○1ファン さん
- 015 in the room (採点:4)
- まあそれなり。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- できるなら文頭の1マスあけをしてほしい。読みづらい。あと一人称に違和感がある
- 037 猫とともに (採点:4)
- 悪くない。悪くないが、もう少し煮詰める事ができたなら評価ももっと違ったと思う
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:1)
- 話の脈絡がよくわからなかった。あと、一人称の使い方に違和感があった。
- 042 覚えたての愛 (採点:2)
- これが不幸なのかもしれないが、もうすこし全体としての纏りが欲しい
- 046 影 (採点:1)
- 極めて薄い。人生経験の絶対的不足が感じられる
- 053 散葉咲華―another home― (採点:1)
- シリアスというには軽く、話の起承転結をまるで感じない。
- 056 写真のわたしと今の (採点:1)
- 短編らしいといえばらしいのかもしれないが文間がどうもしつこい
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- 口調等に違和感があった。他はとりたてていうほどものもない
- 065 送り火/狼煙 (採点:2)
- 香里のキャラに違和感があった。
あと、タバコの小道具としての使い方が受け入れられなかった
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:2)
- 父親である意味が読み取れない
- 074 キエナイキモチ (採点:1)
- 全然意味が感じ取れない
- 080 ガラスの森 (採点:1)
- どこかで見た気がする
○Ecila さん
- 001 farewell party (採点:3)
- 文章的な問題はないとは思うのですが、盛り上がりにかけるというかあっさりしすぎているというか…。すみませんが面白くなかった、です。
- 002 コンクール (採点:7)
- すっきりとまとまっている印象。栞の絵…というギャグ的な因子で反射的に笑ってしまったりもしたけれど、面白かったです。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- 理路整然とした進路というか、そういうものを持っていそうな香里。逆パターン(本来は祐一が香里にひっぱられている)を狙ったのでしょうが、あまり香里の面白みが出ていない気がしました。いまいち。
- 004 冬は好き? (採点:8)
- かなり嫌いじゃないので。関係ないけど私は冬が嫌いです。雪はもっと嫌いです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:5)
- ぶっとんでるなぁ、と思った。敢えて否定する要素が(私には)ないので無難な点数。ただ、ぶっとんでいる割には…実は予想できてたりして。ハーレムだろうなぁ、って。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:6)
- かゆい。途中で止めようと思ったくらい。冒頭、シリアスな雰囲気でタイトルと合ってるのか? と感じました。思ったことを口にするのはやめた方が良いかと思ったが「香里だしまぁ良いか」と思った。なにがどうしてまぁ良いか…といっても自分でも良くわかりませんが、とりあえずそんな気分。
- 007 思い出 (採点:1)
- えっと、どう答えたら良いのでしょうか?本人もご都合主義って知って書いてるでしょうし。1点はつけたくなかったんですけどね。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:7)
- 北川が可哀想だったけど渋いのかもしれないとも思ったり。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:5)
- 北川が可哀想だったけど渋いのかもしれないとも思ったり。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- うーん、あゆ(?)アボン後の続きはこんなんなってるんだな、と思った。おもろかった。うぐぅ。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- お父様とお母様が好き。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:9)
- テンポ良かった。はねるうさぎ…月のうさぎを想像しました。久瀬くんも見てたのかしらん? とか思ったり思わなかったり。面白かったです。うさちゃんの気持ちが昇華されることを祈って。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:7)
- かゆいねぇ〜。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:6)
- なんじゃったんじゃろうね…
- 015 in the room (採点:8)
- だからこそSSなんてものがあるわけだしね…。面白かった、と思う。
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- 素直に面白いと思った。途中、栞のことが過ぎったが、一応繋がっているのね、という雰囲気。栞とネタを被せているのだろうけど、逆に被り過ぎてもいけないのかもしれないですねぇ〜。ま、良いけど。
- 017 FREE (採点:10)
- 清々しい。良いですね。こーゆーの。香里がなんだか姉御って感じしました。「もいっちょっ」似合わなそうな台詞だけれども、良いですね。これ。とりあえずなんだかわからないけど「もいっちょっ」
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 真琴が可愛くて良い。うむ。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- これは思いつかなかったシチュエーション。短すぎてもったいなかったかな。ネタ的に。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:4)
- にんともかんとも。なんとなく厳しいかなって思った。今更な感じだが…だからこそ難しいとでもいいましょうか…。
- 021 隠された想い (採点:3)
- うーん、むーん。もう慣れてしまった展開。あぁ、またか、という風な初見。まだSSを書き始めて間もないのでしょうか? それともあえて今回のような方法をとったのかまではわかりませんが…展開、古臭くないですか? Kanonらしさを求めいる風には見えないし…。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 栞と美汐の接点がちょっと薄い気がしたがとりあえず気にするだけ無駄っぽいので突っ込みはなし。美汐の視点から見た栞が面白かったかな。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- 誰だろうと思っていた。最初は美汐。子供が出てきて舞かな? とか思ったり。舞だったら微妙に佐祐理もからんでくれば面白かったのかも。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 祐一がちゅうぶらりんなのは仕様なのでしょうか? それから、物語全体も同様に中途半端な感じ。綺麗にまとめたように文末ではあるけれど、なにも終わっていないというか。転結をしっかりとしないと締まらないイメージが強かったです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 誰がメインなのかさっぱり。中途半端な感じ。自分で読んで面白いかどうかを問い質したいのですが…。秋子ってこのSSに必要だったのかなぁ…。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- 香里かっこつけすぎ。祐一どん臭そうで嫌いじゃない。
- 027 冬空のキセキ (採点:5)
- 抽象的な形容詞で固められた文があったが、帰結すべく顛末のオチがアンバランスなまでに弱いと感じた。そういう物語であった、と文中でも似たような感じで説明があったが、それはそれで覚めてしまうのではないでしょうか?
- 028 再集合カノン (採点:4)
- ふーん、という感じ。なんか面白くなりそうだったのにラストががっかり? というか考えるのは嫌いなので…。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- タイトルに合わせて無理矢理書いた…ような気がしないでもないけど、完成してからタイトルはつけた…という方向を期待。祐一がこの話にはいなかったけど、いなくて正解だったのかも…。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- 普通。敢えて言えば真琴が帰ってこれた理由みたいなものが薄いというやらなんとやら…。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:8)
- うん。すっきりとまとまっているし、内容もしつこくもなければ、味気ないということもない。この二人に一体どのような仮定があったのかが知りたいと思えました。みつあみをさわさわするのが天命というのには同意しておきたいところ。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- アホかぁ! 笑いそうになるのを必死に堪えてしまったではありませんか! つか、仕事中に読んでヤバクなったのは私だけでしょうか? まったくもう! しかし「パン、つくってみたい」とは…今日日小学生でも言わないような…(苦笑
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- ステレオタイプすぎるんですけど…。奢りネタ、三姉妹、思っていたことを口にする、ナックル美坂などなど…。やるなと否定はしないけれども、ここまで安易に使われてもがっかりする…んだけども。ここまであざといと清々しいという気持ちにすらなりました。わざとですよね? いや、マヂで。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 面白かった。ただ、ネタは本文中でもぼんやりと意識させて欲しかったです。まぁ、とにかく不思議な世界だったのですが、夢でも見たのでしょうかねぇ〜。作者さんが…。とりあえず「お姉様」ってのは良かった。ドキドキしたっ!
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- まったくもってSSだなって感じ。普通。可もなく不可もなく。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- あぁ、SSだなって感じ。普通。可もなく不可もなく。
- 037 猫とともに (採点:6)
- 寂しいなぁって。細かい描写が上記の部分をきちんとなぞっていて、要所要所でドキっとするようなSSだったと思う。でもって時計の音とかが凄く響き渡るような部屋でさぁ…。ピロのことを「おまえ」と呼ぶ秋子…やっぱり寂しいなぁ、と思った。
- 038 PLAY (採点:6)
- かませ犬真琴に合掌。とりあえず香里ってのはオールマイティに弄くれる便利なキャラクターだよなぁ、と再認識した次第。いや、この作品だけに限らずですけど。無難すぎるきらいがあるけれども、まぁ、微笑ましいわねぇ〜。おほほほほ〜…といってお茶を濁す。
- 039 さかあがり (採点:6)
- ほのぼのしいSS。美汐と逆上がりという絶妙なバランス。これがギャグだったら一回目の逆上がりは勢いをつけるためにダッシュ、お約束のみぞおち直撃の大惨事になっていたかもしれないと思うと…というか期待してたんですけどね。まぁ、それはこっちの勝手。忘れて下さい。
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- 物語の構成はかなり良いと思いました。物語の構成はかなり良いと思いました。ただ、あゆが幼児化しすぎててちょっとあざといんと違うか? とすら思えてしまったのはどうしてくれましょうか…。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- うむむ。判断が難しいね。奇跡の提示が人それぞれだから一概にコレ! といえないのだけれども、この展開はどうにも違うような気がする。微妙なずれなんだろうけれども、それが実は決定打になってしまっているような…。うーんむーん。
- 042 覚えたての愛 (採点:10)
- Kanonの本編への繋がりがわかりやすく、かつ秋子の過去もミッシングリンクしていく。見事な内容だったかと。とりあえず今まで読んだなかでも飛びぬけて面白かった二作のうちの一つ。ぐいぐいとひっぱられて読み進めることができたのが好印象。読み手も楽できるってものです。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- 自己陶酔系に陥るSSを書くのであれば、物語の最後には強烈なカタルシスが必要になります。そうでなければちゅうぶらりんです。その後の展開を想像させるのは構いませんが、それはつまらない。なにがつまらないかといえば書くことがつまらくなるのではないだろうか? びしっと締めることで危うい雰囲気は更にドキドキとしていくのではないのかな…と思った私。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 二十歳でおばさんはちと早すぎるかと思った。ちなみにくすぐられ、濁音ティックに笑う美汐タンにドキドキします。普通に面白かった…と私は感じましたよ〜。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:6)
- 尾を引く。北川と香里のその後が激しく気になるのだが?
- 046 影 (採点:2)
- ごめん、微妙。底が浅いといってしまえばキツイかしれんが…。ありきたりすぎる展開でどうにも残るものがないのです。
- 047 あゆの風 (採点:7)
- 良い話だった。それ以上は語ることなしっ!
- 048 Raining (採点:6)
- 真琴のお話は良いね。なにが良いって基本的に明るい話が多いから。今回も然り。なんの気兼ねもなく読むことができましたとさ。
- 049 時計の針 (採点:6)
- 真空片手ごま。破裏拳ポリマーを思い出しました。ぐるぐるまわっているのを見て…って、お話がずれすぎましたので戻して。ちょっと臭すぎて恥ずかしかったけど、祐一も香里も可愛いかったので良しとしたいかと…。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- あはっ っていう笑顔は見てて好き。かなり好き。ちょっとツボ。面白かった。
- 051 むかしばなし (採点:3)
- なんだかSSにする必要性があまり感じられない。本編を補填しているのではなく、蛇足チックな感じになっていて…。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- なんとも答えようのないSSだったなぁ、と思いました。ラストの引きはちょっとこずるい感じ。もっとびしっとして欲しかったなぁ。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- とても高校生とは思えない...けれどもまぁ、それは良いでしょう、直ぐに回想録だろうと判断できるから。それよりもSSとしての面白さがかなり薄い。文章、技術的な問題は皆無。上手な方だと思いますが、エンターテイメント性が限りなく低いと感じるのは私だけなのでしょうか…。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:6)
- 素直に良いSSだったかな、と感じることができました。ただ、単調だったな、とも思わなかったり。それから、タイトル。ちょっとくどいかも。コンペじゃなかったら敬遠しているタイトルでした。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- まったくもってSSだなって感じ。普通。可もなく不可もなく。
- 056 写真のわたしと今の (採点:3)
- 普通。可もなく不可もなく。まったくもってSSだなって感じ。
- 057 miss understand (採点:7)
- "散々な美坂萌え。最後の緊張感好き。ここで「あたしと一緒に逃げてっ!」だとギャグになってしまいますなぁ〜。あ、おもろかったっす。
"
- 058 カレンダー (採点:4)
- 普通。とはいえ、天野に思い入れあるのでしょうか? かなり丁寧に書いている印象を覚えました。うーん、でもやっぱりなにか足りない。読んだ後におもしろかったぁ〜という風ななにか。頑張って下さい。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- かわいい秋子さん。でもそれだけだったかも。斬新なアイデアだったのかもしれないけれども、ひねりがまだたりないかも。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- SS本文そのものの面白さは口が過ぎるかもしれませんが、それほどではない。目新しさを見出すのは今の状況ではとても難しいから、作品を丁寧に書ききることが大切である、と思う。この作品の内容を上手に20KB以内でまとめたことを評価。
- 061 ばかんす (採点:2)
- はちゃめちゃですな。Kanonというよりうる☆ヤツラですな。しかし久瀬がなんだか無意味に悲惨すぎる気がするんですけど、これってどんな意味があるのでしょうかねぇ〜。
- 062 さくらのころ (採点:2)
- 最初に申し訳ございません。あなただけが悪いということではないのですが…。もっと普通に書いていいのでは? 演出として空白を置いていらっしゃるのでしょうが、無駄に感じます。やるなというわけではないが連発されるとちょっと。ここぞというところでやって欲しいです。20KBでこれだけあると歯抜けのような読後感を覚えるのですが…。ちなみにこれはあなただけではなく全体的にいえることなのでしょうけれども…。中途半端な技巧で文章力を誤魔化している、ようにしか思えない私は捻くれているのかもしれませんが感じたままに…。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- まったくもってSSだなって感じ。普通。可もなく不可もなく。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- 馬鹿だけど面白かったから好き。いや、ほんっと、馬鹿ですよね。おにーちゃんって(がっくり
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- うーん、ちょっとかっこつけ過ぎかも。まぁ、若い子だったらそういったかっこつけの部分もあって吸うんだろうけれども、いや、なんにしても可愛いSSですなぁ〜。恐らく、煙草っていうので罵詈雑言あるでしょうけれども、まぁ、気にしないようにね〜。(なかったら笑うけども)
- 066 1M (採点:7)
- 物凄く丁寧に書いているので好感度高し。ゆっくりと読むことができました。可もなく不可もない作品は読み飛ばし勝ちになってしまいますからねぇ〜。
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- お約束通りで安心しきって読めた。最後の方、佐祐理の薄情さがひときわ良かった...ような気がします。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- ちとクドイ文章、というか言い回しが多かったような気がする。私だけかもしれませんが、なんとなくそう感じましたもので…。
- 069 金魚 (採点:6)
- 北川の泥臭さみたいのがもっと溢れてたらくどくなりすぎたかもしれません。ほどほどの北川さで細かいことを意識することもなしに読めたと思う。
- 070 前を向いて (採点:4)
- 申し訳ないが同じようなSSをコンペに限らず読んできてしまっていて、どうにも上手い言葉がありません。名雪ガンバ…そのくらいでしょうか。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- なかなかどうして意表をつかれました。でもそれだけ。
- 072 傷痕 (採点:7)
- しっかり読めました。うぃ。ただ、ちょっと思ったこと。祐一だったら初めて目にした傷痕でも普通に接して上げられそうな気がするんですけどね〜。ま、それいったらこのお話はないわけであって…にょもにょも。
- 073 親友体制 (採点:8)
- 終わり方がちょっと突然すぎた気がしました。とはいえ、かなり読み込ませて貰いました。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- まったくもってSSだなって感じ。普通。可もなく不可もなく。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- 20KBで、そこそこの内容なのになぜか物凄く間延びした感じがしました。改行と栞の一人称に違和感があったのかなぁ〜。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- オチ考えないでSSを書いた…なんてことはないのでしょうがなんかがっかりしたような、しないような…うーんむーん。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- ほぉ、ふむ。はーん。なんか納得してしまった。うむ、面白いや。
- 078 反転少女 (採点:6)
- クルパー電波に犯されてしまったようで。ちなみにだらけてる秋子を想像したのが一番面白かった。
- 079 フワリ (採点:5)
- 普通よりちょっとは面白い。でも、なぜだか途中がだれてしまいました。なんでだろうかなぁ〜。
- 080 ガラスの森 (採点:4)
- 途中、といってもかなり前半、名前のところでオチが読めてしまいました。でも面白かったというか、丁寧な作りは好感度あります。それでも点数が低いのは、私みたいなバカにオチをよまさせてしまったことです。これからはがんばりま賞を進呈。いつもなら8点クラスでした。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- ちょっとかゆいっす。いや、かなりかゆい。(褒め言葉)。ラスト、好みでなかったので減点しちまったけども…。
○Foolis さん
- 001 farewell party (採点:9)
- 祐一と名雪のやり取り、そして祐一、香里のキャラについての描写が非常によい感じです。
なるほど、確かにそういうキャラだな、と納得しました。
作品自体の雰囲気もいいですし最高でした♪
- 002 コンクール (採点:5)
- コンペでこういう作品を読むといろいろな意味で面白いなぁ、正直。
いや、皮肉じゃなくて。
にやけっぱなしでしたよ。読んでいる最中。
たぶん作者自身と、栞を重ねて書いているのでしょう。
(そしてまた祐一にも重ねているのでしょう)
作者さん自身もおそらく自分に文章力があまりないことはわかっているのでしょう。
……ああ、もう(そういいながらもう一度読み返す)ネタが個人的にツボ過ぎます。この場でこういうもの出されると。
はっきり言って描写がいまいちだとかもうすこし深く書いて欲しいとか色々あるのですが、
ネタだけが非常に気に入ったので5点をあげときます。
あ、あと、文章規則として、文頭は一文字開けてくださいまし。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- ネタはいいと思うんですが、もう少し突っ込んで書いて欲しいですかね。
ちょっと内容的に寂しいなぁと思いました。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- オチは悪くないと思うんですがもう少し何か書いて欲しい。
ちょっと寂しすぎると思います。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 日本って重婚認められていましたっけ?
……なんて話はおいておいて。
完全に完全に完全に意表をつかれました、あまりの展開に。
(ほめて『いない』かどうか微妙なとこ)
あ〜これ以上言葉が出てこない(汗
文頭は一文字開けましょう……。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- ラブラブな雰囲気が結構巧く出ていたと思います。
よかったです。
(香里に属性を持っていないのでそれほど萌えられなかったですが)(苦笑
以下雑記
・盗んだバイクって古いなぁ(苦笑
・レベルの部分が読んでいて楽しかった
(マイメリに同ネタが使われていましたが、好きなものは好き)
・元気玉の部分がマニアックすぎますよ……まぁいいですけどね。
- 007 思い出 (採点:1)
- あっさりしすぎ。告白とかもうちょっと色々かけると思うし。
心理描写がほとんどといっていいほどないので置いてきぼりの感がある。
それに展開が強引。
秋子さんの手紙から香里が泊まったのが秋子さんたちがたくらんだという解釈も出来るが、
もしそうならそれについて描写して欲しい。
途中の秋子さんの手紙には笑ったが。
あと、ほとんどの人が突っ込んでいるだろうが、香里の漢字が始めのほう間違っている。
後に方になると直るのだから謎である。ほんとに。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:7)
- 振られた、というと語弊があるかもしれませんが、
北川の気持ちがひしひしと伝わって来てよかったです。
作品の雰囲気も非常にいい感じでしたし。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:7)
- うーん、なんていうか優しい話ですね。いい感じです。
願わくば、佐祐理も同じ夢の中を見ていたことを。
(私は見ていたと解釈しました)
ただ、なくなった一弥のために誕生日って言うのは……なんか引っかかります。
それが残念でした。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- きれいな物語ですね、一読して思ったのがこれです。
人間は誰しも大人にならないといけないですしね。
卒業のときのそれぞれのキャラクターの心情がよく描けていてよかったです。
キャラの想いがひしひしと伝わってきました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- 祐一というキャラの捉え方に私と作者さんの間にかなり溝があるようで(汗
私の解釈では、祐一は自分のことを嫌いなんていわないはずです。
(最低でも人には言わないはず)
どうもその辺に違和感を覚えます。
それに美汐にかんしてもなぁ……。
あんなことを祐一が言った時点で恋心が飛散していそうな気もします。
というかしているでしょう。
というわけで一点をつけさせてもらいました。
あ、あと文章作法ですが文頭は一文字開けてくださいまし。
…久慈さんが言っていたSSってこれかなぁ?
これっぽいなぁ……。
……ところで、ふと読んで思ったのですが…、CROSS†CHANNELというゲームやられました?
どうもそんな感じがしたので。
間違っていたらごめんなさい。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- 会話文がユニークですね、いい感じでした。
楽しく読めましたし。
ただ、地の文がそれに追いついていないですね……。
そんな感じがしたのが残念です。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 結構甘々にかけてますが、もうすこし頑張って欲しかったですね。
ちょっと不満を感じるくらいでしたから。
あと、文頭は一文字開けてください♪
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- う〜ん、どうも無駄な描写が多いなぁ。名雪のシーンがほとんど要らない。
そこら変を書くから後半への流れが結構不自然に見える。
ネタを中心として書けばかなり印象が違ってくるはず。独白系なのだから。
- 015 in the room (採点:7)
- 幕間劇、というものを見ている感じでしょうか?
というとわからないと思うので補足しておくと、プレーヤーがあるキャラを攻略してからあるキャラを攻略するまでの間、といった感じです。
ネタ的に面白かったです。ただ描写不足は感じましたね、それが残念でした、
あと一言。
夏夢夜話というゲームをやられた事がありますよね?
(やられていなかったらごめんなさい)
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- なるほど、そう栞と絡めますか。なかなかいい感じだと思います。
表現とかもなかなか巧く出来ていますが、うーん……。
ちょっと話的にすっきりしないのは何ででしょうか?
いや、理由は自分でもよくわからないんですが……なんかすっきりしませんでした。
あと、文頭は一文字開けて欲しいですね。
あと、改行に関してなんですが、もうすこし工夫したほうがいいかな?と思います。
- 017 FREE (採点:2)
- 付き合ってから別れたのなら『ふられた』ではなく『別れた』だと思いますが……。
香里と名雪のやり取りはいい感じなんですが……
うーん、こういう話ならもうすこし色々と書いて欲しいかな。
- 018 あいとまこと (採点:6)
- ちょっと〆がいまいちですね。終わったなぁという感じがしません。
描写をもうすこし欲しかったですね。
雰囲気は巧く出ていると思うんですが。
- 019 Hello, Again. (採点:4)
- ネタとしては好き。というか大好き。
結構期待して読み始めたんだけど……そう落とすかぁ。
中途半端な感があるなぁどうしても。
結構いいことは書いてあるのに残念。
(あらゆること、だと思いますのくだりとか)
(みしおが死ぬまで描いて真の成長という感じで描かれるのを期待していました)(苦笑
後細かいことですが、「お、な、ま、え、は?」は、個人的に「――お名前は?」の方がよかったです。なんか前者は雑っぽい感じがして…。
この辺は私の感性に問題があるのかもしれないですが…
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:7)
- 香里の心情が巧く描けていてよかったです。
また、手紙の使い方がいい感じ。
(正直、もうすこしたて読みを巧くしてほしいなぁとは思いましたが、あまり巧すぎると気づかない可能性もありましたしね)(苦笑
最後のシーンの祐一と香里のいたずらっぽいやり取りがいい感じです。
よかったです。
- 021 隠された想い (採点:2)
- こういう形式とはいえ、地の文が少なすぎ。
もうすこし色々書いて欲しい。
また、最後の〆もいまいち。
あと、文頭は一文字開けて欲しかった。
- 022 アンバランス (採点:9)
- なんていうんですか……ほんとに静かな作品ですよね。
ほんとにイイ感じです♪
栞、美汐のカップリングはたまに見かけますがこの作品は特にアンバランス加減が表現されていてよかったと思います。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- 読んでいる最中間違いなく香里だと思いました。
香里だったらもう1、2点プラスしてもよかったのですが……。
ちょっと理屈的すぎると思うんですよね、舞にしては。
それが残念です。
描写としてはなかなか巧くかけているだけに、ほんとに。
あと、文頭は一文字開けて欲しかったです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 祐一が来る前の美坂チームを書こうというのはいいと思いますが……
うーん、色々描写して欲しいですね。特に北川の心境の変化。
告白部分だけではどうしても不十分だと思います。また、描写も不足していますね。
あと、屋上の前のシーンがなかったほうがよかったです。
後誤字。
香織ではなく香里ですよ〜、気をつけてください。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 描写が少ないと思う。もうすこし色々描写が欲しい。
あと、視点変更にはもうすこし気を使って欲しかった。
(始めの視点変更が特に混乱した。地の文で始めて欲しかったと思う)
ほのぼのとした雰囲気は好きですが。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- 描写は非常にいい。ほんとにいい感じ。
何だけどねぇ…内容が……。
いや、悪くはないんですけど、もうすこし色々書いてほしかったかなぁと思うわけで……。
あと祐一視点に変わるとき、もうすこし行間を空けて欲しかったです。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- なかなか綺麗な物語でした。幻想的というかなんと言うか。
いい雰囲気が伝わってきました。
その辺が読んでいてよかったです。
ただ、描写をもう少しして欲しい部分がありました。
それが残念でした。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 明らかに読者を置いてきぼりにしていますよね?
作者様にそのような意図があったのかはわからないけど、結局そうなっているとしか思えないです。最後の二行から判断しても。
もうすこし丁寧に作って欲しいです。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- 哀しくて、それでいてこの上なく優しい話ですね。
そんな雰囲気がかなり巧く表現されていてよかったです。
非常にいい感じでした。
佐祐理さんの心情も上手くかけていてよかったですし♪
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- もう少し描写をしっかりしてほしいところがちらほらと。
たとえば美汐が泣き出すところとか。
そこら辺をしっかり書いて表現して欲しかった。
始めのおばさん云々のやり取りは笑った。
最高でした。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:4)
- あっさりした話だけどこういう話の場合、これはこれで好き。
なかなかほんわかした雰囲気が出ていましたし。
その辺がよかったです
でも文章規則として、文頭は一マス空けて欲しかったです。
読んでいる方も読みやすいですし。
- 032 make bread,eat shorts (採点:2)
- ネタはいいとして(いいんかい
暴走させ方が問題だなぁ。読んでて嫌悪感を覚えました。
まぁこれは人それざれなんでしょうけど。
とにかく私は受け入れられなかったです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 地の文が少なすぎ。あまりにも淡々としすぎている。
いまいち盛り上がりに欠ける。また、場面描写もあまり上手くない。
特に遊園地にいきましょうから場面転換の描写なしに遊園地についていたのがダメ。
読者を置いてきぼりにしている。
最低でも数行間を空けるとかの配慮を図って欲しかった。
また、文章規則が出来ていない。とりあえず解説させていただくなら、
・鍵括弧のおわりに。はつけない。
例)×「ん?俺か?俺は舞と佐祐理さんがずっと笑顔でいられますようにってな。」
↓
○「ん?俺か?俺は舞と佐祐理さんがずっと笑顔でいられますようにってな」
・文頭は一マスあける。
また、誤字もあったのが残念。
ネタとしてはまぁいいと思う。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:6)
- 最後が少しよくわからないのが残念。
最初のほうの文章のテンポですが、もうすこし、ですね。
もうすこし頑張ってほしかったです。
あと一息、といった感じ。
ところで……フィボナッチとはまた面白いものをついてきましたね……。
昔からこの数列は知っていましたが、(結構数学好きなので)
この数列の和で全ての自然数があらわせると聞いて驚いたり。
他にも色々な性質があるみたいで、面白い数列ですよね。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- 巧く表現しようとしているのはわかるのだけど、わかるのだけど……
自分も出来ないからイタイほどわかるのだけど、(激泣
いまいちですね……。
難しいことはほんとにわかりますが、頑張ってください。
雰囲気は好きなんですけどね……。
あ、あと文頭は一文字開けて欲しいです……。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- テーマ自体は悪くないんですが……、もう少し突っ込んでほしかったかなぁ。
そんな気がします。
雰囲気が巧く出ていたのでよかったです。
あと文章で気になったところ。文頭は一文字開ける。
それと視点変更。
何らかのマークを使って示唆するとかそういう感じにして欲しいと思いました。
あと、―(傍線)は最低二本以上つなげて欲しかったです。
- 037 猫とともに (採点:3)
- なんかシメのことばに違和感を覚えました。別にピロと別れていたわけではないのだから。
あとこの話なら墓場にいるシーンから始まった方が効果的だったかも。
回想シーンで祐一のことを語ったりして……
あと、文頭は一マス空けましょう♪
- 038 PLAY (採点:7)
- なんていえばいいんでしょうかね。
香里が可愛いです。属性を持っていないですが(苦笑
でもこういう香里を書かれたら参ったとしか言いようがないです♪
よかったです。
- 039 さかあがり (採点:5)
- 逆上がりか……苦労したなぁ(めちゃくちゃ遠い目)
他にも私は運動音痴だったから、ほんとに苦労したなぁ。
水泳とか飛び箱とか。
とか色々思っちゃったりしたわけですが、うーん、さかあがりですか。
作者様は鉄棒がすきなんでしょうか?
書きたいことはいいと思います。
でも個人的にこの材料はなんだかなぁと思いました。
もうすこし他に選びようが合ったのではないかなぁと。
(完全に個人的嗜好なのでお気になさらず)
あっていたらもう一点プラスしてもよかったんですがね。
最後の悪戯っぽい天野がお気に入り。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- ああ、もう、惜しい、すごく惜しい。
最後の行の『この私に』が。
これがなかったら確実に一点プラスだったのに。
あゆの母親の視点て感じで見ると、どうも不自然なんですよね。
始めのうちはこういう視点、久しぶりに読んだなぁとか思っていてなかなか巧く表現されていて愛らしくていいなぁ、と思っていたのになぁ。
こういうの、嫌いじゃないですし。
雰囲気も巧く出ていただけに残念です。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- うーむ……こういう設定の改変は……なんでしょうかね。
なんかすっきりしないです。
描写は結構いい感じだけに残念。
あと一つ、一箇所、マーサじゃなくてサーマになってますよ……。
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- これから起こる出来事を知っているだけに……なんともいえない気持ちになります。
秋子さんもずいぶん哀しい道をたどっていたみたいで。
ただ、一言言わせて。
結婚してすぐに浮気する夫ってなによ(汗
(実際にこういう夫婦いるんだろうなぁ今は、それが余計に哀しい……)
……真琴と祐一のやりとりが秋子さんと夫とのやりとりのいい対比に使われていると思いました、よかったです。
ただ、○○さんとか××さんとかはやめて欲しかったです。
ちゃんとした名前にして欲しかったです。
てきとーでいいですから。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- 雰囲気はなかなかよし。
しかし、独白系にしては肝心なる主張が伝わってこなかったので大減点。
最後まで読んでも『……で、なんなの?』という思いが残る。
もう少し深く書いて欲しかった。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- みっしー萌えの私がこの作品を読んで萌えないことが出来ようか、
いや、出来るはずがございません(爆
告白シーンが唐突だとは思うけど、それが激萌え(爆
たまんなくいい感じでした♪
あと、祐一と美汐とのやり取りが最高でした、非常によかったです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- ネタ的には好き。だけど後半のシリアス部の描写が不足しているか。
後ギャグ部にしても描写に関してもうすこし気を使ってほしかったです。
- 046 影 (採点:2)
- 短編だからしょうがない部分もあるかもしれないが、香里に告白するのが唐突。
…でもこれを削るとなんとも味がなくなる作品なので削るわけにはいかないんだよなぁ(汗
少なくとも彼の場合、すぐに香里のことを好きになったりはしないと思う。
あと、文章規則として文頭は一文字開けてください。
- 047 あゆの風 (採点:1)
- 最後のシーンはほのぼのしていてよかったです。
うん、よかった……。
でもね…そこまでのシーンが駄目すぎ。祐一が祐一じゃない、ほんとに。
あまりにも自己中すぎる。こんなの絶対祐一じゃない。
(始めから乗り気じゃなかったとか、そんなこと祐一が言うはずがない、彼は自己犠牲がやや強いくらいだから)
というわけで1点です。
- 048 Raining (採点:6)
- すっきりした感じでまとまっているのがいい感じ。
でもちょっと結婚はいきすぎだと思うなぁ。……いや、たしかに原作でものみの丘で結婚した二人ですが。
まぁこれもものみの丘の時と似たようなニュアンスだとは思いますが、なんかちょっとすっきりしなかったです。
真琴が言い出したんなら納得できたと思うんですけどね。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 書きたいことはよく、比喩とかも上手くかけていると思います。
ただ、それへの展開がやや急に写るのが残念。
しっかし、お昼をデパート地下で済ませるとは……すごいカップルだよなぁ。(苦笑
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- 描写が不足しているなぁと感じます。
たとえば本屋での香里の行動。
香里が走り出すまでの香里の心情の変化をきっちり書いて欲しい。
他にも色々描写不足を感じるところはあったのでその辺を頑張ってほしかった。
(作者さんが一番それをわかっているのかもしれないが)
最後の主張はいい感じだと思う。
- 051 むかしばなし (採点:8)
- あ、いいなあ。うん。ネタが分かっているのに、
読んでいてほほえましいですね、ほんと。こういう作品が個人的に大好きで。
作品のいい雰囲気がすごくよく伝わってきましたし。
非常によかったです。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- 始めに一言だけ言わせてください。
「北川さんは一瞬の『軌跡』の中にいるのですよ」
これは意図ですか?それともたんなる誤字ですか?
前者ならこのことについて少し言及して欲しかったですし、後者だとしたら非常に残念です。
Kanonという物語を多少斜めから見たSSですね。
(確かにいうとおりなんですが)
これはこれで好きですのでよかったです。ただ、上に書いた部分が引っかかったのが残念でした。
あ、あと、
「結婚しようぜ、真琴。ずっと一緒にいられる」
この前に2、3文書いて場面転換をわかりやすくしてほしかったなぁと思いました。
これも残念でした。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- 最後の一言をもう少し生かせる方法はなかったものか。
はっきりいってドキッとさせられただけにそう思う。
ネタとしてもなかなかいい感じだと思う。
ただ、やはりこのことに関しての見せ方にももう少し考慮して欲しかったか。
ちょっと唐突な感がある。
描写はなかなかいい感じで雰囲気を上手く出していると思うだけに残念。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- なんというか……あっさりしすぎ。
それを狙ったのかもしれないけど。
(題材的にあっさりしすぎるのは似合わないと思う、このSSの場合)
(喧嘩の原因が違う理由なら似合うのかもしれないけど)
地の文はもうすこし頑張ってほしい。いまいち。
また、文頭は一文字開けて欲しかったです。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- 確かに、真琴が元ネタ知ったら嫉妬するかもしれないですね。
そう考えるとこのネタは面白いとおもいます。
ただ、描写とかをもう少ししっかりとして欲しかったですね。
それが残念でした。
- 056 写真のわたしと今の (採点:7)
- きれいにまとまっていて、名雪の心情がよくあらわされていて非常にいい感じでした。
雰囲気もいい感じでした。
よかったです。
- 057 miss understand (採点:10)
- 文句なしの10点。美しい物語だ、ほんとに。
香里に安易なハッピーエンドを与えられると思ったのに、与えられなかった、
それがたまらなく美しいです。
香里の内面もよく描けていてよかったです。
ただ、文頭は一文字開けてほしかったなぁ。
- 058 カレンダー (採点:6)
- 天野の独白シーンをもうすこし巧く書いて欲しかったですね。
それが本当に残念です。
作品に流れる雰囲気はなかなかよかったと思います。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:3)
- 設定が無理ありすぎだと思う。
ていうかこれじゃ秋子さんが、人間かどうか疑わしい。
ロボットかとおもう、正直。
秋子さんほど料理がうまければ間違いなく、楽に作れるでしょうし。
納得出来ない話でした。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:5)
- 初めのダークの部分個人的にはもうすこしダークにして欲しかったです。
ちょっとダークさが足りないと思いました。
あと、地の文は『栞』で統一して欲しかったかな。
そっちのほうがより雰囲気は出たと思う。
文章規則として、文頭は一文字開けてください。
それと途中香里が香織になっていた部分が何箇所かあったのが残念でした。
- 061 ばかんす (採点:2)
- こういう祐一が祐一じゃないネタをたまに見かけますが、
(ていうか今回のコンペだけでこれで2作品目か)個人的にはなんだかなぁといった感じです。
どうも似合わないんですよね、祐一の暴走は。
佐祐理さんの暴走はいい感じだと思うんですが(マテ
少し笑ったんですが、祐一の暴走が引っかかったので2点とさせていただきました。
- 062 さくらのころ (採点:8)
- ……イイ。
描写が巧く、物語に流れる雰囲気が最高です。
こういう物静かな雰囲気も好きですし。
非常によかったです。
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- >「・・・ボクは祐一君はペアリングとか嫌いな人かと思ってたよ」
>「ああ、イヤだよ!あゆ以外となら絶対な!」
ああ、いいなぁこういうやり取り。バカップルっていった感じで。
読んでいて結構楽しかったです。食い逃げカップルのやり取りが。
ただ、もう少し色々描写して欲しかったですが。
もう少し上手く勢いを出して欲しかった部分もありますし。
あと、文章規則として文頭は一文字開けてくださいまし。
あと、あゆの一人称が一箇所私になっていましたよ。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:4)
- 作者様も十分わかっていらっしゃるでしょうが、とりあえず。
地の文の向上をがんばってください。
場面の見せ方が上手くないと思うこともしばしば。
同ネタでも見せ方しだいでいくらでもよくなったはず。
ネタ的には個人的には好みでした。
何回か笑わせてもらいましたし。
- 065 送り火/狼煙 (採点:7)
- >そろそろ、始める頃合い、ということなのかしら。……『あたし』を。
始め意味がわからなかったですが意味がわかったとき、なるほど、と思いました。
巧い台詞ですが、ちょっと説明不足かなと思います。
作品全体に静かな雰囲気が流れていてよかったです。
- 066 1M (採点:3)
- あ〜すっきりしない。
なかなかよくキャラは描けているが、どうも中途半端な印象を受けた。
もう少し何か書いて欲しい。
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 途中の暴走シーンがいい感じでした。
(ちょっといきすぎなような気もするが)
全体的にほのぼのしていてよかったです。
- 068 風にドレスを (採点:8)
- 静かな作品ですね。こういう雰囲気は好きです。
なんていうかいい話ですよね。子供心がやった無邪気な行動により、大人が慰められて……
それが繰り返される……。いい感じです。
- 069 金魚 (採点:6)
- なんか全体的に惜しいなぁと思った。
書きたいことは結構いいと思う。個人的にかなり好み。
ただ、見せ方が上手くないように思えた。
上手く調理し切れていないというか、なんというか。
- 070 前を向いて (採点:7)
- 途中でおわられた感はあるが、これはこれで綺麗にまとまっていると思います。
名雪の心情がなかなかよくかけていてよかったです。
雰囲気も上手く出ていましたし。
ただちょっと思い出したこと。
『役不足』
厄介な日本語ですよね……。
(とりあえずいっておくと正式な意味では役『が』不足しているの意。
つまり香里の台詞の役不足を正しい日本語で解釈すると……えらい意味だよなぁ)(苦笑
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- ……やられた、まさかそう来るとは。
見事としかいいようがない。おじさんの正体を読んだときはほんとにびっくりした。
参った。
よかったです。
- 072 傷痕 (採点:4)
- ネタとしては悪くない。いい感じ結構好き。
ただ、見せ方が上手くない。
このことをネタにしたいのなら、デートの際いきなり祐一の部屋にいっていいと思う。
その方が話的にすっきりするだろうし……。
あと、告白シーンとかをもう少し凝って欲しかったかな。
ちょっとこの辺はあっさりしすぎな感がある。
- 073 親友体制 (採点:5)
- ……惜しいなぁ。
この言葉が引っかかりました↓
『お前が大丈夫って思ったって、佐祐理さんはお前ほどには──』
舞が弱いのを知っていてこういうことは言わないと思います。
仮に万が一言ったとしてもすぐに後悔しそうですし。
あと、途中の区切りの†なんですが、作者様はひょっとして罪をあらわすために†という区切りを用いたのでしょうか?
アイディアとしては面白いのですが、失敗しているかな、と。
ないほうがすっきりしたと思いますし。
- 074 キエナイキモチ (採点:7)
- 静かできれいな物語ですね。
雰囲気も巧く表現できていますし。
ただ、こういう話だったら真琴の台詞が欲しいですね。
軽く二人を祝福するような。
それがなかったのが残念です。
- 075 始まりの日 (採点:2)
- 祐一が一人で旅に行くはずがないと思います。
(栞が寂しい思いをしていたのを知っていたはずだからそういうことをしないと思うんですけど
どうでしょうかね?)
そこが引っかかったのが残念でした。
- 076 殺意のプールサイド (採点:4)
- テンポよい文章を書こうというのはわかるんですが、
いまいちのり切れなかったなぁと思います。
ネタももうすこし練る必要があるかと思いますし。
- 077 盲目考察 (採点:5)
- ネタはいい感じ。佐祐理さんがあゆに言った台詞は衝撃的だし。
ただ、描写がいまいち。材料はいいのに引き立っていない。
この辺の描写を増やせばかなりいい作品になっていたともうのに惜しい。
あと、佐祐理さんが祐一に告白するシーンも一考の余地ありか。
あと、改行が変です。他の人のSSを読んでその辺を見直して欲しいです。
- 078 反転少女 (採点:6)
- うーん、笑えたのですが、オチてなかったので一点減点。
反転ネタは見飽きたとかそういう人もいますが、個人的には結構好きです。
以下ネタについてこまごまと。
トランプマンですか、懐かしいですね。
今、彼どうしているんでしょうかね。
佐祐理さんが某まほらばの黒崎沙夜子(分からなかったらごめんなさい)を思い出して受けました。
- 079 フワリ (採点:5)
- アイディアとしてはいい感じ。
こうどことなく不可思議な感じが。
ただ、色々と描写不足だと思う、その辺を頑張って欲しかった。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- オチはいいんですが、描写をもっと増やして欲しかったかなぁと思います。
いまいち雰囲気が伝わってこない。
いい雰囲気を出そうと思っているのはわかるのですが。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 結構舞がかわいくかけていますがもうすこしかわいく描いて欲しかったですね。
いまいち萌えきれなかったですし。
あともうすこし描写を増やして欲しかったですね。
あと一箇所舞が舞いになっていたのが残念でした。
○HQ さん
- 001 farewell party (採点:9)
- ムードがあっていいですねえ…そういう形になるかはともかく。
- 002 コンクール (採点:3)
- えーと、これ、オリンピック精神の宣伝なんでしょうか。
- 004 冬は好き? (採点:8)
- 一発ネタっぽいけど、こんなのもありじゃないかな、と思う。
- 007 思い出 (採点:1)
- …なめとんかおどれは…
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- へたれ北川。そのためだけにこの話は存在する?
・・・なんでやねん。
- 010 歩行者優先 (採点:10)
- それまでほぼ毎日顔を合わせていた友人たちとの別れ…
卒業、それも高校の卒業がしっかり描かれている。
kanonでなくてもええやん、と言えるかもしれないが。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:9)
- ほかな〜んもなしの恋愛論一本。おバカな両親がいい味出してる。
しかし、なぜ名雪には尋ねなかったのだろうか。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- コメディとしては必要にして十分なはずなのに、何かが足りないような気がする。
なぜなんだろうか?
- 013 名雪のライフスタイル (採点:8)
- 甘っ!!!
…真琴とあゆは?
- 015 in the room (採点:6)
- 舞台ウラもの、というのはめずらしいが、まあkanonのSSではないかな、と。
レビューならまあまあかも。
起こせないから奇跡→起こらないから奇跡 萎え〜
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- 香里と北川の微妙な距離感がうまく演出されていると思う。
その間進展(あらゆる意味で)がなかったのか、少々疑問はあるが。
- 017 FREE (採点:1)
- ・・・わけわからん。
- 018 あいとまこと (採点:6)
- 美汐がいい味出してる。なるほどこれぐらいのことはしでかしそうだ。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- 長編あるいは連載のプロローグ、ですな。後編に期待…っておいおい。
妖孤→妖狐 こういうのを見つけると萎えます。
- 021 隠された想い (採点:8)
- ムードはあるし、こんな展開もありかな〜とは思う。
あまりにあっさり名雪と栞が同意してるのが気になるっちゃあ気になるが。
- 022 アンバランス (採点:9)
- 美汐と栞が出会って交わす会話、というとこんなものかも、と思える。
ものみの丘、スケッチといった小道具がうまく味わいをだしている。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:8)
- 祐一と舞ならこんなもんかな…とも思える。が、疑問ふたつ。
そのいち、携帯かなにかで連絡は取らなかったのか。
そのに、名雪はどうした。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:6)
- なんてことない日常、それもまた善き哉。しかしそれだけじゃ話としてはつまんない。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:6)
- 恋愛論としてなら7点。SSとしては栞の扱いが中途半端なのでマイナス1点。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 幻想的な美しさ…なんだけど、ちょっとバラしすぎのような気も…
もうちょっと真琴の台詞を削って祐一に考えさせた方がよかったような…
- 028 再集合カノン (採点:5)
- 不条理系あるいはミステリーのオープニング、どっちにしろちと消化不良かな、と。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- ウツクシイ。ウツクシスギル。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- むしろそういう結末だったら、美汐は吹っ切れたんでは?と思うんですけど。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:4)
- なんていうか・・・ありがち。もうひとひねり欲しいところ。
- 032 make bread,eat shorts (採点:4)
- ネタはいいと思うんですけど、なんかスベってるような気が…
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:6)
- なにか起こっているようで、その実なんにも起こっていない。そんなほのぼのも、
たまにはいいかも。締め(オチではなく)がちと甘いかな?
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 不条理に意味を求めるのは本当は良くないんだろうけど、それでも…唐突過ぎる。
和魂洋裁→和魂洋才 一発変換するじゃないかYO!
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:9)
- 非あゆシナリオにおけるあゆ、をバランスよく描いているが、祐一以外の
キャラについても触れて欲しかった。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:6)
- 途中まではシリアスでよかったんだけど、オチがありきたりすぎ。
視点切り替えは、わざわざ書かなくてもよかったのでは?
- 038 PLAY (採点:6)
- うそから出た真…そういや真琴でしたな。
ただ、なぜか祐一×香里だとこのパターンが多くって…
- 040 青い空を見上げて (採点:9)
- 母と子のほのぼの、それを新旧とも。バランスがいい。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- ひとつ質問。冒頭の美汐はいったいなんのために出てきたんでしょうか。
- 043 未来には・・・? (採点:6)
- 「道化」になれなかった道化… そんなふうに見える。
並列で表示できればもっといいかも知れない。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- 雰囲気があってよかったけど、年齢制限のほうは大丈夫なんでしょうか?
- 047 あゆの風 (採点:7)
- あゆの風…トリビアみたいなネタだが、うまく消化している。
誤字があるのと、背景を描かずに思想的な表現を使うのはどうかと思うが。
- 048 Raining (採点:7)
- シチュエーションとしては面白いが、春中雨が降らないなんてありうるのだろうか?
- 049 時計の針 (採点:7)
- 無理にらぶらぶ方向へもっていかなかったのがよかった。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 本編そのまんまじゃねえか。 ほんとは0をつけたい。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- ごく普通の、ありふれ?た代役物。設定改変度が低いので、「驚き」がない。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- 途中まではシリアスな人生論で進んでいて、最後の最後だけがありきたり。
ほんの少しだけひねったほうがよかったのではないか。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:4)
- …申し訳ないが、そっくりの話(キャラは違うけど)を読んだことがあって…
- 057 miss understand (採点:4)
- ほんとはもっと感動してもよさそうなんですが、どうにも先が見通せてしまって
楽しめませんでした。スレてきたのか、あまりにお約束過ぎるからなのか…
- 058 カレンダー (採点:7)
- ほのぼの+シリアス…悪くないですねえ。個人的にこういう雰囲気って好きです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:9)
- おもしろい設定をうまい具合に、文字通り「料理」している。
ただ、カップラーメンは「作り損なう」ことはあっても、「まずく作る」
ことは基本的には出来ないはずなんだが…
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:5)
- 一瞬顔をのぞかせる負の感情と、その後の改心。本筋はそれなり。
中盤、「栞」と呼びつける言い方に違和感を感じた。むしろ代名詞で
済ました方がよかったのでは?
- 061 ばかんす (採点:2)
- 作者にとってはギャグなんだろうけど、これはたんなるイジメSS、久瀬好きなら地雷だろう。
はっきり読後感がよくない。笑えないギャグは辛いのだ。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 幻想文学ですねえ…。真琴の、気がついてもらえないくだりで
もうちょっと情感を込められたら…
- 063 二人の記念日 (採点:2)
- ・・・1月7日ってあゆの誕生日じゃなかったっけ?
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- …もし私が妹属性だったら、10点をつけていたでしょう。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 気持ちはわかる、意欲は買う、けど…空回りしてますな。
ギャップを出したいとしても、会話がかみ合ってないのはまずいでしょ。
- 066 1M (採点:5)
- 近すぎず遠すぎず、近づけそうでそうでもない。そんな距離感…
出てるようで、あんまし出てないような…
- 067 ポイズン・キッス (採点:2)
- 半分行く前にすべてわかってしまいました。あまりに素直すぎ。
- 068 風にドレスを (採点:4)
- オリジナルの短編としてなら6点、kanonのSSとしてならこの点数。
kanonのSSならkanonらしくなければ…
- 069 金魚 (採点:9)
- 夏祭り。受験生の有給?休暇。うまい具合にシリアスをからめて、
でもほのぼのした雰囲気がある。夏に読んだらもうちょっと楽しめる?
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- いかにも…なファンタジーだが、雰囲気は悪くはない。
祐一のことを出さなかったのがよかったのか否か。
ほのめかすぐらいはしておいてもよかったのでは?
- 072 傷痕 (採点:4)
- 問題の提示はあっても、結局何の解決もしてないような気が…
どうせならもっとはっきり言わせる方がいいのではないか。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- なんかひねりがあるのかなぁ〜…と思って待ってたら、なんのひねりもないままに
終わってしまいましたねえ…。いいのかなぁ、こんなんばっかで。
- 076 殺意のプールサイド (採点:2)
- え〜っとぉ、…推理、ねえ・・・
ま、いいんですけど、ね。
- 077 盲目考察 (採点:4)
- 前半から中盤にかけての読みにくさ。後半が面白かっただけに、もうちょっと整理したら
もっと良くなったのではないか。
- 078 反転少女 (採点:8)
- こういうのは、論評の対象にしないほうがいいのかも。
- 079 フワリ (採点:3)
- シリアスのつもりなんだろうけど、シチュエーションコメディにしか見えない。
最初からシチュエーションコメディのつもりにしときゃあねえ…
狐につつまれる→狐につままれる
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- オリキャラを触媒に使ってわだかまりを解く、というのはありがちだが、それなり
の出来栄えにはなっている。はっきりネタバラすのはやめといた方がいいような気も…
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- あんがい舞でほのラブってないもんなんですが、ふつ〜にほのラブしてますねえ…
脱字、余計文字があるのがマイナス。
○Ichi さん
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- キャラクターの名前に関する誤字は致命的かと。
一、二回程度ならまだしも何度も繰り返されると、
どうしても、気になります。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:10)
- すばらしい、の一言です。
勢い、というものでしょうか。
二人とも、とても魅力的に書かれていると感じました。
楽しませていただきました。
- 051 むかしばなし (採点:6)
- 誤字がなければ+1点。
やっぱり、このような形のSSにおける明らかな誤字は、
作品の流れをかなり損なってしまうように感じます。
作品自体は、丁寧に書かれていて、
きちんとまとまっており、良い出来だと思いました。
故に、少し、残念な気がします。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:10)
- 脱帽です。
あゆのお話は少々苦手なのですが、
すんなりと読むことが出来ました。
楽しませていただきました。
- 069 金魚 (採点:10)
- 凡人なかっこよさの北川君がいいです。
それに、演出もすばらしい。特に花火のシーンが、お気に入りです。
楽しませていただきました。
○K さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 細かい伏線も含めての舞台立てや物語運びが上手く、
気の利いた、そして寂しい中にもどこか暖かいお話
になっていたと思います。
祐一の前向きな姿が、素敵でした。
- 017 FREE (採点:7)
- こういう女同士の友情って大好きです。
特にラストの、案外けろりと立ち直った名雪と、
シニカルな癖に肝心な所で締まらない香里の
対比が面白かったです。
- 018 あいとまこと (採点:6)
- 意地を張ってすぐに衝突してしまう所や、必死で
祐一の真似をする真琴がとても可愛く、読んでて
楽しかったです。
- 022 アンバランス (採点:9)
- 冷たい世界にいる2人の暖かい心情が伝わってくるかの
ようです。ものみの丘で絵を描く二人の場面の語りと
心情が切なくて、少しぐっと来ました。
タイトルと主題の結び付け方も上手くて、素敵です。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- ダイアモンドダストかあ、見てみたいですね。
くるくると事実が入れ替わり、テンポよく展開
していく後半などは、良い掌編のミステリを読
んでるようで、面白かったです。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- 自己完結してしまって分かりにくい部分がありますけど、
内罰的で閉じられた空間ぽさや、ぽつと現れる言葉選び
のセンスなど、面白いなと思う部分もいくつかありました。
Are you Happy?
それは時々、残酷な言葉ですよね。そこをきちんと表現して
くれたのには好感がもてました。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- 美汐の妖狐の話といい、現在の真琴との話といい、
どちらも少し中途半端な気がします。少ない分量の
中に2分割してしまうくらいならば、どちらか一つ
に主題を絞った方が良かったかも。
雰囲気自体は良かったので、そこが残念でした。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 師匠!
とかいきなり叫んで驚かしてみたり。
ジャンルで何となく検討はついていたのですが、
相変わらずの不可思議世界、言葉回しの妙、独特の
キャラ扱いなど、相変わらず私のツボを突きまくっ
てました。素直に面白かったです。
実はAHHさんの掲示板に出没されていたのを見て、
今回はこじんまりまとめてしまうのかなと危惧し
ていたのですが、いつもの師匠の作風で本当に
ほっとしました。
面白い作品をありがとうございました。
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- ほのぼの、まったりとして暖かいお話でした。
多分、あゆシナリオ後の秋子さんとあゆは、
こういう暮らしを営むのだろうなーと、しみ
じみ思ってしまいました。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:9)
- 本編に狐を『まこと』と呼んでいたことは記述されて
いたような気もしますが、まあ些細なことですね。
心情の描き方に筋が通っており、綺麗です。
色や匂いを感じさせる光景の描写が作品にあっており、
祐一と真琴の交感を、堪能させて頂きました。
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- 良い意味で気だるさと、退廃的な雰囲気が感じられるお話でした。
過去と現在、それぞれの救われなさが、じっとりと伝わってくる
ようでした。夫のいたらなさ、真琴の素直さ、よく書けてます。
ただ、それぞれの話が少しずつ中途半端でした。短編で読ませる
には少しボリュームが足りなかった感じです。
- 049 時計の針 (採点:6)
- あー、この香里は凄い好きです。
頭が良いためか、たまに突拍子なくなってしまう辺りや、
発想のぶっ飛んだ言葉や行動をしてしまう娘だと思って
いるので、そのイメージにぴったりはまっている香里を、
本当に楽しんで読めました。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- 優しい流れのお話でした。
七年間というギャップがある為に、思ったよりも自分で
いられないあゆと、少し生意気で大人になった祐一が少
しずつ心を近づけていく様は、安心して読み進めること
ができ、読み終えてほっと息をつけました。
- 057 miss understand (採点:7)
- 心情の表現が巧みで、想いを寄せる在り場所が段々と
失われていく様は切に迫り、胸打たれました。
最後の歌詞は唐突に挟まれたような感じがしました。
引用は上手く行けば作品の色を深めるのに役立つと
思うのですが、本編のイメージに対して余りに乖離
していました。香里の心情と照らし合わせたと思う
のですが、その辺は作者自身の言葉で語って欲しか
ったです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- なかなか面白い発想のお話でした。ジャムのアレな理由も
ありきたりではないですし。
ただ、アイデアが良いだけに話をもう少し盛り上げるなり、
膨らませるなりして欲しかったです。全体的に物足りませ
んでした。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 桜の散る様と、真琴の弱っていく様が上手くシンクロ
していて、短い中にも物悲しさを感じました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- シャープですね、色々な意味で。
さりげにさくりと心に切り込んでくる描写が、
切と胸を打ちました。名雪の健気さ、香里の
自棄さが短い中にぎゅっとまとめられてました。
- 069 金魚 (採点:7)
- うん、好漢な北川くんが素敵でした。
臆病でも、精一杯前を向いて己を貫いていく意志というのは、
見ているだけで気持ちよいものがあります。基本的に私は、
栞ノーマルED後の香里は、北川くんには少し役不足かなと
思っているのですが、この北川くんでしたら、不器用でも
ちょっとずつ近づいていけるかなーと思いました。応援し
たくなるようなほほえましい関係です。
一つ不満な点があるとすれば、金魚すくいのシーンを回想
でさらっと流したのは勿体無いなーという気がします。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- 無名の男性が誰なのかなーとずっと追ってきたのですが、
成程――確かにそれだったら、あゆのことを後押しする
ことも可能だなーと。読み終えて、納得です。
設定の妙に、短いながらも細かい心情描写の適った、
読み甲斐のある作品でした。
- 073 親友体制 (採点:8)
- 3人の関係に、押し付けがましくない労りと優しさを
感じました。最後、舞と佐祐理が角をぶつけ合う場面
にもう少し厚みが欲しいと思いましたが、総じて雰囲
気よく、心の温まるお話になっていたと思います。
- 075 始まりの日 (採点:6)
- 心情の描写に繋がりが薄かったり、語らせ過ぎだったり
という部分がいくつか見受けられましたが、総じて祐一
と栞、二人の良い雰囲気が楽しめるお話でした。
あと、硝子の例えは気の利いたセンスを感じました。
- 077 盲目考察 (採点:10)
- 文体などで僅かに引っかかる部分もあったのですが、
佐祐理のどろりとしてそれでいて愛らしい心情描写は、
素晴らしいの一語に尽きます。
今回、唯一満点を付けたいと思わされた作品でした。
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- 非常に綺麗なイメージのするお話でした。
未来からの来訪者、確執、そしてガラスの森。
壊れやすいものを淡々と並べ、そして最後に
温かみのあるイメージを添えるお話の運び方
や端々の描写が素敵でした。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 幸せな舞と祐一が読んでいて楽しかったです。
ただ、唐突に堅い表現が出てきて、ちぐはぐで読み難い印象が
ありました。余り慣れてない表現を多用したために、それが作
者さんの持ち味となっている文章を殺してしまってます。
○KK さん
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- ルノアールのココアよりも甘々な二人が良いです
- 007 思い出 (採点:3)
- 展開に無理がありすぎる気がしました
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:4)
- トラウマ解消するのはいいのですが、 一弥が現れた理由が唐突すぎるのが強引に感じられました
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- 北川がぼろぼろにされると思いきやまさかの展開に脱帽
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 久瀬とかが何のために出てきたのか意味不明。誤字が残ってるのも減点対象。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- ラブラブはいいですねぇ
- 049 時計の針 (採点:6)
- 香里ってやっぱり栞の姉だったんだなぁ、と強く感じる作品でした
- 051 むかしばなし (採点:7)
- ほのぼのしていて良かったです
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 秋子さんは実は料理下手だったという驚愕すべき題材がよくまとめられていました。
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- ラブラブはいいですね
○Liar さん
- 001 farewell party (採点:6)
- 重複した表現が美しいと思いますが、その為に少し状況が把握し辛い部分がありました。
具体的に言うと、始めの方の
>クラッカーの残骸が、パーティーは〜
この辺りです。
ここを始めに読んだ時、祐一と北川と香里の三人が水瀬家にいるのかと思ってしまいました。
- 002 コンクール (採点:4)
- まず、誤ったら駄目です。謝りましょう。
作品自体は上手く纏まっていると思いますが、如何せん短いため、淡泊な仕上がりになってしまっているように思います。
例えば、栞が絵を他の人に見せたくなったきっかけ辺りを付け足せると、締まりのある良い作品になると思います。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 短すぎる為、作品中だけでは状況が掴み切れませんでした。
幾つか分からなかった部分があるので教えて頂けませんか?
一つ目。この作品での香里は祐一が好きなんですか?
二つ目。香里は学年トップの成績なので、確かそれ程に頭の良いわけではない祐一と同じ進路というのには少々無理があるような気がしますが、この作品での祐一は頭の良い設定なんですか?
三つ目。私は本編中で香里が医者になりたいという発言を見た事がないのですが、何処にあるんですか?
後もう一つ。どうでも良い事ですが、フォントが大きいのは何故ですか?
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 地の文が少ないため、状況を把握しにくいです。
書き込む余地はかなり残っていると思うので、もう少し描写を増やしてみると良いのではないでしょうか?
それと、7年前の祐一は、別にこの街に転校した訳ではなく遊びに来ていたと記憶しているのですが、私の記憶違いでしょうか?
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- これは……なかなかぶっ飛んだ設定ですね。
この設定と話の流れの前では、−とーの混在や「デシカメ」等の間違いなどは細かい事の様に思えてきて不思議です。
取り敢えず、祐一が腎虚にならないようお祈りします。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 題名を見た時はてっきり
スーキスキスキ(゜∀゜)キュンキュン!
なのかと思いましたが、ある意味あれ以上の破壊力でした。
香里と祐一の脳が溶けそうならう゛らう゛っぷり、お見事です。
ただ、一つ誤字がありました。
「今の解答まら〜 なら、です。
- 007 思い出 (採点:1)
- あー……、何と言って良いやら。
とりあえず、本を読む事をお勧めします。それも、ラノベではなくてもう少し難しい本を。
赤川次郎辺りならそれ程難しくないと思われますので、その辺りの本を読んでから、もう一度書き直して下さい。がんばって。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- 題材や雰囲気は良いと思うのですが、如何せん文章力がそれに追い付いていないようです。
幾つかの誤字・脱字も含めて、見直しをしっかりとして下さい。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- 技術・見せ方・文章力・行間の使い方。
全てにおいて高い水準で整っていると思います。
特に、話の芯である柱時計が非常に効果的に使われていると思います。上手い。
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- 誤字・脱字が幾つかありました。
それと、歌月十夜的オールキャストの様ですが、その必然性をあまり感じませんでした。
特に話に出てきただけの舞と佐祐理ですが、ある意味独立したシナリオなので、無理に出す必要はなかったと思われます。
この構成ならば、あゆシナリオを基点として栞の病気が治り更に秋子が事故にあった、という設定でも良かったのではないでしょうか?
それと、題名の「歩行者優先」の歩行者は香里として、それをどう優先しているのでしょうか?
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- ギャグともシリアスともつかない微妙な印象を受けました。
美汐の両親が良い味を出していたと思うので、この二人をもっとハジケさせてギャグ方面にするか、逆に抑えてシリアス方面にするか。
取り敢えず、文体をそのどちらかに統一した方が良いかと。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- そうか、反生徒会はそんな理由で成立していたんだ……。
馬鹿な事はさておき、久瀬の天然さ加減と結局最後まで「くーちゃん」に構ってもらえなかった可哀想なうさぎとの掛け合いが面白い作品でした。
難を言うならば、久瀬の独白を別の事にしてしまえばKANONでなくても成立してしまうという事でしょうか。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- 祐一と名雪がラブラブなのは見ていて微笑ましい物がありましたが、歌月十夜的オールエンドにする必要性が感じられません。
ヤマもオチもなくしてひたすら二人がべたべたイチャイチャする話にした方が潔いような気がしました。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 栞が出ていないのにジャンル「栞」とはこれ如何に。
もとい、栞シナリオ後の祐一の独白形式ですね。
自分の気持ちに整理の着いていない祐一を指して靄と表現したセンスは良いと思います。
ただ、誤字・脱字が目立ちます。見直しをしっかりとしましょう。
- 015 in the room (採点:9)
- メタフィクションの極地。でもそれこそがこの作品の持ち味ですね。
KANONだけではなく、フィクションの世界の舞台裏について、こういう角度から捉えた作品は初めて見た気がします。面白い。
一般受けしないだろうとの判断から一点減点させて頂きましたが、個人的にはかなり好きな作品です。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 題名に偽りあり……とまで言うわけではありませんが、少なくとも「月色」はイメージとして合わないような気がします。
それと、句読点をもう少し使った方が良いと思います。
作品自体の質は高いと思うので、先に挙げたような細かい部分を直していけばより良い仕上がりになるかと。
- 017 FREE (採点:4)
- 返さないでも良いので、帰してあげて下さい、香里。
急いで書いたのでしょうか? 文章の繋がりがおかしい部分がありました。
二人のキャラクタは良く捉えられていると思いますので、後はしっかり見直しをしましょう。
- 018 あいとまこと (採点:8)
- こうして、二人は幸せに暮らしましたとさ、ですね。
キャラクタ全員がとても生き生きと書かれている所が魅力の良作です。
特に、始めと終わりの部分で祐一と真琴が対照をなしているのがとても面白かったです。
難を言えば、始めの方でエクスクラメーションマークをやや多用していた所でしょうか。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 少々短すぎる印象を受けましたが、完成度はかなり高いと思います。
実際の真琴シナリオのエピローグとして見ても、全くおかしくない内容だと思います。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- 手紙の形式を直した方が良いと思います。
展開が急で、やや違和感を覚えました。
特に、祐一が事故に遭う辺りは、言葉は悪いのですが、その後の展開を作るためのこじつけのようにも感じられました。
- 021 隠された想い (採点:1)
- あゆちゃん「たち」という表現を使うという事は、歌月十夜的オールキャストという事なのでしょうが、何の説明もなくオールキャストというのには、違和感を覚えます。
それと、台詞の前に名前があるという形式も出来る限り控えましょう。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 一見して、句読点と改行が少なく、やや見辛い印象を受けました。
文自体も、全体的にやや書き込み過ぎている様な気がします。
特に、説明はもっと少なくても相手に伝わります。
嫌な事を書いておいてから言うのもおかしいような気がしますが、私はこの作品自体はかなり好きです。
全体に流れる雰囲気、はっきりしたテーマ、何よりも栞と美汐の対比の表現は非常に美しくて、書く側として見た場合は、正直羨ましい程の出来だと思います。
もっと書き慣れていけば、現在の有名SS作家と肩を並べられる程の作品を書く事が出来るだけの実力を秘めていると思います。頑張って下さい。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- 「こと」と「事」が混在しています。
別にどちらでも問題はないのですが、出来ればどちらかに統一して下さい。
私は、この人物が舞だという事に最後まで気付きませんでした。
具体的には、
香里(理性的なしゃべり方からの連想)→沢渡真琴(子供の「ゆう君」からの連想)→舞(最後の祐一の台詞)
個人的に、とても上手い騙しのテクニックだと思います。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 小説の書き方などの参考資料は沢山あると思うので、まずはそれに目を通す事をお勧めします。
それと、香里の名前を間違えています。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 言葉は悪いのですが、イベントや描写の不足が目立つ上に、急速な場面転換を多用しているため、何が何だか分からない内に終わってしまった様な印象を受けました。
5W1Hをはっきりさせて、もっと沢山書き込んで下さい。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- 一つ聞きたいのですが。
貴方はこの作品を、本気で書きましたか?
表現の一つ一つ、キャラクタの造形描写、とにかく全体的に非常に高い能力を感じさせるのに、その書き方、表現方法ははっきり言ってお粗末すぎます。
もう一度聞きます。貴方は、この作品を本気で書きましたか?
貴方がもし本気で書かれたならば、謝ります。
少々どころか相当に酷い事を書いてしまい、すいませんでした。
ただ、貴方の実力はこんな物ではないはずです。
ラノベでも何でも良いので、一冊小説を読んで、そのシステムに従って、この作品をもう一度書きなおしてみて下さい。それだけで作品自体の出来がもの凄く変わってくると思います。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 数回しか見たことはありませんが、確かに綺麗ですよね、ダイアモンドダスト。
とまれ、感想を。
確かに全体の文章としては美しいんですが、ちょっと気になる事が一つありました。
始めの「白」はともかくとして、表現を重複させ過ぎているという点です。
過ぎたるは及ばざるがごとし、という故事もありますから、読みやすい文になるよう、表現を効率化する様心掛けて下さい。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- すいません。私には前衛的すぎて、何が何だかさっぱり分かりませんでした。
取り敢えず、KANON本編では丁寧語を喋っていた栞の変貌にはもの凄い違和感を覚えました。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- タイトル以前の部分、個人的にはいらないのではないかと思いました。
それと関連するのですが、もう少し文に肉付けをしても良いのではないかと思いました。
テーマを重視し過ぎているせいか、文の最適化が極端過ぎる様な気がします。
文や、作品自体には特に問題ないと思います。
ただ、私の趣味とは違っていたと言うだけです。我が侭ですいません(^^;
- 030 12月のアムネジア (採点:4)
- 展開や表現そのものには問題を感じませんでした。
ただ、言い方は悪いのですが、書き方が少々稚拙で、表現の上手さと相まってちぐはぐな印象を受けました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- 目覚ましだけでは、それまでに起こった状況の説明には弱いです。
もしこのテーマで書くならば、最低限それまでの過程を感じさせる程度に二人の心理描写を書き込んで下さい。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- 何というか……もの凄く下らないネタですが、笑ってしまったのでこの点数です。
ところで、大人の階段昇る君は「まだ」シンデレラさ、ではなかったでしょうか?
それとも、2番辺りは「もう」何ですか?
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 今回は、かなり酷な事を書きます。
もしかしたら、いえほぼ間違いなく傷つくと思いますので、この感想は読み飛ばした方が得策かも知れません。
貴方はKANONの二次創作としてこの作品を書きましたか?
私はこの作品を見た際に、失礼ですが、世に氾濫しているKANONSSの劣化コピー、すなわちKANONの三次創作として作られている様に思いました。
文の練習と共に、貴方自身はKANONという作品についてどう思っているか、それをもう一度考え直して下さい。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:1)
- 訳が分かりません。
というか、これで理解しろと言う方が無理な気がしました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 全体的に書き込みが不足しています。
本編部分はこれ位で良いと思いますが、肝心の、自分の創作部分まで同じテンポで書いてしまっては、テーマが見えなくなってしまいますので、注意しましょう。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:1)
- 小説の書き方などの参考資料は沢山あると思うので、まずはそれに目を通す事をお勧めします。
視点を切り替える際には、改行だけで十分です。
- 037 猫とともに (採点:1)
- 小説の書き方などの参考資料は沢山あると思うので、まずはそれに目を通す事をお勧めします。
物事には、それに至る原因と経緯がなければいけません。
テーマにそってキャラクタを動かすだけではなく、そういう作品外の部分もちゃんと考えて書きましょう。
- 038 PLAY (採点:1)
- 難しい言葉を使い、改行を少なくする事によって格調の高い文になるわけではありません。
誰にでも分かる言葉を使って、改行を多く使い、説明ではなく描写をするよう心掛けて下さい。
- 039 さかあがり (採点:4)
- テーマとそれについての書き方は良いと思います。
後は、美汐が祐一を好きになった経緯について書く事と、描写を行う事の二つを心掛ければ、良い作品になると思います。
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- 三人称、神の視点からの文かと思ったら、仏様の一人称だったわけですね。
キャラクタの現状だけを説明するのではなく、キャラクタの心情やその時点でいる場所の風景などを描写するよう心掛けて下さい。
○Longhorn さん
- 001 farewell party (採点:8)
- いいものを読んだあとは無駄な言葉はいらないのです。
- 002 コンクール (採点:5)
- 最後の2段落がちょっと失速気味です。悪くないけどいまいちでした。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:6)
- 香里かわいいですね。変にこましゃくれてませんし、泣いてるだけでもないですし。
ただこう……うーん。いまひとつ。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- 1点つけるような悪い作品じゃありません。
でも、こと今回に関しては、どうにかブラッシュアップして超短編にできなかったかなぁというネタです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 三人とも、お仕合せに。
友達で居たいということと愛されていたいということは別かもしれませんが、あゆの中では全く等価で同一なのでしょう。
願わくはこれがあゆが消える前に見た一瞬の幻でないことを。
以下完全に個人的な感想として。一般的な視点かどうかは置いておきます。
どっちも選べないから、どっちも仕合せにしよう。どっちともくっついちゃおう。一緒に居ればいいじゃないか。法的なことなんて愛があれば無関係。
それ自体は祐一の発想として実に有り得るのですが、同時に祐一の発想としては全く有り得ないものであると思われます。
僕のコメントは混乱してますか? そうですね。
あゆ/名雪シナリオの祐一と、真琴/舞シナリオの祐一は全く性格が違うように見えます。
前者の場合、二人のひとを同時に好きになってしまったら、多分祐一は痛みを抱えながらもどちらかに決める、若しくはどちらも選べずにずるずると関係を引き摺ってしまうというイメージがあります。
ですから、ALL-ENDという前提であっても、前者に近い雰囲気の作品に見えてしまう場合は「みんな幸せ」というキーワードで括る場合に、こういう形でなくて別の解決法を探して欲しいというのが僕の我儘なんです。
三人での結婚式、というのはなんというか……うーん。別の組み合わせのほうが「らしい」というか。
思い込みですか? 多分そうでしょうね。
まあしかし、個人的にはそんな違和感を感じてしまったのも事実です。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:3)
- ……らぶらぶいいですねぇ。いいですけど、うーん。何か足りない気がする……
- 007 思い出 (採点:1)
- 前半、中盤、最後部分がばらばらです。
このての起伏のないお話は嫌いではありませんが、あまりにも要素を多くしすぎ、その割に繋ぎを付けていないことが気にかかります。
どれか一つ(香里のお泊り、お弁当、告白、同居してること)に絞って、もう少し丁寧に書いてみても良いかと。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:7)
- 行間開け、あんまり好きじゃないんです。
読点で改行するの、嫌いなんです。
行頭くらい、一字空けして欲しいんです。
誤字はともかく、脱字はいけないと思うんです。
最後に、似たようなフレーズをあんまりくどくど繰り返すのは、なんだか見ていて飽き飽きするんです。
でも、こういう話を丁寧に書いてあるのを読むと、悪いところはみんなどこかに飛ばして、ふう……って息をついてしまうんです。
……どうしてでしょうね。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- ある意味、佐祐理さんのひずんでしまった心理の解決の理想的な形だと思います。
結局、彼女を許して上げられるのは彼女と親御さんだけなんでしょうね。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 中途半端。
いや作品のことじゃないですよ?
中途半端な役どころ、中途半端な覚悟と姿勢。それが香里だと思います。
対して名雪は、意固地で根に持つタイプかもしれないしいつも茫洋としていますが、芯はしっかりしたものを(それはどうも負の力っぽくもありますが)持っている子に見えます。
この作品はそんなところを再認識させてくれました。
文章の分量としては、前半がちょっと重たいです。少し削ってもいいかもしれないなぁと思いました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- うーん。カッコつきの台詞の連続でこの書き方は厳しいです。
台詞そのものは工夫されていて、誰が喋ったのかわからないというところまでは行っていませんけれども。
カッコ抜きで書いたり、ちょっとしたしぐさを挟んだりと、もうちょい小手先のテクニックを使ってみると、同一人物の台詞を連続させるときに読み手にすんなり読んでもらえそうです。
文章としてはそれなりに纏っていますし、ありきたりなお話を綺麗に見せている描写も悪くありませんので、後は小技ですね。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- 浩之ちゃんのお願いの木の下に埋めた小瓶ですね。
なんというか。もっとどーんと弾けたものだといいのかなぁ。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:2)
- らぶらぶ。いいですねらぶらぶ。
その後ろに何かしっかりしたものがあれば、いいSSだったと思います。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 前振りが長いですねぇ。竜頭蛇尾というのとは違いますが、前半で飛ばしすぎの気味があってちょっと後半寂しいです。
20KBまでという規制で、ダウンサイジングしてもいいわけですから、前半ももう少し軽め(文章量のことです)に仕上げても良かったかもしれないですね。
- 015 in the room (採点:7)
- いろんな意味で、反側です。いや反則です。半側かもしれませんが。
細かく考えるといろいろシュールな部分がありますが、今度のシナリオでの祐一の頑張りには期待したいところですね。
……これが「相沢。」の続きだったら……い、いや、なんでもないですよ? なんでも……
- 016 月色の涙の想い (採点:2)
- 設定は悪くないと思います。
丁寧に書き込まれているとも思います。
ですが……これ、実は元々三人称だったものを無理やり一人称に変えていませんか?
もしそうであっても、誤字がなければ別に不満はありません。が、途中で北川に君づけをしたりやめたり、視点が急に移動したりと、ぼろぼろです。
人称を変えたときなどは、こういったものを一つ一つ確認しながら手直ししていくのも、ものを書くということの一部分なのではないでしょうか。
なお、いくつかのテキストエディタには、選択した語句を確認しながら連続して置換するという機能があります。
もし作者さんがWindows標準のメモ帳などをお使いなのであれば、この機にテキストエディタを変えてみても良いかもしれません。
よい道具は要らない手間をだいぶ減らしてくれます。
- 017 FREE (採点:7)
- や、栞はどうなったんでしょうね?
既に10月ですし、祐一の彼女の方は誰であっても(本編に出てこない別の誰かであっても)構わないのですが、それだけ気にかかりました。
- 018 あいとまこと (採点:4)
- あれ、……落ちてませんよ(涙)。若しくは結句がない。途中までいい雰囲気だったのにもったいない……
続きの公開を待ちたいと思います。
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- 思わず、次のページへのリンクを探してしまいました。
続きがぜひ読みたいです。このままじゃ前菜だけでお店を追い出された感じで。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:4)
- あまり好きになれない整形の仕方ですが、これもただのテキストでないWEB上の書き物の表現技法のひとつでしょうから、そのあたりは置きます。
普通のお話ですが、名雪がラストに至るまで次の一歩を踏み出さない(踏み出せない)ところが面白かったです。
こういうお話では、ふられることによって名雪もまた何かを吹っ切って歩みだすものが多いもので。
こういう、どこまでも名雪は子供のままというお話も、たまにはいいかなぁと思いました。
- 021 隠された想い (採点:2)
- 書き方やら何やらについては他の方が触れるでしょうから触れません。
香里の最後の台詞、少し変ですね。言いながら考え直しているわけですから、ちょっと書き方を工夫したほうがよかったと思います。
お節介でした。
- 022 アンバランス (採点:9)
- シリアスものではあまり見ないカップリング……というか、ペアリングですよね。でもほのぼのとした感じが良いです。無駄のない人物配置と構成にも、手練の雰囲気が(苦笑)。
なお、細かいところを見ると、誤字脱字、栞の復学の時期、その時期の気温や積雪のことなど、ツッコミは入れられなくもないのですが、いかにも久弥さん的世界ってことで(美汐は麻枝さんキャラですが)減点するまでには至りませんでした。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- 妙な注文付けでいいでしょうか。
このSS、最後までヒロインが誰とでも取れるようなバージョン作ってみませんか?
誰が語り手の女性か、ってことは読み手が決めていいということで。
いや、最初はそういうつくりのお話だと思ってたんですよ。だからちょっとだけ、変な感想というか、お願いを書いてみました。
悪くないと思うんですけどねぇ。どうでしょう?
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- 香織さんというオリキャラを交えた北川、名雪の3人の輪に、後から来た転校生の相沢君は今ひとつなじめず、知り合った一つ上?の先輩たちと食事を取ることがある。
しかし相沢君の気分に気付いてない北川は今がずっと続けばいいと思ってる……って感じでしょうか。
まあそれは冗談ですけど、誤字やら脱字にはもう少し気を使ってもらってもいいかと思います。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 何気ない日常を書くとき、それはなにかしら意味のある場面の切り取りでなければいけないと思うのです。
ただ幸せ、だとちょっと。こんなに数のあるKanonのSSですから、またかぁという気分も読み手に持たせてしまいます。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- これが味なのでしょうが、ちょっと読みにくい。しかし上手です。
あとまぁ、あれです。香里、祐一とも、SSなどでのイメージには合いますけれども、本編の彼等の性格からはちょっと遠い気もします。そんなこんなであります。
- 027 冬空のキセキ (採点:8)
- 祐一と美汐。本編のラストの雰囲気では、多分二人がくっつくってことはないんじゃないかなぁ……って思ってます。
もしそれがあるとしたら、それは素敵な小さな奇跡。
きっとこの朝の出来事は、その奇跡の前触れかもしれないですね。なんて。
- 028 再集合カノン (採点:5)
- うーん、難解でした。推理小説慣れしていない僕は沈没。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- せつないですねぇ。
多分、舞も死んじゃってるのかな……と、ついつい思ってしまいます。
以下は「ピュア」を見てないとわかんない話なので僕の独り言です。
バカの一つ覚えみたいで済みませんけれども。
黄色いダッフルコートの女の子(というには年の行った女性ですが)の言葉を借りれば、この佐祐理さんは、きっと「背中の、かたっぽの翼が折れてる」のでしょうね。
いや、ひょっとしたら、両方折れてしまっているのかもしれない。
死んでしまった一弥(と、死んでしまっているかも知れない舞)は、きっとまだ彼女のこころではなくて、空に居るんでしょうね。
空じゃなくて、こころ。
折原優香はそれを、沢渡を失い、その手紙を受け取って初めて理解することができたわけですが、頭のいい佐祐理さんはどうなのでしょう。
案外、頭では分っていても、それゆえまだこころには届いていなかったのかもしれません。
でも、このことで彼女は進み始めたわけですね。
ただその歩みはまだまだ覚束なくて、何かのきっかけが欲しいようにも見えます。
彼女に元気の出るキャンディを渡してくれる、彼女にとっての黄色いコートを着た女の子がいつか現れますように。
できることなら、その手には欠けていない大きな白い翼を持って。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- 再生というのか、希望と前進というのかはわかりませんが、全員の前向きな姿勢がいいですね。
美汐も過去を回想してはいますけれども、ちゃんと一歩を踏み出していますし。
美汐エンドというのがあるとしたら、こういう形だと「らしい」のかも知れませんね。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:3)
- 何気ない日常のひとこまですが、やはりこういう短編にするにはなにかしらの仕掛けなり、みどころがないとイカンと思うのです。
イベントを作れ、というわけではありません。別の方法も、いくらでもあると思います。何が良いかは作者さん自身で見つけるものでしょうけれども。
それから……浩之ちゃんですか……?(汗
僕の気のせいなら、すみません。ですが、三つ編みをさわさわするのはどうですかねぇ。いまひとつ。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- いやぁいいですねぇ。おやぢギャグ。無駄に長くないのがイイです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- ギャグかほのラブか、どちらとしてもいまひとつ食い足りませんでした。
複合しているものとしては、もっと食い足りません。
んーむ。ことこれに関してはやっぱりどっちかに絞った方が良かった気がします。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 文学性のある話とかって言うのは、僕にとっては外国の歌みたいなものです。
だから、これは、耳で聞く代わりに目で見たこの詩(うた)の、ただ感じたままの「よさ」を点に代えたものです。
考察はしませんし、そういうのが好きな方や、作者さんの解説を見てから二度楽しむことにします。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- あゆシナリオ本編の、あゆ視点での補完でしょうか。
前半、少し過去と現在が混乱しているのは、あゆの回想時の状況の反映だと考えて読みました。
本編補完モノとしてはストレートなので、丁寧に纏めてはありますが、それだけ、という感じもぬぐえません。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:6)
- 中盤までは秀逸だと思ったんですよ。なかなか、いわゆるダークものや長編以外で美汐の葛藤を正面から描いたものはあまり見たことがなかったもので。
しかし……いや、これは好みの問題ですが、解決が月並みな方向に向かってしまったなぁ、と。
ただ、そこで唐突に祐一との恋仲にしたりとか、無理矢理幸せそうに見える結末に持っていかなかったのは好感が持てました。
- 037 猫とともに (採点:10)
- 喪失感。または空白感、空虚さ。そういったもの。それが上手に書ける作家さんはすごく少ないと思います。
家族が離れていくのは当然のことであり、多分予約されている出来事のはずですが、残った者はやはりそれを素直に受け取りつつも、悲しさでなくて、哀しさをどこかで感じているものですよね。
Kanon本編というのは、こうした予定された空白感に目を向けない、言うなればピーターパンの世界であり、SSにも当然こういったものは少ないのですが、だからこそ真正面からその部分を描いたこの作品はとても貴重だと思います。
- 038 PLAY (採点:8)
- あららら、悪戯が恋を生んだというか、本末転倒ですねぇ。でもま、いっか、って感じがして心地よいです。
ALL-ENDはどうにも無理が感じられる(話の展開上ALL-ENDにしたお陰で全員出そうと努力してみたり、逆に全然意味がなかったり)ものが多いのですが、これは安心して読めました。
楽しいお話をありがとう。
- 039 さかあがり (採点:7)
- はじめちょろちょろ、中パッパ。
最後が……。
おんなじ展開でいいんです。ただラスト4行。このオチはスカされたみたいで惜しいです。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- よく纏った短編だと思います。斬新さも起伏も仕掛けもありませんが、お母さんの視線の優しさは伝わってきました。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:9)
- うーん……。いや、悩んでるわけではありません。
高評価なのは点数を見ていただければわかると思います。
祐一が待っていたのは、結局あの日のマーサであって、沢渡真琴という突然現れた女の子ではなかったわけですね。
真琴の方も、飽くまで狐としての彼女があの日の少年に再び逢いたかったからまた帰ってきた、と。
もし僕の思い込みが当たっているなら、(それは何人かの登場人物にとって酷な話になると思いますけれども)この続きも読みたいですね。
さまざまな展開が予想できて、とてもわくわくします。この点数はそちらの期待点でもあります(笑)。
そうでなくて、あの冬の短い時間を共にした娘が、祐一の口にしたキーワードと自分の願いの力によって、遠い世界から帰ってくる……というお話なのであれば、それはそれでいいお話かも知れませんが、ここで終わらせるほかないでしょう。
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- 結句がほしかったですね……厳しいのは分りますが、せめて一行……。
丁寧に来ていたのにもったいないです。
名雪の父親と秋子さんが離婚した、という設定は珍しいですが、いろいろ考え直すと死別よりも離別の方がしっくり来るところもありますね。勉強になりました。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- いまひとつ、です。短編ならもっと余裕があるのですから、もう少し丁寧に行っても良かったと思います。逆にブラッシュアップして超短編にもなりそうです。
容量に関係ない話ですが、全編通して二重の語りにする必要が果たしてあったのか、というところにも疑問が残りました。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- えっちなのはいけないとおもいます。(笑)
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- おちてないよー。残り半分はどこー? ってところです。
流石にこれでおしまいっていうのはちょっと……
- 046 影 (採点:6)
- 栞を失った直後の香里の様子が、よく描けていると思います。
極端な行動に出ることもできなければ強くも生きて行けない……香里らしいですね。
文法的なことは他の方が書かれるでしょうから僕は書きません。
- 047 あゆの風 (採点:5)
- 難を言えばもう一行、結句として締めくくりが欲しかったです。
全体に纏っていていい雰囲気でした。あゆのお母さんは越中富山の出だったんですねぇ……。いやそのあの。
- 048 Raining (採点:8)
- 素直な優しさを、ありがとう。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 目を回したら、ちょっと頼りない王子様に支えてもらうのかな? そのとき、役得なのはどっちでしょうね(笑)。
上手な短編だと思います。やっぱ香里はこうでないと。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- 立ち直り。あるいは和解ですか。
何気ない提案にも見えますが、香里にとって栞と同じ大学に通おうというのは大きな言葉でしょうね。
そこに主題を持ってきた作者さんに拍手。
ありきたりな恋愛を絡めなかった、おまけを付けない潔い姿勢もうれしいです。
- 051 むかしばなし (採点:6)
- 淡々としていましたが、最初の、この親子と語り手が誰だか不分明な仕掛けで読者を楽しませようという姿勢が(賛否両論あると思いますが)僕は評価できると思いました。
後半はうーん、ゲーム内で明かされている事実の羅列になってしまうので、失速気味です。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:3)
- 大正期以前の小説を思わせる文体、ゲーム本編と大きく異なるストーリイ、少し違った観の有る北川の口調と態度、謎の有る天野美汐の存在と様々の特徴点がありまして、中々に異色の作品であります。
此れもまた一個の不思議小説と謂う物であろうと思われます。読み終えた後でKanonでも斯ういう書き方もあるのだなァと技巧について感心致しましたが、サテ内容はと云われると良くもなし悪くもなし、只あァ斯ういう書き方もあるのだなァという気持ちが残りました。此れも一個の悪意の無い感想であります。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:10)
- 最後の最後でこれを読んだんです。素直にやられました。
ええもう、何も言うことないです。Kanonの主題に真っ向からぶつかる主題を正面からきっちり描いていただきました。
最後に読んだものがこれで良かったかもしれません。
すっかり軽い点数になってしまっていますが、ごめんなさいと、ありがとうとを点数に乗せて。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- またこれはえらく物分りがいいというか、寛大な奥様ですね。
旦那さんは随分いい加減なところのある方らしいですし、これからが心配です。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- ぶつ切りの書き方は、うーんこの文体だとどうなんでしょう? 僕はちょっと読みづらかった。
とりあえずその部分は置いておいて、ほどよいお話だと思います。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- 丁寧に書かれていて好感が持てました。
- 057 miss understand (採点:8)
- 今回のキーワードは「喪失感」ですかねぇ……良編です。
それにしても香里って、書きにくそうで書きやすいキャラなんでしょうか。それとも秋が似合っているのでしょうか。
BGMは、ジブリの「耳をすませば」で使われていたバージョンの日本語版「カントリーロード」が似合うと思います。
読みながら頭の中でエンドレスで回ってました。いやそれだけ。
- 058 カレンダー (採点:9)
- 満点つけたいんです。
文句付けようがないんです。
ただ最後の一行。僕的には、いらなかったかな、と。
大きな改行が入っていなかったら、また感想も変わっていたかもしれませんが。
視覚的にぶつ切りの結句って、たとえばごく普通の一行空きの場合と比べて意味としてすごく重たいでいすよねぇ。その一行だけが切り取られて目に飛び込んでくるわけですから。
この作品の最後の行はその意味をもたせるにはちょっと荷が勝ちすぎたんじゃないかなぁ、と思います。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:9)
- がーーーーーーーーーーーーーΣ(゜Д゜;)ーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
衝撃の事実発覚! なのですよー。
素直に上手いです。ギャグ短編かくあるべし。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 個人的な見解としては、Kanon本編の名雪がこういう状態になることはないと思います。
別に名雪が我慢強い良い子だからというわけではなくて、名雪が精神的に極端に依存している対象が祐一ではなく秋子だ、と本編から読み取れるからですけれども。
ですがこの点数は間違いでもなければボーナスでもないです。
名雪というキャラクターの性向というか特徴をよく見ていて、キャラに溺れずによく表現しているなぁ……名雪がもし「お母さん」よりも「祐一」に依存していたら、きっとこうなってもおかしくないよな、と思えました。
美坂姉妹についても、あっさりしてはいますが手は抜かずに描かれていてよいです。
ただ、依存対象である祐一のことも、欲を言えばもう少し丁寧に描写していただいていたら、と思います。
- 061 ばかんす (採点:2)
- 捻りがないのです。
ストレートにどかーんとくる破壊力も今ひとつですし、小技も効いてない気がします。
なんかもうひと工夫ほしいですねぇ。
大威力の武器とかでっかい品物が出てくるだけでは、この手の話は面白くないんですよねぇ。
- 062 さくらのころ (採点:4)
- うーん……丁寧なんですが、丁寧に書きすぎて散漫になってしまったかもしれません。
もっとぎゅっと濃縮してもよかったかな。そんな感じです。
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- (−人−)
……食い逃げカップルに合掌。わらかして貰いました。
祐介が祐介らしいSS、耕一が耕一らしいSS、というのはたくさんあります。でも、祐一が祐一らしいSSって実は少なめなんじゃないでしょうか。
その意味でこれは、むちゃくちゃなんですけど、珍しい「祐一が祐一らしい」お話でした。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- (−人−)祐一、以て瞑すべし。
……い、いや、今思いつきましたっ。むむむむしろこれからスライデイングの練習をして栞ちゃんの下着CGコンプリートを目指すのですよ?
しかし、何処とは思わせず全体に上手いですねぇ。
熱弁を奮うのが北川でも久瀬でもなくてちょいキャラの斉藤という辺りも地味に秀逸です。
ギャグというのはこういう細やかなところまで気を遣って初めて為される物だと、Longhorn刮目致しました。是非貴兄に弟子入りしたく思います。
<ふとじ><ふぉんとさいず=とてもおおきい>明日から<いろ=あか>「おにいちゃん」</いろ>と呼ばせてくださいっ!</ふぉんと></ふとじ>
ちゃんちゃん。
(注:ひらがなタグはブラウザに頼らず、心の中で変換してくださいませ。画像および音声ファイルは付いていませんが、必要なら脳内補完していただいて結構です)
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 逃げてますね。メントールの煙草に。
きっと香里の中ではいろいろなことがあったのだなぁ、とは思います。
ですが、この彼女には悪い意味での開き直りというか、過去を全部また(栞編での香里のように)見ないようにしてしまおうという意思がそこはかとなく見え隠れします。
ですが、それは如何にもKanonの香里らしい姿勢にも見えます。一度は死にゆく妹を受け入れたけど、また忘れてしまいたくなったってとこでしょうか。
そういう人生だって「あり」ですよね。
さて、本作が全体的に上記の方向で貫かれているかというと、少し違う気はします。
読み込み不足との指摘は甘んじて受けますが、僕には作者さんの意図が、「再び忘れようとする(その姿勢は汚いけれども人間くさい)香里」を描きたかったのか、それとも「香里のすがすがしい出発」を書いているのかがいまひとつ不分明でした。
こういう短編の場合、あざといくらい書き手の意図を明確にしたほうが、読み手は安心して読めるかと思います。というわけで良作ですがこのくらいです。
- 066 1M (採点:7)
- 名雪、かわいいですねぇ。
このあとどうなるのでしょうね? なんとなくでなく、気になります。
食い足りなくて続きを読みたいというわけではなくて、その後に期待をもたせてくれるのはいいですねぇ。
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- ありがちな話、ありがちな落ちでしたが、それぞれのキャラはいい味出してたと思います。
- 068 風にドレスを (採点:6)
- 素直にやられました。んーむ、真琴のくせに粋なお返しするもンじゃありませんか。主人公ともども、がんばれ。なにを、ってわけではないのですけれども。
- 069 金魚 (採点:8)
- ううむ。強い香里ですね。ちょっと個人的な想定とは外れましたが、こういう香里もいいですね。
最後の行に「夏」か「夏休み」を持ってきて、その上の行の該当部分を削って(その上でよい形に整形するのは言うまでもありませんが、作者さんには簡単なことでしょう)みても、いいのかも知れません。
妙な感想でした。
- 070 前を向いて (採点:5)
- あっさりした短編ですが、裏には残酷な部分もあるお話ですね。
栞シナリオを頭において読むと香里の振る舞いがずしりと重くなりますねぇ。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:7)
- 優しいお話を、ありがとう。
ほかに何も言うことはありません。
- 072 傷痕 (採点:9)
- ええと、正直言ってこれは個人的にものすごく痛い話でした。点数には多分に思い入れが入ってます(苦笑)。
詳しい話は抜きますけど、病気→手術して痕が残る→回復ってのは、手術の前と後とを比較すると、実は後の方でもいろいろな葛藤を抱えてしまうんですよね。
他人からはそんなこと大したことないって言われるし、実際それをしないでいることは出来なかったわけですから、致し方がないのですけども。
その痛みを持ってるもので、最後の7行にやられました。
- 073 親友体制 (採点:6)
- 変わるきっかけ。それが必要なのでしょうね。
うーんしかし。同じくらいの年の子供ですか。やられました。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 途中丁寧調の独白が入り、また普通のものに変わっていますが、僕にはちょっとこの変調の意味が分りませんでした。うーん。読み込み不足か。
また、最後の締めくくり、折角ここまで丁寧に独白を積み上げてきたのですから、安易に三点リーダつきの第三者的視点に頼らないでほしかったです。
ここは格好良い語句や三点リーダに頼るのではなく、ありきたりな言葉でいいから天野さん自身の言葉(台詞というわけではなく)で終わらせてほしかった。
そんな気がします。
- 075 始まりの日 (採点:7)
- ふむう。武田鉄矢が持ち出した特大ナットに負けず劣らず、このリングは価値のある品物ですな。
それはさておき、この祐一はいいですねぇ。なんか頭の先から靴の裏までおはようからおやすみまで(以下略)祐一って感じがします(苦笑)。
「らしい」祐一ってなかなか見られないので、なんとなく嬉しく思いました。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- んーむ。いやぁ、最初にオチをたまたま思い当ててしまったもので。
途中ちょこっと祐一の彼女? らしい子の話が出ていたので、Tac-keyの王道「女の子によるいぢめ」かなぁとも思ったんですが、無難に終わってしまいました。
香里の再登場にも「おお、香里が謎解きするんかいな」と思っていたらスカされました。
なんかこう、作品そのものが意外性(笑)に満ちていたなーという感じですが、もちっと捻りが欲しかったデス。
- 077 盲目考察 (採点:6)
- 佐祐理さん、自己解決していましたか。
そこがちょっと好みに合わないと言えば合わないし、「わたし」はこんな人だったかなぁと思わないでもないんですが、短編でもありますし、この展開は文句なしです。
マイナスした部分もあります。やっぱり寝た振り……ですね。
これはちょいと個人的な体験から、無理っぽいかなと感じました。
長時間(2週間程度ですけど)仰向けで寝たままの状態を経験したことがあるのですが、そのせいかやっぱり寝た振りで数年ってのはどうしても無理が感じられてしまいました。根性とかではなくて。
や、確かにそんなことはカノン本編の無理のオンパレードの前には些細なことなんです。でもやっぱり目に付いちゃうんですよねぇ。なんででしょう。
- 078 反転少女 (採点:5)
- オチテネエヨ! ウワアアアアアン!(魂の叫び)
……落ち着いたらまた読ませてください。
つーかトランプマンっていまなにやってんでしょうね。思わずググっちゃいました。
- 079 フワリ (採点:4)
- このボクは幸せなのかな? それとも、もう消えてしまう寸前なのかな?
そう思って何度か読み返しましたが、時系列ともども僕には不分明なままでした。
きっと、それはどうでもよいのだろう、と無理矢理自分を納得させました。
浩平っぽい天使さん、ナイス。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- 今後彼等の関係がどう転んでいくのか少し気になりますが、上手く纏った好編だと思います。
- 081 ボーイフレンド (採点:6)
- いやぁ舞かわいいですねぇ。誤字やらがなかったらもっといいですねぇ。
さて。
Kanonの中で望まれている幸せというのは、ネバーランドのそれであると思います。
それをなぞるのは簡単ですが、そこから(書き手も)一歩を踏み出すのは、なかなかに大変なのかもしれませんね。
○Manuke さん
- 001 farewell party (採点:9)
- ああ、とても良い雰囲気でした。
名雪と祐一のあり方が、魅力的に描けています。
中盤、クラッカーのくだりが少々説明調だったのは、ちょっとだけ残念かな?
末尾の余韻の持たせ方も上手いと感じます。
祐一が親元へ帰ることになった理由が明示されないのは少々気になりました。
単に帰国したからというだけでは、お話の都合上のように感じられてしまいますから。
(短編の長さでそれを盛り込むのは難しいとは思いますけれど)
- 002 コンクール (採点:3)
- ちょっと意地悪ですね、祐一。コメディだったらこのくらいの態度もアリだとは思うんですが…。
栞は魅力的に表現できていますけど、お話が盛り上がりに欠けてしまっています。
(『誤っておくか』のような誤字には注意)
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- 香里はそこそこ魅力的ではあるのですが、内容に深みが感じられません。
また、若干誤字が見られました。(『卒業式をみたいような気がする』等)
- 004 冬は好き? (採点:3)
- うーん、ただの駄洒落になっているような…。
(ストレートじゃないところが、祐一らしいとは思うのですけど)
短編のネタとしてはちょっと弱い感じです。
超短編だったら、もう少し評価が上がったかも。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- うっわ、重婚ですか…。しかも、『友達でいような…』とか言っておきながら。
ちょっと都合良すぎやしませんかね?
私にとっては、祐一は『俺もあゆのことが好きだ。でも名雪も好きなんだ』などと言い出す**野郎には思えないんですけど。
あゆの独白もどこか変ですし、キャラクタ的にもあゆらしくありませんでした。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 全然、香里のようには見えませんでした。(祐一も)
栞とのやりとりも、どうにも嫌な印象が拭えません。
お話のヤマも、オチも、イミもありませんし。
冒頭の部分で、一度目はともかくとして『二度目に会ったとき』/『三度目に会ったとき』ってのは表現がおかしいでしょう。
彼等はクラスメイトなんですから、学校のある日は毎朝顔を合わせてます。
- 007 思い出 (採点:1)
- えーと…なんと言ったらよいものか…。
祐一らしさ・香里らしさが表現できていません。
冒頭で『愛しの姫君』とか言いながら、前振りもなく唐突に香里に告白する祐一も、ほのめかしどころかこれ見よがしにラブラブモードなのに、告白されると『そんな急に言われたって…』と口ごもる香里も、はっきり言って変です。
大体、水瀬家・美坂家の旅行は何の意味があったのでしょうか? 家族が全員旅行に出ているのに気づかないって、どうかしてるでしょうし。
学校の連休も、普通はもっと前から分かっていることだと思いますが。
ヤマ・オチ・イミに関しては言っても仕方のないことでしょうけど、最低限お話の筋だけは通すべきです。
また、『なんてこと書いてくれえるの』『着てみたかっただけだ』など、誤字もあります。しっかり校正しましょう。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- むやみに漢字を使うのはやめましょう。一貫していませんし。(『其れ』『如何しようか?』等)
名前を呼んだのが結婚式のスピーチでだけ、というネタはいいと思います。
しかし、それ以外はくど過ぎるきらいが…。
祐一のアルバイトエピソードはあまりにもベタです。正直、香里や北川君が思い至らないのが奇妙なほど。
また、香里はともかくとして北川君にまで隠す理由はないのでは?
もっとコンパクトに、不必要な部分をばっさり切っていたら印象も変わったのではないかと思います。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- やられました。お見事です。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- ああ、こういう気持ちってやはり共感してしまいますね。
先に進みたいという想いと、ずっとそこに留まっていたいという想いの矛盾。
一見そうした感情と無縁そうな香里視点からの物語、なかなか良い感じです、
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- うーん、祐一はこの答えで納得するんでしょうか?
このSSでの祐一は「俺は自分が嫌いだというのに」と、いわゆる『存在価値』を問うているように見えるのですけど…。
こう言ってはなんですが、「『好き』に理由はいらない」的な手垢の付いた恋愛観で満足できるようには感じられません。
(本来自分で求めるべき答えである点は別にして)
また、台詞のみが続くシーンが頻出しますが、同一人物の発言が連続するのは(基本的に)ご法度です。
誰の発言なのか混乱してしまう事態を招きかねませんので。
ゲームでは台詞に発言者名を付記することでこれを防いでいますが、SSでこの書式を使うと嫌われる要因にもなります。一長一短ですね。
美汐は可愛らしく描けていると感じました。
※書式で気になった点
・連続した句点での間の表現 : あいうえお。。。
この表記でなければ絶対に駄目、というこだわりがなければ、三点リーダ(……)にすべき。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- そこそこ読めはするのですけど…。
やっぱり根本的に、Kanonとの関連性があまりにも薄過ぎます。
原作で台詞のある登場人物は久瀬だけですし、キャラクタも微妙に距離を感じました。
『もしかしたら彼女達にはそれなりの事情があったのかもしれない』
の部分は、原作で
『どんな真実があろうと、生徒会は彼女を弁護しないよ』
という台詞を述べる人物の言葉とも思えません。(売り言葉に買い言葉、もなさそう)
うさちゃん先輩に『他人の気持ちを考えた方がいい』って言われただけで素直に反省するタマにも見えませんし。
(それだけ彼女が久瀬に対して影響力を持っていたということなのかもしれませんが)
もう少し、例えば舞・佐祐理さんあたりをからめてくれたなら評価できたんですけど。
うさちゃん先輩は可愛い感じですけどね。
※書式で気になった点
・文末に句点がない : あいうえお → あいうえお。
段落末尾にしか句点が見られない。(一部違うけど)
明らかに使い方を間違えている。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:2)
- 文章表現に難があります。(『電光石火のごとく速さ』、『校内認定の仲』等)
また、名雪の祐一に対する依存度の高さも、あまり良い印象を受けませんでした。
放課後が『一番嫌いな時間』だとすると、名雪は部活動を楽しんでいないことになります。
名雪が恋人だと確定している状態で、他のヒロインがコナをかけるというのも解せませんし。
『傘を一本』のくだりは微笑ましくて良い感じでした。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 頑張っている祐一の物語は好感が持てるのですが…。
少々、文章に難があります。また、特に前半のくだりは滑っている感じでした。
(財津一郎を出されても、それだけで笑いは取れません)
『いつもどうり』のような誤字にも気をつけましょう。
※書式で気になった点
・連続した読点での間の表現 : あいうえお、、
この表記でなければ絶対に駄目、というこだわりがなければ、三点リーダ(……)にすべき。
・閉じ括弧直前の句点が余計 : 「あいうえお。」 → 「あいうえお」
一部のみというのは明らかに校正不足。
- 015 in the room (採点:1)
- 全く共感できない、ということはありません――少なくとも、途中までは。
しかし、たどり着いたところは欺瞞ではありませんか? 単に自己を正当化するための。
もちろん、それ以前の問題なのですけれど。
順位を期待してらっしゃらないでしょうから、言っても意味のないことかもしれませんが。
- 016 月色の涙の想い (採点:4)
- 北川君はなかなか格好よく描けていますね。
捨て猫にミルクってのは少女漫画的なお約束っぽい感じはしますけれど。
『桜の花が、雨で散らされ舞っていた』という描写には違和感を覚えました。
また、少々文章表現にも難があるようです。
- 017 FREE (採点:10)
- 良いお話です。
フラれてなお、明るく振る舞う名雪。
うまく言葉が返せなくて、それでも気の効いた行動で接する香里。
こういう友人関係の有り方っていいですね。
二人とも魅力的に描写できていると感じました。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 奇をてらった作品が多い中、ほのぼのとしたお話はほっとします。
真琴らしさがうまく表現できていますね。
ただ、始まりも終わりも唐突すぎるのが少々残念なところ。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 良い雰囲気でした。
祐一と美汐はその思い出を心に残したまま、成長しているんですね。
ただ、やはりここで終わってしまうのは不満が残ります。
彼等一家が『みしお』に与えてあげられることは何なのか、今回は違う結末が待っているのか、その辺りが気になってしまいますから。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- タイトルのせいで印象が悪くなっているんですが…。
祐一が事故で来られなかった、というのは少々安易かと思います。
入院している祐一へ面会に行きすらしない香里、本当に祐一のことを好きなんでしょうか。
相手のことより自分を優先しているように見えてしまいます。
むしろ、名雪のほうが魅力的な印象ですから。
また、二通目の手紙もちょっと未練がましく感じました。(文章もどこか変だし、改行も奇妙)
あちらの作品をなぞるおつもりなのであれば、何も告げずにずっと待ち続けている方が『らしい』と思いますけど。
- 021 隠された想い (採点:1)
- なんと言いますか、いろいろと理不尽な感じがしました。
まず大富豪ですが、最初の一回はどこで行ったんですか?
祐一が終わった後に『ビリのやつは通路に座ってするんだ』と言っている以上、一回目は通路に座ってはいないことが分かります。では、どこで?
五人が詰めて座れるのなら、最初からそれで構わないわけですし。
また、説明によると目的地までずっとトランプしていたようですが、通路に居座られたらはた迷惑でしょう。
それが理解できない連中とも思えません。
途中、旅館から商店街に出るシーンがありますが、何をしに行ったのでしょうか?
説明がないのなら、そもそもそんなシーン自体が不要に思えます。
花火のシーンも同様。一番の見せ場なのに、描写が全くないのは問題です。
根本的に、香里も祐一もキャラクタを活かせていません。ただ告白し合っただけのお話では、楽しみようがないというものです。
- 022 アンバランス (採点:10)
- 良いお話でした。
閉ざされてしまった美汐の心と、明るさの中に強さを秘めた栞の対比が素晴らしいです。
結びの言葉も奇麗に決まってますね。
タイトルも大変良い味が出ています。ともすればネガティブなイメージの言葉が、むしろ暖かく感じられました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:8)
- 誰がくるかと思っていましたが…舞でしたか。ちょっと意表を突かれましたね。
いや、でも良い雰囲気でほのぼのさせて頂きました。
原作の祐一視点から見た舞とは少々異なってはいますが、こういうのもありだと思います。
舞って、ああ見えて意外と色々考えているんじゃないかと、私も思ったことがありますから。
ただ、冒頭部分に若干違和感のある文章が見られました。
(『公園の並木通りでは紅葉と銀杏が植えられており』等)
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- ほのぼの感は出ているのですが…。
あまり物語の面白みが感じられないのは問題です。
(名前の間違いはかなり悪い印象を与えるため、ご注意を)
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- うーん、いくら日常を切り取った話とはいえ、なんにもなさすぎるのは…。
ほのぼのSSだとしても、ある程度の緩急は必要です。
『灯火』も意味を成しているようには見えませんでした。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- 全くもって、祐一には見えません。
相沢祐一というキャラクタは、およそこうした躊躇とは無縁のように感じられるのですが。
(本人は「ストーカーじゃない」と言ってますが、ストーカーはみんなそう言いますし(^^;))
栞シナリオにおける一度めおよび二度めの告白になぞらえているのだとしたら、もうすこし原作をプレイしなおしてみましょう。
また、香里にも魅力が感じられません。
三人称/祐一視点/香里視点が入れ代わるのも良い印象を持てませんでした。
- 027 冬空のキセキ (採点:10)
- 描写が奇麗で、情景が目に浮かぶようです。
(とは言っても、私は実物のダイヤモンドダストを見たことはありませんけど(^^;))
日常にある奇跡を美しく表現できていると思います。
美汐のキャラクタも、可愛い感じが良く出ていますね。
※表記で気になった点
・アラビア数字の使用 : 1人/1つ/1点等
とくにこの三つに関しては、漢数字表記の方が自然。
(実際に数値を示している温度表記は、どちらでも違和感なし)
- 028 再集合カノン (採点:1)
- えーと…。『プレイヤー』などというオチではないでしょうから、あとは作者さんとか、神とか、そんな類いのものでしょうか。
心苦しいのですが、はっきり言わせていただくと筆力が不足していますね。
あまり背伸びをするのではなく、ご自分の実力に見合った文章を書かれることをお薦めします。
また、独自性を打ち出すおつもりなのかもしれませんけど、キャラクタの変化を強調し過ぎです。
確かに彼等/彼女等があのままでいるはずはありませんから、成長に従って変わっていくことでしょう。
が、過程をすっ飛ばして見せられたら、単に名前が同じだけのオリジナルキャラでしかありません。
そのキャラがまぎれもなく本人であることの、説得力が欠落しています。
こんぺへの投稿が、ご自分ではない他者に読ませる行為なのだということをお忘れなく。
# 一応補足しておくと、『全然は否定文にしか使えない』とは必ずしも言い切れません。
# (そういう傾向が出てきたのは戦後)
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- お話、決して悪くはないと思うのですけれど…。
佐祐理さんの得た答えは本当にそれで良かったのか、やはり疑問に感じます。
舞と一弥は良い味を出しているんですが。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- 真琴の描写がとても良い感じです。
真琴と美汐を登場させると、ほぼ常に真琴は子供そのものとして描かれてしまいがちですが、このSSのような真琴もいいですね。
ただ、冒頭のおばさんネタはシリアス風の物語には合わないような気がします。
コメディタッチのお話だったら問題ないんですけど、少し浮いちゃってますから。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- ギミックとしてはちょっと面白くはあるんですが…。
祐一は秋子さんが亡くなった後『俺には、奇跡を起こせなかったけど…』って録りなおしたんですか?
少々無神経な気がしますけど。
お話自体は、ほのぼの感が心地よいですね。(『三つ編みさわさわ』は置いておくとして(笑))
ただ、今ひとつオリジナリティが感じられないのは残念。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- グッジョブ!
例えようもないほどにお馬鹿ですが、リズム良く楽しめました。結びもウィットが効いていますね。
シリアス物続きで読み疲れていた心が癒されるようです(笑)
(『遅い来る』のような誤字にはご注意を)
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 安易な物語に感じられました。
舞があまりに頭弱過ぎです。『はちみつくまさん』連発に、気に入らないと剣で脅しをかけるというのは…。
(細かい指摘になりますが、『はちみつクマさん』です)
祐一は両手に花で、かつ他のヒロインからもてまくっていますか。都合良過ぎに見えます。
香里も北川君も、何のために出てきたのか分かりませんし。(久瀬も)
誤字もあるようです。校正はしっかり行いましょう。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計 : 「あいうえお。」 → 「あいうえお」
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- んー、ちょっと難解ですね。美汐の役割が掴めませんでした。
「ものみの丘に座していた狐の神様」なのかな?(それだと悪い心を持ってたということに…)
あるいは、ごく普通の傍観者なんでしょうか。
その辺りはとりあえず置いておくとして、SSとして評価させていただきます。
はっきり言って、こうした三本も四本も抜けまくったような物語はツボですね。
特に栞、凄くいい味を出してます。
ただ、タイトル直後の地の文章が続くパートはちょっと頂けませんでした。
同じ語尾が連続するなど、テンポがかなり損なわれています。無理に情景描写をせず、普通に書かれた方がよろしいかと。
実際、その後の文章は実にリズミカルに進んでいき、小気味良いですから。
それから、エピローグの部分で
『美坂栞は、今、沢渡真琴になりたくて、なれなかった、この街の神様、いたづらっ娘で、幸せを夢見ていた、あの娘の加護を受けているということを』
という文章がありますが、これは正直に言わせてもらえば、かなりの悪文ですね。
読点が多すぎる上に一文が長く、どの文節がどこにかかっているのか大変分かりづらいですから。
重要な箇所ですので、もう少し丁寧に書くべきでしょう。
とは言え、このSSに関しては完全敗北を認めます(^^;)
楽しく読ませて頂きました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 中盤の、祐一に別れを告げた後の部分は悪くないんですが…。
前半は原作をなぞっただけ(しかも台詞だけで、あゆ視点での描写がない)で、面白みに欠けます。
目覚めてからの部分は、ちょっと興醒めな感じですね。あまり説明しないほうがよろしいかと。
また、基本的に「悪魔が、魂と引き換えに願い事を叶えてくれる」系のオチになってしまっています。
この系統のお話は古今東西いろんなパターンが出尽くしていますので、ちょっと弱い感じが否めませんね。
(ブラックなお話なら、祐一が別れに対してなんら悲しみを感じることのない人間に変えられる、というオチもあり(^^;))
それから、全体的に文章表現に少々難があるように思われます。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- 真琴が戻ってきたことから始まる美汐の葛藤、という部分は面白いですね。
ただ、展開に意外性が感じられないのは残念。先が読めてしまいました。
祈って待つ、というのが本当に『強さ』であるのかは疑問が残りますし。
安易に「あの子」が戻ってくるシーンを盛り込まなかったのは評価できるんですけど。
(視点変更の表記は、ちょっとどうかと思います)
- 037 猫とともに (採点:6)
- 一人街へ残った秋子さんの過ごす時間、ですか。少し寂しい感じが悪くないですね。
ただ、表現がいくつか気になりました。
『窓の外も雪明かりだけだった』という部分ですけど、無粋なツッコミではありますが雪は自ら発光しません。
『だけ』という言い回しには違和感を覚えます。
また、『祐一がお母さんに替わってくれって』という言い方は、普通電話口のこちら側にいる人間が使うものです。
言い換えるならば『祐一がお母さんに話したいことがあるんだって』辺りでしょうか。
- 038 PLAY (採点:3)
- 修辞に凝ってらっしゃるようですが、例えば『愛嬌ある妖精のそれ』における「それ」の使い方が幾度か出てくるなど、表現に今ひとつ幅がないように思われます。
凝った表現こそ、そうした粗が目立ってしまいますのでご注意を。
内容の方は、香里はそこそこ魅力があるものの、意外性がなくて結末が読めてしまうのは残念です。
また、個人的には祐一は「優柔不断・甲斐性なし」という言葉とはそぐわないように思えます。
むしろ「独断専行だが、やるときはやる奴」という印象なのですが…。
- 039 さかあがり (採点:5)
- 『さかあがり』ってタイトルを見たとき、何かの暗喩なのかと思ったんですが、そのまんまでしたね。
テーマを支えるにはちょっと弱いガジェットのような気がします。
美汐は充分に魅力的ではあるのですが。
- 040 青い空を見上げて (採点:8)
- しまった……やられた。
末尾のこういう返され方は好きです。
ただ、ちょっとあゆの言動は幼児化が過ぎるような気はしますね。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- いや、決して悪い話ではないとは思うのですが…。
まず、原作との矛盾点が多い部分は気になります。
少なくとも祐一の側は、狐を拾ったことを秋子さんに対して秘密にしていたはずです。
(名雪に教えたかどうかは、言及がありませんので不明)
また、鈴は狐の首ではなく、秋子さんの財布に付いていました。
祐一が『マーサ』と別れたときにリボンを足に結びつけていますが、これは狐の成長を考えると足に食い込んで危険なのでは?
(子供なので思い至らなかったということかもしれませんが)
オリジナルキャラクタの女の子の存在も今ひとつ不明です。
名前が『サーマ』ってのもかなり苦しい感じがしますし(^^;)(何か元ネタがあるのかもしれませんけど)
それから、過去のシーンでの地の文が、とても子供の考える内容には感じられませんでした。
『始めてみるコマクサやシナノキンバイなんかの高山植物の数々に、我を忘れて楽しんでくれると思う』
なんてのは、小学生の思考とはかけ離れ過ぎています。(さらに、『始めて』→『初めて』)
ただ、お話自体は嫌いではありません。特に美汐とのやりとり部分は魅力的です。
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- 悪い作品だとは思わないのですが…。
正直、あまりにKanonらしからぬお話になっているような気がします。
テーマを優先したために、秋子さんの夫を貶め過ぎているように感じられました。
人物造形のリアリティはほどほどにしておくべきだったのでは? 魅力が全く感じられません。
また、真琴が正直に自分の気持ちを秋子さんに打ち明けることにも違和感を覚えます。
真琴は天の邪鬼ですし、自分の本心に気付いていない可能性もあるのではないでしょうか。
(本編の祐一も、それを危惧しています)
さらに、末尾にもうすこし余韻が欲しいと感じました。
情景描写の一、二文で締めてくれると良かったのですが。
- 043 未来には・・・? (採点:4)
- なるほど、現在形と過去形の違いで二人の差を浮き彫りにしているわけですか。
祐一は未だ栞の思い出に囚われたままで、香里はそれを過去の物としているということですね。
似ているようで違う、そして二人はその差異に気付いていないと。
なかなかダークです。
ただ、内容自体に今ひとつ深みが感じられないのは残念なところ。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- いや、核融合のエネルギーは電子が飛び出すことによるものではないんですが…。
水素原子核である陽子はいくつかの過程を経てヘリウム4の原子核(陽子×2、中性子×2)となるわけですが、ヘリウム4原子核は陽子4つよりもわずかに軽いんです。(0.7%ほど)
この軽くなった分がエネルギーとして放出されます。E=mc^2ですね。
無粋なツッコミですけど、そういう部分に間違いがあると醒めてしまいますので一応。
お話の雰囲気は決して悪くないです。美汐が迫るシーンは実に妖しい感じですし(^^;)
ただ、祐一のくすぐりはちょっとやり過ぎのように感じました。
断末魔をあげて失神してしまうってのはもう、くすぐりの範疇を逸脱しているのでは?
『石が当たる』あたりで、真琴の存在が近過ぎるのもちょっと残念。余韻が損なわれてしまった感がありました。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- 面白く感じられませんでした。
キャラクタが表面的で、『らしさ』が表現できていないように思われます。
- 046 影 (採点:2)
- 正直なところ、香里に魅力が感じられませんでした。
結末も流されただけのように見えますし。
また、文章表現がおかしな部分も散見されます。
(『理論的なものを考えてしまう』等)
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計 : 「あいうえお。」 → 「あいうえお」
一部のみというのは明らかに校正不足。
- 047 あゆの風 (採点:1)
- タイトルになっている名前の由来部分はいいんですが…。
それ以外は首をかしげざるを得ませんでした。
特に祐一。テンション高すぎで引いてしまう箇所が多数です。
お話の展開にもかなり無理を感じました。
さらに、文章表現も難ありですね。もっと丁寧に書かれた方がよろしいかと。
- 048 Raining (採点:5)
- キャラクタは良く描写できています。祐一も真琴も、実に『らしい』感じです。
一方、ストーリーの方は直球過ぎて今ひとつ楽しめませんでした。
特に、『恋はいつだって唐突だ』の漫画が、かつて祐一が狐に読み聞かせたものと一緒というのは、ちょっとベタ過ぎな感が否めません。
『誓いの言葉』も少々苦しい気がしますし。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 時計が止まっていたら、壊れたと思うより先に電池切れだと考えません?
展開優先で、少々強引にお話が進んでいく感が否めませんでした。
雰囲気自体は悪くありませんし、香里の葛藤や想いも魅力的に描写できているとは思いますが…。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- う〜ん。ちょっと、こっ恥ずかし過ぎるような…(^^;)
面白みはあるんですけど、各キャラクタが今ひとつ生き生きとしていない感じがしました。
振られた役割をこなしているだけ、のような…。
(人に言えるレベルであるのかは別問題として(^^;))
皆が優しいがゆえの香里の葛藤、という部分は良かったと思います。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- もう少しひねりを入れましょう。
こんぺ投票者のほとんどが、原作をプレイしたことがあるはずなのですから。
また、とても子供に聞かせるような文章には思えません。もっと易しい言葉を使わなければ。
それから、末尾が『でした』で終わる文が多すぎます。工夫が必要かと。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- 失礼ではありますが、ご自分の文章に酔ってらっしゃるように感じられました。
ストーリーの骨子及び描写に関しては感心しないでもないのですが、それ以上に、ご自身の主張が強過ぎて不快感を覚えます。
価値観、感受のしかたは千差万別ですので、『誰にとっても』と一般化することは反発を招く可能性もあります。ご注意あれ。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- 「うわー、祐一君がやけに饒舌だよ…」と思ってたら。あゆが代弁してくれました(笑)
雰囲気は悪くないどころか、とても良質なものです。
が、登場人物に語らせ過ぎることによって、キャラクタの存在感が薄らいでいる点がなきにしもあらず。
(人に言える筋合いなのかは別として(^^;))
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- 申し訳ないんですが、面白みを感じられませんでした。
浮気して、喧嘩して、病気で仲直りって…。
もう少し物語性というものを意識されるべきかと思います。
美汐・祐一ともキャラクタらしさが出ておらず、またKanonとの関連性も見いだせません。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- う〜ん、雰囲気は悪くないのですが。
真琴がそうしたことを気にするタイプには感じられませんでしたし、そもそも真琴は自分からそう名乗ったわけで…。
それから、誰もいないものみの丘で少女漫画を朗読する祐一。さすがにこれは引きます(^^;)
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- 写真で自分の気持ちに思い至るという図式は悪くありません。
が、少々くどい感じが否めませんでした。
また、独白部分の内容が地の文章と大差ありません。語尾だけ変えればそれらしいというものでもないでしょう。
さらに、改行で間を表現するのはやめていただきたいと思います。スクロールが面倒ですから。
書式の方は意図的にやっているのかもしれませんが、印象を悪くするだけです。
※書式で気になった点
・文末に句点がない : あいうえお → あいうえお。
・読点がほとんどない(改行で代用している)
- 057 miss understand (採点:6)
- ごめんなさい。どうもこういう話は駄目です。悪いお話だとは思わないんですが…。
物語の登場人物たちは、こうして『大人』になっていくのかもしれませんね。
人は変わらずにはいられませんし、いつまでも仲間であり続けるのは困難なことですから。
それでも、やはり好きにはなれません。
- 058 カレンダー (採点:6)
- 両サイドから描写したいという気持ちは分からなくもないのですが…。
この長さで視点を変えられると、少々戸惑います。
このお話だったら、美汐視点のみで進める方が自然でしょう。
マンガをカレンダーに準えるというガジェットは面白いと思います。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 秋子さんは実は料理下手だった、というネタ自体は意外性があり、面白いのですが…。
いかんせん、題材がカップ麺というのはやりすぎです。
カップ麺がまともに作れない人間というのは、上手下手以前の問題に思えますので(^^;)
もっと普通の、作ったことがない料理でも充分にお話が成り立ったと思いますが。
(カップ焼きそばエピソードのための題材?)
あと、『出来るようになれば後は自分で上手に改良することは出来る』ってのは充分に上手な部類だと思います。
その工夫とか改良ができないってのが、料理下手たる由縁なのですから。>経験者談(笑)
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:1)
- これはいくらなんでも…小学生レベルに見えます、名雪。
名雪は栞ルートで、暗闇の中祐一のそばにいてくれる、そんな思いやりを持った子として描かれています。
祐一の隣に立つのが自分でないと知っていても。
また、前半で段落ごとに一人称と三人称が入れ代わるのは意図してのことなのですか?
はっきり言わせていただくと、読みづらいだけです。(途中からはずっと一人称だし)
それから、細かいことですが『ジャンボデラックスパフェ』ではなく『ジャンボミックスパフェデラックス』です。
- 061 ばかんす (採点:2)
- う〜ん、あまり笑えませんでした。
(一弥のあたりは少し面白かったんですけど…)
佐祐理さんも舞も、そして祐一も『頭が足りない』ように見えます。ギャグとはいえ、少々中身がなさすぎるような気がしました。
また、久瀬の扱いが酷過ぎるのも引いてしまう一因です。
(別に原作の久瀬が好きなわけでもないんですが)
- 062 さくらのころ (採点:8)
- 独特な雰囲気が面白いですね。
祐一がそれを真琴だと認識することなく終わってしまうのは切ない感じでした。
ただ、少々改行が多くて煩わしく思ったのも事実です。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- 楽しくないってことはないのですが…。
キャラクタが少々ステレオタイプで、薄っぺらい感じがします。
(たい焼きで誤魔化されるあゆとか)
『祐一が食い逃げ』という取っかかりは面白いと思うんですけどね。
それから、文章表現に少々難があります。
あゆの一人称がところどころ『私』になっているのも悪い印象の一要素。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- 最高です(^^;)
『お兄ちゃん』と見せかけて、最後にそんなギミックを用意してくるとは…。
奇をてらった作品が多い中、こうしたストレートなコメディは良いですね。
キャラクタも全員生き生きと動いていますし、風鈴も良い味を出してます。
楽しく読ませていただきました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 正直なところ私は煙草を喫いませんから、喫煙シーンに関してはネガティブなイメージしか持てません。
(このお話に関してなら、それも視点としてはアリだと思いますけど)
不特定多数に向けたSSでは、読み手の喫煙に関しての意識に幅があることを認識された方がよろしいかと思います。
栞バッドエンド(とは少々異なるようですが)後の香里のありよう、という点をうまく表現できていると思いました。
香里も名雪もキャラクタらしさが損なわれていませんし、文章も流麗です。
が、物語としては香里がさらに逃げているようにしか感じられないんですよね。
(そこが非喫煙者としての限界なんでしょうけど)
- 066 1M (採点:6)
- 自分の気持ちを掴み切れない名雪が魅力的です。
食堂の部分で、台詞が連続し過ぎるのが読みづらい感じでした。もう少し地の文章を挟まれた方がよろしいかと。
- 067 ポイズン・キッス (採点:2)
- なんかこう…もうすこし意外性ってものが欲しいんですけど…。(タイトルからして)
風邪物(ってジャンルがあるか知りませんが)で、見舞いに来たものが移されるパターンはあんまりです。
『青空に笑顔でキメ』の祐一は良かったんですが。
また、おまけは完全に余計でしょう。必要性が感じられません。
- 068 風にドレスを (採点:4)
- 奇麗なお話だとは思いますが…。
正直、Kanonである必要性を感じません。
『わたし』が離婚直後であるだとか、ブーケを渡してくれた少女とか、オリジナルの要素の方が強過ぎるきらいがありますね。
Kanonを知らない人でも読めるお話だと感じます。
- 069 金魚 (採点:9)
- 不器用な北川君の見せる優しさが心地よいお話でした。
ただ縁日の金魚ってすぐ死んじゃいますから、香里の元気づけになるのか心配ですね。
(細かいことですが、『あれこれ3年振り』のような誤字にはご注意)
- 070 前を向いて (採点:3)
- 名雪、そこまで打算的かなあ…?
正直なところ、あまり魅力が感じられません。北川君のほうが良いくらい(^^;)
※書式で気になった点
・文末の句点がない : あいうえお → あいうえお。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:7)
- なるほど。面白い仕掛けだと思います。
ただ、主人公の正体を最後まで引っ張り過ぎという気はしました。もう少し、何かあっても良かったんじゃないかと。
それから、あゆはずっとひとりぼっちだったという記述が本編にはありますので、他者との交流があったというお話には違和感があります。
- 072 傷痕 (採点:7)
- テーマは悪くないのですが、掘り下げが今ひとつ足りないように感じました。
ただ、「傷痕」そのものを愛すると言い切る祐一の描き方には好感が持てます。
栞も魅力的に表現できていますね。
- 073 親友体制 (採点:8)
- うん、舞と佐祐理さんの結びつきの強さが良い感じです。
佐祐理さんの持つ弱さを支えてあげられるのは、やはり親友たる舞なのかもしれませんね。
ただ、舞のリアクションや台詞回しが少々、原作の舞らしくないように感じられました。
(特にコミカルなシーンでの反応。『ひょ、ひょっとこ!?』とか(^^;))
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 美汐の心の動きそのものは決して悪くはないのですけれど…。
少々釈然としない部分が残ってしまいます。
一番問題なのは真琴の欠落ですね。真琴が戻ってくるお話なのに、描写が全くないのは寂しいです。
このままでは、単なる当て馬状態に見えてしまいますから。
真琴はどういうつもりで戻ってきたのか、祐一と美汐の関係をどう思うのか、その辺りを描写していただきたかったと感じます。
また、祐一の美汐に対する気持ちも、いまひとつ未消化な感が否めませんでした。
- 075 始まりの日 (採点:3)
- どうしてエピローグを改変されたのでしょう?
その必要があったとは思えませんし。こう言ってはなんですが原作に比べるとかなり見劣りします。
祐一が退院時に来ない理由、三つの味のクッキー、過剰包装のプレゼント、どれも意味不明でした。
ただ
『私は手紙の中の祐一さんに向かって言葉を紡ぐ。祐一さんは私を無視して言葉を続ける』
というくだりは、ひねりが効いて面白い文章ですね。
- 076 殺意のプールサイド (採点:4)
- えーと。
いや、楽しくなくはないのですけれども…。
もうちょっとこう、なんとかならなかったんでしょうか?
- 077 盲目考察 (採点:1)
- 考察以前の問題を認識するべきかと。
- 078 反転少女 (採点:1)
- いや、トランプマンはいいんですが…。(いいのか?)
仮に反転していたとしても、それだけでは物語になり得ません。もう少しお話を盛り込んでください。
また、反転したとされる各人の変わりようも、少々安易でした。
もっと良い意味でこちらの予想を裏切るような反応を見せてほしいものです。
結局、『反転』と言っても何もかもが逆になるわけでもなく、何がどう変わるのかは作者さんがお決めになることなのですから。
- 079 フワリ (採点:4)
- いや、雰囲気は決して悪くはないのですけれど…。
今のあゆはどうなってしまうのか、天使の役割はなんなのか、『向こう』は何を意味するのか、そうした部分が消化不良ぎみです。
あゆの『あいつ』という言い方にも違和感を覚えますし。
(『真剣身』のような誤字にもご注意を)
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- 真琴がいなくならず、名雪が少し意固地になったパラレル世界ですね。
こうした設定にされた理由は分かりませんけど、真琴はいい味を出しています。
(と言うか、真琴の方が魅力的(^^;))
ただ、『ガラスの森』が何の暗喩を意図してらっしゃるのか不明でした。イメージとしては奇麗ではあるんですけど。
また、未来の祐一・名雪の諍いも、物語中で無意味になっているような気がします。
ユキちゃんが状況を理解しているのも、ちょっと不自然ですね。
それから、ジャンルは明示しない方が良かったのではないでしょうか?
ユキちゃんが誰なのか序盤で分かってしまいますから、インパクトはどうしても弱くなってしまいますし。
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- 舞が可愛い感じでした。
『嫌いじゃない』の先、というのが奇麗に描けていますね。
ただ、少々祐一が格好つけすぎの感もあり。ギターを借りて歌い始めるってのはどうかな、と。
それから、『意図的にそうしたらし事』『起こった顔は似合わない』等、いくつか誤字が見られました。ご注意を。
(『容貌魁偉』ってのはちょっと違うんじゃないかと思ったり)
さらに、ジャイアントパンダが存在する動物園は限られてますから、祐一の住む街から30分というのは疑問に感じました。
別にパンダじゃなく、一般的な動物で良かったのでは?
(いや、レッサーパンダかもしれませんが(^^;))
○Natsu さん
- 001 farewell party (採点:9)
- 難しい漢字を多用するのは個人的に好きではないですが、そんなものはどうでもよくなりました。
状況がわかりやすく描かれていて、感動もあり、締めも素晴らしい。うまさと面白さが見事に両立されてました。
作者に敬意を表します。
- 002 コンクール (採点:2)
- 特に盛り上がるところもありません。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 別にKanonである必要はないのでは…。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- これは超短編部門に出したほうがよかったのでは。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 読んでて気分悪くなりました。
そろいもそろって浅はかすぎませんか?
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 冒頭で絶句しました。
お前は何のために栞と最期まで付き合ったのかと小一時間(以下略)
- 007 思い出 (採点:1)
- なんか途中で面倒くさくなって終わらせてません?
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- 感動しました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- 祐一の葛藤が描かれないのはどうかと思います。
美汐より祐一メインの方がよかったのでは。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 前半はノリがよかったけど後半はシリアスっぽくなって変な感じでした。
それでも面白いんですけど。
- 015 in the room (採点:7)
- 人をひきつける物語だと思います。発想、世界観が素晴らしい。
続きが読みたいです。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 香里がかわいいです。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- 前半は何がなんだかわからなかったです。
もう少し状況説明がほしかったですね。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- 名雪、香里の思考がおかしすぎると思います。
- 021 隠された想い (採点:4)
- 話自体は悪くないですが、急ぎすぎな気がします。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:3)
- 途中までずっと栞だと思ってましたが舞でしたか。
何で隠したんでしょう?
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 香織じゃありません……。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 『最愛から二番目の母』って……。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- 自分の妹を無視しておいて「曖昧なものが嫌い」ですか?
笑止にも程がありますね。
- 027 冬空のキセキ (採点:2)
- 祐一は自然が好きなんでしょうか?
- 028 再集合カノン (採点:2)
- セリフからキャラがまるで連想できません。
わかっててやってるんでしょうか?
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- 読んでいくうちに音楽や場景や登場人物の心境が浮かんでくるような感じでした。
シンプルながらも人の心を動かす最高の作品です。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- 本当に『ただそれだけの日常』ですね。
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- くだらないと思いましたが、ちょっと笑ってしまった私はもっとくだらない……。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- カタカナは読みづらいです。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:2)
- 何だろう?
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:6)
- 原作と同じ部分が多かったですが、読んでていいと思いました。
- 038 PLAY (採点:6)
- あかん、読んでてにやけてくる……。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- 赤いリボンをつけるというアイディアはよかったと思います。
ただ、祐一は狐のことは秋子さんには言ってなかったはずです。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- これは小説なのでしょうか?
- 044 − 光幕 − (採点:4)
- 幻想的な雰囲気はうまく作られてると思いますが、美汐がくすぐられるシーンは大きくマイナスです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- 単体で見ればラブラブとギャグですが、2つ合わせると両方ギャグになりますね。
適度な長さで手軽に読めるし。
肝心のギャグが使い古しな感はしますが…。
- 047 あゆの風 (採点:3)
- いろんなネタが散りばめられてますが、ここまでやられると引きます。
- 049 時計の針 (採点:3)
- 同じような文が続いて読みづらかったです。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 焼き直しじゃないですか……。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- えっと、さっぱりわからないです。
読解力不足なら申し訳ありませんが、私にはこの点数しかつけられません。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:3)
- 内容が薄いです。
短くするならそれなりのものを。
- 056 写真のわたしと今の (採点:3)
- 改行しすぎです。
- 057 miss understand (採点:3)
- 単なる状況説明になってる気がしました。
あとラストで入ってる英語は何なんでしょう?
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 料理が下手ですか。なるほど、と思いました。
ジャムの謎も説明がつきますね。
- 061 ばかんす (採点:3)
- あまり笑えなかったです。
ギャグはストーリーが破綻してるので、その分笑えないとちょっと…。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- オチはいいです。誤字が気になりますが……。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:5)
- 萌えたので。
- 066 1M (採点:2)
- 改行ミスが気になります。
- 067 ポイズン・キッス (採点:3)
- オチが読めました。
- 068 風にドレスを (採点:2)
- 登場人物が全然わかりません。
誰の視点なんでしょうか?
- 069 金魚 (採点:5)
- ほのぼのしててよかったです。
3年間同じクラスでいまだに『水瀬さん』なのは変な感じでしたが。
- 070 前を向いて (採点:2)
- 読みづらいです。
- 072 傷痕 (採点:3)
- 視点をコロコロ変えると読みづらいです。
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- 結局真琴が帰ってきたのは何だったんでしょうか。
重要な場面のはずなのにあっさりしすぎて感動も何もありません。
- 075 始まりの日 (採点:3)
- 旅という表現はわかりづらいです。
- 077 盲目考察 (採点:2)
- 突然強気になった佐祐理さんにビックリしました。
正直言って感じたことはこれだけです。
あとは何を言ってるのかわからなかったので……。
- 078 反転少女 (採点:5)
- 笑えるんですが、オチなしで全員素ですか! 原因もわからないし。
いや、笑えるんですけど……。
- 079 フワリ (採点:2)
- 場面変更が唐突すぎます。
読んでる最中、ずっとハテナマークが浮かんでました。
- 080 ガラスの森 (採点:4)
- 途中でオチが読めると辛いです。
こういうのはいかに予想を裏切るかが大事だと思うんですが。
- 081 ボーイフレンド (採点:3)
- 説明に終始してる気がしました。
○RAIZEN伍長 さん
- 031 ただそれだけの日常 (採点:7)
- ほのぼのとした作品で、なかなかいいものだったとおもいます。
ただ、最初と最後にある祐一の目覚ましのメッセージの存在が薄く感じ、むしろ意味が無いように感じるところがありました。
というわけで、少し控えめの7点を差し上げますね。
ごちそうさまでした。
○Revin さん
- 001 farewell party (採点:6)
- いいですね。こういう雰囲気は好きです。
- 002 コンクール (採点:6)
- いいですね。本当に短い中でのほのぼの感。
俺的SSの本質を突かれた気がします(w
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- そこまで掲げるべき言葉でもないような気が。>NEVER TOO LATE
これも話をぶっこ抜いてスタートだけのSSに感じました。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- 意表を突かれました。超短編ばりの作品ですな(w
なかなかいい試みですが、ネタが既出のような気がします。
それが残念でした。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 重婚はいけませんな重婚は!
俺は現実主義なのか、こういうことしても何年ともたないと思ってしまうんです。
こういうことする人間の神経が理解できないのもあるかもしれません。
あまりに常識から乖離すると、感情移入もできないです。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:2)
- この軽いノリについていけなかったです。
- 007 思い出 (採点:3)
- コミック力場になってますな。話ぶった切り過ぎです。
ほのぼのというより不条理ワールドのような。
着替え中の香里(香理)の「きゃー」で+2点です。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:3)
- ネタはよかったと思います。でもそれが巧く伝わらなかったです。
もっと細かで納得いくような機微が多く描かれていた方が好みでした。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:1)
- ネタが好みでなかったです。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- いいですね。名雪の葛藤が印象的でした。
こういうSSは好きです。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- 舞台背景が不明瞭で、展開についていけなかったです。
ギャグも冴えず、オチも中途半端に思えました。
美汐と秋子さんの繋がりもよく解らないです。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:8)
- や、面白かった。
こんぺでの評価は非常に低いでしょうけど。違ってたらごめんなさい。
全くカノンの根幹と関わりのないように思えますが、面白いと思ったので素直に高得点です。
オチもグッドです。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:7)
- も、萌え〜(壊
あまあまSSに実は弱い自分。いやあモノグルオッシブですね。
でもここまで名雪って色ボケだったかと思う冷静な自分もいたり。
栞と美汐の好意が同一世界で共存していることは全然OKっす。そこはキャラ萌えSSの暗黙了解RXですから。
や、よかったっすよ(w
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 栞のSSだと思えないのは何故だろう……。
このSSは何を伝えたかったのか。それが解りませんでした。
- 015 in the room (採点:3)
- あゆの夢の中の世界は可逆だという設定でしょうか。
どうもあゆの奇跡の解釈が伝わって来なかったです。
北川との会話も微妙でした。面白いことは面白かったですが。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- これは面白いですね。少々強引だけど、展開が面白い。
補完系はあんまり好きじゃないんですが……この空白の時を縫うような描き方が好き。
でも香里がイジメを受けるとは。それはちょっと頂けないかな(w
- 017 FREE (採点:2)
- 主張が巧く伝わって来なかったです。
- 018 あいとまこと (採点:4)
- 美汐が凛々しくて良かったです。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 巧い。シリアスで短い割には読み応えがありました。
子供の名前でなぞろうとするのは好きになれませんでしたが……。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- そこに必然性を感じない、と言えば愚かしいかもしれませんが、それが正直な感想です。
予定調和はありありと見えました。
- 021 隠された想い (採点:3)
- ほのぼのとしてなかなか楽しめました。
ただ、ありきたりかな。
- 022 アンバランス (採点:8)
- 面白かったです。綺麗な話で、面白い考え方が散りばめられてました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:3)
- うーん、そのままのテンションで終わってしまって残念です。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 誤字というより誤認の域になってる「香織」に閉口……。ちゃんとプレイなさいました?
ほのぼのにしたいのかシリアスにしたいのか、サッパリです。
人物の心境変化もかなり不自然に思えました。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:4)
- 悪くないです。この手のSSではかなりいいんじゃないかと思います。
ほのぼのとした日常。暖かくていいですね。
視点の移動は気にしない人間ですが、ちょっと変わり過ぎた気も。秋子さんの心理にスポットを当てっぱなしにした方がよかった気もします。
緻密なストーリーのSSが好きな性分なので、この点数です。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- 辛めで行ってます。
まず香里の思想ですが、曖昧さをひたすら嫌うだけの人間は決して優秀ではないです。
そもそも香里の人物像はそこまで内向的で冷徹ではないはずです。
次に、祐一と栞の挙動がよく解りませんでした。
俺には、香里と祐一をくっつけるために無理やり、という運びに見えました。
最後に、オチ付近の香里の心境の変化が不自然で同感できませんでした。
- 027 冬空のキセキ (採点:5)
- なかなか印象のいい話でした。
ですがあまり好みではなかったです。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 意味不明でした。
どれほどの歳月が経過してるのか判りませんが、栞とかあゆとか豹変しすぎてませんか。
高校時代の人格からそれほどかけ離れて成熟するとは思えないです。
最後のオチも意味が解りませんでした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:3)
- ネタが好みでなかった。文章は安定してました。
夢を題材にしたものを俺が好きじゃないだけです。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- いいですな。美汐の過去ってこんなだったんだね。
説得力のある作品でした。ギャグもピリッと利いてました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- ぬ……。秋子さん死んでるのか……。
酒タバコ解禁というあんまり時間が経ってない状態なのに、あんまりダメージなさそうですな。
この手の話はどうも苦手です。
- 032 make bread,eat shorts (採点:10)
- ぶはははははは(w
なんじゃこりゃーーーーーー(w
どういうオチやねん! まさかこんな、こんなSSがここで読めるとは。
あー笑った。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- ほのぼのはまだしも、ギャグとは呼べないと思いました。
日常を魅せるには文章が煩雑だし、やり取りがあまりに定番で退屈だったです。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:7)
- 寓意がよく分かりませんが、雰囲気が好きだったのでこの点数です。
どうでもいいですが、そろばん2つなくても普通1つのそろばんを領域分割してやりません?w
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:2)
- どうにも目新しい部分が見えず、面白くなかったです。
文は悪くないと思います。
ネタを練り込んで欲しかったです。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:1)
- 人物の現実逃避、その指摘、気付き、団円。
この構図は練られた話で初めて魅せられるものだと思います。
- 037 猫とともに (採点:2)
- これだけでは何とも。
私的にはSSのスタートラインのみのように思えましたので1点にしました。
だけど読後感は悪くなかったので+1です。
- 038 PLAY (採点:4)
- そこそこ面白かったです。Rainy Blueみたいな展開ですが。
- 039 さかあがり (採点:4)
- 悪くないです。
悪くないですが、特に感慨も受けませんでした……。
気の利いた言葉が浮かびません。すいません。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- ほのぼのしてますね。ちょっとしたテーマ性もあって読みやすかったです。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- うん、これはかなり巧い話なんだと思います。
1位になってもおかしくない気がします。
でも面白さで評価すると、この点数になりました。
理不尽なコメントですが、正直な感想です。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 俺がSSに求めるのは、緻密に計算された駆け引きとか、惹きつけられるような人物の機微ですので。
この作品は合いませんでした。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- これはイイですな。美汐とくっつくのも納得。
笑い死んでいく美汐に萌え狂ったのは秘密。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:4)
- 笑った。
- 046 影 (採点:1)
- この手の話は好みじゃないです。
キャラの心境変化があまりに唐突だと思います。
必然を繋ぎ合わせる風の割には強引過ぎるとも思います。
- 047 あゆの風 (採点:3)
- ネタは予想の範疇でした。
あゆがへばったらやっぱり下山するのが祐一じゃないかと思いました。
どうも、キャラが演じてるような感を拭えません。誤字も割と目立ちました。
- 048 Raining (採点:3)
- ほのぼのとしていていい感じです。
真琴の注意書きが笑えました。
- 049 時計の針 (採点:2)
- 何するかっ! に純夏が重なった。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- 序盤の応酬は面白かったです。文章も安定してていいと思いました。
にも関わらずこの評価は、ネタが原因かもしれません。
香里の感情起伏も本人らしからず激しすぎた気がします。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- これ、舞のストーリーをそのままあらすじとして文にしただけではないですか?
何一つ、斬新で鮮やかな印象を受けることがありませんでした。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 話がよく解りませんでした。
格言から始まる辺りも、私的に合わないかなぁとは思っていたのですが。
残念です。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- シリアス系の中では特に説得力のあるSSだったと思います。
言葉の応酬が良かった。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- シリアスというよりほのぼののような。
面白かったですよ、なかなか。
展開が予想の範疇を超えなかったのが残念でしたが。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- 祐一が真琴と婚礼の儀を交わしたのは確か冬でしたな。冬に丘で寝るのはやばくないですか?(w
俺はこうやって過去に拘泥してウジウジと慣習を続ける手の主人公が好きになれません。
いくらなんでも脆弱すぎて、滑稽に思えます。
と辛辣でしたが、これが正直な感想です。
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- 本当は1つけようと思いましたが、読了後に何故かちょっと印象に残ったので+1っす。
SSこんぺで詩的な作品、俺は全然OKだと思います。
でも、俺自身が詩を好きじゃないんです。はぐらかすんじゃなくて、緻密に出来事を描写して欲しいです。
この作品の場合、補完を目的としていると思うので、なおのことその登場人物の機微を描き切って欲しかったと思います。
- 057 miss understand (採点:1)
- どうも言いたいことが伝わってこないです。
意外性が欲しかった。
- 058 カレンダー (採点:3)
- ネタは新しくていいと思います。
でも残念ながら俺の好みではありませんでした。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:6)
- 秋子さんのキャラがおかしい気もしますが、面白かったのでOKっす(w
「天使の分け前」は最高。ツボでした。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:2)
- いくら不調でも、陸上部で1500mが6分20秒って恐ろしく遅いですな。
これもどこかで見た話の繋ぎ合わせである感が拭えなかったです。
いくら寂しい思いをしたからといって名雪がこんな行動に出るなんて、俺には考えにくいです。
- 061 ばかんす (採点:5)
- ほのぼのとしてはなかなかいいと思いました。
- 062 さくらのころ (採点:2)
- 「しかして」は逆接ではないです。一応(w
詩のような作品はあまり好みではないのでこの点数です。
- 063 二人の記念日 (採点:1)
- 犯罪を繰り返すのはいくらなんでも……。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- 笑った……。はじるすやってる斉藤がおもろかった……(w
途中「義妹にはならんだろう」と違和感を持ちながら読んでしまったので、それが残念でした。
でも素直に賛美!
- 065 送り火/狼煙 (採点:3)
- どうにも煙草と香里の間柄の違和感を払拭できませんでした。
- 066 1M (採点:3)
- 主張が巧く伝わって来ませんでした。
- 067 ポイズン・キッス (採点:9)
- うははは(w
好きですこういうあまあまSS。
いや、いいもん読ませてもらいました。
- 068 風にドレスを (採点:2)
- 何が言いたいのかが不明瞭でした。
- 069 金魚 (採点:3)
- 普通でした。これといって悪くもなく……という印象でした。
もっと主張を詰め込んだ方がいいように俺は思います。
- 070 前を向いて (採点:1)
- 俺に言わせると、まだこの部分だけではスタートラインです。
――――の多用が大して効果的でなく、読みづらい感もありました。
漠然とですが、語られるべきが放置されているという印象もありました。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:4)
- なかなか斬新だと思いました。
でも話は気に入らなかった。展開が読めてしまうとどうも。
もっとキャラの機微を書くとよかったかもしれません。
- 072 傷痕 (採点:8)
- 奇跡の意味合いを薄めて科学重視でいった場合のアフターストーリーという着眼点がいいですね。
暗めの要素が入ってるけど基本的には甘い話。
甘いのは好きじゃないけど、別にこの作品にはそう感じませんでした。
でも世界初とか、そういう世の中の最高がキャラに当てられるのはあんまり好きじゃないですね。
変なトコで現実的だからかな……(w
- 073 親友体制 (採点:8)
- 雰囲気が好きです。だけどストーリーは特に目新しいものではなかったかと思います。
それでも展開の流れ・繋ぎはしっかりと練られていて、レベルが高くて安心して読めました。
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- 美汐とくっつく理由が……。
うーん。
- 075 始まりの日 (採点:7)
- いいですな。芝居くささがあまり隠せてませんが、読後感はよかったです。
大量の綿を詰める祐一が彼らしくて好きです。
- 076 殺意のプールサイド (採点:10)
- これはいい……。ほのぼのとしては最高級の味わいでした。
五感で感じて欲しい、そんなSSですな。
キャラの性格が改変されずに、原作通りで活かされている貴重な存在だと思いました。
- 077 盲目考察 (採点:6)
- 文章は読んでていい感じでした。でもちょっと首を傾げることも何度か。
オチは自分の中でも賛否両論です(w
光と闇のテーマで巧くまとめたとは思いますが、どうも話がトントン拍子に行き過ぎのようにも思えます。
それでも読後感はなかなかよかったです。
- 078 反転少女 (採点:6)
- 面白かった。もう少しパワーがあればなお良かったです。
- 079 フワリ (採点:2)
- よく解りませんでした。話が滑らかでないようにも思えました。
- 080 ガラスの森 (採点:8)
- まさかと思ったけど、本当にZABADAKだとは。
ストーンヘンジって、Pieces Of The Moonのことかな(w
なかなか面白かったですな。ちょっと強引でしたが。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- あまあま大好き。巧いです。
○SHIKOH さん
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- うさちゃん先輩がいい味出してますね。
一発で好きになりました。
短編じゃもったいないくらいですね。
ただ少し久瀬の設定が軽いかも。
口調とかは別にいいんですけど舞の事件に関してもうちょっと深く考えてるはずですからあれじゃ口が悪いだけで何も考えてないって感じがします。
もうちょっと掘り下げたうえでうさちゃん先輩を絡ませたら面白かったんじゃないかなって思います。
○SHU さん
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- タイトルで某ゲームの曲を思い出しました。
いや、それだけなんですけど(ぉぃ)
- 007 思い出 (採点:1)
- 展開が唐突すぎるのと、誤字脱字は何とかしてください。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- なんというか、展開が唐突というか。
- 028 再集合カノン (採点:2)
- えっと、ごめんなさい。
読解力が低いのか、私にはこの作品が何を意図して書かれたのか読み取れないです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- 今回出品されているギャグ系の中では一番好き。素直に面白かったです。
間違ってたらすいませんが、おねコンペにギャグ作品を出されていた方ですか?
作風が似てるような気がしたので・・・。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:10)
- なんていうか、秋子さんがステキすぎ。
個人的に、最後の3行で+1点させて頂きました。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- そんな打算的な舞に萌え。
- 076 殺意のプールサイド (採点:2)
- コレを推理というジャンルに区分けするのはどうでしょう?
期待して読んだのですが・・・。
でも携帯での会話の辺りが妙に気に入ってしまった。
○SION さん
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- 「Kanon」本編にない情景だったので、文章に凄い表現力を感じました。
一点だけ『夢をなぜ見れたのか?』という説明が欲しかったですね。
それを差し引いても、素晴らしいデキ映えだと思います。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- ほのぼの感とKanonらしさが、作品の全面に出ていて良かったです。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:7)
- なるほど…こんな願い事をしたから、あゆが助かったのかなぁ。
そんなことを感じさせてもらいました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:6)
- 純文学的な文章を採用しておられますが、もう少しテンポが早い方がいいかなぁ、と。
終わり方も凄く綺麗ですが、言いたいことがストレートに伝わって来なかったのが残念です。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- 文章が凄く丁寧に書いてあって、凄く良かったです。
ですが、あと一捻り欲しかったかなぁ…と。
- 057 miss understand (採点:9)
- 現実感を持ち込んでおられ、最初から最後まで目が離せない物語でした。
ただ、『KanonのSSにする必要性は?』と少し感じてしまったので…。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- 『Kanon』中の何気ないセリフを上手く利用しているのは凄く良かったです。
後半引っ張り過ぎず、切れのあるオチを用意しておけば、もっと面白くなったかなぁと。
- 065 送り火/狼煙 (採点:6)
- 『煙草』というKanonに不釣合な物の描写が新鮮でした。
ほのぼの…とは少し違った日常が描かれてあって良かったです。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- 凄く綺麗なまとめ方で感動させていただきました、ありがとうございます。
ただ、最後に少し腑に落ちない部分があったので……。
- 078 反転少女 (採点:6)
- ご自身も「もうちょっと捻れよ作者」と書いておられるように、直球ストレートなギャグですね。
でも個人的に好きでした。特に舞と佐祐理さん。
キャラを絞ってもう一捻りあれば、もっと良くなると思います。
○TOTO さん
- 031 ただそれだけの日常 (採点:8)
- こうであってほしいなと。この二人には。そう感じさせてくれるいいお話でした。
それにしても、謎ジャムで感動するとは思わなかった……
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- いきなり時事ネタが飛び出してきたときにはちょっと困惑しましたが、なにはともあれ良いお話でした。
とりあえず、美汐が可愛いすぎです(笑
- 057 miss understand (採点:7)
- 美坂チームにこういうタイプのお話は合うなあ、と思いました。大人になりきれない大人のノスタルジーというか。ホント自分のことのように切ない気分です。まだ17なのに(笑
こうやって生まれ変わることの出来る香里はやっぱり強いんだと、僕はそう感じました。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 設定が新鮮で楽しめました。
祐一と秋子さんのやりとりは笑えましたし、名雪もいい味だしてます。
- 078 反転少女 (採点:8)
- オチがちょっと弱いかもとは思ったけど、面白かったです。テンポのいい文章がいい感じ。一人中庭で縦横無尽に飛び回る栞の姿を想像して思わず吹き出してしまいました(笑
○Time さん
- 001 farewell party (採点:5)
- 話は悪くないと思う…。
けど、個人的に祐一は親が戻ってきても、名雪の傍にいてほしかった。
そんなことを言っちゃうと、話自体が違ってくるけどねw
良かったです。
- 002 コンクール (採点:5)
- 好きなことに一途になれる栞が良かったです。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- 内容が少し薄かった気がしますね。
もう少し、祐一と香里の絡みを書いてほしかったです。
余裕があれば、名雪とか栞も出したりしてね。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- 短かぁw
いきなり始まって、「?!」って感じで、消化不良な感じでおわった(ノ_・。)
- 005 恋人(ともだち) (採点:7)
- うんうん、幸せになってよかった♪
あゆ属性な私的には、十分な内容でふ。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:8)
- 題名どおりキスのオンパレードでしたね〜。
よかです、よかです。
何気にDBネタもよかった、知っててよかったよw
- 007 思い出 (採点:1)
- え?!
何?w
これあ一体…(^-^;A
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 北川の気持ちとか、結構伝わってきたんですが、
高得点を入れたいと思う内容ではなかった気がします。
好みの問題もありますが、私は普通と評価させてもらいました。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:2)
- あんまり面白くなかったです。
選んだキャストが問題だったのかな?w
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- 結構よかったけど、北川の話がもう少し欲しかったかなぁ、と。
悪くはないと思います。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:6)
- なかなか良かったです。
美汐と両親の会話がw
二つの『好き』の条件に関しては、まあそんな感じ?てところで。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- くーちゃんと、うさちゃんの会話が面白かったw
ていうか、くーちゃん本当にマイペースでしたなぁ。
なかなか楽しめました。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:7)
- 恋する乙女って、こんな感じなんでしょうかねぇ。
でも現実にこんな乙女は…絶対いねぇw
とも限らないんだよね(ぁ
グッドでした♪
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- これからだね!
うん、このお話はこれからなんだよw
がんばれ祐一♪
- 015 in the room (採点:6)
- 時間軸はどうなってるんだろう?w
てな感じです。
- 016 月色の涙の想い (採点:10)
- うっ…、こういう話に弱いんです(ノ_・。)
ネコの話だけなら8・9点だったんですが…栞も絡んできましたね。
北川かこいい〜。
いい感じです♪
- 017 FREE (採点:4)
- ん〜、名雪が振られて香里に打ち明ける話しですが…。
普通〜ですね。
- 018 あいとまこと (採点:8)
- ストーリーが上手い具合にまとまっていて、
面白かったとおもいます。
祐一、真琴のこときちんと考えてやれよぉ、
という、まだるっこしい感じとか良かったです。
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- ストーリー自体は面白そうな感じだった。
でも、肝心な部分に触れられていない。
短編部門なんでしかたのないことなんだろうか…。
今回はこの点にしましたが、もっと面白くなる、
面白く書ける、そんな感じを受けた作品でした。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- ありがち〜な、祐一と香里の恋物語っぽい。
なんていうか、事故っていうのが、もう飽きたネタだね。
どうせなら、香里と名雪と祐一の間でどろどろな関係を…(マテw。
内容自体は悪くなかったので、このくらいの点で。
- 021 隠された想い (採点:4)
- ストーリー進行が唐突過ぎる気もした。
もう少し、じっくり濃い内容にしても良かったかと。
旅行に行って、告白、付き合う、という構成の軸は
出来ているので、それだけに完成度が低いのが、
ちょっと勿体無いかなと思いました。
- 022 アンバランス (採点:10)
- 最後のとこでやられたぁ(>_<)
マイペースな栞。
そして栞と天野の面白いほどの調和。
と、ここまでなら8点にしようと思ってたんです。
ラストに書き足された物…何を書き足すかは予想できたけど、まさか自分も書き足すとはねぇw。
良かったです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:9)
- ごめん、舞だと気付かなかったw
でも、祐一を待ってるいるとこなんか、
結構上手く表現できてたんじゃないでしょうか。
もしかして、最後まで舞だと気付かせないことに
意味があった?
情景描写が上手いので、シルエット状態で動いて
いたキャラが、舞だと分かった時点で、シルエット
が舞に変わっていく感じが良かったのかな。
面白かったです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- 結構楽しい内容だったけど…。
人名の誤字が…というか、間違えて覚えてたのかな?
もしかして故意に間違えてるとかw。ちと残念です。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:3)
- 題名通り、普通でしたね。
日常のお話だというのは分かるので、
内容をもう少し膨らませて欲しかったです。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- んーと、なんと言ったらいいのかなぁ…。
ありがち? なんか違和感を感じる?
こんな感じの点でどうでしょう。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- ダイヤモンドダストって見たことないからなんともw
いそいで、HPで探してきましたよ〜。
ん〜、なんとも言えないかも。
でも、お話的には良かったですよぉ
- 028 再集合カノン (採点:2)
- 一言でいうと、「分からなかった」です。
特に発言することはないけど、
同じような感想がくると思いますよ。
こう、痒いとこに手が届かないっていうか、
読者任せの終わり方はあんまりw
後、キャラの描写が想像しにくかった…。
というか、あゆと栞しかどんな格好をして
いるのか分からなかったです。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:3)
- なんとも言えない内容でした。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 良かったです♪
地獄耳な天野いいねぇ〜。
真琴と天野の絡みもよかったです。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:6)
- うむ!!
どこにでもあるような日常だけど、微笑ましい。
短めなワンシーンだけど、うまくまとまってた気がします。
良かったです♪
- 032 make bread,eat shorts (採点:5)
- 「パン、ツク」って部分がよく分からなかったけど、
最初は面白かったw。
(食べる)パンをツクるっていう意味でいいのかな?
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:7)
- 舞と佐祐理と祐一の話だけど、
何気に北川と香里がくっついてるから、
高めに点数をいれた、とw。
面白かったとおもいます。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:2)
- 本当ごめんなさい。
面白く感じるヒトには面白いでしょうが?
ぶっちゃけよく分かりませんでした(ノ_・。)
すいません、よってこの点です。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 似たようなSSを何回かみたことが(>_<)
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:6)
- お話的にはよかったです。
でも、帰ってきて欲しかった。
というのが本音ですね。
- 037 猫とともに (採点:3)
- ほぉほぉ…、可も不可もなくって感じです。
が、ちと低めの点数。
- 038 PLAY (採点:6)
- え〜、割愛するの?
まあ、結構面白かったしいいかw
- 039 さかあがり (採点:5)
- 頑張る天野がいいですねぇ。
ブルマー姿の天野はよかった(>_<)
- 040 青い空を見上げて (採点:2)
- ん〜、なんとも言えない。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:2)
- ごめん、よく分かんなかったです…。
- 042 覚えたての愛 (採点:2)
- ぶっちゃけ、あんまり好きな内容ではなかったです。
文章も読みづらかったし。
- 043 未来には・・・? (採点:5)
- こういう文の書き方は好きですね。
ただ、特にすごい、おもしろい、というものでもなかったです。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- 天野壊れたw
祐一やりすぎぃ〜。
最後の「ぎ、あ、あ、あ、あ、あ…………っっ!!」
って、どんなんだw
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:5)
- 今回の北川に同情の余地なし!!w。
で、香里と北川のからみを、もうちっと書いて欲しかったです。
- 046 影 (採点:3)
- はふんっ…。
香里の喋りに違和感…。
- 047 あゆの風 (採点:5)
- ほのぼの〜として、良かったです。
- 048 Raining (採点:6)
- 話的には面白かったと思います。
もう少し、印象的な部分、突出した部分があればよかったかなぁ。
- 049 時計の針 (採点:6)
- いいんじゃないでしょうか。
祐一と香里の絡みが上手いこと書かれてたとおもいます。
楽しめました♪
- 050 笑顔にすべてを (採点:3)
- 良くも悪くもなく。
でも「アハッ」は良かったw
- 051 むかしばなし (採点:2)
- ごめんね〜。
昔話的な語り方はよかったけど、
ディレクターのとった行動が許せなかったんで、この点です。
どうしても、許せない…。
なので、お許しを…。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- んー、ちと分かりづらい。
著者の説明と検討を求む。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:8)
- 良かったです♪
あゆには、これからも頑張って欲しいと思いました。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:4)
- 祐一…浮気はだめですよw
でも、あれは浮気っていうのか?
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- 特に突出した話でもなく、普通でした。
悪くはないと思います。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- 良かったんだけど、何か物足りなさを感じたような…。
- 057 miss understand (採点:5)
- 結構良かったです。
続き書けそうな内容ですよねw
ただ、祐一が何してるのかは気になったかなぁ。
- 058 カレンダー (採点:8)
- ただ片づけをするというだけの話なのに…。
読まされました。
読者に面白と思わせる、なにかがある作品でした。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- 料理が下手な秋子さんかw
なかなか面白い発想をしてくれまふな〜。
でも、覚えたら美味しいんだから、壊滅的ってほどでもないですよね?
いや、某葉っぱの鬼に比べたら…可愛いもんですw
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:10)
- こういう話大好きです。
名雪の葛藤、栞のやさしさ、香里と祐一の変わらぬ思い。
上手く書けてたと思います。
10点しかつけれないのが悔しい><
- 061 ばかんす (採点:7)
- いあ〜、壊れてますなぁw
結構楽しませてもらいましたよ〜。
個々的には、スイカ割りのとこが良かったです♪
- 062 さくらのころ (採点:8)
- このコンペの中では、独特な表現方法の部類に入るのかな?
ラストの『ありがとお』は印象に残りましたね。
最後の言葉だしw
- 063 二人の記念日 (採点:5)
- そのまま飲み込んだらおもしr(マテw。
結構楽しめました、と。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- つぼにはいったよw
面白かったっす。
香里の「祐一兄さん」はよかったねぇ。
- 065 送り火/狼煙 (採点:2)
- 未成年の喫煙はいけませんw
とまあ、やっぱり煙草すってる香里なんて、
嫌だっていうのが本音です。
なので、こんな感じで。
- 066 1M (採点:5)
- 面白かったです。
が、何か物足りないように感じました。
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 天使と悪魔の戦いがなんか印象に残りましたね。
後、舞の「祐一の犠牲は無駄にはしない……」
これ最高w
おもわず笑っちゃったよ( ̄▽ ̄;)
- 068 風にドレスを (採点:2)
- ごめんなさい。
よく分からなかったです(ノ_・。)
- 069 金魚 (採点:6)
- 今後の北川の幸せを祈るばかりですw
- 070 前を向いて (採点:6)
- 名雪の心情が、上手に書けていたんじゃないでしょうか。
良かったです♪
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:7)
- 最初、ん?誰の話だ?何の話なんだ?とよく分からないまま読んでたけど
最後のほうでゾクゾクっときましたね。
ああ、なるほど、って感じでした。
ぶちゃけこの手の話は読んだことあるので、これくらいの点で。
- 072 傷痕 (採点:9)
- ナンデだろう、7点くらいにしようと思ってるのに
9点の点数をつけようとしてる。
何故だろう…、でも何かを感じたとは思う。
その何かはまだ分からないけど、総合的に良かった。
- 073 親友体制 (採点:6)
- かずや君がいい位置にいましたね。
後、佐祐理の行動を認めた舞がかこいい。
むしろ、舞と佐祐理の友情に感動〜。
でも最後は…「えっ?! 飲むの?」って感じでw
- 074 キエナイキモチ (採点:6)
- 良かったです♪
- 075 始まりの日 (採点:4)
- 可も不可もなく、特に良いと思えるとこがなかったので、
これくらいの点数で。
- 076 殺意のプールサイド (採点:8)
- 好感度よし♪
というか「麻由美」がいい感じw。
名前しか出てないけど、印象に残ったね。
ラストはお約束でw
- 077 盲目考察 (採点:9)
- 文章が上手いのか、
はたまた読ませる術をしっているのか、
それとも、書きなれているのか…。
個人的見解ですが、完成度は高い気がしますね。
- 078 反転少女 (採点:8)
- 素直に面白いと思ったから、高めの得点です♪
しかし…トランプマン知ってる人は何人いるんだろうか?
それほど古いもんじゃないし、みんな知ってるのかなw
- 079 フワリ (採点:2)
- 内容が分かりづらかった。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- ユキの正体が早すぎる段階でよめました。
でも、話自体は面白かったし、点はこんな感じでどうでしょう。
- 081 ボーイフレンド (採点:2)
- 読みづらく、情景が思い浮かびにくい。
ただ羅列した文を淡々と読んでいるようで、
苦痛を感じました。
○Tnhhs さん
- 002 コンクール (採点:4)
- 文章が悪いとか、そういうわけではありません
短編と言えども、話があまりにも短すぎるような気がします
始まる前に終わっているような気がします
もう少し長くしても良いのではないでしょうか?
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- 淡々としていて、そのまま何事も無く終わる、という印象を受けました
必ずしもヤマが無ければならないという訳ではありませんが、それにしても淡々とし過ぎている気がします
ほとんど香里の独り言に終始していますから
ですが、それはそれで、一つの書き方なのかもしれませんね
あと、8行目の『なんだかこの前先輩の卒業式をみたいような気がする。』というのは少しおかしいですね
- 004 冬は好き? (採点:7)
- まず、非常に短いことに驚きました
それでいて、それなりに一つの話にまとまっていることが良いです
高得点は狙えないかもしれませんが、私はこの作品は賞賛に値すると思いますよ
- 007 思い出 (採点:1)
- 全てが会話で話が進んでゆき、しかも、完全に読者を置いていっています
『香理』と書いたりしていますし
何も言う事はありませんね
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 美坂チームが3年になって卒業する話ですね
会話と説明に終始して、中身が薄くなってしまっているような気がします
話としては、そんなに悪くないです
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- 久瀬中心で、羽瑠との関係も含めて、その幼稚園のころ云々というところは面白いです
ですが、主に笑いを取ろうとしていると思われる部分、序盤の斎藤と久瀬と羽瑠の会話あたりが顕著ですが、文章に非常に問題があると思います
まず、間が悪いので、テンポが悪く、冗長に感じられます
あとは、ネタを引き伸ばし過ぎだと思います
問題なのは会話自体があまり面白くないことです
設定は良いのに、勿体無いですね
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- コメントし辛いですね・・・
あまりにも普通すぎて、単調すぎて、読み終わっても何も感じませんでした
同じような調子で話がずっと続くからでしょうか・・・?
あと思ったのは、語尾が「・・・だよ」という名雪の口癖(?)ですが、これをあまりに不自然なところには付けない方がいいです
- 015 in the room (採点:9)
- 面白い作品です
『この世界』『現実』『舞台』が恐らくKanonの世界であり、そのKanonの世界から外れている一室(教室)で、Kanon登場人物である祐一と北川がKanonについて語る、といったところでしょうか
月姫で、殺人鬼二人が夜にコーヒーを飲みながら語る、というシチュエーションに似ていなくもないですが・・・
ですが、そんなことは関係無く、実際にここまでの文章を書けるということは素晴らしいです
最後の『さあ、追走曲の、はじまり、はじまり――― 』という一文が、多少芝居がかり過ぎているという気がしないでもないですが、『舞台』と表現されているので適切なのでしょう
舞台が始まる=芝居が始まる、なので芝居がかっているくらいが丁度良いのかもしれませんね
きっとそこまで意識して書かれているのでしょう
読むに値する作品でした
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- かなり良かったです
この短い内容の中にぎっしり物語が詰まっていますね
文体も自然で無理なく読めました
最後の一文は、北川好きの私としては、本当に良かったです
- 017 FREE (採点:7)
- 祐一と北川が二人でバカをやるのは定番ですが、名雪と香里の二人組みでは新鮮ですね
テンポが上手く、無理なく読めました
分からなかったのが、中盤辺りで、『名雪はもともと誰とも付き合ってなんかいなくて』と書いてあるのに、その数行下に『名雪に彼氏がいるという事実』というところです
分からないのは私の頭が悪いからなのでしょうか・・・
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 私が真琴があまり好きでないということが得点に影響していると思います
私が真琴好きなら8点でしょう
終わり方が多少気になりました
文章自体は悪くないと思います
というよりむしろ良いです
自然な描写が印象的でした
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- 何とも言えません
はっきり言ってしまえば、そんなに悪くないですが、それほど良くもありません
作者が何を言いたいのか、ということがあまり伝わってこない気がします
あくまでも個人的な感想ですが
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:7)
- 全体として、特別に素晴らしいというところは無いですが、安心して読むことができました
最後の段落の名雪が良いですね
あと、香里の手紙の部分が右にずれていて、しかも改行が変だったので、読みにくかったです
- 022 アンバランス (採点:7)
- なかなか良い作品だと思います
ですが、何かが足りない気がします
その「何か」があれば、もっと良い作品になると思いますよ
終わり方が微妙ですね
あと、8行目の『確立』というのは『確率』ですね
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- 悪くは無いのですが、どこか物足りないです
場所が固定されているのが、良いところでもあり、悪いところでもある、ということかもしれません
始めから最後まで同じ場所、というのは面白い反面、退屈してしまうこともあります
それに、ほとんどが舞の心情です
ですが、こういう書き方だから、これはこれで良いという見方もできますね
その辺りは読む人の好みの問題でしょう
・・・終わりの方の祐一の台詞を見るまで、『私』は香里だと思っていました
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:7)
- 日常のある昼食の場面で、北川の、高校1年1学期の回想をはさんだものですね
特に回想の場面での、北川の視点で書かれた文が予想以上に自然で、とても良かったです
ただ、全体として少し物足りない気がしました
これは私の個人的な趣味ですが・・・
ですが、こういう話は好きですね
あと、【1学年の夏・・・】の14行目『香織』は『香里』ですね
というより、全て『香織』になっていますね・・・
香里の『なによ!?北川君には関係ないでしょ!?』という台詞3行下の『回り』というのは、『周り』ですね
それにしても、名前の誤字は良くないですね
気をつけてください
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 地の文が、秋子、名雪、祐一と交錯していて、まとまりが無いです
これは良くないですね
統一すべきです
あと、『…』が多すぎて非常に読みにくいです
『…』は使いようによっては効果的ですが、あまりに多いと読みにくいだけになってしまうので、注意してください
それと、題名から2段落目の最後の行の『目覚ましの仲の俺は、』の『仲』は『中』ですね
内容についてはコメントしません
ただ、短編にしても、あまりにも短すぎですね
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 上手いです
何気ない動作や会話、描写などが全く違和感無く織り込まれています
全てを自然に読む事ができます
『幸せなら手をたたこう』という歌が使われていることによる効果が、どれほどなのかは私には分かりませんが、内容もかなり良いです
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- 良い作品です
短編という中で、これほど作品全体に厚みがあるものは少ないです
文章も自然でしたし、内容も良かったです
言うこと無しです
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 思ったままを書くべきかどうか迷ったのですが・・・
まず、会話がぎこちないです
次に、祐一のカタカナネタを使いすぎです
あまりに多いと見難いです
さらに、全く話にまとまりがなく、台詞ばかりです
しかも、誤字脱字が多いです
最も気になったのが、ストーリーが無いことです
よく分からないまま始まって、よく分からないまま終わっています
どこにでもよくあるネタを繋ぎ合わせただけのような気がします
以上です
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- 何とも不思議な作品です
はっきり言うと、話に脈絡が無く、訳のわからないことがかなりあります
ですが、確かなのは、この作品には独特のテンポがあり、リズムがあり、読者を否応無く話の中に引き込む力があるということです
私はこのような文章がかなり好きです
人によって評価が分かれると思いますが、私の中では全作品を通して一番です
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:6)
- 点数としてはあまりよくないかもしれませんが、感想としてはそんなに悪くありません
悪くはないのですが、こう何作も読んでいると、この作品のようにあっさりとしているものは何か物足りなく感じてしまうのです
もう少し、読者を唸らせるようなものが欲しいですね
- 037 猫とともに (採点:6)
- 悪くないです
というより、雰囲気はなかなか良いと思います
話自体も問題無いのですが、どうもあっさりしている気がします
短編なので難しいかもしれませんが、読者としてはもう一歩、読みごたえというものが欲しいです
- 038 PLAY (採点:7)
- 文章は良いのですし、話のテンポも問題無いのですが、内容が少し・・・
序盤から中盤にかけては問題無いのですが、結末と、その付近の表現が少し残念でした
勿体無いですね
あと、どうでもいいことですが、難しい漢字をしばしば使っているにもかかわらず、『一世を風びした映画』の『び』が平仮名だったのが少し気になりました
- 039 さかあがり (採点:6)
- ストーリー全体は、かなり好きなのですが・・・
どうも話のテンポが悪いような気がします
中盤から終盤にかけて、祐一と美汐の会話を中心に描かれていますが、地の文の表現にもっと工夫を凝らしてみてはどうでしょうか
地の文が話の流れにブレーキをかけているように感じます
取り合えずは、そこを何とかすれば、もっと良くなると思いますよ
- 040 青い空を見上げて (採点:8)
- 最初は地の文が、ですます調なのが気になっていたのですが、読み進めていくうちに、ようやくその意味が分かりました
なるほど、この文章にはぴったりです
とても感心しました
特別にインパクトがある訳でも、何か大きな事件がある訳でもなく、ただほんのり暖かい文章に惹かれました
素晴らしいです
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 4年後の、夜のものみの丘という設定は面白いです
ですが、あと一歩という気がします
もう少し、話の内容を密にするといいかもしれませんね
- 047 あゆの風 (採点:5)
- 悪くは無いのですが、どうも中盤あたりが、わざとらしい過ぎるというか何と言うか・・・
微妙ですね
あと、23行目の『拭ける』というのは『耽る』だと思いますよ
- 049 時計の針 (採点:7)
- 話の構成自体はしっかり考えられていて面白いと思います
ですが、読んだ感触がいまいちなのは何故なのか分かりません・・・
文体や表現が私に合わないだけかもしれませんが
その辺りがもう一歩良くなれば、随分と良い作品ができると私は思います
- 051 むかしばなし (採点:4)
- 何とも言えませんね
『・・・でした。』が多すぎて読みにくかったです
内容についてはコメントしません
『「それでは、この兎を彼女に直してもらいましょう」』この『直す』は意図的なものなのか、ミスなのか分かりません
直すだとしたら、このディレクターは・・・
『結局、女の子は自分の街へと帰っていったのでした。』ここは『女の子』では無く、『男の子』ではないでしょうか
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:6)
- 斬新ですね
評価が分かれる、というより、あまり大衆に受け入れられない気がしますが
以下はあくまでも、私の個人的な感想です
第一印象は、現代文的な書き方だ、ということです
文の調子や、しばしば例を挙げて表現するところがそうです
作者が何を意図して、このような書き方でこの作品を書いたのか分からないので、はっきりとは言えませんが、これは失敗しているのではないか、と思います
まず、いくつかの段落があって、前後にあまり関係無いものもあり、それらはほとんど独立していると感じました
それを一つの作品の中に収めることで何が言いたかったのかが分かりませんでした
何かもっともらしいことが、言い切りの形で書かれていますが、何が言いたいのか本当に分かりません
要するに、話が一貫していなく、結局この作品全体としての核が隠れていて分からないのです
そして、それは、このややこしい現代文的な書き方に原因があるのではないでしょうか
読者不在の、独りよがりの自己満足の文章、と思えないこともありません
それとも私の理解力の低さに問題があるのかもしれませんが
その場合は指摘してください
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- あゆの心情などを多彩な描写で表しているのが、とても印象的でした
ただ、描写は美しいのですが、その量が多すぎる気がします
そのせいで話のテンポが悪くなっていて、読んでいてもなかなか進まず、じれったくなってしまいました
その様々な描写を文章の流れに上手く乗せれば、もっと良い作品になると思います
- 054 another grey day in the big blue world (採点:7)
- 私が美汐好きなことを差し引いても、なかなか良い雰囲気の作品だと思います
文章も無理なく、自然に読むことができました
ただ、タイトルが意味することがはっきり分からないので、個人的には少し気になります
- 056 写真のわたしと今の (採点:8)
- 7か8か迷いましたが、結局8にしました
この作品の最も良いと思ったところは、よくまとまっているところです
今まで読んできた作品は、短編というせいか、まとまっていないものが多かったのですが、この作品は本当によくまとまっていて感心しました
それが8にした理由ですが、7しようかと思った理由は、まず、空白が多すぎることです
『…』と同じく、使いようによっては効果的ですが、あまりに多すぎると読みにくいです
あと、最初と最後にゲーム中に出てくる書き方と同じように(最初は型だけですが)書かれていますが、あれはわざわざ同じ書き方をしなくても良いのではないでしょうか
最初の方はともかく、最後の一文は無い方が良いのではないか、と思います
ゲームとのつながりを持たせたかったのかもしれませんが、無い方が自然です
・・・まあ、これは私の個人的な思いですので、無視してもらって構いません
- 057 miss understand (採点:7)
- いかにも香里らしくて良いですね
ですが、あと一歩というところでしょうか
もう少し何かが足りない気がします
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 設定が面白いです
秋子さんは料理下手ということから始まり、ジャムについて、夫についてなどに触れているのも良いです
文章自体は特筆すべきものはあまりありませんが、そのネタを評価しました
あとは、一定のまとまりがあったことです
関係無いですが、7行目の『いつもどうりの』は『どおり』の方が適切ですね
- 061 ばかんす (採点:1)
- 思ったままのことを書きます
まず、舞、佐祐理の突拍子も無い行動で、うけを狙っているのかもしれませんが、外れているように感じました
その意味も無くハイテンションなノリで読者を置いていっているように感じました
あと、やはり一弥のネタはいただけないですね
まあ、これは私の個人的な感想ですので、あまり気にされなくても結構です
- 062 さくらのころ (採点:7)
- 面白いです
内容が目新しいですし、読みやすいです
それに、最後もなかなか良いです
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- コメントしづらいです
結局、独特な話の流れを掴むことができなかったので、正直に言うと、点数をつけるのが大変でした
私には分かりませんでした
- 066 1M (採点:6)
- 中盤の美坂チームの会話が面白かったことと、タイトルがなかなか良かったので、この点をつけました
問題なのは、下にも挙げていますが、文章です
名雪の一人称であるせいか、どうもテンポが悪く感じてしまうことと、ミスが多くて読みにくいことです
ミスなど大したことではないですが、数が多いと読む気をそいでしまうので、注意してください
中盤あたりで『まだ痞えている物は取れないでいる。』の『痞えている』は、あまりに使われない文字なので、非常に読みにくいです
そのあたりは作者の自由ですが、滅多に使われない漢字は使わない方がいいと思います
終わりの方の名雪の台詞で『「っそ、そんなことないよ。丈夫だよ、起きてるよ」』の『丈夫』は『大丈夫』でしょうね
あと、改行のミスがかなりありませした
何でもないところで改行してあったので、読みにくかったです
- 069 金魚 (採点:6)
- 悪くないです
ただ、北川の描き方が良かったには良かったのですが、私にはすこし合わない気がしました
これは、ただの私の個人的な趣味ですが
- 070 前を向いて (採点:7)
- 人形を探したときの話や、7年前との絡みなどの、人形を中心とした場面が良かったです
ですが、それを挟む現在の話がいまひとつ物足りない気がしました
名雪の描写が少しありきたりな気がしたからかもしれません
まあ、私の個人的な感想なのですが
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- 結局『私』は、あゆが登っていた木のことだったのでしょうか
ゆったりした文章の流れと、どことなく渋い『私』がとても印象的でした
私はこのような文章に弱いです
余談ですが、私の書く文体にどことなく似ていて、共感しました
- 073 親友体制 (採点:7)
- 話は面白いと思いますし、文章も悪くないです
ですが、終盤の祐一と舞のやり取りが、何とも言えませんでした
全体としては、なかなか良かったと思います
- 075 始まりの日 (採点:6)
- ところどころに良いと思うところはあったのですが、全体的に多少、冗長、じれったい、わざとらしい、といったところがあったので、この点数です
上の言葉だけでは分かりにくいかもしれないので、少し説明をします
例えば、祐一がクッキーを出す場面です
そのクッキーの話自体は面白いものなのですが、その辺りの表現が、どうにもテンポが悪いのです
折角良い作品なのに、主に文章表現などで損をしていると思いました
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 多少理屈っぽい気がしないでもないですが、話としては非常に面白いです
この『盲目考察』という題名からすると、理屈っぽい云々というのは合っていると思いますが、そのせいでいくらか読みにくくなっているかもしれません
まあ、その辺りはこの作品の持ち味なので気にしませんが
良い作品だと思います
- 078 反転少女 (採点:5)
- なかなか面白いところもありましたが、如何せん、よくあるネタですから
よほど上手く書かないと難しいですよね
悪いと言っている訳では無いのですが、もう二捻りくらいほしいところです
あと、何故トランプマンなのかが、かなり気になりました
- 081 ボーイフレンド (採点:6)
- 全体としては良い雰囲気ですね
文章がほんの少しぎこちない気がしないでもないですが、流れとしてはとてもいいです
ただ、変換ミスなどが少し目立ちました
本当に大したことではないのですが、あまり多いと気になってしまうので気をつけてください
私が見つけたものを下に挙げておきます
『「ははっ、悪かったって。それに、かわいい格好してるじゃないか。その格好に起こった顔は似合わないぞ」』ですが、『起こった』は、まずいですね
あと、題名から2段落目の5行目『・・・いつもとは違うと言う事・・・』の『言う事』は少しおかしいですね
その34行目の『・・・それこそ麺からピザの生地まで自分で作れると言うすごい人だった。』の『言う』も『いう』の方が良いと思います
さらに、題名から3段落目の18行目『ただやけいを見て・・・』は『夜景』ですね
○VAL さん
- 001 farewell party (採点:9)
- ……文は上手いです。丁寧に書かれています。最後の場面とか綺麗すぎです。泣けてきます。話も的確なこと、この上ないです。
ただ、的確過ぎます。話に意外性が少ないのが唯一の難点ですね。
- 002 コンクール (採点:3)
- ……美坂栞というキャラの描写は正しいと思うんですけど。でもそれだけのような気がしないでもないです。
ただ「参加したい」っていうのは、こんぺ参加者として思うものがあったので、そこは何となく感情移入してしまいました(w
私情ですね……(苦笑
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 香里らしくない、そう思いました。
僕個人のイメージとしては、香里はKanonの登場人物で最も未来の事を考えて行動しそうなので。
それは栞辺りの事があっての偽りの性格で……というのなら栞の話が入るでしょうし。
- 004 冬は好き? (採点:4)
- もう少し余韻が欲しいですね。ほのぼのしてるのはいいんですけど。
それと設定矛盾が多いです。
過去の内容なのに登校途中とか、昔の祐一は寒いのは嫌いでも雪が珍しいという感情はあった筈なのに、冬が嫌いとか。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 淡々としすぎてるかなーと、そう思いつつ読んでたんですけど。
ラスト、作戦X、あれは……(苦笑
幸せそうですけど、さすがに問題ありますよね。世間的どころじゃない色々な部分で。
あと、二つ目のあゆの思考部分の意味がよく分からなかったです。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- 別にいちゃいちゃするなとかそういう野暮な事は言わないです。言わないです、が……(汗
ごめんなさい、これを受け入れるのは無理です。Kiss100%(w
甘いのはとても大好きなんですが胸焼けまで行っちゃいました……。
- 007 思い出 (採点:1)
- えーと(汗
どこからコメントすればいいのかすら分かりませんが。
まず、せめて「!」くらい使ってください。代わりに「ー」を使うのもどうかと。その他誤字も多いです。
内容もツッコミどころありますけどね……そういうのがしっかりしていれば、とりあえずは……と思いたいです。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 途中までの、カップルのお騒がせに巻き込まれた、という内容は引きましたが(汗
後半の、結婚式の日の北川の話単体は好きです。
淡々とした1行空けの文も前半では逆効果だったような気もしますが、後半ではそれがいい印象を与えてくれたと思います。
……つまり、前半は好きではなく後半は良かったと思いました。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- 僕個人としては、佐祐理さんにもあの夢を見た一人でいて欲しかったですが……。
でも、見事です。一弥と佐祐理さんの話でここまで……いいと思います。
タイトルも、読んだ後これ以上の物はないと思いましたし。良作。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 素敵に出来てるんですけど……Kanonじゃなくても通用しそうな部分がありありと。
卒業前の学生さんの話ですか。
僕ももうすぐ卒業の人間なので、心に残るものがありました。……自分事ですね、すみません(苦笑
特に『まだみんなと子どもでいたかったんだ。』という言葉は効きました、はい。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- いくら何でもこれはKanonSSと呼べないです……。久瀬と斉藤とオリキャラ、しかも久瀬の性格違いますし。
わりと面白かっただけに、読んだのがこんぺという場であったことが残念です。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- んー、「甘える」って言葉に頼りすぎのような気がします。「傘を一つだけ」みたいなエピソードをもう少し増やして欲しかったです。
でもやっぱりこのいちゃいちゃ具合は好きです(w
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 文体云々はおいときます。他の方が言って下さると思うので。
祐一がネガティブになってる、というのは最初から分かるんですけど。
何故そんな状態なのかについて、ジャンル読んでない限り分かるのは最後、というのはさすがに問題だと思います。
あと、祐一の心境が変わる過程があっという間すぎます。その2つだけでも随分変わると思いますよ。多分。
- 015 in the room (採点:9)
- 最初に言っておきますが、このSSで10点は付けられません。──どんなに10点以上付けたくても。
何と言うか、反則的なSS。しかも素晴らしすぎ。幕間……本当の意味での幕間的な。
見てみたい、本気でそう思いますよ。
ゲームをプレイしたら全キャラが助かる。画面を見ている僕は最初は唖然としているんでしょうけど、そのうち笑い出すと思います。おかしくて、そして嬉しくて。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- ……ただの独自エピソードで終わっちゃったらどうしようかと、本気で心配しましたよ……(苦笑
KanonのシナリオにLinkさせてるのは良かったと思います。ちょっと弱いですけど、独自エピソードだけだと困るので。
過去の話自体は、かなり魅力があるストーリーです。
- 017 FREE (採点:10)
- ……あー、何と言うか、名雪と香里です。ついでに言うなら「どっかーん!!」です(w
こんなふたり、いいですね。
個人的にはこのSSはラブだ、とそう言いたいです。はい。
- 018 あいとまこと (採点:8)
- 真琴らしいジェラシー的な話ですね。楽しく読めました。はい。
美汐の立ち回りかたも「らしい」感じが出てたと思います。
ただ終わり方がちょっと唐突かな、と。そんな印象を受けました。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- ……ごめんなさい。これで完結してるのは分かるんです。理性では。
どうしても、続きが欲しいなと、思わずにいられないんです……。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:3)
- タイトルは明らかに確信犯ですよね(w
で、香里が祐一の事を好きで、そのために名雪が諦める。その形は良く見ますけど、否定はしないです。嫌いじゃないです。
ただ、事故来ましたか。
しかも事故の前と後で香里の中で何か変わったわけでなく。ただの延期。一時的な悲しみ。……微妙です(苦笑
- 021 隠された想い (採点:2)
- 盛り上がりに欠けている、と思いました。空白も空いて無いので場面展開が分かりづらいです。
それと私情で、花火の下での告白は、伝統的なナイスシチュなんですから凝って欲しかったです。在り来たりでも好きな物は好きなので、このテーマを選んだ事は個人的に評価したいんですが、それだけに出来は少し残念です。
- 022 アンバランス (採点:8)
- 美汐と栞の友情話というだけで高得点を差し上げたい気持ちになるんですが、それはそれとして高得点です(w
二人らしいです。見事に栞と美汐。まさしく美汐と栞。
タイトルの言葉の使い方が本当にうまいなあ、と思いました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:8)
- 微妙にラストがあっさりしてるかな、と。
でも、この雰囲気は好きです。待っているって感じも出てますし、二人して歌っているのも微笑ましくて素敵だなって思いました。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- これだけやれば一度くらい気付くと思うんですけど……まさか全部香織とは思いませんでした。
内容についても、先輩二人が話題に出た意味がないのと、北川の過去が唐突だと思いました。
でも、全体的に話としてはまとまっていたと思います。友情話、好きです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- まあ普通の日常ではありますけど。
物足りないと言うか……んー……(汗
あと、3点リーダの使いすぎだと思います。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- えと、「小学校の卒業アルバムに書く、将来成りたいモノの欄ぐらいかな」は、いいなあと素直に思えました。
ただ、さすがに香里の曖昧嫌いは極端すぎるかな、と。
それと改行が少ないので少し読み辛かったです。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- ……綺麗な自然の奇跡を見た。その描写は素晴らしいと思います。とても。
ただ、この手の物ではもう一つ、何か欲しいと思ってしまう僕は我侭でしょうか?
世界は素晴らしい、この終わり方が僕には合いませんでした。それ以外は文句ないです。
- 028 再集合カノン (採点:2)
- ごめんなさい。理解できませんでした、全く。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:10)
- 幸せなら手をたたこう、というタイトル通りの曲が現れた時には、あまりの自然さに魅了されました。
最初の文を挿入したところで、ずん、と心に来ました。
そして、最後の歌詞で、余韻に浸る事が出来ました。
本当、素晴らしいです。──本当に。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- ……狐の姿に戻るなら真琴シナリオの時も狐に戻っているはずだと思うんですけど。
それなら帰ってくるのはおかしいですし、消えているなら自分の時と違うと美汐が何か言うような気がします。
と、気になった事はそれだけ。さわやかです。非常にさわやかです。さわやかな気分で読めました。
地の文の一つ一つに気を配られていて、綺麗で、読みやすかったです。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- タイトルにはマッチしてますね。
秋子さんが死んでる上での日常……んー、そこまでの間を考えるとただほのぼのする気にもなれないです。
あ、ジャムをそこに持ってくるのはやめた方が良かったかもしれません。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- そんなのが一番思い出深いんですかと言いたいのはやまやまなんですが、それ以上にツボにはまってしまいました。
あんなのがプロポーズでいいんですかと言いたいのはやまやまなんですが、それ以上にツボにはまってしまいました。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- ……清々しいくらいに有り触れたネタが殆どなんですけど……。
しかもラストが、舞EDのあの台詞というのも……。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- ……え? え!?
ある意味凄い発想ですね……というか正直な話、理解出来た自信が全くないんですけど(苦笑
この点数は、栞が可愛かったという理由で差し上げます(多少キャラが違いましたが)
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- 他キャラシナリオであゆを救ってあげたい、その思いは大切だと思います、はい。
……でも正直な話、この話は有り触れた感が強すぎます。
ちょっと展開が早いとはいえ丁寧に書かれている、そう思うんですが……これ以上の得点は。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- 真琴が帰って来た時のストーリーの基本そのまま、そういう印象ですね……。
風景描写、エピソードなどで何か一押ししないと、高評価は難しいです。一応、最後に星が出てますけど……。
あ、[祐一視点に切り替え]という表記はいらないと思います。
- 037 猫とともに (採点:7)
- しんみりとした雰囲気でいいです。読後感が非常にいいです。
ただ、少しそれに特化しすぎている感じがしました。
- 038 PLAY (採点:6)
- 話そのものは好きです。
ただ、3日で好きになれるほどの好印象をこの香里に対して持てませんでした。
- 039 さかあがり (採点:8)
- 頑張る美汐が萌えです。逆上がりに、恋に、ブルマ姿で(ぇ
逆上がりに苦労した人間の一人としては、このご都合主義には反論したい気もしますが、OKです。
こういうの好きです(w
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- いいですね、この話。特に重大な欠点も見当たりませんし。ちょっと物足りないのは仕方ないと思います。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 美汐好きとしては、最初ネガティブなことを言うだけ言ってフェードアウトするっていうのはいかがなものかと。いや、私情ですが。
個人的に譲れないのは、「真琴は真琴」です。どんなに別の名前があっても真琴です。
例え「沢渡真琴」から取った名前でも「マーサ」というのは認めがたいですし、そもそもそんなに大切な名前なら、真琴は人間になってもその名前を思い出すんじゃないでしょうか。私見ですけど。
でも、マーサの話はさわやかでした。はい。この道をマーサと歩いたんです(何
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- まさにジャンル名に相応しい話ですね。
まあ、確かに名雪の父親だからといって強い愛情を持った人だとは限らないわけですが。んー……(汗
良いんですけど、好きになれない話です。ごめんなさい。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 雰囲気が出てるのは認めますが、SSとしてはちょっと問題がありそうです。
救いが全く感じられない文章なのにジャンルがダークとなってないですしね。
- 044 − 光幕 − (採点:10)
- えーと、自然現象系SSは素晴らしいものが結構あり、余程じゃないと、なんですが。
……どうすればいいんですか、この昂ぶりを抑えきれない感情を。
素敵過ぎですってば。自然現象と奇跡を結びつけて。
そんなステージの上での、まさに、ジャンル通りの『恋愛』でした。
あー、くすぐられている美汐萌え(w
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- どっち付かずの気もしますね……ギャグとラブ。両方中途半端で、唐突感が拭えないと言いますか。
あと、小ネタもあまり笑えなかったです。
- 046 影 (採点:4)
- 薄いと言いますか。単純だなと言いますか。
分かちあえるから──本当に愛しているのか、納得し辛いです。
僕が若輩者である所為かもしれませんけど、これを幸せとも思いたくないです。
- 047 あゆの風 (採点:6)
- ……微妙、です。決してテーマは悪くないんですけど。むしろ良いんですけど。
越中地方の東から吹く風の呼び名が好きって言うのも唐突かなあ、とか。可愛い名前である事は違いないんですけど。
あと、祐一の感情の動き方を、もう少し掘り下げて欲しかったです。
- 048 Raining (採点:7)
- 真琴シナリオとの微妙な矛盾は置いといて。
……何で最後の部分をあんなに短くするんですか?
ほのぼのな部分、特に最初の方は非常に楽しく読ませていただきました。良かったです。
- 049 時計の針 (採点:8)
- ……普通にくるくる廻ってるところを想像すると間抜けに思えちゃいます。
何てことはどうでもいいですね。良かったです。時計の針に喩えた文章、挿入法が非常に上手くて、綺麗です。テーマこそ在り来たり気味ですけど……好きです。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 『アハッ』の使い方は絶妙ですね……要所要所で上手いです。
ただ、こんな喋り方する人いないと思います、という場所が数ヶ所。結構気になりました。
- 051 むかしばなし (採点:4)
- Kanon本編に書かれている話をそのまま語られても困るんですけど……。
超能力番組の所で、舞がうさぎに駆け寄ったのがきっかけというのは、舞らしくて、かつ悲しさも出てて良かったと思いますが。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:1)
- ……えーと、まず、この人は北川ですか?(汗
地の文はともかく、会話文まで全然別人なんですけど。
他にも、真琴シナリオとの矛盾点や、北川と真琴、狐の関わりが不明確、最初の犬のエピソードや美坂姉妹の登場理由など、問題がちょっと多いような気がします。
それと言葉遣いの割に読点が少なかったり、漢字も簡単な物を平仮名で用いている部分があるので、不自然さを感じました。
……批判ばかりでごめんなさい。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- 話の内容はともかく。祐一の言い回しは妙に感じましたが。
んー……何と言えばいいんでしょうか。地の文が観測者的で、妙に上の視点に感じたと言いますか。
そこが良いんですけど……でもやっぱり引っかかる書き方でした。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- Kanonのキャラを使わなくても通用する話ですよね。いえ、美汐大好きですが(w
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- 「真琴は真琴」です。これは譲れません、ごめんなさい。
それと、ちょっと短いわりに展開が急なので、唐突に感じました。
- 056 写真のわたしと今の (採点:7)
- シンプルイズベスト。SSというより詩的ですが、内容自体に文句は無いです。
ただ、詩的な雰囲気を出す為なのかもしれませんが、句点がないのが気になりました。
- 057 miss understand (採点:5)
- 香里が主人公のドラマですね。
話としては良いんですけど、香里のまとめ方も悪くないはずなんですけど──少なくとも僕は後味良く感じられませんでした。
結局告白出来なくて、だけど生まれ変われた……その辺りの繋がりが少し受け入れがたいのかもしれません。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- 意外性勝負ですね。しかもかなり良い意外性です。
この秋子さんなら可愛いって思えますね、十分。「ありゃ、惚れるわ」です。祐一と名雪の父に同意。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:6)
- 誤字等も気になりますが、それ以上に最後の方がちょっとだけあっさり過ぎるかなと思いました。
全体的には良かったと思うだけに、残念です。
- 061 ばかんす (採点:3)
- かなり笑ったんですけどね。壊れギャグなので。
久瀬がハゲになったところでちょっとした不快感が生まれ、一弥の話辺りでピークに達してしまいました(汗
久瀬の髪が再生するとか、一弥の幽霊が現れるとか、そういうやられキャラの救済まできっちり欲しいです、壊れSSでは。
- 062 さくらのころ (採点:8)
- 上手いですねー……本当。
桜の咲く季節に、桜のような一瞬の煌めきとも言える奇跡。そしてノートにある文字。上手いです。
ただ、個人的にやっぱりちょっと悲しくなっちゃいました。幸せなのが好きなので。ごめんなさい。
- 063 二人の記念日 (採点:8)
- いいなあ、このカップル(w
一部あゆがちょっと違うかなって感じがしたんですが、最後まで読むと、やっぱり祐一とあゆだって、そう思えるSSでした。
終わり方も花丸な感じです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- 大変、面白おかしく読ませて頂きました。
ただ妹属性に移動するきっかけがアレだったのが少し気になりました。でもあのネタだから笑ったんでしょうし……うーん。
- 065 送り火/狼煙 (採点:10)
- 煙草という小道具一つでここまでのエピソード……凄い、の一言です。煙が見えてきそうです。吸いたくないですけど(ぇ
二人の煙草の扱いが描かれていく様子は非常に惹かれる物がありました。
香里と名雪の不器用さ……何でこんなに友情話素晴らしいですか(何
- 066 1M (採点:6)
- とても名雪らしい話だと思ったんですが……それだけという感じも。
あと、顔を映すっていうのが何となく想像し辛いです。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- 早い段階で内容が想像出来るSSですが、文の書き方は面白かったのでOKです。
ハレルヤ、いいですね(w
- 068 風にドレスを (採点:5)
- これはKanonのSSですか?
……と言いたいのはやまやまなんですが、素敵なお話なので5点付けます。
- 069 金魚 (採点:7)
- 要約すれば栞の事を知った北川の励ましなわけですけど……。
ムードぶち壊し……いえ、むしろあの辺りのほのぼの具合が良かったです。北川の頑張りが良いです。
ただ、それ以外の構成や、終わり方は、少し弱いかなと思いました。
- 070 前を向いて (採点:3)
- 描写は決して悪くないと思うんですけど……ありがちな話のうえに誤字などがちょっと多いです。
それと句点くらい使って欲しいです。さすがに(汗
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- ……なるほど、上手いです。まさか主人公が樹の具現とは。
あゆが特殊な存在で誰にも気付かれてないのに対し、主人公は医者にかかっているので騙されました(w
良作ですね。
- 072 傷痕 (採点:5)
- テーマも、文章力その物も決して悪くないと思うんですけど。問題は構成でしょうね。
一番長くあるべきの、祐一と栞との会話がちょっと薄いです。
気になったのはそれだけなんですが、結構似たような作品を読んだ事があるだけにちょっと点数は辛めです、ごめんなさい。
- 073 親友体制 (採点:8)
- 細かい小ネタとか含めて面白いんですけど……。個人的にはもう少し読んでいたかったですね。
終わってないわけではないんですけど、後日談的に知りたいと言いますか。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 「真琴がいても、いなくても関係ない。俺は天野が、ただ一人、天野のことが…」
……最初ちょっと驚きましたけど、この発言に。そのために真琴を帰って来させたんですか?(w
真琴自身の台詞がないので、このSSだけ読むと本当に作者さんにとって真琴は関係ない、そんな感じに思えました。そんなことはないんでしょうけどね。
それと、美汐の心の変わりようがやけに唐突に感じられました。本来、美汐の告白SSというジャンルは好きなんですけど。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- 最初は普通の本編の合間だと思ったんですけど。あの再会と違うパターンにする意味はない気もしますね。
展開を変えることによって生まれた、祐一と栞のほのぼのな会話は好きなんですけど。
……どうして旅ですか(苦笑
- 076 殺意のプールサイド (採点:4)
- ええと。「散々引っ張っておいて、そんなオチかっ」ですね。平和です。
小ネタっぽいのは結構面白かったんですけどね。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 本来なら10点レベルだと思うんですけど、僕にはちょっと難解すぎです。
この点数はストーリーと、雰囲気からつけました。哲学的要素は無視させていただきました、ごめんなさい。
- 078 反転少女 (採点:5)
- オチがないんですけど……。残念。
トランプマンは知りませんが、ここまで一貫してくれると嬉しくなります。
反転については真琴が良かったです。記憶喪失の逆は超記憶力ですか。説得力ありすぎですよ(w
- 079 フワリ (採点:7)
- いいなあ、この話(w
天使があゆを立たせる場面、かなりの名シーンだと思います。あゆらしいです。
ただ、ちょっと一つ一つの言葉の意味を理解し辛かったです。雰囲気を味わえばいいんでしょうけど。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- どういう経緯で祐一が告白したのか……真琴いますし、名雪シナリオではないですよね?
名雪の心情は伝わってきたと思うんですが。多分。ただ「・・・」な上多いので、少ししつこく感じました。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 結局舞と祐一の立場が変わったわけではないんですよね。多分。
あの「ついに、舞に勝てなくなったなぁ」にちょっと違和感を覚えました。
ボーイフレンドっていうのも……愛してる、とか何回も言う関係だと合わない気がするんです。
でも、二人が幸せそうなのが伝わったので良しです。それ以上に重要なことってないと思いますから。ラブにおいて。
○Xardion さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- あー、と、すみません。今、ものすごく食い足りない気分です。
選択肢を間違えたら修正〜、という単語、本編の栞、香里の行動と絡めてやれる言葉だと思うので、そのあたりがもうちょっと欲しかったな、と思いました。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- あー、うー。
あゆの心情描写みますと、この話の直前までに祐一はどれほどの愛をあゆに示していたのだろうか、と激しく疑問が沸いてきます。結婚とかの話が出るレベルではなさそうですが。ボクには友人はいない…祐一や名雪の友人はあゆに何も声をかけない、そういう関係だったのでしょうか。
あゆは、友達の延長では満足できないのですよね? その状態で祐一と名雪と、3人の結婚状態に満足行くのでしょうか?
私は感情的にはこういう3人の関係というのは好きではありませんが、3人同意の上でならそれもありなのかもしれん、と思わなくもありません。が、この作品からはとてもそのような関係であるようには見えなかったのです。
ウェディングドレスを着れなかったあゆ、ブーケを投げられなかった名雪…やるならば最初から3人で入ってきて、皆に祝福される結婚式にできたでしょうに。これではなんというか、あまりにヒロイン2人の立場がないかと。特にあゆが。もしかして騙されてるのでしょうか。表記が『ほのラブ』なんで結婚サギSSではないのでしょうが…多額の保険金をかけられたあゆがオホーツク海に浮かぶ、なんて展開ではないのですよね?
結婚という形にする必要はあったのでしょうか? 私にはとてもそうは思えません。
なお、大変言いにくいことではございますが、私が1をつけるのは300本以上採点していて初めてのことである、と付け加えさせていただきます。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:3)
- 甘々な恋人の一日ってのはこういうのありますよね。なんですが…
初々しいカップルのほのラブは見ていて微笑ましく思えるのですが、こういちゃいちゃラブラブキスキスな2人、というのはどうにも苦手でして…暑苦しいといいますか、なんとなく殺意が沸いてくるというか。すみません。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 佐祐理救済SS、その一つの方法を見せていただきました。
一弥の夢(?)を直接佐祐理さんに見せていないのが実に高ポイントでした。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- ヒロインが全部(真琴は分かりませんが)生きてるなぁ、と気にするのは無粋かな。
雰囲気がすごく、すごく良かったです。ああ思い出す卒業の時…
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- 反長さんですか。
この二人、対立しているというイメージがあったので、久瀬の眼中にないってのはちと意表をつかれました。とはいえそれが久瀬のような気もしますが。
ラスト一文、斉藤についての文が前過ぎてオチになってないような気がします。その後話の中心が久瀬と反長さんに移っていますので。
ちと食い足りないという感じですが、舞事件との絡め方が面白かったのでこの点数を。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- ラブラブですねー。実は私、ラブラブは苦手なのです。ですが、この作中の名雪、嫉妬しているところも含めてかわいいな、と思いました。祐一が他ヒロインに囲まれているところは気になりましたが。
- 018 あいとまこと (採点:9)
- 激怒と赤面、ですか。
私は真琴が苦手だと思っていたのですが…すごく魅力的ですねぇ。
- 021 隠された想い (採点:3)
- うーむ。この形式、地の文と会話文が頻繁に交互にあると、途端に読みづらくなるようなきがします。
内容ですが、やはり会話文中心であるせいなのか、ちと唐突に思える箇所がありました。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:3)
- むむぅ。もっとほのぼのとした朝を演出した方がこの作品にはプラスになったような気がします。
目覚まし、ジャム等のありきたりなものではなく、こう、見ているだけでほのぼの〜、となれるようなそんな描写が欲しかったかな、と思いました。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:8)
- うーむ、この香里はいい。うっかり惚れそうです。
後半栞絡みでもうちょっと欲しかったかな、と思うのは私がそういう重い雰囲気を好むからなのかどうか。
- 027 冬空のキセキ (採点:8)
- ぬぬう。−20℃と見た時点でダイヤモンドダストだと予想がつきましたが、それでもよい気分になりました。私はまだ見たことないのですが。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- あー。名雪シナリオで秋子さん死亡ルートなのでしょうか。
悲しみを乗り越えて平和な、何気ない日常をおくる2人、ということなのでしょうけど、目覚ましに名雪イチゴジャム…という流れから予想されるものとしては、秋子さんの死はあまりに離れすぎているというかなんというか。謎ジャムが最大のアイテムな秋子さんって…
時間を大幅にすっ飛ばせばこのような光景になるのかもしれませんが、ちと脳がついていけませんでした。
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- 一発ギャグですねー。
すみませんが、そこで笑えませんでしたので、この点数となりました。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:8)
- 実に電波で、実に愉快な作品であったな、と思います。
冒頭から電波を浴びせられて、不思議ワールドに迷い込みあちこちさまよった、という感覚ですか。エピローグがぴりりと辛味が効いていて現実に戻ってこれましたし。
ただ、フィボナッチ数列がちとしつこかったと感じてしまいました。1,2,3,5+『規則正しい』で終わりにして、分かる人だけ分かってください、的に使用されていましたならば私的には最高だったのですが。
最後に、『こんなものを書かれました貴方はつくづくアホですね。大好きです!』と(w
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- ええと、激しく食い足りないといいますか、こう、じゅうじゅうと焼ける肉を目の前にしておあずけ食らったような気分です。
状況の説明が終わり、ここからさあどう展開する? と思いきや終了。この後互いに後ろめたさを感じながらの暗いシリアスが始まることを激しく期待したのですが。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- うーむ。途中までシリアスかと思い、ああっ、そこであっさり認め合っちまうのかよ! と身悶えしたのですが、こう流れるのですね。
ちと無粋ながら突っ込みを。
「原子レベルで物質が衝突する事で起こる分子の変化の事です」とありますが、これだと普通の化学変化のような。核反応は原子核レベルでの変化ですよね。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- んーむ。『祐一の癖』は微妙ですねぇ。話のテンポに水を差す効果の方が強いような。
展開がちと単純過ぎて読めてしまい、あまり楽しむことができませんでした。
- 051 むかしばなし (採点:2)
- ええと、原作から容易に推測される事象の追加だけで、しかも起こった事を淡々と羅列しているだけの文、と見えてしまいました。淡々としすぎていて舞の苦悩やら、ドラマになりそうなものがすっぽりと抜け落ちてしまっているように思えます。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:5)
- 地の文が、『〜は〜した』の形が多く単調に感じてしまいました。
内容なんですが、惜しい、惜しい、あまりにも惜しすぎます。
『沢渡真琴』が真琴ただ一人の名ではない。このことを主軸に据えて書かれていたならば、おそらく私はもっと高く評価したでしょう。相当に魅力的な題材に思えます。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:4)
- ゆきうさぎとの会話(?)場面、名雪がいきなり悟ったのは惜しいかな、と思います。もうちょっと葛藤その他、ためて書かれていれば…と思ってしまいました。
- 061 ばかんす (採点:4)
- スイカバズーカとかは面白かったんですが、ちと後味が。
佐祐理と舞がにこやかに黒くて、祐一がまあさほどでもない、という位置付けで進んでいたと思ったのですが、最後の、『ウザイのが消えて清々している』が、それまでの祐一と違って黒いなぁ、と。やったのあんたらやんけ、と突っ込むところなんでしょうけど、この箇所だけ削られていた方が作中の雰囲気のままで良かったなぁ、と。もしくは『〜明らかになった。(改行)今日も学校は平和である――』とか。肩すくめてどこか冷めたような、第3者のような反応が欲しかったかな、と思います。
- 062 さくらのころ (採点:9)
- 序盤の雰囲気に完全に飲みこまれ、最後まで一気に読まされてしまいました。
真琴と祐一が直接触れ合わないというのが実にすばらしい展開だったと思います。
- 077 盲目考察 (採点:10)
- 絶句…
佐祐理さんと、祐一あゆをこう絡めるとは、お見事、としか言い様がありません。
すみません。言葉が…出てきません。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- うーん。話としてはすごく好きなんです、好きなんですが…ユキちゃんが祐一の気持ちを言ってしまった箇所がひっかかってしまいます。祐一側の苦悩を、回想という手で見せるとかであればもっと楽しめたと思うのですが…こう、とん、と軽く背中を押すくらいの印象で。
○YAZUKI・けいたろ〜 さん
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:10)
- まったりとしほのぼのしてて心が休まる作品ですね
○YOU さん
- 002 コンクール (採点:4)
- 気持ちはよくわかります。私もさんざん反対された事をやろうとしたことはありますし、実際にやって失敗しても満足しましたから。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- この作品だけじゃないんですけど、なんか無理に告白に結び付けているのが今回多い気がします。それはさておき「NEVER TOO LATE」いい言葉です。悩んだ時に吹っ切るための言葉としても使えます。
- 004 冬は好き? (採点:8)
- KANON本編前半と名雪エンド後の対比ですね。かなり短いですが話としては完結していますし、心境の変化が表れているところがいいです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:4)
- はじめの二箇所のあゆのモノローグがひっかかりました。最初のは祐一がなぜああいったのか内容と一致しませんし、2回目のはなんで名雪が不幸になるのかわかりません。それはさておき、こう堂々と三角関係・重婚といかれるとすがすがしいものを感じます。
- 007 思い出 (採点:2)
- 香里のセリフじゃないけど展開が突然すぎます。設定も強引に思えますし。さらに言えば題名が内容に絡んでいないと思います。まだ容量があるならその分物語を増やして説得力をもたせる必要があるのではないでしょうか。
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- どうも題名と内容が合っていないように思えます。それとテーマがボケているように思えました。親友との別れなのか成長なのか、自分の道を選ぶ事なのか。全てを盛り込んでるせいで印象が弱くなっています。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- シンプルなので楽に読めたが、裏を返せば中身が少なかったというふうにもとれる。両親と秋子さんだけではなく、もう一回ぐらいあったほうがよかったのではないでしょうか。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- 今までに見たことのない久瀬です。なんかまた久瀬のイメージが変わりました。こんな感じで和解のきっかけになるのも新鮮です。コメディーとしても楽しめました
- 015 in the room (採点:7)
- これまた意外な発想です。KANON本編とSSの中間の出来事といったかんじでいいんでしょうか。とりあえず「何かの代償が必要な奇蹟は本当の奇蹟ではない」には賛成です。
- 016 月色の涙の想い (採点:6)
- シロを関しての北川との出会い、それと香里の性格が柔らかくなっていくさまが出ていました。タイトル前の要約部分ですが、最後にまわすかいっそのこと無くしてしまったほうが良いと思うのですが。ただ、本編は冬だったはずですよね。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- 話の題材が良くある上に短いため、とてもものたりなく感じます。もっと真とみしおのシーンをいれるなり、中編以上の導入にする必要があると思います。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- この作品を私は名雪メインとして読みました。名雪のやさしさ・ひとのよさがよく表わされいて、心に感じるものがあったからです。
- 021 隠された想い (採点:4)
- 祐一×香里のカップリングものですね。それにしては途中や最後の告白部分の二人の描写が少ないと思います。他のキャラとのやりとりも微妙な量なので中途半端になってしまっているように感じました。最後に「」の前に名前を入れるのはやめたほうがいいですよ。嫌いな人が多いですし無くても十分に分かります。
- 022 アンバランス (採点:9)
- 好対照な二人だなと思っていたのですが、美汐の妖狐に栞をあてはめるなんて思いつきませんでした。言われてみれば似た境遇です。読み終わった後に思わず拍手をしたくなった出来だと思います。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:4)
- この作品の目的は彼女がだれかということですよね。でしたら読み方次第で誰なのか分かるような、または誰か分かった後で読み返すとあちこちに隠れているのが分かるようにしてほしいと思います。少なくとも私の読解力では誰だか分かりません。なんとなく香里だと思ってましたが。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- うーん、それぞれのモノローグの部分が多すぎてというか、会話部分がおまけでモノローグ部分がほぼ全編にわたっているのはやはりどうかと思います。一般的にモノローグって補足として使われるものだと思うんですよ。こう長々と独り言が続くと読みづらいです。ついでに言うとモノローグで行間を空けずに詰めているため読みにくいという点もあります。行間を空けておくとたいていの内容はすらーっと読めていけるものです。このような理由で1点をつけさせてもらいました。ご了承ください。
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 十二人目はPCの前の作者、理由は「未来で彼女らはどうしているのか書くため」でしょうか。最後の気づいていた二人というのは北川と秋子さんでいいのかな(登場時の発言から)。そう言う前提で採点をさせてもらいますが、時間の流れが表現できているキャラと出来ていないキャラがいるように感じました。祐一とナ雪は最後に出てきて結婚しましたってだけ。佐佑里と舞は全く出てきていないように思えます。逆に栞は良く表現されていました。こういう形の作品は発想としてはいいと思いましたが難しいと思わされた作品でした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- しゃべれないまま成長した一弥ってのも珍しいです。その条件で一弥の行動を著しているのはうまいと感じさせられました。
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- 全体的に良かったと思いますが特に最初の水瀬家の前での祐一と真琴のやりとりは面白かったです。ただ漠然とした不安だとかひっかかりだとか美汐が感じていた伏線が解決していないように思えます。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:9)
- 読んでてほんわかとしました。とってもほのぼのとしている作品でした。何もおきないけどちょっと気になることがあって(ここでは秋子さんのこと)気に掛けながら読んでいける。そういうグッドなほのぼの作品でした。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- 小学生のころやったことのある古典的なネタですが、そういえばこういう形で見たのは初めてです。大爆笑するようなギャグではないけど、とてもばかばかしいけど、こういうのも良しだと。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:5)
- 祐一・佐佑理・舞トリオのやりとり、そこに北川と香里も混じってきて……久瀬は少しかわいそうだったけど面白かったです。この作品のトリオでは舞が強い分佐佑理がうまく機能していないように見えました。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:8)
- 話のテンポが良くてなかなか楽しい話でした。栞エンドに真琴をからめるなど変わった展開が良かったと思います.
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:8)
- テーマは「正しいドラゴンボールの使い方」ですね(笑)。冗談は置いといて、心境表現がしっかりされていて、本編にしっかり関係していて、あゆの性格が出ていて、非常にしっかりと作られていたSSだと感じました。
- 038 PLAY (採点:6)
- 一般的な祐一×香里ものでしたが、真琴を絡めてちょこちょこ出していた事、それと最後の部分でポイント大でした。
- 039 さかあがり (採点:7)
- 美汐の気持ちをうまく表現しているように感じられました。逆上がりという題材をしっかり活かしているるのではないでしょうか。ただ「最期」は死に関連するので使用しないほうがいいでしょう。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:9)
- 非常に面白い話でした。題名からは何のことだろうと思っていたのですが、まさかこうくるとは見事です。再会のシーンも感動的でした。あの女の子は狐で手助けをしていたのでしょうか。
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- 救われませんね。バッドエンドコースですし、不幸とかいてあっただけに痛い話です。秋子さんの夫も登場していますが私から見て最低のやつですし、コミュニケーションが大事だって事でしょう。
- 043 未来には・・・? (採点:5)
- 全編モノローグというかこれは詩ですね。祐一と香里の気持ちを対にして表わしているのでしょうが、見比べてみると違いが見られます。祐一のほうが現在形になっているのに対し香里のほうは過去形を多用しています。香里のほうは一度逃げていたために自分では気づいていないものの栞の死を受け入れているという事でしょうか。
- 044 − 光幕 − (採点:10)
- 今回のコンペではよく見られる祐一×美汐ものでしたが、ダイナミックでドラマチックな現象で読んでて盛り上がった事、それでいて途中でおとしておきながらちゃんと最後にはそういう雰囲気でまとめる構成の見事さ、そんな観点から最高得点としました。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- はっきりいって短いです。まだまだ続くと思っていたので終ったことにびっくりしてしまいました。
書き方は読んでて面白かっただけに残念です。
- 046 影 (採点:5)
- 香里の無気力感の表現がグッドです。大きく落ち込むとそうなりますし、この香里の落ち込み方はマックスですし。慰められて立ち直るのではなかったことも同意見です。ただ最後に祐一が香里に告白するのはどうでしょう。これだと祐一が弱みに付け込む最低の男に見えてしまうのですが。ちなみにこの部分で2点ほど減点しました。
- 047 あゆの風 (採点:5)
- へぇ−へぇ−へぇ−(トリビア風に)。あゆの風ってあったんだ。本当でしょうか?祐一とあゆのやりとりが面白かったです。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- まだ逃げつづけようとしていた香里、それと祐一達の説得。元に戻るまでの姉妹の関係と仲直りまで、最後にはしっかり仲良くなっていましたね。それはさておき、最善の選択をするのではなく、自分の選択を最善にするですか。変な理由付けしないでがんばれってことですね。
- 051 むかしばなし (採点:5)
- よく知っている話でもこう詳しく描写すると新鮮な感じがします。舞の悲しい過去の話、やっぱり壮絶ですね。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:6)
- なんで北川?それはともかくなんか虚無感(?)を感じさせる作品でした。1番印象にのこったのは祐一達に真琴が会う場面です。知らないという事は残酷ですが、それ以上に他人なんてそんなものといった感じでした。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- あゆ視点の前半は上手いと思えましたが、祐一視点の後半はどこか違和感を覚えました。雰囲気が変わったからか、祐一の気持ちが定まっていないからかは分かりませんが。それと祐一とあゆの会話というか議論が少しずれているように感じられます。最後の部分とからめて祐一とあゆの別れも暗示しているのかなとも思えました。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- 題名からも言いたい事は分かりますが、真琴のモノローグとして直接それだけを書くのではなく、なにか出来事をからめてそこを物語とするべきだと思います。
- 057 miss understand (採点:8)
- 香里の性格を活かした面白い話でした。最後に北川とやり直すハッピーエンドではなく、結局自分が間違えたために手に入らなかったという点がリアルっぽかったかな。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- 予想外、想定外の展開でした。いやまあ謎ジャムの説明もできるし、そんな解釈もありかなっとは思いますが。特に序盤は私も祐一と一緒にいいがたい違和感に襲われていました
- 061 ばかんす (採点:6)
- どうも言葉遣いが乱暴に思えるが、それはさておきギャグものが少ないなかでこうはじけているものがとても貴重に感じた
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- まさか伝説の某ゲームが出てくるとは。1点をつけて見なかったことにしようという誘惑にかられましたが面白かったのでこの点数で。言う事は何もないです。笑わせてもらいました
- 065 送り火/狼煙 (採点:7)
- 煙草を題材にしたSSには久しぶりです。やはりこんなご時世ではSS内でも立場がせまいのでしょうか。まあ、そもそも登場人物が未成年ってところに原因があるんでしょうけど。名雪と香里のなかのよさがうまく表れていました。ちなみに私は吸いませんが、煙草にかんする表現が非常にうまいと感じました。
- 066 1M (採点:9)
- 非常に名雪らしさが出ているように思えました。行動もさることながら心のほうもしっかりと表現されていると感じます・
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- この作品のポイントは天使と悪魔の戦いでしょうか、表現がなかなか面白かったです。風邪をうつしたのは舞の力かな。
- 069 金魚 (採点:6)
- 名雪がはぐれたのは作戦だったんだろうな、きっと。北川の軽い考えが現実に打ち砕かれるところ。その前後での北川の成長が印象に残りました。
- 070 前を向いて (採点:8)
- あゆシナリオの名雪ですか。人形発見シーンの出来事がお見事です。名雪のとまどい、嫉妬、などが非常によくできています。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:5)
- なんとも不思議な話です。ただ設定を活かしきれていないというか、ボリュームは十分にあるんですけど少々物足りないような気がしました。
- 075 始まりの日 (採点:6)
- 祐一のプレゼントですが、綿がつめられていたのは割れないようになのか、ただのいたずら心なのか、両方な気がしますが祐一っぽさが出ています。手紙はくさい内容ですが、立派な事です。こういうのをどう評価するかってのが雰囲気ですよね。
- 076 殺意のプールサイド (採点:7)
- どこかしこから謎っぽい雰囲気がでている祐一と人がいい名雪の漫才として面白かったです。どこが推理なんだかどいうつっこみもありますが。
- 078 反転少女 (採点:6)
- なんともいいがたいSSですが、ギャグ…ならいいかって気分です。気になったこと反転あゆは非常に普通のしっかりしつけのされたいい子になるんですね。ってことは普段のあゆの解釈は…
○ZAZA さん
- 002 コンクール (採点:3)
- ほのぼのとした良いSSですね。短いのが気になりますけど。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 大学ってもっと慎重に選ぶものではないだろうか?
と、そればかりが気になってしまいます。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:2)
- ツッコミどころ満載のSSですね。
ツッコミどころが多い=面白いという等式が成り立たないと改めて教えもらえました。
- 010 歩行者優先 (採点:3)
- 宴会やったその日に出発ってかなりハードですよね・・・・・
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- ほのぼのとしたいいSSだと思います。
ただラストが曖昧に終わるのが個人的に引っかかったかな・・・
- 032 make bread,eat shorts (採点:1)
- こういうネタ生理的に受け付けません。
- 039 さかあがり (採点:7)
- それぞれのセリフが生き生きしてますね。
しかも逆上がりという意外性がすごく気に入りました。
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- 敬体のSSに馴染みが無いため始終違和感だけが残りました・・・・
内容自体は良かったんですがそれだけがどうしても気になってしまいました。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- 途中までよかったのにオチつまらない
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- まだ半分しか採点していませんが短編部門でおそらく一番採点に悩むSSになると思います。
自分はこういう雰囲気の小説は本来なら大好きなんですよ。すごく好きな雰囲気なんですが・・・・・・・・・
これがかのんSSだと考えたら何故か感情移入が出来なくなってしまいました。
迷った末にこの点数です。
でも純粋に文章だけでいえば本当に気に入りました。これからも頑張ってください。
- 058 カレンダー (採点:10)
- 祐一と美汐の心情が上手く書けてると思います。
大変面白いSSありがとうございました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- 初めはくだらねー、と思っていたのだが最後まで読んでみるとこれ反則的に面白いです。
「はじるす」ネタも笑えました。
そして何より香里が萌える!!最高です。
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- なんかこのSS読んでると真琴が浮かばれない気がします・・・・・・
- 078 反転少女 (採点:2)
- 不条理ギャグですか……あまり好きじゃないんですよね。
てか自分どうしてもトランプマンがどんな奴だったか思い出せません。あんまり「なるほど・ザ・ワールド」も見てませんでしたし。
- 079 フワリ (採点:2)
- なんか漠然としすぎてピンとこない話でした……
○delta-pj さん
- 001 farewell party (採点:6)
- 話の内容は理解出来ますが、ちょっと読み辛いですね。
もう少し簡潔な文章なら良かったのですが・・・。
- 002 コンクール (採点:6)
- う〜ん、ラストの展開が非常に残念な作品ですね。
話の内容も面白く、読みやすい為、逆に最後のあっけなさが目立ってしまいました。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:10)
- 大変すばらしい作品を読ませて頂きましてありがとうございました。
満点です。
読んだ後に何か解りませんが、良い気持ちにさせてくれる作品でした。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 話の展開にちょっと問題が・・・。
ラストを栞では無く他のキャラ(真琴・あゆ)でも成り立ってしまいます。
話の序盤にさりげなく、栞をイメージさせる様な事が有れば良かったのですが・・・。
- 015 in the room (採点:10)
- 正直に言って、私はこう言う話はあまり好きでは有りません。
好きでは無いのに、この作品には感心させられました。
話のテンポも良く、構成がすばらしいです。
再構成物のSSを書いている作家さんの心情は、この作品の通りなのかも知れませんね。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:9)
- ほのぼのとして良い作品だとは思いましたが、舞の話だった事にちょっと違和感を感じました。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:6)
- 多分、他の人からも言われていると思いますが、「誤字」特に人名の誤字は致命的ですのでご注意を。
話の展開は良かったのですが、香里の様子がおかしくなってから明るさが戻るまでの話にムリが有ります。
香里の様子がおかしくなったのが、栞の事ではなかったのなら話は別ですが。
- 028 再集合カノン (採点:8)
- なるほど、こう言う創り方も有るのかと感心させられる作品です。
ただ、残念なのがこの様な作風の場合、香里と栞の確執を出す意味が有りません。
もっと、和気藹々の方良かったのでは・・・。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:3)
- ごめんなさい、私には意味が良く解らなかったです。
- 030 12月のアムネジア (採点:10)
- シリアスと言うよりは、ほのぼのですね。
素直に感動しました。
- 040 青い空を見上げて (採点:10)
- 話の創り方がうまいですね。
何と言っても読みやすい。読みやすいから、いろいろ伝わって来る。
いや本当にお見事です。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- はっきり言って尻切れとんぼです。
せっかく感情が高まった所でいきなり話が終わってしまうとは・・・。
確かに字数の制限が有るので、作者さんもまとめるのが大変だった事とは思いますが、
中途半端な作品に意味は有るのでしょうか?
お願いですからこの作品の完璧版を書いて下さい。大変もったいないです。
- 061 ばかんす (採点:9)
- 大変面白うございました。
SSコンペではギャグ物は何故か評価が低いのですが、読んでいる人が素直に面白いと思えば、
高い評価をするべきですね。
○duven さん
- 001 farewell party (採点:2)
- あまり見るべき点はありませんでした。
直接文字を使用して説得力のない不確定な断定を(Kanon世界では確かなことでも)読み手に強制する、というのはスマートではないのでは。
また、文全体に余計な言葉が多すぎると感じました。
意外性に頼らない何の事はない話を読ませるには、飾りではない、文字の存在感が圧倒的に不足している様に思います。
- 002 コンクール (採点:3)
- テーマがありきたり過ぎて評価が難しいです。
はっきり文字にしてありますし、おそらく言いたいであろう事は伝わってきますが・・逆に何か裏でもあるんじゃないかと勘繰ってしまいます。
ただ、下手に文字で飾りをしなかったのはよかったかと。
とりあえずこの文では祐一がすごく薄っぺらい人間に見えます。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- 幸せならばそれでいい、そう考えられる人間は世間にはそう多くないのでは。
それはこの式の会場という、小さな世間にも言えることで。
そういった類の無理があちこちに見えて、それらが文全体に大きな歪みを生んでいるように見えます。
またその幸せも、描かれているの彼等の心情が平面的で、めでたしめでたし、と祝うには余りにも脆いものなのではないでしょうか。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:6)
- 作者の方はそれぞれの人間像をきちんと持っておられるようで、その後の3人がきちんと元の彼等のキャラクターの延長線上から外れていなくて好印象でした。
テンポもよく、そう短くはない話でしたがストレスなく最後まで読む事ができました。
ただその分違和感も目立ちました。
祐一に向けられた文で始まって、栞への言葉で終わるという事、香里の過度のお茶目さ(ほんのもう少しだけ抑え目でもよかったかと)、最後の祐一の言葉
特に祐一の言葉は惜しいです。台詞ではない、ただ心に響く言葉であれば。
- 007 思い出 (採点:1)
- 私には、この文に秘められているであろう真意を読み取る事が出来ませんでした。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:1)
- こいつは北川ではない。
というのが偽らざる感想です。
1人輪からはみ出た存在感や、口調というか・・文体があまりにも北川から遊離している様に感じます。
作者は自分の文に酔っているように見えます。
穿った見方とは思いますが、全て漢字にして、行を空ければ雰囲気出るだろ、のような。
読み手に媚びる必要は全くありませんが、読ませる努力を怠るのなら、それは公衆の目に触れる作品、としては不完全と言わざるを得ません。
- 010 歩行者優先 (採点:3)
- こういう作品の宿命なのか、別れが大袈裟過ぎるような・・名雪も、香里も、それだけの絆、それだけの覚悟があるのかもしれませんが、ドラマティックなのと大袈裟なのは少し違うのではないかと。
名雪の強さ、というものが心情の平面的なマイノリティ、というだけではそこはかとない天邪鬼感を醸し出すだけの様に感じますし・・よく分からない事を書いてしまいましたが、要するにそれに香里を揺り動かすほどの説得力を感じません、という事です。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- 中身以前に見せ方に問題があるかと。
自分を責める割にはいやに言葉の節々が横柄な祐一も印象が悪いです。
人間同士の絡みは面白くはないですし、結論も精神論でお茶を濁したような感じで特に見るべき点はありませんでした。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- 他の方法では笑えるネタが、文章に置き換えたら笑えるというものではないという事がよく分かる文でした。
ネタが面白くない以上、人間同士のかけあいで笑わせるしかないと思うのですが、オリジナルのキャラクター、久瀬、斎藤、と読み手にあまり馴染みのないキャラクターを使う、という余計なハンデを背負っている分、難しかったのでは。
敢えて茨の道を選んだ割には目を引く部分もありませんでしたし・・彼らを起用した狙いが読み取れませんでした。
- 015 in the room (採点:3)
- 目のつけどころは悪くないですが・・アイディアを形にするには少し詰めが足りない印象を受けました。
奇跡の定義のくだりは使い古されたテーマですし、何か新しい見解があるわけでもなく、取り上げる必要性が希薄に感じます。
祐一と北川では話に説得力がありませんが、このテーマでこの形を取るには祐一と北川でないと成り立ち辛い。私には奇跡の話が余計に思えてなりません。
もう1歩踏み込んで第三者視点に語らせるなど、発想の方を大事にしてもよかったのでは。
- 016 月色の涙の想い (採点:2)
- 香里がそのネーミングセンスを誉めるでしょうか。
北川の第3者的な、それらしい言葉、に涙まで流して頷くでしょうか。
視点に不自然な点もありましたが、それ以上に、文全体に蔓延る違和感が香里という人間に別人のような幼さを感じさせているように思います。
- 017 FREE (採点:8)
- 言葉の使い方、選び方が丁寧で、凄く良い作品でした。
文のリズムも美しいですし、この点は及第点以上であると思います。
その他にも良い点はありましたが、言葉に特に目を見張るものがありましたので。
ただ抽象的になってしまいますが、もう少し読み手を煙に巻くような、というか読み手の力に頼る表現もあっていいのではないでしょうか。
読んでいて、この作品は親切過ぎる様に感じましたので、文句をつけさせていただきました。
- 018 あいとまこと (採点:4)
- 真琴の口調がしっかりし過ぎている、祐一のリアクションが大げさな点がある
そして終わり方がもう少し余韻を残すような、そうでなければもっと鮮やかに切ってしまわないと、このままでは中途半端な感じがします。
最後以外は細かい事ですが、全体としての完成度が悪くない為、少し気になりました。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- 導入の部分で終わっている、といった感じでこの作品単体ではいい評価はできませんが、続きが非常に気になります。
そういう点では良い作品であると思います。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:4)
- 手紙の後が長いので、読後感がいまひとつでした。
ありきたりながらもそれまでの事の運びは悪くないですし、手紙自体の出来もいいのでもう少し焦点を香里にずらしたほうがよかったのでは。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 特に難しい話ではない分、言葉の選び方を注意して読ませていただきました。
全体的に無難にまとまっていたと思いますが、
「死んでしまうと分かっているなら、自分本位ではいられない」
という一言はよかったです。本当にそう思えるかどうかは別にしても。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:2)
- 舞じゃない、とまでは言いませんが・・名を伏せられたら分かりません。
心の中だから、といわれればそうですが、やはり、らしさが希薄なので分かりにくかったです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 看板に偽りなし、ですが・・本当にただ日常を描く事の意味が伝わってはきませんでした。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 本筋についての感想は他の方に任せるとして、私は自分の気になった点を1つ。
心の中の言葉が文の殆どを締めていると思うのですが、だからこそのあざとさ、くどさが目に付きます。
自問自答にしても、その深さを何度も重ねて見せるだけで解決するのでは読み手に好印象を与えるとは思いませんし、手法としても稚拙な感じがしました。
- 028 再集合カノン (採点:2)
- 私の読解力では難しい作品でした。
複数回、目を通しましたが、疑問の一部があまりになんとなく、としか分からなかったので、何か裏がありそうなもの書いて知ったかぶりする奴が出てきたら鼻で笑ってやろう、みたいな意図があるのかと勘繰ってしまいました・・
以下は、そういう人間が感じたものとして見てください。
文の印象としては、テーマに対して飾りの言葉が多すぎるように感じました。
如何せんそれが読み取れない為、言葉の取捨選択が余計に要領を得ないのもありますが、結末に多くの情報を継ぎ接ぎしていったような蛇足感を文全体に感じました。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:4)
- お話については特に書く事もないのですが、文として少し気になったところがありましたので。
目に見えるもの、体が感じるもの。
それらを過剰に説明しすぎている、と感じました。
書かなくてもこちらに伝わる、一度書けば分かる事が過剰に目に付く為、文にとって余計な要素になっています。
少し読み手との間合いの取り方がよくなれば、もっとよい作品になるのでは。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- この手の話を扱う作品は他にも多数ありますが、文としてのまとまり、雰囲気がいいため、興味深く読む事が出来ました。
真琴や秋子には少し違和感を感じる部分もありましたが、それ以外は総じてイメージを壊さない様に描かれていて、及第点の出来ではないかと。
ただ、全体の雰囲気がかなり完成されている為に、細かい単語の選び方にはもう少し気を使って書いてほしい、と思う部分もありました。
まだ改善できる余地は残っていますが、それでも平均からは頭抜けた作品である事には変わりないと思います。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:6)
- 日常を描く作品のお手本といった趣でよかったです。
余計な飾りも少なめで、下手な小細工がないので気持ちよく読むことが出来ました。
秋子がいなくなった後の、2人。
無駄な冒険がない分(善し悪しあるとは言え)その数多ある可能性の中の1つとして、納得できる作品だと思います。
できれば、もう1段階上、感心させられる作品にまで昇華させられれば、このジャンルの作品としては言う事ないのですが。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- 終わり方以外はかなり、ギャグとしてはよかったと思います。
終始ニヤニヤしながら読ませていただきました。
ネタは決して面白くはないですが、人間同士のかけあいに緩急があり、内容、テンポともに秀逸です。
ただはじめに書いた通り、オチが弱いかと。
話的にはなんでもない部類ですが、ギャグというジャンル上、その部分を重視して採点させていただきました。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 物自体はなんでもない話ですし、乗せられたギャグも特に笑えるものもありませんでした。
勢い任せのご都合主義にするにはギャグに力がなさ過ぎるし、中途半端なシリアスも蛇足にしかなっていません。
また、ほのぼのとした日常を描くには余計な描写が多すぎるように感じます。
もう少しジャンルを明確に絞ってこれで勝負、という軸をきちんと作ったほうがいいのではないでしょうか。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:7)
- 会話は前後も含めて全体的に、テンポ、内容ともに見所が多く、言葉の使い方にも斬新なぶつ切り感みたいなものがあって鮮やかでした。その点だけで評価させていただきました
他は、冒頭部分や話の内容にはなんとも言えない往生際の悪さ、みたいなものを感じます。
冷静と情熱が食い合っているというか・・適当にお茶を濁したような感想で申し訳ないです。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 話自体はなんでもないですが、言葉の選び方が丁寧で、よかったと思います。
ただ、それだけにいちいち結果、心情、台詞といった、全般に説明が過ぎる様に感じました。
それではせっかくの言葉の良さも埋もれてしまいますし、自信なさげな文に見えます。
1つの言葉できちんと1つの描写をできるだけのセンスは感じますので、より少ない言葉で描く様にしたら、より美しい文になるのではないでしょうか。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:2)
- よくある話な分、細かい言葉使いや心理・情景描写に気をつけて読みました。
特別秀でた点や、あまり大きな欠点も見当たらなかったのですが1つ最も気になったのは、おばさんくさい、というのが最大の特徴である美汐が「帰ってこれるわけがない」という言葉を使ったことでしょうか。ただの脱字かもしれませんが、だとしたら尚更勿体無いです。
細かい事に思えますが、大げさではなく他のキャラで言えばきめ台詞(うぐぅとかそんなこと略とか)を間違うに等しいものですから非常に気になりました。
その他にも真っ先にものみの丘に行かない祐一とか、細かい違和感を感じる点が多少目立ちますが、これらを直せば及第点の作品にはなり得たのではないでしょうか。
- 043 未来には・・・? (採点:4)
- 雰囲気に騙されそうになりましたが、意外と短く終わってしまったのでそうはなりませんでした。
中身の希薄さに対して、外見が中途半端な非常にアンバランスな作品である様に思います。
一部興味深い言葉遣いもありましたが、それで勝負できるほどではないかと。
もっと言葉を洗練させていけば、詩になり得ると思います。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- 短編という枠組上、仕方のないことでしょうが・・少しあっさりし過ぎではないかと。
やはり限られた文字数内でも祐一の葛藤がきちんと伝わって来ないと、どっちでもいいけど真琴がいないから美汐にするか、のような感じに見えて良い印象は持てません。
ただ、下手な小細工や蛇足がないので、文章としては気持ちよく読める作品であると思います。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- ギャグというジャンルである以上、その部分を重視して読ませていただきましたが、残念ながら厳しい採点をせざるを得ません。
ギャグとほのラブ、という二つの要素が互いに邪魔にしかなっておらず、何故こういう形を取ったのか、何が書きたかったのか理解に苦しみます。
これで少しでも笑えればまだ見所はあるのですが、そういうわけでもありません。
笑う所であろう部分に、非常に独り善がりな印象を受けました。
文章を使って笑わせるのは難しい事だとは思いますが、自分が書いた勢いではなく、冷静に読んでせめてニヤニヤさせる程度のものを書く事が出来なければ、ギャグとしては厳しいです。
- 046 影 (採点:4)
- 特別に良い点も悪い点も目に付きませんでしたが、細かい事を。
この文では、祐一が北川を使ってうまくいくように仕向けたみたいで、あまり好い印象は受けませんでした。
- 047 あゆの風 (採点:2)
- なんというか…笑えないツッコミどころ満載な文ですが・・それは置いておきます。
話がどうのこうのとか難しい事もおいておくにしても、まず祐一の無意味な暴言はどれも面白くはないですし、普通にしておけばよかったのではないでしょうか。
あとは、話を面白いものにするのは難しいですが、せめて言葉の選び方は考えられるのでは。思いついた言葉をそのまま文にしているような、悪い意味で荒削りな感じがしました。
題材を言葉が邪魔してしまっている、題材と文章の方向性とがまったく合っていないのも、余計にそう思わせる原因ではないかと。
- 048 Raining (採点:7)
- キャラクターも良く描かれていますし、全体的に無難にまとまっていて、良い作品でした。
ただ、抽象的で申し訳ないのですが、こういうほのぼのとした作品だからこそ、何か特別な、心に響く言葉がほしいと思います。
良い作品ではありますが、記憶に残る作品になるには、私にはそういった部分に物足りなさを感じます。
- 051 むかしばなし (採点:2)
- 話はそのままですし、手法が特別に斬新なわけではない。
目に付く言葉の使い方もありませんでした。
この手法、それだけで作品として成り立つほどのアイディアではないと思いました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 天野潤が記したという形を取る必要があったのか、何の為に彼が記したのか、その狙いがはっきりしないような気がします。
必然性が少しでも感じられれば、文自体は平均的な出来なのですから勿体無いです。
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- 今更名雪の心の内を説明されても特に思うところはありませんでした。
中身はいいとしても、手法に見合う言葉の選び方、心情の描き方がなされていないので、それ以外には感想は特に。
「」内は名雪の独り言だと思うのですが、全て心の内に統一してしまったほうがよかったのでは。
独り言と心の内を区別する必然性が感じられないので、そちらの方がリズムや見栄えもよかったと思います。
- 057 miss understand (採点:9)
- 喜ばしい事なのですが、つけるつもりはなかった高採点をせざるを得ません。
心の中とは擦れ違ってしまう、口をついて出る言葉、というのはよく扱われるものですが、この作品はそれが押し付けではない香里の心情と共に非常にうまく描かれていると思います。
始めから終わりまで、読み手を振り回して、かつ離さないという、文章のバランス感覚がすばらしい。
細かい言葉の選び方にも気が配られていて、違和感を感じる部分も殆ど皆無でしたし、陳腐な言葉で恐縮ですが、胸の押し潰されそうな切なさが、言葉から感じられました。
本当は余計な難癖つけるのはやめようかとも思ったのですが、すばらしい作品に敬意を払って1つだけ注文を。
終わり、というか結論が(今までの文の我侭ぶりに比べると)ありきたりで大人しく、物足りなさを感じました。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:3)
- 名雪の苦悩の深さがよく伝わってきて、前半はかなりよかったです。
しかし、だからこそありがちな、安易な結末なのが残念です。
解決も、雪うさぎ、という曖昧、便利なものに頼った点が勿体無く感じました。
心情描写には見るべき点が多かっただけに、もっとそれを生かした話を組み立てた方がいいのでは。
- 061 ばかんす (採点:1)
- 勢い任せの笑いこそ、緻密な計算が・・とまでは言いませんが、このての作品に多く見られる独り善がりな強引さがこの文にも散りばめられています。
文章に秀でた点も見当たりませんし、勢い任せにしてはテンポも悪い。
私には評価できる要素を感じられませんでした。
- 067 ポイズン・キッス (採点:3)
- 中身はともかく、題名で中身が分かってしまうのはどうなのかと・・どうせならそう予測する読み手を裏切る仕掛けがほしかったです。
- 069 金魚 (採点:3)
- どうも台詞、役回りからしても北川より祐一向きの話のような。
北川を使いたいのなら、そこにいるのが北川でなければならない話でなければ。
祐一の位置に北川をスライドさせただけでは、既存の作品の劣化コピーにしか見えません。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- ただ目の付け所がいいだけではなく、彼の人間像も掴みやすく、文章のレベルも一定以上ですし、何よりKanonという箱庭世界に非常にマッチした作品だと思います。
少し語弊があるかもしれませんが、奇抜な物語を、奇抜な手法に頼らずに描いた点も非常に好印象でした。
アイディアをきちんとした1つの作品にまで昇華した好例ではないでしょうか。
最後の一文が、余韻を残すような、願わくば心に呼びかけてくるような言葉であれば・・どうも終わり方が味気ない気がします。
- 072 傷痕 (採点:3)
- 傷跡云々のくだり、というか頭から真ん中にかけてはかなりよかったと思うんですけど・・そんな言葉で解決できるっていうのが、結局普通の喧嘩となんら変わりないので、興醒めでした。
私はこういう割と重めの話題だからこそ、祐一には向こう見ずで突飛な、かつドラマティックな解決法を期待するんですが・・
- 075 始まりの日 (採点:3)
- 死を乗り越えた二人に、旅、という単語は少しアンバランスな青臭さを含んでいる様に感じます。
祐一の言動も中途半端なうそっぽさがKanon世界にそぐわない、妙な現実味を感じさせます。
物語として説明できない、し辛い部分は描かずに、できる部分だけを饒舌に説明するのでは、都合が良過ぎるのでは。
描かれていない部分に文章として違和感を特に感じない分、余計に饒舌な部分が蛇足に見えて、文全体のリズムを崩している様に思えました。
- 077 盲目考察 (採点:4)
- 乱暴な感想になってしまいますが、こういった雰囲気の作品は、オブジェにも通じるものがあると思います。
だからこそ、細かい言葉の違和感が、文の統一感を乱し、文字の羅列に変えてしまう。そんな事を読みながら感じました。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- 総じて丁寧な言葉遣いがされてありますし、中には印象的な表現もあり、その点は非常によかったと思います。
粗筋上余計な部分にも無駄が少なく、会話、心情、情景描写どれも一定以上にあると感じました。
しかし話はというと、新鮮さはないですし、その中身も至って無難に思えます。普通のジャンルの作品ならまだしも、ファンタジーと銘打っているからには大なり小なり読み手を裏切る要素が欲しいです。
また、全体的な文の水準が悪くない為に、一部くどさや、窮屈な言葉遣いが目立ちます。
最後に非常に個人的な文句ですが、光に包まれて消えるというのは・・少しチープな気が。
○earthy さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 名雪の気持ちが伝わってくる良い話だったです。夜の校舎の雰囲気もよく出ていると思います。
- 002 コンクール (採点:5)
- 良い話だとは思いますが、何と言うか最後があっさりしすぎていると思います。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- もう少し進路に対して葛藤があってもいいのではないかと思います。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- 何か最初と最後だけあって、中間の描写がすっぽり抜けているような話だったです。
途中の経過を詳細に描写していれば、最初と最後の部分が生きてくると思われるだけに
もったいないなと思いました。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- えっ、こんな話なんですか。いくら秋子さんが了承してもこれはちょっと・・・・・・
もし、こういう展開にしたいのならそこに至るまでの過程をちゃんと書くべきだと思います。
これだと、祐一が優柔不断なだけに見えます。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- 2人(祐一、香里)の仲がよいのは分かったけど、それだけの話だった感じがします。
- 007 思い出 (採点:2)
- 話がボリューム不足なこと、香理という誤字、そして途中の過程をはしょっていきなり恋人に
なっていることなど、気になる点だらけだったです。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- 北川の気持ちが伝わってくる話でした。ただ、最後に北川が立ち直るような展開だったらもっと
良かったんじゃないかと思います。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:4)
- この話、夢なのかそれとも現実なのか分かりにくかったです。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 出会いがある以上別れもあるのは仕方ないとはいえ、やはりさびしいものですね。
個人的には別れのパーティーの描写が見たかったです。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- ギャグではないのなら、美汐の両親とのやり取りは余計だったです。この部分だけで
全体の雰囲気が台無しになっていると思います。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- オリキャラがメインでKanonという感じがしませんでした。あと、最後の一文は余計だと思います。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:7)
- 最初から最後まで甘々(暴走?)な名雪に圧倒されました。割と楽しんで読めました。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:7)
- 前半をライトな感じで進め、後半をシリアスに持っていくその構成は良かったと思います。
細かいですが最後に誤字を見つけました。
なくれば作ればいい → なければ作ればいい
- 015 in the room (採点:4)
- この話の場面設定がよく分かりませんでした。
- 016 月色の涙の想い (採点:6)
- いい話なんだけど、北川が問題行動をやらかしていたという設定が唐突だったです。
2人を顔見知りにさせるために付け足したような感じに見えたので。
- 017 FREE (採点:4)
- 告白して振られたわりには名雪の態度があっさりとしている感じがします。
何かシリアスには見えませんでした。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- 突然終わってしまったような感じです。ラストをもう少し丁寧にまとめてほしかったです。
- 019 Hello, Again. (採点:4)
- 何と言うか、みしおとの出会いに文章を使いすぎている感じだったです。その後のみしおとの
触れ合いに重点を置いて書いたほうが良かったと思います。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- え〜と、気になる点がいくつかありました。
1つ目、高校生の娘が真夜中になって帰ってきたら、両親はそのことに対して叱るなり心配するなり
何らかの反応を返すのではないかと。
2つ目、祐一が全治4ヶ月もの大怪我を負ったならば、普通救急車を呼ぶと思いますが、そのサイレンの音は香里には聞こえなかったのでしょうか?真夜中だったら結構遠くでも聞こえると思うのですが。
3つ目、香里が祐一のお見舞いにいかなかった理由がよく分かりませんでした。
さていろいろ書いていますが、最後の名雪の描写は良かったです。健気だなと思いました。
- 021 隠された想い (採点:4)
- なぜ祐一は香里を選んだのか、そのあたりの描写が欲しかったです。
- 022 アンバランス (採点:10)
- 初めはそっけない感じの美汐が、だんだん栞と打ち解けていく様子が感じ取れました。
2人の描写もとても上手だと思います。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 舞が考えているシーンで引き伸ばしすぎているように思います。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 名雪の人当たりの良さがこの4人を結びつけたんだなあと思いました。
さて、香里が香織となっているところがやけに目に付きました。(というか全部?)
さすがにこれは多すぎだと思うので減点対象にしました。
せめて1回くらいは見直してもらいたかったです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:4)
- いい雰囲気の話でしたが、はっきり言って物足りなかったです。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- 話はストレートで分かりやすかったです。ただ、あれから栞はどうしたんでしょうか。
もう一度告白するようなことが書いてあった割には全然出てこなかったし、その点が
気になりました。
- 027 冬空のキセキ (採点:9)
- 本当に綺麗な話だったです。話の構成も良かったと思います。
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 単に皆が集まっただけの話にしか見えないのですけど・・・・・・ 何を伝えたかったのでしょうか?
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- この話、夢なのか現実なのか分かりにくかったです。雰囲気は良かったです。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- シリアスとほのぼのが上手く混ざっていて心地よく読めました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- 二人は仲良くやっているということを伝えたかったのだと思いますが、もう少しひねりが
欲しかったです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:2)
- 何と言うか、コメントしずらい話です・・・・・・
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 祐一のセリフに全部カタカナだけのものがあったけど、読みにくいだけなので普通のセリフにした
方がいいと思います。あと、なんでも食べ物で解決しようとするのは単純すぎると思います。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:2)
- これって栞の空想の世界でしょうか。よく分からなかったです。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- これからという所で終わってしまった感じです。その後どうなったのか気になりました。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:7)
- 話の着眼点はいいと思います。気になった点は、途中で視点が切り替わる時そのことをわざわざ
明示する必要はないと思います。明示しちゃうと種明かしをしているみたいでもったいないと思いました。
- 037 猫とともに (採点:7)
- 秋子さんと猫の描写はよく書けていると思います。秋子さんを置いて祐一達が外国へ行った理由について
知りたかったです。
- 038 PLAY (採点:8)
- 祐一達よりも、2人を尾行している真琴の方が気になりました。
- 039 さかあがり (採点:8)
- なにげない日常でのちょっとした発見、二人のやりとりが良かったです。ところで、鉄棒って体育館の中にもあるんでしょうか?
- 040 青い空を見上げて (採点:8)
- ほのぼのしていて良い話だったと思います。第三者から見た視点で書いているのもいい味出していると
思います。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:3)
- あの〜、マーサと真琴って同じなんですか? 最後を見る限りではそう見えますが。だとしたら
何で今まで真琴という名前を使っていたのでしょうか?その辺の説明が欲しかったです。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- いつも笑顔の秋子さんのもう一つの側面を感じ取ることができました。いろいろ大変だと思うのに
子供達を暖かく支えてあげている感じが伝わってきて良い話だったです。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- 悩んでいるのは分かるけど、それだけで話が終わっています。せめて会話くらい欲しかったです。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 後半の祐一、ちょっとやりすぎ(笑 二人のやりとりはほのぼのしてて良かったです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:7)
- 前半のやり取りは本当に面白かったです。ただ、後半のほのぼのはちょっと弱いかなと思いました。
あと、店が見せになっていました、一応報告を。
- 046 影 (採点:6)
- ちょっとお約束な展開かなと思ったけれど、話は悪くなかったです。
- 047 あゆの風 (採点:7)
- なんだかんだ言いながらも後半は一生懸命でしたね、二人とも。ところで他に人は誰もいないんでしょうか? その点が少し気になりました。
- 048 Raining (採点:8)
- 回想シーンが特に良かったです。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 香里がちょっと時計について気にしすぎな感じがしますが、内容は良かったです。
- 050 笑顔にすべてを (採点:9)
- 絶妙のタイミングで現れる祐一、その後の香里の反応がこの話一番の見所でした(笑
話は上手くまとまっていると思います。笑顔、大切ですよね。
- 051 むかしばなし (採点:4)
- 動物を虐待したディレクターがなんのお咎めもなしで、その動物を治した女の子が街を追い出されるのは
納得いきませんでした。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:3)
- これって祐一と北川を入れ替えた真琴シナリオでしょうか?最後まで読んだけど話がよく分かりません
でした。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:10)
- あゆの問いかけにきちんと答えてあげる祐一、二人の絆は強いなと感じました。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:7)
- きちんと仲直り出来たみたいで良かったです。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:5)
- 話は物足りなかったですが、終盤に真琴が発したメッセージは良かったです。
- 056 写真のわたしと今の (採点:8)
- 起承転結がはっきりしている話で、名雪の心の動きが良く分かる話だったです。
- 057 miss understand (採点:10)
- この話、初めて読んだ時は香里の心情がよくわからなかったです。二回目はじっくりと読んでいき、
ようやくこの話の中で伝えたかったことが分かってきました。
香里にとっては辛い結果になってしまったけれど、今回のことをバネにこれからがんばってほしいと
思います。
- 058 カレンダー (採点:7)
- 物静かで良い雰囲気の話だったです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 発想は面白いと思いますが、いくらなんでもカップラーメン位はちゃんと作れるんじゃないかと・・・・・・
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:6)
- まず、2箇所ほど香里が香織になっているところがありました。それと名雪視点の話なら、最初の行の
水瀬名雪という言葉は必要ないと思います。話自体は割と良かっただけにもったいないなかったです。
- 061 ばかんす (採点:2)
- ギャグにしては笑えなかったです。祐一の言葉遣いも変でした。
- 062 さくらのころ (採点:8)
- 淡々とした文章がよりいっそう寂しさを醸し出していると思います。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- 30分も遅刻して何をやっていたかと思えば食い逃げとは・・・・・・ それに祐一が注意する前にあゆが指輪
を飲み込んでしまったらどうするつもりだったんでしょうか? 端的に言うと祐一の思考についていけなかったです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- 題名が全てを物語っている話だったです。あと最後の締めが甘い感じがします。
- 065 送り火/狼煙 (採点:3)
- やっぱり未成年で煙草はまずいでしょう。
- 066 1M (採点:7)
- まず、変なところで改行が入っている箇所が2つありました。話の方は良かったです。いかにも名雪らしい話だと思いました。
- 067 ポイズン・キッス (採点:3)
- 途中までは割といい雰囲気だったのに後半の展開で興ざめしてしまいました。あと、題名から最後の
オチも読めてしまいました。
- 068 風にドレスを (採点:4)
- これって真琴SSじゃなくて美汐SSのような気がします。ちょっと分かりにくい話でした。
- 069 金魚 (採点:7)
- この話、北川が面白かったです。
- 070 前を向いて (採点:7)
- 2人は本当に親友だなあと思える話だったです。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:4)
- このおじさんいったい誰なんでしょうか。いまいち感情移入できない話でした。
- 072 傷痕 (採点:5)
- この問題の解決方法としては祐一のとった行動はよかったと思います。ただ、学校を丸一日さぼるのは良くないと思います。
- 073 親友体制 (採点:6)
- 舞と祐一のやり取りが面白かったです。ところで、名前が同じなだけでここまでこの少年に深入り
するのかなぁと思いました。動揺はするとは思いますが。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 祐一と美汐が付き合うのはいいとして、真琴の描写もきちんと書いてもらいたかったです。これじゃ何のために真琴が戻ってきたのか分かりません。
- 075 始まりの日 (採点:8)
- 何で病気が治ったのかという事は気になりましたが、退院後の描写は良く書けていると思います。
- 076 殺意のプールサイド (採点:2)
- さんざん引き伸ばしておいてこのオチとは・・・・・・ 題名と内容が一致していないです。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 話の展開は分かるのですが、途中に出てきた哲学の話は難しかったです。
- 078 反転少女 (採点:3)
- ただ皆の性格を変えただけで何のひねりもなかったです。あと、最後も中途半端でした。
- 079 フワリ (採点:7)
- 雰囲気はとても良いと思います。ただ話の内容が少し難しかったです。あゆシナリオに対する理解が足りないせいかもしれませんが。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- 丁寧に書かれていて良い話だったです。ところでこれファンタジーなのかなぁ、ちょっと微妙。
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- 二人の楽しそうな雰囲気が伝わってきてすごく良い話だったです。ただ誤字が目立ったのは気になり
ました。
○filia さん
- 078 反転少女 (採点:9)
- 各キャラの性格がそれぞれいい味出してて良い。
普通と違う性格のキャラを見れて楽しめた
○hisa さん
- 001 farewell party (採点:8)
- きれいな文章で結構読みやすかったです。
当たり前の展開の当たり前の結末ですが文章が魅せてくれていると思いました。
展開が読めない話だった満点だったと思います。
- 002 コンクール (採点:6)
- 悪くないと思います。しかし、インパクトに欠ける気もします。
文章のバランスは良いと思うのですが…
- 003 NEVER TOO LATE (採点:7)
- なかなか良かったと思います、日常の1場面でホントにショートストーリーですが、
呼んでてのほほんとした気持ちになりました。
いかにも短編らしいストーリーを選んだのも成功だと思います。
- 004 冬は好き? (採点:5)
- 面白いと思います。ただ、一つ目と2つ目の質問が何の脈略も無く唐突過ぎるのでその部分は減点です。
ただ、超SSとしてならば結構高評価できる作品ではと思います。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- 呼んでいてとてもよい雰囲気でしたが、話の内容は最低だと思います。
この話を受け入れたれない方が、人としてkanonをプレイしたものとして'不適'なのかもしれませんが。
話を読んだあと、今後のあゆがすっごくかわいそうになってしまいました。
文章の雰囲気はとても好きなので別のストーリーを読みたいです。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:3)
- 香里じゃ無いな、このSSで香里と名乗っている人物(笑)
栞のことがあるとはいえ、もうちょっと香里らしさをだすか、栞のことを伏せておいて他のキャラを割り当てたほうが良かったと思います。
違和感有りまくりのSSでした。
- 007 思い出 (採点:2)
- 前半と後半の話が別物のように感じました。
せっかく二人きりってことになったのだから、そのことをもっと引っ張って欲しかった。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:1)
- 自分が頭が悪いだけかもしれませんが…
文章が読みにくかったです。
あと、内容が急展開しすぎです(文章をしっかり読めたとしたらもしかしたらそんなに急展開でもないかもしれませんが、自分にはそう感じました)
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 倉田家一族の心にしみるストーリーでした。
最初、とっつきにくい文章でも、だんだんと引き込まれるような文の構成はすばらしかったと思います。
'奇跡'がテーマになっているこの物語にぴったりなお話だと思いました。
終盤、少し文章がだらだらしていたので減点させてもらいました。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 祐一の存在感がないぶん美坂チームのいろいろな一面を見ることができました。
面白かったけど、光るものは無かったように思いました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- 途中、中途半端なギャグとかが最悪でしたが、最後は無難にまとめてきたような気がします。
途中の文章構成を変えれば、もっと高い評価をえることができるのではないでしょうか?
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:8)
- オリキャラの設定がしっかりできていて楽しく読ませてもらいました。
まあ、物語の上で多少の無理はあるものの、魅力的な作品でした。
齋藤君とのやり取りも面白かったです。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:9)
- これギャグですか?(笑)
べたべたもここまでいくとギャグに見えてきてかなり面白かったです(笑)
満点に足りない部分はおちの部分です。
きれいにまとまってはいますが…
個人的にはちょっと壊れ気味の名雪が一番好きです(笑)
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 最後のおちが弱かったと思います。
文章は読みやすかったと思いますが、それ以上のものは無かったと思います。
- 015 in the room (採点:6)
- 深い意味がありすぎ自分にはよくわかりませんでした。
ただし、北川とのやり取りはかなり面白く読ませてもらいました。
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- 北川と香里のやり取りが絶妙でした。
シロのことから逃げたという北側の台詞がありましたが、具体的に逃げた描写がもっと詳しかったら満天でした。
香里には妹のことから逃げて欲しくないものですね^^
- 017 FREE (採点:5)
- いいですね、親友二人組みのいい話というかなんというか
よんでいて楽しかったです。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 真琴の魅力がいっぱいでよかったと思います。
また別のお話も読んでみたいです。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- ストーリーがすばらしかったです。
自分は美汐ストーリー物がいまいちダメなのですが、そんな自分のアレルギーを吹き飛ばしてくれる作品でした。
別の人のストーリーだったら、もっと良かったかもしれません(あくまで自分にとって)
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- 短編なので、やはり気持ちの描写の不足はあったように思えます。
でも、文章自体は読みやすく読ませてもらいました。
また、別のお話も読んでみたいです。
- 021 隠された想い (採点:8)
- 読みやすくていい作品だと思います。
私的な属性の作成ではないので残念ですが作品を楽しむことができました。
- 022 アンバランス (採点:6)
- あまり見ないコンビのSSで最初は戸惑ってしまいましたが、面白かったです。
これから美汐と栞が友情をはぐぐめたら素敵だなって思えるような作品でした。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 舞っぽくないなってのが第一印象です。
設定云々を抜きにすれば良作だと思います。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- 香織というのはオリキャラなのでしょうか?(笑)
とみんなに突っ込みを受けていらっしゃると思いますが
作品的にはすべてがありきたりのもので何か光るものがあったらなって思いました。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:6)
- ショートストーリーでしたが簡潔でわかりやすく読みこたえがあったように思います。
この文章量でうまくまとめているので他の作品も読みたくなりました。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 少し強引な文章だなと感じました。
私的には、薀蓄みたいなものが多くてちょっとダメでした。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 狐たちの奇跡、ダイアモンドダストを見てみたかったです。
真琴が復活できるのはいつのことになるかわかりませんが、祐一たちにしっかりメッセージは伝わったようです。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- ごめんなさい、よくわかりませんでした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:5)
- 途中からの展開が変化しすぎて文章を書き急いじゃった感がありました。
途中までは、のほほんとさせてくれる良い文章でしたので、他の作品も呼んでみたいと思いました。
- 030 12月のアムネジア (採点:10)
- いいですね、物語、ギャグ、人物の描写などバランスが取れていてすばらしかったと思います。
この物語の天野さんのキャラクターはかなり好きですw
- 031 ただそれだけの日常 (採点:6)
- 秋子さんの存在が'?'でした。
それ以外は全体的に楽しく読めたSSだったと思います。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- いい感じです。ギャグ最高です(笑)
おちに不満はありますが展開的にはかなりいけてます。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:6)
- 面白いです、ただありきたりのストーリーなので評価点はきびしめです。
みたことの無いストーリーとかを読めるのなら読んでみたいです。
- 037 猫とともに (採点:5)
- 普通の物語として読めました、特に何か特別なものを感じることはできませんでした。
可もなく不可もないので評価は普通とさせていただきます。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:6)
- べたべたのラブコメですが、こういう展開は嫌いじゃないです。
ただ、北川君のことが中途半端すぎてそこが減点ポイントになりました。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- そつなくまとまってるような気がするけど、あまり面白くなかったような気がします。
文章の見せ方はうまいと思うので、設定をもっとひねればもっと良くなると思います。
センスはあると思います。
- 063 二人の記念日 (採点:2)
- ギャグとしてならば読めますがそれでも中途半端な感じがしました。
ラブコメとしても無理すぎる展開に正直苦笑いでした。
ギャグならギャグを貫き通して欲しかったし、ラブコメならば設定をもうちょっと考えて欲しかったです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- すきです、こーいうバカな話(笑)
だんだんと呼んでいくうちに面白くなりました。
おちが読めてしまったのが残念
- 066 1M (採点:4)
- 読みやすかったけどそれだけだったような気がします。
お話にメリハリをつけるともっと良くなるような気がします。
- 076 殺意のプールサイド (採点:10)
- 展開的に最高でした。
読みやすかったし、kanonのキャラクターの特徴をつかんでるしいうことなかったです。
個人的に麻由美ちゃんがかなり気になります(笑)
- 078 反転少女 (採点:5)
- 途中までは満点に近いできでしたけど、トランプマンとおちで減点です。
トランプマンで引っ張るのは2人か3人が限界のようです。
ギャグなのでもっと強烈なおちが欲しかった
- 081 ボーイフレンド (採点:2)
- まず、文章の読みにくさを感じました。
しかも、話の組み立てが効率が悪いように感じました。
話的には自分の好みですのでプラス評価はその点だけです。
○kazu さん
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:10)
- すごいですね!!最高です笑
北川の切ない男心が上手く描かれています
- 021 隠された想い (採点:10)
- やはり香里は強いですね笑
祐一はみごとに操られています笑
とてもいい作品でした
- 040 青い空を見上げて (採点:9)
- すごくよかったですね。
いつもは元気なあゆのちょっと
弱い部分が上手く表現されていました。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:7)
- 全体的にはよかったと思います。
ただもうちょっと祐一の
心境を細かに表現できていたら
よかったと思います。
○kobax さん
- 001 farewell party (採点:6)
- 物語としてはそれほど突飛なものではありませんが、彼らの友情の強さ、そして祐一と名雪の絆の太さが前面からうかがえる作品でした。巧みな表現の数々もよかったです。
句読点にリズムを狂わされたというのが、ちょっと減点をした理由です。ブツっと切られているような印象で、うまく作品に入っていきづらかったかもしれません(私だけかもしれませんが……)。あと、地の文の人称が香里かな? と思えるところがありました。違和感が出てしまったので、少し辛かったです。
ですが、総じて楽しく読めせていただきました。ありがとうございます。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- 爽やかなくらいにLoveなお話ですね。Love部門なんてものがあったとしたら、まず私はこれを推します(笑)
かなり博打なお話だったと思います。香里の性格をあそこまで壊して(笑)、とにかく二人のラブなお話に仕上げるということ。賛否両論だと思います。私はそれほど嫌悪感はないのですが、気になる部分が多かったので、どうしても点数をつけるとなりますと、この辺になってしまいます。
二人の恋愛に発展する経緯が強引に感じられる点と、香里の言い回しが鼻に付いたという点が、大きな減点の対象になってしまいました。
あ、DBネタで+1点しましたよ(笑)
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 香里をメインにしたのがとてもよかったです。楽しく読ませていただきました。
4人の中でモラトリアムの時期が長いのは、案外香里なのかもしれませんね。またはピーターパン症候群でしょうか。言われてみるとそうかも、と感じましたし、名雪たちとの対比もうまく描かれていたと思います。
欲を言えば、やはり祐一の描写も欲しかったところです。香里といえば、栞に関する葛藤は避けられませんし、そこに祐一が絡んでくるのもありますから、そこに関する記述がもっとあればよかったかな、と思います。
- 015 in the room (採点:8)
- 今までに無いタイプの異色作ですね。素直に素晴らしいという他にありません。この作品を評価するにあたり、私は今回のこんぺ作品で唯一4回は読み直しました。お気に入りの作品になりそうです。
kanonの世界に始まり、なんだか現実の世界においても当てはまりそうな主張が多々あり、うーむと思わず感心させられてしまいました。『奇跡』の定義って本当に難しくて、自分には到底出来そうもありませんが、この作品が一筋の光をあててくれたように思います。展開にも無理がなく、キャラの特徴も上手く掴んでおられていますし。
ただ、ちょっとラストが物足りなかったところだけ、減点をさせてもらいました。
- 022 アンバランス (採点:8)
- いやぁ、見事です。自分では、どこに欠点があるのかを明確に示すことが難しいと思えるほど、素晴らしいSSだと思います、楽しく読ませていただきました。
タイトルと本文のマッチが特によかったように思います。美汐と栞のペアとはなかなか意外なように思いましたが、今考えてみると、これしかないといった感じです。文そのもので疑問に思うようなところもありませんでしたし、イライラすることなく最後まで読ませてもらえました。
あえて問題があるとすれば、ラストが見えてしまっていたことです。途中で展開が予想できてしまって、読了感にぐっとくるものがイマイチなかったのが、減点の理由です。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 美坂グループが出来た頃のお話ですね。こういったお話はあまり見かけなかったので、楽しんで読ませていただきました。きっと北川だけでなく、祐一たちも幸せな時間を感じているのでしょうね。
気になった点をいくつか挙げておきますと、まず香里の名前が「香織」になっていたところでしょうか。名前の誤字は特に気をつけたほうがいいです。
あと、主題を「過去の経緯での北川の気持ち」にしたかったのか、「現在の4人でいる幸せ」にしたかったのかが、よくわかりませんでした。中盤があれだけ過去に関することで占めていたので、ラストもそのままの流れにしたほうがしっくりしたような気がしました。どちらも兼ねた作品であるのでしたら、ちょっと最後が手薄かなと思います。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- うまく纏め上げられている作品だと思います。背中に走るものがありました。
話の筋がきちんと決められていて、尚且つ題材もよくマッチしていると思います。佐祐理の葛藤も上手く描かれていて、思わず感情移入してしまいました。英語のやり取りもcoolです。
減点の理由は、ちょっと状況描写が少なかったことと、展開が急だったところがあった、以上の2点です。ですが、ほのぼのSSのお手本に出来るくらいの秀作だと思います。楽しませていただきました。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 真琴と美汐の心温まる一時、楽しませていただきました。作者様は実力のある方だと思います。物語に無理がなく、テンポや展開がスムーズに行われていて、安心して最後まで読むことが出来ました。
終盤の真琴と美汐の会話がとても心に響きました。やはり、世界には悲しいことがたくさんあっても、それを忘れちゃいけませんよね。自分の糧にしていかないと、それ以上の成長はありません。この美汐にも、強く生きてもらいたいと願っております。
途中、真琴の発言に違和感が生じてしまったのと、最後にもう一ひねりして欲しかったという二点が減点の対象です。とはいえ、とても優しい物語だったと思います。
- 032 make bread,eat shorts (採点:5)
- ……評価に困る作品でした。
起承転結がきちんと出来ていて、展開、テンポもよかったと思います。ですが、何とも自分の中で高得点に出来ないつっかかりがありました。成年対象とまではいかない内容ですが……すいません。こういった評価の仕方がよくないとわかっているのですが、どうしてもこの点数になってしまいました。
「パン、ツクってくれないか」、面白かったです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- えーと、祐一と舞、それに佐祐理の微笑ましい1コマですね。ですが、ちょっといろいろ改善点があったようにも思います。
まず、表記に関してなんですが、三点リーダーや「なかぐろ」等に関してはそれほど抵抗が無いのでよかったのですが、「」の中に「」が混在していて、少し混乱してしまいました。言い切る前に次の発言があるのなら、二つに分けてもいいかと思います。あとは、少し蛇足的なものもありましたね。久瀬や生徒会に関しては、もしかしたら作者様の意図があるのかもしれませんが、すっぱり取ってしまっても問題ないかなと思います。人称も間違えないでいきましょう。あゆは『ボク』が正しいですね。
長々とすいませんでした。でも、もうひとふん張りすれば、もっと良い作品になると思います。それだけに、今回は厳しめの評価にさせてもらいました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- むむむ。なかなか難しい文章です。作者様の意図を、どこまで自分が汲み取れたかはわかりませんが、感想は自分が感じたものを主点において考えました。うん、これは素晴らしいです。
生きるってことは本当に難しいですね。人が終わりを迎えるその最後まで、この問題は付きまとってきます。その中で、明確な解答が得られるかというと、そうとも言えません。ただ、やはりその結論は自己満足でしかありえないと思います。そう考えると北川の出した結論も、これまた一つの結論であり、同時にまた香里や美汐が出した結論も、決して否定できるものでもないでしょう。ただ、この作品における北川には、彼女達の結論は納得のいくものではなかった、と。
死についての記述もありましたね。決して悲しいだけのものではないですよね、死というのは。そこから多くのことを学ぶ機会も多々あるでしょう。大事なのはやはり、死について向き合い、考え続けるということでしょうか。ここでもまた、北川は一つの結論を出してくれていましたね。
長々と失礼しました。や、とても考えさせられる作品でした。個人的に上から5指に入るものであります。作者様と一度、ぜひともこの作品についてお話してみたいところです。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- 間違いなく自分の中で、今回の短編作品の中でNo1です! 思わず鳥肌が立ちました。
展開、テンポ、それらの構成や表現の素晴らしさ、そして作者様の考えかた。全てにおいて文句の言いようがありません。脱帽です。自分では10点にするかどうか、物凄く悩んだところです。結果的にこの点数ですが、あるいは10点以上の評価が妥当かもしれません。祐一の考え方は自分の心に打つところが多々あったのですが、どうも利己的な感じがしたのは否めませんでした。いろいろ考えましたが、最終的には、後者の結論に至りました。
ですが、この考え方そのものに、今のところ共感しているのも事実です。素晴らしい作品をありがとうございました!
- 058 カレンダー (採点:7)
- 上手いです……。この一言に全てが集約出来てしまいますね。ただ、物語としてのヤマを感じ取れなかったのが、この点数になった理由です。
一つひとつの文がよく考えられていて、勉強になるところがいくつもありました。とても力のある作者様ですね。最後までキチッと纏め上げられていますし、そこに関しては文句の一つもありません。
ただ、それだけに盛り上がりにイマイチ欠けていた感が否めません。読者を引き付けるようなファクターがもう少しあればよかったかなと思います。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 作者様の文章力に、ただただ尊敬です。私なら避けて通りそうなテーマですが、難なくこなしているあたりに、作者様の力量を感じます。
祐一と佐祐理の関係を捉えた時、ああこういう解釈もあるんだなと、思わず頷いてしまいました。光と闇――。自分には無かった観点です。佐祐理の心の葛藤も上手いですし、あゆとのやり取りも二転三転して、引き付けられました。うーん、凄いです……
ただ、佐祐理のキャラクターが少し違うかなと思ったので、その分減点させてもらいました。もっと優しさとぬくもりを以って、あゆを諭したりするのではないだろうかと思います。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 自分の中で、舞のSSを上手く書ける人は誰とは無しに畏敬の念を持ってしまいます。お見事です。
二人のやり取りも仲睦まじいもので良かったです。キャラに無理が無く、展開も強引さが感じられなかったのが、とても好印象でした。
でも、内容が既出のもののように感じられてしまったのと、タイトルがもう少し一考しても良かったかな、というのが減点内容です。
○proofreader さん
- 001 farewell party (採点:4)
- まあなんちゅうか、使い古された話ですな。
キャラ違うし。
この手の話でいつも思うんだけど。常識的に考えて、名雪は祐一の両親に引き取られるんじゃないだろうか。本人がどう思っていようと、未成年には保護者が必要なのだから。法的に。
他にも、細かい展開など結構いいかげん。
- 002 コンクール (採点:2)
- それだけじゃなあ。
この話でメインにもってくるべきは、コンクールじゃなく、栞が何かできる可能性じゃないかと。手段と目的が逆転してる気がする。
文章も、いまいち。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- まあ、なんというか。
話自体も、これじゃあなにも。どこからきてどこへ行ってるのか。唐突というかなんというか。
- 004 冬は好き? (採点:5)
- うん。まあ。こういうのは好き。
けどこれだけじゃあ、なあ。もうちょい捻りというかなんというか。
というか、超短編向けですな、こりゃ。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- ふざけるな。あー、説明すんのも面倒。
後、日本語変。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:6)
- んー。まあ。よくある話ではありますな。ちと狙いすぎか。
香里の可愛さは、そういうのじゃありません。
- 007 思い出 (採点:1)
- おいおい。なんと言っていいのやら。いや本当にどこから突っ込むべきか。
展開が唐突で不自然。文章になってない。
というか、香理ちゃうで。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:4)
- んー。まあ。前に似たようなの読んだ気がするけど。こんなもんか。
にしても、なんで一行あけるのだろう。文の途中で改行するなら、尚更。しかも改行位置がいいかげんだし。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- んー。話自体はいいですな。結構ありきたりだけど、思ったより少ないかも。
手段が安易な上にあっさりしすぎてるのと、まだまだ改善の余地がある文章がちょっと。
- 010 歩行者優先 (採点:1)
- 無茶言うな。というか……いやなんでも。
とにかく、ありふれてる割には何も無い話。
誤字が数点。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- あー。まあ。なあ。だんだん辛くなってきた。
Kanon関係ないうえにキャラ違うし。ついでに言えば表現が稚拙。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- 勘弁してくれ。いやほんと。ただただ呆れるばかり。
えっと? まあ、なんだ。せめてキャラ作るときには、電話帳でも引いてください。名前で遊ぶなんて古臭い。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- 妄想爆発ですな。名雪そんなんちゃうねん。いやほんと。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- ふむ。微妙。今更の内容という気が。これだと、もっと回りくどい流れにするくらいの方がいいかも。
文法ところどころ間違えてます。
- 015 in the room (採点:1)
- 皮肉ですな。
それはおいといても。前にも似たようなのあったかな。どっちにしろ、これを認めると、Kanonが終わっちゃうので却下。私はまだまだ終わらせたくないので。
- 016 月色の涙の想い (採点:1)
- また都合のいい過去を捏造されましたなあ。
たぶんたくさん突っ込みが入ると思うけど、「私」じゃなく「あたし」。まあいいけど。
他にも、文章の不備が目立つ。もうちょい考えて日本語書きましょうや。後、空行多用しすぎ。
- 017 FREE (採点:5)
- 表現はまあまあかな。微妙にどこかで見た気もしないでもないけど。
話としては薄いけど、まあ短編ならこんなものだろうし。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- 一部の展開と会話に、非常に既視感を覚えるのですが。
まあ、真琴が好きなんだなあ、とは。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- うん。これは。よくまとまっている。
でも何か、物足りなさを禁じえない。ただ短いから、だけじゃなくて。うまく言葉にできないけど。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- エクスクラメーションマーク使いすぎ。同じ人物のセリフ行を続けて書かないでくれ。他にもまずい文章が。香里の手紙とかも。
で、栞はどこに行ったのだろう。ああ、星になったのか。
- 021 隠された想い (採点:1)
- まあ、セリフの前に名前入れるなって突っ込みがあるかも知れないけど、この形式ならそれほど気にならない。
ただそれ以前に、話がまったくダメ。何もかも唐突で、文字通りお話になってない。
- 022 アンバランス (採点:8)
- OK、話はよかった。
はっきり言って、天野と栞が出会ってこういう展開になるのは、ありふれてるけど。これはそれなりに無理もなく、流れが自然だと思った。
まあもうちょっと、校正はしっかりしとくべきだとは思うが。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:1)
- なんじゃそりゃ。まったく中身ないやん。少なくともKanonのSSにはなっとらん。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 出直して来い。
文章が下手なのはまだゆるす。しかし、SSでキャラの名前間違えてどうする。
話も、また北川捏造ものだし。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- それだけかい。
いやさ、それだけなら今までたくさん出てるのよ。何かプラスアルファがないと、どうにも。
それぞれのキャラの一人称変だし。
誤字もあるしなあ。正確には、尻に敷く。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- キャラ違うし。Kanonじゃないし。
- 027 冬空のキセキ (採点:3)
- 話も表現も安直。最後の数行でさらに力が抜けた。
話自体悪くないけど。それほど中身があるわけじゃないのに、無理やり回りくどく大げさに書いてるもんだから、読むのに疲れたなあ。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- めちゃくちゃやん。いや、なんかのパクリだったと思うけど。パロディのつもり? まあ、どちらにしろ、KanonSSとしての価値は皆無。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:5)
- ありきたりだけど、悪くはないかなってとこにその終わり方はちょっとなあ。もうちょい読ませる文章を考えてみてくださいな。ありきたりなテーマで書くなら、そこは重要。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- 本当に、おんなじ話たくさんあるなあ。
まあ、終盤だけはよかったかな。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:1)
- おい、ふざけんな。なんだそれ。いつも祐一と名雪が一緒にいる日常を書いたつもり? 短い上に無茶なネタばかりやん。
目覚ましのセリフに頼りすぎ。というか、全部使う必要なかろう。二次創作の規定にさえ触れそうなわりには、あんまり効果ないし。
とりあえず、タイトルの重複格好悪い。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- あー。これは、笑ってしまった私の負け。小学生の冗談でここまでやられると。
落ちが気に入らなかったけど、これはこれで。
なんてこった。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- ギャグつってもなあ。キャラクター嫌な方向に壊しすぎ。
なんか細かく突っ込む気力もありません。Kanonと日本語やり直してから出直してください。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:8)
- よかった。いや意外とシリアスなんだけど、それを感じさせない手法というか、まったくもって不条理。だがそこがいい。笑った。
でもこれ、たくさんの人に作者特定されとるだろうなあ。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:1)
- 同じネタいくつか読んだが。特に安易。奇跡を使う導入も過程も結果も。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:1)
- もうちょい文章の体裁というものを気にしてください。
視点の切り替えをいちいち書かなくて済むような文章にできなかっただろうか。
文法ミスもいくつか。
話も、ありきたりで恐ろしくつまんない。
- 037 猫とともに (採点:3)
- それだけかいな。
んー、もうちょっと何かほしかったなあ。これじゃあプロローグだけのような。
- 038 PLAY (採点:1)
- お約束ですな。というか、なんだ。無茶。
ともあれ、とまれと書くのは勘弁してほしい。間違いってわけでもないけど、普通使わない。混同するし。それもこう何回も使われるとなあ。
- 039 さかあがり (採点:6)
- 最期かよ。
まあ、本筋はありふれた話だけど。逆上がりとかけるってのは、それなりに上手くいったのでは。
終わり方がちょっと安易かも?
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- んー。まあ。無難。
最後のは、もうちょい何か持たせられなかったかなあ。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:1)
- なんだろう。ギャグだろうか。マーサって。なんか意味あるんだろうか。
>「……思い出しだよ、真琴」
どこの育ちだ、祐一は。
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- この真琴はいいかな。
しかし、バッドエンドのときの裏話ですか。けっこんしたいという言葉の意味を、こういう風に彩ったのは面白かった。
ただこれ、秋子さんの夫を最低にすることで成り立ってる話ですからなあ。素直に賛同できないというか。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- おいおい。それだけかい。
いや、そういうテーマのSSなんて、巷に溢れてるし。もっとましなのが。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- ここでこんな笑わせ方しますか。おっけ。
けどまあ。終わり方も含めて、あまり話に入り込めなかったし。まだどうにかなりそうではありますな。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- 勘弁してくれ。いやほんと。
ジャンルにギャグとか書いてれば、何してもいいというわけじゃないんだが。というか、本当にこれが面白いと思ってるの?
終わり方も適当だしなあ。
- 046 影 (採点:3)
- もうちょい文章考えてくれよお。そんな自分酔いで読者無視の文章書かれてもなあ。話が伝わらんのよ、キャラの心情が唐突で。
- 047 あゆの風 (採点:3)
- まあ。どこから突っ込めばいいのやら。
話自体はそれほど悪くないんですが。キャラたちの感情の動きがめちゃくちゃです。その辺の描写をしっかりと。
- 048 Raining (採点:7)
- なかなか。上手く漫画のあれと繋げましたな。
ちと3点リーダに頼りすぎか。間延びするのであまり好きじゃないんですが。
- 049 時計の針 (採点:9)
- 惜しい。
話の展開のさせ方と、終盤の回るところは最高。香里のキャラも違和感ない。
惜しむらくは、もうちょっとだけ文章力があれば。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- アハッ。
まあ、普通。よくある話の中で、それなりに書けてるのでは。
ただまあ。後半、流れが強引だったかなあ。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 舞シナリオの流れをナレーションの形にしてまとめただけやん。終わり方も安直。
おまけに、慣れない文は書くもんじゃないな。ひたすら不自然。
>結局、女の子は自分の街へと帰っていったのでした。
おいおい、女の子かよ。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:1)
- 勘弁してくれ。いや、ある意味笑ったけど。
日本語変。誤字脱字もあるし。それが、記者の頭の悪さを表してるものなら仕方ないけど、わからないし。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:2)
- 本当に、他にたくさんある話に手を加えただけって感じ。独自の部分はかえって雰囲気悪くしてるし。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- くだらない。
というかこれ、キャラの名前以外でKanonと関係あるところないやん。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- それだけかい。
しかし、もうちょい考えて文章かけないかなあ。これじゃあ、ただの手抜きにしか見えないし。
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- なんでそんな空白に頼るんや。読むほうは気分萎えるっちゅうねん。
句読点まともに使えないのはしょうがないにしても。
目的自体はそんなに悪くないけど、手段が最悪すぎた。
- 057 miss understand (採点:1)
- 却下。これじゃあKanonSSとは。
細かいところでいろいろ突込みどころがあるし。
誤字もあったなあ。
- 058 カレンダー (採点:9)
- あー、惜しい。
カレンダーは最高だったけど。
しかし、素材が微妙に期待から外れてたのと、締め方が手抜きなのはちょっと。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:3)
- いつもどうりじゃなく、いつもどおりね。他にも文章おかしいとこが。
まあ、似たようなネタ読んだことあるし。名雪のキャラおかしいし。
最後のまとめだけは、ちょっとよかった。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:1)
- だから名雪はそんなんちゃうって。
それと、エクスクラメーションマーク使いすぎ。変だろ。実際そう喋ってたらどんなんか、想像したことあるんかいな。
しっかし、なんですぐ下で香里と書いてるのに、香織になってるのに気が付かないんだ。
- 061 ばかんす (採点:1)
- というか、お前がウザイので消えろ。
いや、失礼。
しかし、恐ろしくつまらないのは確か。本当にこれで面白いと思ってるんでしょうか。
- 062 さくらのころ (採点:9)
- OK、よくやった。
でも、桜の魔力とか言うとD.C.になりそうだけど。まあ、真琴の動きと話の見せ方がよかったので。
ちと間の取り方とか、あざとすぎた感もあるかなあ。最後もちょっと。
- 063 二人の記念日 (採点:5)
- あー、念のために言っておくと、あゆの誕生日は1月7日です。
しかし、おやじもいい迷惑ですな。けどまあ、二人の漫才に結構笑ったので。
>まあ、酸素など関係なく彼女の思考が常識的に作動することは少ないが。
ひでえ(笑)。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- よりにもよって、おるすばんときたか。
風鈴の使い方がそこそこうまくいってる。
でも、ところどころ読みにくい変な文章が。感嘆符に頼りすぎだし。
- 065 送り火/狼煙 (採点:1)
- 未成年者の喫煙は、法律で禁じられています。
まあ、一応言っておかないと。
タバコ云々おいといても、香里を愚弄するな、と言いたい。そんでもって、名雪の行動おかしすぎ。
- 066 1M (採点:3)
- まあ、普通。ありきたり。これだけじゃちょっと。
しかし、名雪はこうじゃないねん。
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- なかなか。笑わせてもらったかな。もうちょいメリハリある方が好きだけど。
まあ、祐一は鬼畜だし。
最後のおまけは、浩平か。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- んー、微妙だ。
私はこういうSSあまり好きじゃないんで。真意はどうであれ、原作を踏み台にして自分の話書いてるようにしか見えない。
- 069 金魚 (採点:1)
- また北川が捏造されてる。
それにしても。なんか、手を変え品を変えたまったく同じ話を、何度も読ませさせられている気分。
- 070 前を向いて (採点:1)
- なんというか。凄く似たSSを読んだ気がするんですが。
それはおいておいても、ちとありきたりな上、名雪の思考も単純で、文章まずいです。
というか、ダッシュやリーダに頼りすぎ。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- 無茶な設定を受け入れさえすれば、かなりのもの。よかった。
でも、ちょっと語りきってない気も。
- 072 傷痕 (採点:2)
- まあ、お約束ですな。それだけで、他にとりたてていいところも。
待つのが好きなのは祐一らしいか。
- 073 親友体制 (採点:6)
- まあ、普通。よくあるテーマですな。その中でも軽め。もうちょいいろいろありそうな気もあるけど、こんなもんか。
†っていいんだっけか。
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- まあ、なあ。なんか、なあ。
同じ展開のSSなら、他にいくらでもあるし。これはちょっと、単純すぎ。
とりあえず、「…」に頼らないとこからはじめてみましょう。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- 前半はよかったんだけど。というか、後半に期待させられたんだけど。
これはちょっと強引過ぎだろう。
- 076 殺意のプールサイド (採点:6)
- まあ、ちょっと笑ったけど。一部のネタに。これ知らん人多いだろうなあ。
ちと説明がわかりにくかった上に、オチが弱いか。
- 077 盲目考察 (採点:6)
- うーむ。惜しいな、こりゃ。
題材はいいけど、見せ方がなあ。もって回った文章もちょっと。
あゆと佐祐理のやりとりも、ちと急ぎすぎ。
どうでもいいけど、いい加減月姫のパロは飽きた。
- 078 反転少女 (採点:1)
- すいません。恐ろしくつまんないです。
トランプマンがさっぱり分からないし。
- 079 フワリ (採点:6)
- 悪くはないんだけど。流れが不自然なのと、文章力が追いついてないのと。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- なんか、似たような話読んだことあるけど。まあ、これはこれで。
最後の一文、あまり意味無いなあ。無理やり英語で締めればいいってのは、錯覚です。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- まあ、舞好きのための一品。でも、それだけ。
○shin さん
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 香里視点で物語が進められていき、彼女の中にある『ピーターパンシンドローム』が綺麗に描かれている作品だなと思いました。
ただ、北川の進路が描かれていないことが不思議でたまりません、彼もまたこの物語キーマン的存在であるはずなのにキャラが脇役であるがゆえみたいな表現方法だったので『7点』とさせていただきました。
○ve さん
- 010 歩行者優先 (採点:9)
- 風花後のストーリーでしょうか。
卒業式って、終わってから何かじんわりくることってありますよね
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 淡々と進みすぎて盛り上がりがあんまり感じられなかったです
- 017 FREE (採点:3)
- もう少し細かい描写が欲しかったです
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:10)
- ちょっと泣きそうになりました
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:4)
- すいません、正直よく分からなかったです。
というか、ギャグ?
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:3)
- 正直、ちょっと苦しいかと
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- 真琴が帰ってきたことについての描写がないのはどうかと。
祐一に別の彼女が出来た、とかそういう展開と大差ないのでは?
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- 説明口調の地の文に名雪が返事しているのは少し不自然では?
○watta さん
- 049 時計の針 (採点:8)
- なかなか良かったが、後一歩展開を発展させてもらいたかった。
○zetuei さん
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- テンポがいい、読みやすい作品だったと思います。
単に僕のもつイメージに合っただけかもしれませんが、登場人物の言動にも違和感はなかったです。
おにいちゃんと呼ばせるのは見たことのある題材だと思いましたけど、栞と祐一が結婚したときの香里との関係に視点を当てたのは面白いですね。
情けないですが年上の義妹がいるなんていうのは知りませんでした。よく考えたら確かにありますよね。
話の内容もわかりやすく、楽しく読めました。
- 072 傷痕 (採点:8)
- よくまとめられた丁寧な作品だと思いました。
ただ少しまとまりすぎかなとも感じました。デートのシーンなどはもっとバカップルを強調してもよかったかも。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 文章のテンポ自体はとても読みやすいのですが、もう少し改行をつかったほうがいいかと。
それとレストランの店長がしてくれたサービスはなんだったのかな、と少し疑問が残りました。
動物園や貸衣装での展開は丁寧で面白かったですが、ここは少し描写が雑な印象が残りました。
制限ゆえに仕方なかったかもしれないのですが。
ですが、僕の中では舞の描写にも違和感はなく、展開も自然ですっと読み終わることができました。
あたたかい雰囲気のいいSSだなと思います。
○Gara さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 名雪シナリオのアナザーエンドからのストーリーですね。
別離の悲しさと友の暖かさ、そして未来への希望が綺麗に描かれていて素敵な読後感でした。
校舎の屋上でのパーティ。綺麗なシーンなんですけど、ちょっと無理がありますね。
名雪が学校にいる、と完璧に確信できなければ合流のシーンが成立できない訳ですけど、「名雪が居そうな他の場所には居なかった」だけでは確信には明らかに足りません。香里が暗示したみたいに事故に遭ってたとしたら、「居そうな場所」には居ない訳ですし、「居そうな所を名雪が転々としていた」場合には、すれ違ってるという可能性の方が大きいです。この場合、「名雪が居た」事を確認してから、改めて食材を取りに行くしか成立のしようが無いと思います。当然ストーリーのリズムは狂いますから、なんらかの別の設定が必要になるでしょうけどね。
あと、学校内で鍋物をやる以上絶対必要なコンロをどうしたのかが気になりますね。まあ、アウトドア用カセットコンロがあったとすれば済む事なんですけど、今度は何故そんなものが水瀬家に用意されていたのかが疑問になります。香里が食材を台所に運ぶシーンがある以上、キッチンのコンロを使う予定だった筈ですから。それとも、キッチンで充分沸騰させた後、テーブルに用意したカセットコンロに移動させる予定だったんでしょうか?だとすると「アウトドア用」ではないカセットコンロだった筈で、4人分の鍋を水から沸騰させるのには火力が足りないような気がします。
- 002 コンクール (採点:3)
- 栞の絵画への思い入れを、最初あっさり否定する祐一がちょっと違和感ありますね。時間の無駄だろうがなんだろうが、人が真剣に取り組む事には真剣に対峙する、っていうのが祐一の持ち味のような気がするんですけどね。
栞が祐一を呼び出してまで実行するつもりだった「コンクールに向けて祐一に協力してもらって行う練習」というのがどんなものなのかが全く見えてこないのが気になりました。スケッチブックもキャンバスも持たないで、パレットと筆とベレー帽で、一体何するつもりだったんでしょう?
どうも、細かい事は考えないで思いつくまま展開させた、って印象が強いです。
あと、
>「昨日のことを一応誤っておくか」
は、ちょっと不注意な誤変換ですね。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 文章がおかしい箇所や誤入力がちょっと多過ぎますね。
最初、抜き出して指摘しようかと思ったんですけど、感想が指摘ばかりになるんでやめました。
祐一がスポーツ万能、という設定の付加って、必要無かった気がします。本作とも微妙に矛盾しますし、何より、「2年生の冬休み明けに転校してきた祐一」が「2年時の球技大会で活躍」するのは無理があります。雪国の学校で冬場に球技大会はあまりやらないでしょう。
香里が進学という進路を全然考えていなかった、というのも無理がありますね。学年主席の生徒に進学指導をしない学校も無いでしょう。医者になるつもりだったなら、医学部への進学の為の準備もしていた筈です。
あと、「ホステス」という特定の職種を貶める扱いはどうかと。確かに進路として検討するような職種では無いですけど、「したくない事」の代表とするのはあんまりです。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- 短い事でイコール悪いとは言いません。でも、「思いついたワンフレーズ」を言わせるだけのシチュ物を、「小説」として読まされても困ります。
この話を「ストーリー」として展開させようと思えば、「祐一が何故変わったか、どう変わったか」とか、「名雪がこの質問をした理由、同じ事を又訊いた理由」とか、色々掘り下げられそうな設定はある筈です。と言うか、その辺りを描いてないと、ほんとに単なる台詞の羅列になってしまうのではないかと。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- ……この結末が「ハッピーエンド」として通用しちゃう世界、ってどうかと思います……
いえ、当事者3人が納得していて、周囲もそれを認めているのならこういう形の成就もあって良いとは思うんですけど、「本人であるあゆ」にも「祐一と名雪の結婚を祝いに来た出席者」にも全く説明も無しに「重婚式」を決行してしまうのは、結婚という誓いの儀式に対する冒涜なように感じてしまいました。
自分がこのあゆの立場だったら、到底「嬉しいよ」で済ませて受け入れる事はできないですね。ストーリーレベルでのインパクトを狙い過ぎて、キャラクターの心理の動きへの考察が足りていないのではないかと。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- 香里でラヴなSSを書く以上、本編の香里とは違った性格へと変貌した香里を描く必要があるのは理解できますけど、こーゆーハイテンションラヴな香里ってやっぱ違和感バリバリですね(笑
栞シナリオから分岐した仮想香里シナリオですけど、その所為で栞の立場が結構可哀相です。栞シナリオでは「時間は限られてるけど本気の恋人」だったのに、香里シナリオに分岐した為に「ドラマみたいな恋を1週間だけ演じた恋人役」にランクダウンしちゃった訳ですからね。「シナリオの都合」な訳でしょうけど、もうちょい何かフォローの欲しかった所です。
ところでこの「香里シナリオ」では、祐一はどうして香里の事が好きになったんでしょう?香里が泣くシーンですでに祐一から告白しちゃうのでは、本作での香里との関係以外に「好きになる為のイベント」が必要になりますから、回想シーンの中にその辺りも欲しかったですね。
あと、「祐一の思考を口に出す癖」がデフォルトで出てきて、更に香里に伝染する展開はちょっと引きました。
- 007 思い出 (採点:1)
- ……えーと……これ、わざと滅茶苦茶書いて突っ込み待ちしてるんでしょうか??
状況設定は強引だわ、キャラは違うわ、台詞まわしは不自然だわ、展開は支離滅裂だわ、文章はそこら中おかしいわ……すいません、突っ込みきれません。
せめて、祐一と香里だけ残して水瀬家と美坂家が旅行に出かける理由、くらいは設定して欲しかったですね。こんな不自然な状況なんですから、納得できるだけの設定が描ければ、自然に「ストーリー」が出来上がってくると思いますから。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- ちょっと、文章がおかしい箇所や間違った変換が多過ぎますね。小難しい言い回しを使おうとして失敗している、という印象が最初から最後まで続きました。
ストーリー的には「好きなのに何もできない北川の葛藤」がメインですけど、その苦しさ、切なさを表現したいなら、もっとシンプルな書き方で文章書いた方が良かったように思います。変換を多用してる所為でただでさえ読みにくいのに、やたらと持って回った表現ばかり続くので、本題である筈の感情描写が見えてきません。この手の文章の書き方で読者に分かりやすく書くのって、文章力が相当無いと難しいと思います。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 倉田議員さんにとっての一弥君の死。当然ある筈の後悔と悲しみの感情を、夢という形で引き出して見せてくれた綺麗な作品でした。
倉田パパさん視点ではこの「夢」はあくまで夢ですけど、パパさんが知らない筈の「水鉄砲」という小道具が、読者視点での奇跡の暗示になっている展開は良かったです。
「夢」の中で折角一弥君に会えた「佐祐理」が、現実の佐祐理では無かったというのは残念ですね。この「佐祐理」が現実の佐祐理とリンクしていたら、「夢」の中でのパパさんとのやり取りがもっと生きた気がします。でも、そこで少し期待を外されるおかげで、ラストの現実の佐祐理の笑顔が、より感動的に感じられた気もしますけどね。
- 010 歩行者優先 (採点:3)
- 設定の説明が、全体の半分以上過ぎてからいきなり羅列する展開はどうかと思います。KanonSSでは、どのルートを通った設定なのかによって、人物の相関図が激変してしまう訳ですから、この構成だと半分過ぎまで読んでからもう一度読み返さないと状況が分かりません。
シリアスな展開メインのストーリーで、「全シナリオクリア」タイプの祐一像を持ってこられてしまうと違和感が大きいです。この場合素直にあゆシナリオから分岐した方が良かったのではないかと。あと、ヒロイン達がほぼ無制限に助かっているのに、真琴だけあっさり無視されているのはちょっと酷いですね。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:2)
- まずは、同じ人物の続いている台詞、を、連続した複数の鍵括弧に分けるのをやめた方がいいです。会話なのか台詞の続きなのかをいちいち判断しなくてはいけなくなるので読みにくくなりますし、誰の台詞なのかも混乱します。どうしても括弧を分けたいのなら、間に地の文を挟んで状況を説明するべきかと。
祐一が複数の相手からもてもてで、誉められ捲くっている、って設定、要らないと思います。話の本題は「美汐の気持ち」なんですから、単純に「俺には天野が何故俺を思ってくれるのかが分からない。俺の何処がいいんだ?」って質問で良いのではないかと。まあ、その場合、両親や秋子さんに頼る事も無く、その場で「自分の答え」を考えてしまって速攻でこのSSが終わってしまいそうですけどね。そういう意味では、「すぐ終わる筈の会話を無駄に引き伸ばしたSS」とも言えるかも。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- このSSの場合、思い切って「KanonSSであること」を無視して読んだ方が楽しめますね。元々台詞の無い斉藤君はいいとしても、久瀬と反生徒会リーダーさんには「本来のキャラ」が存在するので、原作の設定が邪魔をしてコメディが楽しめなくなりますから。
でも、この世界でも久瀬はどうやら祐一達に原作のあの調子で嫌味を言ってたらしいですね。こういうキャラの久瀬だと、一連の流れが成立しそうにないんですけどね。
【久瀬】「危ないじゃないですか。なんで足を引っ掛けるんです?」
【祐一】「いや、偶然だよ、偶然」
【久瀬】「ああ、倉田さんのお友達ですか。なるほど、おかしな人が多いようで」
【祐一】「おかしな人?」
【久瀬】「偶然足をかけたときは、ごめんなさい、ですよ?」
【祐一】「なんだ…喧嘩売ってるのか?」
【久瀬】「え? あれ? 僕が売ってるんですか??」
……一応喧嘩にはなりそうですけどね(笑
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- 徹底的に甘えまくる、恋愛中毒者の名雪の1人語り。数行読めばお腹一杯の、甘い甘い惚気と我が侭が、丸1日分描写されるのはキツかったです(笑
名雪の心の声だから、という事で、口に出す口調とは変えてあるんでしょうけど、だったら全体をその調子で統一してある方が読みやすいですね。このSSだと、ところどころに突然「だよもん口調」が混ざるので、その度に違和感を感じました。
名雪と祐一が公認カップルの世界なんですから、他のシナリオを混ぜた世界にするのはどうかと思います。栞の命の恩人なら、祐一は栞と恋人だった筈ですし、美汐の人生を変えたのなら、祐一は真琴と一緒に過ごしてた筈。その上で名雪と恋人になる、というのは、状況設定が全く分かりません。甘々な展開がメインなんですから、そのメインの邪魔になる設定は積め込むべきではなかったのでは?
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- なんと言いますか、非常に不自然な自問自答をする祐一ですね。
自分自身の思考なのに、当の本人が意味を理解していない部分がやたらと多いですし、自分の思考に対して説明っぽい思考を返す場面も多いですし、どうも「個人の思考」と言うより、「作者からの突っ込みに延々答え続ける祐一」といった印象が強いです。
ストーリーの本題は「栞の死に消沈していた祐一が前向きに生きる決意をするまで」のようですけど、その本題と関係の無い部分が全体の殆どを占めている為に、「ラストでいきなり前向きになる」という唐突な結論付けに読めてしまいます。最終的にこの結論に落ち着くのなら、「消沈している祐一の描写」や「消沈しているが故の周囲の反応」等、もっと書き込んでおくべき描写があるのではないかと。
- 015 in the room (採点:7)
- Kanon本作を「シナリオ通り演じられた舞台」として例える事で、「二次創作」というifの世界を客観的に描く。その試みは成功していると思います。ただ……正直言ってしまって、思ってしまいますね……「だから何?」って……
このSS、「例え」を排して内実だけにして書いちゃうと、本当に単なる「Kanonプレイヤーが二次創作を書くまでの動機」、の話でしかないんですよね。要は、「Kanonだと必ず裏で誰かは不幸になる。よし、全員助かる世界を書こう」てそれだけ。そのテーマを、当の二次創作である「SS」で書いちゃうのって、やっぱ楽屋落ちではないかと思います。
まあ、そんなテーマで書かれたSSとしては、珠玉の良作、でもあるんですけどね。全員がこれと同じテーマでSS書いてコンペをしたら、間違いなく1位になる作品だとは思います。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 一人称と三人称がランダムに入り混じり、所々混線までしているので、場面が変る度に混乱します。きちんと整えて構成しなおすか、いっそ全部どれかの視点に統一してしまうかするべきではないかと。
「シロ」の存在ばかりが強調されていて、「身体の弱い妹」では既にあった筈の栞の存在が無視されているのはちょっと片手落ちな気がしますね。なによりこの状況だと、まだ香里が栞の話題を避ける理由は無いんですから、「互いの家で猫が飼えるか」なんて内輪の話題を話し合っている筈の北川が、栞の存在を知らない事がひどく不自然になってしまいます。「北川の家で飼われているシロ」を、香里が連れていた事を考えると、お互いの家を行き来する付き合いだった筈なんですけどね?それともこのSSでは知ってるんでしょうか?だったらその事を説明するシーンが無いと説明不足です。
- 017 FREE (採点:9)
- 軽妙な文章で語られる女同士の交流のひとこまが綺麗です。
ストーリーらしいストーリーは無いんですけど、会話の一つ一つが良くて、心地良い読後感でした。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 真琴の幼いけど真剣な恋愛に、一種慣れによる甘えで応じていた祐一。真琴に与えてしまっていた不安を理解した時の祐一の衝撃が伝わってきて、甘々なラストが心地良い、幸せな読後感でした。
真琴、美汐、秋子さんの共同戦略による祐一呼び出し作戦が異様に回りくどいですね(笑
「真琴が居るから断る=真琴が好き」という図式を狙っての作戦なのは分かりますけど、現実的に考えると不確定要素が多くて危なっかしいです。祐一が、「告白してきた美汐の気持ち」を考えてしまって言葉を濁してたら、結論まで聞かないで真琴が泣きながら逃げ出してた展開だって有り得ます。ストーリー的なインパクトを考えると仕方ないですけど、「嘘の告白」という作戦は正直不自然に感じますね。美汐が本心では本当に祐一を意識しているという事実も暗示されていますけど、それも考えると余計にどう転ぶか分からない賭けですね。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- 話の流れは綺麗なんですけど、どうも設定に説明不足がありますね。
真琴が「真琴」を名乗ったのは、「思い出す」事のできた名前がそれだけだったから、ですけど、この「みしお」の場合、本当に「みしお」が自分の名だと知覚してる様子です。最初の時点ですでに真琴の末期と同様の症状を見せていることからも、冒頭のシーン以前に、どこかの家で「みしお」を名乗って暮らしていたんでしょうかね?そうだとすると、「みしお」を必死で探している「家族」が存在している可能性もでてくる訳で……作者さんの想定している設定が気になる所です。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:4)
- 香里と祐一の恋愛を描く時には、どうしても栞と名雪の存在になんらかの解決をつける必要がでてくる訳ですけど、このSSでは、栞に対する解決策が全く無い事がどうしても気になってしまいました。恋愛関係の問題はおろか、生死すら定かでは無いこの扱いはさすがにどうかと。名雪にはちゃんと「告白してふられる」という解決が用意してある訳ですし、せめて栞の安否くらいははっきりとさせて欲しかったです。
ところで、描写上のちょっとしたミスがあります。祐一の事故の件を知るシーンで「その日、あたしは何をしたか、ほとんど覚えていない」という描写がでてきますけど、「その日」の事で香里が覚えてるのが「祐一の事故の件」だけだとしてしまうと、その直前まで事細かに描写されていた回想シーンは、一体誰の回想だったんでしょう?この場合、「覚えていない」という描写は削るべきだったと思います。あるいは、「雨の降った日」のシーンを、「香里の回想シーン」とするこの展開自体を修正するか、ですね。
- 021 隠された想い (採点:3)
- 何故香里が祐一を好きになったのか。その大前提が全く触れられていないのは、恋愛ストーリーとしてはきついですね。
また、栞も祐一に会う事を楽しみにしている描写があるので、香里が祐一の告白を受け入れる時に、解決しておくべき問題が残ってしまっています。香里のキャラクターから考えると、栞や名雪、他のヒロイン達の問題が解決済みでないと、最低でも葛藤はするのではないかと。
「花火の見える部屋の予約がとれた理由」を「秘密」として引っ張っていた筈なのに、示された解決が「お金を立て替えた」では、一瞬意味が分かりません。読み返して考えてみてようやく「予約は余裕をもって前からとってあったが、お金が集まったのが3日前だったので、ぎりぎりなのに予約がとれたように見えた」という意味だと分かりましたけど、描写として不親切過ぎます。と、言うか、「祐一が香里の分を捻出できていないから」と言って、どうして旅行の事をぎりぎりまで伝えなかったのかが良く分かりません。香里に予定があったらどうするつもりだったんでしょう?
キャラクターの一人称が本作と違っているのも二次創作としては厳しいですね。地の文だけだなら香里が自分を「私」と呼んでもまだ納得できますけど、台詞内でも「私」のまま。名雪も「私」である事も考えると、人称は全く考えてないようですけど、キャラクターの個性の部分ですから、できれば無視しないで欲しかったです。
あと、
>そして、私たち――名雪と栞――は部屋へ向かった。
は、ちょっと描写としておかしいですね。「私」である香里がメンバーに入らないのは変です。一瞬名雪と栞だけが部屋に向かっているみたいに読めます。
- 022 アンバランス (採点:9)
- 美汐と栞のクラスが同じである、という解釈でのSSは結構見たと思いますけど、「死にゆく者の思い」というテーマで2人の結び付きを描いたこの作品は抜きん出て良い作品でした。
2人の「合作」のものみの丘のスケッチが、「絆」を絵的に描き出してくれて、ラストの締めの一行に綺麗な余韻を感じさせられました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:4)
- これ、ラストまで舞であることを隠す意味ってあったんでしょうか?「まい」が戻っている所為か、口調も本編の舞と違うので、ひたすら「だから誰よあんた」て感じのイライラが募りました。
舞であった事を念頭に置いて読み返すと、色々違和感ありますね。「待つ事」や「寒さ」に対しては、10年という歳月を無表情に耐え切った筈の舞が、遅れてる祐一を心配する事もしないでひたすら待ち人にいらつき続けるのは、「まい」を考慮に入れたとしてもどうもピンときません。キャラ的に別人過ぎません?ひょっとしてオリジナルで書いてた話のキャラを無理矢理Kanonキャラにしてたりしませんか?
それにしても、どうして秋子さんの看病で祐一が遅刻したんでしょうね?この世界では名雪は家を出てるんでしょうか?祐一と秋子さんの2人暮らし、ってのも無理ありそうですけどね?合宿みたいなもので家を空けてると仮定しても、そうすると今度は、何故祐一は途中まで看病した秋子さんをほっといてデートしに来ちゃったのかが疑問です。そう考えていくと「秋子さんが倒れた(?)時点で名雪が不在で、お粥作ったり看病したりしてる最中に丁度帰宅し、バトンタッチして祐一は家をとびだした」としか考えられなくなりますけど、そういう複雑な設定なんでしょうか?
あと、こういう割と普通の女の子の性格になってる舞が、携帯を持っていない点も不思議ですね。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 多分大量に入ってる突っ込みでしょうけど、さすがに重大なミスなんで私も突っ込みますね。
……「香里」、だっての(笑
香里に見せかけて実は別キャラ?なんて勘繰りまでしてしまいました(笑
あと、この回想によると美坂チーム結成のきっかけは「名雪が北川に声をかけたこと」ですね。きっかけを忘れてる北川に突っ込んでる「香織」ですけど、自分だって間違えてます(笑
ところで「最近の母親でも、手作りといっても、ジャムなんかまでは手作りでは作ってないだろう」て発言がありますけど、これって北川が料理に関して無知である、って意味でわざと書いてるんでしょうか?ジャムなんて、要するに果物の砂糖煮ですから、手作りとしては簡単にできるものの代表格なんですけどね?シンプルなだけに「美味しく作る」ことは確かに難しいですけど、同時に「不味く作る」ことも難しい、お菓子作りの初心者向けの一品です。
内容的には和気藹々とした美坂チームの交流の様子が楽しい作品でした。でも、この話の場合、祐一が舞シナリオルートの祐一であることって、邪魔な設定でしかないような気がしますね。ルートを特定しないで、美坂チームの話に絞った方が良かったのではないかと。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- シチュエーションだけ決めて、後は流れのままにキャラに会話させてるだけ、という印象ですね。読むべき「ストーリー」が無いです。タイトルの通りに「日常」を描きたかったのかもしれないですけど、だったら「秋子さん退院直後」なんていう「日常的でない」設定は邪魔です。
この短さで視点を変えまくるのはどうかと。全体にめまぐるしくて落ち着きません。それと、「祐一の一人称」のパートですけど、「意識のはっきりしていない祐一」の視点で情景描写するのは無理があります。描写を見る限り、この祐一は寝てても正確に周囲の様子が見えてる事になってしまいます。この場合、名雪視点のままで行くか、三人称を用いるかしないと変です。
て言うか、この展開なら、三人称で書いておいてラストだけ秋子さん視点で締めた方がまとまったような気がしますね。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- このテーマで結論が「曖昧」なままなのってどうなんでしょう?(笑
基本設定での「栞シナリオ後に、アッサリ別れた祐一と栞」っていう状況が、どうしても違和感あって納得いかないですね。嫌いになった訳でなくて別れて、即座にまたアタックされたら、普通速攻で復縁しそうな気がするんですけどね?この場合、栞が「祐一が本心では香里を好きである」と悟って身を引いた、って設定でも付加しないと、あまりにも不自然です。「祐一香里SS」を成立させる為に作者さんが無理矢理別れさせた印象が強いですね。
本来の祐一のキャラを考えると、「好きなんだと思う」って告白の言葉は不自然ですね。好きだと決めたらはっきりと口に出すのが特徴なキャラだと思うんですけど。「曖昧」というテーマに合わせてキャラが捻じ曲げられてる印象です。
ところで……「I my me」に懸けたタイトル……ちょっとかっこ悪いです(笑
- 027 冬空のキセキ (採点:10)
- 正直なんて言っていいのか良く分からないんですけど、ただ、とにかく、「綺麗」でした。
真琴や「あの子」の意図とか、祐一と美汐の関係とか、そういった本来メインになる筈の「ストーリー」が、何も解決されず、結末の暗示すらされていないのに、その事が不満に感じません。
「綺麗な景色」って、こういうもんなんだな。その景色にどんな意味があるのかなんて気にならなくなる位、ただ、「綺麗」なんだな。と、そんなさっぱりとした気分の残る読後感でした。
ただこれ、「ストーリーの起伏」を期待して読んだ人には、詰まらないんでしょうねえ(笑
- 028 再集合カノン (採点:2)
- えーと、多分こーゆー意味なんだろうな、って想像はできましたけど、さすがにこれでは「何も解決着けずに放りっ放しで終わり」としか言いようがないですね。結末を暗示させるだけの情報も無く、終わった後の余韻もない。正直言って中身が無いです。作者さんの頭の中には中身も意味もあるんでしょうけど、表現されない中身は読者にとって無かったのと同じです。
キャラクター間に読者の知らないエピソードをやたらと作り上げてますけど、それがどういうものなのかが書かれていないので、単に「キャラが違う」だけに読めます。年上のあゆを「あんた」呼ばわりしてため口の栞には違和感しか感じません。美汐とは面識があって佐祐理、舞とは初対面のあゆと栞、という相関関係も、本編の流れを考えると不自然です。香里が家を出ていた、というくだりに至っては意味不明です。
ラストに暗示されている結末を考えると、元々本編世界とは別の、キャラクターだけ抜き出されたような世界な訳ですし、「今日までの10年」の設定は単なる「場つなぎの寸劇」に感じてしまいました。
……それにしても「俺」……偉そうでヤな奴ですねえ(笑
ある意味造物主なんでしょうけど……こういうキャラにラスト締められると読後感最低です。
ところで、「女性集団の会話」に何か嫌な思い出でもあるんですか?「男の場合」と引き比べてやたらと貶めてますけど。
個人的には属している母体が社会であるか家庭であるかの違いだけで、男女共、人の噂話に関しては大差無いと思うんですけどね?
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:10)
- 夢である事が冒頭から明示されているだけに、幸せな光景であればある程切ないストーリーですね。
佐祐理の囚われている罪悪感の環が、佐祐理自身の思いである「舞」によって開かれていく展開が、綺麗で悲しくて、そして、幸せでした。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- 美汐の過去への解釈を描いたSS、ですね。
美汐の母親が、あまり印象の良くない人物に設定されてしまっているので、過去の回想全体が暗めなムードになっていますね。狙ってやった事とは思いますけど、ストーリーを楽しむには少々マイナス要因でした。
「あの子」との別れが、「変身が解け狐になる」という形になっているのは、Kanon本作での真琴との別れの形と異なるので、今1つ設定が呑み込めませんでした。真琴の場合具体的に最後にどうなったのかは描かれてはいませんけど、前後を考えると少なくとも「狐の死体」は残らなかったと思われます。なにより、美汐の見ていない所で変身が解けたのでは、如何に狐と「あの子」に共通点があろうと、「狐=あの子」の確信には至らないのではないかと思います。普通は、「あの子が出ていったあと、狐が入り込んだ」という常識的解釈で自分を納得させてしまうのでは?
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- ホントに「ただそれだけの日常」を描いた作品ですね。名雪エンドを向かえた世界で、秋子さんが死亡している場合の未来。1つの可能性としての日常風景がほのぼのと展開していて雰囲気の良い作品でした。
ラストに出てきた『奇跡は起こせなかったけど…』ての、なんなんでしょう?形としては目覚ましのメッセージみたいですけど、秋子さん死亡後にわざわざ「駄目だった」事を考慮して吹き込み直したとは思えないんですけどね?最後を締める為にメッセージを改変したんでしょうけど、この場合「祐一が考えている言葉」という形式にした方が自然だったように思いました。
- 032 make bread,eat shorts (採点:5)
- 一旦滑ると何処までも滑り落ちそうなネタを、最後の最後まで押し切ったその根性に素直に拍手です。
まあ、個人的には滑った事には変りは無いんですが……ここまで滑ると某ダンディ氏の「滑る事でウケる芸風」のように、逆に面白かったです。
それにしても香里、この「プロポ―ズ」に対して、どんな言葉でOKの返事したんでしょうね(笑
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- KanonSSで嫌われるパターンをこれでもかと言うくらいに詰め合わせたSSですね……
説明無しで全員無事、奢らされネタ、思考を口に出す祐一、はちくま舞、メリケン香里、小馬鹿にされる北川、完全に馬鹿にされる久瀬、そして何よりストーリー皆無……わざとやってるんでしょうか?
久瀬がリコールされるのも強引ですけど、祐一が次の生徒会長になるのはもっと強引ですね。転校してきたばかりの受験を控えた3年生が会長になるという異常事態を「いろいろあって」で済まされるのは正直手抜きに感じます。
とにかく、余所のSSで読んだネタを思いつくまま詰め込んだ感じのSSですね。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- また随分評価に困るジャンルで来ましたねえ(笑
昔の邦画でたまにあるみたいな、意味不明なシーンの羅列がトータルでムードを作り上げるような、「芸術」とかなんとかいう言葉で誤魔化されそうな……そんなタイプの話のようで。
「意味する所を読み取る」べきか「理解しようとして手元に引き摺り落とすのではなくそのままで鑑賞する」べきなのか、それすら困る所です。
まあ、とりあえず、会話の軽妙さはかなり好きです。こののりでライトなコメディ書かれたら一撃で落ちるでしょう。それを敢えて(?)こういう難解な作品に仕上げるスピリッツに敬意を表します。「SSとして面白いか」は微妙ですけどね(笑
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:6)
- あゆの願いが拡大解釈可能だった所為で全員助かる、という設定のSSは相当数ありますけど、その世界でのあゆをシリアス路線で書ききったSSは結構珍しかったです。
ところでこの「お願い」、恒久的なんでしょうか?天使人形が「時間だから」と去っているトコみると恐らく今回だけだとは思うんですけど、もし言葉の通りに願いが叶うなら「未来に悲しい別れが」起こりそうになる度に奇跡が起こらないといけなくなります。祐一の知り合いは誰も死なず、祐一と別れる事もない。そういう、かなりいびつな未来像が想像されてしまいますね。そして、寿命とかで奇跡でも回避できない「別れ」がやって来た時、祐一は強制的に「先に死ぬ」事になるんでしょうね。……なんかホラーチックな未来な気が……(笑
あと、気になったのは「命と引き換えに、たった一つだけ」という条件を明示しちゃった点ですね。このSSでは誰も死んでいない筈なんですから、「奇跡の代償」も無しで「2つ(或いはそれ以上)」の願いが叶ってしまった事になります。願い事自体は1つだった、という解釈もできますけど、それでも「代償無し」でも奇跡が起こせた事には違いありません。元々生命体ではない天使人形の意識でも代償に足りた、ということなんでしょうか?だったらそもそも「命」が代償で無くても願いが叶いそうなもんですけどね。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- ……美汐の心情に関してここからが肝心であり本題である、っていうトコにきていきなりの[祐一視点に切り替え]には物凄い肩透かしを食らいました。このSS、最初から全部三人称で書くべきだったのでは?
冒頭で、「です、ます」口調だった地の文がいきなり「である、だ」口調に変るのも違和感ありました。
真琴は帰って来たけど「あの子」は帰ってこない。その事実に苦しむ美汐。というストーリー自体は悪くは無いですし、「今真琴が居る事が大切」という結論も間違いとは思わないんですけど、どうにも、強引に結論に持っていった印象が強いですね。散々悩んでいた筈の美汐が真琴の一言で簡単に悟る展開が違和感ありました。この部分の美汐の心情こそ、美汐視点で語られるべきだったのではないかと。
- 037 猫とともに (採点:7)
- 淡々とした描写で綴られる、真琴シナリオからの幾年か先の世界。少し老いの気配が見られる秋子さんの描写と相俟って、過ぎて来た時間の流れが感じられる作品でした。
この世界の状況の説明的な部分が多くて、ストーリー的な流れが薄かったのが、1本の単発SSとしてはちょっと物足りなかったですね。この世界でのお話をもう1話くらい読んでみたかった気がします。
- 038 PLAY (採点:6)
- ラブストーリーへのスタート地点としては決して悪い話では無いんですけど、Kanonの祐一と香里である点を考えるとやはり気になる点が1つ。栞は??
このSSでは、全ヒロインのシナリオが中途半端に進められている状態のようですね。祐一は栞が香里の妹である事を知らないみたいですけど、「アイスが主食」である以上、この世界での栞も余命幾許も無い筈。香里が「普通の優等生」として、祐一と付き合い、惹かれていく展開は、正直不自然です。
- 039 さかあがり (採点:7)
- なんかやたら可愛い話でした。逆上がりが話のメインの所為か、もっと幼い少年少女の恋愛ストーリーみたいな初々しさを感じました。
ところで、中庭、って確か教室側の窓が面しているんですよね?放課後とはいえ、それなりに人目がありそうなんですけど、美汐的には人に見られてても良かったんでしょうか?
ちなみに逆上がりの補助ですけど、足首を掴むのは危ないです。補助する場合、「足を鉄棒にかける」のでは無く、「身体の重心を鉄棒の上まで上げる」必要があるので、足だけを持ち上げると回る事も戻る事もできなくなり、最悪頭から地面に落ちます。持ち上げるのならば「腰」を持ち上げないといけない訳ですが、その場合、完全にセクハラ扱いされるでしょうね(笑
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- バラエティ系ドキュメントのナレーターっぽい視点からの「解説」として地の文が進んでいって、ラストの一行で引っくり返る展開は綺麗に決まったと思います。
ただ、やっぱ違和感ある口調ですね。明かに「読者」に対して「説明」をしてしまっているので、設定が分かってから読み返すと、「月宮ママは一体誰に向かって話しているんだろう?」って疑問が湧いてきてしまいました。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 仔狐、としての真琴の名前。その名を思い出す事で再び出会えた祐一と真琴。この流れ自体は綺麗で素敵なんですけど、ちょっと無理矢理な感じがするのが惜しいですね。
名前を呼ぶだけで消えてしまった「あの子達」が帰って来れるのなら、美汐の「あの子」はとっくに帰って来てた筈です。美汐は祐一と違って「狐の名前」を忘れていない筈ですから。これで帰って来れる事にしてしまうと、祐一の行動に声を出して泣いた美汐の立つ瀬がありません。ここは、「名前を呼ぶ」以外にももっと奇跡を呼び得る要素が欲しかったですね。
また、祐一が「マーサ」という名前を思い出す理由が「たまたま似た名前だった犬」というのも偶然性に頼りすぎたご都合主義を感じてしまいます。
あとこれは揚げ足取りですけど、祐一の子供時代の人称は「僕」ではなく「俺」です。それと、祐一は「仔狐」の事は秋子さんにも名雪にも(バレてはいましたが)秘密にしていた筈です。
もう少し練りこまれていれば物凄くお気に入りの話になりそうなだけに、設定の粗い部分が残念ですね。
- 042 覚えたての愛 (採点:6)
- 秋子さんの回想による旦那さんの話が主軸になりすぎて、真琴シナリオである意味がかなり薄いですね。この展開なら、話を共通シナリオ部分に限定してしまって、真琴の衰弱する展開を無しにした方がまとまったんではないかと。
旦那さんの性格的欠陥とか、浮気疑惑とか、突然の死、等々の話が何も解決されないままただ羅列しているので、長々と愚痴を聞かされているような気まずい読後感が残りました。
- 043 未来には・・・? (採点:3)
- SSと言うか、詩のようにまとめたキャラクターの愚痴、ですね。
祐一の「愛している」と香里の「愛していた」の違い、に代表されるような、幾らでも深読みできる要素もあるんですけど、それを読み解きたいと思えるほどは内容自体に魅力が感じられませんでした。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- ストーリーが無いですね。ギャグも成立していないし、文章も破綻してますし、どうにも「読むべき所」が無かったです。
まず文章について。主語や形容詞、助詞の懸かり方がおかしい箇所が多過ぎます。冒頭2行だけ見てみても、相当文章的に変です。
>十月が過ぎて、もう十一月が間近に迫ってくる時期。
10月が「過ぎた」なら既に11月です。この場合、「10月も半ばを過ぎて」とでもするべきです。
>紅葉が葉を紅くしていき、木々が残った緑と赤や、またはた黄色で彩られる。
「葉が赤く(または黄色く)なる事」が「紅葉」なのですから、「紅葉が葉を紅くして」は重複してます。
「木々」が「緑、赤、黄」で彩られているのですからこの3色は並列に扱わないとおかしくなります。「またはた」は「はたまた」の間違いだと思われますが、「はたまた黄色」としてしまうと、『「緑と赤」か、そうでなければ「黄色1色」』という意味になってしまいます。
この場合「紅葉の始まった木々は、赤や黄色、そして、まだ取り残されている緑に、鮮やかに彩られている」とでもするべきです。
作品全体にこういったおかしな表現が散見しています。
内容面について。
キャラの行動が前後に理屈が通っていなくて無茶苦茶です。ギャグだから思いついた変な行動を並べていけばいい、と考えてるみたいですけど、はちゃめちゃな行動をでたらめに並べただけで人が笑うのなら、「お笑い」なんてプロフェッショナルが存在できる筈がありません。「笑えるもの」を創る事は、ネタを思いつくセンスとそれを人に見せる表現力が必要な、創作の中でも難易度の高い挑戦です。
ギャグだとしても意味不明な行動が多過ぎますね。とくにメインの異常行動の役割を振られた香里は酷いです。一緒にプレゼントを考えて欲しい、と思って、なんでまず問答無用で叩きのめさないといけないんでしょう?そのくせ、ファッション雑誌を一冊用意してるだけで、「考えてもらう」為の用意は無し。服を選ぶのにファッション雑誌一冊でなにするつもりだったんでしょう?大体選び終わっていて最後の意見を求めているならともかく、これから選ぶ段階で雑誌一冊しか選択肢が無かったら、「完璧なの」が選べる訳が無いと思うんですが。ちなみにファッション雑誌はそれぞれの雑誌毎に傾向とか得意ジャンルとか言うものがあって、一冊しかなければ当然同じ傾向の物しか載ってません。
メインの「事件」である北川の浮気疑惑に関して全くの放りっぱなしというのは勿体無いです。浮気だったとしても誤解だったとしてもひとネタできるのに、それすら触れられていないのでは単なる「香里の怒り爆発スイッチ」というだけで終わってしまいます。
とにかく安易に思いついただけのギャグ、という印象が強いですね。こんぺで競う為の作品なんですし、もっと練り込んでギャグを成立させた作品で勝負して欲しかったです。
- 046 影 (採点:3)
- 文章の組み立て方がおかしい箇所が散見しますね。
例としてひとつ。冒頭、「香里が屋上にでるシーン」が描写されますけど、時系列が変です。最初に「屋上に来ていた」と既に屋上に居る描写があるのに、次に「ドアを開けて、外に出る」と、屋上に出る描写が続き、更に次には「あたしは、歩いていた。ただ、屋上に行くが為に」と、屋上に向かっている描写でシーンが終わり。これではどう考えても香里は「後ろ向きに屋上から降りていっている」事になってしまいます。
このSSでの設定は、栞と香里の和解が成立しなかった場合のバッドエンド、が基本のようですけど、それにしては「香里と祐一が一緒に聞いた栞の最後の言葉」なんてものが存在しています。折角「幸せになって下さい」なんていういいシーンを連想させる台詞なんですから、その台詞が語られた場面を、きちんと成立させて設定して欲しかったですね。このSSの、ラスト間際まで栞が妹である事を認めていなかった、という香里の設定からは、どうにもそのシーンが浮かんできません。
- 047 あゆの風 (採点:4)
- 万葉集にも歌われた「あゆの風」をここで持ってきましたか(笑
名前の由来に設定したアイデアは良かったですけど、それだけでアイデアがストップしてしまっていて、ストーリー全体の中に占める意味が薄かったのが残念ですね。まだまだアイデアを展開させる事が可能な設定だとおもうんですけどね。語源である動詞「あえる(あゆ)=海に良い物が流れつく事、熟した木の実が手元に落ちてくる事。幸運が運ばれてくる様」を考えるだけでも、かなりのストーリーのタネがありそうなんですが。
ところで、「あゆが目覚めた」のは本編によると「雪が姿を消し、木の枝は新緑の葉を湛え、たい焼きって季節でもなくなった」頃。つまり、「春」です。「あゆが目覚めてからまだ数ヶ月も経っていない」というこのSSの季節が「辺りの雪が尽く溶け、この北国の街にもようやく桜が咲き始めた頃」なのはちょっと無理があるのではないかと。素直に1年後で良かったんじゃないですか?
あと、祐一が「罵詈雑言」として叫ぶ台詞ですけど、デマゴーグ(扇動政治家)とかファシスト(プロレタリア大衆主権型独裁主義者)とかチェキスト(対外情報機関支持者)とかコミュニスト(共産主義者)とかアカ(共産主義者の蔑称)とかの、「思想・主義」を表す単語を「罵る言葉」として羅列するのはどうかと思います。それも語尾に「ニダ」を付けて……。人によっては、この箇所に凄まじい反発を憶える人が居そうな、毒性の強い台詞ではないかと。
- 048 Raining (採点:3)
- 結婚する、というラストが無茶苦茶唐突ですね……「こいはいつだってとうとつ」でも良いですけど、「結婚」は唐突ではいけないような気がします。消えていく真琴の願いを叶えるためだった前回の結婚式、とは違って、これからも一緒に暮らしていく真琴との結婚式、はお遊びだけでは済まされません。
ところで、真琴のお気に入りの漫画、あれって、祐一子供時代に既にあった事にして良かったんでしょうか?まあ、古典的な少女漫画、ではありそうですけどね。
- 049 時計の針 (採点:7)
- 綺麗なストーリーでほのぼのとしてて話としては好きな類なんですけど、どうしても野暮な突っ込みが……栞とは円満に別れちゃったんでしょうか?
祐一x香里物の宿命として、栞の件をどうするか、って命題がありますけど、「それには触れない」って方法は正直苦手です。どうも「香里が無視していた」件よりも個人的に残酷な気がするんですよね……「二次創作作者が無視する」っての。
栞の件が気になってた所為でどうもこの「デート」自体が納得できなくて、折角香里が紅葉の中でくるくる回る綺麗なシーンが今1つ楽しめませんでした。
- 050 笑顔にすべてを (採点:4)
- 地の文が文章表現(〜と思う。)としゃべり口調(〜と思うわ。)の混在で読みにくいですね。どっちかで統一した方が良いのでは?
香里にしろ、名雪、祐一、栞にしろ、とにかく台詞が説明っぽいですね。説得力のある言葉を語らせたいのは分かりますけど、口に出して言っている台詞として不自然なので、台本でも読み上げられているかのようで、却って説得力を感じなかったです。正しい理屈、を捏ね回している感じで、思考と感情が感じられませんでした。意図的に名台詞を創ろうとしてやりすぎてる印象ですね。
ところで「アハッ」ですけど、どうも「明るく穏やかな笑顔」と言うよりは「お馬鹿っぽい笑い」に読めてしまっていいシーンが台無しでした。もうちょっと他の表現無かったんでしょうか?
- 051 むかしばなし (採点:6)
- 話としては決して悪くは無いです。ただ、この作品での「ストーリー」は、完全に原作のそれのなぞりなので、「悪く無い」事の手柄は原作にありますね。
原作補完系SS、というのもれっきとしたKanonSSなんですけど、「こんぺ」という場では評価に困ります。感動もしたし惹き込まれもしたんですけど、それで評価できるのは「原作」の方なんですよね……。
と言うわけで、色々プラスマイナスした結果のこの点数です。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- 本作の設定を色々と弄くったSSですね。堅苦しい文体で遠まわしな書き方をしているので、具体的に何が起こったのかがとても掴みにくいです。真琴が祐一では無く北川の所に住み着いた、というのは分かりましたけど、それだけに留まらずに美汐の設定に超常的な物が加わり、北川の過去とも絡むに至っては、解釈が追いつかなくなりました。最後の署名、「天野潤」に関しても、かなり色々な解釈が可能ですね。この際無理に「正解」を突き止めようと考えないで、1つの話、としてこの独特の空気を楽しむのが良策かも。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 繊細に積み上げられていく情景描写が、比喩的に心理描写も積み重ねていく、綺麗な構成の作品でした。かなりデリケートな部分でつまずき、立ち止まってしまっているあゆの戸惑いを、強引な結論付けで引っ張っていく祐一がいかにも祐一らしくて良かったです。
途中で、「ある人は」の4連発で他のヒロインの事を暗示してしまったのはかなり大きな蛇足だった気がします。あれのおかげで、このSS世界での他のヒロイン達の安否の方に意識が向いてしまい、あゆの悩みが「命にまでは関わらない程度の悩み」として軽く感じられてしまいました。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:3)
- うーん……またKanonSSこんぺでの評価に困る作品を……(笑
典型的な「Kanonキャラを使う意味が無いSS」ですね。熱を出した祐一に「あの子」の姿が重なるたった一行だけがかろうじてKanonの世界と繋がってますけど、この行以外はキャラ名以外は別の話。正直この場で競う為の作品って気がしないです。
話の内容自体はありがちといえるくらい定番の家庭ドラマですね。浮気という夫婦生活にとってかなり大きなアクシデントを持ち出している割には、「怒ってる奥さんに許してもらう」という点だけで話がハッピーエンドになる所なんか特にドラマ的です。渦巻く感情とかどうにもならないしこりとか、色々単純には済まない物がありそうなもんなんですけどね。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- 日本語としておかしい箇所が散見してますね。全箇所は指摘しきれないので少しだけ。
>「まあいいか…」そうぼやきながら
「ぼやく」は「不満を口に出す」事です。この場合「つぶやく」ではないかと。
>そうい言って祐一は美汐と別れるとコンビニで肉まんを買うと本当の目的地に向かった。
「祐一は、そう言って美汐と別れると、コンビニで肉まんを買い、本来の目的地へと向かった。」とでもすべきかと。
>祐一は少女マンガを朗読しているうちに眠気がやってきた。
「少女マンガを朗読している内に、祐一に眠気がやってきた」とすべきかと。
本当にきりが無いんでこの位にしますけど、とにかく主語の懸かり方や、助詞の使い方が変な箇所が多いです。もうちょっと丁寧に文章を作る事を意識して欲しかったですね。
内容面に関して。
「沢渡真琴」で無い「自分だけの名前」を未来への約束とするという展開が、盲点を突かれた感じで良かったです。できればこの折角のアイデアをもっと軸にして、ここから広がるストーリーを構成して欲しかったですね。
- 056 写真のわたしと今の (採点:4)
- 祐一に好きだと言われてから、「イチゴサンデー7つ」の結論に至るまでの名雪の感情の描写……な、訳ですけど、どうも読んでて違和感が付き纏いますね。女の子としての「好き」の感情、と言うよりは、「状況から想像した架空の感情」という印象です。いえ、小説で書いてる感情なんですから、後者で間違ってないんですけど、名雪の一人称で語られているので、どうしても前者を期待して読んじゃうんですよね。
このSSの名雪の恋は「祐一が昔のままだから子供の頃と同様に好き」という形ですけど、個人的にこの恋愛感情には疑問があります。
子供の頃の「好き」が、そのまんまの形で現在に繋がっているのでは、「今のわたし」の「好き」では無い事になっちゃうんですよね。いわゆる、「思い出の中にしか居ない相手への想い」であって、「今の祐一」への思いでは無い訳ですから。
まあ、元々名雪シナリオでの名雪の想いは、「昔好きだったから今も好き」って印象が強いんですけど、だからこそ本作では、「今の祐一が好きかどうか」について名雪が悩む展開が挿入されているんだと思います。
このSSでもその辺りがもっと掘り下げられていれば、印象も違ったのではないかと。
- 057 miss understand (採点:3)
- Kanonの未来像SSを読むと大抵感じる事なんですけど、「成長」と「変化」というあって当然の要素が追加される為に、練り込まれれば練り込まれる程結果的にKanonからどんどん隔たっていくんですよね。この作品でも案の定と言うか致し方なくと言うか、「Kanonである必然性」がすっかり薄まったSSになってますね。「とある女性の同窓会に絡む思い出と現在を繋ぐ物語」としては普通に良くできていると思うんですけど、「KanonのSS」としてこんぺという場で読まされると、正直期待外れの作品なんですよね。年齢を重ねる事で変化した香里像や美坂チームの面々を、「キャラが違う」と見るか「成長した」と見るかによって、好き嫌いが相当分かれるんじゃないかと思います。
ところで、自分のサイトではない所に投稿する場合、歌詞を書くのって避けた方がいいのではないかと。なにかトラブルになった時、対処しなくてはならないのは投稿先の管理人さんな訳ですから。自己責任で対処できない場所にトラブルの可能性を撒くのはどうかと思います。それとも、LINDBERGの歌詞って著作権フリーになってた、とかあるんでしょうか?
まあ、それでなくてもストーリーの肝になる箇所を英文にしちゃうのってどうかと思うんですけどね。日本語で、自分の言葉で書くからこその「創作」ではないかと。
- 058 カレンダー (採点:8)
- 淡々と紡がれ積み重なっていく「来ない人を待つ日常」。その寂しさと、虚しさ、そして、「待てる」事の幸せ。そんなものを感じさせてくれる作品でした。
漫画を季節毎に並べて「カレンダー」に準える事で、時間の止まった部屋にも時の流れを創る。美汐のその行為が可愛らしくて物悲しくていじらしかったです。
関係無い超個人的な事ですけど、うちには居なくなってしまった家族が居ます。そして、その家族が使っていた部屋は私と共同だった為、今現在も思い出の残る品が幾つか「私の」部屋に置いてあったりします。この作品を読んで、何となくその中で秋の物を机に並べてみました。懐かしさと寂しさが部屋中に広がるみたいな気がして、抱きしめてくれる「相沢さん」が居ない身としては、泣かない内に又片付けざるを得ませんでした。
ホントに関係無いですね。失礼しました(笑
綺麗な作品をありがとうございました。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 常識と言うか不文律と言うか当然至極御意見無用と言うか、とにかくKanonを知る人ほぼ全てが「当たり前の事」として認識している設定を、根底から引っくり返した大胆さには驚かされました。このアイデアを破綻させないで書ききった事だけでも評価に値します。謎ジャムの件までこれで説明つけたのには感心しました。
対象にする「料理」にカップラーメンを選んだのは、秋子さんが作った事の無さそうな物だから、なんでしょうけど、流石に「お湯を注ぐだけ」の調理を何回も失敗するのは無理ありますね。ラーメンを手作りできるのに、インスタントラーメンのスープは煮詰めてしまうというのも矛盾してますし。
まあ、ギャグだから、ってことで細かい事考えない方がいいのかも。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:2)
- 冒頭の辺りだけ一人称と三人称をくるくると入れ替えてたのって何の意味があったんでしょう?読みにくいだけですし、別に全部「私」で良かったんじゃ?
雪うさぎの台詞が異様に陳腐なのはわざとなんでしょうか?魂が篭るような存在では無いですし、名雪の内心の声なのかもしれませんけど、どうも典型的な「正しい事を言えば相手は恐れ入る」というタイプの安易なお説教に感じました。このストーリーの場合、「名雪の追い詰められた心情」を解きほぐす事もしないで、ただ正論だけ押しつける「お説教」には、人を救う効果は期待できないと思います。この場合むしろ、どろどろと鬱積してしまった感情を如何に昇華するか、がポイントの筈です。雪うさぎの「お説教」は単純に「それはおいといて、とにかく君が悪い。謝れ」と言っているだけです。折角名雪の感情がどす黒い方向に落ちていく様子を描写してるのですから、その解決を無視してはストーリーとして勿体無いです。
あと、香里を「香織」と表記してしまっている箇所があるのも、読み返しの不足を感じさせられて印象が悪いですね。
- 061 ばかんす (採点:2)
- 壊れ系のギャグ、な訳ですけど、壊れになってませんね。
後先考えないでとにかく滅茶苦茶やらせてるだけで、ギャグとしての整合性が欠けてます。
久瀬をボロクソに痛めつける展開も無茶ですね。そもそも声が出ないと言っても字は書ける訳で、砂浜にでも手で書いて筆談すれば済んだんじゃないかと。
ギャグって難しいジャンルですし、もっと練り込んでから投稿した方が良かったのでは?
- 062 さくらのころ (採点:8)
- なにか、クラシックの一曲を聴いたような、綺麗なリズムの読後感が残りました。
物悲しく、切なく、そして、少し幸せな、そんな気分に浸りました。
ところで、「真琴」の存在に、ぴろ、はどう反応したんでしょうね?誰も気がつかない、という以上は、ぴろも気がつかないんでしょうけど、どうもイメージ的にぴろだけはなにか反応をしてくれそうな気がしてしまうんですが。
ひらがな5文字分の小さな奇跡が、じわじわとくる感動をさせてくれる作品でした。
- 063 二人の記念日 (採点:7)
- ラブコメってジャンル表記ですけど、ボケと突っ込みの応酬がメインですし、素直にギャグとして読みました。ギャグとして笑えたのでこの点です。ちなみにラブコメとして評価するとこの半分くらいの点になります。コメディはともかくラブが足りません(笑
あゆの自己人称が「ボク」と「私」の混在なのはミスなんでしょうね。結構痛いミスです。最初は「大人になりつつあるあゆ」の表現なのかなと思ったんですけど、キスした後のシーンで「ボク」である以上違いますね。
昏睡から覚めた後のあゆが羽リュックを背負っているのは何故なんでしょう?渡されなかった筈のカチューシャとかと同様に、架空の存在だった筈なんですけどね?
指輪を渡すのに、「直接かぶりつく食品」であるたい焼きに入れるのは無茶です。ケーキとかの「フォークで切り崩して食べる食品」に入っているなら噛んだり飲み込んだりしないで済みますけど、たい焼きでは事故が起こらない方がおかしいです。シルバーリングなら修復の難しい傷がつきますし、プラチナリングなら歯が欠けます。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:4)
- 妹萌えが理解できない者としましてはこの作品を適正に評価できていないかもしれません。そーゆー適正できてもやですが(笑
あと、「おるすばん」のゲームを良く知らない身としても、今1つピンときませんね。できたら「プレイした結果どういう心境変化があったか」を具体的に描写して欲しかった気がします。どうも、知らない話題で盛り上がられて取り残された気分、でした。
ところで、「歳下の義姉」ってそんなに「不思議な感じ」ですか?結婚すれば家系図上では婚姻相手と並列の位置に属するんですから、配偶者の姉が自分にとっても姉なのは当たり前だと思うんですけどね?姻戚関係に年齢が関係する方がおかしいと思います。父親の再婚相手が自分より歳下だったら「娘」になる、と思う訳ではないでしょ?法律上とか以前に常識ではないかと。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- うーん……「煙草」に象徴させてる色々な物は分からなくもないし、そういった物を象徴できるアイテムとしては「煙草」以上の物は思い浮かばないんですけど……どうもやっぱり不快感が先に立ってしまいますね。嗜好品であり、自虐的な慢性自殺であり、送り火である。ストーリー的にはアリなんですけど、個人的な生理的な問題で否定的に見てしまいます。決して「未成年が煙草を吸うこと」を肯定したストーリーではないんですけどねー……やっぱそれでも、「自分で管理していないサイト」で扱うネタとしては疑問を感じてしまいますね……
栞の死後の香里の葛藤のSSは相当数ありますけど、どうしても慢性的な破滅衝動が描かれるので空気が重くなりますね。そういった中で、劇的な変貌ではなく、日常レベルで前向きに自己を受け入れようとするこのSSの展開は、現実的な希望が見えて、後味が良かったです。少々苦い味ですけどね(笑
- 066 1M (採点:6)
- 何が起こるのかと思って読んでいたら、何も起こらない話でしたね。
展開からして、恐らくどのシナリオにも属さないオリジナルな設定だと思われますんで、「明日」以降の今後の展開がどうなるのか、興味を惹かれる作品でした。オリキャラかもしれない「ライバル」を交えたこの世界での未来像があれこれ想像されて、楽しかったです。
- 067 ポイズン・キッス (採点:3)
- 祐一の欲情描写は笑うトコなんでしょうけど、どっちかと言うと引きましたね。半ば過ぎまでギャグSSでは無かったのに、キスした途端にギャグに走る展開は、ギャップを狙っての構成なんでしょうか?個人的には単にここまでのムードがぶち壊された、っていうマイナス面を感じてしまいました。
- 068 風にドレスを (採点:7)
- Kanon世界の住人と少し触れ合い、擦れ違った、別の物語を歩む人を描いた作品、ですね。
この作品では真琴は脇役なんですからあまり追及するのもなんなんですけど、この真琴、一体いつの真琴なんでしょうね?『秋』に、『人型』で、『ヴェール』を被っている真琴。この条件を満たす真琴は少なくとも本編には居ません。そうすると、「真琴が春に戻って来た」世界で、「秋」にものみの丘を訪れた真琴、という事なんでしょうか?ヴェールは祐一にもう1回せがんだ、とか。
- 069 金魚 (採点:8)
- ほのぼのとしていて、そして悲しくて、でも未来への希望が見える素敵な話です。
好きなタイプの話なんですけど、本編と矛盾してる箇所がありますね。現在の北川達が3年生なんですから、香里が栞と一緒に金魚を掬った「去年」は香里2年生、栞1年生、の時の筈。つまり、「栞が入学直後に倒れ、学校に通えなかった年」な訳です。その状態の栞を『夏場に』『人ごみの中に』連れ出してお祭りを楽しんでいた、というのはさすがに無理があります。
祐一の強引なまでのお節介とは違った、北川だからこその等身大の気遣いが、リアルな人間関係を感じさせてくれて、良いストーリーでした。
- 070 前を向いて (採点:5)
- 言葉の使い方が間違っている箇所が多いですね。
「どんな顔であの二人の前に会っていいかわからない」は「どんな顔であの二人の前に立っていいかわからない」か「どんな顔であの二人に会っていいかわからない」でしょうし、「何もする前から諦めてた」は「何もしてない内から諦めていた」でしょう。ケアレスミスでしょうけど、読み返しが足らない印象が強いです。名雪と香里の人称が2人共「私」なのもちょっと残念ですね。
天使人形の捜索で、実は見つけたのが名雪で、迷いがでている所に北川が助け舟をだしていた、という設定は面白い着眼点でした。
この作品での名雪は、ずっと祐一のことが好きな名雪なんですね。名雪シナリオで見る限り、本編ではもう少し「子供の頃の恋愛」として納得してそうなんですけど、こういった届かない横恋慕に苦しむ設定の名雪も良かったです。この世界でのあゆシナリオのこの先が少々不安ではありますけど、前向きに暗示された未来のお蔭で読後感は良かったです。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- 綺麗なイメージが展開するストーリーでした。
語り手である「記憶喪失の初老の男性」の設定に関して謎が多いですね。不思議な存在、なのですからそれでいいのかも知れないですけど、現実的に考えてくと色々無理がでてきます。
まあ、深く追求しないで素直に「例の樹」だったんだー、と感動しておくのが正解ですね(笑
「羽根あゆ」が7年前から明確な意識と実体を持って街に存在していた、という設定は正直無理がありますね。7年あれば流石に「あゆ」も自分が現実の存在では有り得ない事に気がつきそうなもんです。それとも、あくまで「おじさん」には見えてるだけで実体ではなくて、意思も停滞してるんでしょうか?
本作だとあゆは「祐一からある程度離れた時点で意識と実体を失っている」と思われますから(学校に通っていると思い込んでる、等)それを考慮するとこのSSでの「あゆ」の設定が分かりにくいのが残念ですね。
- 072 傷痕 (採点:7)
- どちらかと言うと、「傷があることを滅茶苦茶意識してます」っていう感じの結論に感じてしまいましたけど、将来的な展望も感じますし、高校生の恋愛ストーリーとしては、これもハッピーエンドの1つとしてアリだと思います。
もうちょっと大人になったら、本当の意味で「傷を含めて栞自身が好き」という状態になれるんでしょうね。今の段階では「意識して気にしないようにする」って感じで、「気にならない」とは程遠いですからね。
- 073 親友体制 (採点:7)
- 不安定な佐祐理と、それを支える舞との友情の構図が綺麗でした。
佐祐理の感じている不安が「邪魔者」の件と「かずや」の件とで繰り返し強調されている割に、それ自体の解決は無く、単に「それで傷ついても舞が傍に居る」という結論に帰結するだけなのは残念ですね。折角ですから「駄目だった時の対応」よりも、「駄目にしない方向」での未来像が暗示されて欲しかったと思います。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 美汐の一人称の地の文の中に、時々突然に美汐のしゃべり口調が混ざるのは読みにくいです。地の文なのかしゃべり口調なのかどっちかに統一すべきかと。
美汐がメインなんですから仕方ないんですけど、それにしたって真琴の扱いが薄いですね。このSSでの「帰って来た真琴」がどんな状態で、それからどうなったのか。そして、祐一のことを、美汐のことを、どう思っているのか。その辺りのことが完全に無視されているのはさすがに不自然です。美汐は絶対気にする筈ですし、思いに応える祐一も一言説明しそうなもんですけどね。
- 075 始まりの日 (採点:8)
- 栞シナリオのエンディング改変物、ですね。
付き合い始めた先、将来への展望を描いていて、恋愛成就までをハッピーエンドとする恋愛物よりも踏み込んだ、「ここから」を感じさせてくれる作品でした。
それにしても「当たり」付きクッキーといい、もってまわった「意味」を持たせた指輪のプレゼントといい、祐一のはしゃぎっぷりが可愛いですね。栞の反応を予想してわくわくしながら準備してる様子が容易に想像されます。はしゃぎすぎて危なっかしいくらいですけど、幸せそうな様子にこっちも幸せな思いを感じる素敵な読後感でした。
- 076 殺意のプールサイド (採点:2)
- えーと、名雪はホームルームの後、「部活に行った」んですよね?陸上部の名雪は当然、「体操服で」部活をしてますよね?……あのー、どうして自分の体操服を棚から取り出す時点で、棚を間違えてた事に気がつかなかったんでしょう??「名雪は天然だから」って理由はさすがに無理がありそうなんですけどね?
この点を考えていくと、推理の間違いが浮かんできますね。即ち、名雪が体操服を取り出した時点では、水着はちゃんと棚にあったんです。そして、「誰か」が、その後で名雪の水着を香里の棚へと移動させた訳です。では、「誰か」とは誰でしょう?そのチャンスがあり、動機があり、何より、不自然な言動があった人物が1人だけ居ます。それは……「麻由美さん」、あなたです。
掃除当番であったあなたには当然そのチャンスがありました。水着を1つ上の棚に移すなんて、棚の拭き掃除を担当したあなたなら簡単な事でしょう。動機ですか?勿論、名雪に対するちょっとした嫌がらせ、でしょうね。理由?あなたが祐一と個人的に親しく、その事実を名雪が知らなかったという時点で明白でしょう?証拠、ですか。それは、あなた自身が既に証明してしまっていますよ。まだ気がつかないんですか?では、答えて下さい。『何故、名雪の棚に掃除の時点で水着が無かったなんて事を記憶していたのですか?』棚はクラスの人数分あります。水着が置いたままの棚も既に持ち帰られた棚もあります。この状況で、何故名雪の棚に水着があったかどうかを「即答」できたのですか?あなたが瞬間記憶能力者で無い限りは答えることが不可能な筈でしょう?それとも……今ここで答えてもらえますか?掃除の時点での、「全ての棚にそれぞれ何が置かれていたのか」を、ね。
なんて事を考えてしまうような、無理の多い作品でした。
- 077 盲目考察 (採点:9)
- 佐祐理の内側に存在するであろう複雑に入り組んだ屈折した感情。それを「光と闇」というキーワードで視覚的に表現してくれましたね。本来想像もできない佐祐理の内面を、リアルな感覚で追体験できました。
舞エンド後に祐一が眠るあゆを発見する、という、人物関係がとてもややこしくなりそうな設定を、佐祐理視点から綺麗に描いていて、作者さんの表現力に感銘しました。
あゆが目を覚まさない理由、
即ち『探し物が見付かっているのに』、『舞エンドでは願い事を消費していないのに』、『奇跡を自分の目覚めに使わない』理由、
が「祐一からの逃避」であり、祐一の手に入れた幸福に立ち入る事への恐怖故である。という解釈は今まで考えもしなかった視点でした。あゆの自己犠牲の強いキャラを考えると有り得る展開ですね。
佐祐理が、あゆの「寝た振り」の期間(=探し物を見つけてから願い事を使わなかった期間)を「数年(2,3年〜5,6年程度)」と表現しているのは何故でしょう?佐祐理達の卒業から半年後にあゆを見付け、その後祐一が(多分卒業と共に)ルームメイトになり、それから「現在まで」病院に通っているんですから、普通に考えると「寝た振り」は1年半位だと思うんですが。それともこのSSの時間設定って、祐一卒業から更に2,3年後、なんでしょうかね?年単位の期間を「毎日病院に通い、週末には泊まる」なんてことしてたら生活滅茶苦茶になってそうなんですけどね。
- 078 反転少女 (採点:1)
- オールキャラでギャグ、という時点で、次々キャラがでてきて無理矢理ボケるんだろうな、と覚悟はして挑みましたけど……すいません、私には前衛的過ぎました。
性格反転、って、ちょっと昔の長期連載ギャグ漫画では必ず1回はでてくるネタみたいですよね。大抵、普段は異常な行動ばかりしているキャラが、何らかの理由で突然真面目になって周囲があたふたする、って展開です。あれはあれで決して嫌いなネタではないです。ただ……このSSの場合、全員分ネタが連続するので、一つ一つのネタがぶつ切りで、そしてワンパターンになり、速攻で飽きる展開ですね。正直、詰まらなかったです。
各キャラの「反転」自体がそもそも笑えないですね。これって、反転する前の「本来の性格」が、「本作でのキャラ」ではなくて、「オリジナルのキャラ」であるのが悪いのかも。ギャグSSでは定番化している性格ではありますけど、それってつまり元々ギャグ用に加工された性格である訳で、それが反転した所で「ギャップによるギャグ」が成立しないのではないかと。
北川がバカで香里に付き纏っては邪険にされる設定がデフォルトなら、その関係が反転した時点でギャグになりますけど、全くデフォルトではない関係が反転した所で、それは単なる「オリジナル設定」でしかなく、インパクトや笑いを期待できる物ではないのではないかと。
ところで、「何を反転させるか」が思い付かなかったキャラまで無理に出さなくても良かったんじゃ?
美汐と真琴とあゆの場合、「SSの定番」ですらない、全くのオリジナル設定が「反転」しています。
美汐に「全く妄想をしない超現実主義」という性格はありませんし、真琴に「細かい事は全く記憶に残らない健忘症娘」という設定もありません。あゆだって「財布の紐が緩い浪費家」というネタが蔓延したりはしていません。
正直言って、思いついたネタから適当にずらずら並べていって、後に残ったキャラには適当にヘンな事言わせただけ、という、非常に手を抜いた作品にしか読めませんでした。
ついでにもうひと突っ込み。北川も「反転少女」に入っちゃうんですか??(秋子さんは許す
- 079 フワリ (採点:7)
- 独特の空気のあるSSですね。
あゆの見続ける夢の世界の描写が、自分が何者かも分からない絶対的な孤独感を感じさせてくれました。
「今のあゆ」と「昔のあゆ」の関連がもう少し詳しく描写されても良かったような気もしますけど、この空気が壊れる危険性もありますから、判断が微妙なトコですね。
あと、あゆが間違って憶えているのかもしれませんけど、「狐につつまれる」っていうのはどうかと。まあ、狐が人を包んでいたら確かに「不思議」な光景ではありますけどね(笑
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- 名雪が告白を受け入れるまでの葛藤が、ユキというキャラクターを通す事によって読者に認識し易く表現される展開は綺麗ですね。
この手の「不思議子供闖入系ファンタジー」ではお約束なんで突っ込むのも野暮なんですけど、ユキってなんで最後の最後でいきなり何もかも知ってるんでしょうね?突然異世界からの先導者に変貌してしまうユキの、キャラ位置が掴みにくい展開ではありますね。
ところで、真琴は何故この時点で元気に存在してるんでしょう?まあ、場面を明るくする為には居てくれた方が良い存在ではあるんですけど、「何故無事なのか」が設定されていないと、違和感の方が気になってしまって、疑問が残ります。
- 081 ボーイフレンド (採点:4)
- 書きたい話の流れは分かりますし、その流れ自体は可愛くて好きなタイプの話なんですけど、文章的なミスが散見してしまっていてストーリーに酔いにくいですね。表現が重なってたり、地の文が意思を持っていたりと、あれこれ突っ込み所があって話に感情移入しにくかったです。
内容的にも所々疑問な箇所がありますね。
舞と佐祐理がアパートに「帰って行く」以上は、SS定番の3人同居設定の筈ですけど、そうすると舞は一体何処に「化粧を習いに『行った』」んでしょう?
>「祐一は私の」「俺だって舞のものだよ」
の箇所、会話が成立してません。この場合祐一の返事は「舞も俺のものだよ」でないと、同じ内容を2人で繰り返してる事になります。
他にも細かい所は色々おかしいですけど……なによりこの内容、この関係で、「ボーイフレンド」ってタイトルはどうかと。
流れは好きですし、もうちょっと練り直して欲しかったですね。
○JING さん
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- タイトルが(^^;
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- 香里の手紙の変な改行は狙ってやったものでしょうか?
狙っていたのでしたら、意味が上手く汲み取れませんでした。
○あー さん
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 微妙なタイトル。微妙な内容。
こういう話は嫌いじゃないのですが。もう一歩。
- 017 FREE (採点:6)
- 点数に迷う。なんというか、投げるの石ですか。思い出すのは笑顔で。
うーーん。どういう意図が篭められた作品でしょうか。何かのアンチテーゼだったりするのかな。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- もったいないという第一印象。中盤にいいところがきてしまってて。
- 028 再集合カノン (採点:6)
- 10年後のキャラクタが集合する状況、というのが体裁で?
プレイヤの存在を関知しているのが祐一・あゆ・秋子、ということ?
でも、それにどんな意図が含まれているんだろう?
プレイヤーの存在を知って、ゲームキャラクターとして振舞っていた秋子と祐一、ゲーム世界から半ばはみ出して都合のよさを体現していたあゆ、ということかなぁ。
あるいは多元宇宙世界の実在する一角を切り取ってゲームにした、というあたりなのかな?
まぁここまで穿ったところで、正解じゃないだろうし、正解だとしても、それを保証して面白みにする文章は用意されてないわけですけど。
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- 20kでよくこれだけやったもんですねぇ。
点数については、美汐×狐話に食傷してるからです。帰ってきたって設定も同じくです。そつなく纏まっていますが、興味は引きませんでした。
時間のたちすぎた原作を扱う場合、既にたくさんの作品を読んだ、未知のアイデア部分を強く求める読者というのは必ずいるもので、私はそういうクチなのです。
無理いうな、と自分でも思いますが、中編でなく短編を選んだ以上、それはより大きなリスクだと思います。なんとなくいい、が通用しにくいのが短編であり、切れ味勝負においてこの作品は瞬発力に欠くと思います。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- ラストがもったいないー。いい話にしなくてもー。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 作者がどなただかすぐさまにわかりますが。
今回一等優れた作品だと思います。ユーカラの持ち出しには参りました。
と、このあたりで黙りますw
- 061 ばかんす (採点:6)
- うーんー。こう、素直に笑えないのです、やれれキャラがやられっぱなしのままというので終わっちゃうのが。なんかするでもなく居るだけだし。
- 063 二人の記念日 (採点:7)
- んー。完全にギャグとして読みたかった感じもしますが、まぁいいか。
オチも…もう少しちゃんと勢い欲しかったけど、まぁいいや。
である、の説明調というのは、なんつか、一瞬の違和感がありますが、まぁいいのである。
とりあえず「うぐう、もったいないよ」がとても楽しかったんですが、感想的にも
「うぐう、全体になんとなくもったいないよ」という感じです。
- 069 金魚 (採点:8)
- 普通に楽しいです。って、無責任な感想ですな。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:7)
- うーむー。
アイデアも記述もいいと思うんですが、読者としては謎解きしてるわけでもないし、原作に繋がる部分を見つけるわけでもないしで、今一つ読みどころが薄くて。
「木」が彼女に「力」を与えたという話だとして、それに気付かせる部分も少なすぎ、盛り上がるポイントになりきれていないようでもったいない気がします。
「木」をおとうさん、と呼ぶなどというシーンなんて、もっと感動的になれたんじゃないかなぁ。
材料の少ない空白の7年を淡々と描くよりは、そこは凝縮した情報だけ記述しておいて、その後の原作とリンクした時間帯で勝負をかけるべきだったんじゃないかなぁ、なんて思います。
祐一との話を持ち帰るあゆとアドバイスを与える木、そんな構図で読みたかった、とか勝手な事言ってすみません。
- 072 傷痕 (採点:5)
- ネタ被りが痛恨な一作ですね。こればっかりは、早い者勝ちというしかなくて。ほぼ完全な同ネタが存在していたのは不運でした。
アイデア依存の作品である以上、この点数は諦めてください。
- 073 親友体制 (採点:7)
- 文章はいいんですが、テーマが未消化のままという感じです。
- 077 盲目考察 (採点:5)
- なんかあゆが起きたら別の話に。
せっかくの薀蓄はトリビアどまりでしょうか。
○あおき哲夫 さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 意識的に論理さを強調している…ようにも見えますが、そんなことはなさそう。物語としての牽引力には欠けますが構造的にしっかりしているので安心して読むことができました。
- 002 コンクール (採点:1)
- むしろ作者が頑張れ。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- 面白いギャグSSをありがとう。笑わせて頂きました。まさにここからが貴方のスタートですね。果たしてどこまで駆け上っていけるのでしょうね。ええ。遅すぎることはありません。結果はかなりシビアでしょうけど。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- これは書きすぎですね。ほとんどを読者の想像に任せるのならまだ削って良い。
「ねぇ祐一、雪は好き?」
「嫌いだな。冷たいし凍るし滑るから」
「でも、この街で暮らしていくなら、祐一にも好きになってほしいよ」
「いいのか?」
「え……?」
「俺は雪なんかより――」
粗筋抜粋と改変。まだ削れそう。超短編部門向きか?
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 男性ってアホですよね…。こういう作品を読むと悲しくなります。色々言いたいことはありますが、出直せということで。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- むしろ作者の頭の中身が十五歳だと思う。女性蔑視は直さないと将来「レイプする元気があって良い」なんていう政治家と同じになりますよ?
- 007 思い出 (採点:1)
- ぶっちぎりで最下位候補かな。でもまあ作者の意図があまりにも露わなんでむしろ失笑します。お祭りを楽しんで下さい。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- そうですね。ひとってそんなにすぐには変わることは出来ないと思います。テーマを絞り込んで丁寧に書いたことは評価したいです。ストーリーとしては陳腐だけど、決して悪くはありません。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- 夢ネタはどうにも高い評価がしにくいです。作品の出来が良ければいいほど辛く見てしまう傾向がある。ご多分に漏れず、この作品も点数としては低くせざるを得ません。ネタを捻り出すのが大変なのはわかるんですが、安易に逃げないで欲しかったと思う。現実世界での対話こそ私は見てみたかった。
- 010 歩行者優先 (採点:3)
- 卒業、巣立ち、別れ、絆。アイデアは最上級です。ですが料理の仕方は最悪というしかありません。美味しいところを全部捨ててしまったような印象です。勿体ない。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- 潔くギャグで出品して下さい。寒いですけど。かなり。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- タイヘンデスネ。くーちゃんといえば、例の犬が思い浮かびます。それだけです。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- こんな女、絶対に嫌だ。妄想の産物とはよく言ったものだろう。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 場面が変わったわけでもないのに空行。なにかしら意味があるのか。栞バッド後の祐一を描くというのはよくあるが誰とも関わらないのは珍しい。
この作品は淡々とした文章が続くが、意図して意味のない文章を連ねたのだとしたらかなりの評価をしてもいい。ただそこまで考えてはいないだろうと私は思う。物語の核となるセンテンスを無駄に埋没させているから。子供が適当に描いた絵が意外と評価されてしまった類のものではないだろうか。
作者は自分の作品をよく見直して考えてみると良い。宝石が埋まっている。
- 015 in the room (採点:5)
- なかなか穿った見方ですね。アイデアとしては大変面白い。ですが作中でも述べられているとおり視点が北川であった理由が弱すぎた。NO.28の構想と重ね合わせるととんでもない代物ができた可能性があるだけに勿体ないと言うべきでしょうか。
- 016 月色の涙の想い (採点:2)
- 視点の変更というのは厄介なものです。短い作品では尚のこと。北川のパートであった出来事をどうして香里視点で書かなかったんでしょうか。いや書かなかったんじゃなくて書けなかったんでしょうね。物語の核となる部分の見極めすら出来ていないようではいくら綺麗な言葉を並べても無意味です。香里が死なせてしまった猫から目を逸らしたことをちゃんと書きもしないで、でも立ち直らせるなんて。貴方が本当に書きたかったのはなんなのですか?
- 017 FREE (採点:6)
- 独特のテンポが面白い。某氏の影響が見え隠れするがどうなのだろう。言葉の選択がまだまだ未熟だが、身に付いたなら化けるかもしれない。
- 018 あいとまこと (採点:8)
- 真琴の焦燥と安堵。それぞれの表現が見事に描かれています。脇を固める天野、名雪・秋子(出てこないけど)が良い仕事をしています。ただ緩やかすぎるラストがあまりにスッキリし過ぎていて、むしろ「やっぱり祐一はわかってないっ!」と真琴が叫んで終わるようなラストだったら綺麗な終わり方であったかもしれません。で、再び惚気混じりに相談された天野がため息一つ、とか。在り来たりですが。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- しかし一度は失われるわけでしょうか。どうせならミステリ仕立てにした方がより物語的だったかもしれません。魅力的な設定なのに勿体ないですよね。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- ……。
これがあなたの精一杯なのでしょうね。
- 021 隠された想い (採点:1)
- ずっと隠しておいてくれると嬉しかったかも。
- 022 アンバランス (採点:9)
- 十点にするか迷ったが、ラストのまさに「アンバランス」さが意図的ではなさそうだったのでこの評価に。
文章は短編部門では飛び抜けて上手い。組み合わせも新鮮さがあっていい。物語の軸は実にオーソドックスだが、方々に仕掛けられた的確な言葉がそれを意識させない。構造的にも安心して読める作りだ。総じて高いレベルでまとまっているが、唯一、栞があまりにも都合良すぎた。彼女らのこれまでを考えれば、ともに悩んむという選択肢があっても良かったように思う。悩みもバーターできたなら、よりどちらもが寄り添える関係になれただろう。親友の誕生。それだけが勿体ないと思う。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:3)
- 仕掛けを狙っていたのかどうか。まあ仕掛けるならちゃんと人が通るところにして下さい。あらぬところに罠を仕掛けられてもひとは気付かずに通り過ぎるものです。指摘されてもスルーしちゃってるので「だからどうした」で終わってしまいます。
まあ舞の行動についてはアリかな、と思えなくもないですが。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 笑いを提供してくれてありがとう。楽しく過ごして下さい。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 視点三つ…ですか。感想だけ言わせて頂くならば、読むだけ無駄だった。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- 短い作品での視点変更は諸刃の剣。と言いたいところですが、それ以前の問題が山のようにあるのでどうしようもありません。ここに書こうという気力も出て来ません。もう少し読書の習慣をつけてみては如何でしょう。文章それ自体は個人的にはぎりぎり合格なんですが。
- 027 冬空のキセキ (採点:4)
- ダイヤモンドダストね…。それで真琴たちがこれを見せた理由はなんだったんでしょう。落ち込んでいる祐一を励ますためというわけでもないようなのですが。「美しさ」の描写も同じ言い回しや安直な比喩を使うと効果は半減以下です。修辞(とはちょっと違うものの)を使いすぎることはむしろ害悪ですらあります。修飾が目立ってしまう物語はそれだけで中身がないことを現していると思いませんか?
- 028 再集合カノン (採点:5)
- 賛否両論ありそうな答えが返ってきそうで楽しみだ。
私の解答は「あゆ」と「秋子」
十二人目はプレイヤーを示している。と思わせておいて、実はSS書きを指定しているのではないだろうか。
なんにせよ面白い試みではあると思う。ただ評価点はないものと割り切って欲しい。順位を目的にしてはいないだろうから。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:1)
- 夢オチなのは仕方ないにしても舞の言葉すら佐祐理の作り出したものだと思うとやりきれませんね。とても手を叩けはしないです。夢から覚めることもなく、佐祐理さんはどう頑張るつもりなんでしょうか。
- 030 12月のアムネジア (採点:10)
- 恐らく唯一の十点作品ではないか。
微妙に伏線の回収がなされていない(問題に対する解答が、出題者と回答者では微妙に食い違うような意味合い)ようですが、そこは気にしないことにします。
アムネジアが示すところは冬の到来と、美汐の中に埋もれたあの子の記憶ということで良いのですか?
その奥にもうひとつある悲しみの消去まで加えると「アムネジア」と名付けるのはあまりに残酷な気もします。読み過ぎでしたら申し訳ない。
>いっかきっと、思い出すから。思い出せるから。
忘れておく方が良いはずの記憶が甦ってしまうことは、決して幸福なことではないですよね。乗り越えられると信じているから言えた言葉なのでしょうけど。
>何か引っ掛かるものがあった。――ずっと遊んでいた?
ここが気になって仕方ありません。ですが知らない方が良いような気もするので敢えて尋ねることはしません。百通りの解答があるかもしれないなと思いつつ、もしかしたらただ一つの解があることを私は望んでいるのかもしれないからです。
色々と惑わせるような物言いであったことを謝っておきます。しかしこのようにしか言いようもなかったもので。申し訳ありません。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:1)
- 容赦なく一点。心情的に高い点数はあげられないどころか、むしろマイナス評価したい作品でした。もしかしてそれが狙いだったのでしょうか。だとすれば成功しています。下手なダークより悪質です。
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- 残念ながら笑えなかった。ちょっと強引だろうと思ったので。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- なにを目的に参加したんでしょうね。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- 傑作だと思わされます。駄作だとも思います。綺麗にまとめようとしたところに作者の弱音らしきモノが見え隠れします。…貴方の作品は毎回のことながら私には合わないようです。あまり残念でもないですけど。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- このサイズで書きますか、これを。無茶するな、という印象です。「命と引き換えにね」という台詞が良かっただけに後半の展開はちょっと興ざめでした。ハッピーエンドだけが素晴らしい訳じゃないですよ?
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:1)
- ……。
聞きたいことがあります。KANONNSSには様々な作品があって、その中には真琴が帰ってきたことで喜びつつも悩む美汐のお話が山のようにあります。作者の方はこの作品と類似したSSを読んだ事はないのでしょうか。ないから書いたんでしょうか。事前リサーチという言葉を知らないのでしょうか。疑問が尽きません。
- 037 猫とともに (採点:1)
- 寂しいひとり暮らしの老女。そんな彼女の変わり映えのない生活を描いた問題作…だったりするんでしょうか。電話で「秋子さんもやっぱりこっちに来ませんか」の一言があったなら、そして断る理由が真琴だったなら、かなり話としてわかるのですが。
- 038 PLAY (採点:5)
- 伏線、若しくは描写の不足を想像力で補うのはなかなかに厳しいモノがある。香里が最初から祐一に惚れている(…かどうかも不明ではあるが)という前提は、作者が作品内で語らねば読者は共有できない。恋は唐突だというのは構わないが、それは結果であって、過程ではない。恋を恋と認識するまでの過程が書くべき物語であろう。一人称は主人公の思惑を辿るだけの描写法ではない。香里が悩んでいるような描写がひとつとしてあっただろうか。ケーキ云々あたりがそうなのかもしれないが、食べ残したケーキに対するものにしか見えない。祐一がその事を指摘していたなら充分に伏線たり得たが。読者の誘導を放棄したら物語は単なる独白と化す。正直、祐一の心が奈辺にあるのかあまりに曖昧すぎて両者が哀れに思えた。
- 039 さかあがり (採点:5)
- 題材がやや平凡すぎたきらいはあるが無理に手を広げなかっただけまとまっていると思う。ただ面白かったかというと首を傾げてしまう。逆上がりについての動機付けも些か乏しいか。天野と妖狐が公園で一緒に鉄棒で遊んだとか、なにかしら過去と結びつけているとだいぶ印象も変わった気がする。
- 040 青い空を見上げて (採点:2)
- もう少しさり気ない語り方でお願いしたい。道の真ん中で叫ぶあゆもどうかと思う。それとも精神年齢が低いことを婉曲的に示唆しているのだろうか。あまり褒められたやり方ではないと思うが。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 女の子の登場に意味はあったのだろうか。しかし初対面の相手に「お前」呼ばわりはどうかと。
使った状況と祐一の記憶というネタは良かったんですが、マーサとか余計な設定を加えたばかりに全てを駄目にした印象があります。素直に「沢渡真琴お姉さん」でも使っていた方が良かったのではないでしょうか。少女の役目も担えますし。
- 042 覚えたての愛 (採点:6)
- 何故、短編で発表を?
中編の方が遙かに向いていたと思うのだが。「秋子が夫を選んだわけ」という必須な要素がすっぽり抜けていることを考えるとそれを補完した中編で出品するのがベストではないか。結婚前の、夫と付き合い始めた頃の秋子の心がわからないでは、結婚を承諾する秋子の心理が納得いかない。夫の良いところがひとつとして描写されていないのはどうしてなのだろう。秋子はどうして結婚を承諾したのか。大前提が抜けていて、読む方としてもかなり無念だ。拍子抜けしてしまう。ラストは巧いと言っても良いのに。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 超短編部門にでも行って下さい。そちらでも相手にならないでしょうが。
- 044 − 光幕 − (採点:4)
- 時事ネタは風化しやすいので、とはいえ、タイムリーなわけですが。ええとオーロラが見えたのはいつでしたか…。それは置いておいても美汐の喘ぎ声はちょっと頂けないですね。説明がついたことは評価するんですけど。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- 一度くらい読み返したんでしょうかね。出直すべき。
- 046 影 (採点:1)
- 作者の方はこのお話を数年後にご自分で読んでどう思うんでしょうね。恋愛に対してかなりの幻影をお持ちだと見受けられますが。
- 047 あゆの風 (採点:1)
- 祐一の舌は水質汚染すら判断できるんですか…。作者は登山について付け焼き刃の知識“すら”ないようですからなにも言いませんが「標高=登山の難易度」ではないことだけはお伝えしておきます。
- 048 Raining (採点:1)
- 憧れって美しいですよね。でも憧れたものが現実になったとき、ひとはよく失望を感じたりします。生々しすぎたり、憧れているときは見えていなかったしがらみに気付いてしまったり。過去との同期は良いアイデアだと思いますけど、様々なところで無理が見えて、まったく楽しめなかったです。
- 049 時計の針 (採点:2)
- いきなり告白ですか。いきなりそこまで飛びますか。ラストでは必ず恋愛に結びつけないと納得いかないのでしょうか。それともそう言うローカルルールがあるとか?
「それにしても」
「どうした?」
「随分とあたしのことを心配してくれてたけど、もしかして相沢くんって…」
「ま、まて。誤解だ」
慌てる祐一。香里、小悪魔的な笑い。
「姉妹丼狙い?」
自己採点二点。
- 050 笑顔にすべてを (採点:4)
- 言葉にして伝えるというのは難しいもの。それはいいのですが、どうして舞台劇じみた酔った台詞が続くのか。演劇ならわかるんですが、小説として見せる、読ませるという、物語の基本がなっていないように思える。だらだらと書くのは誰にでもできるから、読ませ方にも重点を置いてほしい。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 作者が考えて書いたのはわずか九行しかないというのは情けない話ですね。原作の再構成といえば格好は良いでしょうが、読者が得られるものなんてありません。SS云々以前の問題です。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- 評価できる部分は小さくない。しかし比喩は巧いのに推敲不足なのか言葉の取捨選択が覚束ない印象が拭えない。その所為で「潤」なる人物の造形が揺らいでいる。北川潤ではなく、天野潤という別のキャラとして読んだわけだが、彼の立ち位置が掴みにくいため、雲か霞のようにも思えた。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 短編部門はこういう話が多いよね。この作品は他者より一歩だけ抜け出た印象です。ですがもともとが団子状態なのでたいした差ではないということも書き添えておきます。少なくともストレスなく読み終えられたことが良かった。…つまりはそういうことです。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:3)
- もう少し惚気を入れましょうよ。読むひとが嫌になるくらいいちゃいちゃさせてくれれば、評価したかもしれませんよ。物語を散漫にするぐらいなら、なにかに特化するというのもひとつの方法論ではないだろうか。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- 天野との挨拶に「おばさん」呼ばわりは基本なんですか。相も変わらず寝起きで始まるSSが多いことも気になります。まあ気になったのはそれだけです。それだけ。
- 056 写真のわたしと今の (採点:1)
- まず、国語(小学生中学年ぐらいか?)の教科書を開くか、文章の書き方を指南する本を手に入れて下さい。お母さんに聞くのもいいですね。
- 057 miss understand (採点:3)
- シビアで良いな、と思ったら歌詞みたいな終わり方で拍子抜け。説明不足の甚だしい文章。一人称じゃない方がスマートだったかも。モノローグははっきりいって邪魔なだけ。
- 058 カレンダー (採点:3)
- 作品内での人称の変化を許すと書くの楽ですよね。場面転換とか簡単だし。でも楽をすると作品から引き換えに必ず失われるものがあります。そして目に付きやすい都合の良さ。読者は甘いですが馬鹿ではありません。トリックや仕掛けのない作品での視点変更はお勧めしません。特にこれぐらいのサイズの作品に置いては。もっと長編だったら理解できなくもないですが、なるべく三人称で書いてください。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 微妙に惜しい気もするが…。なんにせよ、まだまだ書き慣れていないようだ。好きな作家で良いから書き方を真似してみるのもいい。国語の教科書に乗っていたような文豪の作品でも良い。文の繋がりに注意すること。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:3)
- 時間がなかったのだろうか。推敲不足は明らかだ。前半部分が面白かっただけに悔やまれる。名雪が暴発したあとは一気に魅力が失せた。
- 061 ばかんす (採点:5)
- ところどころは面白かったと思いますが、全体的にはパワーが足りないという印象でした。
- 062 さくらのころ (採点:3)
- 発想は面白いと思いましたが、表現の仕方が拙すぎます。残念。
- 063 二人の記念日 (採点:2)
- 指輪を飲み込んだら面白かったかも。展開としてギャグに持って行く方が自然ではなかっただろうか。無理はしないことだ。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- 貴重なギャグ作品。笑えるオチが付いていたらあと二点は追加していたが…。中盤から流れが読めてしまったが言葉と文章でクスリとさせられたので良しとする。香里がなんともいえず可愛い。この作品での最大の華だろうか。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 煙草である理由がよくわからないが、着眼点は悪くないと思う。悪いことだと思って吸っているのは読み取れるが、成人してしまうと意味を成さなくなるのが惜しいか。まあ高校生なんてそんなものかもしれないが。…それにしても書き終えてないような箇所があるように見えるが、あれでよかったのだろうか。
- 066 1M (採点:2)
- スジは良いと思います。あとは文章の質を上げていくことでしょう。推敲する際の基準を上げていって下さい。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- 並ぶ感想から尽く「ふつー」とか「ちょっとはヒネれ」と言われそうなストーリーですが…。作者さん慎重に行き過ぎましたかね。もうちょっとこう、一般小説からでもネタを拾ってくるとかした方が良いような気がします。「パクリ悪い」とか言ってた私ですけど、最近は、このままだとSS自体が閉塞しかねないと思い始めました。
- 068 風にドレスを (採点:6)
- 真琴…なのか。心地よい短編でしたが、むしろ美汐であっても良かったか。もしかしたら“あの”沢渡真琴なのかもしれないけど。作者の設定内で作られた誰かさんの娘とかじゃないだろうなぁ…なんて邪推もしました。
余計な描写を廃したことで主人公との距離感が失われました。これについてはプラスとマイナスの効果が同時にあるので良い悪いが言いにくいです。ラストには「風のドレス」が使われていた方が綺麗だったかも、と思いました。
- 069 金魚 (採点:8)
- シーンの切り取り方は良好。無駄なことを書かなかったのも評価高いです。ただ香里の独白近辺の唐突さは拭えなかったか。北川が誘われる側でなく誘う側だったなら、祭りへと向かう香里の葛藤を描けただろう。香里が北川に栞のことを告げる理由にもなったはず。それを考えると導入部が勿体なかった。
- 070 前を向いて (採点:1)
- 空いた行間にはぎっしり文字が詰まっているらしいのですが、お馬鹿な方には見えないそうです。私にも見えませんでした。それとも新世代SSという奴なのでしょうか。私は旧世代で結構です。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- なかなか興味深いものを読んだように思う。あゆが落ちたあと、彼はその身体を切り倒されている。記憶がない理由として大変面白い。ひとの身で病院に行くというのも現実的でいい。彼がどうしてひとの身になれたのか、とか色々不自然な部分もあるが、それはこの物語に置いては枝葉末節だろう。彼はとにかく居たのだ。そしてあゆと再び出逢った。正直に言えばもう少し長い物語でも良かった。中編だと間延びしただろうか。しかしこの作者であれば可能だったようにも思う。
- 072 傷痕 (採点:4)
- どこかで読んだことのあるような?
気のせいならばいいのですが。物語の作りはパターンです。ただ主役が誰なのか判然としません。栞のモノローグから入ったのに、終わりは祐一。物語が閉じてません。美しくない。
- 073 親友体制 (採点:3)
- 台詞の掛け合いは楽しい。だが話のネタがあまりにも痛すぎる。良い意味の痛さでなく、寒さを感じる類の痛さだ。感動巨編でも書きたいなら別だが、サイズの決まった場でのテーマの放逸は致命傷。むしろ台詞主体のラブコメ、コメディあたりがこの作者には向いていると思うが、どうだろう。
- 074 キエナイキモチ (採点:1)
- 最低。どうしてこうも都合よさげな女性しか描けないんでしょう?
- 075 始まりの日 (採点:1)
- 祐一が情けなさ過ぎる。ガラスの指輪を大きな包みで覆うというのは、いかにもハリボテですと言わんばかりで、情けなさを如実に現している。見事な比喩と言える。納得する栞も似たようなものか。危ない電波が飛び交っているよう。
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- ……。
余程裏事情にどろどろしたものがあるらしい。台詞ひとつひとつに切るか切られるかの殺伐さがあるのかもしれない。「……」という台詞にはきっと殺意が込められているのだ。後ろ手にナイフを隠し持っているのなんて日常茶飯事なのかもしれない。蹴りなんて、挨拶みたいなものなのだろう。そして明かされる真犯人。――作者は存分に続きを書くといい。
- 077 盲目考察 (採点:6)
- 闇と光の蘊蓄が、話の流れからすっぱりと断絶されていて面白い。どうも繋げる糸を見失った感じだ。プロット立てが曖昧なまま書き始めたのだろうか。哲学を織り込むなら着地点を明確にしておかないとこういう事になると言う典型だ。文章はわりと良かっただけに悔やまれる。
- 078 反転少女 (採点:5)
- ネタとしてはオーソドックスなんですが、面白かったと思います。少しでもクスリとさせられたらそれだけで評価があがるわけですね。
- 079 フワリ (採点:4)
- アイデアは評価します。一応ですけど。視点の使い方に捻りの余地があるので考えてみて下さい。もっと上手くなってくれると嬉しい。
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- ZABADAK。良いですね。ストーリーは「ユキ」と名前が出た時点で読めてしまって、事実その通りだったことで拍子抜けもしたんですが、概ね悪くはない。ユキの両親が喧嘩をしているというのも心憎い配慮が窺ええて好評価。ただ作者も歌詞についてで言ってますが、この作品でも「ガラスの森」を使いすぎなのは些か勿体ない。多様な比喩を使いこなすのも腕です。テーマに頼りきってはいけないと思います。
- 081 ボーイフレンド (採点:4)
- 甘さも過ぎればクドさしか感じなくなる…というような印象です。中間でひとつ息を抜くようなポイントが欲しかった。笑えるような台詞のやり取りとか、祐一との意見の相違とか。そうすると話がぐっと引き締まると思います。
○あきらくん さん
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- ×香織 → ○香里
全篇通して、というのは致命的でしょう。
○ありあも さん
- 001 farewell party (採点:8)
- そういう4人の関係っていいな、と素直に思えます。
- 002 コンクール (採点:7)
- 短く解り易く纏まっていると思います。言いたい事もよくわかりますし。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 僕も高校生なんで言いたい事とかはよくわかります。でもこのSSは祐一と香里じゃなくてもよかったような気が。例えば名雪と香里でも。個人的にはそちらの方が好みです。
- 004 冬は好き? (採点:7)
- 短く恥ずかしく綺麗に纏まってると思います。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 人間そんな風に考える事ができるんでしょうか。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 香里が香里って感じがしません。祐一が香里を好きになった理由とかも欲しかったかなと。あと名雪無視の祐一×香里って何か拒否反応が・・・
- 007 思い出 (採点:1)
- えーと・・・ギャグ?
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- こういう話を読んでると辛いですけど僕は好きです。8点なのは名雪関係の事をもう少し書いて欲しかったな、と。あと北川→名雪って「さん」付けですか?付けてる人多いですけど。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- 佐祐理とその父親の和解、っていうSSを初めて読ませてもらいました。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 普通によかったと思います。悪い所があまりないから、でしょうか。でも全員都合よく助かっている、という事態は個人的に好ましくないのでちょっとマイナスを。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- 別に美汐じゃなくても・・・
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- KanonのSSだって事を忘れそう。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- 僕は名雪ファンですがこういうSSはあまり・・・
- 014 今はまだ靄の中 (採点:8)
- 栞と再会した後、というSSは多いですがこういうSSは新鮮でした。
- 015 in the room (採点:10)
- 文句なし、です。
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- ここ数ヶ月間で読んだ北川×香里SSではベストな作品でした。
- 017 FREE (採点:8)
- こんな関係のふたりがいいですね。
- 018 あいとまこと (採点:3)
- 真琴のこういうSSって実は読んだの初めてかも・・・点数は真琴への興味の問題でしょうか。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- ちょっと内容が薄いような気がした。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- こういう話は好きなんですがもう少し捻りが欲しかったです。それに祐一から香里への想いにもきっかけとか理由があれば、と思いました。あと、名雪ってそんなにいい人かなぁって。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 祐一と香里が理由もなく仲がいいという典型的に僕の嫌いな作品です。
- 022 アンバランス (採点:7)
- 祐一と真琴がいない美汐の話って何となく好きです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:1)
- かなり意外でしたが舞じゃなくてもよかったような・・・
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:6)
- 祐一が舞と佐祐理さんの所に行ってるっていう辺りが後々問題になりそうな・・・
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- ちょっと内容が薄すぎるかと思います。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- 祐一じゃなくて北川でもいいような気がした。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- 綺麗な話かなーと。
- 028 再集合カノン (採点:5)
- 自分の読解力に問題があるのか作品の表現方法に問題があるのかどっちなんだろう。・・・わかりませんでした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:10)
- 文句なし、ですね。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- 何となく見慣れたお話な気がしました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:7)
- 普通だし内容薄いな、とか思ってましたが・・・
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- 謎にウケマシタ。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- キャラ符号の使いすぎと当たり障りなく全員幸せな状態設定、あとは使い古されたネタ。何と言うか色々薄っぺらいような気がします。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- ・・・よくわかりませんでした。わかっているのかもしれませんが。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 真新しい物がない・・・
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:6)
- 真琴が帰ってきて盲目的に喜んでいる美汐、というのは好ましくありません。なのでこのSSの美汐は極自然に見えます。
- 037 猫とともに (採点:4)
- ふたりは外国に何しに行ったんだ、と少し疑問が。
- 038 PLAY (採点:7)
- 何か普通にいいなって久しぶりに思えた香里×祐一SS。まぁ細かい所で色々ありますがそれとは別に何かいいなって。
- 039 さかあがり (採点:3)
- 良くも悪くも。
- 040 青い空を見上げて (採点:1)
- 普通すぎるような気がしました。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- 全体的に綺麗だけどありふれた内容かなーと。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 名雪関係の描写が個人的には欲しかったです。あまりに無視しすぎてるような気がしまして。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- 普通としか言いようが。
- 044 − 光幕 − (採点:1)
- 美汐に興味が元からないせいか退屈でした。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- 普通のギャグかなぁと。
- 046 影 (採点:1)
- こういうSSは名雪の影が一切ない事に僕は凄い拒否反応を示してしまいますので。
- 047 あゆの風 (採点:6)
- 74へぇ ・・・某番組ではないですがほんとにへぇ〜って思いました。
- 048 Raining (採点:5)
- ちょっとありきたりかも。
- 049 時計の針 (採点:2)
- 祐一じゃなくて名雪でもよかったような。あと名雪と栞無視した祐一×香里には拒否反応が。
- 050 笑顔にすべてを (採点:8)
- 栞が助かって盲目的に喜んでる香里、っていうのは僕的には違和感があります。このSSではその辺りとその解決が成されているのでこの点数です。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 綺麗に纏まったお話ですが内容のほとんどが本編そのままじゃあ・・・
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:9)
- 何となく物語が自然で文も綺麗だなって思った。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- あゆが居候になるまでの経緯が少し欲しかったです。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- 祐一と美汐である必要が・・・
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- ちょっと内容が薄いような。
- 056 写真のわたしと今の (採点:4)
- 真新しい物がない・・・
- 057 miss understand (採点:9)
- 久しぶりにいい香里SSを読ませて貰いました。
- 058 カレンダー (採点:3)
- 良くも悪くも。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- 微妙に面白かった。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:4)
- どちらかというとありふれた作品に思えました。
- 061 ばかんす (採点:7)
- やっぱりギャグはノリですかね。
- 062 さくらのころ (採点:9)
- 綺麗、というのが素直な感想です。
- 063 二人の記念日 (採点:4)
- 良くも悪くも。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:3)
- 良くも悪くも普通のギャグかなぁと。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- 色々と自然だし、名雪と香里もいい具合になっています。短く纏まってるのもいい点かと。
- 066 1M (採点:5)
- ちょっと内容が薄いような気が。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- ありきたりですが点数通り良くも悪くも。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- イマイチ色々とわからなかった。
- 069 金魚 (採点:5)
- 北川→名雪って水瀬さんなのかなぁ・・・
- 070 前を向いて (採点:9)
- 名雪と香里の関係、北川君の人形探しでの行動とか凄く賛同します。僕もそう思ってますから。あと全体的にもう少し黒くてもよかったと思います。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:5)
- 何とも言えない・・・
- 072 傷痕 (採点:4)
- 良くも悪くも。
- 073 親友体制 (採点:5)
- ストーリーはまだまだこれから、って所が良いような悪いような。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 真琴無視してちょっと無理矢理な気も。
- 075 始まりの日 (採点:6)
- 良くも悪くも。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- 普通。
- 077 盲目考察 (採点:10)
- このSSの最後の文のような事が言える彼女に好感を感じさせてくれた作品。
- 078 反転少女 (採点:3)
- 何と言うか・・・普通?
- 079 フワリ (採点:9)
- 僕が勝手に取り違えてるかもしれませんが・・・
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- 良くも悪くも。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 舞の話はあまり読まないせいか凄く新鮮でした。
○うろせ さん
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 比喩か詩的か、そこんところはいまいちなんですけども。
情景にしろ感情にしろ雰囲気にしろ考えながら思い浮かべんといけないシーンが多かったかなぁ、と。……いや頭鈍くてあんま向いてないってのもありますが。
好きなんですけどね、こういうの。
ストーリなんかも見たことない展開だったんで面白かったです。
- 078 反転少女 (採点:5)
- お笑い的にはすこーし薄いかなぁ、と。
地の文に勢いが欲しかったところです。
○げれげれ さん
- 001 farewell party (採点:3)
- もうちょっと改行したほうが読みやすいかと思います。
- 007 思い出 (採点:1)
- キャラの名前くらい正しく書いてください。(最初のほう)
それと香里の一人称は「あたし」です。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- キャラの名前くらい正しく書いてください。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 話が理解できませんでした・・・
- 081 ボーイフレンド (採点:2)
- もう少し改行を多くしたほうが読みやすかったのではと思います。
○さいしゅ さん
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- おもしろいのですけど、久瀬の性格に違和感が付きまといつづけました。ssだからというには、もう少し原作に近付けて欲しいです。完全オリジナルならもう少し評価は上がります。テンポも良いですし、久瀬のマイペースぶり、うさぎさんの報われなさなどとても良いと思います。
- 016 月色の涙の想い (採点:6)
- かっこいい北川君ですね。原作で考えると、ちょっとありえない話になってしまうのが残念かな。でも良い話だと思います。
- 019 Hello, Again. (採点:9)
- 温もりが欲しいな。私も。二人はきっと支えあって生きてきたんだろうなと思いつつ。でも子どもの名前は微妙かもです。
- 022 アンバランス (採点:10)
- 好意→厚意 あまり気にはならなかったですけど一応こちらの方が正しいかと。
素直にいいなと思える作品です。こんな話は多いにありそうで良かったです。願わくばこの二人に幸せが続きますように、と。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 最後の一人が分かりません。解説が欲しいです。私には良く分からないお話でした。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:2)
- ごめんなさい理解不能でした。なんとなく最後のみっしーが切なさを漂わせるところは好きですが・・・
- 040 青い空を見上げて (採点:10)
- かわいいあゆちゃん、ほのぼのな日常。お母さん・・・。あゆちゃんがちょっと幼すぎのような気もしますが、重ねた記憶の年齢ならばまだ小学生ともいえるので良いかなと。私はお母さんにちゃんと感謝することが出来るのかな、とちょっと考えた作品でした。とても面白かったです。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- 個人的に真琴エンド後はこんな感じになるのかなと思っていますので良い感じでした。核融合の話も美汐さんらしくて良かったようにも思います。でもやっぱり笑い転げて気を失う美汐というのがちょっと受け入れがたいです。もっともこの二人ならこんな事もあるのかも知れませんけどね。
- 047 あゆの風 (採点:5)
- 東から拭く風には変わりがないよ→東から吹く風
状景→情景(二箇所ほどありました)
もしかしなくても処理の関係のせいかも知れませんが、一応。かなり個人的には雰囲気を壊されてしまったので・・・。後序盤の祐一君がちょっと自己中心的すぎて違和感がありました。でも名前の由来についてのお話や、あゆの心情、話の構成などはスッキリして読みやすくとても楽しませて頂きました。
- 048 Raining (採点:7)
- こういうのは嫌いじゃないです。でもこういうのだとどうしても気になるのが真琴が帰ってきた理由。美汐のあの子が帰って来ない理由なのです。短編にそこまで求めるのは酷なのかもしれませんがそれでもやはり気になります。牧師美汐はすんごくはまり過ぎで良いでしょう。真琴も原作に近くとても良い感じだと思いました。
- 050 笑顔にすべてを (採点:10)
- とりあえず私は栞グットエンドを素直に納得できない派の人間ですので、こういったssがあるととっても嬉しく感じます。ぶっちゃけた話、原作は唐突すぎだと思いましたから。初回プレイで迷うこと無くバッドエンドに落ちた罠の恨みと言う訳ではないはず・・・。いえとにかく、こんな話は良いなと思ったのです本当に。
- 051 むかしばなし (採点:5)
- 正直もう一ひねり欲しかったです。淡々とし過ぎているといいますか、先が読める展開といいましょうか。雰囲気は良いのですけど。さらっと読める文体には好感が持てました。
- 063 二人の記念日 (採点:10)
- 素晴らしい作品だと思います。何といいましょうか絶妙な間、そして違和感の無いキャラ実際祐一君ならやりかねん食い逃げ記念日。ギャグかなと思いきや一転ほのコメ。素晴らしい、ちゃんと落ちもついてて素晴らしい。ていうかそれでもタイヤキやさんの親父は許してしまうんだろうなと微笑ましく思い、また来年懲りずに食い逃げするカップルの姿が脳裏に浮かんできてしまいました。とても楽しかったです。ありがとうございました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- 初めてシリーズは反則だよう。
香里のシスコンぶりもよし、祐一君の思考もよし。と私は思います。
- 068 風にドレスを (採点:9)
- 回り回るよ思いのかけら。
これはKanonのssなのかなと思いもしましたが、雰囲気はKanonでした。人によって解釈は異なるだろう作品だなと思いました。丘の上の少女はきっととても嬉しそうだったのだと思いました。とても悲しかったのだとしても・・・
- 078 反転少女 (採点:9)
- トランプマン懐かしいなぁ。正直面白かったです。細かい真琴と入れ替わり佐祐理舞コンビがお気に入り。あゆは変わってないのかなと思ったら、しっかり者になっていてよしです。しかしなぜこんな事に?という疑問が残る点はあります。
- 080 ガラスの森 (採点:8)
- 普通はやっぱり素直に受け入れられないよねー、と思いながら読ませて頂きました。結局ユキちゃんの存在は夢だったのかどうだったのか、その後の話も少し気になります。秋子さんはすでに警察に連絡している訳だし、このまま消えちゃったではかなりまずいことになるのではないかと思ったりもします。
○さくら さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 名雪の気持ちが伝わってくるようなそんなSSでした。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- この長さはSS(短編部門)に相応しくないと思えました
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 漢字の間違いと北川の一人称で名雪と言ってるのが引っかかりました。
しかしラストは個人的には心にきました。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 名雪可愛いですね
- 015 in the room (採点:9)
- これを読み終わった時震えました。
「それがどうした」というセリフに心を揺らされました。
きっとピエロは、祐一はメイクをメイクを落として舞台を、物語を変えていけると思わされまし
た。
- 021 隠された想い (採点:2)
- …「隠された想い」って感じではないですね。
理由づけなく名雪が香里に協力的なのが不自然に感じました。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- 香里が何故落ち込んでいたのかわからずじまいだったので気になります。。。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:6)
- 香里の性格が滲みでてて良かったです。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:4)
- 内容と題名が合っていて読んだ後に色々と考えさせられました。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:5)
- ギャグなのですがあまり面白くは感じませんでした。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- 絵本的な語りが新鮮でよかったです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- 北川…さようなら。
- 047 あゆの風 (採点:2)
- あゆの風という薀蓄を語るために無理やり物語を持ってきたように感じました…。
- 057 miss understand (採点:7)
- 個人的にこういうの好きです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:6)
- ほのぼのと読ませていただきました。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 名雪の心情がうまく描かれていて良かったです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:5)
- 面白かったです。
ただKANONのSSでする必然性が感じられませんでした。
- 066 1M (採点:4)
- 可もなく不可もなく。特別面白いとは思いませんでした。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- 「(祐一さん……お元気で……)」で笑ってしまいました。
- 070 前を向いて (採点:3)
- 「―――」が多すぎて読みにくかったです。
- 072 傷痕 (採点:8)
- こういうSSは個人的にツボです。
栞の痛みを良く現していて良かったです。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- 綺麗な描写がしていて読むのは苦になりませんでした。
しかしネタ自体がありふれていて、かなり前半の方で分かってしまったのでこの点数にしました。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- すごく後味の良い、終わり方でした。
○じゅう さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 青春ドラマ〜。
名雪の心理描写がきっちりしていて良かったです。
- 002 コンクール (採点:8)
- ぶっちゃけ大甘の点数です。
でも、この作品の内容は今回のこんぺを象徴しているようで、なんとも言えない気持ちになりました。この作品がひとりでも多くの人たちに読まれますように。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- あっさり風味ですけど、今回のこんぺの祐一と香里のカップル話の中では気持ち良かったほうです。
- 004 冬は好き? (採点:4)
- 雪国の人は大抵冬が嫌いです。雪が通行の邪魔になって雪掻きが面倒だからです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 三点リーダをむやみに使いすぎです。句読点でよい、または何も使わなくていいところが多々ありました。
重婚は「いなかっぺ大将」が元ネタでしょうか?ま、それはどうでもいいことですが。
>7年間眠り続けていたあゆには、こんなに人望を集めることはできなかった。
作者さん、もう少し口のきき方に気をつけましょうよ。
で、この結婚式は祐一と名雪の「人望」とやらで集まった客の多くを裏切る内容だったと思います。この件でいくつかの人望を失ったことは想像に難くありません
むしろごくわずかな身内だけ(「Kanon」ファミリーで)でやってくれれば
もっと綺麗なお話としてまとまったと思います。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 香里と祐一は初めて会った日から平日は毎日会っていると思いますが。
…なんて普通のツッコミをするのも馬鹿馬鹿しいです。
ニセモノー!(byとも@あずまんが大王)
誰かこの香里に化けた変態女をなんとかしろー!
- 007 思い出 (採点:1)
- マイナス点つけたいぐらいです。
何のためにこんぺに参加したんですか。
嫌がらせはやめましょう。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:1)
- うん、保育園の子供ってですね、一度自分の行いを先生に褒められると、何回も何回も同じこと繰り返すんですよ。なんかそんなことを思い出しました。
中途半端に韻を踏んだ文を繰り返したり、
名詞ないしは助詞で終了する変則的な文を過剰に多用したり、
不必要に「如何(どう)」と漢字変換したり
(如何の読みは漢文で使用された語句をやまとことばで訳すとき振られたもので、他には「いかが」「いか(に)」等複数の読みがあります。演出上の理由がない限り「どう」の読みでの使用は控えたほうがよいです)、
無意味な改行が多すぎたりと、
とにかく読んでいてイライラします。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:5)
- 倉田さん、代議士さんなのに口下手ですね。それはともかく、私はこの一弥は自らの気持ちを整頓しようとした倉田さんが見た夢だと思います。
コンセプトがはっきりした作品だと思いました。
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- 書きたいことがまとまっていないようです。
香里に焦点をしぼって書けばよかったかも。
先着者とはまるでお店の安売りの制限人数みたいですが、素直に先客とは言わない意味があったのでしょうか?
余談・美坂チームの通っている高校はどこでしょう?
雪国が舞台の「Kanon」ですが「東北の大学に」、
というセリフがあることは東北地方または北海道の高校ではないですよね。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:2)
- なんともはや、無駄の多い文章で。推敲すればもっとダイエットできるんじゃないでしょうか。
ところで、美汐の両親はとても愉快な人のようですが、これだったら狐の子との別れがあっても心を閉ざすまでは行かずに救われそうですが。
んで、クライマックスの二文は「条件」って言いますかね?
goo辞書で「条件」を調べたら
(4)箇条。項目。
が一番それらしいんですけど、うーん。何か違和感のある日本語の使い方ですね。
それとあと一つ、最初の会話文で美汐と祐一が交互にしゃべっていたのに、
途中から祐一が一人でカギカッコを変えながらしゃべっているのが、何の演出かわかりませんが
非常に紛らわしくて嫌でした。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- 反生徒会というキーワードでオリキャラを出したまでは良かったですけど
そこから先が全部駄目です。
まずは作中で彼女がツッコんでいるように扱いがむごすぎです。出す意味なし。
久瀬のキャラが愉快な奴になっています。これだったら祐一とものすごく気が合いそうでシナリオと不整合を起こしています。
それに、久瀬、10年前、うさぎ、と来たら舞との関連を想像せずにはいられないでしょう。
何も考えずにキャラを作って、設定がかぶったことに気付きませんでしたか?
- 013 名雪のライフスタイル (採点:3)
- 情緒障碍の名雪がとっても怖い……。ストーカーだぁ。
ホラーですよね?この作品?
この3点はサイコホラー作品としての点数です。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:1)
- 推敲ぐらいしましょうよ。
人に読ませる文章を書くときはまず自分が第一の読者になるのです。
誤字はもちろんのこと、
>まるで心の中が濃い靄によってその場所に閉じ込められているような気分だ。
>そんな気分じゃ元気になんてなるわけないよな。どこかに出かけて機運転換でもするか。
>「ちょっと気分転換に外に散歩にいきます」
この短い間に「気分」って何回使いましたか(しかも一つは誤字)。一度でも推敲したらこの気持ち悪さに気付くはずです。指示語や違う言い回しを使うことを覚えましょう。
- 015 in the room (採点:4)
- 微妙にエヴァンゲリオン最終回っぽく!
「Kanon」世界の神の座から客観的にこの世界を語るのなら、
祐一と北川の普通の友人っぽいやりとりは控えたほうがよかったかも。
- 016 月色の涙の想い (採点:4)
- 中学時代の回想シーンに病弱な妹、栞が全く登場しないのは何故でしょう。
現在になって突然生まれてきたような印象があります。
全然「Kanon」と関係ないエピソードを強引に結びつけるからこんなことになります。
それから携帯電話って中学生の必須アイテムなんですかね?
香里は必要としないような気がしますが。
- 017 FREE (採点:5)
- 他愛ない青春ドラマ。なんとなく気持ちのいいお話。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- わがままで可愛い真琴と、おばさん臭くて世話好きの美汐をきっちりと描いた微笑ましい一作です。点数は甘めですが、愛情点ボーナスです。
- 019 Hello, Again. (採点:2)
- そりゃないでしょう。これから始まるって時に終わっちゃ。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- いろいろと技巧を凝らしているようですが、すべて空回りしているような印象を受けます。
三点リーダは使いすぎ。謎の空白文字はあずましくないです。
行と行の間の長い空白はイライラさせるだけ。
基本的な文章力もかなり低めです。
ああ、香里の書いた2度目の手紙の部分、あれだけを超短編にしてもよかったんじゃないですか?
- 021 隠された想い (採点:1)
- うん。とりあえず、会話文のカギカッコの前に名前をいちいち書くなんていう
自分の技量のなさを露呈するような真似はよしたほうがいいです。
それがなかったら2点でした。
なんでこんなに低い点なのかというと、真面目に書いている様子が見当たらないからです。
>祐一「なあ香里、今度・・・つってもあさってだけど、どっか旅行に行かないか?」
場所が決まっているのに『どっか』はないでしょう。
>そして、私たち――名雪と栞――は部屋へ向かった。
名雪と栞じゃ「私たち」じゃありません。っていうかこれぐらいの文でダッシュを使う必要はないです。
余談ですが、健康な若い高校生の男女が5人で旅行なんて、親御さん、よくOKしましたね。
秋子さんなら「了承」って言ってくれるでしょうが。
- 022 アンバランス (採点:7)
- 愛情たっぷりのSS、ごちそうさまです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:4)
- このSSの主役の女の子(舞)っていつの時代の人間なんですか。
>ああ、焚き火かぁ。
>そういえば最近、あまり見かけたことが無いような。
>暖房やストーブが普及してきた最近では
このくだりをみたとき、該当するキャラは秋子さんか美汐(死)しかいないと思ってしまいました。
一人語りのテンポはそれなりによかったです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- あのー「Kanon」が嫌いなら無理してこんぺに出なくてもいいと思いますよ?
香織はやめてくださいな。
登場人物は全員キャラが違いますし。
それにしてもこの3人、言動が小学生みたいです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 作者さんは小学生ぐらいの方でしょうか。
人生の先は長いです。これからもがんばってください。
でも、ら抜き言葉は下品なのであまり使わないで下さい。
タイトルも意味を考えて付けましょう。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- タイトルで大爆笑!20年くらい前のラブコメかと思いましたよ。
さてさて。
そんなどこかのラブコメシナリオに、適当に香里と祐一を当てはめただけですね。
- 027 冬空のキセキ (採点:3)
- ダイヤモンドダストってのは確かに美しいですけど、
それを見たというレポートに真琴シナリオを強引にくっつけた感じです。
>どうせ真琴はまだ祐一の所に戻れるだけの力は無いし
真琴が帰ることは作者さんには決定事項でも、
何も知らない祐一・美汐にとっては「本当に帰ってきた」ぐらいの衝撃のはずですよ。
さらっ、と流していますが「帰ってくる」ことを前提にしたかのような落ち着きはないでしょう。
>最後に一度、颯爽と丘に吹いた一筋の風の中に
颯爽なんてそんな悠長なことは言ってられません。死にそうになります。
雪国をなめるな!(←雪国出身者の叫び)
- 028 再集合カノン (採点:1)
- わざとだとは思うんですけどね、
エンターテインメント性を放棄した文章にどういう点数を付けろと。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:5)
- 一種のIFものですが、
そのIFの世界を描いた時点で止まっている気がします。
そこから何かもう少し発展が欲しかったです。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- 美汐をリードする真琴が魅力的でした。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:1)
- 内容がないのに点数をつけようがありません。
- 032 make bread,eat shorts (採点:2)
- みゅ。ギャグにすらなっちゃいないです。
よく考えなくても「Kanon」である必然性が全くありません。
タイトルの英文には不定詞toをつけるとか。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 腐れラブコメのお手本のような作品です。
これだけで済ましてもいいのですが、気になったところをいくつか。
会話のカギカッコを閉じる前の句点は要りません。
カギカッコを閉じる前に同じカギカッコを始めるのは間違いです。分けて書いてください。
女の子たちが三人同棲に反対するのは当然。けれど好物をおごってもらって納得するというのはあまりにバカみたいです。
「祐一ふざける」→「舞怒る」→「卑屈に祐一が謝る」のパターンが多すぎて不快です。
っていうかなんでこんな祐一に皆惚れているのかが謎。
舞の「はちみつくまさん」「ぽんぽこたぬきさん」も乱用しすぎでうっとうしいです。
いつも久瀬を実力行使でねじふせていながら、
こんな幸せがいつまでも続くようにと願っている祐一は精神が腐っています。
こんな奴が生徒会長になったら久瀬政権より悪くなるのは目に見えています。
うん、褒めるところが見当たりません。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 参りました。私にはこんな文章かけません。
エピローグは蛇足のような気がしたので-1しましたけど、素直に凄いと思います。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- 天使さんのキャラが、むー。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- >[祐一視点に切り替え]
こういうことは書かないで下さい。いっぺんに興ざめしてしまいますから。
お話の内容は普通。何か起伏が欲しかったところです。
- 037 猫とともに (採点:7)
- これは意表を突かれた作品です。
人間大好きな秋子さんじゃ、独り暮らしはさぞ寂しいでしょう。
行間から漂う秋子さんの老けた感じがなんとも味わい深いです。
- 038 PLAY (採点:2)
- 文章書くのは苦手な方でしょうか?あまり書くのに慣れていないようなので。
恋人ゴッコネタは幾多の作品でやられてきたものなので、
このお約束をどこまで「Kanon」バージョンで面白くできるかが鍵でしたが、
全然「Kanon」ならではの面白さがなく、基本フォーマットを踏襲しただけです。
まあ、1点でも良かったんですけど、読んでいて腹は立たなかったので2点です。
- 039 さかあがり (採点:3)
- 雪国でこの季節ブルマーが指定体操服になるとは思いませんが…それはともかく。
真琴と祐一の生き様&苦手の克服&さかあがり
の結びつけがややこじ付けっぽくて、いまひとつ。
ぶっちゃけ精神論でさかあがりはできません(体験談)。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- ごめんなさい。私がこの作品を読むにはもうかなり魂が汚れてしまっています。
「よいこ奨励SS」には反発心をおぼえてしまいます。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- ストーリーは悪くないと思うんですが、人物やセリフに不自然さを感じます。
犬を連れた少女は初対面の相手にかなり慣れ慣れしすぎる感じですし
子供時代の祐一のセリフもやたらと説明的だったりカッコつけすぎで子供らしくないです。
全体的に地の文で使うような文章を話し言葉に使っている印象があります。
- 042 覚えたての愛 (採点:10)
- 真琴シナリオとオリジナル設定をうまく融合させ、
いろいろと考えさせられるエピソードになったと思います。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- 悩んでいるフリして何にも考えていない2人があれこれ言い訳している姿は愚かで哀れでした。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- ほほう(←第一感想)。
ギリギリの線でのえっち描写がとても優れています。
女・天野美汐を堪能しました。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- キャラを壊すギャグっていうのは、元のキャラを尊重するからこそ面白いのだと思います。
ただの暴力娘にしたところでギャグとして成立しません。
それから後半の名雪とのやりとりには全く意味がありません。
- 046 影 (採点:3)
- 祐一がいろいろ言葉をかけていますが、
栞の話をいろいろした後で
それらとは直接関係のない香里への好意の告白が
なぜ香里の決心に結びついたのかわからないですね。
- 047 あゆの風 (採点:1)
- こんな祐一、どこかで見たような…
思い出した。メモリーズオフの主人公だ!ソレハトモカク。
こんな傲慢でひとりよがりで逆ギレばかりしている祐一は大嫌いです。
最低。
あと下品な言葉はほどほどに。
- 048 Raining (採点:4)
- 祐一と真琴のラブラブぶりが良かったです。
さてさて。シチュエーションを作るために、いろいろ無理をしているようで。
6月初旬になって初めて雨が降るとは異常気象です。運が悪いで済む話ではないでしょう。
>「こうして見るのは初めて…懐かしい……」
どっちですか(苦笑)?
それはともかく、真琴にこのセリフを言わせんがために上記のような事態を起こさせた、と。
さらに、狐真琴と祐一の共通した思い出にするために、何十年ぶりかの冬の雨、という
これまた異常気象を持ち出してきた、と。
それから小学校4年生か5年生の男の子が女の子から借りてきたマンガを読みたいからと
大人の人にフリガナを振ってもらうというというのは、ちょっと幼すぎると思います。
そして結婚式のいいかげんさと言ったら!
昨日の今日で天野っちにいきなり牧師役をやらせたり、
さらに参列者の面々は一瞬触れられただけ。
まさに「2人のために世界はあるの」といったところです。
- 049 時計の針 (採点:6)
- 壊れた時計をつかって1テーマをしっかり描いた、よくまとまった作品だと思います。
デート風景はとても楽しそうだったので、
祐一も香里もなぜ深刻な話になるのかがよく解りませんでした。
- 050 笑顔にすべてを (採点:8)
- 最初の2行でぐっ、とひきつけられました。
ところどころ長台詞でもたつくところがありましたが、
全体的にはテンポがよく、登場人物(特に女性)の台詞回しが良かったです。
微妙に香里萌え。
テーマもしっかりしており、作品への愛情が感じられるので本来の評価に+1して8点です。
- 051 むかしばなし (採点:6)
- とても読みやすくて、いい文章なのですけれど、ほとんど本編のクライマックスシーンの回想をコピーしてちょっと飾っただけなので、物足りないです。
文章力はあるのにもったいない。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 設定の目先だけを変えたため、ストーリーの齟齬がぼろぼろと出てきています。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:2)
- えーと「無茶するな」と(他の作者さんにも言いましたが)この作者さんには言いたいです。
いろいろ単語を知っていても、使いこなせなきゃ意味はありません。
っていうか抽象的で訳のわからない文が多すぎです。
あゆが過去にすがっている描写がないのに
祐一が「おまえは過去にすがっている」と言っても滑稽なだけですよ。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- あー、これだけは言わせて下さい。
「書けないものを無理して書くな」と。
祐一と美汐が結婚したあとの話ってのはいいんです。
でもこの二人の会話って、全然夫婦のものじゃありません。
こんな距離をとったコミュニケーションしかできないのによく結婚する気になったものです。
あと、Kanon世界からの逸脱が激しすぎます。
あ、余談ですが祐一のやったことは浮気じゃなくて一夜の過ちです。どうでもいいことですが。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- 心の中がすっきりしてるのに「まあいいか」とぼやくんですか?わかりません。
天野っちを登場させた意味もないですし、獣医になることがなぜ祐一らしいんでしょう?
- 056 写真のわたしと今の (採点:3)
- 詩ですか?句点を使わないのは詩だからですか?それはともかく。
>香里に会った
>親友もできた
こう書くと名雪には香里以外の親友ができたみたいです。
>男の子といると楽しい
>男の子といるとうれしい
>男の子といると胸がいっぱいになる
これじゃ名雪が「遊んでいる」女の子みたいです。
全体的に表現がくどいです。
- 057 miss understand (採点:2)
- タイトルが意味不明です。
コンセプトもさっぱり見えてきません。
- 058 カレンダー (採点:5)
- マンガ本の整理を部屋の時間を進めるカレンダーに見立てる、ということがピンときません。
マンガというのは作品ひとつひとつに流れる時間を含んでいるものだと思っていましたが。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- 柏木千鶴@痕さんですか?
料理が下手というよりボケているだけだと思いますが。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 名雪の痛々しさがよく伝わってきました。
- 061 ばかんす (採点:3)
- ブラックなギャグもここまで突き抜けてくれればいっそ清清しいかも、です。
ネタ的には1点なんですがその突き抜け方に3点差し上げます。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- ちょっと甘い点数ですが、文体と内容との組み合わせがよかったので。
最後のノートの落書きの文字はもっと、いいものがあったはず(←贅沢な要求ですが)。
- 063 二人の記念日 (採点:5)
- だったら、たい焼き屋のおやじさんに事情を話して一芝居打ってもらえばよかったじゃないですか。
恋人とラブラブしたいために犯罪を行うっていうのが、どうにも許しがたい行動です。
祐一とあゆの夫婦漫才はテンポがよかったんですよ。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- 祐一君には今度は「姉、○ゃんとしよ○よ!」でもやらせてやって下さい。
アホ話でしたがそこかしこのセリフにセンスの輝きが見られました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:3)
- まあ、なんのかんの理由をつけても、
所詮はタバコを吸うのは自分の身体が求めているからなんですが。
- 066 1M (採点:7)
- 作者さんは女性でしょうか?
名雪の心理描写が凄くうまいです。のほほんとしたところでも、祐一のことを想って胸を痛めるのでも丁寧に描かれていて気持ちがいいです。
気になった点ですが「いたずら」は「与える」ものではないと思います。
その他の注意。テキストエディタからコピー&ペーストするだけでなく、公開するときはどんなふうになるのか一度はチェックしてください。
- 067 ポイズン・キッス (採点:4)
- 祐一がつい衝動的にキスをしたシーンよりあとの文章が、非常にだらしないです。
祐一の理性の箍が外れたからといって、地の文も理性を失ってはまともなSSになりゃしません。
あとエロエロ描写は、祐一の態度がでかすぎて不愉快になってきました。
- 068 風にドレスを (採点:6)
- ナナカマドの枝ってあんな音、鳴りますか?
幻想的な雰囲気は良かったと思いますが、
人見知りで友達のいない主役の女の子が謎の女性(真琴?)に惹かれた理由がよくわからず、
一生懸命ブーケをつくるのは唐突で矛盾した行動に見えました。
- 069 金魚 (採点:9)
- 打ち上げ花火と打ち明け話は発音が似ている――って意識したのかどうかはわかりませんが。
テンポの良い語り口調が、文章をすいすいと読ませてくれました。
仲良し4人組の楽しい日常雰囲気にはじまって、その楽しい場から香里のちょっと湿っぽい話へのシフトがとても自然です。北川も、変にすかしたセリフを吐かずに日常会話の延長線として香里に元気をわけてやるシーンはとても暖かな感じを受けました。
- 070 前を向いて (採点:6)
- それなりにまとまった話ですが、行空けや長いダッシュは使いすぎだと思います。
作者さんにしてみれば心情の溜めに使っているのでしょうが、それが読者に伝わるとは限りません。
その他、句点を打たないのは演出とは思えませんが何なのでしょう。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:4)
- えーと、やりすぎです。魔法とか奇跡とかを連発されては感動も何もあったもんじゃありません。
また、7年の重みの描写もないのに、感動パターンの「お父さん」をやられても心にきません。
- 072 傷痕 (採点:5)
- 惜しい。
女の子にしてみれば手術の痕を気にするのは当然で、
好きな人に見せたくないと思う気持ちの描写等、
こういう視点のドラマがあったのかと感心しました。
しかし、祐一の答えは
「傷痕は気にしない」「好きだ」「愛してる」と
恋人や奥さんのいる男性なら誰でも言えることを言っただけなので面白みがないです。
こんなことで栞があっさり機嫌を直すほど軽い問題だったのかと、肩透かしな気分でした。
- 073 親友体制 (採点:6)
- 三人の関係や距離感の描写が良かったです。
終盤の問題解決部分はあまり説得力がなかったように思います。
- 074 キエナイキモチ (採点:6)
- ネガティブな思考の天野さんにはちょっとイライラしましたが、彼女らしいといえばらしいです。
ちょっと内容は長さに比べて薄めですかね。
- 075 始まりの日 (採点:6)
- 前半は静かで微笑ましい良い雰囲気だったと思います。
それゆえ、ダイヤの下りでは突然突き放されたような感じでした。
「自分を磨くから待っていて欲しい」というのが
どうにも栞と距離を置いているような気がしてなりません。
- 076 殺意のプールサイド (採点:8)
- 素晴らしい。これぞ日常ミステリー&コメディー。
無駄のない簡潔な文章でありながら推理モノの根っこは押さえているので面白いです。
麻由美ちゃんがとても気になります(笑)。
- 077 盲目考察 (採点:3)
- えーと、えーとですね。作者さんには『無茶するな』と、そう言いたいです。
知識がたくさんあってもそれを使いこなせないようでは、宝の持ち腐れです。
解りづらい遠まわしな表現や、体言止めの過剰な使用ってのは結構イライラさせられます。
その一方で、シリアスSSなのに地の文で「デフォルト」を使用したり、
あゆにやたら「らしくない」口調で設定を説明させたり、
佐祐理さんに「ネタ」なんて言葉を言わせたりと、気配りが足りません。
力を入れるならこっちのほうに力を注いで欲しかったです。
3点を入れたのは、舞シナリオにあゆをからめた点です。
- 078 反転少女 (採点:3)
- オチなしのシチュエーションコメディでガッカリです。
トランプマンネタはつい笑ったので、おまけしてこの点数です。
- 079 フワリ (採点:6)
- 柔らかな雰囲気のプロローグでなかなか良かったと思います。
ところどころ、露骨に辻褄合わせくさいセリフがあるのがちょっとひっかかりました。
- 080 ガラスの森 (採点:4)
- 物語の構成上、ユキがやってきた理由が判らないです。
名雪の背中を押すために来たのなら押す力が弱いです。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- こういう文章は嫌いではないのですが、ラブラブデートを描くにしては淡々としすぎていて心情が伝わらないのです。また美しい言葉(愛とか)を使いすぎて、かえって空々しく見えてしまいました。
舞は本編における事件を通して性格が変わったことも想像できますが、
それにしても、祐一のキャラクターは変わりすぎなような気もします。
○すかい さん
- 007 思い出 (採点:4)
- 場面ごとの描写が短すぎてあっというまに終わってしまって残念です。
あと、さすがに出かけるときに一言ぐらいかけてくでしょ秋子さんは(笑)
- 021 隠された想い (採点:3)
- 花火を見ているシーンがあっさりしすぎています。
せっかくの山場がもったいない
あと、せりふの前にいちいち名前を書かれると読みにくいです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- ちょっとした誤字ならともかくキャラ名間違えるのはちょっと耐えられないです。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:2)
- どうしても「マーサ」という名前に違和感を感じてしまいます。
狐=マーサ、人=沢渡真琴なら
最後に帰ってきた真琴に「お帰り、マーサ!」っていうのもどうかと思いました。
SSそのものを否定するような意見で申し訳ない。
○すずめつめ さん
- 001 farewell party (採点:4)
- うーん。本人達にとってはシリアスな話なのです。それはわかります。わかりますが、難しい言葉を極力使わないほうが、感情移入しやすくなると思います。
- 002 コンクール (採点:4)
- この作品の場合、誤字脱字は意図的なのでしょうか。まあ、よいとして。こういう思いのベクトルのはっきりした作品は好きです。でも、ちょっと栞が栞っぽくないなあ。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:8)
- 何ていう、肩の力の抜けた自然体で、心のこもった作品なのでしょうか。物事・人間心理の捉え方がさりげなく、深いですね。
- 004 冬は好き? (採点:8)
- まるで遠まわしのプロポーズみたいな。何かこう、名雪の祐一に対する愛情が相当深い感じですね。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 了承(1点)。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:2)
- こういうのをSSで読まされるとは思いませんでした。まあ、でも、幸せの絶頂時って、こんな感じなのかな。香里も例に漏れず。うーん、嫌だなあ。自分が祐一の立場ならいいけど、第三者的に、この香里を見るのは嫌だな、というか。
- 007 思い出 (採点:2)
- キャラクター名の所には香里って、書いてあるのね。
意図的に最下位狙いの作品なのかなあ。リバーサル減点して2点としておきます。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:3)
- 一定のテンションできちんと最後まで書ききれているように思いました。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:2)
- 読みにくく感じました。何故なのかはよくわからないのですが。
- 010 歩行者優先 (採点:3)
- 伝えたい何か、の、輪郭がもやもやしています。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:6)
- 美汐ちゃんがすったもんだする話。結末のこれは、これでよいと思うのです。ですが、これだと美汐ちゃんらしさは発揮されていない(他の女の子も同じ回答をするかも知れない)わけです。とすれば、これでは解決になっていません。さらに何かを付加すべきと思います。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- 雑です。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- 病的
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 普通に通常に日常って感じです。
- 015 in the room (採点:4)
- ん、な、な、なるほど。着眼点は面白いです。着眼点だけをSSにした感じですね。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 健闘していますが、どうにも、香里x北川って地味な話になっちゃいますね。
- 017 FREE (採点:8)
- ポカリスエット系。すがすがしいです。
- 018 あいとまこと (採点:2)
- キャラクターの扱いが雑です。割と、きちんと(それぞれのキャラの特徴を)捉えているようには見えるのですが、筋書きを組むのが苦手なのでしょうか。そちらに気持ちをとられてしまって、キャラが生き生きと描けていない、という感じになっています。
- 019 Hello, Again. (採点:1)
- 前半と後半とで、テーマ、ニュアンス等、ずれてきているような気がしました。かろうじて、全体を通して「名前」にこだわっているのはわかりましたが、うまく効果的に表現できているとは言いがたいです。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:9)
- 七夕からの4ヶ月っていうシチュエーションですか。いいですね。詩的ですし、何と言うか、さらさらと水の流れる音のようなリズムの言葉の運びがいいです。
- 021 隠された想い (採点:5)
- 雰囲気はよいですが、ちょっと淡白、あっさりしすぎ。もうちょっと演出を。
- 022 アンバランス (採点:4)
- あちこちが言葉足らずなのだけれども、軸がぶれていないのは、何か、経験的立脚点があるからなのかしらと思います。多少、はったりを利かせ、過剰と思うくらいに何か演出してみたらよいと思います。色々な作品から技術を盗みましょう。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:9)
- 舞ですね。それも、祐一によって闇をはらわれた後の舞。癒しのプロセスの遥か先のもの。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- KanonSSとしては、キャラの雰囲気とか、色々と違う気がします。作品から感じられる雰囲気・空気は好きです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:5)
- 日常を書くとしても、もう少し精緻に書き込む部分があってもいいと思います。かわいらしく書きたい気持ちは分かりますが、この場合、きちんと高校生らしく書いて欲しいと思います。何かこう、淡い願望をカタチにしたような雰囲気になってしまっているかな。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:8)
- 香里を上手くつかんでますね。
- 027 冬空のキセキ (採点:10)
- ○.
- 028 再集合カノン (採点:6)
- ぎすぎすした感じです。嫌いじゃないというと言い過ぎかな。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- タイトル、歌が全てを包み込む感じで、構成についてももう何も言うことなしです。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- キャラクターの捉えかた、演出の仕方、特に真琴が輝いています。映像が頭の中に――。こんな風に、全景的に一瞬を切り取ることができるなんて、すごいです。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- 可もなく不可もなく。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- 最初の着想自体にかなり無理を感じますが、そこは構成力でカバーな雰囲気です。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:7)
- ある意味、最強の1つ。中国の人民兵というか、ビザンツ散兵というか、白ウィニーというか、一個一個のパラメータは低いのに、わらわらわらわら出てきて、片っ端から叩き潰しても、わらわらわらわら出てきて、こちらの対処が追いつかない感じ。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- まだちょっと、焼き直しっぽい感じ。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- ちょっと淡白な感じ。でも、悪くはないです。1つ1つの場面について、色々な付随する状況を付加していけば、厚みがでてくるのではないでしょうか。
- 037 猫とともに (採点:5)
- ほのぼのとしています。
- 038 PLAY (採点:7)
- 最初の着想自体に若干無理を感じますが、そこは筆力でカバーな雰囲気です。
- 039 さかあがり (採点:3)
- 情景が思い浮かばないというか、さかあがりの練習そのものや、付随する色々なことの描写がまだまだ足りないと思います。
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- あゆが何かちょっとらしくない感じです。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 話自体はうまくまとまっていたかと思いますが、オリジナル色が強いので、好き嫌いがあるかと思います。私はいまいちこう、ものみの丘に期待するイメージと合致しなかったもので。高得点にはなりませんでした。
- 042 覚えたての愛 (採点:9)
- かつ消えかつ結びて……。
- 043 未来には・・・? (採点:3)
- もう一工夫というか、最後に何かあれば、良いものになったかも知れません。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 行き届いた文章で、引き込まれるものがありました。読み手の心理をコントロールするのが上手いな、と思います。が、冷静に読み返してみますと、要は「諸条件クリアして、祐一と美汐がやっと結ばれました」という話なのですが、「あー、この2人の関係はいいな。真琴も認めざるを得ないな」と感じさせ、納得させるものを提示していないです。一言で言えば「不謹慎な2人」といった感じで、この2人を何故真琴が許したのか、よくわからないのです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- おそろしいことです。
- 046 影 (採点:4)
- なかなか辛いですね。
- 047 あゆの風 (採点:10)
- 何となくNHKの朝のドラマを見ているような、そんな雰囲気でしたが、荒削りを装いながらも、とことんきめ細かい作品。あゆが「ガイド」となって一緒に山に登るという話。筋書きがしっかりしていて、臨場感があります。函館でいうと、駒ケ岳(1,131m)がちょうどそんなような山でしょうか。今は上れませんが。
・作者様は、Kanonの舞台となる都市をどこら辺に想定しているのでしょう。仙台とか。
・山奥の水が汚染されているというのは、窒素とかリンとか、それとも重金属の類?
・「あゆの風」って、インターネットで検索したら、どちらかというと、海に恵みをもたらす風のようですが。
色々と興味がわくのですが、おいといて。
あゆと祐一との関係が、ほぼ対等であるように描かれていること、二人一緒でなければ上れないような設定になっているようです。こだわりがあって、そういう風に描いているのでしょうが、まずは、いい雰囲気で楽しめました。今回、落ち込みがちな作品が多かった中での、この勢いの良さ、推進力は、正直、救いだったなーと思います。
ということで、個人的かのん短編のベスト1です。
- 048 Raining (採点:6)
- 会話がメインですが、もう少し色々な状況を織り交ぜて欲しいです。
- 049 時計の針 (採点:5)
- うん、ほのぼのとしていて、いいですね。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- こそばゆいです。もう一工夫すると、これはかなり萌え要素があるかも。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 子供の立場になってみると、いきなりこんな話聞かされたら、多分、混乱します。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:6)
- 水準は高いのですが、作者自身の目指している(と思われる)境地に対する達成度がまだ低いという意味で、完成度が低く見えてしまいます。何か、お手本となる作品があり、その文体があり、そのリズムが作者様の頭の中に巡っている、ということは察せられるのですが。あと少しのところで、使いこなせていないような気がするのです。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 自己憐憫を伴う決意は、結局、自分の可能性の芽を封じ込めてしまうような気がします。
(私自身がよく陥る罠なのですが、経験上、あまりよいものとは言えません)
- 054 another grey day in the big blue world (採点:8)
- いい夫婦じゃないですか。まったくもう。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:9)
- 少女漫画をかなり読み込んでいる方かも知れません。詩的言語の使い方・音感・余韻の持たせ方が素晴らしいです。
- 056 写真のわたしと今の (採点:3)
- 具体的に行動しましょう。
- 057 miss understand (採点:5)
- 救いようはあるが、結局、救われていないお話。
- 058 カレンダー (採点:4)
- 静的な情景を描きたいのでしょう。てことは、もう少し描写力を高めたほうがよいです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:2)
- 作りこみが弱いという感じです。秋子さんをもっとかわいく書いて欲しいなあ。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- シリアスですねえ。自虐的と言いますか。
- 061 ばかんす (採点:5)
- 秋子さんの了承を得たのでしょうか?
- 062 さくらのころ (採点:4)
- 響きを大切にするなら、全てを。何度も声に出して、その響きを確かめた方がよいと思います。
- 063 二人の記念日 (採点:7)
- アクセル踏みっぱ〜。まあ、らしいと言えば、らしいか。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- 栞で遊ばないでください。香里はいいです。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 煤けた感じ。
- 066 1M (採点:6)
- くすぐったいです。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- 天使と悪魔の大軍勢が小悪魔一匹によって撃滅されましたの図。
- 068 風にドレスを (採点:8)
- 大人の物語ですね。美しいです。が、しかし、もっともっと元気を出してください。
- 069 金魚 (採点:2)
- 私が女の子だったら、この北川君には惚れそうもありません。
- 070 前を向いて (採点:4)
- 湿っぽい話ですが、嫌いな話ではありません。ただ、「あ、いいな」と思う部分がないです。作者様が一番気力充実しているときに、もう1つ2つ、何か加えるものがあれば、この作品はもっと好きになれそうです。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:4)
- 書きたい雰囲気・イメージは明確にあるにも関わらず、それをうまく書けていないような感じ。お手本となるものを沢山自分の中に持っていれば、書けるようになると思うのですが。
- 072 傷痕 (採点:3)
- ベースはこれでよいと思いますが、まだまだ迫力に欠けます。迫力、というと誤解を招くかも知れませんが、主観か客観か、どちらかをもっとパワーアップする必要がありそうです。
- 073 親友体制 (採点:2)
- 舞、佐祐理の特徴をつかみきれていないのかな、と思いました。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 祐一の側からこの物語を見てみると、まだ色々な部分がぼやけているように思います。設計不足。
- 075 始まりの日 (採点:7)
- 前向きでいいですね。
- 076 殺意のプールサイド (採点:7)
- 安心感のあるSSで、面白かったです。名雪がかわいいですねえ。
- 077 盲目考察 (採点:9)
- 哲学のことはよくわからないのですが、荘厳な雰囲気はとても良いです。「理性と情念のあいだにおこなわれる人間の内部のたたかい(パンセ412)」、すなわち、この場合、封印された情念によって密かにコントロールされ、支配されている状態の理性のことを言っているのだろうか、と思います。うーん、これだと理解の仕方が浅すぎるのか。
あゆは欺瞞によってコントロールされた理性であり、佐祐理さんは情念サイドからの対決姿勢である、というのが本質(佐祐理さんは、理性的に振舞い歯止めをかけつつ、本質である情念を徐々に開放していく)。が、敵を設定することでしか自分の本質を解放できない、という点で、未だに佐祐理さんは他律的ということは言えます(二元論的に陥りやすい)。
「いつまでも、あゆに呪縛されている祐一さんを解放することが、私の使命」という風に、自己正当化を図っているようにも見えます。どう考えても、この後、正々堂々たる祐一争奪戦が戦われるとは思えません。
佐祐理さんは、あゆとの戦いに勝った時点で、祐一を捨てるかも知れません。
佐祐理さんって、そういう女の人なのかも。
そうと思えば、ますます佐祐理さん的には素晴らしいSS。
あゆSSとしては、キャラも違うし、全くもってけしからんSS。
- 078 反転少女 (採点:3)
- この後どうなるの?
- 079 フワリ (採点:9)
- ゲームのシナリオにそのまま使えそうな作品。頭の中で、映像と音楽と、全て補完しながら、インサイトして満喫させていただきました。クライマックスの切れ味は、私の好きな荒川工氏にも通じる所があるような。あゆのキャラを上手くとらえていますし、当然のことながら、あゆのテーマは「忘却」ですが、素晴らしいストーリーテリングです。良いタイミングで出会わなければ、見過ごされる可能性もありますが。高順位でありますことを。
- 080 ガラスの森 (採点:3)
- 置き去りにしてきた自分の心を小さい子に投影して、癒されていくという話。もっと深く心を見つめていくように、持っていった方がいいと思います。
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- 女性の方が書いた作品でしょうか。底なしのロマンチックという感じで、終始一貫やられっぱなしでした。後になって冷静になって読み返してみると、何なんでしょうか、このシチュエーションは。ありえない、あ、ありえないっ、という感じですけど。感情移入して読む分には、幸せです。幸せを選びましょう。
○たぶー さん
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- 思わず、Last regret をはなうたでうたっていました。
- 022 アンバランス (採点:7)
- 栞…そうですね、今までは考えもしませんでしたけれど・・・。
- 040 青い空を見上げて (採点:9)
- 珍しくお上手な三人称と、その温かい語りにやられました。
なにかいいかんじだな〜、と、おもっていたらなるほど、そういうことでしたか。なっとくです。
- 049 時計の針 (採点:7)
- 『 あたしの中にある時計の針は壊れて止まっていたわけじゃない。
あたしの腕時計の針は壊れて止まってしまっているけれど。
あたしの中にある時計の針は、あたしが願えば廻りだす。
あたしの腕時計の針は、あたしが願っても廻らない。 』
ここが気に入りました。
- 061 ばかんす (採点:8)
- 普段ギャグオンリーは嫌いなのですが・・・ここまでくると笑えました。そうです、男なら(ちょいまて。)バズーカです!・・・ずれましたが、おもしろかったです。
- 062 さくらのころ (採点:10)
- 真琴らしいです。
もうそれ以外は言葉に表すと、せっかくの余韻が吹き飛んでしまいそうなので。
文句なしの10点です。
・・・桜…。エンディングの後のあの場面が浮かんできました。
すぐ散ってしまういろいろいわれのあるあのはなと、真琴との組み合わせが・・・うますぎです。
- 063 二人の記念日 (採点:9)
- >あゆじゃなくても驚く。
など、あちこちのナレーションごとにおもいっきり納得してしまいました。いや〜、わらった。
はなしのばらんすや、キャラ・カノンらしさもグッドです。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- 話的にはいいと思いますが・・・KANONとしては。
- 073 親友体制 (採点:8)
- バランスがよくKANONぽくもあったので。
○ちいーゆ さん
- 001 farewell party (採点:2)
- ……読みにくい。個人的に、二行以上文章が続くのって、ものすごく読みにくいと思うんですよね(web上に限っての話ですが)。
読みにくさは点数には関係していないので。
んで、疑問が一つ。
秋子さんがお隠れになった後の話なわけですが、だとすると色々と不都合な点が。
この後、名雪は一人で暮らすことになるのですか? それっておかしいような。余程冷淡な親戚ばかりが揃っているのか、と思ってしまいました。祐一の両親も何もしないのか?
このSS内では描かれていないだけで、実は名雪の新しい保護者と一緒に暮らすとかあるのかもしれませんが。だとしたらやはりその部分も書いてもらわないと納得できませんね。
まぁその他の描写から推測すると、今までは祐一と二人暮らし、今後は一人暮らしとかなってそうですが……。
私は、ネタ以前にこういう納得いかない点があるSSは好まないので、大幅に減点させていただきました。別に秋子さんが生きてても問題なかったんじゃあ……?
- 004 冬は好き? (採点:8)
- ネタとしては新鮮でも何でもなく、むしろどっかで見たような話なんですが……。
こういう話、大好きなんです。もっとインパクトがあれば、もっと点数を上乗せしてもいいSSだと思いました。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- ごめん。問答無用で一点決定。
多分、理由は他の人が言ってくれるだろうから、俺からは何も言わない。
ただ敢えて言うならば、俺が名雪だったら離婚するね、慰謝料ふんだくって。いや、そもそも結婚しないか……。
- 007 思い出 (採点:1)
- あらかじめ断っておきます。以下、相当酷いこと言います。
さて、私は第一回こんぺ、第二回短編・中編全てに目を通して採点し続けてきたのですが……。断言します。今まで見てきた中で最低ランクの作品です。ここまで気が抜けてる・力の入ってない作品は流石に評価したくないです。とはいえ、点数をつけないことにはこんぺの意義がないわけでして、仕方なく一点つけているわけですが……。
この作品から受けた印象は、喩えて言うならば『生まれて始めて創作(もどき)をした子供の落書き』です。あまりレベル云々は口にしたくないんですけど、このSSを素で書いたのだとしたらあなたはこんぺに出展するべきレベルに達していません。もう少し精進して最低限読ませるだけの力量を備えてからにした方がよろしいでしょう。後、あまり考えたくない可能性ですが、これを狙って書いたのだとしたら……二度とこんぺに顔出さないで欲しいですね。真面目に参加している人への侮辱もいいところです。まぁ十中八九ふざけてこのSSを書いたわけではない、と思いますが……。
考え方は色々あるでしょうが、私個人の考え方としては、やはりこのこんぺはただ作品を集めて楽しくやるだけの「祭り」なのではなく、真剣に評価し合う場だと思います。たとえば、アマチュアだけの創作料理の審査会が開かれたとします。アマチュアという立場は皆同じでも、やはりそこにはレベル差があるわけです。んで、この作品は他の作品が大体満たしている最低限のところすら満たしていない……。評価される前に「おまえ、何しにきたの?」と言われても仕方のない出来なんですよ。
やはり、こうした場に作品を出展するならば、少なくとも過去の出展作品や評価・感想などに目を通して「予習」してきてもらいたいものです(それは「高得点をとる」ためには、「いい順位をとる」ためにはという計算ではなく、一所懸命書いたものをきちんと評価してもらうために必要なことだと思います)。
おそらくはじめてSSを書いた方、あるいは書きはじめて日が浅い方だと思います。今回の失敗をバネにして、がんばってもらいたいです。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:3)
- 極めて個人的な見解でありますが、経済的に自立できていない「子供」は結婚するべきではないと思いますね。経済的に自立できていないということは、社会的にも自立できていないというのとイコールになることが多いわけで。まぁ愛とか夢とか信じられているうちは幸せなんでしょうなぁ……。
というわけで、話以前の問題で「これはおかしいだろ」と思う点(しかも譲れない点)があったので、大きく減点させてもらいました。「おめでとう」言う前にすることあるだろ北川。
さて、内容に入るわけですが、前述の「話以前」の部分がどうにも引っ掛かる。このSSでは北川氏の主観で話が進むわけですから、結婚する側のカップルの方をクローズアップするわけにもいかないのは当然なのですが……こんなすんなり行くかぁ、学生結婚って? 何か強引に押し通されていった感じです。
文章はまぁ普通に読めましたが、改行がしつこいのと、読点で不自然に改行しているところとかが読みにくいです(演出なんでしょうけどね)。
延々女々しい泣き言の連続、という印象が拭い切れず……。もうちょっとこう、何というか「フラレ男の哀愁」のようなものを見せて欲しかったなぁというのが正直な感想です。奥手を通り越して情けないの領域にまで達しちゃってますね、北川氏。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 栞やら佐祐舞のことに触れなければもっと良かったのに……。
細かいことかと思われますが、他が良かっただけにかなり気になってしまいました。
ところで……あゆに勉強教えているうちに、教師の血に目覚めた祐一って設定、どこかで見たことあるんですが(笑)
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:4)
- 本来ならば、もっと低い点数をつけるつもりだったのですが、まぁそこそこ面白かったと思えたので。
他の方も感想に書くとは思いますが、これはKanonのSSか? と聞かれれば全力で首を横に振ってしまうSSなんですよね、これは。私も他人のことを大きく言える立場じゃないんですが、少なくともこうした場では「KanonのSS」が読みたいです。
Kanonのメインと言えるヒロインが一人も登場していないSSでの挑戦は、あまりに無謀すぎましたね。同じようにヒロイン不在の話が前回こんぺにありましたが、あれと較べてしまうとどうしても見劣りしてしまいます。そして、今回の短編群と較べてると、浮いている印象がしています。これは言い換えれば、「KanonのSS」じゃないと感じてしまっている、ということでしょう。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- 皆揃って祐一LOVEは苦手……(このSSは全員じゃないですけど)。
あ、もしかしたらそれも全部名雪の妄想なのかも……。
と思いつつ、上記の部分が気に入らなかったので減点です。
それ以外は良かったです。激甘な感じがお気に入りです(笑)
- 015 in the room (採点:3)
- 舞台裏ネタというか、楽屋ネタというか……。
正直好きになれませんでした。
- 016 月色の涙の想い (採点:10)
- 非っっっっっ常に良かったです! こういう作品が大好きです(私、嫌いな作品以外には皆「好き」って言っているような気が)。
北川もかっこいいし、香里もいい感じでした。
……ただ惜しむべき点は…………文頭は一字下げて欲しかったという点です。普段ならば気にはしないんですが、内容がものすごく良かっただけに、こうした些細な欠点が目についてしまうんですよねぇ。
しかしながら、そんな理由で減点するのが惜しいほど良い作品だと思えるものでありました。
- 018 あいとまこと (採点:9)
- 惜しいかな。前半から中盤までが、何だか退屈に感じられてしまったんですよ。それを取り返すように、後半はものすごい勢いで萌えまくりましたが(笑)
ただ、だからといって前半までがなければ、後半の面白さもないわけでして……難しいところですな。非常によく纏まっていて、上手いと思いました。ちょっと長いかも、とは思いましたが。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:3)
- 十一月に夏の大三角形ってのは、ちと無理があるんじゃあ……。長らく星空から離れていたもんで、記憶が曖昧ですが。
ちょっと納得できなかったのは、やはり栞のこと。栞シナリオ通っているんですよね? なのに存在が一片も出てこないってーのはどうかと。
私の勘違いならもうしわけない。
- 021 隠された想い (採点:1)
- うーん、弱った弱った。突っ込み所が多すぎてどこから手をつけたらよいものか……。
まず一点目。私は普段は文章作法とかは気にしないで評価するのですが、例外が二つ。一つは「ものすごく気にいったSS」、もう一つは「気にいらなかったSS」です。ここでの「気にいる・いらない」は「面白かった・面白くなかった」とほぼ同義と考えてよいでしょう。
このSSの場合は、残念ながら後者であります。一々文章作法等の体裁について私からは何も言いません。他の感想書きの方が列挙していると思われるので、そちらを参考していただければと。
さて、今度は「気にいらなかった」要因を挙げてみましょうか。
栞シナリオ後のSSであると思われますが、それなのに栞との関係の説明なしに祐一と香里をくっつけようとする点が気にいりません。私の信念として、サブキャラとくっつくSSの場合は、必ずサブキャラと関連したメインキャラとの関係を明らかにするべし、というものがあります(佐祐理さんなら舞、美汐なら真琴という風に)。余談ですが、この点で言えば実は美汐は非常にやり易いキャラなのかな、と思いますね。だって、真琴が消えてたら少なくとも現実の人間関係は省けますし(美汐書きの人、ごめんなさい)。
んで、このSSではその栞との関係が不明。これなら、別にいなくても全然構わないでしょう。ちなみに、序盤の「あゆちゃんたち〜」の件も不要ですね。ひょっとしたら、このSSでは俗にいう「ALLエンド」後の話なのですか?
次に基本的な文章力の欠如。具体的に簡潔に述べれば、地の文と会話文の比率のおかしさです。私見ですが、”名前「セリフ」”の書き方をされたSSって、こういう傾向が多いような気がします。これでもっとキャラ萌えなSSやシチュエーションならばいいんですが、残念ながら萌えることもできなかったので。
容量が危険になってきたっぽいので、最後にどうしても言いたいこと。
最後の「だから、私はこう言うことにした。」前後、全く繋がってません。電車にもう乗ってるのに……。重箱の隅をつつくようなことを、と思われるでしょうが、キャラの行動とセリフの整合性はしっかりとつけましょう。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- ……あ、舞のSSだったんですか。ランダム読みしてたんで、メインキャラが誰だかわからなくて、ずっと香里のSSだと思って読んでました。
悪くないけど……語り方変えたら、誰でも通じそうな感じ……。その分マイナスです。
追記
そっか。メインキャラ非表示だったんですね。失敬。
「これは誰のSSか?」っていう読み方した方がよかったんですかねぇ……。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- ……出直して来なさい。一人称間違いくらいなら気にはしないけど……。仏の顔も三度まで。我慢の限度をぶっちぎったので容赦なく大減点させていただきます。次回以降、同じ過ちを繰り返さないでください。
内容は、まぁ可もなく不可もなく、といった印象です。インパクトなし。もっと意外な話をみせるか、もっと文章でみせるかしてほしいところです。
でもまぁ、こういう感じの話は嫌いではないですよ。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 一人称の切り換えは、上手くいけば「一つの物語を別人の視点で違った見方をさせることができる」という美味しいテクなんですが、失敗すると悲惨なことになります。残念ながら、失敗してます。
この程度の長さの話ならば、視点切り換えは不要。秋子さんの一人称でずっと続けてよいと思いますね。ぶっちゃけ、祐一一人称部分は全部要りません。
テーマ自体は、ありふれたものかもしれませんが、私は結構好きなテーマです。これなら、秋子さん一人称で徹底して彼女の想いを掘り下げてほしかったです。
どうしても視点切り換えに拘るならば、いっそのこと話の筋そのものを変更して、秋子・名雪・祐一の三者三様の視点から見る朝の風景、とでもするべきかと。ただその場合、何もない日常の朝、というのはよほどインパクトがないと面白くはできないでしょうが……。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- 読みにくい……。
何だろうな……これと言って特に感じるものもなく。
ただ、香里がかっこいいのが気に入りました。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 考えれば面白いんだろうけど、考える気がおきないので。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- どうすればいいんだ……。というか、どうしてほしいんだ貴方は(笑)
あーもー、馬鹿馬鹿しいと思いながらも面白いと思ってしまったのも本音なわけで。
ただの下品ネタかと思いきや、結構ラストがまとまってやがるし。
ちくしょう、俺の負けだ。もってけどろぼー。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- あー……。やってしまったかー……。というのが感想です。
話の本筋自体は悪くもなく。けれど目を引く要素もなく。
個人的なマイナス要因を列挙させていただきますと
・水瀬三姉妹
・はちくま、ぽんたぬ連発
・思ってたことを無意識に喋る
・諦めない名雪
・あっさり食べ物につられる舞
・生徒会長・祐一
……他にもあったような気がしますが、ぱっと思い出せるものだけ。
私にとっての萎え要素満載だったのが辛かったです(ちなみに、私は全員登場SSって嫌いなのですが、このSSでは存在が仄めかされている程度なので気にはしなかったです。これで全員登場かつ全員が好意全開で……とかなったら、最悪だったんですが)。
さて、上に挙げたマイナス要因で各一点ずつ引いていったとして、現時点で三点。残り二点分のマイナス点を挙げさせていただくと……。
まず描写が圧倒的に足りないこと。台詞が続くところでは台詞ばっかりで、よく状況がわかりませんでした。加えてそれ以外でも状況描写がほとんどなかったので、今が何時で彼らは何をしているのか、というのが不明です。時間もあっという間に進んでいくので、ちょっとついていけなかったです。
もう一つ。上の描写不足と関連して、不必要な部分と必要な部分の比重がおかしいこと。具体的には、前半祐一が二人と待ち合わせる前、北川・香里との遭遇は要りません。前者はこのSSにおいて何ら影響はありませんし、後者はやるならばもっと掛け合いを増やさなければ必要を感じられません。
逆にもっと書きこんでもよかったと思うのは、このSSの肝である三人の掛け合い部分ですね。久瀬との遭遇は微妙なところですが、遊園地での思わぬハプニング、みたいな感じでもう少し膨らませた方がよかったです。さもなくば、ばっさり切り落とすか。
まずSS書く前に、SSにとって必要な設定と不必要な設定をしっかり分けて、不必要な部分は全部切り捨てることが肝要と思われます。特にこれは「短編」なのですから、設定のシェイプアップをしなければ纏めることは難しいでしょう。最初に挙げた私の萎え要素は、大部分は「不必要な要素」のはずです。
思うに、不必要な設定を出したいがために、肝心の三人の「絆」を表現するのを忘れてしまったSS、という感じでしょうか。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:1)
- ……なんだ、その……困る(反応に)。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- 真琴は帰ってきたのに、「あの子」はなぜ帰ってこないのか?
テーマとしてはよく見かけるものですし、真琴シナリオに愛着を持つものとして興味あるテーマでもあります(とはいえ私は「真琴は帰ってこない派」なのですが)。
安易に結論を出さずに終わらせたのはよかったと思います。
が、なぜ帰ってこないかの理由が少々陳腐に感じ取れました。これは私が「真琴は帰ってこない派」であることも理由の一つなのでしょうが、真琴がすぐに帰ってこれるのならば、「あの子」もすぐに帰ってこれるのではないかと思えるわけです。何か気の持ちようだけで左右されるように感じられてしまうんですよねぇ……。
「信じる」ということそれ自体は素晴らしいことだと思いますが、それだけで奇跡が起きて願いが叶ってしまうというのは、どうも安易だと思ってしまいます。ただ思うだけでは、心掛けの違いだけではどうにもならない現実、消え去ってしまってもう二度と手に入らない「喪失」の美学――それが真琴たちの物語なのではないかと思う人間としては、やはり納得がいかないんですよね。もうしわけないんですが。
還元すれば、やはり真琴が帰ってきた、という時点で私にとっては受け入れにくいということになってしまいますね……。
- 038 PLAY (採点:7)
- 最初にタイトル一覧を見た瞬間、真っ先に読もうと思ったのがこの作品だったりします。まぁランダム読みしてたので、実際に読んだのは随分後だったのですが。
そんな個人的な話は置いておくとして。
読んでみた第一印象は、「可もなく不可もなく」でした。うーん、こういう話、前にも何かで読んだことがあるので新鮮さを感じられなかったんですよね。インパクトが弱い。
ただ、オチの真琴が一番可愛かったと思います。いや、別にこのSS、真琴がメインじゃないんでしょうが。
点数とは関係なく気になった点を。
・タイトルが二重(『』で囲ったタイトルは、改行の少なさもあって何だか目立たなかったです)
・行頭一字下げ(割と一文が長い箇所が多かったので、ちょっと読みにくかったかも)
・改行の不安定さ(セリフ間の改行がバラバラで、何だか変な感じ)
- 039 さかあがり (採点:6)
- 逆上がりの試験って……小学校ですかい(苦笑) もしかしたら、今の高校ではあるのかもしれませんねぇ……私の学校では鉄棒なんてやりませんでしたけど。
それはともかくとして、内容自体はよくまとまっていたんじゃないかと。ただ、「押し」が弱かったかなぁと思います。言い換えれば、インパクトのない話でした。何というか、こう……小さくまとまっちゃったって感じです。短編としては上出来だと思うんですが、高得点をつける理由がないんですよね……。
- 040 青い空を見上げて (採点:8)
- あー、そういや俺の親の誕生日っていつだっけ……?
ほんわかした雰囲気がグッドでした。
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- ……呆れるほど最低っぽいですな、名雪父。でも、性格はともかく、実際にありそうなところが怖い(笑)
残念なのは、真琴の話まで暗くなっちゃっているところですかね。私としては、「不幸」にするのではなく、秋子さんとの対比としてハッピーエンドにした方が良かったように思います。後、祐一の置かれている状況が何だかよくわかりませんでした。どうも原作とは違うような雰囲気でしたが……。
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- ……これだけ?
同じような話見たことある上、話が全く展開してもいかないので面白くなかったです。
- 044 − 光幕 − (採点:4)
- ……なるほど、時事ネタがやりたかったわけですか。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- ……何が書きたかったのだろう、作者さんは……。前半まではちょっと面白かったのに。
- 051 むかしばなし (採点:5)
- 高得点をつけたいのは山々なんですが、そうもいかないわけで。
だって、これって、原作そのまんまなんですもん。視点を変更しただけで何も変わってないし。
どうにも点数をプラスしたくなる話じゃないんですよね。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 「何故?」という言葉が頭に焼きついて離れないSSでした。どこかに理由が書かれていて、それを私が見落としているだけならば申し訳ないです。が、少なくとも私には見つけられませんでした。ぶっちゃけ、意味不明。理解不能。
結果発表後の掲示板(開いているならば)で納得のいく説明をしていただきたい。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- 水瀬家に住むあゆ、という設定は正直好きじゃないんですが、このSSはよかったです。やっぱり、こういう風に悩んだりすることを書いていかなければ、たとえ創作とは言え説得力がないんですよね。
今回の短編SSではかなり高印象のSSであり、あゆSSの中では同率一位のSSなんですが……満点は差し上げられませんでした。
細かいところで減点してしまって心苦しいのですが説明させていただくと、第一に改行の煩わしさが上げられます。演出なんでしょうが、行き過ぎてしまっていてむしろ邪魔に思えました(前半の改行が少なかった点も手伝って、更に後半は煩わしかったです)。
第二は……何か説教臭さが気になってしまいました。こうした場面で18歳の祐一の言うセリフとは思えなかったです。
以上二点、あまりに個人的な気になる点だったので、各0.5点ずつ引かせてもらいこの点数です。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:7)
- 何て言うか……良かったことは良かったんですが、別に美汐じゃなくてもよかったんじゃないかと思っちゃうんですよねぇ。
本編の数年後(あるいは数十年後)ともなると、Kanonキャラもどう性格が変わっているかは予測がつきませんし。
……と思って最初はかなり減点してたんですが、よく考えたら熱を出した時の件は美汐じゃなきゃできない話ですよね(舞・佐祐理・香里・栞辺りでも相変わらずできそうですが)。というわけで、少し点数は上方修整しました。
もう一度言いますが、話自体は良かったと思ったんで。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- うーーーーーん(苦笑)
真琴の名前は確かに本名ではないですからね。彼女だけの名前を考えて、というのはアリな気もしますが……。
私としてはちょっと納得しかねます。彼女を知っている人間は、皆彼女を「沢渡真琴」として認識しているわけですし、彼女との思い出も「沢渡真琴」という名前で記憶されているわけですし。
それを、じゃあ俺が新しい名前を、といってほいほい考えるのはどうかと。たかが名前、されど名前。もう記憶の中にしか残っていない人間を識別するのに、名前ほど便利で重要なものはないですよ。そう軽々しく変えちゃっていいもんじゃないと思いますねぇ。彼女も自分の名前が気にいっていたはずですし……。
んで、もう一つの納得いかない点というのが、彼女が自分の名前を考えてくれ、というところですか。このSS中では「沢渡真琴」という名前の由来を彼女自身が知っていて、それを夢を通じて祐一に「新しい名前を考えてくれ」と伝えているわけですが……。
彼女って、最後は何も覚えていないんじゃないでしょうかね? 少なくとも私には、消えた後の彼女が「沢渡真琴」の由来を知ることができた・思い出すことができた、とは思えません(妖狐の力、とか言われちゃ反論しようがないですが)。
彼女が知ることができないのなら、夢で祐一に語ったことというのは、結局祐一自身が勝手に思っていることになってしまう。彼女の意思ではなく祐一が勝手に「新しい名前を」と考えているとしたら、前述したように納得いかない……。
本名なんかにこだわることなく、彼女と過ごした日々を思い出として大切に抱えている、という方がやはりしっくりくると思うんですよね。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- 改行がない作品というのも読みにくいものですが、改行だらけの作品も同じように読みにくいものです。改行で作れる「間」に頼りすぎて失敗したかなぁ、という感じ。
原作の『夢 夢を見ている』みたいな感じで全部書くか、それとも改行をもっと抑えるか。何か中途半端な作品なんですよね。
とはいえ、話の内容自体は悪いとは思えず。むしろ良い感じだと思いましたのでこの点数です。
- 057 miss understand (採点:7)
- ……終わり際の英文はどーかと。前回中編の某作品を彷彿とさせてくれます。
何か暗い話っすねー……。ダークではないんですけど、こういう暗い雰囲気の作品は結構好きです。
替わる替わる香里の相手が変わっていって、その度に何だか打ちのめされていって、最後にはよくわからない内に自己完結してしまっているように思えました。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:10)
- いますねぇ……「こいつ、何でもできる完璧超人か!?」と思わせておいて、実際はじめてやることには手も足も出ないで失敗ばかりの人。
これは美味い(笑) 十分楽しませていただきました。
前振りがちょっと長かったかなー、とは思いますが、「お母さんは料理が下手なんだよ」の発言が予想できなかったので、逆に意外さが増幅された感じです。
全体が小気味良いテンポで読み易いのもグー。まるで漫画読んでるみたいでした。
- 061 ばかんす (採点:10)
- どうしたもんか……(苦笑)
文句なしに面白かったんですが、さすがにブラック過ぎる気もするんですよねぇ。
まぁいいや。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- いつもならば、こういう文章構成のSSには「読みにくい」と言うところなんですが、このSSでは丁度いい演出だと思いました。とはいえ、やはり不安定な改行だったので「読みにくい」ことは確かなんですが。
何だかセリフの一つもない漫画を読んでいるような印象です。
正直、途中まで3点あたりをつけようと思ってたんですが……ラストで一気に得点が跳ねあがりました。
こりゃ卑怯だー(泣) 真琴シナリオに思い入れのある身としては、思わずほろりと来てしまいました。
- 063 二人の記念日 (採点:9)
- オーケー、ラブコメ万歳。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- ……え? ごめん、よく聞いてなかった。「おるすばん」ってなぁに? 笑いどころ?
それはさておき、もっと弾けて欲しかったかなぁ、という感じです。後半、微妙に失速してしまっているように思えたので……。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 以前、新しい銘柄のタバコを試そうとしていた時期がありました。
んで、ろくに見もせず何も考えずに自販機のボタンを押したら、メンソールのタバコが……。しかも三回連続で。
……私が馬鹿でした。メンソールは嫌い。
そんな私の失敗談は置いておいて。
タバコを小道具に使うのはどうかと思います。いえ、高校生の喫煙云々という意味ではなく。かといって他に思い浮かぶ小道具もなく、うーむ判断に迷うところです。
ただ中身は良かったんじゃないかと思います。しっとりとしていてそれでいて渋みを感じました。
余談ですが、個人的にKanonキャラってタバコ似合わないのが多いですよねぇ。そもそも私、女性がタバコ吸ってる姿を見ると、なぜか怖くなってしまうんですが。何でだかわからないけど。
- 072 傷痕 (採点:9)
- 栞の病気って、身体切って治る類の病気なのかぁ……と野暮なことは言いません(笑)
今回短編SS中で、最も『巧い』と感じた作品でした。何というか、繊細で壊れやすい、しかしながら非常に綺麗なガラス細工のような印象のSSです。
それでも満点ではないのは、ちょっと中盤がダレてたかなぁと思ったからです。贅沢な意見ですが(これで「長い」と思うようじゃ、中編は読めないんですけどね)。
あと……タイトルを二重にするミスはいただけません(泣) 文句はほとんどないSS故に、こういう凡ミスは何かやるせないです(二重タイトルは点数には関係していませんので)。
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- 別の作品の感想欄にも書きましたが、サブキャラとくっ付く場合、関係しているメインキャラ(この場合は真琴)との関係が書かれていないSSは、基本的には好きになれないのです。
このSSにおいては、真琴が還ってくる、という要素はいらないと思ったのですが……。たとえ真琴が還って来ずとも、美汐の思いだけで成り立つ話なのではないでしょうか。
上記の点を抜きにしても、高得点はあげられないのです。なぜかというと、前回・前々回こんぺ上位陣を見てもらえれば理解していただけるかと。似た素材を使ってSSを作った場合、やはりかつていいものを見ている以上どうしても見劣りしてしまうんですよね。
まぁこの点は少々感情的に過ぎるかな、と思うんで控えめに減点させていただきましたが……。
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- ……………。
- 078 反転少女 (採点:3)
- 美汐変わってないじゃん。これじゃ普通の壊れSSとおんなじ。
面白いことは面白いと思ったんだけど、高得点つけられる面白さじゃないんだよなぁ……。
- 081 ボーイフレンド (採点:10)
- 細かいことは考えるな。
オーケー、舞萌え。
○ぢげん さん
- 002 コンクール (採点:7)
- 栞がいかに絵を描くことが好きであるか。
そんなことがよく伝わってきました。
よくある栞の絵画モノと違い、栞のひたたむきな姿勢に好感が持てました。
自分の絵の腕前を一応冷静にとらえている栞と、正直な思いを伝えつつそれを見守っている祐一の様子もよく書けていると思います。
特に視野狭窄にかかれがちな栞ですが、本編でも人物画は得意でないことをはっきり理解していますし。
取り敢えずの評価はこんなところです。
気になった点として、三点リーダで終わる部分では句点を打っていないようですが、ちゃんと打つべきだと思います。
- 004 冬は好き? (採点:4)
- ちょっと平凡かなあ。
簡潔と言えば簡潔にまとまってていいんですが。
もうヒトヒネリか何かほしかった。
前半後半の対比としては面白いのですが、如何せんそれだけと言った気がします。
少しずつ変わっている関係を、名雪の仕草でも表しているのはいいと思うんですけどね。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:6)
- 恋に悩むみっしー。
実は、祐一君も悩んでいるということですが、さてさて。
テーマとしては、何が好きかわからない美汐と、何故好かれるのかわからない祐一の対比という構図を冒頭からは期待したんですが、出てきたのは美汐の方だけでしたね。
正直なところ、祐一と美汐のラブモノとして読むと、いまいちという気がしました。
ですが、題名が「理由」ではなく「条件」ということなので、その辺をふまえて読み直してみれば、これはと思える内容でした。
恋愛感情ではなく、恋愛観についての考察と考えると、面白く読めました。
気になった点としては、まず、冒頭が読みにくいなといった感じでした。
途中で誰の会話文か見失ってしまうところがあります。
実際問題、ここでは誰の会話かわからなくする必要はないと思うので、わかりやすく書くべきではと思います。
多分この原因は、一言一言を呟いているという感じを出すために、いったんカギ括弧を閉じてしまっていることだと思います。
普通に読点を打って改行を入れただけの方が読みやすいかなとは思います。
あと、空行の扱いがかなり雑ぽく、文章が散漫になっている気がします。
空行の量の統一感といったモノがなく、はっきり言えば解釈しにくい。
それから、地の文を美汐の一人称にしているはずなのに、途中で三人称表記になったりと、このあたりは、初めに考えたもので通すべきかなと思います。
以上。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- 久瀬というと悪者というイメージがありますが、そんな物を吹き飛ばすような話ですね。
人間味のある久瀬、どこか抜けているところ、がなかなかよく描けていると思います。
正直楽しめました。
ほぼ、背景のないと言っていいサブキャラをメインに据えている以上、オリジナル色が強くなってしまうのが、二次創作としてはどうかなとは感じました。
まあ、生徒会と舞との和解は本編では出てませんが、あったと仮定して舞台裏でこのような光景が見られたとしたら面白いなとは思います。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 正直言って評価の難しい作品です。
みしおの出生、これが評価を難しくしています。
実際のところものみの丘の言い伝えに従えば、相沢一家の元に妖弧が訪れる理由はありませんし、真が妖弧を助けたのなら、みしおという名で出てくるのはちょっとインパクトが弱い気がします。
また、ものみの丘の言い伝えから立ち直った祐一、美汐を試す意味で送られてきたのなら、真琴という名の方が説得力があります。
まあ、このあたりのことについては作者の方に深い考えがあるかもしれないので、これ以上は口を挟みませんが。
それを除くと、読むに耐えないと言うわけでは勿論なく、話としても一本のテーマに沿ってしっかりと書けていると思います。
個人的に言わせてもらえば、冒頭の夕焼けの描写はどちらかというと秋という雰囲気が漂って仕方がない。
春というイメージだとどうしても明け方、それも朝日という感じがします。
まあ、時間帯として夕方にしないと難しい話ではあるのでしょうが。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:4)
- 意外と饒舌な舞。
初めは誰かわかりませんでしたが、少なくとも舞ではないだろうと考えていたのですが。
しかしこの話だと、誰をヒロインに据えても変わらないと言うのが正直なところです。
まあ、題材が悪いというわけではないんですが。
それと、話が正直言って単調すぎました。
それが悪いというわけではないんですが、こういったところに出すにはちょっとインパクトの面で弱いかなと思います。
気になった点として、改行がちょっとあまい気がしました。
それからたまに見かける長い一文。
かなり、文章を断片化している一方で、そういった文が入るとちょっと読みにくく感じます。
ついでに、途中で出てきたゆう君。
名前からして、話に何か関わってくるのかなと思ったのですが、それほど重要な役割でもなくちょっともったいなかったかなと思います。
- 042 覚えたての愛 (採点:6)
- よく書けてはいると思うんですが、何か微妙な感じです。
思いを伝えられない者が及ぼす周囲への悲劇が良く出ていると思います。
難点を挙げれば、秋子の夫の人物像でしょうか。
どう言えばいいのか言葉が浮かびませんが、
この話の屋台骨を支えていると言っても過言ではないのに、その人物像がその周囲の人間に飽きたらず、読者にも伝わってこない、そんな気がします。
秋子が好きなのか、それとも違うのか、どうもはっきりしない為、彼女の独白が空回りしていると感じました。
どちらで解釈しても面白いとは思うのですが、どうなんでしょうか?
それは兎も角として、夫の性格が取って付けたような感じがして、
話自体が漠然と感じられるのが、残念な気がします。
- 048 Raining (採点:8)
- ほのぼのとして良かったと思います。
真琴が「恋はいつだって唐突だ」を好きな理由付けをうまい具合にしているなと思いました。
あと、雨とかけて六月の花嫁に導いたのも良い発想だと思います。
とはいえ、個人的な解釈としてこの話通りだと、真琴が捨てられたという意識がちょっと弱くなるかなあとは思います。
実際問題として七年もほおっておけば十分捨てたことにはなるとは思いますけどね。
骨組みもしっかり出来ているし、話の流れも滞りなく出来ているし、20kbの中できちんと話を完結させているし、悪いところはないと思います。
ちょっと気になる点として。
三点リーダがちょっと多いかなという点。
それからその三点リーダの長さ(一文字か二文字か)の統一がなされていないと言う点。
個人的には三点リーダは二文字で六点に統一すべきかなとは思います。
まあ、雨から連想して、この話を作ったのは見事だとは思います。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 悪くはないんですが、話がいまいちつかみにくいですね。
煙草の火と煙を香里の心情の変化に用いたのは、なかなかいいと思います。
ですが、描写そのものがさらりとなされている、ということが話を軽いモノにしていますね。
せっかくシリアスな話なのだからもっと重たい話でも良かったのではと思いました。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- どうも話が読み解きにくいです。
切り口的に、月姫及び空の境界の影響が大きいように思えますがどうなのでしょう。
題も四字漢字(熟語にあらず)になっていますし。
取り敢えず、佐祐理と祐一の過去に対する共通点をとらえた視点はいいと思います。
祐一の現在の性格形成をあゆの事故に結びつけていますが、哲学や心理学はあまり詳しくないのでどうこう言えませんが、いいんじゃないでしょうか。
両者の過去への清算としてあゆというファクターがうまく生きていると思います。
一弥の代わりとして舞ではなくあゆを用いたところに、佐祐理が祐一を男性として意識しているという部分を表現していると思います。
テーマがしっかりしている分、読み応えのある話です。
感想はそんなところでしょうか。
強いて言えば、どこかで見たような表現と、作者が自分に酔っているような感じを受ける点(これはあくまでも僕個人の感じたことですが)がちょっと、退いてしまう要素ですか。
そのほかに気になった点として。
ダッシュの使い方が雑。
必要ないと感じる部分でも効果をねらっているのか使っていますがどうでしょう。
一見格好良く見えたりもしますが、これも文章で勝負できないと言っているような気がします。
- 078 反転少女 (採点:3)
- ギャグ物の評価は苦手なのですが。
取り敢えず、オチが弱い気がします。
結局、性質反転だけで押し通した感じで、それ以上の物がないという気がしました。
それぞれ、どの部分を反転させるかは考えているようですが、如何せんそれでおしまいという感じがします。
作者自身に対する自虐的なツッコミも正直言って見苦しく感じてしまいます。
実際問題、そういう余裕があるのならもう少し話を捻るべきでしょう。
ちょっときつい感想ですが以上です。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- ガラスの森ですか。
どちらかといえばガラスというのは見えるのに届かないというイメージでしょう。
今回の名雪のように自ら目を反らしている状態には似合わない気がします。
以上駄文です。
取り敢えず、未来からの贈り物という形での王道を完全に直走っている作品ですね。
オリジナリティはちょっとという気がしますが、安心して読めるという強みもあります。
ところで、ガラスの森というイメージは氷のように固めてしまった(断じて冷たいにあらず)名雪の心から連想した物でしょうか。
それならある意味納得できるのですが。
何にせよ書きたいテーマがしっかりしていること、王道的ストーリー、ということで物語に破綻がなく、いいできだとは思います。
表現上気になった点を。
三点リーダは一文字のやつを使いましょう。
中点での表現は個人的にNGだと思います。
長さは六点単位で使うべきかな。
それからダッシュを三文字にしていますがあれは二文字で使うべきでしょう。
- 081 ボーイフレンド (採点:9)
- 単純だけど舞らしさの出ている、そんな作品ですね。
特にストーリーなんかがなくても、舞の愛らしさだけで十分といった気がします。
キャラクターを活かした物語構成で、いいと思います。
最初は舞らしく動物園。
佐祐理の選んだ場所での舞の様子。
舞自身が選択した場所での舞の様子。
この両者の対比もなかなかうまく出ていると思います。
個人的にはこの辺の落差をもっと大きくしてもいいかなとは思いましたが、このくらいが軽くていいかもしれませんね。
どっちにしてもいいできだとは思います。
重箱の隅をつつけば誤字くらい出てくるのですが、正直あまり指摘する気はないので。
満点でない理由はそんなところです。
○でぐでぐ さん
- 022 アンバランス (採点:8)
- なかなか良かった。特に目立った欠点はない。キャラもよく引き立っていると思う。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 何回読んでも理解できない。まさか悪魔だったなんてオチじゃないだろうな?
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- すみません、美汐ラブなんです。くすぐり攻撃得意なんです(自爆)。柄にもなく萌えました、ええ。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 「いったいこのSSでなにをしたかったんだ」
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- 面白かった。
「愕然として眼を見開いていた」名雪の姿が妙に脳裏に焼きついて離れませヌ。しかも何故か猫目で…
- 072 傷痕 (採点:8)
- なかなか良かった。自分も手術跡があるので(と言っても腕ですが)共鳴するモノがありました。
○なおべ〜 さん
- 002 コンクール (採点:5)
- 頑張れ、栞(涙)
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- 学校風景のひとコマを描いた、という感じですね。
少しばかり祐一が気障ったらしいような気もしますが(^^;
ただ、香里の心情変化にスポットを当てているので、もうすこし掘り下げたほうがいいのではないかと思いました。
しかし、香里が一体どんな小説を書いていたのか気になるところ。一体どんな顔をして、どんな話を紡いでいたのだろう。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- いい意味でも悪い意味でも、香里のハジケっぷりが受けました(笑)
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- うう、いいお話です。
何か、書きたいものを書いたんだなぁ、と少し羨ましく感じてしまいます。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 香里の成長に舞台を合わせたと思われますが、香里の具体的な行為がなくて、決意自体が性急な感じを受けました。
どの舞台も、なんというか中途半端な感じが拭いきれず、もう少し深いところまで入っていってもよかったのではないかと思いました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- どうしても解決方法が弱いのではないかと思わずにはいられません。
話としては好きなものですし、問題はないんですが、やはり肝心の場所が弱いと感じました。
美汐が思いを伝える時、どんな仕草で、どこを見ながら言ったのか、祐一はどのような表情で美汐の言葉を聞こうとしていたのか。
やはりそういうところは、読んでいて気になったりしました。
総じて言うと、もう少し読む人の立場になって考えてほしいかなぁ、ということです。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:4)
- コメディにしては、パンチが弱かったかなぁと。
後はちょっと設定が無理矢理すぎないかというのもあったりします。
話の流れなどは、スムーズで読みやすいと思いましたが、どうにもコメディとしては弱いのではないかと思います。
しかし『はねるうさぎ』とは、ご両親少し狙いすぎじゃなかろーか(^^;
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- なんだか名雪が嫌な女に思えたり(^^;
と、いうか怖いような気がします。どことなく、少女漫画ちっくな感じが。
それはともかく。すんなりと読むことができました。
こういう読みやすさは大切ですし、いいと思いました。
描写、特に砂時計のあたりは的確で、上手いなぁと。
しかし、祐一も大変だろうなぁ…。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 祐一が変わっていく様子が肝だと思われますが、どうしてもインパクトが弱いように思います。
すべてが祐一の頭の中でだけ進んでいるような感じを受けました。
- 017 FREE (採点:6)
- 海で水きりって、随分難しいような……。
それはともかく、香里を通して名雪の心情を描くという手法を、しっかりとできているなぁと感じました。
女同士の友情もいいですね。いやもうホテルに直行してください(マテ
それにしても、香里はずぶ濡れのままバスに乗ったのでしょうか?
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 色々な障害を乗り越えて、二人の仲は高まっていくわけですね。
よく頑張ったメロス(違
しかし、真琴がかわいらしくて、いいですねぇ。
かわいいというより、かわいらしいという言葉が真っ先に浮かんでしまいます。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- もう少しばかり書いてくれても、と思いました。
書けないというわけでもなく、この形が最善であると選択されたようですが、そこで何が書き出したかったのか、自分にはわかりませんでした。
- 022 アンバランス (採点:10)
- とても自然な作品だと思います。
話の流れがとても綺麗で淀みがなく、素直に読めました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- 舞だったのかっ!
と、何も知らずに読んだので、ちょっと驚いてしまった。
話としては、ありがちで何も引っ掛かるものがなく読めます。
しかし、折角ですからもう少し独自性、というか心情を掘り下げてもよかったのではないかと思います。
構成も文章も、まったく文句はないのですが、ありきたりかなぁ、というのが感想です。
後は、もう少しくら描写があってくれればなぁ、というのが希望だったり。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 説明だけなのでキャラがどうしても感じにくいです。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- どこを削るか、相当苦労したんじゃないかと勝手に推測するくらい、無駄の省かれた文章だと思います。
それと、美汐が何かを得て回復するというような感じなのですが、欠落した部分(あの子が消えた後の美汐)がもう少しあれば対比で後半が際立つんじゃないかなー、と思いました。
もしかしたらちゃんと考えられていたのかもしれませんが……。
一番凄いと思ったのは、話自体がすごくスムーズな流れに乗っていて、まったく無理がないというところです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- いや最高です。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 好きなシチュエーションではありますが、もう少し腰を入れて書いてほしいです……。
どうも行き当たりばったりな感じが漂っていて、なんだか統一性が感じられませんでした。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- どうしても、まだ設計図的な感じがします。
話自体は好きなんですが、美汐の心情を具体的な行動で描写すれば、より深く内面を描けるのではないかと思いました。
- 037 猫とともに (採点:4)
- 真琴の鈴はぴろのものになったのですね。
とてもいい話だと思いますが、もう少し描写があったほうがいいのではないかと思いました。
秋子さんが一人になり、その寂しさをもっと描いていれば、後の場面も映えるのではないかと。
- 039 さかあがり (採点:6)
- 逆上がりに失敗したバツとして、グラウンドを2,3周した思い出が蘇ったり(笑)
ブルマーで祐一にアタックできる美汐のことですから、色々とがんばってしまうのでしょう。
- 040 青い空を見上げて (採点:9)
- いやはや、読めてよかったです。
- 048 Raining (採点:8)
- 小粋なやりとりが、なかなか面白く感じられました。
しかし、ここで結婚となると、ものみの丘でやったことは一体なんになるのだろうとか思ったり。
本当によく纏められている話だと思います。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- ちょっとご都合主義ではないかと。そんな簡単に思いの丈をぶちまけたりするのは、読んでいて不自然でした。
その前に、ちょっとばかし心情が変わっていく描写に力を入れていれば、と感じました。
ただ、「アハッ」という笑いの使い方にはやたらと感心してしまいました……。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- うう、いいとは思うんですが、どうしても決着方法に納得できませんでした。
なにか後半を書きたいために、前半のあゆがあるような気がしてしまって……。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- ぬぅ、秋子さんかわいいじゃないですか……。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- いや、いい意味でお馬鹿な感じがナイスです。
めちゃくちゃ笑いました。にやにやされてるところを目撃されて困ったくらいです。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- 最初に読んだSSがこの作品だったわけですが、いきなりのハイレベルにちょっと戸惑ったりしてます。
明確な目的を持って、それを書ききる実力に、少しばかり煙草の煙が感嘆の溜め息になりました。
香里、しかも未成年が煙草ということで、賛否わかれそうですが、自分はいいな、と思いました。
一度読んだだけでは、意味が汲み取りきれずニ三度読み返しましたりもしましたが。
香里が変わっていく過程を見事に書かれていると思います。感服。
- 066 1M (採点:7)
- 2回水を流す名雪。そのあたりが一番面白いなぁ、と感じられました。
こういうものって、なかなか書けないことだと思います。素直に感服しました。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- いやはや、素直に楽しませていただきました。
- 070 前を向いて (採点:6)
- 役不足の使い方が違う、などとツッコミを入れる人がいそうな気がしたり。
それは置いといて…。名雪の具体的な行動があったので、心理的なものが描けていると思いました。
さりげない北川の行動も、個人的に好きになれました。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- おじさんの存在自体が魔法みたいなものですか……。
宿り木みたいな人ですね。役目を終えて、一体どうするのかまでは分かりませんでした。
- 073 親友体制 (採点:9)
- いやもうサユリストの一人としては、嬉しい話です。
なんというか、無理がない展開でしたので、素直に感服しました。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 佐祐理さんのピロー……、うーん欲しい(マテ
それはともかく、Heteronomieの記述はいらないのではないかと思いました。
何故かそこだけ浮きあがっているように感じられたので…。
後は問題なく読めましたし、何やら佐祐理さんも可愛いのし、読めてよかったです。
- 078 反転少女 (採点:9)
- いや小難しいこと抜きで楽しかったです(笑)
○ぬるま湯温泉 さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 序盤の読点の多さがテンポを壊しています。
それと中盤から後半が唐突過ぎてちょっと置いていかれた感が。
その辺りを考えて中編で出してくれればなあ、とか思いました。ちょっと勿体無いかも。
でも、綺麗な物語で好きです。
- 018 あいとまこと (採点:8)
単純に楽しめました。
王道一直線の物語は大好きです。
ただ、ラストがちょっと弱いかも。
○はね〜〜 さん
- 001 farewell party (採点:4)
- 読点打ちすぎ――!!
いや、すいません。何ていうか真っ先に思った感想がそれだったもので(汗)
読点の打ち方が難しいのは分かります、私も正直へたっぴですし。
ただ読点を不用意にたくさん使うと、一つの文がぶつ切りにされている感覚を読者に与えてしまい、すらすらと読むテンポを妨げる結果になってしまいますので注意が必要です。
ちょっと例示を。
「ねえねえ祐一君っ。日曜日の祐一君とのデート、ボク遊園地に行きたいな」
「遊園地か〜? お前なあ……もう今年で18なんだから少しは年にあった所選べよ、精神年齢は子供でも外見は大人に見えなくもない、ことも無いってのに」
「うぐぅ、ほっといて……」
何気に俺は外見も大人には見えないって言ったにもかかわらず、あゆはやっぱり気がついてなかった。
「ねえねえ、祐一君っ。日曜日の祐一君とのデート、ボク、遊園地に行きたいな」
「遊園地か〜? お前なあ……もう、今年で18なんだから、少しは年にあった所選べよ、精神年齢は子供でも、外見は大人に見えなくもない、ことも無いってのに」
「うぐぅ、ほっといて……」
何気に俺は、外見も大人には見えない、って言ったにもかかわらず、あゆは、やっぱり気がついてなかった。
上は私が普段書く時の読点の感覚。下は、この作品の私の持つイメージでの読点の感覚です。
流石にこれは打ちすぎだと思いましたよね?(苦笑)特定の台詞や地の文を強調する時なら、本当にこれくらいの打ち方でも良いんですよ。ただ、ほぼ全文で読点が多いと読者はだれてしまいます。
「祐一君、洗濯板みたいな胸って、いったい、誰のことなのかなぁ?」
つまり、時々こんな感じで使うならOKな訳です。例文が全部あゆなのは私の趣味です(笑)
さて、読点についてはこの辺りにするとしまして。読み終わった後に私はある予感がして、この文書の全文をコピーして容量を確認してみました。
何ていうか、20KBぴったりなのが分かって予想通りという感じでした(汗)
……はっきり言って無理矢理短編に縮めた感じがありありと感じます。パーティー開始直前のクラッカー購入の下りや、名雪が寝ていた所などはダイジェストにすべきではないでしょう。
この話の肝が読者に『説明不足で唐突だ』と思われては失敗だと思います。ちゃんと描きつつ、それでいて全貌が分かった時に「やられたー!!」と読者に叫ばせるのを目標にすべきでしょう。
また、名雪の心理描写や祐一の心理描写、それに祐一が向こうに行くと初めて祐一に知らされた時の名雪の反応などは明らかに不足しています。強引に短編にした時の弊害でしょうね……。
あとは本編とは違って秋子さんが亡くなっているのなら、それに対する考えなどももっとストーリーに盛り込むべきだと思いますし。さらさら流してしまえる設定ではありませんよー(汗)
いや、作者さんの気持ちは分かりますよ! 私だって今回、出そうと思えば中編に出せたのに2KBほど削って短編にしましたし!(おぉ)あんな伏魔殿な中編に行きたくない気持ちは凄く良く分かります!
でもそれで話のクオリティーを下げてしまっては元も子もありません。20〜25KBくらいの作品を20にして短編に出すのは可能だと思いますが、ちゃんと書くと30KBオーバーする話を20にまで縮めてしまうとどうしたって話そのものが縮こまってしまいます。
結果的に「それなりにまとめようとしているのはわかるけど、面白みは無いなぁ……」というのが私の偽らざる感想になってしまいましたし。
力のある人が今回はミスをした、という気がしました。
次はぜひ頑張って下さいね、期待しております〜。
- 002 コンクール (採点:3)
- まず、基本として文頭は一文字開けです。
んで……この話、序盤はかなり軽妙なテンポですっすっ、と読んでいけるのですが、中盤のコンクールの話が出てきた辺りでいきなり話がもの凄い勢いで駆け足になってしまっています。
栞の絵がいくら異次元だからって、本気になっている栞(それも最愛の彼女)から逃げる……には、ちょっと理由の描写が足りてません。ストーリーの転に当たる「栞の決心の強さ」もさらっと流しすぎてますし。〆もどうにも今ひとつです。ストーリーに香里を絡めるなり、コンクール発表の時の栞のドキドキを描くなり、書ける所はまだまだあったと思います。いっそ完全ギャグで大賞を受賞させてしまうなんてのもありかも(笑)短編といっても20KBまでは書けるわけですから、もうちょっとしっかりと書き込むべき所を書き込むべきだと思いますよ。
そんな訳で、その辺りを描ければかなり面白い話になったのになぁ……と思いました。でも、カノンこんぺという場で「コンクール」というタイトルでの出展というのは、かなり良い目の付け所だと思いました。
それも思わず1点追加してしまうほどに(笑)基本的なことはある程度できていますので、後は話の筋をもっと膨らませていければ、もっともっといい話になるはずです。
そう、この作者さんも、いつかこんぺの結果発表SSに名前が載ることを願って。
頑張って下さいね〜♪
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- あぅ――っ……(汗)
えと。まず、そんなに理由が無いのならば、間の取りは・・(中黒)ではなくて……(三点リーダー)で取る事をお奨めいたします。それと、空行は効果として必要な所や時間軸が飛ぶときくらいに使いましょう。正直、多すぎて読み辛かったですぅ(泣)
あと、この短さで誤字4箇所というのは多すぎです。もうちょっと推敲しましょう。
で。一言で言うと、この話、説得力がありません。
香里が医者が第一志望とか、祐一がスポーツ万能とか、香里の昔の夢が小説家……とか。どれもこれも、本編には一切無いオリジナル(まあ、医者は割と説得力ありますし、あちこちでも使われていますが)なわけでして。それを規定路線として、ロクに説明もせずに流すのはどうかと思います。
特に、香里の昔の夢の所は、はっきり言って私の思い描く香里のイメージからは思いっきりかけ離れているせいか、ずりっとこけてしまいました(汗)
後は……栞がどうなったのか、書きましょうよ話の中で(汗)まあ、ぼかしたい気持ちはわかりますが……これ、かなり思いました。
そして、祐一に対する香里の『好き』の気持ちは、もー唐突過ぎて何といったらいいのか……(滝汗)
NEVER TOO LATE そのタイトルは割と良かったですが、他の所が明らかに色々と短編でも問題ありすぎです。
短編とは『短い話』ではなく、『読者に短いと感じさせないほど、多くの物が短い文章に盛り込まれている話』だと私は思っています。考えようによっては、短編は長編よりもずっと難しいのですよ。
でも、私だって最初は本気で悲惨でした(苦笑)もー、文章作法も何もかも全然ダメで、誤字脱字なんて20箇所以上とか、もうざら(汗)でも、頑張ればその辺りは何とかなります!
ストーリー構成なども、良くしていくには大変ですがそれこそ『努力することに遅すぎることは無い』のですよ♪ 色んな方の意見などを参考にして、頑張っていってくださいね〜。
※誤字4箇所は、指摘した上であえて書きませんでした。誤字を探す練習をしてみてください〜。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- うにゅーっ!(何)
えと。基本的なことは全て押さえられていますし、言葉の選び方も悪いわけではありません。
では何故にこの点なのか?
……短すぎですぅぅぅ〜(泣)まず初読の時には、前の文章と後ろの文章の間の時間経過にも気が付かなかったくらいなので、思いっきり目が点になりました(汗)
まあ、それは2読目で流石に気がつきましたが、それにしたって短すぎです。
間を繋ぐ台詞や、祐一の葛藤などをもうちょっと、もうちょっとでいいので書けませんか?
台詞じゃなくて地の文でもいいので、その辺りをもう少し膨らませて書ければ、ここまで点は下がらなかったんですが……何て言うのか正直に言って『未完成スレスレ』という気分でした(汗)
私以外の方も、多分同じ思いではないでしょうか。他の方の意見なども参考にしながら、話の構成能力を伸ばしていって欲しいと思います。頑張って下さい。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- そーれっ、にゃ……ガクリ(ぉ)
えーっと。これは、その、何と言うか……。一言で言うとその……(できるだけ傷つけないように言葉を選択中……)うぐぅ。
『ご都合主義』以外の言葉がみつかりませ――ん!(汗)
私、あゆに激萌えです。もう何て言うのか、もの凄いほどの萌えです。あゆとさっちんについて語れば、多分何日でも喋ってます。そんな私からみても、全っ然このラスト嬉しくありませんっ!!
って言うか神父! 重婚だぞ、私はどうしたらいいんだね、じゃないっ! 止めろぉおっ!!(絶叫)
というか、秋子さんも了承しないで――!(泣)
とりあえず文章作法に関しては、この作品に関しては指摘するのは他の人に任せるとして(汗)何て言うのか、何もかもご都合ですっ。
そして、まあ地の文の人称が微妙に混ざってるのはさておくとしてもっ。
あゆの気持ちを描いているところ、何て言うかあゆらしさがあんまし感じられません! もっとあゆらしく書きましょうよぉ……(←こだわり)
結婚相手はボクではなくて→一緒になる人はボクじゃなくて
寂しい結婚式になっていたのだろう→寂しい結婚式になっていたんだろう
まあ、一例ですが。他にも数多くの気になる個所(無数と言ってもいいくらいに)が多かったです。でも、そんな事は些細な事です。これだけ突飛な出来事(というか、現実感ないくらいな事)で、あゆが一度も『うぐぅ』と言っていない事も些細な事ですっ!
何でそも、祐一と名雪がくっついていて、真琴やあゆがいるんですかっ!?
一言で言うと、この話カノンである必然性が感じられません! キャラの名前変えたら、へたすればダブルウエディングが存在する『Natural2』の二次創作で通用するかもしれませんっ!(滝汗)
結論。難しい事なんか言いませんから、まずはカノンの二次創作をちゃんと書いてください〜(泣泣)
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- うぐぅっ!!(何)
だからっ! 何でこう! 物語の起と承と転をぶっ飛ばして結からいきなり書き始めますかっ!?(泣)最近のSS界では、こういうのが流行ってるんでしょうかっ(泣)
って言うか、この祐一の彼女って誰ですかっ!? 香里って言われても私信じられませーん!(滝汗)
私は、そんなに香里ファンではありませんが、これ熱烈な香里ファンが読むと、下手したら刺されそうなくらいのレベルですよ(汗)
クリリンってクリリンって……元気玉ってぇ……(泣)
あぅぅぅぅう……それに、1週間だけ栞と付き合って、後はポイして香里とくっつくって……そんな事やった時点で、祐一はどんな答え返したって十分に『0点』ですよっ!
それに、何故に栞が生きてますかー!? もっと物語の説得力を――!!(ゲーテ?)
いくら文章作法全部守れていても、これはちょっと流石に……1点以外は……(汗)あぅ、私、作者さんよりもある種香里ファンのこの話におけるコメントが怖いです(汗)
めげずに頑張って下さいね、あはは……(汗)
- 007 思い出 (採点:1)
- にょめれっちょっ!!(何)
か、完成してない……(泣)というか、香理って誰……(汗)もっと言うと、作者さん、カノン本当にプレイしてますか〜(泣)
地の文は致命的に足りてない上に表現が電波入ってますし、句点(。)は打ってないところは多数ありますし、文頭一文字開けはされてませんし、地の文の人称は混ざってますし、ストーリー展開は滅茶苦茶だし、香里のキャラクターも何だか微妙に違いますし。タイトルの意味はさっぱり分かりませんし。
ご、ごめんなさい。誉める所がまるで見つかりませんし、1点以外付けようがありません(汗)昔私が読んだ本で『船乗りクプクプの冒険』(キタモリオ著)と言うのがありましたが、何て言うのかその作中に出てきた本と称した超高級大学ノートを思い出しました(汗)
あ、でもあれはわずかに書いてあった最初の数ページはそれなりの文章だったなぁ……(汗)という事は、それ以下……(汗)
ごめんなさい、もし時間をかけてこれをお書きになったのならば、私からお出しできるアドバイスは正直ありません。文章を書く以前に、もうちょっと本を読んでくださいとしか……(汗)
何て言うのか、ジャンルがギャグかどうか確認したくらいでした、とだけ最後に(汗)
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:1)
- う゛にゃ〜……(泣)
よ、読み辛いですぅ……。何て言うのか、書式が原因じゃ無いのに、これだけ読み辛い文章ってある意味初めてかもしれません(汗)
一言で言うと、何かの曲の音を一音一音区切って演奏されるような感じです。もう何て言うのか、もの凄く長い文章読まされた気分でした(泣)
短編とは短い話ではなく、短いと感じさせない話……とはある種、短編に関する私の座右の銘とも呼べる物ですが。この話、短編なのにただ長いとしか思えない話ですぅ……ぐっすん(泣)
あと、みょ〜に難しい漢字を使っていますが……何故ですか?
それこそ如何して(どうして)なんでしょうかっ(汗)ストーリー構成も起伏があるように感じられません。淡々と進んでいってラストシーンですから、全く心を打ちませんでした。
単純に一言で言うと、つまらなかったで終わりなのですが、それでおわってはあんまりなので可能な限り思うことを書かせて頂きました。
これはあくまで私的な意見ですので、あまりお気になさらないでくださいね。今回の経験を糧にして頑張っていって欲しいと思います。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- ……番号順どおりに読んでいった為、中々これまでは大変でしたが……これはいい話です。
佐祐理さんのお父さん一人称での、一弥に対する後悔と、佐祐理さんの感情が良く出ていました。
この話で着目すべきは、主に佐祐理さんの自分をどう呼んでいるかでしょうね。『佐祐理』か『私』か。ここに注目した時、この話はかなりの深みと奥行きを有していた事に気づかされます。
それこそ、二次元が三次元に変わるくらいに。
欠点も勿論あります。何故一弥が急に出てきたのか。佐祐理さんの『一弥の誕生祝をしたい』という冒頭でのくだりが不十分。展開もやや急ぎすぎの感がありますし、推敲段階でのミスが残っているのも残念です。
特に佐祐理さんの『わたし』と『私』が統一されていないのは一番大きなミスです。(個人的には、私、は一番最後の台詞に使うだけで良かったです。それで分かる人には全て分かりますし、その方がよっぽど綺麗です。誤読の防止だと思いますが、そこまで考えなくても良かったのではないでしょうか)
でも、何て言うのか、このお父さんの描写に惚れました。じんわり来ました。後から効いてくるパンチのように凄くぐっと来ました(訳わからない言葉ですいません)
「佐祐理、私は――」
「お前を愛してる」
二つにこの台詞を割る事で得られる間も、凄く良かったです。評価……微妙かもしれません。序盤の展開が唐突な事もあり、あまり上には行かないかもしれません。
でも、私はこの話が好きです。切り出したばかりの原石という感じのお話ですが、光る所は非常に多くありました。ちょっと点数に贔屓目が入る程に(苦笑)
心にじんわりと染みる、良い話でした。これからも頑張って下さいっ!
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- うーん……この名雪が名雪らしいかどうか、それはかなり微妙なのです(汗)
そうかな、と思えばそうかもしれないですし、そうじゃないと思えばそうも思えますし。何て言うか、微妙です(汗)私が、あまり名雪萌えじゃないからかもしれませんが(汗)
香里は、本当に香里らしくていいですね。淡々と進む展開ながら、香里の言葉は凄く良かったです。そして、北川との関係の描き方も説得力があってそれでいて、屋上での会話や行動はちょっとしんみりしながらもいい感じで読めました。
じゃあ何故、点数があまり伸びないのかと言うと……。オールエンドっていうのは、この話の雰囲気をぶち壊しにしていますぅ……(泣)誰かのエンドで、そして名雪がそんな選択をしたのか、それとも名雪エンド後に、名雪がこんな風に自分の道を進む道を選んだのか……どっちかでドキドキしていた私にとって、もう見事に頭からずっこけ(泣)
うー。そこがとにかく残念な話でしたぁ……。そこさえ何とかなれば、点数はもっと上がったのに……。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- はぅ〜ん、ぐっすん。しくしくしく……(何)
まず、ジャンル記載に対して凄い勢いでブラフ! と宣言したいですぅ……。そも、ジャンル自体が凄く微妙……例えるなら……ラブコメ中途半端シリアス……?(何)
そして書き出し……誰が誰に喋っているのか、ものの見事に混乱しました(汗)
同じキャラが続けて台詞を言う場合、一つの言葉にするか間に地の文を入れてください〜(泣)
というか、そもそも地の文が全体的に致命的に不足してますっ! 何て言うのか、SS初心者さんというのが一目見て分かる文章でした(汗)
そも、これ誰ルートの後なのでしょう(汗)最初の文章の時から誰なのかで凄く混乱して、その上で結局誰なのか良く分かりませんでしたし(汗)
ラストの台詞はもの凄く唐突でしたしー。
えーと……結局の所、話自体のレベルが低い上に話が一本の線で繋がっていません。これでは、読み手に多大な負担を強いているだけだと思います。そんな訳で、残念ながらこの点数です。
ゆっくりと、ご自分の問題のある所を直していってください〜。
それと……タイトルの印象ですが、凄く語呂が悪いと思いました(苦笑)
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- そのあまりの展開にはね〜〜はしばらく固まって動けなかった……
「違うでしょ……ありえないでしょこの展開………」
何か、この二行だけで感想を凄くおわりたくなりました(汗)えーっと……この久瀬、誰?
というか、この話ってカノンである必然性……あります?
もっと言うとコメディって言うより、なんて言うか不条理ギャグです、これ(汗)
あと、もの凄く空行が邪魔でした。なんでこんなにバカバカと無意味に空行を開けますか〜!?
そして、この羽瑠うさぎって名前……どうにかなりませんか? 何ていうのか、ネーミングセンスを凄く疑います(汗)展開はすっごく寒くて、そしてあまりの(悪い意味での)バカさに頭痛がしました。
わけの分からない勢いでギャグを突っ切るには、凄く技量がいるのです。色々と頑張って下さい〜。それと、オリキャラはもうちょっと描写をしっかり描きましょうー。
あ。でも、微妙にうさぎと舞とかぶらせてるのには、何故か笑えましたとだけ最後に(笑)1点UPの理由でした〜。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- うぐうぐっ!(何)
えーと、まず文頭は一文字開けです。それと、空行を無駄にバカバカ開けるのは止めましょう。凄く読み辛いですのでー。
で。何ていうのか、砂糖と生クリームとはちみつとサッカリンと練乳をワッフルに混入したかのような話でした。一言で言うと……甘すぎて舌がおかしくなりそうでした(汗)
それでも、名雪の性格がちゃんと上手く表現できていれば『うっわー、甘々ー! ごちそうさまー』と言って高得点付ける事も可能なのですが……これ、何ていうか名雪じゃありませんしー(汗)
いくら何でも、もうちょっと名雪は抑えますよ。甘さ50%オフって……。ありえませんです、はい。
それと、オールキャラ総出演……これ、お願いですから止めましょうよ(泣)正直な話、著しくストーリーの説得力を削ぎます。ジャンルがギャグで、一番最後を祐一の妄想夢オチとかだったら5点くらいなら入るんですが……これを現実と言われても、冷めるだけです、ごめんなさい。
他の上位作品などを参考に、話の筋の組み方やキャラ描写などの力を伸ばしていってくださいね。
- 015 in the room (採点:1)
- 余計な事は私何も言いません、この話に関しては。文章の作法が云々とか、誤字とか、仮に問題があったとしても、そんな事ははっきり言ってどーでもいい事です。聞きたいことは一つだけ。
作者さん。あなた、カノン好きですか?
もしこの問いにNoと答えるなら、あなたはこの場に来るべき人ではありません。早々に立ち去っていただきたいです。他に言うべき事も言いたい事もありません。
そしてこの問いにYesと答える場合……ですが。
毒を吐くにも程があります。流石に、これは寛容できません。パチモンの奇跡……作者さん、私に喧嘩売ってらっしゃいますか? カノン本編を演劇そのものの扱い……ストーリーを馬鹿にしてますか?
この話は、カノン二次創作における最大にして唯一のタブーと言えます。これだけは、やってはいけない話です。……私の今の思いを一言で表現するならば、やはりこれに尽きるでしょう。
この話はカノンとカノンファンを馬鹿にしてますっ!!
私は普段、断言はあまりしませんが、今回に限っては断言させて頂きます。
今回は私も短編に出ていますが、この話にだけは死んでも負けたくないです。その理由は当然のこと、技量云々の話ではありません。カノンを愛する一人のファンとして負けられません。
私の本当の点数は0点です。というか、マイナスにしたいくらいです。
1点は、便宜的に付けているだけにすぎません。
私がこれだけきつい事を言うのは、本当に、本っ当に珍しい事です。(つーか、初めて?)私と似た意見は絶対に多いはずです。作者さんはそれを読んで猛省してください。というか、猛省しなさい!
- 017 FREE (採点:7)
- ちぃっ! やってくれやがりましたね、作者さんっ!(何)
まさか成さん迷彩をかけてくるとはっ!
成さんに心酔している私でさえ、危うく騙されて『何でお師匠さま、中編じゃなくて短編なんかにいるんですかー!?』と、書くところでした(ふぅ)
洗練された反復表現、成さん独特の勢い、実にしっかりしたキャラ描写。それも、名雪の性格を『わざと』序盤で壊して(それも、名雪自身もそれに気がついていて、ちゃんと中盤では元に戻っている)描くのなんて、全くもって大した物です。
しかも、空行の開け方(成さんの空行は必ず4の倍数開け)やら、タイトルを一番最初に持ってくる事や
らまでされているのは、もう感心すら致します。
成さん迷彩かける場合って、完成度できるだけ高くしなきゃそもそも迷彩にすらならないんですから、ほーんと大変ですよねー。(ねー)
ただし、作者さん。あなたには一つ誤算がありました。同じことを考えた奴は、あなただけでは無かったのですよっ! つまり私の事なのですが(笑)伊達に成さんの作品を100回も読んではいないのです♪
成さんは、地の文は必ず三人称なのですよっ!(キラリン)文頭一文字開けを一箇所ミスっていたのも、それに気づかせるのに一役かっていました。あとちょっとで騙される所でしたよ〜。
ちなみに、点数引いた理由は勿論そんなもんじゃありません(笑)ラストまでの展開で、あともう一歩パンチになる物が足りなかった……という事と、勢い重視でストーリーそのものの面白さが弱かったのが原因です。
でも、本当に楽しい話でしたー! 思わず成さんと間違えそうになるくらい(笑)
最後にほぼ確実に成さんじゃないと確信した理由を。感嘆符(!)や疑問符(?)の後に文章が続く場合、成さんはちゃんと一文字ぶん空白を入れているんですよ(笑)ではー。
※もし私の予想を全て裏切り、本当に成さんだった場合
な、成さんの、ばぁかぁ〜!! うわ〜ん、ぐっすん……(ひよりん)
※作者さんにその気が全く無かった場合
うぐぅ〜! ごめんなさい〜! 私のバカな感想は気にしないでくださいね〜!(滝泣)
- 018 あいとまこと (採点:10)
-
ドキドキしました。凄く、ドキドキしました。そして、凄く凄く、すっごく、胸が一杯になって、ちょっとだけ涙で目元が滲んで、でも本当にあったかかったです。
……訳のわからない感想だと、自分でも思います(汗)
えーっと、本当に、本当に嬉しかったです。私はこういう話を読みたかったんです、真琴のっ!
タイトルも最高ですね。本当にもう、何と言うのか。平仮名にしたのは、絶対に正解です!
三人称の地の文と、しんみりしている真琴の台詞は本当に良く合っていますし。真琴や祐一や美汐のキャラのらしさは、もう完璧の一言ですし。
何より、私が読んでて完膚なきまでに轟沈しましたっ! 最高です! 本当に最高です! 素晴らしいですっ! そして本当に真琴が可愛いですっ!!
点数……ごめんなさい。20点くらい付けたいのですが、10点しかありませんので10点で勘弁してください(汗)掲示板は開いてくださいねっ♪ ご挨拶に伺います〜。でも、ほぼ確実に知ってる有名な方のどなたかだと思いますが(笑)
なお私も今回短編に出てますが……絶対に勝てないと思いますっ(泣)私的1位はこれでは無いかと。
本当に、暖かくて胸が一杯になる、そんな素晴らしい話でしたっ!!!(思わず感嘆符3つっ!)
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- にゃ〜……(泣)
文章力は標準を超えて、この作者さんはお持ちです。
描写や地の文などの力も、やはり標準を超えてこの作者さんはお持ちです。
んが、しかしっ!! 何ていうか、ジャンプの連載打ち切り的なこの〆は何なんですかっ!?(泣)
大きな疑問は3つです。
1 妖孤は、かつて感じた人との繋がりや暖かさを求めて、人の姿を取り、かつてのその人に会いにくる……んだと思いましたが。みしお、と名乗るこの子は、何故に美汐の側にやって来たのでしょうか?
「もしかしたら私たちの過去や記憶と重なる子たちかもしれなかった」
何て言うだけ言ってほったらかしじゃなくて、ちゃんとそれ、ストーリーとして解決させてくださいっ!
2 真琴と結婚式までした祐一が何の脈絡も無く美汐とくっついているのは、私としては非常に悲しいです。せめて、美汐と祐一が一緒になる下りくらいは美汐モノとしては必須だと思うのですけどっ。
3 『真』は、恐らく美汐と祐一の子供だと思いますが、この子が作中に出ている理由がほとんど描写されていませんよぉっ! 真とみしお、とのふれあいとか、生まれた時の名前をつけた理由とか、それくらいは書きましょうっ! オリキャラは可能な限りストーリーの中で生かさないとダメだと思いますっ!!
……疑問形じゃないじゃん、というのはさておきまして(汗)うー、時間が足りなくて慌てて出した感がもの凄くもの凄く強いです。ぜひリテイクしましょうっ! ちゃんと作者さんが思い描いた話を最後まで書き切れれば、この話は凄く深みと奥行きのある、感動的な話になると私は思いますから!
点数はきつめですが、今後のこの作者さんの成長や、この話のリテイクなど、私は凄く期待しております。頑張って下さいっ!
※何というか、この「みしお」ちゃん。微妙にちびあゆとかぶって萌えでした〜(何)それと、美汐がついに自分で自分の事をおばさんって言ったっ、とか変に感動(笑)
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- にょそっ!(何)
えーと……その。文章作法に関しては、恐らくかなり注意したのでしょう。空行が多すぎて邪魔だと感じた以外は、問題はありません。名雪や香里の人称に関しても、ちゃんとしています。
しかし……肝心なストーリー構成そのものが致命的です〜(汗)
- 021 隠された想い (採点:1)
- はわわわ〜!(泣)
えーっと。その。あの。ほ、褒めるところからまず書……うぐぅ(ぉ)
ごめんなさい、褒めるところ本気でありません〜!
文頭一文字開けはなされてませんし、三点リーダー(……)の代わりに中黒を使ってる理由はわかりませんし、台詞の前に名前は書いてあるし、地の文は圧倒的に足りてないし、キャラは違うし、内容には全然説得力が無いし、ストーリー構成は変ですしー。
……そも、栞は何故に生きているのでしょうか。もしこれが栞シナリオの後日談だとか言うならば、祐一は人間のクズです(汗)もしかして……カノンの記憶が作者さん、薄れていませんか? カノン発売から3年以上、こういう場に出す為の話を書くならば一度本編をプレイされるのをお奨めいたします。
私もあゆシナリオ以外は、ちょこちょこ記憶が曖昧になっているために今回の出展の為にカノンをやり直したくらいですし。結果はかなり厳しいと思いますが、これに懲りず色々な感想を生かして頑張っていって欲しいと思います。ではでは……。
- 022 アンバランス (採点:10)
-
美汐と栞という、1年生コンビでいい話を書いてみたい……そんな事を思った事が何度か私もありましたが、この話は素晴らしいです。
ええ、本当に。くぅー! もの凄く感動したんです、本当に素晴らしかったんです! でも、一度書いた感想のうちいくつかが何故か消えてしまったため、時間が無く今はこうして10点を入れるのがせいぜいですぅ……(泣)
10点満点で15点くらいになったという事を、とりあえず付け加えさせて頂きます。アンバランスというタイトルにこめられた2つの意味、感服いたしました。残りは掲示板でっ!(汗)
美汐も栞も、らしくて、栞がかっこよくて、最高でした――! 後は、会話文のところは一文字開けはしなくてもいいんですよ作者さーん(うわ、もの凄い急ぎな感想……)
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:3)
- まず、文頭は基本的に一文字開けです。
さて、内容ですがデートの際に中々やって来ない祐一を待つその時間を描くというのは、よく使われるネタではありますが私はこういうの大好きです。全文のほとんどが舞の心中、と言うのも面白いですしね。
んがしかし。この話において舞の描写(正確にはこの話における舞の心中描写)から舞らしさが希薄に感じられたのは凄く致命的です。
祐一と出会って多少は成長したとしても、舞の精神年齢はもっと幼いと思いますよー。
最後の舞の台詞と一部の地の文を差し替えて、祐一の台詞を「サンキュ、美汐」にしたら何ていうか通じてしまいそうに感じたので……(汗)
私ならベンチで泣きそうになって、それを頑張ってこらえる舞とか書きたいなぁ……(萌)少しづつ頑張る舞とかを描けば、短編のストーリーにおける深みもぐっと増してくると思いますよ〜。
3点はちょっと厳しめに付けました。ただ、努力すれば確実に伸びる方と判断した上での点付けです。頑張って下さいね。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- ほみゃっ!(何)
えーっと……まず文頭は基本的に一文字開けです。それと、特別な思い入れが無ければ、中黒(・・)よりは三点リーダーを使われるのをお奨めいたします。
さて。やはり真っ先に突っ込むべきは『香織』って誰、って事でしょうか(汗)正しくは『香里』です。名前のミスは凄く目立つので注意しましょう。
それと改行がちょっと多くて目に付きました。もうちょっと減らせれば読みやすいと思います。
そしてあちこちで行われている章分けですが【1学年の夏・・】とか、こんな風に時間経過をブツンと切るのではなく地の文で上手く描く方が綺麗です。ちょっと野暮ったい感じなんですね。
さて、で内容なんですが。盛り上がるべきところで盛り上がれません(汗)文章から気合が伝わってこないんですね。話の起伏はそれなりにあるはずなのに、ワクワクもドキドキも感じられないまま最後まで行ってしまいました。読み手に一発食らわせるパンチが無い、という感じでしょうか。
まあ……一言で表すと、つまらないで済んでしまうのですが(汗)
北川一人称の地の文が回想扱いになっているのも読む気合の入りを削いだ感じがあります。とはいえ、この当りは作者さんの技量でどのようにも出来ます。
似た感じの話で出来の良いものなどを参考にしていくと良いと思いますよ〜。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- うぐうぐうぐぅ!(何)
文頭は基本的に一文字開けです。また会話文の末尾には句点は普通打ちませんので、直した方が言いと思われます。
×「うぐぅ……祐一君酷いよ。」○「うぐぅ……祐一君酷いよ」
それと、恐らくブギーポップ当りの影響ではないかと思いますが、一人称視点切り替えは、少なくとも初心者の方にはお奨めできません(え、私ですか? そんな難しいもん出来ませんよ――!)
これだけ短い話なのに、ころころ視点が変わると混乱するだけです。素直に三人称で書くほうが良いですよ。
……そして内容なんですが……内容が無いよう……(おぉ)思わずそんなつまらないギャグを飛ばしたくなりました(汗)やっつけで何とか出しました、という感じがありありと見えます。
うー……やっぱり「中身がありません」の一言で終ってしまいますぅ(汗)ジャンルがほのぼので短編ならば大きな山場は確かに不要ですが、だからと言って話の肝が全く無くてもいいというわけではないのだと思います。そんな事を感じさせる作品でした。
- 028 再集合カノン (採点:5)
- う、うわ〜〜ん! 作者さんの、ばぁかぁ――!!(ひよりん?)
ぐっすん(泣)こ、こんなのあゆや栞じゃない〜〜!! しくしくしく……いえっ、わざとやってるのなんてすぐに気が付きましたけどっ!
でも、わざわざ変えなくてもいいと思いますっ!! いえっ! これは私のわがままですがっ!
さて。まず私から作者さんに一言。
「私、通読で5回読みました」という事をまず念頭において頂きたいです。多分、読者の中でもこの回数は凄く多い部類に入ると思います。その上で私の意見を言わせて頂きます。
……うにゃ〜、わ、わからないよおぉぉぉ……(泣)
くっそー……読むのが苦痛で解釈を放り投げた事は結構ありますが、すっごく気になって何度も気合を入れて読んだのに、作者さんの意図が30%くらいしか分かった気がしません。こんな事は初めてです。
あえて無茶苦茶分かり辛く書くべく、狙ってやってますね作者さん! でも読者に優しくありませんよ、もっと博愛主義をっ!(何)
アガサクリスティのマザーグースは最後に誰もいなくなりますが、これは最後に全員が集合するわけですね。さて、誰が犯人(主催者)か……。候補は数人。
まず久瀬ですが、舞シナリオ以外の関係が無いので×。他の生徒会関係者も勿論除外。
次に斉藤やたいやき屋のおやじなどは、碌な描写すら本編には無いので論外。
担任の石橋は、真琴・あゆに関係がないので不可。
さて、となるともう残る候補は存在しません。『人間』には。そこで脚光をあびる存在が一つ。
それこそ、ぴろ。真琴と名雪以外は一見すると関連性は無いように見えますが、好き勝手に外を歩き回れるぴろは、ある種一番物語を外側から客観視する事ができる最大唯一の存在と言えます。
また一番最後の一文である「祐一以外に気付いてる者が二人もいる」という言葉と、秋子さんの
「あら、皆さんもう揃っていたのですね」という言葉から察するに、正体を知っている人間以外はその場にいても気が付かない存在……そんなのはぴろ以外にいません。
……ここまでは3読目あたりで何とかわかりました。え? 初読の時ですか? 綺麗さっぱり何もかも理解不能でしたよー。
で。分からないのは何かと言うと何故皆がこの場に集められたのか、です。カノンと言う物語の『主軸』に関わった『存在』(人間限定ではない)が一同に集まって昔を懐かしむと共に、隠れて全員を見ていたストーリーテーラーとしての自分を『主催者』として明らかにする事。
一応結論は出しましたが……どーにも自分自身を納得させられませんし、自信なんか全然ありません(汗)後は、祐一以外に気付いてる人間が二人……。祐一は主人公であり、ぴろに次いで物語の全員に関わっているですから知っていてもおかしくは無いでしょう。秋子さんが気が付いているのは、前述の通り明らかです。
……あと一人って誰ですかっ!?(泣)降参です、分かりません(汗)
これだけ色々な事を考える話ですから、面白さ的には十分です。普段なら9点付けます。……が。
あゆと栞のあれだけは、思いっきり好き嫌いのみで点数引かせて頂きます! 5点ははっきり言って不当に点数辛いです。でも、でもっ!! うぐぅ……(泣)
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- うくーっ……(何)
まず基本的に文頭は一文字開けです。それと、空行がちょっと目に付きました(必要なのはわかりますけれど)ので、もうちょっと減らす努力をすると良いと思います。
さて、内容なんですが……前後のお定まりな目覚ましを除外すると、凄く短い話ですこれは(汗)
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- 作者さん、あなたアホすぎます(爆笑)タイトルも「パンを作って、パンツ食って」って……これを英語で書くというセンスに脱帽です。
うにゃ〜、バカですバカすぎます。本当におバカっ!(褒め言葉です)
一生俺の為に飯を作ってくれないか? いや、そりゃあその、まあ、プロポーズの言葉……いやその……(笑)というか、香里はどっちの意味で同意したんだろう……(笑)
ノリも良くてテンポ良いため、ついつい5回ほどあっという間に読んでしまいました。勃ち上がる、は大爆笑です。気合一発の力技という感じの話でしたが、そのすさまじいまでの勢いについつい吹っ飛ばされてしまいましたよー。
もうちょっと細部の詰めをしっかり書いて、北川のキャラが壊れるまでの経緯なんかを書いたりしてくれちゃったら、10点つけたかもしれません。後は、祐一が少々浩平に見えるのは気のせいでしょうか(笑)
けれど、疲れた頭を笑いですっきりさせてくれましたー! これぞ短編ですっ♪
良い話を読ませて頂き、どうもありがとうございました〜。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- やーん……(泣)
まず文頭は基本的に一文字開けです、それと特に理由が無いのでしたら・・(中黒)よりは……(三点リーダー)を使われるのを強くお奨めいたします。それと、会話文の後ろには句点(。)は付けません。
×「うぐぅ。」○「うぐぅ」
そして内容なんですが……ごめんなさい、思いっきり流し読みしたくなりました(汗)まず、何故ヒロイン全員がいるのか、その理由が全く述べられていません。
これはストーリーの説得力を削ぎますので、いるならいるでその理由を明示しましょう。それと地の文が明らかに足りていません。
台詞が連続して続く話はテンポが命ですが、この話ではそれに失敗している感が強いです。後は舞の「はちみつくまさん」「ぽんぽこたぬきさん」は使いすぎです(汗)
栞のえぅ〜並にストーリーで出てきた事は少ない(というか、ぽんたぬは本編で一度も使われていません)ので、乱発は差し控えましょう。
あと
「・・・それは「公衆の面前で抱きつくなんて恥ずかしくないのかしら。」
「「俺は絶対に二人のそばを離れないか。」・・・すげえなこりゃ。愛の告白だ。しかも二股。」
こういうのは止めましょう(汗)台詞の中にもう一つ台詞があるのは、かなり読んでて混乱します。いえ、一回だけインパクトを求めてやるのならいいんですが……使いすぎで読み辛いですぅ……。
祐一が自分の思っている事を口に出す、というのも何故かやたらとデフォルト扱いになってますが、本編の祐一にそんな癖はありませんしー。全員がどうやら祐一にポッ……のようですし(汗)
その……何ていうか……U−1?(滝汗)
色々と直すべきところは直しつつ、今後とも頑張りましょう作者さんー。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- はね〜〜ちゃん、電波、届いた?(おぉぉ)
何ていうか、その……色んな意味で凄すぎ(笑)地にこれほど足の付いていない文章ってそうそう見られるもんじゃないでしょう。ぶっ飛びまくってる時のあずまんが大王な雰囲気が(笑)
えーい、ここは私じゃなくて3人に語ってもらいましょう!(んで、唐突にうぐうぐうぐぅ)
祐一:そうか〜、栞ってこう言うぶっ飛んだ奴だったんだなぁ。
栞 :うー、そんな事言う人嫌いです。最後のエピローグにはきっと色々な意味があるんですよー。
祐一:何かあるのは認めるぞ。でもなぁ……あゆ、意味分かったか?
あゆ:うぐぅ、ボクさっぱり……。でも、どうしてだろ? これだけ変な話なのにあっという間に読んじゃったよっ。
祐一:多分真琴、きっと真琴、真琴絡み……の気がする(汗)自信全然ないけどな。大穴では、実はやっぱりこれは栞の素とか?
栞 :私はこんなにハイテンションになった事ありませんよっ……ちょっと昔飲んだお薬で、気分が良くなりすぎちゃった事があるくらいです。
あゆ:……栞ちゃん、それってもしかして……。
栞 :お医者さんが真っ青になってやって来て、すぐにその薬を使うのは止めちゃったんですけどね。でも、あの時は楽しかったです。まるでお空を飛んでるみたいでしたー。
祐一:……聞かなかったことにしておこうか。ちなみにフィボナッチ数列はさっぱりわからん。俺には思いっきり異次元なネタだったぞ。
あゆ:祐一君、算数苦手そうだもんね。あ、ねえねえ栞ちゃん「まなか」って何だろう? もなかの親戚?
栞 :何なんでしょうか……。でも、訳のわからないネタがたくさんあって置いてけぼり状態だったのに、置いていかれるのが凄く楽しかったりしました。
祐一:なるほど、栞は放置プレイで燃える……と。
栞 :わーっ! 何言ってるんですか祐一さんっ!!
あゆ:うーん、うーん……あっ、ボクこの話の本当の意味分かったよ!
祐一:何っ? 本当かあゆ?
栞 :一体何なんですか?
あゆ:うん。祐一君がさっき言ってたので結構近いよ。鍵になる言葉は「てむとり」かなぁ?
栞 :あっ。なるほど、そう言うわけですかあゆさん。でも私ってそんな才能があったんですねぇ……まるでファンタジーの主人公みたいですー。
祐一:??? おい、俺にはさっぱり分からないんだが……。
栞 :秘密です♪ 自分で見つけた方が楽しいですよ。
あゆ:うんっ、頑張ってね祐一君っ。
祐一:…………うぐぅ。
あゆ:うぐぅ……真似しないでよぉ……。
以上、電波のお返しでした(笑)9点……いいのかな、本当にこれで(汗)
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:2)
- ぽっぽー……(激謎)
あゆのお話はできる範囲で可能な限り贔屓したいんですが……うぐぅ(泣)ええっと、一言で言うと本編の再構築劣化コピーに思いました(汗)
前半・中盤部の存在価値がほとんど感じられない(原作ほとんどそのままですからー)のが、やはり話としては厳しいです。
ラストの〆は……まあ私としては好きなんですが、あちこちで使われた感じですので捻り無く直球そのままだとインパクト的には薄くなってしまっています。
私の印象ですが、話を書くと言う事は絵を書くのに似ています。一つ一つの場面ごとに力をいれて描く事も可能ですし、最後に全体像を見た時に大きな感動を与える事も出来ます。
ただ、その代わり手抜きがあればそこが逆に凄く目立ってしまいますので、妥協無く隅々まで本腰を入れて書くという事が重要になってくるわけです。
その辺りの事を考えて今後、作者さんご自信の色を全面に出した話を作っていって欲しいと思います。
頑張って下さいね〜。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:1)
- ぷろぁっ!(何)
……まず文頭は基本的に一文字開けです。それと、改行もちょっと変ですし、・・(中黒)よりは……(三点リーダー)を使われるのをお奨めいたします。
そして内容なんですが。まず先に一言。
【祐一視点に切り替え】
こういうのは止めましょうっ!(汗)いや、別に読み辛いわけではありませんが、何ていうのか思いっきりずっこけました(汗)三人称で良いじゃないですか、ねえっ!
そして話の筋ですが……私、実はこういう話を昔、書いたことあります(汗)で、その上で言わせて頂くのですが、ストーリーの展開が滅茶苦茶に早すぎます。
「……ダイジェスト版?」なんて思ったくらいですし(汗)真琴の帰還がまずもって唐突。美汐の心情の乱れはあまりに早すぎますし、展開にもタメがほとんどありません。
一見して長いようなのに、実は凄く短い(それも悪い意味で)と感じるのはかなり問題です。
後は、地の文が少ないです。台詞の連続はテンポの良さを演出するのに使えますが……はっきり言ってかなり使いこなすのは難しいです(汗)
それにこの話はむしろ、重い感じで進んでいく方が良いと思うのですよ、私の感覚ですが。それを考えたら、もうちょっと地の文は増やさないときついかなぁ……と思います。
間にどんなシーンを挿入したら良いかを考えながら、話の深みを出すべくリテイクしてみるとずっと良くなると思いますよー。
- 037 猫とともに (採点:3)
- うーん……。まず文頭は基本的に一文字開けです。
話の内容なんですが……この話、本編から5年後とか10年後とかなんですねぇ……。真琴と(むろん、本編の真琴のことです)結婚した祐一が、何故に名雪と一緒になったのか、どうして家を離れて海外に行ったのか、辺りは書いて欲しいです。というか、書くべきです。
何ていうのか、過ぎ去った時間を感じる寂しさだけがこの話には満載なんですね。恐らくそれを書きたかったのだと思いますが、ちょっとカノンには合わないかもしれません。
秋子さんはきっと間違いなく老けたんだろうなぁ……としみじみ実感する話だった事からも、作者さんの意図はそこにあったのだと思います。そしてそれは成功していると思いますが……ちょっと私の好みではありません。
ちょっと後味の悪さが残った話でした。もうちょっと書き込めば泣ける話になったかもしれませんので、色んな方の意見を参考にして行って欲しいなぁ……と思います。
- 038 PLAY (採点:3)
- ふんぎぃやー!!(怒)
何てことしやがりますか、作者さんはっ!!
「この後の経緯は割愛させてもらいたい。なぜなら、誰もが想像するとおりだろうから」
じゃありませんっ! そこを! そこを書かずしてどうしますか!!
起承転結で結だけ書いて終る話が何故か多い最近のSS業界ですが、結だけ書かないなんてそういうのまで流行ってるんですか? ありえませ――ん!(泣)
まあ、文頭は基本的に一文字開けとか、香里の人称は×私 ○あたし とか、真琴の人称は×私 ○真琴とか、誤字がちょっと目に付くとか、漢字の使い方が少し気になるとかありましたが……でも、それでもかなりいい感じで読んでいたのに――!!
誰もが想像する通りの展開だからこそ、そこを読みたいんじゃないですかっ! メインディッシュですよ? クライマックスですよ? すっぱり削らないでくださいぃぃぃぃ……(泣)
タイトルのPLAYも「遊び」という意味と「役割を演ずる(play a role part in)」という意味の二つを盛り込んでいるように感じて
「あー、作者さんいいですねぇ……このセンス最高です!」
と褒めようと思っていたのにぃ……(滝泣)は! ま、まさかこの「都合により割愛」という文章こそが作者さんの「PLAY」っ!?
うう……がっかし……(泣)
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- にゃうんっ!(何)
まず香里の人称は×私 ○あたしです。間違えやすいのですが、こういう所は注意した方がいいですよ。
そして、まあ……何て言うか、その……これはSSじゃなくて詩ですよぉ……(汗)
「それはあまりにもリアリティが欠けていたから」
って、気分です(汗)
うー、香里や祐一の心理描写がもっとないと、いくら短編でも厳しいと思うんですが……。
恐らく、初投稿かまだあまり慣れていない感じの方でしょうか? まあ私も最初はドへたれでしたし、最初はみんなそんな物です。じゃあ今はって聞かれたら……私はまあ、へたれなんですが(ぉ)
他の方の意見なども踏まえて、これから少しづつ書き方を変えて行きながら上を目指していって下さい。頑張って下さいね〜。
- 046 影 (採点:7)
- 不器用な話です。決して技量が凝られているわけでもないですし、粗はあちこちにあります。空行は無駄に多いですし、文章上のミスも散見されます。
ですが、小細工抜きで正面から体当たりしてくるかのような直球勝負のこの話には凄く好感が持てます。
めいいっぱい頑張って、気持ちを込めて書いたのでしょう。その気持ちが良く伝わってきました。
祐一と香里をくっつけるのには、正直かなり難しいと思います。即ち栞の存在がその原因な訳ですが、その究極命題から変な逃げ方をしないでまっすぐ来た話を、久しぶりに読む事が出来ました。
ただ、後ろから三行目「愛してる…」は、ちょっとまだ早いです。ラスト直前でこうやってほとんど全部開ききった花のような表現ではなくて、つぼみの先が開いた程度の表現に抑えて余韻を持たせる方がいいです。(訳分からなさげー)
栞の事に関する祐一の気持ちなどがほとんど描かれていない為、ここで100%の締めを持ってきてしまうのは早いと思ってしまいましたので。
けれど、作者さんの思いの強さが良く伝わってくる良いお話でした〜。作者さんの今後に期待しています。ではでは……。
- 048 Raining (採点:8)
序盤から中盤のシーン展開は微妙にその流れが一本の線と言うよりは点線(ところどころで流れが切れて止まるという意味です)に感じたり、地の文が一部少なく感じたりして
「うーん……文章作法と違って、この辺りは直そうとしてすぐ直るものじゃないからなぁ……」
と思って読んでいたんですが……。
時制が変わる直前辺りでいきなり、作者さんが変わったかのように話の重みが変わりました。考えてみたら、なんで真琴があの本があんなに好きなのか……考えた事もありませんでした。
なるほど……そうなのか……と。頭に冷水ぶっ掛けられたような気分になって、後はもう一気に話にのめりこみ。
ラストは、ついつい泣けてしまいましたー(汗)特にラスト2行の言葉の選び方……。
童話が好きなんですよ、私ー。だから、もう思いっきりツボでした。真琴の結婚式にも、美汐のイメージ的にもぴったりです。
そして、速攻で再読。「そんな事言う人嫌いです?」あたりに爆笑。
2点引いた理由は主に2つ。
・過去の祐一の地の文が、あまり子供らしくない事
・あのものみの丘の結婚式が軽く流されてしまっている事(主にこっちが重要)
この二つでしょうか。7点でも良かったのですが、ちょっとだけ贔屓しました(笑)こういう話は私、好きなんですー。ええ、もう一回読むと9点にしたくなってくるほどに(笑)
凄く嬉しくて楽しくて、ちょっと泣けるいいお話でした。ありがとうございましたっ! ぜひ上位に行ってくださいっ!
- 049 時計の針 (採点:9)
作者さんは間違いなく香里が好きなんでしょうねぇ……。そうですね。香里は、栞に対しての香里の時間は動いても、自分に対しての自分の時間はしばらく止まっててもおかしくなさそうです。
表面から見るとクールビューティー。でも、その実中身はこんなに女の子。
……わお(笑)いえ、何ていうのか凄く楽しかったんです、読んでて。とりあえずそっと軽い言葉に込めた香里からの告白に祐一はさくっと頷いてしまいましたが、真意をちゃんと知っていて祐一は頷いたのかな〜などとも思ったり(笑)
栞が聞いたら怒りそうです。
「わーっ! 祐一さんひどいですっ! 私がおうちで療養中にお姉ちゃんと一緒に出かけただけならまだしも、そんなドラマみたいな事をお姉ちゃんとしたなんて……祐一さんはもう私に飽きたんですかっ!?」
こんな風に(笑)でも、かなりさらっと(まず間違いなく作者さんは意識して)流してますけど、この話において栞と祐一の関係はどうなってるんでしょう? 下手にいい加減な事を書いて私の評価を大きく落としている香里の話が多い中、この話は上手に誤魔化してると思います(爆)
掲示板でも挨拶に行きますから、そこはぜひ教えてくださいねー。こんな香里ちゃん(ちゃん推奨)もいいじゃないっ、かわいい〜、るんらら〜。
そんな風に思った秋の日のことでしたっ。いいお話をありがとうございましたー!
- 051 むかしばなし (採点:1)
- にょわっ!(何)
えーと、一言で言うと本編舞シナリオの再構築……というか、劣化コピーです(汗)
そして最後の〆も最初の3行読んだときに予想した通りでした(汗)
あー、あとこの台詞はかなり問題が。
「それでは、この兎を彼女に直してもらいましょう」
私がプロデューサーなら、こんな事言う司会者なんか、一発でクビにしますよ(汗)こんなおどろおどろしい番組、お茶の間で流れたら小さい子はみんな泣きますって(滝汗)
ストーリーにも起伏がほとんど感じられず、平らな道をただ淡々と歩いているという感覚で、面白さやら感動やらとは正直無縁なまま最後まで行ってしまったというのが、偽らざる本音でした。
自分で話を作っていく、というのがやはり二次創作の最大の醍醐味だと思いますよ。(まあ、私もつい最近色々と感想掲示板で言われましたけどー)
構成力と構想力とを磨いて、また挑戦してください。頑張って下さいね♪
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- 何でしょう、このお話は。その……良くわかりません(滝汗)
んー……北川? んんー……真琴に栞? んんんー……というか、カノンで純文学?
ごめんなさい、わからないんで5点だけ付けて逃げます(汗)感想というより、ただの直観でしかないので、私の意見は流してくださって結構です。
……いえ、何ていうのかタイトルの意味も結局分からなかったんですけど……どういう意味でしょう?
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- お酒は二十歳になってからっ!(何)
まあ、そんな事はさておき……あーうー……しっかりと纏まっているのに、どうしてこう、何ていうか、その……か――!(何)
何なんでしょう、この心のもやもやは。正直、この話はあゆか祐一のどちらかの一人称で書いた方がいいですね……。あゆの心情を表す言葉が三人称がほとんどなので、把握するにはかなり難しかったです。
祐一の言葉も、ちょっと……いや、かなりきついかなぁ……。いえ、良いんですけどね(苦笑)
あゆが、水瀬宅において自分の居場所を思い悩む、と話の筋はかなり説得力も強く、良く練られていると思います。あゆのあゆらしさも、良く出ています。
ラストまでの展開も綺麗です。
……んー、なのに、何でこんなに私はこの話に8点以上をつけたくないんでしょう(汗)
好き嫌いですねぇ……この辺りは。最後の一行の「叶わずとも」が正直かなり私的には気に食わないと思ってしまいましたし、あとは私は祐一にはもうちょっとあゆには優しくあるべきだなぁ……とかも。
恋人だと意識する前ならまだそれでも良いんですよ。ただ、この祐一はある種父親的厳しさはあっても、恋人としての優しさに欠ける……んー……ごめんなさい、かなり訳分からない感想です(汗)
私のあゆへの萌えが過剰だから、とでも思ってやってください。
ちょっと好みで点数引きましたが、話としては良く纏まっていたと思います。ではー。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- ええっと、まず文頭は基本的に一文字開けです。
そして……なんと言うか、はっきりいってこんなに改行いりません(汗)句点が付いていたり付いていなかったりと文末がばらばらで、読み辛い事読み辛い事……。
その上で読み進めていきましたが、地の文が本気で足りない上に、挿入されているのは詩でしょうか……(汗)
でも、沢渡真琴が祐一の初恋の女性の名前だと言う事に着目して、こういうタイトルとこういう締めを用意したのは上手いです。同じネタで、もの凄くバカな締めを作った作者もいますからねー(ぉ)
雰囲気がせっかく良いんですから、もう少し長めに文章を取って細かな心情を描くなりなんなりを出来れば、点数はもっと跳ね上がるんですが……その辺りを検討してみるのも良いですよ。
- 056 写真のわたしと今の (採点:1)
- えぅ〜(ぉ)
えっと特別な思い入れが無いならば、・・(中黒)よりは……(三点リーダー)を使われるのをお奨めいたします。そして……私が真っ先に思った事は「詩なんだよもんっ!」でした(汗)
まずもって、空行が多すぎて邪魔です。次に、句点(。)を打たないと文章として成立しません。序盤の半分は本編そのままですし。
物語の流れも急です。写真をくしゃくしゃにしてしまって……という所から話が派生するのは良いのですが、如何せんその周りが何も存在しない為、骨組みが剥き出しそのまま、という感じです。
話の軸はそのままに、この話においての起承転結がどこにあたるかを考えながら一から書き直してみるのをお奨めします。他の方のアドバイスなども生かしつつ、挑戦してみてくださいー。
結果は厳しいと思いますが……最初はみんなこんな物です。頑張りましょうー。
- 058 カレンダー (採点:10)
-
そうですね、美汐らしいと言うか、その。いいですねぇ……。
すっごい美汐らしいんですよ、物言いも、部屋の片付け方も、祐一に対する話し方も。もう、本当に美汐。いや、美汐なんだから当たり前なんですけど(笑)
トン、という本を揃える時の音一つとっても、それが微妙に違ったり、それでいて悲しそうで嬉しそうで、そんな二つの気持ちが同居している今の美汐。夏ー秋ー冬ー春……なんて並べ方も……もう全部。
とにかく美汐が凄く良くて。そして、祐一の気持ちも本当に良く出ていて。
話の転にあたる「あの子」の部屋の片付けを語る美汐には、すんごくじんわり来ました。そして最後に、あの部屋をカレンダー……ですかぁ……。
凄く、一つ一つの言葉を考えて作られたのだなぁ……と思います。美汐物で、美汐と祐一がくっつく話が多い中で、あえてそれらを避けてこういう話を書かれた事から、真琴への愛情も伝わってきます。
凄いです。素晴らしいです。最高です。……んで、負けました(泣)
悔しいので、欠点を2つほど上げさせていただきます。
1 空行が多い(効果があって使ってるのは勿論分かってます。でも、それを踏まえた上でも私なら空行をこの半分以下にしますね。使いすぎの感があります)
2 地の文の人称が祐一と美汐で変わるのが多い(うー……。でも、この話ならそれでもいいかとか思っちゃうなぁ……。三人称よりは一人称の方が良いです、やっぱしこれ。……欠点を上げるんじゃなかったのか、自分)
掲示板への巡回確定作です♪ 素晴らしい作品でした、良い話をありがとうございましたっ!
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- まず文頭は基本的に一文字開けです。それと名雪の人称は×私 ○わたし です。
で。バカすぎ(笑)作者さん頭悪すぎ(褒め言葉です)
秋子さんが料理が下手っ!? そんな事考えた事もありませんでした。いや、流石に無理はあるんですが……この話をラブコメ調(むしろギャグ?)だと考えたらそんな事は気にしないことにしましたー。
ぢゃむの製作秘話も中々に……。核兵器だの、人類破壊兵器だの、毒物だのの扱いのネタはいい加減私でも見飽きた感がある中で、これは凄く斬新でした(笑)
台詞が連続する所なんかも、テンポ良くて笑えて。
最後のオチも綺麗にまとめてあります。うーむ、ギャグと明記していない作品でこれほど笑わせてもらえるとは……いや、本当に面白かったです。
後はもう少し話をコントロールできれば、さらに面白くなるでしょうね。キャラを壊さず(秋子さんはびみょーですが)楽しいギャグでしたー♪
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:2)
- はわわっ!(何)
まず文頭は基本的に一文字開けです。あと、名雪の人称は×私 ○わたしです。
そして内容なんですが……ごめんなさい。思いっきり好き嫌いのみで付けます(汗)
あの名雪の言葉だけは、流石にいくら何でもやばすぎます(汗)私の名雪のイメージは、祐一が他の子と付き合っているのを見て、一人自分の部屋で昔のアルバムを開きながらため息をつく……くらいなんですが……。
「あんな子、死んじゃえばよかったのに」
……無茶苦茶やばいです、この台詞(泣)うー、作者さんやりすぎぃ……。もうちょっと抑えましょう。ね? 後は、香里が名雪のこの言葉に対する反応がほとんど無いのも、まあ流石に……。
多分、香里が本気で怒るただ一つの言葉でしょうからねぇ……(汗)いえ、まあそれでも名雪の気持ちも知ってる事を考えたら、許してくれるとは思いますが、それでもほとんど触れられないまま流されはしないかなぁ……と。
後は、栞と名雪の仲がどうやって良くなったのか。これは書くの必須だと思います。これを書かずして、話の座りはどうしたって良くはなりませんよー。
……割と、理性的な感想になりましたね。書き出しの時はどうなるかと思ったりもしましたがー(苦笑)
ただ、読んでて私が引いてしまった……というのが、低得点の一番の理由である事は否めません。どうもすいませんです(汗)
私の意見は、色んな意見の一つ程度に抑えて頂けましたら幸いです。ではー。
- 061 ばかんす (採点:2)
- うるぅ〜……(泣)
ご、ごめんなさい〜! 私、ほとんどの話には耐性あるのですが、壊れギャグだけは。壊れギャグだけはどーしても、私には付いていけませんっ!(泣)
バズーカ攻撃って……。どう考えたって犯罪ですよ、あれ。器物損壊・暴行・障害・殺人未遂その他もろもろ……(汗)
そして、久瀬に与えられたという豪華クルーザー……多分20t以上の大型船だと思いますが、金額は2億とか3億の世界ですよっ!? いくら何でも子供に買い与えられる代物じゃありませんって!(汗)
後は、何かのネタがあるような気がするんですが……ネタがわかんなければ付いていけない物を使うのはやめましょうよー(泣)
私も今回ギャグで出展してますけど「はじるす」知らなくてもちゃんとストーリーとしてわかる書き方してるつもりですよぉ……。
倉田家の科学力は世界一とか、地雷原とか、バズーカとか、はっきり言ってさっぱりわかりませんってば(汗)あと、地雷を踏ませて一弥を殺した佐祐理さん……無茶苦茶嫌なんですけどー(泣)
はっきり言って、ラストは心底久瀬に同情しました。そして、ウザイのが消えて清々しているって……この祐一クズ過ぎます。てーか、佐祐理さんや舞を止めろ祐一――!(泣)
以上そんな訳で、思いっきりこの話がスベッた人間の反応でした(汗)私の感想は、数ある物の一つとお考えください(汗)……こんな佐祐理さんは嫌です――!!(泣)
- 062 さくらのころ (採点:4)
- ストーリー構成として、悪くはありません。悪くはありませんが……何ていうのか、SSよりは、ちょっと詩に近い感じがしました。いや、流石に詩だと言うつもりはありませんが(苦笑)
何となく、この話を読みながら、やるドラシリーズ第2作の「季節を抱きしめて」を思い浮かべて凄く鬱になったりしました(泣)
やっぱり、真琴の心中の思考を真琴の言葉で書いて欲しかったなぁ……と思います。後は、祐一や名雪や秋子さんの生活を、もうちょっと色を付けて(この話では、それらはモノトーンのような描き方だったので)描いていたら良かったのですが……。
採点はかなり迷いました。最後の台詞がもっと生きてくる展開にできたなら、もっと評価は違ったのですが……そこが残念でした。
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- 1月7日と8月15日は、私にとって神聖にして不可侵な日です(断言)
えと。まず基本的に文頭は一文字開けです、そして特に思い入れが無いのならば・・(中黒)ではなくて……(三点リーダー)を使われるのを強くお奨めいたします。
んでっ。ようやく、あゆらしいあゆを見れましたー。あゆをちゃんと可愛く扱っているSSや同人誌って、なーんでこんなにやたらと少ないんでしょうかねぇ……(泣)
さて、そんな世知辛い世の中、あゆへの愛情が感じられる作者さんにはできるだけ贔屓をしたいのですが……やっぱりそんな理由で点数を増やすわけにはいかないのでした(汗)
というわけで、感想で贔屓をします(笑)まず、たいやき食い逃げする祐一……この展開は面白いんですが、やっぱりいくら何でも無理があります。(食い逃げって犯罪行為ですからねぇ……)
こんな計画があって……と言う事を祐一がおやじに伝えて、食い逃げをされておっかけるフリをしてくれとおやじに頼む……ってくらいにしません?(苦笑)
地の文は、割としっかりと書けています……が、台詞とのバランスを考えるなら、もうちょっとだけ地の文を増やした方が良さそうです。
台詞に関してですが、感嘆符(!)はもうちょっと減らすと文の座りが良くなります。けれど、勢いとテンポとキャラ描写の方はこれでオッケーですっ♪
いい感じでスイスイと読み進められましたっ。短編らしい話でもありますね♪
後はそうですね……個人的にですが、こっぱずかしい台詞の手前は、できるだけ溜めた方が良いです。腰で踏み込んで来る渾身のストレートと、軽いショートフックくらいの差が出てしまいます。
まあ、この話だと祐一の
「ああ、イヤだよ!あゆ以外となら絶対な!」
この台詞は、手前にもうちょっと溜めが入ればずーっといいパンチになりますよ(笑)例えば私だったらこんな風に↓
「……ボクは祐一君はペアリングとか嫌いな人だと思ってたよ」
ちょっと照れながらも、満面の笑顔で祐一の方を見るあゆ。そして、手の中のリングを嬉しそうにあゆは自分の小さな胸に押し当てた。
そんなあゆの様子を可愛いと思いつつ、自分だけがひたすらに恥ずかしい思いをしている事が、祐一はちょっと悔しかった。
「ああ、イヤだよ! あゆ以外となら絶対な!」
だからかもしれない。ついつい反撃でそんな事を言ってしまう。
しかし祐一はすぐに後悔した。余計に自分が恥ずかしくなっただけだったからだ。
以上、ショートフックが渾身のストレートに変わる例でした〜(笑)
〆のテンポも良くて、読み終わった直後は正直7点にしたいと思いました。が、それはいくら何でも私の
あゆへの萌えが入りすぎですので(苦笑)
後ちょっとで、さらに上の壁を破れるはずです! 基本作法や誤字脱字のような、やればすぐ直る所はできるだけ早くに直して、細かな文章力を磨いていってください。頑張って下さいねっ。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- 私は煙草は嫌いです(挨拶)
実は北海道の女性は全国で確か一番喫煙人口が多いんだよなぁ……というどうでもいい事は置いておくとして、この話、難しいですねぇ……。
結局、難しい事考えるのは放棄して、雰囲気だけ楽しむ事に致しました(笑)名雪らしさが、そして自嘲的な香里のらしさが良く出ていました。
構成的にも纏まっていて、名雪の「わたしも吸うっ!!」なんてのには、思わずドキンとしました。
送り火、狼煙という意味が良く分からなかったのでそこが残念でしたが、雰囲気的にはいい話でしたー。 ちなみに香里が不良っぽい事をやると、素で似合うという事も実感(笑)
- 066 1M (採点:9)
- 名雪ちゃんの恋心と、ちょっとだけの妬きもち。
そして、いとこっていう二人の微妙な距離を「1M」というタイトルで表現して、何気ない一日をこれだけ魅力的に描ききっているのは流石の一言に尽きます。
短編らしいストーリー構成、名雪らしさ、祐一らしさ、展開の自然さなども良く描かれていて、楽しく最後まで読む事が出来ました。
普通の話を普通に描いて、普通以上の話を書くのは本当に難しいのに、それをこれだけしっかり書ききったのには脱帽です。……作者さん、名雪が好きなんだなぁ……というのも伝わってきます。
1点引いた理由ですが、数箇所の行ズレがあった事(冒頭に句点があったのはびっくりしましたー)と、地の文の台詞が連続する所の使い方がまだこなれない感じがした事が原因です。
心理描写を描いた方が良いような所は、台詞は連続させない方がいいですよー。でも、安定して読める綺麗に纏まった良い話でしたっ。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- 祐一、アホ過ぎ(笑)
えーっと、地の文に一人称と三人称が一部混ざっているのは、注意しましょー。
んで……やっぱしアホ過ぎ。ハレルヤじゃないって(爆笑)いっそ天使は屠られるんじゃなくて、悪魔に組み敷かれて……(略)
おほんっ! えーっと、ラブラブです。甘すぎます。ごちそうさまでした(笑)というか、18禁スレスレー。暴れん棒とか、欲棒とか、かなーりやばいです(笑)
ただ、エピローグは悪い意味でちょっとギャグかなぁ……。そんな死んだ人みたいに書かなくても(汗)
いやー、でも本当バカでしたー。本当楽しかったです♪ 良い話を読ませて頂きありがとうございました〜。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- うーん……初読では見事に意味不明でした(苦笑)
2読目で、ようやく語っているのが真琴じゃないのに気がつきました。既視感と、生まれ変わりというのがこの話のキーワードだとは思いますが……でも、実際はそれでも無いんですよね。
初読で語り手を真琴と勘違いし、2読で語り手が真琴の生まれ変わりと勘違いし、3読目でようやく、話の全貌が見えた……という気がしています。……全然違う可能性もありますが(汗)
この話の主人公であるオリキャラですが、もうちょっと書き込みましょうよ。離婚の下りやら、真琴に初めて出会った時の心理描写やら、膨らませて書いた方がずっと良いはずです。真琴の出番があれだけっていうのも、ちょっと問題がありますし。
せっかくいい出来なのに……とは、この作中の台詞ですが、ある種私の気持ちでもあったりします。
もうちょっと分かり易い構成と、幅や奥行きのある話になっていたなら、と思うとかなり残念です。容量にはまだ余裕が大分ある事ですから、色んな意見などを参考にリテイクしてみると良いと思いますよ♪
※あとは、そんなに目に付くわけではありませんが、空行がちょっと多いです。空行は効果的に使うと文章にメリハリが出ますが、使いすぎると読み辛くなりますので、使う時には細心の注意を払うのをお奨めいたしますよ〜。
- 070 前を向いて (採点:1)
- だよもんっ!(何)
えーっと。まず、基本的に文頭は一文字開けです。それと名雪の人称は×私 ○わたし です。
しかし、私が一番気になった文章作法のミスはそんな事じゃありません。何故にこの作者さんは句点(。)を打たないのでしょうかっ!(泣)
詩じゃないんですから、句点はちゃんと打ちましょう! それと、これだけ無駄にバカバカと空行を開けるのは止めましょうよぉ……凄く凄くすっご〜く読み辛いんですぅ……(泣)
そしてストーリーですが……本編をなぞったのに少しだけ手を入れただけ、と思いっきり感じてしまいました。そして名雪ですが、ちょっとこれは流石に……名雪らしさをあまり感じません。負の感情があるだろうとはそりゃあ思いますが、ここまで傾けすぎるとリアリティを逆に削いでしまいます。
まあ、何より一番問題なのは……初読にも関わらず、私が思いっきり流し読みするくらい面白くなかったという事なんでしょうけれど……(採点の場合、私は普通ほぼ3読しますから……)
上手い人の作品や、市販の小説などを読んだりして、これから技量を付けていって下さいね。ふぁいとっ、だよ(笑)
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- 木、ですね。
あの木。木の一人称……実に珍しい話です。それでいてキャラが立っています。
えーと……色々と言いたい事はあるのですが、時間がない為残りは全部掲示板でー(汗)ではっ!
- 072 傷痕 (採点:7)
- うわー。直球――! 本当に直球――! 直球しか投げられない私が見ても、その速さに驚くくらいに直球です――!!
……大好きです、こういうの(笑)でも、ちょっとラストは流石にくさいです(w
ストーリー自体はまさに重厚的なシリアス。文体もあえて固く書いているようで、その辺り作者さんの気合の入り方がわかります。
ただ、流石に気合が入りすぎというか、もうちょっと作品全体に張っている力を抜きましょう(笑)ずーっと重いストーリーは、結構読者が疲れてしまいます。
しっかし……祐一がとにかくかっこいいですね、この話(笑)
「相沢君……馬鹿でしょ」
「おう」
いや、最高です。祐一君、男です。本当に、へたれ祐一が多い中でこういうのを読むと胸がすっとしますね〜。
後はそうですね……栞の傷痕の下りはもっと場を取ってやるべきです。ここが、物語の根幹なのにここを流してしまうのはもったいない限りですよー。
タイトルを見た時は思わず「げ」なんて言ってしまいましたが、気合の入った良作でしたっ。
- 073 親友体制 (採点:10)
- 「あなたは一体誰……?」
「私も、古い昔の名前を持っているのだよ。私の名は」
まあ、そんなどうでもいい前フリはさておき(汗)
何者ですかこの作者さんはっ!! タイトルでピンと来る物からちょこちょこと読んでいったんですが……この上手さは何なんですかっ!(汗)
まず、タイトルがいいです。興味を持たせて、その上で話の展開を想像させないで読者を引きこむのに何役もかっています。
そして、何て言うのかキャラ把握が完璧。祐一と半年間一緒にいることで、舞はかなり精神的に大人に(本編終了直後は、私的には本気で子供のそれというイメージがあるのです)なっているのが良い感じです。そして、佐祐理さんの精神的マイナスな面を良く描いています。
で。何ですかこの切れ味凄すぎる小ネタはっ。
男―いとこ―ひょっとこに大爆笑でした〜。くそぅ、これは今回ギャグで出陣した私への挑戦状なのかっ!?(そも相手にならないって)
そして、舞が凄く格好いいです! んで祐一、次があればもっと頑張れよー(笑)
話の筋は決して、真新しい物ではありません。でも、作者さんの腕がここまでの名作に仕上げているのは驚く限りです。ただ個人的にはこの話は中編で読みたかったですね。そうすれば祐一をもうちょっと話に絡められた気がします。……って言うか、私が勝てませんから中編に行ってください(おぉ)
後は、佐祐理さんの行動にはちゃんと理由付けを与えられてはいるんですが……できればあともう一歩読み手を引きつけて欲しかったかな……と。短編の容量だときついのは分かっているんですが(汗)
でも立派に10点です。良くある展開でもこれだけしっかりした話は書ける、という見本のような凄く面白い話でしたっ! ちなみに4つのリモコンって、テレビ・ビデオ・暖房、後一個は何でしょう?(笑)
……個人的には朝に壊れた祐一君を見てみたかった……(マテ)
※重箱の隅な誤字チェックー(笑) ×男の子のでしょ ○男の子でしょ
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 待って――!!(泣)
いや、美汐の気持ちは良いんですよ。それは良いんです。よく描かれてます。描写もいいですし、その説得力もありますし、美汐らしさもあります。
でも、なんで祐一は結婚までした真琴、それも帰って来た真琴をほっといて、美汐に言い寄りますか――!? にゃにゃにゃ……にゃう〜ん……(泣)
その場にたたずんでいた…じゃありませんっ! そこから先、祐一の思考の理由付けをほったらかしてここで終らないで――! というか、真琴が可哀想すぎますよぉっ!
……ぐっすん、しくしく……(泣)
- 076 殺意のプールサイド (採点:6)
- ブルマ組さんの方ですかー?(苦笑)
とりあえず……何でしょう、この独特のテンポはちょっと真似できません(笑)やはり、ブルマの為せる技でしょうか(ぉ)
それはさておき、祐一が祐一というより作者さんの分身に思えたのは何故でしょう? んー、後は推理と言う割に、全然推理じゃなかったなぁ……とか(苦笑)
でも、この訳の分からない勢いと、最後の締めのセンスとでこの点数です(笑)とりあえず、タイトルの意味は不明でしたと最後に(w
- 078 反転少女 (採点:4)
- が、がお……(何)
えーと……反転物のギャグは好き嫌いすごく出ますよー。一歩間違うとただキャラを壊しただけの壊れギャグと化すので、反転物は難しいのです。
そして、この話はその一歩を踏み間違えた感が強いです(汗)
誰か一人だけ反転させて、その状況を残りのヒロイン+祐一で集まって、どうやって直したらいいかを話し合う、とかの方がもっと面白みが出たと思うんですよ。
全員反転させると、壊れギャグになるだけです(汗)……まあ反転物と言えばやはり痕のアレだと思いますが、あれは例外です。さすがはプロ(笑)
基本的な文章力は十分ですし、ギャグ特有のある種わけのわからない勢いというのも感じられて私は割と好きではあるのですが、普段ほのぼの・ラブコメあたりを書いてる人が純粋なギャグに初挑戦した、という感じがどうしても抜けていないんですね。ギャグって、実は凄く難しいですよー。私も実感ー(苦笑)
あとストーリーのテンポですが、乗れそうで乗れなかったという感じでした。大筋は悪くないんですがねぇ……上手くは言えないんですが、やはり地の文に少々問題がある気が。
それと、トランプマンネタはどうかとやっぱり思いました(苦笑)なるほど・ザ・ワールド知らない人にはさぞ訳がわからないで目が点になった事でしょう。私は良く知ってますがー(笑)
はまる人にはもの凄くはまる作品だとは思いますが、もうちょっと多くの読者を引き込める構成にした方が良いと思います。少なくともこんぺという場で上位を目指すならば。それと、ラストの〆はかなり唐突でした。まだ容量はあるのですから、もうちょっとはまる〆を持ってこれた気がします。
何気に大丈夫だと思ってたあゆも壊れてたのは、あゆファンとして不謹慎ながらちょっと吹きだしてしまいましたが(笑)頑張って、ギャグの腕を磨いていってくださいね〜。
- 081 ボーイフレンド (採点:10)
- 私も、幸せ(おぉ)
読んでて、本当に甘くてふわっとして、ほわっとして、ぎゅっとしたくなって、いい感じでしたー(どんな感じだよ)
らぶらぶな話、大好きです(笑)でも、この話はそれだけでは終りません。舞の素朴で純朴な気持ちを全面に押し出しつつ、祐一に勝とうと頑張る様は萌えでしたー。
ただ、一番嬉しかったのは
「祐一が好き。嫌いじゃないじゃなくて、祐一が好き」
この台詞最高です♪ 上手い感じに埋もれさせていて、それでいてちゃんと光っていて。ただただ、王道を突き進む話ですが、その進み方は凄く綺麗でしたー。
後は、祐一の「ついに舞に勝てなくなったなぁ」なんて台詞に笑ったりも。
うー、時間不足のために駆け足な感想ですが、残りは責任もって掲示板にご挨拶に行きますー。最高でした、本当にっ! ありがとうございましたー。
○はむ さん
- 001 farewell party (採点:1)
- うーん、堅苦しい言い回しはいいでしょう。夜の学校の校舎というと舞を連想してしまうのですが、登場させてもよかったのでは? 登場させなくとも、なにかあればもっとよかったと思うのですが。あと、突発的に秋子さんが死んだことが報じられてますが、……もうちょっとほしかったと思いました。とりあえず文章に凝るより内容に凝ってください。
- 002 コンクール (採点:1)
- もっと語ってください。もっと物語ってください。もっとストーリーがほしい。栞がコンクールを目指す。ここからいろいろな物語が展開できると思うんですよ。短編だから短くしなければいけないということはないのです。むしろ短編だからこそ内容がほしい。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- 短すぎます。もっと語ってください。短編は容量不足なんですか? 内容もありきたりどころかただのシチュエーションです。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- 語ってください。ワンシーンだけで終わらないでください。名雪と祐一との間に何があったのか、それを語るだけで随分違うものになるはずです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- なんとなく、予想できていたオチでした。だからこそ、だからこそと言いたくなる。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 香里が別人――なのはもうどうでもいいです。キスしまくりのSSですね。でも、キスしかないSSですね。
- 007 思い出 (採点:1)
- 誤字は無視しよう。内容が薄いのは無視しよう。すると作品全部を無視することになりますが、まぁそれも無視しよう。「その後、二人がどうなったのかは、皆様で想像してください」想像できません、これでは。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:1)
- 北川の想いは多少は伝わってはきますが、文章がくどい。あと北川の一人称はオレだと思います。まぁ他のお話でも北川の一人称の扱いはそれぞれですが。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:1)
- 一弥がでてくる、それによる過去の邂逅、懺悔、それはいい。しかし母親はどこへ?w まぁそんな無粋な突っ込みはいいでしょう。しかし父親が娘に自分を殺せなんていいますか? なにかしっくりこないものが残りました。
- 010 歩行者優先 (採点:1)
- 誤字が多いです。推敲しましょう。あと、前半の大学話はなんかくどいです。香里も出て行くんですか、なんか突拍子もなく出て行くので伏線がほしいところです(私が気付いてないだけかもしれませんが)。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- 読み終わって疑問符が浮かびました。最初のやりとりは? え? 祐一に告白されたの? よくわからないままに美汐が告白して終わり。え、もう終わり? 物足りないです。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:4)
- 久瀬のキャラが……w それはそうと中盤までは楽しめました。けれどオチがどうにも。あと久瀬にはやっぱり嫌なキャラでいてほしかったなぁ〜とか思うのは私だけでしょうか?w
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- 名雪の観察日記ですか。なんていうか、名雪が嫌いになるお話でした。名雪うざすぎ。それを狙ってやっていても1点なのはやっぱり、もうちょっと工夫がほしい。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- ふーむ、栞メインで2月をとりあえず迎えた祐一のお話という感じでしょうか。あゆは消えて、真琴は元気なしと……。なんか文章が変にハイテンションですが、祐一が元気そうで何よりです。とりあえず感想はこれくらいしか思い浮かびません。点数が低いのは……もうちょっと訴える何かが欲しかったです。
- 015 in the room (採点:6)
- なかなか面白い試みですね。インサイドストーリーというか、なんというか。それにしてもキャラに語らせるのは物語としては三流だと思うのですがどうでしょう? でも、破綻した世界――すべてが上手くいった世界、それが破綻したシナリオと呼ぶのにはちょっとしたいいショックを受けました。
- 016 月色の涙の想い (採点:4)
- 猫といったら名雪を連想してしまう――中学から友達だったという名雪を登場させていないのは何故でしょう? 話に広がりを持たせるともっとよかったかもしれません。悪いお話ではありませんでした。
- 017 FREE (採点:1)
- 祐一に振られた。だから香里と憂さ晴らし。よくある展開、よくある話。そしてありきたりなオチ。もっと話を練りましょう。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- えっ、終わり? という感じの終わり方。終わり方がもったいないです。途中まではすごくよかったのに。
- 019 Hello, Again. (採点:1)
- なぜ『みしお』が現れたのか、それを書けばもっといい作品になると思います。そしてなぜ、『みしお』という名前なのか……つまりあらゆる書き込みが不足しています。目の付け所はいいと思いますが、次への期待をこめて厳しいですがあえてこの点数にしました。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- 小道具に想いを託す名雪と香里が可愛くていいですねー。いささか古風な逢引ではありますがw最後のたんざくにこめたのもぐっと来てよかったですよ。とここまでは誉める点。マイナス点をあげるなら、まず改行が長いですね。あと、女性が手紙を書くとき「敬具」とは書きません。「かしこ」です。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 途中で読むのが嫌になりました。書き込み、描写、文章力不足です。トランプゲーム大会〜。勝者は、っといきなり、いきなり告白、いきなりのオンパレード。伏線という言葉を知っていますか?
- 022 アンバランス (採点:6)
- 心温まるお話でした。まったくの偶然でものみの丘に出没する四次元ポケット少女がとにかくいい味してますw スケッチするシーンもなんとも心憎いエピソードだと思いました。ちょっと後半部分が急激だったのが唯一のマイナス。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 舞だったのか! 誰だ誰だと思いながら読んでいましたが、まさか舞だったとは。でもちょっとキャラが変わりすぎかなぁ……という印象がぬぐえませんでした。かといって舞のいつもの口調を出すとラストのタネあかしの前にバレてしまいますしw ゆう君とのシーンも地の文で展開していけばよかったかもしれませんね。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 一言だけで十分。香織じゃなくて香里です。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 視点がごちゃごちゃしすぎです。統一しましょう。あとは短編とはいえ20kb(14400文字くらい?)容量があるのですからもっと物語を展開しましょう。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 香里ってこんなヒステリックな女でしたっけ?w それはさておき、なんだか恋愛に対して真摯なお二人ですね。内容はもうちょっと続いてもよかったかなぁ……という感じです。え? もう終わり? という感じだったので。最後に、肩が凝りそうなお二人に幸あれ。
- 027 冬空のキセキ (採点:8)
- 綺麗にまとまってますねー。好感の持てるいいお話でした。まぁただ、話の筋がありきたりなのがw 短編ですし、そんなに気にはなりませんでしたがw
- 028 再集合カノン (採点:4)
- 同窓会のように集まるKanonのキャラクターたち。なんだか座談会みたいなノリですね。それはよしとしても、最後の謎掛けが面白さと同時に唐突でちょっと戸惑いました。けれど面白い試みであったとは思います。それにしてもこの作風、もしかして……^^
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- なかなかよくできたお話。一瞬、ダーク物かと思ってましたが、ダーク物はちゃんと表記しないといけないので違うと気付くw いいお話ではあるんですが、どうしても残ってしまうのは「この手の作品が多いな」という感想。というより夢で語るというシチュエーションは自分の中ではマンネリ気味なので。
- 030 12月のアムネジア (採点:4)
- 真琴が何の突拍子もなく帰ってくる話は何度目だろう。まぁそれはさておき、天野のところにやってくる狐。そして突然というか案の定の別れ。……この手の作品は何か自分だけの何かがないと苦しいです。というのも、ただでさえKanonというジャンルは語りつくされていますので。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:1)
- 目覚まし時計に録音されたのが最初のなら、『あさ〜朝だよ〜』は一体なんなんでしょう。というのはともかく、これだけじゃあちょっと……。もっと語ってください。これではシチュエーション、ただそれだけの話です。
- 032 make bread,eat shorts (採点:5)
- なかなか面白かったです。ただ、最後の部分がちょっと蛇足っぽいかなぁ……というか、いきなり大人にしなくてもよかったのではと思いました。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- なんだかKanonSSのお約束が詰まったお約束どおりの展開のお約束どおり全キャラ登場のお話。お約束どおりこんぺでは1点です。あと三点リーダーをつかいましょう。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:2)
- 意味がよく分かりませんでした。メルヘンというよりラブコメという感じが強かったです。あと、なんでツノ? 何でツノ? そこらへんがきっぱりさっぱりです。とにかくさっぱり分からないSSでした。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:1)
- この手のSSが実に多い。天使の人形の声が聞こえるとかうんぬんである。これも他と大して変わらない内容で、変わらない結末を迎えていった。願い事にちょっとしたひねりがあるのはいいとは思いましたが、それでももうちょっと、もうちょっと何かほしい。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- お話はすごくいい。めちゃくちゃひたってしまっていいお話でした……のに、のに、[祐一視点に切り替え]で……。。この一文で台無しです。話の内容は10点つけるくらいのすごくいいお話なのに残念です。あと、三点リーダーを使いましょう。
- 037 猫とともに (採点:1)
- 年老いたような苦労した秋子さんとぴろが墓参りに行く、ただそれだけの話にしか見えません。そこから読者に何かを汲み取ってもらいたいのであれば、足りないものが何かを考えてください。
- 038 PLAY (採点:6)
- 軽妙な文章が楽しいですね〜。恋人のふりをしてくれという動機がちょっと苦しいですが、それでも楽しく見させてもらいました。が、オチがちょっと蛇足っぽい印象を受けました。あとは、乙女心に気付かない祐一、男がすたるぞw
- 039 さかあがり (採点:10)
- 放課後の中庭に〜突然呼び出してみたら(みたら)、相沢さんったらもうえ・っ・ち♪
……バカなこと逝ってないで感想。ひさびさにラブSSを堪能させていただきました。いやーいいです実にいいです。さかあがりのたとえ話と可愛い天野が最高にラブリーです。
- 040 青い空を見上げて (採点:1)
- お母さんが天国から見守ってますよというお話。ただそれだけの話。だからこれだけの点数。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:4)
- 沢渡真琴って先生……? あの物分りのいい女の子は……? そしてひょんと現れる真琴……。断片ばかりのSSでちょっと混乱気味です。あとこのSSはあまりにもドラマティック――ご都合主義的な展開のオンパレードだと思いました。
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- 序盤の圧倒的な文章量で読みづらさを覚えました。なにかしっくりこないものが残るお話でした。いい意味でも悪い意味でも含めて。それにしても、暗いお話ですね。最後のほうがいまいちしっくりきませんでしたが……。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- キャラが死ぬ。すいません、栞が死ぬお話が今回実に多いのでさすがにちょっとうんざりしてしまいました。祐一が香里に想いをよせるようになる過程がほしかったです。けれど、それだけではもちろん足りませんが。
- 044 − 光幕 − (採点:10)
- 天野たん……もといみしおたん……(;´Д`)
もう天野と来たらラブですか? 私、天野SSでラブをよく見かけるのですが、もしかしたらご存知の方でしょうか? もうラブラブでまったりとしててそれでいてよく書けていて……好きです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- ……ギャグ? ええと、ギャグですか。あの、笑えませんでしたぜんぜん。疲れてるんでしょうか……。
- 046 影 (採点:7)
- 栞が死ぬお話が今回、多々あるなかでこの作品はよかったです。栞は影、つきまとうんですよねやっぱり……。そんな二人に栞の影がどう動くか。なんだかそんなことを考えてしまいました。
- 047 あゆの風 (採点:1)
- やたらハイテンションな祐一はともかく、地の文でも叫ぶのもともかく、あゆの名前の由来があゆの風というのはいいと思います。しかし、そのネタを生かしきれてない。ゆえに物足りなさを感じました。これではただ山登りの好きなお母さんとその娘の名前の由来の話です。それになんか山登り好きなあゆのお母さんってイメージにどうも合いませんでした。
- 048 Raining (採点:8)
- 真琴らしさがにじみでたお話で好感が持てます。最後のナレーションと結婚式の配役の描写は蛇足かな……。でもよかったです。
- 049 時計の針 (採点:8)
- いいですね〜。時計と栞とのエピソードがいいです。ちゃんとキレイにまとまっていて好感のもてるお話だったと思います。
- 050 笑顔にすべてを (採点:3)
- 会話の調子が堅苦しいです。もっと自然な会話のほうがいいのではないでしょうか。内容はもうおなかいっぱいの展開でした。
- 051 むかしばなし (採点:4)
- 小さな子供に聞かせてあげる話にしてはちょっときつい内容ですね。もうちょっと優しい言葉遣いのほうがよかったかもしれませんが――舞ですからね……。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:4)
- ……よく分かりませんでした。何度も読み返さないと分からない内容なのかもしれません。しかしあえて評価を下すのならば4点。本来なら保留にすべきなのでしょうか。最後の一発の文章はもう一度読み返すように促すメッセージなのかもしれませんが、その一発が弱いのが致命的かもしれません。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:3)
- うーん、うーんと唸ってしまいます〜。ネタがありきたりだけれど、ちょっと一味違う。そんな印象を受けました。けれど、やっぱり似た味が続くと飽きてしまいます。あと髪の色云々なんですが、名雪なんて青ですよ?w 天野にいたっては赤ですよ?w
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- 変わったところがない、つまり見せ場がない。嫌味言って失礼しました。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- モノローグだけで終わらずに……。なにもかもマンネリなお話。もうちょっと語ってください。
- 056 写真のわたしと今の (採点:1)
- 三点リーダーを使いましょう。名雪の独白はいいのですが、どうしても使い古された感がいなめません。同じことを何度も繰り返して強調するのはいいのですが、私にはくどい印象しか持てませんでした。あと改行が多すぎます。
- 057 miss understand (採点:9)
- 切ないお話ですね……。7年の歳月によってそれぞれの人生を生きて行く者たちとまだ過去に縛られていてふっきれないような香里との対比がよかったです。
- 058 カレンダー (採点:8)
- カレンダーと恋愛コミック。そして止まった空間との対比が見事です。代償行為という言葉を祐一に言わせているのがちょっと違和感が残りましたが。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 面白いですねー。秋子さんは実は料理は下手だけど、努力家ということでしょうか。あのジャムの由来もいい小ネタになっていると思います。しかし祐一、カップラーメンくらい一人で勝手に買って食べろw
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:4)
- まぁまぁよかったです。名雪の嫉妬話もちょっと食傷気味なのですが、まぁまるくおさまってよかったねと思えました。ただ、今回のこんぺって何でこう、天使のお人形とか雪ウサギが語るSSが多いんだろう?w
- 061 ばかんす (採点:1)
- はちゃめちゃ不条理ギャグといった感じですが、ギャグとしてみた場合、ぜんぜん面白くなかったです。
- 062 さくらのころ (採点:4)
- ちょっとおセンチな気分になるお話でした。文章がくどいのがマイナス点。
- 063 二人の記念日 (採点:1)
- 祐一が逆にたい焼きを盗む発想はいいです。でも中盤の漫才がつまらない、あとオチもだめ。ラブコメとして楽しめませんでした。それにしても今回のこんぺはハイテンションというか、熱血な祐一君が多いですね。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:3)
- パソゲーで妹属性に目覚める祐一の発想はいいです。香里にお兄ちゃんと呼ばせて、その後のオチもよかったです。でもそれとおもしろさは別です。特に最後がいまいちでした。
- 065 送り火/狼煙 (採点:2)
- タバコの喫煙についての是非は問いません。タバコを吸う。なんで吸うか、それをきっちり説明しているのはいいのです。でもそれだけ。それだけでは、足りない。
- 066 1M (採点:1)
- 名雪の話としてはまったくありがち。日常描写もまったくありがち。すでに語りつくされた話なので、オリジナリティーを出さないとこんぺでは苦しいと思います。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- 微笑ましいエピソードでとても面白かったです。話もテンポがよくてなおよし。けれど、展開が予想できたのがちょっと残念でした……。余談ですが、風邪をひいた人間の唾液から風邪はうつるそうです。だから間接キッスもいけないそうですw
- 068 風にドレスを (採点:3)
- ……よく分からないお話ですね。あいつって誰でしょう。わたしって誰でしょう。まぁそれはそれでいいのですが、もうちょっと何かほしかったと思いました。真琴への話にしても、わたしにしても。
- 069 金魚 (採点:5)
- ぐっときました。ぐっときた話だけに、グットなんて(バカ)。なかなかにいいお話だと思います。けれども話の作り方が無難で、ネタが使い古された感があるのはいなめませんが。もっと独自の要素があればなおよかったですね。
- 070 前を向いて (採点:1)
- ありがちな話。だからこそ何かもう一ひねりほしい。これでひねってるつもりなら、さらにもう少し何かがほしい。あと役不足の用法を間違っています。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- すばらしい作品です。さまざまな趣向を凝らしていて、とても楽しかったです。老人の正体、あゆとのやりとり、どれもが感動的ですが、ちょっと分かりづらいかな……。それが惜しいです。もっと押しがほしかったと悔やまれます。
- 072 傷痕 (採点:7)
- いいお話でした。栞の心の傷、そして体の傷。でも最後がちょっとうーんと唸ってしまいました。もうちょっと一ひねり欲しかったかなぁ……と。案の定というか、お約束というか、こういうシーンではやっぱり祐一君がでてくるんですよねぇw
- 073 親友体制 (採点:9)
- うぉぉ〜きたーきたー(゜∀゜)。素敵なお話です〜。佐祐理さんの心情も丁寧に描写されてますし、ユーモアもあってすごくいいお話です。ちょっと舞のキャラクターに違和感を覚えましたがw
- 074 キエナイキモチ (採点:2)
- 唐突。この一言に尽きる。「天野、好きだ」唐突に切り出され、唐突に真琴が蘇る。そしてお約束どおりの展開。恋はいつだって唐突だとしても……。もっと真琴も出してほしかったと思いました。
- 075 始まりの日 (採点:1)
- 突拍子もなく旅にでているのは……ああこれは例え、ですかね。まぁそれはおいといて、無駄な描写が多く、話に一貫性がないような気がします。あと、栞がどうして体調がよくなったのかを説明していないように思います。これはただ単に私が見落としただけかもしれませんが。とりあえずクッキーの話に拘るより、内容に拘ってください。
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- オチが泣けるほど寒いです。改行でひっぱるのではなく、もっとこう意外なところから――たとえば、登場人物の言葉からボロがでてくるとかそういった展開の方がよかったのでは?
- 077 盲目考察 (採点:4)
- 文章がくどい。言い回しが堅苦しくて読みづらい。しかし、あゆと佐祐理との対面はなかなかにいいシーンだったと思います。一人の女として負けませんと啖呵をきる佐祐理さんカッコイイですw
- 078 反転少女 (採点:2)
- インサイドストーリー要素の入ったギャグ。なんですが、今ひとつでした。あと、あゆの反転姿が見たかったなぁw
- 079 フワリ (採点:1)
- 天使にお願いして過去をかえる(ように促す)お話ですか。しかし、どうしても違和感を覚えたのは、最初の『あいつ』って誰よ? 茜? なにかえいえんを思わせる描写がありますから意図的なものなのでしょうか。それとも、この話は何度でも繰り返す、つまり過去の自分にまた同じ願いを託す――えいえんをモチーフにしているのでしょうか。なんかへんてこな感想ですが。最初の詩の様な描写がくどいというかちょっと……。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- そう来ましたか! という感じです。いやー面白かったです。タネあかしの仕方も素敵でした。ただ一言ケチをつけるなら、三点リーダーを使いましょうw
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- うーん、いい感じです。舞が可愛いこと可愛いことw最後にステップを踏むシーンもよかったです。
○ひろひろ さん
- 007 思い出 (採点:1)
- なんていうか、話の整合性とか噛みあわせとかあまりにもキャラクターがなんといいましょうか。
っていうかこれほのぼのですか?ギャグの間違いじゃ
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- 話の趣旨がよくわかりません。
ジャンルが北川・シリアスなのに北川はただの観測者で、傍観者になってます。
これなら香里の一人称のほうがよっぽどうまくまとまると思います。
あと、一文一文行間を空けるのはかなり見にくいです。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:5)
- 文章は綺麗なんでこの点数を入れさせてもらいましたが、
個人的にはこういった死者を生きているかのように扱う(誕生日)考え方は好きではないので。
- 028 再集合カノン (採点:6)
- ?
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 綺麗な話ですね〜。
ただ、これだと話が抽象的すぎて書いた本人にしかわからないところが少しあるような気がします。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:4)
- 可もなく、不可もなく。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- ええ、良いっすね。謎ジャムの最凶秋子さんのイメージが強い昨今ではとても新鮮ですよ。
- 079 フワリ (採点:8)
- あゆエンドの連鎖ってところなんでしょう。たぶん
文章的にも綺麗で見やすくていいと思いました。
○ふぁんほーいどんく さん
- 002 コンクール (採点:5)
- ネタはありきたり、ストーリーは平坦。なにかストーリーに起伏が欲しかった。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:6)
- 三点リーダーの使い方が間違ってます。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 後半、この二人はどこで会話してるのでしょう?情景描写をもうちょっと入れましょう。
祐一の一人称でありながら心理描写もほとんどなし。祐一に感情移入できません。
ストーリーといえるほどのものもないですし。
もうちょっと詳しく述べると、せっかく一人称を使ってるわけですし、祐一の心境の変化
を5行ですまさずに丹念に追えばいい作品に仕上がったと思います。
- 005 恋人(ともだち) (採点:4)
- 三点リーダーの使い方がおかしい。いや、今はこれが流行りなのだろうか?
ストーリーは予期せぬ形に展開したが、さて、おもしろかったのだろうか?
えらくご都合主義な感じが否めず、前半の苦悩がなんの労苦もなしにあっ
さり帳消しになってもったいないと感じました。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 美坂香里が祐一に結ばれるまでが簡略化されててその後がメインなんですよね、この話。
美坂姉妹の電話のやり取りが面白かったのと、薬物をキメタかのような香里のハジケっぷりが面白
かったのでこの点数にしました。
- 007 思い出 (採点:2)
- 描写不足。脈絡のないストーリー展開。ヤマ場もなし。会話のやり取りが稚拙。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- なにもかもが説明口調で描写不足。ただ、個人的に北川の置かれた状況には同情してしまう。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- 個人の誕生日を遺族が祝うという設定でまずひっかかりました。
テレビで報道されているものは事件、事故でなくなった方の誕生日を祝っているものではないでしょう
か?単純に個人を偲んでるのではないですよ。そもそも命日というものがありますし。
また、かずやの死によって生じた倉田親子の亀裂がかずやによって修復されたというのが、どうも私の
好みと合わないようです。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 会話がやや説明的だなとは思いました。話はまとまっているのですが盛り上がりに欠けると思いました。
ていねいに書いているなとも思いました。あまり評価とは関係ありませんが、りりしい名雪が読めてうれしかったです。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- 「………………(言う気が失せた顔)」の箇所ですが、描写をいれるべきではありませんか?
行間がへんに空きすぎているようにも思えます。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- オリキャラがギャグものとかでありがちなキャラで目新しさを感じない。短編でオリキャラを中心に持っていくのは創作に当たって不利だと思います。オリキャラの人物像を描いたうえでストーリー自体も作らねばならないわけですから。
「くるっ←(後ろを向く二人)」や会話文のあとの(ひそひそ)などですが、演劇の台本ではありませんのできっちりと描写してください。
ストーリーの展開の仕方もなんら目を引くものもなく面白くない。全体的に話が薄い。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:3)
- 誤字と「──」の多用が目に付きます。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 1人称で説明的な台詞が多すぎる。文章が多いのに中身がないというか、もっと短くまとめられるの
をだらだら垂れ流しているように思える。
- 015 in the room (採点:7)
- 舞台裏という発想はよかったと思いますが、二人が会話しているだけなのが
味気なかった。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- 過去の北川と香里のやりとりかぁ、なんかほのぼのしてていいな。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:4)
- ストーリーに変化を持たせるために事故という演出はどうかと思う。カノン本編の一シナリオを否定
しかねない発言だが、あれも唐突だったし。
栞エンドのアフターストーリーなのに栞がかけらもでてこないということと、なぜ祐一が香里を好き
になったかが一切かかれてないのも説明不足では。
三点リーダーの多用がめだつ。
- 021 隠された想い (採点:2)
- 描写不足。演劇の台本ではないのですから会話文の前に人物名を書くのはやめましょう。
キャラの書き分けができるのであればそれは不要なはず。
- 022 アンバランス (採点:8)
- うーん、いいなぁ。栞、なんていい子なんだ。
栞の何気に押しの強いところとか美汐の性格とかよく書けてるなと思いました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- ありゃ、冒頭の長々とした述懐で香里だと思ってた。香里の1人称のSSが多かったから先入観を
持ってたのだろう。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 演劇の台本ではないので【屋上】などは不要でしょう。段落わけで場面が変わるのもわかりますから。
三点リーダーの使い方もおかしいです。
「祐一が舞とさゆりさんと一緒にお弁当を食べることもある」ことがその後の話の展開に係わってこ
ず、四人楽しく今を過ごしているで締めくくるなら舞とさゆりの存在は不安要素になるので省くべき
でしょう。
こまかいことですが誤字には、とくに人物名には、気をつけるべきです。
三人の過去話といいうのは、本編でも明らかになってないし面白いですね。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:3)
- 技術的な問題ですが、一人称は誰かに統一するか三人称にするべきだと思います。わざと一人称を
変えているのはわかりますが、ころころ一人称を変えられると一人称の利点である「読者に感情移
入させる」が活かされないと思います。
あと三点リーダーの多用がめだつのと使い方がおかしい。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- 冒頭の説明文が長い。文章がよみづらい。「――」と三点リーダーの多用が目に付く。
一人称をころころ変えるぐらいなら三人称で統一するべきでは。
- 027 冬空のキセキ (採点:3)
- この作品、作者が描いた幻想的な光景を読者が共感できたかどうかで評価が分かれると思います。
私は共感できませんでしたのでこの点数です。情景描写の技量の問題かもしれませんが。
ただ、幻想的と言われて江戸川乱歩やら大槻ケンヂが浮かぶ私の感性のほうに問題があるような
気もしますが。
三点リーダーの多用が目に付く。
- 028 再集合カノン (採点:7)
- 最後の一人って作者だよね?気付いてる二人はわからんかった。
10年後の髪型の変化がけっこう面白いと思いました。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 三人の日常の風景を読んで、なんかこういうのいいなぁとか思いました。小道具のだしかったもうまかったと思います。最後に舞が諭したくだりが好みです。もし、かずやが単独でさゆりの心を救済したのならばここまで高い評価はしませんでした。ま、ここらへんは好みの問題なのでしょうが。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:4)
- 心理描写をもっといれたほうがよかったのでは?
最後のほうになるまで秋子さんが死んでいたのはわかりませんでしたが、それは二人の
会話があまりにも明るすぎるため。ふっきれたと言われればそれまでですが。
文中で匂わせる描写とか入れたほうがよかったように思います。名雪の三つ編みなんて
秋子さんに絡ませられるものを出しといてスルーするのもなあ。
「秋子の死」という設定がうまく活かしきれてないように思えました。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- 前半は二人の会話が読んでいて面白かった。後半の展開が強引。
でも、前半が気に入ってしまった。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- ギャグ物はネタが命でしょう。ネタがありきたりすぎます。
「祐一が自分の考えていることを口に出す」「北川のアンテナ」「名雪の眠り姫」「香里のメリケンサック」……かのんSSの中ではさんざん出尽くしたネタです。面白くもなんともありません。
また、祐一が生徒会長であるという設定はこのSSのなかではたいした意味を持っていません。久瀬との
絡みだけで持ってくるのなら設定を活かしきれてないと思います。無駄なものは極力省きましょう。
最後に、オチが強引だと思います。あと、三点リーダーの使い方がおかしい。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- おもしろいお話だ。いや、おもしろかった。
作中でスルーされたあゆとおぼしき声が気になるが、まあ、いいや(笑)
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- あっさりしすぎ。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- まず、この話は3人称で書くべきでしょう。1人称では補えきれませんから。
説明口調が多すぎるのと、描写不足。三点リーダーの多用が目に付くのと使い方がおかしい。
- 038 PLAY (採点:5)
- 好みの問題かも。真琴がダシになってふたりが引っ付くにしても、もうひと波乱欲しかった。
- 039 さかあがり (採点:7)
- 逆上がり、なつかしいですねえ。私もなかなかできなくて苦労しました。コツはいかに腹を鉄棒にひっ
つけるかです。口で言うのは簡単ですが身体でコツを掴むしかありませんからねぇ。
いやはや、なつかしい。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- ほほえましい、いいお話です。が、いくらなんでもあゆの精神年齢が低すぎるような
気がします。この作品では同い年の祐一が大学に通っているので実年齢18歳以上、
実生活期間11年以上。11歳だとしてもここまで幼くはないと思います。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:9)
- 構成がしっかりしえいる。ストーリー展開がうまい。文章もよみやすい。タイトルもうまく活用している。
- 042 覚えたての愛 (採点:9)
- いや、すごい話やな。秋子さん、男運なかったんやな。てっきり幸せな家庭を築いていたとばかり思ってました。秋子さんと夫の描写がうまい。人間のどろどろした生臭いところをうまく描けているというか。
真琴シナリオに絡めてこんな話が作れるのかと感心しました。冒頭からオチまでの話の運び方もうまいと思います。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 一人称交互切り替えの独白。えーと、小説とは言わないのでは?まだ詩だと言われたほうが
納得できます。
「栞を裏切って結ばれた二人の苦悩」を物語にするべきなのでは?そのまま独白で垂れ流す
のではなくて。物語が見当たらないのですが?
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:4)
- まず、推敲はされたのでしょうか?ところどころ文章の記述が間違ってます。誤字が多いと文章の魅力が
半減しますしもったいないと思います。
中途半端、これに尽きると思います。終盤に名雪を出して、祐一名雪カップルと北川香里カップルの対比
を書きたかったのでしょうが、それがために盛り上がりのヤマ場を潰してしまったように思えます。
ありきたりの面白みのない展開ですが、あのままキレた香里に暴れさせたほうがまだ面白かったように思
えますが。
前半の北川が現れるまでの祐一と香里のやり取りは別に面白くもなく、なにせ「祐一の独白ネタ」などあり
ふれてますし、これから盛り上がるというところで名雪が出てきて肩透かしを食らった気分です。
三点リーダーの使い方がおかしい。多用がめだつ。
- 046 影 (採点:2)
- 3人称と1人称がごっちゃになっている。演劇の台本のような文章。三点リーダーを使いすぎ。
三点リーダーの使い方がおかしい。読点「、」を使うのが嫌なのでしょうか?
- 047 あゆの風 (採点:7)
- あゆの風、たまたま私は知ってたのでこの作品の魅力が減ってしまった。
- 048 Raining (採点:7)
- 祐一の意地が悪いところと真琴の天邪鬼なところがうまく書かれていると思いました。
どうせならお天気雨にして狐の嫁入りとかけてもよかったのかもしれません。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- 美坂姉妹のそれぞれのキャラを立たせた上での和解するまでの会話はよくできていると思います。
ただ、惜しむらくは技術的なところで気になる点が、
「何やってんの? 香里」私はこの発言は初め名雪だと誤解しました。それまで百花屋には二人
しかいなかったわけですし、キャラの書き分けを考えれば「香里、何やってんだ?」の男言葉の
ほうがよくはないでしょうか?あと、前半部分に句読点の使い方で2、3箇所気になる点があり
ました。いずれも細かい点ですが。
- 051 むかしばなし (採点:3)
- ゲーム本編の話を再構築しただけではないでしょうか?
たとえば、語り手が秋子とみせかけて舞だったのような仕掛けがあるならまだしも、
なんのひねりもなく舞の過去を書かれても面白くもなんともありませんが。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:10)
- 初見で目を引き、一晩たった後でも印象にのこり、81作品すべてに目を通した後でも
記憶になんとなく残っていた作品です。作者の術中にはまったと素直に降参します。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 髪の色と目の色はいわばタブーなのではないかと。某おばさんくさい人は真っ赤だし。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- 最後の「弁当のおかずが一つ増えたことぐらい……」が日の丸弁当におかずを一品増やしただけなの
でしょうか?美汐ぜんぜん許してないじゃん(笑)だとしたら評価店を2点プラスさせていただきま
す。
まじめな話として、距離が遠ざかった二人がひっつくためのイベントが風邪では盛り上がりにかける
と思います。たかが風邪で死にそうな声だすなとか大のおとなのすることかとか思いますが、風邪の
認識が違うのかもしれせん。その点で感情移入できませんでした。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:5)
- 内容が物足りなく感じるのは欲張りすぎでしょうか。
- 056 写真のわたしと今の (採点:4)
- 描写不足が原因だと思うのだが、一人称で説明口調すぎるので感情移入できません。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- 序盤の学校に行くまでが長い、でも?秋子さんはかわいい。
- 061 ばかんす (採点:3)
- 久瀬がただひたすらいびられるだけの話。ネタとしては面白くない。
- 062 さくらのころ (採点:9)
- これはいい真琴ですね。せつないなぁ。
読み返すうちに評価が一点ずつあがった作品です。
- 063 二人の記念日 (採点:7)
- うまい。ネタとしては奇抜さも斬新さもなく、作者と自分との間を隔てる才能の差に嫉妬を燃やすことも
ないが、ひねりが効いている。技巧派のギャグです。
祐一の相手の予想を裏切る言動はうまいと思います。
が、会話文に違和感がある箇所(あゆが自分たちのことを私たちと言っているなど)と誤字、それとあゆ
が「うぐぅ」を連発している点などで減点1としました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:4)
- ギャグ物としては面白くはなかった。斉藤がでてくるまではけっこう期待しただけに非常に残念だ。
あと斉藤から話の本筋への持って行きかたが強引に思えた。
- 066 1M (採点:7)
- この名雪はいい名雪です。
会話文で一箇所おかしいとこがあります、減点の対象になりますから気をつけたほうが
よいと思います。
- 067 ポイズン・キッス (採点:3)
- オチがありがち。ストーリーの展開の仕方もやや強引で収拾のつけ方もおもしろみがない。
- 068 風にドレスを (採点:8)
- 改めて読み直しましたが、文章は読みやすくうまいと思います。こういう切り口もあったなぁと発想も高く評価しています。
強いて言えばオリキャラがメインなのが気に食わない。でもこのキャラはいい味をだしているので、評価がやや低いのは私の好みとあわなかったと思ってください。いや、話自体は好みです。
- 069 金魚 (採点:7)
- これはいい北川ですね。いや、このこんぺではいい北川ばかりでしたが。
北川というキャラを考えたとき、二枚目になりきれてないという部分があると思うのですよ。
この作品ではその部分がでててよかったです。
- 070 前を向いて (採点:2)
- 描写不足。あと、三点リーダーの使い方がおかしいと思いますが。「―」の使い方も気になります。
どんな表現も多用すると味気なくなります。それと全体的にボリューム不足。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- 不覚にもじーんと来るものがあった。構成にひっかかったというべきなのだろう。ただのおじさんを何のひねりもなく出すはずなかったのに、疑問を抱かずに読み進めたので衝撃をモロに受けた。
- 072 傷痕 (採点:6)
- 着眼点はよかったと思います。むしろ明日をもしれぬ命だったのに無傷なゲーム本編のほうがおか
しい(笑)。お前、何の病気やねん!プレイした誰もが思った疑問です。
欲を言えば、祐一くんにはもっとうまい台詞を言って欲しかった。二人が和解するところの会話に
は不満が残ります。コンプレックスがあっさり解消されすぎだと思いました。
- 073 親友体制 (採点:6)
- 実際、カップルぷらす1なわけですからまじめに考えるとこの同居には問題起こるだろうなあ。
ただ、かずやの呪縛から解かれるのにかずやという代理が必要だというところが少しひっかか
る。ここはできれば祐一と舞だけでどうにかして欲しかった。
- 074 キエナイキモチ (採点:5)
- 欲をいえば、真琴復帰後の祐一と真琴のツーショットがあったほうが美汐の苦悩を掻き立てたの
ではないでしょうか?肝心の部分の描写がないので美汐の苦悩があまりつたわってきません。
- 075 始まりの日 (採点:7)
- ガラスの指輪は盲点でした。なかなかにくい演出です。
祐一のキャラもしっかり確立されてますし、おもしろかったです。
- 076 殺意のプールサイド (採点:8)
- これは、いい祐一ですね。以上(マテ)
あかん、面白い。おもしろかった、もうそれでええやん。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 最後のさゆりの主張に共感できなかった。あれ、そうなのかな? と疑問に思った時点でこの作品の魅力が減ってしまった。
- 078 反転少女 (採点:6)
- 反転さゆりがよかった。そうか、反転したらああなるか(笑)
全員がきっちり反転していたらもっと面白かったと思います。真琴とあゆは無理があるような
気がします。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- ストーリーの展開が読めてしまうのが残念でした。
- 081 ボーイフレンド (採点:3)
- ひじょうに読みづらい。
○ふもふも さん
- 004 冬は好き? (採点:3)
- これは超短編では?
終わり方がえらい中途半端な気がします。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- はぁ・・・
祐一、ただの優柔不断なだけじゃないの?
価値観は人によりさまざまなのでしょうが
私にはちょっと無理かな
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- せつない話だと思います。
話の構想とか展開とか好きです。
ただ・・あんまり感情が湧きませんでした。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- こういう話大好きです。
今回読んだ中で感動した数少ない話です。
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- タイトルの意味がいまいちわからないのですが。
文章の構成や話の流れは上手だな、と思いました。
ただ、いまいち話に入りきれなかったのが残念です。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:4)
- 空白使いすぎかなぁ・・
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- ほのぼのしてよかったです。
もう少し続けて欲しかったですね。
- 021 隠された想い (採点:6)
- ほのぼのとしてて結構好きですね。
北川香里派ですが、この話には好感が持てました。
ただ、祐一の最後の台詞は不要だった気がします。
また、台詞をいれるのなら後に地の文をいれて欲しかったです。
終わり方が勿体無かったかなぁ
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:6)
- 香織ではなく香里です。
厳しいようですが減点1です。
ほのぼのとした話で面白かったです。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- これは、何かの続き物ですか?
>・他のSSの外伝、番外編、続編は不可 (作者特定の要因となるため)
↑の投稿規程を読んだ上でこの話を書いたのですよね?
場面展開・明かされない伏線・中途半端な終わり方等
一つの話としてまとめるにはあまりに意味不明です。
- 037 猫とともに (採点:3)
- 秋子さんが「お前」・・・
なんか、すごく違和感を感じました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- 話の構成とか展開とかよかったと思います。
ただ、肝心の内容が「真琴編で主人公を北川にした話」
と、捕らえられてもおかしくなかったのは残念でした。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:5)
- タイトルにものすごく惹かれたのですが・・
期待していただけに、ちょっとがっかりです。
悪くはないのですが、いまひとつな気がしました。
- 057 miss understand (採点:8)
- この展開には度肝抜かれました。
北川−香里派ですが、あの話の流れで
北川とくっつくのかと思い、正直失望していました。
それだけにあの展開はインパクトが強かったです。
ただ、あの後すぐに香里が立ち直ったのは、早すぎかと思いました。
香里が泣いた所でしばらく空けて余韻を持たせれば
もっとよかったと思います。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- 面白かったのですがオチがいま一つでした。
- 061 ばかんす (採点:1)
- 話自体初めは面白かったんですけどねぇ・・
地の文が稚拙です。
また、何故久瀬を出したのかさっぱり不明です。
この作者の方は、キャラいじめが皆にうけると思っているのですか?
私にはちょっと無理です。
そういうのをコンペでするとは、ある意味すごいです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- あのアホくささがいいですね
かおりんの頑張りっぷりに感動(笑)
- 069 金魚 (採点:5)
- 文章の構成であれ?と思う個所がいくつかありました。
途中にギャグがありましたが、蛇足な気がしました。
最後はよかったと思います。
- 076 殺意のプールサイド (採点:6)
- 平和ですねぇ
- 078 反転少女 (採点:3)
- 反転というには中途半端な・・・
ギャグの割りにはどこで笑うのかよくわからなかったです。
- 080 ガラスの森 (採点:9)
- 感動しました。
贅沢を言えば最後に名雪と祐一のやりとりが少し欲しかったです。
○まこみし感想隊R さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 真琴「……何で祐一、帰っちゃうの?」
美汐「ありがちな設定……といえばそれまでですが、そういうものです」
真琴「ふーん、都合の良い設定ー」
美汐「そうですね。このSSにはいくつか筆者にとって都合の良い設定が見受けられました」
真琴「真琴はねー、名雪が昼寝してるとこ。タイミング、良すぎよぅ」
美汐「そうですね。私は、何で相沢さんが名雪さんと離れるという話を、
4人百花屋に集まるまで黙っていたのか、ですね」
真琴「……そか、大事な話、なんで最初に名雪にしなかったんだろ?
二人で暮らしてるんでしょ? 電話とかあったら、分かるわよねぇ」
美汐「全体的な雰囲気や流れがよかった分、そのような設定が気になりました」
真琴「大体、なんで屋上なのよぅ。名雪っていったら、駅のベンチじゃないの?」
美汐「……駅のベンチで鍋をやるわけにもいかないでしょうし」
真琴「あぅーっ、やっぱり都合のいい設定なんだーっ」
- 002 コンクール (採点:2)
- 真琴「んー、なんかふつーの話だったー」
美汐「栞さんが絵を描くのが好きだ、という点しか、本編と関連がありませんね」
真琴「あっ、あと下手だっ、ってところっ」
美汐「流石に、木と区別が付かないほど下手、ということは無かったはずですよ。
自画像もありましたよね」
真琴「あぅー、そいえば……」
美汐「時間軸もよくわかりませんし。暗黙の了解で、栞さんのエンド後だとは思いますが、
そういう設定を話に組み込めていたら、もっとよかったと思います」
真琴「でも、どうやって?」
美汐「再び相沢さんに会うことを諦めなかったから、病気を克服できた、と絡めるのはどうでしょう?
だから、諦めないのは重要だ、と」
真琴「あぅー、病気と絵は差がありすぎよぅ」
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 真琴「わっ、香里、祐一のことが好きだったんだ」
美汐「どうやらそういう設定のようですね。けれど最後に伏線もなく突然出てきて、私も驚きました」
真琴「でも、香里って北川と一緒の方がピンとくるっていうか……」
美汐「それは偏見というものですよ。……私なんか相方がいないんですし……」
真琴「あ、あぅー、でもね、ほら、なんか、名雪も北川も出てこないから、変な感じ」
美汐「学校の話ですからね。別のクラスになった、という設定でもあるのかもしれません」
真琴「もう少し登場人物増やして、盛り上がりがあれば面白かったのにね」
美汐「大学の説明ばかりでしたからね」
真琴「そうよ! なんでKanonのお話なのに、知らない大学の説明、聞かされなきゃいけないのよぅ」
美汐「自分の書きたいことに焦点を絞って、書かれることをおすすめします」
- 004 冬は好き? (採点:4)
- 真琴「祐一、キザーっ」
美汐「ごちそうさまでした、という感じですね」
真琴「で、この最初の『冬が好き?』って会話、いつした会話なんだろ?」
美汐「そうですね……途中に7年ぶりの再会、とありますから、子供の頃の話かと思うのですが……」
真琴「でも、登校中、とか言ってるし……よくわからないわよね」
美汐「短い話ですから、明確に示して欲しいところですね」
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- 美汐「……結婚式、出たことありますか?」
真琴「えっえっ? 真琴、ないー」
美汐「その、真琴が、ではなくて……。
結婚式は通常、神父の前などで誓いを述べる『結婚式』とそれを親戚・友人一同に報告する『披露宴』からなります。
それがまざってしまっているようですね」
真琴「でもぉ、この最後にするなら、こういう風な式にしないと……」
美汐「設定を筆者の都合の良いように改変する……まぁいいですけれど」
真琴「でも、三人一緒に結婚、って凄い内容ねっ。……ついでに真琴も一緒に結婚させてくれても良かったのに……」
美汐「おそらく、無理でしょうね」
真琴「あぅーっ、美汐厳しすぎるわよぅ」
美汐「あゆさんとも結婚、という試みは面白かったのですが、いかんせん説得力が足りなさすぎます。
相沢さんと名雪さんがあゆさんのことをどう思っているのか、という描写が絶望的に不足してるからです」
真琴「それは、あゆの視点から進む話だから……」
美汐「ですから視点の持ち方自体が問題だったのかもしれません。この場合、伏線として企み自体を話し合っている場面を用意するなどしないと」
真琴「あぅー、難しそう」
美汐「そういう描写もなく、愛してる、と言われても……というわけです」
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 真琴「……この女(ひと)、誰?」
美汐「……香里さん……のようですが……すごい変わりようですね」
真琴「まるで、ラジオの美汐みたい」
美汐「……そんなこともありましたね(遠い目)」
真琴「でも勢いがあって、面白かったーっ。すんごくラブラブだったし」
美汐「ノリで突き進むSSというのも悪くはないですね。私の好みではありませんが」
真琴「えー、よかったのにー」
美汐「このノリに覆い隠されて、Kanon本編の要素というものがほとんど消え去ってるように思えますから」
真琴「あぅー、でもほら、やっぱり栞がいてこその香里だ、ってことで……」
美汐「相沢さんがその栞さんを捨てて、香里さんに走った理由、みたいなものも書いてもらえるとよかったですね。
おそらく、筆者の頭の中にはあるのでしょうから」
- 007 思い出 (採点:1)
- 真琴「…………」
美汐「…………」
真琴「強引すぎるーっ」
美汐「なんと申しましょうか。まさにお話にならない、と申しましょうか」
真琴「なんでこうなるの?」
美汐「……伏線とか、説得力のある説明、とか、本編との連動、とか、欲しいです、ええ」
真琴「香里が自分の事を『あたし』って言わなかったり、『来ても』を『着ても』って間違ってたり……」
美汐「先は長いと思いますが、頑張ってください……」
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 真琴「北川、振られちゃったんだ」
美汐「そこまでも行ってないのではないでしょうか。友達から踏み出すことも出来ず、
最後までそのまま、何も変化がない、というある意味本当に北川さんらしい話でした」
真琴「でもなんで、香里と祐一がくっつく話、こんなに多いの?」
美汐「皆同じように、王道を避けようとしてぶつかったのかもしれませんね」
真琴「このお話は読みやすくて良かったけど」
美汐「まぁ……見やすいことは確かですね。一行の文字数も少ないですし。
ですが、内容まで読み易いのはどうかと。途中までで大体最後が想像できましたから」
真琴「えー? そう? 真琴、車が事故起こしてなんかとんでもないことになるのかと思ってたわよぅ」
美汐「……それは毒されすぎです」
真琴「あぅー、それくらいシゲキ的な方が面白いわよぅ」
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 真琴「えーっ、結局この一弥って、夢の中だったの?」
美汐「タイトルからすると、その通りですね」
真琴「なんだー。家から草原につながったり、面白そうだったのにー」
美汐「……ですが……本来佐祐理さんしか知らないはずである
『わたしが一弥と一緒にいたいと思った時に、心の中で描いた光景』
というものが、父親の夢の中に出てきていますし……」
真琴「あぅ? そーいえばそうねぇ」
美汐「実際には佐祐理さんも一緒にこの夢を見ていた……とした方が面白いかもしれませんね」
真琴「(こくこく)」
美汐「全体としては、とてもよいお話だと思いました。佐祐理さんと家族のことについては、
本編では結局解決されなかった問題でしたし。これを補完するという試みはいいものです」
真琴「そうよねー。本編だけじゃ解決してない問題たくさんあるもんね」
美汐「…………」
真琴「あっ! 美汐のだって、きっとあるわよぅ」
美汐「……だといいのですが」
真琴「でも祐一とくっつくのは禁止っ!」
美汐「それはどうでしょうね」
真琴「えーっ」
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 真琴「あぅー……微妙よぅ」
美汐「どうしたんですか?」
真琴「だって……だって……他のみんなは名前、出てるのに、なんで真琴だけ名前、ないのよう!」
美汐「おちついて。私の名前もありませんから」
真琴「あぅ……ほんとだぁ」
美汐「テレビ版のその後、なんでしょうか。みなさん、そのようなことになっていますし」
真琴「あぅー、テレビ版、嫌いよぅっ!」
美汐「……ラジオ版の私も変ですが、テレビ版もひどい物でしたね……
それはさておき、こちらのSSは内容としては楽しめました」
真琴「何も変わらない日常っていいわよねぇ……」
美汐「ただ、山が弱く感じました。特に前半分を使って香里さんが感じている『変化』は名雪さんのことだけで、
他の人のことは後半で立て続けに出てきてしまい、読み手が納得するうちに香里さんの台詞がきてしまって
いましたから」
真琴「ところで、このタイトル、どういう意味なの?」
美汐「……さて、どういう意味なのでしょう? 私にもわかりませんでした」
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- 真琴「わっ、美汐の話だー」
美汐「……そうですね」
真琴「あれ? 真琴が出てこない……」
美汐「お約束の、真琴が帰ってこないエンド後でしょうか」
真琴「あぅーっ!(ジタバタジタバタ)」
美汐「大丈夫大丈夫、きっと真琴が出てくる話もありますよ(なでなで)」
真琴「あぅー……」
美汐「さて、私が相沢さんに言うべき言葉を探す……という話でしたが、正直、少し冗長でした」
真琴「え、どこがー?」
美汐「私が両親に出会うところと、水瀬家で相沢さんに遭遇しそうになる場面です」
真琴「そうかなぁ」
美汐「両親の場面は、二人のキャラに喰われてしまっていますし、相沢さんの方は
わざわざそういうシーンを入れる意味が見えませんでした」
真琴「あぅー、アイする二人が会えない、っていうの、よくないかなぁ」
美汐「ええ、ですから、そういう記述を入れる……
『同じ屋根の中に居るのに傍にいれないのがもどかしい』
みたいな言葉を入れておけば、最後の二つの好きの条件も説得力が出てくるのではないでしょうか」
真琴「なるほどぉ」
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:4)
- 美汐「どうして……オリキャラは独特な名前の人が多いんでしょう」
真琴「あぅー……考えすぎ?」
美汐「まぁこの人は、その名前の独特さもネタの一つだからいいと思いますが」
真琴「でも、久瀬ってこういうキャラだっけ?」
美汐「妙に軽い人になっていますね。オリキャラと軽い久瀬さん。どうもこれだけで微妙な感じがします」
真琴「微妙ってー?」
美汐「有り体に言えば、Kanonらしくない、といったところでしょうか。
何しろ、通常の登場人物が一人もいませんしね。ちょっと名前が出てくるだけで」
真琴「そういえば最後も、オリジナルキャラが叫んでるだけだったね」
美汐「話自体はつまらないわけではありませんが、とりたてて目をひくところもなく」
真琴「なるほどー、確かに微妙ね」
美汐「筆者の方の思い入れは解るのですが……まさにその思いは一方通行だった、というところでしょうか」
- 013 名雪のライフスタイル (採点:7)
- 真琴「ふわぁー、とっても甘かったー」
美汐「恋する乙女は無敵、と言われますが、そのような雰囲気がよく伝わってくるSSでした」
真琴「名雪、いいなぁ……」
美汐「そうですね、私もはやく、このように慕える人が欲しいものです」
真琴「真琴もー」
美汐「ただ、どういう経緯で生まれた環境設定なのかが気になりましたが。
栞さんは助かっているし、あゆさんは未だに商店街を彷徨ってるみたいですし」
真琴「あぅー、真琴はどこー?」
美汐「さて、どうなっているのでしょう」
真琴「あぅーあぅー(ジタバタジタバタ)」
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 真琴「あぅ……? 『靄』って何?」
美汐「これは『もや』ですよ。あたりが煙のように真っ白に――」
真琴「あーっ、こんな漢字書くんだー」
美汐「その靄の中にいると思われるのは、相沢さんなのですが……最初は靄と言うより、
電波の中にいるのかと思ってしまいました」
真琴「ちょっと変だったわよねぇ」
美汐「それも、栞さんと会えないが為の空元気なのかと読めば、なるほど、納得です」
真琴「でも、栞のこと、なかなか出てこないから、このまま終わっちゃうのかと思ってたわよぅ」
美汐「最後の方の雰囲気はかなりよいのですから、前半ももう少し、気を配られると
よかったと思いました」
- 015 in the room (採点:3)
- 真琴「……あぅー、真琴、よくわかんない……」
美汐「まぁ、そういうことにしておきましょう……というかそうなのでしょう、真琴は」
真琴「え?」
美汐「この話の中の相沢さんと北川さんは、今ここにいる私と真琴と、同じ状態、なのでしょうね」
真琴「えーっ?」
美汐「つまり、これはKanonのSSですらなく、ただのKanonという物語のシステムを、
相沢さんと北川さんの口を借りて、筆者の人が語っているだけなのですよ」
真琴「あぅー、真琴たちもそうなのかな……?」
美汐「さて、どうなのでしょう」
真琴「ねぇ、美汐は?」
美汐「私は……私の考えではないですが、こんなことを言いたがっています。
『真の奇跡を起こすために、自分はSSを書いているのだ』
さてこれは何を意味するのでしょうね」
真琴「真琴に聞かないでよぅ。でも……真琴もそんな真の奇跡、起きたらいいな」
美汐「そうですか?」
真琴「だって――普通のままだったら、真琴、消えるしかないもん」
美汐「起きますよ……起きてますよ、奇跡は、あちらこちらで」
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- 美汐「惜しいです」
真琴「あぅーあぅー……え、どこが? すっごくいい話だったわよぅ」
美汐「ええ、話自体はとてもよかったです。北川さんとと香里さんの出会いから、
さらに栞さんのことを忘れようとしている香里さんを戒めるところまで絡めているのですから」
真琴「(こくこく)」
美汐「惜しいのは、一部突然地の文と視点が、香里さんから北川さんに移ってしまったこと。
確かに視覚的な描写ではこの方がインパクトがあると思いますが、違和感を伴ってしまうのは否めません」
真琴「あぅー、そんなに気になるかなぁ」
美汐「それからこちらの方が重要ですが、シロのことを忘れようとしている描写がないこと」
真琴「あっ、そういえばなかった……」
美汐「確かに、地の文では書かれていますが……この高校二年になるまでに実際にあったことを
描写する、という方が、よほど効果的に読者に印象づけられたのではないでしょうか」
真琴「あぅー、例えばどういうの?」
美汐「そうですね……一年目の命日、北川さんから『アイツの命日だから寄っていこう』と言われて、
『そんな猫のことは知らない』と言い返すとか」
真琴「うわー、香里すっごく嫌な人っぽいー」
美汐「でもその方が、栞さんを知らないことにしそうになっている本編を読者に意識させることが
できるのではないでしょうか」
真琴「あぅー、難しいのね」
美汐「話自体はとてもよかったと思った分、コメントも長くなってしまいました」
- 017 FREE (採点:3)
- 真琴「うーん、話自体は面白かったんだけどー」
美汐「なんでこの人たちなんだろう、と思っているんですね」
真琴「うん、そう。別にふられるのが佐祐理で、慰めるのが舞でもかわらない感じ」
美汐「……舞さんが水切りをやるかどうかはさておき、言いたいことはわかります。
告白してふられる、それを慰める女の友情、は世間一般にたくさんありますからね」
真琴「大体、なんで水に濡れてるの?」
美汐「さあ。なんともわかりません。名雪さん達も大変ですね」
真琴「(こくこく)」
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 美汐「蛇足……ですね」
真琴「えーっ、真琴の話だし、最後はちゃんと祐一と仲直りしたし、めでたしめでたしだったじゃない」
美汐「ええ、それはいいんですが、この百花屋の件は蛇足だったのではないかと」
真琴「あぅー、そうかなぁ……」
美汐「話として、相沢さんと喧嘩して、私に諫められて、真琴が登場して、仲直りして、で完結してるのです。
いわば起承転結に収まってるので、それより後の展開は、やはり蛇足と言うしか……」
真琴「あぅーっ、蛇足でもいいもんっ」
美汐「はぁ。まぁいいですけれど。それ以前の部分の話としては、よかったと思います。
十分にありそうな話ですし、お二人の心も書き込まれていましたしね」
真琴「けど真琴、どうやって帰ってきたのかなぁ……?」
美汐「それを聞くのは酷というものでしょう」
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 真琴「えっ、これで終わりっ?」
美汐「……これで終わりだというのですか、それは酷というものでしょう」
真琴「みしおを美汐がだっこして、お名前は、なんてやるところとかは、とってもいいのよぅ。
やっぱり思い出しちゃうなぁ……」
美汐「話としては一応まとまってはいるのですが、言ってみれば起承転結の承まで終わったところ。
女の子は出てきた時点で正体が妖狐だというのは容易に想像されるところですし、
やはり物足りない感が非常に強いです」
真琴「そうよぅ。二人のみしおはどうなっちゃうのよぅ!」
美汐「それに男の子の真君も、ですね。真琴との関係とか――」
真琴「あぅーっ、続きーっ、それで、真琴も出してーっ」
美汐「……それは無理だと思いますけれど」
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- 美汐「何と申しましょうか。単なる話としてはよくできていたと思います」
真琴「高校生の恋愛ーって感じ?」
美汐「そうですね。キャラクタの性格も綺麗にはまっていたと思います。でも、それだけ」
真琴「置き換え出来そう、よね?」
美汐「このキャラでなければいけない必然もなかった、と申しましょうか」
真琴「祐一は事故に遭わされちゃうし。手紙は縦読みだし」
美汐「おや、真琴も気がついたんですね」
真琴「当然よぅ! いんたぁねっとのにゅぅすにもなるくらいなんだからぁ」
美汐「いかにも、細工を考えてから、ストーリーを考えた、という感じがします」
真琴「あぅー……それは考え過ぎだと思うの」
美汐「繰り返しになりますが、話としてはよかったですが、KanonのSSとしては減点……ですか」
- 021 隠された想い (採点:1)
- 真琴「…………」
美汐「……厳しいようですが、指摘しまくらせて頂きますっ」
真琴「あぅー、美汐、手加減し――」
美汐「まず、会話文の前に人名というのは、小説という形態を取る以上、不要です。
誰が話しているかは、地の文で判るように描写するのが道理というものです」
美汐「香里さんは、自分のことを『あたし』と呼びます。同様の名雪さんは『わたし』、
北川さんは『オレ』です。二次創作物なのですから、元作品と同じ呼称を使うのが
道理というものでしょう」
美汐「話そのものも、本編との絡みがまったく存在せず、一人の男が一人の女に告白する、
というだけのもの。Kanonのキャラである必要性も感じません」
美汐「さらに言うなら、なぜ相沢さんが香里さんを好きになったのか。そして逆についても
全く説明されておらず、実に唐突です」
美汐「最低点をつけさせて貰いますが……納得して頂けますよね?」
真琴「あぅー……気を落とさないでね。真琴も最低点には賛成だけど」
- 022 アンバランス (採点:9)
- 真琴「あぅー、よかったぁ」
美汐「栞さんのシナリオの後、本来だったら登場することもなく終わっていた私を
救済するための話。とても楽しませて頂きました」
真琴「栞と美汐の話って、珍しいねー」
美汐「そうですね。同じ学年になるはずだからと、一緒に出てくる話は時々は見かけますが、
ここまで絡ませる話はあまりみたことがありません」
真琴「うん、美汐が栞に妖狐のことを話しちゃうなんて、びっくりしちゃった」
美汐「消えるはずだった者が、消えてしまった者の想いを代弁する。だからこそその言葉は、
私の胸にまで届いたのでしょう」
真琴「アイスとか、スケッチとか、栞らしいのがでてたのもよかったね」
美汐「はい。無理なく話に使われていました。ただ惜しむらくは……」
真琴「え? なんかあるの?」
美汐「はい。一応栞さんのシナリオの通りでは、栞さんの病気が治るのは四月に入ってからの
はずですから……少し出てくるのが早すぎますね」
真琴「あぅー、少しくらいいいじゃないよぅ」
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 美汐「舞さんの話でしたか。最初は私の話かと思っていたのですが」
真琴「やっぱり童謡とか歌うと、美汐、って感じがするー」
美汐「……それは偏見というものです。
それでSSの方なのですが、可もなく不可もなく、という感じでしょうか」
真琴「えと……ちょっと退屈だったの……」
美汐「あまり盛り上がりもなく、平穏無事に終わる話でしたからね」
真琴「(こくこく)」
美汐「雰囲気もよく、感じも出ていたと思うのですが、少し弱かったと思いました」
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 真琴「香織って、だれ?」
美汐「香里さんの名前を間違えたのでしょう。
自分のことを『私』と呼んでいますし、もはや別人ですね」
真琴「北川も自分のこと、『俺』っていってるー」
美汐「これらについて、もう少し本編に揃えることをおすすめします」
真琴「内容は……真琴、よくわからなかったわよぅ」
美汐「どこがわからなかったんですか?」
真琴「えーとね、香織(仮称)が愛想、悪くなった原因って、結局なんだったの?」
美汐「物語の中には書かれていませんね。本編から該当しそうなことを検討すると
栞さんのことになりそうですが、時期が合いませんしね」
真琴「あぅーっ、なんか消化ふりょーっ」
美汐「……というわけでした」
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 真琴「中途半端っ」
美汐「真琴、そんな身も蓋もないですよ」
真琴「でもー。祐一たちのいつもの朝かもしれないけど、全然面白くないんだもん」
美汐「そうですね。単になぞるだけでなく、もっと心情の描写に力を入れたりすれば、
面白くなったかもしれません」
真琴「あぅー、どうだろ……」
美汐「この話のメインは秋子さんですからね。秋子さんの想いを中心に、他の人物への
視点の移動はなかったほうがよかったかもしれません」
真琴「あ、でもこの秋子さん偽物よぅ」
美汐「どうしてですか?」
真琴「だって秋子さん、自分のこと『私』っていわないもんっ」
美汐「……(実際には麻枝さんのシナリオの一部では『私』と使っているのですが、
混乱するから言わないでおきましょう)」
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- 真琴「あぅー……?」
美汐「どうしたのですか、真琴」
真琴「それで結局、何がどうなったの?」
美汐「さて、どうなったのでしょうね。何も変わっていないのかもしれません」
真琴「あぅー、わけわかんないのよぅ。改行ごとに香里のことだったり祐一のことだったり」
美汐「効果……というわけでもなさそうですが、さてどうなのでしょう
一般的にこのように視点を変えていくやり方は、好まれないものですが」
真琴「あ、あとなんで祐一、香里のことを好きになってるのよぅ。栞のことは遊びだったのっ?」
美汐「結局、それらが筆者の都合のいいように設定されているから、理解しにくくなっているのかもしれませんね」
真琴「あぅ?」
美汐「男が女を好きになり、告白し、ふられたり受け入れられたりする。
それに相沢さんと香里さんを当てはめただけ、ということです」
真琴「描写とかは、すっごく丁寧だったけどね」
- 027 冬空のキセキ (採点:10)
- 真琴「うわー……」
美汐「素晴らしいお話でした。ものみの丘の狐たちが見せる現実世界でのまた一つの奇跡。
そして、二人へのメッセージ」
真琴「え、メッセージなんてあった?」
美汐「はぁ……。夢の中で見た、現実には起きえないであろうと思っていた光景が目の前に出現する。
つまり、奇跡というものはまた何度でも起こりうるのだ、ということを表しているのですよ」
真琴「そうだったんだー」
美汐「それにしても描写が美しいお話でもありました。私もダイヤモンドダストというものは
見たことがありませんが、その様が目の前に浮かぶかのようでした」
真琴「ねぇねぇ、どうやって起こしたのかな。真琴にもできるかなぁ、ダイヤモンドダストっ」
美汐「……こちらの真琴には、どうやっても起こせそうもありませんね」
真琴「えーっ、どうしてよぅ、ねぇ、美汐ーっ」
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 真琴「えーっ、これで終わり?」
美汐「そうですね。筆者にとって、十年後のキャラクターを集める、ということが最重要であり、
それ以外のことはどうでもよかったのでしょう」
真琴「そうなの?」
美汐「『どんな人間が集まるのかという疑問と等価値』とありますからね」
真琴「あぅー、よくわかんない……」
美汐「私にもよくわかりません」
真琴「あははっ、美汐もわからないんだー。よかったぁ」
美汐「ですが後一つ言えるのは、そうするとこの十二人目は筆者自身ではないか、ということです」
真琴「じゃあなんで、こんな話を書いたの?」
美汐「……推測ですが……KanonのSSというものへの決別、ですかね」
真琴「えっ! どーしてよぅ」
美汐「いつでも幕を下ろせる、と言っていますから」
真琴「あぅー……」
美汐「是非ともご意見を伺いたいところです」
真琴「でも、SS自体は……その……あんまり面白くなかったの。ごめんね」
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- 真琴「それで結局、どこからどこまで夢だったの?」
美汐「全部……ですかね」
真琴「えーっ、じゃあ最後に佐祐理、どうなっちゃうの?」
美汐「どうもなってないんじゃないでしょうか。
つまりは佐祐理さんが自己完結するだけの話なのです」
真琴「あぅー、それなのに一弥もいるし、舞もいるわよぅ?」
美汐「全ては佐祐理さんが産み出した、自分の都合のよい夢の中の人、なのですかね。
それでなおかつ、こんな都合のよい夢は見てはいけないのだと夢の中で苦しむのですから、
器用といいますかなんといいますか」
真琴「真琴そんなことできないわよぅ」
美汐「文章は綺麗で読みやすかったのですが……」
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- 真琴「わーい、真琴、帰ってきたーっ」
美汐「よいですね。真琴の帰還に、自分のところに来ていた少女のことを思い出す私の話ですか」
真琴「あれ? 女の子だったの? 男の子、って話も読んだこと、あるけど……」
美汐「本編中には明記されていませんからね」
真琴「そっかぁ」
美汐「気になるところがあるとすれば……この妖狐の少女の最後、でしょうか」
真琴「ひどいわよねっ、保健所に渡すなんてっ」
美汐「それもあります。放任主義の母親が、このような時だけ娘の部屋を調べて、保健所を呼ぶ、
というのもおかしな話です」
真琴「他に何かあるの?」
美汐「はい。狐に戻り焼かれて骨に……とありますが……本編中で私はこう言ってます。
『消えます。初めからいなかったかのように』
と。アニメ版でも真琴は光の中に消えていきましたしね」
真琴「あぅ……」
美汐「確かにこの方が話としては効果的かもしれませんが、本編の設定を違えるのは気になりました」
真琴「でも大した問題じゃないわよぅ」
美汐「まあ……自分のことですからね、やはり気になるのですよ」
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- 真琴「なんで秋子さん、死んじゃってるのよぅ」
美汐「どうしてでしょうね。秋子さんが生きていても死んでいても、この二人がこういうこのような
関係になるのはかわらない、ということでしょうか」
真琴「それ以外は、ふつーの話だったね」
美汐「とてもよく見る、朝の光景、といった感じで。本当にただの日常でした。
だからこそ、意味があるのかもしれませんが」
- 032 make bread,eat shorts (採点:1)
- 真琴「あぅー……、小学生?」
美汐「まったく、笑えない冗句ほど力が抜けるものはありませんね」
真琴「(こくこく)」
美汐「それで最後まで書ききった努力は大した物だとは思いますが、それだけではないかと」
真琴「だって名雪や祐一の必要、ないもんね」
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 真琴「えーと……舞と佐祐理と一緒に遊園地に行った。それで……?」
美汐「それだけみたいですね」
真琴「あぅー、それだけなんだ」
美汐「そのような平穏な何もおこらない日常が悪いとはいいませんが、
もう少し書きようはあるのではないでしょうか」
真琴「こういう平和な一日、ってのも嫌いじゃないけどー」
美汐「例えば、一体舞と佐祐理さんはどういう格好でいたのでしょうか」
真琴「わ、どこにも書いてないよぅ」
美汐「この話を読んでも、その状況を頭に浮かべることができませんでしたから」
真琴「手抜きーっ」
美汐「手抜きとは申しませんが、読者の想像に頼りすぎではないでしょうか」
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 真琴「あぅー、これは一体なによぅ」
美汐「……何とも味わいの深いお話ですね」
真琴「味わいじゃなくてーっ、電波よぅ、これはっ!」
美汐「その電波を紡いでいるのは、真琴、あなたも関わってるようですよ?」
真琴「えーっ、どんな設定なのよぅ」
美汐「そうですね……。まずこの世界、この街は、あゆさんの夢に取り込まれている、これが第一段階です」
真琴「えと、Kanonの基本の世界もそうよね」
美汐「その街を、夢から覚めないように守っているのが、どうやら私のようです」
真琴「ふーん、すごいんだー」
美汐「そのために使っているのが、ものみの丘に宿る力――妖狐の力なのでしょうか」
真琴「どうやってよぅ」
美汐「もしかしたら、私も妖狐から憑き神に転じたものなのかもしれません。
そして真琴、あなたも憑き神に転じて、栞さんに憑いている、という状況のようです」
さらに栞さんにはあゆさんも取り憑いて、栞さんが思ったことは時折現実化するようです」
真琴「……ギブアップ!」
美汐「まぁそうでしょうね。設定があまりに無茶すぎるかと思います」
真琴「で、それと電波と、どういう関係があるのよぅ」
美汐「どうなんでしょう。電波なのは、栞さんの地なのかもしれません。
むしろそちらを控えめにしておいて、この丘の設定を前面に出した話にした方が、
私は楽しめたと思います」
真琴「真琴はどっちでもよくわかんないわよぅ。あぅー」
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- 真琴「あゆが復活してるー」
美汐「そうですね。あゆさんが復活する、という話は数多くありますが、こちらの話は
人形に宿った心がその手助けをする、ということですか」
真琴「でもなんで、人形が心なんて持ったの?」
美汐「ご都合主義でしょう」
真琴「わ、身も蓋もないっ」
美汐「でもそれを要素として使えれば、問題はありませんよ。
どうして人形が命と引き替えに、一つの願いを要求したのか、は謎ですけれど」
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:8)
- 真琴「あぅーっ、いいお話だったーっ」
美汐「そうですね。真琴は帰ってきましたが、私の妖狐は帰ってこなかった。
あの子のことは本編での設定でもありましたが、それを膨らませた物語ですね」
真琴「真琴が美汐を支える、ってところがいいわよねっ、ねっ」
美汐「くすっ、そうですね。ただ、話の内容はよかったのですが、書き方はもう少し、考慮されると
よかったと思います」
真琴「……また重箱の隅、つついてる……」
美汐「一般的な書式は、そのようなことを解説しているページを見られるのが早いと思います。
特にここで指摘しておきたいのは、真琴の口癖ですね」
真琴「あぅ?」
美汐「そう、それです。『う』なのですが、小文字でなくてはいけません。
大文字で『あうー』は、正確には間違いなのですよ」
真琴「ほんとーに細かいね」
美汐「他ならぬ、真琴のことですからね」
真琴「あぅー、あははっ」
- 037 猫とともに (採点:4)
- 真琴「こんなの、秋子さんじゃないーっ」
美汐「しかたありませんよ。時は移りゆくもの。人の身ならば、逃れることはできません」
真琴「あぅー、秋子さんなら、ぜーったい変わらないって思うのよぅ」
美汐「それは毒されすぎというものです。ですが、ぴろがまだ老猫と呼ばれて生きているのですから
まだ本編から十年程度でしょうか。それならばまだ、秋子さんもここまで老いた感じには
ならないとも思いました。微妙ですね」
真琴「それで、真琴の声ってなんだったのかなぁ?」
美汐「さて、雰囲気だけの気もします」
真琴「えーっ」
美汐「言えるのは、この話だけでは盛り上がりに欠ける、と申しましょうか、中途半端、と申しましょうか。
このSSで筆者が言いたいことが見えなかった、ということなのかもしれません」
- 038 PLAY (採点:3)
- 真琴「あぅーっ、真琴、バカじゃないもん! ナイチチじゃないもん! 私、なんて言わないもん!」
美汐「はいはい、落ち着いて」
真琴「あぅー……」
美汐「一つの話として見れば、よくできたお話だったと思います。友達から恋人へ。最初は偽装だったものが
真実に変わっていく。行動から感情の起伏が伏線として見ることができる描写も見事でした」
真琴「でもーっ。これって何のSSなの?」
美汐「はい。これはKanonのコンペです。理由もなく全員生存している世界。妹のことを気にかけず、
自分のことを『あたし』と呼ばない香里さん。そして単にダシに使われた真琴。
これは私が望むものではありませんでした」
真琴「なんていうか……Kanonのキャラを使った、お芝居? って感じ」
- 039 さかあがり (採点:9)
- 真琴「わっ、美汐、ブルマはいてるー」
美汐「珍しいシチュエーションですね」
真琴「こういう格好いつもしてれば、きっとおばさん臭いって言われな――あぅーっ」
美汐「口は災いの元、です」
真琴「はぅーはぅー」
美汐「この描写等々のため、最初は単なるフェチ的な作品かと思ったのですが、一生懸命になることの
理由が語られるところから俄然、面白くなりました」
真琴「まさか、そうつなげるとは思ってなかったもんね」
美汐「大地を蹴って逆上がりすることと、過去を振り切る、ということに重ねる部分が特に見事でした」
真琴「でも、最後のは頑張らなくていいからねっ」
美汐「ふふ、さて、どうなんでしょう」
真琴「あぅーっ」
- 040 青い空を見上げて (採点:8)
- 真琴「珍しい書き方ーっ、て思ったら、あゆのお母さんだったんだぁ」
美汐「そうですね。大抵こういう場合、筆者自身が語っている場合が多いのですが、
なるほど、こういうのも最後に驚かされて面白かったです」
真琴「でも祐一、あいかわらずあゆのこと、虐めてるー」
美汐「相沢さんらしいではありませんか。他のキャラも、みならしく書かれており、よかったと思います」
真琴「でも本当にこどもの日って、お母さんに感謝する日なの?」
美汐「本当ですよ。辞書にも載っていますからね」
真琴「あぅー、知らなかった」
美汐「私も辞書を引くまで知りませんでした。その日がちょうどあゆさんのお母さんの誕生日というのは
都合がよすぎると言えば都合がよすぎる設定ですけれどね」
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 真琴「あぅー、マーサ……マーサ……マーサ……。マーヤ?」
美汐「違います」
真琴「あははっ、でも、マーサって名前だったんだぁ。変な感じ」
美汐「確かに相沢さんが拾った狐に名前を付けた、ということは本編でも出てきませんでした。
良い目の付け所だった、といえるでしょう」
真琴「でも……なんかヘンなのよぅ」
美汐「真琴はどこがへんだと思いました?」
真琴「えとね、真琴、祐一とかけっこしたこともないし、森を探検したこともないわよ?」
美汐「そうですね。私も気になることがたくさんあります」
真琴「やっぱり?」
美汐「設定が本来とはかなり変わっています。真琴が指摘したところもそうですが、
相沢さんは狐を、秋子さんに気づかれないように飼っていたはずです」
真琴「そうそう!」
美汐「それに一番気になったのは、何故名前を思い出しただけで真琴が帰ってきたのか、ということです」
真琴「そうよそうよっ!」
美汐「これではまるで、物語のために設定を都合良く改変したように見えてしまいます。
それが悪い、と言うつもりはありませんで、私の許容範囲は超えておりますので、
それなりの得点になりました。ご了承ください」
真琴「いちおー、かんどーはしたのよ」
- 042 覚えたての愛 (採点:3)
- 真琴「あぅー、なんか秋子さん、ヘン」
美汐「どこが変だと思ったのですか?」
真琴「なんか優しくないの。それに『けっこん』の事を聞いてるのに、結婚式のビデオ、見せるし」
美汐「なるほど……」
真琴「それに何で真琴がけっこんのこと、聞かなくちゃいけないのよぅ!」
美汐「ずっと一緒にいられること、ですからね、結婚は」
真琴「うんっ、『したい、けっこん』よぅ! 逆じゃないのっ」
美汐「秋子さんのキャラクタを崩し、夫というキャラクタを作り、さて、
何をこのSSは、筆者は何を語りたかったのでしょう?」
真琴「あぅー……わかんない」
美汐「これは完全に想像ですが……この筆者は女性の人ではないでしょうか。
そして、書きたかったことは……男性の非難……ですかね」
真琴「えー、どうして?」
美汐「この話の中の真琴も秋子さんも、同じ目を男の人からあわされているのですよ。
『言って欲しい言葉を、言って欲しい時に、言ってくれなかった』
ということでしょうか」
真琴「そだけど……」
美汐「単なる想像です。筆者の方のコメントが楽しみです。
ただ、KanonのSSとしては楽しめませんでした。
筆者の語りのために、私達キャラクタは、いるわけではないですからね」
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 真琴「なんか、ひそーね」
美汐「そうですね。栞を失った相沢さんと香里さんの独白が……
これはカノンに対してフーガ、とでもいうのですかね」
真琴「でも、何をいいたかったのかなぁ?」
美汐「残念ながら、このSSから響いてくるものは何もありませんでしたね」
真琴「うん、これじゃ栞がかわいそう」
美汐「そうですね、それから香里さんは自分のことを、『あたし』と呼びます。
これだけ短い話で、しかも独白で、この間違いは致命的とも言えますね」
真琴「今度はもっとちゃんとした、『おはなし』を読ませてね」
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 真琴「わっ、美汐、積極的ーっ」
美汐「……私も二十歳を越えればこの様な大人になれるのでしょうか?」
真琴「物腰はもうすっかりオバサ――あぅーっ、ごめんなさいごめんなさいっ」
美汐「はぁ。まったく。この話も、途中まではとても幻想的でよかったのですが……」
真琴「祐一だもん。これくらいはするわよぅ」
美汐「お陰で、雰囲気が台無しです。この分、減点ですね。それから前半も少々冗長です。
オーロラを生かすのならもっと雰囲気を重視して欲しかったですね」
真琴「でもいいなぁ、オーロラ。真琴もやりたいなぁ」
美汐「起きないから奇跡っていうんですよ」
真琴「美汐、それ栞の台詞よぅ」
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- 真琴「……なんか、香里が凶暴よぅ」
美汐「ギャグとしては定番どころですね。それはいいのですが問題が一つ」
真琴「えーと……話が中途半端っ!」
美汐「そうです。真琴も判るようになってきましたね」
真琴「えへへ……」
美汐「北川さんが非道い目にあって終わる、これはもう完全に定番通り。
途中も特に目を惹くところはなく」
真琴「今度はもっと笑えるの、よろしくねっ」
- 046 影 (採点:6)
- 真琴「あぅー、最後がちょっと……」
美汐「そうですね。ラスト手前まではかなり良かったと思います。
栞さんを想い、香里さんを心配し、泣いてみせる相沢さんは恰好良いとさえ思いました」
真琴「しゃくだけど真琴もそう思うわよぅ」
美汐「だから最後、相沢さんが香里さんのことを好きだといった時には、何事かと思いました」
真琴「『香里が心配なだけだ』って言ってたのは、嘘だったんだっ、ってなっちゃったわよぅ」
美汐「画龍点睛を欠く……いえ、これはむしろ、蛇足、でしょうか」
真琴「恋はいつだって唐突だ、だけど、こんな唐突はイヤかも」
- 047 あゆの風 (採点:7)
- 真琴「へーっ、あゆ、ってそういう意味だったんだぁ」
美汐「いかにも最もらしいですね。あゆさんの名前にふさわしいと思います」
真琴「……子供は風の子、ってところ?」
美汐「そこまでは言っていませんよ」
真琴「あぅー……」
美汐「話としては綺麗にまとまっていたと思います。山に登りたいというあゆさんの気持ち、
それをかなえたいと思う相沢さんの気持ち――」
真琴「でも祐一、ちょっと変だったけどね。えっちなこと、堂々と言うし」
美汐「そうですね……それだから、というわけでもありませんが、全体的にもう少し描写・表現が
多い方がよいのではないかと思いました」
真琴「そうかなぁ。真琴はこれでもいいと思うけど」
美汐「山に登る時、二人はどんな格好をしていました? 荷物はどれくらい重かったのでしょう。
肌に感じる山の空気はどう変わっていったのか。また匂いはどうだったのか――」
真琴「あぅーっ、もうおっけーっ」
美汐「これらの描写が入れば、より読者に山というものを感じさせることができると思います」
- 048 Raining (採点:10)
- 真琴「あぅー、あぅー、あぅー」
美汐「はい、ティッシュですよ」
真琴「ありがとっ……ふぅ、あー、いいお話だったー」
美汐「ふふ、そうですね。結婚できましたしね」
真琴「それにねっ、それにねっ、あのご本が出てきたのはとってもビックリしたのっ」
美汐「相沢さんが子供の狐相手に、この本を読んで聞かせていた。面白い設定だと思いました。
そして、別れの時にまさにその台詞を言っていたとしたら……。
無理のない仮説で、なおかつ本編の設定の補強にもなりますね」
真琴「(こくこく)」
美汐「少々気になったのは、少年時代の相沢さんの口調があまりにも大人じみていること、ですが……
本編の少年時代も、ここまでではないですがかなり大人じみた感じでしたしね」
真琴「いいのいいのっ、結婚できたから。ムードのないプロポーズだったけど、でも……」
美汐「それもまた相沢さんらしくていいですね。真琴の答えも、真琴らしかったですし」
真琴「えへへ……」
美汐「というわけで、私たちとしてはとてもよかったと思いました」
真琴「あっ、あと、美汐のナレーション、聞きたかったなぁ」
- 049 時計の針 (採点:6)
- 真琴「……なんで香里、廻ってるの?」
美汐「これはある意味象徴であり、決意なのでしょう、今まで、先に進もうとしなかった自分を
動かしていく、という」
真琴「あぅー、じゃあなんで廻ったら、急に笑えるのかなぁ?」
美汐「これは私も解りません。人はそう簡単に変われるわけはないと思うのですが。
それとも香里さんが待っていたのはきっかけで……つまり、変わってもいいという言葉を待っていた?
いうなれば、許しの言葉を待っていた……のでしょうか?」
真琴「あ、あぅー、もう全然わかんないわよぅ」
美汐「少し難しいお話でしたからね」
真琴「難しいんじゃなくて……えとね、全然実感、ないの。何で香里、止まったままだったの?」
美汐「栞さんのことを気にして……ですよね」
真琴「そなんだけど、なんでそんなに栞のこと、気にして、仮面まで付けちゃってるの?」
美汐「……そうですね、言われてみればその説明がありません」
真琴「えへへ」
美汐「そのような香里さんの葛藤までかければ、もっと面白くなったかもしれません」
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 美汐「『アハッ』」
真琴「……美汐、似合わないわよぅ」
美汐「……残念ですね。新しい芸風が取り入れられるかと思ったのですが」
真琴「(芸風っ!?)」
美汐「さて、こちらの話ですが、香里さんと栞さんが仲直りをする話。最後には笑顔で。
それも作った笑顔ではなく、心からの笑顔で
じんわりと、ほのぼのとさせられるお話だったと思います」
真琴「あぅー、真琴はあんまり面白くなかったの」
美汐「そうですか?」
真琴「山が少ない、っていうんだっけ?」
美汐「そうですね。香里さんがどれくらい栞さんのことを想っているのか。
また栞さんがどれくらい香里さんのことを想っているのか。
これらについて、もう少し掘り下げて書かれればよかったのでしょうか」
- 051 むかしばなし (採点:3)
- 真琴「めでたしめでたし、なんだけど……物足りないわよぅ」
美汐「このお話のほとんど全体は、本編で書かれていたことの焼き直しでしたからね」
真琴「そうなのよぅ。ちゃんと並べて分かりやすくしてくれたのは、ありがたかったけど」
美汐「母親となった舞さんが、自分の子供に語り聞かせる、という形式はよかったですが、
それだけ、だとも言えます」
真琴「でも子供に聞かせてるにしては、難しい言い回しとか多かったわよぅ」
美汐「そうですね。ですからなおさら、単に並び直しただけ、と感じるのかもしれません」
真琴「なるほどー」
美汐「それから、よく間違えられるのですが、舞さんは魔物を『狩って』いるのではなく、
『討って』いるのですよ」
真琴「え? ホント?」
美汐「はい、舞さん自身は必ず、『魔物を討つ』と言っています。ご確認の程を」
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- 美汐「MALICE MIZERですか」
真琴「あぅ? えーと、歌手だっけ?」
美汐「そうですが私もよく分かりません。調べた結果です。この方々の歌の中に、
『ヴェル・エール〜空白の瞬間の中で〜』というのがあるのですが、この歌詞が
こちらのお話のベースになっているものと思われます」
真琴「ふーん。でもちゃんとKanonのお話になってたわよぅ」
美汐「そうですね。もし妖狐が相沢さんから離されたあと、北川さんに会っていたとしたら」
真琴「……死んじゃってるけどね。なんで死んじゃってるのよーっ」
美汐「私も何故、冬に浴衣姿で立っていたのでしょうか。謎ですね」
真琴「あぅーっ、すっごく寒そうよぅ」
美汐「さて、文章の方ですが、もっとも気になったのはやはり、北川さんの心情、でしょうか。
一体いつ、北川さんは真琴のことを愛するようになったのか。そして――」
真琴「……真琴の方もよくわかんないわよぅ」
美汐「そうですね。これらについての描写があれば、もっとよいお話になったのではないでしょうか」
真琴「あとー。仕方ないってわかってるんだけど、この北川の文章、すっごく気になったの」
美汐「老成した後の文章、という設定なのでしょう。こういう手法も、あるものですね」
- 053 散葉咲華―another home― (採点:4)
- 真琴「……あぅーっ、あぅーっ、よくわかんないーっ」
美汐「そうですね。とても冗長な話でしたから」
真琴「美汐はわかったんだー。すごーい」
美汐「はい、簡単に言えば、『昔のことは想い出として保存して、未来へ進もう』ということですかね」
真琴「……それだけなの?」
美汐「そのように私は理解しました」
真琴「それなのに、何でこんなに長いのよぅ」
美汐「描写に凝りすぎ、でしょうか。それにしては終わりも尻切れトンボですし、
あゆさんが自分の疑問を解消できたかどうかについても書かれていません」
真琴「もっとばっちり、解決させて欲しいわよぅ」
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- 真琴「あははっ、美汐と祐一、夫婦だって」
美汐「……なんで笑うのです?」
真琴「喧嘩してるから」
美汐「はぁ。まあ私も、苦笑しか漏れませんでしたが」
真琴「そうよねぇ。だって本当の美汐だったら、もっと怖い――あぅーっ!」
美汐「しばらく反省していなさいっ」
真琴「(もがーもがー)」
美汐「真に失礼かとは思いますが、これは単にキャラクタを使っただけのお話だと言わざるを得ません。
私と相沢さんである必然性がありませんから」
真琴「(もがもがもがっ)」
美汐「内容も、単なる夫婦げんかと仲直り。喧嘩の原因も、仲直りの仕方も、まったく本編と関係ありません。
そもそもこの二人が、どういう経緯で結婚したのかも書かれていません」
真琴「(もがも)……ぷはぁっ、真琴のことぐらい、思い出してよぅ」
美汐「ここはKanonのSSこんぺですから。Kanonらしさの足りないお話には、申し訳ありませんが
得点を与えることはできません。ご了承ください」
真琴「美汐……謝るから紐、ほどいてよぅ」
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- 真琴「あぅー、確かにこの名前は、真琴の本当の名前じゃないけど、でもーっ」
美汐「はいはい、解っていますよ、真琴。ですが、この物語の中の真琴は、そうではないようですね」
真琴「ホントの名前ねぇ……」
美汐「物語として非常にシンプルです。あの日から1年後、ものみの丘で相沢さんは真琴の声を聞く。
希望を秘めた声を。羨ましいですね」
真琴「それはよかったけど、文章もシンプルすぎよぅ」
美汐「そうですね。全体的に、描写が圧倒的に不足しています。
その『空気』が書かれていない、と申しましょうか」
真琴「肉まんの味とか……」
美汐「相沢さん、肉まんを食べてはいませんよ」
真琴「えっ! あぅー、もったいない……」
美汐「例えば、一年後の私はどんな様子だったのでしょうか。どこかかわっていましたか?
ものみの丘の様子はどうでしたか? 天気は? 残雪は? 空の色は? 空気の冷たさは?」
真琴「なくても、なんとなくはわかるんだけど、あった方がもっといいわよぅ」
- 056 写真のわたしと今の (採点:7)
- 真琴「なるほどー。あそこで直ぐにおっけーしなかったのは、こういうことだったんだー」
美汐「そうですね。名雪さんが七年前に受けた仕打ちがトラウマになっているということは
十分にありえますし」
真琴「まったく祐一は、女心にドンカンなんだからっ」
美汐「文章も名雪さんらしさがでていましたし、話のスケールというものはないものの
小粒にまとまっていたと思います」
真琴「でもちょっと、読みづらかったのよね」
美汐「そうですね。過剰な改行は、逆効果です。全ての人が、三十行も五十行も表示できるような
環境を使っているわけではないのですから」
真琴「あとね、・・・・ってたくさん続くのも、変な感じよぅ」
美汐「一般的に……(三点リード)の使い方は決まっていますからね。これを繋げて
時間的、感情的な間を表すくらいでしたら、文章でその間を表現して欲しいと思いました」
- 057 miss understand (採点:4)
- 真琴「あぅーっ、香里、最後に北川と結ばれると思ったのにーっ」
美汐「それが王道ですからね。それを外して筆者の人が語りたかったことは……
変わりましょう、ということですか」
真琴「変わるの……?」
美汐「相沢さんは夢を諦め、名雪さんは相沢さんから離れ、北川さんは結婚するという。
楽しかった高校の仲間が皆変わっていくのを見て、自分も変わらなければ、と香里さんも自覚する、
というお話ですから」
真琴「なんか、ひそーな感じねぇ」
美汐「そのような中で、香里さんが自分のことを最初から『私』と呼んでいたのは、あるいは故意なのでしょうか。
他の人間がここまで変わったのに、香里さんが変わったのは自分の呼称だけだ、という筆者の嫌み」
真琴「あぅー、それは考えすぎよぅ」
美汐「……そうですよね。失礼しました」
真琴「でもこれ、KanonのSSって感じじゃなかったね」
美汐「そうですね、オリジナルでも十分に成り立つ話だと思いました。特に、相沢さんが変わりすぎです」
真琴「いくらなんでも、知らない人と結婚ってどういうことよぅっ(なんで真琴じゃないのよぅ!)」
美汐「話そのものは、良くできていたとは思うのですけれどもね」
- 058 カレンダー (採点:8)
- 真琴「あぅー、なんか真琴、ダシにされた気がするわよぅ」
美汐「ま、まあこの後、私と相沢さんがどういう関係になっていくのかは、まだわからないわけですし」
真琴「真琴の部屋で、抱き合ったー」
美汐「抱き合ってませんっ、相沢さんが抱きついただけですっ。
元はといえば、真琴が本を片づけておかなかったのがいけないのですよ」
真琴「えー、でもそれ、ヘンよぅ」
美汐「どこがですか?」
真琴「えっとね、このお話の中、祐一が寝ちゃうくらい時間かかってるでしょ。一体何冊くらい、本があったんだろ?」
美汐「何冊って……とにかくたくさんですよ」
真琴「でも、真琴、そんなにお金、持ってなかったはずよぅ。そんなにたくさん買えないもん」
美汐「もしかして、真琴が偶然見つけた古本屋で、安い本を大量に買ってきたとか……」
真琴「あははっ、だからあんな古そうなタイトルの本ばっかりだったのかなぁ?」
美汐「……それで実際には、どうだったのでしょうね? まあ、本が沢山ないと、成り立たない話だというのはわかりますが」
真琴「恋愛のカレンダーって、いいなぁ……今度真琴もやってみよっと」
美汐「そうそう、話そのものに関しては、上記の点が気になったくらいで、全体的に良かったと思います」
真琴「でも、真琴の部屋がどうなってたのか、もっと書いて欲しかったなぁ。
それとか、祐一が美汐のこと抱いた時、とんな感触だったか、とか――」
美汐「真琴っ!」
真琴「あははっ!」
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 真琴「……謎ジャム、誕生秘話?」
美汐「違います」
真琴「あぅー、でも、カップ麺作るくらい、真琴にもできるわよぅ!」
美汐「おや。じゃあ焼きそばは?」
真琴「お湯捨てるくらい簡単よぅ。だって、書いてある通りにやれば良いんだもん」
美汐「そうですよね。あれは単なる作業で、料理ではありませんから。
確かにお話としては、料理下手の秋子さん、というのはインパクトがあって面白いのですが、
説得力欠けすぎだと思いました」
真琴「でも、それ以外はとっても面白かったわよぅ。秋子さん、とっても可愛かったし」
美汐「その図を想像することは、些か困難でしたけれど」
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 美汐「生きて帰ってきた栞さんと名雪さんの和解……とでもいうのでしょうか
その試み自体は面白いものだと思いましたが……」
真琴「えーっ、面白かったわよぅ。真琴も帰ってきたら、やっぱり名雪はフクザツなのかなぁ、とか思って」
美汐「……どうでしょう。真琴はその前に、名雪さんにお世話になっていますからね」
真琴「うん……」
美汐「さて、気になったのは文章自体です。名雪さんが自分のことを『私』と呼ぶのは、違和感があります」
真琴「香里もねっ。時々香里のこと、香織って間違えてたし」
美汐「香里さんは数カ所ですからそれほどでのなかったのですが、名雪さんはなにしろ地の文ですからね」
真琴「あとね、栞、帰ってくるの早すぎよぅ」
美汐「そうですね。本編では春になってからのことでした。
おそらく、エンディングにあわせて再開の時期を繰り上げたのでしょうけれども、
話のために都合良く設定を改変するのは、やはり気になってしまいます」
真琴「でも真琴は、早く帰ってきたいなー」
美汐「どうしてですか?」
真琴「だって春になったら、肉まんなくなっちゃうでしょ?」
美汐「…………はぁ」
- 061 ばかんす (採点:6)
- 真琴「あははーっ、無茶くちゃーっ!」
美汐「何でお金持ち、というと決まって、軍事兵器になるのでしょう」
真琴「H2ロケットは違うわよぅ。じんこーえーせー、打ち上げるんでしょ?」
美汐「そして久瀬さんはお空の星になりました。めでたしめでたし」
真琴「あぅー、美汐、非道いこと言ってるー」
美汐「ギャグSSの定番ですから。久瀬さんが非道い目にあうのは。
舞さんが剣をやたらと振り回すのも、佐祐理さんの性格が黒いのも、
それに翻弄される祐一さんも」
真琴「定番、ってやつね」
美汐「はい、たまにはもっと、目新しい設定のものをみたいものです。
例えば、もっと陽気な私とか――」
真琴「ラジオの美汐は?」
美汐「あれは陽気と言うより……妖気?」
- 062 さくらのころ (採点:8)
- 真琴「さくらって、ホントにこんな力、持ったりするのかなぁ」
美汐「西行妖(さいぎょうのあやかし)ならばあるいは……」
真琴「(ガクガク)」
美汐「真琴?」
真琴「反魂蝶止めてくださいもっとちゃんとごめんなさいすいませんだめ死にますあぅー弾幕が弾幕がー逃げてー!」
(ぽかっ)
真琴「あれ……? 真琴何か、してた?」
美汐「少し乗り移られたようですね。アレにも妖狐はいましたから」
真琴「え? なんのこと?」
美汐「こちらのことですよ。さて、さくらの開花と共に蘇った真琴。しかし何もできず、
最後の一瞬に奇跡を起こし、一言だけ書き残して消えてしまう――。
実に儚げで、美しい雰囲気の漂う物語でした。少々桜の描写がくどい感じもしましたが」
真琴「でも祐一、わかったてくれないんだもん」
美汐「そうですね。『そんなことを書くわけがない』は私も残念でした」
真琴「それに何で、桜が咲いたら真琴が現れて、散ったら消えちゃうのよぅ」
美汐「きっと、そういうものだから、でしょうね。あるいは――」
真琴「え、なに?」
美汐「その桜の下に真琴の体が封印されるかのように眠っているというのはどうでしょう――」
真琴「あぅーっ、美汐、悪趣味よぅ」
- 063 二人の記念日 (採点:5)
- 真琴「ははは……はぁ」
美汐「真琴、お疲れのようですね。私も疲れましたが」
真琴「祐一、悪戯好きだけど、ここまでヘンじゃないわよぅ」
美汐「なぜか妙に、文章が読みづらいのです。何が、と指摘するのは難しいのですが……
おそらく、三点リード、段落開始の1文字落とし、感嘆符・疑問符の後の一文字開け、
といった点が悉く行われていないことも原因の一端にあるとは思うのですが」
真琴「あとね、地の文の作者のツッコミが寒いのっ、とってもっ! 面白くないのっ!!」
美汐「もう少し短い話ならそれも良かったと思うのですが……」
真琴「もっと短い方がよかったかも」
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- 真琴「……あぅー、そんなに萌えって重要なのー?」
美汐「重要なのですよ、一部の人にとっては」
真琴「でもあのちっちゃい女の子のゲーム、何か違うわよぅ」
美汐「そうですね。あのゲームで萌えを語ろうとするのは間違っています」
真琴「っ!?」
美汐「まず大きな間違いは、内面的な萌え属性、つまり性格というものがまったく反映されていません」
真琴「!!!」
美汐「生意気な/内気な/お転婆な/甘えん坊な/神秘的な/スポーティな、とその性格でも様々な要素があります。
これをおろそかにしては罰が当たるというものです」
真琴「(なんでそんなに詳しいのよぅ)」
美汐「なお、萌え自体はなにか。これは結局の所、人が群れる為の道具にしか過ぎないのではないか、と
私は思っています。日本人の好きな分類化、と言ってもいいでしょう。血液型であり、星座であり、
丙午であり、人はどこかしらのグループに属することで安心します。
萌えも同様です。妹萌え、ということで、妹好きな人が集まり、グループ化される。自分他にも同じ人がいる、
ということで、人は安心するわけです。言葉として定着すれば、その存在が許されたような錯覚が生まれますから。
そう言う点において、萌え、というのは非常に簡単にグループを生むことができる便利なものだと言えましょう」
真琴「(ガクガク(美汐が壊れたーっ))」
美汐「まあ、萌えについてはおいておくとして――」
真琴「(あぅー、よかったぁ……)」
美汐「このお話について。
上記のように萌えの意味は、と大上段に構えた問いが投げられ面白くなるかと思ったのですが、
結局の所最後は、ありふれたどたばた喜劇なオチで終わってしまいました。非常に残念です」
真琴「えと……肩すかし食らった、って感じなの?」
美汐「そうですね。もっと独特の展開が行われたら面白かったと思うのですが」
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 真琴「あぅー、真琴煙草、嫌いっ」
美汐「そうですね(あやかしは煙草が嫌いと言いますが、関係あるのでしょうか)」
真琴「あんな不味いの、なんで香里、吸うのかな」
美汐「未成年が煙草を吸う、ということは悪いことですからね。その悪いことをするということで、
自分は悪い人間だ、栞さんに思われているような良いお姉ちゃんではないのだ、としているのでしょう」
真琴「あぅー、でもなんでそんなことをしなくちゃいけないのよぅ」
美汐「自責の念、でしょうか。私にもよくわかりませんが」
真琴「ふーん、暗いのね」
美汐「そんな身も蓋もない」
真琴「それで結局、香里は煙草吸い続けるんだ」
美汐「一度ニコチン中毒になると、なかなか抜け出せないといいますからね」
真琴「……真琴でもそれは違うと思うの」
美汐「ふふ、冗談ですよ。言いたいことは解りますし、お話自体も綺麗にまとまっているとは思うのですが、
その先に何かを求めてしまいますね」
真琴「オチが弱い、ってこと?」
美汐「そのようにも言えますね」
真琴「例えば天国で栞が『けほっけほっ、けむいです〜』って苦しんでるとか?」
美汐「……それはそれで面白そうですけれど……」
- 066 1M (採点:5)
- 真琴「なんか改行がヘンよぅ」
美汐「微妙なところで改行ミスがあると、読むのが遮られた感じがして嫌な感じです。
投稿時に見直していただきたかったですね」
真琴「あとね、『私』なのか『わたし』なのかはっきりして欲しいの」
美汐「名雪さんは『わたし』を使うのですからね」
真琴「(こくこく)」
美汐「お話自体は比較的よく見るタイプ。自分以外の女性に目がいく相沢さんに対する……
揺れる乙女心、ですかね」
真琴「だからあんまりすごい、って感じじゃなかったの」
美汐「最初から最後まで、何も変わっていませんからね。もっと目に見える意識の変化など、
読者に対しての満足感を与えられる要素があったら、よかったのかもしれません」
真琴「あー、でもいきなり祐一が、名雪が好きっ、とか言い出すのはダメだからねっ」
美汐「重要なのは説得力、ですからね」
真琴「ところでこのタイトルの、1Mって、何?」
美汐「1メートルでしょう。ですが単位系は通常、小文字の方のはずです」
真琴「なーんだぁ。1メガかと思っちゃった」
美汐「……この話のどこに、そんな数字が出てくるというのですか?」
真琴「イチゴサンデー1M個で許してあげるよ、とか……」
美汐「…………」
真琴「1M匹のけろぴーにおそわれる祐一とか、面白くない?
ほらっ、マトなんとか、って映画のすみすって人みたいに――」
美汐「それだと蹴散らされてしまいますよ」
真琴「あぅー、残念」
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 真琴「……あぅー、残念っ」
美汐「ナニがですかっ!?」
真琴「え、えへへっ、あぅー……」
美汐「しかも図星ですかっ。まったく、誰にこんなに毒されたのでしょう」
真琴「あ、あぅーっ、違うわよぅ。だってそうならないと、あまりにもお約束通りじゃないよぅ」
美汐「……確かにそうですね。このタイトル、そしてこんぺ規約の18禁禁止。
この2つから想像されるストーリー通りに、事が進みましたからね」
真琴「でも、お話自体は読みやすかったわよぅ」
美汐「そうですね、テンポのいい文章は読んでいて楽しかったです。
ただ、途中で突然、地の文が三人称から相沢さんの一人称に移った部分。
ここだけ違和感があり、残念でした」
真琴「あとね、佐祐理がお見舞いに行く、って言った直後に、舞と二人きりで生きていきます、って
言ったりして、別人みたい」
美汐「もしくは毒佐祐理さんか、でしょうね。それはそれでまた、ありがちなのですが」
真琴「もーすこし、って感じかなぁ」
- 068 風にドレスを (採点:2)
- 美汐「さて、この女性が出会った少女は果たして何だったのでしょう?」
真琴「真琴っぽいけど、真琴じゃないわよぅ」
美汐「どうしてですか?」
真琴「真琴、茶色のスカートなんか持ってないもん」
美汐「黒色ですものね。……そういえば以前、真琴が主役の同人のゲームで、
イベントシーンのスカートの色が赤になっているものがあったことを思い出しました」
真琴「それにヴェール、すぐに飛んでっちゃったわよぅ」
美汐「こんな話をしている暇なんでなかったですしね。
もしかしたらこの真琴は、丘にとどまる残留思念だったのかもしれません」
真琴「どっちにしろ、都合良く真琴を使うなーっ!」
美汐「まったくです。ここまでくると、むしろオリジナルの要素の方が強すぎます。
全体に漂う雰囲気はいいと思うのですが、ただそれだけ。
真琴である必要性が、あまり感じられません」
真琴「そうよそうよっ、ブーケより肉まんーっ!」
美汐「……はぁ。とにかく、このお話で作者が語りたいこともよくわかりません」
真琴「えとねー、無邪気な笑顔が一番、ってことよぅ」
美汐「……それは自分に都合の良すぎる解釈、というものです」
- 069 金魚 (採点:9)
- 真琴「えとね、どーしても気になることがあるのよぅ」
美汐「一体なんですか?」
真琴「北川が買ったアイス、結局どうなったの?」
美汐「…………」
真琴「あぅーっ、なによぅ」
美汐「真琴らしい、と思っただけです。気にしないでください。
さて、お話ですが、最初は単なる日常物だと思いました」
真琴「でも突然、栞の話が出てくるんだもん、ビックリしちゃった」
美汐「そうですね。ですが、俄然面白くなったとも言えます。
栞さんのことを思い出す香里さんと、そんな彼女に何かしてあげようと思う北川さん」
真琴「でも、金魚をとってあげる、っていうのが微妙なところよねぇ」
美汐「そうですか? 普通の高校生があの場でできる選択としては、最善のものだと思いましたよ」
真琴「香里も、それで大して変わった、って感じじゃないし……」
美汐「親密度プラス1、といった感じでしょうか。ですが、それが良かったと思います」
真琴「あぅー、そっかなぁ。地味なお話だと思ったんだけど」
美汐「確かに派手ではありません。ですが、二人とも普通の高校生として実に自然でした。
地の文の北川さんの感情説明も、それらしく書かれていて好感が持てました」
真琴「まあ、いきなり香里が北川のこと愛してる、って言い出したりするよりは、良かったと思うけど」
美汐「あと個人的に気になったのは、5匹捕った金魚が一月もしないうちに1匹に減ってしまったというところです」
真琴「え? 別にごく普通の話じゃないの?」
美汐「これはもしかしたら、Kanonのヒロインを意味しているのかもしれません。
名雪さんと一緒になると、他のヒロインはその影で亡くなっている可能性が高いのですから」
真琴「あぅー、それは考え過ぎよぅ」
- 070 前を向いて (採点:7)
- 真琴「真琴の時も、名雪、こんな風に色々思ってたのかなぁ」
美汐「そうかもしれません。現にそのようなSSも存在しますしね」
真琴「あーっ、思い出したーっ。そうよっ、あんなひど――」
美汐「はいはい、そこまでにしておきましょう」
真琴「あぅー……」
美汐「さて、こちらのお話ですが、あゆさんのシナリオ後の名雪さんに焦点をあてたもの。
香里さんの親友らしいところも見えて、内容はありがちとはいえ、良かったと思います」
真琴「でもこのあと、もしかしたら修羅場……?」
美汐「それではどこぞの鬱ゲームになってしまいます」
真琴「あははっ、そしたら真琴、『祐一なんかピロのウ○コ踏め!』って言ってやるんだ」
美汐「……どこからつっこめばいいのでしょう……」
真琴「あぅー、ツッコミいれるなら、お話の方にしてよぅ」
美汐「そうですね。気になったのはやはり呼び方、でしょうか」
真琴「名雪も香里も、自分のことは『私』なんて言わないんだけどなぁ」
美汐「それから役不足、も間違っていますね。こちらはキャラクタの台詞ですから、
キャラクタ自身が間違って覚えているのだ、という可能性もありますが」
真琴「でも香里って、こういうこと、キキとしてツッコミいれそうじゃない?
すっごく厳しくて怖い感じがするもん」
美汐「……後でどうなっても、知りませんよ」
真琴「え……あっ、その……ぁぅー……(フェードアウト)」
美汐「……強く生きてくださいね、真琴」
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 真琴「それで結局、このおじさん、ってなんだったの?」
美汐「木の精、といったところでしょうか」
真琴「あぅ? 気のせい?」
美汐「違います。あゆさんが落ちた時に登っていた木の、意識体というか精霊というか、そういう存在なのでしょう」
真琴「えーっ、そんなのありなの?」
美汐「……生き霊やら妖狐やら超能力者がいる世界ですから」
真琴「あぅー、そか」
美汐「全ては説明されていないのでよくわからないのですが、想像で補完するとこんなところでしょうか。
あゆさんが落ちて切り倒された木は、人間となり、あゆさんと出会い、魔法をかけました」
真琴「え、でもこの魔法って、単にあゆをだましただけじゃないの?」
美汐「彼は意識していなかったのかもしれませんが、それは実際に発動します。あゆさんが自由に動ける代わりに、
彼の力を消耗する、というかたちで。これならば、あゆさんが7年間生き続けることができた、という
理由にもなります」
真琴「えー、じゃあなんであゆが手を当てたら、記憶が戻ったの?」
美汐「本来、あゆさんに対して発動しないはずの魔法が効果を発揮したことで、彼は信じます。
私があゆに影響を与えられたように、彼女もまた私に影響を与えられるに違いない、と。
これがきっかけ、ということでしょう」
真琴「それから最後、どうなっちゃったの?」
美汐「戻った……のでしょうね。切り株の中に。元の木として」
真琴「うーん。わかるようなわからないような……」
美汐「思うにこの筆者の人は、あの木が人になり、あゆと会っている、という設定は考えた物の、
それをうまく生かせるストーリーを考えるまでは、時間が足りずに及ばなかったのではないでしょうか」
真琴「うん、そんな感じがするー。最後も尻切れトンボだったし」
美汐「相沢さんと一緒になったあゆさんが『学校』を訪れると、切り株から新しい芽が出ている、
など最後にあると、話が締まったようにも思えるのですが……」
真琴「もう少し、って感じかなぁ」
- 072 傷痕 (採点:5)
- 真琴「最後のシーン、それだけだったらよかったんだけど……」
美汐「既に一度、栞さんの傷跡を見てうろたえている人間の台詞とは思えませんね」
真琴「ホント! 調子いいんだからぁ」
美汐「大体、愛してるといえば女性は全てを許してくれるとでも思ってるのでしょうか。
最近のメロドラマでも、そこまで都合がいいものはそうそうありませんよ」
真琴「だいたい、傷跡を勝手につけるなんて許せないんだからーっ」
美汐「……アニメ版、ですか?」
真琴「そうよぅ! あぅーっ、勝手に真琴の体を傷物にするなーっ」
美汐「……はいはい、落ち着いて(なでなで」
真琴「あぅ……」
美汐「さて、このお話ですが、傷跡で栞さん、というところから想像されたストーリーが、
そのまま展開されてしまいました。唯一、どうするのかと思った解決策が――」
真琴「愛してる、じゃあねぇ……」
美汐「文章自体は読みやすく、丁寧な物だとは思いましたが、残念でした」
- 073 親友体制 (採点:9)
- 真琴「朝からすごいこと……?」
美汐「寝耳に舌ですし。相当深い仲なのでしょうね」
真琴「でも、一弥のことは佐祐理、吹っ切れてないんだ」
美汐「それとこれとは別ですよ。それは彼らがこれからなさねばならぬ事。
そう、まさにその一片のお話がこれになるのでしょうか」
真琴「でもこのお話、全然一弥のこと解決してないわよぅ」
美汐「それはそうでしょう。このお話の主題は、一弥さんのことではなく、
佐祐理さんと舞さんの友情について、なのですから」
真琴「親友、かぁ」
美汐「親友だからこそ信頼し、傍で支える。それを舞さんの実直な言い回しで語られると説得力がありますね。
このお話はまさにあの一言を言うために作られたのでしょう」
真琴「それにしちゃ、他が長すぎるわよぅ」
美汐「そうですね、いささか冗長かとも思われる部分はありましたが、
文章力があるためでしょうか。さほど気にはなりませんでした」
真琴「うーん、確かにあの台詞、格好良かったもんね」
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 真琴「…………」
美汐「…………」
真琴「……なんで真琴、帰ってきたのよぅ。
そりゃ美汐はいいわよ、そーしそーあいでラブラブになれたんだからっ。
でも真琴、どーすればいいのよぅっ!」
美汐「結局真琴が帰ってきたのは、
『俺は真琴が帰ってきたもやっぱり天野のことが好きなんだぜ』
ということを書きたかったからでしょう」
真琴「あぅーっ、たったそれだけのために、復活させないでっ!」
美汐「全くです。この後の修羅場を考えると、背筋が寒くなりますね」
真琴「ほんとよぅ。祐一の気持ち関係無しに真琴が復活した、ってことは、
真琴が祐一のこと、好きだから、ってことなんだからぁ」
美汐「帰ってきても、居場所がない……」
真琴「あぅーっ、他人事のように言わないでっ!」
美汐「えー、その……。書き方自体は特に読みづらい点があるわけでもなく、
よかったと思うのですが、やはりこの設定が……」
真琴「あぅーっ! やり直しを要求するわよぅーっ!」
美汐「……というわけです。真琴のキエナイキモチも見てくださるとよかったのですが」
真琴「そうよそうよー!」
- 075 始まりの日 (採点:4)
- 真琴「なんで栞、学校で再会っていうあのエピローグ、やらないの?」
美汐「さて、なぜでしょう?」
真琴「あぅ? ねぇ、クッキーって結局何の意味があったの?」
美汐「他に繋がっていないのですよね」
真琴「……それでなんで祐一は、自分の旅に出る、なんて言い出したの?」
美汐「謎ですね」
真琴「あぅーっ、もうわけわかんないわよぅ!」
美汐「というよりも……筆者の人は、思い浮かんだ展開をただ、書き流した、という風にしか見えません」
真琴「だからこんなにダラダラって話が続いてくのよぅ」
美汐「書かれる際に起承転結を意識されれば、ここまでにはならないと思うのですが……」
真琴「辛いクッキーとか、綿ばっかりで大きくしたプレゼントとか、一つ一つは面白かったんだけどね」
美汐「もっと、自分の書きたいテーマをまず一つ絞り、そこに肉付けしていく、
という手法を試すことをおすすめします」
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- 美汐「……はぁ」
真琴「えっ、これってどこが面白かったの?」
美汐「私に聞かないでください。私も困っています」
真琴「そうよねぇ、どこが推理物? って感じだし」
美汐「そもそも、推理物をKanonのキャラクタでやるという意義がわかりません。
シナリオとして提示されてく謎を解く、というのでしたら意義があると思うのですが」
真琴「これなら別に、祐一と名雪じゃなくてもいいんじゃない?」
美汐「そうですね。どこかに物を置き忘れる、というなら、真琴の方がよかったかもしれませんね」
真琴「……もしかし、すっごくひどいこと、言ってる?」
美汐「気のせいですよ」
真琴「あぅーっ!」
美汐「そうそう、タイトルもすごいですね。どこに殺意があって、どこがプールサイドなんでしょう?」
真琴「……香里の足の裏?」
美汐「……だとしたら笑えませんね」
- 077 盲目考察 (採点:10)
- 美汐「これはこれはすごい作品でした」
真琴「ほんとっ。佐祐理とあゆって、普通あわないはずなのに、それをあわせちゃうんだもん」
美汐「そしてあゆさんを目覚めさせてしまう。しかもその方法は感情的に訴えるのではなく、
理論的に言い負かして、というところが目新しかったです」
真琴「でも、真琴、よくわからないところがあるのよぅ」
美汐「はぁ、どういうところですか?」
真琴「えとね、お話の最初に闇が、とか出てきたけど、あれってどういうことだったの?
全然、関係ないことだと思ったんだけど……」
美汐「そうですね……一つは心の闇、ということでしょうか」
真琴「えと……心の悪いところ、ってこと?」
美汐「とも言い切れませんね。心の奥底にある物、ということでしょうか」
真琴「あぅー……」
美汐「『誰にだって見えない部分、隠された部分はある』と佐祐理さんは言っていますが、
つまりはそういうことです。おそらくは本人自身も、です」
真琴「で、それが今回の話と、どういう関係があるの?」
美汐「あゆさんの台詞、『ボクのこと忘れてください』。これの裏に隠された闇、というものを
明らかにする、というのが、このお話の最大の目的だったのではないか。
私はそんな風に思いました」
真琴「そなんだぁ……でもなんであんなに言われて、あゆは目を覚まそうと思ったの?
真琴だったらあんなに言われたら、ずっと寝ちゃうかも」
美汐「確かに言い方は厳しいですけれど、内容はあゆさんが目を覚ますことを容認する――
いえ、望むようなものでしたからね」
真琴「えー? そうだったー?」
美汐「『勝負ですよ』と。あゆさんが目を覚まさなかったら、勝負することすらできませんから」
真琴「……じゃあさ、舞はどうなるの?」
美汐「……え?」
真琴「今、舞も佐祐理と一緒に住んでるんでしょ? で、舞のシナリオの後の話だから、
祐一って舞が好きなんでしょ。でも佐祐理、舞が祐一をどう思ってるかって、
考えてないみたい」
美汐「……さて、どうなのでしょうね。三つ巴の戦いになるのでしょうか」
真琴「あぅー、祐一、頑張って」
美汐「さて、文章の方ですが、唯一気になったところがあります。
タイトル直下の段落だけがなぜか、三人称の文章になっています。
すべて佐祐理さんの一人称で統一しても、問題はなかったのではないでしょうか」
真琴「……また重箱の隅、つついてる……」
美汐「性分ですから」
- 078 反転少女 (採点:2)
- 真琴「……これで終わり?」
美汐「そのようですね」
真琴「あぅーっ! どーしてこうなってるのか、説明くらいしてよーっ」
美汐「落ちのないギャグSSに、意味はあるのでしょうか」
真琴「……美汐、それキャラ違う……」
美汐「冗談ですよ。結局筆者の人は、各キャラを反転させる、ということを思いついたものの、
そこで時間が足りないかなにかで、それ以上のことを出来なかったのではないでしょうか」
真琴「それに性格を反転する、ってありがちな気がするー
美汐「最近は……どうなのでしょう。昔は一時期、やたらと流行って、
皆そのようなSSを書いた事があったのですが……」
真琴「……昔って、どれくらい昔よぅ」
美汐「KeyのSS掲示板に、感想を返答で書くことが出来た時代です」
真琴「ホントに昔のことねぇ……」
美汐「あの時は……キャピキャピルンルンな私にさせられてしまいました……(遠い目)」
真琴「うわぁ……」
- 079 フワリ (採点:9)
- 真琴「えーと……あゆとあゆがあゆで……あぅーっ、どういうことー?」
美汐「一見複雑に見えますが、本当はそう大したことではありません」
真琴「そうなの?」
美汐「はい。まず最初の段落。タイトルのフワリ、までが、本編の物語が始まる前のあゆさんです」
真琴「あぅ?」
美汐「そして次の段落、『ボクの最後のお願いは』までが、本編のあゆさんのエンドを迎えなかった
あゆさんです」
真琴「あーっ、そういうことだったんだー。あれ? じゃあこの最後のお願いって……?」
美汐「昔に戻って……か、過去に働きかけ、なのかは判りませんが、自分のために最後のお願いを
使った、ということでしょうか。面白い発想ですね」
真琴「あぅー、それでもヘンよう、おかしな事になるわよぅ」
美汐「どんなことですか?」
真琴「だって、未来のあゆが過去のあゆに何かしたら、未来のあゆはどうなっちゃうの?
それでもしあゆのエンドに行っちゃったら、あゆはどうなっちゃうの?」
美汐「相沢さんと一緒になる、のでしょうね」
真琴「それは昔のあゆで、未来のあゆは未来のあゆじゃなくなっちゃって、
だから昔のあゆも昔のあゆじゃなくなっちゃったり……あぅーっ!」
美汐「落ち着いて落ち着いて。それは一般に、タイムパラドックス、と言われる状態ですね」
真琴「とにかくっ、わけわかんなくなっちゃうのっ!」
美汐「それもまた一つの考え方ですね。それより私は、どうして人形が喋ることができるように
なったのかが気になりました」
真琴「あっ、そうよ! なんで祐一みたいな口調なのよぅ」
美汐「せっかくですから、これらについての解釈もお聞きしたいところでした」
- 080 ガラスの森 (採点:4)
- 真琴「あぅー、えーと、これに似た話、どっかで見たような気がするの」
美汐「少女漫画ですか?」
真琴「ううん……えーと……してぃはんたぁとか描いてた人だった気がするんだけど……」
美汐「(少年漫画……相沢さんの部屋にあったのでしょうか)」
真琴「だからこのユキって、祐一と名雪の子供だって、すぐわかっちゃった」
美汐「それにしては、名雪さんのことを母親と判らなかったりしましたけどね」
真琴「あ、あぅー……」
美汐「別に真琴のことを責めているのではありませんよ。そう言う点で、
非常に都合の良い存在であると言わざるを得ない、ということです」
真琴「ホントっ。大体なんて真琴がいるのよぅ」
美汐「……肉まんをあげるだけの存在でしょうか」
真琴「あぅーっ、肉まんは真琴のよぅ!」
美汐「突然雪うさぎのことを言い出すのも、都合が良いと言えば都合がいいですね。
結局どうして名雪さんの前に現れたのかも不明でしたし」
真琴「きっとね、世界のきょーせーりょく、ってやつよぅ」
美汐「……それはさておき。文章の方も気になる点が多々ありました」
真琴「そうそう! 真琴、『あうー』なんて言わないわよぅ。『ぅ』は小さいのっ」
美汐「三点リードを初めとする一般的な書式については、きっと他の方が
コメントされているでしょうから、割愛させていただきます」
真琴「えーっ、美汐、怠慢よぅ」
- 081 ボーイフレンド (採点:3)
- 真琴「……恋人ーっ、って感じ。だけど……」
美汐「それだけ、ですね。最後に訪れるのがどこかの高台ではなく、学校の屋上だったら
まだそれらしかったのですが」
真琴「ぜーんぜん、舞のそーいうのが出てこないんだもん」
美汐「確かに舞さんらしい口調と行動ではありましたが、それだけでしたね」
真琴「夜空の下でダンス、っていうのは、よかったけど……」
美汐「最後に突然ダンスを始めるのも、どうかと思いました。何らかの伏線があってのことだったら
良かったと思うのですが」
真琴「それにね、なんかだらだらー、って何した、何した、って書いてあって、読んでて疲れちゃった」
美汐「まるで、探偵の尾行レポートのようだった……というのは言い過ぎでしょうか」
真琴「もっと読んでて、面白く書いて欲しかったわよぅ」
美汐「というわけで、誠に申し訳ありませんが、高い得点は差し上げられません」
真琴「ごめんね」
○まてつや さん
- 006 スキスキスKiss!! (採点:8)
- 極甘っ!
でも、ラブものはこっぱずかしくて
こんなのみてられるかー、くらいでいいと思うのでアリだと思います。
- 015 in the room (採点:10)
- いい意味で、とても素晴らしい皮肉だと思います。
いい意味も悪い意味も含めて、とてもキレイですね。
文句なしの満点です。おもしろかった。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 祐一のカタカナのセリフがとても読みにくかったです。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:6)
- 途中まで変ですがおもしろかったのに。
最後の方よくわかりませんでした。
でも、香里と美汐のああいう会話がなんか新鮮でそこは非常に良かったと思います。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:7)
- ふつーに良かったのですが、全体的にあっさりしてますね。
もう少し濃い味付けが必要だったのでは?
- 049 時計の針 (採点:9)
- うーむ。うなってしまうくらいに巧くきれいに、おさまってますね。
今回、1位を取りそうなSSだと予想してみます。
わたしの中の1位とは違いますけど、幅広く受けそうな気がします。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:10)
- ああ、料理が実はヘタというのは強引だけど。
ジャムだけダメな理由が今まで読んだSSの中で一番納得できました。だから満点です。
うまくまとまっているし、いい意味で軽く予想と違う展開なのが良かったです。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:10)
- 複雑な感情で嫉妬する名雪が巧く書けていると思いました。
だって、まだまだ子どもですものね17歳なんて。これで普通だと思います。
やけに仲直りがあっさりしてたのだけ残念ですが、基本的に良かったです。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 最後の言葉が予想できてなくて、ちょっと涙しそうになりました。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- 名雪のセリフに平仮名が多いのがちょっと気になりました。
でも、反応が可愛いのでいいです。
- 078 反転少女 (採点:6)
- トランプマンネタひっぱるねぇ、おもしろかったけど。
バリエーション変えたギャグも見たかったかもしれません。
○まるぼろり さん
- 007 思い出 (採点:1)
- 会話文だけを羅列されても、面白くないと感じるのは、自分だけなのでしょうか…。
如何せん、手抜きの様にも感じてしまい、この点数とさせていただきます。
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- 会話がやけに固すぎる後味の悪さが残ります。
面白いのか、面白くないのかの二択を選ぶならば、面白いのですが…。
地の文にしろ、会話にしろ、練りこみ不足に感じました。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- ギャグは、地の文がしっかりしていないと笑えません。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- 作中に出ていた香里の手紙なのですが…、女性が手紙を書く際、拝啓や敬具は使わないかと思います。
自分は手紙をあまり書かないので、作法には疎いのですが、祖母が送ってきた手紙には、結語に『かしこ』と
印されておりました。
- 038 PLAY (採点:2)
- 出だしのノリで展開されると思ったらば―…。
- 047 あゆの風 (採点:5)
- あゆの視点だったならば、もっと素敵だったなぁと思います。
○ゆーえむ さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 非常にいい雰囲気だと思いました。
名雪の脆さと前向きさみたいなもののバランスも気持ちいいバランスでしたし。ただ、秋子さんが亡くなっているのなら高校生(しかも女の子)の名雪が一人で暮らすのはちょっと無理な気がします(まあ名雪は家事全般は万能ですし、抜かりの無さそうな秋子さんのことですから生命保険とかで生活費もなんとかなりそうですけど。少なくとも社会的に両親のいない未成年が一人暮らしってのはあまり認められることではないかと。祐一の両親という血縁も健在ですから、尚更)。
- 002 コンクール (採点:2)
- 誤字注意、です(この長さで誤字は目立ちます)。
少し展開が早いように感じました。場面転換があるので前半、後半をもう少し細かく描写した方がいいかと。また個人的に栞の絵がそこまでヒドイものだとも思っていないので、それを鑑みての点数です。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- 説明不足、かなぁ。
まずKanonである必要性があまり感じられません、名前を置換してもそれなりに繋がります。香里が祐一を好きになるのも唐突ですし……なんで祐一のことを好きになったのか、リアルな感情として伝わってきません。祐一が無闇に美化されている傾向にあるのも個人的にはマイナス。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 短過ぎな感じです。
たった一つのやり取りだけで強い印象を与えるにはよほど斬新な会話か、描写を綺麗にするしかないかと思います。失礼ながらやり取りはさほど珍しくないものですし、地の文も祐一のモノローグですので……
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 欲張りすぎ。
まあ、真琴もいるので「誰のエンド後か?」なんていう問いはしないにしても、状況が不明すぎます(あゆも水瀬家に住んでいるようですが)。なんぼなんでも重婚宣言は招待客もいい顔はしないでしょう……
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- キャラが違う、と思います。
典型的な祐香もの、とでも言いましょうか(だからダメというわけではありません。相手が祐一ではなく、北川でも同じ点をつけます)。どうも語尾に「♪」がついたり、べたべたいちゃいちゃしたがる香里には違和感を通り越して嫌悪感すら抱いてしまうのです。原作の栞ルートからの派生みたいですけど、一週間の恋人をやっておきながら今このような状況にいるのもどうかと思いますが……
- 007 思い出 (採点:1)
- 誤字注意(キャラクターの名前を間違えるのは最低の間違いです)。
……ってか、なにか物凄く斬新な語り口調だったりするのでしょうか、これ。変を通り越してオカシイ舞台設定、あまりに唐突な展開。失礼ですがKanonをプレイしたこと、ありますか?
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:4)
- 誤字注意。
祐一と会えない理由がお約束すぎな感じです。一捻りあるとよかったのですが。
スピーチで北川が香里の名前をはじめて呼んだシーンはなんと言いましょうか、言い難い切なさみたいなものが滲み出ていて、とても好きです。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:5)
- 優しい雰囲気が素敵です。
果たして一弥が何を考えて逝ったのか、原作の描写では想像するしかありませんが、奇跡の起こるKanonの世界ならこんな切なく暖かい刹那の邂逅があってもいいのではないでしょうか。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 不思議なタイトルですね。
名雪の強さ、香里の弱さ、そして祐一と北川。美坂チームの面々の卒業に向ける心がなかなか「青春っ」って感じでほろ苦いと言うか甘酸っぱいと言うか……甘酸っぱくはないか(苦笑)。香里が北川と映画に行ったってのは風花ネタですかねー。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- 状況がやや不明……
真琴シナリオの後日談、ってな感じでしょうか。基本路線が真面目なのに、美汐と両親のやり取りが笑いを取る方向に行っているのに違和感です。全体的に茶化すか、もう少し両親とも真面目に話した方が私的に高評価でした。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- Kanonである必要性が……まあ、あまりないですね。一応関連付けはなされていますが、久瀬があの程度の言葉に心動くような人物であるなら佐祐理さんに説き伏せられているでしょう。
久瀬にしても斉藤にしても原作に登場こそしますが、いざ書くとなるとやはり半分以上オリキャラになってしまいますから、その久瀬とオリキャラを絡めるのは実質オリキャラ同士の掛け合いになってしまうわけで……短い尺の中でキャラ立てしようとしてるのもわかるんですが奇矯さだけが目立ってしまっている感じです。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- キャラが違う、と思います。
祐一がもてもてなのも違和感があります。名雪がここまで周囲を考えてないのも……ただのアーパーみたいですし。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 誤字注意。
栞と再会するまでの祐一の心情、ですね。なかなか珍しいアプローチだと思います。全体的に妙な雰囲気なのが祐一の迷いや後悔みたいなものを感じさせてグッドです。
- 015 in the room (採点:6)
- 皮肉……なのか?
最後の「男キャラ」云々は余計な気がしましたが、「犠牲によって起こされた奇跡は奇跡にあらず」という考え方はいいですね。本当の奇跡は有り得ない風景、みんなが水瀬家でパーティーを開くような光景なのでしょうが……
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 香里の昔についての話なのに栞が出てこないのが珍しいですね。
もう少しシロと栞に関連性があればより過去と現在が結びつくと思うのですが。
- 017 FREE (採点:5)
- 女同士の友情、ってとこでしょうか。
どうにも粘着気味に書かれることの多い名雪が綺麗に自分の想いに片をつけてくれると見ていてほっとします。なんとなく二人の風景が想像できて楽しいですね。Kanonの街からバスで三十分の場所に海があるのか疑問ですが、本筋とは関係ないですし。
- 018 あいとまこと (採点:9)
- 上手い。
個人的に「真琴は帰ってこない」派なんですけど、こんな幸せな未来絵図があるなら帰ってきて欲しいですね。お互いのことは好きだけど天邪鬼な態度を取ってしまう祐一と真琴、感情をもてあましている名雪、ちらりと見える美汐の本心。それぞれの描き方が非常に上手かったです。
- 019 Hello, Again. (採点:1)
- 説明不足、かなぁ。
長編のプロローグだけを切り取ったようで、なんとも言えません。結論を出さないことで味が出る話もありますが、この話は作中でなんらかの結論を出して欲しかったです。「みしお」がなんで現れたのかもわからないままですし。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- 説明不足、だと思います。
栞との関係を取り持ったとの記述がありますから、ある程度は栞シナリオを踏襲しているなのに、栞が関わってこないのはおかしいのでは? 手紙も改行がおかしかったり、一人称が「あたし」だったりして妙な印象です。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 説明不足、だと思います。
あゆも栞も健在で、説明なしに香里は祐一を好き。納得できません。
通路に座ったりしたら他の乗客の迷惑ですよね、祐一や北川ならともかく香里が止めないのは疑問です。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 良作でした。
同じ年下でありながら人懐っこい栞と人を近づけない美汐の組み合わせはよく見ますが、なかなか上手い描き方だと感じました。あえて祐一を出さないのも良かったです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:4)
- ちょっとキャラがわかりづらかったです。
最後のやり取りを変えるだけで美汐、香里でも通じてしまいそうな感じを受けました。もう少し待ち時間のモノローグに舞らしさみたいなものが見えると良かったです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 誤字注意(キャラクターの名前を間違えるのは最低の間違いです)。
仲良くなったきっかけは名雪が北川に話しかけたからではないのでしょうか……香里の主観から見ても「名雪に紹介された」が正しいような。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- ちょっと短すぎな感じです。
事故で入院していた秋子さんが守るって言っても説得力がない気がしますが……
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- Kanonである必要性がない気がします。
栞とあっさり別れてしまったのも疑問(もう少しで死ぬからつきあったわけじゃないですよね? それなのにフェアじゃないというのはなんかおかしい気がしますが)。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- 綺麗な話だと思いました。
祐一と美汐が二人、真っ暗な中ものみの丘で佇んでいる姿が想像できます。情景が浮かんでくる、そんな話でした。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 正直に言いますと、わけわからないです。
私の読解力が不足していると言えばそれまでですが、この場で求められているのは公正な判定ではなく私的な感想でいいわけですから申し訳ありませんがこの点数です。言動もどっか変な感じを受けました。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- 舞の描き方が上手いと思います。
結局夢の話……なのでしょうか? そうだとすると悲しいような切ないような……けれどそこにある種の救いもあるのかもしれません。一弥が長じても喋れないというのは上手い発想ですね。下手に喋らせるより佐祐理さんの弟で優等生というイメージが抱けます。無口な舞ともいいコンビですし。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- 雪つかみをやっている真琴の姿が浮かびます。
真琴が帰ってくるとなると当然のことながら、「何故美汐のあの子は帰ってこないのか」。この疑問が付き纏います。真琴は消え、あの子は死んだ、この話で描かれているのは一つの回答なのかな、と思いました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:3)
- ちょっと短すぎな感じです。
短く纏めた時に必要なのは斬新さか、突き抜けた描写の綺麗さ。失礼ながらこの話には取り立てて真新しい部分が見受けられませんでした。
「幼なじみのおさげは〜」のくだりはちょっと面白かったです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- アホですね、いや褒め言葉ですよ?
北川が変態くさいのが若干気になりますが、まあハッピーエンドになったので容認しましょう。笑った者負け、という気もしますし。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 二次創作に毒され過ぎてる感が。
ヒロインズの奢らせ、祐一の独白癖、舞が剣を出したり、「はちみつくまさん」と言ったり、ちょっと二次創作に蔓延している設定を使いすぎてませんか?
北川と香里がくっついているのは個人的に嬉しいのですが……
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:6)
- 軽妙な会話は楽しいのですが……全体的に意味不明な感じが……
喫茶店での香里と美汐の会話がお気に入りです。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 天使という明確な存在は出さない方がよかった気がします。
あゆサイドから見た原作の裏舞台と言う感じでしたが、あゆの最後の願いが明言されていない以上こういった願いもありかなと(私も全員登場する話を書くときはあゆがこんな感じの願いをしたということにしてますし)。
ただ、ここはあゆをすっぱり犠牲にしてしまった方が話として締まる気がしました。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- もう少し美汐の迷いの根が深くてもいい気がします。
自分のあの子は帰ってこなくて真琴だけ帰ってきたとなると、美汐の心中は複雑を通り越して言い知れぬものになっていると思います。綺麗に纏めるだけではなく、感情的な一面も見せた方が良かったような。
- 037 猫とともに (採点:5)
- 真琴シナリオ、遥かな後日談といった感じでしょうか。
老いた秋子さんから滲み出る生活の疲れ、みたいなものの方が目立ってしまって秋子さんの真琴に対する想いがあまり描かれていないのが残念でした。もう少し昔に想いを馳せるとか、真琴に抱いている感情を見せて欲しかったです。
- 038 PLAY (採点:4)
- 結局くっついちゃうのがちょっと残念でした。
どんな感じに話が展開するのかと思ったら、『フリをしているうちにそれが本心となり〜』というわりと王道の展開だったので、ちょっとがっかりしました。
- 039 さかあがり (採点:8)
- ブルマ美汐萌え……ではなく(笑)。
はて高校で逆上がりの試験があるかどうかもさておいて、萌えと笑いとストーリーがほどよく配分されていて、気持ちよく読めました。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- 意外なオチでした。
優しい感じを出すために童話的な語り口調なのかと思ったら……「そう来たか!」という感じです、やられました。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:1)
- わざわざ原作と違う展開にする意図が不明です。
冒頭に出てきた美汐にフォローなしなのも気になりますし……そもそもなんでマーサ?
- 042 覚えたての愛 (採点:4)
- 評価に困る話です……
秋子さんの亡夫が完璧超人ではなく、むしろダメ人間なのは珍しかったです。それはともかくとして、作中の時間軸がよくわからないのがちょっと。原作とは若干違う展開ですよね?
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- ちょっと類型的過ぎる話だと感じました。
栞の死後傷の舐めあいで祐一と香里が関係を持って、はいいんですが作中でそれなりの結論を出してないと「それで、なに?」ということになってしまいます。こういう展開になった以上祐一と香里が罪悪感を抱くのも、栞がどう思うか恐れるのも当たり前のことでそれに対してSS書きが独自の見解を出さないと。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- 小道具を上手く使っていると思いました。
失くしてしまったヴェールが、美汐を祝福するかのように戻ってくるのは綺麗な展開ですね。この話とは無関係ですが、同じ美汐もの、舞台はものみの丘で、自然が生んだ奇跡の風景という現象が二つあったのは驚きです。ダイアモンドダストとフレア現象というのも正反対で面白いですね。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- 二次創作に毒され過ぎてる感が。
香里の鉄拳制裁、祐一の独白癖、二次創作独自のネタを使うのはちょっと食傷気味です……祐一を引きずる香里と、香里に引きずられる祐一。祐一側のオチはありますが、香里側のオチも欲しかったところ。
- 046 影 (採点:1)
- 状況が不明です。
祐一と栞が(それなりに親しいような)知り合いで、でも祐一は香里が好き? 納得できません。祐一×香里……と言うか香里の恋愛ものは、特に栞が死んでいる場合は栞に対してどのような態度を取っていたか、栞はどのように死んだのか、祐一あるいは北川は栞に対してどのような立場にいたのか、それら全てを設定し、納得のいくような話の展開を作るべきだと思います。この話はそのあたりがよくわからないまま「香里が好き」と言ってしまっているので、結果話が不明瞭なものになってしまっているように思います。
- 047 あゆの風 (採点:4)
- 誤字注意。
擬音に括弧をつけるのにちょっと違和感。それはともかく、あゆの風ですか……元気一杯のあゆは確かに風の子ってイメージが合います。あゆと聞いたら魚の鮎くらいしか想像できない貧相な自分の想像力が切ないです。
あ、どうでもいいことですけど熱血と魂は同時に使えませんよね(笑)。
- 048 Raining (採点:5)
- 真琴に雨とは意外な組み合わせ。
狐の嫁入りと言いますから狐娘の真琴とまったく合わないわけではないんですが、狐の嫁入り=晴れに降る雨=天邪鬼な真琴という使われ方をすることが多くて、まったくの雨と真琴との組み合わせというのはなかなか斬新でした。
- 049 時計の針 (採点:3)
- 恋愛に持っていかない方が良かった気がします。
二人の会話はなかなか面白かったのですが、栞健在で祐一と香里がくっつくようなことをにおわされるとちょっと……栞はどうなったんだって話になりますし。未来の義弟の立場としてフォローするという形にした方が私的にいい展開なのですが。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 良作だと思いました。
美坂姉妹ものとしてはやや類型的な話ながら名雪、祐一にも見せ場がありますし。
- 051 むかしばなし (採点:1)
- 本編の焼き直しといった感じです。
舞が出たテレビの企画も想像の範疇内ですし、もう少しオリジナル要素が欲しいところでした。ところで自分の街に帰ってしまうのは「男の子」のはずですよね?
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:1)
- 誤字注意。
状況が不明すぎます。真琴と出逢ったのが北川である必要性がどこにもない気が……北川も昔狐を飼っていたらしいですが、じゃあなんで真琴は祐一につっかかったのかという疑問も残りますし。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 上手い、と思いました。
あゆ主観からすると「寝ていただけの自分がこんなに幸せになっていいのか」という考えが付き纏うのも十分考えられます。そこをフォローする祐一、大体この役目は秋子さんが担うことが多いような気がするのでそれを祐一に任せたのはなかなかいいアイディアだと思います。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- Kanonである必要性があまり……ない、ですね。
美汐らしい怒り方と言えば美汐らしいですが、美汐でなくても十分通じるストーリーですし。ただでさえ祐一と美汐が結婚している、原作から離れた話なのですから、何らかの形で原作とのリンクが欲しかったところです。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- ちょっと短い気がしました。
自分だけの名前、ですか。確かに少女漫画好きの真琴が言い出しそうなことではありますが、元は他人の名前とは言え祐一が名付けてくれた名前なのですから、『沢渡真琴』という名前を大事にして欲しいとも思います。
- 056 写真のわたしと今の (採点:4)
- もう一捻り欲しかったかも。
祐一に告白されて、返事をするまでを名雪視点で語ったものですね。「宝物」の一言は名雪らしい、可愛らしさが出ていて良かったと思います。
- 057 miss understand (採点:3)
- 誤字注意。
まあ……ある意味でリアルって言えばリアルな未来予想図なのかもしれないですけどねー……これのラストが北川の告白で、香里が泣きながら「あたしも、北川くんのこと……」なんて終わり方だったりしてもアレですけど。陳腐な終わり方と言われても、私はその方がよかったですね(点数に大差はないと思いますが)。
Kanonは一種のファンタジーと言うか、メルヘンですから変にリアルにするよりある程度お約束で固めた方が違和感ないんですよね。
- 058 カレンダー (採点:6)
- 良作だと思います。
確かに少女漫画は春夏秋冬のイベント、恋愛の階段を登るごとの話が多いですからこんなカレンダーが作れたりするかもしれません。美汐のアイディアだとすると彼女にもそれなりに乙女っぽいところがあると言うかなんと言うか。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- やや無理のある設定ながら、無難に纏めた手腕はなかなかお見事。
そもそも秋子さんが料理下手、という設定そのものが内容を破綻させかねないのに、終わってみれば旦那さんとの馴れ初めまで綺麗に纏めてしまっているのには脱帽です。ジャムも無茶な設定ではなく、納得できる範囲内に収まっているのも好印象。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:3)
- 誤字注意。香里の字を間違えていたので大幅減点です。
内容自体はなかなかよかっただけに、上記の点が残念。からっと諦めたように見える名雪の内心ですが、そりゃいきなり横から出てきて想い人も親友も掻っ攫われたら実際は鬱屈としますよねぇ。
- 061 ばかんす (採点:1)
- 滅茶苦茶やるのがギャグだとは思ってませんよね?
確かに壊せば壊すほど面白くなるギャグもありますが、残念ながらこの話はイライラが増すばかりです。一弥の話を茶化してるのも気分悪いですねー。
- 062 さくらのころ (採点:3)
- なんとも評価しづらい話ですが……
結局幻以上のものではない、というのが切ないですね。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- あゆの一人称がバラバラなのは意図してのものでしょうか?
一周年の日を出会いの再現で迎えるアイディアはなかなか面白いですが、わりと常識人を気取っている祐一が食い逃げしますかね? むしろ指輪まで入れてもらったのだったらたい焼き屋の親父に事情を話して一芝居うってもらったとした方が自然だと思いますが。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- 上手いなぁ(笑)。
出会いの一言からここまで馬鹿話(褒め言葉)を展開出来るのは凄いの一言。それでいてしっとりとした恋愛も絡めていて、完成度としては満点です。
- 065 送り火/狼煙 (採点:6)
- ちゃんと北川の存在をアピールしているのが好感。
名雪も香里も『らしく』描かれており、ちょっと状況が不明ながらいい話だと思いました。
- 066 1M (採点:4)
- 改行ミス注意。
ちょっと状況が分かり難いですね、原作の状況とはちょっと違う感じですが……それはともかく、美坂チームの会話がなかなか軽快で読んでいて楽しかったです。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- もっと濃厚な描写を! むしろ進入禁止のところまで! ……いやまあ、冗談ですが(笑)。
天使と悪魔の例えはよく見ますが、一捻りあって(軍勢とか)面白かったです。タイトルと冒頭でアバウトのオチが見えていながら最後まできっちり読ませて、笑わせてくれるのは文章力が安定してるからですねー。
- 068 風にドレスを (採点:3)
- はて、これを真琴話と呼んでいいものか……
主人公がオリキャラなのでイマイチ話に入りづらいんですよね……あまり共感も出来ませんし。真琴がヴェールを纏って一人でものみの丘に立っているのも不思議です。
- 069 金魚 (採点:8)
- 結局何も解決してないけれど、それでも確かに一歩は踏み出せた……って感じですかね。
個人的に北川好きなので、こういう話は嬉しいです。平穏に暮らしてきて、いきなりの香里の言葉に咄嗟には対応できなくて、それでもしっかりと考えて自分に出来ることをする。奇跡は起こせなくても支えることは出来る平凡な少年、北川潤の真骨頂ってところでしょうか。
- 070 前を向いて (採点:5)
- 用法注意。役不足は役者に対して役が合っていないこと。力不足と言う意味は『役者不足』です。
名雪を支える香里と、人形発見の際にさりげなくフォローにまわる北川。祐一がいなかった頃からの三人の絆が垣間見えるようで、実にいい友情ですね。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- ファンタジックな作風がKanonらしいです。
樹齢百年を超えるであろう大木ですから、一種の自我を持っていてもおかしくないですよね。彼が生まれたのはあゆを助けるためだったのでしょうか……?
- 072 傷痕 (採点:7)
- 誤字注意。
手術をした女の子が傷を気にするというのはよくあるシチュエーションですが、最初の見たときには呆然としてしまいフォローが出来ない、というのがなんとも祐一らしいというか。
- 073 親友体制 (採点:7)
- 強い舞ってのも珍しいですね。
舞と恋人同士でも、まだまださゆまいの絆の深さを理解し切れていない祐一をもどかしく見ながらも、「まあ祐一だからなぁ」と思わせる流れはなかなか。
- 074 キエナイキモチ (採点:1)
- 説明不足な感じです。
真琴が帰ってきた状況で美汐を選ぶこと自体は、まあ悪くないんですけど結婚までした真琴へのフォローはどうなっているのでしょうか。そこに言及しないまま美汐を選んでしまうと祐一の想いが薄っぺらなものになってしまうと思います。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- シーンシーンは楽しいんですけど……なんと言いましょうか。
全体的にかみ合っていない感じがします。個々の出来事に繋がりがない、と言うか。原作と違う展開になってるのもちょっと。個人的には原作の再会の方が好きです。
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- プールサイド関係ないし……
これを推理と言うのはちょっと乱暴な気もしますが、三毛猫ホームズの累計部数が五千万部もいっていることを考えればアリなのかも。それはともかく、地の文に名雪が普通に反応していたり、色々と妙なところが目立ちます。
寄席のくだりはちょっと面白かったんですけど。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- さゆまいにあゆとは、なんとも珍しい組み合わせ。
この後に広がるドタバタ祐一争奪戦も見てみたい気がします。
- 078 反転少女 (採点:1)
- 落ちてない気が……
とりあえず全員出して、終わりってのはちょっと。SSとか読者とか楽屋ネタを出してるのもあまり効果的とは言えません。性格反転そのものもありがちと言えばありがちなネタですし……
- 079 フワリ (採点:2)
- ちょっと説明不足な感じです。
祐一(のことだと思いますが)を「あいつ」って呼んでるのも違和感あります。
- 080 ガラスの森 (採点:3)
- 途中でオチが読めてしまったのがちょっと残念です。
子供がやってきて両親の仲を取り持つ、というのはわりとありきたりな話なので一捻りあるとよかったです。真琴が祐一と名雪の仲をからかうようなセリフを言うことから、原作内の展開ではなく原作その後の話だとは思うのですが、いったいどんな状況なのかよくわからないのもマイナスポイント。
- 081 ボーイフレンド (採点:4)
- 誤字注意。
ギターを弾く祐一に違和感。そこだけではなく、全体的に祐一がカッコよすぎる感じがしました。祐一は後ろから抱きつかれるのも恥ずかしがるくらいですから(名雪エンド参照)、あまり甘い態度の祐一は不自然です。
○りょーと さん
- 001 farewell party (採点:10)
- お見事。文章力もさる事ながら、引き込む力が半端ではありませんでした。
大変面白かったです。ストーリーもテンポの良い文章も大変心地良かったです。
これが作者非公開だったら泣きますw というか、他の作品も是非とも拝見したいものです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- あー。いや……。
メチャクチャだーという印象が。
せめて、ギャグでこのネタとかならまだ許せたんですが。
うむむのむ、とりあえず、一生懸命さは伝わってきましたので+1。
けど、それ以上はあまりいいところを見つけられませんでした。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- あうあうあう。
なんというか、大好きです。言葉にできません。
巧いです。面白いです。素敵ですー。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- うむ、またまた不条理。なんというか、これまた評価が分かれそうな作品ですが。
個人的にはうさちゃんのキャラが好きでした。なんというか、こういうベタベタなキャラに弱いようでありますw
あと、個人的に大変好きだったのは締めの言葉。なんかこんな意味なし感にも弱いようですw
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:6)
- いや、色々ハイレベルなんですが。
ただ、どうしても内容が薄く感じられました。
心の動きをダイジェストで語ったような感じ。
説明で恋愛劇見せられても、魅力を感じません。
- 028 再集合カノン (採点:6)
- えと、最後の一人はプレイヤーで、ゲームを終わらせるというか、アンインストールするというか、リセットするというか、そんな感じで読み進めました。
PCの中で、ゲーム機の中で、もしくは我々の頭の片隅で、ED後もKanonと言う作品が続いていて、それが薄れ、もしくは消えたと言うような形だと勝手に思ったのですが。
いまいち、自信を持って言えません。それだったら、何故数年後のKanon世界を舞台にしたのか、何故ここまでキャラを弄る必要があったのか、あゆの人称の違いの理由。謎が謎を呼びます。
なんとなく、最後に気付いたのは誰なのか。その辺りが鍵のような気も致しますが、やはり、センテンスから補える中ではこの辺りが限度のようです。
もう少しわかりやすくてもよかったかも。いや、難解さを残したままで、読み解く鍵があったら神でした。
もし、実は鍵を用意していて、読み損ねていたとしたら申し訳ないです。しかし、自分の読解力ではこれが限界でした。
……というか、作者の方が多解釈になるのを狙っている。そうした意図から、曖昧な形で仕上げた。そんな気も致しますが、どうなんでしょうか?w
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- 好きです。
大好きです。
愛してます。
なんというか、心地良かったです。文章力やら構成力やら、とにかく全体がハイレベルで纏まっていて、お見逸れしました。
容赦なく10点入れたい所なんですが、個人的には少しだけ物足りなさも感じました。
その辺が9点の理由です。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- 楽しいギャグでした。ぶつ切りにしたセンテンスも心地良く、個人的な好みに大変マッチしております。
ただ、印象としては多少オチが弱かったような、そんな気が致しました。
そして、えーと、間違ってたらごめんなさい。山岡氏ですか?
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- もーあかん。
神すぎます。
言葉の端々、文章の至る所からセンスを感じました。
>「こんな天気のいい日に、世界は滅びたりしないよ」
これ好きぃ……。
しかしながら、読む人を選びそうな作品でもあります。
文章一つ一つから発せられる電波のチャンネルに合っているかどうか。
私は受信しましたw
- 038 PLAY (採点:4)
- うーむ。なんというか、非常にコメントし辛いです。
微妙という言葉しか出てきません。
ごめんんさい……。
- 043 未来には・・・? (採点:3)
- 詩ですか?
とりあえず、あまり浸れなかったっす。ネタもちょいありがちな感がありました。
新鮮な形式の割に新鮮さを感じない。そんな感じ。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- あ゛――――――。
なんでそこで終わっちゃいますかっ。これからが本番じゃないですかっ。勿体無いです。勿体無さすぎます。
わくわくしながら読んでて肩透かしっす。ううー、勿体無いー。
- 051 むかしばなし (採点:7)
- なるほど。と最後に感心しました。
元々童話好きなものでして、こういった作品はツボなんですが、内容的にも大変楽しく読ませていただきました。
ただ、一つだけ。
もう少し、むかしばなしっぽく徹して欲しかったです。例えば、『母親=その子のおかあさん』とか。
最後まできっちり通してたら、さらに点数上げてましたw
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- うむむ。すみません。
微妙という言葉しか出てきません。
少女漫画みたいな話。嫌いではないです。
けど、それ以上に味気なさも感じました。
その辺が魅力なのかもしれませんが。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- いやはや、タイトル見て危険な匂いがしたんですが。
とても楽しく読ませてもらいました。秋子さん=料理下手っていうシチュはなかなかどうして新鮮な感じで素敵です。
そして、秋子さん萌え。もはやこれしか浮かびませんw 大変萌えさせていただきました。
>「ありゃ、惚れるわ」
激しく同意w
- 061 ばかんす (採点:6)
- 不条理。慣れてしまうと結構ツボですね。
ハチャメチャすぎて、最初は正直、あまり好きではありませんでしたが、徐々にその勢いに乗せられてました。
なんというか、楽しく書かれてる作者様の姿が目に見えるような、そんな作品でした。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- 最初はギャグじゃなくて、綺麗なほのぼのじゃないかーと油断してましたが、最後の方できちんとギャグってましたねw
会話のテンポの良さが素晴らしいです。控えめに切られた地の文も雰囲気にあってて良かったです。
ただ一つ疑問点を。タイトルにもあるように、テーマは『お兄ちゃん』云々のお話ですが、最初の頃の話や最後の締めとはズレている気がします。
もしも、理由となるべき要素が隠されていたとしたらごめんなさい。ただ、二回ほど読み返した程度では読み取れなかったです。
しかし、それでも楽しかったです。というか、自分も書きそうな作品だなぁと勝手に思っておりましたw こんな作品、好きです。
- 069 金魚 (採点:6)
- 大変面白く、また文章力や構成力なんかも含めて、すべてが巧いと思える作品だったのですが。
どうも話の端々に違和感を感じてしまいました。一つ挙げると、香里がこんなに簡単に死んだ栞の事を語るのだろうかとか。
人それぞれの解釈、というかキャラ感の違いだと思います。ただ、私としてはどうしてもその辺の違和感が消しきれませんでした。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:7)
- 出来のいいサイドストーリー。
とても楽しませて頂きました。
地力は非常に感じました。文章力、構成力共に優れたレベルにある事は見てとれます。
ただ、どうもストーリーの中で、盛り上がる部分まで文章を平淡にしていた印象があります。
メリハリをつけた文章。要らないとこは端的に、逆に盛り上げる所は文章量を増やして欲しいなぁというのが個人的な意見です。
- 076 殺意のプールサイド (採点:7)
- いやー。面白かったです。
ぶるま。
こう、なんか最初から最後まで無意味さを通した辺りが素敵です。
ぶるま。
最後の締めもとても好きです。個人的な好みですが。
ぶるま。
最後に一言。
ぶるま好きですか?w
- 077 盲目考察 (採点:8)
- こんな話好きです。という、ありきたりな形でしか感想を書けません。
というか、自分には死んでも書けそうにないお話であるが故、憧れという感情が湧いてきます。
あーうー。羨ましいです。私もこんな話が書けるようになりたいですー。
○んーにゃ さん
- 001 farewell party (採点:2)
- うーん。適当に改行は入れた方がいいと思いますよ。あと各文が少しくどい気がします。いろいろなことを詰め込みたいのはわかるのですけど、ストーリーと直接つながらない描写が多すぎる為に展開がのろのろしてしまっています。申し訳ないですが最後の方は力尽きて流してしまいました。
- 002 コンクール (採点:4)
- あっさりしすぎて感慨がわかないというのが正直なところ。やっぱりコンペに出すからには他のSSとは違う何かを主張しないといけないのではないかな、と。あと、「誤っておくか」はストーリーの流れからしても影響の大きい誤字かなと。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- テンポは悪くないんですけど、ここまであっさりしていると……。さらっと読めすぎて感慨がわかないというのが正直なところです。ごめんなさい。こんぺ向きの文章とはいえないかも。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 意外な展開と言えばは意外な展開ですけど……。さすがにこれはどうかなと。ちょっと僕には受け入れられない話の流れでした。文章もテンポも悪くないんですけど。
- 007 思い出 (採点:1)
- 他の所はまだ仕方なくても、やっぱり名前の誤植はNGだと思いますよ。しかも3カ所も。僕が2点や3点をつけたSSに比べると、文章としては読みやすいけれど文章の節々からキャラクターに対する愛情が感じられないのはSSとしてはどうかなぁと思ってしまいます(特に最後がなおざり)。良作のSSをたくさん読んでみられる事をお勧めします。まずはそこから。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- 良いお話だとおもいます。時折少し冗長な地の文の描写(例えば「屋敷の一室は書斎になっている。」とか、「私は断定した。」とかは余計だと思いますが)が出てくるのが少し玉に瑕です。全体としてよくまとまっているだけに細かなミスが気になってしまいました。
7点にしていたのですが、最後の一弥と佐祐理に向けた「言葉」のやりとりがよかったので+1で8点にしました。
- 010 歩行者優先 (採点:9)
- とても切ない気分になるSSですね。よかったです。香里がちょっと香里らしからぬ気がしないでもないですが、まあこういうSSだから良いのでしょう。
- 017 FREE (採点:7)
- うん、テンポも良く爽やか。読んで気持ちのよくなるSSでした。でもコンペとして考えるとちょっともう一ひねり、ほしかったかなという感じです。こういったストーリー展開ならふつうに読む分にはこれで良いと思うんですけどね。
- 021 隠された想い (採点:5)
- ちょっとあっさりしすぎな気がします。思わせぶりな部分が多い割にはそれが生かされていない気がしたり。あとはやっぱり情景の説明描写がくどすぎることでしょうか。
- 027 冬空のキセキ (採点:10)
- とても爽やかな気分にさせてもらいました、ありがとうございます。どうも無駄に長く感じさせる短編が多い今回のコンペにあってお手本の様な作品だと思います。
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- よかったです。楽しませて頂きました。点数が少し低めなのは、多く取り上げられてきた題材だけにもう一ひねり欲しかったかな、という一点だけです。ごめんなさいね。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- イベントをもっと絞って膨らませた方が良いと思います。秋子さんを失った後の祐一と名雪の日常を描きたいのなら香里と北川の事を詳しく説明する必要はないでしょう。この部分の二人の台詞がすごく説明口調になってしまっていて日常会話になってないと思います。
SSとして悪くはないのですが、コンペに出すには少しあっさりしすぎかと。後は上で述べた内容だとおもいます。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- みごとなまでにいっちゃってますね。おみごと。まさかこういうオチになるとは想像もつきませんでした。「遅い来る」の誤字がなければ文句なし10点(笑)。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 地の文、会話文の両方が説明調すぎて話の雰囲気に入っていけないのが残念です。あとエピソードを詰め込みすぎな気がします。まだ香里と北川はともかくも、久瀬の登場は余計だとしか思えません。せっかく短編なのですから、一つの話題に鋭く切り込む方が吉かと。佐祐理さんや舞に対する愛が感じられてほほえましいのですが、文章はこれからだと思います。がんばってくださいね。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- うーん、何とも。主題が見えてこないので……。狐に化かされた気分です。
- 038 PLAY (採点:5)
- 悪くは無いんですけど、少しぎこちなくてテンポが悪いかなぁと。ラストにはもう一ひねり欲しいところです。あまりに早く後の展開が読めてしまいましたから。バレバレな展開でも軽快なテンポで一気に読ませてしまうか、ラストにおおっと思わせる物を持ってくるか。どちらかがあればもっとよかったんですけど。
- 042 覚えたての愛 (採点:4)
- 最後があれっという感じでした。ちょっと尻切れとんぼな気がします。中編部門にして最後まで書ききった方がよかったのじゃないかなぁと。あと、「ふっと思い出してしまう。」の次の一文がちょっと何を言っているのか理解出来ませんでした。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:5)
- あれ?ここで終わり??という印象です。なんか中編の前半部だけ見せられて終わった様な。掴みは悪くないのに終わりがこれだけ(「その頃別の場所へは……」以下)なのは残念です。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- お話として悪くはないと思うのですが、一文一文にくどさを感じてしまいます。そのせいでテンポが悪くなってしまっているなぁと。もう少し省略できる所を省略して簡潔に文章をまとめられればもっと良いSSになるのではないでしょうか。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:6)
- あああ、掴みもネタも悪くないんだから、もう少し膨らませれば、惜しい……というのが感想です。ちょっとあっさりしすぎだと思います。美汐かわいいです(笑)。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- おもしろかったです。前半もう少しシリアスな方が後が生きた気がしないでもないですが。こんぺ として考えるともう一踏ん張りほしいところですけど、SSとしては十分に満足です。そういう点数だと理解して頂けるとありがたいかと。気絶する前にも見る物は見ている(笑)祐一君もなかなかおちゃめです。
- 074 キエナイキモチ (採点:6)
- 可もなく、不可もなく、といった感じです。すこしおかしな言葉遣い(「理科的」とか)がありましたが、全体を台無しにするほどではないです。全体的にSSとしては悪くないのですが、コンペとなるとやはりもう一押し無いと他の多くのSSと一緒に埋没してしまうと思います。
○アルド さん
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- 久瀬が結構非道でしたねwうさぎさんには幸せになって欲しいものですw
- 081 ボーイフレンド (採点:10)
- 舞が照れながらも祐一をリードしようとするところが良かったです。
素人の読み手ですが10点を入れさせてもらいました。
○アルファ さん
- 013 名雪のライフスタイル (採点:10)
- こんなふうに彼女に思われたら男としては本望でしょう♪
○インチキギタリスト さん
- 028 再集合カノン (採点:5)
- 解らないことが多くて採点できない、、、、m(_ _)m
○エアー さん
- 001 farewell party (採点:5)
- すみません。正直楽しめませんでした。
理由は自分でもよくわかっていませんが、キャラクタの内面描写が抽象的過ぎたからだと思います。
- 002 コンクール (採点:7)
- 冗談を交えたやりとりに、ひとによってはあまり好印象を持たないかもしれないけれど、やってみたいことのために頑張る栞と、それを応援できるようになった祐一に好印象を抱きました。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 友達なら友達のままでいいのに、なんであんなことさせるのか。
>幸せならそれでいいじゃないか…
それは祐一にとって「都合がいい」ということだと思います。
作者さんの意図したことかはわかりませんが、笑ってしまいました。
- 007 思い出 (採点:1)
- >その後二人がどうなったかは、皆様が想像してください。
困ります。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:4)
- 悪い話ではないです。ですが、納得できない部分というか、疑問に思う部分へのフォローがあまりないのが、読むことに疲れを覚えさせました。
まず、一弥が佐祐理の父と夢の中で会う部分に、もう少し父の戸惑いなどの内的描写が加えられていると、そのあとの話も詠みやすいものとなったと思います。
それと、亡くなった人物の誕生日を祝うというのは特別な出来事のように思えます。そこへのフォローも物語においてはあったほうがいいと思います。
これはあくまでぼくの考えですが、最初に読者に引っかかりを覚えさせると、後が辛くなるのではないかと思います。
あらためていいますが、話自体は悪くなく、むしろ良かったです。
ただ、どうしても細部に目がいきやすいつくりになってしまったようです。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:8)
- 再読時にこれだけ印象深いオリキャラだったんだなぁと、ひとり感心していました。
久瀬というキャラとの対比があるので、いやが応にも目立ちます。
「…………」などの多用により、低い得点を入れる人もきっと多いのではないかとも思いますが、元気のよさに票を投じてみます。
結果を楽しみにしているSSのひとつです。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 書くべき事象とそうでない事象を区別することを希望します。
作者様のなかでは文面から執筆時の経験として、連想される出来事があるのだと思いますが、読者は物語の設定資料や、プロットや、脚本などを見てはいません。
読者は作者様の頭の中を覗くことはできません。できるのは文章を読み、そこからなにが起きたか推測、連想することです。
- 015 in the room (採点:7)
- なかなか面白いです。
だけれども、シナリオとあからさまに書いてしまうことに、抵抗を感じる人もいるでしょう。
ぼくも感じましたけれど、それはそれで刺激になったような気もします。
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- いじめられていた香里。そして、北川とのやりとりは子どもらしい不器用さと、純粋さを感じることができてよかったです。
シロを媒介した擬似家族。
そしてそれから栞のことを乗り越えようとする描写にまでもっていくのが、とてもいいと思いました。
- 017 FREE (採点:5)
- 水切りは川でしたことしかありませんが、海ででもするものなのですね。
平らな石がなんだか小さな音を立てたり、小さな水飛沫を上げたり、かわいい話です。
話の意味は感覚的に捉えました。
- 018 あいとまこと (採点:4)
- すみません。展開が読めました。
- 021 隠された想い (採点:1)
- すみません。本当はもう少し点数が高くてもいいと思うのです。
内容だけをみれば。
ですが、やはり、せりふの前に名前を書くのはよしたほうがいいと判断しました。
それを抜きにすれば、点数に+1、2はあった気がします。
ですが、気にしない人もいるようです。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 動きは少なかったけれど、いい話でした。
少々地味に感じたのは、原作の要素だけで話をつくっているからだと思います。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- >香織
香里です。
- 027 冬空のキセキ (採点:4)
- 最初のほうが理解を妨げています。
美汐とダイアモンドダストを見にいった場面はわかりやすかったのですが。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- 夢から醒めるときに詳細な説明があったら、ぼくにも理解できたのではないかと思いました。
- 030 12月のアムネジア (採点:4)
- 途中にどのキャラクタの視点かわからないところがありました。
えっと、たしか、美汐の過去……骨となって帰ってきたの部分です。
しかもそこが物語の核のような気がします。
導入部分は読ませようという雰囲気があったのですが。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- エッセイというのは、日常生活であった出来事を、上手く文章を用いる、構成するなどして、ちょっといい話にもっていくのが大体のセオリーのようです。
SSも、架空の話でありながら、キャラたちに起きた出来事を、上記の工夫を加えるなどして、ちょっといい話にもっていくのが大体のセオリーだと思います。
ただそれだけの日常は本当にただそれだけの日常であってはいけない気がします。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- ま さ に パ ン (ツ) ク だ !
……いや、なんか読んだあとにおもしろさのあまり叫びたくなるSSでした。
初期衝動。コレですね。コレ。綺麗事ばかりの様式美SS書きさんたちはこれが欠け落ちているんです。
そういうSSの偽善をこのSSで告発したのだと、ぼくは受け取りました。
冗談ですw でも、どうしてもたくさん感想を書きたかったもので、つい。ごめんなさい。
かなり笑いました。間違いなく。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 話が進めば進むごとにキャラが増えていき、しかも会話文の占める量が多いので、混乱。
最後の締めになにかいいことをいった気がするのだけれども、いままでの混乱があったから、よくわかりませんでした。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- あいも変わらずわからない。
というのも、このSSには善意も悪意も感じられないからです。
自転車を移動手段として役立てようだとか、盗難しようだとか、そういうのではなく、投げる。さっぱりわからない。
他にも角の数を計算する。などなど、そうする意味が掴めないことばかり。
角の数を数える。よく身近な人が、ぼくもよく知らないけれど、フロイトだのユングだのの著作の大まかな部分だけ抽出した本を軽い興味本位で読んだ影響か、その夢はどうこうこういった、欲望が抑圧されたことによる云々……いうのですが。ここでは、数を数える。ということに終始。
場所の移動がわかり難く、登場するキャラもさりげなく唐突。
それでも面白かったです。むしろそこが面白かったのか。
SS81作の中で上手い具合にとんがっていました。
- 037 猫とともに (採点:6)
- そうですね。祐一と名雪が水瀬家からいなくなったら、秋子さんとぴろだけになるんですよね。
それだけなのですが、それだけで時間は経っていくものなんだなと思わされました。
良かったです。
- 038 PLAY (採点:3)
- ありきたりのような気がします。
この話は、どこかで読んだり、見たりしたことがあります。
つき合っている風に見せかけるために、恋人役を演じる。
そして、恋心が芽生える。
どこかで聞いた話でした。
- 039 さかあがり (採点:7)
- わかりやすい話でした。良かったです。
上ジャージ、下ブルマはそれだけで得点元になるかもしれないですね。
起承転結を上手く踏まえた話作りは見習いたいです。
ただ、ここまでシンプルなつくりでこんぺでどこまでいけるか、それに少し疑問があったりします。結果を楽しみにしています。
- 042 覚えたての愛 (採点:10)
- 誰かが誰かの中に過去の記憶の中にある思い出の人物を投影するということはよくあることで、それは当然のことのようです。
秋子が真琴の中にみたのが、なんだったのか、厳密に理解できなかったのですが、手を伸ばせば理解に届きそうで、もどかしく、そこが魅力でした。
今回の短編の最高のSSでした。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- うーん。栞が許して祝福するかは、このSS内では語られてない二人の葛藤と、その経過結果によるのだと思います。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- あはは。
誤読を誘っているのか、そうでないのか。
たぶん、こういう分野だと前者だと思います。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- 問題提起はされているのに、それを解決しないのはいけません。
- 047 あゆの風 (採点:6)
- 作者さんは、きっとあゆが好きなんだなと思いました。
ちょっと幼いかなと思ったところもありますが、それでも元気がいいのはとてもいいことだと思いました。
- 049 時計の針 (採点:5)
- 時計の話。前半をもっとわかりやすくしっかり書いてもらえたならば、自然に楽しめたと思います。
- 051 むかしばなし (採点:2)
- どれが台詞なのか、わかりません。
たぶん鉤括弧を使うべきところで使ってないのだと思います。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- 浮気の問題は解決していないように感じられます。
そこを書くことが重要です。土下座云々したときの美汐の反応の詳細がわからないと、美汐がどういう気持ちでいたのか、わかりません。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- 物語には、異なる価値観をもつ人たちが出会うことや、もしくは、自分自身が異なる自分を見つけ出すというのが必要だと思います。
この作品では、最初から最後まで祐一の考え方に変化がありません。
結果的に変化がないことを書こうとしていたのだとしても、途中になにか仕掛けがないといけません。
- 058 カレンダー (採点:8)
- カレンダーの上に乗せる……恋のカレンダー……わかるようでわからないけれど。
漫画を整理することで、真琴がいたということを追うということに、なにか不思議な心地でした。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 秋子さんが料理が下手だという、結構無茶な前提で進められる話。
それが理由だと思いますけれど、ついていけませんでした。
ただ、料理教室のやり取りが面白かったです。
- 061 ばかんす (採点:9)
- おもしろいですー♪
ですが、何度も読み返してしまうと精神が汚染されてしまいそうで……。
そんな曲芸のようなライトな毒をもった内容が、ぼくの精神力の致死量と、楽しみたいという欲望が設置された天秤なのです。
だから、あまり悪戯しないでっ。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- リングごと食べてしまわないかと心配しました。
祐一が食い逃げをする理由がわかりませんでした。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- おもしろい。それにうまい。
原作の設定、台詞をうまく生かしてここまで欲望満載なSSを書けるのかーと、感嘆。
原作の栞の台詞だとか、香里の誕生日だとか。話のなかで、かなり生きていると思います。
- 065 送り火/狼煙 (採点:4)
- 香里と名雪が何歳のときの話なのでしょう。高校生とかありますけれど。
タバコがどうとか……そういう話になってからあまり理解ができませんでした。
ひっかかりがありすぎるんです。理解への障害が高い。煙草を吸う意味を理解している人でないとわからないのかもしれないです。
- 070 前を向いて (採点:5)
- 前半はよかったのですが。後半あれだけで立ち直れるのか少し疑問です。
- 072 傷痕 (採点:8)
- 傷痕があることを知っても、祐一は栞を好きでいつづける。
途中までは、どうこれの答を出すのだろうと思っていましたが、ちょっと落胆を感じました。
からだの傷というモチーフがいいから話もいいように見えてしまっているのではないかと思って−1にしました。
感じたままに感想を書くのが本当のありかたなのでしょうが……。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- 導入と中盤が退屈でした。ごめんなさい。
最後のガラスのダイヤモンドの文はよかったです。
- 076 殺意のプールサイド (採点:7)
- 無機質な描写はわざとだと思っています。
こういう書き方をすると、読むほうは、いやが応にも緊迫し、力が入ります。
>「わ・た・しっ♪」
えっ、どういう仕掛けでそうなるの? とおもいました。
ちょっとオチがどういう意味なのかわかりませんでした。
途中の笑いを誘う展開がおもしろかったです。
- 078 反転少女 (採点:8)
- 天野の妄想に笑いました。
あと、バカっぽい香里には萌えです。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- >「またね―――――おかあさん」
ユキはあくまで聞き役に徹して、名雪は自分の心情をユキにいう。
こうすると、できればユキ視点で書いて欲しかったという感じも。
導入はよく書けていたと思います。ぼくがいえたことではありませんが。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- とても品がある。上品な話です。
ですが、少々やりすぎと思える表現もありました。
> 動物園に着いた二人は、当然の如く視線を集めた。今時若者が、それも容姿端麗な少女、容貌魁偉な少年が来るようなところとは、とても思えない。どちらかと言えば、スーツやドレスを着せてしかるべき場所にいた方が、よほど違和感が無い。
ここの部分はぼくが原作から受けたイメージとはかなりかけ離れているようです。
あと、祐一がギターを弾くシーンにも同じような違和感を感じました。
ぼくもデートをすること以外に特別な要素を加えずにSSを書こうとして、途中で無理だと気付き、違った形で完成させたことがあります。
ですが、この作品は最後までそれをやりきっているところがとても評価できると思います。
とても好きなSSですが、素敵なものをみると、みすぼらしい自分が嫌になるという、そういう感情を配慮した作品に今回のこんぺでは高得点を入れようと思っていますので、申し訳ないですが、7点で勘弁してください。
○エレコ さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- 短いせいか展開を急ぎすぎてるような気がしました
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- こういう雰囲気好きです
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- 書き方を変えれば面白くなるかもしれない
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- 文章全体としては良かったです
一部台詞で?って部分もありましたが
過去とこれからの事をつなげていくところは
よかったと思います
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- 妙な空欄や変換ミスでしょうか?
少し気になったところ意外は、よかった
- 021 隠された想い (採点:1)
- 名前を付けると
逆に読みにくいかも
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 美汐には
これからは笑顔であってほしい
と思う話でした
- 032 make bread,eat shorts (採点:2)
- ギャグというか
シモって感じ。
- 039 さかあがり (採点:6)
- 天野の以外な一面が見れてよかったです
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- 個人的に
こういう表現の描写はあまりしっくりきませんでした
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- 何がいいたかったのかよくわからかったです
- 048 Raining (採点:5)
- 話自体はよかったですが
表現がもう少しほしかった。
- 050 笑顔にすべてを (採点:4)
- これから何かもう少し変化があれば
面白くなったかも
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:1)
- あんまり面白くなかった
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:9)
- いいですね
キャラの心情がうまく書かれているし
スラスラ読んでいけました
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:4)
- 後半は面白かったけど
最後のあたりが微妙でした
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- 雰囲気ががらりと変わったけど
いろんな意味で笑えました
- 070 前を向いて (採点:10)
- あの場面での名雪の本心が
うまく描かれているようでよかったです
北川、香里とも、ここでもいいキャラでした
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- 話の構成はよかったものの
・・・ちょっと読みにくい。
後半。もっと抽象的でもいいかも
- 081 ボーイフレンド (採点:10)
- 最後まで飽きさせない内容で
とても面白かったです
○クラッド さん
- 002 コンクール (採点:3)
- もう少し・・・・・という感じですね。
なんだかやり切れていない感じがします。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- 個人的にこの作品は「良い」といえると思います。
北川の想うことがしっかりと伝わってきた感じがして・・・・良かったです。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 少々わかりにくい所があったりします。
内容的には良い・・・と思います。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:4)
- 内容は良いと思います。
ですが、全体的に文章が詰まってしまい、読みにくさを感じました。
句点ごとに改行しても良いのでは? 行の間隔をもう少しあけてみては?
などと考えてみると内容が引き立つと思います。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- もう少し・・・あと少し何か足りないようなわだかまりを感じます。
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 途中、あぶないかと思いましたがこのようなオチで来ましたか・・・とついつい口に出してしまいました。
なかなか読みやすくてよい作品だと思いますよ。
- 072 傷痕 (採点:5)
- なんとも言い難いのですが・・・この系統のSSは苦手なので審査しづらいです、すいません。
- 081 ボーイフレンド (採点:4)
- 話の内容を文章の書き込み方でその質を落としているように見えます。
もっと改行を用い、一行の長さや行の間隔を広げて読みやすいようにしたほうがいいと思います。
このままでは文章が詰まりすぎて読む気さえ失ってしまいそうなので気をつけてくださいね。
○クリボー さん
- 001 farewell party (採点:6)
- 地の文、上手いです。
余りに上手いので読むの止めようかと思いました。
いえ、私の頭でついて行けるかな? と。
…盛り上がり、に欠けますね。
あと、秋子さん死亡させないで下さい…本編と違いますし。
- 002 コンクール (採点:4)
- 栞が好きだ。
本編では5人の中で1〜2番目に好きではない、栞が好きだ。
…なんかSSだと栞好きなの多いのですが。マジック?
ただ、コンクールの難しい概要とかあるのかと思えば全然で備えた気合が淋しげに去っていきました。
しかも短い。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- 凄く微妙。誤字。脈略がない?
なんか…とにかく微妙。雰囲気は嫌いじゃないですが。
いきなり祐一と香里が親密になった感が拭えなくて。
短いし。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- ネタ的には好きなのに、途中で終わってる。
最初ふつうに今の祐一だと思ったし。
短く省きすぎ、かな?
今の祐一が答えた場所は描写されてないし…昔と同じ場所だと思いたいですがね。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- あゆが暗い。暗すぎ。
あんなにネガティブで、後悔しまくりなのはあゆじゃないと思われ。
作戦もどうかと。まわり順応しすぎ。ありえない。何で何事もなく終了する?
あゆが失恋して、名雪と祐一が結婚してもまずこんなことにはなりませんて。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- 最初の空白の空け方が気に入らない。
そしてテーマがありきたり。
というかむしろ分からないかも…単なるキスが書きたかったのですか?と思いました。
何か悪いとこばっかかいてますね(汗
- 007 思い出 (採点:1)
- むちゃくちゃ笑えますね。新手のギャグですか?
何か自信出てきました(言い過ぎ
突っ込むの面倒なんで止めときますね。他の人が突っ込んでくれるでしょう。
しかし一つだけ。そんなあっさり手紙見せる祐一って一体…
いや、むしろそこは好きなんですが。
二人が寸分の違いもない場所で頭を打ってくれていると信じています(何
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 主人公はオリキャラ。
なのに、この出来。
もう、乾杯。
題、本当良いですね…
- 010 歩行者優先 (採点:9)
- 特に嫌とかではないんですが、【了】は何の意図があって付けたのかと。
そして題名の意図もぼんやりとしか分からず。気になりです…
気持ちがよくよくよくよく分かりすぎます。もちろん、いい意味で。
子どもでいたい、というか離れたくないんですよ。楽しすぎて。
思い出なんかに残すんじゃなくて、ずっとそのままでいたい。
あぁ…幼・小・中、ほぼ同じメンバーで高校いくのは辛いっすよ。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- 読んだとたんに説明口調はいかがなものかと。
そして名前しか出ていない斉藤と、出番少ない久瀬に加えてオリキャラ。
コンペに出す時は、気をつけましょう。ここはkanonです。kanon感がなくては話になりません。
私は好きなんですけどね。
「羽瑠」はまったくもって「はる」としか読んでなかったのに…。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:3)
- 「──朝──」とかではなく、描写で表現しましょうよ。
というか、なくてもわかるのでは?
あとは、何がしたかったのかよくわからない…と思いかけましたが、
まぁそれが「ラブラブ」なのか?と勝手に妥解しました(ぇ
しかし好きにはなれませんでした。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 立ち直る祐一はいいんです。
が、あんなに簡単に気付けるもんでしょうか。
そこが疑問。最大にして唯一の。
妙なところで行を空ける。台詞の後ろに地の文がある事がある。
のも問題ですがね。
- 015 in the room (採点:10)
- 最初は、理解できませんでした。
それでも段々と理解出来るようになっていき。
最後まで読み尽くして思う。
よく見たら何処がどうだろうが、誰が何と言おうが、私は10点つけてやる!!
そう思わずにはいられませんでした。
全ての台詞が、決して同感できるものではないけれど。
後書きのような、前書きのような。
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- 過去の話、よかったです。
しかし、本編に絡ますのが少ししか出来ていなかったかと。
もっとがっしりとかみ合っていればより良くなっていたのではないでしょうか。
- 017 FREE (採点:10)
- 名雪 香里 シリアス。
開く。どっかーん!! 戻る。確かめる。そしてまた開く。
見た瞬間さっき見たもの疑いましたよ。
いえ、いいですよ。爽やかな友情。
告白か別れ話のところが大好き。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 真琴のシリアスと言えば、本編のような物を連想して普段余り見ないようにしている…と、
他の方のところにも書いたのですが、これはなんかもう。
真琴が可愛い。私的にですが。
シリアスって言ってもこういうのもありなんだよなぁ、と。
ただ、終わりが「え? なに、終わるんですか?」な感じでした。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- わざとなのか、ジャンル等が記載されてないので最初わからなかったです。
女の子がみしおっていうから美汐の過去かと思えば、母親が美汐。
少なくともそこまで私には分からなかったので(?)よかです。
美汐に美汐っぽさが少しばかり欠けている気もしましたが、大人になってるので別にいいかと。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- 全体的なところは普通くらいかと。
しかし、「♪」を使った台詞は出来ればないほうがよかった…
特に香里のは個人的に。シリアスだと余計に。
- 021 隠された想い (採点:3)
- んーと、題名にするほど隠されてないし、途中で終わってます。
「凝り」が足りませんね。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:8)
- あれだけ感じの良い文章を書いていたのに、「カッコいい」という単語にて不満。
私的にあそこでは「格好いい」にして欲しかった…(我侭)せめて平仮名。
最後まで誰なのかわからないのも…まぁ、最後まで読む気になりますが。
舞にしてはよく喋るかな?と思いました。
そしてあれだけ待っていたのに来たら終わりですか、と。
「ゆう君」は好きです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- 均等にあけられた空白と、あまりにもな誤字が印象的。
誰ですか香織って。
あと名雪が「香織ぃ〜、北川くぅ〜ん」と小文字をつけて呼ぶのもいかがなものかと。
最初に出会ったのは北川と名雪という設定は、珍しかったですが。私的に。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 無意味。
何を書いたのですか。何かを書いたのですか。
この短さは一体なんですか。
…この感想、あまり重く受け取らない方が良かれです。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:4)
- 開いた途端「うわ、見にくい」と思わせるこの改行の無さはいかがなものかと。
しかもその読みにくさを気にならなくするような内容がどしどしあれば良いものの、
そうでもなく。最後の方でやっと紛れました。
最後の最後は微妙ですが。
そして私は曖昧が多いから嫌われるのかな?なんて思ってみたり。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 謎の物体Xとしか思えません。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- 個人的に佐祐理さんあんまり好きではないからな…と思いつつ。
読む。
…全体的な雰囲気、申し分無く良いと思います。
しかし、これが夢の中で一弥がいて、だけど佐祐理は分かっていて。
その夢の中で舞が励ます。
…あれ、書いている限り悪いところ見つからなくなってきました(汗)
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- 最後のほうに少し気になる事がありましたが、全体的に素敵です。
真琴シナリオ好きなのですが、あえて真琴のSSは読まないようにしている私ですが。
今度からは読んでみようかな…と思わせてくれました。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- 全体的に面白いとは感じるものの、盛り上がりに欠けた。
盛り上がるはずなとこは分かるのですが、私は盛り上がれなかったと言うか。
面白いけどよく分からず。最後の場面は好きですね。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- まいふぇいばりっとわーどいず「寝雪」。
しかしそれだけ。
他の所がすべて普通過ぎて面白みがない。
最後の情景もせめてもうちょっと目に浮かぶような描写が出来ればなぁ、と。
独自性にかけてるところは、人の事言えないんですけどね。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- 全然わかりませんでしたが、栞と祐一のやり取りが好きなのでこういう点に。
読者に分かりやすく、というのも必要かと…
とことんわかりませんでした。
ただ、私だけではない事を祈るばかり。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:6)
- 祐一視点に…はじゃま。
そのあとの地の文は祐一って事ですよね?美汐言うたり天野言うたり。
大変、大変。
内容好きですが、均等に空いた空白が。
そこまで言うほどではないですがね…一応気になりました。
- 037 猫とともに (採点:6)
- そこ、半角にしない。
他はまぁいいことにして。
特に感想といった物が思いつかないという感想です。
- 039 さかあがり (採点:7)
- 逆上がり、私もできません(現在進行形で)
天野よいです。が、最後の祐一が(の、台詞が)なんだか。
よくある『その辺の主人公』の台詞な感じがしてですね?
祐一は『その辺の主人公』とは違うと思ってますから!
鈍感だが気付くときは気付くし、気づかない時はむしろ全く気付かないのではないかな、と。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 悪いですが、はっきり言わせていただきます。
祐一はこんな暗い性格ではないと思います。香里は栞に関しては多少ありますが。
それ以前にこれ、SSじゃないです。
詩としてなら受け入れられなくはないです。全然。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- 長くはない。開いてすぐそれは分かった。
しかし、「あれ?おわったですよ?」と言わせんばかりの…。
本当に何がしたかったのかと。
名雪が可愛いですが。実際、祐一と同じ血が混ざっているなんて忘れてましたが。
そのへんは私「は」好きです。
- 048 Raining (採点:7)
- 最初、保育所へ行っていたのでシナリオの最中の話かと思ったのですが、
『また』熱を出したら…。
文字にも現る、マコピー語が好きです〜。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 表現とか、いいと思います。
題材も、いいと思います。
ただ、何かが足りなかった。起承転結の転だと思われる部分が。
もう少し変動があればよかったのかもしれません。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 押しに少しかけますね。
笑顔の使い方は好きですけど。最初にあんな風に出して、後でも活用。
祐一には似合わないだろうなーってひしひしと思いました。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- 読みふけりました。好きです。こういうの。てゆうかむしろこれ。
しかし、叶わずともってほんの少しだけ後ろ向きな感じがしましたので。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- なんていうか「起〜〜〜〜承〜〜〜転結っ」な感じがしました。
展開のリズムが。転結が。
あと、全体的に説明調なのがあまり。
いきなり「祐一と美汐が夫婦でさらに喧嘩をしている」という事実をつきつけられるし。
もっと自然に、自然に。爽健美茶。
あ、すみません。怒らないで下さい。人様の感想のところに書いていても。漢字が間違っていも。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- 約束だよ、だなんて何でそんなにあゆみたいなこと言わせるんですか。
それはとてもとても私的最大の問題。
返事も…。
しかも、その肝心の名前なんて出てこないし。
句読点は統一して欲しかったですね。
- 056 写真のわたしと今の (採点:3)
- 本編の中身、途中な感じで。沿ってる感じで。
そういう奴は上手くないとやってけないが、詩調で。
絶妙な条件。よほどじゃないと良い物は作れないと思う。
で、これはどうなのかというと。
…私は、名雪はずっとずーっと祐一の事を一途に想いつづけていた派なので。
一度でもわからなくなってしまってる名雪がいたのでこの評です。
趣味…というか、主義の問題かと。
真琴がどうなったか…とかと同じような。
- 057 miss understand (採点:6)
- よくわからなくて、よくわからなくて、よくわからなくて。
…なところもありましたが。
最初の方はあまり…でしたが、後になるにつれて好印象?
北川が結婚のところでわたしも香里と一緒にショックを受けました。
いえ、別に北川だからどうとかではないですよ。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 秋子さんが料理下手。
何ともびっくりな事実?カップラーメンだけ下手なのかと思えば。
てゆうかカップラーメンにするのはよいですね。題材。
祐一が教えれますし。
名雪の父さんが料理上手いってのもびっくりですが、名雪はどっちに似たんでしょうねぇ…
顔は秋子さんに似てますけど。
- 061 ばかんす (採点:3)
- 途中で読む気がそげちゃいました。
色々ある中で特に思ったのは祐一の一人称。漢字で書きましょう。
舞と祐一のやり取りの繰り返しは個人的にはおっけーですが。
唯一気に入ったといえるのは『ぶー。』ですね。
あの表現があっても、舞とのやり取りがあっても、
ぶー。がなかったら2点にしてました(ぉ
- 062 さくらのころ (採点:9)
- 泣けはしませんでしたが、良かったです。
いじらしい真琴。最後の真琴の文字も、真琴らしく。
描写が。表現力が。良いです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- 風鈴の使い方がよかです。
ずっとニカニカしながら読みました。
てゆうか好きです。なんか。なんかこう。
- 065 送り火/狼煙 (採点:6)
- 名雪の名雪らしさがかけてしまっている気が。
上手く説明できませんが。
タバコを使っている所為か、大人大人しくて?分かりませんでした。
展開も、主旨も。…私が駄目なんですね。きっと。
- 066 1M (採点:4)
- どうおわったんですか。
始まってますか?これ。むしろプロローグかと。
最初のほうの表現が好きだっただけに、残念です。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- とりあえず何が書きたかったのか良くわからないので。
勝ったと思われた天使が一言でどうにかなるシーンが好きですが。
エピローグがあってさらにおまけがあるのはどうかと。
- 069 金魚 (採点:7)
- 結構好きですけど、最後の最後が。
もうちょっと別のいいまわしが良いかと。
あの言葉だと、終わった感が少し減少されます。
「話」ではなく別の何かにできれば良かったのですが…
- 070 前を向いて (採点:7)
- う〜ん…最後の所、清々しく前を向いている感じが出ていて、良いです。
正確には斜め上の太陽を見ている気がするのですが、まあ良いとして。
読み直すと気になるところも出てきましたが、
一回目で気にならなかったのでまあいいかと。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- そうきましたか。そうくるのですか。
またオリキャラなのかと思えば。いや、オリキャラといえばオリキャラですが。
第一、読んでいる間に引き込まれていってそんなこと忘れてましたがね。
- 072 傷痕 (採点:4)
- 似すぎている物を見たことがあるので…。
しかも、以前見たものの方が上手い。
さらに祐一が微妙。
- 073 親友体制 (採点:6)
- そんなに短くないのに「サッ」と終わった感じがしました。
良い事なのか悪い事なのかは、私にも分からず。
舞と祐一のやり取りが好き。
けど…なんか微妙でした。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 題材も普通。展開も普通。
描写とか悪くないので、まあ良いか…と思ってたのですけど、
「真琴がいても、いなくても関係ない」は真琴が可愛そう過ぎます。
真琴が居なくてもいい、という意味に取れるというかむしろそうとしか取れませんから。
真琴好きとして凄く嫌ですね。こういう扱い。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- で、なんで栞の病気は治ったのですかと。
話を作る為に治すにしても、納得のいく理由を作りましょうよ。
しかしダイヤモンド以外の何物にも見えないガラスが素敵。
そんなのありえちゃっていいんですかと。
- 078 反転少女 (採点:8)
- 反転少女って、北川は?…まあいいとして。
記憶力が超良い真琴最高。
トランプマンは分かりません。
面白いなぁ…と思ってたら終わったという感じなのが何とも。
オチ無しですか。
そんな事ではいけません!せっかく好きなのに…おしい。
- 079 フワリ (採点:4)
- 行間が単調に空き過ぎ。波がない。
そして…すみません。世界観について行けませんでした。
「あいつ」って誰ですか?まさか祐一のことですか?
今と昔とかがもうとにかく分かりませんでした。
もしかすると、私が頭悪いだけかもしれませんが。
- 081 ボーイフレンド (採点:6)
- まず、「何にも変えがたいもの」より「何ものにも変えがたい」、かな?
あくまで私は、ですけれど。
次に「狐娘」は許せない。真琴好きとして。「病弱な娘」もどうかと。
誤字も気になりましたねー。
雰囲気は好きです。が、貸衣装まできたら式もして欲しかったというのが私評。
○コロリン さん
- 001 farewell party (採点:5)
- 頭に?を浮かべながらも筋を辿って読みました。
展開が強引。不可解。途中の名雪失踪クラッカー推理篇は笑った。
序文のシーンは雰囲気良かったです。
ラストの詩は読んでいません。
- 002 コンクール (採点:2)
- 全てにおいて丸投げが漂う。
小説やSSで苦労する最初の設定説明が終わって、「さあこれから」という部分で終わり。
勿体ない。何のために詰まらない設定部のみを此処まで書いたのだろうか。
その他、行動一つに説得力が無い。誤字。
読める体裁を整えているのは基本ですが認められます。
- 007 思い出 (採点:1)
- ご苦労様。
きゃー他の感想さんとかぶっちゃうかしら?
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- 読点の区切りは『個性』だが、それでも読み手のリズムを崩すまで使用するのは頂けないかと。
主役であるにも拘らず、此処まで何も動けない北川の存在を綴るのには驚嘆した。
そこに焦点を当て、無情を写すこの話は実にアイロニカルなものと受け捉えました。
「ヒト」の在る姿としては適当な形だが、やはり物語にはドラマが欲しかった。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 良いお話でした。
ジーンと来る、の言葉のまま左腕の肩胛骨から30センチ一瞬でしたが確かに痺れが走りました。
素晴らしい。
ただ、一弥の誕生会を巡っての口論ってのは少しイメージと違いました。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- オール物が嫌いでは在りません。SSですから自由で構わないと思っております。
ですが、無意味に幅を広げるのは如何かと。はっきり言って醒めました。
会話と地の文は上手い。引き込まれました。ラストとタイトルは首を傾げる。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:2)
- あ、あまりにも……。厳しいっ!
この作に低い点を付けるというのは、何だか自分が鬼になった様な気がしてならない。
**生が書いた『まごころをキミに』それを低評価という重しを付けてのお返し。
……作品としては、説明不足、一方的。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- 笑えた。
ニヤニヤとした照れ笑いではなく、吹き出す笑い。
……狙い通りでしたか?
んーでも恥ずかしながらも一部共感できる部分があると云うのが擽ったいお話でした。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 祐一の行動全てに何かしらの小咄を設けているのが辛い。
だからこそあるがままで文章として語らない「祐一がコートを取りに戻る」の部分のみ安らいで読めた。
祐一の行動原理に共感は持てず。
ヒトってこんなもん、と言われればそうだとも思うが、だからこそドラマがもっと欲しい。
- 016 月色の涙の想い (採点:3)
- 感じたままに。
導入のジャマな文、始めとラスト終わりに読み直したが惹かれるものはナシ。
最初の詩人? と思っている所への接続詞ミス。日本語が上手に扱えない作者なんだと思って斜め読みモードへ突入致しました。そこからラストまで最少のイメージで展開。読み終わる頃には、「あ、ちゃんと書いてる?」とも思いましたが、読み返さず点数と感想投下、終了。
タイトル下十行だけで三カ所もおかしな部分在りました。
『中学校での授業を終え、部活が終わり部室の鍵を閉めて』
- 018 あいとまこと (採点:2)
- 読めませんでした。
「!」多すぎません? 無くても書けますよ。
それに読み辛い。縦書きじゃ無いんだからそれに沿った区切りが欲しい。
会話文が幼稚。言葉遣いは違えど全員が同じ方向の性格。
天野登場まで読みました。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 何を書きたかったのか分かりません。
ほのぼの? 私としては馬鹿にされた読後、といった印象が拭えませんでした。
- 028 再集合カノン (採点:4)
- 不幸……か?
一番上で、最初に読んだ作。ミステリと書いてあれば対応出来たのだろうか。
素直に、とても素直に思ったのは、「こういうのを求めたんじゃないんだよなー」と。
変化の描写乏しく作品に乗れませんでした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:5)
- 自己完結で終わる話にしては少しプロセスに弱い部分が感じられました。
なんだかんだ言ったって読み手としてはやはりステップを踏んで欲しいんですよね、止まるままではこの話に見つけられる物が少なすぎる。
導入として捉えればちゃんと読める話で上手く書けていました。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 上手いのですが、イメージと違う。
真琴が帰ってきて三年後の水瀬家と言われれば納得出来る。
狐がやる雪掴み、いいですねぇ。私も想像出来てしまいました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- なんか……序盤とラストの目覚ましに嫌悪を覚えなければ一番五点が多く付く作品じゃないかしらと思いました。可もなく不可も無く。
もう二山くらいあった方が設定を生かす意味でも良かったんじゃないかと思いましたが、タイトルの意向には沿わない言葉ですよね。
五点。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 伝わらなかった。それが全て。
主軸を何処に置いているのか分らないから全体がぼやけて捉えた。
百花屋の件は楽しめましたが、前半のノリは長く肌に合わなかった。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- 淡々と。
最後まで読みました。
- 039 さかあがり (採点:7)
- いや、良いです。
ニヤニヤですよ読後が。
方向性はあれども、こういう風に読後に何か残るってのは良い物です。
鉄棒というのも惜しいような、はたまたこういった細かい部分からスタートさせるといった意味で成功なのか……考えさせられてしまいました。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- 此処に作品を出す以上、対象は小学生やそれより下の子では無い筈。
あゆが泣いてから泣きやむ迄。
語り口調とレベルが等しくなり、「子供向け」となったのが惜しまれます。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:2)
- 読めませんでした。
理由は分かっている。どうしてもそれを言いたい。
ストーリーは考えて在るのだろう。しかし、それを読めずに終わるのは残念で勿体ない事なのかも知れない。だから言おう。作者の文章の書き方だ。少し個性的過ぎる。
何故そこまで区切るのだろう。読み手のリズムを全部崩される。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- 真っ向勝負万歳!
- 046 影 (採点:2)
- 可能性の在る部分を無視して物語りの波に乗せられたキャラクターは只の駒に成り下がります。
- 050 笑顔にすべてを (採点:3)
- 本筋の流れが強引。人が追えていない。描写が拙い。
形を整えて読める体裁を整えているのが伝わるのは好印象。続けて書いてゆくのなら成長出来る筈。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- 綺麗に書かれておりました。読みやすいってのは素晴らしい事です。
ただ、下手な部分でKanonを意識させるのはどうかと。折角の話に水を差す格好と受けました。
できればもう少し、あゆが自分に納得するまでを書いて欲しかったかな……と。
- 057 miss understand (採点:5)
- 7までは雰囲気がとても良かった。
8での葛藤の描写に木枠の城を見たかのように法令線が歪んでしまった。他、ストーリーの構成はとても上手く書けていて読まされました。
- 061 ばかんす (採点:4)
- 頭のネジを一つ外して気軽に読めるのは好評価。
出来事を追うばかりでアクセントに欠けていたのが残念。
一カ所でも笑える部分が在れば良かったのだが。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 唐突な展開ってものも状況に応じては効果的だとは思いますが、私としてはこの場合ですと、真琴がどんなにか自分の最後と必死になって最後の一文を残すに至ったのかをきっちり書いて頂いたほうが好みでした。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- 楽しめました。
爆発ヒットは無かったですが、こまめに投下されたのが良い雰囲気でした。
もう少し美少女ゲーを引っ張って「こんなのアリ!?」と思わせる設定を出す。
斎藤にそれなりの結果報告で締める。
こんな可能性が素直に浮かびました。そういう作品はやはり何か良い物を持っていると思います。
- 066 1M (採点:8)
- 素晴らしい。
思わず応援したくなるキャラ作り。そして見事短編として書ききっている部分。
お見事です。
- 067 ポイズン・キッス (採点:4)
- なんで途中からギャグ調になったんですか?
祐一が、というより作者様の趣味全開の色調は見ていて頬が引き攣りました。
この状況でキスをしてしまう意外性といった話は良かったので、最初の路線から書き方自体逸脱しなければ私としては好評価であったのですが。
勿論、受け取り方は個々のものですが。
- 068 風にドレスを (採点:6)
- 文章が軽快でテンポ良く読めました。
素晴らしい。
けれども内容は分らなかった。「笑顔をしてみたい」→「何度でも幸せになれる」
主役は納得しましたが、私はしこりが残りました。
- 069 金魚 (採点:6)
- 前半の説明に粗が多く半眼で続きを読んだが、後半は滞らず読ませられた。
深くまで補わないのが「若い」らしさを生んでいた。
最後の文は私には醒めて映った。
- 070 前を向いて (採点:6)
- 簡単に書いている事で粗を出しても容認は出来る。
ストーリーにはそのストレートさも相まって「いいなぁ」と読後。
ただ、やはり上を見ればキリが無い。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 設定に関心、感心。
ただ、やはり設定を書き込むだけでは起伏に欠ける。もう少し見せ場を立たせて欲しかった。
モノローグなのに括弧で更に描写を加えているのは、平坦で読み辛くなるのを避けるためといった気持ちは分るけれども失敗かと。境界が無い。
- 072 傷痕 (採点:5)
- なーんかイマイチ。
全身麻痺でも顔が焼けただれても愛せる人が居る。
それに比べたら傷跡で言葉を失う祐一が不甲斐なさ過ぎの上、香里との会話での薄っぺらさに何とも言えない闇気分となってしまいました。
- 073 親友体制 (採点:4)
- ラストが強引。
佐祐理の後をつけて登場する所まで楽しめた。
- 075 始まりの日 (採点:8)
- 面白い!!!
こんな展開を誰が予測出来たであろうか、終盤から笑い続けてこの感想を書いておりますっ! 最高です!
……ここまで書いて、ちょっと怖くなっちゃった。
この作品5位内に入らないですよね……? 確かに笑えたけど不条理すぎるギャグが高順位って、ヤマザキ一番がオリコン三位。みたいな空怖ろしい事になりそうな気がしてちょい不安。
関係無い事いっぱい書きましたが、愉しめました。有難う御座います!
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- 地の文が台詞と混同してません?
何だか「こんなこと言ったっけ?」とスクロールを上へ向けて数度しました。それも三分の一も終わらない間に。
少し読ませる事を意識した方が良いかと。
内容は四回目か五回目に上方へのスクロールを余儀なくされたときに読むのを諦めましたのでこの点数とさせて頂きます。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 坦坦としていたかなと、読後。
佐祐理の坦坦とした姿をあえて書いているんだと思いますが、それが「格好いい」でも「強いな」でも無く、やはり坦坦と。
……上手く書けるヒトにこんな事言っちゃっていいのかな、ま、いいや。
殺人鬼の思考を必死で顕わそうとするミステリのようで、物語に対して物々し過ぎな表現が多すぎかと。
ここまで掘り下げるくらいのが好きって方も勿論居られるんでしょうが。
- 078 反転少女 (採点:3)
- ……。
笑える?
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- 表現を凝ったものにしたいのは伝わりますが、『警察官の顔をする』『真っ白でガラス色の世界』イメージ出来ませんでした。ストーリーにしても同じく、作者中心の流れ。
作者様のガラスの森のイメージって何? 此処が一番伝わっていないのが問題かと。読み、足りません?
ユキちゃんのブランコのシーンは上手かったです。
- 081 ボーイフレンド (採点:3)
- 読めませんでした。途中で挫折。
坦々としたまま流されて行くだけ。何々をした、何々をした、何々を……
キャラ設定もギャルゲー全開で目が痛い。
せめて一人称で。
○ジプシー さん
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- 短編なのに(?)とってもわかりやすいお話で読みやすかったです
文章の作り方とかは素晴らしいっす
- 015 in the room (採点:5)
- 不必要な部分もあった気がしますが、『奇跡』って何?みたいな哲学的(?)な話は好きです。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 言葉の使い方が上手かった。
北川君がいい感じでした〜。(こんな感想でいいのか?)
○ネクロマラン さん
- 001 farewell party (採点:4)
- この4人が、一体どんな状況にいるのかを把握するのに、かなりの時間を要しました。
「 」の直後に、描写の言葉を置くのは戴けないですね。
- 002 コンクール (採点:2)
- 日常の1ページのお話だったわけですが、あまりにも盛り上がりに欠けていました。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- 「例え書けたとしても、妙に変なものに仕あがっていたのだ。」
書けたのか、書けてないのか、どっちだったんでしょう・・・・。
無用なところでの改行が多すぎだと思います。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- 短編で出すべき作品ではなかったでしょう。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- あゆの心理描写が詳しく書かれていましたが・・・・
いくらなんでも、この祐一は有り得ないです・・・・
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- たまにはこんな香里もありかな、と。
ただ、香里にドラゴンボールネタを話させるのは、いささか無理があったようで^^;
- 007 思い出 (採点:1)
- 必要最低限の文章構成力を身に付けましょう。
・・・・香理。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- ずっと空けられた行間のせいで、雰囲気が崩れてしまった感がありました。
作品自体はなかなか良かったのですが・・・・。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- 父の罪と、姉の罪。
kanonの世界観を壊さずに、見事なサイドストーリーが展開されていました。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- 題名が秀逸。
人生は立ち止まっている者よりも、前を向いて進んでいる者の方に幸せが訪れるものですよね。
まさに歩行者優先、と。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- 行間と両親に問題有りです・・・・。
あんな性格の両親なら、美汐のような娘には育たないはず。 と、深読みしてしまった私。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- kanon・・・・ですか?
- 013 名雪のライフスタイル (採点:2)
- すみません・・・・。
こういう性格の名雪には、なぜか拒否反応が出てしまうようです・・・・。
申し訳ない。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 私の読解力が不足しているせいなのでしょうが、あまりよく分かりませんでした。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- こういう距離の北川と香里のコンビは大好きです。
- 017 FREE (採点:6)
- 女の子同士の友情って、こんなカタチも有りえるんだなぁと思った作品でした。
親友をテーマにした良い作品だと思います。
ただ惜しいかな、誤字が・・・・。
- 018 あいとまこと (採点:10)
- いやぁ・・・・完璧です。
美汐は美汐の、真琴は真琴の役割をきちんと果たしていますね。
陳腐なベタベタした甘さではなく、真琴らしい「ラブ」の真髄を見た気がします。
お見事。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- 冒頭で秋子の話かと思っていたのですが、まさか美汐だとは!
彼女の優しさがこの作品を支えていると思いました。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- 改行を多用しすぎでしょう。
素直な香里は可愛いかったですが。
- 021 隠された想い (採点:2)
- 状況描写が不足しています。
祐一「・・・」 のような表現方法は、SSではなるべく控えた方がよろしいかと。
- 022 アンバランス (採点:8)
- 栞と美汐のまったりコンビ、読んでいて心がほんわかしました。
・・・・ただ、この文体。どこかで見覚えが・・・
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- 面白かったんですが・・・・。
「サンキュ、舞」の部分は、真琴以外なら誰でも代用が可能なんですよね・・・。
この一文が出てくるまで、私は栞だと思っていました。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 改行が多すぎて読み辛いです。
テンポにも欠けていると思いました。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 違和感なく一人称を変えていくには、高い技術が必要です。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:8)
- セリフを極力抑え、二人の心理描写を、より深く細かく表現した点は評価できますし、
丁寧にストーリーが展開されていく点にも問題はありません。
しかし最後にもうひとつ、盛り上がりが欲しかったですね。
- 027 冬空のキセキ (採点:9)
- 他作品とは違い、効果的に改行を使うことで文章にまとまりを持たせ、
非常に読みやすく構成されていたのは素晴らしいです。
自分がその場にいるかのような、美しい表現技法の数々には驚かされました。
- 028 再集合カノン (採点:5)
- なんだか消化不良でした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- 佐祐理さんを気遣う舞の姿がホホえましく、優しさを感じました。
作者さんの、佐祐理&舞が好きな気持ちが伝わってくるような気がした作品でしたね。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- 「あの子」と出会った瞬間に、何故美汐は妖狐だと気付かなかったのでしょうか?
疑問点はそこでした。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:6)
- 短いなりに、サクッと読めました。2人のやり取りが面白かったです。
ただ、やはり改行が多くて残念です。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- こういうノリ、嫌いじゃないですが、いかんせん下に走りすぎたんじゃないかと・・・・。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 「。」 改行。 はちみつくまさんの量。
名雪、真琴、あゆが、食べ物を奢られただけで、祐一が出て行くのを了承するとは
到底思えません。
多くの違和感を感じました。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:2)
- 栞の一人称ですが、どうも口調が統一されていないので、全体がバラバラです。
文章にまとまりを感じる事も出来ず、内容も読み取りづらかったですね。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:7)
- ゲームからセリフを引用する事で、読み手側にゲームのあゆの姿をフラッシュバックさせる、という
手法は面白かったです。あゆEND以外のあゆの姿。彼女、優しいですね。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- 最近、文章に一々改行を入れる技法が流行っているんですかね?
- 037 猫とともに (採点:4)
- せめて、何故祐一と名雪が外国へ行っているのかの説明をして欲しかったです。
秋子さんがなんだか可哀想で。
- 038 PLAY (採点:10)
- 思わずこの作品に惹きこまれてしまいました。
セリフの総量がとても少ないのに情景が頭に浮かぶのは、作者さんの文章力が秀逸だからでしょう。
終わらせ方も◎。
- 039 さかあがり (採点:6)
- どうも、説教くさい印象を受けてしまいました……。
それに、高校生にもなって逆上がりの試験っていうのは、どうも説得力に欠ける気が。
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- 第3者からの視点で読むSSは好きなのですが、口調が絵本調だったので読み始めはなんだかなぁ、
な雰囲気でしたが、最後の3行でひっくり返りましたね。
思わず再度読み直してしまいました。
ただ、残念ながらやはり改行の多さは目につきます。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:8)
- 真琴に、いや誠に面白い本編補完作品でした。
惜しむべきは、あのミス・・・・。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 秋子さん・・・・。夫のどんなところに惹かれたんでしょうか。
真琴と祐一の互いに素直になれない姿と自分をダブらせて見る秋子さんは、
とても斬新でした。シリアスな作品が多い中でしたが、その中でも『暗い』シリアスさを描いたこの作品の印象は強かったです。
- 043 未来には・・・? (採点:3)
- う―――ん・・・・。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 時が経てば、2人の心の傷も癒えてゆくのですね。
同じ傷を負ったものの、幸せ(かどうかは微妙なところですが)な結末を巧く書けていたと思います。
ただ、改行の多さがネック。美汐の悶え声も、『狙った』感が見え隠れしていました。
○ハリヤ さん
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:9)
- 美汐女史の両親に九点!!(笑)
○ヒリック さん
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- ん〜、綺麗にまとまっているSSですね。正直好みです。
ただ、多少フォーマットが好きではない、というところと、
あと少々理不尽な採点になってしまいますが、
北川君好きな自分としては、彼が結局何もできなかったというところで
申し訳ないですが一点づつ引かせていただきました。
作品としてはかなりのレベルにあると思います。
ぜひともこれからも良い作品を書き続けていかれて欲しいと思います。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- ん〜、ちょっと、なんていったらよいのでしょう。
薄い、のですかね?
色々なところをもうすこししっかり書き込めばもっと良い作品になったかと思います。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- ノリは大好きなんですけどね。
いまいち完成度という点で甘かったかな、と。
後一歩だという気はするんですけどね。
- 061 ばかんす (採点:5)
- >Look's
アポストロフィは要らないです。
原住民久瀬がなぜ言葉を持って説明しなかったのかわからなかったです。
久瀬がいじめられてるっていうより虐待されているのが性に合いませんでした。
→基本的に無意味に虐待されてるものはギャグでも受け付けないです。すみません。
○ブラックコーヒーは好きですか? さん
- 002 コンクール (採点:1)
- 木と見分けがつかないと言う事は使われている色彩が同じだったのでしょうか?
祐一が茶色と緑で書かれていたのか、逆に祐一の服の色と髪の色で木が書かれていたのか。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- NEVER TOO LATEを言わせる為に1本書き上げた印象を受けました。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- 内容が無い。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 順に思ったことを。三点リーダは二つ並べて。なぜ真琴が居るのか? 展開が唐突過ぎる。日本はいつから重婚可に? 冷静な神父が最高。
以上。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 正直、香里の恋愛バージョンって予想つきません。
- 007 思い出 (採点:3)
- 展開が急すぎる感じがしました。冒頭から「なんでやねん」といった感じ。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- 漢北川、て所でしょうか?
- 010 歩行者優先 (採点:2)
- なんも変哲も無い→なんの変哲の無い、なんも変哲の無い。「の→も」の誤字が多かったです。っの抜けも目に付きました。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- 久瀬、斎藤、オリキャラ。あれ? ここってかのんSSこんぺですよね?
久瀬と斎藤がKanonキャラ? 名前だけで個性すら描写されていないキャラですけどね。
この二名+αで例えば舞シナリオの裏話でもすれば確かにKanonSSでしょうけどね。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- で?
- 015 in the room (採点:1)
- 1人のバカのワガママ=作者、ですか? どう見ても祐一=作者にしか見えません。
- 016 月色の涙の想い (採点:2)
- 全体的に悪文。ネタは良いが、決定的な何かに欠ける。文章作法を覚えましょう。―、…は二つで使用、! と? は使用後にスペースを入れる。
- 017 FREE (採点:7)
- 百合って……良いよね?(ぇ
- 018 あいとまこと (採点:3)
- 秋子さんの制服用意ネタってありきたりですよね。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- 個人的には後半、もう少し煮詰めて欲しかったです。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- 綺麗にまとまってるけど、それだけと言った感じが拭えません。
輝く季節へ、傘、待つと言うキーワードと、待ち人が来れないと言う展開。ONEの茜とネタがどうしても被って見えます。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 却下。……は言いすぎかな? まさかこんぺSSに台本形式が来るとは予想だにしませんでした。
これについては賛否両論ありますが、とりあえず81作品もの中に埋もれている1作品に評価をつけるために、不快感を我慢して読み進める御仁は少ないとだけ言っておきます。
気にしない人にとっては関係無いんでしょうが。
- 022 アンバランス (採点:9)
- 良い作品だと思います。ただ盛り上がりの初期で誤字は痛かったです。作品にのめり込むのが中盤過ぎになってしまいました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:9)
- 舞だったのが以外でした。てっきり香里かと。短い言葉だと「口下手」個性って分かりませんね。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 香織って誰ですか? 名前は重要要素です。間違えないように。あと、? や! の後はスペースを入れましょう。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 内容が無いよう。
行頭には一文字分のスペースを入れましょう。
…や―二つセットで一つとして使いましょう。
誤字もありました。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 途中経過が著しく不明。この手のネタは既に長編で良作が幾つか出ています。
タイトルの発想は良いんですが、Imymeと来てmineが無いのが残念。
- 027 冬空のキセキ (採点:4)
- 描写力不足が惜しまれます。
- 028 再集合カノン (採点:4)
- 私にも良く分かりませんでした。とりあえず、舞が何故男言葉? とだけ。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- 「必修なんて嫌い」……私も嫌いです。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 天野家の関係はドライな作風って多いですよね。何故でしょう?(疑問
- 031 ただそれだけの日常 (採点:3)
- 果たしてこれは何年後の話か。それが気になります。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- やや引くけど笑える。引き笑い?
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- ツカミはオッケー。よくわかんないテンションで突っ走られました。
……正直、面白いんだけど良くわかんないのでこの点数(苦笑
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- 今回のこんぺSSの殆どに言える事ですが……既出ネタを遣うならもう少し斬新な切り口を。起承転結の構成や場面は違えど、同じ中身のSSを最低二つは知っています。
あと、…や―二つセットで一つとして使いましょう。それと・・・ではなく…(三点リーダ)を使用しましょう。
- 037 猫とともに (採点:1)
- 内容が無いように思われました。ところで? や! が全て半角なのは何故でしょうか?
- 038 PLAY (採点:5)
- デート部の説明を箇条書きにするのなら、もっと淡々とした物に徹するべきでは?
やや冗長な感じを受けました。
- 039 さかあがり (採点:7)
- セクハラを性的ないやがらせ、と言うのはおばさん臭さよりもむしろ偏屈さではないでしょうか。
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- ―だけでなく、…も二つ合わせて使うのが正しいです。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 美汐は何のために出てきたのでしょうか?
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 表示された時には字が詰まっていてバックを押そうかと思いましたが、読んでみると上手かったです。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- これってSS?
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- 出た。例のへんな癖。自分で検証せずに「とりあえず遣ってみる」って作家が多くて時々嫌になりませんか?
- 046 影 (採点:3)
- 行頭には一文字分のスペースを入れましょう。
…や―二つセットで一つとして使いましょう。ちなみにこの場合の二つセットと言うのは、二つで一つと言う意味ですので――――とかは正しいと思いますが。
- 047 あゆの風 (採点:6)
- 煌煌(こうこう)たるは煌「々」たる。! や? の後には一文字分のスペースを挿入しましょう。
- 048 Raining (採点:3)
- 巴投げで飛ばされるぴろを想像してみました。
- 049 時計の針 (採点:9)
- 最後の「・・・違いないわ」は三点リーダを使って欲しかったです。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- 香里の満面の笑顔……イイですねぇ。
- 051 むかしばなし (採点:3)
- 絵本風と言うか、児童文学風を狙った点は悪くないと思います。内容は別ですが。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:8)
- 未来……とっても臭い単語ですね(笑
- 054 another grey day in the big blue world (採点:7)
- シリアスと言うより、ほのぼのでしょうか?
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- 「もうすぐ卒業」で「行くつもり」。本気で行く気あるんでしょうか?
- 056 写真のわたしと今の (採点:3)
- 内容は? …や―二つセットで一つとして使いましょう。と言うか、お願いですからばらで点打たずに三点リーダ使って下さい。
- 058 カレンダー (採点:5)
- 最初と最後の一文。トリとシメとして見るなら、やや冗長かと。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 切り口は斬新。ただ冒頭でカップ麺を言ってしまっているのに、題を入れた後に代名詞で強調しても効果は低いと思います。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:3)
- ! や? の後には一文字分のスペースを挿入しましょう。あと、香織って誰でしょうか?
- 061 ばかんす (採点:8)
- お米の国ネタはヤヴァイでしょう、いろいろと(笑
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- 共感できる部分があるのでこの点数(笑
- 065 送り火/狼煙 (採点:7)
- こういう雰囲気、結構好きです。
- 066 1M (採点:5)
- あれ、ここで終りですか? とやや拍子抜けしました。
- 068 風にドレスを (採点:1)
- Kanonの話じゃないのでは? ……一応真琴出てはいますけど。
- 070 前を向いて (採点:2)
- ――とか……の多様のし過ぎって、時々うざく感じませんか?
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:5)
- 斬新な発想だとは思います。
- 072 傷痕 (採点:5)
- 短編よりも中、長編向けのネタな気も。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- …や―二つセットで一つとして使いましょう。全角ダッシュとハイフンは別物です。
- 075 始まりの日 (採点:3)
- えてして学食のカレーとはコストを押さえるために辛くなるものなのです。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- ギャグSSとしてなら、そこそこ。推理物としては論外。「麻由美」のネタが何のために出てきたのか不明。
- 077 盲目考察 (採点:10)
- GOODJOB!! 何処に文句つければいいのやら。
- 078 反転少女 (採点:7)
- や、微妙(笑)。とりあえず「あははー」な舞に萌え(ぇ
ちなみに「あはは〜」でなく「あははー」が正解です。間違えてる人多いですけど。
- 080 ガラスの森 (採点:4)
- これはファンタジーではなくメルヘンと言うのでは?
○ラブレター一回目 さん
- 028 再集合カノン (採点:10)
- 作品本来の評価なら十点はつけなかったと思うのですが、きっと何人もの方が推理小説を読み解く意気込みでこの作品と格闘しているのでしょうし、今回はその集客力に加点してみました。
というわけで、私も犯人当てをしてみます。
・秋子さん
・あゆ
読むのが疲れる作品でした。推理+トリッキーな舞台設定。こういう読者負荷の強い要素は、なるべく単体での使用をお願いします。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- 初読時では、何を意味して日常を描いているのかが不明でしたので、今よりもう少し低めの評価でした。
§ * * §
読み終えてから10日程経ちましたが、真琴の名を繰り返す美汐が、栞と共に生きる事を選んだ真琴が、二人を見守るあゆが、今なお私の中で反芻されています。
こういう心に残る作品には是非ラブレターを出したい…、そう思い、感想をつける事にしました。
とは言いましても、今回私は十点の作品しか採点していないので、順位的には何の意味もないのですが。
- 042 覚えたての愛 (採点:10)
- 真琴が熱を出すところで通読が止まりました。本編中の出来事なのかアフターなのかの判断材料をもう少し前面に出してくれれば読みやすかったのですが。
祐一も真琴の事を大切に思っているのだけど、その想いを言葉にしないが故に二人はすれ違ってゆく…、のような悲愴を感じたかったのですが、祐一のイメージがあまりよくないので、どうしてもそうはなりませんでした。
何というか、この祐一には秋子の夫のイメージが重なっているせいか、「避けられない運命だったと諦めるさ」とか言い出しかねないのです。
浮気の真相と祐一の人間像などの情報は、作中からは秋子の推測という形でしか読み取れませんので、不満です。
私が終盤の秋子の悔恨に実感が持てなかったのは、二人の人間性に関連する事柄があまり具体的に描写されなかったからだと思っています。
実は秋子の夫は電話を掛けてきた女性が完全犯罪で殺害していた、とか。
こちらは彼女についての情報不足故に成り立ってしまう推論ですが、どうも私はこういう事を考え出すと止まらなくなってしまう性質なので、この可能性は潰しておいて貰いたかったです。
全体的にもう少し舞台を説明する描写が欲しいと思いました。
反則的読解ですが、
>もしかして、どこかでかけるべき言葉を落っことしてしまったのではないか。
いや、それは違いますよ。
>「なぁ、名雪だろう!?」
ここで美汐を選ばなかったからですよ、などと無粋な突っ込みをしてしまいました。
不幸系SS作者とは、突っ込みにこそ喜びを感じるものだと聞き及びましたので、今回は突っ込みのみで感想を書いてみました。
というわけで、この感想は完全に賛辞を意図しています。お気を悪くされましたら、ごめんなさい。
- 048 Raining (採点:10)
- 祐一の回想+…。で終わる文が多かったように感じました。
今回のコンペでは音楽タイトルのあまりの多さに少なからず動揺しておりますが、この作品は微妙に曲の方を連想させるので、小道具の役割を果たせていると思います。
最後のシーンは「それはとても、晴れた日で…」とでもしてくれれば、もっと感動出来たかもしれません。JAxxxC的に不可能ですが。
タイトルの印象も手伝いましたが、いつ終わるかわからない幸せへの不安、のようなものを読みながら感じました。
そういうハッピーエンドの中にあるスパイスが、十点をつける理由だったのだ、などとしみじみ思ったりしています。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:10)
- Malice Mizerは聴いた事がありません。たまたまタイトルだけ存じておりました。
この、既存の小説から持って来たような書き方はもしかしたら賛否両論かもしれませんが、私は気になりませんでした。寧ろ大好きです。
そんな作品自体は大好きなのですが、読後感は消化不良です。
祐一→北川の順に飼われていたのなら、何故真琴は祐一を憎むのか、とか。
美汐はなんで浴衣を着ていたのか、とか。
後書部分の説明に筆が足りていないのではないか、とか。
これらのような、作中でもう少し詳しく説明して欲しい箇所が、幾つかありました。
- 077 盲目考察 (採点:10)
- 読前読後、一番強く感じたものが「作者の人は本当に月姫が好きなんだなぁ」であるのは、或いは問題かも知れません。
接吻に至る心理遷移は、私には少々早すぎたようです。
自己と他者についての考察、祐一への想い、戦う者への安らぎ、悪者の比喩、祐一の涙への感情、嫉妬と、嫉妬への自虐……。
これらの移り変わりが二十行程度で行われていますので、ちょっと難読でした。
その後の佐祐理の心理は、台詞と一致して展開していくので、大変判りやすく読めました。
粗探しのような物言いの後でなんですが、この作品は面白かったです。作者様の今後の御活躍にも期待しています。
○一般市民D さん
- 001 farewell party (採点:3)
- もっとやりようがある気がしますし、どうも長いだけにしか思えなかった
- 004 冬は好き? (採点:3)
- 題名通りなのですがどうも・・・なんか足りないので
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 展開はいいと思うのですが、どうも何かが足らないとおもうので
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- この点数はただの好き嫌いの問題かもしれませんが、どうも点数をつけずらい作品だと思います
説明しろといわれてもできませんが
- 007 思い出 (採点:2)
- なんかいいかげんな気がします
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- 最後の一行で2点上がった
内容は結構いいかんじです
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- 最後のくだりが良かったっす、北川かっこいい
- 018 あいとまこと (採点:8)
- シリアスとラブがうまいぐわいになっていて、よかったです
- 022 アンバランス (採点:8)
- ほのぼのする感じです
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 多分ほとんどの人に誤字について突っ込まれるのであろう・・
- 028 再集合カノン (採点:5)
- むむぅ、むずかしい・・・なんとなくわかる気がするが間違ってそうだ
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- 最後の展開がついていけない
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 別に文が破綻しているわけでもなく、ただたんにこっちの好き嫌いの問題です。
ギャグといっても笑えませんでしたし、久瀬がでてなければ5点ぐらいの点数でしたが
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 結構いいです。よくわかりませんが
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:7)
- 天使の最後のセリフがと思良い
- 037 猫とともに (採点:7)
- そこはかとなくくらい感じがします。
- 038 PLAY (採点:6)
- 最後でプラス2点
設定が使い切れてない感じがします
- 039 さかあがり (採点:6)
- 逆上がりができた時の嬉しさはすぐできるやつにはわからないんだよな〜。
最後もいい感じなので
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 最初の話と内容がいい感じになってます。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- ギャグにしてもほのラブにしてもなんか半端な気がします。
- 047 あゆの風 (採点:7)
- あゆの風で素直に感心し、竹槍突撃で笑い・・
よかったです
- 051 むかしばなし (採点:9)
- これを舞が語っていると考えると口調が違う気もしますが考えない事にします。
こういう感じのは好きです
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:7)
- どうもなんかわかりずらいです。
良いと思いますが
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- いい感じなのですが、どうも最後が
- 061 ばかんす (採点:1)
- 笑えないし、むかついた
- 063 二人の記念日 (採点:8)
- 流し目でこちらを見つめる全裸のおやじの顔。最高です。
そういえばこういう設定の物語見たことなかったんで新鮮でした〜
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- くすくす笑えるけどなんかパワー不足
- 065 送り火/狼煙 (採点:10)
- たばこで送り火とは考え付かなかった・・・・
内容もいい感じです
- 066 1M (採点:3)
- なんかが足りないな〜という感じです
- 072 傷痕 (採点:10)
- 全作品中で上位3位にはいりそうな作品と私は思った
気に入ったっす、シリアスって感じがします
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- なんというか長いだけにしか思えなかった
- 078 反転少女 (採点:7)
- 結構面白かった。
北川と香里の反転を実際見てみたいような、見てみたくないような
○雨音 さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 祐一が格好いいですね〜。
てっきり名雪のお話かと思っていたら、むしろ祐一の方が目立っていて……。
送別会でこんな格好良いこと言える奴いないですって(笑
でも、その祐一がいきなり論理的なことを言い始めたときには、ちょっと困惑しました。
もしかして、多重人格???
あんまりにも、唐突でした。
あと、名雪の心理がちょっとおざなりかと。
北川君はともかくとして(ぉ)、名雪の心にはもうちょっと触れて欲しかったです。
- 002 コンクール (採点:3)
- 栞がコンクールに応募する動機は、コンペに参加する動機と重なっていて面白いのですが、
全体的な流れは今ひとつでした。
なんだかあっさりしすぎていて、盛り上がりません。
ラストも、サラッと終わらせてますし……。
もう一つ何か話の山があっても良かったんじゃないでしょうか?
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- テーマは面白いのに、なんだかいま一つ展開がテキトーなような……(汗
あれ?って思うほどすんなり進んでいく展開は、ちょっと残念でした。
あんなに簡単に大学を即決してしまう香里の心情がさっぱりわかりません。
文芸部なんて何処にでもありますし。
「することに遅すぎることは無い」というのなら、「これからやりたい事を見つけてみよう」という展開になるのが妥当なんじゃないでしょうか?
まぁ、とりあえず祐一と同じ大学に行ってみようって事なのかもしれませんが、
やっぱりこの簡単至極な展開には違和感を感じました。
- 004 冬は好き? (採点:4)
- このサイズでも、サッパリ綺麗にまとまるもんですねぇ。
昔と今の変化だけをハッキリと浮き彫りにした感じで、なかなか面白かったと思います。
……ただ、文章が味も素っ気もないです(汗
シンプルで淡白で……国語の教科書のように、読んでてツマラナイ文章でした。
このあたり、地の文でも台詞でもいいですから、もっと濃い味にしてほしかったです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- 祐一と名雪の結婚式に招待されたあゆの心情……と結構シリアスなお話かと思っていたら……
よりにもよって、こんな展開ですか(汗
基本的にSSって何でもありですけど……でも、これはダメでしょ?
ありえないし、あっちゃいけないです。
また、それで納得するあゆもあゆですし。
あんまりなお話でした……。
……あと、一部日本語がオカシイところがありました。
>ボクも今日の為に新着の服を新調した。
とか(笑
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- ラブラブですねぇ。
甘甘ですねぇ。
こういう作品は、大好きです♪
かなり人格が変わってしまっている香里にはちょっとだけ困惑しましたが、
まぁ人間、幸せになれば変わるものですか。
香里の一人称なので、祐一側の思い(なんで香里を好きになったのか)が分からないですし、
この状況へ至るまでの話がいまいちハッキリとしませんけど……
ここまで開き直った見てるほうが恥ずかしいラブラブっぷりを披露してくれれば、問題ありません(笑
とても良かったです♪
- 007 思い出 (採点:1)
- なんていうか……もう、SS的にどうとか、文章的にどうとかそういうレベルじゃなくて、
物語として成立していませんね……(涙
書き終わった後、読み返してみて、自分でも「これはどうなんだろう?」って思いませんでしたか?
こんな小説があったら、読んでみたいです。
いえ、小説でなくとも、例えば「ジャンプ」とか「マガジン」とかでこんな読みきり漫画があったとして、貴方はそれに納得できるんでしょうか?
私はとてもじゃないですが、納得できそうにありませんでした。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- う〜ん、切ないですねぇ。
何も出来なかった自分はそれが出来た祐一に勝てないと納得していながら、
それでもやっぱり揺れる心が、なんとも青春ですね(笑
祐一の行動(指輪を買うためにバイトしてたからあえなかった)は、陳腐でしたけど、
この手のお話には、それもまた良し、ですか。
やや、北川君が綺麗すぎた(もっとドロドロしててもおかしくない年頃ですし)ように思えて、それが少し残念でしたが、
全体的にはとても面白かったです。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:7)
- よりにもよって佐祐理さんの父親視点という、原作からかなり離れた作品でしたが、実際に読んでみたらなかなか良かったです。
一弥の存在に関しては、やっぱりご都合主義的で、それだけのことで親子の溝があっさりなくなってしまうのもどうなんだろう?という疑問はありましたが、
その点を気にしなければ、綺麗な作品だったと思いました。
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- 卒業して、それぞれ違う道に進んでいく……。
結構悲しい気分にさせられるネタなのですが、なんだか今ひとつ実感がないというか……盛り上がりませんでした。
せめて四人揃ったパーティのシーンを入れてくれていれば、良かったと思いました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- 美汐が可愛いですし、お話的にも綺麗だと思うのですが……
もうちょっと心理描写をちゃんと書いて欲しかったです。
ほとんどのシーンが一人称である必要性の無い、ただ状況を描写するだけですし。
美汐が最後の答えにたどり着くまでの心の変化に、もうちょっと力を入れて欲しかったです。
……あと。
台詞はできる限り二重で書かないほうがいいと思います。
最初の部分、すごく読みにくかったです……。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- あ〜〜〜〜…………なんでしょう?
ここまでいくと、KANONの世界観を借りた別のオリジナル作品ですよねぇ。
久瀬も斉藤も、キャラがハッキリしないのを利用して、好き放題書いてますし、
しかも久瀬がメインというよりは、オリキャラがメインですし。
……いや、うさちゃん先輩は良かったですよ? 素敵です。ラブリー(死語)キャラです(笑
でも……KANONSSコンペで、この手の作品は読みたくなかったです。
(HPでUPしている分には、楽しめたのでしょうが)
そういう意味で、一点にしました。
……そういう点がなくても、この文章ではあまり高得点ではなかったですけど。
台詞に頼りっぱなし。もうちょっとちゃんと描写しましょうよ……(涙
- 013 名雪のライフスタイル (採点:8)
- 読んでるほうが恥ずかしいです(笑
いやもう……なんだか陳腐だなぁと思いつつも、ここまで一貫して惚気られたら、高得点付けないわけにはいかないっていうか……。
物語的には何てこと無い退屈な日常の描写なのですが、とても平和で……心地良い雰囲気でした。
こういうのも良いな。って思える作品でした♪
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 最初、「なんだこの不真面目な地の文は」と苦笑していたのですが、
一度最後まで読んで、もう一度読み直してみると、「なるほど」と……。
空元気で空回りしている祐一が、なかなか良かったです。
意図的にここまで空回りさせたのだとしたら……ですけど(苦笑
う〜ん、でもやっぱり、お話としてはちょっと……。
もう少し雰囲気というか……栞を亡くした祐一の空虚感を出して欲しかったです。
- 015 in the room (採点:10)
- うわぁ……。
これは……なんだか、すごく面白かったです。
とんでもない内容の会話なのですが(笑)、
教室の中の二人の語らいの光景が頭の中に浮かんでくるような、そんな雰囲気がしっかりと作られていました。
唯一、祐一と北川君のキャラに大差がなくて、どっちがどっちの台詞か分かりづらかったのを除けば、
抜群の完成度だと思います。
とても綺麗な作品でした♪
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- 北川君、かっこいいです♪
……いや、彼は別に何もしてないんですけど(笑
捨て猫を交えた二人の関係が、なんだかとっても爽やかで……
やや早急でしたが、短編として、結構綺麗にまとまっていたのではないかと思います。
- 017 FREE (採点:6)
- 祐一に振られたのに、それでも明るく振舞う名雪と、それに付き合う香里……良いですね。
これこそ、親友って感じです。
終わらせ方もすごく綺麗でしたし。
とても暖かいお話でした。
ん〜でも、ちょっと雰囲気勝負的なところがあったので、少し減点です。
もっと描写に力を入れて欲しかったです。
- 018 あいとまこと (採点:3)
- ここで終わったほうが良い、ってところで終わらずに、結局中途半端なところまで引っ張っちゃいましたね。
おかげで、なんだかダラダラ感がありました。
物語としての綺麗さなんて人それぞれですから、絶対ではないですけど、最後の百花屋のシーンは必要ないと思います。
その分を、前に回して、あの細切れの部分をなんとかするなり、真琴が美汐に相談するシーンを入れるなり、
他に使ったほうがよかったんじゃないのかなぁ、と思いました。
- 019 Hello, Again. (採点:4)
- 起承転結でいう、承と転が抜けてるって言うか……
なんだかすごく唐突な展開で、読んでいて困惑しました。
みしおの存在に関しても、なんだかすごく説明不足ですし。
なんで人間化していて、なんでいきなり危ない状態なのでしょうか?(真琴は最初はちゃんと元気でしたけど)
もう少し、しっかりと書き込んで欲しかったです。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:6)
- ただひたすら待ち続けるっていうのは、物語的に今ひとつ面白みがないというか……
なんだかわざわざ香里の必要が無いような気もしましたが(苦笑
それでも、可愛らしかったですし、真面目な(青春な)恋愛って感じで良かったです♪
ところで。
祐一の怪我が全治四ヶ月っていうことですが、それって結構重傷だと思うのですが……?
死亡事故一歩手前って感じですよね、実際。
それでも見舞いに行かないって言うのは…………愛かなぁ?(笑
- 021 隠された想い (採点:1)
- 台詞の前に名前を書いている時点で、即座に大減点なのですが、
なによりも酷かったのは「そして」が乱発されていた事です。
このサイズのSSで「そして」が14回!!?(地の文、文頭のみ)
あ、有り得ません……(滝汗
もうちょっと、文章の組み立てを考えましょう……。
- 022 アンバランス (採点:9)
- う〜ん。栞の言葉が重いですね〜。
かつては死に直面していた栞だからこそ、言える言葉ですよね。
一方の美汐の心理描写もちゃんと書かれていましたし。
最後がちょっとガクンときましたが、それでも、とても綺麗な作品でした♪
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- ほのぼのですね〜。
待ちぼうけしているお話なのに、なんだか暖かい雰囲気がとても良かったです。
ただ、一人称が舞だと分かって、ちょっと違和感がありました。
いっそ、誰だかわからない……という方が良かったかもしれませんが……。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- う〜ん、微妙にダラダラダラ……。
ひたすら「〜した」的な文章が続きますし、全体的にヤマがなくて平坦ですし……。
いちいち場面転換ごとに「屋上」とか説明を入れているのも、ガッカリでした。
あと、一番酷いのは……美坂嬢は「香織」ではなく「香里」です。
誤字は仕方ないと思いますが、全部間違っていましたから、誤字というより誤記憶ですよね。
さすがにこれはちょっと……(苦笑
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- えっと……何が書きたいのか、さっぱり分かりませんでした(汗
「普通の日常」(このタイトルもどうかと思いますが)ということなのですが、にしても限度って言うものがあるような……。
一人称地の文も、なんだか微妙にズレてますし……。
特に祐一の部分なんか、空回りぎみのような気がしました。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:4)
- 香里ってこんなキャラでしたっけ?
いや、その一言につきるお話でした。
キャラに対するイメージなんて人それぞれですけど、やっぱり違和感は強かったです。
素直じゃないけど、キレてるキャラでは無いと、感じていたんですけどねぇ。
この香里は、受け入れにくかったです。
また、このキャラを前提とした展開だけに、お話自体も……受け入れにくかったです。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 全体的に、綺麗なお話だと思いました。
文章もしっかりしてますし、とても上手いです。
なんか、真琴の存在の曖昧さに限界ギリギリまで頼ったお話ですが……
まぁ、それはそれとして(苦笑
ほのぼのというよりはファンタジーに近いですが、穏やかな雰囲気がちゃんとあって、とてもよかったです。
ちなみに。ファンタジーといえば……
>なんて幻想的なファンタジー。
って。微妙に意味が重複しています(苦笑
- 028 再集合カノン (採点:2)
- 別に……この手のネタは嫌いじゃないんですけど……。(だからその部分についてはツッコミません)
なんであえて、微妙に殺伐とした感じを選んだんでしょうか……。
それが残念です。
これで全体的にほのぼのとしていて(再会を楽しんで)、なおかつ綺麗にまとめてくれてたら良かったんですけど。
正直、読んでてガックリなSSでした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- 幸せだと感じても、その感覚を否定し続けている佐祐理さんの心情がはっきりと出ていて、とても良かったです。
「幸せなら手をたたこう」という歌が、本当に深い意味を感じさせてくれますね。
確かに、佐祐理さんみたいなキャラには、一番大切なことかもしれません。
とても綺麗な作品でした♪
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- ほのぼのとした優しい雰囲気で、それはとてもよかったのですが、
その代わりになんだか焦点がハッキリとしていないように思いました。
結局、美汐の心がどう変化したのか……それが良く分かりません。
上に書いたとおり、雰囲気は凄く良かったのですが、
それだけではちょっと、物足りませんでした。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- なんだかすごくぶつ切り……(汗
「あれ?」って思うほど唐突に、しかもあっさり終わっちゃって、ちょっと驚きました。
「ただそれだけの日常」ってそういう意味ですか?
本当に、「ただそれだけ」なお話でした……。
あと……。
秋子さん、死んじゃってるんですか?(滝汗
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- 久しぶりにトンでる作品を読めました(笑
なんでこんな小学生みたいなネタを……。
まぁ、(いろんな意味で)意外なオチだったので、それはすごく良かったのですが、
しかしあんまりにも……意図不明すぎです。
コンペで競争することを考慮に入れた作品とは思えませんでした。
文章のほうは割かししっかりしているんですから(ちょっと読点の付け方が気になりましたが)、
もうちょっとネタに凝って欲しかったです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 祐一と舞と佐祐理さんの、その三人のラブラブ(?)な関係は良いんですけど……。
遊園地デート自体も、まぁベタベタとはいえ、いいとは思うんですけど。
北川や久瀬が出てきた意味は一体?
ストーリーとまったく関係ないみたいですし、ギャグ要員というわけでもないですし、
まったく無駄なように思えました。(久瀬なんて出てきて、逃げて、終わりですし)
こういうのを入れるくらいなら、もっとラブラブ度をアップさせた方が良かったと思います。
あと、鍵括弧の閉じには句点は要りません。
小学校で習ったはずでは……?(汗
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 読み手オイテケポリ……(涙
いや、ホント。置いてきぼりな気分になる作品でした。
おもしろいっぽいのに、良く分からないんですよね……。(もしくはその逆か)
美汐がかなり素敵だったのですが、栞は、ちょっと引いてしまうところもありましたし、
タイトルにもなってる「ツノ」の存在がなんだかとてもぞんざいですし……。
内容も「電波」の一言で簡単に終わっちゃいそうで、でもそうじゃない感じも受けますし。
なんとなく好みの作品の匂いがしたのですが、やっぱりよく分からなかったので、結果としてニュートラルな5点にしました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:2)
- 原作の裏側ものですか……。
なんだか、色々はしょりすぎなような気がしました。
ラストは……思っていたよりも良かったとは思うのですが、
やっぱりそれまでの展開が……ちょっと。
正直、「お馴染みのパターン」の域を超えられてなかったです。
最後の方でそうであったように、序盤でも原作に頼らなずに、あゆがどんな気持ちで、何処で何をしていたのかを、しっかりと書いて欲しかったです。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- 確かに……。
真琴が帰ってきたとき、帰ってこなかった美汐の気持ちというのは揺れるものかもしれませんね。
誰もが一緒だから、仕方ないとどこかで諦められていたはずなのに、
自分だけが違うと見せ付けられた時の心情は……かなり辛いものかもしれません。
ただ……ラスト部分はどうなんでしょうか?
美汐視点ならともかく、祐一視点では、美汐の心の変化がわかりにくくて、そんなに簡単に納得できるものなのかな?と疑問に思ってしまいました。
また。
>[祐一視点に切り替え]
こんなのは書いて欲しくなかったです。
これを見た時点で、それまでの面白さが嘘のように、ガックリきてしまいました。
- 037 猫とともに (採点:2)
- なんとなく物悲しい雰囲気はあるものの、結局何を見せたいのか、良く分かりませんでした……。
秋子さん一人になった生活を見せたいのか、それとも真琴についてを見せたいのか……?
タイトルからして秋子さんのほうがメインなんでしょうが、
だったらもう少し水瀬家での秋子さん一人の生活風景を描いて欲しかったです。
- 038 PLAY (採点:6)
- 恋人のふり……だけど、なんだかんだで楽しんでいる香里が可愛かったです♪
ずっと真琴のことばかりを気にしている祐一に文句を言うのも当然ですし、
それにその言い方も……素敵ですね(笑
一つ一つシーンが短かく、香里の可愛さがやや押さえ気味だったのがちょっと残念でしたが、
ラストでなんだか救われました。
……と。それとは別に。一つ不満を言わせてもらうと。
擬音でもない、外来語でもない、精神的に不安定になっているわけでもない、そんなところでカタカナを使うのは止めましょう。
「トツジョ」って……突如くらい、変換できるでしょうに……。
- 039 さかあがり (採点:6)
- タイトルから、内容はある程度想像できましたが……
てっきり真琴なりに教えるのかと思っていたら、美汐自身でしたか……。
高校でさかあがりの試験……あるでしょうか?
そりゃ鉄棒を使った試験は色々あるでしょうが、さかあがりの試験って言うのは小学校だけなんじゃないかと……(汗
美汐の「一つずつ頑張っていきたい」という気持ちは良く分かりますし、面白いとは思うのですが、
やっぱりその内容がさかあがりじゃあ……ちょっと情けないですね。
すごく真面目な話なはずなのに、変に可笑しかったです(苦笑
あと。ラストのオチに関しても、少々唐突かと。
なんだか、伏線が無いので、無理矢理感がちょっとありました。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- こういう絵本的というか童話的な丁寧な地の文は好きじゃないなぁ……
なんて、思っていたら……一人称だったわけですねぇ〜。
その点で、だいぶ安心させられました。
そう理解してから読むと、見守っているあゆのお母さんの優しさがすごく良く伝わってきて、とてもよかったです。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- う〜ん……祐一が過去のことを思い出すくだりは面白いかな?って思ったのですが、
その直後に、唐突に真琴が戻ってくるっていうのは、なんだかちょっと残念でした。
ほのぼのとした終わり方で、これはこれですきなのですが、
やっぱりご都合主義的な展開は、素直に受け入れられませんでした。
美汐の存在も、全然絡んできませんでしたし(登場があれだけっていうのはちょっと可哀想かと)、
中編でしっかりと書いてくれれば、良かったんですけどねぇ……。
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- 不幸というジャンル説明にかなり不安だったのですが、
理屈も何もなくただ誰かの精神が壊れて終わりとか、死んで終わりとかそういうのじゃなかったので安心しました。
展開自体は原作のバックサイド的で、シンプルだったのですが、原作では完璧超人だった秋子さんの過去に対する暗い心情がしっかりと書き込まれていて、とても良かったです。
ホント。ここまで深く書けるのは、うらやましいです。見習いたいです。
特筆するような不満点はないのですが(終わり方にやや不満はありかな?)……やっぱりハッピーエンド至上主義者としては、バッドエンド系には高得点は付け辛くて……。
この点数です。
- 043 未来には・・・? (採点:3)
- 祐一と香里の独白の反復は、文章的にはなかなか綺麗だとは思うのですが……。
実際の話、祐一と香里の思考はこんなにも綺麗にシンクロしないでしょう?
だって、それぞれ栞と違う繋がり方をしていたわけですから。
祐一はこれでいいとしても、香里はこんな風にはならないと思います。
っていうか、ならないように無視してたわけですから。
失ったときのダメージを減らすために、「妹なんていない」って言い聞かせてたわけですからね。
そのあたり、ちょっと違和感ありました。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- なんか、色々きわどい作品ですよね。
くすぐり責めとか……(笑
まぁ、それは良いとして。
序盤はなんだかすごく落ち着いた雰囲気で良かったのですが、
中盤から展開はちょっと残念でした。
オーロラ云々の辺りはなかなか良かったのに(時節ネタですねぇ)、結局安直な奇跡に話を持って行ってしまいましたし。
(……いやまぁ、祐一たちの住んでいる場所でオーロラは見れない(?)から、仕方ないのかもしれませんけど)
そんなわけで最終的に、どっちつかずな、中途半端な感覚だけが残ってしまいました。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- え〜……っと。何が書きたいのか、さっぱり分かりません。
これはいったい、何なのでしょうか?
何がテーマなんでしょ? 何がメインなんでしょ?
ダラダラとしていて、話に一貫性が見当たりません。
……いや、タイトルから、二通りの正反対な「赤」を書きたかったんでしょうが。
にしても、少々お粗末かと。
もう少し、ネタを練って欲しかったです。
……あと。
>ここに俺がいるにもわけがあり…。
>放課後、俺は名雪と帰るために校門を出たのだが…。
>名雪が部室に忘れ物をしてそれを取りに行ったときだった。
>校門に残っていた俺は突然現れた香里の猛攻を食らい、今にいたる。
これは説明になっていません(苦笑
- 046 影 (採点:3)
- これはこれで、結局影にとらわれてるってことになるのでは……?
いや、ホントそう思ってしまいました。
タイトルや展開から、影を振り払おうとするのかと思っていたら……。
祐一はともかく、香里に関しては、縋っているとしか思えない雰囲気ですし。
なんだかとっても不毛で、悲しいお話でした。
あと、鍵括弧内に句読点があったりなかったりしたのが気になりました。
基本的には無いほうがいいですし、あるならあるで全てに一貫しているならまだマシですが、
中途半端なのはちょっと……。
- 047 あゆの風 (採点:4)
- なんか、3000メートル級の山を登るにしては、えらく気楽ですね(笑
まぁ、これくらい楽しい方がいいかもしれませんけど。
ラストも、他に登山客がいるかもしれない山頂であんな恥ずかしい事を叫ぶというのはどうなんだろう?と苦笑したものの、なかなか良い演出だったと思います。
あと、「あゆの風」については知らなかったので、勉強になりました。
ところで……
>「ドサッ」
は誰の台詞ですか?(笑
- 048 Raining (採点:6)
- >枕やらぴろやらが飛んできて…
って……シャレ?(ぉ
と、まぁそれは良いとして。
もう一つ見所が無かったように思えて、点数は高くないですが、
真琴と祐一の会話が良い感じで、面白かったと思います。
ちょっと祐一が落ち着きすぎかなぁとは思いましたが、まぁそれはそれで(苦笑
真琴も可愛かったですし、良かったです♪
- 049 時計の針 (採点:8)
- 香里の中の時計の針、ですか。
いいですね。とても面白かったです。
自分だって止めてた(栞シナリオなら止まったままかも?)なくせに妙に偉そうな祐一の台詞に引っかかったり、
だからって何もクルクル回らなくても、と苦笑してしまったりしましたが、
それを差し引いても、良かったです♪
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- ほのぼのとしていて、面白いとは思うのですが……
今ひとつ、香里の心情がハッキリとしないというか……。
>――どうして誰も、あたしを罰してくれないのだろう。
という言葉の重みに対して、実際の展開がちょっと軽すぎるような気がしました。
まぁ、でも。
ラストで、仲の良い姉妹という形に戻ってくれるのは、嬉しいことなんですけど(苦笑
多少「それでいいのか?」という感じはしましたが、それでも、良かったです♪
- 051 むかしばなし (採点:3)
- 舞の過去を補完する作品……ですか。
いろいろ細かく書いていますけど、正直、原作で大まかな説明はありましたから、特に今更読みたいと思うようなお話ではありませんでした。
また、むかしばなし風に書いていますが、明らかに子供に聞かせているとは思えない言葉遣いや、情操教育上あまり聞かせないほうが良い内容がありましたよね(汗
これは結構白けました。
これなら、別に昔語り風にしなくても良かったような……。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 何がなんだかさっぱり分かりません。
どうして北川くんが真琴とくっついているのでしょうか?
また、北川くんの一人称には、反感しか感じられませんでした。
むしろ彼のほうが悲劇の主人公じみていて、自己愛じみていて、気持ち悪いです。
人間になった真琴の想いが、報われずに終わる……というのは凄く悲しくて、物語として面白かった(こういう言い方は変ですけど)だけに、
上二つの要因はとても残念でした。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- 正直、あゆの不安は良く分かりませんでした。
というか、原作のあゆに対するイメージのなかに、そんな不安を抱く要素が含まれていませんでした、というべきでしょうか。
ただ、その点を無視すれば、なかなか面白かったと思います。
過去を見つめるばかりに現在と未来に怯えているあゆの気持ちは、伝わってきましたし、
祐一の台詞も、格好よかったです。
ラストの「叶わずとも」にはガクンときましたが(笑
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- 結局、祐一は誰と浮気したんでしょう?
っていうか、美汐はそれで良いのかっ!?
いや、やっぱりこれはダメでしょう……解決になってません(汗
いやいや、こういう解決もありうるのかもしれませんが……、
こんな簡単に解決しちゃったら、ツマラナイでしょう? 物語として。
まぁ、美汐がどれだけ祐一を愛しているかは、伝わってきましたから、それはそれで良かったんですけど(苦笑
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- 悲しいはずなのに不幸じゃない、その雰囲気はすごく良かったと思います。
変にご都合主義に走らないあたりも、好みでした。
短編として、結構綺麗だったのではないかと思います。
……ただ、他に物語性の高い作品も多かったので、その分点数は低めに付けさせていただきました。
あと、句点がついていたりついていなかったりしたので、その分はだいぶ減点させていただきました。
どういう基準なのかは凡そ検討がつきますが、ハッキリ言って、意味がないです(汗
- 056 写真のわたしと今の (採点:5)
- 詩のような文章が、良かったです。
名雪の想いが、しっかりと書かれていました。
祐一も、ここまで愛されたら……ねぇ(笑
ただ、結構クドさとスレスレなところがあったように思います。
この手の文章は、短めにサラっと書いたほうが綺麗なことがありますから……。
あと、句点はやっぱり打った方がいいと思います。
- 057 miss understand (採点:7)
- なんだか切ないお話ですね。
それぞれ変わってしまった仲間達とか、弱さを隠して一人で必死に頑張っていた香里とか……。
てっきり北川とくっつくのかと思っていたら、そうじゃなかったですし。
まぁ、それでも、ラストは暖かい終わり方だったのでよかったです。
ところで。
>本当はあの夏祭りの夜に買ってもらったオモチャの銀色のオルゴールから始まって
って……こんな設定ありましたっけ???
- 058 カレンダー (採点:7)
- サラッとした雰囲気で、とてもよかったです。
実際、やってること自体は理解できない……というか納得できなかったんですけど(苦笑
でも、悲しいながらもそれとなく前向きな、ほのぼのとした雰囲気が綺麗に出ていたので、良いかなっと。
どこか読んでいて気持ちの良い作品でした♪
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:3)
- これは……どうなんでしょうね?
秋子さんが実は料理が下手という設定は良いとして、
その後の展開はちょっとガッカリでした。
前フリをもう少しスマートにして、タイトルの料理教室のシーンをもっと増やしてくれたほうが良かったです。
……秋子さんが可愛かっただけ、なおさらに(ぉ
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:9)
- なんだか名雪の日記のような作品でしたが、それが逆にとてもよかったです。
好きな人や親友を奪われていくような錯覚は子供じみていて、
まるで良くある弟(or妹)に両親をとられて怒る子供のようでしたが(苦笑)、
名雪の心理描写もしっかりと書かれていたので、違和感はありませんでした。
雪うさぎくんに関しては……かなり微妙でしたが、
ラストもすごく綺麗にまとまっていて、とても良かったです♪
- 061 ばかんす (採点:3)
- 軍事系不条理ギャグが失敗するとこんな感じかな?って思ってしまいました。
ん〜……もっと詳しい設定があったらかなり面白かったと思うのですが、これだけだとちょっと味気なかったです。
せめてバズーカの名称くらいは。
祐一の立ち位置も不安定で、変に流されず、もっとツッコミ役に専念してくれたほうが良かったと思います。
佐祐理さんの弟のくだりなんかは結構面白かっただけに、なんだかとても中途半端だったのが残念でした。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- 正直、あまり好きなタイプの文章ではないのですが、
すごく上手かったので、これはこれでいいかな……と(笑
存在のない、気づいてもらえない真琴の想いが、淡々となんですけど、綺麗に書かれていたと思います。
ラストも……凄く寂しいような、そんな雰囲気が出ていて、すごく良かったです。
雰囲気だけなら、抜群の作品でした♪
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- 記念日だからって食い逃げされるオヤジさんが可哀想だ……(涙
せめて事情を説明して協力してもらったとか……そういうオチなら綺麗だったんですけどね。
指輪入れてもらったんなら、ついでにそこまで説明しても良いでしょうに……。
……とまあ、それはそれとして(ぉ
内容の方は可もなく不可もなくなラブラブものですね。
たい焼きの中に指輪を入れておくという手法にはちょっと呆れましたが、
まぁラブラブで周囲が見えなくなったバカップルなら、そういうこともするかもしれませんね。
二人の恥ずかしい言動も、鳥肌たつほど、というわけではありませんでしたし(苦笑
あゆ属性ではないので、いま一つ盛り上がれませんでしたが、これはこれで面白かったです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- いや、面白いですよ?
原作の一節をもってくるところとか、祐一がトンでるところとか、二人がラブラブなところとか、常識人の香里のツッコミとか。
とても面白かったです。
オチはかなり微妙でしたけど。
でも、力が入ってるところにはちゃんと入ってるのに、入ってないところは……とことん入ってないですね(苦笑
序盤の飛び飛びのシーンにはちょっと困りました。
ネタはあったけど、その繋ぎ方に苦労した、って感じでしょうか?
あと、日付が変わる度に「そして」は必要ないと思います。
このくらいの長さの文章なら、「そして」は一つで充分ですよ。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- 高校生の喫煙は……なんてくだらないツッコミはなしにして(笑
とても面白かったです。
香里が負の感情だけで煙草を吸っているのではない、というの終わり方に安心しました。
栞への合図の意味……ですか。
それのために煙草を持ってくるのは、やっぱり負の感情なんでしょうけど、
それでもどこか救いの在る話で、とても綺麗なお話でした♪
- 066 1M (採点:4)
- 結局、1メートルの距離は変わらず、ですか?
しかもなんだかあんまり悩んでない様にみえるんですけど……。
いや、実際には悩んでるんでしょうけど、ちょっとその描写が少なかったように感じました。
まぁその代わり、ほのぼのとしたシーンは良く書かれていたと思います。
昼食のシーンなんか、名雪が可愛くて良かったです♪(笑
あ〜……しかし。
なんで変なところに改行が入るんでしょうねぇ……?
これは他のコンペでもあったんですけど、未だに謎です。
>部活以外に用がなかった私は、商店街に寄っていかないかという祐一の誘いをもらって一緒についていった
>。
こんなこと、ありえないと思うんですけど……?(汗
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 「あと数日で卒業式を迎える」時期は、学校はお休みのはずなのですが……
と、くだらないツッコミはどうでも良いとして。
キスシーンでの祐一の燃え上がり様が、なんだかとても面白かったです。
なんていうか……健全な高校生だなぁ、と(笑
何気に酷い舞と佐祐理さんも良いですし。
ただ、展開もオチもベターで、読んでいて容易に想像できてしまったのは、ちょっと痛かったですね。
検索すれば似たようなのがゴロゴロ出てきそうです……。
他のには無い味付けがされていたので、得点は高めですが、出来ればもう一つ、捻って欲しかったです。
- 068 風にドレスを (採点:7)
- 風は生まれ変わる、ですか……。
真琴から少し離れたお話でしたが、
真琴シナリオの結末と、その更に先の話を想像させてくれて、とても面白かったです。
綺麗な雰囲気が出ていました♪
- 069 金魚 (採点:5)
- 前半までの展開はとても面白かったんですけど……
その後、後半のシーンが、まるで何事も無かったようにほのぼのと進んでいくのには、ちょっと困惑しました。
香里のあの告白は、結構とんでもない内容だと思うのですが?
それを聞いて、それでも直ぐにあんな風に普通に話せるもんでしょうか?
なんだか、真ん中がスコーンと抜けてるように感じました。
- 070 前を向いて (採点:6)
- 名雪というキャラは、天然ですごく良い奴になるか、もしくは心の中にすごくドロドロした物をもっている奴になるか、結構分かれるキャラですよね。
私は後者のほうが好きなので、この作品の名雪とその心の葛藤はすごく良かったです。
……でも。
文章の後に句点がついていなかったのは、痛かったです(涙
あと。
>「私じゃ役不足かもしれないけど――――――親友に貸すだけの胸ならあるつもりだから」
この役不足の使い方は間違っています。
正しい意味は「役者が、自分の配役に不満を持つこと(講談社・『日本語大辞典』)」です。
まったく正反対なんですよねぇ。
……えぇ、まぁ普通はそういう使い方しちゃいますし、意味も通じますから良いんですけど。
一応、豆知識として(苦笑
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:4)
- なんだか面白そうな話だなぁと、最初は思っていたのですが……
最終的に何がなんだか良く分からなかったです(涙
えっと……お父さんなんですか? なんで?
この話は原作の裏側過ぎていて、ちょっと補完しきれません。
もうちょっと詳細な設定を作って欲しかったです。
……あと。
あゆは、七年前事故にあった直後から街を闊歩してたわけですか?
それは……かなり可哀想ですね(汗
- 072 傷痕 (採点:6)
- そういえば栞って手術したんですね……。手術したから病気治ったんですよね……。
なんか、KANONがあんまりにもご都合主義だから、その点、気にしてませんでした(笑
確かに女の子にとって手術の痕というのは、ツライものだと思います。
祐一に嫌われるかもしれない、と考えるのも、なんだか可愛いですしね〜♪
……でも、祐一のほうはあんなに悩むでしょうか?
三日も考えるでしょうか? しかも、あんな簡単な答えに。
まぁ、真剣に考えてるから悩むのかもしれませんけど、ちょっと違和感ありました。
- 073 親友体制 (採点:5)
- かずやという名前の男の子とであった時の佐祐理さんの心の揺らぎは分かるのですが、
今ひとつ描写が足りていなくて、大部分をこちらで補完しなければいけませんでした。
祐一と舞の掛け合いはすごく面白かったのですが、
なんだかそちらに力が入りすぎているように思えました。
どちらかというと、全部佐祐理さん視点にして、佐祐理さんからみた祐一と舞の掛け合い……という形にした方が、心理描写も補えて面白かったと思うのですが……どうでしょう?
あと、オチも。
一見綺麗なオチなのに、余韻がまったく残りませんでした。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 真琴がいなくなった後で、祐一と美汐がカップルになる、というSSは色々ありますが、
確かにあれはあれで結構酷い話なのかもしれませんね。
その辺りの美汐の葛藤が出ていて、良かったです。
……しかし、だからといって、これはちょっと……。
これじゃあ、真琴の存在がぞんざい過ぎますよ。
いきなり戻ってきて、そしてそのまま何事も無かったかのようにスルーって……(汗
この辺り、もうちょっと展開に凝って欲しかったです。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- う〜ん……序盤は良かったんですけど……。
突然病状が快復して、戸惑ったような気の抜けたような栞の、
>「私、結構欲張りだったんだな」
という台詞が、かなり好きです。
生きたいという衝動の現われですからねぇ。
でも、後半、完全にオリ展開になってからは微妙でした。
祐一の家に行ってからの展開なんか、すごくダラダラしていて……。
プレゼントについても、かなり陳腐ですし。
その辺り、ちょっと残念でした。
- 076 殺意のプールサイド (採点:9)
- いきなりミスター味っこ……。
この時点でもうハートを鷲掴みなわけですけど、その後の掛け合いも面白かったです♪
推理というジャンル紹介に期待していたので、その点では思いっきり裏切られましたが、
それを補えるだけの笑いがありました。
重くて(何がとは言わない)面倒くさげな香里も、なんだかとっても良かったですし(笑
唯一のツッコミポイントといえば、
「今日の授業で使った水着が置いてあることか」
この部分ですけど……。
使った水着はほっとくと臭くなるので、ちゃんと持って帰るはずでは……? ってくらいですかね。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 佐祐理さんが素敵ですねぇ。かっこいいです♪
これはこれで多少破滅的な思想のキャラだと思うのですが、
その点も含めて、とてもよかったです。
内容も、重いテーマなのに、どこか柔らかい雰囲気があって、とても読みやすかったです。
ところで。
>「舞は三時間前にアルバイト先の要請を受けて代弁に出てしまいました」
……舞はどんなアルバイトをしているんでしょう?
代弁(意:代わりに弁償すること。代わりに説明すること)しなければならないバイトってなんだ???(笑
- 078 反転少女 (採点:2)
- やりたいことは分かるんですけど、少々お粗末かと。
反転したキャラにはそれぞれ面白みがあるのに、ただそれを「こんな風になりました」と紹介しただけで、大して絡みも無く終わらせてしまってますし。
トランプマンのネタも、何回も出てくる割にはそれぞれの個性付けが出来てなくて、皆同じ様に見えましたし。
オチなんて、あんまりにも酷すぎるような……。
やっぱりこのサイズでオールキャラは難しいですよ。
せめてこれを数人にまとめて、もっと深く書いていればよかったと思います。
- 079 フワリ (採点:6)
- どういう状況なのか、ちょっと良く分かりませんでしたが、
こういうお話は嫌いじゃありません。
現在の(未来の?)あゆも、なんだか良い感じでしたし。
残念だったのは、天使とあゆの掛け合いがつまらなかった事です。
天使が結構はっちゃけたキャラだっただけに、あゆの中途半端なノリの悪さが……。
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- 多少の陳腐さとか、そういうマイナス要素も色々ありましたが、
全体的には比較的綺麗にまとまっていたと思います。
全編名雪の心理描写に専念してくれたのが、良かったですね。
確かに。一度こっ酷く拒否されてしまってるんだから、もう一度そこに戻るにはかなりの勇気が必要ですよねぇ。
ユキに関しては……上に書いたとおり、名前も存在も陳腐でしたが、まぁ、許容範囲だと思います(苦笑
……しっかし……。
ラストは、そんなつもりじゃないのかもしれないけど、邪推しちゃう終わり方でしたね。
>(―――もう少し待っててね、ユキちゃん)
って……ホントに即実行かよ!!って(バカ
- 081 ボーイフレンド (採点:3)
- なんというか……タイトルまでの序文だけで、疲れました(汗
この三人称は、地の文というよりは、むしろ解説に近いですよね……。
「誰々は〜した」的な文のあまりの多さに、読むのを諦めそうでした。
それでももちろん、最後までちゃんと読ませていただいたのですが……
やっぱり、この地の文じゃ、盛り上がりの欠片も無いな……と。
残念でした。
○雲風 さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:8)
- がんばれ若造(違)
淡々と、のんびりと、でも真剣で… こういうのも良いですね。
- 015 in the room (採点:9)
- 舞台裏(なのかな?)の、二人の会話が、この二人らしいというか、お見事。
さて、真実のピエロはどちらなのでしょうかね
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- いやあ、笑いました。笑いましたけど。なんていうかその…
- 039 さかあがり (採点:10)
- なにげにみっしー可愛すぎ。ほのぼのと癒されましたよ。ええ。
- 048 Raining (採点:9)
- めでたしめでたし(^^)
- 049 時計の針 (採点:9)
- ふと、この二人はこういう関係から始まるのも自然ぽくて良いかも、と思いました。
- 061 ばかんす (採点:8)
- だめじゃん祐一。久瀬君もうちょっとがんばれw
それと、バズーカは知りませんけど拳銃撃ちは面白いです。ハイ(関係無し)
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:10)
- やられました。感動しました。
それ以上の言葉は不要でしょう…
- 077 盲目考察 (採点:9)
- なんとも子気味良い印象を―最初から最後まで―受けました。
- 078 反転少女 (採点:6)
- 反転した久瀬君も見たかったですまる
それと、個人的にもうちょいオチが良かったらなぁと思いましたまる
- 080 ガラスの森 (採点:9)
- んむ。ごちそうさま。
- 081 ボーイフレンド (採点:9)
- いやあ、らぶらぶだねぇv
自分的には文章がちょっと見難いかなと思いましたが、
後半はそれを感じることなくすいすいと読みました。文章力と表現力でカバーですかな。面白かったですよ〜
○影 さん
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- いいですね。
幸せから離れていた少女がそれを手にいれ、今度はそれが当たり前になっていることを恐れている。
また失うことを恐れて、というところでしょうか(勝手な推測ですが)
いい作品でした。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- こういうテンポのいいギャグSSは結構好きです。
自分が書けないだけに尚更…^^;
○衛地朱丸 さん
- 005 恋人(ともだち) (採点:8)
- 一夫多妻制、萬歳!
…と、冗談はここまでにしておいて、正直途中まではありがちかなぁと思っていましたけど、途中での場面転換に成程と思いました。
多妻じゃあ先が思いやられるだろうなとも思いますが、話の終わり方が綺麗なので、そういったツッコミはしないことにします。
- 015 in the room (採点:5)
- シリアスで読ませる文章ではありました。ただ、自分の中ではそれで終わってしまった感がありましたね。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 話は悪くないんですが、キャラクターの名前は間違えないように。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:7)
- テンポがいいですね。こういうノリは好きです。
- 061 ばかんす (採点:6)
- 一弥死亡をギャグにするのはアレかなぁと思いましたが、全体的に笑えたので問題無しです。
兵器ネタ全開で、「不審船」は出るやら、ジョジョ台詞はあるやら色々と楽しませていただきました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- 萌えについて熱く語っている斉藤に笑いました。あと、祐一に「はじるす」貸したのも。
「その日祐一は徹夜だった。」
この地文が祐一の行動の全てを表しているかのようで、なかなか良い表現だと思いました。
ただ、個人的な笑いのクライマックスはここまでで、後はちょっと失速かなという感じでした。
でも、十分楽しませて頂きました。
- 070 前を向いて (採点:3)
- 北川カコイイ!でも、自分の中ではそれで終わってしまいました…。
- 078 反転少女 (採点:5)
- ありがちな設定ではありましたが、それなりに笑わせて頂きました。
○園寺公 さん
- 006 スキスキスKiss!! (採点:8)
- kiss三連発。かおりん可愛いですねえ
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 甘々ですねえ
でも少し私のイメージする名雪と違うので少し辛口です
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- そう来ましたかw
なんか懐かしいですね
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 独特のセンスが自分の好みです
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- はじOすですかw
ネタとしては微妙だけど香里の「祐一兄さん」に萌え
- 078 反転少女 (採点:5)
- え〜と・・・(汗)
○夏葵 さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 良いお話でした。盛り上げどころをもう一つ用意できたらなぁ、とか思いましたけど、爽やかな後味は良い感じでした。
- 002 コンクール (採点:2)
- もうちょっとこう、あまり直接的じゃない言い方とか、あるんじゃないかなぁと思いました。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- う〜ん。ちょっとこの香里の変化について行けない感じです。デフォルトで祐一を好きなのは良いとしても、香里に迷いが無さすぎる気がします。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 短い…。言いたいこともなんだか支離滅裂な感じというか、無理にくっつけたみたという感じが拭えません。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- やー、これはどうでしょうねえ。どっちもというのは、結構、否定的な感想が多いように思いますが。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 申し訳ないけどこの香里は、やです。妄想みたいで怖い。
- 007 思い出 (採点:1)
- なんか意図でもあったのかなぁ。最下位狙いとか。なんとなくそう思いました。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 物語って下手なハッピーエンドよりこういう結末の方が綺麗ですよね。悲しいですけど。
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- タイトルの意味がよく分からないんですが……。
狙い所は見事だとおもいます。ですが切り取り方を間違っているんじゃないかなぁ、という気もします。バラバラになっていくことをもっと強調して、で、最後にみんなの絆を再確認させる。そんなお話がよかったんじゃないでしょうか。私だったらそうしたかもしれません。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- なんだか大事なことがすっぽり抜けてるような?
香里の心境変化が一足飛びすぎる気がしました。
- 017 FREE (採点:6)
- 成さんみたいだなぁ。違うひとなのは確定ですけど(笑
リスペクトってやつでしょうか。良いところを突いてるとは思いました。
- 018 あいとまこと (採点:9)
- 巧いなぁ。真琴を書くのって私には難しいから素直に賞賛します。敢えて言うなら最後も「真琴は激怒した」とかいうシチュエーションで終わったらよかった気もします。
- 022 アンバランス (採点:9)
- これもいいなぁ。美汐と栞の立場の違いを利用するなんて巧いの一言です。しかし合作した絵の美汐と栞はどんな風に書かれていたのかなぁw
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- なんだか色々と勿体ないことをしているような…。描写の飽和というか、ちょっと飾りすぎかなぁ。夢の中の出来事もイマイチ効果的でない気がします。最後に世界云々と言ってしまったことで余韻が拡散したこともマイナスに響いた感じです。
- 028 再集合カノン (採点:7)
- あゆと秋子さんですかね。
大変面白い試みだとは思いますが、綻びがありそうで信用ならないのがどうにもな感じです。相当に考えたんだと思いたいのですが、どうでしょうね。
- 030 12月のアムネジア (採点:10)
- やー、良いお話でした。
一服の清涼剤といった感じで。
天野さんのお話はまだまだ尽きないですね。
ただ、思わせぶりな伏線があったように思うのですが、気のせいだったのかな?
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:6)
- すずめつめさんですかね。相変わらずの独特さが何とも言えません。むしろ理解を放棄した方が単純に楽しめそうです。しかし最後はきっちりと締められていて余韻も悪くありません。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:2)
- むー、行開けは間延びして見えるんですね。その所為か内容も上滑りした印象です。もっと詰めて書いてよかったのでは。
- 038 PLAY (採点:5)
- 香里の変化がわかりにくかったので、唐突さが拭えませんでした。
あと、真琴の立ち位置がはっきりしてなかったので、真琴に対する当てつけか何かだと思っていました。違うんですねー。
- 039 さかあがり (採点:6)
- ええと、体操をやってた身から言えば、足首をつかむような補助なんて無茶です。むしろお尻の方が楽だし安全です。なおかつ役得もある…のはまあ良いとしますが。<いいのか?
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:8)
- マーサってなにか意味があるのかなぁ。調べてみたけどわからなかった。
途中出てきた女の子は美汐のドッペルゲンガーなのだろうか。とか妙なことを思ったりw
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- なんだかこの先がえらく気になるんですが……。
秋子はどうしてこの夫と結婚するような関係になったんでしょうね。秋子が見込むのなら相当なひとであったと思いたいのは読者としてのエゴなのかなぁ。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:8)
- ううむー。なんだか微妙に気に入ってしまった。おじさんっぽい北川君が大変面白い。ある作家の影響が見え隠れしている点も見逃せないと思いました。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- ラストの一行開けがあまり好きではありません。ふつうに書いたら駄目だったんでしょうか。そこが惜しいと言えば惜しい。
- 058 カレンダー (採点:5)
- カレンダー云々がイマイチ分かりかねたので。並べた? 重ねたのかな?
祐一と美汐が絡む作品では「待つ」か「先へ進む」かのパターンがあって、どちらも前向きな描写なんですよね。本来なら相反するんですが、作者によって考え方が違うのが面白いです。
- 061 ばかんす (採点:7)
- 笑えた。
これでもかとネタをもっと詰め込んでいたらかなりのものだったかもしれないですね。
あとはオチがもう一押しか。貴重なギャグ作家ですので、これからもがんばってください。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- ギャグでは唯一笑えた作品。つか香里めちゃ萌え!
くくく〜。いいなぁ。
- 065 送り火/狼煙 (採点:7)
- 微妙に評価したい一品。荒削りな感じだけどいいなぁ。
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- 大変面白うございました。ネタ的にはよくある感じですけど、書き方で笑わされたらそんなものは吹っ飛んでしまいました。
- 068 風にドレスを (採点:9)
- 綺麗な文章に、格好いい言葉。
ラストもじんわりと胸にしみてきます。短編部門では一・二を争う良作と思いました。
- 069 金魚 (採点:8)
- 香里も無口ではいられなかった。聞き手として選ばれた北川。ふたりの微妙な関係の始まり。青春だと思う。いいなぁ。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- シティ・オブ・エンジェルみたい。内容は全然違いますけど、なんとなくそう思ったもので(笑
なかなか新鮮なアイデアで個人的には評価高いです。ただ「お父さん」は余計だったかなぁ、と思ったりしました。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- 推理と言うから期待したんですが…駄目でしたか。
- 079 フワリ (採点:5)
- おー、なんか良い感じです。ラストが面白いですね。天使の人形は祐一を模したんでしょうけど、ここは未来のあゆが演じているようにしていたらもっと深みが出たような気がしますね。
- 080 ガラスの森 (採点:8)
- 仕掛けはすぐに分かりましたけど、それを補ってあまりある展開はよかったです。なんだか先が楽しみな作者さんだなぁ。
- 081 ボーイフレンド (採点:6)
- 微妙に硬い文章でしたが、愛がありますね(笑
よかったと思います。
○火阿 さん
- 010 歩行者優先 (採点:3)
- 言いたいことが伝わりきっていない気がした
シリアスなだけに
香里主体で進めるなら前半の名雪の部分が長くないですか?
- 013 名雪のライフスタイル (採点:10)
- いいですねぇ
愛が満ちあふれてる様が描かれてまふ
女心をとらえられているのではないでしょうか
でもこれって名雪ENDですよね?
美汐と栞と舞が言い寄ってくるのはちょーっとおかしーかなっと
気にしなければなんてことないんですけどね
○甘利有紀 さん
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:7)
- ストーリーの本筋は悪くないと思います。ただ、説明的になってしまったというか、ストーリーの流れが「作られた流れ」という風に感じられてしまった部分はあるかもしれません。
それと、あくまでも例えですが、仮に「切ない」という言葉を使うならば、「切ない」と書きっ放しにするのではなく、「切ない」という感情はどういうものなのか、もっと深層まで心理描写を掘り下げると、作品の幅ももっと広がったのではないでしょうか。
作者様がこのストーリーを通じて何を言いたかったのか、ということは何となく伝わりました。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- 「恋愛に理由はない」とは申しますが、少し盲目過ぎて読んでいる方が引いてしまった感が少々ありました。まあ、「恋は盲目」という言葉もあることはあるのですが。
文章力はそんなに悪くないと思いました。もう少しキャラクターを考えたほうが良いかも。
これはあくまでも自分の解釈ですが、名雪は「部活を早く終わらせたい」とか言うキャラじゃないんですよねえ…。部活の間、祐一がどうしているか不安っていう描写は良いと思いますので、繰り返すようですが、もう少しキャラクターを掘り下げてみればいかがでしょう。
- 040 青い空を見上げて (採点:9)
- 原作の世界観が大切にされつつ、作者のオリジナリティもにじみ出ている。……そういう作品こそ、SSの醍醐味。そうわたしは思っております。
そういう意味で、こちらの作品はわたしを満足させてくれました。とても綺麗な作品だなと思います。
ブラボー!
○幾千の月 さん
- 004 冬は好き? (採点:4)
- 冒頭の「冬は好き?」と2番目のものとは、どのくらい時間が離れているのか
分からなくなったのでこの点数です。
- 015 in the room (採点:10)
- 最初読んだ時は「よく分からない物語だな」と思ったのですが、
2度目に読んだ時
「あるシナリオ(たぶん栞)を終えた祐一がその途中で起こった奇跡の裏側に気づいてしまった故に、
誰も犠牲にならない結末はないものかと葛藤している世界の話なんだ」
と解釈して読んでみたら震えが来るほど感動しました。
そうしてタイトルを見てみたら「in the room」、
あまりにぴったりなので2度感動しました。
それに北川視点なのにあくまで祐一の物語だと言うことにも
感心しました。
ともあれすばらしい物語をありがとうございました。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- 最後の余韻が良かった。
ダイヤモンドダストもうまく使っていると思いました。
しかしそんなに綺麗なものなんでしょうか?
思わず見たくなりましたよ(笑)
- 061 ばかんす (採点:1)
- つまらなかったなあ。
残念ながら面白いところが微塵もなかったです。
脇役(この場合は久瀬)をいじめていればギャグになると思っている作者さんが
まだいたことに驚きましたし、
それを不特定多数の人間が読むコンペという舞台に出した事に2重の驚きを覚えました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:3)
- 文章自体はテンポ良かったので
最後までストレスなく読み進める事ができました。
でも今ひとつオチが弱いように感じたし、
既存の製品で表すのではなく
作者さん自身の言葉で「萌え」を最後まで表現して欲しかったです。
- 078 反転少女 (採点:3)
- 私の持っているキャラ像を汚されたような気もするけど、
ギャグだからね。
それを差っ引いても面白い所が少なかったです。
あ、「おバカなコギャルの香里」は少し面白かったです。
○鬼っ子ジェイ さん
- 001 farewell party (採点:5)
- 前半がちょっと技術的な面に走りすぎて場面の展開が分かりにくかったかなっていう感じがしました。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- えっ!?
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- 僕的にも疑問の残る結婚式でした。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- 栞ちゃんがいいかんじでした
- 015 in the room (採点:10)
- 斬新な切り口ですね。思わず2回読んでしまいました。
- 017 FREE (採点:4)
- 会話のテンポがよかったです。
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- 未完成ですか?続きがすごく気になります
- 028 再集合カノン (採点:3)
- もう少し伏線を回収するべきだと思います。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:6)
- 脈略がないというか、支離滅裂というか、摩訶不思議というか・・・
でもまあリズミカルな感じがしたし、会話のテンポも良かったと思います。
- 039 さかあがり (採点:7)
- だめだ、みっしーに甘い自分がいる・・・。
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- 途中ですか?
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 時制の不一致はいただけません。
- 049 時計の針 (採点:4)
- やりすぎです。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 読みにくいです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 『天使の分け前』と呼びます。
へぇー、へぇー。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- よかったです。
- 063 二人の記念日 (採点:7)
- 祐一君が最高です。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- 祐一お兄ちゃん最高です。
- 068 風にドレスを (採点:3)
- これは誰なんでしょう?
- 076 殺意のプールサイド (採点:6)
- タイトルで爆笑しました。
- 077 盲目考察 (採点:6)
- 評価をつけるのが難しいですね。
ストーリー的にもっと堅苦しくない文章のほうが良かったと思います。
お話的にはかなり好きです。
- 079 フワリ (採点:8)
- 最後の段落はないほうが良かったかも。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 歌うのはどうかと思いました。
○偽ハンマスター さん
- 001 farewell party (採点:10)
- 僕は名雪党なんですけど、そうでなくても本当に「最高の作品」と呼べる作品でした。
祐一が帰る、という結構よくある設定ですが、「秋子さんが死んでいる」というちょっとアウトローな設定が逆によかったです。なんかもう、感想が書ききれないくらいありますw
文句なしです、ありがとうございました。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- 比喩表現、熟語の言い回しなどがてんでなかった・・・残念です。
決め手はオチが薄すぎる。細かいことを言ってしまうと名雪が二度も同じ質問をするようには思えません。今後の成長に期待します。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- すいません。なんかもう、設定無茶苦茶じゃないですか?
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- なんつーか・・・よくぞここまで恥ずかしい文を書きましたねっ!って意味でこの点数にしました。それだけで3点UPw
無理やりな表現が結構ありました。「処女雪に触れるように、優しい腕」とか。あと、マブラヴって・・・w 死語じゃないですか?w
- 007 思い出 (採点:1)
- 本当はもっと点数低いです。名作家さんたちの作品と比べてみてください。他の人の作品をただ見るのではなく、技法を盗みながら読みましょう。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- グッと来る話でした。文法も文句なしでした。ですが、オチが薄いかなぁー・・・若干ですが。
なんにしても、かなりいい作品でした。ありがとうございました。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 話としては普通・・・かな。ただ北川の性格はちょっと違う気がw
あと香織じゃなくて香里、誤字です。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- 文法も申し分ないし、ストーリーも個人的にはかなり好きです。
ただ、ちょっと分かりにくい点があったかも知れません。
○久慈光樹 さん
- 001 farewell party (採点:5)
- 設定改変をするのなら、その設定に説得力が伴わないと読者を納得させることはできないと思います。
秋子さんが助からず、更には同居人であった祐一までもが家を出る。こういう状況になった場合、祐一の両親は果たして名雪を一人であの家に残すでしょうか? 秋子の葬儀、相続に伴う税法上の問題等はとても高校生の手には負えないでしょうから、恐らくは祐一の両親が行ったはずです。その際に話し合いの場は持たれなかったのでしょうか? 話し合いの結果、名雪をあの家に一人残して自分の息子だけを手元に置くという結果になったのでしょうか?
その辺りまで描写して欲しいとは思いませんが、どうも祐一と名雪が別々に暮らすことが前提の設定になっているので、色々と無理が生じてしまっているように感じました。
文章は全体的にこなれていて、地の文も重厚で無理のないものでした。
ですが会話文がそれに引きずられているように思います。特に祐一の台詞などはとても高校卒業間際の若輩が友人とする会話とは思えません。そのあたりも非常に残念でした。
- 002 コンクール (採点:4)
- なんだか力をいれて書くべき場所を取り違えているような……?
これだけの短い作品であるわけですから、本当に書きたかったこと、読者に伝えたかったことを書く時には色々と工夫が必要なのだと思います。
栞のあれだけの説明でどうして祐一はあんなにすぐに納得できるのかが解りません。予定調和的というか、焦りすぎというか。もう少し丁寧に描写して欲しかったです。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:6)
- なかなかいい雰囲気の話でした。こういう日常の一コマを切り取った形の短編は雰囲気が勝負だと思うのですが、その点この作品は十分に魅力ある話に仕上がっていると思います。
ただタイトルにもなっている『NEVER TOO LATE』という祐一からのメールの言葉がやや唐突で、ちょっとキザ過ぎるんじゃないかなぁとか。もうちょっと前フリが欲しかったように感じました。
- 004 冬は好き? (採点:3)
- こういう系の短い一発物は、切り取るシチュエーションの是非で決まってしまいますね。シーンを2つも入れるには丈が短かすぎました。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- どうしようもない。
なんだか砂糖菓子のような作品でしたね、速攻で糖尿になりそうというか。
この作品でいちばんいい面の皮だったのは名雪だと思われますが、そのへん如何でしょう?
名雪が割と好きな私としては、残念ながら不愉快な内容でした。もうだめぽ。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 作中の香里と同じ名前の女性と祐一と同じ名前の男性が割とよかったです。
あと栞と同じ名前の女性もいい味を出していたと思いました。
名雪SSではなくて本当によかった。
- 007 思い出 (採点:1)
- どうも全体的に、SSを書きなれていないぎこちなさが感じられました。内容的にもあまり捻りの無いものですし、恐らく作者さんはSSを始められてからまだ間もないのではないでしょうか。
最初は誰でも初心者ですし、それ自体は仕方のないことです。ですが誤字脱字の類は初心者だろうと熟練者だろうと条件は同じです、直そうと思えば直せる部分です。
これではあまりにもやっつけ仕事過ぎるんじゃないかと思いました。内容以前です。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- 北川くんの心情描写が丁寧でよかったです。特に香里に相談されて何も言えなくなるあたりは、とても自然で良かったと思います。事前に心構えでもしていない限り、そうそう何か言えるような場面ではありませんしね。それを後から後悔するくだりも人間味が感じられて好印象でした。
ただ全体としてはちょっと中途半端だったかもしれません。北川くんを狂言回しに徹しさせるのなら香里と祐一にもっとドラマチックな事件が必要でしょうし、そうでないのならもうちょっと北川くんの心情を掘り下げても良かった気がします。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- 優しくていいお話でした。
ですが一弥本人が出てきて二人の罪を赦す、というのは発想が少し安易であったような気がします。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 名雪がすごくカッコよかったです。しっかりと自分というものを持っている名雪はやっぱり魅力的ですね。新鮮で、でもほとんど違和感を感じなったのは作者さんの力量でしょう。文章もこなれていて、非常に上手さを感じる作品でした。
ですがちょっと設定がご都合主義すぎたのが非常に残念です。俗に言うALLエンド後ということなのでしょうか。描写はしっかりとしているのに、設定だけが地に足がついていないという印象を抱いてしまいました。残念。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:1)
- なんか初っ端からひどく読む気が失せたのですが。
祐一くんステキすぎ。別に美汐のことなんてどうも思ってないってことを揶揄でもなんでもなく口にしているわけですから、私が美汐なら平手一つで終わりにすると思います。
美汐の出した結論的なものは悪くないのですが、あまりにも登場人物の描写がお粗末です。特に両親なんてもうどうしてくれようかというレベルでした。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- なるほど、他人の気持ちを考えるということは大切なことです。
KanonSSを期待して読む人のこともちょこっとだけ考えてくださいね。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:1)
- ごめんなさい、私こういう恥も外聞もない名雪って大嫌いです。
一発ネタとしては長すぎますし、はっきり申し上げましてヤリスギです。物事には限度というものがあると思いますが、そのへん如何でしょう?
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 祐一の一人称が退屈でした。こう言ってはなんですが、書かなくてもいいような事ばかりを書いて、本当に書き込まなくてはいけない部分を流してしまっているような印象です。山は山、谷は谷としっかり起伏をつけないと、平坦でつまらない話になってしまうと思います。
祐一はなにを感じたのか、なにを決心したのか、どういう経緯でそう決意したのか、これらがひどくおざなりにされている印象でした。
- 015 in the room (採点:1)
- あえて1点をつけさせていただきます。文章はしっかりしていましたし、キャラも立っていた。決して1点などという評価をすべき作品では無いと思います。これは完全に私の好みの問題です。
SS、二次創作小説というものを書く目的とは何でしょう?
自分がその作品の世界に浸りたい、読者に何かを伝えたい等、様々な理由があると思います。ですが後者の場合、それは物語という形態をとってこそなのであるのだと思っています。
例えばチャットやら掲示板やらで「オレはこんなこと思ってるぜー」みたいなことを叫ぶ方がよほど手っ取り早い。SSという形態で読者に自分の主義主張を伝える(その行為の是非は置く)のは、とても回りくどくもどかしく、でもだからこそSS書きにとっては目指す価値のあるものなのだと、私は常々思っています。
顧みて、この作品はどうでしたでしょう。私には、必要最低限のSSという手順を踏んだだけの、チャット等での叫びと同じ物にしか受け取れませんでした。
確かにこういう形態であれば、物語を読ませるSSよりも伝わり易いでしょう、伝え易いでしょう。ですがそれはもうSSではないと思います。
二次創作小説というものが、目的ではなくて手段になってしまったら、もっと言えば手段であることを隠すことすらしなかったら、それはもう二次創作小説とは呼べないのではないか。そんなことを思います。もう少し隠してください、隠す意志くらいは見せてください。
失礼の段、平にご容赦いただけましたら幸いです。
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- 北川くんカッコいいなぁ。泣くのを堪えて精一杯カッコつけるのがとても北川くんらしくて好印象でした。変に気取るよりもこっちの方が親しみやすいです。
創作部分の過去から、本編の現在にどうやって繋げるんだろうと期待していましたが、北川くんがあまり深く香里に踏み込まなかったのは正解だったと思います。少しだけ背中を押してあげる、くらいでちょうどよかったですね。
ラストの描写、頬に涙を溜めるとはどういう状態かしら、とかふと思いましたが。
- 017 FREE (採点:6)
- なんだかふわふわと掴み所のない香里と名雪の雰囲気がこの作品の肝だと思うのですけど、私にはちょっと違和感があったかもしれません。うーん、悪くは無いんだけど……
- 018 あいとまこと (採点:10)
- 素晴らしい。文句なしに10点です。
いいなぁこういうお話、すごく好きです。この作品中では祐一の真琴に対する感情は、完全な恋愛のそれではないのだと思いますけれど、そういう描写も含めて素晴らしい作品に仕上がっていますね。直情型でまだまだ子供の真琴の我侭なんですけれど、作中の祐一にはそういうところも全部ひっくるめて真琴のことが好きなんでしょう。
真琴や祐一だけではなく、美汐や秋子さんや名雪に至るまで、本当に丁寧に描写されていて存在感がある。これはとてもすごいことだと思います。
ラストも綺麗に決まっていると思います。ちょっと唐突かなという気もしましたけれど、あえてあそこで終わらせて良かったのだと思い直しました。
素晴らしいお話をありがとうございました。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- 思わず惹き込まれてしまいそうになるような、とてもいいお話でした。
小さなみしおや、母親となった美汐の描写がとても自然で、思わず微笑んでしまうように暖かい。非常に魅力的なお話だと思います。
ただ惜しむらくは、決定的に丈が短すぎる。このお話は中編でしっかりと読ませて欲しかったように思います。惹き込まれるだけに、なんだかプロローグだけで終わってしまったような残念さがありました。もったいない……
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- うーん……
香里が健気でよかったですし、話の構成も綺麗だったのですが。
名雪の描写がおざなりすぎです、分裂症ですか。
断られることをわかっていて、それでも気持ちを伝える、これはすごくよく解りました。ですがその後に一泣きしてから、何のわだかまりもなく香里を応援する心情が理解できないです。読んでいて、え? と思いました。しかもラストがああいう形ですから、もう完全についていけませんでした。
いやそんなことはない、この作品の名雪にも葛藤があったんだと仰るかもしれません。ですが作者の脳内の名雪に葛藤があったとしても、それを作品に反映させなければ無いも同じです。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 随所の誤字、香里の一人称間違い、そして台本形式。ツッコミどころは数多いですが、それ以前に話が面白くありませんでした。
- 022 アンバランス (採点:9)
- ああいい話だ。素直に少しジーンときてしまいました。
上手くいえませんが、美汐と栞って似ているんだなぁとこの作品を読んで感じました。二人が友人と呼べる関係になっていく過程がとても丁寧に描写されていて、少しも違和感がありませんでした。
10点じゃないのは完全に私の好みの問題です。死ぬとわかっているなら自分本位ではいられない、という部分が私の考えと違っていたから、というだけのことで、作品の出来としては何の問題もありませんでした。素晴らしい。
些事ですが「確率」と「確立」は間違いやすいですから気をつけましょう。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:10)
- 上手い、と読み終えた後に思わず呟いてしまいました。まさか舞だとは思わなかったな、やられました。(私は無論、名雪だったらいいな、と思って読んでいましたよ)
舞かっ! と思って、粗探しのために再度読み返してみたりしましたけれど、舞だと思って読んでも違和感がない。といいますか、主人公が誰と思って読んでもさほど違和感のない上手い一人称だったと思います。
正に短編だからこそできる構成ですね、これ以上長くなってしまうと最後に一人称の主が誰かを明かすような形式は成り立たないと思います、飽きちゃうかイライラしちゃうかどっちかですもの。逆を言えば短いとはいえ誰かも明示せずに一人称を続けて、飽きさせないというのは凄いことです。
短編とはかくあるべしという素晴らしい作品でした。お見事。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 場面転換の度に「屋上」であるとか「1学年の夏」のように地の文で注釈が入るのは、一人称としてはいささか失敗のような気がします。ちょっと冷めました。
香里に関してはなんか統一されていたので、これは素で間違って覚えてらっしゃるのだろうなぁ、と。まぁ統一されていればいいという類の間違いではないあたりがやっかいですね、SSにおける人名は。
内容的に気になったのは、なぜ舞シナリオ? ということでした。4人の中だけで完結している話なら、特に必要の無い要素だったと思うのですが。ちょっと意図がわかりませんでした。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- これだけ短い中でころころと一人称の視点が変更されると、さすがに読んでいて戸惑いました。名雪は「私」ではなく「わたし」という点も、普段ならそんなに気にしないのですが、こうも視点変更が頻繁だと気になります。
この手のジャンルはよほど上手く書かないと魅力的な日常は描けないのだと思いますが、残念ながらあまり魅力を感じませんでした。残念。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 延々と心情描写が語られる形式ですが、香里にも祐一にもあまり共感できませんでした。違和感がある、とまでは行かないのですが、なんというかこう遠くからボーっと眺めているかのような。
登場人物の心情を丁寧に描写するのと、ただ延々と続けるというのは、ニアであってもイコールではないと思うのですが。
- 027 冬空のキセキ (採点:5)
- 確かに綺麗な表現なのですけれど、ちょっとくどすぎた気がします。もう少し絞っても表現できたのではないかな、と感じました。
ラストいいですね、終わりよければすべてよしです。真琴が微笑んでいる様が目に浮かぶようでした。これくらいあっさりとした表現がちょうどいいような気がします。
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 残念ですがラストは私には理解できませんでしたし、かといって読み返して理解しようとするほどの魅力が感じられませんでした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- とてもいいお話だったのですけれど、どこかしら小さくまとまってしまっているような気がします。夢の中、という閉じた世界での話だからなのでしょうか、なんとなくすべてが佐祐理の都合のいい一人芝居に思えてしまいました。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- お話としては非常にありきたりでネタとしても新鮮味はないのですが、とてもいい雰囲気のお話ですね。丁寧に書かれていることが読み取れて、安心して読み進めることができました。
私はあまり綺麗な描写の一つ一つは意識しないのですけれど、「――ああ、雪が凄い。雪が凄い」の表現はとてもいいなと感じました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- ただ何の変哲もない日常のひとコマというのは、よほど雰囲気が良くないと読んでもさして面白いとは思えないジャンルですね。
- 032 make bread,eat shorts (採点:1)
- どうしてくれよう。
前半の名雪と祐一の掛け合いはちょっとだけ面白かったです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- これは現状のKanonSS界に対する警鐘とアンチテーゼか何かなのでしょうか?
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- なんかもう色々と参りました。
「クマがでたぞぉ」で笑ってしまった時点で私の負けは確定していたのに、ラストまさかああ締めるとは……
完敗です。恐れ入りました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- 決して悪くはないお話なのですけれども。
Kanonにおいて「奇跡」ってのは伝家の宝刀みたいなもので、抜かないからこそ価値があるものなんだと思ってます。物語の根幹だからこそ、迂闊に使うことはできない。下手に使うとひどく薄っぺらい何でもありのご都合主義的なものになってしまいます。
この作品、そこまでは行きませんが、やっぱりちょっと奇跡というものが軽い印象でした。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- すみません、[祐一視点に切り替え]の個所で完全に冷めました。意図は解らないではありませんが、いくらなんでもこれはやりすぎです。せっかくそれまで自然に丁寧に描写されていた物語が、一気に飛んでしまいました。三人称ならいざ知らず、感情移入させるタイプの一人称でこれはちょっと……
以降も丁寧な祐一の一人称が続くのですが、一度冷めてしまったらもう話に入れませんでした。
- 037 猫とともに (採点:8)
- 全体的に流れる悲しげな雰囲気がとても良かったです。
秋子さんの寂しさと、それを悟られまいとする優しさが悲しいお話でした。
秋子さんの「老い」がさりげなく描写されていることが、作品としてしっかりと筋が通った要因だと思います。
惜しむらくは名雪でしょうか。日本に母を一人残してしまっていることに対する負い目であるとか気遣いみたいなものが描写するか、それとも逆に自分の幸せに夢中でそこまで視野に入っていない狭窄さを秋子視点で語らせるとか。そうすればもっと作品に厚みが出たと思います。そこだけちょっと残念。
- 038 PLAY (採点:7)
- 切ないですねこれは、真琴が。
もう少し真琴を大事に書いて欲しかった気がします。これではあまりに可哀想すぎる。私が香里よりも真琴が好きだからなのでしょうか、どうにも真琴が気になってしまって香里の描写に入り込めませんでした。
ただこの切なさがこの作品の魅力と感じたのもまた事実で、少し複雑な気分です。
- 039 さかあがり (採点:8)
- 高校でさかあがりの試験があるかどうかは置き、ナイスブルマ!
微笑ましくなるようないい作品でした。美汐がだいぶ印象違いますが、それも違和感にはならなくて、逆に新鮮でよかったです。
たださかあがり、ではなく、それに何かしら別の意味を重ねたところがよかったですね。持つところは足首じゃないだろう祐一、という感じではありましたが。根性なしが!
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- 最後の3行は無かったほうがよかったと思います。ちょっと興がそがれました。
地の文でほのぼのとした雰囲気作りに努めていたのに、最後の文章ですべて覆してしまったような、そんな印象を受けました。残念。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:3)
- 要するに、祐一にとって真琴は昔可愛がっていたペットと同じ扱いということでOKなのでしょうか? いや、そうとしか読み取れなかったもので。
- 042 覚えたての愛 (採点:9)
- 面白かった。ともすれば人間味のない完璧超人になりがちな秋子さんを、ここまで人間味のある登場人物に描写されているのは素晴らしいです。
秋子さんの夫と真琴シナリオバッドエンドを綺麗にリンクさせていますね。ラストの纏め部分などは本当に良かった。
ただ書き出しとして原作には登場しない夫の描写が連続するために、私のようなオリキャラ嫌いはこんぺでもない限りそこでブラウザを閉じてしまっていたかもしれません。物語の掴みという点を考えると、最初に真琴を持ってくるべきだったのではないでしょうか。その点だけが残念でした。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 詩的な表現で物語を放棄しないで欲しかったです。
それと言葉を削りに削って少ない綺麗な言葉を並べるのなら、せめて香里の自らの呼び名くらいはきちんとして欲しかったように思います。普通の物語なら気にもしないのですが、この形態だと割に痛い間違いであるような気がしました。言葉が極端に少ないのですから、その少ない言葉の一つ一つはもうちょっと大切にして欲しかったです。
- 044 − 光幕 − (採点:4)
- 美汐が……
作中で祐一は「おばさんくさい口調が素で似合う」と言っていましたけれど、読者である私には違和感バリバリでした。
本編から時間軸をずらして登場人物の性格に手を加えるのなら、まずは最初に違和感を違和感と感じさせないだけの仕掛けが欲しかったところです。「あれ? なんかこの美汐ちがくね?」とまったく思わせないのか、それとも違っても「なるほどそれなら」と思わせる理由付けをするか。ただ単に4年経ちましたから変わりましたでは納得できないと思うのですが如何。
作中で歳を重ねているわけですから高校生当時と同じであるのは逆におかしいでしょう、ですが読者はKanon本編しか知らないわけですから、作者さんが祐一の回想やらなんやらでそこからうまく誘導してあげないことにはついていけません。作者さんの頭の中にある20歳の美汐像を、どうだとばかりにただ見せられても、読者にすれば違和感を感じるだけで終わってしまうような気がします。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:5)
- blockquoteタグが使えないのを自分でスペースを入れることによってカバーしている、これは好印象でした。改行されないように一行を短文に纏めているのもそんなには気になりませんでしたし、なにより読者がどうしたら読みやすいかを考える姿勢が素晴らしいと感じました。
感じましたが、内容的にはやや配慮が欠けていたというか、所々に推敲不足によると思われる表現のおかしな個所があったことが非常に気になりました。
それから「思っていることを口に出す」という設定を嫌う人が居るにも関わらず、なぜ安易に使ってしまうんでしょう。得することないと思うんですけれど。
- 046 影 (採点:1)
- 泣いたカラスがもう笑った、ではないですが、ラストは一番そうあって欲しくないというオチに行きついてしまいました。「死」というあまりにも重いテーマを扱っているのも関わらず、恋愛オチですか。香里があまりにも人でなし過ぎるように感じてしまいます、これでは。
全体的に感情の推移が極端すぎて、香里などは傍から見ると分裂症みたいでした。心情描写が不足しすぎの印象です。
- 047 あゆの風 (採点:2)
- ギャグ部分が悪ノリしすぎです。いろいろな意味で笑えませんでした。
それから、あゆでSSを書くときには、よほど現実的な設定にでもしない限り植物状態だったときのことには触れない方がいいと思います。7年間植物状態で、数ヵ月後には山登りですか。たった数ヶ月で「日常生活を送るのには支障はない」と言い切れるあたりがあまりにも非現実的すぎました。
そのあたりをしっかり現実的に書くか、それとも逆にまったく触れないか、どちらかであれば気にはならないのですが。
- 048 Raining (採点:4)
- ラストは感動的なシーンぽいんですけれど、状況を想像するに恥かしすぎてダメでした。
こういうと言葉が凄く悪いかもしれませんが、読み終えてしばらくするともう話の内容も思い出せない、なんだかそんな感じのお話だったように思います。
- 049 時計の針 (採点:9)
- とても丁寧な作品の作りで、好印象でした。腕時計との比喩も巧みで、なによりそれを香里の一人称で無理なく語らせていたのは素晴らしいと感じました。
香里が非常に香里らしかったですね、特にラストの台詞で「追いつくまで待ってなさい」はすごく良かったです。待っていてくれる? ではなく、待っていて、でもなく、待っていなさい。素晴らしい。
- 050 笑顔にすべてを (採点:2)
- どうも登場人物の言動が白々しいというか、自然さがなくてひどくぎこちない印象でした。コミカルにしていい個所とシリアスに締めないといけない個所がちぐはぐというか、うーん、上手くいえないのですが。
地の文が語り口調だったのは、最初こそ戸惑いましたが読み進めるとそれも味と納得しました。やるならもうちょっと徹底して欲しかった気はしますが。
- 051 むかしばなし (採点:2)
- 本編をなぞっただけ、という印象でした。どこかしらこの作品ならではの物がないと飽きられてしまうのだと思います。
語り口調は面白かったですが、ずっとそれが連続しているのでこれまた飽きてしまいました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- うーん……
地の文をこういう形式にしたのがどういう意図かはわかりませんが、会話文とミスマッチで滑稽な印象になってしまったのはマイナス材料だと思います。
真琴シナリオの祐一の立場に、北川くんを放り込んだだけですねこれは。
本当に、なぜ北川くんなのかが解らない。原作の立場を祐一ではなく北川くんにして、細かい部分で強引に辻褄を合わせただけじゃないですかこれじゃ。単に北川くんと美汐が幼馴染だった、という理由付けがしたかっただけなんじゃないかと邪推してしまいます。
北川くんは別に嫌いでもなんでもないですが、これはちょっと……
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 雰囲気は良かったですし、読み易くて面白かったです。
ただシリアスであゆの7年間に触れてしまっているので、7年も寝たきりだった人間が果たして1年かそこらで健常者足りえるのかしら、などという些事が気になってしまいました。
シリアスって難しい。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- うーん。なんだか綺麗にまとまってはいるのですが、ケンカの原因があまりにもシビアすぎるような…… 「浮気は男の甲斐性」ってのは、とっくに絶滅した夢物語だと思うのですが。怖いですよ女性って。
美汐は怒って当然だと思いますし、むしろたかだか3日で相手が風邪を引いたくらいで水に流してしまうことにこそ違和感がありました。
なんというか、穿ちすぎかもしれませんが、このお話の美汐は祐一の従属物なんですね。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- 文章がぶつ切りすぎます。ただそれらしい言葉を羅列しているだけ、というと言い過ぎですが、なんとなく文章を書き慣れていないぎこちなさみたいなものが感じられ、安心して読めませんでした。
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- 全編モノローグ仕立てで、物語の形態が維持できていないと感じました。句点がまったく無いのもそれを助長している印象です。
随分と長いモノローグだなぁ、物語はまだ始まらないのかなぁ、と思っていたらそのまま終わってしまった、みたいな感じですか。その割には冗長に過ぎたわけですが。
- 057 miss understand (採点:4)
- 展開がとても駆け足で、いつ足を踏み外すのではないかとハラハラしながら読みました。もう少し腰を据えた描写をしてもらいたかったように思います。
最後、北川くんと話をする場面はとてもよかったと思います、このままくっついたら嫌だなぁと思っていただけに、おおっ、といい意味で驚いてしました。
でも最後の方の英文(歌詞でしょうか、知りませんが)がもうダメ。本当にダメ。一気に引きました。本当にあそこさえなければよかったのにと非常に残念に思いました。あーあ。
- 058 カレンダー (採点:2)
- 読むのに不都合がないくらいにはこなれた文章だったと思います。ですがどうにも場面場面が細切れで、うまく消化できていない印象でした。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:9)
- いやあの、秋子さんがどうこうという問題ではなく、むしろ名雪がステキすぎるんですが…… キャラ表記は「名雪」にするべきだっ!
非常にテンポよく読めた好作だったと思います。この流れるようなテンポのよさは本当に羨ましいですね。よい作品を読ませていただきました。
そうそう、気になったんですが、「そのとうり」ではなく「そのとおり」ですね。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:3)
- お話としては良かったと思います。名雪のがああいった言動をとってしまったことへの説明となる心理描写も丁寧でしたし、最後はきちんと丸く収まってよかった。
ですが推敲不足と思われる個所が多く、とても気になりました。
行頭の一文字空けですとか、名雪の一人称違い(私ではなくわたし)などは些事だと思います。ですが要所要所の誤字、さすがに登場人物の名前を2箇所も間違えるのはどうでしょう。それから幾個所か読点の不足、特に長文であるのに一つも読点が打たれていない個所があり、とても読み辛かったです。
お話自体は良かっただけに、こういう注意すれば無くせる部分でマイナスの印象を読者に抱かせてしまうのは、とても勿体無いことだと感じました。残念。
- 061 ばかんす (採点:2)
- 最初の舞のボケは面白かったです。あれくらいのギャグでそのまま行ってくれればよかったんですけれど。とりあえず一弥のくだりは悪乗りしすぎだと思いました。
- 062 さくらのころ (採点:8)
- ラストが良すぎました。途中途中では首をかしげる個所もありましたし、なにより盛り上がりに欠ける展開で、正直に言うと少々退屈していました。でもあのラストで一気に持っていかれた印象です。
とにかくラストが切なすぎた。誰にも気付かれることなく消えてしまった真琴が、最後に書き残した台詞は感謝の言葉だった、というところがもう…… ええ話やなぁ。
- 063 二人の記念日 (採点:9)
- わははは、こういうお話大好き。食い逃げ記念日のあたりで「そこで落とすか!」とツッコミを入れてしまいました。前フリが長すぎ(笑
何気にあゆ以上に祐一くんが可愛すぎます。非常にテンポよく、でも丁寧に描写されていて、ラブコメとはかくあるべしと目から鱗でした。
地の文が何気にひでぇ言い草であるあたりも笑わせていただきました、脳みそこしあんなんですね、あゆは。でもただくさすだけじゃなくて、きちんと自分の描くキャラへの愛情が感じられました。
ただ「タイヤキに指輪」の個所は、あゆのツッコミどころが違うだろうという感じが…… 地の文でもそのまま流されたので、ここはツッコミどころじゃなかったんでしょうか。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:2)
- うーん。
とりあえず妹には日本刀だろうが!
- 065 送り火/狼煙 (採点:4)
- 高校生が煙草、の是非はどうでもいいんですが、香里が煙草を吸うという理由付けがイマイチ弱いように感じました。極論してしまえば自虐なのでしょうが、それと煙草がどうしても結びつきません。そうなるとどうしても「香里に、送り火・狼煙に見立てて煙草を吸わせたい」が前提にあったのではないか、などと邪推してしまいました。
- 066 1M (採点:4)
- 雰囲気は悪くないですし、話も面白くはあったのですけれど。
意味不明な改行に感情移入を阻害されました。もったいないなぁ……
- 067 ポイズン・キッス (採点:9)
- 面白かったです。三人称も手馴れていて、安心して読むことができました。
内容的にもう一山欲しかったかなという気もしますが、綺麗に落ちていますのでこれはこれでいいのかもしれません。
- 068 風にドレスを (採点:9)
- 不思議な、でもとても暖かいお話でした。
回想シーンでしか出てこないのに、間違いなく真琴のお話でした。しかも真琴だと明示されているわけではなく、Kanon本編からありえたであろう場面を無理なく作中に組み込んでありました。ここら辺の手法は素晴らしいと思います。
- 069 金魚 (採点:6)
- シリアス部分は非常に文章もしっかりしていて、何より北川くんの一人称がとても好印象でした。ですがそれだけに、コメディ部分の彼の一人称はやりすぎだと感じてしまいました。不真面目すぎるという意味ではなく、ぎこちなさ過ぎます。
お話としては非常によくできていましたが、コメディ部分のぎこちなさが大きな原点材料だったと思います。残念。
- 070 前を向いて (採点:3)
- 役不足ではなく役者不足――とまぁこれは色んな方に指摘されるでしょうから割愛。
私もいま使ったダーシ(―)の多用が効果を半減させていると思います。ここぞ! というときに使ってこそ効果が上がるのではないでしょうか。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 不思議なお話。でも主人公とあゆの言動は地に足がついていて、浮ついたところがなかった。そこが好印象でした。
ただちょっとやっぱり主人公の正体は好みに合わなかったかもしれません。せっかく描写がしっかりしているのですから、それに比べると設定自体がやや安易であるような気がしました。
- 072 傷痕 (採点:9)
- ああ、いい話だった。読み終えた後、心からそう思いました。
女性が身体の傷についてどう思うのか、男の私には想像する事しかできませんが、軽い事ではないと思います。そんな栞の心境と、一度はその傷痕を見て何もいえなくなってしまった祐一の描写はとても丁寧で、素晴らしかったと思います。
惜しむらくは、それを克服するくだりが少々ありきたりすぎたということでしょうか。もう少し読む側がはっとするような展開が欲しかったように思います。
ですがこういう一見微妙なテーマを扱い、それをここまで自然にまとめたのはすごいと思います。面白かったです。
- 073 親友体制 (採点:9)
- いいなぁ、こういう雰囲気。舞も祐一も本当に佐祐理のことを大切に想っていて、とても気を遣っている。佐祐理はそんな二人に感謝しつつも少しの負い目と、それを失った時の恐怖に震えている。そんな三人の関係がとても丁寧に描写されていて、好印象でした。佐祐理が安易に自虐に走らなかったのも好かったです。
私としては祐一くんの行動にシンパシーを感じてしまっただけに、舞の言葉はいい意味で驚きでした。なるほどなあ、と。舞だからこそ、舞と佐祐理だからこその関係ですね。素晴らしい。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 話としてはありきたりでしたけれど、美汐の心情が丁寧に描写されていて好印象でした。
ただ気になるところも多くて、特に真琴が戻ってくるあたりの描写があっさり味すぎた印象です。これなら戻ってこないか、美汐がその場にいなかったようにした方が良かったのではないでしょうか。
全体的に美汐の描写こそ丁寧でしたが、祐一の真琴に対する感情であるとか、美汐自身の真琴に対するそれですとかがおざなりすぎたと思います。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- 栞の病気が治るあたりが非常にご都合主義的に感じられてしまったのは、なにも理由付けがなされていないからかもしれません。御伽噺であるKanon本編ですら、あゆの存在が匂わされているわけで、ただ治りましためでたしめでたしではちょっと。いっそのこと前半の病気が治る部分は削ってしまってもよかったのではないでしょうか。そこが主眼ではないでしょうし。
- 076 殺意のプールサイド (採点:9)
- 素晴らしい。面白かったです。
何よりキャラクターが本当に活き活きしていて、名雪なんかは表情が脳裏に浮かんでくるかのようでした。軽妙なテンポも素晴らしい。私もこういう名雪を書きたいものです。
ただジャンルを「推理」としたのは失敗かなぁ。目を引くジャンルであり期待して読んだだけに、このオチはがっかりしました。これが「コメディ」とかであればズバッと決まったオチだったと思うのですけれど、推理じゃなぁ……。そこだけが非常に勿体無かったです。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- うーん、採点にとても迷った作品です。10点でもいいような気がしますし、1点……はさすがにないとしても3点くらいでも違和感がない気がします。とりあえずは減点法を採用して7点くらい。
気になったところ。これは恐らく私以外にも指摘されるのではないかなと思うのですが、改行位置。なんだか基準が曖昧で読み辛かったです。
そしてそれよりも更に気になったのは、『他律』の説明部分。もうちょっと噛み砕いて説明して欲しかったです。文献からただ抜き出しただけなんてのは論外として、この作品では割合に噛み砕こうとしている努力の跡はありました、ですがそれでもなお、読み飛ばされるレベルの難しさであったと思います。「姿の見えない魔物と似ている」という比喩は文面として綺麗ではありますけれど凡例とはいえない気がします。
まぁそういう(読者の私としての)欠点を考慮に入れても、魅力ある作品だったと思います。特に佐祐理のあゆに対する態度が天晴れでした。
- 078 反転少女 (採点:2)
- トランプマンだけ面白かったです。後半しつこかったけど。
アイデアは悪くないんですが、そのまんま過ぎます。反転しても香里と名雪は仲がいいように見える、だとか何かもう一ひねり欲しかったように思います。
- 079 フワリ (採点:3)
- 作品の構成が、一読しただけではよく理解できませんでした。本来なら2度3度と読んでああなるほどとなるのだと思いますが…… 残念ながら、そこまでするほどの魅力を、この作品からは感じられませんでした。
そうなるとこの解り難さは巧妙に狙ったわけではなく、単に描写不足なんじゃ…… とか考えてしまいます。うむぅ。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- いいお話でした。
名雪やユキちゃんも勿論ですが、何気に真琴がすごくいい味を出していました。ポジション的に居なくても問題ないとは思いましたが、やっぱり雰囲気的には必要なのかなとか。
ユキちゃんが名雪を諭すあたりはもう少し自然にやって欲しかった気がします。突然キャラが変わったような違和感がありました。小さい子供の描写は難しいですね。
- 081 ボーイフレンド (採点:10)
- ぬぅ、やられました。舞が可愛すぎる。そして何気に祐一も。
素晴らしい雰囲気の作品でした。ちょっとキザで、でもそれが鼻につくこともなくすんなりと受け入れられる。雰囲気作りというのは短編では死活問題だと思うのですが、ここまで見事に決められては白旗です。参りました。
ただ惜しむらくは、一点だけ誤字が目についてしまったこと。舞のSSで「舞い」は鬼門なのか。
○屈折する星屑 さん
- 001 farewell party (採点:9)
- 悪くないですね。綺麗な文章と雰囲気に引き込まれました。
でも、ちょっとご都合主義が匂うというか。何処にもいないからと言って真夜中の学校と言う特殊な場所に、あらかじめパーティーの準備をしてから行けるほどの確信が持てるかな、とか、祐一が名雪をおいて帰る理由がやや薄いかも、など。
秋子の死やクラッカーにも、もう少し深い意味を込められれば良かったように思います。ついでに、
>理論的思考では、到底答えに辿り着くことが出来ない、多分に感情的な問題だよ、これは
この台詞だけ、突然説明臭いというかなんというか、ともかく違和感がありました。
突っ込みどころのない精密さをもって描かれていれば、10点以上だったかも。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- おねこんぺの時の私の作品と、どこか通じるものを感じます……などと言うのは自意識過剰でしょうかね。どっちも夢を使ってるだけで。
ともかく、最後の佐祐理への言葉はとても良かったと思います。でも、もう少し解りやすく佐祐理が同じ夢を見ていたことを書いても良かったかも……。佐祐理パパが勝手に夢見てただけなら、佐祐理が最後に「私」と言うはずはないし。というか、最後の「私」は読み落とす人もいそうです。実際、私は最初見落としましたw
良いお話ですが、全体的にやや心理描写が薄い気もしますね。もう少し多くても個人的にはOKです。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:2)
- むう……個人的にはもう少しくらいリアリティがあっても……。
最近こういうのはニガテです。描かれているのが、人間ではなく、あくまでキャラクターなんですよね。まあ、もともとエロゲのキャラですし、あんまりそこらへん言うのもアレですけど。
ともかく、私個人の評価としてはこんなもんです。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 過去のこんぺ作品、そしてそれにつけられた感想等を読めば、この作品に足りないものの幾らかを見つけることが出来るのではないでしょうか。まだまだ、これからですよ。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:3)
- あれ。これ舞だったのですか……全然気付かなかった。というかキャラ違うような気が。舞の名前を伏せている理由も特に感じられませんし。キャラが頭に浮かばないので情景も想像しにくく、ただ文章を読むだけになってしまった感があります。浸れるほど美しい文章とはまだまだ言えないし、もっと大きな見せ場が欲しいかな。
- 028 再集合カノン (採点:2)
- ……むう。解らん。
色々と考えては見たものの、明確な問いかけがなされていない印象で、何について考えればいいのかが解らない。もしもこれで特に謎なんてなかったなんてことになったら……切れるかもしれませんw
謎がどうとかはとりあえず置いておくにしても、あんまりこの作品自体は好きになれないので、この点数です。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- ちゃんと夢の中っていう雰囲気が出ていて、この作品の不思議な世界観に浸れました。
お話としてもとても綺麗で、「幸せなら手をたたこう」との絡ませ方もとても巧かったと思います。
あと個人的に。私は子供っぽい舞よりも、こういう優しさと強さを併せ持つような舞のほうが好きなのです。
そこらへんのこともあって、個人的にかなり好きな作品ですね。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- まず、タイトルが良いですね。ざっと見て、最初に目に付きました。
文章も優しい雰囲気が漂っていて、物語とタイトルにマッチしていると思います。
美汐と真琴が遊んでいるシーンなんて、ホントに楽しそうでとても素敵でした。
でも、「あの子」のエピソードがやや弱いかな。
この作品は、シリアスと言うよりはほのぼのと言った方がしっくりくるような気がします。
減点箇所はないけど、抜けた部分もない印象でした。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- な ん な ん だ こ れ は !!
などという訳の解らん感想を突然すみませぬ。でも、だって、その、ねえ?(ぉ
いや、面白かったです。アホ過ぎます。こういう作品もあってこそのこんぺですよね。作者様には敬意を表しますですよ。山岡さんだとおもいますが、どうかなー。
- 037 猫とともに (採点:3)
- 真琴がどうこうよりも、秋子さん寂しそうだなあ、とそっちの方に意識が向いてしまいました。
主題がはっきり見えないというか……、私には何が言いたいのかいまいち解らなかったです。
- 061 ばかんす (採点:2)
- ……んー。ギャグになりきれていないような印象。
笑わそうとしているのは解るのですが。それとも解るからダメなのだろうか。むー。
- 067 ポイズン・キッス (採点:4)
- もうひと捻り欲しいと言うか。ありがちな展開だなぁ、と。たまにはこういうのも良いですけどね。私、舞萌えだしw
このお話なら、もう少し文章を柔らかくした方が良いかも知れません。ちと地の文がくどかった印象です。悪くはないですけどね。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- タイトルとジャンルで読み手の期待を膨らませるのには成功しているけれど、その期待に応えられる作品ではなかった、と言ったところでしょうかね。ヘタにタイトルに「殺意」など入れなければ良かったのかもw。少なくとも私はこの作品に「殺意」を感じることは出来ませんでした。
面白いといえば面白いのです。でも、推理と銘打ったからには、もっとあっと驚くような仕掛けが欲しかった。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 王道ってやつなのでしょうかね。でも、ええ、嫌いじゃないですよ。しっかりした文章で舞のラブものを書いてくれる人がいればいいなーと期待していたのですが、見事に期待にこたえてくれました。
ただ、ギターのシーンはいらなかった。そこだけ、なんつーか異質っていうか、祐一の行動があまりに突飛で、置いて行かれてしまった印象です。祐一がギター弾けるなんて設定はないはずだし。作者さんは書きたかったのだろうなあ、と推測してみたり。いや、痛いほどに解ります。でも、物語を作るうえで、やはり不要なものはなるべく排除するべきなのだろうなあ、などと再認識したりしました。
あとは、一つ一つのシーンが結構淡々と過ぎていくので、感情移入し切れなかったかもしれません。動物園とかレストランとか。もっとしっかり書いてくれてもよかったかな。あ、でもラストは良いです。
○犬くま さん
- 007 思い出 (採点:1)
- 双方の家族がいないというだけで香里が祐一しかいない水瀬家に泊まるのも不自然だし、学校が休みなのも理由がわからず変です。
何より、祐一の香里への気持ちがまるで描かれていないので告白が突然でついていけません。最初に名雪のことを「愛しの姫君」とか言ってますし。
余りにもご都合主義と説明不足に過ぎると思います。
タイトルの意味もよくわかりません。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 導入部がちょっと冗長なような…。
逆に祐一が立ち直りを見せる展開が唐突過ぎるように感じました。
同じ言葉の繰り返しや誤字が多いのも気になります。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- お話自体は割と好きだったんですが、回想内の口語体が読み辛かったことと「香織」の誤字が最後まで直っていなかったことで減点しました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:7)
- タイトルどおり、本当に「ただそれだけ」なお話なんですが、雰囲気がとても良かったです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- 馬鹿馬鹿しくて意外と面白かったです。が、ラストがイマイチだったかな…
- 039 さかあがり (採点:8)
- 高校の体育で逆上がりの試験なんかあるのか、という疑問はともかく(笑)
面白かったです。
苦手な逆上がりを克服することから前向きになろうとする美汐の姿勢も良いですし、ラストの別れ際の一言も唐突な気はしますが可愛いです。
ただ、「逆上がりができたいから」は日本語としておかしいです。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 結局何が言いたかったのかよくわかりません。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:4)
- 後書は蛇足ではないでしょうか?
- 061 ばかんす (採点:1)
- すみません、全く笑えませんでした。
○御神剣 さん
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 個人的に歌ネタは好きなのですが、佐祐理さんとこの歌はマッチしていると思います。
あるがままに、幸せを受け入れること。
純粋な人ほど、幸せになるのは難しいことかもしれない。
でも、そんなあなたなら、きっと幸せになれるよ。
心が暖かくなるお話でした。
- 061 ばかんす (採点:7)
- 無反動砲萌えー(ぉ
全体に漂う毒気、ほのぼのヴァイオレンスな空気がたまりません(笑)
一弥のエピソードなんて、めっちゃ黒いのに笑えてしまうのは何故ですか?(笑)
全体的にギャグ不人気な中、頑張ってくれたと思いました。
○広咲瞑 さん
- 002 コンクール (採点:5)
- 『無理だけど参加したい』って言葉が気に入りました。自分が何かをするとき、そういう気持ちを忘れたくないなって思います。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- コメディならありだったかもしれませんが、シリアスでこの展開はさすがに受け入れられないです……
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 強気な香里に萌え萌えです。
祐一のポエティックな告白にも。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- ……うおおお(何)
すげーグッと来ました。スピーチの場面。北川萌えー。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- こんな可愛らしい久瀬君初めて見ました(笑)
- 015 in the room (採点:6)
- えいえん?
男同士の掛け合いがかっこよかったです。
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- 原作補完SS(そんな言い方するんだろうか?)としてとても良い話だと思います。北川と香里の馴れ初めとか、どうして香里が栞と向き合う気になれたのかとか。
ラストの場面が春=栞イベントが起こった1月より後なのだとすると、ちょっとだけ時系列が合わない気もしますが……。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 真琴可愛いー(笑)
話の組み方が綺麗だと思います。読みながら「ああ! ストーリーが転がってる!」と感じます(わかり辛い言い方で申し訳ないですが……)
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 『私』って一体誰なんだろう、と思いながら読んでました。
……香里だと思ってたら大ハズレでした。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- 構成的に、前半に出てきた栞の話が、その後完全にスルーされているのが気になったのですが……。
純粋に祐一と香里の恋愛モノだったら、もう少し高い点を付けてたと思います。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- こういう話大好きです……。少しの儚さを含んだ幸せというか。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- ほのぼのしたラストが良かったです。真琴可愛い……。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- 原作で秋子さんが死んでいたら、実際の祐一たちもこんな風に生きてったんだろうな……と思いました。
……とーはとでは個人的にマルチと委員長が(余計。)
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- ……最高(笑)
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- 前半栞のすげえノリがごっつツボです。大好き。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- 何で地の文が敬語なのか、ずっと気になっていたのだけど、そういうことだったのですね……
優しい感じのラストが好きです。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 文学っぽい文章がとても好きです。夫の身勝手ぶりに、思わず我が身を振り返ってしまいました。
- 047 あゆの風 (採点:6)
- 祐一の台詞に(AA略)が入ってたら神認定だったな……とか思いながら。
高揚感のあるラストが何か好きです。でも、かぎ括弧の効果音には違和感が。僕だけでしょうか?
- 048 Raining (採点:6)
- タイトルと内容のはまり具合が好きです。窓から雨を眺める真琴の姿が、綺麗に浮かんできました。
- 049 時計の針 (採点:7)
- 台詞回しがすごく好きです。何か戯曲めいてて。
- 051 むかしばなし (採点:2)
- さすがに、原作のストーリーをそのままSSに持ってくるのはダメだと思います……
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- こんな秋子さんも新鮮でいいかも……
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:6)
- こういうなゆさん大好きですー。
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- 素敵なオチをありがとうです(笑)
そういえば、真ん中辺りのあゆの一人称にミスが……
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- シャッフルの結果、うちのパソコン上では、この話が一覧のトップに来てまして……(笑)
のっけからブッ飛んでるなと思いました。ドライヤー香里に燃え萌えでした。
- 066 1M (採点:4)
- 学食の場面がほのぼので好きです。
でも、最後の場面が絵的にしんどいです……。トイレって。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- 出だしと後半の文章がすごくかみ合ってないような……
エロい祐一(立ちすぎ)とかは、読んでて楽しかったです。ハレルヤ。
- 069 金魚 (採点:8)
- 間を開けて二度読んだのですが、二度目のとき、なんかすごくジンときました。
北川の語り口かな……
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- オチが好きです。おじさんも好きです。
- 072 傷痕 (採点:6)
- 叙情的というのか、文章が、普通の状況描写(デートとか)をしている場面でも、どこか儚い雰囲気を帯びている感じがして、いいなあ……と思いました。
- 075 始まりの日 (採点:7)
- なんかすごくいい……
さわやかというのか、青春真っ只中というのか、上手く言葉には出来ないんですけど。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 佐祐理さんのカッコ良さに8点ー。
- 078 反転少女 (採点:6)
- トランプマン……
- 080 ガラスの森 (採点:10)
- 情景の描写がとても綺麗で、読み入ってしまいました。個人的に短編一位です。
○荒野草途伸 さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:7)
- 香里ですな。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- えー。ちょっとこれはなー。あゆ馬鹿にされてるよ。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- ただ自分の夢想を書いただけのような気が・・・と言うか何か香里っぽくない。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:9)
- 北川の心境がとてもよく出ていて、いいと思います。惜しむらくは「水瀬」「水瀬さん」との呼称の使い分けが巧くないこと。
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- 話としては悪くないと思うのです。
が、どうしても「で、続きは?」と思ってしまいますね。予告編は面白そうだ、なんて言葉がどっかにありましたが・・・
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:2)
- 「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を想起しました。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- 全校公認のカップルなのに祐一を奪おうとしてる女がいるというのは名雪の妄想ですか?
- 015 in the room (採点:6)
- 悪くない。悪くない、が、心を動かすほどでもない。惜しい。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- なんか北川がらしくない気がするのですが、それは好みの問題ですかね?
- 017 FREE (採点:8)
- 夏が来て、ずっと夏だったらいいのに。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:10)
- こんな〜香里が〜好きだけど〜、嫌いな人が見たら「何コイツ!」とか思うんだろうな〜
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:9)
- 舞の思考というのは、考えるといろいろありそうで面白いですよね
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- ”香織”って誰ですか? というつまらんツッコミは置いといても、北川って決して友達少ないわけじゃないはずですけど?
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:3)
- 何というか、これは少なくとも「創作」とは言い難いですねえ。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 何となく言いたいことは解るけどそれはとても面白くないし、そうじゃないもっと面白い理由がちゃんとあるんだということならばそれはとても解らないし。
折角の10年後ネタ、これだけで押し切った方が良かったんじゃないですか?
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- て言うか、そんなプロポーズ受けるなよ・・・
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 何というか、設定にことごとく違和感があるんですよ。それをいきなりぽんっと出されるから、一度も話のかみ合ったことのない女に告白されちゃいました、そんな気分になる。容量制限があるのは解るけど、だったら説明しきれないネタは切るぐらいの覚悟が必要では?
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- んー、何かこう物足りないというか、最後の美汐パートは本編と関係有るのですか?
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- こういうような話は既にいっぱいあるし・・・陳腐、だなあ。
- 038 PLAY (採点:9)
- 香里が可愛いですね。しかし真琴、妙にあきらめいいな。
- 043 未来には・・・? (採点:3)
- あまりいい歌じゃない・・・かな。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 奇跡と自然現象は混ぜずにどちらかでまとめて欲しかったかな。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- どの辺で笑ったらいいんですか? 教えて下さい。
- 047 あゆの風 (採点:2)
- 話自体はとてもよいのですが、差別用語が入っているので大幅減点です。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:8)
- ちゃんと家に帰れよ祐一・・・
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:10)
- とても綺麗にまとまってると思います。
- 057 miss understand (採点:2)
- 話に脈絡がない。栞の話と北川の話はどう繋がっているのですか? ただの香里の思いで語りと言うことなら、もっと他に書き方があると思います。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:10)
- 意外なる真実が隠されていたのですな
- 061 ばかんす (採点:5)
- 前半はいまいちだったが後半がよかったので。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- 一度読んだだけではなんだよくわからないけど、読み返してみるとああこういうのも有りかぁと思えてきます。
- 063 二人の記念日 (採点:1)
- いくらなんでも、祐一が金も払わず逃げるってのはキャラ理解浅すぎ。
思いつきなのか何かの二次創作読んだのか知らないけど、世界観を根底からひっくり返しかねない内容ですよ。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- そうです、やっぱお姉ちゃんですよっ! エライ人はここをなかなか解ってくれんのですよっっっっっっ!!!!!
- 065 送り火/狼煙 (採点:1)
- 未成年が煙草を、云々置いたとしても、香里が煙草を吸うという発想は一体どこから出てきたのですか?
ただ煙草を出したいが為に書いた、そんな気すらします。
- 068 風にドレスを (採点:4)
- んー、どうも初っぱなの違和感が強いです・・・離婚したばかりなのにブーケを渡される・・・うーん、うーん、・・・
- 073 親友体制 (採点:10)
- 友情万歳。
- 076 殺意のプールサイド (採点:9)
- 祐一ってこんなに軽かったっけーと思いつつも面白かったから9点。
- 078 反転少女 (採点:7)
- そういえばショートショートもSSだったよなあ等と思いつつしかし北川って勉強しない奴だっけ特にするともしないとも無かったような寧ろ反転したら根暗なナンパ師になるんじゃねーのそうだよ絶対そうに違いないああ全く君たちは北川を解ってないなあしょうがないいい機会だから特別にこの私が北川について講義してあげようかえいらないあそう
と言うか、オチがちょっと弱いというか、落ちてない気がします。
○黒鯖寿司 さん
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 今回一番感動した話です。
倉田父の心情を奇をてらわずに直球で丁寧に描いていて、好感が持てました。
- 017 FREE (採点:9)
- 読んでて一番楽しい作品でした。
話でなく、文章自体が楽しいと思える作品てなかなかないと思います。
- 022 アンバランス (採点:8)
- この二人の組み合わせって好きです。
栞と美汐の両方の背景がよく生かされている話だと思います。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:8)
- 不思議な雰囲気で好きな話です。
ただ、エピローグがそれまでと比べて浮いている気がしました。
○雑兵(ぞうひょう) さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:6)
- その後に書いた香里の小説を読んでみたいですw
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- う〜ん、香里の話か栞の話かよく分からないところが…
香里の話なんでしょうがジャンルに栞を付け足しても良いかも?
一部読みにくい部分がありました。まだまだ校正できたのではないかと思います。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:7)
- きたがわ〜(泣)
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- ストーリーとしては面白いですけどKanonと関係なしに書いた方が面白かったかも…
「かのんSSこんぺ」なわけですし。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:7)
- 名雪が可愛かったです。この短い文章の中でボクも幸せを分けてもらいました(微苦笑)
- 028 再集合カノン (採点:5)
- なんかものすごく意味深な終わり方なんですが…
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 佐祐理さんはきっと幸せなんでしょうね。うらやましい限りです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- OKしてる香里さんが素敵すぎw
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:6)
- ほのぼのしました。
勝手に北川を応援しようと思います(何)
- 037 猫とともに (採点:7)
- 秋子さんは例え歳を重ねても…
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- きれいな終わり方です。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:9)
- きれいな文章ですね。名前の付け方にもなるほどと思ったり。
え〜、真琴が帰ってくるSSを読んだときにいつも思うんですが、真琴はどうやって帰ってきたんだろ…と。美汐ももう助からないって言ってましたし…
こんな事この作品の作者様に言っても仕方ないんですけどね…
そんな細かいところを気にしなければとても面白かったですw
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:6)
- ご愁傷様です(違)
- 046 影 (採点:8)
- よく見るタイプのSSでしたが面白かったです。
最後の泣き出す祐一が良かったなぁ。
- 050 笑顔にすべてを (採点:4)
- 笑顔っていいですね。
ただ何となく文章が唐突な気が…
- 056 写真のわたしと今の (採点:5)
- 何となく在り来たりという気がしました。
決して文章も下手ではないのですが…
あとカタカナの「けろぴー」には違和感を感じてしまいました。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 実は秋子さんって…と、妙に納得してしまいました。
確かに人の言うことを勝手に信じてそうですw
- 061 ばかんす (採点:2)
- 微妙でした…
所々で笑えたんですが、すっきりとは笑えませんでした。
もう少し丁寧に書いても良いんではないでしょうか。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- 「……ゆ、祐一兄さん……」で死にかけました(爆)
よ、呼ばれてみたい…
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 笑いましたw
- 070 前を向いて (採点:8)
- 短い中でよく考えたものだと思います。
あゆ編の裏ではこんな事があったかもしれないと思わず納得してしまいました。
- 078 反転少女 (採点:9)
- 笑いました。
最初は違和感を感じてたんですが、後半は祐一と同じくこの異常事態に慣れてしまった自分に恐怖を感じました(笑)
ていうか佐祐理さん危なすぎ…w
○山の上 さん
- 001 farewell party (採点:5)
- うーん、
特に何もかんじません。
- 002 コンクール (採点:3)
- ちょっと盛り上がりが、たらないと思いました。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- ちょっと物足りません。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- みじかい・・・
- 005 恋人(ともだち) (採点:4)
- すこし無理を感じます。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- カノンキャラ出してください。
- 007 思い出 (採点:2)
- 前半部分面白いほのぼのギャグかと期待したんですが・・・
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:7)
- なんとなく納得な話でした。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- とてもよく練ってありますね。
文章も自然で読みやすかったです。
本当はメインキャラ以外が主役の話は認めたくにないのですが。
面白かったです、私の負けです。
10点!
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 雰囲気はよいのですが・・・
なんか物足りません。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- 父母が登場しないでほしかったです。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:3)
- 面白いのに・・・・・
カノンじゃない・・・気が・・・もったいない・・・
- 013 名雪のライフスタイル (採点:7)
- 名雪がちょっとパワフルすぎかなと・・・かわいいからいいですけど
- 014 今はまだ靄の中 (採点:4)
- 祐一ではないです。
- 015 in the room (採点:5)
- ちょっと難しいです・・・
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- よかったです。
ちょっと後半が急な感じが残念です。
- 017 FREE (採点:2)
- え?見せ場は?
文章は読みやすいんですが・・・
もうちょっと盛り上げてほしいです。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 真琴がとてもかわいらしいですな・・・
ちょっと中盤の展開が強引な気がしました。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- 短すぎです。
もう少しながければ、きっといい点つけました。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:8)
- 文章読みやすくて好きです。
名雪がとてもいい。
- 021 隠された想い (採点:6)
- 雰囲気いいです
- 022 アンバランス (採点:10)
- 栞も天野もいい感じです。
文章も引き込まれるように、気が付いたら全部読んでしまった。
カノンのSSとして最高峰かと。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:8)
- 雰囲気はとてもよいですね。
待ってるのは舞とは思いませんでした。
香里かと思ってました。
ちょっと舞のキャラクターが違う気がするので−2点。
でも本当は8点以上の力があると思います。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 名前のツッコミは別としてこの点です。
もう一ひねりほしいですね。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 短いです・・・
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:7)
- 力を感じました。
でも少し、みじかいかな。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- うまいとは思います。
ちょっと天野がものたりないかな。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- ???
って感じでした。
栞はもっとかわいいです。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:3)
- 意味が分かりませんでした。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- ちょっと天野が少年の正体に気づくシーンに無理を感じたので−1。
それ以外はとてもよかったです。
文章も読みやすいですし。
最後の天野が吹き出すシーンは気に入りました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:1)
- 秋子さんが死んでた場合の話ですか・・・
もっと長くしてほしかったです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- おもしろい!
オチが弱いのが残念です。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:4)
- 普通ですね
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 前半のノリは好きです。
後半難しかったです。
栞は良い感じです。
内容がもっとシンプルでいいかなと思いました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- 後半は素敵です、前半は個性を感じません。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- 普通でした。
祐一の視点はいらないと思います。
- 037 猫とともに (採点:5)
- なんかもの足りません。
- 038 PLAY (採点:4)
- 普通
- 039 さかあがり (採点:9)
- よかったです。
こんなかわいらしい天野をみれて楽しかったです(笑)
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- 最後のおかんの登場がいい味でてますね。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:7)
- よく練っていると思います。
- 042 覚えたての愛 (採点:2)
- 幸せな話が読みたいです。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- あなたの目的を教えてください。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 素敵なんです。
でも核融合の話で一度勢いがとまったかなと・・・
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- この祐一は好きです。
ちょっとギャグが控えめ過ぎかなと。
- 046 影 (採点:5)
- うーん、普通。
- 047 あゆの風 (採点:8)
- 祐一テンション高いですね(笑)
目の付け所はものすごくいいと思います。
ラストにもう一ひねりほしかったです。
- 048 Raining (採点:8)
- 真琴らしさがでていたとおもいます。
まとまってました。
- 049 時計の針 (採点:5)
- デパートのやりとりはいらないと思います。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- ちょっとラストが強引なのと、香里の性格が自己中心的すぎるかと・・・
でも全体的には素敵な話と思いました。
- 051 むかしばなし (採点:4)
- うーん・・・うまくまとまっているとは思います。
カノンをやったことない人なら評価してくれそう。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- よくわかりませんでした
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- 表現が印象的で好きです。
難しいテーマながら読みやすいです。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- 後半に盛り上がる場所を作ってほしかったです。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- 短いです、もっと膨らましてほしかったです。
文章上手なんでもったいないかなと。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- ラストがよくわかりませんでした。
- 057 miss understand (採点:10)
- 同窓会ネタでこれほど面白いと思ったのは初めてです。
祐一の仕事が何かがすごい気になりますが・・・できたら教えてください。
未来の香里の姿や思い、結末すべて納得してしまいました。
文句なし満点!
- 058 カレンダー (採点:7)
- 感じでてました。
ただ、もう少し盛り上がる場面ほしいです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:6)
- 読みやすかったです。
ただちょいとパワー不足もかんじます。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:8)
- いいかんじでした。
名雪はきっとあんなふうに思っていると思います。
- 061 ばかんす (採点:3)
- ほんとは1点つけたい話なんですが。
二回笑ったので+2。
- 062 さくらのころ (採点:10)
- はっきりいって嫌いな系統の話です。
しかし、どこにも減点の要素が見つかりませんでした。
文章も見せ方も完璧で、気がついたら引き込まれたかんじ。
桜もいい味でてます。
ラストも予想と少し違ってよかったです。
あなたの勝ち!
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- あーもう!栞が萌えですよ!萌え!
サイコー!
テンポもよく面白かったです。
- 065 送り火/狼煙 (採点:2)
- タバコである必要ないと思います。
もっと香里の心情とか書いてほしいです。
- 066 1M (採点:7)
- 素敵な文章だとおもいます。
ちょっと短いのがもったいない・・・あと、女の子はだれでしょうか・・・
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- 祐一の気持ちはすごくわかります。
ちょっと短いのがもったいない。
- 068 風にドレスを (採点:4)
- カノンでしょうか?
- 069 金魚 (採点:7)
- なんか北川のイメージがしっくりきます。
なんでかは私もわかりませんが。
- 070 前を向いて (採点:8)
- ものすごく普通の話なんで本当は高得点つけにくいんですが・・・
文章もキレイで読みやすかったので、個人的に加点。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:10)
- 感動しました!
おじさんの正体そうきましたか・・・
すごく納得できました。
いい意味で予想を裏切られました。
- 072 傷痕 (採点:6)
- もう一ひねりほしかったです。
ラストが地味すぎかと。
- 073 親友体制 (採点:6)
- よかったです
- 074 キエナイキモチ (採点:7)
- いい感じです。
天野っぽさもでてますし。
- 075 始まりの日 (採点:8)
- 栞かわいい。
キャラの雰囲気もいい感じでした。
祐一が旅にでなければもう+1でした。
- 076 殺意のプールサイド (採点:1)
- 推理してない気がします・・・
理解できませんでした・・・
- 077 盲目考察 (採点:9)
- 面白い。
あゆの登場がちょっと強引かなと・・・
でも読んでて感心しました、満点と迷いました。
- 078 反転少女 (採点:8)
- 大好きです。
気持ちよい作品でした。
トランプマンが明暗をわけそうですが。
私的にはツボでした。
- 079 フワリ (採点:9)
- 素直に上手いと思いました。
いいお話ですね。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- すこし不自然というか、無理があるというか。
- 081 ボーイフレンド (採点:4)
- なんか読みにくい気がしました・・・
○七瀬ユウジ さん
- 007 思い出 (採点:4)
- 二人っきりで留守番を任されるほどなのに、
付き合っていないというのはちょっと納得がいかなかったです。
- 022 アンバランス (採点:9)
- まずはいいタイトルだと思います。
登場する二人も自然に動いている感じがして好感が持てました。
「私より美坂さんの方がさりげなく大きめに描かれていた。」
など深みのある部分もあり、読めば読むほど味の出る作品だと思います。
- 057 miss understand (採点:8)
- 単純に HappyEnd にしなかったのはよかったと思います。
香里の心情表現のうまさも光っている作品ではないでしょうか。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 雪ウサギがちょっと多弁すぎるかも。
あと登場人物の漢字は間違えるのは減点。
しかし、名雪の心情表現はなかなかではないでしょうか。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- いい終わり方だと思います。
- 070 前を向いて (採点:2)
- この展開はどこかで……
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:10)
- 迷うことなく10点をつけました。文句はありません。
素晴しい作品を読ませて頂き、ありがとうございました。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- ジャンル「推理」と書いてあるからにはそれなりの期待をするわけで、これではちょっと…
- 078 反転少女 (採点:6)
- 序盤はテンポもよくて、面白かったんですけど…
○悉皆空也 さん
- 002 コンクール (採点:6)
- 頑張れ、栞
- 005 恋人(ともだち) (採点:6)
- いいのか?
名雪正妻であゆ愛人?
もしかして公認ですか?
ウラヤマスィ
- 007 思い出 (採点:3)
- 目覚ましの「朝〜」は二回です。
この終わり方は斬新だと思ったり。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- いい感じです。
香里の一人称が「あたし」っていうのは結構深いですよね。
そこらへんがなんとなく感じられる内容でした。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- あーよかった、一応本編とリンクしてた。
はじめはうさちゃんがものみの丘の妖兎かと思ったのは内緒。
短編でオリキャラメインはやっぱ難しいですね。
もっとハッチャケれば別の方向性があったかもですが。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- バカになれ〜♪バカになれ〜♪
ラブラブって難しいですね。学校の日常のパートが良かったです。
ギャグだとそこらへんドギツクなっちゃうんですよね。
- 015 in the room (採点:3)
- 舞台の中心で「NO!」と叫んだピエロ?
おめでとう
おめでとう
おめでとう
原作改変シナリオの序、或いはオチとしてはアリかも。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- ごめんなさい、読解できませんでした。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:7)
- 長編化するとダークになりそうな題材ですね。
秋子さんの扱いが軽いと思うか、この長さだからこれで良いとするか。
生きていくにはこのくらいの図太さと薄情さは必要とするか。
個人的には好きです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- 最後の名雪と祐一は蛇足っぽいと思います。でも香里と北川のオチは吹きました。やられた。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 何でしょうね。上手いですね。脈絡無く話題を繋いでゆくワザは見事ですね。
もしかして、栞、嫌いですか?
エピローグのやりとりが抑制が効いていて好きです。
- 037 猫とともに (採点:7)
- 秋子さん老け込みすぎな気もしますが、全体の雰囲気はいいです。
- 039 さかあがり (採点:7)
- ブルマーと太ももで加点。
かくて、らじみしは生まれたり。という感じですね。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 積極的な美汐…。
人はいつまでも同じではいられないのね(w
笑い悶える美汐にちょっとウケました。
「ちょっと黙ってろ」でオオウケ。鬼畜だー。
ベタベタしてなくて読後感の向上に繋がりました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:3)
- 「軌跡」で台無し。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- 惜しい!
熾火が燃え上がるのではなく、新たな火がつく展開の方が好きだ!
でもそれじゃ名雪シナリオじゃないか。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- 謎ジャムの秘密としては結構説得力を感じました。料理下手の理屈はともかく。
無邪気な秋子さん可愛いじゃないっすか。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 辻褄は?だけれども、全体の流れは好き。
- 072 傷痕 (採点:8)
- テーマに個人的に思い入れがある分加点。
まあ現実的にはあるがまま受け入れるほかしようはないものですが。
十代の美少女にのみ通用するモティーフですな。
でも着眼点としては勇断だと思います。
最後のモノローグは個人的に蛇足、クドい。若い。
- 077 盲目考察 (採点:9)
- いいね、素直にいいです。
闇を受け入れ、強く、前向き。
現代のお伽噺ですね。
あゆに対する佐祐理の啖呵が小気味いいです。
語彙の選択がちょっと好みから外れてる分減点(エラソウ)
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 文体が自分好み。というかほぼ同質。なんでなんとなく贔屓したくなりますた。
舞属性は無いんですが、モティーフはいいなぁと思います。
佐祐理さんの扱いは難しいですね。
○峻 さん
- 002 コンクール (採点:1)
- だから、どうした?
つながりも無ければ、締め方も最悪。
もっとネタを練りこむ事はできたはずです。
それができないのですから、申し訳ありません、この点数です。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- はて……夢オチ……?
まぁいいや、お見事なくらいにご都合主義なお話ご馳走様です。
前半がわりといい話だっただけにかなり、興ざめしました。
以降、余談(点数とは関係ありません)
挙式と披露宴はまったくの別物です。結婚披露宴で誓いの接吻は基本的にしないです。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- ええと……このヒロインは誰でしょうか……。
香里の皮を被った……。流石に香里に「♪」はどうかと……。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- なんだかなぁ……ぶったぎった印象がありました。
間が空きすぎてリズムが非常によくありませんでした
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:7)
- 短編では出しにくいネタかも。それでもしっかりとまとめているのは流石です。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:4)
- もうKanonでもなんでもね〜っ。
まぁそこそこ面白かったので4点つけました。
普通に一次なら倍はつけてましたがあくまでかのんSSこんぺという事で……。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:6)
- なるほろ……ここまで突き通されるとどうにもこうにも……。
もう少し、読んでるこっちが勘弁してほしいぐらいラブラブしてほしかったなぁ。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 前後関係があやふや過ぎて……すみません、私には理解できませんでした。
- 015 in the room (採点:3)
- えー、このオチですか……。
台無しにされた気分です。なら、北川視点じゃないほうがよかったような……。
- 016 月色の涙の想い (採点:2)
- 中途半端。
今更Kanonでやる必要ないとか野暮な事は言いたくありませんが、最後に栞を持ってきた時点でアウト。ここが無ければもっと点数はあげられたと思う。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- つうかもったいない。
なんで、前半と後半でこうも変わってしまうのか。
凄く読んでて楽しみな展開なのに中盤以降のおざなりさが一気に興ざめしてしまいました。
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- 凄く話的には綺麗でした。
読みやすかったですし、よかったと思います。
ただ、何かツメが甘いというか、足りないものが……。
- 021 隠された想い (採点:1)
- もう少しKanonをしっかり理解してください。
すべて唐突ですべてが稚拙です。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- う〜ん、なるほど……。
面白い作品ではありました。ただ、やっぱり中盤で既に誰か判ってしまったのが、残念。
もう少し迷彩してほしかったですね。でも、よかったですよ。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- ええと……つまらなくも無ければ、面白くも無い。
なので、この点数ですごめんなさい。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- お見事。
短編としてしっかりまとめているあたり、個人的に大好き。
- 032 make bread,eat shorts (採点:10)
- あほ
笑った。
神
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 徐々に点数が下がっていき、気付けばこの点数でした。
とりあえず久瀬を出した意味が判りません。
文章作法を勉強しましょう。いろいろ不備があります。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- 凄い……いろんな意味で圧倒されました。
短編を読んでいるのに中篇を読んでいるものと勘違いするほどのボリューム、見事です。
ただ、やっぱり終盤の展開の速さが少々―――
- 038 PLAY (採点:2)
- 最後はかなり余計な気がします。
もう少し香里と祐一の駆け引きが見たかった。
ただ進んでいくだけの話になってしまってました。個人的に。
- 039 さかあがり (採点:6)
- いやん、ぶるま(マテ)
告白のシーンがもっとインパクトほしかったです。
でも、話的には大好きな部類
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- なんともあっさりしすぎというか、丁寧に見えてどうも突き詰めすぎという印象を受けました。
もっとひろげては?
……でも20じゃ、難しいか。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 終わらせないでください。
詩にしては表現があまりにも稚拙。むしろ皆無。
ストーリとして読むにしてもプロローグだけでどう判断しろと?
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- うん、なんか昔の自分の作品を見てるみたいでした。
とにかく、もう少し間の使い方を覚えてみるといいかもしれません。
縮めたり、広げたり工夫を凝らすと、もう少しのめりこめると思いますよ。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- よく判らなかったです。
いや、何故ラブラブにしたのかとか……。もうすべてにおいて。
お決まりを通り越して、使い古されたネタもそう。
しかし、よく見たことのある文体だなぁ……。
この人知ってるような気がする
- 046 影 (採点:3)
- 内容がおざなりなネタの割に悪くなかっただけに
「栞がいなくなった悲しさを、一番分かち合えてたのが香里なんだって」
というセリフで萎えた。
普通はそんな無神経な事言いますか……栞がピエロを演じてるようで非常に読んでて不愉快でした。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:10)
- お見事。
もうなんというかこういうの大好き。
妙に冷静な名雪に萌え
でも秋子さんにめっさ萌え
- 061 ばかんす (採点:1)
- 途中で読み飛ばしてしまうほど致命的に面白くありませんでした。
何せ会話と地の文が同じテンションなのは正直辛い。
ネタも面白くなければ、文章も……。
申し訳ありません、1点を―――
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- あほすぎる作者さんに敬礼!
- 065 送り火/狼煙 (採点:7)
- あぁ、もういろんな意味で挑戦してますな。
でもタバコの描写は見事。
個人的には創作内での喫煙描写はOKという理念を持っているので煙草そのものには嫌悪感はまるで感じませんでした。
絵になってるし―――
- 066 1M (採点:4)
- 語りたい事は判りました。悪くないと思います。
とりあえず誤字と構成ミスさえなければもう少し点数が高かったと……。
- 069 金魚 (採点:8)
- おお、思ったよりいい話でした。
この微妙な関係での終わらせ方は割りと大好きです。
これが中篇なら不満なんですが短編ならむしろOK。
- 072 傷痕 (採点:4)
- ああ、もっと傷痕について掘り下げてほしかった感があります。
すこし不満の残る終わり方でした。
- 073 親友体制 (採点:6)
- なんつうか中篇向きの内容だよなぁ……。
話的には凄いよかったけど、それに対してボリュームがあまりにも足りないです。
- 076 殺意のプールサイド (採点:7)
- どこら辺がどう推理なのでしょうか……。
でもおもしろかったしまぁいいや
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 面白かったです。えぇ、妙にミステリ(?)っちくなのが
ただ、あの改行が非常に読みにくかったです。
- 078 反転少女 (採点:7)
- 不覚にも笑ってしまった……。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- あぁ旨いな……。そんな風に思える作品でした。
若干読みにくかったり描写が足りないとか思いましたが、それ以上に作者さんのパワーを感じて加点しました。
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 凄い話的に大好きなのだけれども、「ボーイフレンド」はなぁ……。
もう少し軽いものを予想していました。
タイトルと内容が悪い意味であってないのが非常に惜しかったです。
○春日 姫宮 さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 他に類を見ないほどキャラクターの把握がしっかりしていますね。物語としては典型的なのですが、キャラのらしさが深みを与えていました。面白かったです。
典型的な良作なのですが、1.修飾語や助詞の使い方をもう少し配慮して欲しかったところ 2.文章から光景を思い浮かべるには、やや描写が足りないと感じたところ 3.エンターテインメントとして考えた際、盛り上げ方や見せ方にやや難があったところ(例えば、この文章は基本的には香里視点で書かれていたはずなのに、時々視点が変わって混乱する) などを考えてこの点数をつけました。
上に挙げた要素に作品の重きを置くかどうかは考え方次第ですし、またこのような部分は数をこなすことで向上します。したがって、作者さんがこの作品に自信を持っているならば、10点よりも価値のある8点だと思って下さい。
- 002 コンクール (採点:4)
- 栞のその後の物語が読みたい。というのが最初の感想。よい物語でしたが、できれば彼女の努力する様をもっと克明に描いて欲しかったところです。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- いきなりなオチですね(笑)。学生時代によく経験する「周りがみんな大人に見える」というだけの物語かと思っていたら、こういうオチだとは予想がつきませんでした。
ただ、そのオチを上手く生かせていないという感がありました。「大好きです」のくだりを省いて最後の「相沢君に見合うくらいに、ね」だけでも意図は伝わります。また、これは個人的な意見になってしまうのですが、伏線も欲しかったと思いました。
- 004 冬は好き? (採点:4)
- ちょっとした後悔をやりなおす話ですね。甘々な作品を書くよりも二人の関係が効果的に見せられたと思います。
ただ、7年前の祐一が子供らしくないかな。と思います。短いのも良いですが、冬の寒さを描くなどしてもう少しボリュームアップしても良かったかも。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- アブノーマルウエディングですね(笑)。この後の物語を切に希望します。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:4)
- かなりKanon本編を無視した話なんですが、現実世界として考えると物凄くリアリティがあるのがなんか怖い(笑)。
こういう作品、ある程度成長した子を持つ親となってから読むと受け容れられないのかな? なんて思います。
- 007 思い出 (採点:3)
- なんでジャンル表記を「不条理ギャグ」にしなかったんですかっ!?
まだ、お着替え中の香理が居るんだもん。
とか、飲んでいたウーロン茶を吹きそうになってしまいました。なんで名雪の部屋にお着替え中の香里がいるのでしょう? あまりに不条理です(笑)。そして香里が違い過ぎるー。いろんな意味で(笑)。
ほのぼの作品としては月並みなのでこの点数ですが、ギャグとしてなら8点はつけたと思います。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 青春してるなあ。
一つ気になったのは序盤の
相沢の隣に美坂が居る事に
のくだり。北川は香里を見ていたので、美坂の隣に相沢が居るとした方が良かったのではないでしょうか?
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- お見事です。今回のこんぺで明らかに群を抜いた作品でした。と、同時に僕が今まで読んできた佐祐理SSの中でNO.1の作品です。
佐祐理のお父さんは物凄く厳格な人だと思い込んでいましたが、こんな子供っぽいところもあったんですね。Kanonの文章を読み返してみましたが、確かにそういう部分を感じました。
父と娘の歩み寄りが、二人をより幸せに導いてくれることを切に願います。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 歩行者というのは名雪のことでしょうか? 彼女はうさぎさんが好きみたいですが、きっと彼女自身は亀さんなんだと思います。
人が生きていく上で、変わってしまうことは避けられません。そんな中、何かを見定めようとした祐一と名雪の強さが映えていました。
より一層技巧を磨いて下さることを願い、今はこの点数をつけさせていただきます。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- 最初の場面の重々しさと2番目の場面の妙な軽さのギャップが面白いです。
ただ、OPで祐一が言っていたのは「自分に自信が持てるような何かを教えてくれ」という意味だと思いましたので、この解答だと彼の自信を回復させてあげることはできないかな。と思います。
確かに美汐の言っていることは正しいですし、自分で見つけられない自信なんて本物ではないですけどね。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:3)
- メインキャラが一人も登場しないとは! でも物語としては悪くなかったです。ただ、こういう物語はやっぱり絵をつけて読みたいな。と思ったり。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 甘々ですね。思わず赤面してしまいました。
だから小さな傘を一本だけ持っていこう。祐一にバレないように一本だけね。
この一言がお気に入り。僕は名雪をこの作品とは違った風に捉えていましたが、こういう名雪も可愛らしくていいと思います。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:9)
- いいですね。何気ない日常からシリアスへ向かうところがなんとも。ちょっとばかり祐一が小市民的過ぎる気もしますが。
口語的に過ぎる文章が気にならなければ10点つけたのになあ。惜しい。
個人的には秋子さんの「名雪も心配してましたし…」はない方が良かったように思います。その言葉が無くても彼女が心配していたことは、読者には伝わったと思いますので。
- 015 in the room (採点:9)
- 題名上手いなあ。
毒はないけど棘があるんだ、美坂は。とか、上手いセリフだなあ。何と言っても着眼点が良かった。
それでも10点をつけないのは、愛とか感動の物語の方をやっぱり求めてしまうからなんでしょうね。上手いけれど、面白いかと言われると微妙。そんな感想を抱きました。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- 良い物語でした。
ただ、視点変更や展開に、ややわかり辛かったところがありました。あと「ギロっとこっちを見た」など、時々気になる表現がありました。
それらの点を除けば非常に良い作品。それと、香里がとても可愛らしかったです。
- 017 FREE (採点:6)
- 青春だなあ……。
一見キャラが違うように見えますが、実はそれほど離れていないというところがなかなか。欲を言えば、ストーリー的な面白さも欲しかったかな。
- 018 あいとまこと (採点:6)
- 文句なしの良作でした。逆に言えばそれ以上のものが無かったかと。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- 勿体ない。
おそらく作者さんも解っていらっしゃると思いますが、長編SSの冒頭だけ読まされた気分です。ここから成長した美汐と祐一、そして真がどんな行動をとっていくのか。多くの読者が読みたかったのはそこでしょう。最後の「……春は、もう、すぐそこまで来ている」ではここまで広げた風呂敷をたたむには力不足です。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:3)
- 秋子さんは? という疑問はさておき、香里もなかなかレトロな手段に出ますね。
変わったレイアウトの作品でしたが、センスを感じます。こういった部分は強みになりますので、是非どんどん磨いていって下さい。
ただ、この話のキモとなる手紙の内容がちょっとちぐはぐに感じました。
- 021 隠された想い (採点:3)
- ほのぼのとした作品でした。ですが、こういう作品は幾度となく読んだので、食傷気味でもあります。祐一サイドからの物語を書いてみると、また違った面白さがあるかも知れません。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 良い作品でした。ただ、惜しむらくは題名がちょっとイマイチだったところ。美汐と栞の関係がアンバランスだといったようには見えませんでしたし、ただアンバランスな絵だったからアンバランスと名付けたように感じました。それならば「アンバランスな絵」としたほうが良かったかと。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 騙されたー。
栞か、一人称を間違えた名雪・香里あたりだと思っていたら、舞だったとは(勝手に騙されたとも言う)。
確かに、彼女がこんな風に考えていてもおかしくないですよね。納得。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- いつまで続くのか判らない、今ある瞬間を描いた作品ですね。祐一はどうやら舞シナリオを通過したようなのでこれから徐々に離れていってしまうのかな? と思うとちょっと名雪が可愛そうではありますが。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:3)
- 良い作品なのですが、こういう作品は多数読んだことがある上に、今回こんぺにもいくつかありました。
やはり、テーマを選ぶと言うこともこんぺで点を取るには必要なことだと思うのです。秋子さんから日常を見る作品というだけでなく、もう一ひねり、あるいはもう一山欲しいところでした。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:4)
- 原作での彼女とは少しズレているという感想を抱きました。彼女の心内文は、更にこの作品の最初に説明されているような彼女の考え方とは少しずれているような気がします。
結果、この文章内での美坂香里という人物がちぐはぐに感じました。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- 完全に雰囲気勝負の作品でしたね。が、綺麗な描写の中で真琴が祐一に話し掛けるくだりがやや浮いてしまっているように感じます。
元気な彼女に綺麗な描写は似合わないと言いますか(笑)、折角美汐が登場したので彼女に代わりに動いてもらえば良かったのではないでしょうか?
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 全然は肯定文にも全然使えます。などという言葉遊びは置いておいて。
作者の方の意図が良く読めませんでした。「俺」はプレイヤーのことかな? とは思ったのですが、祐一以外に「何か」に気がついているのはあゆと誰かな?……まさか「読んでいる貴方のことですよ」なんて言いませんよね?(笑)
謎のことは置いておいても、描写がどこかぎこちない印象を受けました。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- 綺麗に纏まった良作でした。ただ、不満点が2点。一つは舞が言葉で佐祐理を慰めている点。3年間一緒にいた彼女たちですから、言葉で佐祐理が救われるならとっくに舞は言葉にしていたと思います。佐祐理の後悔の念はそれほど浅くない。だから舞も黙って傍に居たのではないでしょうか? もう一つは非常に個人的な意見なんですが、「幸せなら手をたたこう」はあまり好きな曲ではありません。なぜ幸せなら態度で示さないとならないのか? それなら佐祐理は一弥の笑顔を見ているはずですし、そもそも幸せというのはそういうものでは無いと思っています。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 真琴が帰ってくる。
ただそれだけの作品なんですが、読ませられたのは作者さんの力量だと思います。
特に真琴と美汐が遊びだしてからの描写の秀逸さは驚くべき、読んでいるこちらまで冬景色の中にいるような気分に浸れました。会話にもっと面白みがあれば更に良い作品になったと思います。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:3)
- 別に何が悪いというわけでもないのです。
ですが、こういったSSは実に沢山存在します。そして過去に読んだそれらに、このSSで使われていたネタは全て書かれていたため、斬新さを感じることができませんでした。
Kanonの設定を壊すことなく、もう少し自分なりの世界を前に出すことが出来れば一気に評価は跳ね上がると思います。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- 最後のシーンに吹きました。ここまで繰り返すとは(笑)。
こんぺでは必ず微エロなギャグを提供なさってくれる方ですか? 違ったらすみませんです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:3)
- 佐祐理さんが自分と舞との友情がいつまで続くかについて「未来永劫。ふたりが死んでしまっても」と言っている場面が本編にあります。佐祐理さんの狂気が炸裂したシーンだったので印象深いセリフです。
ラスト、その場面を思い出してしまってちょっと怖いなと感じました。まあ、この祐一なら他の女性もいることだし心配ないですね。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- 後半、名雪が登場したら1点つけてやろうと身構えておりましたが、残念ながら登場しませんでした。
……やっぱり貴方の作品は良くわかりません。そもそも、文章から映像を思い浮かべるという読み方をしている僕にとって、明らかに言葉遊びをしている貴方の作品は相性が最悪なのかもしれません。
などという真面目な感想をつける気も失せそうな今日この頃です。これだけフランクに書いておいて別の方だったら吊る羽目になりそうなんですが(笑)。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- あゆ以外のシナリオではあゆが消えてしまう(ことが暗示されている)のを、なんとか救済したい。という作者さんの意志はわかります。わかるのですが、些か説得力に欠ける気がしました。
何故かというと、KanonをPLAYした人間としては、奇跡は代償あってのものだとやっぱり思うのです。この作品での奇跡は代償がありません。だから安易に感じてしまったということだと思います。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- ネタとしては悪くないのですが、見せ方に問題があるように思えます。
作品全体として描写が薄いですし、視点切り替えの際も[祐一視点に切り替え]は言わなくても良いのではないかと思います。確かに分かり易くはなりますが。
美汐の妖狐が帰ってくることを示唆するのも、「空に輝く星たちは、祈りをかなえたかのように光り輝いていた」というのはあまりに直接的過ぎると思います。また、星が願いを叶えるというのはやや設定が安易に感じます。
- 037 猫とともに (採点:8)
- 上手いなあ。最初は「秋子さんてこんなにお婆さんみたいだったっけ?」と思いましたが、その通りだったのですね(笑)。
小ネタの配置が非常に巧みだったと思います。敢えて難点を挙げるなら、もう少し描写が欲しかった。
- 038 PLAY (採点:5)
- 甘々ですね〜。とりあえず真琴の胸は大きいっ と主張してみたり(笑)。
原作のアフターとしてはあり得ないんですが、キャラクターをこう配置すれば確かにあり得そうな話かな。
- 039 さかあがり (採点:5)
- 面白い作品でしたが、若干練り込みが足りない気がしました。
読み直してみると、状況描写や説明がやや足りない。これらをもう少し使って間隙を埋めればより説得力のあるSSになったと思います。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- 明るくほのぼのとした良作でした。
あゆの母は実は佐祐理だったのではないか。とかとんでもないことを考えましたが、そうではないようでとりあえず一安心です(笑)。
こういうSSを読むと欲が出るもので、もっとほのぼのとした雰囲気に浸っていたい。何か事件が起こって欲しいなどと考えてしまうのですが、一読者の意見として胸にとめておいて欲しいと思います。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- 文章力も安定していて、物語も悪くない。……けれど、もっと色々なアレンジの仕方があったと思うのです。わざわざマーサという名前を出したからにはそれに意味が欲しかったと思いますし、病的な祐一の行動からダークへと進んでも良かった。美汐ももっと絡ませられたでしょう。そういった膨らませ方のできた作品だったのに、それらを全て殺してしまっているような印象でした。
作品としてはかなり高水準です。ですが、せっかくの美味しい要素を調理し損ねたように思えました。
- 042 覚えたての愛 (採点:10)
- 面白い物語でした。真琴のバッドエンドと秋子が夫に対して抱いていた想い。その両者を絡めた作者さんの視点に脱帽です。そして、秋子さんのこの行動が真琴と祐一の仲を決定的に引き裂くところが更に悲劇性を増しています。
思い出されるのはやっぱりあのシーン。真琴を最後に送り出すとき、初めて強い感情を見せた秋子さんのことです。そして、真琴との結婚シーン。
これだけオリジナル要素が強いながら、Kanonの名シーンを思い出させてくれる作品に初めて出会えました。真琴が元気な時にあそこまで秋子を信頼していたかという点に疑問が残りますが、その点を差し引いても10点と言って不仰天地に恥じない名作だと思います。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 最低点は3点なんですが、1点つけてもいいですか?
栞バッドエンド後の話でしょうか? 祐一と香里の交錯する想いを描いた作品ですが、二人がお互いを想う気持ちが栞に対する想いよりも強く見えるのは首を傾げざるを得ません。
もし、栞に対する想いがその程度だったならそもそもこれほど壊れることは無いはずです。香里が「あたしは栞の全てを愛していた」と言って憚らないのは嘘にしか聞こえません。
原作に対する考察、文章としての完成度、共に低い作品と言わざるを得ません。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- そんなっ!? あんなところやこんなところまでくすぐっちゃったんですか?(←想像力過多)
最初の三行、何かと思っていましたが原始……いや原子の話だったのですね。こういう小ネタは大好きです。
真琴に縛られて生きていくのではなく、でも彼女のことは決して忘れない。そんな2人の成長した姿が見られてとても嬉しい気持ちになれました。
……オーロラとか、都合良く解釈しすぎですが(笑)。まあ、こんな冗談が言えるようになった二人なら、きっと真琴を亡霊にしたりしませんよね。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- ギャグとしてよりも、秋の描写を映した作品として読ませて貰いました。ギャグは中途半端な感が拭えないので、いっそのことギャグの要素を排して情景描写の巧みさをもっと前面に押し出せれば評価は上がったと思います。
- 046 影 (採点:3)
- なーんか祐一が卑怯に思えるのは気のせいですか?(笑)
自分に酔っている香里、それを騙して祐一が彼女の愛を得るというのはありがちな話で、美談にはならないですね。
- 047 あゆの風 (採点:3)
- 妙にハイテンションな作品ですね。そしてツッコミどころ多すぎ(笑)。
とりあえず
俺は煌煌(こうこう)たる太陽の下自慰行為に拭けることができるのだ!
という一文がツボにきました。読み方まで説明しなければならない漢字をわざわざ使ったところ、そして十中八九誤字ながら、実は誤字じゃないかもしれない「拭ける」という言葉。物凄いエネルギーを感じました!
- 048 Raining (採点:4)
- 雨の描写はなかなかでしたし、文章も悪く無いのですが展開がやや唐突すぎるように感じました。
読者が話についていけるように心情の流れを滑らかに描くようにすれば、引き込みの強さが増して作品の評価も上がります。
- 049 時計の針 (採点:4)
- 面白い文章でした。が、このような軽妙な文章は栞とのことを引きずっている香里には似合わないという気がします。なぜなら、彼女は引きずったことに常に直面せずにはいられないと思うからです。
まあ、個人的な意見なんですが、こういう風に考える人もいるんだな。と覚えておいて貰えると幸いです。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 作者の方はきっと真摯にKanonの作品と向かい合っているのだと思います。端々の発言に、考えた跡のようなものを感じることができました。
しかし、やや観念的に過ぎるきらいがあるようにも見えました。言葉を尽くすことで、かえって真実から離れてしまうというものも、世の中には確かに存在すると思います。
- 051 むかしばなし (採点:4)
- 丁寧に書かれた作品だと思うのですが、原作との細かな相違が気になりました。
母の方が舞を動物園に誘ったのであり、舞はそれまで動物園が何かを知りませんでした。
舞を連れて行ったのは、親せきのおばさん。
舞が力をみせたのは、テレビの関係者がいつまでも帰してくれなかったから。
こんぺが開催される直前にKanonをやっていなければ、僕も気がつかなかったような小さいアラなんですが、一度気がついてしまうと作品に集中するのが難しくなってしまいました。
神はディティールに宿る。こういった細やかな点に気を配るかどうかで、読者の印象は随分と変わると思います。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:4)
- 物凄いエネルギーを内包したSSのように感じました。
確かに文章全体としてみると、視点や展開がちぐはぐでやや読みづらい感があります。しかし、その中に物凄く美しい描写が時々陽炎のように立ち現れる。そういった印象を抱いた不思議な作品でした。
このSSのテーマを考えるなら、それは現実というものを描いたに他ならないでしょう。が、作者の方がそのことに対してどんな想いを抱いているかまでは読み取れませんでした。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- 日常を切り取ったSSなんですが、饒舌過ぎるような感じを受けました。
何が饒舌かというと、あまりに語りを入れすぎだと思います。作者の方が一歩前に出ると、大抵の読者は一歩後ろに下がってしまうものです。そして僕もその一人でした。
最後の「叶わずとも」なんて言葉はなかなか格好いいのですが、全体として言葉が多すぎるため、どこか陳腐さを感じる表現が多いように思いました。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:4)
- ありがちな話。したがって拙いという部分も見あたりませんでしたが逆に目を引く部分もありませんでした。
題名はちょっと気になります。本文と関係は無くは無いのですが、どうしてこの題名だったのか、教えて頂けると幸いです。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- これも、テーマは悪くないのでもっと書き込めば感動的なお話になると思うのですが。
情景描写を増やす。心内文を入れる。何気ない動作もしっかり書く。こういった部分にまだまだ書き込む余地はあると思います。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- 読み終えた時叫びたくなりました。
「すばらしい。よくぞ名雪の心情をここまで捉えてくれた!」
逆に言えばそれに終始する作品なのですが、これだけきちんと彼女の心情を描く作品は貴重です。
- 057 miss understand (採点:3)
- 今回、この手のSSが多かったように思います。似たようなテーマのSSが多い作品は、当然競争率も高くなり、採点も厳しくなります。
このSSは同じような他のSSに比べて、展開の山となる部分がない。代わりに心内文が多い。
同じような状況を与えられれば、大抵考えることは同じです。ですから心内文よりも展開や状況描写の方に容量を裂いて欲しかったと思いました。
- 058 カレンダー (採点:5)
- 最後の1行が見事にこの物語を要約しています。
本当にただそれだけの話なのですが、どこかほのぼのとして暖かさを感じさせる内容でした。
しかし、この作品を書いたのが男性だとは思いたくないのですが(笑)。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:6)
- 最後の「違う!」 あんまり説得力ないですね(笑)。
ということはさておき、実は結構ツボにはまった作品だったりします。なるほど、謎ジャムはこういうことだったのか〜。と納得できる解釈でした。
さて、秋子さんが持ち前の才覚で超一流のカップラーメンを作ったとき、どんなめくるめく味の世界が広がるのでしょうか?
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:3)
- 一見問題ない作品とも言えますが、ここでは作品内での香里の行動を追ってみたいと思います。
1.孤独な名雪を置いて、一人で帰る
2.「じゃあ百花屋はまた今度にして今日は公園に行きましょうか」
3.叫ぶ名雪に平手打ち
4.名雪が保健室に入ると、抱きついて「大丈夫だった?名雪に何かあったら……私……私……」
これだとかなり身勝手に思えてしまいます。親友なんですから、もっと名雪のことを見てあげられるのではないでしょうか?
- 061 ばかんす (採点:3)
- 大変明るく楽しい作品でした。ですが、こんぺの場では相対的な作品としての出来を判断して点数をつけさせて頂きます。
ギャグとしても、ほのぼのとしても中途半端の感が拭えませんでした。
- 062 さくらのころ (採点:5)
- 最後の一言はなかなか決まっていました。
祐一ならそれが誰の悪戯なのかわかるような気もしますが、やっぱりわからないという方が妥当なのでしょうね。初めて成功した真琴の悪戯、少し悲しいです。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- どこからつっこめば良いやら(笑)。
普段からあゆの心の中のほとんどは祐一とたい焼きに占領されている、それは空気中における酸素が占める割合よりも多い。
間違ってはいないんですが、窒素の方が良かったんじゃないかとか。
1月7日はとても大切な記念日であるのだ。誕生日よりもクリスマスよりも大切にしたい
これも間違いというわけではないけれど、作者の方はあゆの誕生日は1月7日だということを忘れているのだろうかとか。
あと、全体的に誤字が多いです。こういった細かいところを訂正していくことで、作品としての評価はぐっと高まります。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:3)
- お約束のオンパレードでしたね。こういう予定調和的な内容もいいですが、ちょっと捻ってみたらもっと良かったかも。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- これはタバコを吸ったことのある人にしか書けない作品ではないかな? しかし悪い香里ですねえ(笑)。
多分こういう作品に嫌悪感を抱く方は多いんじゃないかと思います。この感想の前後にきっと「ウエイトレスが高校生に見える相手を喫煙席に運ぶとは思えない」「Kanonじゃない」「本編で香里は、栞が死んだら街を出て行くことを暗示している」とか言った批判の書き込みがあることでしょう。
しかし、これだけリアリティのある作品はそうそうありません。キャラの造形も見事。
やや嫌煙家気味の私から喫煙するSSへ8点のプレゼント。
- 066 1M (採点:5)
- オトメゴコロかあ。
人との距離にもお国柄があるという話を思い出しました。基本的に赤道に近い国は身体がくっつくくらいに顔を近づけて話し、北の方にいくに従って話すときの距離が離れるのだとか。
ところが、日本は実はかなり赤道に近い国なのに、ロシアよりも他人と距離を空けて話すそうです。なんと、恋人と語らうときも1m以上距離を空けるのだとか。
ちょっと寂しい気もします。
このSSの名雪は、そんなことを気にせずおもいっきり祐一とべたべたしてもらいたいな(笑)。
- 067 ポイズン・キッス (採点:3)
- 微妙に壊れた3人がどこかユーモラスです。
題名からオチは予想できましたが、この作品の場合それも良かったかと。
ただ、どのギャグも今ひとつだったのが残念でした。
- 068 風にドレスを (採点:9)
- この作品で特筆すべきなのは素晴らしい色彩感覚。これは武器になります。是非磨いていって下さい。
そして、それに支えられた暖かく、どこか寂しいストーリー。Kanonとは殆どなんのつながりもない少女は、実は真琴の最後のシーンを見ていたのですね。
真琴にブーケを渡した少女は成長して、恋をして、結婚してまた別れて、今度は(受け取ると次に自分が結婚できるという)ブーケを受け取って。そうやって幸せと別離は繰り返されていく。それが真琴シナリオにあった命の流れにも繋がっているように見えてとても良かったと思います。
- 069 金魚 (採点:3)
- どうせなら中編に出して、この先も描いて欲しかったです。
状況説明は十分でしたが、描写が不十分なように感じました。
- 070 前を向いて (採点:4)
- 美坂チームの友情で、名雪が立ち直る話ですね。冬の日差しには夏とは違った暖かさ、明るさがあります。いい着眼点だと思いました。欲を言えばもっと物語としての盛り上がりが欲しいです。短編にこれを期待するのは酷だとは思いますが。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 主人公の意外な正体にはびっくりさせられました。
きっとその歳の春には、切り株からひょっこりと小さな芽が顔を出しているのでしょうね。
- 072 傷痕 (採点:5)
- 「証」という名の、この作品とよく似た有名なSSがあるのですが、やはりそれの二番煎じに感じてしまいました。
会話については、今回こんぺでも指折りの面白さでした。
- 073 親友体制 (採点:5)
- 最後は祐一×舞&佐祐理×一弥 ということになるのでしょうか?(早すぎる)
後半、若干描写が足りないような気がしましたが、ありがちに止まらないなかなか面白い物語でした。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 悪くないのですが、真琴編後に美汐と祐一のロマンスというのはこのこんぺでは花形のジャンルで、当然評価も厳しくなってきます。
キャラクターは良く掴めていますし、状況説明もしっかりしているのですが、描写が少ないために骨張ったSSになってしまった感があります。それと、いくら何でも素直すぎる展開だったので、少しは読者を裏切る展開を混ぜても良かったかも。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- 色々あるから人生面白い。というのはその通りですね。
でも、辛いクッキーを栞に食べさせるのは少し意地悪かも。まあ、辛いモノが本当に苦手だと知っているので、それほど辛いクッキーを食べさせたわけではないでしょうが。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- 実は推理じゃなくて小ネタの連発なんですが、これがなかなか面白い。視点が一風変わっているので、本当に推理を書いても結構いけたのではないでしょうか?
だがっ、作者さんは重要な視点を忘れているっ。生徒たちの所有物が剥き出しになっているなら香里の生理用品に目をやるのは男として当然の義務ではないかっ!!!
……ごめんなさい。
- 077 盲目考察 (採点:3)
- 佐祐理さん怖っ。
かなり語りの要素の強い地の文でしたが、それも彼女を描く際に一役買っているかもしれません。
あゆに難しい精神用語を使ったり、佐祐理が祐一の心を強く奪っていたり、色々と突っこみたい点は残りますが。
- 078 反転少女 (採点:3)
- 要は性格が逆転するというネタだと思うのですが、佐祐理と舞だけは性格ではなく関係が変わったということでしょうか? 佐祐理は元々こんな奴だったという気がしますし(笑)。
ところで「なるほど・ザ・ワールド」というのは微妙なネタですね。僕は覚えていましたけど。
- 079 フワリ (採点:4)
- 不思議な感覚のする作品でした。描写は悪くないのですが、分量がやや足りなかったように思います。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- 僕は個人的に、こんぺでの「ファンタジー」という言葉に思い入れがあったりします。そして、名雪にはもっと思い入れがあります。ですからこの作品は真っ先に読ませて貰いました。
さて、作品はありがちながらも非常に良い出来でした。キャラもよく掴めています。一文一文に作者さんの思い入れが伝わって来る思いでした。
ただ、裏返せば思い入れが大きい分、若干文章が重たく感じられました。また、これも作者さんの幸せに対する思い入れだと思うのですが、本編では消えるはずの真琴がいるなど、少しKanonの補完としては逸脱しています。
以上の欠点があるためにこれより大きい点数はあげられませんが、これだけ想いのこもった作品にはなかなか出会えるものではないです。
とても暖かい気持ちになれました。読ませていただいて、ありがとうございます。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 女性の方の感想も伺いたいと思う作品。男の僕から言わせればゴテゴテのケーキはあまり好きではない。むしろずっしりと重たい饅頭のほうが好きなのですが、やっぱりこういうのは女性のあこがれなのかなあ。
○少年M さん
- 032 make bread,eat shorts (採点:10)
- 不覚にも笑った。敬意を込めてこの点数をささげたい。
○神城蒼 さん
- 078 反転少女 (採点:1)
- ……許容範囲外。
「……まさかな、SSじゃあるまいし」「しかし、これはSSだった」「あの〜、読者の皆さん」
言い方が悪いだのなんだの後から言われるのを承知で、言わせてください。
この手の手法が読んでて一番ムカツキます。
残ったのはその腹立ちと、結局なんでこんな事態が起こったかという疑問。まさか、「SSだった」ですべての理不尽は解決、ってことですかね?
○杉田俊輔 さん
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:7)
- 例え犯した罪が消えなくても、幸せになることは赦されるでしょう。何故なら、その罪を赦すのは一弥ではなくて、佐祐理さんたち自身ですから。いいお話でした。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- 話としては結構好きですけど、会話文が多すぎて誰が話しているのかが分かり難いです。結果、読みにくい印象が強いかと。
- 015 in the room (採点:5)
- 素直に面白いと思いました。
- 016 月色の涙の想い (採点:7)
- 北川がいい男過ぎます(笑)。こういう話は好きですし、読んでいて知らず知らず引き込まれました。ステキなお話だったと思います。
- 019 Hello, Again. (採点:8)
- ストーリーとして完結したわけではなくて、むしろ物語の冒頭部分といった感じの内容でしたし、「短編」として評価するのは難しいです。でも、これから先紡がれるだろう物語への期待も込めて、この点数を付けました。
この続きのお話を読む機会があれば、是非読んでみたいですね。
- 022 アンバランス (採点:8)
- 栞の存在が美汐にとっての救いになればいいなぁ、とか考えてしまいました。とてもステキなお話だったと思います。誤字がなければもっと良かったのですが。読み始めて5行目の誤字はさすがに気になってしまいますよね。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:6)
- らしいな、と思いました。香里らしい、と。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 実際はよほど北に行かないとダイヤモンドダストは見れないと思いますが、でもこういう奇跡もいいかも知れません。いいお話でした。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- “No. I must not be happy.”一弥の問いにそう答えた佐祐理の葛藤というか不安というか強迫観念というか、自分は幸せになるべきじゃないという佐祐理の考えには、ちょっと悲しくなります。でも僕は、佐祐理さんも幸せになっていいと思います。幸せになって欲しいと思います。そんな風に話が終わったのは素直に嬉しかったです。ステキなお話でした。
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- 真琴が帰ってきたときの、美汐の気持ち。それは美汐SSを書く上での大きなテーマの一つだと思うのですが……本作のような昇華がいいのかも知れません。そう思います。ステキなお話でした。
- 039 さかあがり (採点:6)
- 話としては良いと思います。ただ、行を空ける意味がよく分からなかったですね。間が空いてる分、なんだかぶつぶつと話が切れてしまっているような印象を受けてしまいました。
- 058 カレンダー (採点:8)
- 思わず読み込んでしまいました。文章全体の雰囲気が良かったんでしょう。祐一と美汐が2人で真琴の部屋を片付けている情景がありありと思い浮かびました。ステキなお話だったと思います。さらに、単純ながら内容にぴったりとハマるタイトルが秀逸でした。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:6)
- 面白かったです。笑えました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:9)
- これだけ短い文章で、ぎゅっと心を掴まれたような感覚。文章的なセンスもさることながら、香里と名雪、2人の会話の様子と心情、はっきりと読み取る事ができて、良かったです。ステキなお話でした。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- まるでお伽噺。……でも、そんな話だからこそ、Kanonの世界に違和感無くマッチしているんだと思います。僕はこういう話、好きです。ステキなお話でした。
- 074 キエナイキモチ (採点:6)
- 美汐の葛藤。消えない気持ち。それは分かるんですが、あまりにもありふれたラブストーリーに話が終始してしまったのは少し残念でした。こういう話、嫌いではないのですが。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 素直に「面白い」と思いました。こんな話もアリなのかなと。展開が少々強引だったような気はしますが。
○瀬を速み さん
- 002 コンクール (採点:5)
- 説明とセリフが固まりすぎているのがは気になりましたが、全体的にまとまりのいい作品だと思います。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- 幻想的な展開に魅せられました。「お前を愛してる」のインパクトは強烈で、思わずジーンときました。
ただ、そのあとの佐祐理の返答は必要なかったと思います。父親は例え娘の愛が自分に向けられなくても、
自分の愛情を貫き通すということをやめなかったでしょうから。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- 全体的な流れは良かったのですが、シリアスな流れを家族の会話によって打ち切る必要はなかったように思います。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 強烈な甘さは嫌いではないのですが、終始それが続くと少し飽きてしまうのでは、と思いました。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 出だしの上手さに引き込まれるようにして一気に読んでしまいました。
「みしお」がどうなるのか、はとても気になりますが、最後の希望的観測に救われる気分です。
春、来ますよね?
- 022 アンバランス (採点:8)
- 暖かい作品でした。読後感がとても良かったです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- やはり「香織」の誤植が強烈過ぎて・・・
日常の描写が上手かっただけに残念です。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:4)
- 二人の気持ちに重点が置かれすぎているために、物語の進行があまりなかったのが残念です。
- 028 再集合カノン (採点:7)
- 非常に難解というか、いや、僕がバカといry(爆)
最後の一文はいまだわからず、です。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:10)
- ちょっと、どう感想を述べればいいのかがわからないほどです。
ただ、「短編かくあるべし」というのが、どういうことかを教えられたような気がします。
「虚構の日常」を舞台にして、敢えてそれが崩壊する過程まで描かないという、一歩間違えれば
未完成になりかねないところを、こんなにも自然にやってのけてしまう技術力の高さも多いに評価すべきだと思いました。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- 真琴は戻ってきたんだ(爆)と信じてやまないのですが、
最初からそれを持ち出すと、どうも「真琴が帰ってきたことの重み」が
軽くなってしまうような気がします。
でも、雪つかみ、いいですね。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- スレスレできましたね(笑)拍手喝采です。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:4)
- すいません、激甘で耐え切れませんでした(爆)久瀬などの扱いがギャグだったので、
話がギャグと恋愛の二方向に少しぼやけてしまったよう泣きがします。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- 文章の流れの安定度が高かったのは好印象だったのですが、奇跡の話は少々意外性にかけていたように
思います。
- 037 猫とともに (採点:6)
- テーマが「残された者たち」であることにいま気付きました。
秋子さん、強いですよね。
- 038 PLAY (採点:6)
- 祐一と香里の駆け引きはとても良かったです。香里が終始祐一を振りまわす描写がとても印象に残りました。
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- ナレーションがあゆの母親、というのは斬新なアイディアだと思います。
ただ、五月五日は「あははー」の彼女と誕生日が同じ様な気が・・・
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 単なる救いのない話とは一線を画している名作だと思います。
- 049 時計の針 (採点:7)
- 「腕時計」と「心の時計」の関連性をもうちょっと持たせて欲しかったです。
全体的に安定した文体で、安心しながら読めました。
- 051 むかしばなし (採点:5)
- 昔語りの雰囲気が良く出ていたのですが、舞が自分の祖母を悪く言うかなぁ、ということに疑問を感じてしまいました。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- 二人の心境、会話で物語の殆どを構成してしまうという、離れ業をやってのけている点に脱帽です。
- 056 写真のわたしと今の (採点:5)
- 思い出によって祐一を愛することを恐れる名雪はすごくよくわかるのですが、
七年前の記憶によって自分の感情を再確認するのはすこし違和感を感じました。
- 057 miss understand (採点:8)
- ほろ苦いです。もう戻れない過去を引きずらずに、前へと進む姿勢が描かれていて、心を打たれました。
- 058 カレンダー (採点:10)
- ミシオスキー。
・・・これだけじゃ、ダメですよね♪(核爆)
「日常」をテーマにした作品の中ではもう、これをダントツに推します。
「真琴がいなくなった後に美汐とくっつくのはおかしい」という意見をよく見ますが、
(ぼくはそのことについてはあまり気にしない派なのですが)
それに対する一つの答えの形がこれなんだ、と一人勝手に(あくまでも勝手に)解釈してしまいました。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 好みの問題かもしれませんが、もうちょっと登場人物の心情に切り込んで欲しかったです。
悲しい結末なのに、どこか心温まる。とても上手い収束だったと思います。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:5)
- 暑さの中で熱いことをやって暑苦しくなるという、暑さ熱さの大安売りですね(爆)
こういう展開、好きです。ただ、ここまで強烈にかましてくれたので、少し説明口調が余計だったような
気がします。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- 二人の登場人物の対称性が上手でした。
- 066 1M (採点:5)
- 学校の部分の描写はリズミカルで良かったのですが、個人的には、
後半部分の盛り上がりがもう少し欲しかったように思えて残念です。
- 078 反転少女 (採点:7)
- この作品に「なぜ?」と問うのは愚問でしょう。テンポのいい作品で、
不条理なギャグが後半に向かって加速していく面白さはツボでした。
- 080 ガラスの森 (採点:9)
- 今回のコンペの中で印象に残った作品の一つです。幻想的な描写に心を打たれました。
○青眼鏡 さん
- 002 コンクール (採点:5)
- 今からってところで終わった気がします。
内容はおもしろそうだったんですけど。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- なんかパッとしない感じでした。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- とてつもなく香里のイメージが変わりましたw
おもしろかったです。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- とても面白かったです。しかし、自分にとっては少ししつこかった気がします。
もっとあっさりしていたらよかったなと思いました。
- 016 月色の涙の想い (採点:3)
- セリフはうまいのですがその他が。
内容も、もう少しスムーズだったらよかったのかもしれませんね。
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- 未完成のままで終わっているような気がするんですが・・・
短編ではちょっと足りなかったようですね。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- 笑わせてもらいました(笑
○雪経 さん
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- 点数が10点までしかないことが残念に思うほどの作品だと思う。倉田親子の慙愧の念が非常に上手く表現されている。話の締めについても、ありがちな「二人ともが同じ夢」という結末ではないが、佐由理がこれから父親と同様に一弥に対する想いを変えていくであろうことは当然読み取れるし、よくまとまっていると思う。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 悪くはないが話の中身が少々希薄に感じられる。
- 015 in the room (採点:7)
- 設定が独特で面白いが、反面理解し辛いところがある。
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- 北川×香里のSSが好きなことも要因のひとつであると思うが、これと言って特筆すべき点がパッと浮かばないが、素直に楽しめる作品だと思う。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:8)
- 最後まで舞だと気づかなかった。この少女がいったい誰なのかを考えながら読めるのは、各々が思い浮かべた人物でストーリーを展開させることができて、作者としてはどうか分からないが個人的には好きである。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:8)
- 短く、ありきたりながらも名雪・祐一の会話のテンポもよく読みやすく、面白かった。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- よくある設定ながら個人的には好きな設定なので好感が持てる作品だった。
時事的なネタが含まれているのは、タイムラグが生じると問題があるかもしれない。
- 050 笑顔にすべてを (採点:4)
- 話自体は悪くないが、地の分の香里の口調にどこかしら違和感が感じられた。
- 057 miss understand (採点:10)
- 前半部分では、特に自分の高校時代の友人のことを思い出したりして、純粋に楽しむことができた。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:9)
- 秋子さんの意外な設定が非常に面白く、その設定が例のジャムや水瀬夫妻の馴れ初めまで、本編の内容に無理が生じることなくストーリーを展開させている。
途中の祐一による料理(?)指導場面のギャグも面白かった。
- 077 盲目考察 (採点:10)
- 非常に面白い作品だと思う。佐由理と祐一を同一視して書かれたSSは、個人的には初めてだったことも起因しているように思うが、少々難解な面も含めて何度も読み返したくなる面白さがある。
- 080 ガラスの森 (採点:8)
- 先の展開が容易に想像できることが残念だが、全体的にゆったりとした感じで読みやすく面白かった。
○戦秋 さん
- 004 冬は好き? (採点:2)
- このほのぼのとした雰囲気はいい感じなのですが、ありがちな話の上に起伏がありません。
もう少し話を長く、起伏を持たせたほうがよかったかと。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:9)
- 文章とかストーリー自体に特徴があったわけでもありませんが、なんだかこれ以上ないほどラブラブです。
こういう作品は好きなので高めに点数を。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- 話自体は決して悪くないのですが、最後のほうまで話の内容がつかめませんでした。
時間軸とかが少々わかりづらく、登場人物も微妙な感じがしました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:8)
- 最初はただのほのぼのSSと思っていました。
が、最後の落としでびっくり。
しかも、あえて具体的な言葉を使わなかったのはすごいです。
- 051 むかしばなし (採点:3)
- 話の雰囲気はいい感じです。
が、SSの要素がテレビ局のところだけで後は本編の焼き直しをしただけでは少々物足りない気がします。
- 061 ばかんす (採点:5)
- ギャグはさえていてなかなか面白かったのですが、つっこみ役がおらず暴走しっぱなしという印象を受けました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- 萌えですか・・・
なるほど・・・祐一はその属性があったので栞に最初ああ言ったんですね・・・(違)
最初から最後まで笑いとおしでした。
祐一と栞のラブラブし具合とそれに振り回されつづける香里は見ていて笑いを禁じえません。
とりあえず、最高級の作品かと。
- 067 ポイズン・キッス (採点:9)
- 舞がかわいいです。祐一は・・・普通の男です。
とにかく、風邪という状況の中でああいった行動に及ぶ祐一はさすが。
たいてい他のSSでは舞がそっけなく振舞っておしまいなのですが、このSSの舞はかなりいい雰囲気出してました。
そしておまけ。秋子さんの言葉に爆笑しました。
惜しむらくは佐祐理さんがこない理由がすこしおかしかったこと。
舞が風邪とあらば佐祐理さんは生徒会じゃなくて学校休んでもいくと思いますし。
ただ、ほのぼのとちょっとしたユーモアにが含まれている、かなりの良作であったと思います。
- 076 殺意のプールサイド (採点:4)
- この祐一と香里、祐一と名雪の掛け合いは面白かったのです。
ですが多少、が多すぎるかと。
、はもう少しいい区切りで打たないとかえって文が読みにくくなります。
それと、名雪や香里が祐一の地の文とセリフ両方に反応していたのはどうかと。
自分はオリキャラは好きではありませんが、ここでは盛り上げのために使われていたのでいいと思います。
ただ、できればオリキャラじゃなくてほかのヒロインとかにしてもよかったかと。
- 078 反転少女 (採点:6)
- かなりぶっ飛んだ感じのSSですね。
なるほど、キャラの性格が反転したらこうなってしまう、と・・・なかなか面白い発想です。
が、祐一がSSの中でSSというのは問題があるかと。
あと、最後までフォローなしというのが気にかかりました。フォローしないと何がなんだかわかりません。
○蒼 さん
- 028 再集合カノン (採点:2)
- 短編ということで話を起承転結でまとめるべきものをまとめていない、読み手に対して不親切すぎる
○村人。 さん
- 017 FREE (採点:10)
- ぁぁぁ。これ大好きです。てゆか大好きです。きっとそれは恋。
それぞれのツッコミもナイスです><
二人とも可愛いなぁ…もぉ
- 032 make bread,eat shorts (採点:10)
- 面白すぎです>< 爆笑まくりでした
淡々としたテンポがなお素敵過ぎます。最高です。
一言がキきます……
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:9)
- 幸せで素敵です…
ただこれだけの話、なのですがとても気持ちいいです。
優しさが溢れてます^^)/
- 067 ポイズン・キッス (採点:9)
- 祐一くん…グッジョブ('-^*)b
きっとどこまでも強く生きられることでしょう(遠い目
- 075 始まりの日 (採点:9)
- なんとなくさらーっと流れていった感じだったのですが、
読後感ですっきりした気持ちいいものがありました。
ずっと応援したくなる二人です^^)/"
- 076 殺意のプールサイド (採点:10)
- 大好きです。楽しい楽しい♪
心底から楽しそうな祐一くんに萌えー
- 081 ボーイフレンド (採点:9)
- か……可愛いなぁ……
「未来の彼女を」は明言ですねっ><
素敵でした^^)/
○村瀬香奈 さん
- 002 コンクール (採点:5)
- はじめまして。
継続は力なり。
ですね。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- はじめまして。
気がついたこと。
擬音について地の文に説明があるといいかなーとおもいます。
三点リードについては点数に影響していません。
- 004 冬は好き? (採点:5)
- はじめまして。
少し短いかなー。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- はじめまして。
タイトルがわからなかったので知り合いの関係ないひとに聞いてみたら、
「かーみーかーぜーのじゅーつー」
だそうです。
よくわかりませんが回文のタイトルと最後の行があっていて面白かったです。
- 007 思い出 (採点:5)
- はじめまして。
気がついたこと。
地の文についてすこし。
「こんこん、と扉を叩いた。」
「扉を叩くとコンコンといういつもの音がした」
などという描写をつけるといいかなーとおもいます。例えば、ですけどね。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- はじめまして。
北川さんいいひとです(T_T)
気がついたこと。
一行あけは少し読みづらいと思いました。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:5)
- はじめまして。
佐祐理さんのお父さんは悪役に描かれているか、あるいはそういうイメージがある
のですが、好印象のお父さんですね。
現実でも大抵の父親は子供にとって極めて悪役になることが多いですが、フィクション
の中ぐらいはそういうイメージに囚われないほうがいいのかもしれません。
気がついたこと。
冒頭が整形うまくいっていないのでちょっと気になりました。
評価には影響していません。
システム的な問題ですしね。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- はじめまして。
バラバラになることにセンチメンタルな香里さんが可愛いです。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- はじめまして。
きがついたこと。
地の文が少ないのは会話の間を重視しているとは思うのですが、もうちょっと多いほうが読者は喜ぶかもしれません。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- はじめまして。
気がついたところ。
入れた空行のとこでリズムが途切れてしまうきがします。
途中までは普通に読めましたけれど。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:6)
- はじめまして。
文章構成プラス一点です。
少し状況が読みづらかったのですが、短編なのでしょうがないかもしれませんね。
- 015 in the room (採点:8)
- はじめまして。
独特のセンテンスに好感を持ちました。
構成もセンスが良いです。
追走曲は「追想曲」ではないのは意味がありますか?
- 017 FREE (採点:6)
- はじめまして。
シリアスジャンルを見て「どっかーん!」で少し拍子抜けをしましたが。
お話を読んで、あぁシリアスだ、と思いなおしました。
香里さんが良い人でなんだか和みました。
気がついたこと。
少し名雪さんが香里さんに告白する百合な展開かと期待してしまいました
がそれはかなりわたしが間違っていると読後に思いました。
ごめんなさい。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- はじめまして。
……そうですね。
少女漫画はハッピーエンドのあと、どうなったんでしょうね。
水色時代の続編読んだことありますが、子供時代の色々なものが思い出されて
微妙に複雑でした。
関係ないですね、ごめんなさい。
天野さんがしれっと言う表情がうかぶようでした。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:5)
- はじめまして。
フラれネタ二本目読みましたがこちらはえーと香里さんと祐一さんですか。
うーむ。この世界の栞さんのこと、気にしちゃだめですか。
改行がちょっと気になりました。
- 021 隠された想い (採点:4)
- はじめまして。
気がついたこと。
名前「・・・・」地の文、はゲーム準拠だとは思うのですが、個人的基準からマイナス一点。
ごめんなさい。
- 022 アンバランス (採点:7)
- はじめまして。
栞さんと美汐さんの出会いの始まりのお話という点で無条件にプラス1点してしまいました。
文章の構成も落ち着いたまとめかたもよかったです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- はじめまして。
気がついたこと。
北川さんが語り手ですが「オレ」であるといいかなーとおもいます。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- はじめまして。
段落ごとに主語(主人公?)が代わっているようでちょっと捉えづらかった
です。お話自体は綺麗にまとまっているようにおもえますが、もう少し長め
で読んでみたいな、と思いました。
妹に思いを寄せていたひとからの告白を保留するのはよくわかります。
なんとなく。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- はじめまして。
綺麗なお話でした。
夢オチでおわらなくてよかったです。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- はじめまして。
綺麗で少し悲しいお話でした。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- はじめまして。
アムネジア、見ました。
途中のシーンで家族との間にきまづい空気が流れたのを覚えています。
……とかいうのは関係なく短編でよくまとまっていたお話でした。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- はじめまして。
タイトルどおりですね。すんなりと読めました。
気がついたこと。
ジャムネタは危険かもしれません。色々な意味で。
秋子さんは亡くなってしまったという設定なのでしょうか。
名雪エンディング後のお話で、それはちょっとだけ苦しい気もします。
勿論可能性としてはあるのでしょうけれど。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- はじめまして。
……えーと。
笑ってしまったのでプラス一点です。
うう、笑わないように心を込めて呼んだのに……
おかあさんごめんなさい。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- はじめまして。
注釈は親切ですねぇ。
説明しないのも短編では一つのテクニックかもしれませんが、説明はあったほうがいいかも。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:6)
- はじめまして。
途中で読んでの評価は五点だったのですが、
「ボクのスタートライン。」
というフレーズが気に入ってしまったのでプラス一点です。
ハートのーすたーとーらいんー。
という歌を知り合いの男の子が歌っていたのを思い出しました。関係ないですね。ごめんなさい。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- はじめまして。
祈り届くとよいですね。
気がついたこと。
一行あけは読みづらいと思いました。
- 039 さかあがり (採点:6)
- はじめまして。
逆上がりに美汐さん、という組み合わせにアイデア点一点です。
- 040 青い空を見上げて (採点:5)
- はじめまして。
ですます口調の文章を読むとき、読者は二通りに別れる気がします。
語り手に興味を持つ場合、内容に興味を持つ場合。
後者の場合、ですます口調は地の文としては鬱陶しいと思うひともいるようですけれど。
語り手イコール登場人物の語りかける相手、であれば読み返して納得、なのかもしれません。
気がついたこと。
三点リードは二つ一組のほうが見やすいかもしれません。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:7)
- はじめまして。
短編としてきれいにまとまっていると思います。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- はじめまして。
秋子さんが悲しいです。
そういう男のひともいるのでしょうけれど。
それでも悲しいです。
本編での物語上の「父親不在原理」はこういうところに出てくるのだなぁと思いました。
- 043 未来には・・・? (採点:5)
- はじめまして。
祝福してくれない気もします。
むしろ拗ねるかも。
……それはおいといて、気がついたこと。
行開けが少し読みづらいと思いました。
- 044 − 光幕 − (採点:5)
- はじめまして。
独特の形式にちょっと戸惑いましたが段落によってはそれが違和感で文章に集中できないきもします。勿論ひとそれぞれだとおもいますけれど。点数には影響していません。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:5)
- はじめまして。
ちょっとコメント難しいですが、まぁギャグ作品ニガテなので感想なしです。ごめんなさいっ。
- 046 影 (採点:5)
- はじめまして。
気がついたこと。
一行づつあけるのは少し読みにくいかなぁ、と思いました。
- 047 あゆの風 (採点:5)
- はじめまして。
「あゆの風」知識に5へぇ、というかんじでした。
- 048 Raining (採点:5)
- はじめまして。
途中までは微笑ましくてよかったのですが、途中から何か違和感が。
えーとなんだろう。
うまくいえません。ごめんなさい。
- 049 時計の針 (採点:5)
- はじめまして。
気がついたこと。
過去のこんぺ作品でもありましたが、
「○○町から〜」
というのは、
「――からお越しの〜」
みたいにぼかしたほうがいいかと思われます。
点数には影響していません。
- 051 むかしばなし (採点:5)
- はじめまして。
なんとなくあらすじを読まされてる気分で落ち着かなかったです。
読み込みが足らないのかも。ごめんなさい。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- はじめまして。
天野潤、というのは天野さんと結婚したという北川さん、の意味ですか?
それともオリキャラ?
- 053 散葉咲華―another home― (採点:8)
- はじめまして。
綺麗な文章だと思いました。
「色素の薄い〜」のあたりの言い回しのところ。
秋の陽に照らされたあゆちゃんの髪の毛を見ている誰かのような。そんな気分になりました。
最初あゆちゃんの内面とイコールだった地の文が、三人称(というか祐一さんと合一した)
ものになりますが、違和感はありませんでした。
綺麗に終わっていますし、短編というよりは印象として掌編というかんじです。
さっきからあゆちゃんの話ばっかり読んでますが、能天気な彼女より、欠落に
悩むほうが好みかな、と思います。
あなたはどうでしょうか?
- 054 another grey day in the big blue world (採点:5)
- はじめまして。
いきなり夫婦喧嘩が始まっていてびっくりしました。
気がついたこと。
結婚してだいぶたったのでしょうか。「祐一さん」と呼ぶのも状況からしてあるかもしれませんが、そのあたりもうちょっと書いていただけるとうれしかったかもしれません。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:5)
- はじめまして。
リリカルな印象を持ちました。
気がついたこと。
行頭はあけたほうがよみやすいです。
チャイムの音は「チャイムの音が鳴った」としたほうが文章が締まる気がします。
- 056 写真のわたしと今の (採点:1)
- はじめまして。
えーとこういうのは、現代詩と言うカテゴリで捉えたほうがいいんでしょうか。
内容はわかりますが、判定外と言う意味で一点を。
- 058 カレンダー (採点:7)
- はじめまして。
最後の一行がセンスが良いと思ったので加点です。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- はじめまして。
最後の段落のノロケににこにこと笑わされてしまったのでプラス一点です。
文章が全体的に面白かったのでプラス一点です。
名雪の一人称は多分変換ミスですか?
これがなければプラス一点だったかも。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:5)
- はじめまして。
擬音は地の文と一緒につけてどれぐらいの音がしたか、を描写するとより痛いなぁ、と伝わる気がします。あとは行頭あけていただければプラス一点でした。
- 061 ばかんす (採点:5)
- はじめまして。
ギャグですから久瀬さんの扱いについてはノーコメントの方向で。
点数には影響していません。
- 063 二人の記念日 (採点:5)
- はじめまして。
わたしが最初に読んだのはこれでした。
とはいってもシャッフルリストがあなたのお話だったのですけれども。
でも、あゆちゃんと相変わらずおかしい祐一さんとのお話を読めてよかったです。
他のひとは「ありきたりだ」とか「またくいにげですか」とかいわれるかもしれ
ませんけれど。
それでも、こうしたお話は読んでいてほっとします。
気がついたこと。
「・・・」中黒の使用は「……」三点リードのほうがいいかもしれません。
! のあとは空けたほうが読みやすいかもしれません。
「だって、ボクうれしかたんだもん!」のところ。意図して「っ」が抜けたのか
そうでないのかわかりませんが、これはこれで可愛いかもしれません。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- はじめまして。
上手くまとめられてしまったのか言いくるめられてしまったのか、よく
わからない読後感でした。
ほのらぶといったらいいんでしょうか。
好きだな、と思わされてしまったわたしの負けです。
気がついたこと。
少し恥ずかしいのですが気がついてしまったので……
足が滑って後ろ向きに倒れると栞さんの下着を見るのは難しいような……
少し考えこんでしまいました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- はじめまして。
屈折した香里さん、スキです。
- 066 1M (採点:5)
- はじめまして。
気がついたところ。
一人称については他のひとも突っ込むと思うので言及なしで。
点数には影響していません。
- 068 風にドレスを (採点:6)
- はじめまして。
綺麗な文章ですね。
主人公さんは名雪さんでしょうか……?
秋子さんという解釈もなりたつかもしれませんが。
誰かがわかりづらくってちょっと減点です。ちょっとだけです。
マイナス一点ぐらい。
- 069 金魚 (採点:8)
- キタカオだー。
はっ。すみません。短編で初めてあったものですから。
はじめまして。
雰囲気がとてもよかったです。
- 070 前を向いて (採点:4)
- はじめまして。
詩というにしては地の文が多いので、とりあえず気がついたこと。
句読点と、行間のせいですこしよみづらかったとおもいました。
どっちか片方だったら減点しませんが、二つだったのでマイナス一点です。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:5)
- はじめまして。
ちょっと不思議な読後感でした。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- はじめまして。
栞さんエピローグのお話ですね。
真っ直ぐに祐一さんと絡めて書いた穏やかな話でした。
気がついたこと。
空白を多用していますが、少し効果が散漫になっている気がします。
区切り記号が使えないためなのではないかと思いますが。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- はじめまして。
……頭を使おうと身構えたけれど使わないでおわって良かったです。
良かったのかどうかちょっと複雑な気分ですが。
- 078 反転少女 (採点:5)
- はじめまして。
「SSじゃあるまいし」というのはよほどでないと使わないほうがいい気がします。
あるいはメタフィクションというよりはアイロニーをこめて、ならわかりますけれど。
○大谷晶広 さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- 香里の決断が、あまりにも簡単すぎです。今後の人生にも影響してくることなのですから、香里の性格を考えても、もっと慎重に判断するのではないでしょうか。書き方によっては見違えるかもしれませんが、現状では薄っぺらいな、というのが感想です。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- なんか納得できない。この点数をつけた理由は、それだけです。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:1)
- 論外、の一言で切り捨てたい気分。延々とキスシーンだけを描かれても面白くないです。
どうやら栞シナリオのアフターのようですが、その点を考慮すると、栞を選ばず香里を選んでいる祐一や、それを当然の如く享受している香里など、嫌悪の対象以外の何物でもありません。
もう少し考えて書いてくれませんか。
- 007 思い出 (採点:1)
- 率直な感想を言わせてもらうと、評価対象外です。
連発する誤字、伏線どころか意味すらない展開、投げやりなラスト。
読むに耐える作品を投稿してください。
- 015 in the room (採点:9)
- ゲームの舞台裏で、こんな会話が交わされていたとは……。
奇蹟に対するアンチテーゼ的なストーリーを描いて、見事成功している秀作です。お話を作ったというより、奇蹟の解釈を無理矢理お話に仕立て上げたような感覚が残るのが、唯一の欠点ですが、さほど気になりません。
お見事でした。
- 017 FREE (採点:5)
- 「どっかーん」という擬声語が、何を表しているのかよくわかりません。名雪と香里が同時に水に突入する際の音ですか? もう少し適切な言葉があったのではないでしょうか。
名雪の心情は、今ひとつはっきりしないながらも表現できています。が、何せ手垢に塗れたテーマなので、オリジナリティを追加すると良いと思いました。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 戯曲形式は認めない、というのが私の思想です。その思想の持ち主を唸らせるくらいの内容であれば、決して低得点はつけませんが、この作品にはそれほどの要素はないと判断しました。よって、この点数です。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- 決して明確に言葉にする必要性はないが、それでも作品には主題があるべきだと思います。そして、それをエンタテイメントの中で表現できてこそ優秀なSSです。この作品からは、その主題がまったく見えてきませんでした。換言すれば、「何が言いたいかわからない」ということです。それが、この点数の理由です。香里が嫌な人間にしか見えなかった、というのもありますが。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 幻想的な雰囲気に魅了されました。
ですが、話が表層的な部分にとどまっていると思います。祐一か美汐の心情をもっと深く描写するか、構成をさらに緻密にするか。書き込みが足りないと感じました。
- 028 再集合カノン (採点:8)
- わからん。まったくもってよくわからない。難解なのか、そもそも読解に必要な要素が文章中から抜け落ちているのか。どちらにせよ、面白かったのでいいんですが。
意味不明なのに面白い。これは、巧いことの証明でしょう。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 最後の場面で評価が下がりました。秋子の言動もおかしく、ラストシーンで一気に興ざめしてしまった感じです。それまでの幻想的な描写が素晴らしいものであっただけに、余計にその落差が酷いものに感じられてしまいました。丸ごとカットしてしまうと、逆に竜頭蛇尾になってしまいそうなので、もっと推敲して文章の精度を上げるとよかったと思います。
あと些細なことですが、題名の意味が結局わからなかったのが、少し気になりました。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- 前半は、ひたすら笑いました。
二つ目の文なんてもう最高。どうして、『いやんばかんえっちな展開』なんていう素晴らしい響きの日本語が書けるのでしょう?
町内に自慢話する秋子さんにも笑わせてもらいました。
後半、笑いのパワーが落ちてきたかな、と思っていたら、なんと最後はしんみりと終了。ギャグとしては竜頭蛇尾なのに、何故か不満感は微塵もなく、いい意味で作者の術中にはまった気が。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 祐一にたかるヒロインたちや、「はちみつくまさん」連発の舞、わかりにくいカタカナ言葉の多用、久瀬の軽視、祐一が生徒会長をしているという都合のいい設定、等々。全部嫌いです。だからこの点数になりました。
- 037 猫とともに (採点:6)
- いい味出しています。少し孤独で、幸せと断言はとても出来ない、でも穏やかな日々。好きです、こういう雰囲気。
ですが、少々あっさりしすぎかと。もう少し重厚に描写していけば、もっといい作品に生まれ変わると思います。扱った題材がいいものなだけに、残念。
ぴろを絡ませたのは大正解です。秋子一人では、けっして描けない物語だと思います。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:7)
- マーサという名前に不自然な印象を覚えてしまいました。美汐の言動も描写が表面的で、何も感じられるものがありません。少女とサーマの登場も、単なるご都合主義としか思えない。
綺麗な文体で、話としても面白い(パターンといえばパターンだけれど)ので、そのような部分をもっと掘り下げれば、格段にレベルアップする作品だと思います。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 幻想を解体する理論。これぞ探偵小説の真髄! ……じゃなくて。
狐が吠えて、空に光幕が翻り、これを二人で奇蹟だと思い込んで結ばれてお終い、という話なら、はっきり言って二点くらいになっていたでしょう。というか、途中までそういう話だと思い込んでいました。が、この作品はそれで終わりはしなかった。実は自然現象だったというオチの存在が、評価を圧倒的に高めました。
ユーモアっぽくほのぼのとしたラストが、いい読後感を誘ってくれました。やはり奇蹟は存在した、という結論もよかったと思います。全部が全部自然現象では、無味乾燥ですので。
- 051 むかしばなし (採点:4)
- オリジナルの要素は幾分入っているようですが、基本的に原作をなぞっただけなので、ストーリーに面白さを求めることが出来ません。誰が、誰に語っているのか、という謎があり、それが解明された瞬間にはハッとさせられもしましたが、それだけという印象も受けました。自分で創ったストーリーを扱ったほうが、より高みを目指せると思いました。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:10)
- 今回、唯一十点をつけた作品です。
華麗な文体は、内容を問わず読んでいるだけで面白く感じられます。そしてその内容は、あゆの心情をよく表せていると思います。祐一の「未来、だ」という台詞には、拍手したくなりました。ただ、これだけのものを書ける方なら、もっと掘り下げて書くことができるのではないか、とも思いました。
欠点を挙げるとすれば、動きが全体的に少ないので、緩慢とした雰囲気になってしまったこと。それと、題名は考える余地がある気がします。
- 061 ばかんす (採点:1)
- ロケットランチャーの連射や、H2での打ち上げを食らいながらも生存している久瀬。佐祐理よりよほど怖いです。
私は、久瀬には彼自身の正義が存在し、それが祐一たちのそれとは逆の方向に存在したが故に、ゲーム中で描かれていたような対立が発生したと考えておりますので、この作品は久瀬の扱いに不快感を覚えただけでした。
- 063 二人の記念日 (採点:1)
- 恋人と再会した記念日だからといって万引きをするような奴は、警察に突き出したほうが世のためかと。そのことしか頭にありませんでした。タイヤキに指環が入ってようと、後日タイヤキ屋の親父に説教されてようと、嫌悪感が薄れることもありません。祐一の想いの強さを表現するための演出だったのでしょうが、もう少し考えたほうがいいと思います。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- ビジュアルアーツつながり?
……それはともかく。
斉藤のキャラクターが強烈すぎて、他の部分にも良質のギャグが散りばめられていたにもかかわらず、後半は素直に笑えませんでした。祐一のことを兄さんと呼ぶ香里は萌えでしたが(笑)。最後に強力なギャグがあれば、点数はもっと上がったと思います。栞のぱんつにしても、前半で伏線を張っておけば違ったものに見えるはずです。
「留守番」と書くべき部分がすべて「おるすばん」になっているのは、芸が細かいと感じました。
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- どんどん暴走(というか妄想)していく祐一がひたすら面白かったです。着地まで完璧に決めて、これはもうお見事と言うしかありません。私的に一番ヒットだったのは、憐れみを感じることを禁じえない秋子さんだったり。
- 069 金魚 (採点:8)
- 香里の内心を逐次描写しているわけでもないのに、香里の気持ちが伝わってきました。語らせないことによる心中描写というものも存在するのか、と思い知らされました。
また、北川の一人称によるユーモアな文体が、いい感じです。欠点らしい欠点は見当たらなかったように思います。
北川が真面目に金魚の飼育方法についての論文を書く後日談なんてあったらよかったのに、と思ったり思わなかったり。
- 078 反転少女 (採点:4)
- 痕のおまけのパクりでないことを願いたいです。
性格を反転させるだけでは、ギャグとしては弱いと思います。性格反転の結果である奇行の数々を、面白可笑しく描写していけば、もっと面白いものに仕上がったかと。あと、「何故性格が反転したのか」という部分にスポットライトを当ててみるのもいいかもしれません(ジャムネタはやめてほしいですが)。
それにしても、トランプマンとは何者?
○竹仙人 さん
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 二兎を追うもの一兎も得ず。
それがなんともはや……
この「善」でしか構成されてないようなロボット達は一体……まさかギャグではないでしょうが……
せめて一ヶ月もつ事を祈ります。
何をどう考えても避けられない衝突、そして修羅場を経て、そこから始まるドロッドロの三角関係が見たいなァ。
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- ピッタリ嵌った人には効果絶大かもしれないです。
ただ自分は……進路とか卒業とか、めっさ適当でしたのです。というか今も……なのでピンと来るところはあまり。
そんなわけでして、香里や周りに関しては、そういうものなんだなぁ、と。
でも不自然さは感じなかったし、リアルに見えます。文章自体も味が出て、いいですね。
あ、いいな、って思った表現も何箇所かありました。
うむうむう。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- 久瀬に萌えました。
彼、最高。
- 017 FREE (採点:8)
- 雰囲気が、ツボでした。
題名ともマッチング。
なんとも軽やかな気持ちに浸れました。ナーイス。
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 少女漫画ちっくでいいですな。
はねっかえり娘と喧嘩して仲直りする、っていうシチュに無条件で弱いんですよ、自分w
ただラストが……もうちょっと気取らせて書いてくだされば、と……そこが残念でした。
なんだか投げやりっぽくてー。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 舞だから、救われましたw
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- ……すげぇ女だ(笑
祐一ってあんな優柔不断でしたっけ。一本気で実直な彼はどこへ行ってしまったのー。
かむばーっく。
- 032 make bread,eat shorts (採点:9)
- 下品で馬鹿で、どうしようもない作品。作品ではなくて筆者。
そして俺は、そんなあなたが大好きです。
『ねえ、ちゃんと風呂入ってる?』
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- ちゅんちゅんちゅん……ナイス。
ハイセンスさが心地良く、とてもまったり出来ました。
スロウペースで進行していく物語が、せかせかした気分を落ち着かせてくれます。
もう、お見事。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:6)
- そら、惚れるわ。
このくらいの強引さがあると、かえって清々しいですねw
退屈せずに読めました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:1)
- …………
いや、まあ……なんといいますか……
お話としては良く纏まってますし、構成も考えられているし、ツボもピンポイントで突いているから、きっと上位に行くのだろとは思いますが。
あの手の欲求が理解出来ないどころか大嫌いな自分としては、どうしても嫌悪感を覚えてしまうのです。
ネタとしても使えないくらい嫌いなので、ごめんなさい。
- 065 送り火/狼煙 (採点:6)
- なかなかに、グッb
ともすれば悪印象を与えかねない小道具を、それ自体の存在感は抑えながらしっかりと作中に織り交ぜてあったと思います。煙草を中心にしてあるけど、煙草自体はそこから色々派生させるきっかけにすぎなくて。
気取らせ具合が自分好みでした。
- 069 金魚 (採点:5)
- うぅん、凄まじいほどに王道です。
最後の最後でガクッときましたが(笑
まさしく可もなく不可もなく。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 無難だったと思います。
客観を強いられるよりも、シンクロして読みたかったかも……と、表層的な文面に当てられてしまったワタクシ。
他人のデートをただ眺めてるより、当事者になってみたかったかなあ、とか。
……お二人には、ごちそうさんですw
○電光刑事バン さん
- 003 NEVER TOO LATE (採点:4)
- 全体の流れとしては評価が高いが、その当時にメール通信のできる携帯電話が田舎町に普及しているかが疑問。現代の感覚なら普通のアイテムかもしれませんが、時代考証をしっかりする事がリアリズムの追及となります。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 北川が香里の事を好きだとするSSは多いが、なぜ北川が香里を好きなのかについて書かれた作品には、残念な事にまだ出会っていません。
この作品のように、ただそばで眺めているだけでは恋は実る事はありません。どうせなら北川×名雪を、同時進行で成立させるくらいの事はしたほうがいいかもしれません。
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- 内容的にはアニメ版のアフターストーリーで、話の流れ的にはアンソロジーコミックの内容そのまんまと言う感じです。ストーリーの構成は面白いと思うが、元ネタを知っている分興醒めしてしまい、オリジナリティが感じられませんでした。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:2)
- これは真琴エンド『帰ってこなかった』後のストーリーですね。堪能させていただきました。
ただ欲を言えば、美汐両親の描写がいらないような気がします。どうせまともに受け答えをしないのなら、削って秋子さんに相談するくだりを、名雪と祐一を交えてコミカルに演出した方がいいと思います。
基本的に美汐両親はオリキャラとなってしまうため、他の登場人物と比較しても存在感が無く、無理して出すよりかは、使えるキャラを最大限に活かしたほうがいいと思います。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- いわゆる久瀬ネタですが、SSでよくある悪の権化のやられキャラでも、無敵最強キャラでもなく、むしろラジオドラマのギャグキャラタッチで書かれているところが高評価です。
オリジナルキャラのうさぎがそのまま舞を髣髴とさせ、久瀬のやっている事が祐一よりもひどいと言うところもいいです。
ただ、結局うさぎも久瀬も斉藤も、登場キャラがオリジナルキャラでしかないのが残念でした。
- 018 あいとまこと (採点:6)
- やはり真琴は恋に恋する女の子なんだな、と言う事を再認識しました。
途中の美汐のお手紙がレトロでいい味出してます。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- 秋子さん死んでるのか。と言うのが最初の感想です。
名雪が髪を三つ編みにしているところからそうじゃないかとは思ってました。
このあたりの奇跡の解釈はアニメのそれに近いようです。秋子さんが意識を取り戻すのが奇跡。そう考えると名雪の奇跡は軽いとも解釈できます。
このあたりの評価に関しては平均点と言うところです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 佐祐理&舞のストーリーなのに、まったく関係のない名雪たちが出てくるのが評価が低いところです。しかも典型的な『買って、奢って、付き合って』パターンで、もう飽きました。
また、久瀬に関してもただのストーカー。祐一が生徒会長に選ばれると言う事は、基本的に選挙で久瀬も選ばれたはず。にもかかわらず、ただのストーカーとしての扱いなら出すだけ無駄。
結局評価できる点は北川×香里のカップリング成立理由のみとなります。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- 正直に言いますと、さっぱり訳がわかりません。
途中で何故か香里と美汐が仲良くなって、数学の数式で遊びだしてしまい、最後にはアイヌ神謡まで。
はっきりいってストーリーに統一性が無く、理解できませんでした。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:7)
- 真琴が帰ってきて何より。
やはり美汐との差はあきらめたか、あきらめなかったかでしょうか?
子犬と戯れる少女の描写もよかったです。
- 049 時計の針 (採点:5)
- 祐一×香里寝たとしてはスタンダードなところです。止まった時計と香里の心情をリンクさせたところは高評価です。
このあたりはカノン本編での名雪と止まった時計と、あゆとの邂逅との関連を連想します。このあゆと名雪の出会いが、あゆの止まった時間を動かすきっかけであると解釈すれば、止まった時計と動き出した時間の比較になって面白いと思いました。
ただ、欲を言うなら話の進行が急すぎてうまく乗り切れない点です。香里の一人称で進行するため、情景描写や祐一の心情などの描写が足りず、結局祐一がなにを目的として香里を誘ったのかがわからず、ラブかライクかがわかりませんでした。
単純にライクであるなら、祐一にこだわらずに、相方は名雪でも良かったと思います。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- 美坂姉妹のわだかまりを解く、と言う点では高評価です。
取り立てて欠点らしい欠点も見えず、香里の一人称というスタイルも、香里の心情を追っていく形でうまくまとまっています。
- 051 むかしばなし (採点:5)
- 最初読んだときは、あゆか名雪か舞のいずれかの話で、読み進めていくうちに舞だとわかりました。
作中に死者蘇生のエピソードがありますが、これは奇跡と呼べる範囲の中でも比較的ポピュラーなものです。日本の葬式の際にお通夜をやりますが、これは医師の死亡診断が出されてから二十四時間は安置しておかなくてはいけない事に由来しています。なぜなら、何かの拍子で蘇生する可能性があるからです。
また、作中で舞がウサギの傷を治癒させてしまいますが、これで『悪魔の子』としてしまうのは短絡的です。あの描写なら『奇跡の子』として病気や怪我の治癒を行わせるのが妥当だと思います。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:7)
- 今回はこれで収まっただろうけど、祐一の事だからまた浮気するんだろうな、と思ってみたり。
いっそのこと浮気相手が名雪とかだったらもうちょっと修羅場になりそうです。
まったくの余談ながら、このSSを読んでいるうちに、美汐の格好が和服に思えてしまいました。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- 真琴未帰還後のストーリーなんですが、全体的なテンポが悪く、そもそも美汐の存在意義が感じられませんでした。
裏を返せば、この後祐一は結婚二周年だ、三周年だと言って独身を貫いていくようにも思えます。せっかく美汐を出したのだから、二人の間に生まれる子供に世界で一つだけの名前を与える、と言うようなストーリーにすればよかったと思います。
おそらく真琴と思われる祐一への呼びかけはよかったのに、それが何の意味もないように感じました。
- 056 写真のわたしと今の (採点:7)
- 駅前のベンチでの祐一からの告白を、名雪がどう処理していったのか、その過程が見事に表現されています。
名雪の一人称によるモノローグ表現が良かったです。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:6)
- 全体的に流れがよく、テンポよく読み進める事がでました。
ただ欲を言うなら、内容的には目新しさが感じられず、以前読んだSSの登場人物を変えただけのように感じました。
- 063 二人の記念日 (採点:4)
- なんというか、あゆの自称が『私』になったり『ボク』になったりと忙しく、読みにくかったです。全体的なストーリーの構成はともかく、食物の中に婚約指輪を入れるというのは衛生上問題があるように思えます。
もっとも、欧米ではケーキの中に指輪を入れる風習もあるので、これはこれで可かと思います。
- 067 ポイズン・キッス (採点:2)
- 風邪はたっぷりと汗をかいて、誰かに移すと治る。王道ですね。
結果としてオチが読めてしまい、期待を裏切らない展開でしたが、もう少し『舞の胸がはだけてポロリ寸前』『それ見て祐一爆発寸前』とか盛り上げた方が良かったような気がします。
ラストの舞の淡々とした様子が、個人的には高評価です。
- 070 前を向いて (採点:1)
- ストーリーの流れ自体が、以前読んだ他の人の作品に酷似しており、オリジナリティが感じられませんでした。
天使人形発掘のエピソードや、細かい台詞回しまでそっくりです。
○吐迄宴 さん
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- どっかで見たような話な気もしますが、こちらはそう遠くない未来のお話ですか。(笑
美坂チームの解散を青く爽やかに描いたもので、解散とは言っても挫折や寂しさだけに留まらず
若々しい夢と希望に満ちているようですね。
ただ、惜しむらくはやはりボリューム不足。
ちょっと香里が幼い感じがするものの、そうした人物造形や雰囲気が好きになれそうだったのに、
好きになった辺りで終わってしまったのが残念です。
これでつまんなかったら、別になんとも思わないんですけどね。
短い話なればこそ、情景をうまく使って余韻を出した方が良かったのではないかと思います。
しかしあっさりとはしていましたが北川との別れは、そのあっさり風味がむしろいい感じでした。
お気に入りのセリフは、『そうか、んじゃまた水瀬んちでな』です。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- 犬も食わぬ痴話喧嘩、甘々のアフターエピソード付き……って感じですか。
普通に面白かったです。軽妙な文章が特にいいですね。つーか、真琴はやっぱりかわええですなぁ(笑
ただ、こういった話はやはり雨降って地固まるのがお約束。
その割には雨に相当する部分がちと弱いです。
誤解されるなり、こじれるなり……ともう1クッションが欲しかったかも。
パンチ力に欠ける以外には欠点らしい欠点もなく、いい感じに纏まっていると思います。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- くぁーっ、と読後に叫んでしまいそうな、そんなお話でした。
この手のお話はこんぺの外でも内でも飽きるほどの量があるわけで、ついつい見る目も
厳しくなりがちなのですが、これと言って文句の付けようがない完成度で来られると、
しかも、さりげに独自の世界観までも見せてくれた辺りが高得点の理由です。
情景の美しさ、掴みのギャグ、溢れるほどの幸福感を残す余韻と、実にお見事でした。
ああ、ごめんなさい今最終日の23:53なのでロクなこと書けてませんね(死
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- カッティングに失敗した宝石を見つけてしまった気分です。
と、やや残念な感想を抱いてしまいました。なんとも勿体無い。
テーマも、テンポや文章も悪くない。なのに読後には満足には至らず、もどかしさが残ってしまいます。
たぶんバランスが悪いせいと、ボリューム不足が原因なのではないかと。
前半の溜めが弱いんだと思うんですよ。テンポの良さにもつながっているので単純に
文章を増やせば良いってものではないとも思すのですが、それにしてもあっさりしすぎ。
折角の、探し物を見つけるというシーンに対してさほどのめりこめないんですよね。
別れのシーンもやや性急な気がします。前半のあっさり具合に反して、やや後半が長い気もしました。
何故生きているのか、の説明はもっと短くできた筈です。力を注ぐべき部分を間違えているのでは?
例えば、ですが前半にあゆが祐一以外の誰かと会って起こるエピソードなどを盛り込むなどして
それによってあゆの内面が見える、或いはあゆ自身に成長の萌芽を促進させるきっかけが欲しかったかも。
きっちりとあゆという女の子を描くためのストーリーにして欲しかったなぁ、と思います。
エピソードによっては世界観と齟齬が生じるかも知れませんし、まぁ、ここは好き好きなのかも。
ただ、読んでいて不愉快だったかと言えば全く欠片もそんなことはなく、個人的にはとても楽しめました。
特に『なんとなく、祐一君が何処に居ても見つけてしまいそう』を始めとした、「運命的な出会い」を
連想させるような如何にもKanon的なセンスの文章がとても心地よいものでした。
もうあと一歩で素晴らしいお話が書ける筈。(もしくは今回はちょっと調子が悪かっただけか)
今後も頑張ってくださいね。
- 042 覚えたての愛 (採点:3)
- テーマは面白いんですが、エンターテイメントとして決定的に面白くないのが残念です。
バッドエンド縛りにはカタルシスが希薄で、テーマのために楽しさを犠牲にした構成には疑問が残ります。
というか、中盤の秋子・真琴間の交流は何だったのでしょう? あれはバッドな流れに反しているかと。
真琴の人物像はそれらしく、微笑ましさ全開でなんとも愛らしいのですが、秋子さんがちょっと……。
まぁ、裏面を描こうとしたのですから、オリジナリティに溢れるほとんど別人になってしまっても
仕方ないのかも知れませんが、それにしたってあまり魅力的な人物像というよりは、
お話の都合を優先させたような造形で、ちょっと辟易させられました。
彼女はかつて失敗しなかったというわけではなく、失敗を糧にしたからこそ今の造形があったのではと。
原作での魅力である大器の部分と、実状である弱い女の部分が反発しあっていて、
裏面によって魅力が増すというよりはむしろ台無しになっている感じ。
ファンフィクションの一環である以上、相殺ではなく、相乗こそを目指すべきではなかったかと。
あと、ちょっと文章が読みにくかったです。せめてレイアウトがあっさりしていれば少々の難があっても
さほど気にならずに読めていたと思うのですが。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:6)
- 文章には粗が目立って読みにくいものの、その形式と内容自体はとても楽しく読ませていただきました。
独白調で淡々と語られるテンポがいいですね。レイアウトはかなり目に優しくないのですが、
読み進める内に引き込まれてしまいました。
あともう少しだけ文章自体が良ければ、この形式はもっと効果的に働いたと思います。
真琴との関係がもう少しわかりやすくても良かったのではないかとも思いますが、個人的には
このくらいぼかしてある方が好きだったりもしますね。
文章としては書かれていないのに、北川の様々な心情が浮き彫りになる構成に好感が持てます。
ただし、それが有機的に機能して、さらに上位のものを形作っていたかというと少し疑問も残ります。
(単に私の読解力では不足しており、そこまで追いきれなかったのかも知れませんが)
解り易く言うと、面白かったんですが感動には至りませんでした、と。
ここまでやったんだからとあと少しを望むのは酷でしょうか?
個人的には、書き出しと後書きの部分が一番のお気に入りですね。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- スゲェ私好みな素材と切り口なお話でした。逆に高望みで点数は辛口かも(汗
急速に大人びていくあゆに、ちょっとクサイけどあゆの良き理解者である祐一の造形が魅力的。
特にあゆの、時折ドキリとするような事を言い放つ部分や、不安を感じると自力では処理できないのに
自分だけで抱え込もうとする幼さの表現が素晴らしいですね。
文章もややクドイもののそれが鼻につくようなことはなく、落ち着いた雰囲気と漂う寂寥感を
十二分に表現できていると思います。会話のテンポやタイムリーな季節感と相まって効果高し。
思い出(の品)の扱いについても個人的にですが共感させられます。
ああいう物は持ってること自体が重要であって、普段は意識もせずに押入にしまっとくもんですよね(笑
もっとも、過去に縋らなければならないほどの不安を抱えていたとすれば話は別で、それが
あゆの抱える違和感や、もしかすると様々なコンプレックスだったのだと考えると一般論を言ったところで
そうそうすぐにポジティブにはなれないだろーなー、とは思ってしまったり。
そういう意味では、祐一の励まし方に多少の不満が残らないこともないです。
ストレートなそれではなく、どこか茶目っ気、或いはぼかしたり何かに喩えた物言いであれば、
もっと納得できたのではないかとも思います。
詰めの甘さが若干感じられるような、これまたなんとも勿体ないお話でした。
とはいえ、振り返ればやはり存分に楽しませていただきました。良いお話をどうもです。
- 057 miss understand (採点:5)
- 理想と現実の狭間で揺れ動く男女の群像劇、とそれは大変面白く読ませていただきましたが、
『俺、来月に結婚するんだ』以降がなんだか短すぎやしませんか?
これからって所で何故かあっさり自己完結して終わる主人公には、ちょっと疑問符がつきます。
香里自身はそれで良いのかも知れませんが、物語として読んでる側は物足りないと言いますか。
あと途中に英語の詩らしきものがあったのには、不謹慎ながら爆笑してしまいました。
ああいう自分に酔ったような演出はこんぺでは避けた方が宜しいかと。
個人的には、人物関係の設定は気に入りました。4人がばらばらになるのがとても良い感じ。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:7)
- だっ、ダメすぎ……(笑
(注:誉め言葉です)
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- 久々にSS読んでるせいか、今はこういうストレートなのが楽しくて仕方ないです(笑
しかもエピローグで思わず爆笑させられてしまいましたので、点数はちょっと甘めで。
舞絡みということで予想はできましたが、若干『……』の使用率が高いのが個人的には難でしょうか。
文頭と文末の両方に使うのは、あまり良いこととは思えません。どっちかは減らせた筈。
それ以外のレイアウトは全般的に好印象でした。(『祐、一……』はひらがなで良かったとも思いますが)
時折粗の見える文章も、話のテンポが良いのでさほど気になりませんでしたしね。
『祐一……もっと……』って、それはさすがに反則でっしゃろ(笑
- 068 風にドレスを (採点:8)
- もの悲しくて、透明感すら漂う情景の中に一際強く映える色彩──そんなお話でした。
その自己主張するブーケが作中の真琴(?)とうまく重なって、なんとも言えない気持ちにさせられますね。
ほんの一部分からその世界の広がりを見せる、という短篇ならではの作品に仕上がっていると思います。
惜しむらくは、情景描写がまだもう少し頑張れたのではないかということ。
こういった話での情景描写というのは、単なる説明や雰囲気に終わるのではなく、
登場人物の心を映し出す鏡のようなもの。
酷かも知れませんが、今よりさらに寂寥感を醸し出す描写が欲しかったところです。
また、『ブーケを片手に、わたしは歩き出した。』以降は若干の蛇足感が漂います。
含みを持たせる為にも、また言わずもがなの事を書いて白けさせないためにも、
あそこで終わっても良かったのではないかと思います。
個人的にこういった短い話にはぼかした余韻の方が、はっきりした結論より大切だと思えますので。
まぁ、文句ばっかり書きましたが、短篇の強みを生かしたとても良いお話だったと思います。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:8)
- 良いお話でした。読めて良かったと思います。
アイデアや世界観もさることながら、あゆと主人公とのやりとりが実にいいですね。
何よりもシンプルな文章で描かれる情景が素晴らしい。夕日を眺めるあゆのくだりでは
思わず身震いさせられました。
オリキャラものを忌避しがちな私にも受け入れ易い見事な人物造形と語り口、それに設定でした。
これだけ忌避感がなくなるなら、設定も含めて完全なオリジナルでも(つまりあの木ではなくても)
受け入れられたような気もします。そのように世界観を広げるのもアリだったかなとも思いますし、
しかしやはりKanonのSSですから、投げられたものが収まるべきところへ収まって良かったとも。
じゃあ、なんで8点なんだ、10点寄越せと言われると、どうも後半というかクライマックスは
もう少し盛り上げられたのではないかと、どこまでも贅沢に思ってしまった次第。
間の取り方や配分にちょっと焦っているような部分があるような気がします。
あとは『……』をもうちょっと減らしては如何かと。いっそ使わないくらいの方が、
実は淡々としたテンポは生まれるものだと思います。単なる私の趣味の問題に過ぎない気もしますが(汗
そうした部分を差し引いても、ごくごく個人的にはこのお話が一番面白かったです。
(と言っても実は全体の半分も読めていないんですが(汗)
素敵な話をどうもありがとうございました。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 扱われた題材が特に素晴らしいです。
祐一、佐祐理、あゆの心の”闇”の部分に光を当ててそれぞれのキャラクターを見事に描ききった
(というにはやや不完全燃焼な部分もありますが、それはさておき)このお話には、
この種のSSでしばしば陥りがちな自己憐憫とも無縁の鋭い切り口がいかんなく発揮されておられますな。
ここまでバッサリとやってくれれば、各登場人物のファンも喜んでいるのではないでしょうか?
(少なくとも私ゃ大満足です)
祐一を描く時に、どういう訳かあゆを全く絡めない作品が多いのが個人的な不満でしたが、そうした部分も
フォローしてくれていた事や、本心を隠しがちでネガティブ迷路に陥り易いあゆの造形などが特に私好み。
とは言え、全く不満がない訳でもありません。むしろ、良いお話だからこそ、さらに高い完成度を
求めてしまうという、作者様には少々意地悪というか酷な感想も抱いたり(汗
まず『祐一さんは、そんなわたしと舞の関係を『家族みたいだ』と言った。』
この一連の文章の後に、佐祐理がそれを否定する一節が欲しかったですね。そのたった一行程度で
佐祐理の自己嫌悪・自虐的な性格がより印象付けられていたのではないかと思います。
また、前半と後半とでなんだか別の指向を持っているようにも思えます。
前半と後半をもっと密接にリンクさせられるように、前半部分にもうあと一工夫を。
後半であゆに対して恋敵宣言をする佐祐理は実に痛快でしたが、あゆが押されっ放しというのも今ひとつ。
自分は手強いだの手加減しないだの、受けて立つ茶目っ気があゆにも欲しかった所です。
また、これは個人的な好みの問題ですが……ハードボイルドなどではしばしば一人称の主役については
一切の内面の記述をせずに、その目を通した描写のみから、主役の内面を読者に提示させるという
手法があります。このお話の場合ですと、祐一やあゆを描くことによって間接的に佐祐理を描く、と
そういう形になるでしょうね。そちらの手法がより私好みではあるのですが……。
おそらく本当にやったら(やたら不親切な手法なので)平均点が下がりまくってしまうでしょうけど(笑
ともあれ、自分の幸福を希求することに臆病だった佐祐理が、同じくぐずぐずしているあゆを見て
一歩を踏み出そうとする見事な流れから、もっと徹底していればと思ってしまった訳です。
- 079 フワリ (採点:4)
- 世界観やアイデア、それに会話のテンポは良いと思います。
ベンチから立てないなどの小技も効いていて、同種(あゆのプレストーリー)のSSの中では
程良いオリジナリティが効いていたように思います。
しかし……いかんせんレイアウトと文章が(汗
やや単調なレイアウトは長さや文章の微妙な稚拙感とも相まって、少し苦痛でもありました。
せめて『…』の数は減らしませんか? あんまり頻繁に出ていると読みにくいです。
タイトルと、前半から受ける印象──悲愴感すら漂う重い雰囲気が中盤でぶっ飛ぶ構成は
痛快でもあり、肩すかしでもあり。天使くんの造形と会話テンポからすると
現行で正解だとは思うのですが、素直にプラスの点数に結びつけられなかったり(汗
○燃焼系オギノ式 さん
- 001 farewell party (採点:5)
- 一部状況が想像しにくいところに難あり。
普通に良い作品とは思うのですが、それがどうも感情移入を妨げてます。
うだうだ書くのも考えものですね。
途中の祐一の台詞は祐一っぽくない気がしました。
イメージ的には……久瀬?
- 002 コンクール (採点:5)
- こんぺ参加の意気込みと栞のコンクール応募の意気込みをかけたSSでしょうか?
そういう意味では面白いです。
が、作品自体はお約束な展開でイマイチ。
シリアス部分が平凡なら萌えかほのぼの感は欲しいところです。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- すっと読めたので読んだ後の直感的な不快感(不満感)はないですが……
だから何で香里×祐一なんですか?
なんだか作者の自分勝手な趣味だけで書かれているような気がします。
原作やったのは随分前か一回だけでは?
それどころか、下手をするとしていないのでは?
メインヒロインより簡単に扱えるキャラではないのは原作をやっていればよくわかるはずです。
なのにこのチープさ。
まだ祐一×秋子の壊れギャグでも見てるほうがマシです。
- 004 冬は好き? (採点:5)
- 開き直りで5点。
中身はこの作品程度なのにうだうだ書かれた長い作品見るくらいならこっちの方がはるかにマシ。
短篇の作品がみんなこんなのだったら逆切れしてるでしょうが。
ていうか、感想板なら逆にこれより点数下げますね。
- 005 恋人(ともだち) (採点:7)
- こういう疑問を挟むのが馬鹿らしくなるようなSSっていいですよね〜。
理屈抜きの直感だけで点数入れます(笑)
- 006 スキスキスKiss!! (採点:7)
- 妙に浮いたドラゴンボールネタとか、栞シナリオ無視とか嫌いなところも目に付く反面
かなり小気味いいお話でした。普通ながらも面白い作品の部類。
栞と香里の関係がらしくて面白いですね。
と思うと、この作品別に香里の相手は祐一でなくてもよかったのでは?
むしろ祐一のせいかまとまり悪くなってる気がします。
あ、だからといって北川(斉藤・久瀬含む)にしろというわけではありませんが。
- 007 思い出 (採点:1)
- 「あのなあピー坊」
と意味不明のツッコミ入れたくなりました。
1点つけるのは本来理由をしっかり書くべきでしょうが……
書くまでもないですね。こればっかりは。原作やり直して他の人がこんぺに出している作品でも読んでください。
同じくらいの長さでも『猫とともに』とは月とスッポン。
しょっぱなからキャラ名間違えないで下さい。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:1)
- 長々と駄文をどうも。
今回のこんぺ、サブキャラ系のSSは二流ドラマ並、それ以下の一次創作が多いですね。
一次創作するのをダメとは言いませんが、だったらもう少し質の高いものをお願いします。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- なんか機関車とか雪とか思い出しましたね。
残り20作となった現時点で、もっともこんぺに相応しく、それでいてしっかり書けていた物語だったと思います。
佐祐理さんのパパって人間界に住んでたんですね。ビックリ(笑)
とりあえず、とても心地よい感動をありがとうございます。
- 010 歩行者優先 (採点:7)
- アニメ版Kanonのアフターでしょうか?
確かにあれならALLエンドにつきものの不快感は薄いですね。
なんだか感じるところの多い作品でした。
もっとも、強烈な印象があったかと言われるとそうでもないですね。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- うーむ、作者は受験を目前にした多感な女子中学生……といったところかな。
いや、、見当違いかもしれませんが。
「あ、ゴメンってば★」が某所の少女漫画板でよく見かける表現だったのでそうじゃないかと推測してみました。
もしそうなら受験頑張って下さい。
とりあえず、美汐×祐一なので1点。
理由は説明するまでもありません。
……と言いたいところですが、祐一の問いかけと秋子さんに味があったので少し加点。
正直言うと
「……たった一人の女の子も救えないような……」
これの判断に悩みました。
真琴と取るともっとも祐一×美汐から感じる不快なイメージの一端が出るし、独力では誰も救うことができないという意味にも取れる。
前者ならさらさら評価する気もないですが、後者ならちょっと事情は別。
ハーレム物に対する何かアンチテーゼみたいなものでもあるのか?
と頭を悩ませなくてはなりません。
(祐一の問いかけはまさにそれですし)
SS全体のお約束を逆手にとってそれをネタにするというのも一つの手法だと思います。
KanonSSは幸にも不幸にも巨大になっていますし、そろそろそういうジャンルが成り立ってもおかしくはないでしょう。
そっち方面での意図を明確にされたらある意味この作品は面白みがあるのではないかとは思うのですが、どうとも取りにくいのでは評価するわけにはいきませんね。
まあ、好意的に解釈したとして、まだそっち方面での煮詰めも足りないと思われます。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- もう下手に本編の内容なんか入れない方が良かったのでは?
久瀬の性格を原作から想像できる範囲で作ってきてますし。
というか、舞の件が入ったせいでもともとツッコミどころ多いこの話の設定にツッコミ入れたくなる脳作用が働いてしまいました。それで減点です。
「……くーちゃんの……馬鹿ぁ!!」
あたりで原作無視云々とか無粋なツッコミ入れる気も吹っ飛んでいたのに……残念。
面白ければ全てよし! その典型的な良作ですね。
もうそこ以外ゴタクを言う気になりません。ごちそうさま。
楽しんだ私の負けです。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:2)
- 地雷の2作目に続いて個人的に大っ嫌いなタイプの作品に当たる(鬱)。
名雪のベタベタが鬱陶しい(エゴ=ザ=ナユ)。
ギャグかと思えるALLヒロインズ登場(真琴除く)
お約束の名雪嫉妬マスク登場(被ってるのがパンツならまだ許せる)
世界観は原作準拠のはずなのに『謎ジャム』(致死性効果付き)
こんぺでまでこんな作品見たくなかったのですが、一つだけ非常に気に入った場所がありました。
それがあるので、最後の1点だけは引きません。
>家で一回そのことをぼやいていたら、お母さんに聞かれてしまったことがある。
>するとお母さんは『あらあら、名雪は贅沢者ねぇ』そう笑われてしまった。
この秋子さんには10点上げたいです。言外に含まれる意味考えてもこの2文は非常に重みがあります。
ALLヒロインズなんかに走らないでこっちをもっと前に出したほうがよかったのではないでしょうか?
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 目新しくも何ともないなあ……
読みにくい箇所があったり、キャラが少しおかしかったりするので減点。
- 015 in the room (採点:1)
- 発想は面白いです。
こういうチャレンジャーな作品が多いほうが見ていて面白いんですけどねえ。
まさに1点か10点の大博打!!
出た目は1点です。とりあえずわかる日本語の文章をお願いします。
最後に一言、極めて10点に近い1点でした。これからも頑張って下さい。
- 016 月色の涙の想い (採点:3)
- 『私』って誰ですか?
香里の補完にしては納得させるほどの威力はないですね。
>担任曰く
そんなことを言う教師っているものだろうか……
- 017 FREE (採点:6)
- いろいろツッコミたいようで、つっこむ気も失せるような……
いい雰囲気で最後まで流されていると思います。ただ、これ以上の発展性が感じられる作品じゃないですね。
いい意味でも悪い意味でも佳作ってことで。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- 平坦というかなんというか……
面白くもつまらなくもありませんでした。
受験が終わっても、授業・試験・仕事と同じ状況は続くと思うのですが。
終わりもなんだか中途半端に切れた感じがしてあんまり読後感もスッキリしてません。
こうなるといっそ笑いでもとって欲しかったという気持ちがしてきますね。
強いて言うなら、ほどよい匙加減の文章表現がよかったくらいです。
もっとも、中身がついてこなければ結局長々読まさせられたという印象だけで楽しくないですが。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- AIR?
とりあえず、これは短篇というより長編のプロローグでしょう。
はっきり言って評価不能。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- 美汐(香里)×祐一なので1点。
理由を書くのも面倒くさいです。
というか、最後もなんというか……どこかで聞きましたねこんな台詞。
- 021 隠された想い (採点:2)
- 祐一×美汐(香里)なので問答無用で1点。
説明するのも馬鹿ら(以下略)
とりあえず参加賞進呈3人目ってことで。(参加賞→+1点)
台本形式が駄目とかありきたりなことはさらさら言う気ないですが、こうもKanonの二次創作として書式が無茶苦茶なのは目をつぶるにも限度があります。
おそらくSS初心者さんなんでしょうが、頑張って下さい。今後の発展を期待して失礼します。
- 022 アンバランス (採点:6)
- ブルマと開脚と跳び箱と美汐と……
前の作品に書いた感想が頭に残って離れない。困った(汗)
シメが綺麗でしたね。中盤あっさり進みすぎるのは短篇ゆえの悲しさでしょうか?
何となく、うまく書けてるけど薄い…そんな感じです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- うーむ……舞っておばさんくさかったのか?
『おばさんくさかったのか!?』じゃなくて『おばさんくさかったのか?』です。
新たな一面を発見!! というセンセーショナルな気持ちではなくて、なんとなく靄がかかった感じ。
ああ、舞だったのか……と納得した反面、どこか腑に落ちないような。
なんとなく消化不足です。
歌の部分は舞というよりかなり美汐くさい。狙ってやってらっしゃるんでしょうけど、自分には半分逆効果でした。
美汐のようで美汐じゃないように思ってたところに舞が出てきたけど、今度は舞が舞らしくない……
何言ってるのか意味不明になってきたのでこのへんで失礼します。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- 普通な作品ですね。
ただ、キャラの名前を本気で間違っているのは個人的に怒りを感じます。
ゆえに3点の大幅減点。
本当にKanon好きですか?
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- >これは…俺のアレの声だ…
朝ですし男の下半身は別の生き物ってことでしょうか?
確かにアレが喋りだしたりすると素敵なことかもしれませんね。
とりあえず、ぽんぽん視点が変更するので読みづらいです。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- >「と思うって何よ、自分の心も分からないの!? あたしは、そう言う曖昧なモノが嫌いなの。多分とか恐らくとか、よく分からないモノがイヤなの。お茶を濁すようなヤツが一番嫌いなのよ! 分かった? わかったなら、あたしはもう帰るから」
……香里がコギャル化してる。
悪質な少女漫画見ているようでかなり印象悪い作品でした。男も女も頭には『恋』しかないのかという不気味な世界。相手が香里というのが嫌悪感をさらに煽る。おまけに改行がなくて強烈に読みにくいです。
なんというか、香里で勝負する人のいい加減さを象徴するような作品。作者さんは香里を好きなのかもしれませんが、ファンでもない人間から見ればむしろ香里を嫌う要素を増長させられます。
- 027 冬空のキセキ (採点:8)
- 非常によくまとまっていていいお話でした。
ただの文字通りのほのぼのではないほのぼの感がありますね。
真琴達がダイヤモンドを見せたがる気持ち、テーマを待たせたまとめ方。
このこんぺで今まで読んだ中では一番均整の取れた傑作だと思います。
しかし、話し的に感動(泣きと言うか心を震わせるというか)がもう少し欲しいところ。
短篇ではこれが限界……でしょうかね。淡白というか単純なイメージがどうも拭えない。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 「人間よ! その怪物と闘い 己の器を思い知るがよいっ!! 女は私があずかっておいてやろう!!」
「違うよ……パパは独裁者なんかじゃない。『ビジネスマン』さ」
「ついでにそのザマを実況中継してやろうか! こいつは最高のCMになるぞ!! んん〜〜〜!? フハハハハハ……」
「ううん…そうじゃなくて あなた自身のことよ」
次回
『再集合カノン』 第二話 愚昧を敵としては
お楽しみに
そういう事なんですね!?(半狂乱)
THE MOST OF 世にも奇妙な話 って感じでした。
早い話が意味不明。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:5)
- 目新しくも何ともないですね。
よい作文でした。だが、それだけです。
こういうのが高得点だと詐欺ですな。
まあ、引くところはないので中間点にしておきます。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- 腹いっぱいになるまで食べた後に鍋なんて単語と文章見るもんじゃない……
見ていて気分が悪くなってきた(苦笑)
と、まあそれは作品の評価とは関係ない話です。
>静けさを取り戻した公園に一人残された私は、一拍置いてから、ぷっと吹き出した。
私は最初のギャグにぷっと吹き出してそれっきりでした……
最初のノリで最後まで……の方が好みですね。
どんどん盛り下がっていった感じです。
最初の気分は7点、最後の気分は3点。
平均して5点ってところで。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:5)
- 君は水瀬秋子を殺すことが好きなようだな。
何か欲求不満なことでもあるのかね?
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- 何となく面白かったです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 参加賞進呈二人目。
おそらく酷評まみれの結果になってるでしょうが、めげずに頑張って下さい。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:1)
- 作者さんの頭でどんな世界が展開してるのか知りませんが、
凡夫にも分かる言葉で説明していただけるとありがたいです。
私のような不心得者にはこのような神の声は相応しくないということでしょうか?
誰か神父様を呼んでください。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- 原作にパラサイトしたSSですね。
原作の感動を読者に思い出してもらうことくらいがセールスポイント。
このSSがなくとも原作は素晴らしいです。
原作があるからこそSSが素晴らしくなり、SSがあるからこそ原作も引き立つ。
そんなのが見てみたいのですけどねえ。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:6)
- うーん、しめがちょっと不満。
ハッピーエンド至上主義とかではなくて、やっぱりこれで終わられると肩透かしの気がします。
何となく誤魔化されて美汐は元気になった感じが。
しかし、それがまた味があるといえば味がある。現実なんてそんなもんでしょうし。
何だかんだ言って後ろ向きな雰囲気が全体に漂ってるのがいけないのかなあ?
空論が当たり前のように通るのが変に冷めるのか、何で完全に好きになれないのかは謎ですね。
どうでもいいですけど『―』は二本つなげてください。
一本だと『一』や『ー』と見分けつきにくいです。
- 037 猫とともに (採点:9)
- ひょ、表現不能。
この短さでここまで味のあるSSを書かれるなんて。
何がいいのかわかりません。
臨場感? リアル感? 飾らないのに胸にジーンとしみてくるこの心地よさは一体何なのでしょう?
うーん、よくわからないけど何か感じるものがありますね。
ええ、もう直感点そのままです。受け取ってください!!
10点は、上限ギリギリの傑作が出たときのためにとっておきます。ごめんなさい。
でも、ひょっとしたらこれが私の採点の最高点になるかもしれないです。
まだ13作目なのでこれから先はわかりませんが(苦笑)
とにかく、全員がこの長さで書く部門だったら10点入れてます。気持ちのよいお話を見せてくださってありがとうございました。
- 038 PLAY (採点:2)
- なんだか…何をしたかったのかよくわからないお話ですね。
何を伝えたかったのかも。
そもそも香里も真琴も『あたし』なわけですが。
- 039 さかあがり (採点:5)
- はあ……
美汐と祐一って時点で嫌な予感してたんですよ。
最後やっぱりそういうオチですか。はぁ……
最近の女学生はさかっているのが多いなあ。
はっきり言って、それがなかったらおまけで7点くらいはつけてたかもしれません。
祐一×美汐って原作から考えるとどう考えても結びつきにくい。
それを打ち破るのならともかく、惰性で男女二人をラブ方向に持っていくのはもうなんだか…ギャルゲーの弊害でしょうか?
最後のオチ消したら7点、それ以上の何か別の新しい方式なら8点です。
あと、ブルマと逆上がりなんて趣味悪いです。
文章で見るより誰かがCG書いてくれたほうがイイです。逆上がりなら。
つまり、私がこの作品に対してもっとも言いたいのは
なんで跳び箱にしなかったんですか!?
ってことです。
オチのシリアス部分につなげるのは跳び箱でも出来たでしょう。
しかし、そんなことは問題ではないのです。ここからが肝心です。
跳び箱を盛大に失敗するとどうなりますか?
中途半端な勇気で踏み切り台を踏み込むとその先に待っているのは……
『開脚状態で股間を強打するという目の逸らし難い現実!!』
思い浮かびませんか? 祐一の指導を信じて盛大に跳び箱にドッキングを果たし、痛みに目を潤ませながらブルマの前面に両手を当てマットにヘタッと座り込む美汐の姿が!
思い浮かびませんか? 目を潤ませ顔を赤くしながら恨めしそうに祐一を見上げる美汐の姿が!!
…あ、なんか美汐好きに目覚めたかも。
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- 雰囲気は悪くないんですけどね……
何か物足りないです。
平凡ですね。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:5)
- うーん、本編の補完のはずなのに肝心の本編の過去部分が間違ってる、もしくは説明無しに改変されているのは……
いい作品だとは思うんですけど、ちょっと踏み込めません。減点させてください。
- 042 覚えたての愛 (採点:1)
- 一体あなたはこの不幸物で読者に何を伝えたかったのですか?
Kanonをしてわざわざこのような不幸を導く必要性はいかに?
秋子の夫は浮気をしてました。
なんだかそれで読者の関心を引こうとしているだけのようにしか見えません。
読んでいて気分悪かったうえに読みにくかったので1点にさせてもらいます。
- 043 未来には・・・? (採点:6)
- ハッピーエンドの方が好きなんですけど、こういうのもまた現実。
プロローグみたいと文句言いたいところですが、対句的な文章がリズム良かったので評価。
二人の気持ちを端的に、それでいて的確に描いていると思います。
香里と結ばれなきゃならないわけではないですが、この作品はきっちり説明押さえてるので私的には可です。
ただ、やっぱり見ていて辛いですね。
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 美汐×祐一なので1点。
ゴメン、嘘。
よく出来たアフターストーリーだと思いました。
美汐と祐一が結ばれる経緯としては非常に綺麗な物語ですね。
ただ、『なぜそんなに美汐をくっつけたがる?』というのがよくわからないのですが。
やっぱりなんだか無条件に好きになってる雰囲気がして素直に褒める気が失せる。
美汐なんかで奇をてらわずに名雪とかで勝負して欲しい……とか思うのは贅沢ですか?
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- こんぺ参加お疲れ様です。
これからの精進を祈って、本来なら文句なしの1点のところを2点にしておきます。
参加賞ということでお受け取り下さい。
SS初心者の方ですよね?
- 046 影 (採点:5)
- 序盤は面白い出だしなのに終盤が……
いくらなんでもおざなりすぎ。
祐一×香里の不自然さを払拭するにはほど遠いですね。
- 047 あゆの風 (採点:3)
- …上から読んでいたら二つ目にしていきなり地雷。
真面目にやるのかふざけるのかどっちかにして欲しいです。
シリアス部分は『あゆの風』の部分以外、妙に寒い(恥ずかしい)ですし
ふざけの部分は意味不明。いや、わかってはいますがとてもシリアスの祐一とは思えない変貌ぶりです。
というか、既に別人。
とりあえず、自慰行為の用語解説とやり方についての詳細にわたる説明からお願いしましょうか(笑)。
と全年齢版プレイヤーの立場から一言意地悪を。
- 048 Raining (採点:9)
- うあああ……
ううう、最後に恨みます。最後のシメ部分が悪い。
『名雪や秋子さんや天野も呼んでさ、あ、保育所の子供も呼ぶか?』で言葉どおり開いたんでしょうか?』
子供だからこんな児戯のような結婚式に付き合ってくれるのか、それとも……うーん、これだけじゃ少し浮いてます。
最後の部分、もう少し納得できる説明を補うか、別の終わり方が望ましかったですね。
というか、この作品に10点出せなかったことが残念でなりません。
もう回想シーンでは10点出すの確信してましたから(苦笑)
- 049 時計の針 (採点:3)
- なんていうか、香里とか美汐みたいな祐一と一緒になりそうにないヒロインくっつければ少しは意表をついた物語になるとでもいうような風潮が流行ってるんでしょうか? あまりに原作無視した、もしくは軽んじている作品多すぎ。それで何か相応の光るものがあるならともかく、それもない。
Kanonなんかに依存しないで完全独力で一次創作やっててください、頼みますから。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- 言いたいことがしっかり前面に出ているのを評価。
励ましが逆に余計人を追い詰めることってありますよね。
そんな部分も共感できたので心持ち評価高めで。
どうでもいいかもしれませんが『それじゃー』の方が『アハッ』より気になるんですけど……
- 051 むかしばなし (採点:8)
- >結局、女の子は自分の街へと帰っていったのでした。
あの、これ誤文では? 場所が場所だけに致命的。
と、それは置いておいて、本編を文章変えてなぞるだけでここまで良くなるなんて……
もともと不明瞭な舞シナリオの裏をついたようなある意味意外性ある作品です。
舞シナリオがとってもわかりやすくなった感じでいいですね。
美汐(香里)×祐一なんてやってる方々に見習ってもらいたいものです。
メインヒロインだけでまだまだいくらでも話は作れるということに。
どうもサブに逃げてる気がしてならないんですよね、多くの美汐(香里)SSは。
なんというか、浅い。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:1)
- わけわかりません。
色んな意味で。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:1)
- …疲れた。
当りさわりのない内容をここまで膨大に書ける才能には敬意を表します。
Kanonに縋らず別の表現の場を求めた方がよいのでは?
二次創作にしては面白くなく、一次創作にしてはチープ。
平等に両方から見放された感じの作品ですね。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:1)
- 美汐×祐一なので1点。
もう理由を説明するのも馬鹿らしい。
いい加減目を覚ましてください。
タイトルを『ブルーデー』にでもした方がせめて笑いくらいは取れるかもしれませんね。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:5)
- うーん……
答えが欲しかった、ってのは贅沢ですか?
- 056 写真のわたしと今の (採点:5)
- 面白いようでつまらないです。
以前誰かが雑談掲示板で言っていた気がしますが、名雪と祐一の付き合いって10週間程度しかないんですよね。結局のところこの作品も名雪が無条件に祐一のことを好きになってるありふれた設定と変わりないです。
7年前に告白に失敗したけど、好きって7年後に言われてバンザイ。端的に言ってしまうとそれだけですよね、この作品も。
- 057 miss understand (採点:1)
- It's Greek to me.
- 058 カレンダー (採点:6)
- 普通ですね。
祐一×美汐の雰囲気に持っていかなかったのを少しだけ評価して6点で。
これくらいが妥当でしょう。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:5)
- 導入はいいのになんか後半外してる……って感じですね。
ちょっと展開と設定が『ありえないだろ』という感じですけど
いい意味で意外性には溢れていたのでその気概を評価。
こういう作品が多ければ全部楽しく読めるんでしょうけどねえ。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:5)
- 安易……というか勘弁してください。
インパクトでかいのは認めますけど、こういうので気を引くのは……
結局のところ見えたのは各キャラの醜さと無力さだけ。
いっそ香里が名雪を暴行せずに真っ先に名雪の気持ちを理解してやるパターンの方が良かったのではないでしょうか?
親友? 気安い言葉ですね。
とりあえず、こんぺだからこそという気概や意欲は感じられる作品なので5点。
気分の悪い作品ですが、どこにでも転がってそうな作品見るよりはまだ楽しめたので。
- 061 ばかんす (採点:5)
- なんかバズーカのシーン、GTA3を思い出したんですが……
地雷は笑っていいのか、むしろここは怒るべきなのか……微妙。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 自分にしては珍しい印象が芽生えた作品でした。
内容はさほど目新しいものでもない(こともないかな)けど、文章が面白い。
独特の暖かみと切なさを感じましたね。
これで内容がもっと斬新なら……そう思うと残念な作品です。
- 063 二人の記念日 (採点:9)
- だから素直に10点つけさせてください(苦笑)
何でいいのに限って最後のツメが甘いのか……
申し訳ないですけどマイナス1点。
さすがに放置しておけるほど私の心はバリケードではありません。
>「じゃなくって!・・・記念日って、私たちがこの街で再会した記念日だよね?」
『・・・』はむしろこの作品ではいい間になってるので許容。
ただ、『!・?』後のスペースは入れて欲しいです。
作法とかそういうのは知りませんが、純粋に読みにくい。
で、一人称ミス。あくまでここだけですが、これ以外にもちょっとあゆと祐一の喋り方に違和感感じるところがあります。
>普段からあゆの心の中のほとんどは祐一とたい焼きに占領されている、それは空気中における酸素が占める割合よりも多い。
我々を取り巻く大気、その酸素の比率は21%です。
となると、この比喩じゃあ多いどころかむしろ少ないです。
ちなみに一番多いのは窒素の約70%。
これらでマイナス1点です。
しかし、もうそれ以外、こと雰囲気に関してはほぼ満点。
原作では語られない二人のその後の恋人風景。きっとこんなのでしょうね。
二人とも本当にらしいというかなんというか。ごちそうさまです。
本当に、こういうの見てると美汐(香里)に逃げてるSSがほとほと嫌になってきますね。
あとどこにでもありそうな二流ドラマの一次創作になってる作品も。
喜びを愚痴で汚してすみません。もう9割方採点終えたところなんでちょっとまとめ入ってきてます。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- 面白みのないシリアス読むくらいならこういう作品の方がダントツに面白いですね。
ギャグにあれこれ言うのは無粋って物でしょう。
直感的に感じた満足度をそのまま点数に。
強いて言うならパソゲー云々にちと首をかしげた程度。
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 香里が煙草っていうのは新鮮な感じがあるものの、それ除いたらあとは何でもない作品だしなあ……
- 066 1M (採点:6)
- 内容はお世辞にも面白いものではありませんでした。つまらないってわけじゃなくて平々凡々ってことです。文章も改行が怪しいうえに、いっそ「」の前に名前つけてください、って言いたくなるくらい微妙です。
でも、便器と会話する名雪の姿が笑えたので6点差し上げます。
面白いセンスをお持ちですね。ほのぼのギャグあたりが作者さんには一番向いている気がします。
そのジャンルでこのシーンを生かせばとても面白いものが出来たんじゃないかなあって思いました。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- …痴態はっ……痴態はどうしたアァァァッ!!!!
- 068 風にドレスを (採点:1)
- 2回読み返しました。
作者さんの脳内では完結してらっしゃるんでしょうが、私にはさっぱりわかりませんでした。
一次創作に中途半端にKanonネタを入れた、そんな感じです。
- 069 金魚 (採点:7)
- 普通に良かったですね。
設定があまりない二人をうまく使った作品だと思います。
まあ、これといって光る強烈な印象があるとも思えませんが。
- 070 前を向いて (採点:1)
- 泣けてきます。この作品の作者さんの発想に。
おおよそ名雪を解釈する上で最低の方法を選ばれたようで。
こんぺでなかったら多少は加減するところですが、気に入らない作品は斬ったほうがいいでしょう。今回の場合。そういうわけでかなりきついこと書かせてもらいます。
アニメカノンの名雪と同じ発想ですか?
あのファン(特に名雪ファン)を怒らせた名雪解釈をほぼそのまま。もう勘弁してください。
嫉妬な名雪、定番過ぎです。後半やや違う展開見せたといえ、ほとんど付け焼刃。
ダークを緊急回避しただけのようにしか見えません。まあ、このまま定番のダークを見せられていたらそれこそ気分悪かったでしょうが。
そもそも名雪は7年前に告白しているはずでは?
そして現在では祐一の気持ちに気付いているはず。一体この後何やらかす気ですか!?
短篇でこの摂理を曲げるのはかなり、どころか致命的な説明不足。
想像で補え…はいくらなんでも乱暴すぎです。
もっと前後共に埋めてもらわないとあゆシナリオにおけるこの展開はいくらなんでも……
振られるのわかってて告白しに行くんでしょうか?
それともあゆを陥れて奪い取るのでしょうか?
とりあえず、この作品に提示された条件だけでは、私の貧困な想像力ではそういう展開しか思いつきません。ごめんなさい。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:7)
- 四作目にしてようやくこんぺ作品を見てよかったと思える作品が出ましたね。
よかったよかった。2〜3作目と頭痛がしていたところです(苦笑)。
こういう予想外を狙った作品は好きです。
が、満足というにはちょっと足りませんでした。前半の私を見ていると後半の正体明かしと正体がかなりいきなりな感じがします。そうかというと補完というほどの目だった補完をしているわけでもない。悪く言うと、原作あゆシナリオの感動に寄生しているだけです。この作品自体から感じられる感動というかそういう感情の類はありませんでした。
とりあえず、意表性が見られる作品が見れて嬉しかったのでおまけして7点です。
- 072 傷痕 (採点:6)
- うーん、既に見たことあるんだよなあ……この手の作品
多分かなり有名な18禁の栞もの。そっちと比べるとかなり見劣りです。
ただ、よく出来てるというか、好きではあるので6点で。
祐一×美汐(香里もか)なんてふざけたものが多い中、ちゃんとキャラを押さえたアフターストーリー。
基本とはいえ、こういうところから押さえてきてくれてる作品の方が好印象ですね。
これは二次創作なんですから。
それがなかったら被り発端に罵倒して即1点つけてたでしょう。
- 073 親友体制 (採点:6)
- 全体的に好感の持てる雰囲気の作品でした。
ただしょっぱなの舞を起こすところの雰囲気が直感的に気に入ってしまった自分としては、
小さな男の子が登場したあたりから予想内の範囲でお話がまとまってしまったという印象が強くて、最後は……「まあ、よかったかな」くらいにテンションダウン。
KanonのSSは数多いだけに、ある程度読んでるとこの程度では満足できないです。
話としてはよく出来てる、はずなんですが面白みを感じていない以上この点数しかつけられません。
すみませんでした。
8点以上出せるのか不安になってきたなあ(汗)
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 短篇でこの題材を選ばれたこと、それがそもそもの間違いのような気がします。
なんていうか、簡潔に言うと『つまらない』
この作者さんは単に祐一×美汐が好きなだけか
特定カップル好きのファンを喜ばせたいだけなのか……
特に誰のファンだとも言えない自分からすれば作家の自己満足にしか見えません。
なんか美汐ラブのSSってこんぺで妙に人気ありますね。
見ている限りでは例外なくつまらないのですが。
理由はごくごく簡単なことです。
Kanonという原作の感動の素晴らしさを思うと、陳腐なドラマを挿入されているようで気分が悪いからです。あるいはKanonという舞台で陳腐なドラマを展開する見苦しさ?
直感的に面白かったら面白いって言います。でも、本当に直感的につまらないのです。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- AIR?
いい表現はあったものの、原作のあのエンディングが好きな者としてはこの改変はややいただけません。
納得いかないのは、改変するなという固執ではなく、改変で原作以上の感動がなかったからでしょうね。
改変は諸刃の剣です。
原作を越えなかったらその時点で劣化品のレッテルを貼られますから。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- オチ読めてました。名雪だし(苦笑)
途中の小ネタがそれなりに愉快だったので中間点で。
- 077 盲目考察 (採点:1)
- 理解不能。
何故Kanonという題材でこうも意味不明な文章が書けるのでしょうか?
一体作者さんは何をしたいのでしょう?
こんなに疲れる面白みの皆無なKanonも珍しい。
これはもうKanonだったモノ。Kanonではありません。
Kanonに擬態はしてるかもしれませんけどね。
Kanon的魅力を文章が見事なまでに窒息死させてます。
こういうの書くならこんぺなんかよりもっと相応しい場所があるのでは?
ま、そっちじゃそっちで好かれもしないと思いますが。
こういうのって一種の詐欺ですよね。
裸の王様みたいな。
小難しい理屈を並べておけば、『分かりません』なんてのは己の愚劣ぶりを示すことになる。
だから分かってるふりをして褒めなければならない。
そうすることで読者は自分の知的プライドを守ることができる。
こういうのをHeteronomieって言うんですか?
生憎ですが私は馬鹿で結構です。
分からんものは分からんと言います。
巧みに誤魔化す詐欺師には『NO!』と断固たる意志で答えて、言葉をぼかさせないのが一番ですからね。
人を弄するための手段として言葉を使うのではなく、真実を的確に伝える手段として言葉を使って下さい。
- 078 反転少女 (採点:6)
- オチが妙に薄いですね。
他は結構反転ぶりが面白いのに。
- 079 フワリ (採点:6)
- ああもう、こういう話凄い好きです。
本編ちょこっといじっただけでそう褒めるべきものでもないのに……
最後の部分があゆを語っててしんみり。
口尖らせればいくらでも文句言えそうですけど、こういう暖かい作品にそんなことしたくないです。
そんなことすると自分の心の方が侘しくなってくる気がして。
理屈抜きの直感点でつけます。
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- すみません、オチ読めてました。
嫌いじゃないんですけど、真琴がいるせいか時間軸やら背景に違和感。
原作の補完……じゃあなんだか蛇足っぽい話にも見え
再構成物……にしてはまだ物足りないような、そんな微妙なところ。
それでも美汐(香里)×祐一なんてふざけたSSよりははるかにマシというか真面目ですね。
色々SSが出た現在でも、名雪でこれだけ書くことが出来るって見本だと思います。
- 081 ボーイフレンド (採点:2)
- >みんなに見せる笑顔、従姉妹にみせる呆れ顔、狐娘にいたずらされたときの怒った顔、病弱な娘を元気付けるときの顔、幼馴染をからかっている時の顔、佐祐理に見せるちょっと困った顔、そして舞に「愛してる」と言うときの男の顔。どれでもいい、いろいろな顔を見たかったのだ。
いらないでしょう、この一文は。特に『狐娘』は浮きすぎです。
それにいつから祐一はアイドルになったのですか?
動物園で動物以上に注目される男女、学校でも路上でも大変でしょうな。
舞の容姿端麗は舞踏会の件でわかります。
でも、祐一はそんな凄い容姿でもなかったはず。
せめて『男は女を変える、その逆も然り』みたいな表現が欲しいところ。
とすれば舞の美しさにも一層の磨きが感じられますしね。
ミックスアップって感じでしょうか?
いずれにせよ、所詮原作寄生虫の一次創作。
無意味に連ねられた長ったらしい文章で面白みは皆無です。
二次創作は原作と互いに高めあうところに意味があるのです。
『二次創作は原作を変える、その逆も然り』
先の言葉を借りるとそういう感じですね。
私にとってそういう属性を帯びていない二次創作は無価値です。
性格設定、境遇……一次創作で払われるべき苦労を手抜きし、お手軽に陳腐な小説を製造する。
それを揶揄して言ってるのが『原作寄生虫』という呼び名ですが。
過去のこんぺ作品で理想の二次創作と思えたのは第一回の『愛のミラクル大脱出!』ですね。
理屈だけごねまわすのもなんなので一応具体例を挙げときます。
採点するなら『愛のミラクル大脱出!』は10点あげたいくらいの9点かな。
○八 さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 感動はするんですが読みずらいの目立ちました。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- ポンポンとよめる作品でした。
- 004 冬は好き? (採点:8)
- 話は短いですが良い感じでした。
- 005 恋人(ともだち) (採点:4)
- 自分的には途中までで良かったのに…(´─`)
- 007 思い出 (採点:3)
- 設定にかなり無理があると思うんですが…
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- ちょっと最後のパンチが弱かったような気がします。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:9)
- 笑 笑 笑 ^^
今回のお笑い系で一番面白かったです。
- 016 月色の涙の想い (採点:6)
- 表現がなかなか良かったです。
それと読みやすかったのもよ良いです。
- 017 FREE (採点:1)
- 何か?
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:3)
- 読みやすくて良いけど…好みです。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 狙ったの?ミス?きっとみんなも指摘している思う。
×香織
○香里
ですが読みやすく、内容もまあまあでした。
それとなんで名雪が北川に声かけたのか知りたかったです。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:9)
- こういうの好きですから。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:4)
- 読みずら…
- 027 冬空のキセキ (採点:8)
- うまい!!
自分の中で上位につくのはこの作品だと思う。
- 028 再集合カノン (採点:7)
- 祐一と名雪が結婚していることが良かったです。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- なかなか
- 031 ただそれだけの日常 (採点:8)
- ほのぼの〜(´▽`)
- 032 make bread,eat shorts (採点:5)
- ごめんなさい訳分かりません♪
でも祐一と名雪がいいです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:5)
- ギャグ?
- 037 猫とともに (採点:6)
- 雰囲気がとても良かったです。
けど読んでて秋子さんがどことなく自分のイメージと違いました^^
- 042 覚えたての愛 (採点:3)
- よ、読みづらい…
- 043 未来には・・・? (採点:5)
- なぜか恐怖を感じました(´Д`;
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- もうちょっと改行を減らした方が良かったかもしれません。
内容はなかなかです。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:10)
- 良いです!
花丸ですヽ(´▽`)ノ
- 047 あゆの風 (採点:5)
- 前半が…
後半は良い味だしてました。
- 051 むかしばなし (採点:6)
- 吸い込まれるよな話でした。
最後があっさりしすぎているような。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:4)
- 少し読みずらかったです。
- 056 写真のわたしと今の (採点:9)
- ちょっと改行多すぎかもしれないけどOK
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:1)
- 完全に好みの問題です。
- 061 ばかんす (採点:3)
- 正直あまり面白くなかったです。
- 062 さくらのころ (採点:8)
- 表現力が半端じゃないほどすごいです!!
ですが私には難しすぎてなんかすごいなーとしか感じることが出来ませんでした(゜Д゜;ェェッ
- 063 二人の記念日 (採点:4)
- なんか読みどおりだなって感じました。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- 回想部分で大笑いしてしまいました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:7)
- 成人向けのSSですね。
- 066 1M (採点:8)
- 良いんだけど祐一の昼間のことには触れないの・(゜Д゜!?
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- まず題名に惹かれて良い感じ。
でも毒とまではいないような…
- 068 風にドレスを (採点:6)
- 題名と内容があってて良かったです。
- 070 前を向いて (採点:5)
- 好みでちょっと下げ。
文節は読みやすく良かったです。
- 073 親友体制 (採点:4)
- ちょびっと読みづらかった。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- なんだかなぁ…
- 078 反転少女 (採点:4)
- …オチはないんですね
- 080 ガラスの森 (採点:10)
- 満点!! 読み終わった後。満足感が湧きました!
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- 理由は分かりませんけど読み終わった後良いと思いました。
○扉 さん
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- 舞の雰囲気がよく出てたと思います。
物語の後としても、いい展開を作っていた所がよかったと思います。
それと、舞が祐一をリードしてるところなんかも、違う意味での舞の強さを
表していて、よかったのでこの点数で。
○氷風 さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 綺麗な感じで、いいと思います。
- 038 PLAY (採点:8)
- なかなかいい感じですね。
- 043 未来には・・・? (採点:5)
- 祐一は「愛している」で、香里は「愛していた」というのが少し気になりましたが…。
- 057 miss understand (採点:6)
- 北川×香里は賛否両論ですが、私個人はどっちかというと否の方です。という訳で、少し点数が下がってしまいましたが、文章自体はいいと思いますね。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:5)
- 姉妹萌えですっ。
- 078 反転少女 (採点:6)
- 何故トランプマンなんでしょうかねー。
○浮動明王 さん
- 007 思い出 (採点:1)
- 祐一が名雪と秋子が旅行に行ったことや学校が休みであることを忘れるなんてボケにもほどがあります。
おまけにいきなり告白して恋人化して終わりとはなんのひねりもありませんね。
もしかして夢オチを意図していたのでしょうか? 脈絡も関連も無い場面が展開するのは夢の特徴ですからね。
- 015 in the room (採点:5)
- 登場人物が作品世界を外から見る、いわゆるメタ視点の話ですね。
そういう試みは面白いと思うのですが、その視点で語られる内容が既存の世界を壊すだけというのは私には物足りません。もっと飛躍した展開が欲しいところです。たとえば選択肢に逆らうべく努力する祐一とか、逆らった結果状況がさらに悪化してしまって焦る祐一とか、メタ視点で語る彼らを外から見ているメタメタ視点とか、そんな展開もあるかと考えます。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:6)
- 悪くないのだけれどごめんなさい6点です。
祐一も香里も実に彼ら「らしい」です。つまり私のイメージしている祐一像・香里像に合っているということです。特に香里の自己のありようをけして崩さないところが香里らしいと思います。
でもらしさが表現されているだけでは物足りないのですよね。もう一ひねりというかせめて半ひねり欲しかたところです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 陳腐な素材の使い過ぎです。陳腐な素材とは言うまでも無く「祐一の考えが言葉に出る癖」「『はちみつくまさん』多用」「ストーカー久瀬」「メリケンサック」「アンテナ」などです。
加えてオチも無し。点数をいくつにするか考える以前に点数を付ける気になりません。
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- 「秋子の夫」と「BadEnd真琴」という一見無関係に思える人物を対応させるという発想が面白いです。
それぞれの状況はまったく違うのに「けっこん」というキーワードを伝えることができなかったという点は同じなわけですね。
Kanonゲーム本編でBadEndに至った時の感じと、このSSの「結婚しよう」という言葉を聞きたかった秋子の気持ちは妙に相関すると私は思います。どちらも「あのときああしていれば結果は違ったろうに」ということです。だからこのSSの秋子の気持ちに私は妙に同感してしまいます。
余談ですが、「彼に魚でも釣るようなつもりだったのだろうか」は意味不明です。よかったら解説願います。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- フレア爆発というつい最近のできごとを組み込んで話を作るとはさすがであります。それとも構想は前からあって、偶然フレア爆発が最近起こっただけでしょうか。
告白の後にくすぐり攻撃というのところは祐一のキャラに合っていると思います。
私見ですが、ヴェールの出現は無かった方が話の解釈の枠が広くてよかったかもしれません。磁気嵐による現象だけなら自然現象なのか真琴の起こした奇跡なのかいずれにも解釈できます。しかしヴェールが降ってきたら奇跡に解釈が確定です。奇跡か自然現象か確定できないところで祐一が奇跡と思う(思い込む?)ようになる展開も面白いと思うのです。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 変われない思いを壊れた時計に象徴させる手法は(古典的ではありますが)効果的と思います。
香里のような理性が感情を押さえられるようなキャラならば過去の過ちにとらわれてしまうのは十分にありえると私は思います。
しかし、文章の表現している心情はシリアスなのですが、くるくる回る香里を絵で示されたら笑ってしまいそうですね。
- 061 ばかんす (採点:2)
- 話の筋に何の方向性も主題も無い。オチも無い。感情移入する手がかりが無いのでコメディーを楽しめない。
// 極めて余談ですが「Look's」は「Looks」が正しいはずです。
- 062 さくらのころ (採点:6)
- 真琴の幽霊(?)の最後の悪戯というのは面白いアイディアです。復讐と言っておきながら最後に残したのは感謝の言葉というところが実に素直じゃない真琴らしいと思います。
でもできれば物に触れられない状態の真琴がどうやって「ありがとお」を書いたのか、その仕掛けの説明が欲しかったです。例えば睡眠中の祐一の意識に働きかけて祐一の手を借りて書いたとか、ぴろに頼んだとか、いろいろありえるでしょう。
- 063 二人の記念日 (採点:7)
- 面白くてしかもほのぼのしてとてもよかったです。記念日のためにこれほどに凝った仕掛けを作るところは実に祐一らしいと思います。そしてその仕掛けに乗せられてしまうあゆも実にあゆらしいと思います。
でも私的にはいただけないところも見られますね。一つはたい焼きに指輪を入れているところです。下手をすると歯が欠けます。お優しい祐一君がそういう危険な事をするのは私は矛盾と考えます。もう一つは本当に食い逃げをしているところです。他人に迷惑をかけてまでやることではないでしょう。私はてっきり最後で、実はたい焼き屋のオヤジに演技してもらったんだ、本当は金を払ってあったんだ、なんて種明かしがあるものと思っていました。
- 073 親友体制 (採点:5)
- 佐祐理のトラウマ克服という主題は良いと思うのだけど、やっていることは一緒に遊ぶだけなのはもの足りないです。佐祐理のトラウマを呼び起こすような出来事が欲しいです。例えば佐祐理が少年の家庭教師を頼まれるなんて展開が適当かと思います。教えるという行為はかつての一弥をしつけていたときを思い出すに十分でしょう。
- 078 反転少女 (採点:3)
- 楽しくて面白いのだけれど、何のオチも示されないで終わるのはいただけません。できれば謎解きやせめてヒントくらいは欲しいです。単に不条理な作品世界を書いただけというならば、その不条理は単体で楽しむには不足だったといいましょう。
(で、どういうオチなのです?)
○歩人 さん
- 001 farewell party (採点:5)
- 表現はうまいと思います。が……可もなく不可もなくって感じです。
- 002 コンクール (採点:2)
- 最後があっさりしすぎに感じる。あと、誤字が一箇所。それと文章がかなり単調です。まあ、変に言い回せば良いってモンでもないのですが……。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- うーん……何だかなぁと感じる作品。着信時の震えの表現がかなり気に入らない。その他色々。
- 004 冬は好き? (採点:5)
- 妙に良かった。遠回しに名雪が好きだと言っているわけですね。なにげに冬自体は名雪のおまけっぽく扱われていますが、まあ、問題ないです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:2)
- 思わず「何っ!?」と言わせる作品。ラストに「幸せならそれでいいじゃないか…」などと書いてますが、この結婚式に祐一の職場の同僚とか上司が居る場合はかなり幸せじゃなくなるでしょうねぇ……。内輪だけでやるならアリかも(かなり譲歩)でしょうが、そういうわけでも無さそうですからねぇ……流石に無茶かなーと……。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:3)
- ぬぬ……これはちょっとワザとらしいくらいにべたべたですね。よく見かける内容で、少し食傷気味です……まあ、これは個人的事情ですが。内容ですが、かなりワザとらしいです。特に香里の色呆け思考が過剰かと。ついでに誤字一箇所有りです。
- 007 思い出 (採点:1)
- 感想:……これでいいのか?
……冒頭部分の「きゃー」は棒読みですか?あと、前半は香理で中盤以降は香里……せめてこれくらいは訂正しておきましょう。その他色々。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:6)
- 見つめ続けることしか出来なかった北川。端から見ると「根性無しめ!」とか思いますが、ここぞという時に行動できる人って意外と少ないのかも知れませんね……まあ、それはともかく、なかなか面白かったです。一歩を踏み出せなかった彼のやるせなさを感じることが出来ました。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- なかなかの力作。一弥の反応、対応に少し違和感が有りましたが、情景描写はかなりうまいかと。ただ、個人的嗜好の理由で点数はこんな感じになりました(汗
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- ……良かった。子供から大人へって事ですね。それに香里視点ってのも良かったのかな……堪能させていただきました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:4)
- 冒頭にある「自分が嫌いだ」的発言を美汐に言うという行動が少し気になりました。まあ個人的に嫌いなだけと言う理由もありますが。内容は……美汐の両親の下りはもうちょっと何とかならないかなと……他は特にないです。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:3)
- オリジナルと言っても通用しそうですが……まあ、なかなか面白かったのでいいです。ただ、kanonじゃないのでは?とか言われそう……。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- 甘ったるすぎて死にそうです。独りよがりっぽいですが、まあ、結構楽しめました。背中がかゆくなるような作品を有り難う(笑
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 誤字数カ所(少なくとも二箇所)有り。あと、「7:4、50ってとこでしたよ」の時刻表現をどうにかした方が良いと思います。内容についてですが、冒頭が特に良かった。名雪との会話も面白かった……ただ、無理矢理まとめたような、唐突に終わったような印象があります。全体を見てもイマイチまとまってないような……他は特にないです。
- 015 in the room (採点:6)
- 北川が主役のようですが……読み進めて行く内に北川を演じている別の誰か(作者?)という印象を受けました。まあ、だから舞台裏なんでしょうが……。内容ですが、色々考えてしまう内容で、なかなか良かったです。あと、情景描写や言い回し、間(行間)の取り方はかなり上手い部類ではなかろうかと……。
序盤付近に「視線を移してた。」とありますが、これは「移していた。」ではなかろうか……多分見落としだと思うのですが……。
以上。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- ……猫の結末が直ぐに解ってしまうのはしょうがないかな……。
特に気になるところはなかった。すらすら読み進めていけました。普通によい作品。
- 017 FREE (採点:8)
- 何だか妙に良かった。ただ、ラストが微妙に足りない気もしました……これ以上は蛇足な気もするのでこれで良い気もしますが……。楽しめました。良かったです。
- 018 あいとまこと (採点:9)
- 素晴らしくいい感じ。特に真琴が良い。凄く良い。祐一のジレンマも見て取れます。気持ちの良い作品。堪能させていただきました。
- 019 Hello, Again. (採点:4)
- うーん、もっと先まで物語を進めた方が良いと思うのですが……読者に結末をゆだねるというのも良いと思いますが、この作品に限って言えは消化不良かなぁと……あと、何故「みしお」という名前なのかも知りたいところです。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:9)
- 綺麗にまとめましたねぇ……文章については文句無しです。内容も上手くまとまっていて良かったです。特に締めが良いかと。気持ちのいい作品。堪能させていただきました。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 文章がちょっと単調。それとラストの「ほら、相沢君。・・・いや、祐一、行くわよ」の「いや、」と言うのはちょっと変。例えば「ほら、あいざ・・・祐一、行くわよ」の方がまだ分かるかと。まあ、一例ですが。あと、「か、香里・・・」とどもるのもちょっと微妙。この辺は祐一の心境によって違うので一概には言えないと思いますが。
- 022 アンバランス (採点:7)
- 要修正個所が少なくとも二箇所。特に「確立」は個人的にかなり許せないのですが……まあ、それはともかく、文章構成や心情、情景描写等については言うこと無しです。内容は……非常に良かった。美汐と栞がすごく良い。シチュエーションもばっちりです。締めも言うこと無し。秀作です……「確立」間違いが無ければ九点。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:9)
- 舞ですか……香里かと思った(汗。読み返してみれば確かに香里よりは舞っぽいですねぇ……。
雰囲気が良かった。幸せに満ちているかのような……。まさにほのぼのですね。心温まる作品。楽しませていただきました。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- 文章がかなり平坦。あと香里が香織になっている点がちょっと……他に要修正個所が有ったような無かったような……ただ、内容は悪くなかったかと。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:6)
- ほんわかしていて良かった。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:6)
- タイトルがなかなかに良い。内容も良かった。祐一の曖昧告白がかなり印象悪(祐一に対して)でしたが、十分に楽しませていただきました。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- なるほど、ダイヤモンドダストですか。真琴の言う「みんな」とは真琴の仲間のことでしょうね……。良かったです。楽しく拝見できました。
……ただ、天野の「朝っぱらから」発言はちょっと乱暴かと。
- 028 再集合カノン (採点:2)
- ……うーん、かなり癖のある作品ですね……。話としてはあまり面白くはなかったかな……。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- ぬう……上手いな……。
特に描写が上手い。物語の様子が頭の中に浮かんできました。それに人物が非常に魅力的。会話……三人のやり取りも非常に良い。魅せる文章ですね。ため息出ます。タイトルも良し。堪能させていただきました。
- 030 12月のアムネジア (採点:5)
- やな母親ですね……それに死んでいる狐の処分をわざわざ保健所に頼むとは……。まあ、それはともかく、内容は良かったです。水瀬親子のキャラが微妙に妙な気もしないではないですが……。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:6)
- タイトルが填ってますね。なるほど、正に日常。ほのぼのっぽくて良かった。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- ……すげぇお馬鹿なお話。でも面白かった。楽しませていただきました。
誤字一箇所有り。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:4)
- 文章が少し単調。内容は……ありきたりですが、悪くはなかったかなーと……。あと、誤字があります。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:5)
- 何だかややこしいですが、重要なのはエピローグですね。そこに到るまでの下り自体は大した意味があるわけでもないようですね……いや、これはこれで良いんですが。半ば夢でもあったから微妙に突拍子もない内容だったわけですか……メルヘンと言えばそうかも……ところで、何故ツノなんでしょうね……やっぱり大した意味は無いのかな……?
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:4)
- うーん、何となく不自然さを感じる。あと、結局祐一はどうしたんだろうとか思うんだけど……。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- 可もなく不可もなく。あまり引かれる物がなかった……。
- 037 猫とともに (採点:7)
- 何だかいい感じ。楽しく拝見できました。
- 038 PLAY (採点:7)
- にこやかな先輩に頼まない理由が弱い気がしますが、まあ、それは置いといて。良かったです。香里がいい味出てます。祐一がかなり馬鹿(真琴にわざわざ見せつけようと小細工する辺り)なのも面白かった。
- 039 さかあがり (採点:7)
- 誤字有り。意味深な台詞を言って去る。なかなか良い締めです。逆上がりの例えもなかなか考えているなぁと感じました。
- 040 青い空を見上げて (採点:9)
- いい雰囲気。あゆと秋子のやり取りが凄くいい味出てます。絵本チックな始まりも良かった。秀作です。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:4)
- ……誤字有り。不要な濁点が有りました。内容はまあ、何とも……悪くはないんですが、マーサって名前が子供の発想には思えないので……。
- 042 覚えたての愛 (採点:7)
- 相当ろくでもない男だったようで……まあ、それはともかく、表現がかなり上手い。読ませる文章です。内容も良かったです。真琴の下りなんかは特に……とはいえ、男の印象が強すぎてかなり印象薄でしたが……。
- 043 未来には・・・? (採点:6)
- 傷を舐め合うのは良くあること……らしいですからね。実体験がないので断言し難いですが。なかなか良かった。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 美汐が良い。凄く良い。堪能させていただきました。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:5)
- 北川の馬鹿ぶりがなかなか良かった。あと名雪もいい味出てます。香里は……演出過剰ですね。
- 046 影 (採点:4)
- 冒頭部分の「そら」の話は理論的かなぁ?とか思いましたが……。他は特に無いです。
- 047 あゆの風 (採点:8)
- 要修正箇所有り。
なるほど、あゆの風ですか……うまいですねぇ……なかなか感動的なお話で、楽しめました。良い作品を有り難う御座います。
- 048 Raining (採点:9)
- 真琴が良い。祐一のナレーションも上手い。何より内容がツボにはまった。あとラストが上手い……後味抜群。良い作品を有り難う。
- 049 時計の針 (採点:8)
- おお……うーむ、上手い。くるくる回る行動がちょっとワザとらしい気もしますが……。香里を上手く引き立てていますねぇ……文章、構成も素晴らしい。堪能させていただきました。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 前半は良かった。後半は……もう少し砕けた口調の方が良いような箇所が幾つか有りました。が、基本的には良い内容だった。香里の葛藤がうまく描かれていました。前半と後半で微妙に雰囲気が違うようにも感じましたが……。
……冒頭のつかみはかなり良かった。個人的には「何やってんの? 香里」でなくて「何やってんだ? 香里」の方をお勧めしたいところですが。一瞬名雪の台詞かと思いましたから……。
- 051 むかしばなし (採点:10)
- ……上手い、と言うか雰囲気が良い。話し上手ですねぇ……子供に話して聞かせる母親像がこれでもかって位に目に浮かびます。和やかな気持ちにさせてくれます。堪能させていただきました。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:9)
- 手記ですか……滅茶苦茶上手いですね……。木枯らしが吹いているイメージがありました。残酷さと空虚さを感じさせる作品。過去のエピソードもかなり練り上げられていて良かった。あと、文章、構成が相当に上手いですね……間の取り方も上手い。堪能させていただきました。
天野潤……イメージ的に美汐が嫁に来そうな感じなのでちょっと「ん?」と思いましたが……。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:9)
- あゆの葛藤は無理からぬことではあるでしょうねぇ。取り残された感はやはり拭えないでしょうし……。
あゆの葛藤、水瀬親子の温かさ、祐一の台詞に見える思いやり。いい感じです。締めも良いですねぇ……秀作です。堪能させていただきました。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:6)
- こうやって夫婦の絆を深めていくわけですね。祐一の迂闊?さが少し先行きを不安にさせてくれますが……。
良作です。楽しませていただきました。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:4)
- なかなか良いお話。ただ、獣医というのがちょっと……病気で死んだって訳ではないですからねぇ……歴史学の伝承関係を勉強したいとか言った方が説得力有りそう……。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- うん、いい感じ。最初はだらだらとした印象がありましたが、全体としては良かったです。
- 057 miss understand (採点:7)
- 「後の祭り」ですね。拒絶を恐れて手を出しあぐねている間に全て終わって結局は何も手に入らない。よくある話ですね。恐れず立ち向かわないと後悔するということかな……。
良作。特に引っかかるところもなく読み進めていけました。
- 058 カレンダー (採点:7)
- 一つの区切りということですか。少し変わった設定で、十分に楽しめました。良かったです。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- うむ、アイデアの勝利ですね。設定が面白い。三人のやり取りが楽しい。良作です。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:5)
- 北川君は居ないんですね……まあ、いいか。後半微妙に安易に感じました。他は特にないです。全体的には悪くなかったかと。
- 061 ばかんす (採点:2)
- やりたい放題ですね。序盤は面白かったんですが、徐々に読むのがつらくなってきました。
- 062 さくらのころ (採点:7)
- 良い話。良い話で悲しい話。何となく読むのに気力を使いましたが……ちょっと回りくどかったからかな?でも良作。良かったです。
- 063 二人の記念日 (採点:3)
- 良い話ですが……食い逃げはねぇ……。指輪も「うーん……飲み込んだらどうするつもりだったんだろう」って感じです。良い話なんですが、個人的にはもうちょっとやりようがないのかとか思います。個人的な好みの問題かも知れませんが。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:9)
- はは……馬鹿ですね、祐一も斉藤も(笑
ツボに来ました。某ゲームネタの部分が一番面白い作品(お兄ちゃんネタ以外の部分はあまり覚えてない(汗))。知らないと……それでも多分面白い。自分は栞の「ゆ、祐一おにい、ちゃん……はぅ、何だか、凄く恥ずかしいです……」発言で爆笑しました。面白い作品を有り難う(笑
「まあ一言で言うと、お兄ちゃんって呼んでくれる双子の姉妹とおるすばんするゲームだ。最近ゲームショップでは『今売れてます!』のポップも付いてるくらいの人気ソフトだぞ。あ、ちなみに登場人物は全員18歳以上な」
「どう見たってその……小学生に見えるのは気のせいか?」
「大丈夫だ、そんな事みんな思ってるさ相沢!」
その通りです(笑
……ただ、kanon以外のゲームネタを使ったことで(知らなければ関係ないだろうけど)結構評価が分かれそうな気はします。気がするだけです(汗
- 065 送り火/狼煙 (採点:8)
- 名雪、香里が凄く良い。際立ってます。堪能させていただきました。
- 066 1M (採点:7)
- 名雪の心情がよく伝わってきました。良作です。
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- 祐一が自己正当化の言い訳を脳内で展開する様が滑稽で面白かった。他はそれなりに良かった。
- 068 風にドレスを (採点:8)
- おお……雰囲気が凄く良い。綺麗な笑顔浮かべてそうですねぇ……楽しく拝見できました。良かったです。
- 069 金魚 (採点:7)
- 北川が最後に決めましたね。彼の心情もなかなかうまく表現されています。良かったです。
- 070 前を向いて (採点:8)
- 良いですね。名雪の葛藤が見て取れます。なにげに北川、香里がいい味だしてます。良い作品です。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:10)
- 上手い!これはホントに上手いですねぇ……設定が非常に良かった。文章、構成共に高レベル。間の取り方も上手い。主人公も魅力的。何より内容が良い。秀作です。堪能させていただきました。
- 072 傷痕 (採点:7)
- 祐一がすこぶるいい男してますね……「傷痕とか、関係ない。」発言でほんの少し「ん?」と感じましたが……もうちょい良い台詞が欲しいです。これだと余計に気にしているようなニュアンスにも取れますから……。
- 073 親友体制 (採点:7)
- 話の内容も良かったんですが、なにげに舞のリアクション、祐一の言動も面白かった。いい味出てます。良作です。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 随分と唐突な始まりですね……内容はちょっと微妙。ちょっとくどかったのかな……或いは理屈っぽ過ぎたか……。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- 少しだらだらしていたように思います。が、内容は良かったです。特に締めはかなり良かったかと。
- 076 殺意のプールサイド (採点:8)
- 会話が非常に楽しい。二人の掛け合いが面白かった。なにげに香里もいい味出てます。面白かった。
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 設定と内容は非常に良かったのですが、何だかなぁ的な部分も有りました。あと、後半の展開はもう少し紆余曲折しそうな気がします。そんな簡単に説得される(あゆのこと)のかとか……。
「眠り姫も良い所ですよ」発言は一瞬何を言ってるのか分かりませんでした。少なくとも「良い」は平仮名の方が良いかと。「よい」と読みがちですから……。
「縛り目をトントンと解いていく」の「トントン」は擬音じゃないですよねぇ……それと「縛り目」よりは「結び目」の方が良いかと。縄で縛っているならそれでも良いですが……そんな事ないですよねぇ(笑
「過去に頸椎を損傷した」と詳しく書くよりは簡単に「過去に大けがをした」の方が良いと思います。ここはかなりびっくりしました。一体何があったのかと……。
基本的に内容は凄く良かったです。特に佐祐理の心理描写が秀逸。楽しませていただきました。
- 078 反転少女 (採点:8)
- 駄目だ……思い切り笑ってしまった……なにげにトランプマンネタが面白かった。香里のアレはかなり笑った。予想はしてたんだけどね……最近笑いに飢えているのか……。内容が面白かったので細かいことはどうでもよくなりました(笑
面白い作品。大いに笑わせていただきました。
- 079 フワリ (採点:3)
- 最初にあった「あいつ」を「キミ」にした理由が分からない。ずっと「あいつ」のままでも良いのでは?あと、天使が本題を言うまでの下りに無駄が多いのか、だらだら感が有りました。良い話なんだろうけど……。
- 080 ガラスの森 (採点:7)
- これをファンタジーと言うのかどうかよく分かりませんが、内容は良かった。ユキの正体はすぐに分かりましたが、まあ、しょうがないでしょう。最後の名雪とユキの会話は雰囲気出てました。良作。
- 081 ボーイフレンド (採点:8)
- くっ……満点を上げたいくらいの内容なんですが……要修正個所最低四箇所。チェックする時間がなかったように見受けられます。内容に反して修正内容がお粗末なので……あと、二人の台詞
「祐一は私の」
「俺だって舞のものだよ」
これだと「だって」と文脈がつながらないんですが……「舞だって俺のものだよ」の間違いでは?あと、あまり平仮名にしないような所を平仮名にしていたり……これもチェックする時間が無かったからでしょうか……。
内容について
良いですねぇ……滅茶苦茶良い。特に舞が良かった。ほほえましいというか、かわいいというか……佐祐理の役どころも良かった。祐一は……何だか随分と手慣れているような……まあ、これも愛のなせる技なんでしょう。秀作。楽しませていただきました。あとはチェックをする事ですね。修正に時間を使うことを考えることも重要かと。
○魔 さん
- 054 another grey day in the big blue world (採点:9)
- なんていうか、夫婦生活の日常の中のある出来事というか感じが好きです。
○柾人 さん
- 001 farewell party (採点:4)
- 学校以外全ての心当たりがある場所を捜したあげくに一旦家に戻りパーティセットを持ってくるとは…名雪はよっぽど待たされたろう。
- 002 コンクール (採点:5)
- がんばれ〜。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 内容が短すぎて主題であるタイトルの直球勝負になっている。もう少し話を膨らます努力を。
2年時の球技大会は祐一の活躍で優勝したとあるけど…この学校は雪の降り積もる中で球技大会やったのか?
- 004 冬は好き? (採点:1)
- これはむしろ超短編部門に投稿すべきなのでは?
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 何時から日ノ本之国は一夫多妻制になったのデスか? 祐一ヘタレ過ぎ……
ハッピーエンドは好きですが、ご都合主義もここまで来ると痛いです。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:3)
- 冒頭のシーンとの香里の性格のギャップに思わず面食らった。香里の一人称で語られるわけだが、地の文において行動と思考がせわしなく行き来するため読みにくい印象を受けた。あと祐一に個性が感じられなかったため、香里が浮いている。
- 007 思い出 (採点:1)
- 香織っていう誤字は良く見るけど香理ははじめて。
とりあえず真面目に書いてないようなので一言。
ブービー狙ってます?
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:3)
- 栞BAD後に祐一と香里が付き合って、それを顔は笑って心で泣いて見送る北川。
定番の内容でそれ以上は読み取れなかった。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- 倉田父の話とは珍しい。文章力も高く、話としても及第点。良作。
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- このタイトルは少々穿ちすぎな気がする。このパターンの話は結構多いので物語としてあと一味欲しいところ。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- 地の文章に力が無さすぎ。せめてもう少し心理描写を書き込んでくれれば萌えたのに…
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:1)
- カノンの二次創作である必然性が無い。また地の文がいい加減なうえに会話文もありふれたものが多く、ギャグとしても中途半端な感じがした。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- ジャンル『ラブラブ』ということで構えてたつもりだったんだが……これはもう『壊れ』の領域では?
暴走モードの名雪は割りと好き。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 地の文が祐一の思考をただ垂れ流しに書き並べられたみたいで読み辛い。あとこれメイン栞なのか?
- 015 in the room (採点:6)
- 舞台裏SSとしてはそれなりに読めた。化かしあい、或いは禅問答みたいな会話が続く中『どーせお前は男キャラだ』というくだりはちょっと直接的すぎて興ざめしたが。
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- 時にはおどけて時には叱咤する北川のキャラがイイ。最後の泣き顔で親指立てて微笑むところなんか特に。
シロの死ぬシーンが割とあっけなく終了してしまったのが残念だった。
- 017 FREE (採点:4)
- 女の友情。水切り8回は凄すぎます。
- 018 あいとまこと (採点:5)
- 何で秋子さんが制服を用意できたことを誰も疑問に思わないんだ?
- 019 Hello, Again. (採点:3)
- これは短編でやる内容じゃないような。物語の序章といった感じ。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:4)
- 香里と祐一が何故惹かれあうのか理由が欲しかった。2人が会うシーンはシチュエーションとしては綺麗だが、もう少し描写の書き込みが欲しいところ。全体的に内容が薄い気がする。
- 021 隠された想い (採点:1)
- 会話文の前に人物の名前はいらない。いちいち書くのも面倒だろうし。
地の文に力が無さすぎ。これならいっその事会話文のみのほうがまし。あくまでウケ狙いの意味で。
- 022 アンバランス (採点:7)
- 美汐の心理描写が巧い。2人の会話が自然で、栞の強さが感じられる作品。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- 舞だったかー。美汐かと予想してたんだけど外れました。
>最近は運動できる機会が減ってきたというのに。
ここら辺がヒントになっていたのかな? 最初は気付かなかったけど。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- 香織って誰ですか? 行間に意味が無い。
3人の出会い話も淡々としており、盛り上がりにかける。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 祐一が起きるシーンが支離滅裂。暗号文でも読まされている気分だった。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:2)
- 祐一の1度目の告白と2度目の間が短すぎ、曖昧に告白→曖昧は嫌→曖昧じゃない告白とこれだけじゃ物語の軸として弱い。前半部分が前半から後半部分に移るときに唐突に祐一視点に切り替わるのに違和感を感じる。ただでさえ短い物語なのに冒頭の長い説明文がアンバランス。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- ものみの丘が光に包まれるシーンの描写は気合いが入っており、綺麗に描かれていた。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- 同窓会SS? キャラの性格も言葉使いも違うしラスト意味不明だし。
えっと……KANONのSSであるかどうかすら疑わしいのですが?
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:7)
- 冒頭にこれが夢であることをばらしているが、最後まで夢で終わるとは思わなかった。
明るい歌のはずなのに、最後の歌詞まで悲しみが感じられた。
- 030 12月のアムネジア (採点:9)
- 冒頭の冷静に状況分析を行う美汐に萌え。真琴の描き方が上手いのも感心した。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:1)
- 本当に『ただそれだけ』の話で終わっている。
冒頭の目覚まし文が本編と微妙に違うのは何故?
- 032 make bread,eat shorts (採点:2)
- タイトルで話の内容が分かってしまった…鬱。最後のオチは無理矢理な気がするけどギャグだからいいのか? それ以前に話として破綻してるけど。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 祐一至上主義の話のようだけど、これじゃあ祐一がただの女たらしってだけで終わっている。
久瀬の出てきた意図が不明。全体的に何が書きたかったのか主題が曖昧。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- 冒頭の会話を見て、不条理なギャグ物かと思っていたが……やられた。
栞の一人称で語られる日常が微笑ましく、それによってエピローグの美汐の言葉に重みが加わっている。
会話のテンポも良く文句無しの名作。
どうでもいいが30日目、夢の中での栞の姿が気になる。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 願いの内容はちょっと都合良過ぎな気がしないでも無い。この後に控える祐一を巡る泥沼の抗争に奇跡の代償が払われないことを切に願う。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:3)
- 視点切り替えの際には合図はいらない。あと三点リーダーは『・・・』でなく『…』のほうがいいかと。ただし多用はせずに。話の内容自体は悪くない。会話文と地の文の両方とも表現が短く淡々としているので、どちらか片方でも自分にしか書けない言葉で表現できるようになれば良い作品になると思う。
- 037 猫とともに (採点:3)
- 何も無いままに終わってしまった。秋子さんと真琴がらみで何か出来そうだけど。
- 038 PLAY (採点:5)
- 恋人の演技をしていたつもりが本当に好きになってしまうというのは恋愛モノの王道。惜しむならば前半で後の展開が読めてしまい、話のヤマが最後まで見あたら無かったこと。
冒頭の会話も伏線としてあまり機能していない気がする。
- 039 さかあがり (採点:5)
- ラストはもう少し綺麗にまとめてほしいところ。
あと美汐は鉄棒を散歩の途中でたまたま発見したと言っているが、体育の時間に鉄棒のテストがあるのなら鉄棒のある場所を知っているのは当然では?
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- 絵本のような文体で、誰視点で送られているのかを嫌でも考えさせられる。その正体は少し分かり安すぎるきらいがあるが、全体として短いのに良く纏まっている。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:4)
- マーサの名前を思い出す場面が唐突。犬と少女がそのためだけの道具に成り下がっているのもどうかと。
- 042 覚えたての愛 (採点:6)
- 中盤の展開は結構引き込まれた。けどラストが中途半端。真琴の性格も素直過ぎて違和感を感じた。
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 文章が全て千切れており整合性が皆無。まずはちゃんとした文章を書いてください。
- 044 − 光幕 − (採点:5)
- 行間がかえって見辛くしている。核融合にはまいった。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- え、コレで終わり? という感じのラスト。思わず次のページへ進むボタンを探してしまった。
卑屈な祐一が意外と好印象。北川が連れていた女の子は姫里と空?
- 046 影 (採点:2)
- 栞BAD後の香里の話としてあまりに単調。行間は不要。
- 047 あゆの風 (採点:6)
- 祐一の性格が変。臆面も無く恥ずかしい台詞を吐くあたりは祐一というより浩平よりかも。
- 048 Raining (採点:8)
- 会話の雰囲気が本編そっくり。素直に上手い。これでもう少し話を膨らませていれば満点。
しかし普通少女漫画には振り仮名くらいふってあると思う。
- 049 時計の針 (採点:10)
- 香里の話の中では一番良かった。心理描写も主題も会話文もラストの締め方も文句の付け所が無い。
- 050 笑顔にすべてを (採点:6)
- 悲鳴の後に太字のタイトルを見たら何故か吹き出してしまった。
- 051 むかしばなし (採点:2)
- 舞シナリオの再録をやられても…どうすればいいんだ。
このディレクターの行動は絶対ありえない。放送禁止レベルだよ。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:2)
- 真琴シナリオの焼き増しで、北川を起用した意図が不明。また本編の描写は全て老(?)北川の視点で送られているが、場面ごとの繋がりが把握し辛く物語に感情移入できなかった。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- >例えば夏の記憶は浜辺の砂に、秋の記憶は詩織に、冬の記憶も、春の記憶も……。
ときメモ? 一番重要なシーンで誤字は痛い。
スケッチブック、剣、鈴。いずれも各シナリオのメインだけど名雪は靴なのか?
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- どこがカノンなのか不明。話が短い上に伏線となる要素も一切無い。いきなり浮気がどうのこうのと言われても読み手に与えられた情報が少なすぎるためとても感情移入できない。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:1)
- 短い。本編の流用だけで話が終わっている。
- 056 写真のわたしと今の (採点:4)
- 表現が不足気味。心理描写が淡々としているのは名雪の心情を察してのことかもしれないが、物語としてあっさりし過ぎていた印象を受けた。
あと句読点はつけたほうがいいかと。「・・・・」の乱用も少し見苦しい。
- 057 miss understand (採点:4)
- >おまえが本当に求めていたものは目の前だ。手の伸ばせ。
手を伸ばせ、ですよね。誤字には気をつけましょう。
>裸のままで一度もぶつかっていかずに、本当の自分を今まで隠し続けていたためにこんなことに!
この一文は無いほうが良い気がする。前後の感情では香里はまだ呆然としている。若しくは凍りついているようなので。
- 058 カレンダー (採点:6)
- 突飛な点が無いまとまりのある話で好感がもてる。
部屋の片付けというより、ただ漫画を並べ替えただけのような。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:1)
- 話に無理があり過ぎるうえにつまらない。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:9)
- 名雪の心理描写が巧い。雪うさぎと名雪の姿を重ね合わせた点も話の軸として機能している。
所々で香織になっていたのは惜しい。
- 061 ばかんす (採点:2)
- キャラの性格悪すぎ……悪ノリもここまでくると笑えない。
- 062 さくらのころ (採点:4)
- 詩的な文体の作品。話の内容は温かみがあり嫌いではないが、一つ一つの文が詩というよりただの箇条書きになっていることが多く、読み辛い印象をうけた。
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- 食い逃げは犯罪です。
どうせなら食い逃げ記念日をもっと溜めてから明かしてほしかった。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:3)
- お兄ちゃんって……シスプリじゃなくて、はじ○すかいー!
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- 名雪を煙に巻くような言動は香里らしい。最終的に香里は一歩前進したことになるのだろうか。
- 066 1M (採点:4)
- 祐一との関係に悩む名雪の葛藤は伝わってきたが、いかんせん内容が無さすぎ。ここから話を展開させてゆく要素はある。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- 物語としては物足りないが日常のワンシーンとしてそれなりに読めた。
18禁? と思わしておいてラストのオチは良かった。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- 綺麗な話だけど、真琴の存在が謎。
- 069 金魚 (採点:5)
- 青臭い思考は祐一よりも北川のほうがしっくりくる。何でだろう?
- 070 前を向いて (採点:1)
- 『―』や『…』はあまり多用しないように。『!』や『?』のあとはスペースを空けるように。
句読点は会話分だけじゃなくて地の文章にも使うように。何やら使い方間違えているようだけど。
>昨日眠れなかったとは言っても、よく昼まで眠れたものだと少し関心した
関心? 興味を引かれたという意味でもまぁ通じないことは無いけど…
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 全体的に説明不足。主人公の存在が意外性に富んでいるのだから、もう少し伏線が欲しいところ。雰囲気は良い。
また祐一はあゆのことは名前で呼んでいたので『月宮』という名前に聞き覚えは無いはず。
- 072 傷痕 (採点:3)
- 栞の傷痕について、主題として扱われているわりには解決方法があっさりし過ぎな感じがした。
- 073 親友体制 (採点:5)
- 舞と佐祐理の友情物語。随所にみられる祐一と舞の掛け合い漫才が面白かった。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- タイトル以上の内容が無い。2人の会話が淡々としていて重みにかける。
- 075 始まりの日 (採点:3)
- 辛口クッキーやガラスの指輪など小ネタ続きで話の主題が見当たらない。あと祐一の台詞クサ過ぎ。
- 076 殺意のプールサイド (採点:4)
- ジャンル推理ってあるから、気合いれて読み始めたのに……騙された。
祐一が変態模様。
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 中々堪能させてもらった。佐祐理ってダークな一人称が似合うなあ。
闇と光の考察や、哲学者の一文なんかは知識の片鱗が窺えた。
> 世界は本来、深淵の中に佇むもので、光は外部からの干渉に過ぎないという考え。
は後者にあたるのでは?
- 078 反転少女 (採点:2)
- えっと……最後のあゆは、食い逃げ常習者→倹約家への反転を遂げたという解釈なのか?
美汐と佐祐理は反転とは違うような。美汐の妄想癖は本編通りでは?
地の文章に力が無い。ついでにオチがない。
- 079 フワリ (採点:6)
- 天使とあゆのやり取りが微笑ましく、最後の物悲しくも綺麗な表現が好印象だった。
- 080 ガラスの森 (採点:5)
- これはファンタジーなのか? 本編の補足っぽいSSだけど、イマイチ名雪の心情が伝わってこなかった。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 容貌魁偉は言い過ぎでは?
○名無し@sp3 さん
- 007 思い出 (採点:2)
- 10分ぐらいで書いたんじゃないの?
突っ込みどころが多すぎて(釣り餌?)違う意味で面白すぎる。
冷静に読んでたつもりだったけど、不覚にも、オチの一行に腹かかえて笑ってしまったので+1点w
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 何か込上げるものが…。良すぎです。文章も上手いし。
ボーン、ボーン、ボーンが全部で四つあるな。最後のはなんだろう。
一点、気になるところがありました。
>それより先にまずはここにいる私を殺せ
お父様、思い余って先走り過ぎ。娘に罪の上塗りをさせる気ですか。
- 021 隠された想い (採点:2)
- ただのプロット垂れ流しですか? もう少し力入れて文章肉付けしましょう。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:3)
- 無理矢理「曖昧」という言葉を使おうとしてない?
「煮え切らない」「はっきりしない」「漫然とした」とかに言い換えて、キーワードはここぞというときに。
人称切り換えの意図が掴めない。独白部分を一人称、ストーリー展開部分を三人称、とかに割切った方がよかったのでは。
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 「全然」の用法で美汐たんにつっこみたいw
それより訳わかんないよ、この話。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 描写が綺麗で、読みやすかった。
夢に溺れる佐祐理さんの葛藤。
せつないですね。
- 032 make bread,eat shorts (採点:6)
- ねー、ちゃんと風呂入ろ♪な展開ですねw
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 冒頭のオレオレ連発がツボにはまって腹がよじれましたw
言葉使いや文章技法のミスが気になりました。
申し訳ないが内容では笑えなかったです。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:8)
- ヤバイ。個人的ツボに入った。マサルチックな映像が脳内をぐるぐるぐるぐる…。
残念なのはネタに描写力がついていって無かったこと。
キャラの位置関係や動きが、よく分からなかったシーンがあった。
不条理ネタは、的確で細かい描写にした方がいいのかな。分かんないけど。
エピローグはちょっと蛇足。冷めてしまった。
- 038 PLAY (採点:6)
- なんかスッキリしない話。
真琴をダシにするにしても、もう少し説得力のある理由付けは出来なかったものかな。
そうでないと当て馬にされた真琴が報われないです。
文章では、古臭い言い回しと読点の位置が気になりました。
- 050 笑顔にすべてを (採点:5)
- 俺俺しすぎ。一人称なので、いちいち「あたしは」って言わなくても分かります。
あと会話文がちょっと説明っぽいかな。
- 051 むかしばなし (採点:7)
- おかあさん、もっとむかしばなしっぽくお話してくれないかなあw
せっかく最初が物語り調だったのに、だんだん説明っぽくなっていって残念。特にディレクターとか視聴率云々は興醒め。
単なる焼き直しだったけど、シメで良い感じにカタルシスが得られました。舞、いいおかあさんになったんだなあって。
でも脱字が。
- 061 ばかんす (採点:6)
- あはは、ぶっ飛んでますね。
でもちょっとボケが中途半端、ツッコミも弱いかなと思いました。
佐祐理さんを完璧にぶっ壊して、舞が「佐祐理ヤバイ…」ってなるぐらい、
とことんまでやった方が良かったかな。個人的意見ですが。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- 最初から最後まで飽きずに面白く読めました。
香里に祐一兄さんって呼ばせるのは、果てしなく萌えですよ。栞は当然デフォ。
地の文でツッコミたいところもあるけど、それを気にさせないぐらい勢いがありました。
ただ、
>全くもって同感。
って誰よ(w。作者? 祐一の思考回路は全くもって正常だと思いましたが(w
- 067 ポイズン・キッス (採点:8)
- テンポがよくて、読みやすい文章でした。最後まで読んでタイトル見てちょっと笑った。ポイズンw
話はちょっとありがちですかね。
舞が可愛かったです。上気した虚ろな目つきで舞に見上げられたらたまらんでしょう。
- 073 親友体制 (採点:8)
- >佐祐理が傷付いたら〜
の行が舞にしては饒舌かなと思ったけど、流れ的にまあ有りかな。
視点がその場によって流れるように変わってるけど、特に混乱はなかったです。
- 077 盲目考察 (採点:4)
- 国語の問題を解いていたかのような気分。
全体的に何をいわんとしているのか掴めなかった。というか、もやのような霧のようなものを掴まされたというか。
回りくどい隠喩を理解するのに、くり返し読んだり、最初に戻って読み直したり、しんどかったです。
それぞれのキャラクターにとって、光と闇とは何なのか。幸せとは何なのか。
雰囲気だけ掴んで理解することを放棄しました。ごめんなさい。
あと三人称部分が謎。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 舞の恋心を描いた素敵なストーリーだと思います。
ですが、視点や人称がふらついてて落ち着いて読み込むことができませんでした。
視点は特に統一する必要はありませんが、その際は主語を無闇に省略しないように。
人称は統一するべきです。最後の「我等」「貴方」を、それぞれ「二人」「祐一」に。
容貌魁偉ってなんだ? と思って辞書引いたんですが、祐一の修飾には合わないような気がしました。
以上、偉そうに語り申し訳ないですが。
○名無し@デフォ さん
- 001 farewell party (採点:7)
- 綺麗に纏まった佳作。
優しさと少しの冷たさを感じさせる文章が良い。
- 002 コンクール (採点:4)
- そう簡単に栞の絵は上手くならないとは思います。
でも数百年後には評価されてるかも
- 002 コンクール (採点:3)
- 頑張ってはいますが。稚拙さは免れません。
もっと話に裏づけを。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- 何で進路の話だったのにいきなり大好きになるんでしょうか?もう少し回想などで祐一を好きになった時の事などを書いたほうがいいと思います。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- 万人がぶつかる問題を取り上げていて、共感できるところも多く、おせっかいな祐一らしさも短い間に良く出てる。
Never too late 〜することに遅すぎることは無い〜もしこれが主題ならもっといい訳があったと思う。
Tomorrow never comesって言いたいのか良く分からないや。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- じゃあ、どこの学部なのかとか。そういうことにまったく触れないで。
ただ祐一と一緒だからというだけで大学を選ぶような女性なのですか、香里は。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:1)
- なんかネタふりだけで終わってませんか?
- 004 冬は好き? (採点:1)
- コンペと云う場で、いまだにこんな作品が出てくるとは……
- 004 冬は好き? (採点:3)
- 唐突だなぁ祐一。もっと言うことあるだろうに。
- 004 冬は好き? (採点:1)
- どこにでもあるような、というよりも、どこにでも転がっている空虚な落書き。
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 対比という構図自体は悪いものではないですが。
これではあまりにも中身が無いというもの。いっそ、超短編にまとめたほうが良い位かも知れません。
- 005 恋人(ともだち) (採点:5)
- その状況、うらやましすぎるぞ祐一よ。そして欲張りすぎだ。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 論外の駄作。自分からアクションを起こせないような人間がこんな関係をうまくやっていけるとは思えません。
- 005 恋人(ともだち) (採点:4)
- ギャグか18禁の導入にしかなりそうにないネタでほのらぶに挑んだのは評価に値するかと思います。
でも、まあそれだけでした。
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- それで良いのか。あゆは。
途中まではわりと好みの感じだったのに。最後で白けてしまいました。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:6)
- ・・・・・・香里って、こんなキャラでしたっけ?
そして栞との会話のシーンで一気にハジケちゃったようですね(笑)
でも、この手のジャンルはこのくらい暴走するのが丁度いいのかもしれません。
とにかく読んでいるこっちの方が恥ずかしくなる作品でした。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 鬱憤を晴らしてるというかはっちゃけてるというか。
そして微妙に他作品が出てましたね。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:2)
- ごめんなさい。こういうのは生理的に受け付けません。
ただの馬鹿女じゃないですか。香里が。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:2)
- 所々にあるネタがうっとうしい。
それさえなけりゃもっといい点数をあげられたものを
- 007 思い出 (採点:1)
- わかっていると思うけどヤマなし、落ちなし
- 007 思い出 (採点:4)
- 話が唐突過ぎて、ちょっとついていけなかったです。
- 007 思い出 (採点:1)
- はぁ〜?
全部読んでませんが多分これを下回る作品は今回出てこないんじゃないかなと思わせる作品。
あと香理ってだれですか?
- 007 思い出 (採点:1)
- 美坂"香里"です。そんなことを指摘する以前の駄作ですが。
- 007 思い出 (採点:1)
- すいません。何が書きたいんですか。
何が「想像して下さい」ですか。そういう終わり方ならば、せめて想像させるだけのヒントを与えて下さい。
身のない会話と申し訳程度の地の文から何を想像せよと言うのですか。
- 007 思い出 (採点:3)
- 描写が足りないのでは。
誤字でマイナス1点
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 北川のスピーチの最後にウケました。
北川って一途ですよね。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:8)
- 北川、男だねぇ
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- あんまり祐一と香里に幸せ感がなく、その分北川も可哀想に見えない。
題材はいいと思うんだけど、ヤマがないのがマイナスだと思う。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- ゲーム中で語られなかったが、一弥の重みを背負うのは佐祐理だけか否か?について
父と息子、娘の当事者のみでまとめたところに好感がもてました。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:7)
- いい作品でした。やっと倉田父娘にも仲直りのときが・・・・・・ああ、涙がっ!
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- 死者との邂逅というのは、良くあるテーマではあるのですが。
佐祐理の父親と一弥というパターンはあまり見たことない気がします。
そして、この父親のキャラクターが良い。
悪人として捉えられていることが多いようですが、私も彼はこの作品のように本当は温かさや思いやりを兼ね備えた人物だと思います。その辺りが上手く書かれていて、読んでいて心地よさを覚えます。
惜しむらくは。もっと見た目に気を配ることでしょう。改行の位置や行頭の一文字空けなど。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 皆が生きててさらにあゆが恋人ってことはアニメ版ですか?
誰もが経験する別れのお話、香里視点で上手く書けていると思います
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- 美汐もやっぱり乙女なんだなぁ、と思いました。
好きの条件、あの二つがあれば何も問題はないんだろうなぁ。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:8)
- いいですねこの不器用さが。
ただ祐一が帰ってきたときになぜ祐一に発見されなかったのかは疑問。
あと名雪が美汐がきていることをなぜ祐一に告げなかったのかも。心中を察しているような記述はなかったし。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:2)
- テンポを良くしようとしているのかも知れませんが。
見た目も内容も真っ白です。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- うわぁ……久瀬ってこんなキャラも面白いなぁ。結構暴走しがちな久瀬がツボでした
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- 久瀬の天然・・・・OK
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:6)
- オリジナルSSで読みたかったですね
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- こういうアホっぽいのも嫌いじゃない。
まぁ、評価低そうだけど。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 名雪がちょっと祐一のせいにしすぎ。ちょっと甘えすぎかなっておもいます
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- 妄想で終わってほしい
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- 名雪の"らしさ"が伝わってきて。これはこれで好感が持てる。
「本当はわたしが寝た後『ありがとな、今日も楽しかったぞ』とキスしてくれていることは──
祐一だけの秘密。」
は、視点がおかしい。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:5)
- 栞の話ですね。本編で分かれた後、再会するまでの祐一君ですか。
にしても・・・・・・秋子さん、新ジャム炸裂!
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 読みにくい。
まあそれはおいておいて独白系は自分の脳みその中ではおもしろいが文章にしてみると案外おもしろくないっていうことかな?
私はドラマ性がないからだと思いますが。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- 始まりと終わりに何の関連も見出せない。
突然、栞と香里の話になったかと思うと祐一が勝手に結論を出しているし。
- 015 in the room (採点:5)
- 舞台裏ですか。舞台裏ではやっぱり北川が中心になるとKanonの客観的な見方ができると思います。
- 015 in the room (採点:6)
- う、う〜ん。なんとも点数の付けにくい作品。
- 015 in the room (採点:7)
- 実験的な要素が強いけど。綺麗に形が整っている。
その試みを買って。7点。
- 016 月色の涙の想い (採点:8)
- なかなか北川も香里も心理描写がよく出来ていると思う
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 北川格好いいなぁ。嘘をつくのは下手だけど
- 017 FREE (採点:4)
- え〜っと……名雪が失恋して香里がそれを聞いて石投げやって……女の友情か。
- 017 FREE (採点:6)
- 評価に迷う。
文章のリズムが独特というか、ぶつ切れに感じて。
単に下手なのか、それとも狙っているのかが分からなくて。何か気になってしまう。
- 017 FREE (採点:9)
- 文章自体は短編部門の中でも短い方だが2人の関係がいい感じに表現せれていて好感が持てました
- 018 あいとまこと (採点:6)
- 出だしと終わりが某有名小説の流用でしたが、内容に合っていて良かったと思います。
大胆な行動をとった真琴がいいです
- 018 あいとまこと (採点:9)
- 壁に背をつけてうずくまるみっしーがとてもグーです
って感想になってないですが…
- 018 あいとまこと (採点:3)
- ……そこで終わりですか。
- 019 Hello, Again. (採点:2)
- ええっと結果というか後日談なしですか?
読む方としても本文に入る前の前置きで終わられても仕方がないよ。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- 文章は丁寧で、温かさを感じることができて好感が持てます。
ただ、話としては「そのあとは想像して下さい」で終わってしまっているので。減点。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- 空行と三点リーダの使いすぎで、まず見た目がすかすか。
SSは自分のキャラクターに対する願望を書き表すものだ、という意見もあるでしょうが。
個人的には、やはり香里と祐一を結びつけるのであれば、栞は避けて通れないと思います。
この話で栞はどうなっているのかさっぱり触れられていない。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:7)
- ちょっと、手紙が不自然
- 021 隠された想い (採点:2)
- あの、何故祐一は香里を好きになったんでしょうか?
- 021 隠された想い (採点:2)
- 一定のリズムで書く文体には興味をそそられたが、
あまりにそのリズムが単調でつまらない。もう少し、変化させてもいいかと、
後、祐一の性格がいきなり変貌するのもいただけない。
祐一の性格が最初は香里に対して落ち着き払ってるのに、
いつのまにか気弱な性格が変わってる。
全体的になんだか香里のご都合主義的でなぁ・・。
- 021 隠された想い (採点:5)
- 告白のところが少し短いかなと思います。
あの二人ならもう少し長くしても良かったと思います
- 021 隠された想い (採点:1)
- ああ、まぁ。良かったですね。
棒読みのような会話文と心情を僅かに書いたに過ぎない地の文から何を読み取れと。
もっと想像力を張り巡らせて下さい。
- 022 アンバランス (採点:3)
- ん〜、中だるみしている感じがしましたね。
あと、説明的な文章が多かったのが気になります。
- 022 アンバランス (採点:5)
- 二人がアクセルとブレーキみたいなのにいつも隣にいそうな感じでよかったです。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 栞の優しさが感じられて、良い。
ただ美汐があっさりと秘密を話し過ぎている気もしますが。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- 舞だったのか
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- 舞ですか! 読んでて誰だろうと本気で推理しかかりました。
体重を気にするのが可愛かったです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:1)
- 最後まで読んで、名前を呼ばれるまで、誰の話なのかわかりませんでした。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:2)
- わざとぼかしているのだろうけど。
最後の「舞」を誰に変えても成り立つ話。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:6)
- 文章は上手く書けていると思うんですけど、香織は流石にまずいと思います。全てそれで統一されているからわざとかな、と思いましたが、恐らく誤字なんでしょう。−2点です。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 話の内容は良かったです。北川視点もいいと思います。
でも弁当ってこの四人で行動するためのアイテムなんでしょうか?
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:4)
- 誤字はいかんなあ
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 名前の間違いは評価以前の問題です
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:5)
- 北側の話が中心にかかれているわけだが、最初の名雪の対抗意識を燃やして弁当作るシーンからいきなり変わってしまったのに違和感があった。おそらく人気のない屋上で話すといったシーンを円し津市たかったのだと思われるが、シチュエーションはほかにもいろいろあったと思われる。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 美坂"香里"です。そんなことを指摘する以前の駄作ですが。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- 「香織」は無いだろう、という感想で埋め尽くされそう。
それを抜きにしても、特に見所もない。
短編で展開を焦るのは分かりますが、最後は慎重に進めてほしい。
終わりを無理やり綺麗に纏めようとしているのが見えてしまいます。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- 『香織』はどうしても気になってしまいます…
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:3)
- 本当にただの"日常"が書かれているだけで。
それで最後だけ綺麗に纏めようとしているのでは、心に残るものはない。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:5)
- >「小学校の卒業アルバムに書く、将来成りたいモノの欄ぐらいかな」
むちゃくちゃワラタ。シリアスなのにこの一言でコメディになったよ。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 全体としてまとまっていて、雰囲気が出てると思います。
ただ時刻や気温を明示する必要はないかと思います。
ものみの丘の日の出まで2時間も歩くのは酷でしょう。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- 前半の雰囲気はとても良いのだけど。
最後が……。
「俺たちは、いつもどんな時でも、この地球(ほし)に抱かれて生きているということに。」
ちょっと大げさ過ぎやしないでしょうか。
綺麗に纏めたい、というのは分かりますが。それも流れがあってのことです。
- 028 再集合カノン (採点:6)
- 読解力が無いからでしょうか?結末の意味が分りませんでした(泣)
- 028 再集合カノン (採点:3)
- 何に幕が下ろされたのかがわかりません。
それに気づいてたのは祐一、あゆ、秋子さんかな?
- 028 再集合カノン (採点:1)
- えっと 多分皆さんから同じような酷い評価を受けているでしょうが、
実力のない某監督が苦し紛れに使ってたまたま当たっただけの手法を真似するのはどうかと・・・
しかもテキストだけの短編では猿真似にすらなってません。
- 028 再集合カノン (採点:4)
- メタ的な試みをしようとしているのは分かりますが。
いまいち釈然としないというか。
そのような”現実”を読者に見せることにどのような意図があるのか、という。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 文中の表現を借りれば。
「すとん」と胸に落ちてくるような読後感。
抑えた表現が巧い。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:10)
- 思わず涙ぐみました……。
一番最後のところでマジ泣きしました……。
佐祐理さんが、舞が、一弥が幸せでありますように……。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 美汐が真琴と祐一をからかったセリフが上手いと思いました。
- 030 12月のアムネジア (採点:10)
- 美汐と真琴のキャラを始め各キャラクターがいい感じに仕上がっていて
ほのぼのとしていながらもホロっとさせる巧いSSでした10点。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 丁寧なつくりで、読んでいて心地よい。
このような真琴と美汐というのはひとつの理想だ。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:7)
- ついに名雪までジャム所持者にっ? かなり衝撃的です。
北川と香里の喧嘩に付き合わされる名雪と祐一にほのぼのさせてもらいました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- 本当にただそれだけ。
すいませんが。ページを閉じた瞬間に何が書かれていたか忘れてしまいそうです。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- 訳分からなさ具合がツボにハマッタ・・・
- 032 make bread,eat shorts (採点:3)
- な、なんのこっちゃ。
あれで受ける香里も香里だよ・・・・・・。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- なんというか。こういう馬鹿馬鹿しい味わいは嫌いじゃない。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:6)
- 久瀬が哀れだ……。結局彼ってストーカーなんですよね。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 遊園地。メリーゴーランド。観覧車。流れ星。願い事。
定番のネタを定番どおりに料理されても、面白みも何もありません。
会話文で水増ししている印象を受けます。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- 謎過ぎ。
エピローグだけ
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:6)
- 美汐のお姉さま宣言には笑いました。
で、角が生えた栞はどうしたんでしょう。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:9)
- ちょっと甘いかも知れませんが。
こういう不思議な味のある作品は大好きです。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:5)
- やっぱり天使の人形は奇跡を起こすための鍵なんですね。
最後が少し長い説明だったので少し読みにくかったです
- 037 猫とともに (採点:4)
- 祐一と名雪は何で外国にいるんでしょう。やっぱり祐一の仕事かな。
秋子さんとぴろの生活、ほのぼのしてるんでしょうか?
- 038 PLAY (採点:7)
- 冒頭で三人称からいきなり一人称に変わったことと、ラストの真琴が彼女らしくない妙に悟ったような態度に違和感を覚えたのでー3点。
- 038 PLAY (採点:8)
- 香里もいいけど真琴がまたいい!
素直じゃないから伝えられない真琴が可愛いです
- 038 PLAY (採点:10)
- とてもテンポのいい作品だと思います。読んでいくうちに引き込まれていくのを感じました。
- 039 さかあがり (採点:4)
- そもそも高校の体育に逆上がりの試験があるんだろうか……
- 039 さかあがり (採点:4)
- ブルマ万歳、などということは置いといて。
最後の美汐のセリフがいいです。遠まわしなのにストレートなところが。
- 040 青い空を見上げて (採点:7)
- あゆのお母さん!
途中、ぴろ視点かと思いましたが……いやはや虚を突かれました。
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- なんかほわほわして良い感じ。
落ちも気が利いている。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:6)
- いやくだらないことだけど「サーマ」という名前にはちょっと無理があるかな・・・
- 042 覚えたての愛 (採点:5)
- 秋子さんの過去の話、プロポーズのときの話から真琴のシナリオまで。
秋子さんの心情が上手いと思います。
- 042 覚えたての愛 (採点:8)
- 「大切なことは言葉にしなくては伝わらない」
を地で行く話ですね。
うーん、後味は良くないけど。変に心に残る。
- 043 未来には・・・? (採点:6)
- 重い……
二人の思いに微妙な食い違いがあるのも良かったと思います
- 043 未来には・・・? (採点:2)
- まぁ、やろうとしていることは分からないでもないですが。
ふたりして愚痴を言っているだけにしか見えません。
- 044 − 光幕 − (採点:4)
- アイディアは悪くない。美汐が「奇蹟」の種明かしをするところなんて、なかなか面白い。
ただ、見せ方はちょっと……。
出だしの硬さと後半の砕け方にギャップがありすぎる。
- 044 − 光幕 − (採点:8)
- 最近のニュースを使ってうまく構成されてると思いました
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:2)
- 名雪と香里の対比を意図していると思われますが。
正直、良く分かりません。
- 046 影 (採点:6)
- 「香里はさ…香里は悲しくないのか…?栞が…栞が死んだんだぞ……」
この台詞はいい感じ。
- 046 影 (採点:5)
- メイン二人よりも北川が格好よく見えました。
二人の仲を取り持つ人が一番つらいかもしれないですが
- 046 影 (採点:2)
- 「もう2度と会えないなんて他人に決めつけられちまったんだぜ!?」
この一文の意味が分かりません。
大体が「愛してる」とか軽く考えすぎている印象を受けます。
- 048 Raining (採点:8)
- よく考えてみれば梅雨の季節は6月、6月と言えばジューンブライド……。
雨が好きと言った真琴がいい感じでした
- 048 Raining (採点:3)
- その、幾ら北国でも6月初旬まで雨が降らないなんてことはあるんでしょうか。
私は中部地方に住んでいるので、分からないのですが。あまり無さそうな気がします。
もしそうであれば、私の認識不足ですが。その点が気になって話に集中できず。
「雨」は雰囲気を出しやすいため、安易に使われがちです。
過去に数多ある作品を突き抜けることはできなかったかな、と。
- 049 時計の針 (採点:5)
- くるくる廻る香里……想像付かないなぁ。
やっぱり最後のあれは告白なんでしょうかね?
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- 香里の微妙な暴力性が発揮されましたね。
でも、栞は香里に対してあんなしゃべり方なのかな、と思いました
- 051 むかしばなし (採点:2)
- 昔話の情景説明にしては向かない文がありマイナス−1。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- 主人公北川の真琴シナリオ。しかも北川が別人だよ・・・・・・。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:5)
- やろうとしている試みは面白いと思いますが。
文章の書き方が無理しているようです。ぎこちなさが漂います。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:8)
- 恥ずかしながら「縋る」が読めませんでした^^;
- 053 散葉咲華―another home― (採点:5)
- 祐一のセリフは某アニメのセリフだ。
秋はやっぱりいいですね、焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き〜
- 054 another grey day in the big blue world (採点:6)
- いきなり祐一と美汐が夫婦喧嘩と言われて少し驚きました。
けれども『この二人の喧嘩はこういう風なのか』と感じました。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:9)
- 読みやすかったです。
らしい二人の行動がほほえましくて、
喧嘩といっても険悪すぎず、よかったです。
作者さんの表現力で+1点
- 054 another grey day in the big blue world (採点:2)
- これは何を意図して書かれたのでしょうか。
すいませんが、私は不快感しか覚えません。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:6)
- 次に会うときは彼女の名前は『沢渡真琴』じゃないんですね。
祐一君、日付が変わるまで寝たら凍えないのかな。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- たったひとつの名前というのはちょっといいと思えたので、思い切り甘くつけて2点。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- どっかでそっくり同じようなものを読んだ気がするので低得点。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:2)
- これでは、言いたいことをそのまま書き殴っているだけに見えます。
祐一が勝手に心情を吐露し、勝手に真琴の思いを聞き取っているだけに。
もっとお話としての見せ場や読ませどころを考えてください。
- 056 写真のわたしと今の (採点:5)
- あれだけ明確に自分の気持ちをわかってるのにイチゴサンデー7つなのかっ?
- 056 写真のわたしと今の (採点:4)
- 結果のある独白だけに多少行き過ぎでもいいから演出が欲しかったと思います。
淡々と誰もが知ってる結論へたどり着いただけでした。
- 056 写真のわたしと今の (採点:1)
- SS−Linksに登録されている作品を読むと、おそらく10本以上同じプロットの作品が見つかるでしょう。つい数日前にKanonをプレイしたのでしょうか。それとも他人の作品を一本も読んでいないのでしょうか。これをこんぺに出せるという度胸だけはほめられるでしょう。
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- 句読点が無いのは、独白という形式を使っているから、と理解するにしても。
やはり「・・・」と空行の使いすぎではないでしょうか。
それらのことを気にさせないほど、話に魅力があるわけでもないので。どうしても気になってしまいます。
- 057 miss understand (採点:6)
- あらたな悟りを開いた香里。変わって行けるといいなと思いました
- 057 miss understand (採点:3)
- 『我』の言葉の意味を取り違えている。『我』とは基本は仏教用語です。あるいは中国語としてもいいですが。
調べれば分かることですが、誰かのためにがんばりたい気持ちは『我』です。
というわけで、全体で言いたいことが陳腐化してしまってます。
自分の作品のキーワードについては資料集め考察の手を抜かないほうがいいと思います。
『我』にあなたのオリジナルワードが与えられれば、構成のまずさを補って余りある作品になったかも知れないだけに残念です。
- 057 miss understand (採点:9)
- うーん
現実がうまく描写されていると思います。
なんか、自分の立場と似ているから切ない。
思い知らされました
- 057 miss understand (採点:6)
- こういう終わり方もありかも。余韻を残す、という点では。
- 058 カレンダー (採点:8)
- 構成の素晴らしさには感嘆した。
本を整理していくことと二人の心を整理していくことをかけてたのかな?
違うんかな?
内容は天野は本編ではあまり萌えなかったのにこの作品の天野は燃えた。
が、一つだけ欠点がある。
どうも、話のインパクトが薄い気がする。
話としては完璧なんだけど、一つ一つ段を区切っていくとありふれたものばかりで印象が無い。
でも全体としては相当凄い部類に入ると思うんだけどね。
- 058 カレンダー (採点:6)
- 真琴ってあんなに漫画買ってたのかなぁ?
季節折々の漫画をカレンダーに見立てたのはいい表現だったと思います
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:4)
- 料理下手というかカップ麺が作れない秋子さんが可愛いなぁ。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:8)
- ジャムをうまく説明しているSSは始めてみた。その点は非常に秀逸。
ただ覚えたものを改良する能力があるって言う点はちょっとつながらないかな。カップ麺に醤油入れるというのも改良だと思う。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:3)
- 料理は応用が基本かと
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 名雪って結構かわいそうな立場のキャラですからこういうifストーリーもあり得るかもしれませんね。
ただ、栞と名雪が和解するシーンはあんなにあっさりしちゃてよかったのかなと思ってたのですが、後半のテンポを考えるとあのくらいでよかったのかもしれませんね。
最後のあたりは爽やかにまとめていて好印象でした。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:4)
- 香織の誤字はどうしても気になります。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- 話は良かったのですが、
なんとなく、1人称が名雪っぽくないような気がします。
- 061 ばかんす (採点:2)
- 壊れギャグをやるにはまだ壊れが足りません。もっと突き抜けるぐらいにした方が良いと思われます。
- 061 ばかんす (採点:3)
- えーとですね・・・脇役苛めも佐祐理さんが腹黒いのもそこらじゅうに溢れているので、余り面白いと感じる事は出来ませんでした、スイカ割りにバズーカを使ったりするのは少し笑いましたが、久瀬が出てきた時点で、ああ、やられるな、と脇役苛めが予想出来たので残念だったです。文章は標準だったと思うので、もう少し工夫したネタを見てみたいです。
- 061 ばかんす (採点:1)
- 漏れはつまらなかった。いやなんか設定が無茶苦茶すぎて、・・
まあウケル人にはウケルんじゃないかなぁ・・たぶん
- 061 ばかんす (採点:4)
- バズーカ砲を軽々と持ち華々しくぶっぱなす舞と佐祐理さんに敬礼!
- 061 ばかんす (採点:1)
- 1点でも生ぬるい
- 061 ばかんす (採点:6)
- シリアスが続く中で、こういう作品を読むとちょっとほっとするというか、なんというか。
と書くと、作者の方には失礼かも知れませんが。
- 062 さくらのころ (採点:4)
- ビジュアルがつけばまあ、いい作品なんだろうけど、テキストオンリーのお話としては落第点かな。
雰囲気をテキストだけでかもし出すつもりなら、韻文まではこだわらなくても、散文の中の『韻』というものが必要じゃないかと思います。
あなたは何回この自分の作品を読み返しましたか?声に出して読みましたか?数百から数千回音読してみたら新しい何かに気づくかもしれませんね。
- 063 二人の記念日 (採点:6)
- オチがいいです。さすがに食い逃げはまずいだろ祐一。
- 063 二人の記念日 (採点:4)
- 酸素は空気中に25%も無いわけで。
確かに数字的にはあゆの心のうちを占めている、たいやきと祐一の方が多いのでしょうが。
多分、窒素の方が文脈的に相応しいと思います。
そんな細かいことはさて置き。文章は平均的だと思いますが。あまり話として面白くない。
指輪をあげるとか、そういった話は正直見飽きてしまっているのです。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:6)
- お兄ちゃんと言ってもらいたいためにここまでする祐一にちょっと感動を覚えてみたり。
香里が二人に押し切られたのはやっぱりそういう願望がどこかに……
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:10)
- 大変楽しく読ませていただきました。
内容もさることながら、登場人物の気持ちがトビトビだったり、場面や雰囲気の流れが切れたり
することなく、読み手に最後まで綺麗に読ませきることができる文章構成力はうらやましいです。
祐一と栞のらぶらぶ関係が、異常すぎず、またうっとおしすぎもしない、さじ加減がまた絶妙
でした。現在読み終わった中では、最高のギャグSSです。
大変楽しく読ませていただきました。
引き続いての創作活動をがんばってください。
- 065 送り火/狼煙 (採点:6)
- タバコを吸ってる香里は栞への送り火、紫煙は新しい自分をはじめると言う合図なのかな?
- 066 1M (採点:6)
- 名雪の『片思いが戻ってくる』と言う描写が良かったです。
祐一と名雪の距離っていろんな意味で1Mだなぁ、って思いました
- 066 1M (採点:6)
- もう少し展開がほしかったかも
- 067 ポイズン・キッス (採点:6)
- エロイ、(・∀・)イイ!!
てかここ18禁よかったんだっけ?w
- 068 風にドレスを (採点:3)
- 全く関係のない人からの真琴アフターで面白かったです。
真琴一言しかしゃべってないけど
- 068 風にドレスを (採点:7)
- 一枚のCGから想像された美しいお話。
- 070 前を向いて (採点:5)
- 名雪シナリオ以外なら名雪の恋心はずっと隠されたままなんだろうか。
香里が包容力があっていいです。
- 070 前を向いて (採点:3)
- 描かれている名雪の心情それ自体はなかなか目の付け所も良くて、感心したのですが。
「──」や「……」、そして空行の使い過ぎです。
適宜に使えば武器になりますが、これでは自分で言葉を費やすことを放棄しているようにしか思えません。
あと、やはり「。」は使いましょう、ということで。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- 誤字がいくつかありますね。
話自体はとても良い話だと思いました。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- "私"の正体が意外で、ちょっとしんみりとさせる良い話でした。
台詞に「……」や「?」が多用されているのが気になります。
喋っていなかったり、疑問を感じて黙っているのであれば、基本的には地の文で示す方が良いと思います。
- 073 親友体制 (採点:7)
- かずやの名前を聞いたとき佐祐理さんはやっぱり固まるんですね。
佐祐理さんの心情が上手くかけていたと思います
- 074 キエナイキモチ (採点:6)
- 真琴が帰ってきても祐一の美汐を想う気持ちは変わらず……一途だなぁ。
美汐はやっぱり苦悩するタイプですね。
- 074 キエナイキモチ (採点:3)
- 「真琴がいても、いなくても関係ない。」
こんなことを言う祐一はやっぱり嫌だなぁ、と思うわけです。
美汐というキャラが好きで、祐一と結び付けたいと思うからこそこのような話を書かれているのでしょうが。
これでは、美汐や祐一がちっとも魅力的じゃない。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- 栞が健気でいいです。
しかし、綿・・・・・・?
- 075 始まりの日 (採点:3)
- 旅って……。栞、学校はどうするんだ。
- 076 殺意のプールサイド (採点:2)
- 落ち以降をおもしろくするともっとよかったかも、ずっと平坦な印象がある。
- 076 殺意のプールサイド (採点:5)
- 推理……しても落ちがアレじゃ祐一は救われず。そこがまたいいです。
で、名雪はなにを間違えたんでしょうか?
- 077 盲目考察 (採点:7)
- 佐祐理さん・・・強いね
- 078 反転少女 (採点:3)
- よくあるネタSSの域を越えていないと思います。落としどころが弱くどこで笑ってよいかよくわかりません。
- 078 反転少女 (採点:6)
- ワロタw
舞と佐祐理さんがいじめっこといじめられっこの関係かよw
で?トランプマンてなによ?w
- 078 反転少女 (採点:4)
- た、確かに反転だ。特に北川。お前・・・・・・久瀬か?
- 078 反転少女 (採点:7)
- 何か面白かった
- 078 反転少女 (採点:1)
- 内容は非常におもしろかったんだが
>……まさかな、SSじゃあるまいし、そんなことあるわけがない。
>……あの〜、読者の皆さん。
>もうちょっと捻れよ作者、と突っ込まれそうなくらいだ。
の点が非常に読む気をを失せさせた
- 078 反転少女 (採点:4)
- やはりギャグとしては落ちが弱いのが致命的。
記憶力が異常にある真琴がちょっとお気に入り。
- 079 フワリ (採点:6)
- いつのあゆの話かが少しわかりにくいかな、と思いました。
作中で『昔の』と言っているということは最後のあゆは誰かのED後のあゆ?
- 081 ボーイフレンド (採点:7)
- ページを開いたときは、詰まった文章に一瞬退きかけましたが。
実際に読んでみると、文章のテンポが良く。舞の可愛らしさみたいなものが味わえる。
- 081 ボーイフレンド (採点:4)
- 「その格好に起こった顔は似合わないぞ」
もう少し改行とか工夫して読みやすくしてほしいです。
○名無しさんだよもん さん
- 001 farewell party (採点:8)
- 情感たっぷりの美しい文章には素直に感心するねえ。
所々、詩的と言うかラノベっぽいと言うかキザっぽいと言うか、
キャラに近づいた視点になってたのはなんか違和感あったけど、まあこれは好みの問題で、
文章に酔いしれるという感じだった。
ここまで緻密な描写で劇的な展開なのに、なぜ感動がそれほど無かったのか考えてみると、
ストーリーにそれほど意外性が無いという事なのかな。
名雪が学校に行って帰って来ないのは冒頭で分かっちゃってるので、
探しに行って見つけて気持ちを確かめ合って良かったねって流れはそのまんまなんだよね。
二時間で街中隈なく全部探すなんて絶対不可能でしょう?
そう簡単に見つけられないと思っていたので、そこでもっと展開を予想していたのかもしれない。
名雪も壊れてクラッカー鳴らした割には冷静で素直だったし、そこでもっと鬱展開を(以下略)
破綻は無いけど波乱も無い、ストーリーが目立つ作品というわけではないね。
それでも、美しい文章と細やかな感情表現で非常に満足の行く作品だった。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:2)
- これって動機付けがゼロだよねえ。
真琴EDを受けてのものだったらそれは動機になるけど、冒頭からしてハーレムエンドっぽいし。
名前は同じだけど設定がKanonと違ってるような気がした。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:2)
- これに点数付けるのは無理ってもんだろー。
二昔前のラノベって言うか少女漫画って言うか、完全に趣向が違っている。
って言うか、Kanonのどのシナリオをどうプレイしたらこんな話になるんだ?
何から何まで理解不能だが、理解できないというだけで1点は付けないので2点。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:7)
- いい話だと思う。
前半、栞の話が直接出て来ないのも効果的。
後半、明確なきっかけというのが無いので少し分かりにくいかな。
ヘタレ祐一と対比されるのは香里で、ヘタレ祐一が立ち直るきっかけがあるとすれば香里のはず。
この話は最後まで靄の中で終わってるが、個人的にはもうちょい救いのある終わり方が好きかな。
- 016 月色の涙の想い (採点:4)
- 何だろうなあ、話は好きだし所々に目を惹くエピソードがあるし北川視点の所は盛り上がる。
ただ、あまりにも突っ込み所が多過ぎる。
他の人が言ってるだろうから全部は言わないけど、
誰かに拾って貰えると思ってる・思ってないどっち?とか、桜の季節から数ヶ月で秋?とか、
この頃携帯普及してたっけ?とか、シロを無かった事にしたという具体的描写が無いぞ?とか、
シロの事を認めようと思ったのはなぜか?とか、シロの命日は春なのに祐一がいるぞ?とか。
あとは、前半は具体的なエピソードを積み重ねて展開してるのに、
最後の締めはセリフだけで急ぎ過ぎな感じがあった。
「傘の交換」はなかなか面白かった。
最後も黒い傘が中途半端に出てきてるようだけど、それはもっと強調しても良かったかな。
話自体は良いので、いろいろ細かい所に問題が無ければこれの倍ぐらいの点数は付けてた。
- 018 あいとまこと (採点:6)
- ほのぼのとしていて真琴が可愛い。
物語としては名雪と美汐の気持ちが消化されずに残っていて不安定要素になるかな。
クライマックスは真琴に謝ったシーンで、その後一緒に帰るという所で一応話が終わっている。
にもかかわらず、その後百花屋に話が移っても再度盛り上げるという事も無く、
終わり方も尻切れ状態なのは構成がちぐはぐな印象を受ける。
まあ、描写は上手いし、ちゃんと盛り上がって物語としては成立してると思うけど。
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- オリキャラ二人出して、しかもテーマが重いもので、
これからのいろいろな苦しみや楽しみも予想される中でプロローグだけを載せるという形は、
決して嫌いというわけではないし、何が描きたいかは伝わるものの、
やはり続きを読みたいと思ってしまう。
ので、ちょっとだけマイナス。
きちんきちんと伏線張って解消しながら話を進めてるので素直に楽しめた。
最後まで書いてないからこれだけで「いい話だ」と言う事はできないけど、
テーマとか雰囲気とかは凄く好き。
そして美汐萌えなのでちょっとだけプラス。(「お名前は」キター!)
前半は動作を一つ一つ丁寧に描いていて情景はよく伝わるけど、
ぶつ切りの同じトーンで続くからちょっとまどろっこしいかな。
体言止めあんま使ってないよね。
あと、真琴はちゃんと結婚式を挙げて救われたんじゃなかったの?とか、
美汐の「あの子」はどうしたの?ってのが気になった。
- 021 隠された想い (採点:2)
- 栞の説明ゼロかい。
原作と異なる状況を読者に納得させる気があったらこの説明は不可欠だと思うけどな。
内容については「起承転結」で言うと、「起」の部分はまあいいとして、
まず「承」のトランプのシーンが全く物語に関わっていない。
「香里は祐一の事が好き」というのは香里視点だからある程度描けてるけど、
「祐一は香里の事が好き」というのを香里視点で描く場合は、
「祐一の気持ちが完全に分かるわけではない」という困難があるはずで、
それを乗り越えなければ説得力が薄れる。
しかも、祐一も思った事を逡巡も葛藤も無くそのまんま言ってるというのはちょっと考えにくい。
乗り越えるべき障害が無いので「転」が無く、ドラマが盛り上がらないという事になる。
「結」で伏線を消化するというのはいいが、それが分かりにくいと言うか、
このままでは「どうして予約が取れたのか」に繋がってないような気がする。
最後の2行も伏線無いしオチとしては弱いかな。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 祐一抜き、真琴抜き、香里抜き、でKanonと言えるのかどうかという問題はあるけれども・・・
話自体は好きだし、締め方も綺麗にまとまってると思うけれども・・・
これがオリジナルの話だとすると圧倒的に説得力が足りないはずで、
Kanonの物語を下敷きにして初めて成り立つ話だと思うけれども、
それがズレているので分かりにくい所がある。
いきなり治ってる栞に、祐一にすら話さなかった自分の過去を語る美汐。
if物って言うのかな、キャラが同じで設定の異なる話を完成させるのは難しい。
でも、まあ雰囲気はとてもよく出ているし読後感も良かった。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- ジャンルにも書いてないって事は狙いの一つでもあったようだけど、
舞って明らかにしなかったのは何でだろう?
「私」と呼ぶのは栞と美汐と舞かな。
俺は栞かと思ってた。
舞が見知らぬガキんちょに気さくに話しかけるなんて。
あーでも雰囲気は良かったんだよなー。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- ある一点を除けば、ほのぼのとした普通の話だったかな。
テーマは「4人」の話のようだけど、香里だけおそらく栞に関する重いエピソードを持ってきて、
しかもそれは回想に出ただけでその後どうなったかが分からないのでは中途半端かなあ。
冒頭に佐祐理・舞を出したのもこのテーマにとってはあまり意味が無い。
香里に対して祐一と名雪の扱いが小さいのもバランスが悪い。
テーマを生かすなら、4人全員に何かエピソードを持ってくるとか全員で何かやるとかないと。
まあ色々書いたけど、香織って誰よ?って事に尽きるな・・・。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- そういうテーマなら秋子さん視点で固定しないと焦点が合わないのでは?
伏線も張られてるわけではないようなので話が始まらないまま終わったような感じ。
- 027 冬空のキセキ (採点:6)
- 詩的な描写が雰囲気を作っていて、綺麗でいい話。
夢見たからと言って、二人ともくそ寒い早朝から丘までやって来るというのはちょっと強引で、
「丘に何かある」所まで考えついたとしても、学校帰りに寄る事だって考えられるわけだけど、
美汐も同じ夢を見たというのが「奇跡」を予感させて盛り上がる。
と、ここまで盛り上がっての「奇跡」なのに、
「今までの二人」と「これからの二人」の違いが分かりにくいのは残念。
祐一が心の中で思うだけではちょっと抽象的。
真琴たちが夢まで見せて伝えたかったものなんだから、二人に何か劇的な変化が無いと。
下手したら単に「珍しい」「綺麗」というだけのようにも見えてしまう。
ちなみにダイヤモンドダストと言えばやはりキグナスの氷(略
- 028 再集合カノン (採点:5)
- 投げっ放しジャーマンかよ。これはイタイ。
ちょっと捻った描写が面白く、途中ハラハラしながらも次の展開を期待してたのに、
見事に裏切られた感じ。
狙い通りなんだろうけど、意図がよく分かんないなあ。
何て言うか、Kanonじゃねーじゃんみたいな。
- 030 12月のアムネジア (採点:7)
- 綺麗だな。
そして真琴が可愛い。
最初の小ネタも面白かった。
最後に救いがあるのも好きだし、楽しめたと思う。
ストーリーにはあまり起伏が無い。
真琴の復活はかなり多くの矛盾を含むのに雰囲気で流したような感じ。
その雰囲気がとてもいいので後味は悪くないんだけど、
帰っては来てもまたすぐに消えてしまわないとも限らない、
という事については説明が無いので気になった。
また、真琴とあの子の違いも曖昧で、そこら辺ずっと違和感があったんで、
気になって「Kanon」引っ張り出してプレイしてみたら、
美汐は発熱した後どうなるかについて、
「消えます。初めからいなかったかのように」
と言ってるんだな。
意図的だとしてもわざわざ設定変えるのはどうかなーって事でちょっとマイナス。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:3)
- 意味が分からないのは、まあメルヘンだから当たり前っちゃ当たり前だが、
雫じゃないんだから、この電波ゆんゆんな話を追いかけるだけで精一杯。
しかも、エピローグは謎解きに当てて収束するのかと思ったら、
ますます明後日の方へ飛んで行って影も踏ませない。
辛うじて百合展開には萌えた。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:7)
- おお、もう一つのあゆシナリオって感じがする。
鬱展開から綺麗な収束まで、あゆの物語としては完成されている。
惜しむらくは、最初から最後まであゆ一人で完結してるために、
恋愛要素と言うか、祐一がどれだけあゆを想ってるかの描写がほとんど無い。
「会えなくなる」とか言われてるのにあっさり別れてるし。
二人の物語としてはこれが無いと完成しないと思う。
それでも十分面白いし、オリジナルの小説ならこれでも全然いいんだけど、
エロゲー・ギャルゲーのKanonだからねえ。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:4)
- 美汐の物語を祐一視点にするのはいいにしても、後半だけでこの物語は成立しているので、
前半の美汐の心情描写があまり意味を持たないような。
前半は伏線張りまくって後半一気に消化するなど、2つの視点の交わる所に焦点を持って来れば、
視点切り替えの意味もあったと思うんだけど。
スケールの大きいタイプの話でもないし、最後も雰囲気だけでサラッと終わってるから、
無駄に長い構成というのはあまり良くないと思う。
真琴復活劇の問題を正面から描こうという姿勢には好感が持てるし、
ストレートな話は好きだし、自分は美汐萌えだし、
美汐だけでなく真琴もちゃんと描かれてるのも良かった。
ただ、祐一の影が薄くなってるのはちょっと惜しい。
二人が付き合ってるという噂の所をもっと描いて、ラブコメ展開になってたら更に萌えだった。
- 038 PLAY (採点:8)
- 「有か無かの法則」とか「しかめっ面しい」とかって造語?
「全か無かの法則」「しかつめらしい」なら知ってるけど。
など、細かい所がどうにも引っかかったのと、
ラブコメ調の割りにギャグがちょっと甘いので少しマイナス。
ストーリーも誰シナリオって事もないキャラだけ借りたようなもんだけど、
それでも諸手を挙げて歓迎せざるを得ない。
香里がめっちゃ可愛い。
この際アイスクリームを主成分とする妹の事は忘れよう。
欲を言えば香里が祐一に惚れる過程が無いので、そこもじっくりと丁寧に、
いくらでも心行くまで描いてほしかったかな。
- 039 さかあがり (採点:8)
- がんばるみしおたん萌え。
それだけで思わず10点付けてしまいそうだったが、
そうでなくてもレベルは高い。
どこで着替えたんだ?とか、何で下もジャージ履かないのか?
などという疑問はブルマーの名の下にねじ伏せておくとして、
長い美汐の独白は、やはり抽象的で逆上がりとの結びつきが分かりにくい。
まあ、テーマ自体がやや難解ではあるんだけど。
その前に祐一が頑張っている姿を見せてそれに触発されるとか、
逆上がりできない事で何か言われたとか、もう一捻りあった方が良かったかな。
あと、どうして学校では素っ気ない態度なのかという伏線が消化不良。
最後いきなり告白するのも動機付けが弱いので唐突な気がする。
でもがんばるみしおたん萌え。
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- ネタ的には好きな部類なんだが、どうにも文体とかね、
あと文体とか、他にも文体とかが最初っから鼻についてしょうがなかった。
最後にこれがお母さん視点だという事に気づくわけだが、下手したらそこまで読まなかったかも。
超短編で一気に読ませるとか、伏線張るとかないと、延々この文体のままでは辛いかな。
客観的描写やあゆの心理描写など神視点っぽい所があるので、
もっと露骨にお母さんっぽい描写を入れて良かったんじゃないかなあ。
- 042 覚えたての愛 (採点:4)
- あれ?ここで終わり?
真琴シナリオなのに美汐も祐一も出て来ないの?
いきなりオリキャラを語り出して最後まで引っ張ってるけど、
なんか分かりにくい性格だし、動かしにくいキャラだし、
真琴が出てきてようやく話が転がったと思ったらすぐに真琴も動かなくなっちゃうし。
説明は上手くてもなかなか話に入りにくい。
考えたまま終わるってのも中途半端かな。
秋子さんが葛藤するのはいいんだけど真琴はそれどころじゃないでしょ。
ぐだぐだした秋子さんの葛藤だけの救いの無い話ではちょっと評価できないなあ。
上手い事は上手いんだけど、どうも物語のテーマが自分の趣向とはかけ離れているようだ。
+3点は技術点ね。
- 044 − 光幕 − (採点:9)
- 美汐萌えとしては、これに10点付けずしてどれに付けるのかというくらい、
前半は最高潮に萌えたのだが、ピークはキスのとこにあって、
そこから一旦テンションを落としてコメディ調の話が延々続くのはどうなんかなあ。
照れ隠しなのか何なのか知らないけど、読後感という意味ではちょっとマイナスなような。
まあ、それを差し引いてもこの話に出会って本当に良かった。感謝感激。
あと、タイトル、カッコイイね。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:3)
- 丁寧な描写には好感持てるけど、重複表現があまりにも多過ぎるのでもっと洗練させないと。
「可愛い」と思ってみたり悲鳴を上げてみたりと、心理描写は直接的過ぎてちょっと引くかも。
小ネタだけじゃなくて、あらすじだけでも面白くなるようにもう少し作り込めないかなあ。
話にヒネリが足りない気がした。
キャラがだいぶ変わってるのはギャグとしてのデフォルメでもあるからいいか。
香里の変わりようはちょっと面白かった。
オチもちゃんとついてるし、形はできてると思う。
- 047 あゆの風 (採点:3)
- 2chギャグ(特に嫌韓)はマジ勘弁。
Kanonの世界からかけ離れている。
テーマ的にはストレートで結構好きな方なんでこれでも甘めに付けたんだけど。
「あゆの風」は「あいの風」とも言うらしい。
- 048 Raining (採点:7)
- 面白かった。
まこぴーが可愛いねえ。
真琴は回想シーンで動機付けもできてるから結婚したいと思う事に違和感は無かったんだけど、
祐一が真琴と結婚したいという動機付けの方はやや足りない気がして、
「それじゃ結婚するか」が唐突に思えた。
真琴にとっての結婚はずっと一緒にいる事という解釈はできるけど、
祐一の方はちゃんと一生の愛を誓うとかなんとかあるはずでしょ。
「子供の頃約束したから」ってだけじゃいくらなんでも動機が弱い。
それでもオチが完璧に決まってるもんだから、読後感は爽やかで心地良い。
- 050 笑顔にすべてを (採点:7)
- 頭の中で思った事まで語尾にこんなに「わ」を付ける人はいないような・・・。
でも、流れるようにテンポよく話が展開して描写は上手い。
仲直りしてハッピーエンドな話も好き。
香里の笑顔はかなり萌えでなかなか楽しめたので7点。
「香里や家族を祐一のおまけ扱いされたんじゃ今までの香里の悩みはどうなるんだ?」
というのは俺もちょっと感じたけど、それのはっきりした解決が無いね。
怒る→笑う→仲直りという展開は伏線も消化されて味が良いけど、
謝る→怒る→笑うって所が分かりにくく唐突感がある。
全体的に説明が抽象的なせいもあるかも。
「絵」「もぐら叩き」などの小道具で祐一との関係を表現しているのは原作を借りたものだけど、
こういう具象的な表現が特に後半にはあまり見られないし。
抽象的なものでも何となくは分かるけど、具象的なもので表されるとインパクトが違う。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 微妙な心の動きは本当によく現れてる。
微妙に揺らぎながら、微妙に色を変えながら。
んでもって終わり方も微妙なんで点数も微妙。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- タイトルにもなってる「名前」は真琴シナリオの最後に重要な意味を持っていて
美汐の根気強い呼びかけに応え、「真琴」という名前を認識する事で、
人間の心をほんのわずかな間でも取り戻せたきっかけになっていると思う。
この時、その名前は確かに世界に一つの名前ではなかったのだろうかと。
このSSの中ではまとまってるけど、何となくもやもやが残る。
あと、良くも悪くも引っかかるようなフレーズがそれぐらいで、
美汐とのやり取りにしても、祐一の独白にしても、何かヒネリがほしいかな。
- 056 写真のわたしと今の (採点:6)
- なかなか面白いと言うか難しい形式だなあ。
ある日ある時、ある写真を見た瞬間の、ある気持ちの変化だけ、
それだけをクローズアップしたものか。
「起」「結」が無いのでストーリーにはなってないんだけど、
丁寧で好感は持てるし、救われるエンドで良いなあと思う。
- 058 カレンダー (採点:5)
- 祐一が「天野」ではなく「美汐」と呼んでる所があって視点切り替えが余計に分かりにくい。
切り替え時にこっちの意識も途切れるので、何かしらの効果が無いと意味も無いのでは?
あと、カレンダーという演出がよく分からなかった。
タイトルにもなっている所なんだけどねえ・・・。
片付ける事で真琴がいた形を無くす(想いは残す)という所は少しは分かるけど、
やっぱり難しい。
祐一も自分で言ってる事分からなくなってるぐらいだし。
このテーマ自体もホントに小さいものだよね。
初めと終わりで二人は少ししか変わらない、いつもとほんの少ししか違わない。
ここが変わったっていう所をもうちょっと分かりやすく描いてほしかったかな。
雰囲気の良さは評価できる。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:7)
- いいねえ。
短編でそっからあそこまで鬱にして戻すんかいってのはあるけど、
できるだけ無理のない展開にはなってるかな。
Kanonはプレイ中のシナリオ外のキャラはかなり悲惨な事になってるから、
少しでも救いがあるのは嬉しい事だ。
ただ、名前ミスは致命的なんだよなー。
- 062 さくらのころ (採点:10)
- もうね、悪いけど泣いちゃうよ?
辛い話だなあ。
これでもし祐一がみしおたんとラブラブしちゃってたらどーすんだっつー・・・。
たまらんなあ。
読んでしばらく放心した。
- 066 1M (採点:5)
- プロローグって所か。
展開しないのでストーリーとしては盛り上がりも何も無いけど、
雰囲気を楽しみ名雪に萌える小作品としていい感じ。
わずかでも接近するとこまで描いてたらもっと萌えたかなあ。
- 067 ポイズン・キッス (採点:5)
- よく見かけるオチだけど、風邪には潜伏期間があって移っても1日2日は症状が出ないはず。
そして話の都合上の事もあるが、舞萌えの話に舞の心理描写がほとんど無いのはどうしたものか。
特に「おねだり」の真意が図りかねる。
最後によく分からなくなるんだが、面白い話で舞にも萌えたからまあいいのかな。
- 068 風にドレスを (採点:5)
- いい話だ。
ストレートに心に伝わる小さな話は大好きだ。
Kanonこんぺじゃなかったら9点ぐらい付けてる所だ。
でも、これはKanonこんぺなのでこんなもん。
あの真琴は何をしていて何を想い、どうなるのか暗示も何も無いのでは、
評価のしようもないのでとりあえず半分って事で。
- 074 キエナイキモチ (採点:6)
- 俺は美汐萌えだからまあ読めるけどね、
せっかくの真琴復活話だというのに、この影の薄さと来たらどうだ。
復活した意味あるの?
祐一は真琴を放っぽって一人でものみの丘に来ちゃってるし、
美汐も真琴無視してるし、いきなり積極的になってるのもいまいち動機に欠けるし。
真琴が復活したんなら、その真琴本人に動機付けをさせれば一石二鳥だと思うんだけど。
基本的に美汐と祐一がくっつくには障害があるんだけど、
それに正面突破をかける始まり方だったのが、結局避けて終わっちゃってるような感じ。
テーマは結構ツボなんだけどねえ。
- 075 始まりの日 (採点:4)
- うーむ、どう評価して良いものやら。
前半6点、後半2点、総合でこうかなあ。
っつーか、いきなり旅かよ。栞も納得すんのかよ。そして幻聴で終わりかよ。って俺は三村かよ。
ギャグだったらいいかもしれんけど、シリアスでそりゃあないよ。
そこまでの話運びは、くどい所はあるものの、ロシアンルーレットの辺りは面白かったし、
プレゼントにも結構期待していたし、締め方次第では高い点付ける予定だったんだけど、
そっからの展開がねえ・・・。
- 076 殺意のプールサイド (採点:7)
- あーいーなー、俺は小中高とも学校にプールも無かったんだよなー。
高校になったら体育の授業自体男女別なのが普通だと思うんだが、
それでもやはり一緒であるべきだと教育委員会に訴えたい。
むしろ保健の授業も男女一緒に実践的なプログラムを・・・
って何の話だっけ?
えーっと、ネタは問答無用に面白い。
ただ、地の文と思って読んでるのを後からセリフにされるネタは、
そう何回も繰り返されると、まともに読めないせいかリズムがちょっとおかしくなるような。
あと、無駄にオリキャラの扱いが良いと原作否定みたいで俺は好きではないなあ。
誰シナリオの後なんだ?っつー話だ。
- 078 反転少女 (採点:3)
- なんだー、オチ無しかー?
そりゃ無いよ、おやっさん。
小ネタは所々面白いのもあるし、中長編ならそれを楽しめるかもしれないけど、
短編読み切りなら全体の収束、つまりオチのキレが勝負になるだろう。
性格反転はなかなか思い切ったネタで、これが原因で何か事件が巻き起こるとか、
反転の理由が意外なものだったとか、原作に固執する俺みたいな読者への風刺が込められるとか、
面白くなりそうな要素を含んでいると思うんだが、ネタフリだけで終わってる感じだなあ。
- 081 ボーイフレンド (採点:6)
- って言うか、いきなり祐一がギター弾き語っていいのか?
出だしからずっと、時系列に合わせて行動を並べるような固い感じがしてたんだが、
後半、情景描写・心理描写を山ほど重ねて一気に盛り上がったなあ。
逆に言うと前半が長過ぎるような気もするんだけど。障害も無いしね。
○流人 さん
- 001 farewell party (採点:10)
- 満点です。地の文が三人称で少し硬いと思ったのに、とても温かいと感じがしました。
毎回の事ですが、こんぺに参加してしまった自分が恥ずかしいです(^-^;
- 002 コンクール (採点:5)
- もう少し書き込んだ方が良かったと思います。
文章や登場人物の雰囲気が良かっただけに残念です。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:9)
- 上手く書けていると思います。ただ、このSSの設定になる部分なので問題ないのかもしれませんが、一弥の存在について少し都合が良過ぎるというか、無理を通しているような感じがしました。
このSSの作者さんの技量からすると、もう少し書き足して中編に参加するべき作品だったかもしれません。
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 全体的には良かったのですが、少し欲張りすぎというか、祐一頑張りすぎのよううな気がしました。
後、タイトルですが、読み終わって意味は理解出来ますが、私はあまり評価出来ませんでした。
- 015 in the room (採点:4)
- そのゲームの登場人物がゲームそのものを語るという話は、個人的にはあまり好きではありません。
発想自体は良いのでしょうが。
- 030 12月のアムネジア (採点:6)
- 上手く書けているし、よくまとまっていると思います。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:7)
- うーん、微妙……
- 047 あゆの風 (採点:6)
- 良いお話だったのですが、ところどころあるギャグ部分が、私の感性に合いませんでした。
出来たら、シリアスのみのお話にして欲しかったです。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:9)
- 名雪らしさがよく出ていると思います。
シリアスながらほのぼのする作品は、私は好きです。
- 067 ポイズン・キッス (採点:4)
- 読んですぐは祐一視点になってからの祐一の心理描写がやや不満でしたが、祐一はいきなり舞の胸を触ろうとしたし、授業中に妄想を爆発させるし、謎が解け日常を取り戻せば、こうなるのかも、と思いました。
ただ、18禁物が参加出来ないこんぺでは、少し苦しかったかもしれませんね。
- 070 前を向いて (採点:5)
- 演出であるとは思いますが、地の文に句点がないと少し読みにくいです。
内容的には、名雪があゆの事を知っていたなら、こういう展開はあると思います。
- 078 反転少女 (採点:4)
- 賛否両論があると思いますが、私はギャグ物でもやはりSS内で「これはSSだ」と書くのは良くないと思います。二次創作とはいえその中で一つの世界を作るべきだと思います。
○流離人 さん
- 001 farewell party (採点:6)
- 全体的に良かった。クラッカーを鳴らしまくる名雪ってw
- 002 コンクール (採点:3)
- 話は本当に断片的で物足りない気がします
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 情報量が足らない気がします・・・
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 小説の一部分を抜き出したようで、物足りない
- 005 恋人(ともだち) (採点:3)
- 途中で「−」と「ー」が混じっているのが気になった。三人称で「…」が目立つのはどうか。これはこれで言いと思うんですけど、個人的には「えぇー」でした。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:3)
- 香里のイメージギャップが・・・
- 007 思い出 (採点:1)
- 支離滅裂。ついていけない
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:5)
- 北川に同調した。書き方はお粗末だけど、好き
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:6)
- まさか佐祐理パパを主点として書くとは。
- 010 歩行者優先 (採点:5)
- 皆バラバラになっちゃうという寂しい終わり方。こういうのも良い・・・。で、北川と香里の関係が気になりました。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- 最初の書き方が分かりづらいと思いました。なんか、終わり方が肩透かしのような・・・
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:3)
- コメディとしては成り立っているけど、「それで?」で終わってしまった気もします。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:3)
- 名雪がややらしくない、というか・・・
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 栞が死んだ後日談ですかね。うーん・・・って感じです。
- 015 in the room (採点:2)
- 時々、会話のシーンになるとどっちがどっちのセリフを言っているのか分かり辛かったのは自分だけですか。で、最後はどういう事でしょうか・・・?
- 016 月色の涙の想い (採点:4)
- 気付けば、香里→美坂に変わっているところがあった。あと、いつの間にやら三人称から一人称。
- 017 FREE (採点:4)
- 女同士の友情は良いですね。水掛け合いっこしてますが、秋だと寒くないですか・・・
- 018 あいとまこと (採点:10)
- うわ、好き。こーゆーの大好きです。お話の流れ方もスムーズで綺麗だと思いました。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- なるほど。こういうお話の書き方もありますか。意外。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:3)
- 文章中にスペース空白を使うのはどうかと思いました。祐一を事故らせた意味はあまりなかったような・・・。
- 021 隠された想い (採点:2)
- なんか・・・こう、不燃焼というか
- 022 アンバランス (採点:4)
- 会話は頭の部分に空白を入れなくても良いのでは? お話も悪くはなかったです。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:4)
- ま、舞だったのか! どうりで食欲があったわけだ・・・。あと、舞のイメージが食い違ったかな?
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:3)
- シーンごとに【屋上】とか書かなくても良いんじゃないかな。お話の方も、北川と香里の関係がなぁ。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 書き方の切り返しが忙しいですね。もうちょっと安定して欲しかったです。
○和也 さん
- 001 farewell party (採点:6)
- いいですね。旅立つ祐一を待つ決意をする名雪。個人的に好みの話です。
ですが、ちょっと人称が良く分からなかったです。地の文がとても読み辛い。
そっかくの幻想的な夜の屋上の雰囲気が、それで流されるのが残念でした。
- 002 コンクール (採点:4)
- ネタ的にはベタですがさわやか。前向きな二人がいい感じでした。
あとは切り方と魅せ方でしょうか。あまりにも普通と言うか、ありがちだと思います。もう少しそのあたりを考えて欲しかったです。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:5)
- ネバートゥーレイトなんて嘘だー、と受験敗者の僕は叫んでしまいそうですw
これも爽やかでしたね。祐一と同じ大学に行こうとする香里はいい感じです。
この後受験に失敗したらどうなるんだろう、とか邪推したくなりましたけどw
- 004 冬は好き? (採点:3)
- ストレート祐一の一発ネタ。爽やか。
ですけど、冒頭のシーン。祐一が名雪の家に来てたのって冬休み中だけだったような……。それが気になりました。
あとは間のとり方とか、テンポとかをもう少し頑張って欲しいです。
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- 偉大ですねえ登場人物みんな。いやほんとに。この後の修羅場が観たくなるほど。
作者さんの熱意だけが伝わってきました。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- ぶっとびラブ。嫌いじゃないです。むしろ好きですw こういうのいいですなー。
個人的には最後まで突っ走って欲しかったですね。栞との恋愛相談はあまり身が入りませんでした。まあ、これは個人的な好みなので。
- 007 思い出 (採点:2)
- ご都合主義ですか……。似たようなのをたくさん見た気がします。北川と美汐とかで。
そして、これだけの短さでの目に付く誤字は致命的です。一気に冷めてしまう可能性がありますから。ですからしっかりとチェックした方がいいと思います。この短さなので、そのくらいはやってほしいです。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:3)
- 北川のフラれ。嫌いじゃない話です。
しかし、一行開けの短文が非常に見づらかったです。それが残念。もっと『魅せる』ことを念頭に置いたほうがいいのではないでしょうか。
読み手のことを考えることも重要です。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:8)
- いい話でした。こういうご都合主義は好きです。
過去に戻って謝罪したい過ち。それが現在でなされれば、一体何人が地獄に落ちずにすむでしょう。一弥君は本当に家族が好きだったんだな、と優しい気持ちにさせてくれる良作でした
- 010 歩行者優先 (採点:8)
- 良作ですねえ。大人になってしまう切なさを良く表せていると思います。
ただ、ちょっと語りすぎかな、と。キャラにすべてを語らせるんじゃなくて、雰囲気とか仕草とかそういうので読み手に伝える。そういうのもありではないかと。少なくとも僕にはちょっとくどく、そして押し付けがましく思える『語り』が多少ありましたから。
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:5)
- 天野両親いいですねー。なんで美汐が暗くなったのやらw こういう親がよかったなー。
うん、いいお話でした。しかしセリフ、誰が言っているのか分からないのが気になりました。もちろん特徴で誰だか分かるのですが、しかしちょっと見づらいです。特に冒頭が。
なんというか、セリフをもっと考えて欲しいなあ、と思いました。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- だめだ。高得点入れちゃいますw
えー、やられうさちゃん萌え。マイペースくーちゃん萌え。多分これから先ノロケを聞かされ続けるであろうさーちゃん(斉藤)萌え。
以上ですw
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- ラブですねえ……。う〜ん、嫌いじゃないです。
細かいことですけど、冒頭に特別なことが書いてないのにラストでエピローグぽくするのが、少し気になりました。『祐一だけの秘密』でしめても十分オチになりえたのではないか、と個人的には思います。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:2)
- ?? なんか支離滅裂? 栞ジャンルなのに栞が見当たらないですし、急にシリアスに変わってますし。
個人的には壊れギャグで突っ走った方が良かったような……。
- 015 in the room (採点:1)
- この教室に広辞苑があったらなあ、と思いました。しかしこの二人は暇ですなあ……。
俺語りは、素のままでされても退屈かつつまらないです。もっとストーリーを作らないと。文ではちょっといいと思った場所もあったので、それらをもっと生かして欲しいです。
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- 好きです。新鮮で、しっかりと読後に何かを与えてくれる……。良作だと思います。
マイナスは、最後の栞に絡めたあたりの、逃げる・逃げない理論がどうも肌に合わなかったからです。まあ、あくまでこれは個人的な意見なんで、それがいいとか悪いとかを言いたいわけじゃないです。本当に、久しぶりに『いい話』に出会えたと思いました。ありがとうございました。
- 017 FREE (採点:8)
- あー好きですこれ。こういう友情はいいですねえ。どっかーん、と飛びこんだり、馬鹿みたいに水切りに興じたり。フられた後に確認できる友情は、絶対に本物です。
良作。とても気に入った作品でした。Want to be free!!
- 018 あいとまこと (採点:8)
- いいですねえ。本編ではあまりラヴラヴなところが少なかっただけに、こういうSSは読んでて安心できます。あいとまこと、タイトルも素敵です。真琴が激怒して始まり、祐一が赤面して終わる構成もなかなか。
- 019 Hello, Again. (採点:5)
- ……絶対タイトルで損してるような。中身はいい話で良作だと感じるだけに……。それが残念です。香里の子供は『しおり』、美汐の子供は『まこと』なのがデフォなのかなあ、とはじめは馴染めずに読んでいたのですが、話が進むにつれていい感じに浸れました。ただ、確かによく見かける、という気も同時にしました。
まあ、続きが見たい、と思わせる好作かと。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:1)
- 読み辛い一行開けに、手紙での『あいざわ君』誤字は萎えます。そしてお見舞いにも行かない香里は人として不出来かと。
タイトルからしてONEと絡めたかったのでしょうが、それ無しで表現する力量を持とうとする気持ちも大事です。
- 021 隠された想い (採点:2)
- う〜ん。脚本形式は、ちょっとどうかと思います。セリフの前にキャラの名前を書かないと誰だか分からない、というのは凄く問題があると思いますね。それなしで表現できるようになって欲しいです、個人的には。あくまで個人的には、ですが。
- 022 アンバランス (採点:8)
- ああ、いい話ですね……。お互いがお互いに与え合い先に進んでいける友情。
見ていて、凄く幸せな気分になれます。良作。
気になったのは、美汐の告白部分での心情のちぐはぐさ。他人事〜心から、に矛盾を感じました。その心の動きがメインなだけに、なんかひっかかったら気になり続けました。僕だけかもしれませんが、なんか無理やりっぽいなあ、と。あとは、個人的に栞は語りすぎじゃないかなあ、と。これは完全に個人的好みなのですが、そんなに語らせなくとも、雰囲気や仕草で『伝えて』ほしいと思いました。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:5)
- あ、舞ですか。てっきり美汐か名雪だとばかり……。
どうでもいいことですが、一人でベンチに座って歌唄ってる女性、なんか不気味に感じましたw
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:2)
- 一行開けは読みづらいです。そして香里を間違えるのはどうかと。この短さなら誤字チェックもそんなに難しくはないと思うのですが……。内容はそんなに悪くないのですが、見せる環境がこれでは、さすがに入り込むことは出来ませんでした。残念。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- なんか、よく見る話だなあ、と思います。ひねりとかそういうのがない、だからこそ普通と言われればそうかもしれませんが。
こんぺですし、もう少しひねるのもいいのではないでしょうか。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:4)
- タイトル、凄く好きです。
ですがどうも内容は強引と言うか。曖昧が嫌いだって理由で、そんな告白を蹴るかなあ、とか。その設定が冒頭と全然関係してないのは、とても無理があるのではないか、とか。
もう少し構成を纏めて欲しいと思いました。
- 027 冬空のキセキ (採点:5)
- とても綺麗な情景ですね。ダイヤモンドダストなんて肉眼で見たことはないですが、たしかに美しいだろうなあ、と思いました。
それにしても、狐とはいえ何でも出来るってことはないかと。その辺個人的な問題ですが、なんかしっくりこなかったです。それがとても綺麗だっただけに。
- 028 再集合カノン (採点:7)
- どういうオチなのか気になる……。物凄く気になります……。
とりあえず自分の中で、『これはKANON2、もしくはクラナドの出演者審議の場なんだ』と思ったのでこの点数です。違ってたら、平謝りしますので勘弁してくださいw
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:9)
- 素晴らしい。なんて切ない話なんだろう……。
佐祐理さんが手を叩く、でもそれは現実ではなくて。そのギャップにとても強い寂寥感を覚えました。書かれている情景が穏やかで優しくあればあるほど、それは伝わってきて。その感触が最高でした。ありがとうございました。
とても好きです。ありがとうございました。
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- いい話ですねえ。美汐が切ない。そして真琴の帰還ネタがあまり好きでない僕も、思わず微笑んでしまった幸せ。ああ、確かにこの幸せには、僕の口の挟む余地があるはずもなく。
素晴らしい『良い』話を、ありがとうございました
- 031 ただそれだけの日常 (採点:3)
- タイトルに偽りなしですね。ただそれだけの日常。こういうSSは、本当に何度も見た気がします。さすがに、もっとオリジナリティを出して欲しいです。
祐一の目覚まし、個人的にはない方がいいと思うのですが……。
- 032 make bread,eat shorts (採点:7)
- わはははは!! 変態ばっかりですかw この馬鹿さ加減が素晴らしい。ていうか北川、いきなりパンツ食ってくれはどうよw
いやはや楽しませてもらいました。良かったです。
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:6)
- ほのぼのですね。しかし佐祐理さんの発現を見るかぎり……、な展開にはならずw
ほのぼのもいいですね。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- あー……。これは凄い。文句なしの10点です。
自転車を谷底に突き落としたり、常人には分からない数式が出てきたり、あまつさえ異世界を出してしまうセンスは脱帽です。セリフもとても切れていて素晴らしい。いや、本当にお見事の一言です。
今回の僕のベストです。本当、ありがとうございました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- すみません。個人的にご都合主義は好きじゃないんです。この話みたいにむやみやたらと連発されるものは特に。もう少しリアリティがあれば、好きになれたんでしょうけど……。
文章で、ちょっと三点リーダが多すぎるように感じました。それが読みづらかったです。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:5)
- 好きなんですよ。こういう、願いが届かない、祈りが届かない切ない話は。
しかし、いかんせん一行あけでは読み辛い……。素直に入れなくて、そのまま終わってしまいました。それがとても残念。
もっと読み手のことを考えてくれたら、きっと素晴らしい作品になると思います。
- 037 猫とともに (採点:5)
- 穏やかなのに寂しい。そういう雰囲気がいいです。子供が巣立った後の親ほど悲しいものもないのかもしれません。
悪くない話だと思います。
- 038 PLAY (採点:8)
- 恋人のフリ→恋人。確かにありがちではあるのですが、しかし良かったです。香里に萌えましたしw
こういうラブコメ的な話もいいですねー。本当に素敵でした。
- 039 さかあがり (採点:6)
- うん、いい話かと。
高校で逆上がり? とかそういう疑問はすぐに消えてしまうほど、爽やかな好作でした。ただ、ちょっと全体的に見づらかったかな、と思います。そこでマイナスですね。いや、好きです、この話は。
- 040 青い空を見上げて (採点:6)
- 語り手は誰だ、とずっと疑問で、それが最後に氷解。守護霊? いや、そんなコメントをしたら水をさしてしまいますね。
ほのぼの、そして爽やか。幸せの雫を、ゆるやかに描いた好作でした。
- 041 Marthaと呼ばれた仔 (採点:4)
- 文章は丁寧。描写も綺麗。なのですが、なのですが……。
なんでわざわざマーサ? 別にマーサに、それも英語(違ってたらすみません)にする必要があるのか分かりません。ていうかそれでなぜ真琴になるんだろう……。マーサと名付ける祐一も不可解に思えますし。
よくある話なので差異をつけたかったんだと思うのですが、ちょっと僕には合いませんでした。すみません。
- 042 覚えたての愛 (採点:6)
- あー、なんか情念みたいなものが来ました。もやもやと、理不尽と苛立たしさを足して2で割ったような。
でもなんだろう……。なんか足りないんです。それは祐一の『名雪だろう』のシーンが、もし本編にあるなら僕が忘れているせいであるでしょうし、ラストが非常に中途半端に思えたからかもしれません。祐一が名雪とくっつくとか、そういうのだったら凄く感情移入したかも。
ていうか、こんな男が現実にいたら物凄く嫌です。まったく、秋子さんは何でこんな男と……w
- 043 未来には・・・? (採点:1)
- 薄いですね。シチュエーションの前提を説明されて終わり、では、読んだ気すらしません。正直、『で、どうした』という気分。これで心理描写、と言われると、ちょっと妙な気分ですね……。
もう少し、『魅せる』工夫をお願いします。
- 044 − 光幕 − (採点:6)
- くすぐられるみっしーに萌えw
しかし、本当に狐はなんでも出来るようですね。いやちょっと、さすがに物質の再構成はどうなんでしょう。
爽やかな話でした。しかし冒頭の『有史以前より〜』に違和感があります。そんな大仰なもの、という印象が話の中からは感じられませんでしたし。あと地の文の一行開けはさすがに読みづらいかと。綺麗だっただけに、読みづらさがストレスでした。
- 045 秋空は夕焼け、2つのあか (採点:1)
- あー、言いたいことありすぎて書ききれないです。心情を自動的に口に出す癖は見飽きたとか、ネタが既に出尽くされてるとか、なぜ2字開けているのかとか。
もう少し、KANONSSを読んで下さい。お願いします。
- 046 影 (採点:1)
- 人の心って、そんな単純なものではない、と思っています。
- 047 あゆの風 (採点:4)
- 山水、そんな飲んだら駄目ですよ。ていうか1000メートルの山普段着で行くのもちょっと……。
あゆの風、なかなか味な名前ですね。
- 048 Raining (採点:5)
- ほのぼのなアフター。いいお話ですね。
ただこれも、何度か見た覚えがあるのでこの点数です。好きな系統なんです。
- 049 時計の針 (採点:8)
- 好きです、この話。いいですね。
半年以上言い出さなかった祐一を、『優しい』でくくれるかどうかは個人的に微妙なんですが。でも、ラストでくるくるまわる二人を、変よりも綺麗に思えたので。
好きです。
- 050 笑顔にすべてを (採点:4)
- すみません。物凄く個人的な理由で点数つけました。
『アハッ』っていう笑いに物凄く違和感がありました。その笑顔とともに生きない方がいいだろ、ぐらい。ですから、まったくシリアスなシーンでも笑ってしまいました。
その笑いがもっと別なら、と思うと……。
- 051 むかしばなし (採点:3)
- KANON本編の焼き増しですね。他に目新しい要素もないですし、ちょっと何がしたかったのか分かりませんでした。ほのぼの感の強調、は分からなくもないのですが……。
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:4)
- 真琴シナリオの北川編。これも本編の焼き増しですね。面白くもないし、かといって悪くもない。ていうか、美汐は一体何者……? そして、最後のセリフが平仮名なのも何か意味が……。
- 053 散葉咲華―another home― (採点:6)
- 悪くないです。ただ中盤から後半にかけての語りがちょっと鼻につきました、けどこれは個人差がありますか。うん、あゆの人生を掘り下げる好作かと。
ただちょっと、これも見づらいんですよねえ。それが少しだけ残念。
- 054 another grey day in the big blue world (採点:4)
- 浮気は駄目ですよ。今回は二人がいい人同士でしたからよかったものの、実際は――って、そういう話じゃなかったですねw
悪くない、と思うのですが……。
- 055 世界にひとつの私の名前 (採点:3)
- 良くある話。さすがにこんぺという場では重複しますね。そしてそれが減点ポイントになります。
間のとり方が『一行あけ』だけというのは残念すぎます。魅せ方をもっと知ることが出来れば、かならずいいものを書けるようになれると思います。や、僕もそんな偉そうなことは言えないのですが。
- 056 写真のわたしと今の (採点:2)
- 不器用ですねえ。もう少し、その『不器用さ』をクローズアップできればいいのではないでしょうか。
- 057 miss understand (採点:8)
- これ好きです。内容だけなら3本の指に入ります。壁を避けて通ってて、ぶつかろうとしたらすでにそこに壁は無くなっている。切ない、しかし最後には前向きになれる良作。
しかし。オーラスのあの英語がとても不釣合い。多分何かの歌詞だと思うのですが、あそこに入れても雰囲気を壊すだけです。ずっと香里の心情語りで来て、いきなり英語。一気に冷めてしまいました。そこさえなければっ……。まあ、個人的な意見と言われればそれまでなんですが。
あーでも、ほんと好きです。これから頑張ってください。
- 058 カレンダー (採点:8)
- いいですね。爽やかな良作。こういう、確実に前に進んでいく美汐話は好きです。中盤の語りもほどほどで締まってて、冒頭とラストもきっちりハマってて。
ただ、ちょっと三点リーダやダッシュが多いですね。でも、そういうので気になったのはそこぐらいかな。
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:2)
- 料理って、そういうものだったんですか……。オチもいいし秋子さんには萌えるんですが……。
- 060 雪ウサギの憂鬱 (採点:4)
- 人間は100%悪でも100%善でもない、そんなことを考えさせてくれました。
気になったのは三点リーダの多さと、いうらなんでも栞いい人過ぎない? ってことです。いきなり『死んじゃえばいい』と言われて、そんな素直に許せるかどうかが個人的に微妙でした。
- 061 ばかんす (採点:3)
- よくある話かと。どこかで見た展開、どこかで見たテンポ、どこかで見たオチはさすがにげんなりします。入院させといてすっきりしている祐一の人格も、個人的に好きになれませんし。なんでこんな男がモテるんだろう、と。
子ネタ群は悪くないんですが、いかんせん根幹が合いませんでした。
- 062 さくらのころ (採点:5)
- あー、最後いいです。素直じゃない真琴の想いが切ない好作。
ただ、この雰囲気には残念ながらあまり惹かれませんでした。多用される擬音語が引っかかったからですが、しかしそれも味といえば味。う〜ん感性の差かな……。
- 063 二人の記念日 (採点:5)
- 爽やかで悪くないん、ですが。高得点をつけられるほどのパワーを感じられませんでした。展開の無茶苦茶さも、魅力とダルさが半々でした。
- 064 お兄ちゃんと呼ばれたいっ!! (採点:8)
- 萌え。妹香里萌え。これ、個人的に好きです。僕も妹がいない環境なので、かわいい妹に『お兄ちゃん』と呼ばれてみたい気持ちも無いわけでは無いのでw
テンポもいいし、オチも悪くないです。ただ、ちょっと三点リーダの多さが気になりました。
- 065 送り火/狼煙 (採点:3)
- ……そんな風に煙草を使わないで欲しい、と一喫煙者からのコメント。その世界が合うか合わないかがこの作品のキモなので、高い点数はつけられませんでした。
しかし煙草は悪の象徴なんですなあ。レポートが詰まった時の特効薬なのに……。
- 066 1M (採点:4)
- 悪くないです。前向きな片思いの、さり気ない日常を表す。しかし、個人的には少し日常過ぎたかなあ、と思います。もちろん、それがないのがこの作品のいいところでもあるのですが、同時に欠点にも感じられました。あまり僕はそういうのが好きではないので。
細かいところですが、投稿の際にもう少しチェックをして欲しかったです。少し妙な部分がありましたから。あと、メートルはmの、小文字の方を使うんだと思います。違ってたら申し訳ないですが。
- 067 ポイズン・キッス (採点:7)
- あー好きですw バカな祐一と、なんかやる気無げな佐祐理さんがいい。密かに外道い舞も萌えです。まさにポイズンですねw いいです。オチが見えたのでこの点数ですが、良作だと思います。オチも爽やか(?)に決まってますしねw
- 068 風にドレスを (採点:6)
- 凄く綺麗な話ですね。丘で黄金色に揺れるブーケ。その視覚的なイメージのなんと美しいこと。
ただ、ブーケを差し出す女の子に違和感がありました。リアリティがない、と思います。泣いている女子にブーケを差し出す女の子。これがまったく僕の中で想像がつきませんでした。とても綺麗な作品だっただけに、その違和感が最後まで残ってしまったのが残念でした。
- 069 金魚 (採点:7)
- うん。悪くないです。まだ高校生ですから、北川も妙に老成したセリフを吐くよりも、こういう風に意味も無く金魚を捕まえたり、適当なことを言っちゃう方が僕にはしっくり来ます。多少ご都合主義的、というか香里のキャラが軽いのが気になりましたけど、高校生らしい好作だったと思います。
- 070 前を向いて (採点:3)
- 話自体は悪くないんです。悪くないですが、一行開けはとても読み辛い。そして三点リーダとダッシュの多用がだるいです。もう少し、『魅せ方』を考えて欲しい、と思いました。
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:6)
- ん? 最後結局あゆは勘違いしたんでしょうか。お父さん=樹、ではないように思えたのですが。
しかし樹とは。多少無理はありましたが、しかし幻想的ですね。悪くない、綺麗で物悲しい好作だと思います。
- 072 傷痕 (採点:4)
- どこかで見た話、だと思います。内容的にも、コンプレックスを受け入れる話、という非常によくある話をあまりにも直球で表しすぎたかと。もう少しひねりをくわえれば、いいドラマになると思うんですが。
少し、会話の中で三点リーダを使いすぎかと。それ以外にも間合いをとる方法はあると思います。
- 073 親友体制 (採点:6)
- 『声っ』……?
すみません。それでげんなりしてしまいました。それにところどころ妙な表現(美人で器量よし、よか。この二つは同じ意味かと)があって、そのたびに立ち止まってしまいました。
話はとても好きです。親友度が高い三人の、爽やかなストーリー。そのテンポで一気に行きたかったところに目に付いた誤字が、本当に残念でした。
- 074 キエナイキモチ (採点:4)
- 真琴が帰ってきても自分を好きでいてくれた祐一。そんな彼と美汐の純愛ですね。
同じ作品も良く見たし、ちょっと普通すぎると思います。
- 075 始まりの日 (採点:5)
- ……いや、何で旅に出るんですか。そこがいきなりというか、理由が全然分かりません。日常生活の中で自分を磨くことを『旅』と表現したかったのだろう、と解釈しますが、それにしても違和感がとても強かったです。ずっと穏やかにほのぼのが続いていただけに、最後のその告白でコケたのが響きました。
- 076 殺意のプールサイド (採点:3)
- ヤマもオチも意味もない。だらだらとした会話は、さすがに最後だれました。子ネタの使い回しは悪くないと思うのですが、根幹のストーリーが、僕にはちょっと退屈すぎました。推理、というジャンルなのに、読者は完全に置いてけぼりですし。
う〜ん。心のフォトグラフには残りそうも無いです。タイトルで期待しただけに、残念。
- 077 盲目考察 (採点:6)
- 佐祐理とあゆとは珍しいですね。適度な専門用語も悪くないです。
しかし、どうも作品全体に流れる雰囲気に違和感がありました。他者の闇という表現とか、佐祐理の饒舌すぎるあゆへの反論がその原因だと思います。まあ、これは個人的なことなので、あまり気になさるものでもないと思います。
ただ、僕にはあまり合わなかったなあ、ということで。好きと微妙の中間ぐらいでした。
- 078 反転少女 (採点:3)
- 個人的にトランプマンが好きだったので、それがツボでしたw
ただ、作品全体に『ギャグ』としてぶっ飛べるパワーを感じられませんでした。
- 079 フワリ (採点:4)
- 一行あけは読みづらいんです……。本当に……。
天使人形最強に、あゆのよく分からない理論。それの違和感が強く、ちょっと高得点はつけがたいです。
- 080 ガラスの森 (採点:6)
- う〜ん。もう一息、でしょうか。ガラスの森に去っていく3人の描写はとても綺麗だったのですが。
オリキャラの子供が誰なのか簡単に分かってしまうことと、そのキャラの年齢のわりに大人びすぎる、作者自身の投影と言えなくも無い行動。これら二つの事柄が、素直にその綺麗さに浸るのを邪魔していました。決して悪くないと思います。
あと、個人的にこれはファンタジーとはちょっと違うと思います。作品全体は非常に日常的で、『異世界』を表すものもありませんでしたから。どっちかといえばシリアス、だと思います。
- 081 ボーイフレンド (採点:5)
- 物凄く豪華なデートですねえ。よく言えば理想的な、悪く言えばリアリティのない。
途中読みづらかったです。テンポは悪くないのですが……。まあ、舞が可愛いのでいいといえばいいんですがw
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