだけって感じ。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- あゆの気持ちが薄っぺらい感じがした。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 一連の会話がどうもスッキリしない。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 最後のセリフで唖然。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- 最後まで読ませる勢いはあった。
- 008 また明日 (採点:7)
- まさにほのぼの。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- 「ああ!祐一さん、ずるいです!」 この部分いいね。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- キャラ達への違和感がぬぐえない。
- 013 その朝 (採点:8)
- 彼女の心の動きが伝わってきた。
- 014 青い春 (採点:5)
- 後半が良いだけに惜しい。
- 015 遅刻 (採点:4)
- ありがちかな。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- テンポがいいね。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 祐一の行動の意味を期待してただけに肩透かし気味。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- 話は悪くないけど、「……」が多すぎる。
- 019 雨 (採点:4)
- なかなかいいけど、「・・・」が目立ちました。
- 021 かしこ (採点:5)
- ちょっと読みにくいかな。
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- 「……」の多用が目に付いた。内容もごく普通。
- 023 純白の審判 (採点:3)
- 視点の変更に違和感。
- 026 カナブン (採点:4)
- 一つの形ではあるかもしれないけど、消化不良気味。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:2)
- 中途半端。それで?と言いたくなる。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- 笑えるシーンは無かった。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 結局ただの夢落ち作品。表現も稚拙。
- 030 この街の夏 (採点:8)
- いいね。しかし、効果音の表記はもう少し考える余地があったのでは。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- 読みづらい。特に見るべき点もない。
- 034 アーティスト (採点:8)
- 爽やかで良いね。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- 描写は良いけど、内容はたいしたことない。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- 好意が気持ち悪い。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- いきなりファンタジーに走られても……。
- 038 弱虫が見た花 (採点:3)
- いまいち香里の心情が伝わってこない。
- 039 『Wait』 (採点:2)
- 名前を借りた別のキャラ達の話、と感じた。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:2)
- 無理をしすぎ。笑えない。
- 041 涙 (採点:5)
- なかなか良い話なだけに、「……」などの用法が惜しい。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 良い短編だと思う。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- 素直におもしろい。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 上手い。いいもの見させてもらいました。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- ちょっと読みにくい。最後の部分が良いね。
- 046 『安らげる場所』 (採点:4)
- 確かに斉藤がこんなキャラで、久瀬がこんなキャラだったらありなのかもしれないけど。
結びの部分はちょっと安易かな。
- 047 奇跡への願い (採点:1)
- 都合よすぎ。
- 048 もみちゅーどく (採点:2)
- 笑えなかった。
- 049 Transmigration (採点:3)
- 中途半端な救いはいらない。前半の祐一の支離滅裂な発言を香里と出て行くという行動でカバーしたかと思ったのだが、残念。
- 050 あなたと共に (採点:6)
- 美汐に違和感を感じないでもないが、展開が嫌いじゃない。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 「・・・」で損をしているのを除けば、爽やかでよかった。
- 052 果たされる約束 (採点:8)
- よくできてると思う。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:7)
- ごちそうさまでした。「・・・」の多用が少し気になった。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:1)
- SSを見て書いたSSって感じがした。こんなキャラ達だっただろうか。結びもいまいち。
- 056 大輪の花 (採点:2)
- 口癖などの乱発は辛い。読んでも心にくるものが無かった。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:2)
- 前半多少読みづらい。内容もオリジナルキャラが主になっているので評価するのは難しい。
- 058 夕凪 (採点:9)
- その情景が目に浮かぶ。感心しました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 所々問題はあるものの、良い雰囲気を感じ取れた。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 香里がかわいい。それに尽きる。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:4)
- 中途半端な気がする。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 地の文が邪魔をして物語に入っていけなかった。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- ほのぼのでした。
- 065 振り返る想い (採点:5)
- 中盤は良かった。
- 066 夢の中でも (採点:9)
- 良いお話でした。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 読みにくい。おもしろくない。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:4)
- 勢いに押された感じ。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- シリアスに、時にコミカルに書けてたと思います。多少の読みにくさは感じました。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- いま一つ煮え切らない感じが。
- 076 流星群 (採点:4)
- よくあるドラマのような……。
- 078 blessing (採点:10)
- 魅力的な香里が書けていたと思います。
- 081 向日葵 (採点:1)
- ・・・を使いすぎ。空白多すぎ。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- うぐぅ、はちょっと多いかな。夏の終わりを感じました。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- 描写に力は入っているんだけど、それがいま一つ馴染まずに浮いているように感じる。あと、誤字には注意して欲しい。。
- 086 人生にifはない (採点:3)
- 北川にそれほど共感できなかった。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:8)
- 古典との対比がおもしろい。きれいに結ばれていると思う。
- 088 don't need no reason why (採点:5)
- ……微妙。特に最後の落ちの部分が。
- 089 雪原の軌跡 (採点:10)
- おもしろい。一気に最後まで読みました。
- 092 デエトの日 (採点:3)
- 香里がいまいち。
- 093 philosophy (採点:2)
- 半端なギャグはいらない。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- なかなかおもしろい。Fね。
- 096 Pure Heart (採点:3)
- 典型的なSSって感じ。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:1)
- 特性ですべてが吹き飛んだ。他は頭に入ってません。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- つまらない。
- 100 今度までには (採点:8)
- 雨の日のステキなお話でした。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- 2人ともかっこいいねー。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- 誤字がある。無理がある。
- 104 これから…… (採点:5)
- 結びの部分がしっくり来ない。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:3)
- さすがに少し無理があるのでは。
- 107 満月は白い輝き (採点:9)
- おもしろかったです。ほんとに。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 意味不明。読めない。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 誤字があるのと、多少読みにくいことを除けば、なかなか良かったです。後半の名雪は切ない。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- 良い雰囲気の作品でした。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:4)
- 後半は急ぎすぎかな。
- 113 Flying (採点:5)
- 間に入れる一連の台詞が少々しつこい気がした。
- 115 温もりの中で―― (採点:2)
- 最初の導入で展開が読めるので、こういう系統の他の作品を思い浮かべてしまった。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:8)
- いい雰囲気の作品でした。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- 余白が多少気になったものの、おもしろかったです。
- 119 『Nurse call』 (採点:6)
- 一つの作品としておもしろかったと思う。
- 120 息抜き (採点:9)
- 実におもしろい作品でした。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- テンポよく、読めました。おもしろかったです。
- 123 想い、あなたに (採点:9)
- おもしろい。こういう話、大好きです。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- 良く書けていて、心が痛みました。
- 126 多角関係 (採点:6)
- いろいろ厳しい部分はある。だけど、最後の方で声をあげて笑ってしまいました。一つ一つのネタはおもしろいのでつなぎを工夫すればもっとよくなると思います。
- 127 魔物の住む学校 (採点:5)
- ラストがちょっと納得できなかった。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- なにかとてもリアルに感じました。2人は10年経ってもこんな感じかもしれませんね。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 描写は上手で、会話もよくできてる。でも、惹き込まれるようなものが少し足りなかった気がした。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- ラストシーンが良かったです。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:1)
- おもしろくない。
- 137 体育祭血風録 (採点:1)
- 期待はずれでした。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- 目のつけどころはおもしろいのだけれど、そこからいまいち。
○キャノン砲 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- ゴシックとは何ぞや?
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- ものたりないな・・・
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- バイクですか、その前に免許取らないとダメですね(笑)
- 008 また明日 (採点:6)
- 子供ですか・・・おなかの大きい栞なんか想像出来んよ〜〜。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- 祐一お手製ですか、ちゃんと出来るんでしょうかね〜、祐一はすぐに諦めそうですし。(笑)
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- 起きる時間までイチャついてたくせになぜに寝れる・・・
- 015 遅刻 (採点:4)
- まぁまぁだね〜、しかし名雪が1週間も早起きなんて・・・
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- 最後真琴何してたのさ?
- 017 『とも』 (採点:5)
- もうひとひねり入れて欲しかったな。
- 019 雨 (採点:2)
- 最後がね〜〜。
- 021 かしこ (採点:4)
- で、祐一はどうなってんだ?
- 022 いつもの二人 (採点:5)
- さすが秋子さん、何でも分かってますね(^−^;)
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 栞もテニスで黒くなるのだろうか・・・想像出来ん。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 勝てるか栞!?つうか香里はどこからメリケンを・・・
- 030 この街の夏 (採点:4)
- 祐一らしいですね。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- お金が違ってびっくりしたさ〜。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- イヤーーーぱぱイヤーーー。(くだらなくてすみません)
- 037 あの日をもう一度 (採点:6)
- あゆはもう何ものでもありませんね。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:2)
- わけがわからん・・・
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- 電話は携帯にかけたのか?そこのところをちゃんとして欲しかったな。
- 044 ふゆのひかなた (採点:4)
- 「ち、違うよ!!」って所は「ち、違います!!」という方が栞らしいと思います。「ち、違うよ!!」
だとあゆっぽいし。
- 045 水の愛撫 (採点:3)
- 栞なら長生きしそうだな。
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- 終わりが急でしたね。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 最高!!
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 走っているのにクロスカウンターをするなんてすごいな・・・
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:5)
- 北川!!
○クロック さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:7)
- コメントしにくい……
でも面白かったです
- 005 『忘れないから』 (採点:10)
- 久しぶりにこのようなSSを読ませていただきました
正直あまり好きな感じではないのですが、そんな僕でもとてもよく感じたSSでした
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- 面白かったですがもう少しギャグを増やしてほしかった……
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:10)
- まさにほのぼのですね
それにとっても読みやすかったです
- 011 約束がくれた時間 (採点:8)
- 少し舞の口数が多い感じがしました
それ以外はとてもよかったです
- 021 かしこ (採点:10)
- 美汐の性格が少し丸くなっている印象があります
でも、そこがまたいいですね
特に変なところもなくとてもよかったです
- 025 風と共に去りぬ (採点:9)
- 久瀬が良いやつっていう話は個人的に大好きなんでよかたです
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:8)
- 面白かったですがギャグにしてはそれほど笑えませんでした
- 030 この街の夏 (採点:10)
- ラブというよりはほのぼのに近かったように感じました
でもとても良い作品でした
- 034 アーティスト (採点:10)
- 文章表現がとてもよく、僕には真似できません
話の内容も僕的にはとても大好きです
- 049 Transmigration (採点:10)
- 内容も表現もとてもよかったです
でも、休学ではなく退学あつかいになってますよね、普通なら(汗
- 063 ドッキリなbirthday (採点:10)
- 家族愛というものがとても感じられてよかったです
- 064 恋する乙女というものは (採点:9)
- 秋子さんがとてもよかったです(笑)
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:10)
- 僕は佐祐理さんのちょっとシリアスな話はよく読みます
その中でも上位に入るくらいいいSSでした
- 124 No More Dying Then (採点:10)
- いい話です……
この姉妹は仲がいいのが一番ですね
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- 真琴が帰ってきた理由がよくわからりませんでした
でも、他の部分はとてもよかったです
- 131 鎖 (採点:10)
- 最初は祐一と香里のシリアスだと思っていたのに最後の最後で北川のシリアスに変わったところはとても自然に話が切り替わったので特に疑問もなく読むことができました
話の内容もとてもいいものでした
- 137 体育祭血風録 (採点:10)
- 笑わせていただきました
特に最後の祐一と北川の乱闘騒ぎは一番面白かったです
- 138 たんぽぽのように (採点:10)
- お互いがお互いを心配しあうっていうのがこの姉妹にはとても似合うと思います
文章表現もとてもよかったです
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:10)
- 僕は北川が主役のSSは大好き何ですが……
この作品はそれを差し引いても大好きですね
ただ話しの中にちょっと強引なところもあったかもしれないです
○グE さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- あまりに内容が抽象的過ぎると思いました。
もう少し何かほしい・・・。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- すみません、私は意味がわかりませんでした。
- 003 Last regret (採点:6)
- あゆの気持ちが12分に表現されていていいSS
だと思いました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- いいたいことはわかるのですが、
あまりにも描写不足だと感じました。
テーマは面白いと思うんですけどね。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 北川と栞の関係はゲーム中では、ないので
それに対する説明が必要。
あと、ちょっとあっさりしすぎているような気がした。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- ほのぼのとした雰囲気はいいですがもう少し何かほしいかな、と思いました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- ギャグの割にはあまりにも・・・。
ほのぼのとしてはいい雰囲気なのですがもう少し何かほしい・・・。
- 008 また明日 (採点:4)
- 雰囲気がよく話としてはまとまっているが
いくらなんでもあっさりとし過ぎているのが残念。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- 最後のシーンでの名雪と秋子さんのやり取りにやや不自然を感じるのが残念。
「祐一もそういってたよ」
↑特に名雪のこの台詞。
もう少し掘り下げて書いてほしかった。
後祐一が自殺するときは遺書を残すと思うのだがどうだろうか。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- ほのぼのしていていいと思うんですが
かまぼこ板の表札=忍玉乱太郎(誰がわかるんだこのネタ)
を連想してしまいましたし、かまぼこ板を表札に使うのはちょっと・・・。
それと結婚を急いだ理由が不鮮明だったのが残念でした。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 作品に流れる雰囲気がよかったです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- 雰囲気がよかったです。
二人の幸せそうな雰囲気がいい感じでした。
- 013 その朝 (採点:4)
- 大体この後どういうことが起こるのかは想像つくが
あまりにも中途半端に感じたのが残念。
やっぱり書いてほしい。
色々と。
- 014 青い春 (採点:3)
- 卒業式で動揺するというのはわかるが
この動揺の仕方はちょっとおかしいと思う。
また、もうちょっと心理描写がほしい。
- 015 遅刻 (採点:4)
- 個人的にこういう話は好きであるが色々演出不足に感じた。
それが残念。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:2)
- 雷を交えての色々なメンバーのやり取りという発想は面白い。
しかし、それを十分にあらわせてないのが残念。
また、色々演出不足か?
- 017 『とも』 (採点:4)
- ほのぼのとしているのは好印象。
みんなも〜という言葉が人称があっていないので残念。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- 書きたいことはいいと思ったんですが
ちょっとあっさりしすぎていたのが残念でした。
- 019 雨 (採点:6)
- 雰囲気が非常によかったです。
あゆちゃんが非常にいい感じでした。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 雰囲気がよかったです。
けど、個人的にはもう少し掘り下げてほしかったかな・・。
- 021 かしこ (採点:3)
- ただ淡々と状況を書くというのは・・・。
うーむ。
- 022 いつもの二人 (採点:4)
- ほのぼのした雰囲気が伝わってきていいのですが
もう少し何かほしかったかな・・・。
あと、あゆが『キスしてあげる』というのは不自然に感じた。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 本編の書き直しって言うのは・・・。
最後のシーンがオリジナルとかだったりするとまた評価は変わってくるんですが。
- 024 月 影 (採点:6)
- 非常にほのぼのとした雰囲気がGOOD。
あお、名雪とかぐや姫をかけているのもうまい。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- 内容がやや薄くその辺が残念。
もう少し何か書いてくれるとよかったんだけど・・・。
- 026 カナブン (採点:5)
- 終わりのさみしい雰囲気は非常によかった。
ただ残念なのが子供の恋愛という言葉が意味不明。
なぜ、子供の恋愛なのか、そのことについてしっかりと
書かかれていないように思えた。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- 落ちてないかな・・・。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- はじめでいきなり笑わせていただきました。
まさかはじめのやり取りが妄想とは。
また、シナリオの発想自体はいいと思いました。
ただ、全員にうらみを持っているのなら
全員分何かを書くべきか。
落ちがやや中途半端なのも残念でした。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- 非常に狂気的な世界がいいです。
ここまで狂気的な作品は私は知らなかったです。
(香里が栞化する話は読んだことがありましたが
ここまで全部そろっているのは)
世界設定としてはもうしぶんなかったです。
ただ、それだけで終わっているのが残念。
もう少し何かあるとさらにいのですが。
- 030 この街の夏 (採点:4)
- 夏祭りでの二人の雰囲気がよかったです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- 本編のアナザーストーリーですね。
これはこれで面白いですね。
でも会話文が読みにくいですね。
改行していてほしかったです。
あと、
『2人は財布の中身をみていた』
この括弧は単なるミスですか?
それとも何らかの意図を持っていたのですか?
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- すごくほのぼのしていますね。
なんか作品全体が・・・。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:2)
- すみませんがこれ途中で終わっていませんか?
終わっているとは思えない・・・。
いや落ちているのかもしれないんですが。
- 034 アーティスト (採点:7)
- 読後感が非常にいいです。
ラスト付近、『絵』がうまく使われているな、と思いました。
もう少し、『絵』についてのエピソードがあっれば
さらによくなったと思う。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 文章の表現がとてもよく、雰囲気がよかったが
しかし内容がよくわからなかった・・・。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:3)
- 香里はともかくとして(<をい)
祐一がこういうことするでしょうか。
それが非常に気になりました。
最後のシーンはほのぼのしていていいんですけどね。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- お盆なので戻ってくるというのはなかなかメルヘンチックでよい。
ただ最後が・・・。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 香里の気持ちが表れていていいと思いました。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 舞と栞のくみあわせは奇抜で面白く、また話自体も
よくまとまっていていいと思う。
栞の成長が描かれているのがいい。
ただ残念だったのが・・・佐祐理さんの字が間違っていること・・・。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- アイデアは面白いがもう少し何か書いてほしかった。
(題名に嵐を呼ぶがついているのなら尚更・・・。)
また、のこりの5%〜
の部分のところがややわかりにくかったのが残念。
- 041 涙 (採点:8)
- 舞と佐祐理さんのやり取りが本当にいい感じでした。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:4)
- 文体はテンポがよく非常に好き
ただ、内容がいまいちよくわからないのが残念。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:4)
- 文章のテンポがいいです。
(ただ、いくつか地の文が余計か、そのせいでテンポが崩れた部分がある)
あと、この話なら素直に祐一のことを香里が好きでよかったのではないか。
そっちのほうが個人的にはすっきりしたと思う。
- 044 ふゆのひかなた (採点:5)
- 雰囲気が非常によかったです。
- 045 水の愛撫 (採点:4)
- 雰囲気はそこそこいいが文体がそれを殺している感がある。
あと、やや香里の口調がおかしいか。
それが残念。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- や、ややややや、やおい系ですか〜〜!
KANONSSもとい、SSで初体験です。
雰囲気はいいと思います。(別に私はそういう趣味はないですよ)(<重要)
久瀬には少し矛盾を感じますかね。
関西弁を使う斉藤には笑ってしまいました。
そうだよ、確か本編では一回もしゃべらなかったから
こういう口調もありなんだよなぁ・・・。
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- 悪くは無いけど個人的に色々と引っかかる・・・。
(人形とか)
- 048 もみちゅーどく (採点:3)
- 単なるギャグか、それとも萌えを狙っているのか微妙であるが
私は揉むということに属性を持っていないので・・・。
というか逆にこの作品の場合個人的には嫌悪感を感じましたので・・・。
↑この点数です。
- 049 Transmigration (採点:4)
- 話自体はよかったですがあっさりしすぎているという印象を受けました。
もう少し書いてくれればよかったのですが・・・。
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 話の内容としては悪くないと思うが
私の中の天野像と反する。
(あくまで個人的なものだけど)
彼女はここまで母性は強くない。
また、祐一もやや不自然か。
そこがきになったので・・・。この点数。
- 051 待つ女 (採点:6)
- ほのぼのとした雰囲気がよかったです。
- 052 果たされる約束 (採点:6)
- ほのぼのとしたいい話でした。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:4)
- テーマは面白いんですけどね・・・。
ちょっと色々と気になることが。
細かいところから言わせてもらうとウェイトレス。
普通ああいうことをいうときはいつもどおりに〜とかつけるはず。
それと8年前のあの日があゆが木から落ちたことか
それとも雪ウサギの日のことかはっきり明記してほしかった。
また、すべて一行あけするのはこのSSの場合必要か。
そういうところが気になったのが残念。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:4)
- ラブリーな舞がいい感じです。
とりあえず、「」のミスが多いのが気になりました。
- 055 手紙 (採点:5)
- 栞がいいたいこととかが伝わってきていいSSだと思いました。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- 雰囲気はなかなかよい。
ただ、視点変更が急すぎる部分がちらほらと見える。
心情を()でくくるなどの工夫をしているとよかったと思う。
後一言言わせてもらうなら展開がやや急か。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:3)
- 雰囲気はいいんですが・・・。
もう少し何かほしかったかな。
- 058 夕凪 (採点:3)
- 描写方法はうまいのですが私にはあまり状況がつかめませんでした、
- 059 水瀬家の縁側で (採点:6)
- 作品のほのぼのとした雰囲気がよかったです。
歌を使ったのもうまいと思います。
- 060 奇跡の果てに (採点:4)
- そもそも気になったことが一つ。
「奇跡、起きなかったな…」
↑このせりふがどうして出てきたのか不明。
あの状況ならこういうせりふが出てこなかったのではないか。
二人のラブらぶな雰囲気はなかなかよかったと思う。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- もう少しラストに何か書いてくれるといいんですが・・・。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- 秋子さんの誕生日を祝う話はほのぼのとしていていいと思った。
残念だったのが視点変更部分か。
あまりにも唐突過ぎる。
(ただのミス?)
- 064 恋する乙女というものは (採点:1)
- 秋子さんがダイエット・・・。
しかも祐一のため・・・。
暴走系のネタなんでしょうがそれにするのなら
もうすこし暴走させたほうがいいと思う。
これでは中途半端だと思う。
絶食系はうまくいくものではないがそれには目をつぶるとしても
落ちも中途半端。
だと思う。
- 065 振り返る想い (採点:2)
- いい話ですがほとんど本編からの引用というのはきついですね。
- 066 夢の中でも (採点:6)
- 最後の一言の演出が面白い。
話の内容もよかった。
ただ贅沢を言えば受験に関する説明がやや冗長的なところか。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- 途中のやり取りはいい感じなのだが
最後の地の分の展開がやや急だったのが残念。
- 068 あったかいもの (採点:3)
- 真琴の描写がいいのですが
北川が北川っぽくないような・・・。
後ちょっと話の展開が急すぎるかな・・・。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 美汐ちゃんがとにかく愛らしくて萌え。
というか地の文が面白すぎ。
テンポがよくて非常にいい。
ちなみにはじめて10点つけました。
(これで79作品目の点数付け)
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- 栞×香里(注:香里×栞ネタにあらず)(どう違うんだという突っ込みは却下)
ネタは珍しいと思いました。
しかし、ノリのよさを目指しているにしても
地の文が足りないように思えたのが残念。
ところどころ意味がわからない。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:6)
- 暴走した佐祐理さんが非常に面白かったです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- ギャグをうまく使っているとおもいました。
なかなかよかったです。
- 073 守りたい約束 (採点:9)
- 非常によかったです。
秋子さんの気持ちがひしひしと伝わってきました。
ただ、文末が変なところがいくつかあったのが非常に残念でー1点。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:5)
- ピノキオの話を題材に持ってくるのが面白いと思いました。
- 075 記念日 (採点:5)
- ほのぼのとした雰囲気がよかったと思う。
しかし、地の文で、やや不自然な部分があったのが残念か。
- 076 流星群 (採点:5)
- いいたいことはいいがもう少し深く描いてほしい。
最後の告白がやや唐突に感じ残念。
時と流星をかけているのはいいと思った。
(少なくとも私はそう思いました)
- 077 まだまだ続く道 (採点:4)
- 作品を通していいたいこととかわかるのだが・・・。
題がやや悲観的に感じるのは気のせいか?
また、もう少しキャラとキャラを絡ませられたら
もっとよくなると思う。
- 078 blessing (採点:7)
- 非常にいい話です。
途中の栞と香里のやり取りが最高でした。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:6)
- 名雪自身を花と比喩しているのがうまいと思いました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 見事にやられました。
なぜ、過去の祐一を使うのか
初めはわからなかったのですが・・・。
そういう理由ですか。非常にうまかったです。
- 081 向日葵 (採点:4)
- 「」の前に名前をかく方法は用いられるが
さすがに独白部分でこれを用いられると興ざめか。
向日葵を使ったのはうまいが。
- 082 いつか、またあの海に (採点:4)
- 話としてはいいと思いましたが
ちょっとあっさりしすぎている印象を受けました。
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- 偽りの伝承というテーマが面白く、
それについて書かれたことがいいと思った。
ただ、誤字、脱字があったのが残念。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- 美汐のちょっとした成長が描かれよかったと思う。
しかし、続きをもう少し書いてほしかったか。
また、天野がなぜ、水瀬家全員で丘に行こうと思ったのか
を書いてほしかった。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- 話の内容はいいと思うし、
いいたいこともはっきりしていてよい。
だが、前半部分がいまいち作品に生かしきれていないのが残念か。
(先生に呼び出されている部分)
無くても十分話が通じる。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:5)
- 源義仲を用いるのは素直に面白いと思えた。
最後が演出不足なのがやや残念か。
- 088 don't need no reason why (採点:6)
- 雰囲気はいいのですが話の内容がわかりそうでわからない・・・。
- 089 雪原の軌跡 (採点:8)
- 香里と舞というのは珍しい組み合わせだと思いました。
舞と香里とのやり取りが非常によかったと思います。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- 雰囲気はよかったですが
北川の告白がやや唐突だったのが少し気になりました。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:10)
- 幻想的な雰囲気が非常にいです。
そして題材も。
見事です。ただ、それだけしかいえません。
- 092 デエトの日 (採点:3)
- コメディっぽい終わり方は好き。
だがはじめのうちの香里と栞がデートというのは御幣が在る。
(香里が栞好きというネタは多々あるがこのSSでは具体的な説明はしていない)
また、その他表現にやや不自然な部分があるのが残念。
それと、祐一の行動にやや疑問があるか。
- 093 philosophy (採点:6)
- 題材がよく非常にいい話でした。
しかし、欲を言えばもうすこし心理描写をしてほしかったです。
また、孤独を背負ってきたという部分がやや不自然に感じたのが残念。
(あくまで個人的に思っただけですが)
あとひとつ、聞きたいことが。
家○○画やられました?
(何となく読んでいる最中にそう思ったんで・・・とりあえず聞いておきます。)
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- 二人のやり取りがいい感じです。
(特に名雪の自爆が)
愛らしいですね。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 非常にユニークな話でした。
それでいて、テーマは面白く・・・よかったです。
- 096 Pure Heart (採点:6)
- 途中までの名雪と祐一のほのぼのした雰囲気が非常にいいだけに
最後のシーンへの突入がやや急すぎるのが残念だった。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- このSSは私にとって不思議なSSな感じがしました。
この少女が『栞』のとき『さおり』の時で
最後のシーンがまったく違ってくる。
その点が非常に面白かった。
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- 話の内容としてはなかなかいいと思う。
(ただ、葬式のシーンには不満が残るが)
文章力を向上するとさらにいいと思う。
(人の事いえないんだけどなぁ・・・(深いため息))
- 099 Anniversary Days (採点:3)
- 書きたいことは面白いし、プロローグの部分はいいと思う。
しかし、ややキャラに不自然を感じる。(秋子さん)
また、視点変更部分にもう少し気を使ってほしかった。
- 100 今度までには (採点:10)
- いいですね〜、真琴と美汐と祐一のやり取りが。
ほんとに。
- 101 Little Seedling (採点:5)
- 作品に流れる雰囲気がよかった。
ただ、残念なのが
真琴の悪戯が可愛く思えるくらいに。
↑この言葉か。
真琴に対する説明が無く、(おそらくは消えたのだろうが)
ちょっと不親切だったと思う。
- 102 踊り子に癒しを (採点:4)
- 題材はいいと思うし、雰囲気もいい。
ただ、余計だと感じざるを得ない部分がややあるのが残念か。
(背理法とか、音楽とかを実際あそこまで書く必要があるのか?)
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- 北川の妄想がいい感じでした。
落ちもいいですし。
- 104 これから…… (採点:5)
- 雰囲気もよかったし、二人のやり取りがなかなかよかったです。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- ジャムの使い方がうまく、
作品に流れる雰囲気もよかったです。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- あの目覚まし時計にこのような物語があったのですか。
はっきりいって斬新でした。
はじめの名雪と香里のやり取りもいい感じでした。
- 107 満月は白い輝き (採点:9)
- 非常にテキストのテンポがよく、いい話でした。
ところどころの風景の描写、感情描写がうまかったです。
ただ、残念だったのが、リズムを重要視したせいかもしれないが
美汐の昔話から真琴の台詞につながる部分がやや不自然なのが残念。
また、しらきとの再開シーンをもう少し凝ってほしかったか。
(文章の意味が文章が唐突で私的にわかりにくかった)
- 108 家出(強制) (採点:2)
- ギャグのほとんどが個人的に滑ってたし、
祐一が祐一らしくない・・・。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:3)
- 強がりを言う名雪はどこか珍しくていいと思いましたが・・・。
祐一がなぁ・・・。
なんか個人てきにダメ。
後題名が個人的になぜこういう題がついたのかわからない。
(なぜ、3.14?)(祐一、香里、名雪だとしてものこりの0.14は?)
(元ネタがあるのか?)
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:5)
- 昔語りの冒頭部分でもう少し何かほしいか。
(十分なような気もするが)
あと、昔語りの最後の言葉が個人的には変に感じた。
(今でも耳に残っているの部分)
ストーリーとしてはいい感じだと思うのだが。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- 雰囲気がいいです。
でもキスは少し唐突な印象を受けました。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- ほのぼのとした雰囲気はよかったです。
- 113 Flying (採点:5)
- 香里と祐一がいい感じでした。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:6)
- 面白かったです。
途中のゲームねたがナイス♪
- 115 温もりの中で―― (採点:4)
- はじめの青年の話はいい感じ。
だけど後半が名雪シナリオとかぶっているのが・・・。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 不思議な雰囲気が漂うSSですね。
いい雰囲気です。ほんとに。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 読後感が非常によく、いい感じのSSでした。
ただ最初の部分がわかりにくいので−1.
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:4)
- ほのぼのしていていいと思いましたが、
やや口調がおかしかったのが残念か。
- 119 『Nurse call』 (採点:4)
- いいたいことは伝わってきたが、
それに対する描写をもっとしてくれればかなりよくなったと思う。
後題名はやや不満か。
- 120 息抜き (採点:3)
- なぞなぞしたりでユニークで面白いんだが・・・、
もう少し何かほしいというか
テーマをもう少し語ってほしいというか・・・。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- ほのぼのした雰囲気が非常によかったです。
ただ、佐祐理さんの描写がもう少しほしかった。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- 作品に流れる雰囲気がすごくいいですね。よかったです。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- あ、なんか続き読みたい感じです。
いい感じの話ですね。ほんとに。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 『愛』というテーマの下、非常によく書かれていたSSだと思いました。
祐一と香里の、屋上のやり取りがすごくいいです。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- 作品に流れる雰囲気および、キャラのやり取りが最高でした。
でも個人的に何かが足りないのでー1。
(何かはわからないんですけどね)(<をい)
- 126 多角関係 (採点:4)
- 途中がやや増長な感じがしたが落ちがよかったですね〜。
けど秋子さんのせりふがちょっと意味不明でした。
- 127 魔物の住む学校 (採点:5)
- 舞ルートに入らなかったときの舞の解放は個人的にはオリジナリティ
があると思う。
しかし、ラストシーンをもう少し書いてほしい。
今現在の舞の様子をかくとか。
そうしないとすっきりしない。
最後に一言
おそらくはもう数人に突っ込まれているだろうが―――
「佐緒里さんって誰ですか?」
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- テーマとしては面白いとおもうし、
香里と北川の様子がかけていると思った。
ただ、結婚に至る経緯が唐突で、
最後のシーンで落ちてないように感じたのが残念。
また、誤字がやや見られるのが残念。
また、個人的に傍線(っていうのかな)→―(これのこと)
は最低でも3個くらい続けてほしかった。
漢字の一と見分けが非常につけにくい。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 雰囲気がとてもいいですね。
随所随所のたとえがいい感じでした。
ただ残念なのがもう少し描写がほしかった。
(深くは語らないことがこの作品の魅力を引き出しているのはわかるが
もう少し何かほしかった)
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:6)
- やや本編と矛盾を感じ、刀を本当に渡すのかとか色々な突込みができるが
それを差し引いてもいい話だったと思う。
ただ、描写不足に感じるところ、はじめのほうが人称がごっちゃになっているのが残念だった。
- 131 鎖 (採点:2)
- 記憶を徐々に失う病気・・・これは実際にあるのですか?
少なくとも私は知りません。
少なくとも有名ではないと思うのでもう少しはじめのほうに
その描写が必要な風に思えました。
(Airのみすずシナリオを基にしている?)
後北川の妹の話をもう少し初期の段階で
話しておくべき。
それと、記憶の復活にかけての描写がもう少しほしい。
いくらなんでも足りないように思えて残念。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 舞さんがいい味出していましたね。
よかったです。
後このSSを読み返すとさまざまなところに色々な小ねた
が使われていましたね。それもよかったです。
- 133 無名の石 (採点:5)
- 名雪ってかなりのネコアレルギーだったような・・・、
という突っ込みはおいといて、
昔の名雪の様子がよく描けていたと思います後せっかく題名が『無名の石』
となっているのだからもう少し石に関するエピソードがほしかったかな・・・。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:5)
- ああ、なるほどそういうことですか。
最後の言葉が非常によかったです。
- 135 夏に始まる物語 (採点:5)
- 学校を思い出すときの描写がもう少しほしかったです。
それと前半の美汐のシーンがいまいち生かしきれていないのが残念です。
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- 名雪があんなことするかなぁ・・・、
ということがすごく気になったので・・・。
この点数・・・。
- 137 体育祭血風録 (採点:3)
- 内容としては悪くないが、
まず第一に時間軸がめちゃくちゃ。
はじめにあのシーンから始まって、一方そのころ・・・はおかしい。
後時々人称がごっちゃになっている。
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- ほのぼのとした雰囲気がよかったです。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:7)
- 単純にいってテーマ等面白い。
舞の心理及び、やや狂気的な行動が(やや不自然が感じられる部分が無いことも無いが)
いいと思った。
最後に寂しさ等なんらかを表現できればもっとよかったか。
(佐祐理さんを出すのもいいかもしれない)
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 久瀬が佐祐理のことを好きでない、という設定は始めてみました。
こういう捉え方もあるのか、と感心しました。
キャラの掛け合いも非常によかったです。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:4)
- 色々想像することはでき、また、内容もいいと思いますが
状況がわかりにくいので(唐突過ぎる)
この点数です。
○コロリン さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- 設定がよく分かりませんでした。
何故、五匹の妖狐なのでしょう?ヒロイン一人につき一匹の妖狐?
奇跡を叶えて妖狐は死んでしまった…?
Kanonですか?
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- オチが、誰もが知っているものではないジャンル、というのは如何なものでしょう。
は?と思わせられて検索しましたが「ふーん」止まり。
北川が「ゴシックロリータ」を嫌う基準が分からない。
私なら、彼は賛同しそうなイメージを持っているのですが。
- 003 Last regret (採点:4)
- 今時分Kanonの未プレイでこのSSこんぺを読む人も居ないのでは?
サイドストーリーじゃなくショートストーリーで本編ダイジェストですね。
もっとKanonの言葉以外で、あゆの思いを構成して欲しかったです。
二次創作も好きですが、勿論私も「本編」好きですから。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:6)
- ありがちな話。
二次創作という気持ちがしない分評価も平均です。
- 005 『忘れないから』 (採点:6)
- 「二次創作、短編」とは言え、説明なく設定が違うと「はぁ?」と戸惑う。(北川と栞)
生きる意味という命題を扱うならば、回答は出ないだろうがせめて個人の答えを書いて欲しいと思う
―――その繰り返しが大きな運命を揺り動かして行く。 …私も貴方もその為生きてるの?
綺麗な歌の文句を集めたみたいです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 文章の書き方はもとより、すっかり元気になったあゆに対しての祐一くんが「言い訳めいた逃げをするキャラ」ではすごくカッコ悪いです。
文以上にマイナス評価です。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 盛り上がりもなく、ギャグSS?にしては不気味に硬い状況説明。
タイトルの意味も不明。
すみません。いきあたりばったりに見えます。
- 008 また明日 (採点:7)
- 楽しく読みました。
短いながらも良くまとまっています。
ありがちな話をオチで上手く消化してあったのは関心しました。
- 009 もし、もしも…… (採点:6)
- 短すぎるのが惜しまれる作品。
まとまりは良いが後味が悪い…
「悲しいおはなしは嫌い…」
「お話のなかでくらい〜」
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- 楽しく読めました。が、Kanonの設定が一つも出ていません。
名前だけ登場の一般ほのぼの小話。
特に美汐はそのまま栞でも構わないキャラでした。
- 011 約束がくれた時間 (採点:7)
- 読後不良が残る。
設定を変えるのは良いが説明不十分。この話の舞を、佐祐理は幸せにしたいと願うだろうか?
あとは、祐一との最初の別れる話を、納得いく形で入れて欲しかった。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- 口癖の頻度は作者様それぞれですが、モノローグまで語尾を伸ばすのは受け入れがたいものがありました。あまあまな名雪があまあまあまあまに。
楽しく読みました。
- 013 その朝 (採点:7)
- 文体はともかくとして、良くまとまっている。
ただ、あまりにも過敏な美汐に萎える。
- 014 青い春 (採点:8)
- 良いお話でした。
頭の中で情景や感情がスムーズに流れていきました。
ただ、香里の読唇術の件は文に引っかかりがあります。
- 015 遅刻 (採点:5)
- 平凡な話。
別に名雪だから…と言う理由で、起きるのが凄いとも愛が深いとも思えない。
「100万くれるなら愛する女に平手打ちも出来る」の論理でしょう
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:2)
- 「般若」は笑えた。
しかし、その後は読むの飛ばしました。
読み返しをしていない、とは思えないので、校正をしてくれる方を見つけてください。
- 017 『とも』 (採点:7)
- こういう普段の何気ない情景は好ましいです。
それだけに、香里の怒り具合が異常なのが目に付きました。
祐一の遅刻の理由が、下らないものだったのならば分かる気はするのですが。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:8)
- とても良いお話でした。
構成も、段落ごとに変わるのが上手。
ただ、どうしても「ONE」の影が出る話ですね。
- 019 雨 (採点:10)
- はぁぁ…上手いです。
綺麗すぎて悔しくて、思わず邪推という嫉妬が出てしまいました。
それほど見事なものでした。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 脱字、タイプミスは「読み返しが足りない」と、気にしない方だが…
私もずっとパイ・キャロットだと思ってましたし。
感想は、寄り集まって消化されないまま吐き出された感じがしました。
- 021 かしこ (採点:10)
- とても楽しく読みました。
本編の設定を、想像のつく範囲で軽く追加しているだけ(語弊があるか?)なのに、こんなにも優しい気持ちになれるのは、やはり書き方が上手いせいでしょう。
構成も、美汐ならではの丁寧な言葉使いが効果的でした。
- 022 いつもの二人 (採点:7)
- 楽しく読みました。
ほのぼの、は好きだけどネタ無しだと単調すぎる。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- オチで台無しの気分にさせられました。(の一言)
- 024 月 影 (採点:6)
- 難しく書きすぎていないだろうか?
回り道しないと理解し難い書き方のある箇所が数箇所ありました。
自論ですが「書き手は読み手に読解力を求めない事」
一人よがりの作品に見えてしまいます。
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 久瀬、善人説のステロタイプですね。
Kanon設定そのままでしたら、舞の語った「権力者の子〜云々」の件を久瀬に否定して欲しかったです。ここが読後不良になりました。
キャラの動きにはカンジ出ています。しかし、「男の俺ですら思わず〜」除くラスト数行の祐一の地の文は違和感有りました。
- 026 カナブン (採点:6)
- ラストが不愉快。
良い話で続いていて最後にこういったオチが来ると個人的に落胆します。
神の言葉(地の文)で「それとも……」とやられると
評価は……
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- オチない無気力ぶりが、この作品の設定そのままで続いている形となっていて、大変楽しく読めました。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- ツラツラと読み終わりました。
ほのぼので良いのですが、ネタに新しさが見えませんでした。
二次創作のステロタイプキャラなら、「完」になる様にもっとテーマに凝って欲しかったです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:6)
- 万人皆平等に作品の質で点を付けられるものだろうか?
「私はダークが嫌いだ。だから質以前に点数も低い。」と大きく言いたい。
魚料理の嫌いな人が「自信の魚料理です」と出されて食べてみないハズがない。
ただ、今回も口には合わなかったようです。
- 030 この街の夏 (採点:8)
- 楽しく読みました。
ナレーションが文学作品のようになっていて、つい居住まいを正されてしまいます。
ラストのナレーションはそういった意味では、無かった方がほのぼののまま、すっきりとした終わりになるのではないでしょうか。
キャラの動きは高レベルでした。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 本編の設定との違和感は捨て置いて、以上に『いつもなら気がつくはずもない名雪〜』「言うな!」の箇所が、キャラの行動に突拍子も無い為、目に付きました。
他多数に校正が必要な部分が見られます。
話としては良かったので頑張ってください。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:8)
- 楽しく読ませて頂きました。
とても美しくまとまっています。本編の拙い名雪エピローグの変わりに、差し替えたいと思わせる作品でした。(鈴木の件以外、って言うか引っ張りすぎ)
キャラの心情を読み手に預けている作りは、本当にKanonを何度もプレイした人でないと、注文の件などの大事な部分を伝えきれないままにする気がしてしまって、ちょっと心配です。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 内容は楽しく読ませて頂きました。
形に縛られない西東三鬼のような輩。
しかし、縛られる形だからこそ洗練が生まれる。
穿った見方ですが、打算にまみれた投稿ならば他の作者に失礼になる事を一考されたし。
- 034 アーティスト (採点:10)
- ほわぁぁ。素晴らしい。
とても楽しく読ませて頂きました。
心が固まってしばらく動けないほど捕らわれてしまうなんて…
関心しました。とても良い才能をお持ちです。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 間合いが上手く取れていない。
状況描写が複雑に絡み合い読み手に負担を強いている箇所が多い。
作者の明確なビジョンを読み手側は一から構成しなくてはならない事を考えるべき。
内面を抉れない三人称はダークを希薄にするのでは?
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:7)
- 楽しく読みました。
話は良かったのですが、地の文で「誰々が〜」「誰誰は〜」の使いが乱雑でした。
難しいとされる形なので頑張ってください。
- 037 あの日をもう一度 (採点:8)
- 楽しく読めました。
三人称多元描写の形からして、全て栞の入院中に見た夢ではなく、時間のアナザーワールドを通過して戻った。という事でよいのでしょうか?
前述で否定した内容ならば、栞の心情描写(あきらめたけれども、やっぱり逢いたいから見た[見せられた]夢)を追加して10点だったのですが。
アナザーワールドでしたら、本編から季節とデートのシチュエーションを変えただけの焼き直しなんでは?出会い、別れ、再会。
それに、何故あゆは本編どうり助けなかったか?の疑問が残ります。
サイドストーリーとして補ったキャラの動きは良かったです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 普通に読みました。
「属性」と言う言葉は使いたく無いのですが(香里も好きですし)特段なにも感慨ありませんでした。
一人称視点での葛藤。という形が香里の罪への自己満足に見えて、不快とまでいかなくても無感動を生んだのだと思います。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 評価に暫く迷った。
しかし結局「まとめていない」という結論を出した。
文章力は置いておくとして、綺麗な言葉と明かされない謎というものは好奇心を煽る。
デッサンされた輪郭の一番良い線を読み手は拾ってはいけない。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 普通に読みました。
壊れ、ギャグ、シリアス、どれをとっても半端で平凡な作でした。
せめてどれかでオチをつけてくれれば良かったです。
- 041 涙 (採点:7)
- 良いお話でした。
しかし、内にあった舞への裏切りに対し、涙を流す佐祐理。
心配する舞に対し言った言葉。
「ううん、何でもないんだけど、ただ・・・ごめんね」
これは、本当の事を言ったら「舞が悲しむから」でなく、佐祐理の保身の為では無いのか?
そう考えると佐祐理に成長はあったのか疑問が出てくる。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- 評価に迷う一作。
たぶん私は作者様の組んだ意図を把握し切れていないと思う。
何かあるぞ。とは思わせられるのだが三度読みでも理解できない…。
こんな輩に評価されるのも不幸だとは思うが、理解出来ないのだから仕方ない。
他の作には10点だってそこそこ付けている。つまりはそう言う事。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 以外な展開、とまず始めに。このSSはショートショートだったのか、と関心。
読み返し……複線が無い。
「手を握る」「学校の女子の発育を褒める」等の複線が入っていれば、10点でも良い程、ムードありました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 楽しく読みました。
絵本のように暖かな作品ですね。
言うこと無しの作品。10点作品と同じくらい好きです。
会話部分が非常に暖かくしっかりしていて驚きました。
一応書きますが「9点」なのは、この為に短編でまとまる大ネタを捻り出した、作者様に配慮してのことです。悪しからず。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 楽しく読みました。
30分考えたのですが、感想が思いつきませんでした。
香里の心がいまいち素直じゃ無いから、感想も素直に出ない、と言う事で。
きちんと作ってあるので好感は持ちました。
- 046 『安らげる場所』 (採点:8)
- 楽しく読みました。
男×男、よりも久瀬に対しては根悪人説を信じているので、何か腑に落ちません。
ほら、北斗の拳で大悪党は居ても、その命令に従うザコもやっぱり悪人じゃないですか(汗)
…実は久瀬は、妹が悪党ボスに人質にとられてムリヤリ悪行を命令されていた…
次回、北斗の潤!「久瀬は、ぅ悪党だったぁぁー!」 明日はどっちだ・・・
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- 誤字、会話文、地の文、全てにおいて焦り過ぎ。
読み返しをして下さい。
句点については作者の方それぞれ「こだわり」がありますので進言は控えますが、一考を。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 大変楽しく読みました。
キチンと間を計って繰り出される笑いは小気味良いものでした。
惜しむらくは、既存のネタ範疇をいま一歩抜け切っていない点でしょうか。
Kanonの設定だから仕方の無い部分もあるのでしょうが…オチはありがちですよね。
- 049 Transmigration (採点:6)
- はぁ…。
三分の二までは疑問を持ちつつも、楽しく読んでいました。
しかしシリアスと銘打ちながらここまで無設定&好都合に出来るのならば、初めから祐一の隠された超能力にて栞を治してやればよかったのでは? っと……嫌味ですねー。
途中まで楽しかっただけに残念です。
- 050 あなたと共に (採点:8)
- いいお話でした。
本編にて美汐が言った言葉を使って、ここまで良い真琴エピローグを創るのは感心したしました。
- 051 待つ女 (採点:5)
- 読み返しして下さい。
最後の箇所は致命的では無いにしろ混乱を招く上、作者様の頭が悪く見えます。私も最初は「何言ってんだ?コイツ(失礼)…………あー「しゅん」ね…」となりました。
作品を書き捨てている様に誤解してしまいますよ。
話的には、美汐の「笑って力強く待つ」を言葉のみでなく、行動を伴って表しているのに好感を持ちました。 1つは見過ごしてもマイナス2点しています。
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- あゆの夢と現実の重なりを、あゆが理解していく話なんだな。
と思った所で、秋子さんの話へ。すっごく意表を付かれました。
ただ、やはり唐突すぎるのは否めず、最終回だけ違う主人公が出てきて物語を完結させた。
そんな感じの切なさがありました。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- すみません。あまり人生訓を大上段にも思える所から訴えられるのは好きじゃありません。
作品中で伝えたいことは述べていると思います。
ここでの評価も大上段だな、と考えたら「評価」で無く「感想」と左上に書いてありました…。
逡巡しましたが、SS書きなら他人がどう読むのか知ったほうがプラスになるかな?と思うので勝手ながら続けます。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- 祐一のハイテンション、死に際の弱さが続いている舞。
感情移入が出来ませんでした。
笑いにならないギャグは引き潮です。
財布を忘れた舞と、それを察する祐一の描写は良かったです。
- 055 手紙 (採点:7)
- いいお話でした。
青年と女性という区分け方がかなり最初から違和感アリました。
栞の手紙後、「男性と女性」が「祐一と香里」に変わるのは…自分を取り戻した?
話としてはパターンですが、良くまとまっていました。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- 三人称多元描写が出来ていません。
神の視点であいまいな言葉を使ってはいけません。※「〜だかなんだか」
描写におかしな箇所があります。※「一欠けら〜」
全て違和感です。美味しいごはんでも一粒の砂利で気分が台無しになります。
砂利が多いごはんは食べ続ける気になりません。読み返しをお願いします。
個人的に伏字も気を削がれます。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:8)
- 楽しく読みました。
なんだか、国語の教科書に載っていそうな話の書き方で、「坊ちゃん」を思い出してしまいました。
作品もKanonという点に主観を置くと疑問もありますが、遠からず近からずの位置でしたので好評価いたしました。
- 058 夕凪 (採点:8)
- 楽しく読みました。
他作品とは異色の作なので、頭が切り替わるまで『面倒くさい書き方だな』なんて思ってました。
しかし途中から質の高さを感じ、読み返してみるとかなり洗練された運びになっていて、感嘆しました。
設定を変えども納得できるのは、その世界を如何に造りあげるか。
それが大事だと言う事を再認識しました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:9)
- いいお話でした。
あまり触れるのは好ましくない内容ですが、悲観的に書いている風でもなく、祐一が手に掴めなかった幸せを、日常を使い上手く表現されてます。
名雪とあゆとのほのぼの部分も楽しく読めました。
- 060 奇跡の果てに (採点:6)
- なんだか全て「ご都合主義」な話の展開に引いてしまいました。
SSとはいえキャラの性格を勝手に作成した後、さらにそれを改正させる話を作るというのは…。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 読み手(私)を不快にさせる箇所が多すぎます。
話には面白いものがありました。
しかし、それを超える不愉快が三点ありましたので2点引いてあります。
作者様のプラスにならないのを承知した上で、理由を書かない意味を察してください。
- 062 丘の上での昔話 (採点:9)
- 良いお話でした。
美汐の昔語りは純粋に読まされました。
惜しむのは、少々読みづらい書き方になっている所です。
改行をしていない訳でも無いので、そのような構成なのでしょうが、もう少し『間』を取ってみてはどうでしょうか。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- 話としてはパターンですが、それが悪い物という意味は無いので楽しめました。
私的にキャラの性格、台詞に違和感を感じる部分がありました。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- 『壊れ』として扱って。
やはり笑いのヒット数が弱かったです、「ミス1」で「笑い2」分醒める計算で調整しないと厳しいと思います。
参考までにワタクシの場合。
最ヒット!『祐一を待つ秋子が小声で「了承、了承」』
最Boo! 『触覚君』 同『エッチなビデオの店』
- 065 振り返る想い (採点:8)
- 楽しく読みました。
ネタが大筋として本編そのままなので、どうしてもインパクトは薄いです。
本編の『言葉にしていないけれども理解できる』部分を言葉にした作品。
あゆが出てくるのは意外でしたが、そんなに必要でもなかったような…しかしながら、補足説明として良くまとめていると思います。理解出来なかった人向けですね。
- 066 夢の中でも (採点:8)
- 楽しく読みました。
最後は完全に祐一と栞の話になってしまって、まとめないなら最初に香里は出なくてもいいんではないか?と思いましたが、それは良く書けているからこそ目に付く荒探しであって…気にしないで下さい。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- 良いお話でした。
上手くまとめられています。
ラスト一文の『みっともない』はフォロー文が入っていないと意味は結構キツイ言葉ですよ。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 楽しく読みました。
キャラのドキドキ感が良く表されておりました。
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- 楽しく読ませて頂きました。
良いストーリーでした。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- テンポが悪い、ギャグが受け入れられない、読みづらい。
すみませんが途中で読むの止めました。
ハズしていても良いので読める作品を作れるようがんばって下さい。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- 楽しく読みました。
佐祐理さんの暴走ぶりは良かったし、その後の舞からの誘いに下る展開もまとまっていました。
しかしながら、世界が少しこじんまりとし過ぎている。縦の延びが欲しかったです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:7)
- 楽しく読みました。
話自体は8点9点の内容だったのですが、やはり大きな違和感の為、最後まで素直に読めずに、誤字含んでこの点数になりました。
- 073 守りたい約束 (採点:10)
- 良いお話でした。
ありていに心にジンと来ました。
タイトルのつけ方も上手いと思う。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- 内容が理解し辛い。
最初の感想では「理解出来ない」と書いたが、読み返してみて大体把握したので書き直しています。
美汐の精神状態がこうなっていて祐一がああだからそう思って、祐一がそうだからそう言って…
もうちょっとフォローが欲しかったです。
- 075 記念日 (採点:6)
- 記憶を失った舞のオープニングは描写も見事でした。
しかしながら原因と対策がジャムでは…しかも『じゃむ』表記だし…。
ギャグなら笑いを、シリアスなら設定を大事に。
中間だから『ほのぼの』という訳では無いと思います。
- 076 流星群 (採点:8)
- 楽しく読みました
流星の下、再会を果たす。ロマンチックで良い話だと思います。
栞が居なくなった支えられる者の無い美坂香里でしょうか…。それならば自棄な行動にも納得する部分が想像できるのですが。その点での香里の描写が無いので、最初に読んだときに「美坂香里はそんな間違いをするキャラでは無い」と心に浮かびました。
今回は良い様にとらえて点数を出しましたが。
…口を噤んだ北川の一言があれば何かが変われたのでしょうか…
- 077 まだまだ続く道 (採点:8)
- 良いお話でした。
しかしながら、文章に常に焦りが見られます。
『ネタを早く書きたい』という気持ちが文に現れ、状況の描写やキャラの台詞に違和感を感じる所が少なくありませんでした。
自分の作ではストーリーが判る為、細かな読み返しを敬遠しがちになりますが、是非読み返しを怠らないで下さい。
- 078 blessing (採点:5)
- ネタに対して回り道が酷すぎる。
意味の薄い…いや、このネタに必要の無い講釈が延々続く。
「特別な時だけ普段考えないようなこと考えたり、実際に言ったりするのって、自分が無いみたいで嫌じゃない」の一言が印象的でした。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:8)
- 楽しく読みました。
上手にまとめられたお話でした。
それなのにいまいち感想が無い…。
『ゆきうさぎの名雪の告白』と『ゆきのした』設定の違いの差が上手く見つかりませんでした。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 楽しく読めました。
場面転換での記号もキチンと生きていましたが、やはり自主規制とはいえ「避けて」というものを使うのは如何なものかと…。
もちろん作者の特定なんて出来ませんが、あえて使用せずに描写を濃くしている作者様もいるのではないかと思うと心持も微妙になります。
- 081 向日葵 (採点:8)
- 良いお話でした。
『香里』と『太陽を向かない向日葵』の組み合わせは実に上手いと思います。
しかし香里SSに多いのですが、心の決着が出ないまま栞に許され、終わる。この展開はありえないと思います。
あと、台詞の前に役名を書くのは何という技法なのでしょうか?
台本などしか思いつかないのですが…こういう書き方の小説家って居ますか?
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- ほのぼのしてました。
坂道を祐一はあゆと自転車を抱えて帰るのでしょうか?
そんな事が気になる作品でした(汗)
- 083 偽りの伝承 (採点:8)
- いいお話でした。ネタは良かったです。
読んでからしばらく考えたのですが、今時代使う機会もあまり無い話かなと。
政治家の談話くらいしか裏を考えながら聞く話も無さそう(笑)
しかしながら「真琴と祐一の恋人関係」というものに違和感を持つのは私だけかしら?
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 展開に強引さを感じました。
あの祐一との安い受け売りの会話で美汐が『何か』を受け取れるのならば、ずいぶんと薄い別れを美汐はしたのだと思わせられます。
「相沢祐一」の立場で言葉が必要なのでは?
こんなにしっかりした文章を書く作者なのに何故こんな事になるのでしょう…もっと心の流れを考えて下さい。
- 086 人生にifはない (採点:9)
- いいお話でした。
北川のテストの行為は余計に厄介事を抱えている点で関心出来ませんが、「格好つけてるだけ?」という読み手の思いは『未成年だからいいだろう』の一言のおかげで無くなっており、こういうフォローはSSの質ともなるので、違和感を与え過ぎている作家は見習うべきだと思います。
Kanonとリンクするように動く香里の心も見事に表現されていると思います。
会話文中の改行は[間]なのでしょうか?少々読み辛いです。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:10)
- いいお話でした。
とても感動いたしました。
紡ぎ方が上手いです。
タイトルだけ…安っぽく見えてしまいます。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- なにがしたいのか解からん。
告白を受けるつもりの香里ならそれなりの描写は必須では?
複線を張らないショートショートは『意外』ではなく『裏切り』ですよ。
文章は欠点が無いので3点つけます。
- 089 雪原の軌跡 (採点:9)
- いいお話でした。
香里の強さと優しさ、舞の弱さと優しさ。見事キャラを把握していると感じました。
ラスト一文、少し人間賛歌しすぎのような…逆に薄く聞こえてしまいます。
物語は秀作でした。
- 090 贈る言葉 (採点:8)
- 楽しく読みました。
パターンの恋物語でしたが良く書けています。
軽く違和感もありましたが一箇所のみだったのでOK
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- 楽しく読みました。
あゆの持った奇跡の力についての解釈一つの形として上手くまとめていると思います。
私としては「神さま」が願いを叶えるという解釈は好きではありませんが。
- 092 デエトの日 (採点:8)
- 楽しく読みました。
香里がなかなか味わいのあるキャラになっていて面白かったです。
オチもすっきり決まっていて「面白かった」で終われる作品になっていました。
- 093 philosophy (採点:7)
- どうなんでしょうコレ。正しい選択?
『言葉を信用されないから形にしました』
祐一の愛は伝われども、名雪の愛は伝わらない作品となっている気がします。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 楽しく読みました。
『ほのぼの』とは設定中心の中身の無いものなのか? サザエさんを思い返しながら考えてみましたが、答えは出ませんでした。
『ほのぼの』に点数をつけるのはとても難しいです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- ショートショートではよくある展開だと感じました。
話の書き方は上手でした。
- 096 Pure Heart (採点:7)
- 楽しく読みました。
名雪側から告白という本編と違うシチュエーションならば買い物中や百花屋でもう少し名雪の心模様を描写したほうが良いと思います。
それとギャグやラストはせっかくですから自分色にしたほうがいいです。
文章は上手く書けていました。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:10)
- とてもいい話でした。
素直に二回目の読み返しをさせて頂きましたが、この設定での続きのSSを更に考えてしまう程見事な話でした。
- 098 希望を抱いて (採点:5)
- ギャグからシリアスに入る手法は結構難しいですよ。
『心の入れ込み』はともかく、『医者の手術敢行』という最初の設定からして大ギャグが決まっていると、常識あるシリアスはもはや受け付けられない物と化します。
しかもキャラも違う人格ですし…生きた証だからってあの歳の子に「大変だろうけど育ててくれ」と言える祐一も凄いです。
- 099 Anniversary Days (採点:7)
- いいお話でした。
祐一の誕生日プレゼントとそれを手にするやり取りはとても良い出来でした。
しかしせっかくの全員登場なのに、祐一と秋子以外は、秋子が喜ぶ「賑やかなのが好き」という言葉の為だけの寄せ集めにしか過ぎないのは少々拙いと思います。
それと祐一のキャラも、皆がいる前であのセリフは言わないと思います。
- 100 今度までには (採点:8)
- 良いお話でした。
いろいろ考えさせられましたが、この話はコレで良いか、と一人納得してこの点数をつけさせて頂きました。
物語の綴り方は上手でした。
- 101 Little Seedling (採点:6)
- タイトルと話の内容は良かったです。
しかし致命的に祐一の一人称が出来ていません。
関心もされない人物を登場させるのも力量不足と捉えます。
暖かみを感じない形だけ整った『ネタ無しほのぼの作品』の方が点数が高いのも考える所がありますが、あえてこの点数にいたしました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- 良いお話でした。
TVドラマでありがちな話でしたが、本当に良く書けていました。
香里の一人称での心の動き、そこから見える祐一の想い、共にとても素晴らしかったです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- ギャグが古い。ドリフのコントのようだ。
それと香里のキャラが違うと思う。
- 104 これから…… (採点:8)
- 良いお話でした。
しかしながら、始まりがちょっと唐突で『結局』という言葉は不適切だと思います。
前半の状況説明を兼ねている祐一の一人称も不安定さを感じました。
それが終わった後は二人の動きも良く書けていました。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- すっごく勝手ながら8点です。
あのジャムを秋子が愛する理由としては、これまでも『亡き夫が作ってみた』という設定で読みましたが、今回のような明確なジャムを作れなくなってしまった理由。というのは単体で本当に素晴らしい話でした。
ただただ「名雪が狐の子だ」という結果だけが嫌でこの点数になっています。
父親が居ないという設定とも絡んでいるのであまり言えないのですが……身体の関係は止めて欲しかったです。本編での祐一と真琴でも『ありえない選択肢』でしたから。まぁ秋子は愛していたようですが。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 普通に読みました。
本編オープニングをそのまま名雪理解度200%にして構成ですね。
辻褄合わないという事はありませんが、そこまでの好解釈には逆に醒めてしまいました。
折角のサイドストーリーなのですから『目覚ましにその想いを込める名雪』を割愛せずに書いたほうが良い作品になったのではないでしょうか?
- 107 満月は白い輝き (採点:4)
- 何故最後にギャグにしたのか解りません。
もちろんこのギャグを覆せる感動もありません。
- 108 家出(強制) (採点:3)
- 話がクドイ。途中で読むのを止めました。
『相沢様〜』の件は笑えないうえに長い。
ここまで読みましたが、ジャブ程度に面白かったのは(笑えたでは無い)『三種の神器を渡された』のみでした。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- 楽しく読みました。
名雪らしいと言えばらしく、そうでない部分も時間の経過によって培われたもの。という納得させられてしまうお話でした。
ただ、祐一の行動について私が美化しすぎなのかもしれませんが、ケンカしたからといって違う女に戻る。というのは気に入りませんでした。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- 美しくまとめられていていいお話でした。
私は『幸せに死ぬ』と言う事は『満足に思い残すことは無い死』だと思っております故、栞が幸せに生きたと語られている点での二人の結論に、一層の悲しさ、弱さ、が見えてしまいました。
そういうテイストに書いてある風では無いので、一行目の感想になりました。
完成度は高いです。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:9)
- いいお話でした。
この黄金パターンは最早公認設定ですか?と聞きたくなるほど万人使っていますね。
死んでも栞は栞ならば、はっきりと「幸せです」と言わせられる設定で綴って欲しいものです。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- すみません。読めませんでした。
一人称がまったく出来ていないのが理由です。
それと作者の想いがそのまま祐一の台詞や感想に現れすぎているのも不快でした。
- 113 Flying (採点:7)
- 惜しい作品でした。
展開を焦るあまり会話が出来ていません。違和感だらけでした。
それとキャラの台詞ももっとオリジナリティが欲しかったです。
2倍濃縮して中編くらいの作品として読みたかったです。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 楽しく読みました。
ラストの180度ターンしてのシリアスっぽさは展開から見て強引さが感じられましたが、笑いの方の評価はキャラの動きを想像できる程テンポ良く書かれていて、楽しませて頂きました。
しかし、最後の一文を見ると、美汐が単に変化した妖狐と仲良くしたかっただけ。
というキャラみたいになってしまっています。
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- 名雪が事故に遭うまでは普通に読みましたが、その後の強引な展開は読むに耐えないものでした。
どうしてこのような事になったのか作者様にお聞きしたいです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:9)
- とても良いお話でした。
『別れ』として銀河鉄道を上手く使ってあると思いました。
気になる部分としては、相変わらずの栞達観。ここはまだ良いとしても、香里のキャラは少し軽すぎると思います。
それと、銀河鉄道から降りる栞の描写、ここをもう少し大事にして頂きたかったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 老人の語った思い出。それは死んだ思い出の設定。
しかし老人はこの作品では生きている。生きている老人の語る死んだ思い出の設定は果たして生きているのだろうか…。
この作品で一番悩んだ部分です。10点を付けさせて頂いた作者様の為にもこの点数となりました。
この部分以外では勿論10点の作品です。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:6)
- キャラをキャラたらしめる「お約束」のオンパレードは決して楽しいものではありませんでした。
一人一人に焦点を当てる形でのギャグは、秀逸なネタ無くしては短編ではキツイのではないでしょうか?少しもクスリともキませんでした。唯一、
北川だと知ったとき『祐一の顔がパアッと明るくなる』が面白かったです。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- 良いお話でした。
これまでも数作、これはKanonのSSかなぁ?と思わせられた作品はありましたが、この作品は断定して違うと言い切れます。 栞である必要がないのですから。
それに、氷室という人物を書くにあたって栞の設定を変えてしまうのは如何なものかと…。
香里のキャラも好意的に解釈しますが、初めは違和感を感じました。
物語は上手く綴られていました。
- 120 息抜き (採点:7)
- 楽しく読みました。
キャラの行動も違和感無く読めました。
しかし、内容が薄く、大半がクイズの話になっているのが勿体無い。
それぞれの立場からしての『その人』を語らせた方が、KanonSSとしてもっと良くなると思います。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 楽しく読みました。
いい話だったのですが、腑に落ちない作りでした。
舞の頑張りすぎる訳は性格の為。佐祐理の笑顔は本人が否定しても「本物だ」。
言葉は悪いですが『ご都合主義』の展開で違和感を引きずったまま進んでいきました。
あまり関係は無い違和感として、佐祐理の体型では全力疾走でもしないと雪の降る冬に汗が垂れる事も無いと思いますが…
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- 楽しく読みました。
芯の通った『ほのぼの』の見本のような作品だと思います。
美汐が少々可哀想な気がしますが良くまとまっていました。
持ちネタでない事だけ切望いたしますが…
- 123 想い、あなたに (採点:8)
- 楽しく読みました。
短編としての応募なのに、続きを臭わす作品には酷評してきましたが、この話は続かないほうが面白いし、終わりも上手く纏めてあったのでこの点にしました。
なんだか祐一が浩平に見えましたケド
- 124 No More Dying Then (採点:10)
- 素晴らしいお話でした。
短編を感じさせない見事な構成と内容は、迷うことなく10点を頭に描きました。
香里の嫉妬の対象が栞のみに向けられているのは疑問だし、好きな相手の良い所を尊重と尊敬する事によって、その相手を好きだと思う筈が、それが出来ずに嫉妬するってのはやはり私には『壊れた愛』だと感じましたが…。
まあ、そういう人も居て、そういう設定として上手く解釈し、一つの答えをしっかりと綴られていたので、初めの読後の感想どうり間違い無く10点の作品でした。
- 125 幻冬歌 (採点:2)
- 未完ですか?
なんか同じような作品があって同じ感想なんで、そっち見てください。
ただこちらが長い分、時間の無駄でした。
- 126 多角関係 (採点:8)
- 楽しく読みました。
テンポ良く繰り出される笑いは良いものでした。
私個人で笑いの数値を10段階にすると、最大は8点で『SP?が一円玉を取り出したのを反省する』でした。時に5や6のともすれば引く波もありましたが、平均で7点のプラス結果でした。
今作のSSは、笑いでのレベルではそう高いものではありませんでしたが、文章として楽しく読ませて頂きました。
最後の一言は誰なのでしょう?予想して1.名雪 2.作者 3.SP.男
- 127 魔物の住む学校 (採点:8)
- いいお話でした。
SFサスペンスのような展開は結構ドキドキしました。
ともすれば大怪我するような描写でも名雪と香里は無事だったのには、何で? と思ってしまいましたが…。階段が崩れて瓦礫と一緒に一階分落っこちたんですよね?
でも全体通して楽しく読みました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- 楽しく読みました。
友情が熟成された味のある二人の会話がとても良く伝わってきました。
ただ、難をあえて言わせて頂けるのなら、北川が香里と一緒に居たいと思わせる理由が『香里に選ばれたから』のみであるのが寂しかったです。
『愛に理由は必要無い』とは言いますが、もっと北川が香里を必要とする理由を、北川の口から言って欲しかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- いいお話でした。
素晴らしく世界を構築されていてすっかり世界に引き込まれてしまいました。
妖狐は悲しい立場にあるのですね…。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- いいお話でした。
感想が難しいのですが、素直に書くと…さして感動はありませんでした。ステロタイプと言っても差し障り無いかと。しかしそれでいて、決して退屈な型ではなく楽しく読みました。
黄金である『命を懸けて残した〜』やら『実はこの人が私の…』という部分に必要以上に無反応に振舞ってしまいます。
- 131 鎖 (採点:6)
- 最初の地の文で復活ギャグ? かと思いましたが(笑) それともそういう意味合いも在るのかしら。
しかし骨が無いと墓も無しですか?墓と骨が有ると無いので、謝る気持ちに差が出ますか?
ネタを急いて強引に感じました。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 楽しく読みました。
独特の世界を構築する文章力は見事でした。
しかしギャグという名目で見ると笑える部分は皆無に等しく、『ドタバタ劇』を楽しく見た。という感想がしっくりきます。
地の文の状況、情景、心理の描写は素晴らしかったです。
- 133 無名の石 (採点:9)
- いいお話でした。
キチンと今の名雪と幼い名雪の二人が頭の中で映像となって流れて行きました。素晴らしい文章力でした。
いい作品でしたので、出来れば名雪が悲しい別れを経験しても猫が好きで居られるエピソードも織り交ぜて欲しいと思いました。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:7)
- 個性溢れる作風だと思います。
祐一の思考があっちへ飛んだりこっちへ行ったりと纏まり無く読み手を混乱させられます。
異端な物に出会った時、少しでも分かり合おうとし、相手を深読みするかのように、この作品も『人の考え方も、この作品の様に分裂ぎみにロジックされているのでは?』という事を表そうとしているのかも知れない…なんて考えさせられました。
しかしピースで見ると秀逸なのに、全体で見るとやはりまとまりが無かったです。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- なんだか壮大な幅の広がりを見せていた割に尻つぼみになっている作品でした。
このエンディングで終わらせるには少し情景と想いの描写が不十分だと思います。
短編だからと言う理由で無理に切られている感じがします。
- 136 君を想う気持ち (採点:9)
- なんだか読んでいてドス黒い気持ちになりました(笑)
確かに名雪ならばこんな思考の流れも無い話ではないと思いますが…
自分が祐一と同じ立場ならこんなアホは許せないです。
見事な話のつくりでした。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 楽しく読みました。
クロスカウンターからオチへとパターンになっているのが残念です。
ただ、そこまで持っていく文章のつくり方にはパワーを感じました。
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- いいお話でした。
基本的に香里と栞の仲の良いやり取りには弱いのですが、それに加えキチンとそれぞれのキャラの、思う所や感情を描写してあって、出来が良く楽しく読ませて頂きました。
ラスト4行は作中で語られているので、無いほうがすっきりした終わり方になったのではないでしょうか?
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- とてもいいお話でした。
元の話の儚さ、妖艶さを見事に舞の話とリンクさせ昇華されていました。
後半、祐一が出てくるシーンはある意味効果的だったのですが、反面、少女マンガの怪談の終わり方のようなチープさも演出してしまった様に受け取りました。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:6)
- 違う感想でも書きましたが、久瀬善人説は体が受付けません。
しかも名雪と良い関係になるなんて……と、いうよりも話のみでなく展開も強引すぎると思います。
逆の方向へ『走りだした久瀬』に間を置かず『歩み寄る名雪』…久瀬、待ってた?(笑)
強引といえば、使う必要もない久瀬の名前や、学校の名前は何故に出したのでしょう?
読み手に違和感を与えるだけの効果しか感じないのですが…。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:6)
- ギャグは笑えませんでした。
シリアスもなんだかなぁ…と感じました。違うキャラで同じ道を辿らせるのは面白い事でしょうか?
地の文の語りがキャラの思考と直結しているのも不自然です。
○コンタミン さん
- 001 丘の生き物 (採点:7)
- 「妖狐」という非現実的な単語が全体の牧歌的な流れを壊してしまっているように感じました。ここは「狐」でよかったのではないでしょうか。ポエムはストーリーがなくてつまらん、と思っていたのですが、良いものもあるんですね。お見事でした。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- これはKANON-SSではない。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- ストーリーの冒頭、もしくはラストシーンのみを切り取ったように感じました。ここから話を発展させていくと良かったと思います。
- 035 月の向こうに (採点:9)
- ダークでは文句なしにNo.1でしょう。幻想的な文章が素晴らしかったです。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- やっぱりバカが好き。
- 046 『安らげる場所』 (採点:4)
- ノーコメント。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- あまりにもくだらなく、そしてあまりにもバカだ。今回のこんぺで最も下劣な作品といっても過言ではあるまい。その低俗かつ変態的な内容から作者の品性のほどが伺える。そして私はそんなSSが大好きだ。名雪のほっぺは揉むよりもむしろ人差し指でつついて、その弾力と恥じらいの表情を楽しむのが王道だと思うのだがどうだろうか。ぷにぷに。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:2)
- ああ……何でもない…………。
- 058 夕凪 (採点:10)
- とても美しい文章でした。何気ない動作の一つ一つが丁寧に描かれており、文章でありながら映像を見ているような、そんな印象を受けました。素晴らしいです。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- ゴメンなさい。脳波止まりました。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- せっかく「白黒の旧車」を登場させたんですから、この後はカーチェイスでしょう!? ねえ。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- 未完はイカンでしょ。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:10)
- この少女は本当に栞だったのか? なぜ祐一の前に現れたのか? 栞だとすればその生死は? 謎を残したラストが、心地よい余韻となって胸に残りました。お見事です。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- ギャグを書きたかったのか、シリアスを書きたかったのか、まったく分かりません。一本の中にどっちも書きたいだなんて無茶です。せめてどちらをメインにするかは明確にしたほうが良いです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:8)
- こういう王道ギャグ、大好きです。落ちも期待通りのお約束で大満足。
- 120 息抜き (採点:9)
- 元ネタは「ヒグラシ庵」ですか? それとも管理人さん御本人でしょうか?
あほまんがダメ王、いつも楽しみにしてます。
- 126 多角関係 (採点:2)
- 佐祐理に救いが無く、さらに祐一に制裁が無いため、非常に後味の悪いものになっています。ギャグもその場のノリだけで、ラストの大落ちが落ちていません。もっと爆発的な落ちが欲しかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:5)
- あの……真琴はもう用済みですか? いつ帰ってきてもいいように大学まで近場にしたのに……用済みなんですか?
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- 二箇所だけ老人の一人称になる部分がありましたが、少し違和感がありました。手紙という小道具もあることですし、ここはカットして老人の死は最後のシーンまで伏せておいたほうが綺麗にまとまったように思いました。本編で語られなかった舞の剣のストーリー。まさにサイドストーリーの王道といった感じで楽しめました。
○ショウ さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- ネタがわかりませんでした。わかったら面白かったかも。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:10)
- おもしろかったです。その場面がうまく書かれていてよかったです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:9)
- なんだかんだいって、結局寝てた名雪がよかったです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:5)
- よかったんですが、最後のおまけは……。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:9)
- 普通の感じがよかった。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 香里と栞のやりとりが良かったです。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:10)
- 2人の雰囲気がよくあってた感じがして良かったです。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- 話の内容は想像通りでしたが、いい意味でいい話でした。
- 093 philosophy (採点:9)
- 結婚式をもってくるとは思わなかったです。
人を信じる、簡単なようで難しいことだと思います。
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- 話の内容などは良かったと思ったのですが、しめがいまいち。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:10)
- ほのぼのとした感じがとても良かったです。
美汐vs祐一も良かった。
- 123 想い、あなたに (採点:9)
- 名雪ファイト
○ソウタ さん
- 105 『ロシアンティー』 (採点:8)
- 全141作品の中では最高の内容でした。今まで読んだ秋子さんの過去の話の中でも。
○ハム さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- 補完SSとしてありがちな感じですね。
あと、あまり空白を多用しない方が好きです。好みの問題でしょうけど。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- どうにも現実逃避にしか見えない気が……
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- オチ……なんでしょうか、これ。
あと句読点は使った方が好印象ですね。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 誰か突っ込むでしょうけど佐祐理さんの一人称が……
- 014 青い春 (採点:2)
- いくらなんでも名雪が「おー」を連発しすぎでは……
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- >>「うわ、般若」
これで二点プラス(w
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:2)
- 栞の口調が所々微妙に違う気がします……
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 仏教面……
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 素晴らしく原作のままな気がします。悪い意味で。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- 舞がヴィヨンみたいで少し萌えました。
しかしキャラを暴走させるならもっと徹底的にさせた方がいいような気がします。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 普通に現れて普通に蘇生されても対応に困るというか……ご都合主義全開?
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- なんだか初代ファミコン時代のゲームのような台詞がどうにも……
終わり方も打ち切り漫画みたいですし……
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- 暴走してるような淡々としてるような微妙さがいい感じです。
というか栞のお尻しか頭に残ってませんが。最高。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- しっとりして実にいい話でした。
タイトルは……分かってて付けたんでしょうけど、ご自分で考えた方が良いかと。
○ハリヤ さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- 香里が寝ているとは思えない、名雪は別にしても
- 008 また明日 (採点:8)
- こういうの結構好きです、少々の誤字脱字など気にしない
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- かまぼこ板はかなり意表を突かれました、祐一らしいですが
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 夢のシーンが印象的でした
- 014 青い春 (採点:7)
- 北川が負けたと悟った瞬間の心情が弱い、けどおもしろかった
- 020 心の翼 思いの風 (採点:7)
- 美汐がいい味出してます
- 021 かしこ (採点:8)
- 絵本のタイトルがいいかんじですね、是非内容も見てみたい(笑)
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 想像のパーティの場面が印象的でした
- 024 月 影 (採点:9)
- とてもきれいな話でした
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 子供の祐一の発言がそれっぽくて好きです
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- パパイヤ鈴木のアフロコーヒー・・・嫌すぎる(笑)
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- おもしろかったけれど、無茶しすぎのような・・・まあ、倉田家の謎の力といったとこでしょうか(笑)
- 041 涙 (採点:8)
- いいですね、舞の言葉にじーんときました
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- 合掌(笑)、嗚呼、名雪に明日はあるのか
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- All you need is loveの曲がわからなかったのが痛い、私が無知なだけ?
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 確かに男性向けではないような・・・
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- 言いまわしにちょっと違和感が
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 手羽先リュックにやられました、おもろ!!
- 051 待つ女 (採点:5)
- 所詮北川はギャグキャラなのか・・・・哀れ
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- 最後の秋子さんの独白はいらないのでは?かなり蛇足のような気がします
- 055 手紙 (採点:7)
- とても良い作品でした、しかし人称は統一したほうがいいのでは?読みづらくなってしまっています、もったいない
- 057 お便りは初雪の日に (採点:10)
- 場面が目に浮かぶようで非常に素晴らしい
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- ほのぼのよりギャグにしてしまったほうが面白かったと思う、楽しく読めました
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- たとえつらくても、美汐が魔法の水を飲むとは思えない
- 068 あったかいもの (採点:8)
- おもしろかったです、もう少し真琴は真琴らしくてもよかったかも
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- テンポいいですね、省かれた一人って・・・・(笑)好きですこういうの
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:8)
- 真琴とピノキオの話、確かに説得力があります
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- あの鈴にはそんな由来があったのですね、道理であの人見知りな真琴がよく懐いたわけです(もちろん、秋子さんの人柄もあったのでしょうが)
- 086 人生にifはない (採点:8)
- しかし、教師にとってかなり嫌な存在ですね、北川君(笑)
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- プレストーリーはよく読みましたが、こういうのは初めてです、この後あゆはどんな物語を見るのでしょう
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- カップ茹でそば・・・果たしてそれを見たときに私は買うのだろうか?(笑)
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 世にも奇妙な物語的な話構成はいいですね
- 113 Flying (採点:7)
- 言いまわしが好きです、折れた翼
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 何気に酷い美汐がいいかんじ(笑)
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- たしかに祐一の話はとことんうさんくさいホラ話ですな(笑)、ジャムも登場して欲しかった、でもあったかい話でした
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- 扉ネタはどこかで見たような気がしなくもないが面白かったのでよし
○ヘキサ さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- これを音声onlyの語りでしたらもう少し点数を入れさせていただきました。
それに、作者さんから伝えたい事がよくわからなかったです。
分かるのは『これはkanonを題材にしてるよ』と言う事だけです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- すみません、『ゴシックロリータ』の意味がわからなくてオチがよく分かりませんでした。
それと『おじいさん先生』→『老教師』の方が祐一っぽいですよ。
さらに、誤字が1ヶ所ありました。
- 003 Last regret (採点:3)
- ほどよく読み易く良いSSでした。
言わせていただくなら『数え切れない後悔』って言葉が少し引っかかりました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:6)
- 読んでいて少し物足りない感じがしました。
もう少し山があっても良いと思います。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- ほのぼのとした感じがよかったです。でも、学校側は二人乗りを黙認しているのか……?
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- さっぱりしすぎていて物足りなさを感じますが、自分的には好きな雰囲気の作品でした。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- まったりとしたSSでよかったです。
出来ればもう少し長めの方がよかったです。
- 021 かしこ (採点:4)
- 内容がちょっと理解しにくかったです。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:4)
- 内容は面白かったです。
ただ、読み終わってから「まだ作品の途中なんじゃ…」とか思ってしまいました。
長さてきには良いんですが、オチが感じられません。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- 内容はほのぼのしてよかったのですが、パパイヤ鈴木が穴でした。
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 内容がよく分かりませんでした。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- 話は面白かったです。
でも、やまなしオチ無し意味無しは拭い切れませんね。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:7)
- 内容が簡潔にまとめられていてよかったです。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:2)
- ほのらぶな展開は好きです。
でも、文章構成・かぎかっこの閉じ忘れ・説明の足りなさが目につきます。
もう少し推敲してください。
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- ほのぼのとした感じがよかったです。
ただ、クリスマスである理由が希薄なのが残念です。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:6)
- もう少し長かったほうがしっくりきました。
- 076 流星群 (採点:10)
- 文句無しの10点満点です。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- 短い中にもしっかりと話がまとまっていて面白かったです。
- 089 雪原の軌跡 (採点:4)
- 良いストーリーでしたが、内容を掴む為に数度読みなおさねばなりませんでした。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 苦もなくすらすら最後まで読めました。
悪い所もなく良い出来だと思います。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:4)
- 少し状況が読みにくかったです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:5)
- バランスがよく読み易いSSでした。
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- 素直に面白かったです。
最後まで誰のSSなのか分かりませんでした。
○ログ零式 さん
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- 俺てきには、なかなか、すきです、こおゆうの
- 015 遅刻 (採点:9)
- サイコ〜です!続きとか、つくれます?
- 024 月 影 (採点:9)
- 良いです!
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- 内容は、面白いのですが・・・・終わり方が・・・
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:10)
- こおゆう、暗いのも・・・いいです
- 030 この街の夏 (採点:10)
- 純愛さいこ〜です!続きなど!書けたら書いてください!
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- サイコ〜〜〜〜〜〜〜〜
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 内容がちょっと難しいですが、なんか、いいですね!この話
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- きっきびし〜
- 064 恋する乙女というものは (採点:10)
- こおゆう話まってました〜〜〜〜〜〜〜〜
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- こおゆう、サイドストーリーもなかなか!
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:7)
- 続きが気になる、終わり方ですが、好きですね!この話
- 133 無名の石 (採点:3)
- ちと、きびし〜です
- 136 君を想う気持ち (採点:10)
- さいこ〜の一言です!
○伊達倭 さん
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- 羨ましいくらいに幸せそう…
- 124 No More Dying Then (採点:10)
- 文句なし満点〜
○一般市民D さん
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:10)
- 確かに雷嫌いは人には知られたくないですね
意外な設定がいいです
個人的には見た中でトップ10には入りますよ
- 026 カナブン (採点:10)
- こういう雰囲気は好きです。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:3)
- ギャグには見えないんですけど・・・。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:10)
- 確かにこういう風になる可能性はあったと思います。
いいと思います。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:5)
- 後味が悪いかと・・。もうすこし手を加えたら個人的には10点なんですが
- 034 アーティスト (採点:10)
- なんというか短いですが、印象にはすごく残ります。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:7)
- ニセ入試でこんな点数取ったけど頑張ろうとするのがいいです。
でも無理があるようなところがちらほらとありますので
そこ改良すればいいと思います。
- 037 あの日をもう一度 (採点:7)
- ご都合主義のかたまりのような話ですがいいです(笑)
もっと早くきずけよって感じです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 良いと思うんですが、何故か頭ではこの点数だろと思いました。
- 039 『Wait』 (採点:8)
- なにかがおかしいと思いますが、わかりませんでした。
でも舞の言葉が良いです
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- 文は良いのですが、個人的に印象があまりない
- 041 涙 (採点:5)
- 母と子の語りと舞の「佐祐理を悲しませる奴は許さない!」だけしか
僕には印象に残りませんでした。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:3)
- 印象にあまりのこらないんですが
最後の一言が良いです
- 043 結婚前夜の二人 (採点:4)
- 最後に笑えました
- 044 ふゆのひかなた (採点:5)
- 文は良いですがもう少し印象があるような文がいいです
- 046 『安らげる場所』 (採点:10)
- 色んな事を無視しますがいいはなしです。
- 048 もみちゅーどく (採点:10)
- 笑えました。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:10)
- 北川と相沢がまざってよくわからなくったです。
でも良いです。
- 076 流星群 (採点:10)
- ありそうだし、良いと思います。
展開に少し無理があるかもしれませんが
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- なんというか・・・・最高です。凄いです。
これこそ個人的には優勝です。
こんな内容よく思い付いたって感じです
トップ3にはいらなきゃ怒るぐらいです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:10)
- ものすごい落ちですね。
ウェイトレスのありえないぐらいの間違いに笑えました
- 105 『ロシアンティー』 (採点:10)
- 一般に「謎ジャム」といわれている物の由来がよくできていて、話に無理がなく個人的にお気に入り。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:10)
- ギャグだからだせるいい話です。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:7)
- 学級裁判も見たかったです。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:10)
- 「手が冷たい人は心が温かい」初耳ですが、そうなのかと思いました。
佐祐理さんもやっぱりこういう事を考えるんだろうな〜と。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:10)
- 良いです。
ちゃんと医者になってそういう話をしている所が
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:10)
- 時間が無く今最後の作品をランダムで決めましたが
見た中では、3位までに入るぐらい良い作品です。
爺さんのキャラもいいし
準優勝です。個人的に
トップ5ではいらなきゃおかしい
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- よくこんな話思い付きましたと思います。
ふたりの門番のやつの1つめと2つめはおもしろかったというか勉強になりました。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- こんな体育祭を一度はやってみたいものです。
最後の落ちは気に入りました〜
- 138 たんぽぽのように (採点:4)
- 文はいいですが、印象が薄い
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 文は少し駄目かと思いますが、内容がそれをカバーしてます。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:10)
- 個人的には文句なし。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:10)
- 展開が無理なくいいと思う。
でも少し説明不足かと・・・
○一平 さん
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- やっぱり秋子さんは、名雪の幸せを一番願ってるんだろうなあ、と唐突に思いました。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 変わってますね、いい意味で
- 120 息抜き (採点:5)
- 他のはわかったんですけど、アルファベットのだけわかりませんでした。
一体何?
- 128 Fail in an attempted love... (採点:3)
- 内容的には好きなんですけど、誤字が多いのが残念です
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- めずらしい感じがいいです。
ファンタジー?なんですけど、現実的で。
こういう感じの話に多い無駄に長いということもなく、クイズもためになりました。
○芋焼酎 さん
- 120 息抜き (採点:7)
- なかなか頭を使う息抜きでした
○烏賊悪魔 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- もちろんこれはSSではなくて詩(自由不定形詩)ですね。
SSとしては評価の対象外とした方がよいのではないでしょうか。
しかしそれでは「感想書き」として情けないので詩としての評価を。
詩というのは思いついたことをただ書けばいいものではないです。
押韻……とまではいかなくてもなにか心に残る工夫が必要ですね。
形容詞だけを代えて「風」や「心」を連発してもダメですよ。
また同じ言葉を重ねるのは詩家として逃げの姿勢です。
せっかくのコンペなんですからもっとがんばりましょうよ。
反面、逆にこの詩をSSに挿入する形で作れたなら少し別の結果が待ってたかもしれないですね。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 一発ギャグとしては微妙、てところかな?
短いこと自体は悪いことではないにしても、短いならば校正ぐらいはきちんとしましょうや。
ネタは分かる人にしか分からない話題だし、そもそもそういう話題を使うならばきちんとした説明が必要ではないでしょうか?
あと、香里は授業中に寝たりしませんね。香里だけ寝てて北川が起きているという状況はちと
ありえないのではないでしょうか?
こういうネタをどうしても使いたいときには、最初の方で説明をきちんとした上で落とさないと。
- 003 Last regret (採点:3)
- 短いこと自体は全く悪いことではないはずなのですが、やっぱり「物足りない」という感想をもたれてしまえばSS作家としては負けだと思います。
やはり中編あたりのSSの挿入詩にするならば悪くなくなる可能性を秘めていると思います。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- ………………(中略)…………………
〜おしまい〜
の両方は絶望的に不必要です。
また(少なくとも)あゆにとっては絶望的なこの話を(メルヘン)と呼ぶのは無理がありますね。
救いようがあるから(メルヘン)なんです。
このままではエンディングテーマに流れても感動できない。
もっと練りを加えて、最後の(メルヘン)を活かせる形の詩にすることが出来たならば、
kanonをよく表す詩になる可能性を秘めていると思います。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 二人ってだれですか?
北川が栞orあゆに好意をもっていたという根拠は全くないですし、
そういう設定を使いたいんならきちんと説明しましょうよ。
自己満足で終わってはいけないんです。こんぺなんですから。
「絶対、忘れないようにしようぜ」
なんてクサくて数年後には言えませんよ。
どんなに辛いことを経験しても、それを乗り越えて、明るさを取り戻すことが出来た場合のみ、
こういうセリフをはきたくなる時が来るんです。こういうSSを書くのならば設定は、
「悲しさは薄らいだけれども、その人を忘れてしまったわけではない」
というのが定石でしょう。
七年間も失った人のことを嘆き落ち込んだままであったのならば、それは社会不適合者の烙印を
押されます。そして、どんなに悲しい思いをしても乗り越えられるから人間なんです。
それをしない人間はただ単に、甘いだけです。
最後に、嘆き落ち込んだままの設定を使うのであれば、彼らが「社会不適合者」であったり暗い人間になってしまったというような感じにするといいと感じます。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 受験勉強をただ辛いものと考える人間の気持ちもわからないではないのですが、それはすなわち厳しい競争社会から逃げ出すということに他なりません。
特にやりたいことが見つからない祐一なのですから、まずはそれを見つけてやることがSS作家としての良心ではないでしょうか?
マジメに受験勉強とやらをこなした経験のある人に言わせればこの祐一に対して
「なに逃げてんだよ」
てな感想を持つでしょう。
また、大学受験を諦めるというのを前提にするのならば、それに相当する生きがいや目標がなければならないと思います。
でなければ、それこそ自宅であゆをはべらす引き篭もりになりかねないからです。
私はこのSSにもっと強い祐一をみたいと思いました。
また、ここであゆにほっぺた引っ叩かれるくらいの演出があって、そっちの話がメインになるのならば、そういう話も読んでみたいなと思いました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- ええ、文章がところどころ変です。まぁ、それは文章以前の問題なので今回は論外かと。
さらに内容的にも納得できないです。
夏の間は自転車通学OKならば名雪も自転車を持っていると考えた方が自然だし、
祐一がわざわざ許可をとる必要があるとは思えません。
あとそもそも陸上部の名雪と自由人である祐一のスケジュールはかみ合わないでしょう。
バイク通学の話を書くのだとしたら、そこなへんの設定の変更と「バレたらやばい」という
緊張感がでてくるといいと思います
- 008 また明日 (採点:4)
- 栞が未来のことを気にしすぎるという設定は結構悪くないと思います。
でも結婚(?)しているのに別居していたり、あとコレは個人的な好みなのですが、
結婚(?)したら普通お互いの呼び方って変わったりしませんかね?
いや、もちろん変わらない人もいるでしょうが、ラストを推理させるキーワードとしてそういうのが
あってもよかったと思います。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- ダークというジャンルが根本的に好きではないのですが、それには触れません。
しかし、kanonという物語を考えるにあたって、やはりその主題は「主人公とヒロインの成長」が根底にあるわけですよ。
大切な人を失った悲しさを乗り越えられる強さこそが
「最後まで笑っている強さ」なんです。
強さを持ち得なかった祐一を書きたいのであれば、やはりその葛藤は必要だと思います。
それを遺書というかたちで残して、そこから名雪と秋子さんの「祐一の考察」を始めればよかったの
ではないかなと思います。
最後に、もしこの話を私が書くとするならば、「祐一が自殺した原因を水瀬親子が探す。その結果、祐一の死の原因を名雪が見つける。そしてそこから祐一の本当の気持ちを名雪が考察する」
てな話を中編ぐらいで書きたいと思います。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- 何度読み返してみても何がずるいのか分からなかったです。
私の読解力がないからなのかも知れませんが、多くの人に読んでもらうこんぺの場において、
特定の人にしか分からない物言いは不利だと思います。
でも文章自体はそんなに悪いとは思いませんし、むしろ結構ヨイかと。
そしてネタ自体も実は結構好きです。
かまぼこ板という妙に地味なアイテムが、二人の所帯っぷりをよく表していると思いますし、
ケーキ入刀のくだりは合格点をあげたいと思います。
しかし20Kでこの内容を書くのだとしたら、もっと発展性があったと思いますし、
引越し作業の場でかまぼこ板の伏線を張れたらもっとよかったと思います
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞:「〜〜」
のように、発言者の名前を「」の上に乗っけたりするのは文章家として逃げです。
確かに、舞のような寡黙な人間の一人称SSは難しいんです。しかし、貴方はそれを自分で選んだのだから、文章だけで人物を分かりやすくしてみる努力をするべきです。
内容的に……
舞の口調について違和感を持つ人が殆どかと。
ラストのくだりは、祐一との絆であって佐祐理さんとの絆ではないです。
それではあまりにも佐祐理さんが可哀想です。
こういうSSを書くのならば、どちらかというと佐祐理さんのほうが書きやすいと思います。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:4)
- ひたすらイチャイチャしているSSですな。
それに文句をつけるつもりは毛頭ないのですけれども、読者は基本的には物語りにどんでん返しを望んでいます。
1.意外な展開、
2.尊敬できる主人公、
3.洗練されたナレーション(三人称)
この三つのうちどれか一つでもあれば基本的には面白い文章なんです。
SSは一人称が多いので、3を満たすことは結構難しいです。
そしてこのSSでは1をカンペキに放棄しているので2でガンバルしかないんです。
つまり……単なるイチャイチャラブモノを書きたいんだったらもっと主人公を魅力ある人間に書いて欲しい、と。そういうことです。
- 013 その朝 (採点:7)
- 最初の描写において、きゃんきゃん吠える犬が美汐は気になって仕方ないようですが、
隣の家の犬というのであれば普通はそんな特別な感慨を持ったりはしないでしょう。例え真琴に会いに行くかどうか、という葛藤があったとしてもその声は普段から聞きなれているはずですので。
美汐の学校での葛藤はとてもよくかけていると思います。
最後の美汐の最大の名台詞にもよくつながっていると思いますし。
総合的には個人的な評価は結構高いです。
- 014 青い春 (採点:5)
- 「だおー」てよく名雪SSでは見かけるんですが、実際に名雪がそれを使うのは眠くて眠くてしょうがない時だけですので、普段の生活で使っていたら不自然です。
というか、それこそが非key原理主義者に「萌えを記号化している」と言われる所以なのだと思うのですよ、私は。
彼女達を現実のオンナノコとして考えてあげることが出来ないと、「文学としてのkanon」は見えてこないと思います。これは私の考え方であって、貴方特定をさしていっているわけではありません。
ただ彼女達は萌える人形などではなく、生身の人間だということを理解してもらいたいと思います。
さて、本文ですが、内容的には悪くないのではないでしょうか。
名雪と北川がフラレタ傷をなめあうという展開はありがちですが、最後の「ふぁいと、だよ」と
「この言葉は〜〜〜」が個人的には好きです。内容がしっかり練りこまれていればもっと上点を上げてもよかったな、と思いました。
- 015 遅刻 (採点:3)
- もっと長い文章でやるべきでしょう、この手のネタは。
短い文章では一発ギャグぐらいはできますけど、人の心を動かすだけの力は持ちえません。
あと祐一が出て行くという設定も唐突過ぎますし、単なる脅し程度のものであればともかくとして、そんな思いつきで秋子さんのところに相談に行くのも我が侭すぎると思いました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- もう文章が破綻しています。
誰がどの視点で言っているのか判らないですし、ALLキャラを扱うに至ってこの短さはないでしょう。
このSSはもっと文章を練って練って、練りこんだ末に漫画で見たかったです。
というか、基本的には単発ギャグに祐一の母親の話題を出す必要はありませんし、美汐や香里を扱うのならばもっと凝った形で見たかったと思います。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 詮索も干渉もしない関係は本当に「いい関係」なのでしょうか?
長年連れ添った夫婦とかならともかく、北川と相沢のやりとりでそれはないと思います。
彼らの関係は「存在不可欠の存在」ではあっても、「空気のような関係(いい意味であっても)」ではないと思います。彼らは互いの行動を認め合い、ツッコミを入れあうからこそ親友なのだと思います。
熱くなりすぎる北川をたしなめる香里。天然系のノリで祐一に文句をいう名雪。美坂チームってこんな感じじゃないですか?
私は、この三人を書いて香里だけがいないことが不自然だと思いました。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- 今回ばかりは、内容が短いことを呪いました。
続けば上位に食い込むと思いました。
細かいミスの修正なんかはともかくも、栞っぽさがよく出てたと思います。
まぁ、あまりに………を多用するのは困りものですけど。
巧くまとまっていますし、この長さでこれだけまとめられるなら長文も出来るでしょうに。
ボロが出たっていいんです。未熟でも構わないんです。もっと根本的な何かさえあれば。
エンドだってもっと凝ってほしかったし、祐一と両親の会話をもっと聞きたかったです。
……残念だとしか言いようがありません。
次が楽しみです。がんばってください。
- 019 雨 (採点:6)
- あゆエッセイですね。
あゆの心情としては理解できます。個人的に、この作品はエッセイとして好きです。
あえてあゆの口癖を使わせないところもポイントが高いです。
しかし……どうもあゆと雨はイメージ的につながらないです。
エンド後(ヒロインの幸せ)であることを強調したいのであれば、梅雨時(?)ではなく春雨にしてみてもよかったと思います。特に、あゆエンドの場合は「春」を感じさせるのでなおさらに。
というか、雨を雪に変えてみてもよいのではないでしょうか?
そこからまた、彼と出逢った時のことを連想させるもヨシ、別れの時のことを思い出させるでもヨシ。
最後に……エッセイ風SSは、中編ぐらいの文量のなかに挿入されるような形で入れたほうが心に残ると思います。では、がんばってください
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 個人的な解釈では、
「空に見る自由さ、さわやかさ、スケールの大きさ =AIR」
「大地に見るすべてを包み込むような愛、そして記憶=kanon」
「海に見るすべてのはじまり、永遠という名の別世界=ONE」
「地底に見る得体の知れない狂気、吐き気を催す欲望=MOON」
でしたので、若干私の解釈と食い違いがありました。
しかし、強さを持ち得なかった祐一と、すでに強さを身に付けつつある美汐がよくかけていてよかったと思いました。
- 021 かしこ (採点:7)
- なるほど、手紙と言う形のSSは、私もやったことがあります(笑)
私の場合は漢字遣いが浅はかだったので評価が低かったですが、このSSは私のものよりもよっぽど優れているかと。
ALLキャラが出演しているにもかかわらず、「いかにもやりそうな事」を描いているのが巧いと思いましたし、美汐の文章がいかにも、と言う感じがしました。グッドでした。
手紙という形にする以上はこれくらいにまとめるのがイイのかもしれませんね。今回、短文のなかで一番まとまっている作品だと思いました。
ちなみに、2002年という設定はOKだと思います。
1999年から三年後という設定なのでしょうか?そうだとしたらあゆがようやく大学に入れそうだという設定もそこそこ納得です。
- 022 いつもの二人 (採点:4)
- 青いなぁ……という印象です。
日常の1コマを表現したいと言うのはわかるんですけど、やっぱりそれ以上のものが伝わってこないんです。もっと根本的な何かなくしてはこんぺで上点を取ることは難しいと思います。
- 023 純白の審判 (採点:5)
- 「銀色」を強く意識した栞ストーリーですね。
いい感じだとは思います。
しかし、これでは本編のなぞり描きです。
kanonのSSであることは強く理解できますが、オリジナリティの薄い文章であれば残念ながら価値は下がってしまいます。ご精進を。
- 024 月 影 (採点:3)
- 名雪と祐一のやり取りは七年間も続いていないです。
むしろ、完璧に遭っていないはずです。
さらに、個人的な解釈では「月」のイメージは「真琴」でした。「月宮」という苗字に引っ掛けて関連させてもいいですけれど、どちらかというと「かぐや姫」と「人魚姫」とを足して2で割ったお話が真琴編だと私は思っているのですが、そこなへんはどうでしょうか?解釈として。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- 人称代名詞が途中で変わるのは致命的かと。
感情の高ぶりで今まで「私」と自称していたのが「俺」となってしまうのは判らないでもないのですが、途中から「俺」のまんまです。短いんだから校正ぐらいはしっかりと。
ところで、前作の影響なのかもしれませんが、久瀬というキャラをみんな好意的に解釈しすぎていませんか?基本的には私の解釈では彼は「嫌な奴」です。
どんなに正しいことを言っていてもそれが嫌味な言い方だったり高圧的な言い方だったりすれば私は嫌いです。(今回の私の感想はそうならないように気を配っているつもりなのですが……)
kanon本編の久瀬が「彼の生徒会としての立場」として舞に辛くあたっていた、
という解説があるのならば判りますが、そうでなければ彼は嫌な奴です。
個人的な解釈を載せておきます。
久瀬という人物は、舞ストーリーにおいて「社会」の象徴だと考えています。
誰もが認める「代表」から、舞は今までと同じ仕打ちを受けるんです。
それは彼女が「特別な存在」であるからではなく、「迷惑をかける存在」だからです。
ですから、彼は言い方は確かに悪かったのかもしれないですけど、言っていることは正しかったと思います。(言い方が悪い時点ですでに嫌な奴ですけど)
彼女のストーリーの最終到達点は「社会的異常者の枠からの脱出」だと思っていますので、彼は嫌な奴でなければ話が成立しないんです。社会は厳しいぞ、という象徴でなければならないのですから。
そういう意味ではこのSSはある一部では成功、大部分では不成功だったと思います。
ただし、失敗ではないです。それは試行錯誤の末に決めることですから。
では、久瀬というキャラには新しい可能性があります。どうか、ご精進を。
- 026 カナブン (採点:2)
- びっくりした……ブラウザが壊れたのかと思った。
空白空けすぎです。心臓に悪かったです。
ちょっと、それは無視できない文章作法ですね。
それから、祐一と美汐の未来という意味ではアイディアは悪くないと思いました。
だけどそこからなにかもっとオリジナリティのある展開があって欲しかったです。
「他の女性」がだれなのかぼやかしていますが、ここまで真琴に未練を残しておいて結婚するというのは祐一らしくないです。それでは幸せにはなれないと私は思いました。
もっと文量があまっているのですからがんばりましょうよ
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- ああ、この大会が始まった日って確かちょうど「今日から涼しくなるでしょう」な日だったなぁ。
よかった。こんぺが秋開催で(笑)
それにしても表現力がありますね。
暑さがよく伝わってきますし、適度にキャラに本編らしさがにじみ出ていますし。
この文量もある意味では適当だと思いますし、よくまとまっています。
こんぺの階級がもっと細かく決まっていれば一位になっていたかもしれませんね。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:6)
- せっかくのナイスギャグなのですから、「うぐぅ&あうー」暗殺計画も見たかったです。
もっと容量はあるはずですので。それと、佐祐理さん暗殺ならばSPとかの方が説得力ありますね。
ギャグの切れ味が鋭くて期待はあったんですけど、あまりにも短すぎました。
ご精進を。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:4)
- 読んでて吐きそうになりました。救いのない話とかそういうレベルじゃないですが、とりあえず置いておくとして。
ノッケから根本的に私の考え方と対立するエンドですが心にこびりついてはなれない話、という意味では得点をあげたいと思います。……こんぺでなければ読みたくありませんが。
……すみません。これぐらいで感想はよろしいでしょうか?
- 030 この街の夏 (採点:4)
- kanonという冬の物語に「祭り」というちょっと不似合いなイメージを投射させるのであれば、
私はそれなりの理由が必要だと思っています。
というか、冬であるというだけで、それはもうkanonと言ってもいいような気がしますからね。
なんとなく「北の国から」を想像させるナレーションだとは思いましたが、それもちょっとこじつけっぽいので割愛。
また、オリジナル要素が強すぎると思いますし、それに連なる本編からの根拠が見当たりませんでした。
ゆえに私はこの物語からkanonを感じることが出来ませんでした。
人物表現もイマイチという感じはしましたが、テロップの出し方なんかは巧いかな、と思いました。
次はこの巧さをよく引き出せるような作品を読みたいと思います。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- ええ、今回ばかりは『読めません』という感想が出ても仕方ないのではないでしょうか?
ちょっと無視できない文章作法でした。
それにしても、真琴の名前って確か祐一の憧れだった人の名前をつけたんですよね?
名雪が絡んでもおかしいと思います。
だったら、祐一が名雪に「お前がもっとやさしくしてくれたら真琴は……」なんて発言はしなかったと思います。細かくない矛盾が目立つと思いました。
ちなみにどっちかっていうと、アレルギーを心配した祐一が秘密にするほうが個人的には好みです。
それと、きつねの真琴が勝手に逃げ出したのであれば、祐一が真琴に恨まれる理由がなくなってしまうと思います。
とにかく……最低限、「読める」文章の作法から始めましょうよ。こんぺなんですから。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- 個人的な定義では[幸せ]という単語は、一つの事象をもって決められるものではないと思っています。一つや二つの「嬉しいこと」で説明できるような甘いものではないかと。
「嬉しいこと」の積み重ねこそが「幸せ」なんです。
この程度のワンシーンを指して「幸せ」というのであれば、kanonでヒロインが「幸せ」になる過程が無駄なものとなってしまいます。
だから、この程度の文量で「幸せ」を感じてくれといわれても難しいです。
ほのぼのだから、ほのぼのだからこそ、もっと長い文章で見たいと思いました。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:3)
- ………続く?
じゃないですよ、そんなハンパなことしちゃダメですよ。
ラストをぼやかせるのであれば薄紙を貼り付けるぐらいの繊細さが必要なんです。
たとえ、ギャグであっても。
それに美汐と栞のリンクが薄いですし、放送部である必要はもっとないです。
せっかく表現力的に期待できる作品だと思ったのに・・・・・・・・残念でなりません。
ギャグならばもっとドデかいオチを。がんばってください。期待はしております。
- 034 アーティスト (採点:7)
- もっと発展性のある話だったと思います。
描写は巧いですが、同じネタを栞でやったほうが私としてはツボでした。
絵に関する解釈が、そのまんま栞に当てはまるからです。
栞が拙いながらも絵にこだわったのは、やっぱり「自分の存在した証を残したい」だったと思いますし、それが写真ではいけない、という意見にも全面的に賛成です。
まぁ……栞は美大には進みそうもないですけどね(笑)
文章レベルは高いと思いました。次の作品を期待しております。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 個人的な解釈では、佐祐理さんを傷つけてしまったのは、魔物ではなく舞であったのだと信じております。
彼女が自分の存在する意味を唯一認められる場所、学校。
昼間が佐祐理さんに理解される日常であるとするならば、夜間はだれにも理解されないはずの非日常。
存在してはいけないはずの「日常」が「非日常」に迷い込んでしまった……。
その舞の混乱たるや、どんなに激しかったのででしょうか。
「佐祐理に理解されなくなるかもしれない」
これが彼女にとって一番怖かった。
佐祐理にまで化け物扱いされるのが一番怖かった。
だから佐祐理さんに刃を向けてしまったのだと私は解釈しています。
しかし、私と貴方との解釈で食い違うところがあります。
舞は佐祐理さんに致命傷を与えなかった。
脊髄損傷という取り返しのつかない事態になってしまったのだけれど、
それでも佐祐理さんを殺すことはしなかった。
唯一の……そして最大の救いですね。
そこのあたりがよく描ければ、よいと思います。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:6)
- 個人的にこの話は結構好きです。
向上心のあるお話はそもそも私の好みですし、自分というものを理解する過程というのが小説の基本だと思っているからです。(読むほうにしても、描く方にしても)
しかし、あゆは目上の人に対して丁寧語すら使えないほど幼なくはないですし、そこで泣き出してしまうほどストレス耐性が低いとは私は思いません。
祐一や北川たちのやさしさが伝わってきて、いい話だと思いました。
さらなる活躍を期待しております
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 「」の中の会話文に句読点の”。”は不要です。とまぁ、それはおいておくとして……
展開が急すぎます。シリアスなのか、ギャグなのか判りません。
……と思ったら「ほのラブ」ですか。もっと判りません。
大体、書きたいことは理解できますが、前会のこんぺの上位作の二番煎じを狙っているような気がしてなりません。安易なコピー品という印象をもちました。
行間があきすぎです。一行ごとに一行あげるぐらいならば、内容によっては読みやすくなると思いますが、ここまでされると読みずらいです。
やりたいことは判ります。ネタ自体は可能性が広いです。
しかし、肝心のやる気が感じられない。もっとがんばりましょうよ。こんぺなんですから。
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 栞を連想させるワードとして「花火」を使ったことに関しては合格点をあげたいと思います。
香里の方でそれ(花火の無常観)を認めたくない、というのも理解できます。
ただ、栞のイメージとして個人的には「朝顔」ぐらいのほうがいい感じかな?とも思いますが、こちらの方もこちらの方のいいところがありますのでOKだと思います。
またkanonの主題である「逃げ」を巧く扱っていると思いますし、よく本編を読みこめているな、という印象をもちました。
しかし、この話であれば祐一を絡ませてもっと続けさせてもよかったと思います。
せっかく20Kもあるのだからもっとがんばりましょうよ。
個人的にはこの作品は好きです。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 栞ストーリーにつながる話としてはずいぶんと暗い話かと。
美坂(姉妹)のストーリーの本質は、「強がり」だと個人的には解釈していますので、少し違和感がありました。
確かに彼女の影には常にこういった暗さ(あるいは恐れ)が付きまとっているのですけど、
舞のそれとは別なものだと個人的には解釈しています。
栞と舞のリンクというのは新しいと思いましたが、この二人が共感できるポイントとしてもっと祐一を前面に出せればよかったと思います。がんばってください。次の作品を期待しています。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- 香里の考察をそのまま舞に当てはめるのはいかがなものかと。
佐祐理さんと香里が張り合う伏線をさらに引けばよかったと思います。
しかし、「思いつき」がそのままヘンな形で完成してしまったという印象が拭えません。
佐祐理さんが転校生、という設定を、ゴールとしてではなくもっとスタートとして捉えることが出来たのならば別の評価だったと思います。
もっと容量はあるのですからがんばりましょうよ
- 041 涙 (採点:4)
- 佐祐理さんの口調って舞だとこんなになりますかね?
正直、不自然だと思いました。佐祐理さんが丁寧語(敬語ではないです)を使いつづける理由ってのは個人的な解釈では、佐祐理さんの深層意識での「大人(のお姉さん)でありたい」という願望だと思っていますので、特に祐一だけに使う意味合いは薄いと思っています。(例え、本編でそうでないと言っていたとしても)
否、彼女にとっては祐一も舞もおそらくは「保護の対象」なのではないでしょうか?
だからこそ(少なくとも)この二人には丁寧語を使いつづけるのだと思います。
すなわちお姉さんでありたい、というのがあるんですよ。
彼女の発言の「男性には丁寧な〜〜」の解釈として、舞に丁寧語を使わないのは間違っている、と私は感じました。
ところで、その反面、舞の口調とかは悪くなかったんですけどね。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- 香里の描き方は悪く無かったです。
しかし、本当に
「夢と現実の狭間はどこ?」
という印象でした。
ナレーションをもっと巧くやればよかったと思います。
二人が夢に出てきて、時間が止まるとか、なんだかとても思いつきの要素の強いSSだと思いました。
せっかく文章力もあるんですから、もっと構成をしっかりと考えましょうよ。
がんばってください。期待しております。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:5)
- ああ……ラストがいただけない。もっと深い話になることを期待していただけに残念でした。
ちなみに、香里の将来として「医者」という選択はかなりOKな設定だと思います。
個人的な解釈では、「栞と同じ病を……私が治してみせる」ぐらいの設定があっても無理がないと思います。
名雪の将来として「先生」という選択もまぁOKです。しっかりと説明も出来ていますし、個人的には好みです。
ちなみに、二重タイトルはいただけないです。いたちんさんに指摘されていたはずなのですが……別に二重タイトルにする必要はなかったと思います。
それから、タイトル的に、最初名雪が結婚する話のように見えてしまいました。
ご精進を。
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- なんだか、栞の劣等感だけが先行していて不公平な気もしました。
それから香里のイメージカラーとしてワインレッドというのはかなり賛成です。
制服のイメージからの連想なのかもしれないですけど、「オトナの女性」という意味では素晴らしい演出だったかと。
がんばってください。設定がよかったので、もっと長く書ければと期待しております
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 時代背景が微妙だと思いました。メールとパラッパラッパーて……………
個人的にはkanonの時代感は1999年から動いて欲しくないと思っていますので、残念です。
まぁ、香里がゲームとかに疎そうだというのはなんとなく判りますけど。
しかし、文章自体は大分、否、かなり洗練された方かと。
二人が妙にオトナな感じに仕立てあがっていますし、かえって子供っぽさが見える栞を出さなかったのは正解だったかと。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- 「ヤまなし」
「オちなし」
「イみなし」
の語源になった感じのSSですね。
方言混じりの文章というのはなかなか新しいと思います。
個人的な興味での質問なのですが作者の方は女性なのでしょうか?
ヤ○イについて私は残念ながら無知なのですが、このSSにおいて斎藤君の一人称は「俺」でなければならないのでしょうか?どちらかというと「ボク」とか「僕」のほうがかわいい感じがしますけど。
いや、貴女のこだわりだったらなにもいいませんけどね。
私は方言混じりのヒロイン(?)というとラムちゃんのような感じを想像しました。
しかし………このSSって本当に斎藤君が男でなければならないのでしょうか?
女性だったら私も素直にモエられるんですけどね。
貴女ほどのヤオ○ねーさんなら主人公を女性にしても同じだけのモエを生産できたと思うんですけどね。
個人的には生徒会の女生徒Aでもアリだと思います。というか、なおさらリンクが出来てよかったかと。
さらに一つ……モエですね。これは女性でなくても斎藤君がかわいいと感じます(恥)。
あ、ちなみに漫画でもう一度見てみたいと思いました。
ところで………これで作者が男性だったりしたらもう大笑いなんですけどね(笑)
- 047 奇跡への願い (採点:6)
- 医学的根拠がうんたら〜〜とか言ってしまえばkanon本編を根底から覆してしまいそうなのでそこなへんはノーコメントです。(笑)
しかし、kanon(否、KEY&タクティクスだろうか)という物語を描くに至って「人形」というアイテムがどれだけ重要なものかを理解してらっしゃるようなので、悪くはないと思いました。
しかし、人形を祐一が完璧に覚えていると言う設定はお粗末と言わざるを得ませんし、
この人形に込められていた思いがすでに空っぽであることを栞が瞬間的に察知したのは微妙だな、と思いました。
個人的にはもっと長めに描いて謎を解決していく方が好みです。
繰り返しますが、kanonという物語自体はよく読めていると思います。がんばってください。
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- ヘンな方向に職人根性をだしている祐一がナイスです。
てか、今回一番爆笑させられたネタかと。
「俺は生きている ならばまだ揉める」
のくだりが自分的にはツボです。
北川くんとの薔薇色のほにゃららもアリっすねぇ。
ああ、もう笑ったんだから、それでいいじゃない。感想なんてかけないっすよ。
ギャグの解説ほどつまんないものはないですよね。
ところで、この主人公ではなんとなくONEの主人公の浩平を思い出してしまいます。
イヤナ奴っぽさが特に(笑)
この点数はギャグとしては最高点のつもりですし、他のギャグにはあげてません。
ともかく、ギャグとしては最高レベルだということです。がんばってください。
ご活躍を期待しております。
- 049 Transmigration (採点:7)
- なかなか読み応えのある作品でした。
kanonの主題である「逃げ」を、解決的な方向ではなく、もう一つ違った方向で描いているのは新しいと思いました。
しかし、それがオリジナルであるとは感じません。
彼女と一緒に旅をする、という設定はどことなくAIRの美凪を思い出してしまいますし、みちるの代わりに栞を持ってきて、主人公&ヒロインを入れ替えてみただけのような印象を持ちました。
また、Transmigration(転生)をタイトルに持ってくるのであれば、もっと二人の子と栞との接点を考えたほうがいいと思います。
そして、その設定にもAIRのSummerモードを感じました。
こっから先は聞き流してもらって結構です。
もし私が同じ作品を描くのであれば、もう少し救いようのある話にしていました。
例えば大学生になった二人が栞の誕生日に旅行に出かけるとか。
そちらのほうが現実味がありますし、大学なんて一年や二年休学したって全然問題ないですから。
二人の子のくだりはもうすこし突っ込んでみます。
制限がなければAIRのように18禁にしてもいいですし、それ以前にもっと容量を増やします。
次の作品に大いに期待しております。がんばってください。
- 050 あなたと共に (採点:6)
- kanon本編のテーマをよく読めていると思います。
………ただ、それだけでは、という印象ももちました。
この話はどちらかというとこれから先に発展する話だと思いました。
そして、それってこのこんぺでは絶対に不利なんですよ。
他の上位入賞者はもっと分量を裂いていますし、場合によっては20Kギリギリまで削るって人は本当に20480バイトまで削ったみたいですし(笑)。
ともかくも、物足りない、と言う印象が先行しました。
短いことは決して悪いことではありません。それでまとめた方がいいと、作者が判断したのならばそれでもいいと思っています。しかし、読者がどう思うかなんです、問題は。
せっかく期待のもてる作品なんですから、もっと読みたかったな、というのが私の読者としての感想です。
では、これから先もがんばってください。期待しております
- 051 待つ女 (採点:4)
- 美汐の喋り方が変です。真琴の場合は「変わった」という説明があるので理解できるのですが………
真琴がピザというのはなんだか妙な感じがします。肉まんにこだわらなければいけないわけではないですが、蟹とかこだわりが変わってしまっているのはかなり変だと思いました。
北川がでてくるならば美汐とのリンクがあってもよかったと思いますし、それがないのは逆に不自然です。
がんばってください。文章自体はそんなに悪いものではないので。あとは本編をやりこんで練習あるのみです。
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- 記憶がないはずのあゆがどうして水瀬家に暮らすことを理解しているのでしょうか?
説明が不足かと。
確かにkanon本編ラストの解釈としてはあゆの記憶がなくなるという設定は悪くないと思いますが、
あまりにも設定がお粗末かと。
また、一人称でこれだけの人数をいっぺんに捌くのは難しいので避けたほうがいいと思います。
家でごっつんするくだりでは、誰がどういうセリフを言って、どう衝突したのか判りづらいです。
思いつきはよかったですので、もっと凝った形で同じ作品を見たいと思いました。
がんばってください。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- まず、ナレーションがお粗末です。一人称のそれにおいて、体言止めや(・・・・)は一見お手軽にも見えますが、実はとても難しい技法です。多用すれば文章が幼く見えてしまいます。ご注意を。
SS全体からkanon本編らしさを感じることはできなかったです。
本編の「なぞり書き」は見受けられましたが、もっと上手になぞって欲しかったです。
またいくらほのぼのといえども話に意外性が欲しいところです。
このSSでは主人公に魅力を感じることが出来ませんし、ナレーションもまた然りです。
だったらシナリオでビックリさせるのがせめてもの初心者としての意地だと私は思います。
ご精進を。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:3)
- まず、祐一のセリフと心情の区別がついていないです。
一人称文学において、それを区別することはとても重要なことです。
また、主人公の内面と外面のクロスするところが「」の中身なわけで、セリフで言った方がいいナレーションが多数ありました。
それから例えが幼いです。
あと……舞がかわいい。それだけは言っておきます。シナリオだったら別の評価だったと思います。
とにもかくにも…………努力です。
- 055 手紙 (採点:6)
- 私の個人的解釈では、「青年」という単語は祐一が「成長」した後に使って欲しかったです。
kanonという物語が主人公とヒロインの成長物語であるとするならば、エンド前は「少年」で、エンド後は「青年」と呼ぶのが違和感がなくてよいかなぁと思いました。
ただ、祐一はもう少し強くあってもいいような気もします。弱い祐一のままであれば栞の死そのものに堪えられなかったと思いますし、現在それに堪えてそこにいるということは、それだけ彼が強かったと言うことだと思いましたので。
若干陳腐なストーリーですが、栞が手紙を残していたりして、悪くないと思いました。
がんばってください。
- 056 大輪の花 (採点:6)
- どうでもいいことなのかもしれないですが、個人的な解釈としてkanonの街は新潟 (あるいは秋田) 辺りだと思っています。(色白美人多数、雪国、見たことの無い天気予想図、迎えが空港ではなく駅)
だからこの話が本編であったのだとすれば多分当てはまるのが新潟は長岡の大花火です。
長良川に掛かる橋から打ち上げるという話は有名ですし、世界最大級の花火であるという意味では、このSSはそれを想定しているようにしか思えませんでした。意識してならば、かなりグッドかと。
がんばってください。期待しております。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- まず、ジャンルでオリキャラときちんと書いてください。
読者(少なくとも私)はこのこんぺにkanonと競争を求めています。
それでいきなり情景描写やよく判らない男のナレーションなんて聞かされても何のことだか判りません。
しかし………文章全体として非常に洗練された印象を受けますし、なんとなく主人公が小説家っぽいこともよく判ります。(個人的な妄想ですけどね)
設定として栞が携帯を持っていないのも納得です。なんとなく、もってなさそうなイメージですしね。
それと文章が横に広がっていて非常に読みづらかったです。ご精進を。
あとはきちんとkanonとのリンクをはっきりとさせればよかったのではないかと思います。
- 058 夕凪 (採点:7)
- このSSを読んで………
ストーリー上で触れられませんでしたが、舞の名前が完全に変わってしまったのだとすれば、
もとの名前は「沢渡真琴」でも良かったような気がしました。いや、全くの思いつきなんですが。
でも、そういうSSを読んでみたいなぁとも思いました。
それからSS本文ですが、なかなかかと。
少年が祐一であることはすぐにわかりましたし、麦畑とのリンクから舞であることもすぐにわかりました。この設定が先に私が言った設定につながっていくのだとしたらもう、それだけでいい感じだと思います。もしこの話の続編を書くのならばそんな感じでお願いいたします。多分、見に行きますから。それではがんばってください。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- むぅ。
思わずうならざるを得ないです、『Last Regrets』を出されるともうkanonファンは弱いですからね〜〜(笑)。
縁側という演出もまたオツなもんかなぁ、と。
名雪はどちらかというとフルートとかピアノとかそういうイメージだったのですが、こういう意外な楽器選択も理由があってよかったと思います。
「月=きつね」
というのは「時間制限」という竹取物語とのリンクでなんとなく納得できますし、そのために敢えてピアノではなくギターを持ってきたと言うのがとてもとてもよく判りました。
個人的には………もっと読みたかったです。残念。
ただ、あゆの入学試験はこのSSの絶対条件じゃないですよね?
少し余計だな、とも感じました。
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 「誤診」のくだりはけっこう笑えました。
しかしせっかくの笑えるネタだったのですから、そこで「壊れ栞」を絡ませた方が自分としては好みでした。
ラブラブな二人を描くのはとてもよく判るのですが、それだけじゃちょっとなぁ、という感じです。
ご精進を。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:1)
- なにがどうなったのかさっぱり判りませんでした。
アジア料理やペットボトルの水が美汐の記憶をどうしたのか。
結局なにを彼女は忘れたのか。美汐のパートナーは見た目と年齢が一致しているのか。
そして美汐はショタなのか、ショタなのかショタなのか…………
とりあえず、なにも伝わってこなかったです。
というか、これは解釈ではなく文章の破綻が問題ですので、これ以上のことは何も言えません。
また、漢詩の内容もサッパリです。
書き下しにしてくれれば解釈する気になったのですが、わざわざ読者にそれを調べさせる気なのであればそれは間違っています。すばらしい文章であるならば、調べる人は多くなると思いますが。
あとは何を私がやっても無駄だと思いました。
全く読者のことを意識していません。これでは、読んでくださいといわれても読みたくないです。
WEB上でだすものであれば、せめて八割以上の人に『読んで』もらえる作品を作るべきだと思います。
- 062 丘の上での昔話 (採点:6)
- なぜにそんなに遠い視点から彼らを観察しているのでしょうか?
「男性」とか「女性」とかを使いつづける可能性があるのは、遠くからその動作を観察してる時であって、普通のナレーションで使うのは如何なものかと。
結構三人称のSSとしては主観的なナレーションをしていますし、他人行儀になる必要性は薄いように思えます。
ストーリー的には、ありがちといえばそれまでですが、それだけに王道のツボをついていると思います。さらなるご精進を。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:6)
- ネタ自体はとてもOKでした。
みんなで秋子さんを驚かす、という設定だと他のSSでは「秋子さんに一本取られる」というのが普通ですからね。そういう意味では、「かわいい秋子さん」が描かれていて、満足でした。
しかし、途中の秋子さんの思考なんかはもっと熟考の余地があったのではないでしょうか。
また、文量的にもまだ余裕があるので、この物語のちょっと前のあたりの計画のくだりから描いてもよかったと思います。
個人的には、こういうほのぼのも大好きです。しかし、やっぱりそれだけじゃ評価できないです。
もっと、自分オリジナルの「なにか」を読者に感じさせることができればさらに心温まる作品ができると思います。それではがんばってください。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- なんで三人は祐一をノックアウトしたんでしょうか………判りませんでした。
ところで、なかなかモエ作品だと思います。
秋子さんと真琴と名雪が三人で………というのがツボです。
しかも秋子さんが祐一を狙っているってのは………まぁいいか、モエだし(笑)
ところで3日間も絶食したら結構げっそりします。
絶食療法は最低限の栄養をとってこそ、らしいです。
(まぁ、いってみりゃ粗食みたいなもんです)
私はあまり詳しくはないのですが、絶食で肌がきれいになるという話を聞いたことがないです。
ついでに、これまたアニメで見たい作品だと思いました。
三人以上が主人公だとちょっと判りずらいところが出てきますので。
- 065 振り返る想い (採点:7)
- 短いながらも重みのある作品でした。
本編のなぞり書きにならず、自分の解釈をもって巧く舞が描けていると思います。
また、ラストの舞と祐一の掛け合いがさらに本編らしくてOKだと思いました。
個人的な解釈として、こういった話が他のキャラにもあっていいと思いますし、
さらにそこがスタートになっていれば、かなり期待できる作品かと。
がんばってください。佐祐理さんの話のフォローまで描けていたらもっと高得点つけました。
次の作品を期待しております。
- 066 夢の中でも (採点:5)
- 個人的には嫌いではないです。嫌いではないけどケチの付け所はあるので指摘を。
まず、前半部と後半部に関連性が薄いです。
個人的な意見ですが、香里をそこまで前面に押し出しておいてなぜ祐一とリンクさせないのか?
逆に、どうして半同棲するときに香里を押し出さないのか。
設定で、なぜ栞に高校一年の二年間のブランクがあるのか。
病気が再発したのならばそもそも進級が危ないですし、そういう事情があるなら説明するべきかと。
文章が洗練されればもっと可能性のある作家だと思います。がんばってください。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- もっと、読みたかったです。「あんまん」の話の続きを。
しかし、真琴が帰ってこなかったとき場合に、安易に祐一と美汐をくっつけていなかったことに関しては正解だな、と思いました。
彼女はそこまで安易な女ではないですし、祐一もどちらかというと真琴を待ちつづける性格ですから。
もっと、続くのならばこの話を読みたいと思いました。がんばってください
- 068 あったかいもの (採点:6)
- 北川ってもっとフランクな感じじゃないですか?本編はきちっとやりこみましたか?
このSSでの北川に違和感を覚えました。個人的な解釈では、北川は祐一の最大の理解者であると同時に、「彼の分身」であると思っています。
私は祐一と北川の人格は「ボケ&ツッコミ」であることを除けば根本的なところで同じだと思っています。
だからこそ、北川でもあゆや、人形とのリンクができる。(と思っています)
もっとも、今回のSSでは真琴と北川のリンクというのは珍しいと思いましたし、文章力もやや微妙なところはありますが、OKだと思いました。がんばってください
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- もう………プロかと、職人かと、文章家かと。
今回のこんぺの三人称SSの中で一番文章が「巧い」と思いました。
とにもかくにも…………驚き。
単なるナレーションに終わってしまわない解説が最高です。
美汐ならこうするだろう、というのが本当に伝わってきます。
わざわざ視点チェンジ宣言までしているのに、説明がきちっとしていて不自然でないのがステキです。
今の気持ちは、
「嗚呼、もう何がなにやら」
ってやつです。ハッキリ言って、ここまでナレーションの巧い話を見たのは初めてです。(オンラインでは、ですが)
もっと貴方のお話を読みたかったです。残念です。
これで容量ギリギリまで描いてくれれば私、金出して読んでもいいです。
もしHPを持っていらっしゃればあとで必ず遊びに行きます。
これからのご活躍を期待しておりますので、がんばってください。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:5)
- こういうネタ大好きです。
セリフが判りづらかったり、ラストが急すぎだったり、もひとつラストがパワー不足で失速していたり、名雪がだよもん星人だったり、「アンテナ」がどうなったかわかんなかったりしても、
それでもこういうネタ大好きです。
次の作品に期待します。がんばってください。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- テスタロッサ89式のお値段、中古にてざっと¥8,800,000ナリ。
あ、わからない人はフェラーリだと思ってください。フェラーリ。
舞のバイクはアレです、ドカッティですよ。ほら、AIRで晴子さんが乗ってたやつです。
(形はあまりよく覚えてませんけど)
………すいません、私も調べてみたんですけど、一日二日で車を理解するのは不可能です。
普通免許持っていても私は使わないですし(泣)
写真しか見れないですし。せいぜいグランツーリスモ3を友達に借りてみるぐらいです。
ところで………こういうイニシャルD的な展開も悪くないですね、てか佐祐理さんがやってしまえばなにもかも許されてしまいそうな気がしますけどね。マニアックな知識も(恐らくは)しっかりしてますし、この手のSSはもっと上位に食い込んでもいいと思うんですけどね。
やっぱり三人称SSが上位なんですかねぇ………悲しいです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:7)
- 前回の上位入賞作の二番煎じといった印象がないわけでもないですが、それでもこの手のネタは好きです。一つのジャンルになってくれれば最高なんですけどね。
ただ、個人的な好みとしてはこれをやるのだとしたら「ギャグ9 シリアス1」の配分の方が好きです。
今回はそんなテンション配分はっきりした作品がなかったので,
この作品には期待していたのですが………まぁこれはこれで、という感じです。
「ギャグ9 シリアス1」の配分でどうして感動できるかというと、
それまでに読者は心を動かされているからです。
「笑い」という動かされ方ですけれども、それでも無意識のうちにキャラに愛着が沸くんです。
だからこそ、ちょっとしたシリアスで泣けるんです。kanon本編もこの効果を最大限に利用していると思います。
だからこそ、私はこのジャンルが一般化して欲しいと思っています。
そもそも、こんぺの上位入賞がシリアスだけになってしまった暁には私は悲しいです。
個人的にはこんぺの上位のうちわけは、
「一〜四位にシリアス&ギャグ、五〜八位にはギャグ 九〜十位にはほのぼの 次点にシリアス」
であって欲しいと思っていますので、貴方にはもっとがんばってもらいたいです。
がんばってください。これからの成長を期待しております。
- 073 守りたい約束 (採点:8)
- 一文がとても長いです。読みづらい部分が多かったです。
だけどそんな小さなものを通り越して、私はこの作品から「なにか」を感じました。
秋子さんの独白口調というか、手紙的口調がなんとも言えずいいですし、
秋子さんの内面としてこれほど的確なSSはないと私は思っています。
旦那さんやお姉さんの存在はオリキャラとしては微妙なところですが、それでも説明的に納得させられました。
ただし、完璧ではないです。ある程度はこじつけくさいところもありました。
もっと文章を短く区切って、この文章自体を手紙という設定にして名雪&祐一がそれを見つけるぐらいの深い設定であれば、私は10点をあげてもいいと思いました。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- 個人的には、「狼に育てられた少女」がどうして人間になりえなかったのか、という問いについて、「笑うことが出来なかったから」という解釈を述べたいと思います。
真琴は「笑うこと」すなわち人間世界に溶け込むことができていたはずですので、その話とのリンクはあまり適切ではないと思いました。
さらに、「人間になって幸せになる」と言う話は昔話や童話なんかにはよく出てきますので、特にピノキオを使う必要はなかったと思います。
ピノキオは「造られた者」としての悲しさと希望を描いているわけですので、真琴の「違う生き物」としての悲しさを表現するのに適切ではなかったと思います。
個人的には真琴のストーリーは「人魚姫」と「竹取物語」のイメージなので、そこなへんがおすすめです。
ちなみに、文章力はそこそこあると思いますので、がんばってください。
- 075 記念日 (採点:7)
- 「」のなかの会話文の最後に句読点の”。”は不要です。
聞くところによると、それはそもそも印刷業界の決まりだそうです。
他の作法も聞きましたが、とりあえず私が気になるのは「。」だけでしたので一応注意を。
理屈としては「。」を一緒に印刷するのが難しかったとかそういうものなのでしょう。
特に文章的な決まりではないらしいです。
さらに、ネタだけとはいえクロスオーバーってあまり好きではなかったのですが、
kanonのSSにおいて、私はAIRとONEに限りそれを全面的に認めます。
個人的な妄想ですが………
少なくともkanonやった人でSSまで読もうとしている人がKEYのほかの作品を知りたがらないとは思えませんし、kanonだけが好きでAIRとONEの方は絶望的に嫌い、という人物を私は今まで見たことがありません。そういう意味ではかなり世間一般では認められる可能性の高いクロスオーバーかと。
舞の記憶喪失、てモノスゴク珍しいのではないかと思いますが、それゆえに難しい舞の一人称を巧く書き上げていたと思います。次の作品に期待しております。
- 076 流星群 (採点:8)
- これだけをとってみれば「人生」というものを考えさせられるテーマだったと思います。
kanonである必要は薄いですが、とりあえず、それを吹き飛ばすだけの「なにか」をこの作品から感じとりました。しかし、ペナルティがないわけではないです。
これがkanon本編となにかリンクするポイントがあり、さらに容量ギリギリまで話を続けたのならば10点を取り得る作品だったと思います。
ところで………流星群って毎年来ているような気がするんですが、気のせいですか?
いや、名前が違うのはもちろんわかってますけど。
毎年甲子園にでてくる「十年に一度の天才」のようにありがたみがあまりないのですが…………
ちなみに30近くになってもまだ子供っぽい祐一や名雪もありですね。
- 077 まだまだ続く道 (採点:7)
- kanonである必要はないとは思いませんが、もっと本編とのリンクがあってもよかったのではないでしょうか?
また、息子がいること自体には不自然さはありませんが、いくらこの二人の子だといってもこんなに強い子に描いてあげる必要はなかったと思います。もっと説明があったのならばともかくも。
「」の前に人物名を載せるのは自分の文力がないことを暴露しちゃっているようなものですから止めた方がいいと思います。また、なんマスかあけるのであれば統一してあけて欲しかったです。レイアウトはCGIで何度でも確認できたはずですので、イイワケは不可だと思います。(私も結構人のこと言えなかったみたいです…………)
しかし………それにしても巧くシナリオと感情表現を描けてますなぁ。
それだけでこの点数を与えるに値すると思いました。
がんばってください。次の作品に期待しております。
- 078 blessing (採点:6)
- 日本人の宗教への無理解とのことですが、そもそも日本と欧米では「GOD」の意味自体に食い違いがありますので、それを指して無理解といってしまうのは相当危険かと。
八百万の神様がいるという考えは、「すべて物事には魂が宿る」という神道の考え方に由来していますし、絶対的な存在を必要としない民間信仰の形が確かに、過去の日本にはあったのです。
寺院と神社のお話ですが、坊さんが失職時したときは神社に「天下り」できるという適当なシステムがあったらしいので、まぁ、そこの辺りは笑える話かな、と。
あ、本編とあんまり関係ないや。失礼しました。
まずは、香里の独白に一種の哲学を組み込むことに成功していると思いますし、栞との掛け合いも感動的ではありました。しかし、これと同じことをするならば、もう少し砕けた栞像があっても良かったと思います。ギャグのセンスが光っていれば、読者にはより一層作者の言いたいことが伝わると思います。ご精進を。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:5)
- 個人的な解釈では、名雪のイメージは「ゆきのした」のようなトゲトゲした花のイメージではなかったのでちょっと残念です。
どちらかというと、もっと花びらの丸っこい感じの、眠そうにしている花がいいですね(笑)。
………朝顔は名雪は見れなさそう、っぽいから昼顔あたりということでファイナルアンサー。
もっと清純な感じでもいいとは思いますけどね〜。
私の花に関する知識が足りないので、誰かへるぷみぃ。
あんまり気張らない感じで、だけど根っこはしっかりしている。さらに清純無垢で、多年草。
(待つ、というイメージです)
そんな花をだれか教えてくれませんか?
ところで、「ゆきのした」という花を自分なりに調べてみたのですが、どうも本州以南に分布する花らしいです。要するにAIRの町あたりかと。
明らかにkanonの街の気候は北陸以北の日本海的気候ですし、方言を全く感じさせないところから、北海道あたりの可能性も低くないと思います。(そうすると祐一いわく「天気予報がみたこともない形〜〜」というのと矛盾しますし、祐一のもと住んでいた場所にも拠りますが、北海道なら祐一の迎えは空港に来るでしょうし)。
それと北海道では「ゆきのした」って天然のエノキダケやキヌメリタケのことを指すそうです。北海道の方、いかがでしょうか?
kanonの立地条件はそんなに厳しくないのですけど、
個人的な解釈では新潟、秋田当たりがベストかなぁ、と。決め付けはよくないですけど、色白の美人が多くて雪の降る街というと自分の想像力ではそこなへんが限界です。ちなみに、根拠は両方とも私の故郷だからです(笑)
それと、今の若い人はきちんとした方言を使えないですしね(半笑、半泣)
最後に新潟、秋田は男女ともに短命で、特に秋田の場合は自殺数が日本でもっとも多いということも付け加えておきます。(意味があるのかどうかはわからないですが、資料を漁るのは楽しいですね)
………あんまり感想らしくないのでもう一つ。
せっかく苦労して育てた花を無情に摘み取ってしまう名雪って結構残酷かもしれないですね。
いや、私は花を育てたことがないので判りませんが。
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- 読んだ後に満足感のある作品です。
胸がぎゅ、と締め付けられるような、そんな感じのSSでした。
秋子さんの夫の解釈として納得できる展開ではありますし、
秋子さんと真琴をつなぐリンクとして「家族」というテーマが主題であるという解釈は、素晴らしいと思います。
ところで、いくら秋子さんとはいえ、小学生の祐一に「さん付け」するのはおかしいと思いますし、祐一にも小学生らしく「秋子おばさん」と言わせてもよかったような気もします。
まぁ………どちらを選んだとしてもダメ出しが出るとは思いますので、下手に互いを呼ばせないほうがよかったのかもしれませんね。
- 081 向日葵 (採点:6)
- セリフの「」のまえに名前を付けて
香里「」
というのは文章家として逃げです。止めた方がいいです。ナレーションや文で読者にわかるような形にしましょう。
個人的な解釈では、栞や香里のイメージとして向日葵は納得できなかったです。
栞はそれこそ朝顔あたりが似合いますし、香里は月見草あたりの知的な感じのある花がいいと思います。
健気で、どこか活発で、そして単純なイメージの向日葵は、
ギリギリであゆあたりが当てはならなくもないですけど、
それでもkanon全体のイメージとしては合っていないと思います。
AIRあたりでしょうね、やるのだとすれば。(個人名は特定できないですね、はまりすぎて)
ところで、この手の話を書くのならば、香里が栞を無視するくだりは外してはならないと思います。
そこが、香里と栞の話のメインテーマなんですから。
- 082 いつか、またあの海に (採点:5)
- あゆならなんとなく………そんなことを言い出しそうですが、
個人的には、海に行って「ごみを拾おう」なんていう偽善者が嫌いです。
どっちかっていうと、「イヤガラセなら出来ちゃう」とか「自分の金や名誉になるからやる」ほうがよっぽど好きです。そっちのほうが人間クサくて。
まぁ、それはともかくとしても、kanonと海のリンクは不自然だと思いました。
あまりあゆのイメージでもないですし、行ってからもkanonらしさを感じることはなかったです。
ナレーションも陳腐なところが少なくないですし、プロローグも、最初は何が言いたいのか判りませんでした。
ご精進を。
- 083 偽りの伝承 (採点:8)
- 日本の神社にはその神社独自の神話が残っています。
そして、それらの大部分は口伝で伝えられるので、現在の後継者不足により神社独自の神話はどんどん姿を消していると言われています。
とまぁ、こんな突っ込みは野暮でしたね。
とりあえず、私はこの話を読んで「とらいあんぐるはーと3(感動の名作です)」、を思い出しました。わからない人は是非プレイを。名作ですので。あ、「らぶらぶおもちゃ箱」の方だったかな?
ともかく、タイトルからは想像できないほどの深い作品で、私の好みの殆どが要約されています。
さて、真琴ストーリーの後日談としてこの話はかなり納得させられるものがありました。
神社という場所も必要不可欠に思いますし、美汐らしさが全開だったと思います。
さらに、「伝承」という単語が結構自分的にツボでした。
例え、AIR色が出ていたとしても、私は好みです。
がんばってください。次の作品に期待しております。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- まず、序盤のほうで美汐であることを特定させないと、読者は混乱してしまいます。
アンタ、誰?
て感じです。下手するとオリキャラだったりしますからね、ランダムで選んだSSなので。
しかし、設定はしっかりしていると思います。
1999年当時というものを考えているのであれば素晴らしいです。
まず、当然のように美汐が携帯電話を持っていないことが好みです。
文章のナレーション能力もありますし、悪くない作品だと思いました。
ただ、ネタはありがちだな、と。
難しい話なんですが、もっとオリジナリティのあるSSであったならば(そもそもその言葉自体が矛盾ですし)、高い評価でした。
これからもがんばってください。期待しております。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- 根拠のなく主人公が絶対的な存在であるようなお話は個人的には嫌いだったのですが、
もしこのSSがオリジナルであれば好きになれたと思います。
あ、人生にはifがないんでしたっけ(笑)
失礼しました。
多くの人の北川像とはかけ離れていたとは思いますが、意見が割れるところかと。
個人的には、テストの点のくだりがなければもっと高得点をつけてました。
少なくとも私は、勉強ができることと論理的な思考ができることは全く違うことであると思っていますし、努力抜きで勉強が良くできるのであれば、この世の大半の受験生は無駄なことをしていることになってしまいます。
汚いタイプのオタクども(貴方のことではないですよ)が、こういう主人公に憧れてしまう気持ちは判らなくもないんですが、やっぱり私はそういうのが嫌いなんですよ。
人は努力なくしてカッコよくはなれない。だからこそライターは彼らに最大限の試練を科すんです。
彼ら(少なくともkanon)がいやに人間臭い理由は、そこにあると思っています。
私は、向上心のある人間が大好きです。自分を向上させる刺激になりますので。
少なくとも汚いタイプのオタクどもの「根拠のない自尊心」を助長させるゲームや漫画が大嫌いです。(例えば、F&Cの主人公なんかが典型例です)
ところで、文章からにじみ出てくる事象として、貴方はとても見識のある方のような印象を受けました。
いや、もちろんこのSSをもって貴方のすべてを知ることは出来ませんが、少なくともそういう一面のある方だということを理解しました。
これからの作品を期待しております。
というか、この作品は今回のこんぺの中で一番オリジナルで読みたかった作品です。
がんばってくださいね。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- 素晴らしい話になる可能性を秘めています。
しかし、あまりにもkanonとのリンクがお粗末過ぎるかと。
祐一が栞の死に瀕して、
「自分が代わってやれればどれだけ楽だろうか」
と何度思ったことなのでしょうか?
「自分が犠牲になれれば………」
そんな思いが祐一にはあったはずですので、義仲のように
「自分を犠牲にして愛する人を守る」
という状況でありたかったのだと思うはずです。
羨望こそすれ、共感するのはどうかな、と個人的に思いました。
閑話休題。
………ところで自分のなかでちょっとしたイメージがあります。
「女は古文」「男は漢文」というイメージです。
ゆえに、祐一に「漢文ならばまだ判る」のようなセリフを言わせてあげてもよかったと思います。
このSSにおいては、祐一が「愚か者」では感動できないからです。
- 088 don't need no reason why (採点:5)
- 文章が横に広がっていて非常に読みづらいです。前回のこんぺでは誰もそんなこといいませんでしたけど、今回私は言います。まぁ、評価には入れないつもりですけどね。
さて、このSSは(きょうだい)というものをよく理解できていると思います。二人の間で食い違いのあることって結構ありますからね。実際問題として、(きょうだい)の仲がよい確立って相当低いらしいですし、殆ど喋らない(きょうだい)も少なくないそうです。
そのなかで、このSSはそんな微妙な心理が描けていてよかったと思います。
…………ラストは、もっと発展性があったと思いますけどね。なぜそこで切れるのか私にはわからなかったです。次の作品に期待しております
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- 「」の中に入れる会話文の最後に”。”はいりません。
ま、これは知識問題ですのでおいておくとして。
序盤から中盤までこの主人公の女が誰なのかわかりませんでした。
多分、殆どの人がランダムで飛んでくると思うので、こんぺにおいて最初に主人公を紹介しないのは致命的だと思います。ちなみに、舞のほうもわからなかったです。
しかし着眼点はとても面白いなと思いました。あゆや人形の奇跡に流されるのではなく、殆どの人が忘れているであろう舞の「ちから」を使わせるのは新しいな、と思いました。
個人的な解釈では、祐一が舞を選ばなかったとしても、舞はきっと佐祐理さんと二人三脚で過去を清算することができると思っていますので、こういう解釈があってもいいと思います。
それでは、がんばってください。次の作品が楽しみです。
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- 独白とはいえ、香里に彼を「潤」と呼ばせているのは、どうかと思いました。
いや、そう呼ぶこと自体がどうこうではなくて、適切な時に適切な呼び方をして欲しいと思います。
どうしても「北川くん」にしたくないのであれば、「彼」みたいなぼやかし方があったと思います。
どうせナレーションですので、それでも問題なかったと思うのですが。
北川の方も北川の方で不自然です。「あははっ」なんて彼の性格ではないですし、
これではMOONの少年です。北川らしさは感じなかったです。
とはいえ、シナリオ自体はベタとはいえ悪くなかったと思います。ご精進を。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:9)
- あゆエンドのラストの絵が、「だれにも見られていない」ような印象を受けたのは私も一緒です。
さらに、このお話は私のSSと対をなすSSだと思いました。
なんとなくなんですが,今回170人の同朋のなかで私のSSを一番読んで貰いたい人は貴方です。どうか私のSSを読んで欲しい、と思いました。
作品はお見事です。
まずkanonという作品をよく読み込めていますし、天使とあゆのリンクもOKだと思いました。
私が以前似たような話を描いた時は「北川」とか「美汐のパートナー」とか使ってましたけどね。
それにしても本編のプロローグとして、あるいはエンドとしてこういう解釈もOKだと思います。
がんばってください。私は貴方のことが他人事のようには思えませんね、SS家として。
互いに、よい結果を目指してがんばりましょう!
- 092 デエトの日 (採点:5)
- なんというか………男性には理解がちょっと及ばないのでコメントは控えさせていただきます。
作者の方は………女の人ですよね!?女の人ですよね!?
ヤロウがこんなこと描いてたら………ヴァーーーーー!!!!(絶叫)
とまぁ、それはともかくとして、香里らしさがよく出ているとは思いますが、ナレーションがややくどいです。
また、名雪も個人的な解釈では猫やイチゴの話しか出来ないほど底の薄い人間ではないですし、どちらかというと自分的には「聞き上手」のようなイメージです。
…………ヴァ―――!!!!(絶叫)
- 093 philosophy (採点:7)
- 納得させられるお話でした。
ALLキャラを使う上で、親友である北川を忘れてはならない、という私の持論をみごとに踏襲したSSだったと思います。
しかしタイトルである「Philosophy(哲学)」というのは如何なものでしょうか?
私は哲学を感じることは出来なかったです。いい話だとは思いましたけど。
ナレーションで流れてくる話はやっぱりそんなに特別な話だと私は思いませんし、
哲学というものはもっと深いものだと思っています。だからこそ、難しいんですけどね。
それと個人的な解釈では名雪はそんなに依存癖のあるキャラではないですし、
それをやってしてしまうと7年間も待っていた、という名雪の「心の耐性」が酷く弱いものに感じられてしまうんですよ。
祐一がそばにいてくれることで「たかが外れた」というのもアリだとは思うのですが………個人的には好みではなかったです。
それからやっぱり一人称小説を書くに至って「視点変更宣言」するのは反則だと思います。それなしで私なんかはがんばったつもりですし、それをやってしまうと、とても文章が安っぽいものに見えてしまうからです。
それでは、このノリを忘れないようにがんばってください。少なくとも、話自体は私は大好きですので次回作に期待しております。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 恥ずかしい………確かに恥ずかしくなりますね。
でも、この作品はそれだけではないです。
きちんとした文章ですし、難解な単語もありますが十分理解の範疇です。
ひたすらラブラブって感じのSSではありますが、私は好みです。
ところで、メモの最後は「秋子」ではなく「二人の母より」とかそんな感じのシャレの利いた署名にすればもっとよかったと思います。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- カエルの正体が生物なのか無生物なのかイマイチよく判らななかったです。
「普通」でないことが異常であること。
変人の群れに一人だけ存在する普通人が実は「異常」であること………
考えさせられる作品だと思いました。
しかし!しかしです!!
kanonの主題を考えなくてもいい話だと思える作品にせっかく出会ったのに、
ラストが陳腐でガッカリしました。これでは、単なるオリジナルギャグでしかないです。
この話ならば、ラストに生徒が人間に戻る方が感動できる作品になったと思いますし、そこでkanonの主題をば〜っとまくし立てることができればもうトップを狙える作品になれたかと。
個人的に一番感動し得ると思ったのは「二日目」と「三日目」です。
これならば期待していいと思っていただけにショックが大きかったです。
次のご活躍を期待しております。
- 096 Pure Heart (採点:8)
- ジャンルはなんとなく「シリアス」よりも「ほのぼの」の方が良くあっているでしょう。
いささか展開が急すぎるという点もありますが、十分楽しませてもらいました。
ギャグにも本編らしさがでていますし、軽快な感じの一人称ナレーションが出ていて良かったと思います。
ラストのくだりはもう少し深いものを想定していたのですが、視点がドロップアウトする系のエンドだったので少し残念でした。
さらなるご活躍を期待しております。がんばってください。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- 「よ〜い、どん」
で背中を向けて歩き出す二人のような印象です。
個人的には結構好きです。
栞のテーマが「シンデレラ」であるという解釈には全面的に賛成です。
二人の間に何が起こったのか結構邪推してしまいますけど、
結局のところ、本編のバッドエンドとしてこれほど巧く描けている作品もないでしょう。
本編らしさというか、なんというか、そういうものを感じました。
この調子で、他のキャラのバッドエンドすべて見たいです。かなり気に入りました。この作品。
(相対的な点数は仕方がないですけど………)
しかし、ハッピーエンドの象徴である桜を描写するというくだりは自分的には微妙かと。
やるんなら散ってしまった桜が好みです。
それでは、次回作を期待しております。
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- まだ序盤のほんの一部しか呼んでないですけど、あまりにも笑っちゃいましたので。
救急車の音が陳腐すぎますし、いくらぱっくり裂けたからといって手首を切っただけで即死するようなことはありません。
特に、ここは病院で、すぐ目の前に医者がいるわけですから説得力は薄いかと。
だったら、栞がもう手遅れで、祐一がその血液を逆にもらって生き長らせられるという設定の方が好みです。
さて、全部読みました。私の思っていた展開とは少し違うようですが、なんとなく似ている気もします。
途中、ラストのシリアスさでほんの少しだけ中和したといえども、「死」というものをあまりにも愚弄しているように思えました。
やはり、死というものはSSであっても簡単に扱っていいものではないということが判りました。
全然悲壮感を感じさせない祐一の葬式のくだりなんかは読んでて気分が悪くなったです。
この夏、叔父の葬式に行ったことを思い出してしまいましたので。
最終的な感想です。
最初の設定があまりにもお粗末だということに変化はありませんが、悪くないと思いました。
否、最後さえきっちりと描けていたらもっと評価は上だったかと。
最後はどうしたんですか?スパっと途中でぶっちぎられて、ラストを無理やり移植されたかような印象でした。
………飽きちゃいましたか?描くのに。
よかったところは、シリアスからギャグへと移行する様、そしてギャグからシリアスへ………。
この好循環は、前作から私の好みなので基本的にはツボだったのですけど………。
あまりにあまりな設定などが手伝ってこの点数です。
テーマを代えて同じようなことをすればもっと悪くない作品になったと思います。
次の作品に期待したいと思います。がんばってください。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- 今回は開催時期が九月と、秋子さんの誕生日と重なるんですね、そういえば。
Annniversary Day(記念日)とのことですが、ちなみに手元の辞書では
「The anniversary of 〜〜〜's birth」
の用例が載っていましたので、こちらも一応紹介しておきます。
DAYが複数になっているのが文法的に間違っているのかどうかは判りません。
すみません……………外国語に疎いもので。
ところで、視点チェンジはとても難しい技法ですし、あまり意味なくやると読者としては混乱させられてしまいます。
このSSだったら三人称でやっても良かったと思いますし、ずっと祐一視点の方が良かったような気もします。
祐一の精一杯さが伝わってきますし、本編らしさが出ていて良かったと思います。
また、最後の詩も良かったと思います。がんばってください。
- 100 今度までには (採点:5)
- 文章を書いているときに何が起こったんでしょうか?
途中、めちゃくちゃですよ、「」の使い方が。いろいろな意味で校正ぐらいはしっかりと。
とまぁ、それはともかくとして、ストーリー的にはこの話は「AIR」のような印象を受けました。
みちると美凪の掛け合いに美汐が混じったかなと言う感じで、あまりkanonを感じなかったです。
美汐の心の奥底にある「親友」との別れという一番重くあるべきところがあまり重要ではなかったりして、ちょっとペース配分間違っているかな、という感じがしました。
- 101 Little Seedling (採点:8)
- 設定はやや強引なところもありましたが、私はそれよりもこのSSに深い「なにか」を感じました。
要するに、kanonをよく読みこめているな、と。
あゆをはじめとするkanonのキャラの主題として「強さを得ること」というのは確かに見事な解釈で、エンド後のあゆがその「強さ」を持っている、というシナリオはかなり個人的に納得です。
あゆシナリオに例の大木を投影するのは結構新しいと思うし、やり方次第ではかなり感動するSSになり得ると思います。
ラストの描写はもう少し凝っても良かったのではないかと思います。これはこれでOKなところもありますけど、もう一度大木を見に行くぐらいの意外性があっても良かったと思います。
では、これからもがんばってください。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- かんとり〜ろ〜ど〜♪このみ〜ち〜♪
の高校生バージョンって感じでした。
宮崎アニメの「青い」ところを抜いて、洗練された文章で巧くまとめた感じですね。
ところで、香里だけが浪人して祐一が大学に受かるという設定はいかがなものかと。
個人的な解釈では、祐一は無気力人間の象徴だと思っています。(非かのん原理主義者と同じになってしまいますが…………)
そんな彼が「大切な人」を得ることによってはじめてやりたいことを見つける……………
それはきっと彼にとっては「大切な人」と同価値なのでしょう。
そんな感じの妄想が私の中での祐一のエンド後です。
大学に行ってすぐに人間が変われるのならば人は自分を変えるのに苦労はしないでしょう?
変われないから人間なんです。しかし、変わろうとするから人間なんです。
そのプロセスを描かないうちから祐一を魅力的な人間にしたてても「うさんくさい」という印象を与えるだけではないでしょうか?
しかし個人的にはとてもこの文章が好きです。
読み終わった後、容量が15K程度なのにすごい長編を読んだような錯覚に襲われました。
こんなに量に対しての満足感が会ったのは久しぶりです。これからもがんばってください。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:4)
- このストーリーでは漫画やアニメでないと情景が理解できません。
香里がどこからどこまでいたのか判らないですし、どこからどこまでが妄想で、そうでないのがどこまでなのか読者は混乱してしまいます。
…………………ぶっちゃけ、ギャグ自体は嫌いじゃないんですけどね。
- 104 これから…… (採点:8)
- まず、文体がとても「読者」を意識しているような感じでナイスです。
一人称文学とは少し違う気もしますが、そういうのがあってもいいと思います。
ラストでは、暗さのなかに一筋の希望というか、救いようがあるので、全体にかかるダークっぽさがうまく中和されていたと思います。
そして、秋子さんが亡くなるというネタはベタではありますが、テーマとして「祐一の決意」というものをくっつけることが出来たので、成功といってもいいのではないでしょうか。
ある意味ではkanonに尾びれがついてしまったと思われる方もいると思いますが、個人的な解釈では本編での祐一のテーマが巧く描かれていたと思います。
また、さらに評価の高いところは、この話が名雪エンド後であるということです。
エンド前の祐一であれば、こんな「決意」はなかったと思いますし、名雪という守らなければならない存在ができたからこそ、祐一がこんなに魅力的な人間になったなのだと感じました。
似たようなSSの中での評価であれば、私は最高点をあげられたと思います。文章レベルも高いですし。
しかし………私のなかの上位入賞作に比べて、やや心の琴線にふれるポイントが小さかったかな、と。
例えて言うならば、オーケストラ VS 四重奏 みたいな感じです。
作品にケチの付け所がないのはそれが極めて限定されたテーマだからであって、他の(個人的な)上位入賞者のような「kanon全体としてのテーマ」というものを私に感じさせなかったです。
………これは私の個人的解釈ですので、評価に入れるのは間違っているのかもしれませんが。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:9)
- 納得。というのが素直な感想です。
文章作法については、こわ〜いお兄さん(笑)が注意してくれると思いますけど敢えて言っておきます。「」でくくる会話文の終わりに句読点の“。”は必要ないです。“〜〜”で囲むなかにもいらないかな?という気もします。まぁ、こればっかりは知識問題ですので、仕方ないですね。
本編とのリンクとして、「真琴」「秋子さん」「ジャム」を使ったのはまさに大正解かと。
そして、真琴が秋子さんの夫の娘という選択もかなり自分的に来るものがあります。
祐一の母親という設定も自分的にはセーフですし、フランクな感じがとても印象的でした。
文章能力そのものもたいしたものだと思いますし、kanon本編をよく読みこめているな、という感じです。
ぶっちゃけ、感動はありました。
しかし、それは「本編の感動」です。
その上に秋子さんをトレースできたことは貴方の文章の巧さでもあるのですが、感動自体は本編に由来していると思います。
そして、それでも私はいいと思っています。だって「かのんSSこんぺ」なんですから。
それ自体は素晴らしいことです。一つのルールの元に競争が行われる。これ、喜ばしからずや。
それを達成している貴方にだからこそ、言ってしまうのですが……………
もう一つ………もう一つ貴方のオリジナルの感動がくれば、完璧な満点だったと思います。
いや、正直なところを言うと、
「かのんSSとしては10点満点」
「オリジナリティは8点」
てところなんです。足して2で割って9点ということで。
更なるご精進を期待しております。がんばってください。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 名雪の描き方が巧いです。下手な作家がやると、『だよもん星人』になっちゃいますので(笑)
今回のこんぺで一番名雪の描き方が巧い人だと思いました。
ところで、名雪が祐一をプロローグで二時間も待たせてしまったことについては、私なりの解釈がありますので、よろしければ前回のこんぺにて私の作品を読んでいただけると幸いです。
- 107 満月は白い輝き (採点:9)
- せっかく「彼」の名前をギリギリまで上手にぼやかせたんだから、
最後までごまかして欲しかったです。
それにしても満足感のある作品でした。設定にほとんど矛盾がないですし、ラストの祐一&名雪のくだりをトレースできたのはもう感動モノかと。
欲を言わせていただけば、「彼」の人格についての説明がもっとあれば、より一層感動できる作品になっていたと思います。これを説明抜きでやってしまうとMOONの少年になってしまいますので(笑)
さらに、真琴の入学についても違和感なく入っていけますし、
秋子さんのミステリアスさを説明にしたのもかなり来るものがありました。
更なるご活躍を期待しております。
- 108 家出(強制) (採点:6)
- アベ商〜〜。
ってわかる人にしかわかりませんね。
要するにアニメで見たい作品です。
度重なるオーバーリアクションと設定的にゲージとかが画面上にでてくるような感じがアニメっぽいです。
ちなみに………北川と祐一のセリフがよくわかんないです。
こういうギャグは10人中9人に一発でわかってもらわないとダメです。
ご精進を。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:9)
- まず、今回のこんぺで一番設定が巧いなと思いました。
AIRの町がどうしてこんなに名雪と調和してしまうのか?
思うに、各ヒロインの幸せの象徴である「春」がすでに過ぎ去った状況、というのと調和しているのだと思います。すばらしい。
そして名雪らしさ、といってしまえばそれまでですけど、確かに祐一と名雪の数年後の会話ってこんな感じだと思いました。
はっきり言って、勉強させてもらいました。一人称でここまで人を納得させるのは素晴らしいと思います。
ちなみに名雪は北国の生まれですからなかなか日に焼けないと思います。
すくなくとも、真っ黒にはならないでしょう。北国の人はあんまり雪焼けとかしないですし。
(まぁ、そんなことを通り越して納得させられる設定なんですが)
あと、祐一があまりにも鬼畜すぎるかと。
現在は香里と付き合っているらしいですけど、ちょっと彼女を怒らせたぐらいで名雪と復縁しようとするなんて、鬼です、鬼(笑)。
もし、名雪と香里を天秤にかけるような過去があったのならば、
そしてそこなへんの設定を巧く描けていればベストだったと思います。
まぁ、貴方ほどの文章力のある人ならばたやすいことだと思いますけどね。
それからタイトルとラストだけは戴けないと思います。
もっと工夫したタイトルがあったと思います。気の利いたラストがあったはずです。
これほどの作品であるだけに、余計に悔しかったです。
では、これからのご活躍を期待しております。がんばってください。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- タイトルと本文とのリンクがもっと欲しかったところだと思いました。
結構自分的にはタイトルがツボでしたので。
さて、香里はよくかけていると思いますし、ややしつこい感じがするかもしれないシナリオをよくまとめていると思います。
ホラービデオは確かに栞は嫌いそうな感じはしますが、必ずしもそれである必要はなかったです。
逆に、「ドラマは好きだけど映画は嫌い」ぐらいのセリフがあればもっと深い話になっていたと思います。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:6)
- まず、陳腐ではありますが、基本コンセプトはよかったと思います。香里を描くに至って、なんとなく香里がしそうな行動をかけていると思います。
kanon本編の主題は「逃げ」だと私は思っておりますので、そういう意味では納得はしました。
しかし、三人称のナレーションがあまりにもあまりです。
混ざりすぎです、人物の気持ちと描写が。
ある程度であれば効果的な手法にもなりえるのですが、これでは程度が著しいです。
解決方法としては、いちいちに主語を入れることだと思います。
巧い人はもっと巧く書きます。
ちなみに個人的な好みですが、せっかく北川がどうこう、という内容があるのですから、そこなへんを突っ込めればなおよかったかなと思います。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- 一人称文学に作者が出てくるのは反則です。止めた方がいいです。やるのならば、三人称で。
それに、いくらほのぼのだといっても北川が留年する理由が薄いです。
普通よっぽどでもない限り、出席さえしていれば進学させてもらえるモノですし。
kanon本編において、彼らの学校が私立なのか公立なのかはちょっと判りませんが、
少なくとも祐一、名雪、栞、舞たちが歩いて通える距離ですので私立よりも公立のほうが説得力があるような気がします。
だからこそ余計にあゆや真琴が学校に入学できない可能性が高いですし、「学校」でみんなが一緒になる必要性は、自分は薄いと思っています。
もっと設定に力を注いだ方がいいと思います。
いくらほのぼのだといっても、設定がお粗末だというだけで敬遠する人も出てきますし、
そもそもそれを補うだけの文章力、そして「なにか」も感じませんでした。
ご精進を。
- 113 Flying (採点:6)
- 個人的には、この話はAIRのSSでこそ見たいなと思いました。
なぜなら、AIRの話の根底にあるモノは「空」で、kanonの根底にあるモノは自分は「大地」だと思っているからです。
七年前のある日から地に足をつけて歩くことをやめてしまった少女達、そして一人の少年。
(栞は例外的に倒れてしまう寸前の愛なのですが)
彼らがきちんと自分の足で大地に立ち、歩みを始めることこそがkanonだと私は思っていますので、名雪に翼がある必要はないと思います。
あゆにも翼がありましたが、エンド後の服装ではそれが消えています。
それこそがあゆ(さらに祐一)の「逃避願望」からの成長だと思っていますので、このSSはそういう私の解釈と食い違ってしまいました。
ちなみに………少し残酷な言い方ですが、きちんと手と手をとりあって「大地」に足を踏みしめてあるくことができるのならば、足は必ずしも二本必要だとは思いません。一人だけでなくてもいいんです、支えてくれる人がいてもいいんです。逃げ出してしまうよりはよっぽどマシだと私は思います。
まぁどちらかというと、この解釈自体もONEのテーマに根ざすもののような気がしますけどね。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 漫画でもアニメでも小説でもなく………そうですねぇ………
ゲームで見たいお話だと思いました。
後半は動作が主体のギャグなのでアニメがいいかな、とも思いましたが、この美汐の壊れ系の独白文章が個人的に好きなので、活かしたいなと思いました。DTMLなんてやってみてはいかがでしょうか?
多分、もっといい感じのギャグができると思いますよ。
前半は結構悲劇的なくだりから始まるのでどうなるかと思いきや、後半の栞のギャグがOKでした。
ナイスギャグ。
- 115 温もりの中で―― (採点:8)
- アナザーストーリーとしての名雪編という印象です。
20Kでここまでやれば大したものかと。
ハンパな文章作法が目に入ったりもしますが、基本的な三人称文学のツボは抑えていたと思います。
本編のなぞり書きといった安易さはないと思いました。
ところでこの青年の正体ですが、これは「天使」だと解釈すべきなのでしょうか。
もしそうなのだとしたら、奇跡が起こる直前に登場してもよかったと思います。
いまいちつかみ所のないキャラですが、20Kという文量を考えれば仕方ないことなのかもしれません。凝ろうと思えばいくらでも凝れるところですから。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:9)
- 前半はどうかな?という印象でしたが、後半の感動度の追い上げのスゴイことスゴイこと。
銀河鉄道、という妙に懐かしい単語が嬉しいですね。
栞のイメージとしては賛否両論あるでしょうが、私は大好きです、この話。
この話の一番優れているところは、「ちょっとしたメルヘンの後の話」を描けているところです。
普通はなおざりにしてしまうんですけどね、出来のいい話ならなおさらに。
あとラストも最高でした。二人の親友度と、そのまま背景描写に映っていく様は、ちょっとした映画なんかよりも感動的です。
最後に、この九点という点数ですが、実際問題、私はSSで三人称をつらぬくのって結構卑怯だと思っているんですよ。そっちのほうが絶対にいい話が書けると思っておりますし、なによりも自分の見識や知識が惜しみなく発揮できますから。
しかし、それじゃあ、kanonのキャラが建たないんです。それじゃあ、PCゲームの最大のポイントである「一人称文学」ってのが見えてこないんです。
これに満点をつけてしまうと、次からのこんぺは三人称だけになっちゃいそうですから。
それじゃあ面白みがないですよね。ギャグは絶滅しますし、ほのぼのは理屈っぽくなり、ラブも消えます。
なにより、くだらない三人称は一人称のそれにも増してみっともないですからね。
だから、このマイナス1点はそういう意味をかねているのだと思ってください。てか、もちろん個人的な好みの一つなので、そうは思わない人もたくさんいるのでしょうけれど。
まぁ、どちらにしろこの点数は、今回のこんぺで最高峰の点数だと思っていただいて結構です。
これからのご活躍を期待しております。それでは。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- この十点は絶対に出すまいと思っていた十点です。負けました。
どうしてくれるんですか?よそではもう9点が最高点だとか言いふらしちゃってんですよ?
(結構笑えないです)
二重タイトルはご愛嬌ということで。
1 オリキャラ
オリキャラを使う上で最低条件として、私は名前を出してはいけないと思います。
本編にない設定をつかうのであれば(例え公式資料であろうとも)、やはりの理由が必要ですので。その点で素晴らしいと思いました。
そして、高校生の心理描写がとても巧い。「目標」というのはやはり青春時代における最初の………そして最大の課題です。もう、調理の仕方が巧いとおもいました。
2 挿入詩
これも最高ですね。個人的な意見ですが、詩というのはそれ単体では人を感動させ得ないと想っています。読者と作者の間に同じ認識があることが前提条件なのです。今回はそれがこの文章全体です。すばらしい。
3 SSにおける人称
SSにおいて三人称ってのは卑怯だと思うんです。
そっちのほうが魅力のあるナレーションが描けるからです。
いや、別にkanonのキャラが魅力がないわけではないんですけど。
要するに、ある程度の制約があるんですよね、メインキャラの性格って。
変に見識があっても萎えるだけですから。
しかし…………オリキャラの一人称と三人称の融合、というのは意外でした。やられた!! と思いました。不自然さが全くないのにも惹かれますしね。
しかも変に考え込むような人物ではないですし、ジブリっぽい「普通の高校生」として、変に気取らない人物が逆に、新鮮でした。最高の料理法です。
4 私が負けた理由
そして、なぜ私が負けかと言うと…………
今までの私の「オリキャラを使っているようなSSはダメだ」という信念を根底から覆されたからです。
弘法筆を選ばず。
まさに私の見識の狭さを思いされました。
文章はよく料理に例えられるのですが、「kanon料理」としてのこの作品は素晴らしかったです。
(完璧に素材の持ち味を活かしているかどうかは判りませんが………)
もし料理屋でこんなものだされたら、厨房まで駆け込んでいって貴方に礼を言いにいきます。
…………それでは、更なるご活躍を!
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:4)
- なんと言うか…………
まず、ネタがしつこすぎます。こってりし過ぎです。「ジャム」の話で盛り上げるのは判るんですけど、あまりにもしつこすぎます。美汐が出てくる必要全然ないです。出すんなら、もっと別のところで(個人的には真琴とのリンクが好み)。真琴が二年生(?)というのはどうしても不自然さを感じますし、出店している様子もないので別に高校の生徒でなくてもいいでしょう。
また個人的意見ですが、秋子さんは自分の年齢がどうたらこうたらというタイプではありません。
どっちかっていうと、「そんなことありませんよ」の一言で済ませてしまうタイプかと。
まぁ…………本当にこれは好みの問題なんですが。
文章レベルも低いですし、なにより構成そのものがお粗末です。人に見せるSSを書きたいのであったら、きちんと草案を用意すべきでしょう。この文章では、気の赴くままに文章を書き進めていったと言う印象をもちました。
…………メリハリが足りない、ということです。ご精進を。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- 自己満足の一言に尽きると思います。主人公の名前がカッコよすぎるのは個人的には好みではないです。
なにかのクロスオーバーなのでしょうか。
そして、あまりにも、あまりにもこれではkanonである必要が薄すぎます。「これでは感想など書けません」というのが正直なところです。
そこそこ以上の文章力と構成力を持った人が、書いたと言うのは判ります。
しかし…………ここは「かのんSSこんぺ」なんですから。自己満足で終わらせてはいけないと思います。
多くの人に理解される作品を書く必要はないのかもしれないです。
しかし、読者(少なくとも私)はこの場に「kanon」と「競争」を求めています。
私は「kanon」の解釈が素晴らしいものであればそれだけで点数を挙げてもいいと思っていますし、
その中だからこそ、敢えて「競争」する意味があるのだと思います。最小限のルールを守るからこそ、「競争」なんです。
みんながプールでシンクロナイズトスイミングをしているのに一人だけ足洗い場で自分のダンスを披露してはいけないです。
確かに貴方の文章力、構成力は実は悪くないと思っています。
別の機会でお会いできれば、もっと違う評価だったかもしれませんね。
しかし………それはあくまでもこのこんぺの採点基準からは外れています。
シンクロと陸のダンスの点数を同時につけろと言われても難しいとしか言いようがありません。
ただ、貴方のダンスは悪くないと思いました。
まずは、プールサイドで水に戯れるところから始めましょう。
では次からの活躍を期待しております。
- 120 息抜き (採点:6)
- 誰がどの問題を出したのかちんぷんかんぷんになってしまいますね、メモを取らないと。
むしろ漫画のほうがわかりやすい展開だと感じました。漫画ならば、比較的に戻って読むことが易しいですし。
ところで………「歳月人を待たず」とはよく言いますけれど、時間って人なんでしょうか?
いや、単なる重箱のスミつつきでしかないかな、そりゃ。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:8)
- 舞が過労で倒れるまで働き詰めだったのならば、同居人として気づかないのはダメでしょう。
舞が一人だけ働いているのを知っているのだし、無理をし過ぎているということまで判っていたんですから。
確かに、言っても聞かなさそうな舞なのですが、佐祐理さんならば無理やりにでも止めるでしょうね。きっと。
でも、それ以外はいいです。まさに、彼らは高校生活の延長上にいるわけですね。文章もシナリオも本当によく練りこめていると思います。
そしてこのSSで一番よかったことは、祐一と佐祐理さんが男女の関係にならなかったことだと思います。佐祐理さんのほうにはその気があったけれど、それを切なくも、ぐっとガマンする。
これから先にどう転ぶのかわかりませんが、どんどん続きが読みたい作品だと思いました。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- これまた漫画で見たい作品です。
個人的な意見ですが、精密な動作が主体の文章なら映画で、大まかでオーバーリアクションな動作が主体ならば漫画で見たいと思います。
さて、今回の真琴ですが、本編エンドより時がたち、すこし大人になったような感じがします。
また、彼女は美汐と一緒に住んでいるようですが、家族である祐一ではなく一人の友人を選んだんですね。誤解を覚悟で書くならば、「兄離れ」といってもいいのではないでしょうか?
すなわち彼女は成長したと言ってもいいのでしょう。漫画も卒業できればなおさらなんですけどね。
しつこいようですが、この手の話はまた漫画で読みたいです。
しかし、本当に心に響く文章なのか、と聞かれると私は首をかしげてしまいます。
シナリオとしてはよくても、文章としては微妙だと言うのが私の感想だからです。
(まぁ、本当にダメな作品ならばもう一度見たいなんて言いませんけど)
ここまで言うのは私が貴方に期待しているからです。がんばってください。さらなる精進を。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 「ぽんぽこたぬきさん」や「はちみつくまさん」はそんなに積極的に使っちゃいけないですよ。
全然モエではなくなってしまいますし、そもそも舞のキャラじゃないです。
舞のキャラは確かに難しいのです。しかし、巧く書く人はそれこそ巧く書きます。もっとがんばってください
名雪と舞と佐祐理さん、そして傍観者ではなく名雪の協力者の秋子さん。
コンセプト自体は凄く理解できます。
秋子さんのキャラについては賛否両論かと思いますが、少なくとも私は好きです。
秋子さんの母親らしさというのは、彼女の容姿も手伝って、なかなか感じにくいところですし。
でも自分の誕生日忘れるなんてこと、十代でありえますかね?今のところ、私は平気ですけど(笑)
- 124 No More Dying Then (採点:6)
- 哲学をテーマにしたいというのはよく判ります。
実際、アクセントとして使われるのならば、これほど効果的な内容はないでしょう。
しかし…………こんぺとは「哲人集会」ではありません。
あくまで、読者に楽しんでもらうための大会です。
読者を楽しませてそのうえで、哲学を読者に感じさせることが出来たのならば大成功ですが、
この作品からは哲学が先行しているような印象を受けます。
ぶっちゃけちゃえば、「なにが言いたいのかわからない」と感じる人も出てくると言うことです。
ここからは個人的な意見です。
世間では哲学って難しければ難しいほど評価が高いような雰囲気が闊歩しています。
だって、彼らは頭がいいんですから。自分の力で考え、資料を集め、なおかつ理路整然とした物言いができるんですから。
確かに、学者達の間ではそれでもいいんでしょうね。医者なんてそれに近いものがあるかもしれません。
しかし、哲学は医療とは違います。
医療は専門家がすればいいのですが、哲学は多くの人の役に立たなければならない代物でしょう?
そのためにはもっと噛み砕いて、酵素で分解して、消化しやすい状態でプレゼンテーションしなければならないと思いませんか?
もっと噛み砕いた口調で、それで読者に感じさせることができたのならば、文句のない作品になるでしょう。ちなみに、一番それが気になったのは「香里の思考」です。
答えは、貴方ほどの哲人ならば自分で見つけることが出来るでしょう
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- オリキャラを書くに至って、大事なことは「うさんくささを消し去ること」です。
つまりこれはkanonのSSなんだから、kanonで使われていない設定を使うことは納得できないひとが多いかと。
そして、その意味では私はこのSSから「うさんくささ」を感じることはなかったです。
個人的には、「巧い」の一言です。視点チェンジはとても難しい技法ですが、違和感なく入っていけます(ただし、完璧ではないです。精進を)。
しかし、関係まで持って彼女を死なせてしまったという祐一というのはいかがでしょうか?
祐一が、栞を「普通のオンナノコとして扱う」ことの最後に二人の「関係」があったはずです。
だから個人的な好みとしては、香里にはこういわせたかったです。
「あの子にできなかったことを、あたしにして」
と。
そうすればそこで祐一の罪の意識を取り戻す可能性もあったはずですし、そこで祐一にストップさせておけばまた別の「希望」が見えてきたと思います。
ここから先は好みの問題なので聞き流してもらっても結構です。
ところで「不幸」というジャンルはいかがなものでしょうか?
個人的には何かもっとどんでん返しを期待していたのですが………………
貴方ほどの文書力と構成力があるならば、もっと違う形のエンドを書くことが出来たと思います。
好みの問題と言えばそれまでですが、なにかもっと希望のあるエンドがあったと思います。
それでは、さらなるご活躍を期待しております。
- 126 多角関係 (採点:8)
- 今回、もっともメリハリの利いたギャグだと感じました。
若干、勢い任せのギャグもありますが、笑わされたので私のマケです(笑)
最終的に、タイトルとよく調和していますし、またラストを連想させるには持ってコイです。
SPとは結構ベタですが、ヘンなオリキャラよりかはよっぽど読者としては嬉しいです。
しかし・…………これはマンガにしたほうがそれっぽく見えると思いますね。
ずるずる引きずられていくシーンとか、美汐の髪の毛がホセのように真っ白になるところとか。
絵は上手でなくてもいいです。私はこのシナリオを漫画でもう一度読みたいと思いました。
- 127 魔物の住む学校 (採点:7)
- 舞を選ばなかったルートにて、舞の精神は壊れてしまったのでしょうか?彼女は祐一の存在なくして過去との決別をすることが出来なかったのでしょうか?
否、私は違うと思っています。kanonにおいて彼女と名雪だけには過去を断ち切れる未来を与えてくれるだけの可能性を持つ親友がいたはずです。
だから私は祐一がノートを取りにいかなかったとしてもそれを悲劇だとは感じませんし、そこで舞が怨念となって学校に残ってしまうのはおかしいと感じました。………もちろん個人的な意見ですが。
しかし話は本当に良く出来ている、とはいえないまでも、よく練りこまれていると思います。
キャラをよく観察して描けていると思いますし、情景描写も結構正確です。
ただし、夢オチは多少反則かと。SFなんかじゃもう禁じ手っぽい扱いですし(笑)
- 128 Fail in an attempted love... (採点:5)
- 文章が非常に荒削り。今回の場合は未熟と言い換えてもいい。そして、未熟であることは決して悪いわけではないのだけれど、それならば校正ぐらいはしっかりしろ、と言いたいです。
せいぜい一つぐらいのミスならばまだ笑って許せますが、ちょっと許容範囲を超えてますね。
そして、これはkanonの物語である必要はありません。栞が死んで、その結果として香里が医者を目指して…………のような作品かと思いきや、実は栞は生きてる…………
動機付けが弱いと言わざるを得ません。
ただ、それでもこの点数をつけたのは、細かい人物描写と、その根底に流れるテーマが「深い」と思ったからです。北川らしい口調(個人的にはピッタリ北川だと思います)。泣く香里に対しての北川の対応とか。
ついでに、P.S.ではなく追記、とするべきでしょう。本来、P.S.というのは[PostScript(追伸)]の略なので、意味的にはおかしくはないのですが、世間一般で使われるこのP.S.というのは大体において手紙やメールです。P.S.という外国語自体に日本的な意味が加わっているので、あまり感心はしません。
それと、最後を?なんかで終わらせちゃダメです。ぼやかしたいならもっと上手に、薄紙を貼り付けるぐらいの繊細さが必要だと思います。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 「逃げ」るために東京に出た美汐と「逃げない」ために街に残った祐一。
その基本コンセプトは理解できるのですが、それから先の解釈を読者にすべて任せてしまうのは作家としては作品の放棄であると思います。
「なにが言いたいのかわからない」と言うのも立派な感想であり、それに対して「読者のレベルが〜〜」とか言ってみても始まりません。
自分の言いたいことを言いたいってことは凄く判ります。それは誰だってそうなんです。
だけど………全員が全員、自分の言いたいことが判ってもらえるわけではないんです。
だったら、なるべく多くの人にわかってもらえるような「仮の」結論を考えましょうよ。
kanon本編においては、それこそが「奇跡」です。
本来、「主人公、ヒロインの成長」を考える上で、奇跡って実はあまり重要じゃないんですよ。
ですが、大多数の人には、kanonの主題は「奇跡」に見えてしまう。その先にあるもっと深い主題を理解しようともせずに。
アンチkanon派の殆どは表面的な「奇跡」しか見ていません。
だから安易、お約束といった感想しか持たないんです。
しかし、あなた方は違うはずです。
kanonのエンドをみて感動したんでしょう?
だからこそSSを書いているんでしょう?
きっとその感動の正体は、その「もっと深い主題」なんです。
…………脱線しましたね。
要するに、今回の場合は真琴のお話もきちんと(仮にでいいから)つくってあげましょうと言うことです。
それを除いては、とてもいいSSだったと思います。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:9)
- 何度でも読み返したい作品を一つあげろと言われれば、私は迷わずにこの作品を推します。
オリジナルのお話に近いはずなのにkanonのストーリーと照らし合わせて感動できます。
また刀の知識など、よく研究されていると思います。
しかし、両刃の直刀は西洋独自のものではなく、奈良時代には日本に確かにあったということを指摘しておきます。
刀というものをつくるに至って一番原始的に考えつくのが恐らく両刃の直刀なのでしょうね。
少し、解説に蛇足を付け加えておきます。
日本刀にいわゆる「反り」があるのは、人を切るに至ってもちろん理由があるんです。
直刀で直角にモノを切ると、刀身の断面角度は三度ぐらいになって鋭利さにかけてしまう…………
わかんないか(笑)
要するに、棒で叩くよりもムチで叩いた方が大きい面積にミミズ腫れをつくる理屈です。
もちろん他にも理由はいっぱいありますが、日本刀の反りは機能美であり、それを両刃の直刀にわざわざすることが、収集家に喜ばれるのかどうかは私にはわかりません。
しかし、舞の場合「魔物を倒す行為」が「自分を傷つける行為」に直結しているので、まさに両刃の直刀というのは舞のストーリーを暗示しているような気がします。そこのあたりは、よく本編を読みこめているかと。kanonの主題を(自分なりに)よく読めてさえいれば、あとは文章力の問題ですからね。今回はそちらの方も問題がなかったです。というか、そこまでストーリーを読める人がお粗末な文章を書くとは思えませんので。
それと50歳がお爺さんなのかどうか?という問題は少し微妙だとは思いましたが、
小学生からみればは確かにお爺さんなのかもしれないですね。(しかしその説明はすべき)
- 131 鎖 (採点:4)
- 文章がめちゃくちゃです。主述のかみ合わせや誤字、名前のナレーションでの使いまわしなど、
推敲するべき点がいくつもあります。
無視できないですがとりあえずそれは置いておいて…………
こういうオリジナルストーリーを自分で作りたいのだったら、もっともっともっと説明が必要です。
いきなり妹(いくら根拠がゼロではないといえ)とか、都合のいい記憶の消え方、祐一サイドの説明の不足など、未熟な点が目立つと思いました。というか、そもそも祐一の記憶が消える必要ないです。
香里の記憶が消えるのだとすれば、それは栞に対する自責の念の裏返しということで納得できますが、祐一までが一緒に消えてしまう必要はないはずです。彼は「期限のある恋愛」であったことを承知の上で栞を愛したはずなんですから。彼が成長していないのであれば、栞の死は無意味なものとなってしまうと思います。
ストーリーがぶちぶち切れていて、一番大事なところを言っていないと思います。
もっともっとストーリーを練りこんで、間違いを正して、なおかつ中編で納得の出来る説明や展開が出来たのならば評価が上ったと思います。
ところで、いくらなんでも北川が香里を殴ったりするのはダメですよ。せいぜいビンタと「ポカッ」とかする程度。両親も登場させるならもっと伏線を引っ張っておくべきだと思います。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- どこかで観たような文章ですが、私は漢文の書き下しを連想させられてしまいます。
これほどのことが出来ると言うことは相当な文章力を持っていると言うことだし、ネタが最後まで息切れしないという意見には全面的に賛成。(今回はパワー不足の面は否めないが)
一部に三国モノ(?)や某漫画などのパロディがあれど、十分許容できる範囲。
なんだか舞っぽくない設定ですが、この人がやってしまうと、困ったことにこっちの舞のほうが本物っぽく見えてきてしまうのですが。(笑)
基本的に、批評家は一度でも文章に心を動かされたらもうその時点で作者を賞賛せねばならないと思います。要するに、私のマケってことです(笑)。
点数は相対的なものですので…………あしからず
- 133 無名の石 (採点:7)
- 観鈴ちんですね、これは。
ナユキの事をミユキと呼んでみたり、読者としてはかなり混乱させられるものかと思います。
kanonである必要がそもそも薄いですし、オリジナルをkanonにくっつけたという印象を受けました。
ラストの墓標についてですが、名無しである必要はないでしょう。なにか、序盤に伏線を張るなりイチゴとかの名雪と関連性のある名前をつけてやるべきだったと思います。タイトルにこだわらずに。
ただし、それで点数が低いのかと聞かれればそれはNOであると私は答える。
本編はkanonのSSであるということを差し引いて真ん中を読めば結構なオリジナル作品です。
それ自体は悪くないと思いました。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:7)
- ストーリー考察です。
あゆを心の隅にとどめつつ、いつも通りの生き方を努めてきた祐一が、ふと見てしまった夢。
そして心の深層で認められないあゆの死。
しかしそれを認める、と決めることができた祐一は、紛れもなく本編の祐一です。
そして「あゆのぬくもりを求めるという欲望」を自分のなかで「解決」することが出来た祐一はあゆの夢を見なくなる。
それは忘れることなんかではなく、人間として成長したと言うことである。
そして、それこそが「あゆの本当のお願い」だったのだろう。
と、考えさせられました。(解釈はそれぞれですが、これはその一端ということで)
しかし秋子さんや名雪とのやり取りにおいて、そのことをどれだけ伏線に仕立てられたかと言うとそれは疑問ですね。「なんとなく」日常の場面を作ってみた、という安易なもののように私には思えてしまいました。
感想
最初は本編のなぞり描きかと思いましたが、終わってみるとなかなか満足感のある作品でした。
文体は本編を非常によく読みこんでいるな、と感じさせられます。
(ジョークまで似たような文体なのはご愛嬌と言うことで)
- 135 夏に始まる物語 (採点:8)
- 文章が精密で、なおかつ人物のキモチを表すのが上手だと思いました。
相当の文章の経験を積んでいるかただと思われます。(このコンペ内においてですが)
ところで本文の方です。
個人的には十分に人を納得させ得る作品だと思いましたし、kanonらしさが出ていたと思います。
(ストーリーの方の意味で)
なぜならkanonのメインテーマである「逃げ」を正面から捉えた展開ですし、それを他のヒロインの視点から描くことで本物の祐一像が見えてくるのだと思います。
ストーリー的には名雪のポジションが、「与える者」としての立場と「拒絶された者」の立場とが複雑微妙に、そして的確に表されているところが好みです。
ところで名雪が祐一に「手を差し出す」ところは個人的には微妙だと思いました。
名雪ストーリーにおいて祐一と名雪が真に分かりえるのは秋子さんの事故ではなく遠い昔の思い出を共有するところからです。
要するに、祐一に過去の清算をしてもらわない限りは名雪は祐一を理解できないのですよ。
名雪だけがガマンするのはおかしいと思いますし、名雪ストーリーのおもしろさの何割かを失っていると思います。
これから話が続くと言うのならばそれもまたヨシだとは思うのですが、
続きを読者の妄想に任せると言うのは、少し無責任だな、とも感じました。
…………よ〜するに、続編が読みたい、と言うことです(笑)がんばってください。
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- セリフとナレーションがハッキリと別れすぎていますし、ラストが陳腐です。
もっともっとラストは練りこめたはずです。容量は言い訳になりませんよ。
最初の方の祐一は独り言が過ぎると感じました。
名雪のデートのネタについてはモエと言われればそれまでですが、自分の経験を重ね合わせているあたりはすこしだけハッとさせられました。
- 137 体育祭血風録 (採点:5)
- 青いな…………という印象を受けました。70年台のマンガってこんな感じのマンガが一番受けていたんですけどね〜〜。
どうせだますのならばもっと上手にだまして欲しい、と思いました。
ALLキャラを使ってこういう勝負をさせるネタってのは割と多いんですけど、設定がお粗末過ぎるかな?と思います。
同人マンガなら許されることでも、文章にしたらおかしくなることってあるんですよ。
もし私がやるのだとしたらkanonだけのキャラではなくAIRやONEのクロスオーバーでやりたいなと思います。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 流石に、
「存在そのものの意味なんて考えない方がいい」
という貴方の考え方に関しては私は否定的な態度をとります。
「考えたって分からないけれど、それでも一生をかけてそれを探し求める」
ほうが私は好みです。
無常観を持って「生きる意味」を達観するのは、「今を精一杯生きる」ことを目指してきた栞にとって絶対に失礼なはずだし、それを突っ込まない栞はおかしいと思います。
ただ、否定的な態度はとりますが、文章としての価値を考えると「荒削りだがよい」ほうだと思います。若干、セリフが続いてしまう傾向はありますが、ナレーション能力(三人称の文力)はあると思います。あとは句読点の位置を間違えないとか、細かいところを削っていけばもっと力がつくと思います。成長が楽しみなSS家だな、というのが最終的な感想です。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- 本編補完型というよりは、「ありえなかった本編」、すなわち「もし」の世界のお話ですね。
救いようがないと言われればそれまでですが、それだけに深い話だな、と感じました。
kanonのヒロインの幸せの象徴は「春」だと私は思っていますので、そういう意味では彼女は彼女なりの「幸せ」を得たと解釈しました。
そしてその「幸せ」とはきっと彼女のコンプレックスである、「人に迷惑をかけてしまう」ことからの脱出と、「人に認められたい」という潜在的な意識だと思います。だからこそあえて彼女は「桜」を選んだのではないでしょうか?
ただ………舞が「石割桜」のような強さ(最後まで笑っている強さ)を得ることが出来たのならば、もう少し別の話になっていたと思います。まぁどちらに転んでも名作であることにかわりはありませんが。
文章は英文を上手に翻訳した文章といった印象を受けました。
実際、舞の心の中の声って確かにこんなイメージですね。よく描けていると思います。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:9)
- 舞のストーリーをなぞりつつ、ハッピーな形で名雪のフォロー的なサイドストーリーですね。
また、「善悪」というものの本質を読者に問いているような気がしましたので、私の意見を。
「善悪というものは主観によってどうとでも変わる。だからその行為が人に迷惑をかけて、それがどれだけ許されるのかが重要となる」
つまり、私は前半部の久瀬と同意見ということになります。
そして、その事情はもちろん加味される必要がありますが、それによってその罪を無罪放免にするのは、やはり間違っていると思います。
(舞ファンの方、申し訳ない…………)
よかったところを上げればキリがないですが…………
ともかく、久瀬のサイドから見た舞ストーリー(よく読みこんでいる)。
本編をほぼ完璧な形でなぞり(しかし自分の口調で)、
さらにそこに久瀬が介入する余地を作り上げる(個人的には久瀬=作者っぽさそうな気がします)
しかも、20K以内に。(これが一番難しい)
さらに、佐祐理さんを置き去りにしないで(ここポイント高し)。
結果的にはこのSSはすばらしい、の一言に尽きる………といいたいところですが
久瀬の名前や祐一たちの学校名を勝手に書いてしまっている点が、自分的にマイナスです。
そういう名前を使うことそのものに抵抗を持っている人は多いと思います。
この点数は満点からそのぶんの1点を抜いた結果です。
だから、事実上の満点です。
ほかのSSと並べて明らかに優れている作品の一つですので。
更なるご活躍を期待しております。がんばってください
○雨音 さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- この手のアレは嫌いじゃないです。が、SSとしてはどーかと思いました。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 四コマ漫画を文章化した奴に毛が生えた程度って感じですね。地の文が説明的過ぎです。
- 003 Last regret (採点:3)
- 原作と合わさっているところがあって面白いとは思うのですが、やっぱり全体的にはちょっと文が弱いかなぁと…
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- メルヘン? …メルヘン???
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 北川×栞ですか? 趣味が分かれそうですね。でも、結構よかったです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- 小ネタとしては良いかもしれませんが、投稿する作品としては…。テーマが見えてこんです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- 山なしオチなし意味なし…。何が書きたかったのか、さっぱりわかりませんでした。残念です。
- 008 また明日 (採点:5)
- 場面転換が急過ぎるような…。ラストの設定で前編書いてくれたほうが、個人的には好きでした。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 短編でダークやるなら…相応のレベルは必要かと。読んだ後、「だから何?」って感じでした。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- かまぼこ板=表札はどっかで見たことあるような…。
それは別にして、いろいろちゃんと書いてて、良い感じでした。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 話自体は別に悪くないと思うんですが、せりふの前に名前をつけるのは止めたほうが良いですよ。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:1)
- 萌えれないとこういうSSは辛いです。
- 013 その朝 (採点:6)
- 設定がわかりにくいでした。でも、その点も含めて一場面としておもしろかったです。
- 014 青い春 (採点:3)
- 卒業シーンのあのせつなさって結構難しいですよね。この短さの短編でそれを出すのなら、もうちょっと…。
- 015 遅刻 (採点:1)
- 地の文が全部説明。しかも句読点なし。市販されてる小説を読んで勉強しましょ。…いや、国語の教科書のほうが良いかな? 小学三年生くらいのがオススメです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:3)
- 「うわ、般若」は面白かったけど、それ以外は…。
- 017 『とも』 (採点:8)
- ほのぼのとした雰囲気や、それぞれのキャラの味もでていて、良かったです。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- もうちょっと綺麗な光景が見えてくるような描写がほしかったです。
- 019 雨 (採点:6)
- 雨の雰囲気が出てて良かったです。詩っぽいあゆの一人称も○でした。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- どーせたくさんの人から突っ込まれてるでしょうが一応…「仏頂面(ぶっちょうづら)」です。「仏教面」じゃありません。
まぁそれは良いとして…カユい台詞が多くてちょっと困りましたが、一応綺麗にまとまってたのではないでしょうか。
- 021 かしこ (採点:7)
- 良かったです。が、手紙形式ならもうちょっと台詞の部分を減らしてほしかったです。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- とりあえず、「可愛いあゆ」が出ていたので6点ですが、もうちょっと描写をしっかりとしたほうがより良くなると感じました。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 本編のシーンを水増ししただけのような…?
- 024 月 影 (採点:6)
- 名雪の一人称がしっくりきていて、綺麗にまとまっていました。
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 久瀬カッコイイですね。でも、こんなカッコイイのにジャンル説明で「その他」にするのは酷い(苦笑
- 026 カナブン (採点:6)
- 地の文はテキトーでしたけど、お話的に好きでした。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- 自分もエアコンの無い夏を過ごしたのでそこそこ面白かったです。ところで、お湯しかでない水道って…どんな壊れ方したんだろう?
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- ありがちなネタなあげく、オチも無し…。短編SSは綺麗にまとまってこそ最高なのに…残念です。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- ダークって話に深みが無いとつまらないですよねぇ? てっとりばやく精神病院なんてだしてくる辺りなんか、なんとも分かりやすいダークだなっと思いました(笑
- 030 この街の夏 (採点:8)
- 短編として綺麗にまとまっててすごく良かったです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 独特な書き方で…過去の雰囲気が綺麗に書かれていて良かったです。でもやっぱり読み難さがありました。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- 名雪がヒステリー気味の勘違い女の子にしかみえなかったり…(汗
祐一もなんか投げやりだし…。ある意味リアルなカップル像かも?
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- いや、続けてどーする…(汗
- 034 アーティスト (採点:7)
- 短い文で綺麗にまとまってて、良かったです。
- 035 月の向こうに (採点:1)
- なんだか漫画をひたすら描写しているだけって感じでした。上手い人が同人マンガとしてかけば面白かったかも?
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:3)
- 意図してかそうじゃないのか、妙に淡々としてますよねぇ。タイトルが「がんばれ!あゆ!」なんだから、もうちょっとがんばってるあゆを見たかったです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- 何がなんだか…説明が無いからよくわかりませんでした。
- 038 弱虫が見た花 (採点:5)
- 一つのテーマの元に綺麗にまとまっていて良かったと思います。ただやっぱり面白味、という点では物足りませんでした。
- 039 『Wait』 (採点:7)
- 確かにこの時点では舞は幸せとはいえなかったんだなぁっと。短い文章だけど、すごく内容の詰まったSSでした。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- なんか、導入部しか書いてない連載物っぽい感じで…。こういうのは短編とは言わんです。
- 041 涙 (採点:6)
- シリアスというよりは、ほのぼのかな? 雰囲気は良い感じでした。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 独特な雰囲気の文章で、すごく良かったです。可愛い香里らヴ♪
- 043 結婚前夜の二人 (採点:5)
- 名雪と香里の掛け合いに不自然なところが無くて、とても良かったです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- 何てこと無い日常のワンシーンって奴ですね。栞と香里の掛け合いが面白かったです。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 情景描写も上手く、短い文章で綺麗にまとまってました。とても良かったです。
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- ターゲットを絞るのはSSとしては別に悪くないですけど、こういうところに投稿するならリスクも覚悟してますよね♪
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- あゆと秋子さんってなんでこんな便利キャラなんだろうなぁっと思いました(苦笑
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- もみ♪ 良いですね、揉み♪(笑
- 049 Transmigration (採点:3)
- アフターと呼べるほどでもなかったな、というのが正直な感想です。盛り上がりに欠けるし…結局最後まで祐一君は我侭でした、というだけの話のような…。
- 050 あなたと共に (採点:4)
- 美汐…何気に確信犯? 見ようによっては結構酷い話にも見えてきました(苦笑
- 051 待つ女 (採点:4)
- なぜにピザ? まぁそれは良いとして、美汐の心情が短くてなんとなく中途半端な感じでした。
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- 良いとは思うのですが…今一つ状況がわかりにくいのが難点でした。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:2)
- なんか全体的にテキトーな作りで…。こんぺなんだからもうちょっと力を入れた作品を書いて欲しかったです。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- 撫で撫で…良いなぁ♪萌えです♪
- 055 手紙 (採点:5)
- メインの手紙のシーンもちゃんと書けてたので、良かったです。ただそれとは別に、ちょっと読みにくいです。一行書いて二行あけたかと思うと、二三行続けていたり…もうちょっと書式を変更したほうが良いのでは?
- 056 大輪の花 (採点:5)
- バイト数に余裕があるのなら、もうちょっと書き足したほうが良かったかもしれませんね。なんだか、見せ場が伝わってきませんでした。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- 第三者視点で名前を出さない文章って何故か綺麗に見えてしまいます。好みのタイプだったので9点。とても良かったです。
- 058 夕凪 (採点:10)
- 淡々と主人公の視点を追っかけていくだけのお話なんですけど、なんだかすごく雰囲気が出ていてよかったです。しかし、ジャンル説明に舞と書いてなかったらKANONSSかどうかすらわかんないですね(苦笑
- 059 水瀬家の縁側で (採点:5)
- 歌のシーンで「Last regrets」が出てくるのは…。本文とはあんまり関係無いですし、ここはもっと関わってくる曲を選んでほしかったです。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 可愛い香里萌えです♪
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:7)
- ネタはすごく良かったです! ただ、地の文にももうちょっと力を入れてほしかったです。
あと、章間の中国語は…翻訳無しですか?
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- 名前がはっきりしてからは地の文であんまり「男性」「女性」という表現は止めた方が良いと思います。こういうのは誰か分からないときに使う方法ですから。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- 秋子さん誕生日ネタは、来るとおもってました。
- 064 恋する乙女というものは (採点:4)
- コメディというほど笑えませんでした…
- 065 振り返る想い (採点:7)
- 舞の一人称が結構上手く出来てると思いました。でも、あゆが登場した辺りのネタはちょっとベタかもしれませんね。
- 066 夢の中でも (採点:6)
- シリアスというよりほのぼのかな? 幸せっぷりがちゃんと伝わってきました。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- 美汐っぽさが上手く出ていて、とても良かったです。
- 068 あったかいもの (採点:2)
- カップリングに挑戦する勇気は買いますが…ごめんなさい。北川×真琴はダメダメでした。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- 深刻な話なのにラストあたりはほのぼのとしててとても良かったです。ところで、タイトル…美汐の感じてるあれはマリッジブルーとは違うような…?
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:6)
- 小説なら×ですけど、SSとしては○です。妹にふりまわされる香里萌え♪
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:4)
- 佐祐理さんが走り屋(?)という設定のSSが他にもありましたが、それと比べてちょっと…。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- ギャグのテンポがよくて、シリアスなのに笑えました。栞の心情もちゃんと出ていたし、とても良かったです。
- 073 守りたい約束 (採点:9)
- 秋子さんのキャラが綺麗に出ていて、すごく良かったです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- すみません。ピノキオと言われても「嘘つくと鼻が伸びる」しか覚えていない自分には、なんとなく分かり難かったです。
- 075 記念日 (採点:4)
- 記憶喪失の原因が謎ジャムっていうのはベタ過ぎで…もうちょっと考えてほしかったです。
- 076 流星群 (採点:5)
- テレビドラマっぽい展開で、個人的には趣味じゃないけど面白いと思いました。
- 077 まだまだ続く道 (採点:2)
- 感動的なはずなのになんか淡々としてるなぁって…。後、やっぱり台詞の前の名前は止めた方が良いと思います。書かなくても誰の台詞か分かるように練習したほうがいいですよ。
- 078 blessing (採点:7)
- 前半部の独白の半分ほどが無意味に思えて仕方が無いのですが…。いや、むしろ後半部が無意味なのかな?とりあえず、上手く書けていると思ったのでこの点にしてみました。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:6)
- ゆきのした科なんて種類があったんですね…ぜんぜん知りませんでした。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 最初はどうかなぁって思ってたんですが、途中辺りから人間らしい秋子さんの感情が出てきて、すごく良かったです。真琴の話に繋がるのも驚きでした。
- 081 向日葵 (採点:5)
- 台詞の前に名前をつけるのは止めた方が良いんじゃないかなっと。減点対象とは言いませんが…文を細かく切って「間」を出しているようなSSでは、それがあるとなんとなくみっともなく見えます。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- 綺麗に書けてると思うのですが、もう一踏ん張りほしかったです。あゆがカチューシャを見て泣くシーンが唐突で、しかもスルーされてしまっていたのが残念だったかも。
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- 古い伝承と綺麗に絡まっていて良い感じでした。
- 085 開花 想葬 (採点:8)
- 美汐の独白部がすごくよかったです。短編という事もあって駆け足な感じだったのがちょっとだけ残念でした。
- 086 人生にifはない (採点:5)
- 本編とクロスさせてるけど、本編とはキャラ違いすぎです。…ところで、北川君のアレは単なる同族嫌悪のような…?
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:9)
- 既存の古文と栞たちの心情が綺麗にまとまっていて、すごく良かったです。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- 期待した分だけ、このオチは痛かったです。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- なんか、意外な組み合わせの意外な展開で…意外にも面白いと感じました。
- 090 贈る言葉 (採点:4)
- ちゃんと書けてるとは思うのですが、この手のって趣味が分かれちゃいますから…。ちなみに何故か自分は、地の文に潤と書かれていると違和感を感じてしまいました。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:5)
- ネタとしては面白いとは思うのですが、今一つ盛り上がりませんでした。
- 092 デエトの日 (採点:8)
- なんかオバカな話ですけど、可愛い香里がとても良かったです♪ でも、母親が居るのに自分で服を着せる祐一は…ちょっと問題ありですね(苦笑
- 093 philosophy (採点:8)
- 「人を信じるのは難しく、とても孤独なものだと思う」の一文がとてもしっくりとくるお話で、とても良かったです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:4)
- そこからが面白いのに!? と思わずつっこんでしまいました。む〜、残念(笑
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- すごいです。発想も面白いし、単純なギャグで終わりそうなネタを不思議なシリアスに仕上げてるし。文章も文句無しです。タイトルもパロってて良かったです♪
- 096 Pure Heart (採点:3)
- ほのぼのな雰囲気がでていたとは思うのですが、なんとなくまとまりが無いなぁと思いました。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- 新しい出会い物かと思ったらお別れ物で、ちょっと驚き。でも、良かったです。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- 句読点をつける。地の文の頭にはスペースいれる。上手さやネタとは別次元の問題です。とりあえず、小説読んでからSS書きましょう。ちなみに、それを無視しても点数は低いです。
- 099 Anniversary Days (採点:5)
- 途中の辺りがいらないと思ってしまったんですが…どうなんでしょう?
- 100 今度までには (採点:8)
- ほのぼのした雰囲気で綺麗にまとまっていて、すごく良かったです。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- あゆエンドのアフターが綺麗に書けていると思いました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- 良い意味でKANONっぽくないリアルな雰囲気がすごく良かったです。香里が浪人という設定はちょっと驚きでした。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:3)
- 笑いは反復…ってちょっと古いような気も。オチはまぁアレとしても、これじゃあ北川君がただのキモイ奴。
- 104 これから…… (採点:6)
- 祐一や名雪の苦悩の部分をもっと大きく出したほうが盛り上がったんじゃないかなって思いました。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:3)
- 読んですぐにオチまで予想できてしまいました。もうちょっとネタばれしないようお話の流れを考えたほうが、盛り上がったと思いますよ? といっても、結局ベタネタには変わり無いんですけど(笑
- 106 あなたのために出来ること (採点:6)
- バックサイドストーリーとして、綺麗に書けていると思いました。
- 107 満月は白い輝き (採点:8)
- 美汐の気持ちが上手く書けていて、すごく良かったのですが…ラストの展開は好みじゃなかったです。ちなみに「聖人君主」ではなく「聖人君子」です。
- 108 家出(強制) (採点:6)
- もうちょっと盛り上げどころがほしかったような気がします。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:9)
- なんで3.14? と思ってたらなるほどなるほど。名雪の心情が出てて、とても良かったです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 雰囲気の良い作品で、とても良かったです。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:6)
- 似たようなSSが多々ありますけど…まぁ綺麗に書けていたので良かったです。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:5)
- 読んでてつくづく、ほのぼのって難しいなぁと思いました。
- 113 Flying (採点:4)
- 地の文が説明的でした。後、ハッピーエンドにケチつけるつもりは無いのですが、もう一ひねり欲しかったです。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 最後までギャグでいくのかなぁと思ってたら、ほのぼのな終わり方で、結構よかったです。
- 115 温もりの中で―― (採点:4)
- 名雪が目覚めるシーン…一番の盛り上げどころを逃しているような…もったいないです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:8)
- シリアスだけど本編のおちゃらけた雰囲気も出てたし、北川君もちゃんと綺麗に書けてたなぁって思いました。とても良かったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- すごく綺麗なSSで、とても良かったです。「たまにでいいから、想い出して欲しい。思いの出ずる場所に、みんないるから」の一文に惚れました♪
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- ダラダラ、ダラダラ…。笑い所はどこでしょう? テンポ悪くて分かりませんでした。
- 119 『Nurse call』 (採点:6)
- 面白いとは思うのですが、肝心要の主人公の個性が出ていないのが残念でした。
- 120 息抜き (採点:6)
- こういうの嫌いじゃないですし、面白いとは思うのですが、説明がちょっと弱いでしょうか。
ちなみに、自分はアルファベット二文字っていうのがさっぱり分かりませんでした…(涙
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:6)
- 佐祐理の気持ちが出ていて良かったです。でも、佐祐理の一人称って難しいですよね。会話の中で佐祐理だから、独白でも佐祐理なんじゃないだろうか? って…考えません?
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- この手のほのらぶは好きなのでこの点数にしました。だんだん地の文がテキトーになっていくのが面白かったです(笑
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 祐一の誕生日ってオフィシャルでしたっけ? 名雪が登場したのは良いのか悪いのか判断しかねますが、面白かったです。
- 124 No More Dying Then (採点:10)
- 香里の心情がちゃんとでていて、とても良かったです。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- 視点が激しく入れ替わって読みにくいのと、不幸系は苦手なのでちょっと減点ですけど、綺麗に書けているとは思いました。
- 126 多角関係 (採点:6)
- 佐祐理さんがいじめられてるSSっていうのも、面白いですね〜。
- 127 魔物の住む学校 (採点:8)
- 上手くホラーが出来ていて、すごく良かったです。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:3)
- なんかブツ切れ…。ただ単に北川くんの愚痴話で、SSとしての面白みがなかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:4)
- なんか、ひたすらダラダラしているだけで…もうちょっと盛り上がりがほしかったです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:10)
- 舞の剣について書かれているSSは少なく、その中でもかなり良かったです。綺麗にまとまってました。
- 131 鎖 (採点:3)
- お話の流れも北川くんの設定も悪くないと思うのですが、淡白な地の文の所為で盛り上がりに欠けました。徐々に記憶を失っていくシーンも、思い出すシーンも、説明的な文章でつまらなかったです。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- こういうの大好きです♪ 自然に壊れてるキャラが良い感じですね。オチはもうちょっと…なんとかして欲しかったですけど、とても面白かったです。…でもこれって歌月十夜…?(ぉ
- 133 無名の石 (採点:4)
- アレルギーについてはあっさりと数行書いただけで説明無しにスルーですか?
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:5)
- 良い意味でも悪い意味でも原作の雰囲気を継承しているかなっと。一つのことを伝えるために何倍もの無駄な部分を書く辺りなんか、いかにもKANONって感じですよね(苦笑
- 135 夏に始まる物語 (採点:4)
- 面白いと思うんですが、なんか暗いだけの話にも見えて…ちょっと減点しました。
- 136 君を想う気持ち (採点:5)
- この手の嫉妬ネタはそこらじゅうで使われてて、いまさらなんとも思いませんでした(汗
- 137 体育祭血風録 (採点:9)
- ありがちなネタ、ありがちオチでしたが、面白かったです。上手くできてると思いました。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 良い感じのほのぼのでした〜。それぞれの心情がちゃんと出ていて、アフターとしても○です。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- ちょっと不幸系だったのが残念ですけど、すごく綺麗に書けていたと思います。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:3)
- あっち行ったりこっち行ったり、まとまりのないお話に感じました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:6)
- もったいないです〜。連載物にして伏線張りまくったらもっと面白くなったでしょうに。
短編だと単なる唐突な展開にしか思えませんでした。
○影 さん
- 128 Fail in an attempted love... (採点:6)
- 誤字が少々。でも話自体は面白いと思いました。
最後の文章が蛇足気味ですが・・・。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 読み終わった瞬間、「凄い」という感想が真っ先に出てきました。
○仮面の男 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:7)
- こういう一発ネタは、案外好きです。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- 短くぽんぽんと飛び出してくる科白と、忙しなく動く登場人物の動きが
とても可愛かったです。おとこのこも、おんなのこたちも皆、魅力的でした。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- ふにゃーと、幸せになれるお話でした。
短いながらも一つ一つの文章ごと、
情景がぱっと浮かんでくるようです。
私はどうも硬質の文章しか書けないので、全体を
包む柔らかい文体が羨ましいなって思いました。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- おちゃらけと真面目のバランスが絶妙で、前半は
読んでて楽しく、後半は読んでてしんみりきました。
20KBという容量でここまで緩急のついた話を作る
ってのは純粋に凄いと思います。
オチもまた良しです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:10)
- お話の組み立てが巧いですし、話自体もきちんと筋が通っていて、
何より最後まで読んで温かい気分になれました。これからは少し
ずつだけど、二人で寄り添いあい互いをみたしていけるんだろうな
っていう、確信めいたものを感じられました。とても優しい話です。
天野が祐一に名前を求めるシーンは、私的に琴線にくるものが
ありました。ミステリィっぽくて、好きです。あとピノキオの話。
私は歌なのですが、やっぱりこれはハッピィ・エンドなのかな?
って疑問に思ったことがあるので、そういうことで悩むシーンは、
とても共感できました。
少し長くなりましたが、とても気に入った話でした。
文句なしの満点です。
- 085 開花 想葬 (採点:9)
- 内向きから徐々に外向きへと変わっていく心理と風景が
心と目に浮かぶようでした。とってもすっきりしてて、前
向きになれそうな話だったと思います。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- 切ない語りと中身にも惹かれましたが、最後の一言と、
何よりタイトルの付け方が私のツボでした。基本的に
私、物語はタイトル込みでというのが心情なので。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- 想いの進む過程が上手く描かれてて、淡々としてますけど
ぎゅーっと優しくなれるような話でした。タイトルから文章まで、
きっちし考えたお話作りをされてるのがよく分かります。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:10)
- 一場面ごとのシーンの切り取り方が非常に上手いです。
二人の感情がゆっくり寄り添っていくさまも唐突じゃなく
出来合いじゃなく自然で――ああ、前に進んでるなって
感じがしました。文句なしに満点です。
個人的には、銀河鉄道がモチーフってだけで抗えません。
私――凄く好きなんです、銀河鉄道の夜。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- とっても不思議な話でしたけど、温かみのある文章が、
独特の文体で綴られてて心地良かったです。私、こう
いう哲学めいた話って大好きですし、何より一人の老
人の有様が心を打ちました。
というわけで、手放しに満点です。
個人的に山下和美の『不思議な少年』の老人版みた
いだなって思いました。
- 120 息抜き (採点:9)
- 軽快なテンポのある文章と、何よりアイデアの勝利ですね。
こういう、お遊びのたっぷり詰まった話は大好きです。
ちなみに――私も一番最初に分かったのは名雪と同じで
『その人』の問題です。私は、これが戻れと時々願うので。
個人的には『笑わない数学者』のくだりを色々と思い出し
ました。もしかして――読まれたことあります?
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- 全体を眺めて最初に見たのがこのSSだったのですが、
少しだけ激しく、全体として切に流れていく描写が綺麗だと思います。
私は痛いという表現をここまで鋭角に書けないので、羨ましくもあり。
そして素直にぴしりと、心を打たれたお話でした。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- 何か支離滅裂のようで、妙に惹かれる内容でした。
私はこういうRPGのお約束やミステリィのお約束や、
国民的アニメの法則を馬鹿にしたような話が結構、
好きだったりするので。
例の論理パズルは――ミステリィ読み耽ってるのに
解けなかったので、余計に悔しかったり。
ちなみに私は二度読み返してやめました。
○夏葵 さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- なんとも困りますねえ(笑
- 002 『漢の浪漫』 (採点:6)
- 一発ネタというには、少々滑ってる気もしますけど(苦笑
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 煙草は吸っちゃ駄目だろう。一応。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- 「。」ぐらいは付けましょうよ。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- ダークとか嫌いじゃないですけど、これはちとあんまりではないですか? いきなり自殺して、その理由がこれだけでは…
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- 貧乏すぎやしませんか。いろいろと(笑
- 015 遅刻 (採点:3)
- イチゴサンデー代で一人暮らしができるとは、金銭感覚がおかしすぎです(笑
- 026 カナブン (採点:6)
- これならもっと話が膨らんだだろうと思う。鈴を外す前にワンエピソード差し込めたら…
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 祐一も狂っていたのなら、納得もできたのですが…。これではあんまりでしょう。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:4)
- いや、続かないで終わらせて欲しいですねー。
- 034 アーティスト (採点:9)
- 公園での一コマが良い感じで描かれています。が、もう少し風景と動作の描写を増やすと良いかもしれないですね。それにしても祐一をバイクに乗せる作者の方、多いです(笑
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 後悔する香里が上手く描けていますね。もう少し長いものを読みたかったというのは贅沢でしょうか。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 良いテンポですね。いや勉強になります。こんな風に書けたら……。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 騙されたぁ(笑 こう持ってくるとは思わなかったなあ。
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- 終わり方が心に響きますね。冷たい雪はもう解けていた…気づかないうちに…。あー、どうしてこんなに綺麗に書けるんでしょうか。脱帽。タイトルもセンス良いですね。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- 意表を突かれたので、ご祝儀(笑 でも妙な方言は困ったなあ。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 絶妙に笑えた。一本取られたなぁ。
- 051 待つ女 (採点:2)
- やな笑顔なんでしょうか? オチがこうでは…
- 056 大輪の花 (採点:5)
- あゆの視点と祐一の視点が微妙に混ざった感じがあります。悪くはないですが良いところもないかなぁ。淡々としたお話なので盛り上がりに欠けたような気がします。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:2)
- ギャグが書きたかったのですか、それともシリアス?
- 078 blessing (採点:9)
- 綺麗にまとまってます。いいですね、こういうの。惜しむらくは栞との会話にもうひと山あったなら…というところでしょうか。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:8)
- ランダムで飛んできて最初のSSだったのですが、なかなか良いものを読ませて頂きました。補完型ということですが齟齬もないし、こんな出来事があってもおかしくはないなと思います。最初がやや唐突な感もありましたが私が思うだけかもしれません。
- 092 デエトの日 (採点:7)
- 力業でねじ伏せられた感がありますが、ほのぼのなのに。いやはや香里ものだと加点する傾向があるようです(笑
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 気になった点を言えばですね、秋子さんが買い物に惣菜を頼むことはないんじゃないかな、ということです。なんでも作ってしまう人ですので出来合いのものを買うかなあ? いや、それだけなんですけどね(笑
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 評価が二分されそうな気もします。どういう風にかと言われると答えづらいのですけど(笑
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- 栞の生死を暈かしたかったのでしょうけど、海外移住は唐突すぎますね。この辺りのお話を入れていたらかなりの作品だと思えたんですが。
- 099 Anniversary Days (採点:2)
- 誤字と句点、読点に注意を払うべきでしょう。途中で秋子さんの一人称が挿入されるのも残念でした。WEBでの書き方の基本は留意すべきと思います。
- 100 今度までには (採点:7)
- いい。いいんです。なかなか読ませて頂いたと思います。でもなにか違和感がある。二度読んでもその違和感の正体が分からない。なんなんでしょうねー?
- 101 Little Seedling (採点:7)
- 穏やかに流れる時間がとても優しいです。ほのぼのだよねぇ。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- しかし、祐一をバイクに乗せる作者の方、多いですねえ(笑 そういうものなんでしょうか。まあそれはともかく描写がとても綺麗ですね。こういうの憧れます。いいなぁ。 時折儚く見せる弱さが、香里好きにはたまらないところです。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:3)
- ええと、ツッコミどころ満載なんでなんと言えばいいのか…。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 一緒に泊まるのは、この場合かなりマズイのではないかと。しかも一緒のベッドだし。いくらいとことはいえ健全な男女ですからねえ。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- なかなか綺麗なお話でしたけど、もちょっと長くしてもう一つエピソードでも入ると良かったかもな、と言う気もします。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:6)
- 駄菓子職人選手権<意味不明w
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:6)
- 賢治か…。何とも評価が微妙。悪くはないんですけど。
- 119 『Nurse call』 (採点:4)
- この病院の看護婦(今は看護師ですが)問題ありすぎですね(笑 色々な要素を無理に詰め込んだ感があるのもどうかと。都合良すぎなのがこの場合、マイナスに見えます。オリキャラ、禁止されてる訳じゃないですがどうにも好き嫌いが出るようです。
- 120 息抜き (採点:7)
- アイデアの勝利ですね。
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- なにやら考えさせられます。しみじみとしている祐一が良い感じ。今回、美汐の話は食傷気味に思えたのですが、この作品で救われました。
- 125 幻冬歌 (採点:6)
- 視点が変わりすぎです。混乱してしまいました…。話自体は良かっただけに残念。
- 127 魔物の住む学校 (採点:9)
- 面白かった。冒険活劇といった感じだろうか。良いお話です。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- こういう香里こそ「萌え」と呼ぶべきでしょうね。拍手。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- こりゃあ難解だなあ、と思う。でも余韻が心地良い。五指に入る良作。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:4)
- どうしても前回2位の作品と似てる気がするんですけど…。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- 参りました、脱帽。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:9)
- 快作ですね。あゆが生きていると知らされるまでの日常(だと思うんですが)を上手く描いています。朝の清々しい陽射しが見えてくるようです。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- プロローグという言葉は使わない方が判りやすかったかもしれないですね。意図されたこととは違う方向に誘導された感じです。面白かっただけに残念。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- 名雪の感情の動きが今一つ分かり難いんですが、まあ許容範囲と思いました。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:6)
- ううん、これは中編にしてみてもよかった気がします。一行ごとの改行はちと大袈裟な気もしました。無駄にサイズを喰うしね。詰めればあと1KBは書き込めた気もします。
○奇族 さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- これはSSじゃない。詩としてもつかみどころが無い。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 意味わかりません。
- 003 Last regret (採点:3)
- 最後のフレーズがほんの少し気に入りました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 悪くないけど、文章量が少ないとどうしても点数が辛くなってしまう。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- もっとひねりが欲しい。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- ほのぼのしてて悪くない。
- 008 また明日 (採点:7)
- オチにやられた。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- ただ悲しいだけで何の意味も無い。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- 「誓い」なの?
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 悪くないがもうひとひねり欲しい。
- 013 その朝 (採点:4)
- 説明がわかりにくい。
- 015 遅刻 (採点:5)
- 寝坊と一人暮しのつながりがやや唐突。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- なんか中途半端でものたりない。
- 017 『とも』 (採点:5)
- 終わり方が中途半端。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- ここまで書いたなら、この後も続けてほしい。
- 019 雨 (採点:4)
- 雨とラブシーンとのつながりがピンとこなかった。
- 021 かしこ (採点:5)
- 手紙形式の内容は悪くなかったけど、ラストの意味がわからない。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 月並みだけど、あたたかい内容が良かった。特に前半。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- もう少しストーリーに波がほしい。
- 026 カナブン (採点:6)
- 最後の「それとも…」ってなんなんだ〜?!
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- ラストは祐一の反応がもっと大げさな方が良かった。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- わかりやすくて良い。もう少し話に粘りっけがあればすばらしい。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- 下手に救いに走らない点に好感を持った。3人の具体的な壊れ方を示した精神病院の描写が、話にインパクトをつけた。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- もっとひねるか、せめてオチがほしい。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- タイトルと冒頭とラストの意図がよくわからないが、とりあえず悪くはなかった。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:7)
- そう言えばかのんSSで放送部ネタは少ない。最初「私はお邪魔虫」と言って後で「祐一さんのお嫁さん」と言う栞の言動の一貫性のなさがすこし気になった。内容は良かったが、終わり方が中途半端なので減点。前後編の前編という感じ。続きを読んでみたい。
- 034 アーティスト (採点:7)
- 話題が洒落てる。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- よくわかんない。
- 037 あの日をもう一度 (採点:6)
- お盆の4日間だけ帰ってくる発想はおもしろいが、後半の誕生日の復活劇との結びつきがやや不自然。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 舞と栞という発想はおもしろいけど、いきなり舞がとうとうと語り出す展開はいかにも唐突。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 発想と読みやすさで及第点です。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:5)
- 文体に酔いがありすぎ。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- シリアスからとたんにギャグになる展開がグッドです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- オチはないけど悪くないです。
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- 香里の前半のセリフに少し違和感。
- 046 『安らげる場所』 (採点:4)
- 同じ斎藤の感情表現なのに、会話文の「」は方言で、字の文の心理描写が標準語なのは違和感があった。
- 047 奇跡への願い (採点:6)
- ちょっと展開にご都合主義を感じてしまった。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 短い文章でこれだけのキャラを出し、各人の役割に蓋然性がある。オチもきれいにまとまってる。
- 049 Transmigration (採点:6)
- 香里の立場や行動を理解するのがすこし苦しい。
- 051 待つ女 (採点:7)
- かのんと宅配ピザの組み合わせはひょっとして業界初?
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- 最後の秋子さんの独白は蛇足だと思う。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- 今まで読んだこんぺ作品の中で一番萌えた。
- 055 手紙 (採点:5)
- 正統派。王道。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:5)
- 1行の字数が多すぎて読みづらい。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 名雪がギターをひく姿は意外だった。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- 終始穏やかな展開をした良作。
- 062 丘の上での昔話 (採点:6)
- やや平凡だけどほのぼのしてていい感じ。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:6)
- 意外性は無いけど良い話。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- キレがもうひとつ。
- 066 夢の中でも (採点:7)
- 3年後とはいえ大学合格と夢をみる話はやや脈絡が薄いか。最後のタイトルフレーズの表現は失敗だと思う。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:7)
- 真琴シナリオのあと、本当にこのとおりになってそう。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:6)
- 話が荒けずりだけどパワーがある。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:8)
- オチは「舞が佐祐理のドライブを嫌がって逃げたのだった」と予想しただけに一本とられた。でも、土曜の次の日は日曜では?
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:7)
- 途中どこまでが小学生の話なのかがわからない。ギャグはおもしろい。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:7)
- 読み返してみると、なるほど途中まで天野(と真琴)の名前がまったく出てない。
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- 過去から未来へ。きれいな話です。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- いい話なのでOK。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- かのんにここまで古典作品が入りこむSSを初めて読んだ。
- 088 don't need no reason why (採点:6)
- なかなか楽しみました。
- 092 デエトの日 (採点:6)
- 前半と後半が微妙につながってない気が・・・
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- 秋子さん最高!ジェラルミンなdangerな鞄とスーツ姿(だろう)がこの作最大の見せ場でしょう。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- 謎解きか、せめてヒントがないと意味がわからない。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- なんでハッピーエンドにならないんだ〜と思うのは自分のわがままかもしれない。
- 098 希望を抱いて (採点:6)
- 話のところどころで「なんだこの場面は?」という脈絡の薄い、展開がわかりにくくなるような箇所がいくつかあった。
- 100 今度までには (採点:7)
- しみじみと感動。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 香里が優等生じゃない設定はめずらしい。ましてや浪人なんて。
- 108 家出(強制) (採点:6)
- 展開がとびとびすぎてようわからん。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- 話としては公園でおやつを食べるだけだが、それをきれいに書き切っていてほのぼの楽しめた。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- 結論。祐一はじいさんになってもかっこいい。でも祐一がどうして去るのか、ヒントだけでも匂わせて欲しかった。
- 120 息抜き (採点:7)
- 内容が「息抜き」になってない(笑)
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 前半だけ読むと佐祐理が祐一の恋人かと思った。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- オチが予想外でウケた。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 香里と栞の断絶を、病を乗り越えたあとにワン・ステップずらした分、シリアス感が軽減されて読み易くなった。薬に例えると、苦薬ではなく甘いシロップ。
- 126 多角関係 (採点:8)
- なるほどー。タイトルはそういう意味だったのか。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- かのんでやる必然性がないが読ませるだけのものはあった。
- 129 いつもそばにいる (採点:6)
- まとまりがなくて展開が唐突。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- ばからしくよかった。
- 137 体育祭血風録 (採点:9)
- 最高。あとはオチでジャムを食べるシーンを入れるなど、もう一場面あれば満点。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 香里の存在感が薄い。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:7)
- ストーリー展開が独特。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 久瀬の話を、過度の悪人化ではなく自然な視点から、違和感なくおもしろく読んだ。佐祐理と舞だけでなく名雪を話に絡ませた点がうまい。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- こういうのもありかな。
○起屍鬼 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- このお話を読むときのコツをお教えします。
まずゆっくり読むのは駄目です。苦痛なだけです。
スクロールバーにカーソルをあわせて、下ろしていきましょう。
そして脳に刷り込むように文字を目で撫でていきます。
文章と言うより活動写真のように脳裏に思い浮かぶ映像を楽しむのがコツです。
ただかなり目が疲れますのでご注意下さい。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 着る人が着れば良い物です
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 短すぎました
- 021 かしこ (採点:6)
- ナノテクに疑問符つけるのはやりすぎじゃないですか、とか思ったり(笑)
天野らしい暖かい雰囲気で良かったです。
暖かい気持ちになりました。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- ちと展開についていけませんでした。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 最後まで呑まれるように一気に読んでしまいました。
凄く引き込まれました。思わず優しい気持ちになってしまう良い雰囲気です。
セリフも素晴らしく胸にくる物ばかりですし、絶賛物です。
勘違いする美汐って凄く可愛くて、守ってあげたくなりますね(笑)
ただカギカッコの最後に句点がついてますので−1点して7点です。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:8)
- ピノキオは人間になりました。めでたし、めでたし…
俺はピノキオの話が嫌いだった。
で始まるお話にぐぐっと引き込まれ最後まで引っぱられっぱなしでした(笑)
このお話は読み始めたら最後まで読むのを止められませんね。
読み終わった後に思わずため息をもらしてしまいました。
ありがとうございます。
- 088 don't need no reason why (採点:7)
- オチが読めてしまったのがちと残念です(笑)
最後の真っ赤になった香里と寂しそうな北川にニヤリとしました(笑)
文句無しに楽しかったですのでギリギリ8点に届かない7点です。
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- アイデアの勝利です。
香里と舞の苦悩とか立ち直りとか、読んでいて辛かったですが胸にクルものがありました。
最後に救いもありますし。イイです、7点。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:4)
- オチがいまいち。4点
- 108 家出(強制) (採点:5)
- ジャムネタは飽きました。
ですが途中の北川のセリフネタが笑えましたので5点です。
- 120 息抜き (採点:8)
- 羨ましいです。こんな日常過ごしてみたいです(笑)
素晴らしくほのぼのしてます(笑)
癒されました。
クイズは祐一の問題だけ分からなかったので悔しかったです(笑)
- 126 多角関係 (採点:5)
- ハーレム物は嫌いです……が、途中が笑えましたので5点です。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 北川格好いいー、香里可愛いー(笑)
北川にプロポーズする香里、凄く良いです。
絶賛の8点です。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:9)
- まいー!
お祖父さんが夕焼けを見つめるシーンに、
お祖父さんの形見の剣を釜に投げ入れるシーンに、
目頭が熱くなりました。
心が温まりました、有り難うございます!
でも冒頭が難解で読むのを躊躇してしまいましたので-1点して9点です。
ランキング10位以内には確実に入られると確信してます(笑)
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- 久瀬が、香里が、北川が、格好良いです!(ワキヤクスキー)
ぜひ最後までフェアにやって欲しかったです、せっかく胸が熱くなってたんですが。
オチが気に入らなかったのが残念ですが、雰囲気は大好きでした。
○宮月純志郎 さん
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- 戦場における前田慶次、シスプリイメージソングにおける水樹奈々のごとき図抜けた力で、他の作品を圧倒してますね。
○京一 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- 授業中、こんな気持ちになることってありますよね。
しかし、ゴシックロリータはどうかと。
- 003 Last regret (採点:7)
- あの日あの時、あゆはこんな気持ちだったんだろうなーって感じになりました。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 祐一君と一緒にいるのは誰なんでしょうね?
いい感じの終わり方ですね。
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- どことなくありふれた話のように思えるので。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- 自転車通学……水瀬家に住んだら、祐一じゃなくても考えるでしょうね。
ただ、ギャグとしてはちょっと足りない。こういうのは、ほのらぶぐらいがちょうどいいのでは?
- 011 約束がくれた時間 (採点:6)
- 三人の同居の裏話、みたいな感じで読めました。けっこういい話ですね。
ただ、舞の口調が違うのが減点対象。あの後そうなった、というのならもうちょっと違和感をなくした方がいい。
- 014 青い春 (採点:9)
- イイ。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- おまけが多くていいですね。しかし、あの後香里達はどうなったのでしょうか?なんか想像つきますけど。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:8)
- ほのぼのしてていい話でしたね。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- いきなり笑わせられました。夏ってこんな感じしますよねえ。
でも、もう少しオチが強くてもよかったと思います。というわけで、7点止まり。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:8)
- 栞の敵っていったい何人いるんですかね?
他の人(名雪とか)のも見たかったような気もしますかね。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:5)
- 痛い。痛い痛い痛い痛い痛い。
でも、祐一の気持ちが表現されていていいものだと思った。
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- 別の中毒っていったい……。
それにしても、名雪のぷにぺた(ぷにぷにのほっぺた)は最高ですな〜。
- 049 Transmigration (採点:10)
- こういう作品好きですわ〜。
「香里の娘が栞という名前」っていう設定はよくあるけど、この話はどこか特別な気がいます。
文句なしの10点満点です。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- ちょっと終わらせ方が強引だったかな?っていう感じもしますね。
- 055 手紙 (採点:10)
- よくわからないですけど、涙腺が熱くなっていました。
いい話です。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:7)
- いいですね、こういう話。ほのぼのとしてて。
「最愛の家族達」ですか。お母さんって、いいもんですね
- 064 恋する乙女というものは (採点:9)
- 三河屋っすか〜。いいですね〜。
でも、絶食ダイエットってかなり体に悪いらしいですよ。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:9)
- おもしろかったです。ただ、自分は車の知識がないので9点止まり。
それにしても、舞と一緒に地獄の体験……。読むだけならおもしろそう。他人の不幸は蜜の味ですからね。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:7)
- こんなオチですか。いいですね〜。
- 108 家出(強制) (採点:10)
- 北川サイコー!こういうノリの作品は好きですよ〜。
文句なしの10点です。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:10)
- すごいですね。このドタバタ劇。文句なしの10点です。
確かに、祐一の行いはナンパ以外のなにものでもないけど……愚かですね。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 少々展開が速いような気がします。
でも、あんな運命はほんとに嫌です。
- 137 体育祭血風録 (採点:10)
- もうサイコー!!おもろすぎ!こんなテンション好きです。
ところで、久瀬って祐一達と同い年だったんですか?なんか三年っぽかったような……
○結城 レイ さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- この作品・・・色々な受け止め方が出来そうですね。
この作品、真琴シナリオでの出来事か、他のヒロインたちにも言える奇跡なのか・・・
カノンの奇跡は妖狐の力だった、とか・・・
5匹の獣、それらはカノン・ヒロインたちだとか・・・
- 013 その朝 (採点:6)
- セリフが非常に少ないですね。個人的にはこう言った作りは『・・・嫌いじゃ無い』です♪
でも、美汐さんが祐一君を待っていた場所は、確か水瀬家の前だったような気が・・・
- 014 青い春 (採点:5)
- 最後にもう一言欲しかったような・・・
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- 墓を立てるのは、なんとなくナンセンスな気がします。
墓と言うのは、もう相手の人が死んでしまったと言うことを受け入れるた印だと思います。
真琴が帰ってくることを信じている祐一君が墓を立てるとはちょっと思えません。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:7)
- 漢文が読めないです(涙
美汐さんが体験したこの物語内での日曜日、あれはいったいなんだったのでしょうか?
あれは現実なのですか?やはり幻想なのですか?ちょっと説明不足なところがあるように思います。
映画館が出てきた意味はまったく無い気がします。
この部分の描写を削り、アジア風の店でのやり取りを書いてもらいたかったです。
あとちょっとした突っ込みで、Kanonの時代には映画をDVDで販売するようなことは無かったはずです。
色々言いましたが、私はこの物語の雰囲気は好きです。
- 068 あったかいもの (採点:6)
- 真琴ちゃん、とっても可愛かったです♪
- 069 マリッジブルー (採点:5)
- シリアスと言うよりも、ラブラブといった感じでしたね。
- 090 贈る言葉 (採点:7)
- 香里&潤より先に登校していた祐一&名雪にビックリw
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:7)
- 北川君が消えてしまうことの必然性を感じません。
何故夏祭りだったのでしょうか?
何故皆北川君が消えてしまうことが分かったのでしょうか?
このあたりの事をちゃんと納得できる形に仕上げてあれば、もっと良い作品になると思います。
○結村秋人 さん
- 021 かしこ (採点:8)
- 手紙による後日談、という形式は珍しいものではないですが、美汐の柔らかな口調で語られるこの作品は何故か新鮮な印象でした。それぞれが、それぞれに優しい。幸せな結末だと思います。
そういえば、真琴と舞の因縁がわかりませんでした。無念。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- いやぁ、照れますねぇ(笑)
基本的にはらぶらぶなのですが、名雪が浴衣を着ない理由に祐一サイドからもう一段返したのがよかったと思います。思いが一方通行じゃなくなった、とそんな風に思えたので。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- いや、ほんとうもう「やられました」としか言いようないです。
最初と最後、あの柔らかさで包み込まれたら羨ましいやらこそばゆいやら。
こんな感じでずーっと過ごしていって欲しいものです。最高でしたー。
- 035 月の向こうに (採点:7)
- 落ちついたリズムの描写が見事でした。雰囲気もよく出ていたと思います。
ただ、ダークというジャンル故か、最後でイメージに頼ってしまった感もありますね。
あと、魔物と佐祐理だったら気配で区別つくのではないかな、と思ったり。
描写の丁寧さはよかったと思いますが、ちょっと惜しいかな、というのが正直なところです。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 内面の書き込みの密度が凄まじいです。ローキーなトーンで引っ張ってくると雰囲気がモノクロめいてしまうものですが、名雪の存在がいいアクセントになっていると思います。
ただ翻って、内面のみに終始してしまった、という点が少し残念です。花火のイメージに引き摺られすぎてしまったような印象が残ってしまいました。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- 導入で見事に引き摺り込まれました(笑)
ただ、こう言っては失礼かもしれませんが、途中からトーンが変わってしまったのがちょっと残念です。
序盤の雰囲気のまま最後まで行って欲しかったなぁ、と。
もっと長くてもよかったかな、と思います。コメディのリズムは素敵でした(笑)
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 文章のリズムに最後まで完全に翻弄されました。凄いです。
最初に「King of my pace」ってきたときはちょっと不安だったんですが(笑)、終わってみればハマってますねぇ。
このリズムは本当に凄いです。ありがとうございました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- あぁ、いいなぁいいなぁ。
猫っぽい栞もいいですねぇ。のんびりごろごろ。布団の中でアイス。お姉ちゃんといっしょ(笑)
祐一の名前が出たことで背景も広がったような気がします。
「しあわせ〜」なSSでした。よかったですー。
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- バランス感覚が凄く優れている作品だと思います。
ちょっとハイな香里も面白いですね。彼女自身のバランスはちょっと微妙ですが(笑)、文体とはよくマッチしているように思えました。
ただ、「布に水分を移した」のような遠まわしな表現に引っかかってしまったことが何度かありました。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- バカだなぁ、祐一。本当にバカだ(笑)
>デジカメはどこへいった。
とかホントにバカ(笑)
ええ、たっぷり笑わせていただきました。ごちそうさまでした(笑)
- 057 お便りは初雪の日に (採点:10)
- 最初は語り手が誰なのかとそればっかり考えていたのですが、栞が登場した頃からはもうどうでもよくなってしまいました(笑)
会話のテンポを含め、文章の運び方が凄く綺麗です。言葉が固い、と捉える人もいるかもしれませんが、充分許容範囲内だと思います。
ちなみに。読み終えたときには、語り手の姿は宮沢賢治になっていました(笑)「銀色世界」の影響かも。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 真琴の名前が出てきたときは素で驚いてしまいました(^^;
なるほど、こういうシーンっていうのも充分有りえるんですよね。
他にも、ギターを弾く名雪とか、歌うあゆのような意外なところがたくさん見られて面白かったです。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 「ほのぼの」っていうより「らぶらぶ」ですね、これは(笑)
きっと香里の仕草を想像してしまった時点で負けだったのでしょう。参りました(^^;
あと、意識や言葉の流れをもうちょっとゆっくりしてくれれば、さらに破壊力は増したのではないかと思います。でも完敗(笑)
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:8)
- 勿体無いな、というのが正直な感想です。
文章や風景そのものは綺麗なんですが、一人称のせいか地の文と会話が繋がりすぎてしまって、後半少し急いでいるような印象が残ってしまいました。前半のテンポは凄く好きです。
あと……中国語はよくわかりません(^^;
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- いいですねー。この雰囲気。読んでいるこっちまでも暖かくなれそうで。
最後の秋子さんのシーンも素敵。
ちょっと真琴にしては気が回りすぎのような感もありますが、彼女もきっと成長したのでしょうね(笑)
- 064 恋する乙女というものは (採点:9)
- ダイエット佳境のシーンは是非映像化して欲しいですね。テロップとか入ったりして(笑)
ネタのテンポとか、小刻みな落とし方とか、読んでいて心地よささえ感じます。真琴が一番ニュートラルっていうのも新鮮で、素敵(笑)
面白かったですー。
- 065 振り返る想い (採点:9)
- 随分前から温められていたシーンなのでしょうか。この場所でこういうスタンダードなSSが読めるとは思いませんでした。
あゆと舞の相似――というものは読んだことがありますが、それを本編の麦畑のシーンに持ってくる、というアイディアに脱帽です。舞の口数が少ないわけ、とか。
もちろん、文章そのものについても。急ぎすぎない描写はとても好きです。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:10)
- 通して、ローキーなトーンが維持されているのですごく読みやすかったです。
だからこそ、その中での寝起きが悪い美汐とか(笑)、二人で寝転がって空を見ているシーンなんかが色濃く頭の中に浮かんできました。
台詞の選び方やリズム、絞め方なんかも文句ナシです。ありがとうございました。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- 率直にやられましたねー。なんかいろんなSSでやられてばっかりなんですが(^^;
大切な話がさくっと終了してしまった時点で「あれ? コメディか?」などとも思ってしまったのですが、全くの見当外れだったようで。ううむ、悔しいです。
素直、というか愚直というか。美汐の場合はいろいろ考えてしまってその上でなお愚直なのですが、似たもの同士ってことできっと上手く行くんだろうなぁと思わせてくれます。
ちょっと視点が引きすぎだったかな、とも思いますけど。これは好みの問題でしょうかね。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- 佐祐理さん、怖っ(笑)
ハンドルを握ると性格が変わる、っていうのも彼女の場合は本当かどうか。もしかしたら「戻ってる」だけかもしれないし。あぁ、怖い(笑)
自分が車にもっと詳しければ別の楽しみ方もあったかもですね。そこは少し残念です。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:10)
- カンペキでございます。
シリアスとギャグ(と言っていいのかどうか(^^;)のバランスもさることながら、決して羽目を外さない描写がとてもよかったです。
ただ一箇所だけ、栞の状態のことを直接に言及してしまっている部分、あそこが残念だったかなと思います。読み手のほうも冷静になってしまうというか。
ラストはもう手放しで大好きです。こんな香里もまたいいかな、と(笑)
- 073 守りたい約束 (採点:9)
- いい意味で、感想が書きづらい作品です。
秋子さんの語った内容が全てなのでしょう。語り口も自然で、最後まで流れるように読めましたし。
欲を言えば、もう少し背景があってもよかったかな、ってくらいです。素敵でした。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:9)
- 一見不思議な雰囲気なんですが、気がつくとのめり込んでました。
こういう祐一を見るのは初めてかもしれません。コメディタッチな自分を意識している祐一、というか。
ちょっとピノキオに引き摺られてしまったような感じもありますが、よかったです。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:8)
- いい話です。名雪の水やりかー。そんなシーンもありましたね<忘れてた
名雪の言葉や展開はこびなんかも自然で、落ちついた雰囲気で読むことができました。ちょっと台詞が多いかな、と思わなくもないですが、雰囲気に合っているので問題ないでしょうね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 淡々と綴られる描写が、秋子さんの失ったものと、今も抱き続けている思いをしっかりと浮き上がらせているように感じます。
鈴の音と真琴を絡めてくる展開もお見事。っていうか、どうして気付かないかなぁ、自分。
ただラストの「奇跡〜」の下りで少し口調が変わってしまったのが惜しいな、と思います。と言っても、これほどの作品に対しては重箱の隅を突ついていることにしかならないのですけどね(^^;
素晴らしかったです。ありがとうございました。
- 089 雪原の軌跡 (採点:9)
- 思わず考えさせられてしまいました。
これもまた、あるべき一つの形だったかもしれないのですね。香里と、舞。そのイマジネーションが素晴らしいです。追い詰められる舞の描写も、過不足なく。
ラストは少し急いでしまった感もありますが、香里と舞というバランスを考えるとこれで丁度いいのかもしれませんね。
- 090 贈る言葉 (採点:9)
- 北川カッコいいなぁ(笑)
自分がいつも搦め手のものばかり書いているせいか、こういうストレートな思いの流れを見ると憧れてしまいます。最後のお墓参りのシーンも、湿っぽくなく、それでいてカラっとしすぎてもいない。素晴らしかったです。
回想のテイストをもうひと工夫してくれたら文句なしに10点でした。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- むぅ、コメント難しいです(^^;
流れや描写などについては文句のつけようもありません。突き放すような、ちょっとしたホラーテイストも心地よいです。
ただ、このネタを「Kanon」でやる意味があったのかな、というところだけが疑問です。もちろん、不自然さなどは感じないレベルにまで書き込まれてはいるんですけど。そこがちょっとひっかかりました。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- うーん、こういうのが短編の醍醐味だなぁと感じ入ってしまいました。シーンの切り取り方もさることながら、祐一の心の動きが丁寧に描かれていて。シンクロ率高かったです。
追えなかった、ではなく追わなかった祐一。栞のバックグラウンドにも想像の余地があっていいですね。
- 100 今度までには (採点:10)
- ありがとうございました、なんて言ってしまうとそれだけで終わってしまいそうなSSです(笑)
上手い、っていうよりも「素敵」の方がよく似合うようなSS。美汐と祐一の感じるもどかしさと、意地っぱりな二人の性格に読んでいて思わずニヤリとしてしまいました。
ラスト、真琴がみちる化したのはご愛嬌でしょうか(笑)
あー、いいなー、こういう雰囲気。私のほうからも「ごちそうさまでした」(笑)
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- 私も数学専攻なので、冒頭の問題には見覚えがありました(笑)
――ってそんなことではなく。カンペキです。はい、もう、素直に脱帽。降参と万歳と、両方の意味で諸手を上げてしまいます。
展開運び、言葉の選び方、リズムにトーン。どれもが凄いです。自分が恥ずかしくなるほどに。
「不器用な二人の〜」からのシメは本当に完璧。言うべき言葉もありません。
「背理法」がどの部分と絡んでいるのかな、というのは少しだけ気になりましたけど。
「二人はこんなにも近いのに〜」のシーンにかかっているんですかね。もっとも、ここを突っ込みすぎるとテンポが固くなってしまうので、現行のままでよいと思いますけど。
素晴らしかったです。ありがとうございました。
- 104 これから…… (採点:8)
- 展開自体はアンダーなものですが、描写が湿っぽくなりすぎていなかったので最後まですっと読めました。
個人的には、電車の中のシーンが優しくて好きです。
書き手と祐一との距離感が揺らいでいたことに少しひっかかりも覚えましたが、許容範囲内だと思います。
読み終わって優しい余韻に浸れるお話は、やっぱりいいです(^^)
- 105 『ロシアンティー』 (採点:9)
- 世に謎ジャム解析は沢山あれど、ここまで丁寧に書き込まれた作品は初めてお目にかかれました。
あ、もちろん、それだけの話ではないことも承知していますが(^^;
ラストで台詞に頼りすぎてしまったような感はありますが、全体としてのトーンは急ぎすぎることも語りすぎることもなく、素直なままで最後まで読めました。よかったです。
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- 名雪がかぁいい(笑)っていうか、部屋でほっぺたを押さえている名雪を想像してしまった時点でボクの負けでした(笑)
表情、っていうものを想像させるのが凄く上手いな、と思います。プレゼントとして目覚し時計を選んだ、っていう名雪の心情も自然にトレースできて、綺麗です。
敢えて言えば、所々で顔を覗かせる名雪語(?)にちょっと違和感を憶えてしまいましたかね。いや、それでもかぁいいものはかぁいいのですが(笑)
- 107 満月は白い輝き (採点:9)
- 祐一カッコいいですねぇ(笑)
文体と雰囲気がよくマッチしていて、綺麗です。妖狐の帰還に関する解釈も、思いの深さが窺えて素敵だと思います。
ただ、ラストは少しくどいかな、とも思えます。名前がキーになっているのはわかるんですが、コーヒーくらいで止めておいた方がよかったような。もちろん、個人的に、ですけれど(^^;
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:9)
- 名雪のスマートさにまずびっくり。名雪を「かっこいい」と思ったのは初めてかもしれません。一人暮らしをしている、という設定が描写にうまく現れていると思います。対して祐一。ダメダヨー(笑)
前半の雰囲気はどちらかというとAIRチックでしたね……なんていうと怒られてしまうかもしれませんけど(^^; でも凄く綺麗でした。秋子さんとの会話もらしさが出ていて、いいですね。
一つ気になったことといえば、誤字。
「謝る」がずっと「誤る」のままだったのが残念です。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:10)
- 何も言うことはないです。
文章、トーン、回想のテイストに至るまで。こういう言葉が来て欲しいな、と思うその通りのものが、リズムを失うことなく最後まで続いてくれて。ここまでくるともう心地よささえ感じます。
モノローグの情感も、行きすぎないトーンですばらしいです。
読めて良かった、と思わせてくれる作品でした。ありがとうございました。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- ほのぼのもここまでくればむしろ心地よいです。
なんだかんだ言っても、やっぱりこうやって不安抜きで読んでいられるっていうのはほっとしますし。
その分、ジャムで全員がやられそうになったときはドキッとしましたけどね(笑)
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- 黒幕・栞がイイ感じです(笑)
ベースはギャグなんですけど、そうでない部分がしっかり立っているので、最後までしっかりついていくことができました。メリハリがきいていてよかったです。
特に川に飛び込む辺りの描写などは、「これってほんとにギャグ?」と思ってしまったくらいに(笑)
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:10)
- 凄いです。完全にのめり込んでしまいました。
特に銀河鉄道の車内での描写はお見事の一言。窓の外の幻想的な世界と、別れ際の栞のリアルさの対比。
それだけで終わらずに、しっかりと最後まで書き込んでいるところも文句ナシです。
何度か読み返してみると、序盤はまだ気持ちがあまり乗っていなかったのかな?とも思えるのですが、これは意地悪な見方ですね(^^; もちろんそれも、僅かに感じた、という程度に過ぎませんし。
素晴らしかったです。ありがとうございました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- この作品に対してどんな言葉を贈ればいいのか、正直見当もつきません。
KanonのSSか、と問われたら、胸を張って答えることはできないかもしれない。Kanonと無理矢理つなげただけだ、と言われても、否定できないかもしれない。
でも私は、これはKanonのSSだ、と思います。作者の中では、それほどまでこのことにこだわってはいないかもしれませんが、読み終えた私としては、どうしても、こだわりたい。
これはKanonのSSだ、と私は思います。それも、素晴らしく懐かしくて、儚くて、優しい、SSだと。
この作品を読めてよかった、と思います。
ありがとうございました。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 不幸、というジャンル(?)については、どれだけ書き手がニュートラルに迫れるかというのがキーになると(個人的に)考えています。そういう意味で、この作品の統制というのは素晴らしい、と思います。
何が凄いかって言うと、香里が最後まで掴みきれなかったこと。母親に向かって泣き喚く彼女、というのを流れの中で想像することができませんでした。脱帽です。
祐一の描写が表面のみに留まっている、というのもバランスがいいんじゃないでしょうか。
安易な赦しを求めることのない、作者の徹底したスタンスには敬意を覚えます。
- 126 多角関係 (採点:10)
- 爆笑(笑)
ええ、もう理屈なんて煩わしいものはいりません。面白ければ良いのです。
一つ一つのネタが生きていて、最後まで流れるように読み進めてしまいました。
個人的には、「機敏な動きで水鉄砲を乱射する一弥」を見てみたい(笑)
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 展開運びのスムーズさが素晴らしいです。
人間関係においても、ベタつきすぎず、本編からの時間の流れを感じさせてくれたので違和感なく読めました。
ただスムーズな流れの中で、方向性が微妙に違っているのが気になりました。おそらくそういう風に(スポイルしてしまわないように)書いたのだとは思うのですが、中途半端さがところどころで見えるような気がして。
もっともこれは個人的なものですから、あまり気にしないでくださいましね(^^;
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:9)
- 綺麗で、優しい。情感の漂う素敵な作品です。
家の整理をしているシーンなど、一つ一つの背景や仕草などが細かく描かれているので安心して読み進めることができました。
気になったのは、ちょっと書き手の姿が見え過ぎかな、というところ。
タイトル前を含め、キャラクタよりも前に出てきてしまった箇所がいくつかあったように思えます。そこだけが残念でした。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- 純粋に面白かったです(笑)
文章のテンポや細かいネタなんかの散りばめ具合もいいですし、何よりも書き手がちゃんと把握していて暴走しない、というのでしっかりとついていくことができました。
ただ個人的には、Kanonで書く意味が設定以上に見つけられなかった、というところがマイナス1の理由です。
面白さについては文句なかったです。ごちそうさまでした(笑)
- 133 無名の石 (採点:9)
- 名雪の猫アレルギーについて直接触れていないのが成功したと思います。
猫視点の描写についても、違和感なくて(←変?)よかったです。最後まで名前をつけなかった、というくだりも凄く好きです。
ただちょっとラストがあっさりしすぎてしまったかな、という印象が残りました。容量制限のために仕方なかったのかな、とも邪推してしまうのですが。
いい雰囲気の作品でした。ありがとうございました。
- 137 体育祭血風録 (採点:9)
- 燃え(笑)
祭は準備しているときのほうが楽しい、とはよく言ったものです。悪巧みに関して絶大な自身を誇る久瀬、燃え(笑)
血風録というタイトルそのままの凄絶なデッドヒート。面白かったです。
○荒野草途伸 さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 詩・・・なのかなあ? 散文詩というよりは何か単語の縦羅列って感じで、正直読みづらかったです
- 002 『漢の浪漫』 (採点:7)
- ごめんなさい、ゴシックロリータって想像つかなかったんですけど。教養のない人間ですみません
- 003 Last regret (採点:2)
- 何か、内容が飛んでません? というより、”大切な人”が誰なのか特定されてないのって、変じゃないですか?
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- 物語の前フリとしてならともかく、文全体をこんなに行間空ける意味はいったい何なのでしょうか?
リズム感を出したいなら、音数をそろえるとか、他にもいっぱい方法があると思います
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- プロローグ? それともエピローグ? どちらにせよ、本編にあたる部分が見あたらないですね・・・
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 「えー?」と思ってしまうような結末です。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- んー、あんまりおもしろくないです。ほんとに、足が自転車に変わったというだけの。
それと細かいことだけど、二人乗りを前提に自転車通学の許可が下りたのですか?
- 008 また明日 (採点:7)
- オチがなかなか良かったです。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 正直、「なんじゃこりゃ」。あゆが死んで、祐一が死んで、名雪悲しむ。それだけ?
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- ほのぼのとした雰囲気がいい感じですけど、今ひとつ物足りないような気もします。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 途中までは良かったけど。最後が「????」でした。脈絡がないです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- つまんないです。最初に見た夢、あれが何だったのか、もっと掘り下げた方が良かったのでは?
- 013 その朝 (採点:6)
- 補完SSとしてはまあまあ、と言ったところでしょうか。過去の描写が少し入っていると、もっと良かったのですが
- 014 青い春 (採点:2)
- ちょっと前後のつながりがきついですかねー。名雪の口癖も気になるし。それと個人的意見ですけど、北川って琉大流される程頭悪いでしょうか?
- 015 遅刻 (採点:2)
- なんだか、適当に思いついたネタをぽんぽん書き連ねているだけという感じで。面白味も何もないです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:1)
- もう少し場面説明が欲しいところですね。説明ぜりふでもいいから状況説明を入れないと、読んでる方は混乱します。
それと、佐由理じゃなくて佐祐理。この間違いはいくら何でも致命的ですよ。
あと、最後の香里と呼ばれている女は一体何者ですか? まさかあれが美坂香里だなんて言い出すつもりないですよね?
- 017 『とも』 (採点:5)
- 可もなく不可もなく。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- 話としてはすんなり読めましたが、これといった読ませどころがないのが残念です
- 024 月 影 (採点:4)
- 文と文の繋がりが希薄、ぶっちゃけて言えば電波っぽい文章で、わけわかりませんでした。
- 025 風と共に去りぬ (採点:8)
- 久瀬の一人称が気になるところですが、まあいい話だったと思います。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- オチはないけど、話としては読めました
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:6)
- 全員片づけて(?)欲しかったなあ
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 半分が死んで、半分が壊れた。だからなんなの?
話の内容自体が救いようが無い物なのだから、それを文章で補うべきではないですか?
- 030 この街の夏 (採点:10)
- しんみりほのぼのとした雰囲気がとても丁寧に書かれていて、良いと思います。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:7)
- 文中には適度の改行を入れてください。雰囲気を出す為には仕方がないと言うことであれば、せめて読点を入れてください。1次元な文章は読みづらいです。
せっかく内容が良いのだから、もったいないです。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- たぶん他の人が言うでしょうし、あまり書式や文法のことはごちゃごちゃ言いたくないんですが・・・あまりにも中学レベルの文法誤りが目立ちます。
内容も「さあこれから」というところで終わっていて、不完全燃焼だと思います。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- なんかよくわかりません
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:5)
- 可もなく不可もなく。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 舞は栞に言葉を伝える為だけに授業をさぼったのでしょうか? かなり違和感があるのですが・・・
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- 「で?」
としか、言いようがないです
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 香里の一人称は「あたし」なんですが・・・まあ敢えて目をつむって、10点にしましょう。
何故香里は祐一を好きなのか? という問いの一つの回答を示してくれたようで、とてもうれしいです。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:4)
- 途中までなら8点だったのに・・・店を出た以降で、大減点です
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- 次は、最後まで書いてくださいね。
- 045 水の愛撫 (採点:5)
- 雪に関連する描写が一切無いのに、最後のあの一文はどうかと。
あと、香里の口調がちょっと違和感あります。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- 特に女性向けという印象は受けなかったのですが・・・別に男子禁制という程ではないのか。
それにしても。久瀬君は、例の事件ですっかり腑抜けになってしまった、と言うことなんでしょうか
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- どうもシナリオ設定にどうも違和感がぬぐえませんね。それと、あゆはぶっ飛び娘であって、天然娘とは違います。
Kanonをプレイなさったことはございますか?
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- ホモネタオチっすか・・・
- 050 あなたと共に (採点:6)
- 正直言って、面白味がないです。
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- いい文章ですけど、途中で終わっちゃってますね。時間が間に合わなかったのでしょうか
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- おもしろいところがないです。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:10)
- 恥ずかしいくらいらぶらぶでほのぼのですね。舞ファンとしてはたまらない一品です。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- これと言っておもしろみのない作品だと思いました。あと、地名に黒記号使うくらいなら、伏せない方がまだよろしいかと。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:3)
- 誰が何を言ってどう動いているのか、さっぱりわからないです。
- 058 夕凪 (採点:7)
- 文章は綺麗ですけど、設定的に「???」というところがあります。「忘れさせてあげる」と舞が言っていますが、結局は祐一は忘れはしなかったということなのでしょうか。父の言葉とは、いったい何なのでしょうか。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:9)
- いい話だったけど、ちょっと惜しいなあ・・・。真琴で終わらせるには、ちょっと前段での描写が不足ですし。やっぱりあゆで終わらせた方が良かったと思います。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 申し訳ありませんが、漢文や英文は読めないんです。訳を付けていただけないでしょうか
- 062 丘の上での昔話 (採点:9)
- 最後にもう一文だけ欲しかった、と思うのは贅沢というものでしょうか
- 064 恋する乙女というものは (採点:8)
- ちょっと文中意味不明のところもありましたが
- 066 夢の中でも (採点:4)
- 内容はそこそこ良いのですが、文章の順番としておかしいところが所々見受けられます。
- 068 あったかいもの (採点:6)
- ちょっと尻切れトンボな気がします。途中を多少切ってでも、最後に会うシーンは必要だったのでは
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 話そのものはありきたりだけど、美汐の心境がよくわかるように書かれていました。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- まあ、おもしろかったです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- やっぱり栞と言えば吐血ですね。
時々口調が名雪っぽかったのが、残念です。
- 073 守りたい約束 (採点:4)
- 秋子さんの連れ合いがまんま祐一だなんて、あまりにも安直ではないでしょうか?
- 075 記念日 (採点:5)
- 「可もなく不可もなく。まるであいつそのものじゃないか」
- 076 流星群 (採点:8)
- 話の筋としてはよく見るパターンだけど。まあちゃんとまとめてあるし、いいかな。
- 077 まだまだ続く道 (採点:1)
- 一体何を書きたかったのですか? 最後の秋子さんの言葉? それとも祐一達の心の成長? 何であるにせよ、それらの描写が全く生きていません。思いついた言葉を噛み砕きもせず吐きだしている、そんな感じです。
あと、息子は何の為に出てきたのですか? 出すだけならいいけど、話の内容に関わらないなら、細かい描写など不要でしょう。それと電気屋はいったい何なんですか。祐一の冷酷さでも表したかったのですか。
そして最後に。当たり前のように香里と北川をくっつけるのはやめてください。ほんとに、出来の悪い人作品程、ここら辺の配慮が出来てないみたいですね。
- 078 blessing (採点:4)
- 何か、難解過ぎというか、何故香里が学校をさぼったのか理解できません。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- つっこみどころはいっぱいあるけど、細かいことを挙げたらきりがないので。話の流れがすっと入ってきましたし、最後の締めが大変良かったです。
- 081 向日葵 (採点:5)
- 向日葵の比喩が、いまいち生きていない気がします・・・
- 082 いつか、またあの海に (採点:8)
- 所々字の誤用がありましたが、さわやかな青春ものという感じですっきり読めました。
- 083 偽りの伝承 (採点:6)
- 「少年」がずっと少年という表記のまま、というのが少し気になりました。年をとっても少年のままだったのか、と一瞬混乱しました。
- 086 人生にifはない (採点:9)
- 独創性もあるし、会話のテンポもいい。なかなか良い作品だと思います
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- 尻切れトンボの結末。しかも、それまでの大袈裟すぎる程の栞の心理描写を、全く否定するかのような北川の登場。正直言って、怒りが収まりません。ふざけるな。
あと、前半の語句間違い。香里は確かに不条理かもしれませんけど。この場合は「理不尽」でしょう。
- 089 雪原の軌跡 (採点:5)
- 心理描写に偏りすぎている気がします。誰が何をしているのかが、つかめません。
- 090 贈る言葉 (採点:1)
- 原作無視してません?
勝手に話作られて引用されても、読者にはさっぱり解りません。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:9)
- 詩の部分に句点が入っているのが気になったりしましたが、内容は独創性があってとても良かったです。
- 092 デエトの日 (採点:8)
- 最後の「ついていない一日だ」は台詞にした方が良かったような・・・まあ個人的好みですけど
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- 前半のラブラブ話は、まあ良かったのですが。後半のご都合主義は、なんだかいただけないですねえ。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- とても奇抜な発想で、大変良い話でした。ただ、夢オチで終わらせてしまったのが残念です
- 096 Pure Heart (採点:3)
- 独創性も話の起伏もない。ただ単にKanonをコピーしているだけ、と言う印象を受ける。そんな物は創作ではない。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:5)
- よっぽど慌てて提出したのでしょうか、ちょっと誤字誤用が多すぎます。特性アイスは、さすがにわざとですよね・・・?
内容としては、何故栞がわざわざ自分をさおりと名乗っていたか、と言う理由にもう少し踏み込んでもらえると良かったです。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- なにこれ? ギャグのつもり? わらえないよ。
何か勘違いしてない? 筋の通らない話にすればギャグになるとでも思ってんの? あんた、ギャグバカにしてるでしょ。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- Kanonをプレイしたことはございますか?
香里は何故浪人してしまったのでしょう。まさか、成績面で油断した、なんてはずはないですよね? 香里という人物をきちんと分析できていれば、これくらいはわかると思いますが。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:4)
- 何か、今ひとつ笑えない・・・
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 発想はいいけど、話の展開がかなり強引です。真琴編のボリュームを考えれば、短編にまとめきることなど出来ない事ぐらい、判断がつきませんでしたか?
あと、真琴編をモチーフにしていることは明白なのだから、途中で「祐一や真琴のように」といった説明があると白けてしまいます。最後の場面では名前を出してはいないのに、どうしてですか?
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 目覚まし時計がプレゼントって発想は斬新だけど・・・あれって、たくさんある中から祐一が自分で選んだんじゃなかったでしたっけ? まあ、細かいことですけど。
- 107 満月は白い輝き (採点:3)
- 最後に無意味な改行は一体なんでしょうか。余韻を出したいなら文章で表現してください。視覚効果を出したいなら、文章全体をそういうふうに仕立ててください。
- 108 家出(強制) (採点:10)
- 美坂香里を水瀬名雪に変更。これくらいか
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:10)
- なぜだか、一人暮らしをしている妹のことを思い出してしまいました。今度電話してみようかな
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:6)
- ちょっと展開が急激な気が・・・・
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- 何で北川がカンニングする人間になってるんですか? 根拠は? 笑えませんよ。
内容も、オチもひねりもなくダラダラと全キャラを垂れ流しのように出しているだけで、超つまらなかったです。
- 113 Flying (採点:4)
- うーん、何というか、薄いというか、作り込みが足りないと言うか。あらすじを読んでいるような気分でした。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:10)
- これも一種のラブコメというのでしょうか? ラヴハァト、友情。
あと、栞のぶっ飛んだ言動がとても良いです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:2)
- 地文が「名雪」で、会話が「水瀬さん」。違和感ありませんか?
それと、最後の1エピソードが、それまでのファンタジックな雰囲気をぶちこわしにしています。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- まずは独創性を評価したい。KanonのSSではない、と言う人がいるかもしれないが、私は十分なできだと思う。80歳の祐一が、非常によく描き出されていた。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:6)
- 長い割にそれほど飽きも来ず。それなりに楽しく読めました。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- うーん、これに感想をつけるのは難しいなあ。というのが、正直な感想です。
あ、でも決して悪い話ではなかったです。むしろいい話でした。
- 120 息抜き (採点:6)
- 4人の日常風景としては、よく書かれていたように思います
- 123 想い、あなたに (採点:1)
- まずは、規定違反。わかりますね?わからなかったら規約を読み直しましょう。
それと、伏せ字。黒丸はまあ好みの問題でいいかもしれませんが、位置ずらすくらいだったら、最初から伏せ字なぞにする必要はないでしょう。バルサン自体にギャグの意味がこもっているならともかく。
シナリオ展開もなんだか単調と言うかだらだらしていて、読んでいて辛かったです。
- 125 幻冬歌 (採点:3)
- まんま、AIRの美凪シナリオじゃないですか。いくらなんでもそれはちょっと。
結末も、なんだか。名前を覚えていなかったからなんなの? と問いたくなります。
あと、場面転換の部分。変わったという描写とか、せめて改行数を変えるとか、わかるようにしていただかないと。置いてきぼりを食ったような気分になります。
- 126 多角関係 (採点:6)
- 不覚にも笑ってしまった
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- なんだか駆け足で飛ばしていったという感が否めないです。舞は出さなくてもいいから、ギャグ一本に絞った方が良かったのでは?
それと、技術選択ってあなた。祐一は実は中学生ですか。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:9)
- 全部読みました。話自体、これだけを見れば、なかなかのできだと思います。
が。何故香里と北川は、つきあってるのですか。長い文章で過去に触れるパートもあるのに、この辺の説明が皆無です。
香里×北川を当たり前と思ってもらっては困ります。よって減点。
- 129 いつもそばにいる (採点:2)
- 一見しっかり書いてあってちゃんとした文章のように思えますが、いざ感想を書くとなると疑問符でいっぱいです。真琴が記憶を失いかけていることに、何の意味があるのでしょうか。女の子があゆに似ているから何だというのでしょう。時間軸もつかみにくいですし。祐一と美汐、二人だけ出せば十分だったのではないでしょうか?
- 131 鎖 (採点:1)
- 正直言って、「おいおいおい」と言う話ですね。むちゃくちゃです。前半はともかく、後半。一体何を言いたいのですか?
あと、句点つなぎ(「、、、」みたいなののことです)ですけど。私もよく使いますし、決して使うなとはいいませんけど。あまりにも乱用しすぎではないですか?
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- まるで自分が夢を見ているかのような錯覚に陥りました。。。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:4)
- あゆの話、ですよね? それなのに、日常生活パートでそれに絡むような描写が全く無くて、いわば分断された話になってしまっています。一体何が書きたかったのか、さっぱり解りません。
- 135 夏に始まる物語 (採点:3)
- あゆの話のはずなのに、美汐が何の為に出てきているのか。単に名雪を励ます為だけ? だったら、もっと他の適任がいるでしょう。真琴関係ないし。
- 136 君を想う気持ち (採点:7)
- 祐一の気苦労というかストレスがよく伝わってくる作品でした
- 137 体育祭血風録 (採点:4)
- 正直、面白くないです。ギャグとしてはあまりに力不足。キャラクターの使い方もあまり良くない
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- ちょっと長すぎますね。祐一と香里が結論を出したところで、締めた方が良かったでしょう。細かい描写はあんまりいらないです。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:10)
- ちょっと文章密度にむらがあるような気がしますが・・・最後が良かったので、10点あげます
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:1)
- 一言で言えば、「なんじゃこりゃ」。
と言うか、話の筋というか、テーマが全然見えてこないんですけど。話の一貫性がないし。中編のダイジェストにするくらいなら、中編で出した方が良かったんじゃないですか?
○黒鯖寿司 さん
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- 名前も性別もわからないオリキャラ視点の話なのに、すんなり読めました。
こういうふうにオリキャラを嫌味なく使えている話は好きです。
- 058 夕凪 (採点:7)
- 情景・心理描写がとにかく綺麗で、世界に引き込まれました。
- 073 守りたい約束 (採点:9)
- 秋子さんの過去をとても丁寧に描いていて好感が持てました。
ただ、ラストに謎ジャムを持ってくるのはちょっと……。
ラストで何かしら過去と現在の対比のようなものがあると良かったと思います。
- 086 人生にifはない (採点:1)
- 典型的な俺語りSS。こういう(北川に限らず)設定の少ないサブキャラを「便利なオリキャラの入れ物」としか見ていない話はそれだけで嫌いなんですが、その北川のキャラ(というか説教)にも魅力・説得力をまるで感じません。
説教前半の「興味ないことはしない」と後半の「後悔しないようにやるだけやる」の繋がりがわからないというか、問題が途中ですり替わっている気がします。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- 台詞が棒読みです。文字だけなのに何故ここまで台詞棒読み感が伝わってくるのか不思議なくらい。
シリアスとギャグのメリハリが無くて、読んでて混乱します。
片方に絞ったほうがまだましだったと思います。
- 100 今度までには (採点:9)
- 一文一文に味があって、ストーリーだけでなく文章そのものを楽しめました。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 香里の心情がとても丁寧に語られていて良いと思います。
その反面、台詞が冗長で説明的すぎるのが気になりました。
- 126 多角関係 (採点:7)
- テンポのいいギャグの連発で、最後まで楽しく読めました。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- 舞の剣の誕生秘話として、素直に良いと思いました。
舞とおじいさんの交流もいい雰囲気だし、専門用語がくどすぎないのも好印象でした。
最後の「西洋式の日本刀」の製造法はいまいち理解できませんでしたが。
それと、原作のあの剣が実は日本刀だった、という解釈は面白いと思うのですが、何故おじいさんはそんな特殊な剣を舞にプレゼントしたのか、という点に理由付けが欲しかったです。単純に舞には西洋剣の方が似合うと思ったからかもしれませんが。
- 131 鎖 (採点:1)
- 何故一度忘れきってからだと思い出しても大丈夫なのか理解できません。
都合のいい記憶喪失といい、とってつけたような北川の不幸な過去といい、何もかもがとってつけた話に見えました。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 上手いとは思うんですが、あまりKanonSSを読んでいる気がしませんでした。
装飾過多というか、美味しいんだけど調味料の味しかしなくて何食ってるんだかわからなくなる料理というか。
もっとキャラの個性を引き出したギャグが読みたかったです。
○沙友 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 前回もこーゆーのありましたけどお話としてみると評価対象外となるです。
ポエム部門/ショートショート部門はやぱりあたほうがよいかもしれないですね、とか。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- ろまんのひともいるですねたぶん。
微妙ですけど。
- 003 Last regret (採点:5)
- あゆさんのきもちはわかるなぁとゆーことで。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- ポエム部門があれば点数はかわります。
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 男の子のゆーじょーです。かこよいです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 文章の末尾に「。」がないときになたり。
そういうスタイルであるならごめんなさい。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- おしあわせにー。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- 「。」がないのと名前+台詞という形がきになたです。
そういうスタイルならばごめんなさい。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- らぶー。
- 015 遅刻 (採点:4)
- 「。」がないのがきになたです。
そう言うスタイルならばごめんなさい。
- 017 『とも』 (採点:5)
- 北川くんいいひとです……。
- 019 雨 (採点:7)
- あゆさんらぶーぽいんと+2ということで。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 「仏頂面」ではなくて?
意図した表現だたらごめんなさい。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 本編をなぞるならおんなのこのほーの気持ちをなぞたほうがテーマとしては面白いかなとおもいます。
- 025 風と共に去りぬ (採点:5)
- くぜさんかこよいです。祐一さんカタナシ?
- 026 カナブン (採点:5)
- それもひとつのみらいだなとおもいました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- ちょとわらいました。えぁは
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- はれむだと栞さんは立場よわいですね。いや感想じゃないですけど。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 名雪さんらぶぽいんと+1てことで。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:4)
- 回想だから『』なのはいいですがつらなてるとよみづらいかなぁとおもいます。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:5)
- 続くんですか。(笑)
- 034 アーティスト (採点:6)
- 美汐さんふぁいと。とおもいました。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- 仮装していた佐祐理さんを舞さんが刺しちゃた、というお話のとらえかたであてますか?
少し自信ないです……。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:5)
- あゆさんふぁいとー。
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 香里さんの想いがつたわてきます。じーん。
文章の表現がとても好みでした。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 栞さんと舞さんという組み合わせはムツカシイですね。
絡ませ方にすこし違和感があたです。どこがどうと、かいえないですけど。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- もうちょとドタバタしてるとよかたかなーと。らぶこめなら。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- リリカルな地の文のリズムがここちよかたです。
ちょとだけ、百合?
- 043 結婚前夜の二人 (採点:5)
- 「おー」連続使用には賛否両論ありそなきがするです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- ばくぷりんとー!
ごろごろー!
……いじょ、個人的好みぽいんと+2です。
美坂姉妹さんの穏やかな日常に+2です。
- 045 水の愛撫 (採点:5)
- ひょとして続きますか?
続いて中篇部門、だたらおもしろかたとおもいます。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- ぼ、ぼーいずらぶー?!
斉藤さんの口調が非常に微妙です。えぁは
どうでもよいかもなんですが、きまじめなひとに、関西弁の――あるいはノリが軽いひとが絡むっていうのはお約束ですね。
そういう意味で非常におなのこ向けかなぁと。
……でも斉藤さんの口調が微妙です。えぁは
- 047 奇跡への願い (採点:5)
- 関係ない感想ですみませんが、病院の名前、どうやてきめたですか?
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- 色々な意味で微妙です……
でもちょと笑いました。えぁは
わたしは「ふにゅふにゅ」がよいかとおもうんですが作者さんはどうですか?(笑)
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- 舞さんらぶーぽいんと+1進呈ってことで。
- 056 大輪の花 (採点:6)
- あゆさんらぶーぽいんと+1で。
地名に関してなのですが、伏字にするよりはぼかして書いたほうがよいかと。
@川河川敷、よりもただの河川敷、とか。
これは個人的な考えなのですけどね。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:7)
- 良い雰囲気でした。
- 058 夕凪 (採点:7)
- 表現と、文体と。
透明で簡潔なそれは好みでした。
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 確かに栞さんのびょーきはツッコミどころがおおいですが。(笑)
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- うー、だれか漢語(?)やくしてくらさいです……
- 062 丘の上での昔話 (採点:4)
- 改行の位置がちょときになりました。あと「〜。」というところ。
そこだけ-1減算でした。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- はぴばーすでー。ほわほわ。なきぶんです。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- 恋するおなのこは怖いですぽいんと+1追加で。
でも、しょかくくんとかいうのは、北川スキーなひとが怒るかも。えぁは
- 066 夢の中でも (採点:6)
- 栞さんらぶーぽいんと+1で。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:6)
- ラストの一文がよいです。みともない美汐さん。おけーです。ぐー。
- 068 あったかいもの (採点:5)
- おしまい?
続きがあるとよかたです。
北川さんとまこぴさんの組み合わせの意外性ぽいんと+1です。
- 069 マリッジブルー (採点:5)
- えと。ひ、ひにんはしてなかたということですね。うん。えぁははは……。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:6)
- どこからツッコめばよいかわからないぐらいのノリぽいんと+1ということで。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:4)
- 車とバイクのことはよくわかんないです。
あと「〜。」がきになたです。そこだけ-1ぽいんと減算しました。ごめんなさい。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:7)
- えと。栞さんの台詞のどこからツッコミ許可でますか。(笑)
妙なノリの栞さんぽいんと+1、振り回される香里さんらぶぽいんと+1しました。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- メタファとしてのピノキオという表現の選択がよかたです。
- 075 記念日 (採点:4)
- 「〜。」がきになたです。そこだけ減算。
- 076 流星群 (採点:5)
- 人生はらんばんじょー。
「そんなじゃねぇよ」は「そんなのじゃないぞ」のほうが祐一さんらしーかなーとか。
- 077 まだまだ続く道 (採点:2)
- 名前+台詞という形がきになたです。
内容はともかくとして。
そういうスタイルならばごめんなさい。
- 078 blessing (採点:6)
- 香里さんらしい律儀な思考過程が描かれていたなとおもいます。
- 080 鈴が唄う日 (採点:5)
- 改行がすこしひろすぎるかなーと。
個人的感覚ですが。ひとそれぞれですし点数には影響させませんでした。
- 081 向日葵 (採点:2)
- 名前+台詞、「〜。」がきになたです。
お話はともかくそこが減算しました。
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- あゆさんラブぽいんと+1。
文章のリズムも雰囲気もよいかんじでした。
- 083 偽りの伝承 (採点:5)
- お話はおいといて、美汐さんの伝承語りの部分、台詞が連続してますが。
地の文で美汐さんとか聞いてるひとの情景描写があるとよいのではないでしょうか。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- ポエム形式の部分と普通のお話の部分が混じた形がすこしわかりづらいかなーと。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- お、おしまい?むー、です。
続きをもうちょとまとめたほうがよかたようなきがします。中篇とかまで。
- 089 雪原の軌跡 (採点:4)
- 改行が微妙です。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:5)
- コンペにオリキャラを一方に据えるのはちゃれんじゃぶるだなぁとおもいました。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:6)
- ぇちーなのはいけないとおもいます。えぁは(笑)
- 095 すべてがFになった日 (採点:5)
- FってFlogですか。(笑)
ミステリ風なのを期待しましたけど残念です。
といっていいのか迷いました。うーむ。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:5)
- 本編の展開、あるいは少しずれたIf……、でしょうか。
あるいは解釈、として。
ちょととらえずらいです。
- 098 希望を抱いて (採点:3)
- お話はともかく、句読点はつけたほうがよいかなとおもいます。
- 100 今度までには (採点:4)
- 祐一さんが言葉遣いちょとらんぼうかなーと。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- 文体、言葉の選び方、運び方、地の文すべて好みです。
が。
香里さんは「私」じゃなくって「あたし」です。
脳内でルビがついてるんだと思いながら読むと+2点の評価です。
「私」とかいて「わたし」と呼んだならばこの点数なのでした。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- 北川スキーさんがみたら怒りそう。(笑
わたしは面白いかなとおもいましたが。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- お話はおいといて、句読点はつけたほうがよいかとおもいます。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:4)
- この場合の「作者」は祐一さん?
それとも「書いてるひと」さん?
……カレーヨーグルトは確かにまずかたですね……。
関係ないですけど。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- オリキャラはちゃれんじゃぶるだとおもいました。
- 120 息抜き (採点:5)
- 確かにいきぬき。なるほど。
○山田電子(個) さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 一発ネタはあまり…
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- オノマトペはむやみに連発しない方が賢明ではないかと…
○七瀬ユウジ さん
- 009 もし、もしも…… (採点:4)
- 真相は闇の中ですか…?
なぜこうなったかを説明してくれないと…
- 021 かしこ (採点:10)
- このようなスタイルの話は初めて読みました。
大変読みやすく、面白かったです。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:8)
- 続きをお願いします。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:8)
- 細かい部分を注ぎ足すと、もっといい作品になると思います。
改訂版とか読んでみたい作品ですね。
- 041 涙 (採点:9)
- 良作です。登場人物の心情表現もさることながら、
エキストラの登場が物語を上手くまとめることに成功しています。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 一箇所気になりましたが、非常に読みやすかったです。
- 048 もみちゅーどく (採点:8)
- 落ちがイマイチ…。
途中とても面白かっただけに残念です…。
- 049 Transmigration (採点:6)
- 色々もの足りない…
短編より、中編で投稿して欲しかった作品ですね。
- 051 待つ女 (採点:5)
- 登場人物名は間違えないで欲しいです。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- 落ちがもうちょっと強かったら…
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 登場人物が自然に動いているのがいいですね。
ありきたりな展開になるのをうまくかわしてる部分も評価できます。
- 076 流星群 (採点:7)
- もうちょっと北川の心情表現があったほうがよかったかなと思います。
- 077 まだまだ続く道 (採点:8)
- 秋子さんが寿命という話は初めて読みました。
各キャラの心情表現がちょっと少ないかなと思いましたが、
よくまとまっていたと思います。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:8)
- アイディアだけでなく良く作り込まれた作品だと感じました。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 似たようなタイトルの小説か何かがあったような…?
そのkanonアレンジ版といったところでしょうか。
あっという間に話に引き込まれたところがよかったです。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:9)
- 惜しいのは誤字が多いことですね。
- 098 希望を抱いて (採点:4)
- 強引かつ中途半端。でも、作り込めばバケる可能性のある作品です。
- 099 Anniversary Days (採点:9)
- タイムリーなネタでしたが、良く書かれていると思います。
もうちょっと他のキャラも目立たせてあげて欲しかったです。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 最後の名前は「・・・」でよかったのでは?
(作品中に出ていない名前をだす必要性が感じられませんが…)
- 113 Flying (採点:6)
- 例えに出している「翼」ですが、地の分ならともかく、
会話文に出すのは、(言い方悪いですが)安いドラマのセリフみたいで
私的にはマイナス材料になってしまいました。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- なんというか…話は悪くないんですが、
kanonのssということだと、ちと疑問です。
こういうのもありと言えば、ありなんですが…
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- まだ物語りは終わってない感じがしますが…。
Happyでも、Darkでも一つの形として完結したものを読んでみたいです。
- 126 多角関係 (採点:9)
- ストーリーのテンポもよく、大変面白かったです。
個人的にはSPのやり取りが好きですね。
- 131 鎖 (採点:6)
- 短すぎるかな… 長編で書くべき題材のような気がします。
登場人物の気持ちをもっと掘り下げないと意味が無いですね。
用意されたレールを滑走しすぎていて、物語が安く感じます。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:9)
- オリジナリティを評価できますね。面白い試みだと思います。
- 133 無名の石 (採点:10)
- よくまとまっていると思います。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 「もったいない」と最初に感じました。
中編のほうで読んでみたかった作品ですね。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:9)
- 設定に斬新さを感心しました。
○失敗作 さん
- 001 丘の生き物 (採点:6)
- はじめまして、作品読ませていただきました。
書き方に特徴があり不思議な雰囲気をかもし出している作品であるように感じました。
最後の春という終わり方もよかったと思います。
○狩野末葉 さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- 個人的にはこういうお遊びは好きだ。構成的にもよく考えられているし、ストーリー的にまとまっている。…が、なにぶん表現がベタ過ぎて、詩ならではの深みというものが感じ取れなかったのは残念。いくらなんでも、そのまま「奇跡」はないだろう。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- ごめんなさい。何が面白いのかわからなかった。ショートとしてはオチが分からないと、評価のしどころがなかった。
- 003 Last regret (採点:1)
- 本編の要約という感じでオリジナリティに欠けるという印象を受けた。借り物の文章で、本編をなぞっただけという感じで、あまりにも内容がないと思う。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- 本歌取りは別にかまわないと思う。…が、元ネタを超えない限りはうまくない結果に終わるだけのような気がする。地の文はよく雰囲気を借りているけれど、あゆのベタな告白文でぶち壊しと感じた。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 本編と離れた内容の割に、説明が不足気味と思う。あまりに唐突に展開しすぎて、うまく感情移入できない感じ。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- そんな投げやりなエンドではとうてい納得できない。ストーリー展開にもいまいち必然性を感じられないし。全体的に作者の自己都合で操っただけの世界という気がして共感できなかった。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 舞台設定は面白いが、文章としては空滑りしているような印象を受けた。焦点が散漫で、どういった面白さを伝えたいのか絞りきれていないように思う。
- 008 また明日 (採点:5)
- 前向きなテーマは悪くないんだけれど、テーマの割にエピソードが軽すぎではなかろうか。こういう大上段なテーマは、しっかり描写を積み重ねて説得力を出さないと共感されにくいと思う。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- いきなり祐一を殺すのは意外性があっていいとして、その後の展開に工夫が乏しいと思う。当然予想される展開をそのまま描いただけという感じで、印象に残るものが弱かった。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- ベタながら読んで良かったと思わせる暖かい話だ。最後の一文は蛇足のような気がするけれど、無理なく共感できた。引越し、料理、表札の各エピソードがばらばらな感があるので、うまく結合できたならテーマにもいっそうの深みが出るのではないだろうか。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- あれもこれもと書きすぎて、まとまっていないように感じた。確かにどのエピソードも舞の心情形成に必要不可欠なものなんだけれど、そこを上手く纏め上げきれていないと思う。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- 文句なしに萌えるけれど、ちょっとノロケすぎな印象を受けた。ストレートに押すのはいいとして、祐一の反応が描かれていないから押しっぱなしになっている気がする。手ごたえがいまいち伝わらない感じ。
- 013 その朝 (採点:5)
- 前半のいじめ方は結構良かった。…が、徹底的に落としている割には、後半の解決があっさりで物足りない印象。美汐にとっての祐一がどういう存在だったのか、そのあたりを説明しておかないとラストが説得力を持たないのではないだろか。
- 014 青い春 (採点:1)
- ギャグにしか見えなかった。おちゃらけすぎて話の核が崩れてしまっているような気がする。
- 015 遅刻 (採点:1)
- 1ネタを披露したにとどまっているような気がする。展開も平板でこれといって印象に残るものがなかった。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 最初にネタばれしているせいかオチにそれほどの破壊力は感じなかったけれど、微笑ましく読めた。おまけ的に挿入された他キャラのエピソードも個人的には面白かったし、ネタ系としてはいい出来だと思う。
- 017 『とも』 (採点:3)
- みんな一緒であるうれしさを描くには、エピソードの描きこみが弱いと思う。話の核がいまいち伝わってこなかった。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- ちょっと都合よく事が運びすぎという印象を受ける。こんなにあっさり再開しては、栞が感じた喜びの半分も伝わっていないように思う。
- 019 雨 (採点:5)
- 雰囲気がいい。それに尽きるような気がするけれど、こういうSSは嫌いじゃない。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 描写が抽象的すぎだと思う。もう少し具体的なものも交えて描いたほうがいいのではないだろうか。話の根幹が良く分からなかった。
- 021 かしこ (採点:9)
- 美汐にはこういうネタが良く合うなあ…。各キャラごとの小ネタも面白かった。ただ気になったのは、「小さな女の子〜」のくだり。このネタ、7年前のエピソードを受けてのものだと思ったけれど、あまりに前フリなく出てきたから違和感を覚えた。
- 022 いつもの二人 (採点:7)
- あゆがかわいい。淡々とつづられる萌えシチュは、何の変哲もない日常ながら、ほんわかとした雰囲気に包まれて印象的だった。言葉少ない語り口も、それだけ幸せなんだなあと感じさせて効果的。会話のやり取りが全体的に単調なので、もう少し工夫を凝らしても良かったと思う。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 本編そのままという気がする。展開も文章も借り物ぽくて、このSSならではのオリジナリティというものが見えてこなかった。
- 024 月 影 (採点:3)
- 名雪とうさぎの心情を重ねるのに、説得力が弱い感じ。人を待っているという点は確かに共通しているのだから、無理なく重ね合わせられるように準備ステップを一段二段踏めばよかったと思う。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- いい話だけれど、一方的に久瀬の主張を聞かされただけという感じでいまいち好感は持てなかった。本編中では彼は紛れもなく悪役。そのイメージを打ち破るには、これだけでは描写が足りないように感じる。
- 026 カナブン (採点:5)
- 情景が美しいし、余韻を持たせた終わり方もいい。短い中に含みを持たせるようなセリフも上手いと思った。ただ文章が拙いというか、説明口調気味なのは気になる。雰囲気で見せるSSなだけになおさら。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 面白かった。1つのバカネタとしては一応完成していると思う。…が、舞台設定の意外さの割に、ネタは無難にまとめてしまったという感じを受けた。いまいち破壊力に欠けるように思えるのが残念。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:3)
- 話が終わっていない。ネタものはきっちり始末をつけないと、そのネタを取り上げた理由自体が疑われてしまう。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- 舞台設定の割には、祐一の悩み方がありきたりなものにとどまっている印象を受けた。悪く言えば、Kanonらしさが感じられない。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- ストレートに萌えた。浴衣と花火の取り合わせもいかにも夏という感じで安心して読める。ただストーリーの主題でないとは言え、浴衣に対する執着(とそれを巡る感情)が上滑り気味にしか描かれていなかったのが残念。浴衣萌えと言うのはもっと深いものだと思う。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- いくらなんでもネタが強引すぎるだろう。演出の仕方も工夫がなく、単なる言葉遊びにしか感じられなかった。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:9)
- 面白かった。何気ない日常をここまで個性的に描ける貴方は凄い。冒頭と末尾に繰り返される「しあわせ」をストレートに感じることができた。これでパパイヤ鈴木という個人ネタさえ使っていなければ良かったのだけど。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:3)
- せっかく興味深い設定を用意したのに生かしきれていないという印象。この設定を利用して何をやりたかったのかよく分からなかった。
- 034 アーティスト (採点:7)
- こういう穏やかなシチュは結構好き。文句なく萌える。ただエピソード的には予想の範囲内にとどまって、特に目新しい展開がなかったのが残念。
- 035 月の向こうに (採点:5)
- 「物体」の描写やネタバレの仕方は上手いと思う。文章も雰囲気をよく出しているけれど、前半部など描写が曖昧すぎて分かりにくかった。内容的には舞の間抜けさを強調したような話で、いまいち共感を覚えられない。ブラックユーモアにしても笑う以前にあきれてしまうような。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:3)
- そんなに都合よく事が運んでいいのだろうか。ニセ入試は確かにいいアイデアだけど、あっさりと成功しすぎて逆に違和感が残った。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- エピソードの選び方と解釈の仕方は目新しいものがあると思う。…が、演出の仕方に疑問。急激な場面転換が多く、ストーリーの流れに無理を感じる。栞の心情も通り一遍以上のものには深められていないような気がした。
- 038 弱虫が見た花 (採点:5)
- 言いたいことは分かるが、それが何の解決にもつながっていないのでは評価できないと思う。一場面を見せただけで、工夫が足りないといわれても仕方がないだろう。
- 039 『Wait』 (採点:3)
- 両者の考えが食い違ったままなのは残念。立場の違う二人を登場させれば、意見が食い違うのはあたりまえなのだから、そこをどうまとめるか工夫して欲しかったところ。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- まったく現実味のない話だが、佐祐理さんなら素でやりそうだから怖い。でも話はベタに感じる。舞台設定が突飛な割に、エピソードが凡シチュの域にとどまっているような。香里や名雪を強く絡ませて描かないと、折角の舞台設定が生きてこないと思う。
- 041 涙 (採点:9)
- ありそうなシチュだ。ありそうなやり取りだ。ラストも汎用的な締め方だ。でもどこか新鮮で読ませられてしまった。表現技法と雰囲気演出の勝利だと思う。とつとつと語るような短い台詞回しはかなり好き。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- 個性ある文章。ふわふわと漂う感じが良く出ていると思う。あいまいな描写。中途半端にとどめた表現。それら全てが結合して、ひとつの世界を作り上げているさまは見事。たぶん読むほどに味が出てくるんじゃないかな。とにかく輪郭のぼやけた雰囲気が良かった。それだけにラスト一文がはっきり言い過ぎの感があるのは残念。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- 男にはコメントできない話だ。女性の心理ってこんな感じなのだろうか…。自分には全く分からんかったし、分からせてくれるだけの説得力もなかったように思う。ストーリー自体はそつなくまとめられていて好感を持ったんだけれど。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- 1つ1つのエピソードが丁寧に描かれていて文句なく萌える。ただ構成的にはどうだろう。お子様な栞と大人の香里と言う対比は、構造的には分かりやすいけれど、ストーリー的にはあまり意味を出せていないような気がした。この対比を持ち出さなければ描けないエピソードというまでには至っていないと思う。
- 045 水の愛撫 (採点:5)
- 雰囲気はいいんだけれど、キャラに動きが少なくてちょっと退屈。平凡な心情を綴っただけという感じで、これといった目新しさが足りないように感じた。文章は好きなんだけれどなあ。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- 模範的なラブSSだと思う。口調とか性格とか、二人の対比が際立っていて読みやすいし、エピソードもいかにも、というものを取り合わせてあって面白い。なんと言っても、普段このようなものを読まない自分には目新しかった。
- 047 奇跡への願い (採点:1)
- 最後のセリフに説得力が感じられなかった。奇跡に犠牲が伴うことを知ったはずの栞が、そのような前向きなセリフを簡単に吐けるだろうか?
- 048 もみちゅーどく (採点:9)
- 笑った笑った。ひとつのネタを集中的に突き詰めていくSSは今回少なかったように思うが、これはキャラごとの配役もはまっているし、ヤマとオチもしっかりしているしで、面白かった。ラスト3行のスカしたような台詞がいい味出してる。あとは(こじつけでもいいから)中毒の原因さえ説明されていると良かったのだけど。
- 049 Transmigration (採点:1)
- 祐一弱すぎ。香里も唐突すぎ。プロットは興味深いが、この描き方では共感できるところがほとんどなかった。
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 話としては良くまとまっているが、心理描写に深みが足りないように思う。少なくとも、何が弱さで何が強さかくらいはっきりさせてもいいのでは?
- 051 待つ女 (採点:7)
- 笑いありほのぼのありシリアスありのエピソードはよく書けていると思った。ただ北川を踏み台にした形での幸せには、簡単には賛同できないものが残ってしまう。そのせいか、美汐の一件もすっきりとした解決には感じられず残念。
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- ラストで明かされているような設定を作っているのであれば、それを絡ませてストーリーを組み立てればいいのに、と思った。中盤までの展開がありきたりで、これという面白みに欠ける感じ。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- 日常を上手く切り取っているけれど、言葉だけが上滑りしている印象を受けた。祐一にかっこいいセリフをしゃべらせればそれでいいというものではないと思う。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:3)
- 異様に軽い文体が、デートの浮ついた雰囲気を連想させていいと思う。…が、ちょっと描写不足気味で状況が分かりにくい場面が合った。祐一の「好き」という感情も、上滑りな言葉にとどまっていて深みがない感じ。
- 055 手紙 (採点:1)
- ただひたすらにきれいな場面を押し付けているように感じた。終始言いたいことを一方的にぶちまけ続けているだけで、読み手とシンクロするレベルまで落としきれていないように思う。
- 056 大輪の花 (採点:5)
- いいシチュエーションなんだけれど、描写が甘いと思う。このネタならあゆの心情と同じくらいに花火大会の情景を描写しないと舞台設定を生かせないのではないだろうか。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:3)
- オリキャラに栞が食われているような印象。栞を第三者の目から描写することが目的にしても、このSSは比重を間違えたというしかないと思う。
- 058 夕凪 (採点:9)
- 情感にあふれた文章が印象的。全編的に漂う切なさもいい感じ。…が、やや美文におぼれすぎか。内容を描くよりも文体の装飾に気を取られていると見受けられる個所がいくつかあった。ストーリー自体もどちらかと言えば平板だし、振られたテーマも語り手自身の中で反芻されるだけで答えを出すまでに至っていない。しかし、舞シナリオ屈指の名場面、その雰囲気を壊すことなく描き上げている点は評価したいと思う。私は雰囲気物が好きなので甘いかもしれない。でも読んでいるうちに本編のBGMが頭の中に流れてきたのは事実。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:5)
- 微笑ましい情景で楽しく読めた。ギターを弾く名雪が新鮮だ。ただ各エピソードはまとまりに欠ける気がした。真琴の話を主軸にするなら、中盤のエピソードが生きてこないと思う。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- 香里を重点的に描いていながら、いまいち萌えるところがなかった。ありきたりな恋愛物になってしまっている気がする。もう少し香里らしいと思えるエピソードが欲しいところ。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:3)
- 大掛かりな仕掛けを使った割には、結論が平凡で拍子抜け。事実を再確認したにとどまっているのではないだろうか。ストーリーも全体的に淡々としているので、メリハリをつけた構成が出来れば、もっとよかったと思う。
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- エピソードの語り方は新鮮でよかったと思う。…が、突き放しているのか寄り添っているのか良く分からない視点は、感情移入の障害となっているのではないだろうか。「男性」「女性」は硬い言葉なので、ここまで乱発されるとくどく感じる。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:7)
- 期待を裏切らないストーリー展開で面白く読めた。心情描写に頼らず、キャラの行動で演出したのが成功していると思う。これだけキャラが動くとストーリーを追うだけで楽しいものだ。惜しむらくはラストの締め方。お涙頂戴の場面だけれど、それまでのノリと比べて、ちょっとくどく感じてしまった。
- 064 恋する乙女というものは (採点:5)
- ネタは面白いけれど描き方がどうも…。はっきり言って現実味というか、ダイエットの辛さというものを全く感じられなかった。ありえないネタではないのだから、もう少し迫真の描写を見たかったところ。
- 065 振り返る想い (採点:7)
- 重厚なストーリーテリングが、確かな読後感を与えてくれた。感情に流されるギリギリの一線で踏みとどまっているような描写が硬質で印象深い。ただストーリーの流れに目が行き過ぎたのか、舞台設定の説明が弱かったのが残念。そのせいで、文章量に見合ったほどの説得力は出せていないように思える。
- 066 夢の中でも (採点:3)
- 今ひとつエピソードをまとめきれていないような印象を受ける。現在の幸せと過去の夢と心の病と、いずれも描きこみが中途半端に思えて、物足りなく感じた。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:5)
- よく書けているとは思うけれど、内容的には現状を再確認しただけという感じで少し物足りなく感じた。
- 068 あったかいもの (採点:5)
- 接点のないキャラをくっつけた割には、過程の描写が不足気味で強引さだけを感じてしまった。真琴の心理状況はかなり興味深いんだけど、これだけではあまりに浅すぎると思う。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- 美汐が少し早とちりなのは、やはり彼女なりの動揺があったからだろうか。揺れ動く心情の襞が、どこか芝居がかった文章にまとめられて綺麗なSSに仕上がっていると思う。ただ、文字通り「大切な話」の割には、深刻感があまり伝わってこないような。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- ちょっと描写を省略しすぎと思う。リズム良い展開が命のギャグSSで、何度も読み返さないと状況が把握できないのはマイナス以外の何者でもないだろう。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:3)
- すでにKanonSSじゃないし。展開は面白いがネタが許容範囲外。かつキャラを当てはめただけという感じで特に目新しさを感じない。考え方の問題だろうけれど、こういうものを描きたいなら別作品の二次創作でやるといいのにと思ってしまった。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:3)
- 話としてはまとまっているけれど、盛り上がりに欠ける印象。香里の行動が行き当たりばったりという感じで説得力が弱く、いまいち共感できなかった。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- よく練られたエピソードだと思う。文章もしっかりしている。でも、いまいち楽しめなかった。非常に内向きな感情、本編とほとんどリンクしない展開、淡々としたままの語り口。純粋な秋子さんSSとしてもなにか割り切れないものを感じてしまうのはなぜだろうか。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:3)
- ピノキオのお話のうち、ストーリー上都合のいい部分だけを抜き出して論じているように感じた。強引に真琴とピノキオを結び付けたようで好きになれない。
- 075 記念日 (採点:3)
- 謎ジャムが納得いかない。勝手に都合のいい設定を作られた感じで印象が悪い。舞の心情も記憶ある状態とない状態とがいまいち対比しきれていないと思う。
- 076 流星群 (採点:3)
- 香里と北川はそれなりにらしく描けていると思うけれど、都合よくプロットが運びすぎて共感しにくかった。
- 077 まだまだ続く道 (採点:5)
- しみじみとしたいい話だけれど、KanonSSとしては疑問に感じる。本編と離れた内容で、取り立てて興味を持てるところがなかった。キャラも個性が生かせていない感じ。
- 078 blessing (採点:5)
- 香里の心情描写は結構上手いと思う。…が、ラストの締め方が良く分からなかった。そんなに大きく出られても俄かには納得しかねるというか、納得するだけの材料が提示されていないように思った。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- 花への心情の重ね方が上手く、興味を持って読めた。ただ祐一の対応はおざなりな気がする。名雪の感情が深く描かれているのだから、その辺りを配慮した対応をしてもらいたかったところ。これではとりあえず名雪を誉めることで話題を逃げているようにも取れてしまう。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 秋子さんの感情をうまく鈴に仮託したいい話だと思う。切々と訴えるような文章が印象に残る。…が、演出の方法としては甚だ疑問。あまりに期待通りに事が運びすぎて、感動を殺いでしまっているように感じた。鈴が鳴ったときの秋子さんの驚きや感動は並々ならぬものがあったと思うのだけど、読んでいる自分としては、ああやっぱりその展開ね、とどこか冷めてしまったのも事実だ。しんみりといい話はいい話。ストレートにこういう話を描ききったことは評価したい。でも、いわゆる予定調和とかご都合主義とか言われるものを打ち砕くだけの力は一歩足りなかったように思えた。
- 081 向日葵 (採点:5)
- 3点リーダとダッシュの多用で輪郭を徹底的にぼかしているけれど、ちょっと歌い上げすぎな印象を受けた。前半をもう少し大人しく流せば、後半の盛り上がりももっと生きたのではないかと思う。でも前向きないい話、味があって嫌いじゃない。
- 082 いつか、またあの海に (採点:5)
- あゆがかわいいけれど、盛り上がりが足りないように思えた。特にカチューシャの場面、せっかくごみ掃除という前フリまで用意したのだから、もっと深く描きこんで欲しかったところ。「七年前の記憶が蘇った」の一言で済まされては物足りない。
- 083 偽りの伝承 (採点:5)
- 興味深いエピソードだけど、語りが入りすぎだと思う。昔話自体は特に面白いものではなかったし、言いたいことは伝わるんだけれど、そればかり語られてもちょっと…という感じ。
- 085 開花 想葬 (採点:9)
- 切々と訴えるような語り口で深く掘り下げられた感情は読み応えがあった。前向きで将来に希望をもたせるような終わり方は好き。どこか舌足らずな文章や読み手を振り回すような演出も、もはや芸の内かと思えるくらい、作品世界にはまっている。ただ、一見したときの取っ付きの悪さと、読みづらさが気になる。句点の省略と頻繁な空行とダッシュとが入り混じって、本当に読みにくかった。
- 086 人生にifはない (採点:3)
- 冒頭と最後で述べられているテーマには大いに共感できるところだけれど、エピソードとはあまり関連していないように思う。このエピソードからは上記のテーマは読み取れなかった。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:1)
- なぜ平家の話で今昔物語なのかはともかく、義仲も巴もそれぞれの人物像の一面だけを捉えて都合よく利用しているように感じた。彼らの関係は(義仲が木曽に貰われてきた経緯を含め)もっと複雑なものだと思う。
- 088 don't need no reason why (採点:5)
- ストーリーの方向性をスカしたラストは、意外で良かった。…が、平凡なギャグシーンにとどまっていると思う。ただのギャグを書きたかったのであれば前半が重過ぎると思うし、シリアスな余韻を含ませたかったのであればそれは成功していないように感じる。
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- きれいな文章だ。テーマが一本筋を通して描かれていて読み応えがあった。雪原の比喩も的を射ているように思う。ただ舞が簡単にいろいろな事を分かりすぎというか、途中の過程をすっ飛ばして結論に達しているように感じた。あまり深く語らないままに流しているのがこのSSの魅力とは思うけれど、それでも香里の告白の後ちび舞との再開に至るまでの過程は、もう一言二言あってもいいのではないだろうか。
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- 香里の抱えていた問題の解決があっさりしすぎて説得力に欠ける感じ。恋愛ものとしては整ったストーリーだと思うけれど、香里を描くという点では不足ではないだろうか。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- あゆの解釈の一つとしてはいい感じ。構成的にもきれいにまとまっている。…が、破壊力は弱いかな。少年の話かあゆの話かどっちつかずのままにストーリーを一通り語っただけで、それ以上の深みは出せていない気がする。あゆの心情もこのSSならではというところまで踏み込めていないように感じた。
- 092 デエトの日 (採点:5)
- 香里の描き方は良かったんだけど、祐一の心理状態が良く分からなかった。たぶん冗談で香里を困らせようとしているんだろうけれど、その辺の描き方が中途半端な感じ。読後にすっきりしないものが残ってしまった。
- 093 philosophy (採点:7)
- ギャグありシリアスありのストーリーは面白かった。…が、テーマ的にはギャグパートの存在理由が良く分からない。結婚式のエピソードも与えられた命題に対する解決としては、ちょっと強引な感じを受けた。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- なんとなく背伸びをして書いたSSという印象を受けた。アダルトなネタを取り上げるのはいいんだけれど、言葉の上だけでの状況という感じで、祐一や名雪の実感として伝わってこない。確かに恥ずかしいネタではあるけれども、それだけではなくてもっと恋人ならではの深いものがあるのではないかと思う。というか、そこまで進行させておいていまさら恥じらうだけの関係か、と。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- 教室一杯のけろぴー。想像するだにシュールだ。そのような場所へ放り込まれた石橋先生の心中察するに余りある。ネタ自体はありがちな異世界ものだけど、けろぴーを起用するだけでここまでぶっ飛んだものになるとは。優等生的な教師論との対比も見事で、これは構想の勝利というしかない。ただ、石橋とけろぴーとの関連は本編からは推測しにくいので、その部分をフォローするようなエピソードも欲しかったところ。
- 096 Pure Heart (採点:5)
- 萌える展開だけれど、肝心のクライマックスのシーンが不発に感じた。急に7年前の話題が出てくるのも唐突だし、あっさりした弁解で引き下がる名雪にも説得力が足りないと思う。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- 栞の話…なのか? 栞をほうふつとさせるエピソードの数々は楽しかったが、最後まで煮え切らない祐一に共感を覚えることはできなかった。言いたかったことはなんとなく分かるんだけど、どこか舌足らずでうまくストーリーに組み込めていない気がする。
- 098 希望を抱いて (採点:5)
- ネタは目新しくないけれど、うまく栞シナリオに嵌め込まれていて面白い。ただ内容的にはシチュの羅列にとどまっている感があるのが残念。このネタの持つ可能性を生かしきれていないように思う。
- 099 Anniversary Days (採点:5)
- よくまとまった話だけど、淡々と流れすぎてこれという見せ場に欠けるように感じた。もう少しメリハリをつけると良かったと思う。
- 100 今度までには (採点:7)
- たくさんの言葉を費やしているようで、その実本質的なところは語っていない、不思議なアンバランスに満ちたSSという印象を受けた。悪く言えば捻くれているんだけど、このSSはその手法が深い味を出していると思う。ただ全体的に散漫か。話の重点が見えにくいというか、分散させすぎて興を殺いでしまっているような気がする。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- 微笑ましいシチュで読んでいて面白かった。ただ素材が語り切れていないような気がする。「新しい芽」があゆや祐一にとってどのような意味を持っているのか、もう少し掘り下げれば良かったと思う。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- しっかりしたストーリーが綺麗だ。情景描写もいい雰囲気を添えているし、ラストシーンの演出も面白い。ただ、瑞々しいテーマの割には、文章が乾燥気味で損をしている気がした。冒頭の場面とかどうしようもなく地味に思えるし、最後のダンスのシーンも潤いが足りないように感じる。個人的好みの問題かも知れないけれど。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:7)
- 笑った。北川の一人芝居に終始する話だけど、しっかりオチがついているので読後感も悪くない。ただ中盤のネタはワンパターンでちょっとしつこく感じたかな。
- 104 これから…… (採点:9)
- 祐一カッコええ…。笑いと涙とシリアスをうまく配したストーリーテリングは見事。が、祐一の独白がキメ所にしてはベタ過ぎると思う。もう少し捻った表現を工夫して欲しかったところ。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- 興味深い話だけど、そんな展開があっていいものだろうか。その他にも設定的にすんなりとは受け入れがたいところがちらほらと。その辺うまくぼかして描かれてはいるけれど、深く考えさせる話なだけにかえって見過ごせない感じ。考えれば考えるほど、全てが作り物のような気がする、どこか空虚な世界に感じられてしまった。
- 106 あなたのために出来ること (採点:10)
- 本編の隙間にぴったりはまるピソードが抜群。7年前の出来事をオーバーラップさせて語られる心情はベタなんだけど、本編の後ろ盾を持つ強みがあって説得力も申し分ないと思う。逡巡する様子が良く描けているし、いったん駄目と思わせておいてからのラストへの流れも上手く構成されている。個人的には、卓越した文章力や深遠なテーマ性よりも、こういう補完的なエピソードが求めるところなので、まさにツボだった。作者に感謝。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- 美汐の狐が帰ってくるのはいいとして、祐一の言っていた「二人分の願い」という理由に説得力がないからいまいち感情移入できなかった。演出の問題だけれど、このSSではあまり上手くいっていないように感じる。理由はそれとなく仄めかす程度にとどめたほうが良かったんじゃないかな。
- 108 家出(強制) (採点:3)
- 必然性を大きく無視したギャグは笑えなかった。意外性のある場面を羅列しただけという印象で、ネタがいまいち生かせていないと思う。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:7)
- 強がりが輪を巻くという表現がどうもしっくり来ないんだけど、強がり自体は上手く描けていると思う。名雪の一人暮らしも新鮮で面白かった。ただ、意図的なものだとは思うけれど、このSSに描かれていることはあくまできっかけ、あるいは通過点にすぎないわけで。読後の余韻としてはどうしても物足りないものを感じた。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:7)
- 小道具を上手く使いつつ心情を掘り下げていく展開は小気味がよかった。ただストーリーとしては片手落ちの印象。例のドラマを巡って香里の心情は存分に描写されているんだけど、祐一の心情についてフォローが全くないのが気にかかる。彼も名雪に聞いてまでということは、何かしら算段を持っていたのだろうと推測されるわけで。どうも香里が一人自分の世界に入ってしまっているような気がして残念。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- ラストシーンへの持っていき方は上手いと思うけれど、その前段階、香里が立ち直るシーンがあっさりしすぎているように思えた。そんな簡単に回復できるなら、今までの悩みは何だったの、と言う感じ。栞の声が聞こえるのも都合よく思えて納得できなかった。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- ネタ自体は悪くないと思うけれど、切れが鈍いというかリズムが悪い感じでいまいち楽しめなかった。基本的にワンパターンなのが原因だろうか。
- 113 Flying (採点:5)
- どうにもご都合的に作られたストーリーという感がぬぐえないけれど、いい話には素直に納得したい。ところどころダッシュで挿入される鳥の比喩は作者の工夫なのだろうが、自分には邪魔に感じられてしまった。こういう仕掛けをするなら、もっと一文一文を磨いて欲しいと思う。ベタな文章を唐突に挿入しただけでは、却って逆効果ではないかと。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 一応の体裁は整えてあると思うが、こういう内輪ギャグはどうなんだろう? 個々のネタは面白かったし、ストーリーも強引ながら筋を通してあって、悪くはなかったと思う。
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- 説明口調な文体は雰囲気にあっていないと思う。ネタ自体も奇跡を安易に発動した感じで、いまいち共感できなかった。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:5)
- いいお話だと思ったのに、最後のオチがギャグでげんなり。銀河鉄道の描写も、見せ所である割に、いまいち平凡にとどまっていると感じた。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 詩的な文章が美しい。不思議な時間の中に、Kanon世界を上手くまとめていると思う。古時計に重ねたテーマも印象的で、全編に漂う情感を素直に受け取ることが出来た。ただ本編とのリンクが希薄な点は残念。この老人にもいまいち祐一らしさを感じられず、別人のように思えてしまった。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- それぞれのキャラを顔見世しただけで、全体としてのまとまりがないのが気にかかる。ネタ自体もありきたりというか、それほど新鮮には感じられなかった。
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- オリキャラに本編キャラが食われているように思えた。話自体は良く書けているけれど、このような話を描きたいのであればKanon二次創作である必要を感じない。都合よく美坂姉妹を配しただけという感じで、彼女らの描きこみが浅いのは非常に残念。
- 120 息抜き (採点:5)
- SSをやりたいのかクイズをやりたいのか良く分からなかった。クイズを小道具に使った演出は確かに目新しかったけれど、内容自体はそれほど深いものを持っていないように思う。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 微笑ましくていい話だ。3人の関係が上手く描かれていると思う。妙に弱い舞も本編の後なら納得できるし、佐祐理さんの微妙な心理も特に違和感なく受け入れられた。ただ、文章は改善の余地がありそう。いいシーンでも文章の粗が目に付いて醒めてしまったり、ちょっともったいなかった。
- 122 “らくえん。” (採点:3)
- 準備と後片付けだけ書いてメインの部分が省略されているのは構成的にマイナスではないだろうか。ラスト付近の電話の会話など結構いいと思うのだけど、省略された部分が気になって没頭できない感じ。
- 123 想い、あなたに (採点:5)
- 冒頭からネタばれしてしまったのだけれど…。察しの悪い祐一が間抜けなだけの話に見えた。秋子さんの策士振りがうかがえるオチは良かった。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- 香里の心境は良く描けていると思う。前半の描写はすんなりと共感できた。…が、カウンセラーまがいのことをしでかす祐一は彼のキャラではないと思うし、それであっさりと納得する香里にも疑問が残る。後半は、長いセリフでテーマを一気に片してしまおうとしているようだけど、さすがに無理があったのではないかと思う。ちょっと引いてしまった。
- 125 幻冬歌 (採点:9)
- 文章は上手いと思う。香里祐一両者の視点を切り替えつつ描かれる感情も深く、否応なく後ろ向きな気分にさせてくれる。終わり方がまた中途半端でいい。解決されるわけでもなく、不幸に落ちきるわけでもなく、宙ぶらりんのサスペンス。ただ、人物に魅力が乏しいのが欠点か。香里も祐一も、悪く言えば泣き喚いているだけにしか見えない。過去を償うつもりなら、もっと精一杯ぶつかって(その挙句に失敗して)みろって感じ。弱者が不幸になってもそれはあたりまえというか、ストーリー的にあまり共感を覚えられなかった。
- 126 多角関係 (採点:5)
- ネタは確かに面白いんだけれど、それほどの破壊力は感じなかった。大げさなネタに終始していて、アクセントになるようなものが少なかったように思う。
- 127 魔物の住む学校 (採点:5)
- ストーリーには考えさせられるものがあるが、まとめ方が疑問。魔物の力については本編でもいろいろ含みを残している部分だけに、あっさりとした流し方では違和感が残った。もう少し細かい設定を語っても良かったのでは。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:5)
- しっかり描きこんでいるとは思うけれど、肝心なところを芝居がかった演出に食われているような気がする。ある程度北川のキャラだから仕方ないのだけれど、本気なのか冗談なのか分かりにくい部分があって、いまいち共感できなかった。シリアスかギャグかどっちつかずの印象。
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 美汐の複雑な心理が上手く描けていると思う。祐一が迷子の女の子にこだわったのは、美汐と一晩過ごしたかっただけじゃないかな、と邪推したり。ただ、全体的に淡々として特に見せ場らしいところがなかったのと、最後が中途半端なまま終わってしまったのは残念。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:5)
- 舞と老人との交流が主眼の話だし、その点については十分にエピソードを積み重ねているということはわかるけれど、それでも舞の心情の描き方にはいまいち納得できなかった。このSSでは蚊帳の外に追いやられた形になっている祐一と佐祐理の関係を含めた上での心の整理でないと、本編の流れからして本当の決着にはならないと思う。
- 131 鎖 (採点:3)
- 強引な設定も疑問が残るが、語られている内容もそれほど深みがないように感じた。北川の置かれている立場に共感するだけの説得力に欠けていると思う。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- これってKanonSSだろうか。ストーリーはよく書けていると思うけれど、キャラを適当に当てはめただけの、よくあるファンタジーもののように思えた。でも、クイズの場面のリフレインとか、永久ループするラストとか、個人的に好き。
- 133 無名の石 (採点:9)
- しみじみとした情感漂ういい話。ただそれに尽きてしまう気がする。kanon本編世界とのリンクが弱いのは残念。猫については名雪にもいろいろ設定があるのだから、上手く結び付けて欲しかった。また、名雪の猫アレルギーの描写は弱すぎると思う。本編で記されているような強度のアレルギーなら、近寄っただけで効くはず。ましてや一晩同じ部屋で過ごすなど論外かと。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:5)
- 文章量は多いけれど、焦点が散漫で特に読後に残るものがなかった。これと言って何も起こらないストーリーを書き綴っただけのようで、盛り上がりに欠けると思う。
- 135 夏に始まる物語 (採点:7)
- ストーリーテリングが確かで、ラストまでよくまとまっていると思う。冬のあゆに対して夏の名雪という対比も面白い。けれど夏という舞台を強調している割には、テーマを語る上で生かしきれていないように感じた。結果、名雪の平凡な自己再確認物語になってしまっている気がする。
- 136 君を想う気持ち (採点:3)
- ネタが腰砕けているように感じた。捻りが足りないし、演出の仕方のせいか祐一がただの間抜けに見える。
- 137 体育祭血風録 (採点:3)
- キャラの当てはめが面白かったけれど、それ以上のものでは無いように思う。オチはともかく、途中の展開にはあまり工夫がないように感じてしまった。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- ほのぼのとした雰囲気が良く出ていて文句なく萌える。全体的に軽いタッチで流していて、必要以上に話を重くしていないのも成功していると思う。…が、エピソードは平凡にとどまっている気がした。軽いだけに、読後の印象としては薄い感じ。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:7)
- 非現実的な現象を読者の想像を誘導することで示す手法は上手いと思う。一人になりたくないという舞の気持ちは良く分かるんだけれど、果たしてこのような結末で彼女が救われたのかどうか疑問が残って消化不良を覚えた。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:5)
- 久瀬のキャラは一通り造形できているし、名雪の救済話としても興味深かった。ただ話のはじまりを描いただけで終わっているのは残念。このような締め方では、前半部の描写が生きてこないと思う。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:5)
- ネタはいいんだけれど、見せ方が粗雑で読感が悪いと思う。中盤までのドタバタ劇で状況が良く分からず、あまりのめりこめなかった。後半のクライマックスも流れ上、どうしてもギャグに見えてしまう。
○十七夜 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- ごめん、正直に『?』な状態。すまん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 短いのと、理解し難い内容からこの点数を付けさせてもらいました。
- 003 Last regret (採点:2)
- SSというよりは、あゆの後日談的な印象を受けました。
絵本のように表現すると、とても良い作品かな、と。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- ちょっと内容が薄いかな、と。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 内容の薄さと、短い本編の中で語る話の全容が一致していないのが不満点です。
話を長く、これを組み込んだ流れにすれば7〜10が狙えたな、と思っています。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 突然な流れですね。
祐一にとって『合格』がどの程度のモノなのか、それを本編に出せばもっと良い作品になったと思います。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 個人的には好きなノリです。
が、やはり文章の長さと『。』や『、』の使い方が問題です。
- 008 また明日 (採点:2)
- 話の起承転結が無いような・・・。
どうして?と感じるような部分が多いのが問題ですね。
『ちゃんと、伏線は使い切りましょう』が、点数の低さと思っていただけると幸いです。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- あ、私はこういうノリ嫌いです♪
自殺に至る過程は確かに通っていますが、魅せる文章では無かったかな。と私は思います。
暗い話では無く、明るい話も読んでみたいですね。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:6)
- それも良いかも、と言える話ですね・・・。
最後の締めや、疑問を持たさずに終わらせる文章。
魅せるにはもう一歩!だけど、これでも良いかな?と私は判断しました。
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- 舞『〜』
で作るSSは全部認めていません。個人的な拘りで申し訳有りません。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- 可も無く不可も無く。
これから上手くなるだろう、小説家さんに・・・いえ、SS書きさんかな?に敬礼!!
- 013 その朝 (採点:4)
- 成る程。
最後まで読んだ感想です。
が、面白かった?と聞かれればもう一歩。という感じ。
作者さんが考えた後日談、台詞等がもっと欲しいなー。と思うのは駄目でしょうか?
- 014 青い春 (採点:6)
- 好きなノリではないのですが、流れはちゃんとしていたので。
感情論なのでしょうがないのですが、暗いのは苦手です。
- 015 遅刻 (採点:4)
- むぅ。少し文章の流れに飲まれました。
が、何故『。』が入っていないのか、それが気になります。
- 019 雨 (採点:9)
- 静かで綺麗な文でした。
面白い、と言うよりは良く出来たSS。そう評価したいと、私は思います。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- うん、良いですね。
- 021 かしこ (採点:10)
- 良い作品です・・・。
美汐の語りと話の所々に懐かしさを感じる、そんな雰囲気が素敵です。
- 023 純白の審判 (採点:5)
- つ、続きは!?
という感想です。まー、可も無く不可も無くといった所で。
- 026 カナブン (採点:4)
- 空白がとてもわずらわしく感じました。
ちょっと量を減らして、タイトルぐらい最初にのっけて欲しかったです。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 面白いです。
それに綺麗に終わってますし。
もう少し、魅せる方向に話があれば!!と思うのは欲張りでしょうか?
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- その素朴な雰囲気が大好きです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 間が長すぎるのと、最初に主人公が壊れかけていたのは一体なんだったんだと問いたい流れ。
展開の早さと情景描写の薄さと唐突な終わり。
酷いようですが、私にはこの点数以外付けられない・・・。
- 039 『Wait』 (採点:3)
- 何故、舞が饒舌なのか。
○十六夜睦月 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 微妙な。。。。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:6)
- シリアスかなと思わせておいて実は。。。って感じでうまくだまされてしまいましたw
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:5)
- ほのぼの感がよかったです
○神城蒼 さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 斬新な手法ではありますし、いいたいこともなんとなく分かりますが、SSとして考えるといかがなものか。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- オチが弱いです。
- 003 Last regret (採点:2)
- ありきたりすぎます。文章も短いですし。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:4)
- メルヘンのやわらかい感じがよく出ていると思います。
ただ、それだけ? 感が拭えないのでそれが残念です。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:5)
- ギャグにしてはパンチが弱いです。
- 008 また明日 (採点:7)
- なかなかどうして、ごちそうさまですw
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- なんというか、祐一らしさが出てていいとおもいます。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 台詞の前に名前っていうのはいかがなものか……。
- 014 青い春 (採点:8)
- 序盤での読心術云々ってのは都合のいい書き方だとは思いますが、話自体は相当好きです。
- 015 遅刻 (採点:7)
- 名雪らしくてかわいいですねw
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- 全体的にすこし描写不足なきがします。
- 021 かしこ (採点:9)
- こういう後日談的なものは好きです。あうあういいながら後退する真琴が目に浮かぶようですw
- 023 純白の審判 (採点:2)
- わざわざSSにする意味が感じられません。
- 024 月 影 (採点:7)
- 気になる点がないわけではないですが、名雪がかわいいのでよしw
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- 特になんてこのとない、そんなSSだからこそすばらしいと感じました。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:10)
- 「わたし、とんじゃう」のあたりはかなりよかったです。話に筋もあるので、満点です。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 体言止めを多用しすぎの感がありますが、それが逆に雰囲気を作っているのでまあOKかと。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:9)
- あまあまですなw
- 063 ドッキリなbirthday (採点:9)
- タイトルの「ドッキリ」という感じがあまり出てないのが残念といえば残念です。
- 076 流星群 (採点:10)
- プロットもしっかりあって、話も面白い。いいSSだと思います。第2回最初の満点です。
- 086 人生にifはない (採点:6)
- 北川のキャラじゃないような気がします。何か考えがあって北川でいったんでしょうが、どうにもしっくりこないので……。
- 108 家出(強制) (採点:10)
- なんともはや……。壊れっぷりと、テンポのいいギャグに脱帽w
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:9)
- ギャグとシリアスのテンポがどうにも気に入りません。シリアス部分はよかったんですが
○神代 命 さん
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 誤字がなければ…
○神八 さん
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:4)
- ラストうけました。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- 二人の雰囲気がとてもよかったです。
- 014 青い春 (採点:6)
- ぐっとくるものがありました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- あゆがおかしかったです。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:7)
- 雰囲気がよかったです。
- 022 いつもの二人 (採点:10)
- 最後の方和みました
- 034 アーティスト (採点:9)
- こういう雰囲気すごいすきです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:6)
- ラストの祐一のセリフまでのもってきかたがよかったです。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:9)
- 佐祐理さんすげえ
- 044 ふゆのひかなた (採点:4)
- 文章の感じがよかったです。
でも途中で終わっているような感じがしました。
- 051 待つ女 (採点:8)
- 天野ナイス
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:10)
- おもしろかったです。
舞がめちゃめちゃかわいかったです。
- 056 大輪の花 (採点:8)
- 暖かいお話でした
- 064 恋する乙女というものは (採点:7)
- 笑えました。
特に秋子さんが。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 意外な組み合わせでしたが、
違和感なくたのしめました。
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 後半の祐一のセリフと
天野の心の移り変わりがよかったです。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:7)
- 佐祐理さんがおもしろかったです。
あとラストの舞の泣きまねもうけました。
- 073 守りたい約束 (採点:6)
- ジャムの使い方がすごいうまい
とおもいました。
- 082 いつか、またあの海に (採点:10)
- ふたりのやりとりがすごいよっかたです。
あゆと祐一らしかったし、
心が暖まりました。
自分の中ではこの作品が一番です。
- 090 贈る言葉 (採点:7)
- 北川がいいかんじでした
- 098 希望を抱いて (採点:6)
- 最後の方の祐一のセリフがよかったです。
- 100 今度までには (採点:9)
- シリアスな感じの所もよっかたし、
真琴の蹴りで和やかな雰囲気(?)になったところもよったです。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:9)
- 前半部分の祐一と香里の会話や
雰囲気が凄くよかったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 凄くいい話でした。
祐一が凄くよっかたです。
- 119 『Nurse call』 (採点:10)
- 手術のシーンは凄い緊張感があってよかったです。
氷室がとてもかっこよっかたです。
香川もいい感じでした。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:9)
- 三人とも幸せそうでよかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:10)
- 全体的に雰囲気がすごいよかったのですが
特に終わり方がすごいすきです。
○水咲 悠 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- すみません。意味がよくわかりませんでした。
- 003 Last regret (採点:5)
- 面白みがあまり感じられませんでした。
- 006 『その笑顔で』 (採点:5)
- ちょっと工夫に欠けるかなと思いました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:8)
- kanonの世界に違和感なく、ほのぼのした感じが出ていていいと思います。
- 009 もし、もしも…… (採点:6)
- 暗いです・・。もう少し量を増やせば、描写がうまく言ったと思います。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- かまぼこ板というところが、なんと言うか美汐の雰囲気に合っていていいです。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- ちょっと舞の口調に違和感を覚えました。
- 014 青い春 (採点:6)
- kanonの世界観を生かしきれていないように思いました。
- 021 かしこ (採点:8)
- 雰囲気がよく出ていていい感じです。
手紙というのも、美汐によく合っているような気がします。
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 少し、中途半端な感じを受けました。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:8)
- ギャグですね。ほのかに壊れているキャラがいい味を出しています。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:8)
- 暗すぎます・・。
でも、話としてはうまく出来ていると思います。
- 030 この街の夏 (採点:8)
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:8)
- 面白そうなところで終わっているのが残念です。
続きが気になります。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 最初の誤診はいきなり意表を突かれました。
状況描写が細かく書かれていたので読みやすかったです。
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- 祐一のプロポーズの所は意表を突かれました。
文章全体も、うまくまとめてあって読みやすかったです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- かなり意外な題材でした。と、いうより、よくこんなこと思いつきますね。
- 120 息抜き (採点:8)
- 結構読むのに頭を使いますね。
最初に読んだときは一問しか解けませんでした。
○水瀬亮 さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- おそらく『詩』という形なのでしょうがもう少し、分かりやすく書いて頂けると読み手としては情況が思い浮かぶのではないかと思います。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 祐一が答えた『ゴシックロリータ』の意味がよくわかりませんでした。
- 003 Last regret (採点:4)
- あゆの優しさが伝わってきていいと思います。ただ、こういう作品は他にも色々とあるのでもう少し工夫が欲しかったです。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- もう少し中身が欲しかったです。
- 005 『忘れないから』 (採点:5)
- 会話文の中の「─」と「…」の違いが何を意味するのかよく分かりませんでした。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 祐一とあゆらしさがよく出ていたと思います。ふたりのやり取りには暖かいものを感じました。
ただ、最後の祐一の考えには少し首を傾げました。最後のはもっと別の考えにしたほうがいいんではないかと。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- やはり通学時間が短縮されてもギリギリなのが彼らなのでしょう。
- 008 また明日 (採点:7)
- 暖かいーー!!
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- もう少し続きが欲しかったです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- 暖かいですね。てゆうか私の周りの気温が一℃上がってしまいましたよ。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 舞が……舞がめっちゃ喋ってるよ〜!!
そんな舞もよし!!
- 013 その朝 (採点:2)
- あら?最期の最期で変わっちゃった。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- 嫌いじゃない………。
○水無月 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- ただ言葉を並べればいいというものではないと思う。
どうにも薄っぺらで、もっと雰囲気を作って描いて欲しかった。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- 書き方、テンポなど、すんなりと入ってきて、素直に面白いと感じた作品だった。
2人の会話がなかなか良い雰囲気なのだが、ただ、最後のオチには少し不満が残った。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 会話が淡泊すぎる気がした、
一応ダークと言うことで、しかし雰囲気が全く感じられない。
水瀬秋子にしろ、名雪にしろ、もう少しキャラクターを与えて動かした方がいいかと。
ただセリフを喋っているだけ、そう感じた。
- 011 約束がくれた時間 (採点:9)
- 不満を上げるなら、『助けて』〜『戦っているから』の部分。
これさえなければと。
ホント良かった。
- 013 その朝 (採点:1)
- 単なる事実の羅列にしか感じられなかった。
- 014 青い春 (採点:1)
- 読心術はいらないネタだと。
名雪の喋り方が変。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:1)
- シメ方が少し弱い感がする。
タイトルに翼、風という言葉を使っているが、作中、それに関してもう一段階、掘り下げるなど、してほしかった。
どうにも、どこかであったような、という感触が残ってしまった。
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 本編にほんの少しだけ手を加えたという感じしかしない。
- 025 風と共に去りぬ (採点:1)
- 久瀬を自分の好きなように改造したという感じ。
2人とも、行動が安易。
久瀬が事を簡単に話しすぎている気がした。
- 026 カナブン (採点:3)
- 終わり方さえ、そう思う。
会話はもう少しスッキリとしていた方が良かったかも。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 全キャラを無理やり出す。
そのためにダークさが全くない。
壊れ3人については、もう少し詳しくして欲しかった。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- ぶっ飛んだやり方とか馬鹿馬鹿しさに笑いすぎました。
凄く笑えました。
- 034 アーティスト (採点:3)
- セリフに変な回りくどさというか、臭さのようなものが。
- 035 月の向こうに (採点:3)
- 一部、表現が回りくどい。
もう少しストレートにして欲しかっし、最後の一文が減点対象にもなってしまった。
あとは、雰囲気はそこそこ伝わったのでよかったと思う。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- あっと言う間に終わってしまって、盛り上がりもなく、起伏が全くなかった。
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 心情の文章が綺麗。
香里の心の動きが、読んでいて心地よかった。
ただ、数か所に読んでいてつっかえてしまう部分が残念。
- 039 『Wait』 (採点:1)
- 川澄舞が登場しなければよかった。
- 041 涙 (採点:8)
- 物凄い演出がとても面白くて笑った。
愉快。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:6)
- テンポにはまった。
- 052 果たされる約束 (採点:1)
- 雰囲気無いですね。
- 055 手紙 (採点:1)
- 香里も祐一もいらないと思うんだけど。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- 凄く良かったとしか。
綺麗綺麗で、読んで楽しい文章、小説でした。
- 058 夕凪 (採点:5)
- 少しくどすぎるかなあという。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:7)
- 思わずニヤリとしてしまいました。
大好きですね、こういうネタ。
- 066 夢の中でも (採点:8)
- ラストがちと変だったけど、それ以外は全く。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- ラスト直前、そこのノリが弱かったというか……もう少しスラスラと進めてくれたのなら、つっかえのようなものがなかったのならと思うのだけれど。
- 068 あったかいもの (採点:2)
- 読んでいると、バラバラで何がどうなっているのか、解らなくなるんですが。
- 069 マリッジブルー (採点:5)
- 余分なものがって………その所為で読んでいて急激にテンション下がってしまうんですよね。
- 076 流星群 (採点:1)
- 前半がやたらと書きすぎているって感じがしてどうにも。
- 078 blessing (採点:3)
- 後半、拗れ方は好きだったけれども、前半、少し重すぎました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:3)
- どうにも。
少し出し過ぎているって感じが。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:1)
- 片仮名が上手くダメにしてくれてましたよ。
- 088 don't need no reason why (採点:6)
- かなり笑いましたけれども、途中までが諄いんです。
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- 少し読みにくいかな……なんて事もあったけれども、良かったと。
ただ、中盤、唐突すぎて、少しぶっ飛ばされた感じが。
- 090 贈る言葉 (採点:2)
- まあ、ラストが。
それぐらいでこういう結果になってしまって残念って事。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:1)
- もう何が何やら。
いったい何だったのか……最後は最後で、読めないこと読めないこと。
こんなふうに書けるというのも、ある意味で凄いのだけれど。
- 093 philosophy (採点:4)
- 前半、少し弱かった。
あと後半に余分なものも、あったが……ラストは良かったと。
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- 最高……と、一言で言ってしまえるというのもどうかと思うのだけれど……
この緩慢と、ラストにドンとくるものが……物語が本当に面白かったです。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- よくこんな話が書けるものだなと、凄いですよ。
- 102 踊り子に癒しを (採点:2)
- まあ特に、何か面白さというものはなかったんですけれども。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- いいですね、こういうのは。
面白かったです……ただ、ラストに余分なものがチラホラと……
- 119 『Nurse call』 (採点:1)
- オリジナルを出して見事に失敗の典型ですねえ。
もう何が何やらってモノで……全くわけ解らなかったです、色々とね。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- 不幸ってあったので……まあ、こんなもんかと。
全体的にスッとして、残念なこと、気持ちよかったです。
- 129 いつもそばにいる (採点:3)
- 物足りないんですけど……それはつかみがダメだったって事でしょうか。
あとは中盤の盛り上がりが、これがホントにイマイチ。
それ以外は良かったのに。
- 131 鎖 (採点:3)
- もっともっとぶっ飛んだ過激な展開にしてくれれば凄く面白いことになりそうなんだけども……
後は演出もどきが……これも中途半端に弄るよりも、キチガイじみたぶっ飛びさでやってみたら面白そうなのに……控えめなのか弄りたいのか、疑問……? イヤ、違うのだけれど。
本当はというと、文章の流れが不満……というか、読みにくいと言うか、内容に関しては……やっぱりもっとぶっ飛んだ過激さにしてくれれば……惜しいんだよなあと、それだけ。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:1)
- キャラクター出しゃいいってギャグモノよりか断然良いのは確かなことなんだけれども、独りよがり的で、ギャグとして機能している文章がないってのは致命的。
パクリネタ使うってのならもっとマシなもん使って欲しいし、ただダラダラやってもうざったいだけ。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:1)
- 変なところで演出をし過ぎているのに、肝心な場所でそれがないし、文の弄り方というのも同じ。
……文弄りについてはダメダメだったけど。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- ただ惜しいと感じたのが、最後の祐一と名雪の部分が、もう少し短ければと言うこと。
○翠沙 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 文章を書いてください。話はそれからです。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:10)
- 一つだけ言わせてください。……バカだ(笑)
ここまで直球だと、もう笑うしかないという感じです。
ギャグSSこうありき、というような、この短さと濃さに10点を献上です。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- 昔の歌でこんな話がありませんでしたっけ?
文章はこなれていて良いですけど。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:1)
- 一つだけ。
同じ口調の繰り返しで読む側が非常に退屈です。もっと抑揚のある文章にしてください。
- 013 その朝 (採点:7)
- 結構好きな話ですけど(自分が美汐属性のせいかもしれません)、美汐が祐一たちに
会いに行く動機が少し弱いような気がしました。出だしから、その辺の葛藤をもっと描くと
いいのではないでしょうか。
面白い話を読ませてもらいありがとうございます。これからもがんばってください。
- 014 青い春 (採点:8)
- せつねぇ……せつねぇよ北川〜(T_T)
まぁ、それは置いとき。いい話を読ませてもらいました。さらっと読むのに長さも手ごろで良かったです。
しかし一点だけ。名雪はそんなに「だおー」「だおー」言いません。
そこが気になったので、少し減点させてもらいます。
でもいい話でした。これからもがんばってください。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- 『雷』を軸に各キャラのやりとりがよく描かれていると思います。
特に最後の潤&香里のやりとりがなんとも(^^;……ほほえましいというかなんというか。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:5)
- 人によって感じ方は違うんでしょうけど、『美汐ってこんなこと言うかな』というのが
正直な感想です。それを了承する祐一も祐一ですけど。
書き方などがこなれている分、かえってそこが気になりました。
- 021 かしこ (採点:6)
- 美汐視点での他の人物の描写が生き生きとしていて、とてもいいと思います。
逆にそれだけに留まってしまっているなという感じも拭えないのですが。
それに、最後の「両手いっぱいの『ありがとう』」へのつながりも弱いような気がしました。
『これだけの人間を救ってくれた祐一にありがとう』ということでしょうか?
- 023 純白の審判 (採点:1)
- 自身のHPで公開しているならともかく、このような場で続きを暗示される作品を
出されても判断に困ってしまうのですが……
内容も、本編の焼直し程度にしか感じませんでした。
- 026 カナブン (採点:1)
- 見て、いきなり驚きました。文章が無いんですから。
本気で管理者様にUPミスかと問い合わせるところでした。
内容はいいと思いますが、その見せ方の不味さで大幅に減点させてもらいました。
あなたは、面白いかどうかも分からないSSをわざわざ手間をかけてまで見たいと思いますか?
見る方のことも考えてください。
厳しいことを書きましたが、話の組み立て方などはうまいと思います。これからのことを考え、
あえてこんな感想と点数をつけさせてもらいました。がんばってください。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 導入が唐突なんですよね。何故、みんな都合よく死んだり、壊れているのか分からない。
だから祐一に感情移入ができないし、憐れみも共感の気持ちも起こらない。
少なくとも自分はそう感じました。ダークものとしては致命的だと思います。
失礼ですが、質の悪いギャグSSを読んでいるようにしか思いませんでした。
全員を出すのではなく、一人に対してその壊れ具合をしつこく書いた方が良かったのでは
ないでしょうか。全体的に話が散慢しています。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 続かれても……
- 035 月の向こうに (採点:8)
- およそ文章力という観点からすれば、短編部門で一番だと思います。
ただ残念なことにそれだけしか感じられませんでした。
非常に精密に作られたマネキンを見せられているようで、それが何を語りたいのか
分からないようにです。惜しい、という感想が一番適当なものです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- とりあえず、改行を使い過ぎです。
もっとコンパクトにまとめる努力をしてください。
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 一応生物学的には雄なもので、内容に関しては、うむ、と頷くしかないないです(^^;
ただ一点だけ。
この作品中の斉藤と久瀬は、何か他のゲームやらアニメのキャラにその名前を被せただけの
ような気がするんです。確かに本編では斉藤に台詞はないし、久瀬もそんなにないわけで、
そこらへんの補完というのは自由にして良いとは思うのですが。あまりその世界観と乖離して
しまうと異和感を覚えてしまいますね。
正直に言えば、この3点はこのコンペにこの様な作品を出品されたあなたの勇気に対してです。
- 049 Transmigration (採点:3)
- 一点だけ。
何故、香里は祐一と結婚し、そして子供をもうけたのでしょうか?
しかも、亡くなった妹と同じ名前をつけるなんて、祐一の助けになるどころか
かえって傷を拡げるだけのような気がするんですが。
読解力不足で申し訳ありませんが、できれば作者様からその辺の説明をいただきたいです。
- 055 手紙 (採点:1)
- 全文二行空けなんて、そんな酷なことないでしょう……
いい話なんです、でも見せ方が悪すぎます。
改行は自分が強調したいところだけで十分でしょう。それが全文に渡ってしまうと、ただただ
しつこく読みづらい文になってしまうだけです。全文章がゴシック体太字の新聞をあなたは
読みたいと思いますか? もう少し文章の書き方というものを学んでみてはどうでしょうか?
今後のことを考えあえて厳しいことを書きました。がんばってください。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- 細かいことですが、『■川』という表記にするよりは、適当に名前をでっちあげるか、
名前を出さないように表現したほうがいいと思います。
そこだけがどうも気になりました。
- 068 あったかいもの (採点:10)
- もう最高です。真琴の仕種に萌えました。
特に
>一瞬にして我に返った。慌てて起きあがり、散らばった漫画などを片付ける。髪の毛なんかもいじってみた。
の文は、北川に急襲され焦っている真琴の姿がよく書かれていて非常に好きです。
できればこの話の続きも読みたいのですが、 でも北川だから、結果はダメなんだろうな〜(笑)
とにかく、非常に面白い作品を読ませていただきありがとうございました。
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- 認知を求める美汐に萌え(笑)
美汐萌えの自分としては、非常にツボに入る話でした。
ただ一点だけ。改行の多さが気になりました。
改行の変わりにもっと地の文で描写してもらえると、読みやすくていいと思いました。
たいへん面白い作品を読ませていただき、ありがとうございました。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 読みづらいです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:9)
- ギャグと思わせ、シリアス(いや、最初ジャンルを書き間違えたんだろう、と思いました)
その転換の上手さが素晴しいです。
しかも、栞がそうしなければいけないという理由までちゃんと書かれていて、
うんうん、と頷きながら読んでいました。
- 076 流星群 (採点:7)
- 一点だけ。『○×会社』という表記は少し気になりました。
適当に名前をつけるか、『あの大手金融会社』というようにぼやかしておいた方が良かった
のではないでしょうか。でも、とてもいい話でした。
- 088 don't need no reason why (採点:7)
- うーん……思わず「北川かよっ」とツッコんでしまいました。別に嫌いなわけじゃないですけどね >北川
ベタでも、夜の校舎で一年前の回想をする姉→姉妹の愛情の再確認という流れにして欲しかった
というのが個人的な感想ですが、人によって違うんでしょうね。
なにか『惜しい』と感じた作品でした。
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 理不尽ですよね。
でも、その理不尽な世界を普通に見せてしまう、その腕に脱帽です。
ただ一点。これはKanonじゃなくてもいいんじゃないか、ということは気になりましたが。
- 107 満月は白い輝き (採点:8)
- Kanonの冒頭の名雪と祐一の出会いのシーンをパロった作品はいくつも目にしたことは
ありますが、この作品はその中でも使い方が群を抜いてうまいですね。
まさに、ここから新たな物語が始まる、そんな匂いを感じさせてくれるいい作品だと思います。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- ん。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:9)
- 先生、勘弁してください……あの台詞は卑怯です。
それは置いとき、ギャグSSでも自分だけが楽しいというものではなく、他人を楽しませよう
という心意気が伝わってくる、とても好感のもてる作品でした。
どうせだったら最後までギャグで通してくれれば良かったのにな、などと思いましたが。
ともかく、面白い作品を読ませていただき、どうもありがとうございました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 構成も文章もうまいっ!……ですけど、ここまでくるともはやオリジナルと言ってしまっても
過言ではないですよね。Kanonという世界を筆者の中で再構成した世界、というのが
この作品ではないでしょうか。そういう意味で少し減点させてもらいました。
いい話を読ませていただきありがとうございました。
- 119 『Nurse call』 (採点:9)
- 普段、オリキャラものというのはあまり読まないほうですが、この作品ではそのキャラが
見事に嵌まっていますね。Kanonという世界のもう一つの表現と言ったところでしょうか。
- 120 息抜き (採点:7)
- 本当にいい息抜きになりました。ありがとうございます。
何げなくシリアスな部分が入っているのがなかなかです。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 文章も構成もオチも文句なく、10点を献上です。
ただ一点。最後の香里が母に訴えるシーンが少し唐突に感じました。
それまで、香里と母との節点があまり書かれていなかったもので。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:10)
- 文句の言うところはありません。
10点を献上です。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- 非常に文章や構成がうまいんですが、ギャグSSとしてみると丁寧すぎる、もっと言うと
こじんまりとまとまってしまっている感じがしました。
ギャグだったら、もっとキレるというか、はっちゃけるというか、下品に書いてしまった方が
いいと思います。文章の書き方云々よりも笑わせたもん勝ちの世界ですから。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:10)
- 久瀬萌え〜(笑)
久瀬と名雪……この組み合せは非常に意外なものでした。しかも無理がない。
舞シナリオの名雪というのはこんなものなんだろうな、と考えながら読んでいました。
そんな作品に10点献上です。
○酔狂 さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- Lの人を思い出す……
ストーリー性がありすぎて、言葉に集中できませんでした。
- 003 Last regret (採点:3)
- 今これを出してくるというのが凄いです。
やっぱりPS版とかで入ってくる方がいらっしゃるのでしょうか。
エントリーレベルとしては標準だと思いました。
ただ、この内容では一次作品の再確認に過ぎませんね。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- 温かいメルヘンじゃないと思います。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- 「運命」論に違和感を覚えました。
生きていく中での起伏を語るだけでは本当に足りないのでしょうか。
いずれにせよ、言葉で説明しているだけでは、井戸端会議と変わらないです。
祐一と北川が煙草吸ってるシーン自体は魅力的なんですけれど……
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- こらこら(^^;
これから駄目人間街道まっしぐらだとすれば、ほのラブではなくてダーク、
というかデカダンスですね。
つまりまぁ、多分狙ったのとは全然違う効果を読者に与えてますよ、といいますか。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 落とし所をきちんと選んでいただけると。
自転車に乗っているシーン自体は、これはこれでアリだと思います。
- 008 また明日 (採点:3)
- ノる前に終わってしまいました(^^;
ネタがはっきりしているだけに惜しいです。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- これはまだアイディアレベルですね。
話を書こうとしちゃっているだけに、作品への道程はまだまだ遠いと思います。
ごく単純な話ですが、例えばこのアイディアでこうしてみます。
導入からいきなり、秋子と名雪が引っ越しの話をしていて、
そのうち話題があゆのことに移って、
最後に、祐一の部屋の天井に釘が残ってる描写(釘でヤれるかどうかは知りません)と、
名雪の独白(「もしも…」以下)で終える。
一応は作品っぽくなりますやね。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 舞の思いが伝わってきて良かったです。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:5)
- ほのぼの、っつーかラブラブですね。
祐一、がんがれ(笑)
- 013 その朝 (採点:5)
- 面白いな、と思いました。
その分、胸に迫るものというのは無かったのですが……
もう少し何か込められるはず、もっと美汐を感じさせられるはずだと
思いました。
- 014 青い春 (採点:3)
- 死ぬのかと思いました(謎)
脈絡も何も無いところが、意外と青春っぽいです(失礼な奴)
これはこれで、とも思いましたが、これ以上どこにも行けないので、
やはり問題ですよね……
- 015 遅刻 (採点:6)
- にゃはははは。
ほのぼのしました。
なにゆえ句点を打ちませぬか。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- 面白かったです。ほのぼのできました。
真琴の疑問からもう少し突っ込んでくれれば、もっと良かったかも。
オチ前後の流れが微妙に悪いので微妙に減点。
「佐祐理」の字が間違っているので大減点(笑)
- 017 『とも』 (採点:3)
- 本掲示板時代のようだ……
もーちょっとこう、オドレなめんなタマとったるわーな意気込みで
ほのぼのさせて下さい。
極端にキャラを壊さないので、雰囲気的にはいいと思います。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- タイトル通り、雪の上の舞踏会を描きたかったのだと思います。
ストーリー展開はミニマルで、大変私好みなのですが、
ラストの結晶度が非常に低い。
彼らだけの舞踏会を、もっともっと感じたかったです。
出したかったのであろう雰囲気を先に予測して楽しんでしまいました(笑)
- 019 雨 (採点:6)
- ちょっと幼児化してますが、可愛いです。ほのぼのしんみりしました。
ラブ台詞がいかにもSSのお約束で、安心しちゃいました。
雨ものは、ずばり雨が勝負。
どこで雨を感じさせるか、そこに何を仮託するかがポイントだと思います。
その点ちょっと弱い感じがしました。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:3)
- 気持ちは伝わってきました。
美汐は言葉を尽くして説明したがるんじゃないかと、
私も思います。口べたの癖に(笑)。恥ずかしいことを言うヤツ。
うーん。評価が難しいです。
入り方のベクトルは良かったですね。
仏教面?
- 021 かしこ (採点:3)
- すいません、何が言いたいのか分かりませんでした。
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- ひぃえぇ〜(^^;
ラブラブでした。ごちそうさまです。
祐一はちゃんと避妊汁! 反省汁!
- 023 純白の審判 (採点:3)
- 雰囲気は良いのですが、思ったことを並べただけ、に感じました。
ですから余韻がありません。
ラストシーンが浮かび上がってくるような工夫をするのが、
短編のまず第一の基本方針だと思います。
次にタイトル。
文章は嫌いではないです。
- 024 月 影 (採点:4)
- 難しくても、その分精確ならいいと思うのです。
ちょっと整理不足な感じがしました。ノれませんでした。
名雪の涙は綺麗だったのでしょうね。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- 面白かったです。
久瀬、カコイイ!
久瀬君は、いったん彼の世界に引き込めば勝ちなんですよね。
このSSは、そこまでのステップにちょっと難がある感じなので
多分色々言われてしまうと思いますが、ここまでコアができてるなら、
あとは小手先の修正で十分かわせると思います。
がんばれー。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:4)
- ものすごく評価が難しかったです。
このほのぼのな雰囲気が出したかったのだと好意的に解釈しました。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:6)
- 空回りコメディは大好きです。
がんばれ栞(笑)
もう一歩、表現か演出かネタで踏み込んで欲しかったです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 典型的な垂れ流しダーク。
あくまで個人的に、ですが、ダーク/不幸系こそは小説的構築を
絶対に必要とするジャンルだと思っています。
全く対称な存在として「垂れ流しハッピー」を考えてみれば、
こうした工夫の無いダークSSが、いかに人間が持つ、
危険に対処するための本能(怖い/危ないものに注意したがる)
に依存したものであるかが分かると思います。
同じ快楽でも、麻薬とエンターテイメントは違いますよね。
麻薬の売人ではなく、芸の道を歩んでほしいな、と思います。
- 030 この街の夏 (採点:5)
- ちび祐一はえちぃですな。ムッハー。
小学生にして既にそんなんですか(笑)
この作品自体には感動はしなかったのですが、可能性を感じました。
「僕は圧倒されていた」を、もう少しエピソードに繋げられたら、化けると思います。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- もうちょっと他の人のSSを読んでみてください。
……の割にリズムだけはいいのは何なんだろう。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:5)
- タイトルがかなりヤバそうでしたが、
パロディ一色というわけでは無いようで一安心。
コーヒー飲んで「ぱちぱち」のシーン、上手いですね。
言われていることには確かに同意なのですが、
やっぱり物足りないです。
- 034 アーティスト (採点:7)
- 久しぶりに「美汐」じゃなくて、「天野」を見ました。
なんだか新鮮(笑)
創造する力を得た彼女は、世界を変える力をも得たのですね。
叙述に隠れて、最後までほとんど心を動かさない、ちょっと突き放した
感じのする祐一と、前向きになった天野とのコントラストが良いです。
祐一の受けた影響がエピソードに現れないのが残念ですが、
きっと何を書いてもクサくなってしまうでしょう(苦笑)
大胆すぎるぐらいの省略が二次創作ならではの作品でした。
それどころか、一次作品の延長にある世界まで、ファン一人一人が
自分で想像できることを前提としているように思えます。
こんぺ的に吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、個人的には良かったです。
- 035 月の向こうに (採点:4)
- 雰囲気を楽しむ、ということなのでしょうか。緊張感は確かにありました。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:5)
- さすがは、あゆです。超前向きですね。
本当に騙されてたのでしょうか。
ひょっとすると全部お見通しの上で、でも付き合ったのかも。
少しでもいいから、彼らの世界を味わいたくて。
- 038 弱虫が見た花 (採点:5)
- ずっと自分を見詰め続けていた香里が、ラストで少しだけ上を見るところが
印象的でした。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:4)
- ラブコメ度が足りんー!
もっと恥ずかしく! もっとダイナミックに!
――などと叫んでいても仕方ないので。
ネタは面白いのですが、名雪と香里が見事にさらっていっちゃうのが勿体ないかと。
ラストの会話で盛り返しますが……
もうちょっと突っ込んで欲しかったです。
ラブコメを書く人にはキャラクターに全身全霊を捧げる愛が必要だと思います。
- 041 涙 (採点:7)
- いかにも佐祐理と舞らしい、失恋の風景でした。
暖かいです。
浜辺にいる二人が目に浮かびました。
ラストの舞も良いです。
少しだけ気になったのは、母子連れの挿話の唐突さと、
「いつも隣にいる幼なじみ」です。
名雪が幼なじみかと言うと、微妙なような……。
#原理主義者ですか、私。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- 神認定。
むちゃくちゃ面白かったです。一気読みでした。楽しかったー。
ラスト一行は微妙に芯を外してるかも……?(^^;
後から考えるとKanonの本質からも少しずれているので、
10 → 9にしました。ごめんなさい。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- 香里ってば(笑)
笑ってしまったので高め。面白けりゃいいんです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- >「で、でも、もしそうだとしたら一番有利なのはこの私のはずでっ!!」
これに爆笑しました。
典型的な「美坂姉妹ほのぼの」ものですが、あったか恥ずかしな前半から
渋めな抑え方、ラストのクールな発散の展開がとても良かったです。
上手く言えないんですが、魅力的でした。
冬の日彼方? 冬の ひかなた? すいません、ひかなたって何ですか?
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- ええ感じです〜。
ぶっきらぼうな祐一とのやり取りが気持ちいいです。
香里に集中したミニマルな展開とラストの持ち上げが決まって、
一息に読める快作でした。
なーんか、誤字誤用センスに見覚えがあるんですが……勘違いかな…
- 046 『安らげる場所』 (採点:6)
- なるほどー、と(笑)
勉強になりました(何が)
「斉藤の少女のような可愛らしい顔」ってのが、男的にはウケます(^^;
マジっすか(^^;
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- 手羽先(笑)
どうしようかと思いましたが、面白かったので負け〜。
- 049 Transmigration (採点:3)
- これで大体、素材は揃ったということで、これからSSに仕立てなければいけません。
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 台詞だけではありますが、ぶつかり合いを真面目に書いてあるのが良いです。
迫力はありました。
- 051 待つ女 (採点:3)
- タイトル負けかも(笑)
ラストのモノローグがちょっとかっこいいです。
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- うー。
気持ちは大変良く伝わってくるのですが、
点数的には辛く付けざるを得ません。
中盤までは大変面白かったです。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- ごちそうさまでした(^^)
- 056 大輪の花 (採点:6)
- あゆママネタに弱い私(笑)
祐一に手を引かれていく、嬉しそうなあゆの表情が目に浮かびます。
そこかしこに無駄があるように思いました。
それぞれのシーンの目的を考えて、かっちり会話を組み立てていけば、
もっともっと素晴らしい作品になったのでは。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- ええ感じでした。じんわりしっとり。綺麗であったか。
Kanonでこんなに落ち着いたSSは珍しいですね。
スタンスがいいです。
ただ、叙述面でちょっと格好付けすぎてスベってる部分が幾つか……。
- 058 夕凪 (採点:7)
- カコイイ!
ちびまいのイメージをきっちり描ききってると思いました。
ただ、ちょっと謎めき過ぎていて、結晶度の点で減点。
端的に言えば、バカな私には分からなかったと言うことです(死)
この謎めき方が、真っ向勝負からの逃げではないことを祈って。
導入のインパクトが素晴らしかったです。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 雰囲気いいです。
何も起きない系SSも結構好き。こういう風にまとまっていれば、ですけど。
女の子二人のはーれむの中で、真琴のことを思いだしているなんて、
クールというか何と言いますか(^^)
祐一たるもの、かくあるべし。
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 香里〜(*^-^*)
祐一を堕とすためには手段を選びませんね(笑)
香里の内面については必要十分描かれていて、納得しました。
中盤、展開が右往左往していてちょっと読みにくかったです。
あと、字下げは流石に必須かと。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- 何となく、何かが見えてきそうな気はするのですが、押さえるべきポイントを
こうも悉く外されては、ノろうと思ってもノれませんでした。
やっぱりまだ設定段階で、これから盛り上げどころ、削るところを一つ一つ
書いていくべきかと。
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- 昔風の言い方をすれば、優しい話、ですね。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- ほのぼのー
愛情を感じました。
もうちょっと丁寧にメリハリつけて欲しいかな、と。
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- ラストだけ分かりにくかったです……というか分かりませんでした……
それ以外は面白かったです。変な展開でしたけど、面白けりゃオッケー。
- 065 振り返る想い (採点:4)
- 舞らしい。正統派の補完SSでした。
でも、あゆが加わった意味が良く分からないですね。
- 066 夢の中でも (採点:5)
- 話は理解できましたが、胸に迫る物を感じませんでした。
栞の暗い夢の意義を、物語として描ければ、もっといいものになると思います。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:6)
- 二人の醸し出す雰囲気が良かったです。
簡単に最悪のところには落ち込んでいかない、けれども、吹っ切れるわけじゃない。
簡単に寄り添ってしまうわけじゃない、けれども、全くの他人じゃない。
クールなのにセンチメンタル。いいなぁ、と。こういうの好きです。
流れの良くないところが幾つかありました。
あと、タイトルがやっぱり寒すぎます。
逃避行なんてクサい言葉は、この二人には相応しくないような気がしました。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- あったかー。
いかにも真琴らしい、少女漫画の読み過ぎやねん! な初恋。
- 069 マリッジブルー (採点:1)
- 色々問題がありすぎて、どこから突っ込んだら良いか分かりません。
「こういう話なのかな」と思うと、その都度ぜんぜん違う、という。
最大のウソは前置きですね。
何だかもう、何が何やら……まさか切り貼りじゃないでしょうが……。
どんなに短くてもいいんです。極言すれば、短ければ短いほどいいんです。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:5)
- 面白かったのにー。
オチがちと。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- すみません。おふざけがちょっと癇に障ってしまいました。
面白ければ構わないのですが……
- 073 守りたい約束 (採点:6)
- ええ感じです。
出だしから予想されたコースをきっちり守って終わる話なんですが、
変な言葉を使わないので、さらりと読めて好印象でした。
「それから」が6回ありますが、全部削除しても大丈夫なはず……(細かい奴)
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- 微妙〜。
すみません、評価が難しかったです。
結論から言えば「入り込めなかった」んですけれど、邪推するならば、
ピノキオ話へのこだわりが、本来の魅力と伸びを損なってしまった
んじゃないでしょうか……
本当はもっと面白いSSだったんじゃないか、と思いました。
- 075 記念日 (採点:7)
- ほのぼのなのにクールで良いですー。ちょっとびっくりしました。
中盤、舞が絆の跡を再確認していくくだり、いいですねぇ。
謎ジャムを、単なる記号ではなく、不条理アイテムとして使う見せ方が冴えてました。
これのおかげで話が湿っぽくならず、奇妙でクールな余韻が残ったと思います。
- 076 流星群 (採点:4)
- 何もかもが懐かしい(何が)。
香里、器用に見えるのにね。不器用な奴ですね。
設定と展開は悪くないのですが、書き込むところは、
ポイントを絞ってきちんと書き込んだ方が良かったと思います。
今のままだと、本来のSSの要約みたいです。
- 078 blessing (採点:5)
- 感想が難しいです。
関係ないことは書かない方がいいと思う一方、多分そういう思索的なところが
このSSの価値なのだろうとも思います。
- 080 鈴が唄う日 (採点:6)
- 怪しげなタイトルに反した正統派の補完ストーリーで、気持ちよく読めました。
でも、あの人と鳴らない鈴は、「思い出」になったのか、
それともラストシーンのように、自分たちを見守ってくれる存在になったのか。
そこがすっと入ってこなくて、迷ってしまいました。
- 085 開花 想葬 (採点:2)
- かっこつけすぎですー。
無意味に凝った文章が読みにくくて、それなのにモノローグ一辺倒で、
終盤までノれませんでした。
最後に突然人称が変わるのも、自覚的な効果ならば許容できるかも
しれませんが、この場合はちょっとキツいです。
句点があったりなかったり、というのもアレな感じ。
ネタは正当派で、嫌いじゃないんですが……
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:4)
- 趣味ですねー(^^)
ネタは面白かったです。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- これだけの筆力を費やして、なぜこんな話なのか……
ラストを見ると、北川に香里が告白した、というのがこの話のキモ
であるかのようですが、それで良いのでしょうか?
栞と香里の確執と、歩み寄りなのだと思っていたら、
いきなりほっぽり出されてびっくりです。ある意味意外な展開……。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- 面白かったです。
いい加減、感想付けるのが辛くなって来たところだったのですが、
久々に緊張感を持ったSSで、嬉しかったです。
導入から一気でした。
ただ、ラスト4行は完璧に余計なんですよね。
それは作品全体を通して語らなければならないことで、
こうやってまとめてしまったら、作品は無になってしまう。
この4行のために-1点……
- 090 贈る言葉 (採点:5)
- ラブ〜
正直、栞のエピソードの位置付けが無くて、作品としては
破綻していると思うのですが、ラブなのでおっけー(ぉぃぉぃ
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:3)
- >今まで誰にも自分を見てもらえなかったあゆには、
>少年が声をかけてくれたのが嬉しかったから。
これをエピソードで説明してもらえたら、それだけで10点
付けてしまったかもしれないです。残念……
- 092 デエトの日 (採点:2)
- 途中から話が変わってるのですが(笑)
前半も後半も、エピソードはちゃんと書けていてノれただけに、
読後感は「……はて?」です。
- 093 philosophy (採点:5)
- 「名雪view」は無いですよ、これは。さすがに。
それはともかく、名雪の心情、依存心は良く伝わってきました。
さあ、これからどうなるかな、と思ったら終わってしまったという感じ。
予告編ですね。
結婚式によって彼女がどう変化するのか、そこまで書いて、
初めてお話になるのでは。
ラストシーンが書きたかったのだとすれば、そもそも依存心とかいう
設定自体がおかしいことになるのですが……
序盤のエピソードはとても良かったです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:3)
- エロエロですなー
ムッハー
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- 面白ーい!
カエル世界にのめり込んでいく石橋先生が、いい人過ぎます……(笑)
すごくすごく良くできていると思うのですが、
私にはKanonに関係する部分を余り感じられませんでした。
- 096 Pure Heart (採点:1)
- それぞれのシーンが唐突で、切り張りみたいです。
全体としての流れや核がありません……
例えば、Pure Heartって結局?
- 097 ありがとう、さようなら (採点:5)
- 特性……
面白かったです。
最後まで緊張感が持続しました。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- ほのぼの(^^)。
かなり嫌いじゃないです。
何だか本掲示板を思い出して、懐かしくなってしまいました。
すみません、細かいことですけど、Day"s"なのはなぜですか?
- 100 今度までには (採点:6)
- 所々に、おお、というセンテンスがありました。
二人のやり取りに読まされました。
ラストの美汐、泣き笑いの表情が目に浮かびます。
と言っても、結晶度が余り高くないのが残念です。
想像させる場所と書き込む場所の切り分けが、
ちょっと曖昧すぎるのかも知れません。
- 101 Little Seedling (採点:9)
- ほのぼの〜。
森の中を闊歩するあゆが目に浮かびます。
一言でイメージをぴたりと重ね合わせる手腕が、素晴らしいと思いました。
ラスト、日記はねーだろ、とちょっと思いましたが、
最終行が大きな効果になっていて、
若芽のようなあゆを見守る祐一の姿が光ってました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 電話がかかってくるところでテンポが変わって、そこからぐいぐい
読まされました。
後半になるにしたがって加速度的に面白くなる不思議な話でした。
ラストが特に良かったです。
導入とタイトルで物凄く損していると思います。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:7)
- 北川……(漢泣)
- 105 『ロシアンティー』 (採点:6)
- 秋子さんをそっちに絡めましたか。
秋子さんの旦那も謎の人物ですよね。
うーん、うーん、ちょっと盛り上がりに欠けるというか、やはり
ドライブ感が足りない感じでした。姉さんと共謀するあたりは
愉快っぽかったのですが。
- 106 あなたのために出来ること (採点:8)
- Great!!
これがSSですよね。文句なし。
名雪の、微笑ましくも一心な思いに、本気でほのぼのしてしまいました。
香里姉さんの冴えも、また良し(^^)
短編はシンプル・イズ・ベスト。
プレゼントにイチゴサンデーは無いでしょ(笑) >名雪
完成度はperfectで10点でも良いのですが、個人的にはもっと
冒険して欲しかったので、ちょっち減点〜(^^;
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- 聖人君主……聖徳太子とか……
ってボケはさておき、するする読めて満足でした。
個人的には美汐よりも真琴に移入してたりして。
ラストはちょっとスベってる感じがします。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:8)
- ラストの一行に妙にヤられました。読後感最高。
か、かわいい〜。
耐える名雪は可愛いですよね。むちゃ不幸ですけど。
タイトルの効果が完全には活かせてないので、ちょっと減点。
でも、良かったです。構成も良。
祐一のバカタレ(笑)
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:8)
- すっと読み終えられました。
タイトル通りに涼やかな夜話。気持ちよかったです。
栞の死をありきたりな暗さにしない、細かい省略のやり方が素晴らしいと思いました。
レンタルビデオを軸に、ここまで読ませられるとは。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- 香里はそれで良かったのかなあ、とちょっと思ってしまいました。
同じような設定で全く逆方向に落ちていってしまう話も多いわけで、
そうではなくてきちんとhappyに行けることを、読者に納得させる
説得力が欲しかったです。これだけ歴史が積み重なってしまうと、
二次創作SSってのも楽じゃないですね。
シーンごとには、とても真面目に書いてあって、好感が持てました。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- 山もオチもないほのぼのは大好きなのですが、
単に口癖や好物を取り出して話をつなげただけ、
というのは、人を楽しませようという意識に欠けすぎやしませんか。
キャラや世界に対する愛と情熱がないから、作者の話などが飛び出すのではないかと思います。
エンターテイメントとしてメタな話を絡めるのとはまるで違います。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 雰囲気が素晴らしいですね。涼しい空気に触れているような感覚がしました。
何かにメッセージを仮託する場合、往々にして問題になるのはその「何か」
自体よりも、「そこに何を載せるか」です。
銀河鉄道のシーンそのものは良く書けていると思いましたし、綺麗でした。
初期のアツい時代を思い出しました。そういうのには弱いです。Kanonファンですしね。
でも、そこに載せるものがほとんど何も書かれていないのが、
とても勿体無いと思います。
がたぁぁぁん、という擬音は、難しいところですが悪くないかと。
細かいことですが、前半のシーンがぶつぶつ切れるのが気になりました。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- 筋の分かりやすさが良いです。
もうちょっと内面の説明を抑えて、読者に「読んで」もらった方が、
効果が出せたのでは無いかなと思います。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:3)
- 雰囲気は好きです。
ただ、やっぱり、キャラクターが言われた言葉だけで気持ちを翻してしまう展開には不信感を覚えます。
別のことを言われたら、またそっちになびいてしまうんじゃないでしょうか。
しかも、「手が冷たい人は」なんて、誰でも知ってるナンパな台詞で、
その上、よりによって佐祐理さんが、というのは、私には納得できません。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- ほの〜(^^)
真琴の描写に愛が感じられました。
- 124 No More Dying Then (採点:4)
- かっこつけすぎかも……(笑)。
「一目散」も気になりましたが、「ミッシング・ブランク」はヤバすぎます。
香里が栞に嫉妬する、という話は良く分かりました。
でも、仕掛けがこれだけだとすると、文章の長さは多分1/2でいいと思います。
台詞だけで無意味に濃いので、なかなか入り込めませんでした。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- 読後の印象が、垂れ流しのダーク系とほとんど同じだったので、
最初かなり評価を低めにしていたのですが、後から考え直しました。
多分ですね、祐一と香里に等分の力を割いてるから、
モノローグの書きっぱなしが二つ並んでるだけに見えてしまう
のではないでしょうか。
名無しの後輩、かなりいいです。
彼女の視点でこの物語を書いたら、素晴らしく刺激的な作品に
なったろうな、と思います。
対して香里パートは、筋は通ってますが、不幸/ダーク系としては
ありがちと言わざるを得ません。工夫もほとんど見られません。
ダークは本当に難しいです。作者が、無意識に手を抜いてしまいがちです。
もっとも節制と技巧が問われるジャンルだと思います。
- 126 多角関係 (採点:6)
- にゃははは(^^;
ほとんどテンプレ的味わいですが、嫌いじゃないですー。
- 127 魔物の住む学校 (採点:3)
- 佐緒里って誰でつか……既にもう跡形もない感じですな。
昔懐かしショッカー映画風ですね。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:1)
- すみません、何が言いたいのか分かんなかったです……。
仮に、北川と香里の家での役割が書きたいのならば、
「というかプロポーズされた」の前の文章を全て削り、
終盤の会話を半分の量に抑えたら良いと思います。
それでもきっと、何も残らないような気がします。
「この設定で書けばきっと面白くなるだろう」のレベルで出すのは良くないです。
って、自分はどうなんだ……
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 素晴らしい読後感でした。
you can carry that weight.
簡潔にして要点を突いた叙述による抑えた展開で、
文章を読んでいるだけで先に運ばれていくようでした。
どこかグローバルな視点が感じられるのも独特ですね。
東京と”あの街”の距離感。
それがそのまま二人の距離感になっていて、
最後、空港で見た三人組の行動に救われます。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- いやー、ラストが。ラストが。
涙出そうになりました。
少し硬質な文体が好きです。
タイトルと「火曜サスペンス」が無ければもう一点差し上げました(^^;
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- あっちにふらふらこっちにふらふらな展開が――
――すばらしくイイ!
というわけで、空気を感じられる爽やかな掌編でございました。
発売後3年分の積み重ねは無いものの、行間から春の訪れを匂わせる
上手さがありました。
お墓、でもいいのですが、さらに一歩踏み込み、あゆを(ピー)の対象に
してしまうことで、祐一があゆのことを彼自身の言葉で語れる存在に理解した、
飲み込んだことが印象的(笑)に語られていると思いました。
ただ、分かって読んでないと逆効果かもしれませんね(苦笑)
ラストの余計な引用で-1点……
- 135 夏に始まる物語 (採点:3)
- うーん。
うーーん……。
一言で言えば「説得力がない」なのですが、
それ以上の薄ら寒さみたいなものまで覚えてしまいました。
なぜ、彼らはそれほど簡単に自分の感情と信念を左右できてしまうのでしょう。
ちょっとホラー。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:5)
- ラストの情感は面白いと思いました。
待ってるから、というのはKanonっぽいですよね。
ただ、「桜の下の死体」「舞の自害」という、SSとしては余りにも
食傷気味のネタなので、もっと短く短く切って、ラストに集中させた方が
個人的にはいいと思いました。
例えば佐祐理と舞が別れた理由とか、名雪と祐一の会話とかは、本質には
あまり関係ないわけで、こういうところを削れば半分ぐらいのサイズで
2倍ぐらいの印象を残せたと思います。
#自分は逆に削り過ぎちゃうのですが。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:8)
- 久しぶりに久瀬の救われる話を見ました。
いい気分になったから高得点(^^;
展開も自然でした。
○菅野たくみ さん
- 001 丘の生き物 (採点:3)
- それなりに良い、感動できる詩です。
5頭の狐の生き様がかなり素敵でした。
ただ、これが”Kanon”の”SS”かと問われれば、YESと言いづらく。
また、わざわざ意味のないセンタリングで、文章が読みづらくなっている。
この2点が残念です。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:7)
- 男の浪漫……ゴスロリ。激しく同意しますw
哲学(歴史では?)の授業に出てくる「ゴシック」という言葉をうまく利用した、言葉遊びの素敵な作品。
文章としてはいろいろとけちの付く部分もありますが、一発ネタの巧妙さに座布団1枚。
- 003 Last regret (採点:2)
- きれいなあゆの心を映すかのような、この詩的な文章が好きです。
しかしながら、文章として細かいミスが多く、また、一番大事な部分をぼやかしているため主題が伝わって来ませんでした。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:8)
- あゆの心が直に伝わってくる、短編として優秀な作品。
ただ、行間と3点リーダーに、不愉快に感じられる『間』があるのが残念です。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- バッドエンドという主題、3年以上前(ですよね……?w)の過去を振り返るという形の、祐一と北川の回想という形式はうまいと素直に感じました。
しかしながら、あゆ・栞が突然出てきたり、「だからもう、この暗闇のような今も、迷わないで歩いて行ける。」という、違和感のある台詞が出てきたり。
思い出という記憶をランダムにさかのぼる点を差し引いてももう一歩かな? と言ったところです。
この主題であれば、主人公達には、もっと、人生に、思い出に迷っていて欲しいと感じました……私のエゴですかね。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- ネガティブ祐ちゃん萌え(マテ
それはさておき、たい焼きの一番美味しい季節、受験生が一番やる気の失せる季節として秋を持ってきたのは非常にうまいと思います。
しかしながら、「あゆのこの笑顔を守る」=「受験を放棄する」祐一の考えは、正直、突拍子もないという印象を受けました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- いかにも祐一&名雪らしい、ほのぼのしたエピソード。
ごく日常的な、ありふれた(?)風景を、うまく書き上げています。
しかしながら気になった点が2つ。
1つ目は、全く句点(。)が使われていないこと。このため、文章全体がしまりのないものになってしまっています。……それが名雪っぽいと言えばそうかもしれませんが。
2つ目は、『間』を表す記号(句読点、3点リーダー)の使い方。
例えば、落ちのシーンを、
――――――――――――――――――――――――
そして、扉に手をかけ、
「祐一、今日はギリギリセーフだね!」
「ああ、俺の努力の賜だ……」
開く。
「んー、相沢と水瀬、遅刻と。 ……最近たるんどるぞ」
アウトでした……
――――――――――――――――――――――――
のように、句読点の持つ『間』を意識して使えば、もっとリズミカルな作品になったのかな、という感じは受けました。
ただし、これはあくまで私個人の考えですので、お気に召さない場合はスルーしていただければと思います。
- 008 また明日 (採点:8)
- 今のこと、将来のこと。
将来に不安になって、今を楽しんで、その延長上の未来に知らず知らずの期待を寄せる。
そんな、人にとって当たり前で大切なことを、ほのぼの調子の中でうまく表現している作品。
細かい表現や誤植などの気になった点は多少ありますが、それを差し引いても優秀作品の一つとして数えていいと思います。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- もし、あゆと祐一が同時に消えたら……名雪と秋子さんの心情を思うと、こちらの胸も傷む作品。
「死」という突然に訪れる永遠の別れに対して、気持ちの整理がつかない名雪と秋子さんの気持ちが伝わってきます。
ただ、祐一の死の原因が首吊りだったり、あゆがいなくなったことに名雪が気がつかなかったりと、多少構成として無理の残る部分があり、そこが作品の持つリアリティを崩してしまっている点が残念です。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:9)
- いかにも美汐らしい新婚生活。
和風で質素な生活の似合う若奥様。
そして、二人の手で成し遂げる、かまぼこ板の変身。
「相沢さん」「天野」から「祐一さん」「美汐」に呼び方の変わった点など、二人のラブラブ生活絶好調、と言ったところでしょうか。
あとは、3点リーダの書き方(・・・よりも……のほうがきれいに見えることが多い)、「〜。」→「〜」などの、基本的な「見せる」文章のための規則を使うとよりよい作品になるのでは。
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- いつも昼食をとる踊り場から、鉄扉1枚先に広がる世界。
舞が一歩成長したという証。佐祐理さんも、舞の成長をきっと喜んでいるのでしょう。
ただ、舞の口調が変わりすぎている(これが数年後の話なら比較的違和感は薄い)点と、地の文の行末に全く句読点が打たれていない点が気になりました。
舞の口調については、作品的に仕方がないのかもしれませんが、妥協できる範囲で本編に近づけて欲しかった気はします。
行末の句読点については、「、」にしたり「。」にしたり、もしくは打たなかったりと緩急を付けると良い感じだと思われます。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:7)
- 名雪と祐一の、見ているこちらが恥ずかしくなるくらいのラブラブっぷり。
最初の夢から最後の落ちまで、徹底的に名雪らしいのが好感度アップです。
文章としては、地の文の「ー」が鼻につくぐらいで、他は問題ないかと思われます。
- 013 その朝 (採点:10)
- 様々な、「狐」を連想させる偶然の日常によって、奇跡へと導かれる美汐。
普段なら目に付くことのないこの偶然は、美汐の心境を映し出す鏡になっています。
美汐が学校をさぼるだけの価値を、祐一が示してくれました。あとは、美汐次第。
原作の、祐一と同じ美汐の想いを、うまく表現できている作品です。
文法的にも目に付くところはなく、すばらしい作品でした。
- 014 青い春 (採点:5)
- 高校の卒業の日。
「最後だから」、「最後だけど」。
いろいろな感慨を持った生徒達が、それぞれのやり方ではしゃぎ回る。
この「卒業の日」という概念が、また淋しい感情を引き起こす。
この作品は、これについてうまく表現されていたと思います。特に、「最後だから」の部分、祐一と香里の写真で北川の恋が終わるあたり、すごく彼らしいです。
ただ、「最後だけど」の部分(ギャグパート?)で、北川&祐一の行動にわずかな違和感を覚えました。
- 015 遅刻 (採点:6)
- 名雪を起こしたくない、そのためにいちごサンデーという高価なものを賭ける祐一がお見事。
ただ、(北川はともかく)名雪のことをよく知る香里が「すべて遅刻」に賭けるのは少し不自然と思いました。
あと、休日があるから一週間≠7日だよ、と言ってみるテストw
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 祐一の、(実はあゆ以上に)雷に怖いという設定は斬新。名雪や真琴に気づかれていない点も非常に良い。
また、それを知っている秋子さんは神でも何でもなく、「姉さん」と言う根拠もある点で読みやすい。
全体的な雰囲気として、雷の中ですらほのぼのしているあゆとその周辺がとても優秀。
あとは、細かい文章作法を身につけるとより読みやすくなるでしょう。
また、おまけは明らかに蛇足で、ない方が評価は高かったです。
- 017 『とも』 (採点:6)
- 北川視点で、見事に祐一の立場を語っている。
グループのキーパーソン。
香里と名雪はともかく、北川が入って4人グループを形成するには、やっぱり祐一の存在が不可欠。
そんなことを思わせてくれたのはお見事。
……ただ、このお店はたぶん「美汐に教わった」はずだと考えると、美坂チームの存在が危うくなる罠(汗
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- 祐一と栞の、二人だけの舞踏会。
本当の舞踏会に出席できなかった分だけ、二人の感慨は強いものなのでしょう。
切なさと、その先の喜びが伝わってくる、良い作品でした。
ただ、3点リーダーに頼りすぎていて、3点リーダーの持つ「間」の意味が薄れてしまっているのが残念。
3点リーダーは、ここぞと言うときにだけ使うようにして、後は句読点とスペースと改行で何とかするとより読みやすく感動できる作品になる可能性を持つでしょう。
- 019 雨 (採点:4)
- 雨の日の、誰もが少しだけブルーで哲学的な気持ちになる瞬間。
あゆの心も、その雨の魔力に取り込まれています。
自分が不安定なあゆの、足がかりは祐一。
あゆの不安、切なさ、安心。そう言ったものが、表現されてない隅々までにじみ出ています。
しかしながら、雨の置かれている立場が、物語の上で非常にあいまいな点が気にかかります。
きっかけにしては触れる回数が非常に多く、祐一との対比(類似点の比較も含む)にしては、あまりにも描写が孤立しています。
雨をもっとうまく取り込めたならば、もっといいSSができあがったのかな、と思います。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:8)
- いつもヒロインを支える祐一という構図とは逆に、美汐が祐一の支えになるプロットがすばらしい良作。
翼と風のたとえもよかったのです。
……が、この話が『美汐から』出てくるのはちょっと違うのかな、と感じました。
また、誤植や理解しづらい言い回しが見えたのも気になった点です。
- 021 かしこ (採点:10)
- ものすごく美汐らしいエピソード。
状況のほとんどを美汐の手紙(美汐一人称)で説明している(しかも美汐の手紙なので、その説明になんの違和感もない)ため、地の文の説明がほとんど必要ない点、新鮮でうまいと感じました。
文句無しの10点満点です。
- 022 いつもの二人 (採点:4)
- 祐一とあゆのまったりとした一日が、ほのぼのとして非常によかったです。
しかしながらこれは、詩でも散文でもなくSSです。
なぜ水瀬家にあゆがいるのか、いつも祐一を叩く名雪がこのときだけ何故あゆを叩いたのか、などなど説明が必要(?)な部分が多く、また、一文ごとに2行改行するのは、見た目の文章量をごまかし、スクロール回数を多くする悪習だと私は考えています。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 原作の、栞との別れのシーンを焼き直した良作。
目の付け所(ネタ)は、2次創作としては非常に良いです。
ただ、ところどころ、祐一の言動と考え方に一貫性が見られなかったり、『最後の審判』が作品上で下されなかったりと、読んだあとの感覚として、いまいち納得のいく作品ではなかった、と言うのが印象です。
- 024 月 影 (採点:1)
- 月の魔力というのでしょうか、普段より感傷的になっている名雪はかなり可愛いかと思います。
しかしながら、かぐや姫のたとえの部分がいまいち理解できません……私の読みとりが甘いのでしょうか。
物語の中心部分の例えに対して、何度か読んでみてもこの違和感が拭えなかったためこの点数です。
- 025 風と共に去りぬ (採点:7)
- 佐祐理さんに対する、久瀬の気持ちがよく伝わってくる良作。
春休みという、すべてが終わった直後の物語というのも、季節をうまく選んでいてうまいです。
ただ、2点だけ問題が。
まず、久瀬と佐祐理さんの関係ですが、原作を見ると多少知っている程度(すなわち、この話ほどしっかりとした知り合いではない)と言う点が。
もう一つは、題名との関連。「風と共に去りぬ」というタイトルを持っているのだから、もっと風を絡めてキャラクターの心情を掘り下げていってもらえれば、と考えてしまったわけです。
桜の花がいい仕事をしているのだから、桜がらみで何か言いタイトルを付けてもよかったかもしれません。
- 026 カナブン (採点:9)
- 8年後。確実に変わった祐一と、祐一を変えながらも自らは変われなかった美汐。
そんな二人の交差点として、確かに真琴は存在した。
所々にちりばめられた小さなギャグが、シリアスな作品全体の雰囲気にメリハリをつけていて、とてもよかったです。
また、最後のセンタリング&長い改行が活かされている、数少ない例とも言えましょう。
ただ、タイトルの意味がさっぱり分からず、それだけが理解に苦しみました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:10)
- うまい。
冒頭の一文から細かいネタ、果ては最後のオチにいたるまで、ものすごく練られている印象を受けました。
特に蝉の一文は激しく笑いました。暑い夏が得意な蝉が、「泣き喚く」って、そんなに暑いんですか?w
文句なく10点です。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:6)
- 全体的に、毒の雰囲気を持った栞がキュートでした。
タイトルの付け方も、非常にうまかったです。
ただ、細々としたギャグ設定に違和感を覚えて、ストーリーを十分に楽しめなかったことが残念です。
この調子で最後に栞だけが残る長編が読んでみたいな、と思いました。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:4)
- 救いたくても救えなかった人がいる。自分が救えるという自信を、見事に打ち壊された。
そして、贖罪としてできることは、3人の精神を、少しだけ安定させることのみ。
そんな祐一の絶望を、見事に描き上げた作品です。
しかしながら、背景の設定に全く説得力がないため、作品が死んでいるのも事実です。
祐一が「佐祐理さんと一弥」のことと「天野と真琴」のことを同時に知っていたり、秋子さんを『救う』ことができると信じていたり。
ギャグ系のハッピーエンド前提ならば気にならないことが、こういう作品では気になってしまうのです。
- 030 この街の夏 (採点:7)
- 名雪の魅力が、昔も今も祐一を虜にする。
7年前と現在の、見事なまでのリフレイン。
ストーリー構成はお見事と言うしかない、非常にうまい出来です。
しかし、細かい言い回しに、少し違和感を覚えました。
たとえば、
――――――――――――――――――――――――――――――
「でも、今度ってことは来年以降だよ?
わたしたちそのころ高校卒業してるよ?」
もう一度、俺は名雪の手を握って。
「来年以降もずっと名雪といっしょに居たいってことだよ」
――――――――――――――――――――――――――――――
の部分。彼らは、高校生同士の恋人である以前に、『一つ屋根の下に住む』『いとこ』なんですが? と、つっこみを入れてみたり、
――――――――――――――――――――――――――――――
この街の夏も、秋も、冬も春も。
どんな季節でも好きになれる、
――――――――――――――――――――――――――――――
の部分が唐突すぎると感じてしまったり。
こういう小さなところで、作品のリアリティを失わせてしまっているのが少し残念です。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- 祐一と真琴の過去に着目した点は見事です。
しかしながら、文章としても、作品としても細かいつっこみは多く。
特に改行と誤植。インターネットのメールではないのだから、もう少し『間』や『読みやすさ』を意識した改行を工夫した方がいいかと。また、『祐一』⇔『ゆういち』、『まこと』⇔『真琴』など、大きなねらいがないのであれば表現は統一することをおすすめします。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:1)
- 祐一と名雪、恋人同士になっても何ら変わらない日常。
でも、やっぱり少しだけ変わっている。
そういう日常を描きたいのだと思われるのです……が。
『ふたりのおみせに。”マフラー下げて”。』『そんな普通の高校生のカップルに”見えた”。』(””部分は私による強調です)ほか伏線のように見えて実は全く伏線を張っていない部分、地の文が祐一視点と第3者視点をごちゃ混ぜにしているなど、作品として非常に読みづらく、伝えたいことが伝わってきませんでした。
何か(歌謡曲などの歌詞?)のパロディであるなら分からないこちらが申し訳ないのですが、これが私の率直な感想でした。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:9)
- とりあえず、冒頭のナレーションで爆笑。
『卓を囲む』『鍋をつつく』ってなんですか?w
で、内容も爆笑。
どこまでマジでどこまで冗談か分からない栞と、それを100%マジに受け取って恐怖のオーラを発する美汐。
祐一をこっそり取り合う、二人がいい味だしてます。
ただ、無名の、放送委員会の生徒(?)たちが忘れられていることと、「鍋をつついてる姉妹」の妹と思われる人物が放送室にいることが少しだけ気になりました。
- 034 アーティスト (採点:9)
- 2年近い時を隔てて、美汐が変わってくれた。懐かしさと新しさが、祐一の胸に去来する。
天野の、『私自身と、私が見た情景とが共同で創る』という台詞を肖像画で体現したところ、お見事と言うべきでしょう。
ただ、この作品は短編よりも、栞・名雪あたりの描写も含めて中編で読んでみたかったと感じました。
祐一のバイクが唐突に出てきた点、『この夏の小さな旅』で祐一が感じたこと、『変わっていないたくさんの友人』たちの姿など、気になって仕方がありません。
- 035 月の向こうに (採点:10)
- 訪れるはずだった敵。来るはずのなかった親友。
舞が『敵』として認識し、剣を振り下ろし……命を奪ったその存在。
集団戦や第3者がいる戦闘ではおきやすい、敵以外への攻撃。
たった一降りの剣でその『加害者』と『遺族』の両方の立場に立たされた、舞の絶望。
月の魔力をうまく使って映し出される絶望が、とてもうまく浮かび上がってきています。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:6)
- あゆのわがままに、精一杯こたえてくれる祐一。今回の偽試験も、彼の優しさゆえ。
それを知ってか知らずか、彼女は真剣に問題に取り組み、そして玉砕する。
その難しい問題に彼女が感じていたのは、単なる不条理か、それとも祐一の大きな愛か。
誰もが真剣にあゆのサポートをし、あゆがそれに応えている姿が目に浮かびました。
ただ、タイトルやジャンル分類と内容が合っていない点、ほか文章作法の点で読みやすさが失われてる点などで減点させていただきました。
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- 夢。夢を見ている。
ふたりの夢。死んでも、ずっと自分を愛し続けてくれる、恋人と姉の夢。
……って、幽霊栞は夢落ちですか(汗)
話の筋としてはそれなりにおもしろく読めましたが、あゆの『最後の願い』の条件(祐一に叶えられる範囲)について、文章作法など、文脈とあまり関係ないところで評価を落としているのが残念です。
- 038 弱虫が見た花 (採点:10)
- 受け入れたくて、それでも拒絶してしまった妹。
妹の死という現実から、逃げ続けたくて、それでも結局捕まる。
その末にやっとそれを受け入れ、ようやく歩き始める。
そんな香里の葛藤が、とてもうまく描かれている。
”花火”を徹底的に伏線にして、最後の最後でその伏線を捨てるやり方も秀逸。
- 039 『Wait』 (採点:4)
- 舞と栞の会話。寡黙な女性と、ドラマ好きの女の子。
二人の会話が、少しミステリアスな雰囲気を醸し出しています。
また、両者の待ち人が、共に祐一というのも偶然の産物といえましょう。
ただ、舞の「それは決して幸せなんかじゃなかった…」というのが少し意味不明。また、舞が初対面の相手にそこまで長々としゃべるのも少し不思議でした。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- 佐祐理さんすげぇ。
しかしながら高校三年生を2回やる……どうやればいいんだ。
しかも、祐一(一緒にいたい人)&香里(学年主席)と被るとは、奇跡としか言いようがないです。
ただ、ハイテンション過ぎて置いてけぼりを食ってしまたので、点数は下げてありますw。
- 041 涙 (採点:8)
- どっちに転んでも振られると分かっていたはずの佐祐理。半分の確率で望みのあった舞。
祐一が別の人を選んだことで、また二人になる。
そこまでに舞が大きく成長していたことで、佐祐理も舞に支えられて成長できる。
Kanonのシナリオとは逆の視点、逆のシナリオで、うまく二人を描いています。
が、それゆえ原作との乖離が大きく、KanonのSSと言うよりは、オリジナル作品を読んでいる気分に。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- 寝てるのはそっちかっ!!
とつっこみを入れるのも無粋になる、祐一と名雪の似ている点と違う点を見事に描いた作品。
どこまでが夢でどこまでが現実か全くはっきりしない感じが、逆にこの作品ではうまく働いています。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- シリアスな導入から一気に反転する、強烈一発ギャグ。
お約束のオチを読ませない、うまい状況設定。
ただ、前半の語り口から、後半の「……だぉ〜」「(はぁと)」などのギャグ的要素は単なる邪魔にしかなっていない点、残念と言うべき。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 鬱になる気分の広がる雨の日に、さりげなく優しい姉の愛。
それを素直に受け止めることができず、「大人らしさ」と自分のプレッシャーを加速してしまう栞。
香里の大人らしさをうらやむ栞が、うまい対比で描かれています。
また、この対比を香里視点で考えてみると、またおもしろい作品が出てきそうで、楽しみです。
ただし、タイトルの意味がよく分からない点、少し残念と言うべきか。
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- 雪の冷たさと、雨の温かさ。祐一と栞を眺めている、ふたりの共通項。
雨の使い方が、香里の心情をうまく表現していて。
少しだけ、切ない気持ちになるいい作品です。
多少祐一と香里の台詞に違和感を覚えましたが、それすらも気にならなくなるような圧倒的な語り口、お見事と言うしかないでしょう。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- 斉藤の、久瀬に対する思い。 生徒会長久瀬の、生徒に対する思い。
Kanon本編では全く触れられていなかった想いが、ほのぼのと描かれています。
しかしながら、久瀬が名雪(マテ)だったり(3年生だから授業はないのでしょう……たぶん)、斉藤がよほど印象の強いキャラだったり(これだけ印象が強ければ祐一は忘れないでしょう)、補完部分が多すぎてKanonのSSと言うにはほど遠い印象を受けました。
- 047 奇跡への願い (採点:2)
- 栞グッドエンドの、一つの形。
幸せの裏に隠された不安、その象徴のあゆが話の鍵になっています。
また、きぃちゃんと北川の関係もなかなか興味深い点になっていますw。
ただ、文章的にも構成的にも練り込まれていない部分が多く、作品の各所で違和感を覚えました。
- 048 もみちゅーどく (採点:4)
- 名雪のほっぺをもむ祐一というのもおもしろいが、それに対応して電波なあゆと真琴が輪をかけておもしろい。さらに、その電波に花を添える舞・秋子さん・香里が爆笑。そしてお約束の北川。この調子で佐祐理さんと美汐が出てきたら、さぞかし暴走してくれるだろうと期待してみるw。
ただ、あゆの羽はプラスチック一枚じゃなかったか? とか、真琴の変身は完璧では? とか、設定上のつっこみがかなり多く、そのあたり勢いで押し切るには違和感が残りすぎていました。
- 049 Transmigration (採点:7)
- Transmigration……造語かどうかは分かりませんが(少なくとも私の辞書には載っていなかった)、とてもうまいタイトルだと思います。
旅に出て、そして人として変化して、還ってくる。この流れをうまく、一つの言葉で表しています。
祐一を待つ秋子さん、そして祐一についていくことを決めた香里。
祐一が感じる温かさは、計り知れないものがあったに違いありません。
ただ、名雪が単純に無邪気なキャラクターになっているだけの点、香里の台詞が香里らしくない(名雪らしい?)点について、点数を引かせていただきます。
- 050 あなたと共に (採点:6)
- 真琴を失って立ち直れない祐一と、真琴のおかげで立ち直って、今度は祐一を助けようとする美汐。
>「……はぁ。これじゃどっちが年上かわからねえな」
祐一のこの言葉が、見事に作品を印象づけています。
ただ、地の文で文体の統一がされていなかったり、タイトルと内容がぴたりと一致を見せなかったりした点が、違和感として残りました。
- 051 待つ女 (採点:6)
- 真琴が帰ってきた後の、3人のお話。
真琴の無邪気な表情が、美汐の期待を膨らませる。
ただ、美汐の行動など、細かいところで設定上無理があるのかな、と思ってしまいました。
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- 7年間という空白への不安。
祐一や水瀬家のみんなが、その不安を包み込み、なくしてくれる。
そんなあゆの気持ちが伝わってきて、少しだけほっとした気分になれました。
ただ、全体的にイベントが唐突に進む感じがして、ちょっとついて行きづらかった感じもします。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- 人生は一歩一歩、何かを選んで、何かを積み重ねて、進んでいく。
そんな選択と積み重ねを、恋人達をうまく使って表現した作品。
ただ、ギャグとシリアスがあまりかみ合っていないのか、多少唐突な印象を受けました。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:4)
- ああ、舞がずるい女だ……さすがは佐祐理さんの教育の成果(マテ。
さて、冗談はおいといて、頑固な舞と照れる祐一が可愛いです。
が、多少折原が混じっている気がしました。
また、「舞が可愛い→舞が好き」の再確認がテーマと見受けましたが、この「→」の部分がいまいち見えなかったのが残念です。
- 055 手紙 (採点:10)
- 栞の墓の前で、祐一と香里が出会い、栞のことを思う。
これだけならありがちな作品といえましょうが、「手紙」の存在、そして祐一と香里が「それぞれ自立する」2点において、とてもこのテーマが深く表現され、また、作品に個性を与えています。
圧倒的な文章力が、作品を構成する世界へと導いてくれます。
あえて問題点を上げるとするならば、無駄な空白改行の多さが作品を読みづらくしている点、でしょうか。ただ、それすらも問題にしないこの作品は文句無しの10点です。
- 056 大輪の花 (採点:6)
- 我が町と隣町での、同じ日の花火。
観客の大半は隣町に流れ、ゆったりと花火を観賞する水瀬家の面々。
そんな中、花火・はぐれるといった孤独を示唆するキーワードに恐れるあゆと、それをフォローする秋子さんと祐一。
構成としては、見事といえます。
が、意味を成さない固有名詞を使ってみたり、細かい文章や言い回しなどの研究が不十分だったりと、いまいち作品にのめり込めない要素が多かったような気がします。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:5)
- オリジナルキャラ(それとも佐祐理さん? 事務員さん?)と栞の、ちょっとした日常会話。
その中に、秋から冬への感慨が伝わってくる、良作です。
ただ、一人称と言うことで主役の視点は誰かという点に気が行き過ぎてしまい、作品を十分に楽しむことができませんでした。オリジナルSSとして評価する分には10点でもいいですが、KanonのSSである必要が全くないため、この点数です。
- 058 夕凪 (採点:2)
- ちびまいと「僕」(祐一?)との出会い。力を見せても恐れられなかった、初めての人。
それでも「ばいばい」の一言で、関係が終わってしまう。
そんなふたりに、少し切なくなりました。
が、文章を見ていると、最後の部分(現在?)の「僕」の様子が、突拍子もない印象を受けました。そのせいで作品全体のテーマもかなりぼやけてしまっています。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:9)
- 水瀬家の縁側で、夕涼みをしながら考え事をする祐一。
そのゆっくりと流れる雰囲気を、あゆと名雪が楽しいものにする。
その喧噪が終わった後も、秋子さんがその優しさで祐一を包み込む。
水瀬家って、本当に良い家だなと、素直に感じます。
ただ、誤植や文章の校正漏れなど、細々と目に付きますので、それがなければと言ったところでしょうか。
- 060 奇跡の果てに (採点:10)
- 「誤診かよっ!」三村つっこみはおいといて。
うまい、うますぎる。正直、ここまで香里に萌えられるSSに出会えるとは思ってみませんでした。
栞のことも全く問題なく解決し、香里は祐一にべったりと甘えてみて。その甘え方も、とても香里らしく。
香里が恋人なら、こんな感じなんだろうなというのがひしひしと伝わってきました。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 美汐が手に入れた魔法の水。そんなものに効果があるはずはなく、それでも。
心の奥底で美汐が信じていたから、効果は現れた。
現実を見ることのつらさが、美汐の記憶から伝わってきます。
が、途中途中で意味の分からない中国語(私自身が単位を落とし続けているためかとm(__)m)があり、そこで引っかかってしまいました。
また、美汐の所持金など、細かい点で引っかかりを覚えてしまいました。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 二人が知り合ってから1年、さらに、つきあい始めてから1年。合わせて2年もの時間、彼らは充実していたのでしょう。
祐一と美汐の気持ちが、気持ちよく示されている作品です。
しかし、文章としてこの作品を眺めたとき、文章全体のバランス、文章作法、誤植その他、推敲が不足しているとしか言えないものがありますので、更なる上達のための研究を望みます。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:10)
- 小説、映画などではありきたりのしかけ。しかし、それが自分自身への仕掛けともなると、驚きと喜びはいっぱいでしょう。
水瀬家の子供達がそれぞれの気持ちを込めて作り上げた、最高のプレゼント。秋子さんの喜びもひとしおかと思われます。
秋子さんの、自室での一言がとても印象的な、とても感動できる作品をありがとうございます。
- 064 恋する乙女というものは (採点:4)
- ダイエット……乙女の裏の努力ですね。家族以外の誰にも見せない。
それの行き過ぎできれいな姿を見せる対象であるはずの祐一にぶちきれてる3人。笑いました。
しかしながら、秋子さんが今時分、そんな一時的なものを信用するとは思えなかったり、真琴が3日間まるまるつきあったりと、いまいちのめり込めない内容なのが残念です。
- 065 振り返る想い (採点:6)
- 原作のラストシーンの焼き直し。舞の心の移り変わりが、とてもよく描かれています。
ただ、何故あゆなの? といったところでしょうか。
あゆが舞のことをどこまで知っているのか、祐一にとって大切な人という知識はちゃんと持ち合わせているのかなど、あゆの違和感を拭う要素がない点、突拍子もないように感じました……原作よりは大分ましですが。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:4)
- ワラタ。特に、最後のオチの「大好き」の意味が、姉と妹で全く違う点、かなりおもしろいです。
しかしながら(栞はこの作品の味なのでともかく)香里・祐一その他壊れすぎ(汗。
栞以外の人間は、この手の作品ではまとも(可能ならば原作どおり)であったほうが、栞の壊れっぷりが引き立つのでは? と邪推してみます。
……が、実は栞の過剰なまでの暴走にちょっと引いていたりするだけだったりします(w。
○青樹 拓海 さん
- 001 丘の生き物 (採点:5)
- 詩的な表現だが、内容が分かりにくかった。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:7)
- 北川の馬鹿さ加減に笑えました。
哲学の先生……あんた、タイミング悪過ぎだよ……(汗)
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- あぁ……祐一も報われない男ですな……
最後のオチが痛い……痛すぎる……石橋、来るの早っ!! って感じです(笑)
- 023 純白の審判 (採点:6)
- 栞ED直前のシーン……Kanonで一番泣いた所です。
いい話です……
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- ……痛い……痛すぎる……
泣ける話だ……別に感動など一切しないが(ぉ
夏の厳しさ、名雪のこだわりに拍手(笑)
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 栞の戦い……長編にして見てみたいです(笑)
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- ……佐祐理さん、自分の都合で日本の教育法を変えないで下さい(汗
笑いのツボに入りました(笑)香里と佐祐理さんの試験の点数争い……見てみたいです。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 独特のテンポで書かれていて面白かった。
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- エエ話や……ごっつぅええ話や……
男の友情(?)っていいもんですな……
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- ……バカップル参上ですね(汗)微妙に羨ましいのは秘密です(ぉ
- 066 夢の中でも (採点:7)
- 『ほのぼの』と『ラブ』と『シリアス』とか良い感じで交じり合ったような作品に感じました。
こういう『ほわわ〜ん』として心にくるような作品は良いものだと思います。
……つか、『ほわわ〜ん』って一体……(汗)
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- ぐはっ!!(吐血)……みっしー最高(血涙)←馬鹿
祐一も良いキャラしてます、特に告白の言葉を3つも作るあたりが(笑)
幸せになって欲しいものです、夫婦喧嘩したらどうなるのかなぁ……(汗
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:8)
- 佐祐理さん……あんさん、なんちゅぅ化けモンに乗ってんねん……(汗)
え〜、あまりの驚きに地をだしてしまいました(汗)
ま、佐祐理さんも舞も国家権力に捕まらないように(ぉ
- 080 鈴が唄う日 (採点:8)
- PCの前で涙と鼻水すすって読みました(汗
あ〜、こんな泣けるSSが書きたい……そう思いました。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- 最初の祐一とあゆのやり取りがなかなか面白かった。
全体的にバランスが取れていて、しっかりとした3人称になっていた。
ただ、終わり方が微妙に強引なような気がした。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- さらりと問題発言をしている秋子さんが好きになりました(ぇぇ
……祐一、名雪のバカップルめ……(泣)
- 099 Anniversary Days (採点:8)
- 多いに泣かせていただきました。一言だけですみませんが、これで(汗
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:8)
- ……あ〜、微妙に涙が目に〜……文が滲んで読みづらい……
良い意味で心がせつなくなる話でした。こういう作品を手本にして書きたいです。
- 113 Flying (採点:9)
- …泣かせていただきました。このテの話に弱いです(汗)
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 哲学めいた考えさせられた話だった。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 祐一と北川の会話の掛け合い漫才みたいな部分が面白い。
それと、香里と北川の掛け合いも素敵。……北川と香里にホレそうになった(ぇぇ
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- 最高のエンターテイメントをありがとう……(笑)
腹かかえて笑いました、つか両クラスの中心人物……最高です(笑)
○倉田大介 さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- う〜ん、僕にはよくわかりませんでした。すいません・・
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- う〜ん、もうちょっとひねりが欲しかったです・・
- 011 約束がくれた時間 (採点:8)
- 卒業を控えた舞の気持ちがとても可愛いらしかったです!
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- 祐一と栞がラブラブですね。こういう話は好きです!
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 佐祐理さんが転校してくるなんてびっくりしました。よかったです。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- いいですね、こういう関係。僕も自分の彼女とこういう関係なりたいですね。よかったです!
- 062 丘の上での昔話 (採点:6)
- 美汐の心情描写がうまく書けていると思いました。良い出来です!
- 069 マリッジブルー (採点:10)
- すごくいい作品でした!子供ができて学校をやめる・・・なみたいていな覚悟では出来ないと
思います。それをサラリと言う祐一君・・かっこいいですね!かれこそ真の男です!
あと美汐・・・可愛いかったです。
- 099 Anniversary Days (採点:10)
- 祐一と秋子達との強い絆にとても感動しました。この作品は僕の心に深く残ることでしょう・・・
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 祐一君、ちゃんと一人に絞ってくださいね。名雪が可哀想ですよ。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:7)
- 佐祐理好きの僕としてはとてもよかったです!
- 123 想い、あなたに (採点:8)
- 名雪・・・健気ですね。可愛いです!
- 126 多角関係 (採点:7)
- 祐一君、鬼畜ですね〜〜。佐祐理さんとても不憫でした。でも・・おもしろかったです!
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 美汐のSSはよく読むほうですがあまりこういう作品はありませんね。斬新でした。
- 136 君を想う気持ち (採点:9)
- 祐一がとても純情ですね。名雪も可愛いくてとてもよかったです!それにしてもなんで北川はあんなことをいったのでしょうか?
- 137 体育祭血風録 (採点:6)
- 久瀬がいい味だしてますね。おもしろったです。
○早雲 さん
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:5)
- やっぱ鮎は良いですね・・・・・・・(儚
- 099 Anniversary Days (採点:10)
- 秋子さん、最高!
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- 次回の作品も期待してます
○草次 さん
- 014 青い春 (採点:8)
- ジャンルでまず笑わせてもらいました。なんせ『せつない』しかも北川…。読後はなんとなく自分の卒業式を思い出して、思わずアルバムを引っ張り出してしまいました。懐かしい気持ちをありがとうございます。
○村人。 さん
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- 幸せなのです><
ありがとうございます。とっても幸せ気分になれました。はっぴー2人前、いただきます。
まったりと幸せがいっぱいに詰まった雰囲気が素敵ですっ
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:10)
- 何て言えばいいんでしょう。ありがとうございます。凶悪なほどの可愛らしさです。
ふわふわと、全部が夢の中にあるみたいな雰囲気です。素敵です。
- 048 もみちゅーどく (採点:10)
- うぁー。面白かったです。6回くらい読み返してしまいました♪
ウラヤマシィ……><
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:10)
- あああああああ。可愛い……っ
悶えまくりました。すみません。
今まで見た名雪の中でも最高に素敵です(/_;) 可愛すぎます><
- 122 “らくえん。” (採点:10)
- はーふー。なんか、もぉ、アレです。上手い言葉が出ませんが、最高です。
落ち着いた文面から幸せがいっぱいに広がってきます。幸せです。はっぴーです。
○竹仙人 さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- イメージ、湧く事は湧きましたが。
ただ後半、韻の踏み方が少々、しつこいかな、と。
初見で感じた事ですので。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 何て言いますか、独り善がりだな、と。
分からない人も多いんじゃないですか、こういうネタだと。
別にそれは良いんですが、こういう場に載せる話ではないかと。
- 003 Last regret (採点:3)
- えー……短いですね。
いえ、それは良いんですけど。
詩風ですが、雰囲気は出てます。
ただ、インパクトに欠ける等、やはり内容に物足りなさを感じます。それを求める題材かどうかは別として、どこかで同じ内容のものを見た、というのもあるかもしれません。
うだうだと続いてつまらないものよりは良いと思いますよ。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- 今まではメルヘンって言われてもイメージ湧かなかったんですが、こういうのがメルヘンですか。
でも薄いし、弱い。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- 足りないですね。
大切な人を失ったのなら、完全な事後ではなく、それに伴うカタルシスの発露とか、そういったものが見たいです。
これだけでは端折った感が拭えませんし、内容が薄いです。
感情の変化を表そうとしても、それを示唆させるだけの中身がないと、薄れます。
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- 中身は、情景をそのまま書き写しただけ。
で、締めですが。
大学に合格するしないと、あゆの笑顔を守る守らないは、別の次元だと思うのですが。
これではまるで、あゆの笑顔を守るために大学受験に挑んでいるようです。
また、そうでないにしても、つまり「他には何もいらない」というニュアンスでしょうが、そうするといささか極論ではないかと、そう思います。
或いは、逃げているとか、そうも思えます。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- えー……面白くないと言うか、祐一が自転車に乗って頑張り、そして遅刻したという、それだけですね。
読み終えても、「あー、間に合わなかったか。残念だったな」という感想しか湧きませんでした。
思いついたものを適当に書いて出した感がするんですけど。そうじゃないにしても。
- 008 また明日 (採点:2)
- 二人の会話ですが、どうもどこかで見たようなものでした。それはこちらの都合ですが。
内容ですが、ほのぼのですか。ちょっとあっさりし過ぎてるんで、もっと描写を織り交ぜてみては如何でしょう。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- なんか色々、足りませんね。
まず、首吊り状態の祐一を発見し、それであの反応なのかという疑問が。そこは人によって分かれるので、置いといて。
とりあえず、警察に動機を訊かれて、何も答えられなかった、そして遺書が無かった段階で、水瀬親子による殺人だと疑われませんか?
部屋の状態とか、前日の詳細とか、記述が無いので何とも言えませんけど。
家に居るのが祐一を抜けばこの二人だけ(多分)なんですから、警察もその辺を突っ込むような気が。
秋子は名雪に敬語で話さないと思うのですが。数箇所。
容量余ってるんですから、もっと突き詰めて書いて欲しかったです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- かまぼこ板が和風な雰囲気を醸し出していたんですけど、幻想的とは言えない気がします。
それと、内容が薄いというか、足りないというか。
美汐と結婚したのは分かりますが、これだけですか。
この二人ならではの、たとえば真琴云々とか、もっと他に描写すべき点があるような気がします。
いきなり結婚されてもって感じなので。
- 011 約束がくれた時間 (採点:3)
- 随分とあっさりしてますね。
台詞前のキャラ名、登場人物が二人では不要じゃないでしょうか。
読み返すと不思議な感慨に身を包まれました。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- 名雪でも、不自然に間延びしすぎだと。
- 013 その朝 (採点:4)
- 成る程、この朝でしたか。
一貫して美汐の台詞を省いてあるせいか、物静かな雰囲気が醸し出されてます。
敢えてこうしたのでしょうが、精神的な部分も覗いてみたいです。こういう場合難しいんで、特に。
- 014 青い春 (採点:1)
- ……読心術って何ですか?
そんな設定、ありましたっけ。知りませんでした。
自覚して使っているんなら、このような場にはそぐわないと、まずそう思わないのでしょうか。それは私のような読者が居る時点でそう言えます。
で、何を書きたいんでしょうか。
後半の何たらを書きたいのなら、前半は要らない、或いはもっと普通に書くべきです。
どうして名雪があのような口調で、それはいくら卒業式でもという事ですが、どうして語尾がああなんでしょう。
あれは、真面目な話にはそぐわない、水を差すだけですし、ギャグにしても面白いとは思えません。
読み終え、どこがせつないのかと疑問。
- 015 遅刻 (採点:2)
- 地の文をもっと足さないと、薄っぺらな印象が拭えません。
また、数少ない地の文でも、「そのあと」の繰り返しという初歩的なミスが。
句点は使いましょう、こういう場ですから。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:2)
- 人物名の誤字はいただけません。こういう場なら尚更です。
内容ですが、所々で壊れているのはどうしてでしょうか。
キャラクターを真面目に描写すれば、そこそこだとは思うんですけれども。
特に最後、おまけとの事ですが、これで不快になった人は多いでしょうね。
私は、これ誰だ? だけですが。
- 017 『とも』 (採点:1)
- ……北川との会話中に、名雪は寝たんですか。だおーって。
自分の台詞に自分で同意するのも変。
約束の時間に遅れても、何の追求もしない。一体どんな関係ですかと。簡単に纏めて済ませてますが、普通に考えておかしいと思いませんか。
信用しているのと遅れてきた理由を訊くのは、別次元ですんで。
干渉も詮索も極力しないとは、随分薄っぺらな関係のようで。
ところでこの話、冒頭の文から朝だと思ったんですが、どうも昼に誘ったという事で、すると放課後になるんでしょうか。
時間軸が良く分かりませんでした。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:2)
- 3点リードを多用しすぎで、読む上で妨げになりました。
別に要らないと思える場所にまで使われているんで、もう少し使いどころを検討したほうが良いかと。
内容は普通で、それだけにこうした箇所が減点対象になるのですが。
もっと描写したほうが良いとも感じましたし。
兎も角、パッと画面を見た瞬間ちらちら目に付いた3点リード、これに尽きます。
- 019 雨 (採点:3)
- 雰囲気は出ていたんですけど、どうにも違和感が拭えませんでした。
らしくないと言いますか、ネガティヴな部分を書いているのでそうなるのは仕方ないんでしょうけれども、あゆの情緒としてはそぐわないような。
あと、感情の変化が唐突だとも思いました。
ドアノブを捻る音、これを優しい音だと感じるのも、何か違うような。
また、全体を通して「祐一君」を多用しすぎるので、しつこかったです。
敢えてそうしているのかもしれませんが、省略出来るところはしたほうが良いかと。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 美汐の性格が、幻想的やロマンチストを超越して、芝居くさく見えます。
祐一も、説得されて一頻り泣いて、それでスパッと気持ちの切り替えが出来るのでしょうか。
事前と事後では確かに心境の変化があるでしょうが、ここまで極端に吹っ切れるものなんですか。
美汐が出会いと別れを繰り返してきたという設定、これは如何なものかと。
これでは、薄れます。心の傷も、哀しみも、愁いも。
たった一度きり、最初で最後だったからこそ、人との係わり合いを避けるほどに心を閉ざしたのだと、私はそう思っていますが。
それに、不定期に出会いを繰り返すのならば、別れ際に残るのは哀しみではなく、勿論それもあるでしょうが、次はいつ現れるのだろうとか、そういったポジティブ面も考えられるでしょう。
とりあえず、仏教面。想像しようとして、想像出来ずにウケました。
- 021 かしこ (採点:3)
- えー……手紙にしては、やけに細部まで記憶してますね。
そもそも手紙で、その時その時の台詞のやり取りって書くんですか? 「」を使って。
まあ、絶対に無いとは言い切れませんし、それは良いです。
しかしそれにしても、この手紙内で表現されている人物達のやり取り、録音でもしていたかと突っ込みたくなるほど鮮明なのがどうにも。
その上、細かな感嘆符、句点は兎も角として読点まで自然で、いよいよ怪しいです。例えば栞、「!」の数を使い分けたりと、細かい性格の美汐なら考えられなくもないですが、考え辛いですね。
要は、もっと手紙らしくしていただければ良かったと、そういう事です。
スッキリしてましたんで。
- 022 いつもの二人 (採点:2)
- ……なんか無理やり纏めた感があります、それは私がそう感じただけですが。
とりあえず突っ込みたいところは、秋子ですか。
二人からすれば大きなお世話ですよ、避妊の面倒なんて。口で注意を促すだけで事足ります、祐一もそこまで考え無しではないでしょうし。
まあ、この話ではそうですし、避妊用具まで面倒見るとします。
それならば、祐一かあゆ、この場合は祐一になりますか、そのどちらかを捕まえて渡せば良い事です。
わざわざ二人一緒の時、これは辱めるためにやった確信犯としても、寄りにもよって娘の目前でする事かと。
無神経じゃないですか、いくらなんでも。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 何て言いますか、いくら二次創作とは言え、オリジナリティが微塵も感じられない話は個人的に大きくマイナスです。
原作の一場面を、キャラの心情を掘り下げて描こうと試みたのでしょうが、読む人選びますよ。
悪い言い方をすれば、誰でも考え付く話ですんで。
- 024 月 影 (採点:4)
- 抽象的というか、どこまで深読みして良いものか悩みました。
名雪と祐一は作中で説明もされていて分かったのですが、月が。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- 「僕」ならまだ分かるんですが、今時、男で一人称「私」というのは……使い分けているにしろ、高校生としては考え辛いです。
とりあえず疑問なのは、ほぼ毎日一緒に遊んでいたのなら、佐祐理の一弥に対する接し方も当然見てきたわけで。一弥の死を取り上げるなら、どうしてそこを言及していないのか、という事です。
この会話において話す機会がなかったという事なら、それまでなんですが。
またそれ以前に、いくら作中で和解したとは言え、互いの事を殆ど知らない、そんな人間を相手に自分の恥部とも言える過去をあっさりと語りますかね?
いくら理由を訊かれたとは言え、多少は隠蔽したり、当たり障りの無い事を言うんじゃないでしょうか。なのに自棄的にすらなっていて、そこが分からないです。
今までずっと誰にも話せず、その思いを燻らせてきたというのならまだ分かるんですが、そういう台詞は伺えませんでしたし。
途中、祐一が「倉田さん」と呼んでいたのは、誤字でしょうか。
- 026 カナブン (採点:4)
- 相変わらず特徴的な文章で。と言うか、間違えたら恥ですな。
それは置いておくとして。
折角決別の時は描くんですから、もっと周辺描写に力を入れて、哀愁漂う雰囲気に仕立て上げたらどうでしょう。内容が良いので、尚更そう思います。
地の文ですが、書き方が単純です。『〜は〜し(して)〜た』と、見事なまでに。
会話文のほうが多いんですが、どうもこっちが目に付くんですよ。他の言い回しをするのも手かと。
それと、誤字が多いのはいただけません。文法の誤りもあります。
どのような意図であの題名がつけられたのかは、分かりませんでした。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:2)
- ……ギャグなんですか、これ。分類に困る話ではあるでしょうが。
まず最初に、雪国で体温を超えるような気温になるのか、という疑問です。室内でそうなんですから、室外はそれ以上なんですよね。……東北地方にある降雪量の多い某都市では40℃超えた事もありますし、その辺でしょうか。
違っても、異常気象なら、それで説明つきそうですが。
出だし、いきなり「全部壊れた」では、さすがに現実感無さ過ぎです。一体どんな状況だったんですかと。
細かい点で、蝉ってこのくらいの気温でダウンするんですか。いえ、知りませんけど。
涼むのなら、百花屋にでも出向けば良いと思うのですが。
仮に40℃を超えていても、十数分歩いただけで倒れるほど軟弱ではないでしょうし、二人とも。
少なくとも、こうして家に居るよりは、そっちを選びますよね、普通。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:1)
- どこで笑ったら良いんでしょう。
とりあえず、自分で書いて、読んで、面白いから出展してるんですよね?
どこが面白いのか、説明が欲しいんですが。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- 秋子が死に、名雪が精神病院行き。
……祐一はどうやって生計を立て、どのように生活しているんでしょうか?
人物の壊れ方、これは一概に言えませんし、私自身詳しくないですし、人によって賛否両論でしょうが。
違う人間である栞になりきる、そんな事は土台無理な気がします。
姉妹と言えど、その精神は最も近い存在にすら決して理解され得ない領域。例え願おうと、本人と同じように振舞うのは不可能だと。
自分がずっと見てきた「栞」を「演じて」いるんでしょうか。それなら納得出来ますが。
二兎を追う者は一兎も得ず、これを地で行く方向性には共感が持てました。
ただ、それにしては、細かいところがおざなりになっていた、それが残念です。
これは根本的な話になってしまいますが。
実際、それだけ大切に想ってきた人達が誰一人救われず、このような結果になったとしたら。
……耐えられますかね? 私には無理でしょうね。さて、祐一はどうか……真琴シナリオや栞バッドで、強さは垣間見る事が出来ましたが、果たして全員だとどうでしょうね。
好みになってしまいますが、祐一の心情描写をとことんまで突き詰めた上で、自殺まで持って行けたら、と思いましたが……これは流してください。
- 030 この街の夏 (採点:3)
- 雨音を劈くとは、名雪の息遣いは随分と大きいようで。それとも、息を乱していたのでしょうか。
位置にしても、例えば身近な屋台の中で雨宿りしていたなら、他に人は居なかったのかとか、密着していたとか、それなら分かるんですが。
全てに渡ってとは言いませんが、周りの風景、特に位置関係等を描写したほうが良かったと思います。
やり過ぎは良くないですけれども。
内容は普通なんですが、個人的なマイナス点として、擬音語をそのまま出しているのが挙げられます。
雨音とか花火の音とか、文章のみで表そうとすれば出来る筈ですし、と言ってもこれは好みですが。
あと気になったのは、最後の回想シーン、センタリングされた箇所ですが。
……小学生じゃないなと、そう感じました。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- これじゃキチガイです、二人とも。
その理由、わざわざ言うまでも無いですが、波形と小文字平仮名を連結させてるからです。
言い方を変えると、間抜けです。想像しながら読んでいたんで、笑いが止まりませんでしたよ。特に草原で消えた時とか。
11,00円で腰を抜かすとは、お年玉は幾らなんですかと、皮肉った言い回しですが、こういうところって、普通確認するんじゃないんですか。
どうして途中から祐一が平仮名表記なんですか、地の文で。
狐って、あんな鳴き方するんですか。まあ、動物の鳴き声なんて捉えようによってはどうとでも表現出来ますしね。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:2)
- パパイヤ鈴木は別にどうでも良いですが、『名雪の顔が通常時の1.5倍になっている』
冷静に思い浮かべると、凄い顔ですね。顔の何が通常時の1.5倍になってるのか明記されてないだけに尚更想像力が刺激されます。面積、大きさ、温度、部品、いずれにしてもとんでもない顔ですね。笑わせてもらいました。
でまあ、いくら例えに出されたからと言って、コーヒー飲めなくなるとは、祐一も想像力が豊かなようで。
……どうしてカップに入ったコーヒーがアフロに見えるのか、理解出来ませんけど。
試しに、氏の顔を思い浮かべつつコーヒーを飲む、という場面を想像してみました。
別に支障は無いと思うんですが、それは私の力が及ばなかったという事で。
とりあえず、祐一君の想像力に乾杯。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 何がしたいんですか。
どこか面白いのか、何が書きたかったのか。
さっぱり分かりません。
- 034 アーティスト (採点:4)
- 美汐が二年の頃から外出して絵を描くようになったのなら、当時三年だった祐一に、それを知る機会が無かったのでしょうか。
そうすると、真琴が消えてから、あまり交流はなかったようで。
少なくとも一年間、美汐と祐一は同じ学校に在籍していたんですから、多少なりとも付き合いはある筈です。隠していたんでしょうか。
まあ、隠してるとか、それはどうでも良いです。
その一年の間に美汐が変わったなら、祐一は在学時に気付きますよね。なのに今気付いたようで。すると、祐一が街を出てから半年の間に変化したと、そういう事になりますか。
そうならば、その辺の影響とかも、描写して欲しかったです。絵はずっと描いていたんですから、祐一と離れた事によって気付いた事がある、とか。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- ……ダークですか? これって。
シリアスのような……やはりこういう場ですから、そうなりますか。
まあ、それは良いです。
原作から引用したのを持ってこられるとオリジナリティ云々になりますが、直接描かれていないところなので、ある意味虚を突く、と言ったら大げさですけど、そんな感じです。
描写が丁寧で、全く気にならなかった点が無いわけではないですが、イメージはしやすかったです。
この話ですと、ここで終わらせておくのが無難ですか。
ただ、ダークと銘打つなら、これで佐祐理が死ぬと、そこまで表現されても良かった気がします。
これでは、原作通りなのか、それとも死んだのかはっきりしないので。敢えてそうしたのかもしれないですけど。
少なくとも私には、描写からイメージした結果、即死に見えました。剣で一撃、側頭部粉砕みたいな。尤も、舞の剣がどこを捉えたかは分かりませんけど、壁との間にアリクイが居たのなら、血飛沫は剣による損傷のためと考えて良いですよね。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- 一体どこがシリアスですかと。
突っ込みどころが多すぎて、書く気が起きません。
とりあえず、もっと考えて書きましょう。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 突っ込みたい箇所は多数あるんですが。
どうしてこんな不必要なほど、行間が入ってるんでしょうか。
栞が助かったというのに、香里、冷静すぎです。冷たいですね。
前半は何でしょう、栞の夢ですか。
それなら、祐一視点が混じるのはおかしくないですか。
病気って、急に治るもんなんですか。快方に向かうなら兎も角、いきなり治るって、そんな病気あるんでしょうか。
- 038 弱虫が見た花 (採点:4)
- 纏まってますが、香里の、所謂栞絡みでのネガティヴ思考は珍しくありません。斬新さに欠けます。
それと分かるきっかけはなくとも、こうして一人で思い、悩み、道を見つける。
本来香里とは頑なな人格で、それは原作から見て取れましたが、栞の死を通して成長したという事でしょうか。いえ、変わらない筈はない、それは分かるのですが。
ところで、既に名雪が手に入れており、尚且つ香里にはもう二度と手に入らないもの。
ここで少し考えさせられたんですが。
文章から察するに、香里が「かつて」手に入れていたもの、という事になりますが。
……何でしょうね? 幾つか思い浮かびましたが、どれも、生き方次第では手に入るものばかりで。
題名は、読み終えた後に確認し、妙に気に入りました。
- 039 『Wait』 (採点:3)
- 構成は良いと思います、が。
舞が栞に自らの過去を語る理由、それが分かりませんでした。
そもそもどうして栞に話しかけたのか。
知らない人をあれこれ詮索するような性格ではなかったと思うんですが。
また、栞が誰かに会いに来た、それを理解したのは良いです、しかしどうしてあんな台詞が出るんでしょう。
授業中ですし、ちょっと早めに来てしまっただけで、実はきちんと待ち合わせをしており、昼休みに落ち合う予定。そう考えれば、あんな台詞は出ない筈です。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:1)
- ラブコメディ? 前半、壊れギャグかと思いました、佐祐理も含めて。
二回目で、佐祐理は(多分)普通なんだと分かりましたが。
これを突っ込む人は多そうですが、卒業した人が編入するって、可能なんですか?
名雪。一貫して眠らせていれば良いと、便利なキャラですねえ。と言っても、使い勝手が良いだけで、読んでる側としては「またかよ」な心境ですが。
なんでそうしたか、良く分かりません。
- 041 涙 (採点:5)
- 女同士の友情、ですか。
名雪がダシにされちゃってますが……他の方法、無かったでしょうか。
どうも、舞と佐祐理に告白される状態で名雪を選ぶ、というのが分からんです。原作のシナリオ抜きに。
だからこそ、簡潔に済ませているのでしょうが。
あと、ずいぶんと相談したそうですが、その時に話しませんかね? 互いの恋愛価値観。
…振られた時の事など、縁起悪いでしょうし、話さないですか。
雰囲気が、良かったです。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:3)
- ラップみたいですね。
意図してそうしているのでしょうが、読んでいてもどかしいです。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:1)
- 薄っぺら……後半が意味不明。
もっと読ませる構成にしてください。
- 044 ふゆのひかなた (採点:2)
- 学年ごとに色が違う筈ですが、それで新入生に間違われるとは?
擬音語を直接文字で表し、尚且つ多用する、変換せずに平仮名表記している等で、栞っぽさを強調しているんでしょうか。
なんか、年齢不相応に見えてしまうんですよね、それだと。
個人的に、栞の思考はもっと深いと思ってるんで。
『何の違和感もなく後輩の一年生に溶け込んでしまっている』これ、具体的にどんな状況でしょうか。想像すると、何か凄いんですが。
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- キャラに違和感は感じましたが、キレの良い話でした。
ああいう別れ際、個人的に好みです。
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 冒頭の注意書き、身に染みました。
正直、この気持ちは理解し難いので、それについて何も言いません。
ただ、友情を通して……という事であれば、その方法が「舞の云々」なのは残念でした。
久瀬が悪くない何たらは、何せ良く見るので。
もっと別の事象を考え、そこまでくるとオリジナルになってしまいますが、それでもそうして欲しかったです。題材がここまで突飛なら、展開もそうあって欲しかったとでも言いますか。
- 047 奇跡への願い (採点:1)
- 酷い姉……一人で歩けない妹を前に、呆れたようにって、何ですかそれ。
酷い親友……夢の内容を話して、尚且つ金取りますか、これ。
時間軸がさっぱり分からない。しばらく前まで昏睡状態って、かなり重要な問題なのに、それ以上記されてませんし。
山場(らしき箇所)も、あゆが哀れ。尤も、あゆの使い方自体、良く分かりませんけど。
誤字もあるし……栞のキャラ違うし。
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- 誤字とか、細かいところが気になりませんでした、ネタで。
独特の祐一思考、楽しめました。
ネタが、嵌りました。
ただ、恋愛臭さを無くしてもらえれば……と、これは好みですが。
あと、栞の背後に香里、これは読めたので、残念でした。
つまり、もっと続いて、他のキャラも出して、最後にオチが来るようにすれば尚良かったのですが。
ただ、そうすると起承転結のバランスが悪くなってしまいますか。
- 049 Transmigration (採点:1)
- まず、突っ込みを一つ。
>俺のことを本当の家族と同様に心配し、支えてくれる人たちがこの街にはいるのだ。
だったら別に、出て行く必要は無いと思うんですが。悲しみに押し潰される事も無いでしょうし、吹っ切るために出て行くとの事ですが、そうしないといけないのかも疑問なので。
もう一つ。
この年になれば、そう簡単に忘れるなんて出来ませんよ。自分で「忘れるわけにはいかない」と認識している時点で、忘れる事なんて不可能だと思うんですが。
七年前を思い出したからと言って、今は当時とは違います。それで潰れるほど、弱い精神じゃないかと。
あゆを目の前で失った。名雪に酷い事を言った。……ここにきて思い出したからと言って、さほど影響しないと思いますけどね。おそらく、作中で祐一の頭の中は、栞一色じゃないでしょうか。
全体的に不自然です。それと、キャラ把握が出来てないです。
まず、水瀬家を出るというのに、祐一の両親の事には一切触れられていない。
この段階で、マイナスです。
祐一に救われたというのも、謎です。
何がって、つまるところ香里と栞は仲直りしたのかどうか、そういった肝心なところが描写されていない。そのせいで、後半が悉く謎です。
最後はもう、ご都合主義に輪をかけて。
帰ってくるって、これ、二年ぶりという事ですよね? 一度帰還すれば即ち、水瀬家に戻るわけですから。
それで、名雪のこの反応はないでしょう。
- 050 あなたと共に (採点:4)
- 美汐がなんか惚れてるっぽいですが……これ、同情と責任感でそうしてるんですよね? 九割方は。
無理に言葉で括る必要はないかもしれませんけど。
内容は普通でした。やや二番煎じなきらいもなくはなかったですが。
終わらせ方、もう少し丁寧に書いても良かった気がします。
細かい点を挙げれば、「今までの相沢さんなら」という表現。
美汐と祐一の関係、真琴を失ってからの付き合いのが長いわけですから、違和感がありました。
つまり「今まで」がいつまでを指しているのか、という事です。美汐の問いに笑顔で答えられる状態、それは真琴が存在していた頃にまで遡らなくてはならないので、「昔の」等、別の表現を用いたほうがしっくりきます。
- 051 待つ女 (採点:3)
- こういう場で人物名の誤字は……目立ちますよ。
真琴と祐一のやり取り、キャラが違うような。
美汐ですが、随分とあっさりしてますね。
真琴だけ帰ってきて、釈然としない部分、ありますよね。
この話でもあるようですが、しかし既に気持ちの切り替えが出来ているので、端折られた感が。
その辺で苦悩する美汐が見たかったです。
全体的に、もっと読点を使ったほうが良いです。文が長い場合、区切りが必要です。
- 052 果たされる約束 (採点:2)
- 最後にそう来るなら、始めから秋子視点で進めたほうが良いかと。
題名から察するに、書きたかったのはそこでしょうし。
前半〜中盤は、あゆが水瀬家に馴染んでいく過程、それとあゆが忘れてしまっているという実情を書いてありますが、それは一歩離れた秋子視点で十分に表現可能。むしろそのほうが深みが出ます。
ラストにぽつっとあったって、それは薄れるというものでしょう。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- 勿体無い、というのが第一印象です。
キャラクターも損なわれていないし、ほのぼのに相応しい展開で、それだけに尚更。
もっと情景描写を挿入したほうが良かったというのが理由です。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:2)
- 祐一の妙なテンションが何とも。その都度水を差された感覚です。
と、言うか。祐一じゃないですよね、これ。
舞のキャラクターは掴めていると思うんですが、不自然な台詞も見受けられました。
心情描写に頼りすぎとも。
- 055 手紙 (採点:3)
- なんか、狙いすぎて空回りしている感覚でした。
気になった点は、香里。
一ヶ月もの間、手紙を渡す機会が無かったんでしょうか。
自分宛と祐一宛、しかも栞が残したもの。それを出し惜しみするのかと、そう思います。
祐一の対応も、気にならなかったわけではないです。
その理由、栞の死を信じきれてないとの事ですが、つまりこの一ヶ月間、どのような生活をしてきたのか。その辺の描写もあると良かったのですが。
- 056 大輪の花 (採点:1)
- えーと……まず伏字。そぐわないんじゃないですか、こういう話だと。間が抜けて見えるんで。
秋子は真琴をちゃん付けで呼ばないですよ。
で、祐一の癖(?)
どういう意図で出したんだか知らないですけど、つまらないし、ひたすら冷めるし、まだ居るんですね、このネタを使う人。と、こんなふうに感じます。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 趣深い作品でした。
第三者視点でしょうか、なかなか新鮮です。
オリジナルにKanonを和えたって感じで。
- 058 夕凪 (採点:6)
- 過去形が連続多用されていて、それは意図的にそうしているんでしょうけど、慣れないせいか違和感でした。
それと、一人称時の語彙量。これは人物の知力と絶対的に合わせるなんて土台無理な話ですけど、小学生にしては――やや難解な語句があったかなと。
こういう話でそれを気にしたら、キリがないんですけれども。
内容は……回想している祐一が、舞と会っていた頃から何年後かは分かりませんけど。時間が経過するにつれて忘れていく、という事でしょうか。
文字通り一場面を切り取ったかのような、綺麗な話でした。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:3)
- なんか祐一、真琴の事を気にしすぎじゃないですか。
確かに、同じ屋根の下で同じ釜の飯を食った仲ですけど。さすがに夏まで引っ張るものかと。
ふと、思い出しただけでしょうけど。
それと、あゆを登場させる必要はあったのでしょうか。
真琴が途中で居なくなったんなら、他シナリオ経由なのは必然なので、あゆが居るのも十分に考えらます。しかし、この話の核は、居なくなった真琴への名残というか心配というか、そのようなものです。
全然関与していないあゆを出すよりは、名雪と秋子だけで構成したほうが、味が深まったんではないでしょうか。
- 060 奇跡の果てに (採点:1)
- あー、肝心なところが……
……祐一と栞の関係は、どうなったんでしょう?
栞の事が縁でって事は、即ち祐一も、それだけ深入りしているんですよね。
誤診とか、絶対に無いとは言い切れませんが、それでも不治の病、しかも余命まで宣告するような誤診は聞いた事ないです。
なんか、祐一と香里の何たらを書きたくて、それにはまず二人をくっつけなくてはならず、手っ取り早くそうするために適当に考えた構成のよう。
で、ドラマ顔負けの付き合いをしてきた祐一と栞、このカップルは何処へ。どこで香里になったんですか。
しかも、何か香里のキャラが違うし。
……姉として自分を律していた、その一言で片付けば良いですね。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:1)
- うーん、漢語が難解。あれが日本語だと、不都合が生じるのでしょうか。出来ればそうして欲しかったんですが。
名雪、起こさなかっただけでイチゴサンデー八杯、つまり七千円強も請求するんですか。何て酷い人間。
……単に金欠で良かったと思うんですけど。
簡単に意気投合してお喋りに身を興ずるような性格でしたっけ。人との係わり合いを避けている筈ですが。何か理由があるんなら、そこも描写しないと分かりません。
で、両親。年頃の娘を独り置いていくとは、親として、人間としての在り方を疑ってしまいます。
話の内容も、良く分かりませんでした。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- 全く捻りが無く、ありきたり過ぎて予想すらしていない進み方でした。
美汐の昔語りも、自分の事を悟られないよう話すんなら、もう少し捻ると思うんですが。
気になったのは、美汐が体験した別れの時期。
本編の二ヶ月前は、いくら何でも早過ぎです。
人との交わりを避けるようになったとか、そういう暇無いです。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:2)
- 描写不足で中身が薄いです。それと、一人称と三人称が何の脈絡も無しに混ざっていて、違和感です。
セーターですが、衣類なのは良いとして、贈ってから使用するまでに一ヶ月以上間が開く物をプレゼントするでしょうか。貰ってから使うまでタンスに仕舞いっぱなしって、それはちょっと物悲しくないですか。
時期相応の物のほうが良かったかと。
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- ウケる人にはウケるのでしょうか。良く分かりませんでした。
ただ漠然と、コメディとはこういうものなのか、と。
- 065 振り返る想い (採点:2)
- 一人称と三人称がごちゃ混ぜで、首を捻りました。
後半、中黒を多用しているので見苦しい印象が。互いの沈黙等、普通に文章で表せます。
内容は……原作には無い場面の文章化ですか。
文章がしっかりしていれば、もっと雰囲気出たんでしょうけど。
- 066 夢の中でも (採点:3)
- 良い話ではあると思うんですが…なんか不自然さが抜けないんですよね。
とりあえず栞ですが、中学までは普通に生活してきたんですよね。入退院を繰り返してきたとは言っても、高校受験に通ってるわけですから、それなりの成績も修めている筈です。
なのに、高校一年の勉強で突っかかるというのが、どうにも解せないです。中学校三年生レヴェルの学力からスタートするわけですから。
二年のブランクと言っても、死の淵から生還して、それから丸一年、何もしてこなかったわけではないでしょうし。…何をしていたか気になるんですが。リハビリとかですかね? 兎も角、その一年でブランクを取り戻す余裕はあったわけですし、その後に三度目の一年生をやったとしても、授業にはついていけると思いますけど。
あと、退院直後の栞の待遇。少し体調を崩しただけでICU行き、そんな状態で退院させるとは到底考えられません。それとも、栞の病気には再発性でもあるんでしょうか。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:4)
- 冒頭で多少、期待したんですが。
読み進めるにつれて、普通の話なので冷めました。
悪いという事ではないですが。
- 068 あったかいもの (採点:3)
- 不器用そうで、しかし計算尽くに思えてくるんですよね。
悪い意味の優男に見えてしまうというか。
口調が原作とは違いそれっぽいですし。語尾の「だよね」「だね」等、後は後半の歯の浮くような、といったら大げさですが、そのような台詞。
年下相手でという事なら、それまでですけど。
- 069 マリッジブルー (採点:2)
- 語り手に徹し、雰囲気は出てたと思いますけど。
なんか祐一、一貫してずれ過ぎてませんか。言動が。
回りくどいというか、無神経というか、意地が悪いというか。
性質が悪く見えます。
そもそも避妊をしないのかと……子どもができても問題ないなんて、それはいっぱしの社会人の台詞でしょう。
至極あっさりと学校を辞めると言い切るあたり、目先の事に囚われて将来を棒にふるような行動です。
先立つもの無しに育てられるわけもないですし、双方の親になんて説明をするのか。高校中退で就職はどうするのか。苦労があるかもしれないではなく、絶対に苦難苦境が待ち構えている、そのくらいは考える筈です、事に及ぶ前に。
楽観視が過ぎてます、祐一。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 意味不明としか。
とりあえず、会話文ばかりで場面が切り替わっても分かりません。
独り善がりな印象しか残らないです。
何のために出展したのかすら疑わしい。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:2)
- 走り系は良く分からないので。
ただ、初めてにしては手馴れすぎですね。
ハンドルを握ると人格が変わる人を表したかったのでしょうか。
それにしては、捻りが無いような。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:2)
- ……真面目に描写すればそれなりに良いと思うんですけど、どうして姉妹漫才が随所に入ってるのか。
ああいう掛け合いをこういう話で見せられると、ひたすら冷めます。
姉妹の仲の良さなら、もっと別の事で表現したほうが良いかと。
- 073 守りたい約束 (採点:3)
- 良い話だとは思いますが。
旦那さん、小学生の頃、しかも二つ年下とは言っても……ノックもしないで部屋に入りますかね。
しかも服を脱がせるなどと、そういうのに敏感な小学生、と言っても5年生くらいからでしょうけど、そういう事しますか。
祐一と名雪もしないでしょうし、それは性格的にですが、しかしこの二人だって血縁者ではなく、他人。普通、しないような。
ところで、旦那さん、年に数回遊びに来るというのは、秋子の家に居候する形なんでしょうか。昔の祐一みたいに。
それとも、別の家に泊りがけで滞在していて、そこから秋子の家に遊びに来るんでしょうか。
どちらか分かりませんでした。前者なら説明が欲しいところです。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:2)
- ピノキオがしつこいです。
祐一の長年の疑問として真琴と重ねるのは良いですけど、真琴は真琴。それはそれ。
あくまで便宜上の例に過ぎないですし、ピノキオ抜きに疑問をぶつける事も可能でした。
ただ、それじゃありきたり過ぎますか。逆を言うと、ピノキオという言葉を抜かせばそうなるのですが。
- 075 記念日 (採点:2)
- 良く分かりませんでした。
記憶喪失を出すとその根底を突き詰めなければ薄いものになってしまいますし、それをジャムに求めるのはいい加減で強引です。
三人の何たらを書きたいのなら、バケモノじみた秋子は一切入れないほうが良いと思うんですけど。居るだけで冷めます。
- 076 流星群 (採点:4)
- 有り得ないという話ではないですが、展開が強引、そして不自然な印象でした。
香里、いくら不安に駆られたからといって、人前で涙を流すでしょうか。
堪えきれないほどなら、それより前に、名雪とかに気付かれそうなものです。
- 077 まだまだ続く道 (採点:2)
- 人物の死を扱う場合、登場人物が多いとどうしても薄れてしまいがちです。
この話も、薄いと感じました。それと、無駄が多いとも。
- 078 blessing (採点:7)
- 上手い……ああいう感情って、言葉にしようとするとつっかえてなかなか出てこないものなんですけど、見事に。
葬式の描写も、そうなんですよね……どれも納得です。
前半、ダウナーを匂わせる書き方と葬式の描写量から、栞を亡くした後かと思ったんですけど、違いましたね。
ただ、物足りないというか、それを求める話ではないですけど、レヴェルの高い話でした。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:2)
- 随分と粘着質ですね、名雪。
「わたしって昔からそうだよね」くんだりで、祐一の事を責めているわけではないと示唆させる段取りなのでしょうか。
それ以前がねちっこすぎて、この台詞が凄い皮肉に見えます。
勿論、言葉責めるつもりなんて名雪にはないでしょうけど、そう見えます。
忘れてしまった祐一にはどうしようもないのに。
忘れているという事実に気付いた時点では「そっか…」などと軽く流し、後ほど一人で嘆くような悲しみ方をすると思うんですが。
- 080 鈴が唄う日 (採点:5)
- 聞かないって……普通、聞くと思いますけど。父親の事を。
小学生どころか、場合によっては幼稚園児でも聞きます、こういう事は。
他の家庭とは違い特別だとかそういう意識抜きに、ただ純粋で素朴な疑問として。
あと気になったのは、小学生を相手にさん付けで呼ぶのか、という事です。
さすがに高校生相手ならくん付けは拙いでしょうが、年齢相応の呼び方、しませんかね。
鈴と秋子の過去を結びつき、良く纏まってると思いました。
- 081 向日葵 (採点:1)
- キャラ把握が出来てないというか。
過去語りも、わざわざ当時まで戻さなくとも、現在視点から回想するほうが雰囲気出ると思いますが。
全体的に描写が薄く、そのせいで内容も薄いものに感じてしまいます。
向日葵がどういう目的で使用されるのかと思ったら、これ、向日葵じゃなくても良いですよね。
しかも立ち直るきっかけが向日葵ではなく、幻聴とは。
- 082 いつか、またあの海に (採点:2)
- 地理的描写が無いんで、単に自転車で来る、自転車を押して帰ると言っても、どの程度なのかさっぱり。
当然、歩いて帰れる距離なんでしょうけど。
中身は……海に行ってゴミ拾いをした、それだけですか。
こういう話になると、何を書きたかったのかと、そこに論点がいってしまいます。
海に行ってゴミ拾いをする二人を書きたかったのなら、それで良いと思いますけど。それじゃつまらないですよね。
- 083 偽りの伝承 (採点:2)
- 伝承、二番煎じというか捻りが無いというか。
とりあえず、この神社ですか。
悪い噂が立ったのなら、人は来なくなるでしょうけど、知る人が居なくなる、という事にはならないかと。あそこには行かないほうが良いと注意を促すわけでしょう。
噂自体を知る人が居ないという意味なら、知らずに人も集うでしょうし。
あと美汐。
伝承についての祐一の回答に対し「半分当たりです」などと、まるで自分が全てを知っているかのような言葉。
伝承なんて日本に限定しても無数に散らばっているでしょうし、その内容も多種多様、一概に言えないものだと思うんですけど。
自分なりの解釈と照らし合わせて半分合っているという事なら、他の言い回しをするんじゃないかと。
真琴と祐一、キャラが違うような。
- 085 開花 想葬 (採点:5)
- 良くある話か。と思って読み始めたんですけど、なんか雰囲気が気に入りました。
句点が抜けてる箇所は狙ってやったんでしょうか。その意図は分かりませんけど。
心境の変化とか、細かいところは深く考えないで読みました。
- 086 人生にifはない (採点:2)
- なんか北川が美化されてーる。
あの適当に創られたような教師を含む、冒頭のやり取りが何とも。
あんな偏屈な人間にする必要なんてあったんでしょうか。テストの点数を上げるのが無駄な行為だとか、無駄に悟りきってますけど。
キザったらしい台詞回しも個人的に嫌。
とりあえず、こういう人間が隣に居たら小一時間問い詰めたい心境になりました。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:2)
- 古典は嫌いなんですって。
それは冗談ですけど、でもまあ、かなりしつこかったです。
祐一と栞は兎も角、昔の人達をどんどん引き合いに出されると読む気が無くなります。
さすがに、名前見ただけで拒絶反応ってわけではないですけど。
- 088 don't need no reason why (採点:3)
- ちょいとー
- 089 雪原の軌跡 (採点:3)
- 勿体無いというのが第一印象です。
この展開、読んだ事あるかもしれませんが記憶に無いので、新鮮でした。
だから尚更、細部まで事細かに書いて欲しかったです。
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- ……ひたすら無難ですね。
言い換えると、王道過ぎてつまらないです。
すらすらと進んでいって、あ、そろそろ終わりか、で終わって。
一人称に絞って細部に渡って描写し、展開を捻れば…中篇でも収まり切るか分かりませんけど、そのほうが良かったんじゃないでしょうか。
防御力は高いですけど、攻撃力低いです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:5)
- Last regretsですか。
むらの無い話ですね。
読み終えて、こういう感じだったのかと納得しましたが、それだけでした。
無色透明のような。
- 092 デエトの日 (採点:2)
- ……えーと、ほのぼのという事で、面白くはありませんでした。
でもこれ、ギャグですね。
展開が不自然で、どうしてそうなる? と感じた箇所が幾つかありました。
- 093 philosophy (採点:3)
- これが祐一なりの、祐一哲学ですか。
……正反対に走って欲しかった……とことん突き放すような。
個人的な嗜好ですけど。
ところで最後の、形式だけの真似事で、これで解決するでしょうか。
正直、あの目覚ましのメッセージを聞いても信じきれないなら、処置無しだと感じます。
それよりもまず、本人に言葉で丹念に説明するのが良いと思うんですが。
あと、随所の壊れ、不要です。あんなに多く登場させる必要も無し。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:2)
- 内容は普通なんですけどね……祐一の癖とジャムネタが。
いちいち指摘するなと思うかもしれませんが、ホントに冷めるんです、そこに差し掛かるたびに。
秋子ですが、二人の行為についてあのような詮索なんてしないと思いますけど。遅くまでやっていたとか、乳繰り合いとか。
その二人の行為ですが。
下まで、つまり秋子の寝室まで響くって……どれほど激しくやったのか想像つきません。駅弁でダイヴでもしたんですか。
それとも水瀬家の一階と二階の隙間が小さいのか。
普通、なかなか響かないもんだと思いますよ。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- なんでカエル……
夢というのは不思議ですね。自分の内面、外面からあらゆるネタを引っ張ってきて、嫌が応にもそれを見せつける。
ただ、時間軸のズレだけは、それほど無いと思うんですよ。一時間弱の睡眠で、数日分の夢を見るなど。
一概には言えないんで、自分だけかもしれませんが。
どれだけ奥の深いテーマが込められているのか、分かりませんでしたけれども。
深い思考を持つ人には、楽しめる作品じゃないでしょうか。
自分は…違いますが。
- 096 Pure Heart (採点:1)
- 壊れギャグをシリアスと銘打つとは。まんまと一本取られました、はい。
なんか日常の部分が普通にキャラ破壊されてますけど、癖になってるんでしょうか。
シリアスなら、キャラクターは原作に忠実に表現したほうが良いです。
秋子の(はぁと)とか、名雪の脅迫癖とか、どうしてそういう事をするのかなあ。
イチゴサンデー四杯って、ホントに祐一の事好きなんですかね。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:2)
- 一行目にミスるのは如何なものかと。他も同じく。
彼女、自分の正体を伏せていたのに、どうしてわざわざ最後に明かすような真似を。
冒頭、栞に瓜二つな人間を発見し、人違いだと分かったところで、あんなあっさりと納得するものか。
もっと取り乱すと思うんですが。
そもそも彼女は何だったのか。
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- …お花畑が見える。
ええ、勿論嘘ですが、意識がぶっ飛びかけました。読後にちょっと呆けてしまって。
どうしてって、他の皆さんから出ると思うんで省きますけど、ここまでくると逆に笑うしかないですよ。
- 099 Anniversary Days (採点:1)
- 内容以前……と言っていいのかどうか。
視点が全く唐突にコロコロ変わり、それだけで読みづらい。双方とも心情描写、情景描写共にひたすら薄く、全体を通してキャラが居るだけ、喋るだけ。
ハートフルな話を考えても、それを活かすだけの実力がなければ読むに耐えない作品にもなり得ます。無いものは仕方ないじゃ済まない話です、こういう場では。
- 100 今度までには (採点:3)
- 誤字が多いですね。
後半、真琴とやり合う祐一、既にキャラ違ってます。
それを抜かせば、普通なんですけど。
こういう話は一人称で進めたほうが雰囲気出ると思いますが…一概には言えませんしね。
- 101 Little Seedling (採点:2)
- 何も無い話。
ピクニックもあんまり意味無いですし、もう少しスマートでも良いと思うんですけど。
日記の誤字、終わり良ければ…ではないですが、最後にこれはちょっと。
祐一の癖。何回目だったか、これを突っ込んだの。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 締めはあっさり過ぎだと感じましたが、十分楽しめました。
一つ気になったのは、バイクで曲がる際、重心を傾けなければいけないわけで…そういうやり取り、ほんの数行ですけどあったほうが良いかなと。
香里、乗るのも初めてなんですよね。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- だらだらとした展開で、妄想の内容もお決まりのパターン、展開もお決まり、辛うじてウエイトレスの行動くらいは楽しみどころでしたが、途中からそれも読めてしまいましたし。
面白くしようとしているのでしょうか。
台詞を表現するための「」で擬音語を表現していますけど、これはどんな理由で。
- 104 これから…… (採点:2)
- メリハリが無いんで、読んでいて退屈でした。
全体的に説明不足の感があります。特に人物の内面に関して。
同じテンポで話が進むので、山場と思しき箇所も薄っぺらい印象です。
読むほどに味がありませんでした。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:3)
- 真琴シナリオの二番煎じですか。
発想は面白いんですが、工夫が無いんでつまらなかったです。
秋子と少年の関係、どうも恋愛には見えないんですよね。
年の離れた姉弟というか、祐一と真琴もそうでしょうけど、男女の恋愛ではないような気が。
少年も、小学生くらいにしか思えませんでしたし。尤も、精神年齢で言えば真琴もそうですか。
なので、秋子が少年に惚れたという事象が不自然に感じます。家族としての愛情ならまだしも。
- 106 あなたのために出来ること (採点:3)
- 小綺麗な話ですが、斬新さに欠けます。
えーと、名雪、香里に話してなかったんですか、祐一の事。
知り合って結構経つでしょうし、祐一が来る三日前に初めて打ち明けた、というのがいささか不自然だと感じましたが。
あと、名雪が遅れた理由、省いたんでしょうか。
歩く速度如何で二時間遅れるのは考えづらいですし、その辺を書くのなら、説明が欲しいところでした。
- 107 満月は白い輝き (採点:2)
- 名前、最後まで伏せていたほうが余韻に浸れたと思うんですけど。
前半は読んでいて「またかよ」な心境でしたが、二人分の想いという発想は予想外。でもまあ、ご都合主義ですね。
どうしてその少年に会った事もない祐一の想いで通用したのか。ここが不可解です。
それと、真琴の通学云々。これは不要かと。真面目な話でナンデモ秋子さんは、正直、うんざりします。
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 展開が強引すぎて、意味不明でした。
もう少し緻密に書いてください。
と言うか、何のために出展したんですか。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:4)
- 香里と何があったのかは当人と名雪しか知らない事でしょうが……それで名雪に乗り換えるためわざわざ?
相談しに訪れるならまだしも、この話だけでは最低男に見えます。
というか、「もう一度」という事は、既に一度、破局を迎えているんですか。名雪が身を引いたって、付き合っている状態で別れたんでしょうか。香里との仲を保つために?
……ヘビーな話ですね。そっちのが見たいくらいに。
すると、皮肉調の名雪は元カレ用という事でしょうか。結構好きですけどね。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:5)
- 良く纏まっているんじゃないでしょうか。
読んでいてもどかしさは抜けませんでしたけれども。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:2)
- 何て言うか……特徴無いですよね。
ありがちで、読んでいて飽きますしね。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:1)
- 何を書きたいんだか。
ほのぼのって、何をもってしてそう位置付けているんでしょう。
たまにはこんな日も悪くないって……私だったら年に一度でも願い下げ。
- 113 Flying (採点:1)
- ……どこから突っ込んだらいいのか。
とりあえず秋子、娘が手術中だというのに「ふふ、」って、笑うのかと。
確率が五割の段階で、奇跡とは呼べないです。
展開も人物の立ち回りも意味不明。
文章も稚拙。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:1)
- 中途半端で、何が書きたいんだか分かりません。
ギャグもつまらない。
- 115 温もりの中で―― (採点:1)
- 冒頭の青年は何だったんでしょ。
交通事故ですが、横滑りしてきたんならすぐ気付きます、普通。
少なくとも、間に滑り込んでくるまで気付かないなどあり得ません。
内容も、三流シナリオを見せられている気分でした。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:4)
- 真冬の割には、季節感無さすぎです。
普通、凍死しますよ。
丘に着いた後の北川、随分と女慣れしてませんか。さすがに言動が軽すぎだろうと思いました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:5)
- 別に老人だからってあんな口調になるとは思わないんですけど。
雰囲気出そうとしたんでしょうけど、狙いすぎというか、これで冷めました。
オリキャラのメランコリックな思考は好きです。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- 長いだけと言うか何と言うか。
とりあえず、見せ場はどこですか。
内容、詰め込み過ぎで薄いですし、ギャグもつまらないです。
何を書きたかったんでしょうか。
- 119 『Nurse call』 (採点:5)
- ご都合主義のハッピーエンドじゃなければ評価はもっと良かったんですが。
でも、それは好みですんで。
主観抜きにしても、あのタイミングであれは……考えづらいです。
ただ、絶対あり得ないとは言えませんか。
栞の使い方が上手でした。
- 120 息抜き (採点:2)
- 息抜き、出来ませんでした。考え過ぎて頭痛い。
こういう場に、読者に頭使わせる作品は向かないです。
単なる作者の知恵披露のようで、独り善がりに映ります。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:2)
- だらだらしてますね。
書きたい事があるなら、もっと絞って、そして丁寧に書いたほうが良いです。
- 122 “らくえん。” (採点:4)
- 小さく纏まってないのが良いですが、もうちょっと細部に気を配るようにするのも。
なんか気に入りました。
- 123 想い、あなたに (採点:1)
- 凄い、雑な印象が。
もっと事細かに組み立てたら如何でしょう。
読んで、不自然さを感じてしまうのは、やっぱりマイナスです。
- 124 No More Dying Then (採点:6)
- ああ、なんか、良いですね、穴。穴最高。
いかがわしい意味ではなく、とどのつまり祐一の役どころです。
サンドイッチ状態、案外満更じゃなさそうですね。
変に重たくしようとして空振ってるものより好印象です。
人間って言葉の動物ですし。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- 栞シナリオの喫茶店での選択肢から派生するバッドED、その王道でしょうか。
内容、考え付く話ではありますが、絶対数が少ないので。
ところで、あの少女の存在、知らない人も居るでしょうね。
まあ、それは読者の問題ですし、どうでも良い事です。
終わり方は好きでした。折角知名度の低いあの少女を登場させたのに、そのままくっつけるなんて、芸が無いですし、それに勿体無いですから。
気になったのは、香里の両親。
あんな台詞が出るのは、自分の事は平気で棚に上げる、そういう性格からなんでしょうけど。
母親は感情的、父親が理知的、これ良く見ますし、なんか三流役者みたいに思えてくるんですよね、読んでいて。
- 126 多角関係 (採点:4)
- 所々のギャグ、良いですね。有体に言ってしまえば、大衆受けするようなタイプの。
そういうの嫌いじゃないですが、かと言ってツボに嵌るわけでもないです。
展開、構成等、上手いとは感じましたが、読んでいて笑えたり、吹き出しそうになる、という事はありませんでした。
その上手い部分ですが、例えばSPだとか、オチの全員経験済みだとか、そういったものです。
一つ、解せないネタが。
どれも実際にありそうな、つまり壊れではないギャグが味だと思っていたのですが、秋子のアカデミー云々。これ、悪い言い方をすれば邪魔でした。
そんなもの、絶対に有り得ないだろうと、そういう心境です。他は違うんですが。
いくら当人が何でもアリな設定でも、いくらギャグでも、取って付けた設定は受け付ける事が出来ません。他に欠点が少ない分、これでダメージが大きかったとでも言いましょうか。
- 127 魔物の住む学校 (採点:3)
- 冒頭の北川の台詞、「〜だべ!」で笑いました。
イントネーションとかもそのまま考えてしまって。分かるもので。
内容は、荒削りな印象でした。
人物名の誤字は御法度、それと口調も砕けすぎな気が。
謎も多いですし。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:2)
- 喋って終わりですか。
現時点の状況説明だけで終わってませんか。
退屈でした。
- 129 いつもそばにいる (採点:2)
- 何も起こらず、ただ進んでいくだけなので、面白くありません。
何が書きたいのかも分かりませんでした。
一人称で書いたほうが良かったんじゃないでしょうか。
あるだけって話でしたんで。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:3)
- 発想は面白いと思いますけど、なんか雑ですね。
説明不足もありますし。
変に視点を行ったり来たりさせるより、統一したほうが読みやすいかと。
- 131 鎖 (採点:1)
- 笑いました、激しく。
でも、シリアスとの事なんで、この点数です。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- ……考えましたね。
物語も然る事ながら、良くこの容量できちんと収まりましたね。纏まっているかどうかは別として。
ただ、練られた設定やオチ、凄いとは思いましたが、非現実が舞台のものは好きではないので。
それと、途中のネタは良く分かりませんでした。
- 133 無名の石 (採点:2)
- 読み終えて感じたのは、別に猫視点で進める必要など無いという事です。
動物視点という事で、違和感を感じます。老衰なのか、それとも病死か。前者なら、母親は生きてたみたいですし、矛盾するような。
名雪、猫アレルギーな筈ですけど。
石に名前が無いのは分かりましたけど、それだけでした。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:1)
- 全体的に、不要な場面が多いです。
わざわざ書く必要の無いところまで書いているので冗長になり、読んでいて疲れます。
作中の祐一は、落ち込んでいるんでしょうか。全然そう見えなかったんですけれども。
所々でセンタリングされていたあゆのとの対話、ギャグかなあと初見で感じました。
あまりにも突発的で、少し笑えました。
- 135 夏に始まる物語 (採点:3)
- 無理やり纏めた感じが。
細部が疎かになってますし。
祐一の精神状態も、ピンときませんでした。
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- いや、何て言うか……序盤で展開が読めました。
すれ違いがテーマなら、これほど安直な展開はないですよねえ。
意外性ありますようにと期待を込めつつ読んだんですけど…予想通り。
それが悪いとは言いませんけど、面白くはないです。
- 137 体育祭血風録 (採点:1)
- 見方を変えれば楽しめるんでしょうけど。
祐一組と北川組に分けられて僅差、更に関係無いチームが逆転可能な点数で三位につけている、この時点でオチ読めます。
ありきたりなジャムオチにちょっと肉付けしただけで、楽しめません。
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- 特に何が起きるわけでもない、日常の一コマ。
……そういうのが、味かもしれませんね。
雑さが全く無く、特徴もあまりありませんでしたが、それも一つの特徴だと思うんで。
個人的に、すすすと流していく作品で長くされると読んでいて疲れちゃうんですけど、それはこちらの問題ですしね。
良作でした。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 自身…自信…勿体無い。
孤独である事に耐えられなくなってしまいましたか、舞。
祐一は、これまでも、そしてこれからも、何事もなかったかのように日常を過ごして行く、と。
不確定、これも数ある結末の一つでしょうか。
報われない話で、なかなか好きです。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:5)
- 纏まっているとは思いますが、展開がお約束ですね。
意外性を求めるのも違うような気がしますが、演出が無いのはどうにも。
先が読めてしまうのは、やはりマイナスです。
あと、説明不足と感じた箇所がありましたが、削ったりしたんでしょうか。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:2)
- 独り善がり、ご馳走様でした。
全体を通して説明不足で、展開が意味不明。
読解力の問題もありますけど。
前半は前半でおふざけモード……何を表現したかったんでしょう。
○中山古都 さん
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- シンプルだ。しかし、それ故にかストレートに良いと思いました。
- 019 雨 (採点:8)
- 切なさの中に甘さと暖かさがあるこの空気が大好きです。
- 026 カナブン (採点:8)
- 悲しい過去にケジメをつけ、未来へ向かう姿。短いながらもテーマがしっかりしていて良い感じですね。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- 名雪と香里の会話が結構ツボ。後半の展開で笑ってしまいました。
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- 言外に込められた香里の『心の声』が聞こえてきそうな感じが実に良い。雨に投影されるこの切ない雰囲気がなんとも……。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:7)
- ひたすら、舞が可愛かった。
- 060 奇跡の果てに (採点:8)
- 緊張の解けた雰囲気がかなり良い感じ。香里の可愛らしさもGood。
- 066 夢の中でも (採点:9)
- 違和感なく話に入れました。好きだなあ、この暖かい空気。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- 個々のセリフに多少違和感がありますが、全体的な雰囲気が良い感じ。互いを気遣う香里と栞の関係が好きです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:7)
- ああ、祐一とあゆの夏はこんな感じなんだろうな〜。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- バカップルぶりが良し!
- 100 今度までには (採点:7)
- 微妙な心理の描写がイメージを確立させてくれます。実に雰囲気が良いですね。
- 101 Little Seedling (採点:8)
- やさしい雰囲気が良い感じですね。
- 102 踊り子に癒しを (採点:9)
- 恋人達の短い逢瀬が丁寧に描写されていて素晴らしい。祐一と香里の繊細な関係がなんだかいいなあと思いました。
- 104 これから…… (採点:7)
- 悲しい話なのですが、悲しみに耐える祐一と名雪の姿が心に残りました。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 恋する乙女の名雪が良い感じ。あの目覚ましを勧めた時の心情を想像させてくれますね。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:8)
- 切ない。でも暖かい。この空気、良いですね。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 栞がいい味出してます。美汐の必死さが良い感じに面白かったです。
- 120 息抜き (採点:7)
- 独創的な内容ですね。Kanonである必然性は薄そうですが。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- この三人のほのぼのとした空気がとても良いですね。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 香里の葛藤にかなり共感。「愛とは何か」というテーマは人生哲学で欠かせない部分ですね。
- 126 多角関係 (採点:9)
- 中盤まではいまひとつだったのですが、落ちが最高!評価が跳ね上がりました。多角関係、いいなあ。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 舞の剣に込められた思いと絆が伝わって、良い感じですね。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:10)
- 導入、設定、描写とも秀逸!かなり笑いました。短編でファンタジー系のギャグSSを成立させる力量に脱帽です。
- 138 たんぽぽのように (採点:9)
- 良いなあ、この雰囲気。3人の微妙な間合いが読んでいて心地よかったです。
○長森長 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 読み手を楽しませる事を忘れて自分の言葉に酔いしれている感じがします。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 一発ギャグ系統ですが、肝心のオチが弱すぎます。あと誤字に注意を。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:1)
- ただ思いついた言葉を羅列しているだけのような気がします。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- あらすじのみを抜き出した感じがしました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- 句読点や3点リーダの使い方がちょっと……
- 008 また明日 (採点:3)
- 会話形式の為、栞の恐れや不安感がいまいち伝わって来ませんでした。栞視点にして心情描写を増やせばもっと良くなったかも。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- 短編で描くには向いていないテーマかと。酷く中途半端な印象を受けます。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- 内容的には悪くないのですが、何故二人が結婚するに至ったかが全く描かれていないのが残念です。容量的にはまだ余裕があったと思うのですが……
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- コンペで脚本形式の作品を出品するのは避けた方が良いのでは?
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:2)
- キャラ特有言語に頼りすぎです。
- 013 その朝 (採点:4)
- 地の文は上手だと思います。それだけに展開がありきたりで終わり方も中途半端だったのが勿体無く感じられました。
- 014 青い春 (採点:3)
- 名雪がかなり変なのですが……
- 015 遅刻 (採点:3)
- 読み易いのですが、句読点の使い方や漢字の比率が少し気になりました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:2)
- 改行と句読点に違和感があります。おまけも必要ないかと。
- 017 『とも』 (採点:3)
- これは「放課後」の出来事ですよね……?
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- 3点リーダを使い過ぎです。あと4日前の段階で既に両親が帰国しているのなら、舞踏会当日でなく先に会いに行っておけば良かったのでは?
- 019 雨 (採点:5)
- 綺麗な文章ですね。あゆの雨に関する何らかのエピソードが語られていればもっと良かったかも。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- 美汐視点で簡単な語句まで平仮名表記すると違和感があります。内容に関してですが、美汐は真琴がいなくなって悲しんでるのではなく、それを利用して祐一に告白しているようなしたたかな印象を受けました。後は改行と誤字チェックを。
- 021 かしこ (採点:4)
- 手紙形式といった観点は面白いのですが、残念ながら美汐が書いた文体には見えませんでした。あと、手紙である以上、極力会話形式のやり取りは控えた方が良いと思います。
- 022 いつもの二人 (採点:2)
- ラブラブものなのですが、一点調子かつ会話主体の為、途中で読むのが辛くなりました。
- 023 純白の審判 (採点:3)
- 原作を改変しただけ、といった印象を受けました。もう少し独自のイベントを。
- 024 月 影 (採点:3)
- 展開が脈絡なく突然です。
- 025 風と共に去りぬ (採点:2)
- ドラマの台本みたいですね……
- 026 カナブン (採点:5)
- 祐一が真琴を吹っ切ることが出来た理由に納得させられました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 何も考えずにすんなり読めました(良い意味で)。ただ、ラストが中途半端というか尻切れトンボというか……
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- テンポ良く最後まで読めました。設定・内容共にありきたりなのが少し残念です。ところで祐一は栞が退院した事を知らなかったのでしょうか?それとも知っているのに迎えに行かなかったのでしょうか?
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- ハーレムならぬオールバッド、オリジナル設定モノですね。祐一の両親を登場させるなりして何故ここまで祐一が責任を感じているのか・何故一人暮らしをしてまでこちらに残っているのか、といった点をもう少し掘り下げて描写していればかなり印象が変わったと思います。結果だけでなく過程も描かないと執筆者の思惑は伝わりにくいですよ。
- 030 この街の夏 (採点:3)
- 全体的に漢字が少なく、読みづらい印象を受けました(特に最初の名雪の台詞)。あとは……直接本題に繋がりあう事柄のみを描くのではなく、少し遠回りしてでも「縁日」という舞台を印象付けるイベントがあれば良かったかもしれません。二人で食べさせあいをするとか、浴衣を着た別のヒロインと出会うとか。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- 『』の位置や金額等、内容に大きく関わる部分での誤字が目立ちます。応募前に再度確認を。あと、真琴の名前の由来は原作で出ていたはずです。勿論、独自の設定でSSを書くのは自由なのですが、原作を超えるぐらいのエピソードを作らないとかえってマイナス評価になってしまいますよ。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- 一点調子で淡々とストーリーが進行している感じがします。もう少し話にメリハリを。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 完結していないと評価できないのですが……
- 035 月の向こうに (採点:4)
- 会話文を一切使用せず、状況・情景描写のみで作品を仕上げる力量は凄いと思います。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- どちらかと言えばあゆは自分を犠牲にしてでも他人を救うタイプだと思います。原作外の人物像を描くのもSSの魅力の一つですが、その場合はなんらかの付加要素をプラスしないと読者は単にキャラ付けに失敗しただけ、との印象を受けてしまいますよ。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 展開がご都合主義過ぎる気がします。途中で出てくる日付にも意味が感じられません。あと、行間が開いているのは何らかの効果を狙ってのものなのでしょうか?
- 039 『Wait』 (採点:4)
- パラレルシナリオですね。本文にて一応説明されているのですが、それでも舞が栞に過去を語る部分が不自然に感じられました。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- 卒業したはずの佐祐理が転入してくる、といった発想は面白いですね。オチも無難にまとまっていると思います。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- 独特の雰囲気を持っていますね。これからSSを書いていく上で大きな武器になると思いますよ。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- まさかこう来るとは……プロットの勝利ですね。まんまと騙されました。
- 045 水の愛撫 (採点:6)
- 会話と回想文とのバランスがとれていますね。
- 046 『安らげる場所』 (採点:2)
- 注意書きで保険をかけるようなやり方は感心できません。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- フェチズム全開の壊れ系SSですね。全編通してテンポよく読めたのですが、オチで北川が急に出てくる部分だけ少し不自然に感じました。
- 049 Transmigration (採点:3)
- 祐一は両親に何も伝えなかったのか?水瀬家を出た後の生活費は?所々に疑問が残ります。それぞれあと数行追加するだけで説明付けられただけに……残念です。
- 050 あなたと共に (採点:6)
- 話的にはありがちですが、それ以上に表現の上手さを感じました。
- 051 待つ女 (採点:3)
- ピザは屋外でも配達できるケースもありますが、それでも配達可能距離や場所が問題となってきます。この場合、住宅街から外れたものみの丘は注文の段階で拒否されると思うのですが。あとこれって真琴……ですよね?
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- ラストの了承。親友との約束に対しての言葉なんでしょうが、違和感が残りました。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:3)
- 舞が一方的に祐一に依存している印象を受けました。祐一側にも舞が居てくれているお陰で助けられている、といった描写があれば、お互い支えあっている感じがして良かったかも。
- 055 手紙 (採点:3)
- 前半パートで固有名詞を使用せずにあえて「青年」「女性」で通している手法は面白いのですが、それならば前半お互い名前で呼び合わせず、手紙を見た時点で始めて読者に正体を明らかにする、といった感じにした方が意外性があって良かったのでは?
- 056 大輪の花 (採点:3)
- 別に地名ぐらい自分で設定しても良いと思いますよ。ギャグ以外で伏字を連発するのは悪印象に繋がるのではないか、と。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 第三者視点?から見たKanonキャラですね。地の文はとても上手で書き慣れている感じを受けたのですが、結局何を描きたかったのかが伝わってきませんでした。単に私の読解力不足なのでしょうが……
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 栞の病気に対する解釈が面白いですね。何故栞でなく香里を選んだかの説明があればもっと良かったかも。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- 他の人物に対して話しかける時、明らかに対象相手が判断出来る場合は名前を省いた方が読みやすいですよ。
- 066 夢の中でも (採点:4)
- 状況説明が少しくどい気がします。強調したい部分でもただ単に同じ言葉を繰り返すのでなく、別の表現を用いるだけでかなり印象が変わると思いますよ。
- 068 あったかいもの (採点:3)
- 真琴が子供っぽいことを差し引いたとしても、あの程度の出来事で好感を持つとは考えにくいのですが。
- 069 マリッジブルー (採点:6)
- 暗くなりがちな妊娠というテーマを扱いながらも軽妙な会話文とテンポの良いストーリー運び、視点切り替え等を用いてそれを感じさせない技量はなかなかのものだと思います。が、結末があまりにも非現実的。学校を辞めて一緒になる、というのは安易過ぎるのでは?
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:2)
- ・・・楽しんで書かれている気持ちがこちらにまで伝わってくる作品ですね。次回以降は読み手の事も考えて頂けると有難いです。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:2)
- 壊れ系ギャグである事を差し引いてもキャラ固有言語に頼りすぎです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:6)
- ギャグとシリアスを交互に展開する手法は良く見かけますが、これはその成功例ですね。後は栞の明るく振舞う様子・会話文をもっと一般的な物にしておけばより話に深みが増したかも。今のままだとその落差が激し過ぎ、どこか作り物じみた印象を受けます。
- 073 守りたい約束 (採点:6)
- 終始秋子の独白、といった形を取っている為、人によっては中だるみしてしまうかもしれません。名雪や祐一との会話の合間合間に回想する、といった形式を取ればそれも回避できたと思うのですが……短編では少し厳しいですかね。内容自体は純粋に良い話だと感じました。
- 075 記念日 (採点:3)
- 記憶喪失ネタ以外の広がりがなかったのが残念です。あと、もはやジャムオチはよほどのインパクトがない限り良い評価には繋がりにくいと思いますよ。
- 077 まだまだ続く道 (採点:1)
- 脚本形式は発言者描写を怠っている印象を与えてしまいますよ。一人称と三人称が無秩序に混在しているのもちょっと……
- 078 blessing (採点:8)
- 充実した心理描写、卓抜な比喩、そして巧妙なトリック……全てにおいて高レベルな作品でした。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:6)
- 名雪が一方的に自分のエゴを祐一に押し付けている感じがしました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:6)
- このタイトルは狙っているのでしょうか?
- 081 向日葵 (採点:2)
- 読み難さでかなり損していますよ。
- 082 いつか、またあの海に (採点:5)
- ほのぼの全開ですね。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 前向きになった美汐ですね。心の葛藤などが巧みに描かれていると思います。あとは誤字・脱字がなければ……
- 086 人生にifはない (採点:2)
- どうしても北川の考えには共感できなかったので……
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- 栞と古文。なるほど、合いますね。
- 088 don't need no reason why (採点:5)
- 随所に説明はあったのですが、それでも何故栞があそこまで生活リズムを守る事にこだわるのか理解できませんでした。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- 意外性のある組み合わせながら納得できるストーリー。良いですね。
- 092 デエトの日 (採点:5)
- 純情な香里も良いですね。
- 093 philosophy (採点:5)
- 擬似結婚式……余計に症状が悪化しそうな気がするのですが。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- ただ単にいちゃつかせるだけでなく、何らかのイベントが欲しい所。キャラの特徴は上手く掴めていたと思います。
- 095 すべてがFになった日 (採点:5)
- そして全てがfrogになる、と。夢オチとはいえ不条理ものは人を選びますね……
- 096 Pure Heart (採点:5)
- お約束要素満載!って感じですね。良くも悪くも。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:4)
- 誤字・脱字・表現誤りが目立ちます。栞が祐一を吹っ切れさせる為に来た、と考えるのは偶然出会った事から考えて不自然。ではとっさに他人のフリをした?それも栞の性質から考えて納得できかねます。謎を謎のまま終わらせるのも良いのですが、最低限必要な部分は説明しておく必要があると思いますよ。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- 適合性は?移植合意書は?話自体に不自然な点が多すぎます。あと明らかに必要であろう部分の読点を省いているのは、何か理由があっての事なのでしょうか?
- 100 今度までには (採点:8)
- 嫌いだけど愛してる。好きだけど憎らしい。二律背信。相反する感情、それに伴う葛藤が非常に丁寧に描かれていると思います。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- ほぼオリジナルの設定ですね。「短編小説」としての完成度は高いと思いますが、「二次創作」として見た場合、Kanonキャラである必然性が薄かったような気がします。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 秋子の夫が妖狐という解釈は面白いのですが、序盤を読んだだけで最後まで展開が読めてしまうのが少し残念。名前を伏せるなりしてラストで正体が判明するような構成にすればもっと良かったかも。
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 本編の外伝として発表されても違和感がありませんね。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- 記憶と命、二人分の願い……なるほど、理にかなっていますね。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 痛い部類に入る話をそうと感じさせないよう仕上げる技量に感心。しかし……何気に最低ですね。祐一。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:5)
- 具体的な映画名称を挙げてもらえていれば、もう少し情景がイメージしやすかったかと。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- 意外性はありませんが、その分安心して読める作品だと思います。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:3)
- 無理して全員出さなくても良いのでは?
- 113 Flying (採点:3)
- 直に口に出して相手に伝えるのでなく、その時何を感じてどう考えて言葉にしたか、といった内面も描写して欲しかったです。あと、声をかけて事故の原因を作った香里は責任を感じなかったのでしょうか?
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- 肩の力を抜いてサクサク読み進められました。パロディも元ネタを知らなくても楽しめるよう、工夫されているのが良い感じです。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:3)
- 途中のギャグは必要ありませんね。その分香里の心理描写を充実させるべきかと。今のままだと誰にでも付いていくような軽い女性に見えてしまいますよ。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:9)
- 少女、老人、過去への憧憬、未来への不安、そして古時計。一読しただけでは無秩序に配置されているように見えるそれも、二度三度読み返していくうちに新たな意味を浮かび上がらせる。普通に会話のみを楽しんでもよし、考察に走って文脈を辿るもよし。あらゆる読者層を満足させられるであろう秀作。……ちょっと誉めすぎでしょうか?
- 119 『Nurse call』 (採点:3)
- 展開が唐突過ぎて全体的に安っぽい印象を受けました。短編でオリジナルキャラを複数人登場させ、さらに家族の絆や恋愛要素まで語るのはかなり難しいと思いますよ。
- 120 息抜き (採点:3)
- もう少し物語に広がりが欲しかったです。謎掛けだけでなく。
- 122 “らくえん。” (採点:5)
- 話自体はギャグをベースに、ほんのりシリアスと萌え要素がトッピングされていていい感じにまとまっていると思います。ただ、所々会話が飛んでるような印象を受けました。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- 途中で名雪が当て馬?と思ったのですが、なるほど、こういう終わり方でしたか。是非続編を読んでみたいですね。
- 124 No More Dying Then (採点:4)
- 愛が満ち溢れている作品ですね……
- 125 幻冬歌 (採点:4)
- 同じ娘なのに何故あそこまで香里を憎むのか。恐らく誰かをスケープゴートに仕立て上げなくては心が持たなかったからなのでしょうが、その辺りをもう少し詳しく説明して欲しかった所です。あと、いくらなんでも祐一が栞の死に気づかなかったというのは、不自然すぎるのではないかと。
- 126 多角関係 (採点:6)
- 黒いギャグは人を選びますが、その勢いは凄まじいものがありますね……
- 127 魔物の住む学校 (採点:2)
- 学校に行って魔物が出て舞に助けられる……あまりにも当たり前すぎる展開かと。ラストも意味が判りません。あと、個人的に「マジ」を多用していたのが気にかかりました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:4)
- あの二人ならこんな展開もありえるな、と納得。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:5)
- 西洋刀に着目した発想は面白いと思います。ただ、メインたる老人の描写が一寸薄いかな?
- 131 鎖 (採点:1)
- ギャグですか?
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:6)
- 非常に物語を書きなれている印象は受けましたが、面白いかどうかはまた別物。特に名雪試練の件はただくどいだけで、必要性が全く感じられませんでした。
- 133 無名の石 (採点:7)
- 中途半端と切り捨てるか。それとも秋子の台詞の意味や名雪のくしゃみの原因等を突き詰めて考えてみるか。評価が分かれそうな作品ですね。私は好きですよ。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:6)
- 周囲の温かい心遣いが胸にじんわりくる作品ですね。
- 135 夏に始まる物語 (採点:5)
- 名雪の心の葛藤がよく描かれていると思います。過去にあのような別れ方をしていれば自分から告白するのを躊躇っても仕方がありませんよね……
- 136 君を想う気持ち (採点:3)
- 祐一がかなり女々しいですね。まぁ人を好きになってしまえばこんな感じに変わるのかもしれませんが。
- 137 体育祭血風録 (採点:3)
- ジャム以外の動機を考え付かなかったのでしょうか。ヒロインに対する告白を賭けるとか栞のグループを優勝させてあげたいとか。佐祐理に罰ゲーム扱いされて秋子が反論しないのも変な感じがします。
- 138 たんぽぽのように (採点:5)
- 読んでいて優しい気持ちになれるお話ですね。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:6)
- 舞に救いは訪れるのでしょうか?
- 140 君の瞳は風の中に (採点:2)
- 本来説明が必要であろう部分や感情表現等が軒並み削られており、ゲーム小説の失敗例のようになってしまっています。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:2)
- 全体的に説明不足です。自分では判りきっている事なのかもしれませんが、読者にはそれを文字にしないと全く伝わりませんよ。あと、書かれる前に一人称の確認程度はしておいて下さい。
○通行人B さん
- 097 ありがとう、さようなら (採点:3)
- SSを書いたら推敲というか見直しをしてください。
お願いします。
○吐迄宴 さん
- 001 丘の生き物 (採点:8)
- 他には誰も考えなかったそのイマジネーションと、
こんぺという場でそれを行う勇気・茶目っ気、
一番上に配置されることを意識したであろう企画力の高さを特に評価します。
文節のみで、ここまで情景が表現されているのもお見事。
下手な描写よりも遙かに味があると感じました。
でも妖狐は個人的には4頭である方が良かったような気もします。
また、彼女(?)らの犠牲を思わせる内容はあまり後味が良くありませんでした。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 敢えて1発ギャグで挑んでくるその勇気と企画力には脱帽しますが、
ごめんなさい。私には笑えませんでした。
ハマれば大きな配当があると思うんですけどねぇ……外せば1文無しってことで。
- 003 Last regret (採点:5)
- どこまでも優しく、しかし最後に決して叶えられることのない本当の願いが顔を覗かせる。
そんなあゆというキャラクターの特性がよく表現されているのが良かったです。
きっちりまとめられてはいるものの、しかしこれは巷でもよく見かける内容のあゆ独白であり、
そこから一歩も抜け出せていないように思えました。
物語として読ませるには、もう少しのボリュームと、作者なりの独自性があればと思います。
書式も『…』と『─』は2つずつ使った方が見栄えがすると思いますよ。
『願っていた、願い』という表現も変ですね(笑
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- さしたる破綻は見受けられないと思うのです。
しかしすべてを知りうる読者として、これをメルヘンだと納得しきることはできませんでした。
この題材は本当にメルヘンなのでしょうか?
私は……私にはとてつもなく悲しい話に思えます。正直、好きになれないです。
描かれた情景が美しいだけに、なおさら私達にしか知られることのなかった
その涙にこそ思いを馳せてしまいます。
それが作者の狙いだったのであれば、私は見事にしてやられたと言うところなのでしょうが。
メルヘンにするのならあゆは涙を流すべきではなく、どこまでもシアワセな光景を描いて
偽善に満ち満ちた世界観を構築すべきです。中途半端にすると、素直に(祐一たちを)祝福できませんよ。
いや、それも立派にSSとしてのひとつのカタチなのですが、それをメルヘンというのは如何なものかと。
- 005 『忘れないから』 (採点:2)
- 自己完結してたら物語にならないですよ(汗
どのように苦しみ、それを乗り越え、そうして結論に辿り着いたのか。
それが物語というものではないですか?
このSSはそれをほぼ省略しているため、スカスカの印象が拭えません。
どうせ描写しないなら徹底的にぼかして、男達が誰のことを言っているのか
読者に考えさせるような書き方の方が良かったのでは?
いや、いっそのこと一切のキャラ名を使用せずにすべてを表現されていれば
快作になっていたのではないかと思います(とても難しいでしょうけれどね)。
個人的には、こういう忘れえぬものを抱えたまま生きる、愚かで不器用な男達は大好きですよ。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- それはただの逃避だ! と、最後に突っ込みたくなります(笑
できれば最後はもっと前向きな結論を出して欲しかったですね。
あゆはきっと受験の邪魔にならないようにと会いたい気持ちを押し殺していた筈。
そしてその祐一は、しかし何のために勉強するのかを見失っていた……。
そのすれ違いを描くならば、きっともっと良い調理法があったに違い有りません。
描かれたあゆと祐一との、コミカルで心暖まるやりとりが個人的に好きなだけに
これからに期待してます。頑張ってくださいね。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 何を目的としたSSなのか測りかねます。
何故あゆが祐一に会いに来たのか。それすらもわからないような名雪では
祐一を支えることなどできなかった、という皮肉でしょうか?
それともまさか祐一が名雪の告白さえ受け入れてくれていれば、という恨み言でしょうか?
(タイトルから考えてこちらではないかと思いますが、だとしたら悪意でSSを書く行為を激しく嫌悪します)
私見ですがこんな名雪では祐一の支え役はもちろん、その隣の座もふさわしくなかったでしょう。
名雪の造形をここまで自分勝手に描くのが作者の意図だったのであれば成功はしていますがね……。
名雪の真意がどうであれ、もっと複雑な女の子だと思いますよ。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- 『かまぼこ板』についてはなかなかおもしろかったです。
内容もほのぼのとした、そして明日への明るい希望に満ち溢れたものでいい感じ。
しかし、どうもこのSSに登場する二人……『誰?』なんて思ってしまったのは私だけでしょうか?
原作ではなかった日常を描くほのぼのSSにはKanonらしさが希薄になるのは承知していますが、
それでもせめて登場人物はKanonであって欲しいな、と思います。
あと『・・・』は『……』に、会話文の末尾に句点を無くしていただけると私としては
見易くて有り難いです。
- 011 約束がくれた時間 (採点:6)
- これから普通の女の子になる筈の、舞の不安と期待と……。
そんな風情のある一場面が文面から浮き上がってくるのが良いですね。
シチュエーション的にも夕日の屋上は絵になる構図だと思います。
文面と使われたタイミングそのものはともかく、『少し温かくなったと思った』という
一文が醸し出す雰囲気がとてもいい感じです。
ただ、舞の口調に(彼女の一人称文体にも)違和感が残り、
また『…』の数のまちまちなところや、句点(たまに読点が入るのは誤字?)がないことによる
特殊な効果といった味のあるレイアウトが、しかし若干滑り気味であったような気がします。
- 013 その朝 (採点:6)
- 話の筋自体はどこか希望を持てるようなそれで、とても良かったと思います。
『ここで待つことに決めたのだ』という一文が特にお気に入りです。
美汐がいったい何を見て、翻意したのか。考えさせる内容が素晴らしい。
しかしきつね色、その他に反応する様を何度も繰り返されるのは如何なものかと思います。
それ自体は間近に迫った瞬間を嫌がる美汐の臆病な気質を表し、
それが後に晴れ渡るという構図のための伏線であると思うのですが、
こう幾度となく繰り返されると、さすがにくどく感じてしまいました。
- 014 青い春 (採点:1)
- !の後に句点を付けるのは勘弁してください……余韻も何もかも台無しです。
名雪の「だおー」は寝ぼけた時のみのもので、普段の口癖とは思えません。
正直、連呼されるのはひたすら鬱陶しかったですね。
バラバラになる4人の、その学校での最後の日に繰り広げられる恋と失恋。
そんな主題自体はおもしろみがありましたが、残念ながら
文章と序盤の展開などのせいかあまりのめり込めませんでした。
ところでモンゴリアンチョップは予備動作の大きな技。
当たる直前にはもう普通のチョップには切り替えられないのでは? や、どうでもいいんですけどね(笑
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- ……推敲してませんね?
どんな書式を採用するかは作者様のセンスによりますが、
せめて同一SS内ではそれを徹底して欲しいものです。
話自体はとてもおもしろかったです。
これからあゆは雷鳴を聞く度に祐一をからかう側に回るかも知れず、そんな光景が楽しみだったり。
こうした何気ない日常の『思い出』を積み重ねていくことは、(特にあゆにとって『日常』は原作では
決して得られぬもの)これは私はKanonSS界にとってある意味大変な財産なんじゃないかと
勝手に思ってたりしますので、是非ともこれからも頑張って欲しいものです。
その他、おまけや般若には不覚にも笑ってしまいました(笑 私には笑えましたが、
しかしあまりキャラを崩すと不愉快に感じる方もいらっしゃるでしょうからバランスが肝要ですよ?
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- 味のあるクマのぬいぐるみの表現に対して、しかし語彙不足ではないかと感じる情景描写。
(キレイという言葉を二度も使われるような舞踏会は本当にキレイなのか、と)
話そのものがありきたりに見えるところや、さして効果のなかった祐一視点、
しかし決定的な破綻は見当たらず、コンパクトにまとまっていて、
ラストのシチュエーションが絵的に映える点などを考えて、4点。
と、言いたいところですが『…』があまりにも多すぎて読み辛かったので減点させていただきます。
- 019 雨 (採点:7)
- こういう淡々としていて、物憂げな雰囲気で綴られるお話は私の大いに好むところ。
読後にはこちらの心まであゆと一緒に暖かくなってきます。
いつも何かを溜め込んで、もういいよと言われるまで決して折れない。あゆも相変わらずですね(笑
あゆの『頑張り』がどこかで表現、あるいは暗示されていればもっと……とも思いますが、
バランスの難しいところですねぇ。蛇足にならずにそれをするのは無理かな、やっぱり?
祐一がちょっとクサイ科白を吐きすぎなような気がします(笑
さりげなく、雰囲気にあった方法で処理しても良かったのでは? ってそれじゃ暖かくはならんのか(ぉ
あと『何もする気じゃない』という表現や、一人称なのに自分の様子を
『虚ろな瞳で』というのは如何なものかと。同じ量の粗でも、文章量自体が少ないとその分目立ちますよ。
またできれば『・・・』ではなく『……』を使用していただければ、さらに多くの支持が得られるかと。
個人的には大好きな話なのですが、減点対象が目立って点数は中途半端に(汗
あと少しの努力でもっと良くなる筈。自分の持ち味をそのままに、頑張ってくださいね。
- 022 いつもの二人 (採点:4)
- 萌えると言えば萌えるのですが、物語としての起承転結がないのが最大の欠点でしょう。
そもそも萌えSSにそんなものが必要なのかどうか
疑問にも思えたりするので、きっとこれはこれで良いのでしょうけれど。
『…』を使いすぎなところがやや気に掛かりました。
地の文章をうまく使って、間や情感が表現されればもっとよくなるのではないかと思います。
また全くの私見に過ぎないのですが、私は何気ない描写がハマった時にこそ一番萌えます。
要するに、直接に心情を表現するだけではなく、情景を描写することによって間接的に
それを表現することも目指してみては如何かなと、そういうことです。
点数は置いといて、とにかく萌えさせていただきました。あまりクサクサした話ばかりだと
神経も参ってきますから、こういうSSの存在はとても貴重だと再認識しますね。
しかし最高を目指すならばまだまだ足りないものがあるのではないかと。
- 026 カナブン (採点:6)
- 冒頭には驚きました(笑 こういう茶目っ気は嫌いにはなれませんね。
祐一らしいと言えば祐一らしい造形(設定)に、真琴ED(非生還)なのに美汐がカップリングされぬ辺り。
その二人の幾度と無く繰り返されたであろう問答。それらは読んでいてとても楽しかったです。
欲を言えば、美汐にもう少し何らかの役割があれば、とも思います。
ほんのわずかとは言え誤字があるのも残念。ら抜き言葉もあそこでは如何なものかと思いました。
また、個人的には物分りのいい大人になるってそんなに良いもんでもないと思うので、
あまり好きにはなれませんね、こういう話。私は地べたを這いずり回る、しかし敗れざる男が好きなので。
要するに、人知れず鈴を保持しといて欲しかったということで。その理由は墓場まで持っていけばいいし、
いらなくなったと思ったらその時は投げ捨ててもいい。ごちゃごちゃと正当化せんでいいと思ったり。
ああ、でも正当化するくだりがないと物語にはならんのか……(汗
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:2)
- どこで笑って良いものかどうか悩んでしまいますし、
展開がどうにも冗長なのではないかと。
(こんな若い番号のSSにこのような表現を使ってしまうほどに退屈でした)
残念ながら私に訴えかけてくるものはありませんでした。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 「石入り雪玉ガン〜」って、効果音がヤバくないですか?(笑
ちゃんとオチてるし、理屈抜きに楽しめました。
でもできれば『敵』との対決シーンを全員分出して欲しかったですね。
テンポよくやれば短編でもそれが不可能ではなかったかも?
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- 文章表現そのものや、それによって描かれた終わりのない苦しみは殺伐としていて
なかなか良いものだと思います。
しかしそもそも設定に疑問符を抱いてしまい、心理描写を心から楽しむことはできませんでした。
しばしば見受けられる全員BADルート。それはどのような物語だったのでしょう?
どんなに読み解いても、私にはそうしたSS自体からはまともな筋書きが見えてきません。
例えば名雪は他人のフリ見て虚勢くらい張ると思いますし、佐祐理さんも表面上は普通に見えるのでは?
もっと色々言えますが、何はともあれツッコミ所の多い設定に思えます。
そうした設定の上に築かれた現実感のないシチュエーションに、残念ながらのめり込めませんでした。
おそらくこのシチュエーションだけを表現したかったのでしょうから、
私の感想はきっと的外れでナンセンスなのでしょうけど。
でも私的にはダークSSというのは最も難しく、しかし与えるインパクトも大きいジャンルで、
それだけに一切の妥協は許されないと思っています。
原因が設定だろうと文章だろうとレイアウトであろうとも、白けられたらそこでおしまいだと思います。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 11000円……推敲しましたか?(汗
独自の文章形式を構築なされるのは結構ですが、はっきり言って読みにくい上に興醒めです。
どういう目論見があってこうした文章にしたのかその意図がわかりません。
7年前に設定することによって生じたであろうその後のストーリーの不具合、
真琴を捨てた(祐一は自然に帰したつもりかも)くだりを改変することによって
真琴の側からは祐一への強烈な想いを生成することなくなったのではないかという疑問、
名前の付け方のあまりに強引な展開などのまずい調理法が、
折角の真琴との出会いと名前の由来というおいしそうな素材を台無しにしてしまっていると思います。
素材だけはもっと評価するのですが、私にとっての減点対象があまりにも目立ちすぎました。
素材を生み出すイマジネーションはそのままに、なお一層の努力を期待してますよ。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- タイトルと内容とに乖離が目立ちますね。
ジャンルなどを明記せずにこの意味ありげなタイトル。
正直、かなりのけれん味を期待していただけに残念です。
鈍ちんの主人公と周囲の女の子達のドタバタ劇。
それ自体はいいのですが、私にはそれがみんな滑っているように思えました。
また、どこにでも見かける内容から逸脱しておらず、この作品ならではの独自性が見えません。
どうせ校内放送を扱うのなら、パーソナリティーの美汐とゲストの栞の
にこやかに笑いつつ視線で相手を刺殺といった、当事者に挟まれるのは勘弁だけど
端から見てると笑えるような……そんな『対決』が欲しかったところですね。
屋上で鍋をつつく姉妹、という一文にのみ笑わせていただきました。
- 034 アーティスト (採点:5)
- このSSではさしたる役割も果たしていませんし、
無理に生きていることにして栞に言及する必要はなかったのではないかと思います。
また、全くの個人的好みで恐縮なのですが、この美汐にはさほど魅力を感じませんでした。
ストレートに過ぎると言いますか、おもしろみが感じられないのです。
綺麗にまとまっており破綻もないのですが、全体的にステレオタイプに過ぎやしませんか?
もっと作者なりの『尖り』が欲しかったところです。(美汐ものは数も多く、充実してますからね……)
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 誤って自分の大切なものを傷つけてしまった。傷つけてしまってから後悔する。
そんなやるせないシチュエーションのダークSSは個人的に大好きです。
それを題材に選んだ方向性は評価します……するのですが。
しかし惜しむらくはその文章。特に情景描写の稚拙さです。
幸いにして何を表現しようとしているのかはわかりますので物語そのものの流れは理解できます。
ですが、物語に入る前にその言葉をよく吟味してみてください。
……おかしいと思いませんか?
『廊下の板』や『小さな弧を描いた風の残り火』といった表現そのものに首を傾げてしまったり、
『リズムよく打ちつけられる打楽器の音』のように、別の情景(駆け足?)を想起させる文章などなど。
情感を醸し出すというよりは、いちいちぶち壊しにしているように思えます。
おそらく自分の実力以上の文章表現に挑戦しようと精一杯背伸びしたのでは?
その作者姿勢、向上心は高く評価しますが、それと点数とはまた別のお話ということでひとつ(汗
今後を楽しみにしていますよ。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- いつか大好きな人と同じ学校に通うこと。それは7年前も、目覚めることが出来た後も、
あゆにとってはいつまでも見果てぬ、そして常識的に考えてなかなか実現の難しい夢。
個人的に、こういった題材にはひどく心が揺さぶられます。
それだけにあまり冷静になれておりませんが、どうかご容赦を。
結末は希望のある展開でなかなか良かったと思います。
しかしあゆの造形がバカすぎることや、書式による読み辛さ(『・・・』)などは減点対象です。
また、この作品に出てくる祐一達のなんと意地の悪いことか。
意地悪だけど優しい。それがあゆにとっての祐一であって欲しい私には耐えられないくらいです。
おそらくこの話の設定はあゆEDではない筈。だとすれば、その幸せになりきれなかった彼女の
こんなささいで、しかし切望したであろう願いさえも叶えてやれぬ、そんな主人公には怒りすら覚えます。
それらが鼻についてしまい、残念ながら折角のSSを素直には楽しめませんでした。
現実感がなくてもいいです。一日見学を企画するなり、通信校やフリースクールに共に通うなり、
できることはきっともっと色々あった筈。あの『名案』とやらの残酷さは目に余ります……。
また、大検を目指すことにした経緯はあゆが独自に(家族から教唆?)決めていますが、
それを教え(或いは示唆す)ることすらできなかった祐一たちの存在とはあゆにとって一体何なのでしょう?
秋子さんから諭されるなりした祐一がそれをするべきだったのではないですか?
これを他人に任せては『名案』の汚名は濯げません。
現実感のないものはシリアスではないかも知れません。だとしたらあゆと学校とは遠い存在であるべき。
ならば、この健気なあゆの頑張りをもっと身近、或いは本人の視点から描いてはどうでしょう?
意地の悪いキャラと言っても、それが『主人公』でなくて『無理解な周囲』であれば寛容もできます。
むしろ(時代遅れですが)苦境に耐え忍ぶ主人公にはエールを送りたくなりますね、私(笑
いつか幸せになって欲しいと、そう感情移入させられれば作者の勝ちでしょう。
- 038 弱虫が見た花 (採点:6)
- 文句の付けようもない展開にドキドキしながら読んでいたのですが、
若干息切れのような印象があります(笑
香里が親友にふと嫉妬を抱いてしまったり、
自身にそれとわかる嘘をつき続けて誤魔化す様などは生々しくて、
その矮小な人格に親しみすら覚えてしまうくらい。この香里の造形は実にお見事。
しかし折角の花火。これを使わないテはなかったのでは?
窓を開けた瞬間に大輪のそれが見えてしまい、その美しさに思わず魅了されてしまった……とか。
いや私の陳腐な想像力などさほど参考にはなりえないでしょうけれど。
それでも尻窄みにしておくよりは、きっちりと決着をつけて欲しかったですね。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- どちらが前向きでどちらが後ろ向きなのか。
どちらが幸せで、どちらが不幸なのか。
俄には判別できない、それぞれの立場の二者の有り様が強く印象に残ります。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- 『わたし、とんじゃうっ!』 これに尽きますな(笑
ラブコメという感じではありませんでしたね。
主題も悪くないのですが、コメディなのかそうでないのか。
迷走しているような印象を受けました。
どちらかに絞ってそれに徹した方がおもしろかったのではないかと思います。
- 041 涙 (採点:6)
- 設定・シチュエーションはあまりKanon準拠っぽくありませんが、
その分徹底的と言えるほどにキャラ造形がしっかりしているので、
やっぱりKanonのSSとして楽しむことができました。
浜辺で泣いている親友を抱く場面などは、絵的にも好みです。
『・・・』についてですが、一般的な『……』にしておくか、
それともあなたほどの文章力があるならばそれに頼らない文を目指しては如何でしょうか?
・の数で間を調節するような、そんな手法があなたにとって利益があるとも思えません。
私には単純に読み辛く、勿体ないと思いました。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- おもしろい。単純にそう感じます。構成もお見事。
リズム感とウィットのある文章が特に私好みです。
ウィットのあるそれを書けるということ。これはとっても凄いことだと思います。
プロの書くものにも希少なそれを、私は私の単なる好みだけで特に高く評価致します(笑
作品としての完成度についてはまるで文句のつけようもありませんね。
ただ、贅沢な事を言うようですが、KanonSSとしての主題が物語として生きていないような気もします。
強烈な実力を見せつけたこの作品ですが、まるで実力を見せつけるためだけに書かれた話に思えてしまい、
どうしてもどこか納得できない部分が残ります。
もう少し、話自体がKanonっぽければ迷いなく10点なんですけども。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- どんでん返しがとってもお見事(笑
もちろん(途中までの)切ない展開もとっても良かったですよ。
要領の悪い娘に教師ができるのだろうか?
などと思わないでもないですが、それはかなりどうでもいいことですね。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- 文章がいいですね。感情移入のしやすい、大変優れた味をお持ちだと思います。
そしてまた内容のなんと暖かく、ほのぼのとしていることか。
なんというか、こちらも思わず転がってみたくなります(笑
しかし、終わり方が尻切れトンボと言いますか。読後に物足りなさも感じます。
この雰囲気を保ったままに『物語』を展開できればもっと良くなるのではないかと思いました。
- 045 水の愛撫 (採点:9)
- 笑えて、和めて、萌えて、胸を突いておきながら読後に暖かい余韻を残す……最高におもしろかったです。
文章、会話のセンス、雰囲気、構成にオリジナリティとどれをとってもトップクラス。
短い中にこれだけのものを詰め込み、そしてこの話の前後にまで思いを馳せさせる素晴らしいSSでした。
ただ、たった一点だけ。
香里の口調に違和感があります(汗
栞と半年付き合った結果、より親密さが増したことの演出だと思うのですが、
それでも違和感は隠せません。口調は原作に準拠で良かったのではないかと。
- 050 あなたと共に (採点:5)
- うーん、ちょっと評価の難しい話です。
SSとして内容は悪くはないと思うのですが、似たような話が多くある中で、特に異彩を放つものでもなく、
またヘタレ祐一に、賢い美汐と個人的に好きになれない要素が満載だったり(汗
賢くなるのが強いことだなんて、あんまり思いたくないですね。といって逃避して
現実を見ないのが良いというわけではなく、それぞれのやり方で何かの筋を貫く……そんなバカが
私は大好きなんで、ちょっと好みには合いませんでした。
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- あゆED後に、しかしあゆの記憶が7年前のままであったら……?
そんな主題は私好みで、冒頭から期待していたのですが、ちょっとコンパクトすぎる内容でしたね。
もう少し丁寧に重厚に話を積み重ねて、ひとつの物語として成立するようにされては如何でしょうか?
とってもおもしろそうな設定ではないですか。たったこれだけで終わらせるには勿体ないですよ。
7年前のままのあゆと、あの冬の後の祐一とのギャップ。すれ違いや再び心を交わしていく様子などが
もっと描かれていれば良かったのですが、残念ながら表面を撫でた程度に終わってしまっています。
祐一の側に余裕があるというのも考え物ではないでしょうか?
運命の恋人(?)が生きていて今隣にいる。しかしあの冬の記憶はない。これは男ならかなり焦ると
思うのですが如何でしょう?
また、秋子さんの最後のそれは、もっと話中において何度かそれを想起させる材料を
散りばめておくべきでしょう。唐突に出てくるものだからちと場違いな印象もあります。
真琴も、特にいなければならないというほどではないと思います。あゆED後に出す必要がないのなら、
出すのは如何なものかと思うのですが。この話の主題はあくまでもあゆの新生活に対する不安と、
それを見守りたいと思う人々ではないのですか?
文章については……子供のあゆ相応とは、しかし言い難いですね。
原作のあゆ一人称を読み返してみてください。どうも内心はここまで子供ではないようですよ?
また、幼いにしてもちと描写が不足していると思います。
例えば、胸に飛び込んできたのが、最後まで猫だと書かれていないのは問題ありかと。
行頭一文字空けは、やるのならきっちり徹底してください。
『・・・』は『……』にしていただくと目障りでなくて個人的に有り難いです。
- 056 大輪の花 (採点:2)
- 名雪の語尾の『だお』は寝ぼけた時のみのもので、また二次創作では用途の別なしに乱発されたため、
使用しない方が無難であると思います。使用したからといってメリットは全くないでしょうからね。
思考を口走るという祐一の癖(原作にはない)も、よっぽど話そのものの展開に関係する場合を除いて
使用しないのが良いと思います。
また文章は、言葉は悪いのですが稚拙。表現描写もほとんどなく、真琴が何を食べているのかさえ
わからない始末で、読者の想像力にのみ頼らずに、もっと文面から情景が浮かび上がってくるような文章を
お願いしたいところ。(何もかも説明・描写しろというわけではないのですが、これは不足過ぎでしょう)
内容の方もややはしょりすぎの感が漂います。そもそもがさして目新しいものでもない題材ですが、
あゆの思い出と新たな家族との今を対比しきれていないため、あゆにも感情移入し辛い内容に。
展開・場面ごとにもっと溜めが欲しいところです。
感情的には、あゆはいま少し一人で頑張るべきで、また最後にあゆを見つけるのは
他の誰でもなく、やはり祐一であって欲しかった……そんな読後感が残りました。
- 058 夕凪 (採点:9)
- 文章や展開、雰囲気などは間違いなく一級品だと思います。
描き出される夕日の草原。その情景の美しさは他の作品を全く寄せ付けませんな。
その色彩感溢れる描写、霞がかかったような靄の向こうに見える心象描写にはただただ唸るばかり。
特に『ありがとう』のシーンなどは胸にグッとくるものがあります。
でも、おバカな私にはこのSSが何を言いたいのかよくわかりませんでした。
一夏の出来事が、子供の祐一の心にどのように焼きついたのかを描いたのでしょうか?
そして、それ故に誤解(?)によって別れてしまったことの悲劇性を主題にしている……と?
すみません、私にはちょっとよくわかりません。理解力に乏しい者の負け惜しみに過ぎませんがね(汗
何にせよあまり"おもしろい"物語ではなかったな、とそれだけが残念です。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:2)
- 主題が拡散してしまい、どれも中途半端なものになっています。
あゆとの幸せな日常にほのぼのとしているところに真琴への思いを馳せさせる展開。
読んでいるこちらの気持ちも千々に乱れて、読後感は決して良くはありません。
なんでもない日常。名雪が奏であゆが唄うそれか、それともいなくなってしまった少女に
ふっと思いを馳せてみるのか。どちらかに絞るべきではないでしょうか?
同時にそれを行うにしても、祐一(の気持ち)は最後にあゆの元へ帰って来るべきでしょう。
自分が唄っている間に別の女性に思いを馳せている恋人の様子に、あゆは何か感じないのでしょうか?
真琴に思いを馳せさせるのが主目的ならば、あゆはこのSSに恋人として登場してはならないと思います。
祐一の恋人でないのに、目覚めているというのもどこか興醒めですから、そもそも名雪と秋子だけで
何でもない日常を形成すべきだったのではないでしょうか?
他に気になる欠点というとやはり文章でしょうか。やや表現力が不足しているようにも思えます。
『・・・』は『……』に変えてくれると個人的に嬉しいですね。またレイアウトが目に優しくないです。
なんだかダラダラとした文章が続くようにも思えました。集中させる時は集中させ、間を空ける時は
そうするべきではないでしょうか? 星空や音色などの場面でも情感も何もあったものではありません。
ごくごく個人的な印象で申し訳ないのですが、キャラの造形にやや違和感があるかも。
まず名雪。不器用とも思える彼女がギターを弾けるようには見えないんですが(笑
あとはあゆ。名雪と親密なのはいいのですが、彼女は原作において名雪を女性としてかなり意識しており、
『両手に花』のような冗談は、表面で言いはしてもどこか内心に不安や焦りが漂うのではないかと思え、
そのせいで折角の萌える場面も素直に楽しめませんでした。
(一方の名雪も複雑な思いを抱くのではないでしょうか? この名雪は祐一のことを
完全にふっきれているようなので、こちらはさほど気になりませんでしたが)
- 065 振り返る想い (採点:5)
- 舞シナリオというのは、実に今に至ってもファンの統一見解らしきものが形成されているとは
言い難い謎を孕んでいますよね。様々な解釈は、解釈する人の感性を映し出すようで、
この主題を扱うSSを私はとても楽しみにしていました。
その中で、あゆを絡めて描かれたKanonでは語られなかった風景。
その方向性はさほど目新しいものでもありませんので、後は内容の充実がすべてなのですが……
方向性はともかく、何故あゆなのかという疑問が残るのが最大の欠点ではないでしょうか?
あゆと舞をつなぐ展開、説明がもう少しばかり欲しかったところです。
舞が五感で祐一を感じるくだりなどはとても楽しめましたが、ならば舞はそこで帰りたい旨を希望すべき
ではなかったのでしょうか、という思いもあったり。
誤字があるのも残念。『・・・』も『……』にしていただけるとありがたいです。(・・は目立って汚い)
- 066 夢の中でも (採点:3)
- いつ途切れるかわからない未来……その夢に怯え続ける栞。
しかしやがて不安なそれではなく、幸せな夢を見ることができる暮らしを手に入れる。
そういった内容はそこそこ楽しめたのですが、しかしその展開はどうもいまひとつ。
いきなり時間が飛んでしまう展開に、何のために出てきたのかよくわからない香里、
また説明臭いだけの文章からは登場人物の情念も、そこに漂う情感も感じられません。
もう少し主題を絞り、余分な展開は削いで、しかしその必要な展開自体はもっと重厚にしては如何かと。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- 扱われた内容、テーマに関して似たような香里SSの多いこのこんぺの中では、
栞に重点が置かれていた分だけ強く印象に残りました。
そういう意味ではもう少し高く評価するべきなのですが……。
手術直後の予断を許さない状態での会話やなどは、栞が無理をしているのを演出するためのものであったと
そう解ってはいるのですけれども、さすがにやりすぎではないかと思います。
文章も素っ気ないもので、あまり雰囲気を盛り上げてはくれません。無駄に装飾華美にしろということでは
ないのですが、この文体の選択は特にメリットがないのではないかと。
それと、擬音は使用しない方が良いように思えました。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:5)
- 雰囲気のある文章がとてもいい味を出していますね。
本来ならこういう雰囲気、情感のある作品は嫌いではないのですが、俗物である私には
中盤の展開の意味が全く理解できませんでした。
また、ピノキオも何も、真琴自身が選択してしまったことではないかと、冒頭でそう思ってしまって、
ピノキオに拘る祐一にはあまり同調もできませんでしたね。
もう少しわかりやすい説得力があれば良かったのではないかと思いますが、
そもそも私がおバカなのが一番いけないことなのでしょう。
- 075 記念日 (採点:2)
- とてもおもしろいアイデア・切り口で攻めてこられて、
また『毎日が記念日』だというセリフにグッときたりもしました。
が、しかしこれは……。
まず文章がよろしくありません。誤字や独自の(読み辛い)書式にどうしても好感が持てません。
そして、最後のオチがジャム……。このオチだけでマイナス4点はさせてもらってます(汗
折角のアイデア、どんな食べ物で舞は記憶を失ったのかと楽しみにしていたのに、これではあまりにも
酷すぎるというものでしょう。
謎ジャムなどという食傷気味の定番ネタで、いったい何が得られるのかと問いつめたいところですね。
こんなにいいネタを、実に勿体ない……。
- 078 blessing (採点:9)
- 文章が一級品ですね。変に凝ることなく、一人称でグズグズになることもなく……あまり癖のない、
本当に普通の文章なのですが、それが如何なる破綻もなく完璧に近い形で構築されているように思えます。
もっとも、プロの物書きにとっては当たり前のことなんでしょうけれど、このSSこんぺではこういう文章が
貴重に思えてしまうのは意地悪な見方と言えるかも知れませんね(汗
わずかに砕けた文章があったのはちょっと浮いているような感じも受けましたが、まぁ許容範囲でしょう。
思索の迷宮に入り込んだ彼女が、どういう結論をもって何をしようとしているのか。
途中でどんでん返しまであったりして、展開は文句無しに楽しめました。
読後感も良く、Kanonの二次創作でありながら、意外にも身近な題材のおかけで消化不良を起こすことなく
語られる内容にすんなりと同調できました。
ただ、中盤と終盤へのつなぎの展開には若干の疑問も残ります。ちょっとこじつけ臭かったかな、と(汗
あくまでも感情レベルでのものにすぎない印象なのであまり上手くは説明できません。申し訳ない。
まぁ、再読するとそうした疑問もあるのですが、それでもやはりおもしろかったです。
大変読みやすく、こんな文章ならばきっといくら読んでも飽きが来ないでしょうね。
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- ええ話やなあ……ってなわけで、素直に楽しませていただきました。
鈴にまつわるいくつもの思い出のエピソードが、どれもこれもが繋がっていく様はお見事!
『ようこそ、新しい家族』、"あの人"ならばきっとそう言って喜ぶんでしょうね。
この散りばめられたエピソードがうまく絡まって、ひとつの物語が作られていく様は感動ものです。
文章にもレイアウトにもほとんど文句のつけようがありません。
が、たった一点だけ。『──』の後にはスペースはいらなかったんじゃないかと。
つまんないことなんですけど、なんか気になってしまって(^^;
欲を言えば、家族の生活のエピソードがもうひとつ、特に"あの人"が家族に対する想いを語るような、
そんな場面なんかがあればもっと良かったかも(いや、蛇足かな)。ロマンチストの彼はどんな夢を、展望を
描いたでしょうか? それが浸透すれば、それによって彼を読者がもっと好きになっていられれば、
その後の急展開に、更なる感情移入が可能だったかも知れないと思います。
『あの人がロマンチスト過ぎるのだ。多分』実はこの文章が一番のお気に入りだったり。
ロマンチストだという夫を、しかし好ましく思っているであろう秋子さんが浮かんでくるようです。
- 081 向日葵 (採点:2)
- 物語の筋としては、どこか消化不良感が残るのが残念。
栞との数々の思い出と、ひとつだけ太陽にそっぽを向くヒマワリとの絡みが
とてもおもしろかったので、あと少しの発想の飛躍が欲しかったです。
文章的にはこれまで読んだ中で最悪クラス(汗
独自の書式がほとんどすべて外していると言いましょうか。
『・・・』を使いすぎ、及び標準である『……』を採用しない意図や特別なメリットもなし。
『―』も3つではなく2つでいいと思います。あと誤字や間違った文章は直しましょう。
会話文の前にキャラ名はいりません。どうせ登場人物は一人だけなのに、使うメリットすらないです。
唯一、左の余白がはすっきりしていてこれは読みやすかったという効果はあるのですが、
全体のレイアウトと相談してチャラですね。なんかスカスカの文が延々続くように見えたので。
文章さえなんとかなればまともなSSになる筈です。頑張ってくださいね。
- 082 いつか、またあの海に (採点:5)
- 絵に魅入られる様、自転車の二人乗りで風を感じる様、潮風を受けて波打ち際ではしゃぐ様、
置き去りにされたカチューシャを拾った時の様子……。
それらすべてが私好みの絵になるシチュエーションで、とても気分のいい話でしたね。
ただ、それらの展開を文章として活かせていない気がします。
稚拙な表現と、誤字だらけの文章がシチュエーションへの感情移入を妨げ、
情景描写が不足してしまっているために、折角の情景も表面を撫でただけで通り過ぎてしまいます。
ゲームと違って、CGでそれらを表すこともできませんのでSSでは情景を(あくまでもしつこくならずに)
表現するということは、とても重要なことだと思います。
または情景描写を簡潔にする代わりに人物の心象描写を濃く書くことで情感を出すこともできるでしょう。
どうせなら『・・・』も『……』にしておいてくれると有り難かったですね。
とにかく言えることは、このままの文章ではいけないということです。
方法はどうあれ、絵として映えそうな折角のシチュエーションを活かせるだけの精進を望みたいところ。
誰かが落としたものなのか、それとも捨てられたものなのか……カチューシャを拾うあゆという絵に
特に魅力を感じただけに、実に勿体ないと思いました。
拾ったカチューシャにはどんな物語があったのでしょう? そして7年前のカチューシャはどこへ
行ってしまったのでしょうね? そんな、語られない物語が次々と浮かんでは消えていく……。
本当に、とても私好みの良いアイデアだったと思います。
(それを拾った場面がもっと情感豊かに描写されてさえいれば、の話ですが)
- 083 偽りの伝承 (採点:2)
- アイデアが非常におもしろかったです。
他の真琴EDが紋切り型でコンパクトな『ちょっいい話』に収まるのに対して、
騙られない伝承を切り口にした、なかなかに尖ったSSになってました。
が、文章がちょっと……(汗
まず表現が稚拙です。団子の味を表現するくだりを見ればそれがはっきりとわかりませんか?
また、読点が抜けていると思われる場所や単純な誤字、おかしな言い回しがあちこちに目立つ上、
『・・・』を採用したせいで目障りなレイアウトになり、読みにくい文章になっています。
文章のせいで折角のアイデアが素直に読まれないのは勿体ない。
あと、民俗学の基本的考え方から外れている美汐による解説・解釈などはひたすら胡散臭く感じました。
- 085 開花 想葬 (採点:3)
- 言葉で遊びすぎ。
火遊びが過ぎて『作品の印象』という名の建物に延焼。結果、全焼といった風情ですな。
小難しい言い回しに普段使わない漢字、普通に言わずにわざわざもって回った表現を多用するのは
美汐という固い思考の持ち主を表現するためだった。と、好意的に見ればそのように思えます。
しかし、その文章におかしな言い回し、例えば『凍っていた氷』や『感じられる感性』などが見受けられ、
ただでさえ読みにくいその文章は、読み進めるほどに印象が悪化してゆきます。
おまけに誤字まで混ざっているとなると、作者は自分のSSを一度でも読み返したことがあるのかと
疑いたくなってきますね。句点があったりなかったりするのもひたすら鬱陶しかったです。モノローグ、
或いは思考には句点は使わないというならともかく、それが徹底していないので、行った意図が不明。
会話文の末尾に句点があるのも萎えますし、ら抜き言葉もこの文章の中ではひたすら浮いている。
確かに一定の味を出して効果のあった文章ですが、デメリットがメリットを帳消しにして
なお有り余るといった感じ。むしろ内容への集中を阻害している、とても悪い文章だと思います。
作品の内容自体はとても爽やか。道の選択のくだりなどは未来に向かって歩いてゆく
明るい姿勢が垣間見えたりするもので、とても良いものだったと思います。
大人の、というよりは若者らしい希望に溢れたものであるような気もしますけれどね。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- どこかの学者探偵を彷彿とさせるような思考、でもユーモアは失わないマイペースな北川の造形と、
香里とのやりとりを存分に楽しませていただきました。
特に食い下がる香里に対して妥協せずに、そして無駄に色恋に絡むことなく己の信念を貫く北川に
思わず惚れ惚れしちゃいますね。あぁ、私もこれくらい強くありてぇ(汗
でもその北川の信念がどこから来ているのかがわからなかったのがちと残念です。おかげで
スーパーマンな北川に若干の胡散臭さも感じてしまったり。
また、最後に本編につなげる必要は必ずしも無かったのではないかと、そのように思ったりもします。
香里の状況をぼかしておけば、もしかすると栞死亡後のことではないかと
読者に想像させることもできますし。というか香里があの後で、祐一に縋って泣きつくという姿には
どうも結びつかないんですよね、私の中では(汗
あと、最後のセンター属性の文章は完全に蛇足だと思いました。さり気ない終わり方の方が
マイペース男のこの北川らしいような気がします。
誤字があるのが残念。また『……』がちょっと多すぎるような気がしますが、まぁ許容範囲でしょう。
- 089 雪原の軌跡 (採点:9)
- 舞の力を利用しようと企む人間がいても、それは不思議ではないのかも知れません。
しかしなんたる迂闊。私はそれがもしKanonの登場人物だったならば、
という想像をしたことが無かったのです。
それだけに、ハンマーで頭をぶん殴られたような衝撃を受けました。
己の築いてきたそれから逃れるようにして生きる、弱くて、臆病で、優しすぎる少女の造形。
キセキに込められたメッセージ性。実に陳腐な言い方ですが感動しました、としか。
10点over! と、言いたいところですが『……』の使いすぎで読み辛かったことや、
会話文の末尾に句点があるという小学校の作文書式にちと萎えたのも事実です。
あと、舞の泣き言を聞いて香里が姿勢を改める……のですよね?
あの泣き言だけでそうなったのではなく、ちょうど魔物が現れるなり、独白を聞くなりして香里は
舞が、理由や姿勢はどうあれ『闘っている』様を知るべきだったのではないかとも思います。
まぁ、それをすると蛇足になっちゃうのでしょうからこの意見は無視して貰って結構ですが。
- 090 贈る言葉 (採点:4)
- こういう、どこまでも甘っちょろい物語(笑)は嫌いじゃないです。
初々しいと言いましょうか。二人が惹かれていく過程には心が和み……ってちょっとばかり
はしょりすぎじゃないですか?(汗
まぁ短編なんてそんなもんだと言われればそれまでですが、香里が北川に惹かれる決定的な瞬間が
回想シーンのしかも会話だけ……。
また、答えを出して大切な人を失うのが怖いという香里の考え方は如何なものかとも思います。
栞とのことでは後悔したくないから、残りの時間を無駄にせずに過ごせたんですよね?
そしてその時間のことを後悔せずに済んでいるのですよね?
だとしたら、差し迫る環境の変化を前にして、むしろ大切な人を失いたくないがために焦り、
しかし悩むのがこの香里らしいと言えるのでは?
文章はさほど悪くはないのですが、どこか言い回しのおかしいところもある(高額→高価)のが
気になると言えばなりますね。
また、盛り上がってる会話の真っ最中に誤字があったりするのは激しく萎えます。きっちりと推敲を。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:4)
- Kanonでは書かれなかった裏側を補完する内容で、それ自体には結構満足しています。
しかし、欲を言うともう少し作者ならではの尖ったアイデアが欲しかったです。
天使とのやりとりを急ぎすぎだったんじゃないかな、という気もします。
文章は素っ気ないそれで、しかもどこか稚拙なものも感じられます。
Kanonの原作ではどうでした? あゆ視点のモノローグなどは情感たっぷりの文章だったと思いますよ。
それを排して、簡潔な文章を採用するメリットと言えば、淡々とした雰囲気を出すための目的が
考えられますけれども、私にはこのSSには特にそうした目論見を感じられませんでした。
一人で待ち続けるあゆの情景や、天使の描写などにいま少しの雰囲気が欲しかったですね。
さもなければ、その文体を生かしたSSをこそ書くべきです。
- 093 philosophy (採点:3)
- ええと……折角おもしろみのある主題で問題提起しておきながら、何の解決にも
なっていないような気がするのは私だけなのでしょうか?
文章・アイデア等には特に問題がないように思えただけに、内容で楽しめなかったのは残念。
あと、どちらかというと名雪は気付いていないのではなく、気付いているけれど
そこから目を逸らして、そしてそんな自分に幻滅している。
そんな様子の方が読者の共感を得やすかったのではありませんかね?
そうした名雪の内心を丁寧に書かれてあった方がいいと私は思います。
ところで名雪ED後に栞や真琴がいる理由は何なのでしょう?
わざわざ原作とは筋を違えて出てくるのですから、何らかの役割を望みたいところです。
特にあゆなどは名雪EDにいるといないとでは全く違うでしょうし。
名雪にしたことを申し訳ないと思う祐一が、あゆのことで悩まないというのも不思議な話ですよね?
あゆの存在は祐一のアイデンティティを大きく左右しますよ?
この主題ならば知らないままにしておく(つまりあゆは消滅したままにしておく)のが良いと思われます。
- 095 すべてがFになった日 (採点:6)
- これまで読んだ中でも間違いなくトップクラスのクオリティを持っていて、
しかも奇想天外で破天荒なおもしろさが同居していると思います。
すべてが完璧。もはや10点間違いなし!
……と、言いたいところなのですが、しかし私はこの作品には決して1位になって欲しくないです。
これ、Kanonの二次創作じゃないですよね。
Kanonらしくない作品もまぁ、二次創作のひとつの形態ではありましょう。
しかし、せめてKanonのキャラくらいは使いましょうや。
Kanonの世界観が、或いはキャラが好きでSSを書いているという人に比べるとどうにも好感は持てません。
作者様の実力や感性は認めますが、私はそもそもKanonの二次創作をここに読みに来ているので。
- 099 Anniversary Days (採点:2)
- ガラス細工のカメオ。ただ綺麗なだけでなく、そこに家族の肖像が入っている。
とても素敵なプレゼントだと私も思いますよ。
でも、まぁぶっちゃけた話そこ以外は全く評価外ですね(汗
まず文章に味も何もなく、稚拙なのがいただけません。
また誤字・脱字が多くさすがに白けてしまいます。(いくら何でも『秋子さん話』はないでしょう)
名前だけで、全く何も果たしていない、それどころか居るのかいないのかすらよくわからないキャラが
多すぎますね。ダラダラと全員分をやられるのもそれはそれで嫌なのですが、このSSにとって必要ないと
判断したのならば、できるだけキャラは絞ってその分濃密に描いてください。
独自の書式『・・・・・・』ははっきり言って浮いてます。凄く目立つんですよ、これ。
中黒はどうせ使うなら『……』にしておくのが無難ではないかと思います。
物語の内容にもいちいちつまらないツッコミがたくさん入れられてしまいます。
祐一の企んだそれに『苦労』という言葉がどれだけ似合うのかちょっと考えないでもありません。
ところでオーダーメイドのガラス細工はもしかしてかなり高額なものになるのでは?
露店の主人がどんな人かよくわかりませんが、それにしたって高校生のガキが随分と偉そうな口を
きいているのも端で見ていて気持ちの良いもんじゃないですね。特注のものは客を選ぶと言いますが、
それにしては祐一を気に入ったというエピソードがカットされているので言葉に嘘臭さが漂います。
プレゼントの内容を凝ったものにするのはわかりましたが、その骨子を
いかせるだけの内容をお願いします。折角のアイデアが勿体ないですよ。
- 100 今度までには (採点:6)
- 会話のテンポというか、テンションというか。それがとっても気持ちいいですね。
真琴と祐一のやりとりなんて最高です(単に私の好みのツボにハマっただけかも)。
美汐と祐一とのそれもまた同様に、いい味が出てます。
その会話と地の文章とのバランスが良く、この妙味にのめりこんでしまいそうになりますね。
──個人的に嫌いなシチュエーションであるにも関わらず。
ごめんなさい、なんか真琴EDで真琴がいるのに美汐と、ってシチュエーションは好きになれないので(汗
それでも物語としてとてもおもしろかったのも事実。でも冒頭のやりとりで真琴にガッチリと
掴まれたハート、この気持ちをどこに持っていけばいいのやら……(苦笑
こればっかりは変えてくれとか直してくれとか言いようがありませんからねぇ。
まぁ、お互いにとって不運だったと思っていただくしかありませんな。
誤字があったのがちと残念。
独自の書式、会話文の後改行せずに短い描写を入れるのはリズム感が途切れずに済んでいて
とてもハマっていたと思います。
- 101 Little Seedling (採点:5)
- 心和む上に、情景(というか作中の舞台)がとても爽やかで、それ故存分に楽しませていただきました。
一見、使い古されたありがちSSなのですが『森の王様』というちょっとしたスパイスがいい感じ。
できれば、それを本編の不思議な現象に絡めてみては如何? 使い捨てにするには勿体ないです。
さて、楽しませていただいたのに中途半端な点数で申し訳ないです(汗
と、いうのもいくつか気になる点があり、あまり高得点をつける気にはなれませんでしたので。
まず、名雪の扱いはどうかなぁと思います。冒頭にあるてるてる坊主のシーンなんて二人で作っている
情景が見たかったなぁ……。あゆの家族として存在感を見せるか、或いは元からこのSSには登場しない、
くらいでいいのではないでしょうか? その点、秋子さんはほんのわずかしか出番がありませんが、
こちらは重要な情報を握ってますからさほど問題はなさそうです。あんまり存在感はありませんけどね(汗
ところで、祐一の『思ったことを言葉に出して自爆する癖』は使用しない方がいいと思います。
ドタバタのラブコメならいざ知らず、あれの使用はSSの品位を大きく下げるのではないかと。
はっきり言うと笑えない定番ネタには食傷気味なのです(汗
あとは、折角の爽やかな情景が、やや物足りなかったのが残念でしょうか。Kanon本編も
祐一の一人称なのですが、あちらは情景描写が充分に生きていると私は思いますよ。
あゆの日記、個人的に凄く気に入ってしまいました。お日様にむかって競争ときて萌えない筈もなく(笑
こうした雰囲気を保ったまま、あと少し独自性があればもっと良いものになったのではないかと思います。
- 102 踊り子に癒しを (採点:5)
- 残念ながら、個人的にはあまり好きになれないお話です。
と、言うのもこのSSの根幹がいかんと思うのですよ。
この話を私なりに形容するならば……香里という名と人格の、しかし実態はオリキャラによる
オリジナルの設定・舞台でのオリキャラとの恋愛劇であり、その1コマを抜き出したもの。
ストーリーはどこかから借りてきたかのようにありがちで独自性がなく、
さらに起承転結の波が緩いというか波乱もないため、コンパクトになりすぎている。
(ある物語の中の、任意の一章のみを抜き出したように思えます)
と、そんな感じです。
文章などはかなりいいですし、描写も的確で実感のある情景が浮かび上がってくるようで、
(というか数学や音楽などなど、香里を身近に感じた人も多かったのではないかと)総合的に見て
決して悪くはないのですが、そもそも物語としてのおもしろみに欠けるきらいがありますね。
どうでもいいんですが、個人的にニヤリとさせられる場面もありました。
というか、わざわざそれをBGMにしてみたり(笑 『Longing/Love』は名曲ですとも、ええ。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:3)
- これまた評価の難しい……。
北川の余りの痛さにもしかして最後まで読み切れないんじゃないかと思ったくらいですが、
どうにかオチまで辿り着けました。
しかしオチまで行っても大ヒットというほどウケることもなく、
残念ながら中途半端な点数にせざるを得ません。
所々、小学生の作文よろしく会話文の末尾に句点があったりするのも、
私が話の内容へ集中するのを妨げたと思います。しかも、有ったり無かったり。
書式の統一くらいはしておきましょうね。
笑えはしませんでしたが、しかしいちいち北川が妄想を繰り広げるという
展開そのものはとてもおもしろみがありました。
- 104 これから…… (採点:2)
- ジャンル分けするならば、シリアスというよりはほのぼのでしたね。
まぁジャンルなどこの際どうでもいいでしょう。
しかし、ひとつの物語として見た場合、このSSには魅力を感じませんでした。
まず設定からしてどこか歪です。話の方向性もひっくるめて、まるで「ああ、なんて可哀想な私達……」と
自己陶酔しているかのような展開にどうしても同調できず、どうしても冷めた目で読むことに。
私がもし相沢の親であったならバイトして家計助けてるくらいなら、もっとしっかり勉強してて
欲しいですよ。その代わりお金はなんとか工面するから、と。それが親ってもんでしょ?
それを『そこまでしてもらうわけには』なんてクソナマイキなことを息子に言わせておけませんよ。
バイトして家計の足しにする……それが祐一と名雪の矜持であるならば感情移入もできますが、
何故親の援助を拒む必要があるのでしょうか。
己の矜持のためにわざわざ茨の道……それも出口のない迷宮を彷徨う男、というのは私的には
大好きですが、この二人にそうした筋の通った『矜持』を感じることができませんでした。
降りかかる苦難は、もっと自然なものが良かったと思います。
また、起承転結をつけるために、名雪は一度物語内にて墓参りから逃げ出さなくては
いけなかったのではないかと思います。そうして二人の間に危機が生まれるが、
それをもう一度力を合わせて乗り越えてより強い絆を獲得していく……如何です?
いささかステレオタイプな筋なので真面目にそのとおり実現されるのは如何なものかと思いますが、
私は今のままよりは、波乱と解決の二つのヤマがあるというそれだけでも大きく違ってくると思いますよ?
- 105 『ロシアンティー』 (採点:2)
- ジャムにまつわるエピソードを軸にした、秋子さんのストーリー。
それだけならありふれているのですが、そこに妖狐を持って来るアイデアは悪くはないと思います。
もっとも、途中で、あるいはタイトルと冒頭の時点ですべてが予測可能であるのが弱点ですね。
もっと妖狐の娘である名雪を生かした話にすれば良かったのでは?
姉の造形に好感を持てましたが、それも途中で口調が変化していたためにつかみ所がなくなり、
元々どこかで見たような性格であったためか、あまり読後の印象は良いものではありません。
少年の造形についてもいまいち。それ自体は悪くないのですが、エピソードを大幅に省略した上に
『真面目』に悪戯を仕掛けてくる身元不明人などははっきり言って可愛くないです。
真面目な同年代なのか、ガキっぽい少年なのか、文章だけでは伝わりにくいのがマイナスですね。
書式について独自のものを貫いておられるようですが、それを採用したことによる特別な目論見が
見出せず、ひたすらに読みにくいだけの不愉快なものになってしまっています。
最後のモノローグなどを見てみてください。〜で括られた文章の末尾に『…』があったり句点があるのは
私から見て、物凄く不格好だと思います。
文章というか、表現などもどこか稚拙と言ってしまうと言葉が悪いのですが、違和感が漂いますね。
『何故、貴方は全てにおいてわからないの!?』というセリフなどは話としての盛り上がりが完全に
吹っ飛んでしまうものになってしまってます。もう少しドラマチックなものをお願いします(汗
『秋子は、自然に想いを行動に移していた』の部分も、詳述はしろと言いませんけど、
寝たきりのものを逆レイプする(笑)のではなく、物語としての盛り上がりを念頭に置いて
ドラマチックな情景を浮かべては如何でしょう? リアリティ云々はここでは少々は忘れるべきでは?
この行為から悲愴感を与えるのが目的ならば逆レイプでも結構ですけれど、その場合は
果たしきれなかったことにされるのがよろしいかと。
- 107 満月は白い輝き (採点:4)
- 真琴ED後を主題に、夢のある話として書かれたものを読んだのは
実はこのこんぺでは初めてなので、その暖かな内容はクサクサした心を癒してくれますね、はい。
真琴が、今度はちゃんと人間として帰還したとして、その時美汐は……?
なんてことを私も考えたことがあります。それに対して『二人分の願い』という結論、
そんな世界観を提示したということは、こぢんまりとした話が多い中で一際印象に残りますね。
そういう意味で、存分に楽しませていただきました。
ついでと言っては何ですが、真琴と祐一とのやりとりがとても楽しかったですよ。
しかし、残念ながら高く評価するかどうかということになると、ちと粗が目立つのも事実かなと。
まず文章ですが、日本語として間違ってはいないのですが、どこか素直に読めない。
ら抜き言葉も個人的には勘弁。また表現的にもどこか的外れな感が漂います。
例えば折角の消えてしまいそうな美汐を例えての月ですが、昼日中の一時が舞台なのに
そこでどうして月を連想したんだろうかとちょっと違和感が。
『・・・』は『……』にしていただけるとスッキリして読みやすいかと。なんか中黒は目立つんですよね。
話の展開としても、最後のそれは原作のKanonと同調させているのでしょうけれど、あれは名雪以外の者で
やってしまってもさして効果はないと思いますよ?
(名雪は敢えて再びそれを繰り返すことに別の意味が生まれますが、他の者は単なるKanonの二番煎じに)
また、『彼』の名前は最後まで秘密にしておいて良かったのではないかとも思います。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 一見してほのぼの。しかしその裏に波乱を含んだ会話が実にいい感じですねぇ。
まだまだ途上とは言え、名雪がイイオンナに成長しようとする姿に思わずグッときて、こちらもエールを
送ってしまいますね。もう何年もしたら、きっと祐一が驚くほどのオンナになってるでしょうなぁ。
このSSの祐一には勿体ないですね、彼女は(笑
そうしたストーリーを説明臭くせずに済ます、情報を小出しにしていく展開がお見事。
欲を言えば、もう少しぼかしても良かったのではないかとも思いますけれどね。
(大切な人が誰なのかは最後まで不明にしておくが、いくつかのキーワードは残しておく、など)
でもこの祐一はいくら何でもヘタレすぎでしょう(笑
あと、いいところで誤字があり、テンションがガクッと落ちて余韻が霧散してしまい気味なのが残念。
しかしその誤字が『×誤る』ってのは笑っていいものかどうか(汗
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:5)
- うむむむ、なんつーか感想の書きにくい話です(汗
柔らかな日常の一コマにほのぼのとさせていただき、しかし満足かと言うと物足りない。
文章にも、主題にも不満などない筈なのですが、でも同時にそれを高く評価できるわけでもない。
そもそも話があまりにもステレオタイプで、また起承転結の展開があまりにもコンパクトに
まとまりすぎているのではないか、とそのように思います。
できればどこかで"尖って"欲しかったなぁ、なんて(汗
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:5)
- 『”祐一にとっても”、香里にとっても初めての口づけ』
え゛、そーなの?(笑
つまらないツッコミはともかくとしまして。
ええと、なんだか感想の書きにくい話ですね。
決して悪くはなかったのですが、似たようなテーマの話がこのこんぺには(巷にも)数多く、
そこから頭一つ抜け出すものがなかったような気がします。
一言で表すなら『ありがち』すぎたかな、と。
例えばもっとボリュームのある話にして、香里の揺れる心を丁寧に描いては如何でしょう?
内容自体は悪くないだけに勿体ないですねぇ。
墓前での香里と祐一のやりとりは、らしさが出ていてとても良かったですよ。
あと『・・・』は『……』にしておいていただけるとなお良かったかと思います。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:2)
- ほのぼのとしたお話にこんなことを言うのはお門違いであると自分でも思うのですが、
しかしそれがわかっていても敢えて言わざるを得ないですね。
起承転結がはっきりせず退屈だったというか、はっきりと冗長だったと思います。
ほのぼのとした日常の風景を書くこと自体はとても良いものだと思うんですよ。
あんまりクサクサした話ばかりだとこっちも参ってしまいますので。
それに大好きなKanonのキャラ達の色んな顔が見られるのは、一人のKanonファンとしてとても有り難い。
このSSでも祐一と各キャラのやりとりの中には思わずにんまりとさせられるほんわかしたものが
あったのは事実だと思います。(美汐との対決や最後のあゆとのやりとりとか、です)
ですが、それを帳消しにしても追いつかないほどに私的な萎え要素があったのもまた事実。
アイスジャンキー、たい焼きハンター、睡眠中毒娘……その他牛丼に古風な女にジャムと
数え上げればキリがないほどに、あまりにも定番すぎてちと食傷気味のネタばかり。
挙げ句の果てには『作者』が文面に顔を出すときて、さすがに私の許容限度をオーバーしてしまいました。
(そもそも私のはたいして広くない範囲なのですが、手掴みでケーキ食べる名雪とか、
カンニング北川なんてのは私以外の読者でも一定量を確実に不愉快にさせたのでは?
そうするだけの物語からの要求がどこにあったのでしょうか?)
また、展開というかリズムもいちいちよろしくないかと。
例えば『「うぐぅ・・・・・・」俺の的確な表現に〜〜自覚が無いのに何言っても無駄だ』までを
切り取り、『タイヤキハンターあゆが背後に立っていた』の後にくっつけ、
ひとしきりやりとりを交わした後にようやく二人が制服のままであることから
学校、境遇についての説明に移る。それで随分と流れが良くなると思いませんか?
その他『・・・・・・』は『……』にしてくださると個人的にはすっきりして読みやすいですね。
- 113 Flying (採点:3)
- 名雪と事故、というとすぐ近くにもあるので食傷気味……と思いきや、こちらは事故は事故でも、
『翼』の喪失に関するものですな。
その分、Kanonの原作から見ても独自の解釈を……とは必ずしもなりきれていないようで。ちと残念。
ほぼ、Kanonの焼き直しというかそのものですね。あゆの奇跡を絡めずに(余計なエッセンスを加えずに)
名雪と祐一の信頼を構築したかっただけのようにも思えます。
それでいいじゃないかと言われるかも知れませんが、それにしてはどこか中途半端かなぁと。
ただ、待つ場所に原作には無かった意味を加えたことはとても良かったと思います。
いつか名雪がその足でそこへ辿り着くということ。そこでその日を待ち続けるということ。
ある意味では、原作を超えたと言って良いのではないでしょうか? なんて思ったり(笑
『待ちきれなくて』なんてのもとっても祐一らしくて良い感じです。
でも、できれば翼の喪失の危機を描くのではなく、翼を喪失した後の物語までを、これでもかと
書ききって欲しかったなぁ、とそんな風にも思います。
そしていつか翼を取り戻した時こそがその物語の真のハッピーエンドになるだろう、と。
しかしまた誤字が多いです。誤字というより誤用法でしょうかね。
正直、最初のモノローグに誤字が混ざっている(×滑走→○滑空)のは第一印象としてかなり悪いですよ。
また文章が一本調子というか……特に語尾に注意してみてください。
それに情景描写もほとんどなく、結果、余韻というか情感というものがありません。
それが必要最小限の文章に絞って、それでも情感が出ているのなら良いのですが……。
シリアスSSというのは、実はほとんどみんな素材は光るものを持っているんですよね。
言うなれば如何にそれに目を惹きつけることができるか、感情移入させられるか。
そこで大きく結果が違ってしまうのではないかと。素材が良かっただけに、かなり勿体ないなと思います。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 笑わせていただきました。
いや、もう『感感俺俺』最高です(笑
オチがちょっとほのぼので物足りなかったかも。ヤる時はとことんやって欲しかったかな、と。
真琴が差し入れた肉まんの中にも……なんてのはさすがにベタですかね?
- 115 温もりの中で―― (採点:1)
- まずは、シリアスSSは今回のこんぺにおいて質量共に充実しているため、
他の作品との兼ね合いで採点が厳しくなりがちであり、その結果がこの得点であることをご了承ください。
まず、誤字が多すぎます。文章も意味が通らないものや、表現としてよくわからないもの、
あるいは誤用法などが目立ちます。『…』の、数自体はともかくその使われ方には不快感まで感じます。
(『……、…っ』がその代表例。『あ…、秋子さん…』はまだ必要に迫られたことが理解できますが、
そうした苦渋の選択無しにただ使っているだけのものはひたすら読みにくいのです)
奇跡は神によるものではなく、それを信じる人の中にこそある。
そのように仰られる勧誘人(笑)の言葉には共感できます。
しかし、そもそもこの物語の意義とは何なのでしょう?
Kanon原作ではできなかった名雪喪失の危機をやってみたかったのでしょうかね。
あゆの手(犠牲)によって与えられる奇跡を否定したかった?(その気持ちはわかります)
それにしたって、冒頭で「ああ、またかよ」とげんなりしてしまいます(汗
私の全く個人的な基準なのですが、ハッピーエンド後に"再び"事故・病気による喪失の危機を
創出する物語にはあまり魅力を感じません。というか事故ネタはもう飽きました(笑
それをすることは原作の二番煎じでしかない、と思います。奇跡の後の今度は本当の別れを描く。
これならばわかります。また原作中の危機や悲劇のエピソードを独自の解釈で描き直す。それもOKです。
しかし、それにしたってアイデア・センスというものが必要でしょう。独自の解釈が弱いと感じられれば、
やはり食い飽きたネタには食欲不振を起こしてしまうのですよ、私は。
そういう意味では私はとても困った読者だなぁ、と思いますがこればっかりはどうしようもなく(汗
祐一が、名雪にしてやれること。
それを緻密に描かれるならまだしも、わずか数行で奇跡が起こっては興醒めもいいところです。
レイアウト的にも盛り上がりがありませんし、今少し他の方のSSを読み耽っては如何でしょうか?
文章については、小説をたくさん、たくさん読めばある程度までは自然と身に付くでしょう。
個人的に名雪のシリアスSSには、原作に大いに不満があるだけに過剰に期待してしまうところがあるかも。
読み応えのあるそれをいつかお書きになることを期待してます。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 銀河鉄道の夜……は読んでないのでオマージュなのかどうか私にはわかりません(泣
そういうわけで、SSから感じたことだけ。
幻想的な話ですね。
さほど文章自体からは色が滲んでこなかったのが残念と言えば残念ですが、それも功罪有り。
無駄なく、また装飾華美になることのなかった描写が、幻の情景を的確に表現できているかと。
少なくとも「なんだそりゃ?」と首を捻るようなことにはなりませんで、その分安心して読めました。
実態は日本人好みの話、故人とのお別れ劇なのですが、これがしかし悲愴感や心残りを感じさせないような
スッキリしたものになっていると思います。
ただ、北川は不思議な空間への誘い手としての役割でなくて、
むしろややもすると一緒に下車してしまいそうになる香里を引き留める役割こそが
ふさわしかったのではないか。そんな気がします。
『手を握るという行為』とは、そういうものだと私は思うんですよ。
なれば香里がまたいつか栞に会いたくなったとしても、その時もちゃんと帰って来られるように
しっかりと繋ぎ留めていてくれるだろうと。
また、栞が何を言ったのか。それは最後まで書かない方が良かったんじゃないかと思います。
細かいことですが、誤字があるのがとても残念。
どうでもいいんですが、口を尖らせる香里に萌えたのはきっと私だけではない筈(笑
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:6)
- どうも感想の書き難いお話です……。
運悪く私の集中力がぶつ切りになっている時に読んだせいか、さらっと一読した時には
ありがちながらも雰囲気の良いSSに思えたのですが、いざ感想を書くために再読してみると、
何故か言葉が浮かんできません。
あゆの言葉、「思い出って何のためにあるんだろうね?」(でしたっけ)。
それに私は答えを出すことが、実は今に至ってもできないままでいるのですが、
このSSに出てくる祐一が、あの時には出せなかったそれを見つけている。
Kanonの根幹に関わるようなテーマを扱った、とても良い話だったと思います。
思いますが、しかし実は私にはその祐一が出した答えを飲み込みかねているのです。
単に私がおバカなせいでしょう。また、精神的にまだまだ幼いせいでもあるのでしょう。
しかし、彼が断言した答え。その説明がどうしても飲み込めていない。
どうも説明になってないんじゃないかと。結論はいいんですよ。人は思い出のために老いてゆき、
しかしその思い出があるからこそ『生きて』いける。それはわかりました。
でもその説明はと言うと……うーん、どうにもよくわかりません。
自分自身、即物的で今しか見てない破滅的な生き方をしているせいなのか、
この少女に成り代わって、もっともっと問いつめてみたかった……。
その意味では、消化不良だと感じざるを得ないのでした(汗
他には特に不満もないのですが、ただ文章はとても読み辛かったです。
短い文章をつなげてひとつの情景を、描写を完成させてゆく。
しかし視覚的にパッと見てその文章の連なりが何を言わんとしているのかがとてもわかりにくく、
同じところを何度も何度も読み返してしまい、読むのに大変な集中力を必要としてしまいました。
特に0と1は紙面としてもっと綺麗にできたのではないかと。(たぶんこんなバカは私だけでしょうけど)
その一方で文字の配置には気を配られており、詩と同様の視覚効果がよく出ているのですけどね。
そういうワケで私の中ではこのSSには真っ二つに別れた評価が同時に並立してしまい、
その結果として実に感想の書き難いものになってしまったのです。
己の理解力不足を心の棚に上げまくった感想で申し訳ございません(汗
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:1)
- 作者様がKanonのSSを好きで書いているということがよく伝わってくる内容で、
ギスギスした主題・雰囲気のSSたちに比べると、実に微笑ましく思います。
私も、こういうドタバタしたSSが嫌いではないですよ。
しかし、もうちょっとでも笑えるものにして欲しいなぁと思ったり。
全くの個人的な基準で点数つけているので申し訳ないのですが、
その私の基準では『あゆ=食い逃げマシーン』はたとえギャグでもちょっと勘弁して欲しい。
(もしギャグでなかったら言語道断ですけどね)
と、言うのもそれで笑いを取れた時期はもう私にとっては遙か過去の昔話なので。
要するにですね、ネタとして食傷気味なんですね。アイス、ジャムも同様に。
あなたもSSサイトを回っていれば、既にそのネタは何度も読んだと思います。
やはり、定番ネタはそれだけでは評価対象外……いくつかはマイナスですらあるのです。
そういうわけで、点は少々厳しめにつけさせていただきます。
- 119 『Nurse call』 (採点:4)
- オリキャラが主人公とのことでかなりの不安があったのですが、
それは良い意味で裏切られました。
原作上の人物では代理は務まらないけれど存在自体は確かにKanonの一員。
そしてオリジナルの視点と役割を利点として生かしたバランスになっていて、
オリキャラに強い拒否反応を示す私でも不快感までは感じませんでした。
ストーリーそのものもなかなかおもしろい。何より起承転結がはっきりしてますよね。
アクシデント発生からの流れには思わず手に汗握ってしまいます。
しかし惜しむらくは、ややストーリーに徹しすぎたきらいがあることですね。
氷室先生から不安(?)を取り除く人物にもオリキャラを配置したため、
Kanonのキャラが全く存在していなくとも、実は問題ないSSになってしまっているのでは?
(『Kanonの栞シナリオを舞台とする物語』であるべき理由が薄い、というか無いです)
香里、あるいはあゆの存在を上手く使えていれば、と思ったりもします。
ストーリーがおもしろかっただけに、こういう理由でマイナスをするのは心が引けるのですが、
やはりこのこんぺはあくまでもKanonのSSを扱うものですからね。
あと、『……』の使いすぎでちと読み辛かったです。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:1)
- 主題と、物語の展開との乖離が目立つのではないでしょうか?
佐祐理の親友との間で葛藤する恋心、何もできないという自分に対する自信の無さから来る過剰な卑下、
そのふたつの主題が(もし違うのなら私の読み違えです。忘れてください)、しかし残念ながら
描かれた内容には即していないと言いますか(私は舞に萌えてしまいました)、
「この展開/主題でどうしてそうくるんかなぁ?」という感想を抱かざるを得ません。
しかも──これが重要なことですが──どうも何も解決してないような気がするのです(笑
そのために私の消化不良感は誤魔化せず、あまり良い印象を持てませんでした。
もしかして『手が冷たい人は心が温かい』という一文以外は実はどうでも良かったとか?
それを書くためだけに無理矢理シチュエーションを構築していったように思えます。
文章も稚拙と言ってしまうと失礼なのですが、しかし誤字が目立つ上に首を傾げたくなる表現が多く、
その上で『・・・』や会話文の末尾に句点を付けるという書式を採用されているため、
どうしても好感が持てませんでした。
佐祐理の抱える闇と、そして希求しているだろう光を祐一だとすること。
それはとてもおいしそうな素材だと思いますので、
あとは調理の腕を磨いてくだされば良いものになると思います。
- 123 想い、あなたに (採点:2)
- 佐祐理と舞の息の合ったコンビアタックに火傷するほど萌えさせていただきました(笑
主題自体はしかし、名雪の恋愛頑張る記の方にあるのですね。
それ単体はどちらも良かったと思うのですよ。
しかし、私は祐一は水瀬家に『ただいま』を言って欲しくありませんでした。
と、言うのも冒頭の『出ていって』によって見事にハートを掴まれており、
既に祐一がただいまを言う家は水瀬家でもなく、自分の誕生日であるならばなおさら
己がHomeに帰るべきだったのではないかと思ったんですよね。
名雪のアタックもかなり強力でしたが、何分後発なだけに感情は舞・佐祐理に旗を挙げてしまうのです。
で、だらしのない祐一にはちょっとイライラさせられたり(笑
こうしたちぐはぐさがなければ、それぞれの場面自体はどれも
とても萌えるシチュエーションだったので、それが残念と言えば残念ですね。
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- 上手い。実に見事な出来映えです。
無駄がないとさえ言えるその文章。
一見、場面のみを切り出したようにも見えるのですが、実は濃厚に凝縮されたそれは絶妙のバランス。
必要最小限の文章で、しかし余計な装飾を排しておきながらこの浮かび上がる情景の豊かさには
ひたすら唸るばかりです。『それ。栞の分だから』とか『都合がいいからよ』、
『ずるいよっ、自分だけ……あたしに、ばっかり……っ』などなど、
それぞれの言葉が、単体でこれだけ破壊力を持つというのも凄いことだと思います。
当たり前のことですが、それが前後の文章と絡み合って破壊力は何倍にも膨れ上がって凄いことに。
なんだか小説というよりはマンガのセリフ(吹き出し+絵が前提)のそれであったような気もしますが、
それだけにむしろ情景を頭の中で描きやすかったですね。
さすがにケチをつけられる部分もありません(汗
贅沢なことを言うならば、ちとどこかで見たような話だったのが残念と言えば残念。
全くの個人的な希望を言わせて貰えるならば、いつかこの二人が何年も、何十年も後に再会できたとして、
またそこから生まれるであろう物語を是非読んでみたいですね。
いや、もうそれはKanonじゃないんですけどね(笑
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- ホラーアクションのライトノベルといった感じですね。
ホラーもアクションも大好きですが、しかしこのSSはややライトに過ぎるような気もします。
口調などの違和感もまぁキャラを立たせるためだと思えば我慢もできますが、
理解できないものに対する恐怖やパニックがおざなりに書かれ過ぎていると思います。
こんなものだと割り切って読めば良いのでしょうけれど、その軽薄さが読み手を白けさせ、
裏に潜む真実への余韻と言いますか……そうしたものへの共感を妨げているかも。
少なくとも私はそうでした。ストーリー自体がとてもおもしろいものだっただけにちと残念。
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- とてもおもしろいんですが、ある長編の一節を抜き出しただけのような物足りなさも残ります。
……なんてのはやっぱり贅沢ですかねぇ?(汗
淡々とした雰囲気を醸し出す文章。抱えたものを消化しきれないままに、しかしそこから逃れることもまた
出来ないままに、それでも生きていく人々。
真琴が帰ってきたにも関わらず、どこかそれを享受できないままに日々は流れ……。
しつこいですけど、これは是非とも長編として読みたかったですね、いやホントに。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- いかにもサイドストーリーらしい話。
優しくて、切ない内容に思わずこみ上げるものがあります。何よりもただもうおもしろかった。
偉大な祖父を持ちながら、遂にその人となりをよく知ることなく終わった私にはこの話は眩しすぎます(笑
素材とその調理法がお見事。まとまり感の良さではピカイチでは?
文章もソツがなく、特にラストの窯(釜?)に剣をくべるシチュエーションからは、
甦った炎と死にゆく剣の最後の煌めきとが、舞を淡く、優しく照らし出しているような……
そんな情景が浮かぶようです(むろん勝手な想像ですが、それだけ私の想像力を刺激する内容であると)。
特にケチのつけようもないのですが、そもそもどこかで見たような話だと思ったのも事実(汗
(実は先が読めてしまいました。その予測を覆す展開は最後までありませんでしたね)
黄金パターンとは良いものだからこそ使い古されるパターンなのであり、
このSSもまさしく黄金だと思うのですが、それが市場に氾濫すると価格は低下する、ということで(汗
- 131 鎖 (採点:2)
- ストーリーの骨子自体はとてもおもしろいです。死者をさしおいて幸せになること。
それに対する後ろめたさ。好きでこそありませんが、その主題がよく表れていると思いますよ。
『何で自分が幸せになるのを怖がるんだ』という科白などは
他のSSの多くのキャラに聞かせてやりたいくらいのパワーを持っていると思います(笑
しかし、推敲しているとは思えないほどの誤字の多さ、表現そのものの稚拙さ、
情感も雰囲気も余韻も無い文章、独自の書式による読み辛さが大きくマイナスです。
特に誤字と書式は容易に直せた筈の部分です。独自の書式などはそれ自体が異端であり、けれんです。
採用することによる視覚効果や得られるインパクトは、しかし乗るか反るかの賭けだと認識してください。
『会わしてみた』『どうゆう』の二点。個人的に許し難い文章なので敢えて取り上げておきます。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:2)
- 不条理ながらも皮肉がきいていて、途中まではとても楽しかったです。
ですが、百花屋を出た辺りからちょっと限度オーバー。
オチも弱くて後半は笑えませんでした。
- 133 無名の石 (採点:6)
- アレルギーはどこへ行ったんだろう?
なんて無粋はツッコミはやっぱりしちゃいけないんでしょうね(汗
どんなものにも物語が、大切な思い出がある。そんなことが実感できるとても良いお話でした。
名雪の子供時代の一コマを描くのにこれほどの題材と視点があるというのも凄い。
そしてやり過ぎないバランスの良さ。綺麗にまとまって、この文章量なのにちっとも冗長だと思えません。
ただ、別れは貰い手に目処がついてからでも良かったのではないかとも思いますが、そこまでやっては
この良質なバランスを崩すことになるかも知れませんね。
ちょっと文章が詰まっていて読みにくいと思えたのがマイナスと言えばマイナスでしょうか。
『…』もどうせなら2つ使った方が無難だったのでは?
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- バラエティ豊かな話ですね。
あゆ消滅後の祐一を扱い、それを丁寧に描く。私好みの題材です。
原作のこの部分には私も不満がありますのでそれを補完してくれるSSは大歓迎です。
ちなみに点数は私の我儘によって大幅にブースト処理されております(笑
まずバラエティが豊かすぎて方向性が拡散し、主題を滲ませていると感じます。
変わりない友と家族によって、あゆの死を受け入れてゆくのは良いのですが、
その友、家族との場面が非常にくどい。また詩やヌく場面は不要だったかと。
詩を使うならあくまでも物語内で小道具として使用しては?
文章も『物憂げ』『無気力』という雰囲気を表現しきれていないように思えました。
以下、この後をぼかすつもりであったならAを。あゆの死を想定していたならB、生還ならCを。
A
上手い。その意地の悪いバランス感覚に脱帽です。でもBと同様、好きにはなれませんけどね。
B
実は原作もこのような物語であるべきだったのでしょうね。
それだけに原作とは違う『本当の春=あゆを葬り去ること』を意識して、読後感は決して良くはありません。
嘘臭いご都合展開は消え、現実感は増す。それが大人になるということなのでしょうが、
叶えられぬ願いはやはり叶わないのだろう、という事をも痛切に思い知らされます。
私は愚かな敗れざる者が好きです。それが反社会的であっても、物分りの良さなど好きではないのです。
(なにしろ、現実にはちょっとできないことですから。アホだということはわかってるんですけどね)
だからこのSSも決して好きではないのですが、それを描き切ってくれた今回のこんぺでは
珍しいシチュエーション(真琴ED後のものならありふれてますが)の作品。とても深く印象に残りました。
C
喪ったものへの想いを消化し、一歩を踏み出す勇気を持った祐一。
しかしそれはあゆを愛し続けるという姿勢とは一線を画しているようで、
その後の物語を考えると若干の齟齬というか、ちぐはぐさがあるのではないかと。
そのギャップを埋めるために、蛇足なのですが違う展開が欲しかったかも知れません。
例えば、真実を知る決心がついたのですから祐一自身の行動で未来が開かれる結末とか。
祐一があゆの前(夢の中)で呼びかけると回復するという陳腐な代物でもいいんです。
主題と展開との同調を再考されては? (やったら陳腐と現実感の喪失を理由に減点されるのがオチですが)
なんだかんだ言ってこのSS大好きです(ぉ
- 135 夏に始まる物語 (採点:4)
- 名雪が原作では果たせなかった役割のお話ですね。
原作の名雪には不満を感じているだけに、期待できる主題……ではあったのですが、
やや練り込み不足というか、後半が特におざなりではないかと思います。
原作に続いて、このSSでも私の不満は解消されなかったので、ちと点数は辛目で。
決して悪い話ではないのですけれども。
ラストシーンに名雪が「あゆちゃんともまた会えるよ」と言いますが、
祐一はあゆとはもう会えないことをそこで思い出しているのですよね?
いくつもの奇跡の、その裏側を見てしまったのですよね? それにしては彼の絶望は一過性で浅く、
名雪の差し出された手は7年前と全く同じ浅はかさがあります。
(『来るな』と言ったのにずかずかと入って来る名雪。絶望している人間にはどのように映りますかね?)
7年前と同じことをして、そこに何の成長もないのでは感情的にはちと受け入れ難いです。
このSSで祐一があっさりと名雪を受け入れたということ。
それは祐一の7年前と比べて成長した心が名雪の気持ちを汲んだだけであり、
実は深い部分では信頼し合えてはいないのではないか? そのように思います。
(むしろ名雪に気を遣って余計に無理をしてしまうんじゃないかと。真の信頼には程遠いですね)
もう一度名雪は拒絶されるべきで、祐一はあゆへのそれを消化する時間が必要だったのでは?
また、その時にこそ二人をつなぐ人物が必要だったと思われます。
(美汐の登場は時期尚早だったのかも知れませんよ?)
前半が良かっただけに、クライマックスの展開の唐突さと結果に納得がいきませんね。
ところで美汐が『ちなみに、なんで』という言葉遣いをするのには個人的にかなりの違和感が……(笑
- 137 体育祭血風録 (採点:2)
- 3分の1まで読んだところではとてもイライラしていたのですが、
終盤くらいからはコミカルな雰囲気に次第に乗せられていくような、そんなリズム感がありましたね。
ただ、やはりこれは作者様の戦略ミスではないかと。
こうしたALLほのぼのorコメディタッチなSSというのは、長く続けていくことによって
形成される独特の世界観が楽しいわけですよ。私も必ずしもこういうのは嫌いではないので。
しかし、この1本のみで評価してもらおうとするとやはり無理があります。
ツッコミ所は満載で、女子最速の名雪(長距離だった筈……)や人気者祐一始めとするメインキャラの扱い、
軽視されて名前しか登場しない雑魚キャラ(一番嫌いな書かれ方です)、
無意味だった作戦会議などなど、どれをとってもそれ単体ではマイナス材料でしかありません。
これらはすべて、シリーズ化することによって生きてくる要素ではないかと思います。
(普段活躍しないキャラに焦点を当てる話とか、ですね。それでも名前だけキャラのいるSSは嫌いですけど)
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:5)
- 色々と装飾華美ですが、実態はやるせないダーク系のお話ですね(笑
壮絶なまでに悲しくて美しい情景や臆病な愚か者の末路のやるせなさなどに私は強く惹かれます。
救いの無さ、それでいて不愉快感を与えないところが見事です。
しかし、どうも全体のバランスが良くないような……?
臨場感のある戦闘シーンはしかし、それまでの雰囲気が台無しですし、
ラストの祐一と名雪のそれもなんだか過剰気味で余韻が残りにくくなってしまっているような気がします。
あと、『咲かす』といった表現は個人的にはちょっと勘弁して欲しかったかも。
これは全くの私の好みでしかないので、他の方はたぶん平気なのだと思いますけど。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:3)
- 久瀬と名雪に焦点を当てたその方向性はおもしろかったです。
大まかなストーリーも不自然さはなく、それについてはツッコミ所はありません。
しかし、まず文章がいけません。文体の選択は作者のセンスですのでそれは構わないと思いますが、
その形容表現が直接的すぎてその場面の情景、雰囲気を薄っぺらく感じます。
その場面ごとのやりとりもどこか中途半端で、口さがなく言ってしまえば
登場人物がそれぞれの役割をぎこちなく演技しているような白々しさが漂います。
ドラマの総集編を倍速で見ているような感じ……といったところでしょうか?
また、名雪に関してですが、あまりこう女々しく片思いを続けるだけでは
なかなか読者(私)の共感は得られません。陸上以外の何かにでも物語的に活躍させてやり、
「ああ、こんなにイイ娘なのになぁ」と感情移入させることができれば良かったのではないかと。
私見ですがね(汗
このお話は長編にして、もっと書き込みの量と質を整備すべきではないかと思います。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- 北川は実は天使人形の人格化だった。そのアイデア自体はおもしろいと思います。
彼はみんなの心に居る。美しいフレーズですね。
しかし内容はよく吟味した方がよろしいのではないかと。
まず冗長です。キャラも絞った方が良くありませんか? 真琴の退場の仕方などは悲惨ですよ。
また、天使人形とくればあゆが特別な役割を果たすものと思いますが、
食い逃げしてるだけのギャグ用雑魚扱いと混ざっていてどうにも中途半端な感じがしますね。
名雪が北川を父親のようだと思う場面や、一弥や舞の母親に似ているなどの登場人物が抱いた
感覚に説得力がありません。むろん、香里のそれも然りです。
儚い存在。もしかしたら消えてしまうかも知れない。迫る破滅の予感。
悲愴さを読者に感じさせる文章と、急展開を納得させるだけの説得力をお願いします。
また、書式の乱れ(『・・・』)や文章表現の稚拙さ
(濃い赤で地味……臙脂色のことでしょうか?)も目につきます。
折角のアイデアを生かせることのできるように、なお一層の精進を。
○湯片井たけひろ さん
- 013 その朝 (採点:9)
- ( ・_・)b!
- 034 アーティスト (採点:7)
- 会話のリズムがgood。巧いですね。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:9)
- 面白いテーマでした。こういう考え方もあるんだなあ……
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 後半の盛り上がりが良かったっスー。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:8)
- じいさんの貫禄がよかったっスー。下手に嘆こうとしてないのが好き。
- 126 多角関係 (採点:7)
- 不条理ー、不条理っスー(愉
○白眉 さん
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- なんか、どうでも良いような一日だけど、
そのどうでもいいような感じが面白いです。
オチがちょっと弱いかな?
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:7)
- 名雪属性なので、祐一が他の子とくっついているのは辛いですが・・・、でも、がんばっている名雪の様子が良く分かって良いと思います。なんか、最後の一言がじーんときました。
- 113 Flying (採点:7)
- なんか、交通事故っていうのも、良くある話ですけど、
こういう話って好きです(^^;
名雪って、多分、方翼なんですよね…
○八塚神穂 さん
- 002 『漢の浪漫』 (採点:2)
- 短いのなら、もっと強烈な一発が欲しかったです。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- まだ、終わってないですよね?オチが欲しいです。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:6)
- 自転車の爽快感が、もうすこし欲しかったです。結局遅刻してるのが、2人らしいですね。
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- プロローグですね。この後の水瀬母子が書かれていると、もっと良かったんですが。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:3)
- ほのぼのな雰囲気は良いですが、美汐である必然性がないのが残念。極論すれば、Kanonである必要も...?
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- 口調が舞のものではない。また、大声で祐一を呼んだりもしないので、まったく別のキャラになっている。
- 015 遅刻 (採点:3)
- 句読点が足りなので、読みにくいのがマイナス。とくに、地の文。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 全員を上手く書き表せていると思います。誤字があるのが、珠に瑕。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 栞と舞踏会という組み合わせが珍しいですね。
- 019 雨 (採点:7)
- とても静かで優しい雰囲気が良かったです。
- 021 かしこ (採点:6)
- 綺麗に纏まっていてよいです。
会話の部分は、手紙に入れるよりは美汐の回想という形で話しに入れた方が、より良かったと思います。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 本編にあるものを改めて書かれても、もっと深みを出すなどのアレンジをしなければ新鮮味がないです。
- 025 風と共に去りぬ (採点:2)
- わざわざコーヒーを漢字にしてるのに、漢字で表記すべき所をしてない個所があるので、伝えようとしたカッコ良さが伝わって来ません。
- 026 カナブン (採点:3)
- 他の方も指摘されてるかもしれませんが、間隔を空けすぎているので間延びしてしまっています。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- こういう話し、好きです。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:2)
- よくあるドタバタもののようですが、中途半端な印象を受けます。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 穏やかな雰囲気が良かったです。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 読みにくいです。地の文と会話文を繋げている意図が分かりません。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- まったく書き終えていない作品を投稿するのは、いけないと思います。容量が足りなければ、中編の方に応募すれば良いのですし。
現状では、タイトルも意味不明。
- 034 アーティスト (採点:5)
- 変わることの出来た美汐が良い感じです。
- 037 あの日をもう一度 (採点:2)
- お盆のエピソードをもっとしっかり書いて欲しかったです。展開を急ぎ過ぎている気がします。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 香里の心情をよく表現されていると思います。完成度も、とても高い。
- 039 『Wait』 (採点:7)
- 本編とはイベントの順序が違うけれど、面白い作品でした。
読点を増やすと、もっと読みやすくなっていいと思います。誤字があるのも惜しいです。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:5)
- 積極的な佐祐理さんや相変わらずボケてる名雪が楽しいです。でも、北川はどこに行ったんでしょう?あと、クラスが40人なら、一人は2.5%では?
- 043 結婚前夜の二人 (採点:3)
- 後半のギャグパートがちょっと弱いです。そのまま、シリアスで終わった方が良かった気もします。
- 044 ふゆのひかなた (採点:5)
- 全体の雰囲気は良かったんですが、終わり方が弱いのが残念です。あと、タイトルの意味がわかりません。『冬の日、彼方』?
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 思いを告げようとした理由の説明が唐突な気がします。もっと始めのほうから、伏線を張れると良くなると思います。
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- 「足げに」とは「足繁く」と書きたかったんですよね?ちゃんと意味を調べましょう。
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- 中毒とは、止められないから中毒なんですね。(笑)
- 049 Transmigration (採点:4)
- タイトルは、上手いとは思うが一般的な単語なのだろうか(少なくとも、私は知らなかった)。一般的でないのなら、文中でさりげなく説明するなり、注釈をするなりして欲しかったです。読者に辞書の検索を強要するようなことは、避けてください。
- 051 待つ女 (採点:4)
- ピザの話しで冗談っぽくしない方が良かったと思います。
- 052 果たされる約束 (採点:3)
- あゆのSSだと思っていたら、突然、秋子さんの独白で終わるので違和感があります。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- タイトルは花火のことを意味していると思うのですが、その花火にあまり意味がないように思います。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 静かな優しい気分になれました。
- 060 奇跡の果てに (採点:5)
- 栞の病気が誤診だったというのが面白いです。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- 漢文を引用している理由が分かりません。私は和訳がほとんど出来ないので意味も解りませんでした。そういう読者も想定して欲しかったです。全体的に読み辛いですし、無意味なエピソードも多いです。
ストーリーは、悪くないと思います。
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- キャラが壊れ過ぎていて、イマイチ笑えませんでした。コメディというより、ギャグですよね。
- 068 あったかいもの (採点:3)
- 真琴と北川という珍しい取り合わせですね。もっと続きが読みたかったです。脱字が少々ありました。
- 069 マリッジブルー (採点:4)
- 二人の性格に微妙に違和感がありました。あと、間隔を空けるのを多用し過ぎな気がします。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 終わり方が中途半端です。栞が暴走してるだけで、あまり面白味がなかったです。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- 活き活きとしているさゆりんが素敵(笑)。佐祐理さんに、スポーツカーは似合いそうですね。走ってる所の描写がもっと細かければ、より良くなったと思います。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:8)
- 文章は、コメディタッチな部分があったりして、非常に読みやすかったです。ストーリーも良い。それぞれの段落が過去か現在かが、すぐに判別できない所はマイナス。
- 075 記念日 (採点:4)
- 人物は上手く書けてると思う。原因が「謎じゃむ」で、ありきたりなのが惜しい。
- 076 流星群 (採点:4)
- 香里は、そんなにすぐ付き会うほど尻軽じゃないと思う。流星群のアイデアは良い。
- 077 まだまだ続く道 (採点:2)
- 香里の心情を書ききれてないので、出してる意味があまり無い。オリジナルキャラ雪人にしても同様。全体的に、書き込み不足です。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:9)
- 名雪の可愛らしさやいじらしさが、よく出てたと思います。「ゆきのした」も効果的に使われていたし、非常に完成度の高い良作でした。
- 081 向日葵 (採点:3)
- 台詞の前の名前は要らないと思います。もう少しヒマワリに意味が欲しかったです。
- 085 開花 想葬 (採点:3)
- 後半を急いで書いたのか、誤字や句読点の不足などが目立つ。そのうえ、その後半部分は蛇足に思えます。書きたかったことは森から出るところで分かるし、そこで終わっていれば、比喩も効いて良い話だったのに。
- 086 人生にifはない (採点:3)
- よく出来ているとは思うけど、KanonSSという感じがしませんでした。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:8)
- 栞のことをよく書き表せていたと思います。古典との対比も素晴らしい。古典の説明も、分かり易く書かれていて良かったです。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- シリアスからの移行は良かったです、ほのぼのだったんですねぇ。長く繋げて書かれた文章が、ちょっと読み難いです。
- 089 雪原の軌跡 (採点:4)
- 舞と香里を名前を出さずに話しを進めるのが面白かったです。誤字が少々あるのが気になりました。
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- 香里の性格や口調に、違和感があります。ストーリーもありきたりなので、一工夫欲しいです。
- 092 デエトの日 (採点:4)
- キャラがきちんと書かれてるだけに、話しに内容が無いのがもったいないです。
- 093 philosophy (採点:5)
- 中盤でシリアスになったので重い話しが来るかと思ったが、ほのぼのになって終わったのでちょっと拍子抜けしました。
- 095 すべてがFになった日 (採点:7)
- なかなか面白い作品でした。祐一が登場しないのが不自然なので減点1。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- 切ない別れが良い感じです。読み難い部分が少々あるのが残念。特性は特製?
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- まず、そんなにすぐに移植手術をするのがおかしい。手首を切ったくらいで、人は即死しない。こんな強引な展開にするなら、ギャグと割り切って全体を書かれた方が良かったです。
句読点が殆ど無い文章も、なんの意図があるのか分からない。
- 099 Anniversary Days (採点:3)
- 途中で秋子さんの視点に変わるのはあまり意味が無いようなので、視点は統一した方が良かったと思います。
- 100 今度までには (採点:7)
- 祐一と美汐と真琴。三者をうまく表現していると思います。とくに、真琴が起きるあたりがGood。
- 102 踊り子に癒しを (採点:4)
- 最初の背理法の説明が伏線になっていれば、もっと良かったんですが。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- 繰り返しがギャグの基本ですね。同じようなシチュエーションながら、楽しめました。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:5)
- 秋子さんと妖狐という設定が面白かったです。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- 北川との会話がくどいです。食器を渡されたところは、笑えました。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- テンポの良いコメディですね。オチに、もう1回ギャグがあっても良かったかも。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- 終始ドタバタしてるだけで、内容が無いです。
- 126 多角関係 (採点:7)
- 確りギャグになっているところが良かったです。笑わせていただきました。オレンジな物体をネタに使わなかったのも、○。
○氷山 さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- 無知は蔑称であって無垢と並べるような言葉ではないと思います。そういう意図でやっているようには見えないし。実験的なSSだからであることはわかりますが行為だけで動機が見えないのではどうにも冷めて読んでしまいます。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:4)
- 一発ネタですね。点数通りです。
- 003 Last regret (採点:3)
- この手のSSは表現力が全てだと思いますが、このSSからはそれがあまり感じられませんでした。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:2)
- 表現だとしても行間空けすぎです。文法上の間違いも色々ありすぎて、冷めてしまいます。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 『感謝してるよ』だけで済ませちゃいかんでしょう。反感を持たせてしまいます。
- 006 『その笑顔で』 (採点:2)
- それってただの現実逃避じゃ……。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 地の文は三人称と一人称のどちらかに統一しましょう。タイトルどおりの話でヤマも何もないのはちょっと。
- 008 また明日 (採点:4)
- もっと本を読んで文章力を付けるべきです。そうすればずっと面白い話になったはず。
- 009 もし、もしも…… (採点:2)
- もっと本を読んで文章力を身につけるべきです。ストーリーもきちんと考えましょう。これでは『祐一があゆの後追い自殺をしました』の一言で説明が終わってしまいます。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- 状況に読者がついていけません。
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- ……舞?
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- 口癖に頼りすぎなのを除けば、よくできていると思います。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:3)
- とりあえず…を全部取っ払って書いたら上達すると思います。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:1)
- 秋子さんと栞とあゆと舞が死んだ冬。って死にすぎです。せめて一人〜二人に絞って描写を深くするとか。
- 120 息抜き (採点:8)
- 面白いです。でも「その人」のクイズがほかに比べてバレバレだったのがちょっと。
○不義理と邪悪の代名詞 さん
- 001 丘の生き物 (採点:2)
- 少々わかりづらいか、と。
『春』で終わらせた点に評価を加え、この点数です。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:6)
- ゴスロリ肯定派としては複雑ですが、北川君が余りにもナイスなので♪
あくまで冷静に「言い過ぎではないのかね」とか言ってる教師もポイント高いです。
でももうひとひねり欲しかったかも。
- 003 Last regret (採点:2)
- 失礼ながら、この手の作品としてはあまりにも凡庸かと思います。
もっと書き手さんの色を出して、書き手さんの言葉を入れてもよいのでは?
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- シンプルでありながらも好感の持てる物語だったと思います。
ただ、行間がちょっと長すぎたのが気になりました。
解像度の低いディスプレイを使っている人には読みづらいかもしれません。
私もそうなんですが(笑
- 005 『忘れないから』 (採点:6)
- あんな風に語り合える親友がいるという事は、とてもとても幸せな事なんだと思います。
口を開けば馬鹿なことばかり言い合っている二人ですが、それも心底相手を信頼しているからこそ、なのでしょう。
不満はただひとつ。短すぎるかと。
何気ない日常での一コマというのはわかりますが、それにしてもあの短さは残念でした。
- 006 『その笑顔で』 (採点:4)
- あゆと祐一の雰囲気は良いのですが‥‥
最後の台詞で台無しになっているような気がしました。
あゆの笑顔を失うのと引き換えに合格できる、という理由でもあるなら、あの結末でもよいのでしょうが、あゆが寂しがるから合格しなくてもいい、というのは本末転倒のような気がします。
優しさに溺れてどこまでも甘えつづけた結果、たぶん祐一はあゆの笑顔と合格の二つを一遍に失うことになりそうな予感が‥‥
「あゆの笑顔を守る為にも、合格しなきゃな」くらいの勢いがあっても良かったのではないかと個人的には思いました。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:9)
- あれだけがんばったのにかわいそうな(苦笑)
ストーリーは中の上といった感じですが、雰囲気とテンポの取り方がすごく上手でした。
私の急所に直撃。お見事です♪
- 008 また明日 (採点:4)
- もったいない、の一言。
ラストの締め方が秀逸な分、序盤〜中盤の平坦さが評価の足を引っ張っているような気がします。
もったいないですよ、本当に。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 正直な感想を言いますが、ひねりがなさすぎます。
伏線も山場も何もなく終わっているのでは、読む人が楽しくありませんよ?
きつい様ですが、書き手さんの色がまったく出ていないのもマイナスです。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- 甘酸っぱいです。
祐一と美汐の相思相愛ぶりがうらやましい(半泣)
お話をもう少し長くして、祐一がかまぼこ板を用意する伏線を加えていれば、もっと評価は高かったですよ♪
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 評価が難しいです。
佐祐理さんのしゃべり方と、最後の締め方に違和感を感じた為、この評価にさせていただきました。
ではどうすればよかったのか、と聞かれると答えに困るのですが‥‥
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:4)
- ほのぼのしている名雪と、いつも通りぶっきらな祐一がとてもラブラブでよかったと思います。
生意気な事を申しますと、ちょっと話の起伏に欠ける様な気がします。
読んでいるこっちがカユくなる位にラブラブするのもひとつの手かと(笑)
- 013 その朝 (採点:7)
- 評価をつけさせていただくのが難しいです。
美汐の描き方がすごく秀逸なのですが、しっかりとKANONをやりこんだ人でないとわからない、例えば舞や栞など、真琴に関わりが薄いシナリオが好きな人には理解されにくいかと。
- 014 青い春 (採点:10)
- 素晴らしい。その一言です。
それほど長くない(悪い意味に取らないでください)物語の中に、本当に本当にせつない気持ちがいっぱい詰まっていたと思います。
素晴らしかったです。
- 015 遅刻 (採点:5)
- ちょっと話が平坦すぎたのがもったいなかったです。
とても温かくて、名雪の想いが染み渡ってくるお話だったのですが、その点が足を引っ張っているような気がしました。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- 何か足りないような気がするんですよ。何が足りないのか、と聞かれると答えられないんですけど。
- 017 『とも』 (採点:4)
- 温かくて良いお話だったと思います。
でも、ちょっとタイトル負けしているところがあるようにも感じました。
もう少し親密な友情に触れても良かったかも知れないと、私は感じました。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- 失礼を承知で言わせていただきますが、最後のシーンがもったいないです。
前半の、打ちひしがれている祐一と落胆しながらも笑っていた栞の、描き方の良さがあまり生かされていないような気がしました。
それまでが秀逸だっただけに、最後のシーンの平坦さがもったいないです。
- 019 雨 (採点:8)
- 惜しい。なんだかよくわからないですが、惜しい。
あとワンアクセントあれば、最高の物語になれたような気がします。
どこかが足りないような気がするんです。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- 話のテンポに均一感がなかったのが残念でした。
ストーリーとしてはなかなかのものだっただけに、寂しく思います。
- 021 かしこ (採点:4)
- あゆや名雪のかわいさを出しつつ丁寧な手紙を書く。
その語り手が美汐というのはちょっと苦しかったか、と思いました。
せめて栞ならばもう少し違和感がなかったのですが。
- 022 いつもの二人 (採点:5)
- 出だしが少々かったるかったような気がしますけど、中盤からはぽんぽん読み進めてゆくことが出来ました。
なかなか素敵な作品でしたよ。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 話のすじが、ありがちを通り越して食傷気味でした。
そのくらいありがちなんです、こういうお話は。
そのありがちな話の中に書き手の色がまったく出ていないのでは、読んでいる方は楽しくないと思いますよ?
- 024 月 影 (採点:4)
- 祐一がなんかおかしいんですよ。
なんのために竹取物語の話をしたのか、なぜ名雪が泣き出してもまったく動じないのか。
その辺が見えてこなかった為、この評価にさせていただきました。
- 025 風と共に去りぬ (採点:3)
- 話の展開が淡白なのと、久瀬らしさが見えてこないのが残念でした。
久瀬らしい、と言うのは決してもっと嫌味にしろとか言う意味ではなくて、あまりにも当り障りのない後悔と奮起ではないか、と。
そういう平坦なお話は色々な所で見ているので、食傷気味だったりします。
現実での挫折と立ち直りというのはあんな感じなのやも知れませんが、それをそのまま書いたのでは物語にはならないと私は思います。
- 026 カナブン (採点:6)
- ストーリーも良く、書き方にも好感が持てました。
ただ、少々展開に起伏が足りないか、と。そのせいで、祐一が鈴を手放した時の美汐の驚き方がそれまでの話の流れに比べて強すぎ、テンポを歪めてしまっているような気がしました。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:9)
- おそろしくかったるくてだらけた雰囲気が、ギャグのおかしさを引き立てていたと思います。
満点ではない理由は、えっちなネタがあった事。あれは不要だったのではないかと‥‥
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:1)
- 申し訳ありませんが評価に値しません。
ジャンルがギャグとなっていますが、ストーリーに起伏が乏しく、ネタが並べてあるだけのように感じるため、どこで笑えばいいのかわからないです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:3)
- 祐一の心情はきちんと表現されていますが、それ以外のキャラが粗雑です。
特に北川と天野についてはもう少しきちんと(たとえ説明的になっても)書くべきだったのではないかと感じました。
- 030 この街の夏 (採点:9)
- 上手い。
これだけ綺麗に物語を書くことが出来ると言うのは、とても素晴らしい事だと思います。
序盤でもう少し祐一が名雪にラブラブ光線を出していたら満点でした。まぁひどく個人的な私見ですけど(笑)
- 031 『あの日の・・・』 (採点:5)
- ほのぼのしているのがとても温かくて良かったです。
でも、名前をつけるくだりに無理がありすぎたのではないでしょうか。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:10)
- 好きな人と一緒にいると、見飽きた帰り道の風景ですら輝きを帯びてくる。
幸せである事、その意味が心に染み渡ってくる素晴らしい物語でした!
私的にはほぼパーフェクトですが、気になる点がふたつ。
ほとんど存在しないでしょうけど、パパイヤ鈴木を知らない人はいまいち楽しめないであろうという事。
それと、アフロの黒だからコーヒーが飲めないというのは少々無理があるのではないか、と。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:6)
- ラブリーでなかなかに笑える秀作でした。栞と天野の、あの後の対立の行方が気になります。
しかし、私が馬鹿なのかも知れませんけど、タイトルの意味がわかりません(泣
ストーリーにそれらしいくだりがないように思えるのですけど。
- 034 アーティスト (採点:9)
- すごい。
これほどのものが書けるというのは、もうすごいとしか言い様がありません。
ただ、「嘆息」や「破顔」など、いささか雰囲気にそぐわない表現があったのが残念でした。
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 文章は上手なのですが、ただそれだけ、というレベルで止まってしまっています。
なんで佐祐理があんなところに、かぶりものをしてまで来たのか、その理由が余りにも弱すぎる気がします。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:4)
- 祐一と名雪の、あゆに対する温かさはすごくすごくよく伝わるのですが‥‥
ストーリーにもっと工夫が欲しかったと思います。
あゆを騙さざるを得ないというのならば、もう少し大掛かりな仕組みを用意するか、でなければ最初から大検へ向けての準備をはじめる方向で話を展開させ、祐一達みんなでサポートしてゆく、とか‥‥
厳しい言い方になりますが、「あれだけあゆを思っている祐一達が悩んだ挙句取った方法がニセ試験」というのでは、果たして本気であゆのことを考えているのか、と読者が思ってしまいそうな気がします。
- 037 あの日をもう一度 (採点:5)
- この作品のような、平坦なテンポでつづられた物語と言うのはなかなか感情移入ができず、えてして評価は低くなりがちなのですが、最初から最後まで平坦である事を崩さなかった点を評価します。
どうしても山場をつくりたくなりますからね。テンポを維持し続けるのが結構難しかったのではないかと思います。
難点を言えば、祐一から栞への視点の切り替えがぼやけててわかりにくいです。行間をもっと大きく取るなどした方が良かったのではないでしょうか。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 綺麗にまとめられた、とても良い物語だったと思います。
でも、読み終わった後でなんとも釈然としないものが私の中に残りました。
理由になっていませんが、それが満点でない理由です。
- 039 『Wait』 (採点:9)
- とても素晴らしく、心に染み入る物語でした。
ただ、舞が栞に自分の過去を話すくだりが少々不自然だったか、と。
舞の性格(みたいなもの)を考えればさして不自然ではない、という意見もありそうですし、本当にギリギリのところなんですけど‥‥私個人としては、という方向で。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:6)
- 個人的に「何故北川がいないんじゃ!」と寂しいのですが、それはさておき。
すごく楽しく書けていて、良かったと思います。
屋上でのシーンがラブコメからちょっとばかりシフトしすぎたかな、という感じは受けましたが、全体的に面白くてさくさく読めました。
- 041 涙 (採点:6)
- すごく良いお話でした。
舞と佐祐理が、お互いの事を本当に大切にしているのがよく伝わってきて、とっても温かく感じました。
でも、語り手が舞、佐祐理、三人称、親子連れ、と移り変わってゆくのに少々違和感を感じたのですが。
これは私が一人称で語る物語ばかり読んでいるせいなのかもしれませんから、あくまで個人的な見解なのですけど。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:9)
- いやいやいやいや‥‥
80年代少女漫画のようなポップンなテンポと、ナイーブでメランコリカル少女ライクなシリアスさが素敵な物語でした。
感服。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 負けた(笑
そんなベタな方向へは進まないだろう、と思わせておいてしっかりそっちへ行く。そしてそれを違和感なくやってのけた表現力に、ええ負けましたわ。
ただひとつ。引きずられてゆく名雪の言葉づかいが下品すぎです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:7)
- なんだかんだ言っても、香里は栞を愛してるんだな〜というのが良く伝わってくる作品でした。
でも少し話が平坦すぎるかも。
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- 評価が難しいです(苦笑
すごく良い物語だったと思いましたが、もう一押し何かが足りないような気もしたり。
- 046 『安らげる場所』 (採点:3)
- 女性向だというのを差し引いても。
書き方がちょっと良くないです。書きたい事はよくわかるし、優れた台詞まわしもあるのですが‥‥
- 047 奇跡への願い (採点:4)
- 物語の構成の仕方がちょっとこなれてないです。
何本も書いてみて、自分なりの書き方をみつけたらもっといいものが書けると思います。
偉そうな事言ってますが、私なりに感じた事を。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- まぁなかなかに笑えたという方向で。
栞&香里に会うくだりから最後までのテンションが秀逸でした。あのハイっぷりがもう少し前半にあればもっと良かったのです。
- 049 Transmigration (採点:4)
- なんとも、評価しがたい作品です。
全体的な流れとしてはなかなかのものだとは思いますが、文体と展開に無理があったかな、と。
- 050 あなたと共に (採点:2)
- いろいろな意味で無理がありすぎる様な気がします。
書きたい事はよくわかるのですが、それを読み手側に伝える手法が未熟かな、と。
- 051 待つ女 (採点:4)
- タイトルがぶっきらぼうすぎやしませんか?
意味は合ってますが、もう少し優しくしたほうが良かったのではないかな、と。
本編ですが、真琴と祐一のラブラブっぷりはよく伝わってきました。最初牽制しあっていた分、一旦くっつくとああもベッタリしてしまうものなんですねぇ。
が、美汐が登場してからのくだりはちょっと‥‥
なんかよくわからないまま終わってしまったような気がします。
- 052 果たされる約束 (採点:4)
- 短すぎ。
その一言ですね。水瀬家に来てそれでおしまい、というのでは釈然としません。
きちんと書けば素晴らしい作品となる可能性を秘めている、そう思えただけに、仕込みをはしょった料理のようになってしまったこの作品を残念に思います。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:8)
- つらい思い出をやっと忘れられそうになった頃、再び苦難がやってくる。
色々な出来事を経て、ここにいる祐一達ですが、それでつらいことが終わったわけではない。
んー、堪能しました。まだまだ人生色々あるんですよね。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- ああああああ、舞がかわいいいいい!
もう少し文章力があるとさらにすばらしいお話になったと思います。
がんばってください。
- 055 手紙 (採点:5)
- 決して悪くはないんですけど‥‥
なんかもう一歩、感情移入できないものがあります。
- 056 大輪の花 (採点:4)
- 誰か一人を中心に据えて語るか、
きちんとした流れに沿ったストーリーを紡ぐか、
どちらかに徹しないと、読み手側はつらいのではないでしょうか。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:7)
- サイドストーリーとしては異色ですが、ショートストーリーとしてはなかなかのものだったと思います。
語り手の人物像がもう少しはっきり見えると良かったのですが。
- 058 夕凪 (採点:8)
- 切ない物語ですね。
とても不思議な雰囲気で、すっかりひきこまれてしまいました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:3)
- もう少し真琴の事に触れても良かったかな、というのが読み終えての感想がひとつ。
そして、語り手が祐一なのか第三者なのかがわからなかった、という点。
そして途中にLastRegretを織り込んだ、という点。
以上3つを考慮して、評価をつけさせていただきました。
LRについてですが、まず場面の雰囲気に合っていなかった事、それからKANONが発表されてから時間が経っている為同じ手法を取っているSSも多く、ある程度SSを読みなれた人には食傷気味になっていると思われます。
自分流の物語を書くのも大切ですが、読み手のニーズをある程度考慮するのも大切か、と。
- 060 奇跡の果てに (採点:6)
- 栞も元気だし、香里も祐一もラブラブだし、とってもハッピーで良い物語だったと思います。
ただ、パートナーとして居直った(?)香里をもう少し長く書いても良かったのではないでしょうか?
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:2)
- こういうタイプのストーリーは好きなのですが、それゆえに展開の無理が目につきます。
残念ですがこの評価にさせていただきました。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- ちょっと話のテンポが悪く、読み手側としては流れを追うのがつらくなりました。
もう少しこなれた展開をつくり、ストーリーに起伏を持たせるべきだったのではないかと思います。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:5)
- 惜しい。
あんまりにももったいないです。
ほのぼのとした雰囲気でよく練られたストーリー、最後のシーンでの秋子が書いた言葉‥‥
よい物語になれる要素がそろっていながら構成と表現に難があるというのは、とても惜しいです。
それと、場面転換時の行間はもう少し空けておいたほうが読みやすいですよ。
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- ギャグ作品を書き慣れていないのでしょうか?
三人キャラがいるのですから、それぞれの特性を生かしたネタを用いないと話の流れに締りがなくなって面白くなくなると思います。
『触覚君』以外、見栄えのするネタがないというのは寂しいです。
あと、秋子の年齢ネタはキャラの特性を生かしていると思いますが、それをあまり使いまわすのはかえって悪印象になるのでは?
- 065 振り返る想い (採点:4)
- 感想を言うのが難しいのですが‥‥
決して悪い作品ではないのですけど、大絶賛できるものでもありませんでした。
理由らしきものもないのですが、作品中に付きまとう違和感から、直感的にこの評価をつけました。
- 066 夢の中でも (採点:6)
- 段落の構成に一癖ありましたね。
それが良い意味で読み手を裏切ったくだりもありましたが、それ以上に違和感を与える部分も多かったです。
でも、こういうセンスは大切なものなのだと私は考えます。だから変に文体をいじらず、良い意味で読み手を裏切るシーンを増やせるように頑張って欲しいです。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:6)
- なかなか良かったです。
と言いますか、そこで留まっています。
素晴らしいセンスの片鱗が見え隠れしているのですが、それが上手く組み立てられていない様な印象を受けました。
惜しいです。
- 068 あったかいもの (採点:8)
- 想像すらしたことありませんが、結構お似合いのカップルだったりするかもしれませんね。
とても楽しく、甘酸っぱくて優しいお話でした。
- 069 マリッジブルー (採点:3)
- すとーん、と話が終わってしまい、少々拍子抜けしたところがあります。
もう少し濃密に二人の心情を描いてみたら、また違った作風を持てたのではないか、と。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- ちょっとこれは評価に値しません。
ストーリーから構成から、全部見直さなくては読める代物ではないです。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:5)
- 悪くはないんですが、いまいち笑えるくだりがないのでこの評価です。
最後の一文に関してですが、あれはない方がいいです。
さもなくば『ふらふらになって帰ってきた祐一に「昨日に続き今日もだなんて、さすが若いですね」という秋子さんからのツッコミを受ける』といった感じのシーンを追加するとか。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:5)
- 全然シリアス違いますやん(笑
それはさておき、ストーリーに光るものがありました。しかし、残念ながらそれを読み手側に伝え切れていないかな、と。
何本も書いて文章表現に慣れれば、もっといいものが書けると思います。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 文章表現がこなれていない。
ただそれだけ。
非常に惜しいです。輝く片鱗が見えていながら、それを表現し切れていない。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:4)
- 嘘をつかない女の子は死んでしまいます。いや、本当に。
女の子は砂糖菓子で出来ているなんてのは大間違いで、実際は光と美と嘘で出来ています。
それはさておき。
発想には面白いものがありましたが、物語の流れがひどく散逸していて読みづらかったです。
もう少し構成に工夫を持たせてみてはいかがでしょう?
- 075 記念日 (採点:3)
- おっとりとした流れの中にピリリと効いたギャグのアクセント。
時々覗く、光る台詞まわし。
問題はストーリーです。ちょっと工夫がなさすぎかと。
- 076 流星群 (採点:5)
- すごくいい雰囲気の物語です。時間の無情さと平等さ、それによって変わってゆく自分達、変わってしまった大好きな女性‥‥
後半のストーリー展開に無理がなければ、と強く思います。
惜しい。あまりにも惜しい。
- 077 まだまだ続く道 (採点:9)
- 最後のくだりがブツ切りになっている点。もう少し長く書いても良かったか、と。
不満はそれのみです。
素晴らしい物語でした。これからもこういう作品を書いていって欲しいです。
- 078 blessing (採点:8)
- God bless you(笑
ある日ふと心に侵入した疑問が大きくなってゆく。次の日になると忘れているけど、数日数ヶ月の間をおいて、大きく成長した「それ」はまた頭の中にこびりつく。
一番大きなものは死。小さなものは人それぞれ。
よく書けていたと思います。読み手を選ぶ作品だと思いますが、私は素直に入り込めました。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:9)
- とても甘酸っぱくて切ない、素敵な物語でした。
二人の幸せなこれからが、目に見えるようです。
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- タイトルを見たときは「勘弁してくれ」と思ったのですけど‥‥
とんでもない誤りでした。
素晴らしい作品です。心底感服致しました。
- 081 向日葵 (採点:6)
- 切なく、心に染み入る物語でした。
大切な妹を亡くした悲しみを抱く香里の心情がすごくよく伝わってきて、変な言い方ですが、勇気付づけられました。
ただ、誤字が多かった点と、台詞の前に名前を入れている点がマイナスです。
- 082 いつか、またあの海に (採点:8)
- あったかくていいお話でしたねぇ〜。
あゆがとってもかわゆく描けていて、読んでいる間口元がゆるみっぱなしでした。
- 083 偽りの伝承 (採点:4)
- 可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
目立っておかしな点もありませんが、とりたてて素晴らしいと言える部分もありませんでした。
- 085 開花 想葬 (採点:8)
- 前半部分に、少々違和感を感じるくだりがありましたけど、中盤以降はぐんぐん話に引き込まれていってしまいました。
温かで爽やかな物語だったと思います。
- 086 人生にifはない (採点:4)
- なんかいまいち北川の姿勢が徹底されていないような気がします。
一過性の余計な選択肢をはずしてゆくというのならば祐一達とのつきあいもそれに含まれるような気がするのですが‥‥
構成的にはよく話の流れが組み立てられていたと思います。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:6)
- 源氏物語についてのくだりはもっともっと簡単でよかったのではないかと思います。
さほど長い場面ではありませんでしたが、そのせいでヤマとなるべき平家物語の方が平坦な印象に終わってしまっているような気がしました。
- 088 don't need no reason why (採点:2)
- なぜかという理由は要らない事はない‥‥?(ど直訳)
あー、頭悪いんでよくわかんないんですが。
数回読み返してみましたが、なんで香里が栞を連れて行こうとしたのか、なぜ北川が学校にいたのか、よくわかりませんでした。
- 089 雪原の軌跡 (採点:3)
- 少し世界が飛びすぎているような気がします。
多少察しの良い読み手なら気づかない事もないでしょうけど、それにしても説明が足りないし、理由らしきものが抽象的過ぎたか、と。
- 090 贈る言葉 (採点:10)
- よくあるんですよ、こういう作品。栞を亡くして傷心な香里を北川がなぐさめて、それで二人がくっつく、ってストーリー。
しかし、この作品は物語としてのレベルが他のものよりはるかに上でした。
きっと、北川も香里も自分を飾らず精一杯がんばっているから、そしてそれを表現しきる細やかなセンスが書き手さんにあるから、じゃないかと思いました。
素晴らしかったです。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:4)
- よくまとめられた、いいお話だとは思うのですが、もうひとつストーリーに読み手を引き込む力が足りなかったような気がします。
- 092 デエトの日 (採点:7)
- こういうのもアリですね。
まぁ少々気になった点として、香里の風邪を看に来た栞が、貧乳呼ばわりされた事をまるで忘れているかの様に振舞っているところ、それとタイトルにもう一考欲しかったな、というのがありました。
- 093 philosophy (採点:6)
- すごく温かくて優しいお話だったと思います。
祐一依存症な名雪、少々うるさがりながらも自分の責任を持ち続ける祐一、そして二人を囲むみんな。
とてもとても幸せな雰囲気が良く伝わってきました。
ただ、それゆえに流れが平坦なイメージのままだったのが少々残念でした。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:5)
- ちょっとストレートすぎです(笑
でもとっても楽しい作品でした。読んでいる間終始顔が笑いっぱなしでした。
二人が愛し合っているのが本当によくわかる、温かいお話でした。
ただ気になるのは、秋子さんの台詞まわしです。あんなに直接的な言葉は使わなさそうですが、そう思うのは私だけでしょうか?
- 095 すべてがFになった日 (採点:3)
- なかなか面白い作品でした。
ただ、もう一歩石橋の内面に踏み込んで、カエル達との交流をもう少し長めにきちんと書いたほうが良かったのではないかと思いました。
- 096 Pure Heart (採点:3)
- 前半は良かったのですが‥‥中盤以降から話が間延びしてしまっていて、名雪の告白や祐一の回想がぼやけてしまったような感じでした。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:1)
- まず誤字が多いです。忙しい中締め切りに追われていたのかもしれませんが、それにしてもちょっと目に付く誤字が多すぎました。
ストーリーですが、リアリティに欠ける部分が多く、話の流れに入り込めませんでした。
厳しい様ですが、構成からきちんと見直すべきではないでしょうか?
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- 申し訳ありませんが、評価に値しません。
もう一度ストーリーの構成を見直し、何をヤマに持ってゆきたいのかをきちんと把握して書いてみてください。
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- ストーリーとしては見事と言いたいです。
ただ、残念な事に構成と台詞回しに難がありました。最後のシーン付近の雰囲気が作品の隅々まで渡っていればもう少し評価は高かったと思います。
- 100 今度までには (採点:5)
- 序盤の話の展開に無理があったような気がします。
言葉のセンスや終盤付近の展開に光るものがあっただけに残念です。
- 101 Little Seedling (採点:5)
- まとまりもあるし、ストーリーの筋も通っています。
台詞回しにも温かさが感じられ、素直に楽しめました。
ただ、これといった見せ場がないせいか、全体的に間延びしたような印象を受けました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:7)
- 全体的にとてもよい雰囲気で、シリアスな中にも温かさが感じられました。
この雰囲気を維持しつつ、全体のレベルを少しづつ上げていって下さい。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- わははは、なるほどね。定石中の定石をうまくかけあわせた見事な作品ですわ(笑
まぁ最後の香里の言葉遣いにちょっと違和感あったのですが、まぁそれはそれとしてとても楽しい作品でした。
ギャグの一つ一つにもう少し磨きをかけてたら、もっといい作品になっていたと思います。
- 104 これから…… (採点:5)
- 温かで、とても良いお話だったと思います。
しかし、もう少しじっくりと文量をとって二人を描いてみたほうがよかったのではないかとも思いました。
少しだけ、話の展開が早すぎたような気がします。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:1)
- はっきり言ってほぼ全部が不愉快です。
- 106 あなたのために出来ること (採点:6)
- ストーリー的にはなかなかいい感じでした。
名雪が祐一の事を本当に好きで、何をあげてもきっと物足りない、あげ足りない、渡し足りない‥‥
そんな気持ちが伝わってきました。
そこの部分の表現をもう少しこなせれば、もっと良くなったのではないかと思います。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- 聖人君主ではなく聖人君子ですね。別に美汐王女様違いますし。
まぁそれはともかく、なかなか楽しく温かい物語だったと思います。
私個人としては、真琴をもう少し登場させて美汐とのやり取りを描いた方が良かったかな、と思うのと、しらきをすぐに復活させてしまったのは展開的に失敗だったのではないかな、と思ったのとがありました。
- 108 家出(強制) (採点:8)
- すごく面白い(大爆笑
文章的な力もあるし、台詞まわしは秀逸だし、かなりの作品と見受けました。
あとは秋子さんの喋り方をもうすこし『秋子さんらしく』していれば良かったかな、と思います。
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- 結構レベルの高い作品だと思います。
ストーリー的にも文章的にもこれといった欠陥もありませんでしたし(誤字はありましたがね)、十分及第点を差し上げられる作品だとは思います。
ただ、作中の語り手−名雪−の視線が冷たすぎやしないでしょうか? 台詞と語りがちぐはぐに感じられて、違和感がありました。
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- 良いお話でした。
幸福な痛み、という言葉がしっくりくるような感じがします。
ただ字下げが少々うるさかったかな、と。
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:3)
- 他のSSを小説と例えるのなら、このSSは歴史の教科書ですね。
この語り手は一体誰なのでしょうか? 第三者とするならば物語に入りこみすぎてるし、作者とするのならばあまりにも言葉が弱く凡庸です。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- ほのぼのと言うよりギャグと言った方がジャンル的には正しいかと思いますが(笑)、よくまとまっていて楽しい作品でした。
個人的には秋子さんと会ってからのくだりがもう少し長く欲しかったです。
- 113 Flying (採点:4)
- んー、決して悪いお話ではないのですが‥‥
名雪が祐一に心を開いてからの展開があまりにも急すぎるように思えました。
もう少し文量をとってじっくり書いて欲しかったです。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:3)
- ストーリーとギャグにもう少し統一感が欲しかったですね。
なんとなくシリアスだったりなんとなくギャグだったりと、どちらにもなりきれていないシーンが多かったです。
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- もったいないなぁ、というのが正直な感想です。
ストーリーにも構成にも台詞回しにもまだまだ改正の余地がありますけど、もう少しそれらの質を上げればきっと素晴らしいお話になったと思います。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:6)
- なかなかいいレベルまで行っているとは思うのですが、終盤のシーンがちょっと拍子抜けでした。
元気になった四人をもう少しじっくりと書いてもらいたかったです。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- もう一声。
とても良い物語で、感想を書くのもおこがましいような気がしますけど、それでも「足りない」というのが正直な感想。
惜しい。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:5)
- 可もなく不可もなくといったところでしょうか。
なかなか楽しめましたが、もうひとつふたつ押しの強い部分があっても良かったです。
- 119 『Nurse call』 (採点:1)
- このSSこんぺの作品でなかったのならば、あるいは評価はもう少し高かったかもしれませんね。
しかし、それ以前の問題としてストーリーがありがち、かつ書き手の色がない。
どこかの小説を名前だけ変えて出したような感じを受けます。
大切なのは順位ではありません。自分にしか書けない物語を書くことです。それが出来るようになってから、作品を読み手にわかりやすく書く術を覚えればいいだけの話です。
はたして、あなたはこれを『自分の作品だ』と胸を張って言う事が出来るのでしょうか?
- 120 息抜き (採点:4)
- 学生時代を思い出しました(笑
SSとしてはどうかと思いますが、読み物としてはなかなか楽しかったです。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:6)
- 切ないお話でした。
佐祐理も祐一も舞も、3人が3人ともそれぞれの事を大切に思っている、というのが心に染みてくる、良いストーリーだったと思います。
あとは「ここぞ!」という見せ場をもう少しうまく作る事が出来ていればよかったかな、と。
- 122 “らくえん。” (採点:9)
- 見事。
何気ない日常の中にひそむ楽しさと寂しさを上手くすくいあげた、秀作だと思います。
まぁ気になる点としては下ネタはいらないかな、と。
祐一&北川みたいに同性相手で使うのならともかく、祐一と女の子との間にああいうネタを使うのは作品の質を落としかねないのではないか、と個人的には思いました。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- なかなか良くまとめられたお話だったと思います。
名雪ちゃん大胆ですねぇ。
- 124 No More Dying Then (採点:8)
- 素直に人と接するのは難しいですね。
それが自分に近しい人ならばなおさらでしょう。
苦悩する香里の心情が上手く描き出されていたと思います。
- 125 幻冬歌 (採点:8)
- 不幸、と言うより、これが普通の結末なのではないかと私は思います。
自分の娘を失って平常でいられる母親もいないでしょうし、栞について香里が責められてもそれは間違っていないと思います。
不確かな事を言いますが、香里が栞に対して深い愛情を持って接していれば、病気が治らないまでも少しは死期が延びたのではないかと思いますし、姉から拒絶された事の絶望と共に旅立った栞は間違いなく不幸でしたから。
許せる事と許せない事、許される事と許されない事というのは、明確な区切りこそ存在しませんが存在するものだと私は思っています。
不満としては最後の締め方ですね。祐一と一年生の別れるくだりをもう少し長く書いた方が、祐一の不安定な立場をきちんと表せたのではないかと思います。
- 126 多角関係 (採点:5)
- すげぇ。
てゆーかひでぇ。
こうなると佐祐理さんがただただかわいそうですわ。
- 127 魔物の住む学校 (採点:1)
- 狙いはわかります。
話の流れも大体はわかります。
でも、ちょっとお粗末過ぎやしませんか?
- 128 Fail in an attempted love... (採点:3)
- まず、誤字が多いです。
それから、中盤以降の話の流れに少々違和感を感じました。
ストーリーとしてはなかなかのものだと思いましたが、こんな風に目に付く欠点が多いと全体的にイメージが悪くなり、作品としての評価が下がるものですよ。
- 129 いつもそばにいる (採点:4)
- 構成の仕方は間違ってはいないと思いますが、それを綴る言葉が少々こなれてないかな、という印象を受けました。
あと、場面転換時の改行はもう少し空白を多めに取った方が読みやすいです。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- ストーリーと構成に素晴らしいものを感じました。
しかし最後の舞の語りに違和感を感じます。また、語り手の調子の不均一さも残念です。
舞なら舞、おじいさんならおじいさんなりの、語りのクセのようなものをもう少し出しても良かったのではないでしょうか?
- 131 鎖 (採点:1)
- 申し訳ありませんが評価に値しません。
伏線を張りめぐらすのは良いですが、それが全然生かせてません。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:5)
- よく練られたストーリーのような感じはしました。
○浮動明王 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- 何を伝えたいか判らない。なんらかの雰囲気を伝えたいものと推定するが、Kanonの話と合わせて考えてみても推論できる手がかりが無い。よって採点不能の1点。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:1)
- 「ゴシックロリータ」を知っていなければオチが判らない。判っていたとしても笑えない。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 現実には普通の1人乗り自転車に2人乗るのは道路交通法違反ですし、2人乗り自転車は公道を走れません。どちらにしろ2人乗りは違反ですから違反行為を学校が許可するはずがありません。ここは祐一が学校にばれないように画策しながら2人乗りを敢行する、という展開がより自然でかつ面白いかも。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 話が始まる前に終わっている。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:5)
- ほのぼのは良いのだけど物足りない。「起承転結」の「起承」だけの感じ。
- 013 その朝 (採点:7)
- 心情を表す言葉を用いずに美汐の心情が表現されているのが良いですね。
(つまらないことですが「きつね色の朝日」は想像しにくいです)
- 015 遅刻 (採点:5)
- ほのぼとした雰囲気は「祐一×名雪」SSの定番ですね。ほのぼのジャンキーの私としてはいいと思います。ただ「遅刻したら祐一が引っ越す」という賭けが挙げられた時点でオチが読めてしまいます。
- 023 純白の審判 (採点:4)
- 本編の一部分をコピーしただけではつまらない。何か少しでも追加が欲しい。
- 024 月 影 (採点:4)
- 情景描写の雰囲気は良いと思うのだが「かぐや姫、月うさぎ」が何の比喩なのか不明確。そもそも月のうさぎとは月面の地形のことだから、月うさぎの気持ちを語られても解釈不能。
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:5)
- 設定は面白い。できれば「栞VS先輩×2」だけでなく他のキャラとの対決も見たいと思ってしまう。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:4)
- あえて形式にダークを用いるならそれなりの理由があるべき。ダークを用いた理由が読み取れない。理由のないダークは不愉快なだけ。
「結婚式を挙げた」ということはトゥルーエンドを通ったはず。それなのに原作と違って天野が関係を断っているならばその理由を述べるべき。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:3)
- 話が始まっていないのに終わっている。最後に「続く?」などと書くより続きを書いたほうが良い。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:3)
- 佐祐理がやり残した事を清算するために行動する、という話は良いと思う。しかし「卒業したはずの学校に転入」というのは強引過ぎる(そもそも不可能では?)。無理矢理に留年したという方がまだ現実味がある。そんな現実味など不要といってしまうと、佐祐理の「忘れ物」の話の説得力も無くなる。
それに祐一のそばにいるために無駄な1年を過ごすほどに佐祐理は馬鹿なキャラではないはず。
- 048 もみちゅーどく (採点:3)
- もみフェチの祐一という設定は面白い。作者が意図したかどうか判らないが、もみの対象に「胸」を入れなかった点もフェチを強調する効果がある(胸をもむのは普通すぎてフェチじゃない)。しかしオチが弱い。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:4)
- 雰囲気は悪くない感じなのだけれど、特に訴えるものが無い。真琴を回想するところが主題らしいが回想だけでは物足りない。
- 066 夢の中でも (採点:6)
- 主題の選定は割と良いと思う。栞の病気がたとえ治っても死の恐怖の記憶はそう簡単には薄れないはずである。栞シナリオのその後を描くならこの恐怖の記憶は外せないと私は思います。
表現手法が荒いです。第3者視点で説明する割合が多いと話のリズムが悪くなります。状況の時制が過去と現在を何度も交代するので混乱します。できるだけ1人の視点で現在の時制を中心に語るべきです。
- 076 流星群 (採点:8)
- 丘の上で4人が再会するのは偶然が過ぎるように思いますが、情景がいい感じなので私基準ではOKです。
ところで、このSSでは栞は死んだことになっているのでしょうか? もしもそうであれば香里の荒れたのは栞が亡くなった影響もあったと考えることもできますね。そうした言及があればストーリーの説得力が増したものと思います。
- 077 まだまだ続く道 (採点:9)
- 臨終の床においても秋子さんは秋子さんなのですね。自分が死ぬと自ら言及してしかも有意義な遺言を残すところがとても立派です。Kanon本編の女神様である秋子さんにふさわしい最後であると思います。
各セリフの前の名前表示は不要と思います。口調で十分区別可能ですし、判りにくいところは地の文で補えばよいと思うのです。
- 081 向日葵 (採点:2)
- 幻聴に慰められるという構図はいかにもご都合的に思えて私は好きではありません。特に理知的理性的が性分であるはずの香里が、幻聴に心を動かされるのは私は香里らしくないと考えます。原作通りの香里であればむしろ幻聴の聞こえる自分に自嘲的になるでしょう。もっとも幻聴にさえ頼ってしまうほどに香里が壊れている状況だ、と主張されてしまえばそれまでですけどね。
- 085 開花 想葬 (採点:8)
- 明るさを得る天野が良いですね。本編の真琴シナリオでは天野が変化するきざしが示されはしましたが変われるかどうかは描かれませんでした。このSSの展開は本編の続きとして十分に使用できると私は考えます。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- あつあつらぶらぶの雰囲気に徹底しているのが良いですね。オチにひとひねりあればもっとよかったかもしれません。
- 095 すべてがFになった日 (採点:1)
- すみませんがどこを何を笑うべきか判りませんでした。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:8)
- 栞シナリオにおける夜の公園での「約束はできない」選択で分岐したBadEndの続きと推定します。
もしも栞が何年か越しで助かっても、このSSにあるように祐一と再会することを怖がるだろうと私も考えます。恐れるけど会いたい、そこで他人を装うという方法はドラマ好きの栞らしいですね。
祐一栞双方の彼ら自身が変わってしまったことを認識して別れるところは、現実を直視するというKanon本編の主題に通じていて良いと思います。
- 098 希望を抱いて (採点:2)
- コメディーなのかシリアスなのか判らないので泣きも笑いもできない。
移植心臓が着床する当ても無いのに自殺する祐一は無謀過ぎる。そもそも祐一の死後に残される栞のことを配慮しないような祐一は、原作の祐一と違い過ぎる。自殺しておいて「死にたくなかった」は矛盾過ぎ。
原作キャラを壊すのは必ずしも間違いではないが、方針も目的も無しに壊された残骸を見せられても仕方無い。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:4)
- 「秋子の夫=妖狐」という設定のSSは既にいくつかあるので、もう少し新しいアイディアが欲しい。妖狐の行動が真琴の行動のなぞりというのも物足りない。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 消えた真琴が祐一の元へ帰ってくる、という設定のSSはたくさんありますが、その状況における美汐を描いたSSは少ないですね。このSSのように美汐が嫉妬するという展開はおおいにありえると私は考えます。
最後に美汐の妖狐が帰ってくる場面は私には蛇足に思えます。結局帰ってくるのならば、祐一に嫉妬したことも祐一の胸で泣いたことも無駄になります。それに祐一と名雪の再会の場面の真似は面白くないし雰囲気を壊していると見ます。ここは美汐が酔いの影響でかつての妖狐の幻影を見るといった終わり方がよかったかもしれません。
- 108 家出(強制) (採点:2)
- ナンセンスコメディーを狙ったらしいけれど笑えない。原作と正反対の秋子の冷酷さが理解を超えている。祐一がいじめられているだけでは笑えない。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:4)
- ほのぼのの雰囲気はとても良いと思うのですが、オチの無いのは残念です。
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- 魔物と化した舞と祐一の間にもっと対話があってもよいと思う。原作では幼少時の回想や「まい」との対話などを経て祐一が因果関係を認めたことにより魔物は収まった。原作並とはいかなくても、せめて舞が何を望んでいたか、何故消えたかくらいは言及すべき。
- 129 いつもそばにいる (採点:5)
- 何故祐一が天野にプロポーズのようなことを言った理由が判らない。それまでの文中に祐一と天野が互いに相手をどう思っているかどうかの描写が無い。そのため終わり方が唐突に見える。
どうして「それが十年前の俺の後悔なんだ」というセリフが答えになるのか判らない(判らないのは俺だけ?)
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 実に楽しいですね。天使と悪魔の門のところで祐一がムーンストーンで通ってしまうところは実に祐一らしいと思います。
最後はナレーションでしめるよりも、現実に戻って祐一が舞に牛丼をおごらされている場面でしめるのもよいかと思います。
- 133 無名の石 (採点:5)
- 幼少時は例の猫アレルギーは発現していなかったという設定ですね。このSSのような経験が名雪の猫好きを増幅したと考えれば、本編の名雪の異常な猫好きも納得できそうです。
- 137 体育祭血風録 (採点:9)
- 登場人物の動機と行動の描写が整っていてとても良いです。それを可能としているのが秋子&邪夢という最終兵器ですね。久瀬までが邪夢のことを知っているかどうか疑問ですが、これは理解させるためにあえて食わせたとでも解釈しておきましょう。
惜しいのは最後の祐一と北川が競り合う場面です。顔面パンチという明らかに反則な手段を使えば、失格になるのは明らかです。祐一の性格ならもっと違う方法をとるはずです。例えば相手の靴のかかとを踏んで靴を脱げさせてしまう、相手の振っている腕の肘に拳を当てる、などの事故に見せかけた邪魔がありえます。祐一と北川が双方同時にこれらの妨害技を出して同時に転んでしまい後続に追い抜かれた、という展開がよいと思うのですがいかがでしょうか。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:8)
- このSSの終わり方は不幸ではあるけれど納得できる終わり方ですね。魔物の正体を知った舞が桜の木になってしまうのは、悲しくも美しくてなんか舞らしい選択と思います。なんかの伝説にありそうな話ですね(もしかして原典あり?)。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:2)
- 北川が奇跡の源流だったという設定は強引だけど面白い。しかしそれを語るには仕掛けが足りない。本編では全シナリオの奇跡は北川と無関係に展開されている。それをすべて北川に関連付けるにはもっと多くの描写が必要。
何故祐一が北川の正体に気付いたのか? 何故今日で消えると発想したのか? 何故香里は祐一の説を信じたのか? いずれも文章からは読み取れない。
○風見由大 さん
- 009 もし、もしも…… (採点:3)
- ダークだから低い点、という訳では無く。
祐一の自殺の理由に捻りがなく、予想の範疇。名雪や秋子の反応にしても同じ。
短いからこそ、もっとあっと言わせるよな「何か」が欲しいです。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:3)
- 折角、祐一は雷が恐い、という面白い設定を持ち込んだのだから、そのネタでもっとひっぱっても良かったのでは。それぞれを対比させる構成も面白いですが。
ただ、いずれにしろ「佐由理」で一気に読む気を無くしてしまいます。
- 019 雨 (採点:6)
- 最後の一文がすごく印象的です。良いなあ。こういう一言。
- 025 風と共に去りぬ (採点:4)
- 一箇所、祐一が「倉田さん」と言っています。「すわって」「こんど」など漢字にした方が良いと思う箇所が幾つかあります(特にシリアスならば)。
久瀬の一人称が「私」から「俺」に変わる場面は、彼の素直な感情の吐露を表していて、上手い使い方だと思いました。
- 026 カナブン (採点:6)
- こういう話は好きです。真琴ラストって色々と考えられる話ですが、これもまたありかと。
気になったのは、祐一が天野との会話で、結婚相手や真琴と「体を重ね合った」という表現を使うところ。
いわば他人である天野という女性に対し、このような話をするのはどうでしょう?
あと、ちょっと空白をとりすぎでは。最初、何も書いてないかと思ってしまいました……。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- 一文一文が柔らかくて、とても読みやすい。
「今日も〜これが、しあわせなのです」というフレーズが好きです。
- 048 もみちゅーどく (採点:7)
- ただただ笑わせていただきました。
- 058 夕凪 (採点:9)
- なんというか、読後の言葉が無いですね。
冒頭二行のつかみがまず巧い。
少し突き放された文章で描かれる、少年と少女の幻想的な出会いと別れに圧倒されました。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- 居なくなった真琴を想うシチュエーションが、良いです。
夏の夜、縁側、ギターをつま弾く名雪、歌うあゆ、そのシーンが想像できて、綺麗。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 最初の断り書きは不要かと。ダークや18禁でもないのに。
一行目から既に本編です。余程の必要が無い限り「作者」が表に出ると興ざめしてしまいます。
ぶちぶちと改行されていて、読みづらいです。なぜこんな位置で? と思う箇所が多いです。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:4)
- 「特性」ではなく「特製」。人称がぼやけていて、混乱の元です。
話はほのぼのとしていて、好きです。
- 083 偽りの伝承 (採点:3)
- 「なぜここに人が来ないかというと……」の会話文の不自然さ(句読点がない、「よ」ではなく「と」?)で、醒めてしまいました。
一文一文、気を遣いすぎるくらいに推敲した方が良いです。
前半の謎が魅力的なわりに、解決(というか落としどころ)がありきたりなのが残念。
- 089 雪原の軌跡 (採点:6)
- 香里と舞という取り合わせが新鮮。
「!」「?」は全角の方が見やすく思います。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- 読みながら、「うきー、恥ずかしぃ」と身もだえ。
まさにタイトル通りで、作者の思惑にまんまとはまってしまいました。
- 095 すべてがFになった日 (採点:9)
- この「ナンセンス」加減。自分には決して書けない境地です。うらやましい。
- 107 満月は白い輝き (採点:5)
- 美汐の妖狐が帰ってくるまでの一連の流れが良いですね。月の夜の幻想的な雰囲気が良く出ていると思います。
「聖人君主」ではなく「聖人君子」。
本編での美汐の妖狐は「あの人」ではなく「あの子」だったと思います。ラストは空白を空けすぎでは。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- 「あなたが感じている感情は……」で笑ってしまいました。これは素直に認めましょう。
単に一発ネタに留まらず、全体を流れる「優しい」雰囲気が、読んでいて心地よさを覚えます。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:7)
- 綺麗な言葉に彩られた良作だと思います。
「Kanon」のSSか、と問われると疑問がありますが。
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- 〜、! ? を台詞で多用すると、見づらいです。
- 120 息抜き (採点:7)
- 答えを考えながら、楽しく読めたので7点です。ただ、2度は使えない手ですね。
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:5)
- 読点を適宜に使った方が読みやすい文章になると思います。
3人の何気ない日常のひとコマ、という雰囲気が好きです。
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- 美汐、真琴、ふたりのキャラクターがとても魅力的。何気ない一言がその人柄を現していて、上手い。
『天野はボタンが三つ以上あると苦手なのらしい。』こんな天野に萌え。
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- 「何か」が壊れてゆく様子が淡々と綴られていて、読んでいて哀しい気持ちになりました。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:8)
- こんな秘話があったかも知れない、と思わせてくれる良い話でした。
最後、舞が刀を捨てる場面が印象的。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 物語の始めで意表を衝かれ、そのまま不条理な世界に独特の文章で引き込まれました。
ただ、途中の「干禁」と「オリバ」が分かりませんでした。メジャーネタなのかも知れませんが。一応、そういう人もいるということで。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:9)
- 最後、舞が救われて欲しい、とは思いましたが。哀しくて、綺麗な話でした。
「自身」→「自信」だけが勿体無いです。
○風吹 さん
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:1)
- ジャンルはほのぼのギャグと書いてあるのだが何所がギャグなのかまるで分からない。自転車で登校
しても間に合いませんでした、ただそれだけで内容がまるでない。
きつい評価をするなら0点がないのが残念なほど。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- ちょっとしたツッコミ・イチゴアメはあると思うのですが・・・
- 031 『あの日の・・・』 (採点:3)
- 治療費1100円に対して手持ち6092円でなぜ足りてないんでしょう?
単なる誤字だとしても前後のつじつまが合わず、非常に分かりにくくなって
しまうので勝負の場である以上は減点対象。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- 内容があまりにも中途半端、しかも・・・続く?などと書いている以上自分でも自覚があるはず。
短編である以上はもっとうまくまとめて欲しい。
あと『使われてないのかすら怪しく、埃が貯まっているのが見える。』と言う表現はかなりおかしい。
- 035 月の向こうに (採点:2)
- 台詞もなくただ単に地の文章だけで読まそうとしているようですけど、もう少し無駄な表現を削って
スマートにして欲しい。改行ももう少しうまくつかってほしかった。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- 内容があまりにも薄っぺらい、読み終わっても「だから?」としか思えない。評価以前の問題。
- 037 あの日をもう一度 (採点:3)
- 無駄な改行があまりにも多い、一行終わった後に2〜4の空白に何の意味があるんでしょう?
- 046 『安らげる場所』 (採点:1)
- 内容をもっと万人向けにして欲しい、もちろん真に全ての人が受け入れられるものなどな
いですけど。それでもこれは読む人を限定しすぎていると思います。
無論、これが作家さん本人のHPにあるぶんにはつけるべき文句ではないです。初めに女性向と
書いてある以上読まなければすむ話ですから。でも審査員の一人として読みにきている以上は
そんなことは許されない訳で・・・。
多くの人たちが読んで点数をつけ順位がでる以上ここは勝負の場だと私は思っています。その
勝負の場に自分でも受け入れられない人がいると分かっている作品を出してくるのは如何なも
のかと?
要するに、自分で「これは絶対面白い、みんなも面白いと思うはずだ」と言う作品を書い
て欲しいと言うことです(実際にみんなが面白いと思うかどうかは別ですが)そうでない
作品は読むほうにとって苦痛です。
- 050 あなたと共に (採点:2)
- つい先ほどまで「真琴、真琴」と言っていたにも拘わらず、急に天野に乗り換えるのは展開が強引過ぎる。
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:3)
- 人間万事塞翁が馬と言ったところですか
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:3)
- ところどころ、「」が抜けていて読みにくい。
動物が触れると聞いたときに、近くにいたはずの舞がいきなり遠くにいて走ってくるのもおかしい。
- 055 手紙 (採点:3)
- これは私の主観ですが祐一はこんなに弱くないと思う。そもそももう長くない栞と付き合うと
決めた時点で祐一の覚悟は決まっていたはず。死を受け入れられもしないのなら付き合ってい
なかったと思う。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:3)
- いくら一人称だからと言って、無駄な独白が多すぎる。結局書きたいことが何なのか分からない。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- 台詞の語尾に普通は「。」はつけないと思うんですが、付いてるのもあったり付いてないのも
あったりで統一されてないのが気になります。あとすでに祐一・美汐と名前が明らかになって
いるにも拘わらず、なぜ地の文では男性・女性と言う表し方なのかも気になりました。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:2)
- 一言で言えばありきたり、しかも山場も何もない。淡々と話が進むだけ。
- 064 恋する乙女というものは (採点:1)
- 私の読解力がないせいか意味の通らない台詞が目に付いた、前後の分に脈絡がなさ過ぎる。
例1
名雪の腰のポケットに手を伸ばす秋子…直後、一枚の紙が彼女の手の中にあった。
「あっ、あっ、あーーーーーー!!」
「名雪……貴方がこれだけだとすると…………」
その紙を見た瞬間…秋子は凍った。
いったい何の紙なのかまるで分からない。
例2
「あ、お母さん…買収用のお金どうしよう?」
「言っちゃ駄目よ名雪!」
「あ、あううううううーーっ!!??」
誰を何の目的で買収しようとしたのかも分からない。
- 069 マリッジブルー (採点:6)
- 小説などの場合、台詞の語尾には「。」等はつけない。それ以外はなかなかの出来でうまく纏まっていたと思う。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:3)
- ギャグなのに落ちが無いのは如何なものか・・・
- 077 まだまだ続く道 (採点:2)
- ・・・台本じゃないんですから台詞の前に人物の名前を入れるのはどうかと?
- 078 blessing (採点:4)
- 重箱の隅的発言
私も神道の神と八百万の神々は一緒だと思っているので出切ればどう違うのか説明して欲しいのですが?
普通神道で崇めているのは八百万の神々だと思いますよ。
- 096 Pure Heart (採点:1)
- 原作をすこしいじっただけにしか思えないのは私だけだろうか。
○歩く人 さん
- 003 Last regret (採点:5)
- いい感じ。気持ちが伝わってきます。が、こういうのはよく見ます。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:7)
- 絵本みたいですね。確かにメルヘンチックな感じがします。
- 005 『忘れないから』 (採点:4)
- うーん・・・・・状況が良く分かりません。どういう結果になったのかは分かりますが・・・・・。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:7)
- 結構好きです、こういうの。
- 008 また明日 (採点:4)
- 大体が会話ですね。もうちょっと情景が分かるようにして欲しいかな・・・・・。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:7)
- 目に浮かぶようです。ちょっとありきたりっぽいですが。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 舞のキャラに少し違和感感じました。話としては少し物足りないかな・・・・・。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:8)
- 好きですね、こういうの。いい味だしてます。
- 014 青い春 (採点:7)
- 北川、名雪の心情が伝わってきます。特に北川の心の動きがよく見えました。
- 015 遅刻 (採点:4)
- 台詞ばかりですね。もう少し背景に力を入れて欲しかった。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:8)
- 面白いです。個人的にかなり好きです。特に最後辺りの栞と香里のやりとりとか。
- 017 『とも』 (採点:5)
- 脱字と思われる所が一ヶ所ありました。話の内容としては結構面白かったなと思います。話がありふれている気もしますが。それと、祐一が何故遅れたのかを入れた方が良かったかも。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- 心情が感じ取れるのがいい感じです。妙な言葉遣いが一ヶ所ありましたが。
- 019 雨 (採点:7)
- ちょっと気障かな・・・・・気になる点はそれくらいです。個人的には可もなく不可もなくと言ったところ
でしょうか。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- 展開に違和感を感じます。
- 021 かしこ (採点:9)
- 文章がうまいと感じました。美汐の表情が目に浮かぶようでした。ラストでは頭の中に部屋のイメージが浮かんできました。良かったです。ただ、全体的に弱い感じはしました。
- 022 いつもの二人 (採点:8)
- いいですね。ラブというよりほのラブという感じがしますが。
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- ほのぼのしてますね。柔らかい雰囲気が結構良いと思います。
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:6)
- 起承転結の起で終わってるような・・・点数を付けにくいです。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:7)
- あゆの頑張りは感動ものです。ここまで幼稚かな?とは思いましたが、七年間の空白があるからこんなもの
かな・・・・・。
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- もっと感情に揺れが有ると思いますが・・・・・ちょっとあっさりしすぎのような気がします。
- 039 『Wait』 (採点:5)
- 微妙。初対面の栞に対して饒舌すぎる気がします。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:8)
- デタラメ過ぎですが、面白いです。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- なるほど。ちょっと深い話ですね。いい味出てます。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:8)
- 名雪の最後の台詞が良い。えらく動揺してるのが良く分かります。面白いです。
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- うーん・・・途中で話が終わったという感じが・・・。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- ギャグ?が中途半端かな・・・文章は凄くうまいと思います。
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- 文章が単調すぎます。それと、この小説続き有りませんか?途中で終わってるような・・・・・。
- 049 Transmigration (採点:2)
- 展開が唐突かつ強引。
- 056 大輪の花 (採点:7)
- あゆがいい味だしてます。
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- うまい、の一言。頭の中にシーンが浮かんできます。ただ、最初に文字がかなりつまって一面に出たので読む気力が少しそがれました。とはいえ、文の区切り方には全く文句がないのでしょうがないのかも知れませんが。
- 060 奇跡の果てに (採点:7)
- 香里がかわいいのが良い。栞の誤診はちょっと無茶すぎかな・・・。
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- ストーリーは凄く良かったです。ちょっと単調な気がしますが・・・・・。
- 066 夢の中でも (採点:8)
- 良いお話でした。でも少しくどかったかな・・・・・。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:8)
- 文章は凄くうまいです。が、ちょっと好みに合わないので減点させていただきました。
- 069 マリッジブルー (採点:9)
- うーん・・・いい感じ。始まりからぐっと来ました。気持ちの表現や構成も良かったと思います。特に終わり方が自分好み。良かったです。ただ、祐一のプロポーズの場面がちょっと弱いかな・・・なので九点。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:3)
- 最初は面白かったんですが・・・途中から訳が分からなくなりました。で、最後に無理矢理まとめた感じ。しかもまとめ方がギャグっぽくない。ギャグなのにこんな終わり方で良いのだろうか・・・。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:8)
- 最後が少し弱いと思いますが、全体的にはかなり面白かったです。
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:4)
- どうしても気になる点が一つ、手術直後に喋ることはまず無いです。ギャグなら許せますが・・・。
- 078 blessing (採点:9)
- 香里の苦悩と今に至る経緯が良く表現できていたと思います。良かったです。
- 080 鈴が唄う日 (採点:10)
- 昔ある条件で発火する欠陥品のテレビだか洗濯機がありましたねぇ。それはともかく、凄く読み応えがありました。鈴が真琴に繋がっているのもいい感じ。凄く良い作品でした。
- 081 向日葵 (採点:6)
- 内容は良かったんですが・・・ちょっとありきたりかな・・・。
- 083 偽りの伝承 (採点:4)
- 誤字が二ヶ所有りました。あと忠告というところがどうも・・・どう受け取るかは本人の自由でしょうが。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:9)
- 平家物語を引き合いに出して二人の関係を表現しているのが良かった。良かったです。
- 088 don't need no reason why (採点:4)
- 「そろそろ死んじゃうの?」って表現おかしくないですか?「もうすぐ死んじゃうの?」なら分かりますが。あと終わり方がイマイチ。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- 設定は凄く良かったですが、天使の人形が饒舌すぎるかな・・・。
- 093 philosophy (採点:9)
- ウェディングドレスがお古ってのが少し気になった。それはともかく、凄く良かったです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:9)
- なるほど、確かにこれは恥ずかしいですね。秋子さんはかなりいい味だしてますね。名雪の自爆も面白かったです。
- 095 すべてがFになった日 (採点:10)
- まじめな口調で馬鹿言ってますね。凄くうまい文章でしたが、それ以上に石橋の奇妙さが凄かった。作品の発想も凄すぎる。よくこんなの思いつきますね。しかもシリアスに分類されてますね、これ。何故?あまりの奇妙さに思わず満点。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- きれいな終わり方してますね。まるでドラマのよう(ドラマ全く見ないけど)。Goodです。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:8)
- 北川がアホ過ぎるのが良かったです。ところで、最後のウェイトレスの台詞で思ったんですが、北川が店を間違えたという事を何時知ったのでしょう?それと、地元でこういう店間違いするんだろうか・・・馬鹿だからと言われればそれまでですが。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- 栞の毒舌と行動が笑えた。ただ、ギャグなら最後もギャグで締めて欲しかったかな・・・。
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- 脱字と思われる箇所が一箇所有りました。それはともかく、内容は結構良かったと思いますが、祐一が自殺をしようとした事についてはかなり違和感を感じました。
○望月 さん
- 013 その朝 (採点:9)
- 何気ない日常のようでいて残っている心の傷、そしてそれから逃げ出そうとする行動。
しかし見捨てられずに関わっていく、そんな天野美汐と言う少女をうまく表現していると思います。
最後の美汐の言葉にもその強さが集約されていて、一層この作品を引き立てており良い感じです。
- 041 涙 (採点:8)
- 舞と佐祐理の思考、背負っているもの、行動がうまく書かれていると思います。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:8)
- 香里の祐一に対するほのかな恋が成就する様が夢と現実の両方に絡み合ってていい感じです。
名雪がいい味出してるのも気に入りました。
- 069 マリッジブルー (採点:8)
- 子供が出来、勘違いして、誤解を解いて結婚を約束――。
ありがちな話の筋であるこの作品が面白いのは、祐一と美汐の会話、そしてそこに到る過程の描写が上手いからだと思います。
この状況下での2人のキャラも立っていますし、心の葛藤が有り、勘違いを解く時も微笑を誘う所が有り、最後はほのラブと純粋に楽しめました。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- 北川と香里が自分達らしい関係を築いていく過程が良い感じです。
祐一と北川の対話もこの2人の友情をうまく表していると思います。
ただ残念なのが誤字脱字が目立った事ですが…。
○名無しさんだよもん さん
- 001 丘の生き物 (採点:6)
- 試みとしては満足できるものかもしれない。
五頭というのがよく分からないけど。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- テロはシャレにならんので。オチも引っ張ったわりにちょっと分かりにくい。
- 003 Last regret (採点:4)
- 点数付ける所はないんだけど・・・まあなんとなく。
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- 雨と雪の対比がよく分からないんだけど・・・まあ雰囲気はいいんで。
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- 冒頭の説明が分かりにくかった。一番の問題はこのオチでは名雪・香里が救われていない・・・。
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- ヒネリがほしい。これだけの話なら2行ぐらいに凝縮するとかないと。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 自転車の二人乗りは危ないような。あと、オチてないような。
- 008 また明日 (採点:5)
- ネタは良いと思う。でも、ちょっと話が飛びすぎかなあ。
婚約、結婚、同棲・・・妊娠の前にもその大事な場面は度々思い出される気がするんだけど。
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- ダークなのはいいけど、人ふたり殺した上で作者は何を訴えたいのかが分からない。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:10)
- 最も不幸を経験した二人にこそ幸せになってもらいたいという・・・まあいいや。
嫁さんにしたいキャラNo.1の実力を遺憾なく発揮した美汐たん万歳。
でも、その壁の薄さだと隣の住人はきっと夜は寝れねーな。
- 011 約束がくれた時間 (採点:5)
- 3Pかあ・・・。
テーマが2つあって、それぞれはそれぞれでいいんだけど同時にやると焦点がぼやけるような。
短編の場合は特に。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:6)
- 雰囲気はいいんで6点分。
視覚が奪われてる中では触角の描写がもうちょっとあると臨場感も出るかも。
- 013 その朝 (採点:6)
- ネタがいいね。前半と後半のつながりが分かりにくいので伏線があると良かったかも。
- 014 青い春 (採点:8)
- なかなかいい話。一世一代の勇気の所まで見たかったな。
- 015 遅刻 (採点:5)
- 面白いネタだけど盛り上がりに欠けるか。名雪の奮闘も見たかった。
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- 一つ一つは面白かったけど、あゆ偏重だとテーマがはっきりしないような。
あと、話の変わり目では情景が分かりにくかった。
- 017 『とも』 (採点:4)
- それからの一騒動の方が面白そうなんだけど・・・。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:7)
- ころころ視点変更するぐらいなら三人称でやった方が良いような。
でも、ぬいぐるみは良いねえ。
- 019 雨 (採点:9)
- 上手いなあ。
話的には何も無いんだけど、一つ一つの言葉がしっくり来る。
- 020 心の翼 思いの風 (採点:4)
- 真琴EDとは反対の立場なんだな。
美汐の変化に関してはいいんだけど、それじゃ真琴はどうなるのさ?
あと、最後のセリフはいくらなんでもクサすぎる気が・・・。
- 021 かしこ (採点:5)
- セリフをまんま書くのは美汐っぽくないと思うけど、それぞれのエピソードは面白い。
ただ、いわゆるハーレムエンド的矛盾が生じるような・・・。
- 026 カナブン (採点:1)
- これで何を納得できると言うのだろう。
真琴と別れられるなら、その結婚相手とも別れない保証は無い。
過去を内包した大人の恋愛ができるのは美汐だけのはずで、
これでは美汐の立場もあったもんじゃない。
雰囲気はいいけど点数は付けられない。
- 034 アーティスト (採点:6)
- 美汐を変えたのは当の祐一のはずで、なんだか矛盾してるような。
話自体は良かった。
- 050 あなたと共に (採点:6)
- テーマは良いはずなんだけど、真琴は帰って来ないと言ったり来ると言ったり、
前半そこまで言う必然性もよく分からなかったり。
後半の展開はとても好き。
- 051 待つ女 (採点:7)
- ほのぼのは非常にいい。ただ、シリアスをオトしきれてないような。
あれだけ見せ付けられては笑顔だけでは済まないと思うんだが。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:5)
- 美汐って16ぐらいだよねえ。“あの子”はそれより年下なんだよねえ。
ヤ り す ぎ だ ろ 。
そういう関係なら“あの子”とは言わないだろうし。
展開が強引なのはしょうがないとしてもオチが無いのはどうも。
話は面白かっただけに惜しい。
- 062 丘の上での昔話 (採点:2)
- ネタはいいので見せ方しだいでもっと上手くなると思う。
全体的にあまり意味の無い説明が多いし、書き方がどうにも気になった。
漢字か平仮名か統一されてないとか、改行の仕方とか、
さすがに「」中の改行は一文字空けないと読みにくいとか、
普通、「男性・女性」というのは形容で、呼称には「男・女」を使うとか。
まあ、他の人も言ってるだろうけど。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:10)
- 点数の通り。
- 069 マリッジブルー (採点:6)
- 恋に落ちる前に色々とあったはずなんだが。
真琴を待つとか、真琴に詫びるとか、真琴に感謝するとか。
(故)真琴あっての美汐シナリオ(誤)なので、単に祐一といちゃつくってだけでも、
痛みを分かち合った者同士がいちゃついてるわけで、そこに話の奥行きがある。
まあ、これも美汐たんの魅力は存分に描けてたと思う。
「人として不出来でしょう」は口癖ではないはずでちょっと萎え。
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:5)
- ピノキオの喩えはしっくり来なかった。
それが主題なだけにこういう点数になってるけど、描写は良かった。
顔の無い自分とか。
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 誤字は良くないな。
前半の本編粗筋は必要だったんだろうか?
後半の変わりようはいいね。こっちまで嬉しくなる。
変わるきっかけが今一ピンと来ないのは残念。
「生きている一瞬の今」と「戻ってこない過去」が別物で「今」の方が大事と言うよりも、
「過去」も含めて「今」がある、「今」を肯定できるから「過去」も肯定できる、
と言う方が個人的には納得できる。
- 100 今度までには (採点:9)
- これは文句無し!・・・のはずだったんだけど、
途中祐一がいきなり「美汐」と呼ぶのと、読点を促音代わりに使ってるのには違和感あったので。
真琴が面白いし、祐一・美汐の心情もじんと来る。
真琴の心情も何となくは分かるが、ちょっとは触れた方が奥行きが出るような気はする。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 最後の名雪パロディーは蛇足。
勿体無いなあ、せっかくいい話なのに。
「あの子」を「あの人」と呼ぶようになってるのは何故なのかもよく分からない。
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:8)
- ブドウ糖はそんなに甘く無いぞ。
果糖や蔗糖なら結構・・・ってどうでもいいか。
ギャグは面白かった。かなり笑った。
でもオチてないのは問題。
てっきり「真琴が持ってきた肉まんも惚れ薬入りだった」ってオチだと思ったのに。
ギャグだかシリアスだか中途半端になるし、
真琴帰還物はシリアスだと色々矛盾が生じたりして大変なんだなあ。
- 122 “らくえん。” (採点:7)
- いちいち細かい小ネタが活き活きとしてて面白い。
ストーリーの盛り上がりも無く、雰囲気だけのSSって感じ。
単に真琴が帰って来たという設定だと色々矛盾があると思うんだけど。
- 129 いつもそばにいる (採点:8)
- めちゃいい話だけど、話し終わってないじゃん。
オチも中途半端だけど、少なくとも、
美汐はこれからどうするつもりなのかが示唆されない事には。
とにかく続きが読みたい感じ。
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- 名雪は萌えなんだけど日本語的に色々と問題が。
普通、「不倫」を「浮気」の意味で使う事は無いので全く違う情景を想像してしまった。
しかし、一番の問題は心理描写が安易な事。
「愛してる」という気持ちを「愛してる」と書いて表現しても全く伝わらない。
ましてやセリフにするなんてこっぱずかしくて見てらんない。
説明的過ぎるという事かな。
あとは、生乳が何の伏線にもなってないので余計な読者サービスに感じる。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- キャラが立っててなかなかに面白い。
オチまでヒネってあったらベストだったな。
最初に関係ないクラスの点差まで詳しく書いてある時点で読めてしまった。
さゆまいまこみしあゆは名前だけ出すくらいなら最初から出さない方がいい。
何気に久瀬が良かった。
- 138 たんぽぽのように (採点:6)
- 「擬音」は聞こえてる音に対して使うもの・・・は置いといて、
説明口調っぽいが、雰囲気は全体的にとても好き。
ちょっとした描写にも神経が行き届いている感じ。
それだけで良い所なんだけど、香里の立場が終始微妙すぎ。
トリオ漫才になるはずの所が何も無く、栞のノロケがほとんどになっている。
テーマ的に香里が口出せないのは分かるとしても、
描写までしないのではどうにも気まずい。
それをいきなり主題に持ってこられても唐突な感じがある。
トリオ漫才やってほしかったってのもある。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:4)
- さすがにあの誤字はマイナス1点。
たぶん構成をはっきりさせれば面白い話っぽいんだけど、
なんかリズムが悪くて読みにくい。
佐祐理×舞が書きたいのか、アクションが書きたいのか、ダークが書きたいのか、
祐一×名雪が書きたいのか。
ダーク系で統一していればしっくり来ると思うんだけど。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:6)
- 舞の話なんかサクっと済ましちゃえばいいのに、シナリオ丸々ダイジェストするんだもん。
名雪萌えの印象がどうしたって薄くなる。
ってゆーか、テーマとなる名雪の方をサクっと済ましちゃってる感じ。
惜しい。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:3)
- シリアスがやりたいのかギャグがやりたいのか、
北川×香里を描きたいのか皆を描きたいのか、
テーマがはっきりしなくて中途半端な印象。
所々面白い所もあるのだがもったいない。
○弥生 さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- SSっていうか詩かこれ?
- 002 『漢の浪漫』 (採点:7)
- ははは、たしかにゴシロリは私もいただけません(マテ)
- 003 Last regret (採点:5)
- "Kanon"がねぇ
内容はまああれなんだけど
- 004 雪の国のメルヘン (採点:9)
- 最初はナンだこりゃってかんじだけど
結構はまったこういうん好き
- 005 『忘れないから』 (採点:10)
- まじ最高です!
かっこいい北川好き!
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 落ちが弱い
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- ひねってないなぁ
- 008 また明日 (採点:7)
- 「うわ、祐一さんが拗ねても可愛くないですよ」
に笑い!!!
二人の子供っていったいどんな・・・
- 009 もし、もしも…… (採点:4)
- 序盤がなかなかだっただけに後半の落ちに落胆
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:8)
- いいっすねこういうの
落ちの弱さはねたでカバーということで
- 011 約束がくれた時間 (採点:1)
- ネタ内容以前に問題!
なぜに舞:「ホニャララ」
とかやるかなぁ台本?
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:9)
- んーなんかありそうなシチュエーションなはずなんだけどなんか違う
ナンだろこの違和感?
でも文章とかは嫌いじゃないです
- 013 その朝 (採点:10)
- よくありそうなはずなストーリーだとは思う
でもなぜか自分のなかで感じるものがある作品でした
- 014 青い春 (採点:10)
- なんかここら変からレベルが上がってきたのか?
結構心にくる作品だ
- 015 遅刻 (採点:2)
- まあなんかやり取りの内容が出て行く〜あたりで読めちゃったのが残念
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:7)
- 般若に爆笑
- 017 『とも』 (採点:4)
- 北川いいですね
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:9)
- きれいにまとまっていていいSSだと思います
- 019 雨 (採点:10)
- 単なるほのぼのととるかそれとも・・・・・・
- 020 心の翼 思いの風 (採点:10)
- なんかほかのと比べられないですねこれは・・・・・・
- 021 かしこ (採点:6)
- なかなかといったところです
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- あゆラブはどうもパターンが決まってしまいがちですね
- 023 純白の審判 (採点:7)
- やはりシリアスは原作そのままでへたに手を加えてしまうと
こわれ勝ちですがまあそんなこともこの作品には見受けられなんだので
この点数
- 024 月 影 (採点:9)
- なるほどこう持っていくか・・・
予想できないことはいいことですねぇ
- 025 風と共に去りぬ (採点:10)
- SSに久瀬を出すと大抵2パターンに分かれる
敵としてかもしくは友としてか・・・・・・
そういった点ではこれは後者に当てはまるそして後者はワンパターンになりやすい。
だけどこれは本当に上手くまとまっていて好感の持てるSSでした
- 026 カナブン (採点:7)
- 中途半端にくっつく相手の名を出さない。コレ鉄則ですね
私的には好きな作品でした
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:6)
- 最初はおもろかったけどラストまでキープできてなかったかも
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:10)
- はははっははははぁ!(←?)
まじで笑わせてもらいました。
あうーの台詞なかったですね
- 030 この街の夏 (採点:9)
- 指きりで落としてたら二流。花火で落としていたら三流
あそこでおとしたのがいいのかな多分
- 031 『あの日の・・・』 (採点:2)
- 致命的なのが1100円のとこ
ここでやってしまうと俺的には読む気がそがれてしまう
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:3)
- アフロとコーヒーってちょっと無理がないでしょうか(汗)
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- ありゃ終わり?
予想としては傷ものーとか何とかが放送で流れるかと思ったのに
あんま意味がないと思うシチュに・・・
- 034 アーティスト (採点:9)
- は。なるほどなるほどなるほど(エコー)
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 疲れてきた・・・
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:1)
- 試験官祐一ってばれるだろそこで!
- 037 あの日をもう一度 (採点:4)
- なんかなあ当然の定石といえば当然なんだがなぁ。天使人形の奇跡・・・
でもこの話の場合それを使ったことによってなーんか陳腐にしちゃってるなぁ
もったいない個人的にはすげー好きだったんだけど序盤・・・
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 自虐的だなぁ内容はいいんだがなんか救いがない
それもまた一興か・・・?
- 039 『Wait』 (採点:8)
- 舞を饒舌にするのはある意味表現力がないと自殺行為になる
だがコレではそんな心配は杞憂だった様だ
すばらしい
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- まあ強引といえば強引
納得といえば納得です
- 041 涙 (採点:6)
- きれいに仕上がってる。そして止まってしまっている
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- 読み取れない人からは評価がきつくなるかも
- 043 結婚前夜の二人 (採点:9)
- いや落ちは落ちなんだけど
そこまでへの持ってき方には笑えた
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- ・・・・・・まあ悪くはないと
- 045 水の愛撫 (採点:10)
- 結構コレ読んでショック受ける人多いだろうなぁ。
自分的にはすごく好い作品だとお見ます。
- 046 『安らげる場所』 (採点:8)
- なるほどコレくらいの内容ならぜんぜん許容範囲ですねぇ。
久瀬の行動の理由にも説明が多少はつきます。
基本的に自分の中では久瀬はいいやつなんで抵抗なく読めました
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- やっぱ説明口調っぽいのかなーこの違和感は?
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- なんか強引ですがまあよし(マテマテ)
- 049 Transmigration (採点:5)
- 実際に妹の名、彼女の名を自分の娘につけるとすると・・・
リアルに考えると少し空ざむいものがありますね
- 050 あなたと共に (採点:3)
- 台詞で持って行き過ぎ?
- 051 待つ女 (採点:3)
- 明子に少し落胆
なぜにピザ?
- 052 果たされる約束 (採点:5)
- まあ可も無く不可もなく
○流人 さん
- 057 お便りは初雪の日に (採点:10)
- こんな二次創作もあるのか、と思いました。
発想もさる事ながら、見事な文章力で、とても読みやすかったです。
文句なし満点。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 意外な組み合わせだと思いました。
狙って書いたのかもしれませんが、その割りに内容が平凡だったかも。
文章力からいえば、普通の組み合わせの話なら8点以上付けたのですが、
個人的には、ハマリませんでした、すみません。
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:7)
- かなりテンションが高く、面白かったのですが、その分オチが弱く感じてしまいました。
後、人気ドラマ「愛よ永遠なれ」が見てみたいです(^^;
- 076 流星群 (採点:6)
- ちょっと、展開が急過ぎる感じがしました。
北川視点なので、説明出来ない部分もあるから仕方ないのですが。
連載物にした方が良かったかも。
ただ、香里は、東京の大学行くかなあ……、私は行かないと思うのですが(^^;
- 078 blessing (採点:5)
- 私が持つ香里のイメージと今一つ合いませんでした。
それから、この文章は第三者の視点ですよね?
途中、香里視点になったような錯覚を起こして、少し読みにくかったです。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:9)
- とても良かったと思います。
私は、名雪ファンなので、この作品を読んだのですが、名雪に対する祐一の言動に共感出来ました。
これからは、この花を大切に育てて欲しいと思います。
ただ文章としては、三点リーダーの使いどころを、もう少し絞った方が良かったように思いました。
- 102 踊り子に癒しを (採点:10)
- とても上手い作品だと思います。
質の高い文章力で繊細な香里の心情の変化が良く表現出来ているし、情景もすぐにイメージできました。
ただ、個人的にはタイトルがちょっと……
悪いわけではないのですが、なぜでしょう(^^;
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:10)
- ギャグSSは、文章力がないと書けない事を再認識させられました。
こういうほのぼのしたギャグは好きです。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:8)
- 淡々と書いている印象があるのに、クスッと笑える感じの面白さでした。
登場キャラクターの雰囲気も良かったと思います。
ただ、本編の意識しての事だと思いますが、
個人的には、最後の選択に無理に謎ジャムを入れる必要はなかったと思います。
それから、この作品のタイトルには、何か深い意味があるのかもしれませんが
私には、意味がわかりませんでした(^^;
○零八 さん
- 014 青い春 (採点:10)
- ホントにせつない…
○麗螺 さん
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- 詩的でいいのですがもう少し読みやすければ
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:5)
- ギャグではなくほのぼのなら納得できました
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:4)
- 最初、タイトル見て例のアレかと思いましたが
- 037 あの日をもう一度 (採点:6)
- 面白かったです。ただ、改行しすぎて帰って見づらい気もしました。
- 038 弱虫が見た花 (採点:8)
- 花火のくだりが特にせつないですね
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- スムーズに読めました。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:6)
- さゆりんのドライバーズハイっぷりが○でした(笑
- 075 記念日 (採点:7)
- この二人の仲良しの話は読んでほっとします
- 099 Anniversary Days (採点:7)
- 読んでいて照れくさいですけどこういうSSはいいですね。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:6)
- 北川の妄想がなかなか。でも、現実と妄想の区別がもっとわかりやすければよかったです
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:5)
- もう3なんですよね…3.14よさらば
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:5)
- ギャグではなくシリアスに見えましたが…
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:6)
- 学級裁判…なつかしいひびき
- 126 多角関係 (採点:10)
- 無茶苦茶ですが今回の作品の中ではダントツに面白かったかも
○朧月下 さん
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:8)
- あゆの幻聴につっこむところがとても笑えたです。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:10)
- 実際にありえそうな結末…ですよね。ふう、しばらく落ち込みました。
短いわりにとても良い出来だと思います。
- 035 月の向こうに (採点:1)
- ただゲームのシーンを回想しただけじゃあ…
オリジナリティの無い作品もどうかと思います。
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:9)
- 雰囲気や設定がかなりいい感じです。
- 094 恥ずかしい一日 (採点:9)
- 名雪の壮絶な自爆に思わず笑ってしまいました。
- 099 Anniversary Days (採点:10)
- とてもほのぼのとしていていい感じでした。
- 108 家出(強制) (採点:6)
- 初っ端から笑えました。ただ北川ネタはあまり面白くなかったです…
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:7)
- 面白かったですよ。
- 120 息抜き (採点:5)
- ほのぼのがいい感じ。ただ少し物足りないです。
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 名雪、そして秋子さんの最後のせりふがいい感じです。
- 125 幻冬歌 (採点:10)
- 綺麗に纏められていてとても良かったです。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:3)
- 門番の問題は面白かったけど…微妙。
- 137 体育祭血風録 (採点:8)
- 面白かったです。久瀬のキャラがなんか好き…
○栞 さん
- 001 丘の生き物 (採点:4)
- 詩的なものなんでしょうか……何か話しになっているようですけど私はちょっとわかりませんでした……
- 002 『漢の浪漫』 (採点:3)
- ゴシック建築とゴシックロリータ……
- 003 Last regret (採点:3)
- 微妙だと……
- 004 雪の国のメルヘン (採点:5)
- メルヘン度がもっと欲しいです
- 005 『忘れないから』 (採点:3)
- かなりものたりないです……
- 006 『その笑顔で』 (採点:3)
- 唐突すぎじゃないでしょうか?無駄な場面転換も多いですし……
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:3)
- 今一つ……
- 008 また明日 (採点:4)
- ほのぼのですにゃ
- 009 もし、もしも…… (採点:6)
- 確かにありえるifストーリー。でも名雪や秋子さんが淡白に見えてしまいました
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:4)
- 表札をはめるシーンは好きです
- 011 約束がくれた時間 (採点:4)
- 微妙……
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:4)
- らぶらぶ
- 013 その朝 (採点:4)
- 文章が無機質に思えた。語尾に「た」「だ」が多い。
- 014 青い春 (採点:5)
- ほのぼのな卒業式ですねー
- 015 遅刻 (採点:5)
- 愛の力は偉大だけど、ちょっと物足りない
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:6)
- 高所恐怖症&雷恐怖症か……
- 017 『とも』 (採点:5)
- 祐一のいいところ、その通りですな
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:6)
- 噴水でダンス……伝統ですな
- 019 雨 (採点:6)
- こういう話は好きです
- 020 心の翼 思いの風 (採点:6)
- ちょっと盛り上がりにかける気がする
- 021 かしこ (採点:6)
- 後日談ほのぼの。結構好きです
- 022 いつもの二人 (採点:6)
- ほのらぶ
- 023 純白の審判 (採点:5)
- ほとんど既存のままで面白みがないかも……
- 024 月 影 (採点:7)
- 名雪がうさぎという持っていき方がちょっとぎこちない気が。名雪の感情の揺れの部分があまり強調されていなくて、少し寂しい
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- 久瀬さん良い人
- 026 カナブン (採点:8)
- 人は誰かの温もりがなければ生きていけない……確かにそうかもしれません。墓に鈴を置くシーン。「さようなら」と泣いた……色んな想いが混じった涙のシーンが印象的でした。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 無残……
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:7)
- 再開したら彼は女たらしだった……銃殺
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:7)
- 良いと思います。この状況になれば、祐一は苦しみ続けるでしょうね
- 030 この街の夏 (採点:6)
- らぶらぶ
- 031 『あの日の・・・』 (採点:6)
- 初恋の人の名前じゃないと……
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:6)
- あふろ
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:7)
- 続くんだ……好きだからいいけど
- 034 アーティスト (採点:7)
- 未来を向く強さですね
- 035 月の向こうに (採点:8)
- ダークだけど、描写がカッコイイかも。神の視点だと舞の悲しみ、苦しみ、絶望がうまく伝わらないのがネックですな
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:5)
- なんか物足りない……
- 037 あの日をもう一度 (採点:6)
- なんかほのぼの調。お約束は嫌いじゃないです
- 038 弱虫が見た花 (採点:6)
- 苦悩の日々。彼女は立ち直れるんでしょうか
- 039 『Wait』 (採点:7)
- やっぱり、幸せな結末を信じたいですよね
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:7)
- 職権乱用……。でも微笑ましくて、続きが読みたくなるお話です
- 041 涙 (採点:7)
- 親友ってええですなー
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:7)
- こういう世界好きです
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- ドキドキ(核爆)
- 044 ふゆのひかなた (採点:6)
- ほのぼの……でもなんか物足りない
- 045 水の愛撫 (採点:8)
- 色々と深いです
- 046 『安らげる場所』 (採点:7)
- にゃる……女性向けとはそういう……変わった設定だけど好きですよ〜
- 047 奇跡への願い (採点:6)
- ちょっと盛り上がりに欠けるかなー
- 048 もみちゅーどく (採点:5)
- めでたい……ですか?
- 049 Transmigration (採点:6)
- 少しありきたりかも……って思ってしまいました
- 050 あなたと共に (採点:6)
- 祐一の自暴自棄さ、美汐がした約束による罪の意識をもう少し膨らませて欲しかったかも
- 051 待つ女 (採点:7)
- なんか幸せ
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- ちょっと寂しいような嬉しいようなそんな感じを受けました
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- ほのらぶ〜
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:6)
- ほのぼの〜……神速の
- 055 手紙 (採点:8)
- 手紙のシーンでうるうる
- 056 大輪の花 (採点:6)
- お祭り……好き
- 057 お便りは初雪の日に (採点:9)
- 文章力高いなあ……珍しい話だしかなりお気に入りです
- 058 夕凪 (採点:7)
- 綺麗
- 059 水瀬家の縁側で (採点:7)
- ほのぼのー
- 060 奇跡の果てに (採点:6)
- ほのらぶー
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:6)
- 微妙
- 062 丘の上での昔話 (採点:5)
- 「男性」「女性」という記述にした意味がない気がする
- 063 ドッキリなbirthday (採点:6)
- ほのぼのなんだけど、何か物足りないような……
- 064 恋する乙女というものは (採点:6)
- 三河屋憤死
- 065 振り返る想い (採点:6)
- らぶ?
- 066 夢の中でも (採点:6)
- ええですねー
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:6)
- 色褪せぬ
- 068 あったかいもの (採点:7)
- ちょっとめずらしいですね
- 069 マリッジブルー (採点:7)
- 香里センス悪い……
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:7)
- すごいノリですけどオチが甘いような
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:6)
- えーと……走り屋?
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:7)
- 前半ギャグとシリアスの入れ替えが激しすぎて文章的に最後のまとまりが悪く見えてしまいました。少しもったいない感じがした話です。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- うるうる〜
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:6)
- ちょっと微妙
- 075 記念日 (採点:5)
- 微妙……
- 076 流星群 (採点:5)
- ちょっと好きでないかも
- 077 まだまだ続く道 (採点:6)
- しっくりとこないです。話の流れが
- 078 blessing (採点:6)
- 場面描写と比喩に頼りすぎて話し事態に魅せられる所がないと思う
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:7)
- めるめる
- 080 鈴が唄う日 (採点:7)
- 綺麗……かな
- 081 向日葵 (採点:6)
- ちょっと微妙
- 082 いつか、またあの海に (採点:6)
- ほのぼの〜
- 083 偽りの伝承 (採点:7)
- いい感じ。ほのらぶ
- 085 開花 想葬 (採点:6)
- 微妙
- 086 人生にifはない (採点:8)
- 北川の論には色々とありますけど、良いと思います
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:7)
- 観点が面白いです
- 088 don't need no reason why (採点:6)
- うーん……
- 089 雪原の軌跡 (採点:7)
- ありそうな話ですなー
- 090 贈る言葉 (採点:6)
- らぶらぶ〜
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:7)
- SSって感じがしますね
- 092 デエトの日 (採点:7)
- ガード無視
- 094 恥ずかしい一日 (採点:7)
- らぶ
- 095 すべてがFになった日 (採点:8)
- なかなか面白い世界ですね
- 096 Pure Heart (採点:6)
- 平坦かも
- 097 ありがとう、さようなら (採点:7)
- ちょっと物悲しいかも
- 098 希望を抱いて (採点:6)
- うーん……微妙
- 099 Anniversary Days (採点:6)
- お誕生日SSですねー
- 100 今度までには (採点:8)
- いいお話ですー
- 101 Little Seedling (採点:6)
- ほのぼのですねー
- 102 踊り子に癒しを (採点:8)
- 踊ってみないとわからないもの……いいですね。なんか微笑ましくなる台詞です
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:5)
- ごっつ微妙……
- 104 これから…… (採点:6)
- ええですねー
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- 面白い設定ですね
- 106 あなたのために出来ること (採点:7)
- 思わず頬が緩んでしまいそうな話ですね
- 107 満月は白い輝き (採点:6)
- 最後はなんか……
- 108 家出(強制) (採点:5)
- えーと……
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:6)
- つよがり、ありますよね
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:8)
- いいです。結構お気に入り
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:6)
- らぶ〜
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:7)
- なごやかでいいですねえ
- 113 Flying (採点:6)
- 50%治る可能性があっても、名雪はもっと暗くなる気がします。特に恐怖の感情が……多分人ってそんなに強くないです
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:7)
- ガンガン行こうぜ
- 115 温もりの中で―― (採点:6)
- なんかちょっと微妙かも……
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:6)
- めるへん
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:10)
- 素直に感動。短編コンペの中では一番好きな話です
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:6)
- 学校裁判編に続いたりして
- 119 『Nurse call』 (採点:7)
- いいお話です
- 120 息抜き (採点:7)
- 永遠のテーマ……そうかもしれないですね
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:6)
- なごみ〜
- 122 “らくえん。” (採点:8)
- ほのぼの〜ほんのり〜なごやか〜♪
- 123 想い、あなたに (採点:7)
- 続編もの?
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- ほんわか
- 125 幻冬歌 (採点:7)
- 話の内容にしてはのめりこめなかったかも。心情描写の勢いが足りない?
- 126 多角関係 (採点:7)
- AHAHAー……
- 127 魔物の住む学校 (採点:6)
- ちょっぴり物悲しいお話
- 128 Fail in an attempted love... (採点:7)
- ビバ主夫
- 129 いつもそばにいる (採点:7)
- 祐一カッコイイねえ
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 刀鍛冶……なるほど。こういう話好きです
- 131 鎖 (採点:7)
- うわー……エンドレス
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:7)
- いい話なんですけど、何か今ひとつ
- 133 無名の石 (採点:7)
- ね〜こね〜こ
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:7)
- ちょっと不思議な感じがした文章……なんでだろ?
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- ちょっとだけしっくり来ないかも
- 136 君を想う気持ち (採点:7)
- らぶらぶらぶ
- 137 体育祭血風録 (採点:7)
- 悪は滅びる……(違)
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- ほのぼの〜
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:7)
- 綺麗です。でも、なんかそこまで印象が強くなかった
- 140 君の瞳は風の中に (採点:7)
- 久瀬の心情が良くわかって面白かったです
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:9)
- 今までなかったような話。個人的にはかなりお気に入り
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