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マウスを作るのに、いったいどのくらいの時間が必要なのだろうか。
今日も私よりマウスを選んだわね
家族批判にもめげず驀進する我がマウス人生
世界一になるまでの日々を真実のままに記録してみることにした。

人間型ロボットを作るのに、いったいどのくらいの時間が必要なのだろうか。
よせばいいのに趣味を増やしてしまいました。
今日も私よりメタちゃんを選んだのね
日本一に輝いたMetallic Fighter。次の目標は世界制覇。


2004年1月1日(木曜日)
■謹賀新年
 さあ、今年はどんな年になるのであろう。楽しみである。昨年は1年中ロボット作りに励んでいたが、今年は基本的には土曜、日曜のみにして、平日は別のことに時間を割り振りたいと思う。

■第5回RoboOne大会
 大会まであと4週間あっという間である。MetallicFighter5の開発は順調に遅れている。本来なら年明けからモーション作りのはずではあったが、まだまだ先の話。頑張るしかない。
2004年1月2日(金曜日)
■現状確認
 年末年始は忙しい。正月休みもあと3日。とりあえず現状確認。全体の構成は決まっている。あとは作るだけのはずだが、思ったとおりに進まないのが現実。つらー。
焦らない、焦らない。
2004年1月3日(土曜日)
■特徴
 Metallic Fighter4では腰の回転軸を増設したが、Metallic Fighter5では腰の回転軸を廃止した。そのかわりヨー軸の回転軸を足裏から腰に戻し、可動範囲を広げることで腰をひねれるようにした。
 その効果は絶大。パンチの射程距離を維持しつつ、回転力ではなく体重をのせたパンチを打つことが可能となった。
■電池収納
 前回は電池をランドセルパックに収納したが今回はヨー軸用のアクチュエータの間に入れる。胸の大きな四角い穴は電池を出し入れするためのものである。
2004年1月4日(日曜日)
■可動範囲変更
 ブラケットの不要部分を切断することで、足の可動範囲を大幅に改善することができた。写真の左足が改造前の状態。右足が改造後の状態。
 この改造により起き上がり動作が楽になる。また、モーションの種類をかなり増やすことができる。
 ブラケットを使用してロボットを作っている方にはお勧めである。(可動アームの接続部分の後ろをちょうど半分、糸鋸で切り取った)
2004年1月5日(月曜日)
■手
 忘れていた手。年末に作ると宣言していたのに、結果を書くのを忘れていた。
 結論から言うと写真のとおり、100gから56gにダイエットすることに成功。両手を合わせると100g近く体重が減る。まだまだ重いが、こんかいはこの手で勝負する。
2004年1月6日(火曜日)
■CPUブロック以外完成
 CPUブロック以外完成。配線が短く、可動範囲が制限されている関節があるが取り合えず、メカ的には完成した。あとはCPUボードの製作。当初はMF4のCPUボードを使いまわすつもりであったが、センサ関係の機能をいろいろと追加したため、作り直すことにした。気合をいれれば4時間もあればできると思うが、なかなか思うようにはいかない。明日の新年会でエネルギーを充電しよう
2004年1月7日(酔曜日)
■新年会
 今日は吉村さん下笹さん宮田さん菅原さん、森口さんと新年会。吉村さんはインターネット上でライブ参加。すごい時代です。 ビールをぐいぐい飲みながら画面を見ると吉村さんの後姿。なんとロボットの配線を行っている。おーすげー。
 気がつくと午前様。あーのんだー。
2004年1月10日(土曜日)
■ブラケットの切断
 ご質問の多いブラケットの改造方法1。可動範囲を改善するために可動アームの接続部分を半分切断している。
 まずはそれぞれのアームを電動糸鋸でざっくり切断。ネジと両面テープで一体化した後、やすりで仕上げている。
 今のところ、可動範囲で問題があるのは足ユニットのこの部分だけ。他の関節のブラケットはオリジナルのままである。
2004年1月11日(日曜日)
■激励メール
 激励メールを頂く。添付されていた動画を見て愕然。正月気分が吹っ飛んだ。死ぬ気でやっても追いつけないかもしれない。

■自覚
 もう、ごまかせない。自分は最先端でない。まずは追いつくことから始めよう。

■足裏加工中

 2mmのABSで足裏を作っていたがちょっと軟らかすぎるようだ。アルミで作り直すことにする。 
 加工中のアルミは厚さ1mmのA5052。

■アルミ加工のポイント

 MODELAでアルミ板を加工する場合、失敗が多いのは最初のトレースの時である。エンドミルに過負荷がかかり、エンドミルを追ったり、ワークが外れたりする。
 一番の原因は板がエンドミルと平行にセットできていないためである。

 アルミの場合の切り込み量はメーカー推奨で0.02mmである。板の右端から左端までの距離は150mm。0.02mm以下の精度で板を設置することは不可能である。
 0.02mmの精度を出すためには捨て板に切子が一粒でも残っていても、ワークを固定するための両面テープに気泡が残っていてもだめである。0.02mm浮いただけエンドミルにとっては0.04mmの切り込みとなり2倍の付加がかかる。 最悪の場合はワークが飛ぶ。

 メーカー推奨値はそれなりの余裕があるので何とかなる場合が多いが、切削音を聞いていると、思わず「頑張れ」と叫んでしまう。 NCと言えども道具である。道具の能力にあわせて使いこなす必要がある
 
■対策
 きっちり加工するためには毎回捨て板の面だしを行えばよいのだが、そんな几帳面なことできない。特にロボットパーツのように抜きが多い加工の場合は、もっと気楽に加工したい。

■ステップ1:原点出し
 まずはMODELAの原点出しである。ワークの上面0.1mmのところを原点にするのがポイントである。このようにすれば。ワークが水平にセットされていなくても、最初のトレースでエンドミル過負荷による失敗がなくなる。(加工時間は0.1mm分だけ長くなるが...)
 0.1mmの上面にセットする方法だが、原点出しをする場所に0.15mmのテープを張ることで実現している。 
■ステップ2:確認
 次に行うのが捨て穴による原点確認である。
エンドミルの直径+0.01mmの穴を1個だけあける。深さは板厚x0.7ぐらいにする。
 加工が終わったら穴の深さをノギスで測定。
測定結果から板を貫通する穴をあけるのに必要は深さを計算する。深さのこの値にセットして同じ穴を追加工する。
 加工後、捨て板が見えれば設定終了。見えなければ測定と追加工を繰り返す。
 この作業で板を抜く場合のエンドミルの深さがわかる。私の場合はワークを固定するために厚さ0.15mmのテープを使用しているので、求めた値+0.05mmを板を抜く場合の深さにして、確実に板を抜いている。

■結論
 MODELAでのアルミ加工は難しくない。時間はかかるが...

■左足裏完成
 オムニヘッド風の足裏が1枚できた。加工時間は4時間。(#^o^#);
 軽量化のための円を抜き加工にすれば、円の外周だけの切削ですむので1時間ぐらいでできる。
 今回は思うところがあるので、あえてポケット加工。

■足裏の大きさ
 RoboOneBBSに足裏の見解を事務局が書き込んでいる。なるほど足裏と宣言した部分の展開図の最大長が足裏の長さとなるのかー。大会の時は図面を持っていこう
2004年1月12日(月曜日)
■朝寝坊
 貴重な一日が朝寝坊で始まる。まあ、こんな日もあるか... あと13時間で3連休が終わる。私はぐーたらでも、小人さんたちは徹夜で部品を切り出してくれた。

■思い出の部品
 サーボブラケットを直角に組み合わせるための部品を削りだす。足首と股の4箇所で使われる。
 直角に組み合わせるやり方は2通りある。ひとつは板をサンドイッチする方法。もうひとつは2枚の板でブラケットを延長する方法である。
■保険
 前回は簡単な前者の方法を採用したが、この部分の強度計算を間違い、試合開始直後に足が折れると、厳しい結果となった。
 今回も写真のように、同じ方法を採用しているが、万が一、強度不足となった時にすぐに後者の方法に移行できるように部品の作り方を確立しておくことにした。

■第2の方法
 第2の方法を実現するためには曲げ加工が必要なためアルミで作ることになる。とりあえず試作してみる。
■削り出し終了
 右の写真は削り出した部品。材料は厚さ1mmのA5052。切り出しには4時間30分かかる。

■折り曲げ終了
 下の写真は折り曲げ&塗装後の部品。折り曲げは万力とハンマーで行った。折り曲げ部分の距離は5mm。短い部分の折り曲げはちょっと難しい。

■組み立て終了
 右下の写真はサーボブラケットと組み合わせた状態。試作にしては上出来だ。
■かっこ悪い
 塗装をしたらかっこ悪くなった。いかんなー。
今までの部品は塗装しないとかっこ悪かったが、今回は逆。ポケット加工部分の色を塗り替えようかなー

■わかっているけど...
 今はメカ加工している時じゃない。CPUユニットを作らなければいけない時。わかっているけど気が乗らない。電気、ソフトは専門なので大丈夫という「過信」と、毎日やっていることを家でやりたくたいという「言い訳」が自分を逃避させる。いやなことでもやるときはやらねば。次の日記にはCPUユニット完成と書くぞ...あと11時間
2004年1月14日(水曜日)
メタリックコア完成
 MF4のコアユニットは3枚基板で構成されていたが、MF5コアユニットはメンテナンス重視で1枚基板にした。
 姿勢制御用に加速度センサと角速度センサ、モーション記録用に1MビットのEEPROMを搭載している。無線は従来どおりラジコン用のものを流用。

2週間遅れ
 今のところスケジュールに対して2週間遅れ。今週は基本モーションを作りながら、メカと電気のバク出しを行う。
2004年1月15日(木曜日)
■Metallic Fighter 5
 メタリックコアのデバック完了。ついにMetallic Fighter 5 が立ち上がる。(写真右) さっそく問題点が発生するが、ようやく長いトンネルを抜けた気分。

■可動範囲
 配線が短かった。せっかく広げた可動範囲が配線が突っ張って生かせていない。配線やりなおし!

■手首がうごかない
 あれー。手首が動かない。このサーボだけは5Vを供給しているのだが... こわしたのかなー
2004年1月17日(土曜日)
■リポ電池特集
 今月号のRC AIR WORLDは第3世代バッテリーすなわりリポ電池特集。必見。
 特にリポ電池を過充電して発火させた写真は圧巻。相手はリチウム。発火したら燃え尽きるまで消せないのだろうか...怖い
2004年1月18日(日曜日)
その一言が...
 娘曰く。「おとうさん、しわふえたねー」。
思っても言ってはいけないひと言である。そのひと言がしわの数を倍にする。あーあ

■専念
 大会まで後13日。ようやく、やらなければいけないイベントが全て終了した。RoboOneに専念できる。前回は調整に失敗し、さんざんな結果であった。経験を生かさねば...

■モーションエディタ
 さあ、モーションエディターを作るぞ。すぐにでもモーションを作りたいところだが、急がば回れ。モーションエディタから作る。

■小人さんたち
 小人さんたちを遊ばせておくのはもったいない。ソフトを作っている間はABSの部品を金属化しよう。 

■足裏
 まずは足裏。前回もA5052で作ったが、軽量化タイプも作っておくことにする。今度はポケット加工ではなく抜き加工。このほうが加工時間が半分以下になる。加工時間は2時間30分。私が昼食をとっている間もボーっとしている間もひたすら加工してくれる。MODELAさまさまである。
■加工時間
 加工時間は確かに遅いかもしれない。しかし、自分でやったら何時間かかるのだろうか、どのくらいの精度で作れるのだろうか、どんな道具をそろえなければいけないのだろうか... MODELAは2800円のエンドミルだけで自分の考えを現実のものしてくれる。

とホームページを更新している間にもうひとつの足裏ができた。幸せ...
☆特別企画☆ ノウハウ公開 Metallic Fihgter の足裏ができるまで...

ステップ1 板加工には鍋CADというフリーのソフトを使用している。レイヤー0に図面を書く。MF5の足裏図面

ステップ2 他のレイヤーに切削する深さや部品ごとにまとめた切削用図面を書く。

ステップ3 レイヤー7に書いた穴の切削図面。エンドミルの中心はこの図面に書かれた線上をなぞる。

ステップ4 レイヤー8に書いた部品の外形切削図面。鍋CADのオフセット機能を使って簡単にエンドミルの半径分だけオフセットした外形切削図面を画ける。

ステップ5 材料を用意する。今回はA5052を使う。MODELAで加工できるように150mmx100mmの大きさにに電動糸鋸で切断する。精度を気にする必要はない

ステップ6 材料を固定するために、材料の裏面に両面テープをはる

ステップ7 実は両面テープの選定が今回の企画のもっとも重要なノウハウである。私はこの両面テープを使用している。

ステップ8 材料はMODELAの作業ベースに直接貼り付けるのはなく、作業ベースに貼り付けられた捨て板に固定する。写真は私が使用している捨て板。10mmのABSから削りだしている。材料をはがしやすいように10mmピッチで溝を切っている。写真のように表面がきたなくなるたびに0.1mm削って捨て板を再生する。

ステップ9 材料を捨て板に張り付け準備完了。普通のプリンタと同じようにレイヤーごとに印刷すると、MODELAは指定した深さまで削ってくれる。

ステップ10 待つこと2時間30分切削終了。

ステップ11 掃除機で削りかすを吸い取った直後の状態。

ステップ12 捨て板からワークを外す。この時点ではバリがたくさんあるが気にしない。

ステップ13 余分な部分を手で切り取る。薄っすらと残ったバリはアルミ箔。簡単に手で切断できる。

ステップ14 不必要な部分を取り除くにかかった時間はわずか30秒。ひとりで写真を撮っているのでピンボケ。まあいいか...

ステップ15 さあ次はバリ取り。まずはバリ取り前の写真。バリ取りには400番の紙やすりと2000番相当のスポンジやすりを使う。

ステップ16 バリ取り終了。所要時間5分。バリはアルミ箔。あっという間にバリ取りは終わる。塗装の食いつきをよくするために表面もやすりがけ。

ステップ17 皿ネジ加工。勘であけるのではなくボール盤についているストッパーを活用するのがこつ。

ステップ18 今回は4箇所だけ。加工時間2分。

ステップ19 皿もみまで終了。記念撮影。

ステップ20 さあ次は曲げ加工だ。今回の曲げは足裏の先端を60度まげる。ボール盤についてきたバイスにワークを固定。

ステップ21 あて板をして...

ステップ22 がつんと曲げる。それにしてもあて板が迷路の壁なんて...  

ステップ23 曲げ加工終了。作業時間は3分もかかっていない。こうしている間もMODELAは次の部品を削っている。

ステップ24 曲げ加工まで終了。記念撮影。

ステップ25 塗装の前準備。ママレモンで脱脂。

ステップ26 ドライヤーを使ってしっかり乾燥。

ステップ27 メタルプライマー登場。塗装の下地作りをする。

ステップ28 たっぷり塗るのがコツだそうだ。脳みそが溶けないように外でやりましょう。

ステップ29 冬場は寒い。ドライヤーで暖めながら乾燥。引火に注意。

ステップ30 いよいよ塗装。色はもちろんメタリックファイターカラー。

ステップ31 あっちっちになるぐらい熱しながら乾燥。引火に注意。

ステップ32 完成。朝9時にはじめて、この写真を撮ったのが15時。6時間の作業でした。今は17時。この企画をまとめるのに2時間もかかった。この忙しいときに...  また現実逃避かー
2004年1月19日(月曜日)
■習作
 曲げの誤差を確認するために腰のヨー軸のブラケットを作ってみた。
 あえて補強用の曲げを上下にしてみた。特別な意味はない。
 曲げ誤差は計算どおり。さあ、次は本番。模様入りのブラケットに挑戦する。
2004年1月20日(火曜日)
■ブラケット
 ヨー軸用のブラケットを作ってみた。
意味なしの模様入り。

■やばいやばい
MODELAのおかげであれだけ嫌がっていた板金加工が楽しくてしょうがない。でも今やるべきことは板金加工ではない。しばらくMODELAを封印しよう。 たぶん...

■モーションエディタ
 ソフトを作ろう。まずはモーションエディタ。数日前にも同じことを書いたような気がする。
 進歩が無い。
知らなかった...
 A−DOのページを見ながら城南通信機さんのページにはいると私の名前が...
 知らなかった... 
2004年1月24日(土曜日)
■取材
 外務省が作っている日本を紹介するビデオの取材をRoboOne事務局から頼まれる。今までは自宅取材はいっさい断ってきたが、時期が時期だけに、少しでも日本の役に立てるのならと思い引き受けた。
 とはいっても大会1週間前。当然部屋はごみ箱状態。貴重な時間を6時間もさいて大掃除。

■NHK
 NHKの放送もひそかにと思っていたが、公式ページで大宣伝。ゲロゲロ。好敵手A-DOと生中継バトル。彼も死ぬほど忙しいはず。優勝すると大変だー。
2004年1月25日(日曜日)
■マイクロマウス支部例会
 今回の発表は米さんと井藤さん。残念ながら時間の都合で米さんの発表しか聞けなかった。何度も修羅場を乗り越えてきた米さん。発表に重みがある。「吸引しないと勝てない」とういう気にさせられ、例会を後にした。
■RoboOne J-class
 お台場に移動してRoboOne J-class を観戦する。優勝は「ちょんまげの啓三 」。みごとな機体である。無駄のない構造で、動きも非常に安定している。安価なサーボでも2足歩行ロボットが作るれることを証明した機体であった。これでRoboOneに参加できる層が確実に広がったことは間違いない。(写真:ちょんまげ君)
2004年1月26日(月曜日)
■生放送まであと2日
 現時点でまだ歩行もできていない。と言っても誰も信じてくれないが... とにかくベストを尽くすしかない。今までも何度も今回と同じような経験をしてきたが、全国生放送、ちょっと緊張と責任を感じている。このプレッシャーをポジティブに考えないと押しつぶされそう... 頑張れ頑張れ

■12.5sec
 今回はソフト勝負。ソフトは全て作り変えている。今まではCPUに内蔵されているタイマーを4、5本利用した構成になっていたが、今回は使用するタイマーは1本だけ。12.5usecという単位で全てのタスクが動く仕掛けにした。メリットは... 勝てたら公開しよう。

モーションエディタ完成
 モーション入力システムがついに完成。夜中の4時。やれやれである。割り込み関数の中での変数の扱いに勘違いがありデバッグに手間取っていた。これで歩行以外のモーションが量産できるようになった。歩行ができなければ意味がないが...

■お辞儀
 とりあえず、お辞儀を作ってみる。やっぱり最初は挨拶。おー すばらしい

歩行
 歩行は難しい。どうしたら九大のように速く歩けるのだろう。教えてくれー
 足裏の剛性が不足しているようだ。とりあえず、剛性を高めた足裏を削りだそう。今から。。。

■ちょっとあきらめ
 そろそろ寝る時間なので現状の足裏での歩行はあきらめて、無線システムの確認をおこなう。ここは改良したところスティックの判定にヒステリシスをもたせたくらいなので「さくっ」と動く。気持ちいい。こうしている間にも小人くんたちは部品を削っている。

■電池駆動
 無線システムの次は自立テスト。初めて電池を搭載して動かしてみる。まだモーションはお辞儀しかない。緊張しながら電源ON。よし、まずは自立した。何度経験してもこの瞬間はうれしい。全ての苦労が報われる。次は、お辞儀。ジョイスティックを倒す。おーー、お前はえらい。ついにメタリックファイター5始動である。

■時間切れ
 さあ、仕事だ。帰ったら歩行の特訓である。今日歩かなかったら... 考えるだけで恐ろしい。
坂本さーん。九大チーム。前田さーん。真正面から撮ったムービー送って...(#^o^#);
プライドも何もない。切羽詰ってきた。  

■19時帰宅
 19時帰宅。さあ、やるぞ。まずは腹ごしらえ。次は仮眠。
と思ったがメールをチェックすると、おーっ! ムービーだ!ありがとう。感謝、感謝。
さあ。仮眠して頭をリセット。

■アフターバーナー全開
 もう、土、日の大会は捨てた。この2日間で燃え尽きる。 たぶん、その後は廃人モード。
2004年1月27-28日(火水曜日)
■A-DOは頼んだぞ
 あとは頼んだぞ。すみません壊れています。MFはサンドバッグになりそうです。モーションに切れがない、歩行は... あと2日欲しい...

■歩行
 歩行ってどうやるんだっけ... 九大チームにサポートして頂いたのに間に合いません。ちょっと太めのメタちゃんにはマネができないのか... ご好意は一生忘れません。ありがとう。

■まだまだあきらめないぞ
 まだ2時間は自宅でできる。17時の放送が終わるまで悪あがきする。17時のMFは15時のMFと別人になっているハズ。tabunn... kitto.... soude atte hoshii...

■樹脂ネジ
 以前、ネジについて偉そうなことを書いたが、全て撤回する。樹脂ネジはRoboOne戦士には絶対使ってはいけない。ひどい目にあう。ひどい目にあっている。やっぱりネジはチタン

 ネジを樹脂にする⇒機体が軽量化する⇒モーション作りが順調になる⇒いろいろ試すのでよく倒れる⇒ネジが折れる⇒折れたネジは取り出せない⇒フレームを作り直さなければならない⇒心が折れる⇒ふて寝⇒時間がなくなる⇒予選落ち

■パンチ実装
 ようやくパンチモーションを実装。調整は現地でおこなう。こんなので倒せるのかなー。
■NHK生放送終了
 終わった、終わった。なんとか間に合った。ほっと一息である。ロボットの取材やテレビ出演はいままでに幾度かあったが、依頼を受けた時点でロボットがなく、しかも生放送という条件はさすがにプレッシャーを感じた。しびれた。 今回乗り切れたのは私の力でない。いろいろな方々に助けられたからである。大会前とういう一番忙しい時にMFのために時間を割いていただき本当にありがとうございました。
 大会まで残された日はあと数日。悔いの無い日々を過ごしたいと思います。

■17時からの放送
 首都圏のみでしたが17時からの放送では場慣れしたA-DOとMFが楽しんでいました。私は相変わらずきんちょー
2004年1月29日(木曜日)
■問題点の解析
 昨日の放送のバトルの中でMFに停止コマンドを送っても、拒否され前進し続ける場面が何度かあった。17時の放送では、それがなかったことを考えると単純な問題ではなさそうだ。なんらかの対策を考えておこう。
2004年1月30日(金曜日)
■近藤社長、ありがとうございました
 辛かった一日が終わろうとしている。予選演技用のモーション作りが今日のメインテーマであった。新しいモーション自体は予定通り作れるのだが、新しいモーションを作るたびに、前のモーションが不安定になる。プログラムのワークエリアがかぶっているのか...

 原因も追究したいが、モーションも作らなければならない。予選用のモーションがすべてできたのが19時。しかし、とおしで練習を3回おこなったが3回とも途中で倒れてしまった。

 意気消沈。頭をリフレッシュするために仮眠する。寝ながらもいろいろと考える。このままじゃ、オートモードじゃ危険だ。マニュアルで臨機応変に操縦するかー。しかし、マニュアルモードだとMFの持っている能力の半分もひきだせない。こまったものだ。

 ふと、先日行われた収録の時の会話を思い出した。会場にお見えになられていた近藤科学の社長さんがMFを見るなり、「足裏弱くないかー」と切り出した。この道のプロの一言である。そのときのMFの足裏は1mmのA5052ではあるが4方向とも5mm幅の曲げをいれており強度的に問題はないと考えていた。気にはなったが、時期が時期だけに変えるのは大会後と、その場では考えた。

 もしかすると足裏のせいかもしれない。21時。迷っている暇はない、手持ちの材料は藤野さんのところから購入した5mmのABS。重たくないか? 考えるより実戦。切削時間は2時間30分。ABSは加工がはやい。今日中に結論がだせる。小人くんたちに指示をだし私はふたたび仮眠。

 普通はうるさい音がすると、目が覚めるものだが、MODELAとの付き合いも長くなると、静かになると目が覚めるようになる。時間ぴったり23時30分。バリ取り、ドライヤー全開の塗装作業。23時55分。ついに予選演技スタート。 すばらしー。一度も転倒せずに演技終了。もう一回、もう一回。電池交換なしに3回連続成功。ようやく...

 結論。足裏の強度不足。あの時の近藤社長のお言葉を思い出さなければ...  ありがとうございました。 と、ここに書いてもしょうがない。会場でお会いしたらお礼を言おう...
2004年1月31日(土曜日)
■予選2位
 うれしい? 残念? 2つの気持ちが入り乱れる。第3回大会では吉村さんに破れ予選2位だったが、今回は前田さんに破れ予選2位。どちらの予選もMetallicFighterの全ての力を出し切ることができた。それでも、1位はとれない。奥が深い...

■顔
 今回会場で見つけた一押しのロボット。韓国のチャンピオンロボットである。なんとアルミをまげてロボットの顔を作っている。こういう発想は私には無かった。恐るべし。それにしても見事である。


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Eiichiro Morinaga E-mail morinaga@big.or.jp

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