○ArcanaCGI さん
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- 人物に違和感を感じました。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- とりあえず一人称か三人称に統一してほしいです。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:3)
- いまいち話に整合性というか必然性が感じられません。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 設定どうこうよりも、ひとつの話として脈絡がなさ過ぎです。
- No.43 願い (採点:3)
- アルクェイドとシエルが変です。他人のようです。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- なんとなく意図はわかるのですが、あまりにわかりにくく感慨が沸かないです。
- No.63 クリシュターナット (採点:2)
- 関連の無い言葉を繋げられても意味がわからないです。
- No.86 ありがとう (採点:3)
- ちょっとメリハリが足りないかと。
- No.89 Gの夜 (採点:5)
- 読みやすいのですが、いまいち盛り上がりというかそういうものに欠けると思いました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- :◎:とてもとても面白かったです。笑い転げました。
ギャグなのに最後にきちんとまとめているのは流石です。これからも頑張って下さい。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:4)
- とりあえず改行が多すぎです。それと、キャラの反応が自然でない気がします。
○BLACK_CAT さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- とても暖かいお話だったと思う。
必要最低限しかかかれていない風景描写が気にもなるが、
アルクエイド優しさって辺りを表現する上で不必要だから無いのだと思う。
むしろ風景描写が少ない分、会話アルクエイドと女の子の様子に集中でき。
適度な間の開け方からなんだかいい感じオーラを感じた。
短時間で読めることもあるが、あっさりしていてそれで暖かいいい作品だと思う。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:9)
- 実況中継風に進む物語が最高の爆笑をかもしだしていた。
スピード感と流れのある展開に次の文字列に対する期待は最高潮であった。
最高、この一言であろう。
- No.24 過去と、未来と (採点:6)
- イチゴさんの性格が現れている行動や会話が良かった。
何気ない日常の小さなイベントと言う感じのSSだったと思う。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- いや・・・あんた漢だよ・・・。
よくやった!!(何)
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- とても凄い作品だと思った。
思わず乗り出して見てしまうほど、文章に引きつける力があった気がする。
ななこの視点を主にして描くという技法が見事な文章となしている。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:4)
- さっちんファンとしてさっちの幸せになる可能性のお話はとても好きだ。
ななこ&有彦の組み合わせも大好きである。
ただ、最後が微妙だった気もする。
ま!面白いからいいと思う。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:5)
- ナンテオソロシイ「戦闘シーン。」
ナンテオソロシイ「サヤエンドウ」
そして究極のカレーへ、
琥珀さんさり気なく人喰い野菜園再建設してそうだなぁ・・。
そして、明日からしばらく野菜は食べられない。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:8)
- 幸せな志貴とサッチンの日常と言う感じでとても良かった。
暖かくてほのぼのでソレで居て会話が面白くてラブラブではないだろうか?
兎に角二人の会話のやりとりのおもしろさが目についた。
○Doll さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:4)
- 心理描写の掘り下げの甘さを物騒な言動で隠そうとしているみたいで、残念。
- No.45 その花に見守られて (採点:6)
- 長く生きられないから死ぬというのでしょうか。文章は上手ですが、懐古しているだけでお話がないので惜しいと思いました。
- No.68 Green Sleeves (採点:8)
- 圧倒されました。しかし文体からは異国の話のような違和感を覚えます。シエル先輩1人だったなら味なのですけど。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:8)
- 結末は平凡だけど、緩急がついていて、なにより登場人物に血の通いを感じられたのがすごく良かったです。具体的にも、抽象的な意味あいでも、血の匂いがよい具合に感じられるのは月姫の醍醐味だと思いました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:5)
- こういうノリを心から楽しめないくらいに、私は大人になってしまったのですね。。。
や、しっかり最後まで読んでしまいましたが。
○E さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- 独特のセンスと破壊力が素晴らしい。
特に難が感じられないので満点を進呈する。
- No.5 そうめい (採点:9)
- ただハッピーエンドにこだわるあまり駄作になってしまうSSも多い風潮の中、
現実的に進んでいるこの話はいい。
あえて言うなら志貴が全員に確認(もしくは質問)しているので強調されすぎ、
くどい感もある。
上の中、9点。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:9)
- 状況描写・戦闘描写がよくできていて面白い。
発想もまた意外性がある。
- No.15 転校生!? (採点:1)
- アルクの転校ネタというのは誰でも考えられる安易な発想だ。
しかも話がそれだけで終わっており、見せ場さえないとは。
月姫キャラを使う意味が感じられない。
下の下。1点だ。
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- 原作の「注文の多い〜」に忠実でありながらオチが納得でき、結構。
ただ、もう少し訴えるものが欲しい。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- 十分に構成が為されていて各章、バランスがいい。
タイトルがパロディでなければ満点だ。
上の上で9点。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- 発想がいい。
そしてそれぞれのキャラの「らしさ」がいい。
少し飛躍が見られるのと、脱線も感じられるが、良作といえる。
上の下で、8点。
- No.36 if... (採点:7)
- 心情描写がよく出来ていて好感が持てる。
これだけの表現力があるならもっと大作ができただろうと言う、
期待と物足りなさをこめて、7点。
- No.50 おつかいハプニング (採点:4)
- 話として完成しているのだが、いかにも普通すぎて面白みに欠ける。
- No.63 クリシュターナット (採点:3)
- 実際に起こりうる一場面、という感じで、よく書けてもいるのだが、
エンターテイメント性に欠ける。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:1)
- 無駄に長く、月姫でやる意義が感じられない。
下の下だ。
- No.85 墓標 (採点:7)
- 重い。
何とも重い。
だが話として見るに、それぞれのキャラがそれぞれにあった役であり、台詞である。
構成も、「いかにも」な前半と真相がわかる後半の落差が際立っている。
なかなかの秀作だ。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- ボリュームたっぷり、キャラも総出演。
娯楽性も十分。
という事で満点を進呈。
- No.107 Т3 (採点:6)
- 時事ネタながら笑えた。
○ET9 さん
- No.15 転校生!? (採点:5)
- え、これで終わり?
面白いのはいよいよこれからって時に終わってどうするんですかー。
コースで言ったらまだ前菜ですよ。
貴方は客に前菜だけ食って帰れって言うのですかい。
ところでテスト問題手に入ったって言うのも本当でしょうか?(w
なんて馬鹿なことをするのやら(w
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 前半部をゴミ箱にダンクシュートするかの如き話ですね。
これはもしや、遠回しなギャグなのですか?
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:4)
- ダークにするなら不吉さを演出する小細工を心がけるべきかと。
骨は良いと思います、後は肉付けだけ。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:1)
- 戦闘とは目的達成の手段に過ぎず、無益な戦いは避けるべき愚行でしかない。
意味のない戦いは見ていて苦痛なだけですね。
この二人、僕には馬鹿にしか見えません。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:6)
- 最後、本当にやってしまうのはどうかと思いました。
紛らわしさを楽しむなら、二人の間には微妙な距離があった方が良いのではと思います。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:10)
- この真綿で絞め殺されるような絶望感、良いですね!
全ての描写に感心することしきりです。
いや素晴らしいとしか言えません。
しかしサラリーマン殿、姫に打ち倒され引きずられ縊り殺してもらえるなんて、なんて羨ましい(爆
圧倒的な存在に蹂躙される様に、マゾヒスティックな喜びでうっとりです(w
まさにクライマックスに相応しい迫力、いや大満足ですよ、はふぅ。
姫に殺されたなら、彼の死に方は良い死に方だったと思えます。
最後に彼は救われたんじゃないでしょうか。
○Foolis さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- えっちぃな話ですねぇ。(苦笑)
正直笑えました。
でももうすこし暴走して欲しかった思いもあり(をい)
(いえ、この辺がぎりぎりだとはわかっているんですが)
技術的な面で言えば描写が少ないと思います。
そのせいでせっかくのシチュエーションが台無しになっている感があります。
(描写が一番難しいというのはわかっているんですが)
あと描写で言えば場面転換にもうすこし気を使って欲しかったです。
ちょっとその辺が気になりました。
……また、後半はちょっとだらだらした印象を受けました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:4)
- こういう短いなりにほのぼのとした話は大好きです。
でもこういう系ならばもうすこしうまく描写して欲しかったです。
ああいうことをいうアルクェイドに萌えましたが(笑)
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:6)
- 戦闘描写がわかりやすくよかったです。
また、日常から非日常への場面転換もうまく出来ていると思います。
でも終わりをもうすこし書いて欲しかったと思います。
志貴と絡ませたりして……。
(まぁこの辺は賛否両論分かれるんでしょうけどね)
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- 書きたいことはいいと思います。
でも展開にやや難ありですかね。あのシーンがやはり急すぎるように感じてしまいました。
(もうちょっと描写を増やすとよかったのではないか、と思います)
- No.5 そうめい (採点:9)
- 途中の展開にやられました。何の質問をしたのかなぁと思ったら……
まさかそういう質問ですか。
そしてその質問の使い方が非常にうまいですね、見事です。
最後に抱かないのも志貴らしくていいと思います。最後のシーンの描写もよかったと思います。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- 恋は盲目といいますが、いやはやいい感じですねぇ♪
こういう関係のSSは大好きです。
最後のほうの展開が特によかったです。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- 微妙に展開がわかりにくかったのが残念です。
私の読解力不足もありますが描写不足な面を感じました。
けど雰囲気とかはうまく出ていたと思います。
いい感じで描かれていると思いますし。
- No.8 玉梓結び (採点:4)
- プチダークと書かれていますが、うーむ……
まぁそんなにきつくはないですね。
でも、これはなんか書ききっていないような気がします。
プチダークではなく物語としていまいちだと感じました。
もうすこし色々書いて欲しかったです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- ストーリーの流れとしては王道なんでしょうが……、
つめ切れていないと言う印象を受けました。
表面だけ書いて終わっているような、そんな感じを受けました。
(いや、色々書かれているとは思うんですが……足りない、というかなんというか)
多分作者様自身失敗したなぁと思っているでしょうが改行が変です。
ところどころ。こういうところはちゃんと推敲してください。
あと、禁則処理はちゃんとしてください。
(文頭に。を持ってこないこと)
あと、殺人貴というのは意図を持ってやられたと思いますが、
こういう普通はない言葉は『』とかで囲んだほうがいいと思いますよ。
この辺は好みが別れると思いますが。
- No.10 幸せ (採点:2)
- 書きたいことはいいんですが、色々甘いと思います。
もうすこし色々書いて欲しいです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- オリジナルっていうか……思いっきりONEを意識していますね。
(ちなみにONE2も)
(忘却二人、五人がすぐに認識できるあたり…正確に言えば、もうすこしいますが
それは割愛したのでしょうか?わかりやすくするために)
…とまぁ勘違いだったらいやなのでその話題はここまでにしておいて。
とにかく、天原祐人の正体にやられました。
まさかそうくるとは……といった感じです。
また、最後の天原祐人とさっちんのやり取りのシーンがさっちんファンである自分にはたまりません、
よかったです。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:5)
- 書きたいことはいいんですが煮え切らないような感じを受けました。
書きたいことにしてはあっさりしすぎかと。
そこがどうしても気になりました。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:4)
- テンポのいい文章を書こうとするのはわかるんですが、
いまいちテンポがよくないです。
もうすこしがんばって欲しかったです。
また、ギャグもいまいちでした。
- No.14 暁 (採点:2)
- 何か描きたいものがあったことはわかりますが、
いまいち伝わってこなかったです。
意味がよくわからないですし。
あと、
>妹でも
>姉妹でも
反復になってますよ。(妹の消し忘れ?)
- No.15 転校生!? (採点:2)
- ネタを出しただけで終わっている印象を受けました。
もうすこし掘り下げて欲しかったと思います。
せっかくのいい感じのネタなんですから♪
あと個人的に、あの名前を見たときの志貴の反応は、あの名前を見たとたんに、
アルクェイドだと気づくような展開にして欲しかったかも。
事実、私はすぐに気づきましたし。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:1)
- 笑えない、というかオチが意味不明。
(自分の知識の少なさゆえか)
ストーリーがややわかりづらかったのも残念。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- 短いなりにもよくまとまっていてよかったと思います。
いい雰囲気ですし。寝顔と死のネタも個人的に好きですし。
子供のくだりも好きですし。
いい感じでした。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- ネタはイイですし、描写自体もいい感じです。
しかしやや不足。もうすこし何か描写が欲しかったです。
うまく調理しきっていないという感じでした。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- いい感じでした、シエル先輩とアルクェイドの志貴を交えたやり取りが。
それに最後のシーンがいたずらっぽくて好きです。
よかったです。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:4)
- 惜しい。ネタとしては非常に面白いです。
でもそれをまったく生かしていないような木がしました。
秋葉の葛藤とかをうまく書ければ非常にいい作品になったと思います。
また、最初のシーンとかの描写をもうすこし上手くして欲しかったです。
- No.21 金色の刻 (採点:5)
- ネタとしては悪くないです。
むしろめちゃくちゃ好きな部類に入ります。
でも、もうすこし心情描写をして欲しかったです。
志貴の感じている違和感とか。
それにシエルの中でも葛藤があったと思います。
(遠野君はシエルと相思相愛だったんですよね?)
その辺も描いて欲しかったです。
- No.22 クリーム (採点:7)
- 作品に流れる独特の雰囲気は大好きですが……微妙に話の内容がわからないです。
文章は、ほんとにセンスを感じます。うまいです。
でも内容がよくわからないので残念でした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:4)
- ストーリーにもう一ひねり欲しいし、もうすこし色々書いて欲しい。
こういう話は多々あるので、
これは、というひきつけるところが欲しいと思った。
また、文章もまだこなれていない印象を受けた。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- うまいですね。色々。
秋葉の心情とか一子の心情とか結構うまく描けていたと思います。
最後の表現もいいですね。
あと、たいしたことを書いてないはずなのに、
一子に微妙に萌えました。(苦笑)
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:10)
- 文句なしで10点。
見事。っていうか知っている作者のような気がする。
まぁそれはおいといて。
ベルベットとシエルの関係が非常にいい感じで描かれていてよかったです。
また、最後のほうの’なぜ戦うのか’の部分にはうならされました。
よかったです。
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- 書きたい内容はいいんですが、なんかすっきりしないような印象を受けました。
締めがいまいちというかなんと言うか。まぁそんな感じです。
あと、途中の「せんぱい」と呼びかけているのにシエルが呼ばれているのに
気がつかないシーンはもうすこしわかりやすく表現をして欲しかったです。
- No.27 二人の未来 (採点:4)
- え……と、Kanonの二次創作も原作をやらずに書いている人ですか?
どうも読めば読むほど私の知っているような人のような気がしました。
(っていうかこんなことやる人は世界寛といえどもあの人ぐらいしかいない
と思うし……文体も結構似ているし……。間違っていたらすみません)
話の感想としてはちょっと展開が急すぎますね。
もうすこし落ち着いて展開を書いて欲しかったです。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:3)
- 色々描写不足だと思います。あまり怖さというものを感じられませんでした。
ラストの引きはもうすこし怖さを演出されていればすごく魅力的に
移るんですけどね……。
ラストのアイディアはいいんですがうまく調理されていないというか。
また、全体的に文章がこなれていない印象を受けました。
あと、始めの二行はなかったほうがよかったかな、と個人的に思いました。
- No.29 「蝕後」 (採点:6)
- 萌えました。ああ、何でこんなにアルクに萌えるのか、たまりません。
ここまで萌えを表現されちゃあやられた、と思うしかないですってほんとに。
よかったです♪
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:8)
- アイディアが非常に面白いと思います。七夜と琥珀の手紙での交流が
非常に面白く、いたずらっぽくてよかったです。
でももうすこし深く突っ込んで色々かけたような気がするのがちょっと残念です。
わがままな感想だとは思いますが、なんか読み終えたあと、惜しいなぁと思うのも事実で……。
でも良作だと思います。ほんとに。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- 私があるゲーム(秋桜の空に)をやっていなかったら間違いなく10点と採点したのに、
8点になってしまうのは私が悪いのか。なんなのか。
心情描写が一流です、文句なし。
3人のやり取りが非常によくとても印象に残りました。
ただ、大本のネタが、秋桜の空にとかぶっていたので(故意か偶然かは知らないけど)途中萎えました。
それが非常に残念です。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:9)
- ダークだ……。
上手いですね、色々表現とかが。怖さ、狂気さが伝わってきてよかったです。
人間は矛盾ばかりの存在である、とかそこら辺もいい感じです。
特にさつきを殺すシーンはぞくりときましたね。よかったです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:7)
- 琥珀さんの心情や、主人公とのやり取りが上手く描けていてよかったと思います。
また、梅干ネタがいい感じだと思いました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:7)
- なんとも儚い感じが伝わってきてよかったです。正直泣きかけました。
けどなんというかシメがいまいちだと思いました。
…いや、これ以上のものを望むのは酷だとは思うんですが。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:5)
- ………………………………………いやはやなんと言えばいいのか言葉に困りますね。
某E17でも似たようなネタで話題になりましたが。
ネタとしては面白いとおもいます。でも暴走具合がちょっと足りないですね。
そこが残念です。
いや、これ以上暴走したらだめっぽいですけどね(苦笑)
- No.36 if... (採点:4)
- 悪くは無いですが、なんか足りない、という印象を受けました。
どうも愛しさとかそういうのがあまり伝わってきませんでした。
書きたいことはいいと思うんですけどね。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:5)
- アイディアとしては悪くないとは思いますが、ちょっといまいちですかね。
(いや、途中の「決闘を申し込むでござる!」はちょっと受けましたが)
特にシーンシーンの描写がいまいちだと思いました。
ストーリーもやや強引かと思いますし。
- No.38 『のら』 (採点:7)
- いいですね、一子の思いがひしひしと伝わってきました。
また、日下依子というキャラも非常によかったです。
オリジナリティがあり、面白い女の子で。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- なんでもない日常を描きたかったのでしょうが、あまりにも何もなさすぎです。
まぁ、なんともいえないもの静かさを出したかったんだと思いますが……。
ちょっと甘いと思いますし……。
- No.40 儚き夢 (採点:3)
- 書きたいことはいいと思いますが、シメがやや中途半端だと思います。
もう少し深く書いて欲しかったです。
あと説明が不足していると思います。また、改行がおかしいです。非常に読みにくかったです。
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
- 琥珀の四季と志貴への心情がよく描けていると思いました。
心情自体はいいのですがちょっと話的にあっさりしすぎていたのが残念ですかね。
あと最後の
>さようなら。
>さようなら。
>
>――おやすみなさい。
ここの部分に非常にセンスを感じました。よかったです。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:5)
- うーん、話の導入のアイディアは悪くないんですが、ああやって断っているくらいなら
もうすこし暴走してほしかったような気も。
いえ、無口なキャラがうらではとんでもないことを考えているっていうのは
案外お約束です。
それを考慮すればああやって断っている限り、もうすこし暴走して欲しかったと思うわけでして。
(まほろさんネタはいいと思いました)
ちなみに萌えを狙ったんでしょうが、これっぽっちも萌えませんでした。
WOWOWで最近放送されている某アニメのせいかねぇ。(苦笑)
(知らなかったらごめんなさい)
- No.43 願い (採点:5)
- 話の筋としては悪くないです。ただ、肉付けをもっとして欲しいです。
ケーキ作りのときの描写をもっと丁寧にしたり、アルクェイドの葛藤を
もうすこし書いたり……
そうすればもっといい作品になると思いました。
それが残念です。
- No.44 最後の夢 (採点:7)
- アイディアとしては面白いですが……もうすこし書いてくれたらなぁと思います。
夢の世界(と表現させていただく)の中の世界にもうすこしいとしさというものを感じさせて欲しかったです。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 見事。すっごくよかったです。文句なしの10点。
いい作品はほんとにいいなぁこのコンペ。
志貴が死ぬときなのに皆さんの持っている強さと弱さを
うまく表現できていたと思います。
また、いろいろなところが面白いなぁと思いました。
>嘘さえついていればずっと仲良く出来るのに
こことか
>好きの反対は嫌いで、憎いの反対は愛なんでしょうか? そんな問題じゃないとも思うんですけど、とりあえず私は答えが出せません。秋葉さまにもこの気持ちはおわかりいただけると思いますが
こことか非常にいい感じでした。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- さっちんが吸血鬼になってからの描写がいい感じですね。
『疲れた』、これは、ほんとに彼女をよく表す言葉でしょう。
あとさっちんと遠野のやりとりが非常にいい感じでした。
選ばれた『吸血鬼』と選ばれなかった『吸血鬼』その対比になっていて非常にいいなぁと。
あと世界観とかもよかったです。
- No.47 夢限間待 (採点:4)
- 書きたいものはいいと思いましたが、
色々描写不足ですかね。その辺が残念でした。
>この違和感は有体に言ってしまえば…。
>
>微かな気配
>
>横滑りに身体を跳ばすと同時に手はポケットの中へ。すでにナイフを掴んでいる。
後始めのこの部分がややわかりにくかったです。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 美味しさが感情ですか。面白い考えだと思います。
(ていうかひょっとして一般的ですが(汗)自分はこの辺疎すぎるんで)
琥珀と志貴のやり取りはもちろんいいですが秋葉と志貴のやり取りが最高でした♪
よかったです。
- No.49 夢の日々 (採点:3)
- この二人に何があったのか非常に気になります。
ていうかどこかで語られています?(汗)
それでしたら申し訳ありませんが
それだとしてもちょっと内容がないかなぁと思いました。
- No.50 おつかいハプニング (採点:6)
- メイド服をきたまま買い物をする翡翠を想像すると萌えますね(笑)
また、アルクと翡翠のやり取りがよかったです。
(珍しい組合せだと思いますし)
- No.51 ラヴ・レター (採点:7)
- 文章自体は非常につたないという印象を受けましたが、
文章のテンポが非常にいいですね。そのおかげでかなりの魅力が出ています。
非常にさわやかな感じをかもし出しているというか。
個人的にこういう雰囲気は大好きなのでよかったです。
あと終わりもいたずらっぽくていいですし。よかったです。
ただ、改行が〜改行が〜。どうしてこんなところで、というところが多いです。
それが残念でした。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- バトルシーンがよく描けていたと思います。
また、オチも納得させられるものでよかったと思います。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:6)
- お休みを出す理由というのが、料理を教えてもらうため、というのが
秋葉らしくてなんとも(苦笑)
話の筋としては悪くないですが、もうすこしたどり着いた場所で
描写が欲しかったなぁと思いました。
また、忘却とか言葉に対する話は面白く読めました。
よかったです。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:5)
- うーん、本編の肉付けとだけしかなっていないのがちょっと残念ですね。
最後をかえたのは本編と同様の内容になるのを避けるためでしょうか。
やっぱり殺してほしかったなぁ、と思います。
(だって、あのシーン、月姫本編の中で一位を争うくらいすきだし)
あともう少し描写が丁寧だったらもっとよかったと思います。
結構描かれているとは思うんですが……。
- No.55 SEPIA (採点:7)
- 文章を読み終えたときに思ったのが風景描写が非常にきれいだということ。
本当にいい感じで描写されていました。
そのおかげでかなり雰囲気がかなりいい、と思いました。
また構成もなかなかいいと思います。
ちなみに、『違和感を感じる』というのは正しい日本語じゃないですよ〜。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- ああ、羽ピンと蒼香と秋葉のやり取りがいいですね〜。
それに最後の言葉がいたずらっぽくて好きですし♪
ていうか羽ピンの願い事が素敵過ぎます(笑)
ああいうことかかれちゃ、秋葉にしてみればねぇ……。
作品の雰囲気も穏やかでいい感じです。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:6)
- もうすこしギャグに勢いがほしかったかなぁと。
まぁ結構笑えたんですけど。
シオンがいいキャラしていますし。
でも
>thank you for reading!
これはちょっと自虐的かなぁと。気になりました。
ゲームとかではたしかに
thank you for playing!
って言うのはありますけど……そんなに長いSSでもないですし。
800KBとかそんなに長いSSだったら話は別かもしれませんが。
(いや、減点はしていないですけどね)
というか変なこ所を気にしてますよね……私。
まぁ好きだったらやればいいと思いますが、ちょっと個人的に気になったので。
- No.58 青い記憶 (採点:6)
- 書きたいことはなかなかいいと思いますが、老婆に対して叫ぶシーンとか、
志貴が最期を迎えるシーンとかで心の描写がなかったのが残念です。
あと、これは突っ込むべきでしょうね(笑)
そうか、月姫の世界はA○rの数十年後の話だったのか(爆)
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 正直に言います。少しなきました。もうこうなったら10点あげるしかないです……。
いや、今までSSコンペで泣いたことなんて唯の一度もないんですよ?
最期の段落のアルクがせつな過ぎます。
月姫本編のあと、いずれはこうなってしまうんでしょうけど……。
セブンくらいしかもういないんですよね、ほんとに……。
なんか、それがものすごく悲しく私には映ったんです。
普段のアルクのイメージが強すぎるせいか……。
(志貴と分かれてアルクが弱くなるSSはたくさんあるのに……)
あと文章がユニークでした。
描写がうまい、とかテンポがいい、とかじゃなくてユニーク。
そんな印象を受けました。
個人的にとてもこういう文体は好きですし♪
- No.60 めがねがね♪ (採点:4)
- うーん、もうちょっと何か欲しかったですかね。
物足りない、という印象を受けました。
アルクェイドがめがねをかけるという発想はいいと思いますが。
(余談ですが、雨音さんの『アルクェイド、めがねをかける』は私のお気に入りですし♪)
- No.61 BRAVE HEART (採点:4)
- 中途半端な話だなぁと思いました。
アイディアとしてはいいと思うんですが、
あっさりしすぎてなんというか重みがないんですよね。
たとえばさっちんは戦う運命を背負っているのはわかりますが、そのことに対する
さっちんの感情とか志貴が狙われていることに対する彼女の感情とかをもうすこし書いて欲しいと思います。
後改行がちょっと変です。
また、このSSに一行明けは似合わないと思いました。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:5)
- ネタ的に結構好きです。
さっちんも七子もお気に入りのキャラですし。
でも足りないんですよねぇ……。
この気持ちを言葉に表すならもうすこし色々書いて欲しかったというのが一番近いのかなぁ。
……まぁ簡単に言えばとりあえず物足りなかったです。
それが残念でした。
- No.63 クリシュターナット (採点:6)
- 作品に流れるなんとも物悲しいというか静かな雰囲気が非常にいい感じでした。
心理描写もなかなかいい感じですし♪
- No.64 二重の鳥 (採点:4)
- 書きたいことはわかりますが、作者様の中で整理できていますでしょうか。
ちゃんとまとまっていないような印象を受けました。
書きたいことを乱暴に書いた、見たいな印象を。
それに伴ってか少し展開がわかりにくいですしね……。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:7)
- はっきり言いましょう、根幹のネタは好きではないです。
(うーん、苦手、というほうが正しいかなぁ)
でも、それを基にして描かれている、琥珀、志貴、翡翠、秋葉の気持ちの描写が非常によかったです。
最後のバカップルっぶりも非常にいい感じですし♪
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:7)
- 蒼崎とアキラのやり取りがほんといい感じでした〜。
この二人のペアってなかなかないと思います。
アキラちゃんの葛藤もなかなかよく描けていたと思いますし。
最後のアキラちゃんはラブリィですし。
ところで冒頭部分、
>恋より、コミケを選ぶのかっ、おまえはっ!
私も思わずこう突っ込んでしまいました(笑)
- No.67 金色の記憶 (採点:6)
- 風景描写がいい感じですね。
また、短いなりによくまとまっていてほのぼのしていていいと思いました。
- No.68 Green Sleeves (採点:9)
- 愛しているはずにその人を傷つけたい、仮面の男さんの某SSを思い出しますね。
(まぁ状況を考えるとそれよりも深いんですが……)
(ちなみに仮面の男さん本人ではないでしょうね、なんとなくですが)
(まぁ文体とかも似ているけど…違うような気がします)
(これで仮面の男さんだったら恥だな……)
非常に深いテーマですね。
それでいてこの世の残酷な部分、この世のちょっとしたやさしさ、
なんて物を感じさせてくれました。
翡翠と琥珀と志貴の気持ちや、狂気性も非常によく描かれていたと思いますし。
特に、琥珀の
『秋葉様が、大好きなピアノを止めて下さった、ということよ』
この台詞が非常によかったと思います。
なんか深いと思いました。
ただ、やや意味がわかりにくかった部分があるので9点とさせていただきました。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:6)
- ロアとアルクのやり取りがいい感じですね。
太陽系でビリヤードって言うのが個人的になんか好きです。
幻想的というか、なんというか。
よかったです。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- なんていうかかわいらしい作品ですね。そんな印象を受けました。
(念のためにいっておきますが、褒めていますよ)
泳げないアルクェイドはなんか萌えでしたし、普段は敵同士であるアルクとシエルの
やり取りがいい感じですし、オチもなんかいい感じでした♪
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:6)
- あ〜やっぱアルクいい感じだわ。ほんとに。
なんかかわいらしいですよね、アルクって。
最後のオチも素敵でした♪
- No.72 ある幕間 (採点:6)
- うーん、いまいちオチていないという印象を受けました。
やっぱり、こういう場合ロアが倒されるところまで書くべきですよ。うん。
なんかすっきりしませんでした。
あと、さっちんの志貴を手に入れる云々のところでもう少し描写がほしかったかなぁと思いました。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:5)
- 世界観はこの上なくすばらしいと思いますが、よく意味がわからない部分が多かったです……。
それが残念でした。
- No.74 月と夢と現実と (採点:3)
- 書きたいことはいいのですが、話に重みがないです。
志貴がしたことについての後悔、場面変換等ちょっとあっさりしすぎです。
それが残念でした。
- No.75 埋葬された物語 (採点:7)
- 文章に独特のテンポがありますね。
非常にユニークな感じでした。ただ、展開がわけわかりません。
でも、それなのに、こんなにも愉快な気持ちになるのはなぜでしょう。
それがよかったです。
……でもやっぱり展開がよくわからないので……、7点とさせていただきました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- いや、笑いました。野菜が襲い掛かってくる、というのもまたなんかシュールですね。
やや、電波はいっている感じですが、それが妙に心地よかったです。
よかったです。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:10)
- ………お見事。
途中のアルクとアキラのやり取りもいい感じですし、最後の段落の展開は読めなかったです。
あってもいない友人、弓塚への思いがひしひしと伝わってきました。
非常によかったです。
- No.78 月今宵 (採点:6)
- 短いなりに美しくて心地よい、そんな話ですね。
読んでほのぼのとした気持ちになりました。
やっぱりいいよなぁ、こういう話も。
ただ、贅沢を言えばやや文章が硬い印象を受けたのが残念です。
あと余談をいえば志貴のお小遣いって0円ですよ〜。
必要経費分を申請することで秋葉からお金をもらっているみたいです。
(月姫PLUSDISKより)
(念のためにいっておきますがこのことで減点はしていないです)
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- 喫茶店での遠野とさっちんとみどりさんのやり取りが最高です♪
(実際にああいうめにあったらいやですけど)
ああ、さっちんファンにはたまりません。
でもどうしても一つだけ突っ込みたいことが。
懐中時計って結局なんだったんですか?
- No.80 離珠夢 (採点:1)
- ええと、まぁ他の人から散々文句が来ているでしょうが、私もちょっと色々言わせてもらいます。
マージャンをメインとしてもいいとは思います。
面白ければ、の話ですが。
ちょっと余談はいりますが、色々言わせてもらいます。
たとえば、水夏というゲームの公式ファンブックに、マージャンをメインとした話があります。
これも面白い話でした。
なぜかと考えるとこれもキャラの特徴を存分に生かして話を作っているから。
(まぁマージャンをよく知っていればより楽しめるんですが)
で、この話に話を戻すんですが、ダメなところが、決して一般的ではないマージャンに比重を置きすぎているんですよ。
注釈をいっぱい作ってくれていますが、ぶっちゃけた話、これはいらないと思います。
マージャンを知らない人は知らないなりに楽しもうとします。
ただ、(これを普通のマージャンゲームとして)
「リーチ一発ツモタテチンドラ3、12000オール」と書かれていてもいいわけです。
知らない人のために気を遣ったのかも知りませんが、注釈が35個もあると流石になえると思いますし。
(事実、私だったら読む気がしない)
(まぁ最低限には書くべきだったのかもしれませんが、35個はいくらなんでも多すぎ)
それに相手の牌をわざわざ書いていますが、これも書く必要は無いと思います。
ただ、待ちだけ書けばよかったんです。マージャン漫画じゃないんだし。
(役くらいは書いてもいいと思いますが)
(色々苦労はされていますけどね)
あと、二次創作である以上、水夏のドラマCDのようにマージャン以外のところでもっと凝って欲しかったです。
このSSを読んでみて月姫らしさがほとんど出ていない感じがしました。
やっぱり、それだと面白くないです、月姫の話として。
そこら辺にもっと気を使うべきでした。
(まぁマージャン漫画が好みの人はこれでもいいのかもしれませんがね……。
でもそれではすでに月姫じゃないと思います)
まぁかなりきつくなってしまいましたが。これにて。
- No.81 クリームダウン (採点:4)
- 情景描写を意識してのでしょうか。
そうだとしたら、もうすこし描写が欲しいですかね。
描写自体は結構きれいな雰囲気がしていいと思います。
- No.82 月宴 (採点:3)
- うーん、メカ翡翠量産ネタは気に入ったんですけどね……。
ちょっとネタに落ち着きがないですね。
ちょっと色々やりすぎだと思います。
もうすこし絞ったほうが、話としてしっかりするのではないかと。
(全員で何かひとつのことをやったほうがすっきりしたと思います)
- No.83 白く染まる (採点:6)
- レンがなかなかに萌えでした♪でもまだ足りないですね。個人的には。
(いや、まぁいろいろなところで鍛えられていますから)(苦笑)
レンとななこと志貴のなんともいえないやり取りもよかったです。
ななことシエルとのやり取りもほほえましい感じですし♪
あと、妄想ネタがいい感じでした。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:6)
- ストーリーの流れとしてはいいと思いますが、肝心の最後があっさりしすぎていますね。
もうすこし最後を凝って欲しかったです。
琥珀の独白シーンがいいだけに残念でした。
- No.85 墓標 (採点:5)
- アイディアは◎です。でも調理の仕方があまりにもまずいなぁと思いました。
一番初めにアルクを出しているのですから、志貴へのこの上ない愛情をもっと赤裸々に書いて欲しかったです。
逆に言えば、始めに出てきているだけにちょっとあそこまでアルクが壊れるのが納得いかない。
あと描写をもっと多くして欲しかったと思います。
それだけで狂気性がましてさらにいい感じになったと思います。
たとえば、
>―――揺り篭の中が空で
>―――椅子も空でなければ
この後の部分に、もう一度、こういう視点でアルクの様子を書くとか。
そんな風にして。
そうするだけでだいぶ印象が変わってくると思います。
- No.86 ありがとう (採点:9)
- なんていうか……おそらく初めて見るタイプのSSです。
単なる一人称SSでなく、独白でもなく。
……いえ、正確に言えば、普通のSSでもこういう書き方をしたシーンはありますが、最初から最後まで、
こういう書き方は非常に珍しいと思います。作者の文章力がなす技なのでしょうか。
とにかく見事です、最初から最後までこのように書き、心地よく読ませたこと事態が。
志貴からこういう反応するだろうなぁと言うことを読者に想像させ、ここまで見事に書くとは。
非常によかったです。
ただ、ちょっと、馬鹿って言うシーンがしつこかったかな(汗)
いや、まぁどうでもいいんですけどね。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:6)
- 風景描写がいい感じでした♪
作品に流れるなんともいえない静かな雰囲気がいい感じですし♪
また最後の一言がいいと思いました。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:8)
- 志貴の穴掘りが強引だなぁと思いましたが、まさかそういう風に使いますか。
ただただ、感心するしかないです。
琥珀の
>「……誰かのことをよく知りたい時は、その人と旅をすればいいんですよね。
>人は普段、誰しも多かれ少なかれ自分を偽って生きているんです。けれど、人は弱い生き物だから、その仮面をずっと付けていることは出来ません。だから旅をして一日じゅう一緒にいれば、いつかその人の素顔を見ることが出来るんです。そうしていつか……、全てを知ることが出来る。きっと、きっとです」
この台詞のテーマを非常にうまく使った話だと思いました。
よかったです。
- No.89 Gの夜 (採点:4)
- なんかすっきりしない話ですね。ストーリーとして一貫していないというか。
おちつきがないというかなんというか。
>「志貴、もう朝なのですね」
ここから最後までの展開が急すぎますし……それが残念でした。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:7)
- 御伽噺にしたのがユニークですね。
しかもかたっているのはこの方とは。
あと、構成もいい感じだと思います。
C−2とC−3を逆にしたあたり、センスを感じます。
また、クライマックスのBの世界の使われ方が面白いと思いました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:8)
- アイディアが非常にいいです♪
特に秋葉の夢ではおそらく琥珀に負けないくらい爆笑しましたし。
志貴の夢は……ある意味すごい夢ですね(汗)
まぁ最後はきれいにまとまっていましたが。
あと、最後のレンと七子のやり取りがいい感じでした。
よかったです。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- 静止衛星と来ましたか。面白い比喩だと思います。
各々のキャラのつかず、はなれず、的な感じがよく表現できていましたし、
また、作品に流れる雰囲気が心地よくてとてもよかったです♪
- No.93 もう一つの永遠 (採点:4)
- こういう展開ならシエル先輩が介入しなかったほうがよかったと思います。
ていうかシエルがそういうこと認めるとは思いませんし。
まぁたしかに、どんな姿になっても遠野君といっしょにいたいという気持ちがあることは否定しませんが……。
うーん、まぁちょっとしっくりこないんですよね。
あと、ちょっと文章規則で。
かぎ括弧の前には読点をつけないのが一般的らしいですので、気をつけてくださいね。
例)誤「俺はもともと夜行性だ。」
↓
正「俺はもともと夜行性だ」
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:3)
- 歌月十夜の一コマを書いたという感じでしょうか。
確かにそれはわかるんですが……なんか一こまだけ切り取られても微妙という感じしかしないです。
歌月は最後まで書かれているからこそ、魅力があるのであって。
一コマだけとられても……ってな感じでした。
- No.95 闇と月の光 (採点:5)
- うーん、ネタとしては結構いいものがあります、最後の二人のやり取りとか。
面白かったですし。
けど、それを生かせていないような気がします。
うーん、描写が甘いというか、描写がうまく出来ていないというかなんというか。
とにかくそんな感じでした。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:5)
- あっさりとした、雰囲気のいいお話でした〜。
こういう関係の話は好きですが、欲を言えばもうすこし描写が欲しかったですかね〜。
こういう関係の話なら雰囲気のよさをもうちょっと感じたかったですし。
- No.97 Placebo (採点:7)
- うわぁきついねたですねぇ。……ちなみに私にとってはいい感じですが(ちょっとまてぃ)
(っていうかしいて言えば足りない?)(<マテ)
そういう理由付けは面白いですね、なるほど、と感心しました。
けれどやっぱり描写が甘く感じます。うまくやればもっと狂気性を出せたと思います。
それが残念でした。
(いや、まぁややダークってかかれてはいるんですけど……やっぱりこういう話だったら、ダークを極めて欲しいと思うので)
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:6)
- 作品ににじみ出ている本当に静かなふんいきがいい感じですね。
アルクと志貴のほんの数ヶ月の物語が非常にいい感じでした♪
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- マッチ売りとの少女のかけ方には感嘆しました。非常にうまいです。
ただ、途中の夢のシーンでレンを出すのはやめたほうがよかったかなぁと。
レンを出す以外の方法で夢の世界なんだ、と思わせるような描写にして欲しかったです。
そうすれば、ラストのシーンでの意外性がいい感じで演出されたかと思います。
また、最後のレンももうすこし台詞がほしいかなぁと思いました。
……まぁこの辺は作者の好みの問題なんですが。個人的にはこう思ったということで。
- No.100 夢語り (採点:7)
- 最後がユニークですね、いい感じです。やられました。
また、途中の
>そして、不可解な彼女の言葉に、救われてしまった自分が。
この文章がいい感じですね〜、ほんとに。
よかったです。
- No.101 それだけでいいから (採点:9)
- No76とはまた違った電波がはいっていますね、この作品。どっちも好きですが。
また、琥珀×有彦という組合せがここまで面白いものとは思いませんでしたし、非常によかったです。
あと、とにかく文章が素敵でした♪
- No.102 Climax Together (採点:6)
- 最後が非常にユニークですね。あの言葉でしめるあたり。
ユニークだとは思うんですが、ちょっとやや煮え切らない感がありますね。
なんかそれが残念です。
また、視点変更がうまいと思いました。いい感じです♪
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:7)
- 電波が入っていますなぁ(苦笑)ネタ的にもギリギリですね(苦笑)
始めシリアスなのかなぁ、と思っていたら、まさかこういう展開が来るとは思っていませんでした。
ぶっ壊れた秋葉が最高でした♪
- No.104 話をしよう (採点:5)
- あっさりとした雰囲気を描きたかったのだと思いますが、
描写をもうすこしして欲しかったと思います。
そうすればもっといい感じになると思いますし……。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:5)
- うーん、ややご都合主義的ですね。それが引っかかります。
吸血衝動ってなくなるものなのかねぇ。
バトルシーンはなかなかいい感じだと思います。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:6)
- 足りないです……ダークさ加減が。
月姫という作品ゆえにそう感じるのだと思いますが……。
話の雰囲気はなかなかうまく出ているんですが、ネタをもうすこし凝ってほしかったかなぁと。
まったく、意外性も何もあった話ではないですし、こう、なんていうかクルものがなかったですし。
- No.107 Т3 (採点:4)
- うーん、いまいち笑えなかったです。私の中でギャグが完全に滑っていました。
それが残念です。
- No.108 名も無き絆 (採点:5)
- 『孤独』である世界と『家族といっしょ』の世界の使い方はいい感じでしたが、
もうすこし描写が欲しかったですかね。
ちょっとあっさりしていると思います。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:5)
- 戦闘シーンがややあっさりしているかな、と思います。
(戦闘自体の描写が少ないような気がします)
そのおかげでやや緊迫感にかけたかな、と。
それが残念でした。
- No.110 おすそあくび (採点:5)
- アキラファンである私にとってはネタ的にちょっと許せないというか(苦笑)
いや、もうすこし違うことで告白を失敗してくれたらなぁと思うわけですよ、はい。
まぁ1アキラファンとしての戯言です(苦笑)
- No.111 午睡 (採点:6)
- 作品に流れるほのぼのとした雰囲気がいい感じでした。
それにアルクの気持ちがひしひしと伝わってきました。
よかったです。
○Happy End大好き さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- 秋葉の貧乳をネタにシオンが言いたい放題言ってるあたりがかなり面白かったです。
後、シオンが自分自身でエーテライトで縛ってるあたりのちょっと危ないシーンも
なかなかにグッときました。全体的に良いと思いますし個人的にもかなり気に入った
SSでした。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:9)
- アルクェイドの人間らしい部分が書かれていて、読んでいて思わず二ヤニヤしてしまったほどです。
とても読みやすく楽しいSSでした
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:9)
- シエルとアルクェイドの一見仲が悪いようで意外に息の合っている一面がたまらなく好きです。
恋は盲目と言わんばかりの2人の食いっぷりにも心惹かれました(笑
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:4)
- 志貴がシエルの名を口にした時のアルクェイドのふて腐れっぷりにやられました。
最後のアルクェイドのちょと弱気な部分にも心奪われました。
- No.10 幸せ (採点:3)
- 琥珀さんの幸せな心情が伝わってきてとても良かったです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- シエル先輩のしぇーには参りました。思わず想像して笑ってしまいました。
最後の志貴の悟った様な一言がとても良かったです。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:8)
- ロアのちょとお茶目な部分がとても気に入りました。学園祭に使っていたきのこの
着ぐるみがいきなり襲ってきたら包帯男が襲ってくるより怖いかもなどと思いました。
こういうギャグはかなり好きなのでとても楽しめました。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- アルクェイドの前向きな姿勢に心打たれました。自分で思い立ったことは周りに関係なく
やり通そうとする辺りがアルクェイドらしいと思いました。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- シエルとアルクェイドの最後にお互いを認め合っている場面はとても感動しました。
志貴とアルクェイドはお互い寿命と吸血衝動の不安を抱えながらも前向きに生きている
ところも結構グッときました。
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- イチゴさんがメイド服を着て志気の部屋に来た時のイチゴさんの志貴に対する気持ちが
見え隠れしている部分がとっても好きです。それと秋葉のイチゴさんへの嫉妬もなかなか
かわいく書かれていてとても良かったです。
- No.27 二人の未来 (採点:6)
- 本編ではさつきは幸せになれずに終わってしまっているのでさつきが幸せになれる
SSはとっても好きです。さつきに会えると知ったときの志貴の台詞と飛び上がって
こける辺りがたまらなく面白かったです。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- 志貴とアルクェイドが互いに先生に惚気ているのがたまらなく萌えました。
先生の志貴への未練もたまらなく好きです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:6)
- 志貴が琥珀さんの冗談で涙ぐんでいる辺りに感動しました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:8)
- 志貴と翡翠のラブラブ振りがかなり気に入りました。
あと翡翠にあるメイドさんが乗り移ったような物言いにもかなりグッときました。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 琥珀さんが志貴に抱きついて面倒を見てっていうところに感動を覚えました。
そして最後の秋葉の暴走っぷりに笑いを誘われました。
- No.49 夢の日々 (採点:9)
- 四条つかさと志貴の一見風変わりな組み合わせに驚きつつ中々いい組み合わせだな−と
思いました。四条つかさのなかなかの乙女ップリにドキッとさせられました。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- 翡翠とアルクェイドのコンビというのはなかなか面白いと思った。
翡翠が財布を無くして涙するシーンは感動しました。翡翠とアルクェイドが
約束を交わすほのぼのとしたシーンが結構お気に入りです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 秋葉が羽居のお願い事の書いてある短冊を見つけたシーンに心打たれました。
あと秋葉のせつないきもちが伝わってきて感動しました。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:9)
- 3人仲良く学校へ、こういう展開はかなり好きです。最後に秋葉とシオンが顔を
真っ赤にしているシーンは特にお気に入りです。
- No.60 めがねがね♪ (採点:9)
- アルクェイドの切ない告白に感動しました。でもその後のはっちゃけぶりもまた
アルクェイドらしくてとても好きです。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- 有彦の何事にも自然体な行動が面白くて好きです。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:10)
- 志貴の琥珀さんへの冷たい対応とお互いのすれ違いそして最後のHappy End。
どれを取っても自分の好きな要素が多いのでとても好きです。
お互いが謝りあって琥珀さんが泣いているシーンは特に好きです。
その後の2人の幸せそうな描写がまた良い感じを醸し出しており最高です!
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:7)
- 先生とシオンと晶のトリオは今までのSSでは見たことが無かったのでとても新鮮でした。
最後の晶の一言は志貴への気持ちが良く伝わってきて好きです。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- アルクェイドが泳げなくて水の中で四苦八苦しているところがとても可愛くて好きです。
最後のシエルとアルクェイドとのドタバタもとても良いと思います。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- 翡翠がアルクェイドにキスをされて真っ赤になっているところが
とても気に入りました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- こういったギャグっぽい戦闘シーンも普通の戦闘シーンとは違った面白さが
あり面白かったです。アルクェイドが吹っ飛ばされた時の志貴の逆上っぷりは
かっこよくて好きです。
- No.78 月今宵 (採点:6)
- やっぱりHappy End良いです。
冒頭の志貴の切ない気持ちに感動しました。
- No.80 離珠夢 (採点:3)
- マージャンのルールは知らないけどテンポよく読めました。
志貴はこの後どうなったんでしょうか?とても気になります。
- No.82 月宴 (採点:10)
- 月姫関係者全員集合!こういう展開はかなり好きです。
七夜と朱い月異色の組み合わせでも結構似合ってそうで好きです。
最後の死徒3人組のバカっぷりも面白かったです。
- No.83 白く染まる (採点:9)
- レンのヤキモチに萌えました(笑
シエルの八つ当たりも結構好きです。ななこへの無視っぷりも笑えました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:4)
- 翡翠の壊れっぷりがたまらなく面白かったです。
あとシオンのはっちゃけぶりも楽しかったです。
- No.95 闇と月の光 (採点:9)
- 志貴の琥珀さんに対する気持ちが良く伝わってきて心打たれました。
それに対して琥珀さんが涙するシーンは一番好きです。
最後の琥珀さんが志貴をからかっているシーンは琥珀さんらしさが出ていて
とても良かったです。
- No.101 それだけでいいから (採点:9)
- 秋葉と志貴が露天風呂でばったり出会って秋葉が涙を流すシーンに感動しました。
最後のオチも楽しくて好きです。
- No.102 Climax Together (採点:7)
- 秋葉が一般人の服着たところ見てみたいです。可愛いだろうなー(笑
秋葉と志貴がラブラブ全開っぷりがとても気に入りました。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- シオンのコスプレ、いいですねー!(笑
志貴の晶ちゃんコメントもいい味出してます。
秋葉の暴走っぷりは遠野家の日常って感じがしました。
- No.104 話をしよう (採点:6)
- 秋葉の照れているところがたまらなく好きなのでとても良かったです。
アルクェイドの少し大人びた台詞も良かったと思います。
- No.107 Т3 (採点:9)
- Melty Bloodにあのネタを合体させた非常に楽しいSSでした。
ノリもテンポよく進んで読みやすかったです。
- No.108 名も無き絆 (採点:8)
- 秋葉が志貴の無事を確認して抱きついてくるところと無事なことが自分の夢ではないかという
不安を打ち明けてるシーンが心打たれました。
- No.111 午睡 (採点:4)
- アルクェイドの無邪気なところの描写がとても好きです。
アルクェイドの心情が旨く表現されていて感動した。
○Ichi さん
- No.27 二人の未来 (採点:2)
- 採点の考慮には加えてませんが、このような催しにおいて、原作をプレイしておくことは、
最低限のマナーであると私は感じます。
- No.83 白く染まる (採点:9)
○JHSーOST14 さん
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:7)
- 戦闘シーンにスピード感があり中々面白かったです。
ただ少々くどい様な気もしました。
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- 本編を補完する中々いい作品だと思います。
ただ、ちょっと三点リーダーの使い方でテンポを崩している面があったと思います。
- No.5 そうめい (採点:4)
- 内容は良かったと思うんですが、字が詰まりすぎて読みにくいのと、
場面転換があまり上手く感じませんでした。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- 途中のノリが良かっただけに最後のオチが弱かったのが悔やまれます。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:4)
- 文章の区切る場所がおかしいのがちょっと気になりました。
それと、序盤に張った伏線が殆どいかされていないように思いました。
- No.10 幸せ (採点:5)
- 短いながらも良くまとまっていると思いました。
ただ、ありきたりなネタでもあるので、もう少し言い回しなどに気をつけて欲しかったです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:8)
- 短編であり、オリジナル要素を盛り込みながらながら、
此処まで上手く纏めるのは凄いです。
かなり雰囲気が読み手に伝わりました。
難点を強いてあげろと言うならば、動作の描写(シエルが動けないところなど)がもっと欲しかったです。
- No.15 転校生!? (採点:5)
- もう少しアルクェイドの可愛さの描写(特に制服の)が欲しかったです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- いいですね〜このほのシリ感が・・・
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- 場面場面の切り替えが唐突すぎる感は否めないけど、
キャラクターの雰囲気が良く出ていて面白かったです。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- もう少し描写をいれた方がいいと思ったけど、何故か心に残りました。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- 不覚にも少し涙ぐんでしまいました。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- 中々戦闘描写が面白かったです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- この三人の雰囲気が良く出ていました。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- 何気にツボにはまりました・・・
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:10)
- 上手い。
とにかくそれだけです。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- 少し文が詰めすぎなような気がしました。
でもネタと台詞は面白かったです。
- No.86 ありがとう (採点:9)
- 哀しいけど素晴らしかったです。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:7)
- 戦闘シーンスピードかあるだけにもう少し比重が欲しかった・・・
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- 情景描写の比重をもう少し多くした方がいいと思いました。
でも、台詞の言い回しや、キャラの設定などはかなり上手いと思いました。
○KYO さん
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 泣きました、文句なしに10点です
今回の中では最高の作品だと思います
○Kou さん
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:8)
- こういうの好きです
- No.83 白く染まる (採点:9)
- ほのぼの、いいですねぇ
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- 印象に残る文体でした
- No.95 闇と月の光 (採点:8)
- ラストのまとめ方に感銘を受けました
○QQQ さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- 随所に笑いがあってとても面白かったです。
特に、ヒロインのぶっ飛び具合とか最高でした。
テンポも良く、苦も無くすらすらと読むことができました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:2)
- 良かった。まさに、ほのぼのって言う感じで良かったです。
- No.10 幸せ (採点:7)
- やっぱり、琥珀さんには幸せになって欲しいものです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- 残念ながら微笑で終わってしまった。
不快なところはなかったけど、特に面白いことは無かった。
- No.15 転校生!? (採点:1)
- うーむ・・・
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:4)
- 微笑
- No.17 幸せな記憶 (採点:8)
- ほのぼのしていて良かったです。
アルクェイドの切ない思いが溢れていてとてもよかったです。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 結構、話に引き込まれました。琥珀さんが飛び出してきたときはびっくりしました。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:1)
- 琥珀エンドの途中経過を書いているのだと思うけど、説得力が無いなぁ〜
秋葉があんな態度に出るとは思えないな・・・
- No.23 邯鄲の夢 (採点:1)
- これはちょっとねぇ・・・
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 未プレイねぇ〜
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:5)
- 結構面白かったけど、無理があるな〜
晶ちゃんがちょっと可哀想かも・・・
- No.36 if... (採点:9)
- いいッ!!アルクェイドの狂おしいほどの思いがよく表現されていてよかったです。
ぞくぞくっと来ました。
- No.39 君が大人にする (採点:4)
- 琥珀さんの日常がよく表現されていた。けどそれだけだった。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:1)
- 「無」って感じ。
- No.44 最後の夢 (採点:1)
- ???
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- 戦闘描写はカッコイイんだけどなぁ〜、全体的に何をやりたいんだかわからん。
- No.49 夢の日々 (採点:2)
- どうやって志貴と知り合ったんだろうと興味を持って読んでいたが、ただ危ない目にあってたまたま志貴に助けられただけ?それだけ?
その部分が描かれていないから、違和感ありまくりで終わってしまった。
- No.60 めがねがね♪ (採点:5)
- しっかりらぶらぶしてました。ただ、紅いカラーコンタクトのどこがアルクに対抗することになるんだ?
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:2)
- 戦闘描写はすごそうに見えたけど、それほど興奮しなかった。
- No.81 クリームダウン (採点:3)
- 中身だけを見ると、淡々と秋葉アフターの日常を表現していていいのかもしれない。
しかし、この話は季節がおかしいのではないだろうか?
- No.82 月宴 (採点:5)
- 楽しい作品でした。これと言って爆笑することは無かったけれど、なんだかあったかい感じでした。
- No.83 白く染まる (採点:6)
- ほのぼのとしていて良かったです。
レンのかわいらしさがとても良く表現されていてよかったです。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:7)
- 志貴の最後かぁ・・・、なんだか良かったです。
せめて最後は穏やかに・・・
- No.96 夏空 / 道標 (採点:4)
- 志貴とアルクェイドの日常(?)がここちよかったです。
- No.97 Placebo (採点:2)
- 幸せなその後を表現しているが、特に良いところも悪いところも無いと思う。
- No.111 午睡 (採点:5)
- ほのぼのさせてもらいました。アルクェイドの気持ちが心地よく表現されていて良かったです。
○RR さん
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:1)
- ―――どうすればいいんだ。
おまえがいま感じている感情は精神的疾患の一種だ。しずめる方法は俺が知っている。俺に任せろ。
○Revin さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:3)
- ほのぼの最高。だが人物描写が巧くできてない感がありました。
題材がよかっただけにもったいないと思いました。
- No.10 幸せ (採点:1)
- うーん……。一言で言うと、物足りないですね。
主張が読み取れず、感動に至りませんでした。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- ぶはははw
なんだこの文のテンポのよさは(笑)。
不覚にも笑ってしまいました。いやあ気ぃ抜いてた……。
グッジョブです。ありがとうございました。
- No.14 暁 (採点:1)
- イメージだけの作品はどうも高評できず。
残念だったです。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- 国藤先生って丁寧口調じゃなかったっけ……。まあいいか。
少々物足りない作品でした。予告編のような。
もう少し続いてよかったと思います。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:4)
- ギャグとしては弱かったか……。
惜しい作でした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:4)
- なかなかです。
でも「死」を彷彿させる発言を口にした途端激昂する四季というのはどうも……。
熱血ドラマのような展開はやや安易だと感じました。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- いいですな。この二人の会話って面白いもんですね。
いや、それも筆者様の力でしょうか。
幾つか、らしくない台詞回しなどがあったようにも思えたのでちょい辛めで。
でもいい雰囲気出てました。
- No.36 if... (採点:5)
- いいと思います。アルクエンド後かな。
やたら長い行間も効果的だったかと。
でもやっぱり短すぎて評価が難しいですね……。
- No.39 君が大人にする (採点:3)
- 日常の描写でしかないというのは、シリアスの題目に惹かれて来た俺にとって物足りないものでした。
雰囲気はいいですが。文章力は水準以上だと思ったのでもったいなかったです。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- よく解りませんでした……。句点も欲しかった。
- No.74 月と夢と現実と (採点:4)
- 最後の二行は蛇足だったかな。
なかなかいいんですが俺には凡作に映りました。
- No.81 クリームダウン (採点:9)
- 文章力は文句なく水準以上。綺麗な文法使用に適切な単語選択が為されていると思いました。
話は面白いんですが、個人的にパンチが足りなかったかと思いました。
短編だけど言いたいことが伝わって、随分良作だと思います。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:2)
- 短すぎて印象に残りませんでした。秀逸なエピソードがあるならまだしも。
文章力はなかなかだと思うのですが、冒頭の一字空けがマチマチなのも推敲不足の表れではないでしょうか。
惜しいです。
○S-スケルトン さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- 1発目から・・・やべぇ・・・超おもしれぇ(爆)
笑った笑った。シオンの暴走もいいけど、どのキャラもはっちゃけ振りが凄い。
いや〜笑わせてもらいました。最高!
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:8)
- 大帝都が・・・壊滅か・・・
死者が出なかっただけが救いですね。一体何皿食べたんだろう?
食べた分だけで店は潰れてそうな気がする。
しかし・・・太らなかったのかな?二人とも。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- 夏だから・・・夏だからこんな状態になるんだよね?
凄まじく冷静な志貴がいいですw
笑わせてもらいました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- いいお話です・・・
ホントにいい話だ。
アルクトゥルー後の話は余り見ませんけど、この話は凄く良かったです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- 馬鹿だ・・・w
志貴はここまで馬鹿だったとはw
エロ河童もここまで来ると凄い・・・でいいのかなぁ・・・?
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:8)
- 全員が幸せな後の話としては凄くいい話ですね。
面白かったです。翡翠の料理もちゃんと食べることが出来てなによりです。
- No.49 夢の日々 (採点:7)
- つ、つかささんが幸せになってる!!
つかささんは必ず不幸な人だと思ってたのにw
○STARWIND さん
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:10)
- 酷く共感を持てる場面がありました
忘れる、なんと残酷なシステムでしょうか、私は記憶こそ喪失する事はないのですが
思い出、と言う物にはとんと縁がありません
昔の同級生に会っても、あの頃はーとかあんな事がーと言う話になってもそれに参加できない自分に気付きました
そういったこともあり、とても良かったです
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- ただ純粋に良かったと思えました
一番現実的な月姫本編後のifの物語なのではないかと思います
出てきたキャラの立ち居振舞いもそれぞれしっくり来ていて
ただ一つ最後の目覚めたら「死んでいた」という言葉は何か工夫が欲しかったです
- No.50 おつかいハプニング (採点:9)
- もう一幕っ、屋敷で翡翠の帰りを待つ琥珀の描写が欲しかったっ
途中でも良いし最後でも良かったからそれだけが心残りです
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:10)
- ルーツをめぐる、普通は攻略キャラならばゲーム内で明かされることですが
琥珀、翡翠の二人についてはそれは当てはまらず、又オフィシャルの定義もありません
そこを題材にした事は成功だと思います
欲を言うならば、最後にもうちょっと引っ張っても良かったのではないかと思います
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:8)
- 出した以上は有彦とシエルの描写がもうちょっと欲しい
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- この手の時間の経過を題材にした話は少なくはありませんが、その中でもセブンという時間の経過を知る事の出来ない存在の視点で描かれているのがとても良かったです
- No.101 それだけでいいから (採点:9)
- 一部わざわざ使い必要性のないフレーズがあった事以外はよかったです
有彦の立ち回りも適任であったとは思いますが、欲を言えばもう少し旅館に着いてからの展開にもう2、3幕欲しかったです
○Syunsuke さん
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- 改行後の行頭一字下げとか、そういう習慣は守った方が読みやすくなるかと思います。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 秋葉の出てきた後がちょっとありがちかな、と。無しにしちゃった方が私には好みです。
それまでの部分が凄く気に入っていたので、残念に思います。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- ギャグなのにラストが良い感じで素敵でした。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:7)
- 改行の具合が奇妙なので読みにくいです。
○Takaoo さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- いいですねぇ。幼女萌ですか!志貴がもっと活躍してくれると自分的にはもっとよかったかもしれません。
でも大変楽しませていただきました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- ほのぼのですねぇ。こういうお話は結構好きですね。ちょっと話の展開が平坦かなとおもいましたが、
いい感じにまとまっていますね。
- No.4 「孤月之序」 (採点:8)
- いいですねぇ。琥珀さん大好きです。月姫で最後に琥珀エンドを見たとき不覚にも涙ぐんで
しまいました。非常に面白かったです
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:8)
- 紅摩はかっこいいですねぇ。歌月十夜の七夜黄理とのバトルなんかかっこよすぎて震えが
きます。紅摩のSSはあまりないので読んでてうれしかったです。
- No.8 玉梓結び (採点:9)
- 琥珀さんが可愛すぎます!もうラヴって感じ!
- No.10 幸せ (採点:10)
- コンパクトに上手くまとまっているうえに琥珀さんの可愛らしさが最大限にでていますね。
こんなSSが書けるというのはとてもうらやましいです。
○adm さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- 何時もながら面白いです。
萌えに幼女に語尾。
激しく正体がわかったような気がしますが気のせいでしょう多分。
何時も以上にヤバ目な冒頭で満腹しますたw
○aki さん
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:9)
- 爆笑ですw
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- このシュールさはなんとも(笑)
- No.17 幸せな記憶 (採点:10)
- よくある感じの話でしたが、王道はやっぱりいいですね
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- んーちょっと地の分が少なすぎてほのぼの感が足りないような気がします。
- No.26 注文の多い…… (採点:9)
- レンがしゃべっているのには違和感あったけど、面白かったです
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:10)
- 満点。それ以外に言うこと無しです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:10)
- エロがっぱ、最高(笑)
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 寂々とした文体に秋葉の心情が合ってて、とても寂しい雰囲気が漂ってました。
- No.50 おつかいハプニング (採点:9)
- 終盤の落ちがちょっといきなりすぎたけど、アルクと翡翠の会話がほのぼのとしていてよかったです。
- No.52 七夜の闘法 (採点:8)
- 七夜が強すぎるのと、秋葉に対するひいきへの違和感以外は格好よかったです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:10)
- すごく「らしく」て、ほのぼのとしました
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:1)
- キャラが違う……
- No.63 クリシュターナット (採点:2)
- ちょっと理不尽すぎるような気がします
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:1)
- どうもキャラにも話の流れにも違和感がぬぐえなかったです(汗)
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:3)
- 文自体がちょっと変わっていて、私の嗜好とは合いませんでした。
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- 何で七夜なのか、そこまでの経過がなくて、いきなり結果だけだから、読み手としてはちょっと戸惑ってしまいました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- GS美神?(笑)
- No.78 月今宵 (採点:7)
- ちょっと落ちが唐突過ぎて作品の感傷を壊しちゃうような感じもするけど、これはこれで……
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 会話のテンポがすごく読みやすくてよかった。
- No.80 離珠夢 (採点:3)
- 無理に麻雀の説明をしなくても……テンポが悪くなって、雰囲気もつかみにくいです(苦笑)
- No.81 クリームダウン (採点:8)
- <死ぬのなら今日はとっておきの昼下がり
痺れました(笑)
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:10)
- 追い詰められても決して相手を殺さない志貴が志貴らしくてなんだかすごくほっとしました。
- No.85 墓標 (採点:7)
- 私には展開のギャップが激しかったので、もう少しラストまでにワンクッションが欲しかったです(^^;
- No.89 Gの夜 (採点:1)
- 不自然、その一言に尽きます。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- 単なる夢オチなんぞと違い、夢自体がネタになってて面白かったです。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:3)
- 落ちがない
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- 秋葉とシオンの会話が秀逸(笑)
○jikle さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- ろりはいかんよね
○juagg さん
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- Chemical.Brain
柏木家の惨劇?
http://www.interq.or.jp/black/chemical/index01.htm
○kumakura さん
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- Well Done!
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- ♪あた〜くおぶざきら〜とまーっつ♪
非常に感動しました。
すばらしいです。
○matia さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- アルクの心理描写をもう少し表にだして見てみたかったです。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:10)
- アルクとシエルの掛け合いが最高(笑
○mihon2 さん
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- 軋間がしぶい
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- 続きが気になるおわりかたでした
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:2)
- 次々に切り替わる背景が歌月十夜の雰囲気と格ゲーっぽさが混ざっていて、斬新でよかったです
○mortuary さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- キャラの壊れ具合、落し方全てに満足。
続編希望
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:10)
- 素直に笑えた。担当店員に祝福を。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:7)
- 「夏ですな」
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:4)
- アイデアは良いと思いますが、消化不良な気が
- No.29 「蝕後」 (採点:10)
- 登場人物の壊れ具合が微妙に良いところにはまって笑えた。
『割烹着の悪魔』に相談した後日談も希望。
- No.39 君が大人にする (採点:4)
- 日常のスケッチとしては良いとは思うのですが
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- キャラの壊れ具合が何とも。最後に良い話で締めているのも良いですねぇ。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:7)
- 良い話とは思うのですが、個人的事情で思考停止。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:6)
- MELTY BLOODのサイドストーリーとしては良いのでは。
○naka さん
- No.1 話幼月中 (採点:4)
- いくつ読めるか分からないけど、とりあえず(いくつか気になるのを先に読むにしても)上から読むか、って人は多いはず。
その点、このSSはちょっと活躍してるようなw
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:1)
- オチが……。オチてません、よね?
あと、盛り上がりが少なすぎたような。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:2)
- オチが弱かったです。
頭に?は浮かべないような……。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:7)
- 笑った。
「ギャグ」明記作品の中では一番笑いましたw
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:3)
- 前半いい感じだったのですが、中盤から冷めてしまいました、残念。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:5)
- まず、羽ピンのSSがあったのが嬉しいですねw
人気投票は必ず羽ピン一位です。
多分、40kじゃ足りなかったんだろうなぁ、と思います。
それなりに纏まっているかな、って印象です。
- No.38 『のら』 (採点:6)
- 文章のテンポが良かったと思います。
何より読みやすかった。
月姫っぽくはなかったですが(苦笑
- No.110 おすそあくび (採点:3)
- この作品に関しては、好かれるか、好かれないか、それだけの問題だと……(苦笑
個人的には音の描写は要らなかったw
でも『ごきげんよう』が気に入ったので三点でw
○pandam さん
- No.5 そうめい (採点:9)
- 「色」の使い方が良いと思いましたが、雰囲気がまるで、古い白黒の邦画を見ているような気分にさせられました。全体に流れる切ない空気と良く合っていたと思います。
- No.85 墓標 (採点:8)
- 割と短い作品なのに、がつんと胸を打ちました。ほのぼのな前半の雰囲気が、余計痛いです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- リーズバイフェが格好いいです〜。
○proofreader さん
- No.1 話幼月中 (採点:1)
- ここまでくると、やりすぎかなあ。
こういうギャグを、無駄にだらだらと続けられても。オチも弱いし。
キャラにも魅力なし。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- うん、着想自体は悪くない。
いかんせん、文章がちょっと。句読点も視点も改行もあやふや。他にもいろいろあって、読みにくかった。
まあ空行の多さは、この手の方法なら悪くないんだけど。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:1)
- 人称も視点も怪しい。
ひたすら無駄にくどい描写にも関わらず、肝心の部分であいまいな表現に留まっている。
極めつけが、使い古された七夜ネタ。
とにかく退屈でした。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- 文章は比較的丁寧。特に最初と最後の文なんて、綺麗な韻だし。
ただ、話はひっかかるなあ。昔の琥珀云々のところがなければ、まだよかったんだけど。逆に、あれも琥珀の芝居だったりとかなら。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- まあ、普通に楽しかった。展開はありきたりだけど、焼肉ってのが微妙に。
ただ、オチは弱め。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:1)
- 読者から何から、すべて無視して一人で突っ走ったような文章。
- No.8 玉梓結び (採点:6)
- 浮気者ですな。いやそれは冗談にしても、志貴はそういうことしないような気がする。
琥珀さん視点ってことで、そのあたりは和らいでるけどなあ。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- 罪という名の追憶の罰。
しかし多いな、このネタ。その中でもできの悪い方。
読点少ないし、変な位置に改行入ってるし、中黒の使い方が変だし、文法ミスもいくつか。読みにくい。
キャラが、志貴とアルクェイドに思えない。展開も結論も陳腐。
- No.10 幸せ (採点:4)
- まあ、ねえ。基本的には悪くないんだけど。
まずは句読点の使い方と、人称・視点の固定からはじめましょう。言葉の選び方も、まだまだ改善の余地はある。
この文章だと、いいたいことは分かるけど、訴えかけてくるように感じない。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:1)
- まあ、一言。つまらなかった。
いろいろ突っ込みどころはあるけど、もう一度何を書いているか整理して読み直したほうがいいんじゃないかなあ。大きなお世話だけど。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- 吸血界ってどんな世界ですか。
まあ、なんですな。世間一般の月姫SSといいましょうか。とりあえずそれなりには楽しかったんですが。
この文章回しは嫌いじゃないけど、ちょいとキャラが違うような。
- No.14 暁 (採点:1)
- コメントに困るなあ。これを月姫SSと言われても。
もうちょい何か要素を付け足しといてくれれば。
- No.15 転校生!? (採点:4)
- とりあえず、もっと読点使いましょう。読むのに疲れます。
まあなんちゅうか、お約束ネタですな。それはいいのですが、問題はそこで終わってる点。これだけじゃあどうにも。ここから発展させないと。
阪神は優勝です。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- なんか、ロアの名前違ってるような気が。一人称も違うような。わざと?
発想は面白いと思ったんだけど、どうにも笑えない。何か違うんだよなあ。
- No.17 幸せな記憶 (採点:6)
- まあ、普通。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:5)
- ところどころ、文法がおかしい。
話も普通。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:7)
- なるほど。んー、なんだろう。
かなりいいと思うのに、いまいち感情が動かない。
前半と後半のバランスが悪いかな?
- No.21 金色の刻 (採点:6)
- 微妙ですなあ。
本当にそれでよかったのか、とか。んー、なんというか、話の筋が曖昧。
- No.22 クリーム (採点:9)
- これはまた、興味深い。まあいろいろと比喩的に。アルクェイドと志貴の繋がりみたいなもんを書いたのかなあ、とか。よく分からんけど。
ただ最後の電話、川底から?
- No.23 邯鄲の夢 (採点:8)
- おう、これはなかなか。この短さで、よくここまで表現したもの。
ただまあ、話としては好きだけど、展開が安易のような気がしないでもない。志貴がこんなに女々しかったかどうかは微妙だけど。
- No.24 過去と、未来と (採点:6)
- まあ、うん。普通。
特に盛り上がりも無いけど、ほのぼのと。
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- んー。なかなか。話の大筋自体は悪くない。
ただ、過剰な視点変更に戸惑ったのと、情景描写が分かりにくいのと。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- とりあえず、ゲームやり直してから来てください。
後、できれば小説などもっと読むことをお勧めします。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:1)
- またこれか。
ダークというわりには中途半端だし。別に長く書くことがいいことだとは思わんけど、これはなあ。余計な部分は多めにもかかわらず、肝心な部分が手抜きに見える。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- まあ、楽しかったけど。
文法的におかしいところがたくさん。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- 戻しちゃいましたか。まあ、こういうのもいいかな、ってとこで。
文章にまだ改善の余地があるかと。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:2)
- 無駄に持って回った文章がうざったい。文法ミスも結構ある。というか、ところどころ自分でも意味分かってないんじゃないか、って表現があるんだけど。
発想自体は悪くないと思うんだけどなあ。この文章で、こんな無駄に長い戦闘シーンを読むのは疲れる。終わり方も、お粗末。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:1)
- とりあえず、空行がうざったい。
文法ミスが多かったり、他にも読む人のことをまったく考えていない文章。
中黒多用してる手紙なんか見たことねえ。
アルクェイドも志貴も、キャラ違うと思うんだがなあ。
後はどうでもいいけど、有彦117歳? 無茶な。まあ分からんけど。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:1)
- ひでえな、こりゃ。
女性を性欲の対象としか見てないみたいじゃないか。
フェミニストを気取るつもりはないが、吐き気がする。
書くなとは言わんが、場違いだ。
- No.36 if... (採点:6)
- アルクトゥルーエンドですか。まあ、悪くないけど。
いくらなんでも、空行多すぎ。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:1)
- なんじゃそりゃ。そんなこと言い出したらきりがない。
無駄な描写の多い戦闘シーンばかりで退屈。しかも強引。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- とりあえず、もっと読点使ってください。文字が詰まってることもあって読みにくい。視点も怪しい。
で、結局この話で何が描きたかったのでしょう。日常? 嵐の前の静けさ? さっぱりです。
日常なら、もっと文章に工夫が必要でしょう。ただ事柄を並べ立てるだけでは、イメージが浮かびにくいです。
それ以外なら、最後の数行だけでも、何かそれを感じさせるような文章が必要かと。これだけでは不満。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- なんじゃこりゃ。句点を使わないのは何かのポリシーがあるのかも知れんが、非常に読みにくい。勘弁してくれ。
話も、まったく興味を抱けなかった。
- No.41 オールトの雲 (採点:5)
- どうかなあ。
とりあえず、琥珀さんが言っている「志貴さま」と「志貴さん」は、どう使い分けているつもりなんだろうか。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:3)
- ギャグらしいけど。全然面白くなかった。
ところで、耳かきして出てくる白いものってなんだろう。
- No.43 願い (採点:7)
- 悪くない。シンプルすぎのような気もするけど。
せめてその後シエルがどうなったか、とか。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- 意外と多かったなあ、このネタ。
うまくまとまったと思うけど、微妙に文章変に見えるところがあった。
- No.47 夢限間待 (採点:2)
- なんか、おもいっきり読者置いてきぼりなんですが。
句読点の使い方が怪しい以外にも、ところどころ変な文がある。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:6)
- 途中の展開はよかったんだけどなあ。
導入がありきたりで、終わり方がお粗末だった。
文章のおかしいところもいくつか。後、字下げの基準がさっぱりわからない。
- No.49 夢の日々 (採点:3)
- 素直に洗顔料と書けばいいのに。他にも言葉の選び方に失敗していると思える文が、ちらほらと。
でまあ話なんだけど。なんというか、ねえ。ちょいとはしょりすぎじゃありませんか?
- No.55 SEPIA (採点:10)
- 最高。文句なし。若干どこかで似たようなのを読んだ気はするけど。
まあ、「最後の時」は「最期の時」でもよかったかも知れないけど、これはこれで。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:9)
- なかなか。よかった。いいねえ、秋葉。うまく七夕と絡めて。
文章もよかったけど、まだ若干改善の余地があるかなあ。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:2)
- なんつーかなー。
とりあえず、シオンはまあよかったけど。
こんなギャグ笑えません。お決まりのネタ、貧相な文章。作中でギャグSSということを言い訳にするセンスの無さ。
- No.58 青い記憶 (採点:7)
- AIRかい。晴子おるし。
基本的には悪くないんだけど、なんか違和感あるなあ。特に翡翠。
- No.60 めがねがね♪ (採点:5)
- 途中、悪くない部分もあったんだけどなー。
視点があやふやなのと、終わり方がいいかげんなので、印象が悪い。
- No.61 BRAVE HEART (採点:2)
- 突っ込みどころはたくさんあるけど。
とりあえず、文章滅茶苦茶。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:4)
- まあなんというか。
とりあえず、同じキャラの台詞を連続されると分かりにくい。
話はまあ、それほど悪くは無いけど。この文章だとなあ。
- No.64 二重の鳥 (採点:7)
- 字下げするならするで、はっきりしやがれ。
いや、失礼。
まあ、大元の話は悪くないどころか、いいと思ったんだけど。それならそれで、途中は余計だったんじゃないかなあ。アルクェイドと秋葉の戦いと、それを止めた琥珀の辺り。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- んー。文章はなかなか。話もいい。なのにどこか、違和感がある。
レンとこの文体は相性悪いかも。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:8)
- む。惜しい。
手法は最高に面白いんだが。そっちのイメージが強すぎて、本筋があいまいになったような気が。
後、若干の文章の不備と。途中で一人称が変わってたりするし。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- いや、よかった。発想が面白い。確かにほのぼのしてるのも。
ちょいとばかり、文章のおかしいところがあったのが残念。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:3)
- まあ、あまり面白みも無いけど、それ以前に。
読点をもっと使ってください。誤字など含めて、文法上変なところがたくさんあります。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:4)
- んー。分からんではないんだがなあ。
技巧に走りすぎて、伝えることを疎かにしているように見える。結果、中途半端。
どうでもいいようなことをわざわざ書いてる割には。
後個人的に、同じ言葉を繰り返すのが嫌い。強調にしたって、読者にくどい印象を与える方が大きいと思うんだけどなあ。あまり意味があると思えない。
たとえば、
> ――ただ、月がそこにいる。
> ――ただ、月がそこにいる。
まさか間違って二重にしたってわけじゃないだろうけど。これなら、
――ただ、月がそこにいる。
――ただ、月がそこにある。
とでも変えたほうが、より読者に与える印象は大きいんじゃないかと。少なくとも私は。
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- なんなんだよ、一体。全然解からない。
まあ、冗談ですが。
あまりにもお決まりの型にはまったSS。それゆえに唐突過ぎ。せめてこの前の経過があったのなら、もう少しよかったかも知れない。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- あちゃあ、途中まで最高だったのになあ。最後、志貴の隣で涙を流してカレーをむさぼっているシエル先輩がいてほしかった。
まあそれはおいといても。言葉の端々にセンスを感じた。でもタイトルはちょっとセンスないかも。
後、ところどころ読みにくい文章があったのと、文法ミスが少し。
- No.78 月今宵 (採点:5)
- そこまで引っ張っておいて、そんなあっさり。
もうちょっとこう、いろいろあってもよかったじゃないですか。
- No.81 クリームダウン (採点:6)
- 悪くはないけど、なんか気に入らん。
無駄なとこばかり細かく書いて、肝心な部分は適当なところが。
まあ、それもひとつの味だとは思うけど、個人的に気に入らないってとこで。
- No.82 月宴 (採点:1)
- ああ、本当に――――つまらない。
収拾しきれないネタは使わない方がよかったな。
- No.83 白く染まる (採点:3)
- 面白くなかった。キャラ別人やん。志貴最低だし。
まあ、レンとのことを邪魔されただけで魔眼を光らせる志貴の図は、ちょっと笑った。
- No.85 墓標 (採点:7)
- ダーク? と聞かれれば、ダークかなあ、と答えるしかないけど。
まあ、発想は悪くないと思う。しかし、特に序盤、文章がおかしいように思える。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:8)
- よく最期の志貴を表現したと思う。うまいこと先生を出してるかと。
ただまあ、ありきたりに過ぎるし、文章にまだ改善の余地があるように思える。
- No.89 Gの夜 (採点:1)
- 何もかもが中途半端なギャグ。面白くもなんともない。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- なかなか笑った。いろいろ出てきたし。夢屋ってのは面白かった。
ただ、最後のオチはちょっと綺麗過ぎたような。もうちょい軽目にしといてほしかったかなあ。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:2)
- なんだろう、これ。いや、たぶんそういうことなんだろうなあ、と思える部分はあるけど、それにしても、こりゃ酷い。
ここまで唐突で読者無視のSSだと、かえって笑えるくらいだけど。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- まあまあ。
この補完はなかなかよかったと思うけど、ちょっと台詞ばかりで動きがなさすぎたかなあ。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- ああまあ、分からなくもない。
でもこれ、なんか……どこかから持ってきたのを、ちょっと変えただけのような。なんだろう。
とりあえず、私はあまり好きじゃない。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:4)
- 落ちは無しですか。いや、それはそれでいいんですが。
字下げの基準が謎、文章にセンスが感じられない。
どうせなら、12ヶ月全部やってみればよかったものを。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- 環状線? 救われないねえ。いや、さっちんはこれで幸せなのか。少なくとも、こうはなっていてほしくないというか。
なんか、文章が変。これがわざとだとしたら、大したものだけど。
- No.100 夢語り (採点:6)
- なんつーか、ここまでお決まりの展開だと、あーはいそーですか、としかいい様がなくなるなあ。
最後あたりはよかったけど、展開急ぎすぎのような気もするし。
- No.101 それだけでいいから (採点:6)
- 基本的には悪くないのに、いらんネタ多すぎ。
- No.102 Climax Together (採点:8)
- そこで終わっちゃったか。これで後日談でもあれば最高だったんだが。
ここで終わるならそれで、前半抑え気味のほうがよかったかも。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:4)
- 序盤は最高だったのになあ。そんな志貴はひく。
誤字脱字など、文法ミスがたくさん。
- No.104 話をしよう (採点:6)
- まあ、普通。そういう日常もありってことで。
多少引っかかる部分があるけど、まあいいか。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:2)
- まあ、お約束。それでもそのオチは、ちょいとなあ。○○と言わざるを得ない。
- No.107 Т3 (採点:1)
- なんちゅーか。結局何を書きたかったのだろう。
ターミネーターをやりたかっただけ? オチはオチで、お粗末なお約束。
- No.108 名も無き絆 (採点:1)
- それだけかい。
または、言ってることは単純なのに、余計な描写が多すぎる。
後は字下げが不徹底と誤字が少し。
- No.110 おすそあくび (採点:1)
- まあ、お約束だわなあ。それだけに月姫である必然性はまったくないけど。
- No.111 午睡 (採点:7)
- まあ、ねえ。普通のよくあるアルクェイドSS。よくできているとは思うけど。
しかしそれにしても、視点が曖昧。これなら最初からアルクェイドの一人称で通しておけばよかったものを。
○sakura さん
- No.5 そうめい (採点:1)
- ん〜何か納得いきません。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:10)
- 幸せ。
- No.26 注文の多い…… (採点:9)
- アルクェイドの夢のまま終わっているのがすごい良かったです。
面白かった、この人が書いたほかの作品も読んでみたいなぁと
思いました。名前わかんないですけど(笑)
○shinno さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- 爆笑。おやくそくっぽいけど、文章がよくてグイグイ引っ張られました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- あ〜幸せ
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- うむ、良いです。切ない。
- No.5 そうめい (採点:10)
- すばらしい。とても綺麗です。琥珀さん物の中でも最もよかった。
心に響きます。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:3)
- ちょっとわかりづらかったかも。
- No.8 玉梓結び (採点:3)
- 良いです。
- No.10 幸せ (採点:3)
- ちょっと短かったかな。でも良いです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- なんかなぎらさんの悲惨な戦いを彷彿とさせられました。
- No.14 暁 (採点:6)
- サッと駆け抜けていくけど、その短さがまた良い。でも喜んでくれるなっていわれた方は・・・切ない。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:2)
- ネタが微妙でした。がんばって。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- あ〜幸せ
- No.21 金色の刻 (採点:6)
- うわー最後まで気づかなかった〜。よかったです。
- No.22 クリーム (採点:10)
- 温かくて、でも背筋が震えるくらい面白かった。
とても温かくて柔かいアルクの世界がすばらしかった。
- No.24 過去と、未来と (採点:4)
- 温かい雰囲気がよかった。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:5)
- なかなかよかったです。一番最後の「さて。遠野君に分からせに行きますか。」
なんてグレイトでした。
- No.26 注文の多い…… (採点:4)
- 「つかえません」がかわいかった
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:9)
- こんなこと思いつけるあなたが大好きです。悪いけどかんなりおもしろかった。
- No.39 君が大人にする (採点:5)
- 自分が未熟すぎて題名の意味がわかりませんでしたが、なんか今までになくて不思議によかった。
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
- 美しい文章をありがとう。
- No.47 夢限間待 (採点:4)
- 自分を過小評価、魔眼がないように信じているせいで七夜が弱いってことかな?わからなかったけど、謎な分引き込まれました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 最高。あなた。満点。
- No.104 話をしよう (採点:5)
- さわやか〜であまあま〜きれいな文章ですね。
- No.108 名も無き絆 (採点:5)
- よかったです。
○simon-v さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- 心が痛くなるお話。琥珀エンドの笑顔をなんとなく思い出した。
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- ダーク系かなと心配したらほのぼの(?)系な話。オチがあっさりしているけど余韻がいい感じのお話
- No.59 Good night have a nice dream (採点:9)
- 切ないお話でした。でも良い物語でした。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- かなりはちゃけたお話。トマト皇帝がいい味出している話。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- シオンがうまく描写されてる話。リーズバイフェも良く書けている話。
○sumi さん
- No.1 話幼月中 (採点:1)
- 読んでいくうちにちょっとマンネリ気味になってしまいました(苦
もうちょっとコンパクトにまとめて頂ければ、よかったのですが・・・。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:2)
- 物語自体はいいと思います。ただ、これも表現のうちの1つとしているのでしょうが、ちょっと改行のやりすぎで、読みにくかったです。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:8)
- 面白かったです。戦闘シーンなど、臨場感があって先を読ませる力があって、スムーズに読めました。
ただ、前半の部分はちょっといらないような気が・・・
- No.4 「孤月之序」 (採点:9)
- 志貴が屋敷にくるまでの3人の感情が、よく表現できていてよかったです。
本編を知っていて、楽しめるSSでしたw
○tac★ さん
- No.52 七夜の闘法 (採点:10)
- 七夜の戦闘シーンは読んでいて戦う光景が浮かぶほどでした。
それぞれの戦法にも性格が出ていて、飽きさせない趣向の違うバトルで最後まで引き込まれました。
「暴力はいけないな、遠野志貴〜」、最後前の台詞が一番好きです(笑。
このようなSSを読ませて頂き、ありがとうございます。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- ココ口の底から笑いました。セブンの性格が活かされてますねー。
おもしろい作品をありがとうございます。
○tolus さん
- No.58 青い記憶 (採点:8)
- なんかairっぽ(以下略
翡翠ちゃんが成長してる感じでとてもいいです。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:9)
- かなりおもしろかったです。
○waya_k さん
- No.5 そうめい (採点:10)
- カタルシスというものを初めて理解したような気がします。
「好きか嫌いか」の枠でいえば、「好き」の方角へ明確に針が寄っているわけではありません。
けれどまぁ、この作品に対して、私からは10点以外を付けることはできないでしょう。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:8)
- 愉快に読めました。
たっぷり食べた直後に激しい運動をすると、脇腹が痛くなるんじゃないかなー。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:8)
- 笑いました。
ギャグSSは、斯くあるべし。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:9)
- アルク萌え。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:9)
- そつがなく、読後感の良いお話でした。
- No.41 オールトの雲 (採点:9)
- いいなぁ、この雰囲気。大好きです。
いつか、こういう短編を書いてみたいな。
完敗。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 細かいことは抜きにして、笑わせてもらいました。
結構な長さなのに、詰まることなく一気に読めたということでも好印象です。
……第二次大戦、期待していますのでw
- No.93 もう一つの永遠 (採点:7)
- 秋葉たちがどうなったのかな、ということが気になりました。
それと、ピエロであるところのシエル先輩の心境も。
主題は好きなんですけれど、その分、少し残念。
○yasu さん
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:10)
- 文句なしの満点。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:10)
- 十点満点。
○yoino さん
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:7)
- 七夜としての志貴については未だ本編でもファンディスクでも解決されておらず、
続編ないし、世界観を共有する作品での補完が待たれる所です。
この作品は安易に志貴本人によって結末を付けさせず、
アルクェイドのみを対峙させた所が気に入りました。
後、「分身」はやはり男の夢ですから………
- No.4 「孤月之序」 (採点:6)
- あまりにも翡翠が琥珀を理解し過ぎている所が引っかかります。
その辺りをもっと曖昧模糊と、翡翠が漠たる不安を感じているように、
目覚めた「琥珀」の言葉の端端からもっと彼女の悲しみが感じ取れれば余韻が残ったと思います。
予定調和を意識しすぎたのかも。
- No.5 そうめい (採点:7)
- いかにもありそうな後日談で、面白く読めました。
琥珀さんはその境遇から、志貴との離別がテーマになる人です。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- 読んでいて楽しかったですが、これはSSよりもコミックで読みたかったです。
特に肉が見つかる下りとか。
二人が肉をかっこむ辺で、もっと「肉々しい」描写があればさらにコミカル感が出たかも。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- 予想出来る範囲内の話であまり発展性も無いですが、
すっきり読めて良かったです。
ただ、紅摩が冷凍保存されているというのは
紅摩を遠野家を絡ませる為だったとは言え、相当強引な印象を受けました。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- 時間が無いので30作しか読めなかったが、その中ではこれが傑出していた。
読み終わった後で「空の境界」と「月姫」の両方の世界観を使っている事に気づいた程、
違和感が無く自然に読めた。
つうか、奈須きのこ氏本人じゃないですよね?
文章だけで言えばきのこ氏本人の作品よりもこなれていて読みやすかったです。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- いや、僕もあのロアの格好は寒そうだなぁ、と気になってたんですよ。
なんであの人はああまで無駄に露出度の高い格好をしているのでしょう。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 月姫の作品中で四季と琥珀の関係性は話が過剰になる為に削られた部分だと思われるだけに、
この話は自分の「読みたかった」欲求を満たしてくれます。
ただ、月姫作品中の展開からして罪を犯した四季への制裁は避けられないと思われるだけに、
この「四季」は一度滅んでしまった彼が何らかの要因で復活してしまったとした方がすっきりしたかも。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- シエルを省いて志貴とアルクェイドの間の展開にした方が良かったかも。
アルクェイドはシエルに指摘されずとも、「恐れ」を感じているだろうし。
- No.22 クリーム (採点:7)
- 殆ど文句をつけられない程にしっかりと話が作られてます。
ただ一つ惜しいのは、アルクェイドトゥルーエンドとの整合性が取れていれば完璧だったのですが。
自分は新しい話を読みたい人間なので点数を高くはしませんが、
月姫本編のアルクェイドとシエルの距離感がよく再現されていると感じました。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:6)
- 最後のシエルが予め志貴との幸せな結末を予想している所が緊張感を著しく殺いでしまいました。
後、セブンは乾有彦と出会うまで実体化した事は無かったのでは?
>だけど、ベルベットは気づいていない。もう自分が一歩も前進していないことに。
>ただ地面に横たわって雨に打たれながら、手足をじたばた動かしてもがき苦しんでいるのに過ぎないということに。
この流れはとても情感があり、それを打ち消すような「なのに。それなのに。」は蛇足だったんではないでしょうか。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- 面白く読めました。
ただ、冒頭の流れは後から読んでもちょっとわかりにくいかも知れません。
これ、アルクェイドがカレーを味見しているんですよね?
前半はかなり苦心された様ですが、後の方になればなる程読みやすかったです。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:5)
- いかにもな琥珀さんの後日談です。
彼女には強く生きて行って欲しいですねぇ。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:3)
- KEY系月姫、でしょうか。
記憶を失うキャラが羽居である必然性が感じられなかった為、
自分はあまり感情移入出来ませんでした。
ボケキャラだからって、アルツハイマーにしてしまうのは余りに酷いような……
途中の秋葉の胸囲コンプレックスに絡んだコミカルな展開はもっとあっさりしていた方が良かったのでは?
あそこだけ浮いています。
- No.38 『のら』 (採点:7)
- 一子と「依子」というオリジナルのキャラクターの関係が違和感無く描かれてます。
意味ありげに出てきた割りに活躍してない人ですが、
彼女と弟の有彦は世間から遊離しそうな志貴をそれらの世界に結びつける役回りです。
志貴の感じていた孤独と、一子、有彦の感じていた孤独感が共通する故にですが、
それが物語に於ける彼ら姉弟の存在意義だとするならば、この作品は正にそれに則っていると言えるでしょう。
月姫という作品の目立たないテーマの一つを上手く料理していると思うので、自分は評価します。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:4)
- もっとエグい方が面白かった。
これでは翡翠がただの「いいお嬢ちゃん」であるだけです。
もっと翡翠の意外な側面を見たかった………
例えば、TVは見てないけどラジオは聴いていて恥ずかしいペンネームで投稿してるとか、
たまにノーパンで家事をやってスリルを味わってるとか、志貴の陰毛を収集して悦に入ってるとか。
白いモノが出てくる穴をいじくる所といい、エロ萌えを狙ったのかも知れませんが、
翡翠はキャラクターの幅が無いだけに退屈になりがちで難しいキャラです。
奈須きのこ氏ですら「翡翠暗黒拳」に走った事実を我々は忘れてはなりません。
- No.45 その花に見守られて (採点:5)
- えーと、アルクェイドは何処に行ったんでしょうか?
シエルは出てきているのに、彼女の存在が作品から欠落しているのは奇妙です。
話自体は良くも悪くも無いです。
余りドラマ性を主張していないだけにかえってリアルさがあるとも言えますが、
その路線を行くならば時が経過してそれぞれ変貌を遂げたそれぞれの登場人物の描写にもっと
力を注いだ方が効果的だったのでは?
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:9)
- 翡翠と琥珀の名前の由来を非常に上手く絡めてますね。
シエルが解説魔らしい顔を見せてますし、秋葉は結構淑やかしだし、で
SSではなかなか見られない二人の側面が見られて嬉しかったです。
「巫浄」の家もいかにも「らしい」し、理屈も綺麗に通っているしでケチのつけようがありません。
「私たち、海って行ったことがないんですよ」と「私たちは海を知っていたんだね」が効いてきます、
ジワジワ効いてきます。
非常に完成度が高いですね。
読めて良かったです。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:9)
- 外伝として面白かった。
つうか、瀬尾晶の話として見事に続編になってます。
蒼崎青子という魔法使いの佇まい、その在り方、そしてその「怖さ」が伝わってきました。
シオンにも独特のシャープさがあり、それぞれの行動の「論理」が明確です。
途中文章の校正が済んでいない所がありましたが、物語に引き込まれてもう何処だったか覚えていません。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- アルクェイドルートの弓塚さつきの運命ですか。
最後まで興味を惹かれるまま一気に読み通せました。
足場を作る為にシエルを利用するさっちんには月姫本編中のアクション描写以上の
ノリと迫力があります。
本編はあくまで志貴の視点の物語なだけに語られる事の無かった内容ですが、
この話が本編にあったとしても遜色無かったんじゃないですか?
ただ、いかにもこのネタは他の人もSSで多くかいてそうなんで、ちょっと点数を減らしました。
- No.75 埋葬された物語 (採点:5)
- 正直、自分にはよく分からなかった。
これは全てレンが切り張りする夢の素材なのですか?
点数がつけられません。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:6)
- これはパラレルワールドの話なのかな?
もしくは書いた人が月姫をプレーしていないとか?
アイデア自体は悪くないので本編の展開から乖離した展開、内容にしなければ
結構面白くなったんじゃないでしょうか。
本編に準拠した話として読む人にはアルクェイドの性格の齟齬、秋葉と晶の関係、
志貴と晶の面識の問題などを気にして素直に楽しめないと思われます。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:5)
- どうも、甘いばかりで自分は余り楽しめませんでした。
この喫茶店が例の志貴行きつけの喫茶店、
晶にケーキをご馳走したアーネンエルベってオチかと予測しましたが、そこは外されました。
- No.86 ありがとう (採点:5)
- アルクェイドが志貴の子供を産む……という話ですが、
やたらと甘々な話ですね。
余りに甘いので、後半吸血衝動に苦しむアルクェイドが自分の息子の血を吸いそうになって
身を隠すとかの展開を期待したのですが、志貴が死んで終わってしまいました。
自分はあまりこの手の話を読みたいとは思いませんが、この甘さ、感傷性も嫌いではないです。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:3)
- 余り面白くは無かったですね。
スラップスティックギャグにしてもあまり月姫キャラで見たいとは思わないなぁ。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:5)
- 健気なアルクェイドが良かったです。
ですが、アルクェイドは本編中でも「私の死徒になればいい」と言っていますし、
彼女にとって志貴を死徒にする選択肢はシエルに指摘されるまでもなく当然の選択肢として
あるのではないでしょうか。
でも必死なアルクェイドは可愛いですねぇ。
- No.101 それだけでいいから (採点:4)
- さっさと話を終わらせた方が良かったのでは?
この話、四分の一の長さに出来るんじゃないでしょうか。
作者の方はコミカル路線よりもシリアスな路線、
もしくはストーリー路線の方が向いている様に思えます。
ギャグが滑っているというか……摩擦が存在しない世界ですね。
- No.102 Climax Together (採点:5)
- なんつーか、普通の青春小説ですね。
蒼香って咄嗟の時に女の子っぽい口調になるキャラでしたっけ?
歌月十夜でも普通に男口調だった気がしますが……
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:4)
- 読んでいてもっと短く出来たのではないかと感じました。
オチがこれでこの長さは……読んだ人はガクリと来るのでは?
秋葉がまるで芸者置屋のおかみ、もしくはクラブのチーママみたいでなんというか……
エロがあれば、これがエロの前フリだったなら良かったのかな。
まぁ、この後にシオンと志貴の「契り」があるならばまた評価も変わったのでしょう。
文章の面白さはありました。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:4)
- 最後のとってつけたようなハッピーエンドは必要無かったのでは?
>「彼女が吸血鬼と化したのは、それによって救われる人がいるから。それが彼女の存在意義だと思うのは、俺のわがままなのかな」
でも弓塚さつきさんは数人の犠牲者を出してるワケで……やはり吸血鬼にならない方が良かったと読者は感じてしまいます。
後、タタリはメルティブラッドでは姿を借りた相手の口調もそのままコピーする様ですから、
もっとタタリの口調に「弓塚さつきらしさ」が欲しかったですね。
話の内容自体もメルティブラッド本編の展開とさしたる差があるワケではなく、
意外性もありません、「さっちんエンドがあったらこうだろうな」そのまんまです。
文章は悪くないんですが……
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:5)
- 読んで楽しいって話ではなく、興味もそそられにくいですが、
なんか妙な感情移入というか嫌〜な共感がありますね。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- 細かい設定の出来が良くて違和感無く読めました。
一つ気になったのはシオンの「――失礼ですが、その装備をショボイと思ったことは?」発言です。
彼女の語彙に「ショボイ」という表現は無いのではないでしょうか。
後、この話のキモとなるリーズバイフェとシオンの関係性をもっと書き込んで欲しかった所です。
シオンがワラキアを誘き寄せる為に自ら噂をばらまき誘導したって展開になるのかと予測したのですが、
案外普通に終わりましたね。
手堅く読めましたが、このエピソードはシオンにとって重要なモノだけにもっと感情を動かす様な話にして
欲しかったです。
○yoruha さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- 初めの部分で吹きました……ぐっどです。
読み辛いと思ったり、ちと色々ツッコミところがあります。こういうギャグだと長すぎかな。
最初の部分だけならさほど気にならなかったんですけど。むぅ。
途中でまた笑えたから、いいのですけれど。(笑
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:3)
- んー、もすこし内容が欲しかったです。
これだけだと、ちょいとさみしすぎます。雰囲気出すにも何か足りないかと。
ただでさえアルクェイドに迷子の子供、という組み合わせは……
かなりありきたりですから。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:3)
- 七夜志貴では、直死の魔眼は使えないはず。
そんな気がする今日このごろ。私の記憶があやふやなのかもしれませんが。
んー、夢だとか意思が具現化しただとかで、そこの細部を説明を付けるには無理があるかも。
設定の改変だと好意的に考えて、点数には影響させませんが……はて、どうだったか。
話が内側向いちゃっていて、面白いとは思えませんでした。
バトルもあまり緊張感とか伝わってきませんでしたし。
本編ちっくな言葉を使ってもあまり意味がないです。使いこなせてません。
人称も揺れてますし。どうにも……
読ませることは意識しておられないように、少なくとも私は感じました。
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- さて翡翠が琥珀、それから琥珀の計画についてそこまで気づいていたか。
気づいていたとして、それを日記という他人に見られかねない媒体に記録するか。
更に言えば、翡翠は自分が知っていることを黙るような……、とか。
期待すると細かいことが気になる性分なもので。(汗
本編前の流れとしては、なるほど、とうなずかせていただきました。
本編思い浮かべてそっかあ、と。
あ、読みやすかったです。地力がある方なんでしょうね。
……うん、最後の《 ――日向の夢は、まだ遠い。 》が綺麗に入っていたのが印象的でした。
- No.5 そうめい (採点:8)
- 「志貴さま」ってさまをひらがなで呼ばない翡翠なんて……翡翠なんてえっ!(マテ
似たような文体の方がもう一方いらっしゃったけど、そちらも「様」なんだよなあ……
うーん。
ちなみに「ご苦労様」というのは目上から下に向けての労いの言葉。
琥珀の発言なら、「お疲れさま」のが合ってるかと思われます。
あー。うー。
こう書かれちゃうとなあ……。あー、点数どーしよっかな……。
まあ、なんといいますか。
巧いのは否定出来ず。ただ、妙な違和感が読んでるあいだから残ってまして。
なんだろう。本人は幸せ、でも周囲としてはそれを見て首を傾げるような気分。
うー。困った。
でも、高めにつけときます。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- 橙子さんをその名前で呼んじゃダメですよう。
狩られますよ?(笑
んー、少なくとも、シエルがそう呼ぶことは無いと思うのですが如何でしょう。
それはともかく。
オチが読めちゃったのが痛かったです。ギャグだからあと一個意外な展開が欲しかったり。
ただ、真ん中辺りで笑わせていただきましたので少し加算。
テンポがよかったです。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:3)
- 多分にツッコミどころがあるのですが。
紅摩が志貴の顔を見覚えていた、そのうえ名前まで分かった、というのにも納得がいきませんし。
内容も、ちと。
紅摩があんまり怖くないですし。
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- なんとなく18禁にしたかったんだろうなぁ、というのが垣間見えますが、気のせいかな。
まあルール上無理なんですけど!
引っかかってないので文句は言いませんけど!!(笑
実際にもっと濃いえちシーンでも書いてたら、もう少し話が強くなっていたかも。
惜しい。でもこんぺの枠内でやれる範囲である以上は仕方ありませんね。
内容は、嫌いじゃないです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:2)
- 少なくとも、読ませられるていどの文章でお願いするですよ。
読むのが辛かったです……(涙
- No.10 幸せ (採点:3)
- 容量小さいから、どんな絡め手が来るのかと身構えました。
ええと。
長ければいいってものでもなく、短ければいいってものでもなく。
どこからツッコんでいいのか分かりませんが。
……困りました。
読者に目が向いてらっしゃらないような気がします。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:4)
- オリキャラと、話がどーも納得できません。
いや、オリジナルだとか設定部分の無理とか以前の問題として。
魔術師に、さっちん出してシエルを絡めて、というのは悪くない発想なんですが。
初めの部分で期待しましたから、尚更……
空の境界からゴドーワード引っ張ってきた以上、ある意味被る能力だと面白みも半減です。
もったいないなあ、と思いました。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- 読み辛いッス。
もう少し書き方考えていただけるとありがたいかも。
とりあえず、作者さんの脳内のイメージなんぞ誰にも分かりません。
伝えるべき言葉の取り棄て選択から何からなにまで、もっと頑張りましょう。
激しく置いてかれている気分です。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- これでも、ギャグは好きな方なのですが……。(苦笑
- No.14 暁 (採点:3)
- 詩でしょうか?
なんにしろ胸に響くものも無かったので。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- もちっとなんか欲しいですね。
あと、制服如きに空想具現化を使うのはあり得ないと思います。ギャグでもなければ。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:3)
- 辛いかな。
笑えなかったので、低めで。
- No.17 幸せな記憶 (採点:6)
- こういうのは、好きです。(笑
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:4)
- 見せ方に厳しい部分があるように思えます。
展開が早すぎるのと、無理がありすぎるのと。
四季を普通の生活に、というアイデア自体は好きだったりしますが……むぅ。
展開の内容自体も、嫌いじゃないので……うー。文章がもったいない。
もっと練り込んでいただけると。それと、空白を空けすぎです。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:7)
- 素直に読める話。
ただ、少々盛り上がりには欠けるのが難点。
最後まで読んで、ちと口寂しさを感じてしまいました。
「Mors certa, hora incerta.」を中心に据えた構成のおかげで、
まとまってはいるけど、これのせいで逆にこぢんまりもしちゃっているかと。
なまじメインテーマ的に置いたから、全部が引きずられちゃったかな。
静かな空気は好きなんで、これはこれで良いとは思いますが。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:4)
- んー、これだと秋葉の行動が不自然かもしれません。
あれだけ冷静ならもう少しいい方法を取れるでしょうし……
むしろもっと取り乱してるくらいのがいいかも。
……秋葉に焦点が当たっているのに、その秋葉自体がいまひとつ。
ちょっと魅力がくすんでます。
- No.21 金色の刻 (採点:6)
- 半分より前でオチが読めました、が――
分かりやすく材料は散らしてあったみたいなので、むしろ作者さんの意図通りなのかな。
ふぅむ、んー、ある意味で幸せか。
ちと哀しいお話。
- No.22 クリーム (採点:8)
- 切ねえ……
惜しむらくは、視点の切り替えに気づかず首を傾げる流し読みな読者が出そうな点。
おねこんぺのときにそういう前例がありますしねえ……(笑
覚悟のうえでというか、この気づいたときの切なさは、その効果のおかげなんでしょうけど……
うー、せつないー……
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- 四季や秋葉の台詞からして、なんか急ぎすぎの気が。
こういう話はもう少し落ち着いた文章でゆっくりやるべきかと。
嫌いじゃないだけに、残念。
- No.24 過去と、未来と (採点:5)
- 優しい一子さんのお話。
んー、ほのぼのとしては良い感じですねー。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:6)
- えと、無理に天の川に繋げなくとも良いのでは……ちと唐突な感がありますし。
それから、第七聖典はシエルが偉くなって以降に貰ったもののような……最低限でも、埋葬機関に入った後。
シエルが第七位になったとき、前の代行者から受け継いだ、だったかと。(記憶が定かではありませんが)
本編の流れに繋げるならこういう形での設定無視は微妙ですね。
普通の教会――少なくとも、簡単に侵入者を許すような場所――に、
処刑され続けていたシエルを置くことにした、というのにもいまいち納得がゆきかねます。
別にリアルさはこの場合求めていませんが、
リアリティは欲しいものです。ちょっとばかし萎えました。
まあこんな細かいことはどーでもいいんですが。
んー、ななこは可愛いですね。(笑
- No.26 注文の多い…… (採点:4)
- 読み辛いッスよ……
さておき、レンを使う以上はもっとはっちゃけちゃっても良かったのではないかと。
回りくどさの分が極めてもったいなく。
注文の多い料理店を下地に敷く以上、最後は意外なオチが欲しかったです。
- No.27 二人の未来 (採点:2)
- チャレンジャーですねえ。
正直さに加点。
内容はあんまりですが。
ダメです……ダメのダメダメです!
どうせならもっと滅茶苦茶やっちゃえば良かったのに。(苦笑
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:2)
- ダーク……ねえ……ああそうですか。
これっぽっちも痛くもないですし、まったく怖くもないダークだと、面白いとは思えませんので。
- No.29 「蝕後」 (採点:5)
- ジャンルがこれ以上なく正しいですねー。
まあ、可愛かったのでぜんぜんおっけーです。(笑
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:6)
- んん……
琥珀さんの幸せ……かあ。
うん、まあそれなりには幸せかな。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:3)
- なんか疲れるお話ですね……アイデアは良かったのになあ。
今回もったいないのが多すぎます。個人的に、これもそのひとつ。
こなれた文章で、描写や展開にもっと気を遣えば化けそうですが。
あーあ。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:4)
- 長さのわりには大して。
これならもっと短い話にしたほうがいいと思います。
冗長さは否めません。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:2)
- 酔いすぎです。
文章も内容も。
読者に目を向けてください。読ませるってことを考えてください。
お願いします。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:4)
- はい最初だけは笑いました。
エロネタ使ってのギャグはたいていの場合威力ありますけど。
ちょいと最初以外が弱くてしょんぼり。
ギャグだから期待していたのにーっ!!
がっくし。
- No.36 if... (採点:3)
- 独白調で書かれると感想書きづらいですね……
まあ、気持ちはそれなりに伝わりました。
空白が誤魔化しに見えてなりません。というか不要かと思います。
作者さんは何らかの効果を狙ったのかも知れませんが、それなら逆効果。
スクロールの手間が増える分、面倒だなと思うだけです。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:3)
- むー、わざわざパラレルっぽくしたことが全く活かせてない気がするですよ。
題材的には面白くなりそうなものなのに。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 依子のキャラが少し不安だったものの、読んでいくとなんとか解消。
うん、いい話でした。好きな話。
ありがとうございました。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- 淡々としすぎてますねー。
何が書きたかったのか、がいまいち分からず。(汗
すみませんです。
- No.40 儚き夢 (採点:2)
- 句点くらい付けても罰は当たりませんよ。
とりあえず、文章としての体裁は整えてほしいです。
読ませる、ってことを考えていただければありがたく。
読みにくいことこの上ないですな。
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
- 作品の空気自体は好きでした。切れ味はあると思うのですが。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:3)
- 切れ味が鈍めかも。
うー。
とりあえず、「えっちなのはいけないと思います」だけは予想外でしたが。(笑
ギャグは面白くないと。
- No.43 願い (採点:6)
- んー、ありきたり、かな。
でもアルクェイドが可愛かったです。(笑
- No.44 最後の夢 (採点:4)
- 志貴が死ぬ話が多いですね……
ちょっとばかし、もう一工夫欲しいです。
- No.45 その花に見守られて (採点:7)
- 高貴な美人、いや、誠実な愛情か……。
なるほどなるほど、こういう話なら納得もできます。
秋葉が淡々としすぎている気はしますが、許容範囲かな。
良かったです。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:5)
- んー。んんー? んー。
まあ、さっちんが幸せになるならなんでもいいです。(マテ
冗句はともかく、こーゆー話があってもいいかな、とは思いました。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- シリアスというか、バトルが書きたかっただけに思えます。
ただ、それだと緊張感とか爽快感とかが色々と足りない気もします。
ちょいと中途半端でした。
夢の展開だから、とかならもっと突き詰めないと微妙。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- うっわ、秋葉でオチ付けなくてもっ!
あのまま琥珀さんとの会話から綺麗に締めてあれば、言うこと無しだったんですが……
うう、がっくし。
- No.49 夢の日々 (採点:2)
- 夢ですか。
話として、なんか色々激しく足りないかと思われます。
- No.50 おつかいハプニング (採点:8)
- こーゆー話は大好きです。
ある意味王道だと思いますが、好きなものは好きなので。(笑
- No.51 ラヴ・レター (採点:5)
- 少々展開に難があるかと。
アルクェイドがただの噛ませ犬と化しているように読めます。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- ほう。
文章は向上の余地あり、と見ますが……バトルものとしては良い感じ。
んー、なかなか。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:6)
- はてさて、どう評価しようか迷いました。
悪くはなく。決して悪くはないんですが……好みの問題ですかね。(汗
- No.54 『The tale of the end』 (採点:5)
- 本編からさしたる差異が見いだせませんでした。
むぅ。それだけで印象的な話を持ってくる以上は、深く突き詰めるなり、別の視点から見せるなり。
それなりに読みやすかったんですが、あっさりしすぎているかと。
- No.55 SEPIA (採点:6)
- 志貴が死んだとすれば、まあシエルと秋葉の確執は減るかな……
うーん。嫌そうにシエルに知らせる秋葉のほうがイメージしやすいですが。
今回志貴が死ぬ話が多すぎる気もしますね。
これだけあると、パターンが予想の範囲内になってしまっています。
ただ……最後のシーンに寂しさを感じたのが他との違いかな。
うん、こういう雰囲気は嫌いじゃないです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 羽ピンらぶとしてはこういう話は見逃せないのであります。
秋葉メインですけど。(笑
最初から、きっちり書けていたので不安はありませんでした。
安心して読める文章に感謝。きちんと秋葉も秋葉として書いているし。
ありがとうございました。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:3)
- ほのぼのギャグだから、これでいいのかしらん。
いや、エーテライトとかツッコミどころが大量にあるのですが。
簡単そうに見えますが、ギャグで笑わせるのって、実はかなり難しいですから。
もっと練り込みましょう。
- No.58 青い記憶 (採点:5)
- 青い記憶にBLAZE UPに煌星……ハロワですか。しかもAIRまで。
なんとも言えませんが……やっぱこれって、自覚してやってますか。(汗
むー。これだけ書けるならそのへんから借りずにやってほしかったです。
そっちに気がいっちゃってちと。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 最高。
激しく大好きっ。これ以上何を言えとっ!
- No.60 めがねがね♪ (採点:2)
- めがねアルクですか。
どうにも萌えられませんでしたし……ちょっと……(汗
- No.61 BRAVE HEART (採点:3)
- ……うーん。文章としても内容としても、厳しいかな……
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:5)
- パッと始まってパッと流れてパッと終わったり?(笑
むしろ淡々さがなんだか面白かったですー。
- No.63 クリシュターナット (採点:7)
- 唐突な感は拭い切れませんが……うん、綺麗。
- No.64 二重の鳥 (採点:6)
- 無理にアルクェイド出さなくても良さそうでしたが、
うーむ、話としては、悪くない。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:3)
- 志貴の行動にも、琥珀さんの思考にも、無理がありすぎるように思えます。
それを気にさせないだけの何かが無いと、これでは読むのも辛いです。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:7)
- おおー。読んでいくのが楽しかったですー。この3人の組み合わせというのはなかなか斬新。
青子センセの台詞とかを自分の言葉で物語ってくれれば尚良かったかと。
- No.67 金色の記憶 (採点:6)
- いい空気ー。レンさま、という呼びかたに違和感を持ちましたが。
レンの一人称なら、もう少し言葉をやわらかくしてもいいかも。
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- 40KBとは詰めましたねー。
まあ……ひとのコトは言えないんですけど。同容量の縁で余計なことまでつらつらと書かせていただきます。(笑
うーん、初ページの翡翠に対して琥珀が告げた台詞。琥珀が上から見ているように見えてしまいます。
そこから以降、だいたいは穏やかに聞こえる台詞なんですが、優しくないですね。
まあ、やっている行動からすれば当然といえば当然なんですが、翡翠に対しての琥珀の発言にしては、違和感が。
全体的な雰囲気が、少々不穏過ぎる、ということなのですが。
ストーリーの空気としては合っている分、キャラのほうに余計に色濃く出ちゃっているかな。
細かいツッコミどころなんですが、翡翠の「お似合いですよ」という台詞。
主人に対するメイドの言葉としては不適当かも。対等扱いなら大丈夫なんですがー。
基本的にメイドというのは主人の言葉に反論する場合、「お似合いだと思います」等の表現を使うかとに思われます。
あるいは思考が跳んでる場合なら、翡翠は「お似合いです」と断言しちゃうかな、と。
翡翠のほうから主従関係を壊さないよーな行動してるわけなので、他にも「そうですね」などの発言が気になりました。
これが琥珀さんなら全然おかしくないのですが。
私感なため、まるっきり見当外れなことを言ってる可能性も多分にあります。(汗
あと「志貴さま」ってちゃんとひらがなで言わない翡翠なんて、翡翠なんてぇええ――っ!!(マテ
このひらがなには親しみと、愛情を込めつつ、使用人である立場からの想いの込められた、
そんな哀しくも正しき、翡翠のみが使える呼称なのです。そう「様」では心が離れているように思えるから。
志貴ちゃんと呼びたい。でも、でも!
翡翠は、だから……
だから「志貴さま」とやわらかく微笑を讃えながらその硬く隠した表情の裏より告げるのです!
いや、果てしなくどこまでも冗談ですが。(笑
せっかくだから呼称関係は、本編準拠にしたほうがいいとは思いますー。
ストーリーは立ち止まってるところから一歩進むための、といった話で。
えーと、とこしえの愛、でいいのかな。大元は。
この題材なら、もう少し長いくらいが丁度いいかもしれません。翡翠以外の視点とかも付け加えると。
だから上限ギリギリになってしまったんでしょうが……もう少し余裕があってほしかった。
Green Sleevesに関しての適当な知識が無いため、
しっかりと読み切れたかどうか不安ですが……うーん、濃い。(笑
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:7)
- おおっ。
こういうふうなふたりっていいですねー。
面白かったです。(笑
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- 一瞬ギャグかと思いました。(笑
いやはや、楽しかった。
ほのぼのの良作ー。いやー、可愛いなあー。
すくぅるみずぎに感謝感謝。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- うーん。まあ、ほのぼのー、って感じなのでいいかな。
- No.72 ある幕間 (採点:6)
- ロアが三流悪役にしか見えないのが玉に瑕。
……もとから?(マテ
んー。ありきたり、といえばありきたり。
でも、さっちんがちゃんと書けてたのでいい感じです。(笑
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:4)
- うわもったいない。
非人間視点の利点とか、色々!
月っぽくないし、人間にしても微妙。
発想に構成と文章が追いついてないです。惜しい。
- No.74 月と夢と現実と (採点:3)
- 突飛すぎです。
こういう書き方する以上は、前後の脈絡無いとただの原作無視で終わってしまいます。
夢ってことで片づけたほうがいいんでしょうか。(汗
- No.75 埋葬された物語 (採点:4)
- 黒ブルマかよっ!!
似たよーなツッコミを入れる人間がいるやもしれませんが。(笑
内容が混乱するー。
読解力無い私には辛いっすー。うー。
本編の直前あたり――から色々な事象を抜き出して夢の中ということにして、
その矛盾とか、引っ張り出してきた人物やらを混ぜ合わせて丸々詰め込んで、
レンが舞台を設定するまで……ってことかな。
それで本編の最初には何もかもがリセット……あるいは隠蔽されていて、これから始まる、みたいな。
うーん。どうにも難しい。
とりあえず、作者さんの書きたい内容を読ませるにはちと厳しいです。
……難しいって思ってるのは私だけなのかしらん。(汗
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:7)
- うわ。
トマトがー。トマトがあーっ!!
とにかくエレガント。(笑
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:7)
- とりあえず間違ってたらゴメンナサイ。
阿倍碧郎さんでしょうか。
作者当てに挑戦、みたいなっ。
まあ、違ってたら恥ずかしさに逃亡することにします。(笑
しかし、優しいお話ですねー。
細かいツッコミは……いりませんね。うん、いい話。
これは好きかも。
- No.78 月今宵 (採点:3)
- うーん。見せ方の問題かな。
雰囲気だけ、と言いたいところですが、それもあんまり出てないっぽいです。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:8)
- うあー。アリスか……題名見た時点で気づくべきでした……
いや、ちょっと導入から途中、うーん、と唸りながら読んでいたんですが、
不思議の国のアリスが下敷きになっていると分かった時点で初めから読み直し。
ウサギを有彦でやってしまったのが少々惜しいなあ、というふうに考えてしまいましたが……。
なるほどなるほど。
読めて良かったなあ、と素直に思えました。うん、好きな話です。
- No.80 離珠夢 (採点:3)
- ちょっと、微妙。
分からない方向けの解説付きが親切ではあるけど……
あまり楽しめなかったのは事実なので、低めで点けさせていただきます。
- No.81 クリームダウン (採点:6)
- 綺麗な文章ですね。
ただ、あまり感情には訴えられませんでした。(汗
- No.82 月宴 (採点:6)
- 細かい部分はどうでもいいとして。
ラストで笑いましたし、こういうのは嫌いじゃないです。(笑
- No.83 白く染まる (採点:6)
- 志貴の性格が都合でねじ曲げられているように見えたり、なんか大量に違和感が沸き上がってくるのですが。
ですが。
……でもまあ、レンが可愛かったので気にしないことにします。(笑
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:7)
- 上手いなあ。
瑕疵があるとしれば、分家筋があんなノリで暗殺しに来るか、
来るとしても、あんな雑魚ばっかりで来るのか。
紅赤朱だと思ってたら、このうえなく危険だってことも分かるでしょうに。
細かい部分が気になってしまったのが残念でなりません。(笑
- No.85 墓標 (採点:5)
- 物足りない。
分量のせいもあるんでしょうが、ちと。
ああいう壊れ方で見せるなら、
たとえば……アルクェイド本人の視点で、一人称から、完璧に創られた幸せそうな話を先に置いて、
それからこれを読ませたほうが効果的かもしれません。
質は高いとは思うのですが。
- No.86 ありがとう (採点:6)
- 突っ走ってるなあ……(笑
いや、面白いと思いましたから。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:3)
- これで一本の物語とするには厳しいです。
綺麗な言葉で書くのは、文章が薄っぺらくなりやすいですから。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:7)
- んー。謝ってる志貴の描写が説明的すぎるかも。台詞とかも。
なまじ全体がまとまってるだけに、唐突に思えてしまったり。
うん、でもちゃんとふたりを書けてますよね。
- No.89 Gの夜 (採点:4)
- 面白くない、というのが致命的。(汗
題材が題材だけに、もっとめちゃくちゃやっても、真面目に書いても盛り上がると思います。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:8)
- うー、巧いっす。
文句はありません。ありませんとも!
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:8)
- おおー。楽しい。
うん、これは良作です。ぐっどです。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- ほう……なるほど、だから静止衛星ですか。
ちょっと単調なのが惜しいかも。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:6)
- 志貴の思考をストーリーの都合に合わせすぎかな。
文章がもっと上手ければ、そのへんも誤魔化しがきくとは思うのですが。
永遠。
ifとしての話である以上はアルクェイドと一緒の道を行くことの違和は気にすべきではないのですが。
うーん、本編で選び得なかった道の選択としては少々説得力不足かと。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:4)
- さっちんと重ね合わせたんだったら……
話、そのままアキラちゃんとの会話で突き進めば、もっと面白くなったように思います。
無理に話を逸らして切った感がぬぐえません。
構成からしてまずい部分があるかと。
- No.95 闇と月の光 (採点:6)
琥珀ー! 良い話ー!
いやはや、ラストみたいに、こーゆー台詞の使い方は好きなのです。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- こんだけ数があると、ただ短いだけのSSだと埋もれます。
シーンの切り取りなら、見せ方次第でもっと良くなるはず。
- No.97 Placebo (採点:7)
- 一瞬題名の意味が掴めず、途中で内容から気づきました。(汗
プラシーボですか……あー、言われてみればなるほどと頷けます。ええ、たしかに。
しっかりまとまってますね。
惜しむらくは……この時点、この内容なら琥珀がもっと壊れた思考をしていてもいいかなあ、と。
でも、かっちりとした内容でした。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:3)
- 雰囲気出てないなあ……むぅ。
時間の流れを見せたいなら急すぎますし、演出ができてないかと。
- No.99 かんじょうせん (採点:4)
- アンデルセン童話、マッチ売りの少女。
童話の別解釈知ってると、これをストーリーに使うのは微妙な選択なのです。(汗
まあ、大筋は違わないのでいいんですけど。
うーむ。いまひとつ何か欲しかった。
切なさが足りないかな。
- No.100 夢語り (採点:7)
- あっさりめだけど、これなら良い感じ。
しかし、きのこさんシナリオだと執拗なくらいに幽霊とかは出ませんが……
あの世界って理屈付けのうちに、自然と幽霊は排斥してるんでしょうか。(笑
幽霊さっちんにツインテールなレン。
うん、いいですねー。
- No.101 それだけでいいから (採点:10)
- 舌鼓――の代わりに舌打ちで。ちっ。(マテ
何処の何方様か存じませんが、……ぶるま、ねえ……?(笑
いや、もう大好き。
これだけ書けてりゃ文句なんぞわざわざ探す気もありません。
こーゆーのは好きになったもんの負け。
激しく面白かったですっ!
- No.102 Climax Together (採点:6)
- ライブね、ライブ……うーん。誘われて、行く……かなあ。志貴も……
秋葉の行動としては微妙かもしれません。いや、この場合は説得力の問題なのですが。
話の流れ自体はちゃんと出来ていたので、もう一歩かな。
ラストはまとまっているけど、ちと弱いかと思いました。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:7)
- あっはっは。
なんつーか、色々ツッコミたいコトはあるにはあるのですがどうでもいいや。
笑いました。
ええ、それだけで、もう充分です。(笑
- No.104 話をしよう (採点:4)
- 話が薄いかな。
どうにも文章が地に足をつけていない感じ。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:5)
- 嫌いじゃないです。この手の話は。
ただ、志貴の台詞に妙な感覚を覚えてしまったのが残念。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:5)
- 悪くない。悪くはないのですが、浅い。
不幸で、不運ではあるけれど、ダークと称するにはまだもう少し。
普通に読めてしまったので。(汗
- No.107 Т3 (採点:3)
- タイトルと冒頭で予想がついてしまいました。(汗
うーん、時事ネタちっくなのが微妙。
これがT2なら良かったのに!(マテ
いや、冗句ですけどね。
映画見てない人間では、これで楽しめと言われたとしても、どうにもなりません。(笑
- No.108 名も無き絆 (採点:4)
- ありきたりなうえにそれほど心に留まる内容でもなく。
わざとらしさが全面に出ちゃっています。そのまますぎますし。
これだと、もっと工夫が欲しいところです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- メルブラ履修者向けですなあ。
いやはや、力作で良作だと思います。
うーむ、充分に納得できるあたり、これは作者さんの力かな。
面白かったです。
- No.110 おすそあくび (採点:4)
- 晶が可哀想ー。
だからどうだと言われるとどうにもこうにも困りますけど。(笑
ギャグとして取っていいのかな。というかギャグとして取らないとどうしようもないけど。
私はあまり笑えませんでした。(汗
中途半端にらぶな話っぽくせんでもいいかなと……。
- No.111 午睡 (採点:4)
- 読み辛い。
それさえなければほのぼのとしては成功してるかもしれません。
でもやはり、こういう話だと、読みづらさは致命的です。
うー、もったいない。
○G さん
- No.10 幸せ (採点:10)
- 心情がよく伝わってきます。
琥珀さん…いつまでも幸せでありますよう。。
○MC さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- 好みではないですが、ギャグ系では1、2を争うかな。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- なんか似合わない気がするけど……心が汚れてますかね私は。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:3)
- アルクェイドはやろうと思えば作法とか折り目正しくできる気がします。
- No.4 「孤月之序」 (採点:8)
- 「昔の琥珀」に、もう一味ほしかったです。
- No.5 そうめい (採点:3)
- 誰であるか書かれないのに「らしく」ない……。題までたどりつけませんでした。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- さいごがいまいちでした。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:2)
- あんまり無茶言わないで……ごめんなさい。
- No.8 玉梓結び (採点:1)
- あだると描写は禁止です。ルールは守りましょうよ。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:4)
- なんだったのかよくわかりませんでした。
- No.10 幸せ (採点:2)
- こういうのはわからないんです。ごめんなさい。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:2)
- オリジナルと主張されても。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- 月姫っぽくないです……途中下車。 すみません。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:1)
- 『。』で切ってくれないと読みにくいです。
- No.14 暁 (採点:1)
- なんだかさっぱり。 今回の趣旨にもたぶん合っていないと思います。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- うーん……最後まで読んだけど……ごめんなさい。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- 概ね面白いんですが、ときどき酷寒の世界に放り出されるのが気になります。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- あまり好きではないけど、説得力はあると思います。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:3)
- ちょっと強引すぎな気がします。ごめんなさい。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:3)
- よほど面白く感じていないと改ページは押せません……ごめんなさい。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:2)
- いくらなんでも冷たすぎ……ごめんなさい。
- No.21 金色の刻 (採点:3)
- シエル呼び捨ての違和感が大きすぎて中断。すみません。
- No.22 クリーム (採点:5)
- 所々に違和感……特に志貴。 月姫、それほど好きじゃないのでは?
- No.23 邯鄲の夢 (採点:7)
- 秋葉には反転前の四季を「兄さん」と呼ばせてほしいと思います。
- No.24 過去と、未来と (採点:9)
- 他がしっかりしてるから一子に説得力がありました。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:5)
- シエルの話なのにシエルの設定ほぼ無視というのはどうかと思います。
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- なんだかよくわかりませんでした。
- No.27 二人の未来 (採点:4)
- 生死が軽いと、志貴の目はぜんぜん大したことないことになりますよ。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:4)
- 乗っ取られてます、と言いたいのはわかるんですが。
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- アルクェイドの企みには「あ」と思わされました。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:9)
- 秋葉こそもっとも七夜の記憶が戻ってほしくないと考えていると思うんですが。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- 風呂は要らないと思います……そこだけ浮いてるので。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:8)
- 秋葉こそもっとも七夜の記憶が戻ってほしくないと考えていると思うんですが。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 琥珀と祈りって、食べ合わせ悪いと思います。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:3)
- どうもこういうのにはなじめないんです。すみません。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:1)
- 下品すぎ。口にあいませんでした、ごめんなさい。
- No.36 if... (採点:2)
- アルクェイドとちがう気がします。 ごめんなさい。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- アルクェイドが志貴に興味を持ったのは殺されたからだったと思ったけど?
- No.38 『のら』 (採点:6)
- 改ページかんべんして下さい。よほど面白くないと押せません。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- なんだったのかさっぱり。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- まとまりがない上に「。」がないので読みにくいです。
- No.41 オールトの雲 (採点:9)
- いい雰囲気です。 改行したりしなかったりがすこし気になりました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:2)
- タイトルと最初は良いんだけど……。すみません。
- No.43 願い (採点:3)
- 微妙……一応最後まで読めました。
- No.44 最後の夢 (採点:4)
- どうにも受け付けなかったです……つくりは丁寧なんですが。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 11点つけたいです。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- わりと面白かったです。
- No.47 夢限間待 (採点:5)
- なんだかぜんぜんわからなかったけど、緊張感はありました。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:6)
- 漢字が多すぎる気がします。テーマにもちょっと無理を感じます。
- No.49 夢の日々 (採点:2)
- 無理はしない方がいいと思います。ごめんなさい。
- No.50 おつかいハプニング (採点:9)
- 中盤から後半ちょっと強引だった気がします。
- No.51 ラヴ・レター (採点:3)
- この志貴ロアっぽい……いっそいくとこまで行ってしまったほうが良かったかも。
- No.52 七夜の闘法 (採点:1)
- 何の脈絡もなくバトルで改ページ。読むのやめてくださいってことですか?
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:3)
- ちょっと説明的すぎると思います。ごめんなさい。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:5)
- 志貴が弓塚のことを思ってなら……ということですか。
- No.55 SEPIA (採点:6)
- こうあってほしいと望めるほど私は人間ができてはいないようです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- 宵待閑話っぽく。違和感はないけど一味足りないと感じました。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:7)
- 雰囲気は好きです。
- No.58 青い記憶 (採点:5)
- オリキャラ、これくらいなら書かなくても良いのでは。 読む人減りますよ。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 英語タイトル、たぶん損してます。
- No.60 めがねがね♪ (採点:4)
- これアルクェイドと違う気が……。アルクェイドにサングラスは似合いそうです。
- No.61 BRAVE HEART (採点:7)
- えーとなんでそこで終わっちゃうんですか?
- No.63 クリシュターナット (採点:3)
- ここまで酷薄な志貴はちょっと。すみません。
- No.64 二重の鳥 (採点:4)
- 途中で急に話が変わった気がします。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:2)
- 引っぱりすぎだと思います。ごめんなさい。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:5)
- どうも、乗れませんでした。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- レンの実際を知らないのであれば、翡翠が「さま」付けでレンを呼ぶのは変だと思います。
- No.68 Green Sleeves (採点:3)
- 読みにくい上に改ページ。 翡翠視点もいまいち「らしく」ないです。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:5)
- ロアは最悪にはた迷惑な片想い野郎という認識です。この話は受入れがたいです。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:10)
- いいなあ。 内容とは関係ないですが字が詰まっててちょっと読みにくかったです。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- おはなしは良いんだけど……変な日本語や誤字はもう少し気をつけてほしいです。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- ……もったいないと思います。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:6)
- たしかアルクェイドが殺されたのは昼だったような。
- No.74 月と夢と現実と (採点:5)
- ここまで弓塚不幸なのは初めて。むしろすがすがしいです。(ちっ……)
- No.75 埋葬された物語 (採点:4)
- ついていけませんでした。ごめんなさい。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:7)
- すでに月姫と関係ない世界に突入しちゃってるような気がします。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:6)
- どうも何がしたいのかみえてこないです。
- No.78 月今宵 (採点:5)
- 志貴も白紙の短冊を書きそう。秋葉と志貴、意外と似てるのかも。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- こういうの大好きです。
- No.80 離珠夢 (採点:2)
- 説明は不要。麻雀知らなきゃ読まないよこれ。最後はチョンボで逃げろ志貴。
- No.81 クリームダウン (採点:7)
- ところどころそぐわない表現があるのがおしいと思います。
- No.82 月宴 (採点:5)
- 目のつけ所はいいんですが、もう少し盛り上がってほしかったです。
- No.83 白く染まる (採点:3)
- 甘やかすな! 途中下車しました、すみません。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:8)
- 志貴の超人ぶりがちょっと。
- No.85 墓標 (採点:8)
- 狙ってやってるとしか思えないですが、かなわないとは思います。
- No.86 ありがとう (採点:2)
- 私内部のアルクェイド像とはだいぶ違うので、すみません。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:3)
- 志貴が志貴らしくないです。ごめんなさい。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:4)
- 説明なしでキャラ変わってるとそれだけでついていけません。ごめんなさい。
- No.89 Gの夜 (採点:2)
- G秋葉敗北後という着想はいいんですが。 パテってなんですか?
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:4)
- ちょっと読みづらい気がしました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- まいりました。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:6)
- 思うにシエルは授業にも出てないかと。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:6)
- 志貴を吸血鬼にするなら何も言わずに騙し討ちだと思います。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:2)
- 唐突ならいいってものではないと思います。少なくとも納得はできません。
- No.95 闇と月の光 (採点:9)
- こういうのは読みたい話なんですが……志貴にちょっと不満が。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:2)
- なんだかわかりませんでした。ごめんなさい。
- No.97 Placebo (採点:8)
- なるほどたしかに暗いです。 誰のどのEDでもこれでは……。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:3)
- どうもアルクェイドに見えませんでした。ごめんなさい。
- No.99 かんじょうせん (採点:4)
- よくわからなかったけど最後まで読んだので。
- No.100 夢語り (採点:7)
- 最後のほう、もう一息がんばってほしかったです。
- No.101 それだけでいいから (採点:5)
- 登場人物の行動に脈絡がない気がします。
- No.102 Climax Together (採点:8)
- タイトルで損をしてるかな……英語タイトルはあまり目を引きません。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- 採点は厳しくてもいいですよね?
- No.104 話をしよう (採点:6)
- うーん、志貴が志貴っぽくない……。アルクェイドはらしいんだけど。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:5)
- 盛り上がりませんでした。 丁寧なのは良いのですが。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:7)
- つまらなくはないし、異色でもあるけど、好みではありませんでした。
- No.107 Т3 (採点:7)
- ナイスパンチ。 でも後半はいまいちです。
- No.108 名も無き絆 (採点:4)
- もう少し整理してほしいです。熟成が足りない感じです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:10)
- 前半のライトな食べ味は最高。騎士団が小さくみえるのがちょっと不満です。
- No.110 おすそあくび (採点:9)
- 面白かったです。 月並みですみません。
- No.111 午睡 (採点:5)
- アルクェイド視点は難しいです。
○T.D久保田 さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- 何といいますか、各キャラ見事な暴走っぷりです。
爆笑の連続でした。
ありがとうございます。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- 何故にクローゼットから先輩が?という疑問を軽く吹っ飛ばしていくその後の強引な展開に笑わせてもらいました。
金ダライにはあんな伏線があったんですね。
面白かったです、ありがとうございます。
- No.17 幸せな記憶 (採点:9)
- アルクの幸せ、それを失うことへの不安と恐怖、そして未来への希望が綺麗に描写された素敵な作品でした。
これ以上付け加えることはありません。
素敵なSS、ありがとうございました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- ほんの少し腹黒い翡翠が上手に表現されていました。ただ、こういった作品のウリである「このキャラがこんなことを考えていた!」といった意外性が薄かったのは残念だと思います。
でも最後の琥珀さんの独白には「そうきたか」とうならされました。
面白いSSありがとうございます。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- 表ルートでのさつきの消息への一つの回答、「月姫」の事件に関わってくるエンハウンス、彼とさつきの戦闘など、面白いエピソードを盛り込んであると思います。
ただ、どのエピソードにも力を入れているのは伝わってくるのですが、そのためにかえってストーリーのメインがわかりにくいです。
おそらく死徒化したさつきがエンハウンスとともに死徒を狩るようになる、というのがメインだと思われますので、それ以外のエピソードは軽く触れる程度にした方が、
話に緩急がついてよくなったのではないかと思います。
好き勝手なことをいいましたが、さつきの心境や志貴の不器用な一途さなどがよく出ていて面白かったです。
ありがとうございました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- 本編ヒロインたちがかすむくらい野菜たちのキャラがたってますね。
特にトマト皇帝との問答が妙に現実的で面白かったです。
面白いSSありがとうございます。
- No.89 Gの夜 (採点:3)
- 何と言えばいいのか、淡々と進んで山場がない、というのが正直な感想です。
メインキャラよりもシオンの方が暴走しているため、最後のほうのシオンの台詞に説得力がなくなっています。
シエルの口調も妙でした。
少々きつい言い方になってしまいすいませんでした。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:7)
- 志貴が老人となったときのようにも、アルクと知り合って一年も経ってないようにもとれる、でも、
2人ともわずかな不安を抱えながらも相手のことだけを思って生きていることが伝わってくるような素敵なSSでした。
素敵なSS、ありがとうございます。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:8)
- 戦闘描写がすごく上手ですね。
さっちんを再び殺すことへの志貴の迷いと哀しい決意に心を打たれました。
ラストシーンの志貴の言葉には、ありえないと理性では思いつつも感情的に共感するものがありました。
まとまりの無い感想ですが、素晴らしかったです。ありがとうございました。
○あー さん
- No.1 話幼月中 (採点:5)
- > 「萌えも科学する時代です!!」
…ステキな研究してる人がいるなー。どんな結果報告がされるんでしょうか。途方。
- No.5 そうめい (採点:7)
- うらぶれ…ってのはうらがれの事でしょうか? そうとも言い切れないのがなんとも。
他にも、機の先を取る。破顔の放埓。魔導。残心。人間としての世間…。
原作を考えればこれらも雰囲気作りの一貫となりえるし、字面も見栄えるんですが、個人的にはこの手の”それらしい表現”がこんだけの数になると、ちょっと私的にはNOです。
全ての文に気を使ってあるし、そのへんイイと思いはしますけど。
琥珀の独白のなかの、タイトルともなる人生観は、なんというか、冗長に語るには少し幼すぎるかも知れません。それへの志貴の対応が、どうにも、全体を浅薄にしてしまいました。文章レベルは基本的に高いのですが。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- オチたようでオチてないのではー。
- No.8 玉梓結び (採点:6)
- …まだ、容量には余裕がありますけど。
うーん。用意されたシチュエーションへの描写はもう文句ないどころか天晴れという感じなんですが…琥珀がわかりません。
打算が間違っているというか、単に行き当たりばったりに見えます。
志貴を欲しいと自分で意識している。秋葉への復讐もまだ残している。が、志貴を彼女から奪うコトへの遠慮もまた残している。
志貴との関係を躊躇う行動は、秋葉への敬意と遠慮が前提になるが、この秋葉への感情の矛盾(復讐したいなら何で遠慮するのか)に対しては琥珀自身はまったく葛藤を覚える気配がない。
一応、それなりに心を取り戻しているはずにしては、まったく感情の動きがないような…
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:8)
HTMLの美しさには目を瞠りました。WEBで見る上で、この表記はそうとうな完成度なんじゃないかと思います。ざっと眺めた時の目の引き方が段違いです。
序盤の文章と展開には、ほんと参りましたというしかないくらい。よく研がれた表現が随所にあるし、行間から漂う冷気にはため息しかでませんでした。
05/ ここから先が、あんまり好きじゃないですね。多分、これは大いに異論があるところだと思いますが、知らない人間には説明不足だし、知ってる人間には説明過多だろうと感じました。私が本編のほか何もやってない、と言うのが問題なんでしょうけど。
容量不足で押し固めたという印象で、どうにも、急ぎすぎてて、ここまでのクールさが消えてしまっているように見受けられます。
用意されたプロットは面白いものだと思えるだけに残念でした。
ですけどまぁ、今回の作品群の中では猛烈に垢抜けたものだと思いました。
…アテケツってのは、もしかして今はそんなふーに言うんでしょうか…違うよな…
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- まずは優秀なタイトルに拍手を。タイトルだけ眺めてても笑えます。じっくり考えながら眺めると大変です。
内容ですが、なんと言うか、勢いだけでなく想像力で笑える描き振りがすばらしい。転がってくキノコとか、それを見る先輩とか笑いました。
…と、ACT2までで思った。
その後はまぁ…もしかして時間なかったとか?
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- オープニングの改行は、人によってはスルー対象になるかもです。というかそれ私ですすみません。プロットが綺麗で、日常の描き方も綺麗でした。
ただ終盤の、穏やかなまま殺してくれと願う彼が反転してしまうくだり、もう少し溜めて欲しいなぁと思いました。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:7)
- …全部しゃべらなくても…と思うんですが。
まぁ容量が容量だけに喋らせずに片付けるのは無理ですか。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:6)
- まぁなんというか…思考を思考のまま口にするのはどうかという考えが私にはありますので。いいたいことやりたいことは面白いと思ったのですけれど。
- No.21 金色の刻 (採点:7)
なんだかね。原作の性質なんでしょうけど、仕掛けがしにくいですね。よく作られていると思いますが、シエルが出てきて挙動不審という時点で幾つかの絵が想像できてしまうんです。
3章の後半、教会のシーンから先、蛇足だと思います。彼女の消え方はこの際どうでもよくて、志貴の中への残り方のほうがまだ気になるところです。志貴の質問やらも、ここに出てくる理由がよくわかりません。
ある程度読者を信用して、”バレている”ことを前提に展開して欲しい部分でした。前半、丁寧に積み上げてあり、十分内容は示せていたと思うのですが。
- No.22 クリーム (採点:10)
言葉が見つからないなぁ。なんと巧みなことでしょう。
クリーム。キリスト教の聖油。修正クリーム。曖昧な白。名前さえ記述されない彼女。
幾つか、理解しないままの部分がありますが、それはそれのままでいい部分なのかもしれません。
随分考えて、随分読み返しました。その価値は十分にありました。
私の中ではぶっちぎりで最優秀作品です。ほんとになに言っていいやら。
羨ましい…。
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- 上手いと思います、けど、この組み合わせ、あんまり好きになれないです。彼女にはさらにもう3歩ほど下がってほしいというのが本音です。
酒を飲ませてキャラクタに喋らせてるぶん、直球なセリフも気になりませんでした。でもまぁ全般に思うんですが、あんだけ直球放られて気付かない人間というものをリアルに書くのは無茶だと。
ラスト、そこまでお約束でなくてもいいのにと思いまして。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:5)
- 誰もが言う、果てしなくありがちなクレームになるでしょうが、やっぱり言います。
中国か日本の話ならともかく、ギリシア・ローマ神話とキリスト教観の世界で、七夕話はどうですか。他の話もあったでしょうに。
サンショは小粒でピリリと辛い、じゃないですが、表に出すぎる小道具は小道具として失格だし、咎め立てを食らうようなものは論外です。
それが話の核になるたび、あーあ、と冷めてしまいます。
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- なんだか読みにくいよ、わからんことを保留しすぎてメモリたんないよ、とかブツブツいいながら読んでたんですが、途中からなんか楽しくなってきました。
クレヨン書きの2枚目が現われたあたりは、おーなんか可愛い、とか思いましたし。
で。
うーん、正直ちょっと物足りないかなー。タキシードが出てきたあたりで、これは! って期待感が高まったんですけど。
技術的にも少々こなれてない感じなんですが、その辺も要練習ということで。
面白い仕掛けでしたし、漂うムードはかなりよかったと思います。
ところでオープニングのカレーを食べるシーンですが、どういう意味だったんでしょう?
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
面白い着想とテーマだと思いました。泣かし一直線といって欲しかったんですが、幾つかひっかりがありまして。
一まとめに病状から何から説明しないで、じわりとそれに気付かせて欲しかった。その場にいない”作者的”なモノローグで語るのでなくて、できるだけキャラクタの言葉や態度で示してもらうと嬉しいと思いました。(ヒトに言える立場でもないけど)
羽居が記憶を失うそれらしい兆候も傘を忘れた一件くらいで、ちょっと説得力としては薄く感じました。秋葉や蒼香のリアクションもあまりに普通の女の子たちで、もう少し彼女らから動くような事があってもよかったのではとも思います。羽居から二人に向けて発せられる好意が、その逆からと比べて圧倒的すぎて、ちょっと不公平な感じに見えたので。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:7)
- 手紙に祈りを捧げるというところで谷川史子の漫画を思い出しました。
とりあえず、迷彩かもしれない作法に関しては点数の考慮に入っておりません。
さておき。眼鏡ネタかぶってるよ…。がくり。
手紙を出したのは秋葉でなければならず、となれば、手紙の意味は秋葉には伝わってなければならず。届いたことを琥珀が知らず、志貴も気付かずという状況なら、秋葉は黙している筈で。
秋葉の監視下で、志貴を巡る戦いはまだ続いているのでしょうか…琥珀有利ではあるようですが。
ただ、すこしばかり構造が見えにくいと思います。遠野家における状況が見えないと、この話の面白みは半減してしまうし、もう少し解りやすくするために、最低でも秋葉の直接登場くらいあってもよかったかも…。
難点は、葉書について琥珀が物思うラストシーン。これがここにこういった形であるため、頭をゆっくり冷やして余韻に入りたいところでもう一度エンジンかけなおす羽目になりました。気付いて衝撃というわけでもない部分ですから、どうにかキスシーン(未遂)前くらいには持ってこれなかったかなー、とか思いました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:5)
- 確かに、タイトルには気を使うべきですね…。さすがに元がメジャーすぎると思います、これ。マイナーならいいというわけでもないのでしょうけど。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- 凄いネタだこと…。
これだけで十二分に牽引は可能でしたが、中盤すこし方向性が違うかなぁという感じです。個人的には処女性の再生がなるかどうかをいらんとこまで徹底検証する方向とか、あらたに得た能力でアルクェイド以下を弄り倒すとか、とにかくまぁなんか激しく歪んだ方向でとことん暴走して欲しかったのが本音です…どっかの何かに影響されてる気配ですけど。
18禁が許されてれば別の展開も見れたかもなぁ。ちょっと残念。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- お話、面白かったです。今回、一番面白かったお話かもしれません。弾けたキャラクタを冷静に見る主役という形が大好きなせいもあるでしょうけど、この話は別格に自制が効いてて安心して読めました。
私個人の好み的には、これだけ文章で語れるのだったら、……や――などはここまで多用せずとも済むんじゃないかなぁとも。余計なお世話ですね。
- No.39 君が大人にする (採点:4)
なんだろう。考えた。縦読みもしてみた。文字サイズを小さくしてすべての行頭を揃えて読んでみた。2行目か!? 違った。
なんなんだ。タイトルの君って誰だ。目的語は何だ。最後の行は現在形のほうが綺麗。
- No.40 儚き夢 (採点:3)
統一感というものは大事です
時代掛かりたいなら一部でなく全部にそうしてください
作者に中途半端されると
読者も中途半端になります
また あなたの頭の中の物語のテンポは
そのまま読者のテンポにはなりません
句読点 改行 リーダー 情景描写 モノローグ 様々な要素を駆使して
あなたの頭にある動画を
同じ画像レベル 同じ再生速度で 読者の中に描くように
そのために道具 ニホンゴ を振るってください
まずは文字メディアの約束事を調べてください
幾つかのパターンがあり あなたの好むスタイルでの手本もあるでしょう
こういう書き方がお好みかどうか 多分ぜんぜんお好みじゃないと思う
もしそう感じてくれるなら それが私の感じたことなのです
別に悪くないと思うなら 私にはどうしていいかわかりません
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
うーん。琥珀と四季との関わりがどんな形だったのか、いまいち理解してないんだろうなぁ。
でも、好意があってもおかしくないとすぐに納得できるほどの状況じゃなかったはず。
…なんか短編的な手法でかわされてる気がw。
まぁいいか。
どうでもいいけど、最初の挿入部だけ、上の改行が5で下が6。その後44、33、22、1と改行が減っていくのは、少しずつ心の澱を消化するという意味合いをもたせた工夫かなんかと思ったですが、なんか一個だけずれてる…。ちょっと気持ち悪いというだけですけど。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:4)
ラスト。
この手の読者へのダイレクトな呼びかけ問いかけは猛烈にリスキーだと思っておいてください。それが読者を激しく不快にさせたらしき前例は、これまでのこんぺにおいてもあるのです。(引き合いに出して申し訳ないです…)
あの時点で作者さんは、読者である私に、あなた自身が投影されたこの作品世界はどうかとお訊ねになったも同然。
回答としまして。
私の感じている感情は作者さんの作り出した精神疾患の一種かなんかです。
それとも、ここは苦笑しておくべきところなんですかね。
- No.43 願い (採点:5)
- 文章を通して描かれるキャラクターが魅力的かそうでないか、というのが最終的なところになるんだと思います。シチュエーションやらあれやこれやありますが。
で、私はあのセリフを吐く志貴が好きではまったくありません。その力量に不相応に脆弱なアルクェイドも好きではありません。シエルはまだいいかと思うのですが、やはり自己陶酔しすぎに見えます。
- No.44 最後の夢 (採点:5)
- うーん…。
描写されてゆく事象を追いかけがら、キャラクタの心情を探って読むか。
キャラクタの心情描写を追いながら、その周辺で起きる事象の成り行きを見守るか。
そんなふうに作られるのが小説なんかでは普通なんですが、この作品ではどっちもよく見えないんです。幾つか混じってるそれらしいキーワードだけで、わかる人には解るつくりになってるんでしょうか。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- リーダの類を一切廃してどこまでも淡々と書くぞという気合が滲む力作ですね。記述も洞察も自制も完璧、非の打ち所ない作品ですが…。奇しくも作中でシエルの呟いた眩しすぎるもの、これに当たっている。
ほんと、非の打ち所がない。隙がない。完璧な記述に外からの観客である事を要求されて、そのまま封殺される。移入して読むという、一番楽なで一般的な読み方が許されない。謎を解くというやや二次的な遊びも与えられていない。ハイレベルな作品と認めることによる(自分は認められたという)自己満足に浸る読み方も、ここまで徹底されると醒めてしまう。
この作品をどう感じればいいんだろう? 読者は何をすればいいのだろう?
なんというか、まさに読者である自分もこの葬列の端にいて、目の前の儀式を黙って見つめるだけになっているような。
作者さんに対する尊敬はつきません。
が、もう少し狡さというか、そういうものがあれば、もっと…と思うのは。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
なるほどなー、彼女のシナリオが望まれつつ現れないのは、その手の再登場の可能性を摘みたくないせいかもしれないですね。もしかして、確定してたりするんですか? 事情知らないけど。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:6)
- ネタ的にはまぁおなじみな料理ネタで…おなじみすぎてちょっと困るさ。文章上手ですし、いろいろいいなぁと思うんですけど。こーなに、意外性のスパイスがもっと欲しいさ。
タイトルとなってるリハビリというアイデアはいいんですがけど、結局また一瞬で奢り地獄ネタに。これまたけっこうおなじみで…おなじみすぎて困るさ。
- No.50 おつかいハプニング (採点:5)
- 子供風船。不良絡まれ。財布落とし。
うーん。
意外性ばかりを求めるのもどうかとは思うのですが、お約束ばかりというのもどうかと…。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:6)
彼女たちの苗字問題…はさておいて。いろいろチェックが入りそうですけど、まぁ、気持ちは激しくよくわかるので。
オープニングで目を引いてくれたんですが、中盤があまりテンポがよくないふうに感じます。なじみの薄い知識関係を解説しようとするからだと思うのですが、そのへんはヒカルの碁的スルー方式でだまくらかすのが吉かと。某氏は「無駄なことはしない主義なのでーだるー」で済ませてましたが。小道具が目立ちすぎる、というのは今回全体に見られた気がします。
二人の名前を海の色に結びつけるという所に帰結した事で、この話はようやく全体像を持った感があります。なるほど、と手を打ちました。もうちょっと、この辺は強調するつくりにして、明確な着地としたほうがよかったのかも、と思いました。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
綺麗に纏まっていますねー。
諸所にある気の効いた表現も悪くないと感じました。
ただ章のきり方、改行の取り方なんかがこれで妥当なのかなぁ、というのが幾つかあるようにも感じました。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:7)
- なるほど。
この展開は他にないものでした。残される寂しさを語るラストシーンはかなり綺麗だったと思います。夢が終わり、力尽きた黒猫の傍らで目覚める、とか勝手に想像されるシーンがあったりして。
なんか、500キロ超の長編なんかで書かれたらすごい事になりそうです。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:6)
…うむー。/6 からさきの展開がチョッパヤすぎてさすがに。
余裕ありすぎな全員の会話はあほぅな雰囲気で好きなんですけど。
なんだか縮地の人かなぁと思うんですが否や。
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- グリーンスリーブズ。曲は有名ですが、薔薇の名であることは知りませんでした。つぼみから花になるにつれて色が変わるそうですが、そのあたりも含まれての起用でしょうか。
民謡としてのグリーンスリーブズは歌詞が特定できにくいのですが…。仕方ないのでよく聞く奴から。
まずその筆力に驚かされたこの作品。前半部、あくまでじっくり進められる展開。唸ります。
個人的には、後半、シエルの状況説明に行を食いすぎていると思います。曲としてのグリーンスリーブズ、薔薇の名としてのそれ、このあたりの説明は全体に対する意味合いをそれほど強く持つのでしょうか。この小道具はさほど大きな効果をもたらしているようには見えず、それよりは琥珀と翡翠のかかわりにもっと多くを裂くべきではないかと感じました。志貴とのやり取りも少々どうかという感じでした。家主である二人の状態から、翡翠と琥珀の位置付けと自覚が上がっているだろうという想像はあるにしても、志貴に対する物言いは少々違和感を感じました。
ラストも含め、ちょっと小道具にこだわりすぎたかなぁという印象でした。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:6)
- イメージがいいですね。ガチャンと落ちる鍵、流れる彗星と飛散する星々。
交される会話も適度な気取りようがいいですね。ラストシーン近くでは弥生さんとかジュドーとかの顔が浮かんだりするのはちょっと違うんでしょうね。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
この二人を取り上げた王道の話ですね。
コンペという比較評価する場で、王道というのは、読み手によってはマイナスにされると思います。すみませんが、私はそういう読み手です。
で、アルクェイドとシエルの話はもう某氏がやったからいいよーと。無邪気な真祖に対するシエルの葛藤とか、この容量でやっても大急ぎになるからいいよーとか思いながら読んだんですが。
面白いじゃないか。
すみません、楽しかったです、いいじゃないか王道。王道を王道のまま面白く読ませるのはけっこう難しいんですよね。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:7)
- アタックオブキラートマト、好きです。営々と語り継がれるB級ですね。
ちなみに、カレーにおける野菜の位置付けですが、ご当地ではベジ・カレー、ノンベジ・カレーと表記されます。野菜のカレーか、それ以外かという。カレーにおいて野菜は重要な要素どころか本質といってもいいのです。カレーに対する認識が足りません。猛省してください。しなくてもいいけど。
というか。力量に裏打ちされた無駄に臨場感あるアクションとか。
真面目なんだか不真面目なんだかわからない、要するに不真面目な、そういうやり取りとか。
花粉症とか。
ラブリーなトマト王とか。
大変楽しく読めました。いやほんと、こいつは楽しい一品でしたよ。
「気安く呼ぶなベジタブル」。何気に名言ではありませんか。今後使うことがあるとは思えないけど。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:7)
- 話の組み立ては非常にインパクトがありました。未来視の中に登場する弓塚、というアイデアは、やられたと膝を叩きました。
ただ、その前後の展開はもう少しじっくりやって欲しかった。エンディングも、未来視に抗うというこれまたたいへんに格好のいいシーンを持ってきて締めに掛かるあたり、センスの非凡さを感じますが…
正直、もう一つ溜めがきいてないというか、後半情感の垂れ流しに近くなっていて、盛り上げるポイントが埋もれてしまっている印象で、物凄くもったいなく感じました。
ポテンシャルでみれば傑作のクラスだと思うのですが。
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- というか、ほんとに麻雀知らない人のための注ですね。当然か。
なんか遊びが仕掛けてあるかなとか期待する自分が間違ってますね。
- No.81 クリームダウン (採点:6)
秋には葉も落ちる、と言うコトなのかな。
共感してもいいけど、しなくてもいいか、と思った。
幾つかの表現がやりすぎかなぁと感じたけど、耳障りは悪くない文章だったと思います。
- No.82 月宴 (採点:6)
- うーん。なんだか、無理矢理トリに持ってきたかったSSかもしれずw
本編しかやってない人にはしかしかなーり解りません。誰? みたいなの勢ぞろいです。
なんか気に入ってしまった『コチラデス』が最後まで無かったのが残念でしょうかw
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:6)
一日の切り取り、と言うことに気付くのが遅れました。完結しているのかいないのか、微妙なところがいいところなんでしょう。
ただ、ラストの締め方を変えれば、もう少し切なげな感じだったかなぁなんて思ってしまったりもしますけど。
- No.85 墓標 (採点:5)
インパクト重視になりがちなダーク作品(この言い方が誤解のモトだと思うけど)は、しばしば単なるレポートに成り下がりやすいです。必然性や救いが邪魔になるという考えのためでしょうけど。
ダークな作品、というのは、ダークな部分を中核に生かした作品のことであって、ダークなシーンを集めたレポートとは違うと思うのです。狂気をあたかも理性的であるように扱って話が進むとか、残虐を当然とするシチュエーションを描くとか、わかりやすいところだとこんな感じで。流れは別にあるのが普通です。
読みたくない不快な情報を、いかに進んで読ませるか?
なんというか、青汁じゃないけど、まずくても飲むみたいな作品がダークの真骨頂だと思います。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:7)
- ううむー。
ううむー。
始まりから2/3、高まる期待感の中を読み進めていきました。ラスト1/3、えー、あー、そっちにいっちゃうのーという感じでした。
夏、一面の向日葵畑、何がでてくるかも判らない穴を、一人黙々と掘る。映画のワンシーンみたいです。かっこいい…。でもその流れは結局なかったことに。ちょっとガッカリ。
雰囲気の作り方も小道具の使い方もキャラクタのやり取りも満点で進んでのに。何で方向転換するのだー。(ト、自分は棚上げで言ってみる)
…掘り当てるものが思いつかなかったとかいうオチじゃないことを祈ります。なんだか前半が全部否定されたようなカンジになったように思えたのです。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:6)
- …書き出しがねー。ここにいたるまでにもう幾つか見たしねー。並び運の悪さもあるとしても、安直に流れたペナルティは免れないのかも。
文章が達者でいいのですが、改行やリーダーの多用に落ち着きのなさを感じました。物語的には、血を殺すというアイデアはわりに見かけるもので、焦点を当てるにはちょっと辛いように思います。
なまじ地力があるだけに、安直が目立ってしまった感があります。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
楽しい作品でした。近所に一つ欲しいです。
浴びるほどのカレーは全然嬉しくないけど。
ちょっとしんみり落ちだったんですが、まぁそれもまた良しでしょうか。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:5)
行頭のスペースの取り方が面白い。なるほど、横書きだとこういう使い方もありますね。特に短編には合いそうな工夫です。勉強させてもらいました。
- No.101 それだけでいいから (採点:7)
- よくまぁこれだけの設備を整えたなと、感心しました。構成の仕方と、その意表のつき方がとても好みです。スー鱒子もいいですけど。すべてが、まさにあのシーンのために。
初めて、ここでセックスシーンがほしい! とも思いました。瞬間最大萌えは全作中一番。とにかくこのシーンの盛り上げはすごいものがありました。
それだけにラストの締め方が、もったいなく感じます。彼女を中心にさっと巻き上げてしまったほうがよかったのではないか、と。余韻がなんか違う方向にいっちゃったよ。
…ぶるまとかいってるからです。浣腸とか言ってるからです。
それはさておき某道シリーズは感服いたしました。
- No.102 Climax Together (採点:7)
序盤の着せ替えから始まって、イメージがタイヘンよろしいかと思います。
最後の締めのシーンでもう少し惚気くさいことがあったほうが、ラストが効いて来たのかも、とか思いました。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:6)
まぁ、なんと言うのかな…。個人的にはえろは最終的にはフェチに行き着くと考えてますし、いいんですけど。
奇妙に頭のねじ吹き飛ばした秋葉を核に展開する、激しく強引な話は嫌いじゃなかったんですが、ラストがちょっとテンポがよくなかったかなぁ。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:6)
- タイトルだけで、読む必要はあるなぁと思いました。
実際、読んでよかったとは思いますが、とんでもなく難しいことをやろうとしてるなぁとも思いました。
ラストの一言、効果的だったと思います。
- No.110 おすそあくび (採点:7)
おすそあくび、ってきいてピンと来なかったのがやや残念。
なんか、志貴の行動がやりがちであいたたた、というかんじ。気をつけます。
○あど農園 さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- ギャグの王道。文句なしw
- No.5 そうめい (採点:8)
- 中盤から物語は意外な方向へ。ちょっとドキッとしました。
- No.10 幸せ (採点:4)
- 詩的だけど、SSじゃない気がしました。
- No.14 暁 (採点:3)
- アレだね。序章って感じw
- No.21 金色の刻 (採点:9)
- いい話だと思いました。まさか弓塚だったとは・・・w
- No.22 クリーム (採点:8)
- しんみりと、モヤモヤした感じ。このあとのハッピーエンドを期待して止まない。だめ?
- No.23 邯鄲の夢 (採点:8)
- 短いけど、上手・・・。グッと来た。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- 普通の話を綺麗に描く。もっとも9に近いけど、やっぱ8。ごめんね。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- あれですね。言いたいこと書きたいことは分かります。
でも、物語としての文章構成力が欠けています。残念な作品です。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- 非常にアホだが、気持ちは分かる。
- No.38 『のら』 (採点:10)
- はぁ。感動しました。感想ベタですみません。こういう話好きです
- No.40 儚き夢 (採点:6)
- プレビュー見て違和感を感じませんでしたか? 見にくかったです・・・。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- むぅ。面白い書き方だった。
- No.44 最後の夢 (採点:7)
- ふぁいとだよ。
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- しっとりとしたお話しでした。○
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- 好戦的な ななこにちょっとびっくりw
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:10)
- むぅぅ。これぞ月姫。綺麗な言葉のつなぎかたに感服してしまいました。
すばらしい。
- No.67 金色の記憶 (採点:6)
- 平凡で普通で点数がつけにくいです。フツーですが、面白味もないのでこの点数です
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- 文章の書き方はうまい。
でも、漠然と面白味に欠けます。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- ほのぼの〜。ふつーにいいはなし。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- アルクと翡翠の話。存外、このペアは合っているかもと思う。
- No.72 ある幕間 (採点:9)
- 良い。綺麗で読みやすい。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:6)
- 自分の世界に浸りすぎ。なにが書きたいのか、よく解らなかった。
- No.74 月と夢と現実と (採点:4)
- チト短絡的。ものすごく、ワンパターンだと思った。
>ああ今夜は月が
その終わり方は、凡人の印w
- No.75 埋葬された物語 (採点:9)
- あー。頭のいい人が書いた作品だ。でも、いかんせん私には重すぎる。
いろいろと突っ込むべきところはあるが、まさにそれで出来ているので良し。
あえて突っ込むとすれば50haの公園ってなんじゃい。町ひとつ呑み込むぞw
面白いと思えば面白いけど。見方によっては不条理ギャグだ。
ん〜。どこか本気を隠してるっぽい。
HP探して作品読むかw
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- とまと。とまととまとまとまとまとまとま。
いえ、とまとありがとう。
いえ、大変読みやすかったです。トマト最高です。青臭いけどうまいです。
さておき、なかなかに良い作品でしたw
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:9)
- 良作。優しい話好きです。
センタリング使うとはやるなぁ・・・。私も使えば良かったと後悔。
もっとも満点に近い9点。ごめんね。
- No.78 月今宵 (採点:8)
- 短いけど、綺麗な話・・・。良作。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- 綺麗で素敵な話。
さつきの綺麗な話。これが一番かなw
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- ・・・ん〜。なんというか、努力は認めます。でも、作品としての質は悪いです。
- No.82 月宴 (採点:5)
- う〜ん。濃い口のギャグですね。
技術不足とネタ不足。好みではなかったです。
- No.85 墓標 (採点:6)
- ちと、気持ち悪くなりました・・・。
- No.86 ありがとう (採点:5)
- ふぅむ。書きたいことが分からなくもないが、フツーです。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- 大笑い。なかなか面白いですっ。
なるほど〜。ななこ視点もいいですね〜。アイデアに完敗。乾杯
○うづきじん さん
- No.24 過去と、未来と (採点:9)
- 周囲の描写が一子さんを際立たせていると思う。流石。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- 志貴が最高に最低。変な能力を身に付けるな。
- No.58 青い記憶 (採点:6)
- 章タイトルはハロワからですね。締めの一文が良い感じ。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- そうかセブンが居たか!と感心しました。「らしい」上に丁寧な地の文にも好感。
- No.72 ある幕間 (採点:7)
- 無理なく、上手く本編に挿し込まれた話だと思う。先輩が渋い。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 素直に面白かった。いいなーこれ。
- No.85 墓標 (採点:9)
- 前半と後半の落差が利いてる。あと、絶対ジャンルは「?」じゃない。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- 翡翠の見たい夢が志貴じゃないというのが面白かった。他の面子もらしくて良。
- No.97 Placebo (採点:9)
- こういう解釈もあったかー!と感心。上手いの一言。
○かもめ38 さん
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:3)
- 某イリア〜のパロディかなと思いつつ。
変に浮いている文があって、逆に盛り上がりを殺いだかと思いますが、そこが残念。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- わけわからん(笑)
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:8)
- さっぱり綺麗に纏められていて非常にいい感じです。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 少々月並ながら、綺麗な良い話でした。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- 途中で息切れしてきたのが残念。ちょっと冗長。
○かや さん
- No.32 見果てぬ夢 (採点:9)
- 月姫本来の残虐な部分をそのまま出したという感じですねえ。多分誰一人望んだものを手に入れられない結末。
アルクにしても便利な死者を手に入れた、くらいのものでしょう。さっちんなんて哀れそのもの・・・
結末ははっきりいって嫌いなタイプ。だけど、小説として非常によくできていて。
悲しくはなるけど読まずにはいられなく、最後まで一息に読んでしまいました。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- まだ届いていないのでしょうか? もう琥珀さんは幸せの中にいるとは想うのですが。
手紙の伏線が最後にこう結末を演出する、琥珀さんの出した手紙は懸賞あてのものだったときは、なんだ、と想ったのですが。
その後に”いつか大当たりしないかな”という文章。
きっともう届いていて、あとは当たるかどうか、それだけですよ、そう、言外に伝えたような気がして。
あとは志貴くんが気がつくか、だけですけれども、きっとそれは遠くない未来。指で書いた、こめた彼女の当時の想いが伝わることはないかもしれませんが、今の彼女の気持ちを伝えることはいくらでもできるようになると思うから。
そんな願いは必ずかなうだろう優しさをこの作品に感じました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:7)
- 幸せでない人間が、だけど幸せを求めて。
遠野家の末路とか、志貴自身も哀れです。ですが、それが対比となって志貴の手紙の言葉にかかってきていますねー。
読んでくれているだけで幸せ、と。
そして輪廻転生するまでは、
それは悲しい、あまりにもか細いイフだけれども、
そこに救いがあるような気がする、そんな希望を見せてくれたことが、このお話をも救ってくれるような気がします。
暗いだけではおわらなかったこと。それがうれしく思いました。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:1)
- ギャグっていうか・・・なんかあまりにもシュールな話でしたねー。
殺されてそんな笑顔でいくらアルクでも・・・ギャグならいいというわけでは(汗
晶にしてもそうですし、なんかこう、納得できない話満載です。人によっては素直に笑えるのでしょうか? 私は・・・笑うよりひどいやつだなあとしか思えませんでしたが(汗
- No.36 if... (採点:7)
- アルクの夢の一部、とでもいいましょうか。イフを夢想しても、だけど結局は現実に志貴との思い出をなぞることが彼女にとって一番幸せで、今から考えるイフに救いはないことを知っているから。
どれだけ楽しくても、幸せでも、志貴に会ってはいけないことをわかっているから。
会えないこと、会わないことが志貴への思いの証みたいでかなしいですね。
まるで詩のようなひとり語り。空白のかなり多い改行も、夢の中でのイフを想っている彼女をよくあらわしているようでした。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:5)
- むー、最後の言葉、これはいわゆる夢オチと変わらなくて、ひどいんじゃないかな、とか思いましたが。
七夜の当主として志貴が無事成人していたときのイフ、ですかねー。秋葉あたりと敵対関係にないのが不思議ではありますが。
アルクとの戦い、そしてセリフには本編の出会いを感じさせるものがありますが。
戦闘シーンの運びは見事です。まあお約束な感は少ししましたが、しかし先を読ませる展開だと思います。
惜しみらくはやはり夢オチ同然の手段、ですねー。これは人によるとは思うのですが私はどうかなあ、と思ってしまったので(汗
- No.38 『のら』 (採点:7)
- 知らず知らずのうちに依子との絆を求めていたということでしょうか? 野良になりたかったはずの一子が何故か知らぬ間にそんな関係を好ましく思うようになっていって。
自分に何か起きたとき、彼女にこんな想いをさせてしまうことが怖くて、だけど悲しんで欲しいと思ってしまう自分が嫌で。
そこまでわかっているのに、でも野良でいようとする彼女が彼女らしいですねえ。ちなみにこの依子さん、羽ピンに似ているような気がするのは私だけですか?(笑
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- なんかこう・・・やまもオチもないんですねえ・・・
サイレントムービーばりにセリフもないし。
タイトルとの関係も意味不明ですし。
よくわからない作品です(滝汗
- No.40 儚き夢 (採点:2)
- それで、どうしたのですか?
まず、最初の文体は意識しているのでしょうが、わかりにくいですし、句読点もないので読み辛いです。
モノローグみたいで、だけど時間が流れても章立て、空白すらないので状況がつかみにくいですし。
せっかく出てきたとおのしき、も、会いにきた、のか転生でもしたのか、なんの結論付けもありませんし。
未完成このうえない作品ですねー(汗
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- シキ、ですか・・・。
嫌う理由もないんでしょうね、琥珀さんには。アレが哀れな犠牲者であることも、そしてきっと反転する前は優しい一面を持ち、志貴の親友であり秋葉のよき兄であったのでしょうから。
復讐を否定することはないんでしょう、あのときの琥珀さんには生きている理由が必要で、それが終わった後にその理由を再発見できたのですから。
そんな琥珀さんの闇の部分を受け止めて、共に悩み、考えてくれる志貴という存在をはっきりとさせていること。
それだけで琥珀さんが本当に救われているというイメージを受けたのです。安らかに眠れること、志貴の手を握って眠れる幸せのカタチ。
幸せなssは読んでる人も幸せにしてくれる、というお話でしたー。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:8)
- あははー。
でもそんなに違和感なかったですが。別段裏側というほどには翡翠は暗黒ではないようですが?
むしろ志貴のことだけを思い続けるメイドの鑑、みたいに思えたのですが・・・ちがうんでしょうか?
まあ最後にああなるのはまあお約束のような感じで。
ギャグというよりほのぼのだったような気がします。ギャグならもっと翡翠を壊したほうが良いとはおもうのですが・・・ゆっくりまったりと読める作品でしたー。
- No.43 願い (採点:3)
- 短いなあ、とそれ以外はもう、いい感じで進んでいたのですが。
シエルのセリフなんてもう、背筋にひびいたんですが、しかしあっさり撤退・・・。
なんだかこんな事件がありましたー、だけで終わってしまい、ひとつの作品としては見れないもの。
終わりも余韻もせ説得力もまるで感じなかったので・・・残念です。
- No.44 最後の夢 (採点:3)
- 設定がないssですねー(汗
3人がすでに死んでしまっている世界、そう途中でわかったんですけど、場面が二転三転しすぎてよくわからないです。多分、わからないその状態を狙って書かれているとは思うのですが。
ssによくある、作者の世界にのみ忠実なss。そんな感じがします。わからない人にはわからないでよい、みたいな。
正直、キャラを苛めるだけ苛めて救いの無いss、さいごの夢を見た、というのは救いであるようには見えなかったので、読み終わって悲しくなってしまいました・・・。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- エピローグとして、申し分ないお話です・・・。アルクを除くメインヒロインや有彦にも別れを告げさせる場面があり、秋葉の一人称を通すことにより、なにか客観的に一人の人間の死というものを描ききった印象を受けました。
正直、採点とかそういうのがつけるのおこがましいと思えるような主題で、その重すぎる主題に筆致が負けていないのがすごいです。琥珀さんのナイフを取り出したシーンは思わずびくりとしました。
志貴の死に方も、自然で、やはり眠るように、というか眠ったままで死んでいくその様子がいかにも似合っていて。
レンや翡翠には志貴の死を受け止めた後で生きていくことができるのだろうか。そう思ってしまいました。
花言葉は最後まで謎ですが・・・しかし、秋葉はきっとこれからも強く生きていくのでしょう。琥珀さんはきっと秋葉のそばで彼女を支え続けるでしょう。
悲しいお話ですが、でもどこか救いのあるお話しでした。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- エンハウンスについてはぜんぜん知らんのですが、バトルシーンは手に汗握るものがありましたね。
そしてさっちんの生きている意味をなくしている姿、そして、殺されることを望むようになって。
もういいや、と言ったさっちんの姿が痛々しくて、そして生きる目的が与えられたことでだけどきっと志貴とは敵同士になるんですねえ・・・
そんな二人の邂逅がどんな形で現れるのか、それを見てみたいきもしますが見たくないとも思ったり(お
それにしてもオリジナル要素が強いことにびっくりしたり。その設定も破綻することなく綺麗にまとめているのがすごいなあと思いましたー。
- No.47 夢限間待 (採点:4)
- ちと・・・よくわかりません。自分に読解力が無いのでしょうが。
そういうわけで、詳しくはかけません。申し訳ないです・・・
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:9)
- 美味しいということ。それは感情だということ。そんな解釈にびっくりしました。単なる翡翠が味おんちということはわかっていましたが、それに理由を求めるなんて。
確かにたくさんの人、気の会う人たちと囲む料理は問答無用に美味しいです。そして、その思い出がさらに後ほど同じ料理を食べたとき、また美味しく感じてしまうのは、舌が記憶している味だけではなく、その楽しかったときに美味しいと感じたことを頭が覚えているから、なのかな、と考え込んでみたり。
さらに翡翠だけではなく琥珀さんに話を移して、そしてこの展開ですか・・・。
最後はまさに琥珀さんらしい策謀極まる感じで。こうでなくっちゃ、琥珀さん♪、という感じでした。シリアスもいいですけど、こうしてオチをつけてくれるとなんだかほっとしてしまったり。そんなバランス感覚が絶妙な作品でしたー。
- No.49 夢の日々 (採点:5)
- 四条さんヒロインとは珍しいですねえ。しかも恋愛モノ。浅上という閉鎖社会から脱走するくらいに志貴にあいたいその気持ち、おまけに抱きつくとか甘えるとか。
以外ですけどこんな雰囲気は好きですので、いいかなあ、とか。欲を言えば志貴に助けられる事件から見てみたかったですが。
元不幸キャラが幸せになっているだけでもうれしいなあとか思ってしまいました。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- ざまあみなさい、と序盤の不良たちに一言(お
お使いですねー。結局一人ではできなかったわけですが、しかしアルクはもちろん、ケンイチという友達もできて、翡翠には良い結果に終わったのでは?
秋のある一日、翡翠にとってはアルクとの距離が少しだけ縮まった一日で、なんともほのぼの、きちんとまとまっていますし。
ほんわかとした気分にしてくださる良作でしたー。
- No.51 ラヴ・レター (採点:6)
- アルクエイドとのことは残念でしたけれども、それで代わりではない愛する人として翡翠を選んだ志貴の心。
でもそのために区切りをつけておきたいから、だからここに来た。眼を覚ましてくれなかったことは残念だろうけれど、そのおかげでけじめをつけることができたから。
アルクエイドに書いたものとは違う、本当に今、好きから愛するに変わった大切な存在へと書いたラブレター。
思わず赤面するような展開が、なんともくすぐったいお話でしたー。
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- 戦闘シーンが3回、それもタイプの違う3人で、授業総括で見てなるほどなあ、と思いました。
シエルが弱すぎるなあ、とか思いましたが、それでも3つの中では1番読み応えがあったかも。
アルクより軋間のほうが強いのかなあ、とは思いますが、悪夢ですから最強なのはしかなたないのかも。
戦闘シーンが圧巻でしたねー。こういう風に躍動感のある文章はすごいと素直に思います。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- 「私たちは海を知っていたんだね」
なんとはなしにこの言葉でちょっと胸が詰まりました。それほどには二人が故郷を求めているという感じは本編からは受けなかったので考えたこともなかったのですけれども。
二人の術解、そして名前の由来になった海の色。
そして、家に勘当されることも厭わずに、自分の気持ちに素直に従い、二人を生んだ名も消されてしまった母のこと。
会えなくても、言葉を交わすことがないにしても、二人は母のことを知ったわけで。
それだけでも良かったと思わせるものがあり、最後のセリフで報われた二人を見ただけで満足ですね。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:7)
- ありえたかもしれない結末。
そうですねー、さっちんを殺してしまう志貴というのに激しく矛盾を感じたことありますしねえ。
秋葉シナリオで殺すわけですが、同じような立場に立って秋葉を殺さなかった志貴に、じゃあなんでさっちんは殺すんだよ、と一人突っ込んだ自分がいましたし(お
殺すことが救いになんか・・・なるわけないですし、この結末は悲しいですけどでも本編よりはそれはもう何倍もましというものでしょう。
恋心・・・気がつくのが遅すぎるんだよ、この朴念仁が!、と最後ツッコンで読み終わりました。やはり涙が出てきますねえ・・・
- No.55 SEPIA (採点:7)
- 失うものへの別れを。
失ったものとの再会を。
二人が出会えたことは志貴にとってはうれしいことだったのだろう、と思います。
周りの人には悲しみだけを残して、一人逝ってしまった遠野志貴。
物悲しくもあり、そして、その悲しみだけを詰め込んだ描写、それがラストで少しだけ救われた気がして。
好きな作品にはならないと思います、でも、心に残る作品だったと思います。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- プロローグとしてはなんていいお話なのだろう、最強だ、羽ピン・・・とある種感動したほどです。
浅上3人娘の日常をほのぼの書いてるこの描写は無性に好きです、私的に(笑
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:5)
- ギャグというほどにはギャグに浸りきれていない感じがしますが。なんというか、もっと壊れた世界だとなおいいなあ、とか思ったり。
翡翠のウメサンドはお約束ですが♪
- No.58 青い記憶 (採点:8)
- むー、くろすおーばー?
確かダメだったはずじゃあ・・・(汗
まあ、名前は出てないからいいんですかねえ。にしても、わかるひとにはあまりにも簡単にわかるおばあさんでしたが。
ちょっとそちらに意識をとられて、肝心の翡翠の方から少し意識がそれてしまいましたが、しかし、彼女の贖罪というか罪の意識というかそういうものへの苦悩が伝わってきますねー。
何はともあれ、翡翠は琥珀さんのことを忘れることはできないでしょうから。
幸せであると感じること自体、後ろめたい。それに、翡翠はもう、かつての琥珀さんがなりたかった翡翠、はもちろん取りもどしているのだから。
だけど、志貴は嘘をつける性格ではないから、志貴が幸せだと言えばそれはホントに幸せなんだとわかるから、だからこそ、翡翠は失って、年を経てなお、その幸せだった記憶を胸に笑っていきていけるのだと。
結末として、嫌いではなく、彼女の笑顔を浮かべ、良かったとこころから思える作品でした。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- このお話を読み終わって思ったこと。
10点つける作品が増えてしまった・・・これです。この一言です。
というかおねこんぺでもそうですが、ある意味人気の無いキャラでこれだけ読ませるものを書くなんて反則だとは思いませんか?(お
しかもシエルだし・・・私が高い得点を普通つけるわけないんですよ?(泣
だけど仕方ありません。10点かなあ、9点かなあ、ではなくて、10点しかないだろう!、と思ってしまったのですから。
司祭が殺されたくだりでざまあみろ、と溜飲を下げ、志貴と、片翼を失ったシエルに哀れと思いつつも戻ってきたことに喜び、そして永劫の別れに涙し、そしてラスト。
アルクトゥルーでもこんな感じになるのかもしれないな、そう思い、あまりに哀れな結末、だけどそれは幸せのカタチでもあることに打ちのめされてしまいました。
結局、人じゃなくても、一人では生きていけなくて、その辛さを分かち合う誰かを求めてしまうということ。
私的に10点の作品はいくつかあるのですが、その中でもトップに立つ作品でしたー。
- No.60 めがねがね♪ (採点:5)
- ちょっとした朝の一幕。アルクの不安がる様子がかわいいですねー。力を持っているからこそ、不安になってしまうこともある、という感じで。
こんなにらぶらぶなものは今回コンペでは珍しく思ったり。短編としてオチがついていて、読みやすい作品でした。
- No.61 BRAVE HEART (採点:4)
- プロローグみたいに感じるんですが?
どうしてここで終わるのかな、そんな感じです。私も実はそうなんですが、完結し切れていない作品が今回こんぺでは多い気がします。おねこんぺではあまりそういう印象受けなかったのですが・・・。
続きは見てみたいですが、この段階では感想をあまり書けないです。せいぜいさっちんが助かってよかった、と。アルトルージュに関してはよくわかりません。護衛の二人に至ってはただ、設定資料に乗ってるから出してみた、そのくらいの感じしか受けませんでした。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:6)
- さっちんを助けてくれる、という、最近珍しいssです♪
・・・いや、さっちんハッピーエンドっていうss、今まで読んできた中ではひとつしかなかったですよ? その意味であまりにもうれしいss。ななこはまあついでということで(お
シエルの扱いがひどいなあ、と思いつつ、まあこれはこれでとか思ってしまったり。敢えて言うのなら、事件的にはあまり凹凸なく、志貴のところの居候になる、という結末に合わせて話を構築した感じがするところですねー。なんだか目玉となるシーンがなく、その辺り少し物足りないです。
- No.63 クリシュターナット (採点:6)
- アルクでクリアすれば、確かにその後の琥珀さんはどうなるでしょうか?
復讐は完了して、秋葉は殺せないぜんまいの止まった人形である彼女。こういう結末はありうべき未来なのかもしれないですねー。
それならどうしてそちらを書いてくれないのかなあ、とか思うのですが、それは読み手のわがままなんですが(汗
死を感じさせる夜だから、親しかった人を失ったあとだからこそ、死のないアルクに引かれる、だけどそのあとはただ、愛するものとのぬくもりを大切にしたい、ということ。
そんな印象を受けましたがどうなんでしょうか?
- No.64 二重の鳥 (採点:5)
- 終わってない作品、ということで点をつけるならかなり控えめに成ると思います。琥珀さんの暴走ぶりや、アルクの焚き火、秋葉のキレ振りなど、一つ一つは楽しいところが多いのですごく惜しいのですが(泣
最後に琥珀さんがこの言葉を使っている、そして冒頭でも少し琥珀さんがおかしくなっている。
その辺りが何故なのか、何を求めているのか、それはなんとなくわかる気もするんですが。
この終わりでは何も話が終わっていないので、判断できません。点数は、もし続きがあるのならきちんとつけさせていただきたい、それも是非、というくらい、私には複雑な気持ちにさせてくれた作品ですー。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:5)
- なぜ琥珀さん独白だと志貴、なのかなあ、と素朴に疑問を呈しておいて(お
まあ誰もが思うところですが、志貴がこんなに冷たい仕打ちを続けられるわけが無い、ですねー。私もそう思いますが(汗
というか、どんな仕打ちをしてもいとは思うんです。ssなんですから、どんな展開もありですし、それが志貴らしく、琥珀らしくあれば1番なんですが、
それならそれで、読み手が納得できるような志貴の心情描写とか、琥珀さんに反省を促すところとか、琥珀さんの具体的ないたずらとか、そういうもっと他の描写を増やしてくださればなあ、と思いました。琥珀さん一人称のみならともかく、秋葉も翡翠も志貴の人称もつかっているのですから、その辺り上手く表現していただけたらもっと志貴のセリフが志貴らしく聞こえたと思うんですが。
私的には志貴のセリフと、ここまで冷たくする志貴の心がわかりません。作者の方がわかっていても、伝わらないということが現れていると思います。
一応私は琥珀さんファンなので、最後にはもう文句などまるでないのですが・・・その意味では志貴の行動理由の肉付けがもっともっと欲しかったです・・・
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- おねこんぺよりも全体で言えばレベルは落ちるだろうと想っている月姫こんぺ。
ですが、中には当然おねこんぺ上位レベルの作品も確実にあるわけで。この作品は間違いなくそうですねー。
先生と晶の別れとかが本編志貴のものとほぼ同じである印象を受けましたが、これは先生というキャラを使う以上制約みたいものかなあ、と。だってあれとエピローグだけですもんねえ、彼女の出番って。
未来視の可能性、そして同種ともいえるアトラスの関連、シオンの登場。この辺りが細かく書かれていて、登場が自然に描かれていますねー。それにこの時期、みんなで旅行にいっているとしたら体のあいているヒロインはこの人しかいなかったんだなー、とか想ったり(お
いつでも信じているんだって信じてもらえるように。それが志貴から与えられた安らぎであるなら、自分もそんな安らぎを与えることができるように、と。
晶がそんな想いを抱くようになるラストを読みおわって、ほんとに良かったなあ、と思える作品でしたー。
- No.67 金色の記憶 (採点:7)
- 短いなあ、と最初容量を見たときに想ったものですが。
しかし、短いのは確かにそうなのですけれど、ひどく綺麗にまとめられているんですねー。レン一人称で、翡翠や志貴の感情もなにやら迫ってくるものがあるようで。
キャラに違和感がまるでなく、志貴ならこういうことをきっとレンにしてあげるだろう、翡翠なら素直に綺麗と言ってくれるし、志貴やレンの気持ちを言葉が通じなくてもわかってくれるんじゃないかな、とか。
望郷の思いとそしてこれからはきっと思い出に、志貴という新しい主人との共有できるかけがえの無い記憶が増えたということで。
心染み入る、という感じの作品でしたー。
- No.68 Green Sleeves (採点:9)
- 音楽ネタはよくわからないのでなんともいえませんが、秋葉の姿そのものが、死の影をたゆたわせるもので、それを直視しないですむように琥珀さんが毎朝化粧を施している、という話はあ、なるほど、と思いました。その影に引きづられる殺人衝動に襲われる志貴と琥珀さんの苦しみもまた。
琥珀さんのこの状態に陥った時の想いがどんなものであるか、それは考えたこともありましたが。とにかくも復讐はなり、秋葉自身が物言わぬ人形に成り下がってしまう。シキは死に、遠野の家への復讐は成就した、その後に何が残るのか、と。
この場合、秋葉を世話するということが残ったわけですね。できることをする、ただそれだけのことで、それは翡翠と役割が違うだけで仕事は同じ、ただ翡翠よりもより、自分自身の行動について信念という点で、理解していると言う点で上回るということで。
同時にその自分の立場に翡翠が陥ることも恐れていたのでしょうか。そして知ってしまった翡翠。
シエルも含めて4人の想い、それがわずかであれ変容を促したこと、奇跡を起こした賛美歌、そしてバラの名前。
秋葉がおそらくは防音室であるところの音楽室を使わなくなったわけ、それが琥珀さんのためであり、おそらくは当時遠野秋葉にとって大切なものであったピアノへの情熱と引き換えに封印された調べ。
無力であれ無駄ではない。そして一歩踏み出すのなら10歩でも100歩でもそれはいつか遂げられるもの。
そんな希望を見出せる終わり方が好きです。救いの無い秋葉トゥルーに光を当てたssだと思いますー。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:7)
- ロアが主役という、珍しいss、しかもナインボールを銀河系を使ってやるという発想がすごいですねえ。
二人の間をつなぐ憎しみという感情、でもそれがそうではないことに二人とも気がついているのに、だけど当人の前では決して言い出さないまま、別れる。
アルクエイドよりもロアの純情さが悲しいお話でした。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- ほのぼのーとしていますが、普段あれほど仲の悪いこの二人を題材によくぞここまで・・・
作者さんを尊敬します。そして、さんねんいちくみ、なすくーる水着を選んだことでも尊敬します(お
最後のほうはもう読んでてほほえましいかぎり。シエルはもちろんですが、アルクエイドがあのような行為でシエルに謝意を示すあたり、そしてそれが不自然でもなんでもないことがまたすごく。
シエルは自分でまた殺しあう関係になるだろうとは言ってますが、もうそんなことないんじゃないかな、そんな幸せな未来を想像してしまいましたー。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- 紅茶がどうかしたのだろうか?
そう想ってしまう私が何かを読み落としているようで落ち着きませんが(汗
ところどころ誤字や助詞間違いがあるのが気になりましたが。まったりとまとまっているssに感じました。おおきなイベントというべきものはないものの、翡翠にとってのいちょっとした事件、そしてこれからも悩まされ続けるであろうことが眼に見えていて。
まあ翡翠が遠野の屋敷では仕事としてはいちばん大変そうかなあとは思いますが、この状況だとさらに仕事が増え続きますねー。翡翠受難の日々、と言う感じ。アルクの次はシエルかなあ、とか想ってしまいましたー。
- No.72 ある幕間 (採点:10)
- ・・・涙
さっちんのssとして、そして本編での彼女の語られなかった姿を語ったものとして、このssはすばらしいの一言でしょう。
どこまで落ちていっても、さっちんはさっちんのままで。
届きはしなかった思い、だけど、何があっても決して捨てなかった思い。それがあまりにひた向きに描かれていて。
そしてシエルもそうですねー、彼女の不器用な優しさというべきものが見え隠れしています。
たとえ無駄死にでも、おろかでも、それを認め、覚えていてくれるひとがいる限り、彼女の死は無駄ではないと思いたい、そう感じさせてくれるものがこのssにはありました。
このお話もまた、作者さんが明らかになれば必ずチェックに走るだろうな、そう思わせてくれる、こんぺ作品を読んでいてよかった、と心から思える作品でしたー。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:5)
- ほぼいうなれば神の視点からよって立つ、というところですね。
物語としては特に面白いとはかんじませんし、作者の方もそれを意識していないようですが。
発想が面白いことに、そして、ロアが自分の手下に負ける、そのことが心に残りましたー。
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- 書きたいのがなんだったのだろう・・・
キャラに対する愛情が無いのはまあ、書くものは人によりけりなので別にいいんですが。
構成とキャラへの感情、この二つがssとして1番大事だと想うのですが、要は二次創作としてではないシナリオで勝負するか、親しまれているキャラクターを使って読者の共感を誘うか、くらいに判断しておりますが。
本当に書きたかったこと、を書いてくれているのなら、こんなこと書きません、こんな点はつけません。
文体が下手とかそんなことは想わないんですが。
個人的かもしれませんが・・・あまり好きにはなれない作品です。
- No.75 埋葬された物語 (採点:3)
- 理解を超えています。
ええ、ギャグなのか、なにかもっと語りたいことが実はあるのだろうか、とか。
まあわかりにくいのは間違いないでしょうし、レンをだして夢オチ、なんてひどいお話を書くようには見えないですし。
点数的にはほぼつけられないのが本音です。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 楽しいなー。そんな感じ。
もはや月姫がどうとかそんな野暮なことは言っちゃあいけません、面白いものは面白い。そういうことですね。
トマト王とかやきもろこしとか、そして小物のトマト騎士。
いや正直、トマトの王様はもう殺さないでほしいなあ、とか思いながら読んでましたよ。世界はちょっと無理、とかのたまうところが妙に人間くさくて(笑
ヤサイなのにキャラが立っていましたしねえ。かりふらわーにしても、もろこしにしても。
オチも文句なし。これだけまとまってるギャグssは久しぶりな気がします。多分今回のコンペでも屈指かと想うのですが。全部読んでないのではっきりとは言えませんが(お
というわけで私的にはもう10点です。ええ、迷いないです。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:9)
- 終わってしまったさっちんの事件、だけど、その彼女の気持ちを知ることができた人がいた。
初めから終わりまで、実際はもう救いようの無いお話。もうそれは終わってしまったことへの追想。
だけど、どこか優しく、救いを用意しているのが作者さんの優しさのようで。
さっちんがどれだけ志貴のことを好きか、そのことをよく知っている彼女だからこそ、彼女の思いを語ることもできるし、志貴を好きになる彼女の気持ちもよく伝わってきます。
人を好きといえること、ありがとうって、その人のことを想うから言える言葉。
助けられなくても、それでも想いを覚えていることができる、想いを感じることができる未来視はとても素敵な魔眼であるということを。
さつき、晶、双方を主役に据えたと言っていいこのssは、悲劇であるはずなのに、救いがある、そのように構成した力量がすごいと思いました。
- No.78 月今宵 (採点:5)
- 読後の印象がいいですねー。アルクエイドに出会えて、それでよかった、となるハッピーエンド。
ちょっと唐突でしたが。お話としては、会えないままの方がいいだろうなあ、と思ってしまったり。
作品としてみるか、ssで見るかによって、点数が変わってしまう作品だなあ、と思いました。琥珀さんのはっちゃけぶりは楽しかったですねええ、特に(お
伏線が七夕、そして願い事がかなうこと。だからアルクに会えて、それはssとしては申し分ない筋書きなのですが。
本編のトゥルーの別れを覆すほどの深さがないので、今一歩、感情移入できないのが残念です。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- 本編とは独立したお話? それとも、というか、アリスのお茶会ですねえ、間違いなく。
さっちんのパニック体質とそれを苛め続ける志貴の会話が妙に楽しいお話でした。オチというものが存在しないというか見えぬくいところが残念ですけども。
”好き、って言ってくれて、ありがとう。嘘でも、嬉しかった。ずっとお礼言いたかった。”
この言葉に少しだけ、さっちんシナリオの欠片が感じられました。そしてこれは幸せな夢なんだろうとも。
もしかしたらこの細道を抜けたところには本当にこの喫茶店はあるのかもしれませんが、いつかは見つかる、そう思っていても、多分永遠にそこにつくことはないのでしょうね・・・。
彼女はもういないのですから、そこはもう、二人で行ったあの喫茶店ではないのですから。
そんな物悲しさが残る、哀しいssでしたー。
- No.80 離珠夢 (採点:6)
- マージャンネタは人を選ぶでしょうが、まあ、雰囲気だけ伝わればいいかなあ、と。
志貴一人がマイナスですか・・・それで終わっちゃうのか、ある意味親切ルール? とか思ってしまいましたが、お金なら続ければ取り返すチャンスはあるかもですが脱衣マージャンじゃねえ・・・。
読者としては志貴が縫いでもうれしくないなあ、とか思っちゃったですが(笑)
この場合、秋葉が被害者になるの間違いなし、とか思ってましたからねー(お
3本のリーチ棒。や、それは精神的にきついでしょう。それで負担も省みず直死の魔眼をつかったあげく、この結果では・・・泣けてきますねえ、確かに。
迫りくる死を目の前に、何もできない、そんな感じで(笑
男なのがなんですが、やはり琥珀さんに誰かが苛められるのは楽しいものです(お
- No.81 クリームダウン (採点:5)
- 秋葉エンド、そして志貴が戻ってこないカタチ、そう受け止めてよいのでしょうか?
最後の”私は屋敷に戻った”がなんかこう、終わりのしめの言葉としてはひどくぞんざいな言葉に感じてしまいましたが・・・他の文体は綺麗で、秋葉らしいものいいですね。琥珀さんの言葉に反応してしまう秋葉とか、深いところを感じさせてくれる文体です。
- No.82 月宴 (採点:6)
- むー
なんかこう、採点にひどく困る内容ですねえ。なんでもありのバカ騒ぎss、と論じるにはシキとかさっちんとか遠野シキとかがいるので難しいし、でも何でもありだし。
空想具現化を使って、と妙に設定を作っているところから見て、シリアスに透してくれたほうが、とも思うし、だけどなんでもありの方の力を抜いて、抜きまくって読めるssにしてほしかったとも思うのです。
全体的には楽しめた、という感じで。ワラキアが以外にいい感じなのがびっくりでしたねえ、特に(笑
- No.83 白く染まる (採点:6)
- ロリですねー。志貴ってやっぱりそうなのか、と(笑)
イメージはまず白い服を着せてみよう、だったと思うのですが、夏ですし、いいですねー、このシチュエーション。
アルクや琥珀さんとトリップするなら周囲から変に思われたりはしないでしょうに、やっぱレンはまずいですねえ、いろいろと。
そのまま警察に引っ張られていってもあまり文句は言えないような。
ななこを使ったオチも良かったですねー。というか、シエルと秋葉って、なんかこういうオチが使いやすいデスヨねえ。秋葉は琥珀さんという天敵がいるし、シエルはカレー・・・ちょっとカレーはありきたりだとは思ってしまうのですが(汗
ほのギャグ、という微妙なところが少し作品として派手さがなく、全体に地味な印象を受けてしまうのが残念です。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:5)
- 反転していた秋葉が戻ってきた、そういうことですか?
この後にもう少しエピローグがついてくれないといまいちわからないような気がします。秋葉が回復するところまでじゃなく、回復の兆しをはっきりと、そしてこのときの暗殺部隊の始末やその後の一族の結論とか。
琥珀さんの告白が、しっかりかかれているが故に逆に物語から浮いてしまっているのが残念です。それこそいらないんですよねえ、この部分(汗
告白自体はもう読む価値が十分にあるのですが、話の流れ的に余分に見えます。もちろん、お話にもう少しふくらみがあればこれを取り入れることも可能だとは思うのですが。
そのことも含めて、構成で起承転結が出来上がっていないこと、それが残念に思える1番のところですね・・・
- No.85 墓標 (採点:3)
- んー。
ダークだからどうこうというわけではないです。文体も分かりやすく、理路整然、アルクはもちろん、琥珀さんがくるってしまうのもそれは道理、わかりやすいです。
でも、それだけですねー(汗
というより、主題に比して短すぎるんですよ・・・舞台も一転しかしないし・・・
膨らませて書けば、琥珀さんのセリフとかアルクの笑い声とかにもっとこう背筋が冷え込むような旋律が感じられたと思うんですが・・・ぜんぜん怖くなかったですしねえ・・・
- No.86 ありがとう (採点:9)
- 志貴の死、とアルクのそのことに対する対応。
そうですね、一人語り、という形式が1番合うのはこんな感情をむき出しにする個人を書くというときなのかなあ、と思ったり。
幸せの絶頂から、たぶん不幸であるだろうけれどそれが必然だっただろう状態へ。
残されたものがあるのが救い。そしてどんなに死者を責めても返事はおろか、優しい笑みも浮かべてはくれないということ、
永遠を望まないまま、ただ志貴がくれた刹那の幸せを胸に生きていくことを選んだアルクエイド。
そして断片的ではあるものの、秋葉やシエルやシオンのこの後の志貴が失って、でも続く人生を書き入れて。
良かったとはいえない、だけど、これでよかったのかもしれない、そう思わせる作品です。ただの悲劇で終わらせないこんなお話を、読む機会を与えてくれてありがとうございましたー。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:3)
- 短編ssとすれば良いのかなあ・・・まあ、話の内容はつかめます。ですが、やはり短いということ、それ自体、やはりこのコンペではマイナス要因になるとしか言いようが(汗
綺麗なssなんですが・・・印象残らないです。短編部門、とでもあればそうでなかったかもですが。
長いものを書いている方々にくらべ、迫ってくる作品への想いというものが決定的に劣る気がします。これは、今回の短編の長さの人すべてにいえることですが。
やっぱり・・・短いって損ですよね・・・
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:7)
- ”彼女を映したこの場所”
なんとなくわかるようなわからないような。いえ、こんなこと書いている時点でわかっていないんでしょうけどね(汗
華を生ける、そしてその花は人の心を投影してくれる。なら、この場所に花が咲かなかったのは?
そういうことかな、とも思うのですが。
そして、気づけなくてごめん、という志貴の気持ち。それはこの場所を掘り返してしまったことへではなく、純粋に琥珀さんの気遣いに気がつくこともできないままに自分のしたいことだけをしていてしまった、ということなのか。
なんだかこう、自分がこのお話の重要なところに気づけないでいるようでもどかしい、そんな感じを受けるお話です。
琥珀さんがすごく幸せそうに笑っている姿がめに浮かぶようなこのお話の描写はすばらしいんですが、肝心のところに気がつけないでいることに自己嫌悪、という感じですー(泣
- No.89 Gの夜 (採点:3)
- むー
秋葉とヒスコハの激闘とか。
シエル暴れだして志貴とシオンで成敗、とか。
なんかこう、いろいろあると思うのですが、この設定なら。
結局見せ場はシエルを使い倒すシオン、それだけですか?
オチもそれだし。
事後にのこのこでてきて、それを確認しただけという感じ。
なんかこう、書きたいことがよく伝わってきません。時間なかったのかなあ、と思うと同情しますが。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:6)
- さよならをいいたかったから。
それが彼女の遣り残したことで、だから、再びここにきてしまった。
理由とかそういう納得させるモノが用意されていないのが残念ですが、展開自体は好きですね。結局助けられなかったことがあまりに悲しいですが、しかし最後に志貴にこのセリフを言わせなければならない以上しかたないとは思います。
作者の方なりにさっちんを救おうとしたのでしょう。ただ、残念なのはただ彼女にまた苦しみを味合わせてしまっただけのような感じが残り。まあこれは私の読み手としての感想で誰しもにいえることではないと思うのですが。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- 絶妙にギャグとシリアスが混ざり合っていますねー。まあ分類すれば間違いなくぎゃぐですが(笑)
とにかくあきさせないお話でした。オチてもいいと思われる箇所がいくつかあり、それでも続いていって、そして最後にオチとしてふさわしく閉める。
今回のこんぺでギャグssは少な目かなあ、と思っていますが、その中で多分トップクラスではないかと。いや、笑わせていただきました。
私的にはさっちんのセリフなど、悲しくてうれしくて、強烈に印象がありますが。
あと翡翠の暴れっぷりとか(笑
楽しさでは屈指のssだと本当に思いますよー。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:5)
- 最後の言葉がすごく、すごくうれしかった自分、まあそれはさておいて(お
まず、小説ではないですね(お
展開に方向性がないために、というか構成が小説ではなくなんというか随筆とか詩とかそんな感じで。
文体はいかにも月姫らしく、そして洗練されているとは思うのです、もう、純粋にすごいなあ、と思うくらいに。
シエル・秋葉・アルク、それそれの言葉にするのが難しいその願いを、いくつかのパートに分けて語っている、特に浅上3人での蒼香の語りなんて秀逸ですよね。いいなあ、と思ってしまいたしたから。
流れ星、その3通りの見解も、らしさ、が出ていて自然でしたー。
3人が願う、に対して、志貴は祈る、この対比もなにか心に残りましたし。
けれど、最後にさっちんの方へ収束していくこと、これは初めに書いたとおりうれしいセリフなのですが・・・どうしてそうなるのか、ということが良くわかりません。
詩も読み返しましたが、さっちんのことを書いているわけではなさそうですし。まあ象徴としての抜粋の詩であるならば合っているのかもですが。
唐突に・・・そう感じてしまうのです。
点数が低めなのはその辺りですね・・・。秋葉の描写なんて好きなので、もったいないとは思うのですが(汗
- No.93 もう一つの永遠 (採点:9)
- 40キロぎりぎりに書かれたお話。今回のコンペでは長さの違う作品を同じ土俵で採点するということで、まあ当然長いものはただそれだけで得点を多くつける意義があると思ってはいますが。
このお話、最初のころからまるで読み手の意識を話しません。長い分、冗長になりがちなお話なんですが、アルクはもちろん、花見やら遠野家脱出やら学園生活やら、それだけでも十分ねたになりそうな題材をちりばめていて。
シエルのピエロのお話。それは自分をなぞらえ、そしてこれからの志貴のことをなぞらえて。
結末は万人に受け入れられるタイプではないけれど、でも以前読んださっちんssで、こんな形の愛を書いたssがありました。それは自分が救うお話をいつか書こうと思っていたさっちんを、自分が思いもつかない方法、こうやって共に永遠を生きる、という形で救ったお話でしたのですが。
幸せのカタチ、それは当人たちが、当人たちだけが知っていればいい、そう感じさせてくれたお話と同じ感想を抱かせてくれました。
長いお話で、そしてきれいにまとめることにどれくらい苦労なされたか、だけどきっと楽しく書かれていたのだろう作者様を尊敬します。ほんとうにお疲れ様でしたー。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:6)
- 悲しいですねー…
晶のせりふの端々から、誰を意識しているのかはそれはもうよく伝わってきました。”あのせりふ”を読んだ瞬間、私も志貴同様、びくっとしましたし、その衝撃もわかります。
そして残酷な言葉、その娘もお前が殺すのか、それはないだろう、くらいに心痛みました。まあそのとおり、咎人なんですけどね、志貴は。
ただ、結局殺人鬼を殺して終わる、それだけかなあ、という思いもしました。さっちん使うとか、秋葉でもいいし、ほかにも悪夢の形式はいろいろあったのに、と考えてしまい。
それは読解不足なのかもしれませんが、なんとなくただのバッドエンドだけみたいで、前半ほどの印象が読後残らず、それが残念です…6点
- No.95 闇と月の光 (採点:8)
- あははー。
うれしい展開です。今回の月姫こんぺ、良作は多々あれど、こんな気持ちを味合わせてくれた作品は初めてですー。
「生きる目的が必要なら…俺を愛してくれないか?」
ふっ……
いいです、ええ、ものすごく!!
最後のせりふ、アルクを意識しているんでしょうがしかし、笑わせてもらい、そのあと読み返して、このせりふがどれほど今の二人に相応しいかわかって、こんどはうれしくなって。
ちょっと遊んじゃう琥珀さんもいいです。そんないつもの琥珀さんで、そしてこれからの人形でない琥珀さんが両方いるようで。
だから、人形じゃなかった、いままでもこれからも。琥珀さんは琥珀さんで、そして志貴や翡翠や秋葉を愛し、幸せにしようとして、そして幸せにしてあげたいと思われ。
なんて琥珀さんファンにはうれしいお話でしょう。よいお話を本当にありがとうございましたー♪
- No.96 夏空 / 道標 (採点:2)
- 普通。
特にそれだけしかないです。
- No.97 Placebo (採点:8)
- そして琥珀さんは復讐をしなければならない、ではなく、遠野の家を滅ぼさなければならない、ということになったのですね。
過去につながるキャラクター、そして巫浄の家の秘密、感応者のありかた。
実は私もss書いているのですが、この琥珀さんの在りよう(同調しないと回復させられない)は、ssのねたにしていたりしますので、なんだかうれしく思ったり(お
そして、琥珀さんのやさしいところが前面に出ていて、多分槙久も許されていたんでしょうね。自分が傷つけばいい、そんな風に受け入れていた琥珀さんに。
でもって、最低ですねえ、このおやじ。というか、私が月姫で一番好きなキャラクターが琥珀さんであえう以上、一番嫌いなのは槙久なのは当然ですが、その気持ちがもう、読んでるうちからメラメラと(怒
感情を波立たせてくれるss、というのはすごいと思います。そして、読んでから自分がssを書きたくなるお話というのも。
きっと琥珀さんのssをこのあと私は書くでしょうが、それは間違いなくこのお話の影響です。
本当に読めてよかったですー。ありがとうございましたー
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:3)
- 詩、ですね。
最初の出だしで数ヶ月、という言葉で不幸モノを連想してしまったのは作者さんの意図どおりなのでしょうか?(笑
そしてまた始まる今日の時間、その言葉もいいですねえ。
ただ、短編としてはいいです。
でも、こんぺで読んでいる以上、やはり短いということ、そしてネタとしては盛り上がりも、構成も特にひねったものではないこと。
そういうことから得点はつけられないものだと思いました。なんかこう、他の作品と比べて文体が下手とかそんなんじゃなくて、伝えたいことへの情熱、というか、伝えたいものの形ができていない気がして・・・
それにやはり短いものにはどうしても点が辛くなるのは仕方ないかと(汗
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- さっちん・・・
そうですよねえ・・・悲しすぎるお話ですけど・・・こんな救いもありなのかもしれないですね。救いにはならないかもしれませんが(大泣
こうやって、終わらない夢を見続ける。アルクエンドに通じるものがありますが、だけどさっちんの場合は本当に望みのない、すでに終わってしまったこと。
アルクとどちらが不幸かはわかりませんが・・・しかし、哀癪を感じさせるこの内容は、救いがなくても、読めたことは純粋にうれしいです。ええ、さっちんを気にかけてくれている人がいるんだー、という意味でも(お
ただ、気になることも。マッチ売りの少女、を核に添えてあるとは思うんですが、タイトルのかんじょうせん、これと列車の表現ですね。
列車はまああの世へ向かっている、とかそういうことをあらわす定番モノなわけですが、なんかこう、説明とかなにもなくて、浮いているような気がしました。読解力不足と言われればそうなんでしょうけど。
むしろ最後の光、であるかのようにマッチ売りの方をメインにしたほうがよかったんじゃないかなあ、と思いました。これは私の見解なので気にしないでくださいね(汗
- No.100 夢語り (採点:7)
- やさしいなー、そんな感じですー。
あの時志貴が犯した罪、それが許されることではないでしょう、ええ、許されるもんですか!、とさっちんファン悲痛の叫び(お
とはいえ、このお話は、志貴の傷口を癒すものにはなったはずで。
物語の方向性、というものでしょうか、それがきちんと最初から最後まで脱線せずにきちんとラストシーンにつながっているお話でした。ssの多くは詰め込みすぎたり脱線してしまってるものが多いので。脱線は話を膨らませるのですが、脱線させっぱなしのものが多い気がするので、このお話は今まで読んだ中で1番すとん、と語りたいこと、それを素直に感じさせてくれた気がします。
正直、お話的にはすばらしく、ただその割りに文章が少ないのが残念でしたが。脱線しないでもこの状態からセリフ、情景描写など、文章を多くすることはできたと思いますし、それによってより印象度を高めることができる可能性がある題材だと思うのです。
ですが個人的にはさっちんファンということもあり、すごく好きなお話でしたー♪
- No.101 それだけでいいから (採点:10)
- プロですねえ・・・
あまり書くこともないくらいすばらしいお話です。なんかこう、作者さんがどういう意図でかかれたのか、どういうものが書きたかったのかはともかくとして、読者が喜ぶ作品のツボを押さえているという点で。
正直、お金を取って、本に乗せてもぜんぜんおかしくないレベル。もちろん、同人誌ではなく商業誌クラスで。
というか、これが上位に入らなければ、このこんぺのレベルが化け物じみていると思います。というかこの作品、レベル高すぎ・・・
のりで書いた勢いではなく、筆致を抑えて客観的に作り出した面白さ、とでもいいましょうか。これこそ推敲に推敲を重ねたssと思われます。私が自分自身、思うことは、ssのレベル差というものは、勢いで書いてそれでよし、とする私みたいな作家は多分ダメで、書いたものを十分吟味して、こだわる人、というのが理想と思ってますので。
この方、どなたかは知りませんが、公開の暁には、多分書いていらっしゃる作品すべてをチェックすると思われます。そのくらい良かったです。
ええ、文句なく10点です。今回感想つけてる中で初めての10点ですー♪ ほんと、読めてよかったです。
- No.102 Climax Together (採点:6)
- えーと、なんだかこう、バランスが悪いですねえ(汗
前半から中盤、そして後半にかけて。ここはもうすごくいい感じで進んでいたと思うのです。特に琥珀さんの活躍ぶりにはそれはもう楽しかったです。ここだけならそれこそ10点つけたいくらいに楽しませてもらってました。
有彦と蒼香のくだりも結構好きです。最初にあった有彦の誘い云々を伏線にできていたらもっとびっくりしたのになあ、とか思いましたが、それはそれとして。
「私が決める」「俺が決める」
このセリフや最後の歌詞、これが1番書きたかったことなのかなあ、と思ったのですが、
9、の分量が、正直、あまりにも少なすぎるような。えっ、これで、ここで終わりですか? そう思ってしまいました。時間がなかったのかなあ、もったいないなあ、そんな気持ちです。
前半から中盤、後半にかけてなら、8〜9点つけてたと思うのです。その意味で残念ですー(泣
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- あははー。
気合が入っていますねえ。シオンらしい論理の組み立て、しかし世の中論理だけではないのだよ、といわんばかりの、メイド服(笑)
しかしむしろ秋葉の気持ちがよくわかるのはどうよ、と思ってしまうくらいに笑いましたが。ええ、秋葉ではなく晶の名を読んだとこなんて特に。
オチが短いのが残念ではありますが、でも面白かったですー。
いやよいやよも好きのうち、とばかりに状況に敢えて流されまくっているシオンが普段から見てらしからぬ、だけど妙に納得できるくらいの可愛い態度なのがさもありなん、と思ってしまいましたー。
- No.104 話をしよう (採点:6)
- ほんとうにほのぼの、ですねー。
読んでてほっとするお話です。ギャグでもシリアスでもなく、読んだあとになんか優しい気分になるような。
アルクの言葉ではありませんが、日常であって、決してそれは普通のものではない非日常。
一日、一日に起きていることが変わったことでも大きなことでもなく、だけどそれは大切なことである、という趣旨かなあ、と思っています。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:7)
- さっちんの救済ssのひとつといえるのかな、そんな気がしましたラストです。
なんかこう、ここだけちょっととってつけたように感じました。私はさっちんファンですが、しかし無理にこうしなくても良いか、もしくはもう少し文章を裂いてほしかったところです。
そしてそれ以外の部分、これはもう、きっとプロの方ではないか、というくらいすごいです。流れるように読まされます。思わず目が文を追う、という感じに。
戦闘シーンの描写などそれに最たるものですね。さっちんの最後の言葉をつかうところ、シオンがリーズバイフェの遺品で戦うところ、そんな展開が王道で、だけどうれしい王道で。
希望をもたらした優しき死神、そんなかっこいい言葉で閉めた終わり方もばっちりで、けなすとこなんてさがしても見つからないです。初めに書いたのは個人的なもので、作品としてはもはや完成されているのかなあ、と感想書いているうちから後悔していたり(汗
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:6)
- どのキャラのものでもない、アルクルートのときに志貴と別れてアルクが路地裏で殺した死徒ですね。
さっちん辺りに通じるものがあります。むしろさっちんに置き換えてみたほうがこんぺ敵には順位があがると思うのですが。
しかし、作者様の意図はあえてこういった被害者側のキャラを書いてみたいのだろうなあ、と思いますし、その姿勢はすごいなあと思いました。
最後まで夢と信じていたくて、だけど最後だって、満月が見たいって、やっぱり現実だとわかっているのですね。哀れですが、この終末のありかたは、予想はしていましたが予想よりもいい終わり方だった気がしました。
- No.107 Т3 (採点:6)
- たーみねーた!?(笑
2では逆の立場ですしねえ・・・って、それをメカ翡翠でやりますか?
そしてメカシエル・・・や、ここは琥珀さんでやるべきでは? などと読んでる最中に突っ込んでいたのは秘密ですが(お
ノリがこみかるでテンポ良く読めました。最後のオチも見事なシオンの行動が楽しかったですねー。
- No.108 名も無き絆 (採点:7)
- うーん・・・
綺麗にまとまっているのですが、なんというか、まとめてみた、というだけの感じがしますです(汗
すべてのことが終わったあと、それでも志貴は街を歩き、吸血鬼を倒す。自分の街を守るため。秋葉たち家族を守るため。
そういうシチュエーションなんでしょうけれども、なんかこう、核になるものがなくて、読みすすめるだけなんです。
盛り上がらない、だけど文章力はすごくあるので読みやめることができなくて。
読ませる、という点ではいいんですが、心に残る、とかそういうものがなかったのが残念です。まあ、山谷あるものをめざしたのではないと思われますので、その意味では作者様の狙いどおりなんだろうなあ、と思ったりするのですが(汗
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:9)
- 圧倒されました。シオンは別に好きでも嫌いでもないキャラなのですが。
エーテライトの使い方、そしてリーズバイフェの主役がたりな全編からのシオンへの受け継ぎのくだり。
やたら奥深い設定を書きこなし、オリジナリティーという点で、今回屈指のものと言えそうです。こんな後ろの方でなければなあ、といわば運が悪いという惜しさを感じます。上位にはいらなかったら間違いなくこの場所の故です。ええ、断言します。
強いて納得いかないところをあげるなら、タタリの戦闘形態がよくわからない、というとこですね。書いてあるのかもしれない、メルブラで言っていたのかもしれません、しかし、読んでて伝わらなかったということで、それだけが気になります。十重二十重に歴戦の猛者に囲まれていて、いかに27祖の一人とはいえ、簡単に全滅させられた過程がないのが残念でなりません。
しかし、それ以外の描写は相当なものです。キャラが好きだから、いい話だった、そんなレベルを超えているのが素直にすごいと思いました。
- No.110 おすそあくび (採点:4)
- 中途半端。
それにつきます。確かに一瞬引いてしまうねたであるということも正直あるとは思いますが、しかし、ギャグならギャグで通すべきでしょう。
屁にもならないお話、というオチ付けはいいんですけど、ねえ・・・。
小ネタとしてはおもしろいんですが、中盤あたりで暴走する晶、とか話を膨らますことができればいいのになあ、と。ただ悩んでいるだけで、すごく薄っぺらい悩み方のような気がしてしまったのです。
もっと個人的にはギャグに走ってほしかったというてんで残念に思いました。
- No.111 午睡 (採点:8)
- うまいなー、優しい気持ちで書いているんだなー。
そんな感じです。物語としてはそれほど構成の妙とかは感じられませんが、午睡、というタイトルが示しているとおり、穏やかな陽の光を体一杯に浴びて、ゆっくりと伸びをする、そんな幸せの中にいる彼女の姿が目に浮かぶようです。そしてその表情は彼女らしく天真爛漫な笑顔で。
”今”の幸せを大切にするアルクエイドの姿に悲しい影を見ることができること、志貴がいなくなること、そうなったときの自分、そのあたりの文が、あまりにアルクエイドらしく、そしてどれだけ彼女が志貴のことを愛しているか、にすごく納得がいく文体です。
”もし、遠野志貴の心も、アルクェイドで満たされているならば。それは、とてもとても嬉しい仮定。それは、とてもとても楽しい『もしも』”
この言葉がすべてをあらわしていると思います。なんて優しくて、なんて幸せな彼女を象徴するセリフなのだろう、と。
心に残るセリフ、ありがとうございますーとお礼を言いたくなる作品でした。
○がん さん
- No.5 そうめい (採点:7)
- 幸せになろうとしている人を見るのは,嬉しいものです.佳作として 7 点を
付けました.
ただ,細かな点で「『大きな赤いリボン』って誰だっけ」としばらく悩みまし
た.見せ方に工夫された方がよろしいかと.後,呼び方や「“」等に誤字が見
えますね.
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:5)
- 荒っぽい感じはありますが,力強さを感じました.良作として 5 点を付けて
います.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感が.
・全体に荒削りな感じ.レギュレーション的にも長さには余裕があるのに.
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- 安心して笑うことができる作品.良作として 5 点を付けました.オチで,さ
らにもう一踏ん張り,もう一笑い欲しかったです.
後細かな点では,呼び方がゲームと違っているものがあり違和感があります.
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- もっと話をふくらませて,長い話を読んでみたいです.良作として 6 点を付
けました.
- No.21 金色の刻 (採点:7)
- 羽居の扱いが中途半端でしょうか.彼女が出てくるなら,晶・レン辺りが出て
きてもいいと思うのですが.ともかく,佳作として 7 点を付けました.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感が.
- No.22 クリーム (採点:5)
- 面白いのですが,途中でぶった切れて終わっているように感じます.しっかり
した「終わり」が欲しいです.とはいえ,良作として 5 点を付けました.
あと,誤字がいくつかあります.
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:6)
- シエルの「未来へ向かおうとする力」が見えるのが,読んでいて気持ちよいで
す.良作として 6 点を付けました.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感.
・タイトルが今一.
・誤字が若干数.
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- 「アルクとクレヨン」の組み合わせが,妙に受けました.可愛くていいですね.
良作として 6 点です.
全編を「ほのぼの」で統一した方が良いでしょうか.冒頭の部分が浮いていま
す.後,呼び方がゲームと違っているものがあり違和感があります.
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:6)
- 「奇跡」が安っぽいような…… 良作として 6 点です.
- No.32 見果てぬ夢 (採点:5)
- 結末が唐突に感じます.とはいえ,良作として 5 点を付けました.
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:7)
- 「ふりふり琥珀さん」が可愛くてもう.琥珀さんの,志貴・翡翠への想いがあ
ふれ出ていて嬉しい作為品です.佳作として 7 点を付けました.
気になった部分.
・半角カナはちょっと.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感が.
- No.38 『のら』 (採点:7)
- 依子さんが魅力的です.その分,周りが霞んでいるかも.佳作として 7 点を
付けました.
- No.51 ラヴ・レター (採点:8)
- 読後感の爽やかさが気に入りました.
翡翠の志貴の呼び方等がゲーム本編のものと違っているものがあるようで,違
和感がありました.おそらく誤字でしょう.これがなければ,もう一点あった
のですが.
- No.55 SEPIA (採点:5)
- 最後の部分は,もっと切なさを出すことができそうです.良作として 5 点を
付けました.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感が.
- No.58 青い記憶 (採点:7)
- 途中やや迷走気味な感じもありますが,翡翠の「その後」として,読後感が気
持ちよいです.佳作として 7 点を付けました.
ところで,レギュレーション的には大丈夫なのでしょうか,これ.前半,かな
り最初の辺りから,多作品の設定の香りがします.
- No.59 Good night have a nice dream (採点:5)
- ストーリーは面白いのですが,どこか雑多な感じがあるのが残念です.ともあ
れ,良作として 5 点を付けました.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感が.
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:5)
- 前半部のアルクが可愛くて.良作として 5 点を付けました.
逆にオチはもう一工夫欲しいです.読後感が今一つ.
- No.75 埋葬された物語 (採点:5)
- 話の流れに少し整理が必要かも.それとタイトルにもう一ひねりを.ともあれ,
良作として 5 点を付けました.
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- ばかばかしくて良いですね.どうせなら,もっとキャラを壊しまくってみても.
良作として 6 点です.
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:6)
- 脇役にもう少し頑張って欲しかったかも.ともかく,良作として 6 点です.
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- 最初はドタバタものかと思いましたが,喫茶店の「浮ついて,そして落ち着い
た」素敵な時間が心地よいです.
全作品中,最高点の 9 点です.
- No.83 白く染まる (採点:5)
- タイトルに工夫を.タイトルでかなり損しているように見えます.本文に合っ
ていないと思いますし.
良作として 5 点です.
- No.86 ありがとう (採点:7)
- アルクにとって一番幸せな「その後」はこんな感じでしょうか.「代わりにシ
オンがわたしの背中を守ってくれるから」にジンと来ました.
志貴の死の辺りは,もっとタメがあっても良かったかも.
佳作として 7 点を付けました.
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- 「全員を押し込んだ」感じはありますが,楽しいストーリーでした.佳作とし
て,7 点です.
- No.93 もう一つの永遠 (採点:7)
- 前半部と後半部が,ややちぐはぐな感じはありますが,読後感が気持ちよいで
す.佳作として,7 点を付けました.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感.
・「“」「”」の使い方が変.
・内容に比べて,タイトルが今一つ.
- No.100 夢語り (採点:6)
- さつきが「ちゃんと救われる」ストーリーを久し振りに読んだ気がします.良
作として 6 点を付けました.
気になった部分.
・終わり方,もっとすがすがしさが有った方が……
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感.
・誤字に注意を.
- No.110 おすそあくび (採点:6)
- 酷ぇ.(笑)いや,そこで志貴にさせるのは,ちょっと酷すぎかなぁと.とも
かく,良作として 6 点です.
- No.111 午睡 (採点:5)
- 一言に込めたアルクの想いが,読んでいて嬉しかったです.良作として 5 点
です.
気になった部分.
・呼び方がゲームと違っているものがあり違和感が.
・締めの言葉が良くない.読後感でかなり損している.
○しぐるど さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- 琥珀さんが二重人格というのには凄い違和感がありました。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- 食べるアクションをかっこよく描けてたら、もっと面白かったのですけど。
荒唐無稽さがこの作品のウリだと思うので、いっそ空想具現化や魔術まで使わせても良かったかと。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:3)
- 軽いです。話も、文章も、キャラクターも。違和感ありまくりでした。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:1)
- ネームレスのキャラが少々浅く、会話ばかりで描写がなくイメージ喚起力に欠ける。
普通に採点したら6点……だったのですが。
「空の境界」禁止のルール違反により、1点。ルールはちゃんと守りましょう。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- かっこいい。いや、そのチャレンジブルな誇り高い精神が。まるでツンドラのホワイトタイガーのよう。
ただ残念ながら心意気だけでは高得点は出せません。文章力の強化を。
- No.14 暁 (採点:1)
- 「どうして?」「何故?」ってそれはこっち(読者)が聞きたいです。
結局何がしたかったのやら。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- アルクェイドが転校生として学校に来て、それからどうなったか?
これがまるで書かれていないのでは駄目でしょう。
わざわざこのシチュを用意した意味がないかと。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- タイトルと内容が合っていないかと。夢を夢と自覚していてはダメでしょう。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:9)
- 文章に制御された雰囲気が素晴らしい。静謐で歴史ある修道院の匂いがしてくるよう。
小道具の使い方やアクションの描写の仕方などを見ても、書き慣れているのを窺わせます。
導入には本当、引き込まれましたし。いや、上手いです。
唯一感じた問題は容量でしょうか。いっぱいいっぱいで少々展開が急すぎる感がありました。
また、ベルベットのキャラ作りも薄い気が。
もっとエピソードを積み重ねられたら良かったのでしょうけれど……容量的に無理でしょうか。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- コミカルでほのぼの。一生懸命指令を書いてるレンが思い浮かんで微笑ましいです。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:3)
- 堕ちるシーンや、ナイフを振り上げた後が見たかった。
文章もリズムが悪いのか少々読みづらいです。さらに、説明的で不自然だったり。
全体的に中途半端という印象が残りました。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- なんというか、好きです、こういうの。
紛れもなくバカップルなんだけど、不快感を感じさせないキャラは良し。
難点を言うなら、台詞は十分あるのであとは仕草をもっと描いて欲しかったです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:4)
- 着眼点は良かった。やっぱり元は某スレッジハンマーの少女でしょうか。
しかし、残念ながらそのネタを活かしきれていないかと。
もうちょっと演出の強化をしてほしいと思いました。
- No.36 if... (採点:6)
- 悪くはないです。悪くはないんですが……改行多すぎて読み辛いです。勿体ない。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- これは……どんなのを書こうかとプロット立てて、それを間違えてそのまま送ってしまった未完の作?
いくらなんでも内容がないので1点で。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- 改行の位置がおかしくて読み辛い。
文章の表現が下手で情景がイメージできない。
展開が唐突。
キャラの設定が崩れている。
内容がない。
エトセトラ。
今回読んだ中ではダントツのワースト1でした。奮起を。
- No.41 オールトの雲 (採点:9)
- 序盤で期待を抱いて、中盤で文章に少々違和感を感じ、しかし最後の「――おやすみなさい」は最高でした。
こういうセンスは触れるたびに羨ましく思います。
- No.60 めがねがね♪ (採点:3)
- 最後の最後、★は余計でした……。
あと、志貴が起きていきなりアルクェイドが泣いてるのは、途中のアルクの心情が描かれていないため唐突に感じました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- かうんたーあたっく・おぶ・ざ・ぶれーどらんなー。
素晴らしい。この作品への感想はただ一言の褒め言葉で事足りるでしょう。
アホすぎる。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- さっちんファンですので若干贔屓目が入ってるかもしれませんが、でもやっぱり好きですこの作品。
作者の方は凄い書き慣れてる方じゃないでしょうか。かなり上手いと感じました。
キャラが生き生きとしてるし、エピソードも魅力的。みどりさんがいい味出し過ぎです。
あとはやっぱり、もちろん、さっちんが可愛かったです。
- No.80 離珠夢 (採点:1)
- やってることはただの脱衣麻雀でのガン牌。
月姫ならではというのがなかったですし、キャラにも違和感がありました。
麻雀の場面が面白くないのも致命的。
第1局の二巡目ロンはともかく、オーラスは途中経過省いて三人聴牌というのはいかがなものかと。
一つの参考ですが、「ヒカルの碁」を読んでみることをオススメします。
- No.81 クリームダウン (採点:8)
- 最後、本当に死んでたら+1点だったかも。
クリームな日常をもう少し描いて、ナイフで胸を突く伏線をもうちょっとだけ入れてたら満点だったかも。
最後のパラグラフは美しくて好きです。
- No.85 墓標 (採点:7)
- 抑えるべきところがきっちり抑えられている作品。
しかしながら展開はありきたりで面白みに欠けました。
文章も可もなく不可もなく。良くも悪くも無難な作品。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:5)
- 大仰なだけで実は中身がないような。結局やってることは本編の焼き直し。
あと、ワラキアとロアが出てきた意味もないかと。物語にまるで絡まないので。
途中のさっちんの回想シーンは良かったので+1点。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- 最後、さっちんが出てくるのは唐突に感じました。ちょっと拍子抜け。
静止衛星という題材は非常に魅力的でした。
壊れた静止衛星は最後に人のユメとなるのですね。
寂寥感を感じさせるポエジー。良い雰囲気でした。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:4)
- 勿体無い。途中までは作者の一生懸命さが伝わってきて割と良かったのですが。
ラストがあまりにも尻切れトンボ。
- No.107 Т3 (採点:1)
- 元ネタを知らないので楽しめませんでした。もっとも知ってれば楽しめる、というわけでもないと思いますが。
自分のサイトでやる分には「知ってる人だけ読め」でも一向に構わないんですが、こんぺでは余りにリスキー。
しかしその辺は覚悟の上でしょうから、今回は遠慮無く1点で。
- No.110 おすそあくび (採点:1)
- いや、その、何て言うか。それはないんじゃないか、志貴。
ネタもタメが足りないと感じましたし、そもそもネタの内容が生理的にダメです。
○しにを さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:6)
- 事前モノとして翡翠琥珀の設定が面白い。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:8)
- オチの前のアルク・シエルの融和の感じが良い
- No.8 玉梓結び (採点:7)
- 四季の血のアイディアがよかった
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 起承…で終わっている
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:9)
- 四季の捉え方・使い方がうまいと思いました
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:8)
- 裏幕モノとして楽しめました。秋葉が良かったです。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:6)
- もう少し作品成立のハッタリが欲しかった気がします。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:8)
- beforeモノとしてうまいと思いました
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- 何だろうと思わせる感覚が良かったです。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- 焦燥感みたいなものがもとあったら良かったと思います。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:8)
- 雰囲気良し。七夜さんの描き方がうまいです。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:6)
- さっちんが少し影薄いような気が……。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- 琥珀さんの魅力がうまく描かれていたと思います。琥珀好きの方かな?
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- 短いのにうまくまとめていると思いました。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- 晶ちゃんが……、色魔を責めたくなりました。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 一子さんの描き方が良かったです。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:6)
- 琥珀さんによるという部分が今ひとつ。もっと翡翠に毒気を加えても良かったかも
- No.44 最後の夢 (採点:8)
- 説明をあえてくどくしていなくて、はまっていました。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:7)
- さっちんアナザーとしてよませるストーリー
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 琥珀さんも美味しいがわらないという設定は面白い。
- No.50 おつかいハプニング (採点:6)
- 翡翠がなかなか微笑ましい
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- ちょっと繰返しに見えるのが……。オチパートにつながっていて納得。
- No.55 SEPIA (採点:8)
- 志貴の死亡ネタの中ではうまくまとめているように思えました。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 浅上。全般の描き方が良かったと思います
- No.58 青い記憶 (採点:8)
- 翡翠シナリオでの終焉。うまく描いている。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- ななこ視点でのシエルとアルクェイドのうまいこと
- No.60 めがねがね♪ (採点:6)
- 珍しい素材。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- 三人の組合せの妙が面白い。
- No.68 Green Sleeves (採点:10)
- 甘さは無いが暖かくもある。良作だとおもいました。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:6)
- シエルルートなのが面白く思えました。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- 表ルートでのさっちんという話の立て方がうまい。
- No.75 埋葬された物語 (採点:6)
- トリップしている文章。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 理屈抜きで面白い。よく考えるととんでもないお話なのに……。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:8)
- 独特の世界。さっちん語りで飽きさせない
- No.81 クリームダウン (採点:8)
- 秋葉が良いです
- No.85 墓標 (採点:8)
- もう少し長く読みたかったです
- No.86 ありがとう (採点:7)
- アルクェイド独白での展開が良いです
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:6)
- さつきだけに絞った方が。ただしロアとワラキアは面白い。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- 舞台だけ作って後はとりとめないのに、凄く読ませる。ななこ視点もよし
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- 切り出しタイプとして巧い。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- 言葉いじめの琥珀さん。ラストの言葉はやりすぎなれど、ニヤリ
- No.97 Placebo (採点:7)
- 救われない・・・、だが琥珀さんの前哨としてうまいと思う。
- No.99 かんじょうせん (採点:7)
- うまくまとめている。「志貴くん」も巧い。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:10)
- レギュレーションの境界線を歩いている感じが。作者名がすぐにわかる個性が羨ましいです。
○じぎーすたーだすと さん
- No.5 そうめい (採点:9)
- うー、申し訳ない。私はこのお話を、どうしても好きにはなれません。
理由は……まあ、私の出展作読んでくだされば<ぉぃ
まあ要するに、私はこの作品での志貴くんのようには強くないってことでしょうか(苦笑)
この作品で一番大切なのは、琥珀さんの行動を受け止められる志貴くんの強さなのでしょうから。
未練たらたらで「そんなん嫌やー、いかんといて琥珀はんー!!(涙)」なんて志貴だったら(どんな志貴だ)、この物語は成り立たないのでしょうからね。
まあ、好きにはなれないとは言いましたが、すごいとは思います。引き込まれましたし。文章力も相当おありのようで、ウラヤマシイくらいですw
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- んんー。なんつーか、パワーだけで押し切ったような……?
苦しみながら食ってた様子が描写されてないので、全然伝わってこなかったのは残念です。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- あはははは、これは面白いーw
素敵です。笑わせていただきました。
- No.14 暁 (採点:1)
- んー、これだけではなー。
書きたいものがあるなら、もっとテーマと向かい合ってしっかり書いて欲しいと思います。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- あんまり面白いとは言えないかなー。
最後の「愛しているのだから」は、ちょっと安っぽく見えてしまった。
そこに至るまでの志貴の心情とかがないからだろうか。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- ひときわ異彩を放つタイトルが素敵w。なかなか面白かったです。
でも、ロアのまぬけっぷりが面白かったので、ずっとロア視点でいって欲しかったかな。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- 微妙……かなー。
うーん、琥珀が出てきたところで感動させようとしたのかもしれませんが、私はあまり出来なかったですね。
そこまでの琥珀の存在感が薄いし、琥珀のためにそこまでするには、ちょっと四季の琥珀への想いが見えなかったと思います。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:4)
- もうちょっと色々と書いて欲しいような……?
まあ、私が読み取れてないだけなのかもしれませんけど。
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- あれ、なんだろ。なーんかもやもやしたものが残る……。
いや、面白かったのですよ。面白かったけど……もうちょっと、ずばこーんとくるものが欲しかったような(どんなものだそれは)。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- いやなんと言いますか、意表を付かれましたねw
まあそれは置いといてー。
なんか、あらすじだけを読んでいるような印象でした。
てか、どうして本編やらずにSS書いたのですかw
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- 友情です。素敵です。羽ピン萌えです(ぇ
しかし途中の胸語り(どんな語りだ)は必要だったのでしょうか。別に、ないほうがいいとは言いませんが。
作者さんが「ただ単にやりたかったからです」と仰るのであれば、心の底から納得しそうな勢いではありますがw
個人的にはずっと羽居の一人称でいって欲しかったかもです。出だしの羽ピン一人称で羽ピン萌え〜でしたので(ぇ
でも、何か足りないような気もします。いいお話なんですけど……説得力というかなんというか。羽居がそんなことになった原因とか欲しかったかな。
作中で流れる時間がたった一日で短いからなのか、いまいち物語に深みがないような気がしたり。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- んなアホなー!w
いやいや、面白かったです。かなーり非道いですがw
- No.38 『のら』 (採点:8)
- んー、なんとも言えない物足りなさのようなものを感じるのですが……でも、嫌いじゃないです。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- …………え?
……ごめん、全く解らなかった(汗
この作品を通じて何を伝えたかったのか、そして何よりタイトルの意味が、私には全く解らなかったです。
かなーりどうでもいいですが、秋葉も風呂は志貴に最初を譲るのではないかとか、ふと思ったりしました。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- とりあえず、変なところで改行や読点『、』が入るうえに、句点『。』がないせいで、かなり読みにくくなっちゃってると思います。
物語としては……んー、私にはよく解らなかったですね。どうすれば読む人に伝わるか、てのをもっと考えると良いように思います。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- 琥珀と四季。私が本編やってるときにこの二人を結び付けなかったせいもあるのか、どうも納得できないっていうか、「え? そうなのかなぁ」と思ってしまいました。
タイトルがなんかいいなーと思いますが、意味が解らないのは辛いw
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:4)
- 琥珀さん、観察してないようなw
翡翠は可愛かったですけどね。
- No.43 願い (採点:7)
- 文章がなんか柔らかくて優しくて素敵です。
でも、展開がちと強引って言うか、キャラクターに違和感があったかもしれません。
シエルが悪人すぎる気が……?
アルクももっとあっけらかんとしてる方がらしいかも。個人的な好みかもしれませんが。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- あー、やられた。もう、すっごい。SSをここまで集中力を途切らすことなく読み進めることってそうそうないんですけどね。
しっとりとした雰囲気で綴られていく切ない物語。とても素晴らしいと思いました。
……えー、と。……もう言うことないやw。ホントに良かったです。それだけ。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:8)
- 月姫の裏設定は詳しくないので、この作品が本編と矛盾してるとこがあっても私には解らないですねー。どうなんだろ。ま、いっか面白かったのでw
エンハウンス君が、デビルメイクライのダンテとかぶったり。カッコ良いですねー、剣と銃。ツボです。
- No.47 夢限間待 (採点:2)
- 作者さんが書きたいものだけを書いた感じが。
なので、物語として整っておらず、読んでいて伝わってくるものが少なかったと思います。
結局、七夜は何が言いたかったのだろう。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:4)
- なんか「それはまた別のお話」とかで終わるお話が多いような気が……? まあいっか。
素材は良かったと思います。でも、この作品ではその素材の調理方法がイマイチ、或いは私好みの味付けではなかったです。
タイトルから、琥珀の味覚を治すことで琥珀の心の傷を癒す……みたいな展開を期待したのですが、何も解決しないまま中途半端なギャグで終わらせてしまったように感じました。その辺ちょっと残念でした。
- No.49 夢の日々 (採点:3)
- あれ、これだけ?
んー。夢が現実になった、とだけ言われても、何があったのかさっぱり解らないのですが……それとも、メルブラかなんかでそういうシーンがあったのですかね?
そうだとしても、これだけでは物語として成り立っていないように感じました。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- >それが、彼女たちのルーツを探る、短い旅の始まりだった。
この一文で期待が膨らみました。こういうの大好きなのですよ。
なので、個人的にはもっと旅してる感じ出して欲しかったなーと。4人で色んなところ巡って手がかりを探していくような、そういうの期待してました。あっさりと故郷が見つかっちゃった感じがして、ちょっと残念だったかな。
それとなんと言うか、綺麗に物語が繋がってないと言う感じがあったかもしれません。
巫淨のおばあちゃん、出てきた意味があんまりなかったような。シエルの記憶についての話もあんまり関わりが見えなかったかな。
それぞれちゃんと書かれてると思いますが、私には少々ちぐはぐに見えてしまいました。
あと、なんで秋葉は突然二人に休暇与えたんだろう、とか。琥珀たちの故郷を探してるのが、いつの間にか両親の姿を追い求めてる感じがして「あれ?」と思ったり。
まあ、そんなこと色々言っても、面白かったのには変わりないですがw
もうひとつ、なんか足りないような気がしました。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:9)
- 羽ピンは最強ですw 彼女の願いごとにやられてしいました。
しかし、この三人組はとてもいいですねー。微笑ましくて、いつまでも見ていたいような気分になれます。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- ちょっぴり悲しいけど、とてもいいお話ですー。出だしの雰囲気の良さに期待が膨らみましたが、期待を裏切らない出来でした。
しかし、ああ……私も年中寝ていたい(マテ
- No.64 二重の鳥 (採点:5)
- シリアスなんだか、ギャグなんだか、ブラックなんだか。
どうもハッキリしないせいか、なーんか作品にひたれなかった感じです。
ずっとシリアスでいった方が良かったんじゃないかなーと個人的に思います。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- 私はメルブラやってないのでシオンやらタタリやらの設定とかは知らないのですが、このお話はなかなか面白かったです。でも、細かいミスが目立つのは残念かな。
- No.68 Green Sleeves (採点:6)
- んー、よく解らなかったってのが正直な感想です。私の読解力とかが足りてないのかも知れませんけどねー(苦笑
秋葉か琥珀か翡翠、誰か一人に焦点を絞った方が良かったような。どれも中途半端になってしまってる気がしました。
志貴の容態もいまいち釈然としない部分が。序盤は倒れてたので大分悪いのかと思ってたら、ラストシーンを見るとそうでもないようだし。
あと、薔薇の名前ですが……隠してた(?)割には、あんまり大きな意味がなかったように思います。どんな秘密が隠されているのかなーと期待していたのですが。
そういう、ずーっと隠してるものの正体を最後に知ったとき「ああ、そう言う意味だったのかー」と思うのが好きなのですが、この作品では特に感じるものはなかったような。
例を勝手に(笑)挙げさせていただくなら、No.79なんかがそういうの巧かったような気がしますね。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:8)
- 雰囲気がとても好き。とくにビリヤードのシーン。幻想的で物凄く引き込まれました。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:3)
- んん。これはまた突飛な。月ですか。
でも、このアイデアを使ったわりに、その意味が良く伝わってこなかったような。
そうすることでしか表現できないようなものがあったかと言われれば……よく解らないですが。
お話の展開にもいまいち面白みがなくて、あまり私好みではなかったです。
- No.75 埋葬された物語 (採点:10)
- なんつーか、さっぱりですな。ええ、もう、さっぱり解りません。
パーツパーツの出来は素晴らしく、摩訶不思議な世界観を構築していますが、でも意味不明。なんじゃこりゃー!
でも最強。個人的にトップ。10点以外ありえない。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:7)
- むむー。面白かった……ような気がしますが。でも特に笑ったわけでもないですけど。
まあ、ノリが楽しめたってところでしょうかね。素敵です。
でも、時々入るシリアスっぽいシーンはいっそなかった方が好みだったかも。
ずっとコメディっぽいノリで行ってくれた方が私は好きですね。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- 物語の流れは面白かったですが、晶のさつきへの想いの描写がちょっとくどかったように感じます。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- あー、なるほど。途中まではいまいちしっくり来ない感じがあったんですが、そういうことですか。
うまいなぁ。何がうまいって、有彦の使い方がw
ぱっと読んだだけでは特に何があるわけでもないお話にも見えますが、改めて色々と考えながら読むと、じーんとくるお話ですね。ケーキに入刀のシーンとか。さつきが好きであればあるほど、クるものがあるのではないでしょうか。私はそんなにさっちん好きって訳でもないのですがw
でもちょっとよく解らないところが多めな気もします。
有彦がウサギで、さつきがアリス? さつきがウサギっぽく書かれてるので、混乱したり。帽子と居眠りねずみが何を意味してるのかもよく解らなかったり。ていうかルイス・キャロルは読んでなかったり(ぉ
- No.80 離珠夢 (採点:3)
- むう。なんというか、こんぺ向きじゃないなあ、この作品w
私は麻雀知らないので、全く解りませんでした。「注」を入れるくらいなら、もう少し解りやすく書いた方が良かったのでは。専門用語ばかりで全く話について行けなかったです。
いっそ「注」なんてなかったら、採点せずにとばしたのですが……「注」を入れるってことは、麻雀知らない人にも読んで欲しいってことでしょうし……むー。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:6)
- 久留間が攻めてきた辺りから急に展開が強引になっちゃったような。なんか放っていかれた感じで残念でした。
話としては面白かったので、その辺をちゃんと書いてくれてたらかなり良くなったんじゃないかなーと思います。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- まずタイトルがいいですね。これは読まねばーと思いました。
静止衛星の喩えがなんか個人的に好きですね。良いなー。
作品の雰囲気も良かったと思います。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:5)
- 話としては嫌いじゃないです。てか、こういう結末は自分でも考えたことあったりw
でも、それを読む人に納得させるのは難しいのではないかなーとか思います。
志貴がそんな簡単に死徒になる道を選ぶか、アルクがそこまで志貴に縛られるか、そして志貴を死徒にするか。
もしそうなったとして、その後の二人が普通に暮らせるか。
この作品はそのあたりをあんまり考えていないように思えてしまいます。
最初にも言いましたが、このお話は嫌いじゃないですよ?
でも、納得はさせてもらえなかったなーと。
自分でも書いてみたい話だっただけに、そこが気になってしまったのでした。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- いいお話です。特に最後の琥珀のセリフはすごく良いと思います。
それだけに、そのセリフで終わってほしかった。その方がなんというか、余韻みたいなものがより出ていたのではないかと思いました。
ただ私としては、琥珀は、月姫本編の中で救われて変わることが出来たと思ってたりするので、序盤の琥珀の心情に共感できなかった部分があります。
- No.101 それだけでいいから (採点:8)
- なかなか面白かった。つとむさん&おさむさん燃え。つーかもっと絡ませてもよし。
琥珀も有彦もいい味出してる。最後の翡翠もいいね。
でも、地の文が多いのでもっと削った方がいいんじゃないかなーと思う。110作も読まなならんのだ、ちったーこっちのことも考えてください。
あとは温泉を使った意味がよく解らないか。特に再会シーン、私にはいまいちな感じがありました。もっとインパクトが欲しいところ。
志貴と秋葉が隣りの部屋ってのももっと巧く活かせてればなー。
要するに、ギャグ部分はいいけどシリアス部分はちとチープ。そんな感じでした。
で、最後に。
つ っ こ ま な い か ら な !!!!
渡辺さんに死んでお詫びなさい。安い命だ、惜しくはなかろう。
あ、でもへんなのが憑きそうなのでそれも嫌だな。……まったく、ハァ。
- No.102 Climax Together (採点:6)
- ファーストフードを知らない秋葉萌え(ぇ
ほのぼのとしたやりとりが可愛らしくて素敵です。
でもちょっと主題がぶれたと言いますか、なにが言いたいのか良く伝わってこなかった気がします。
終盤、志貴が倒れる辺りが唐突だったかな。前ぶれなくさつきに関する文が出てくるし。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:5)
- タイトルがなんかギャグっぽいw
などというのはさておいてー。
予想通りの展開ってのかな、そんな感じでした。サラリーマンの狂気みたいのも、いまいち伝わってこなかったと思います。
「アルジャーノンに花束を」みたいに、だんだんと主人公の内面が変わっていくのを生々しく感じられるよう描いてくれれば、もっと良かったように思います。
○じゅう さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- くっ、くだらねえぇっ!!(←褒め言葉)
栄えある月姫SSこんぺのNo.1作品がこれとは。
そして私が一番最後に読んだ作品がこれだったとは、何かの縁かもしれません。
全部読み終わった状態だから言えます。
ギャグ部門一位はこの作品に決定です!
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- 母性に目覚めるアルクェイドの心理描写をもっと詳しく具体的にすると、
いいお話になったかもしれません。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:6)
- 七夜志貴は本編以上に強力なキャラとして描かれているように思いました。
しかし、このSSの長さでは
彼「七夜志貴」を説明するための台詞を
あのように冗長なものにするしかなかったのかもしれませんね。
それがややテンポを崩していたように思います。
- No.4 「孤月之序」 (採点:6)
- 月姫オールコンプ直後に読むとより楽しめそうなSSでしたね。
個人的には琥珀さんが「動きすぎ」な気もします(あくまで個人的意見)。
- No.5 そうめい (採点:9)
- このこんぺ一番のアダルトな作品だと思います。
(アダルトっていうのは性的な、という意味だけではなくて)
田舎の空気の描写が秀逸ゆえ、琥珀さんがこの土地と
ここに住む人々を愛することがすんなりと納得できました。
そして痛みを受け入れた上でそれに耐える覚悟をした琥珀さんが美しいです。
いい作品です。ありがとうございました。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:3)
- 食べる前の舌戦までは面白かったんですけど、
その後はひたすら大食い&爆発オチ、と
アルク&シエルらしさのない平凡な展開で肩透かしでした。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:8)
- 軋間自身の心理描写(または琥珀視点での彼)がもう少し欲しかったところです。
彼の「その後」は気になりますね。
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- この結末は納得できたような…できないような…。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- 冒頭の罪と罰についての文は言葉遊びにもなっていないと思いますが…。
ところで、ぎりぎり投稿だったのですか?
変な改行と三点リーダ未使用が気になって内容に集中できませんでした。
- No.10 幸せ (採点:6)
- 甘い甘い琥珀色の蜂蜜のようなエピローグ。
ハッピーエンドに浸りたいときには適した作品ですね。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:4)
- やたらと観念的な表現が多いのは「空の境界」を彷彿とさせます。
リクツの連続はやや退屈になりました。まとまりはいいお話でしたが…。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:4)
- 構成が悪すぎると思います。
死んだ後にこんなに長々とおしゃべりさせるなら、
第1章であっさり殺すことはなかったのでは。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- まあ、全ヒロイン登場モノの基本パターンですね。
- No.14 暁 (採点:5)
- もう少し(誰が誰なのかの)ヒントを下さい。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- はい、プロローグとしては問題ないですけど、
ここで終わらせては作品として成立しません。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- ACT1のギャグ密度は非常に高く大変楽しめました。
ACT2以降はバトルネタばかりでちょっと残念でした。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- いささか食い足りない思いです。
私にはよくわかりませんが、
吸血鬼アルクが子を成すことを愛の証と思うのでしょうか。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 冒頭でかすかな違和感を覚えさせ、
その違和感を持続させて続きが気になるようにさせる「うまい」お話でした。
終盤はややバタバタしすぎだったかもしれません。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:8)
- とても読みやすい文章とページ分けから察するに、
読む人のことを第一に考えてくれている作者さんと思います。
下手に原作の模倣をせず、
自分のスタイルを確立しているとことに好感が持てます。
シリアスなストーリーながらも、
重くならないよう緩衝しながらお話を進める手法がうまいです。
ありがとうございました。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:3)
- 「はしょりすぎ」(by水瀬名雪)
せっかくキビキビと動く秋葉がカッコいいのに説明不足です。
- No.21 金色の刻 (採点:5)
- 軽薄な志貴っていうのはあまり好きではないのですよ。
また、羽ピンがなぜ登場したのかわかりません。
- No.22 クリーム (採点:5)
- これはフランス映画の雰囲気を味わうSSでしょうか。
劇中でも上映されていましたが。
とにかく、不思議な読後感でした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:6)
- 甘い点数ですが、血に束縛されない遠野兄妹を見られただけで幸せなので。
- No.24 過去と、未来と (採点:6)
- 地味ながらさらりとしたちょっといい感じのエピソードでした。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:9)
- 悲しいけれどさわやかな読後感でした。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- ちょっと不思議でふんわりとした雰囲気を楽しませてもらいました。
- No.27 二人の未来 (採点:2)
- ここまで命を軽視した作品も珍しいです。
あと、二人の声が重なるシーンを
2度も書きながらその必然性が全くわかりません。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:6)
- 世にも奇妙な物語!
- No.29 「蝕後」 (採点:6)
- ホントに惚気てるだけですね…。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- 秋葉がちょっと冷たい?
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- お風呂シーンはやや冗長。
でも「泣かせ」のテクニックには書きなれている印象を受けました。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:9)
- いわゆるアナザーストーリーですが、
月姫をきっちり研究し、
それを自己の中で咀嚼し、
かつ経験による文章力を発揮しないと
ここまでの作品は書けないでしょう。
変化球なのに剛速球、そのような印象を受ける佳作でした。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:10)
- この作者さんは「萌え描写」の達人とみましたがどうでしょうか。
本文全体のおよそ8割(推定)にものぼる
くすぐったくなるような萌え描写で読者(私)の心を弱体化させ、
最後に切ない話で涙腺を叩くという、高等テクニック。完敗です。
他の方のSSにもいくつか10点をつけましたがその中でも最高の10点です。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- こういうエピローグがあってもよいかも、ですね。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:1)
- 私はこのSSを
レイプや殺人をおかしたくせに未成年ゆえ釈放されて、
ヘラヘラと毎日を送っているクズ人間の手記のようなものだと思いました。
不快感しか抱けなかったので最低点です。
- No.36 if... (採点:6)
- せつない感じがよかったと思います。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- 文章に推敲のあとが見られず、
難しい単語を使いながら文法がおかしい変な文章が目立ちました。
これはそのまま「知識はあるけど思考回路は幼い」
――このSSでの七夜志貴の印象にも一役買っています。
戦闘シーンは、格闘少年漫画を参考テキストにしているのでしょうか。
やたら七夜志貴が熱血君になっていて殺人鬼(貴)らしくなく
笑えてしまいました。
序盤、どうでもいい部分を丁寧に描写するくらいなら
基本ストーリーとなる文をもっと肉付けして欲しかったです。
ちなみにタイトルの英文もおかしいと思います。
- No.38 『のら』 (採点:3)
- 依子の言動が「しつこい勧誘・セールスのおねーさん」のそれに
そっくりだったので、最後まで彼女を好きになれませんでした。
あと月姫SSじゃないですし。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- 撮りっぱなしのホームビデオ?
- No.40 儚き夢 (採点:2)
- 推敲ぐらいしてください、こんなに、読みづらい、文章は、勘弁、して、欲しいです
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- テーマ的に四季の回想シーンや琥珀さんの四季への感情を
もっと描写したほうがよかったのではないかと思います。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:6)
- タイトルに偽りあり。
琥珀さんの観察日記と銘打ちながら、中身は普通の翡翠一人称SSです。
愉快な琥珀フィルターを期待したのですが…。
- No.43 願い (採点:5)
- 惜しいと思います。
もうちょっとボリュームがあれば良質の作品になっていたはずなのに。
- No.44 最後の夢 (採点:8)
- 夢の中の翡翠たちに線が走るところの描写は、
本気で鳥肌が立つほど気持ち悪くなった(褒め言葉)です。
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- 重苦しい空気の描写がよかったです。
確か一度もエクスクラメーションマーク「!」を使いませんでしたね。
そうしながらも各キャラの描写にも
一切手を抜いておらず(特にシエル先輩)、
確かな読み応えを感じました。
その他、細かいツッコミですが、
秋葉が酔っているようには見えませんでした。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- 前半のエンハウンスとさっちんのやりとりは
とてもテンポがよくて楽しめました。
後半の志貴とさっちんのやりとりはやや冗長。
もっとあっさり描いた方がせつない感じがでると思いましたが…。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- コンセプトが見えません。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:8)
- ちょっと甘い評価でしょうかね。四人の仲の良さが凄く心地よかったです。
- No.49 夢の日々 (採点:1)
- こんなに短いのに文章は乱雑で、
必要な部分まで省略しているのでSSとして成立していません。論外。
- No.50 おつかいハプニング (採点:6)
- 正直、物足りないですけどそれなりにほのぼのできました。
- No.51 ラヴ・レター (採点:7)
- 志貴一人称でありながら、しばしば志貴自身を客観視する描写があり、
妙にさめた印象を受けてしまいました。
それはそれとして、
こんな良くも悪くも優男全開な志貴は嫌いではありません
- No.52 七夜の闘法 (採点:5)
- 格ゲーですか…。
文字だけでバトルを連続して読むのは結構しんどいです。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:10)
- はい、ヒスコハの過去話はわたくしの選んだモチーフでもあるので
興味深く拝読しました。
同じなだけに、その凄さをまざまざと感じました。美しいお話です。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:4)
- 心理描写が淡々としているのは意図的なものでしょうか?
それにしても、パック詰め血液を時々与えながらデートという図は
ちょっとマヌケでせつなさを感じる邪魔になりました。
それから「あぐっ」とか「があっ」といううめき声を
会話のかぎかっこの中でかなで書くと
ギャグっぽく見えて、これもムード台無しでした。
- No.55 SEPIA (採点:6)
- 十年の重みが感じられなかったのが惜しいところ。
何が起こるでもなく、ただただ緩慢に死が近づいてくる描写は
美しくはありましたが、物足りないのも確かでした。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 浅上三人娘の作り出す空気は本編でも大好きなので、
それを見事に再現してくれただけで満足です。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:5)
- 秋葉がシオンを学校に行かせようとした理由がああなら、
学校での出来事もドタバタばかりでなく
何か最後にはいいイベントが欲しかったです。
- No.58 青い記憶 (採点:5)
- 自虐をして浸っているナルシストな翡翠がちょっと嫌です。
でもそういう「嫌なところ」を
あえて主題に据えて描いた作品という気もするのでこの点数です。
文章は推敲のあとが見られませんが、それなりにムードは出ています。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- こういうななこSSを読みたかった!と序盤で思い、
最後まで読んで期待以上の内容に感服しました。
ほのぼのとシリアスのブレンド具合が黄金比率です。
私の心がもっと純粋だったら泣いていただろうと思うと、
それが残念でなりません。
それぐらい素晴らしいお話でした。
- No.60 めがねがね♪ (採点:6)
- まさにコロンブスの卵。
月姫関係の眼鏡ネタだけでこれだけの立派なSSができるのですね。
- No.61 BRAVE HEART (採点:3)
- 私見ですがこのSSの作者さんはこんぺ参加者の中で最年少さんでしょうか。
そんな感じを受けるほどに文章が幼かったです。
特にさっちんの描写においては
>周囲を見れば外人さん
>ドイツっていったら(中略)ビール
>城の外観もまるで、シンデレラ城
なんて、思考がまるで小学生のようでした。
後学のために言っておきますが「四面楚歌」とは
まわりは敵だらけで味方のいないことですから明らかに誤用ですね。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:3)
- 「父と子と、精霊の御名において」は
「父と子と、聖霊の御名において」の誤記でしょうか。
ストーリーらしいストーリーもないのにハッピーエンドと言われても。
3点のうち1点は
さっちんが有彦の腕を舐めるシーンがエッチだったからです。
- No.63 クリシュターナット (採点:2)
- アルクェイドが琥珀さんの死に愕然とするのは何故?
それとやたら気取った言葉遣いをする志貴は何者?
- No.64 二重の鳥 (採点:1)
- コメディ調のノリで読み進めていったため、
突然のアルクェイドの行動には吐き気を伴う嫌悪をもよおしました。
ペット(またはそれに類するもの)を食べるというネタは
個人的に全く受け入れられません。
翡翠や秋葉はアルクの無法に文句を言っても
雛の心配を全くしないのは冷酷すぎます。
とどめに琥珀さんは、
志貴の心を確かめるために雛を親元から引き離したとは…。
っていうか最初と最後の描写に矛盾があるような気がしますが…。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:1)
- 読後の不快感が著しい作品です。
琥珀さんの悪戯って本来そんなに酷いものでしたっけ?
このSSでは言及されていませんが、
志貴がここまで冷酷になれるような悪戯というのはなんだったのでしょう。
それがわかれば最低人間の志貴や弱弱しすぎる琥珀さん
というキャラの違いも多少は納得できたのかもしれません。
これが「Kanon」の祐一と真琴の関係だったら
違和感は無かったかもしれませんが…。
とにかくこんなイジメをやっている状況で
愛だのなんだの語られても不愉快になるだけです。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:5)
- 視点の切り替えですけれども、アキラパートが活き活きしている分、
シオンパートでは抽象的な言葉が多いためもあって
イマイチ惹きつけられるものがありませんでした。
また怪事件そのものも視点の切り替えのせいで恐怖とアクション、
どっちつかずになり面白みを失わせてしまったように思います。
それからせっかく志貴と青子先生が登場したのに
その縁に言及しなかったのは残念です。
- No.67 金色の記憶 (採点:6)
- レンの語り口調はいい雰囲気だと思います。
翡翠はネコにも敬語ですか?
- No.68 Green Sleeves (採点:9)
- 病的な重苦しい雰囲気が伝わってきました(褒め言葉)。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:7)
- 途中までしばらく読んでから再び初めに戻って読み直すことで
ようやくロアの話だとわかりました。
けれどビリヤードをしながらの超越種ふたりの会話という図が
カッコいいので甘めの点数です。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- ほのぼのコメディ+水着姿の二人ということで
良質の作品になったと思います。
ところで百合属性というスラングを
地の文に持ってくるのはいかがなものかと。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- 言葉の誤用が目立ちます。翡翠の「考察」は意味不明でした。
全体的にはまったりとした雰囲気がよかったです。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- さっちんがカッコいい。彼女の無自覚の狂気の描写が秀逸。
できれば最後まで彼女視点で話をまとめて欲しかったです。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:4)
- ただ「見」ているだけで「視」ていないので、
面白さに欠けていると思います。
- No.74 月と夢と現実と (採点:6)
- 綺麗に纏めた小編ですね。
- No.75 埋葬された物語 (採点:2)
- ごめんなさい。クセの強い文章で
私には何が何やらよくわかりません。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:3)
- ドタバタギャグSSにおいて
「天才博士の実験失敗パニック」や「悪夢は終わらないオチ」は
あまりにも陳腐で使い古されており、
何かひねりがないとうんざりしてしまいます。
それから「○○大戦」「○○は○○の夢を見るか」も
パロディタイトルとして何百回もやられたもので目新しさがありません。
琥珀さんのカラオケルームネタだけは面白かったです。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:10)
- 一人称SSのお手本のような作品でした。
普通の女の子の目を通して見た世界の描写が丁寧でかつ無駄が無く、
ナチュラルな感じを受けました。
アキラがさっちんにシンクロしたように
読者である私もアキラにシンクロしてハラハラしながら読むことができました。
- No.78 月今宵 (採点:4)
- プロローグでアルクェイドの話とわかり、
七夕の話が出てきた時点で短冊の内容は明らかなので、
それをラストに持ってきてもインパクトはないです。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- 会話のテンポと言葉のセンスが良いと思います。
いささか積極的すぎるさっちんでしたが、
うさぎとねずみの魔法ってことで納得します。
ところで冒頭に有彦が登場した意味がわかりませんが…。
- No.80 離珠夢 (採点:2)
- ギャグの一部だと思うのですが、SSの長さに比べて注が多すぎます。
裏を返して言えば、言葉を選びさえすればもっと少ない注で充分だったはず。
- No.81 クリームダウン (採点:5)
- 読後、良くも悪くももやもやしたものが胸に残りました。
- No.82 月宴 (採点:1)
- 最初に「公式なグラフィックがあること」と言って
楽屋裏ネタにしているのに、
わざわざ空想具現化という理屈をつけることもないかと思います。
ALLキャラを出す必然性もなく、
パーティーの一つ一つのネタはほんのさわりしか描かれず
にぎやかで楽しい様子がまったく伝わりませんでした。
- No.83 白く染まる (採点:5)
- こんなレンには萌えられません。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:8)
- 紅赤朱・秋葉の生き方を真正面から描ききった力作と思います。
- No.85 墓標 (採点:5)
- アルクェイドと琥珀の両方に愛されたオリジナルのエンド後ですか?
悲劇性の演出やそれまでの過程が弱いです。
- No.86 ありがとう (採点:2)
- 本編のアルクェイドとは別人のような気がしてならないので。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:4)
- 一、二までは雰囲気がよかったですが、
三から六までは同じようなことをダラダラ述べていて冗長に感じました。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:7)
- 夏の暑さの表現が丁寧で良かったと思います。
- No.89 Gの夜 (採点:1)
- で、琥珀さんは何がしたかったのですか?
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:6)
- 前半は読みづらい文のうえ、場面転換についていけず戸惑いましたが、
B-4あたりから良くなっていったと思います。
ただ、エピソードA1〜3の存在意義がわかりません。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:1)
- まず、ななこの一人称にしてしまったために、
いちいち客の夢にななこが付き合うという無理な展開になってしまっています。
そして各人の夢は個人の願望・妄想を見せてくれるという
おいしいネタのはずなのに全然はっちゃけていなくて面白くありません。
後の方になると望みの夢であるという設定すら放棄しています。
せっかくのアイデアを作者自身で破壊しているので最低評価をいたします。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:4)
- 何か大きなテーマを持った作品のような気もしますが、
私にはわかりかねました。
挿入される詩と小説本文との関連性もよくわかりませんでした。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:5)
- ALLキャラ話にしては扱いの差が大きすぎ、
アルクェイド&志貴の話としては無駄が多すぎると思います。
その他、
あまりうまくない比喩を多用しすぎて多少うっとおしくなっていました。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:1)
- 描写が大変杜撰でよくわかりませんでした。
歌月十夜本編を適当に切り貼りしたものを見せられても、
評価しようがありません。
- No.95 闇と月の光 (採点:5)
- 琥珀さんが志貴をからかうときの台詞はすらすらよどみないのに、
自虐的な台詞のときはたどたどしくなるのが気になりました。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- 短すぎて満足できません。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:3)
- アルクェイドならではの可愛らしさが描かれていないのが果てしなく残念。
月姫SSである必然性が全くありません。
これなら登場人物をそっくり変えるだけで
シスプリSSにもなってしまいます。
- No.99 かんじょうせん (採点:2)
- うーん、シエル先輩のエンディングの志貴をさっちんに変えただけですね。
- No.100 夢語り (採点:6)
- さっちんとレンというキャラを活かした
よいコンセプトの話ではあるのですが…
話が淡々と進みすぎて面白みがなかったです。
- No.101 それだけでいいから (採点:4)
- 志貴が逃げたいと思う気持ちや、
琥珀さんと有彦が旅行を勧めた理由がわかりません。
全体的に秋葉以外のキャラの行動や心理が全く理解できず、
結局この話で何をやりたかったのかがわからないので低めの点数です。
4点はそれなりに読みやすい文章だったので。
- No.102 Climax Together (採点:9)
- 一度読むだけで情景が目に浮かんでくるような文章力に感嘆します。
「月姫」キャラクターを完璧に把握していますね。
たかがライブでデートというだけの話で
ここまで楽しませてくれたことに感謝します。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- ふざけた話は真面目に丁寧に書くとより面白くなるという好例。
その他、改行の使い方もうまいです。
無駄に長いのもギャグの一部と見ましょう。
- No.104 話をしよう (採点:3)
- 常に命のやりとりをしてきたアルクが
「ケンカするほど仲がいい」という説教をするのは似合いません。
される側ならともかく。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:6)
- メルブラはプレイしたことないんですけど、
タタリってこんなに3流悪役くさいキャラなんですか?
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:7)
- グロテスクな描写や狂気の描写に抽象的な言葉を用いすぎているため
表層的な感じを受け迫力を感じませんでした。
しかし着眼点と構成が良いので7点とします。
ちなみに月齢2の月は太陽より遅く出ますから「直に夜明け」ではないです。
- No.107 Т3 (採点:5)
- ギャグとは言え、ご都合主義な展開はちょっとしらけます。
- No.108 名も無き絆 (採点:5)
- 最後までどんな事件が起こったかハッキリわからないまま終わったので
前半のてつがく的なモノローグが生きてこないように思いました。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- 硬い調子の会話文の中で、時々妙にくだけた言葉が出てくるのが残念でした。
- No.110 おすそあくび (採点:4)
- あの状況でオナラというのは露骨なシチュエーションコメディーですが、
そこまで持っていく文章力がないので不自然でした。
ちなみに初めはオナラの音と気づきませんでした。
文章中の誤字、脱字が気になったほか、
地の文での小ネタ(マリみて、ラスボス等)はいまひとつと思いました。
- No.111 午睡 (採点:6)
- 読みやすい文章でしたが、
終始テンションが変わることがなくてやや退屈に感じました。
同じ言葉の繰り返しは意図的なものでしょうが
私にとっては「何で2度言うねん」(byダウンタウンの浜ちゃん)
という感じで、効果的な演出には見えませんでした。
○すずめつめ さん
- No.1 話幼月中 (採点:4)
- 直感的にほとばしる過激な台詞の数々が面白かったです。作りがちょっと雑。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:4)
- さらっといい感じでした。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:2)
- 読み心地が良くないです。動きのある部分と、説明的な部分とが区別できるような書き分けがあったらよいと思います。
- No.4 「孤月之序」 (採点:3)
- キャラクターの扱い方について。原作に忠実と見るとやや変だし、アレンジと見ると、再構築しきれていない気がするし、ちょっと方針が弱い。
- No.5 そうめい (採点:7)
- 魔性の女、琥珀さんに捕縛された志貴の結末の物語。読者を捕縛する牽引力が弱いか。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:4)
- 青空少女隊のOVAでこういうのあったなあ。このネタなら、まだまだやれる。まだまだこんなもんじゃない。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- ちょっと技巧的。電波を自ら受信して、ちょっと垂れ流し気味にするといいかも。
- No.8 玉梓結び (採点:2)
- 全体的に描写がもやもやした感じ。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- 言葉の色調、基調が定まっていない感じ。
- No.10 幸せ (採点:4)
- 一回、策謀の心理戦の渦中に身を投じてしまうとなかなかこの感覚に戻れないんですよね。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:1)
- 力作なのですが、読み手に負荷をかけすぎです。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:7)
- 琥珀さんの説教には、魂こもっていました。全体的に自然な文体で通した方がいいかも。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:4)
- ご自愛くださいませ。
- No.14 暁 (採点:4)
- 志貴が普通の巻き込まれ主人公なら、こういう物語もあるかも知れません。
- No.15 転校生!? (採点:4)
- 何か打ち切りになった漫画みたい。本来、どんなエピソードがあったのでしょうか。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- きのこ系では1番好き。やや安直で、投げやりな作りこみが好感もてます。
- No.17 幸せな記憶 (採点:4)
- もっと色々とアイデアを出した方が。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:3)
- まだ頭の中で作品が消化しきれていない、渦巻き状態のように思うのですが。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:4)
- ちょっと硬いかな。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:4)
- 文章に安定感があります。洞察面がちょっと弱いでしょうか。翡翠自身の問題として扱うべきなのに、ここでは導き手としての秋葉に注目した書き方になってしまっています。
- No.21 金色の刻 (採点:7)
- 切々とした感じがあって、雰囲気がよくでていました。
- No.22 クリーム (採点:4)
- 象徴的に構築された話だと思います。ただちょっと読み取れませんでした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:6)
- いいな。こういう。私もこういう酒宴の場に応じてみたい。
- No.24 過去と、未来と (採点:5)
- きっと寂しかったのでしょう。イチゴさん。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:3)
- 筋書きは悪くないのですが、バランスが悪いようです。
他の方々の作品読んでいても、かなり日常を描き込んだ上で、一気に舞台転換をかけていきます。"
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- 内容的に、もう少し平易な文章でも良かったのかも。
- No.27 二人の未来 (採点:2)
- 何だか、いやいや書いたような作品ですが。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:3)
- 筋書きは勿論大切なのですが、何か、伝えたい確かなものをもっとこうぶちこんでいくような感じがよいのかも。
- No.29 「蝕後」 (採点:4)
- もう少し推敲したら、よくなるかも。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:4)
- 何か印象的なエピソードを1つ用意したらいいかも知れません。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:6)
- 「スカートまでびしゃびしゃだー」で始まる本編の出だしは良かった。
会話と心の中の世界を行き来する展開は疲れるかな。文体の個性からして、改行をうまく使ったほうがよいと思います。"
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- 志貴とさっちん、この2人の関係はステキです。志貴が自分の世界に入ってしまうと、やや味気ない。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:5)
- 日常的で物事の捉え方がふわっとしていてそれぞれは軽いテンポ。
全体の物語進行は(日常を日常として描きすぎるために)メリハリなく繋がっていって、逆に重たくなっている。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:4)
- 誤字(対魔とか)結構あったり、100年後という設定にリアルさがないとか、色々と問題点あり。
表現力はあると思う。設定をもっと強化。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:5)
- 全くもって、困ったちゃんですこと。
- No.36 if... (採点:5)
- 切ないですな。ぐっすん。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- 緊張感があるようなないような。
- No.38 『のら』 (採点:5)
- 弾けてないとか、際立ってないとか、そんな感じかな。
- No.39 君が大人にする (採点:5)
- アクセントとなるものがないです。
お茶を淹れる、ということについて、徹底的にきめ細かく描写するといいかも。
- No.40 儚き夢 (採点:7)
- 独特のリズム、文体、情感は的確に伝わってきます。何となく発展途上の段階かも。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- ロマンチック。何か印象的なキメの部分があったらと思うのですが。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:5)
- 翡翠ちゃんの創意工夫に期待。
例えば、してあげる最中に目隠しするとか、してあげる最中に靴下だけ残すとか。
- No.43 願い (採点:7)
- 簡潔な表現の中にも、強さと弱さと、もろもろのエッセンスがぴたぴたっと書きおかれていて、いい感じ。
- No.44 最後の夢 (採点:5)
- 引き込まれるものはありました。
- No.45 その花に見守られて (採点:5)
- 今の私には何となくピンとこないのですが、確かなものがあるなと思いました。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:7)
- パートナー成立の物語。戦闘描写も楽しく読めました。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- 心の中の葛藤。そのテーマがすきっと整理されてないような感じ。戦闘描写は省略が多くて時々見失う。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:5)
- 全く違和感なく自然に読み終わりました。アクセントとなるものがないかな。
- No.49 夢の日々 (採点:5)
- 丁寧なのですが、描写がやや薄いです。
もう少しきめ細かなところにまで描写を行き届かせて欲しい。
- No.50 おつかいハプニング (採点:10)
- 個人的最優秀作品です。
○映像的に安定している。
最初に映像が確立されて、そこから文章が生まれているような感じ。
○それぞれのキャラクターの「持ち場」みたいなものがきちんと設定されている。
○一つ一つに根拠づけがきちんとされている。
等々。
確かに、月姫のシリアスな闇の部分、あるいは常人離れした突出した部分が随分と薄まってはいるものの、要所要所で月姫らしく際立っていると思う。むしろ、現実世界に降り立った月姫世界、といった感じで、その感触が心地よかったり。
内容ですが、翡翠ちゃんの成長劇というだけでなく、志貴の思い人はアルクェイドであり、翡翠は主たる志貴に寄せる想いを自覚しながらも、アルクェイドを受け入れていくという、かなりきめ細かいものとなっている。翡翠の直面している試練でありながら、同時に、アルクェイドもまた試されている。非常識で、かつ無頓着で、翡翠に対しては大人で、子供に対しては子供である、という風に描かれている、等々。
驚くほど、行き届いている。そして、ちゃんと幸せがここにある。そんな感じです。
- No.51 ラヴ・レター (採点:9)
- この構成は上手いですね。沢山の仲間達に見送られ、唯一絶対の孤高の眠るアルクェイドの城へ。翡翠がいなければこの旅は完遂できなかった。
翡翠の気持ちに光が当たる瞬間を上手く演出しています。ずっとそばに寄り添うようにしておいて、すっと出してくる感じ。88の琥珀さんの台詞が、こちらに届くような感じでもあります。美しい話でした。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- テーマは明確、構成もしっかりしている。
ただ、物語としてはできれば、最後に考察をかけなくても、言わんとするところが読者に伝わるようになっていた方がよいと思うのですが。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:7)
- ところどころ描写は技巧に比して、心が入っていない、といった感じです。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:4)
- 物語に酔ってしまって、その物語を演じることに夢中になってしまい、自分の本当の気持ちが置き去りになってしまうケースって、ありますよね。そんな感じかな。
- No.55 SEPIA (採点:4)
- ベースはこれでいいと思うのですが、何か味付けを。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:3)
- 文章スタイルがまだきちっと定まっていない感じ。秋葉はここではちょっと受身で弱いキャラクターになっちゃっているかな。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:4)
- 丁寧さもあるんだけど、手抜きっぽいところもある、といった感じで、好感が持てます。
「自分の文章」を書いているところが良いと思います。秋葉がとても可愛らしい言い方をしていますね。
- No.58 青い記憶 (採点:6)
- 秋葉と琥珀が死んでしまった後の、翡翠と志貴の話。田舎で出会った老婆。景色。
情景描写を鍛えると、これはもっと良い作品になるかも…。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:4)
- 肉付けが弱いかも。印象的なエピソードを用意して欲しい。
- No.60 めがねがね♪ (採点:6)
- 不安だらけのアルクェイド。さらっと、いい感じ。ところどころ進行が安直かな?
- No.61 BRAVE HEART (採点:5)
- 何か全体を通して一貫したふわふわした感じ。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:5)
- 何か、あまりに濃すぎる人達がそばにいると、自分って根は普通なのかなーって思いますよね。
- No.63 クリシュターナット (採点:7)
- 水晶の夜。水晶の歌。寄せては還す命の漣。月姫が月姫らしく突き抜けていない。
- No.64 二重の鳥 (採点:6)
- 串刺しにして、焼いてしまって、食べてしまったらいいのかも知れない……。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:4)
- 心理葛藤劇かな。翡翠、琥珀、志貴、秋葉、それぞれが個々に何かを背負っているはずだし、また全体として俯瞰した時に見えてくる病理といったものもある。まだ混沌としているのなら、それをそのまま克明に、偽ることなく描いてしまえばよいとも思います。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:4)
- 青子と晶が出会った時の物語。この場合、私なら、読者としての関心は、筋書、顛末にはなく、むしろ、「青子の目に晶がどう映るか」「晶の目に青子がどう映るか」だろうと思う。場合によっては、それを試す、試される局面がある、といった感じです。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- 美しい。この雰囲気は、私の貧弱な音楽経験で言えば、新居昭乃の「美しい星」がそれにあたるかな。
- No.68 Green Sleeves (採点:1)
- 力作なのですが、読み手に負荷をかけすぎです。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:4)
- 精神世界。何かがもやもやっとあるようなのですが、よくわかりませんでした。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:4)
- この雰囲気、好きです。何かどれかワンシーン、もっと克明に描ききって欲しかったです。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- 翡翠とアルクェイドのやりとりは絶妙にずれてて素敵です。全体を流れる雰囲気もいいです。
- No.72 ある幕間 (採点:7)
- 独特のリズム、さっちんの描き方は風と闇と、とても魅力的。全体的には回遊魚的で、あてもなく突き進んでいく感じ。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:4)
- 物語としては、不可解な状態。でも、何かきちんと伝わってきます。
- No.74 月と夢と現実と (採点:4)
- 読後の感触は、悪くないです。構成はよいです。でも、それぞれの状況や言葉の一つ一つに対する根拠づけが弱いです。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- 途中まで楽しかったんですけど、途中でお腹いっぱいになってしまいました。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- 力強い、リズミカルな文体。キュートでストレート。未来視の透明感。
- No.78 月今宵 (採点:3)
- 作りこみが弱いようです。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- さっちんが主役を張るものとしては、やはり王道をいくものであって欲しい。ということで、ものすごく王道をいく、この作品が、個人的さっちんベスト。マヨイガ的な魅力がてんこもりのメルヘンです。おねこんぺの「虚構少女」を読んだ時の感触にちょっと似ているかな。ゆらゆらと、ゆらゆらと、胸が痛む。
- No.80 離珠夢 (採点:3)
- 書きたいことを書ききっていないような。
- No.81 クリームダウン (採点:6)
- 読後の感触は、何か一つの余韻に上手く定まらない感じ。
- No.82 月宴 (採点:5)
- 宴会の雰囲気は好きだな。収拾ついていませんね。
- No.83 白く染まる (採点:4)
- 萌えはかなり得意な様子。特別な存在として位置づけられるレン。かわいい。全体的には文章はやや不安定。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:5)
- 重厚な雰囲気が出し切れていないようです。文章力は高い水準。投入した時間コストの関係かな。
- No.85 墓標 (採点:7)
- 後味の悪い感触が好きです。ちょっと作りこみが弱いかも知れません。
- No.86 ありがとう (採点:8)
- 月姫、アルクェイド・ブリュンスタッド。貴方の魂に安らぎあれ。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:8)
- 個人的青子さんベスト。ストイックな感じ。青の本質。志貴の後に誰が続くだろうか。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:10)
- 個人的第二位の作品。長編に属するが、中身の詰まった短編のような密度の高い作品。描写はきめ細かく、また読みやすい。
テーマは極めて象徴的で、伝奇ロマンの本質に肉薄している。つまり、血であれ、前世であれ、ルーツを求めたい衝動というのがあって、それが伝奇ロマンの1つの牽引力となっていると私は勝手に思うわけですが、そういう意味では、一面の向日葵畑にぽかりと空いた隙間のその下に何かあると気づいて掘り進む、というのは、伝奇ロマンの本質をコンパクトに凝縮していると考えられる。そこにあるものは、何だったのか。古代文明の遺産か、幼い頃に埋めたタイムカプセルか。この作品においては、そういうことを掘り当てるのではない、別のもっと大切なことに気づいている。
あとは、この向日葵宇宙の暖かいぽかぽかした雰囲気が本当に好き。
- No.89 Gの夜 (採点:9)
- 個人的短編ベスト。独特の間合い。荒唐無稽のように見えて、非常に現実的でもあり、また象徴的でもある。現実的というのは、やはり、職人的な生き様と、それによって対比されるお子様的な右往左往の様子。象徴的には、檻の中からの脱出、という普遍的テーマ。そのテーマに対するなかなか興味深いアプローチ。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:8)
- 襲撃してきた二人のカップルの死徒は、あまりにも力なくて、とても悲しい。戦闘描写も含めて、あるいは構成も、幾つかの点で、この作品が最も秀逸と思う。ただ、あまりにも志貴の心が描かれてなさ過ぎる。つまり、これからの志貴が見えない。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:8)
- 軽快なテンポで、ずっと読んで、楽しめました。懐かしのアニメネタはやや正確さに欠けますか。全然気になりませんが。オチだけ切なくすればよいってもんではありませんな。何ていうか、最終回の後に一話余ったので、作っちゃったみたいな話ですね。大好き!
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- 独特の構成。最後にさっちんときますか。もう少し色合いに変化があったらよかったかな。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:5)
- 牽引力がちと弱いかな。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:5)
- そんな、いきなり破裂しなくても……
- No.95 闇と月の光 (採点:5)
- 琥珀さんの追求。会話の雰囲気・魅力はとてもよいです。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:7)
- アルクェイドの視界、その限定性。人には可能性(夢)がある。それがアルクェイドには怖い。
- No.97 Placebo (採点:4)
- 考証ものです。びっくりした時の琥珀が、琥珀らしくない。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:4)
- 朗読してみた時に、微妙にひっかかる言葉のリズムをどんどん直していけば、どんどん良くなりそうです。
- No.99 かんじょうせん (採点:8)
- 「鐘は一つだった」っていう某少女漫画の名台詞を思い出しました。でも8点。短編の構成として秀逸。道具立ても、上手く使いこなせていたと思います。少女は、あまり説明的なことを言わず、終着駅の一つ前とか、その辺で、すっと消えてくれても良かったかも。それだと、よくわからないという批判がくるかも知れないので、残念なことです。
- No.100 夢語り (採点:2)
- 筋書きに専念しすぎて、キャラがきちんと描けていないように思います。弓塚さんも、レンも、原作らしくないし、かといって原作を離れた独自の味付けも確立されていない様子です。
- No.101 それだけでいいから (採点:9)
- 濃厚な情景描写と心理描写が素晴らしい傑作。猪突猛進でイノシシ一匹犠牲になるあたりもいいですね。OVAの番外編みたいな。本当、胸がすーっとしました。胸が…、いや。ただ、敢えて言うなら、こんこんと心理描写はなされているものの、月姫の本質に肉薄していく部分はないわけでして。秋葉の…、いや。秋葉を軸にして描くということは、そういうことになるのかな。ラブコメの王道って感じでした。
- No.102 Climax Together (採点:6)
- 枝葉に力入れすぎて、骨組みの描写が甘いです。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:6)
- 最後の方は良かった。途中の牽引力が弱い。
- No.104 話をしよう (採点:4)
- 何かもっと味付けをして欲しい…。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:5)
- きちんと描けていると思うのですが、リズム感に乏しいという感じです。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:8)
- 完成度高いです。でもなんでしょう、昔ほど、受け取る情感が乏しいのです。今の世の中が世の中だけに、この手の作品が心に訴える力が弱くなってきたのでしょうか。「リアル」って何なの、みたいな陳腐な問いに答える必要、ありかも知れず。今の時代、難しい。
- No.107 Т3 (採点:4)
- メルブラやってないんですけど、多分、こういうノリなのでしょうね。それにしても散漫で、わかりにくいです。
- No.108 名も無き絆 (採点:3)
- キャラがきちんと描けていないように思います。志貴の内面で起きている事象については真実味があります。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:4)
- メルブラやってないこともあるでしょうけど、文体として、一文一文が短いのと後半、擬音が弾けているのと考えると、もう少し全体的にテンポのよい運びにした方がよいのではないかと思います。
- No.110 おすそあくび (採点:4)
- 雑な感じかな。面白かったけど。
- No.111 午睡 (採点:4)
- 心の中を描きすぎです。日常的な情景、もっと克明に描写すると、結構いい感じになっていくかも。
○てぃーげる さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- ……バカばっか。(褒めてます)
ともあれ、次の日の話も見てみたいと思ったのは自分だけではあるまい。(笑)
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- 「なんでもない日常」。こーゆー話は好きですねー。(うんうん)
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:6)
- コントでも、ここまで絶妙にはいきますまい。(苦笑)
- No.36 if... (採点:7)
- むぅ、グッドと見せかけてトゥルーの話でしたか。
雰囲気は出ていて良かったと思います。
……ただ、全体的にいささか行間空きすぎかなって。
それが雰囲気作りに貢献しているとは思うのですが(どっちや)。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- 琥珀さんの観察日記と言うよりは、脚色日記?(笑)
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- ……シエルグッドエンド後はこんな感じになったらなと思ったり。
決して、ハッピーエンドなお話ではありませんが、
せめて、『残されるキャラ達』にこんな救いがあっても良いのではと思いました。
- No.60 めがねがね♪ (採点:6)
- のどかな一幕、ですな。
眼鏡アルク……いいかもしんない。(笑)
- No.67 金色の記憶 (採点:7)
- なんというか……ある日のほんの1シーンを切り取っただけのお話なのですが、
それが好きな手前としては妙に心に残ったり。
子供っぽさがないレンがひどく新鮮で、翡翠との一幕なんかも好ましく思えました。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:9)
- こーゆー話は大好きです!
犬猿の仲とされる事の多い二人ですが、個人的にはこっちのイメージを持ってるので……。
いや、楽しませていただきました。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:6)
- アルクェイドとのシーンがもう少し欲しいと思ったり。
- No.85 墓標 (採点:6)
- ……背筋が寒くなったのは、自分だけでしょうか。(苦笑)
- No.86 ありがとう (採点:8)
- 前の作品がアレだっただけにほっとしました。(苦笑)
それはそれとして、もし二人が結ばれたなら、これぐらいの奇蹟は欲しい所ですよね?
- No.96 夏空 / 道標 (採点:6)
- ちょっと短いかな? でも、これが雰囲気を出してもいるし……。(悩)
でも、やっぱりもう少し長めの作品にした方がと思いました。
- No.100 夢語り (採点:7)
- なんとゆーか、締めの『レンのついんてーる』がよかったなぁと。
趣味の話ではなく、置き土産としてのチョイスとして。
- No.104 話をしよう (採点:7)
- あ、なんかよい−そんな印象を覚えました。
こーゆーほのぼのしたのは好きです。はい。
○でぃーる さん
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- 新記録を樹立するほど食べた後に戦って、大丈夫なのかなぁ(笑
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- それを平然と受け入れてる志貴も変な人、と(笑)
- No.15 転校生!? (採点:7)
- 志貴とアルク、らぶらぶですねー。
こういうの、好きですw
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:9)
- とても、よかった。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- 最後の「またね」というセリフが気に入りました〜。
- No.27 二人の未来 (採点:5)
- ストーリーはいいです。
ハッピーエンドって好きですし。
でも、文章がちょっと自分には合わなかったかな、と。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:10)
- 何時までも、ずっとこの三人は友達でい続けるでしょうね
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- 志貴がかなり鬼畜っすね〜
アルクを殺すときに性感帯の線も切ってればなんだかMっ気が出てきそう(笑
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:8)
- ちゃんと七夜としての鍛錬を積み続けた志貴ですか。
四季がサクッとやられておしまいになっちゃいそうですねー
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- 心が穏やかな感じになりました・・・
- No.60 めがねがね♪ (採点:8)
- 秋葉だと紅いカラーコンタクトって髪の色(反転時)とマッチしていいかも…
あ、シエルも青い髪に映えていいかもしれない…
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- ななことレンの楽しんでいる夢を、見てみたいですね。
- No.102 Climax Together (採点:8)
- 秋葉は及第ですよね?ね!?
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:9)
- とてもよかったと思います。
このサラリーマンが、生き延びた場合とかのifものとかも見てみたいですね。
- No.110 おすそあくび (採点:7)
- 志貴よ、有彦に相談するの間違ってると思ふ。
○とある投票者三回目 さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- 三点リーダが多すぎるように思えました。
都古のセリフに意訳をつけたところは、一般的な注釈にも見えました。
文章全体の綺麗さに反して、たまに並び方や長さの不自然な文があるので、通読が引っかかりました。
読み方の個人差も原因なのでしょうが、最終的な校正が不十分だったのかもしれません。
笑えるギャグを連続して出せる、という作者様の能力は素晴らしいものだと思います。
しかし、それが為に笑いの総量が莫大で、終盤では食傷気味でした。
登場人物全員に見せ場を作っているような構成もそうですが、総じてこの作品は長かったと、私は感じました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:3)
- 挿入句には、長音(ー)よりもダッシュ(―)の方が適していると思います。
句点があったりなかったりする事が気になりました。
特に地の文でですが、間を取る(『・・・』の事)回数が多いと思いました。
>今一番居て欲しいと尾もっと人物。
致命的な誤字だと思いましたので、減点しました。
>最強の吸血鬼と最凶の死神
ほのぼのとしていたところに無骨な言葉を使われたので、自分的には、物語の余韻が台無しになりました。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:1)
- 導入部の団らんが長いと感じました。
戦闘シーンには説明的な台詞が多かったので、緊迫感に欠けました。
全体的に台詞が芝居がかっているように思え、感情移入出来ませんでした。
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- いきなり琥珀が変身し、あまつさえ翡翠に伝言まで残していく…というのは、都合の良すぎる展開だと思います。
- No.5 そうめい (採点:10)
- ジャンルが斬新でした。単純にNirvanaの意味で良いのでしょうか。
志貴の感情が疑惑から理解へと変わった所から、その感情に則った描写までの間が短く感じ、その為か、琥珀を慰める志貴に感情移入できませんでした。
この琥珀も嘘かもしれない。そう、思いました。
最後の志貴の悟りは一言一句を噛みしめたかったのですが、文字が詰まったような書式ですので、よく味わえませんでした。
欲を言えば、身を起こして〜 以降の段落は、作品本編とは別の体裁にして貰いたかったです。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- >痛んだ赤色
誤字もそうですが、この名を口にするシエルは軽率だと思います。
ギャグSSにしてはギャグの密度が薄かったので、少し退屈でした。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:1)
- 作中で作者様はマイナス(−)を使っていますが、月姫のような効果を求めるのならば、ダッシュ(―)を複数の組みで使う方が適当かと思われます。
>ちょっと琥珀の血が欲しいけどね
違和感がありました。
- No.8 玉梓結び (採点:3)
- 中途半端な終わり方だと思いました。
もう少し、せめて琥珀が何らかの結論を出すところまで、書いて欲しかったです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- 文の途中での改行は読者の環境を限定してしまうので、お勧めできません。
推敲中にウインドウサイズを大きくとれば、改行ミスは見つけやすくなると思います。
溜め表現(・・・)が多すぎると思います。
とりあえず、三点リーダ(…)で代用すれば色々なメリットがあるので、そちらをお勧めしておきます。
- No.10 幸せ (採点:1)
- 短い、ではなく、イベントの数がボーダーに達していない、だと思います。
これだけでは評価できませんし、何より楽しくありません。
唯一の台詞である志貴のそれは、ここだけが一行に何文も詰め込まれているので、テンポを削いでいると思います。
内容も「壊れてしまった人形が音声をリピートしている」という感じでして、シュールでした。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- 面白いとは思ったのですが、その面白さが一部、別の作品に依存している事が残念でした。
出来るならば、コンペ後にクロスオーバーとして加筆修正してもらいたい、そんな作品です。
天原祐人についてを『エレイシア』のようにして読者に教えるのなら、もう少し早くして欲しかったです。
名前が出た段階では既に私内部の天原祐人像は確定しており、その後、クッションをおかずに正体が明かされていったので、性急さを感じました。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- 難しい言い回しを使って読み手を混乱させるくらいなら、飾らない言葉で素直な情緒を描いた方が良いのではないでしょうか。
この作品の長さと筋なら、章という形で区切る必要は無かったと思います。
琥珀の台詞は長すぎる気がします。
全体から見てもそうですが、この状況で志貴の方から殆ど行動を起こさないというのは不自然です。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- 独特なテンポのギャグは面白かったのですが、状況の把握が困難でした。
- No.14 暁 (採点:1)
- この短さで誤字や文法ミスがある、というのは残念です。
>妹でも
>姉妹でも
不謹慎ですが、笑ってしまいました。
普通なら妹は結婚の対象になりませんし(血縁はともかく心理的タブーとして)、重婚もいけないことです。
又、このような挙げ方は、物語の視点が誰だとしてもおかしいものだと思います。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- アルクェイドが志貴達の学校に転入してくる、だけで話を終えられては、何の判断もできません。
むしろ物語はここからだと思うのですが。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:8)
- >「じゅらくヨォン!」
どういうギャグなのかがわかりませんでした。
本編絡みのエピソードが二つだけだったので、物足りなかったです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- つまらなかったわけではないのですが、この形式だとどうしても物語として単純にならざるを得ないので、加点が出来ませんでした。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 『どうして』『など』のような語をあえて漢字で書くことで、逆に読みにくくなっているように思えた文が幾つかありました。
秋葉を庇って琥珀が飛び出した場面ですが、色々と気になりました。
・既視感。
・凡人の琥珀が誰よりも先んじて行動出来た、という事。
・琥珀の存在そのもの。何故いたのか。何処にいたのか。どうして誰も気がつかなかったのか。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:4)
- 時間の経過や場面の転換があったわけでもないのに改ページが為されていて、少し読みにくかったです。
作品を通して、書き方のパターンがずっと同じだったので退屈でした。
地の文の比率を高めて場面を俯瞰したり、会話中心にして物語を回転させたり、空行を使って仕切り直したりだとか、ワンパターンにしない方法は色々とあった気がします。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:2)
- 読み方によるのかもしれませんが、タイトルの語呂は悪いと思います。
>彼の兄も自分の特殊能力で琥珀の治療をしたわけなのだが、彼もまた何の説明もしていない。
理解が困難でした。
秋葉が何故このような態度をとったのかは解りましたが、やはり、こんな嫌味な人間は見たくない、というのが正直な感想です。
- No.21 金色の刻 (採点:9)
- 口調、地の文に、作者様の顔が見え隠れしているようで、少し冷めました。
「うい」のような台詞だとか、志貴視点にしては地の文が一般プレイヤー寄りなところ、などです。
特に「シエルの様子がおかしい」というものの事ですが、全体的に伏線が多過ぎるように思えます。
終盤は切なさが溢れんばかりでしたが、「楽しい」の描写よりも伏線の方が目立つので、効果が半減している気がしました。
シエルが最期に志貴の姿をとるシーンですが、そこに私はさつきとシエルならではの会話を期待していましたので、嫌でした。
(一年間のつもる話だとか、お互いの境遇についてだとか、です。志貴だけに人間関係を限る、というのは奇妙かもしれません。)
- No.22 クリーム (採点:9)
- 月姫本編の各章のタイトルを覚えている読者でないと、舞台設定が解りづらいかもしれません。
悲しい、良いお話だと思いました。アルクェイドの描写は特にそそります。
ただ、最後の電話はどういう原理でかかってきたのか、などと、どうでも良いことで考え込んでしまい、物語の余韻を損なってしまいました。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:7)
- >「俺も、連れていってくれないか?」
>瞬間、俺は吹っ飛んでいた。
あまりにもありふれた展開なので、さめてしまいました。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- >「ん……、水?」
三点リーダと読点が続けて打たれていると、私の場合、そこに強めの『間』を感じます。
長い会話文中にこのような表現があると、そこで時間経過があったかのように思え、それが僅かながらも違和感となりました。
内容、改行、文体などの読みやすさのお陰か、さくりと読めました。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:8)
- シエルとベルベットの仲が良くなるまでの時間、イベントが少なかったように思えます。
作中の二人の関係は殆ど『ベルベットがシエルに何かをする』ですので、シエルは兎も角、ベルベットが何故シエルをそこまで思っていたのかが解りませんでした。
- No.26 注文の多い…… (採点:4)
- 色々なところが長いので、少し退屈でした。
特にそう感じた場面は、導入での翡翠と琥珀との会話と、メシアンビル内の徘徊です。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 分類のコメントとタイトルミスで減点する読者は多いと思います。
今回のコンペではセンタリング機能は実装されています。
最低限、ルールや各種マニュアルには目を通して下さい、というのが一読者からのお願いです。
確かに減点箇所は多かったのですが、それを全部抜いたとしても一点をつけたと思います。
大雑把にですが、以下に私が気になった点を列挙します。
台詞
・不自然に説明的。
・大きさが不揃い。特に会話中心で展開する場面では、テンポを意識して欲しい。
・不必要に口語的。
・志貴の口調が原作と違う。
文章全般
・重複した表現。直前に描写してある情報を再び記すことと、一文の中で同じ意味を持つ語を複数使うこと。
・不恰好な半角文字の使用。
・突発的に書いたような文。意味は通じるが、並び方、単語選びが小説として間違っているもののこと。
ストーリー
・月姫本編では「一度吸血鬼になったら元には戻れない」という事実が悲劇の一端を担っているので、この展開の短さ、安易さでは説得力に欠ける。
・殆どの場面が台詞による説明だけで進行しているので、臨場感が全く無い。
以上です。酷評、失礼しました。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:2)
- 結末を想像するために必要だったであろう葛藤の描写が、私には不足していました。これだけでは感情移入が出来ません。
- No.29 「蝕後」 (採点:5)
- ほのぼのしましたが、SSに起伏ある展開を求めがちな私には、少し退屈でした。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:5)
- 七夜と琥珀を混同している箇所があって、混乱しました。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- この作品の粗筋は、羽居の病が発覚し、別れを惜しむ、だけでしかありません。
その掘り下げは深いと思うのですが、私には退屈でした。
どうも私は、一つの出来事を情緒豊かに掘り下げるという物語が苦手のようですので、あまり気にしないでいただけると助かります。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:6)
- 導入部は明らかに志貴の回想であるのに、本編の開始には(初読時では)誰の視点かわからない情報が飛び交っているので、混乱しました。
特に戦闘シーンでですが、長く、回りくどい書き方の地の文が冗長に感じられました。
好みの問題だとも思うのですが、私としては、読みにくかったです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 翡翠、琥珀の物語の比率は、体感では6:4くらいの微妙さだったので、感動の焦点を合わせられませんでした。
どちらも良いお話ですし、相互の関連も薄いのですから、片方だけでも良かったような気がします。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:2)
- ここまで細かく章を区切られると、かえって読みにくいような気がします。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- ギャグは十分に面白かったのですが、その数が少なかったので、あまりギャグSSを読んでいる気がしませんでした。
- No.36 if... (採点:1)
- 「十七分割〜」のような、あたかも月姫本編を解説しているような描写は、美しくないと思います。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:3)
- 副題は正しいのでしょうか。
作品の気取り具合に反して、日本語的に微妙な文章が多いので、全体としては間が抜けてるという印象を持ちました。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 私の中での日下依子の人間像が固まりませんでした。
非現実的なくらいに『良い人間』を登場させるにしては、その説明が不十分だったように思えます。
遠野家に行くか否かを決めた後の一子の心情が描かれていなかった為だと思うのですが、読後感が曖昧でした。
- No.39 君が大人にする (採点:5)
- 文の殆どが単発で完結している事と、時制の殆どが現在形である事のためか、時間の流れを感じにくかったです。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- 読みにくい書式でした。
ここまで読みにくいと、何が悪いのか、という問題ではないような気がします。
とりあえず、一度SSの書き方について解説しているページを読まれる事をお勧めしておきます。
多くの読者は月姫本編の知識を持っているのですから、丁寧な説明は不要かもしれません。
>1/目覚め
とのことですが、どうして章が一つしかないのでしょうか。
この短さでオリジナルキャラクターを二人、しかも、まともな導入もせずに登場させるのは不親切だと思います。
- No.41 オールトの雲 (採点:10)
- 雰囲気。特に琥珀の述懐が好き、なんだと思います。心に染みました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- キャラクターをトレスするあまり地の文が情景描写の役割を果たしていない、というのが第一印象です。
いくら翡翠視点だからといって、地の文の大半が主観的な心情であるのは、やはりおかしい気がします。
又、文末の殆どが、です、ます、した、であるというのは単調だと思います。
心情描写、会話(含ム独白)の繰り返しというパターンが中心でしたが、時々心情描写を長く感じることがありました。端的に言えば、テンポが悪い、でしょうか。
視点となる人物の回想中に、(たとえば会話中であっても)物語の流れが止まってしまうように感じられる事が、作者様の手法の欠点だと思います。
- No.43 願い (採点:3)
- もう少し掘り下げた描写をお願いします。
シエルの決断も、アルクの悩みも、志貴の結論も、全て一言で片がついてしまうのでは、説得力がありません。
- No.44 最後の夢 (採点:7)
- 翡翠、秋葉、琥珀の死に方は軋間を連想させるのに、青子は『教会』と口にしているので、志貴に何が起こったのかが判らなくなりました。
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- >琥珀は着物の袖からナイフを取り出した。
>調べよ、もっと高々と鳴ってくれない?
格好良い表現だと思いました。
誰が志貴と恋仲だったのかが、最後まであやふやのままなので、混乱しました。
特に秋葉の行動については、志貴との関係によって受け取り方が変わるので、その意味でも本編ルートを明示して欲しかったです。
出来事の相互関連が薄かったこと、どの出来事も単独で十分な重みがあったこと、時間や場所の変化に乏しかったこと等々。
40Kbyteにしては厚く重い物語だった、という印象を持ちました。
私としては、一つ一つの出来事をもっと掘り下げて、長編として仕立ててもらいたかったです。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:7)
- 散見される体裁の微妙な文章と多めの誤字が、テンポの良い読みとりを阻害しました。
戦闘シーンにしては長い文章や回りくどい表現が多く、これもやはり読みづらかったです。
- No.47 夢限間待 (採点:4)
- 現実世界の志貴に何が起こっているのか、判断材料が少なすぎて判りませんでした。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:5)
- オチとして、今まで出てきていない、いるかどうかもわからなかったキャラを色々と持ち出されたので、唐突さを感じました。
- No.49 夢の日々 (採点:1)
- 肝心要の志貴との出会いの部分を説明だけで終えてしまったのですから、そこから先は普通に描写してもらいたかったです。
これだけでは、別の物語のプロローグ、としか思えません。
- No.50 おつかいハプニング (採点:4)
- 現実にいそうな小悪党をファンタジー世界の住人が一蹴するというのは、大人げ無いと思います。
不良の描写自体にも好感が持てません。違う意味で作者様の思い入れを感じました。
- No.51 ラヴ・レター (採点:3)
- 志貴の台詞全般が、やけに気取っている事が気になりました。
見方によっては笑いすらとれそうである、というのはシリアスSSとしては失敗だったと思います。
- No.52 七夜の闘法 (採点:4)
- >収奪
誤字、というより誤認識でしょうか。萎えました。
独自の要素、戦闘の描写などが月姫本編からかけ離れているように思えます。
そのため、七夜志貴にオリジナルキャラクターを被せて、その凄さを解説している、としか感じられませんでした。
戦闘の描写自体は、改行が読みにくい、作者様の陶酔を感じる、というくらいで、普通に面白かったです。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:9)
- >実の父親が行ってきた数々の悪行は(中略)
>それをさせたのは遠野槙久が仕掛けた悪辣な罠だった。
私の印象では、志貴の遠野家へのスタンスは『達観』でしたので、作中のこのような描写には違和感を受けました。
>不本意ではあるが秋葉たちを守る為なら躊躇するつもりはない。
連れの三人の意見を無視して侵入を試み、当然予想されていた防衛行動に対してこう考る、というのは身勝手、若しくは思慮が足りません。
全体を通して、描写が志貴(主人公)贔屓であるように思えました。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:4)
- 月姫本編の別バージョンになるわけですが、アナザーにする程の独創性を見出せませんでした。
>胸がちくんと痛んだ。古傷じゃない。
>俺はヘタレだ。
>ああ、もうわけわかんねぇ……!
原作からは逸脱しているように思えましたが、この志貴は大好きです。
- No.55 SEPIA (採点:10)
- 二律背反の文章は死の直前のシーンだけにして欲しかったです。最後の格好よさが、私的には半減してしまいました。
"さようなら"を最後に持ってきたのが私にとっては最高の演出だったせいか、その後の段落が余分に感じられました。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:6)
- 三ヵ月後にどうなるかを知っているので、エピローグは予想通りでした。
七夕の羽居には、ほのぼのさせられました。こちらはもう少し掘り下げて貰いたかったです。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:5)
- 中黒自体もそうですが、間を取る回数の多さも気になりました。
ギャグSSにしては笑いの密度が薄かったので、『ほのぼの』だけで良かったのかもしれません。
- No.58 青い記憶 (採点:6)
- クロス云々は気にならなかったのですが、中盤以降の展開の大まかな予測が出来てしまうのは詰まらなかったです。
翡翠視点に違和感がありました。
述懐までもが丁寧語というのはおかしい気がしますし、特に翡翠視点二つ目の章は、通常の地の文が混ざっている事もあって、既存の地の文の語尾を翡翠調にしただけにしか見えませんでした。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- ダッシュに『一』のような文字を繋げられると、読みにくいです。
最後のアルクェイドの搾り出すような台詞が、最高でした。
- No.60 めがねがね♪ (採点:5)
- 文の途中の改行は読みにくかったです。
会話文の前に入れてあるスペースの意図がわかりませんでした。
- No.61 BRAVE HEART (採点:1)
- 句読点が無いままに終わっている文があって、読みにくかったです。
日本語としておかしい文章が多いので、読んでいて疲れました。
話自体は、少々都合が良い展開だとは思いましたが、嫌いではなかったです。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:2)
- 同じ人物が、地の文を挟まずに連続して発言しているので、少し戸惑いました。
登場人物の基本的性格が、月姫本編でのそれから若干逸脱しているように思えました。
どうも、別の作品が混ざっているような気がします。
- No.63 クリシュターナット (採点:8)
- 雰囲気は良かったのですが、描写の細かさによる読みにくさが少し気になりました。
- No.64 二重の鳥 (採点:4)
- 以前に、別のコンペで作者様の作品を読んだ事があるような気がします。
もしそうでしたら、お久しぶりです。違ってましたら、ごめんなさい。
楽しげな雰囲気によって重要な伏線が隠されてしまっているので、解りにくかったです。
(というよりも、今もって作品の真意を理解しているとは言い難い状態です。)
最後の琥珀の涙は、喜びから、それを塗り替えるような悲しみに移行しているように思えるのですが、物語中盤からそのような空気を読み取れなかった事こそが、私が明快な読後感を得られなかった原因であると思っています。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:1)
- 私が気になった点を列挙します。
・登場人物の基本的性格が月姫本編から逸脱していること。
・句点が無いこと。
・地の文が、視点人物口調での実況中継に終始していること。
・主人公の行動に思慮が著しく欠けているように思えること。
・終盤における琥珀の感情遷移が余りにも現実味を帯びていないこと。
ここで挙げた点はあくまでも個人的見解ですので、ほどほどに聞き流していただければ幸いです。
酷評、失礼しました。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:9)
- 幻視同盟を彷彿とさせる展開なので安心感はありましたが、物足りないとも思いました。
私としては、ストーリーにもう少し独創性が欲しかったです。
- No.67 金色の記憶 (採点:9)
- 綺麗な情景の描き方が好印象でした。
欠点……かどうかはわかりませんが、あえて挙げるなら、硬めの雰囲気と、積極的に再読をしようという気が起きなかった事、でしょうか。
- No.68 Green Sleeves (採点:10)
- 私的評価では、今回コンペ一位の作品でした。
密度の高い文章量ですが、改行が適度なためか、あまり気になりませんでした。
ニ編の役割が明確に異なるので、大変読みやすかったです。
出来事を描写する順番や、伏線の明かし方といった物語の見せ方にもこだわりを感じました。
あえて気になった点を挙げるのならば、文学作品を思わせる文体、単語の選び方でしょうか。
個人としては、こういう小説よりの作品は好みですが、気軽に読める作品でなかった事は確かです。
完全に好みの問題ですが、台詞「Green Sleeves」での終幕には余韻を感じませんでした。
説明は十分に為されているので意図はわかりやすかったのですが、あっけない終わり方だった、というのが率直な感想です。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:8)
- 着眼点が斬新で、その上、切ないお話でした。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- 普通にほのぼのしました。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- 何気にアルク毒殺を目論んでいた翡翠が良かったです。
終わり方がよく解りませんでした。
これはこれで味のある終わり方だとは思いますが、私としては、誰が、何故来たのかぐらいは明かしてもらいたかったです。
- No.72 ある幕間 (採点:6)
- 戦闘中の会話が妙に説明的な事と、怒号や悲鳴のような細かい台詞まで書いてある事が、少し気になりました。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:9)
- 独特の言語感覚が大変魅力的な作品でしたが、娯楽的要素を持たない事はコンペでは不利に働くと思われましたで、減点しました。
- No.74 月と夢と現実と (採点:3)
- 話としては七夜志貴がシエルと弓塚を殺す、というだけですし、前後の説明も全くされていないので、なにがどうなっているのかが解りませんでした。
- No.75 埋葬された物語 (採点:9)
- 時系列、舞台設定、登場人物が判りにくかったです。
本気で読まないと理解不能な作品でしたが、その独特なプリ解釈は素晴らしいと思います。
序章部分が物語の導入という役割を全く果たしていない事が気になりました。
・読み進めても作品がどういうものであるかを理解できない。
・雰囲気が作品本編とかけ離れている。
・最初から作者様の表現が極まっていて、かつ娯楽的でない。
再読時では気にならなかったのですが、初読時はしかめ面になりました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 一見するとギャグですが、随所の描写は現実的なので、シリアスも兼ねているのでしょうか。
作者様は意図的にそうしているのだと推察されますが、私個人は、このようなギャグとシリアスの両方がたっている作品は苦手です。
ただ、この作品は、ギャグとシリアスが頻繁に切り替わるのではなく、共存、混在しているという感じでしたので、比較的簡単に受け入れる事が出来ました。
>「わたしが、壊すんだからッ!」
この場面には、シリアスに「ころ して あげ る」を期待していたので、この台詞は悪い意味でギャグに見えました。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:10)
- >『『だって、わたしはあなたも忘れないから――』』
少しわかりにくい台詞でした。あなたのことも、としてくれれば通読できたと思います。
アナザー作品ですが、独自設定に若干の疑問がありましたので、列挙します。
・志貴の苗字が自分の先輩(秋葉)のそれと同じであることを、瀬尾が疑問に思わなかったこと。
・瀬尾はどのようにしてアルクェイドと深い信頼関係を築いたのか。
・弓塚から瀬尾に対しての送信、それ自体。(動作原理、何故瀬尾の存在を知っていたのか)
・直接会っていない人間に対して、どうしてそこまでの想いを抱けるのか。(弓塚、瀬尾)
とは言いましても、私は、キャラクターの心情吐露の真剣さを作品の魅力として楽しんでいましたので、あまり気になりませんでした。
最後の台詞ですが、長い上に、会話としておかしいので、間の抜けた印象を持ちました。
このあと志貴がどういう反応をしたのかが気になります。
- No.78 月今宵 (採点:6)
- 志貴の述懐は、これからの自分の人生に対しての葛藤(精神的な意味で、アルクを待つか待たないか)ともとれるので、最後にアルクが戻ってきて終わり、というのは拍子抜けでした。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 溜めが短いと感じました。三点リーダは一つでは足りないのかもしれません。
会話の比重が大きい事と、会話の内容自体が暗示的な事のためか読解が曖昧になり、わずかながらも退屈さすら感じました。
- No.80 離珠夢 (採点:6)
- 琥珀メインの熱い知略戦に期待していたので、麻雀に殆ど文字数が割かれていない事は残念でした。
- No.81 クリームダウン (採点:7)
- バッグの中に自殺用の何かが用意されているのだとしたら、高く評価します。
琥珀の何気ない台詞も、高く評価します。
ですが、やっぱり色々と判りづらい作品だと思いますので、低めに評価しました。
- No.82 月宴 (採点:6)
- 月姫本編の人間関係は殺伐としているので、こういう作品にはほっとさせられます。
舞台設定に理屈が通っている事と併せて、好印象でした。
- No.83 白く染まる (採点:6)
- 個人としては全く楽しめなかったのですが、これは恐らく嗜好の問題ですので、作者様に責任はありません。
私はどうしても、主人公に対して無条件に好意をよせる異性(しかも多数)いう設定に、人間らしさを感じる事が出来ないのです。
多めの誤字が気になりました。
太字は、感情表現としては、アリだと思います。私は気になりませんでした。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:5)
- 前半のメインである志貴と琥珀ですが、志貴パートでは翡翠との対話形式をとって場のメリハリをつけていたのに対して、琥珀パートは殆ど独り言であり、一つ一つの台詞が長く、内容も目新しいものではなかったので、少し退屈でした。
何故秋葉が回復したのかが説明されていないので、都合の良い終わり方、としか思えませんでした。
- No.85 墓標 (採点:5)
- 狂った二人がいい感じでした。
- No.86 ありがとう (採点:4)
- 説明的であるだとか、冗長な言い回しが多いというのは、この形式では仕方ないのかもしれませんが……
でも、やっぱり気になりました。
アルクェイドの感情表現は痛々しかったです。あそこまで叫ばれると、もはや鬱陶しいとしか感じられません。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:8)
- タイトルが詩的で格好良かったです。でも、Underはちょっとおかしい気がします。
二、三、四章は、先生に繋がる、という点で良く似ているので、テンポが悪いと思いました。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:9)
- この考察は極めて個人的であるので、厳しい情報の取捨選択をお願いします。
>結果的には素晴らしい秘密を俺たちに与えてくれたけれど
>理由は解らない。でも、確信めいたものを感じるのだ。
>きっとここには何かがあって、俺はそれを見つけなきゃならない。そんな気がする。
最後に、志貴が虚ろなる琥珀に気付くのであれば、穴掘りに対してここまで前向きな動機付けをするのは逆効果かもしれません。
以下に理由を記します。
私の感じ取った、琥珀から志貴(読者)へのシグナルを列挙します。
*穴掘り前
>彼女は照れたような、けれどどこか寂しいような複雑な表情で微笑み、「ありがとうございます」と小さく言った。
>「この下には、何か素敵な宝物が埋まっているのかもしれませんよ」
*穴掘り中
>眩しそうに俺を見上げた麦藁帽子の向こうの瞳に、向日葵が映っているのが見えた気がした。
>琥珀さんは微笑んだ。
>「ふふ、お上手ですね」
>彼女は両手を組んで、一生懸命に誘ってくる。
*疑問氷解の直前
>けれど彼女は悪戯っぽい笑顔のまま、花瓶を持って立ち上がった。
>もはや花瓶の定位置となった床の間から、花の固まりがどこか不満げに俺の方を見詰めていた。
穴掘りに対しての志貴の描写は極めて肯定的であるのに比べ、穴掘り中の琥珀のシグナルは(他の場面と比較して)余りにさりげないので、大変気付きにくいものでした。
それが為に、読者(私)の視点からは志貴の穴掘りに対して危機感を感じることが出来ず、『最後に変節するのは琥珀である』と見なしてしまっていたので、終盤の志貴の悔恨を完全に感じ取れなかったのです。
穴掘りに関しての考察は以上です。
長文、失礼しました。
- No.89 Gの夜 (採点:2)
- オチが無い、と思いました。
単に私がこの作品の楽しみ方を見落としているだけかもしれませんが、伝えることが出来なかった、という事も評価対象ということで、悪しからず御了承下さい。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:6)
- 章が錯綜するタイプの物語は、しっかりと書き分けをしないと読みにくくなってしまうと思います。
B,Cの登場人物、状況は殆ど同じであり、更に順番が入れ替わっている箇所まであるので、大変判りづらかったです。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- ななこ視点で地の文が展開していますが、ななこの感情が動いている場面でも解説調のままなので、少し違和感がありました。
初読時の印象は「同じような展開でだれる」でしたが、再読時は「面白かったところだけをチョイスして読める」でした。プロットとしては、短編連作向きだったのかもしれません。
私がだれると感じた理由は、展開パターンが一種類しかないから、だと思います。
(会話文で騒乱劇を、地の文でリアルタイムの解説を、というパターン)
飲食物を噴きだしたわけではありませんが、秋葉、琥珀ではにっこり笑いました。面白かったです。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- 作品の真意は最後まで読まないと理解できないので、初読時の評価は少し低かったです。再読が必須、というのは構成的に不親切かもしれません。
最後の英題とタイトルが違うのは何故でしょうか。いっそのこと、タイトルを変えた方が良かったのでは、と思いました。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:5)
- 志貴が倒れるまでのほのぼのパートが長いので、少しだれました。ほのぼの季節は夏だけでも良かった気がします。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:4)
- これぞ夢世界での戦闘、とでも言わんばかりの場面転換が面白かったです。
>同時に、左脇腹に走るわずかな痛み。どうやら、肋骨にヒビでも入ったらしい。
>……痛みは無い。大丈夫、それほど大きな怪我ではなさそうだ。
相反した描写だ、と思いました。
- No.95 闇と月の光 (採点:2)
- 私の見解では、作中の志貴と琥珀の会話は、正に琥珀ルート終盤での志貴と琥珀のやりとりに含まれるものでしたので、何故このような事が起こるのか理解できませんでした。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- 雰囲気は悪くないと思うのですが、この状況に至るまでの過程が描写されていないので、物語の含蓄を感じませんでした。
- No.97 Placebo (採点:2)
- >「!」「?」
感情の表現としてはあまりに単純なものですので、乱用はお勧めできません。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:2)
- 私が気になった箇所を列挙します。機械的な感想ですが、御容赦下さい。
・句点の抜けている文が無視できない頻度で見られること。
・会話文の開始位置が不揃いであること。
・三点リーダ(…)を使っていないこと。
・導入部で使われている一人称『自分』。文法的問題と、前後に重複しすぎていること。
・この形式の回想録の場合、終わりが『これからもずっと…』では、物語としての山場が無いように思えること。
以上です。
- No.99 かんじょうせん (採点:4)
- 夢であるという事にさつきが気付くのが早すぎたからだと思うのですが、あまり悲しくなれませんでした。
- No.100 夢語り (採点:8)
- 作品全体のまとまりが良すぎて無個性にも思えましたが、これは作者様の持ち味のような気がしますので、あまり気にしないで下さい。
レンが髪型を変える、という展開に唸りました。工夫された終わり方、という感じで良かったです。
- No.101 それだけでいいから (採点:9)
- シリアスもギャグも魅力的な作品だとは思うのですが、私にはボリュームがありすぎました。
私個人としては、両方を狙うのではなく、片方にしぼった作品の方が好みです。
最後の翡翠は大当たりでした。おめでとうございます。
- No.102 Climax Together (採点:7)
- 音楽を作品の小道具にしているにしては、曲の導入が遅かった為、終わり方が唐突に感じました。
作品の主題とはあまり関係がないので採点には影響させませんでしたが、音楽関係の描写に色々と違和感がありましたので、以下に列挙します。
>「ビジュアル系バンドのライブ見に行く電波ちゃんじゃないんだから」
世間一般では、バクチクはビジュアル系と見なされている気がします。
>今更ニルヴァーナのフォロアーなんて勘違いも甚だしい、って言ってやったんだよ。
>あたしはカートを馬鹿にしてるわけじゃないのに。
>あいつ等自分達がニルヴァーナの価値をおとしめてるって分かってないんだよな。
>ハイテンポな2ビートに合わせて有彦の赤頭が縦揺れする。蒼香ちゃんも同じだろう。
>ボーカルが客席側にマイクを向けるのと同時に会場全体が合唱する。
この辺りの描写は表面的だと思いました。
この作品の場合、音楽は添え物なのですから、現実を連想させるほどにまで音楽関係の描写に力を入れないで欲しかったです。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:6)
- 作中で起こった出来事の数を考慮すれば、この三分の二くらいのサイズが妥当だと思います。
いくら読んでも物語が進展しないので、やきもきしました。
- No.104 話をしよう (採点:5)
- >「ケンカができる相手がいるって、幸せなんだと思うよ」
シエルはどうした、と思いました。
状況からしてアルクルートだと思ってましたので、ラストの『秋葉の恋人』には戸惑いました。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:4)
- 終わりまでずっと、展開や台詞が芝居がかっている、という印象が拭えませんでした。
どうやら私には馴染めない作品だったようです。切ない感想ですいません。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:3)
- 発想は斬新だと思いましたが、タイトル、導入の段階で終わり方が想像できますし、実際、その通りに終わりました。
展開はもっと捻ったものにした方が良かったのかもしれません。
- No.107 Т3 (採点:3)
- 志貴のツッコミは笑えましたが、他は普通でした。
- No.108 名も無き絆 (採点:2)
- 志貴の夢は、物語の導入とするには長すぎたと思います。
志貴が起きてからのやり取りですが、物語として重要な事は、最後の志貴の発言だけのように思えます。
本筋だけで見れば単純で短いお話を、回想やコメディで過多に膨らませているように感じたためか、読んでいて退屈でした。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:9)
- >いつも気づいたときにはいつも手遅れ――今回までは
似たような文が散見され、推敲中の時間切れを思わせました。
最後の絶望感たっぷりの描写が特に良かったです。
- No.110 おすそあくび (採点:7)
- 食事中だったことがわざわいしました。ショックが強すぎて、別の感想が書けません。
とりあえず……リアルな擬音はやめた方が良いのかもしれません、などと言ってみます。
- No.111 午睡 (採点:2)
- アルクェイドののろけが作品の主題となっていますが、本当にそれだけしか描かれていないので、飽きてしまいました。
○とと さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:8)
- 月姫という、殺伐とした作品の雰囲気とは違ったほのぼの感が良かったです。
自分ではよくわかっていないけど、
志貴によって変わってしまったアルクェイドの可愛らしさが表現されていたのではないでしょうか。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:8)
- 二重人格、なのかな。それともちょっと違うのでしょうか。
描写に月姫色が強く出ていたと思います。
七夜志貴とアルクェイドの戦いは、月姫の格闘シーンのようでした。
- No.8 玉梓結び (採点:8)
- 琥珀さんの複雑な心理描写が良かったと思います。
好き、だけど、好きになってはくれない。
育ってきた環境が複雑であるが故に、簡単な答えになかなかたどり着けない。
それでも最後にたどり着いた答えが大事だったのではないでしょうか。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:8)
- 秋葉エンド後で、秋葉だけが出てくる夢ではなく、四季も出てたのがポイントかな。
本編ではあり得なかった志貴、秋葉、四季の三人による会話とかも良かったのではないかと。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- 本編ではなかった一子in遠野家を違和感なく書かれているのはすごいです。
志貴や秋葉との会話や絡みも面白かったです。
で、結局一子さんは何しに来たのでしょうか?
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:8)
- 時の流れの残酷さ。
人と人でないモノの時間の違い。
それでも彼は彼のままでいたというところに心打たれました。
もう一つ、まさかあの場面に有彦が、てとこが意外性高かったです。
- No.55 SEPIA (採点:8)
- 冒頭で惹き付けられました。
徐々に死に向かっていく描写は、心が締めつけられる感じで。
死の受け入れ方やその後なども、いかにも彼らしいと思いました。
- No.58 青い記憶 (採点:8)
- この老婆の話、どこかで聞いたことがあるようなないような。
作中の志貴、翡翠の愛情度はかなり高かったです。
心優しい志貴と健気な翡翠、二人がお互いに想う気持ちが伝わってきました。
最後はほろりと哀しい感じですが、こういう話も良いと思いました。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- お揃いの眼鏡をねだるアルクェイドが可愛らしい感じで良いです。
その理由もアルクェイドらしくて笑えます。
別のお話なネタも考えてみるとさらに笑えて良い感じです。
- No.67 金色の記憶 (採点:9)
- 描写の妙で、頭の中に鮮明な色のイメージが沸きました。
作品の雰囲気も穏やかで、ゆっくりとした時間が流れている、
という印象を持たせてもらえました。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:8)
- 描写、書き方に月姫の雰囲気が出ていたと思います。
遠くから観た感じの描写も、その視点を考えれば納得。
- No.78 月今宵 (採点:8)
- 話の最重要点である短冊に何を書いたか。
それが最後にぴったりとはまっていたのが良かったかと。
最終的に二人が出会えたハッピーエンド風の終わり方が好みでした。
- No.81 クリームダウン (採点:8)
- 今はいない人への想いが伝わってきました。
秋葉、琥珀二人の会話に心和まされました。
秋葉の問いかけに答える志貴。
これが彼の生き方であり、この作品の答えなのではないでしょうか。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:9)
- 文章の合間に入る詩的な文は、月姫とはまた違うような気もしたのですが、すごく心に残りました。
文章の流れに関係ないような感じでいて、関係あるような。
文章の上手さに圧倒された感じです。
- No.99 かんじょうせん (採点:8)
- マッチ売りの少女と弓塚さつきの不幸が見事に合ってました。
途中の英文とかも、なんでもないとこですが、不幸の意図がみえるというか。
話の最後も、マッチではなくて実は……。
不幸でありながらもそこにちょっとした幸せを感じてしまっているとこが、
見事にマッチ売りの少女でした。
○どりーっ さん
- No.52 七夜の闘法 (採点:5)
- 犯人は意外性もあってよかった。
でも長い。サイズ以上に長く感じる。読みにくい。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:7)
- 個人的にはこういう話好き。
○にら藤真 さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- やっぱり今回読んだギャグSSの中では最高のレベルだと思います。いや、単に笑死しかけたということで。
ネタとしては本家の方よりもカルトなネタが少なくなっていた気がしますが、こちらの方がいろんな人に
ウケると思いました。本家のはあれはあれで笑死しますが。
でもこれ、SSだからこそ書けるんですよねー。マンガとかだったら絶対無理(いろんな意味で)
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:9)
- レベル高いですね全体的に。ギャグSSとしてめちゃくちゃおもろかったです。
オチも笑いますた(^^;
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- まあまあ面白かったっす。と、いうのも、さっきまでギャグ読んでたのであんまり気分に合わなかったんです。
でも、軋間かっこいいですね。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- 意味わからん。けどおもろい。いや、どこが夏ですか。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:8)
- ロアがなんか可愛いです。笑えますた
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- エロ学派ですな。多分志貴クン学校ではいじめられてるんじゃないでしょうか。男子から本気で。
- No.50 おつかいハプニング (採点:8)
- いいですねー。アルクェイドと翡翠って組み合わせがほのぼの感を増幅させてます。
メイド服萌え。普通か。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:8)
- ハッピーですねえ・・・・・・。本編でもさっちんが人殺す前に輸血パックで済ませてたら
どうにかなったかもしれないのに・・・・・・。さっちんシナリオに期待。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- 爆死(笑 そうとうウケました。相手が野菜なのに途中からシリアスバトル(?)なのもイイ。
琥珀さんの使い魔が野菜ってのもいいですねぇ・・・・・・。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- だんだんさっちん萌えになってきました。やばい、俺は翡翠と巴萌えなのに・・・・・・
- No.82 月宴 (採点:8)
- ほのぼのしてて、おもろかったっす。
やっぱ二十七祖は最高ですわい。シリアスでもギャグでも(むしろギャグ)
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:10)
- まずタイトルに惹かれました。サラリーマンという時点で大体の話の予測はついていたのですが、
とてもうまく仕上がっていると思います。ダークものとして今まで見た中で最高かも。
サラリーマンを主人公に使うという発想もおもしろいです。
- No.107 Т3 (採点:7)
- そんなのもありっすか。そんなら実際にタタリ出てきたらほとんどギャグ化しそうですけど。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:9)
- 今回はほとんどギャグSSだけを狙ってきたんですが、リーズバイフェ&シオンという設定に惹かれて
読んでみました。
こちらもシリアスものとしてかなりレベル高いと思います。途中のグロさからすると、少しダーク
混じってるかも。・・・・・・そういえばシオンって今何歳?
○のりまき さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- なんとなくシオンにハマりました(ぉ
- No.5 そうめい (採点:8)
- これは…凄いですね。何か、考えさせられました。
かなり予想外です。複雑だなぁ…。非常に面白い切り口ですね。
琥珀さんらしいのか、らしくないのか。
判断付けづらいです。個人的には「琥珀さんは、いつかくると判っていたこの状況を
こういう形で迎える為に、遠野の屋敷を出たのではない筈」という点で、
琥珀さんの行動には疑問を投げかけたいですが。
けど、しそうな気もする。なんと言うか……考えさせられます^^;
とは言え、作品的な面では文句なしですね。表現力、構成力、キャラの掴みとも
正確で上手いなぁと思いました。
人に考えさせる事の出来る話を書けるって、素晴らしいと思います。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- ハマりました。
凄いです(^^;オリジナルキャラメインでこれほどの完成度、下地、テンポ。
文句なしにレベル高いと思いました。俺だけって事は無い筈。
メルブラと言うとついシオンを連想してしまう人も多い中、
純粋にズェピアを使う為だけの舞台設定に、その登場タイミング。
玄霧を使った、オリキャラの非常に魅力的かつ違和感のない設定。
本家にも似た効果的な先輩の役回りに、何よりさっちんよりの話にも拘らず
メルブラを基盤とし、こんな展開を作り上げる構成力のセンス。圧巻です。
これだけ独自の要素を盛り込みつつも、本編の設定と全く矛盾しない点も驚きです。
練りに練りこまれた作品ですね。個人的イチオシです。
欲を言えば、これほどのセンスがあれば、もう少し天原の回想部分や
キャラを練りこめたのではないかと思います。
いや、これでも充分文句なしですけど(汗
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- 良くあるどたばたのひとコマですな。
ついストーリーを重視してしまう自分としてはもう少しひねりが欲しかったり、
翡翠やシエル先輩の壊れ具合が微妙でしたが…
…ええと。志貴ぃ〜(はぁと)にやられました(爆)
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- アルクェイドが可愛いですねーw
内容は十夜のひとコマを思い出させる流れですね。夢を見た後、のような。
アルクェイドが起きてから志貴が起きるまで、という刹那的な時間の中で
アルクェイドが想い感じる、とても綺麗な話に仕上がっていると思います。
ただその所為で、微妙にその前の部分、志貴に落書きをするシーンが浮いてしまってる
感があります。「でもあの顔なんだよな」と思うと、折角の甘いシーンが・・・^^;
しかし、本当に綺麗な話だと思います。アルクェイドの考え方にも違和感がなく、
自然な感じがしますね。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:6)
- 何故あそこで秋葉を狙ったんでしょう(^^;
逃げた女の子も何かの伏線だと思ってましたが・・・
けど四季っちがカッコ良いので。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:7)
- 良いなぁ…こーゆうの好きです(^^ 内容暗くてもハッピー(ぉ
会話中に十夜についての作者の見解や、十夜とメルブラの融合の方向性を
含んでますが、これも共感できました。
と、ここまでは主観的感想ですが、客観的にも良い感じだと思います。
流れはオーソドックスですけど、設定は当り障りないと思います。
お話の中では時間も展開も進んでいない、ただの1コマですが、この1コマでも
話として完成している点は凄いと思います。是非続きが読みたいですねw
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:6)
- おお…何か独特の世界観ですね。いや、秋葉さん観(?)ですか。
琥珀さんルートでない普通の秋葉な筈なのに、何か冷めた感じな秋葉に一票。
- No.21 金色の刻 (採点:4)
- 何気にさっちん話だったんですね。気付かなんだ。
構想は良い感じですけど、いまいち練れてない気もします。
結局あの弓塚は何だったのか(店員には普通に見えていたんですよね?)。
シエル先輩は何故志貴を家に入れなかったのか。
琥珀さんがよろしくないままのシエルエンド後の話で、何故ラストを
秋葉や翡翠じゃなく琥珀さんにしたのか。
・・・ってか何故羽ピン。
色々気になりますな。そこら辺も掘り下げて書かれたら、良かったかと思います。
- No.22 クリーム (採点:8)
- クリーム、凄い良かったです。
題材としてはかなり難しいエンドですが、アルク、シエルそれぞれの行動、
感情は非常に彼女達らしく、またそれに気付かない志貴という儚さ、やるせなさは
心にきますね。状況/心情表現が非常に秀逸だと思います。
パラパラと主格の変わるシーン構成も、映画を連想させる感じで、良いと思います。
表シナリオであるにも拘らず、幕の引き方はまさに裏のままに終わる。
そんな「クリーム」の特異さを改めて感じました。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:7)
- うーん、良いですねぇ。こーゆうの好きなんですよ(笑)
特に秋葉エンドみたいな、救いの少ないエンドは。
二次創作SSって、こういうためにあるのかもとか思ったりもしますw
ひねりは無くても、スタンダードに暖かいSSでした。
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- これはアレですね。俺の触れて、確立してきた月姫SSの最もオーソドックスな
スタイルと言うか…要するに馴染みのある文ですな(全然関係ないですけど)。
鈍感な志貴と、それをからかう一子さんにやきもきする秋葉、うーん
オーソドックスで良いです。キャラごとの雰囲気も正確に表現されてますねw
個人的には秋葉の部屋で、もう少し秋葉を赤くさせて欲しかったかもw
一子さんも、せっかくメイド服着たのに見せるだけで帰るな〜!
…もの凄い個人的な感想でした(ぉ
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- 何か不思議なテンポですね。
ギャグなのかシリアスなのか。十夜入りなのか。落ちはどうなのか。
レンに十夜のものではない、独特の雰囲気を感じますね。作者の愛着ゆえ、でしょうか。
お話、キャラ/文体ともに、らしい感じに仕上がってると思います。
+読み終わった後の不思議な感覚が良いですねw
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- 何故アルクの血が七夜を活性化させるのか。七夜の事を夢で悟ったなら
琥珀さん達の事も思い出したのでは。起きていても乗っ取られていくなら、
夢で戦っていた意味は。等、ちょっと疑問の残る設定でした。
しかし話の進め方や状況表現、それにシエルルート特有のちょっと冷たげな
アルクは良かったと思います。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- いやー、ほのぼのしてますねー。
全体を包んでいるゆったり観が好きです。その所為かギャグネタや突っ込みにキレが
ないですが、この柔らかさが作品の良いところじゃないかと思います。
随所に27祖の名が出てくる辺りもニクイですね。
何よりアルクが可愛いですねー。いや、バカップルだw
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- 非常に良く出来ていると思います。
話の流れや結末はごく普通で無難な線ですが、筆者の筆力、心情表現がそれを補って
綺麗な作品になってると思います。
ただ個人的には、翡翠エンドで琥珀エンドへ、というストーリーにもう一ひねり、
もう一展開加えてみたり、この後の他の遠野家の面々の経過を描いたりしても
面白かったかもしれないと思いました。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:9)
- ……きっつ。
余りにも救いのない、けれど確かに在り得るであろう結末ですね。
非常に良く出来てると思いました。バトルや心情等における作家的表現力にではなく、
さつきやシエル、志貴と会っていないアルクェイド、その背景、心情、さまざまな
情報が、書いてある言葉以上に伝わってくる事に驚きました。
筆力ではない、構成力のプレッシャーと言うか。そういった独特のセンスを感じました。
救いのない話は好みでない所為もあって余り読んでいなかったので、
この手のストーリーを読み慣れてない為かも知れませんが、非常に新鮮でした。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:7)
- 良い感じですね。翡翠の志貴に対する態度と、琥珀に対するそれとの
ギャップも好きです。
ただ折角のオリジナル設定が、いまいち活かされていない気もしました。
小学校時代のことや秋葉の書き損じ手紙の事を、もっと練りこんで書いても
よかったんじゃないかと思います。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- アルクェイドトゥルーエンド後のストーリーにしては珍しく、
アルクが起きたお話ですね。新鮮だと思います。
ただ少し、志貴や有彦に違和感がある気がします。100年後、というのも
難しかったのではないでしょうか。描くのは困難ですが、そこら辺に気を付ければ
もっと良い作品になったのではないかと思います。
- No.36 if... (採点:7)
- こちらはアルクェイドトゥルーエンド後の、王道とでも言いましょうか。よく見かけるタイプの
エンド後ストーリーですね。このエンドのアフターストーリーでは大抵アルクェイドは寝ていて、
そのアルクェイドの視点か、或いは志貴側の視点かで話が進んでいく、というストーリーに
なるようです。「会いに行く」「約束を守る」など様々な方向へ行ける志貴側タイプと違い、
アルク側タイプのSSは既に完成の域というか、悪く言えばオリジナリティを出せない
レベルにまで持っていかれてる訳ですが、それでもやはり綺麗な話だな、と再認識させられました。
特に「だから、もう志貴に逢えない」の前の間は、絶妙でした。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:7)
- 物凄く新鮮なIFだと思います。成る程、一本とられたって感じですね。
最後の最後まで志貴なのか黄理パパなのか判別できませんでした。
爪あとの部分も秋葉なのかとも思ったりしましたし、何か良い意味で裏切られてました。
しかし、何故今になってシキが反転したのか、秋葉はどうなっているのか、
当主は誰なのか、琥珀や翡翠、等々、オリジナル設定でも遠野家の館のシーンで
練りこめる部分があったのではないでしょうか。ここら辺、非常においしいネタかと。
また、シキが黄理のように色を見て死の線を見れないという、大きな設定の変わりようは、
どこからがIFなのかを読者に判別できないようになってしまっています。
その辺りを掘り下げていれば、非常に素晴らしい作品になったと思います。
目の付け所、IFの視点自体はとても面白いだけに、残念ではあります。
○はね〜〜 さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- ※メルブラ未クリアですが、雰囲気と話の筋で採点させて頂きました。
まず最初に……一人称と三人称を混ぜるのは止めましょう(汗)読んでて混乱しますし、一部誰の台詞かわからない所もあります。
それと、〆切ぎりぎりに投稿されたのだと思いますが、行ズレと改行ミスがかなり多かったです。
そんなこんなで、問題点が多い話ではありますが……こういう話、私大好きです(笑)
とりあえず、シオンの台詞がどんどん暴走していくのが何とも。どうしたって修正しようはないでしょう(爆)
壊れギャグスレスレのギャグストーリーでこれだけ笑ったのは久しぶりです。あちこちにある小ネタのほぼ全てに笑わせて頂きました。
後半、若干トーンダウンしてしまいましたが、オチで復活(笑)というか色んな意味でスレスレですね、この話(苦笑)
ちゃんと推敲して、一部暴走しすぎな所を少しだけ抑えればもっと良くなるはずです。改訂版を見てみたいですね〜。
頭すっからかんで読める実におバカな話でした〜(誉め言葉)
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:2)
- にゃうんっ!(何)
だからっ! 既にあちこちでも書いてますがっ! 何で! こんなに! 空行での余白をバカバカと取りますかっ!?
読み辛いんですよ〜(泣)余白は詰めてください〜!
そして、迷子探しが主眼なこのお話ですが……。迷子探しネタは私も月姫じゃなくて別作品で書いたことがありますが、この話は何が一番言いたいのか良く分かりません(汗)
アルクの母性愛と志貴が好きだと言う事、それとアルクが昔に比べて変わった事だけしか、この話には無い気が……。
もうちょっと話を膨らませて書きましょうよ。アルクの葛藤というか、何と言うか。
志貴がいなかったら、自分はこの子と同じなんじゃないか……。いや、そもそも、自分が迷っている事にすら気がつかなかったんだろう……とか。
心は純粋って言うか、白そのものなアルクなんですから、その辺りは書けると思います〜。
そんな訳で不満が多くて点数はどうしても低くなってしまいます、ごめんなさい。リテイクしてみるといいと思いますよ〜。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:2)
- うぐぅ(何)
えーっと、まず文頭は一文字開けです。それと、地の文に一人称と三人称を混ぜるのはやめましょう。混乱しっぱなしでした。
で。この話でもっともまずい点。それは
「情景や状況などを描写ではなく説明している」という1点につきます。
説明文じゃなくて小説なんですから、もう少しこの辺りは何とかならなかったのでしょうか。
序盤のギャグシーンですら読んでて……思いっきりだれました(汗)
後半はいきなりの展開に全くついていけず、読み終えて「あ、終った……」というのが真っ先に思った事です。
悪い意味で文章量以上に長く長く感じてしまった、という風なんですね……。
採点の際には3読が基本の私ですが、初読だけでこの話は終ってしまいましたし(汗)
あくまで、私の感想は数ある感想の一つだと考えてください。これからも、頑張って下さいね。
- No.4 「孤月之序」 (採点:8)
- 「だから、人形だったら良かったのに」
翡翠トゥルーでの琥珀さんの最後の言葉ですが……思い出すとただひたすら重くなりますね、この言葉(汗)
この話を読み終わった後に、真っ先に思い浮かんだ言葉は何故かこれでした。
月姫本編で彼女は、人形ではありませんでした。感情が磨耗しきって、人形と『思い込む』事でしか生きていけなかった琥珀さん。
でも、自らが完全に人形にはなれない事を一番良く知っていたのは、他ならぬ琥珀さんだったんでしょうね。
初読・2読の時から、この作品のスタイルに妙に惹かれている私がいました。少々粗はありますが、それでも私はこの作品大好きです。
『弧月之序』というタイトルの意味は、ずーっとわからなくて考えさせられていましたが、弧月=三日月(それも、恐らくは上弦の月)の序。
つまりは月(というか月姫)の物語の始まりの始まりという意味……で、いいんですよね?(汗)
中番での繋ぎがややこなれないというか、説明不足(というか、わざとのぼかし?)と感じる所がありましたが、初読だけでは味わえない深みとコクのある話でした。
- No.5 そうめい (採点:10)
- 読後、迷わず点数は決まりました。
「……これに10点をつけずに、何に付ける?」と。
この話は紛れもなく月姫です。紛れもなく琥珀さんで、そして紛れもなく志貴でした。
月姫のテーマはやはり『死』なんだなぁ……と、分かってはいましたがしみじみ思いました。
良作は、読み始めてすぐに全身に電流が走る感覚を覚えるのですが、いやはや。
わずか5行で、雷光に打たれた気分にすらなりましたよ(笑)初読後わずか5秒で再読モードです(笑)
先に欠点だけ書いておきます。ある種、そんな欠点もえくぼに見えたりしますがね。
1 アルクェイドは出す必要がない
遠野家ルートではアルクは一切関係してないですからね〜。まあ、本当にちょい役としてしか出てないので良いんですが、準拠するなら外すべきでしょう。
ただ、キャラ描写は完璧でした。一言しかない台詞が、アルクの性格を実によく掴んでいます。
……って、欠点を指摘する項目でまで誉めてどうするんでしょう私は(汗)
2 誤字・脱字や『てにをは』のミスがやたらと目に付いた
……多かったです。
私は真剣に読んでる時は周囲の雑音を完璧に遮断するくらいのめりこむ代わりに、こういうのも片っ端から気がついてしまうから困ったもんです。
「あは〜。この際ですからいっそ全部指摘してしまいましょうかー」
なんて琥珀さんの声も聞こえるので、あはっ書いちゃえ(ぉ)
『低くめ』『馬鹿馬鹿しいちチカラ』『自主的な早起きなさる』『周囲に敵意の無い』『できなかったんだすから』『星の瞬くを見て』
などなど……。でも、一部は意識してこの作者さん、おやりになってる気すらするんですよね、これが(苦笑)
崩れる寸前の日常を表す為に、わざとこんな言葉を散りばめてるような気もして……って、だからここは欠点を指摘する所だっての(汗)
さて。そろそろ誉めずにはいられないので、とっととそちらに移りましょう(笑)
……志貴が、切れかけた電球のように見えました。いや、切れかけた電球そのものでした。
志貴の琥珀さんに対する認識が『あの人』になったり『琥珀さん』になったりというのは、無論わざとですよね(微笑)
地の文にはどれだけの比喩がこめられているのか……もう、一つ一つの隠された意味を探すだけで日が暮れそうです。
……いつか全部探してやろうと思って燃えていますが(笑)
圧倒的なまでの描写には、途中で頭がくらくらしました。ええ、もう本当に。もちろん良い意味ですよ?
文章が空行などで切れないものですから、もうこちらも息継ぎをせずに読み続けること読み続けること……勿論狙ってやってる事でしょう(笑)
結婚の理由を語る琥珀さんの言葉は、まるで周到に用意されたかのように完璧で。
だから、完璧である事に即座に違和感(あくまで違和感だけ)を志貴と同時に感じる事が出来ました。
琥珀さんの最後の独白では、周囲の音が全て消えました。脳裏に絵が見える瞬間、とでも言うのでしょうか。
志貴がみんなに対して何を聞いたのか、その言葉を最後まで示さなかったのも上手いです。
あえて書かなくても、皆最後まで読めばわかるでしょうし。何より、わざわざ書くのは無粋というものでしょう。
Nextタグの使い方は完璧の一言です。余韻をいい感じで残しつつ場面を一度切るのに最高の役割を果たしています。
オリジナルキャラの駅員に名前を与えなかったのも、意図があっての事ですね。あえてここでは語りませんが(笑)
何て言うか……感想書いてて、手の内を全部ばらしたく無いとすら思えるんですね〜。この話の奥ゆきの深さにただただ感服させられるばかりです。
最後には、なぜ琥珀さんが『巫浄』の性をこちらでは名乗っていたのか、よっくわかりました。
「彼の元にはまた、初めての琥珀として嫁げることになりましたー」
ですか……。思わず涙目で笑ってしまいましたよ(苦笑)
最後は、壊れるモノ・壊れないモノの対比構造で締めていらっしゃいます。そして、タイトルの意味の一つも語ってますね。
私もひらがなで内容にボカしをかけたタイトルで今回出展してますが……まあ、月とすっぽんです(汗)
すっぽんの方が美味しいんだー、とかつまらん見栄でもはってみましょうか(笑)
素敵です! 素敵です!! 本当に素敵――っ!!
4096バイトでは全然足りない私の感動の一部を3回繰り返す事で伝えられれば幸いです(笑)
私もこんな話……は、死んでも書けそうにないなぁ……(泣)
本当に素晴らしい作品でした! ぜひ1位を取ってくださいっ! というか、この作者さん誰ですかっ!?(汗)
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- 一言で言うならば、アルクとシエルはある意味同レベルって事ですかね(笑)
猫パンチとフリッカージャブが最後に見えたのはさておき(汗)
間の取り方とテンポの良さが実に光っています。多少展開が強引ではありますが、短編ですからこんなのでもありでしょう。勢いよくスイスイスイっと読めました〜。
あと、空行での効果ですが、ちょっと後半部で多用しすぎです。効果的に使われているとは思うんですが、この半分くらいにした方が文章の座りがいいでしょう。
それにしても、メシアンに続いて大帝都までとは……合掌。とっても面白かったです〜。
感想を付けていて焼肉を食べに行きたくなった日のこと、そんな夏の日のこと……(ぉ)
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- あー……(汗)
えっと。ゲーム調テキスト症候群という感じですね(汗)
SSというか小説の場合は、同じ人が連続で語るときには一文で語ってしまうか、間に地の文を入れるのが普通ですので、次からはそうして下さいね〜。
あと、人称を一人称にしたり三人称にしたり、視点を急に変えたりするのは混乱を冗長させるだけですので注意しましょう(汗)
- No.8 玉梓結び (採点:2)
- はぅああっ!(何)
もしかして続き物ですか、これ〜!?
にゃ、にゃうん……(汗)解決してない、解決してないよ、この話……。
というか、終ってない、終ってないよ……。
これって、本来秋葉サイドで進めるべき話を強引に琥珀さんサイドで描いてるようにしか見えません〜(泣)
話の中で流れを掴むのに必要な部分(秋葉を追いかけに行った志貴がどうなったか)などを完全に省略してるせいで、初読の時には完っ壁に内容は意味不明でした(汗)
秋葉の描写が全体的に薄い性で、秋葉ノーマルエンド後だと判別できたのも二読目です。
さらに、秋葉の意識(思考力)が戻ったという事がわかったのは三読目ですよぉ……(泣)戻った理由に関しても、強引だと感じちゃいましたし(汗)栄養に関して永久機関を得ても、それが秋葉の意識の復活には結びつかないと思うんですよ(汗)
そして……志貴は結局どっちを選んだんでしょう(汗)というか、これはあまりに不誠実極まると思うんですが……(汗)
志貴が琥珀さんに惹かれた明確な理由を提示する事もなく最後にこんな風にポンと終られても、こちらとしてはものすんごく困りますぅ……。
この話、戻った秋葉と志貴を琥珀さんが遠目に眺める……という終わりにしただけでも説得力出ますし、締めも(後味は悪いですが)しっかりしていると思うのは私だけでしょうか(汗)
文章力が結構ある為にかなり悩んだ末ですが……ごめんなさい。やはり完成してる話とはみなせないので、この点数にさせて頂きます。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- にゃう〜ん……(何)
えと。まず文頭は一文字開けです。それと地の文で1人称と3人称を混ぜるのは止めましょう。
あと特にこだわりがないなら、・・(中黒)ではなく……(三点リーダー)を使われるのを勧めます。
改行ミスもあちこちに……というか、飛び飛びになってる文があちこちにあり、疲れました……。
文章的におかしい所もかなりあります。句点の打ち忘れなども。……もっと推敲しましょう(汗)
で、秋葉の志貴に対する呼び方は×お兄様 ○兄さん ですので、そこの所よろしくお願いします。
とまあ……これだけ読み辛い条件が揃っていると、話にのめりこめる筈もなく(汗)
さらに、ストーリー展開も散文的……というか、纏まりのない文章でした。
恐らくSSを書くのが初めて〜という感じの方だと思いますので、他の方の言葉や作品などを読んで、これから勉強していって欲しいと思います。
- No.10 幸せ (採点:2)
- うぐぅっ!(ぉ)
だから〜! これもSSじゃなくてほとんど詩のレベルですよ〜!(汗)
というか、微妙〜に話から現実感が感じられない辺りが、翡翠トゥルーの琥珀さんを彷彿とさせて、嫌ー!(汗)
……まさか、それを狙ってますか?(汗)……だ、だとしても、これはちょっと……もうちょっと書きましょうよ。骨組みだけでは高得点は無理です〜。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:1)
- ……えと。あえて翡翠グッドの展開を無視して、別の世界を構築した上で書かれた話……ですが。
今の私の気持ちをただ一言で表現するとするならば
「つまんなかった」
この一言で全てが集約されてしまいます。
どのくらいつまらなかったかと言うと、私は採点の際にほぼ必ず最低3回は読み返して点を付けます。
しかし……この話はとても3回も読む気しませんでした(汗)
えーっと、今回は珍しく100%感性だけで点数付けました。あくまで私の個人的な採点ですので、お気になさらないでくださいね(汗)
※あと、タイトルの『真実は日記帳の中に』って……内容と全然合致してないような気がするんですが……どういう意味なんでしょう?
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:1)
- うぐぅ〜!(断末魔)
……あの。この壊れっぷりは……何ですか……(顔面蒼白)
つーか、物語における『説得力』って単語がはだしで逃げていくような話なんですが(汗)
というか、ギャグとか言ってるのに、全然笑えない……むしろ寒気がします。……ホラー?(ぉ)
歌月十夜の不条理な一日を目指したのかもしれませんが……ごめんなさい。足もとどころの騒ぎじゃないです(汗)
「夏ですな」
いや、夏だけどっ!!(何)
- No.14 暁 (採点:1)
- う、うぐぅ……(ぉ)
これは、SSじゃなくて詩ですぅ〜!(汗)おまけに、誰が語ってるのかも分かりません〜!(汗)
志貴が何故にヒロイン以外の女性を選んだのかも意味不明ですし……というか、これって現実なのか夢なのかもわかりません(汗)
……分量不足です。明らかに分量不足ですっ! あと、文章の後ろに句点(。)を付けていないのは、これが詩である事の証明なんでしょうか?(汗)
SSとしての評価はほとんど不可能なんで、この点数です。今後精進してください〜(汗)
- No.15 転校生!? (採点:2)
- まず、文頭は一文字開けです。それと、空行のバランスがバラバラで読み辛いのでそちらには注意をすべきかと。
で。内容ですが……これはジャンル的にはギャグでしょうか?(汗)
『亜流区絵井戸』
アルクは常識を知らないわけではない……はずです、確か(ちょっと自信喪失気味)
となると、これはやはりアルクェイド流の冗談……なのかなぁ……。
まあ、ジャンルはギャグと言う事で感想を書かせて頂きます(汗)
そして、どうにも作者さんのアルクに対する愛情が、そのまま文章となって暴走している気も(汗)
アルクの言葉一つでくらくらしてる志貴はどうかと(汗)この辺りは、もうちょっとボールを手元まで引き付けてからいきましょう(笑)
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- わはははははは(笑)
ロアがやたらと哀れに感じました。この話における蛇の二つ名の由来などは爆笑ものです。
後は……そっか……体操服が……とか(ぉ)
とりあえず、ロア助語なる物の存在に完敗(誤字に非ず)
そんな訳で書き出しはかなりいい感じで読み進められた……んですが。
ACT3に入った辺りから文章の繋がりが一気に怪しくなります。
時間軸が飛ぶのはまだしも、話の展開というか間を繋ぐべき物があまりに少ない為、初読の時にはハテナマークが飛ぶ事飛ぶ事……。
まあ、その後も浮かんだハテナマークの多数は消えないままだったんですが(汗)
ACT4に至っては、長野県民以外はついていけないネタですよね?
無論私は長野県民ではないので笑い所できっちりはずしました。後ろ半分で一気に盛り下がってしまったというのが私の本音です、
ギャグの基本は『内輪ネタ』『知る人が限られているネタ』からの脱却です。
読み手のまあ……9割くらいは通じるネタでないと、避けた方が無難でしょう。
テンポの良さとある程度までは書けている文章力から、恐らく普段は別のジャンルで書いてる方がギャグを初挑戦した、という感じに見えました。
後、もう一つギャグを書く上で重要な事ですが……どこかの誰かも言ってました。
「こういうのって粘って粘って盛り上げた挙句にガツンとやるのが効果的なんだよねー」
って。(私が過去で最高に笑ったギャグ作品の某台詞です)
やはりギャグは『タメ』と『落とし』でしょうね〜。タメが不足してる状態で、落としも効果的でないとどうしても外す結果になります。
色々な所を直しながら、ギャグに再挑戦していってくださいね〜。
最後に……とりあえずクマの名所は北海道だと力説させてください(笑)←道産子
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- まず、文頭は一文字開けです。あと、1人称と3人称を混在させるのは止めましょう。
さて内容ですが、タイトルにもう一捻り欲しい気もしますが、短くも纏まっていると思います。
落書きする様は、アルクの天真さをよく表していますね。イフの解釈も好きです。
細かな所で気になるところは色々とあるのですが、楽しい話でした。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:2)
- えーと。あちこちでこんなに空行を空けなくてもいいと思うのは私だけでしょうか(汗)
文章技巧で間を取りましょうよ〜、こんな空行ドカドカあけるばかりではなくて。
地の文これだけ書けるんだったらこの作者さんにはそれができるはずですよ……。
まあ、それはさて置き。ストーリー構成は良くある感じですが、二人のしきがいる日常の話は好きです。
個人的には、昔の性格のまま大きくなった秋葉を見たか(以下略)おほんっ(汗)
「さて問題だ、志貴。今の”しき”は俺とお前、どっちが先に言われたんだろうな?」
こういう台詞は好きなんです(笑)地の文での四季の違和感の描き方も悪くないです。
ただ……後半の展開が致命的に悪いんですね。
本編とは全く違う構成にするんだったら、もっと書き込まないといけないはずです。
というか……書かねばいけない所を全部空行でごまかした感じさえするんですね……。
説得力が文章から乖離していては、読み手に感銘を与える事はできません。目が点になるだけです。
残念です。面白そうと思っただけに一層残念です。ぜひリテイクして頂きたいですね……この話。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- はい。まず2つ思った事を。
まず一つは誤脱字がちょっと多いです。
もう一つは、複数の人が会話してる中で、誰が喋っているのか分かり辛い個所(分からない、ではないです)があった事。
その2つにもう少し注意を払うと、さらによくなるはずです。
さて、内容ですが……秋葉が可愛い……(笑)
アルクとも、シエルとも違う反応をした秋葉……だから、可愛いですってば。
で。もしかしなくてもこれはイチゴさんが主役でしょうか(笑)
私の頭の中に「添い寝してやろうか」
1 …遠慮します
2 ………………
こんなバカな選択肢が浮かんでたり(ぉ)つーか、2を選んでみたい自分がいたり(おぉ)
すんごく面白かったですー。過去と、未来とってタイトルも内容に良くあっていますね。
乾家訪問の際には更なる志貴の過去に対する暴露話があるんでしょうね〜。
個人的には志貴のおねしょとかについて知りたい……(爆)
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- まず、文頭は一文字開けです。
それと……難しい漢字を多用するのは止めた方がいいですよー。私も幾つか読めない字ありました(汗)
まあ、宮沢賢治を意識してる……という可能性もありますけどね〜。
読んでいて思った事……何て言うか、物語に中々すっと入り込めずに苦労しました。
んー、特にこれと言った理由は思いつかないんですけど……ね。
地の文の台詞回しがどうにもこなれない感じです。内容はわかるんですけど、理解と娯楽は違うわけで(汗)
いや……でも面白い事は面白いはずなんですけどねぇ……何なんでしょう、この感覚(汗)
あ、あと地の文の
「い」「ぱい」「んぱい」
こういうのは止めましょうよー。数分ほど、意味不明で凍ってしまいました(汗)
ちなみに、クレヨンでのメッセージを見てウィザードリィを思い出したり(笑)
注文の多い料理店を思わせる話の進め方はいい感じでした。でも……なんでこんなに読み辛いんだろう(汗)
で。オチが……ありませんねぇ……。何というかそのまま(汗)でも、色々と笑えたのでこの点数です。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 『未プレイの為、設定が多少変な可能性があり』
この一文を読んだだけで、私はこの話の採点を辞めようかとさえ思いました(汗)
こんな言い訳を書く暇があったら、本編やってください! お願いですから!
先に一言だけ。私はさっちんとあゆをこよなく愛するへたれSS書きです。
そんな訳で、色々とフルで突っ込ませて頂きますが、ご了承ください(汗)
きつい事を多数書いてますので、不快に感じられたら読み飛ばされても結構です。
まず文章作法ですが、文頭は一文字開けが確かに基本ですが、会話文は一文字開けは普通しません。
あと、特に大きな意味が無いのなら間は・・(中黒)ではなく、……(三点リーダー)で取るのをお奨めします。
次に、改行位置が揃えられておらず、読み辛さを感じます。空行をバカバカとあけて間を取る手法も感心しません。
文章効果を狙っているなら良いのですが、この作品内では読み辛いだけです。
終盤は台詞の中に()は使う、カッコの後ろに句点(。)は付いている、文の始まりはばらばら……と、作法に関しては誉めるべき所が見当たりません。
次に。さっちんの一人称は
×私 ○わたし です。
原作未プレイであえてさっちんを書くほどにさっちんが好きならばこれくらいは徹底しましょう。
そして次ですが……推敲しましたか?
タイトルが三つもあるのは何かの冗談かとすら思いました。さらに誤字脱字も。
×志君 ○志貴くん
×分かれる ○別れる
他にも探せばまだ出てくるかもしれません。……もう探したくないですが。
そして。何より私を非常に憤らせた事。それは志貴がさっちんの事を『さつき』と名前で呼んでいる事です。
これは本編をやれば分かりますが……志貴はただの一度も彼女の事を名前で呼んではいません。
プレイすれば私の気持ちの幾許かは分かると思いますが、これは私にとっては耐えられない事です。
受忍限度を大きく超えています。そんな私に追い討ちをかけるかのような一撃。
お弁当って何ですか? 告白って何ですか?
そんな心和むシーンなんて、月姫では全く存在しませんよ!!(滝泣)
ましてや、私を殺してくださいとさっちんが言う所なんて……ああ、もう! 秋葉じゃないんですから!
読んでて目を覆わんばかりでした。作者さんに悪気は無いのでしょうが、怒りすら湧いてくる程です。
どれだけさっちんの幸せを描く条件が困難なのか、少しは勉強してきてください。
わずかでも彼女の幸せを表現しようと、私なんて日々四苦八苦してます。
今回の私のこんぺ出展作なんて、その苦肉の策のいい例です。……自分でも、苦肉すぎて泣けてきますが。
こんなふざけた青写真……というか合成写真見せられても、良かったね……と思う事すら出来ません。
読後に苦笑したり、目が点になった事はかなりありますが、これだけ怒りを覚えたのは初めてです。
これが私の正直な感想です。実際、便宜上では1点ですが私の心の点数は0点です。
とはいえ、普通の人ならこんな過敏な反応はしないでしょう。ただ苦笑して終わりです、きっと。
ただ、さっちんの事を愛している人間にとっては……侮辱に近い話でした。
多分この作品の採点で1点が頻発している事は、疑いありません。色々な感想を読んで、猛省をして下さい。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- あーっ、もうっ!
どうしてこのこんぺは上限が40KBなんでしょうかっ!!(言いがかり)
……容量フルで書かれてるのに、凄く、すんごく内容があっという間に感じました。
というか作者さんが一番実感してると思いますが、書き込み……これでも不足ですよね(汗)
羽ピンにスポットを当てた……というか、ほとんど羽ピンシナリオというくらいの幅の広さ。
ちなみに、羽ピンだけは私には脳内キャストがあるのです。みずいろの日和(笑)
内容も着目点も非常に優秀です。キャラの性格把握も、構成も実にしっかりしています。
お風呂のシーンのようなお遊びも入っていて、私としては凄く楽しかったです。というか、あっというまでした。
冒頭シーンこそが、時間軸的には一番最後のシーンというのも上手い書き方です。っていうか、全編が無茶苦茶上手いです。
個人的には10点を入れたいんですが……羽ピンシナリオとして評価する場合、書き込みが不足してるんですよね……(泣)
段階を追って少しづつ描くべきでしょう、羽居の記憶が消えていくのは。
スタートでいきなり『家に帰るように』の手紙が来ているのは、容量の問題だってのはわかってるんですが……早すぎます(汗)
両親の事を忘れた時の事もダイジェストで描いてますが……回想シーンとして場をとってしっかり描くべき所ですよね(汗)
羽居の感情も、もうちょっと書くべきですよね……。彼女の病状が日々進んでいく事の不安とか。
秋葉や蒼香が、羽居の様子に軽い違和感を覚え、それがやがて違和感、不信……と進んでいく方が、余程読み手へのパンチが効きます。
いえっ! このくらい作者さんは絶対に分かってると思うんですけどっ!(汗)
容量のばかぁ……と言いたいですぅ(汗)
そんな訳でっ、感想人としてはもの凄く不本意な9点です!
恐らく作者さんも不本意だと思います! 倍の80KB……いいえ、60KBあれば書ききれたでしょうに……。
恐らく書いているであろう、省かざるを得なかった部分を読ませて下さい!!
というか、いっその事羽ピン専用VNの製作とかっ!(ぉ)
全出展作で最も残念な話でしたぁ……ぐっすん。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:1)
- にゃうん……(汗)
えと。突込みどころ満載でどこから突っ込んだらいいのやら……。まずやはり最初に突っ込むべき事から……このもの凄い量の空行はなんですか?(汗)
読み辛くて読み辛くて、まず真っ先にやった事は、メモ帳にはっつけて空行を詰める作業をしたくらいです。
あ、あと「」の後ろに句点(。)はつけません。文頭は一文字開けです。間の取りは・・(中黒)じゃなくて……(三点リーダー)で取るのをお奨めします。
ふぅ……で。内容なんですが。
アルクェイドトゥルーエンド後、時間が流れた後……というのは面白い着眼点です。
ただ、どう考えてもそれが効果的に生かされてるとは思えません。
100年たったにも関わらず志貴は生きている、などと思うのは流石に無理がありすぎます。
このテーマで書くなら、アルクェイドは眠った時間を1日程度と認識しているのに、目が覚めて志貴に会いに行った時に初めて100年の時間の流れに気がつく、という展開すべきですよ。
というか、明らかにその方が自然です(汗)
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:5)
- あー……とりあえず、いくらアルクが真祖だからって、そんな頭を小突くみたいに殺すのはどうかと……(汗)
いや、ちょっと話の筋が凄すぎました、色んな意味で(汗)
「ほーらアルクェイド、このこのぉ!」
「あん! 痛いよ志貴――」
……頭悪くなりそう(汗)とりあえず……ヒントで○ント(ぉ)
点数付けるのにもの凄く困りました、これ。……あー、直観だけで付けてます。
- No.36 if... (採点:1)
- にょめれっちょっ!(おぉ)
まず言う事は一つ。この改行、何とかしてください。
安易にバカバカと空行を使いまくって間を取る作品は、正直うんざりです。いつもだったら、この瞬間に私は読まずに閉じます(汗)
で。読んでみたんですが。疲れました(汗)
んで、全然心に響きませんでした(汗)さらに、アルクの天真爛漫さがあまり出てない気がしました。
一言で言っちゃうと……つまらなかったですぅ……。今後、精進していってください〜。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- がお……(泣)
あ、あのー。事実の羅列、以外に読み取れる物が無いんですが……(滝汗)
言葉の選び方にはセンスを感じるんですが……それだけ(汗)
そ、それともこの作品にはまるで騙し絵を彷彿とさせるような手法が取られているのでは……!? そう思って読み返す事3回。
……何も分かりませんでした(汗)というか、ただの事実の羅列というか、琥珀さんの一日の仕事の様子以外は読み取れません。
タイトルも意味不明っていうか、『君を大人にする』じゃなくて『君が大人にする』って……奈須きのこさん流の『あなたを犯人です!』じゃ無いんですから……(汗)
そんな訳でこの点数です、ごめんなさい。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 「あーあ、なんでお医者なんかになったんだろ」
ぽん、と軽口のような感じで出たこの台詞は、わんわん泣かれるより重いかもしれないです(汗)
空気の抜けた風船のようにあっけなく。そんな物なのかもしれませんね、志貴の最後は。
……いえ、人の最後なんて。どこかの感想でも書きましたが、月姫のテーマが『死』だからこそ、こういう話も受け入れる事が出来ます。
ハッピーエンド好きな私が、こういうのも良いと思うのは月姫くらいのもんです(苦笑)
それぞれの別れ、という感じですが……何故か、悲壮感をあまり感じません。不思議ですね。
この話の描き方がもの凄く上手いから、だと思いますけど。
秋葉とシエルの会話なんて、私も読んでて苦笑してしまいました。シエル嫌いの私が(笑)
秋葉と翡翠のやりとりは、秋葉の優しさを感じたり。それでいて、多分あの言葉は自分にも言ってたんでしょう。
琥珀さんは……あの人らしいですねぇ……。ええ、本当に。
あー、長々書くとキリがありません。10点だけ付けて私『も』そろそろ逃げる事にしましょう(苦笑)
何となく私も恥ずかしい気になります。では最後に一言だけ。
……無茶苦茶切なかったですけど……ついラストは泣けてしまいましたが……本当にいい話でした。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:3)
- 本編の再構築話……ですが。
ある意味、この話の志貴は本編以上に酷いかもしれないです。
二者択一の選択肢で、彼女を選ぶという話を、どうして私はほとんど見ることが出来ないのでしょうか(泣)
採点回避したい気もしますが……好き嫌いで点付けさせていただきます。
私は。こういう話は。……嫌いですぅぅぅぅぅぅ(泣泣泣)
- No.55 SEPIA (採点:7)
- 志貴の死期を描いた話が多いですが……いい物が多いですねぇ……。
ただ……こういう事を言うのは失礼だとは思うんですが、どうしても、もっと良かった作品と比べてしまう自分がいます(汗)
個々、それぞれの反応や経緯をより魅力的に書ききっている作品が多くて……あぅ、ごめんなさい。
これ単品で見たらこんなに低くはないはずなのですが……ちょっと差別化をさせて下さい、ごめんなさい〜(汗)
- No.60 めがねがね♪ (採点:4)
- えーっと。タイトルのセンスはかなりいい感じです(笑)
しかし、話の内容が粗雑です(汗)改行や文頭開けなどが、やったりやらなかったりでブレがあちらこちらで生じていて読み辛い……のはまぁいいとして。
地の分の人称が一人称と三人称でぶれてるのも、まあさておいて(汗)
アルクがいきなり泣き出すのには目が点です。何故に〜!? って、そんな感じで。
いや、読み返せばその理由は何とかわかりましたが、もうちょっと順序を追って書きましょうよ、容量まだまだあるんですから(汗)折角、いい所に目をつけてるのに。
アルクらしい、天然お気楽お天気吸血鬼な性格描写は良くかけてます。ただ、まあ……ボリューム不足を感じるのは残念ですが。
ちょっと微妙な点数ですが、面白さはありました。これからも頑張って下さい〜。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:2)
- うー。うーうー……。う〜(ぉ)
さっちん萌えとしては、評価してあげたいのは山々なんですが……。楠木真之助さんの話の劣化版というイメージしかしません(汗)
展開は雑な上に、駆け足すぎ。シエルの上司がさっちんの処分を止めた理由も不鮮明。
さっちんの<結界>下でどうして有彦にはさっちんの姿が見えたのかも不明。
さらに、本編の有彦のさっちんに対する感情を考えると、さっちんに興味を示すくだりも唐突かつ不自然に感じます。
さらには、この日までどうやってさっちんが生きてきたのかの描写もなし。
吸血=相手を吸血鬼化させるのでは無い、という設定だと思いますが、それに関する説明も無いですし、第一強烈な吸血衝動をどうやって理性で押さえ込んでるのかも書いていません。
シエルが有彦をいきなり殺そうとした……というのも、かなり疑問が。任務の邪魔になりそうだからって、いくらなんでも知り合いを即殺そうとしますかね? ……いや、シエルならやりかねませんが(汗)理由を書くべきだと思いますよ〜。
さらに、地の分は決定的に足りてませんし、冒頭のゲーム調の選択肢にはかなりずっこけましたし……。
空行は無駄に多いし、文頭一文字開けなどはされてませんし、タイトルは良くわかりませんしー。
物語の盛り上がる『転』の部分はすっぱり削られてますし、ラストはご都合主義全開ですし(滝汗)それも、明らかに作者に都合がいい締め方です(汗)
……すんごい酷評やってる気がします(汗)では、なぜ1点でなく2点なのか?
それはとりもなおさず私がさっちんを愛してるからに他なりません(笑)拙いながらも、彼女をなんとかしたいという思いだけは強く読み取れました。
さっちんにスポットあてて少しでも救いのある話を書くのって凄く凄くすっご〜〜く難しいんですよ〜。
でも、それに敢えて挑戦したのには敬意を表したいと思います。ぜひ、色々な所を直しつつ、さっちんを幸せにしてあげて下さいね〜(笑)
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- う゛にゃ〜〜ん(泣)
……なんなんだよ、一体。全然解からない。
全く持って私も同感ですぅ……。何が書きたかったんですか、作者さんは〜!?
何もかもが、その、ズレていて。七夜……う、それを考えても、これは。
二人ザスザス殺しておいて、解からないも何も、無いんじゃないカナ? 無いんじゃないカナ? カナ?(錯乱風味)
というか、この話の意味って何ですか〜!? 意味が無い事が意味ですかっ?(汗汗)
ごめんなさい。私の趣味には全然合いません。評価の際は3読が私は基本ですが、これは1回だけで点数付けちゃいます。
こういうのは嫌いですう〜……ぐっすし(泣)
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- ああ、忙しい忙しい……。
ルイスキャロルの、不思議の国のアリスの書き出しは確かそんな感じでしたね(笑)
さっちんの話で、これだけ笑ったの初めてかもしれないです。
いっつも、壊れギャグとか、苛められて終わりとか、チョイ役とか……なんで(泣)
テンポ良く笑って、笑って、笑って……アリスのラストを思い出して。
ラストの〆は、何となく見当がついてて。
というか、遠野くんと志貴くんの使い分けが為されてるのが……愛を感じます。
うさぎと帽子と居眠りねずみ……私も、そんな店の看板を探したいですね……。
案内役のうさぎは確かにミスキャストですねー。でも、そんな所がおかしくて。
こんな話を読めて、本当によかったです。ちょっと泣けました。
ひょっとして……アキさん?(違ってたらごめんなさい〜)
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:10)
- 「短編とは、どんな話であるか。それは、わずかな文章に数多くの物が込められていて、全く短いと感じさせない話である」By はね〜〜(ぉ)
この話はまさにそれです。6KBにも満たない長さにも関わらず、まるでその短さを感じさせませんでした。
人は常に、死に向かって日々歩きつづけている。
死が避けられない以上、それは当然のこと。そんな悲しい存在であるのに、それでも人は一瞬の輝きを求めずにはいられない。
生と死の狭間を歩きつづけてきた、そんな志貴の生に対する考え、死に対する考え。
それが本当に良く描かれていました。
先生と志貴との関連も、先生という存在に対する面白い解釈も素敵です。
これぞ、間違いなく『月姫の』SSという感じですね。雰囲気は最高に出てます!
読むのが難しい漢字にカナを振ってある親切設計(笑)も、良かったです。
欠点……。思いつきませんねぇ……(汗)そして欠点が思いつかない以上、点数はこうなるのです(笑)
月姫らしさが実に出ている素晴らしい作品でした! 良い話を読ませて頂きありがとうございます!
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- にゃ〜……(汗)
書きたい事は分かるんですが……この話のテーマって、何でしょう?(汗)
ヤマ・イミ・オチの3つがしっかり描かれていて、初めてお話として成立すると私は思うんですが、これでは志貴のアルクェイドに対する思いは書けてます。
未来に対する漠然とした不安(太宰治?)も恐らくは書かれているのでしょう。
……しかし、ヤマがありませんね(汗)話の中の一場面の抜き出しならこれでいいんです。しかし、これで全文が終わりというのは……。
短編は短い話ではありません。短い文章を短いと感じさせず、少ない言葉にどれだけの意味を込められるかだと私は思います。
この話は、まさに『短いだけの短編』という感じで……(汗)そんな訳でこんな点数です。でも、情景の描写力はかなりありました。これからも頑張って下さい〜。
○はりけーんますたー さん
- No.1 話幼月中 (採点:5)
- ギャグのキレが鋭く(時折鋭すぎてひるんでしまいましたが)
楽しんで読めました。
しかし、18禁紙一重ですね。読んでいて冷や冷やしました(笑)
初めの部分で都古に触れられていないのは、単なるミスでしょうか?
シオンが突然都古について話しだしたので少し混乱しました。
オチが少しありえなさすぎというか首を傾げざるを得ないものでしたが、
初めにも書きましたとおり楽しんで読めたので、この点数をつけさせていただきます。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:4)
- 何気ない日常を描く、という点で、この作品は成功していると思います。
ただ、誤字や文字の不統一(『町』と『街』とか)が多いのが残念でしたね。
多少のミスは致し方ないことですが、あまりに数が多いと作品の世界に没入する妨げになってしまいますし……
締めの部分で、もう少し何かが足りない、といった感じを受けました。
せっかく醸造してきた雰囲気をもっと昇華できる結末であれば、
さらにいい作品となったのではないでしょうか。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:6)
- タイトルだけ見て、遠野家当主の話だと思ってしまいました。いやごめんなさい(笑)
スリリングな戦闘シーンからは、作者さんの力が伝わってきます。
七夜志貴の持つ想いも、切なく感じられたと思います。
ただ、ラスト部分が少し駆け足と言うか、
そこまでの描写の濃さと差があるように個人的には思えて残念でした。
- No.4 「孤月之序」 (採点:6)
- >そう。サイは投げられた。
約束は、守られなかったのだから。
というくだりが、胸に突き刺さります。
場面場面での描写(シャンデリアとか、紅茶に映った月など)がとても上手で、
情景をありありと想像することができました。
- No.5 そうめい (採点:10)
- 素晴らしいです。
「月蝕」で暗示されていた来るべき終末をここまで感動的に描かれるとは、
もう言葉もありません。
いいお話を、ありがとうございました。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 何が起こったのか、具体的に語ることなく、
しかし流れの中で明確に浮かび上がらせて見せる。
作者さんの手腕を見せつけられた思いです。
後、先輩にさりげなく味な役どころが割り振られているのが、
先輩好きにはたまらなく嬉しかったり。
- No.8 玉梓結び (採点:6)
- 「遠い葦切」のアフターストーリーというと、どうしても暗い結末しか思い浮かばないのですが、
このお話は四季という鍵によって、また違った視点から「その後」を創りだしていて興味深かったです。
志貴が琥珀さんに心を動かされてしまうのが一見不誠実のようでもありますが、
人形のような少女を相手にし続けることの苦痛・哀しさを思えば、
確かな反応を返してくれる誰かに寄りかかりたくなるのも無理ないことではないかとも思われます。
ただ、命を奪われた後も秋葉の食料として使用される四季がどうにも哀れでなりません。
彼としては、あるいは幸福なのかもしれませんが。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:2)
- もう少し読点を打った方がいいのではないのでしょうか。
読みづらい部分が多々ありました。
あと、タイトルと内容が今一つ噛み合っていないように感じられます。
「アルクェイドの現在」と呼ぶには、志貴にスポットが当たりすぎているのではないかと。
- No.10 幸せ (採点:3)
- 心情を淡々と綴った点は、いいと思います。
作者さんのキャラへの愛情も伝わってきますし。
でも、物足りないのも確か。
ありきたりと言うか、既視感があります。
「ただ」心情を綴るだけでなく、もう一歩先の段階へ進んだお話を読んでみたかったです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- 圧倒されました。
まさか「忘れられやすい存在」というものにこんな仕掛けが施されているとは……
脱帽です。
シエル先輩が、あくまで個人的な理由から「ネームレス」に立ちふさがったのも、
納得がいきます。
このことが、話に深みを持たせる一因になっているのかもしれません。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:5)
- 「真実は日記帳の中に」というタイトルですが、かなり意味深ですね。
お話に日記帳は登場しませんし。
もし「日記」という言葉があの「タスケテ」の日記を指しているのなら、
志貴に説教した琥珀さん、最後に何かを伝えようとした琥珀さんの姿も演技だった、ということになってしまいそうで怖いです。
「有り得ない展開」という章タイトルはいかがなものでしょうか。
なんだか、雰囲気を壊してしまっているように思えます。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:6)
- しょ……しょーもない!(褒め言葉です
>とっさの判断で椅子から跳躍。
>バキバキという建築素材特有の破裂音を無視してコンマ0.3秒で愛すべき兄の部屋の前に到着し、
あたり、バカバカしすぎて最高です。
一発ネタ、楽しませていただきました。
- No.14 暁 (採点:5)
- 散文詩的な表現方法が新鮮でした。
SSというものの、一つの可能性だと思います。
内容の面について言うと、
確かにこういう結末も考えられるよな、と目から鱗が落ちました。
でも、
>隣に居るだけで
>彼を包み込む事が出来る
>彼に安らぎを与える事が出来る
>私達が
>持ち得る事の出来なかった
>彼女だけが持つ強さ
というくだりには疑問を感じました。
彼女たち――月姫のヒロインたちは、安らぎを与えたり、彼を包み込んだりすることができないのでしょうか。
そんなことはないと思うのですが……
あと、「姉妹」とは翡翠と琥珀のことだと思うのですが、
その表現の仕方は「妹」と重複しますし、彼女たちをそういう分け方で見てしまうのは少し可哀想な気がします。
- No.15 転校生!? (採点:4)
- 今一つ、話が弱いように思います。
アルクェイドが転校してくるなら、それに付随して起こるドタバタも読みたかったですね。
ちなみに阪神は優勝します。予測済みです。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:2)
- タイトルのインパクトは文句なしで全作品一番でした。
これもセンスですね。僕には思いつかないです。スゴイ。
ただ、そもそもがナンセンスギャグなので途中から遠野家ルートになろうと先輩が円盤になろうと
一向に構わないのですが、オチやタイトルの意味がよくわからなくて消化不良気味です。
ツチコロビは確かツチノコの別名だった気がするのですが、それが最後に出てきて一体なんだと言うのでしょうか。
飛んでいったロアや先輩のことを指しているのなら、それらしい表現が欲しかったです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- 同じベッドで眠る二人。
無邪気な悪戯。
のんびりと過ぎていく日常。
しかし、そこには確かに「いつか来る終末」が存在しているんですね。
近い題材を扱っている作品は他にもありましたが、また違った味わい深さがありました。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 前半部分で描かれている「あるかもしれなかった日常」が、すごく切ないですね。
楽しそうに振舞う四季の姿に、余計に哀しくなりました。
ラストで、琥珀さんのために命を投げ出す彼が印象的でした。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:7)
- 重い命題を前向きに受け止めようとする登場人物たちの姿勢に、とても好感を持ちました。
アルクェイドとシエル先輩の不器用だけどお互いを大事にしあっている関係も、
読んでいて楽しかったです。
最後の一行、とても胸に染みる言葉ですね。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:4)
- 一体志貴と琥珀さんの間になにがあったのか、何度読みかえしても分かりませんでした。
少々ぼかしすぎではないでしょうか。
文章の面で素晴らしいものが感じられるだけに、残念でなりません。
- No.21 金色の刻 (採点:7)
- さっちんの幸せそうな、でも寂しそうな笑顔が浮かんできて、とてもやるせなくなりました。
読み返してみて、「ばいばい」という言葉に思わずほろりときました。
書かれた方は、ライトノベルがお好きなのでしょうか。
一人称の文体に、なんとなくそんな雰囲気を感じました。
間違ってたらごめんなさい。
- No.22 クリーム (採点:6)
- 「あの」エンディングは好きなのですが、このお話を読んでから更に好きになりました。
お話を通して流れる、どこか寂しい空気が胸に迫ってきました。
レトリックに優れた文章でした。筆力は今回のこんぺでもトップクラスではないでしょうか。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:6)
- 「酔夢月」を彷彿とさせる、四季が印象深いお話でした。
騙されていたにも関わらず、琥珀さんのことを気にかける彼の姿が、哀しくも美しかったです。
三人で酒盃を交わすという光景は、あるいはあったかもしれないわけで、そう考えると余計に辛いですね。
- No.24 過去と、未来と (採点:6)
- メイド服一子さん、萌え!
……失礼しました。あまりに意表をつかれた組み合わせに、少々取り乱してしまいました。
まさか来たのが一子さんだとは、予想だにしませんでした。
それだけに、巻き起こる様々なドタバタも、とても新鮮な気持ちで読み進めることができました。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:9)
- シエル先輩とななことのやりとりに、心が温まりました。
オリジナルのキャラも、違和感なくお話に溶け込んでいると思います。
ところで、最後の一文を読むと、このお話は秋葉シナリオをベースにしているのかとも思えるのですが、
それだと先輩がアルクェイドについて言及しているのは少し変な気もします。
何しろ、彼女が人間らしくなったのは志貴の存在によるところが非常に大きいのですから。
となると、このお話は作者さん独自の設定なのでしょうか?
まあ、これだけいいお話の前では瑣末なことですが。
- No.26 注文の多い…… (採点:9)
- レンが可愛すぎます。たまりません。連絡の手段によりによって「クレヨン」を持ってきたあたり、
あざといとさえ言えるでしょう。ちくしょー、完敗です。
構成の妙に惹かれます。ただの「レン萌え」に終わらせないあたり、作者さんの手練を感じますね。
非常に個人的な見地から申しますと、先輩のヤキモチには非常に楽しませていただきました。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- なぜ未プレイなのにこんぺに参加しようと思われたのか理解に苦しみますし、
内容のほうも疑問符の残るものでした。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- いわゆるバッドエンドに類するお話なのでしょうが、それに付随してしかるべき後味の悪さや哀しさが希薄に感じました。
何度か読み返し、色々考えてみたのですが、
やはり遠野志貴が七夜志貴に乗っ取られる瞬間があっけなさ過ぎたのが原因ではないでしょうか。
もう少し解像度の高い描写があれば、もっといい意味で読み手を苦しませるお話になったのかもしれません。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- 「本人抜きのラブコメ惚気話」という言葉でもう期待度はフルトランスだったのですが、
その斜め上をいくお話でKOされてしまいました。
アルクェイドの惚気は、もはやアンチマテリアルライフルクラスの破壊力です(変な例えスミマセン)。
そして、最後の先生の一言。これにはクラっときました。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:6)
- 個人的な願望としては、七夜さんには七夜さんのままで居て欲しかったのですが、
やはりそれは無理なことなのでしょうか。
このお話では、七夜さんは自分の琥珀としての過去を乗り越えるわけですが、
全てを置き去ってきたはずの彼女がまたそれらと対峙するのは酷なことですね。
しかし、そんな彼女は新しい幸せを見つけることに成功したわけで、救いのあるいい結末だと思います。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- 歌月十夜には、羽ピンが実家に帰りたがらないというくだりがあっただけだったと思うのですが、
そこからこれほどまでに世界を広げた作者さんのイマジネーションには敬服します。
最終的には前向きな答えを見出した羽ピンですが、
その先にあるものに思いを巡らせると暗澹たる気持ちにならざるを得ません。
あまりに、切ないお話でした。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:8)
- 暗黒唇痕の後日譚ですが、作者さん独自の空間が繰り広げられています。
あくまでピカレスクに走るのかと思いきや二転三転する展開に、すっかり翻弄されてしまいました。
いわゆる爽快感の類は存在しない結末ですが、
ひとつの「あったかもしれない終わり」としては無上の説得力を誇っているお話だと思います。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 「琥珀さんの手紙」というテーマもさることながら、
琥珀さんが過ごす日常が垣間見れたのが、とても嬉しかったです。
よく考えてみると、遠野家関係者以外から琥珀さんが名前を呼ばれている光景って、ほとんど見たことないですもんね。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:7)
- 空白の多用されたSSには、どうもその空白に頼りがちな傾向があるのですが、このお話は違いました。
遠野家が狩られる(年老いた志貴が手紙を残しているわけですから、事件からはかなり後のことでしょう)という奇抜ですがありえないこともない設定と、
アルクェイドのために残された花の美しさが、強く印象に残ったからでしょう。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:1)
- いくらなんでもこれはないだろう、というのが嘘偽りない感想です。
この話からは「遊び」の空気を多分に感じます。
なんというか、腕のある人がものの試しに書いてみた……そんな印象を受けます。
ですから、キャラを壊しすぎだとか、しかも扱いがひどすぎるとか、女性を穴としか見ていない
などという批判は意味をなさないかもしれません。
おそらくは、真剣に受け取らず、笑い飛ばすべき話なのでしょう。
僕には、どうしてもそうすることができませんでしたが。
- No.36 if... (採点:4)
- 少々、空白を使いすぎではないでしょうか。
もっとコンパクトにまとめることも可能だと思います。
内容の面は、本編でのアルクェイドの心境が丹念に綴られているなと感じました。
しかし、原作に忠実すぎた感も否めず、この作者さんならでは、という部分が欲しくもありました。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:7)
- 「志貴が七夜の家を継いでいたら」というイフ、楽しませていただきました。
本編とは完全に別物ですが、この突拍子のなさもSSの醍醐味じゃないかな、と個人的には思ったり。
ある意味、真の意味での「二次創作」かもしれませんね。
この後はどうなるかなー、と思わず妄想なんぞをしてしまいました。
それだけ、こちらの想像力を書きたてるお話だった、ということでしょう。
- No.38 『のら』 (採点:7)
- ともすれば忘れそうになりますが、
歌月十夜での一子さんの出番は微々たるものでした。
しかし、その僅かな部分から想像力でもって話を広げていくのがSSであるとするのなら、
このお話はぴたりとその定義に当てはまると思います。
とても魅力的なオリキャラと一子さんとのやり取りは、
読んでいて嬉しくなるほどあったかいものでした。
全編に渡って満ちている優しい空気が、心を和ませてくれます。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- 日常を淡々と描写している点には好感が持てますが、
作者さんが一体何を意図してこのお話を書いたのか、今一つ読み取れませんでした。
タイトルからしても、この描写の中に何らかの意味が込められているのでしょうが、
説明不足ではないでしょうか。
あるいは、僕の読解力が欠如しているためなのかもしれませんが。
- No.40 儚き夢 (採点:2)
- 句点を使用しない、文の途中で改行するなど独特の文体ですが、
残念ながら内容を生かす方向に効果を発揮していない、と感じました。
オリジナルキャラも登場が唐突かつ描写不足ですし、
作者さんの語りたいことも今一つ伝わってきません。
また、千年城からでてきたアルクェイドが町を歩き回るシーンがありますが、
これだと、三咲町に千年城があることになってしまいますよね。
いくらなんでも、それは少々まずいと思います。
あと、
>椅子に座ったまんま
という表現は少し気になりました。
こういう細かい所からでも、作品の雰囲気を壊してしまいかねないので、
もっと細部に気を使われたほうがいいかと思います。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- 表では楽しそうにしながらも、内面で葛藤を続ける琥珀さんの姿がうまく描かれていました。
同じ「四季と志貴の間で苦しむ琥珀さん」というテーマを扱ったお話は多かったですが、
このお話は丁寧な心理描写という点で他のお話からの差別化に成功していると思います。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:10)
- モニターの前で爆笑してしまい、家族に怪訝な顔で見られました。どうしてくれるのですか。
とても楽しませていただきました。
ところどころに挟まれる小ネタもさることながら、流れるように過ぎていく構成・文章こそ評価されるべきだと思います。
まあとにかく、徹頭徹尾翡翠萌え! なお話でした。
いやー、素晴らしい。
- No.43 願い (採点:8)
- >材料を買って、レシピの載った本を買って。
>「日常の幸せ」も、一緒に買ってしまいたいと思う。
読み出した時は、失礼ながら「またこのテーマか。今回のこんぺは偏り気味かな」と思ってしまったのですが、
上記のの部分でガツンときて、それからはぐいぐいと読まされてしまいました。
登場人物たちが持つ想いがダイレクトに伝わってきて(特に、シエル先輩の台詞にはぐっときました)
、感動してしまいました。
- No.44 最後の夢 (採点:7)
- 重い、あまりにも重いお話でした。
先生が見せた涙が、志貴のこれまでを無言のうちに語っているようで、
読んでいて落ち込まずにはいられませんでした。
こんな結末だけは見たくない、と思う一方で、こういうカタチで話が収束するのもありえるのかな、と
考えてしまいました。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- 読み進めることがとても辛かったです。
初めに哀しすぎる結論を持ってこられたのでは、いかなる希望も持ちようがないのですから。
それぞれのキャラの、それぞれの別れの告げ方。
心に、染みました。
シエル先輩と秋葉の間に生まれた不思議な感情。
朱鷺恵さんの苦悩。
全てが見事に絡まりあって、感動を生み出していると思います。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:7)
- さっちんがいなくなった理由については、本編表ルートでは語られていないので、
エンハウンスを持ってきて納得のいく説明を加えたのは大正解だったと思います。
今後への「引き」を持たせたことについても、色々と想像する余地が残されているので、
僕はいいなと感じました。
- No.47 夢限間待 (採点:7)
- これは夢の中のできごと、ということでよろしいのですね。
>アレに破壊されたんだ。存在しているはずがない。
というくだりからは、歌月十夜以降の時間軸だということも読み取れます。
戦闘シーンの濃密さは素晴らしく、また先生の言葉を効果的に挿入することで、話を戦闘に終始させず
きっちり締めているところにも感心させられてしまいます。
短いながらも中身の詰まった、いいお話だと思います。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:9)
- ギャグオンリーのお話と見せかけて、琥珀さんの辛さを挟み込んで、
やっぱりドタバタで終わらせる。
今回のこんぺでは重い話が多いだけに、清涼剤ともいうべき後味を残してくれました。
こういうお話、大好きなんですよね。
印象深かったのは、秋葉登場からの怒涛の展開。
最後の台詞には背筋が寒くなる思いでした(笑)
- No.49 夢の日々 (採点:5)
- 最初の一行で、思わずガッツポーズものでした。
つかさSSが読めるとは思っていなかっただけに、その喜びやひとしお。
ですが、少し物足りなかったことも否めません。
もっと、秋葉とのどたばたも見たかったなあ、なんて思ったり。
- No.50 おつかいハプニング (採点:8)
- 翡翠の珍道中、最高でした。
優しさ溢れる彼女の姿には、思わず惚れ惚れしてしまいます。
アルクェイドとの間に生まれた友情も、とてもいい感じで、心がほかほかいい気分です。
ところでおい吉田、お前ちょっとそこに座れ。
俺が成敗してやる。
- No.51 ラヴ・レター (採点:7)
- 志貴がアルクェイドに会いに行く、という設定はややありきたりな感もありますが、
そこに翡翠を放り込むことでとても新鮮なお話になっています。
志貴は翡翠に転んだ、というと下世話な表現になってしまいますが、
僕は肯定できると思います。
ただ帰らぬ人を待ち続けるよりも、そういう選択をしてくれたほうが、
アルクェイドも嬉しいのではないかと僕は考えます。
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- 描写があまりにリアルだったので、すっかり引き込まれてしまいました。
七夜がヒロインをただ殺しまくるだけではなく、
そこに思いもよらない意味を持たせたところにひねりがいて面白いと感じました。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:9)
- 細部に至るまで作りこまれた、物凄いお話ですね。
特に、巫淨の登場場面では圧倒されました。
登場人物が実際に息をしているところにも、むむむと唸らされました。
光瀬龍なタイトルに、「これはきっと重い話に違いない」と身構えたのですが、
そんな予想とは裏腹に爽やかな後味を残してくれる、素敵なお話でした。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:5)
- 遠野家ルートにおける、さっちんのパラレルストーリーとも呼べそうなお話ですね。
「あの結末」を再構築するという目の付け所は鋭く感心しましたが、
疑問符の明滅する場面がいくつかあり、
そのせいで少し話がスポイルされてしまったかな、と惜しく思いました。
秋葉が黙って血液パックを用意してくれるとは思えませんし、
それを渡すときの琥珀さんの態度にも違和感があります。
お話の進行上血液パックが必要だということはわかるのですが、
成り行きに無理が生じていると思います。
- No.55 SEPIA (採点:6)
- 「志貴の死」を主題としてとりあげるお話が多く、
またそのお話に非常にクオリティの高いものが沢山含まれているため、
「損」をするお話が出てくるのではないかと心配していたのですが、
このお話が正にそうでした。
泣き所もしっかり抑え、平均の域は簡単に突き抜けているとは思うのですが、
残念なことに上記の理由から霞んで見えてしまいます。惜しいです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- ほのぼのとしてしまいました。
本編だと中々見られない秋葉の私生活を垣間見た気がして、なんか幸せです。
秋葉って友達に恵まれてるよな、と改めて感心してみたり。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:8)
- にへらにへらとしながら読み終わりました。
結末が少々強引なようにも感じましたが、
シオンのシエル先輩への喧嘩の売り方が見事だったのでそれでよしです。
しかし、シオンに蹴りを入れるとは、いくらなんでもひどいでしょう。
有彦だったら射たれても無事なような気がしますし。
- No.58 青い記憶 (採点:8)
- 美しい情景の数々が印象深いです。
特に、潮風に髪をなびかせる翡翠の姿で幕を引くというエンディングは、
今回のこんぺのベスト・シーンにノミネートしたいほどです。
ばあさんがいい味を出しています。
酸いも甘いもかみ分けた、そんな表現がしっくりくるような人物でした。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- 同じテーマを扱ったお話は他にもありましたが、
それぞれに個性的なお話だったので、どちらも十分すぎるほど楽しめました。
不老不死の軛から逃れ出たシエル先輩のとった行動が、とても印象的でした。
彼女の喜びが行き過ぎた自傷行為という形で噴出する様が、なぜかひどく切なかったのです。
あくまでななこの視点から語ることによって、キャラたちの違った側面が見えたように感じられました。
素直に、うまいと唸ってしまいました。
- No.60 めがねがね♪ (採点:2)
- アルクェイドに眼鏡をかけさせるという中々に萌えることをしてくれやがったお話でした。
いやあもうクラっときました。
ただ、全般的にお話が薄く感じられたのと、
志貴は眼鏡をかけないと頭痛に見舞われるはずなのにその描写がなかったのを疑問に思ったので、
この点数をつけさせていただきます。決して悪いお話ではないのですが……
- No.61 BRAVE HEART (採点:2)
- アルトがアルクェイドを手伝うという理由が、とって付けたように思えてなりません。
また、さっちんが「あの事件」以降も生き残っているという設定に、どうにも違和感を覚えます。
表ルートでは殺されたという描写は出てきませんが、
やはりアルクェイドもしくはシエル先輩の手にかかったと考えるのが自然ではないかと僕は考えます。
文章がかなり荒く、もう少し手を加えるべきではないでしょうか。
句点と読点を混同しているのではないかという部分が見受けられました。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- 有彦の一人称にまったく違和感がなく、作者さんが彼を上手く使いこなすことに成功しているのが伝わってきました。
彼独特の語り口が、ほぼ完全に再現されています。お見事。
ですが、有彦がさっちんに地を飲ませるシーン。あそこに少々無理があるのが玉に瑕でした。
具体的に言うと、有彦は志貴に「身内以外の人間にはひどく冷たい」と言われてしまうような性格なのに、
果たして危険を冒してさっちんに血をあげるだろうかということが一つ。
もう一つは、さっちんが果たして途中でころっと血を吸うのをやめるだろうかということです。
さっちんは裏ルートにおいて、「他の人間は食事だ」みたいなことを言ってますし、
志貴が苦しんでもお構いなしで血を吸おうとしています。途中で吸血をやめる可能性は低いのではないでしょうか。
なにやら重箱の隅をぐさぐさとやりましたが、最後に書いておきたいのは、
「僕はこのお話が好きだ」ということです。
最後の無造作な「おしまい。」と言う部分まで、徹頭徹尾有彦らしさが貫かれているからです。
やろうと思っても中々できないことですもんね。作者さん、すごいと思いますよ。
- No.63 クリシュターナット (採点:6)
- リリカルで繊細な表現が出色なお話だと思います。
少々かゆいというか、志貴が陶酔的にすぎるとも感じましたが、
その分心象風景が伝わってきたのもまた事実です。
琥珀さんの死、という事件は不要だったのではないでしょうか。
そういう要素抜きでも、このお話は立派に成り立つお話だと僕は考えます。
- No.64 二重の鳥 (採点:5)
- 途中までの暴走秋葉さんや照れ屋な翡翠がとても愉快だったのに、
琥珀さんの「タスケテ……」で終わられると、なんともいえない気分になってしまいます。
しかし、これも一つの方法、すなわち表現の手段であるのですから、読み手としては受け止めるべきなのでしょう。
まったくもって個人的な願いですが、ベタでもいいから、彼女の心に分かりやすい救済が訪れて欲しかったです。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:2)
- 登場人物が、どうにも子供じみて見えて仕方ありませんでした。
本編であれほど腹黒かった琥珀さんが妙に傷つきやすくなっていたり(僕は全てが演技ではないかとさえ疑いました)
志貴が度を越して琥珀さんに嫌がらせをしたりと、首を傾げたくなるようなシーンばかりでした。
キャラクターを一度壊して再構築するにしても、もっと説得力のあるやり方はなかったのでしょうか。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:10)
- 晶ちゃんメインのSSというだけで七割がたは満足なのですが、
内容のほうもお見事の一言に尽きる素晴らしさで、もうはちきれんばかりにお腹一杯です。
先生、シオン、晶ちゃんという一見ほとんど共通点がなさそうな組み合わせが、
タタリという鍵で纏め上げられていて、もう溜め息しか出ません。
また、視点の違いによって文体が完全に書き分けられていた所も特筆に価すると思います。
後は、青子先生の情け容赦ない暴れっぷりでしょうか。惚れ惚れしました(笑)
- No.67 金色の記憶 (採点:7)
- レンを抱いて眠る志貴の姿を、ありありと想像することができました。
平穏そのままの情景に心が癒されます。
翡翠が一瞬志貴のことを昔の呼び方で呼んでしまった気持ちも、よく分かるような気がします。
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- 「倒れた志貴と、看病する周囲の人間たち」というテーマは今回のこんぺで多数見かけ、
中には多用されたテーマを選んでしまったがゆえに埋もれてしまったように感じられるお話もありましたが、
このお話は他のどのお話とも異なる味わいをかもし出していると思います。
あのメロディがスクリーンから心に響いてくるようで、胸が詰まりました。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:8)
- 幻想的なお話でした。
ロアを主軸に据えたお話だというだけでも興味深かったのですが、
淡い夢のような空間という場面設定に強く惹かれました。
星星を球に見立てビリヤードに興じる二人の姿が、美しかったです。
独創性という観点からは、五指に数えられるべきお話だと思います。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- まず最初に。
>心臓をえぐり出しても死なない人が何を言っているんですか
それは先輩のことだと思います。
ほのぼの、という言葉を具体的に表現したお話だと思います。
ぶつぶつ言いながら泳ぎを教える先輩の姿。
志貴をゆうわくするために一生懸命なアルクェイド。
ほんと、微笑ましかったです。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- むむっ!? アルクェイドが翡翠にちゅーとは!
中々に背徳的なシーンでした。
って違いますね。
クスリとさせられるお話です。
何気ない日常の断片も、切り取りようによってはこれほどまでに輝いて見えるのですね。
まあ、彼女たちの日常がとんでもない日常であるということが大きいのでしょうが(笑)
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- シエル先輩がさっちんを手に掛ける、という展開は手垢がついたと表現できるほどよく見かけますが、
まさかさっちんがロアに手向かうという風にお話が動いていくとは予想だにできませんでした。
戦闘シーンの濃密な緊張感も相俟って、すっかり引き込まれてしまいました。
健気なさっちんに、胸が痛みます。
今回のこんぺのに登場したさっちんの中では、一番好きかもしれません。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:6)
- ロアのどこかしらずれた、
有体に言ってしまえば病んだ内面が丹念に描かれていると感じました。
娯楽を求めるある種変質狂的な側面が滲み出てきていて、うそ寒ささえ覚えます。
- No.74 月と夢と現実と (採点:4)
- 七夜志貴がヒロインたちを殺害するという後味の悪いことこの上ないはずのお話なのですが、
あまりそういう気分に浸ることができませんでした。
そもそもどうして志貴が反転したのかという説明や、
反転に至るまでの過程が全く存在しておらず物足りなさを覚えました。
文中のカタカナ使用も何かぎこちないですし、描写も不足しているように思います。
- No.75 埋葬された物語 (採点:4)
- 不思議なお話でした。
独特の文体で語られる、どこかが明らかにおかしい世界。
しかし、果たしてこのお話が月姫のSSである必要があるのか、とも疑問に思います。
そういう枠にはめてしまわず、作者さんの思うがままの世界観で語ったほうがいいのではないか、と個人的には思ったりします。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 「気安く呼ぶな、ベジタブル」
傑作です、傑作すぎますよ。
帝国軍の精鋭の中では、皇帝にまで間違えられているカリフラワーが最高でした。不憫な。
そういや、「GS美神」にこんな話があったよなあ……と懐かしく思ってみたり。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- 晶ちゃんがもし本編に関わっていたら……と考えたことはあるのですが、
ここまでリアルに、そして明確には想像できませんでした。
いやあ、恐れ入りました。
あるいはもう少し表現を簡潔にまとめたほうがよいかとも思ったのですが、
素晴らしい作品であることには間違いないです。
実は、初めのアキラちゃんの百合っぽい雰囲気にどきどきしていたり。
- No.78 月今宵 (採点:7)
- 「あなたを退治です」
この一言で勝負は決まったようなものです。
お茶目な琥珀さんのいたずらも笑えましたし(しかしその短冊はやばすぎると思う)
なにより、アルクェイドが帰ってきたという結末が嬉しかったです。
なんだか切ない終わり方をするSSがとても多かったので、こういうお話に触れると本当に嬉しくなってしまいます。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:8)
- 異色――という表現が果たして正しいのか分かりませんが、
とにかく冒頭部分から他のお話とは一線を画していると思います。
ファンタジックで、ちょっぴり切ない。
すっかり浸ってしまいました。
- No.80 離珠夢 (採点:4)
- 麻雀ネタは歌月十夜でも少し出ていましたが、まさかそれを完全な主軸にしてお話を造ってくる人がいるとは思いませんでした。
しかし、これ分からない人にはさっぱりわからないだろうなあ。僕は面白く読めましたが。
用語解説は……なくても良かったのではないでしょうか。
分かる人にはいりませんし、あっても分からない人はわかりませんし。
- No.81 クリームダウン (採点:6)
- 秋葉トゥルーエンドの美しさを生かした、いいお話でした。
長々と心情を語ることをせず、必要最小限の表現だけで短く纏め上げているところに好感が持てます。
- No.82 月宴 (採点:6)
- さすがに全員登場させるのはきつかったのか、明らかに背景と化している人が多いのが残念と言えば残念です。
しかし、ネロの獣と戯れる羽居やら翡翠のカクテルを飲んで笑いまくるワラキアやら年増にいらぬことを言って瞬殺される琥珀さんやら
この期に及んでもなお格好をつけている七夜やらトランプに興じるロアやら、イラストが見てみたくなるようなシーンの連発で楽しめました。
こういうドンちゃん騒ぎもいいですよね。
- No.83 白く染まる (採点:9)
- レンの魅力がこれでもかと言わんばかりに詰め込まれたお話でした。
しかし、妄想暴走秋葉さんや鍋と交戦中のシエル先輩、ちょっとときめいちゃってるななこなど、
見所満載で困ってしまいます。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:7)
- 久留間なる存在がアクセントになって、だれのないお話になっていますね。
彼の理屈には何故か納得させられてしまいました。
遠野家の足場が存外脆いということを、うまく描けていると思います。
ラストシーンも、ノーマルエンドには救いがないだけに少しだけホッとしました。
- No.85 墓標 (採点:6)
- 苦手なお話でした。
ひたすら、苦い後味だけが残ります。
みんなが死を乗り越えるなんて嘘だ、こういう結末だってありえるのだ――作者さんはそうおっしゃりたいのでしょうか。
- No.86 ありがとう (採点:10)
- もしかしたら賛否両論分かれるかもしれないお話ですが、
僕は好きです。いいお話だと思います。
かなり早い段階でオチが読めてしまったり、
志貴が死んだときのアルクェイドの絶叫が少しやりすぎに感じられたりしましたが、
秋葉さまの大暴れや殺気渦巻く結婚式などあまりに楽しすぎる場面が多かったこと、
ぐっとくるエンディングとしんみりした読後感に完全にヤラれてしまったので、
謹んでこの点数を差し上げたいと思います。
あと、直接作品とは関係ないかもしれませんが、
背中合わせで血煙をくぐりぬけるアルクェイドとシオン、というのも最高にかっこいいと思いました。
できたら、そういうお話も読んでみたいなあ……といってみたり。
ところで、『俺にカレーを食わせろ』って筋肉少女帯の「日本印度化計画」の一部分じゃなかったでしたっけ?
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:6)
- 先生への想い(おそらく、恋愛感情ではないのでしょうが)が綺麗に綴られていて、じんとしました。
必要以上に湿っぽくないところも、好感が持てます。
あと、作者さんが狙ったのかどうかはわかりませんが、文体がとても那須氏のものに近かったです。
本編に混じっていても違和感がないほどです。
今回のこんぺ参加作品にもそれを狙ったとと思しきお話は多かったのですが、
このお話が一番上手いと思います。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:8)
- 温かで穏やかな二人の生活に、思わずニコニコしてしまいました。
心から楽しそうな(翡翠のものまねしてるところなんて素敵過ぎます)琥珀さんに、
琥珀シナリオエンディングでの笑顔が重なります。
読み終わってからじーんとしました。
哀しいお話で泣かせられるのもいいですが、ほのぼのしたお話でこういう感情を味わうのもいいものです。
- No.89 Gの夜 (採点:8)
- タイトルから「これは来るな」と身構えたのですが、
蓋を開けて見れば予想を大きく外れて、筋の通ったアフターストーリーでした(失礼)。
多分G秋葉に負けてぽーんと飛ばされた後のお話なのでしょうが、あんな滅茶苦茶なお話をきっちりと収束させるとは、
ただものの仕業ではないですね。
ただ、都古の出番がなかったことが、唯一の心残りではありますが……
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:8)
- 話しているのがロアとワラキアだとは思いませんでした。
してやられたという感じです。
「あと、もう一つ似ているところがあるね。私と君は同じ人間によって殺される」
というワラキアの台詞には鳥肌が立ちました。己の死を予測してなおたじろがない(死ぬ瞬間には壊れてたような気もしますが)彼の姿は、壮絶なほどかっこよかったです。
時間軸、空間軸を自在に操りながら話が紡がれていく様に、
的外れな例えかもしれませんが『ブギーポップは笑わない』を思い出しました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- どこを切ってもおいしいお話でした。
まずギャグシーンに関してですが、
あまりに見所が多すぎたのでいちいち指摘することは避けます。
が、これだけは書かせてください。
「下僕S」には死ぬほど爆笑しました。
その他のシーンだと、マスターのために怒るななこやさっちんの一言、
エンディングシーンのしんみりした余韻が印象深いです。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:6)
- 三者三様の志貴への想いが、上手く描かれていました。
更に、志貴の最後の一言と静止衛星の光を重ね合わせることで、美しい味わいが引き出されていると思います。
個人的には、太字斜体の部分はもしかしたら蛇足だったかもしれないと感じました。
なくても、十分すぎるほど完成しているのですから。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:7)
- 志貴が「停止」する理由についての説明は、得心が行くものでした。
ただ弱ったから死ぬ、というよりもある意味筋が通っているのではないでしょうか。
結末のつけ方も、それに至る過程がしっかり説明されていて、素直に受け入れることができました。
ピエロについて独白するシエル先輩の姿が寂しそうで、読んでいて切なくなりました。
誰かが幸せになるには、誰かの涙が必要だということかもしれません。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:7)
- 歌月十夜の分岐の一つとして、まったく違和感のない仕上がりになっていると思います。
志貴の頭が爆発するところなど、まさに夢ならではの展開ですね。
- No.95 闇と月の光 (採点:8)
- 「…………生きる目的が必要なら、琥珀。俺を愛してくれないか」
なんてかっこいいんだ志貴。男だ。いやむしろ漢だぜあんた。
琥珀さんの「あの」一言がこんなタイミングで入ってくるとは、ただただ感服です。
お見事とかいいようがありません。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- 二人の姿を簡潔に描写しているのはいいのですが、
正直言って物足りないです。
長ければいいなんてことは絶対ないとは思わないのですが、
食い足りなさばかりが残ります。
- No.97 Placebo (採点:5)
- 復讐に至るまでの琥珀さんの移り変わりが、リアルに描かれています。
新たな設定を加えることによって、捻りもくわえられているところが面白いと感じました。
ただ、一つだけ気になった点を上げると、
>ウフフッ。アハハッ。
という部分が、少し作品の世界から乖離しているように思われました。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:4)
- なぜ九月までで完結しているのかが気になりました。
そこで何かがあったような表現はありませんし……
月ごとにあったことを綴るのはいいアイディアだと思いましたが、生かしきれていないように感じました。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- 最後まで読んで、かんじょうせんというタイトルの意味が分かりました。
同じ場所をぐるぐると回り続ける夢の世界。
そこを永遠に彷徨うさっちん。
とても、やりきれないですね。
- No.100 夢語り (採点:9)
- >そこに、使い魔と幽霊の、世にも不思議な会談が行われていた。怪談とも言える。
ナイスです。クスリときました。
さっちんが幽霊になるというのは、ありそうなことなのに僕にとっては盲点でした。
それだけに、浮かぶさっちんを目の当たりにしてからはぐいぐいお話に引き込まれました。
自分で仕掛けを説明させることなく、レンを爆萌えツインテールにしてしまうとは、さっちんも味な真似をしてくれます。
爽やかな後味が残る、素敵なお話だと思います。
- No.101 それだけでいいから (採点:7)
- つとむさんとおさむさんは、今回のこんぺに登場した幾多のオリキャラの中でもダントツに魅力的です。
作中でしっかり息をしてます。この人たち大好きだなあ。
おまけの部分もとっても楽しかったです。
琥珀さんの大活躍を必要とする料理、おそらくは筆舌に尽くしがたい妖気を放っていたのでしょうね。
- No.102 Climax Together (採点:8)
- むむ、彼等がBUCK-TICKのライブを見に行くとは!?
と見当違いの感想はほどほどにして、一般市民の装いをなされた秋葉様の戸惑い振りがまことにたまらなく萌えでございますって何いってんだ俺は。
翡翠や琥珀さんもお色直しをしちゃってサービス満点、でもきっちり締めるところは締めるというところが素晴らしい。
しかし、ロックはいつまでカート・コバーンの亡霊に悩まされるのでしょうねぇ……ってこれも関係ないですね。
失礼しました。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:7)
- 志貴があほすぎて笑えました。あほですこいつ。最高。
志向の迷宮を彷徨うシオンの姿にも楽しませてもらえました。
- No.104 話をしよう (採点:6)
- 兄弟喧嘩の悩みを恋人に相談するという、たわいないといえばたわいない光景。
しかし、様々な苦しみを味わってきた彼等にはとても大事な時間かもしれないな、とか考えました。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:6)
- バトルという肩書きを名乗るだけあって、その濃度は桁が違いました。
しかし、それだけに終わらず、説得力のあるエンディングを見せたところも、いいなと思います。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:6)
- 似たテーマを扱ったお話を人気投票の時にも見かけましたが、
細かい描写が作者さんの個性を主張していると思います。
最後の哀しげな独白が、胸に残ります。
- No.107 Т3 (採点:7)
- メカ翡翠のみならず、メカシエルまで出てくるとは。
できれば、彼女(?)にも出番をもっと与えて欲しかったです。
銃器マニアな彼女がアンチマテリアルライフルあたりを打ちまくる姿、見たかったなあ。
最後でぷりぷり怒っているシオンも可愛くていい感じです。
- No.108 名も無き絆 (採点:7)
- やっぱり志貴はかっこいいほうがいい。そんなことを感じました。
それも、押し付けがましいマッチョさじゃなくて、あくまでリラックスしている「優しさ」の発露であるところが、あこがれてしまいます。
そんなところを上手く描いたお話だと思います。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- リーズバイフェがメインで出てきたお話はこのお話だけですが、
まさしくワンアンドオンリーなお話だと思います。
あちらこちらにちりばめられた細かい設定(魔女の槌あたりは鳥肌ものでした)
がお話に奥行きを与えていてしびれました。
視点の切り替えがエーテライトによって行なわれるのも、技ありという感じです。
メルティブラッドのプロローグとして、オフィシャル設定になってもいいくらいのお話だと個人的には思います。
- No.110 おすそあくび (採点:7)
- 笑えました。
まったく、情緒もなにもあったもんじゃない。
思い悩むアキラちゃんが可愛すぎます。萌え。
- No.111 午睡 (採点:5)
- ありきたりなのろけ、といってしまえばそれまでですが、
作者さんの想いが伝わってくるいい話だと思います。
○ひばりヶ丘七屋敷 さん
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:8)
- ここまでの20作品の中でbP。
○ふうがみこと さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- え〜……人間として終わっちゃってるような気がしながら、笑っちゃいました。
色々と気になるところはあるんですよ。でも、こういうのは笑わせられたら、もうおしまい。白旗上げるしかないと思います。
本来なら嫌いなはずなんです、こういう話。「こういう話」というのはロリじゃなくて、ギャグですね。ありえない展開を見せ、
オーバーな表現を用いて、キャラ像を破壊するような、ギャグ。でも笑っちゃいました。ただ単に私がそういったものを読み慣れて
きただけなのかもしれませんが、みんなのはっちゃけぶりが結構ツボにハマリました。
ただ、都古ちゃんってどんなキャラだか知らないので、シオン(シオンも知らないけれど)が混乱する冒頭で、私も混乱しました。
有間って名字から、登場時はてっきりお姉さんキャラかとおもっちまったい。
私も和も洋も幼も合わせてげっちゅしたいよう。ロリっラリって幸せなお花畑の世界にイキタイです。
- No.5 そうめい (採点:6)
- この話好きですし、作者さんの実力もあると思うのですが……すいません、なにかのめり込めないんですよね〜。
原因がなにかはっきりわかりませんが、多分文体が中途半端に感じたためだと思います。硬い文体を狙っているのか、
柔らかく易しく表現したいのか。それがどっちつかずになっている、ってな気がしました。
それに要所要所で安易でありがちな表現を用いるのも……いえ、未熟な私が言うのもなんですが、ちょっとひっかかっ
てしまうのです(ひょっとして嫉妬心?)。ぱっと目に入る部分で例を挙げるとラストの“闇に生まれて〜生い立ちだっ
た俺が”等です。単語などではわざわざ一般的でないものを用いているのに(朝餉とか蒼穹とか)、文のいいまわしや
表現方法は一般的なもののためアンバランスに感じてしまうのです。
わかりやすくするなら語句も一般的なものに。或いは逆に修辞を凝らしたものにするか。どちらかに統一した方が良か
ったのではと思います。
凄く失礼な物言いになるのですが……実は後半、台詞を中心に読み、地文は斜め読みでした。ですがその方が前半よりも
のめり込んで読めました。構成上のものか、或いは私の読解力によるものかもしれませんが、その事実を挙げておきます。
- No.8 玉梓結び (採点:6)
- こらーっ! 18禁は不可でしょーがっ! めっ!
というのが第一印象だったりします。ええw
だいいち、冒頭の18禁シーンは必要不可欠な訳ではない。別の表現方法に変えることも出来るし、
同じく匂わすだけで誤魔化す事も出来ます。せめて挿入シーンを書かなければまだ大目に見れるのに、
しっかり挿れちゃってますw なんでこんなことしちゃったんですか〜。まあ、大目に見ますけれど。
わはははは。
内容は……志貴の浮気が確定しただけで、結局何も解決してないんですなあ。狙ってるのはわかるん
ですが、それでも読者としてはある一つの解決の形か、もしくは先を予見させる何かを見せて貰いたか
ったです。
あと、各シーンをじっくりねっとり嘗め回すように描写して、あだるてぃっくな雰囲気を出して欲し
かったかな、と。志貴と琥珀の心理描写の比重が軽すぎて、流して終わっているのが残念。なんせ18禁
なんですから。
とにかく、エッチなのはいいんですが、ヤっちゃうのはイケないと思います。メイドさんが怒ります。
でもそれで一点加点してたりw
- No.10 幸せ (採点:2)
- ちときびしめに2点です。
人形やゼンマイなど琥珀を示すキーワードは出てきてますが、それがSS内容に活かされてません。
幸せ過ぎて泣くのは、南こうせつの「神田川」でもある常套手段であって(あなたの優しさが怖かった♪)
別に琥珀じゃなくても通用してしまう「ありきたり」なものです。恋人を持つものならば、琥珀でなくとも
感じてしまう、むしろ普通の感覚ともいえます。
コレをありきたりでないものにするには、
>温もりを知ってしまったから、愛しさを知ってしまったから、
の部分をもっと掘り下げて、月姫だからこそ、琥珀だからこそ、幸せに不安を抱くんだと読者に感じさせ
なければいけないと思います。
また琥珀の台詞も志貴の台詞も、説明的というか、世間一般の人でも口にしそうな、キャラのイメージが
沸かないありきたりなものです。
このSSを下地として、作者さんがSSを思いついた時に感じた「何故琥珀は怯えるのか、何故作者さん
は琥珀の不安を書きたかったのか」を盛り込んでいけば、いい作品になると思います。
- No.14 暁 (採点:5)
- 懺悔します。サイズがもっとも小さかったからこのSSタイトルをクリックしてしまったことを。
私自身に、懺悔します。
で、感想ですが。
これはもうちょっと長めに、40KBぐらいで書いてほしかったですぅ。
私自身の恋愛感にはそぐわない表現がありますが、でも本編ヒロインズではない普通の
「誰か」を選ぶ志貴、という考えは好きなんです。それだけに、そこに至る経緯か、結果か、
心情か、それらを叙情ではない叙述として読ませて欲しかったあぁ〜!!
好きか嫌いかでいえば上記の通り好きなんですが、正直に言うならば詩で、しかもこれだけ
の内容と描写で出されても、評価しようがないという気がします。ですからどっちつかずとい
う個人的意味合いで5点をつけておきます。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- あああああ……面白かったのに、面白かったのにぃ……!
ACT2以降が私の趣味から外れてしまったああぁ〜 おお〜いぉぃぉぃ
わたしゃあロアが好きなもんで、そのロアさんがルン○ンのような生活をされているACT1のシュー
ルさにすっごく惹かれたのですよ、最初は。
でも、でも、ACT2以降はシュールさがなくなって、普通のギャグになってしまった……
それが残念で残念で……
しかもなんつうか、後半になればなるほど描写が少なくなってる気が……せんべいになったシエル先輩を
投げるところなんかは好きなんですが、戦闘シーンも少し手抜きのように感じてしまうし、何よりオチが
今一歩、という感じです。
ACT1のシュールさを続けてくれれば、個人的にはすっごく満足していたと思います。
いえ、ロアが好きな人間のたわごとなので……そこのところ少し差し引いて受け取ってくださいw
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- ほのぼのとした幸せが感じられてよかったです。
なんて言うのか、寿命や傷みによる志貴の死を想像したり、子供が生まれたりというお話はどこかシリアスになったり
重くなったりするイメージが私にはあるのですが、このSSはそれに触れながらも終始ほんわかしたムードがあって、
新鮮に感じました。またそれがアルクらしく思えましたし。
ただ「幻想種」などの言葉が出てくると私には少し説明口調に見えてしまうのです。SSのその箇所が完全に読者への
説明になってるからかもしれませんけれど。また読んでいてその解説箇所が全体の雰囲気・流れから少し浮いているよう
にも感じました。その部分も説明や解説にならずうまく書いてくれたら嬉しかったな、と。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:5)
- ええっと、すいません。私の月姫のやりこみが足りないせいか、それとも歌月十夜をクリアしてないせいか、
それともメルブラをプレイしてないせいかわかりませんが、琥珀と志貴が危機的状況(両者自殺? なのかな?)
に陥っているかがわかりませんでした。プラス、翡翠と秋葉がいる理由も。さらにプラス、“だから、私は言った
のよ。『遊びに連れていって』と。”という部分も。また月姫読本を読んだ事がないせいか、色々と判断がつきま
せん。
ですから多少感想付けるのに気が引けており……そこに立ち入らないように書こうとしても、それでは私の感じ
た事がうまく書けません。で、そうした事をよっこらしょと棚に置いてひとつ。
どうして志貴たちが危機的状況にあるのか知りませんが、『管理能力を疑われるはずよ』という言葉に違和感が。
遠野の血縁内の問題であればこの言葉に納得できないわけではありませんが、対外的……世間一般的な社会的な
ものとして管理能力が問われるというならば、おかしいんじゃないかな、と。
秋葉は当主であっても保護者ではないのですから。そして仮に雇用者や管理者として責任を取らされて然るべき
自殺だとしても、志貴と琥珀、或いは翡翠も含めて、秋葉以外が批難を浴びずに済む、そんな状況の自殺が私には
思い浮かばなかったのです。
これが5・6歳の判断がつかない子供が引き起こした事故、というならば保護者や管理者だけが批難されても納得
できます。しかし既に高校生になっている人間が、自身の行動になにも責任を持ち得ずに済む事がありえるのかな?
なんて思ってしまったのです。
このSSの一番のキモは、結ばれる事のない秋葉がそれでも志貴のために我が身を犠牲にする点にあると、私は解
釈しています。ですがそれを読者に明確に表示するキモのキモの場面で、キモそのものが成立しないのでは? とい
う気がしました。せっかく理路整然と積み上げられてきた状況や伏線が、ここでガラガラと崩れてしまったような、
そんな印象を受けてしまったのです。
そこに疑問が生じなければ、もっと高得点をつけていたと思います。
それと、話そのものはありきたりという気もしました。秋葉というキャラは本編でもこのような役割を担っていると
思うので、それをSSとして書くならば描写や構成を少し捻ったり工夫した方がいいんじゃないかな、とも思いました。
- No.22 クリーム (採点:9)
- 凄い、と思いました。月姫でこのような話が紡がれるとは……このこんぺでしか月姫SSを読んだ事はないのですが、
それだけに余計そう感じたのでしょうか?
正直題名にクリームを持ってきた理由はよくわかりません。ただ思ってるとおりなら少し弱かったかな、と感じます。
また何度も文中で題名が繰り返されるのは逆効果かな、とも感じました。
文章はわかりやすい表現で綺麗にイメージが沸いてきて、テンポも良くて読みやすい。惚れます。
読んだ直後に純粋に読み返してみたくなった作品です。そして読み返して……象徴めいた比喩などに改めて「いいな〜」
と溜息をついたり。
河のシーンで終わりかと思いきや、さらに時間を置いて志貴にかかる電話。雨のように輝けなかった月。
鍵を下駄箱に入れていたアルク、それを投げ捨てたアルク……でも空を兎を責める気にもなれない……いや、そんなことに
さえ気が回らないほどなのかも……
ああ私はアルクェイドが好きなんだなぁと、そう再確認させられる、切ないお話でした。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- 面白かったです。題名、紙、そしてクレヨンと来た時点でレンが絡んだオチまで読めちゃいましたが、それでも飽きずに読めるほど
楽しませる文章がしっかりしていたと思います。
個人的にはお店の名前「メシアン」がヒットしました。名の由来を考えるだけで楽しめます(w)。いや、まあ、こんなの私だけで
しょうけれど。
「注文の多い……」の後のわざと言い回したような冒頭部分、そして中盤以降に続く読み易い簡潔な文章に、考えて書いてるな、
或いは書きなれてるんだろうな、とそう感じました。読者を作品に引きこむ事に長けた人だな、と。それが天性のものによるのではなく
努力・研究からのものであると感じるのは、失礼なのかなあ。
8点なのは、作品があまりにも安定しすぎていたためです。安心して読めるのは良いのですが、その上で何かもう一つ、裏切られる
ようなインパクトが欲しかったという個人的な我侭からです。
それと、かぶってることかもしれませんが、ラストでもう一つ欲しかった気がします。アルクのメッセージで締めるにしても。
もともと私が童話が好きだという事もあるかもしれませんが、読んで満足した作品でした。
あ、もうひとつ。題名がちょっと……(センスの無い私が言えることではありませんが)。
こんぺ作品を読み始めた当初は、題名から「ハズレ」のような気がして、故意に敬遠していたのはヒミツです(w
危なく損する所でした……って、し、失礼! ごめんなさい!
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:6)
- 自分に宛てた手紙を、別人の自分が読む。この構造はいいなあ、と思いました。七夜さんが登場後に「琥珀」と一箇所呼び方が
変わったのは、誤植なのかと当初疑ってしまいましたが、これも読者を引きつけるには上手い手法だと思います。
ただ、七夜と琥珀の対比や、両者へ人格がそれぞれ移行する過程、つまりは七夜の心情描写を含めたキャラの描き方が少し弱い、
と感じました。
盛り上る場所が盛り上らずに終わってしまう。読んでてのめり込む場面がなかったのです。
これを盛り上げようとすればおそらく辛い心理描写が必要となるでしょう。例えそれが他者のためとはいえ、自殺にも等しい自分を
捨てる行為を決心するまでには、きっと様々な葛藤があるでしょうから。残され、また再会する人々の側も同様です。
多数の読者の支持を得るには、さらりと不快感を持たせないように流して終わらせるのも一つの手段なのですが、私はその描き方に
非常に興味を持つ人間なものですから、個人的には残念でした。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- こんなネタを思いつき、一つのSSとして書き上げた作者さんの頭をカチ割って脳味噌の色を確認したいです。
いやいや、おもろいです(w
- No.39 君が大人にする (採点:5)
- うおおおお〜題名とSSの関係がわかんねえ〜
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- 雰囲気が好きです。
しんみりと、しっとりと、読んでてその場の空気が伝わってくるような気がしました。
花言葉を秋葉と志貴の場面に絡めたのが、上手いな、と。それがあったからこそ、私の中で秋葉と志貴の別れの場面が膨らんだのだと思います。
あと琥珀さんが袖からナイフを取り出すシーンも上手いな、と。
でもひょっとしたら推敲する時間が足りなかったのかな、とも思いました。
なんか色々と書こうと思ったのですが、上手く言葉が出ません。とにかく上手いな、と。好きだな、と。私好みのお話でした。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- もしかしたら作者さんにわからない話題かも知れず申し訳ありませんが、おねこんぺ短編3位の作品をなんとなく
思い出しました。
でも同時に、上手い事には変わり無い、表現が柔らかくて私好み、キャラの描き方にも問題無い、と、不快感
を呼び起こす要素が一つも無い筈なのに……本来なら私好みなはずなのに……何故か私の好みからはずれるところ
まで一緒なのです。
なぜだらう? う〜んう〜ん……ひょっとしたら、常に読者に語り掛けている文体からなのかもしれません。
書き手として常に読者を意識する事は当然ですし、一人称でも状況を描写するのはまた当然。常套手段です。が、
全編通して常に「意識されてる」という感覚から、私が抜けだせなかったのかもしれません。
私……読者としてはちょっと特異な部類に入るかもしれません……は、読者として作品からないがしろにされたく
は無いが、同時に、飽くまで傍観者として作品世界を外から眺めていたい、という意識が働いているのかもしれませ
ん。
一人称視点の持ち主に読者を忘れて目の前の登場人物にしか意識が向かない時間が欲しく、また作者さんが自身の
世界だけに没頭して読者の事なんか忘れ去ってしまう時間が欲しく……そして私がキャラクターや作者さんの視線を
感じずに、よそ見して作品以外の事に思いをはせる、安心できる時間が欲しいのでしょう。
読者を引き込むという点では非常に優れているのでしょうし、作者さんに非はない。ですがきっとそういう理由で
私の好みにはならないんだろうなあ、と思いました。……申し訳ありません。
あ、でもこれって私が作品世界に没頭してないだけかも知れないのか。う〜ん、やっぱりわからない。まあ、自分
の事とはいえ原因は他にあるかも知れず、また的をはずしてるのかもしれないので、軽く流してください。あははは
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- 全てが全て、作者さんの選択なのでしょう。文体も台詞回しも内容も。
でも今挙げたその全てが、40KBという短編向きのものではなかったように思えます。
本来こういった文体は嫌いなのですが、じっくり読ませてこの作品の持つ雰囲気と内容に浸らせるのに適しているし、
台詞もそれぞれの寂寥が感じられて内容にもあってるように感じました(キャラにあってるかと問われれば、少し首を
捻りますが)。
しかしそもそもこの「じっくり読ませる」がこんぺには不向きのような気がします。限られた文量に収めるためのその
しわよせが性急な展開と、台詞による心情吐露の多用に向かってしまっているように思えたのです。
性急と呼ぶほどではないかもしれませんが、少なくとも一つ一つの場面を印象に残らせるためのタメや余韻を失ってい
るように感じたのです。
個人的にはこの5倍くらいの長さで、あるいはもっともっと10倍くらいで書くべき作品だと思います。本当に。そして
それだけ長くしてもだれさせることなく、むしろ深みを出していただける作者さんだと思います。かな〜り残念でした。
それと文章については……この文体は作者さんの得意分野という訳ではないのかな? とも思いました。重複しそうな
文句を避けるため(かな?)に、急に軽い表現が用いられてたり、或いは単語が、軽いものと重いものが同一文の中に入
り混じっていたりして。情景に起伏のない前半が特にそうだったように思えます。
申し訳ないのですがそこがかなり気になりました。
……なんか自分の感想を読み返すと「感じる」「思う」ばかりで……あははは……
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:4)
- もう少し高くしてもいいかな、とは思ったものの、自分の好みに正直になってこの点数をつけました。
読み始めた当初は、趣味ではないものの好感を持ちました。こう、「わかるヤツだけわかれ」的な雰囲気を
感じてしまって、なにかしら作者さんが書きたいことを書きたいスタイルで書いてる気がしたのです(ちなみ
にそれがなんであるかは私にはわかりませんでしたが)。
しかしタイトルが出た後……そのこだわり(?)が感じられなくなってしまった。
いえ、むしろ冒頭部分はこだわりがあってあのような形にしたのかどうか、窺い知れなくなってしまった。
本編をなぞる内容の場合、先に起こる出来事を既に知ってる読者の興味をどのように惹きつけるかが大事
だと思います。私個人の事を言うならば「何を言わんとしてるんだこの作品は?」「どう納得させるつもり
だ、この作品は?」という興味を冒頭に持ちました。しかしその興味の先にはじまった本編が、「『月姫』に
感謝を」で終わってしまうとは……
がっくりきた、と、正直に言います。
冒頭部分でちりばめられたつながりが見えない言葉、その言葉につながりを持たせていく本編、そういっ
た構成を期待していたものですから。
結局趣味からはずれていた、という事かもしれません。あはは。
あとお月様があまりにも人間臭すぎて(しかも設定に詳しすぎて)、俯瞰然とした世界に感じませんでした。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- 不思議の国のアリスだというのはわかっている……いえ、わかっているつもりなんですが、
結局どういう内容だったのかはちょっと自信がありません……
でも多分……いやこうかな……ひょっとしたら……と、思わず読み返してみたり、楽しめた
ことは間違いないお話でした。このようにある程度読者の想像に任せてくれるお話というのは、
非常に私好みだったりします。
でもどうしても読んでて違和感が拭えなかったのです。こりゃもう作者さんの責任ではなく、
どうしようもない事なのですが、私が持つさっちんのイメージとお話の中のさっちんのイメージ
が、かなりかけ離れていたのです。ついでに志貴にも若干違和感が……そのせいで物語の大部分
を占める二人の会話になじめませんでした。雰囲気や構成、冒頭とラストの締めなどは非常に好
きなのですが……ぬぬう。もしさっちんのイメージが私の脳内とマッチしていたら9〜10点と
いった所だったでしょう。
このSSの自分解釈では、さっちんと志貴がこのように描かれててもおかしくないと思うので
すが、いかんせん、理性でなくて感情の分野なもので(『脳内さっちんラブ〜!!』という事です)
、主観でどうしても8点以上をつける気がしなかったのです。
はは……自分勝手ですいません(汗
でも、好きな作品です。
- No.85 墓標 (採点:6)
- いや〜実は似たようなネタを考えていたもので、そういう意味ではフィーリングばっちりで好きです、このSS。
でもそれだけに志貴の死の場面を描写していないところが不満です。また前半にアルクがどれほど志貴を必要と
していたのか、志貴との間に子を欲しがっていたのか、その描写がたりないのでは、とも思いました。
一種のトリックを狙ったのだろうとは思います。しかしそれでも志貴の死を明らかにした後でその時のアルクの
様子や周囲の戸惑いを描写することも出来たでしょう。それを行うと前半と後半の文章量的なバランス・読感のバ
ランスがとれないというのなら、琥珀さんを絡めたりしてアルクと志貴が二人の証を残したがっていた事にもっと
伏線を張る事も出来るでしょう。なんにしても、もっと後半へつなげるタメが欲しかったです。
また前半から後半への時間の推移が唐突に感じました。トリックはなんの疑念も抱かせずスムーズに読者に気付
かせないように行ったほうが騙しやすいと思います。あえて違和感を覚えさせたりするのでなければ、ですが。
それらを深く見せれば見せるほど、後半の悲しみが活きてくると思うのです……ま、まあ、全部「私の趣味と考え」
ですので、こういう考えもありますよ〜ということで(汗
容量はまだまだつかえるようなので、もうちょっと凝って、気持ち良く騙して欲しかったな、という私の感想です。
- No.86 ありがとう (採点:6)
- 好きです、このSS。アルクの独白のみという試みも面白かったと思います。
本来ならもっと深くきつく考えなければならないような内容も、アルクの一人語りなので
このくらいがいいのかな、と逆に考えてしまいます。ラストの「ありがとう」周辺も他の
ことは絡めないでさらっと流してるし。なんか「うまい手を考えたな〜」みたいな(w
でも逆にアルク主観だからこそ、おかしくないかな? と思うところもあるのですが、そ
れは解釈次第の範囲に収まっていたと思います。人によってはアルクのアーパーさは本性
ではなく、内面はもっと別だと捉えてるでしょうし。
でもラストの「ありがとう」までが、内容的にも表現的にも普通の流れで辿りついたので
(そこが安心して読める所以なのですが)どこかに驚きや意外性がうまく放りこまれてい
れば、個人的にもっと気に入ってたと思います。
あ、それと評価には全然絡めていないのですが……親バカはともかく、恋人万能主義は
女性の陥りやすい欠点の一つなんでしょうか? それともプレイヤーや作者が陥りやすい
罠なのでしょうか? SS本筋と関係ない箇所で、たびたびそれを匂わす表現があったの
で、少々気になりました。
- No.99 かんじょうせん (採点:5)
- 話の内容は好きです。少し幼い口調のさっちんも、童話とイメージが重なって好きです。
でも色んな意味でタメが足りない気がして残念でした。
例えば志貴を待っているて、ふと周りを見渡す場面。
例えば授業中に舞い上がっていて、不意におかしな感覚を覚える場面。
志貴を待っている最中にさっちんがどのような事を考えてどのように頭の中でシミュレ
ートしているか妄想させたあと、ふと我に帰らせたり、授業中には今朝の事を思い出させ
て頬を赤らめさせたりした後で、不意に違和感を覚えたり、というように、読んでて落差
を感じる仕掛けを施してもらいたかったです。
一つ一つの場面だけでなく、SS全体に読者の中で想像や期待を膨らませるタメが足り
ないように感じてしまいました。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- 面白かったです! 中盤が少しくどすぎる気はしましたが、内容も表現も改行も読み易くて飽きませんでした。
くどく感じた理由はおそらく「……私のセーラー服を……」という秋葉の台詞が出てきた時点で、その先の大まかな流れが
予想できるのに、中々その予想地点まで到達しなかったからでしょう。
まあ、その予想しつつ二人の掛け合いを読んでニヤニヤするのが、この作品の楽しみ方なのでしょうが、それでもちょっと
長かったかな〜、って……いや、でも充分過ぎるほどにやついてしまって頬の筋肉が戻らなくなってしまったんですが。はっはっは。
メルブラは未プレイ(マシンパワーが足りずに動いてくれない……)なのでシオンは最初オリキャラかと思っちゃいましたが、
それでもあまり違和感ありませんでしたし。
それとラストはここで終わるんじゃなくて、もう一行か二行付け加えて欲しかったです。シオンの嘆息とか。
場面としてはここで終わるのがよいのでしょうが、文章としてなんだか尻切れ蜻蛉の様な気がしました。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:6)
- ストーリー性がないのが勿体無い……単なるサラリーマンが吸血鬼化した時点で最後は死ぬな、と読者は予測してしまうと思うので、
その読者を期待を裏切るような、或いは予測内で何か心に残る仕掛けを打つような、そんなストーリー性が欲しかったです。もっとも、
そうならずに平易に当然なるべき流れを辿っていくのが、このSSの味でもあるのでしょうけれど……
「月が見たい」の台詞とアルクをどう掛け合わせるかと期待して読んでいたのですが、その流れにならなかったので、個人的に肩透
かしを食らってしまったという不満もあります。あははは……
SSと全く関係無いのですが、お酒が美味いと言える人は幸せだなあ。そして酔っ払える人も幸せだなあ。と、冒頭部分で思いましたw
○ぽー さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- 一本目からギャグですねー。飛ばしまくってる……というより壊れまくってるのが好感。
敗北を喫したシオンがいい感じに面白かったです。あと朱鷺恵さんと化した琥珀さんとか。んんー、ギリギリセーフ(笑)
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- 志貴の影響、そして些細な事件で段々と人間っぽくなっていくアルクェイド。
心の和むお話ですけどそれゆえに出尽くした感がするのも否めません。
余白をもっと少なくして、地の文を増やしてアルクェイドの心理描写をもっと細かくして欲しいと思いました。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:6)
- 麻雀のシーン。微笑ましくはありましたが、あってもなくてもよかったかなと。
結構重い話なので回り道は逆効果っぽい。もっとストーリーに踏み込んで欲しかったです。
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- 本編のはじまる前の話、ビフォーSSとでも呼びますか。
安定した描写力でスラスラ読めて気持ちよかったです。
ただ気になったのはストーリー面。琥珀が二重人格となってますが、少し違和感を感じずにいられませんでした。
私的には『原作に忠実に!』という思い入れはあんまりない方で、多少のオリジナル設定全然OKなんですが、琥珀のキャラ設定に関しては、うーん、と受け入れがたいものが。
あと三人の性格や口調にも変化をつけて欲しかったです。志貴と出会う前、志貴に影響される前の三人はもう少し違うような気がしますので。
- No.5 そうめい (採点:9)
- フォント変えが成功した稀有な例、というか。スゴイショックを受ける一言でした、アレ(笑)
心理描写、設定、どれも巧みでグイグイ話に引き込まれました。
けれど一つだけ、改ページは蛇足だったと思います。流れのままオチへと向かった方が気持ちいいかと。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- これぞコメディというか、楽しく読ませていただきました。
テンポのいい文章に歯切れのいいラスト、惜しむらくは大食いの描写がいまいち薄かったことか。
期待したより波乱がなかったので少々肩透かし。一人称もシエルだけだった割に伏線にはなりませんでしたし。
もう一盛り上がりしてほしかったです。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 軋間紅摩というキャラ、歌月でほんのちょっとだけ出演していただけなのですが、よく仕上げていると思います。
琥珀が服の裾を掴んで、軋間紅摩が琥珀の頭にぽんと手をやる場面は秀逸。
文体が少し単調なのが気になりはしましたが。
- No.8 玉梓結び (採点:9)
- 無知なもので、題名の意味が私にはよくわかりません、と先に言います。
玉梓結び? 玉梓は八犬伝の? 結び? うーむ、と読み終えてからうなる。
考えてもわかりませんから、この感想を読んでいただけたのなら作者の方、よろしければ説明なんかしていただいたらありがたいなー、なんて思ってるわけですが。
まぁそれほど気になる作品、ということで。
いいなと思った点が、志貴と琥珀の二人に完璧に重点を置いていること。翡翠でもなく、秋葉はただの動機付けに過ぎず。
場面はしっかり遠野の屋敷なのですが寄り道せずにしっかり琥珀の心情を表現したのがよかったです。
長さもピッタリ。テーマと内容に沿った容量で、長過ぎず、短すぎず。
よかったです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- 改行がなんか変な所でされていて違和感。独白の場面もときどきダレの考えなのかわからなくなるときがあります。
敵のインパクトもいまいち。志貴の心が生み出したという設定もどうかなと思います。
さらに志貴の心が生み出した、という設定を具体化して突き詰めていくと、事件で人を殺しているわけで。罪悪感も何も持たずにいるのはやっぱり変です。
- No.10 幸せ (採点:3)
- 短いお話、琥珀の暗いほうの感情にももっと踏み込んで欲しいと思いました。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- 月姫SSこんぺ、その規定に空の境界は含まれていない、としっかりと書かれています。
それでこの話。空の境界用語がたくさんでてくるわけですが、私は満点を入れさせてもらおうかと。
おもしろかった、理由はそれだけです。まぁ正直な気持ちなので勘弁していただけたら幸い。
大胆にいじった世界観、好き勝手作り出したキャラクター、ジャンルには不敵にもオリジナルなんて書いてもう好き放題しまくってらっしゃる作者の方ですが、こういうの私は大好きです。
面白かった。それだけでいいんじゃないかと思ってしまいます。
伏線の消化のし具合もいい感じ。お見事でした。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:5)
- 前、第一、第二で終わるんですから、章分けする必要はなかったんじゃないかなと思います。
ストーリーとしては、(残留思念という概念の是非はさておき)何年も死んだ人間の思念が残っているのは少し無理があるのでは。数ヶ月でよかったという気がします。
思いを告げれずに消えてしまったというのはいいと思いました。
- No.14 暁 (採点:5)
- 志貴がダレと結婚するのか、むしろ主人公はダレなのか、そもそもこれは夢なのか現実なのか。
狙っているわからなさ、なのでしょうか……?
ていうか年上の女性……? 朱鷺恵かと思ったのですが成績とか出てるしなぁ。ぬぅ。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- アルクェイドが転校してきた、というシチュエーション。
シチュエーションだけで終わっているような気が。なにか一つ事件やら出来事がないと……オチもオチきれませんし。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- タイトル勝ちな作品。毛深い夢に今ごろもなにもなーーーいっ(笑)
ちなみに作中のキノコって奈須氏? とりあえずその発想に乾杯。
ラストはまるで寄生獣の後藤のごとく生きているキノコ。ハンマーが本体!?
面白かったです。けれどロアの名前が間違っている所が致命的なミス。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- ラブラブですね。いい感じのラブラブ。ほのぼの。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- ロアのいなくなった四季に暗示をかけて普段どおりの生活をさせる。
けれど最後は結局反転してしまって琥珀を手にかける。
四季と琥珀については何も文句はないんですけど、志貴と秋葉の反応や態度があまりにも素っ気ないというか、無視されてるような気がします。
それに秋葉が悪役みたいになっているし……琥珀を手にかけた四季に怒っていますけど元はといえば自分たちが蒔いた種なのに。
そこに違和感を感じました。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:7)
- 歌月とMBってパラレルじゃなかったかな? という揚げ足取りはさておき。
会話文が多いSSでした。けれど思い告白的なシーンの時まで同じテンポなのでいまいち盛り上がりを見せません。地文でリズムを変えて欲しかったです。
血がほしー、というアルクェイドは可愛いと思いました。まる。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:6)
- 琥珀と志貴が毒を呷って自殺……?
状況がいまいち把握できません。状況説明ナシに本題に入るにしても、短いSSでオチまですぐなので読者はいまひとつ納得できません。
ただ秋葉の描写はよかったです。ラストも、翡翠に指示を出すとことか。
- No.21 金色の刻 (採点:7)
- シエルの態度がおかしいのは別れを告げる前の伏線、とか思ってたんですけど見事に外れ。そかー、さっちんかー。
致命的な誤字が一つ。大事なセリフだったのでかなりがっくし。あと一年後という設定の理由がはっきりとしていないのですっきりしませんでした。
- No.22 クリーム (採点:9)
- 少し考えさせられる描写。
非常にレベルの高い文章が、重厚な雰囲気、重厚な物語を感じさせます。
んー、ハイレベルでした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:8)
- 短い作品って高い評価をあまりもらえないなー、なんて思っていたんですがいやはや。
雰囲気がすごい出てて、ぐっ、ときました。んー、空気が胸に染みるというかなんというか。
- No.26 注文の多い…… (採点:9)
- 最後はアルクェイドのセリフで終わるのはスゴクいいと思いました。余韻が残って。
建物の中を行ったり来たりするのは少しわかりにくかったです。一本道でよかったんじゃ……? とも思いました。
でも面白かったには変わらず。9点を入れさせてもらいます。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:6)
- ダーク落ち。嫌いではないです。バトルシーンをもう少し凝ったものにしてほしいと思いました。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- これぞ二次創作の醍醐味といえるほどの、オリジナル設定炸裂。我が道を行く作者の方に乾杯。
40kbジャストというのも意気込みが見え隠れするというかなんというか。
面白かったです。ただ解決はしていないというのが気になりました。羽ピンは結局家に戻るのか、根本的に病気は治ってないんじゃないか、とか。
まぁ全部書ききるには容量が足りないかな。上限が決められているこんぺですのでその点は仕方ありませんが。
テンポのいい文章とノリノリのセリフで、長さを感じさせずに最後までスラリと読ませる技量は見事。
ただ途中で記憶の説明とかで少しダレた感がしたのでもう少し削ってもよかったのでは、と。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:8)
- 読み終わってせつなくなる話。
けれどラストでロサ・ギガンティア……なんて思ってしまった私は、ダメダメっぽいですね。
百年後だから未来っぽい描写もほしかったと思います。百年以上生き抜いている有彦にはもはや乾杯、としか(笑)
- No.39 君が大人にする (採点:6)
- 特に何も事件のおきなかった日常、ほのぼのーとした方がよかったなと私的に思ったりします。
題名とのかかわりが少し『?』でした。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- 描写のレベルというのなら文句なしにハイレベルなのですが、いかんせん短くストーリーが薄いので……
ブランデーの入った紅茶を飲んだあと、そこの部分をもう少し書き足してほしかったです。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:5)
- んー、思っていたほど壊れていなかったので少し肩透かし。
ギャグだと書かれていたので、そっち方面を期待していたのですが普通にほのぼの。
もっと脚色した方がよかったかと。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:6)
- 途中、記憶とかもろもろの説明文的な部分をもう少しどうにかしてほしいと思いました。
あと巫浄についても少し安易じゃないかなー、と。
- No.55 SEPIA (採点:9)
- 志貴が死ぬという結末のお話。
哀しいストーリーなのですけど最後のアルクとの再会のシーンで、ただ哀しいばかりではなく後味のすっきりとした、どこか爽やかな読後感が味わえました。
遠野家の面々の心理描写も秀逸。秋葉が抱えた、志貴の骨壷がひどく軽くて泣いてしまったというのが、妙にリアルで胸にぐっと来るものがありました。
志貴が弱っていく過程も痛々しさが伝わってきてよかったと思います。薬が増えたこととか、何日ぶりに立てたこととか、ご飯も満足に食べられなくなっていくシーンとか。
ただ最後まで読み終わって、題名との印象が少しずれてるような気がしました。
でも気になったのはそこくらいです。ありがとうございました。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 浅女三人組がほのぼの書かれてて微笑ましく、よかったと。
主役は秋葉というより、むしろ羽ピンに見えてしまいました(笑)
- No.63 クリシュターナット (採点:8)
- キレイな描写です。ストーリーの短さが気にならない、シチュエーションを上手く切り取ったようなSS。
ここぞという時に配置する単語のセンスは真似れないなぁ、なんて思いました。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:4)
- 単純に、琥珀の一人称に違和感を感じました。琥珀だけではなく、全体的に少し違うかなー、という感じ。
あと結局の所、何のイタズラをしたのかよくわかりませんし。
- No.74 月と夢と現実と (採点:6)
- 前後のストーリーが欠落していてシチュエーションのみなんですが、志貴が七夜志貴を自覚するというのは歌月の中だけのような気がしたりするんですが。
描写は問題なく、でもストーリーがどうにも、なのでこの点数。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:10)
- 読み応えのある、それでいてだれていない作品で、大変楽しめました。
作中では街で起きた『事件』を瀬尾アキラの視点から捉えているんですが、決して客観的ではなくて、逆にヒドク動的でかつ積極的に関わっていく様子がとても心地よかったです。
弓塚さつきとリンクしたために、ではなくて自分の意思をもって探そうという決意がよし。
清々しいアキラの気持ち、またただ従順ではなくて運命に真っ向から立ち向かう心は、ただただ気持ちよかったです。
構成も上手でキレイにまとめられていますし、文句なし。いいものを読ませていただきましたっ。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 弓塚さつきと夢の中で再会を果たす。または弓塚さつきが夢をみる。
ありふれたストーリーだと思います。誰か違うSS作家さんも書いてきた題材だろうし、実際に今回のこんぺでも他にありました。
けどここまで高いレベルで仕上げられたら、ぐぅの音も出ないというか。
既存のキャラクターのみに甘えず、決してやりすぎでないアレンジも見事だし、描写、構成、セリフ回し、どれをとってもレベルの違いを見せ付けられたという気がします。
ラストも決して軽いわけじゃないのに後を引かない爽やかさ。それはまるで志貴が気に入ったバナナブラウニーサンデーのようで。
簡単にキャラクターを『泣かせない』のもよかったと思います。最後まで、鮮やかに。
いいものを読ませてもらいました。ありがとう、作者の方。10点を入れさせていただきます。
- No.81 クリームダウン (採点:8)
- 最後から二行目に、ああ作者の方の思惑通りなんだろうなぁ、と思いつつもざっくりとやられてしまったり。
白昼夢的で壊れやすい雰囲気が、なにか不安な気持ちにさせます。描写の方向性がはっきりしていて上手いと感じさせられました。
ただ細かい所ほじくるようですけど、遠野の屋敷にクーラーあったかなぁ? と。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- コメディの見本的作品。ええ、とても面白かったです。
ななことレンのやり取りやらアルクとシエルのやり取りやらで、微笑ましくなるシーンもあれば。
志貴と四季や弓塚さつき、シオンのセリフでしんみりする場面もあり。
終盤に差し掛かって少し駆け足気味な感じもしましたけれど全般通してキレイにまとめられた構成も文句なし。
作者の方に感謝できる良作、面白かったです。どうもでした。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- フォント変えが成功した稀有な例、といいきっちゃいますが(笑)
雰囲気を作ろうという気持ちがスゴク伝わってきたような気がしました。静止衛星という単語と、夜、流れた時に願いをかけるシーンの儚いというかなんというか。
ただ、ほんっとに個人的な意見で申し訳ないんですが(無視していただいて結構)、ラストに弓塚さつきを持ってきたのに少しがっくりとしました。
志貴が弓塚という名前を出したことで、他の三人が丸ごと無視されたような気がしたのです。なにか違うことをいってほしかった。
……なんてわがままな……けど正直な感想、ということで。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- アルクとの対比を狙った鮮やかなラスト。ただ気になったのが、琥珀が志貴と秋葉が殺しあったことから始まって延々と話すところが少し冗長に感じた所。
事件のおさらいのように話をするんじゃなくて、スパッ、と切って捨てるようなセリフだったらもっとよかった気がします。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- 環状線だから終わりがない、ラストで少しダークな匂いがしたのは気のせいでしょうか。
さっちんが死ぬ前に普通の生活をする、といういわく王道的なお話。でもやっぱり今までなかった作品、というわけではありませんでしたので……
でも、ドギマギしながらラブコメしているさっちんは、スゴイかわいいと思いました。
- No.100 夢語り (採点:7)
- あっさりとした別れに好感。ツインテールのレンは少し、見たいなぁ、とか思ったり(笑)
- No.102 Climax Together (採点:7)
- 秋葉のど真ん中ならぶらぶを読んだのは久々な気が。
ロックの知識はさほどないのでピンとこないんですが、それでも場の雰囲気がよく出ていると思いました。
○まてつや さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- うまい、面白い。笑えた、最高!
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- アルクェイドも先生も可愛く書かれていてにやにやしながら読めました。良かったです。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- 前半の雰囲気とか良かったです。文章も上手で読みやすかったです。
- No.49 夢の日々 (採点:4)
- 四条つかさがメインなのは面白いけど、予知夢(?)のようなものをみて、終わり方があれではひとつの話の序章だけを見ているかのよだった。
瀬尾晶の幸せそうな未来が見えた、のとあまり差もない気がする。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- この組み合わせの妙が面白かったです。
- No.86 ありがとう (採点:5)
- 選んだ材料はとてもいいのですが、活かしきれていないように感じました。
個人的な意見ですが最後にもっと余韻が欲しい。
あっさり終わってしまったようなのが寂しかったです。
あと、志貴の寿命が短いのアルクェイドなら気づいてそうな気はする。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- すげーバカな話だ、笑いまくった、大好きです(笑)
無駄にハイテンションなまま終わったら満点にしようかと思ったんですが、
オチで少し冷えてしまったので9点です、ごめんなさい。
○みぎー さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- うーん、これ書いた人すごいな(笑)まるで、すい・・
いや、なんでもないです。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:3)
- こういうのもいいです。
- No.4 「孤月之序」 (採点:4)
- 昔の姉さんが・・饒舌気味?
- No.5 そうめい (採点:8)
- ・・・悲しい。でも、志貴が満足したなら
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:2)
- ほほう、だれも、死ななかったのですか(笑)
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- 結末がある程度読めてしまうのが難点かもしれません。
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- TPRGみたい(笑
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- ・・・・この、エロ百姓!(笑)おまえが緩くしたんだろうが(笑)
- No.52 七夜の闘法 (採点:8)
- すごいな、この話・・
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:5)
- 私もこういう話は考えてました。
- No.55 SEPIA (採点:6)
- 白い花というだけでアルクエイドが来たとわかる・・
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:5)
- 羽ピン何気にいいとこ持ってくなぁ
- No.58 青い記憶 (採点:6)
- しかし、志貴は翡翠を幸せに出来たらいいなと考えていたに違いない
- No.59 Good night have a nice dream (採点:9)
- 気がつくと私の両目から熱い液体がドクドクと
- No.63 クリシュターナット (採点:4)
- ちょっと唐突な感じがします・しかし、読み込むと味が出てくる
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- これは良い。よく考えている。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:6)
- スク水ーー!!スク水ーー!!尻と乳が入るかどうかは別にして。
落ちが若干読めるのが難点か
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:4)
- 軽く話に起伏がある、グー
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- すばらしいとしか言いようがありません。
ロアとシエルの言葉が混ざるところが混ざるシーンで、
シエルがロアの台詞を喋っているように誤って思いました。
クライマックスのシーンでは台詞を口に出させないほうが良いかもわかりません。
また、シエルにさつきとの共闘を持ち掛けさせないほうがラストが引き立つかもわかりません
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- ・・・秋葉の未来はどうなるちゃ?(笑
うる星やつらの匂いがする・・やさいにキャラが負けている(汗
- No.82 月宴 (採点:4)
- TV放映されたアニメのスペシャル番組風・・湿っぽくないのが良い
- No.83 白く染まる (採点:4)
- かわいらしい話ですよね
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:3)
- 後半が盛り上がりに書けるかもしれません
- No.85 墓標 (採点:6)
- 幸せに嘘も本物もない。信じれば本物だ
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- 適当にギャグも混じってるし良い感じだ
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- SSならではの話と思う、どうということのない話だが、これが良い
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- こういうのをこれだけきっちり書ける才能はすばらしい(笑
- No.104 話をしよう (採点:3)
- 良いのだが、長さが短い感じがする
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:7)
- MBのさつきルートというかんじだ、意外性もあるし感激する
○みちやづき さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- コンペの一番目を飾るに相応しい楽しく面白い作品でした。
レンと都古とは。恐れ入りました。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- 軋間を髣髴させるSSでした。物語に力強く引きこまれます。
軋間はやはり燃ますね。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- ああ、素晴らしい。いい仕事だ。すっげー笑わしてもらいました。
- No.27 二人の未来 (採点:5)
- 結構、面白くびっくりしました。
これほどスキという気持ちが真っ直ぐに伝わってくるSSも珍しい。
今回、ジャンル分けで一番、意表を付かれた作品でした。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- こういう未来もありかも。
しかし、さっちんは報われんのでしょうか。
せめてこのSS(ユメ)くらいは幸せであってほしかったです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- これはまた、随分と変り種のSSでした。内容もほど良く、面白くて。
でも、ブッラクユーモアは好みが分かれそうですね。
- No.52 七夜の闘法 (採点:10)
- 問答無用に良作!
SSのあるべき姿の理想型に近いのでは?
章ごとの場面転換も見事。
最後は七夜と志貴の戦いと思っていたから尚のことです。
面白しろ楽しく拝見させて頂きました。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:6)
- ありえたかもしれない未来。
自分の中のななこのイメージに近くて楽しく拝見できました。
有彦の一人称もお見事です。
- No.82 月宴 (採点:9)
- コレはいいものだ。
いやいや本当に全員出て来るとは感服。しかも上手くまとまってあるし。
ネロ先生。朱い月。量産型メカ翡翠。この辺りに萌々だ!
でも、ワラキアが凄まじく良かったです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:9)
- うわっすげー!
SSの真髄を見た感じです。そうか。シオンはこうして日本に訪れたのか。
感無量。良いものを有難うございました。
○めそ さん
- No.1 話幼月中 (採点:5)
- 誤字ハケーン?
>>そんーな誘惑×
そーんな誘惑○
- No.24 過去と、未来と (採点:10)
- (゚∀゚)キャー!イチゴさーん!
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- ぬ・・・・やはり未プレイであることが如実に現れた感じか?
空白が多く、最後の段落はフォントがズレて見にくくなってるしw
これ以上はやはり本編をかかずには書けないだろうと言うことで
やっぱりSSは本編をプレイしてから書きませう
- No.40 儚き夢 (採点:7)
- ストーリーそのものは良いと思いますが
もう少しスペースを入れて文を見やすくしないと
それだけで読者が離れていってしまうと思います
さらに会話や情景描写を書き入れるテンポが悪く
やはり文が読みづらいという印象を全体的に受けました
- No.41 オールトの雲 (採点:8)
- 琥珀がとても綺麗に書けていると思います
もう少し夢について書けば四季に思いを馳せる場面がもっと生きたかな?
でも出てこないからこそ、より切なく感じるのかもしれませんね
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- もはや語るまい・・・・・・素晴らしかったです
- No.49 夢の日々 (採点:6)
- サブキャラを扱うにはちと行数が足りないでしょうか?
もう少しストーリーを頑張ってみればもっと上を目指せたかと思います
普段目立たないキャラは作り出したストーリーの中で魅力を発揮するモノです
それを踏まえた上でこれからも頑張ってキャラを愛する文を書いて下さい
とりあえず評価点はつかさへの義理も踏まえた上でドウゾw
- No.52 七夜の闘法 (採点:10)
- ううん・・・・・・鮮やかであるとしかいいようがないですな
敵役の一人一人にコンセプトを持たせた戦闘はラストの二人の語りにより説得力を持たせているし
緻密な戦闘描写、情景描写、
全てが非常に高いレベルでまとまった秀作だと思います
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:6)
- ファントムのエレンEDみたいだなぁ・・・・・・
ああ、イヤ別に深い意味はございませんが
- No.75 埋葬された物語 (採点:9)
- 激?し?く?意?味?不?明?
超時空不思議系奇天烈文章、我有興味激!ヽ(゚∀゚)ノ
しかしこんな作風が好きな変わり者なので9点
文がどうとか構成がどうではなく「楽しんだ者勝ち」ってことで・・・・
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:8)
- 作品内にお互いの会話に対する感想・・・・というか
どうして一緒に食事に行ったかなどが読みとりづらく
淡々としすぎている印象を受けるかも
ケーキの話、家族の話をしてるときも同じく両者の考えがわからず
全編を通してやはり淡泊な感じが否めないかなぁ?
ラストではやはり本編とのパラレルな分岐というのを暗喩しているのかな?
最後の情景描写は非常に美しくまとまっていると思うので
会話中の人物の心理描写をもう少し細かくまとめれば良い物になるかも
- No.82 月宴 (採点:1)
- コンセプトはいいかもしれなけど
いかんせんまとまらなすぎる感がいなめない・・・・・かなぁ
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:8)
- 改行のズレのため文章の読みづらい部分がありましたので改訂を推奨致します
序盤の志貴視点での語りで真剣味が足りない気がします、
琥珀は人形ではなくなっているのでしょうか?
そうであるとしたらこの琥珀の語りは淡々としすぎているように思います
秋葉が侵入者を殺したときも志貴の反応がちと淡泊なようなので
全体的にもっと人物の心理を細かく書いてみたらいかがでしょう?
○めにっく さん
- No.1 話幼月中 (採点:4)
- 全体的にはまあそこそこ、ってかんじだったんですけどね。
秋葉さんが他の皆と手を組んでるのがマイナスになったよーな。
彼女の場合、シオン(+その他)の叛意(?)を知って暴れだすほうがより
『らしい』と思うんです。その方向でギャグを組み立てていって
欲しかったなーと。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- なんでしょうね……展開自体はわかりやすいくらいに
ほのぼのとしているんですが、最後の二人の二つ名が
とにかく浮いているような印象を受けました。
これ、ほのぼのですよね?
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:2)
- ………えーと、ごめんなさい。辛口です。
ギャグとしてはなによりも、テンポがまずいんじゃないかと。
- No.14 暁 (採点:5)
- うーん……可もなく不可もなく、といいますか。
一種の詩として、何かが足りないような印象を受けました。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 辛口で生かせていただきました。
短編作品としては題材のチョイスがまずいかな?と思わされましたので。
物語が起承転結の「起」のところで終わってますので、ちょっと
なんとも言い難いですね。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:4)
- なんといえばいいんでしょうか、とにかく微妙でシュールなお話でした。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- 3人称が書ききれてない点を減点させていただきましたが、
話としてはいいですね。
アルクェイド気持ちが淡く切なく描かれている印象を受けました。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:5)
- シーンの始めがぶつ切りで据え置かれた点はとりあえず置いときまして。
読者の想像に任せる点が多いのは長所のような短所のような……
むずかしいところですね。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:7)
- ある意味お約束な内容ながらも、けっこう切なく
ほんわかしそうになったんですけれど。
志貴のあのセリフはまあともかく、それを瞬間殴りつける
四季が…………ちょっとだけ大人気ないかなあと思いそうになりました。
怒るのは当然だけど、もう少しだけ志貴の気持ちも察してやれよ、兄ちゃん、と。
それはそうと、なかなか作品自体は楽しめました。
- No.36 if... (採点:6)
- 行間がとにかく空いている点が、読みにくくてちょっと困ったです。
内容はまあまあな……まだもうちょっと何かが欲しいかな?という感じでした。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:2)
- えー………一つ一つの場面をもっと丁寧に、
なによりきちんとしたつながりを持って書いていって欲しいなと
思いました。
会話がちょっと脈絡なさすぎに思えてしまいます。
- No.74 月と夢と現実と (採点:7)
- SSというよりかは一つの切り取られた「詩」、そのような印象をもちながら
読ませていただきました。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:7)
- なかなか楽しませてもらいました。
ただ、最後が少しぶつ切れ気味になったような印象を受けましたので
できればもう一言二言、欲しかったです。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:8)
- 短いけれど、短いからこそ、いいでうねー。
そっと、ゆっくりと気持ちが伝わってくる感じです。
○アリム さん
- No.10 幸せ (採点:3)
- 琥珀さんには幸せになってほしいです〜。
- No.14 暁 (採点:2)
- 私のセンスがない為に、最後までわからなかった・・・
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 『亜流区絵井戸』がすごい。さらに具現化で制服…すごいというか、
もったいないというか。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:2)
- なんてこどだ…まさに外道ですか。オチの期待していたんですが・・・
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- とある日常のひとコマですね。題名がちょっとわかりにくかったです。
- No.60 めがねがね♪ (採点:4)
- 『馬鹿シエルに見せ付ける・・』そうくるか。
- No.74 月と夢と現実と (採点:3)
- …悲しいお話です。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:5)
- いきなりバトルで驚きました。こんな展開もありそうです。
レンの名前が出なかったのが良。
- No.97 Placebo (採点:5)
- とってもリアルで怖い…
○カツラ ハジメ さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:10)
- 内容が好みにあったものにはこの点数をいれました。
省略による時間の表現がうまく、迷子と二人の心情が良く伝わりました。幼さの表し方も、出版と違いwebならではの技法だと思います。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- 設定がうまく使われていると感じたものにこの点数をいれました。
独特の世界観でいて、話にとけ込んでいる良作だと思いました。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:6)
- 設定がうまく使われていると感じたものにこの点数をいれました。
オリジナルの登場人物も入っているようですが、うまくまとめられていて読みやすかったです。
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- エンターテインメント性が高いと感じたものにこの点数をいれました。
童話をモチーフにうまく見立てられていて、中間あたりで初めて気がつきました。
- No.38 『のら』 (採点:10)
- 内容が好みにあったものにこの点数をいれました。
自分の学生生活、休学中の知り合いとの関係、友人との再会、心境の変化など丁寧に書かれていて良かったです。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- 設定がうまく使われていると感じたものにこの点数をいれました。
話の流れがすんなりとしていて良かったです。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:6)
- 設定がうまく使われていると感じたものにこの点数をいれました。
丁寧に順序よく話が伝えられていて良かったです。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- エンターテインメント性が高いと感じたものにこの点数をいれました。
主人公の行動を一つ一つ丁寧に追っていて、引き込まれました。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- エンターテインメント性が高いと感じたものにこの点数をいれました。
何でもない出来事の捉え方、描き方に引きつけられました。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- エンターテインメント性が高いと感じたものにこの点数をいれました。
題名の不思議さと、全体に流れるイメージがうまく一致していて、その上楽しく読み進められました。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:10)
- 内容が好みにあったものにこの点数をいれました。
全体の雰囲気、景色の浮かぶ表現、話の流れなど文章の全てを通して印象に残りました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- エンターテインメント性が高いと感じたものにこの点数をいれました。
発想がおもしろかったです。それでいて全ての登場人物が出てくるところがうまくできていると思いました。
- No.102 Climax Together (採点:10)
- 内容が好みにあったものにこの点数をいれました。
ただ淡々と主人公の一日が描かれている風景に何か余韻を感じました。
- No.104 話をしよう (採点:10)
- 内容が好みにあったものにこの点数をいれました。
時計の使い方、天気の移り変わりが良かったです。題名の付け方も良く、夏の乾いた雰囲気の一こまが伝わりました。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:6)
- 設定がうまく使われていると感じたものにこの点数をいれました。
設定の細かさだけではなく、文字を視覚的に使う表現なども良かったです。
○キリ さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- 琥珀さんがイイ!( ̄∇ ̄)
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- 楽しんで読めましたー
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 軋間さんが味方とは斬新な!
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:7)
- ネームレス 無名か‥‥オリキャラいいね。
荒耶さんチョイ役出演も(・∀・)ィィ
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:6)
- ショートギャグもいいですねぇ。 ちょっぴりドジな琥珀さんがヨイ( ̄∇ ̄)
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- うーん あと一歩?
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- アルクがバッチシ決まってますね。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:7)
- Σ(・∀・)状況が最後まで飲み込めなかった‥
でもいい感じ。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- おー かなり面白かったー
一子さんメインとはめずらしや。
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- ノーコメント!! でもよかった(コメントしてるじゃん
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- 死徒化以外の方法で志貴の寿命を延ばすってのは盲点だったかも‥いいですねぇ。
なんか青子先生が親父っぽいよ‥(TT そこがまたいいんだけどね(いいのか
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- ぶっ壊れ系キター(゚Д゚)
┐(´-`)┌面白かったけどね
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:7)
- なるほど こういう出会いも十分ありえますな。七夜が遠野家を知らないのはちとおかしいけど。
まぁ 面白かったです。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:8)
- コハクスキーの私にとってはよきかなよきかな
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- 吸血鬼ルート>月姫2のさつきsideのお話ですかぁ
この流れだと大抵シエルに狩られそうなものですが、これはちょっと斬新だったかも
楽しめました。
- No.52 七夜の闘法 (採点:9)
- やーらーれーたー
俺の好きな七夜志貴のバトルモノかと思いきや、
さらに俺の好きな「遠野志貴による遠野志貴の物語のオワリ」たる
軋間さんとの血戦への修行だったかぁ
おもしろかたよー
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- ほのぼのー( ̄∇ ̄)
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:6)
- シオン居留エンド後って自分的にはあまり好きでないと言うか気にもしてなかったのだけれど。
結構いいっすね。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:8)
- さっちんと志貴君が普通に幸せになれそうな希少な考え方ですね。楽しめましたです。
有彦っていいやつだなぁ‥( ̄∇ ̄)しみじみ
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- もうなんていうか、翡翠&アルクですか‥ ははぁ‥ (・∀・)ィィ
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- 笑ったー(・∀・)
最高ですた(・∀・)b
- No.82 月宴 (採点:7)
- ( ̄∇ ̄)オモロー
- No.83 白く染まる (採点:7)
- ( ̄∇ ̄)y~~~~ 悪くない
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:6)
- オールスターはいいものだー もっと色々出してくれたほうがよかったかもー
- No.93 もう一つの永遠 (採点:8)
- 自分の中ではアルクは志貴を死徒には絶対にしないと思うんだけど、こういう結末もまたアリか。
シエル先輩のえいめんにちょっと感慨にふけりましたぞー。グッジョブ
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:6)
- 歌月十夜のネタかぁ repaet again がいい感じ。
- No.107 Т3 (採点:6)
- T3キター メカシエルが想像できねぇ
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:10)
- ( ̄∇ ̄)おーーーこれは凄いー
私の唯一の10点をこの作品に捧ぐ‥
○サイト さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- 綺麗な話だったと思います。
- No.5 そうめい (採点:9)
- とても良かったと思います。
もし、タイトルのひらがなに「聡明」以外のものがかかっているなら、
それが分からなかったのが残念です。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:7)
- 私には難解な内容だったので、
ちょっと変わった「てにをは」や言い回し、句読点が、少し理解を妨げたように思いました。
- No.14 暁 (採点:3)
- ちょっと短すぎだと。。。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- 眠かったせいか、ACT2がツボにはまり、大受けしました。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 最後の琥珀のセリフ(平文じゃなくて)が良かったです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- ふつうの作品なら、一つだけでも十分に話を構成できるネタが複数、
うまくミックスされた良い作品だと思います。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- こんな作品好きです。
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- せっかく面白い切り口と書き方だったのに、東一局からオーラスは飛びすぎだと思います。
- No.82 月宴 (採点:6)
- 女性陣の人生ゲーム、もう少し詳しくても良かったと思います。
- No.85 墓標 (採点:4)
- せっかく、真祖をメインにするなら、「狂うことすら許されない存在である」
などの、もう一ひねりがあれば良かったと思いました。
- No.86 ありがとう (採点:8)
- 基本的に「同じ言葉の繰り返し」って好きじゃなかったんですが、
この作品ではそれがとてもよかったです(というか引き立ってました)。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:9)
- 今まで読んだ殺人貴エンド(?)の作品のなかで一番良かったです。
- No.97 Placebo (採点:8)
- こういう裏設定があってもおかしくないと思いました。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- タイトルとラストの余韻が良いですね。
○スペシャーク さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- のっけから爆笑させてもらいました。
一見真面目っぽいのに笑えるのがいい。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:4)
- 行間が不自然に感じました
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:4)
- オチが決まっていればもっとよかったと思います
- No.83 白く染まる (採点:7)
- ほのぼのしました
- No.86 ありがとう (採点:4)
- 賛否両論あるでしょうがやはりつらかったです…
作品自体は素晴らしいと思いました。
個人的主観ですいません。
○ダルー さん
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 。
○ビルト さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- 全体にやさしい雰囲気がしてて、
読んでて面白かったです^^
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:8)
- 前半のまったり?してるとこと、バトルのとこの差は見事ですね
おもしろかったです。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:8)
- アルクェイドとシエルのいがみ合いはよく読みますが、
フードファイトとは面白いですね^^
大笑いしました〜
- No.8 玉梓結び (採点:6)
- 志貴も琥珀さんも秋葉のことを大切に思ってるんですね・・・
複雑ですね。
- No.10 幸せ (採点:9)
- 短編ですがグッ!!っときますね^^
- No.15 転校生!? (採点:7)
- 微笑ましいですね〜
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- まったり・・
- No.82 月宴 (採点:9)
- おーーーるキャラで面白かったですね〜
特に七夜が気に入りましたね^^
- No.86 ありがとう (採点:10)
- 素晴らしい作品ですね!
- No.93 もう一つの永遠 (採点:10)
- 素晴らしい作品をありがとうございます。
- No.111 午睡 (採点:10)
- すごくあったかくていい作品ですね〜
アルクェイドが幸せにしてるときっと志貴も幸せでしょうね^^
○フラッグ さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- 面白かったー。この長さでまんべんなく詰め込んでるのはすごいですねー。
熱暴走しっぱなしのキャラ達が大好きです。
……それにしても………制服で………。なんと羨ましい男よ、志貴。
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- 七五調はいいですねー、心に残ります。詩の部分の月ってのは琥珀さんの事なん
でしょうか?
でも、私的には二重人格琥珀さんはちょっと嫌だったり。やっぱ琥珀さんはあの
性格のままでいろんなことしてくれないと。
- No.5 そうめい (採点:10)
- 「結婚するんです」の台詞には私も衝撃を覚えましたが……なるほど、この展開
で琥珀さんならこういうのもアリですね、琥珀さんは強い人です。
普段通りに話す琥珀さんが不意に流す涙は、本編を彷彿とさせるものがありま
した。良かったです。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- 「肉を食べるためだけの綺麗過ぎる活動」ってのいいですね、見てみたいです。
大食い勝負ってのは目新しかったです、シエルと勝負できる人なんていないって
思い込んでたから。
…死人でなくてよかったね。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:9)
- 軋間紅摩に人間味を少々加えると、荒耶みたいな渋いおっさんが出来ました。
いやはや、カッコ良かったです。魔術師達結局何したかったの?という疑問も
粉微塵になる破壊力です。しかし琥珀さんと軋間って違和感ないなあ、琥珀さ
んって人外と相性がいいからだろうか…。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:5)
- 志貴のあの恐い考えが愛から来てるなら病的ながらも純粋ですが……まあそんな
こと考えてるならアルクェイドの死徒になってそうです。
- No.10 幸せ (採点:6)
- これは詩と捉えればいいんでしょうか?まあいいか、琥珀さん好きだし。愛があれば。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- 世界に存在を忘却させることによって抑止力から逃れ、その後に『 』に至ろう
とする魔術師、なんかいそうですね。自分を忘却するために用意した天原という
人格等の、いろいろな設定をうまく活かしてるなぁ、と思いました。読んでいく
うちに始めに感じた違和感も氷解したし、弓塚追っかけた理由が殺すためだった
ってのも意外性があってよかった。面白かったです。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:8)
- 琥珀さんは死んでもお姉さんですねー。なんかいろいろ込み上げてきます。
いや、琥珀さん死ぬのには弱いんですよ。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- テンポがよくて楽しかったです、ちょっと速すぎる気もするけど。二重表現とか、
サ○エさん笑いとか、顔面からあふれる金ダライの感触とかがいいです。
- No.15 転校生!? (採点:4)
- いや、そこからなんか起こって欲しいんですけど。これだけだとなんとも…。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:10)
- おお、秋葉かっこいい……。ここまで気丈だと見惚れてしまいます。痺れました。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- 秋葉と一子さんていい関係になりそうですね。しかし寝室の秋葉はいじらしいなあ。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:7)
- 修行時代のシエルにもたくさんの出会いと別れがあったんでしょう。そして、別れ
のほとんどは死に別れだったと思います。シエルの、人として死にたい、という言
葉は、そんな人達に会える様になりたいという思いもあったんでしょうか……なん
て考えたりしました。
あと、私見ですが、ベルベットとの出会いをもっと強調してもよかったかも。始め
重要キャラとは思いませんでした。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- 結局志貴は七夜に乗っ取られたのかな?もう一展開書いて欲しかったです。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:6)
- やっぱ琥珀さんに戻らないと幸せになった気がしないですねー。七夜さんの
幸せって難しい。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- 三人娘の掛け合いは見てて微笑ましいですねー。蒼香がカッコよさと可愛さと
シニカルさのバランスが良くていい感じです。でも、羽ピンのシリアスはちと
違和感があったり…。羽ピンの哀しげな顔は想像できません。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:8)
- 題の効果か最終章がとてもキレイでした。哀しさの中に暖かさを感じました。
ただラストは、いつ終わるの?と思ったけど。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 依子さんて羽ピンみたいなキャラですね、一子さんによく合います。台詞など
が一子さんらしくてよかったです、特に最後の。
- No.39 君が大人にする (採点:6)
- すいません、正直意味分かんなかった、ってのが感想です。これってここで終わり?
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
- 四季×琥珀は好きな組み合わせですね。ただ、シリアスはもうちょっと長いほうが
いいです、ヤマがヤマと感じられません。
- No.44 最後の夢 (採点:4)
- 何があったんだ?志貴は寿命かもしれないけど、他の面々が死んでる理由が分か
んないのは嫌です。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 最後の文章すごくいい。一人一人にすごく味わいがあってよかったです。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- 公園に悪漢三人が出現するのは少々強引ですが、翡翠は他の人との接点があまり
ないのでしかたないかな。まあ、こんな穏やかな話は和みます。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- 光る草原に見える海ってのは綺麗ですね。ホントいろんなことがどうでも
よくなりそうです。海水浴の話が伏線とは思いませんでした。
でも、「解呪」の部分はクドかったかも。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:6)
- うーん、言っちゃなんですけどあんまり込み上げてくるものがなかったです。
私がさっちんLOVEじゃないからかなぁ…。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- セブンとシエルの日常が眩しすぎます、最後は涙が出そうでした。全体通して
流れがよかったです。ラストのアルクも意外とはいえ、なるほど、と思いまし
た。セブンもアルクも、悲しい存在です。いい夢を、としか言えません。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:8)
- 琥珀さんがここまで弱々しいのは今までなかったな。でもちょっと新鮮。まあ、
志貴の気持ちも解らなくはないですね。振り回されっぱなしでは疑ってしまって
も不思議ではないでしょう。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:9)
- 怒るの分かってるのに、泳ぎを教わった理由を話すアルクがあっけらかんとして
いいです。ぶつくさ言いながら熱心に教えるシエルも。しかしホント仲のいい二
人でした、最後はお約束ですけど。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- みんなが本気で野菜とバトルしている様は、とてもシュールな風景でした。
それにしても、トマト帝はいろんな意味でいい味出してます。先輩はカレー
食べられたんでしょーか。あと、トウモロコシは生きてれば二十七祖にでも
なりそうな気がします。妙に知識多いし、動きも怖いし(それは関係ない)
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:9)
- アキラちゃんの出した結論が掴み切れなかったです、ごめんなさい。でも話の
切り口や構成は新鮮で面白かったです。
- No.78 月今宵 (採点:8)
- 七夕雨ってのは始めて知った。でも雨降ると星が見えなくなってまずいんじゃあ
…。ともかく、すっきりとした後味のよい話でした。
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- 注はいらないんじゃないかな。付けるにしても分からない人が状況を理解できる
程度でいいと思う。喰いタンや完先なんかは話に出てこないし。あとオチが弱か
った。
- No.82 月宴 (採点:7)
- あんま目新しさはなかったけどこのテの話は好きです。朱い月と七夜はどうやら
違う次元にいるようだ。
- No.85 墓標 (採点:8)
- 暗い話ですねー。アルクェイドと琥珀さんが揃って狂うと恐いですねー。
まあ、こんな話もあっていいんじゃないかと。
- No.89 Gの夜 (採点:6)
- とりあえず、シオンは鬼だった。けどGの夜なのにGじゃなかった。特に何も起こ
らなかったし。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:6)
- Aって必要ないんじゃないかな、死徒の血ってのがワラキアなのかもしれないけど。
B-2も特に話に関係なかったし。まあ、中学生さっちんが可愛かったからいいか。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- おー、顔あるキャラが無理なく全員出てる、すごいですねー。ギャグも面白か
ったです。個人的には秋葉の夢が見たいです、空中ポエムは笑い転げるしかな
い。しかし、大気成分カレー粉の夢に憧れて平伏する先輩って……。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:9)
- 詩の部分がイメージにそぐわないところがあると思ってたが、あれはさっちんな
のかなぁ。まあ、しっとりとした、いい話でした。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:10)
- シリアスなのに皆さんノリがよくていらっしゃる。発射後のアフロダイAって言
ったのどっちなんだろう…。こう、合間に緩む所があると読みやすいです。志貴
の死ぬ理由も、死徒になる理由も、しっかりしてて面白かったです。シエル先輩
いい人だなぁ。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- 琥珀ルート通っても壊れたままで、秋葉にやられたのも策だった、という設定は
面白かったですが、そこまで壊れている琥珀さんがあんな簡単な事で立ち直った
りしないんじゃないかな、と思います。もっと胸を打つような深い話であって欲
しかった。…無理言い過ぎかなぁ、ごめんなさい。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:8)
- 終わり方が余韻を残していい感じ。長い話のほうが好きだけど、これはこの簡潔
さがすっきりしててよかったです。
- No.99 かんじょうせん (採点:9)
- はー切ない、切ないです。吸血鬼であることを前面に出してないさっちんの話は
好きです。しかしかんじょうせんって……環状線?私もそれしか思い浮かばなか
ったんですけど、ホントにそうとは……。
- No.101 それだけでいいから (採点:10)
- 最後はシリアスにまとめて終りかな?と思ってたんでオチで笑ってしまいました。
おさむの説明はつとむが布石になってて面白かった。あと、文の切り方がなんか
いい感じでした。
- No.102 Climax Together (採点:9)
- 世間知らずでお嬢様な秋葉を久しぶりに見た気がする。志貴と秋葉の雰囲気が
すごくよかった。しかし蒼香毒舌だなぁ。有彦との会話がもうちょっと見たか
った。
- No.104 話をしよう (採点:6)
- アルクェイドは無邪気だなぁ、とか思って読んでたら志貴のあまりのシスコン
振りにびっくり。前半と後半で人格かわってない?
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:10)
- なんか二次創作を読んでいるというより短編小説を読んでいるという気になった。
展開自体はわかっちゃいるけど読みごたえがありました。面白かったです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- なんでワラキアあんな強かったんだろう、平凡な吸血鬼を連想してたのに。いや、
弱いと話が始まんないんだけれども。しかしこのころのシオンは冷徹だなぁ。
- No.110 おすそあくび (採点:6)
- ば、馬鹿話だ…。流石にキスシーンで屁は嫌だなぁ、萎え〜〜。
○ホワイトアウト さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- シオンの「萌えも科学するんです」と、いうような断定の口調が面白かったです。
それにしても、志貴はほんと浮気性というか、朴念仁というか・・・。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:8)
- アルクェイドが志貴と接することにより人間っぽく?なってく点がよかったと思います。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:9)
- いつもながら志貴の取り合いは見てて面白いものがあります。
自分がこういう目にあうかと思うと、少々冷や汗ものですがね(w
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- アルクと蒼崎青子先生という異色の組み合わせですが、いいと思います。
惚気話というのもまたいいと思いますね。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- いつもぽやーっとしてる羽ピンだからこそ、こういう切ない系の話が映えると思います。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- いつか、届きますように。あなたの心のポストに・・・。という部分がよかったと思います。
もっとも志貴は恐ろしい程の朴念仁ですから、届くかどうかは定かじゃないですけどね。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- 浮気はよくないですね(汗
やはり志貴にはその辺を悔い改めるなりしてもらわないと。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:8)
- 遠野家のいつもの光景がとてもよかったと思います。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:10)
- 「いやはや、愛されてるね」っていう部分に友情を感じました。
この3人の友情がいつまでも続くんだな〜っと思いましたね。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:10)
- もうほのぼのの一言に尽きると思います。
こういうのすっごく好きなんですよ。シリアス系統は少々苦手ですから(汗
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:10)
- ほのぼのした雰囲気がよかったと思います。
吸血鬼ならぬ真祖も水に弱いというは例外じゃなかったんですね〜
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- アルクと翡翠というなかなか珍しいペアが意表を突いていていいと思います。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:10)
- せつなさがひしひしと伝わりました。
やはりこれは夢なんだと思うと、いっそうせつないな〜と。
○メーメ さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- 突拍子もない二人だけどうまくいけばいいなあと思ったり。
変わり者の多い街だから大丈夫かなとも思いました。
- No.14 暁 (採点:7)
- さみしいなあと思いました。
さみしいです。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:8)
- 最近ちょっとつらいことがあったので少し胸がうずきました。
連れて行ってくれという志貴の気持ちも分かるしでも四季の気持ちも分かるしという感じで。
こういうこともあるよね、と思います。
- No.36 if... (採点:6)
- ちょっと後半は苦手でした。
前半の雰囲気は好きです。
- No.38 『のら』 (採点:10)
- 一子さーんって感じがすごく出てました。
すぱーっとタバコをふかす姿が目に浮かんできそうです。
彼女、そういうの似合いそうですよね。
- No.43 願い (採点:8)
- 何かちょっとさみしいものがこみ上げてきました。
でもしんみりしててこれもいいよなぁと思います。
- No.47 夢限間待 (採点:6)
- でも七夜は残っているような感じがしました。
志貴はそういうものを持っているように思います。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- 楽しい雰囲気が伝わってきてよかったです。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- なんだかまどろんでいるような気持ちになりました。
レンの視点というのも僕にとっては新鮮で不思議な感じがしました。
面白かったです。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- しんみりと染み渡る感じがして静かな気持ちになれました。
二人の会話もかわいくてぐーです。
志貴もさっちんもかわいいっす。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:10)
- 何か切なくなりました。
でも気持ちのよさが残ったと思います。
読みやすくて長さもちょうどよかったです。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:7)
- 面白かったです。
志貴ってそんなやつだよなーとか感じました。
- No.104 話をしよう (採点:7)
- 大人のようで子供のようなアルクェイドの雰囲気が出ていたと思います。
やっぱりちょっと寂しそうにも見えたりしました。
秋葉をもうちょっと活躍させて欲しかったかなと思います。
- No.110 おすそあくび (採点:6)
- なんともかんともという感じでしたけど嫌いじゃないです。(^^;
ま、こんなこともあるよねーって思います。
○ラスター さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- 結局、一番まともなのは都古だということですか・・・(笑
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:10)
- 大帝都・・・さらに魔境に・・・
- No.14 暁 (採点:7)
- この短さはそれはそれで・・・雰囲気でてます。
ある朝・・・ステキです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:9)
- 志、志貴がデフォでイッてしまっていますね・・・
まあ、それにしてもその場の勢いでアキラをゲッチュいたしましたか(笑
- No.39 君が大人にする (採点:8)
- 静やかな感じがなんともいえません・・・
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:10)
- あああああ!
さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!
さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!
さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!さっちん!
来週はさっちんの誕生日!
あ、いえ失礼。素敵なさっちん読ませていただきありがとうございます!
- No.83 白く染まる (採点:10)
- ななこ・・・哀れ・・・(笑
まあ、それにしてもレンが、レンがっ!
志貴争奪戦のジョーカーですか!
その破壊力はオルトすら及ばないでしょう・・・
○ロフェロス さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:8)
- シンプル・ザ・ベスト
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:6)
- 何の話だ!?いったい、ってかんじ。笑ったけど。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- 落書きのオチないの?(笑)
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- サッパリした話なのかドロドロした話なのか・・・
なんかあってもおかしくないシュチュエーションですねー
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- なんていうか、コンセプトがイイ!まさに独特の発想って感じです。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- あの三人の立場がないなぁ・・・(笑)
燃え尽きるときにしか人の目にとまらない静止衛星っていうのは良いキーワードだと思います。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:10)
- ラストの「それでも〜」からのフレーズが心に染み入ります。
タイトルもいい感じ。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:6)
- 起承転結の結びが弱いかも。それでも十分に雰囲気は伝わる、ほんのり幸せな感じとか。
- No.101 それだけでいいから (採点:8)
- 琥珀さんの静かな活躍が見所なのかな?
全体的にテンション低めの印象を受けましたが、有彦が上手くフォローしてくれています。
温泉的情緒がほしいというのは我が侭だろうか?
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:8)
- 結末にもっと情緒があれば満点でした。シオンじゃ無理か?
○<シグマ> さん
- No.14 暁 (採点:7)
- 誰の主観なのかはわかりませんが気持ちが伝わってきます。
結婚相手はやっぱり朱鷺…いや誰か言ってしまったらいけないんですよね。。。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:10)
- マジで感動しました!四季と琥珀のお互いを思う気持ちが良く伝わってきました。
このSSを読ませて頂いたら本編でもし四季が反転しなかったら…ってifを考えたくなります…
- No.82 月宴 (採点:5)
- ほのぼの系好きなんで良い感じでした。
ただ、やっぱりキャラを出しすぎて一人一人の個性が薄くなってしまったところが残念です。
○阿倍碧郎 さん
- No.17 幸せな記憶 (採点:8)
- 今回は質の高いほのぼの系のお話が多いと感じるのですが、このお話もその
一例だと感じます。ちょっと自分でも書けそうかな、と感じる一方で、でもや
っぱりこの、全体に漂う温かさみたいなものは描き出せないだろうなあとも思
わされる、そんなほのぼのな朝の景色。いいお話でした、本当に。
- No.22 クリーム (採点:9)
- 上手い。もうちょっと自由枠の中で書いて欲しかったと思う僕は長文が
好きです(笑)。でもとにかく上手い、お見事です。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- うーむ、ほのぼの。完全無欠のほのぼの。キャラと会話だけで成立するのん
びりした物語、ほのぼの。一子もおそらくかなり自由度の高いキャラでしょう
けれど、いいお姉さんですね。秋葉を込めての姉って感じがとてもいいです。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- うーん、琥珀さん。しっかり琥珀さん。丁寧に琥珀さんだなあと感じます。
ゲーム中ではあまり細かい所までその心理描写がなかっただけに、こういう風
に描かれるとなんとなく納得させられる気がします。その言葉一つ一つが、と
ても琥珀さんらしいというか、そんな感じ。『ご自分が信じていない……』の
くだりに、特に共感を覚えます。うん、確かに彼女はそういう事がいえる人だ
なあ、と。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 長く、暗く、重く、それでいてなぜか読み通させる力のある文章とお話。
テーマとしてはおそらく今回出展作品中でも多いほうのものでしょう、捻
りもこれといって大きなものはない。しかしそういうテーマをしっかりと
描きかつ、しっかり深く読ませることの出来るこのお話を、僕はとても美
しいと思いました。真っ向勝負で見事にテーマに勝った二次創作。個人的
に好みなのはレンと秋葉の所ですが、全てがバランスよく良かったです。
いやはや、お見事です!
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:8)
- 天一は濃いです、確かに濃い。もはやラーメンスープの域を越えた一品でしょ
う。そして慣れてくるとあれはあれで美味しい……翡翠の気持ち、解らないでも
ありません。無論毎日食べていたら倒れそうになりますが(笑)。
さて、これはさりげなく姉妹ものの要素があるお話だと思いました。というか
これを読むまで琥珀と翡翠が姉妹であるという事実を明確に認識しないで二次創
作を読んでいた自分に気付かされました。結局屋敷辺などで直のそういうシーン
がなかったからだと思うのですが、こういうお話に触れるとやっぱり姉妹なんだ
なあとつくづく。素敵な姉妹のお話でした、ありがとうございます。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:9)
- 流れ水に弱い吸血鬼なんて、いいネタを見つけてこられましたね(笑)。島流し
にする事が吸血鬼退治の方法であったヨーロッパのどこかを思い出します。しか
しアルクェイド相手にどうやって島流しにするのかは、とても微妙な気もします
けれど(笑)。
っと、どうでもよいうんちくが長くなりました。およそありえないようなシチ
ュですが、でも読まされてしまった以上もうお見事です。これぞ二次創作の基礎
と言ってもよい出来合いではないでしょうか。本当に楽しませて頂きました、あ
ありがとうございます。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- ハチャメチャなのに纏ってて、荒唐無稽なのに素直に読めて、まあとにかく
面白い面白い面白い。楽しませて頂きました。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:6)
- 実は月姫二次創作って読んだ記憶がほとんどないのですが、弓塚ってこう
いうキャラ造型がデフォなのでしょうか? ちょっと違和感持ちました、も
っともキャラ造型を共通認識として持たせられるほどのデータが本編ではな
かったので、こういうのもありかもしれませんが。全体としてはゆっくりと
ほのぼのとしたお話でいいと思いますが、山がちょっと見当たらなかったの
と、上述した弓塚というキャラへの違和感がちょっと気になりました。
- No.81 クリームダウン (採点:9)
- これは上手い……結末はどちらを向いているのか微妙な所が好きです。
想像の余地を残す終わり方だと僕は解釈していますが、それを上手い方に
用いる事が出来た稀有な作品かと。文章自体もバランスよく、実に素敵で
す。
- No.82 月宴 (採点:6)
- 本筋とは全然関係ないのですが、一番意外だったのは志貴の月姫たちへの
呼称だったりします。そうですよね、彼女たちはみんな年下なんですから『
ちゃん』づけで違和感無いはずなんですが……蒼香相手に『ちゃん』は、割
と勇気あるなあ、と(^^;
話としては面白いと思います。これだけのキャラを登場させてお話として
纏めるというのはなかなか出来ないと思いますし。ただ登場人物が多かった
分纏めきれなかった部分はあると思います。とはいえこの辺りは好みの差か
もしれませんけれど。もうちょっと絞った話のほうが僕は好きかもしれませ
ん。
- No.86 ありがとう (採点:8)
- うーん、凄く上手いと思います。こういう形式は明らかに変化球ですが、
それをとても丁寧に使ったなあという印象。展開は読めますが、それでも
アルクェイドの一人称のみという文体でここまで書ききった力量とアイデ
ア、あるいはセンスは素晴らしい。ただ最後、ちょっと勿体無かったよう
な気もします。一人称だとでも、これ以上書き込むのは難しいかもしれま
せんが。とにかく今回一番アイデアを感じたお話でした。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:9)
- やさしい話。とてもとても、やさしいお話。
ただ、それだけ。でも、それだけで十分。
見事なまでに琥珀、見事なまでにひまわり、見事なまでに夏、見事なまでに青空。
いや、お見事です!
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:8)
- カレー眼鏡に爆笑しました。うーん、確かにカレー眼鏡……。正直点数は
もう一点あげようかどうか迷ったのですが、ちょっと尺が長かった気がして
この点数に落ち着きました。ラストがとても綺麗に纏っていたので、この長
さも意味はあるのですが、序盤テンポが良く楽しいお話だったので逆に長い
という点がちょっと欠点に見えた気がします。でも話の内容や文章、会話セ
ンスなどはお見事だと思います、面白い面白いお話でした。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- とりあえずタイトルセンスが凄く好きです。内容も悪くないですけれど、
ちょっと散漫な印象も受けます。誰か一人に絞っていれば……とも思いま
すが、それをしてしまったら全然違う話になってしまったのかもしれませ
んね。こういうスタイルだからこそ、タイトルのような俯瞰した月姫世界
が描かれているのかもしれません。
- No.100 夢語り (採点:8)
- なるほど、こういう手もありましたか。弓塚シナリオ補完はまだ(多分)
行われておらず、僕も素人なりにどんなのがいいかなあと考えたりもしま
したけれど、これはアイデアですね。幽霊と夢というのはとても良く使わ
れる手段ですが、レンのラストの髪型で実に見事にそれらがまとめ上げら
れています。いいお話です、本当に。
- No.101 それだけでいいから (採点:8)
- 面白いです、たくさん笑いました。シンプルな話でここまで読ませる事が
出来るのは文章に力があるからだと思います。ただ纏った文章ブロックが多
少読みづらかったかもしれません。縦スクロールの弱点でしょうか。でも確
かにほのラブ、確かに素敵な志貴&秋葉でした。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- ラスト、大笑いです(^^; シオンって誰なのか実は知らないんですが、
それでもとても楽しく読ませて頂きました。激しく秋葉ですね、このお話
の彼女は。知らないキャラと秋葉、二人の会話がメインという形式にもか
かわらずこんなに素直に読めたのはやはり作者さんの力量の賜物と思いま
す。しかしこんな志貴もありなのか……まあ僕としても、秋葉よりは晶の
方が好みですが……でも中学生ですから、さすがに……(^^;
- No.111 午睡 (採点:6)
- アルクェイドですね。きちんとわがままお姫様おもしろ吸血鬼を描いて
おられます。キャラファンでもありますし、とても楽しめました。序盤、
志貴が目を覚ますべきだ、のくだりにとても納得。確かにお姫様、そうい
う人ですよね(^^;
○羽田 共 さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- ぶっ飛んだぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!
最初から最後までテンションが鰻上りな作品。もう、ギャグを通り越してシリアスですらある!?
ギャグが書けない側から見れば、「どうして、ここまで魂を切り売りできるんだろう?」と思うこと必死。
いや、しかし凄すぎです。いろんな意味でボーダーラインかつタイトロープ。
面白いとか楽しいとかそんなん関係ありませんことよ?(壊レタ
笑いが取れる作品って羨ましいと思いました。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:7)
- オリジナルキャラを中心に置いた、異色の作品。
賛否両論がはっきり分かれそうな作品ですが、題材は非常に面白いと思います。
ただ、ストーリーだけでなく、文体も暗いので、中盤のあたりで一息入れないと読めなかったのが残念でした。
それでも天原祐人(ネームレス)はしっかりと練りこまれていたと思います。
意欲作として、評価しました。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:6)
- シリアスで、ダークで、ホラー。
続きは……気になりますが、見たくはないです。なんか、スプラッタな予感がしますし。
全体的に一発ネタというか、勢いで読ませる感はありましたが、「怖さ」が出ていたので、ドキドキしながらも一気に読んでしまいました。
偶にはこういう作品を読むのもいいですね。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- キャラの魅力のみで作られたストーリーだと思います(褒め言葉
少々気になる点――(立ち絵。歌月十夜ver)のトコロやアルクェイドがあまりにもアケスケに話しすぎている――はあります。
ですが、それを補って余りあるキャラクターの魅力! このサイズの話だったらこれだけで充分です。
惚気っぱなしのアルクェイド、それに中てられた青子。二人の対比が面白いです。
また、ともすれば幻想的な雰囲気になりそうな場面なのに、どうにもヘッポコなのもGood。
月蝕の後とは思えない、ほんわかなストーリーに脱帽です。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- 月姫2に続く、序章の前夜。
交わりそうで交わらなかったさっちんと志貴。でも、それは決して交わらないわけではなくて――
続きを期待させる作りとなっており、月姫2への希望シナリオでもあります。
私的にはエンハウンスのぶっきらぼうな男っぽさに惚れてしまったり。
とても面白かったです。
- No.52 七夜の闘法 (採点:9)
- バトル。戦い。死闘。
全編通して闘いの描写が続き、さすがにお腹一杯です。
でも、凄い。
アルクェイド、シエル、秋葉の三人に対する七夜の闘いっぷりと戦闘考察。
丁寧かつ、スピード感溢れる描写に惚れました。
バトルシーンの描写とは、かくあるべきだという好例でしょう。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 泣きそうになりました。
セブンの心情が丁寧に書かれており、ぐいぐい作品に引き込まれていきました。
シエルとの出会いから別れまで。アルクェイドとの日々。
それがどうにも涙腺を刺激して止まりません。
本当に素晴らしい作品でした。
- No.72 ある幕間 (採点:10)
- ……凄いです。その一言だけです。
もう、いい所がありすぎて、どの点を賞賛するべきか分かりません。
とにかく、最高です。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- いいなぁ、こういうの。
っていうか、なんでこんなにバトルシーンが格好いいのですか? トウモロコシ戦なんて、無意味に凄いじゃないですかっ!
あーもう、最高です!
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:7)
- 晶とさっちんのストーリー。
異色の作品ではありますが、それが気にならないような作りとなっており、非常に読みやすかったです。
アルクェイドや秋葉、そして志貴も「らしさ」が出ており、キャラの魅力が充分に出ていたと思います。
何より。晶の純粋な気持ちがさっちんの心情をうまく汲み取っており、直接的な出番がほとんどなかったさっちんを引き立たせていた点に好感が持てました。
面白かったです。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- 幻想的な雰囲気。一味違うさっちん。らしくなく(ひどい)落ち着いている志貴。そして、何気にイイキャラしていたみどりさん。
落ち着いた雰囲気ながら、ちょっと笑いが含まれていたせいか、一気に読む事ができました。
面白かったです。
- No.82 月宴 (採点:6)
- お祭りって好きです。わいわいがやがや、そしてアクシデント。何でもありですしね。
まぁ、オマケが蛇足っぽいのはアレですが、それでも各々のキャラクターが存分に個性を出しており、面白かったです。
メルブラ後にげっちゃでもあったらこんな感じなのかなぁ、と。
純粋に楽しめました。
- No.86 ありがとう (採点:8)
- アルクェイドの一人称で語られる始まりと終わりの物語。
ほのぼのとした前半部分としっとりとした後半部分の対比が読み手の心を掴んでいると思います。
また、この作品に一貫して流れている優しい雰囲気。
余計な描写を一切省き、心理描写だけで綴っている、という点が素晴らしいです。
アルクェイドというキャラクターがよく表現されていると感じました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:6)
- 綺麗に、すっきり纏められているけど……やっぱり笑いは止まりません。
っていうか、半ば無理やりに出演しているキャラたちに爆笑。
中でもエトのシリアス加減にはもう、涙が止まりませんでした(笑いすぎ
やはりエトは最高です。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:9)
- リーズバイフェの一人称、という点が面白いと思いました。
シオンとの交流やワラキアとの闘いなど、しっかり書かれておりとても面白かったです。
題材が難しいものにも関わらず、これだけ優れた作品というのは凄いです。
SS作家としてお手本にしたいと思いました。
○雨音 さん
- No.1 話幼月中 (採点:4)
- 「あはっ、奪っちゃった♪」のシーンに何故か爆笑してしまいました(笑
あのCMですか〜。
ただ、基本的にはダラダラとした流れで……。
幼女趣味疑惑の志貴を誘惑(?)しようとする、その流れは面白いのですが、
全体的にテンションが低めで、いまいち盛り上がりませんでした。
台詞の内容自体はなかなか良い感じに壊れていると思うのですが、
一方で地の文が一歩退いた冷め方をしていたで……。
あと、ラストのシーンは……どうなんでしょうか?
ちょっと蛇足かと思いました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:2)
- アルクェイドが迷子の子供を助ける話……というのは良いと思うのですが、
ちょっと物足りない感じはありました。
結局、見つけ方も「その場を動かず」という文章的にも絵的にもつまらないものでしたし……。
シーンがかなり飛び飛びだったので、もうすこし動きを入れて欲しかったです。
あと、2重の台詞はやめた方が良いですよ。
多用はしていないのでそれもアリかと思いますが、変に使うと誰の台詞かわかり難くなりますから。
それと、改行は自動でやってくれますから、そちらの環境にあわせてやらない方が良いです。
文が不自然な形で途切れていました(苦笑
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:3)
- なんともまとまりの無い話で……。
前半部の志貴パートの意味はなんでしょう?
麻雀のシーンに価値はあるんでしょうか?
しかもそれすら、なんともおざなりな……中途半端さでしたし。
もちろん、無価値なシーンもアリなんですけど……
短編として、流れを完全に壊してるように思いました。
後半部にしても、七夜の存在はあんまりにもご都合主義ではないでしょうか?
歌月やメルブラのような設定も無しに、直死の魔眼持ちの七夜が登場するっていうのは……。
それに、せっかく七夜の持っている「カッコ良さ」を殺しちゃってますし……。
もうちょっと、話の構成を練って欲しかったです。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- あれ? 琥珀さんって計画のこと、翡翠に語ってましたっけ?
む〜、だいぶ時間がたってますから、いまいち記憶が正確ではありません。
個人的に、そういう事を語らない琥珀さん像ができていたので、ちょっと違和感がありました。
月姫の承前なワケですが、この展開なら、三人の描写にこだわらず、
琥珀さんだけに焦点をあてたほうが良かったかもしれませんね。
その方がラストの部分が映えますし。
秋葉の扱いが結構雑だった(笑)だけに、余計にそう思いました。
- No.5 そうめい (採点:7)
- 上手い……ですけど、正直お話は好きではありませんでした。
いや、オリキャラとカップリング(とまではいかない?)っていうのが苦手なので……(汗
琥珀さんの心情はすごく良かったと思います。
>「安心して逝ってください。」
のシーンなんか、琥珀さんの想いがすごく良く伝わってきました。
ただ、一方で志貴の心情はよくわからなかったなぁ、と。
妙に悟った感じで……。
原作の、クールなようで、実は熱血直情型な志貴が好きな人間としては、
ちょっと落ち着き過ぎていて、困惑してしまいました。
もうちょっと、感情を表に出しても良かったのではないでしょうか?
あと、ページを変える必要はあったんでしょう?
シーンがガラリと変わるから……という意味でなら、1ページ目にもありましたし。
2ページ目が始まって、すぐに終わりですから、ちょっとガクンときてしまいました。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:1)
- ……この手のお話なら、「イリヤの空、UFOの夏」3巻の「無銭飲食列伝」がオススメなのですが……。
ただ焼肉食ってるだけのお話で、残念でした。
フードファイトなら、もっとそれなりの駆け引きがほしかったです。
シーンも結構飛び飛びですし、伝わってきたのは精々アルクェイドの早さ(笑)くらいでしょうか。
ラストも唐突。なんの伏線も無しにいきなりオチて終了ですし……。
まったく描写が足りていませんでした。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:2)
- これほど読み手に優しくないSSも珍しいのではないかと……。
読者置いてきぼり……ここに極めりって感じですか(苦笑
このシーンの流れだけを取れば、ある程度内容は知れますけど、
このシーンへ至る全体像がさっぱり見えてきません。
原作において、どの時間に位置するのか。
オリジナルの設定なら、その詳細。
それをちゃんと書いてくれないと、分かりません(涙
ま、軋間の強さやカッコ良さが(ちょっとですけど)出てましたし、+1点です。
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- 秋葉に次いで志貴まで壊れちゃうようなお話かと思っていたら、
ラストにちゃんと救いが残っていて、とても良かったです。
琥珀さんも、一歩踏み出せるようになって……
これから幸せになっていけると良いなぁ、と思わせてくれる作品でした。
……ところで、一番最初の部分は……一応OKだったんですね。
「茂み」とか……何気にギリギリっぽい感じなのですが(苦笑
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- …………ハ???
い、いや……意味がわかりません。
で、結局あの偽志貴はなんだったんでしょう?
どうやって実体化してたわけなんでしょうか?
あれが、語っている通り志貴の罪悪感みたいなものだったとしても、
あんまりにもご都合主義かと。
しかも、志貴の負の感情を司る「七夜」がいるのにも関わらず、
あんな三流悪役みたいな奴を出さなくったって……。
最後の方は、罪と罰云々の話もどっかいっちゃってますし……。
また、地の文も読みにく過ぎです。
どうして文の途中で一行空けるんですか……(汗
それに……これが一番酷いんですけど……
文の頭に句点を持ってきちゃダメですっ!!
どうしてこうなったのか知りませんが(普通は絶対ならないです)、絶対にダメです。
小学校で習わなかったでしょうか? 義務教育受けてましたか?
小説に限らず、いかなる教科書にもこんな書き方はありません。
いやいや。日本語に限らず、英語でも、ピリオドは文の先頭にはきません!
内容云々以前に、小説云々以前に! 「文章」として致命的ですっ!!
無知ではなく、ちょっとしたミスだったんでしょうが……こんなミスする時点で酷過ぎますよぅ(汗
- No.10 幸せ (採点:3)
- う〜ん……。
琥珀さんのアフターとして良い話ですし、
さらっと読めるのも綺麗だとは思うのですが……。
特に見所があるSSとは思いませんでした。
ちょっと酷い言い方になるかもしれませんが、
誰でも思いついて、誰にでも書けるSSですよね。
もっと個性を出して欲しかったです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:8)
- 天原祐人……魔術師ネームレス……。
この「ネームレス」という名前はどうかと思いますが(笑)、
キャラの設定自体はすごく面白かったです。
忘却という性質の理由とか、さっちんに対する感情とか……。
これだけの設定を考えられるのは、かなり凄いかと。
ラストはちょっと駆け足なような気がしましたが(容量が足りなかった所為?)、
それまでの展開はかなり上手いと思いました。
しかし……コレって空の境界を読んでいないとどうしようもない作品ですね(苦笑
月姫コンペ、なんだから……設定がらっきょ寄りの作品はかなりキツイのでは……
……ちょっと心配です(汗
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:5)
- う〜ん。
琥珀さんのお説教は良かったんですけどねぇ。
「以上、琥珀ちゃんのお説教でした。」もなんか可愛かったですし(笑
でも、それに至る流れがちょっと……。
「残留思念のようなものであって、残留思念ではないということ」ってどういう事でしょうか?
作者さん自身が説明できない理屈を読み手に理解しろっていうのは無茶ですし、
理屈の無い幽霊(?)っていうのは、それだけでご都合主義ですから。
この手のお話はだいたいにしてご都合主義なものなんですけど、
それにしても、そうとは思わせないような演出が欲しかったです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:1)
- あ〜……まず最初に。
これはギャグとは言いません。ただ単にキャラがドタバタしているだけです。
山も無く、オチも無く、ついでにまとまりも無く。
笑いどころは一つもありませんでした。
また、この地の文は一体……。
ひたすら黙々と状況を描写するだけで……
なんとなくテレビの副音声の解説を彷彿とさせるテンションの低さでした。
というわけで、1点です。
ギャグSSにも秀逸なのは沢山ありますから。それらを読んで勉強しましょう。
- No.14 暁 (採点:2)
- 勝負かけましたねぇ……。
いや、その意気は素晴らしいですけど(思わず一点プラスしてしまうほどに)、
やっぱりSSとしては成立していないなぁと。
だからどうしたって話ですし、別に月姫でなくても良い設定(?)ですし。
この手のネタは全部の美少女ゲーに共通するネタですからね〜。
何か、『月姫らしさ』が欲しかったです。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- ラストぶつ切りですか……(汗
連載物の第一話って感じでしたね……。
この手のコンペではあんまりこういう作品は……良くないですよ?
ちゃんと短編としての結末を用意しておかないと……。
アルクェイドが学校に転入してくるって話も良くあるネタですし。
(タイトルの時点で「まさかっ!?」と思っていましたが……)
もう少し、捻りが欲しかったです。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:3)
- ACT1は面白かったです。
女子の体操着を着ているロアとか、「蛇」と呼ばれるようになった理由とか(笑
おもわず、「そうだったのか」と納得してしまそうでしたよ♪
でも……その後からはちょっと惰性でしょうか。
いまいちピンとこない微妙なテンションで、今一つでした。
いきなり志貴視点に変わらず、むしろそのままちょっとマヌケな(お茶目な)ロア視点で続けて欲しかったです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- いつか終わると分かっている関係で、それでも少しでも多く、
幸せな記憶を残そうというアルクェイドの心情が綺麗に出ていると思いました。
何事も無い平平凡凡とした一日の描写なのですが、
一つ一つのアルクェイドの反応が可愛かったです♪
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- 四季のお話ですか。
四季が人間として生活して……っていうのは面白かったのですが、
各所の展開はオリジナルじゃないですよねぇ。
原作に有ったシーンの丸写しっていうか……。
また、四季の人格が酷く中途半端だったのも嫌でした。
色んなキャラの色を混ぜて濁った感じで……ラストも無理やり「良い奴」にしてる感じでしたし。
個性を感じませんでした。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:8)
- 実はとんでもなく重たい内容なのに、
なんでこんな明るいんでしょう……(汗
いや、でもそれが何かとっても良い感じなんですけどね。
アルクェイドも志貴も、どちらも危険な状態にありながら、
それでもその時までは楽しく……面白おかしく生きようっていう気持ちがよく出ていて……。
多少のダレはあったものの、ラブラブっぷりでカバーできてますし(笑
とても良かったです。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:10)
- うわぁ……これは……面白いです。
最初の台詞が何の事か分からなかったのですが、状況を理解すると、「なるほど」と。
あの結末の脇にこんなシーンがあったのかぁ、と納得してしまいました。
秋葉のカッコ良さと悲しい心情が、とても良く出ていると思いました。
志貴の為に出来ることが愚者を演じることだけでも、それでもやってしまうその心情……。
『頑張ってね』──泥棒猫さん。の台詞が心に染みました。
問答無用で10点。
面白かったです♪
- No.21 金色の刻 (採点:6)
- 序盤、日常のシーンがダラダラと続いていて、
これはちょっとツマラナイなぁ〜。なんて考えていたら……
まさかそういうどんでん返しが待っているとは……(汗
これはなかなか面白かったです。
……でも、なんでこういう状況になっているのか、その説明がありませんでしたし、
さっちんがあんまりにもあっさり消えていってしまったのには、ちょっと拍子抜けでした。
各キャラもちゃんと立っていましたし、もうちょっと丁寧に書いてくれれば、
もっと面白くなっただろうなぁ〜、と思います。
- No.22 クリーム (採点:10)
- うわぁ……。
なんか……なんかわからないですけど、こみ上げてくる物のある作品でした。
アルクェイドの何の意味も無い怠惰な……最後の一日と、
彼女を忘れてしまっている志貴の平凡な日常とが、
もう二人が二度と会うことは無いんだなぁ〜と、変な実感を与えてくれて……。
ラストシーンなんかも、物凄く悲しいです。悲しすぎます(涙
シーンを細かく切っているのに、構成はしっかりしてますし、
文章も綺麗に書けていると思いました。
素晴らしいです。文句ナシの10点満点でした♪
- No.23 邯鄲の夢 (採点:3)
- 四季……カッコイイ……♪
なんか、妙に熱血漢ですね(苦笑
しかし、だからこそ余計に、志貴の独善が目立ったかなぁと。
夢って言うのは都合の良い物ですから。
志貴にとってひたすら都合の良い夢だと考えると……なんとも酷い話だとも思います。
また、ラストの部分の、
>彼女にも、夢の話を聞かせよう。
>泣き出したら、俺の胸を貸してあげよう。
これも……なんかちょっと違うんじゃないかと。
なんだか志貴が上位で……やっぱり独善だなぁと思いました。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- う〜ん、面白いです♪
特に盛り上がりがあるわけではないのですが、
ダレを感じさせない、このサッパリさ加減がまた……。
サバサバしているけど、やっぱり「お姉さん」な一子さんも良い感じでしたし。
酔っ払って本音を漏らしちゃう秋葉も、ちょっと可愛かったです。
……しかし、ここまでくると、志貴くんの愚鈍っぷりも救いようがないレベルですね(笑
ちなみに、一子さんのメイド服姿は……さすがに違和感強過ぎかと……(苦笑
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:6)
- >「まずはじめに名前を。次に在り方を教えます」
……って、レン?(汗
なにもここからパクってこなくても……。
シエル先輩の過去ですか。
序盤の流れが早くて、ベルベットに特に感情移入できず、
今一つ盛り上がれなかったのですが、
シエル先輩の心理描写はすごく良かったです。
全体的に一つ一つのシーンがしっかりと書きこまれていて、読みやすかったですし。
その辺りは、すごく上手いと思いました。
- No.26 注文の多い…… (採点:1)
- すごく……わかり難いです。地の文の一つ一つが。
例えば、コレ!
>―――ねむって
>……ねむ……い
>せんぱいは、 しあわせそうに、 めをとじて
……どれがナニ?
書いてる方は頭で理解しているから良いでしょうが、読んでる方はそうはいきません。
ちゃんと台詞なのか思考なのか描写なのか何なのか。
はっきり分かるように書き分けてください。
ついでにコレも。
>嫌いでは「こん、こん」扉を叩く音。
こんな文章、この世に存在し得るとは思いません(涙
またコレに関しても。
>「とても」悲しそうな微笑を浮かべて、琥珀さん。……この人は、ほんとに。
とても、を強調したかったんでしょうが、これも「とても」わかり難いです。
こういう時、地の分の最初にスペースを入れて置けば、まだ分かりやすかったでしょうに……。
どんな強いこだわりがあるのか知りませんが、
こういう事もありますから、クセを直したほうが良いです。
正直、内容もどうかと思いますし……。
もう少し色々勉強しましょう。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- まず最初に……。
タイトルタグのミス、分かりますっ!(ぉ
いや、プレビュー見るまで、同じミスしてましたから……。
というわけで、それに関してはノータッチの方向で(苦笑
未プレイということで、とりあえず知ってる名前を並べたのかなぁ……と思わせる内容でした。
特に最後の部分なんかは、かなり苦笑。
しかし、未プレイでよりにもよってさっちんって所が凄いですよね。
さっちんはちゃんと結末を与えられているわけで……、しかもかなり秀逸だったわけで……、
正直、完全に力負けしていました。
これで原作に負けない強烈なインパクトがあれば、それなりに好評価だったのですが、残念です。
また、ラストの部分、読み難過ぎです。
ソース見る限り、スペースで真中に持ってこようとしたんでしょうか?
ちゃんとcenterタグがあったのに……。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:2)
- ……これは……一体どういうお話なんでしょうか?
現実の世界で七夜の血が目覚め始めた……っていうのは分かるのですが、
にしても、あんまりにも唐突というか……。
何か苦悩するわけでもなく、特に盛り上がりがあるわけでもなく、
ポンポンポンっとストーリーが進んで、そして終了。
もうちょっと一つ一つのシーンに力を入れても良かったんではないでしょうか?
地の文も淡々とした冷たさがありますし、もっと志貴の心理描写を入れて盛り上げて欲しかったです。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- なんか……読んでて恥ずかしくなってきました(笑
惚気もここまで集めると、変に面白いですね。
(リアルで惚気はむかつきますけど……)
青子先生のキャラも良いですし……。
ただ、オチがちょっとぶつ切りでしょうか。
中盤が面白くて勢い読んでただけに、「あれ? これで終わったの?」と驚いてしまいました。
もう少し綺麗に余韻を残す終わり方を選んで欲しかったです。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:6)
- 七夜としてそのまま生きるか、あるいは琥珀としての記憶を取り戻すか、
その間で揺れる心情がとても綺麗に出ていたと思います。
とくに、志貴の何気ない感謝の言葉に揺らいでしまうところが、
記憶喪失の七夜さんの脆い心情が良く出ていました。
……でも……後半の展開は……。
これは、好みの問題なんでしょうが、あまり好きではありません。
>「七夜は、七夜の家にでも戻るとします」
この発言は、あんまりにも悲し過ぎるかと……。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- この手の奇跡的な快復には、やや食傷気味だったり……(汗
安易なハッピーエンドっていうのは……ちょっと……。
まぁ、バッドエンドよりは良いんですけど。
羽ピンの病気(?)の設定に付いては面白いなぁと。
あのボケた性格がそういう所に起因しているのだと考えると、違和感無く受け入れられました。
また、その後の、三人の友情も良いです。
読んでて温かくなれました。
さすがは限界ギリギリ40kbの作品だけあって、一つ一つちゃんと書きこまれているのも良かったです。
適当に流しているシーンが無くって。
……でも、やっぱり最初に書いた通り、ラストが……。
それだけが、残念でした〜。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:6)
- いや……上手い。上手いことは上手いと思うんですけど……。
どうもこの展開は好きになれませんでした。
吸血鬼になってしまった志貴のお話……なんですけど、
それならもっとさっちんとの絡みが欲しかったです。
これじゃ、さっちんがあんまりにも端役過ぎますよ。
さっちんにとってしてみれば、この状況はやっと得た志貴と二人だけの時間なんですから、
傍観するだけじゃなくて、もっと動きがあっても良かったと思います。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:7)
- 琥珀さん、可愛過ぎ♪
買い物籠のフリフリ、が……なんとも琥珀さんっぽくてすごく良いです♪
ほのぼのとした雰囲気と軽くシリアスな会話とが上手く混ざっていて、
中たるみすることなく最後まで読めました。
ただ、ラストにいきなり琥珀さんの独白になるのにはちょっと困惑しました。
なにかとんでもなく重要なシーンを一つ飛ばして、いきなりガクンと落とされた感じで……。
それまでの志貴視点と微妙にずれていて、違和感が強かったです。
その独白自体がすごく綺麗だっただけに、ちょっと残念でした。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:8)
- 良い話〜♪
タイトルから、どうやって花束を渡すのか、と考えていたのですが、
なるほど、そうきましたか……。
どうやって管理していたのか激しく謎ですが……まぁそれはどうでも良いですネ(笑
とても綺麗なお話でした♪
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- ……………………アホですか?(ぉぉ
いや、なんというか……。
このネタを思いついた貴方には、
驚愕を通り越して、賞賛を通り越して、絶賛を通り越して、絶句の一言しかありません。
鬼ですか、貴方は……。いや、マヂで!!
ネタ的には1点にしたいのですが、ここまで開き直られると、逆に面白かったり……。
ホント、絶句です(汗
- No.36 if... (採点:9)
- アルクェイドの可愛さが良く出ていると思いました。
もし人間だったら。もし違う出会い方をしていたら。
そういったイフを考える。
それは無駄なことだけど、その無駄なことを楽しめるようになったという事は、とっても良いことですよね。
トゥルーエンド後の結末として、とても良く出来ていると思いました♪
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- ここまで来ると、ifっていうより、オリジナルですね……。
しかも、ifっていうのはあくまで「分岐」ですから。
アルクェイドがあぁいう明るい性格になったのは、志貴と出会ったからであって、
出会う前はこんな余裕は無かったと思うんですけど?
原作後の性格を使った原作前のifは成立しないように思います。
ついでに言うと、格闘戦でアルクェイドが負けるわけないですし……。
志貴に殺されたのは、完全無欠に不意を突かれたからですから。
アルクェイドから仕掛けた戦闘で負けるでしょうか?
というか、それ以前にルール有りの戦闘を仕掛ける必然性すらないですか……。
……と、言うワケで、このifは成立しないのでは? と考えてしまいました。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 家の周りには野良猫が一杯います。
そして、野良猫が死んでも悲しみそうなご老人も一杯います(ぉ
と、そんなのはどうでも良いとして。感想です。
一子さんの過去のお話ですか。
オリキャラ……色んな意味で月姫らしくないキャラで……(笑
でも、結構良いキャラでしたね。
一子さんについても、歌月では飄々とした感じでしたが、
その弱い内面が上手く書けていたと思います。
ま、基本はやっぱり野良なんでしょうね、この人。
…………そこが良いんですけど(ぉ
- No.39 君が大人にする (採点:6)
- うわぁ。評価に迷います。
良い意味で月姫らしからぬ穏やかな日常の描写で、
黙々と動きの描写に徹した文が割合綺麗にはまっているんですよね〜。
でも、正直ちょっと物足りない感もあったりして……。
う〜ん、ホントに評価に迷います。
まぁ、こういうのもアリだと思う反面、コンペ用SSとしての見所がもう一つ欠けていた、ということで。
6点です。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- おそらく……読み難いのを覚悟で、演出の為にあえてこういう書式にしたのですよね……?
……そうであって欲しいです。
そうでなかったら、あまりにも酷過ぎます。感想を書けるレベルじゃありません。
義務教育を……それも初等教育をちゃんと受けていたのか怪しまなければならないレベルですから。
というわけで、そうで有る事を前提として、以下は感想。
お話としては、ちょっと面白いかなぁとも思うのですが、
その面白い設定を、まったく使いこなせていないなぁ、と。
せっかく志貴の子孫が居るのに、ちっともアルクェイドとの絡みがないですし。
アルクェイドが志貴の事を忘れている、という設定とあわせて、もう少しやりようがあったと思います。
また、地の文があまりにも動作・状況描写に徹底しすぎていて、欠片も盛り上がりませんでした。
なんというか……漫画をそのまま小説化したみたいな感じで。
この手の演出を選ぶのなら、もう少し詩的な文を書く力をつけた方が良いと思います。
- No.41 オールトの雲 (採点:9)
- 策謀以外の普通の生き方に不器用な琥珀さんの心情が綺麗に出ていると思いました。
終わってしまった後の罪悪感の中で、
なによりも言葉を望んだ琥珀さんが……とても良いです。
危ない(色んな意味で)キャラとして扱われることの多い琥珀さんですけど、
その中で、読んでてホッとできる作品でした♪
……ところで、ジャンル説明で「短編」とありましたが……
このコンペの参加作品は全部短編ですから♪(笑
書かなくて良いと思いますよ。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:3)
- う〜ん……出だしで期待し過ぎました。
どう読んでも、見てはいけない人間の裏側、という程凄い内容ではないような……。
思考と言動が問題無く一致してますし、別に裏表があるというわけではないと思いますよ?
どうせなら「ざけんな、このエロ学派が!」くらい言って欲しかったです(笑
……まぁ、これはちょっとアレですけど、もうちょっとハッキリとした裏表を書き分けて欲しかったです。
- No.43 願い (採点:2)
- なんというか……駆け足な話で……(汗
アルクェイドのいずれ志貴と離れなければならないという感情は理解できるのですが、
やはり少し説明不足感はありました。
もう少し決断のシーンに力を入れて欲しかったです。
また、途中の志貴視点が……。
入れておかないと志貴の登場が唐突になってしまうし、あそこ以外入れる場所がなかったので仕方ないでしょうが、
にしても……全体的な流れとしてはかなり邪魔でした。
これをなんとか、邪魔にならない必然として書けていたら、もう少し評価が上がったと思います。
……あと。
シエル先輩の役回り……可哀想過ぎです(笑
- No.44 最後の夢 (採点:7)
- なんでこんな状況に……?
いや、何がなにやらさっぱり分かりませんでした。
……でも、分からないのに、何故か惹き込まれるように読んでしまいました。
なんでか……すごく上手いです。
いや、状況さっぱりですし、不幸な話なのでホントは嫌いなんですけど……
でも、なんか上手い……。
流れをすべて上手に描写しているから……なんでしょうかねぇ?(聞いてどうする
う〜ん、すごく点数をつけるのが難しかったです。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 志貴を送る秋葉達の心情が温かくて、切なくって、悲しくって……
久しぶりにSSで泣いちゃいそうになりました。
もう、多くの言葉を語る必要は無し。
純粋に、素晴らしかったです。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:8)
- エンハウンス、カッコイイです〜♪
「生きる目的は欲しくないか?」って……
これからさっちんと共にどうなっていくのか、すごく期待してしまいます♪
…………って、短編オンリーのコンペで続きを期待してどうする!?(汗
いや、本気で期待してしまって、忘れかけてましたけど、
「to be continue」って、ダメですってば。
ホントにこれじゃ、序章って感じじゃないですか……。
まぁ、前半だけで終わらず、後半に志貴とのお別れシーンが入っていましたし、
お話としてまとまってないかっていうと……まとまってるんですけどねぇ。
う〜……そう考えると、こういうのも良いのかもしれません(どっちだ
少なくとも、よくある「続く」的な作品とは一線を画していて、面白かったです。
ただ、残念なのは。
>その中にはエンハウンスとさっちんの姿があったとか、なかったとか。
ここで「さっちん」という愛称を使って欲しくなかったです。
それまでの雰囲気を一気にぶち壊してました(涙
- No.47 夢限間待 (採点:2)
- 七夜の雰囲気は良いなぁ、と。
なんだかんだで結構書きにくいキャラなんですが、それを上手く書いてると思いました。
ただ、お話自体は……微妙です。
歌月のワンシーンなのでしょうか?
でも、歌月でもちゃんとこのシーンは有って、結末も用意されているのに……
それに重複して書く必然性があったのでしょうか?
また、そうだとしても、あまりにも唐突ですよね。
いきなり戦闘が始まって、意味ありげなことを喋って、殺して、終わり。
いくらなんでもこれじゃ読んでいる方は辛かったです。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:9)
- あぁ〜……料理が下手糞なのは翡翠のステイタスなのにぃ〜(涙
……と、バカみたいな事はどうでも良いとして。
「美味しい」の考え方が、すごく面白かったです。
確かに、本当の「美味しい」を分かっていなかったのは琥珀さんの方なのかもしれませんね。
味覚は正確でも、分量配分が完璧でも、
やっぱり自分だけの美味しさって有りますからね。
その感覚……感情ですか、それが無い琥珀さんは、
確かに本当の「美味しさ」を理解出来ないのかもしれません。
最初、タイトルの意味がわからなかったのですが、納得しました。
すごく良かったです♪
……ただ。
地の文の前にスペースが空いていたり、空いてなかったり……
どうしてそんな書き方するんでしょうか?
どっちか一方で統一されてるならともかく、二つが混ざった状態は非常に見苦しいです。
10点つけても良かった作品なのですが、それだけになおさら、その見苦しさが気になりました。
それだけが、非常に残念です。
- No.49 夢の日々 (採点:1)
- 志貴×つかさ、というカップリングに驚きました(苦笑
でも……どんな展開になるのかと楽しみにしていたら、何も無しですか……。
大半が過去の会話のシーンだし、
肝心の志貴との出会いのシーンを飛ばしてますし……。
なんか、消化不良を起こしそうでした。
もう少し、力を入れて書いて欲しかったです。
- No.50 おつかいハプニング (採点:4)
- はじめてのおつかい……ですか。
まぁ、いろいろトラブルが起こるのは良いんですけど……
なぁんでまた、そんなベタなネタオンリーでいきますかネ……(汗
一番最初の、子供が風船を放してしまって……という展開の時点で、
すでにガックリきてしまいました。
また、そのシーンで、翡翠の喋り方が……。
敬語じゃないっていうのはともかく、「!」は使わない方が良いと思います。
>「うん、お姉ちゃんに任せて!」
って……すでに翡翠というキャラクターじゃないですし……。
その辺り、もうちょっとなんとかして欲しかったです。
- No.51 ラヴ・レター (採点:8)
- 翡翠とアルクェイドへの感謝……。
「好き」よりも「ありがとう」なのが志貴らしくて、とても良かったです♪
……しかし、とても綺麗なお話だと思うのですが、
行間スペースの空け方が分かりづらくて、ちょっと読みにくかったのが残念です。
また、スペースを空けることで描写から逃げるのは、止めた方が良いですよ。
描写の切り替えには確かに便利ですけど、やりすぎるとクセになりますから。
個人的にツボだったので、その辺りに不満がなければ10点つけてたかもしれません……。
あと……。
>先ほどから便箋は机の上とごみ箱を行ったり来たり。
便箋はごみ箱から「来たり」しません(笑
- No.52 七夜の闘法 (採点:3)
- 軋間を越えるために七夜に戦い方を教えて(見せて)もらう……というネタは、
考えたことがなかったわけでもありませんし、面白いと思うのですが……。
それを短編でやられてもなぁ……(汗
そこへ至る経緯が大事だと思いますけど?
そういうのを抜きにして、ひたすら戦闘シーンばっかりで、つまらなかったです。
それに、例えそういう状況になったとしても、
アルクェイドやシエル先輩や秋葉を相手として選ぶでしょうか?
なんというか……作者さん自身が「見たかった」だけの、
読み手置いてきぼりな感じを受けてしまいました。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- 翡翠と琥珀さんのルーツ探しですか。
展開的には、別に驚くようなところは無かったのですが、
(瀬戸内海っていうのは、なんか唐突過ぎでしたし)
でも、一つ一つのシーンが安定していて、書き逃げを感じさせない上手さがありました。
特にラストはすごく好きです♪
ただ単に、オリ設定で断定できなかっただけ、と邪推してしまうものの(笑)、
途中で重苦しい、何か嫌な結末を予想させるような描写があっただけに、
こういうとても綺麗な終わり方に、ホッとさせられました。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:4)
- 原作に有るシーンを書く場合には、
原作とは別の視点・観点で書くか、あるいは原作を圧倒できる力が必要だと思います。
特に、さっちんシナリオは……原作の中のワンシーンとしてほとんど完成してますからねぇ。
正直、この作品は上のどちらでも無かったです。
まず、全体として、流れが早過ぎです。
デートのシーンにもっと力を入れて、さっちんの魅力を引き出してからじゃないと、
ラストのシーンが盛り上がりません。
また、志貴の葛藤もちょっと弱いように思います。
これなら、いっそラストシーンだけに絞って力を入れたほうがまだ良かったかと。
ついでに言うと、ラストシーンも……。
殺す決断がつかないうちに夜が明けて、時間切れ……っていうのは面白いと思うのですが、
もう少し盛り上げられる書きようがあったと思います。
容量が余っていただけに、とても残念でした。
- No.55 SEPIA (採点:9)
- 志貴の穏やかな最期が、本当に綺麗に書かれているなぁ、と。
読んでる途中はちょっと盛り上がりがないかなぁ……なんて考えていたのですが、
全体を通して見ると、変に盛り上げを意識しないこの方が、良かったですね。
静寂として穏やかな流れの方が、ばっちりあっていました。
ワンシーンが短めなので、置いてきぼり感やら物足りなさやら、
いろいろ不満要素はあったのですが、
全体としてすごくよくまとまっていて、とても面白かったです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- ネタ的にはアリガチなんですが、それにしても上手く書けてるなぁと。
文の書き方が自分と何処か似ているだけに、なおさら……。
う〜ん……負けてる……(涙
内容的には、前述した通りアリガチ。
次の展開が容易に想像できました。
特別な盛り上がりもなく、全体的に上手いんですけど、何か足りないなぁ……と。
他に結構イロモノ(良い意味、悪い意味両方で)が多いコンペだっただけに、
余計にそう思ってしまいました。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:2)
- タイトルから、てっきりアルクェイドだと思っていたら、シオンでしたか。
シオンと学校(というか主に制服)というのはなかなか良かったのですが……
ギャグとしてはダレダレでした。
まったく予想外の展開が無いというのは、ギャグとしては致命的かと。
どのネタもどこかで見たことのあるネタで、なんか正月の漫才番組を思い出してしまいました。
- No.58 青い記憶 (採点:10)
- うひゃ〜〜〜。ホントに綺麗なお話です♪
志貴と翡翠の二人だけの穏やかな生活と、その結末。
始めから終わりまでの流れも完璧ですし、説明不足も無し。
お婆さんもとても良いですし……。
シーンの一つ一つがとても情緒的で、素晴らしいです。
文句ナシ。問答無用の10点です♪
- No.59 Good night have a nice dream (採点:7)
- シエル先輩とななこが仲の良いSSって珍しいですね。
っていうか、始めて読みました(汗
確かにななこは聖典ですから、永遠の命があるわけですねぇ。
吸血衝動と戦うアルクェイドよりも、下手したら長生きの可能性も……。
そんな、ななこの、初めて得た友人であるシエル先輩に対する心情がすごく良く出ていると思いました。
ただ、ラストのアルクェイドの登場は……どうなんでしょう?
ちょっと蛇足的な感じを受けました。
- No.60 めがねがね♪ (採点:5)
- アルクェイドの可愛らしさは出ていたと思うのですが……
途中、地の文が誰の視点なのかわかり難いところがありました。
アルク、という略称はあんまり連呼しない方が良いと思いますよ。
また、「アルクが眼鏡をかけたまま、アルクの唇を奪った。」この部分……。
自分で自分の唇を奪ったんでしょうか?(苦笑
「先輩という名のダイナマイトの尻尾を踏みつける」の部分も……。
ダイナマイトに尻尾なんて有りませんし……。
導火線に火をつける。あるいは猫の尻尾を踏みつける、が正しいと思われますが……。
ついでに……最後の「★」……なんじゃそりゃ(苦笑
おちゃらけた地の文なのですが、おちゃらけ方が失敗しているように思われました。
- No.61 BRAVE HEART (採点:3)
- 「BRAVE HEART」というタイトルが乱発されてるのは……何故?(汗
この演出の意図が理解できません。
もしかして、アニメのアイキャッチみたいな感じなんでしょうか???
にしても、SS(小説)には明らかに無用な気が……。
内容も、全編通してまったりムードで……。
さっちんの強い意思が、まったく見えてきません。
なんかただ単に流されてるだけ、って感じでした。
アルトルージュが何気に可愛かったりするので、
その辺りはちょっと点数にプラスしてますけど……(おぃ
もうちょっと力を入れて欲しかったです。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:1)
- まず。
同じキャラの台詞を2重に書くのは止めましょう。
めちゃくちゃ読み難いです。
あと、なんで台詞だけしかないシーンで行間が空くんでしょうか?
もしかしてこれは、「行間の文を想像して埋めよ」という国語のテストなんでしょうか?(汗
だとしたら、この量はちょっと大変です……。テスト時間内じゃ終わりません。
内容的にも、なんか……「えっと、だから?」といった話ですし……
有彦の一人称がかなり上手かっただけに、もうちょっと頑張って欲しかったです。
- No.63 クリシュターナット (採点:7)
- 詩的な地の文で……とても綺麗な作品だと思いました。
琥珀さんを失って不器用に悲しむ志貴と、それを抱きしめるアルクェイド。
物悲しさがこちらにも伝わってくるようで……。
短編として上手くまとまっていましたし、とても良かったです。
- No.64 二重の鳥 (採点:1)
- …………???
アレ……ヨク、ワカラナイ……。
いや、本当に。非常にわかり難い文章でした。
誰がどんな行動を、どんな心情でとっているのかさっぱりで……
読み手が「欲しい」と思っている描写のことごとくがありません。
ギャグには結構力を入れているのに、肝心要の描写やシーンがなくて……
読み手に説明する努力が放棄されているような気がしました。
極めつけは、後半。
いきなり親鳥が雛を見つけるのは……どうなんでしょう?
お願いですから、何か読み手に優しい伏線を作ってください(涙
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:1)
- ……文の最後に句点を付けないのは、何故でしょうか?
なにか宗教的な事情、あるいは奇特な信念、
もしくは句点を打つと発作を起こす持病があるのでしょうか?
(もしそうならごめんなさい)
……まぁ、横書きの場合、句点を付けない場合もあるようですが、
原則的に文の終わりには句点を打つものです。
特にネットのSSは、縦書きが出来ない(出来ても読み難い)から、横書きにしてるだけで、
基本は縦書き小説を前提にしているわけですから。
縦書き小説のルールをちゃんと守って欲しいです。
内容の方も、ダラダラとした感じで……。
もうちょっと、力を入れて書いて欲しかったです。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:9)
- すごく面白かったです♪
まさかこういう展開になるとは……。
シーン構成が上手く練られていて、ネタが明かされた時の面白さは抜群でした。
「幻視同盟2」というタイトルでも良いかもしれませんね(笑
微妙に謎な青子先生も上手く書けていますし、シオンの考察もなかなか面白いですし。
欠点らしい欠点がまったくありません。
……しかし、そうなってくると残念なのは、
地の文の先頭にスペースが空いてないことと、改行を多用し過ぎなことです。
普通ならどうでも良いような細かい所なんですけど、
これほど上手い作品だと、どうしてもそういう細かいところが気になってしまいました。
- No.67 金色の記憶 (採点:7)
- レンちゃんの一人称ですか。
多少の違和感はどうしても拭えませんでしたが、
それを無視すればかなり面白かったです。
老いた魔術師と見た風景は確かにレンにとって孤独の象徴のようなものだったでしょうから、
志貴がそれ以外の記憶も残したいと思う気持ち、良く分かります。
贅沢をいうなら、句読点の使い方を……というか一文の構成をもう少し考えて欲しかったと思うのですが。
(ちょっと読み難いところがありました)
まぁ、それもどうしようもない、ってレベルの問題ではないですし。
とても良かったです。
- No.68 Green Sleeves (採点:8)
- 絶望と崩壊を感じさせる雰囲気が上手く書かれていて、
すごく物悲しさを感じさせてくれました。
その一方で、クリスマス・イブの、どこか温かい雰囲気もありましたし……。
この先、救いなんてないんでしょうけど、それでもどこか希望みたいなものを感じてしまうお話でした。
一人がんばる翡翠の姿が、健気というかカッコイイというか……
すごく良かったです♪
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:6)
- ビリヤードで良かった……。
ホントにカラオケやボーリングをしたら、どうしようかと思いました(笑
……いや、カラオケはちょっと見てみたいですけど。(どんな歌、歌うのか)
アルクェイドとロアのお話ですか。
確かにこの二人の関係ってある種の恋愛に似てますからねぇ。
特にロアの方は完璧に。
だから、この状況はロアには必然性があるんですが……
しかし、一方のアルクェイドには、この状況を作り出す必然性はあるんでしょうか?
ウサ晴らし、でロアを生み出したりするかなぁ……と。
どうして血を吸わせたのか、という質問を、
わざわざする必要性も、アルクェイドにはないと思いますし。(逆はありえても)
その辺りの説明がもうちょっと欲しかったです。
ただ、その点を除けば、ロアの心情も上手く出ていて、とても綺麗なSSでした。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- アルクェイド×(スクール水着+平仮名名札)=萌え
Q.E.D(証明終了)♪
……と、そんなおバカな証明はどうでも良いとして(笑
面白かったです〜。
普段殺伐としているこの二人が、仲良く(殺すとか言ってるけど)水泳の特訓をしているのは、
なんともほのぼのとしていて、とても良かったです。
ただ、ラストはちょっと予想できました……。
アルクェイドが水泳の特訓をしている時点で、
志貴と泳ぎに行くためっていうのはバレバレですからね。
その辺りが、ちょっと尻窄みで、残念でした。
……ところで、「とぺとぺしている」って……何語ですか?
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:3)
- >今週は翡翠が秋葉、志貴、そして琥珀に迷惑をかけないように足音も立てず見回る番だ。
>ひたひたと……。
……足音立ててるじゃん。
……なぁんてツッコミはどうでも良いですね♪(笑
前半部分は何か期待できそうな感じだったのですが、
実際にアルクェイドと出会ってからの会話のシーンは、少々おざなりかと。
もっと何か面白い会話があるのかと思っていたら、何の進展も無いだらだらとした雑談ですし。
後、この終わり方はマズイでしょう。
せめてこの後に何か綺麗に流す文が入っていたら良かったのですが、
これだけだとあんまりにもぶつ切り且つ、短編として終わっていません。
誤字や分かり辛い文章もありましたし、
もう少し全体的に力を入れて書いて欲しかったです。
- No.72 ある幕間 (採点:6)
- さっちんガンバル♪
吸血鬼になってしまったさっちんの心情が良く出ていると思いました。
志貴の為にロアに立ち向かうその姿に拍手。
カッコ良かったです♪
ただ、ちょっとシエル先輩との戦闘シーンは蛇足かも?
特にある必要(長く書く必要)はなかったのでは、と思いました。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:6)
- 月の視点、ですか。
なんか結構イイ性格(?)していて、
その完全な傍観者としての独白はとても面白かったです。
ですが……それ以外のシーンはちょっと……。
ロアと麻薬中毒者のシーンには必然性を感じませんでした。
(無いほうが良いという意味ではなく、有る必要が無いという意味で)
どうせなら、ヒロイン達のその時の行動を追ってほしかったなぁ、と。
前半部で物凄く好みの話になりそうな予感がしていただけに、
余計になんか……残念でした……。
- No.74 月と夢と現実と (採点:3)
- う〜ん、状況がさっぱりわかりませんでした。
どうしてこういう状況になったのかも、
また途中でいったい誰が台詞を語っているのかも……。
さっちんの台詞だと思うのですが、志貴に対するニ人称が違いますし……。
七夜の血を都合のいい使い方をすればこんな展開になるのかもしれませんが、
にしても、もうちょっとなんらかの状況描写、あるいは志貴の心理描写が欲しかったです。
- No.75 埋葬された物語 (採点:5)
- …………???
何なんでしょう……この電波なSSは……。
っていうか、これってホントに月姫のSSですか?(滝汗
……月姫SSですよねぇ……。
でも、いったい何が何やら……。
ワカンナイです。どういうお話なのか、さっぱりワカンナイです。
……いや、面白かったといえば……ちょっと面白かったんですけど♪(苦笑
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- お、オモシロひ……(汗
いや、このkbでギャグを書くのって結構大変なのですけど、
起承転結も割合しっかりしてますし、惰性を感じさせない上手さがありました。
トウモロコシ、何気にカッコイイですし、巨大トマトも何気に良い奴ですし。
喋る巨大トマトに現実について語られてる志貴、という光景に……爆笑してしまいました。
とにかく、めちゃくちゃ面白かったです♪
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- すごく前向きな晶ちゃんの姿が、とっても良かったです。
未来視の力の考え方も、すごくポジティブで……
さっちんの死は変わらなかったけど、それでもとても温かいお話でした♪
- No.78 月今宵 (採点:5)
- 七夕雨……知りませんでした。
地方地方によって、色々違うみたいですねぇ。
……と、そんな豆知識に対する感想はどうでも良いとして。
志貴がアルクェイドとの思い出を伝って街を歩き、
最終的に教室で出会う……という展開には問題無いんですけど、
なんとも地の文が味気ないなぁ、と。
「〜した」「〜だった」みたいな、何処か事務的な描写ばかりで、
肝心の再開のシーンも、もう一つ盛り上がりませんでした。
何気に琥珀さんが目立ってますし、
アルクェイドSSというよりは、むしろ琥珀さんSSかも……?(笑
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:6)
- 設定が良くワカンナイです……(汗
有彦はいったい何をしていたのやら?
(いや、だいたい分かるんですけどね。でも説明がナイ……)
しかし、あんまりにもとりとめのない会話だなぁ……と。
見所らしい見所がなくって……。
会話が面白かったので、退屈はしませんでしたけど、
やっぱりちょっとダラダラした感じは受けました。
まぁ、さっちんが可愛かったので、それは良かったです。
志貴っちはキャラ変わってましたけど(笑
- No.80 離珠夢 (採点:4)
- 注釈乱発、麻雀SS……良いのか、これは……(汗
……いや、なんか妙に笑えましたけどね♪
う〜ん。しかし……なんとも勝負をかけた作品で来ましたね。
その勇気には敬意を表したいです。
ですが、やっぱり……ここまで麻雀にピントを絞った作品は、
この手のコンペには向かないかと。
内容自体もかなり短め、駆け引き少なめのあっさり風味ですし。
ラストなんかは特に、他にオチようがなかったのかと……。
できれば、コンペでこの手のSSは読みたくなかったです。
(面白いといえば、面白かったですけど……ねぇ)
- No.81 クリームダウン (採点:7)
- 秋葉エンドのアフターと言う事ですが……どういう状況なのでしょか?(汗
志貴が(一時的に)いなくなった後、帰ってくるまでってことなんでしょうか?
まぁ、それはともかく。
志貴が居なくなって少しだけ大人になった秋葉と、
その秋葉の世界観が、綺麗に描写されていると思いました。
この手の描写は自分はかなり下手糞なので、羨ましく思うほどに……(ぉ
とても上手かったです。
- No.82 月宴 (採点:2)
- え〜っと……これは……何を書きたかったんでしょうか?(汗
焦点が絞りきれてないので、さっぱりでした。
ただ単に全キャラ(の名前を)出してみたかっただけ、みたいな……。
やっぱりオールキャラ物は難しいと思いますよ。まったく書ききれていません。
お話の流れを見ても、キャラ紹介して、宴会をして、ゲームをして、それで終わり……。
コメディをどういう定義で使っているのか知りませんが、
笑いを想定しているのなら、あまりにも笑えませんでした。
正直これだけだったら問答無用に一点だったのですが……。
ただ、七夜と朱い月のシーンが個人的にビンゴだったので、2点。
む〜……どうせならこの意外な二人で一本書いて欲しかったです〜。
- No.83 白く染まる (採点:6)
- 「志貴との契約者のレンである」は文法的にオカシイです。
あと、眼鏡は「つける」ではなく「かける」です。
……と、所々単語の使い方が微妙にオカシイ所はありましたが……
ポニーテイルのレンたん、萌え♪♪(バカ
いやぁ、想像するだけで萌え萌えでした♪
その他にも、動作の一つ一つが可愛いこと……。
う〜ん、素晴らしかったです♪
ななこの存在も、アクセントになっていて丁度良かったですし。
同じパターンの繰り返しが、やや気になりましたが、それもまぁ、有りの方向で。
ラストの遠野家の会話は蛇足かと思いましたが、
全体的には良い感じの萌えでした。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:6)
- う〜ん……。
前半は結構面白いなぁと思ったんですけど、後半の流れは……ちょっと。
なんというか、すべて性急過ぎるように思いました。
ラストに綺麗なシメが待っているのに、それに対する伏線が張りきれていないような……。
「宝石じゃないガラス玉の日常」を、もっと色々書いて欲しかったです。
- No.85 墓標 (採点:2)
- だから……ダークはですね、ご都合主義じゃマズイわけですよ……(汗
精神が壊れて、「はい、終わり」じゃどうしようもないわけでして……。
一応、琥珀さんの立ち位置が良い感じで、それが救いになっていますが……
それ以外の部分は平平凡凡としたお馴染みの展開だと思いました。
どうせなら、精神的に落ちた所から這い上がってくるシーンも書いた方が良かったと思います。
- No.86 ありがとう (採点:7)
- こういう書き方、結構好きです。
得に、前半の幸せな雰囲気は、普通に書くよりも良い感じで♪
妊娠ネタということで、ちょっと驚いたのですが、
良く考えたらヴァンピールって良くある話(?)ですしね。
妊娠から出産までの一つ一つのシーンが、すごく可愛かったです。
しかし、志貴の死に関しては……ちょっとあっけなさ過ぎるような……。
シーンの合間にコロンと逝ってしまって……。
それもまた魅力なのかもしれませんが、
でも個人的には、やっぱりもうちょっとしっかり書いて欲しかったです。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:4)
- 死に近い志貴は青子先生との再開を求めるのでしょうか……。
それだけ神聖化してるんですね。
……かなり人格破綻者らしいですけど(ぉ
志貴の終末的な世界観が綺麗に出ていて、とても良かったです。
ただ、ややあっさりとし過ぎかなぁと思いました。
あっさりとしているのがこの手の作品の良いところなんですけど、
ただでさえ短いのが、さらに短く分割されていたので……。
もしかしたらワンシーンで繋げた方が、盛り上がりは作れたかもしれませんね。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:8)
- ほのぼのですね〜♪
素晴らしいほのぼのっぷりです♪
琥珀さんはとっても可愛いですし、
志貴くんもなんというか……ナチュラルな感じで良いですし。
原作の殺伐とした雰囲気を忘れさせるような、温かい田舎の暮らしがとても良かったです。
……でも、ほのぼのし過ぎていて、ちょっと途中でダレてしまいました。
この手のお話は、漫画で読むと色々楽しみ様があるのですが、
小説だと、文章だけですからどうしてもだんだん退屈になってきてしまいます。
もう少し一つのシーンに凝るか、あるいは全体を通して流れをひっぱる軸が欲しかったです。
せめて、もっと早めに向日葵畑の穴を登場させていたら、
それが軸になっていたのになぁ……と考えてしまいました。
- No.89 Gの夜 (採点:1)
- ヤマ無し、オチ無し、まとまり無し。
なんというか……ひたすら「何が書きたいの?」と首を傾げるばかりでした。
いい加減疲れてきて殺伐としている言動は、
志貴やシオンの本音が出てて、それなりに面白かったと思うのですが、
それにしても淡々とし過ぎです。
特にラストの部分はひど過ぎかと。
ダラダラとした会話や描写は、読んでてこっちがダレました。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:5)
- ん〜……えっと、結局再び現れたさっちんは何だったわけでしょう?
夏だから、タタリってことですよね?
全体が細かくシーンごとに割られているってのは良いのですが、
ちょっとわかりにくかったです。
あんまり必要性あるのかなぁ? っていうシーンもありましたし。
お話の内容も、結局また殺しちゃうっていう内容ですし……。
メルブラのさっちんルート(仮)とするのなら、
ロアとワラキアの会話を特に必要だと思いませんし、
そうでないとするのなら、なんともやるせない話だなぁ……と思いました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:8)
- 「カット、カットカットカットカットーー!!」と玉ねぎを切るワラキアに何故か大爆笑♪
あぁ……こういう使い方も有るんですねぇ……。
最初、夢のシーンと現実のシーンの区切りが無くて分かりづらかったのですが、
最後の方にだいぶ慣れました。
するとなかなか面白くって……
毒にも薬にもならないドタバタなんですけど、
この長さでかなり上手くギャグが出来ていたと思います。
(ちょっとダレるところもありましたけど)
オチを流れのままドタバタで終わらせず、綺麗にまとめていたのも、良かったです♪
- No.93 もう一つの永遠 (採点:6)
- う〜ん、序盤はいろいろ詰め込み過ぎていて、途中でダレを感じました。
後半からの流れは良いんですけどねぇ。
永遠の命を持つアルクェイドと、死にかけている志貴の会話が……
二人の心情が出ていて、良いと思いました。
でも、それよりもなによりも。
シエル先輩のキャラが、良いです。
こういうキャラ、すごく好きです♪
ただ、やっぱり序盤のダラっとした雰囲気が、後に引きずってしまっていて……。
それだけが、残念でした。
……あ、それと。
鉤カッコの最後には句点はいりません。
これって……小学校で習いませんでした???(汗
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:7)
- わぁ……♪
なんというか……歌月にこのシーンがこのまま出てきても違和感ないような……。
元々原作の文章形式と似た書き方をする人なのか、それとも思いっきり器用な人なのか分かりませんが、
とても上手かったです。
ただ……後半の流れはちょっと。
せっかくさっちんについて思い出しかけたのに、
そのままノータッチで流しちゃうっていうのは悲し過ぎます。
ここは是非、さっちんに登場して欲しかったです。
(それとも、やはり登場できない哀れな(笑)運命なのでしょうか?)
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- >「生きる目的が必要なら、琥珀。俺を愛してくれないか」
…………読んでるこっちが恥ずかしいデス(笑
いや、しかし……なんとも恥ずかしい内容ですね。
愛だの恋だの語ってますし。
でもその恥ずかしさが……なんとも幸せな感じで、とっても良かったです。
ラストの「わたしを生かした責任、取ってもらいますからねー」には、
アルクェイドとは違う意味でグラッときました(笑
ですが、結構シーン構成が台詞に依存している気がします。
もう少し地の文にも気を配って欲しかったです。その方が、雰囲気でますよ。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:4)
- なんというか……何もかもが唐突で……。
始まり方が唐突なのはともかく、あの終わり方は……。
夏はまだ終わらない――って、どんな夏なのかさっぱりですし。
なんとなく、ただ単に綺麗だから入れたんじゃないかって邪推してしまいそうな文でした(苦笑
また、夢を見た、と言ってもその夢の描写がありませんし、
アルクェイドが抱きつくシーンにもこれといった説明がないですし……。
後者はこちらで補完するにしても、前者は是非描写を入れて欲しかったです。
そうしないと……ホントにどう言う状況なのかさっぱりです。
- No.97 Placebo (採点:4)
- うわぁ……、これはまた、救われない話で……。
いえ、もともと救われない話なんですけど、
それにしたって、あの真実はひど過ぎるように思いました……。
残酷過ぎますよ……。
全体としてはかなり上手いと思うのですが、
やっぱりこういうお話はちょっと……。
せめてラストに救いがあればなぁ〜……(涙
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:3)
- え? 志貴とアルクェイドって九月で別れたの!?
……と、一瞬驚いてしまったのですが……どうやらそうではない様子?
>そして、また始まる今日の時間
ということは、まだ一緒に居るわけですが……。
どっちなんでしょう?
このお話の展開的には、もうすでに別れている事が前提になりそうなのですが……。
(そうでないと、ほとんど意味がないですし)
なんか……良く分かりませんでした……(滝汗
時節ごとのテーマを絞ったシーン構成は、なかなか面白かったです。
……多少の力不足は感じざるを得ませんでしたが……。
まぁそれはそれで♪
- No.99 かんじょうせん (採点:7)
- う〜……てっきり何らかの救いがあるのかと思っていたら、
余計に悲しくなってしまうようなお話で……(汗
醒めない夢の中をグルグルと周り続けるさっちんを想像すると、本当に悲しいです。
それがさっちんにとっての幸せなのかもしれませんが……。
文章的にも問題は無いですし、お話の流れ的にも気になる部分はほとんど無いのですが、
やっぱり上に書いた部分がなんとも気になって……ちょっと減点です。
- No.100 夢語り (採点:7)
- ラストでレンがツインテイルにしているのには……何故か苦笑♪
いや、これはどうなんでしょう?
綺麗なシーンのはずなのに、そういう伝え方をされると、笑いがこみ上げてきてしまいます(笑
ま、まぁ、それは良いとして。
さっちんが幽霊で、レンとあれこれ画策(?)する……っていうのは、
ちょっとご都合主義的かなぁと。
他にやりようが無かったのか、と色々考えてしまいました。
また、さっちんがお別れを言いに来るシーンも、ちょっとサッパリし過ぎかと。
変にダラダラと会話するよりは、こういうサラッとしたお別れのほうが良いと思うのですが、
にしても、ちょっとばかり拍子抜け、というか……。
あれで大丈夫(悪夢を見なくなる)なんだろうか? といった感じでした。
- No.101 それだけでいいから (採点:6)
- コレ……どうなんでしょ?(聞いてどうする)
なんというか……不用なシーンに力が入りすぎなような気がします。
そこはサラッと流して良いでしょ? っていうシーンがあるのに、
どうして肝心要の心理描写がまったくと言って良いほどないのか……。
この地の文なら、徹底的にギャグにした方が楽しめたと思います。
……内容的にも、半分ギャグですしね(笑
- No.102 Climax Together (採点:4)
- 何を書きたかったのか。そのテーマが見えてきません。
会話にも笑いや、あるいは重要性がなく、日常会話ばっかりですし、
地の文の描写にも盛り上がりがありませんでした。
(服装を説明するより、他に説明することがあるでしょうに……)
そのため、ひたすらダラダラしていて……。
長さがあるだけに、読むのが大変でした。
文章の基本は十分出来ているんですから、シナリオをもっと練って欲しかったです。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- 面白いです〜♪
最初に小難しい理屈を書いて、その後で一気に落とすのも上手くいってました。
何気に壊れている秋葉と困惑するシオンの会話も良かったですし。
志貴君の人格が疑われますね♪
それに、なによりラストのオチが……。
「晶ちゃんみたいで」って……そう来ますか♪(笑
これは完璧に予想外で、思いっきりツボでした。
いや〜、凄いです。凄く面白かったです♪
……ところで、「腕に寄りを振るって」って……混ざってますよ……(汗
(「腕に『縒り』を掛けて」あるいは「腕を振るう」が正解)
- No.104 話をしよう (採点:6)
- う〜ん、微妙にまとまりの無い話で……(汗
全体的に、上手さは伝わってくる作品なのですが、どうもパッとしませんでした。
アルクェイドが実は調停役で、実際には秋葉と恋人同士、
っていう役回りはなかなか面白かったんですけど、それにしても、
もうちょっと見所を作ることは出来たんじゃないでしょうか?
あと、ラストで秋葉が自分のことを「秋葉」と呼んでるのはちょっと……。
秋葉『様』のキャラじゃないっ!!(バカ
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:5)
- メルブラですら(まともに)登場できなかったさっちんの復讐って感じですか(笑
確かに、タタリがさっちんの姿をみせてもおかしくなかったんですけどねぇ。
ただ蹴られるだけの登場……。可哀想でした。
まぁ、それは良いとして……。
バトル物のSSってほとんど読んだことが無いので、ちょっと評価し難いです。
とりあえず、ラストの部分に関しては……まぁアリだと思います。
さっちんの能力も……名前から、似たようなのを想像していましたし。
この際、ご都合主義なのも良いかもしれません。
……というかこれが無かったら、ホントにただ戦ってるだけのSSになっちゃいますしね(苦笑
ただ、やっぱりバトル……は、好評価付け難かったです。
文章的には十分な上手さなんですけど……ねぇ。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:9)
- …………タイトルが微妙に被っててショック!(笑
と、そんな個人的な事はどうでも良いとして……感想です。
死者視点のお話ですか。
いや〜……上手いです。自分の作品よりも。(ショック倍増
最後まで自我を残して居るようで、実は微妙に壊れていったりしているのが……。
中途半端に(さっちんほど明確ではなく)意識を残してしまった男の不幸、ですね。
自分の行為を否定し、逃避していながら、最後には獲物を求めていたり……。
その最後のシーンも、もしかして原作のあのシーンなんでしょうか?
だとすると、面白さが増しますね。
ラストも綺麗にまとまっていて、とても良かったです。
- No.107 Т3 (採点:2)
- T3どうなんでしょうね〜?
雨音は2で終わっとけば良かったと思うのですが。
シュワちゃんだっていい齢でしょうに……。
と、雑談はどうでも良いとして。
タイトルからすでに予想していましたが、やっぱりギャグのようで……。
しかし、ギャグと言えるほど笑いどころはありませんでした。
どちらかというとドタバタ?
T翡翠とかメカシエルとか……は、まぁ良いとしても、
決戦のシーンがあまりにもおざなりでした。
どうせなら前半やラストみたいに、
志貴とシオンの掛け合いに力を入れてくれた方が面白かったです。
- No.108 名も無き絆 (採点:7)
- 前半部……。わからない、わからないって……
読んでる方はもっと分かりません……(汗
と、まぁそれは良いとして。
家族という名の絆ですか。
後半部の日常シーンが、なんとも温かくてとても良かったです。
ホントに。もっと家族大事にせぇよ、と志貴に説教してやりたくなるくらい(笑
ただ、一部地の文の最初にスペースがあけられていなかったり、
台詞なのに改行していないところがあったりと、細かいミスがありました。
全体が出来ていないのならあんまり気にしないんですけど、
ほとんど出来ているだけに、こういう細かいミスはすごく気になりました。
ちゃんとチェックして欲しかったです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- シオンが吸血鬼化してしまった過去のストーリーですか。
想像していたよりも、すごく上手かったです。
特に、シオンとリーズバイフェの関係が……。なんかすごく良いです。
「友達、できたか?」の質問が。それは聞いちゃダメでしょ(笑
ところで、「後日、ガイダンスを行うので、詳細はそこで通達する」って……。
ここは「ガイダンス」じゃなくて「ブリーフィング」とか、そういうのにして欲しかったなぁ、と。
ガイダンスっていうのは……なんとも格好悪いですよ(苦笑
- No.110 おすそあくび (採点:6)
- ……バカな……(滝汗
いや、また……すごいネタできましたね……。
なんというか……グゥの音もでません(汗
とんでもない話。それ以外に表現のしようが……。
とりあえず、面白かったです。(としか言い様が無いです)
- No.111 午睡 (採点:8)
- う〜ん、すばらしいほのぼのっぷりです♪
アルクェイドの心理描写がとても綺麗で……
最初から総じて心地良く読んでいられる作品でした。
ラストもホッとさせられる終わり方で……。
原作が殺伐としていて悲しいお話だっただけに、
こういうアフターがあると、安心させられます。
とても、良かったです♪
○園村 優 さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:8)
- ほのぼのとした話で心が温かくなりました。
とてもよかったです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- アルクェイドの心情が良く書かれてよかったです
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- 二人の心情がよく出ていて、途中のギャグでも笑わせてもらいました。
面白かったです。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:8)
- 心にジーンときました。
とても面白かったです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:10)
- かなり笑わせてもらいました。
志貴のぶっ飛んだ思考がよかったです。
- No.41 オールトの雲 (採点:8)
- 琥珀の思いが良く伝わってきて、何度も読み返してしまいました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:9)
- 画面の向こうで笑わせてもらいました。
読んでいて楽しかったです。
- No.50 おつかいハプニング (採点:9)
- 翡翠の真情が良く表されていました。
面白かったです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 秋葉のまた違う一面が見れました。
とてもよかったです。
- No.67 金色の記憶 (採点:10)
- レンの心理描写がしっかりとかかれててよかったです。
- No.78 月今宵 (採点:7)
- 志貴の心理がうまく描かれて良かったです。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- ギャグあり笑いありで、とても面白かったです。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:10)
- 感動しました。とてもよかったです。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:7)
- 二人の半年間がほのぼのと描かれてて面白かったです。
○遠藤 さん
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:10)
- えー、読んでいて恥ずかしくなってしまうのですが、好きです。こういう作品。ありがとうございました。
- No.26 注文の多い…… (採点:9)
- 話の展開は分かりやすく作ってあって、でも最後まで読めました。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- せめてゲームをやってからこういうものには参加してください。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:10)
- 登場人物も少なく、キャラのイメージを崩すことなく、日常的な話で良く出来ています。好みです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:3)
- 自分が主人公に投影させて読んでいて、志貴の駄目っぷりが少し許せていました。ああああ。
○仮面の神官将 さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:1)
- 雰囲気は良いのですが、これがアルクェイドではなくシエル先輩でも秋葉でも翡翠でも琥珀でも、名前を置換してしまえば通用してしまうくらい、没個性でした。物語にも魅力がない。厳しい言い方になりますが、これでは最低点を付けざるを得ません。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:5)
- 原作の独特な文章や表現は真似できていると思うのですが、あくまで『真似』レベルで自身の書き方が全く見えてきません。展開も前半と後半がちぐはぐ、戦闘場面は成程、多少は迫力ありましたが、これも原作の真似を超えていないです。『真似だけ』が多過ぎます。もっと自分を出して欲しかったです。文章や見せ方の上手い書き手ではあると思うので、それが余計に惜しかったです。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- 全シナリオを包含する可能性があることを示唆する
琥珀さんの科白が、やはり印象に残ります。説明的
に過ぎるかなという部分もありましたが、なかなか
興味深く読めました。
- No.5 そうめい (採点:7)
- 私が言えた義理じゃないのですが、最初の方はもう少し読み
易い言葉遣いを選んで欲しいと思ったのです。ただ、話が結
婚のことになってからは引っかかる部分もなく、物語にのめ
り込むことができました。
琥珀さんの後ろ向きな強さがとても印象的でした。彼女と
同じような弱さを持つ人間として、将来あのような強さを
自分は得られるのだろうか? そういうことを考させられ
ます。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- フードファイトは食べ汚くて余り好きではありませんでした。
やはりあの手の番組で優れていたのはTVチャンピオンの大食
い選手決定戦……。
まあ、作品と関係ないことはさておき。
アルクとシエルの超人的食事ぶりのひたすらに無駄な勢いは、
なかなか面白かったです。さりげに泣き出す子供とか卒倒す
る貴婦人とか。小道具を忘れていないのもポイント高いです。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- 説明口調的な描写が目立つ、これに尽きます。
どうにも物語ではなく物語のプロットであるという
印象が強かったです。制限は40KBと余裕はあったの
ですから、もう少し丁寧に描いて欲しいと思いました。
- No.8 玉梓結び (採点:3)
- 暗さは表現できているのですが、伏線もなく万能アイテムを出して、安易に問題を解決させたせいで積み重ねが台無しになっています。最終的に志貴の心がどの方向にいったのかのも曖昧ですし、琥珀の心の揺らし方も甘い。あと、秋葉との会話を単に「こんなことがあった」で飛ばしてしまうのは明らかに説明不足。ここをきちんと描くだけでも深みがぐっと増したはずです。あと減点はしませんが、18禁表現は駄目だと書かれているのに、描写が直接的過ぎ。月姫のSSがその手の描写なくして成り立ち難いのは分かります。しかし共通の制限、同一のテーマで書くのがSSこんぺの最低限の規則のはず。このように露骨な規則破りについて、強い不快感を示さざるを得ません。これは作品の質以前の問題です。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- 各シーンごとの繋がりが無茶苦茶で、付いていけませんでした。バラしたら死ぬと緊迫感を煽っておいて、次の場面では何の代償も無しに『アルクェイドへの愛情』の一言で片付いてしまう。そこが大事なのだから、愛情なんて言葉だけで片付けないでもっと詳しい描写が欲しかった。そもそも何故、志貴の弱い部分がいきなり出てきたのか? 何故、その部分と戦闘を行わなければいけないのか? 何故、大量死が発生したのか……その理由は? 何も説明がされていません。これでは設定を適当に繋ぎ合わせて、物語らしいものをでっちあげているだけです。作者の言葉、主張、文章がこのSSからは何一つ伝わって来ない。
- No.10 幸せ (採点:1)
- 詩として捉えるには文章の並べ方や単語の使い方が適当でまとまりなく、物語としてはキャラの名前が琥珀でなくても十分に通じるような浅い描写しか見えてきませんでした。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- 私はMELTY BLOODってプレイしたことないのですが、ANOTHER SIDEということで読んでみました。故にちと的外れな感想になるかもしれませんが、これだけはコメントしなければ嘘になると思いましたので。ここまで衒学的な内容をだれることなく描き切った力量には、脱帽するしかありません。忘却の力と忘却の敗北。40KBという分量で無理なく無駄なく、しかも未プレイの人間に難解さも感じさせず、没頭させる。もう、素晴らしいの一語に尽きます。完成度の高さでは間違いなく1、2を争う作品です。原作の劣化コピーが多い中、ここまで月姫であるSSを書かれたことに、ありがとうと。感謝の言葉を述べさせて頂きます。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:4)
- 琥珀さんの説教ですが、科白に聞いてる人がどのような感情を
覚えるか? という心理が全く挟まれていないため、卒業
生への送辞を単純に読み下している……みたいな平板さを感じ
ました。もう少しその場面で膨らみが欲しかったです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:6)
- ああ、もう馬鹿、凄いシュールで馬鹿です。
こういうの、割と好きだったりするのですが、
駄目っぷりを見せるヒロインが凝縮されてました。
素敵。
- No.14 暁 (採点:1)
- 文章力も工夫もないモノローグだけぽんと出されても、
良いところなど見出しようがありません。SSこんぺな
のですから、せめて最低限、物語としての体裁を整え
て欲しかったです。
- No.15 転校生!? (採点:4)
- 当て字のところは笑ってしまったのですが、それだけにもう少しどたばたとした学校生活に筆を割いて欲しかったなという不満が残ります。描写が足りないせいか、最後の愛しているという言葉に酷く違和感をおぼえてしまいました。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:8)
- 思い切り一発ギャグなのですが、楽し過ぎます。
というか襲ってくるキノコもどきというシチュエイションが
しゅーる過ぎです。想像して思わず笑ってしまった
ではありませんか。描写は少ないですが、人間の想像力を
引き出した文章ということで、高得点です。
- No.17 幸せな記憶 (採点:4)
- アルクの描き方は良いのですが、説明だけで終わってしまった感があります。原作の欠点の一つである、説明の多さから来る無駄としまりのなさが残念ながら、強く出てしまったようです。見せ方は悪くないので、もう少しお話を膨らませることができたらなと。良くも悪くも『印象の弱い』作品です。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- 意表の付き方とか、物語の運びは良かったです。正統な月姫SSという感じ。ただ、違和感に確信が芽生えるまでの描写をもう少し細かく描けていれば、もっと深い作品になった気がします。どちらにしろ、良作であることには違いありません。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:5)
- 説明することに終始している辺りとか引っ掛かりを感じないでもないですが、物語の焦点はきちんとしているし、原作に染まりきったような書き方ではなく作者さん自身の言葉や考え方で、前向きな未来を構築できていたと思います。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:1)
- 何で自殺するのか分かりません。もっと過程を、そこに至るまでの過程を。自殺という行為はそれに至るまでが描けていなければ、如何なる感慨をも読者に抱かせ得ません。
- No.21 金色の刻 (採点:4)
- 一年……ですか? 実際に耐えていたのは志貴とデートしていた
一日だけだったと思うのですが。或いは隠れて一年間、行き続け
ていた? それにしては全然説明がなくて不明瞭でした。
謎解き風の話というのは好みなのですが、最後に真相が分かると
いう作りならば、もっと丁寧に伏線は張ってください。これでは
ミステリィの出来損ないに過ぎないです。
あと、遠野家部分の描写も余計な気がします。文章や話の組み立
て方は良いだけに、齟齬が多過ぎるのが余計に厳しかったです。
- No.22 クリーム (採点:8)
- なんか意味が分からないんですけど。
この意味のなさが心地良くてそれでいてちょっと切なくて。
何というか作者さんの物語に対する独特なハイセンスを感
じました。私はこういうの全く持ってないんで羨ましいです。
あと、シエルの『怪我の理由』のところは二度目に読んで、
ああ成程ねと膝をうちました。粋な表現でした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- 月夜の三人という光景が浮かんでくるようで、良いです。
ただ、冒頭でいきなり刺して……というところでちと、
置いてけぼりを食らった感じがしました。秋葉を刺すまで
というのをもう少し描いてればなーと。そこのところが、
惜しいなという気がします。
- No.24 過去と、未来と (採点:6)
- 少し狙いすぎている感じや、いまいち使いこなせていない漢字や描写など違和感はいくつかありましたが、総じて暖かい話でした。酒に酔っている五者五様の姿は、楽しそうで良かったです。うーん、まったりまったり。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:9)
- 苦しいお話なのに、どこか控え目で優しい。それはシエルという人物を正にそのように書いたからではないかと思います。兎に角心情描写が緻密で丁寧で、心にぐっと入り込んで来ましたし、本編の前日談として過不足なく綺麗に纏まっていました。見せ方も上手く、題名との絡みも素敵。ただ一つだけ引っかかったのは、嗚咽を擬音だけで表現したということ。これほど程度の高い描写が出来るのに、何故ここだけ安易に流してしまったのか……惜しすぎます。ここでマイナス一点としましたが、物語的には満点の出来でした。
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- 回りくどい割には物足りないと感じました。
手紙を読んだ後のフォローが無かったので、
物語がぷっつりと途中で中断してしまった
ままに投稿したのかと思ったほどです。
ラストにもう一場面、手紙を読んだ後の
志貴とシエルを示す描写が欲しかったです。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 原作未読という点を差し引いても、先ず物語として致命的に過ぎます。文章は説明に終始して魅力がないし、設定集から適当に拾い集めてきたような情報を断片的に並べているに過ぎない。原作の劣化コピーの最たるです。もしかしたら西尾維新の『クビシメロマンチスト』のように月姫原作のイメージを持ちつつ、解釈の異なるオリジナル的な良作が読めるかと期待したのですが、期待はずれです。この出来では、原作を馬鹿にしているとしか言いようがありません。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:2)
- ダークと称するには余りに焦点が甘いです。月姫の主人公である遠野志貴という人格は、SS中で描かれたような精神の衝動に対する抵抗力が並外れているはずなのに、ここでは体が簡単に乗っ取られてしまう。これでは描写不足の感が否めません。容量に余裕はあったのだから、もう少し体が蝕まれていく様子を細微に書き込んだだけでも随分と印象はちがってくるはずです。加えて安易で説明的な文章、意味もなく登場する人物の多過ぎる間の悪さ。原作の劣化コピーの典型で、作者の色が全然感じられません。
- No.29 「蝕後」 (採点:6)
- ここまでノロケに徹されたら、私にはごちそうさまというしかありませんです、はい。下手するとくどくなりがちな彼女のへろへろっぷりが、嫌味なく描けていたというのも好みでした。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- 自分を取り戻すまでの物語が、丁寧に描かれていたと思います。
ただ、記憶を取り戻すまでの積み重ねがもう少し欲しかったなと。
その辺が重要なのに軽く流すだけで終えてしまい結果、少し、
唐突な展開になっているようでした。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- 描写はとても丁寧で真に迫ってくるのですが、肝心の忘却現象が
突拍子に提出されたように感じられ、作中人物と同じような感情
の流れをおぼえなかったです。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:5)
- 戦闘の描写は精緻でしたが、ところどころ話の繋がりが不鮮明
に思えました。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 琥珀さんという人物の機微が、微笑ましくも丁寧に描かれてました。
確かに彼女、懸賞をちまちま出すというような、細々としたこと、
大好きそうですよね。こういう細かいエピソード、上手いです。
あと、ラストの手紙と琥珀の独白。
シンプルに、しんみりきました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:7)
- 短いながらも良い雰囲気だったと思います。ラストの白い薔薇が咲き誇る場面は、光景が浮かんでくるかのように劇的で、しんみりと来ました。ただ、志貴がアルクに転生って言葉を使うかな―というのが少し、気になりました。転生という概念を思いっきり嫌ってるはずですし。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:2)
- ギャグということでギリギリ許せる範囲ですが、
流石にこのユーモアはブラックに過ぎて頂けませんでした。
文章としてはギリギリ成り立っているので、斯様な
評価ということにはしましたが、物語的には間違いなく、
111作品中で最低だったということも付記しておきます。
- No.36 if... (採点:5)
- 心情の積み重ね方は上手いと思うのですが、
それだけで終わっていて少し物足りなかったです。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 善意とか友意で近付いてきた人間に怖くなったり鬱陶しく
思ったり。私にも経験があるからよく分かります。時々、
そういうのって怖くなることあるということを、きっちり
と描いてて、辛いことを思い出したけど、そこも含めて、
好みでした。
あと、とんがったおねいさんはやっぱり格好良いです。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- 単に情景描写だけで、物語としての体をなしていません。
SS、つまりストーリーを集めたこんぺなのですから、最
低限のものを繕って欲しかったです。
- No.40 儚き夢 (採点:4)
- 伝えたいことは分かるのですが、小説に近づけようとしているのか、
詩に近づけようとしているのかよく分からない文章のため、かなり
物語が把握し難かったです。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- 短いけど良い雰囲気を持った作品でした。琥珀という割とどろどろしがちな人物の性格を、違和感なくも爽やかに描いているのが印象的です。きっと、とても琥珀さん好きな方が書いているのでしょう、いやそういう人じゃないと書けないと断言。それと、まあえと……犯人特定したつもりで述べておきます。先日はありがとうございました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:5)
- 勢いは良いのですが、それだけに終始している感が拭えません。ギャグというならば、もう一歩突き抜けた表現か勢いが欲しかったです。或いは、もう少し計算の取れた展開を。ギャグは余程の勢い、またはミステリにも通じる緻密さをもって組まなければ面白い話は作れないと思います。
- No.43 願い (採点:1)
- おざなりで緊迫感のない戦闘、作者の中で自己完結してしまっていて全く伝わってこない心情、意味のないモチーフ、稚拙な文章。全てがハイレベルであればそのまま原作者の持ち味となるであろうものを、ここまで劣化コピーされては、良い印象など持ちえる訳もなく。何より作者自身の持ち味が全く感じられない。これでは最低点にせざるを得ません。
- No.44 最後の夢 (採点:3)
- どうして殺したのか、その過程が全然描かれていないので、
非常においてけぼりを喰わされました。この話に限ること
ではないのですが、物語で一番重要な何故を蔑ろにし過ぎ
です。例え衝動といえど、そこに至るまでの心理的葛藤が
あり、月姫という作品はそこを描くことにおいて秀逸な作
品のはず。ただ殺してしまったでは、説明不足です。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- んー、同じようなテーマの作品を出した人間として、
ここまで完璧に超えられてしまうともう寓の根も出ません。
高い文章力や構成力もさることながら、死に至るまでの心中、
それぞれの想いなどを過不足なく、切なくと描いた点に、こ
の作品の良さを切に感じました。今回、ただ一つに捧げよう
と決めていた満点を謹んで送りたいと思います、いや本当に
素晴らしかったです。
『墓標を心の中にたてよう。けれど花だけは添えよう』
最後の一行で完全にやられました。
死に対する憐憫をここまで少ない言葉で表現できるとは。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- 説明が皆無という時点で物語であろうとすることを放棄
しているように思えるのですが……。
戦闘は尖鋭で速度感のあるものでしたから、もう少し
話を膨らませた方が良かったかなと。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:6)
- 味覚って確かに経験則に依る部分が多いですよね、と。子供
の頃に作った料理が美味しく食べて貰えたのかなーと、ちと
不安にさせられもしました。
そういう感情を想起させる部分も含めて、味に関する描写は
なかなか興味深かったです。何気にニバス・オブデロードみ
たく『ん』が『ン』になっている辺りも素敵でした。
- No.49 夢の日々 (採点:2)
- うーん、何を表現したいのかがいまいち分からない。
こういう設定がありますと提示されただけで、物語に
すらなっていないのでは、と思います。
- No.50 おつかいハプニング (採点:5)
- 少しテンポが悪かったですが、翡翠の惑い新しい自分を
見つけていく様子はよく出てたと思います。
あと、アルクが男前だということを再認識しました(^^
- No.51 ラヴ・レター (採点:7)
- 心が移ろうこと、人に感謝するということを丁寧に描いて
いたと思います。ラストの志貴は格好よかったです。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- 謎を追いかけていくタイプの話って好きなので、楽しんで
読めました。ところどころ、情報の出し方が唐突だなという
点もありましたが、総じて上手くまとまっていたと思います。
琥珀と翡翠が感情と折り合いをつける最後の場面は少し、拍
子抜けしましたが、これが一番綺麗な終わり方なのでしょう。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:6)
- 心情の積み重ねは丁寧ですし、志貴の後ろ向きな優しさもよく出てました。
ただ、それだけに原作の模倣でない表現ももう少し欲しかったです。
- No.55 SEPIA (採点:7)
- とても静かで柔らかい語り口でした。時間の経過を示す描写が
もう少しあったらなと思いましたが、総じて控え目で人の死に
きちんと向き合った内容であったと思います。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:6)
- 翻弄されてる秋葉は良いですなあと素直に思えるお話でした。七夕というイベントを上手く描けていたと思いますし、人物描写も設定に毛の生えたおざなりではなく、きちんと血の通ったものを感じました。
- No.58 青い記憶 (採点:7)
- ラスト一行が非常に印象的で、それまでに紡がれた印象をぐっと深めてくれます。死というものがここまで淡々と進むのかという疑問はちと残りますが、それでも透き通るような物語の運び方は良いなと思いました。翡翠の心情も僅かに浅いですが、それでも懊悩の程と最後にそれを乗り越えた様子がはよく伝わってきました。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- なんか胸にこみ上げてくるものが大き過ぎて上手く言葉に
できないのですが、感動しましたとだけ。
夢のような現実を受けて空虚をさ迷う二人が、静かな城の
中でお互いを満たし合う永遠……虚しいですけど、少しだ
け救われたような気がしました。
郷愁や感情をあおる文体、物語かたといい見事でした。
文句なしの満点です。
- No.60 めがねがね♪ (採点:2)
- 甘いのは好きなのですが、心情や行動が唐突過ぎていまいち魅力を感じられません。もう少し互いの心情描写を丁寧に描けば、印象もまた違って来るのですが……それだけの時間も容量の余裕もあったはず。文体にももう少し統一性が欲しかったです。原作に似せた部分とそうでない部分の差が激し過ぎます。
- No.61 BRAVE HEART (採点:5)
- 成程、さつきがこういう形で存在する可能性というのも、
なかなか面白いです。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:8)
- あー、こういう軽妙な話は好きなのです。割とヘヴィなところをさらっと流して行動できてしまう乾有彦ってのが上手く描けてました。志貴の対極っぽい感じをイメージされたのでしょうか。独特な文体で、きちんと着地点決めた作風である辺り、上手い方なのだなと思いました。
- No.63 クリシュターナット (採点:5)
- これは理由を求めてはいけない話なのでしょう、だから求めません。
二人の寄り合う姿、感情の流れとか、何もかもが綺麗でした。
ただ綺麗過ぎて、ちょっと自分には深く入り込めなかったです。
- No.64 二重の鳥 (採点:3)
- 関係ない描写が多過ぎて、肝心の鳥の雛関連の部分や、
琥珀の心象が掴み難かったです。あと、下手な訳をした
海外小説以上に視点が脈絡と変わるのは頂けません。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:3)
- 心理的圧迫感はある程度、表現されていると思うのですけど、お仕置きに至るまでの過程が全く書かれてなくて、そこが先ず違和感です。あそこまで厳しくする理由とは何だったのか、導入部で書いておかなければならないはずの説明が一切ありませんでした。視点も散漫で、もう少し一貫性をもってかけなかったのかと思います。視点の予告ない変更には割と慣れている自分でも、辛かったです。
- No.67 金色の記憶 (採点:6)
- 心にしっとりとしみこんでいくような描写が良いです。
前年、阿蘇の大観峰というところに行ったのですが、
丁度同じような光景が思い出されて、胸に懐かしさ
がこみ上げてきました。絶景をみたときの心理が上手
く、出ていたと思います。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:7)
- 太陽系を使っての撞球とは、シュールな光景だなーと。
想像してみると、何か少女革命ウテナの自動車が競り
あがってくる光景みたいな? そんな超自然的な怪し
さだったことを告白しておきます。
ともあれ、私も死の間際にはこういうシュールな光景
にいたいなという願望を、思い起こさせてくれる面白
い作品でした。好みに近いけど、でも好きです。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- 微笑ましい光景が目に浮かぶようでした。
こういう馴れ合わない友情というのが私の理想なので、
それを上手く描けるのは素敵だなーと思ったりもするのでした。
それにしても、深夜のプールで泳ぐ二人……えろいですね(^^
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- 今度やって来たのはシエル先輩でしょうか、とか何とか。
アルクと翡翠が一対一というのは割と珍しいなと思った
のですが、まったりとしていて面白かったです。ほっぺ
たにキスの部分まで含めて。
- No.72 ある幕間 (採点:7)
- 上手くまとまってはいました。
物語の裏側というのは強く伝わってくるのですが、
一つ一つの場面の描写が浅くて、全体的にそれが物語
としての踏み込みの浅さになっていた気がします。
KB数から見て本当、ギリギリだったと思うのですが、
もう少し絞って欲しかったというのが正直なところです。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:3)
- マシな方ではありますが、やはり原作の表現、文体を模倣するだけで作者の文体や表現、主張が見えてきません。最後の一文などは良いセンスだと思いますし、月に語らせるというアイデアも良いと思っただけに、その辺で膨らみが見えないのが残念です。本編のなぞりだけでなく、二次創作ならではの作者の表現という要素がもう少し欲しかったです。
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- いきなりシエルとさつきを殺して、主人公が自分の中で自己完結して終わり。これでは余りに説明不足です。原作の劣化コピーに終始しており、作者の色が全く見えてきません。
- No.75 埋葬された物語 (採点:10)
- 混沌の、混沌による、混沌のための物語。
ああ、私の大好きなタイプの無秩序、支離滅裂っぷり。
一言で説明できないのが悔しいのですが、物語として
思い切り破綻しかかっているのに、辛うじて保たれて
いる一貫性のあるお馬鹿な人たちの有り様に、私の
心は鷲掴みにされました。素晴らしいです。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- キラートマトネタかよッ! また濃い上にマイナなところをついてくるなというのが、心の叫び。ここまでイっちゃったギャグを書かれると、腹を捩じらす以外にするべきことはありませン。アレなネタとかパロディに差し挟み方も上手くて、勢いも長いながらに死んでない。もう、限界一杯までネタを練り切ったという魂のようなものが激しく伝わってきました。面白かったです。あと私信ながら、作者さんは花粉症の辛さをとてもよく分かっているように思えます。私も十年来、あの疾病と関わってきたので分かるのですが本当、花粉症とは嫌なものですよね、うん。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- 少し冗長な感じはしましたが、未来を視る目に立ち向かい、前に進んでいくアキラの姿がたんたんと、それでいてきちんとした文体で紡がれていました。アルクとの絡ませ方も上手いですし、すれ違ってしまったシーンに対する悲哀もきちんと伝わりました。最初は7点にしようかと思いましたが、プロローグを最後に持ってきたというトリッキィさとそこで描かれていたアキラの魅力的な人物像に惚れてしまったので、プラス1点です。嗜虐心をくすぐりますが良い娘ですよね、彼女は。
- No.78 月今宵 (採点:4)
- 七夕の雨って歓迎されるべきものだったのですか、ふむり。
短いですが、色々と小ネタが利いていて楽しかったです。
ただ、少し物語的には中途半端な気がしました。アルクが
出てくる場面などもう少し冗長で、そして劇的で良かった
と思います。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- 会話のテンポとか、脇を固める人物とか、ケーキに対する拘りとか、アリスをモチーフにするところとか、とにかくもう何というか凄く私好みな描き方されてて堪りません。こういう日常を魅力的に書けるってのは羨ましい。ラストにもう一描写欲しかったという点で一つだけマイナスしていますが、爽やかで優しさに満ちた話でした。えー、あと何と言えば良いのでしょうか。描写の仕方が明らかにクリスティを意識している部分で作者が誰か何となく検討ついてしまったり。ここまで書いて間違いだったら作者さんにごめんなさいなのですが、ピエマロ好きの方でしょうか?(^^
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- 脱衣麻雀というのはありがちですが、
テンポと本編より力の入ってそうな注釈が素晴らしかったです。
作者さんが知ってるかどうかは分かりませんが、浦賀和宏殺人
事件の『イエロー・マジック・オーケストラを聴いた男たち』
という話を強く思い出しました。
- No.81 クリームダウン (採点:6)
- ひたすら透明な話。短いながらもここまで文章や心情を表せるのはとても秀逸だと思うのですが、中途半端に自己完結してしまってるのが惜しい。カセットのネーミングセンスなどでは思わずにやり。こういうのをさらりと持ってこれるセンスって凄い好きです。
- No.83 白く染まる (採点:6)
- 私はちっちゃい娘萌えはしない人間ですが、少し年の離れた娘を連れて色々と騒いで回るというのは楽しいかなーと思わせてくれました。ただ、ちと作者の願望を詰め込みすぎという気もしないではないですが、こういうSSの姿としては正しいのでしょう、きっと。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:8)
- 全く同じテーマでSSを書いた人間として先ずは敬服を。
ディテイル、感情の機微、物語の過不足無さ、私完全に
負けちゃってますね。ここまでのものを書かれたら、
降参するしかありません。素晴らしかったです。
あと、タイトル命名のセンスが非常に秀逸でした。
- No.85 墓標 (採点:7)
- ああ、黒いなあ。黒くてしかも原作の真似じゃなくて作者さん
自身の黒い表現というのがきちんとできているのが素敵です。
既読のダークは原作の表現に引っ張られて魅力も何もないもの
が多かったのですけど、短いながらも心理的に揺さぶられる
描写も秀逸だったと思います。素直にぞくっと来ました。
- No.86 ありがとう (採点:8)
- んー、とても独特なスタイルで読んでて引き込まれるようでした。
ただ、最後の名前連呼の場面は明らかに蛇足にして蛇足。
あそこがなければ満点をつけてたかもしれません。
あそこが、それまでの文章と比べて酷く違和感をおぼえるもの
だったので、2点引きました。そこが惜しいです。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:9)
- 短い中に遠野志貴という人物と憧れが凝縮されておりました。原作の描写を基に作者さんの色もきっちり出た、透き通るような描写が魅力的です。実をいうと私、10KB以内の短い話の中に良いものはないとタカを括っていたのですが、それを嬉しくも覆してくれました。そこら辺も考慮して、高い点をつけさせて頂きます。作者が誰なのか、楽しみです。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:9)
- ああ、とっても優しい話でした。
何だかんだいっても、私はこの手の話が一番好きなのかなーと。
ふとしたことで壊れやすい二人が、夏と優しさと幸せを目一杯
感じて、精一杯歩いている姿は単純な積み重ねなのに心を強く
打ちました。
本編に限らず、遠野志貴の優しさって独り善がりのものが殆ど
なのですが、これは本当に相手を思った優しさだと思いました。
相手に負担をかけない優しさを描ける人だなーと。羨ましいです。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:7)
- Bが本編、Cがその後の何か別の事象で発生した存在。
それでAが、未来を語る過去のものたちと、成程。
そういうことですね。一度読んだだけでは少し掴みに
くかったのですが、読み直してやっと把握できました。
アイデアとかラストの持って生き方は秀逸だったの
ですが、物語構造的にかなり分かり難いのが難点で
した。両立するのは非常に難しいのですが、構造が
複雑でももっと分かり易く書けた気がします。
相手に理解させようとするだけでなく、相手に理解
してもらおうと考えて書くことができれば、もっと
良い作品になってただけに、そこが惜しいと思いました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- ミザリィさんの魔術ショップを思い出しました。夢を売る
アウターゾーン、どれ一つとして願望を満たせる夢の出て
来ないのが、キャラの歪みっぷりを見事に現してました。
うん、面白かったです。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:9)
- モノローグを重ねることでこれほど綺麗なお話を作るとはー。
各人物の心情の描き方が丁寧で、思わず引き込まれてしまい
ましたです。特に、シエルの真摯さを示す描写の透明な感じ
には強いときめきをおぼえました。
肝心の志貴の心は誰にも向いてない。既にいない人にただ、
向かっている。そんな皮肉も含めて、とても静かで少しだけ
冷たいなー話だと思うのです。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:6)
- うーん、ラストで減速し過ぎです。
こういう類の永遠を求める後半と、前半の展開が思い切り
乖離してしまっています、統一感がないというか。
ラストがラストなら、それに対する積み重ね方がある。
それができていないという印象を持ちました。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:2)
- 前半の良い雰囲気が意味の見出せない後半の戦闘で
台無しになってました。何でいきなりアレが表れたのか、
説明がなくて読んでる人間としては完全に置いてけぼり
にされた気分です。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- ちと琥珀さんが説明口調過ぎる気がして、心情が噛みしめにくかったです。この辺、志貴の心情をもっと精緻に描き、もう少しゆったりとした物語運びをすれば、良かったのではと思います。あと科白のさりげないセンスや、琥珀さんの最後の言葉などで、くすりとさせられる部分が多かったです。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- 詩……というには少し感情に訴えかけるものが少ないですし、
独白にしても薄過ぎる気がします。色や風景を感じさせる描
写は上手いなと思いましたので、そこが余計に残念かなと。
- No.97 Placebo (採点:6)
- ああ、だからそういう題名なのかーと。納得したのは読み終えて
直ぐのことでした。開いてはいけない悟りを開いてしまった琥珀
の姿が嗚呼、闇寄りで素敵だなーと思ったり。
ただ、笑いを『ウフフッ』とか『アハハッ』で表現し過ぎかなーと
いう気がします。笑い声だけで、感情が伝わり難かったかも。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:2)
- キャラの個性が薄い、この一語に尽きます。
アルクをシエルや秋葉に変えてちょっと言葉尻を
変えれば成り立つような、浅い描写しか見当たりま
せんでした。
もう少し一ヵ月ごと、丁寧に季節の移り変わりを
描いて欲しかったです。容量を鑑みれば、それは
十分にできたはず。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- ああ、だから環状線なのかあ……これを踏まえて最初から読み直して評価少し上方修正しました。実は闇の中をただ繰り返しているさつきの本当を知った時、少しぞくりと来ました。ただ、ネタとしては『歌月』本編そのままだったので、もう少し捻って欲しかったなというのが率直な思いです。
- No.100 夢語り (採点:7)
- ああ、現実に納得させるってこういうことか……。
レンのツインテイル姿も併せて成程、やられたなと
いう感じです。さつきの去り際は、青空のむこうと
いうベストセラー小説を思い出しました。
- No.101 それだけでいいから (採点:8)
- 正体が分かり易すぎです、少なくともどの辺の関係者かどうかは
一発で検討がつきました、もう少し隠しましょう……って、私が
言えた筋ではないのですが、まあそれはそれとして。
もう、圧倒的な勢いを感じました。何か、怒涛で突き進むみたいな。
詳しい感想をつける類の話じゃないでしょう、これは……とにかく、
面白かった、笑えました。特に乾流命名術は駄目すぎです。
惜しむらくは堅過ぎる文体が時々、流れを阻害していたこと。上手
い文章を書く、確かに大事ですが、それに拘り過ぎている感じがし
ました。もう少し流れを殺さない単語、文章の使い方もできればな
というのが唯一の不満点です。
- No.102 Climax Together (採点:8)
- こういう、ど真ん中走ってる青春をど真ん中に書けるというのは
素敵ですね。私もこう、も少し昔に戻ってみたいなと、そう思わ
せてくれたSSでした。特に、ラストの志貴と秋葉のやり取りが、
読んでて心地良かったです。
- No.104 話をしよう (採点:4)
- 題材自体は悪くないと思うのですが、全体的に少し浅いです。
アルクとの相談の場面はもう少し丁寧にたっぷりと、秋葉と
の和解はもう少し言葉と展開を尽くして語られたらそれだけ
でも、もっと魅力的な話になっていたはずです。ともあれ、
結局は喧嘩にもならないことでくよくよする二人の様子は、
良かったと思います。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:7)
- 人間が堕ちていく様子が精緻に描かれていて、面白かったです。
徐々に化け物よりになっていく思考とか、雰囲気もよく出てました。
- No.108 名も無き絆 (採点:4)
- 序盤はまるまるカットして遠野家サイドの描写に終始した方が良かったなというのが率直な感想です。序盤の冗長すぎる語りで、文章の上手さや書き味といった長所を全て殺してます。よくあるパターンなのですが、原作の真似をして真似しきれていない……という印象が強かったです。真似だけでなく、作者さん独自のものをもっと出して下さい。そうすれば、もっと上手い書き手になれる力はあると思います。
- No.110 おすそあくび (採点:2)
- 意味もなく伏字を使ったり、他作品ネタが露骨に過ぎたり……というのは先ず、目を瞑るとして。勢いだけでギャグが完璧に上滑りしている上、要の場面を全く同じ文章、同じ見せ方では何の印象も残りません。手抜き……とさえ感じてしまいます。僅かにクスリとしたので一点足していますが、総合的には最低水準であったことを付記しておきます。
- No.111 午睡 (採点:5)
- うーん、モノローグ……つまりは独白の積み重ね方が少し、
くどい気がしました。テンポもそうですが、余りに貴方貴方
ばかり繰り返されると、少し滅入ってしまうものがあります。
モノローグならばモノローグで、読むのを苦にさせない積み
重ねの工夫が欲しかったです。
○夏葵 さん
- No.1 話幼月中 (採点:5)
- 「萌えも科学です」には笑えました。
う〜ん、でもなんでしょう。なんとなく原作(本編だけかなぁ)を知らないまま書いているような雰囲気がありましてそれだけが気になりました。
まあ、壊れギャグというジャンルでしょうから、あまり突っ込むのも野暮なんですけどね(笑
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- なにか仕掛けでもあるのかなぁ、なんて思っていたら、ストレートに終わってしまいましたね(笑
空白で済ませた物語の隙間を、もっともっと書き込めば、良いお話になるのでは、と思います。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:4)
- この作品では七夜というのは一族な訳ではなくて、まるで憑依するようなもの(霊・意識)ということなのでしょうか。
面白い着眼点ではあろうかと思うのですが、具現化、というだけではやや説得力に欠ける気もしますね。
七夜の秘法だとか、黒幕がいるとか、もう少しなにかあればなぁ、と。
前半のアルクが遠野家に近寄る理由なんてわざわざ説明すべき事でもないし、麻雀も本筋からは不要としか思えません。
なかなかの緊張感は醸し出していただけに、もう一捻りしてあったなら、まだまだ面白くできたと思います。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- ……もったいないなぁ。
月姫本編の裏書きをただ見せられても面白くはないですよねぇ。
隠されていてこそ輝くというか、ここまで陽に晒されてしまうとギャグにすら思えてしまうのです。
何度、オイオイと突っ込んだことか。文章は悪くないだけに、もったいないとしか言えません。
- No.5 そうめい (採点:10)
- なんとまぁ…。玄人筋には無茶苦茶受けること間違い無しですが、こんぺ的にはどうなんでしょうねぇ。
いやはや、この作品があったというだけでこんぺは成功したようなものです。
最後まで語られなかった志貴の問い。
朽ちていく自らが中心であったことに気付いて……なんてわざわざここで書くのは野暮な話ですか。
ここで、この作品を読めたのは僥倖でした。はい。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:4)
- 前半のテンポが後半に行くにしたがって悪くなったのは勿体なかったですね。
大食い&早食いのテーマに焼き肉を持ってきたのは、正直、失敗かな、と。
別な方(ラーメンやうどん、そばとか)が良かったんじゃないかと思ったりもします。
生焼けどころか皿に乗ったまま掻き込んでしまいそう。…うう、ヤナ光景だなぁ(笑
モチーフはやっぱ、アレでしょうか。鉄人定食(笑
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- それはまた別のお話…、という物語の締め方はあまり好きではありません。
じゃあ、この物語はなんだったのかと、そう思ってしまうので。
状況説明が少なすぎて、話の筋が見えにくかったです。
行間を補完しながら読むのは辛いもの。作者だけが先へ先へと進むので付いていくのがとても大変でした。
後半はまだ、何となく判る方でしたけど…。5W1Hは大切だと思います。
- No.8 玉梓結び (採点:4)
- 前半と後半の著しい差異はなんなんでしょう?
読み始めはかなり期待がもてました。「おっ」と思ったぐらいです。ですが読み進めていく内に、なんか違うなぁと。
プロットの時点で、着地点を見極めていなかった「ブレ」のようなものでしょうか。
う〜ん、なんだかもったいないですね。
時間がなかったのでしょうか…。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- 物語以前に、ここまで人称が混ざってると読みにくいどころではないですね。
体裁の乱れは締め切り間際の投稿だったからなのでしょうか。確認すればすぐに気付くはずなので。
厳しい言い方をするようですけど、これでは評価できません。
端々に面白さが見え隠れするだけに、これからの奮起に期待します。
- No.10 幸せ (採点:4)
- むむ、採点が難しい作品です。
ちょっと原作に寄りかかりすぎかもしれません。
幸せな風景と、その裏に潜む絶望と後悔、慚愧の影をもっと書き込んでみては如何でしょう。
良いお話になると思いますよ。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- う〜ん、どうしても空の境界をクロスしたかったとしか思えない(笑
レギュレーションに反しているとまでは言いませんが、異作であったのは間違いなく。限りなく黒に近いグレーということで。
これがまた面白いから困るんだよなぁー(笑
出来を言えば、まるで原作者が降臨したかのようです。はい。
本人だったらまったくもって笑い話で済まないのですがー(笑
良いお話でした。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:1)
- 申し訳ないけれども、さっぱり訳わかりませんでした。
タイトルの日記帳ってなんの意味が…?
状況描写もないし、最後に駆けだしたと言われましても…。
句点がないのも、日本語の文章としておかしいですよね。
総合的に見れば評価ができません。この作品はまだまだ未完成すぎます。
完成したら面白いのか、というのはまた別な話題になりますけど。頑張ってください。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- もう少し落語調にしてみたらどうでしょう。
噺家の合いの手が有効な描写にもなりますし。もっともっと面白くできたと思います。
オチも、間抜けオチ(志貴も金ダライに打たれて累々たるひとつになる)とか地口オチ(駄洒落ですね)なんか合うんじゃないでしょうか。
- No.14 暁 (採点:3)
- 結局、誰なんだろう…。
もう少し描写が欲しいのと、志貴が結婚相手を選んだ理由も欲しかったですね。
理由を知ってなお、それに反駁しようとする自分、それに気付いて嫌悪する自分。
そんなところまで書いてもらえたら、色々と展開方法もあると思うのですが。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- この後こそが本番ではないですか。
アルクェイドが巻き起こす学校での騒動。巻き込まれて、尻ぬぐいに奔走する志貴…色々と考えつくのになぁ。
もったいないですよー?
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- これまたコメントに困る作品を(笑
四コマ漫画にすると、非常にシュールでよろしいかと思います。はい。
- No.17 幸せな記憶 (採点:6)
- なかなかの短編でした。
落書きされた志貴…実にアルクらしい悪戯です(笑
志貴がそのまま気付かずに半日過ごした後の出来事なんて考えると頬が緩みます。
前向きなアルクがやっぱりいいですね。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:6)
- 仕掛けは最後まで引っ張って、琥珀の乱入時に気付かせたほうがより面白い物語を作れたと思います。
伏線が足りない、「考えるのが苦手」を有効に使えていない、最後だけ琥珀の人称に変わる、といった点が解消されていれば、月姫本編にも負けないほどの衝撃をこの作品から得られたはずだったのですが。
なんとももったいない作品でした。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- 結局、吸血衝動は性の快楽によって補われる…ということになっちゃいますが(笑
この物語には動きも緊張感もないので、一本調子がずっと続いています。
読みやすさはかなりのものですが、おかげで印象も薄くなってしまいました。感想書いてる今の時点でも読み返さないとどんなお話だったのかすぐに忘れてしまいます。
文章はとても良いものでしたけど、ストーリーとしてはあまり評価が出来ません。申し訳ないけど、面白くはなかったかなぁ。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:6)
- 後半の秋葉にはぞくぞくきました。かっこええ。
ですが、ちょっと完璧&冷徹すぎるかなぁ。ほんの少しだけ本音を垣間見せたなら、と思うんですが。
そうすれば魅力倍増だったかも。でもまあ、吹っ切った後だからこれでいいのかなぁ。
作者の方もわざと書かなかったのだろうし。ともあれ、goodです。
- No.21 金色の刻 (採点:8)
- 志貴の語り口にやや違和感を覚えましたが、初月姫SSだったりするんでしょうか。
シエルと弓塚の入れ替わり。「なぜか同学年の〜」が最初の伏線だったわけですね。
緊張感もあってすごく良いお話でした。
最後の弓塚が灰になるシーンは、シエルがぽつりと志貴に漏らすだけでも良かったかもしれないなぁ、と思ったり。
書かない方がより綺麗に締まったような気がしてしまいます。個人的にですが。
ともあれ、良作だと思います。
- No.22 クリーム (採点:10)
- うわ、こういうの好みだ。
なんとなーく乙一を彷彿とさせてみたり。最後の電話でズレを表すなんて巧いの一言に尽きる。
やっぱり、月姫SSは如何に別れを巧く描くかがキモのようですね。
トゥルーエンドの切なさこそが、全てなのかも。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:3)
- ちょっと題名と内容の齟齬が気になりました。
昼寝での一瞬、とか、授業中のうたた寝でしたらその通りなんでしょうが。
情景から入って、最後、変わらぬ情景で終わる、というのが美しい気がします。
学校帰りに門を開けたら秋葉が居た、でも目覚めてみれば、門の向こうにいたのは翡翠だった。
ああ、やはり夢だったのか…。とか(笑
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- さらりと読める良品でした。
秋葉と一子の対比もまたうまくて。最後まで目的を出さなかったのもポイント高くて。
面白かったです。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:7)
- シエルの過去――殺され続けたあとのことでしょうか。
あんまり埋葬機関という組織っぽくないんですが、まあ些細なこととします。ななこについても同様に。
それになぜ七夕?
まあ、それを置いておけばなかなか読み応えはありました。興味深くもあって。
物語の作り方としては王道ですよね。ベルベットが死んで死徒になっちゃって、シエルが彼女を滅ぼす。
予想通りの展開でした。安心して読めた、と同時に拍子抜けもやっぱりあるんですけども(笑
- No.26 注文の多い…… (採点:9)
- 絶賛したいところですが、アルクェイドは戻ってこない、或いは数年かかるとしたほうが更にガツンときたかもしれません。
ちょっともったいないところです。それにしてもレンが可愛いすぎる(笑
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 終了間際の投稿だったのでしょうか…。
時間に余裕を見ることも大事です。惜しいことをしましたね。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:3)
- 開始早々の地の文。読点を打っていないだけでこんなに読みにくくなるのかと驚きました。
たぶん忘れていただけなのでしょうけど、気になりました。
月姫のSSって、他の二次創作作品よりダーク指定がとても曖昧なんですよね。
原作からして血が流れるわ、切り裂くわ、狂うわ、オンパレードですし。
正直、この作品はダーク指定するほどではなかったなぁと思います。念のための処置でしょうけど。
乗っ取られた志貴がシエルを惨殺するところまで描いていたら、また違ったでしょうが。
やるならもっと凄惨でも良かったかもしれません。
- No.29 「蝕後」 (採点:6)
- 食後…志貴は先生に食べられたのでした。いやいやいや(笑
確かに惚気話だな、こりゃー。困った困った。採点にも感想にも困った(苦笑
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:9)
- もう少し手紙の部分で違和感というか、目に見える仕掛けを施していてくれたなら後半での手紙がもっと輝けた気がします。
本編アフターとして、なかなかの出来映えでした。こう切なさがじーんと湧き上がってくるんですね。
安易に流れない。こんな風に書ききるのって思っている以上に精神的に重労働ですよね。
ご苦労様でしたと添えたいと思います。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- 締めへの持って行き方が、やや強引かなぁ。結局、羽居が忘れ続けるって根本部分は変わっていないわけですし…。
このような「秋桜の空へ」状況まで落としてしまうと奇跡でも使わない限り、大団円は無理っぽいですよね。
友人の絆で…、って、それだけじゃなぁ、う〜ん。自分ならどうするかって考えても妙案はないですが(苦笑
テーマ&文章ともに好みなだけに、ちょっと厳しく見てしまったかもしれません。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:10)
- なるほど、こんな結末に誘導する作者なんて一人しか思い浮かびません(笑
柴楽さんかー。
堕ちた志貴の物語は真祖に魅入られることによって終わりを告げたと。
このまま月姫2に雪崩れ込もうかという構成ですねぇ。
面白かったです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- なんだか思っていた以上に恋愛もの多いなぁ(笑
個人的にはパーフェクトだと思います。
本文のない手紙。買い物からの帰り道。
ああ、小道具が素晴らしい働きをしている。
いや、とんでもなく嬉しいですね。こんな作品に出逢えたことが。
これだからこんぺは止められない。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:3)
- う〜ん、空行が多すぎるのも考え物ですね。
内容は…ネタとしては面白そうなんですが、調理法として間違ってしまった感が否めません。
ひとつ趣味だからといわずに物語の構築方法について、学んでみては如何でしょう。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- ○禁ワードチェックした際、これはどうか…と思いながら見逃したのはですね。
存分に弄られてください、と言うためです。はい(笑
- No.36 if... (採点:5)
- こういった作品には珍しく琴線に触れるものがありました。
きっと作者の方とは考え方が似ているのだろうな、とか思ったり。
原作から無理にはみだしていないところが良いようです。
ベースとなる考え方が共通していないと、違和感ばかりが目に付きますからね。
良かったと思います。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:3)
- ここで終わらせますか…。
目的である遠野シキはほったらかしになってしまってますが、いいのかなぁ。
う〜ん。正直に言って、この設定には魅力を感じません。先が面白くなりそうと言う要素がまったくないんですよね。
残念ながらあまり高い評価はしづらいです。はい。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- なにかすっごい仕掛けでもあるのだろうか。
疑りながら、裏を読みながら、というのは疲れる読み方です(苦笑
題名といい、本文といい、降参です。
ごめんなさい。サッパリわかりません(涙
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- 句点ぐらいは打ちましょうよ。
えらくブツ切りされた文章は読みにくいことこのうえ無しです。
残念ながら後半は流し読みしました。
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
- なかなかの短編。楽しめました。
ひとの感情というものは、実に複雑で、その割に簡単なところがあって。
愛と憎悪が並び立つなんて、あり得ないのに、あってしまう。
心を憎悪に染めることで、琥珀は心を守った。琥珀の心は守られた。
いやー、考えさせられますね。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:3)
- なぜ琥珀編がないのかっっ。
…まあ、それはともかく。どのあたりが琥珀さんの観察日記だったのやら…
翡翠が真面目に馬鹿をする、というお話なのかなぁ、と期待したわけですけど、ちょっと違った模様(笑
- No.43 願い (採点:3)
- 死徒を操るシエル…そんな扱いは不憫だなぁ…。
アルクより、彼女の方に感じ入るものがありました。可哀想すぎる。
志貴は格好良かったんですが…
- No.44 最後の夢 (採点:4)
- 最初から夢オチ(真性の意味ではなくて)が決まっているからには、読者はそこへ辿るべき道筋を楽しまなければいけません。
作品全体を覆う切なさ、やるせなさは、夢の中の楽しさや幸せに隠れて、最後の最後まで見せてはいけない。
ですが、幸せな度に挿入されては興も醒めるし、心構えさえ出来上がってしまいます。
一番描きたいことを、一番簡潔に伝えるのが、文章の持つ最大の利点だと思うのです。
というわけで、ちょっと醒めてしまったかな、と。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- 言葉もありません。
月姫にしかあり得なく、まさに月姫の終わりであって。
遠野志貴の物語に相応しい出来であったと思います。…なんか悔しいなぁ(苦笑
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- 月姫2へと至る分岐ルートというわけですかね。
なかなかに興味深いものがありました。ただ、青本読んでないとわからんでしょうねぇ。もしかしたらそれ以外にもソースがあるのかもしれませんが(笑
判る人だけ判れ、みたいな潔さも感じます。
でもなんといいますか、もったいないなぁ、と。
続く物語がとんでもなく魅力的に思えるし、あなたならきっと書き上げることだって出来ると思います。
故に凄く凄くもったいないと思うのです。だから申し訳ないけど9点(笑
- No.47 夢限間待 (採点:5)
- 投稿時の間違いかなにかかなぁ。修正することが出来なかった方なのでしょうか。
一応、基準点を入れておきますが、この作品、これで終わりじゃないですよね?
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:8)
- 面白いし、良作だと思うのだけど、「別の話」で終わるのは如何なものだろうか…。
同じような終わり方をした作品が5・6作品もあっては気にしたくなくとも気になってしまいます。
なんというか他にないんかなぁ、と。
翡翠の味覚障害についてはもっともですし、琥珀のそれも良く考えられていると思います。
それだけに終わり方がなぁ…。何度言ったかわからないんですが、もったいない。
- No.49 夢の日々 (採点:2)
- えっと、普通はここからが物語のはじまりかと思うんですが…
つかさが志貴に出会った経緯についてぐらい書いて頂きたかったかな、とか思います。
残念。
- No.50 おつかいハプニング (採点:8)
- ええ話や…。
子供がちょっと素直すぎるというか、年相応っぽくないのが気になった以外は面白かったです。
アルクと翡翠の穏やかな会話もなかなか楽しめましたし。ご都合が二回続かなければもう一点足したと思います。
ほのぼの系の良作でした。
きっと、みちやづきさんですねー。
- No.51 ラヴ・レター (採点:6)
- 志貴の吹っ切れ方が、結構あっさりなので、ぐっとくるものがなかったというか。
もう少し、物語に溜めのようなものが欲しかったですね。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- 戦闘描写ばかりで飽きてしまいました。残念。
しかも夢オチですしね。
まあ、私には合わなかったということでご理解下さい。
文章は嫌いじゃないんですけどねー。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:3)
- 血に飢える吸血鬼のなり損ないが吐血…?
しかも志貴、一回吸われてますが…。大丈夫だったんでしょうか。
志貴が吸血鬼になって、弓塚と心中するお話なのかなぁ、と冒頭で思ったのは秘密です(笑
- No.55 SEPIA (採点:6)
- これまたコメントの難しい作品です。
構成的に志貴視点を極力廃してみたらどんな作品になったかなー、なんて考えてみましたが、…うーん、それもまた微妙だなぁ。
雰囲気というか、話の流し方は切なくて良いんですけど(シエルの独白は好きですね)なにか物足りなさもあるというか。
ほんと、キャラが死んでしまう話は難しいですよね。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:5)
- ほのぼのしてるんですが、この裏で遠野槙久は亡くなってるんですよね。
そう考えると表面ですら悲しんでもらえない父、不憫です。よっぽど嫌われていたのか(笑
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:5)
- 謙譲ではなく、献上です。譲り合ってどうしますか(笑
ネタはフルメタですね。
シオンが有彦に銃を向けた部分、まんまじゃないですか(笑
女の子を蹴り倒す志貴、なんて悪い男だろうか…。
- No.58 青い記憶 (採点:5)
- AIRですか…。
う〜ん、もう一歩踏み込むべき場所があったと思うのですが晴子を登場させたせいであっさり流してしまった気もします。
それと志貴の翡翠に対するいたわりの方向性がちょっと違うかなぁと。
似たような作品が多いだけに、欠点が目立ってしまったかなと思います。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- いや、なんかすごいですね。
最後にアルクェイドを持ってきたのは良いアイデアだなと思いました。
誰か一人連れ添いがいるだけで、永遠の時も過ごせるかもなぁと。
堪能しました。
- No.60 めがねがね♪ (採点:4)
- らぶらぶですねぇ(笑
私は眼鏡属性がないんで、眼鏡アルクが可愛いとは思わないんですけど、琥珀さんなら似合いそうな気もします。…あ、関係ないですね(苦笑
- No.61 BRAVE HEART (採点:2)
- アルトルージュについては青本でしか知らないんですが、こんな性格なのかな〜。
ちょっと設定が突飛すぎたので、物語を楽しむには至りませんでした。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:3)
- ななこちゃんりたーんず、なのに、主役が弓塚とはこれいかに?
ちー吸われたら、死徒になっちゃうんでねしたっけ?<訛るな。
ギャグ…?
- No.63 クリシュターナット (採点:4)
- これもまたあるべき前半を省略した作品ですね。
いきなり琥珀が死んだ、といわれて「は!?」と呟いたのは嘘のような本当の話です(笑
雰囲気SSとしても、どうかなぁ。
共通認識は、アルクルートが前提のようなので、志貴は琥珀の企みを知ってはいないでしょうしね。
繋ぎ方を間違っている感じです。翡翠か秋葉なら、そこまで妙には思わなかったかもしれません。
- No.64 二重の鳥 (採点:6)
- どうして最後だけ琥珀の一人称にしたんでしょうね。
良い感じで読み進めていたのですが、あの部分だけで大幅減点です。
琥珀の真意を書きたくても、ここは匂わすだけで書かないと言うのが最善手であったと思います。
三人称を選んだなら、それを貫くべきでした。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:2)
- もっと深遠な理由があるものだと…。
これでは志貴が我が儘な子供にしか見えません。
キャラを貶めているようにもみえるので、困ってしまいますが…。
なにか別な意図があったのでしょうか。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- あー、面白かった。
>「魔法使いにあったんです」
主人公を置いて展開するお話にはぴったりですね。
ツボを心得てるなぁと感心しました。流石です。
ラストを月蝕そっくりにするよりは、最初の出会いのときと同じようにしたほうがオリジナリティがあって良かったかも。
気になったのはそれぐらいです。良作でした。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- レンの記憶を元にした短編、なかなか綺麗な一品であったと思います。
志貴とレンにしかわからないというところもポイント高い。雰囲気重視作品としては短編随一かもしれません。
- No.68 Green Sleeves (採点:9)
- 見事な作品です。最後に希望が持てる終わり方であったのも評価が高いです。
ただ、信義、についてはちょっと首を傾げました。なんかちがうなぁ、別な言い回しはなかったかなぁ、と
頑なな翡翠の仮面、志貴の仮面、一番本心が露わだったのが人形と称された琥珀だったというのは狙いだったのでしょうか。
なんにせよ、読み応えのある良作でした。
仮面の男さんかな。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:9)
- ロアの慕情。月姫の世界では「憎い=愛」が基本だったのだと、再認識されました。
永遠を求めた理由と、永遠を望んだ理由。銀河のビリヤードは言うまでもなく。
素晴らしい出来でした。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- あはは、ほのぼのですねぇ。しかし、スク水ですか…。
どうやらオトモダチには成れそうもないので、遠いところから生暖かい目で応援することにします(笑
是非ともスク水道を極めて下さい。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:2)
- 読みにくいです。
文章的な誤りに、台詞の不自然さ、状況が判るのは救いですが、なにを描きたかったのかが判然としません。
申し訳ないけど面白くなかったです。
- No.72 ある幕間 (採点:5)
- ロアのイメージがなんか違う…。
シキが混ざったからかなぁ。にしてはロアとしての記憶があるようなんだけど…。
なんか、さっちん、どの作品でも強いよねー。みんなそういうイメージがあるんだろうか。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:2)
- 月姫という作品にお礼を言ってるSSという認識でよろしいですか?
若しくはテキストサイトの月姫考察かと思ってしまいました。
- No.74 月と夢と現実と (採点:2)
- 申し訳ないけど、なにを描きたかったのかよく判りませんでした。
七夜に呑まれた志貴というのなら、前段階でそれを納得できるだけの物語がないと、ここに書かれているお話に到達できません。
週刊誌でラストシーンだけ読んだ漫画みたいです。よく判らない、で終わってしまいました。
- No.75 埋葬された物語 (採点:3)
- まさか、ぶるま組かっ! つか君ら示し合わせたな?(『ぶるま』の文字を作品中に挿入することのようだが)
しかも無駄(失礼)に長いので、コメントにも困るですよ(汗
この電波は残念ながら届かなかったモヨリ。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- すみません。最高です。
TOP取ったら、きっと多くの方が涙すると思います。はい。
今回のこんぺでもっとも作者名が知りたい逸品。作者が非公開でなければいいな。
最初に読んだときはAHHさんかなーと疑ったんですが、違うひとですね、きっと。
なんとなく発想が似てたものでー(笑
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:10)
- 碧郎さん、相変わらず良いお話を読ませてくれますね。流石です。
サイズ以上に長い長いお話を読んだように思える感覚は、きっと充足感なのだと思います。
弓塚さつきのお話はいくつかあったんですが、No79の作品と双璧を争うぐらいに秀逸です。
五本の指にはまず間違いなく入るでしょうし、月姫SSとして、さつきSSとして、冠たるものがあると思います。
参りましたと言わせて頂きます。
一度も会うことのなかった彼女たち。
知るのも一方向でありながら、それ故にさつきには彼女を想ってくれるひとがいた。
言葉を交わすことはできなくても、心は通えたと思いたい。
ああ、なんて優しい物語なのだろう。そしてなんて切ない物語なのだろう。
真正面から扱わなかったからこそ、さつきという娘のことがよくわかる、そんな作品でした。
余談ですが、あの、マリみてSSを書いてみませんか〜。前半のノリで(笑
- No.78 月今宵 (採点:4)
- 呆気ない帰還だなぁ…。
折角の七夕ネタなのだから、年に一度だけ逢えるようになるとか、此処にいるのは思念体だけだとか。
色々と話を膨らませられそうなんですけどね。もったいないなぁ。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 反則だよ〜、これ反則〜。なんてこった〜。
十点じゃ足らないので、個人的に五十点ぐらい差し上げます。貰ってやってください。
全編に漂う可笑しさと切なさ。澱みのない文章は洗練されていて、あっという間に世界へと取り込んでしまいます。おのれ〜。
やっぱり出て来た目覚まし時計。小道具が良い。サブキャラが良い。
分岐を思わせつつ、全てを包み込むラスト。うわ、いかん、涙出て来た。
…おかしいよ。絶対おかしい。とんでもない作品。
ただ、有彦の意味合いがイマイチよくわからなかった。
最後に案内役のミスキャストとあるのは=有彦のことなのだろうか…?
まさか一人称でくるとはなー。この作品、火鳥さんじゃないかと騙される人はきっと多いんだろうなぁ(笑
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- 麻雀はわからんので…。
しかし、物語的にもう少し駆け引きがあっても良かったのでは。折角の脱ぎ脱ぎなのにー。
志貴の裸なんぞ、誰も見たくないです(笑
- No.81 クリームダウン (採点:7)
- 短編の雄って感じですね。
歌月十夜で志貴帰還は描かれてしまいましたけど、帰ってこなかった場合の秋葉の生き様は、それはもう胸が痛くも穏やかな日常であったことでしょう。
まさにこの作品のように。
なかなか魅力的でした。
- No.82 月宴 (採点:3)
- 七夜と朱い月のエピソードが一番面白そうでした。
- No.83 白く染まる (採点:7)
- ロリだ…。
ロリすぎる…。
作者の願望が透けて見えそうですな。私にそんな趣味はないのであしからず。
ああ、でもレン可愛いなぁ…。
…はっ! なにを言ってるのだ自分。き、気のせいです。気のせい。お願いですから気のせいにしてくれませんか。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:7)
- 此処で終わり…?
もったいないですねー。
本来あるべき物語の一片のみを切り取った作品です。
救いそのものまで描く必要はないですけど、この後がとても重要なのでは…
少なくとも、秋葉に向けられる暗殺の危機を取り除くところまでは書いても良かったように思います。
このままでは次から次に暗殺者を差し向けられるだけでしょう。遠野の実権を譲り渡す代わりに秋葉の身の安全を保証させる…。
それぐらいまで書いていたら名作たり得た気がします。本当にもったいないです。
- No.85 墓標 (採点:4)
- うわ、もったいない…。
琥珀だけが正常に見えて、実は狂っていたというからくりをわずか一行で終わらせるなんて…。
傍観者たるシエルもいるし、千年城といういい舞台もあったのに。
潜在的な魅力溢れるだけに、返す返すも惜しい作品。
- No.86 ありがとう (採点:7)
- これだけ言葉を重ねられると、何となくじんわりくるものがあります。
ただ、「馬鹿」のところだけは、数よりも重いひと言の方が良かったような気もします。
ま、好きずきでしょうけど。ちょっと恨みがましい目で面白かったと言わせて頂きます(笑
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:5)
- 同じ空の下で、ってやつですね。
最後に志貴を迎える家族の姿を書いても良かったのではないかなぁ、と思いました。
月蝕以後、志貴が辿る運命が緩やかな死であることには納得がいきますし、そうであるなら残されるものの苦悩もあってしかるべしかと。
一人だけで死を納得するのも彼らしくはありますが、それを放って置かない家族もまた、らしいと思うのです。
惜しい作品。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:9)
- 上手い。残り数作になってからこんな宝石が掘り出されるなんて。
読みながら志貴とともに上手く誘導されてしまいました。作者の勝利ですねー。
つか、じぎーさんだよなぁ。
ちくしょう(笑
ということは何かひと言書いておけねばならんということで。
気になったのは、穴掘りが琥珀との絡みでほとんど意味を成していないと言うこと。
琥珀の心配りに気付くのが、もう一方の生け花だけになってしまっている。このふたつをうまく融合させていられれば、もう少し高評価だったかもしれない。
なにか掘り出させるつもりだったけど、思いつかなかったのかな?
- No.89 Gの夜 (採点:4)
- 微妙に面白いんですが、オチがない…。
微妙に訳わからんのですが、電波はある…。
ちなみに、蝋燭の火がついてるからって空気が循環してるとは言えないんですが…。
びみょー。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:8)
- なぜ、ワラキアが語り部として必要だったのだろう?
作者が意図したのは、ワラキアの夜と同様の方法でさつきが甦ることなのだろうと思うのだけど…。
ううん、イマイチ釈然としない。本筋であるさつきの話が、これではワラキアに操られているかのようにも思える。
つくづくも悲しい定めの娘なんだなぁ。
お話の完成度はかなりのものだと思います。
些細なことを気にしなければ、このこんぺで、三本の指に入ります。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:7)
- な、なんて重いラストなんだ…。ギャグとは思えない…。
なんつーか夢って便利ですな!
あ、猫にチョコレート(ケーキ)は食べさせたら駄目ですよ。
――って他に書くことはないのかねぇ。感想なのに。<すみません(汗
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- 雰囲気SSとしてはかなり綺麗な作品でした。
比喩もなかなか良かったかと。静止衛星から受け取る言葉、三種類。それぞれが同じ事なのに気付かない三人も、らしいです。
で、想われている志貴は、彼女たちとは違う女の人を想っていたというのはブラックジョークじみてて、これも好み。
ああ、届かないんだなぁーと。等価のひと、志貴。罪な男ではあります(笑
- No.93 もう一つの永遠 (採点:5)
- 志貴が死徒になる。ある意味、月姫の否定でもあるわけですが…前半はなかなか読み応えがありました。
ですが、思ったよりも後半で息切れした印象です。
志貴が亡くなるお話がいくつかあって、そのどれもが良い出来だった所為もあるでしょう。
永遠を求めるのは凄く凄く辛いことなのだと思います。その辺りの葛藤が描かれていれば、もう少し違ったかもしれません。
ヴェドゴニアのラストなんか好きなんですよ。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:4)
- 場所がころころ変わるのはワザとですよね。
ん〜、それはともかくとしても、これといって目を引くものがないです。
歌月十夜の一形態というやり方は、他人に下駄を預けるような感じもしますから、作品自体がおんぶに抱っこという印象が拭えません。
例えば歌月十夜を逆手に取るような仕掛けがあったなら、相当な評価を得られたと思います。
- No.95 闇と月の光 (採点:5)
- 最後の台詞には一本取られたなぁ、と思いました(笑
先に使ったものの勝ちですね。
シリアスとコメディの境目があやふやなんで、良い意味での緊張感が間延びしたのはマイナスです。
もっと気障にいきましょうよ(笑
- No.96 夏空 / 道標 (採点:5)
- なかなかの小品。ですが、心に残るようなフレーズはありませんでした。
短かければ短いほど、作品のひと言ひと言に色々なものを詰めるわけですが、まだその域には達していない感じです。
もう一息といったところでしょうか。
- No.97 Placebo (採点:4)
- ちょっとだけネタ被り(笑
ただ、方向性は正反対。ややダークよりでしたね。
琥珀の契約が無効というのは面白いネタです。
確かに自分のしていることがまったく無意味だと知ったら相当な衝撃を受けることでしょうね…。
しかしそれ以外はちょっと面白味に欠けた気がします。突き詰めればかなりの出来が期待できたと思うのですが。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:4)
- 別れ話なのかと思いましたが、違ったみたいですね(笑
うーん、まあ淡々とした作品だけに、感想も書きにくいです…。
せめて未来へと繋ぐようなお話であったら、もう少し心に残る言葉もあったのかもしれません。
- No.99 かんじょうせん (採点:3)
- 環状線、なわけですか。
何となく感情が先走りしすぎた作品、という印象を受けました。
望むところを叶えるという作品は、作者の願望を上手く隠さないと読者は醒めてしまいがちです。
こんな時、私は三人称を勧めるんですが(笑
一歩引いた書き方というのはなにかと便利ですよ。
- No.100 夢語り (採点:7)
- ええ話やなぁ、と思いました。
幽霊が出て来て、一瞬ギャグなのか、と思ったのは秘密です(笑
話の繋がりに違和感がなかったから、すっと物語に入り込めました。レンと弓塚という組み合わせはgoodです。
残念なのは、弓塚が志貴の夢に入り込んだシーン。もう少し、教室での会話だとか、あり得なかった喫茶店でのデートだとかを入れていたら、もっと切なさが倍加したと思います。
もったいないなぁ、というのが感想です。
でも良いお話ではありました。
- No.101 それだけでいいから (採点:7)
- またぶるま組かっっ!
なんかわりに面白いだけに忸怩たるものがあったり。やだなぁ、もう。
○禁ワードを見逃したのは主催者連ですから、もはやなんとも言えません。
- No.102 Climax Together (採点:9)
- 秋葉萌え〜。
甘すぎず辛すぎないそんな微妙な秋葉の性格がもろにツボでした。
く〜可愛すぎる。先生と呼ばせてください(笑
もうちょっと騒動が起こるかと思ったんですが(琥珀・翡翠の衣装は伏線かと思ってた)まあ、こんな終わり方も良いものです。
琥珀・翡翠・秋葉が志貴を囲んで、蒼香が秋葉を囃し立てるのかと思ってたり。隣で邪険にされたまま咽び泣く有彦も見物でしょうか(笑
いやはや、ご馳走様でした。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- どーすりゃいいんですか…。
主催者自ら●禁チェックした作品にこんなの(失礼)が含まれているなんて誰が考えるでしょう。いや考えない(反語表現)
エロいよ。それも主催者のお墨付きなほどに(笑
も、だめだ…。
- No.104 話をしよう (採点:5)
- 損だなぁ、アルクの役回りは(笑
色々気になったこともありますが、いーやもう。
秋葉が可愛かったからそれで良いです。はい(笑
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:8)
- メルブラの、もう一つの結末ですね。
ここまで戦闘描写に力を注ぐのも大変だったのではないでしょうか。
しかも特化しているだけではなくて、その背景も充分に描かれている。お見事ですねー。
ですが、やっぱり戦闘描写が多すぎです。
書きたかったことなのかもしれませんが、筆は押さえるべきかと。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:7)
- 月姫の奥深さは、こういう作品を読んだときに思い知るわけですが、男じゃなぁ(苦笑
例えば彼は既婚で、娘が待ってたりとか、娘を襲ってしまったりとか、もっともっと凄惨にも、悲劇にも出来たというところが、画竜点睛を欠くところでしょうか。
だからこそ、もったいないなぁと。もっと徹底していたなら、満点付けたかもしれません。
- No.107 Т3 (採点:5)
- まあ、タイトル見てからしてそうだろうと思ったわけですが、まさか展開にまで原作を利用するとわ…。
まだ見ていないいので、ネタバレ(なのかどうかも判断はできないけど)は勘弁して頂きたかったなぁ(苦笑
- No.108 名も無き絆 (採点:3)
- 煩悩を現す数に、この作品があったのは偶然の成せる業なのでしょうか(笑
いや失礼。
>殺してしまった同級生。人殺しの罪。
と書いた後に、
>それは俺の孤独を和らげてくれる。恐怖感が少しずつ薄れていく。
と続くのは如何なものでしょう。罪で孤独を和らげられても困るのですが(笑
それと志貴と秋葉で兄弟愛はやめてください。いくら貧乳でも彼女は女性なのです(苦笑
それと、本編中での出来事じゃないですよね?
殺人鬼ってのは、死徒ですよね?
それぞれ違うと言われたら、志貴はヤバイ立場に立たされそうです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- 面白かったと思います。
ですが、なんだろう。
設定はよく煮詰められていると思いますが、物語の見せ方として、方向を誤っているようないないような…。
××村の名前は付けて欲しかったとか、外典の扱いがやや説明的すぎるとか、そういうのが積み重なった違和感だと思いますが、なんとなくもったいないのです。
微妙に惜しい作品、という感じです。
- No.110 おすそあくび (採点:5)
- 志貴ならやりそう(笑
しかし秋葉の追求がぬるいですね。志貴との付き合い以上に口に出来ない話題じゃないですか。
秋葉からのしょんべんチビリそうなほどの圧力に泣き濡れる晶は見物だったはずなんですが(笑
うーん、もったいない。
- No.111 午睡 (採点:5)
- 反復の表現が上手いと思いました。
でも、やっぱりこれだけだと物足りないかなぁ(笑
○鬼面組 さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- 色んな意味できわどいですなぁ。
書き慣れていて、勢いもあり、ネタも個別に見ると面白いのですが、何分くどすぎ。長すぎ。壊しすぎ。
ギャグはさらっと調理するのが効果的かと思います。えっちなのはいけないと思います。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:2)
- スカスカですね。内容も。行間も。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:4)
- 人称は統一しましょう。ヤー
括弧書き()は控えましょう。ハイホー
アルクの食事マナーは上達しないのですか?パンタルチアー
日常、バトルと流したら、締めは日常に戻しましょうよぉ。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- 台詞が台本を読んでるように感じた。
読点が多く、一文が長いせいかな?
会話、日記(手紙?)にて概況を説明してるけど、それが成功してるかどうかは微妙。
限られた容量では仕方がないか、と思う反面、別の表現方法はなかったのか、とも。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- ううん、強引。
一気呵成にまくしたてて笑いを取る手法なんだろうけど、何故だか勢いに乗り切れていないような気がした。
オチも、取ってつけたような。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- いきなり魔術師て。さらに紅摩て。しかも大陸に行くて。
はーしょーりーすーぎー。かつ、むーりーやーりー。
文体など必死で月姫らしさを出そうとしているのは伝わって来るんだけど、もう少し説得力のある展開を考えられなかったのかなぁ、と。
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- 権謀術策琥珀さんが多勢を占める中、なかなか新鮮な気分で読む事が出来た。
や、それでも最後に仕掛けがあったんだけど。
それにしても志貴の影、薄いねぇ。単なるヘタレキャラみたい。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:2)
- SSの書き方を勉強し、投稿する前に推敲する癖を付ける事を強く推奨。
改行誤りは投稿ミスだとしても、人称ちゃんぽんは致命的にまで読み辛い。
内容的には平凡。W志貴ネタは使い古された感があり、今回のこんぺでもいくつか見かけた。
それだけに締めが重要となるんだけど……。
- No.10 幸せ (採点:2)
- ないようがないよぅ
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:8)
- てっきりONEもどきかと思いきや……なるほど、ううん。
設定の側面を突いた見事な作品。少なくとも自分には、矛盾点を見受けなかった。
台詞による解説・独り言が多いのはご愛嬌かな。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:4)
- 作品のコンセプトは判るんだけど、色んな部分で空回りしてるなぁ。
とりあえず言葉の使い方が変。全体的に。
それと残留思念て。手紙とかカセットテープとか、別の方法はなかったんかいな。
上記アイテムを大掃除中に見つけたりするほうが、よっぽど説得力が増したような気がする。ありがちだけど。
あるある言ってる場合じゃないぞ、志貴。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:2)
- スクロールが面倒くさいんで、行間は詰めてもらえると嬉しいなぁ。演出上の意味があるんなら別だけど。
えーと、読んでて涼しくなれた。その点では感謝。
- No.14 暁 (採点:2)
- 部屋に人形置いてるヒロイン。アルクかいな?
何れにしても、これだけだと評価のしようがありませんね……。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 長編の序章?
う〜ん、感想。一文が長くなった場合、読点を付けるか二つに分けるかして欲しい。
こんなんしか書けないよ。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:3)
- 一発不条理電波系?
読点過多なのが少し気にかかった。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- そつなく綺麗にまとめてますねーっ。
読んで何かを考えさせられる、てな部分はなかったけど、ごく自然に読み進める事は出来ました。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- キャラが別物。
口調だけでなく、汚さずるさを全く見せずに達観。違和感。
もうちっと必死さを演出できんかったかな。
足掻き、悩み、ある出来事を経て諦める、とか。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- 結論だけ見れば何も解決してないけど、その過程をふむふむと頷きながら読めた。
皆、色々考えてくるね。お祭りならでは。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:8)
- 強烈な導入部に戸惑っている内にいつのまにやらエピローグ。
後に残ったのは鮮烈な印象。秋葉、格好ええ。
ジェットコースターSSとでも名付けましょうか。
- No.21 金色の刻 (採点:7)
- 一人称で情景描写と心理描写を両立させている作品は久々。
秋葉の強がりや志貴のすっぱいもん疑惑等、ミニイベント・小技も効いている。
が、全体的に見れば普通かな。散々伏線を張っておいて最後があれでは……
肩透かしされて背後から突き飛ばされた気分。羽ピンの存在意義も謎だし。
- No.22 クリーム (採点:8)
- あーっと.言葉は不要、かな.
二つの視点が収束するラストの演出。お見事。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- BADENDスタートは他作品SSで散々見てるんで、嫌悪感はないです。
ただ、この展開はちょっと。夢オチで立ち直りは勘弁。安易過ぎ。
もう二三イベントがあれば、物語全体の印象も変わったと思う。
しっかしうたかた系、多いね。流行?
- No.29 「蝕後」 (採点:4)
- アルク好きには受けるかもしれないね。自分はお腹一杯です。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:6)
- 「志貴さん、奇跡は起きないから奇跡って言うんですよー」
安易なHappyEndより皮肉めいたBadEndの方が、自分は好きです。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- さつきとの出会い云々を端折ってある為、志貴の思いが空回り気味。
視点切り替え、もしくは回想を用いてさつき側の思慕の念を描いていれば、さらに物語に没入出来たのではないだろうか。
感情移入が深まれば深まるほど、最後の落差が効いてくるからね。
それにしても救いようのない話だ。自分は好きだけど。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:4)
- 登場人物のやり取りがぎくしゃくしてますな。会話を「している」のではなく、会話「させられている」ような。
とりあえずオウム返しは避けとこう。確認は元より、相槌・疑問も別の台詞で代用できるんで。
梅干についてはふんふん、と頷いて読めた。あまりにも繰り返されたのがアレだけど。
葉書にまつわるエトセトラ。こっちは逆に、物語から浮いてるような印象を受けた。
プロローグで伏線、懸賞用葉書で引っ張ってラストで独白って形式なんだけど、何故か後付け設定を見せられてるような違和感が付きまとった。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:3)
- 読んでて気恥ずかしくなるなぁ――悪い意味で。
ここで、泣かせる。ここで、笑わせる。ここで、怒らせる。
アルクの思いでなく、執筆者の思惑が見え隠れして萎えた。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:5)
- 壊れにしてもやりすぎだな。引きまくった。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:3)
- またえらい無茶をしたなぁ。
最後の最後のifものて。
隠し部屋発見で事件解決する推理物と同じぐらいタチが悪いと思うぞ。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:5)
- ジャンルに惹かれていの一番に拝見。
キツい。必死で書いているのは判る。が、圧倒的に経験値が不足している。
シリアスでこれは痛い。誤字の散見や不均一な漢字変換は見逃せても、文章力自体の差は如何ともしがたい。
せめて同一表現の多用や物語に合っていない語彙の使用(やっとこさ等)は避けて欲しい。
と、これが前半部を読み終えての感想。
アルクへの思い。取り戻すべき日常への決意。
微妙な運命のすれ違い。無力感。一人称に代わったおかげか、等身大の志貴を感じられて素直に読めた。
でも、月姫2ってのは誇大広告だよな。
これが後半部の感想。
蛇足だが、「別のお話」との締めは責任の放棄とみなす感想人もいる。気をつけたほうがいい。
さらに付け加えると、「さっちん」なる呼び方もそれまでの流れから見て不自然。
てか、本文(三人称)中の弓月。さつきにした方が通じやすいんでないかい?
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 誤字、脱字、日付等の自己設定誤認。
この手のミスは、実際の得点以上に感想欄で響いてくるのが痛い(指摘ばかりになってしまう)。
翡翠の味オンチ系は二作目だけど、こちらの方が説得力あるかな。
てか、このタイトルから琥珀らぶりぃに持っていくとは思わなんだ。詐欺だ!良い意味で。
でもラスト、ハーレム系のオチは蛇足だね。遠野家三人だけでいいのに。
琥珀の告白が軽く感じる他、物語の閉鎖性も薄まってしまってる。それもまた、別のお話か。
- No.50 おつかいハプニング (採点:5)
- ほのぼのかぁ。
この設定ならコメディが読みたかったかな。
- No.51 ラヴ・レター (採点:4)
- 丁寧に書かれているとは思うよ。
でも、なんでかな。
まるで素人の演劇を見ているような。
そんな、ぎこちなさを感じた。
- No.52 七夜の闘法 (採点:10)
- 擬音やフォント改変を用いず、純粋な活字のみでここまで表現できるとは……。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 本当に美味しい物を食べた時、人は無口になるそうな。SSでも一緒ですね。書くべき言葉が見つからない。
不死ものではありふれ、考え尽くされた題材なのに、何故ここまで自分の胸を打つのだろう。
少ない台詞の一つ一つが、その時のななこの心情とシンクロし、驚くほどの効果を発揮している。
軽妙な語り口と抱えた悩みのギャップ。それにゲームで垣間見た無邪気な様子とが重なり、得も知れぬ物悲しさを感じた。
あえて難を言えば、ジャンル表記に「アルク」の名前が入っている事か。感の良い人物なら、それだけで結末が予測できる。
それでもこの点数を付けさせてしまえる所が、本当の意味で驚異なんだけど。
- No.61 BRAVE HEART (採点:3)
- 「食欲押さえちゃ駄目でしょっ!」
久我峰閣下はお怒りです。
「説得力なきゃ駄目でしょっっ!!」
久我峰閣下はさらにお怒りです。
「中途半端じゃ駄目でしょっっっ!!!」
久我峰閣下は猛烈にお怒りです。
設定具現化能力に磨きをかけて、再度の挑戦をお待ちしております。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:3)
- 脳内シナリオは勘弁。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:8)
- If。少し違う。After。これも違う。外伝。これかな?
起るべくして起った、あり得たかもしれない、実際にあったとしても素直に納得できる物語。
あー、なに書いてんのか判らなくなってきた。もはやキャラ萌えとか文章作法とかそんなレベルじゃないですな。
うまいもんはうまい。おもろいもんはおもろい。これです。
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- 難しいことを難しく書く。うーん、どうだろ。
言葉の裏に秘められた意味を、読み解く楽しみってのはあると思うけど。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:3)
- 文章がちと破綻ぎみ。要修行……かなぁ?
ラストはシエルが遊びに来たってこと?
今度こそ本当の心霊現象→翡翠昏倒→翌朝志貴のベッドで目覚めて……とか、
部屋に入る→誰もいない→実はレンだった、とか、もうちょい判りやすいオチが欲しかった。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- 黒剣「馬鹿なッ、私を踏み台にしたッ!?」
さつきFANに叩かれまくりそうな予感。
自分は好きですよん。こーいう報われない話って。
この後ロアは志貴に倒されるんだろうなぁ。でもさつきのことなんて考えもしないんだろうなぁ。
色々想像出来ますから。
……ああ、単にヒロインBADスキーなだけか。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- ごめん。戦闘シーン、ほとんど飛ばした。
勝つのはわかりきってるし、戦法にも興味が持てなかったから。
初期のジョジョみたいに、伏線貼りまくって追い詰められて。
最後の最後で大逆転、とかだったら面白かったんだけどねー。ちょっと難しいか。
でもトマト皇帝のキャラ付けは気に入ってるんで、この点数。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:5)
- 路地裏シーンの未来視では、瀬尾が襲われたのかと誤認して演出の妙を褒め称えたものだが……ラストは電波?
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:7)
- KanonSSで有名なあの人かな?どっかの掲示板でも同じ質問をしたような。違ってたら失礼。
んーそつなくまとめてありますね。会話主体の話って総じて中身が薄くなりがちなんだけど、この作品ではノー問題。
何気ない仕草や絶妙の間合いで、まったり気持ち良く読み進める事かできました。
でもちょーっと導入部やラストが強引かな。バックボーンのない弓月SSの宿命みたいなもんですが。
- No.81 クリームダウン (採点:5)
- 青春小説じみた文体は珍しくもあったけど、これといった感想はないなぁ。
- No.82 月宴 (採点:4)
- 筋道立てて全員登場させているNO.91と比べてみると、明らかに見劣りを感じてしまう。
序盤。延々と続くキャラクター入場シーン。
中盤。ありがちな志貴を賭けたゲーム大会+会話だらけのポーカー対決。
終盤。余韻もなにもない閉幕。蛇足じみたおまけ。
活躍機会は均等に作ろう。それが出来ないなら人数を絞ろう。
台詞だけの当て馬は、いない方がマシだから。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:7)
- リズムが良いね。すーっと流れるように読んでいける。琥珀の長文告白以外。
- No.86 ありがとう (採点:3)
- 奇をてらい過ぎでないかい?
嫌いじゃないけど、苦手。普通の形式で書いて欲しかった。
- No.89 Gの夜 (採点:3)
- うーむ。面白くないコントを延々と見せられた気分だ。
突っ込みのいないボケのむなしさ。それが知れただけでも僥倖か。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- 一部キャラはほとんど義務で登場させたのかと思えるぐらい力技だったけど、それでもオールキャストな点は評価したい。
随所に挿入されているシリアスもどきは微妙。若干、テンポを狂わされているような気がした。
しんみりさせるのはラストのみ、もしくは最後までそのままの勢いで突っ走って欲しかったかな。
ま、秋葉のポエムを読んだ時点で、自分的には神認定なんだけど。
- No.101 それだけでいいから (採点:3)
- なんかね、全く面白くないんですよ。
読むのが苦痛なんですよ。シリアス作家が無理矢理ギャグものを書かされてるみたいで痛々しいんですよ。
具体的には――ほぼ全編。なんでもなかったら書くなよ、とか、運転手なんてどーでもいいだろ、とか、そんな感想しか浮かんでこないんですよ。
先生、自分はどこかおかしいんでしょうか?
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:5)
- 短いセンテンスでの改行、真面目な顔して馬鹿話。うん、いいね。
が、中盤以降のハーレム万歳設定に、自分のテンション急降下。ついでに評価も右肩下がり。
複数人と体の関係があって、女性陣もそれを納得済みって描写があると、普通笑うよりも引くと思うんだけど。
生々し過ぎるんだよね。現実味も薄いし(リアル世界との対比でなく)。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:6)
- シシャとなったサラリーマンの話かぁ。
立ちグラもあるし、一応サブキャラ扱いになるんかな。
着眼点がいいね。ゲーム中では露と消えた端役にも、バックストーリーがある。
ただ物語として見た場合、面白いと感じるかどうかは微妙だけど。
一般受けはしにくそうだな、とは思った。
○偽書 さん
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- む、これはなかなか。面白いですし文章も整っていて読みやすいです。
一番笑ったのが「その速さは文句のつけようがないほど〜綺麗過ぎる活動だった」の下り。
ネロ戦からのテキスト引用でしょうか。然し「肉を食べるためだけの綺麗過ぎる活動」ってのはどんな活動なんだろう。
結局最後は戦闘というのがあの二人らしい気もしますが、衆人環視の中で力を揮うってのはどうかとも。
あと、「傷んだ赤」という名称を軽々しく使わせてはいけないと思ったり思わなかったり。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- 文章も巧く、良く出来ていると思います。
取り敢えず気になった点を二つ。
一、埋葬機関の成員は予備を入れて八名だったように記憶しています。こちらが正しいとすると、
埋葬機関に属するものの能力が千差万別というのはちょっとおかしいような。間違っていたら御免なさい。
二、魅了の魔眼、吸血されている志貴を支配するのなら、赤よりも金かなと。
ああ、あと。何故ジャンルに?をつけたのか伺いたいかも。分からないでもない……気もしますが。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:4)
- いや、このネタは。志貴君の壊れようが凄まじい限りだし。
グルービー……ガッシュですか?
まあ志貴のキャラクタのぶっ飛びようは面白いと言えば面白いですが、
話し的にはどうだろうと思った次第です。
- No.36 if... (採点:9)
- 好きですね、こういうの。
行間のスペースが気になると言えば気になるのですが、表現上の仕様ということで。
変わったら変わったで、前の方が良かったとか思うのかもしれないし。
アルクの心理描写は秀逸だと思います。
- No.38 『のら』 (採点:10)
- 巧い!!
一子さんのキャラ立てが見事です。原作の、ちょこっとだけ出てた彼女と比べて違和感無いです。
割と重い話しなのに、終始ほのぼのとした印象があるのは、オリジナルキャラクタの依子によるところでしょう。
あまりユニークでは無い気もしますが、作品にはぴったりと嵌っているように感じます。
女性一人称で綴られた文章も綺麗で、スムーズに読めました。
えっと、一つだけ。何で全文左寄せなのにタイトルだけ中央なんでしょうか?
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:5)
- 最初と最後の琥珀さんの語りが、何故か「世にも……な物語」に似てる気がするとか思ってしまいましたが。
一人称になんか違和感があるなあ、と思いました。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- 巧いです、これ。いや、感想というか、批評めいたこと書くのが苦手なもので、上手く表現できないのですが。
なんだか凄く綺麗、と感じる話し。清浄というか何というか。
秋葉の一人称も嵌っているし、各人との会話も良い感じ。
私的にはシエル先輩とのやり取りが好きです。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- こういう話しだったのか。ちょっと予想外。
最初の印象はちょっとどうかなあ、という感じだったんですが、読み進めていくと、結構面白いじゃないかと。
気になるところは結構あります。
言い回しがえらくくどく感じるのとか、遠野志貴の七夜志貴に対する字の文での呼称が志貴だったりとか。
あとは改行の仕方かなあ。
誤字も多少見当たりましたが、全体としてはなかなかの出来かと思います。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- 羽ピン最強!!(笑)
いや、良作だと思います。強いて言うなら、もう少しタイトルの方を考える余地もあったのではないかと。
ちょっと内容と合わない気がします。
最後の二行が良い感じ。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- うわあ、凄いな、これ。ってのが第一印象。
セブンの一人称と言うのは珍しい……のかどうなのか、よく知らないのですが。
内容的には文句のつけようも無いです。一人称による語りも雰囲気出てますし。
「友達を傷つけた相手に仕返しをするのは、当たり前ですよね?」という科白がとても良い。
ナルバレックがやけに良い人っぽく感じましたが、でもこういうのもいいかなと。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- ほのぼのと言うか、コメディと言うか。不条理系?
何故に水泳、何故にスクール水着、何故に3年1組、何故に平仮名、何故に法衣の下に(以下略
……など、つっこみどころ満載の作品。
いや、面白いです。表現も悪くないし、なかなかの秀作と思います。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:7)
- ワラキアのキャラが分からないので、ちと評価しづらいですが。
表現に関しては、巧いと思えた作品です。ちょっとミステリ風味ですか?
「君」と「私」が誰を指すのかは最後の方まで分からず、
A、B、Cの各エピソードでの主人格と時系列のずれでちょっとだけ混乱。
……こういうのもミステリと言うのかなあ。
話しの筋は良いのですが、冒頭の理由によりエピソードAが評価しきれず、
そういうわけで点数はこの辺に落ち着けさせていただきました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:4)
- まあ面白いっちゃあ面白いんですが。なんとなく引き伸ばし過ぎって気が。
いや、私の好みからすればというか、私見ではあるわけですが。
私的に気に入った個所は、「法律が改正されて兄弟で結婚」云々のところと七夜対軋間、朱鷺恵さんin保健室ってところですか。
逆にいまいちかなあと思ったのは、アンバー対秋葉、志貴の夢上記以外、シエルの夢辺り。
前編ギャグで通すなら通すで、シリアスっぽい要素を混ぜない方が良かったかも。
かと言ってアンバーや麻雀の辺りはやりすぎかと。
まあそういうわけで、ちと点数は低めにつけさせていただきました。
○宮武秀光 さん
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:8)
- とにかく琥珀さんな話です。やっぱいいですねー琥珀さんは。
○鏡獣 さん
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:7)
- 笑えました
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- 胸にジン、ときました
- No.61 BRAVE HEART (採点:8)
- 最後がちょっとあっさりしてると思いましたけど全体的に見るととてもおもしろかったです。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 読んでいて楽しかったです
- No.93 もう一つの永遠 (採点:10)
- 話に引き込まれました。
すばらしい作品だと思います。
○権兵衛党 さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- 何も言う事はありません。あなたは神です(キッパリ
……で、終わってもいいんですが、せっかくですので。
最初から最後までついつい吹き出してしまう事が再三ありました。
全ての登場人物が壊れていて、更にぶっ壊れた話を照れもせずきっちり書ききったその筆力と胆力に脱帽です。
話の傾向は人によって好き好きあると思いますが、私は文句なしのデキだったかと。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:4)
- ほのぼのとして良かったです。長さも手頃ですし。
ただ、印象が「可も無く、不可もなく」を抜けきれないかなー……っと。
そういう観点では日常って難しいですねぇ。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:5)
- 主題がコレでしたら話に無駄な部分が多いかと思いますが。
そして、必要な部分が足りないと思うのですが、どうでしょう?
- No.5 そうめい (採点:8)
- なんといって良いのかわかりませんので感想はご勘弁を。
満点つけても良かったんですが、ちと苦手な部類でしたので……
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:4)
- 可も無く不可も無く、ですね。
『平均的なギャグ作品』というのも変な表現ですが……
- No.8 玉梓結び (採点:8)
- 内にドロドロとした物を孕みつつも、恋愛物と言って良いんでしょうね、コレは。
琥珀さんが、何と言うか、すごく切ないです。
『血』については「そんな解釈があったか」とポンと手を打つ感じです。
- No.10 幸せ (採点:2)
- なんか、話の枕だけのような感じなのですが。
これに続く話が欲しいです。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- 大作を書こうとして、力尽きたのでしょうか?
なんというか、展開が見えるのはまだ良いんですが……
心情の変化にタメもへったくれもないので、ただのやりとりのようで重さが足りません。
そして、変わったのなら『この後の行動』が大事ではないかと。
……個人的趣向ではありますけど。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- やたらと珍妙な面白さを発揮してて良いんですが、小ネタの域を脱してないかな、と。
- No.14 暁 (採点:2)
- 正直言うと、あえて短くするのでなければ同じテーマでももう少し書けるのでは?と思いました。
実態は私が詩を理解しないだけかも知れませんので、御気になさらず。
読みやすいリズムは好きです。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 小ねた。
それ以上でも以下でも無いと思います。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- ……ひでぇ(苦笑
アイデアの勝利と言うべきでしょうか。みんな哀れな使い方されてますなぁ……(笑
贅沢言えば、オチにもう一ひねり。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:6)
- 翡翠・グッドエンドのお話ですね。
本当にこんなやり取りがあってもおかしくないな、と思いました。
しかしやっぱりこうなりますか。
翡翠さん、グッドエンドでも見せ場は琥珀に取られてるのに、今度は秋葉に……
- No.23 邯鄲の夢 (採点:6)
- 淡々とした語り口が、よく似合ってます。
格別悪いところはありませんが、予想外の展開もありませんでした。
アクセント的に入っていて効果的なら、高得点だったかもしれません。
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- 注文の多いカレー屋さんですか。
シエルがすばらしく魅力的に描写されていて、目を奪われました。
レンだったとは気付かなかったなぁ……
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- ダークですか…
きっちり読めますし破綻も無いですが、抜きん出た所も見当たらない。
あとちょっとのプラスで佳作になったと思うのですが。
ちょっと点が辛いかもしれませんが、個人的趣味の問題です
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- ……正直読んでられねぇ、と思ったりしましたが(^^;
頭抱える甘々さに、青子先生お気の毒でした、と(笑
キャラやストーリー云々をすっ飛ばすほどで、なんでこんなに可愛いんでしょうねえ、アルクは。
ともあれ、良い出来かと。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:10)
- 何も言う事はありません。
書いてくれて、ありがとうございました(礼
- No.32 見果てぬ夢 (採点:8)
- 若干、文法的な問題で点数さっぴきましたがすごく引き付けられるお話でした。
分類の表記通りに、さつきのSSと思えるくらいに彼女への想いが綴ってあれば、ラストが一層引き立ったかと思われます。
シエルも魅力的ですね。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:10)
- 何も言う事はありません。
何も言わずに満点を差し上げませう。
ギャグ者の私にはクリティカルでした(苦笑
- No.36 if... (採点:4)
- 好きなタイプの話なんですが……さすがにコンペでは、コレだけでは。
もう一ひねり欲しいのですが、贅沢でしょうか?
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 読後感がすごく良かったです。
更に非常に読み易かったのが親切設計でした。
よって、採点は甘めになっております。
地味に佳作でした。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- タイトルの意味が分かりませんが?
私の知らないネタだろうか……
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- すみませんが内容以前に読みづらいです。
最低、句点はきっちり打ってください。
それと段落分けもできましたら。
- No.41 オールトの雲 (採点:6)
- 延々読み続けると、段々点が辛くなったり粗探しになったりしてきますが(汗
琥珀さんの日常と心情をも少し読みたかったです。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:6)
- 無謀な言動、子供っぽいは、等全然アラが無い訳ではありませんが。
気にならないくらい楽しかったです。
翡翠や秋葉の微妙な壊れ具合が絶品でした。
……志貴の穴へと侵入させたモノ、何故か「耳掻き」でなくて「浣腸」だと思い込んでいました(汗
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:9)
- エンハウンスですか……やられたましたなー。
彼をファクターに入れるのは正直ご都合主義のような気がしていたのですが、最終的に優れたさっちんSSとして読めました。
アヴェンジャーとか聖葬砲典の設定に若干の違和感を感じましたが、その辺は感覚の違いでしょうね。
良作でした。
- No.47 夢限間待 (採点:5)
- アクションシーンは面白いです。
ただ、話として完結してるんでしょうか? コレは。
- No.49 夢の日々 (採点:5)
- 私は四条つかさのファンなのですが、他人様の書く『つかさメインSS』はなかなか無いので、嬉しかったです。
ただ、まあ、肝心の話が省略されてる形なので、物足りないのです。
ゼヒ、どこかで続きを〜
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:7)
- 趣味的には微妙な所なんですが、よく書けていると思います。
若干、消化不良というか「……これで終わっていいのか?」と少しだけ。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- 楽しませていただきました。
日常のほんの些細な事件なのですが、アルクがすごく魅力的に描かれています。
佳作ですねぇ。
- No.61 BRAVE HEART (採点:5)
- 面白い組み合わせなんですが、もう一歩捻りと掘り下げが足りないでしょうか。
どの辺りが見せ場なのかが強調できれば、も少しメリハリが付くでしょうか?
アイキャッチは独創的なアイデアだと思います
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- 有彦って、アレでいてハッピーエンドの似合う男なのですなぁ……
さっちんや、威嚇するななこが微笑ましかったりします。
個人的にはシエル先輩をもうちょっとだけ掘り下げて欲しかったですが、そうすると主題から外れたかもしれず、
難しいところです。
- No.63 クリシュターナット (採点:4)
- 趣味の問題なのでしょうが……
暗いのはさておき、志貴にはもう少し決然とアルクエンドを選んで欲しかったり。
- No.64 二重の鳥 (採点:9)
- 最近はメルブラとかの印象が強すぎて、ついぞ忘れがちになっていましたが……
この危ういバランスの上に成り立った危うい精神こそが『月姫』での琥珀さんの印象だったのを思い出しました。
要所にイロイロと織り交ぜつつも、全体の印象をまとめあげた傑作だと思います。
読後感がたまらないのはそのセイでしょうね。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:6)
- 悪くないけど、さすがに見劣りする。
点数の意味はそんなところです。
コメントを拒否する翡翠とかは好きですがw
- No.74 月と夢と現実と (採点:5)
- 悪くない、どころか良い部類に入るとは思うのですが。
場面切り取り型で、話として唐突に始まって唐突に終わるのが惜しいかな、と。
まあ、個人的好悪でございます。
- No.75 埋葬された物語 (採点:1)
- すみませんが話が全然見えない上に、世界観にも入っていけません。
前半のつかめないながらも筋の読めた部分も、後半で全て台無しになっています。
ギャグとシリアスを織り交ぜる事は私もやりますが、これなら全部シリアスバトルの方がまだ良かったかと。
『序』の部分の意味も破綻してますし。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 最高のデキかと思われます(笑
タイトルからしてギャグである事は分かっておりましたが、いやー、お見事でした。
なんか、久々に『唯のギャグ』でなくて『死ぬほど馬鹿馬鹿しく、かつスバラシイギャグ』に巡り合った感じです。
こんなの書きたいですなぁ……
- No.78 月今宵 (採点:6)
- 綺麗な話だと思います。
しっかり描写されてますし、すごく自然です。
採点が低めなのは、個人的な好き嫌いの問題なので御気になさらず。
- No.82 月宴 (採点:6)
- 無茶な話で楽しかったです。
でも正直、点数の半分は『おまけ2』に対する物でして……
ええ、偏ってますね、私(苦笑
読める展開だけに、無理やり全員にスポットを当てるよりも七夜と朱い月を若干クローズアップした斬新さが光りました。
- No.85 墓標 (採点:7)
- 私は(基本的には)ダークって苦手なんですが、ジャンルに関係なくそれぞれのキャラクター
が良く書けていると思います。
アルクの笑顔が容易に想像できるだけに、その光景は凄まじいまででしょうね。
シエルの役回りはやっぱりこうなりますか……
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:6)
- いい話だと思います。
独白形式も効果的で。
ただ、やっぱり少し短いでしょうか?
いい話以上の何かをー。
- No.89 Gの夜 (採点:5)
- 部分部分は楽しいのですが全体を通すと今ひとつ、でしょうか。個人的にシエルファンだと言うのを差し引いても。
各キャラ楽しいんですけど、中途半端感がありまして、使い方にもう一ひねり……
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:7)
- 雰囲気が凄くいいです。
ただ、若干ちぐはぐな印象が……いや、話の展開上、ある程度は仕方ないんでしょうけど。
志貴の『陰惨な記憶の場所巡り』をするなら、疾走間を残したままもう少しだけ説明を入れる、
……と言う、離れ業を展開なされたら10点でした。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:6)
- なんか、すげえ幸せにラブラブなんですが(^^;
でも、アルク・トゥルーとか念頭にあると、すごく切なく思えたりします。
- No.99 かんじょうせん (採点:8)
- 面白いと思います。
個人的に若干抵抗を感じる設定のはずなのですが、すごく読まされてしまいました。
ラストは序盤で読めていたにも関わらず、です。
つまり。
脱帽です。
- No.102 Climax Together (採点:10)
- キャラクターがすごく正統派に上手く描写されています。
そして話の流れ方が理想的に展開されていて、しかも無理がない。
奇抜な設定はないのに、すごく新鮮に感じました。
本当にいいSSだと思います。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:8)
- 『あの』サラリーマンの一人称とは恐れ入りました。
けれど、それがちゃんと話として成り立っていて、すごく臨場感が有りました。
月に拘るところといい、キャラ立ちもかっちりしてますしね。
良作だと思います。
- No.107 Т3 (採点:4)
- アイデアは群を抜いています。
後は原作に囚われすぎない展開と、照れのない暴走と、要所の強調があれば……
- No.111 午睡 (採点:7)
- アルクの独白で進むのが良い感じです。
佳作。
○五大☆光彡 さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- おもろい!
シオンの暴走ぶり。大変結構です!
だがしかし、ここにアルク&シエルがいないのが、実に惜しい・・・
やっぱ、5人そろってこそ月姫ヒロインズなのだから。
綺麗に纏まった良い作品です。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:9)
- う〜ん。いい作品ですねぇ〜。
ほのぼのとしていて、実にいいですねぇ〜。
俺のつぼに、きてますよ。
志貴とアルクの子供が、見てみたい。って、感じでいいです。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:4)
- シエルにもでてきてもらいたかったです。
- No.4 「孤月之序」 (採点:4)
- 琥珀多重人格説。。。
ありえるお話だと思います。
- No.5 そうめい (採点:5)
- こういったお話もいいです。
そうですね、志貴はみんなに優しいですから、
それがみんなを繋ぎ止めているんだと、きずくべき
なのでしょうね。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- 感想ですか?
・・・・・・バカばっか?(星野ルリ風)
いや、こういうの好きです・・・・大好き。
わろた・・・笑わせていただきました。
続きとしては、蒼崎姉妹アルク&シエルの壮絶バトルですね。うぷっ
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:3)
-
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- せつないですねぇ〜。
琥珀さん、いいです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- わかりずらかった・・・
- No.10 幸せ (採点:5)
- 『真実は日記帳の中に』を先に読んだからでしょうか。
この話は、『真実は日記帳の中に』作品と対になる作品ですね
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:5)
- ゴトーワードを出してきたんですね。
わぁ〜お。です。
さっちん、出てきたのはいいけど、彼女には存在してほしかったな。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:5)
- これも一つのhappyendなのかもしれませんね
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- ほのぼのギャグですな。
- No.15 転校生!? (採点:5)
- 『亜流区絵井戸』
・・・・・・・・
さすがに、それは無理があるでしょう。
普通に、留学生としてそのままの名前でいいじゃない、。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- わはっはっはっはははははは・・・
ば・ばかだ・・・
お・おもろい・・・
そうか、お化け茸の正体は彼だったのか・・・
あはははっ・・・
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- これは、アルクを選んだってことでいいいのですね。
他の方のミス・ブルーと出会うお話読んでみたいものです。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:6)
- 志貴くん。操り人形・・・
志貴の心どこいちゃたんでしょうね
おもしろい、発想ですね。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 好きですこの話。
翡翠の味音痴の理由を的確に、述べた一つのエピソードとしてうまく纏まったお話ですね。
- No.36 if... (採点:7)
- ラブ・レターという別のタイトルの作品と2コ一で、一つの作品にしたいですね。
そうこれは,述べた作品のアルクサイドのお話ということで、捉えたいですね。
- No.51 ラヴ・レター (採点:9)
- 好きです。こういったお話。
志貴らしさが、出ていていいですね
優柔不断・朴念仁等いわれるし気貴ですが、
これがほんとの志貴らしさだと僕は思います。
翡翠の一途さも好きです。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:7)
- 僕もシオンを志貴と同じ学校に通うことを賛成します。
しかし僕の考えでは、月姫の話で志貴高校2年、歌月十夜&MELTYBLOODで高校3年
という考えです。そういった設定であれば大歓迎でしたのに・・・
- No.60 めがねがね♪ (採点:5)
- ほのぼの。
ちょっとした、日常の一コマですね
- No.82 月宴 (採点:4)
- あほや・・・
だからこそ、ギャグなんだけどね。
僕としては、死んでいるキャラの復活は、認めたくないです。
納得のいく前振りがあるならまだしも、この前振りでは却下です。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:6)
- 好きですよこういうお話。でも、もうすこしひねりがほしい感じもします。
- No.104 話をしよう (採点:8)
- こんな素直な秋葉いいです。ある意味ちょっとした萌えだと思うのは、僕だけ?
○弘井 さん
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- 点数を付けろと言われたら1点以外付けようがありませんが、何と申しましょうか、
普通でない外し方をしているとでも言うべきでしょうか。単に未プレイであるだけ
ではここまで外せないだろう、というところまで外しきっているのですよ。ある意
味、一種のセンスといいますか。そんなところがあって、下手な凡作よりもずっと
読めてしまいました。むしろ今後もこの路線で駆け抜けて欲しいほどに。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 楽しく読ませていただきました。
私自身に元々B級C級のモンスターホラーが大好きな下地あるんですが(笑)、そういうジャンル効果を差し引いても、十分楽しめると思います。
まず、話の展開に緩急を付けるのが実に上手くて、約40KBの間を中だるみさせることなく一定以上のテンションを持続させることができています。元からのキャラと野菜怪物たちを上手くかけ合わせれているといいましょうか。
次に、発想力の豊かさがあると思います。キャロットミサイルまではある程度読むことができましたが、コーン・ザ・トライガンナーは完璧に意表を衝かれました(笑)。ミサイルポッドにも自動小銃にもバズーカにもなるサヤエンドウ等、あそこからガンファイトに持っていくとは読めませなんだ。そしてその焼きもろこしの格好良いこと(笑)。後述するトマト帝もそうですが、キャラ作りがとても上手です。
最後に、台詞回しの妙が挙げられるでしょう。先述の焼きもろこしもそうですが、トマト帝と志貴のやりとりが特に秀逸。トマト帝のキャラが生き生きとしています。
締め方も志貴の持ち味をしっかり活かせており、オチも定番ではありますが、どうにも憎めないトマト帝を救済して終わらせる、実にスッキリした終わり方です。
改めて、ご馳走様でした。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- どうも、楽しませていただきました。
ともすれば冗長になりかねないテーマを、メルヘンっぽい雰囲気にのせて、実に
良いテンポの取り方で書き上げられていると思います。
悪戯っ気を出す志貴に弄られながらも、いつになく積極的に頑張るさつきがとて
も可愛らしく描けており、また、二人の織り成すほんのりと甘い会話における緩急
の付け具合に、オリキャラがよく絡んでいます。有彦と時計の伏線もよく活かされ
ており、唐突に終わりゆく夢の儚さを引き立てれていたと思います。
そして、読後に残る、寂寥感とそれ以上の満足感。とても良いお話でした。
○剛久 さん
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:10)
- >その速さは文句のつけようがないほど、
>単純で、
>余分なものがない、
>肉を食べるためだけの、
>綺麗過ぎる活動だった。
ドツボでした。これは卑怯すぎます(笑
○黒いカエル さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- これぞギャグの真髄と言わしめるような作品。
面白描写の数々、あっぱれでした。
文章的にもネタ的にも本当に面白かったです。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:1)
- うーん、誤字が目立ったのがちょっと残念ですね。
それに、文章の書き方の基本をクリアしていないように思います。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:6)
- 描写がとてもよかったですね。
文章がしっかりしていて、読みやすかったです。
七夜と真祖のバトル。
もうちょっと戦闘を激しくして欲しかったなぁ、と思いました。
- No.4 「孤月之序」 (採点:3)
- スムーズな展開はこびが良かったですね。
ただ、各キャラを表現しきれていなかったように思いました。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:4)
- 読んでいて、二人の美女が肉を平らげていく姿が想像できました。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 軋間紅摩と琥珀、この二人の対をうまく表現していたと思います。
- No.8 玉梓結び (採点:3)
- 伝えたいことは伝わってきましたが、琥珀の心情をもっとうまく表現できれば、なお良かったですね。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- ストーリーとしては良かったんですが、文章力がそれにおいついていない気がします。
- No.10 幸せ (採点:1)
- うーん、もっと文を長くして様々な描写をおりませれば、良い物になりますよ。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- 志貴の苦悩がよく表現できていましたね。
文章もスラスラと読めてよかったのですが、もうちょっとインパクトのある描写が欲しかったです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:1)
- うーん、ちょっとストレートすぎた気がします。
- No.14 暁 (採点:4)
- 物悲しい雰囲気がよく伝わってきました。
シンプルですが、こういうのも良い気がします。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- うーん、もうちょっと工夫が欲しかったです。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:2)
- ……もうちょっとわかりやすい面白味を出せればよくなると思います。
- No.17 幸せな記憶 (採点:4)
- アルクェイドの今の幸せとそのうちに秘める恐れ、よく表現されていると思います。
ただ、文章をもう少し読みやすくして、量を増やせば、もっと良くなると思います。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- ストーリーはとても良かったですね、ただそれを活かしきれていないように思いました。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- このお話も最後には心温まる終わり方。
アルクェイドと志貴、それにシエルの関係がとても理想的に描けていてとてもよかったです。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:5)
- ぐ、ぐぐっとくる展開はこびですね。
短いながらもちゃんと文章に起伏ができています。
ただ、ストレートすぎる文章が少し気にかかりました。
もっと言い回しを工夫して、全体を長くすれば、素晴らしい作品になります。
- No.21 金色の刻 (採点:8)
- 読んでいて溜息が出ました。
とても綺麗な文章、それに加えこのストーリーの中に隠された思い。
どれもが感嘆の域に達していて、驚かされました。
- No.22 クリーム (採点:10)
- 所々に見られる描写、二つの場面の対比、どれも素晴らしいものでした。
特に最後の終わり方、心にガツン!と響くような文章、とてもよかったです。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:7)
- 読み終えたとき、ほのぼのとした気持ちが胸いっぱいに広がって、とても心地よい気分になりました。
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- 読み終えた後にのこるポカポカした気持ち、やはりほのぼのはこうでないと。
読みやすくわかりやすい文章、一子と秋葉の気持ち、とても面白かったです。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- ストーリーとしてはダークということで、身を固くして読み始めたんですが……。
なるほど、すごいインパクトでした。強く印象に残る文章。
ただ、周りの人間や七夜志貴をもっとうまく使えれば、なお良かったです。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:4)
- 話はなかなか良かったんですが、描写にもっと工夫が欲しかったですね。
あと、あまりギャグ性を含めない方がこの話としてはしっくりきますね。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:5)
- とても良い描写をしているのですが、それを区切りすぎかと思います。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- 琥珀をメインに据えたお話、とてもよかったです。
面白い場面もあり、ほろりとくる場面もあり、読み終えた後に感動すら感じました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:5)
- あれから100年後の世界。
ストーリーはとてもよかったです、終わり方も申し分ないんですが……。
表現力に難ありかと思われます。描写にもう少し力を入れれば、もっと良い作品になるでしょう。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:3)
- うーーーん、ギャグとしてはイマイチでしたね。
文章の書き方はまぁまぁでしたので、あとは笑えるネタを作ることですね。
- No.36 if... (採点:8)
- じーーん、ときました。美しい文章と心に響く描写、とても素晴らしかったです。
心にいっぱいの温もりが拡がって、心地よい時を過ごさせていただきました。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:7)
- 初めは黄理のお話かと思いましたが、なるほど七夜志貴のIF。
短いながらも、読み応えのあるバトルシーンがとてもよかったです。
- No.38 『のら』 (採点:8)
- 読み終わったあとに複雑な『何かが』残る、そんなお話でした。
一子の心をうまく捉えていて、とても素晴らしいと思います。
『のら』、そのことについてもう少し突っ込んで書ければ、なお良かったですね。
- No.45 その花に見守られて (採点:6)
- 読み終えた後、溜息がこぼれるようなストーリーでした。
遠野志貴の死と愛すべき人たちとの邂逅を秋葉目線で捉えた文章、とてもよかったです。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- うーん、文章が固いですね。
もう少し柔らかく、読みやすい文章に……。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- 弓塚さつきの切ないストーリー、とてもよかったです。
ストーリーもさることながら、その文章に練りこまれた描写、素晴らしいです。
- No.78 月今宵 (採点:4)
- 七夕の願いですか……。
シンプルでとても良いと思いますが、やはり……もうちょっと文章に力を持たせてもいいと思います。
○黒猫ブーツ さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- 暴走っぷりが最高です。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:6)
- 文章量少なくまとめたのはいいんですがちと薄味かなぁ。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:2)
- 文字がうるさい。
説明文多すぎ。
- No.4 「孤月之序」 (採点:4)
- 説明的な文章長いかな。
調子がいまいち息切れしそうです。
題材は好きなんですけどね。
- No.5 そうめい (採点:8)
- よい題材ではあるのですが…
よい文章ではあるのですが…
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:9)
- うっわサイコー!
お手本のようなハイスピード!
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- ちと紅摩さん某ロボみたいです。
いや、かっこはいいんですが…。
なんか都合がよすぎる存在だなぁと。
もっと制御できない力みたいじゃないと封印までしていた意味があるのかなぁ。
- No.8 玉梓結び (採点:7)
- 琥珀さんの揺れるココロがうまくてステキです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:1)
- 込み合いすぎです。
読みづらいです。
- No.10 幸せ (採点:7)
- …よくも悪くも。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:2)
- ぐ〜。
どこかで見たような設定だなぁと。
あまりオリジナリティーを感じませんでしたので。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:4)
- 蛇足がついてなければねぇ。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:9)
- もはや何もいうまい…
- No.14 暁 (採点:10)
- 無条件でヒットしてしまったので。
- No.15 転校生!? (採点:8)
- 転校生ものでこういったほのぼのしたのはないですから。
斬新でいいと思います。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:8)
- あまりにもあはれ。
- No.17 幸せな記憶 (採点:9)
- 甘いなぁ。
内容もだけど私の評価もあんまいなぁ。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:1)
- え〜
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:3)
- 説明的過ぎません?
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:7)
- ちょっとわかりづらいですけどね。
前置きで説明がないと何がなんだか。
- No.21 金色の刻 (採点:4)
- 言いたいことはわかるんだけどねぇ
- No.22 クリーム (採点:8)
- なし。
あるいはただの背伸びかもしれないが。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:7)
- こういうものかな。
- No.24 過去と、未来と (採点:6)
- 中の上。
イチゴさんは今ひとつつかみづらいキャラクターですから。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:8)
- 先輩ないす!
ところで埋葬機関ってこんなんでしたっけ?
- No.26 注文の多い…… (採点:10)
- 正規ルートじゃありませんが。
こういった趣向も面白いです。
- No.27 二人の未来 (採点:2)
- すみませんご都合主義は苦手ですああああああ。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:7)
- ホラーものの原点ぽくていい感じ。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- 死にそうでした。
…ごふっ。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:2)
- いまいち盛り上がりに欠けるのと個人的な好みの差ですか。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:10)
- 難しいお題でこれだけ書ける事はすごいと思います。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:1)
- 言葉を弄し過ぎ。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- いいですねー。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:4)
- 終わり方はきれいなんですが…う〜ん。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:10)
- あはははははっはっはあはははははははは。
読んだあと思わず実家に電話をかけちゃうくらい笑いました。
だめだこりゃ。
- No.36 if... (採点:8)
- ありえないからこそイフは美しいんですよ〜。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:8)
- 原作をいじくってなおかつ違和感を作らない技量、3点。
読みやすい軽快さ、2点。
吸血姫の好きだったIfのお話、3点。
- No.38 『のら』 (採点:10)
- うまくイチゴさんの個性が現せていると思います。
いいなぁ。こういうの。
- No.39 君が大人にする (採点:8)
- 物珍しさに高得点を付けてしまった気もする…。
こういった文体は嫌いじゃないんですがすみません、タイトルとの兼ね合いがわからなかったもので。
すごく静かな雰囲気がとてもよいと思います。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- 駄目です。
書き出しからして駄目です。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- おやすみなさい
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:8)
- うっわ。腹黒っ!
- No.43 願い (採点:10)
- 実はメインのアルクよりもシエルさんのほうがツボでした。
自分ひとりで全部憎しみを引き受けようとする心情がよくわかります。
- No.44 最後の夢 (採点:3)
- なにがあったのか?
確かに最期の場面であればそんなに説明は要らないのかもしれないが。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:4)
- あまりひきつけられるものがないなぁ。
題材も目新しいものはないですし。
- No.47 夢限間待 (採点:1)
- 伝えなければならないことを書き記すにしてはあまりにも短すぎる。
これだけならばほとんど意味はない。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:9)
- なるほど〜。
なんかえらく納得できました。
味覚って感情的なものだったんだ〜。へ〜。
- No.49 夢の日々 (採点:8)
- この話を起点にして続編希望!
今後の期待も込めて、ということで。
- No.50 おつかいハプニング (採点:10)
- ああ、ほのぼの〜。
ダークやシリアスが多いと潤う気がします。
- No.51 ラヴ・レター (採点:5)
- 上3分の1だけでいいような気がしたです。
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- バトル表現で前後がつながらない箇所がいくつか。
読み手も格闘技のプロではないですがちと気になりました。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:3)
- あらっぽすぎ〜。
- No.55 SEPIA (採点:9)
- 好きな話なんですが…そうだからこそ言葉の使い方が…気になるー…
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- よいですね〜あいされてますね〜。
えぇもう。うらやましくなんてありませんよーだ。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:4)
- 中途半端な感が否めないので。
- No.58 青い記憶 (採点:1)
- クロスオーバは不可です。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:9)
- 最後に残った二人というのがいいです。普段見ない組み合わせですね。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- ほのぼのしてていいなぁと思っていたら馬鹿か〜!
- No.61 BRAVE HEART (採点:3)
- なんかうまくイメージができないんで。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:10)
- うっわ有彦っぽ〜い!
笑った。笑いましたよええもう。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:9)
- 策士策におぼれる、ですかね。
普段策を弄している琥珀さんが翻弄されているさまは珍しいです。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:10)
- あ〜おもしろかった。いや、まぢで。
- No.82 月宴 (採点:8)
- …崩れっぱなしですね。
- No.85 墓標 (採点:10)
- 理由は秘密です。
- No.89 Gの夜 (採点:3)
- うにゃ、てきと〜。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:10)
- すごく静かできれいなお話だと思います。
文句なしに満点でいいかなぁ。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:2)
- 途中からのバトルえらく不満が残るなぁ、と。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- ……
- No.104 話をしよう (採点:8)
- 見てるほうが恥ずかしいです。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:4)
- バトルの表現があまりよくなかったので。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:9)
- なるほど。
これはこれで。
- No.107 Т3 (採点:4)
- 駄目だ…全然駄目だ……
- No.111 午睡 (採点:10)
- 文句などありませんよ。フフフ…
○三日月 さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- キャラが暴走している気がしたが、個人的には楽しめた。
最後のオチもよかった。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:8)
- 四季ifストーリ。
テンポがよく、読み易かった。
四季でこういう話を書けるのはうまいと思う。
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- ありそうで、なかなかない話。
ちょうどいい話の長さで読み易い。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- ありえそうなアフターストーリー。
短編でも充分面白い。
切ないと思えた。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:9)
- 単純に面白い作品。
地の文の表現もよかった。
故郷探しというネタ一つで、
物語をここまで広げて書けるのはすごいと思う。
- No.55 SEPIA (採点:8)
- 鮮やかな物語。
最初から最後まで淡々と話が進んでいく。
個人的にこういう書き方は好き。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- 志貴と秋葉の関係を七夕を重ねた点がうまいと思った。
もう少し長くまとめれば、月姫前夜の話として充分通用する気がした。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:9)
- 全員の心情がよく描かれている。
最後のおまけ(会話)もよかった。
ただ琥珀さんが倒れてしまうまで計画を続けるのか?
それが少し疑問に思った。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:10)
- 今作品集の中で1、2を争うぐらい好きな話。
これを読んだだけで、瀬尾ファンになりそうでした(笑
月姫本編ではほとんど登場しない人物を使い、外伝的な物語を創り上げている。
終わり方もよかった。
うまいの一言。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- 今作品集最大級の馬鹿話(誉め
それなのにストーリがちゃんとあるコメディ。
それゆえ純粋に楽しめた。
野菜のキャラクターがいい味を出している。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:8)
- カウンターパンチ(笑
予想していた結末と違っていた。
ピエロについて語るところがお気に入り。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:10)
- まったく長いと感じなかった作品。
最初から最後まで物語に惹きこまれていった。
見事なMELTY BLOOD前夜の物語。
○四条あや さん
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- 話に捻りがなかったけれどその分わかりやすく楽しめた。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- 話の設定自体はありがちだと思うけれど、志貴の価値観がちゃんと描けていて良いと思う。
しかし、普通、手紙の中で「…」を使うことは無いと思う。電子メールならまだしも、
肉筆で「…」は普通使わないだろう。その辺りを煮詰めて欲しかった。
- No.95 闇と月の光 (採点:7)
- 最後の台詞が上手い。
「私を殺した〜」の逆の使い方が面白かった。
○子持ちししゃも さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- ひとこと言わせて下さい。
どしょっぱなから『やばすぎ』でございます。(笑
チワワ……あまりにも的確な表現です。限りなく禁じ手ギリギリに近いシチュエーションはともかく、上手いです。
- No.5 そうめい (採点:9)
- ……なんと言ったらいいのか……正直、震えました。
女の、狂気にも似た隠された情念が匂い立つような、とでも言いますか……
どこかフツウじゃない瘴気のようなものが漂っている、そんなSSでした。
だめです、私、こういうのに弱いです。石川さゆりの『天城越え』好きですし、てあまり関係ないか。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:8)
- 理屈抜きで笑わせてもらいました。
うん、やっぱりアルクと先輩は、こういった変則ガチンコがよく似合います。
- No.8 玉梓結び (採点:9)
- 怖いです。いえ、マジでこれ怖いです。で、すごく好みだったりして……。
なんというか、女の深くて昏い情念をビシバシと感じさせる作品って惹かれますねぇ。
で、ここでも四季くん、琥珀さんに食い物にされてますねぇ、哀れすぎるよぉ〜(泣
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- やられた! 正直こんな思いです。
私自身、他人から認識されづらかった―いわゆる存在感が薄い時期というものが、かつてありまして、これをネタにできないか? などと思っていました。
円陣組んで朝のミーティング(上司1人 同僚15人)
上司 「○○いるかー?」
私 「……」
同僚 「あれ? どこでしょう、○○さん? 欠勤じゃないはずですけど」
私 「……」
同僚2 「トイレにでも行ってるのかなー?」
私 「……あんたらのすぐ目の前に立ってる私はだ〜れ?」
上司&同僚ズ「おわっと!(マジで驚いてる)……すまん気がつかなかった」
こんな状況でした、冗談ヌキで。(泣
2週間ほどでその現象(?)はおさまりましたが、いまだに原因不明です。なんだったんでしょうかね、あれは?
ま、天原くんは存在感が薄いなどというレベルではありませんでしたが。
改行をもう少し工夫して読みやすくしたら、などという瑣末なことなどどうでも良いです。最初から最後までわくわくドキドキしながら読ませていただきました。
私の感性にぴったりの、たいへんおもしろいSSでした。
- No.14 暁 (採点:7)
- 短い! ひじょーにみじかい! やはり、これ、SSポエムに分類されるもの?
だけどなんででしょうかね、胸に残るものがありました。
情景がですね、こう、ぶぅわ〜っと目の前に迫ってきたんです、読んでる途中で。
うん、なんか良かったです。
真祖の姫君(……ですよね)の可愛さが前面に出てました。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- ちょっとした哀しさや寂しさの伴なった『ほのぼの』私の趣味そのもので、好きですねぇ。
- No.24 過去と、未来と (採点:9)
- 良いですねぇ、このイチゴさん。らしい、と言いますか。
淡々とした文体とあいまって、非常に好みです。
しかし、メイド姿のイチゴさんとは……オヌシ、ヤリマスですね。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:9)
- これはいけません。シエル先輩が主役というだけで無条件で高得点入れちゃいそうな自分がいたりします。(笑
最後、あの本編の『学校で第七聖典を構える先輩〜遠野くんはずるい』に至る過程(私の一番好きなシーン)が、実は計算され尽くされたもののような感じを受け、ちょっとマイナスです。
先輩は本気で志貴を殺すつもりだった、だけど……というのが私見ですので、すいません。
なんにせよ読み応えのある良いSSでした。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- いいなぁー、この『ブルー』。(笑
うん、いい味出してます。おいしいキャラクターですね、これ。
アルクのアーパーぶりも楽しく、ほんと全編、楽しめました。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:8)
- 良かったです。ただ素直に良いSSでした。
私としては、やはり琥珀さんは、七夜としてでなくあくまで琥珀さんとして幸せになってほしかったですから。
ただ、七夜から琥珀にもどりかけてた事を、一番身近で感じ取ったであろう翡翠が(たぶん彼女は気づいてはいたでしょうが)絡んでこなかったのは少し残念でした。
でもほんと、胸が暖かくなるような作品でした。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- か、可愛い……めちゃくちゃ可愛いです、琥珀さん。買い物篭フリフリはぜったい反則です。(笑
翡翠もいい味出てました。(梅干味?)
- No.38 『のら』 (採点:10)
- ため息出ました。
おそらくは私が目指し、そして望み、しかし絶対に真似のできない、ドライでクールでしかも読みやすい文体……さらにその内容ときたら……。
ただただため息です。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:9)
- うーん、良いですねぇ。なるほど、こういう切り口がありましたか。
うん、お見事!
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:9)
- ああ、海が綺麗です……などと呆けてる場合じゃないですね。
良かったです。理屈ぬきで。
う〜ん、『自分探しの旅』できましたか。
ほんと『月姫』ってその気になればドラエ○んのポケットのように、いくらでも物語を取り出せる作品なのですねぇ。
最後の漁師の言葉『真昼には、翡翠色の海〜』を、あっさり流すのではなく、できれば漁師との会話というエピソードとして読みたかったです。
……とはいえ、容量ぎりぎり、ですね。すいません勝手なコトほざきました。
うん、とにもかくにも、目の前に海の情景がひろがるような良いSSでした。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 私、妹属性でも少女趣味でもありませんが、この作品、素直にほのぼの良い作品だなぁ、と思いました。
うん、あったかい、です。
- No.58 青い記憶 (採点:10)
- いけません……だめです……涙が……こぼれてしまいます……。
もうこれ以上、翡翠さんを……不幸が似合う女性にしないで下さい。(このSSではそうとは言い切れないのですが、生涯の伴侶に先立たれることは、やはり不幸以外のなにものでもありません)
誰か、誰でも良いですから翡翠トゥルーEDアフターで心底ハッピーエンドを書いて下さい!(泣
良かったです。ほんとに良かったです。
私、長年、田舎に住んでましたので、なんとなくですが私の感性に同調するものがありました。
透明で哀調を帯びた情景がこう、ドーンと胸に迫ってくるような物語に、私、正直、魅了されてしまいました。
ほんと、泣きました。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- ううううう〜しえるせんぱ〜い! あるくぅえいどぉ〜! ななこぉ〜!
…………
…………
……??ななこ??
な、なんで私がお気楽精霊ななこに泣かされなくてはならないんですか〜! ふじょーりですぅ!!
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- わははは、なるほどそういう展開ですか。
うん、たしかにこういうのも、あり、ですね。
有彦のキャラはやっぱりこんな感じでしょうね、やはり。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:9)
- 良いですね良いですね、これ。
権謀術数のカケラもない純情琥珀さんには、ちょっと違和感がありますけど、ま、たまには良いでしょう。
ほのぼのラブラブ大歓迎!
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- うん、なんか良いです。ほんわか心が温まるようなSSでした。
- No.68 Green Sleeves (採点:9)
- 秋葉ノーマルエンドにいったい何人の人が凹んだことでしょう。私は、はっきり言ってどん底に叩き落とされました。
着物姿の秋葉と取りまく情景の美しさがよけいに残酷に映ったものでした。
淡々と、そして静かに語られる物語に私、魅了されました。
そして、絶望に打ちひしがれることなく前向きに進もうとする登場人物たちに、最後のかすかな『希望』に、感動させられました。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:10)
- わーい! シエル先輩が主役ですぅー! しかも水着姿ですぅー!!!
おまけにアルクェイドのスクール水着姿まで、もれなくついておりますぅー!
ですから誰がなんと言おうとも無条件で満点ですぅ……て、イケナイイケナイ…………
…………
…………
…………
…………
…………
…………よし、もどってきた。あやうくトリップして還ってこれなかったとこでした。
いや、これ、好きです。先輩とアルクの間って最初は殺伐としたものでしたが、本編後は恋敵と言うより、どこか楽しみながら喧嘩する『トム&ジェリー』を彷彿させる関係に移行したように感じます。あくまで私見ですが。
ですから、これ、私のツボおさえまくりですね。ギャグ一歩手前のユーモアと、ほんわかするほのぼのにちょっと辛みの効いたシリアスさが絶妙に混じりあった、私のお気に入りのSSです。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:8)
- うーん、なんか良いですねぇ、アルクと翡翠の組み合わせも。
うん、おもしろかったです。
- No.72 ある幕間 (採点:10)
- なんか、泣けました。
こういうことがあったとしても不思議じゃないですよね。これぞSSの醍醐味ですね、ほんと。
それにしても上手い。ため息出ます。
本編ではそれほどではなかったんですが、この作品でさつきのこと、より好きになった自分がいました。
うーん、なんだか本末転倒。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- いえいえ、笑わせていただきました。これ最高です。
良質の、手に汗握るバトルものですね、敵があいつらでなければ。(笑
コーン・ザ・トライガンナー、野菜のくせしてそのニヒルでダンディ(?)なヒールぶりに私、はっきり言って惚れました。
……しかしタイトル、凝りすぎ! しかもあまり意味が無い! なぜブレードランナー?(笑
第一次ということは、やはり……うーん、つづきも読みたいです。ぜひ。
予想外、いえ想像以上に格好良く、しかもおもしろ楽しいSSでした。
- No.80 離珠夢 (採点:8)
- いや、これは、なんと申しましょうか。(笑
いや、ほんと楽しかったです。麻雀ルールをほとんど知らない私でも、その雰囲気だけでOKでした。
いや、しかし、こんぺで誌上脱衣(?)麻雀が読めるとは……。
いや、しかし……志貴くん、そんな『直死の魔眼』の使用法ばかりしてると、『ブルー』が泣くよ。
- No.82 月宴 (採点:9)
- うん、なんか幸せな空間、ほんわかにこやかな雰囲気のSSでした。
最後の死徒3人衆には爆笑しました。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:9)
- 良かったです。ええ、私の心にド〜ン! と響きました、しっかりと。
かすかな光、希望が最後に見えたのが、どうしようもないほど嬉しかったです。
改行なんかを工夫してもうすこし読みやすいようにすれば、もっと良かったと思います。
うん、なんだかんだ言っても、良いSSでした。
- No.85 墓標 (採点:9)
- 私、バッドエンド嫌いです。救いのないダークなら、なおさら拒否反応を示してしまいます。でも……
今回、私も似たようなモチーフを使ってSSを書きまして、『とりあえずハッピーエンド』で終わりましたが、ちょっと状況が変化してたらまさにこの『墓標』のような事になってたんですよねぇ。
最後の方の、奈落の底へ突き落とされるような、どうしようもない無力感と虚無感と絶望感はハンパなものではありませんでした。
この作品を読んだその夜、千年城の悪夢にうなされました、冗談抜きで。
それだけインパクトの強いものだったのでしょう。
うん、ほんと、『墓標』は忘れたいけど忘れられないSSになりました。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:10)
- はい、ため息ついてしまいます私。
うまいです。上手です。あたりまえだのクラッカー(古っ!)て作者さんに怒られそうですけど。
クールでドライな文体の作品が好きな私ですが、読んでてほのぼのするようなラブラブも実は好きだったりします。
なんでもない日常の1エピソードを切り取って物語にする、これがSSの醍醐味だということを再認識させられました。
……それにしても……
静かにすぎていく、透明でいてどこか艶やかな匂いの薫る時間……それを感じさせてくれる、ほんとに良い物語でした。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:9)
- うまいですねぇ、良いですねぇ、クールかつ簡潔な作風、私ごのみです。
最後の志貴の一言が効いてますね。
やっぱり彼が『月姫』一番の、悪意のまったく無い極悪人 決定ですね。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:10)
- うーん、私見としては志貴くん、結局は『永遠』を望まないんじゃないかなぁ、とは思っていますが、最後に至るまでのその静かに流れていくような物語には、はっきり言って魅了されてしまいました。
私、バッドエンド&アンハッピーって基本的に拒否する体質なので、うん、これはこれで良いと思います。
- No.95 闇と月の光 (採点:8)
- うんうんなるほど、こうきましたか……。
アルクルートで涙ぐみ、先輩ルートで号泣し、秋葉・翡翠ルートで呆然とし、最後の琥珀さんルートでむせび泣いた私としては、けっこう楽しめた作品でした。
表の姫君がアルクなら、裏の姫君はやはり琥珀さんですか。うん、最後のせりふは、なかなか上手かったです。
- No.101 それだけでいいから (採点:10)
- ビバ! マニアックカップル!!
笑ったあと、しんみりさせてまた笑い。うん、上手いです。ちょっと独特の文体も○です。
しかし……最後の1フレーズで、『むー』とジト目で睨みつける翡翠の姿が想像できて、やはり笑いました。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:10)
- わはははは……ただ笑うしかないです。
最初は、なにかしら高尚な心理劇でも始まるのかと思わせといて最後はコレですか。(笑
しかも禁じ手ギリギリ。ま、笑話の原点は艶話だと言いますし……
私個人としましては一途な志貴くんが好きで、オールキャラ陥落済みの軽佻浮薄志貴くんは好みではありませんが、心底、純粋に楽しめました。
○紫雷 さん
- No.1 話幼月中 (採点:4)
- おもしろかったんですが、、、なんか内容がありふれてるような気がしました。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:5)
- 平凡な生活を求める志貴にとって七夜の力はある意味否定されるべきものかもしれません。
そんな者の”あがき”がよく伝わってきたと思います。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- これを読んで高校時代に認識した「焼肉屋は戦場である」の格言を思い出しました(笑)
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 紅摩の『ただ、それだけ』というところがかっこいい。
ひとつの『存在』としてどうか、というのはともかくとして。
- No.10 幸せ (採点:6)
- 幸せであればあるほど必ずやってくる終わりは怖いものだと思います。
でも終わりがあるからこそかけがえのないものであるわけで・・・
まぁ、今幸せだからこれでいいか、というものを感じました。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:9)
- 女たちの死闘in志貴の部屋(笑)
すげぇ面白かったです。おもしろかったんですが、、、
文章がちょっと、な感じを受けました。
- No.14 暁 (採点:5)
- 悪夢ですね。
どうしようもなく恋焦がれたひとに捨てられる。
そんな恐怖と夢でよかったという安堵感が伝わってくる気がします。
- No.15 転校生!? (採点:4)
- 帰化の場合当て字にするのって苗字じゃなかったっけ?と思ってみたり(汗)
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- きのこのこのこげんきなこ〜♪(うろ覚え)
・・・合掌。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:7)
- みんなで楽しく幸せに、、、
儚い夢でしかないのかなぁ。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- いつかはくるけどいつなのかはわからない。
そんなもんで悩むよりは・・・てことですよね。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:6)
- 秋葉の背中がかっこいい。
発つ鳥あとを濁さずってやつですね。
- No.22 クリーム (採点:8)
- 寂しいですね。
- No.24 過去と、未来と (採点:4)
- にぶい・・・今に始まったことではないとはいえ。
そんなだから簡単に手玉に取られてしまうんだろうか。
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- 心憎いサービスの数々。
パーチードレスでカレーってのが先輩らしいっていうかなんていうか。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- 結局アルクの一人勝ちになっちゃったんですね。
さっちん哀れすぎる・・・
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- 物悲しいですね、諸行無常って言うんでしょうか。
それにしても赤毛の人(笑)長生きしすぎ!
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- なんというかかんというか、動機があまりにも不純すぎて・・・
で、実際のところそんなに違うものなんですか先生。
- No.36 if... (採点:6)
- 事実は小説より奇なり、ってことですね。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- えとですね、自分の読解力が本当に乏しいのか文章のアヤなのかはわかりませんが、
内容がよくわかりませんでした。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- いろいろと暴走させてますねー。
琥珀さんが表現すればこの当たりが妥当かも。
まぎらわ表現についてはあえてなにも語りますまい(笑)
- No.60 めがねがね♪ (採点:6)
- アルクめがねっ娘計画。
ペアルックってほんとに甘美な響きなんですね。
○時雨 さん
- No.5 そうめい (採点:9)
- えっと、ごめんなさい。感想って苦手なんです。すごく良かった、と思っても具体的に、何が、どこが良かったのか自分でも判んないんです。ただ、この作品を、すごく面白いと感じた事をお伝えします。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- なんか10を超えて12でも13でも選びたい気分です。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- こういうの、大好きです、はい
○柴楽 さん
- No.1 話幼月中 (採点:6)
- 萌えと勢いと馬鹿馬鹿しさがなかなかいい感じにまとまってますね。
シオンの壊れぶりが好みでした
- No.5 そうめい (採点:8)
- こんぺで寝取られモノ、通称NTRを書いてくるとはっ。
そのインパクトだけでも5ポイント献上するところだったんですが、
思いのほか丁寧に、しっかりと琥珀さんを書いてくれたので
ドチキショウと思いつつも祝福したい気持ちで一杯です。やられましたぜ。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- バカバカしい話といってしまえば身も蓋もありませんが
テンポよく読まされたのは評価。オチはもう一工夫欲しかったです。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- 紅摩を使って琥珀さんを書くのは予想外でした。
秋葉の誘拐云々の設定も突飛ながら、
さらりと処理してるので気になりませんでした。
琥珀さんが書けていた分、
紅摩がどっちつかずになってしまったように思います。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- 改行が多すぎて読みづらかったです……。
シキののたうつような苦悩はよく表現されていました。
琥珀さんが身代わりになることには、できればあらかじめ伏線、
琥珀さんがシキに罪悪感を抱いていること等の説得力が欲しかったです。
- No.26 注文の多い…… (採点:6)
- ラストがやはり座りが悪いですね。
注文の多い料理店の設定はなかなか面白い眼の付け所ですね。
法衣から着替える理由も良かったです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- 小梅ちゃんのような小ネタや小道具が効いてるのと、
緩急のある構成で楽しく読めました。
眼鏡をかけるくだりが特に良いですね。
赤い実を吐き出すところや、小梅ちゃんの話をするところなど
ビジュアルとして可愛い、かつエロティックな琥珀さんになっていたのも萌え
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- 今回一番のビーンボールではないでせうか。
アホらしい雰囲気のもと最後までするりと読めました。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- 本編のイフという話にするより、
どこかの暗殺者に絡まれるアルクェイドの話というだけにしたほうが
良かったように思います。
オチがしょんぼりすぎるといいますか、アルクが可愛く書けているのだし、
それで十分だったと思いますね。
- No.38 『のら』 (採点:6)
- 一子さんの過去の話と乾家にまつわりついている死を
直接的ではなく、うまく結び付けている構成は面白かったです。
一子さんのふらふらしているところもよく出ていました。
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- 秋葉を通して琥珀たちのキャラクターがよく描けていました。
抑えた秋葉の語りの中に、ひっそりとした最後の時が伝わってきましたし、
印象的なラストにも成功してますね。
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- バトル物で来たというところと、レンの夢オチが陳腐にならない組み合わせを
選んだところを評価。
バトル描写もわかりやすかったです。
さっぱりしたラストもマッチしてましたね
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:6)
- 有彦のいい奴っぷりがよく書けてますな。
有彦とななこが妙にウマが合っているあたりも楽しかったです
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:6)
- 悪戯に対して示し合わせて……というのは良いと思いますが、
琥珀さんの悪戯というのが明らかにされていないので、
どうもラストの説得力に欠けますね。
勿論悪戯の内容は本筋ではないですが、どういう類のものであったのか、
それが解るだけでも、秋葉や翡翠の行動に説得力が出てきますし。
あとラストはできれば琥珀さんの悪戯と繋げてほしかったです。
琥珀さんが志貴と話をしたくて羨ましそうにしているあたりは激しく萌えまつた。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:5)
- 横線が多すぎですな。
アキラと志貴の会話でならば、アキラちゃんの初々しさも表現できるんですけど、
青子とのシーンで多用するのは裏目ですね。
- No.68 Green Sleeves (採点:7)
- 力作なんですが、どうも肝心の翡翠が弱いですね。
シーンの織り交ぜ方など、慣れている人の手によるものでしょうけど
翡翠というキャラクターを書ききれてないなと思います。
琥珀さんやシエル先輩に喰われているというか(笑
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:7)
- 舞台設定の妙で読まされました。
ロアの心理描写もよいですね。
最後があっさりしすぎてたかもしれません。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:6)
- シエルとアルクェイドのかけあいがなかなか面白かったです。
冒頭をもっとスリム化してほしかったですね。
怪談云々がいまいちでした。
- No.78 月今宵 (採点:8)
- アキラの描写は良いし、シーンの挟みこみもなかなか効果的だと思いますが
話を詰め込みすぎているきらいがありますね。
中盤急ぎすぎているというか、容量として厳しかったのでしょうけど、
それならもっとすっぱり切っても良かったかなあと。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- キャラを書く力はかなりあると思うので、プロットや筋をもっと頑張って欲しいですね。
子供の存在があざといというか、陳腐な感じ。
語りや言い回しは悪くないです。
- No.102 Climax Together (採点:8)
- ビジュアル系バンドのファンの電波ちゃんってのは言いえて妙ですな。
八十年代、九十年代初頭のハードロック、アングラを月姫の世界観にオーバーラップさせたのは意表をつかれたというか、蒼香のキャラづけのための設定だと油断していたので、なかなか効果的でした。
いやキャラのテーマソングとされている曲目なんかは、いかにもなものが並んではいますが、すっかり忘れてましたからねえ。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:7)
- 秋葉がシオンを言葉責めしていく展開はええですなあ。
秋葉のオマヌケな雰囲気が出ているのも良し。
オチが弱かったのが残念。志貴を出さなくてもよかったかも。
- No.104 話をしよう (採点:5)
- 食べさせあい、というフレーズがツボに入ったので。
アルクパートはシチュエーションからエロさを出すのではなく、健全なタッチにしたのも正解だったと思います。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:3)
- 冒頭の設定羅列が不要ですね。
もしくはシーンに織り交ぜていくなかで小出しにしていったほうが、
酔っているときの取り留めのなさや平凡なキャラクターを演出できると思います。
○朱 さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- スイスイ読めました。
ネタのテンポもよく、ストーリーもおもしろかったです。
これからも頑張って下さい。
○峻 さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- 妙な所で改行してるのが妙に……でもいいや。凄く面白かったです。
それにえろい
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:3)
- この題材で行くなら、もう少し子どもとアルクとのふれあいが欲しい所です。
非常に、印象が弱い。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:4)
- 七夜が妙。
それとここまで語らせるのならもっと長くするか、序盤を削って、後半を掘り下げるべきだったと思う。
どうにもほのぼのパートから七夜に行くまでが不自然。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- ああ、なんか違和感と思ったら翡翠のキャラが微妙に違う気がする。
後は中盤が妙に……何というかタルいかな?
後はこれ、18禁じゃなかろうか……。微妙でもなんでもないような気がする……。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- 妙な雰囲気がありました。
わりと後半からはサクサクと読めましたし、結構面白かったですよ。
それだけに前半が少しつまらなかったのが、非常に残念。
- No.8 玉梓結び (採点:2)
- ……琥珀が変。
ごめんなさい、一番それが目につきました。
- No.10 幸せ (採点:1)
- どうせなら、全て地文で固めて欲しかった。
いろいろ中途半端。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:3)
- 話、着眼点は悪くないと思いますが、やや酔いすぎ。
らっきょの小ネタは、まぁいいかな? とも思いますが、話にのめりこめない。
途中で飽きてしまいました。
- No.14 暁 (採点:5)
- 面白い作品ではありました。
つまらなくもなければインパクトもそこまで無いのでこの点数
- No.15 転校生!? (採点:3)
- ええ、ここで終わりですかぁ〜?
出来るなら授業風景とか見せて欲しかったです。
ここだけだと、あっそで終わってしまいます。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:3)
- 微妙に楽しめなかったというか……。
短い也のインパクトがないせいかしらけ気味でした。
- No.17 幸せな記憶 (採点:8)
- THE短編。
これぞ締まった作品だと思いました。
え? 僕はえろくないですよ。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:8)
- 最後がもったいない。
もう少し、後日的な描写が欲しかったです。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:3)
- ごめんなさい、結局話の意図がわかりませんでした。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- ごめんなさい、少し厳しい言い方します。
ふざけるな。
まずは投稿してからちゃんとプレビューを見てください。
かなり悲惨なものです。
見難いとか、そういう次元以前の問題です。
後、本編未プレイって……。言い訳にしか聞こえないんですけど……。
話もご都合主義もいいところで……。未プレイなら未プレイなりにちゃんとキャラの動き、関係とかをしっかりと調べてください。
これみんなキャラ違います。
ちなみに月姫は18禁です。
そう云いたくなる気分でした。文章が。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- これは、好き。
なんか突っ込みたい所すべてアルクと青子で飛んでいった。
素直に賞賛。特に青子さんが素敵。微妙に萌(ぇ
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- わ〜、お見事。
羽ピンってジャンルで騙されました。
いや〜いいなぁ女の友情って……。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:7)
- やん♪
こそばがゆいぐらいにラブってました。
月姫ではわりと新鮮に見えるから不思議
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:5)
- うまいんだけどなぁ……。もったいないです。間のとり過ぎで凄く読むのがダルイ。
わざわざ一行明けにしなくても良かったような気がします。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- 素敵にえろかった。
いやえろい。
どうしようもなくえろい。
ツッコミ所を吹き飛ばすほどエロイ。
- No.39 君が大人にする (採点:2)
- 日記? 私の読解力が足りないのでしょうか……主体が見えません。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:5)
- 内容は笑える所はありましたけど、勢い不足なのか、なんか淡々となってしまったのが残念。
- No.44 最後の夢 (採点:10)
- 感無量。
純粋に好みでした。
以上。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- 割とほのぼの。
割と好み。
でも、何かが足りないんですよね。
それが満点にならない理由です
- No.51 ラヴ・レター (採点:4)
- 多分、半角でスペースを空けたのか、ワードであけたせいなのか……レイアウトがボロボロでしたね。
かなり見づらかったです。これでちょっとマイナス。
話のほうは、前半をはしょりすぎ。どうせなら翡翠と志貴がどうしてそうなったのかの描写をもう少し細かく書いて欲しかった。
容量も問題ないし、後半が割と丁寧に書いていただけにとても残念でした。
でも、話としては割と好み。
- No.52 七夜の闘法 (採点:2)
- ううん……戦闘描写とはは悪くないのですが、七夜が妙だなぁ……。
個人的に好きになれませんでした。ごめんなさい。
多分、アルクの戦闘見終わった時点で飽きてしまいました。
クールに動かすのはいいけど、戦闘シーンを見てるにしては燃えなかったのは致命的。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:5)
- 悪くないのですが面白みがないというか、盛り上がりに欠ける作品でした。
淡々と進んでいくかんじ。
- No.55 SEPIA (採点:9)
- 綺麗だった。
同じネタなのに……負けました。
やはり書き手が違うとこうも違うのか……。
- No.60 めがねがね♪ (採点:6)
- ふむ、らぶらぶでした。もう少しいちゃいちゃしてもいいかと……。
ですが、志貴ってアルクのことアルクって呼んでましたっけ?
違ったらごめんなさい、気になったので。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:5)
- 全体的にちぐはぐだった印象が……。
何というか間が悪い。文章は問題ないはずなのに読みにくかったのです。
- No.67 金色の記憶 (採点:9)
- ……御見事。
似たようなタイトルを出したものとして興味本位で読んでみましたが……。
今回二作目の短編大当たり。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- ああ、もう微妙に萌えた。
いや、シエルに……。
ちなみにアルクは云うまでも無く―――
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- 何が語りたいのかよく判りません。
短くても主題が見えてこないのでどうにもだらけた印象が……。
- No.75 埋葬された物語 (採点:10)
- 凄い切れ味……。
ちうか読んだ事あるよ、この人。間違ったらごめんなさい。家計の時僕の真下に居ませんでした?
なんで、勝てたのか不思議なくらいですよ。この出来です。勝てる筈がありません。
- No.80 離珠夢 (採点:5)
- わ、細かい説明お疲れ様です。
自分は麻雀知ってるので平気でしたが。
本編としては、割とわかり安すぎたためか、あっさり終わってしまった印象があります。
もう少し、じっくりやらせてもよかったかな? と。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:4)
- 印象に残らなかった。
読んでても何も残らない感じがしました。
すみません、これしか出てきませんでした。
- No.86 ありがとう (採点:9)
- 最初アレルギーだったスペースが後半になるにつれ、平気になってました。
多分、内容が良かったからだと思いますが。
しっかりとした内容で中盤からは安心して読めました。
統一したアルク視点、微妙に萌えたアルクの一人称。
とてもよかったです。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:8)
- いやん。今回短い作品に名作が多い。
素敵、月姫チックに語るモノロローグがツボにきました。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:7)
- はい、ぶるま一人補足。
えとですね、一人称で思いっきりオーラが出てました。後は文章作法かな?
シナリオ的には長森ドラマCDを聴いてるような感じ。
話のもっていきかたも悪くないし、さっちんの一人称には作者の愛させ感じた。
しいて言えば、それぞれのワンエピソードがすこしちぐはぐになって全体的バランスが悪いように思えました。
リズムがよくなかったということですね。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:6)
- ギャグのネタとしては中々面白いものがありました。
ですが、少しリズムが良くなかったような印象がありました。
リズムがちぐはぐです。
- No.97 Placebo (採点:6)
- よかったんだけど、琥珀の笑い声。
ひらがなにしたほうが雰囲気が出るような気がしました。
それが頭から離れず……。
それ以外は悪く無かったです。
- No.99 かんじょうせん (採点:8)
- 短く締めたのは正解でしょう。
さっちん短編としてかなり楽しめました。
- No.101 それだけでいいから (採点:6)
- 二人目捕獲。
単語がえろすぎます。
ぶるまとか浣腸とか山芋とか。
少しは自制しなさい。えろすぎます。
で、肝心の感想。
少し乗り切れてないというか、おねに比べて中盤に息切れを起こしたのかな?
もうすこし全体的にコミカルにしたほうが良かったかも。
のめり込みにくかったです。話に。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:8)
- 面白かった。
所々に日本語おかしいのがあったけど、純粋に楽しめました。
- No.107 Т3 (採点:1)
- レイアウトが崩れる作品が多いのは、まず時間が無いからでしょうか?
後は改行もですが、そのせいで凄く読み難かったです。
お話も面白みが無く、一人突っ走ったまま終わってしまい。
よく判りませんでした。
- No.108 名も無き絆 (採点:6)
- ALLなのかなぁ……本編中だと矛盾あるし、内容、文章共に良かったとおもうんですけど、
その部分だけ非常に気になりました
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:6)
- とうとう来たというか……。
評価に困る作品が……。
まず、メルブラの始発点としては問題は無かったとおもいます。
描写も細かいですし、よかったのではないかと……。
ただ、やっぱり少し特殊すぎて……。
- No.110 おすそあくび (採点:5)
- ヘタレすぎる……志貴が……。
まぁ、どうでもいいか。
割と楽しめたのはいいけど、オチが読めたのがなぁ……。
- No.111 午睡 (採点:8)
- ああ、アルクヾ( ゚∀゚)ノイイ。
やばい……初めて萌えたSSに出会ったぞこんぺで。
文章としてはまるで月姫をやってるような感じがしました。
それを奈須さんの劣化コピーと取る人もいるでしょうが、別に気にしなかったので減点しません。
それ以上に気になったのが一行空け。
かなり読みにくかったです。
それだけに残念。
○真 さん
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:6)
- うーん、もう少し敵側の説明が欲しかったかなと。
何で秋葉をさらったのかとか。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:5)
- ネタとしては新鮮、ただ説得力に欠けるかなと。
最後は、この三人の少し未来(数年後とか)を描いた方がよかったのでは。
- No.49 夢の日々 (採点:5)
- まさか、このカップリングでくるとは・・・!
- No.72 ある幕間 (採点:9)
- 面白いです。ぜひ長編でこの二人のその後が見たいですね
- No.75 埋葬された物語 (採点:7)
- 何が言いたいかよく解らないけど面白い(なんだそりゃ
出来れば、前半のノリのまま最後まで行って欲しかった。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- いやー、大好きですね、こういうノリw
- No.101 それだけでいいから (採点:10)
- やられましたw
○神楽月 真十郎 さん
- No.8 玉梓結び (採点:8)
- 苦しみと痛みを希望に変えて、
琥珀と『こはく』は望むべき場所へたどり着く事が出来るのでしょうか・・。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:7)
- 見事な長さと流れのSSです。
あまりの秋葉の颯爽とした振る舞いに、
志貴と琥珀の倒れた理由など気にならなくなって読み終えました。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 私、配達員しています。
こんな手紙なら命に代えても届けましょう^^…。
- No.61 BRAVE HEART (採点:5)
- 珍しいアルト&さっちん。
続きが読みたくなる設定です。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- 有彦が主役なのは珍しいですね。
彼があっけらかんと弓塚に血を飲ませるシーンが良かったです。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 笑った!すげえ!無茶苦茶だw!
ニンニクにやられたアルクとコーンザトライガンナー、面白いです。
トマト帝も憎めないキャラでいいですね。
>『と、遠ぉ野志貴ぃぃぃ!!」
>「気安く呼ぶな、ベジタブル」
このセリフでもう10点は決定でした。
- No.82 月宴 (採点:6)
- 最後まで楽しい宴を貫いたssでした。
志貴をゲットした先生は何をするの書かれていないのが残念です。
それらをふくめて、本編・おまけ(と宴の後の情景が欲しかった)を
一つの流れにまとめればもっと良くなったかと思います。
- No.83 白く染まる (採点:10)
- SSとしてしっかりと纏まっていて読みやすく、最後まで面白く読めました。
流石ですね。^^
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:7)
- 冒頭から二人のお互いを愛し合う気持ちが伝わってきました。
落ちで、ちょっと首を傾げてしまいました。
(何故花が咲かなかったのかな?琥珀さんがわざと植えなかったのかな?)
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- いいですね^^!
前フリで引っ張られて、どかんと!
この作者さんはあの方かな?と考えつつ9点です。
シオンがメイド服を着れば+1(爆)
- No.104 話をしよう (採点:6)
- とっても良いふいんきなんだけど(服のまま水遊びするアルク・スカートが汚れるのもかまわず探す秋葉)
オチが纏まっていないなぁと思いました。
是非、再考して欲しいと思うSSです。
○神城蒼 さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- ……面白い。いや、どのこんぺにも良質のギャグが一本はあるんですが、その例外に漏れず。良質でした。
オチがものすごくよかったです。一番やばいのはレンですなw できることなら都古編も見てみたいものです。
要所要所にあきることなくギャグが盛り込まれていて、しかもただ連続で持ってくるだけじゃないところがいいです。
私は芸人のするギャグみたいなのは嫌いなのであの手のギャグ作品も拒絶反応起こすんですが。これは無かったですね。
一番笑えたのが秋葉のネコマタ。その後の「にいさーーーーーーーーーーん!!!」がかなり笑えました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:1)
- 第一回から人気投票でV4を果たした圧倒的強さを誇る真祖の姫君。
ですがあいにくさっちん+秋葉に命をかける私に姫君の萌え攻撃は通じませんw
私は空白って嫌いじゃありません。少なくとも、それが余韻をもたらすなど効果的な使い方をされているのなら。
……何でただの場面転換であそこまで間があきますか。なんで6キロ程度の作品でスクロールバーがあんなことになりますか。
あと、一つ疑問。三点リーダとなかぐろが共存してるのは、何ゆえ?
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- 一番気になったのは……あなた投稿後確認しました? いらないところで改行されているのは読者としてはこの上なく腹立たしいんですが。
まあとりあえず、うまい書き方ではありますな。描写はできるだけ本編に近づけようというコンセプトが伺えます。
が、無理やり難しい言葉使おうとしてませんか? あなたの描写になっていいない気がします。というか、私には語句の意味を理解して使っているとは到底思えません。
決してビリにはならないけれど決してTOPには行けないだろうというそういう作品。
ところで、矛盾があるので少々質問。
時間軸がよく分からないのでなんともいえませんが、吸血鬼退治を経験していて、多分歌月十夜も終わってると思います。「レンがこんな夢を魅せるはずがない」と志貴自身がレンの正確な人となりを知ってるみたいなので。
ということは、アルクェイドはともかく、志貴が七夜の存在を知らないということは無いような気が……。
あと、シエルの伏線。
アルクは「シエルと同じ理由で志貴を呼んだ」と言っているにもかかわらず、七夜の事を知りませんでした。
と言うのに「志貴に関係のあること」などと言えるでしょうか?
用事が別にあったのなら、あっさり変えるのも変ですし……。その辺がどうしても理解できない。違和感が残ります。最後で綺麗にまとめてはぐらかそうとしてますが。
- No.10 幸せ (採点:1)
- ……むう……。
本人なりの考えがあってやっていることを全否定するのは気が引けるんですが。もともとこういうSSを書く方なのかもしれませんし。
しかしそれでも。さすがに。参加するためだけに書かれたSSって感じでかなり嫌です。本末転倒かなぁ、と。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:8)
- て、テンポがいいですなぁ。思わず笑ってしました。
なんかこう、疑問に思うまもなくぽんぽんぽんと連打で細かいのをまとめられて……。
とりあえず、お見事でした。
- No.14 暁 (採点:2)
- せめてもうすこし。もう少しでいいから長い文章で読んでみたかった。
文章の雰囲気は悪くないです。このサイズで切り上げたが故の雰囲気かもしれませんが、それでもあとすこし。ほんのあと少しでいいから……。
- No.15 転校生!? (採点:1)
- はっはっは! うん。お約束の転校生モノの、お約束な展開だけ書いて終わりですか。そうですか。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:3)
- て、展開が分からない……。
支離滅裂な壊れギャグはどうもすきになれません。何事も理屈で考えるタイプなので。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- 悪くないです。が、どこか展開を急いでいる気がしないわけでもありません。
特にアルクェイドが悲痛な声で叫ぶところ。もう少し説得力をもたせて欲しかったです。
それ以外は、アルクとシエルがお互いを認めたような発言をしたこと。あったかくっていいなぁとは思いますが、これにもやっぱり説得力が足りません。
もう少し書き込んで、各人の行動の動機をもっとうまく処理できていたらあと2点は差し上げていたでしょう。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:5)
- 秋葉は格好いいですねぇ。
ただ、本当に志貴が死にかけてて冷静でいられるかって言うのは疑問なんですけど。
- No.21 金色の刻 (採点:9)
- うん、なるほど。さっちんのちょっとだけハッピーエンドw
さっちん萌えとしてはこれだけでかなりの高得点です。
が、早く気づけ過ぎました。「有彦にここは……。ここは、誰かの、行きつけの店だって聞いた事があるような気がする」で気づきました。
私的にはあの「ばいばい」で初めて気づきたかったなぁと。まあ、些細な違いですけど。微妙なこだわりです。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- 急ぎましたね、展開……。
残された二人のことを考えろといわれただけで納得する志貴。あっさりしすぎてます。
そんな簡単に納得できるんだったら初めから言いません。もう少し書き込んでから納得させて欲しかった。
もうそのシーンだけで3点はマイナス。
翡翠が抱きついてくるシーンも同様。展開を急がず、書き込みましょう。これも激萎えだったので2点マイナス。
台詞には論理があり、展開があります。いきなり行動と台詞をもってこられても……萎えます。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:8)
- ……今回のこんぺ、こういう無駄にくだらない作品にすごく弱いですw 現在の上位作品すべてギャグ系w
いや、なるほど初物ですか。確かに殺人衝動を覚えても仕方な……げふんげふん。
い、いや。なんでもないですヨ?
ところで、今回殺人貴くんは初めてを取り戻すために分割したわけですが。アルクは夜には「死線」「死点」以外で傷つかない、ついたとしてもすぐその部分だけで蘇生するはずでは?
……いや、なんでもないですヨ? 失礼しました〜w
- No.36 if... (採点:7)
- うん。はじめは一点確定かなと思っていましたが、最後まで読むとなかなかどうして悪くない。
ただやっぱり叩く人はいるんじゃないかなぁと。この空白は。
意味のある空白を否定する気は無いですし、このSSの空白には意味があると分かりますが、それでも、さすがにちょっと、って感じです。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:8)
- ああ、なるほど。そういうことですか。「If」の世界の話ですね。
最後の種明かしまでだったら5点くらいでした。ただ戦うだけのSSは作者の自己満足ではないか、とかなんとか言って。
私も戦闘書くんで。自分のことと照らし合わせてみるとああ、自己満足とか思ってましたw
とりあえずこのSSの肝はラストシーン。戦闘描写は……正直な話悪くは無い程度。うまいとは思いますが、感嘆に値するほどでもないかなぁと言うのが本音です。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- ……え? お、おしまい……?
ど、どう感想をつければいいんだろう……。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- まほろさ〜ん!(笑)
翡翠萌えじゃないですけど。最初と最後の琥珀さん視点の意味がよくわからないんですけど、やはり二人のコンビは面白いです。
- No.43 願い (採点:1)
- シエル……なんてしょぼい決意だ。
志貴も作中で言ってますが、分かりきってることでしょう。憎まれる覚悟もあったでしょう。
言われて決意が鈍るということは確かにあります。ですが、これは……決意ですらないんじゃないかなぁと。シエルはそこまで意志の弱いキャラではないはずです。すくなくともあんな言葉ひとつですごすご引き下がるほどは。
それをいったらアルクェイド。「殺したら志貴が悲しむ」? 志貴と付き合うにつれてそんなことが芽生えた、という可能性も無いわけじゃないですが、少なくとも彼女は自分の命に危険を及ぼすのならなすがままなんてことは無いはずです。
キャラが本編とあまりにも違いすぎます。変わったというのなら説得力をつけて変わったと我々読者に訴えてください。
- No.44 最後の夢 (採点:2)
- 月姫、ということを無理に意識しなくても……。
全体としてなんとなく言いたいことはつかめるんですが、部分部分で理解しがたい部分が多数。
月姫も確かにそんな感じはありましたが、結局最後では綺麗に消化しきったからよかったわけで。こうして補完もされず「月姫的描写」だけ並べられても非常に困ります。
- No.47 夢限間待 (採点:1)
- ……戦闘描写が書きたかっただけですか?
七夜の言っていた意味の補完もせずに終わりですか?
- No.51 ラヴ・レター (採点:8)
- かなり嫌いじゃない。ですが、最後の最後でもう一つ押しが足りなかった気がします。
手紙を渡した後のシーン、わたしの個人的な希望なんですが、比喩表現でも使って、もっと書き込んでほしかったかなぁというところです。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:4)
- やっぱり、さっちんは志貴が殺さなきゃいけないと思うんですよ、私は。
実はさっちんが死ぬシーン、さっちんが自分で死を受け入れるかどうか否かと志貴が殺せるかどうかで点数をつけようと思っていました。
前者は、「気が変わった」とかはいらないんじゃないかなぁと。私は客観評価してませんので、純粋に『私が』おもしろいと感じたかどうかだけで点数つけてます。個人的には、さっちんがひどく醜悪な形にゆがめられただけかなぁ、なんて。最後に受け入れたのは関係無しに。
後者。やっぱりあんななるようになった的な終わり方は無いんじゃないかと。これだけでこの話から重みが一切なくなった気がします。
- No.61 BRAVE HEART (採点:7)
- ほのぼのとしていていいですねぇ。なるほど、ライトシリアスw
アルトルージュ=ブリュンスタッドは名前くらいしか知らないんですが、なんてかわいい子なんだ(爆)
続きを読んでみたくなるような作品ですね。
今後もがんばって欲しいと思うので、一つ忠告を。
なかぐろ(・・・)より三点リーダ(……)を使ったほうがいいですよ。見た目的になかぐろは間抜けな感じがします。
- No.74 月と夢と現実と (採点:1)
- ぜんぜん分からないのはこっちです。いったい何がしたかったのか。
それと、あなたに一つ忠告を。
こ う い う 作 品 を ダ ー ク と 言 う ん だ
自覚はありませんか? あったのなら規約を読んでないんですか?
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- や、やべぇ……! こんなくだらないSSは初めてだ(笑)
うわー、くだらないくだらないくだらない(最高の褒め言葉)
トウモロコシのくだらなさとかもう最高。同志とか言ってるのにサヤエンドウをごみのように打ちまくったりとかもう心が躍る。
「気安く呼ぶな、ベジタブル」とか。かつてこんなシュールな決め台詞を言った主人公がいただろうか。
そのくだらなさに脱帽。特別賞があったら私は間違いなくこの作品に送りますw
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- 「おもしろかった」
「……」
「……だけじゃあんまりなので―――超おもしろかった」
ごめんなさい。冗談です。
この作品に満点つけなきゃ他のどの作品に満点つければいいんでしょうか? まだ四割程度しか読んでない(現在投票締め切り2時間前)んですが、間違いなく上位には食い込むと思います。このこんぺに出したことを後悔させてくれた最初の作品。
最高。たまらん。さっちんかわいすぎ。志貴おかしすぎ。
会話のテンポがいいですね。地の文の書き方が違うんですが、私の師匠っぽい。師匠独特の雰囲気がないですし、人称も違うんでよくみれば別人なんですが、会話のテンポのよさは私の知る限り(つまり師匠のもの)最高レベルです。
なんとなく、さっちんのこうありたいと思った姿なんだろうなぁと思いながら読んでいたんですが、その通りでしたね。
確かに二人にはこんな付き合いが似合ってるのかもしれません。
ただひとつ。私が鈍いのかもしれませんが、初めに有彦が逃げてて、懐中時計を渡していったのって意味があったのかなぁ、というのが。
あの懐中時計はさっちんの夢の終わりを告げるもので、んで燕尾服なのはウェディングケーキと同じ理由かなあなんて検討違いの予想をしてみたりとかして。
作者様が掲示板を開いて、語ってくれることを切に望みながら。
すばらしいSSをありがとうございました。
- No.81 クリームダウン (採点:5)
- 風景描写はうまいです。心理描写も悪くない。なのに、あまり訴えてくるものがありませんでした。
- No.82 月宴 (採点:7)
- コメディ、というよりはほのぼのでしょうか。
遠野家のコン・ゲームをしっとりめに、キャラを増やしたって感じですかね。
それにしてもおまけ2。死徒と言うのは変態ばかりかw
しかしまあ、全員出てくると言うのは悪くないです。もう少しサイズを増やして、もう少し各キャラに存在感があればあと何点かプラスしていたでしょう。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:5)
- 雰囲気としては嫌いじゃないです。が……。
思索にふける哲学者。その独白。とりあえず遠野志貴とは似ても似つかないと感じます。
月姫では確かに難解な思索にふけるシーンも多々ありますが、それだけで物語ができていたらあれだけの傑作には成らない訳で……。
雰囲気は出ているけれど、それ以上のものは何も無いスッカラカンかなぁと。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:8)
- C−4A promise with herでなんとなく「ワラキア?」とか思ったんですが。やっぱり二回目のさっちんはワラキアなんですかね?
それはそれで嫌だし、かといって究極殺人鬼たる志貴に死点つかれて生きてるはずもないし、とか悩みながら読んでました。
それにしても、やはりさっちんはイイ。おそらく月姫ヒロインの中でも心の強さなら最強かと。
私としては、以前からの伏線を考えると本編で使われた「私の家はこっちだから、ばいばい」がやっぱり最高かなぁと思ってしまうんですが。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:8)
- うわー、知らない設定がいっぱいw
多分白本とか青本の設定なんでしょうが……わたしそんな設定無視して書きました(汗)叩かれるなぁ、きっと……。
と、関係ないことはおいといて、なかなか面白かったです。
どたばたとシリアスがまざってほんのりといい味かもし出してました。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:6)
- おそらくタイトル早い段階でついたんでしょう。少なくとも、静止衛星という部分だけは。
その要素にあまりにこだわりすぎの気がします。みていてしつこく感じられることがしばしば。
シエルの辺りはまだよかったですが、蒼香のところとかはもうだめでしたね。
「まるで静止衛星みたいだな……。蒼香は思った。」いや、普通おもわんだろ、みたいな。
まあ、それを言ったらこのSSの存在意義がなくなってしまうんですが、もうすこし別の表現とかを使ってみてもいいかもしれません。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:1)
- 奈須さん本人が参加して、これを書いたというのなら評価もできるんですけどねぇ……。
評価以前の問題。自分の描写も持たない人に正当な評価など出来るはずもありません。
「月姫こんぺ」ですゆえある程度「月姫的描写」はありだと思いますがね。むしろそれをいいと見る人もいるでしょうが。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:1)
- やはりこのサイズで何かをしようとするのは無理だと思うわけですよ、私は。
だからなに? という感想しか出てきません。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:2)
- んー……。あらすじを並べて読まされたような感じです。
月をいくつか並べて、テンポよく行きたかったんでしょうが、それならもうすこし描写を崩したほうがいいかと。
- No.99 かんじょうせん (採点:7)
- うーん、うまい。夢を列車とかけましたか。
それでかんじょうせんですか。なるほど。そのタイトルセンスには脱帽。
ただ、ラストで終わらない夢を見るために思い出してしまった事実を否定するさっちん、というのはさっちん好きとしては見たくなかったかなぁ、と。すこしダークくさい。
さっちんの魅力は、結局最後の最後で自分を持てる強さだと思います。死ぬ間際に「わたしのいえはこっちだから。ばいばい」なんて普通いえません。
完全に奈須さんのセンスにやられてるんですがw さっちんには逃げて欲しくなかったかなぁなんて。
- No.102 Climax Together (採点:6)
- ラストシーンまでは、5点。
最後のセリフの「うん、聞こえる」にすばらしいセンスを感じたので、1点プラスと言うことで。
- No.111 午睡 (採点:3)
- 三人称と一人称が混在しています。
使われ方からすれば意識的にやってるのかなぁと思いつつも。
とりあえず、オリジナリティがありません。わたしは月姫SS読んだことないんですが、アルクのこの手の作品は誰でも考え付くんじゃないかなぁ、と。
アルク萌えにはたまらんでしょうが、それ以外の方にも訴えかける何かが足りません。
○須啓 さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- 会話のテンポも、ギャグの勢いも良かったと思います。
気持ちよく読めたのですが、もう少し短い方がまとまりがあったかなあという気もしました。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- アルク暖かさが、詰まっていて良かったです。
変わっていく彼女の心が、短い中にも上手く書かれていたと思います。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:5)
- 必死に七夜を残そうとする彼が、哀れを誘いましたです。
アルクより志貴を狙った方がやっぱり自然かなあ?と思ってしまったんですが、
最後のアルクの彼に対する思いが良かったです。
- No.4 「孤月之序」 (採点:4)
- 志貴を迎える三人の葛藤が上手に描かれていたと思います。
でも、本当の琥珀さんのが、多重人格っぽく登場、というのにちょっと抵抗が。
- No.5 そうめい (採点:6)
- 彼女の選択があまりに残酷すぎて、優しすぎて、切なすぎます。
良いお話でしたが……琥珀スキーな私には悲しすぎて、この評価に。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:4)
- 焼き肉大帝都+アルク+シエル、の時点で大体予想できるお話だったのが、
ちょっとだけ残念でしょうか。
志貴を巡って、恋する乙女状態になる二人はほのぼのとして良かったです。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 少しだけ人としての心を覗かせた彼の変化がとても印象的でした。
人ではないものとしての琥珀と彼の対比も、おもしろく読ませていただきました。
- No.8 玉梓結び (採点:8)
- 琥珀の危うさと、優しさが悲しく感じられるお話でした。
秋葉を破滅させたあと、それでも志貴を巻き込めない彼女の心がとても良かったです。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:3)
- なんだかよくわからないままに話がすすみ、そのまま終わってしまった。
そんな印象を受けてしまいました。
- No.10 幸せ (採点:3)
- 独白モノ、ということを考えればこの程度の長さが良いのかな、と思いましたが
やっぱり、ちょっと物足りないかなあと。
幸せに満ちた琥珀さんはとても良いのです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:6)
- オリキャラが違和感なく月姫の世界観にとけ込んでいますね。
設定の緻密さ、描写力などは素晴らしいと思いますが、
オリキャラメインなのに抵抗があったので、この点数。単純に好き嫌いの問題で恐縮です。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- 秋葉が生きているということは、琥珀さんは七夜になっているのでは。
という設定の違いが気になったのですけれど、それはさておき、ちょっと
お話が唐突すぎるかなあ、という感じがいなめませんでした。
いつまでも、何年でも、自分を責め続けるのはいかにも志貴らしいような気がしました。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:2)
- えーと、コメントしづらいのですが(汗。
あまりに内容がないのでは、と思ってしまいましたです。
- No.14 暁 (採点:4)
- 淡々と短く続く言葉が、上手く雰囲気を出していると思います。
ありそうだな、と思わせる未来の一コマに納得しかけたんですが……
ここで切っちゃうとさすがに消化不良かなあ、なんて思いましたです。
- No.15 転校生!? (採点:5)
- 志貴と一緒にいるためなら、手段を選ばないアルクが可愛いです。
『志貴と一緒なら〜』の台詞に撃沈されそうになりました。
できればもうちょっと読みたかったかなあ、という思いが残ってしまいましたです。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:6)
- ロアの着ぐるみのチョイスと、そのままで何気に強い彼が好きです(笑。
でも、ちょっとオチが、物足りないかな、と思いましたです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:7)
- 一緒にいられる時間が少ないことが分かっているからこその
アルクの想いが、すごく良く描かれていたと思います。
タイトルの幸せな記憶が未来に向けてのものであることも上手いなあ、と思いました。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:8)
- 『四季』が一体どういう存在なのかなと気になって読み進めていましたが、
タネを聞いて「なるほど」と納得。
とても上手にお話を構成していると思います。
欲を言えば、事態が発覚してから琥珀が死ぬまでの流れがちょっと唐突かなあという気もしましたが
面白かったです。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:8)
- 自分と志貴の終わりを見つめて語るアルクェイドに、強さと儚さと悲しさが見えて、
実に「らしいなあ」と感じました。
そしてその終わりから逃げようとはしない志貴とアルクの関係がとても心地よく感じられました。
……シエル先輩は、ちょっとかわいそすぎる役回りかなあと思いましたが(笑。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:2)
- いや、すみません、設定とか、状況とか飲み込めなかったんです。
なんだか本体のないプロローグかエピローグだけがあったみたいな感じで。
- No.21 金色の刻 (採点:7)
- ほんの少しだけでも、さつきに報いのある終わりを。
そんな哀しいお話を、上手な雰囲気の文章が引き立てていたと思います。
シエルとさつきの間にどんな出会いがあったのかもちょっと気になったりもします。
- No.22 クリーム (採点:4)
- 記憶のピースを失ってしまった志貴のどこか空虚な雰囲気が上手に
出されているとおもいます。
でも、お話的にちょっと淡泊だったかな、という気がしてしまいした。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- うーん、良いお話なのですが、歌月十夜の酔月夢とイメージが重なりすぎて。
ちょっと評価しづらかったです。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- 想い人の過去をしる相手への嫉妬と、未来をともにする相手への羨望。
そんな二人の女性の思いが綺麗に綴られていたと思います。
それに気付かない志貴もいかにも「らしい」ですし(笑。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:7)
- シエルとななこの出会いのお話。しんみりと、もの悲しい良いお話だったと思います。
シエルが、吸血鬼時代の記憶を取り戻したあたりは、その苦悩がすごく伝わりました。
あと、最初から一言多いななこが、いかにもらしくて良かったです(笑。
- No.26 注文の多い…… (採点:5)
- 交錯する志貴とシエルの想いが楽しかったです。
こういうお話の構成は好きなので、楽しんで読めましたが、
ちょっと終わりが唐突かなあという気がしました。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- えーと、ごめんなさい(汗。
いろいろとご意見があるかとおもいますが、私は受け入れられませんでした。
こういうの。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:4)
- アルクの血で七夜の意識が活性化するとう解釈は面白いと思います。
ただ、ちょっとあっさりと志貴が七夜に負けすぎかなあという気がしてしまいました。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- えーと……大好きです、こういうの(笑。
アルクと先生のやりとりが軽妙で、暖かくて、とてもほのぼのした気分にさせていただきました。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- 志貴が琥珀に七夜の名前を譲った理由付けが上手いなあと感心しました。
七夜から再び琥珀に戻っても、ちゃんと歩き出そうとしている琥珀さんに
すごく好感が持てましたです。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- 羽居にああいう設定をもたせたのが凄いなあとまず驚いて、
次に彼女たちの友情に心暖かくなりました。良いお話でした〜。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:5)
- さつきルートの可能性としてよく考えられたお話だな、と思いました。
文章がちょっと読みづらかったのが残念です。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:10)
- ああ、すごくほのぼのとしていて、優しい気分になれました。大好きです、こういうの。
翡翠と琥珀さんの会話もよかったですが、お互いの想いが交錯しながら綴られていく
琥珀さんと志貴の会話がもう、凄く良かったです。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:5)
- 綺麗なお話なのですが、ちょっと淡泊かなあという印象を受けてしまいました。
「俺を待たせた責任〜」という志貴の台詞は、上手いなあ感心しましたです。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:3)
- なにげない柔らかな文体なのに……な、内容が黒すぎますが(汗
いや、ある種ここまで思い切ったネタを作られたことにます、賞賛を。
あとは好き嫌いの問題だとおもいます。ええ、あの志貴の黒さに耐えきれるかどうか(汗。
- No.36 if... (採点:7)
- 綺麗な作品だな、と思いました。
どこまでも哀しい彼女のあり方がとてもよく現れていたと思います。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- どこかで本編とリンクするのかなあ? と思って読んでました。
アルクとの出会いを再構成するというのは面白いと思いますが、
こちらのアルクの背景がもうちょっと描かれていてもいいのでは、と思ってしまいました。
- No.38 『のら』 (採点:7)
- 素っ気ない一子の纏う雰囲気、そしてその理由が、とても上手に描かれていたと思います。
読み終わって、上手いなあ、と思ったのですが、ちょっと淡々としすぎかな、
という印象も残ってしまいました。
- No.39 君が大人にする (採点:1)
- ……え? 続きは? という感想しか思い浮かばず(汗
遠野家の面々の日常が良く描かれていて、どうオチをつけるのか楽しみだっただけに、
ガクッときました。
- No.40 儚き夢 (採点:1)
- あるいは意図的なのかもしれませんが……とにかく読みづらいです。
アルクの儚さを上手く書けていたかもしれない内容だっただけに残念です。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- 自らの過去に対する琥珀の迷いがとても綺麗な雰囲気の中で描かれていたと思います。
お話的にも綺麗にまとまっているなあ、と思いました。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:6)
- どこまでが琥珀さんの脚色なのかが気になるところではありますが(笑
ほほえましい翡翠の内面がたのしく描かれていて非常に楽しめました。
- No.43 願い (採点:5)
- 小さな幸せを願うアルクの心情が良かったです。
でも、ちょっと展開が慌ただしかったかなあ、と思ってしまいました。
- No.44 最後の夢 (採点:6)
- 最初はほのぼのかなあ、と読み始めたのですが、ダークなお話へと変化する
展開が上手かったと思います。
最後に夢を見せてくれた先生と、その夢さえ見られない志貴が切ないですね。
- No.45 その花に見守られて (採点:8)
- 月姫の出来事から数年、成長した大人たちの死の受け止め方が、淡々と
でも切なくて。
長い分量かつ重いテーマなのに、途中で飽きることなく読ませて頂きました。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- さっちんが死ななくてすむシナリオの一つ。
エンハウンスを絡めることでそれを作り上げられたのは上手いと思いました。
戦闘の描写もですが、志貴とさっちんの会話が切なくて良かったです。
- No.47 夢限間待 (採点:3)
- 終わり方が唐突で、途中で打ち切られてしまったように感じました。
作品本体の雰囲気、志貴同士のやりとりは好みだったので残念です。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 翡翠の料理で、ドタバタものになるのかな、と思っているとちょっとしんみりとした
でも暖かいお話でした。翡翠ではなく琥珀さんの味覚のリハビリという点も良かったです。
- No.49 夢の日々 (採点:3)
- まさか、彼女と志貴が?! ということにつきますです。
せっかく意表をついてくださったのだから、志貴となにがあったのかは
書き込んで欲しかったかなあ、と。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- 翡翠を中心に繰り広げられる出来事と会話、お互いの気遣いが
とても暖かく、心地よく読ませて頂きました。
翡翠とアルクの組み合わせも新鮮でいいなあ、と思ったりも。
- No.51 ラヴ・レター (採点:6)
- アルク・トゥルー後のお話はまさにSSと言う感じがして好きです。
みんなに支えられて立ち直った志貴がちゃんと未来のパートナーを選ぶのも
好感が持てました。
- No.52 七夜の闘法 (採点:9)
- 戦闘描写が上手いこともありますが、七夜が戦った理由に唸らされました。
秋葉との会話で感じた違和感は、そういう理由だったのか、と。
うまく月姫の設定を生かして魅力的なバトルものに仕上げられたのは素晴らしいと思います。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- ラストシーンが非常に良い雰囲気で、「私たちは海を知っていたんだね」の台詞に
ぐっとくるものがありました。お話的に非常に大好きです。
おそらくは容量制限のためだと思うのですが、ちょっと淡々と話が進みすぎてしまった感がありました。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:5)
- 志貴に殺される覚悟で行動をともにするさつきが、どういう結末を迎えるのか。
それを引き立てる物語の作り方が上手いなあと思いました。
- No.55 SEPIA (採点:7)
- いつアルクが出てくるのかな〜、と期待して読んでいました。
最後の最後に、志貴を見送るために現れる彼女がとても優しく、切なくて良かったです。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:6)
- 羽居の優しさがとても良かったです。短冊に書かれた彼女の願いにやられてしまいました。
志貴が戻るまえの秋葉のエピソードとしてとても自然に描かれていたと思います。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:5)
- シオンに対する秋葉の優しさがほほえましい作品でした。
シエルに対するシオンの容赦の無さも最高でしたが(笑。
- No.58 青い記憶 (採点:7)
- すごく完成度の高い作品だなあ、とため息をつきました。
翡翠と志貴の心の交わりがとても綺麗に描かれていたと思います。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- ななことシエルの出会い、そして別れ。そこまでは予想出来てはいましたが、
その後アルクに引き取られるという展開がとても良かったです。
アルクとななこの類似点をそこに見いだされた着想が素晴らしいと思います。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- アルクの純粋さ、そして、不安が凄く良く現れていたと思います。
志貴の魔眼殺しをこういう風にお話に絡ませるのは上手いなあと感心しました。
- No.61 BRAVE HEART (採点:4)
- まさか、アルトとさっちんが組むとは。
アルトに対する解釈が目新しくて楽しめました。こういう展開だと
将来的にさっちんが志貴に再会できそうで良いですね。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:5)
- 有彦が入ると案外こんな風にあっさりまとまったりもするのかな、と
妙に納得してしまいました。
コミカルで、すこしシリアスな作風が良かったです。
でも、タイトルと内容が一致してないのが少し気になりましたです。
- No.63 クリシュターナット (採点:6)
- 常ならざる志貴の態度に、何事かなあ、と読み進めた後に待つ琥珀の死。
構成が上手いなあと感心しました。雰囲気を醸し出す描写なども上手いと
思いました。
- No.64 二重の鳥 (採点:6)
- 最後の琥珀さんの独白がとても寂しく、印象的でした。
それまでのドタバタの中で、時折覗いていた琥珀さんの翳りも納得でしましたし。
でも、いくらアルクでも雛をバーベキューには……するのかもしれませんけど(笑
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:6)
- 単純なこと、当たり前のことに気がつけない、というのは彼女にはありそうだなあ、と納得でした。
ちょっち、志貴の態度が目的にしてはきつすぎるなあ、とは思いましたが、最後の二人は
とても良かったです。
- No.67 金色の記憶 (採点:8)
- 柔らかくおだやかな雰囲気が心地よいお話でした。
レンに対する志貴の思いやりがとても優しくて好きです。
やきもちレンも可愛いですしね(笑。
- No.68 Green Sleeves (採点:10)
- 秋葉ノーマルエンド後のSSとしては、理想型じゃないか、と思いました。
琥珀、翡翠、志貴、シエルそして秋葉。それぞれの想いで綴られる物語が素晴らしかったです。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:6)
- ロアと朱い月ではないアルクとの会話が、新鮮でかつ雰囲気が出ていて良かったです。
穏やかな会話でありながら、全体的にもの悲しいのは、
絶対にあり得ないだろうな、というシチュエーションだからでもあるのかなと思ったりもしました。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- 凄い好きです、こういうの(笑。
泳げないアルクと強烈なまでに可愛いですし、シエルとのやり取りも心地よいです。
彼女との関係に想いをはせるシエルの心情も、彼女らしくて良かったと思います。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:5)
- ───え? 終わり?
という感じで、終わり方があまりに唐突に思えました。
翡翠とアルクのやり取りなどすごくほのぼのと楽しめただけに、ちょっと残念です。
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- 報われない終わりには違いないけれど、それでもまだ救いのある終わりを。
そんな感想を抱かせて貰えるような切ないお話でした。
あえてシエルに殺されるのではなく、ああいう終わり方をさせたお話の作り方が上手いと思います。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:4)
- 朱い月の視点から俯瞰された物語、というのは新鮮でした。
作中に漂う雰囲気も独特のモノがあって良かったのでは、と思います。
でも、ちょっと何が書きたかったのか伝わりにくかった気がします。
- No.74 月と夢と現実と (採点:3)
- 七夜の出現も、さつきとシエルとの遭遇も唐突に始まり、唐突に終わる。
作中の志貴の台詞ではありませんが、よく分かりませんでした。
- No.75 埋葬された物語 (採点:1)
- これは分かる人には面白いんでしょうか?
さっぱりわかりませんでした。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- 大笑いさせて頂きました(笑。テンポの良い会話、勢いのある戦闘描写もあいまって
長さを感じさせずに一気によむことができました。いや、トマト帝、いいなあ。
でも、魅力的なキャラたちが月姫キャラを食ってしまっていたのが月姫SSとしては
ちょこっと残念でした。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- アキラの未来視と弓塚をこういう風に絡ませるのかあ、とまずはその発想に感心しました。
徐々に真相に気付いて、必死に未来を変えようとするアキラの心情も
すごく上手に描かれていたと思います。
- No.78 月今宵 (採点:5)
- アルクが去ったあとの志貴のどこかうつろな雰囲気がよく出ていたと思います。
七夕にいのりを捧げるというネタは良かったのですが、話の展開が唐突すぎるかなあ
とも思ってしまいました。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- ありえない情景とありえない会話が、すごく自然にとても優しく感じられました。
夢で彼女に出会った志貴に、あの時の謝罪をさせるのではなく、何気ない会話を交わさせる
というお話の作り方、そして雰囲気がとても素晴らしかったと思います。
- No.80 離珠夢 (採点:4)
- (注)が親切でした(笑。
それはさておき、ほのぼのとした遠野家の一幕がほほえましかったです。
でもちょっと素直すぎるお話だったかな、という感じがしてしまいました。
- No.81 クリームダウン (採点:5)
- 一体今はどういう状況なのかなあ? といろいろと憶測をさせてくれるお話でした。
静かな、でも危うげな雰囲気で、こういう含みをもたせた作品が好きな方も多いだろうな、
と思います。でも、私にはちょっとわかりにくかったかな、と。
- No.82 月宴 (採点:7)
- オールキャストによるパーティ、ただの友達として過ごすあり得ない時間。
楽しい雰囲気が伝わってきて、こちらもほのぼのとできました。
おまけの2がお気に入りだったりします(笑
- No.83 白く染まる (採点:4)
- レンの行動の一つ一つが可愛くて良かったです。暴走しがちな志貴の親ばかぶりも
ほほえましくて。ななこの扱いはちょっと不憫だったかなあとおもわなくもないですが(笑。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:4)
- 反転した秋葉が元に戻るのではなく、少しだけ意志をもって歩き始めるという
終わり方が良かったと思います。
ちょっと暗殺者の登場が唐突かな、とも思いましたがあのラストに続けるのなら
良いのかも知れませんね。
- No.85 墓標 (採点:6)
- 切ないお話でした。志貴の死という必ず訪れる事実に対する答えの一つ。
アルクだけでなく、琥珀さんまでも壊れていることが一層切なかったです。
- No.86 ありがとう (採点:9)
- 一番大切なものを失ってしまった彼女が、それでも救いのあるお話でした。
暖かい前半部と、切ない後半部分の対比も良かったです。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:7)
- 物語のテンポ、志貴の生きることへの想いがとても心地よいお話でした。
「いつ、先生が出てくるんだ?!」って待ってたんですが、こういうのも
綺麗で良いなあと。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:10)
- 情景の描写がとても上手くて、穏やかな二人の姿がとても良く想像できました。
お話の方も良く作り込まれていて、暖かい良いお話でした。
- No.89 Gの夜 (採点:3)
- 軽快にテンポ良くすすむ会話が良かったです。
でも、あまりにもあっさりしすぎかなあ、という感じがしてしまいましたです。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:9)
- 文章も、錯綜する物語の構成も素晴らしいと思います。
物語を語っていたのが、あの死徒であったという点も意外性があって好きです。
ただ、やっぱり、志貴がさつきを手にかける展開には、違和感が残ってしまいました。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:10)
- 月並みな言葉でしか言えませんが、とても面白かったです。
キャラが生き生きとしていて、ほのぼのしていて、ちょっとだけしんみりとして。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- 静止衛星をキーワードに三人のヒロインを描く手法が上手いと思いました。
不器用な彼女たちの想いがとても綺麗に表現されていたと思います。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:8)
- 文章的に読みづらいところとかあったりしましたが、どのキャラもいかにも「らしく」て。
特に志貴、アルク、シエルがすごく良く捉えられていたと思います。
ただ、「死徒化する」という最後の結末には素直に納得できなくて。
もうすこし、その辺りの説得力があればなあ、と思ってしまったのが残念でした。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:5)
- なるほど、と読み終わって思わず納得しました。
歌月十夜のワンシーンとして組み込む手法も、
原作の雰囲気通りの自然さも、上手かったと思います。
- No.95 闇と月の光 (採点:8)
- 志貴の琥珀に対する言葉の数々がとても良かったです。
「生きる目的が必要なら───」のあたりは、いかにも志貴らしいと感じました。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:5)
- 何気ない、でも、危うさを孕んだ彼らの日常が良く描かれていたと思います。
できるだけ、この幸せが続きますように、と思わせてくれる作品でした。
- No.97 Placebo (採点:4)
- 壊れてしまう琥珀さんが、とても哀しくて、辛いお話でした。
感応能力に対する解釈も面白いとおもいましたです。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:5)
- 詩のように綺麗な作品だなあ、と思いました。
流れる月日の中で穏やかに紡がれる二人の雰囲気が良かったです。
でも、なんで9月でおしまいなのかな? と思ってしまったりも。
- No.99 かんじょうせん (採点:8)
- 読み終わってため息がでるくらい切ないお話でした。
本当に、幸せってなにか、と考えさせられるくらいに、この主題と
さつきというキャラがマッチしていたと思います。
- No.100 夢語り (採点:7)
- 志貴とさつきのすれちがう思いが、レンによって結ばれる物語が、
とても優しくて、心地よかったです。
さっちんの言葉だけでは、解けなかったはずの志貴の疑念がレンの存在でほどかれて、
彼はようやく悪夢から開放されるというお話の組み方が上手いと感心しました。
- No.101 それだけでいいから (採点:6)
- 要領が悪い志貴と秋葉のバカップルぶりが良く出ていたと思います。
それと、有彦と琥珀さんのコンビがよいなあ、と(笑。
- No.102 Climax Together (採点:6)
- うーん、「月世界」から終わりにかけての展開があまりにも唐突に感じてしまいました。
それまでのお話の流れ、雰囲気ともにすごく良かっただけに、
非常にもったいない気がしてしまいます。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:6)
- 最初はてっきりシリアスだと思ったのに、こういう展開になるとは。
暴走する秋葉と引きずられていくシオンのコンビが良かったです。
しかし、SS界での志貴は黒いなあ、としみじみと思ったりもしました(笑
- No.104 話をしよう (採点:5)
- 志貴が積極的に愚痴をアルクに零すという構図は目新しかったですが、
違和感もなく、ほほえましくて良かったです。
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:7)
- 最後、ただ分かれて終わってしまうのかな、と思っていたところにあの展開。
正直、意表をつかれて、なるほどなあ、と。
弓塚さつきがタタリとして現れたもう一つ意味に、感心しました。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:8)
- まさか、そういう人物に着眼するか、というアイデアだけでもお見事でした。
意識の残った「死人」という存在の哀れさがの描写に、ため息がでましたです。
- No.107 Т3 (採点:5)
- なるほど、タイトルはそういう意味だったのですね。妙に感心。
コミカルなキャラたちと、ほのぼのとしたラストが良かったです。
- No.108 名も無き絆 (採点:6)
- 志貴の優しさと頑なさがいかにも「らしいな」と感心しました。
前半部分の眠りの中の志貴の思考が、雰囲気は良いのですが、ちょっとくどいかなあと思ってしまいました。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- リーズバイフェを中心としたシオンの過去が実に上手に描かれていました。
想像していたリーズバイフェよりも暖かい人柄でしたが、彼女とシオンの関係が良くて。
それだけに、最後が少し尻切れに感じてしまったのが残念でした。
- No.110 おすそあくび (採点:6)
- ああ、志貴ならやりかねんなあ、と思ったりしましたが、あんまりかも(笑。
恥ずかしさのあまり暴走しまくるアキラちゃんがほほえましかったです。
何げに全てお見通しの秋葉様がこわかったり。
- No.111 午睡 (採点:4)
- アルクェイドの心情がとても暖かく描かれていたのですが、
ちょっと単調かなあという印象を受けてしまいました。
○大崎瑞香 さん
- No.1 話幼月中 (採点:2)
- 同じような話が一本調子ですすんで、読んでいて辛かった。
○竹仙人 さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:3)
- お話自体は、迷子の女の子を放っておけないアルクェイドの優しさや母性が伝わってくる、とてもハートフルな内容だと思います。
しかし、それを存分に読者に伝えるには、残念ながら筆者の中に確固として存在しているであろうテーマがきちんと文章化されていないように感じました。行間を読もうにも、それのとっかかりとなる少なめの描写自体があまりにも漠然としすぎているので、読んでいる側としては、すっ飛ばし連続でさらに背景がはっきりしない映画を観ている気分になります。お話自体が良くても、それでは読者に書きたい事は伝わりにくいと思います。
個人的には、あの行間を全て文章で埋めるくらいして欲しかったなー、というところでした。
- No.4 「孤月之序」 (採点:4)
- なるほど! ここをきましたか。確かに志貴が有間の家から帰る前日ってのは、それぞれに思うところがありそう。何せそれまでの生活とは打って変
わって秘密にしなければならない事が多すぎるし、またそれとは別に、三人は個人的に志貴と関わりを持っていたわけだし。そりゃあ、前日なんて言っ
たら眠れなくなったり挙動不審になるのも頷けます。
……と、冒頭の何やら高尚に映る(俺は基本的に詩=なんだか良く分からないけれどとりあえず比喩的なもの、と捉えてます。どんな詩を読んでもとり
あえずすげぇと感じてしまう性質なのです(笑) 詩と併せて前半部を心地良く飲み込めたのですが、後半、特に本当の琥珀の云々は、どうもしっくりきま
せんでした。琥珀が脈絡なく倒れて本当の琥珀とやらが現れ、説明口調で琥珀シナリオの核を語るだけ語り、言うべき事を言ったら消える。この単調な
流れだと、まず話ありきでキャラが都合良く使い回されているという印象が残りやすく感じます。そう感じた身としては、あんまり良い印象ではないし。ど
んな話でも多かれ少なかれキャラは手駒という要素はありますが、この手の出し方だと特に顕著に現れやすいと思うのです。
現在の演技琥珀と過去の琥珀が全く別の意志のようになっているのも疑問符が拭えず、俺には全てを飲み込んで楽しむ事が出来ませんでした。何と言う
か、読んでいて一度でも「話が作者に振り回されている」と感じてしまうと、その後の展開は何かとまず訝しさを含めて見てしまう癖があるので(汗
この話もご多分に洩れず、琥珀のところで一旦不信感を募らせてからは人形劇を観ている気分になりました。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:5)
- 盲目というか、もはや失明してそうだ(笑 そのムリヤリな都合良さがこういう話だと妙に納得出来てしまうのは何でだろう。
正統派コメディで、飽きずに読めました。ただ逆に、話の流れから最初から最後まで無難すぎるというのが不満点でしたが。たとえば終了後に別の場所で黙々と記録樹立している有彦&志貴の二人組とか……胃のキャパシティがおっつかないか(笑
とにかく、良いネタだと思います、うん。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:7)
- 遠野家を始めとする一族の相関図を忘れてしまったので、細かしいところは気にせずに。
軋間紅摩のキャラクタが、数%くらいある人間的な一面のおかげか、かなり好印象でした。
ゆえに通して飽きなく読めました。
短いセンテンスでテンポ良く文章を連ねていくのも、話の雰囲気作りに一役買っていたようです。ぴったりはまってました。
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- 冒頭から期待を込めて読んだのですが、結果的にはちょっとだけ期待に及ばなかった、という感覚です。プチ竜頭蛇尾。
過去の自分との対話というのは原作中になかったと記憶していますが、どうでしょう、あったらゴメンなさい。好きじゃないんです。人の心理を軽々しく扱っている、もしくな書き手として安易な方向に逃げているように錯覚してしまって、ちょっと良くない気分になってしまうので。偏見かつ好みですが。
琥珀の心理を大事に扱うべき話だと思うのですが、全体的にしっくりきませんでした。上記とは別に。何て言うか……書くべき心理を書かず、おざなりにされている感が。まとまらないですが。
ややもすると唐突になげやった感のするラストですが、妙に余韻が残りました。
- No.10 幸せ (採点:1)
- 偶然にも、この作品を読む直前に琥珀シナリオをやり直してきたのでありますが。
うん。
だけでした。読み終え、出てきた言葉は。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:2)
- 結局、春夏秋冬いつだって変な人は居るわけですな。
春に増えて、夏に増えて、秋に若干減って、冬は冬眠ですか。そしてまた春に出没と。
……変な人だ。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- かなり好みのギャグでした。ロアくん最高。
バトルの展開も一貫して阿呆道を究めているので、純粋に楽しめました。
そして何より、タイトルだけで噴き出してしまった……ヤラレタ。
- No.17 幸せな記憶 (採点:6)
- なんともしっとりとした、優しいお話でありますね。お話自体はオーソドックスで、無難に纏めてあるにもかかわらず、逆にその分かりやすさとすっきり感が好印象でした。
ちょっとAIRを連想してしまった節もありますが、いち読者として、俺もその後の『幸せな記憶』に期待させてもらいます(笑
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:5)
- あ゛あ゛あ゛あ゛っ、個人的に滅茶苦茶惜しい作品でした。何と言ってもラストが。
空白で間を稼ぐなら、いっそそこを全て文字で埋めて欲しいかも。さすがにあれだけの行間を読むのは、なかなかに苦行なので。それも一つの技術ではあるでしょうが、多様すると逆効果。たくさん改行すれば雰囲気出るだろ、という安易な方向に逃げているように映ります。というか、そう見てしまいます。山場だからこそ、読者の想像に任せてしまってはいけないと思うのです。
物語自体は悲恋とも言うべきか、特に四季に看取られて逝く琥珀の最期は情緒に訴えかけてくるものがあり、感動的ですらあります。なのでなおさらに残念でした。俺、和服四季好きなんで(笑
後は、もう少し地の文で読者を惹く要素があれば、とも。前半が少し、読んでいてだれてしまったので。
でも面白かったです。何より四季が良かった。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- 変なところで改ページされているのは何でしょうか。特別な効果があるようには見えませんでしたし、こういう事をされると、俺のような変人は「むっ、珍しい改ページ。どういう効果だこれは?!」などとと躍起になって理由を見つけ出そうとするので。もし俺が気付いてないだけだったらごめんなさい。
お話自体はある意味無難で、あれですね、ほのぼの(笑 それも地の文ではなく台詞で説明しつつ状況進行していくのは原作と同じところ。アルクェイドとシエルの友情がようやく形となって表れたところが粋です。メルブラやってないのでシオン云々は分かりませんでしたが、それでも支障なく読めるよう書かれていますね。
全体的に、とりわけ会話の内容が丁寧で好感触でした。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:4)
- それまでの秋葉が無機質すぎて、最後の余韻が感じられにくくなっているように思います。
この局面においても徹底したリアリストを貫き通す秋葉は、実際そういう人間なのでしょうが、どこか違和感が残りました。
……それにしても、熱い女で。
- No.22 クリーム (採点:8)
- 切ない。読み終えた時の余韻は、ただその一言に集約されるものでした。
短編の真髄を見せられたー、と勝手に思ってしまってますが、筆者は短編書きさんでしょうか。違ったら、なんというか凄いとしか。
アルクェイドどシエルの対話も、そういえば原作でもこのくらい険悪だったなぁと思いつつ読み、最後の「できたら、渡しといてくれるかな」で、俺の中の何かが、音もなく大きく切れました。胸の中の線が。
やはり切ないです。
大好き。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:5)
- うん、ポジチブ。
台詞が当たり障りなさすぎるのが残念でしたが、さくっと読めて、さくっとしんみり出来ました。
これで、それこそベタという感想を吹き飛ばすくらいガシガシ書いてあったらと思うと、やっぱり惜しいです。雰囲気がとても感じられたので。
- No.27 二人の未来 (採点:2)
- 陸上競技場にふんどし締めてやって来る人が居るとは思いませんでした。しかも隠そうともせずに。
その度胸と潔さは評価に値します。作品とは関係ないっちゃないですが、姿勢ってのも大切だと思うんで。…でもそれを言うと原作未プレイってだけで大幅減点に……まあいいんだ、細かい事は。タイトル三つあってめっちゃ笑いました。とんでもないスペースの使い方で更に笑いました。更に日本語の使い方でも笑いどころが何点か。
どれだけ笑えたか、で評価するなら間違いなく高順位なのですが。
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- 主人公を除いたキャラ同士でこういった実のある会話を見せられると、それだけで満足してしまいまうー。読み手に何の違和感も与えずにこれだけの台詞群を揃えるのは、俺などからすればとても凄いと感じます。何より二人が活き活きとしていて面白い。
あー……なんだろう。ごちそうさま(笑
- No.41 オールトの雲 (採点:9)
- 完成度が高く、台詞、地の文ともに澱みなく読めました。いや、面白かったです。面白かったというか、魅入られた、とうか。要は楽しめたという事で(笑
琥珀さん大好き。
雰囲気も大好きだっ。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- あーもう。散り際の話は他に読みたくなくなりました。
抑えられた筆致がまた雰囲気に合致していて、なんともむらのない仕上がりになっています。いや、引き込まれました。
これだけリアルに組み立てられていると、もう、何て言っていいやら。ありがとうございます。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- さつき……五月……なるほど……うん。
前半から中盤にかけて、読んでいる最中にややだれてしまいました。もう少し痩身に出来なかったかな、と。どうも戦闘場面が俺には不要に感じられたようです。
お話そのものは、アルクェイドのシナリオと上手く噛み合わせて組まれていました。ああ、こういうのもあるようなあ、という。補間としての正統派ですね。異端も読んでみたいですが、それは他の作品に期待という事で(笑
- No.55 SEPIA (採点:5)
- 前半がちょっと……そのせいでとても残念な事に……
ホントに、後半は引き込まれただけに……
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- なんだかこまっかしいとこはどうでも良いくらい馴染んで飲み込めました。
有彦の言葉を借りるなら、面白いならいっか、と。アバウトでいきましょー。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:6)
- No.72 ある幕間 (採点:8)
- ……一途やっ! 漢らしい死に様を見さしていただきました。
なんと言いますか、さつきに尽きますな。俺が女だったら惚れているところです。
作り方が上手いと思います。雰囲気がみっちりと。
- No.75 埋葬された物語 (採点:7)
- ぶるま。
絶妙なワケ分からなさ加減が好きです。たぶん、○ーさんじゃないかなあと。違ったら、ぶるま。
それも黒ぶるまとは。御見逸れしやした。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:5)
- とてもいい話で……優しい話だとは思うのですが……俺には駄目でした。何がって、台詞と文章が……たぶん、完成されているのを前提として、いちばん反りが合わないタイプだと思うんです。読んでると、まず何よりフラストレイションが溜まっていくんです。
それを作者の色として飲み込めない自分が悪いんですが……ああもーっ。
…ゴメンなさい。
- No.81 クリームダウン (採点:8)
- いいなぁ、短編、短編や。
好きです。
いくぶん粗っぽいですが、一点に収束していく空気がなんとも言えず好み。
- No.85 墓標 (採点:5)
- 正しかったのか、間違っていたのか、それは当人達にしか知るよしもなく。
ただ、こうして読んだ限りだと、間違いではないという気になってきます。まあ、そこから先は道徳観念の世界なので置いといて(笑
これをねっとりと描かれたら、きっと俺は魅入られてたと思います。でも、逆に拒絶が起きそうな気もして、やや複雑っす。
ふーむー。
- No.99 かんじょうせん (採点:6)
- ぐるぐーる。
地味でしたが、その地味さがまた。
良い感じでした。
- No.110 おすそあくび (採点:7)
- もう、屁にもならんわ!
二度目もアキラだったらどうなっていた事か……激しくいたたまれないです。いやでも、なんと言うキツい状況だ。良心的な効果音がかなりの救いとなってますね。濁点とかくっついてくる効果音だったらアイデンティティが崩壊していたかもしれず(笑
ありがちに見えてなさそうなハプニングがきちんと随所で強調して書かれていて、上手いし、面白かったです。
○辻音楽士 さん
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:9)
- タイトルは、某傑作SFからですか?
それとも、某傑作スペースオペラ外伝3の方からでしょうか?
それはさておき、今回のコンペにおける最良の収穫。
私的1位作品です。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- 一言。無条件におもしろかった!
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:8)
- 読み始めて思った。碧郎風月姫だと。
晶と秋葉が、それぞれ「As her sister」シリーズの栞と秋葉に、そして、アルクェイドが先生に重なりました。
間違っていたら、ごめんなさい。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:8)
- タイトルセンスが素晴らしい。
もし、ベストタイトル部門というカテゴリーがあったなら、この作品を1位に推したい。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- 読み終えた最初の感想は、「惜しい」であった。
素晴らしい。そして、あまりにも惜しい。
途中までは、いや、読み終える直前までは、このコンペのおける最初にして最後の10点満点をつける作品と出会えたか?と思ったのだが…
○都築秀一 さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- 作者まるわかり。
啓子さんも出してほしかった。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:5)
- アルクほのぼのー
いい感じ。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:5)
- アルク対七夜志貴と言うある意味最強対決。
七夜の心を垣間見る話です。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:4)
- なんじゃこりゃ
という感じ
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:4)
- もし志貴が殺人貴になったらというifを突きつけられる恐怖をアルクの存在で乗り切るという作品。
少しわかりずらい。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:3)
- 志貴が無事なのがちょっと・・。
やはり志貴は半死半生じゃないと(笑
- No.14 暁 (採点:3)
- 短いし誰の作品かもわからないし評価のつけようがない。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 続きが気になる。
ちょっと消化不良
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:4)
- ロアいじめというかロア不幸物語というか。
先輩の扱いもかなりひどいし・・
- No.21 金色の刻 (採点:5)
- 羽ピンは何しに出てきたんだ?
- No.29 「蝕後」 (採点:5)
- 前向きのアルクがいい感じ。
先生もあきらめずにもっと食い下がってもらいたかった。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:6)
- 羽ピンでこうきたかっ!という感想。
この話はいわゆるハッピーエンドというかんじですね。
トゥルーエンドっぽい話も見てみたい。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:5)
- 琥珀さんのほのぼのー
琥珀さんの独白がいい感じです。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- アルク好きにはたまらんトゥルー後の話
アルクと会うのは別の人がよかったかも
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:4)
- 遠野志貴←色馬鹿
アルクはいい迷惑。
- No.36 if... (採点:5)
- 基本、王道、アルクトゥルー
ど真ん中ストレートですな。
- No.39 君が大人にする (採点:3)
- 何もない一日という感じですね。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:4)
- 嘘、大げさ、紛らわしい、ジャ○に訴えられそうなほど信憑性のない観察日記です。
- No.43 願い (採点:5)
- アルクはいい感じだがシエルは妙に好戦的
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:6)
- エンハウンスがなんとなく「へっぽこ」
さっちんに謎が残る
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:6)
- 翡翠メインと思いきや、琥珀さんが後半もっていちゃった感じです。
- No.50 おつかいハプニング (採点:5)
- アルクと翡翠のちょっと変わったカップリング
ほのぼのがいい感じ。
- No.51 ラヴ・レター (採点:4)
- 翡翠おいしすぎ。
アルクトゥルーの志貴が簡単に翡翠に引かれるのはちょっと・・
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:4)
- また志貴の安住の地が一つ減った。
という感じがしますね。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:9)
- 読ませる作品
かなりハイレベル
泣ける
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:6)
- 丸く収まってます。
先輩以外(笑
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- おおばかな話。琥珀さん恐るべし。
- No.82 月宴 (採点:5)
- 裏アルクと裏志貴のカップルありえなさそうでなんとなく納得できるカップリングであるな。
四条さんは呼ばれなかったのかこなかったのか扱いが微妙ですね。
- No.89 Gの夜 (採点:5)
- 全体を通して不幸我慢大会の様相を呈している。
一番不幸なのは誰だ?な感じで。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:6)
- 全体的にまったり
シリアスもいい感じ
- No.104 話をしよう (採点:6)
- ノー天気でいて純真なアルクがよし
- No.110 おすそあくび (採点:5)
- 晶不幸物語
諸行無常なり・・・
- No.111 午睡 (採点:6)
- アルクが可愛い
アルクファンにはたまらない
○猫の缶詰 さん
- No.29 「蝕後」 (採点:7)
- good^-^
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- good^-^
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:7)
- good^-^
- No.58 青い記憶 (採点:1)
- この話しに出てきた婆さん・・・・・Airのハルコだね〜Σ(´Д`;)
なんかAirの観鈴の話に似てるし・・・・
- No.83 白く染まる (採点:10)
- レンたん(*´Д`)ハァハァ
○縛者 さん
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:1)
- …………駄作ですね。
下手な三文小説にすら劣る。
文形成、文表現、全てが駄目だけどそれよりも気になるのが
物語が中途半端に終わっているところかな。
せめてもう少しマシな終わり方があったと思うんですが…………。
○八槌蒔絵 さん
- No.10 幸せ (採点:5)
- 可も無く、不可も無くと云った所でしょうか。
短さの割りに、印象が薄く、少々勿体無いですね・・・。
- No.24 過去と、未来と (採点:7)
- 好きなタイプのお話です。
朴念仁な志貴も、良い感じですね。
惜しむらくは、話のテンポが、若干中弛みしているかな、といった所でしょうか。
それは、ともかくとして、楽しませて頂きました。
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- この様な惚気話は好きな方なので、楽しんで読ませて頂きました。
しかし、アルクェイドと志貴の惚気を、双方から聞かされる青子さんが少々哀れではありますが。
でも、今がとっても幸せで、その幸せをついつい周りに話してしまう、そんな時ってありますよね。
一見、刹那的なのに、その実、本当に前向きで―――なんとも可愛らしい真祖の姫君のお話。
良い、と思います」。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- 少し・・・そう、少し感動しました。
言葉にすると、酷く陳腐で、余りに月並みですが。
それでも、情動に名を付けるとすれば―――矢張り、それは感動です。
浅上トリオの会話も、好きです。
○楓野 さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- 面白かったっス。
大爆笑、までいかなかったので、7点と。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:9)
- 七夜カッコイイー!!!
久しぶりにカッコイイ七夜のSS読んだ気がします!!
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:8)
- 不思議な話ですね。
弓塚の背景、という点で斬新に感じました。
話としても面白かったです。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:4)
- 微妙にありふれた日常っぽいので、4点と。
ちょっとギャグにしてはインパクトが弱いかなーと思いました。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- オバケキノコ復活(笑)。
でもホントにロアが着てたらやだなぁ。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:6)
- 四季、いい男ですね……。
琥珀さんとの絡みもよかったです。
- No.29 「蝕後」 (採点:8)
- 先生の呟きがなんかツボでした♪
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:7)
- 切ないような、とてもいい話だと思いました。
たしかに、アルクェイドの眠りは年単位ですからね……。
こうなってしまう可能性はありますよね。
赤髪の老人って……有彦ですか?
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:7)
- 志貴のはっちゃけぶりというか発想が面白かったです。
さすがはエロ河童(笑)。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- なんだか微笑ましいお話でした。
アルクが出てきたときは『オー!!』とマジで思いましたよ。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- 凄いです。
こういうのがシエルとセブンの本音なんだろーなーと素直に思いました。
満点です。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:7)
- ななこの蹴りが……怖ひ(笑)。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:9)
- トマトの王がいいキャラしてます。
本気でトマトを肩に乗っけたほうき少女を見たいと思いました♪
- No.83 白く染まる (採点:5)
- レンがしゃべってる♪
ななことレンのコンビはいいですね。
読んでで微笑ましかったです。
- No.107 Т3 (採点:6)
- メカシエル……(笑)。
どーせなら、メカ志貴とかメカネロとかメカ久我峰とか(笑)。
楽しく読ませていただきました。
○風見 さん
- No.1 話幼月中 (採点:8)
- 不憫……。
最初から最後まで、笑わせて頂きました。
個人的に、ネコ(語尾)が好きです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- ゴドーワードは『空の境界』でしたっけ?
その辺りの関係が自分の中では曖昧になってしまっているのですが。
原作の雰囲気を昇華して、自分の物にしている感じです。
上手い、と一言。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:7)
- 浅上三人娘を書いた中では、一番雰囲気が出ていたと思います。
仲が良いというか、言葉に表せない信頼感のようなもの。
ところで、羽居が記憶を失うというのは公式設定でしたっけ?
月姫は設定が色々と多いので、その辺りがごちゃごちゃしてますが。
で、その最後がどうなったの? というのがいまいちはっきりしない。
結局先延ばしになっただけなのかな。そこが腑に落ちないので、少し減点です。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:8)
- 自分のルーツを探す、というのは普遍的なテーマなわけですが。
志貴や秋葉を交えての琥珀や翡翠のルーツ探しというのは、ありそうであまり読んだことがない気もします。
(まぁ、左程月姫のSSを読んだことがないのですが)。
『真昼には、翡翠色の海。夕暮れになれば、琥珀色の海。この海は神様に祝福されているのさ』
この一言が印象的で。ああそうなのかな、と納得してしまいました。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- これは……とても優しいお話ですね。
永遠に生きる者の、その寂しさ。
アルクとセブンが会話を交わす、最後のパートがとても心に残ります。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- 何と言うか。とても微笑ましく。
シエルとアルクのふたりを少しにやにやとしながら、眺めさせて頂きました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 馬鹿に徹した良い一例。トマト皇帝が良い味出してます(トマトだけに?)
確かな技術に裏打ちされた上で、これだけお馬鹿な話を書けるなんて。
あ、作者の方が関西方面在住でしたら「アホ」の方が嬉しいのでしょうか。
- No.92 静止衛星の夜 (採点:7)
- 「静止衛星」というひとつの言葉を題材に、各人の思いを明かしていくという手法が上手いと思います。
その言葉に相応しい、しっとりとした文章も。
ただ、最後の志貴の場面でさつきの名前が出てくるのはちょっと唐突に感じました。
いや、まぁ。さっちん好きだから良いのですが。
○文月 さん
- No.5 そうめい (採点:8)
- 琥珀スキーとしては複雑ですが、確かに琥珀さんはこういうことを考えそうだなあとうならされました。
今回、「志貴の死」を描いた作品が多かったですが、自分の死後を心配する志貴と、そんな志貴の先回り
をしてしまう琥珀さんの、なんだかちょっと哀しい不器用さが胸に残りました。
願わくば琥珀さんに、今度こそ遠野の悲劇を離れた笑顔が戻りますように。
ありがとうございました。
- No.22 クリーム (採点:8)
- アルクとシエルの微妙な関係が見事に描かれているなと感じました。
読解力がないので、あっさりと時間軸のギミックにひっかかってしまい、
そのせいで最初は気づかなかったんですが、そうか、あの鍵……。
シエルが拾って、志貴に渡し、そして再び持ち去ったのでしょうか。
このあたりのシエルの気持ちについて想いをめぐらすと、また趣深かったです。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:8)
- さつきシナリオ、バッドエンドという形でしょうか。
彼女の気持ちに殉じた志貴が、結局その安易さの報いを
永遠の奴隷という形で取らされるあたりに、ぞくりとしました。
面白かったです。ありがとうございました。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- わはー。楽しい〜〜!
多かれ少なかれ「月姫」の世界・文体という呪縛にとらわれがちな作品が多かった中、
このお話はすごく筆致が自由で、なおかつキャラクタがみんな生き生きしていて、
とても楽しかったです。
トマトと琥珀さんの今後の活躍が楽しみです(w
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:9)
- 未来視は、「先が視える」ということよりも、「他の誰かの人生が視える」という
ことのほうが重要なのかもしれないと、このお話を読んで感じました。
「他の誰かの人生を視てしまう」ということは、わずらわしくもあるけど、
このお話の瀬尾のように、それを「出逢い」にまで高めることができれば、
それはとってもステキな力になりうるのだなあと、しみじみ思いました。
もし欲を言うなら、最後のプロローグがやや長かったように感じました。
もうちょっとエッセンスを絞ったほうが、よかったかなと個人的には思います。
ステキなお話でした。ありがとうございました。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- ちりばめられたアリスの寓意がとても魅力的でした。
この話はゆめかうつつか、考えながら読んでいましたが、最後にはどちらでもよくなってしまいました。
……しかし、有彦がうさぎか……(w
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:9)
- 琥珀さんのお話は、幸せなものでもどこかちょっと身構えてしまうんですが、なんだかとても素直に読めました。
「花を育てよう」のくだり、感動的でした。
……志貴があてもなく掘ってる時、徳川埋蔵金を思い出した自分が恥ずかしいです(w
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- か、カレー眼鏡って……w
ドリーミー秋葉と、琥珀さんの「ありがとう人生!」には爆笑してしまいました。
笑わせるだけではなく、ちゃんとキャラクタのシリアスな素顔が、ところどころで
のぞいているあたりも素晴らしかったと思います。
個人的に今回のギャグでは一番好きです。
ありがとうございました。
- No.100 夢語り (採点:9)
- メルブラでもさっちんのことを引きずっていた志貴は、多分こういう悪夢や自責の念に、
ずっととらわれているんだろうと思います。そして多分一生、引きずっていくことを
自らに課しているだろうとも思うのです。
吸血鬼は魂を汚染する病気だって言ってた記憶があるので、正直さっちんが幽霊化できるのかどうかは
微妙かなとも思うのですが……。
それでも、そんな理屈はともかく、さっちんと志貴物語のラストに、こんなさよならのシーンがあったら
いいなって、そう、思っちゃいました。
どうもありがとうございました。
○歩人 さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- 目茶面白い。爆笑しました。特につかみは秀逸かと。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:8)
- うーむ……妙に良い。琴線に触れました。気持ちの良い秀作。
- No.4 「孤月之序」 (採点:5)
- 琥珀の空虚さがちょっと怖い。この辺はうまいと感じました。が、ちょっと物足りないかな……。
- No.5 そうめい (採点:7)
- 何だか彼女が凄く痛々しい。琥珀の描写は秀逸です。良かった。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:5)
- なかなかに楽しめました。が、少し単調な感じもしました。
- No.8 玉梓結び (採点:6)
- そんな良い血があるなら最初から飲ませれば良かったのではとか思いましたが、その辺はやはり琥珀の心情に依るものなんでしょうか……。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- おお……なんか凄い。非常に読ませる文章。引き込まれました。非常に内容の濃い快作。素晴らしいの一言です。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:7)
- ……記憶の中では生きている……うーん、色々言いたいところですが、野暮なのでやめます。内容は凄く良かった。特に琥珀の独白は感動的ですら有りました。良作です。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- うーむ……コントですね。最後の締めは良かった。
- No.14 暁 (採点:1)
- 物語の導入部分で終わってる感じ。
- No.15 転校生!? (採点:2)
- 強引に終わらせてる感じがする……。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- 微妙に面白い。ちょっと笑っちゃいました。
- No.17 幸せな記憶 (採点:6)
- ほのぼのとしていて良かった。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:8)
- 雰囲気が凄く良い。秀作です。
- No.21 金色の刻 (採点:6)
- 儚さと哀しさを感じさせる作品。心に来ました。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:8)
- 引き込まれました。タイトルが凄く良い。話の展開が非常に秀逸で、読み応えがありました。秀作です……ラストの締めはあまり好きではありませんが、この辺は好みの問題でしょうか……。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- 良いねぇ……終わりが特に良い。ただ、タイトルがちょっと……ラストの印象と合わないです。
- No.27 二人の未来 (採点:5)
- 色々と微妙ですが、こういうのも悪くはないかなと思います。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:7)
- 導入部分をもう少しどうにかして欲しい。内容は良かった。特に終わりが良かった。こういう感じのラストはかなり好きです。
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- ……ここまでベタあまだといっそ清々しく感じます。おなかいっぱいです。タイトルがちょっと合わない感じはしますが。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:5)
- 少し安易な気もしますが、これはこれで良いかと。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- 悲しいけどとても良い話。堪能させていただきました。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- ぬう……キテますね。特にラストが強烈です。印象深い作品。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- うまい。個人的には前半が一番良かったと思いますが、中盤以降の二人のやりとりも非常に良かった。特に台詞「本当に、妹思いの素敵なお姉さんだ」前後は秀逸です。梅干しという小道具がよく効いています。秀作です……志貴が泣き出した場面だけは微妙に違和感を感じましたが……。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- 心の琴線に直撃しました。余韻が最高……ちょっと突っ込みますが、あの白花園はやはり誰かが管理していたんでしょうか……志貴の手紙から50年経過してますから放置って事はないと思いますので……あと、対魔じゃなくて退魔かと。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:9)
- いいね、これ。ははは(汗 ……ちょっと思ったんですが、アルクェイドなら膜は再生しているんじゃないでしょうか。裂傷で血が出るんだし。裂傷なら怪我なので直るし。つまりいつも膜がある……そんなこというと話が進まないか(汗
- No.36 if... (採点:7)
- 切なさがひしひしと伝わってきます。良作です。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:6)
- 勝った責任……凄くおかしく聞こえますが、それを除けば良かったかと。
- No.38 『のら』 (採点:9)
- うーむ……うまい。特に一子の心理描写が素晴らしい。間の取り方も絶妙。読み応えのある一品。素晴らしいの一言です。
- No.40 儚き夢 (採点:2)
- 文法その他色々もう少し気にしましょう。特に句読点がアレです。内容は悪くないのですが……。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- いい感じ。雰囲気出てます。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:9)
- 耳掻き……分かっていてもつい想像してしまいますねぇ……。翡翠と琥珀がいい味出てます。エロ本ネタが特に笑えた。微妙なネタもなかなか面白い。堪能させていただきました。
- No.43 願い (採点:7)
- いい雰囲気です。楽しませていただきました。
- No.45 その花に見守られて (採点:7)
- 哀愁漂う良い作品。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:8)
- なかなかに読み応えのある力作。堪能させていただきました。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:8)
- 天一を引き合いに出すのは危険かと。まあ、それはともかく、内容は楽しく拝見できました。特に琥珀や翡翠の味覚に関する話が良かったです。ラストの楽しげな様子の琥珀や、一生懸命な翡翠も雰囲気出てます。秀作です。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- ほのぼの感が良かった。
- No.51 ラヴ・レター (採点:8)
- 首の辺りがむずがゆい感じの作品。少女漫画っぽく感じました。こういうのは結構好きです。
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- 非常に良かった。戦闘を魅せる文章でした。
- No.55 SEPIA (採点:9)
- しんみりと来ました。心に訴えかけてくる物があります。秀作です。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:7)
- 良かった。雰囲気が凄くいい。楽しく拝見出来ました。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:4)
- 色々突っ込みたいところは有りますが、ギャグということなのでまあ、いいかなぁと。内容は……ちょっと物足りないかなと……。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:9)
- セブンの視点から見たシエルの生涯とその後といった所ですか。読み応えが有りました。十分に堪能させていただきました。
- No.68 Green Sleeves (採点:9)
- 話の展開がうまい。薔薇とピアノを組み合わせたエピソードが非常に効果的です。堪能させていただきました。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:3)
- うーん、微妙。悪くはないんですけどね……。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:7)
- 一風変わった展開が新鮮で面白かった。
- No.74 月と夢と現実と (採点:7)
- 短いながら心に来ました。
- No.75 埋葬された物語 (採点:3)
- 何だかよく分からない。が、分からないなりに最後まで読めた。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:8)
- うーむ、面白い。堪能させていただきました。
- No.78 月今宵 (採点:4)
- ベルセルクネタは知っていれば問題ないんですが、知らないと「?」で終わっちゃいますね……それはともかく、まるで最後の別れっぽく始まったのに最後はあっさりと戻ってきてますね、アルクェイド。単なる思わせぶりって事なんでしょうが、人によっては妙に感じるかも。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:9)
- プロットが秀逸。表現もいい。堪能させていただきました。
- No.80 離珠夢 (採点:1)
- 読む人を限定しすぎている感じがします。麻雀を知らない人は意外と多いと思いますよ。注釈付けてフォローはしているようですが、注釈見ながら読む小説は面白くないです。出来云々以前にコンペ向きでないかと。
- No.82 月宴 (採点:1)
- 自分にはちょっと厳しいです。
- No.83 白く染まる (採点:8)
- ほのぼのとした雰囲気を楽しめました。気持ちの良い作品。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:7)
- 志貴の苦悩がひしひしと伝わってきました。良かった。
- No.85 墓標 (採点:8)
- かなり迫力のある内容で、ぞくっと来ました。ただ、どうせなら空想具現化能力で志貴と子供を創って人形劇のように演じさせても良かったかなと思う。人形劇みたいにしてしまえばもっと背筋が凍ったかなーと……。あと、真祖の心が壊れるというのがどうにも違和感ありです。アルクェイドが人間なら全く違和感無かったんですけどね……。
- No.86 ありがとう (採点:8)
- 生理のメカニズムからして真祖に生理は無いだろう……とか思うのですが、まあ、断言しづらいので置いておくとして……非常に良かった。彼女の切ない想いがひしひしと伝わってきます。秀作です。
- No.87 Blue Blue the Welkin , Under the Promised Land (採点:4)
- 可もなく不可もなくな感じ。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:7)
- ラストがなかなかに良かった。
- No.91 白昼のドリーム・ショップ (採点:9)
- 凄い勢い。面白さだけで九点上げます。どうせなら全てギャグ仕立てにしてしまえば良かったかなと思いますが、とりあえずは滅茶苦茶面白かったので細かいことは捨て置きます。
- No.93 もう一つの永遠 (採点:9)
- こういう結末は嫌いじゃないです。個人的にはかなり気に入った作品。序盤から中盤にかけてのほのぼの感も好感度大。秀作です。
- No.94 架空過去形 「約束」 (採点:5)
- 最初に登場するレン?は必要なかったかも……。
- No.96 夏空 / 道標 (採点:3)
- ちょっとあっさりしすぎかな……。
- No.97 Placebo (採点:7)
- むう……痛いですね。インパクトの強い作品。特にラストはぞくっと来ました。
- No.98 月日と彼女と微笑みと (採点:5)
- ラストがあっさりしすぎかと。他は特に言うこと無いです。
- No.101 それだけでいいから (採点:5)
- 序盤から中盤は良かった。終盤は……微妙。
- No.102 Climax Together (採点:6)
- とりあえず作中の「琥珀、翡翠、秋葉の私服姿」の立ち絵が見たい!……それはともかく、ラストが多少物足りないかと。他は特にないです。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:9)
- ……非常に良い(笑
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:8)
- オリジナル色が強いですが、かなり完成度が高い力作。堪能させていただきました。
- No.107 Т3 (採点:7)
- オモロイ。いい味出てます(笑
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:10)
- 今回一番の作品ではなかろうかと思う。素晴らしい作品。
- No.110 おすそあくび (採点:6)
- 志貴なら確かにやりそうですね。なかなかに面白かった。
- No.111 午睡 (採点:7)
- 妙に説明口調な箇所が気になります。が、個人的にはこういうのは結構好きです。
○泡和 さん
- No.1 話幼月中 (採点:7)
- 面白かったです。
翡翠の項の逝き具合は腹を抱えて笑いました。
微妙に散らばるネタには電波を感じますが(汗
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:5)
- 前半のもたつきが気になりました。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:6)
- 後半にいくにつれての盛り上がりが好みでした。
- No.21 金色の刻 (採点:9)
- さっちんキタ―――。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:10)
- 思わずじっくり読んでしまいました。
シエルの過去を空想しここまで高めるというのが凄い。
面白かったです。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:8)
- いい意味で浮いている作品だと思いました。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- 展開がかなり好みです。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:9)
- 琥珀さんに凄まじくやられました。
志貴の口調が余りにもお行儀よすぎて微妙に違和感を感じたので-1点
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:6)
- 志貴=ダメ人間というわけではないような。
- No.45 その花に見守られて (採点:10)
- キャラクターたちの個性、秋葉の動きなどがやけに模写されていて、
怖かったです。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- おちに使われる晶の今後がやけに気になります。
琥珀さんが素直に可愛いと思えました。
- No.49 夢の日々 (採点:3)
- 青い目=志貴という発想が……。
- No.55 SEPIA (採点:7)
- セピアなのに雪……。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:10)
- ななこ、そしてシエルの生き様だけでなく、ナルバレックもちゃっかりはまってます。
最後の方はホロリときました(恥
○蜂 さん
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:2)
- もう少し捻りがほしかったです。
もっと、アルクェイドの心情の揺れ動きを大きくしたり、
アルクェイドに悪い気を起こさせたり(オイ
SSの中で子供とのふれあいによって変化していくアルクェイドをかけたら面白かったかと。
応援します。
頑張ってください。
- No.5 そうめい (採点:2)
- 感想ですが・・・・好き嫌いの凄く別れる作品だろうと思いますが、
自分の考えとは少し相性が悪かったみたいです。
いや、琥珀がオリキャラ?とくっつくからではなくて、
志貴の居なくなった(死後)その後に対する考え方の違いでしょう。
あと、もう少し読みやすく改行切実にお願いします。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:5)
- 全体的に面白かったのですが、途中でラストがよめてしまいました。
秋葉が魔術師の軍団に襲われるという突拍子も無い展開もちょっとどうかと・・・
長編にしたら面白かったのでは?
- No.10 幸せ (採点:1)
- 残念ながら余り伝わってくる物がありませんでした。
平凡な作品になってしまってるかと。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:3)
- 面白いです。
かなり面白かったのですが・・・・
月姫SSコンペの趣旨とは離れてるような気がしてなりません。
オリキャラがメインなのはまだしも、
魔術師はらっきょの部類に入ると思います。
それがメインを張るとなると・・・ちょっと考え物かも・・・
荒耶やゴトーワードも出てましたしねw
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:3)
- これはまた中途半端なところで終ってしまっていますね。
いい作品なだけにとても悔やまれます。
完成した物が是非見たいので頑張ってください。
- No.14 暁 (採点:1)
- 私には、このSSからいまいち伝わってくるモノが無くて残念でした。
短編SSに成り切れていないような・・・・
もう少し話を展開してみてください。
頑張ってください。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:5)
- 面白かったのですが、途中でいまいちわかりずらい表現が出てきました。
ロアの一人称の所が自分的に一番おもしろかったです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:6)
- 短くまとめられた良い短編だと思いました。
ただ、もう一つネタが平凡すぎたかと思います。
【幸せな記憶】アルクェイドのエンドを思い出させてくれます。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:1)
- 使い古されたネタのような気がしてなりません。
・・・・・事実、ものすごい類似作品を知っていて、ラストまで一緒だったために冷めてしまいました。
ただ被っただけだと思いたいのですが・・・・
月下で酒飲み・・・やっぱり類似としか・・・
ご免なさい。
間違いだったら本当にすみませんが。
ネタ的にも微妙だったため・・・
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- ・・・・・
いや、問答無用で最低得点です。
説明を見て、すでに減点対象でした。
私の時間を返してくれええええええ(泣 ;;
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:9)
- 泣かせて頂きました。
ですが・・・・最後あたりの文が大分省略されているような印象を受けます。
タイムオーバーでしょうか?
いい作品だけにとても残念です。
できればコンペ終了後に完成版を期待しています。
個人的にまさかのダークホースという感じのSSでした。
久しぶりにアルクルートがしたくなりました。
- No.52 七夜の闘法 (採点:7)
- よかったと思います。
七夜・・・・個人的に余り好みの題材でなかったのでポイントが少し・・・
作品は面白かったですよ。
頑張ってください。
- No.60 めがねがね♪ (採点:2)
- ううううう。
どう評価しようか迷いましたが・・・・
アルクが眼鏡かけて何かあった方が話的に面白かったのでは?
何か山無し落ち無しって感想です。
シエルと秋葉の対抗の意味も・・・
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- タイトルから作者予想が出来そうなSSですね^^;
飽きずに楽しく読ませていただきました。
点が伸び悩んだのは、シリアスびいきからです。
ギャグの中では自分的に高得点です。
○夢見がちな猫 さん
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:6)
- とりあえず。
第何章とかいうのは、無い方が良い気もします。。。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:7)
- 内容は好きなんですが、どうにも読みにくかったです…
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 素敵です。色々。
○夢見人 さん
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:7)
- いい作品ですね。
七夜の気持ちが伝わってきました。
- No.5 そうめい (採点:5)
- 確かに話的にはいいんですが、何分読みにくいですね。
そこが改善されていればもっと高評価をつけていたのですが……。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:8)
- すごくいいと思います。
知らぬ間に引き込まれてしまいました。
- No.8 玉梓結び (採点:8)
- すごく好きな作品です。
幼き日の琥珀が語りかけてくるところが印象に残っています。
本当に面白かったです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:7)
- 特には文句のつけようがないですね。
でも強いて言うなら空の境界を多用しているところが気になりましたね。
一応は今回のコンペでは空の境界は対象外なので……。
とはいっても文体、構成ともに完成度は非常に高いと思います。
それに書きたかったもの、そういったものがかなり自分的には壺に嵌まってました。
本当に読んでよかったと思います。
- No.17 幸せな記憶 (採点:5)
- いいとおもいます。
『自分が壊れてしまうような絶望を感じてもなお、後で全てを笑顔で思い出せる。
そんな、幸せな『記憶』になっていることを――。』
この部分が胸に響きましたね。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:6)
- 面白いですね。
一人称で書かれているので四季の気持ちもよく伝わってきます。
表現もうまくかなり興味を引かされました。
偽りなくいい作品だと思います。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:6)
- “いつか死ぬのは確かなれど、いつ死ぬのかは確かならず”
いい言葉ですね。
時間は有限だからこそ些細な日常にすら意味がある。
自分自身そう思っているのでこの作品は本当にいいと思いました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:5)
- 最後の【最終章〜アルクェイドに花束を〜】はなんていうか雑じゃありませんか……。
展開が急過ぎるというか、何と言うか……。
そこがもう少しきちんと書けていたならもう少しは評価を上げていましたね。
○霧刀 さん
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:8)
- 軋間のシンプルな、そして強い、強いとしか表現できない思考が伝わってきました。
すばらしいです。
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- 非常に楽しい話でした。
シリアスになりがちになりがちな二人の会話をよくここまで明るくまとめたな、と思います。
- No.51 ラヴ・レター (採点:10)
- 無駄な物が一切ない、ひどく純粋な話でした。
読み終わって、綺麗という言葉しか浮かんできません。
よかったです。
- No.77 明日、あなたに出会うから (採点:10)
- ……泣きそうになりました。いい話です。
- No.86 ありがとう (採点:10)
- 読んでいて目頭が熱くなりました。
ここまで一人称を貫くと、もはやそれは既知のものではなくなると思い知った気がします。
- No.90 マ ナ ツ ノ ユ メ (採点:8)
- ワラキアがあそこで、出てくるとは思いませんでした。
すべてを予期した彼が超越者であり滑稽でもありよかったです。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:8)
- よく話が作られてるな、と思いました。
惜しむべきは40KBという容量制限でしょうか。
まだまだ書いたらおもしろいシーンがこれにはあると思います。
○名無し焼き さん
- No.5 そうめい (採点:8)
- 志貴を見限って普通の幸せに手を伸ばす琥珀という展開は非常に良かった。周りのことも考えて容赦なく最善の手を取るのが実に琥珀さんらしい。
ただ、
>じゃあどうして、泣いているの?
これはあまりに使い古された(特に琥珀SSでは)展開でちょっと萎え。
- No.10 幸せ (採点:2)
- …そんだけ?
書いて悪いとは言わんけど、エピソードを重ねて物語を作っている作品群と同じ場で競うのは無理があるでしょう。
- No.14 暁 (採点:2)
- 何のためにSSを読むかといったら、面白さや感動や笑いを得るために読むわけで。
これだけの文章からそれを得られるかというとちょっと無理…。
- No.15 転校生!? (採点:3)
- 「アルクェイドが転校してくる」というアイデアから色々な展開が作れそうなものだが…。
これじゃプロローグだけだよ。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- シンプルに笑えた。本編ではシリアスな悪役が庶民的なことやってるのはお約束だのう。
- No.17 幸せな記憶 (採点:4)
- 同ネタの他の作品と比べるとどうにも物足りない。
- No.26 注文の多い…… (採点:7)
- 無理に宮沢賢治にしなくても良かったかも。少し強引さを感じてしまった。
でも最後の真相で満足。こんなアルク→シエルもいいですな。ハートウォーム。
- No.27 二人の未来 (採点:1)
- ツッコミどころが多すぎてどこからツッコんでよいものやら…。
>しあわせをかんじることができているのだから
漢字使おうよ。小学生の作文じゃないんだから。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:5)
- 文章は上手いんだけど…。「本編にない(その上非現実的な)設定を追加して泣ける不幸を作り上げる」という時点で引き、過剰に泣いたり叫んだりされて冷めた。
おまけに「信じてる。何とかなる」で解決じゃなぁ…。
もう少し現実的な困難に羽ピンが突き当たって、友情と努力で解決、というような話なら読みたかったんだが。
全般的にAIRと同じ押しつけがましさを感じる。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- 勝手な理屈で人を殺しまくってた二人が、当人たちにとっては最悪の結末を迎える…。皮肉が効いてていいなぁ。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:7)
- 『ついしん。どーかついでがあったらうらにわのシエルのおはかにカレーをそなえてやってください』とかそういう話かと思っちゃったじゃないか!(嘘)
文章的には辛いものがあるが、個人的に気に入ったので7点。志貴が短命だろうが長命だろうが、百年も経ってしまえばどのみち意味はないんだよなぁ…。
残されたアルクェイドのためにちゃんと準備していた志貴が好印象。
無駄な空行や呼称の違いが惜しい。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:1)
- こういうのは笑えれば許せるんだけど、ちーとも笑えなかったわけで。
そうなると女の子をモノ扱いしている分、不快感だけが残るわけで…。
- No.41 オールトの雲 (採点:7)
- 話自体は上手い。
ただ本編で琥珀さんは四季に陵辱されてたわけで、それを念頭に置いて読むと色々無理があるような。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- 平穏な日常の一コマ、いい感じ。
アルク&翡翠はあんまり見ない組み合わせだけど、この話の後なら色々楽しい光景が想像できるなぁ。
- No.52 七夜の闘法 (採点:6)
- 純粋に戦闘技術ものとして読めば面白いんだが、いくら夢とはいえ先輩の頭を砕いたり秋葉の頭に穴を開けたりすることを許容する志貴は志貴じゃないと思うなぁ…。(つーかひでーよ)
てことで月姫SSとしてはこの点。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:9)
- 話自体は丁寧にまとまっていて好印象。
しかし本編と比べると美化されすぎっつーか、ななこの性格骨子が歪んでないし(笑)。シエルもここまで優しくないと思う。(友達と言いつつパイルバンカーに改造するのも違和感)
とはいえ最後にアルクとななこだけ残って、静かに長い時を過ごしていくというラストは、月姫世界の一つの終わりとして実に良かった。
- No.75 埋葬された物語 (採点:3)
- 月姫SSというより、月姫キャラを使った電波文章という感じ。
「えへら」は少し面白かったけど、それ以外はどう面白がればいいのか俺の頭ではわからん。
文章は上手なので+1。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:6)
- うーん、もう少し短ければ「アッハハ、野菜と戦ってるよ」で済んだんだけど、ここまで長々とやられると…。
まあトマトのキャラは良かったので+1点。
- No.79 うさぎと帽子と居眠りねずみ (採点:10)
- ほとんど掛け合いだけでここまで楽しめるのは凄いの一言。
さっちんはそんなに好きじゃなかったのに。くっ、可愛いじゃんさっちん!
有彦は余計だったかも。
- No.80 離珠夢 (採点:1)
- 何を面白がればいいんだ…。
- No.83 白く染まる (採点:4)
- 全編に渡ってありきたりで特筆すべき点がない…。
いくらギャグでも一般人を殺そうとするような志貴には嫌悪感を覚えるので−1点。
- No.84 ガラス玉の日々 (採点:6)
- 暗殺者は何しに出てきたんだー!?(ガビーン)
全部カットするか、暗殺者との戦いを主軸にするかどっちかにした方が…。
それを除けば日々のガラス玉っぷりが伝わってきて良かったけど。
- No.85 墓標 (採点:7)
- アルクが壊れるのはよくあるけど、それよりシエル先輩のいたたまれなさが良かった。すっごく共感。
- No.88 彼女の“Flower Dimension” (採点:9)
- 琥珀さんが勝手に花を替えたのに気付かないくらいでそこまで卑下せんでも…と思ったが、なるほど花=琥珀さんの心だったか。
空き地のある向日葵畑、という光景が琥珀さんにあまりにピッタリで泣ける。
- No.101 それだけでいいから (採点:5)
- ブルマだの浣腸だのはあちらの人だと思うが…正直言って内輪ネタは不快。読者に向かって「なんでもない」はないだろう。
全般的に余計な部分が多すぎた感じ。特に運転手のあたりは寒かった。結局志貴がなんで旅行に行ってしまったのかもいまいち説得力に欠けた。
けど再会〜ラストまでは良かったので、そこだけなら8点。
- No.103 ヒトのココロ モノのカタチ (採点:5)
- いくら服云々の話があっても、秋葉が自分以外の女の子と志貴のHを許す(どころか促進する)のは無理があると思うなぁ。
オチは笑ったけど、それまでが長すぎ。
- No.109 CLOTY BLOOD (採点:7)
- 本編にほとんど情報のないリーズバイフェのキャラをしっかり立たせたのは見事。補完SSとして十分な出来だった。
ただ、事実だけが淡泊に描写されている感もある。リーズバイフェとシオンとの間にもう少しドラマがあって欲しかったところ。本編でワラキアに「軽々しく彼女の名を呼ぶな!」と激高するくらいの仲なんだし。
- No.110 おすそあくび (採点:3)
- う〜、下ネタは好みが別れるかと…。
ちょっと駄目ですゴメン。
○悠奈 さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- 琥珀と翡翠の迷いが上手く現れていて楽しかったです
- No.23 邯鄲の夢 (採点:3)
- カゲツトオヤの方が好きかな?
- No.36 if... (採点:10)
- 個人的に好きです。
アルクトゥルーエンド後の話を初めて楽しめました。
設定を大切にしておられるので、すんなりと読めました。
楽しかったです、有難うございました。
- No.61 BRAVE HEART (採点:3)
- arikana?
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:8)
- 面白いです!有彦が主役ですっきりした話。やはり、ハッピーエンドですよね。
○羅音神 さん
- No.4 「孤月之序」 (採点:7)
- なぜか妙に納得させられる物語だった気がします。
琥珀の中にいるもう一人の(一番最初の人格である)琥珀、ベタなネタではあるのにこういう使い回しは非常に良かったかと。
確かにこうであってもおかしくはない、それを強く感じさせてくれる作品だったと思います。
素晴らしかったです。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:9)
- 素晴らしいの一言。ああ、私もこんな文章書けるようになれたらいいです(笑)
分類にオリジナルとあって、最初は正直がっくりときました。
月姫のお祭りなんだからあんまりオリジナル出して欲しくないなー、と。
でも読んでみて問題は全くなし、モーマンタイ!
素晴らしい作品に出会えたなと歓喜に満たさせて頂きました。
良かったです!!
○流水 さん
- No.1 話幼月中 (採点:9)
- シチュエーションから台詞回しまで、大笑いさせていただきました。
ギャグSSとしては大変よく出来ていると思います。
漢のロマン満載で、色々な意味で「ごちそうさまでした」。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:7)
- 淡白な内容ですっきりとしています。
最後の表現をあえて吸血鬼や死神という言葉を使わずに、
他の余韻の残るような言葉にしていれば、より良かったと思います。
- No.3 『夢現胸壊』 (採点:8)
- はじめから最後まで続きが気になるような作品でした。
読んでいてとても面白かったです。
前半の日常の部分、後半の格闘の部分のつながりも
よく出来ていました。
- No.4 「孤月之序」 (採点:9)
- 各人の心理描写が緻密で、とても読み応えの有る作品だと思います。
三者の視点を入れ替えながら、違和感なく話を進められるのは流石です。
基本的な設定を変えることなく、本編では語られなかった始まる前日の話を
書いているのは、実にたいしたものです。
- No.5 そうめい (採点:8)
- 上手く出来た作品であり、高く評価されるべきだと思います。
しかし私は「作中のヒロインが主人公以外の男と結ばれる」という
シチュエーションに大きな不快感を抱きました。
良い作品ですが同時に不愉快極まる話でもあり、
残念ながら私には一般的な評価しか出来ません。
- No.6 ふーど・ふぁいと! (採点:7)
- 笑えるといえば笑えるのですが、展開にいささか強引さを感じます。
始まりから終わりへといたるプロセスに違和感があり、
なんとなく納得がいかない感覚が残りました。
- No.7 ヒトリキシム姿ノ図 (採点:4)
- 軋間紅摩を使用したのはいいのですが、使い切れていないというのが感想です。
話の流れが非常にわかりにくく、秋葉が攫われる必然性も、
軋間をわざわざ目覚めさせる必要性も感じません。
また本編の軋間紅摩は「人ではない」という一点において描かれている化物です。
それが人のように言葉を話し、人のように思考するのであれば
もはやキャラが完全に変質してしまったと言えないでしょうか。
軋間がいまだに存在しているという発想は良かったのですが、
そこから更に二重三重の捻りがほしかったと思います。
- No.8 玉梓結び (採点:5)
- 秋葉エンド後の話ですが、それにしては琥珀さんの心情が軽い感じがします。
長年にわたる憎悪、拭いきれない怨嗟、志貴への独占欲を絡めた上で
もっとどす黒い、正常な神経を逆なでするような表現にした方が、
月姫本編の琥珀さんの雰囲気が出たかと思います。
この話の琥珀さんはあまりに善人すぎて、いささか毒にかけています。
- No.9 アルクェイドの現在(いま) (採点:4)
- 全体的に不整合で設定を消化しきれていないように感じました。
遠野志貴の偽者が何故具象化したのか、全然わかりません。
そもそもシエルが姿をくらましたのは、いかなる理由からなのでしょうか。
直死の魔眼もなく、何故一瞬で偽者を倒せたのか。
幾つもの話を寄せ集めてかき混ぜたような印象を受けました。
改行が無茶苦茶であることからも、おそらく時間がなかったのではないかと
考えるのですが。
- No.10 幸せ (採点:5)
- SSというより詩です。
私は詩を読むための勉強をしていないので、
どのように評価すればよいのか全く解りません。
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:10)
- お見事。
これは凄い作品です。
独自のキャラクターで緻密極まる設定を用意し
月姫の世界観を壊すことなく、物語を完結させている。
発想と文章力に脱帽しました。
『世界に忘却される』という設定は『永遠の世界』から来ていると
思うのですが、どうでしょうか。
- No.12 真実は日記帳の中に (採点:7)
- 死者はもう一度帰ってくるという発想は良かったのですが、
残念ながら読者の心を揺り動かすには至りませんでした。
琥珀さんの言葉がこの作品のメインであり、重要視するのはわかるのですが
長くて読んでいてとても疲れました。
- No.13 真夜中の惨劇 (採点:5)
- なにがなにやらよく解らない話でした。
独特の文体ですので、どうにも読みにくかったです。
- No.14 暁 (採点:4)
- で、結局この作品の語り手は誰なんですか。
文中にはっきりと明示しないと、読み手には伝わりません。
それ以外は特にありません。
- No.15 転校生!? (採点:8)
- 制服の表現がつぼにきました。
おもわず「これはいいものだ」と言ってしまいそうな勢いです。
しかしシュチュエーションはとても良いのですが、若干ボリューム不足です。
朝から始まって下校シーンまで書ききってほしいところでした。
- No.16 どうして、今頃になってこんなに毛深い夢を (採点:7)
- 途中まではやたらと笑えたのですが、オチがかなり微妙でした。
もう少し、あと少し捻ったオチにして、笑いの余韻を残すようにしていれば。
妖怪関係は水木先生のファンでないと、解りにくいところなので
オチに使うのは厳しいです。
- No.17 幸せな記憶 (採点:8)
- アルクェイドによるゆっくりとした独白が良い雰囲気を作っています。
幸福な時間が限られていること、にもかかわらず諦めずに前向きに考えることは
非常に好感の持てるものだと思います。
- No.18 虐殺月-祈り月 (採点:8)
- いい話でした。
遠野四季の本来ならあるべき日常が、本当に上手く描かれています。
心の流れやオチも秀逸で、読んで満足の出来る作品になっています。
ただ行間の空白が広すぎて、いささか読みにくいです。
文章のための効果的な演出なのですが、もう少し小さくした方が
読みやすかったのではないかと思います。
- No.19 Mors certa, hora incerta. (採点:7)
- 志貴、アルクェイド、シエルの三者を使った普通の話だと思います。
特に言うことはありません。
改ページを的確に使っているため、非常に読みやすかったです。
- No.20 秋より後の秋の葉 (採点:7)
- 翡翠エンドのワンシーンが頭に思い浮かびました。
戸惑う翡翠と淡々とした秋葉の対照が際立って
作品を切れ味のあるものにしています。
「秋葉はこれほどに頭が回る人物だったのか」とも感じましたが。
- No.21 金色の刻 (採点:8)
- 寂しさと悲しさが良く表現された作品です。
シエルが実はさつきだったという発想の転換は
実に面白かったです。
ただ、志貴の心情が余りにもシエルに傾きすぎているため
僅かながら違和感がありました。もうすこし他のキャラにも
気を配ってほしかったところです。まあ、特定の誰かに傾いてるというのが
この作品のミソだとは解っているんですが。
- No.22 クリーム (採点:9)
- 文章の表現力が物凄いです。
始めから最後まで、飽きることなく引き込まれました。
視点が入れ替わるのが解りにくかったですが、
それ以上に動作や形容の表現が素晴らしかったです。
アルクェイドの固有名詞が一度も出てこなかったのが、いい意味での
効果をあげています。
鍵のことが少しわかりにくかったのですが、そのあたりは私の読解力の
問題ですので、作品の欠点ではないと思います。
- No.23 邯鄲の夢 (採点:10)
- 本当に良い作品です。
今回の月姫こんぺの作品で最も心が動かされました。
死者との語らい、逝ってしまった者と残された者の
寂しさや悲しさが実に上手く表現されています。
文章の最後も余韻の残る終わり方で、素晴らしいと思いました。
- No.24 過去と、未来と (採点:8)
- 少し子供のころが懐かしくなるような作品でした。
有彦ではなく一子に語らせることによって、話により深みを与えています。
各人の心理も違和感なく書かれていて、人に薦められる良い作品と思います。
- No.25 まだ渡れない天の川 (採点:8)
- 始まりから終わりまで、非常によく出来ていたと思います。
過去から現代への繋がりが矛盾なく存在することが素晴らしく、
イヤリングの意味も効果的な印象を与えています。
教会の人間が若干善良すぎるような気がしますが、
特に言うほどの問題はないです。
- No.26 注文の多い…… (採点:8)
- ゆっくりとゆっくりと進む話が非常に秀逸です。
読者に考えさせながら読ませる話は、読んでいて話の中に
引きずり込まれる気がしました。
視点が度々切り替わるのが解りにくかったですが、
それを差し置いても十分すぎるほど良い作品です。
個人的には「クレヨン」と「ひらがな」が
良いアクセントになっていたと思います。
- No.27 二人の未来 (採点:5)
- ハッピーエンドなのは嬉しい限りなのですが、余りにもご都合主義的な展開に
大きな違和感を覚えました。
それから一つの台詞がかなり長くなっています。もう少し短く切った上で、
会話の最中に小さな動作を入れればよいのでは、とも思いました。
さつきシナリオは「もうどうしようもない」というところに力点が
おかれていますので、助けるにしてももう少し捻ってほしかったです。
- No.28 蒼い瞳に映るもの (採点:5)
- なんというか微妙です。
体が異物に侵食されるという発想は良かったのですが、格闘の表現が不十分。
擬音こそ用いてはいないものの、読者の想像に任せすぎです。
志貴が乗っ取られるあたりを、もっとどろどろとした不快感を与えるような表現に
すれば、より良いものになったと思います。
オチも表現が弱くて、解りにくいです。
「刃を握った」だけでなく、「眼が鋭い光を湛えていた」とか
「禍禍しい表情を貼り付けていた」等の表現を足しておくべきでした。
- No.29 「蝕後」 (採点:9)
- 読んでいて赤面しそうなほど、恥ずかしくて楽しい話です。
アルクェイドの幸せな日常が非常に良く伝わってきます。
若干表現がくどい気がしますが、話の勢いがそれを見事に打ち消しています。
作者の方は、どのような内容が萌えるのか良く知っているのだなと感じました。
- No.30 幸せの記憶を残して (採点:7)
- 自分自身に書く手紙という発想は面白かったです。
七夜の心理もよく描写されており、オチも納得のいくものでした。
しかし翡翠エンドの根本は「一度死んで記憶を失い、
今まであったことをご破算にする」というものですので、
記憶を復活させてはエンドの意味がなくなってしまうと思います。
秋葉が簡単に過去を語るところにも、若干の違和感を覚えました。
- No.31 いつか結晶になる今日を (採点:9)
- 少なからず心動かされる作品でした。
記憶に関する作品は、読者の感動を呼ぶことが出来るので
月姫こんぺの場で使用されたのは、流石と言えます。
各人の心理、特に羽居の表現は秀逸で、よく書き込まれたものだと
感嘆しました。
羽居が記憶を失うという独自の設定は若干受け入れにくかったですが
表現の細かさ、内容のボリュームともに素晴らしいものです。
おそらく今こんぺの容量ギリギリにするために、
かかれた表現のいくつかを削られたのではないかと思います。
作品を削るのは非常につらいことですので、それを行われた作者には
敬意を表します。
- No.32 見果てぬ夢 (採点:7)
- とても面白いです。
志貴とさつきの逃亡という内容も、
格闘シーンの的確な描写も非常に良い出来です。
あえて主人公を狩られる側にした思考の転回は、秀逸だと思います。
しかし読みにくいです。長い文は短く二つ三つの文に分けるべきですし、
改行も適宜使うべきです。序盤の話に感情移入できない人なら
読みにくさの余り、最後まで読むことを放棄するのも大いに考えられます。
それからオチが厳しいです。「魅了の魔眼に操られて、さつきを殺して終わり」
ではなく、「さつきに庇われるも、共に殺されて終わる」方が
ありがちとはいえ、すっきりした終わり方になると思います。
このオチでは、志貴があまりにも情けなすぎます。
- No.33 夢見るころを過ぎても (採点:8)
- 手紙という意思を伝える媒体が、琥珀の心理と混じりあって
非常に良いものになっています。
2人の会話が読んでいて楽しく、長い文章も全く気になりませんでした。
特に志貴が泣き出してしまうあたりが秀逸で、
「なるほど、こんな風に動かすのか」と感心してしまいました。
- No.34 『アルクェイドに花束を』 (採点:8)
- 寂寥感に溢れた、とても寂しくて悲しい作品です。
時間の流れはどうしようもないものであるために、人の心に強く働きかけます。
過ぎ去ってしまったもの、なくしてしまったものを思い起こさせる
良い作品であると感じました。
間の空白が大きすぎるため、少し読みにくかったのと
「退魔」が「対魔」と書き換えられていたのが少し気になりました。
- No.35 愛と欲情の殺人貴 (採点:4)
- 日本語が読みにくいです。
志貴の性格が全くつかめないため、内容もわかりにくかったです。
性行為のために殺すというのも不可解で、どうしてそういう話になるのかが
全然把握できませんでした。
この内容であれば、エロに走るよりもっとギャグに比重を置くべきだったと
私は思います。
- No.36 if... (採点:8)
- 少しだけ楽しくとても悲しい作品です。
淡々と紡がれるアルクェイドの独白が、独特の効果をあげており
読者の感情に働きかけていると思います。
アルクェイドエンドの「どうしようもない状態」が非常に上手く表現されていて
心が動かされました。
- No.37 相違〜If that is not here〜 (採点:4)
- 格闘の動作がいささか説明不足で、要点を得ていません。
残念なことに、中途半端に格闘漫画から引っ張ってきたような表現が多いです。
それから、これは好みの問題ですが、主人公があまりにも弱すぎます。
月姫の面白さの一部は「主人公の特定状況における絶対的な強さ」にあると
思われますが、そのあたりが全く反映されていません。
- No.38 『のら』 (採点:9)
- 極めてまっとうな作品でした。
本当に良かったです。
けれど、敢えて月姫である必要性はないのではと感じます。
- No.39 君が大人にする (採点:9)
- なんだかよく解らないですが、非常に心に残る作品です。
遠野家の淡々とした日常が非常に綺麗且つ簡潔に描かれていて
じっくりと読んだ後、ゆっくりと作品の余韻をかみ締めてしまいました。
本当にこの作品は凄く上手いと感じました。
- No.40 儚き夢 (採点:3)
- 内容が解りにくく、どうしてこのような展開になるのかも掴めません。
クロスオーバーをしたり、オリジナルキャラを出したりして
何をどうしたかったのかが全く伝わりませんでした。
文と文の間に空白がないため、非常に読みにくいです。
句読点にも違和感を感じるところがちらほらと見受けられました。
文体自体が読みにくい形ではないかとも思います。
- No.41 オールトの雲 (採点:8)
- 今はもう死んでしまった者を思う寂しさがよく表現されています。
何も残さずに逝ってしまった遠野四季を悼む琥珀の心情が
過去と現在を通じて、日常の動作の中に現れています。
琥珀の「たぶん」と「今は」が作中において、
非常にいいアクセントとなっていると思います。
- No.42 琥珀さんの観察日記 翡翠編 (採点:7)
- 笑える部分も多く、納得のいかない設定もない話です。
耳掻きや本のあたりは特によい出来でした。
しかし出だしで「人の裏側について」話題を振っておきながら、
それほど大した物でもなかったのが残念です。
これならば出だしと終わりを削って、翡翠の独白のみに
した方がより良い物になったと思います。
- No.43 願い (採点:5)
- 序盤の夫婦を眺めるシーンは、「得られないものを欲する寂しさ」を
よく表現しています。
しかしシエルが殺気立っているのが、妙に不自然でした。
彼女がそのような行動に至った理由を、細かく書いてほしかったです。
アルクェイドがシエルに負けてしまうのも、いささか違和感を覚えました。
各キャラの全ての行動が唐突で、もう少し説明とタメが欲しいところです。
- No.44 最後の夢 (採点:8)
- 表現が緻密で素晴らしく、遠野家の人々が殺されるシーンは心が痛みました。
文章の流れも非常に上手く、見事と思える作品です。
しかし、最終的に何がどうなったのかは全くわかりませんでした。
何故死んだのか、遠野の人々はどうなったのか、
どこまでが現実でどこからが志貴の空想だったのか。
私の読解力の問題でしょうが、一読しただけでは判別がつきません。
- No.45 その花に見守られて (採点:9)
- 死というものの在り様を考えさせてくれる作品です。
悲しさや寂しさ以上に、死ぬ前に見取ってくれる人がいることの嬉しさを、
この作品から感じました。
各人の何気ないけれど意味のある動作と表現が素晴らしく、
確かに心を動かすものがありました。
- No.46 Bloody Mayday 〜The Birthday〜 (採点:8)
- 格闘の表現が武侠小説のようで、読んでいて物語の中に引き込まれました。
途中で視点が変わるのも良い意味での変化を与えています。
また「他人にてめえの死ぬ理由を押し付けるなよ」という台詞が
奇妙なほど心に残りました。
ただ、最後の数行に関しては蛇足の感があります。これらを付け足さずに
終わらせていれば、余韻の残る良い終わり方になったのではないでしょうか。
- No.47 夢限間待 (採点:6)
- 格闘が書きたかったのはわかるのですが、実際それだけです。
そこに至る経緯やその理由を、もう少ししっかりと書いて欲しかったです。
動作の表現は良くされていますが、読後に「わけのわからなさ」を
強く感じました。
細やかな描写と理由付けがあれば、より良いものになったのにとも思います。
- No.48 ”美味しい”のリハビリ (採点:9)
- 料理の描写が実に秀逸です。
特に中華粥に関しては、読んでいて思わず食べたくなってしまいました。
出汁や調理法から考えて、ここで書かれているのは広東の粥だと思うのですが。
余談になりますが、アレは作るのにやたら手間隙がかかります。
料理の記述だけでなく、琥珀との会話から秋葉オチへと流れるように
繋がっており、素晴らしい出来栄えだと思います。
- No.49 夢の日々 (採点:4)
- 間の話を端折りすぎていて、何が何やらよく解りません。
あえてマイナーな四条つかさを使ったのは良かったのですが
どう考えてもボリューム不足です。
出会いから今に至る経緯、もしくは本人の心情を
事細かに書いて欲しいところでした。
- No.50 おつかいハプニング (採点:7)
- 翡翠がとても可愛らしい話です。
全体の流れに違和感は感じないのですが、部分部分の話に少し脈絡のなさを
感じてしまいます。
アルクェイドが少し善人すぎるのも気になるところでした。
アルクェイドではなく志貴に助けさせたほうが、よくあるけれど
面白い話になったのではとも思います。
- No.51 ラヴ・レター (採点:8)
- 穏やかで少しだけ寂しくとても幸福な話です。
所々に挿入されたアルクェイド宛の手紙が効果的な印象を与えています。
静かに描かれる翡翠との旅行と相まって、物語を最後のラヴ・レターへと
収束させています。
あえて眠っているアルクェイドの描写をしなかったのも良かったと思います。
それから改行および空白が効果的で、大変読みやすかったです。
- No.53 『千億の夜、千億の昼』 (採点:7)
- 導入から話の展開まで、違和感なく作られていると思います。
語られなかった故郷を探すという内容ですが、オリジナルのキャラが余りなじめず
物語に没入できませんでした。
最後もどうもしっくり来なくて、いかんともしがたい感じです。
- No.54 『The tale of the end』 (採点:6)
- なんと言うか普通。
良くもなく悪くもなし。
山もなく谷もなく、中盤あたりでオチも読めました。
志貴の独白を短くして、さつきが消滅する瞬間をより細やかに書いておけば
もう少し点数が上がったかと思います。
それからラストを余韻が残るように締めくくるとなお良いです。
- No.55 SEPIA (採点:9)
- 死にゆく者の寂しさが良く表現されています。
最後まで休むことなく一気に読みきってしまいました。
とても寂しくて悲しい、救いがあるのかもわからない話です。
ゆるゆると病んでいく志貴、その死後の話、死ぬ間際の話。
繋がりが素晴らしく、大きく心を動かされました。
- No.56 夏ノ夜ノ夢 (採点:8)
- 穏やかな感じのする、ある意味では月姫らしい話です。
秋葉の独白と羽居の言動が可愛らしく、
読んでいて思わず笑みを浮かべてしまいました。
それから文章が幾つもに分かれているため、非常に読みやすかったです。
- No.57 はじめてのがっこう。 (採点:6)
- 文章で読みにくい場所がちらほらと見かけられました。
空白も間が空きすぎて、少し読みにくいです。
話の素材は良いのですが、ギャグがすべり気味です。
どうにも話し全体に不整合を感じました。
- No.58 青い記憶 (採点:8)
- 最後の言葉がとても印象的な話でした。
翡翠の様々な心情と、限られた中での日常が良く表現されています。
オリジナルのキャラは少し解り難かったのですが、
それ以上に志貴の死に対する翡翠が強く印象に残りました。
- No.59 Good night have a nice dream (採点:8)
- 全体的に見て寂しいはずなのに、ハッピーエンドのような感想を抱きました。
シエルの死後にアルクェイドが引き取りに来るいう結末は
意外性に富んでいて、想像のつかないものでした。
若干シエルが善人すぎたり、ななこが攻撃的だったりしますが
通して読んでみれば問題のない範囲だと思います。
- No.60 めがねがね♪ (採点:7)
- 軽くて読みやすい、ほのぼのとした作品でした。
めがねをかけたアルクェイドは想像するだけで嬉しくなってしまいます。
お揃いというフレーズも良い物を感じました。
しかし最後の三行に蛇足の感があります。
ここは削るべきではなかったかと思います。
- No.61 BRAVE HEART (採点:5)
- 設定が設定であるため、なんとも受け入れにくい話です。
どうにも私の知っている月姫から逸脱していて、
始まりから終わりへと続く話の流れが、今一つ解りませんでした。
- No.62 ななこちゃんりたーんず! (採点:8)
- 台詞を中心にした独特の文体が面白かったです。
シリアスであるはずの話を、コミカルかつディープなギャグで纏めていて
流石と感じました。主役を志貴ではなく有彦にしたのも、効果的です。
特に「策はあるのだよキシリア」の台詞は解る人には本当に笑えるものだと
思います。解らない人は置いてけぼりにしてしまいますが。
- No.63 クリシュターナット (採点:9)
- 表現力に脱帽しました。
単なる言葉の繋がりが非常に意味のあるものへと変化しています。
内容は短いのですが、それゆえにすっきりとした形で
纏められていると感じました。
志貴の置かれている状況が今一つ掴みにくかったのですが、
表された言葉がその欠点を見事に打ち消しています。
- No.64 二重の鳥 (採点:7)
- ギャグとシリアスの混じった面白い作品です。
途中の言い回しも大いに笑えました。
しかし最後の台詞に表現されているオチの意味が解りませんでした。
話の内容としては誰かのエンド後なのでしょうが、
琥珀の問題は全く解決されなかったのでしょうか。
- No.65 真夏の協奏曲 (採点:4)
- 各人の性格および位置付けが、本編とかなり違っていたため
受け入れにくい話でした。
志貴の行動や秋葉の言葉、琥珀の独白等、ほとんどの場所で
酷い違和感を覚えます。
月姫を終えてからかなり経つので、私の認識が間違っているのかもしれませんが
月姫の登場人物はこんな性格だったでしょうか。
- No.66 未来視 その考察。あるいは、その交錯 (採点:9)
- 純粋に面白かったです。
引き込まれるような話の流れと、テンポ良く進む物語。
とても素晴らしいものでした。
文章も非常に読みやすく、全く問題がありません。
- No.67 金色の記憶 (採点:9)
- 懐かしくなるような風景が、美しい言葉で表現されています。
紡がれた言葉から、景色がありありと思い浮かびました。
文章の表現が実にたいしたもので、綺麗というイメージを抱きました。
一枚の風景画を見ているような、とても素晴らしい作品だと思います。
- No.68 Green Sleeves (採点:10)
- 内容、ボリュームともに素晴らしい作品です。
陰惨な世界にほんの少しだけの救いを感じました。
狂いかけた人々の表現がとても上手く、導入部の薔薇が
ラストで見事な意味を与えています。
特に琥珀の言動は秀逸の一言です。
- No.69 生と死と幻想の狭間で (採点:8)
- 沁みるような寂しさを含んだ作品でした。
ビリヤードの合間にはさまれる二人の台詞が
物語の内容を強く印象付けています。
文章をロアの一人称にすることによって、彼の思いが見事に表れていました。
ただ、遠野四季の言葉は敢えて必要ではなかったのかとも思いました。
書物や先人の言葉という形にしておいた方が良かったのかもしれません。
- No.70 ミッドナイト・スウィムレッスン (採点:8)
- ほのぼのとした実に楽しい作品でした。
他の作品はシリアスなのが多いので、特にそう感じてしまいます。
シエルとアルクェイドの話なのに、険悪な関係も戦いもなく
あるいはこんな日常があっても良いのでは、と思わせる心地よい物語でした。
- No.71 真夜中のメイドさん (採点:7)
- アルクェイドと翡翠という余り見ない組み合わせが面白かったです。
話の流れは良かったのですが、残念ながらオチが弱いと感じました。
2人の会話をもう少し細かくした上で、最後に他の誰かが訪れたことを
しっかりと明示して欲しかったです。
音が鳴っただけでは、やはり若干の物足りなさを感じてしまいます。
- No.72 ある幕間 (採点:9)
- 本当に面白い。
「なるほど、こういう風に話を作るのか」と、思わず手を叩いてしまうほどでした。
さつきの話を軸に月姫の世界を展開し、物語の要である志貴を一切登場させなかった
のには、素晴らしいとしか言えません。
さつきの心情が非常に上手く表現されていて、見事に話の中に引き込まれました。
- No.73 月的俯瞰――月が観ているそのセカイ―― (採点:9)
- 月という第三者の視点に語らせる、発想に感服しました。
敢えていかなるキャラにも偏ることなく、満遍なく語る月の独白は
読んでいて心惹かれるものがあります。
文章自体に人をひきつけるものがあり、とりわけ全くの第三者を
登場させることによって、物語を引き締めているのが印象的でした。
- No.74 月と夢と現実と (採点:5)
- 志貴の性格がよく掴めませんでした。
志貴が殺人鬼でさつきを殺すまでは良かったのですが、
そこから涙を流すというのは、明らかに繋がりが悪いです。
志貴が殺人鬼なら、殺人鬼のまま「禍禍しい笑みを貼り付けて」終わらせている
方が、話としてはすっきりした物になっていたと思います。
- No.75 埋葬された物語 (採点:10)
- 全くわけがわかりません。
そして訳の解らなさが、信じがたいほどに面白いです。
もう何がなにやら全てが不条理で、それでいて作中の表現から
知性と閃きが現れています。
いやまったく、どうしようもないほどに、救いがたいほどに面白い作品です。
- No.76 第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか? (採点:10)
- 頭の悪いことを真剣にやっていて、本当に笑えました。
月姫関連の特殊動作、格闘の動きもよく表現されていました。
オチもなるほどと思わせるもので、
今こんぺ全ての作品の中で間違いなく上位の作品であると思います。
- No.83 白く染まる (採点:6)
- レンが非常に可愛らしい話でした。
小動物や子供の、小さくて不安定な可愛らしさが良く表現されています。
しかし文体が一人称のような三人称で初めは若干戸惑いました。
また誤字脱字、句読点の打ち間違いが目立ちます。
- No.85 墓標 (採点:9)
- 読んでいて心の中に嫌なものが広がりました。
読者の感情に波を起こすのが良い作品の条件ですので、
間違いなくこれは良い作品です。
前半と後半の明暗の対比が素晴らしく、
読後腹の底に溜まるような不快感を与えてくれます。
ギャグやほのぼのよりも、この手の読者を不快にさせる話の方が
書くことが難しいです。また作者自身が感情移入で鬱になることもあります。
以上のことから、作者の力量には敬意を表したいと思います。
- No.101 それだけでいいから (採点:9)
- 正直笑えました。
大笑いするとかそういうのではなく、思わず顔に浮かんでくるような笑い。
幸せいっぱい夢いっぱいで、本当に楽しい話です。
文章の所々に出てくる独特の言い回しが、色々な意味でおいしかったです。
オリジナルキャラも読んでいて、非常に解りやすくて楽しいものでした。
- No.104 話をしよう (採点:7)
- ゆったりとした幸せな話です。
あえて喧嘩の原因を明示しないのも、良かったです。
けれどアルクと秋葉のどちらがメインなのか、そのあたりがよく解りません。
アルクェイドと分かれた時点で終わらせておけば、
すっきりした終わり方になっていたと思います
- No.105 Struggler in the mirage night. (採点:9)
- 上手いなあと思いました。
特に格闘動作の書き込みが緻密で、
キャラクターの動きがありありと想像できました。
内容もしっかりとしていて本当に面白かったです。
- No.106 或るサラリーマンの夜 (採点:8)
- 月姫の世界観を壊さずに、オリジナルのキャラクターでのダーク系。
たいしたものだと思います。月姫本編の味が出ています。
語り手が最後まで、自分の状況を完全に
認識していなかったところが特に良かったです。
やはり人が死んでこその月姫ですね。
- No.107 Т3 (採点:5)
- ターミネーターを見ていないので、話の展開がよく解りません。
この手の人に評価される場では、知っている人にしか通じないネタを
使うのは避けたほうがよかったと思います。
志貴の独白やシオンの発言は面白かったのですが、
Т翡翠にワラキアの人格を乗せる必要はなかったかと思います。
言葉を話さずに身振りと表情だけで表現していれば、
より機械じみた物になっていたのではないでしょうか。
- No.110 おすそあくび (採点:5)
- どのようにコメントすればいいのか、判断に迷う話です。
文章や表現はしっかりとしているのですが。
私はシモネタが苦手ですので、どうにも受け入れにくい作品でした。
- No.111 午睡 (採点:8)
- まるで詩を読んでいるような作品です。
ゆったりと流れる日常のひとコマが、
とても幸福に感じられる気がします。
○龍の命 さん
- No.11 MELTY BLOOD ― ANOTHER SIDE ― (採点:3)
- 読ませていただきました、個人的にはとても面白い作品です
でも、どう考えても空の境界からパクっているのでは?と言う疑問が頭を過ぎります
08/忘却録音などはどう考えても空の境界から流用しています
これはもってのほかです、オリジナルと言うのならもう少し頭をひねってほしいものですい
○練馬 さん
- No.1 話幼月中 (採点:10)
- コンペのトップにふさわしい、見事なとばしようです。
- No.2 それさえもこの街の日常 (採点:10)
- かわいいアルクも、いいものですね。
戻る